2021年9月7日

和食、米、日本酒、SAKE…③

和食、米、日本酒、SAKE…② の続き)

新型コロナウイルス騒動で、どんどん楽しみがへっていく、お先真っ暗…

新潟 NEWS WEB
ウイルス にいがた酒の陣中止へ
2020年2月20日 17時40分

新型コロナウイルスの感染が相次いでいることを受けて、県酒造組合は、来月予定していた、ことしの「にいがた酒の陣」を中止すると発表しました。

ことしの「にいがた酒の陣」は、来月14日と15日に朱鷺メッセと万代島多目的広場「大かま」の2つの会場で開かれることになっていました。
これについて、県酒造組合は、20日午後5時から臨時の記者会見を開きました。
この中で、県酒造組合の大平俊治会長は「新型コロナウイルスの感染拡大が問題となってきている。海外も含む広域からお客様が来場されることや、会場内は常に大混雑で濃厚接触を避けられないことなどを考えると、本年度の開催は中止すべきという判断に至った」と述べ、ことしの「にいがた酒の陣」を中止することを明らかにしました。
「にいがた酒の陣」は、県内の80ほどの蔵元のおよそ500種類の日本酒をチケット購入して飲み比べができる催しで、例年、県内外から14万人が訪れます。
ことしの開催について県酒造組合は、先週、救護室やアルコール消毒液を設置することなど対策を公表しましたが、その後も国内で感染が相次ぎ、政府が不要不急の集会の自粛を検討するよう呼びかけたことを受け、追加の対応や、開催できるかどうか検討を進めてきました。
また、前売券の払い戻しについては今後、ホームページで案内するということです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20200220/1030011254.html




(書きかけ)




(№452 2020年2月20日)

200 件のコメント:

  1. 「にいがた酒の陣2020」の開催中止について

    日頃より新潟清酒並びに「にいがた酒の陣」には多くの皆様からご愛顧を賜りまして誠にありがとうございます。

    さて、「にいがた酒の陣2020」は開催まで1カ月弱となりましたが、ここに来て更に新型コロナウィルス感染症の拡大が問題となってきております。
    これまでは開催する事を前提として準備を進めて参りましたが、本日開催致しました臨時会議にて、「にいがた酒の陣2020」は中止する事と致しました。
    皆様におかれましては、今年から一新する「にいがた酒の陣2020」へのご来場を楽しみにされていた事と思います。その様な中大変残念ではございますが、海外も含む広域からお客様が来場される事、会場内は常に大混雑で濃厚接触を避けられない事などを考えた時、本年度の開催は中止すべきという判断に至りました。
    何卒ご理解を賜りたく宜しくお願い申し上げます。

    なお、ご購入いただいた前売りチケットの払い戻しにつきましては、後日ホームページ上にてお知らせ致します。

    ※新潟清酒試飲商談会2020(3月13日)、第12回新潟清酒達人検定(3月15日)も併せて中止とさせていただきます。中止に伴い達人検定の受験料は払い戻しいたします。
    詳細は後日、達人検定のホームページ上にて、お知らせいたします。

    2020年2月20日
    にいがた酒の陣実行委員会

    【お問い合わせ】
    にいがた酒の陣実行委員会
    新潟県酒造組合
    〒951-8116新潟市中央区東中通2番町292-2
    TEL:025-229-1218 FAX:025-229-1220(平日9時-17時)
    お問い合わせフォーム: http://www.niigata-sake.or.jp/contact/index.php

    http://www.niigata-sake.or.jp/sakenojin/

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    1. 新潟淡麗倶楽部(新潟県酒造組合)
      http://www.niigata-sake.or.jp/

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  2. 「にいがた酒の陣2020」の開催中止を決定   新型コロナ影響拡大で苦渋の決断
    2/20(木) 18:35配信UX新潟テレビ21

    新型コロナウィルスの影響が拡大する中、苦渋の決断でした。去年は14万人が訪れた「にいがた酒の陣」について、県酒造組合と実行委員会は20日午後5時から新潟市内で会見を開き、中止を決定したと発表しました。
    「にいがた酒の陣」は、新潟市の朱鷺メッセを会場に、来月14日から2日間で県内81の酒蔵が参加予定で、既に前売り入場券は2000枚以上が売れていました。
    実行委員会の齋藤会長は「(前売り券を買った人からは)大好きなイベントだからこそ、来年以降もぜひ続けてほしいので、開催を見送ったほうがいいのではという意見もあった。」と話しました。県酒造組合の大平俊治会長は「密閉型の開催ということで、大きな会場ではありますが延べ人数が14万人を超える人が、肩寄せ合って楽しむ。何かあったときに取り返しがつかない。」とも語りました。
    海外からの客も多く、もし感染者がいた場合濃厚接触は避けられません。一時は延期も検討しましたが、影響の収束は先が見えず会場の確保も困難でした。
    県酒造組合大平会長は「蔵元も皆さんにいいものを酒の陣で見ていただきたいことを考え、何とかやれないかと模索してきましたが苦渋の決断となりました。」と苦渋の決断だったと語りました。
    「にいがた酒の陣」の中止は、2011年の東日本大震災発生の影響以来です。前売り券は払い戻しとなり、詳細は後日ホームページに掲載されます。
    https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200220-00010002-niigatatvv-l15

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    1. 「にいがた酒の陣」中止 新型コロナで 国内最大級の日本酒関連イベント
      2/20(木) 18:59配信毎日新聞

      大勢の人でごったがえす2016年の「酒の陣」の様子=新潟市中央区で、米江貴史撮影

       新潟県酒造組合は20日、新潟市中央区で3月14、15日に開催を予定していた日本酒のイベント「にいがた酒の陣 2020」を、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い中止すると発表した。

       「酒の陣」は、県内約90の蔵元の地酒約500種類が楽しめる国内最大級の日本酒関連イベントで、昨年は2日間で約14万人が来場した。【増田博樹】
      https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200220-00000065-mai-soci

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    2. にいがた酒の陣の中止を発表 感染拡大受け(新潟県)
      2/20(木) 19:32配信TeNYテレビ新潟

       感染の拡大を続ける新型コロナウイルス。その影響で去年14万人を集めたイベントが中止となった。3月14日から開催予定だったにいがた酒の陣。20日夕方、実行委員会が会見し中止を発表した。

       「にいがた酒の陣」は毎年3月に開催され、去年は2日間で約14万人が訪れた。ことしは3月14日からの2日間、開催する予定だった。
       しかし、国内で新型コロナウイルスの感染が拡大していることから、実行委員会は20日の臨時会議で中止を決めたという。
       大平俊治会長は「海外を含め、広域からお客様が来場されること、会場内には常に大混雑で“濃厚接触”を避けられないことも考えられる」と述べた。
       実行委員会はすでに購入された入場券3000枚について全額払い戻しに応じ、方法についてはホームページ上で案内するとしている。
      https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200220-00000460-teny-l15

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    3. 新型肺炎、相次ぐイベント中止 加藤厚労相「一律ストップという段階ではない」
      2/20(木) 20:26配信毎日新聞

