人々が判断の道具を持つことを学ばずに、希望を追うことだけを学んだとき、政治的な操作の種が撒かれたことになる。 ~スティーブン・J・グールド
《日本代表 選手談話》堂安律「力不足だった 世界はレベルが高いと思った」ゲームキャプテンを務めた堂安選手は「力不足だった。優勝するために全選手が必死で準備してここまでやってきたが、力不足だった。世界はレベルが高いと思った」と悔しさをかみしめた表情で試合を振り返りました。そのうえで、「すばらしいサポートをしてくれた皆さんに感謝している。本心でワールドカップの優勝を狙っていて、応援してくれている皆さんの熱量も同じぐらい感じていた。これからも優勝という目標を変えずに選手が言い続けることによって国民の皆さんがついてきてくれると思う。選手たちは前を向いてやっていこうと思うので、これからも後押しをお願いしたい」と話していました。佐野海舟「自分の得点よりチームの結果がすべて 悔しい」先制ゴールを決めた佐野選手は「結果がすべてだと思いますが、このチームはこんなところで終わるようなチームではなかったので本当に悔しい。最後のところで決め切られてしまうというのは実力不足を感じますが、自分たちがやってきたことは間違いではないと思うので積み重ねてきたものにしっかり誇りを持ちたい」と振り返りました。そしてゴールについては「自分の得意な形で奪って運んでいっていうのは自分が今まで理想としていたところなので、そういうふうなプレーで得点を決めたのはよかったけれども、自分の得点なんかよりチームの結果がすべてなので悔しいです」と話しました。日本代表に足りなかったことを問われると「整理しきれてない」としながら「最後の局面の一瞬の判断だったり、詰め切れない甘さだったり、失点の前のところは自分のところのディフェンスなので、そういうところの1個の甘さが出たかなと思う」と話していました。鈴木彩艶「防ぎきれなかったのは受け止めないといけない」鈴木彩艶選手は「受け入れるのが難しい結果になってしまい、何と言えばいいか分からない。先制して守備の時間は長かったがチーム全体として体を張って守るというのは最後まで続けたし、自分としてもチームを助けたい思いだったが防ぎきれなかったのは受け止めないといけないし、まだまだ強くならないといけない」と試合を振り返りました。そのうえで「勝つために準備をしてきたが、結果が出なかったのは、まだ甘い部分はあったかもしれない。強豪国に対してチャレンジャーとして臨むという精神は間違っていなかったし、それをやり続けた先に最高の景色が待っていると思うので、またひとつになって前に進んでいきたい」と話していました。板倉滉主将「チームで戦ってチームで負けた」1次リーグ第3戦のスウェーデン戦で左太もも裏の違和感を訴えて途中交代し、ブラジル戦には出場しなかったキャプテンの板倉選手は「開始からいい入りをして戦っている姿を見ていたので、ここで終わると思っていなかった分悔しい。耐える時間は多かったし、相手のやってくることもはっきりしていたので、それに応じて選手交代を含めて対応したが、チームで戦ってチームで負けたと思う」と試合を振り返りました。そのうえで「スタッフも選手全員もこんな一体感があるチームはなかなかないと思っていた。今後、日本のサッカーがどうやって強豪国に対して戦っていくか、強くなっていくかは示せた部分もあると思うので、次に切り替えるのはなかなか難しいが結果を受け止めないといけない」と話していました。田中碧は涙とまらず チームメートが寄り添う途中出場した田中碧選手は後半アディショナルタイムに自陣で球際の競り合いでボールを奪ったあと直後に相手に奪い返され、それが決勝点につながりました。試合後、田中選手はピッチに倒れ込んでしばらく動けず、チームキャプテンの板倉滉選手などチームメートが寄り添いましたが涙がとまりませんでした。その後の取材エリアは、スタッフに付き添われながら顔をタオルで覆ってうつむいたまま通過しました。鎌田大地「本当に優勝をねらえるような国目指す」鎌田選手は「ワールドカップは国民の皆さんの期待や重圧を感じながらプレーする大会でクラブチームの試合とは全く違う。自分たちはもっと先にいけると思っていたので、皆さんの期待に応えられなかったのが自分たちの力不足だと感じた。みんなでもっと先に行きたかったという思いが一番強い」と振り返りました。そして、サポーターに向けては「現地で受けたサポートというのは普通ではなかったと思うし、本当に力になっていたので、それに応えたかったがかなわなかった。それでもこれから日本が本当に優勝をねらえるような国になるために、また全力で日本サッカー界のためにやっていきたいと思うので、これからも熱い応援をお願いしたい」と力強く話していました。上田綺世「力があること証明できた大会となった」1次リーグでは2得点をマークした上田選手は「守備の時間が長いゲームだったのでワンチャンスをつくるというのがゲームコンセプトになった。前半はそのワンチャンスを取れたので、それを守りきりつつも、もう1点とれたらよかった」と振り返りました。そのうえで「まだまだ戦術的にも対等に戦える試合内容には出来なかったし、主導権を握られている時間も長かった。それでも世界トップのレベルに食らいついていける力があるということは証明できた大会となった。今回は負けてしまったが、日本のサッカーのレベルはどんどん上がっていることをきょうの試合でも実感した」と話していました。そして今後については「悔しい結果にはなったが日本サッカーのレベルは確実に上がっているので、いつか優勝候補と言われる国になれるよう、またそれぞれのクラブで頑張っていきたい」と次を見据えていました。冨安健洋「まだまだ力の差はあるという感じ」冨安選手は「何て言っていいかわからない。親善試合で強豪国相手に結果を出してから臨んだ大会だったが、まだまだ力の差はあるという感じだった」と試合を振り返りました。そのうえでサポーターに対しては「現地に足を運んでくれたサポーターも多かったしホームのような雰囲気を作ってくれて、その応援は確実にピッチに届いていた。一緒に戦ってくれたことに恩返しができなかったし、結果で返したかったが、あっけない形になってしまって申し訳ないという気持ちが一番大きい」と話していました。谷口彰悟「上を目指してやっていかないといけない」先発出場したセンターバックの谷口選手は「入りは悪くなかったと思う。自分たちの理想とするような準備したものが出せた前半だったので先制点を取れた。後半、相手が少し配置を変えてきたりやり方を変えてきた中での対応が少し後手に回って追いつかれてしまったので、あの辺の修正はもう少し自分中心にやらないといけなかったと反省している」と振り返りました。この敗戦については「臆することなくブラジルを相手に思い切ってプレーできていたし自分たちの持ってるものや今まで積み上げてきたものを出すというところは間違いなく日本が成長してきているし、強くなっている実感がある。ただ世界ナンバーワンをとった国との差はまだまだあると感じたゲームでもあるので、その差を埋めるために個人個人が、そして日本サッカー全体として突き詰めて上を目指してやっていかないといけない」と話したうえで「この悔しい敗戦をまずはしっかり受け入れて次に進まないといけない」と今後を見据えていました。
