2025年6月12日

2025年 令和7年 巳年「画蛇添足/藪をつついて蛇を出す」 ★2


https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250603/k10014824051000.html

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250602/k10014823401000.html

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250528/k10014816971000.html

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250523/k10014814471000.html

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250514/k10014805581000.html

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250502/k10014795121000.html

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250502/k10014794901000.html

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250501/k10014794231000.html

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250427/k10014790831000.html

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250425/k10014788981000.html

(1989年4月20日付 朝日新聞 夕刊1面)


https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250329/k10014764301000.html

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250327/k10014762031000.html

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250324/k10014758071000.html

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250323/k10014758081000.html

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>余計なことをして、すべてを台無しにしてしまうこと。無用で不必要なものをつけ足すこと。余計なもの。また、無用なものをつけ足してしくじること。蛇の絵を描いて、蛇にはない足をたし描く意から。

>余計なことをして、かえって災いや悪い結果を招くこと。 つつかなくてもよいやぶをつついて、ヘビをはいださせる意から。




(№656 2025年3月23日)

165 件のコメント:

  1. 大相撲 大の里 3場所ぶり3回目優勝 高安との優勝決定戦制す
    2025年3月23日 20時40分

    大相撲春場所は、千秋楽、大関 大の里が、12勝3敗で並んだ大関経験者の平幕 高安との優勝決定戦を制し、3場所ぶり3回目の優勝を果たしました。

    春場所は14日目を終えて、3敗で大の里と高安がトップで並び、星の差1つの4敗で美ノ海、新入幕の安青錦、時疾風の平幕の3人が追う展開となっていました。

    千秋楽、高安は小結 阿炎と対戦して白星を挙げ、大の里も結びの一番で大関 琴櫻に勝ったため、12勝3敗で並んだ2人による優勝決定戦にもつれこみました。

    そして、優勝決定戦では、大の里が持ち味の圧力で前に攻め続けて「送り出し」で勝ち、去年の秋場所以来、3場所ぶり3回目の優勝を果たしました。また、大関としては昇進後3場所目で初めての優勝です。

    大の里は今場所、4日目に三役経験者の若元春に初黒星を喫しましたが、身長1メートル92センチ、体重183キロの体を生かして立ち合いから圧力をかける相撲を持ち味に白星を重ねました。

    10日目に高安、13日目に関脇 王鵬に敗れて3敗に後退したものの、優勝争いの大詰めで再び力を発揮しました。

    今場所は新横綱の豊昇龍が途中休場した中で、大の里が大関としての責任を果たし、目標である横綱昇進に向けて第一歩を踏み出しました。

    大の里「最後は気持ちだと思い 気力で戦った」
    大の里は優勝を決めたあとのインタビューで「大関になってから成績が残せない中、12勝3敗で優勝できたのでよかった。自分の中では初日からいけるという自信もあった。本当に苦しい場所が続いていたので、うれしく思う」と喜びを話しました。

    高安との優勝決定戦については「これまで1回も勝ったことのない相手で、最後は気持ちだと思い、細かいことを気にせずに気力で戦った。不利な体勢だったが、前に出たのがよかった」と振り返りました。

    また、地震や豪雨で被害を受けた地元の石川県への思いについて「まだ大変な状況が続いているが、少しでも明るい話題が届けられたかなと思う」と述べました。

    そのうえで「今場所は雑さが目立ったので、来場所につなげられる相撲を取ろうと、後半の3日間は臨むことができた。来場所が大事になってくると思うので、頑張りたい」と抱負を述べました。

    高安「悔しいが やりきった」
    優勝決定戦で敗れ、悲願の初優勝を逃した35歳の高安は「圧力負けしてしまった。悔しいが、やりきった。悔いはないと言ったらうそになるが、今持っている力を出しきった」と振り返りました。

    優勝争いに加わった今場所については「大きなアクシデントもなく最後まで取りきることができた。ファンの応援が支えになり、充実した場所だった」と話しました。

    そのうえで、来場所に向けて「悔しい気持ちを忘れずに、また5月に向けて体をつくりたい。また優勝を目指したい」と前を向いていました。

    二所ノ関親方「粘り強くやった」
    大の里の師匠で元横綱・稀勢の里の二所ノ関親方は「最後の2日間はよく頑張ってくれた。

    13日目に王鵬戦で敗れどうなるかと思ったがよく立て直してくれた。ぜいたくを言うと3敗なので13勝の優勝が必要だと思ったが最後は粘り強くやったと思う」とたたえました。

    その上で来場所に向けて「負け方がワンパターンになってきているのでどう修正するか。苦手な力士を作らないことが課題になってくるので、巡業でしっかり番数をこなしていい稽古をするか、しないかで来場所の勝ち負けを左右するので巡業が大事になる。稽古はうそをつかないので、3敗したということは稽古がまだ足りないということ。4月はいい稽古をして、これが13勝、14勝になるように指導していきたい」と話しました。

    大の里とは
    大の里は石川県津幡町出身の24歳。

    身長1メートル92センチ、体重183キロの恵まれた体を生かして圧力をかけ、前に攻める相撲が持ち味です。

    小学校を卒業後、新潟県糸魚川市に“相撲留学”し、朝早くから夜遅くにまで及ぶ稽古で、多いときには1日100番以上相撲を取るなど、高校までの6年間、厳しい稽古に励みました。

    相撲の強豪、日体大に進学後は、2年連続で「アマチュア横綱」に輝くなど、数々のタイトルを獲得し、大学卒業後のおととし5月の夏場所で幕下10枚目格付け出しとして初土俵を踏みました。

    その後、おととしの秋場所で新十両への昇進を果たすと、力強い立ち合いから大きな体を生かした前に攻める相撲を持ち味に、2場所続けて12勝3敗のふた桁勝利を挙げ、去年の初場所で新入幕を果たしました。

    初土俵から4場所での新入幕は、昭和以降では3番目に並ぶスピード出世でした。

    そして去年の春場所では、千秋楽まで優勝争いに加わると、続く夏場所では初日に横綱 照ノ富士から初白星を挙げるなど勝利を重ね、12勝3敗の成績で初優勝を果たしました。

    初土俵から7場所目での優勝は、幕下付け出しの力士としては元横綱 輪島の15場所目より早く、最も早い記録でした。

    さらに去年の秋場所で13勝2敗の成績で2場所ぶり2回目の優勝を果たし、場所後に大関に昇進しました。

    初土俵から所要9場所での大関昇進は昭和以降では最も早い記録です。

    大関昇進後の去年の九州場所とことしの初場所ではいずれも優勝争いに絡むことができていませんでした。

    大の里 大関として初めての優勝 来場所は“最高位”へ挑戦
    大関昇進後初めての賜杯を手にした大の里。

    今場所最大の注目を集めた新横綱の豊昇龍が10日目から休場し不在となる中、看板力士の1人として土俵を引き締め、来場所は最高位へ挑戦します。

    大の里は所要9場所と昭和以降では最も早い記録で大関昇進を果たしました。

    しかし、新大関だった去年11月の九州場所は9勝6敗、ことし1月の初場所では10勝5敗と、いずれも優勝争いに絡むことができず、期待に応えられませんでした。

    特に初場所では、初日に土が付き、5日目までに3敗を喫するなど、序盤戦での戦いを課題のひとつに挙げていました。

    師匠で元横綱 稀勢の里の二所ノ関親方からは「稽古の番数が足りない。もっと増やせ」と指導を受け、今場所に向けては、部屋での稽古で番数を増やしたほか、積極的に出稽古に出て調整を進めてきました。

    大の里は「ここ2場所、よくない相撲、よくない成績が続いている。自分がいちばん感じている。もう一度集中して、先場所の反省を生かして、初日の入りをしっかりしていきたい」と今場所への思いを口にしました。

    迎えた初日、過去は1勝2敗と負け越している難敵の若隆景に勝って白星発進し、5日目を終えて勝ちっぱなしの力士がいなくなる中、4勝1敗とまずまずの成績で、課題としていた序盤戦を乗り切りました。

    5日目を終え「先場所からすれば、いい方向にいっている。中盤戦、しっかりやっていく」と気を引き締めました。

    その後も、持ち味の馬力や左の強烈なおっつけを武器に6日目以降も白星を重ね、大関に昇進してから最も早い9日目での勝ち越しを決めました。

    しかし10日目、1敗でトップで並んでいた大関経験者の高安との一番で、立ち合いの圧力から押し切ることができず、左を差されて寄り切られ、2敗に後退しました。取組後には「またあしたから頑張る」と3度繰り返して、悔しさをにじませました。

    終盤戦以降の優勝争いでは「あまり気にしない。来場所に向けてしっかり今場所成績を残したい」と優勝を意識せずに先を見据えることを強調しました。

    その心の内がかいま見えたのが、今場所前の2月に行われた大関昇進パーティー。

    新横綱の豊昇龍の誕生について問われると「感じるものはあるし、それは自分が一番感じている」と、最高位に向け、内に秘めた思いがありました。

    大関として初めての賜杯を手にした大の里。来場所は横綱昇進に挑む場所になります。

    (中略)

    八角理事長 大の里の横綱昇進に期待感
    日本相撲協会の八角理事長は、優勝した大関 大の里について「立派だったし、番付上位ということを見せた。負けた相撲の次の日はいい相撲を見せて、自分の型を持っていた」と評価しました。

    そのうえで「早く上に上がってほしい」と横綱昇進への期待感も示していました。

    一方、優勝決定戦で敗れた高安については「投げにいってしまったが、押し返さなければいけなかった。よく頑張ったと思う。夢を諦めないで頑張ってほしい」とねぎらいました。

    高田川審判部長「来場所 楽しみな場所になる」
    日本相撲協会の高田川審判部長は、3回目の優勝を果たした大関 大の里について「結びの一番でも優勝決定戦でもいい相撲を見せた。当たって前に出る、馬力のある相撲がよかった」とたたえました。

    大の里は大関として初めての優勝で「大きな優勝だとは思うが、何事も来場所を見てからだ。楽しみな場所になる」と期待を寄せました。

    敗れた高安については「投げにいったところを我慢して残していたら、流れも変わったかもしれない。今場所はいい相撲だった」と評価していました。

    また、先場所11勝をあげて今場所は9勝だった関脇 大栄翔について「ずいぶん前から大関候補と言われてきた。大きな数字で優勝したら変わるでしょう」と大関昇進の可能性も残す見解を示しました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250323/k10014758081000.html

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    1. 大相撲春場所 新入幕の安青錦が敢闘賞 史上2番目の速さ
      2025年3月23日 19時47分

      大相撲春場所の三賞選考委員会が開かれ、新入幕の安青錦が敢闘賞を受賞し、初土俵から10場所目での三賞受賞は史上2番目の速さとなりました。また、優勝決定戦に進んだ大関経験者の平幕、高安が技能賞を受賞しました。

      春場所の三賞選考委員会は23日、春場所が行われた大阪 浪速区の大阪府立体育会館で開かれました。

      このうち、敢闘賞は新入幕の安青錦が受賞しました。

      21歳の安青錦は低く当たって前に出る相撲で白星を重ね、11勝4敗の好成績を収めました。

      初土俵から10場所目での三賞の初受賞は、去年の春場所を新入幕で制した尊富士に並び、史上2番目に速い記録となりました。

      また、平幕の美ノ海も千秋楽の23日、関脇 大栄翔に勝って11勝4敗とし、初めての三賞となる敢闘賞を受賞しました。

      技能賞は、初優勝を逃したものの12勝3敗の好成績を収めた技能ある相撲を評価され、高安が3回目の受賞を果たしました。

      一方、殊勲賞は該当者がいませんでした。

      安青錦「自信持って自分の相撲を取れた」
      初めての三賞受賞となった新入幕の安青錦は、23日が21歳の誕生日で「うれしい。いいプレゼントにできた。今場所は自信を持って自分の相撲を取れた」と喜びを話しました。

      そのうえで「みなさんに愛されるような力士になりたい」と抱負を述べました。

      美ノ海「前に攻める相撲がよかった」
      沖縄県出身力士では初めての三賞受賞となった31歳の美ノ海は「なかなか自分の思うような相撲は取れなかったが、引かずにしっかり当たって、前に攻める相撲を取れたことがよかった」と手応えを口にしました。

      そして「来場所に向けて、今場所よかった点を伸ばしていきたい」と成長を誓いました。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250323/k10014757931000.html

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    2. 相撲協会2年連続の黒字、昨年は全6場所完売…「早くコロナ禍での赤字を取り返したい」
      2025/03/24 20:44

       日本相撲協会は24日の評議員会で2024年決算を承認し、2年連続の黒字決算となったことを発表した。経常収益から経常費用などを差し引いた額は14億4500万円のプラスとなった。正味財産は11億5800万円増え、279億円となった。昨年の6場所すべての入場券が完売したことや、巡業日数が増えたことなどが寄与した。

       相撲協会の決算は新型コロナウイルス禍により、赤字決算が続いていたが、23年に4年ぶりに黒字転換した。担当者は「コロナ禍で100億円以上の赤字が出ている。黒字を続け、早くコロナ禍での赤字を取り返したい」としている。
      https://www.yomiuri.co.jp/sports/sumo/20250324-OYT1T50148/

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  2. 三重 大型バス死傷事故 警察“運転手の死因は心臓の病気”
    2025年3月24日 18時45分

    22日、三重県御浜町で大型バスが道路脇の防風林に突っ込んで運転手が死亡し、乗客21人がけがをした事故で、警察が運転手の死因を調べたところ、心臓の病気だったことがわかったということです。
    警察は24日、バスの運行会社の営業所を過失運転傷害の疑いで捜索し、詳しく調べています。

    22日の夜、三重県御浜町の国道42号で大型バスがセンターラインを越えて対向車線の道路脇の防風林に突っ込んだ事故では、バスの運転手で埼玉県川越市に住む橋爪悟司さん(57)が死亡し、乗客21人がけがをしました。

    警察は24日、バスを運行していた埼玉県所沢市に本社を置く「西武観光バス」のさいたま市内の営業所を、過失運転傷害の疑いで捜索しました。

    また、警察が運転手の死因を調べたところ、心臓の病気だったということです。

    一方、会社によりますと、事故につながるような持病の情報はなかったということです。

    また、出発前に体調などをチェックする点呼を行った際、異常はみられなかったということです。

    バスは和歌山県那智勝浦町を事故のおよそ1時間前に出発し、さいたま市内の営業所に向かう途中だったということです。

    警察は、運転手の勤務状況などを詳しく調べています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250324/k10014758501000.html

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    1. 三重 バスが林に突っ込む 運転手死亡 21人けが ブレーキ痕なし
      2025年3月23日 11時44分

      22日夜、三重県御浜町の国道で、大型バスが道路脇の防風林に突っ込んで、運転手の男性が死亡し、乗客21人がけがをした事故で、現場にはバスがブレーキをかけた痕がなかったことが警察への取材でわかりました。

      警察はバスがスピードを落とさずに突っ込んだとみて、事故の原因を調べています。

      22日午後8時半ごろ、三重県御浜町の国道42号で、大型バスがセンターラインを越えて対向車線の道路脇の防風林に突っ込みました。

      警察によりますと、この事故で、バスの運転手で埼玉県川越市に住む橋爪悟司さん(57)が死亡し、乗客21人がけがをしました。

      けがをした人のうち少なくとも3人が、胸などを骨折したということです。

      現場は片側1車線の直線道路で、その後の調べで、バスがブレーキをかけた痕がなかったことが、警察への取材でわかりました。

      バスは埼玉県に本社がある西武観光バスが運行していて、和歌山県那智勝浦町を事故のおよそ1時間前に出発し、さいたま市に向かう途中だったということです。

      警察は、バスがスピードを落とさずに突っ込んだとみて、ドライブレコーダーを解析するなどして、事故の原因を調べています。

      西武観光バス「調査に全面的協力 事故原因の究明に努める」
      埼玉県所沢市に本社がある「西武観光バス」によりますと、事故が起きたのは和歌山県那智勝浦町からさいたま市大宮区まで向かう夜行バスだったということです。

      この路線はほかのバス会社と共同で毎日上り下り1本ずつ運行されていました。

      事故があったバスは上りで、22日午後7時半ごろ、那智勝浦町の「勝浦温泉」を出発して、三重県内を通り、23日朝、横浜・新宿・池袋を経由して午前7時すぎにさいたま市大宮区の「西武大宮営業所」に到着する予定だったということです。

      22日夜は、乗客21人と運転手2人が乗っていて、おおむね2時間ごとに運転手が交代して運行することになっていたということです。

      また、運転手の2人は、21日の夜に「西武大宮営業所」を出発して、22日の朝に「勝浦温泉」に到着する下り線の乗務を担当し、いったん休息を取ったあとで、再び22日夜の乗務を担当していたということです。

      事故の時に運転していて、死亡した橋爪悟司さんはおよそ20年勤務しているベテランの運転手で、この路線も複数回、担当していたということです。

      会社によりますと、橋爪さんに事故につながるような持病の情報はなく、出発前に体調などをチェックする点呼を行った際、異常は見られなかったということですが、西武観光バスでは、今回の事故を受けて、事故防止に向けた取り組みや運転手の健康管理などを徹底するよう、全国の営業所に改めて注意喚起したということです。

      西武観光バスは「事故によりけがをされたお客様におわび申し上げます。今回の重大事故を厳粛に受け止め、警察の捜査をはじめ、関係機関の調査に全面的に協力し、事故原因の究明に努めてまいります」とコメントしています。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250323/k10014757781000.html

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    2. 社会全体が、いつ爆発するかわからない爆弾をいたるところに抱えているようなものだな。

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    3. 防風林に突っ込んだ夜行バス、運転手は心臓死…乗車前の点呼では異常なし
      2025/03/24 18:09

       三重県御浜町の国道で大型夜行バスが道路脇の防風林に突っ込み、運転手1人が死亡、乗客21人が病院に搬送された事故で、県警は24日、司法解剖の結果、運転手の橋爪悟司さん(57)(埼玉県川越市)は病死(心臓死)だったと発表した。県警は、橋爪さんが運転中、突発的に発症したとみて調べている。

       事故が発生したのは22日午後8時半頃で、和歌山県からさいたま市に向かう途中だった。バスの運行会社「西武観光バス」(埼玉県所沢市)によると、橋爪さんに事故歴はなく、乗車前の点呼でも異常はなかったという。三重県警は24日、同社の大宮営業所(さいたま市)を捜索した。
      https://www.yomiuri.co.jp/national/20250324-OYT1T50129/

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  3. 元福島県知事の佐藤栄佐久氏が死去、85歳
    2025/03/19 12:29

     元福島県知事の佐藤栄佐久(さとう・えいさく)氏が19日、老衰のため同県郡山市内の高齢者施設で死去した。85歳だった。

    佐藤栄佐久さん(2018年12月4日)

     1983年から参院議員を務め、88年に同県知事に初当選した。5期目の2006年、県発注のダム工事を巡る汚職事件で親族が逮捕されたことを受けて辞職。自身も収賄容疑で逮捕、起訴され、12年に有罪判決が確定した。
    https://www.yomiuri.co.jp/national/20250319-OYT1T50103/

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    1. 「スケール大きな知事」 功罪両面県政に足跡 佐藤栄佐久さん死去
      2025/03/20 05:00

      知事時代について振り返る佐藤栄佐久さん(2018年12月、郡山市で)

       県知事を県政史上最長の5期18年務めた佐藤栄佐久さんが19日、死去した。85歳だった。在任中は地方分権を訴え、使用済み核燃料を再利用するプルサーマル計画への反対などで注目された一方、県発注工事を巡る汚職事件では有罪となった。県政界に功罪両面で足跡を残した政治家の 訃報ふほう に、県内の関係者から哀悼の声が相次いだ。

      ■地方分権訴え
       「とてもスケールの大きな知事だった」。佐藤さんの娘婿の玄葉光一郎・衆院副議長は19日夕、記者団の取材に応じ、岳父の業績を振り返った。

       1988年に知事に初当選した直後の89年、リゾート地の景観を保全する条例を全国に先駆けて制定。福島の地方としての良さを残そうと「うつくしま、ふくしま。」というスローガンを県民運動として掲げた。玄葉氏は「今も県が目指すべき方向性だ」と語り、内堀知事も「多くの県民の心に息づいている」と追悼コメントを出した。共著を執筆した社会学者の開沼博さんは、佐藤さんの政治姿勢を「地方がいかにして独自色を出していくかを考えていた」と評した。

       東京一極集中に強い問題意識を持ち、地方分権の重要性を訴えた。「平成の大合併」が進められた中でも、合併をしない市町村の意向を尊重した。いとこで前本宮市長の佐藤嘉重さん(86)は「人の意見を聞いてから話す人だった」と振り返り、そうした気質が市町村の意向を尊重する「住民目線の政治」に表れていたとした。

       在任中の93年に開港した福島空港を活用し、東アジアとの交流を活性化させたほか、環境問題など先進的な課題にも取り組み、2001年にはうつくしま未来博を須賀川市で開催。博覧会のためにつくられた同市のふくしま森の科学体験センター(ムシテックワールド)は現在も環境や科学の学習施設として利用されている。

       02年に東京電力によるトラブル隠しが発覚した際には、プルサーマル計画の受け入れについて「(国民・県民の理解など)前提となる条件が消滅しており、白紙撤回されたものと認識している」と反対を表明。佐藤県政時代から県議を務める佐藤憲保県議は「安全性の確保という点で国と向き合った姿勢は、原発事故を経験したからこそより評価できる」と話す。

       政治信念を支えたのは、知事就任以降も衰えなかった勉強量だった。ある県幹部は「地方分権について担当するなら明日までにこの本を読め」と差し出された本が600ページあったと振り返った。辞職の際には、知事公舎からトラックいっぱいの本が運び出されたという。

       50年前に郡山青年会議所で知り合ってから親交を続け、自身も県議や郡山市長を務めた原正夫さん(81)は「勉強熱心で、人のためを思い続けていた」としのんだ。

      ■汚職事件
       06年、18年続いた佐藤県政に終止符を打ったのは、県発注ダム工事を巡る汚職事件だった。実弟の逮捕を受けて辞職し、その後自分自身も収賄容疑で逮捕、起訴された。無罪を主張し続けたが、12年に有罪が確定。玄葉氏は「 忸怩じくじ たる思いを持っていた」と語った。
      https://www.yomiuri.co.jp/local/fukushima/news/20250319-OYTNT50184/

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    2. 佐藤栄佐久氏 死去 85歳 福島県知事や参議院議員を務める
      2025年3月19日 18時24分

      福島県知事や参議院議員を務めた佐藤栄佐久氏が、19日未明に亡くなりました。85歳でした。

      佐藤栄佐久氏は福島県郡山市出身で、昭和38年に東京大学法学部を卒業したあと、父親が設立した衣料メーカーに入社し、日本青年会議所の副会頭などをつとめました。

      そして昭和58年、参議院議員に初当選し、昭和62年には大蔵政務次官に就任しました。

      昭和63年に福島県知事に立候補して初当選し、5期18年にわたって務めました。

      国の原子力政策に強い態度で臨み、平成14年に発覚した東京電力による原子力発電所の一連のトラブル隠しの問題では、県内の原発で計画されていた国のプルサーマル計画の受け入れを白紙撤回するなど、安全性を厳しく監視する姿勢を強調してきました。

      その一方で、県が発注した公共工事をめぐる汚職事件で収賄の罪に問われ、平成24年に執行猶予のついた有罪判決が確定しました。

      関係者によりますと、佐藤氏は19日午前3時ごろ、郡山市の高齢者施設で亡くなったということです。

      85歳でした。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250319/k10014754661000.html

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  4. 「佐藤栄佐久 原子力政策 国策捜査」
    https://www.yomiuri.co.jp/feature/titlelist/subway_sarin_attack/

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  5. 宮崎市で山林火災 鎮火のめど立たず 70世帯に避難指示
    2025年3月25日 21時19分

    25日、宮崎市で山林火災が発生し、周辺の70世帯に避難指示が出され、鎮火のめどは立っていません。これまでにけが人や住宅の被害は確認されていないということで、消防は消火活動をいったん中断し、26日朝から再開することにしています。

    警察や消防によりますと、25日正午前、宮崎市鏡洲の山林で作業をしていた男性から「木の伐採作業中に煙が出た」と消防に通報がありました。

    消防による地上での消火活動のほか、防災ヘリと自衛隊のヘリ、合わせて4機で空からも消火活動を行いましたが、およそ8時間たった午後8時現在、鎮火のめどは立っていません。

    県によりますと、ヘリコプターと地上からの消火活動は、日没に伴って午後6時半までにいったん中断し、26日朝6時半ごろから再開する予定だということです。

    宮崎市は午後4時15分に鏡洲地区の鏡洲上と赤木九平の合わせて70世帯に避難指示を出しました。

    木花地区交流センターに避難所を開設し、午後8時の時点で6人が避難しているということです。

    宮崎市によりますと、これまでにけが人や建物への被害は確認されていないということです。

    焼けた面積は調査中だとしています。

    現場は鏡洲小学校から西に1キロほど離れた山林です。

    宮崎市では、25日、乾燥注意報が出されていました。

    宮崎市 鏡洲地区に避難指示
    宮崎市は山林火災のため、25日午後4時15分に鏡洲地区の鏡洲上と赤木九平のあわせて70世帯に避難指示を出しました。木花地区交流センターに避難所を開設しています。

    宮崎市によりますと、これまでのところけが人や建物への被害は確認されていないということです。

    現場は鏡洲小学校から西に1キロほど離れた山林です。

    宮崎市では25日、乾燥注意報が出され、日中の最高気温は28度にのぼっていました。

    近くの小学校 重要書類など運び出す
    山林火災の現場近くにある宮崎市の鏡洲小学校では、保護者が車で児童を迎えに来ていました。

    1年生の娘を迎えに来た母親は「煙がすごかったので、早く迎えに行かないといけないと思ってきました。ほかの親御さんもみんな心配しています。今夜は避難することも検討したい」と話していました。

    児童が帰宅したあとは、教員たちが万が一に備えてパソコンや重要な書類などを学校の外に運び出す作業に追われていました。学校から12キロほど離れた市の教育委員会で保管するということです。

    鏡洲小学校の山元美保子教頭は「あすが修了式ですが、それについては状況を確認して決めていきたい」と話していました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250325/k10014759961000.html

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    1. 愛媛 山林火災 避難指示拡大 今治市ほぼ全域で停電のおそれも
      2025年3月25日 21時24分

      愛媛県今治市の山林火災は、発生から2日がたった今も延焼が続いています。一部の地区では住宅や倉庫あわせて9棟が全焼し、市は避難指示の地域を拡大するとともに、消防などが24時間態勢で消火活動を続けています。

      23日に発生した山林火災は、今も延焼が続いています。

      市によりますと、焼けた面積は25日午後4時時点で少なくとも約214ヘクタールで、平成元年以降に県内で発生した林野火災としては最大の焼損面積になっています。

      火は弱まらず、さらに延焼しているということで、市によりますと、市内にある住宅7棟と倉庫2棟の計9棟が全焼したということです。

      市は避難指示を拡大していて、現在は▽長沢地区▽朝倉北地区▽緑ヶ丘団地地区▽郷桜井地区の一部▽旦地区▽桜井小学校区の計2973世帯5836人に避難指示を出しています。

      市によりますと午後8時時点で、▽桜井公民館▽朝倉公民館▽朝倉小学校などに計85世帯179人が避難しています。

      隣接する西条市は▽楠河地区楠・六軒家に避難指示を出しています。

      気象庁によりますと、今治市では乾燥注意報が出ていて、26日にかけて空気の乾燥した状態は続く見込みです。

      今治市を含む東予では、陸上の最大風速は26日にかけて9メートル以下と予想されているほか、海上では26日午前中にかけて10メートルとやや強い風が吹く見込みです。

      一方、27日から28日にかけては県内で雨が降る見込みです。

      今治市ほぼ全域 停電のおそれも
      山林火災を受けて25日夕方、四国電力送配電松山支社の植原宣和支社長などが記者会見を開きました。

      それによりますと、今治市内を通る2つの送電線のうち、沿岸部に近い「桜井線」は現場での消火活動に支障が出ないよう、24日から段階的に電気の供給を停止していて、今治市内にはもう1つの「今治線」で電気を供給しているということです

      今治線は山の近くを通るため、今後火災の影響で電気の供給ができなくなった場合には、今治市のほぼ全域にあたる約7万6000戸が停電するおそれがあるということです。火災は今治線から約1キロの範囲まで迫っているとしています。

      このため会社は、四国にある発電機車24台を今治市内に移動させる手配などを進めていますが、「懐中電灯の準備や携帯電話の充電など、万が一の停電に備えてほしい」と呼びかけています。


      愛媛県知事「避難を呼びかけ続けてほしい」
      愛媛県は25日午後6時半から災害対策本部会議を開き、中村知事が今治市と西条市に対して、住民への避難の呼びかけを粘り強く続けるよう要請しました。

      会議には両市もリモートで参加しました。この中で県の担当者は、午後5時過ぎに総務省消防庁に対して、緊急消防援助隊の出動を要請したことを明らかにしました。広島県や香川県などから約300人が消火活動の応援に入る見込みだということです。

      会議の最後に中村知事は「強風と乾燥で火の粉が飛び火して、新たな火災が発生するという状況が続いている。今治市、西条市にはたとえ無駄足になっても、避難を粘り強く呼びかけ続けてほしい」と述べました。

      さらに「被害状況を把握するための情報収集、共有が大事だ。関係機関と緊密に連携し、県庁の全部局が緊張感を持って対応にあたってほしい」と述べました。

      伊予桜井駅付近で火災発生

      市消防本部によりますと、25日午後1時半ごろ、今治市にあるJR予讃線の伊予桜井駅の付近で火災が発生し、消防が消火活動にあたっています。

      駅周辺には避難指示は出ていませんが、山林火災の現場に近く、付近には住宅が広がっています。

      25日午後1時43分現在、予讃線の伊予西条と今治の間の上下線で運転を見合わせています。

      焼損範囲が拡大する様子
      今回の山林火災で焼けた範囲を、愛媛県災害対策本部の発表資料をもとに作成した地図で見てみます。

      24日午後2時半ごろの時点では、火災が起きた場所を中心に約145ヘクタールが焼けていました。

      その後、さらに範囲は広がっていて、25日午前7時半前には約214ヘクタールに広がっています。
      24日の時点で焼けていた場所からさらに拡大しているほか、北東側の避難指示が出ている緑ヶ丘団地地区の近くにも焼けた場所があります。さらに、南側にも広がっている地点が複数あります。

      人工衛星がとらえた熱源データでみる
      NASA=アメリカ航空宇宙局の人工衛星がとらえた地上の熱源のデータでは、23日から25日にかけて、今治市の山林火災のものとみられる熱源が広がっていく様子が確認されています。
      このデータは最高375メートル四方の広さで識別できる解像度で地上の熱源を観測したもので、山林火災のおおよその頻度や位置などを把握するために利用されています。

      NHKがデータをもとに可視化し、日ごとにまとめた地図からは、火災が発生した23日、今治市長沢の辺りに熱源を示す赤い場所が現れます。

      翌日の24日には、その範囲がやや南に移っている様子が見て取れます。

      さらに25日未明には熱源がもともとの場所から北と西、そして南に移った状況が確認できます。

      また、NHKがアメリカの企業プラネットから独自に入手した、25日午前8時ごろ撮影された衛星画像では、緑ヶ丘団地地区、朝倉北地区、西条市の楠河地区楠・六軒家に近い3か所から、山林火災のものとみられる白い煙が上がっている様子が確認できます。

      公民館に避難した人は
      今治市の朝倉公民館には複数の住民たちが避難していて、25日午前、テレビや新聞で火災のニュースを確認していました。

      このうち、緑ヶ丘団地から避難してきたという68歳の男性は「昨夜、職場から着の身着のままで来ました。火災の影響で自宅のガスがとまっています。風呂に入りたいです」と話していました。

      77歳の男性は「あまり眠れませんでした。家のすぐそばまで火が来ていて怖かったです。貴重品や妻の位はいを持ってきました」と話していました。

      緑ヶ丘団地地区では25日昼前、住宅地の近くの山から白い煙があがっていて、地元だけでなく伊予市や大洲市など県内各地の消防隊員が声をかけ合いながら、消火活動にあたっていました。

      地区には避難指示が出されていますが、市は安全が確保できると判断できる場合は、自宅に戻ることを認めていて、防災士だという70代の男性は衣服を取りに自宅に戻りました。

      男性は「昨夜は避難所から山が赤く燃えているのが見えました。とても怖かったです。みんなこの先どうなるだろうと不安でいっぱいでした」と話していました。

      老人ホームで自主避難
      今治市の旦地区にある特別養護老人ホーム「唐子荘」では、山林火災の火が近くの裏山にまで迫り、避難指示を待たず、自主的に入所者を避難させました。

      避難させたのは、車いすなどを利用している入所者約50人で、全員を車で15分ほどの距離にある別の老人ホームに移動させたということです。

      避難を受け入れた橋田数永副施設長は「大変な状況ですが、これから寝る場所の確保を進めたいと思っています。とにかく皆さんには健康第一で体調を崩さないように注意したいと思います」と話していました。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250325/k10014759391000.html

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    2. 岡山の山林火災 鎮圧めど立たず 岡山市と玉野市に避難指示
      2025年3月25日 20時36分

      23日、岡山市南区で発生した山林火災は延焼が続いていて、焼けた面積は311ヘクタールに拡大し、鎮圧のメドは立っていません。25日夜になって、岡山市と隣接する玉野市は一部の地域に避難指示を出し、住民に避難を呼びかけています

      23日午後、岡山市南区飽浦(あくら)で発生した山林火災では、山すその住宅や倉庫など計6棟の建物に被害が出ましたが、けがをした人は確認されていません。

      消防によりますと、焼けた面積は25日午後5時の時点で、岡山市南区と隣接する玉野市の約311ヘクタールに及び、住宅の近くに火が迫っているところもあり、依然として鎮圧のメドは立っていないということです。

      岡山市は24日午後、避難指示をすべて解除していましたが、25日夜になって、岡山市と玉野市がそれぞれ一部の地域に避難指示を出し、住民に避難を呼びかけています。

      避難指示が出ているのは、岡山市南区の小串地区の627世帯1146人、玉野市が番田地区の303世帯646人と、北方地区の161世帯341人です。

      岡山市によりますと、25日はヘリコプター11機と消防車約50台が出動して消火活動にあたりましたが、現場周辺では夕方になって風が強まっためヘリコプターによる消火活動ができなくなり、現在は地上からの消火活動が続けられています。

      南区の農園に被害
      山林火災で、南区の宮浦地区にある農園では、シイタケの原木約300本やプランターが焼けるなどの被害が出たということです。

      農園を営む70代の男性は「知人から連絡があって農園が燃えていることを知った。シイタケの原木300本近くが燃えてなくなっていて、本当にショックだった。スイカの種をまいていたプランターも燃えたが、種は燃えずに残っていて、うれしくて泣きそうになった。全焼せずに農業を続けられるのは消防や自衛隊の人のおかげで、感謝している」と話していました。

      神社付近に火迫る
      飽浦地区の山すそにある、飽浦稲荷宮と素盞嗚神社の近くまで火の手が迫り、地元の消防団やヘリコプターによる消火活動が行われています。

      地元の住民によりますと、いずれの神社でも、山林火災の前日には祭りが行われるなど住民の集う場所として長く親しまれているということです。

      飽浦地区に住む50代の男性は「結婚した時や、子どもができた時のお宮参りでも来た神社で、近くに火が迫って、もし燃え移ったらと思うと悲しいです。貴重品や食料をまとめるなどいざという時は避難できるように準備をしています」と話していました。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250325/k10014759341000.html

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  6. 岡山 山林火災4日目 鎮圧めど立たず 延焼範囲546haで最大規模
    2025年3月26日 18時55分

    岡山市の山林火災は消火活動が続いていますが、発生4日目の26日になっても鎮圧のめどはたっていません。延焼の範囲は546ヘクタールに拡大し、岡山県内の山林火災としては過去最大の規模となりました。

    今月23日に岡山市南区飽浦で発生した山林火災は、26日もヘリコプター11機のほか、およそ300人の態勢で消火にあたりましたが、延焼は東の方向に拡大し鎮圧のめどは立っていません。

    消防によりますと、延焼の範囲は14時の時点で岡山市南区と玉野市のおよそ546ヘクタールと、岡山県内で起きた山林火災としては過去最大の規模となりました。

    これまでに住宅や倉庫など6棟の建物に被害が出ていますが、けがをした人は確認されていません。

    26日夕方の時点で山の中の30か所から40か所で煙が上がっているのが確認されているということです。

    岡山市と玉野市は、一部の地区に避難指示を出して、住民に避難を呼びかけています。

    避難指示が出ているのは、岡山市南区の小串地区の627世帯1146人、玉野市が番田地区の303世帯646人と、北方地区の161世帯341人です。

    一方、現場の北側にある児島湾にかかる「児島湾大橋」は、円滑な消火活動を行うために25日から一般の車は通行止めとなっています。

    児島湾大橋は、火災が起きている地域と岡山市の中心部を結ぶ代表的なルートで通行止めが長期化すると、住民の暮らしへの影響がさらに広がることが懸念されます。

    消防は夜を徹して住宅地などへの延焼の阻止を中心に消火活動にあたることにしています。

    あす雨の見通しも まとまった雨量は期待しにくいか
    気象庁によりますと、前線を伴う低気圧が日本海を通過し、南から暖かく湿った空気が流れ込む影響で、27日から28日にかけて雨が降る見込みです。

    岡山市と玉野市では27日の昼過ぎごろから28日にかけて雨が降り、多いところで1時間に10ミリ程度の雨が降る予想ですが、27日の24時間雨量が50ミリ以下と、まとまった雨は期待しにくいとしています。

    消防司令長 “鎮圧のめど立たず”
    現場で消火活動の指揮を執る岡山市南消防署の末友裕二消防司令長が報道陣の取材に応じました。

    この中で現在の火災の状況について、住宅地などへの延焼は食い止められているものの、山の中では30か所から40か所で煙が上がっているのが確認され、鎮圧のめどは立っていないという認識を示しました。

    そして、消火活動が難航している理由として、山の中では木などが障害物となってホースを伸ばすことができず活動が制限されることや、風によって火が燃え移ったり消えたと思った場所から再び燃え上がったりして延焼が繰り返されていることをあげました。

    末友消防司令長は「民家や建物への被害だけはなくそうと、活動隊が一丸となっている。皆さんの安心安全な暮らしが早く戻るように精いっぱい活動するので、今しばらく待っていただきたい」と話していました。

    住民には疲れ 避難への備えも
    火災が起きている山のふもとに近い、岡山市南区の宮浦地域に住む71歳の男性は、立ち上る白い煙を自宅から毎日確認していて、不安で毎晩4時間ほどしか眠れず、疲れを感じるといいます。

    男性は自宅に火の手が迫った場合に備え、玄関には非常持ち出し用のリュックサックを置いているということです。

    中には、飲み物や非常食のほか、ティッシュペーパーなどの衛生用品に加え、自宅の権利書などの貴重品も入れているということです。

    男性は「いつでもリュックサックを持って車で逃げられるようにしています。父親が建てた家を守らなければいけないという思いで対策をしています。1日も早く火が収まってほしいです」と話していました。

    政府 対応強化で「官邸対策室」に格上げ
    岡山市と愛媛県今治市の山林火災への対応を強化するため、政府は26日午前9時、総理大臣官邸の危機管理センターに設置している「情報連絡室」を「官邸対策室」に格上げし、情報収集と警戒にあたっています。

    石破首相 延焼阻止など山林火災への対応を指示
    岡山市や愛媛県今治市、それに宮崎市で発生した山林火災を受けて、石破総理大臣は26日午前、延焼の拡大を阻止するため消防や自衛隊などが一体となって消火活動に全力を挙げることや、住民の避難支援と避難生活の環境確保に万全を期すこと、それに広い範囲で停電が発生する可能性も念頭に住民への情報提供や電源車の派遣など必要な備えを進めることを指示しました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250326/k10014760581000.html

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    1. 宮崎 山林火災 ほぼ消し止め延焼おそれなくなる 避難指示 解除
      2025年3月26日 19時11分

      25日に宮崎市で発生した山林火災は、26日午後6時半の時点でほぼ消し止められ、延焼のおそれはなくなったということです。これを受け、市は周辺の70世帯に出していた避難指示を解除しました。

      25日正午前に宮崎市鏡洲で発生した山林火災では、26日も消防による地上からの消火活動や、自衛隊のヘリコプターによる空からの消火活動が行われました。

      県や宮崎市によりますと、これまでにおよそ50ヘクタールの範囲で山林が焼けたということですが、午後からは目立った火や煙は確認されなくなりました。

      宮崎市消防局によりますと、午後6時半の時点で火はほぼ消し止められ、延焼のおそれはなくなったということです。

      このため宮崎市は、鏡洲地区の鏡洲上と赤木九平のあわせて70世帯に出していた避難指示を午後6時40分に解除しました。

      今回の火災では、これまでにけが人や建物への被害は確認されていないということです。

      気象台によりますと、宮崎市では27日、まとまった雨が降る予報になっています。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250326/k10014760571000.html

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    2. 愛媛 今治 山林火災延焼続く 焼失面積は倍に「飛び火」警戒を
      2025年3月26日 20時47分

      愛媛県今治市の山林火災は延焼が続いていて、焼けた面積は400ヘクタール余りと25日に比べて倍近くに拡大しています。消火活動が続けられていますが、依然として鎮圧のめどは立っておらず、風によって離れた建物に火が燃え移る「飛び火」にも警戒が必要です。

      今治市で今月23日に発生した山林火災は、4日目の26日も延焼が続いていて、焼けた面積はおよそ417ヘクタールと25日午後より倍近くに拡大しています。

      消火活動が続けられていますが、依然として、鎮圧のめどは立っていません。

      26日、今治市の消防団員が活動中に転倒して頭などにけがをし、この火災によるけが人はあわせて2人となりました。

      山林火災の飛び火で建物に火が燃え移ったとみられ、桜井地区で住宅2棟、郷桜井地区で住宅3棟と倉庫2棟、長沢地区と朝倉地区でそれぞれ1棟の住宅のあわせて9棟が全焼したということです。

      この火災で今治市は、長沢地区、朝倉北地区、緑ヶ丘団地地区、郷桜井地区の一部、旦地区、桜井小学校区、朝倉南乙野々瀬地区のあわせて5988人に避難指示を出しています。

      26日午後4時半の時点で7つの避難所に90人が避難しています。また隣接する西条市も楠河地区楠・六軒家に避難指示を出しています。

      県内には乾燥注意報が出され空気が乾燥した状態が続いていて、風によって離れた建物に火が燃え移る「飛び火」にも警戒が必要です。

      また、四国電力送配電によりますと、今治市内を通る2つの送電線のうち沿岸部に近い送電線は、現場での消火活動に支障が出ないよう電気の供給を停止しているということです。

      このため残るもう1つの送電線が火災の影響で電気の供給ができなくなった場合、今治市のほぼ全域が停電するおそれがあるということです。

      四国電力送配電は懐中電灯の準備や携帯電話の充電など、明るいうちから停電に備えるよう呼びかけています。

      《焼けた範囲は?》
      愛媛県今治市の山林火災で焼けた範囲を地図で見てみます。

      愛媛県災害対策本部の発表資料をもとに作成した図です。25日午前7時半ごろには、焼けた範囲はおよそ214ヘクタールに広がっていました。

      今治市の長沢地区や西条市の楠河地区楠・六軒家の周辺のほか、今治市の緑ヶ丘団地近くが焼けていました。

      その後、25日午後11時半の時点では、およそ306ヘクタールまで拡大。

      午前中と比べると北側のエリアが南北に広がっていて、避難指示が出された桜井小学校区や旦地区、郷桜井地区の近くに及んでいるほか、飛び火したように東側にある山の方でも焼けた場所があることが見てとれます。

      《熱源の推移は?》
      こちらはNASA=アメリカ航空宇宙局の人工衛星がとらえた地上の熱源のデータです。

      山林火災のおおよその頻度や位置などを把握するために利用されているもので、NHKではこれをもとに地図上に可視化しました。

      データは実際に火災が起きている場所とはずれている場合もあります。

      25日未明には火災が起きているとみられる熱源が、大きく分けて3か所で見られました。

      25日はその後、北側や西側に熱源が移っている様子が見られます。

      さらに26日未明には東側の山にも移っているほか、引き続き広い範囲で熱源が確認できます。

      専門家 “火の粉300m超飛ぶことも”
      飛び火が原因で建物に燃え移ったとみられることについて、専門家は火の粉が300メートルを超えて飛ぶこともあり、風下の住宅地では同時多発的に火災が発生するリスクに注意が必要だと指摘しています。

      愛媛県今治市の山林火災では、住宅にも複数の被害が出ています。

      飛び火で燃え移ったとみられ、1923年に発生した関東大震災や2016年に新潟県糸魚川市で起きた大規模火災でも、飛び火が原因で広範囲に延焼したとされています。

      建築研究所防火研究グループの水上点睛 主任研究員によりますと、飛び火は火災が起きた場所で起きる上昇気流に乗って、小さな火の粉が広がり、300メートルを超える距離を飛ぶことがあるということです。

      建物に降ると、わずかな隙間に入り込み燃え上がることがあるため、風下にある建物は注意が必要だとしています。

      水上主任研究員は、「1番危険なのは強風によって火の粉が四方八方に散らばって同時多発的に火災が発生し、逃げ場を失ってしまうことだ。今後も風が強まれば飛び火が発生することが考えられ、消防や自治体の指示や情報をしっかり確認してほしい」と話していました。

      あす雨の見通しも まとまった雨量は期待しにくいか
      気象庁によりますと、前線を伴う低気圧が日本海を通過し、南から暖かく湿った空気が流れ込む影響で、27日から28日にかけて雨が降る見込みです。

      住宅が全焼するなどの被害が出ている今治市では、27日から28日午前中にかけて雨が降る見通しで、27日夜を中心に1時間に10ミリ程度の雨が予想されていますが、27日の24時間雨量は50ミリ以下とまとまった雨は期待しにくいということです。

      今治と西条に災害救助法適用
      愛媛県は26日夕方開いた災害対策本部会議の中で、山林火災による建物被害が広がり被災者が避難して継続的に救助を受ける必要があるとして、今治市と西条市への災害救助法の適用を決めたことを明らかにしました。

      これによって避難所の設置や物資の提供などの費用を国と県が負担することになります。

      県によりますと、県が災害救助法を適用するのは7年前の2018年に発生した西日本豪雨以来だということです。

      会議の中で中村知事は「住宅の火災が拡大していて、強風によって広がる可能性がゼロではなく、今治市と西条市の負担が減るということで適用を判断した」と述べ、県として両市への支援を強化する考えを示しました。

      6県消防に出動要請
      愛媛県今治市の山林火災で、総務省消防庁は、26日午前7時の時点で、広島県と香川県、徳島県、滋賀県、長野県、山口県の6県の消防に対し「緊急消防援助隊」の出動を求めました。

      一部の部隊は25日夜のうちに現地に到着していて、消火活動などにあたっています。

      「統合作戦司令官」が初の指揮へ
      中谷防衛大臣は、26日午前、防衛省で記者団に対し「一連の山林火災は、広範囲にまたがっており、全自衛隊の部隊を、効率的・効果的に投入する必要があることから、新たに発足した統合作戦司令官に、一元的に指揮をさせることにした。住民の不安を解消できるよう、全力で対応していく」と述べました。

      「統合作戦司令官」は、陸海空の自衛隊を一元的に指揮するため、24日新設されたばかりで、防衛省によりますと、災害派遣で直接、指揮を執るのは、今回が初めてだということです。

      政府 対応強化で「官邸対策室」に格上げ
      岡山市と愛媛県今治市の山林火災への対応を強化するため、政府は26日午前9時、総理大臣官邸の危機管理センターに設置している「情報連絡室」を「官邸対策室」に格上げし、情報収集と警戒にあたっています。

      石破首相 延焼阻止など山林火災への対応を指示
      岡山市や愛媛県今治市、それに宮崎市で発生した山林火災を受けて、石破総理大臣は26日午前、延焼の拡大を阻止するため消防や自衛隊などが一体となって消火活動に全力を挙げることや、住民の避難支援と避難生活の環境確保に万全を期すこと、それに広い範囲で停電が発生する可能性も念頭に住民への情報提供や電源車の派遣など必要な備えを進めることを指示しました。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250326/k10014760531000.html

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  7. 岡山 山林火災5日目 延焼範囲約559ha 最大規模 鎮圧めど立たず
    2025年3月27日 7時43分

    岡山市で発生した山林火災は延焼の範囲がおよそ559ヘクタールに拡大し、岡山県内の山林火災としては過去最大の規模となっています。5日目となる27日も地上と上空からの消火活動が続けられます。

