2024年9月19日

和食、米、日本酒、SAKE…⑤


2024年9月13日 17時42分 NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240913/k10014580791000.html

>新潟県では主力品種のコシヒカリの県外に向けた出荷が本格的に始まりました。

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2024年5月22日 13時15分 NHK福島
https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20240522/6050026246.html

>各地の酒蔵が日本酒のできを競う全国新酒鑑評会の結果が22日、発表され、特に優れた「金賞」に福島県から18点が選ばれました。都道府県別の受賞数では2位と惜しくも日本一奪還を逃しましたが、福島県の日本酒の品質の高さを改めて示す結果となりました。

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03月09日 13時52分 NHK新潟
https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20240309/1030028658.html

>およそ500種類の新潟の日本酒を楽しむことができる「にいがた酒の陣」が新潟市で始まり、訪れた人たちが好みの地酒を味わいました。

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2024年2月29日 17時33分 NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240229/k10014374691000.html

去年、生産されたコメの味などを審査する「食味ランキング」の結果が公表され、43の銘柄が最高の「特A」の評価を受けました。高温に強いとされる銘柄が増えたことなどから「特A」の銘柄は5年ぶりに増加しました。

コメの食味ランキングは、農産物などの品質や安全性を評価している日本穀物検定協会が毎年、生産されたコメの味や香りなどを審査し、5段階で評価しています。

ことしは、全国144銘柄のコメが審査の対象となり、前の年より3つ多い43銘柄が最高の「特A」と評価されました。

温暖化が進むなか、「特A」と評価された銘柄のおよそ6割が「にこまる」や「きぬむすめ」など高温に強い品種です。

こうした品種で「特A」に評価された銘柄が増えたことから、全体でも「特A」の銘柄は5年ぶりの増加となりました。

一方、今回、27の銘柄がランキングを落としていますが、このうち14銘柄が記録的な猛暑による生育不良に見舞われた新潟県など北陸地方や東北地方の銘柄でした。

新潟県の「コシヒカリ」は、「上越」が「特A」から「A」に評価を落とし、今回「
特A」の評価を受けたのは「魚沼」のみとなりました。

記者会見でこの団体の井出道雄会長は「猛暑が続くなかで、高温に強い新しい品種にチャレンジしたところが評価された」と話しています。

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(書きかけ)





(№624 2024年2月29日)

68 件のコメント:

  1. 青天の霹靂「特A」逃す コメ食味ランキング
    2/29(木) 17:00配信 Web東奥

     日本穀物検定協会(東京)は29日、2023年産のコメの食味ランキングを発表した。青森県産ブランド米「青天の霹靂(へきれき)」は初めて最高評価の「特A」を逃し、1段階下の「A」評価だった。新品種「はれわたり」は参考品種だった22年産に続き「特A」を獲得。「まっしぐら」は前年から一つ下げ、「Aダッシュ」だった。
    https://news.yahoo.co.jp/articles/215d3029e2f691ec9821a7794e1ecb894b7bc8ae

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    1. 青森 NEWS WEB
      「はれわたり」が「特A」獲得 「青天の霹靂」初の「A」に
      02月29日 18時14分

      去年生産されたコメの味などを評価する「食味ランキング」の結果が発表され、県内では去年、全国での販売が始まった新品種「はれわたり」が最高の「特A」を獲得しました。
      一方、8年連続で「特A」だった「青天の霹靂」は初めて「A」となりました。

      「日本穀物検定協会」は全国で生産されたコメの味や香りなどを審査し5段階で評価していて、去年生産された144銘柄の評価を29日発表しました。

      この中で去年、全国での販売が始まった青森県の新品種「はれわたり」は、最も評価の高い「特A」を獲得しました。

      「はれわたり」が「特A」の評価を受けるのは初めてで、参考品種として出品された令和4年産を含めると2年連続です。

      一方、青森県のブランド米で、8年連続で「特A」を獲得してきた「青天の霹靂」は初めて「A」の評価にとどまりました。

      また、前回、再び「A」に返り咲いた「まっしぐら」は1段階評価を落として「A’」になりました。

      全国で「特A」の評価を受けたのは43銘柄で、このうちおよそ6割が高温に強い品種でした。

      この団体の井出道雄会長は「猛暑が続くなかで、高温に強い新しい品種にチャレンジしたところが評価された」と話しています。

      【宮下知事】

      コメの味などを評価する「食味ランキング」の結果が発表されたことをうけて宮下知事は29日夕方、報道陣の取材に応じました。

      8年連続で「特A」だった「青天の霹靂」が初めて「A」となったことについては「去年は作付けしているエリアで高温が続いて難しい状況だったのでやむを得なかった部分もある。再スタートの気持ちで生産者と一丸となって取り組み『特A』復活に向けて頑張っていきたい」と述べ、去年の記録的な暑さが影響したとの考えを示しました。

      一方、新品種「はれわたり」が最高の「特A」を獲得したことについては「暑さや気候変動にも対応できるよう開発された品種でもあり、これから青森県のコメの主力になれることを改めて証明したと思う。開発にあたった県や生産者の取り組みの結果だ」と述べ、今後さらに全国での販売を進めていくことに意欲を示しました。
      https://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/20240229/6080021972.html

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    2. 秋田 NEWS WEB
      「サキホコレ」と県南地区生産の「あきたこまち」が「特A」
      02月29日 17時53分

      去年生産されたコメの味などを審査する「食味ランキング」の結果が公表され、秋田県で生産された「サキホコレ」と県南地区で生産された「あきたこまち」が最高の「特A」の評価を受けました。

      コメの食味ランキングは、農産物などの品質や安全性を評価している日本穀物検定協会が毎年、生産されたコメの味や香りなどを審査し、5段階で評価しています。

      ことしは全国144銘柄のコメが審査の対象となり、前の年より3つ多い43銘柄が最高の「特A」と評価されました。

      このうち、おととし本格デビューした「サキホコレ」は今回、初めて正式な審査対象となり、「特A」の評価を得ました。

      また、去年のランキングで2番目に高い「A」の評価にとどまった県南地区の「あきたこまち」は今回の審査で評価が上がり「特A」となりました。

      一方、去年のランキングで最高の「特A」と評価された中央地区の「ひとめぼれ」は「A」と評価を1つ下げました。

      このほか、県北地区の「あきたこまち」は去年の評価と同じく「A」となったほか、中央地区の「あきたこまち」は評価を1つ下げ3番目に高い「A’」の評価となりました。

      記者会見で評価した団体の井出道雄会長は「猛暑が続く中で、高温に強い新しい品種にチャレンジしたところが評価された」と話しています。

      【佐竹知事】

      コメの「食味ランキング」の結果について佐竹知事は「稲作にとって厳しい気象条件となる中、最高評価を獲得したことは、生産者にとって励みになる。特に、デビュー2年目となった「サキホコレ」は、全国のトップブランドと肩を並べる上で、大きな後ろ盾になり、秋田のコメ全体の訴求力が高まると期待している。関係団体とともに要因を分析し質の高いコメの生産に向けて栽培技術を広く普及していく」とするコメントを発表しました。
      https://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/20240229/6010020459.html

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    3. 山形 NEWS WEB
      山形県は「つや姫」「雪若丸」が特A 食味ランキング結果公表
      02月29日 17時16分

      去年、生産されたコメの味などを審査する「食味ランキング」の結果が公表され、山形県では村山産と置賜産の「つや姫」と置賜産の「雪若丸」が最高の「特A」の評価を受けました。

      一方、庄内産の「雪若丸」は初めて「特A」から「A」に評価を落とし、県は、去年夏の猛暑の影響を受けた可能性があるとしています。

      コメの食味ランキングは農産物などの品質や安全性を評価している日本穀物検定協会が毎年、生産されたコメの味や香りなどを審査して5段階で評価しています。

      去年、生産された全国144銘柄のコメの評価が29日公表され、このうち、山形県では村山産と置賜産の「つや姫」と置賜産の「雪若丸」が最高の「特A」の評価を受けました。

      これにより、ブランド米の「つや姫」は14年連続、「雪若丸」はデビューから6年連続で「特A」となりました。

      吉村知事は「夏の高温の影響で1等米比率は大幅に低下したが、おいしさについては最高の評価が得られた。厳しい気象条件の中でも、生産者のみなさんがおいしい米づくりに励んでいただいたたまものだと考えている」とコメントしています。

      一方、庄内産の「雪若丸」は初めて「特A」から「A」に評価を落としました。

      県農業技術環境課は「去年、夏の猛暑の影響を受けた可能性もあるが、今後、詳しい要因を分析していきたい」と話しています。
      https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamagata/20240229/6020019882.html

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    4. 新潟 NEWS WEB
      新去年のコメの食味 魚沼産「特A」も上越産は「A」に
      02月29日 18時12分

      去年生産されたコメの味や香りを審査する「食味ランキング」の結果が公表され、県内の「コシヒカリ」のうち、最高の「特A」の評価を受けたのは魚沼産のみで、10年連続で「特A」だった上越産は「A」に評価を落としました。

      コメの食味ランキングは、農産物などの品質や安全性を評価している一般財団法人の「日本穀物検定協会」が毎年、生産されたコメの味や香りなどを審査して5段階で評価を行っています。
      協会は去年生産された全国144銘柄のコメの評価を29日公表し、このなかでは43銘柄が最高の「特A」と評価されました。
      このうち県内からは、魚沼産コシヒカリが「特A」の評価を受けましたが、前回まで10年連続で「特A」だった上越産コシヒカリが「A」の評価となり、県内で「特A」は1つの銘柄にとどまりました。
      今回ランキングを落とした27の銘柄のうち14の銘柄が、記録的な猛暑による生育不良に見舞われた新潟県を含む北陸地方や東北地方のもので占めました。
      記者会見でこの団体の井出道雄会長は「猛暑とフェーン現象の影響で食味への影響があったのでないかと考えている」と話していました。
      https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20240229/1030028557.html

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    5. 岩手 NEWS WEB
      銀河のしずくが6年連続「特A」ひとめぼれは返り咲きならず
      02月29日 17時38分

      去年生産されたコメの味や香りを審査する「食味ランキング」の結果が発表され、岩手県産のブランド米「銀河のしずく」が6年連続で最上位となる「特A」の評価を受けました。
      一方で、主力の「ひとめぼれ」は「A」で「特A」への返り咲きはなりませんでした。

      コメの食味ランキングは農産物などの品質や安全性を評価している「日本穀物検定協会」が毎年、全国で生産されたコメの味や香りなどを審査して5段階で評価を行っています。

      このうち、岩手県産のコメはブランド米の「銀河のしずく」が最高の「特A」と評価されました。

      「特A」は6年連続です。

      一方で、主力となる県南部の「ひとめぼれ」は去年に続いて上から2番目の「A」で平成30年産以来の「特A」返り咲きはなりませんでした。

      このほか、県中部の「ひとめぼれ」が「A」「あきたこまち」は上から3番目の「A’」でした。

      日本穀物検定協会によりますと、今回のランキングから各県の作付面積上位3品種が審査の対象になるため、「いわてっこ」やブランド米の「金色の風」はは評価されませんでした。

      岩手県農産園芸課は、「銀河のしずくが6年連続で特Aと評価されたことは喜ばしいが、ひとめぼれが選ばれなかったことは残念。来年は特Aに返り咲いてほしい」としています。
      https://www3.nhk.or.jp/lnews/morioka/20240229/6040020824.html

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    6. 宮城 NEWS WEB
      コメの食味ランキング 県産つや姫 初めて「特A」逃す
      02月29日 18時30分

      去年、生産されたコメの味などを審査する「食味ランキング」の結果が29日、公表され、宮城県産の「ひとめぼれ」は前回と同じ、2番目に高い評価の「A」を獲得しました。
      一方、これまで最高の「特A」の評価を受けてきた「つや姫」は、初めてランクを1つ下げ「A」となりました。

      コメの食味ランキングは、農作物などの品質や安全性を評価している「日本穀物検定協会」が毎年、生産されたコメの味や香りなどを審査し、5段階で評価しています。
      最上位の「特A」の評価を受けると味の良さなどを消費者にアピールしやすくなることから、全国の産地が力を入れていて、宮城県からは「ひとめぼれ」「つや姫」「ササニシキ」の3銘柄が出品されました。
      その結果、宮城県内で最も生産量が多い「ひとめぼれ」は、前回と同じ2番目に評価の高い「A」を獲得しました。
      また、「ササニシキ」も「A’」と、前回と変わらない評価となりました。
      一方、「つや姫」は、出品を始めた2013年度以来、最上位の「特A」の評価を獲得し続けてきましたが、今回初めてランクを1つ下げて「A」となりました。

      【JA全農みやぎ “技術見直しや高温対策で奪還”】
      今回の結果を受けてJA全農みやぎは、「ことしは夏の猛暑の影響で1等米の割合が去年より下がってしまった。今後は『特A』の奪還に向けて県と連携しながら土づくりや適正な水の管理などといった技術面を見直し、高温対策などを講じていきたい」としています。
      https://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20240229/6000026710.html

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    7. 福島 NEWS WEB
      コメの食味ランキング 福島県産は20年ぶりに「特A」なし
      02月29日 17時21分

      去年生産されたコメの味などを審査する「食味ランキング」の結果が公表され、福島県産で最高の「特A」の評価を受けた銘柄はありませんでした。

      コメの食味ランキングは、農産物などの品質や安全性を評価している日本穀物検定協会が全国で生産されたコメの味や香りなどを審査し5段階で評価しています。

      福島県産のコメは会津、中通り、浜通りの「コシヒカリ」「天のつぶ」「ひとめぼれ」の5つが審査の対象となり、最高の「特A」の評価を受けた銘柄はありませんでした。

      それぞれの評価は、会津の「コシヒカリ」が2番目の「A」で、前回まで10年連続で「特A」だった評価が1つ下がりました。

      中通りの「コシヒカリ」は3番目の「A’」で、前回より1つ下がりました。

      浜通りの「コシヒカリ」は「A」で、1つ上がりました。

      「天のつぶ」は1つ下がって「A’」、「ひとめぼれ」は前回と同じ「A」でした。

      全国では144銘柄のコメが対象となり、およそ3割の43銘柄が「特A」と評価され、東北では山形県の「つや姫」や秋田県の「サキホコレ」など7つの銘柄が「特A」でした。

      福島県は令和2年産まで4年連続で「特A」の銘柄が全国の都道府県で最も多く、「特A」の銘柄がないのは平成15年産以来、20年ぶりです。
      https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20240229/6050025449.html

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    8. コメ食味ランキング「はれわたり」は特A
      2/29(木) 22:24配信 Web東奥

      食味ランキングの結果について報道陣の取材に応じる宮下知事

       日本穀物検定協会(東京)は29日、2023年産のコメの食味ランキングを発表した。参考品種を含め10回目の出品となった青森県産ブランド米「青天の霹靂(へきれき)」は初めて最高評価の「特A」を逃し、1段階下の「A」評価だった。昨夏の記録的猛暑が食味に悪影響を及ぼしたとみられる。新品種「はれわたり」は参考品種だった22年産に続き、正式出品でも特Aを獲得。「まっしぐら」は一つ下げ「Aダッシュ」だった。

       ランキングは複数産地のコシヒカリのブレンド米を基準に、協会が選抜した評価員が白米の外観や香り、味、粘りなどの6項目で採点。特AからBダッシュまでの5段階で評価する。

       青天の霹靂は、青森産技センター農林総合研究所(黒石市)が開発し、15年秋に市場デビュー。参考品種だった14年産から22年産まで9年連続で特Aを獲得していた。

       県農産園芸課によると、一般的には登熟期(もみの中の実が成長する時期)に異常高温が続くと、エネルギーを消耗して実に甘みやうまみがたまりづらく、食味が落ちやすいとされる。青天の霹靂が作付けされる津軽地域では特に猛暑の影響が大きかった。

       日本穀物検定協会の井出道雄会長は「津軽の生産者が心血を注ぎ細かいところまで注意して米作りをしていることは知っているが、昨夏の気象条件はそういうレベルを超えていた。この経験を踏まえ今後も努力してほしい」と述べた。

       ランキング対象となったのは全国144銘柄(参考品種除く)。特Aは43銘柄で、22年産から3銘柄増加した。Aは78銘柄、Aダッシュは23銘柄で、BとBダッシュはなかった。関東以西では高温耐性のある品種のランク上昇が目立った。

       04~22年産まで19年連続でA評価だった「つがるロマン」は、はれわたりへの切り替えに伴い23年産は出品しなかった。

       県庁で取材に応じた宮下宗一郎知事は「霹靂は高温でやむを得なかった部分がある。来年度は再スタートの気持ちで生産者と一丸となり、指導を徹底して特A復活に向けて頑張っていきたい」とコメント。一方、「はれわたりは気候変動に対応するために開発された品種でもあり、力を発揮できた。これからも自信を持って販売し、私自身も素晴らしいお米だとPRしていきたい」と話した。
      https://news.yahoo.co.jp/articles/98b56916847a35891eb47717bdae4a1660fe0f9e

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    9. 米の食味ランキング、特Aは43銘柄…猛暑で新潟県の銘柄でランクダウン目立つ
      2024/03/04 17:43