伊東純也「個々の力は まだまだ足りない」先発出場した伊東選手は「前半にいい入りができて、1点取れて、自分たちの思いどおりの展開だったが、後半立ち上がりに失点してしまってそこから相手に勢いを持ってプレーさせてしまった。個々の力はまだまだ足りない。1点取ってからの後半の入りは本当に集中しなくてはいけないところだったので、失点してしまうのは本当にもったいないと思った」と試合をふり返りました。そのうえで「勝つために4年間やってきたので、ここを越えてもう1個行くというのを最低限目指していたが、それを達成できなくて本当に残念だ」と悔しさをにじませました。そして、サポーターへの思いを聞かれると「応援してもらって一緒に戦ってくれてありがとうございますと言いたいのと結果を出せなくて本当にすみませんという気持ち」と話していました。前田大然「世界との差は感じた」前田選手は「すばらしい戦いをしたが、やっぱり相手が力あって、まだまだかなと思う。後半は自分たちはできるという感覚もあったが守備に回る時間が多かったので失点は時間の問題だった。ボールを持てる時間はあったので焦らず、しっかりつなげればよかったかなと思うし世界との差は感じた」と試合を振り返りました。そのうえで「僕たちがこれまでやってきたことは変わりないし、胸張って日本に帰りたいと思う。たくさんの人が来てくれて夜中なのに見てくれてありがとうと言いたい」と話しました。久保建英「大事なときにチームの力になれず申し訳ない」攻撃の中心を担う久保建英選手は1次リーグ初戦のオランダ戦で左ひざを痛めて途中交代したあとリハビリを続けてきましたが、その後、3試合続けて欠場し大会を終えました。久保選手は、初出場だった4年前のカタール大会もチームが金星をあげたドイツ戦とスペイン戦で持ち味を発揮しきれず、いずれも前半で交代するなど不完全燃焼で終わっていて、その雪辱を果たせませんでした。久保選手は「できるだけ早く復帰するつもりだったが、大事なときにチームの力になれず申し訳ない」と悔しさをにじませました。そして「今回のチームは間違いなく強かったと思うし、前回より強い相手に食らいついて、みんなが熱くなるような試合をしてくれた。これまで支えてくれた人たちに感謝したいと思う」とチームメートへの思いを口にしていました。長友佑都「いつか扉を開くときが来ると僕は信じている」チーム最年長39歳の長友佑都選手は試合後の取材に対して、しばらく沈黙したあと「本気で優勝をねらって戦ってきたので、早く終わってしまい感情を表すことばが出てこない。本気のブラジルはやっぱり強かった。決勝トーナメントで勝つことは非常に難しい」と振り返りました。それでも「本気のブラジルの高い個にも負けない守備がしっかりできていたし、先制点も取れていい流れを作れた。ここまでの自分たちの4年間の歩みは間違っていなかったと思わせてくれたような試合だったと思う。間違いなく日本サッカーは強くなった。いつか決勝トーナメントで勝つ扉を開くときが来ると僕は信じている。みんなは胸を張ってまた戦い続けて欲しい」と後輩たちへことばをおくりました。一方、自身の進退については「まだ何も考えていない。時間がかかると思う。ゆっくり考えたい」と述べるにとどまりました。サポート役 吉田麻也「向かっている道は間違っていないと思う」今大会、サポート役としてチームに同行した吉田麻也選手は「最後の最後にこういう形で携わらせてもらって感謝の気持ちでいっぱいだが、自分にできることがほかにもあったのかなと思う」と悔しさをにじませました。そして「団結力は圧倒的に世界一だが、それだけでは勝てないのも事実だ。向かっている道は間違っていないと思うので突き詰めていって、その道の幅を太くしていかないといけない。自分のキャリアに生かさなければいけない経験、チャンスを与えてもらったので日本サッカーの進化につなげていきたい」と日本代表のさらなる成長への思いを話していました。大会直前にチームを離れた遠藤航 “みんなに感謝”投稿日本代表のキャプテンを務めていたものの、けがの状態が思わしくないため、大会直前にチームを離れることになった遠藤航選手は、ブラジル戦のあと「最後まで戦ってくれたみんなに感謝」と自身のSNSに投稿し日本代表の選手たちをねぎらいました。そのうえで「今大会の日本代表チームと一緒に戦ってくれたファンの皆さん、本当にありがとうございました」と感謝の言葉を記していました。
【解説】冨安健洋 幸せをかみしめて臨んだ2回目の大舞台ブラジルの強力な攻撃陣に対してディフェンスで奮闘した冨安健洋選手はたび重なるけがを乗り越えてサッカーができる幸せをかみしめて臨んだ2回目の大舞台でした。前回のカタール大会以降、ここまでの冨安選手の道のりは、けがとの戦いでした。カタール大会では身体能力とスピードを生かした守備や精度の高いパスで攻撃の組み立てにも参加し、世界を驚かせたドイツ戦とスペイン戦の勝利に大きく貢献しました。しかし、その後、右ひざを2度にわたって手術。治りきる前に再び痛みが襲ったり、別の場所を痛めたりともどかしい日々が続き、公式戦の出場は1年以上遠ざかりました。医師からトップレベルでサッカーをするのは難しいと診断されたこともあったといいます。その中で精神的な支えとなったのが周囲の人たちの存在でした。「トレーナーや友人、街なかで声をかけてくれたサポーターが励みになった」と復活を信じてくれた人たちの思いを支えにつらいリハビリの日々を乗り越えてピッチに帰ってきました。そして、一番の目標だったワールドカップのメンバーとして2年ぶりに日本代表に復帰し 「サッカーができること、日本代表としてプレーできることは当たり前ではない。幸せを感じながらプレーしたい」と大会に臨みました。ブラジル戦では相手のエース、ビニシウス・ジュニオール選手とマッチアップして、持ち前のスピードと競り合いの強さで粘り強く守りましたが、最後はサッカー王国の自力をみせつけられました。冨安選手は 「けがの時期もピッチ上で日本の力になることを常に考えながら過ごしていろいろなことを乗り越えた。でも、あっけなく終わってしまい、まだまだなんだろうと思う」とことばを選びながら振り返りました。今大会、けがをする前よりも一回りも二回りも強く、たくましくなった27歳はさらなる成長を誓いました。
《ブラジル代表 監督・選手談話》アンチェロッティ監督「タフで消耗の激しい試合だった」ブラジルのアンチェロッティ監督は、試合後のインタビューで「われわれはいい戦いをしたし、勝利に値する内容だった。失点もあったが、辛抱強さを失わなかった。本当にタフで消耗の激しい試合だった」と落ち着いた表情で振り返りました。そのうえで「日本は本当によく組織化されていて、強度がすさまじく高いチームだった。そういった相手に対して勝利に値するゲームができたことは、われわれにとって本当に重要な意味がある」と話し、今後の戦いに目を向けていました。マルチネッリ「実感がわいてくるのはもう少し先」試合終了直前に追加点を決め、ブラジルの勝利を決定づけたフォワードのガブリエウ・マルチネッリ選手は「今、自分が感じている気持ちはことばでは言い表すことができない。実感がわいてくるのは、もう少し先になりそうだ」と喜びを口にしました。マルチネッリ選手は所属チームとは異なるポジションで臨んだこの試合を振り返り「左ウイングであれセンターであれ、ポジションに関係なくチームの力になれて本当にうれしい。ピッチに入れば、どのポジションであろうと、ブラジル代表のためにベストを尽くすだけだ」と力強く話していました。ブラジルの選手たちも日本代表を高く評価日本代表の戦いについて、世界トップレベルのタレントがそろうブラジル代表の選手たちからも高く評価する声があがっています。クーニャ選手と田中選手FWクーニャ「日本は信じられないほどすばらしかった」イングランドプレミアリーグ、マンチェスターユナイテッドに所属するフォワードのマテウス クーニャ選手は「以前の日本はあまり高いレベルには達していないと思っていたが、今は世界のトップテンに入るようなサッカー界の最前線にいるチームのひとつだ。日本は信じられないほどすばらしかった」と絶賛していました。GKアリソン「本当に手ごわい相手だった」イングランドプレミアリーグ、リバプールに所属するゴールキーパーのアリソン選手は「日本はチームとして戦術的に規律が取れていて、選手たちも身体能力や技術にすぐれていた。本当に手ごわい相手だった」とたたえました。そのうえで「後半はわれわれのメンタリティーが勝った。ブラジルの選手には試合の流れや結果を変える個の力がある」と話していました。