    今月23日に岡山市南区飽浦で発生した山林火災は、26日午後7時の時点で延焼の範囲がおよそ559ヘクタールに拡大し岡山県内の山林火災としては過去最大の規模となっています。

    これまでに、住宅や倉庫など6棟の建物に被害が出ていますが、けがをした人は確認されていません。

    消防によりますと、山のいたるところで煙が上がっている状況で、風によって火が燃え移ったり、火が収まった場所から再び燃え上がったりすることが繰り返されていて、依然、鎮圧のめどは立っていないということです。

    午前6時の時点で、岡山市南区の宮浦地区では、炎は確認できませんでしたが、山から黒色の煙が上がっていて、消防車2台が待機していました。

    避難指示は
    ▽岡山市南区の小串地区の一部
    ▽玉野市の▽番田地区と北方地区のいずれも全域に引き続き出されていて、27日午前7時の時点で岡山市で4人が避難所に避難しているということです。

    消防は日中と同じ規模の体制で、夜を徹して住宅地などへの延焼の阻止にあたりました。

    27日、岡山県内では雨が降る予報が出ていますが、鎮圧につながるかは見通せない状況です。

    午前6時から自衛隊のヘリコプターによる散水も再開されていて、地上と上空からの消火活動が続けられます。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250327/k10014761791000.html

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    1. 愛媛 今治 山林火災5日目 延焼続く 鎮圧めど立たず 生活に影響
      2025年3月27日 7時58分

      3月23日に愛媛県今治市で起きた山林火災は発生から5日目となった27日も延焼が続いています。朝からヘリによる上空からの消火活動が再開されましたが、依然として鎮圧のめどは立っておらず、住民生活への影響が広がっています。

      今治市で今月23日に発生した山林火災は、消防などによる消火活動が夜を徹して続けられ、午前6時すぎからは自衛隊のヘリによる上空からの消火活動も再開されましたが、5日目となった27日も延焼が続いていて、鎮圧のめどは立っていません。

      火は隣接する西条市にも広がり、焼けた面積は26日午後2時時点でおよそ417ヘクタールとなっています。

      今治市では飛び火による建物への被害も起きていて
      ▽郷桜井地区で住宅3棟と倉庫2棟
      ▽長沢地区で住宅3棟
      ▽桜井地区で住宅2棟
      ▽朝倉地区で住宅1棟のあわせて11棟が焼けました。

      この火災で今治市は
      ▽長沢地区
      ▽朝倉北地区
      ▽緑ヶ丘団地地区
      ▽郷桜井地区の一部
      ▽旦地区
      ▽桜井小学校区
      ▽朝倉南乙野々瀬地区のあわせて5988人に避難指示を出していて、7つの避難所に56世帯77人が避難しています。

      また、西条市も
      楠河地区楠・六軒家に避難指示を出していて、福祉避難所に障害者施設やグループホームの利用者と職員あわせて123人が避難しています。

      今治市では店舗が臨時休業したり、郵便局が窓口業務を停止したりと住民生活への影響が広がっています。

      また四国電力送配電は、延焼して電気の供給ができなくなった場合、今治市のほぼ全域が停電するおそれがあるとして、懐中電灯の準備や携帯電話の充電など停電への備えを呼びかけています。

      気象庁によりますと、27日も空気が乾燥した状態が続いていますが、今治市と西条市を含む愛媛県東予では前線が通過するタイミングで、28日にかけて雨や風が強まるところがある見込みです。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250327/k10014761811000.html

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    2. 岡山 山林火災 火の広がり抑えられているものの消し止められず
      2025年3月27日 18時38分

      岡山市で発生した山林火災は、最も多いおよそ400人態勢で消火活動が行われ、26日までと比べると、火の広がりは抑えられているものの、まだ消し止められていません。27日夜からは雨の予報で、消防は夜を徹して対応にあたることにしています。

      今月23日に岡山市南区飽浦で発生した山林火災は、27日正午の時点で延焼の範囲が隣接する玉野市を含むおよそ565ヘクタールに拡大し、岡山県内の山林火災としては最大の規模となっています。

      これまでに、住宅や倉庫など6棟の建物に被害が出ています。

      一方、けがをした人は確認されていません。

      27日は自衛隊のヘリなど11機が出て、火災発生以来、最大規模となるおよそ400人の態勢で上空と地上から消火活動が行われました。

      消防によりますと、26日までと比べると火の広がりは抑えられていて、玉野市は、玉野市方面への延焼の危険性は低くなったとして番田地区と北方地区に出していた避難指示を解除しました。

      ただ、依然として火を消し止めるめどは立っていないということで、岡山市南区の小串地区の一部には引き続き避難指示が出されています。

      岡山県南部では27日夜に雨が降る予報となっていて、1時間に降る雨の量は多いところで20ミリと予想されています。

      消防は住宅地などへの延焼を食い止めるため、夜を徹して消火活動にあたることにしています。

      住民「十分な量の雨が降ってほしい」
      岡山県南部では、27日夜に雨が降る予報となっていて、住民からは早く火が消し止められてほしいという声が聞かれました。

      岡山市南区の宮浦地域に住む71歳の男性は「早く岡山でも雨が降り出して、あすにかけて十分な量が降ってほしいです。1日も早く鎮火してほしい」と話していました。

      別の82歳の男性は「雨に期待はしますが、岡山は『晴れの国』と言われているので、火種が消えるほど降るのかはわからないと思います。もし霧のような路面が濡れるぐらいの雨だったら鎮火までは期待できないです」と話していました。

      避難の男性「しっかりと雨降ってほしい」
      26日夜に岡山市南区飽浦地区の中学校に避難した60代の男性は「夜遅くなると火がより見えた。消防が家に火が近づいても大丈夫なようにしてくれたが、それでも不安で怖さを感じたので、安全確保のために中学校に避難した。きょうは雨の予報だが、雨が降るときには風もあるのでしっかりと雨が降ってほしい」と話していました。

      (以下略)
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250327/k10014761791000.html

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    3. 愛媛今治 山林火災 市長「延焼はコントロール」現場周辺は雨に
      2025年3月27日 18時30分

      愛媛県今治市で起きた山林火災は一時期と比べて火は弱まっていて、市は「延焼はコントロールできている」という認識を明らかにしました。現場周辺では雨が降り始めていて、消防などが引き続き消火活動を進めています。

      今月23日に愛媛県今治市で起きた山林火災は27日午後2時半の時点で焼けた面積がおよそ442ヘクタールにのぼっています。

      飛び火による建物への被害も起きていて、今治市ではこれまでに住宅5棟、空き家6棟、倉庫など10棟のあわせて21棟が被害を受けています。

      一時期に比べて火は弱まっていますが、依然として各地で白い煙が上がっていて、27日も住民が不安そうに煙を眺める中、消火活動が進められていました。

      今治市の徳永市長は27日に開かれた災害対策本部会議で「延焼はコントロールできている」と述べ、延焼が拡大していないという認識を明らかにしました。

      消防は、木と木の隙間や土の中に残り火がある可能性があるとして、引き続き消火活動を進めています。

      この火災で、今治市は長沢地区や朝倉北地区などあわせて5988人に避難指示を出していて、7つの避難所に46世帯60人が避難しています。

      また、西条市も楠河地区楠・六軒家に避難指示を出していて、福祉避難所に障害者施設やグループホームの利用者と職員、あわせて123人が避難しています。

      気象台によりますと、今治市と西条市を含む愛媛県の東予地方では28日にかけて、山林火災の発生以来初めてまとまった雨が降る見込みで、現場周辺では夕方から雨が降り始めています。

      緊急消防援助隊 隊長「雨は鎮圧に向けた非常に大きな要素」
      現場で活動している「緊急消防援助隊」の隊長が27日に報道陣の取材に応じ、「延焼の拡大は抑えられている。人海戦術で確実な消火を行い近く鎮圧を目指したい」と述べました。

      今回の山林火災で、愛媛県は総務省消防庁に「緊急消防援助隊」の出動を要請し、27日の時点で、広島県と香川県、徳島県、滋賀県、長野県、山口県、大分県、それに大阪市の8つの自治体からあわせて300人余りの隊員が現場に派遣され、消火活動にあたっています。

      この緊急消防援助隊を現場で指揮する川本春樹統括指揮支援隊長が27日午後、報道陣の取材に応じ、現在の状況について説明しました。

      川本隊長は「けさの時点で延焼の拡大は抑えられている。ただ、一度消えた箇所から再度煙が発生するという状況が見受けられるので、最後は人海戦術で確実な消火を行い、近く鎮圧を目指したい。きょうの雨は鎮圧に向けた非常に大きな要素になると思う」と述べました。

      (以下略)
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250327/k10014761811000.html

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    4. 岡山の山火事「鎮圧」、避難指示も全面解除…愛媛でも雨で延焼止まる
      2025/03/29 00:00

       23日から延焼が続く岡山、愛媛両県の山林火災のうち、岡山市南区の火災は28日、前夜からの雨もあり、鎮圧状態となった。愛媛県でも雨で延焼が止まり、今治、西条両市は、週明けにも鎮圧したかどうかを判断するとみられる。両県の山林火災は29日で発生1週間となるが、ようやく先を見通せる状況となった。

      火勢も衰え、消火活動を終えて並ぶ消防車(岡山市南区で)

       岡山市消防局は28日午後、延焼の恐れがなくなったとして、「正午に鎮圧した」と会議で報告。627世帯1146人に出していた避難指示を全て解除した。けが人はなかったが、県内で起きた山林火災としては過去最大規模となった。

       愛媛県でも延焼拡大がストップ。消火活動を上回る速度で「飛び火」が広がって消火が難航し、ヘリコプターから散水できない夜間に延焼が進んだが、県が28日午前、上空から確認したところ、延焼している場所が見つからなかったという。

       今治市は同日、2723世帯5377人の避難指示を解除。333世帯611人への避難指示は継続しつつ、避難所7か所のうち5か所を順次閉鎖する。西条市も同日、792世帯1506人に出していた避難指示を全て解除し、避難所も閉鎖した。
      https://www.yomiuri.co.jp/national/20250328-OYT1T50225/

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    5. 愛媛 今治 山林火災「鎮圧」発表 完全な鎮火に向け活動継続
      2025年3月31日 13時09分

      発生から9日目になった愛媛県今治市の山林火災について、今治市は3月31日午前、延焼のおそれがなくなったとして「火災は鎮圧した」と発表しました。消防は完全な鎮火に向けて活動を続けることにしています。

      今月23日に愛媛県今治市で発生した山林火災は、焼けた面積が隣接する西条市も含めておよそ442ヘクタールにのぼったうえ、住宅や倉庫など22棟が被害を受け、県内では平成以降、最大規模の山林火災となりました。

      地元の消防によりますと、31日朝の時点で煙は確認されず、午前7時に今治市と西条市の市長がヘリコプターで上空から確認したところ、山肌の一部が高温になる「熱源」も見当たらなかったということです。

      こうした点を踏まえ今治市の徳永繁樹市長は、午前11時から記者会見を開き、火はほぼ消し止められ延焼のおそれがなくなったとして「火災は鎮圧した」と発表しました。

      これに合わせて市は
      ▽長沢地区と
      ▽緑ヶ丘団地地区に
      出していた避難指示も解除し、
      これですべての避難指示が解除されました。

      徳永市長は「市民の命を守るため活動にあたってくれた消防などの皆さんに心から敬意を表します。引き続き残り火の処理に全力を挙げて取り組みたい」と話していました。

      31日の午後からは市の職員が住宅や倉庫などが被災した人を訪問して、必要な支援などの聞き取りを行うことにしています。

      消防は完全な鎮火に向けて、残り火の消火のほか、警戒活動を続けることにしています。

      被害受けた住民「鎮圧を待っていた ひと安心」
      山林火災で農業用の倉庫などが焼ける被害を受けた今治市の近藤重郎さん(76)は「鎮圧という情報が一日も早く出ることを待っていたので、よかったです。火災から1週間余りは長かったので、肩の荷が降りたというか、ひと安心です」と話していました。

      近藤さんは倉庫周辺の片づけ作業などに追われていて「これからはまた燃えてくるのではないかという心配をせずに、落ち着いて作業に専念できると思います」と話していました。

      住民「生きてきた80年間と同じぐらい長く感じた」
      今治市の桜井地区に住む高宮邦子さん(83)は「とてもうれしい。鎮圧に至るまでのこの1週間余りは、今まで生きてきた80年間と同じぐらい長く感じた」と涙ぐんで話していました。

      高宮さんの自宅は被害を受けなかったものの、両隣にある住宅と空き家が焼け、その様子を見た記憶が今でも鮮明に残っているということで「遠く離れた山が燃えていたが、まさかここまで火が来るとは思わなかった。昨晩も家が燃えるような錯覚を感じましたし、鎮圧はうれしいですが、この怖さがなくなる日が早く来てほしいです」と話していました。

      住民「鎮圧したと聞き ひと安心した」
      今治市の朝倉地区に住む90代の男性は、発生後自宅近くで火災の様子を目の当たりにしたということで「鎮圧したと聞き、ひと安心しました。消火活動も大変そうだったので、落ち着いてよかったです」と話していました。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250331/k10014765701000.html

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  8. 栃木 那須町 高校生ら8人死亡 雪崩事故から8年 現場近くで祈り
    2025年3月27日 12時00分

    栃木県那須町で、部活動として登山の訓練をしていた高校生などが雪崩に巻き込まれ、8人が死亡した事故から3月27日で8年です。現場近くでは、雪崩に巻き込まれながらも救助された元山岳部員などが祈りをささげました。

    平成29年3月27日、那須町の茶臼岳で、県内の高校の山岳部が集まって登山の訓練をしていたところ、雪崩に巻き込まれ、県立大田原高校の生徒7人と教員1人が亡くなりました。

    事故から8年となった27日、現場付近では朝から地元の人などが献花台に花を手向けたり、山に向かって静かに手を合わせたりしていました。

    27日は、当時、雪崩に巻き込まれ重傷を負いながらも救助された三輪浦淳和さん(24)も訪れ、山のふもとに花を手向けました。

    そして、事故が発生したと推定される午前8時43分に手を合わせて、祈りをささげていました。

    三輪浦さんは「生き残った自分が、今できることを再確認するという意味で毎年来ています。亡くなった人が大事にしていた人のために何ができるかを考え、雪崩事故で亡くなる人が1人でも減るように、できることをしていきたい」と話していました。

    この事故をめぐっては、引率していた教諭ら3人が、2024年に業務上過失致死傷の罪で禁錮2年の実刑判決を言い渡され、東京高等裁判所に控訴しています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250327/k10014762031000.html

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  9. 地下鉄サリン30年 テレビ各局はどのツラ下げて…
    直球&曲球 宮嶋茂樹 
    2025/3/27 13:00 産経新聞

    営団地下鉄八丁堀構内から続々と運び出され、救急隊員から手当てを受ける乗客ら=平成7年3月20日、東京都中央区

    今月20日、地下鉄サリン事件から30周年を迎えた。事件2日後には、全国にあったオウム真理教教団施設への警察の強制捜査が行われたから、それからも30年や。これにより教団幹部から末端の信者までが、殺人などの凶悪犯罪から始まって交通違反などの微罪までさまざまな容疑で逮捕され、その供述などから背筋が凍りつくような犯行と陰謀が明らかになったのである。

    30年の節目に新聞各紙やテレビ各局は特集・特番を組み、報道・放送したんは読者の皆様(みなさま)もご存じやろ。

    しかし、そんな資格が日本のテレビ局にあるのか。実は日本で猛毒のサリンがまかれたんは東京の地下鉄が最初やない。その9カ月前にも教団は長野県松本市でサリンをまき、死者8人、負傷者600人以上の被害を出していたのである。

    坂本堤弁護士一家殺害事件を起こしたのは、そのさらに5年前や。殺害現場には血痕やオウムのバッジまで残されていたにもかかわらず、神奈川県警はこれを単なる失踪事件としか捜査せんわ、テレビ局も当初はガン無視、何にもせんかったやん。

    当初からオウムに目を向け、批判を続けていたんはジャーナリストの江川紹子氏やテレビ局サマがいう「一部週刊誌」だけやった。これって、ジャニーズ問題と同じやんけ。

    TBSなんぞ、オウムを批判した坂本弁護士のインタビュービデオをオウム幹部に見せ、それが一家殺害のきっかけとなった。オウムの脅しに屈し、放送せんかったばかりか、6年以上も事実を隠蔽(いんぺい)し続けとったのである。

    松本サリン事件では、被害者を当初、容疑者扱いした長野県警の尻馬に乗って各局は人権侵害さながらの報道被害を巻き起こしたんやで。

    さらに民放各局は、オウムとなれ合い、事もあろうか、教団幹部をバラエティー番組にまで招き、局アナが麻原彰晃元死刑囚のことを「尊師」と呼ぶわ、追っかけギャルまで現れた教団広報幹部の特集までやる無節操ぶりや。そんなテレビ局がどのツラ下げて「風化させてはならない」と言うんや。



    宮嶋茂樹
    みやじま・しげき カメラマン。昭和36年、兵庫県出身。日大芸術学部卒。写真週刊誌を経てフリーに。東京拘置所収監中の麻原彰晃被告や、北朝鮮の金正日総書記(いずれも当時)をとらえたスクープ写真を連発。著書に『ウクライナ戦記』など。
    https://www.sankei.com/article/20250327-42XWUI7E3RPVTF2F6UDU4Z3ZM4/

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  10. 埼玉 八潮 道路陥没2か月 運転席部分の真上から穴掘る作業開始
    2025年3月28日 6時00分

    男性1人が安否不明になった埼玉県八潮市の大規模な道路陥没から28日で2か月です。
    男性が乗っていたトラックの運転席部分は今も下水道管の中に取り残されたままですが、その真上から穴を掘る作業が27日から始まり、県は、男性の本格的な捜索に向けた対応を急ぐことにしています。

    ことし1月に八潮市で発生した大規模な道路陥没では、トラックに乗っていて転落した74歳の男性の安否が分からなくなりました。

    トラックの運転席部分はおよそ30メートル下流の下水道管の中で見つかり、男性は内部に取り残されているとみられています。

    運転席部分は管の中で見つかった場所に今もとどまったままで、県は27日開いた対策会議で男性の捜索に向けた対応として、運転席部分の真上から直径3メートルほどの穴を掘り始めたことを報告しました。

    掘削は27日から始まったばかりだということで、県は下水道管をう回させる工事など一帯で行っている工事の完了が見込まれる5月中旬ころ以降に男性の本格的な捜索を進める方針です。

    一方、県は、有識者による委員会を設置して、陥没の原因の究明や再発防止策の策定も続けています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250328/k10014762831000.html

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  11. ミャンマーで地震 144人死亡 732人けがと発表 タイでも死傷者
    2025年3月29日 0時02分

    28日午後3時すぎ、ミャンマー中部でマグニチュード7.7の地震がありました。

    ミャンマーで実権を握る軍のトップ、ミン・アウン・フライン司令官は28日夜、国民向けにテレビで演説し、今回の地震でこれまでに144人が死亡し、732人がけがをしたと明らかにしました。

    隣国タイの首都バンコクでは建設中の高層の建物が倒壊するなどして、これまでに3人が死亡したほか、およそ70人が倒壊現場に取り残されていて、救助活動が行われているということです。

    USGS=アメリカ地質調査所によりますと、日本時間の28日午後3時20分ごろミャンマー中部のマンダレー付近を震源とする地震がありました。

    震源の深さはおよそ10キロ、地震の規模を示すマグニチュードは7.7と推定されています。

    また、この10分あまりあとにも近くでマグニチュード6.4の地震があり、AFP通信が配信した首都ネピドーの映像では道路に大きな亀裂が入ったり、地面がもりあがったりしている様子が捉えられています。

    (以下略)
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250328/k10014763721000.html

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    1. ミャンマー・タイの日系企業は
      外務省によりますと、2023年10月の時点でミャンマーには日系企業の支店や現地法人などの拠点が434あるということです。

      また、ミャンマー在住の日本人は2024年10月時点で2161人だとしています。

      経済産業省によりますと、ミャンマーに進出した日系企業には自動車や食品などのメーカー、それに小売業などが含まれているということです。

      一方、外務省によりますと、タイにある日系企業の支店や現地法人などの拠点は2023年10月の時点で5856、現地在住の日本人は2024年10月の時点で7万421人だということです。

      経済産業省によりますと、タイに進出している日系企業は自動車関連が多いとしています。

      今回の地震を受けて日本の自動車メーカーの工場では従業員の避難を優先させるため操業を停止したところもあるということです。

      日本政府は現地の大使館などを通じて状況の確認を進めています。

      日本企業の動き
      ミャンマーを震源とする地震で、現地で事業を展開する日本企業は従業員の安否の確認などを進めています。

      【ミャンマー】
      このうち、流通大手のイオンは、現地企業との合弁でミャンマー国内でスーパーを9店舗運営していて、地震による被害は確認されなかったということです。

      ただ、一部の店舗では、商品の片付けなどのため、営業を休止しているということです。

      また、大手食品メーカーの味の素は、現地に調味料などの工場があり、現在、従業員の安否の確認を進めています。

      このほか、ヤクルト本社は、最大都市のヤンゴン近郊に工場があり、現在は一時的に事業を休止していますが、現地の会社に出向している日本人社員2人の無事は確認できたということです。

      スズキはヤンゴン近郊にある工場で人的被害は確認されていないということです。

      また、製紙メーカーの王子ホールディングスは、ヤンゴンに子会社の段ボールの製造拠点がありますが、従業員や機械設備に被害はなく、通常どおり操業しているということです。

      大手商社の三井物産や三菱商事、丸紅、それに住友商事は、ヤンゴン周辺で火力発電所や工業団地の開発や運営などを行っていますが、現地の従業員の安否は確認できたということです。

      一方で、事業への影響については現在、確認中だとしています。

      【タイ】
      この地震では隣国のタイでも揺れがありました。

      この地震の影響でトヨタ自動車はタイの一部の工場をいったん停止したほか、日産自動車もタイのバンコク近郊にある2つの自動車工場での生産をいったん停止し、建物に被害がないかを確認しているということです。

      自動車産業が集積しているタイには、トヨタ自動車やホンダ、いすゞ自動車、三菱自動車工業などが生産拠点を設けていて、各社は地震の影響を確認しています。

      このほか、キヤノンはタイに生産拠点が3か所ありますが、目立った被害の報告はなく、社員も無事が確認されているということです。

      東芝もタイにグループ会社の半導体の工場などがありますが、人的な被害は確認されていないとしています。

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    2. ミャンマー中部で地震、死者144人…タイ・バンコクでは100人以上が行方不明者との情報も
      2025/03/29 00:58

       【バンコク=佐藤友紀、ヤンゴン=水野哲也】米地質調査所(USGS)によると、ミャンマー中部で28日午後(日本時間同日午後)、マグニチュード(M)7・7の地震が発生した。国軍トップのミン・アウン・フライン最高司令官は同日、地震による死者が少なくとも144人、負傷者が732人に上ると発表した。

      タイ・バンコクで建設中のビルが倒壊した現場で救助活動をする人たち(28日)=AP

       隣国タイでも強い揺れがあり、バンコクでは建設中の高層ビルが崩壊したほか、別の建設現場のクレーンが倒れるなどし、バンコク当局などによると少なくとも8人が死亡、9人が負傷した。行方不明者が100人以上に上っているとの情報もある。今後両国で死傷者がさらに増える恐れがある。

      【地図】ミャンマー

       USGSによると、地震は28日午後0時50分(日本時間午後3時20分)頃に発生。震源は中部マンダレー近郊で、震源の深さは10キロ・メートル。ミャンマーでは建物や橋が倒壊するなど被害が広がっており、国軍は28日、マンダレーやネピドーなど6地域に非常事態を宣言した。タイのペートンタン・シナワット首相もバンコクに非常事態を宣言した。

      倒壊した建物の近くに立つ人たち(28日、タイ・バンコクで)=ロイター

       在タイ、在ミャンマー両日本大使館によると、日本時間夜の時点で、日本人の被害は確認されていないという。
      https://www.yomiuri.co.jp/world/20250328-OYT1T50145/

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    3. ミャンマー M7.7の大地震 144人死亡732人けが 軍トップが発表
      2025年3月29日 1時28分

      28日、ミャンマー中部で起きたマグニチュード7.7の大地震について、ミャンマーで実権を握る軍はこれまでに144人が死亡し、700人以上がけがをしたと明らかにしました。

      USGS=アメリカ地質調査所によりますと、日本時間の28日午後3時20分ごろ、ミャンマー中部のマンダレー付近を震源とするマグニチュード7.7の大きな地震がありました。

      震源の深さはおよそ10キロと推定されています。

      この10分余りあとにも近くでマグニチュード6.4の地震が発生するなど揺れが続いています。

      今回の地震について、ミャンマーで実権を握る軍のトップ、ミン・アウン・フライン司令官は28日夜、国民向けにテレビで演説し、これまでに144人が死亡し、732人がけがをしたと明らかにしました。

      死傷者の数はさらに増えるおそれがあるとしています。

      また、これに先立ち、軍は声明で、震源付近の中部マンダレーのほか、首都ネピドーや北西部ザガイン管区、中部マグウェ管区など6つの地域に対し、地震の対応を担当する当局が非常事態を宣言したことを明らかにしました。

      一方、隣国タイの救急当局などによりますと、震源から1000キロ以上離れた首都バンコクでは、地震によって建設中の高層の建物が倒壊するなどしてこれまでに少なくとも5人が死亡、14人がけがをしたほか、70人以上が取り残されていて、救助活動が行われているということです。

      また、別の工事現場でもクレーンが倒れ、1人が死亡し、3人がけがをしたということです。

      【ミャンマー】マンダレー市内 複数の建物大きく崩れる
      ロイター通信が配信した、ミャンマー中部のマンダレー市内で撮影された映像では、揺れが続くなか、多くの人々が通りに出てきて互いに支え合いながら路上でうずくまる様子がとらえられています。

      また、複数の建物が大きく崩れ、道路に大量のがれきが散乱している様子や、黒い煙のようなものがたちのぼっている様子も確認でき、被害の大きさがわかります。

      【タイ】建物倒壊映像 撮影した女性「とてもショック」
      タイの首都、バンコクの中心部では建設中の高層の建物が倒壊しました。

      その瞬間の映像を近くで食料品店を営む女性がスマートフォンで撮影していました。

      女性によりますと、倒壊した建物では2年前にもクレーンが倒れる事故があったため、地震の揺れを感じたあと、不安になって撮影を始めたということです。

      映像では、建物の上層部に設置されたクレーンが白い煙のようなものをあげながら横に揺れ動いています。

      そのすぐあと、建物は白い大きな土煙を上げながら一瞬のうちに崩れ落ちました。

      映像を撮影した女性は「私が建物の様子を見に行ったときには建物にあるクレーンが揺さぶられていた。そして建物から一瞬のうちに落ちていきました」と話していました。

      その上で、「私はその光景をみてとてもショックでした。ビルが倒壊した時間帯は、多くの作業員が昼食を終えて建設現場に戻っていったときだったからです。作業員の人たちは、私の店の常連で顔見知りでした。私だけでなく多くの人がショックを受けていて、いったい何が起きたのか受け止めきれません」と話していました。

      石破首相 タイ首相にお見舞いメッセージ
      石破総理大臣は地震により被害が出ているタイのペートンタン首相に宛ててお見舞いのメッセージを出しました。

      この中では「大きな被害が出ているとの報に接し、大変心を痛めています。被害に遭われた方々に対し、心からお見舞い申し上げます。われわれはよき友人であるタイ国民と共にあります」としています。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250329/k10014764301000.html

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    4. ミャンマー大地震 “1002人死亡 2376人けが” 日本人2人けが
      2025年3月29日 15時10分

      ミャンマーの国営テレビは29日、SNSに投稿し、今回のミャンマー中部で発生した大地震で全国でこれまでに1002人が死亡し、2376人がけがをしたと伝えました。

      ミャンマーにある日本大使館によりますと、今回のミャンマー中部で起きた大地震で震源に近いマンダレーで日本人2人がけがをして病院で治療を受けたということです。2人は入院はしておらず、命に別状はないということです。

      日本時間の28日午後発生したミャンマー中部を震源とするマグニチュード7.7の大地震では、激しい揺れに見舞われた第2の都市マンダレーや首都ネピドーなどで大きな被害が出ています。

      いまも各地で倒壊した建物などの下に取り残されている人が多数いるとみられ、現地では軍や地元当局などが救助活動を続けていますが、各地で道路が寸断されているほか、電話やインターネットがつながらない地域も少なくなく、被害の全容はいまだに明らかになっていません。

      一方、この地震で、隣国タイの首都バンコクでも建設中の高層ビルが倒壊し、これまでに少なくとも5人が死亡し、17人がけがをしたということです。

      現場では、およそ100人が取り残されているとみられ、一夜明けた29日も行方不明となっている人たちの捜索活動が続けられています。

      現場近くには夜を徹して活動を続けているレスキュー隊のための炊き出しなども行われていました。

      また、現場には行方不明者の家族や友人も集まっていて、捜索の様子を不安そうな表情で見守っていました。

      2人の息子と現場を訪れていた女性は、地震のあと、夫と連絡がつかないということで、「夫はとても優しい人です。早く無事に帰ってきてほしい」と話していました。

      USGS=アメリカの地質調査所によりますと、日本時間の28日午後3時20分ごろ、ミャンマー中部のマンダレー付近を震源とするマグニチュード7.7の大きな地震がありました。

      震源の深さはおよそ10キロと推定されています。

      この10分あまりあとにも近くでマグニチュード6.7の地震が発生するなど揺れが続いています。

      【現地進出の日本企業】 影響調査進める
      ミャンマー中部で28日起きた大地震を受けて、現地に進出する日本企業は、従業員の安全を確認するとともに現地の事業への影響について調査を進めています。

      このうち、震源地に近いミャンマー中部のマンダレー空港は、大手商社の三菱商事と日本航空のグループ会社JALUXなどが運営を行っています。

      三菱商事によりますと、空港の滑走路など施設の被害の確認を進めているということです。

      空港と主要都市を結ぶ幹線道路などにも被害があったと見られ、詳しい状況の把握に時間がかかっているということです。

      また、最大都市ヤンゴン近郊には、三菱商事のほか、丸紅や住友商事などが出資して開発を進めたティラワ工業団地があり、大手自動車や農機具メーカーなど、50社以上の日系企業が進出しています。

      ただ、この工業団地は震源地から600キロ離れていて、商社各社によりますと発電所や物流倉庫などに大きな被害は出ていないということです。

      一方、現地の日本企業の間では、これまでのところ従業員がけがをするなど人的な被害は確認されていません。

      今回の地震では隣国のタイでも揺れがありました。

      この地震の影響でトヨタ自動車は28日一部の工場で、いったん生産を停止しましたが、安全が確認されたため、29日は通常通り稼働しているということです。

      日産自動車も28日、バンコク近郊の2つの工場で安全を確認するため、いったん生産を停止しましたが、被害は確認されていないということです。

      東南アジアの自動車産業の集積地となっているタイにはトヨタ自動車やホンダ、いすゞ自動車、三菱自動車工業など各社が生産拠点を設けていますが、いずれも被害は確認されていないということです。

      マンダレー市内 複数の建物大きく崩れる

      ロイター通信が配信した、ミャンマー中部のマンダレー市内で撮影された映像では、揺れが続くなか、多くの人々が通りに出てきて互いに支え合いながら路上でうずくまる様子がとらえられています。

      また、複数の建物が大きく崩れ、道路に大量のがれきが散乱している様子や、黒い煙のようなものがたちのぼっている様子も確認でき、被害の大きさがわかります。

      【タイ】建物倒壊映像 撮影した女性「とてもショック」
      タイの首都、バンコクの中心部では建設中の高層の建物が倒壊しました。

      その瞬間の映像を近くで食料品店を営む女性がスマートフォンで撮影していました。

      女性によりますと、倒壊した建物では2年前にもクレーンが倒れる事故があったため、地震の揺れを感じたあと、不安になって撮影を始めたということです。

      映像では、建物の上層部に設置されたクレーンが白い煙のようなものをあげながら横に揺れ動いています。

      そのすぐあと、建物は白い大きな土煙を上げながら一瞬のうちに崩れ落ちました。

      映像を撮影した女性は「私が建物の様子を見に行ったときには建物にあるクレーンが揺さぶられていた。そして建物から一瞬のうちに落ちていきました」と話していました。

      その上で、「私はその光景をみてとてもショックでした。ビルが倒壊した時間帯は、多くの作業員が昼食を終えて建設現場に戻っていったときだったからです。作業員の人たちは、私の店の常連で顔見知りでした。私だけでなく多くの人がショックを受けていて、いったい何が起きたのか受け止めきれません」と話していました。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250329/k10014764301000.html

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    5. ミャンマー大地震 建物「1階がぜい弱で被害拡大か」専門家
      2025年3月29日 18時46分

      28日ミャンマーで起きた大地震による建物の被害について、専門家は震源に近いマンダレーでは、1階部分の壁が少ないなど、ぜい弱な構造になっていた建物もあり、被害の拡大につながった可能性があると指摘しています。

      28日の大地震で、震源に近いミャンマー第2の都市マンダレーでは、多くの建物に被害が出ています。

      建築構造が専門で東京科学大学の和田章名誉教授は、1階部分がつぶれている建物に着目し、壁が少なかったりガラス張りだったりと、激しい揺れに対してぜい弱な構造になっていたことで被害の拡大につながった可能性があると指摘しています。

      また、原形をとどめないほど激しく倒壊している建物については、構造設計が不十分で耐震性を考慮していない可能性があるということです。

      一方、隣国のタイで建設中の高層ビルが倒壊したことについては、ビルの柱が一般的な日本の高層ビルと比べても半分程度かそれ以下の太さだとしています。

      和田名誉教授は、タイでは揺れ方などから周期の長いゆっくりとした大きな揺れ、「長周期地震動」が到達したとみていますが、細い柱はこうした揺れと同調して曲がりやすい性質があるため、上層の重みを支えきれなくなった柱などから壊れ、一気に崩落したのではないかと分析しています。

      和田名誉教授は、「地震が少ない地域では耐震性よりもデザインを優先するケースがある。今回の地震で傾いた建物などからは離れて過ごしてほしい」と話しています。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250329/k10014764671000.html

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    6. ミャンマー大地震 “1644人が死亡” 国営テレビ伝える
      2025年3月29日 23時30分

      ミャンマーの国営テレビは29日夜遅く、今回のミャンマー中部で発生した大地震で全国でこれまでに1644人が死亡したと伝えました。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250329/k10014764841000.html

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    7. ミャンマー地震の死者1644人、ネピドーの空港管制塔も崩壊…日本人2人負傷
      2025/03/29 23:17

       【バンコク=水野哲也、佐藤友紀】ミャンマー中部で28日に発生したマグニチュード(M)7・7の地震で、国軍は29日夜、ミャンマー国内の死者数は1644人に達したと発表した。また、在ミャンマー日本大使館によると、中部マンダレーで日本人2人が負傷した。建設中のビルが崩壊するなどしたタイの首都バンコクでは、これまでに計10人の死亡が確認された。

      被災者を捜索する救助隊員を見守る住民ら(29日、ミャンマー・マンダレーで)=AP

       ミャンマー国軍によると、負傷者は3408人に上り、139人が行方不明になっている。国軍と少数民族武装勢力や民主派が戦闘を続けるミャンマーでは、国軍の支配が及んでいない地域も多く、実際の被害はもっと大きい可能性がある。マンダレーで負傷した日本人2人は在住者で、命に別条はないという。

       地元メディアによると、ミャンマーではマンダレーや首都ネピドーなど、中部や北東部で深刻な被害が出ている模様だ。国軍はこれらの6地域に非常事態を宣言している。

       AFP通信は、マンダレーでアパートが倒壊し、9人が死亡、44人が救出されたが、90人以上ががれきの下敷きになっている可能性があると報じた。

       民家だけでなく、空港や橋など主要なインフラにも大きな被害が出ている。地元メディア「ミャンマー・ナウ」などによると、ネピドーでは空港管制塔が崩壊し、職員ら6人が死亡した。マンダレーの空港も被災し、両空港とも閉鎖されていることから、救援活動が難航している。

       バンコクで建設中の高層ビルが崩壊した現場では、29日も救出活動が続いた。警察によると、この現場では8人の死亡が確認され、約80人が行方不明だという。バンコク都によると、崩壊したビルを含め、バンコクでは29日午後3時現在で10人が死亡、16人が負傷し、101人が行方不明になっている。
      https://www.yomiuri.co.jp/world/20250329-OYT1T50135/

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    8. ミャンマー地震、エネルギーは能登地震の2倍か…20世紀以降にM7超級を繰り返す
      2025/03/29 20:12

       米地質調査所(USGS)などによると、28日にミャンマー中部で発生した地震の規模はマグニチュード(M)7・7で、エネルギーは昨年1月に発生した能登半島地震の2倍程度だったとみられる。

       この地域はユーラシアプレートとインドプレートの境界になっている場所で、地震は岩盤が約200キロ・メートルにわたって水平方向にずれ動く「横ずれ断層型」だった。震源付近には「サガイン断層」と呼ばれる断層が南北に延びていて、20世紀以降にM7を超える地震を何度も起こしている。

      地震によって損傷した道路(28日、ミャンマー・ネピドーで)=AP

       震源から約1000キロ・メートル離れたタイの首都バンコクでは、建設中のビルが倒壊した。東京大の 纐纈こうけつ 一起名誉教授(応用地震学)は「長周期地震動」と呼ばれる周期の長いゆっくりとした揺れがもたらしたと見ている。長周期地震動は規模が大きく震源が浅い地震で発生し、高層ビルを大きくゆっくり揺らす。遠隔地まで伝わりやすく、東日本大震災でも震源から約700キロ・メートル離れた大阪市の高層ビルで被害が出た。

       纐纈名誉教授は「建物が一気に崩れたのは、地盤が軟らかく、揺れが増幅された可能性がある。工事中だったことも影響したのではないか」と指摘している。
      https://www.yomiuri.co.jp/science/20250329-OYT1T50132/

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    9. 地震倒壊ビル、中国企業が施工 当局規制で情報削除か
      3/29(土) 19:04配信 共同通信

       【北京共同】中国メディア「財新」は28日、地震の強い揺れに襲われたタイの首都バンコクで建設中に倒壊したビルについて、中国国有のゼネコンが施工を請け負っていたと伝えた。中国のインターネット上では同社などが公開していた施工事業に関する情報が削除されており、当局が規制した可能性もある。

       財新によるとゼネコンは「中鉄十局」で、イタリア・タイの企業との連合体としてプロジェクトを実施。地上33階建てのオフィス棟と5階建ての駐車場を建設する計画で、建築総面積は約9万4千平方メートルに上る。中鉄十局は、海外で初めて手がける超高層ビルだと紹介していたという。
      https://news.yahoo.co.jp/articles/1e56db8b346b9fc1f237b37ac9467d7271fc657b

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    10. タイ崩壊ビル、中国企業が施工 SNSの関連投稿削除 ミャンマー地震
      3/29(土) 16:16配信 時事通信

      29日、タイの首都バンコクで、地震により崩壊した建設途中のビル(EPA時事)

       【北京時事】28日にミャンマー中部で起きた地震の影響により、タイの首都バンコクで崩壊した建設途中のビルについて、中国国営企業が施工を手掛けていたと中国メディアが報じた。

       地震発生後、同企業のSNSからはビル建設に関連する投稿が削除されたもようだ。

       崩壊したビルは、中国国営ゼネコン「中鉄十局」とイタリア・タイの合弁企業が共同で建設。高さ137メートルの高層建築で、工程の30%程度まで進んでいた。香港メディアによると、中鉄十局のSNS「微信(ウィーチャット)」から、建設中のビルに関する文章の投稿が削除されており、ネット上で「強度に問題があったのではないか」などと臆測を呼んでいる。
      https://news.yahoo.co.jp/articles/4640b6e7d99e8434651160d1793d0fbefdc44bee

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    11. ミャンマー中部地震 倒壊したタイのビルは“中国国営企業などが手がけた” 中国メディア
      3/29(土) 9:51配信 日テレNEWS NNN

      ミャンマー中部を震源とする地震で倒壊したタイのビルについて、中国メディアは、中国国営企業などが手がけていたと報じました。この企業のSNSからは、ビル建設に関する投稿が削除されたとみられています。

      28日午後、ミャンマー中部を震源とするマグニチュード7.7の地震が発生し、隣国タイ・バンコクでは建設中のビルが倒壊しました。

      中国メディア「財新」は、このプロジェクトは中国国営企業とイタリア・タイの合弁企業が受注し、ビルの建設は中国国営企業が担っていて、進ちょく状況は30%ほどだったと報じています。

      この中国国営企業のSNSでは、これは同社がはじめて海外で担った超高層ビルで、去年3月末、ビルの主要な構造が完成したと投稿していたということですが、現在は確認できず、削除されたとみられています。

      SNS上では、「投稿は一夜で全て消された」「やましいことがあるのだろう」といったコメントも投稿されています。
      https://news.yahoo.co.jp/articles/66517d0461dbc78a06212fe1249ccde4ac70179d

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    12. ミャンマー マンダレーで日本人1人と連絡とれず 外務省
      2025年3月30日 15時40分

      ミャンマー中部で発生した大地震で大きな被害が出ている第2の都市マンダレーで、日本人の成人1人と連絡がとれなくなっています。
      外務省は、地震に巻き込まれた可能性があるとみて、ミャンマー当局に対し捜索・救助の要請を行っています。

      日本時間の28日午後発生したミャンマー中部を震源とする大地震では、激しい揺れに見舞われた第2の都市マンダレーや首都ネピドーなどで大きな被害が出ています。

      外務省によりますと、このうちマンダレーで、崩壊した建物に住んでいた日本人の成人1人と連絡がとれなくなっているということです。

      外務省は、地震に巻き込まれた可能性があるとみて、現地の日本大使館からミャンマー当局に対し、捜索・救助の要請を行っています。

      今回の地震ではこれまでに日本人2人がけがをしているということで、外務省は、現地に滞在する日本人の安否の確認を急いでいます。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250330/k10014765161000.html

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    13. ミャンマー大地震 “死者2000人超” 軍の報道官
      2025年3月31日 21時26分

      ミャンマーで実権を握る軍の報道官は31日午後、ミャンマー中部で発生した大地震でこれまでに2056人が死亡し、3900人がけがをしたと明らかにしました。また、270人の行方が分かっていないということです。

      大きな被害を受けた第2の都市、マンダレーでは、倒壊した建物の中にいまも多くの人が閉じ込められているとみられ、生存率が下がるとされる発生から72時間が過ぎたあとも懸命な救助活動が続いています。

      (以下略)
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250331/k10014765461000.html

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    14. ミャンマー大地震 死者2700人超 軍トップ“3000人超に増える”
      2025年4月1日 22時05分

      ミャンマー中部で発生した大地震で、ミャンマーで実権を握る軍のトップ、ミン・アウン・フライン司令官は1日、首都ネピドーで演説し、28日に発生した大地震による死者は2719人、けが人が4521人、また行方不明者が441人にのぼると発表しました。
      その上で、状況は厳しいとの認識を示し、死者は3000人以上に増えるとの見通しを明らかにしました。また、司令官は「一部の建物は適切な方法を用いずに建てられていた」と述べて、建築上の問題が被害を拡大させているという見方を示しました。

      一方、大きな被害が出ているミャンマー第2の都市マンダレーで連絡がとれなくなっている日本人についても新たな情報は入っていません。

      現地には、ミャンマーの友好国である中国やロシアなどに加え、東南アジアの国々などからも捜索や医療支援のチームが入り、活動を始めています。

      地元メディアは、マンダレーで31日午前、中国の救助隊が倒壊した建物のがれきの下で60時間以上にわたり閉じ込められていた5歳の子どもと妊娠中の女性を含む3人を救助したと報じました。

      中国国営の中国中央テレビの映像では、がれきの山の中から救援チームの隊員が子どもを抱きかかえて救助する様子や、担架に乗せた人を慎重に運び出す様子がうつされています。

      しかし、被災した地域は広範囲に及んでおり、震源に近いマンダレーの中心部では、地元のボランティアが手作業でがれきの撤去に取り組む姿もみられるなど、救助活動は極めて厳しい状況が続いています。

      一方、隣国タイの首都バンコクで倒壊した高層ビルについて、地元当局は、これまでに少なくとも12人が死亡し、いまも70人以上と連絡がとれなくなっているとしています。

      現場では1日もアメリカや中国、イスラエルなどの救助隊も加わって懸命な活動が行われています。

      地元当局は、専門の機械を使って閉じ込められた人たちの状況を調べていますが、現時点では生命反応は確認されていないということです。

      (以下略)
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250401/k10014766541000.html

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    15. ミャンマー大地震 “死者3000人以上に” 国営テレビ
      2025年4月3日 0時42分

      ミャンマー中部で発生した大地震では、これまでにミャンマー国内の犠牲者は3000人以上に上っています。各国の救助隊などによる捜索が続けられる中、日本の国際緊急援助隊の医療チームも2日、現地に到着しました。

      ミャンマーの国営テレビは2日、ミャンマー中部で発生した大地震で全国でこれまでに3003人が死亡し、4515人がけがをしたと伝えました。また、351人の行方がわからなくなっているということです。

      (以下略)
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250402/k10014767501000.html

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    16. ミャンマー大地震で安否不明の日本人1人 死亡確認 外務省
      2025年4月14日 10時34分

      先月、ミャンマー中部で発生した大地震で、第2の都市マンダレーに住んでいて連絡がとれなくなっていた日本人の成人1人の死亡が12日、確認されました。
      今回の地震で日本人の死亡が確認されたのは初めてです。

      先月28日にミャンマー中部で発生した大地震では、激しい揺れに見舞われた第2の都市マンダレーで崩壊した建物に住んでいた日本人の成人1人と連絡がとれなくなり、現地の日本大使館がミャンマー当局に対し捜索・救助を要請していました。

      こうした中、外務省によりますと12日、建物が崩壊した現場から日本人とみられる遺体が見つかったとミャンマー当局から連絡があり、家族や大使館職員が、持ち物などから本人だと確認したということです。

      今回の地震で日本人の死亡が確認されたのは初めてです。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250414/k10014778651000.html

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  12. すき家 全国の店舗を順次閉店へ 害虫進入など対策 4月4日まで
    2025年3月29日 18時41分

    大手牛丼チェーン「すき家」は28日、東京・昭島市の店舗で客から商品に虫が混入していたと指摘を受けたと発表しました。

    会社ではことし1月にも商品にねずみが混入するケースがありました。

    このため、害虫の進入を防ぐなどの対策を取る必要があるとして、3月31日から4月4日まで全国の店舗を順次、閉店することを決めました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250329/k10014764701000.html

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    1. すき家、31日から来月4日まで全店を一時閉店…今度はゴキブリ混入し害虫対策徹底へ
      2025/03/29 18:49

       大手牛丼チェーン「すき家」は29日、東京都内の店舗で提供した商品にゴキブリが混入していたと発表した。同社では、今年1月にも鳥取市の店舗でみそ汁にネズミが混入する事案が発生していた。

       異物混入が相次いでいることから、ショッピングセンター内などの一部店舗を除く全店で、31日午前9時から4月4日午前9時まで一時閉店し、害虫対策などを徹底するという。
      https://www.yomiuri.co.jp/national/20250329-OYT1T50103/

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    2. 牛丼チェーン「すき家」31日から4日間 全店舗で営業取りやめ
      2025年3月31日 6時14分

      大手牛丼チェーンの「すき家」は、客に提供した商品に異物が混入する事案が続いたことを受けて、31日午前から4日間、一部を除いてすべての店舗の営業を取りやめます。清掃作業や衛生面の対策を行うとともに、異物混入の原因の特定を進めることにしています。

      すき家では、ことし1月、鳥取県の店舗で客に提供したみそ汁にねずみが混入していたほか、3月28日には東京 昭島市にある店舗で客が持ち帰った商品にゴキブリの一部が混入していたと指摘を受けたことが明らかになっています。

      こうした事案が続いたことを受けて、会社では、31日午前9時から、4月4日の午前9時までの4日間、ショッピングセンター内などの一部を除く全国におよそ1900あるすべての店舗の営業を取りやめることにしています。

      閉店中は、従業員が店内を清掃したうえで、外部から害虫や害獣が侵入しないよう、衛生面の対策を行うとともに、異物が混入した原因の特定を進めることにしています。

      会社はショッピングセンター内などの店舗も順次、閉店し、同様の対策を進めることにしていて、すべての店舗の営業を一斉に取りやめるのは初めてです。

      すき家は「お客様および関係者の皆様に、多大なるご迷惑とご心配をおかけし、深くおわび申し上げます」とコメントしていて、対策を徹底したうえで、信頼回復につなげたい考えです。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250331/k10014765481000.html