      にいがた酒の陣の中止を発表する、県酒造組合の大平俊治会長(左)と斎藤俊太郎実行委員長=新潟市中央区の県酒造会館で2020年2月20日午後5時、北村秀徳撮影

       新型コロナウイルスの感染が拡大する中、イベントの中止が各地で相次いでいる。加藤勝信厚生労働相は20日、開催について「一律ストップという段階ではない」と主催者に判断を任せる姿勢を示した。一方でイベントの中止を決めた主催者からは「不特定多数の来場者に感染するリスクがある」との声が上がり、自粛ムードが広がっている。

       「新型コロナウイルスによる感染拡大が予想以上に深刻だ」。新潟市の酒造会館で20日、新潟県酒造組合の大平俊治会長は急きょ記者会見を開き、3月14、15日に新潟市中央区の朱鷺(とき)メッセなどで開催する日本酒の大規模試飲イベント「にいがた酒の陣」を中止すると発表した。

       2004年から続くイベントには、県内約80の酒蔵が出展。試飲だけでなく購入もでき、19年は2日間で過去最高の14万人が訪れた。

       大平会長は中止の理由について「会場内の大混雑で来場者の濃厚接触が避けられないと考えたため」と説明した。販売済みの前売り券約2700枚分については、イベントのホームページで今後、払い戻しの方法を掲載する。

       仙台市内で22日から開催予定だった「第12回東北モーターショーin仙台2020」も中止となった。東北最大のモーターショーで、3日間で約7万人の来場を見込んでいた。前売りチケットの払い戻しには応じる。イベントの担当者は「楽しみにしている方がたくさんいる中で中止にするのは残念だが、事情を理解してほしい」と言う。

       甲府市は3月7日にJR甲府駅前で開催予定だった、しょうゆやみそなどの発酵食品を集めたイベント「こうふはっこうマルシェ」の中止を決めた。主催する市の担当者は「山梨県内で患者はまだ出ていないが、不特定多数の人が来場することから中止を判断した」と語った。

       一方で、マラソン大会を中止する動きも広がる。3月8日に静岡市で開催予定だった静岡マラソンは開催中止が決まった。フルマラソンなどに計1万4312人が参加予定だった。大会規約に基づきエントリー料(フルマラソン1万2000円など)の返金は行わない。

       実行委員会によると、参加者の約6割が静岡県外からで、中国(78人)を含む19の国・地域からエントリーがあった。実行委は「ランナーの安心・安全を重視した」と理解を求めた。フルマラソンにエントリーしていた同市清水区の会社員、八木宏仁さん(61)は「自粛になったことは理解できるが、気持ちよく走りたいと思っていたので残念だ」と話した。この日、埼玉県と茨城県でそれぞれ2大会、北海道で1大会の中止が発表された。【野呂賢治、遠藤大志、大谷和佳子、北村秀徳】
      https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200220-00000080-mai-soci

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  3. アメリカで日本酒PR活動「SAKEMAN」が酒造り体験
    2020年2月20日 15時16分

    一升瓶やとっくりをモチーフにしたユニークなマスクをかぶって、アメリカで日本酒のPR活動をしている「SAKEMAN」の4人が、福井県の老舗の酒蔵を訪れ本場の酒造りを体験しました。

    「SAKEMAN」は、アメリカにある日本酒の卸販売会社のスタッフで作る団体で、ニューヨークなどを拠点に日本酒の魅力を伝える活動をしています。

    メンバーなどは19日、本場の酒造りを体験しようと、福井県大野市の老舗の酒蔵を訪れ、蔵人の指導を受けながら仕込み作業を体験しました。4人は、蒸し上がった酒米をこうじと水が入った発酵用のタンクに入れたあと、棒を使って丁寧にかき混ぜていました。

    メンバーの1人、ピーター・ホットムさんは「本場の酒造りは興奮します。日本酒にはいろんな味わいがあり、ウイスキーやワインより味の幅が広く感じます」と話していました。
    「SAKEMAN」の活動をする日本酒の卸販売会社「Kuramoto US」の下村琢哉代表は「酒造りを学び理解することで、日本酒のいいところを多くのアメリカ人に伝えたい」と話していました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200220/k10012293761000.html

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  4. 文科相 大規模スポーツやイベント 来月15日まで中止や延期要請
    2020年2月26日 18時56分

    萩生田文部科学大臣は記者会見で、大規模なスポーツや文化イベントの中止や延期などは、今月29日から来月15日まで行うよう主催者側に要請したことを明らかにしました。また、合わせて国立の美術館や博物館の閉館や、国立劇場での公演中止や延期も要請したということです。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200226/k10012302711000.html

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    1. 新型ウイルス PerfumeやEXILEの公演も 急きょ中止
      2020年2月26日 19時24分

      新型コロナウイルスの感染が拡大する中、人気グループの「Perfume」や「EXILE」が、26日夜の公演を急きょ中止するなど、音楽のイベントにも大きな影響が出始めています。

      大規模な文化イベントの中止や延期などを政府が要請したことを受けて、人気グループの「Perfume」は26日夜、予定していた東京ドームでの公演を急きょ中止することを決めました。

      「EXILE」も同じように、26日夜の京セラドーム大阪での公演の中止を決めました。

      また福山雅治さんや星野源さんが来月予定していた公演も、中止が決まりました。

      芸能事務所の「エイベックス・マネジメント」は浜崎あゆみさんなど、所属するアーティストの来月11日までのすべての公演を自粛することを決めました。現段階では9アーティストの合わせて15公演が対象となり、今後、振り替え公演ができるかなどについて検討していくということです。

      さらに劇団四季も現在行われているすべての公演を27日から中止することを決め、『アラジン』や『ライオンキング』など6つの公演を来月8日まで取りやめるほか、来月上旬にかけて沖縄県や宮崎県などを回る2つの公演についても中止するということです。

      またシンガーソングライターの米津玄師さんは、政府の要請より前に「感染予防および拡散防止のため」として、およそ2週間、公演を開催しないことを決め、宮城県と三重県で予定していた合わせて4つの公演を中止すると、自身のホームページで発表しました。

      このほかジャニーズ事務所は主催する公演の延期を25日に発表し、来月8日までに予定されていたアイドルグループの「SixTONES」の静岡県での3回の公演と「NEWS」の宮城県での3回の公演を、それぞれ4月と5月に延期することにしています。

      Perfume 公演中止にSNS上では

      女性3人組の人気グループ「Perfume」が26日、東京ドームで開催される予定だったコンサートの中止を決めたことについて、SNS上では公演中止を惜しむ声のほか、中止を決めた判断について、さまざまな意見が書き込まれています。

      このうちファンとみられる人からは「当日中止かーしょうがないけどこの気持ちどこにもやり場がないよなあ」とか、「4大ドームツアーの千秋楽なんだよ 悲しいがすぎるだろ…」「Perfumeの3人が1番辛いんだろうなぁ」などと、中止を惜しむ声が広がっています。