【解説】“本物の 本気のブラジル”に…「本物の、本気のブラジル」前日の公式会見で森保監督は決勝トーナメントで相対するブラジル代表をそう表現しました。去年10月の強化試合で日本はブラジルから14回目の対戦で初勝利をあげましたが、このときは主力の一部が出場していませんでした。さらに舞台は東京と日本のホームでの試合でした。今回は世界が注目する4年に一度のワールドカップ。最多5回の優勝を誇るブラジルがアクセルを踏み込むのは負ければ終わりの決勝トーナメントから、といっても過言ではありません。ブラジル代表の公式会見ではアンチェロッティ監督が「しっかり戦わなければならないし、日本をリスペクトしている。試合で起こりうるあらゆることに準備ができている」と言えば、キャプテンのマルキーニョス選手も「この数日で日本を分析し、試合に向けた戦術がある。相手の弱点を最大限に突いて強みを封じ込める」と全力で日本との戦いに臨む姿勢をみせました。一方、森保監督は「本物、本気のブラジルとワールドカップで戦えることがわれわれの未来にとって大きな財産になる。リスペクトはするが勝つチャンスはある」と決意をあらわにしました。この試合、ブラジルは1次リーグで4得点をあげたビニシウス・ジュニオール選手やキャプテンのマルキーニョス選手など、ほぼベストの布陣が先発メンバーに並びました。前半はブラジルがボールを持つ展開となりますが、日本は組織的な守備で決定的なチャンスを作らせずカウンターで反撃。パスカットから佐野海舟選手がドリブルで持ち込みミドルシュートを決めて先制し、1対0とリードして折り返します。佐野選手はスウェーデン戦では温存され、満を持しての先発起用に応えました。しかし、後半ブラジルが攻撃的な選手を投入して攻勢を強めるとクロスボールから同点ゴールを決められ、このあと日本は耐える時間が続きました。そして試合終了間際に決勝点を許し、日本は善戦及ばず競り負けました。試合後、ブラジルの選手たちはみんなで肩を組んで声をあげて喜び、スタンドのブラジルサポーターの中には安堵した表情で涙を流す人もいました。こうした光景は日本がブラジルを本気にさせ、ブラジルが試合を通じて苦しんだ証しでもあり、日本が世界に通用するチームに成長したことを強く印象付けました。ただ、世界の高い壁に再びはね返されたのも、また事実です。次のワールドカップまで、その差を埋めるために何が必要なのか。それを探り、突き詰める新たな4年間が始まります。
【解説】ブラジル 名将が見せた緻密な采配この試合、ブラジルは後半途中に投入されたマルチネッリ選手が決勝ゴールをあげるなど、経験豊富なアンチェロッティ監督の采配が功を奏しました。試合後、アンチェロッティ監督は「ピッチ上にもベンチにも、われわれには本当に多くの選択肢がある。選手たちが個々で高いレベルを維持しながらチーム一丸でハードワークできたことはすばらしかった」と話し、26人の分厚い選手層に胸を張りました。そのうえで「後半、もし0対1のまま追いつけなかったら15分から20分あたりでネイマール選手を投入するつもりだった。だが同点に追いつき、そこからは、こちらが試合の主導権を完全に握れていたので、あえてチームのバランスを崩したくなかった」と選手交代の考えを明かしました。イギリスの公共放送BBCは「後半、ブラジルは28本ものクロスボールを供給し、功を奏した。それは平均2分未満の間隔だった」と伝え、大きな勝因になったと分析しました。マルチネッリ選手が後半のアディショナルタイムに決勝ゴールを決めた際にも、アンチェロッティ監督は喜ぶ選手たちをよそに表情を全く変えることなく冷静な様子を見せ、試合を解説した本田圭佑さんは「百戦錬磨とはこういうことだと思わされる立ち居振る舞いだった」とたたえました。ヨーロッパの5大リーグすべてでクラブを優勝に導き、初の海外出身の監督としてブラジル代表を率いている名将は、日本に前半こそ苦戦しながらもその緻密な采配で常に優勝が義務づけられた「サッカー王国」を次のステージに導きました。
日本 決勝トーナメント5回目の挑戦も あと一歩及ばず日本代表はこれまで4大会で決勝トーナメントに進み、いずれも1回戦で敗れていて、5回目の挑戦も“サッカー王国”、ブラジルに善戦したものの、あと一歩、及びませんでした。【2002年 日韓大会】日本が初めて決勝トーナメントに進んだのは、自国開催だった2002年の日韓大会でした。このときは1回戦で、この大会で3位と躍進したトルコを相手に0対1で敗れました。【2010年 南アフリカ大会】2回目は2010年の南アフリカ大会で、このときはパラグアイと対戦し、本田圭佑選手や長友佑都選手、そして現在、日本代表コーチのキャプテン長谷部誠選手などを中心に粘り強く戦いましたが、ペナルティーキック戦の末に敗退しました。キッカーを務めて失敗し、泣き崩れる駒野友一選手にチームメートが寄り添う場面は日本のサポーターの記憶に深く刻まれています。【2018年 ロシア大会】2018年のロシア大会ではヨーロッパの主要リーグで活躍する選手たちがそろう「黄金世代」のベルギーと対戦し、後半の立ち上がりに原口元気選手と乾貴士選手のゴールで2点を奪いましたが、その後、同点に追いつかれ、後半アディショナルタイムを迎えました。日本のコーナーキックを相手のゴールキーパーにキャッチされたところから、わずか14秒で決勝点を奪われた「ロストフの14秒」で初のベスト8進出はなりませんでした。【2022年 カタール大会】そして、森保監督が初めてワールドカップを指揮した前回のカタール大会は1次リーグで優勝経験があるドイツとスペインから金星をあげ勢いそのままにロシア大会準優勝のクロアチアと対戦しました。前半終了間際に前田大然選手のゴールで先制しましたが、後半に同点に追いつかれ、またしてもペナルティーキック戦の末に敗れました。【2026年 北中米大会】2022年のカタール大会で敗れた直後に森保監督がピッチで選手たちに呼びかけた「最高の景色を目指していけば必ず歴史は変わる」というメッセージから、「最高の景色を」という今大会に臨むためのスローガンが生まれました。そして今大会、決勝トーナメント1回戦の相手は優勝5回を誇るブラジル。目標に掲げた優勝、「最高の景色」に近づくためには倒さなければいけない相手でしたが、日本は前半に先制したものの後半、攻勢を強めたブラジルに逆転され、5回目の決勝トーナメントでも初勝利をあげることはできませんでした。(以下略)https://news.web.nhk/newsweb/na/na-k10015163871000
「磐越道 部活動バス21人死傷事故」ニュースhttps://news.web.nhk/newsweb/pl/news-nwa-topic-nationwide-0002808