       日本穀物検定協会が発表した2023年産米の「食味ランキング」は、猛暑の影響で米どころの東北地方や新潟県の銘柄のランクダウンが目立った。

       最上位の特AからAにランクを下げたのは青森県産「青天の 霹靂へきれき 」や宮城県産「つや姫」など12銘柄。新潟県産コシヒカリは前回の22年産米では、上越産と魚沼産の2銘柄が特Aを獲得したが、今回は魚沼産のみだった。新潟県産コシヒカリの特Aが1銘柄にとどまるのは、1994年産以来。

       フェーン現象による記録的な高温乾燥などが影響したという。コシヒカリは暑さに弱いとされ、米粒が白く濁ったり小さくなったりする被害が広がった。

       Aから特Aに昇格したのは、滋賀の「みずかがみ」や島根の「つや姫」など12銘柄で西日本の産地が中心だった。東北では、青森県産「はれわたり」と秋田県産「サキホコレ」の2銘柄が初めて特Aに選ばれた。

       審査対象144銘柄のうち特Aを獲得したのは43銘柄で、前回より3銘柄多く、5年ぶりに増加した。特A43銘柄のうち25銘柄が「きぬむすめ」「にこまる」など高温に強い品種だった。

       北海道産「ななつぼし」と佐賀県産「さがびより」は14年連続で特Aだった。

       食味ランキングは、専門の評価員100人が外観、香り、味など6項目を審査して5段階でランク付けする。1971年年産米から始まり、今回で53回目。
      https://www.yomiuri.co.jp/economy/20240304-OYT1T50107/

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  2. 360年の伝統継承した菊正宗酒造社長、大手ならではの革新…酒どころ「灘五郷」再興に挑む
    2024/03/03 09:22

    菊正宗酒造社長 嘉納治郎右衛門氏 48

     全国有数の酒の産地、兵庫県南部の「灘五郷」で360年以上の歴史を持つ菊正宗酒造。伝統の名跡を45年ぶりに継ぎ、老舗のかじ取りをする嘉納治郎右衛門社長に展望を聞いた。(聞き手・丸谷一郎 写真・前田尚紀)

    「百黙」を手にする嘉納治郎右衛門社長

    <社長就任の際に襲名した「治郎右衛門」は嘉納家当主の名跡。復活するのは1972年以来だ>

     先々代と先代の社長を務めた祖父と父は継がなかったため、3代ぶりの襲名です。祖父に直接聞いたことはないのですが、高度経済成長期の経営者として最先端の設備を導入した工場をつくり、「家業から企業」へ移行する中では、過去から脱却するために名跡は不要と考えたのではないでしょうか。父も、その流れを踏襲しました。

     しかし、効率化が進みきった今だからこそ、360年以上の歴史と伝統を見直し、新しいことと結び付ける「伝統と革新」が重要だと考えます。日本酒の伝統文化を引き継いでいく者として社内外に覚悟を表明したいと思い、襲名は一つの手段でした。

    〈大学卒業後は、総合スーパーのイトーヨーカ堂に就職した〉

     幼い頃から「跡を継げ」と言われて育ったわけではありません。父は酒があまり強くないため、自宅で利き酒をしても日常的に晩酌することはありませんでした。私も酒を意識した生活は送っていませんでした。

     大学時代、所属していた運動部で、無理やり酒を飲まされたことがありました。当時は荒っぽい飲み方がまだ残っており、酒に対する最初のイメージは否定的でした。

     ところが、就職活動を控えた3年生のころ、友人と入った居酒屋でゆっくりと料理を楽しみながら、菊正宗のかん酒を頼んでみたのです。色々な話をしながらしみじみ飲む酒は実にうまい。その時はじめて、酒について誤解していたと気づきました。

     酒造会社の家で育った自分ですら酒を否定していた。一般の人はなおさらだろうと思いました。日本酒の本当の楽しみ方、うまさを伝える仕事に人生を懸けようと、この時決めました。将来、家業を継ぎたいと父に伝えました。

     イトーヨーカ堂に入社したのは、まず社会勉強をしたいと考えたからです。業務は店舗の鮮魚担当。朝早く起きて市場に行って魚を仕入れてさばき、店頭に並べる仕事を5年弱、続けました。魚には詳しくなりました。
    https://www.yomiuri.co.jp/economy/20240220-OYT1T50129/

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    1.  当時の社長はカリスマ経営者と呼ばれた鈴木敏文さんです。今も記憶に残っているのは年頭の訓示が毎年、「変化への対応と基本の徹底」だったことです。なぜ毎年、同じなのか不思議でしたが、経営者となった今、ぶれずに同じことを貫くことが企業の強さにつながるのだとお手本にさせてもらっています。

      〈2000年代半ば、地酒がブームとなったが、主役は、少量生産の酒造会社だった〉

       酒類の販売免許の交付は既存の店舗からの距離や人口などによって制限され、酒販店が守られていました。それが03年に規制緩和されると、スーパーやコンビニも参入できるようになりました。

       かつては、得意先の酒屋の主人やおかみさんが地域の人たちに「菊正宗がいいよ」と薦めてくれたのですが、スーパーでは誰もそんなことはしてくれない。各店が安売りで競う中、厳しい値下げ交渉も迫られるようになりました。

       その頃始まった地酒ブームで注目されたのは、地方の中小メーカーが作る吟醸酒でした。人気となった酒の多くは芳醇(ほうじゅん)な味わいが特徴の吟醸酒で、今では全国的に有名になり、輸出もされている「獺祭(だっさい)」を作る旭酒造(山口県岩国市)などです。こうした酒は大量生産できないが、味の良さで評価が上がっていました。一方、酒造会社としては大きく、大量生産している弊社は、営業先の小売店から「ああ、大手さんね」と言われ、格下に見られる気がしたものです。

      〈副社長だった16年4月、吟醸酒「百黙」を発売した。130年ぶりとなる新ブランドの登場だった〉

       和食とワインの組み合わせが注目されるなど、定番に当てはまらない飲み方も増えていました。酒を取り巻く環境が大きく変化する中、危機感が募りました。

       キレの良い辛口が特徴の酒を造る我々が、本気で吟醸酒の開発に取り組んだのが百黙でした。若手社員を集めて新たなプロジェクトを始めたのは、副社長になった13年。酒に関わる微生物や酵母、こうじなどの研究組織を持つ大手だからこそ、吟醸酒でもうまい酒が造れることを証明しようと考えました。
      https://www.yomiuri.co.jp/economy/20240220-OYT1T50129/2/

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    2.  大吟醸は、低温でじっくりと発酵させて華やかな香りと甘みを引き出す必要があります。開発は初めての連続で、失敗を重ねて適切な温度や時間を見極めるのに数年を要しました。低温で保管するための貯蔵タンクも新設しました。

       ブランド名は「百黙一言」という言葉が由来です。寡黙な人が発する一言は的確で、人に感銘を与えるという意味です。味に自信はありますが、あえて大々的にはPRせず、当初は販売先を地元の兵庫県内に限定し、少しずつ拡大していく戦略です。次の100年へと続くブランドとして育てています。

      <16年9月にはパック酒の新商品「しぼりたてギンパック」を発売した。世界的なワイン品評会のコストパフォーマンスに優れた日本酒部門で唯一、最高位に2回選ばれている>

       人気の日本酒の多くは瓶入りの吟醸酒や純米酒ですが、清酒の消費量の6~7割をパック酒が占めています。日常的な需要に支えられているのですが、残念ながら縮小傾向にあります。

       スーパーの中でなかなか注目されないパック酒売り場に目を向けてもらえないか。そんな思いで投入したのがギンパックです。

       日本酒は原料のコメの表面を削る割合が高いほど、華やかな香りになり、大吟醸などと銘打てますが、その分、高価になります。ギンパックは、削る割合を抑えながら、独自に開発した酵母を使って吟醸酒のような香りを普通酒で実現しました。一部には百黙の技術も生かされており、総合力を発揮した成果です。

       伝統的な菊正宗の酒は料理の味を邪魔しない、おかずに対するお米のような存在なのに対し、ギンパックは華やかな仕上がりです。日本でワインが普及したのは様々なシーンに適した品がそろっているからです。我々も、こうした品ぞろえの充実を図ります。

       灘五郷は昔から、酒造りの盛んな地域です。ワインは産地別にブランド化が進んでいますが、日本酒は今のところそうではない。今後は酒造会社同士で一層、連携を強めて、この地域の日本酒をアピールしていきたいと思います。

      〈NUMBERS〉1659年
       菊正宗は、江戸幕府4代目の徳川家綱が将軍だった万治2年(1659年)に創業。江戸に送る「下り酒」は品質が高く、大人気となった。一方、当時は現地で出回る品は出来が悪いとされ、「くだらない」(つまらない)の語源になったと言われている。兵庫県西宮市の井戸からわき出るミネラル分豊富な「宮水」を使い、すっきりした辛口の味わいを保ち続けている。

      海外の街を愛用シューズで走る
       趣味はランニングで、「考えごとは走っている時に一番、集中できる」と話す。シューズは海外出張時にも持っていき、街を走る。昨年は米国、英国、豪州に出張した。「街の風景から地域性を感じられるのが魅力」という。海外市場の開拓に向け、今後、出張の機会をさらに増やすつもりだ。

        ◇嘉納治郎右衛門(かのう・じろえもん)  1975年兵庫県生まれ。97年甲南大法卒、イトーヨーカ堂入社。2001年菊正宗酒造入社、04年に取締役、13年に副社長に就任。17年6月から現職。
      https://www.yomiuri.co.jp/economy/20240220-OYT1T50129/3/

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  3. EU禁輸対象 日本酒は除外
    2024/03/06 05:00

     【ブリュッセル=酒井圭吾】欧州連合(EU)は4日、瓶や缶などの再利用を義務づける「包装・包装廃棄物規制案」の最終案をまとめた。EU理事会の議長国ベルギーの報道官によると、検討段階で規制対象に含まれていた日本酒は対象外となった。日本政府の外交攻勢が奏功し、日本酒はEU域内への禁輸措置を土壇場で免れた。

     規制案は環境への負荷軽減を目的とし、瓶の飲み物では瓶の中身を詰め替える再利用や再資源化を業者に義務づけている。これまでのEUの検討では、欧州に製造業者が多いワインやウイスキーなどの蒸留酒は規制対象外となったが、輸入品の日本酒は対象とされた。規制対象となった場合、瓶の再利用は困難で事実上の禁輸となっていた。

     最終案は加盟国で作るEU理事会と欧州議会、執行機関・欧州委員会の3者協議で合意された。EU理事会と欧州議会が今後、最終案をそれぞれ承認して成立する。
    https://www.yomiuri.co.jp/shimen/20240306-OYT9T50015/

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    1. 日本酒、EU域内への禁輸措置を土壇場で免れる…瓶の再利用義務化から除外
      2024/03/06 10:00

       【ブリュッセル=酒井圭吾】欧州連合(EU)は4日、瓶や缶などの再利用を義務づける「包装・包装廃棄物規制案」の最終案をまとめた。EU理事会の議長国ベルギーの報道官によると、検討段階で規制対象に含まれていた日本酒は対象外となった。日本政府の外交攻勢が奏功し、日本酒はEU域内への禁輸措置を土壇場で免れた。

       規制案は環境への負荷軽減を目的とし、瓶の飲み物では瓶の中身を詰め替える再利用や再資源化を業者に義務づけている。これまでのEUの検討では、欧州に製造業者が多いワインやウイスキーなどの蒸留酒は規制対象外となったが、輸入品の日本酒は対象とされた。規制対象となった場合、瓶の再利用は困難で事実上の禁輸となっていた。

       最終案は加盟国で作るEU理事会と欧州議会、執行機関・欧州委員会の3者協議で合意された。EU理事会と欧州議会が今後、最終案をそれぞれ承認して成立する。
      https://www.yomiuri.co.jp/economy/20240306-OYT1T50019/

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  4. 噴火湾で養殖のホタテ 水揚げ最盛期迎える 北海道 長万部町
    2024年3月7日 4時20分

    北海道南部の長万部町で、噴火湾で養殖しているホタテの水揚げが最盛期を迎えています。

    噴火湾沿いにある長万部町の大中漁港では、未明に出港した船が6日午前5時半すぎに港に戻り始め、次々とホタテが水揚げされました。

    噴火湾では稚貝に穴をあけてロープにつるす「耳づり」と呼ばれる方法で養殖しています。

    ホタテは8センチほどの大きさで卵が付いていて、地元の漁協によりますと長万部町では6日、およそ200トンが水揚げされたということです。

    町で去年水揚げされたホタテ1万5000トンのうち、およそ半分が中国に輸出されましたが、日本産水産物の輸入停止が続いていることから中国への販路を失っています。

    国内での販売では、中国向けの殻付きではなく殻をむく加工作業などが必要になり、取り扱える量に限界があることから、一日当たりの水揚げ量の制限も視野に入れているということです。

    一方で、ホタテをブランド化し、国内や台湾などでの販路拡大に力を入れています。

    漁師の松井勝利さんは「生産者としては多く出荷したいが加工が間に合うか心配です。ここのホタテは身が大きく甘みとうまみが強いことが特徴です。愛情を込めて育てたので国を問わず皆さんに食べてもらえればうれしいです」と話していました。

    ホタテの水揚げの最盛期は5月末ごろまで続くということです。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240307/k10014381021000.html

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  5. 新潟 NEWS WEB
    「にいがた酒の陣」始まる 新潟
    03月09日 13時52分

    およそ500種類の新潟の日本酒を楽しむことができる「にいがた酒の陣」が新潟市で始まり、訪れた人たちが好みの地酒を味わいました。

    この催しは地元の日本酒の魅力を広く知ってもらおうと県酒造組合などが開いていて、コロナ禍で一時、中止が続いたものの、去年から再開されました。
    会場の「朱鷺メッセ」では県内のおよそ80の蔵元が提供したおよそ500種類の日本酒を楽しむことができます。
    訪れた人たちを専用のおちょこを持って蔵元のブースを回り、酒の説明を受けたり、好みの銘柄を味わったりしていました。
    三条市から来た50代の男性は「全部の蔵が楽しみです。きょうとあすの4回分のチケットをとったので、日本酒を楽しみたいと思います」と話していました。
    この催しは予約制で、10日まで行われますが、実行委員会によりますと10日までの予約はほぼ即日で完売したということです。
    実行委員長を務める齋藤俊太郎さんは「これだけ多くの蔵が一堂に会するイベントはほかにないと思うので、思う存分、新潟のお酒を楽しんでほしいです」と話していました。
    https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20240309/1030028658.html

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    1. 78の酒蔵集結!“酒の陣”で地酒堪能「楽しい時代帰ってきた」 飲み比べや蔵元との会話楽しむ【新潟】
      3/11(月) 19:03配信 新潟ニュースNST

      3月9日・10日、新潟市中央区の朱鷺メッセで開かれた「にいがた酒の陣」。

      今年で20周年を迎え、今回は県内78の酒蔵から400種類以上の日本酒が集まりました。

      新型コロナウイルスの影響で4年ぶりの開催となった去年は感染症対策として使い捨てカップでの試飲でしたが、今年はおちょこでの試飲が再開し、2日間で約1万6000人が新潟の地酒を堪能しました。

      【訪れた人】
      「新型コロナがようやく明けて、マスクを外して飲んでいるが、楽しい時代が帰ってきたなという感じ」

      【訪れた人】
      「毎日飲んでいるが、日本酒は久しぶりなのでおいしい」

      【訪れた人】
      「色々と各社味が違ってすごくおもしろい」

      また、酒の陣ならではのこんな楽しみ方も。

      【訪れた人】
      「蔵の人たちに直接会うことはない。蔵の人とお話しながら『このお酒こういう感じですよね』と、ダイレクトにレスポンスが返ってくるとことか、そういうところがすごくいい」

      訪れた人は蔵元との会話や地酒の飲み比べを楽しんでいました。
      https://news.yahoo.co.jp/articles/68e71cb78e566003ec4dfe16cd98416a9ce00ce2

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    2. にいがた酒の陣 日本酒ファンで大盛況 おちょこによる試飲も再開【新潟】
      3/11(月) 19:06配信 UX新潟テレビ21

      9日・10日の2日間、恒例の「にいがた酒の陣」が開催されました。20周年の今年も、多くの日本酒ファンが新潟の地酒を堪能しました。

      会場の朱鷺メッセには、県内78の酒蔵から400種類を超える地酒が揃いました。3時間ごとの入れ替え制で、各回の定員は去年より1000人多い4000人。感染症対策の緩和で、おちょこによる試飲が再開されました。

      ■新潟市内から
      「生まれてからずっと新潟市なんですけど、知らないところの酒蔵とかあって面白いなと思います。」
      ■新潟市内から
      「(毎年)ここで知った酒蔵さんで味を知って買いにいったりしてます。」
      ■岐阜から
      「新潟県の酒蔵が一斉にあつまってやってるイベントなので、来る価値はあるかな。」
      ■新潟市内から
      「日本酒は奥が深いなって思ってます。ぶっちゃけよくわかってないです。全部美味しい!」