      また、中止を決めた判断については「政府の要請なので致し方ないし」などという書き込みがある一方で「朝じゃなく、昼以降に発表って…それはちょっとやりすぎでは??」など、突然の公演中止の発表に疑問を投げかける書き込みもありました。

      楽しみにしていたけど中止はしかたがない

      「Perfume」のコンサートの中止が決まった東京ドームの周辺では、突然の中止決定に驚き、残念がるファンの姿が見られました。

      東京ドームにつながる歩道橋ではコンサートグッズを身につけたまま自宅に帰るファンもいました。

      またJR水道橋駅では、コンサートの中止を知らせるアナウンスも流れていました。

      和歌山県から訪れたという30歳の女性は「きょう東京に来てホテルに到着した時にツイッターで知りました。最終日だったので楽しみにしていたのですが、しかたがないです」と話していました。

      千葉県から来たという23歳の男性は「チケットも結構前から取っていて、楽しみな期間が長かった分、ショックです。でも、Perfumeのこのコンサートで感染が広まってしまうといけないので、しかたがないです」と話していました。
      「EXILE」のコンサートの会場の大阪 西区の京セラドーム大阪では、係員が、集まったファンたちに中止を知らせるプラカードを掲げ、拡声器でアナウンスをしながら説明に追われていました。

      周知が直前だったため、会場には中止を知らずに訪れたファンもいて、仕事を切り上げて駆けつけたという女性は「発表が遅すぎます。残念でならないです」と話していました。

      「EXILE」が所属する芸能事務所、「LDH JAPAN」は公演のチケット代の払い戻しや振り替え公演を行うかどうかについて今後改めてホームページで周知するとしています。

      「LDH JAPAN」はホームページで所属するほかのアーティストの今後2週間の公演についても言及し、「すべての公演を中止、もしくは延期とさせていただくこととなりました」と発表しています。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200226/k10012302491000.html

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    2. 東京、京都など4つの国立博物館 あすから臨時休館
      2020年2月26日 20時22分

      新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、国立文化財機構は4つの国立博物館などを、27日から来月16日まで臨時休館することを決めました。

      臨時休館するのは、東京、京都、奈良、九州の4つの国立博物館と、奈良文化財研究所の3つの展示施設で、いずれも27日から来月16日まで休館し、期間中に予定されている催しも行わないということです。

      国立文化財機構は、来月17日以降については、今後の状況を踏まえて再開できるかどうか判断することにしています。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200226/k10012303011000.html

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  5. 新潟 NEWS WEB
    「酒の陣」中止でネットで酒販売
    03月13日 14時51分

    新型コロナウイルスの影響で中止となった「にいがた酒の陣」に参加する予定だった新発田市の酒造会社が、イベントのために準備していたお酒の販売をインターネットで始めています。

    「にいがた酒の陣」は、県内80ほどの蔵元の日本酒を飲み比べができるイベントで、ことしは、今月14日と15日に新潟市の朱鷺メッセなどで開催される予定でした。
    しかし、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため先月、中止が発表されました。
    このうち、参加予定だった新発田市の「市島酒造」は、去年の「にいがた酒の陣」で当初予定の2倍の売れ行きとなった限定のお酒を去年よりも多く販売する予定でしたが、イベントの中止を受けてインターネットでの販売を始めました。
    この酒造会社では、今月から居酒屋など飲食店からの注文や酒蔵の見学に訪れる人が激減しているということで、インターネットでの注文・販売に力を入れたいとしています。
    杜氏の田中毅さんは「年に一度、お客様の声を直接聞きながら販売できる機会がなくなり残念です。去年は夏の高温でお米も良い出来ではない中で苦労していいお酒ができたので、披露する場がなくて寂しいですが、ぜひ、ネットで注文して頂き、ご自宅で飲んで欲しい」と話していました。
    https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20200313/1030011516.html

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  6. 新潟 NEWS WEB
    ネットで結び「にいがた酒の陣」
    03月15日 10時45分

    新型コロナウイルスの感染防止のため「にいがた酒の陣」が中止となったことを受け、インターネットで各地を結び、それぞれが自宅で「酒の陣」の雰囲気を楽しもうというイベントが14日夜行われました。

    「にいがた酒の陣」は、県内およそ80の蔵元の日本酒を飲み比べできる毎年恒例のイベントです。
    ことしは15日まで2日間、新潟市内で開催される予定でしたが、そのかわりにインターネットで各地を結びそれぞれの自宅で「にいがた酒の陣」の雰囲気を楽しもうという「オンライン乾杯の陣」が14日夜、行われました。
    新潟市の今井彩子さんは、自宅でパソコンを通して会話しながら、地元の蔵元の日本酒を味わっていました。
    そして日本酒の力でウイルスを退散させたいと願いを込めて、新型コロナウイルスの英語の略称「COVID19」にちなんで午後7時19分19秒にインターネット上でおよそ100人が一斉に乾杯しました。
    今井さんは「酒の陣が中止になったのは残念だったが前向きな行動を新潟から起こすことができればと思って企画しました。乾杯したときは感動しました」と話していました。
    「オンライン乾杯の陣」は15日も午後6時から午後9時まで行われます。
    https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20200315/1030011532.html

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  7. 銘酒・岩木正宗で知られる青森県内最古の酒蔵「竹浪酒造」破産開始決定 創業は江戸初期
    3/25(水) 8:39配信Web東奥

     江戸時代の創業で現存する酒蔵では青森県内最古の「竹浪酒造店」(板柳町)が24日までに、青森地裁五所川原支部から破産開始決定を受けた。代表は16代目の竹浪司晃氏。信用調査会社・東京商工リサーチ青森支店によると、負債総額は調査中。同業他社との競合激化、消費者嗜好(しこう)の変化により、減収基調を余儀なくされていた。開始決定は3月16日付。破産管財人は弘前市の三上和秀弁護士。

     同社の創業は正保年間(1644~1648年)とされ、1953(昭和28)年12月に法人化。「岩木正宗」、「七郎兵衛」など純米酒の製造を主体とした酒蔵で、平成初期には1億円近くの売上高を上げていた。しかし、消費者嗜好の変化などにより減収基調を余儀なくされ資金繰りが逼迫(ひっぱく)。2019年9月期売上高は3千万円にとどまり、支払い遅延も表面化する中、債権者より破産を申し立てられていた。
    https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200325-00000005-webtoo-l02

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    1. かたくなに「味」を守るみたいな姿勢が裏目に出て、だんだん世の中からずれていってしまうようなこともあったのかもしれぬ…

      「田酒」「陸奥八仙」「豊盃」がなぜ売れるのかに、もっと学んでもよかったのではないのか。

      いまでこそ日本酒ブームみたいなところもあるが、15~20年前は、どこもみな苦しんでいた…

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    2. 「岩木正宗」の酒造破産 青森「最古」の創業370年超
      3/25(水) 11:00配信朝日新聞デジタル