部活動の高校生ら死傷のバス事故受け安全対策まとめる 政府2026年6月30日5:19(2026年6月30日11:42更新)磐越道 部活動バス21人死傷事故福島県の磐越自動車道で部活動で遠征中の高校生らが死傷したバス事故を受けて、政府がまとめた安全確保対策の内容が明らかになりました。部活動などで長距離の移動が必要な場合、レンタカーや自家用車を使用する際は、学校の責任で運転する人を直接手配するなどし、適切かつ有効な免許証の保持や事故や違反歴の事前確認を求めています。今回の事故を受けて政府がまとめた安全確保対策では部活動などで長距離の移動が必要な場合、地域の実情も踏まえ可能な範囲で公共交通機関などの手段を検討することが重要だとしています。また、学校と交通事業者の双方に、安全確保の措置を担当者任せとせず組織として対応するとともに、契約に関する書面を整理して保存することを求めています。さらに、学校に対しては、校外活動の計画を書面などで事前に保護者に連絡することや車への同乗が望ましいことを踏まえ教職員などの適切な配置を求めています。そして、レンタカーを利用する場合は、学校みずからが借受人となってレンタカー事業者と契約し、実際に運転する可能性がある人全員を貸し渡し契約の書類に明記する必要があるとしています。これに加え、レンタカーや自家用車を使用する際は、学校の責任で運転する人を直接手配するか、法令で認められた事業者に直接依頼して適切に契約するかすべきだとした上で、適切かつ有効な免許証を保持していることや、事故や違反歴といった懸念事項がないことの事前確認を求めています。政府は近くこの安全確保対策を公表することにしています。松本文科相「部活動は重要 安全・安心な活動への取り組みを」松本文部科学大臣は閣議のあとの記者会見で「地域によってさまざまな状況や事情があり、一概に自家用車の使用などを排除するわけではない。部活動は子どもたちの成長にとって大変重要で、そうした活動を十分に行えるようにしていくことも大切だ。学校や事業者、保護者に理解をしてもらい、児童や生徒の安全・安心な活動につながるよう取り組みを進めたい」と述べました。https://news.web.nhk/newsweb/na/na-k10015164081000
部活動のバス事故受け 文科省・国交省が安全対策を公表2026年6月30日13:23磐越道 部活動バス21人死傷事故福島県の磐越自動車道で部活動で遠征中の高校生などが死傷したバス事故を受けて、文部科学省と国土交通省は部活動でレンタカーを使用する際は、学校の責任で運転する人を直接手配し、有効な免許証の保持や違反歴を事前に確認することなどを求める安全対策を公表しました。先月、福島県郡山市の磐越自動車道で起きた事故では、新潟市にある北越高校のソフトテニス部の生徒たちを乗せたマイクロバスが事故を起こし、生徒1人が死亡し、合わせて20人が重軽傷を負いました。事故を受けて、文部科学省と国土交通省は、学校側と交通事業者に向けた安全対策を取りまとめ、30日公表しました。それによりますと、学校側に対しては、部活動でレンタカーや自家用車を使用する際は、学校の責任で運転する人を直接手配し、適切かつ有効な免許証を保持していることや、事故や違反歴といった懸念事項がないことを事前に確認することなどを求めています。さらに、校外活動の計画を書面などで事前に保護者に連絡することや車に教職員などが同乗することを踏まえた適切な人員配置も求めています。そしてレンタカーを利用する場合は、学校みずからが借受人となってレンタカー事業者と契約し、実際に運転する可能性がある人全員を契約の書類に明記する必要があるとしています。また交通事業者などに対しては法令上、認められていない場合、学校に代わってレンタカーや運転手を手配しないよう求めているほか、学校と交通事業者の双方に対し、契約の書類を整理して保存することを求めています。文部科学省は「痛ましい重大な事故が二度と発生しないよう関係者が連携して事故防止に取り組んでほしい」としています。金子国交相「安全確保を徹底するよう求めていきたい」金子国土交通大臣は30日の閣議のあとの会見で「交通事業者に対して改めて今回取りまとめた対策の実施も含め、法令を順守し、輸送の安全確保を徹底するよう求めていきたい」と述べました。https://news.web.nhk/newsweb/na/na-k10015164581000
皇室典範改正案 臨時閣議で決定2026年6月30日13:03(2026年6月30日17:10更新)皇室皇族数の確保に向けて、政府は、臨時閣議で、女性皇族が結婚後も皇室に残ることや旧皇族の男系男子を養子に迎えられるようにすることを盛り込んだ皇室典範の改正案を決定しました。《きょうの動き》政府が30日提出の方針伝達 衆院議運委理事会与党の国会運営に抗議して野党が欠席する中、30日午後に再開した衆議院議院運営委員会の理事会には、政府から尾崎官房副長官が出席しました。そして、皇族数の確保に向けた皇室典範の改正案を、夕方の臨時閣議で決定し、国会に提出する方針を伝えました。また、理事会で自民党は、改正案の審議について、とりまとめの経緯などを踏まえ、議長・副議長が出席する議院運営委員会で行いたいという考えを示し、野党が出席した理事会で改めて協議することを確認しました。維新 養子15歳以上の改正案提出を容認皇室典範の改正をめぐり、29日に開かれた維新の会合では旧皇族の男系男子が養子になることができる年齢を15歳以上とする規定などに異論が相次ぎ、藤田共同代表に今後の対応を一任しました。これを受けて、藤田氏は、30日、自民党の安定的な皇位継承の確保に関する懇談会の会長を務める麻生副総裁や小林政務調査会長と国会内で会談し、与党としての対応を協議しました。この中で、麻生氏らは「与党が一致結束して改正案を今の国会で成立させたい」として、協力を要請しました。これに対し、藤田氏は「苦渋の決断だが大義を優先したい」として、改正案の提出を容認する考えを伝えました。自民党と日本維新の会は、午後に国会内で与党政策責任者会議を開き、皇族数の確保に向けた皇室典範の改正案を了承しました。自民 小林政調会長「両党が協力して改正の実現を」自民党の小林政務調査会長は、記者団に対し「皇族数の確保が喫緊の課題であり、長年にわたって紡がれてきた皇統をしっかりと守って次世代につないでいくことの重要性を改めて共有した。こうした大局的な見地と大義に基づき、両党が一致協力して改正の実現に向けて進んでいこうという認識を共有した」と述べました。維新 藤田共同代表「苦渋の決断 大義を優先」日本維新の会の藤田共同代表は記者会見で「高市総理大臣や木原官房長官とも話し、自民党からも強くお願いがあった。苦渋の決断で大変苦しい思いもあるが、大義を優先し、与党が心を合わせて皇室典範の改正を行うことで合意した」と述べました。また、旧皇族の男系男子が養子になることができる年齢を15歳以上とするなどとした規定について「年齢制限はないほうがいいと思っており、30年後の見直しということもあるので議論していくことが肝要だ。100点ではないが、次世代につなげる、いちるの希望を託せる案だという総合判断であり、委員会審議などでも正論は言っていく」と述べました。https://news.web.nhk/newsweb/na/na-k10015164681000
《日本代表 選手談話》
返信削除堂安律「力不足だった 世界はレベルが高いと思った」