      酒を造る蔵人と日本酒ファンのにぎやかな会話も。
      来場者「すごい!」
      蔵人「生酒なんで飲みやすい、口当たりはいいんですよ。」
      来場者「口当たりいい!」「うま!あ~いいね」「辛口のやつ大好き、これめっちゃいいじゃん!」

      実行委員会は蔵人と来場客が対話しやすいブース作りに力を入れました。

      ■にいがた酒の陣 齋藤俊太郎実行委員長
      「去年より新しいお酒だったり技術ができているので、(対話を通じて)是非感じていただけたらと思っている。」

      酒蔵の関係者も対話を歓迎しています。
      ■代々菊醸造 中澤房尚代表取締役
      「こんなに一度にたくさんの人と話すってことはないですね。」
      ■新潟銘醸 吉澤貞雄社長
      「どの辺のお酒がどういう方に受けがいいかとか、来場客とお話ししている間に吸収して、また次につなげていきたい。」

      実行委員会は来年も同じ規模での開催を予定しています。
      https://news.yahoo.co.jp/articles/6c9591e2c0a3a334964f9e92f1f1beb422bb773f

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  6. 雪の中で約2か月熟成させた日本酒原酒 掘り出し 北海道 美瑛町
    2024年3月19日 4時04分

    冬の間に雪の中でおよそ2か月熟成させた日本酒の原酒を掘り出す作業が、北海道の美瑛町で行われました。

    旭川市の酒造会社、高砂酒造は、毎年、美瑛町の郊外に設置した雪に埋めたタンクの中でしぼりたての日本酒の原酒をおよそ2か月熟成させています。

    18日は、ことし1月5日に雪の中に埋めた5000リットルの純米と純米吟醸の原酒が入ったタンク2つを社員6人で掘り出しました。

    タンクはいずれも高さがおよそ3メートルあり、半分ほど掘り出したあと、杜氏(とうじ)がふたを開けて早速味見していました。

    酒造会社によりますと、タンクが雪に覆われることで温度がマイナス2度から0度に保たれることから、安定して熟成が進み、まろやかな味に仕上がるということです。

    杜氏の森本良久さんは「雪が多くて作業は大変ですが、無事にできあがり、ほっとしています。辛口ですっきりとした中にもまろやかさがある仕上がりになっているので、多くの人に味わってほしい」と話していました。

    雪の中で熟成させた日本酒は来月以降、全国各地に出荷される予定です。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240319/k10014394511000.html

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  7. 地方でも「おにぎり店」ブーム、参入障壁低く異業種からの挑戦も…店主「客は値段より味を重視」
    2024/03/25 17:00

     首都圏でブームとなっているおにぎりが、山形県内でも専門店が続々と誕生するなど人気を集め始めている。コンビニおにぎりよりも価格設定は高めだが、具材などに工夫を凝らし、固定ファンを獲得。中には飲食業以外からの参入もある。(森田純矢)

    想像以上の売れ行き

     キッチンカー「お結び 処どころ 」が山形市中桜田のラーメン店「 麺辰めんたつ 」の駐車場で営業を開始すると、市内外から客が訪れる。同市の会社員(69)は「手軽で昼食にちょうどいい。作りたてで温かく、具の量が多い」と魅力を語る。

    「お結び処」のおにぎり。キッチンカーで販売する(山形市中桜田で)

     店は昨年7月にラーメン店主の娘・鈴木愛実さん(24)が始めた。米は粒立ちの良い山形県産コシヒカリを使ってふんわり握り、口の中でほろっと崩れる。具材は米に合うようにラーメン店のものより濃いめに味付けされたチャーシューやメンマなど11種類から選べる。

     うち税込み380円以上が8種類。コンビニの商品より値が張るが、40、50歳代を中心に人気を集め、多い時は1日で400個程度売れる。休日にはスーパーやスポーツの試合会場などにも出店。鈴木さんは「想像以上の売れ行きで、おにぎりの人気の高まりを感じている」と話す。

    支出額が過去最大

     総務省の家計調査によると、1世帯(2人以上)あたりの「おにぎり・その他」について、山形市の2023年の支出額は6009円(全国平均5909円)で過去最大となった。新型コロナウイルスの影響で一時落ち込んだものの、22年から上昇し、最も多かった16年の4914円を大きく上回った。持ち帰り需要の増加などが要因とされる。

     約15年前から手製のおにぎりを販売する、同市長町のスーパー「エンドー」では、看板商品の「げそ天」人気と相まっておにぎりの売り上げがこの2、3年で3倍程度に増えた。
    https://www.yomiuri.co.jp/economy/20240325-OYT1T50082/

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    1.  こだわりはのりで、歯切れが良く、香りの高い有明産のものを使用。昨年12月により上質なのりに変更したことから、100円以上値上げをしたが、逆に客足は伸びたという。山形県内外から客が訪れ、平日で約100個、休日では約300個が売れる。店主の遠藤英則さん(44)は「客は値段よりも味を重視しているのではないか」と分析する。

      異業種も出店

       山形県内では昨年、少なくとも4店舗のおにぎり店が誕生した。参入障壁が低いことから、異業種からの挑戦もあった。

       白鷹町鮎貝の建設会社「黒沢建設」が運営する、「エリート 思米しまい 」は昨年12月に開店。元々パン屋を始めていた同社は、東京でおにぎりが流行していることを知り、敷地内に専門店のオープンを決めた。

       地元産のつや姫を使い、具材は約30種類用意。卵黄や野沢菜、明太子などが一緒に入ったものなど独自性を打ち出す。黒沢誠社長(44)は「必要な設備が少なく、出店しやすかった。異業種だからこそ、先入観にとらわれずに色んな組み合わせを出せる」と自信を見せる。

      ブームの土壌は地方でも
       おにぎりの歴史に詳しい法政大の増淵敏之教授(文化地理学)は「コンビニによっておにぎりは家庭で作るものから買うものに変化した。ご当地おにぎりが20年ほど前に登場し、ブームの土壌は地方でもできていた」と背景を説明する。

       今後については「人口減少が続く地方では、県産食材を使った目を引くおにぎりを県外に売り出していかないといずれ市場は頭打ちになる」と指摘した。
      https://www.yomiuri.co.jp/economy/20240325-OYT1T50082/2/

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  8. 春の味覚 タケノコの収穫始まる 京都府南部の山城地域
    2024年3月25日 19時11分

    春の味覚、タケノコの収穫が、京都府南部の山城地域で始まっています。

    京都府南部の山城地域は古くからタケノコの生産が盛んで、例年この時期に出荷が始まります。

    このうち、井手町の木村文夫さんの竹林でも収穫が始まっていて、25日も朝早くから土の中のタケノコを金属の棒で次々に掘り起こしていました。

    収穫されたタケノコは、先端が地面から出る前に掘り出すため色が白く、「白子(しろこ)」と呼ばれていて、軟らかく甘みが強いのが特長です。

    ことしは2月に気温の低い日が続いたため生育はやや遅れているものの、収穫量は期待できそうだということで、木村さんは「手間をかけて育ててきたので、よいタケノコがとれたときや、おいしいと言ってもらえたときは、とてもうれしいです」と話していました。

    タケノコの収穫は5月まで続き、地元のほか、東京方面にも「京たけのこ」として出荷されます。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240325/k10014401791000.html

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  9. 米で醸造「獺祭ブルー」、日本を酔わす…国内初の販売「ライバルはワインやシャンパン」
    2024/04/05 07:48

     「 獺祭だっさい 」で知られる日本酒メーカーの旭酒造(山口県岩国市)は、米国の酒蔵でつくった純米大吟醸「DASSAI BLUE(獺祭ブルー)」=写真=を23日に発売する。日本から持ち込んだ酒米と現地の水で醸造した製品で、国内販売は初めて。

     旭酒造は販路拡大の一環で2023年、海外初となる酒蔵を米ニューヨーク州に完成させた。獺祭ブルーは酒米「山田錦」を使い、アルコール度数を日本国内の商品より1、2度低い14度とワイン並みに抑えた。軽やかで甘みのある味わいに仕上がったという。ブランド名は「青は藍より 出い でて藍より青し」のことわざに由来し、国産の獺祭を超えるという思いを込めた。

     現地では昨年9月から飲食店や酒店で販売されている。福岡市内で読売新聞のインタビューに応じた桜井一宏社長は「日本とは違う食材と合わせてもおいしいと感じる酒づくりを追求した。ワインやシャンパンがライバルだ」と話した。

     今回は精米歩合50%(720ミリ・リットル、税抜き希望小売価格3800円)と、同23%(同1万円)の2種類を、獺祭の取扱店で計約2万6000本販売する。
    https://www.yomiuri.co.jp/economy/20240405-OYT1T50023/

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  10. 秋田 NEWS WEB
    東京で「秋田の酒を楽しむ会」 大勢の人でにぎわう
    04月06日 16時41分

    首都圏の人たちに秋田の日本酒の魅力を伝えようと、6日、東京で「秋田の酒を楽しむ会」が開かれ、多くの人でにぎわいました。

    このイベントは秋田県酒造協同組合が6日と7日、東京の恵比寿ガーデンプレイスで開いているもので、県内の28の酒蔵がそれぞれ自慢の日本酒を用意したということです。

    6日は、イベントの開始とともに1300人以上が会場を訪れ、この日のために出荷された特別な新酒などを味わい、酒蔵の人たちとの会話も楽しんでいました。

    埼玉県から夫婦で訪れた30代の女性は「華やかな香りが口いっぱいに広がって、とてもおいしいです。秋田県は水もおいしいし、米もおいしいので、これからも質の高い日本酒を作っていってほしいです」と話していました。

    参加した酒蔵の社長で、秋田県酒造協同組合の渡邉康衛さんは「イベントを通じて、首都圏のお客さんから秋田の酒についてさまざまな反応が寄せられると思う。そうした意見をもとに、さらに質の高い酒を提供していけるようこれからもがんばっていきたい」と話していました。
    https://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/20240406/6010020768.html

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  11. がれきの下から見つかった希望の「酒米」、ボランティアや同業者の支援で日本酒醸造
    2024/04/10 14:00

     能登半島地震で酒蔵が全壊した石川県輪島市の「中島酒造店」が今月、がれきの下から見つかった酒米で醸造した日本酒を発売した。災害ボランティアが酒米を探し、県内の酒造会社が生産設備を提供した。蔵元の中島遼太郎さん(35)は、多くの支援で完成した一杯に再起を誓っている。(本田紗ら)

    完成した酒で乾杯する中島さん(右)とボランティアら(3月30日、石川県輪島市で)=本田紗ら撮影

     「乾杯!」「今までよく頑張った」。地震発生から3か月を目前にした3月30日、中島酒造店の作業場に大きな声が響いた。中島さんと7人の災害ボランティアが、完成した日本酒を一足先に味わった。中島さんが「皆さんのおかげで、ここまで来ることができました」と感謝を伝えると、拍手が起こった。

     1868年(明治元年)には酒を醸造していた老舗。2007年の地震で酒蔵が全壊し、その後に新築した蔵が元日の地震で倒壊した。8代目蔵元で 杜氏とうじ の中島さんは、酒造りに必要な道具が使えなくなり、崩れた蔵や散乱する割れた酒瓶などを前に、立ち尽くすしかなかった。

     中島さんは自宅も全壊した。通帳や携帯電話などを探してもらっていた災害ボランティアから「気になっていることがないですか」と聞かれ、酒米4・5トンが崩れた蔵の下に埋まっていると明かした。1月11日、ボランティアが約7時間かけてノコギリやスコップなどで折り重なったがれきを取り除き、米袋に入った酒米を見つけた。

    がれきから発見された酒米(1月11日)=中島さん提供

     コメは4日間かけて取り出され、このうち3・4トンは米袋が破けることも、雨にぬれることもなく無事だった。「うれしかった。これならお酒が造れると思った」。中島さんは希望を見つけた。

     生産設備については、あいさつを交わす程度の付き合いでしかなかった同県小松市の「東酒造」が手をさしのべてくれた。杜氏が奥能登の 珠洲すず 市出身で、家族は無事だったものの実家が倒壊。「能登を応援したい」と中島さんに連絡してきた。

     2月に東酒造の設備を借りて醸造を始め、3月26日に新酒の「初搾り」を行い、「能登 末廣すえひろ  しぼりたて純米酒」が完成した。「多くの人の思いが詰まったコメだからこそ、何としてもお酒にしたかった」と中島さんは胸をなで下ろした。

    「能登末廣 しぼりたて純米酒」

     東酒造の東祐輔社長(52)は「末廣らしいうまみとコクのある辛口。良い酒ができたなと、うれしく思う」と喜んだ。

     中島さんは当面、東酒造で醸造を続ける。輪島での酒造り再開の見通しは立たないが、「生まれ育った能登に誇りがある。地元住民が以前のような生活を取り戻すきっかけとなるよう、自分のできる限りの方法でアプローチしていきたい」と話している。
    https://www.yomiuri.co.jp/national/20240410-OYT1T50075/

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  12. [醸す 酒と文化]<1>酒蔵 地域文化の拠点
    2024/04/30 05:00

    能登と広島、双方の蔵による共同銘柄の酒を醸すため、蒸し上がった酒米を釜から出す蔵人(広島県竹原市の藤井酒造で)

    「いちのせき文学の蔵」で、井上ひさしの写真など一関市ゆかりの文学者の展示について語る佐藤さん

     日本の酒造りが、今冬にも国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録が決まると期待されている。1月の能登半島地震では酒蔵も被災し、復興への支援が広がる。酒は古来、文化の醸成に大きな役割を果たしてきた。文学、漫画、学問など文化の諸相と酒の関わりを、5回にわたり探る。

    資本力生かし芸術支援、名建築 

     「いきまーす」「はーい」

     広島県竹原市。1863年創業の日本酒蔵「藤井酒造」で4月中旬、早朝から蔵人たちが、巨大なタンクに入った白い液体を 櫂かい でかき混ぜたり、蒸し上がった酒米を釜から取り出したりと、忙しく立ち働いていた。発酵させて搾ると原酒になる、 醪もろみ を作っている。

     仕込んでいるのは、能登半島地震で酒蔵が倒壊した石川県輪島市の日吉酒造店の銘柄酒「おれの酒」や、両酒蔵の原料を使った共同銘柄の酒だ。日吉酒造店から米や種 麹こうじ を送ってもらい、配合や発酵時間などのレシピを教わった。

     醸造の代行は、日本酒の普及事業を行う企業「camo」(東京都)が「再建の希望になれば」と企画したプロジェクト「能登の酒を止めるな!」の一環だ。支援を表明する酒蔵は20を超え、クラウドファンディングでは、約3か月間で約4000万円が集まった。第1弾として被災した能登地方の五つの蔵の酒を、全国の五つの蔵が代わりに醸造している。

     酒蔵を建て直し、醸造を再開するまでには、年単位の時間と膨大な費用がかかる。長い道のりだが、日吉酒造店の 杜氏とうじ 、日吉 智あきら さん(49)は、「うちの銘柄の酒造りができていることは、思った以上に再建に向き合うための力になっている」と話す。

     できあがった酒は、6月7日に金沢21世紀美術館(金沢市)でお披露目される予定だ。一部は先行して5月17~19日、東京・渋谷のミヤシタパークでの日本酒イベントで販売される。

     藤井酒造の6代目蔵元、藤井義大さん(40)は、「地元に根ざした酒蔵をなくすことは、地域の文化を守るためにも避けなければならない」と話す。今回醸す酒には、酒蔵を守ることで能登の文化を守ろうという思いがこもる。



     歴史を振り返れば、多くの酒造家が、名士としての顔を持ち、資本力を生かして、芸術家を支援し、名建築を建て、学校を開いた。櫻正宗(神戸市)を営んできた 山邑やまむら 家が、近代建築の巨匠、フランク・ロイド・ライトの設計で建てた別邸(現・ヨドコウ迎賓館)は、国の重要文化財に指定されている。山邑家など、灘五郷と呼ばれた地域の酒造家が代表例だが、他の地域でも酒造家は地元の文化を支えた。

     岩手県一関市の「 世嬉せき の一酒造」は、かつての仕込み蔵を、酒の文化を伝える博物館として公開している。その一角にあるのが、同市ゆかりの文学者の資料などを収めた「いちのせき文学の蔵」だ。わずか10坪ほどの文学館だが、明治時代に家庭教師として一関に滞在した島崎藤村や、この地で急逝した無頼派作家・色川武大ら、地元ゆかりの作家の資料が展示されている。

     市内に文学館を求める運動を地元有志が始めた1989年、作家の井上ひさしが一関を訪れた。「ぜひ私も会員にしてください」。井上は、家族が一関で土木工事に関わったことから、同酒造の空いた蔵を利用した宿舎で、中学生時代の一時期を過ごした。

     翌年から何度も講演し、作文教室を開いて、生徒たちの大量の作品に徹夜で手を入れた。「いただくなら、1億円でも1円でも同じ」と、謝礼は受け取らなかったという。

     息の長い活動の末、2006年に「文学の蔵」はオープンした。蔵の建物は国の登録文化財となり、今も地域の文化を支える拠点となっている。

     同酒造の相談役で、文学館の館長を務める佐藤 晄僖こうき さん(82)は穏やかに語る。「色んな方のご縁でできあがった、この蔵は地域の共有財産。一関に文学を育む土壌があったことを、次の世代につなげることができればいい」