       民間調査会社東京商工リサーチ青森支店は24日、清酒「岩木正宗」や「七郎兵衛」で知られる板柳町の酒造会社「竹浪酒造店」が、青森地裁五所川原支部から破産開始決定を受けたと発表した。決定は16日付。負債総額は調査中という。

       同支店によると、竹浪酒造店は江戸時代中期の正保年間(1644~48年)の創業とされ、同支店がデータを持つ県内企業約2万社のなかで最も古い企業だという。

       1990年代初めには1億円近くの売上高があったが、同業他社との競合が激化し、10年以上前から資金繰りが行き詰まっていたという。昨年9月期の売上高は約3千万円にとどまっていた。(板倉大地)
      https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200325-00000023-asahi-bus_all

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  8. 青森 NEWS WEB
    十三湖のシジミ漁が解禁
    04月10日 16時10分

    全国有数のシジミの産地、津軽地方の「十三湖」で、春の訪れを告げる「シジミ漁」が解禁されました。

    「十三湖」は、岩木川の淡水と日本海の海水が混じり合う、汽水湖で、東の小川原湖と並ぶシジミの産地として知られています。
    10日朝7時に、ことしの漁が解禁されると、漁協に所属しているおよそ150の漁船が一斉に漁場へ向かいました。
    10日朝は気温が5度と低かったことから、低温を嫌うシジミが砂地に深く潜り込んだと見られ、漁に出た人たちは、たくさんのシジミを採ろうと、漁船を湖のあちこちに走らせていました。
    収穫できるシジミは、朝7時から4時間で船1隻あたり最大140キロと決められていて、漁業者は漁協のメンバーに確認してもらったあと、作業小屋で小石などを取り除き、大きさをそろえてから、袋に詰めていました。
    また、漁場で集めたシジミをじっくり育てようと、割り当てられた湖の区画に貝をまく漁業者の姿も見られました。
    十三漁協の工藤伍郎組合長は、「秋にシジミが大量に死んだため、春の漁獲量を心配していましたが、しっかりと漁が出来ているのでよかった。ことしもいいシジミが取れることを期待している」と話していました。
    十三湖のシジミ漁は、夏場の産卵期を除いて、10月15日まで行われ、1000トンの漁獲量を目指すということです。
    https://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/20200410/6080008146.html

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  9. 酒造会社が消毒液の代替品を生産へ 岩手 新型コロナ
    2020年4月20日 15時42分

    新型コロナウイルスの影響でアルコール消毒液が全国的に不足するなか、岩手県二戸市の酒造会社が代替品として使えるアルコール濃度の高い酒の生産を始めることになりました。

    生産に乗り出すのは、岩手県二戸市にある日本酒の生産を手がけている酒造会社「南部美人」です。

    アルコール消毒液の全国的な不足を受けて、厚生労働省は今月10日、やむをえない場合にかぎり酒造メーカーがつくるアルコール濃度が高い酒を消毒液の代わりとして使用することを特例として認めました。

    これを受け、この酒造会社では日本酒を造る際に使うアルコール度数の高い「醸造アルコール」に、水や香料などを加えて消毒液の代わりに使える製品の生産に乗り出すことにしました。アルコール度数は消毒液とほぼ同じ77度で、価格は300ミリリットル入りの1本当たり、税込みで1000円余りになる見込みだといいます。

    生産は早ければ来週からはじめ、6月下旬ごろまで行う予定で、医療用品の販売会社と連携し岩手県内の医療機関などに優先的に販売することにしています。

    南部美人の久慈浩介社長は「用途は違うが、アルコールを扱う会社として少しでも地元に貢献したい」と話していました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200420/k10012396501000.html

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  10. “クラフトビールをジンで救おう” ビールの「食品ロス」防ぐ
    2020年4月20日 15時52分

    全国各地で盛り上がりを見せていたクラフトビールの飲食店には、緊急事態宣言に伴う休業で、ビールの「食品ロス」問題に直面している店があります。賞味期限が短いクラフトビールを蒸留酒のジンに替えて救おうという取り組みが始まりました。

    地域の特色を生かしたクラフトビール=地ビールは、飲食店で出される場合、賞味期限が大手の生ビールに比べて短く、1か月程度しか味わいが保てないものもあります。

    新型コロナウイルスの感染拡大を受けて今月上旬から休業している東京・秋葉原のバーです。全国のクラフトビールを売りにしてきたこのバーでは、都内の系列店5店舗で47種類、合わせて1500リットルのビールの賞味期限が迫っていました。廃棄した場合、損失はおよそ200万円になり、店は危機感を強めていました。

    クラフトビアバルIBREWの代表、島田将吾さんは「売り上げがない厳しい状況が続いている。50たるほどのすべてが在庫になり、生産者が大事につくったビールを提供できない心苦しさがある」と話していました。

    こうした中、茨城県の老舗の酒造会社が、苦境を救おうと動き始めました。クラフトビールを、賞味期限が長い蒸留酒のジンに造り替えるという取り組みです。

    今月17日、この会社の東京都内の蒸留所に秋葉原のバーからクラフトビールのたるが持ち込まれ、タンクに移し替える作業が行われました。ビールは熱せられて蒸気になり、冷やすことを繰り返してアルコール度数を高めます。

    さらにジュニパーベリーと呼ばれる木の実の風味を加えることでジンになり、元のバーに戻されるということです。これまでに、東京や大阪、愛知など全国の飲食店20社ほどから依頼が来ています。

    木内酒造の谷幸治さんは「ビールが賞味期限切れになると、お店は経営的にもダメージで、食品ロスにもなるので、なんとか救済したい。今の状況が元どおりになって乾杯ができたらいいなと思う」と話していました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200420/k10012396381000.html

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  11. 消毒液の代用に高濃度酒類製造で期間限定の免許新設 国税庁
    2020年4月21日 17時13分

    新型コロナウイルスの感染拡大でアルコール消毒液が全国的に不足する中、国税庁は消毒液の代わりとして使用するアルコール濃度が高い酒を製造しやすくするため期間限定の免許を新たに設けました。

    新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために必要なアルコール消毒液は供給が追いつかない状態が続いていて、厚生労働省は今月、酒造メーカーが作るアルコール濃度が高い酒を消毒液の代わりとして使用することを認め、全国の医療機関などに通知しています。

    これを受けて各地の酒造メーカーがアルコール濃度が高い酒をさらに蒸留する「高濃度エタノール製品」を製造していますが、製造にはウォッカなどの「スピリッツ」を作る免許が必要になります。

    このため国税庁はスピリッツの免許がない酒造メーカーでも「高濃度エタノール製品」を製造できるようにするため期間限定の免許を新たに設け、21日から申請の受け付けを始めました。

    消毒液の不足をめぐっては各地の医療機関や高齢者施設から対策を求める声が出ていて、国税庁は「できるだけ速やかに申請の処理に努めるので、ぜひ活用してもらいたい」と呼びかけています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200421/k10012398591000.html

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  12. 世界最大のビール祭り オクトーバーフェスト 新型コロナで中止
    2020年4月22日 6時56分