ゲームキャプテンを務めた堂安選手は「力不足だった。優勝するために全選手が必死で準備してここまでやってきたが、力不足だった。世界はレベルが高いと思った」と悔しさをかみしめた表情で試合を振り返りました。そのうえで、「すばらしいサポートをしてくれた皆さんに感謝している。本心でワールドカップの優勝を狙っていて、応援してくれている皆さんの熱量も同じぐらい感じていた。これからも優勝という目標を変えずに選手が言い続けることによって国民の皆さんがついてきてくれると思う。選手たちは前を向いてやっていこうと思うので、これからも後押しをお願いしたい」と話していました。
佐野海舟「自分の得点よりチームの結果がすべて 悔しい」
先制ゴールを決めた佐野選手は「結果がすべてだと思いますが、このチームはこんなところで終わるようなチームではなかったので本当に悔しい。最後のところで決め切られてしまうというのは実力不足を感じますが、自分たちがやってきたことは間違いではないと思うので積み重ねてきたものにしっかり誇りを持ちたい」と振り返りました。
そしてゴールについては「自分の得意な形で奪って運んでいっていうのは自分が今まで理想としていたところなので、そういうふうなプレーで得点を決めたのはよかったけれども、自分の得点なんかよりチームの結果がすべてなので悔しいです」と話しました。
日本代表に足りなかったことを問われると「整理しきれてない」としながら「最後の局面の一瞬の判断だったり、詰め切れない甘さだったり、失点の前のところは自分のところのディフェンスなので、そういうところの1個の甘さが出たかなと思う」と話していました。
鈴木彩艶「防ぎきれなかったのは受け止めないといけない」
鈴木彩艶選手は「受け入れるのが難しい結果になってしまい、何と言えばいいか分からない。先制して守備の時間は長かったがチーム全体として体を張って守るというのは最後まで続けたし、自分としてもチームを助けたい思いだったが防ぎきれなかったのは受け止めないといけないし、まだまだ強くならないといけない」と試合を振り返りました。
そのうえで「勝つために準備をしてきたが、結果が出なかったのは、まだ甘い部分はあったかもしれない。強豪国に対してチャレンジャーとして臨むという精神は間違っていなかったし、それをやり続けた先に最高の景色が待っていると思うので、またひとつになって前に進んでいきたい」と話していました。
板倉滉主将「チームで戦ってチームで負けた」
1次リーグ第3戦のスウェーデン戦で左太もも裏の違和感を訴えて途中交代し、ブラジル戦には出場しなかったキャプテンの板倉選手は「開始からいい入りをして戦っている姿を見ていたので、ここで終わると思っていなかった分悔しい。耐える時間は多かったし、相手のやってくることもはっきりしていたので、それに応じて選手交代を含めて対応したが、チームで戦ってチームで負けたと思う」と試合を振り返りました。
そのうえで「スタッフも選手全員もこんな一体感があるチームはなかなかないと思っていた。今後、日本のサッカーがどうやって強豪国に対して戦っていくか、強くなっていくかは示せた部分もあると思うので、次に切り替えるのはなかなか難しいが結果を受け止めないといけない」と話していました。
田中碧は涙とまらず チームメートが寄り添う
途中出場した田中碧選手は後半アディショナルタイムに自陣で球際の競り合いでボールを奪ったあと直後に相手に奪い返され、それが決勝点につながりました。
試合後、田中選手はピッチに倒れ込んでしばらく動けず、チームキャプテンの板倉滉選手などチームメートが寄り添いましたが涙がとまりませんでした。
その後の取材エリアは、スタッフに付き添われながら顔をタオルで覆ってうつむいたまま通過しました。
鎌田大地「本当に優勝をねらえるような国目指す」
鎌田選手は「ワールドカップは国民の皆さんの期待や重圧を感じながらプレーする大会でクラブチームの試合とは全く違う。自分たちはもっと先にいけると思っていたので、皆さんの期待に応えられなかったのが自分たちの力不足だと感じた。みんなでもっと先に行きたかったという思いが一番強い」と振り返りました。
そして、サポーターに向けては「現地で受けたサポートというのは普通ではなかったと思うし、本当に力になっていたので、それに応えたかったがかなわなかった。それでもこれから日本が本当に優勝をねらえるような国になるために、また全力で日本サッカー界のためにやっていきたいと思うので、これからも熱い応援をお願いしたい」と力強く話していました。
上田綺世「力があること証明できた大会となった」
1次リーグでは2得点をマークした上田選手は「守備の時間が長いゲームだったのでワンチャンスをつくるというのがゲームコンセプトになった。前半はそのワンチャンスを取れたので、それを守りきりつつも、もう1点とれたらよかった」と振り返りました。
そのうえで「まだまだ戦術的にも対等に戦える試合内容には出来なかったし、主導権を握られている時間も長かった。それでも世界トップのレベルに食らいついていける力があるということは証明できた大会となった。今回は負けてしまったが、日本のサッカーのレベルはどんどん上がっていることをきょうの試合でも実感した」と話していました。
そして今後については「悔しい結果にはなったが日本サッカーのレベルは確実に上がっているので、いつか優勝候補と言われる国になれるよう、またそれぞれのクラブで頑張っていきたい」と次を見据えていました。
冨安健洋「まだまだ力の差はあるという感じ」
冨安選手は「何て言っていいかわからない。親善試合で強豪国相手に結果を出してから臨んだ大会だったが、まだまだ力の差はあるという感じだった」と試合を振り返りました。
そのうえでサポーターに対しては「現地に足を運んでくれたサポーターも多かったしホームのような雰囲気を作ってくれて、その応援は確実にピッチに届いていた。一緒に戦ってくれたことに恩返しができなかったし、結果で返したかったが、あっけない形になってしまって申し訳ないという気持ちが一番大きい」と話していました。
谷口彰悟「上を目指してやっていかないといけない」
先発出場したセンターバックの谷口選手は「入りは悪くなかったと思う。自分たちの理想とするような準備したものが出せた前半だったので先制点を取れた。後半、相手が少し配置を変えてきたりやり方を変えてきた中での対応が少し後手に回って追いつかれてしまったので、あの辺の修正はもう少し自分中心にやらないといけなかったと反省している」と振り返りました。
この敗戦については「臆することなくブラジルを相手に思い切ってプレーできていたし自分たちの持ってるものや今まで積み上げてきたものを出すというところは間違いなく日本が成長してきているし、強くなっている実感がある。ただ世界ナンバーワンをとった国との差はまだまだあると感じたゲームでもあるので、その差を埋めるために個人個人が、そして日本サッカー全体として突き詰めて上を目指してやっていかないといけない」と話したうえで「この悔しい敗戦をまずはしっかり受け入れて次に進まないといけない」と今後を見据えていました。
削除伊東純也「個々の力は まだまだ足りない」
先発出場した伊東選手は「前半にいい入りができて、1点取れて、自分たちの思いどおりの展開だったが、後半立ち上がりに失点してしまってそこから相手に勢いを持ってプレーさせてしまった。個々の力はまだまだ足りない。1点取ってからの後半の入りは本当に集中しなくてはいけないところだったので、失点してしまうのは本当にもったいないと思った」と試合をふり返りました。