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    3. 「すき家」4日から一部除き営業再開 24時間営業は取りやめに
      2025年4月3日 22時05分

      大手牛丼チェーンの「すき家」は、提供した商品に異物が混入する事案が続いたことを受け、これまでの24時間営業を取りやめ、清掃を行う時間を設けるなどとした再発防止策を発表しました。会社は、衛生対策を徹底するため、3月末から店舗の休業を続けていましたが、4月4日から一部を除いて営業を再開するということです。

      すき家では、ことしに入ってから、
      ▽鳥取県の店舗で提供したみそ汁にねずみが混入したり、
      ▽東京 昭島市の店舗で、客が持ち帰った商品にゴキブリの一部が混入したりしたことを受け、
      3月31日から、ショッピングセンター内などを除く、すべての店舗で営業を取りやめています。

      会社は、店内の清掃作業を行うとともに、外部から害虫や害獣が侵入しないよう、衛生面の対策を進めたうえで、3日に今後の再発防止策を発表しました。

      それによりますと、
      ▽今後は、ショッピングセンター内などを除く店舗で行っていた24時間営業を取りやめ、午前3時から4時までの1時間、店内の清掃作業を集中的に行うようにするほか、
      ▽老朽化が進んだ店舗は順次、改装を進め、清掃がしやすいちゅう房に変更する
      などとしています。

      そのうえで、4月4日午前9時から、衛生面の対策を続けている一部の店舗を除いて営業を再開するということです。

      すき家は「お客様の信頼回復に向け、害虫・害獣の侵入や発生撲滅などの対策に取り組んでいきます」とコメントしています。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250403/k10014769481000.html

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    4. 食材の流通経路の不具合なのか、店舗のオペレーションのまずさなのか、まだまだ真の原因が明らかにされていないような…

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  13. 「ほっかほっか亭」運営会社 エープリルフールのSNS投稿で謝罪
    2025年4月2日 14時15分

    弁当チェーン「ほっかほっか亭」を運営する会社は1日、エープリルフールに合わせたうそとして、すべての店舗でライスの販売を停止するとSNSに投稿しましたが、その後、配慮が足りなかったと謝罪しました。

    全国に830店舗余りある弁当チェーン「ほっかほっか亭」を運営する会社は、きのう午前0時すぎ、Xの公式アカウントに、コメの価格高騰を受けて全店でライスの販売を停止するといった内容を投稿しました。

    投稿には「#エイプリルフール」と記載があり、会社によりますとエープリルフールに合わせたうその投稿だったということです。

    しかし、会社には本当にライスの販売をやめるのかといった問い合わせが寄せられたほか、SNS上でも批判が出たため、会社は1日午後になって「皆さまを動揺させてしまい、配慮が足りなかったと感じております。大変申し訳ございません」とXに投稿し、謝罪しました。

    会社では、コメの仕入れ価格が上昇していることを受けて、ことし2月にほとんどの店舗で弁当の値上げを行っています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250402/k10014767861000.html

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    1. ほっかほっか亭、「ライス販売停止」投稿を謝罪…エープリルフールで「配慮足りなかった」
      2025/04/02 18:47

       弁当チェーン「ほっかほっか亭」を展開するほっかほっか亭総本部(大阪市)は1日、X(旧ツイッター)の公式アカウントで「本日より全国のほっかほっか亭全店舗にてライスの販売を停止します」と投稿した。エープリルフールに合わせたうそだったが、客から問い合わせが寄せられるなどしたため、「配慮が足りなかった」と謝罪した。

       投稿には、「#エイプリルフール」のハッシュタグが付いていたが、本社に真偽を尋ねる問い合わせが寄せられたことなどから、「皆さまを動揺させてしまい、大変申し訳ございません」などと再投稿した。

       うその投稿は社内の担当部署が作成し、役員もチェックしていたという。同社は「コメ価格高騰の現状を風刺する意味合いもあったが、事実のように受け止められてしまい、配慮が足りなかった」(広報)としている。
      https://www.yomiuri.co.jp/economy/20250402-OYT1T50099/

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  14. いまやネット界隈では、この手の冗談すら許容されなくなっているらしい…

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  15. 中日本高速道路 ETCシステム障害 7都県 一部の専用レーン閉鎖
    2025年4月6日 6時52分

    東京や神奈川、それに愛知など合わせて7都県の高速道路で6日午前1時すぎからシステム障害の影響でETC専用レーンの閉鎖が相次いでいます。
    復旧の見通しは立っていないということです。

    中日本高速道路によりますと6日午前1時20分ごろから、中央自動車道の東京や山梨県内にあるスマートインターチェンジや通常の料金所のETC専用レーンが、ETCシステムの障害の影響で閉鎖しました。

    また、神奈川、静岡、愛知、岐阜、三重の5県にある
    ▽東富士五湖道路
    ▽東名高速道路
    ▽新東名高速道路
    ▽新名神高速道路
    ▽伊勢湾岸自動車道
    ▽紀勢自動車道
    ▽東海環状自動車道
    ▽東名阪自動車道の
    一部のETC専用レーンでも同じ障害が確認され、閉鎖したということです。

    東京 三鷹料金所前(午前3時ごろ)
    このうち、中央自動車道の下り線の三鷹料金所付近では、午前2時すぎの時点で料金所までおよそ2キロにわたって渋滞が発生し、下り線の2車線はいずれも乗用車やトラックなどが長い列を作っていました。

    いずれの高速道路でも、係員がいる一般のレーンは通行できるということです。

    ただ料金所の出口では渋滞が発生していて、システム障害の原因がわかっていないため復旧の見通しはたっていないということです。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250406/k10014771451000.html

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    1. 中日本高速道路 ETCシステム障害 復旧の見通し立たず
      2025年4月6日 21時38分

      6日未明から広い範囲の高速道路で発生したETCのシステム障害を受けて、中日本高速道路は会見を開き「多くのお客様にご迷惑をおかけし、心よりおわび申し上げます」と陳謝しました。原因については「きのう(5日)実施したシステムの改修作業が関係していると考えている」と説明しましたが、復旧の見通しは立っていないということです。

      復旧までレーン出口でそのまま車を通行
      中日本高速道路によりますと、6日午前0時半ごろETCのシステムに障害が発生し、午後5時の時点で東京、神奈川、静岡、山梨、愛知、三重、岐阜の7都県のインターチェンジ料金所とスマートインターチェンジ、合わせて94か所でETCが利用できなくなっています。

      これを受けて、中日本高速道路は今夜記者会見を開き、中井俊雄 取締役常務執行役員が「高速道路を利用する多くのお客様にご迷惑をおかけし、心よりおわび申し上げます」と陳謝しました。

      そのうえで、障害が発生している料金所では、復旧するまでの間、ETCレーンの出口でそのまま車を通行させる対応をとることにしています。

      通行料金については後日、ホームページなどからQRコードを読み込んで支払ってほしいと呼びかけています。

      一方、システム障害が起きた原因については5日、深夜割引の見直しに向けたETCシステムの改修作業を実施したことから、これが関係していると考えていると説明しました。

      中日本高速道路ではここまで大規模なETCのトラブルは例がなく、現時点で復旧の見通しは立っていないとしています。

      ETC使用し料金支払う車の割合は96.2%
      中日本高速道路によりますと、管内の高速道路を1日に利用する車のうち、ETCを使って料金を支払う車の割合はことし1月時点で96.2%に上っています。

      普及にともない、ETCの無線通信に対応せず、現金などで支払うレーンは減ってきていて、現在は全体の3割程度だということです。

      中日本高速道路では「ここまで大規模なETCのトラブルは過去に例がない」としたうえで、「高速道路をご利用のお客様に料金所の渋滞などで多大なるご迷惑をおかけしたことをおわびします。まずは障害の解消に努め、原因を究明した上で再発防止を進めたい」とコメントしています。

      ETC通行するよう発表後 「車の動き 急に速く」
      東名高速道路上り線、岡崎インターチェンジの出口付近では、一時、2キロ以上にわたって車が路肩に長い列を作りましたが、中日本高速道路がETCの障害が発生している料金所で、そのまま通行するよう発表したあとの午後2時すぎには路肩にあった車の列はなくなっていました。

      車の列に一時いたという愛知県一宮市の配送業の男性は、「1.5キロぐらい手前から渋滞していましたが、側道に入ったぐらいのタイミングで車の動きが急に速くなり、30分ほどで出ることができました。係員から紙を渡されている人もいました」と話していました。

      東名高速道路では事故 子ども含む8人けが
      警察によりますと6日午後0時20分ごろ、愛知県豊川市の東名高速道路下り線の豊川インターチェンジ付近でETCのシステム障害による渋滞を避けようと車線変更したトラックをきっかけに5台が関係する事故が起き、1人が足の骨を折る大けがをするなど、子どもを含む男女あわせて8人がけがをしたということです。

      中日本高速道路によりますとこの影響で東名高速道路の下り線は豊川インターチェンジと静岡県の三ヶ日ジャンクションの間でおよそ5時間にわたって通行止めとなりました。

      料金所周辺 渋滞中に追突事故の通報も
      警視庁によりますと、中央自動車道のETCに不具合が出ている料金所の周辺で、渋滞中に起きたとみられる追突事故の110番通報がこれまでに3件入っているということです。

      午前9時半ごろに上り線の八王子料金所手前の現場から2件、午前10時ごろに下り線の三鷹料金所手前の現場から1件で、いずれも事故の当事者から「渋滞中に追突事故を起こした」と連絡が入ったということです。

      けがをした人はおらず、警視庁が詳しい状況を調べています。

      高速道路利用しようとする人 困惑の声
      東京・調布市の調布インターチェンジ付近の一般道では、ETCのシステム障害の影響で渋滞が発生し、高速道路を利用しようとする人たちから困惑の声が聞かれました。

      法事のため千葉市から甲府市に向けて移動中の70代の男性は「あまりに車が進まないので、もう帰ろうかと考えているぐらいです。ETCの障害なんてあまり聞かないので、驚きました」と話していました。

      川崎市から東京・八王子市に家族4人で遊びに出かける途中だという40代の会社員の男性は、「出発してすぐにシステム障害が発生していると聞き、困ってしまいました。システム障害ならばなんとかならなかったのかと考えてしまいます」と話していました。

      東京・立川市の病院に入院している次男のお見舞いに向かっているという60代の女性は、「今すぐにでも会いたいのですが、高速道路に乗ってから車がスムーズに進むか心配です」と話していました。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250406/k10014771451000.html

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    2. 中日本高速道路 ETCシステム障害 復旧の見通し立たず
      2025年4月6日 23時15分

      6日未明から広い範囲の高速道路で発生したETCのシステム障害を受けて、中日本高速道路は会見を開き「多くのお客様にご迷惑をおかけし、心よりおわび申し上げます」と陳謝しました。原因については「きのう(5日)実施したシステムの改修作業が関係していると考えている」と説明しましたが、復旧の見通しは立っていないということです。

      復旧までレーン出口でそのまま車を通行
      中日本高速道路によりますと、6日午前0時半ごろETCのシステムに障害が発生し、午後5時の時点で東京、神奈川、静岡、山梨、愛知、三重、岐阜の7都県のインターチェンジ料金所とスマートインターチェンジ、合わせて94か所でETCが利用できなくなっています。

      これを受けて、中日本高速道路は今夜記者会見を開き、中井俊雄 取締役常務執行役員が「高速道路を利用する多くのお客様にご迷惑をおかけし、心よりおわび申し上げます」と陳謝しました。

      そのうえで、障害が発生している料金所では、復旧するまでの間、ETCレーンの出口でそのまま車を通行させる対応をとることにしています。

      通行料金については後日、ホームページなどからQRコードを読み込んで支払ってほしいと呼びかけています。

      一方、システム障害が起きた原因については5日、深夜割引の見直しに向けたETCシステムの改修作業を実施したことから、これが関係していると考えていると説明しました。

      中日本高速道路ではここまで大規模なETCのトラブルは例がなく、現時点で復旧の見通しは立っていないとしています。

      システム障害中 料金所どう通過する?
      システム障害が発生している料金所でETCを利用している車両はどうすればよいのか。

      中日本高速道路は、入り口では通常どおりETCレーンを通行してほしいとしています。

      そのうえで、
      1.バーが開いた場合はそのまま通過して高速に入り

      2.開かなかった場合は通行券をとってほしいとしています。

      一方、出口ではバーは基本的に上がったままの状態にしていることから、
      1.通行券を持っていない場合はそのまま通過して高速から降り、料金は後日精算してほしいとしています。

      2.通行券を持っている場合は一般レーンで料金の支払いを済ませてほしいとしています。

      ただ、入り口、出口ともにバーの開閉に異常が発生する可能性があり、中日本高速道路は安全に十分注意して通行してほしいとしています。

      ETC使用し料金支払う車の割合は96.2%
      中日本高速道路によりますと、管内の高速道路を1日に利用する車のうち、ETCを使って料金を支払う車の割合はことし1月時点で96.2%に上っています。

      普及にともない、ETCの無線通信に対応せず、現金などで支払うレーンは減ってきていて、現在は全体の3割程度だということです。

      中日本高速道路では「ここまで大規模なETCのトラブルは過去に例がない」としたうえで、「高速道路をご利用のお客様に料金所の渋滞などで多大なるご迷惑をおかけしたことをおわびします。まずは障害の解消に努め、原因を究明した上で再発防止を進めたい」とコメントしています。

      ETC通行するよう発表後 「車の動き 急に速く」
      東名高速道路上り線、岡崎インターチェンジの出口付近では、一時、2キロ以上にわたって車が路肩に長い列を作りましたが、中日本高速道路がETCの障害が発生している料金所で、そのまま通行するよう発表したあとの午後2時すぎには路肩にあった車の列はなくなっていました。

      車の列に一時いたという愛知県一宮市の配送業の男性は、「1.5キロぐらい手前から渋滞していましたが、側道に入ったぐらいのタイミングで車の動きが急に速くなり、30分ほどで出ることができました。係員から紙を渡されている人もいました」と話していました。

      東名高速道路では事故 子ども含む8人けが
      警察によりますと6日午後0時20分ごろ、愛知県豊川市の東名高速道路下り線の豊川インターチェンジ付近でETCのシステム障害による渋滞を避けようと車線変更したトラックをきっかけに5台が関係する事故が起き、1人が足の骨を折る大けがをするなど、子どもを含む男女あわせて8人がけがをしたということです。

      中日本高速道路によりますとこの影響で東名高速道路の下り線は豊川インターチェンジと静岡県の三ヶ日ジャンクションの間でおよそ5時間にわたって通行止めとなりました。

      料金所周辺 渋滞中に追突事故の通報も
      警視庁によりますと、中央自動車道のETCに不具合が出ている料金所の周辺で、渋滞中に起きたとみられる追突事故の110番通報が3件入っているということです。

      午前9時半ごろに上り線の八王子料金所手前の現場から2件、午前10時ごろに下り線の三鷹料金所手前の現場から1件で、いずれも事故の当事者から「渋滞中に追突事故を起こした」と連絡が入ったということです。

      けがをした人はおらず、警視庁が詳しい状況を調べています。

      高速道路利用しようとする人 困惑の声
      東京・調布市の調布インターチェンジ付近の一般道では、ETCのシステム障害の影響で渋滞が発生し、高速道路を利用しようとする人たちから困惑の声が聞かれました。

      法事のため千葉市から甲府市に向けて移動中の70代の男性は「あまりに車が進まないので、もう帰ろうかと考えているぐらいです。ETCの障害なんてあまり聞かないので、驚きました」と話していました。

      川崎市から東京・八王子市に家族4人で遊びに出かける途中だという40代の会社員の男性は、「出発してすぐにシステム障害が発生していると聞き、困ってしまいました。システム障害ならばなんとかならなかったのかと考えてしまいます」と話していました。

      東京・立川市の病院に入院している次男のお見舞いに向かっているという60代の女性は、「今すぐにでも会いたいのですが、高速道路に乗ってから車がスムーズに進むか心配です」と話していました。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250406/k10014771451000.html

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    3. 高速道路 ETC障害 応急復旧行い 約38時間ぶり運用再開
      2025年4月7日 19時04分

      中日本高速道路は、6日の未明から8都県の高速道路の料金所で発生していたETCの障害について、7日、応急復旧を行い、およそ38時間ぶりに運用を再開したと発表しました。今後、システムに問題がないかさらに確認を進めるとともに、原因を調査するとしています。

      障害発生 計106か所の料金所に
      中日本高速道路の管内では、6日未明、東名高速道路や中央自動車道などのETCに障害が発生し、7日午前11時の時点で、ETCが利用できなくなった料金所などは、東京、神奈川、静岡、山梨、長野、愛知、三重、岐阜の8都県のあわせて106か所に広がりました。

      中日本高速道路は、混雑の解消のため、障害が起きている料金所では精算を後回しにしてそのまま車を通行させる対応を続けていましたが、7日、応急復旧を終え、午後2時ごろ、およそ38時間ぶりにすべてのインターチェンジやスマートインターチェンジで運用を再開したと発表しました。

      今後、システムに問題がないかさらに確認を進めるとしていて、料金所では安全に気をつけて通行するよう呼びかけています。

      一方、システム障害が起きた原因については、中日本高速道路は、これまで今月5日に実施した深夜割引の見直しに向けたシステムの改修作業が関係していると説明していましたが、7日夕方に行った説明会で、作業を行ったのとは別のシステムで問題が生じたとみられると説明しました。

      今後、詳しい原因などを調査することにしています。

      愛知県内 障害の影響とみられる事故は6件 11人けが
      警察によりますと、6日から7日にかけてETCのシステム障害の影響とみられる事故は、愛知県内の高速道路ではあわせて6件あり、11人がけがをしたということです。

      このうち、愛知県豊川市の東名高速道路下り線の豊川インターチェンジ付近では5台が関係する事故が起き、子どもを含む男女あわせて8人がけがをしたということです。

      運送会社 料金所通過の記録残す作業が
      愛知県刈谷市にある運送会社では、ETCの障害が発生していた6日、5台のトラックを関東や関西方面に走らせていました。

      トラックが料金所を通過して高速道路の外に出る時間帯には、中日本高速道路がETCレーンの出口のバーを上がったままの状態にして、そのまま車を通過させる対応を取っていたことから、渋滞には巻き込まれなかったということです。

      一方、高速道路の通行料金が後日の精算となったことで、トラックの運転状況を記録する手続きが煩雑になることを懸念しているということです。

      この運送会社では、通行料金などを含む運転の状況をトラックから受信して自動的に記録する装置を使っていますが、7日、ドライバーが戻ってきた際に通行料金の記録がなかった場合、どの料金所を通ったか聞き取って自分たちで計算し、記録を残す作業が必要になるということです。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250407/k10014771961000.html

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    4. ETC大規模システム障害 中日本高速道路 料金請求しない方針
      2025年5月2日 17時29分

      4月発生したETCの大規模なシステム障害について、中日本高速道路が2日に記者会見を開き、利用料金を請求しない方針を明らかにしました。ただ、すでにおよそ45万台で料金の支払い手続きが進んでいるということで、今後、同額を還元するなどの対応をとることにしています。

      4月6日から7日にかけて発生したETCの大規模なシステム障害では、東京や愛知など8都県の106か所の料金所などでETCレーンが通行できなくなり、運用再開までおよそ38時間かかりました。

      これを受けて中日本高速道路では出口のバーを開放してそのまま通行してもらう対応をとり、料金については後日精算を呼びかけてきました。

      これについて、中日本高速道路の縄田正社長が2日、名古屋市内で会見し、多大な混乱を招いた重大性を踏まえ、利用者に対して料金を請求しない方針を明らかにしました。

      呼びかけに応じてホームページなどから後日精算を申し出た人にも請求はしないとしています。

      一方で、当日、ETCの通信が継続していてすでに課金されている人や、ETCカードを係員に手渡して精算した人、現金やクレジットカードで支払った人など合わせておよそ45万台ですでに支払い手続きが進んでいるということです。

      このため会社では、ETCのマイレージサービスで同額分を還元したり、今後の請求から同額を差し引いたりするほか、同額分のクオカードを送るなどの対応をとることにしています。

      縄田社長は会見で「お客様の不公平感の解消などを総合的に判断して決めた。今回の障害に対する弊社の対応で多くのお客様に混乱を招いてしまい、大変申し訳なく思います」と陳謝しました。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250502/k10014795331000.html

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    5. ETCシステム障害 対応に一貫性なし 中日本高速道路 厳重注意
      2025年5月7日 18時00分

      4月に発生したETCの大規模なシステム障害をめぐり、中日本高速道路は利用料金をめぐる対応に一貫性がなく、混乱を招いたなどとして国土交通省から厳重注意を受けました。

      4月6日から7日にかけて発生したETCの大規模なシステム障害では、東京や愛知など、8都県の106か所の料金所などでETCレーンが通行できなくなり、中日本高速道路は、出口のバーを開放して、そのまま通行してもらう対応をとりました。

      その際の料金について、会社は当初、後日の精算を呼びかけていましたが、5月2日に一転して、料金は請求しない方針を明らかにしました。

      これについて中日本高速道路の縄田正社長は、5月7日に国土交通省を訪れて、中野国土交通大臣と面会しました。

      その後、記者団に対し、会社としての対応に一貫性がなく混乱を招いたなどとして、厳重注意を受けたことを明らかにしました。

      また、すでに料金を支払った利用者などへの還元を丁寧に行うとともに、広域的なシステム障害に備えたマニュアルを速やかに策定するよう、指示を受けたということです。

      縄田社長は「原因究明に時間がかかったうえ、当時、正常に課金できた利用者とできていない利用者が半分ずつ生じてしまい、不公平感をなくすため、対応を見直した。厳重注意を受けたことを非常に重く受け止め、厳正に対処していきたい」と述べました。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250507/k10014798851000.html

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  16. 大船渡山林火災 鎮火宣言 発生から40日 1人死亡 221棟が被害
    2025年4月7日 18時22分

    岩手県大船渡市でことし2月26日に発生した大規模な山林火災で、大船渡市の渕上市長は、再び燃え広がるおそれはなくなったとして、発生から40日となった7日午後5時半すぎ、火災の「鎮火」を宣言しました。

    ことし2月26日に大船渡市で発生した大規模な山林火災では、1人が死亡したほか、住宅を含む221棟の建物が被害を受け、焼失した面積は平成以降で最大規模となるおよそ2900ヘクタールにのぼっています。

    消防や地元の消防団は、3月9日に「鎮圧」が宣言された後も完全に火を消し止める「鎮火」に向けて、地上と上空から残り火や熱源がないか確認を進めてきました。

    7日午後にも大船渡市の渕上清市長や消防の関係者などが上空から調査しましたが、新たな熱源などは確認されなかったということです。

    こうしたことから渕上市長は、再び燃え広がるおそれはなくなったとして、発生から40日となった7日午後5時半すぎ、火災の「鎮火」を宣言しました。

    渕上市長は「鎮火に協力いただいた消防などの関係機関に感謝を申し上げる。国や県などと連携しながら被災された方々の暮らしの再建となりわいの再生に最優先に取り組むとともに、火災予防と災害対応力の強化に努めていく」と述べました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250407/k10014772531000.html

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  17. KDDI 「スターリンク」とスマホの間で直接通信サービス開始
    2025年4月10日 14時20分

    KDDIは、衛星通信網「スターリンク」とスマートフォンの間で直接、通信を行うサービスを10日から開始したと発表しました。これまで携帯電話で通信圏外だった山間部や海上でもメッセージのやり取りなどが可能になるとしています。

    KDDIは10日から、auの利用者向けにアメリカの宇宙開発企業・スペースXが手がける衛星通信網「スターリンク」とスマートフォンの間で通信を行うサービスを始めました。

    利用できるのは、メッセージの送受信や位置情報の共有、緊急地震速報の受信などで、これまで携帯電話で通信圏外だった山間部や海上などでも通信が可能になるとしています。

    スターリンクは災害で基地局が壊れた際などに活用されていましたが、一般の利用者向けに地上の基地局などを介さずに直接、通信を行うサービスは国内で初めてだということです。

    KDDIの松田浩路社長は10日の記者会見で「空が見えればどこでもつながるという体験を提供し、災害時や緊急時でもつながる安心感と価値を作り出す」と述べました。

    通信会社の間では、NTTドコモとソフトバンクが「HAPS」と呼ばれる無人の航空機を使った通信サービスの開発を進めるなど、宇宙や空での通信インフラの構築に向けた動きが相次いでいます。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250410/k10014775651000.html

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  18. 「大阪・関西万博」ニュース一覧
    https://www3.nhk.or.jp/news/word/0002132.html

    >大阪・関西万博は大阪市此花区の夢洲(ゆめしま)を会場に2025年4月13日から10月13日までの184日間、開催されます。最新ニュースや特集などをお伝えします。

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    1. 大阪・関西万博「関心ある」が約4割 「関心ない」が約6割
      2025年4月15日 5時00分

      13日に開幕した大阪・関西万博に関心があるか、NHKの世論調査で尋ねたところ、「関心がある」がおよそ4割、「関心がない」がおよそ6割となりました。

      NHKは4月11日から3日間、全国の18歳以上を対象にコンピューターで無作為に発生させた固定電話と携帯電話の番号に電話をかける「RDD」という方法で世論調査を行いました。

      調査の対象となったのは、2576人で、44%にあたる1120人から回答を得ました。

      13日に開幕した大阪・関西万博に関心があるか尋ねたところ、「とても関心がある」が10%、「ある程度関心がある」が26%、「あまり関心がない」が32%、「まったく関心がない」が25%でした。

      韓国では「非常戒厳」を宣言したユン・ソンニョル前大統領が罷免され、6月に大統領選挙が行われます。

      一連の動きが日韓関係にもたらす影響を懸念しているか聞いたところ「大いに懸念している」が20%、「ある程度懸念している」が39%、「あまり懸念していない」が22%、「まったく懸念していない」が10%でした。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250415/k10014778761000.html

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    2. 万博2日目の来場者数5万1000人、初の平日で初日から半減
      2025/04/15 12:45

       大阪・関西万博を運営する日本国際博覧会協会は15日、開幕2日目の14日の来場者数が5万1000人だったと発表した。開幕後初の平日で、初日の11万9000人から半減した。

      開会式当日にライトアップされた大阪・関西万博の会場(12日、大阪市此花区で、読売ヘリから)

       一般来場者とは別に、2日目はイベント出演者ら関係者1万7000人も入場した。
      https://www.yomiuri.co.jp/expo2025/20250415-OYT1T50095/

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  19. 和歌山県 岸本周平知事が死去 68歳
    2025年4月15日 14時21分

    和歌山県の岸本周平知事が、15日午前和歌山市内の病院で亡くなりました。68歳でした。

    和歌山県によりますと、岸本知事は、14日午前10時すぎ、和歌山市内の知事公舎の寝室で倒れているのが見つかり、日本赤十字社和歌山医療センターに運ばれました。

    意識がない状態で、集中治療室で治療を受けていましたが、15日午前9時半ごろ、敗血症性ショックにより亡くなりました。

    68歳でした。

    岸本知事は、財務省の課長などを経て、平成21年の衆議院選挙で初当選し、5回連続で当選しました。

    この間、民主党政権で経済産業政務官などを務め、3年前の、和歌山県知事選挙に立候補して初当選しました。

    岸本知事の死去を受けて、和歌山県では、宮崎泉副知事が15日から知事の職務代理者を務めるということです。

    和歌山県知事選挙は、県の選挙管理委員会に死去が通知された翌日から50日以内に実施されます。

    国民 玉木代表「胸が張り裂ける思い」
    岸本知事がかつて所属していた国民民主党の玉木代表は記者会見で「結党時のメンバーで、旧大蔵省の先輩でもあり、多くの有権者や国民に愛された政治家だった。知事として任期途中で政治人生を閉じることになったのは大変無念だったと思うし、私も胸が張り裂ける思いでことばが見つからない。心からご冥福をお祈りしたい」と述べました。

    その上で「岸本氏がいなければ今の国民民主党はなかったと思うし、支持率が大変厳しい時を一緒にした仲間なので、もっともっと躍進した党を見てもらいたかった」と述べました。

    公明 斉藤代表「すばらしい政治家だった」
    公明党の斉藤代表は党の代議士会で「岸本知事とは衆議院で一緒に働いてきた。与野党に分かれていたが、本当にまじめで建設的な議論をし、すばらしい政治家だった。心からお悔やみ申し上げる」と述べました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250415/k10014779591000.html

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    1. 知事公舎で倒れ搬送、和歌山県の岸本周平知事が敗血症性ショックのため死去…68歳
      2025/04/15 11:40

       和歌山県の岸本周平(きしもと・しゅうへい)知事が15日、敗血症性ショックのため、和歌山市内の医療機関で死去した。68歳だった。告別式の日程は未定。

       県によると、14日午前10時15分頃、岸本氏と連絡がつかなかったため、秘書らが同市内の知事公舎を訪問。岸本氏は意識不明の状態で見つかり、救急搬送された。岸本氏は前日の13日、公務で大阪・関西万博の関西パビリオンのオープニングイベントに参加し、みこしを担ぐなどしていた。

       岸本氏は和歌山市出身で、東大法学部卒。財務省国庫課長などを経て、2009年から衆院旧和歌山1区で5回当選。旧民主党政権で経済産業政務官を務めた。5期目途中の22年、知事選に立候補し、自民、立憲民主、国民民主、社民の各党の推薦を受けて初当選した。

       岸本氏の死去に伴い、宮崎泉副知事が15日から職務代理者を務める。公職選挙法の規定では、知事が死亡した場合、5日以内に県選管に通知され、通知の翌日から50日以内に選挙が行われる。
      https://www.yomiuri.co.jp/national/20250415-OYT1T50049/

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  20. “八代亜紀さんヌード写真入りCD発売”レコード会社発表に批判
    2025年4月16日 16時51分

    おととし亡くなった歌手の八代亜紀さんのヌード写真入りのCDを発売すると、鹿児島市のレコード会社が発表し、インターネット上では発売の取りやめを求める署名活動が始まるなど批判の声が上がっています。

    鹿児島市のレコード会社は、おととし亡くなった歌手の八代亜紀さんの楽曲を収録したCDに八代さんのヌード写真を入れて今月、発売すると会社のホームページで発表しました。

    これについて、八代さんに関する権利を管理する会社は、レコード会社に対し、「使用を許諾した事実は一切ない」として写真の使用をやめることや「商品説明欄に事実無根の内容が記載されていて名誉毀損にあたる」などとしてホームページから記載を削除することなどを求めた通知書を送ったということです。

    16日正午の時点でレコード会社から回答は得られてないということで「極めて不愉快な出来事で絶対に許すことができない。八代亜紀の名誉を守るため、あらゆる方策を講じる用意をしている」などとコメントしています。

    また、インターネット上では八代さんの尊厳を踏みにじるものだなどとして、発売の取りやめを求める署名活動も始まっていて、批判の声が上がっています。

    鹿児島市のレコード会社はNHKの取材に対し、「20年以上前に倒産したレコード会社から楽曲の権利や写真を買い取った。売買契約書もある」などと話しています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250416/k10014780961000.html

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    1. “八代亜紀さんヌード写真入りCD発売”レコード会社発表に批判
      2025年4月16日 17時28分

      おととし亡くなった歌手の八代亜紀さんのヌード写真入りのCDを発売すると、鹿児島市のレコード会社が発表し、インターネット上では発売の取りやめを求める署名活動が始まるなど批判の声が上がっています。

      鹿児島市のレコード会社は、おととし亡くなった歌手の八代亜紀さんの楽曲を収録したCDに八代さんのヌード写真を入れて今月、発売すると会社のホームページで発表しました。

      これについて、八代さんに関する権利を管理する会社は、レコード会社に対し、「使用を許諾した事実は一切ない」として写真の使用をやめることや「商品説明欄に事実無根の内容が記載されていて名誉毀損にあたる」などとしてホームページから記載を削除することなどを求めた通知書を送ったということです。

      16日正午の時点でレコード会社から回答は得られてないということで「極めて不愉快な出来事で絶対に許すことができない。八代亜紀の名誉を守るため、あらゆる方策を講じる用意をしている」などとコメントしています。

      また、インターネット上では八代さんの尊厳を踏みにじるものだなどとして、発売の取りやめを求める署名活動も始まっていて、批判の声が上がっています。

      鹿児島市のレコード会社はNHKの取材に対し、「20年以上前に倒産したレコード会社から楽曲の権利や写真を買い取った。売買契約書もある」などと話しています。

      八代さんの出身地 熊本県知事 “極めて不愉快で許しがたい”
      八代亜紀さんの出身地、熊本県の木村知事は16日の定例会見で、写真入りのCDについて「報道に非常に心を痛めており、事実であれば極めて不愉快で許しがたく、八代さんとご遺族の尊厳を守ることが重要だと思う」と厳しく批判しました。

      また、熊本県が八代さんに「県民栄誉賞」を贈っていることに触れたうえで、「県民にとっての誇りである八代亜紀さんが冒とくされることがないようせつに願いたい」と述べ、レコード会社に対応を改めるよう求めました。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250416/k10014780961000.html

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    2. 八代亜紀さん「20代ヌード写真」付きCD、発売に批判の声…専門家「リベンジポルノ該当の可能性」
      2025/04/16 18:49

       2023年末に73歳で死去した演歌歌手、八代亜紀さんのヌード写真を付けたCDを発売すると鹿児島市のレコード会社が発表し、批判の声が上がっている。専門家は、発売を強行すれば「リベンジポルノ被害防止法違反に該当する可能性がある」と指摘する。

       CDは「ニューセンチュリーレコード」を名乗る会社が21日に発売するとホームページに公表。八代さんが20歳代の頃、インスタントカメラで撮影されたという「フルヌード写真2枚が掲載されています」としている。八代さんが一時期所属していたレコード会社「センチュリーレコード」と、「ニューセンチュリーレコード」との関係は不明だ。同社は「取材は受けられない」としている。

       八代さんの音楽や絵画などの権利を承継した「八代ミュージック&ギャラリー」の代表取締役で、八代さんのマネジャーだった大野誠さんは14日、声明を発表した。それによると、同社は3月27日、弁護士を通じて「ニューセンチュリーレコード」宛てに写真類の使用や配布をやめるよう求める通知書を送ったが、14日までに回答はなかったという。大野さんは「極めて不愉快な出来事であり、絶対に許すことのできないものだ」としている。

       刑事事件に詳しい服部啓一郎弁護士は、性的な写真を承諾なく公開することなどを禁じるリベンジポルノ被害防止法に違反する可能性を指摘し、「八代さんが写真の公表に同意していたとは考えがたい。故人であっても性的プライバシーは保護されなくてはならない」とする。

       八代さんの故郷、熊本県の木村敬知事は16日の定例記者会見で「極めて不愉快で許しがたい行為と言わざるを得ない。今回の件が興味本位に取り上げられて、かえって販売をもくろむ業者の利益につながることはあってはならない」と述べた。
      https://www.yomiuri.co.jp/national/20250416-OYT1T50134/

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  21. 全国9地銀で17日朝からシステム障害 “サイバー攻撃の可能性”
    2025年4月17日 19時48分

    広島県にある広島銀行や、長野県にある八十二銀行など、全国9つの地方銀行で17日朝からシステム障害が発生し、インターネットバンキングが利用できなかったり、利用しにくくなったりする不具合が相次ぎました。17日夕方の時点で影響が残っているところもあり、各行はサイバー攻撃の可能性があるとみて原因を調べています。

    システム障害が起きたのは
    ▽広島県に本店がある広島銀行のほか
    ▽長野県の八十二銀行
    ▽岡山県の中国銀行
    ▽埼玉県の武蔵野銀行
    ▽徳島県の阿波銀行
    ▽宮崎県の宮崎銀行
    ▽沖縄県の琉球銀行
    ▽山形県の山形銀行
    ▽茨城県の筑波銀行です。

    各行によりますと、17日午前9時すぎからシステム障害が発生し、インターネットバンキングが使えなかったり、接続に時間がかかったりするような不具合が相次いだということです。

    このうち八十二銀行や筑波銀行はホームページ上で「委託する業者のシステムがサイバー攻撃と思われる攻撃によって作動が不安定になっている」などと説明しています。

    不具合が復旧に向かっている銀行がある一方、17日夕方の時点で影響が残っているところもあり、各行はホームページ上で利用者に注意を呼びかけています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250417/k10014782241000.html

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  22. 八潮陥没で不明のトラック運転手、来週にも捜索再開…現場付近の下水道管破損に備え4km複線化へ…
    2025/04/23 19:49

     埼玉県八潮市で県道が陥没しトラックが転落した事故を巡り、県は23日に開かれた復旧工法を検討する有識者委員会(委員長・森田弘昭日大教授)で、現場付近の下水道管を約4キロ・メートルにわたって複線化する方針を示した。片方の下水道管が破損しても利用を続けられるようにするためで、工事完了に5~7年かかるとしている。

    陥没現場で行われている工事(10日、埼玉県八潮市で)

     事故は1月28日に発生。トラックの運転席部分が下水道管内に残り、男性運転手(74)が今も安否不明となっている。県は男性の捜索のため、下水を 迂回うかい させるバイパス管の整備や、消防隊員の進入路を作る工事を進めており、早ければ来週にも捜索を再開する。

     複線化となる2本目の下水道管を整備するのは、事故現場の上流部から下水処理施設「中川水循環センター」(埼玉県三郷市)までの約4キロ・メートル。具体的なルートは検討中という。

     一方、事故現場では、捜索を終えた後、直径約3メートルの下水道管を新たに敷設する。今年度中に現場の道路利用を再開できるようにするとしている。

     今回の事故では、最下流域の下水道管が破損したことで、上流部の12市町約120万人が下水の利用自粛を求められるなど大きな影響が出た。
    https://www.yomiuri.co.jp/national/20250423-OYT1T50123/

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    1. まごうことなき「人災」そのものなのに、1月28日以来、まだこの事件は解決にいたらない。陥没に至るまで、何度、検査がなされたのか。ひょっとして、その検査機関とやらは、下水道事業体の天下り先ではないのか? 身内の検査だとして、甘い、あるいは形式的な検査でしかなかったのでは…
      https://koibito2.blogspot.com/2025/01/2025-7.html?showComment=1738039921599#c8961374280520085957

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    2. 八潮陥没から10週間、運転手の行方は不明のまま…5月中旬にも捜索再開か
      2025/04/12 08:13

       埼玉県八潮市の県道が陥没しトラックが転落した事故で、下水道管内に取り残されたとみられる男性運転手(74)の捜索に向けて、現場では三つの工事が並行して進められている。流れ込む下水量を減らすバイパス管整備などで、県は目標としてきた5月中旬の完了に向けて、昼夜を問わず工事を続けている。

      陥没現場では捜索に向けた工事が進められている(10日午後、埼玉県八潮市で)

       事故で穴に落ちたトラックの運転席部分は、現場から約30メートル下流の下水道管内にあることが確認されている。運転手の捜索に向けて、県は〈1〉現場に流れ込む下水を 迂回うかい させるバイパス管整備〈2〉運転席部分真上から直径4メートルの穴の掘削〈3〉運転席部分の上流側からの斜め方向の掘削――の三つの工事を進めている。

      陥没現場で進められている三つの工事

       〈1〉は3月中旬から掘削工事を開始し、今月からは管の設置も始めた。〈2〉は3月下旬から開始し、下水道管の上部にたどり着いたら、管に穴を開ける見通しという。〈3〉も今月から開始した。〈2〉〈3〉の完成後は、消防隊員が下水道管内に入る捜索ルートとして使われる見込みだ。

       事故は1月28日午前に発生し、男性運転手がトラックごと落下。その後も周辺の陥没が続き、穴は最大幅約40メートルまで拡大した。二次被害の危険があることから、消防による捜索は手詰まり状態となった。本格的な捜索の実施に向けて、県は2月11日、バイパス管整備などの土木工事によりまず安全を確保する方針を示した。

       県は3か月ほどでの工事完了を目指している。進ちょくについて、大野知事は「ほぼ予定通り。もしくは数日前倒しで進んでいる」としており、5月中旬にも完了し、捜索活動が始まるとみられている。

       県の調査では、現場周辺の地盤は「シルト」と呼ばれる砂よりも細かい粒子の層で、非常にもろいという。薬液の注入や矢板を打ち込むことで地盤を強化しながらの工事が続いている。

       工事が進む一方で、原因究明に向けた動きは緒に就いたばかりだ。県は、下水に含まれる有機物から発生した硫化水素が原因で管内部が損傷したと推測している。ただ、2021年度に行われた下水道管の定期点検では、「ただちに工事が必要な状況ではない」と評価されており、破損に至った詳しいメカニズムは分かっていない。

       原因究明を目指す第三者委員会は3月14日に1回目の会合を開いた。今夏をめどに中間取りまとめを行う見通しだ。

      続く通行止め、振動・悪臭も
       
       陥没した交差点を中心に周辺道路では依然として通行止めが続いている。工事による振動や騒音、流れ込む下水による悪臭などの影響も出ている。県は運転手の捜索活動の終了後に、現場を埋め戻して道路が使えるようになるのは「12月以降」としている。

       2月下旬に開かれた現場周辺の住民に向けた説明会では、参加者から「家も車も臭い」「深夜に揺れを感じる」といった声が多く上がった。県は穴の一部に防臭シートをかぶせる対策を実施。また周りの5地点で、臭気や振動などを毎日計測し公表している。

       近くの小学校では通学路を変更した。県は通学路の安全点検を行い、今月5日までに計18か所の交差点で、横断歩道と「止まれ」表示の引き直しや、ポールの設置などを実施した。

       記者が周辺を訪れた10日には時折、硫黄のような臭いが漂っていた。近くに住む主婦の女性(86)は「風向きによって臭いを感じる日はある。規制も不便だが仕方がない。とにかく早く運転手さんが見つかってほしい」と祈っていた。
      https://www.yomiuri.co.jp/national/20250411-OYT1T50149/

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    3. あまりにも不運なそのトラック運転手は、まさに「見殺し」にされてしまったとしか言いようがない。

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    4. 埼玉 八潮の道路陥没 バイパス工事完了 5月中旬めど男性捜索へ
      2025年4月24日 20時49分

      男性1人が安否不明になった埼玉県八潮市の道路陥没で、捜索に向けて進められていた下水道管の中の汚水をう回させるためのバイパス工事が24日、完了しました。男性は、管の中に取り残されているとみられ、県は、5月中旬をめどに本格的な捜索を進める方針です。

      ことし1月に起きた八潮市の道路陥没では、トラックに乗っていて転落した74歳の男性の安否がわからなくなっています。

      埼玉県は、男性がおよそ30メートル下流の下水道管の中で見つかったトラックの運転席部分に取り残されたままだとみていて、本格的な捜索として消防隊員などが管の中に入る方法と、穴を掘って運転席部分を外に出す方法などの検討を進めています。

      このうち管の中の水をう回させるために進められてきたバイパス工事について県は対策会議で、24日、完了したことを報告しました。

      今後、長さおよそ70メートルのバイパスに実際に汚水をう回させ、管の中に堆積している土砂を取り除いたり、内部の硫化水素の濃度を薄めたりするなどの作業を進めるとしています。

      そのうえで、男性の救出方法について消防や警察などとさらに検討し、5月中旬をめどに本格的な捜索を進める方針です。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250424/k10014788751000.html

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  23. 兵庫 尼崎 JR福知山線脱線事故から20年 鉄道の安全誓う1日に
    2025年4月25日 5時04分

    107人が死亡したJR福知山線の脱線事故から25日で20年です。事故現場では慰霊式が行われ、鉄道の安全を改めて誓う1日になります。

    2005年4月25日、兵庫県尼崎市でJR福知山線の快速電車がカーブを曲がりきれずに脱線して線路脇のマンションに衝突し、107人が死亡、562人がけがをしました。

    負傷者の中には今も後遺症に苦しむ人がいます。

    25日は電車が衝突したマンションの一部を残す形で整備された追悼施設で慰霊式が行われ、事故が起きた午前9時18分に黙とうが行われます。

    また、JR西日本の長谷川一明社長がおわびと追悼のことばを述べることになっています。

    JR西日本では事故後に入社した社員が7割を超え、記憶や教訓の継承が課題となっていて、ことし12月には事故車両の保存施設が大阪府内に完成し、社員研修が行われる予定です。

    施設の公開については、遺族などにはさまざまな意見があり、会社は、原則として一般向けには公開しないことを決めています。

    25日は遺族や負傷者、JR西日本の社員などが現場を訪れ、犠牲者を追悼する予定で、鉄道の安全を改めて誓う1日になります。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250425/k10014788981000.html

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    1. JR福知山線 脱線事故から20年の慰霊式 鉄道の安全 改めて誓う
      2025年4月25日 19時37分

      107人が死亡したJR福知山線の脱線事故から25日で20年です。鉄道の安全を改めて誓う1日となり、事故現場で行われた慰霊式では、遺族やJR西日本の役員などが犠牲者を追悼しました。

      2005年4月25日、兵庫県尼崎市でJR福知山線の快速電車がカーブを曲がりきれずに脱線して線路脇のマンションに衝突し、107人が死亡、562人がけがをしました。

      負傷者の中には今も後遺症に苦しむ人もいます。

      事故から20年となる25日、現場では、脱線事故が起きた午前9時18分とほぼ同じ時刻に普通電車が速度を落としながら通過し、地元の住民などが線路沿いで手を合わせていました。

      また、電車が衝突したマンションの一部を残す形で現場に整備された追悼施設では、午前10時前から慰霊式が行われ、遺族や事故でけがをした人、それにJR西日本の役員などが参列しました。

      式では、はじめに全員で黙とうをささげました。

      その後、JR西日本の長谷川一明社長が「あらためて心より深くおわび申し上げます」とした上で、「事故を風化させないことの重要性を強く認識しており、役員、社員一人ひとりが事故の悲惨さ、いのちの大切さを心に刻み、一層力を入れて事故の事実や反省、教訓を後世に継承してまいります」と述べました。

      JR西日本では事故のあとに入社した社員が7割を超え、記憶や教訓の継承が課題となっていて、会社は社員の安全教育を改めて徹底するとしています。

      事故で大けがをした人は
      当時、脱線した電車の2両目に乗り、右足の骨を折るなどの大けがをした小椋聡さん(55)は慰霊式のあと報道陣の取材に応じました。

      この中で小椋さんは「事故が自分にとって人生の大きな転換点だったと改めて実感しています。忘れたいと思ったことは一度もありませんが、時間とともに薄れていくものはあります。事故で失ったものがある一方、出会う人との関わりの中で気づき、得たものも多くあり、そうした経験を伝えていきたい」と話していました。

      《遺族の思いは》
      「分析し続け 具体的な安全対策の向上に」
      事故で妻と妹を亡くし、次女も大けがをした淺野弥三一さん(83)は、兵庫県宝塚市の自宅で取材に応じました。

      淺野さんはほかの遺族やけがをした人、それにJR西日本などと共同で会議を立ち上げ、事故の検証や再発防止策の検討にあたったほか、社員と安全に関する意見交換会を行ってきました。

      淺野さんはこれまでの取り組みを振り返り「妻と妹のためにJR西日本と向き合い続けてきた。しかし、おととしの大雪による運行トラブルなど、大きな事故につながりかねない事象に対しての会社の検証が不十分で、具体的な成果があったのかは疑問だ」と話しました。

      その上で「JR西日本は、なぜ運転士が高速で現場のカーブに進入したのかという点と、なぜスピードを制御する安全装置の設置が遅れたのかという点を分析し続け、具体的な安全対策の向上につなげてほしい」と話していました。

      「教訓として生かしてもらわないと無念 」
      事故で妻の節香さんを亡くした兵庫県西宮市の西野道晴さん(85)が慰霊式に出席したあと報道陣の取材に応じました。

      この中で西野道晴さんは「慰霊式では、妻に『元気でやっているよ』と話しかけました。妻を失った悲しみは忘れないが前を向いて生きていくことが供養になると思って、頑張って生きていきたい」と話していました。

      その上で「この事故を教訓として生かしていってもらわないと、われわれ遺族の無念さは消えることはない。JRには、反省と安全のための努力を続けてほしい」と話してました。

      また、長男の勝善さん(55)は「あっという間の20年でした。なんとか元気にやっているので母には、『これからも見守ってね』と伝えました」と話していました。

      「会いたい 悔しい 悲しみ いろんな思いが込み上げる」
      夫の浩志さん(当時45)を事故で亡くした原口佳代さん(65)は「きょうは電車に乗り、夫に『忘れていないよ、会いたいよ』とことばをかけました。夫を少し近くに感じることができましたが、会いたいという思い、悔しい思い、ここで命がなくなったという悲しみ、いろんな思いが込み上げてきました」と心境を語りました。

      その上で「この日は悲しみを参列者と共有してまた1年頑張って生きようと決意をする日で、それを繰り返しているうちにあっという間に20年がたっていました。ただ、20年たってもあの日、あの時間に『いってらっしゃい』と夫を見送った後悔はなくなりません」と話していました。