    (文化部 森田睦、川村律文)

    日本酒や焼酎の技術無形遺産登録に期待 

     日本各地の気候風土に合わせて造られてきた日本酒、焼酎、泡盛などの「伝統的酒造り」のユネスコ無形文化遺産登録は、今年11月頃にユネスコの評価機関によって登録可否の勧告がなされ、12月の政府間委員会で正式に決まる見通しだ。

     伝統的な麹菌を用い、杜氏や蔵人が手作業で行う酒造りの技術は、国の登録無形文化財になっている。ユネスコへの提案では、きれいな水や上質な酒米を確保する環境保全の取り組み、酒 粕かす も無駄にせず料理に使用するなど、SDGs(持続可能な開発目標)にかなう点も強調した。

     日本酒造組合中央会によると、2023年の日本酒輸出額は約411億円で、13年の約105億円の4倍近いが、過去最高額(約475億円)を記録した22年からは、中国の景気減速の影響などで落ち込んだという。世界での認知度向上に向け、無形遺産登録への関係者の期待は大きい。(文化部 多可政史)
    https://www.yomiuri.co.jp/shimen/20240429-OYT9T50167/

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    1. [醸す 酒と文化]<2>漫画が縁 32年続く主力商品
      2024/05/01 05:00

      「るみ子の酒」を手にする森喜るみ子さん

      ポテトサラダのこだわりを語る宗達(「酒のほそ道」より)(C)ラズウェル細木/日本文芸社

      至福の一息をつくワカコ(『ワカコ酒』より)(C)新久千映/コアミックス

      『夏子の酒』を手に「酒蔵ごとにポリシーがある」と語る尾瀬さん

       三重県伊賀市の「 森喜もりき 酒造場」は明治時代から続く造り酒屋だ。専務の森喜るみ子さん(64)が手にした瓶のラベルには、柔らかくほほえむ女性のイラストと、「るみ子の酒」の文字。ラベルは『夏子の酒』(講談社)で知られる漫画家、尾瀬あきらさん(76)が手がけた。「酒造りを続けられるか、という状況で『夏子の酒』が背中を押してくれた」と、森喜さんは言う。

       1988年から91年に連載された『夏子の酒』は、主人公の佐伯夏子がコピーライターを辞めて実家の酒蔵に入り、亡き兄から生前託された「まぼろしの米」で酒を造る物語だ。尾瀬さんは、「酒蔵を新しい視点で描きたかった」と話す。本を読みあさり、酒蔵を取材し、「原料にも関心が向かった」。夏子の酒造りは米作りから始まる。台風など自然との闘いや、収穫した米を 杜氏とうじ や蔵人の手で発酵させ、酒にする過程が描かれる。蔵の温度、湿度、発酵の音まで伝わるかのようだ。

       森喜さんは製薬会社に勤めていたが、父が倒れたため酒蔵を継いだ。売り上げの多くを占めていた取引先から打ち切りを告げられ、「廃業するかもしれなかった」時期もあったという。知人に勧められた『夏子の酒』を読み、「酒蔵への取材力と表現力に感動した」。尾瀬さんに手紙を出すと、返事があり、やがてできた酒に、尾瀬さんが「るみ子の酒」と名付けた。今では32年続く主力商品だ。

       良い酒とは何か。尾瀬さんは、「皆で語らい、和やかにひとときを過ごせるお酒。やけ酒はいけないが、例外は、愛する者を失ったとき」と語る。「お酒には、そういう優しさがひそんでいると思うんです」

       ◇

       <グーーッ><たまらんなあ この瞬間!>

       主人公がビールや日本酒をグイッと飲む場面が印象的な『酒のほそ道』(日本文芸社)は今年で連載30年。主人公の岩間 宗達そうたつ は仕事帰りや休日に仲間と飲むのが趣味のサラリーマン。酒場での振る舞いや四季折々のつまみに、うんちくを語る。作者のラズウェル細木さん(67)は「酒と酒場のうんちくはネタが尽きない。酒飲みは皆こだわりがあり、それがある種のバカバカしさ、おかしみを持っているのが漫画向きなのでは」と語る。

       会計時は「おあいそ」ではなく「お勘定」と言うべき、そばの「天ヌキ」とは何か(そばを抜いた天ぷらそば)、ポテトサラダへのこだわり……などを柔らかなタッチでつづる。週刊連載で、大事にしてきたのは季節感だ。サンマは、秋になると何度も取りあげる。「飲んべえが何度も同じことを言うように。マンネリと言われるかもしれないけど、いいんですよ」

       連載30年で酒場も変わった。駅前開発が進み、コの字カウンターの老舗が消えていく。かつての味や風情を、ページの中に見つけることができるのも、漫画ならではだ。酒の種類が増え、女性の一人飲みが普通の光景になるといった変化もあった。「知らない人たちと同じ時間、空間を共有できる一体感が、酒場の良さではないでしょうか」

       ◇

       女性の一人酒を描いたのが、 新久しんきゅう 千映さん(43)の『ワカコ酒』(コアミックス)だ。26歳の会社員、村崎ワカコの毎夜の楽しみは、酒場で一人、酒とつまみに舌鼓を打つこと。新久さんも大の酒好きだ。「お酒と漫画という好きなもの同士なら、自分の内面から描けそうだとピンときました」。登場する店や料理は、現在暮らす広島市で実際に取材したものが多い。

       ワカコは肩肘張らないメニューとお酒を選んで、グラスやおちょこを傾け「ぷしゅー」と、至福の表情で一息つくのがお決まりだ。「その日の気分に合わせてお酒と料理を選び、『おいしい!』と味わうだけでいい」という新久さんの思いだ。

       ワカコの素朴な姿は、左党にも一人酒の初心者にも、酒のある豊かな時間を教えてくれる。店員から飲み方を学んだり、ほかの客の会話に心の中でツッコミを入れたり、我が身を省みたり。日常に酒がゆったりと寄り添う。新久さんは「お酒も漫画も、リラックスした時にたしなむもの」と話す。

       酒と漫画の相性がいいのは、どちらもオンとオフを分けてくれるからなのかもしれない。(文化部 高梨しのぶ、池田創、小杉千尋)
      https://www.yomiuri.co.jp/shimen/20240430-OYT9T50143/

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    2. [醸す 酒と文化]<3>知性が出会う文壇バー
      2024/05/07 05:00

      銀座「ルパン」の入り口

      銀座「ルパン」店内。太宰治が座った席はカウンターの左端(4月27日、東京都中央区で)=和田康司撮影

      ルパンのカウンターを愛した太宰治(額縁内の写真は林忠彦撮影)

      「風花」の移転後初日は、なじみの作家らが訪れ、にぎやかな夜になった

       ブティックや宝石店が並ぶ東京・銀座の繁華な通りを曲がり、薄暗い路地裏に入ると、シルクハットをかぶった大怪盗の看板があった。バー「ルパン」は坂口安吾ら昭和の文豪が通った1928年創業の老舗だ。ドアを開け、地下へと続く階段を下りれば、店内は木調のカウンターが往時の雰囲気をそのまま残している。

       「これはゴールデン・フィズ。先代のバーテンダーが、元気がなさそうな安吾さんに出したら、何杯もお飲みになったらしいです」。四半世紀にわたってカウンターに立つバーテンダー・開幾夫さん(73)が、当時から使っているグラスにカクテルを注いでくれた。ジンフィズに卵黄を混ぜた滑らかで甘い味わいが、気を落とした無頼派の心を慰めたようだ。

           ◇

       銀座では昭和初期、「カフェー」と呼ばれた女性従業員が同席する飲食店が流行していた。その一つ「タイガー」で働いていた高崎雪子さん(1995年死去)が、常連だった菊池寛や泉鏡花らの支援を受け、独り立ちして開店した。安吾のほか、織田作之助や太宰治も訪れた。カウンター席に足を乗せる酔いどれの太宰の有名な写真がこの店で撮られ、店の壁に今も飾られている。

       昭和文壇で「最後の常連」だった野坂昭如は、この店を舞台にしたミステリー「ルパン殺人事件」で、どこか雪子さんを思わせる女主人を登場させた。作家が通う店は、作品も生んだ。

       カウンターは世相を映す。雪子さんの孫、尚彦さん(52)は「今でこそ女性や海外からの観光客が一人でいらっしゃることもありますが、かつては画家や作家、写真家など男性客ばかり、男の世界だったようです」と話す。「今のように通信も発達していなかった時代。新聞社や出版社が近くにあり、待ち合わせや打ち合わせに使われた。ここに来れば誰かいる。バーは知的な出会いの場、ハブの役割も果たしていたのでは」

       作家や編集者らが愛顧する「文壇バー」は昭和期に、銀座や新宿の周辺に根を張った。銀座のバー「おそめ」「エスポワール」のマダムによる客を巡る女の闘いは、川口松太郎「夜の 蝶ちょう 」の題材になり、映画化もされた。

       だが近年は、廃業が少なくない。自著『聖子』で、檀一雄や井伏鱒二らが集った新宿のバー「風紋」(2018年閉店)の女性店主を取材した作家の森まゆみさんは「(風紋の)最後の頃は太宰ファンが来て、太宰を知る人に会い、太宰の匂いを嗅いでいた。今は人間の匂いがデオドラント(脱臭)される時代だけど、文壇バーには失われた人間の香りがあった」と懐かしむ。

       「風紋」では、評論家や作家による勉強会が開かれていた。森さんは自著のあとがきで、同店を〈作家をもてなすための業界のていのいい受け皿〉としての文壇バーでなく、〈文化活動、思想運動の結節点〉と位置づけた。「文士に女の人が仕える場ではなくて、文化の媒介というか」と語る。

           ◇

       文壇バーは今でも、文化の磁場であり続ける。「風紋」から一字取って店名に冠す1980年創業のバー「風花」では、作家らによる朗読会が開催されていた。店は今年、入居するビルの老朽化で、新宿から四谷に移動した。当初は廃業も考えたが、常連客の懇願で再開店に至った。

       カウンターなどは新宿時代のものを新店舗に移した。ボトル棚の一角には、生前の中上健次が愛飲したウイスキーが今も堂々と置かれている。

       店主の滝澤紀久子さん(83)によると、劇作家が血の流れるけんかを繰り広げ、作家らによる文学談議が朝まで続くこともあった。「『文壇バー』を開いたつもりはないのよ。いつからそう呼ばれるようになったのかしら。自然に変な人ばかりが集まるようになって」

       どれだけ便利な時代になっても、酒場の耳学問は、本やネットからは得がたい。文壇バーは、陰の文学史の語り部でもあり、だからこそ、明日も夜な夜な誰かがドアを 叩たた くのだろう。(文化部 真崎隆文)
      https://www.yomiuri.co.jp/shimen/20240506-OYT9T50152/

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    3. [醸す 酒と文化]<4>酒造会社 息の長い支援と発信
      2024/05/08 05:00

      「酒も文化も実を結ぶまで時間」

      サントリー学芸賞の贈呈式で乾杯するサントリー文化財団副理事長の鷲田清一・大阪大名誉教授=財団提供(昨年12月11日、東京都内)

       「学芸賞は専門知を社会につないでいくもので、贈呈式は研究者や編集者らの間に橋をかける場だ」

       東京都内で昨年12月に開かれた、サントリー学芸賞贈呈式。パーティーの冒頭、同賞を主催するサントリー文化財団の創設に深く関わり、2020年に亡くなった劇作家・山崎正和さんの言葉が紹介された。

       山崎さんは生涯のテーマとして「社交」に取り組んでいた。財団の理事を務める政治学者で東大名誉教授の御厨貴さん(73)が補う。「人がつながっていく社交の先に、学問や芸術、地域文化がある。酒は社交そのもので、文化とは切っても切れないもの。山崎さんはそう考えていた」

       財団は、サントリーの佐治敬三社長(当時)が山崎さんらと1979年に作った。これまでに政治・経済など4分野で計379人を表彰し、その多くが論壇で活躍した。財団は、地域文化に貢献した団体や個人にも、地域文化賞を贈ってきた。

       なぜ続けられたのか。御厨さんは、酒造会社でオーナー企業の財団であることが大きかったとみる。「酒は造るのに時間がかかり、利益がすぐに出ない。実を結ぶまで時間がかかり、酒と似たところがある文化を育てたいと、佐治社長は思っていた」



      桝田さんが改修して陶芸家が住むことになった古民家=桝田酒造店提供

       酒造会社による文化支援は、大企業に限らない。富山市の桝田酒造店社長の桝田隆一郎さん(57)は、25年以上前から地元・岩瀬地区の古い空き家を購入して改修し、ガラス作家や陶芸家、料理人らに引き渡してきた。その数は30棟を超え、かつて北前船で栄えた街には、作品や料理を求めて人が訪ねるようになった。桝田さんは「世界に誇れる街にしたかった。代々続く造り酒屋として、地域への責任感もあった」と話す。

       同様の事例は昔から多く、江戸時代、伊丹(兵庫県)の酒造業者たちは、自分たちも楽しみつつ俳人を支援し、伊丹風俳諧を生んだ。小布施(長野県)で酒造業などを営んだ高井鴻山は、葛飾北斎を江戸から招き、画業を支えた。



       酒造会社は文化を「スポンサー」として支援するだけでなく、発信もしてきた。その一つが広告だ。

      多田北烏による美人画ポスター(1928年)=キリンホールディングス提供

      多田北烏による美人画ポスター(1926年)=キリンホールディングス提供

       ビール会社などは明治期から戦前にかけ、色鮮やかな美人画ポスターを量産し、芸術的な関心を集めた。戦後もテレビなどで盛んに広告を発信した。キリンホールディングスアーカイブ室の山田弥生さん(44)はその理由を、激しい占有率争いと差異化の難しさだと説明する。「自社ブランドを好きになってもらうしかないため、広告作りに力が入った」という。競争の結果として、豊かな広告文化が花開いた。

      人気を博した「洋酒天国」の表紙=サントリー提供

       酒造会社発の雑誌も生まれた。中でも、サントリー(創刊時は寿屋)のPR誌「洋酒天国」(1956~64年)は今も語り継がれている。知的でエスプリの効いた誌面が評判となり、当初数千部の部数は20万部超に増えた。関わった社員は、開高健や山口瞳、柳原良平といった、後に大活躍する面々。編集に携わった文筆家の小玉武さん(86)は振り返る。「『酒は文化』という意識が社員に染み渡り、一ひねりあるものを生み出したいと思っていた」

       酒も文化も、生活や時間に余裕があるからこそ生まれる。その楽しみの先に、ふくよかな社会が広がる。(文化部 小林佑基)
      https://www.yomiuri.co.jp/culture/20240507-OYT8T50127/

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    4. [醸す 酒と文化]<5>庶民化の歴史と「酒格差社会」
      2024/05/14 05:00

      平安宮跡で見つかった「造酒司」倉庫の跡。柱跡の位置が表示されている(京都市中京区の「京都アスニー」内)

       酒は日本人の先人の知恵から生み出された飲み物。酒を学ぶことは、日本文化を学ぶことである――。国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)無形文化遺産登録を目指し、文化庁は海外向けのPRに力を注ぐ。

      誰もが楽しめた大衆酒場文化 変質の危機

      文化庁が公開した「伝統的酒造り」のPR動画の一場面。麹造りの過程を英語で解説する

       昨年10月、日本酒や焼酎、泡盛など「伝統的酒造り」の魅力を伝える英語版動画を公開した。 麹こうじ 造りが品質を左右し、長年の経験と知恵を駆使した蔵人の技が生きていることなどを取り上げた。酒は、水や森林などの自然、気候や風土と密接に関わり、祭りや行事といった文化と深く結びつくことを強調している。

      貴族社会 醸造は役所で

      江戸時代の黄表紙には酒を飲む庶民の姿が頻繁に描かれる=十返舎一九作『福徳三歳酒:2巻』寛政13年(1801年)序.江戸時代の黄表紙には酒を飲む庶民の姿が頻繁に描かれる=十返舎一九作『福徳三歳酒:2巻』寛政13年(1801年)序.国立国会図書館デジタルコレクション

       長い日本の歴史を酒を通して見つめたとき浮かび上がるのは、時代が進むにつれて製法や品質が洗練され、多くの人に親しみやすくなっていく事実だ。

       奈良・平安時代、酒は神事や宮中の宴に欠かせず、醸造は「 造酒司みきのつかさ 」という役所が担った。平城宮跡(奈良市)では、造酒司の跡から尾張(愛知県)・丹後(京都府)など、全国から運ばれた原料米に荷札として付けられた木簡が出土した。