そのうえで「勝つために4年間やってきたので、ここを越えてもう1個行くというのを最低限目指していたが、それを達成できなくて本当に残念だ」と悔しさをにじませました。そして、サポーターへの思いを聞かれると「応援してもらって一緒に戦ってくれてありがとうございますと言いたいのと結果を出せなくて本当にすみませんという気持ち」と話していました。
前田大然「世界との差は感じた」
前田選手は「すばらしい戦いをしたが、やっぱり相手が力あって、まだまだかなと思う。後半は自分たちはできるという感覚もあったが守備に回る時間が多かったので失点は時間の問題だった。ボールを持てる時間はあったので焦らず、しっかりつなげればよかったかなと思うし世界との差は感じた」と試合を振り返りました。
そのうえで「僕たちがこれまでやってきたことは変わりないし、胸張って日本に帰りたいと思う。たくさんの人が来てくれて夜中なのに見てくれてありがとうと言いたい」と話しました。
久保建英「大事なときにチームの力になれず申し訳ない」
攻撃の中心を担う久保建英選手は1次リーグ初戦のオランダ戦で左ひざを痛めて途中交代したあとリハビリを続けてきましたが、その後、3試合続けて欠場し大会を終えました。
久保選手は、初出場だった4年前のカタール大会もチームが金星をあげたドイツ戦とスペイン戦で持ち味を発揮しきれず、いずれも前半で交代するなど不完全燃焼で終わっていて、その雪辱を果たせませんでした。久保選手は「できるだけ早く復帰するつもりだったが、大事なときにチームの力になれず申し訳ない」と悔しさをにじませました。
そして「今回のチームは間違いなく強かったと思うし、前回より強い相手に食らいついて、みんなが熱くなるような試合をしてくれた。これまで支えてくれた人たちに感謝したいと思う」とチームメートへの思いを口にしていました。
長友佑都「いつか扉を開くときが来ると僕は信じている」
チーム最年長39歳の長友佑都選手は試合後の取材に対して、しばらく沈黙したあと「本気で優勝をねらって戦ってきたので、早く終わってしまい感情を表すことばが出てこない。本気のブラジルはやっぱり強かった。決勝トーナメントで勝つことは非常に難しい」と振り返りました。
それでも「本気のブラジルの高い個にも負けない守備がしっかりできていたし、先制点も取れていい流れを作れた。ここまでの自分たちの4年間の歩みは間違っていなかったと思わせてくれたような試合だったと思う。間違いなく日本サッカーは強くなった。いつか決勝トーナメントで勝つ扉を開くときが来ると僕は信じている。みんなは胸を張ってまた戦い続けて欲しい」と後輩たちへことばをおくりました。
一方、自身の進退については「まだ何も考えていない。時間がかかると思う。ゆっくり考えたい」と述べるにとどまりました。
サポート役 吉田麻也「向かっている道は間違っていないと思う」
今大会、サポート役としてチームに同行した吉田麻也選手は「最後の最後にこういう形で携わらせてもらって感謝の気持ちでいっぱいだが、自分にできることがほかにもあったのかなと思う」と悔しさをにじませました。
そして「団結力は圧倒的に世界一だが、それだけでは勝てないのも事実だ。向かっている道は間違っていないと思うので突き詰めていって、その道の幅を太くしていかないといけない。自分のキャリアに生かさなければいけない経験、チャンスを与えてもらったので日本サッカーの進化につなげていきたい」と日本代表のさらなる成長への思いを話していました。
大会直前にチームを離れた遠藤航 “みんなに感謝”投稿
日本代表のキャプテンを務めていたものの、けがの状態が思わしくないため、大会直前にチームを離れることになった遠藤航選手は、ブラジル戦のあと「最後まで戦ってくれたみんなに感謝」と自身のSNSに投稿し日本代表の選手たちをねぎらいました。
そのうえで「今大会の日本代表チームと一緒に戦ってくれたファンの皆さん、本当にありがとうございました」と感謝の言葉を記していました。
【解説】冨安健洋 幸せをかみしめて臨んだ2回目の大舞台
削除ブラジルの強力な攻撃陣に対してディフェンスで奮闘した冨安健洋選手はたび重なるけがを乗り越えてサッカーができる幸せをかみしめて臨んだ2回目の大舞台でした。
前回のカタール大会以降、ここまでの冨安選手の道のりは、けがとの戦いでした。カタール大会では身体能力とスピードを生かした守備や精度の高いパスで攻撃の組み立てにも参加し、世界を驚かせたドイツ戦とスペイン戦の勝利に大きく貢献しました。
しかし、その後、右ひざを2度にわたって手術。治りきる前に再び痛みが襲ったり、別の場所を痛めたりともどかしい日々が続き、公式戦の出場は1年以上遠ざかりました。医師からトップレベルでサッカーをするのは難しいと診断されたこともあったといいます。
その中で精神的な支えとなったのが周囲の人たちの存在でした。
「トレーナーや友人、街なかで声をかけてくれたサポーターが励みになった」と復活を信じてくれた人たちの思いを支えにつらいリハビリの日々を乗り越えてピッチに帰ってきました。
そして、一番の目標だったワールドカップのメンバーとして2年ぶりに日本代表に復帰し 「サッカーができること、日本代表としてプレーできることは当たり前ではない。幸せを感じながらプレーしたい」と大会に臨みました。
ブラジル戦では相手のエース、ビニシウス・ジュニオール選手とマッチアップして、持ち前のスピードと競り合いの強さで粘り強く守りましたが、最後はサッカー王国の自力をみせつけられました。
冨安選手は 「けがの時期もピッチ上で日本の力になることを常に考えながら過ごしていろいろなことを乗り越えた。でも、あっけなく終わってしまい、まだまだなんだろうと思う」とことばを選びながら振り返りました。今大会、けがをする前よりも一回りも二回りも強く、たくましくなった27歳はさらなる成長を誓いました。
《ブラジル代表 監督・選手談話》
削除アンチェロッティ監督「タフで消耗の激しい試合だった」
ブラジルのアンチェロッティ監督は、試合後のインタビューで「われわれはいい戦いをしたし、勝利に値する内容だった。失点もあったが、辛抱強さを失わなかった。本当にタフで消耗の激しい試合だった」と落ち着いた表情で振り返りました。
そのうえで「日本は本当によく組織化されていて、強度がすさまじく高いチームだった。そういった相手に対して勝利に値するゲームができたことは、われわれにとって本当に重要な意味がある」と話し、今後の戦いに目を向けていました。
マルチネッリ「実感がわいてくるのはもう少し先」
試合終了直前に追加点を決め、ブラジルの勝利を決定づけたフォワードのガブリエウ・マルチネッリ選手は「今、自分が感じている気持ちはことばでは言い表すことができない。実感がわいてくるのは、もう少し先になりそうだ」と喜びを口にしました。
マルチネッリ選手は所属チームとは異なるポジションで臨んだこの試合を振り返り「左ウイングであれセンターであれ、ポジションに関係なくチームの力になれて本当にうれしい。ピッチに入れば、どのポジションであろうと、ブラジル代表のためにベストを尽くすだけだ」と力強く話していました。
ブラジルの選手たちも日本代表を高く評価
日本代表の戦いについて、世界トップレベルのタレントがそろうブラジル代表の選手たちからも高く評価する声があがっています。
クーニャ選手と田中選手
FWクーニャ「日本は信じられないほどすばらしかった」