      また、JR西日本に対しては「遺族もどんどん年を重ねて語り継ぐことができなくなるので、事故を知らない社員たちにもっと遺族の声を届ける場を持ち、広く伝えていってほしい」と訴えていました。

      「事故のことを伝えていってほしい」
      事故で両親を亡くした東京の会社員、小杉謙太郎さん(41)は慰霊式に参列した後、記者団に対し「20年はあっという間でした。きょうは両親に自分が20年間、無事に生きたという報告をしました。事故当時を知る人が減っているので、JR西日本にはしっかりと事故のことを伝えていってほしい」と話していました。

      遺族などが「組織罰」の新設求める署名活動
      脱線事故の遺族などは25日、兵庫県尼崎市の駅前で重大な事故を起こした企業などの刑事責任を問う「組織罰」の新設を求める署名活動を行いました。

      署名活動を行ったのは、JR福知山線の脱線事故や山梨県の中央自動車道、笹子トンネルで起きた事故の遺族などでつくる「組織罰を実現する会」です。

      脱線事故で当時23歳の長女を亡くした大森重美さん(76)などがJR尼崎駅前で市民に署名への協力を呼びかけました。

      多くの犠牲者が出るような重大事故が起きた場合、今の日本の刑法では、企業のトップなどが刑事責任を問われることはありますが、法人の刑事責任を問う規定はありません。

      このため団体では、事故を起こした企業などに高額の罰金を科す「組織罰」を新設すれば責任が明確になり、事故を防ぐ抑止力になるとして、法律の制定を目指しています。

      団体によりますと、活動を始めてからの9年間で、あわせて1万2000余りの署名が集まったということです。

      団体の代表を務める大森さんは「事故を未然に防ぐための仕組みをつくることは遺族としての責務だと思っています。これ以上、不幸な遺族を増やさないためにも、この活動を広めていきたい」と話していました。

      《事故現場近くでは》
      鉄道会社に就職予定の大学生「安全に対し真摯に向き合う」
      事故があった時刻に現場の近くで手を合わせた東大阪市の21歳の男子大学生は来年の春、鉄道会社に就職する予定で25日、初めて現場を訪れたということです。

      大学生は「事故当時は1歳だったので、直接は知りませんが、来年から鉄道に携わる者として、一度は手を合わせたいという思いで訪れました。事故のことは鉄道に携わるすべての人が忘れてはならないことで、これからも事故のことを知り、安全に対して真摯に向き合っていかないといけないと思います」と話していました。

      現場近くに勤務していた男性「見るたびに当時を思い出す」
      脱線事故の当時、現場近くの会社に勤めていたという80代の男性は、事故が起きた午前9時18分とほぼ同じ時刻に電車が現場を通る中、手を合わせて祈りをささげました。

      男性は「この場所を見るたびに当時を思い出し、悲しい気持ちになります。JR西日本もさまざまな対策をしていると思いますが、事故が二度とないようにしてほしいです。これからもまた、時間があればこの場所に来たいと思います」と話していました。

      国土交通相「鉄道輸送の安全・安心の確保に取り組む」
      JR福知山線の脱線事故について中野国土交通大臣は、25日の閣議のあとの会見で「お亡くなりになられた方々のご冥福と、ご遺族の皆様への哀悼の意を表したい」としたうえで、「二度とこのような事故を繰り返さないように、そして安心して鉄道をご利用いただくことができるように、全力を挙げて鉄道輸送の安全・安心の確保に取り組んでまいりたい」と述べました。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250425/k10014789241000.html

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    2. 社説
      JR西脱線20年 安全最優先の重みを忘れるな
      2025/04/26 05:00

       公共交通機関の最大の責務は、乗客を目的地まで安全に送り届けることだ。利益や効率ばかりを追求せず、常に安全が最優先だという意識を持ち続けることが重要だ。

       乗客106人と運転士が死亡し、562人が重軽傷を負ったJR福知山線脱線事故は、25日で発生から20年となった。兵庫県尼崎市の現場近くではJR西日本主催の追悼慰霊式が開かれ、遺族や関係者ら約340人が参列した。

       事故を起こした快速電車は、制限速度を大幅に超える時速116キロでカーブに進入し、脱線して線路脇のマンションに激突した。

       運転士は事故前の駅で電車をオーバーランさせ、運行が1分余り遅れていた。当時のJR西は、ミスをした社員を厳しく 叱責 しっせき し、反省文を書かせる「日勤教育」を行っていた。運転士はそれを恐れ、集中力を欠いていたとされる。

       JR西は事故後、日勤教育を廃止した。社員を 萎 い 縮 しゅく させ、仕事の質を低下させたとの反省からだ。人は誰でも失敗する。懲罰的な指導ではミスを防げない、という教訓を残したと言えよう。

       事故の背景に、会社の利益や効率を過度に重要視する企業風土があった点も見過ごせない。

       JR西は当時、私鉄との競争が激しく、運行本数を増やした過密ダイヤで利用者のニーズに応えようとした。それが電車の遅延を許さない空気を生み、「遅れを取り戻さなければ」という運転士の焦りにつながったと言われる。

       当時の反省は今も生きているだろうか。JR西では2017年、台車に亀裂の入った「のぞみ」を運転士らが異音を認識しながら走行させていた問題が起きた。

       昨年はJR東日本や貨物などで、車軸の取り付け作業に伴う記録の改ざんが発覚している。

       鉄道各社で安全への意識が薄れていないか、現場の隅々まで再確認してもらいたい。

       事故の記憶をいかに風化させないかも大きな課題だ。

       1985年にジャンボ機墜落事故が起きた日本航空は悲劇を語り継ぐため、事故機を一般公開している。JR西でも12月、事故車両の保存施設が完成するが、社員研修には活用するものの、一般への公開は予定していないという。

       多くの命が失われた事故を忘れないためにも、将来的に一般公開を検討してはどうだろう。

       人口減少で鉄道各社の経営は厳しさを増している。人手不足も深刻な状況だ。安全が 蔑 ないがし ろにされないよう、誓いを新たにしたい。
      https://www.yomiuri.co.jp/editorial/20250426-OYT1T50005/

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  24. チョルノービリ原発事故から39年 犠牲者追悼する式典開かれる
    2025年4月27日 5時24分

    ウクライナ北部のチョルノービリ原子力発電所の事故から39年となった26日、現地で犠牲者を追悼する式典が開かれました。
    ウクライナは、放射性物質の飛散を防ぐため原発に設置されたシェルターがことし2月、ロシア軍の攻撃で被害を受けたとして、原発を脅威から守るため国際社会に協力を呼びかけました。

    1986年4月26日に発生したチョルノービリ原発、ロシア語でチェルノブイリ原発の事故では、消火活動にあたった消防署員などおよそ30人が大量の放射線をあびて亡くなり、地域で健康被害も広がりました。

    事故から39年となった26日、現地では犠牲者を追悼する式典が開かれ、フリンチュク環境保護・天然資源相や施設の職員らが慰霊碑に花を手向けて黙とうをささげました。

    ウクライナ政府は、ことし2月、チョルノービリ原発に対してロシア軍の無人機による攻撃があり、放射性物質の飛散を防ぐため設置されたシェルターの表面に穴があく深刻な被害を受けたとしています。

    ウクライナ外務省は26日、声明を出し「ロシアは無人機による攻撃で世界を再び新たな大惨事の瀬戸際に追いこんだ。共同の行動だけが、ロシアのテロを阻止し、悲劇の再発を防ぐことができる」として、原発を脅威から守るためロシアに一致して対抗するよう国際社会に呼びかけました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250427/k10014790721000.html

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  25. 東北道3人死亡事故 逆走車は近くのICから進入か 栃木 那須塩原
    2025年4月27日 14時32分

    26日夜、栃木県那須塩原市の東北自動車道の上り線で、逆走した車がほかの車と次々に衝突するなどの事故があり、あわせて3人が死亡、13人が病院に搬送されました。事故が起きた時間帯には近くのインターチェンジ付近で逆走の通報が相次いでいたことから、警察はここから高速道路に入った可能性もあるとみて詳しく調べています。

    26日午後10時ごろ、那須塩原市の東北自動車道の上り線で、逆走した車が1台と接触事故を起こしたあと、別の車と正面衝突し、逆走した車の40代の男性ドライバーと、衝突された車を運転していた50代の男性が死亡しました。

    警察によりますと、逆走した車は、1台と接触事故を起こしたあと、2キロほど走行して別の車と正面衝突し、ほかの2台にも衝突したということです。

    さらに、この事故による渋滞で大型トラックなど6台が関係する追突事故が起きて、追突された車に乗っていた60代の女性が死亡したほか、一連の事故であわせて13人が病院に搬送されました。

    黒磯板室IC付近で車が逆走の通報相次ぐ
    警察によりますと、26日午後10時ごろには、最初の接触事故から500メートルほど離れた黒磯板室インターチェンジ付近で車が逆走しているとの通報が相次いでいたということです。

    警察は、このインターチェンジから高速道路に入り、逆走した可能性もあるとみて、死亡した人の身元の確認を進めるとともに、詳しい事故の状況や逆走した経緯などについて詳しく調べています。

    事故現場を通行した車から撮影した映像
    事故が起きた栃木県那須塩原市の東北自動車道の上り線で27日午前1時半ごろに撮影された映像では、まず、大型トラックなどが関係した3件目の事故とみられる現場の様子がうつっていて、ワゴン車や乗用車など複数の車両が激しく壊れ、先頭にトラックが止まっている様子が確認できます。

    そしてこの事故現場から1分半ほど走行したあと、2件目の逆走事故とみられる現場がうつっています。映像からは、原形をとどめないほどに激しく壊れた乗用車1台と、フロント部分が激しく壊れた乗用車2台が止まっている様子が確認できます。

    この映像は車のダッシュボードに固定したカメラで走行中に撮影したということで、映像を提供してくれた視聴者は「白河インターチェンジの手前で『逆走車あり』の警告表示が出ていて、那須インターチェンジを過ぎたあたりから渋滞が起きていた。その後、3時間ほど停車したあとに動画を撮影した」としています。

    そして「このような事故を見ると、いたたまれない気持ちになります。栃木県内では去年も逆走による死亡事故が発生しているので、いつ自分が巻き込まれるのかという怖さでいっぱいです。悲惨な交通事故の加害者にも被害者にもならないよう気をつけなければいけないと感じました」としています。

    東北道の逆走事故 去年も相次ぐ
    栃木県内の東北自動車道では、去年8月、2日連続で逆走事故が起きています。

    去年8月15日、那須塩原市内を走る東北自動車道の下り線で、逆走してきた軽乗用車と乗用車が正面衝突し、双方の車の運転手が死亡したほか、乗用車に乗っていた当時9歳と7歳の子どもが大けがをしました。
    現場は今回事故があった黒磯板室インターチェンジに近い片側2車線の道路で、追い越し車線で正面衝突したということです。

    翌日の8月16日には、栃木市内を走る東北自動車道の上り線で、80代のドライバーが運転する乗用車が逆走してオートバイと衝突する事故が起き、オートバイを運転していた30代の男性が足に大けがをしました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250427/k10014790831000.html

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    1. 栃木の東北道上り線で逆走事故、男女3人死亡…正面衝突や渋滞の列に追突
      2025/04/27 15:59

       26日午後10時頃、栃木県那須塩原市青木の東北自動車道上り線那須インターチェンジ(IC)―黒磯板室IC間で、逆走した乗用車が対向車と正面衝突するなど計4台が絡む事故があり、男性2人が死亡した。また、この事故による渋滞の列に大型トラックが追突して6台が絡む事故となり、女性1人が死亡した。

      栃木県警が公開した逆走車両(右)と正面衝突した車両。いずれも前部が大破している

       県警高速隊によると、この事故で、逆走車を運転していた40歳代とみられる男性と、乗用車を運転していた50歳代とみられる男性が死亡した。追突事故では、乗用車の60歳代とみられる女性が死亡した。ほかにもけが人が複数いるという。
      https://www.yomiuri.co.jp/national/20250427-OYT1T50016/

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    2. 東北道3人死亡 逆走車が減速せず衝突か ICの構造的危険指摘も
      2025年4月27日 21時18分

      26日夜、栃木県那須塩原市の東北自動車道で起きた、3人が死亡、10人がけがをした車の逆走事故で、警察による現場検証の結果、逆走した車による目立ったブレーキ痕が残されていなかったことが分かりました。警察は、逆走した車が減速せず別の車に次々と衝突した可能性があるとみて、状況を詳しく調べています。

      26日午後10時ごろ、那須塩原市の東北自動車道の上り線で、逆走した乗用車が走ってきた車と接触事故を起こしたあと、3キロ近く走行してから別の車と正面衝突し、逆走した車を運転していた宇都宮市峰町に住む前原勇太さん(42)と、衝突された車を運転していた岩手県北上市に住む平岡勝利さん(56)が死亡しました。

      さらに、この事故による渋滞で大型トラックなど6台が関係する事故が起きて、追突された車に乗っていた埼玉県川越市に住む長嶋弓子さん(60)が死亡したほか、一連の事故で10人がけがをして、このうち2人が骨盤や腰の骨を折る大けがをしました。

      警察は、追突事故を起こした岩手県陸前高田市に住むトラック運転手、炭釜秀一容疑者(54)を過失運転致死傷の疑いで逮捕しました。

      警察による現場検証で、逆走した車は走行車線で乗用車と接触したあと、追い越し車線で正面衝突していたほか、ブレーキ痕が残されていなかったことも分かり、減速せず次々と事故を起こした可能性があるということです。

      26日午後10時ごろには最初の接触事故から500メートルほど離れた黒磯板室インターチェンジ付近で車が逆走しているとの通報が相次いで寄せられていたということで、警察は、車はこのインターチェンジから高速道路に入り、3キロ余りにわたって逆走したのではないかとみています。

      警察は高速道路やインターチェンジの監視カメラの映像を確認するなどして、逆走に至る経緯や事故の状況をさらに詳しく調べています。

      事故現場を通行した車から撮影した映像
      事故が起きた栃木県那須塩原市の東北自動車道の上り線で27日午前1時半ごろに撮影された映像では、まず、大型トラックなどが関係した3件目の事故とみられる現場の様子がうつっていて、ワゴン車や乗用車など複数の車両が激しく壊れ、先頭にトラックが止まっている様子が確認できます。

      そしてこの事故現場から1分半ほど走行したあと、2件目の逆走事故とみられる現場がうつっています。映像からは、原形をとどめないほどに激しく壊れた乗用車1台と、フロント部分が激しく壊れた乗用車2台が止まっている様子が確認できます。

      この映像は車のダッシュボードに固定したカメラで走行中に撮影したということで、映像を提供してくれた視聴者は「白河インターチェンジの手前で『逆走車あり』の警告表示が出ていて、那須インターチェンジを過ぎたあたりから渋滞が起きていた。その後、3時間ほど停車したあとに動画を撮影した」としています。

      そして「このような事故を見ると、いたたまれない気持ちになります。栃木県内では去年も逆走による死亡事故が発生しているので、いつ自分が巻き込まれるのかという怖さでいっぱいです。悲惨な交通事故の加害者にも被害者にもならないよう気をつけなければいけないと感じました」としています。

      黒磯板室ICの構造は

      栃木県那須塩原市にある東北自動車道の黒磯板室インターチェンジは、料金所を通過すると、まず福島方面に向かう「下り線」と東京方面に向かう「上り線」の分岐点があります。

      東京方面に進むと、その先に信号機があるT字路の交差点があり、ここをさらに「右折」すると「上り線」の本線に合流できます。

      付近の路面の舗装は赤く色分けされていて、矢印や標識で右折するよう案内しています。

      しかし、誤って「左折」すると、「上り線」の本線に逆走する形で合流してしまいます。

      このため交差点には「進入禁止」と書かれた看板が立てられていますが、バーなどは設置されていないため、構造的には「左折」が可能な状態になっています。

      東北道の逆走事故 去年も相次ぐ
      栃木県内の東北自動車道では、去年8月、2日連続で逆走事故が起きています。

      去年8月15日、那須塩原市内を走る東北自動車道の下り線で、逆走してきた軽乗用車と乗用車が正面衝突し、双方の車の運転手が死亡したほか、乗用車に乗っていた当時9歳と7歳の子どもが大けがをしました。
      現場は今回事故があった黒磯板室インターチェンジに近い片側2車線の道路で、追い越し車線で正面衝突したということです。

      翌日の8月16日には、栃木市内を走る東北自動車道の上り線で、80代のドライバーが運転する乗用車が逆走してオートバイと衝突する事故が起き、オートバイを運転していた30代の男性が足に大けがをしました。

      専門家に聞く なぜ逆走事故は起きたのか
      自動車事故に詳しい日本自動車ジャーナリスト協会の菰田潔会長に話を聞きました。

      Q. 東北自動車道の上り線で3人が死亡する逆走事故が起きました。どんな原因が考えられますか。

      A. もともと福島方面に向かう「下り線」に行きたかったのに、インターチェンジの最初の分岐点で間違えて「上り線」に向かう道に進んでしまった可能性が考えられる。このため、次のT字路を左折すれば「下り線」に合流できると思い込んでしまったのではないか。案内標識はあるが、焦って走っていると、こういう事態が起きてしまう。

      Q. 逆走した車が進入した可能性があるインターチェンジは、本線に逆走する形で合流することが構造的に可能な状態になっていました。

      A. 私は全国あちこちを車で走っているが、同じ構造のインターチェンジは結構多く、以前からとても危険だと思っていた。高速道路の中に車が交差する場所や信号機があること自体がおかしいと思っている。本来なら立体交差にすべきところを、コストダウンのために平面交差にしたと考えられる。

      Q. 高速道路での逆走事故は各地で相次いでいます。事故を防ぐためにどんなことが必要ですか。

      A. 高齢者の逆走事故が多く注目されているが、年齢に関係なく道を間違えてしまうとパニックになり、ふだんはやらないことをやってしまう。立体交差にするのは非常にお金がかかるが、道路の構造はなるべく単純にしたほうが、安全になると思っている。例えば「ラウンドアバウト」と呼ばれる信号機のない円形交差点にして逆走が発生しにくい仕組みを導入していくことも必要なのではないか。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250427/k10014790831000.html

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    3. 42歳男性が東北道を逆走…渋滞で追突事故も発生し、計11台の事故で3人死亡・10人重軽傷
      2025/04/27 21:15

      逆走した車(右)と正面衝突された車。いずれも大破している(27日)

       26日午後10時頃、栃木県那須塩原市の東北自動車道上り線那須インターチェンジ(IC)―黒磯板室IC間で、逆走した乗用車が対向車と正面衝突した。このほか、事故による渋滞の列に大型トラックが追突するなど計11台が絡む事故となり、3人が死亡、10人が重軽傷を負った。県警によると、逆走車側に目立ったブレーキの痕がなかった。

       県警の発表によると、逆走車は黒磯板室ICから500メートルほどの場所で乗用車1台と接触した後、2・7キロほど逆走を続けて、追い越し車線で乗用車と正面衝突。近くを走っていた2台も巻き込まれた。逆走車を運転していた宇都宮市の男性(42)と、正面衝突された乗用車の岩手県北上市上野町、会社員平岡勝利さん(56)が死亡した。

      逆走事故に絡む多重事故の現場=目撃者提供

       渋滞の列では、6台が関係する事故となり、最後尾で大型トラックに追突された乗用車に同乗していた埼玉県川越市鯨井、長嶋弓子さん(60)が頭を強く打って死亡し、夫(65)が重傷を負った。県警は27日、大型トラックを運転していた岩手県陸前高田市の会社員男(54)を自動車運転死傷行為処罰法違反(過失運転致死傷)の疑いで逮捕した。

       事故直前には「逆走車がいる」との通報が相次いでいた。現場の状況から、黒磯板室ICに進入して逆走を始めた男性が、減速しないまま対向車にぶつかった可能性があるとみて、県警が詳しい経緯を調べている。事故の影響で、この区間は約8時間30分にわたって通行止めとなった。
      https://www.yomiuri.co.jp/national/20250427-OYT1T50094/

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    4. 東北道の逆走死亡事故、左折禁止場所から進入か…黒磯板室ICの監視カメラに酷似した車
      2025/04/28 15:00

       栃木県那須塩原市の東北自動車道上り線で26日夜に発生した逆走多重事故で、逆走車両と色や形が酷似した車が事故の数分前、事故現場に近い黒磯板室インターチェンジ(IC)の料金所を通過する様子が監視カメラに映っていたことが28日、捜査関係者への取材で分かった。県警は逆走した経緯を調べている。

      事故で大破した乗用車を調べる警察官(27日午前1時12分、那須塩原市で)

       事故は26日午後10時頃に発生。宇都宮市峰町の職業不詳前原勇太さん(42)の乗用車が上り線を福島県方面に逆走し、同ICから約500メートル先で乗用車1台と接触事故を起こすと、さらに約2・7キロ先で岩手県北上市の会社員平岡勝利さん(56)の乗用車と正面衝突。前原さんと平岡さんが死亡し、この事故による渋滞で起きた追突事故で埼玉県川越市鯨井、職業不詳長嶋弓子さん(60)も死亡した。

      逆走の原因とみられる経緯

       捜査関係者によると、前原さんは事故当時、レンタカーとみられる白い乗用車を運転。同IC料金所の監視カメラには、事故の数分前に同車種で色も同じ乗用車が映っていた。

      多重事故の現場付近=目撃者提供

       同ICは、料金所から上り線に進入する道路と、上り線から料金所に向かう道路がY字状に交差している。交差点には信号機があり、上り線方向には「右矢印」の看板が、逆走となる方向には「進入禁止」や左折を禁止する標識などが設置され、車道の色も塗り分けられているが、進入を防ぐバーなどはない。
      https://www.yomiuri.co.jp/national/20250428-OYT1T50092/

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    5. 東北道逆走、黒磯板室IC出て1分以内に高速入り直しか…監視カメラに事故車と酷似した車
      2025/04/29 21:25

       栃木県那須塩原市の東北自動車道上り線で26日夜に発生した逆走多重事故で、逆走車両と色や形が酷似した車が黒磯板室インターチェンジ(IC)の料金所を出た後、1分もたたずに再び高速道路に入る様子が監視カメラに映っていたことが29日、捜査関係者への取材で分かった。

      事故現場を調べる警察官ら(27日午前1時14分、栃木県那須塩原市で)

       事故は26日午後10時頃、宇都宮市峰町、無職前原勇太さん(42)の乗用車が同ICから上り線を福島県方面に約500メートル逆走した場所で、乗用車と接触して起きた。さらに2・7キロ進んだ先で岩手県北上市、会社員平岡勝利さん(56)の乗用車と正面衝突し、前原さんと平岡さんは死亡した。

      逆走までの経緯

       捜査関係者によると、同IC料金所の監視カメラには26日午後9時55分頃、前原さんが運転するとみられる小型乗用車が、料金所を一度出た直後に再び料金所に入る様子が映っていたという。

       県警は、この車が東北道下り線を宇都宮市方面から走行して同ICを出た後、何らかの理由でUターンして高速道路に入り直し、上り線を逆走して事故を起こしたとみて、移動経路などの確認作業を進めている。

       前原さんが乗っていた車は修理業者から貸し出された代車だった。
      https://www.yomiuri.co.jp/national/20250429-OYT1T50078/

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    6. 東北道3人死亡事故 IC出て入り直す車が監視カメラに 逆走車か
      2025年4月30日 13時42分

      4月26日、栃木県の東北自動車道で逆走車がきっかけとなって3人が死亡した多重事故で、近くのインターチェンジで出たあとに、すぐ入り直す逆走車とよく似た車が監視カメラに写っていたことが警察への取材で分かりました。警察は高速道路に戻ろうとした逆走車が本線までの間の分岐でルートを誤ったとみて詳しい状況を調べています。

      4月26日、栃木県那須塩原市の東北自動車道で、逆走した乗用車が車と接触したあと3キロ近く走行してから別の車と正面衝突したほか、この影響で発生した渋滞の最後尾の車に大型トラックが追突するなど合わせて11台が関係する事故が起きました。

      一連の事故で、逆走車を運転していた42歳の男性と、逆走車に衝突された車の56歳の男性、それにトラックに追突された車の60歳の女性が死亡したほか、10人が重軽傷を負いました。

      また、54歳のトラック運転手が過失運転致死傷の疑いで逮捕されました。

      調べによりますと、逆走車は黒磯板室インターチェンジから進入したとみられますが、その後の警察への取材で、接触事故の数分前にこのインターチェンジで出たあとに、すぐ入り直す逆走車に似た車が監視カメラに写っていたことが警察への取材で分かりました。

      インターチェンジを入り直したあとに逆走が始まったということで、警察は高速道路に戻ろうとした逆走車が本線までの間の分岐でルートを誤ったとみて詳しい状況を調べています。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250430/k10014793401000.html

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    7. 逆走車進入と同じ構造の「平面交差」IC、大規模工事が難しい所で採用…狭い用地と安い維持費が利点
      2025/05/03 16:13

       栃木県那須塩原市の東北自動車道で14人が死傷した逆走多重事故を受け、福島県警などが、高速道路での逆走防止対策の強化に乗り出した。東北道の事故で逆走車が進入したとみられるインターチェンジ(IC)と同じ構造のICは県内に7か所あり、現場を点検するなどして進路表示の改善などを急いでいる。(重本和)

      逆走対策を協議する県警などの担当者(2日、福島県伊達市で)

       東北道の事故では、本線に向かう車線と本線から降りる車線が重なる「平面交差」の黒磯板室ICで、逆走車が進行方向を誤った可能性が高い。県警によると、県内では新地、常磐双葉、大熊の3IC(常磐道)、田村スマートIC(磐越道)、伊達中央、霊山の2IC(相馬福島道路)、石川母畑IC(あぶくま高原道路)が同じ平面交差の構造になっている。

      霊山ICの構造

       相馬福島道路を管理する国土交通省福島河川国道事務所によると、平面交差は狭い用地に設置でき、維持費も安価なのが特徴。山が多い同道路では大規模工事が難しく採用された。ただ、交差点で進行方向を誤認すると簡単に逆方向へ進んでしまう恐れがある。

      福島県内の平面交差IC

       このため、県警高速隊やネクスコ東日本などは2日、霊山IC(伊達市)の交差部分について現地で点検を実施した。担当者ら約20人が、平面交差で逆走が起きないようにする方法を協議した。

       霊山ICは本線に向かう車線をオレンジ、本線から降りる車線を青に塗り、看板や標識でも進路を示しているが、「看板などが経年劣化し、左折禁止が分かりにくくなっている」といった指摘が出た。参加した県トラック協会の田母神正広専務理事は「センサーで車両を感知し、逆走する車を遮断機で止めるなど物理的な対策がベストだ」と提案した。

       点検に先立つ1日には、ネクスコ東日本福島管理事務所が、同社が管理する県内四つの平面交差ICに「左折禁止」と書かれた縦約1・1メートル、横約40センチの看板などを新たに設置する作業を始めた。看板は反射素材でできており、夜間でも車のライトで視認しやすいようにした。

       県警によると、県内の高速道路では昨年、15件の逆走が確認された。事故にはつながらなかったものの、ICやサービスエリアなどで方向を間違える場合が多いという。高速道路での逆走は重大事故になりやすく、県警高速隊の半沢正行隊長は「自分が逆走していることに気づいたら、本線でもIC内でも安全な場所にすぐに停車し、早く110番してほしい」と呼びかけた。
      https://www.yomiuri.co.jp/national/20250502-OYT1T50212/

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  26. スペインとポルトガルで大規模停電 “復旧まで数時間かかる”
    2025年4月28日 23時17分

    スペインとポルトガルで28日、大規模な停電が発生し、ロイター通信などによりますと、広い範囲で信号機や列車の運行が停止しているほか、航空便にも遅れが出ているということです。

    スペイン全域の送電網を管理している「レッド・エレクトリカ」は、復旧までに数時間かかるとしています。原因は明らかになっておらず、両国政府は緊急の会議を開くなどして、対応にあたっています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250428/k10014792311000.html

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    1. スペイン全土で大規模停電 首都や北東部各地で交通網に影響
      4/28(月) 21:38配信 共同通信

      28日、スペイン・マドリードで、停電で閉鎖された地下鉄駅に向かう従業員(ロイター=共同)

       【バルセロナ共同】スペイン全土で28日、大規模な停電が発生し、首都マドリードや北東部バルセロナなど各地で交通網に大きな影響が出た。ポルトガルやフランスの一部でも停電が起きた。スペインなどのメディアが伝えた。スペインでこうした規模の停電は異例。電力会社が原因を調査するとともに、段階的な復旧を進めた。

       スペインのメディアは、停電で真っ暗になったマドリードの地下鉄駅の様子などを伝えた。鉄道の運行が停止され、信号機の停電で交通渋滞も起きた。
      https://news.yahoo.co.jp/articles/9fc61313801e2bf54fb248b70338a3381a6c0282

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    2. スペインとポルトガルで大規模停電、空港や鉄道が機能停止し混乱…サイバー攻撃の可能性も
      2025/04/29 00:31

       【ローマ=梁田真樹子】スペインの首都マドリードなど同国とポルトガルの広い範囲で28日、停電が発生し、空港や鉄道駅が機能停止するなど混乱が広がった。原因は不明だが、ロイター通信によると、サイバー攻撃などによって引き起こされた可能性もあり、両国政府は解明を急いでいる。

      停電中のスペイン・マドリード(28日)=ロイター

       地元メディアは、広範囲で公共交通機関がまひしたほか、一部地域では道路の信号機が機能せず、大規模な交通渋滞が起きたと報じている。医療機関や学校にも影響が及んでいるという。

       スペインのサンチェス首相は28日午後3時(日本時間午後10時)、対応を協議するため国家安全保障会議を招集した。ポルトガルの首都リスボンでも影響が広がったほか、停電はフランスの一部でも起きた模様だ。
      https://www.yomiuri.co.jp/world/20250429-OYT1T50004/

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    3. スペインとポルトガルで大規模停電、現時点で分かっていること
      4/29(火) 7:44配信 CNN.co.jp

      停電の中、地下鉄の駅を移動する人たち=28日、ポルトガル・リスボン

      (CNN) スペインとポルトガルの広い地域で停電が発生し、原因をめぐる誤情報やうわさが早くも拡散している。

      【映像】スペインとポルトガルで大規模停電

      フランス南西部での火災が原因だという報道もあるが、フランスの電力会社はこれを否定。ポルトガルの国家サイバーセキュリティーセンターも、国営LUSA通信に対し、サイバー攻撃の証拠はないと述べた。

      停電の原因ははっきりしていないが、各国政府は緊急会合を開き、電力会社は復旧作業を急いでいる。

      現時点で把握されている主なポイントは次の通り。

      スペイン首都マドリードで午後0時30分ごろ、ポルトガル首都リスボンで午前11時30分ごろ、イベリア半島の広範囲で停電が発生した。フランス・バスク地方の一部も一時影響を受けたが、まもなく復旧した。

      スペインとポルトガルでは鉄道や地下鉄、空港に影響が出た。

      スペインの送配電事業者レッド・エレクトリカは28日、地元メディアに対し、全利用者への送電復旧には6~10時間かかる可能性があると説明した。

      スペイン当局は、住民に対し外出を控え、緊急時のみ通報するよう要請。救急車や作業車が通行できるよう道路をあけるよう求めている。

      ポルトガルでは、警察が信号機や街路灯が故障する恐れがあると警告しており、不要不急の運転を控え、路上では注意するよう呼びかけている。
      https://news.yahoo.co.jp/articles/5939c7bb348ecd99cdb427a66bec71ba9df68e76

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    4. スペインとポルトガルで大規模停電 復旧遅れ影響広がる
      2025年4月29日 6時00分

      スペインとポルトガルで28日、大規模な停電が発生し復旧が遅れていて公共交通機関が大きく乱れるなど影響が広がっています。スペイン政府は非常事態を宣言し復旧や原因の究明を急いでいて、サンチェス首相は国民に向けて演説し、冷静な対応を呼びかけています。

      スペインとポルトガルでは28日の昼ごろから大規模な停電が発生し、復旧が遅れています。

      ロイター通信などによりますと、広い範囲で鉄道の運行が停止し、旅客機の運航は遅れているほか路上では信号機が機能しなくなっています。

      スペインの首都マドリードで撮影された映像では、道路では渋滞が発生しているほか、地下鉄の駅では明かりが消えたなかを人々が歩いています。

      スペインの原子力安全委員会は国内で稼働中の原子力発電所について電源を切り替えるなどの対策をとり、安全な状態にあると発表しました。

      停電を受けてスペイン政府は非常事態を宣言するとともに、サンチェス首相は国民に向けて演説を行い、移動を最小限に抑えるなどして冷静に行動するよう呼びかけました。

      サンチェス首相は隣国フランスなどからの電力供給を受けて、国内の一部の地域では電力が徐々に回復しているとして復旧は近いという見通しを示しました。

      一方、停電の原因についてサンチェス首相は「確定的な情報はまだない。あらゆる可能性は排除していない」と述べ、原因の究明に努める姿勢を強調しました。

      地元メディアは「停電の範囲と影響の規模からスペインで過去最も深刻な停電だ」と伝えています。

      マドリード在住スタッフ「電話通じず インターネット動かない」
      NHKが契約するスタッフで、スペインの首都マドリード在住のホセマヌエル・インザさんは、停電が発生した時の様子について、「パソコンを使って仕事をしていましたが、電話をかけようとしても通じない、インターネットも動かない、待っていても何の情報も得られず、電気で動くものはすべてとまってしまいました」と話しました。

      インザさんは、状況を確かめようと車でマドリード中心部に向かいましたが、渋滞に巻き込まれ、ふだんは15分ほどの場所に着くのに1時間半ほどもかかったということです。

      また、中心部の様子について、「信号が消えて、町じゅうが混雑していました。地下鉄も動かない状態で、バスの停留所には行列ができ、銀行や店は閉まってサービスが止まっていました」とした上で、「人々は何が原因なのかと互いに尋ね合っていましたが、まだ分からない状態です」と不安が広がっている様子を語っていました。

      インザさんが撮影した映像には、道路が車で渋滞し、信号が消えた状態で、人々が左右を確認しながら渡る様子がうつっています。

      インザさんは、「スペイン全土でこれだけ長く続く停電は記憶にあるかぎり起きたことがないと思います。電気やインターネットがないと生活できないし、これから夜になるのでパニックになるかもしれません。長く続くと、スーパーなどに泥棒が入るようなことも起こるかもしれず怖いです」と話していました。

      旅行客「本当に驚いている」
      イギリスからスペインを訪れていた男性は、停電の影響で公共交通機関が大幅に遅れ、乗る予定だった飛行機に間に合わなかったということで、空港内の出発カウンター付近で座り込んでいました。

      男性は「テニスの試合を見た後、マドリードの中心部に戻るのに3時間、そこから空港まで2時間かかりました。停電の影響が広範囲に及んでいて、本当に驚いています」と話していました。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250428/k10014792311000.html

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    5. スペインとポルトガルで大規模停電 復旧遅れ影響続く
      2025年4月29日 11時58分

      スペインとポルトガルで28日に発生した大規模な停電は、スペインの電力会社の発表によりますと、29日未明までに全国の電力供給の70%以上が回復したということですが、空港や公共交通機関ではダイヤが大幅に乱れるなど影響が続いています。

      スペインとポルトガルでは28日の昼ごろから大規模な停電が発生し、スペインでは政府が非常事態を宣言するとともに、国民に向けて移動を最小限に抑えるなどして冷静に行動するよう呼びかけています。

      現地の電力会社の発表によりますと、日本時間の29日午前9時の時点で、全国の電力供給の77.7%が回復したということで、引き続き、復旧作業を続けているとしています。

      一方、空港や公共交通機関ではダイヤが大幅に乱れるなど混乱が続き、スペインの首都、マドリードの空港では28日夜、大規模停電の影響による飛行機の欠航や遅れを知らせる案内が相次ぎ、電光掲示板を心配そうに見つめる人の姿も多く見られました。

      また、公共交通機関の遅れで飛行機に乗り遅れた人などが、出発ロビーの床に座り込み途方に暮れる様子も見られました。

      状況は、29日の未明になっても変わらず、みな一様に疲れた表情を浮かべて状況を見守っていました。

      スペイン政府は現在、原因の究明を急いでいますが、地元メディアは送電網の管理会社の話として、隣国フランスとの間を結ぶ送電線で接続の不具合が発生したという見方を伝えています。

      マドリード在住スタッフ「電話通じず インターネット動かない」
      NHKが契約するスタッフで、スペインの首都マドリード在住のホセマヌエル・インザさんは、停電が発生した時の様子について「パソコンを使って仕事をしていましたが、電話をかけようとしても通じない、インターネットも動かない、待っていても何の情報も得られず、電気で動くものはすべてとまってしまいました」と話しました。

      インザさんは状況を確かめようと車でマドリード中心部に向かいましたが、渋滞に巻き込まれ、ふだんは15分ほどの場所に着くのに1時間半ほどもかかったということです。

      また、中心部の様子について「信号が消えて町じゅうが混雑していました。地下鉄も動かない状態で、バスの停留所には行列ができ、銀行や店は閉まってサービスが止まっていました」とした上で「人々は何が原因なのかと互いに尋ね合っていましたが、まだ分からない状態です」と不安が広がっている様子を語っていました。

      インザさんが撮影した映像には、道路が車で渋滞し、信号が消えた状態で、人々が左右を確認しながら渡る様子がうつっています。

      インザさんは「スペイン全土でこれだけ長く続く停電は、記憶にあるかぎり起きたことがないと思います。電気やインターネットがないと生活できないし、これから夜になるのでパニックになるかもしれません。長く続くと、スーパーなどに泥棒が入るようなことも起こるかもしれず怖いです」と話していました。

      旅行客「本当に驚いている」
      イギリスからスペインを訪れていた男性は、停電の影響で公共交通機関が大幅に遅れ、乗る予定だった飛行機に間に合わなかったということで、空港内の出発カウンター付近で座り込んでいました。

      男性は「テニスの試合を見た後、マドリードの中心部に戻るのに3時間、そこから空港まで2時間かかりました。停電の影響が広範囲に及んでいて、本当に驚いています」と話していました。

      スペイン首相「50%ほどすでに回復」
      スペインのサンチェス首相は28日夜、国民向けに再び演説し「電力会社からのデータでは全国の電力供給の50%ほどがすでに回復した。ほぼすべての地域で改善が見られる」と述べ、電力の復旧が進んでいるとして29日中に国全体での全面復旧を目指す考えを明らかにしました。

      一方、停電の原因についてスペインの地元紙は送電網の管理会社の話として、隣国フランスとの送電線における接続の不具合が停電を引き起こしたという見方を伝えています。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250428/k10014792311000.html

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    6. スペインとポルトガル大規模停電 ほぼ復旧も空港など影響続く
      2025年4月29日 16時10分

      スペインとポルトガルで28日に発生した大規模な停電は、スペインの電力会社の発表によりますと、ほぼ復旧したということですが、空港や公共交通機関ではダイヤが大幅に乱れるなど影響が続いています。

      スペインとポルトガルでは28日の昼ごろから大規模な停電が発生し、スペインでは政府が非常事態を宣言するとともに、国民に向けて移動を最小限に抑えるなどして冷静に行動するよう呼びかけています。

      現地の電力会社の発表によりますと、日本時間の29日午後2時の時点で、全国の電力供給の99.95%が復旧したということで、引き続き、復旧作業を続けているとしています。

      一方、空港や公共交通機関ではダイヤが大幅に乱れるなど混乱が続き、スペインの首都、マドリードの空港では28日夜、大規模停電の影響による飛行機の欠航や遅れを知らせる案内が相次ぎ、電光掲示板を心配そうに見つめる人の姿も多く見られました。

      また、公共交通機関の遅れで飛行機に乗り遅れた人などが、出発ロビーの床に座り込み途方に暮れる様子も見られました。

      状況は29日の未明になっても変わらず、みな一様に疲れた表情を浮かべて状況を見守っていました。

      スペイン政府は現在、原因の究明を急いでいますが、地元メディアは送電網の管理会社の話として、隣国フランスとの間を結ぶ送電線で接続の不具合が発生したという見方を伝えています。

      首相「15ギガワットの電力 わずか5秒間で失われた」
      スペインのサンチェス首相は28日、国民向けの演説の中で「技術者から聞いている話では、28日午後0時33分に15ギガワットの電力がわずか5秒間で失われた」と述べ、国内の電力需要の6割程度が一瞬にして失われたことを明らかにし、技術者などが原因の究明を急いでいると説明しました。

      マドリード在住スタッフ「電話通じず インターネット動かない」
      NHKが契約するスタッフで、スペインの首都マドリード在住のホセマヌエル・インザさんは、停電が発生した時の様子について「パソコンを使って仕事をしていましたが、電話をかけようとしても通じない、インターネットも動かない、待っていても何の情報も得られず、電気で動くものはすべてとまってしまいました」と話しました。

      インザさんは状況を確かめようと車でマドリード中心部に向かいましたが、渋滞に巻き込まれ、ふだんは15分ほどの場所に着くのに1時間半ほどもかかったということです。

      また、中心部の様子について「信号が消えて町じゅうが混雑していました。地下鉄も動かない状態で、バスの停留所には行列ができ、銀行や店は閉まってサービスが止まっていました」とした上で「人々は何が原因なのかと互いに尋ね合っていましたが、まだ分からない状態です」と不安が広がっている様子を語っていました。

      インザさんが撮影した映像には、道路が車で渋滞し、信号が消えた状態で、人々が左右を確認しながら渡る様子がうつっています。

      インザさんは「スペイン全土でこれだけ長く続く停電は、記憶にあるかぎり起きたことがないと思います。電気やインターネットがないと生活できないし、これから夜になるのでパニックになるかもしれません。長く続くと、スーパーなどに泥棒が入るようなことも起こるかもしれず怖いです」と話していました。

      旅行客「本当に驚いている」
      イギリスからスペインを訪れていた男性は、停電の影響で公共交通機関が大幅に遅れ、乗る予定だった飛行機に間に合わなかったということで、空港内の出発カウンター付近で座り込んでいました。

      男性は「テニスの試合を見た後、マドリードの中心部に戻るのに3時間、そこから空港まで2時間かかりました。停電の影響が広範囲に及んでいて、本当に驚いています」と話していました。

      専門家「日本でも原因分析を」
      スペインとポルトガルで28日に発生した大規模な停電について、電力システムに詳しい東京電機大学の加藤政一名誉教授に話を聞きました。

      現在、スペイン政府が原因の究明を急いでいますが、加藤名誉教授は「スペインで電気の供給力が一挙に不足し、足りない分をフランスから送ってもらおうとしたところその量があまりにも大きくなり、断線などを起こさないために送電が止まってしまったことで結果的に大規模な停電に至ったのではないか」という見立てを示しました。

      加藤名誉教授によりますと、風力や太陽光などの再生可能エネルギーの活用を進めているスペインでは、停電が起こらないようにする先進的なシステムを取り入れているということで「今回の停電はこれまで考えられていた事故以外のいくつかの事故が不幸にも重なったのではないか」と話していました。

      その上で「日本でも再生可能エネルギーの発電量の比率を高めていくことを考えた場合、風力や太陽光の発電が止まっても安定的に電力を供給できるようルール作りが行われれば、類似の事故はかなり少なくなるはずだ。今回の停電の原因について日本でもしっかり分析する必要がある」と指摘しました。

      また、大規模な停電が起きた場合、30分や1時間では復旧せずに長時間続くと考えて行動する必要があると話していました。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250428/k10014792311000.html

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    7. >風力や太陽光などの再生可能エネルギーの活用を進めているスペインでは、停電が起こらないようにする先進的なシステムを取り入れている

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    8. スペインとポルトガルの大規模停電、大半で復旧…送電網異常が原因か
      2025/04/29 18:00

       【パリ=梁田真樹子】スペインとポルトガルの広い範囲で28日、停電が発生し、空港や鉄道駅に影響が出るなど混乱が広がった。AFP通信によると、スペインの首都マドリードやポルトガルの首都リスボンなど、大半で29日未明までに復旧した。

      停電中、駅の階段で休憩する人々(4月28日、スペイン・マドリードで)

       ロイター通信によると、スペインの電力事業者は原因について、フランスとスペインを接続する送電網で28日午後0時半頃(日本時間28日午後7時半頃)、急激な供給電力の低下が発生したと説明。スペイン側で停電が起き、影響がポルトガルにまで広がったという。

       ポルトガルの事業者は、「サイバー攻撃を受けたとの情報はない」と指摘した。

       ただ、スペインのペドロ・サンチェス首相は28日の演説で、「いかなる仮説も排除しない」と述べ、送電網の異常自体がサイバー攻撃によって引き起こされた可能性も含めて、原因究明をさらに進める方針を示した。
      https://www.yomiuri.co.jp/world/20250429-OYT1T50068/

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    9. スペインとポルトガル大規模停電 復旧も鉄道遅延など影響続く
      2025年4月29日 21時21分

      スペインやポルトガルなどで28日に発生した大規模な停電について、ポルトガルに続いてスペインも国内の電力供給が復旧したと発表しました。
      ただ、鉄道などの公共交通機関ではダイヤの大幅な乱れが続いていて、大型連休を利用して現地を訪れた日本の観光客にも影響が出ています。

      管理会社 “サイバー攻撃の可能性はない” 暫定的な調査結果
      停電の原因について、スペインの送電網の管理会社は、サイバー攻撃の可能性はないという暫定的な調査結果を明らかにしました。

      サンチェス首相 サイバー攻撃の可能性も排除せず調査の方針
      一方、スペインのサンチェス首相は、日本時間の午後8時からの記者会見で、「いかなる仮説も排除しない」と述べ、サイバー攻撃の可能性も排除せず詳しい調査を行う方針を示しました。

      そのうえで「電力網の電磁記録の調査などを始めている」と述べ、サイバーセキュリティーの分野でも当局が調査に乗り出したとしています。

      スペインとポルトガルでは28日の昼ごろから大規模な停電が発生し、政府が非常事態を宣言するなどして電力の復旧にあたってきました。

      このうち、ポルトガルの政府が、日本時間29日、国内の電力供給が復旧したと発表したのに続いて、スペインの送電網の管理会社も日本時間の29日午後6時の時点で電力供給が復旧したと発表しました。

      一方、スペインの公共交通機関ではダイヤが大幅に乱れるなど混乱が続いています。

      首都マドリードにあるターミナル駅のアトーチャ駅では、停電の発生から一夜明けても列車の遅延が相次ぎ、出発や案内を待つ観光客や地元の人たちであふれかえっていて、なかには大型連休で現地を訪れた日本からの観光客の姿もありました。

      また、現地では電車に閉じ込められるなどの影響もあったということですが、マドリードにある日本大使館によりますと、日本の観光客から「停電で電車が運休となり、困っている」といった相談が寄せられ、宿泊施設を案内する対応を取ったということです。

      停電はフランスの一部でも発生し、各国政府は原因の究明を急いでいますが、ロイター通信などはスペインとフランスとの間を結ぶ送電線で接続の不具合が発生したと伝えています。

      首相「15ギガワットの電力 わずか5秒間で失われた」
      スペインのサンチェス首相は28日、国民向けの演説の中で「技術者から聞いている話では、28日午後0時33分に15ギガワットの電力がわずか5秒間で失われた」と述べ、国内の電力需要の6割程度が一瞬にして失われたことを明らかにし、技術者などが原因の究明を急いでいると説明しました。

      日本人観光客「街が混乱していて心配」
      マドリードにあるターミナル駅のアトーチャ駅では、停電の発生から一夜明けても列車の遅延が相次ぎ、出発や案内を待つ観光客や地元の人たちであふれかえっていました。

      日本から大型連休の観光でスペインを訪れているという26歳の日本人男性も、乗る予定だったバルセロナ行きの列車が大幅に遅延し、駅にとどまっていました。

      男性は「地下鉄も止まっていて、ここの駅に来るまで3キロくらい歩きました。いまも街が混乱していて心配です」と話していました。

      また、28日に停電が起きたときの状況については「きのうマドリードに着いて食事をしていたら突然停電が起きて街が真っ暗になった。きのうは全然インターネットも通じず、スペイン語ができないので何もわからない状態でした」と話していました。

      マドリード在住スタッフ「電話通じず インターネット動かない」
      NHKが契約するスタッフで、スペインの首都マドリード在住のホセマヌエル・インザさんは、停電が発生した時の様子について「パソコンを使って仕事をしていましたが、電話をかけようとしても通じない、インターネットも動かない、待っていても何の情報も得られず、電気で動くものはすべてとまってしまいました」と話しました。