    世界最大のビール祭りとして知られるドイツのオクトーバーフェストについて、主催する南部ミュンヘン市は新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、開催を予定していたことし9月までに事態が収束するか見通しが立たないとして、ことしの開催を見送ることを決めました。

    ミュンヘン市のライター市長と地元のバイエルン州のゼーダー首相は21日に共同で会見を開き、9月19日から10月4日までミュンヘンで開催する予定だったことしのオクトーバーフェストを中止することを明らかにしました。

    ドイツでは新たに確認される新型コロナウイルスの感染者は減少傾向にありますが、これまでにおよそ15万人が感染しています。

    開催の5か月前に中止を決めた理由についてゼーダー州首相は「リスクが高すぎると判断した。ワクチンや治療薬がないかぎり、特別な対応をとらけなければならない」と述べて、感染拡大が続く中、開催を予定していたことし9月までに、事態が収束するか見通しが立たないとの認識を示しました。

    ライター市長も「外国からおよそ200万人の観光客が来る中で新たな感染の波が引き起こされないと言うことはできない」と述べて、予定どおり開催すれば感染を拡大させる危険性があると判断したことを明らかにしました。

    オクトーバーフェストは1810年に当時の皇太子の結婚式にあわせて開かれたのが始まりとされ、例年600万人が訪れる世界最大のビール祭りとして知られています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200422/k10012399721000.html

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  13. 疫病から人々を守る妖怪「アマビエ」の和菓子販売 函館 コロナ
    2020年4月22日 15時29分

    新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、北海道函館市の和菓子店は疫病から人々を守るとされる妖怪「アマビエ」の和菓子の販売を始めました。

    「アマビエ」は、長い髪とくちばしを持つ人魚のような姿の妖怪で、その絵を見ると疫病が収まるという言い伝えがあり、新型コロナウイルスの終息を願ってSNS上にイラストなどを投稿する人が相次いでいます。

    こうした中、函館市西桔梗町の和菓子店は「アマビエ」の和菓子の販売を今月18日から始めました。

    ヘラを使って、うろこやひれを再現し、毎日100個ほどを作っていて、すべて売り切れる日もあるということです。

    「和創菓ひとひら」の吉田貴之社長は「アマビエの和菓子で皆さんに少しでも笑顔を届けたい」と話していました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200422/k10012400411000.html

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  14. 山形の蔵元が「生解説」、東京でグイっと「宅飲み」…オンラインで旅行気分
    2020/05/03 19:41

     自宅にいながら旅行気分を味わえるサービスが広がっている。最新のIT技術を活用し、オンラインで交流したり、VR(仮想現実)でテーマパークを訪れたり。外出自粛が続く中、今年の大型連休は、新しい観光の形を楽しんでみてはいかが。

    「純米酒は少し酸が強いので…」

    東京の参加者に向け、オンラインで地酒の説明をする佐藤さん(庄内町観光協会提供)

     「純米酒は少し酸が強いので、干したイカのような味の濃いつまみと合いますよ」。山形県庄内町の蔵元「佐藤佐治右衛門」代表の佐藤元はじめさん(63)は、自社の酒蔵で手元のタブレット端末に向かって地酒「やまと桜」を説明した。

     端末に映るのは、都内に住む友人同士の男女3人。それぞれの自宅からオンラインで参加し、事前に届けられた同社の地酒3種類を、佐藤さんの解説を聞きながら飲み比べる。「佐藤さんのおつまみは何ですか?」「近所で採れた山菜です」など、予定の1時間を超えて盛り上がった。

     同町は4月から、ビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」を使って蔵元と自宅にいる参加者をつなぎ、オンラインで会話しながら地元食材を味わってもらう取り組みを開始。申し込むと町から地酒が届き、指定の時間に自宅からログインする仕組みだ。

     この日参加した東京都の女性(47)は「酒蔵の中も見せてもらい、本当に山形に行ったような気分。今の状況が落ち着いたら、実際に足を運んでみたい」と話した。

     同町では、ふるさと納税の返礼品として、町に招待して地元の人と交流してもらう体験事業を行っていた。だが、新型コロナウイルスの感染拡大防止で継続が難しくなり、オンラインを活用した非接触型の方法に変更。同時に、ふるさと納税以外でも同町観光協会を通して参加を受けることにした。この蔵元との交流は4500円(税込み)だ。

     企画した同町の地域おこし協力隊、国本美鈴さん(31)は「オンラインなら外出自粛の今でも気軽につながることができ、町を知ってもらうきっかけにもなる。これを機に、今後の旅先候補に庄内を入れてもらえれば」と話す。

     秋田県仙北市や長野県富士見町なども、地ビールや地元食材を生産者とオンラインで会話しながら楽しむプランを用意している。いずれもふるさと納税の返礼品で、ポータルサイト「さといこ」から申し込める。

    ユーチューブで餌やりの臨場感を味わう

     VR技術を使って旅行気分を味わってもらおうという取り組みもある。

     休園中の動植物園「長崎バイオパーク」(長崎)は、ユーチューブの公式チャンネルにカンガルーやキリンなどの飼育体験VR動画を投稿。飼育員が体につけたカメラで飼育作業を撮影した映像で、目の前の動物に餌やりしている感覚を臨場感たっぷりに体験できる。

    国立科学博物館が公開した動画((c)VR革新機構、同館提供)

     国立科学博物館(東京)も、館内のVR動画をホームページで公開しており、恐竜の化石や動物の剥製はくせいなどを見ることができる。いずれも、そのまま動画を楽しめるが、「VRゴーグル」を使えばより立体感を味わえる。

     こうした需要の広がりから、スマートフォンと組み合わせて使う手軽なVRゴーグルも販売されている。ハコスコ(東京)が製作する段ボール製ゴーグルは、Amazonなどで700円程度で購入できる。

    「ハコスコ」の段ボール製VRゴーグル(同社提供)

     説明書に従って組み立てた本体にプラスチック製のレンズをはめ込む簡易型だ。100円ショップでも同様の商品を取り扱う。

     IT技術に詳しい事業構想大学院大教授の渡辺信彦さんは「新たな技術革新は現在のように制限がある中で生まれることが多く、観光の形も変わってきている」と指摘。「インターネットを使えば対面にはなかったコミュニケーションが生まれ、それを機に土地や施設への思い入れが深まることもある。新しい観光を楽しんでみて」と話す。
    https://www.yomiuri.co.jp/life/20200501-OYT1T50225/

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  15. 福島 NEWS WEB
    全国新酒鑑評会 最終審査が中止
    05月08日 16時46分

    全国の蔵元が日本酒の出来栄えを競う、ことしの「全国新酒鑑評会」は、緊急事態宣言の延長を受けて、今月行われる予定だった最終審査が中止されることが決まりました。
    福島県は金賞受賞数で8年連続の日本一を目指していましたが、ことしは金賞を決めないことになりました。