イングランドプレミアリーグ、マンチェスターユナイテッドに所属するフォワードのマテウス クーニャ選手は「以前の日本はあまり高いレベルには達していないと思っていたが、今は世界のトップテンに入るようなサッカー界の最前線にいるチームのひとつだ。日本は信じられないほどすばらしかった」と絶賛していました。
GKアリソン「本当に手ごわい相手だった」
イングランドプレミアリーグ、リバプールに所属するゴールキーパーのアリソン選手は「日本はチームとして戦術的に規律が取れていて、選手たちも身体能力や技術にすぐれていた。本当に手ごわい相手だった」とたたえました。そのうえで「後半はわれわれのメンタリティーが勝った。ブラジルの選手には試合の流れや結果を変える個の力がある」と話していました。
【解説】“本物の 本気のブラジル”に…
削除「本物の、本気のブラジル」
前日の公式会見で森保監督は決勝トーナメントで相対するブラジル代表をそう表現しました。
去年10月の強化試合で日本はブラジルから14回目の対戦で初勝利をあげましたが、このときは主力の一部が出場していませんでした。さらに舞台は東京と日本のホームでの試合でした。
今回は世界が注目する4年に一度のワールドカップ。最多5回の優勝を誇るブラジルがアクセルを踏み込むのは負ければ終わりの決勝トーナメントから、といっても過言ではありません。
ブラジル代表の公式会見ではアンチェロッティ監督が「しっかり戦わなければならないし、日本をリスペクトしている。試合で起こりうるあらゆることに準備ができている」と言えば、キャプテンのマルキーニョス選手も「この数日で日本を分析し、試合に向けた戦術がある。相手の弱点を最大限に突いて強みを封じ込める」と全力で日本との戦いに臨む姿勢をみせました。
一方、森保監督は「本物、本気のブラジルとワールドカップで戦えることがわれわれの未来にとって大きな財産になる。リスペクトはするが勝つチャンスはある」と決意をあらわにしました。
この試合、ブラジルは1次リーグで4得点をあげたビニシウス・ジュニオール選手やキャプテンのマルキーニョス選手など、ほぼベストの布陣が先発メンバーに並びました。
前半はブラジルがボールを持つ展開となりますが、日本は組織的な守備で決定的なチャンスを作らせずカウンターで反撃。パスカットから佐野海舟選手がドリブルで持ち込みミドルシュートを決めて先制し、1対0とリードして折り返します。佐野選手はスウェーデン戦では温存され、満を持しての先発起用に応えました。
しかし、後半ブラジルが攻撃的な選手を投入して攻勢を強めるとクロスボールから同点ゴールを決められ、このあと日本は耐える時間が続きました。
そして試合終了間際に決勝点を許し、日本は善戦及ばず競り負けました。
試合後、ブラジルの選手たちはみんなで肩を組んで声をあげて喜び、スタンドのブラジルサポーターの中には安堵した表情で涙を流す人もいました。
こうした光景は日本がブラジルを本気にさせ、ブラジルが試合を通じて苦しんだ証しでもあり、日本が世界に通用するチームに成長したことを強く印象付けました。
ただ、世界の高い壁に再びはね返されたのも、また事実です。
次のワールドカップまで、その差を埋めるために何が必要なのか。
それを探り、突き詰める新たな4年間が始まります。
【解説】ブラジル 名将が見せた緻密な采配
削除この試合、ブラジルは後半途中に投入されたマルチネッリ選手が決勝ゴールをあげるなど、経験豊富なアンチェロッティ監督の采配が功を奏しました。
試合後、アンチェロッティ監督は「ピッチ上にもベンチにも、われわれには本当に多くの選択肢がある。選手たちが個々で高いレベルを維持しながらチーム一丸でハードワークできたことはすばらしかった」と話し、26人の分厚い選手層に胸を張りました。
そのうえで「後半、もし0対1のまま追いつけなかったら15分から20分あたりでネイマール選手を投入するつもりだった。だが同点に追いつき、そこからは、こちらが試合の主導権を完全に握れていたので、あえてチームのバランスを崩したくなかった」と選手交代の考えを明かしました。
イギリスの公共放送BBCは「後半、ブラジルは28本ものクロスボールを供給し、功を奏した。それは平均2分未満の間隔だった」と伝え、大きな勝因になったと分析しました。
マルチネッリ選手が後半のアディショナルタイムに決勝ゴールを決めた際にも、アンチェロッティ監督は喜ぶ選手たちをよそに表情を全く変えることなく冷静な様子を見せ、試合を解説した本田圭佑さんは「百戦錬磨とはこういうことだと思わされる立ち居振る舞いだった」とたたえました。
ヨーロッパの5大リーグすべてでクラブを優勝に導き、初の海外出身の監督としてブラジル代表を率いている名将は、日本に前半こそ苦戦しながらもその緻密な采配で常に優勝が義務づけられた「サッカー王国」を次のステージに導きました。
日本 決勝トーナメント5回目の挑戦も あと一歩及ばず
削除日本代表はこれまで4大会で決勝トーナメントに進み、いずれも1回戦で敗れていて、5回目の挑戦も“サッカー王国”、ブラジルに善戦したものの、あと一歩、及びませんでした。
【2002年 日韓大会】
日本が初めて決勝トーナメントに進んだのは、自国開催だった2002年の日韓大会でした。このときは1回戦で、この大会で3位と躍進したトルコを相手に0対1で敗れました。
【2010年 南アフリカ大会】
2回目は2010年の南アフリカ大会で、このときはパラグアイと対戦し、本田圭佑選手や長友佑都選手、そして現在、日本代表コーチのキャプテン長谷部誠選手などを中心に粘り強く戦いましたが、ペナルティーキック戦の末に敗退しました。キッカーを務めて失敗し、泣き崩れる駒野友一選手にチームメートが寄り添う場面は日本のサポーターの記憶に深く刻まれています。
【2018年 ロシア大会】
2018年のロシア大会ではヨーロッパの主要リーグで活躍する選手たちがそろう「黄金世代」のベルギーと対戦し、後半の立ち上がりに原口元気選手と乾貴士選手のゴールで2点を奪いましたが、その後、同点に追いつかれ、後半アディショナルタイムを迎えました。日本のコーナーキックを相手のゴールキーパーにキャッチされたところから、わずか14秒で決勝点を奪われた「ロストフの14秒」で初のベスト8進出はなりませんでした。
【2022年 カタール大会】
そして、森保監督が初めてワールドカップを指揮した前回のカタール大会は1次リーグで優勝経験があるドイツとスペインから金星をあげ勢いそのままにロシア大会準優勝のクロアチアと対戦しました。
前半終了間際に前田大然選手のゴールで先制しましたが、後半に同点に追いつかれ、またしてもペナルティーキック戦の末に敗れました。
【2026年 北中米大会】
2022年のカタール大会で敗れた直後に森保監督がピッチで選手たちに呼びかけた「最高の景色を目指していけば必ず歴史は変わる」というメッセージから、「最高の景色を」という今大会に臨むためのスローガンが生まれました。そして今大会、決勝トーナメント1回戦の相手は優勝5回を誇るブラジル。目標に掲げた優勝、「最高の景色」に近づくためには倒さなければいけない相手でしたが、日本は前半に先制したものの後半、攻勢を強めたブラジルに逆転され、5回目の決勝トーナメントでも初勝利をあげることはできませんでした。
(以下略)
https://news.web.nhk/newsweb/na/na-k10015163871000
「磐越道 部活動バス21人死傷事故」ニュース
返信削除https://news.web.nhk/newsweb/pl/news-nwa-topic-nationwide-0002808