      インザさんは状況を確かめようと車でマドリード中心部に向かいましたが、渋滞に巻き込まれ、ふだんは15分ほどの場所に着くのに1時間半ほどもかかったということです。

      また、中心部の様子について「信号が消えて町じゅうが混雑していました。地下鉄も動かない状態で、バスの停留所には行列ができ、銀行や店は閉まってサービスが止まっていました」とした上で「人々は何が原因なのかと互いに尋ね合っていましたが、まだ分からない状態です」と不安が広がっている様子を語っていました。

      インザさんが撮影した映像には、道路が車で渋滞し、信号が消えた状態で、人々が左右を確認しながら渡る様子がうつっています。

      インザさんは「スペイン全土でこれだけ長く続く停電は、記憶にあるかぎり起きたことがないと思います。電気やインターネットがないと生活できないし、これから夜になるのでパニックになるかもしれません。長く続くと、スーパーなどに泥棒が入るようなことも起こるかもしれず怖いです」と話していました。

      旅行客「本当に驚いている」
      イギリスからスペインを訪れていた男性は、停電の影響で公共交通機関が大幅に遅れ、乗る予定だった飛行機に間に合わなかったということで、空港内の出発カウンター付近で座り込んでいました。

      男性は「テニスの試合を見た後、マドリードの中心部に戻るのに3時間、そこから空港まで2時間かかりました。停電の影響が広範囲に及んでいて、本当に驚いています」と話していました。

      専門家「日本でも原因分析を」
      スペインとポルトガルで発生した大規模な停電について、電力システムに詳しい東京電機大学の加藤政一名誉教授に話を聞きました。

      現在、スペイン政府が原因の究明を急いでいますが、加藤名誉教授は「スペインで電気の供給力が一挙に不足し、足りない分をフランスから送ってもらおうとしたところその量があまりにも大きくなり、断線などを起こさないために送電が止まってしまったことで結果的に大規模な停電に至ったのではないか」という見立てを示しました。

      加藤名誉教授によりますと、風力や太陽光などの再生可能エネルギーの活用を進めているスペインでは、停電が起こらないようにする先進的なシステムを取り入れているということで「今回の停電はこれまで考えられていた事故以外のいくつかの事故が不幸にも重なったのではないか」と話していました。

      その上で「日本でも再生可能エネルギーの発電量の比率を高めていくことを考えた場合、風力や太陽光の発電が止まっても安定的に電力を供給できるようルール作りが行われれば、類似の事故はかなり少なくなるはずだ。今回の停電の原因について日本でもしっかり分析する必要がある」と指摘しました。

      また、大規模な停電が起きた場合、30分や1時間では復旧せずに長時間続くと考えて行動する必要があると話していました。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250428/k10014792311000.html

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  27. 日航機墜落事故から40年 遺族ら「御巣鷹の尾根」へ慰霊の登山
    2025年4月29日 16時16分

    520人が犠牲になった日航ジャンボ機墜落事故からことしで40年となります。墜落現場となった群馬県上野村の「御巣鷹の尾根」への登山道が冬の閉鎖期間を終えて29日解禁され、遺族などが慰霊の登山を行いました。

    40年前の1985年8月12日、日本航空のジャンボ機が、上野村の山中に墜落し、単独の航空機事故としては最も多い520人が犠牲になりました。

    墜落現場の「御巣鷹の尾根」へ向かう登山道は、冬の間、閉鎖されていましたが、29日解禁され、午前9時に登山道につながるゲートが開かれました。

    遺族など関係者は、登山道を登り、墓標や墜落現場にある慰霊碑、「昇魂之碑」に手を合わせるなどして、犠牲者に祈りをささげていました。

    事故で当時9歳だった次男の健くんを亡くし、遺族でつくる連絡会の事務局長を務める美谷島邦子さんも朝から慰霊登山に訪れ、健くんの墓標に花を手向けて、静かに手を合わせていました。

    美谷島さんは「新しい40年に向けて、背中を押してねと伝えました。遺族も高齢化し、次世代へ活動をつないでいくことが大変になる中で、上野村と日本航空には今後も支援を続けてほしい」と話していました。

    夫を亡くした女性 “長く登り続けたい”
    また、事故で夫の片桐右弼さん(当時41)を亡くした大阪府の片桐悦子さん(76)は1人で慰霊の登山を行い、夫の墓標を訪れました。

    片桐さんは、亡くなった夫の思いを継いで、華道の副家元を務めていることから、登山道を登りながら、事故の犠牲者の墓標、一つ一つに花を供えていました。

    そして、夫の墓標に着くと、菊やユリなどの花を供え、事故当時は12歳と6歳だった息子が、今は、それぞれ活躍していることを報告して、静かに手を合わせていました。

    片桐さんは「花を供えることは、亡くなった魂をいきいきとさせる働きがあると考えているので、長く登り続けたいと思っている。夫には、『息子たちがあなたのやりたいことを全部やってくれたよ』と伝えたいです」と話していました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250429/k10014792411000.html

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  28. 東海道新幹線 停電で一時運転見合わせ 原因は架線にヘビ
    2025年4月30日 22時19分

    東海道新幹線は、30日夕方に岐阜県内で発生した停電の影響で一部区間で運転を見合わせましたが、午後7時ごろ、順次運転が再開されました。ダイヤの乱れはしばらく続く見通しだということです。

    30日午後5時半前、東海道新幹線の岐阜羽島と米原の間で停電が発生しました。

    この影響で東海道新幹線は運転が見合わせとなり、その区間は一時、上りが新大阪と浜松の間、下りが東京と新大阪の間に広がりました。

    その後、停電は解消し、午後7時ごろに順次運転は再開されましたが、ダイヤの乱れは30日夜にかけてしばらく続く見通しだということです。

    JR東海によりますと、停電は、架線にヘビが接触したことが原因だったということです。

    この停電で東海道新幹線の上下線あわせて86本で最大96分の遅れが発生し、およそ6万7000人に影響が出ました。

    原因はヘビ 架線に巻きついた状態
    JR東海によりますと、停電の原因となったヘビは全長およそ1メートルで、岐阜県大垣市静里町の東海道新幹線の下り線の線路内で見つかったということです。

    当時、ヘビは架線に巻きついた状態だったということで、JRの係員が取り除いたということです。

    車内の明かりは消え 空調も切れる
    30日午後5時半ごろ、岐阜県大垣市付近で停車した東海道新幹線の車内でNHKの職員が撮影した映像です。

    非常用の電気を除いて車両の中の明かりは消え、電光掲示板も消えている様子が確認できます。

    撮影した職員によりますと、停電したあと、トイレの水も流れなくなり、車内の空調も切れて窓のブラインドを下げるようアナウンスがあり、その後、乗客に飲料水が配られているということです。

    また、電車から降りる直前に停電の原因について「へびが原因だった」というアナウンスがあったということです。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250430/k10014793691000.html

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  29. 京都 下京区の道路冠水 破損の水道管は交換目安の60年超
    2025年5月1日 0時29分

    4月30日の明け方、京都市中心部の交差点で、破損した水道管から大量の水があふれて道路が冠水し、自動車が浸水したり水道が濁ったりするなどの影響が出ました。水道管は設置してから京都市が交換の目安とする60年を超えていたということで、市の上下水道局は「ご迷惑をおかけして申し訳ありません」と謝罪しました。

    30日午前3時半ごろ、京都市下京区の国道1号線にあたる五条通の「高倉交差点」で、直径30センチの水道管が破損して水が漏れ、道路上に大量に流れ出ました。

    市の上下水道局によりますと、破損した水道管は1959年に設置されて65年ほどたっていて、市が交換の目安とする60年を超えていたことから、ことし11月ごろに撤去する予定だったということです。

    ことし1月下旬の調査の際には異常は見られなかったということで、上下水道局は「ご迷惑をおかけして申し訳ありません」と謝罪するとともに、点検の方法や時期の見直しを検討するとしています。

    今回の冠水によって自動車などが浸水する被害が2件確認されたほか、最大でおよそ6500の建物で水道に濁った水が混じった可能性があるとして、上下水道局では給水車を出して水を供給する対応をとりました。

    また水道管を取り替える作業を行い、夕方の時点で水道は周辺地域で通常どおり使用できるようになったということで、国道1号線で行っていた交通規制についても、30日午後11時50分に解除されました。

    現場近くに住む女性「早く原因が知りたいです」
    現場近くでは周辺を行き交う多くの人が足を止め、スマートフォンで現場を撮影するなどして、不安な様子で見ていました。

    近くの会社で働く60代の男性は「水が出ている様子を見ると、埼玉の事故を想像して怖いです。この道路は幹線道路でほかに抜け道も少ないので、通行止めになると交通に大きな影響が出て、つらいです」と話していました。

    近くに住む60代の女性は「大雨でもないのに、こんなに水が噴き出しているのは初めて見ました。ほかの県での事故を思い出して怖いですし、早く原因が知りたいです」と話していました。

    近くに住む60代の男性は「大型連休のまっただ中で、大渋滞が起きるのではと心配しています。最近はインフラの老朽化で水道管の破裂などが起きていて不安です」と話していました。

    現場近くのスーパー 飲料水めぐり追加発注など対応に追われる
    現場近くのスーパーで店長をしている男性は「朝4時ごろから水道の水が濁っていて、食材を洗うために使えないなど影響が出ています。ひとまずはペットボトルの水を代用していますが、いつ解消されるのか不安で、早く復旧してほしいです」と話していました。

    また、スーパーでは朝からペットボトルの飲料水がいつもよりもよく売れていて、追加の発注をかけるなどの対応に追われているということです。

    NHKが午前7時ごろに撮影した映像では国道に穴のようなものが開いているのが見え、その近くから大量の水があふれ出しています。

    また、あふれ出た水は近くの別の道路に流れ込み、その一帯も冠水しています。

    警察や消防、それに市の水道局などが対応にあたっていますが、原因は調査中だということです。

    現場はJR京都駅から北に1キロ余り離れた片側4車線の道路で、通勤などの時間帯は特に交通量が多い場所です。

    京都市上下水道局「破損の水道管 交換目安の60年超える」
    京都市上下水道局は30日夕方、緊急の記者会見を開きました。

    それによりますと、今回破損した直径30センチの水道管は、1959年に設置されて65年ほどたっていて、京都市が交換の目安とする60年を超えていたことから、ことし11月ごろに撤去する予定だったということです。

    国は水道管の耐用年数として40年を交換の目安としていますが、自治体ごとに交換の年数を決められることになっているということです。

    京都市内には工事の影響などを考慮して、60年が過ぎても使用している水道管が部分的にあり、今回破損したのは、それに該当する箇所だったとしています。

    上下水道局では年に1度、市内の水道管について、漏水の有無などの調査を行っていて、ことし1月下旬に破損した水道管を調べた際には異常は見られなかったとしています。

    また、今回の冠水によって自動車などが浸水したという被害が2件確認されたということです。

    上下水道局によりますと、水道は周辺地域で通常どおり使用できるようになったということで、交通規制も30日中に解除できる見込みだとしています。

    今後は点検の方法や時期を見直すことを検討するということで、上下水道局の担当者は「周辺住民や通行者の皆様にご迷惑をおかけして申し訳ありません」と謝罪しました。

    水道管の事故 年間1万9766件
    【水道】

    日本水道協会が公表している「水道統計」によりますと、漏水などの水道管の事故は、2022年度に全国で1万9766件起きたということです。

    このうち、断水などの影響が100戸を超える事故が627件となっています。

    国土交通省によりますと、水道管の総延長は2022年度末の時点で全国でおよそ74万キロメートルだということで、地球18周分です。

    このうち40年とされる耐用年数を超える管は、およそ18万キロメートルで、全体のおよそ24%です。

    【下水道】

    下水道管が原因で発生した道路の陥没は、2022年度に全国でおよそ2600件起きたということです。

    下水道管の総延長は、2022年度末の時点で全国でおよそ49万キロメートで地球12周分です。

    このうち、標準的な耐用年数とされる50年を超える管は、およそ3万キロメートルで、全体のおよそ7%です。

    専門家 “点検の頻度高め 検査技術の開発を進めていく必要”
    インフラの老朽化に詳しい専門家は、同様の問題は今後、全国どこでも起きる可能性があるとしたうえで、点検の頻度や地中の水道管の状態を検査する技術の開発を進めていく必要があると指摘しています。

    北海道大学大学院の長井宏平教授によりますと、水道管が設置されて50年から60年以上がたって破損につながる事態は全国各地で起きていて、背景には予算などの問題で水道管の入れ替えや補修が追いついていない現状があるということです。

    また、京都市はことし1月、漏水の有無などの調査をしたものの異常が見られなかったとしています。

    このことについて長井教授は「地表から検知する方法では地中を正確に検査することが技術的に非常に難しく、限界があると思う」と話しています。

    地中の状況がわかりにくいことから水道管の補修や入れ替えの計画を立てることも難しいということで、老朽化に伴い、今後、同様の事態が起きる頻度は高まるおそれがあると指摘しています。

    長井教授は「老朽化が進むのは避けられないので、点検の頻度を高めるほか、地中を検査する技術の発展を組み合わせて、維持管理をしていくことが大事になる」と話していました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250430/k10014793081000.html

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    1. 京都 水道管破損し道路冠水 市 年1度の漏水調査 見直しを検討
      2025年5月1日 18時29分

      30日、京都市中心部の交差点で破損した水道管から大量の水があふれて道路が冠水したことを受けて、京都市上下水道局は年に1度、漏水の有無などを調べる調査について実施方法や時期を見直すことを検討しています。

      京都市下京区の国道1号線にあたる五条通の「高倉交差点」で30日午前3時半ごろ、直径30センチの水道管が破損して大量の水があふれ、道路が冠水しました。

      自動車などが浸水する被害が2件確認されたほか、最大でおよそ6500の建物で水道に濁った水が混じった可能性があるとして、給水車が出て水の供給が行われました。

      京都市上下水道局によりますと破損した水道管は1959年に設置されて65年ほどたっていて、市が交換の目安とする60年を超えていたことから、ことし11月ごろに撤去する予定だったということです。

      年に1度、市内の水道管で漏水の有無などを調べる調査を行っていて、今回の水道管については、ことし1月下旬の調査では異常はみられなかったということです。

      このため上下水道局は今後、水道管の調査の方法や時期を見直すことを検討しているということです。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250501/k10014794581000.html

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  30. 水俣病 公式確認から69年 熊本県水俣市で犠牲者追悼の慰霊式
    2025年5月1日 21時06分

    「公害の原点」と言われる水俣病の公式確認から69年となった1日、犠牲者を追悼する慰霊式が熊本県水俣市で行われました。

    水俣病は1956年5月1日、水俣市の医師が突然、歩けなくなるなどの症状が出た姉妹の入院を保健所に届け出たことが公式確認とされ、1日で69年となります。

    慰霊式は水俣病の原因物質、有機水銀を含むヘドロなどを埋めた水俣湾埋め立て地で行われ、患者や遺族、環境大臣などおよそ660人が参列し、全員で黙とうをささげました。

    このあと、祖父母と両親が認定患者で、みずからも国の救済策で対象となった水俣市の漁師、杉本実さん(58)が祈りの言葉を述べました。

    両親は手足のしびれに苦しみ、漁に使う網を破られるといったいじめや差別を受けつつも、子どもの前では明るく振る舞っていたということで、杉本さんは「父ちゃん、あなたの優しさ、母ちゃん、あなたの度胸の良さは私たちが引き継いでいきます」と述べました。

    また、家族で漁を続けてきた水俣の海について「孫たちが大きくなって魚釣りや遊んだりできる豊かな海であってほしい」としたうえで、「水俣病の犠牲になられた全ての生命のご冥福を心よりお祈りします」と述べました。

    杉本さん “子どもたちに伝えたいという思い”
    杉本さんは「きれいだった水俣が一度は公害でだめになろうとしたけど、再生してきれいになっている。これからも自然豊かな場所であってほしいということを、これから育っていく子どもたちにも伝えたいという思いで祈りの言葉を述べました」と話していました。

    浅尾環境大臣は「苦しみの中で亡くなった方や遺族、健康被害や地域に生じたあつれきに苦しんできた皆さまに申し訳ない気持ちです。政府を代表して水俣病の拡大を防げなかったことをおわび申し上げます」と謝罪しました。

    また、原因企業「チッソ」の山田敬三 社長は「過ちを深く反省するとともに心からお詫び申し上げます。責任を果たしていくために一層の経営努力を積み重ねていきます」と述べました。

    浅尾環境相 1年前マイク切られた男性らと懇談
    慰霊式を前に浅尾環境大臣は、1年前に当時の環境大臣との懇談の際、発言の途中でマイクの音を切られた被害者の団体の男性らと懇談しました。

    午前中、「水俣病患者連合」の副会長の松崎重光さんや、鹿児島県長島町の獅子島の被害者団体との懇談が行われました。

    松崎さんは去年、水俣病患者と認められないまま前の年になくなった妻のことを話している途中でマイクの音を切られ、「持ち時間が3分間というのは短かったと思っています。きょうはゆっくり私たちの話を聞いていただきたい」と話しました。

    これに対し浅尾大臣は「マイクの音を切るという不適切な運営がされたことをおわび申し上げます。さまざまなことを議論させていただきお話を聞きながら、少しでも前に進めていきたい」と答えました。

    また松崎さんは「患者の認定がどういう基準でされているのかが疑問です。家内も毎日『痛い、痛い』と言いながら死んでいきました。認定されていない人も患者と同じです」などと訴えました。

    このほか団体側からは、離島地域でのしんきゅうマッサージの提供や、患者として認定されていない人への医療や福祉の充実を求める声が出されました。

    また長年の要望に対する環境省の対応が遅いという不満の声が出たほか、支援者からは「大臣は国も加害者だという認識はあるのか」などと厳しく問う声もあがりました。

    松崎さん “人間と人間が話した 信じている”
    松崎さんは慰霊式のあと取材に応じ「環境省が話をしにきてくれた。要望通りになってくれればと思うが、要望通りになかなかいかないのが行政です。行政も行政としての考えがあると思うが、救う気持ちになってくれればできると思います。人間と人間が話をしている。信じています」と話していました。

    浅尾環境相「療養手当の増額 検討の余地ある」
    浅尾環境大臣は水俣病の患者や被害者との懇談や、犠牲者の慰霊式への出席など2日間の日程を終えたあと記者会見し、「水俣病の被害者や被害を訴えている方々を救済していく気持ちはある。大事なのは相手の話を聞いた上で、すぐにできること、工夫しないとできないこと、なかなか難しいこと含めて、答えを返していくということではないか」と述べました。

    また、1日の被害者団体との懇談で、被害者が入院や通院をした際に支給される「療養手当」を物価上昇にあわせて増額するよう要望があったことについて、「裁判の勧告に従って和解をした中で定額で決まっており、法的な問題がからんでくると難しい部分はある」とした上で、「水俣病に限らず国が行っている予算措置のほかの制度の中では、物価が上がっている事に対応しているので、療養手当についても反映させていくことができるか検討する余地はあると思っている」と述べました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250501/k10014794231000.html

    https://koibito2.blogspot.com/2013/09/blog-post_5501.html?showComment=1746112870158#c8315327891228774008

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  31. 埼玉 八潮 道路陥没 トラックの運転席部分から遺体見つかる
    2025年5月2日 7時52分

    男性1人が安否不明になっている埼玉県八潮市の大規模な道路陥没で、2日朝から、下水道管の中の本格的な捜索が行われた結果、管の中にあるトラックの運転席部分から1人が遺体で見つかりました。警察などはトラックの運転手とみて確認を急ぐことにしています。

    2日朝から本格的な捜索が始まる
    男性の捜索に向けた周辺の工事などが終わったことを受けて1日、消防隊員らが発生後初めて下水道管の中に入り、トラックの運転席部分の状況を調べた結果、内部に人と思われる姿があるのが確認されたということです。

    管内も2次災害の危険が低いことがわかり、2日朝、地元の消防をはじめ東京消防庁の隊員や警察官などによる本格的な捜索が始まりました。

    現場では、午前5時ごろ、防護服を着た消防隊員らおよそ10人が、県が捜索のために新たに作った上流部から斜めに下っていく穴から次々と管内に入っていきました。

    発生から3か月以上がたち県は、できるだけ早く捜索を完了させたいとしています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250502/k10014794901000.html

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    1. 埼玉 八潮 道路陥没 トラックの運転席部分から遺体見つかる
      2025年5月2日 18時09分

      男性1人が安否不明になっていた埼玉県八潮市の大規模な道路陥没で2日、下水道管の中の本格的な捜索が行われた結果、転落したトラックから1人が遺体で見つかりました。警察などは行方が分からなくなっていたトラックの運転手とみて確認を急ぐことにしています。

      ことし1月に起きた八潮市の大規模な道路陥没では、トラックに乗っていて転落した74歳の男性の安否がわからず、埼玉県は下水道管の中で見つかった運転席部分の内部に取り残されているとみて捜索に向けた準備を進めてきました。

      その結果、下水道管の水をう回させるバイパス工事などが終了し、1日、消防隊員らが初めて管の中に入った結果、運転席部分の内部に人と思われる姿があるのが確認され、管の中は2次災害の危険が低いこともわかりました。

      そして2日朝、消防や警察などが本格的な捜索を行ったところ、運転席部分から1人が遺体で見つかり警察署に運ばれました。

      警察などは行方が分からなくなっていたトラックの運転手とみて確認を急ぐことにしています。

      一方、埼玉県は今後、運転席部分を引き上げ本格的な復旧に移る方針です。

      専門家 “捜索は時間との戦いだったのでは”
      今回の現場は管内に土砂や水がたまっていることに加え硫化水素が発生し、消防隊員たちが「二次災害」に遭う危険があったことから捜索が難航していました。

      事故の発生からたびたび現場を訪ねている元消防士で危機管理防災アドバイザーの田中章さんは、2日朝の救助の様子を見て、隊員たちの装備に注目しました。

      捜索活動に当たった隊員たちが着ていた防護服は極めて気密性が高いものだったということです。

      一方、空気ボンベは20分ほどしかもたないため、隊員たちは短時間で交代しながら、捜索活動を進めていて厳しい時間との戦いだったのではないかと指摘しました。

      自身もさまざまなレスキュー活動に携わった経験を持つ田中さんは「この3か月あまりの間、目の前に助けなければならない人がいるのに助けられない現実に、消防隊員たちもずっともどかしく、つらかったと思う。今回のような事故が二度と起こらないで欲しい」と話していました。

      本格復旧は長期化の見通し 近所からは不安の声
      転落したトラックの運転席部分から1人が遺体で見つかったことを受けて、現場近くにある会社の経営者からは捜索が終わったことに安どするとともに、長期化する見通しの本格復旧に向けて不安の声が聞かれました。

      現場のすぐ近くで家具工場を経営する石井昇一さん(69)は男性が1日も早く見つかることを願って県が進める工事のために会社の駐車場を貸し出すなど協力を続けてきました。

      2日朝も、現場近くで捜索活動を見守っていたということで、運転手とみられる男性の遺体が3か月以上たってようやく見つかったことについて安どの気持ちを示していました。

      その上で、石井さんは本格的な復旧には5年から7年ほどかかるという見通しを県が示していることについて「下水道はわれわれも使うので引き続き協力していきたいですが、工場の前を通る道路が工事で使えず困っているので1日も早く通れるようになってほしいです」と話していました。

      県が対策本部会議 大野知事ら黙とう 本格的な復旧へ
      2日夕方開かれた対策本部会議で埼玉県の大野知事は「陥没に巻き込まれた運転手とみられた方が、お亡くなりになっていることが確認されました。亡くなった方に冥福をお祈り申し上げ、ご家族にお悔やみを申し上げる」と述べ、県職員や消防・警察関係者などとともに、黙とうしました。

      県によりますと2日の捜索では消防と警察のべ45人が隊を入れ替えながら6回、管の中に入り、あわせて2時間14分活動にあたったということです。

      会議の中で消防は捜索活動について「運転席部分が変形していたが、訓練をしていたのでスムーズにできたと思う」と話しました。

      大野知事は「厳しい環境の中、救出活動に尽力いただいたすべての人に感謝を申し上げたい」と述べました。

      埼玉県は今後、運転席部分を引き上げ本格的な復旧に移る方針です。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250502/k10014794901000.html

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    2. 八潮道路陥没、運転席から1人の遺体搬出…運転手の勤務先「余人をもって代えがたい人物だった」
      2025/05/02 11:29

       埼玉県八潮市で今年1月、県道が陥没してトラックが転落した事故で、県は2日朝、下水道管内で見つかっていた運転席部分から1人の遺体を搬出したと発表した。運転していた男性(74)とみられ、県警が身元の確認を進める。

      下水道管内で発見された遺体を乗せて現場を出る車両(2日午前8時10分、埼玉県八潮市で)=木佐貫冬星撮影

       この日は防護服を着て、ボンベを背負った消防隊員らが午前4時20分頃から直径4・75メートルの下水道管内に入った。遺体を地上に搬出後、同8時過ぎ車で県警草加署に運んだ。

       事故は1月28日にあり、陥没した穴にトラックが転落。荷台部分は引き上げられたが、運転席部分は地下10メートルにある下水道管内に落ち、運転手が取り残された。運転席部分は現場から約30メートル下流で見つかったが軟弱な地盤や流れ込む下水に阻まれ、消防による捜索活動は中断を余儀なくされた。

       県は下水を 迂回うかい させるバイパス管の設置や地上の2方向からの掘削で捜索ルートを確保した。1日朝、消防隊員らが事故後初めて下水道管内に入り、運転席部分の内部に人の姿を確認。有毒な硫化水素の濃度や下水の水位から、二次被害の危険性は低いと判断し、2日の捜索再開を決めていた。

       トラックを運転していた男性の家族と勤務先の会社は2日、県警を通じてコメントを発表した。家族は「みんなが大好きな父が突如として居なくなってしまった事実を、いまだに信じることも、受け止めることも出来ません」などと胸の内を明かした。

       勤務先の代表者も「おっちょこちょいな部分もあったが憎めない人柄で、会社にとって余人をもって代えがたい人物だった。公道を安心して走行できるようにしていただきたい」などとつづった。

       県は運転席部分を回収し、現場の復旧作業に入る。下水道の複線化など、工事完了までには5~7年かかる見込みだ。
      https://www.yomiuri.co.jp/national/20250502-OYT1T50063/

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    3. 恐怖や苦痛と戦った父、それを想うと体が震え胸が締め付けられる…八潮陥没事故の運転手家族がコメント
      2025/05/02 10:45

       埼玉県八潮市で今年1月、県道が陥没してトラックが転落した事故で、県は2日、下水道管内で見つかった運転席部分から遺体を搬出したと発表した。運転していた男性(74)とみられる。

      運転していた男性の家族のコメント

      下水道管内で発見された遺体を乗せて現場を出る車両(2日午前8時10分、埼玉県八潮市で)=木佐貫冬星撮影

       事故から3か月以上が経ち、ようやく父が救出されました。

       道路陥没事故に巻き込まれるなんて、想像すらしていない出来事でした。

       落下した車内に取り残された父は、心の強い人だったので、恐怖や苦痛と戦って、力尽きるまで生きて帰りたいと思っていたはずです。

       それを想うと体が震え、胸が締め付けられる想いです。

       体が大きく、何かと頼れる父でした。少し頑固なところもありましたが、いつも笑顔で、とても優しく温厚な性格の父。

       私たちにとって、かけがえのない存在でした。

       孫が生まれ愛情を注ぎ、ひ孫が生まれ更に沢山の愛情を注ぎ、これからの成長をとても楽しみにしていました。

       みんなが大好きな父が突如として居なくなってしまった事実を、未だに信じることも、受け止める事も出来ません。

       まだまだ時間が必要です。

       今は父の為に、私たちが出来る事を精一杯やり、前に進んで行かなければならないと思っています。

      以上
      https://www.yomiuri.co.jp/national/20250502-OYT1T50057/

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    4. 社説
      道路の陥没事故 運転者を救う方法なかったか
      2025/05/04 05:00

       何の落ち度もない人が地中に取り残され、3か月もの間、捜索さえできなかった。あまりに痛ましい。悲劇を繰り返さぬよう、事故への対応を検証する必要がある。

       埼玉県八潮市で1月下旬、県道が陥没してトラックが転落した事故で、地中の下水道管内で発見されたトラックの運転席から遺体が見つかり、搬出された。74歳の男性運転手とみられる。

       男性は運送会社に勤めており、仕事で走行中の道路が突然陥没して、穴に転落した。事故直後は呼びかけに応じていたが、その後、トラックが土砂に押し流され、姿が見えなくなった。

       事故直後、警察や消防がクレーンで穴に落ちたトラックを引き上げようとした。しかし、ワイヤが切れ、荷台は回収できたものの、運転席部分が取り残された。

       暗い土の中でたった一人、助けを待っていた心中を思うと、やりきれない。「恐怖や苦痛と闘って、力尽きるまで生きて帰りたいと思っていたはず」という家族の言葉は、あまりに重い。

       陥没は、地中で下水道管が破損し、そこに周辺の土砂が流れ込んだことで、道路の下に空洞が生じて起きたとみられている。現場には大量の下水があふれ、有毒な硫化水素も発生した。

       県は、下水を流すためのバイパス管を設けた上で、穴とは別の場所からも土を掘削して捜索ルートを確保した。結果的に、一連の作業には長い時間を要した。

       救出作業の安全を考えれば、やむを得ない面もあるだろう。

       ただ、運転手が生存していた段階で、例えば自衛隊に出動を求め、ヘリコプターで運転手だけをつり上げる方法などはなかったのか。初動対応を検証し、今後の教訓として生かさねばならない。

       同じような陥没はどこでも起こり得る。4月下旬には京都市中心部でも地中の水道管が破損し、大規模な冠水が起きた。高度成長期の前後に整備された全国の上下水道管は劣化や老朽化が進んでいる。早急な対策が欠かせない。

       ひとたび陥没が起きれば、周辺住民も避難勧告や取水制限などの大きな影響が避けられない。

       各自治体は、上下水道管の異常の有無を早急に点検すべきだ。AI(人工知能)やドローンなどの技術を駆使して、危険箇所を効率的に発見し、優先順位をつけて更新を進めることが重要となる。

       問題は住民の命にかかわる。国や自治体は、そのための予算確保に全力を挙げてほしい。
      https://www.yomiuri.co.jp/editorial/20250503-OYT1T50146/

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    5. 埼玉 八潮 道路陥没 トラックの運転席部分 引き上げられる
      2025年5月16日 12時38分

      埼玉県八潮市の大規模な道路陥没で、陥没でできた穴に転落し、亡くなった運転手が3か月以上取り残されたトラックの運転席部分が16日朝、下水道管の中から引き上げられました。埼玉県は今後、破損した下水道管の本格的な復旧工事を進めることにしています。

      ことし1月に起きた八潮市の大規模な道路陥没では、今月2日に消防や警察などが行った捜索で、現場の下水道管に転落した車の運転席部分から1人が遺体で見つかり、74歳のトラック運転手の男性と確認されました。

      運転席部分は、その後も下水道管の中に残ったままでしたが、埼玉県は16日朝7時ごろからワイヤーでつり上げる作業を行い、およそ1時間半かけてほぼ真上に開けた穴から出し、ブルーシートで覆って運転席部分を運び出しました。

      県は今後、下水道管の中に積もっている土砂やがれきの撤去を行うとともに、破損した下水道管の本格的な復旧工事を進めることにしています。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250516/k10014807401000.html

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  32. 秋田 風力発電の風車の羽根落下 近くで倒れていた高齢男性死亡
    2025年5月2日 20時57分

    2日午前、秋田市の海浜公園にある風力発電の風車から羽根が落下し、近くで80代の男性が意識不明の状態で倒れているのが見つかりその後、死亡が確認されました。男性は頭にけがをしていて、警察が落下した羽根との関連など、詳しい状況を調べています。

    警察によりますと、2日午前10時半ごろ、秋田市新屋町の新屋海浜公園で「風力発電の風車からプロペラが落下している」と警察に通報がありました。

    警察や消防によりますと、現場に倒れていたのは秋田市新屋元町の宍戸敬さん(81)で、頭にけがをし、意識不明の状態で市内の病院に運ばれましたが、その後、死亡が確認されたということです。

    警察は風車から落下した羽根との関連など、詳しい状況を調べています。

    NHKが午後2時ごろ、現場上空からヘリコプターで撮影した映像では、風車の3枚の羽根のうち、1枚が付け根部分が折れて垂れ下がり、地面の道をふさぐように破片が落ちているのが確認できます。

    秋田地方気象台によりますと、秋田市には当時、強風注意報が出され、午前8時前には23メートルの最大瞬間風速を観測していました。

    風車設置の会社 “3月の定期点検では異常見つからず”
    風車を設置した「さくら風力」によりますと、事故が起きた風車は羽根の長さがおよそ40メートルあり、最も高いところで高さ120メートルほどになるということです。

    現場の風車は年に2回の定期点検を行っていて、ことし3月に行った際には、事故につながるような異常は見つからなかったということです。

    羽根が落下する原因として落雷や想定外の突風、それに定期点検に不備があった場合が考えられるということですが、会社の担当者はNHKの取材に対し「今回の事故との因果関係については警察の捜査を待ちたい。周辺の住民に迷惑をかけたことは事実で、原因や状況を確認しながら対応していきたい」と話していました。

    過去にも羽根折れて落下する事故
    秋田県によりますと、現場の風車は東京に本社がある「さくら風力」が設置し、2009年から運転していますが、15年前の2010年12月にも3枚ある羽根のうちの1枚が折れて地面に落ちる事故があったということです。

    当時、けがをした人などはいませんでしたが、この会社の責任で修理が行われ、その後も運転が続いていました。

    一方、年2回の法定検査や定期点検などの保守業務は「日立パワーソリューションズ」の秋田県内の営業所が請け負っているということで、日立パワーソリューションズはNHKの取材に対し「現在、現地で確認作業を行っている」としています。

    専門家「周辺の風車も至急 点検を」
    今回の事故について、国内の風力発電の事故に詳しい足利大学の永尾徹特任教授は「風車は非常に頑丈に作られているので、風速60メートルとか、80メートルとかまで耐えられるようにできている。きょうの強さの風が原因で折れたとは考えにくい」と話しています。

    同じ風車で15年前に羽根が地面に落ちる事故が起きていたことについては「事故のあと10数年運転していたことから考えると、その時の痕跡が残っていて壊れたということも一般論としては考えにくい。これは仮定の話だが、あまり遠くない過去に雷などで不具合があり、十分に検知できないまま運転していた可能性もある」と述べました。

    その上で「周辺の風車は風や雷などの自然環境が同じになるので、至急、点検をする必要がある」と指摘しています。

    秋田市 公園の立ち入りを規制
    羽根が落下した風車がある新屋海浜公園は秋田市南西部の日本海に面した場所にあり、敷地内は砂浜と緑地が広がっています。

    風車を支える柱は一部に柵が設けられるなどしてすぐそばまでは近づけないようになっていますが、その周りには舗装された道や休憩所があり、公園を訪れた人が利用していました。

    事故を受けて、秋田市は2日から公園の立ち入りを規制することにしました。

    市民「事故 あってはならない」
    風車の羽根が落下した現場周辺の風景の撮影を10年以上続けているという秋田市の70代の男性は「ニュースを見て心配で見に来ました。事故はあってはならないし、残念です。普通の人では危険かどうか分からないので、強風の時は立ち入り禁止にするなどしてほしい」と話していました。

    風力発電所 秋田は全国3番目の多さ
    経済産業省によりますと、ことし1月時点で、秋田県内の風力発電所の数は31と全国で3番目に多く、最大出力の合計も45万6744キロワットと北海道、青森県に次いで3番目に多いということです。

    風力発電の事故 全国でも
    日本風力発電協会によりますと、風力発電で使われる風車は去年12月末の時点で、全国に2720基あるということです。

    一方、風力発電の事故は、過去にも起きています。

    令和2年に鳥取県琴浦町に設置された高さ65メートルの風力発電用の風車で、羽根が1本折れる事故がありました。

    また平成30年には台風の影響で、兵庫県淡路島の高さおよそ40メートルの風車が倒壊しています。

    こうした事故の総数は、経済産業省の統計調査によると、令和5年度までの5年間で、204件に上っています。事故の内訳をみると、204件のうち、風車の羽根部分の破損は27件でした。また、同じ期間の人身事故については、令和2年度は2人でしたが、その後はありませんでした。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250502/k10014795121000.html

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    1. 地上80mに設置された風力発電の羽根が折れて落下、81歳男性が死亡…秋田市内の公園
      2025/05/02 20:32

       2日午前10時15分頃、秋田市新屋町の新屋海浜公園で、通行人から「風車のプロペラが落ちている」と119番があった。駆け付けた消防隊が、折れて落下した風力発電の羽根付近に、同市内の無職男性(81)が倒れているのを見つけた。男性は意識不明の状態で市内の病院に搬送され、その後、死亡が確認された。

      風力発電用風車の羽根(右下)が落下し、男性が死亡する事故が発生した現場(2日、秋田市で、読売機から)=後藤嘉信撮影

       秋田県警秋田中央署の発表によると、男性は落下した羽根から約1メートル離れた場所で見つかり、頭部に裂傷を負っていた。近くには男性が使っていたとみられる自転車が倒れていた。

       羽根が折れたのは「新屋浜風力発電所」(1基)で、さくら風力(本社・東京都)が運営。同社によると、風車の羽根(長さ41メートル)は3枚あり、地上約80メートルの高さに設置されているという。

       同署は、風車の羽根1枚が落ち、数十メートル離れた場所にいた男性に当たった可能性を視野に捜査している。この日は強風のため実況見分は見送った。

      事故現場の地図

      折れて落下した風力発電の羽根(2日、秋田市で、読売機から)=後藤嘉信撮影

      プロペラが折れた風力発電。根元から大きく損傷している

       秋田地方気象台によると、秋田市内は同日朝から強風注意報が発表され、午前10時時点の最大瞬間風速は20・3メートルだった。

       同社によると、この発電所は2009年から稼働し、総出力は1990キロ・ワット。耐用年数は20~25年ほどを想定し、定期点検は別の会社が行っていた。10年12月にも落雷で羽根の一部が破損して落下する事故が発生しており、羽根3枚を新しいものに交換し、運転していたという。
      https://www.yomiuri.co.jp/national/20250502-OYT1T50183/

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    2. 秋田 風車羽根落下“点検で異常確認されず” 警察が原因を調査
      2025年5月3日 6時27分

      2日、秋田市の海浜公園にある風力発電の風車から羽根が落下し、近くで倒れていた男性が死亡しました。ことし3月に行った定期点検では風車に異常は確認されなかったということで、警察は落下の原因や男性の死亡との関連を調べています。

      2日午前、秋田市新屋町の新屋海浜公園で風力発電の風車から羽根が落下し、近くで倒れていた近所に住む宍戸敬さん(81)がその後、死亡しました。

      警察によりますと、風車は3枚ある羽根のうち、1枚が付け根部分が折れて、数十メートル離れた休憩所近くに落下していて、男性はその付近で頭にけがをして倒れていたということです。

      この風車は2009年に東京に本社がある「さくら風力」が設置し、定期点検などの保守業務は「日立パワーソリューションズ」の秋田県内の営業所が請け負っていたということです。

      「さくら風力」によりますと、風車は羽根の長さがおよそ40メートルあり、ことし3月に行った年2回の定期点検の際には電気系統などに異常は確認されなかったということです。

      警察は、羽根の落下の原因や男性の死亡との関連を詳しく調べています。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250503/k10014795731000.html

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    3. 風力発電事故5年で200件、羽根破損は30件…亡くなった男性「タラの芽採りに」自転車で外出
      2025/05/03 00:23

       巨大な風車が突然壊れ、地域住民の憩いの場に墜落した。秋田市の公園で2日、風力発電施設の羽根が落下した事故。近くには地元の男性が倒れており、間もなく死亡が確認された。風力発電に関連する事故は各地で後を絶たず、安全面のリスクが改めて浮き彫りになった。(浜田萌、秋田支局 広瀬辰馬)

      羽根が折れた風力発電。根元から大きく損傷している(2日午後、秋田市で)=夏目拓真撮影

       事故があった公園は日本海に近く、海岸には多くの風力発電機が立ち並ぶ。亡くなった同市の無職男性(81)は作業服姿で公園内の道路付近に倒れており、約1メートル離れた場所に羽根があった。

       男性の義妹(74)によると、男性は「タラの芽を採りに行く」と話し、自転車で出かけたとみられる。現場近くの雄物川沿いにはタラの芽が生え、よく採りに行っていたという。この日、秋田市内には強風注意報が発表されており、義妹は「なんで風が強いのに外に出たんだろう」と涙ながらに語った。

      現場周辺を規制する警察官(2日午後、秋田市で)

       散歩でよく公園を通るという近くに住む無職の70歳男性は「風車の下を歩くと羽根が迫ってくる感覚があり、前から危ないと思っていた。こんなことになるとは」と顔をこわばらせた。

       秋田県クリーンエネルギー産業振興課によると、県内には3月末現在、74か所に307基の陸上風力発電の風車が設置されている。洋上風力と合わせ、県の経済活性化の切り札と期待されており、2024年末時点の風力発電導入量は、北海道、青森県に次ぎ、全国で3番目に多い。

      ■倒壊、破損が多発

       風力は太陽光、水力などと同じ「再生可能エネルギー」だ。風力発電事業者らでつくる一般社団法人「日本風力発電協会」によると、風力発電の導入量は年々増え、24年末現在、2720基で計5840・4メガ・ワットに上り、この10年で2・1倍となった。

       一方で、設備不良や保守の不備などで風車が倒壊したり、風雨や雷が原因で羽根が破損したりする事例は各地で相次いでいる。

       政府は17年、出力500キロ・ワット以上の発電設備を対象として、3年ごとの定期検査実施と、第三者機関による審査を義務化。だが、18年に和歌山県日高町で、23年にも青森県六ヶ所村でそれぞれ風力発電所の風車が倒壊するなどした。

       経済産業省によると、23年度までの5年間に風力発電に関連する事故は約200件発生し、このうち羽根が破損したケースは約30件あったという。羽根は先端部の回転速度が時速300キロ程度に達し、空気中の砂や雨にさらされるため、損傷を放置すると落下につながりかねない。

      ■設備のチェック強化を

       政府は2月、中長期的なエネルギー政策の指針「エネルギー基本計画」を閣議決定し、全電源に占める風力発電の比率を23年度の1・1%から、40年度に4~8%程度に引き上げる目標を掲げた。風力発電施設はさらに増えると見込まれている。

       小野田弘士・早稲田大教授(システムエネルギー工学)は「近年は風車の大型化が進んでおり、今回のような落下事故が起きた場合、より重大な被害につながる可能性がある。エネルギー事業者は、自主的な点検などを行い、設備のチェック体制を強化すべきだ。原因究明と再発防止に向け、国も事業者任せにせず、積極的に関与するのが望ましい」と話している。
      https://www.yomiuri.co.jp/national/20250502-OYT1T50223/

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    4. 秋田 風車羽根落下事故 経産省など現地で被害状況を調査
      2025年5月3日 14時21分

      秋田市の海浜公園にある風力発電の風車から羽根が落下した事故で、3日、電力の保安業務を担当する経済産業省の職員などが現地で調査を行っています。

      2日、秋田市新屋町の新屋海浜公園で、風力発電の風車から羽根が落下し近くで倒れていた近所に住む宍戸敬さん(81)がその後、死亡しました。

      警察によりますと、風車は3枚ある羽根のうち、1枚が付け根部分が折れて、数十メートル離れた休憩所近くに落下していて、その付近で男性は頭にけがをして倒れていたということです。

      3日は電力の保安業務を担当する経済産業省の関東東北産業保安監督部の職員と風車を設置している東京に本社がある「さくら風力」の社員が現地で被害状況などの調査を行っています。

      羽根が折れた部分を詳しく見るとともに、落下した部品の状況を確認していました。

      「さくら風力」によりますと、ことし3月に行った定期点検では異常は確認されなかったということですが、今回、羽根が落下した風車は15年前の2010年にも羽根が地面に落下する事故が起きていたということです。

      警察は、羽根が落下した原因や男性の死亡との関連を調べています。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250503/k10014796181000.html

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    5. 風車事故、15年前にも羽根落下し交換…専門家「落雷や強風でもろくなっていた可能性」
      2025/05/03 08:01

       秋田市新屋町の「新屋浜風力発電所」(1基、総出力1990キロ・ワット)で2日、風車の羽根が折れて落下し、近くで倒れていた男性が死亡した事故。この風車は約15年前にも落雷で破損した羽根が落下しており、識者はこれまでも落雷などで設備がもろくなっていた可能性も指摘する。風車の運営会社は、調査員を派遣し、事故原因などを調べる方針。(小杉千尋、菊池蓮)

      風力発電の風車から落下した羽根の破片(2日、秋田市で)(県警提供)

       風車の運営会社「さくら風力」(本社・東京都中央区)によると、事故があったのはドイツ製の3枚羽根(1枚の長さ41メートル)の風車。稼働を始めた翌年の2010年12月、落雷で羽根1枚が落下したが、事故後、3枚全てを交換した。今回の事故を受け社員3人が現地に入り、警察と事故の原因を調べるという。

       秋田中央署の発表によると、死亡したのは、秋田市、無職の男性(81)。男性の親族によると、タラの芽を取りに行くと言って出掛けたという。

       秋田地方気象台によると、秋田市の2日午前10時時点の最大瞬間風速は20・3メートル。気象庁の目安では「やや強い風」から「強い風」に分類され、「風に向かって歩きにくい」とされる強風だが、風力発電機の構造に詳しい九州大の内田孝紀教授(風工学)は「風力発電機は風速10~20メートルで最大出力に達するのが一般的で、風速20メートル程度で羽根が折れることは考えにくい」と指摘する。近年は、国の設置基準が厳しくなり、日常的な強風や台風に耐えられるよう設計されているという。

       落雷事故との関連性については「交換しているのなら影響していないのではないか」と話す。ただ、県内の冬場は雷が多いとして、「別の落雷や強風で羽根がもろくなっていた可能性も考えられる」と話した。

       事故を受け、県内のある風力発電会社は2日、管理する風車を総点検したという。同社の関係者は「風力発電は、秋田県の人口減に対する起爆剤、エンジンとして期待されている。不安が広がらないよう、事故は起きてほしくない」と懸念を口にする。
      https://www.yomiuri.co.jp/national/20250502-OYT1T50211/

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    6. 秋田 風車羽根落下で現地調査 設置会社“点検が過信だったか”
      2025年5月3日 20時04分

      秋田市の海浜公園にある風力発電の風車から羽根が落下した事故で、3日に電力の保安業務を担当する経済産業省の職員などが現地を調査しました。
      風車を設置した会社の社長は、取材に対し「原因はまだはっきりとしていないが、これまでの点検が過信だった可能性が高い」などと話しました。

      2日、秋田市新屋町の新屋海浜公園で風力発電の風車から羽根が落下し近くで倒れていた近所に住む宍戸敬さん(81)がその後、死亡しました。

      警察によりますと、風車は3枚ある羽根のうち1枚が付け根部分で折れて、数十メートル離れた休憩所近くに落下していて、その付近で男性は頭にけがをして倒れていたということです。

      3日、経済産業省の関東東北産業保安監督部の職員と、風車を設置した東京に本社がある「さくら風力」の社員が現地で被害状況などを調査し、羽根が折れた部分を詳しく見たり、落下した部品の飛散状況などを確認したりしていました。

      調査に立ち会ったさくら風力の盛高健太郎社長は、現地で取材に応じ「亡くなられた方のご冥福をお祈りしている。原因はまだはっきりとしていないがこれまでの点検が過信だった可能性が高いと考えている」などと話しました。

      会社によりますと、事故前日の5月1日に風車を点検していましたが、その時点で異常は確認されなかったとしています。

      また今回、羽根が落下した風車は15年前の2010年にも羽根が落ちて地面に落下する事故が起きていたということです。

      警察は、羽根が落下した原因や男性の死亡との関連を調べています。

      亡くなった男性を知る人「ショックで落ち込んでいる」

      亡くなった宍戸さんを知る近所の夫婦は「宍戸さんは優しくて近所づきあいもよく、庭に草が生えていたら一本も残さずに抜くようなきれい好きで真面目な人でした。宍戸さんの家族からは事故のあった当日は自転車に乗って散歩がてら公園に向かったと聞きました。亡くなったことがあまりにもショックで、今は考えられないです」と話していました。

      宍戸さんと家族ぐるみでつきあいがあったという40代の女性は「エネルギッシュで優しい人で年齢よりも若々しい人でした。前にも風車が折れたことがあったので心配していたなかで2回目の事故が起きて巻き込まれてしまったのではないかと思う。宍戸さんと仲のよかった父と母もショックで落ち込んでいます」と話していました。

      経産省 風車製造や点検方法に問題が無かったか調査
      経済産業省は、今回の現地調査をもとに、電気事業法に基づいて羽根が落下した風力発電の風車の製造や、点検方法に問題が無かったか調べることにしています。