    「全国新酒鑑評会」は、広島県東広島市の独立行政法人「酒類総合研究所」などが毎年、この時期に開いています。
    ことしは全国から850点が出品され、先月下旬に入賞酒を決める「予審」が行われ、今月12日と13日に、特にすぐれた「金賞」を決める「決審」が行われる予定でした。
    しかし、新型コロナウイルス対策の特別措置法に基づく緊急事態宣言が延長されたことを受けて、「決審」は中止し、ことしは「金賞」を決めずに、入賞酒のみをホームページで公表することになりました。
    「決審」が中止されるのは、1911年に「全国新酒鑑評会」が始まって以来、初めてだということです。
    「全国新酒鑑評会」で、福島県は、都道府県別の金賞受賞数が史上初の7年連続日本一になっていて、ことしは8連覇を目指していました。
    酒類総合研究所は「長い歴史に鑑みても、中止は苦渋の判断だった。開催出来るかどうか長らく検討を重ねてきたが、感染拡大防止に向けた対応でご理解いただきたい」としています。

    【酒蔵からは落胆の声】
    全国新酒鑑評会の決審が初めて中止となり、県内の酒蔵からは落胆の声が聞かれました。
    去年、8年連続13回目の金賞に選ばれた会津若松市にある、鶴乃江酒造の林ゆり取締役は、「県内の酒蔵は、福島県の8連覇を目標やモチベーションにしていたが、県内に明るい情報を届けることができなくなり、残念だ」と肩を落としていました。
    この会社の先月の出荷量は、新型コロナウイルスの影響で飲食店の休業が相次いでいるため、去年の4割以下になったということで、「ことしの酒造りは、台風で郡山市の精米所が水没して仕込みが遅れた上に、さらに感染拡大の影響を受けている。私たちの生活が1日も早く元に戻って、みなさんにまた、福島の酒をたくさん飲んでいただけるよう頑張りたい」と話していました。

    【”日本酒の神様” 「非常に残念」】
    全国新酒鑑評会の決審の中止について、福島県ハイテクプラザ会津若松技術支援センターの副所長で、「日本酒の神様」とも呼ばれる鈴木賢二さんは「今まで以上に各地の蔵を回ったたが、ことしの新酒はこれまでで一番レベルが高く、8連覇への手応えを十分に感じていただけに、非常に残念だ」と話していました。
    ことしの全国新酒鑑評会は、金賞を決める決審は中止になりましたが、すでに行われた最初の審査「予審」に基づき、今月22日に入賞酒が発表されることになっています。
    鈴木さんは、「福島の日本酒の7割から8割は入賞するのではないかと期待している。ことしの反省点を振り返って来年はことし以上の日本酒を作り、福島県のレベルの高さを来年の鑑評会で全国にアピールしたい」と話していました。

    【アピールの場 想定外の事態相次ぐ】
    県産の日本酒をアピールする場は、相次いで想定外の事態に見舞われています。
    東京・新橋で毎年開かれる「ふくしまの酒まつり」は、数万人が訪れる人気イベントで、昨年度は10月に初めて県内でも開催する予定でしたが、台風19号の影響で延期となりました。
    ことし2月にようやく開催にこぎつけましたが、新型コロナウイルスの感染が広がり始める中、スタッフ全員がマスクを着用して接客にあたるという条件付きでした。
    今年度もPR事業を計画していましたが、緊急事態宣言に伴ってイベントの自粛が求められている中、開催のめどが立っていません。
    こうした中、8連覇がかかっていた全国新酒鑑評会で、ことしは金賞を決めないことが決まったことについて、福島県県産品振興戦略課の加藤泰広課長は「金賞受賞の積み重ねによって県民に福島の酒を愛してもらうとともに、全国から復興への力をいただいていた。8年連続日本一を期待していただけに、PRする場が失われることになり、残念ですが、これからも福島の酒の振興に努めていきたい」と話していました。
    https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20200508/6050010136.html

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  16. 志村けんさん愛飲の芋焼酎が人気、感謝文添えて発送…ファン「感激した」
    2020/05/10 10:35

    志村さん(左)と永井さん(2016年8月撮影、永井さん提供)

     新型コロナウイルスへの感染で3月末に亡くなったコメディアンの志村けんさんが愛飲した芋焼酎が、鹿児島県阿久根市で造られている。焼酎芋加工会社「海連」(鹿児島県薩摩川内市)が販売する唯一の芋焼酎「伊七郎いひちろう」。先月から同社が志村さんへの感謝のメッセージを添えて全国に発送したところ、受け取ったファンから「感激した」などの声が次々寄せられている。(姫野陽平)

    志村さんが愛飲した「伊七郎」。発送の際、感謝のメッセージを添えている

     同社は焼酎の原材料となる芋の加工が本業だが、「芋本来の味を楽しめる焼酎を」と、阿久根市の「鹿児島酒造黒瀬杜氏とうじ伝承蔵」で伊七郎を造り、2006年に販売を始めた。

     5年前、志村さんが無類の焼酎好きで、鹿児島の銘柄をよく飲んでいると知った同社社長の永井幸枝さん(64)が、「ぜひ試して」と事務所に送ったのが始まり。本人から直接お礼の電話をもらったこともあり、志村さんが定期的に取り寄せてくれるようになった。

     15年夏には、永井さん夫妻が東京での舞台に招待され、初対面を果たした。志村さんに「いつもありがとう」と笑顔で言われ、涙があふれた。

     「テレビの向こうの人で近寄りがたいかと思っていたが、とても柔らかい、優しい印象の方だった」

     志村さんが自身のブログで「最近のお気に入り」として伊七郎を取り上げてくれたこともあった。やがて永井さんは各地の舞台を見に行くようになり、昨年夏には全社員約50人を連れて上京。その時も直接会って言葉を交わしたが、それが最後の対話となったという。

     3月29日の訃報ふほうは知人からの電話で知った。後日、テレビ局の追悼番組で愛飲の焼酎として紹介されると、1日数件程度だった注文が200件近くに増えた日もあった。

     永井さんは「志村さんに感謝の気持ちを示したい」と全国へ配送する際に感謝のメッセージを同封することを発案。志村さんの写真とともに「日本中のみんなが世界中のみんながあなたのことを忘れません」との文章を載せ、荷物の一つ一つに入れた。受け取った人からは「涙が出た」「志村さん、改めてありがとう」などといった声がSNSなどを通じて届いた。

     永井さんは「大きな、深い愛のある人だった。鹿児島の『芋』で全国を元気にすることが恩返しだと思う」と話している。

     1・8リットル入り2360円(税込み)など。問い合わせは同社(0996・72・0416)へ。
    https://www.yomiuri.co.jp/economy/20200509-OYT1T50268/

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  17. アサヒグループHD 世界的に飲食店のビール需要減で大幅減益
    2020年5月11日 18時18分

    大手ビールメーカーのアサヒグループホールディングスの3月までの3か月間の決算は、新型コロナウイルスの感染拡大で世界的に飲食店でのビール需要が減り、大幅な減益となりました。