       中世には寺社やその配下の酒屋が酒造りを担うようになる。奈良や大阪の寺社で造られた酒は「僧坊酒」と呼ばれ、高く評価された。

       「昇進した僧侶が自腹で3日間の宴を主催」「仏事終了後に酒宴。僧坊酒で足りないものは小売酒屋で買い足し」「会議をサボれば酒代をおごる。無断欠席3回=5人分の酒代」

       酒にまつわるリアルな記述は室町時代の寺社の記録にも残る。仏教の戒律では酒は禁止だが、この時代の捉え方は柔軟だった。芳澤元・明星大准教授(日本中世史)は「酒宴を開催することで集団の結束や会議運営の秩序を重視したのだろう。清濁あわせのむ寺院の態度が、酒造業や地域の発展に寄与した」と話す。

      江戸の町では晩酌楽しむ

       酒造りの技術は室町時代以降、全国に広まった。江戸時代までに火入れや寒造りなどの技術が出そろう。

       「酒が庶民に近くなり、浮世絵や黄表紙の題材となった。近世文学作品の分析から、酒をめぐる現代との共通点や違いがうかがえる」。新潟大日本酒学センターの畑有紀・特任助教(日本近世文学)は話す。

       江戸の町では庶民も晩酌を楽しめるようになった。当時の酒の番付表からは、流通量の多い酒より希少価値の高い酒が評価された実態なども分かる。

      社会に香りや彩りを

       だが社会格差の広がりが指摘される現代日本では、多くの人が楽しめたはずの酒をめぐる環境が変質し始めているのかもしれない。

       戦後の居酒屋の変化から「格差社会」を読み解くのは、『居酒屋の戦後史』の著書がある橋本健二・早稲田大教授(社会学)だ。

       終戦直後に闇市で出されたもつ焼きやもつ煮などが一般化し、各地に大衆酒場が増えた。1970年代、高度経済成長で所得格差が減少し、酒の消費額も拡大した。橋本教授は「あらゆる階層が同じような大衆酒場で酒を楽しむ文化ができた」と話す。

       その「一億総中流」の構図はバブル崩壊後、過去のものになった。経済悪化に伴い、中流意識を持つ人が減り、自由に居酒屋で飲むことが難しい層が増えたという。橋本教授は、酒を楽しめる人とそうでない人に分かれる「酒格差社会」に入ったと指摘する。

       「酒は 嗜好しこう 品だが、他の嗜好品と違い、人々をつなぎ、食文化を豊かにする社会的機能を持つ。誰でも酒を楽しめる社会が必要だ」

       酒の文化は、社会に香りや彩りを与えてきた。いかに後世に伝えるか今、問われている。(文化部 多可政史、前田啓介)(終わり)
      https://www.yomiuri.co.jp/culture/20240513-OYT8T50117/

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  13. 新潟 県内外の人気ラーメン楽しめる催し 多くの人でにぎわう
    2024年5月18日 15時36分

    ラーメンにかける外食費用が全国トップレベルの新潟市で、業界をさらに盛り上げようと県内外の人気のラーメンを楽しめる催しが開かれ、多くの人でにぎわっています。

    新潟市西区の「新潟ふるさと村」で行われているこの催しは、新潟県出身で都内でラーメン店を営む店主などが新潟のラーメン業界を盛り上げようと企画しました。

    先週から4週続けて週末に開き、県内外の合わせて30店ほどがラーメンの味を競い合います。

    18日は県内の4店舗と都内から4店舗が出店し、会場には威勢のいいかけ声が飛び交い、それぞれの店の前には家族連れなどの長い列ができていました。

    訪れた人たちはラーメンの食べ比べを楽しんだあと、好みのラーメンに1票を投じていました。

    20代の男性は「ラーメンが好きで福島県から来ました。色々食べて新潟のラーメンを勉強したいです」と話し、50代の男性は「とてもおいしいです。県外のラーメンも食べられるのがうれしいです」と話していました。

    催しの発起人で都内でラーメン店を営む蓮沼司さんは「多種多様なラーメンがある新潟の魅力を全国に広めていきたいと企画しました。今後もイベントを続けて新潟のラーメン業界を盛り上げていきたい」と話していました。

    催しの収益の一部は能登半島地震の義援金にあてられるということです。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240518/k10014453421000.html

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  14. 福島 NEWS WEB
    全国新酒鑑評会 福島県「金賞」18点で2位 日本一奪還逃す
    05月22日 13時15分

    各地の酒蔵が日本酒のできを競う全国新酒鑑評会の結果が22日、発表され、特に優れた「金賞」に福島県から18点が選ばれました。
    都道府県別の受賞数では2位と惜しくも日本一奪還を逃しましたが、福島県の日本酒の品質の高さを改めて示す結果となりました。

    「全国新酒鑑評会」は、広島県東広島市にある独立行政法人酒類総合研究所が日本酒の製造技術と品質の向上のため明治時代から開いている唯一の全国規模の日本酒の鑑評会で、112回目のことしは828点が出品されました。

    先月から今月にかけて行われた審査の結果が22日午前10時に発表となり、「入賞」に392点、このうち特に優れた「金賞」には195点が選ばれました。

    「金賞」に選ばれた福島県の酒は去年より4点多い18点で、都道府県別の受賞数で1位となった兵庫県の19点に次ぐ2位でした。
    福島県は去年、「金賞」の都道府県別の受賞数で10連覇がかかっていましたが、5位まで順位を下げて記録が途絶え、再び日本一を奪還できるかに注目が集まっていました。

    ことしは惜しくも2位となりましたが、去年よりも金賞の数を伸ばし、福島県の日本酒の品質の高さを改めて示す結果となりました。

    福島市にある県酒造組合の事務所には、日本一の奪還がかかる全国新酒鑑評会の結果発表の瞬間を収めようと、午前10時の発表にあわせて大勢の報道関係者が集まりました。

    結果はインターネット上で発表され、事務所では待ち構えていた組合の担当者が都道府県別の金賞受賞数を1つ1つ数え上げていきました。

    集計の結果、入賞の数は31と、全国で最も多くなったものの、金賞は18と、19の兵庫県に一歩及びませんでしたが、事務所では金賞の数を去年から4つ伸ばした成果をたたえる声が上がっていました。

    今回の結果について、県内で酒造りの指導に当たってきた「日本酒の神様」こと県酒造組合特別顧問の鈴木賢二さんは「ことしは想定通りの味わいになり、自信もあっただけに、日本一にならなかったことは残念ですが、去年よりはずいぶん躍進しましたので、結果には十分満足です。新しい酵母が開発される動きもあるので、今後も情報収集して、前向きに取り組んでいきたい」と話していました。

    また、県酒造組合の渡部謙一会長は「1蔵の差だったので率直に言って悔しい気はします。ただ、今年は全体的にレベルが高く、品質は上がっています。追われる立場よりも追う方が強いですので、来年に向けて日本一が取れるようにまた酒造りに精進していきたいです」と話していました。
    https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20240522/6050026246.html

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    1. 福島 NEWS WEB
      全国新酒鑑評会 出品した酒蔵は
      05月22日 17時30分

      全国新酒鑑評会にことし初めて酒を出品した磐梯町の酒蔵では金賞受賞を果たすことはできませんでしたが、蔵人たちが次回の鑑評会に向け決意を新たにしました。

      磐梯町の「磐梯酒造」はことし春の県産日本酒の鑑評会で金賞に選ばれたことなどから、蔵の若手から全国新酒鑑評会に挑戦したいと声が上がり、ことし初めて全国新酒鑑評会に出品しました。

      鑑評会に向けてつくったのは福島県のオリジナル品種の酒米「福乃香」を使った純米吟醸酒で杜氏の桑原大社長と蔵人の五味治馬さん(23)が結果を確認しました。

      そして、発表の時刻を迎え、リストに名前がないことを確認した2人は、うつむいて残念な表情を浮かべていましたが「来年また頑張ろう」などと、お互いに声をかけ合って気持ちを切り替えていました。

      五味さんは「おいしいお酒を目指して全国に出したいと思い、冬の期間に一生懸命つくり、ことし初めて出品しました。受賞はできませんでしたが、来年も仲間と協力して頑張りたいです」と話していました。

      桑原社長は「若い人から『社長やりましょう』と声があがり、今回初めて出品しましたが全国の壁は高く、残念でした。何が何でも来年リベンジします」と話していました。





      「奥の松」の銘柄で知られ、去年まで14回連続で金賞を受賞している二本松市の東日本酒造協業組合は今回、金賞の受賞を逃し、連続受賞記録が止まりました。

      出品酒の仕込みを担当した杜氏の殿川慶一さんは、会社の幹部らとともに発表の午前10時に酒類総合研究所のホームページに掲載された審査結果を緊張した面持ちで確認しました。

      そして金賞を逃したことを確認すると、口数も少なく肩を落としていました。

      殿川さんは、「プレッシャーは毎年ありましたが、いいお酒を造ることに集中してやってきました。残念のひと言です」と話していました。

      全国新酒鑑評会に通常使われる酒米ではなく、あえて食用米の地元産コシヒカリで仕込んだ酒を3年連続で出品してきた浪江町の「鈴木酒造店」は、ことしも受賞を逃しました。

      江戸時代から続くこの会社は13年前の東日本大震災と原発事故で被災したあと、避難先の山形県長井市で酒造りを続け、3年前、ふるさとの浪江町に酒蔵を再建しました。

      浪江町の人がふだん口にしている地元の米で造った酒で全国新酒鑑評会で評価され、原発事故で傷つけられたふるさとのプライドを回復させたいと、地元産のコシヒカリで仕込んだ酒を出品してことしで3回目になります。

      食用米は酒米と比べて粒が小さく粘り気が強いため、良い酒を造るのは技術的に難しいということです。

      今回の結果について、杜氏の鈴木大介社長は「手応えは得てきています。残念ですけど来年に向けて頑張っていくしかない」と話していました。

      全国新酒鑑評会で金賞を受賞した会津若松市の酒蔵では、3年ぶりの受賞の喜びをかみしていました。

      会津若松市にある創業300年余りの花春酒造は全国新酒鑑評会で去年、おととしと金賞を逃がし入賞にとどまっていて、ことし、3年ぶりに金賞を受賞しました。

      出品したのは酒米の山田錦を使った大吟醸で、ことしは原料に使うコメが暑さの影響で硬くなっているので仕込む水の量に気を遣ったり、冬の間の気温が高く、温度管理に苦労したものの、きれいな甘みのある香り高い酒に仕上がったということです。

      杜氏の柏木純子取締役製造部長は「鑑評会は簡単に金賞をとれるかというとそう甘い世界ではなく、一日一日、発表を待っていたので受賞はとてもうれしいですし、会社にとって励みにもなるので今後も社員一丸となっていい酒をつくっていきたい」と話していました。
      https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20240522/6050026247.html

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    2. 福島 NEWS WEB
      全国新酒鑑評会 結果発表 県の観光物産交流協会では
      05月22日 17時30分

      県の観光物産交流協会では全国新酒鑑評会の結果が発表された午前10時すぎから、職員による集計作業が行われました。

      集計会場では職員が結果が印刷された紙を見ながら念入りに数え、日本一を逃したことがわかると「惜しい」などと言いながら悔しい表情を見せていました。

      その後、同じ建物の1階にある協会が運営する県観光物産館の酒販売コーナーには、金賞を受賞した酒のうち、8種類を並べた特設の売り場が設けられ、受賞した蔵の「名倉山酒造」の社員が早速、納品に訪れていました。

      「名倉山酒造」の営業部、花見政一主任は「去年は受賞を逃したのですがことしは杜氏の努力のおかげで金賞をとれました。受賞数日本一には一歩及ばず悔しいですが、これからも日本酒で福島を盛り上げていきたいです」と話していました。

      物産館を訪れていた69歳の女性は「ことしは期待していたので日本一とならず残念でしたが、福島の酒はどの銘柄を飲んでもおいしいです。また来年頑張ってほしい」と話していました。

      県観光物産館の櫻田武館長は「僅差で日本一を取れなかったのは本当に残念ですが、ここまで突き詰めてきた酒蔵の努力は素晴らしいと思います。福島の酒造りの技術と味は日本一だと思うのでまた来年に向けてまい進してほしいです」と話していました。
      https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20240522/6050026249.html

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    3. 「去年の悔しさ」バネに…2年ぶり金賞受賞 松崎酒造『廣戸川』全国新酒鑑評会 福島・天栄村
      5/22(水) 17:19配信 TUFテレビユー福島

      新酒の出来栄えを競う全国新酒鑑評会の結果が22日に発表され、福島県は金賞受賞数日本一は逃しましたが、18銘柄が受賞し、兵庫県に次ぐ2位となりました。

      【写真を見る】「去年の悔しさ」バネに…2年ぶり金賞受賞 松崎酒造『廣戸川』全国新酒鑑評会 福島・天栄村

      2年ぶりに金賞を受賞した酒蔵が、福島県天栄村にあります。カギとなったのは「去年の悔しさ」でした。

      松崎酒造 杜氏・松崎祐行さん「うれしかった。特に去年が県としても蔵としても途切れてしまったので」

      明治25年創業の老舗酒蔵「松崎酒造」。今年、2年ぶりに金賞を手にしました。受賞した「大吟醸廣戸川」は、県産米「夢の香」を活かしたすっきりとした飲み口が特徴です。

      6代目の松崎祐行さんが杜氏に就任してから10回連続で金賞を受賞していましたが、去年は金賞を逃しました。

      松崎祐行さん「いつか途切れるだろうなというのはもちろんあったが、悔しさがぐっと込み上げてきた」

      ■今年こそは金賞を…

      「今年こそは金賞を」。そんな思いで課題だったコメの溶けにくさを改善するため、仕込みの段階で水を減らすなど様々な対応策を講じました。そのかいもあり、2年ぶりの金賞受賞です。

      松崎祐行さん「1位になった兵庫県がすごいというのもあるが、やはり福島の酒は本当においしいものが多いので、もう一度ここから再スタートという気持ちでやっていければ良いと思う」

      杜氏の松崎さんは「去年逃した悔しさが改めて見つめ直すきっかけになった」と話していました。
      https://news.yahoo.co.jp/articles/3192f34d801d1c76c8896938a805f9eb721333fb

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    4. 日本酒金賞18銘柄 全国鑑評会 「日本一」奪還ならず 
      2024/05/23 05:00

      金賞受賞を祝う内堀知事や蔵元の関係者ら(22日、福島市で)

       新酒の出来栄えを競う「全国新酒鑑評会」の審査結果が22日、発表された。福島県内の蔵元が出品した18点が金賞を受賞し、兵庫県の19点に続いて2位となった。2022年まで9回連続で達成していた金賞受賞銘柄数日本一の奪還はならなかったが、県オリジナル酒米の「福乃香」を使用した日本酒が初めて金賞を受賞するなど、品質の高さを改めて示した。

       今年の鑑評会には全国から828点が出品され、392点が入賞。このうち特に優秀と認められた195点が金賞に輝いた。

       県内から出品されたうち金賞は18点と、兵庫県には及ばなかったものの、全国5位だった昨年の14点を上回った。今年の鑑評会に出品した酒に使用された酒米は、昨年のものと同様硬かったが、対策を打つことで味わい良く仕上がり、昨年よりも期待が持てるとされていた。

       県酒造組合によると、今回初めて、県が開発した酒米「福乃香」を使用した日本酒「ロ万」が金賞を受賞した。「ロ万」の醸造元、花泉酒造の中丸信専務は「県で開発されたコメを使って挑戦したいという思いだった」として、「コメを水につける時間を変えるなどして試行錯誤してきた。柔らかな甘みの酒に仕上がった」と喜びをかみしめた。

       福島市中心街ではこの日、振る舞い酒や飲み比べのイベントが開かれ、喜びに沸いた。まちなか広場では蔵元の代表らが金賞受賞酒を振る舞い、用意した分がすぐになくなる人気ぶりだった。

       県観光物産館でも金賞受賞酒の飲み比べイベントが行われた。開始40分前から待機し、一番乗りで参加した同市のパート、宍戸まき子さん(63)は、用意された全8銘柄を飲み比べた。「会州一」を口にした際は「熟成された味わい。甘口だけど甘みが強くなく、辛口が好きな私でも楽しめた」と笑顔で話した。
      https://www.yomiuri.co.jp/local/fukushima/news/20240523-OYTNT50023/

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  15. 山形 NEWS WEB
    全国新酒鑑評会 山形県「金賞」14点で3位 連覇はならず
    05月22日 17時12分

    日本酒の出来栄えを競う全国新酒鑑評会の結果が22日、発表され、特に優れた「金賞」に山形県から14点が選ばれました。
    都道府県別の受賞数で山形県は3位となり、連覇はなりませんでした。

    全国新酒鑑評会は、日本酒の品質や製造技術の向上のため広島県にある独立行政法人酒類総合研究所などが毎年、開いていて、全国規模で開催される唯一の日本酒の鑑評会です。

    112回目のことしは全国から828点が出品され、審査の結果が22日、発表されました。

    それによりますと、特に優れた「金賞」を受賞したのは全国で195点で、このうち山形県からは去年より6点少ない14点が選ばれました。

    都道府県別の受賞数で最も多かったのは兵庫県の19点、次いで福島県の18点、山形県は3位でした。

    山形県の酒は、去年、都道府県別の受賞数で日本一となりましたが、連覇はなりませんでした。

    山形県酒造組合の仲野益美会長は「連覇はならず残念だが、3位という結果は山形の酒の品質や技術力の高さを示すことができたと受け止めている。この悔しさを糧に酒蔵どうしが切磋琢磨し、来年は再び日本一を目指したい」とコメントしています。