      また、風車を設置した東京に本社がある「さくら風力」に対し、風車のメーカーや有識者などでつくる調査チームを設けて、原因を究明するよう求めることにしています。

      「さくら風力」親会社 傘下の全風力発電所の運転を停止

      一方、「さくら風力」の親会社の「新エネルギー技術研究所」は、NHKの取材に対し、羽根が落下した風車は、基本的に台風にも耐えられる設計だと説明しています。

      風速25メートル以上になると、風車の回転を落とし、風速34メートル以上になると、風車の回転が止まる仕組みだということです。

      2日の事故を受けて、新エネルギー技術研究所は、傘下にあるすべての風力発電所の運転を停止しているとしています。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250503/k10014796181000.html

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    7. 風力発電の羽根が落下し81歳死亡、運営会社「前日の点検で異常なかった」…社長ら現場に
      2025/05/03 20:29

      羽根が折れた風車の確認に向かう盛高社長ら(3日午前、秋田市で)

       秋田市の新屋海浜公園で2日、風力発電施設の羽根が折れて落下し、近くで頭に傷を負って倒れていた男性(81)が死亡した事故で、施設を運営する「さくら風力」(本社・東京都)の盛高健太郎社長らが3日、報道陣に「事故前日の点検では異常がなかった」と説明した。所管する経済産業省の職員は現地調査に入った。

      折れて落下した風力発電の羽根(2日、秋田市で、読売機から)=後藤嘉信撮影

       羽根が折れたのは新屋浜風力発電所(1基、総出力1990キロ・ワット)。同社によると、社員が月1回、風車を止めずに目視で点検しているが、事故前日に実施した際は異常がなかった。風車を止めて行う法定点検は春、秋の年2回で、直近の3月に異常は見当たらなかったという。盛高社長は3日に現場を訪れ、「亡くなられた方のご 冥福めいふく をお祈りする。点検は万全だとの過信があった。方法を見直したい」と述べた。

       秋田県警は、事故原因や男性の死因を調べている。
      https://www.yomiuri.co.jp/national/20250503-OYT1T50097/

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    8. 風力発電のプロペラ破損、81歳の死因は複数箇所の多発外傷…羽根が当たった可能性視野に捜査
      2025/05/05 19:03

      風力発電用風車の羽根が落下した事故現場(2日、読売機から)

       秋田市で風力発電施設の羽根が折れて落下し、近くで頭に傷を負って倒れていた同市新屋元町、無職の男性(81)が死亡した事故で、県警秋田中央署は5日、司法解剖の結果、死因は体の複数箇所を負傷した多発外傷とみられると明らかにした。県警は折れた羽根が当たった可能性を視野に調べている。
      https://www.yomiuri.co.jp/national/20250505-OYT1T50058/

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    9. 秋田 風車の羽根落下 近くで倒れ死亡の男性 死因は多発外傷か
      2025年5月5日 22時36分

      秋田市の海浜公園にある風力発電の風車から羽根が落下した事故で、近くで倒れていてその後、死亡した81歳の男性の死因について、警察は複数か所を負傷した多発外傷とみられると明らかにしました。警察は落下した羽根が当たった可能性もあるとみて調べています。

      今月2日、秋田市新屋町の新屋海浜公園で風力発電の風車の羽根が折れて数十メートル離れた場所に落下し、その近くで倒れていた近所に住む宍戸敬さん(81)がその後、死亡しました。

      警察は死因について調べたところ、5日、複数か所を負傷した多発外傷とみられると明らかにしました。

      警察は羽根が落下した原因の確認を進めるとともに、落下した羽根が当たった可能性もあるとみて調べています。

      一方、風車を設置した東京に本社がある「さくら風力」によりますと、事故前日の今月1日に風車を点検していましたが、その時点で異常は確認されなかったとしています。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250505/k10014797621000.html

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    10. 風車の羽根落下 秋田市が別の11の事業者にも聞き取り調査へ
      2025年5月7日 14時08分

      秋田市の海浜公園にある風力発電の風車から羽根が落下した事故を受けて、秋田市は市内の陸上で風力発電の風車を運用する事業者に対し、安全対策などを聞き取る調査を行うことになりました。

      5月2日、秋田市新屋町の新屋海浜公園で、東京に本社がある「さくら風力」が設置した風力発電の風車から羽根が落ち、近くで倒れていた近所に住む81歳の男性がその後、死亡しました。

      警察は落下した羽根が当たった可能性もあるとみて調べています。

      この事故を受けて、秋田市は市内の陸上で風力発電の風車を運用する12の事業者のうち「さくら風力」を除く11の事業者に対して、風車の点検状況や安全対策の方針などを聞き取る調査を行うことになりました。

      日程の調整が取れしだい、市の担当者がそれぞれの事業者を訪問するということです。

      秋田市によりますと、市内の陸上には事故があった風車と同じような大型の風車が45基設置されているということです。

      ただ、風力発電事業は経済産業省が管轄しているため、これまで市には安全対策などの報告はなく、秋田市は今回の事故を受けて事業者に安全対策の徹底を要請するとともに、状況を確認したいとしています。

      秋田市新エネルギー産業推進室は「風力発電は安全であることが不可欠で、最も重要だと考えている。市民も不安だと思うので、安全性が担保されているか早急に確認したい」と話しています。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250507/k10014798651000.html

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    11. 調査(点検)しましたのアリバイ作りのお為ごかし…

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    12. 秋田 能代の風力発電所 風車の羽根を緊急点検 落下事故受け
      2025年5月8日 14時57分

      秋田市の海浜公園にある風力発電の風車から羽根が落下した事故を受けて、数多くの風車が設置されている秋田県能代市の風力発電所では、羽根に異常がないかを調べる緊急点検が行われました。

      今月2日、秋田市新屋町の新屋海浜公園で東京に本社がある「さくら風力」が設置した風力発電の風車から羽根が落ち、近くで倒れていた近所に住む81歳の男性がその後、死亡しました。

      県内では「さくら風力」を含め、57の事業者が陸上で合わせて307基の風車を運用していますが、今回の事故を受けて独自に緊急点検を始める事業者も出ています。

      このうち、能代市に17基の風車を設置している「風の松原風力発電所」は、事故を受けて、法律に基づいて年に2回行う大規模点検を7日から前倒しで行っていて、8日は職員が上空からドローンで撮影した羽根の状態をモニターで確認したり、サーモグラフィーで異常がないかを調べたりしていました。

      発電所によりますと、午前中に点検した1基の風車の羽根に長さ1センチほどの傷が確認されましたが、すぐに折れるといった危険性はなく今後必要に応じて、補修や交換などを行うかどうか相談するとしています。

      風の松原風力発電所の石井昭浩所長は、「安全安心を第一に考え、地域住民の心配を解決しながら地域に貢献していきたい」と話していました。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250508/k10014799491000.html

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    13. 秋田市長 風車の羽根落下事故で 経産省に原因究明など求める
      2025年5月8日 18時09分

      秋田市の海浜公園にある風力発電の風車から羽根が落下した事故を受けて、秋田市の沼谷純市長が経済産業省を訪れ、事故の原因究明や安全対策の強化などを求めました。

      今月2日、秋田市新屋町の新屋海浜公園で東京に本社がある「さくら風力」が設置した風力発電の風車から羽根が落ち、近くで倒れていた81歳の男性がその後、死亡しました。

      この事故を受けて秋田市の沼谷純市長が経済産業省を訪れ、担当者に武藤経済産業大臣に宛てた要望書を手渡しました。

      この中では、事故原因の早期究明に加えて、風力発電の安全対策の強化などについて迅速かつ適切に対応するよう求めています。

      さらに、住民が風車の周辺に容易に立ち入ることができないよう安全基準の見直しや、地元自治体が風力発電の設置や管理に関与できる法的な仕組みづくりの検討なども要望しています。

      沼谷市長は面会のあと記者団に対し、「尊い市民の命が失われたことを含め、大変残念なことだ。国としても原因究明を早急に行っていくという話をもらった。自治体と経済産業省との間で情報の共有や連携を緊密にしていきたい」と述べました。

      この事故を受けて経済産業省は、現地調査を行うなど、羽根が落下した風車の製造や点検方法に問題が無かったか調べています。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250508/k10014800031000.html

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    14. 秋田 風車の羽根落下事故 “必要な安全対策検討”武藤経産相
      2025年5月9日 11時29分

      秋田市の海浜公園にある風力発電の風車から羽根が落下した事故について、武藤経済産業大臣は9日の閣議のあとの会見で事故原因の究明を踏まえて必要な安全対策を検討する考えを示しました。

      5月2日、秋田市新屋町の新屋海浜公園で東京に本社がある「さくら風力」が設置した風力発電の風車から羽根が落ち、近くで倒れていた81歳の男性がその後、死亡しました。

      この事故について、武藤経済産業大臣は9日の閣議のあとの会見で「再生可能エネルギーの拡大に当たっては、安全確保が大前提であり、経済産業省として事故の発生を重く受け止めている」と述べました。

      そのうえで「事故後直ちに風車の設置者に対し、事故原因の究明および再発防止策の策定を指示した。今後、原因究明を踏まえ、必要な安全対策の検討を進めていきたい」と述べました。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250509/k10014800801000.html

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    15. 風力発電の風車の羽根落下 異常アラートは破損とほぼ同時か
      2025年5月16日 19時28分

      秋田市の海浜公園にある風力発電の風車の羽根が落下した事故で、風車の異常を伝えるアラートは羽根の破損とほぼ同時に作動していたとみられることが、保守業務を請け負っていた会社への取材で分かりました。

      今月2日、秋田市新屋町の新屋海浜公園で、東京に本社がある「さくら風力」が設置した風力発電の風車から羽根が落ち、近くで倒れていた81歳の男性がその後死亡しました。

      事故から2週間たった16日、風車の保守業務を請け負っていた、茨城県に本社がある「日立パワーソリューションズ」の責任者が、初めて報道陣の取材に応じました。

      この中で会社の責任者は、事故の当日に作動した風車の異常を伝えるアラートについて、羽根の根元の発電機などを格納する部分にあるセンサーが大きな揺れを感知し作動したと説明しました。

      そのうえで、大きな揺れは風の影響で発生したとは考えにくいとして、羽根が破損した際に生じた揺れをセンサーが感知し、ほぼ同時にアラートが作動したという見解を示しました。

      会社は、事故のあった風車の羽根の取り外しを今月20日から始め、羽根を持ち帰ったうえで事故の原因を詳しく調べることにしています。

      日立パワーソリューションズ再エネソリューション本部の佐藤博之本部長は「事故に至ったメカニズムなどについて調べ、原因を究明したい」と話しています。

      事故をめぐっては、保守業務を請け負っていた会社の作業員が、青森で起きた別の風力発電の異常対応で秋田を離れていたため、現場に到着したのはアラートの作動からおよそ3時間半後だったことが分かっていて、会社は緊急時の態勢に問題がなかったかについても検証していくとしています。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250516/k10014807991000.html

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    16. 人がなくなったから表沙汰になっただけで、公表されない破損事故はどんだけあるものやら…

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    17. 秋田 破損した風車の羽根取り外される 原因究明に向け調査へ
      2025年5月23日 14時44分

      秋田市の海浜公園にある風力発電の風車の羽根が落下した事故で、23日午前、破損した羽根が風車から取り外されました。今後、風車の保守業務を請け負っている会社の施設に運ばれ、事故原因の究明に向けた調査が行われます。

      今月2日、秋田市新屋町の新屋海浜公園で、東京に本社がある「さくら風力」が設置した風力発電の風車の羽根が破損して一部が落下し、近くで倒れていた81歳の男性がその後、死亡しました。

      破損した羽根は風車に残されていて、クレーンを使った撤去作業が進められていましたが、23日午前、羽根を取り外し、ゆっくりと地上に降ろしました。

      風車の保守管理を担当する「日立パワーソリューションズ」によりますと、今回の事故では羽根の破損とほぼ同時に、風車に設置されたセンサーが異常な揺れを感知していたということで、破損した羽根を茨城県内の施設に運び、詳しく調査することにしています。

      現場の周辺住人「調査を徹底的にやってほしい」
      現場近くを毎日散歩している80代の男性は「ようやく羽根が取り外されてよかったです。このあたりは風車が多く同じような事故が起こりかねないので、調査を徹底的にやってほしい」と話していました。

      風車の羽根が落下した事故 これまでの経緯は
      事故が起きたのは、今月2日でした。

      秋田市新屋町の新屋海浜公園で、東京に本社がある「さくら風力」が設置した風力発電の風車から羽根が落ち、近くで倒れていた81歳の男性がその後、死亡しました。

      警察は落下した羽根が当たった可能性もあるとみて、羽根の破損と死亡との関係を慎重に調べています。

      風車の保守業務を請け負っていた茨城県に本社がある「日立パワーソリューションズ」によりますと、羽根が落ちていた場所や風車のアラートの作動状況などから、羽根は、今月2日の午前10時7分ごろに回転しながら破損したとみられるということです。

      会社では事故までの1年間に4回点検を行っていましたが、重大なトラブルは確認されていませんでした。

      風車の設置会社は大学の研究者らによる事故の調査委員会を今月12日付けで立ち上げ、今後、詳しい事故原因を調査することにしています。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250523/k10014814401000.html

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    18. 秋田 風車の羽根落下事故 県知事が原因究明など経産省に要望
      2025年6月11日 17時33分

      秋田市で先月、風力発電の風車から羽根が落下した事故を受け、秋田県の鈴木知事は11日に経済産業省を訪れ、早期の原因究明や安全基準の検証を求めました。

      先月2日、秋田市新屋町の新屋海浜公園で東京に本社がある「さくら風力」が設置した風力発電の風車から羽根が落ち、近くで倒れていた近所に住む81歳の男性がその後、死亡しました。

      事故を受け、鈴木知事は11日午後に経済産業省を訪れ、大串正樹副大臣に要望書を手渡しました。

      要望では、事故の早期の原因究明のほか、安全基準や点検のあり方の検証、必要な対策の検討などをすみやかに行えるよう、事故の調査にあたる専門家を事前に指定するよう求めています。

      鈴木知事は「事故を受けて県内の雰囲気は明らかに変わってしまっている。今後、国として事業を進めていくためにも不安の払拭(ふっしょく)に向けて力添えをお願いしたい」と述べたのに対し、大串副大臣は「痛ましい事故があったのでまずは安全確保を大前提に地域と共生した導入を図っていきたい」と応えていました。

      要望を終えたあと鈴木知事は、大串副大臣から事故の原因究明に向けた審議会が近く開かれる旨の発言があったことを明らかにしました。

      そのうえで、鈴木知事は「原因が究明されなければ再発防止策も講じられないことに同意をいただけた。県にもしっかりと情報が入るようにしていきたい」と述べました。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250611/k10014832231000.html

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    19. そんな殺人施設を公園にしておいたのがまずかった。

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  33. トランプ大統領「風力発電や太陽光発電はやめる。なぜなら、土地の価値を下げるし、環境負荷を減らす効果もほとんどない。動物も死ぬからだ」
    https://x.com/search?q=%E5%A4%AA%E9%99%BD%E5%85%89%20%E9%A2%A8%E5%8A%9B%20%E7%99%BA%E9%9B%BB&src=typed_query&f=top

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  34. 半世紀前の旧ソビエト探査機 今月地上に一部落下のおそれ NASA
    2025年5月7日 11時11分

    50年以上前、旧ソビエトによって打ち上げられ、不具合のため目的地の金星までたどりつけなかった探査機が、今月10日ごろ地球の大気圏に突入し、一部が地上に落下するおそれがあることが分かりました。専門家は、海に落ちる可能性が最も高いとしています。

    地球上に落下するおそれがあるのは、旧ソビエトの探査機「コスモス482号」です。

    NASA=アメリカ航空宇宙局によりますと、この探査機は金星の表面を調べる目的で、1972年に打ち上げられたあと、エンジンの不具合で金星に向かうことができなかったとみられ、地球のまわりを50年余り飛び続けていました。

    その間、探査機は徐々に高度を下げ、今月9日から11日ごろ、大気圏に突入する可能性があることが分かったということです。

    探査機は重さがおよそ500キロで金星の大気圏への突入に耐える設計がされており、NASAは地球の大気圏でも燃え尽きず、北緯52度から南緯52度の間のどこかに落下するおそれがあるとしています。

    この領域には日本も含まれますが、宇宙からの落下物に詳しい、ハーバード・スミソニアン天体物理学センターのジョナサン・マクダウェル博士はNHKの取材に対し「海に落ちる可能性が最も高く、規模は小型機が墜落するくらいのもので、影響を受ける範囲は限られる。人にぶつかる可能性は低い」とする見解を示しています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250507/k10014798421000.html

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  35. 刃物振り回し男性2人けが 男を逮捕 東京メトロ南北線 東大前駅
    2025年5月7日 21時53分

    7日午後7時前、東京メトロ南北線の「東大前駅」で、男が刃物を振り回し、男性2人がけがをしたということです。けがをした2人はいずれも意識があり、警視庁は43歳の男の容疑者を殺人未遂の疑いで逮捕し、詳しい状況を調べています。

    警視庁によりますと、容疑者は刃渡り20センチほどの包丁のような刃物で、ホームから電車に乗り込もうとした20歳くらいの男性に切りつけたということです。

    男性は頭にけがをしたということです。そばにいた乗客3人が容疑者を取り押さえましたが、この際、30代の男性1人が指にけがをしたということです。

    警視庁によりますと、逮捕された容疑者は、調べに対して黙秘しているということです。

    警視庁によりますと、被害者の話などから、容疑者と被害者の間には、面識は無いとみられるということです。

    警視庁は、住居、職業いずれも不詳の戸田佳孝 容疑者(43)を殺人未遂の疑いで逮捕したと発表しました。

    7日午後7時前、東京・文京区の東京メトロ南北線「東大前駅」のホームに停車中の列車の車内で男が刃物を振り回し、けが人が出ているという110番通報がありました。

    警視庁によりますと20代と30代の男性の2人が包丁のような刃物で頭や手などを切りつけられたということです。

    1人は病院に運ばれ、もう1人は自力で病院に行ったということです。

    いずれも意識はあるということです。

    警視庁は43歳の男の容疑者を殺人未遂の疑いでその場で逮捕しました。

    男性2人はホームから電車に乗り込んだところを襲われたということで、警視庁が事件の詳しい状況などを調べています。

    容疑者確保の映像か
    7日7時前、東京メトロ南北線の東大前駅の構内で撮影された映像では、容疑者とみられる男が駅の改札内で複数の警察官に取り囲まれ、改札の外に連れ出される様子が映っています。

    撮影した男性は、「電車に乗ろうとしたら、車内で男が刃物を振り回していた。男は乗客に取り押さえられ抵抗する様子はなかった。ホームに降りると血だらけになった男性が壁際に座り込んでいて『救急車を呼んで欲しい』と頼まれた。

    男はその後、警察官に引き渡され『自分で歩く』と言って改札の外に出て行った。ふだん使っている駅でこんなことがあり不安な気持ちです」と話していました。

    全線運転再開 午後11時ごろ
    東京メトロによりますと、この事件の影響で南北線は一部の区間で運転を見合わせています。全線での運転再開は当初、午後9時ごろを見込んでいましたが、警察の捜査が続いているため、午後11時ごろになる見通しだということです。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250507/k10014799031000.html

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  36. 東京 立川 小学校で児童の母親の知人2人が暴れ教職員5人けが
    2025年5月8日 15時16分

    8日午前、東京 立川市の小学校の校舎内で男2人が暴れ、教職員5人がけがをしました。暴れたのは、この学校に通う児童の母親に呼ばれて来た知人で、警視庁が詳しい経緯を調べています。

    8日午前11時前、東京 立川市の市立第三小学校に不審者が侵入したと110番通報がありました。

    警視庁によりますと、40代と20代の男2人が2階の教室に入って担任の教諭に暴行を加えたあと、1階の職員室に移動しガラスを割ったということです。

    その後、教職員に取り押さえられ、暴行の疑いでその場で逮捕されました。

    男らは酒の瓶を持っていて、30代から70代の教職員の男性5人がけがをしましたが、いずれもけがの程度は軽いとみられています。

    2階の教室には児童もいましたが、けがはありませんでした。

    捜査関係者によりますと、8日朝、この学校に通う児童の母親が相談に訪れましたが、話がまとまらなかったため、知人の男に連絡したところ、2人が学校に来て暴れたということです。

    警視庁が詳しい経緯を調べています。

    学校に面した道路にパトカーや消防車両
    NHKのヘリコプターが正午前に上空から小学校を撮影した映像です。

    学校に面した道路にはパトカーや消防車両が止まっています。

    また、学校の敷地内にはストレッチャーが置かれ、複数の警察官が出入りするようすも確認できます。

    住民「各地で事件 心配」
    事件があった小学校の周辺にはパトカーや救急車などが多数詰めかけていて、通りかかった人たちが不安そうに学校を見る姿が確認できました。

    すぐ近くに住む79歳男性は「サイレンの音に気付いて外に出たら緊急車両が集まっていた。最近、各地で事件が多い印象で心配です」と話していました。

    現場の小学校の近くで働いている女性は「サイレンの音がすごかったので、職場からのぞいたらパトカーがいました。知り合いのお子さんが通っているので心配です。自分たちの身にもいつ何があるか分からないと思うと怖いです」と話していました。

    過去の学校での事件
    学校での事件は後を絶ちません。

    おととしには埼玉県戸田市の市立美笹中学校で、男子高校生が教師をナイフで切りつけ、大けがをさせました。

    2022年には埼玉県日高市の市立高根中学校に竹刀のようなものを持った男が侵入し、生徒3人が頭などをたたかれてけがをしました。

    過去には死傷者が出た事件もあります。

    2001年には大阪 池田市の大阪教育大学附属池田小学校に刃物を持った男が押し入り、児童8人が殺害されたほか、教師を含む15人がけがをしました。

    また、2005年には大阪 寝屋川市の市立中央小学校で包丁を持った卒業生の少年が教師1人を殺害し、教職員2人に大けがをさせました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250508/k10014799651000.html

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  37. 自衛隊練習機が墜落 機体の一部発見 航空幕僚長が会見
    2025年5月14日 23時45分

    14日午後愛知県犬山市にある池に航空自衛隊の練習機が墜落し、乗っていた隊員2人が行方不明になっています。自衛隊が2人の捜索を続けるとともに、詳しい状況の確認を進めています。

    防衛省によりますと、14日午後、航空自衛隊のT4練習機が愛知県犬山市の入鹿池に墜落しました。

    機体には1等空尉と2等空尉の男性隊員2人が乗っていて、午後3時6分に愛知県の小牧基地を離陸し、およそ2分後の午後3時8分ごろ、基地の北東およそ13キロの地点でレーダーから航跡が消えたということです。

    入鹿池では機体の一部やヘルメット、帽子などが見つかりましたが、午後10時時点で2人の発見には至っていないということです。

    当時は、所属している宮崎県の新田原基地に向かうため小牧基地を北に向けて離陸したあと、東の方向に旋回して太平洋上に出る計画だったということです。

    T4練習機はエンジンが2基あり、飛行前の点検では機体に異常はなく、当時の天候にも問題はなかったということです。

    また、T4練習機にはフライトレコーダーやボイスレコーダーが搭載されている機体がありますがこの機体はいずれも搭載されていないということです。

    自衛隊は夜を徹して2人の捜索を続けるとともに、事故調査委員会を立ち上げ、詳しい状況の確認を進めています。

    航空自衛隊は今回の事故を受けておよそ200機あるすべてのT4練習機について飛行を見合わせています。

    《航空幕僚長 記者会見》
    隊員2人の飛行時間は
    航空自衛隊トップの内倉浩昭航空幕僚長は防衛省で記者会見を開き、T4練習機に乗っていた隊員2人について、1等空尉と2等空尉のいずれも男性で、これまでの飛行時間は、1等空尉が1170時間、2等空尉が480時間だと説明しました。

    その上で「1等空尉は1000時間超えているのでベテラン、中堅と言える。2等空尉は初級と中堅の間。2人とも、T4練習機を操縦する資格はある」と述べました。

    当時、どちらが機体を操縦していたかについては確認中だとしています。

    「T4練習機は飛行見合わせ」
    内倉航空幕僚長はほかのT4練習機については飛行を見合わせていることを明らかにしました。

    「レコーダー搭載されず」
    内倉航空幕僚長は墜落した機体にはフライトレコーダーやボイスレコーダーは搭載されていないと説明しました。

    「ヘルメットや帽子など見つかった」
    内倉航空幕僚長は現場付近で機体の残骸や救命装備品、ヘルメット、帽子などが見つかったことを明らかにしました。
    一方、隊員2人については発見に至っていないということです。

    飛行の経緯は
    内倉航空幕僚長は事故が起きるまでのいきさつについて「きょう午前、新田原基地からF15戦闘機の定期修理のためF15戦闘機に随伴する形でT4練習機が小牧基地に飛行した。F15戦闘機を三菱重工業に搬入したあと、2人の操縦者は小牧基地で休憩を取り、T4練習機に乗って、新田原基地へ向かうため午後3時6分ごろ離陸したが、北東方向およそ13キロ付近で航跡が消失した」と説明しました。

    「心よりおわび申し上げる」
    内倉航空幕僚長は「T4練習機が午後3時8分ごろ入鹿池付近で墜落しました。ご心配をおかけしていることを心よりおわび申し上げます」と述べ、陳謝しました。


    NHKが県営名古屋空港に設置したカメラには、午後3時すぎに航空自衛隊小牧基地を離陸するT4練習機とみられる機体が写っています。警察や自衛隊などは、墜落した機体の飛行状況について調べています。

    “入鹿池付近でレーダーから消えた” 航空自衛隊
    航空自衛隊によりますと、T4練習機は午後3時6分に愛知県の小牧基地を離陸したあと、およそ2分後の午後3時8分ごろに犬山市の入鹿池付近でレーダーから航跡が消えたということです。

    機体は宮崎県の新田原基地の所属で、当時は2人が乗っていたということです。

    飛行の目的は訓練ではなく、隊員の移動などのための「要務飛行」だとしていますが、詳細については確認中だとしています。

    防衛相「現場付近で機体の一部発見」
    中谷防衛大臣は14日7時すぎ、防衛省で記者団に対し「現場付近で、機体の一部が発見された。今回、関係者に大変なご迷惑をかけ、心からおわび申し上げる」と述べました。

    その上で、状況の把握や搭乗員の救助、周辺の被害状況の確認、それに関係自治体への迅速な情報提供を行うよう指示したことを明らかにし、自衛隊のヘリコプターや陸上部隊が、警察や消防とともに現地で活動にあたっていると説明しました。

    中谷大臣は「現時点で墜落した原因などは不明だが、人命の救助に全力を尽くしていく」と述べました。

    防衛省 航空自衛隊に事故調査委員会を設置
    防衛省は、レーダーから航跡が消えた航空自衛隊のT4練習機について、愛知県犬山市の入鹿池付近で機体の一部が見つかったことを明らかにしました。現場の状況などから墜落したとしています。

    機体には隊員2人が乗っていましたが、午後7時時点で発見には至らず、捜索を続けているということです。また、航空自衛隊に事故調査委員会を設置して原因などを調べています。

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    1. T4練習機とは
      航空自衛隊のT4練習機は、隊員の操縦訓練などのために使われる機体で、乗員は2人です。エンジンは2基あり、燃料を補給しないで飛行できる航続距離はおよそ1300キロです。

      T4練習機は過去にも墜落事故
      航空自衛隊によりますと、T4練習機はこれまでにも墜落事故が起きています。

      このうち2000年7月には、宮城県の松島基地に所属する2機が訓練飛行中に牡鹿半島の山に墜落し、乗っていた隊員3人が死亡しました。

      この2機はアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」の機体で、悪天候のなか、パイロットが機体の位置を誤って認識していたことが原因とみられています。

      1991年には、訓練飛行をしていた機体が海に墜落する事故が2件起きていて、それぞれ隊員2人が死亡しています。

      ボートに乗っていた人「大きな音 水柱あがっていた」
      事故があった当時、池でボートに乗っていた男性は「大きな音がしてその方向を見ると水柱があがっていた。落ちた機体は見えませんでした」と話していました。

      ボートに乗って釣りをしていたという別の男性は「午後3時すぎに飛行機が低い位置で池の上を飛んでいて、何だろうと思っていた。耳をふさぐくらい音がうるさかったので、相当低い位置を飛んでいたのではないか。機体の破片のようなものが浮かんでいるのを見たが人の姿は見ていない。事故かなと思うといたたまれない気持ちです」と話していました。

      墜落した時に入鹿池の中で釣りをしていた男性は「ドーンドーンという低い音が2回聞こえて、どこかで事故があったのかなと思いました。油のにおいがすごかったです。機体はバラバラな状態に見え、人が乗っているかはわからなかったです」と話していました。

      近くでは「ドーンという音」「落雷のような音」
      入鹿池の湖畔にあるホテルの従業員は「少し前にドーンという音が聞こえてなんだろうと思った。その後、パトカーが走っている音が聞こえて外がざわついている様子だったが、ここからは何が起きているか見えない」と話していました。

      また、近くにある犬山池野簡易郵便局では「雷が落ちたようなすごく大きな音が聞こえて、天気がいいのに変だなと局内で話していた。その後しばらくたってからパトカーや消防車が通る音が聞こえている」と話していました。

      入鹿池の近くで貸ボート店を営む男性は「ちょうど出かけていて、帰ったときに墜落したという話を聞きました。ボートを貸したお客さんが巻き込まれていないか心配でしたが、全員無事に戻ってきました」と話していました。

      池に隣接する「明治村」被害なし
      入鹿池に隣接する博物館「明治村」の湯田晃久所長によりますと、客や建物に被害はないということです。

      当時の状況について湯田所長は「事務所で打ち合わせをしていたところ、爆発するようなバリバリという音がした。何人もの客から『池に飛行機が落ちるような音がした』という情報があったのですぐに通報した。施設内にはオイルのような匂いが充満していて、職員が池に様子を見に行ったところ、水面から何かはわからないが、浮かんでいた」と話しています。

      当時、施設内には大勢の客がいたということで、「たくさんの客が驚いた様子だったのですぐに安全を確認したが、客や建物に被害はなかった」と話していました。

      自衛隊機 事故相次ぐ
      自衛隊機をめぐっては、ここ数年、事故が相次いでいます。

      ▽去年4月には、海上自衛隊のSH60哨戒ヘリコプター2機が伊豆諸島の鳥島の沖合で夜間訓練中に衝突して墜落し、隊員8人が死亡しました。

      ▽おととし4月には、陸上自衛隊のUH60ヘリコプターが沖縄県の宮古島沖で墜落し、隊員10人が死亡する事故が起きています。

      ▽2022年1月には、航空自衛隊のF15戦闘機が石川県沖の日本海に墜落し、隊員2人が死亡しました。

      ▽2019年4月は、航空自衛隊のF35戦闘機が青森県沖で墜落してパイロット1人が死亡しました。

      ▽2018年2月は、陸上自衛隊のヘリコプターが佐賀県内の住宅地に墜落して隊員2人が死亡しています。

      練習機所属の基地 宮崎でも心配の声
      航空自衛隊の練習機が所属していた新田原基地のある宮崎県新富町では、心配の声が聞かれました。

      新富町の80代の女性は「怖いなと思う。こうした事故は起きてほしくない」と話していました。

      新富町に隣接する西都市の40代の男性は「原因がわからないのでなんとも言えないが人命が心配。しっかりと原因を解明して安全策を考えることが大切だと思う」と話していました。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250514/k10014805581000.html

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    2. 空自機墜落、フライトデータレコーダー搭載せず…T4の飛行を当面見合わせ
      2025/05/15 00:15

       14日午後3時8分頃、愛知県小牧市の航空自衛隊小牧基地を離陸した練習機「T4」1機が同県犬山市の 入鹿いるか 池付近でレーダーから消え、墜落した。



      記者会見で質問に答える内倉浩昭・航空幕僚長(14日午後9時25分、防衛省で)=鈴木毅彦撮影

       航空自衛隊トップの内倉浩昭・航空幕僚長は14日夜、防衛省で臨時記者会見を開いた。「国民の皆様にご心配をおかけしていることを心よりおわび申し上げます」と述べ、約10秒間、深々と頭を下げた。T4の飛行を当面の間、見合わせることも明らかにした。

       内倉氏によると、T4は14日午前、定期修理に入る同じ第5航空団所属の戦闘機F15とともに新田原基地から小牧基地に移動した。行方不明になっている1尉(飛行時間約1170時間)がF15に搭乗し、2尉(同約480時間)がT4を操縦していた。

       事故は、2人がT4に同乗し、新田原に戻る途中に起きた。離陸後の飛行ルートは計画通りだったという。

       入鹿池では機体やヘルメットの一部が見つかった。事故機には機体の動きを記録する「フライトデータレコーダー」(FDR)が搭載されていなかった。
      https://www.yomiuri.co.jp/national/20250514-OYT1T50193/

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    3. 自衛隊練習機墜落事故 緊急脱出を行う間もなく墜落か
      2025年5月15日 11時52分

      14日、航空自衛隊の練習機が愛知県犬山市にある池に墜落した事故で、機体から緊急脱出を行った場合に発信される救難信号は確認されていないことが関係者への取材で分かりました。自衛隊は緊急脱出を行う間もなく墜落した可能性があるとみて、当時の詳しい状況の確認を進めるとともに、行方不明になっている隊員2人の捜索を続けています。

      14日午後3時すぎ、航空自衛隊のT4練習機が愛知県犬山市の入鹿池に墜落しました。

      航空自衛隊は15日、機体に乗っていたのは宮崎県新田原基地の第5航空団に所属する井岡拓路1等空尉(31)と網谷奨太2等空尉(29)だと明らかにしました。

      井岡1尉は後方の座席に、網谷2尉は前方の座席に座っていたということですが、機体はいずれの座席でも操縦ができ、当時、どちらが操縦していたかは確認中だとしています。

      また、これまでのところ、2人の発見には至っていないということです。

      T4練習機には手動で緊急脱出を行うための装置があり、緊急脱出を行った場合には自動で救難信号が発信されますが、今回、救難信号は確認されていないことが複数の関係者への取材で分かりました。

      また、緊急事態を知らせる交信も確認されていないということで、航空自衛隊は、緊急脱出を行う間もなく墜落した可能性があるとみて、当時の詳しい状況の確認を進めるとともに、2人の捜索を続けています。

      1989年製造のT4練習機 大規模改修も
      航空自衛隊によりますと、墜落したT4練習機は36年前の1989年に製造されたということです。

      6年前の2019年には、別のT4練習機が離陸後にエンジン内部の部品が損傷するトラブルが起きたことから、およそ200機ある同型機についてエンジンの部品を交換するなど大規模な改修を進めていて、今回、墜落した機体も改修を終えていたということです。

      14日、飛行前に行った点検では機体に異常は確認できなかったとしています。

      午前9時すぎ ダイバーが救助へ
      航空自衛隊の練習機が墜落した愛知県犬山市の入鹿池に設けられた捜索拠点には、夜を徹して活動していた自衛隊に加え、午前8時すぎから警察や消防も集まりました。

      午前9時すぎには、ダイバーがボートに乗って救助に向かう様子が見られました。

      中谷防衛相「事故原因 究明していく」
      中谷防衛大臣は、参議院外交防衛委員会で「国民に心配をおかけしていることについて、改めておわびする。搭乗員の救助に全力を尽くすとともに、機体の回収に努めていく。事故原因は現時点で明らかになっていないが、究明していく」と述べました。

      そして金子防衛政務官を現地に派遣し、事故状況の確認や関係自治体への対応などにあたらせていると説明しました。

      T4練習機のものとみられる破片公開
      航空自衛隊は、愛知県犬山市の入鹿池で見つかったT4練習機のものとみられる破片を写した写真を公開しました。

      このうち、薄い青色の塗装の破片は、内側の茶色の素材とみられる部分が一部むき出しになっています。

      また池の岸辺では、機体の一部とみられる破片が水面に浮いている様子が確認できます。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250515/k10014806061000.html

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    4. 自衛隊練習機墜落 エンジンとみられるものなど 水中で見つかる
      2025年5月16日 12時22分

      航空自衛隊の練習機が愛知県犬山市の池に墜落した事故で、自衛隊などが水中を捜索したところ、エンジンとみられるものやタイヤなどが新たに見つかりました。今後、回収して事故原因の究明を進めるとともに、行方不明となっている隊員2人の捜索を続けています。

      14日、航空自衛隊のT4練習機が愛知県犬山市の入鹿池に墜落した事故では、これまでに機体の一部や座席シートなどが見つかっています。

      自衛隊などが池の中を捜索したところ、15日、新たにエンジンとみられるものや、タイヤなどが見つかったということです。

      航空自衛隊によりますと、練習機は離陸直後に急速に高度が下がり墜落していて、今後、これらを回収して事故原因の究明を進めることにしています。

      一方、練習機には、井岡拓路 1等空尉と、網谷奨太 2等空尉の2人が乗っていましたが、事故から2日近くたった今も発見には至っておらず、自衛隊や警察などが捜索を続けています。

      ボート貸し出す組合“早期解決へ 全面的に協力”

      愛知県犬山市の「入鹿池貸ボート組合」の中村直人 組合長は「まずは隊員が早く見つかることを願っています。大変なことが起きているので早期に解決できるよう、組合として自衛隊などに全面的に協力していきたい」と話しました。

      組合では自衛隊からの連絡を受けて、少なくとも5月21日までは釣り客などにボートの貸し出しを行わないということです。

      流出している油の対策として自衛隊がオイルフェンスを設置する作業などにボートを貸し出すことにしていて、中村組合長は「この時期はバス釣りなどでボートを利用したいという人もいます。ご迷惑をおかけしますが、人命を優先にするためにご理解いただきたい」と話していました。

      中谷防衛相“安全性について徹底的に見直す”

      中谷防衛大臣は、閣議のあとの記者会見で「安全性については、徹底的に見直しをしていく。すべての面で再発防止になるよう、防衛省を挙げて検討していく」と述べました。

      そして、T4練習機の取得から40年近くたっていることを踏まえ、運用や後継機の取得方法についても、見直しを進める考えを示しました。

      また、同型機を使っている航空自衛隊のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」の活動を安全が確認できるまで見合わせていることについて「各地のイベントなどで強い要望があるのは承知しているが、安全に飛行できるのが大前提だ」と述べました。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250516/k10014807151000.html

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    5. 愛知 自衛隊練習機墜落事故 搭乗の2人 死亡を確認 航空自衛隊
      2025年5月22日 22時18分

      航空自衛隊の練習機が愛知県犬山市の池に墜落した事故で、航空自衛隊は、搭乗員2人の死亡が確認されたと22日夜、明らかにしました。

      今月14日、航空自衛隊のT4練習機が愛知県犬山市の入鹿池に墜落した事故では、現場の捜索で搭乗員とみられる体の一部が見つかり、航空自衛隊が関係機関によるDNA鑑定などで確認を進めていました。

      その結果、練習機に乗っていた宮崎県新田原基地の第5航空団に所属する井岡拓路1等空尉(31)と、網谷奨太2等空尉(29)の2人の死亡が確認されたと22日夜、明らかにしました。

      航空自衛隊によりますと、これまでの捜索で、新たに主翼や水平尾翼とみられる機体の一部などを回収したほか、池の中で見つかったエンジンとみられるものについて回収方法を検討しているということです。

      練習機は、離陸した直後に急速に高度が下がり墜落したとみられていて、航空自衛隊は機体の回収を続け、事故原因の究明を進めることにしています。

      航空幕僚長「隊員失ったことは痛恨の極み」
      航空自衛隊トップの内倉浩昭航空幕僚長は22日午後9時すぎに記者会見を開き、「かけがえのない隊員を失ったことは痛恨の極みだ。2人のご冥福を祈るとともに、ご家族の皆様に心よりお悔やみを申し上げます」と述べました。

      そのうえで「組織の管理者として今回の事故を重く受け止めている。原因究明に努めつつ、飛行の安全に万全を期したい」と述べました。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250522/k10014813691000.html

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  38. 京都 京丹後 カヌー大会で90艇余転覆 6人搬送 強風影響か
    2025年5月17日 13時05分

    警察や消防によりますと17日午前10時すぎ、京都府北部の京丹後市久美浜町の久美浜湾で行われていたカヌーの大会で、沖合に出ていたカヌー90艇あまりが転覆し、6人が病院に搬送されたということです。

    いずれも意識はあるということです。

    警察によりますと当時、風が強かったということで、強風にあおられたとみて詳しい状況を調べています。

    京都府北部には強風注意報
    気象庁によりますと、当時、京丹後市など京都府北部には強風注意報が発表されていて、気象庁は17日夕方まで強風に注意するよう呼びかけていました。

    現場付近の公園を撮影した映像では

    17日午前11時20分ごろ、京都府京丹後市にある公園で、近くを通りかかった70代の男性が撮影した映像では、消防隊員たちが岸辺で小型のボートと酸素ボンベを用意するような様子がみえます。

    撮影した男性は「公園に救急車が3、4台くらいひっきりなしに入っていって何があったんだろうと思った。公園では大会の関係者や消防の人などが慌ただしく行ったり来たりしていて、名前を呼んで安否を確認するような放送が聞こえた。また、救助する小型の船も行き来していた」と話していました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250517/k10014808521000.html

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  39. 新名神高速で車逆走 6台関係する事故4人けが 逆走車は走り去る
    2025年5月18日 18時49分

    18日、三重県の新名神高速道路で乗用車が逆走し、これをよけようとしたほかの車など6台が関係する事故になり、4人がけがをしました。逆走した車はそのまま走り去り、警察は逆走した車をさがすとともに詳しい状況を調べています。

    18日午前11時ごろ、三重県亀山市の新名神高速道路の下り線で乗用車が逆走し、これをよけるために止まろうとしたほかの車などあわせて6台が関係する事故になりました。

    逆走した乗用車はそのまま走り去ったということです。

    警察や消防によりますと、この事故で40代から60代の女性4人がけがをしました。

    けがの程度は軽いとみられるということです。

    警察によりますと、逆走した車は片側2車線の道路の中央付近を走っていて、走行車線を走っていた車4台の事故につながったほか、追い越し車線の2台が逆走していた車と接触したということです。

    警察は逆走した車をさがすとともに詳しい状況を調べています。

    新名神高速道路は現場付近の下り線が一時、通行止めとなりました。

    事故の状況は
    警察によりますと事故は逆走する車に気づいたほかの車が走行車線側でとまっていたところに後ろからきた車が衝突したとみられるということです。

    ほぼ同じころ、追い越し車線側でも2台の車がよけるように止まっていて、逆走してきた車に接触されたということです。

    下り線走っていた車のドライブレコーダーの映像

    午前11時ごろ、新名神高速道路の下り線を走っていた車のドライブレコーダーの映像です。

    前方から追い越し車線を青い乗用車が逆走してきて、すれ違う様子が確認できます。

    録画されたのは、現場の東にある三重県の野登トンネル内での映像で、事故のあとそのまま東に向かったとみられます。

    運転していた男性は追い越し車線を走行中、隣の走行車線を走っていた車がハザードランプをつけたため、スピードを落として注意していたところ、前を走っていたトラックが急に左に車線を変えたということです。

    その後、前から逆走してくる車のライトが見えたため、慌てて左側に車線変更したということです。

    男性は「車のヘッドライトが見えたときは止まっているのかと思ったが、こちらに迫ってくるのがわかったので逆走しているんだとわかりました。すれ違ったときはどきどきしました」と話していました。

    男性は車とすれ違ってトンネルを抜けたあと、渋滞に巻き込まれ、その先では、複数台が絡む事故が起きていたということです。

    ドライブレコーダーの映像には、衝突した乗用車やキャリアカーなどが道路の両端に止まっている様子が確認できます。

    現場から東に約10キロの付近でも逆走か
    三重県警によりますと、逆走した車は事故現場の手前、およそ1.5キロ西側の滋賀県境付近で目撃され、三重県の警察には午前10時57分に最初の通報が寄せられました。

    そして午前11時ごろに事故が発生し、逆走した車はそのまま現場から走り去りました。

    最後の通報は午前11時2分で、現場から東におよそ10キロの下り線の「鈴鹿パーキングエリア」の付近を逆走しているのを目撃したという内容でした。

    【ヘリコプターの映像】現場の様子は
    NHKのヘリコプターから昼すぎに撮影した映像では、道路の両端にトラックや乗用車など複数の車が止まっていて、後ろの部分が大きくへこんでいる車もありました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250518/k10014809141000.html

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    1. 新名神高速の逆走 ペルー国籍の容疑者 当て逃げの疑いで逮捕
      2025年5月20日 1時58分

      三重県の新名神高速道路で18日、乗用車が逆走し、よけようとした車などが巻き込まれた事故で、警察は、車2台に対する当て逃げの疑いで滋賀県に住むペルー国籍の34歳の容疑者を逮捕しました。警察は逆走し、逃げたいきさつを調べることにしています。

      逮捕されたのは、滋賀県長浜市に住むペルー国籍の会社員、ロッシ・クルーズ・ジョン・エリアス容疑者(34)です。

      警察によりますと、18日午前11時ごろ、三重県亀山市の新名神高速道路の下り線で乗用車を運転中に車2台に衝突したまま逃走したとして、道路交通法違反の当て逃げの疑いが持たれています。

      容疑者は当時、現場付近を逆走していて、この車をよけようとした別の車の列に後続車が追突して、女性4人がけがをする事故も起きていました。

      捜査関係者によりますと乗っていた車は群馬ナンバーで、19日に押収したということです。

      警察によりますと、調べに対し、逆走したことは認めたうえで「車1台にしか当たっていない」などと供述しているということです。

      警察は目撃情報などから車に同乗者がいたとみて捜査を進めるとともに、容疑者が逆走し、逃げたいきさつを調べることにしています。

      逆走したとみられる青色の車 左前方には傷跡も
      津市にある三重県警察本部高速道路交通警察隊の敷地には、20日午前0時すぎ、逆走したとみられる青色の乗用車がけん引されてきました。

      車の左前方には何かと衝突したような傷痕があります。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250519/k10014810411000.html

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    2. 運転免許証 “「外免切替」制度の見直しを検討” 警察庁長官
      2025年5月22日 14時25分

      外国で取得した運転免許証を日本の免許証に切り替える手続き「外免切替」について、警察庁の楠芳伸長官は22日の会見で、制度の見直しを検討していると述べたうえで、海外からの観光客などの短期滞在者に外免切替を認めないなど、住所確認を厳格化する必要があるという認識を示しました。

      外国で取得した運転免許証を日本の免許証に切り替える「外免切替」の制度をめぐっては、日本に住民票がない海外からの観光客などの短期滞在者でも、ホテルなどの一時滞在場所を住所として、申請できることや、日本の交通ルールを問う「知識確認」の問題が簡単すぎるなどといった指摘が国会で相次ぎ、警察庁が制度の見直しを検討しています。

      これについて、警察庁の楠長官は22日の会見で、「外免切替制度について見直しが必要ではないかという指摘があるほか、外免切替制度で免許を取得した外国人による交通事故の発生も見られることから、制度のあり方について検討を行っている」と述べました。

      そのうえで、申請者の住所を確認するための書類は、国籍にかかわらず、住民票の写しを原則とするなど住所確認を厳格化し、観光客など短期滞在者の外免切替を認めないことや、日本の交通ルールを十分に理解しているか確実に確認するため「知識確認」や「技能確認」の方法を厳しくすることが必要だという認識を示しました。

      一方で、日本の制度を見直した場合、日本人が外国で外免切替をする際に、影響が生じるおそれがあるとして、警察庁では、外国の外免切替制度についての調査を進めています。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250522/k10014813271000.html

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  40. 大関 大の里が優勝 横綱昇進へ大きく前進 大相撲夏場所
    2025年5月23日 20時13分

    大相撲夏場所で綱とりに挑んでいる大関・大の里が2場所連続4回目の優勝を果たしました。大の里は大関として2場所連続の優勝で、場所後の横綱昇進に大きく前進しました。

    夏場所は12日目を終え、綱とりに挑んでいる大の里が初日からの連勝を「12」に伸ばし、星の差3つの3敗で横綱・豊昇龍など5人が追う展開となっていました。

    13日目の23日、大の里は大関・琴櫻と対戦し、立ち合い、両腕を固めて当たっていくと、そのまま得意の右を差して左も使いながら一気に攻めて、「寄り切り」で勝って13勝目を上げ、千秋楽を待たずに4回目の優勝を果たしました。大の里は、大関として2場所連続の優勝となりました。

    横綱審議委員会には横綱に推薦する条件として「大関で2場所連続優勝か、これに準ずる成績」という内規があり、横綱審議委員会が設置されて以降2場所連続優勝した力士が横綱に昇進できなかった例が無いことから、大の里は場所後の横綱昇進に大きく前進しました。