    アサヒビールなどを傘下に持つ、アサヒグループホールディングスのことし1月から3月までの決算は、売り上げが4091億円で前の年の同じ時期と比べて4.7%の減少、本業のもうけを示す営業利益が129億円と44.5%の減少となりました。

    これは、新型コロナウイルスの感染拡大で3月以降、日本国内やヨーロッパで外出の制限や自粛が広がり、飲食店でのビールの売り上げが急激に減ったことによるものです。

    報道向けに公開した動画で、小路明善社長は「感染の第2波などを想定して飲食店向けのマイナス影響をどうカバーしていくかを考えてないといけない。また、感染が収束したあと、人々の行動様式なども変わることが予想され、柔軟に対応していく必要がある」と述べました。

    会社では、いわゆる巣ごもり消費の影響もあり、国内で3月に発売した第3のビールの売り上げが好調なことを踏まえ、今後は家庭用の需要の掘り起こしを目指すとしています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200511/k10012425321000.html

    https://koibito2.blogspot.com/2020/05/2020-4.html?showComment=1589211172677#c7130304301774101010

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    1. 1月~3月はまだましな数字だろ。

      3月~5月は、阿鼻叫喚…

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  18. 全国新酒、入賞1位は新潟 新型コロナで金賞選定できず
    5/22(金) 16:25配信共同通信

     酒類総合研究所(広島県東広島市)は22日、2019酒造年度(19年7月~20年6月)に製造された清酒の出来栄えを審査する全国新酒鑑評会で、優れていると評価した入賞酒433点を公表した。都道府県別では39点の新潟県が最多となった。金賞酒の選定は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で審査員を招集できず、中止となった。

     同研究所によると、鑑評会には全国から計850点が出品された。新潟県に次いで入賞酒が多かったのは、福島県と長野県の33点。兵庫県が24点、秋田県が21点と続いた。

     鑑評会は日本酒の品質や製造技術の向上を目的に1911年に始まり、今回で108回目。
    https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200522-00000087-kyodonews-soci

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  19. 6月7日 編集手帳
    2020/06/07 05:00

     酔うに酔われぬ5月、酒米を食用に転じて売るという記事を読んだ。「獺だっ祭さい」で名高い山口県の旭酒造の試みだ。飲食店が休業し、日本酒消費が落ち込んだことによる◆やはり山口県の話だが、県立美術館に巡回中の「ハマスホイとデンマーク絵画」展がきょう7日で終わる。企画した同館の萬よろず屋や健司さん(40)が北欧の画家ハマスホイを知ったのは2001年、留学先でのこと。静かな詩情に魅せられ、研究してきた◆お酒に例えれば、20年モノの展覧会。ところがコロナに直撃された。最初の東京会場は途中で打ち切りに。続く山口会場も50日近く開幕が遅れた。感染防止策として朝から整理券を配り、検温。入場は10分おきに15人ずつ。公開は13日間にとどまる◆愛する画家を、多くの人に見せられなかった。残念さはあるという萬屋さんに、上司が声をかけたそうだ。10年先、15年先になろうとも「またやろう」と◆酒づくりの「醸す」は一説に、古式の口噛かみ酒の「噛む」に由来するという。切なくもあたたかな「またやろう」の響きをこちらも噛みしめつつ、いつか芳潤な展覧会に酔える日を待つとしよう。
    https://www.yomiuri.co.jp/note/hensyu-techo/20200607-OYT8T50000/

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  20. 威容の豪邸 ホテルに
    2020/06/10 05:00

    ホテルへと生まれ変わった穴吹邸(高松市で)

    高松・元穴吹工務店社長邸

     天守閣がそびえ、日本庭園が広がる――。高松市の街中で威容を誇る元建設会社社長の邸宅が、1棟丸ごと借り切って宿泊できるホテルに生まれ変わった。新型コロナウイルスの感染防止対策として、「新しい生活様式」が求められる中、密閉、密集、密接の「3密」を回避できる「インドア型バケーション宿泊プラン」として、注目を集めている。(田岡寛久)

    親族改装、1棟貸し 12人宿泊可能

     邸宅は「穴吹邸」(高松市城東町)。穴吹工務店を全国的企業へと成長させた穴吹夏次氏が1970年に建て、夏次氏の親と孫の4世代が暮らした。2014年以降、空き家となっていたのを、孫の英太郎さん(36)が19年春から改装を進め、同年10月に1棟貸しを始めた。

     中国・上海でのホテル勤務などを経て、高松市に戻り、英会話スクールの運営や民泊事業を手掛けていた英太郎さん。この邸宅で中学生まで過ごし、「生まれた時から祖父母や両親と暮らしていた家を、売りに出すのは忍びない」と、訪日外国人客(インバウンド)の増加を見込み、豪華な宿泊施設として活用することを思い立った。

     888平方メートルの敷地には、天守閣を持つ屋敷や、樹齢100年を超える松が存在感を放つ日本庭園がある。五つの寝室は全てにベッド2台を備え、和室に布団を敷けば12人の宿泊が可能となる。全員で食事を楽しんだり、大型画面で映画やドラマを鑑賞できたりするリビング、様々な調理器具をそろえたキッチンも備えている。

     さらに、出張シェフによる本格的なイタリアンディナーや、庭でのバーベキュー、職人を招いた盆栽の飾り付けといったオプションも。讃岐うどん作りやクルージング、サイクリングなどを組み合わせた連泊プランなど、様々な要望に応えるという。

     現在は「3密回避バケーションプラン」として、通常の1泊20万円を特別価格の15万円で提供し、県内客はそこからさらに10%割り引く。連泊なら、2泊3日20万円、3泊4日30万円とさらにお得に。ランチやディナーなどで6時間借り切ることができる「限定デイユース」も5万円(価格はいずれも税別)で用意している。「小さい子どもや孫を庭で遊ばせながら、大人たちはお酒を酌み交わしてリラックスする」「家族の記念日をみんなで祝う」といったことも想定する。

     英太郎さんは「地方ならではの暮らしや自然、文化などと組み合わせ、都会にはない魅力ある滞在の仕方を提案するなどして、高松の新たな観光スタイルを発信できれば」と話す。

     問い合わせは穴吹邸(087・802・1915)。
    https://www.yomiuri.co.jp/local/kagawa/news/20200610-OYTNT50019/

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  21. [新型コロナ] 日本酒低迷、米産地を直撃 契約3割見直しか 需要回復いつ… 兵庫
    6/14(日) 7:06配信 日本農業新聞

     新型コロナウイルスの影響で日本酒の消費が落ち込む中、原料の酒造好適米の産地に影響が表れている。酒造好適米の生産量日本一の兵庫県では需要が3割落ち込むとの想定もあり、契約予定数量の見直しを迫られている。来年産以降の生産計画に影響する可能性があり、生産者に不安が広がる。(北坂公紀)

    来年産計画に影響も

    田植え作業を見守る西原組合長。今年は組合全体で酒造好適米の作付面積を1割減らした(兵庫県三木市で)