    全国新酒鑑評会で3年ぶりに金賞を受賞した米沢市の酒蔵は「猛暑の影響で固いコメが多く苦労した」と振り返り受賞の喜びをかみしめていました。

    創業420年余りの米沢市の酒造会社「小嶋総本店」では「東光」という純米大吟醸を全国新酒鑑評会に出品し、この酒造会社としては3年ぶり13回目の金賞に選ばれました。

    去年の猛暑の影響で原料の山田錦の中には固いコメが多く、水に浸す時間を長くしたほか、発酵の過程で、コメが適切に溶けるよう、温度管理に気を遣ったということです。

    酒造会社によりますと、ことしも例年と同じように香りがよく、厚みのある味わいになったということです。

    小嶋総本店の小嶋健市郎社長は「ことしは酒造りが難しかったが、金賞という結果が出てほっとしている。国内外で日本酒を楽しんでもらえる人が増えているので、今後も、日本酒の産地として山形を高めていけるよう、頑張って行きたい」と話していました。
    https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamagata/20240522/6020020581.html

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  16. 夕張メロンの初競り 最高値は2玉で300万円 札幌
    2024年5月24日 12時45分

    贈答用としても人気がある「夕張メロン」のことし初めての競りが札幌市で行われ、最も高いものには2玉で300万円の値が付きました。

    夕張メロンの初競りは、札幌市中央卸売市場で24日7時すぎに始まり、23日に収穫されたおよそ1700玉が競りにかけられると、仲買人たちの威勢のよい掛け声が響きわたっていました。

    地元の農協によりますと、ことしは天候に恵まれたこともあって生育は順調だということです。

    24日朝の競りでは、最も高いものには2玉で300万円の値が付きました。

    青果物のこん包などを手がける夕張市の会社が3年連続で最も高い価格で競り落とし、会社の野田清道会長は「ことしのメロンは特に濃くてうまいです。落札できてほっとしています」と話していました。

    夕張市の厚谷司市長は「多くの方に夕張にお越しいただいて、夕張メロンの芳じゅんな香りと、とろけるような触感を楽しんでほしい」と話していました。

    最も高い価格で競り落とされたメロンを含むおよそ100玉は、食べ頃となる来月1日と2日に「夕張メロンドーム」で無料でふるまわれるということです。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240524/k10014459371000.html

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  17. 全国新酒鑑評会 兵庫6年ぶり金賞数1位 2位福島、3位山形
    5/24(金) 19:30配信 食品新聞

    日本中の酒蔵が技術を結集した大吟醸・純米大吟醸などを出品する

    酒類総合研究所(酒類総研)主催の「令和5酒造年度(BY)全国新酒鑑評会」の入賞酒が5月22日発表され、金賞受賞数で兵庫県が6年ぶりに1位となった(前回平成29BYは福島県と同数)。2年ぶりの首位奪還を目指した福島県が2位、昨年1位に輝いた山形県が3位で続いた。

    酒類総研によると全国規模で開催される唯一の清酒鑑評会。製造技術と品質の向上を目的に1911(明治44)年から継続的に実施。例年、日本中の酒蔵が技術を結集した大吟醸・純米大吟醸などを出品する。

    兵庫県は全国トップの清酒生産量を誇る。酒米の王様と呼ばれる「山田錦」の主産地であり、酒造りに適した気候風土も特徴。なかでも灘五郷エリアは大手メーカーが集中し、今回も「白鶴」「菊正宗」「大関」「日本盛」などが金賞を受賞した。

    全国新酒鑑評会金賞数(県別)

    今年度の鑑評会は出品828点のうち成績優秀な392点が入賞酒、うち特に優秀な195点が金賞酒に選ばれた。都道府県別の金賞受賞数は、1位が19場で兵庫県、2位が18場で福島県、3位が14場で山形県、4位が12場で長野県、5位が10場で秋田県と栃木県。

    日本酒造組合中央会との共催。なお令和元BYは決審中止のため入賞のみ選定(金賞の選定なし)。
    https://news.yahoo.co.jp/articles/10eeac007e2e8b47bfa5de79686b8c670fb75683

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  18. 新潟県内の蔵元は日本一の数のはずなのに、あんがい振るわないのはなぜなのだろう。

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  19. 首都圏 NEWS WEB
    梅が不作 来月予定のイベント中止など影響も 埼玉 越生町
    05月29日 14時11分

    梅の生産が盛んな埼玉県越生町では、梅の収穫時期を迎えていますが、受粉を十分できなかったことなどが影響し生産量は例年より7割も少なくなる見込みです。
    町は「まれにみる不作だ」として、来月の開催を予定していた、恒例の梅の直売イベントを中止にするなど影響が出ています。

    埼玉県越生町ではおよそ100戸の梅農家が毎年あわせて200トンを生産する県内一の梅の産地です。
    今月下旬からは主力品種の白加賀などが収穫時期を迎えていますが、町などによりますと受粉を十分できなかったことなどが影響し生産量は例年よりおよそ7割も減る見込みで、「まれにみる不作だ」としています。
    町内の直売所は梅の販売コーナーを例年より縮小し、価格は「白加賀」だといつもの年より3割ほど高い1キロ当たりおよそ1000円で販売しています。
    町は来月9日に直売などを行う恒例の「梅フェア」を開催予定でしたが、十分な量を確保できないとして中止を決めました。
    直売所を訪れていた70代の男性は「梅干しを作るために買いに来ました。不作でイベントも中止になると聞くとやっぱりさみしいです」と話していました。
    梅生産の技術指導を行う埼玉県川越農林振興センターの関口雄二主任は「実をつける木と受粉に必要な別の品種の木の開花時期がずれたことや、天候不順で花粉を運ぶミツバチの働きが鈍ったことが理由として考えられるが、はっきりとした原因はわかっていない。生産者とともに今後の原因と対策を調査していきたい」と話していました。

    埼玉県越生町の農家、横田邦夫さん(75)はおよそ50年にわたって梅を栽培していますが、ここまで収穫量が少ないのは初めだといいます。
    常連客にはことしは注文に応じられないと伝えることもあるということです。
    横田さんは「梅の花が咲くころには本来、ミツバチの羽音がうるさいほど聞こえてきますが、ことしは天気がよくても羽音が聞こえず、十分受粉していないかもしれないという感覚はありました。例年の10%か20%ほどしか収穫できないと思います」と話していました。
    https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20240529/1000105006.html

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  20. 今年産の梅酒の生産に暗雲が漂う…

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  21. ワンコインで3種類「気軽に利き酒」、日本酒サーバーが訪日客に人気…成田山表参道に酒造会社が設置
    2024/05/29 15:59

     千葉県成田市の酒造会社「滝沢本店」が、同社製造の日本酒「 長命泉ちょうめいせん 」を手軽に味わえるコイン式酒サーバーを導入した。成田山表参道にある直売店に設置しており、観光で訪れる外国人旅行客らの間で人気となっている。

    コイン式酒サーバーを導入した店内(千葉県成田市の「蔵元直売店 長命泉」で)

     成田駅と成田山新勝寺を結ぶ表参道では、コロナ禍が落ち着き、にぎわいが戻ってきている。滝沢本店では、日本の伝統文化である日本酒を気軽に試飲してもらいたいと考え、サーバー(縦約65センチ、横約85センチ)2台を活用することにした。

     サーバーは「長命泉 利き酒処」との名称で、大吟醸や吟醸酒など12種類の日本酒が楽しめる。客は購入したコインを機械に入れ、飲みたい種類のボタンを押すだけ。サーバーで30ミリ・リットルの酒がプラスチック製の容器に注がれる。500円で3種類の利き酒が可能で、追加の1杯も200円でできる。

     酒が酸素に触れると味が変質するため、サーバー内は窒素で満たしている。酒の温度は5度に保っている。非接触のため、衛生的にも安心して飲めるメリットもあるという。

     直売店の門馬 淨子きよこ 店長は、「外国人旅行者には日本の思い出の一つとして味わっていただきたい。日本の若い人たちにも、日本酒の魅力が伝わるきっかけになれば」と話している。

     問い合わせは「蔵元直売店 長命泉」(0476・22・8417)。年中無休で、午前10時~午後6時に営業している。
    https://www.yomiuri.co.jp/economy/20240527-OYT1T50049/

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  22. 全国最多16品目で山形市が「支出1位」…芋煮材料・中華そば「不動の1位」
    2024/06/03 09:14

     総務省が2月に発表した家計調査の品目別消費ランキング(2021~23年平均)で、山形市は年間支出額1位が16品目に上り、対象の全国52都市のうち最多となった。山形県統計企画課が発表した。芋煮の材料や中華そばなど、県民性を表す品目で「不動の1位」を取る一方、10年ぶりにトップに返り咲いた品目もあった。(柏このか)

    「芋煮」強し

     調査対象は2人以上の世帯で、ランキングは品目ごとに1世帯当たり年間支出額の3年平均を比較した。

     16品目のうち、13品目は連続での1位だった。「他の果物(さくらんぼ等)」が28回、「こんにゃく」が27回、「さといも」が15回、「しょう油」が12回連続で全国1位だった。

     県統計企画課によると、玉こんにゃくや芋煮などの名物が県民に根付いており、その材料が長期間1位をとり続けているという。

     ラーメンなどの「中華そば(外食)」は、単年のランキングでは21年に2位に陥落したが、22、23年と「連覇」しており、3年平均のランキングでは11回連続の1位となった。

     食品だけでなく、「上下水道料」と「プロパンガス」がそれぞれ、15回連続、9回連続の1位。同課によると、全国の県庁所在地のうち、21年時点で同市の上水道は8番目に、下水道は3番目に料金が高い。支出額を押し上げる一つの要因になっているとみられる。

    初のトップも

     今年初めて全国1位となった品目もある。「ヨーグルト」と「他の酒(ウォッカ、果実酒等)」だ。

     県牛乳普及協会は、学校や保育園の給食で県産のヨーグルトを提供するように普及啓発してきたという。また、県酒造組合によると、酒蔵などが近年、積極的に県産の果物を使った果実酒を開発しており、商品が実際に飲まれているようだ。

     10年ぶりの返り咲きもあった。「他の葉茎菜(山菜、青菜等)」だ。県によると、東京電力福島第一原発事故後は放射性物質への不安から山菜を食べるのを控える人が多かったが、不安が 払拭ふっしょく されてきたとみられる。

    世帯人数が影響?

     1位の数が全国最多になったのは、県が記録を確認できる「12~14年平均」以降で初めて。前回は1位が13品目で、「東京都区部」(14品目)に次いで2番目だった。

     ランキングは県民性を色濃く反映しつつも、そもそも他県に比べて1世帯あたりの人数が多いことが影響している、という見方がある。20年の国勢調査によると、本県の1世帯あたりの人数は2・61人で、全国平均の2・21人を上回り、全国最多だった。

     県統計企画課の担当者は「複数の世代が一緒に生活していることが多いため、世帯ごとの支出も大きくなっている可能性がある」としている。
    https://www.yomiuri.co.jp/economy/20240602-OYT1T50087/

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  23. 回答を盛るのが暗黙の市民運動になっていたりとか…

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  24. アニメや和食などの関連産業の成長へ 政府が新戦略まとめる
    2024年6月4日 10時20分

    アニメや和食などの関連産業の成長に向け、政府は新たな戦略をまとめました。2033年までに今の倍を上回る50兆円以上の経済効果を生み出すことを目指し、コンテンツの海外展開やインバウンドの拡大などを図っていく方針です。

    政府の「知的財産戦略本部」の会合が開かれ、アニメや和食などの日本文化の関連産業のさらなる成長に向けた新たな「クールジャパン戦略」がまとめられました。

    新たな戦略では、一連の産業を国の基幹産業と位置づけて取り組みを後押しし、2033年までに今の倍を上回る50兆円以上の経済効果を生み出すことを目標に掲げました。

    具体的には、デジタルコンテンツの海外展開の強化に加え、自然や文化財を活用した付加価値の高い観光商品を通じて全国にインバウンドを拡大していくことなどが盛り込まれています。

    岸田総理大臣は「新たな戦略に基づき横断的な取り組みを推進していく」と述べ、関係閣僚に速やかに実行に移すよう指示しました。

    会合ではこのほか、経済安全保障上、重要な先端技術などの分野で、日本が国際市場のルールづくりに関与を強める戦略の策定を盛り込んだことしの「知的財産推進計画」も決めました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240604/k10014469991000.html

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  25. 山形 東根市産のさくらんぼ 豊洲市場で1kg145万円 過去最高額
    2024年6月13日 14時34分

    東京の豊洲市場で13日朝、山形県東根市産のブランド化されたさくらんぼの競りが行われ、最も高いものは過去最高額の1キロ145万円で競り落とされました。

    山形県内でさくらんぼの生産量が最も多い東根市は、大きさや色づきなどが一定の基準を満たした高品質のものを「東根さくらんぼ」として出荷し、国が地域ブランドを保護するGI=地理的表示保護制度に登録されています。

    東京の豊洲市場では13日朝、この「東根さくらんぼ」のパック詰めとバラ詰めの合わせて59点が競りにかけられました。

    ことし最高値となったのは地元の品評会のパック詰め部門で最高評価を受けた元木美沙さんのさくらんぼで、1キロ145万円と、去年より5万円高い過去最高額で競り落とされました。

    東根市ブランド戦略推進課は「ことしは春先の高温や少雨などで例年になく栽培が難しい年だったが、生産者の努力が認められたのではないか。東根のさくらんぼを多くの人に味わってもらいたい」としています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240613/k10014479791000.html

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  26. 山形のサクランボが大幅な収穫減、小さい実や収穫しきれないもの多く…出荷量が昨年比4割の地域も
    2024/06/24 07:21

     高温などの影響で、今年のサクランボの収穫量が、山形県が当初予想していた1万2100トンを大幅に下回りそうだ。小粒なものが多いほか、生育が早まり収穫しきれなかったものもあるという。市場や観光サクランボ園にも影響が広がっている。(柏このか)

    6月の高温、影響大

     「高温が続き、県全体で出荷量が落ち込んでいる」。20日の山形県議会議会運営委員会で、県農林水産部の星里香子部長がサクランボの収穫状況を議員に説明した。業者からは「予定していた数を用意できず、贈答用の注文を断っている」などの声も届いているという。

    JAさがえ西村山の集荷施設では、Mサイズの箱が続々と積み上げられていた(20日、寒河江市で)

     「市場や観光関係者は既に注文を受けてしまっている。もっと早く状況を公表できなかったのか」と詰問する議員に、星部長は「生産者には逐一状況や対策を呼びかけているが、市場などには情報発信できていなかったというのが正直なところだ」と回答した。

     同県は5月中旬、下旬の調査で、今年のサクランボの収穫量は平年比91%の1万2100トンになるとの見通しを発表していた。昨夏の高温により二つの実が一体となった規格外の「双子果」が多くなる影響はあるものの、この時点では一定の着果が確認されており、そこそこの収穫が見込まれた。

     しかし、5月下旬~6月上旬に昼夜の寒暖差が大きくなり実の着色が進み、6月11日から暑い日が続いたことで、急速に生育が進んだ。サクランボの実は色づくと大きくなりにくいため、小さいままの実が増えてしまった。

     昨年本格デビューした大粒の「やまがた紅王」は、商標を使うには横経25ミリ以上である必要があり、それ未満は「その他サクランボ」などとして低価格で流通することになる。

     高級品種「紅秀峰」の収穫が早まったのも痛かった。収穫期は主力品種「佐藤錦」が11~17日、紅秀峰が18~25日と予想されていたが、県園芸農業研究所の記録では、いずれも13~16日に一気に最盛期を迎えた。このため、収穫しきれずに傷んでしまったものもあるという。

    出荷量昨年の4割

     サクランボの取り扱いが多いJAさがえ西村山(寒河江市)では、今年の出荷量は全品種で昨年の4割程度にとどまる見通し。「今週に入り欠品続き。ピークを迎えずに収穫期が終わったような感覚で、お手上げ状態だ」と担当者は話す。

     県内最大の青果市場、山形市公設地方卸売市場では流通量が激減し、価格が倍に跳ね上がった。例年1キロ平均2300円前後だが、20日には同4400円で競り落とされたという。

     生産者は事前に注文を受けた贈答用に大ぶりの実を優先せざるを得ないので、市場にはそれ以外の小さい実しか出回らず、全体の7割がMサイズ(横径19ミリ以上22ミリ未満)という。同市場の清野昇常務は「こんな年は初めて」と打ち明ける。

    観光果樹園も打撃

     ふるさと納税の返礼品としても人気が高いサクランボ。県県産品・貿易振興課によると、各自治体とも、返礼品の分は優先して確保しており、今のところ発送できないところはないという。ただ、佐藤錦が足りなくなって、寄付者に説明したうえ紅秀峰を発送したり、発送を予定より早めたりした事例があったという。