    13日目に優勝が決まるのは平成27年初場所の横綱・白鵬以来10年ぶりです。

    大の里は今場所、初日から圧倒的な馬力で相手を寄せつけず白星を重ねました。持ち味の右を差しての相撲もありましたが、1メートル92センチ、191キロの大きな体を生かして押されても下がらずに前に攻め続ける圧倒的な圧力が際立ちました。

    そして、初日から土つかずの13連勝として入門からわずか2年余りで、横綱昇進に大きく近づく大関としての2場所連続の優勝を果たしました。

    八角理事長「これはすごい 連覇は当然 立派だ」
    日本相撲協会の八角理事長は、優勝した大の里について「これはすごい。連覇は当然立派だ」と評価しました。その上で「今場所は内容がいい。場所前は全勝は難しいと思ったが、本場所の集中力がある。この1年で左の使い方がうまくなった。それまでは右だけだったが左がうまくなって相手が迷ってきている」と話しました。
    そして、今後に向けては「大学時代から実績はあったが、それでも努力が結果となった。今後はもう引っ張っていかないといけない」と期待感を示していました。

    高田川審判部長「『強い』という印象しかない」
    日本相撲協会の高田川審判部長は優勝した大の里について「きょうも圧倒的な相撲だったし、強い相撲で13日間通して連勝していった。もう『強い』という印象しかない」と評価しました。また、今場所の相撲については「これまでは差し込まれて引く相撲で負けるケースがあったが、今場所は圧倒的に前に出ていて引きも体をぶつけて相手をのけぞらせてからと、安定性のあるいなしになっていて、1つの技になっている。踏み込みも足ももちろん出ているが、腰もぶつけていっているので隙がない」と話していました。
    その上で、横綱昇進については「言うことはないが、とりあえずあと2番。千秋楽に話す」と明言を避けました。

    ◇横綱昇進が決まるまでに必要な今後の流れ
    まず、25日の千秋楽までに日本相撲協会の審判部が、八角理事長に横綱昇進を諮る臨時の理事会を場所後に開くよう要請するかが焦点となります。

    臨時理事会の開催が決まった場合、協会は大の里が横綱として実力や品格がふさわしいかどうか審議する横綱審議委員会に横綱昇進を諮問します。この横綱審議委員会は千秋楽翌日の今月26日に開かれます。

    横綱審議委員会には、横綱に推薦する条件として「大関で2場所連続優勝か、これに準ずる成績」という内規があり、過去に2場所連続優勝した力士が横綱に昇進できなかった例はありません。

    横綱に推薦された場合、日本相撲協会は、今月28日に番付編成会議と臨時の理事会を開き、大の里の横綱昇進を正式に決定し大の里が所属する二所ノ関部屋に使者を派遣して、横綱昇進を伝えます。

    ◆大の里(おおのさと)の経歴
    大の里は石川県津幡町出身の24歳。身長1メートル92センチ、体重191キロの恵まれた体を生かして圧力をかけ、前に攻める相撲が持ち味です。

    小学校を卒業後、新潟県糸魚川市に“相撲留学”し、朝早くから夜遅くにまで及ぶ稽古で、多いときには1日100番以上相撲を取るなど高校までの6年間、厳しい稽古に励みました。相撲の強豪、日体大に進学後は2年連続で「アマチュア横綱」に輝くなど、数々のタイトルを獲得し、大学卒業後のおととし5月の夏場所で幕下10枚目格付け出しとして初土俵を踏みました。

    その後、おととしの秋場所で新十両への昇進を果たすと、力強い立ち合いから大きな体を生かした前に攻める相撲を持ち味に、2場所続けて12勝3敗の2桁勝利を挙げ、去年の初場所で新入幕を果たしました。初土俵から4場所での新入幕は、昭和以降では3番目に並ぶスピード出世でした。

    そして去年の春場所では千秋楽まで優勝争いに加わると、続く夏場所では初日に横綱・照ノ富士から初白星を挙げるなど勝利を重ね、12勝3敗の成績で初優勝を果たしました。初土俵から7場所目での優勝は幕下付け出しの力士としては元横綱・輪島の15場所目より早く、最も早い記録でした。

    さらに去年の秋場所で13勝2敗の成績で2場所ぶり2回目の優勝を果たし、場所後に大関に昇進しました。初土俵から所要9場所での大関昇進は、昭和以降では最も早い記録です。

    大関昇進後の2場所は優勝争いに絡むことができませんでしたが、ことしの春場所で12勝3敗でならんだ高安との優勝決定戦を制し、自身3回目、大関として初めての優勝を果たし今場所は初めての綱とりに挑んでいます。

    地元 石川県津幡町ではパブリックビューイング
    取り組みを前に大の里を応援しようと、地元、石川県津幡町ではパブリックビューイングが行われました。会場になった津幡町福祉センターには、350人を超える人が集まりました。

    金沢市から親子で訪れた27歳の母親は「息子が大の里が大好きで応援に来ました。ぜひ優勝してほしい」と話していました。

    また、金沢市の77歳の男性は「気が早いですが、大の里が横綱になった絵を書いて来ました。大の里の強さは、天性のものです」と話していました。

    会場では、大の里が土俵にあがると名前を連呼したり「がんばれ大の里」と書いたパネルを掲げたりして取り組みを見守りました。そして、大関・琴櫻に勝って優勝が決まると立ち上がって喜び、会場からは大きな歓声があがりました。

    地元、家族で応援していた津幡町の34歳の女性は「大の里は小学校の後輩で思い入れがあります。優勝に感動しました。唯一無二の横綱になってほしい」と話していました。

    地元では さっそく優勝祝う懸垂幕
    大の里の地元・津幡町の福祉センターには、さっそく優勝を祝う懸垂幕が掲げられました。懸垂幕には「祝 幕内最高優勝 大の里関」と書かれ、パブリックビューイングで大の里の取組を見守ったファンが拍手をして優勝を祝いました。

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    1. 大の里 優勝で金沢市で新聞の号外
      大の里が優勝したことを受けて、金沢駅の東口では、新聞の号外が配られました。午後6時半ごろに号外の配布が始まると、周囲には人だかりができ、受け取った人は驚きの表情などを見せました。

      金沢市に住む65歳の男性は「大の里は強くて、体も大きいし、なにより石川県出身です。今後は横綱として頑張ってほしい」と話していました。

      能登半島地震 豪雨で大きな被害 輪島市でも地元の人たちが声援
      去年の能登半島地震と豪雨で大きな被害を受けた石川県輪島市でも、地元の人たちが大の里に声援を送りました。輪島市門前町の仮設住宅の集会所ではテレビの前に10人あまりが集まり、取組を見守りました。大の里が琴櫻に勝って優勝を決めると、集まった人たちは笑顔で手をたたいて喜んでいました。

      72歳の男性は「大の里は石川県の希望なので、応援してきました。被災地のために頑張ってくれたので、励まされました」と話していました。

      二所ノ関部屋がある阿見町で 地元のファンたちは歓喜の声
      二所ノ関部屋がある茨城県阿見町ではパブリックビューイングが行われ、綱とりに挑む大関・大の里の優勝に地元のファンたちは歓喜の声をあげていました。阿見町のコミュニティーセンターではパブリックビューイングが行われ、大の里を応援しようと地元のファンなどおよそ100人が集まりました。

      会場では大型スクリーンに向かって「頑張れ」などと声援が送られる中、大の里が寄り切りで勝って2場所連続4回目の優勝を決めると、多くの人が立ち上がって歓喜の声をあげていました。そして、地元の子どもたちなどが事前に用意されたくす玉を割って優勝を祝っていました。

      地元の50代の男性は「取組の前は緊張しているように見えましたが、さすがだと思いました。これからも応援していきます」と話していました。

      二所ノ関部屋の後援会のメンバーで、町内に住む60代の女性は「ずっと応援してきたので、優勝を決めてくれて本当にうれしい。横綱になっても精進して相撲界を引っ張ってほしい」と話していました。

      土浦市の中華料理店 常連客や従業員たちが優勝祝う
      大関・大の里が利用する茨城県土浦市の中華料理店では、常連客や従業員たちが優勝を祝いました。二所ノ関部屋のある阿見町に隣接する土浦市の中華料理店では、勝てば優勝が決まる取組を見守ろうと多くの常連客が駆けつけました。この店は、大の里をはじめ、二所ノ関部屋の力士たちがたびたび訪れていて、壁にはサインや写真が飾られています。

      大の里は春場所前のことし2月、昼どきに店を訪れたということで、このときはいつも注文するニラレバのほか、ギョーザやワンタンメンを食べ終えたあと、物足りなかったのか、チャーハンも追加していたということです。

      そして大一番、テレビの前には多くの人が集まり、大の里が勝って優勝を決めると、店内は大きな歓声や拍手に包まれました。

      中華料理店の店主、坂入れい子さんは「ここまで来たら勝つと思っていました。本当にうれしいです。大の里が次に来たときは『おめでとう』と声をかけて大盛りの料理でもてなしたいです」と目に涙を浮かべながら話していました。

      通っていた高校がある糸魚川市で 相撲部生徒などから喜びの声
      大相撲夏場所で、2場所連続4回目の優勝を果たした大関・大の里が通っていた高校がある新潟県糸魚川市ではパブリックビューイングが行われ相撲部の生徒などから喜びの声が聞かれました。

      石川県出身の大の里は小学校卒業後に“相撲留学”として中学・高校時代を新潟県糸魚川市で過ごし、高校は市内にある県立海洋高校に通いました。

      勝てば2場所連続の優勝が決まる大一番を見守ろうと23日、市内にある能生生涯学習センターで行われたパブリックビューイングには海洋高校相撲部の生徒や地元の人たちが多く集まりました。

      集まった人たちは手作りのうちわなどを掲げて声援を送り、大の里が大関・琴櫻に勝って優勝を決めると、一斉に喜びの声が上がりました。

      40代の女性は「地元にとって大の里は勇気をくれる存在です。けがに気をつけてこれからもひとつひとつ頑張ってほしいです」と話していました。

      また海洋高校相撲部の3年生は「横綱になってこれからも活躍してほしいです。自分たちも稽古に励んで結果を残せるように頑張りたいです」と話していました。

      大の里と大学時代の同期で、現在は海洋高校相撲部のコーチを務める寺尾拓真さんは「彼がつらい時期も一緒に過ごしてきたので、その時期があって、今の大の里があると思うと感慨深いです。いつでも帰ってきてねと伝えたいです」と話していました。

      大の里が在学中に海洋高校の校長を務めていた糸魚川市の久保田市長は「糸魚川の誇りです。心からおめでとうと言いたい。ぜひ早く帰ってきてほしいです」と話していました。

      母校の相撲部顧問「つらい稽古であっても前を向き努力する人」
      新潟県糸魚川市にある大の里の母校、県立海洋高校の相撲部で部長を務めている3年生の男子生徒は、「馬力がありすごいと思います。こんなに早く横綱になるのかなと思うと驚きの気持ちです。先輩が頑張っているので自分たちもしっかり頑張っていきたいです」と話していました。

      また、中学・高校時代の大の里を指導していた相撲部顧問の村山大洋さんは「今場所は前に出るいい相撲が取れていて、やはり強いなと感じました。大の里はどんなにつらい稽古であっても前を向いて強くなることだけを考えて努力する人でした。横綱は相撲の世界で特別な存在なので、大変なこともあると思いますが大の里であればその地位でもいい結果を残し、みんなから応援される横綱になれると思います」と話していました。

      (以下略)
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250523/k10014814471000.html

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    2. 大相撲 夏場所 千秋楽 大の里敗れ全勝ならず【結果まとめ】
      2025年5月25日 20時02分

      東京・両国の国技館で開かれていた大相撲夏場所は千秋楽を迎え13日目に2場所連続4回目の優勝を決めていた大関・大の里は横綱・豊昇龍に敗れて全勝はなりませんでした。

      (以下略)
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250525/k10014816101000.html

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    3. 大相撲 大の里 横綱昇進確実 初土俵から13場所での昇進は最速
      2025年5月25日 20時24分

      大相撲夏場所で大関として2場所連続優勝を果たした大の里について、日本相撲協会は横綱昇進に向けた臨時理事会の開催を決め、大の里の横綱昇進が確実になりました。
      初土俵から所要13場所での昇進は横綱が番付上の地位として明文化された明治42年以降、最も速い記録となります。

      今場所、綱とりに挑んでいた大の里は初日から連勝を続け、自身最長となる13連勝とし、13日目に自身4回目、大関としては2場所連続の優勝を果たしました。

      千秋楽に横綱 豊昇龍に敗れたものの最終的には14勝1敗の好成績を残しました。

      横綱昇進の議論を預かる日本相撲協会の審判部は、八角理事長に対し大の里の横綱昇進に向けた臨時理事会の開催を要請し、理事長は開催を決めました。

      相撲協会は、今月28日の臨時理事会に先立ち、26日の横綱審議委員会に大の里の横綱昇進を諮問します。

      横綱審議委員会には、横綱に推薦する条件として「大関で2場所連続優勝かこれに準ずる成績」という内規があり、過去に2場所連続優勝した力士が横綱に昇進できなかった例はなく大の里の横綱昇進が確実になりました。

      初土俵から所要13場所での横綱昇進は、横綱が番付上の地位として明文化された明治42年以降、最も速い記録となります。

      大の里「来場所も大事な場所になる」
      2場所連続の優勝を果たした大関 大の里は「最後は負けてしまったが、本当にうれしい。全勝優勝したかったが、かなわなかったので、また次頑張りたい」と話しました。

      初めて「綱とり」に挑んだ心境については「場所前に少し体調不良があって調整不足のため不安もあったが、親方のことを信じてやっていけたのでよかった。重圧がないといったらうそになるが、先月の巡業で『綱とり』とか『横綱』という声をたくさんかけてもらった分、耳が慣れて、場所中は何も考えずに挑むことができた」と振り返りました。

      今場所の相撲内容については「最初の5日間が大事だと思っていて、そこがよかったので、いい流れを作ることができて白星につながったと思う。中盤戦以降も落ち着いて相撲を取ることができたし、自分のよさがたくさん発揮できてよかった」と手応えを口にしました。

      また、地元の石川に向けては「地元の巡業でたくさん声援を頂いたので、優勝を届けることができて本当によかった」と話しました。

      最後に、横綱昇進が確実になったことについては「臨時理事会が開かれる水曜日にいい知らせが聞けるように待ちたい。来場所も大事な場所になってくると思うので、しっかりと準備をして、いい場所を過ごせるように頑張りたい」と述べました。

      八角理事長 “安定感も伸びしろも感じる”
      日本相撲協会の八角理事長は、横綱昇進を確実にした大の里について「立ち合いで慌てることが少なくなった。踏み込みさえすれば、相手は押せない。そして、相手を見ながら突っ込んでくる相手には、見て受けてから前に出る。ここの安定感が出てきたが伸びしろも感じる」と評価しました。

      千秋楽の結びの一番については「もう何回か突いて、相手との距離を離したかった。全勝は難しい」と話していました。

      そして、横綱昇進が確実な来場所以降について「口で引っ張るのではなく、稽古をしている姿を率先して見せて引っ張ってもらいたい。豊昇龍とともに、2人の名前を取った時代をつくってほしい」と期待していました。

      高田川審判部長 “満場一致 強かった”
      日本相撲協会の高田川審判部長は、大関 大の里の横綱昇進に向けた臨時理事会の招集を要請したことについて「満場一致だった」としたうえ「言うことはないと思う。強かったのひとことだ。きょうは負けたが、来場所が楽しみ」と評価しました。

      そのうえで「強い大の里を見せてくれればいい。前に出て圧倒的な力でねじ伏せる横綱になってくれると思う」と期待を寄せました。

      中学・高校時代の恩師 “国民に愛される横綱に”
      新潟県糸魚川市にある県立海洋高校で、中学・高校時代の大の里を指導した相撲部の田海哲也総監督は「まだ、頭が整理できていないが立派だ。花道で堂々としていたし、成長した。初日からのスタートが鬼門だと思っていたが、淡々と自分の相撲を取っていた」と振り返りました。

      そのうえで「横綱になれば勝って当たり前で、すべて厳しく見られるし、生活面でも品格を持たないといけない。大変な立場になるが、彼の場合は立場が性格を作るので、国民に愛される横綱になると思う」と期待を寄せました。

      横綱昇進の記録
      学生出身で、幕下付け出しでデビューした大の里は初土俵から所要13場所での横綱昇進となり横綱が番付上の地位として明文化された明治42年以降では最も速い記録です。

      現在と同じ、年6場所制が定着した昭和33年以降で比べても同じ石川県出身で幕下付け出しでデビューした輪島の21場所、朝青龍の25場所、曙の30場所を大きく更新します。

      さらに、新入幕から所要9場所での横綱昇進は、同じく昭和33年以降では昭和の大横綱 大鵬の11場所を抜いて最も速い記録となります。

      また、日本出身の横綱が誕生すれば師匠でもある元横綱 稀勢の里の二所ノ関親方が平成29年の初場所後に昇進して以来、8年ぶりです。

      稀勢の里が平成31年の初場所で引退して以降は6年間、日本出身横綱が不在でしたが、その稀勢の里の弟子である大の里が師匠に続く日本出身横綱となります。

      また、学生出身の力士が横綱に昇進するのは輪島以来、2人目です。

      石川県出身の横綱の誕生は輪島以来、52年ぶり3人目です。

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    4. “唯一無二”のスタイルを確立
      初土俵から所要13場所と最速での横綱昇進を確実にした大の里。

      大関昇進の口上で述べた“唯一無二”のスタイルを確立し、番付最高位まで上り詰めることになります。

      「大関の地位を汚さぬよう唯一無二の力士を目指し相撲道に精進します」

      今場所の大の里が見せたのは大関昇進の伝達式で述べた力強い口上どおりのまさに“唯一無二”といえる相撲スタイルでした。

      今場所の初日、先場所敗れた若元春との一番では立ち合い、もろ手突きでいくと、そのまま右を差して左のおっつけも使うこれまで得意としてきた形で寄り切りました。

      大関昇進を決めた去年の秋場所からつくり上げてきた自身の型ともいえる攻めでしたが今場所、それ以上に際立ったのが圧倒的な馬力でした。

      今場所前の測定ではこれまでより8キロ増えた191キロと幕内では最重量になり、「体重も太ったけど動けるし、3、4キロくらい落ちてきて体も変わってきている」と大きくなった体を稽古で追い込んで絞りながら調整してきました。

      3日目の阿炎との一番では立ち合いから相手ののど輪で大きく上体を起こされ土俵際まで追い込まれましたが相手の手が離れた瞬間に差さっていた右で抱えるようにして一気に前に攻めて「送り出し」。

      6日目の豪ノ山戦では右を差し切れませんでしたが、相手の突き押しをものともせずかまわず前に攻めて「押し出し」。

      13日目、優勝がかかる大関 琴櫻との一番では相手の立ち合いを受けるように胸で当たっていきましたが、全く下がることなく得意の形に持ち込んで「寄り切り」。

      相手の攻めを十分に受けた上で、攻める、まさに「横綱相撲」といえる内容で優勝を決めました。

      右差し、左のおっつけに加えて、大きな体を生かした圧倒的な馬力を武器にした“唯一無二”の相撲で初めての挑戦で横綱昇進をたぐり寄せました。

      そして、もう1つ、“唯一無二”といえるのが昇進のスピードです。

      初土俵から所要13場所での横綱昇進は横綱が番付上の地位として明文化された明治42年以降では最も速い記録です。

      現在と同じ今の年6場所制が定着した昭和33年以降で見ても、初土俵から横綱昇進までのスピードは同じ学生出身の幕下付け出しでデビューした輪島の21場所など、歴代の横綱を大きく上回ります。

      去年の初場所の新入幕からでも所要9場所での横綱昇進となり、同じく昭和33年以降では昭和の大横綱 大鵬の11場所も上回っています。

      これまでも数々のスピード記録をうち立ててきましたが、番付最高位への到達も圧倒的なスピードで達成しました。

      大関昇進の伝達式後の会見で「ほかに類を見ない、もうこのような人は現れないというぐらいのお相撲さんになりたい」と口上に込めた思いを語っていた大の里。

      自身の口上どおりに“唯一無二”の相撲と記録で横綱昇進を確実にしました。

      大の里とは
      大の里は石川県津幡町出身の24歳。

      身長1メートル92センチ、体重191キロの恵まれた体を生かして圧力をかけ、右を差しながら左のおっつけもつかって前に攻める相撲が持ち味です。

      小学校を卒業後、新潟県糸魚川市に“相撲留学”し、朝早くから夜遅くにまで及ぶ稽古で、多いときには1日100番以上相撲を取るなど高校までの6年間、厳しい稽古に励みました。

      相撲の強豪、日体大に進学後は2年連続で「アマチュア横綱」に輝くなど、数々のタイトルを獲得し、大学卒業後のおととし5月の夏場所で幕下10枚目格付け出しとして初土俵を踏みました。

      その後、おととしの秋場所で新十両への昇進を果たすと、力強い立ち合いから大きな体を生かした前に攻める相撲を持ち味に2場所続けて12勝3敗のふた桁勝利を挙げ、去年の初場所で新入幕を果たしました。

      初土俵から4場所での新入幕は、昭和以降では3番目に並ぶスピード出世でした。

      そして去年の春場所では千秋楽まで優勝争いに加わると、続く夏場所では初日に横綱 照ノ富士から初白星を挙げるなど勝利を重ね、12勝3敗の成績で初優勝を果たしました。

      初土俵から7場所目での優勝は幕下付け出しの力士としては元横綱 輪島の15場所目より早い、最も速い記録でした。

      さらに去年の秋場所で13勝2敗の成績で2場所ぶり2回目の優勝を果たし、場所後に大関に昇進しました。

      初土俵から所要9場所での大関昇進は昭和以降では最も速い記録です。

      大関昇進後の2場所は優勝争いに絡むことができませんでしたが、ことしの春場所で12勝3敗でならんだ高安との優勝決定戦を制し、自身3回目、大関として初めての優勝を果たし今場所で初めての綱とりに挑んでいました。

      そして、今場所は13日目に自身4回目、大関として2場所連続の優勝を決めていました。

      横綱昇進までの流れ
      大の里の横綱昇進までの今後の流れです。

      横綱昇進に向けた臨時理事会の開催が決まり、日本相撲協会は大の里が横綱として実力や品格がふさわしいかどうか審議する横綱審議委員会に横綱昇進を諮問します。

      この横綱審議委員会は千秋楽翌日の26日に開かれます。

      横綱審議委員会には、横綱に推薦する条件として「大関で2場所連続優勝かこれに準ずる成績」という内規があり、過去に2場所連続優勝した力士が横綱に昇進できなかった例はありません。

      横綱に推薦された場合、日本相撲協会は、今月28日に番付編成会議と臨時の理事会を開き、大の里の横綱昇進を正式に決定し大の里が所属する二所ノ関部屋に使者を派遣して、横綱昇進を伝えます。

      伝達式では、大の里がどのような言葉で使者にこたえるかその口上が注目されます。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250525/k10014816181000.html

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    5. 大相撲夏場所 佐田の海 3年ぶりに敢闘賞を受賞 三賞選考委員会
      2025年5月25日 22時00分

      大相撲夏場所の三賞選考委員会が開かれ、今場所ふた桁勝利をあげた38歳の佐田の海が3年ぶりに敢闘賞を受賞しました。
      また、11勝を挙げた入幕2場所目の安青錦が先場所に引き続きとなる敢闘賞を受賞しました。

      夏場所の三賞選考委員会は25日、東京 両国の国技館で開かれました。

      敢闘賞は佐田の海 38歳
      このうち、敢闘賞は38歳の佐田の海が受賞しました。

      佐田の海はベテランながら真っ向勝負でふた桁10勝を挙げたことが評価され、3年前の夏場所以来、3回目の受賞となりました。

      38歳0か月での三賞は歴代4位に並ぶ高齢での受賞です。

      佐田の海「年を重ねたからこそできることある」

      佐田の海は「自分がやってきたことが結果になって評価されたことはうれしい。攻める相撲が多かったことでふた桁勝てたのだと思う。まだ戦えると思ってやっているし、成長できる。若いときのようにできないこともあるが、年を重ねたからこそできることもある。現役であるかぎりは上を目指していきたい」と前を見据えていました。

      安青錦の敢闘賞は2場所連続
      また、平幕の安青錦も千秋楽の25日、佐田の海に勝って11勝4敗とし、2場所連続の三賞となる敢闘賞を受賞しました。

      安青錦「じっくり攻めて相手の上体起こせた」

      安青錦は「きょう勝てば三賞だったので緊張したが、勝ててよかったし、受賞できてうれしい。今場所はじっくり攻めて相手の上体を起こせたから勝てたのだと思う。来場所は上位との対戦も増えると思うので、自分の力を出し切りたい。ここ2場所に負けないような成績を残したい」と話していました。

      技能賞は若隆景 6回目
      また、技能賞は持ち味の低い攻めで白星を重ね、12勝3敗の好成績を収めた小結 若隆景が6回目の受賞です。

      若隆景「大関に向けここからが大事」

      若隆景は「評価していただけてうれしい。大関に向けてここからが大事だと思うのでまたしっかり稽古をしたい。下からの攻めをどんどん磨いて目標とされるような力士になりたい」と淡々と話していました。

      霧島の技能賞は4回目
      さらに、大関経験者で関脇の霧島も大関 琴櫻、横綱 豊昇龍を破って11勝を挙げ、技能賞を獲得しました。霧島が技能賞を獲得するのはおととしの夏場所以来、4回目です。

      霧島「最後で負けたので悔しさ残る」

      霧島は「受賞はうれしい」と話す一方、25日の取組で敗れたことについて「最後で負けたので悔しさが残る。けがなく終わったことはよかったが、きょう勝って12勝で終わりたかった」と険しい表情で話していました。

      殊勲賞は該当者がいませんでした。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250525/k10014816151000.html

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    6. 大の里 横綱昇進「唯一無二の横綱を目指します」【詳しく】
      2025年5月28日 20時40分

      日本相撲協会は、臨時の理事会で大相撲夏場所で2場所連続4回目の優勝を果たした大関・大の里の横綱昇進を正式に決め、第75代横綱・大の里が誕生しました。大の里は昇進を伝える使者を迎えた伝達式の口上で「横綱の地位を汚さぬよう稽古に精進し、唯一無二の横綱を目指します」と決意を述べました。

      日本相撲協会は28日、東京・両国の国技館で名古屋場所の番付編成会議と臨時の理事会を開き、春場所で12勝3敗で並んだ優勝決定戦を制し夏場所では14勝を挙げ2場所連続4回目の優勝を果たした大の里の第75代横綱昇進を正式に決めました。

      このあと協会の使者2人が茨城県阿見町の二所ノ関部屋を訪れて、大の里と師匠の二所ノ関親方に伝達式で昇進を伝えました。

      これを受けて大の里は口上で「謹んでお受け致します。横綱の地位を汚さぬよう稽古に精進し、唯一無二の横綱を目指します」と決意を述べました。

      このあと記者会見に臨んだ大の里は「本当にうれしい。これからが大事になるのでいっそう身を引き締めて頑張りたい」と喜びを語りました。口上で、大関昇進時と同じことばを入れたことについては「当初は“唯一無二”をいれない予定だったが、やはり考えてこのことばしかないと思っていれた。伝達式を経験することは最後になるし、このことばどおり頑張ると決めた」と話しました。

      また、土俵入りの型については雲竜型にすると明かした上で「親方が雲竜型で憧れもあるし、指導してもらうことも楽しみ。綱を締める責任もあるのでしっかり頑張りたい」と話しました。

      所要13場所での昇進については「記録的には速いが1場所1場所が身になって、スピードは意識せずに最終的にどこにいるかを信じてやってきた」と話しました。

      その上で目指す横綱像については「まだまだ未知な世界だと思っているので今までどおり自分のスタイルを崩さず大の里を前面に出して、唯一無二の横綱を目指して頑張りたい」と力強く語りました。

      大の里は石川県津幡町出身の24歳。おととし5月の夏場所で幕下10枚目格付け出しとして初土俵を踏みました。初土俵から所要13場所での横綱昇進は横綱が番付上の地位として明文化された明治42年以降、最も速い記録です。

      また、日本出身横綱の誕生は元横綱・稀勢の里の二所ノ関親方が平成29年の初場所後に昇進して以来、8年ぶりです。

      二所ノ関親方「まだまだ成長途中 まだまだ強くなる」
      会見に同席した師匠で元横綱・稀勢の里の二所ノ関親方は自身の横綱昇進と弟子の昇進の違いを問われると「僕はいちばん遅くあがって、大の里はいちばん速くあがったのでそこの違いはある。つい最近、大関にあがったばかりだが僕の場合は大関に5年いましたから僕の場合と違うものがある」と話しました。
      大の里の横綱昇進については「入門してからしっかり体づくりをして地道にやり続けてきた稽古が少しずつ身になってきたと思う。つまらないような稽古をいちばんやってきたのが大の里なので、稽古はうそをつかないというのがはっきり出た」と評価しました。
      その上で「一番上の番付に上がったが、まだまだ成長途中でこれからまた稽古を積んでまだまだ強くなると思うのでしっかり指導していきたい。背中で引っ張っていくぐらいの力士になってほしいし、大相撲全体を盛り上げる存在になってほしい」と期待を寄せました。

      父 中村知幸さん「みんなに愛されて強い横綱になって」
      大の里の父親の中村知幸さんは「みんなに愛されて強い横綱になってほしい」と息子にエールを送りました。優勝を果たした夏場所について知幸さんは「場所前の稽古総見のころに体調が悪いと話していたので心配しましたが、初日の取組でいい動きをしていたので期待していました」と心境を明かしました。
      その後は知幸さん自身が重圧を感じるようになり、場所中は毎日緊張で胃が痛んだということですが、優勝のかかった一番は駐車場に止めた車の中で1人で見守り、優勝が決まると思わず大きな声を出して喜んだと振り返っていました。知幸さんのもとにはすぐに本人から電話があり、熱い気持ちがこみ上げてきて「本当におめでとう。お前はやっぱりやる男だな。すごいな」と手放しでほめたといいます。今後については、けがや病気をしてほしくないという親心をのぞかせた上で「みんなに愛されて強い横綱になってほしい」とエールを送っていました。

      八角理事長「新しい時代を切り開いていってほしい」
      日本相撲協会の八角理事長は、大の里の横綱昇進を受けて「夏場所を通して、よく集中していて安定感があった。落ち着いた立ち合いから慌てることがなく内容のよい相撲だった。全勝する難しさを肌で感じたと思うが、次の目標に向かって頑張ってもらいたい。これからは、立場も変わることで今まで以上に責任や多くの重圧と戦わなくてはならないが、横綱という最高位の誇りを胸に全力士の手本となるよう、率先して稽古に精進し、これからの新しい時代を切り開いていってほしい」とコメントしています。

      (以下略)
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250528/k10014816971000.html

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  41. 新潟水俣病の公式確認から60年 被害や教訓伝える式典
    2025年5月31日 18時31分

    4大公害病のひとつ「新潟水俣病」の公式確認から31日で60年です。新潟市では被害者などが出席して新潟水俣病の被害や教訓を伝える式典が開かれました。

    「新潟水俣病」は、阿賀野川流域にあった旧・昭和電工の工場排水に含まれていた有機水銀が原因で起きた公害です。

    公式確認から60年となる31日に新潟市で開かれた式典には新潟水俣病の被害者や浅尾環境大臣、それに原因企業の旧・昭和電工、現在のレゾナック・ホールディングスの社長などおよそ300人が出席しました。

    式典ではまず、新潟水俣病と認定されていない人が国などに損害賠償を求めている裁判で原告団長を務める皆川栄一さん(81)が「手足がしびれ、傷を負っても痛みを感じず視野も狭くなっています。原告の平均年齢は75歳を超えています。生きているうちの解決を切に願っています」と訴えました。

    続いて、県内で唯一、母親の胎内で水銀の被害を受けた胎児性患者に認定されている古山知恵子さん(60)が筆談でメッセージを発表し、原因企業の社長に対して「私はいまだに歩くことも話すこともできません。私を生まれ変わらせてください」などと訴えました。

    一方、浅尾環境大臣は「新潟水俣病の発生を防ぐことができなかった歴史的事実は60年たったいま、改めて重く受けとめなくてはなりません。いまなお苦しんでいる人がいるという現実を受け止め、このような悲劇が二度と繰り返されることがないよう全力で取り組んでいきます」と述べました。

    そして、新潟県の花角知事がすべての被害者が患者と認められ、救済を受けることができる制度を確立することや新潟水俣病を風化させず後世に伝えることなどに積極的に取り組むという宣言を発表しました。

    被害者団体 全被害者救済や患者認定制度見直しを環境相に訴え
    これにあわせて浅尾環境大臣が新潟市を訪れ、午前中、新潟水俣病の被害者らでつくる3つの団体と懇談し、団体側は被害者の高齢化が進むなか患者と認定されなかったり国の救済策で対象から外れたりした人も含めすべての被害者の早期の救済を求めました。

    この中で、新潟水俣病と認定されていない人が国などに損害賠償を求めている裁判で原告団長を務める皆川栄一さんが「私たちが求めているのはいま早期にどうやって解決してくれるのかということです。公式確認から60年がたちますが、ぜひここで解決に向けての意気込みを大臣のことばで聞かせてほしい」などと訴え、被害者の高齢化が進むなか患者と認定されなかったり国の救済策で対象から外れたりした人も含めすべての被害者の早期の救済を求めました。

    これに対し浅尾大臣は「高齢化が進むなかで解決しなければいけない問題というのはそのとおりだと思う。いただいた内容を踏まえて対応したい」と述べた一方、被害者の救済については「現行の患者の認定基準の丁寧な運用をしていく」などと従来からの国の方針を答えました。

    浅尾大臣は午後、式典に出席したあと別の患者や被害者の団体と懇談し、このなかで新潟水俣病の患者としての認定を求めている女性は「見た目では分からなくてもしびれやめまいでとても苦しいです。小さい頃は阿賀野川に浮いている魚を家に持って帰って食べるような生活だったのに患者として認定されず納得できません。もっと寄り添った対応をしてほしいです」と訴え、患者の認定制度の見直しを求めました。

    また県内で唯一、母親の胎内で水銀の被害を受けた胎児性患者に認定されている古山知恵子さんは「新潟は第二の水俣病です。最初の水俣病が起きたとき国がしっかり対策をとっていれば、私がお母さんのお腹のなかで水俣病になることはなかったのではないでしょうか」として、1人暮らしやリハビリの支援を求める要請文を浅尾大臣に手渡しました。

    浅尾大臣は団体側から熊本での水俣病の確認の9年後に新潟水俣病が確認されたことに対する国の責任を問われ「国の責任について法的責任はないと考えているが、広い意味での責任はあると私も思っている」と述べました。

    浅尾環境相「水俣病解決に向けて取り組む」
    浅尾環境大臣は懇談のあと記者団の取材に応じ、熊本での水俣病の確認の9年後に新潟水俣病が確認されたことに対する国の責任について改めて問われると「2度と同じような公害を起こさない、環境行政をしっかりと前に進めていくということが一番重要だろうと思っていますし、またできる限り、水俣病の解決に向けて取り組んでいくことが国の責任だと考えています」と述べました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250531/k10014822001000.html

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  42. 元横綱 白鵬の宮城野親方が日本相撲協会を退職へ 史上最多優勝
    2025年6月2日 14時19分

    大相撲で現役時代に史上最多となる45回の優勝を果たした、元横綱 白鵬の宮城野親方が、日本相撲協会を退職することになりました。
    宮城野親方は去年2月に弟子の暴力問題で懲戒処分を受け、その後、宮城野部屋は閉鎖され、伊勢ヶ濱部屋に移籍していました。

    元横綱 白鵬の宮城野親方は、現役時代史上最多となる45回の優勝を果たすなど現役生活およそ20年で数々の記録を打ち立てて、4年前の秋場所後に引退しました。

    引退後、3年前の7月に宮城野部屋を継承し師匠を務めていましたが、去年2月に弟子の元幕内力士の暴行問題で日本相撲協会から2階級降格と報酬減額の懲戒処分を受けました。

    その後、宮城野部屋は閉鎖され、宮城野親方は部屋の全員とともに所属する伊勢ヶ濱一門の伊勢ヶ濱部屋に移籍し、部屋付きの親方として指導にあたっていました。

    宮城野親方は、部屋の閉鎖から1年を過ぎても再興のめどが立っていないことなどから、相撲協会を退職する意向を周囲に漏らしていて、関係者によりますと、夏場所中も協会側と話し合いを行いましたが折り合いはつかず、一門の関係者に退職届を託して自身の去就を一任していました。

    日本相撲協会は2日午前から開いた臨時の理事会で宮城野親方の退職届を受理し、6月9日付けで宮城野親方が退職することになりました。

    退職決断の要因 部屋再興メドたたず 伊勢ヶ濱部屋の動きも絡む
    宮城野親方が退職を決断した要因には、部屋の閉鎖から1年が過ぎても再興のメドがたっていないことに加えて移籍していた伊勢ヶ濱部屋の継承の動きも絡んでいます。

    宮城野親方は言動などを理由に現役時代に何度も注意や処分を受けていることから、4年前の令和3年秋場所後に引退する際、親方の襲名を議論する「年寄資格審査委員会」で、「親方になっても10年は部屋持ちの師匠にはさせない」などという厳しい意見が出ました。最終的には「協会の指導に従い、規則やしきたりを守る」という誓約書の署名を条件に年寄・間垣の襲名が承認されました。

    極めて異例な形で親方になったあと、令和4年に宮城野部屋を継承した宮城野親方は師匠だった去年2月に弟子の暴力問題が発生したことで監督責任問われたほか、報告の遅れを指摘され、自身が厳しい懲戒処分を受けました。この当時、処分意見を相撲協会にあげたコンプライアンス委員会の一部の委員からは、親方になる際の誓約書の存在も念頭に「相撲協会から排除するべきではないか」という声まで出たということです。

    このあと、宮城野部屋は去年3月に親方や力士など部屋の全員が同じ一門の伊勢ヶ濱部屋に移籍することが決まり閉鎖されました。宮城野親方は部屋付きの親方として力士の指導を行う一方で、伊勢ヶ濱親方から部屋の運営など師匠としての心構えを学び、毎場所ごとに、所属する伊勢ヶ濱一門の理事から相撲協会に、宮城野親方や宮城野部屋から移籍した力士の様子を報告することになっていました。

    しかし、宮城野部屋の閉鎖から1年がたったことし3月の理事会でも部屋の再興についての協議はされず、再興のメドがたたないと考えた宮城野親方は関係者に対して、「1年頑張ったのに」と不満を漏らしていたといいます。

    さらに最終的にこの時期に退職を決断した理由のもう1つには、移籍先だった伊勢ヶ濱部屋の継承の動きも絡んでいます。師匠の伊勢ヶ濱親方がことし7月に定年を迎えるため、1月に引退した元横綱の照ノ富士親方が伊勢ヶ濱部屋を継承する流れとなっていました。照ノ富士親方は宮城野親方にとって、同じモンゴル出身で7歳年下の力士としても親方としても後輩にあたります。伊勢ヶ濱部屋の継承までに宮城野部屋の再興が認められなければ宮城野親方は後輩の師匠の下に付くことになります。これについても宮城野親方は関係者に「好きとか嫌いとかは関係なく後輩だから嫌だ」と不満を口にしていたということです。

    一方で、相撲協会側は部屋の再興については宮城野親方が所属する伊勢ヶ濱一門からの報告や意見を受けた上で、理事会で議論するという立場でした。しかし、「まだ部屋の再興は早すぎる」などの意見もあり、これまでの定例の理事会の議題には上がりませんでした。

    夏場所中には、協会側と宮城野親方が何度か話し合いを持ち、同じ伊勢ヶ濱一門内の別の部屋に移籍する案なども出ましたが折り合いはつかず、最終的には宮城野親方の退職の決断につながりました。

    元横綱 白鵬の宮城野親方のこれまで
    元横綱 白鵬の宮城野親方は40歳。

    15歳のときにモンゴルから来日し、現役時代は史上最多となる45回の優勝を果たしました。

    また通算1187勝、横綱在位はおよそ14年に渡る84場所といずれも史上最多を記録し、現役生活およそ20年で数々の記録を打ち立てて、4年前の秋場所後に引退しました。

    現役中の令和元年に親方を目指す上で必要な日本国籍を取得し、引退後は間垣親方として宮城野部屋の部屋付きの親方として後進の指導に当たり令和4年7月に宮城野部屋を継承し、部屋の師匠を務めていました。

    また、現役中の平成22年から「白鵬杯」と名付けた少年相撲大会を主催し、相撲の普及と発展にも尽力してきました。

    一方で現役時代から取り口や言動で批判を受けることもあり、平成29年九州場所の優勝インタビューでは万歳三唱をして場所後に厳重注意を受けたほか、平成31年春場所の優勝インタビューでは手締めをし相撲道の伝統と秩序を損なうとして、相撲協会から「けん責」の懲戒処分を受けました。

    また、現役を引退した際、取り口や言動を巡って批判的な声があることなどから相撲協会内では親方になることについて懸念する意見も出ていました。

    宮城野部屋の師匠だった去年2月には、部屋で起きた暴力問題で監督責任などを問われて日本相撲協会から2階級降格と報酬減額の懲戒処分を受け、部屋の全員が同じ一門の伊勢ヶ濱部屋に移籍し宮城野部屋は閉鎖されました。

    大相撲の歴史のなかで並び立つ力士がいない実績を残した横綱経験者ですが、相撲界への功績を残した一方で、その言動などから多くの批判も受けてきました。

    横綱経験者の退職相次ぐ 影響は?
    大相撲では横綱経験者が親方としての定年を待たずに日本相撲協会を去る例が相次いでいます。

    現役の豊昇龍と大の里を除いてことし1月に引退した照ノ富士までの直近10人の横綱のうち、半数を超える6人がすでに相撲協会を退職しました。

    このうち、大相撲で、外国出身力士として史上初めて横綱となった第64代横綱の曙は引退後、東関部屋の部屋付きの親方として後進の指導にあたっていましたが平成15年に相撲協会を退職しその後、プロレスなどほかの格闘技に舞台を移して活動しました。

    また、幕内で25回の優勝を果たした第68代横綱の朝青龍は、場所中に酒に酔って知人の男性に乱暴したとされる問題で、現役引退を表明し、親方として残ることができず相撲界を去りました。

    さらに、兄の第66代横綱・若乃花とともに「若貴フィーバー」と呼ばれる空前の相撲人気をつくり、22回の優勝を果たした第65代横綱の貴乃花は、貴乃花一門を率いていましたが、平成29年に起きた弟子への傷害事件を発端に相撲協会と対立し、よくとし、退職しました。

    そして今回は、歴代最多優勝を誇る第69代横綱の白鵬が退職することになりました。

    親方としては幕内の伯桜鵬やことし3月の春場所と先月の夏場所で2場所連続十両優勝を果たした草野を角界入りに導くなど後進の指導にも強い意欲を見せていました。

    相撲協会は実績や知名度に加え、豊富な経験をもとにした指導力も期待される横綱経験者という貴重な財産を再び失うことになりました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250602/k10014823401000.html

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    1. 元横綱 白鵬の宮城野親方 退職へ「外の立場から 発展に貢献」
      2025年6月2日 21時08分

      大相撲で現役時代に史上最多となる45回の優勝を果たした元横綱 白鵬の宮城野親方が、日本相撲協会を退職することになりました。親方は「外の立場から、その発展に貢献していく決意を固めました」というコメントを発表し、9日にも記者会見を開く予定です。

      宮城野親方は、現役時代史上最多となる45回の優勝を果たすなど現役生活およそ20年で数々の記録を打ち立てて、4年前の秋場所後に引退しました。

      3年前の7月に宮城野部屋を継承し師匠を務めていましたが、去年2月に弟子の元幕内力士の暴行問題で日本相撲協会から2階級降格と報酬減額の懲戒処分を受けました。

      その後、部屋は閉鎖され、宮城野親方は部屋の全員とともに所属する伊勢ヶ濱一門の伊勢ヶ濱部屋に移籍し、部屋付きの親方として指導にあたっていました。

      弟子の暴行問題で謝罪する宮城野親方(2024年2月)
      宮城野親方は部屋の閉鎖から1年を過ぎても再興のめどがたっていないことなどから、相撲協会を退職する意向を周囲に漏らしていて、関係者によりますと、夏場所中も協会側と話し合いを行いましたが折り合いはつかず、一門の関係者に退職届を託して自身の去就を一任していました。

      日本相撲協会は2日午前から開いた臨時の理事会で、宮城野親方の退職届を受理し、6月9日付けで宮城野親方が退職することになりました。

      さらに、元の宮城野部屋に所属していた力士については、引き続き伊勢ヶ濱部屋に所属することになりました。

      宮城野親方は現在、所用でモンゴルに滞在中で、関係者によりますと日本に帰国後、6月9日にも会見を開く意向だということです。

      また相撲協会は、ことし1月に引退した元横綱の照ノ富士親方が、年寄・伊勢ヶ濱を襲名して伊勢ヶ濱部屋を継承することを承認しました。

      これに合わせて、7月、相撲協会の65歳の定年を迎える元横綱 旭富士の伊勢ヶ濱親方は、年寄・宮城野を襲名して今後再雇用され、伊勢ヶ濱部屋の部屋付きの親方として残るということです。

      宮城野親方「外の立場から 発展に貢献していく決意」
      退職することになった宮城野親方はコメントを発表し、この中で「これまで相撲道一筋に歩んで参りました。力士としての人生は、多くの皆様の温かいご支援とご指導があってこそなしえたものであり、心より深く感謝申し上げます」と感謝のことばを述べました。

      その上で今後については「日本の誇る『相撲』という文化をより広く、次の世代へと伝えていくために日本相撲協会の外の立場から、その発展に貢献していく決意を固めました。国内外を問わず、相撲の価値と魅力を新たなかたちで伝え、相撲の未来を世界中の人々とともに築いていく活動に力を注いでまいります」とコメントし、今後、記者会見を開いて、正式に報告するとしています。

      伊勢ヶ濱親方「本人が望んでいること これ以上言えない」
      元横綱 旭富士の伊勢ヶ濱親方は宮城野親方について「あれだけの実績があるのでなんとか協会にとどまって弟子の育成をしてほしかった。何度も辞めないように説得していたが、本人がやりたいことがあって望んでいることなのでこれ以上は言えない」と話していました。

      一方で「本人からは、これからはいろいろな形で相撲協会の発展に尽くしたい、自分の視野を広げて恩返しをしていきたいという気持ちが強いと聞いている」と話していました。

      伊勢ヶ濱部屋を継承する元横綱の照ノ富士親方については「横綱でいろいろなことを経験してきているので、それを弟子に教えていってくれると確信を持って継がせている」と期待感を示していました。

      また、自身が年寄・宮城野を襲名して、部屋付の親方となることについては「私のやることは変わらない。すべての弟子を強くするために指導していくだけだ」と話していました。

      八角理事長「大変残念」
      日本相撲協会の八角理事長は「大変残念だが、意思が固いので、弟子のことを決めて受け取るしかない」と話していたということです。

      佐渡ヶ嶽広報部長「師匠として頑張ってほしかった」
      佐渡ヶ嶽広報部長は「残念だ。立派な横綱だったからこそ、師匠として頑張ってほしかった」と話していました。

      炎鵬「整理がつかない」
      宮城野親方とともに伊勢ヶ濱部屋に移籍した幕内経験者の炎鵬は「突然聞いたので整理がつかない。何と言えばいいかわからない。何も考えられない。頑張るしかない」と話しました。

      宮城野親方がスカウト 草野「さみしい思いある」
      宮城野親方にスカウトされ角界入りした草野は「残ってくれると思っていた。さみしい思いがあるが、今は相撲に集中してしっかりやっていきたい」と話しました。

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    2. 【解説】退職決断の要因は大きく2つ
      宮城野親方が退職を決断した要因には、部屋の閉鎖から1年が過ぎても再興のめどがたっていないことに加えて、移籍していた伊勢ヶ濱部屋の継承の動きも絡んでいます。

      宮城野親方は言動などを理由に現役時代に何度も注意や処分を受けていることから、令和3年秋場所後に引退する際、親方の襲名を議論する「年寄資格審査委員会」で、「親方になっても10年は部屋持ちの師匠にはさせない」などという厳しい意見が出ました。最終的には「協会の指導に従い、規則やしきたりを守る」という誓約書の署名を条件に、年寄・間垣の襲名が承認されました。

      極めて異例な形で親方になったあと、令和4年に宮城野部屋を継承した宮城野親方は、師匠だった去年2月に弟子の暴力問題が発生したことで監督責任を問われたほか、報告の遅れを指摘され、自身が厳しい懲戒処分を受けました。この当時、処分意見を相撲協会にあげたコンプライアンス委員会の一部の委員からは、親方になる際の誓約書の存在も念頭に「相撲協会から排除するべきではないか」という声まで出たということです。