部活動の高校生ら死傷のバス事故受け安全対策まとめる 政府
削除2026年6月30日5:19
(2026年6月30日11:42更新)
磐越道 部活動バス21人死傷事故
福島県の磐越自動車道で部活動で遠征中の高校生らが死傷したバス事故を受けて、政府がまとめた安全確保対策の内容が明らかになりました。部活動などで長距離の移動が必要な場合、レンタカーや自家用車を使用する際は、学校の責任で運転する人を直接手配するなどし、適切かつ有効な免許証の保持や事故や違反歴の事前確認を求めています。
今回の事故を受けて政府がまとめた安全確保対策では部活動などで長距離の移動が必要な場合、地域の実情も踏まえ可能な範囲で公共交通機関などの手段を検討することが重要だとしています。
また、学校と交通事業者の双方に、安全確保の措置を担当者任せとせず組織として対応するとともに、契約に関する書面を整理して保存することを求めています。
さらに、学校に対しては、校外活動の計画を書面などで事前に保護者に連絡することや車への同乗が望ましいことを踏まえ教職員などの適切な配置を求めています。
そして、レンタカーを利用する場合は、学校みずからが借受人となってレンタカー事業者と契約し、実際に運転する可能性がある人全員を貸し渡し契約の書類に明記する必要があるとしています。
これに加え、レンタカーや自家用車を使用する際は、学校の責任で運転する人を直接手配するか、法令で認められた事業者に直接依頼して適切に契約するかすべきだとした上で、適切かつ有効な免許証を保持していることや、事故や違反歴といった懸念事項がないことの事前確認を求めています。
政府は近くこの安全確保対策を公表することにしています。
松本文科相「部活動は重要 安全・安心な活動への取り組みを」
松本文部科学大臣は閣議のあとの記者会見で「地域によってさまざまな状況や事情があり、一概に自家用車の使用などを排除するわけではない。部活動は子どもたちの成長にとって大変重要で、そうした活動を十分に行えるようにしていくことも大切だ。学校や事業者、保護者に理解をしてもらい、児童や生徒の安全・安心な活動につながるよう取り組みを進めたい」と述べました。
https://news.web.nhk/newsweb/na/na-k10015164081000
部活動のバス事故受け 文科省・国交省が安全対策を公表
削除2026年6月30日13:23
磐越道 部活動バス21人死傷事故
福島県の磐越自動車道で部活動で遠征中の高校生などが死傷したバス事故を受けて、文部科学省と国土交通省は部活動でレンタカーを使用する際は、学校の責任で運転する人を直接手配し、有効な免許証の保持や違反歴を事前に確認することなどを求める安全対策を公表しました。
先月、福島県郡山市の磐越自動車道で起きた事故では、新潟市にある北越高校のソフトテニス部の生徒たちを乗せたマイクロバスが事故を起こし、生徒1人が死亡し、合わせて20人が重軽傷を負いました。
事故を受けて、文部科学省と国土交通省は、学校側と交通事業者に向けた安全対策を取りまとめ、30日公表しました。
それによりますと、学校側に対しては、部活動でレンタカーや自家用車を使用する際は、学校の責任で運転する人を直接手配し、適切かつ有効な免許証を保持していることや、事故や違反歴といった懸念事項がないことを事前に確認することなどを求めています。
さらに、校外活動の計画を書面などで事前に保護者に連絡することや車に教職員などが同乗することを踏まえた適切な人員配置も求めています。
そしてレンタカーを利用する場合は、学校みずからが借受人となってレンタカー事業者と契約し、実際に運転する可能性がある人全員を契約の書類に明記する必要があるとしています。
また交通事業者などに対しては法令上、認められていない場合、学校に代わってレンタカーや運転手を手配しないよう求めているほか、学校と交通事業者の双方に対し、契約の書類を整理して保存することを求めています。
文部科学省は「痛ましい重大な事故が二度と発生しないよう関係者が連携して事故防止に取り組んでほしい」としています。
金子国交相「安全確保を徹底するよう求めていきたい」
金子国土交通大臣は30日の閣議のあとの会見で「交通事業者に対して改めて今回取りまとめた対策の実施も含め、法令を順守し、輸送の安全確保を徹底するよう求めていきたい」と述べました。
https://news.web.nhk/newsweb/na/na-k10015164581000
皇室典範改正案 臨時閣議で決定
返信削除2026年6月30日13:03
(2026年6月30日17:10更新)
皇室
皇族数の確保に向けて、政府は、臨時閣議で、女性皇族が結婚後も皇室に残ることや旧皇族の男系男子を養子に迎えられるようにすることを盛り込んだ皇室典範の改正案を決定しました。
《きょうの動き》
政府が30日提出の方針伝達 衆院議運委理事会
与党の国会運営に抗議して野党が欠席する中、30日午後に再開した衆議院議院運営委員会の理事会には、政府から尾崎官房副長官が出席しました。
そして、皇族数の確保に向けた皇室典範の改正案を、夕方の臨時閣議で決定し、国会に提出する方針を伝えました。
また、理事会で自民党は、改正案の審議について、とりまとめの経緯などを踏まえ、議長・副議長が出席する議院運営委員会で行いたいという考えを示し、野党が出席した理事会で改めて協議することを確認しました。
維新 養子15歳以上の改正案提出を容認
皇室典範の改正をめぐり、29日に開かれた維新の会合では旧皇族の男系男子が養子になることができる年齢を15歳以上とする規定などに異論が相次ぎ、藤田共同代表に今後の対応を一任しました。
これを受けて、藤田氏は、30日、自民党の安定的な皇位継承の確保に関する懇談会の会長を務める麻生副総裁や小林政務調査会長と国会内で会談し、与党としての対応を協議しました。
この中で、麻生氏らは「与党が一致結束して改正案を今の国会で成立させたい」として、協力を要請しました。
これに対し、藤田氏は「苦渋の決断だが大義を優先したい」として、改正案の提出を容認する考えを伝えました。
自民党と日本維新の会は、午後に国会内で与党政策責任者会議を開き、皇族数の確保に向けた皇室典範の改正案を了承しました。
自民 小林政調会長「両党が協力して改正の実現を」
自民党の小林政務調査会長は、記者団に対し「皇族数の確保が喫緊の課題であり、長年にわたって紡がれてきた皇統をしっかりと守って次世代につないでいくことの重要性を改めて共有した。こうした大局的な見地と大義に基づき、両党が一致協力して改正の実現に向けて進んでいこうという認識を共有した」と述べました。
維新 藤田共同代表「苦渋の決断 大義を優先」
日本維新の会の藤田共同代表は記者会見で「高市総理大臣や木原官房長官とも話し、自民党からも強くお願いがあった。苦渋の決断で大変苦しい思いもあるが、大義を優先し、与党が心を合わせて皇室典範の改正を行うことで合意した」と述べました。
また、旧皇族の男系男子が養子になることができる年齢を15歳以上とするなどとした規定について「年齢制限はないほうがいいと思っており、30年後の見直しということもあるので議論していくことが肝要だ。100点ではないが、次世代につなげる、いちるの希望を託せる案だという総合判断であり、委員会審議などでも正論は言っていく」と述べました。
https://news.web.nhk/newsweb/na/na-k10015164681000