     観光客に人気の「サクランボ狩り」にも影響が出ている。そもそも開園しなかったところや、予定を前倒ししてすでに閉園したところがある。山形市の農園の一つでは例年7月頃まで受け付けているが、今年はこの週末の予約分で営業を終了する。同園の男性は「収穫は例年の半分くらい。近所の観光サクランボ園も多くがすでに閉園し、収穫量も少なかったと聞く」と嘆く。



     県議会の第2会派・県政クラブは21日、サクランボの予想収穫量が当初より減少する見込みであることを受け、生産者への経済的支援などを求める緊急要望を吉村知事に行った。

     要望は▽運転資金の融通や生産資材の購入支援▽高温耐性を持つ品種の開発▽関係市町村と連携した柔軟な対応――など。会派代表の木村忠三県議は「生産者の営農意欲を低下させないため、早急な支援をお願いしたい」と述べ、知事に要望書を手渡した。

     吉村知事は「できるだけ早く状況把握に努め、スピード感をもって対策を検討していきたい」と話した。
    https://www.yomiuri.co.jp/national/20240621-OYT1T50213/

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  27. コシヒカリ 深刻な高温障害 温暖化実験
    2024/07/13 05:00

    実験に用いた人工気象室(農業・食品産業技術総合研究機構提供)

     地球温暖化が最悪のペースで進むと、今世紀末にはコシヒカリの米粒の最大約7割に深刻な高温障害が生じるとする実験結果を、農業・食品産業技術総合研究機構(茨城県つくば市)が発表した。同機構は今後、温暖化に強い品種の育成や栽培技術の開発を進めるとしている。成果は、米科学アカデミー紀要に掲載された。

     同機構は、気温や湿度、二酸化炭素濃度を精密に設定できる人工気象室を独自に開発。その中で、米5品種(あきたこまち、ひとめぼれ、コシヒカリ、日本晴、ヒノヒカリ)を栽培した。

     気候変動対策をせず、2100年に1990年代の平均気温より4.5度上昇するという最悪のシナリオを再現したところ、いずれの品種でも生育が極端に早まった。その結果、でんぷんが十分に蓄えられずに米粒が白く濁る「 白未熟粒しろみじゅくりゅう 」が増加した。特にコシヒカリでは白未熟粒が3~7割に達した。

     詳しく調べたところ、開花促進や気孔に関わる遺伝子の働きが変化していたという。同機構は、これらの遺伝子を目印にすれば、温暖化に対応した品種を迅速に育成できるとしている。
    https://www.yomiuri.co.jp/science/20240712-OYT8T50089/

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  28. コシヒカリより猛暑に強い「新之助」…新潟県がコメ品質低下に備え開発、歌舞伎俳優のCMで知名度上昇も狙う
    2024/09/02 15:22

     地球温暖化で夏の猛暑がより深刻となる中、暑さに強いコメ品種として新潟県が開発した「新之助」への注目が高まっている。今年の収穫期はこれから迎えるが、ブランド力は主力のコシヒカリほど高くないため、県はPRに力を入れて農家に導入を促す方針だ。(服部牧夫、甲斐史子)

    今年初の緊急情報

    実り始めてきたコシヒカリの稲を心配そうに見つめる関さん(8月24日、魚沼市で)

     新潟県は8月26日、今年初の「異常高温・高飽差緊急情報」を発表した。県内のコメ農家に対しては、台風10号の影響による気温上昇に備え、状況に応じて速やかに収穫するよう勧めている。

     特に懸念されるのは、新之助に先行して導入され、収穫期を間近に控えた 早生わせ の高温耐性品種「こしいぶき」の米粒に亀裂が入る被害だという。

     県農林水産部の担当者は、「昨年のように障害が相次ぐ状況ではないが、今後の気象には注意が必要だ」と注意を呼びかける。

     2023年産米は猛暑により大打撃を受けた。特に主力の県産コシヒカリは1等米比率が4・7%へと落ち込み、全国平均の60・9%を大きく下回った。

     魚沼、南魚沼市でコメを生産する関隆さん(72)は「昨年は出穂期に異常な高温、渇水に見舞われた。今後も高温傾向が続くと思うが、毎年品質低下を気にしないといけなくなる」と危機感を示す。

    猛暑日2倍以上に

    新潟県が開発した暑さに強い品種「新之助」の米袋(新潟県提供)

     気象庁によると、最高気温が35度以上の猛暑日は新潟県内でも増えている。1950~99年は年平均1・76日だったが、2000~23年は平均3・96日と2倍以上になった。

     17年に広く販売が始まった新之助は、高温による米の品質低下などに備えて新潟県が開発した。猛暑でも高品質を維持でき、成熟期がコシヒカリより1週間程度遅いため、天候によるリスクの分散にもつながる。

     新之助の23年産米は、他の品種が深刻な猛暑の影響を受ける中、1等米比率94・7%と高い品質を保った。コシヒカリの4・7%や、こしいぶきの13・3%と比べ突出している。

     新潟産コシヒカリは数年に1度、1等米比率が20%台へと大きく落ち込む。一方、新之助は16年産以降、最も低い年でも21年の88%だった。23年までの8年間の平均は95・2%で、新潟産コシヒカリの64・8%を大きく上回る。

    歌舞伎俳優を起用

     専門家で構成する県の研究会は、昨年の品質低下を受けて対策を検討した。その結果、コシヒカリを中心に高品質米を安定供給する方針を堅持しつつ、将来的には「高温耐性品種を中心とした品種構成」に転換することを提言した。

     南魚沼市の農業法人「桑原農産」の桑原真吾さん(37)は近年、コシヒカリの栽培を減らし、新之助を増やしている。一方でコシヒカリのブランド力の強さも実感しており、「暑さに強いコシヒカリへの改良も期待したい」と話す。

     新潟県は、新たに新之助の栽培を始める農家を後押ししている。県内の作付け比率は、コシヒカリが19年産米の66・0%から23年産米は62・6%に減少した一方で、新之助は1・9%から4・0%に増えている。

     ただ、新之助の認知度は高くないのが現実だ。県は、歌舞伎俳優の八代目市川新之助さんを起用したテレビCMを放映するなどPRに力を入れる。担当者は「新之助をコシヒカリと並ぶ新潟米のトップブランド銘柄として全国に定着させたい」と話している。
    https://www.yomiuri.co.jp/economy/20240831-OYT1T50054/

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  29. 愛媛 宇和島 コメ品薄で道の駅に県外からの注文相次ぐ
    2024年9月5日 12時35分

    各地でコメの品薄が続く中、愛媛県宇和島市の道の駅では県外からの注文が相次いでいます。

    愛媛県有数の米どころ宇和島市三間町は、夏場に稲を刈り取る早期米の栽培が盛んで、8月上旬から新米の出荷が始まっています。

    「道の駅みま」にも新米が並べられていて、5日も開店直後から客が次々に買い求めていました。

    各地でコメの品薄が続く中、県外からの注文も相次いでいて、電話を受けたスタッフがコメを発送する対応に追われていました。

    道の駅によりますと、8月の米の売り上げは去年の2倍ほどに上っていて、大阪や兵庫など関西からの注文が多く、中には1度に100キロほどを購入する客もいるということです。

    精米や袋詰めの作業が追いつかないため、一時的に売り場に商品が並ばないこともありますが、ことしの出荷量は平年並みを見込んでいます。

    市内の60代の女性は「親戚から米が手に入らないと聞いて、送るために来ました。ここの新米はおいしいのでたくさん食べてほしいです」と話していました。

    「道の駅みま」の岩本順子 支配人は「米は生鮮食品なので1か月で食べ切れる量を購入してほしいです」と話していました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240905/k10014572941000.html

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    1. 愛媛 宇和島 コメ品薄で道の駅に県外からの注文相次ぐ
      2024年9月5日 17時00分

      各地でコメの品薄が続く中、愛媛県宇和島市の道の駅では県外からの注文が相次いでいます。

      愛媛県有数の米どころ宇和島市三間町は、夏場に稲を刈り取る早期米の栽培が盛んで、8月上旬から新米の出荷が始まっています。

      「道の駅みま」にも新米が並べられていて、5日も開店直後から客が次々に買い求めていました。

      各地でコメの品薄が続く中、県外からの注文も相次いでいて、電話を受けたスタッフがコメを発送する対応に追われていました。

      道の駅によりますと、8月の米の売り上げは去年の2倍ほどに上っていて、大阪や兵庫など関西からの注文が多く、中には1度に100キロほどを購入する客もいるということです。

      精米や袋詰めの作業が追いつかないため、一時的に売り場に商品が並ばないこともありますが、ことしの出荷量は平年並みを見込んでいます。

      市内の60代の女性は「親戚から米が手に入らないと聞いて、送るために来ました。ここの新米はおいしいのでたくさん食べてほしいです」と話していました。

      「道の駅みま」の岩本順子 支配人は「米は生鮮食品なので1か月で食べ切れる量を購入してほしいです」と話していました。

      松山 仕入れ価格上昇で値上げ余儀なくされる販売店も
      コメの品薄が続く中、松山市の販売店では、仕入れ価格の上昇を受けて値上げを余儀なくされています。

      松山市で70年以上営業をしている老舗のコメ販売店では、需要の増加や生産に必要な資材の高騰などを受けて、仕入れ価格が去年の同じ時期に比べて1.3倍ほどに上がったということです。

      これまでは価格を据え置いて来ましたが、8月末から入荷が始まった新米の価格を、1キロ当たり100円ほど値上げしました。

      店主の岩田豊章さんは「ここまでコメが不足し、値段が高騰した状況は初めてです。東京や大阪からの旅行客が、立ち寄って買い求めていくこともあって驚いています。お客さんには申し訳ないですが、値上げできてホッとしているところもあり、複雑な気持ちです」と話していました。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240905/k10014572941000.html

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  30. 新米買い付け騒動に火がついてウッシッシと笑うのは誰かな?

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  31. 青森 NEWS WEB
    夏の熟成期間経た秋の酒鑑評会 青森市
    09月06日 18時39分

    県内の蔵元でこの春までに仕込まれ、夏の熟成期間を経た日本酒の出来栄えを評価する秋の鑑評会が青森市で行われました。

    6日、青森市内のホテルで開かれた「青森県産清酒鑑評会」は、この春にかけて「寒仕込み」され、その後、夏の間、蔵元で熟成された日本酒の出来栄えを評価する秋の鑑評会で、県内12の蔵元が吟醸酒と純米酒、あわせて91点を出品しました。

    会場では、県内の蔵元の杜氏や食品の研究員など14人が審査員を務めました。

    審査員は蔵元や銘柄が伏せられた酒をカップに注いで日本酒の透明度などを確認し香りを確かめたあと、口に含んで味や口当たり、それに、口から鼻に抜ける「含み香」などを確かめていました。

    審査委員長を務めた弘前工業研究所の小倉亮主任研究員は「米の質自体は去年の夏の暑さの影響であまりよくなかったが、県内の杜氏の皆さんがうまく対応したおかげでとてもきれいで華やかな酒ができたと思う」と話していました。

    審査の結果、最優秀にあたる県知事賞にはいずれも青森市の西田酒造店が手がけた吟醸酒の「金冠喜久泉」と、純米酒の「田酒」が選ばれました。
    https://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/20240906/6080023550.html

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  32. 新潟でコシヒカリの出荷本格化 コメの品薄は?価格はどうなる
    2024年9月13日 17時42分

    新潟県では主力品種のコシヒカリの県外に向けた出荷が本格的に始まりました。

    コメの品薄が続く中、今後の状況や価格の見通しを取材しました。

    新潟で出荷が本格化 去年より5000トン多い見込み
    新潟県内では、作付面積の6割を占めるコシヒカリの収穫が本格化していて、JA全農新潟県本部は12日からコシヒカリの県外に向けた出荷を始めました。新潟市西蒲区の農協の倉庫では12日だけでおよそ230トンのコシヒカリが関東や関西などに出荷されたということで、14日にもスーパーで販売されるということです。

    JA全農新潟県本部によりますと、ことしは梅雨の時期に雨が十分に降り、夏場の気温も去年ほど高くなかったことから、コシヒカリの収穫量や品質は平年並みを見込んでいて、去年の実績よりおよそ5000トン多いおよそ13万トンの出荷を予定しているということです。

    JA新潟かがやき経営管理委員会の遠藤一雄副会長は「生産量が多い新潟県のコシヒカリが出回ることで店頭での品薄が解消されるのではないかと考えています。一刻も早く、コメを消費者に届けたいです」と話していました。

    品質も去年を大きく上回るか
    新潟県内ではコシヒカリの品質を調べる検査も今週から本格的に始まっています。このうち長岡市芹川町にある「JAえちご中越」の農業倉庫では、この日検査されたおよそ14トンのコシヒカリがすべて「1等米」と評価され、次々と袋に等級印が押されていました。

    長岡市や三条市などを管轄するこのJAでは、今月10日までに検査が終わったコシヒカリおよそ350トンのうち、およそ96%が「1等米」だったということで、猛暑の影響が深刻だった去年を大きく上回っています。

    品薄の状況は いつ改善されるか
    民間の調査会社「インテージ」は全国のスーパーマーケットでのコメの売り上げや商品数を調査しています。

    店頭に並んでいるコメの商品数を去年の同じ時期と比べると、8月26日の週は全国平均で63%となっていて、8月12日の週以降、去年を大きく下回る状況が続いています。

    この状況は地域ごとに差が見られ、近畿では55.3%、北海道で55.5%、首都圏で58.8%と商品数が去年の半分近くまで減った地域がありました。その一方で四国で88.2%、中国で86.2%、東北で84.9%と影響が比較的少ない地域も見られます。

    生産者のもとには個人や卸売業者からコメの注文や問い合わせが多く寄せられています。

    新潟県南魚沼市で農業法人を営む青木拓也さん(34)は、ことし7月から新米の予約を受け付けていますが、先月中旬ごろから個人や卸売業者からの注文や問い合わせが急増しているということです。

    個人からの注文の件数は、去年の同じ時期の4倍以上にあたる1800件余りにのぼります。

    青木さんは「例年より非常に多い注文件数で、コメの量は確保されていますが、どうやってすべてに対応していくか悩むほどです。発送作業を順次、進めていますが、手元に届くまで数週間ほど待たせてしまう人も出る可能性があると考えています」と話していました。

    農林水産省「品薄の状況は日ごとに改善」
    農林水産省によりますと、生産量の多い銘柄の新米は先週から今週にかけて出荷前の検査が始まっていて、検査後、最短1週間程度でスーパーなどの店頭に並ぶ見込みだということです。

    また、各地の卸売業者に聞き取りを行ったところ、スーパーなどでの品薄の状況を受け、新米は調達できしだい早めに出荷する対応をとっていて、先月下旬以降、スーパーなどに対しては、去年の同じ時期の2倍以上の新米を納めているということです。

    農林水産省は、「地域によってばらつきはあるものの、卸売業者への聞き取り調査の中では、『品薄の状況は日ごとに改善に向かいつつある』といった声が多く聞かれている」と話しています。

    村井官房副長官は、13日の記者会見で「新米の出荷は今月中には全国で年間出荷量の4割程度まで流通が本格化する。消費者の立場に立って流通不足の懸念に対処し、引き続き市場を注視してコメの流通の確保に取り組む」と述べました。

    専門家「今月末ごろまでに品薄は解消されるのでは」
    コメ政策や消費の状況などに詳しい日本総合研究所の三輪泰史チーフスペシャリストは、スーパーなどでのコメの品薄について「いまは、入ったものから次々と売れていく状況だが、少し前までは、そもそもコメが入ってこなかった。入荷するようにはなってきたので、徐々に品薄感は和らぎ、今月末ごろまでには、多くの店舗で品薄は解消されるのではないか」と話しています。

    値上がりは 今後どうなる
    東京・足立区のスーパーでは先月下旬から茨城県や千葉県、新潟県でとれた新米が徐々に入荷し始めています。通常の売り場に加えて店先に特設スペースを設け、11日は、およそ300袋のコシヒカリやあきたこまちなどを販売していました。

    ただどの銘柄も価格は上昇していて、5キロあたり平均でおよそ3000円と去年の新米より1000円あまり、1.5倍ほど高くなっています。それでも店にはコメを販売しているかという電話での問い合わせが多く寄せられていて、遠方から買いに来る客もいるということです。

    1人暮らしの30代の女性は「自宅にコメがなくなり焦って買いに来ました。どれも3000円を超えていて思ったよりも高く家計としては苦しいです」と話していました。

    妻と2人で年金生活をする70代の男性は「モノの値段が何でも上がっているので主食のコメも高くなって悲鳴を上げています」と話していました。

    スーパーさんようの阿部芳邦取締役は「できる手を尽くしてまず数だけは届けられるよう努力している。価格の見通しは不透明だが、ある程度数がそろえば取りやめていた特売も再開したい」と話していました。

    専門家「1割ぐらいの値上がりにおさまるのでは」
    価格は今後どうなるのか?