      このあと、宮城野部屋は去年3月に親方や力士など部屋の全員が同じ一門の伊勢ヶ濱部屋に移籍することが決まり、閉鎖されました。宮城野親方は部屋付きの親方として力士の指導を行う一方で、伊勢ヶ濱親方から部屋の運営など師匠としての心構えを学び、毎場所ごとに、所属する伊勢ヶ濱一門の理事から相撲協会に、宮城野親方や宮城野部屋から移籍した力士の様子を報告することになっていました。

      しかし、宮城野部屋の閉鎖から1年がたったことし3月の理事会でも部屋の再興についての協議はされず、再興のめどがたたないと考えた宮城野親方は関係者に対して「1年頑張ったのに」と不満を漏らしていたといいます。

      さらに最終的に、この時期に退職を決断した理由のもう1つには、移籍先だった伊勢ヶ濱部屋の継承の動きも絡んでいます。師匠の伊勢ヶ濱親方がことし7月に定年を迎えるため、1月に引退した元横綱の照ノ富士親方が伊勢ヶ濱部屋を継承する流れとなっていました。

      照ノ富士親方は宮城野親方にとって、同じモンゴル出身で7歳年下の力士としても親方としても後輩にあたります。伊勢ヶ濱部屋の継承までに宮城野部屋の再興が認められなければ、宮城野親方は後輩の師匠の下に付くことになります。これについても宮城野親方は関係者に「好きとか嫌いとかは関係なく、後輩だから嫌だ」と不満を口にしていたということです。

      一方で、相撲協会側は部屋の再興については宮城野親方が所属する伊勢ヶ濱一門からの報告や意見を受けたうえで、理事会で議論するという立場でした。しかし、「まだ部屋の再興は早すぎる」などの意見もあり、これまでの定例の理事会の議題には上がりませんでした。

      夏場所中には、協会側と宮城野親方が何度か話し合いを持ち、同じ伊勢ヶ濱一門内の別の部屋に移籍する案なども出ましたが折り合いはつかず、最終的には宮城野親方の退職の決断につながりました。

      宮城野親方のこれまで
      元横綱 白鵬の宮城野親方は40歳。15歳のときにモンゴルから来日し、現役時代は史上最多となる45回の優勝を果たしました。また通算1187勝、横綱在位はおよそ14年に渡る84場所といずれも史上最多を記録し、現役生活およそ20年で数々の記録を打ち立てて、4年前の秋場所後に引退しました。

      現役中の令和元年に親方を目指すうえで必要な日本国籍を取得し、引退後は間垣親方として宮城野部屋の部屋付きの親方として後進の指導にあたり、令和4年7月に宮城野部屋を継承し、部屋の師匠を務めていました。

      また、現役中の平成22年から「白鵬杯」と名付けた少年相撲大会を主催し、相撲の普及と発展にも尽力してきました。

      一方で現役時代から取り口や言動で批判を受けることもあり、平成29年九州場所の優勝インタビューでは万歳三唱をして場所後に厳重注意を受けたほか、平成31年春場所の優勝インタビューでは手締めをし相撲道の伝統と秩序を損なうとして、相撲協会から「けん責」の懲戒処分を受けました。

      現役を引退した際、取り口や言動をめぐって批判的な声があることなどから、相撲協会内では親方になることについて懸念する意見も出ていました。

      ◇横綱経験者の退職相次ぐ
      大相撲では、横綱経験者が親方としての定年を待たずに日本相撲協会を去る例が相次いでいます。現役の豊昇龍と大の里を除いて、ことし1月に引退した照ノ富士までの直近10人の横綱のうち、半数を超える6人がすでに相撲協会を退職しました。

      【曙(第64代横綱)】
      外国出身力士として初めて横綱となった第64代横綱の曙は引退後、東関部屋の部屋付きの親方として後進の指導にあたっていましたが、平成15年に相撲協会を退職し、その後プロレスなどほかの格闘技に舞台を移して活動しました。

      【朝青龍(第68代横綱)】
      幕内で25回の優勝を果たした第68代横綱の朝青龍は、場所中に酒に酔って知人の男性に乱暴したとされる問題で現役引退を表明し、親方として残ることができず相撲界を去りました。

      【貴乃花(第65代横綱)】
      兄の第66代横綱 若乃花とともに「若貴フィーバー」と呼ばれる空前の相撲人気をつくり、22回の優勝を果たした第65代横綱の貴乃花は、貴乃花一門を率いていましたが、平成29年に起きた元横綱 日馬富士から弟子への傷害事件を発端に相撲協会と対立し、翌年、退職しました。
      そして今回は、歴代最多優勝を誇る第69代横綱の白鵬が退職することになりました。親方としては幕内の伯桜鵬や、ことしの春場所と夏場所で2場所連続十両優勝を果たした草野を角界入りに導くなど、後進の指導にも強い意欲を見せていました。

      相撲協会は実績や知名度に加え、豊富な経験をもとにした指導力も期待される横綱経験者という貴重な財産を、再び失うことになりました。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250602/k10014823401000.html

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  43. “排ガスでぜんそく” 国と自動車メーカーの賠償 認めない裁定
    2025年6月2日 16時07分

    自動車の排ガスによる大気汚染が原因でぜんそくなどを発症したとして、全国の患者らおよそ160人が、国と自動車メーカーに対し賠償を求めた申し立てについて、国の公害等調整委員会はいずれに対しても賠償は認めないとする「裁定」を出しました。

    東京、神奈川、大阪などに住む全国のおよそ160人は、1970年代後半からの車の排ガスによる大気汚染でぜんそくなどを発症したにもかかわらず、救済措置が十分ではないなどとして3年前、国と自動車メーカー7社に対し1人あたり100万円の損害賠償を求めて公害等調整委員会に申し立てました。

    双方が意見を述べる審問が行われるなどした結果、公害等調整委員会はその判断にあたる「裁定」を出し、国、自動車メーカーのいずれについても賠償は認めませんでした。

    患者側の代理人弁護士によりますと、排ガスが原因だとする健康被害について1970年代以降に各地で争われてきた裁判では国の賠償が認めれたケースがあった一方、自動車メーカーは認められたことがないということです。

    患者らは、全国一律での医療費の全額助成制度の創設につなげるためにも、今回の「裁定」で法的責任を明確化させたいとしていました。

    申し立ての経緯
    全国のぜんそく患者などが公害等調整委員会に申し立てたのは「責任裁定」と呼ばれる法的な賠償責任について判断を求めるものです。

    自動車の排ガスをめぐっては、石油ショックなどの影響で車のディーゼル化が進んでいた1970年代後半から、大都市圏を中心に全国各地のぜんそく患者らが「排ガスなどによって健康被害が起きた」として医療費の助成などを求めて国や企業を訴えました。

    各地の裁判は、国や企業などが解決金を支払ったり、大気汚染を軽減するための環境対策を実施したりすることで2007年までにいずれも和解が成立し、その結果、東京では国や都、自動車メーカーなどが資金を拠出する形で都内の患者だけを対象とした救済制度が設けられました。

    しかし、こうした救済制度は全国には広がらず、2019年には東京、神奈川、大阪、愛知、埼玉、千葉など全国の患者らが医療費を全額助成する全国一律の制度創設を求めて、国と自動車メーカーを相手に公害等調整委員会に「調停」を申し立てました。

    「調停」は主張の隔たりが大きいとして打ち切られましたが、患者らは3年前の6月、改めて公害等調整委員会に公開の場での審理などを通じて法的な賠償責任の有無について判断する「責任裁定」を申し立てました。

    そして双方が主張を述べる審問の手続きが去年12月に終わり、2日に「裁定」が示されることになりました。

    公害等調整委員会とは
    公害等調整委員会は大気汚染や土壌汚染、騒音や悪臭などの公害についての紛争を処理する国の機関です。

    被害者を迅速に救済するため、民事裁判に比べて手続きが簡単で費用も少ないことが特徴とされています。

    当事者の申し立てを受けて、公害等調整委員会が当事者の間に入って話し合いを進め、合意によって解決を図る「調停」のほか、双方の意見を聞いたり証拠調べをしたりする「審問」を行った上で損害賠償責任の有無や被害の因果関係について法的な判断をする「裁定」によって公害紛争の解決にあたります。

    このうち「裁定」には、公害による被害が発生した場合に損害賠償責任の有無を判断する「責任裁定」、加害行為と被害との因果関係を判断する「原因裁定」の2つがあります。

    公害等調整委員会が出した「責任裁定」の内容に不服がある場合は、裁定書を受け取ってから30日以内に民事裁判を起こすことができます。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250602/k10014822981000.html

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    1. “排ガスでぜんそく” 国と自動車メーカーの賠償 認めない裁定
      2025年6月2日 18時24分

      自動車の排ガスが原因でぜんそくなどを発症したとして、全国の患者らおよそ160人が、国と自動車メーカーに対し賠償を求めた申し立てについて、国の公害等調整委員会はいずれについても賠償は認めないとする「裁定」を出しました。
      患者らは不当だとして今後、民事裁判を起こすことにしています。

      東京、神奈川、大阪などに住む60代と70代を中心とした158人は、1970年代後半からの車の排ガスによる大気汚染でぜんそくなどを発症したにもかかわらず、救済措置が十分ではないなどとして、3年前に国と自動車メーカー7社に対し1人当たり100万円の損害賠償を求めて公害等調整委員会に申し立てました。

      双方が意見を述べる審問が行われるなどした結果、公害等調整委員会は2日、その判断にあたる「裁定」を出しました。

      それによりますと
      ▽1970年代後半以降の大気汚染の状況について、患者らのいた地域では排ガスによって直ちに病気を発症するなどの危険な状態にあったとは認められず
      ▽国の規制も著しく合理性に欠けていたとまでは言えないなどとして
      国と自動車メーカーのいずれについても賠償は認めませんでした。

      患者側は
      ▽今回の裁定について、これまでの裁判結果に反する不当な判断で
      ▽全国一律での医療費の全額助成制度の創設のためにも、国や自動車メーカーの法的責任の明確化が欠かせないとして
      今後、民事裁判を起こすことにしています。

      今回の「裁定」について環境省は「内容を精査しているところで、コメントすることはできない」としています。

      患者の1人「主張認められず残念 諦められない」
      申し立てを行った患者などが「裁定」の結果を受けて記者会見を開き、このうちぜんそく患者の石川牧子さん(69)は「1970年代後半から80年代、90年代にかけてぜんそくを発病した患者は、発作が起きるたびに死を覚悟するような本当につらい思いをしてきました。きょうの裁定の結果は、私たち患者の苦しみを本当に分かってもらえたのか分からず、とても残念です。ぜんそくは治らない病気で、治療を続けなければいけない患者にとって、医療費の助成は欠かせないものです。私たちの主張が認められなかったことは残念ですが、諦めることはできません」と話しました。

      患者側の代理人の西村隆雄弁護士は「裁定を申し立てた患者たちはぜんそくなどの症状で長年苦しんできていて、そういう方に対して救済制度がほしいと願っていた。公害等調整委員会には踏み込んだ判断や、国や自動車メーカーに対して働きかける役割を果たして欲しいと期待していたが、結果には大変がっかりした」と述べました。

      専門家「これまでの裁判の流れ止めてしまう裁定」
      環境政策に詳しい東京経済大学の尾崎寛直教授は「大気汚染の原因の主体が工場から自動車による大気汚染に移っているということは、これまでの裁判で裁判所も認め、被害者の補償が必要だという判決もでていたので、その流れを止めてしまうような裁定だ」などと指摘しました。

      そして「排ガスによる被害は国レベルの救済制度が空白状態になっている」と指摘した上で「メーカーはこれまでの生産活動によって生じた被害に対して道義的責任はあると思う。国が救済に向けた制度作りを率先して行い、そこに自動車メーカーに参加してもらうような仕組みを作るべきだ」と話していました。

      申し立ての経緯
      全国のぜんそく患者などが公害等調整委員会に申し立てたのは「責任裁定」と呼ばれる法的な賠償責任について判断を求めるものです。

      自動車の排ガスをめぐっては、石油ショックなどの影響で車のディーゼル化が進んでいた1970年代後半から、大都市圏を中心に全国各地のぜんそく患者らが「排ガスなどによって健康被害が起きた」として医療費の助成などを求めて国や企業を訴えました。

      各地の裁判は、国や企業などが解決金を支払ったり、大気汚染を軽減するための環境対策を実施したりすることで2007年までにいずれも和解が成立し、その結果、東京では国や都、自動車メーカーなどが資金を拠出する形で都内の患者だけを対象とした救済制度が設けられました。

      しかし、こうした救済制度は全国には広がらず、2019年には東京、神奈川、大阪、愛知、埼玉、千葉など全国の患者らが医療費を全額助成する全国一律の制度創設を求めて、国と自動車メーカーを相手に公害等調整委員会に「調停」を申し立てました。

      「調停」は主張の隔たりが大きいとして打ち切られましたが、患者らは3年前の6月、改めて公害等調整委員会に公開の場での審理などを通じて法的な賠償責任の有無について判断する「責任裁定」を申し立てました。

      そして双方が主張を述べる審問の手続きが去年12月に終わり、2日に「裁定」が示されることになりました。

      公害等調整委員会とは
      公害等調整委員会は大気汚染や土壌汚染、騒音や悪臭などの公害についての紛争を処理する国の機関です。

      被害者を迅速に救済するため、民事裁判に比べて手続きが簡単で費用も少ないことが特徴とされています。

      当事者の申し立てを受けて、公害等調整委員会が当事者の間に入って話し合いを進め、合意によって解決を図る「調停」のほか、双方の意見を聞いたり証拠調べをしたりする「審問」を行った上で損害賠償責任の有無や被害の因果関係について法的な判断をする「裁定」によって公害紛争の解決にあたります。

      このうち「裁定」には、公害による被害が発生した場合に損害賠償責任の有無を判断する「責任裁定」、加害行為と被害との因果関係を判断する「原因裁定」の2つがあります。

      公害等調整委員会が出した「責任裁定」の内容に不服がある場合は、裁定書を受け取ってから30日以内に民事裁判を起こすことができます。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250602/k10014822981000.html

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  44. 私も「ぜんそく」っけがあって、毎日、吸入薬「フルティフォーム」のお世話になっているが、この疾患が「自動車の排気ガスが原因」だなんてこれっぽちも思わないけどなあ…

    何でもかんでも「環境」の所為にする気持ちにはなれない。まずは自分自身の「体質」や「体調」に原因があるのかなと諦観諦念するのみなのである。

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  45. 長嶋茂雄さん 死去 89歳 「ミスター」 巨人の終身名誉監督
    2025年6月3日 15時08分

    プロ野球・巨人の終身名誉監督で選手、そして監督として輝かしい実績を残し国民的人気を博した長嶋茂雄さんが、3日、亡くなりました。89歳でした。

    長嶋さんは千葉県出身、佐倉一高から立教大学に進んで東京六大学のスター選手として活躍し、昭和33年(1958年)に巨人に入団しました。

    大舞台での勝負強いバッティングと華麗な守備で多くのファンを魅了し、プロ野球を国民的な人気スポーツに押し上げたその活躍から「ミスタープロ野球」の愛称で親しまれました。

    王貞治さんとの「ON」コンビで一時代を築き、17年間の現役生活では、首位打者6回、ホームラン王2回、打点王5回と多くのタイトルを獲得して最優秀選手にも5回輝いています。

    昭和49年(1974年)に38歳で現役を引退し、セレモニーで残した「私はきょう引退をいたしますが、わが巨人軍は永久に不滅です」というあいさつは、ファンのみならずの多くの人の記憶に残りました。

    引退後は巨人の監督を2期、通算15年間務め、巨人の監督としては歴代3位となる1034勝をマークし、リーグ優勝5回、日本一2回を果たしました。

    平成25年(2013年)には巨人の監督時代に指導した松井秀喜さんとともに国民栄誉賞を受賞し、令和3年(2021年)には東京オリンピックの開会式で聖火ランナーを務めたほか、野球界で初めて文化勲章を受章しました。

    長嶋さんは2022年9月に脳内に出血が見つかり、都内の病院に入院して治療とリハビリを続けていました。

    ことし3月には、東京ドームを訪れドジャースの大谷翔平選手と記念写真を撮るなど元気な様子を見せていましたが、巨人などによりますと、3日午前6時39分、肺炎のため都内の病院で亡くなったということです。

    89歳でした。

    棺をのせた車が自宅に到着 一茂さん 三奈さん 王貞治さんも
    長嶋さんの訃報が伝えられると都内の自宅には関係者が次々と姿を見せました。3日午後1時20分ごろ、棺をのせた車とともに息子の一茂さん、娘の三奈さんが到着しました。その直後には、王貞治さんが喪服姿で訪れ、一茂さんや三奈さんに迎えられて自宅の中へと入っていきました。

    (以下略)
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250603/k10014824051000.html

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    1. 長嶋茂雄さん死去 王貞治さん 大谷翔平選手など追悼の思い
      2025年6月3日 15時29分

      プロ野球・巨人の終身名誉監督で選手、そして監督として輝かしい実績を残し、国民的人気を博した長嶋茂雄さんが3日、肺炎のため亡くなりました。

      “ミスタープロ野球”を悼む声が相次いでいます。

      (以下略)
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250603/k10014824071000.html

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    2. 社説
      長嶋茂雄氏死去 時代照らした永遠のミスター
      2025/06/04 05:00

       華麗なプレーと、はじけるような笑顔で、時代を明るく照らした。まさに太陽やひまわりのような存在だった。日本中のファンとともに、「どうか安らかに」と願う。

       プロ野球・読売巨人軍終身名誉監督の長嶋茂雄さんが亡くなった。89歳だった。選手、監督として多大な功績を残し、日本のプロ野球人気を不動のものにした。「ミスタープロ野球」の称号にふさわしい国民的スターだった。

       「燃える男」は大舞台になるほど力を発揮した。1959年の天覧試合では、九回裏に阪神の村山実投手から劇的なサヨナラ本塁打を放った。王貞治選手との「ON」砲で巨人のV9を支え、「記録の王、記憶の長嶋」と言われた。

       昭和の高度成長期、多くの国民が、 溌剌 はつらつ とプレーする長嶋さんを発展する社会に重ね、明日への活力にした。エラーをしてもファンが喜ぶのは、長嶋さんぐらいだろう。アンチ巨人の人々からも、これほど愛された人はいない。

       「巨人軍は永久に不滅です」という言葉を残して74年に引退した後は、2度にわたり、監督としてチームを率いた。

       94年は、リーグ優勝を巡る中日との「10・8決戦」を制したうえ、日本一に輝いた。96年には首位広島との11・5ゲーム差を逆転してリーグ優勝を果たした。

       王監督率いるダイエーと日本一を争った2000年の「ミレニアム決戦」には、日本中が沸き立った。劇的な展開が次々と現れるのも、千両役者ならではだろう。

       常にプラス思考で、「メークドラマ」「ミラクルアゲイン」など数々の語録を残した。時には「打つと見せかけてヒッティングだ」「初めての還暦を迎えました」など、思わず笑ってしまう「迷言」もあり、ファンを魅了した。

       忘れてはならないのが、松井秀喜選手を、押しも押されもせぬ4番打者に育て上げたことである。3年間で一流打者に育てるという「1000日計画」を掲げ、二人三脚でバットを振り込んだ。

       松井さんが引退した際は「これまでは、あえて称賛することを控えてきたが、『現代で最高のホームランバッター』という言葉を贈りたい」と語った。松井さんは今も長嶋さんとの素振りの時間を振り返り、感謝を口にしている。

       04年に脳 梗塞 こうそく で倒れ、右半身 麻痺 まひ などの後遺症が残った。それでも「もう一度走りたい」と懸命にリハビリを続けた。「天才」だと言われることが多かったが、「たゆまぬ努力」の人でもあった。
      https://www.yomiuri.co.jp/editorial/20250604-OYT1T50010/

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  46. ミスターの現役時代の大活躍を知る人は、おそらく60歳代後半から70歳代以上の人たちなんじゃないのかな。

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  47. インド 旅客機墜落 乗客乗員242人 これまで200人超の遺体収容
    2025年6月12日 21時44分

    インド西部、アーメダバードで現地時間の12日午後、乗客乗員242人が搭乗していた「エア・インディア」の旅客機が墜落し、ロイター通信は、地元の警察の話として、これまでに200人以上の遺体が収容されたと伝えました。また、少なくとも25人がけがをしたと報じましたが、乗客乗員なのか墜落した場所にいた人なのか詳しいことは明らかにしていません。

    インド西部、アーメダバードで12日午後1時40分ごろ、日本時間の午後5時すぎ、旅客機が空港から離陸した直後に墜落しました。アーメダバードの空港は、旅客機は空港の敷地外に墜落したとしています。

    墜落したのは、「エア・インディア」のアーメダバード発、イギリス・ロンドン近郊のガトウィック行きの171便、ボーイング787型機です。

    エア・インディアはSNSに乗客と乗員242人が搭乗していたと明らかにしたうえで、169人はインド国籍、53人はイギリス国籍だなどと明らかにしました。
    乗客230人のなかにはこれまでのところ日本国籍の乗客は含まれていません。

    ロイター通信は、地元の警察の話としてこれまでに200人以上の遺体が収容されたと伝えました。また、少なくとも25人がけがをしたと報じましたが、乗客乗員なのか墜落した場所にいた人なのか詳しいことは明らかにしていません。

    ロイター通信は地元メディアの情報として、医科大学の学生寮の食堂の上に旅客機が墜落し、多くの医学部の学生が死亡したと報じました。

    インドにある日本大使館は、NHKの取材に対し「エア・インディアが発表した通り、日本人の乗客はいなかったと理解しています。今のところ日本人が搭乗していたという情報はありません」とコメントしています。

    インドのモディ首相は自身のSNSに「悲劇にがく然とし、ことばでは言い表せないほど心を痛めている。私の思いは被害に遭ったすべての人々とともにある」と投稿したうえで「被害に遭った人々の支援にあたっている閣僚や関係当局と連絡を取り合っている」としています。

    インドのテレビ局 墜落した瞬間だとする映像

    インドのテレビ局、NDTVは旅客機が墜落した瞬間だとする映像を伝えました。

    映像では、住宅街の上空を飛んでいた旅客機が、車輪の出た状態で、機首を上に向けたまま徐々に高度が下がっていく様子が写っています。

    その後、大きな爆発が起き、炎が上がる様子が確認できます。

    AP通信 墜落したとみられる現場 黒煙上がる

    AP通信は、「航空機事故による煙」と題し、飛行機が墜落したとみられる現場近くの映像を配信しました。

    映像では、空港の近くの建物の背後から黒い煙が垂直方向に上がり、多くの人が集まっている様子が確認できます。

    アーメダバード空港「離陸直後に空港の外で衝突に巻き込まれた」
    アーメダバード空港は12日SNSに声明を発表し、エア・インディア171便について「離陸直後に空港の外で衝突に巻き込まれた」と明らかにしました。その上で、「現在、空港は運用されておらず全てのフライトが一時的に停止されている」としています。空港は日本時間午後9時15分ごろ、運用を再開したとSNSに投稿しました。

    当時の状況は
    アーメダバード国際空港は、ホームページによりますとアーメダバードの中心部からおよそ11キロの場所にあり、インド国内のほか海外の複数都市と結ばれています。国内線や国際線、貨物など4つのターミナルがあり、45の駐機スポットがあります。滑走路は1本で、北東から南西に長さおよそ3500メートルとなっています。

    旅客機が発信する位置や高度の情報をもとに飛行コースを公開している民間のホームページ「フライトレーダー24」によりますと、事故が起きた当時(現地13時30分)風は西南西から3.6メートルで気温は37度、視界は6キロと悪くなかったということです。

    また、「フライトレーダー24」によりますと、「エア・インディア」の171便は離陸後、すぐに高度190メートルに達し、速度は時速322キロでその後、記録が途絶えました。平均飛行時間は9分と表示されています。

    事故機は2日前 羽田空港に
    航空機の飛行コースなどを公開する民間のホームページ、「フライトレーダー24」によりますと、事故機は6月9日にインドのデリーから羽田空港に到着したあと、10日には羽田空港からデリーに向かっています。

    エア・インディア「171便がインシデントに巻き込まれた」
    エア・インディアは12日SNSに「本日のアーメダバード発ガトウィック行きの171便がインシデントに巻き込まれた」と投稿しました。

    そのうえで「現在のところ詳しい状況は調査中」だとして会社のウェブサイトで最新の情報を確認するよう呼びかけています。

    旅客機が発信する位置や高度の情報をもとに飛行コースを公開している民間のホームページ「フライトレーダー24」によりますと171便はボーイング787型機で、現地の午後1時10分が出発予定時刻となっていました。

    エア・インディアとは
    公式ウェブサイトによりますと、エア・インディアは1932年、インドで最初の航空会社として設立されました。

    東京をはじめ香港、ロンドン、ニューヨークなど世界各地のあわせて79の空港と結んでいます。

    インドの経済成長を背景にエア・インディアはおととし、アメリカのボーイングとヨーロッパのエアバスから合わせて470機の旅客機を購入することで合意するなど、事業の拡大を図っていました。

    アーメダバードとは
    インド政府などがまとめているホームページによりますと、アーメダバードはモディ首相の出身地、西部グジャラート州の最大都市で、人口はおよそ740万だということです。

    繊維産業が盛んな一方、近年は人口増加に伴い都市開発も進められ、情報技術や科学産業などの中心地となっているとしています。

    「アーメダバードの歴史都市」は2017年にユネスコの世界遺産に登録されています。

    また、アーメダバードとインド最大の商業都市ムンバイを結ぶおよそ500キロの区間では、日本の新幹線技術を導入する高速鉄道の建設も進んでいます。

    また、グジャラート州はインド全体の工業生産高のおよそ2割を占める有数の工業生産地で、このうちアーメダバード市の周辺地域は、自動車関連会社など、州の中で最も多くの日系企業が進出しているということです。

    英首相「乗客とご家族のことを心から案じている」
    旅客機の到着予定地だったイギリスのスターマー首相は「多くのイギリス人を乗せたロンドン行きの便の墜落現場の光景は非常に痛ましいものだ。状況の進展については随時報告を受けている。極めてつらい状況にある乗客の方々とご家族のことを心から案じている」とする声明を出しました。

    ボーイング787型機とは
    ボーイング787型機はアメリカの航空機メーカー、ボーイングが開発・製造した最新鋭の機体です。
    胴体、主翼、尾翼などの機体の表面とそれを支える構造物のほとんどで炭素繊維を使った複合材が使用されているのが特徴です。
    従来のアルミ合金が使われた機体と比べて軽量化されて燃費が大幅に向上したほか、耐火性能が高いとされています。
    現在、世界の航空会社で幅広く使われていて、全日空では2011年から、日本航空では2012年から導入しています。
    ボーイング787型機をめぐっては、一時、機体のバッテリーから煙が出たり出火したりするトラブルが相次ぎましたが、その後、対策が講じられています。

    過去の旅客機事故
    ことし1月にはアメリカの首都ワシントン近郊にあるレーガン・ナショナル空港の近くで、アメリカン航空の旅客機と陸軍のヘリコプターが空中で衝突して川に墜落し、67人が死亡しました。

    去年12月には韓国南西部のムアン空港で韓国のLCC=格安航空会社チェジュ航空の旅客機が胴体着陸したあとコンクリートの構造物に衝突して炎上し、179人が死亡しました。

    また、日本では去年1月に羽田空港で海上保安庁の航空機と日本航空の旅客機が衝突して炎上し、保安官5人が死亡、1人が大けがをしました。

    旅客機の乗客乗員379人は全員が緊急脱出し、乗客17人が医療機関を受診しました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250612/k10014833591000.html

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    1. インド 旅客機墜落 1人生存も残る乗客乗員241人全員の死亡確認
      2025年6月13日 9時23分

      インド西部で12日、乗客乗員242人が搭乗していた旅客機が墜落し、航空会社は1人の生存が確認されたものの、残る乗客乗員全員の死亡が確認されたと発表しました。インドの主要メディアは、機長が墜落する直前に、管制官に緊急事態を知らせていたと伝えていて、被害の全容解明と事故の原因究明が焦点となっています。

      インド西部グジャラート州のアーメダバードで日本時間の12日午後5時すぎ、「エア・インディア」のアーメダバード発、イギリス・ロンドン近郊のガトウィック行きの旅客機が空港から離陸した直後に墜落しました。

      エア・インディアは病院で治療をうけているイギリス国籍の乗客1人の生存が確認されたものの、残る241人の乗客乗員全員の死亡が確認されたと発表しました。

      エア・インディアによりますと、乗客230人のうち169人がインド国籍、53人がイギリス国籍などで、日本国籍の乗客はいなかったということです。

      また、ロイター通信は、地元メディアの情報として、医科大学の学生寮の建物の上に旅客機が墜落し、多くの医学部生らが巻き込まれたおそれがあると報じています。

      インドの主要メディアは、機長が墜落する直前に、管制官に緊急事態を知らせていたと伝えていて、被害の全容解明と事故の原因究明が焦点となっています。

      インドのテレビ局 墜落した瞬間だとする映像

      インドのテレビ局、NDTVは旅客機が墜落した瞬間だとする映像を伝えました。

      映像では、住宅街の上空を飛んでいた旅客機が、車輪の出た状態で、機首を上に向けたまま徐々に高度が下がっていく様子が写っています。

      その後、大きな爆発が起き、炎が上がる様子が確認できます。

      AP通信 墜落したとみられる現場 黒煙上がる

      AP通信は、「航空機事故による煙」と題し、飛行機が墜落したとみられる現場近くの映像を配信しました。

      映像では、空港の近くの建物の背後から黒い煙が垂直方向に上がり、多くの人が集まっている様子が確認できます。

      離陸後10秒ほどで高度が上がらなくなる様子確認

      ロイター通信が入手した監視カメラの映像では、空港の滑走路を走る旅客機が砂ぼこりを上げながら離陸したあと、10秒ほどで高度が上がらなくなり、不安定な姿勢で機首を上に向けたまま徐々に高度が下がっていく様子が確認できます。

      旅客機はその後、地上に墜落し、黒い煙と炎が上がる様子が写っています。

      NTSBが事故調査支援チーム派遣へ
      インド西部で「エア・インディア」の旅客機、ボーイング787型機が墜落した事故をうけてアメリカのNTSB=国家運輸安全委員会は、12日、SNSで、事故調査を支援するため調査チームをインドに派遣すると明らかにしました。

      またFAA=連邦航空局は12日に発表した声明で、事故が起きた場合、現地の当局が調査を主導することになるとした上で、「支援要請があった場合、NTSBがアメリカの代表となりFAAは技術支援を行うことになる。NTSBと連携してただちにチームを派遣する準備を整えている」としています。

      アーメダバード空港「離陸直後に空港の外で衝突に巻き込まれた」
      アーメダバード空港は12日SNSに声明を発表し、エア・インディア171便について「離陸直後に空港の外で衝突に巻き込まれた」と明らかにしました。

      その上で、「現在、空港は運用されておらず全てのフライトが一時的に停止されている」としています。

      空港は日本時間午後9時15分ごろ、運用を再開したとSNSに投稿しました。

      病院には乗客の家族らが集まる
      救急車が次々と到着する病院の近くには、墜落した旅客機の乗客の家族などが集まり、涙を流す人もいます。

      親族が旅客機に乗っていたという女性は、「兄弟と、その娘が旅客機にいました。彼女は6歳でした」と声を詰まらせながら話していました。

      また、姉妹が旅客機に乗っていたという女性は、「彼女はロンドンに行くところでした。たどりつく前に、旅客機が墜落してしまった」と話していました。

      インド モディ首相「関係当局と連絡取り合う」
      「エア・インディア」の墜落を受けて、インドのモディ首相は自身のSNSに、「アーメダバードでの悲劇にがく然とし、ことばでは言い表せないほど心を痛めている。私の思いは被害に遭ったすべての人々とともにある」と投稿しました。

      そのうえで、「被害に遭った人々の支援にあたっている閣僚や関係当局と連絡を取り合っている」としています。

      イギリスでは犠牲者悼む声
      かつてインドの宗主国だったイギリスにはインド系の住民が180万人以上暮らしていて、今回の事故に大きな衝撃を受けています。

      ロンドン西部にある多くのインド系住民が住む地区では、今回の旅客機の事故の犠牲者を悼む声などが聞かれました。

      このうち、地区の雑貨店で働く20代の女性は「大惨事が起こり、多くの人が亡くなりました。とても気の毒に思います。ここから遠く離れてはいますがわたしたちの母国で起こったことだからです」と話していました。

      また、イギリスの大学で勉強するためインドから来ているという20代の男性は「本当に不幸なことです。犠牲者の家族には補償が必要だと思います」と話していました。

      ロンドンのヒンズー教施設では追悼の集会
      事故が起きたインド・グジャラート州の出身者が多く住む、ロンドン北西部のハーロウにあるヒンズー教の施設では12日、事故の犠牲者を追悼する集会が開かれました。

      集まった100人ほどの住民にヒンズー教の指導者が旅立った魂のために祈り、今こそ地域社会が1つになって支え合わなければならないと呼びかけ、参加者たちは音楽に合わせて歌うなどして、犠牲者を悼んでいました。

      集会を主催した、グジャラート州出身者で作る全国組織のクリシュナ・プジャバ副会長は「私たちの地域社会にとって非常に悲しい日だ。知り合いだった州の元首相やイギリスに留学する予定だった学生28人など、州出身の多くの人が墜落した旅客機に乗っていた。事故の影響を受けたすべての人を支援できるよう取り組む」と話していました。

      英首相「乗客とご家族のことを心から案じている」
      旅客機の到着予定地だったイギリスのスターマー首相は「多くのイギリス人を乗せたロンドン行きの便の墜落現場の光景は非常に痛ましいものだ。状況の進展については随時報告を受けている。極めてつらい状況にある乗客の方々とご家族のことを心から案じている」とする声明を出しました。

      イギリス初のインド系前首相が声明
      イギリスで初めて、インド系の首相となったスナク前首相は「妻と私は、エア・インディアの悲劇に深い衝撃と悲しみを感じている。われわれの2国間には特別な絆があり、愛する人々を失ったイギリスとインドの家族に、心より哀悼の意と祈りを捧げる」という声明を出しました。

      トランプ大統領「できることあれば直ちにすると伝えた」
      アメリカのトランプ大統領は12日、ホワイトハウスで記者団からの質問に答え、「ひどい墜落だ。インドは大国であり、強い国だから、きっと対処すると確信しているが、私たちに現地でできることがあれば、何でも直ちにすると伝えた」と述べ、インド政府への支援を惜しまない考えを示しました。

      当時の状況は
      アーメダバード国際空港は、ホームページによりますとアーメダバードの中心部からおよそ11キロの場所にあり、インド国内のほか海外の複数都市と結ばれています。

      国内線や国際線、貨物など4つのターミナルがあり、45の駐機スポットがあります。

      滑走路は1本で、北東から南西に長さおよそ3500メートルとなっています。

      旅客機が発信する位置や高度の情報をもとに飛行コースを公開している民間のホームページ「フライトレーダー24」によりますと、事故が起きた当時(現地13時30分)風は西南西から3.6メートルで気温は37度、視界は6キロと悪くなかったということです。

      また、「フライトレーダー24」によりますと、「エア・インディア」の171便は離陸後、すぐに高度190メートルに達し、速度は時速322キロでその後、記録が途絶えました。

      ※この記事を当初掲載した際「フライトレーダー24」を引用して「平均飛行時間は9分と表示されています」とお伝えしましたが、正しくは9時間でした。失礼しました。

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    2. 事故機は2日前 羽田空港に
      航空機の飛行コースなどを公開する民間のホームページ、「フライトレーダー24」によりますと、事故機は6月9日にインドのデリーから羽田空港に到着したあと、10日には羽田空港からデリーに向かっています。

      エア・インディア「171便がインシデントに巻き込まれた」
      エア・インディアは12日SNSに「本日のアーメダバード発ガトウィック行きの171便がインシデントに巻き込まれた」と投稿しました。

      そのうえで「現在のところ詳しい状況は調査中」だとして会社のウェブサイトで最新の情報を確認するよう呼びかけています。

      旅客機が発信する位置や高度の情報をもとに飛行コースを公開している民間のホームページ「フライトレーダー24」によりますと171便はボーイング787型機で、現地の午後1時10分が出発予定時刻となっていました。

      エア・インディアとは
      公式ウェブサイトによりますと、エア・インディアは1932年、インドで最初の航空会社として設立されました。

      東京をはじめ香港、ロンドン、ニューヨークなど世界各地のあわせて79の空港と結んでいます。

      インドの経済成長を背景にエア・インディアはおととし、アメリカのボーイングとヨーロッパのエアバスから合わせて470機の旅客機を購入することで合意するなど、事業の拡大を図っていました。

      アーメダバードとは
      インド政府などがまとめているホームページによりますと、アーメダバードはモディ首相の出身地、西部グジャラート州の最大都市で、人口はおよそ740万だということです。

      繊維産業が盛んな一方、近年は人口増加に伴い都市開発も進められ、情報技術や科学産業などの中心地となっているとしています。

      「アーメダバードの歴史都市」は2017年にユネスコの世界遺産に登録されています。

      また、アーメダバードとインド最大の商業都市ムンバイを結ぶおよそ500キロの区間では、日本の新幹線技術を導入する高速鉄道の建設も進んでいます。

      また、グジャラート州はインド全体の工業生産高のおよそ2割を占める有数の工業生産地で、このうちアーメダバード市の周辺地域は、自動車関連会社など、州の中で最も多くの日系企業が進出しているということです。

      ボーイング787型機とは
      「ボーイング787型機」はアメリカのボーイング社の主力の中型機で、2011年から運航を始めました。

      主翼や胴体などに炭素繊維の「複合材」と呼ばれる素材が使われ、機体を軽量化しているのが特徴です。

      このため燃費がそれまでの中型機と比べておよそ20%向上し、航続距離を伸ばすことに成功しました。

      ボーイングによりますと、これによって多くの新規路線が誕生し、これまでにのべ10億人以上が利用しているということです。

      アメリカのメディア、ブルームバーグは、航空専門の調査会社のデータをもとに全世界で1148機の787型機が運航されていると伝えています。

      航空会社別の保有機数でみると、全日空が86機で最も多く、次いで、アメリカのユナイテッド航空やアメリカン航空などとなっているということです。

      また、機体のおよそ35%について日本の企業が生産を担っていて、ボーイングのほかの主力機と比べても高い割合となっています。

      就航後、バッテリーから火や煙が出るトラブルなどが相次ぎ、一時、運航が停止されましたが、その後、対策が講じられていました。

      ボーイングがことし4月に公表した民間機の事故報告書によりますと、787型機ではこれまで機体の全損は0件だということで墜落は初めてだと報じられています。

      今回の墜落を受けて、ボーイングは「『エア・インディア』と連絡を取っていて、支援のための準備を整えている。私たちの思いは乗客、乗員、救助にあたった方、そして、影響を受けたすべての方々とともにある」とする声明を発表しています。

      過去の旅客機事故
      ことし1月にはアメリカの首都ワシントン近郊にあるレーガン・ナショナル空港の近くで、アメリカン航空の旅客機と陸軍のヘリコプターが空中で衝突して川に墜落し、67人が死亡しました。

      去年12月には韓国南西部のムアン空港で韓国のLCC=格安航空会社チェジュ航空の旅客機が胴体着陸したあとコンクリートの構造物に衝突して炎上し、179人が死亡しました。

      また、日本では去年1月に羽田空港で海上保安庁の航空機と日本航空の旅客機が衝突して炎上し、保安官5人が死亡、1人が大けがをしました。

      旅客機の乗客乗員379人は全員が緊急脱出し、乗客17人が医療機関を受診しました。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250612/k10014833591000.html

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    3. インド 旅客機墜落 地上でも死傷者多数か 被害の全容は不明
      2025年6月13日 20時38分

      インド西部で12日、乗客乗員242人を乗せた旅客機が墜落し、航空会社は1人の生存が確認されたものの、残る全員は死亡したと発表しました。墜落現場は、空港に近い市街地で地上でも多くの死傷者が出ているとみられますが、被害の全容は明らかになっていません。

      インド西部グジャラート州のアーメダバードで日本時間の12日午後5時すぎ、「エア・インディア」のアーメダバード発、イギリス・ロンドン近郊のガトウィック行きの旅客機が離陸直後に墜落しました。

      「エア・インディア」は、乗客1人の生存が確認されたものの、残る241人の乗客乗員全員が死亡したと発表しました。

      一夜明けた13日、インドのモディ首相が現地入りし、唯一生存が確認され、現在、近くの病院で手当てを受けているイギリス国籍の男性の見舞いに訪れました。

      地元メディアによりますと、男性はモディ首相に対し、「なぜ自分だけが助かったのかいまだにわからない」と話していたということです。

      旅客機が墜落した現場は、地元の医科大学の学生寮や住宅などが建ち並んでいた市街地にあり、地上でも多くの死傷者が出ているとみられますが、いまも被害の全容は明らかになっていません。

      一方、インド政府は航空当局に対して徹底した調査を行うよう指示していて、飛行データなどを記録した「ブラックボックス」の回収を進めるとともに、アメリカのNTSB=国家運輸安全委員会から派遣された調査チームなどとも協力しながら墜落原因の究明にあたるとしています。

      唯一生き残った搭乗男性「死を覚悟した」
      墜落した「エア・インディア」の旅客機に搭乗し、唯一、生き残った男性が手当てを受けている病院内で地元メディアへのインタビューに応じ、「私が生き残ったことは自分でも信じられません。死を覚悟しました」と話しました。

      当時の状況については「離陸して5秒から10秒で飛行機の動きが止まり、電気が消え、そのまま、どこかにぶつかりました。そのあと、目の前に壊れた扉があって脱出できそうなスペースがあったのでそこから飛行機の外に出ました。目の前では2人の乗務員と近くに座っていた乗客たちが亡くなっていました」と話していました。

      男性は墜落による火災で左手にやけどを負ったということで、13日、面会に訪れたモディ首相とも当時の状況や健康状態について会話を交わしたとしています。

      「エア・インディア」13日には爆破予告で緊急着陸も
      「エア・インディア」をめぐっては、13日午前、タイのリゾート地、プーケットを出発してインドの首都ニューデリーに向かっていた旅客機が機内で爆破予告のメッセージが見つかったとして、引き返し、緊急着陸する騒ぎがありました。

      地元の空港によりますと、150人余りの乗客は全員避難したということで、当局が機体や荷物の検査を進めるなど詳しく調べています。

      遺族「病院に来ても遺体に会えず待つしかない」
      旅客機の墜落現場に近い地元の病院では、13日、家族や知り合いを亡くした多くの人たちが集まり、なかには嘆き悲しむ人の姿もありました。

      このうち、イギリスで暮らす親族3人が旅客機に乗っていて犠牲になったという29歳の男性が、NHKの取材に応じました。

      男性は、亡くなった4歳の女の子の写真を見せながら、「こんなことが起きるなんて信じられません。病院に来ても遺体に会うことも認められず、ここで待つしかないのです」とつらそうな表情を浮かべながら話していました。

      また、墜落現場の近くで働いていた14歳の弟が巻き込まれて亡くなったという18歳の女性は「こんな悲劇にわたしは耐えることができません。すべてが終わってしまいました」と話し、親族たちと抱き合いながら涙を流していました。

      事故を専門家はどう見る
      今回の事故について空港のカメラに残されていた映像を見ながら全日空の旅客機の元機長で航空評論家の井上伸一さんに話を聞きました。

      Q.まず、ボーイング787型機という最新鋭の機体が墜落したことをどのように受け止めていますか。
      A.航空機は世代が変わるたびに安全性がどんどん高まっている。
      それだけにショックで、なぜこれほど重大な事故が起きたのか、極めて詳細に原因を分析する必要がある。

      Q.映像を見て気になったポイントはありますか。
      A.ポイントは3つで、1つ目は離陸直後に左の主翼辺りから煙のようなものが出ている点だ。
      エンジンに何らかのトラブルがあった可能性がある。
      燃料と空気のバランスが乱れ燃料が燃え切らなかった可能性があり、そうなると推力が出ないケースがある。

      Q.2つ目のポイントは何でしょうか。
      A.離陸したあと、機首が通常よりも少し上を向いているように見えるところが気になる。
      機体が上昇するために一番いい速度というものがあるが、それより遅くなると機首が上がってしまうことがある。
      離陸するのに十分な距離を地上走行したのか調べる必要がある。

      Q.短い距離で離陸したということでしょうか。
      A.航空機の飛行コースなどを公開している民間のホームページ、「フライトレーダー24」で、同じ空港での同じ機種、同じ便の過去数日分の記録を見た。
      事故が起きたとき以外は誘導路から滑走路に入ったあと一度、離陸する方向とは反対に向かい、十分な距離を取って離陸していた。
      しかし、事故のときは離陸の方向と反対に向かわずそのまま離陸していて、離陸するのに十分な距離があったのか調査が求められる。

      Q.3つ目のポイントは何でしょうか。
      A.離陸から10秒ほどの状態だが、通常はすでに格納しているはずの車輪が出たままになっている点だ。
      車輪が出ていると空気抵抗を受けるので通常はすぐに格納するが、今回は何らかのトラブルが起きてパイロットが対応していて車輪を格納できなかったのではないかと推測される。

      Q.エンジンに鳥が吸い込まれるバードストライクの可能性はあるのでしょうか。
      A.バードストライクでは火花が出るケースが多いが、映像を見るかぎり火花などは見えないので可能性は低いのではないか。

      Q.今後の調査のポイントを教えてください。
      A.報道では尾翼の部分がしっかりと残っている映像が流れている。
      この機体には尾翼にフライトレコーダーやボイスレコーダーが設置されているのでデータの修復に問題はないのではないかと推測される。
      最新の機体なのでいろんなデータをとっている。
      コックピットでどんな会話があったのか、エンジンに問題はなかったのか、データを解析して事故原因を明らかにしてほしい。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250613/k10014834941000.html

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    4. インド旅客機墜落 市街地でも被害 地上含めると死者270人超か
      2025年6月14日 19時19分

      インド西部で12日に旅客機が墜落し、乗客乗員241人が死亡した事故について、墜落した市街地でも被害が出ていて、複数の地元メディアは、地上も含めると、死者が270人を超えたと伝えています。

      インド西部グジャラート州のアーメダバードで12日、「エア・インディア」のアーメダバード発、イギリス ロンドン近郊のガトウィック行きの旅客機が、離陸直後に墜落し、乗客1人の生存が確認されたものの、残る乗客乗員241人が死亡しました。

      遺体の多くが搬送された地元の病院では、NHKの取材班が取材した14日午前中、身元の確認のためにDNA検査を受ける遺族の人たちが次々と訪れる様子が見られました。

      おいと、その子どもを亡くしたという50代の男性は「子どもたちの遺体は、焼け焦げていたと聞かされました。彼らは、私にとってすべてでしたので、これからどう生きていけばよいかわかりません」と嘆いていました。

      旅客機が墜落した現場は、地元の医科大学の学生寮や住宅が建ち並ぶ市街地で、学生寮などにも被害が出ていて、複数の地元メディアは14日、地上を含めると、死者がこれまでに270人を超えたと伝えました。

      一方、事故の原因について、インドの航空当局は、回収した飛行データなどを記録したブラックボックスの分析を進める方針で、14日に記者会見したナイドゥ民間航空相は、航空安全のために、調査に全力をあげる考えを強調しました。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250614/k10014835521000.html

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  48. 大相撲 元大関 増位山太志郎さん死去 76歳 歌手としても活躍
    2025年6月17日 14時49分

    大相撲の元大関で歌手としても活躍した増位山太志郎さん、本名、澤田昇さんが15日亡くなりました。76歳でした。

    元大関の増位山さんは兵庫県姫路市出身。

    元大関で初代増位山の父が師匠だった三保ヶ関部屋に入門し昭和42年初場所で初土俵を踏みました。

    昭和45年春場所で新入幕を果たし、多彩な技を持ち味に技能賞を5回、金星4個を獲得しました。

    昭和55年初場所後には最も遅い、新入幕から60場所かけて大関に昇進し、昭和56年春場所で引退するまで大関を7場所務め、史上初の親子大関として注目を集めました。

    引退後は昭和59年に父親から三保ヶ関部屋を継承し、師匠として弟子の指導にあたりました。

    また、現役時代に歌手としてもデビューし、昭和52年に発売された「そんな女のひとりごと」は130万枚の売り上げを記録して、日本相撲協会を退職後も歌手として活動していました。

    所属事務所によりますと、増位山さんは3年前の12月に体調不良を訴え敗血症と診断され活動を休止し療養を続けていましたが、15日肝不全のため亡くなったということです。

    76歳でした。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250617/k10014837351000.html

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