    三輪泰史チーフスペシャリストは「小売店が少ないコメをかき集めているような状況で、どうしても仕入れるコストが高くなり、それが販売価格にも連動して、いまは、去年より3割、ものによっては5割ぐらい高くなっている。落ち着いてくるタイミングになると、極端な高値にはならず、1割ぐらいの値上がりにおさまるのではないか」と話しています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240913/k10014580791000.html

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  33. 「コメ足らん」演出をしまくって価格を吊り上げたはいいけれど…

    どうせコメはいつも生産過剰なのだ、消費は減る一方なのである。

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  34. 山形 秋の風物詩「日本一の芋煮会」 直径6.5mの大鍋を使用
    2024年9月15日 12時51分

    山形の秋の風物詩で大鍋で芋煮をつくる「日本一の芋煮会」が、山形市の河川敷で開かれました。

    「日本一の芋煮会」は、直径6メートル50センチの大鍋で芋煮をつくる催しで、山形市の馬見ヶ崎川の河川敷で、平成元年から行われています。

    15日は、あいにくの雨となりましたが、会場には3トン余りの里芋や3500本の長ネギなどおよそ3万食分にあたる大量の食材が用意され、調理スタッフがひしゃくでかき混ぜて煮込んでいきました。

    そして、鍋の中に雨が入らないようにクレーンでつるした巨大なふたを雨よけにしながら、2台のショベルカーができあがった芋煮を次々と鍋からすくい上げ、小分けにされて、ふるまわれました。

    訪れた人たちは傘を差すなどして雨をよけながらできたての芋煮を味わっていました。

    福島県から夫婦で訪れた男性は、「去年もこの芋煮会に来て、その時は暑い中で食べましたが、雨の中で食べる芋煮も風情があっておいしいです」と話していました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240915/k10014582461000.html

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    1. 山形で日本一の芋煮会、サトイモ3・2トンに牛肉1・2トン…「ショベルカーでかき混ぜる光景に圧倒された」
      2024/09/15 13:43

       山形県の郷土料理・芋煮を大鍋で調理する「日本一の芋煮会フェスティバル」が15日、山形市の 馬見ヶ崎まみがさき 川河川敷で開かれ、雨が降る中、多くの来場者でにぎわった。

      巨大な鍋を使って調理される芋煮(15日、山形市で)=永井秀典撮影

       この日はサトイモ3・2トン、牛肉1・2トン、長ネギ3500本が用意され、午前4時半頃から直径6・5メートルの大鍋に食材を投入。雨を防ごうと鍋にはクレーンでつるした蓋をかざし、ショベルカー2台でかき混ぜながら味を調え、3万食分を完成させた。

       滋賀県長浜市から訪れた会社員男性(55)は「ショベルカーでかき混ぜる光景に圧倒された。うま味が詰まっていてめちゃくちゃおいしい」と笑顔で話した。
      https://www.yomiuri.co.jp/national/20240915-OYT1T50024/

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  35. 米寿の「人間機関車」、秋田マスターズで3冠…朝は納豆欠かさず夜はビール・日本酒と肉
    2024/09/17 08:36

     秋田県大館市長根山陸上競技場で15日に行われた秋田マスターズ陸上競技秋季大会で、秋田市添川、今野久夫さん(88)が3種目で優勝を果たした。敬老の日を翌日に控えた大会で、米寿ランナーが見せた力強い走りは会場を沸かせた。

    マスターズの陸上競技大会で力走する今野さん(15日、秋田県大館市で)

     今野さんは元陸上自衛官。ノルディックスキーなどで体を鍛え、53歳で退官する前年から陸上に取り組んだ。駅伝が大好きで、77歳の時には東京の駅伝大会でチーム最高齢としてアンカーを任され、「一番楽しかった」と振り返る。

     仙北市の田沢湖マラソン10キロの部では、60~70歳代で7回優勝している。北海道から鹿児島県まで遠征し、「400回以上参加し、318勝している」という健脚の持ち主だ。前傾して両腕を大きく振るフォームは、往年の名ランナー「人間機関車ザトペック」に似ているとも評され、85歳で1500メートル走・6分40秒40のマスターズ日本記録を作った。

     現在も月間120キロを目標に走り続ける。8~10キロに設定した三つのコースから選んで週3、4回の練習を続ける。食事は朝、昼が米食で、朝は納豆と卵が欠かせない。夜はビール1本と日本酒1合で肉を食べ、身長1メートル64、体重55キロのスリムな体形を維持する。同い年の妻ヨキ子さんは10年ほど前まで県外にも応援に来てくれた。「もう走るのやめようか」と迷った時には、「最後まで頑張って」と完走を後押ししてくれた。

     右膝の軟骨がすり減って内出血を繰り返し、手術したのも約10年前のこと。リハビリで病院内を歩き回り、理学療法士から「70歳代の筋肉じゃない」と励まされて再び走り始めたという。

     15日の大会は、得意の1500メートル走(85歳以上)が小雨の降る中で行われた。「最初から飛ばしすぎて息切れした」と言うように、1200メートル地点で一度歩いたが、約70メートル先で意を決したように再び走り出し、8分14秒41で優勝。「途中で諦めるのは悔しいから」と汗をぬぐった。3000メートルと800メートルでも優勝。場内アナウンスで今野さんの年齢が紹介されると、会場から温かな拍手が上がった。

     今野さんは「走ることが好きで楽しい。元気でいられるように体が続く限り走り続ける」と力強く語った。
    https://www.yomiuri.co.jp/national/20240916-OYT1T50071/

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  36. 青森の旧家・宮越家のふすま絵、大英博物館の所蔵品と「対」と判明…江戸初期の狩野派作品か
    2024/09/17 21:51

     青森県中泊町の旧家・宮越家にあるふすま絵が、英ロンドンの大英博物館が所蔵するふすま絵と「対」であることがわかったと、町教育委員会が17日に発表した。いずれも江戸時代初期の狩野派の作品と推定され、専門家は美術品移動の歴史などの解明を期待している。

    宮越家に所蔵されていたふすま絵(17日、青森県中泊町で)

     町教委などによると、宮越家のふすま絵は、宮越家9代目当主が大正時代に建てた離れに飾られていた。全18面のうち、4面の表に花鳥図が、裏に風俗山水図が描かれている。元々は奈良県の神社の所蔵だったが、明治維新後、廃仏 毀釈きしゃく の混乱の中で売りに出され、大正時代に宮越家が購入したと伝えられてきた。

     昨年、ふすま絵の画像を見た元京都国立博物館主任研究員の山下善也さんが「どこかで見たことがある」と感じ、1987年に東京・国立博物館で展示された大英博物館所蔵の花鳥図と描き方などが似ていることを思い出した。

     調査を進めるうち、大英博物館の花鳥図の右側と、宮越家所蔵の花鳥図の左側がつながること、ふすまについている引き手が同じであることがわかった。大英博物館の絵は秋冬の、宮越家の絵は春夏の風物がそれぞれ描かれ、合わせて四季を表現しているという。狩野派の絵師が慶長・元和年間(1600~24年)に描いたとみられるが、現時点で作者は特定できていないという。

    大英博物館が所蔵する「秋冬花鳥図」(大英博物館提供、中泊町教委が加工)

     調査では、宮越家の他のふすま絵が、米シアトル美術館所蔵のふすま絵とも関連があることもわかった。記者会見で山下さんは「ふすま絵が地球規模で移動し、世界各地で愛されているのはすてきなことだと思う」と話し、大英博物館学芸員(日本美術)のロジーナ・バックランドさんも「すばらしいことだ。発見は、描いた絵師などに新たな光を当てるものとなる」とするコメントを公表した。
    https://www.yomiuri.co.jp/culture/20240917-OYT1T50147/

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    1. 大英博物館「秋冬」 ふすま絵実は一対 青森の旧家「春夏」
      2024/09/18 05:00

      宮越家に所蔵されていたふすま絵(17日、青森県中泊町で)

      大英博物館が所蔵する「秋冬花鳥図」(大英博物館提供、中泊町教委が加工)

       青森県中泊町の旧家・宮越家にあるふすま絵=写真右=が、英ロンドンの大英博物館が所蔵するふすま絵=写真左、同館提供、中泊町教委が加工=と「対」であることがわかったと、町教育委員会が17日に発表した。いずれも400年以上前の狩野派の作品と推定され、専門家は美術品移動の歴史などの解明を期待している。

       町教委などによると、宮越家のふすま絵は、宮越家9代目当主が大正時代に建てた離れに飾られていた。全18面のうち、4面の表に花鳥図が、裏に風俗山水図が描かれている。元々は奈良県の神社の所蔵だったが、明治維新後、廃仏 毀釈きしゃく の混乱の中で売りに出され、大正時代に宮越家が購入したと伝えられてきた。

       昨年、ふすま絵の画像を見た元京都国立博物館主任研究員の山下善也さんが「どこかで見たことがある」と感じ、1987年に東京・国立博物館で展示された大英博物館所蔵の花鳥図と描き方などが似ていることを思い出した。

       調査を進めるうち、大英博物館の花鳥図の右側と、宮越家所蔵の花鳥図の左側がつながること、ふすまについている引き手が同じであることがわかった。大英博物館の絵は秋冬の、宮越家の絵は春夏の風物がそれぞれ描かれ、合わせて四季を表現しているという。狩野派の絵師が慶長・元和年間(1600~24年)に描いたとみられるが、現時点で作者は特定できていないという。

       調査では、宮越家の他のふすま絵が、米シアトル美術館所蔵のふすま絵とも関連があることもわかった。記者会見で山下さんは「ふすま絵が地球規模で移動し、世界各地で愛されているのはすてきなことだと思う」と話し、大英博物館学芸員(日本美術)のロジーナ・バックランドさんも「すばらしいことだ。発見は、描いた絵師などに新たな光を当てるものとなる」とするコメントを公表した。
      https://www.yomiuri.co.jp/shimen/20240918-OYT9T50021/

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  37. 「日本酒ソーダ割り」で老舗3酒蔵スクラム、推奨銘柄に統一ラベル…軽やかで食事と相性良く
    2024/09/20 17:23

     ライバル関係にある東京都西多摩地域の老舗の3酒蔵がスクラムを組み、日本酒を炭酸水で割る「日本酒ソーダ割り」という新しい飲酒スタイルを定着させようと動き始めた。3蔵はソーダ割りに適した銘柄を「ソーダ割り推奨日本酒」と位置づけ、そろって販売を開始。若年層を中心にアルコール離れが進む中、飲みやすいソーダ割りで日本酒のおいしさに気付いてもらい、市場に新風を巻き起こす狙いだ。(鈴木章功)

    新しい楽しみ方
     共同のキャンペーンを始めたのは、福生市の「田村酒造場」と「石川酒造」、青梅市の「小澤酒造」。

    福生七夕まつりで日本酒のソーダ割りを販売する酒蔵の関係者たち(東京都福生市で)

     きっかけは昨年春。サワーやチューハイ、ハイボールなど炭酸水で割った酒類が若者らの人気を集めていることから、田村酒造場の田村半十郎代表が日本酒を炭酸水で割ったものを飲んでみたことだった。その飲みやすさに驚いた田村代表は、「日本酒の新しい楽しみ方になる」と確信したという。

     会社の垣根を越えてソーダ割りを日本酒文化の一つとして広めたいと、田村代表は石川酒造の石川 彌八郎やはちろう 社長に連携を提案。石川社長も「日本酒の普及率が下がっている時代に蔵同士がライバルでいる意味はない。今こそタッグを組むべきだ」と呼応し、協力して普及を目指すことを決めた。

    左から田村酒造場、小澤酒造、石川酒造のソーダ割り推奨日本酒。色違いの統一ラベルが使われている(石川酒造提供)

     最初の試みとして、田村酒造場と石川酒造が昨年7月、地元の「福生七夕まつり」の会場でそれぞれの銘柄のソーダ割りを作って販売したところ、たちまち売り切れに。手応えを感じ、さらに同じ西多摩地域の小澤酒造にも声をかけると、小澤幹夫社長も「料理は進化してきている。日本酒も型にはまらず、伝統的な飲み方で止まらず進化していくべきだ」と歓迎。こうして同地域の3酒蔵による共同企画がスタートした。

    お勧めの作り方
     3蔵はまず、それぞれの商品からソーダ割りに適した銘柄を選び、「ソーダ割り推奨日本酒」と銘打って販売することを決めた。田村酒造場は「 嘉泉かせん   上撰じょうせん 」、石川酒造は「 多満自慢たまじまん  上撰」、小澤酒造は「澤乃井 五段仕込」をそれぞれ推奨銘柄に選び、色違いの統一デザインのラベルも作成。今年7月から主に飲食店向けに販売を始めた。

     3蔵のお勧めは、〈1〉グラスに日本酒90ccを注ぐ〈2〉氷を3~4個入れる〈3〉強めの炭酸水を180cc注ぐ〈4〉マドラーで軽くかき混ぜる――という作り方で、日本酒の味わいとソーダの爽やかさの両方を最大限に楽しめるという。ソーダで割ってアルコール度数を抑えることで軽やかさが出て、様々な食事と相性が良いこともアピールしている。

     今年7月の福生七夕まつりでも3蔵の推奨品を並べて紹介しつつ、推奨品を使ったソーダ割りを再び販売。猛暑が続く中で爽やかな口当たりが受けてか、昨年以上の売り上げになったという。

     経営する青梅市や昭島市の焼き鳥店などで日本酒のソーダ割りを提供している菊池康弘さん(42)は「新鮮な飲み方で、自分もすんなりとおいしく飲めた」とした上で、「あまり日本酒を飲まないお客さんもいるが、ソーダ割りを勧めると『飲みやすくて焼き鳥に合う』と喜んでくれる」と話す。

     同じ地域の3蔵が協力することに、発案した田村代表は「3倍どころか10倍にパワーアップする。この10倍の力で日本酒業界を盛り上げていきたい」と張り切っている。
    https://www.yomiuri.co.jp/national/20240919-OYT1T50005/

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    1. カルピスちょい足しで、なお一層美味しく飲みやすくなる。

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  38. 青森県産リンゴの消費地市場価格、1キロ463円で過去最高額に…猛暑や鳥獣被害で収穫量減少
    2024/09/23 15:14

     青森県は、2023年産の県産リンゴの消費地市場価格(23年8月~24年8月)が1キロあたり463円と平年より32%高く、台風の影響で品薄となった1991年産と並ぶ過去最高額になったと発表した。県りんご果樹課は、猛暑や鳥獣被害で収穫量が減少し、需要が高まったことなどが要因としている。

    市場に並ぶリンゴ(20日、青森県板柳町で)

     昨年、県内は弘前市で8月10日に県内史上最高の39・3度を記録するなど、猛暑に見舞われた。同課によると、日焼けや果実が割れるなどの高温障害が多発したほか、カラスなどが食い荒らす被害が相次いだという。

     消費地市場価格は、東京や大阪、名古屋など国内5消費地の平均市場価格。主要品種別の平均では、ジョナゴールドが487円(平年比25%増)と最も高く、紅玉486円(同40%増)、ふじ474円(同32%増)、王林451円(同29%増)、つがる392円(同30%増)と続き、いずれも平年価格を大幅に上回った。

     生食用として県外に出荷された量は21万3194トンと、平年から19%減少し、主要品種別でも、ジョナゴールドが1万1822トンで平年比36%減、つがるは1万2295トンで平年比29%減などとなった。

     今年8月の1か月間では、消費地市場価格が571円と、平年同月比12%増の高値をつけた。

     同課の種市順司課長は「昨年は数が少なく厳しい状況の中で、生産者が食味のいいリンゴを作り、流通販売の事業者が計画的に厳選して販売してくれた」と話した。今年産については、「現在の生育状況は順調で、昨年よりだいぶいいのではないか」と期待感を示した。
    https://www.yomiuri.co.jp/economy/20240921-OYT1T50189/

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    1. 他産地の猛暑による不作のおかげで、さらにウハウハな相場になってしまうらしい。

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    2. しかも「輸出」がますます好調のようで、仲買と輸出業者の強気の買いで、相場は暴騰気味の様相。

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  39. ことしの新米「1等米」の割合63%余 去年下回る 高温など影響
    2024年9月27日 18時00分

    8月末までに収穫されたことしの新米の検査結果が27日に発表され、最も評価が高い「1等米」の割合は63%余りで去年の同じ時期を下回りました。農林水産省は高温やカメムシによる被害が影響しているとしています。

    コメの等級は法律にもとづいて見た目や品質などをもとに4つの区分に分けられていて、最も評価が高い「1等米」はJAなどによる買い取り価格が高くなる傾向にあります。

    農林水産省は27日、ことしの新米として初めてとなる検査結果を発表しました。

    それによりますと、8月末までに収穫され検査を終えた全国のコメのうち、1等米の割合は63.7%でした。

    去年の同じ時期より5.2ポイント低く、この夏の猛暑の影響でコメが白く濁ったり、カメムシの発生でコメに黒いまだら模様が確認されたりしたことが影響しているとしています。

    ことしの新米の検査結果は今後、毎月発表されますが、農林水産省は今回の検査量が年間に占める割合は全体の5%余りだとしていて「9月の検査では東北や北海道など主なコメの産地での成育がよく、この状況が続けば1等米の比率も増えていく」と話しています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240927/k10014594031000.html

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