     酒造好適米「山田錦」の作付面積が、地域の水田面積の8割を占める兵庫県三木市吉川町。県内の主力品種「コシヒカリ」から遅れること約1カ月後の5月30日、「山田錦」の田植えが本格的に始まった。生産者の表情は険しく「収穫する頃、世間はどうなっているのか」。苗を見つめながら同町冨岡地区で水稲15ヘクタールを手掛ける冨岡営農組合の西原雅晴組合長は出来秋を不安視する。

     産地関係者の「悩みの種」は、新型コロナ禍に伴う日本酒の消費減だ。日本酒造組合中央会によると、出荷量は2月が前年同月比9%減、3月が同12%減、4月が同21%減と月を追うごとに落ち込む。5月は集計中だが、4月と同水準とみられる。同中央会は「流通在庫が積み上がっているところもあり、事態は数字以上に深刻」と分析する。

     産地にも影響が出始めている。JA全農兵庫では4月中旬以降、今秋収穫される2020年産の契約数量の見直しを求める問い合わせが、取引先から相次いだ。「当初の契約予定数量(約1万5000トン)の3割の見直しを迫られるとの想定もあり、現在協議を進めている」(全農兵庫の土田恭弘米麦部長)。

     深刻な事態を受け、全農兵庫は4月下旬、県内のJAみのり、JA兵庫みらい、JA兵庫六甲と共同で、県内生産者に緊急通知を発出。酒造好適米から主食用品種などへの転換を呼び掛けた。

     ただ、多くの農家が苗作りを始め「変更できない農家が大半。問題が表面化した時点で手遅れだった」(JA関係者)。当初の生産計画から減産できたのは「数%」(同)だった。

     冨岡営農組合は緊急通知を受け、酒造好適米の作付面積を1割減らし、主食用品種に切り替えた。「山田錦」に比べ10アール当たり収入は半減する見込みだが、西原組合長は「産地と酒造メーカーは一蓮托生(いちれんたくしょう)。酒造メーカーが苦しむ中、産地も減産に協力したい」と覚悟を決める。

     兵庫県も独自支援に動く。20年度6月補正予算案に酒造好適米の産地支援を盛り込んだ。余剰在庫の解消に向け、米粉など日本酒以外の用途向けに19年産の酒造好適米を販売する際、販売価格の下落補填(ほてん)に60キロ1万800円を支給。20年産の作付け転換や消費喚起にも取り組む。

     ただ、影響の長期化は避けられない見通しだ。「自粛ムードが続き、日本酒の需要はすぐに回復しない」(同中央会)とみられるためだ。土田部長は「来年産以降の生産計画の見直しも避けられない」と肩を落とす。西原組合長は「日本酒を飲んで、産地を応援してほしい」と呼び掛ける。
    https://news.yahoo.co.jp/articles/9890c4818c9511d76cfc71eb45438f5d5805df09

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  22. 外食チェーン 売り上げ32%余減少 パブ・居酒屋は「壊滅的」
    2020年6月25日 16時11分

    新型コロナウイルスの影響で、全国の主な外食チェーンの先月の売り上げは、去年の同じ月と比べて32%余り減少しました。過去最大の落ち込みとなったことし4月と比べると減少幅は縮小したものの依然、厳しい状態が続いています。

    日本フードサービス協会によりますと、全国の主な外食チェーンの先月の売り上げは去年の同じ月と比べて32.2%減少しました。

    前の月の4月は39.6%減少し、今の調査方法になった1994年以来、過去最大の落ち込みだったため、減少幅は縮小したものの、新型コロナウイルスが依然、売り上げに深刻な影響を及ぼしています。

    先月は、全国に出されていた緊急事態宣言が解除されましたが客足の戻りは鈍く、「パブ・居酒屋」の売り上げは90%の減少となり、協会は「壊滅的な状況が続いている」としています。

    このほか、
    ▽「ファミリーレストラン」は49.4%、
    ▽「ファストフード」は9.3%、それぞれ減少しています。

    日本フードサービス協会は「今月は回復基調になっていると見ているが、立地や業態によって回復はまちまちだ。パブや居酒屋での宴会を控える動きが続き厳しい状況が続いている」と話しています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200625/k10012483791000.html

    https://koibito2.blogspot.com/2020/06/2020-5.html?showComment=1593075893527#c705989671306257661

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  23. 「青森ハートビート」初競り 1箱30万円 さくらんぼの新品種
    2020年6月30日 15時24分

    青森県が独自に開発した、さくらんぼの新品種「ジュノハート」の初競りが行われ、中でも大きさや色つやなどがすぐれているとしてブランド化されている「青森ハートビート」には、1箱30万円の高値がつきました。

    青森県が開発した、さくらんぼの新品種「ジュノハート」は直径が28ミリ以上と大型で、甘味と酸味のバランスがよく、ハートの形をしているのが特徴です。

    このうち、直径が31ミリ以上で色つやなどがいいものは「青森ハートビート」として、ブランド化されています。

    30日は八戸市の中央卸売市場で、ことしの初競りが行われ、南部町と三戸町で生産された「ジュノハート」と、「青森ハートビート」9キロほどが並び、「青森ハートビート」は千葉県の卸売会社が最も高いもので、15粒30万円で競り落としていました。

    競り落とした卸売会社の社長は「きょうはどんな値段でも競り落とすと決めてきた。青森のさくらんぼを全国で販売していきたい」と話していました。

    市場で競り落とされたさくらんぼは、早速、八戸市内の青果店でも販売され、買い物に訪れた人たちが美しい色合いを楽しんでいました。

    青森県によりますと、ことしのジュノハートは去年の3倍ほどの、およそ600キロが生産される見込みだということで、7月1日からは全国で販売される予定です。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200630/k10012489281000.html

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  24. 酒だる担いで日本酒フェスPR プロレス藤波と格闘家の前田
    7/14(火) 14:16配信 共同通信

     全国から51の酒蔵が出展し、さまざまなイベントが行われる「TOKYO SAKE FESTIVAL 2020」の発表会が東京都内で開かれ、プロレスラーの藤波辰爾と格闘家の前田日明が登場した。

     「日本酒を世界に広め、おいしい日本酒を発見しよう!」がテーマで、前田と共に飲食店ブースに参加予定の藤波は「見るからに酒の強そうな前田さんがいて頼もしい」とあいさつ。鏡開きだけでは飽き足らずに、前田と酒だるを担ぎ上げてイベントをPRした。

     会場では、ミュージシャンやコスプレイヤーが出演するステージイベントも行われる。ロックバンド「SHOW―YA」のボーカル寺田恵子は「日本酒が大好きです。(新型コロナウイルスの影響で)飲食業はすごく大変な時期だと思うし、音楽業界も大変です。限界まで頑張って一緒に盛り上がっていきたい」と力を込めた。

     8月11~16日、東京・新宿住友ビル三角広場で開催。10種の日本酒を試飲できるパスが付いた入場チケットは前売り3500円、当日4千円。
    https://news.yahoo.co.jp/articles/0d35c8a1d0194727c29adda79fd7a760e5d65aaa

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  25. 飲み比べて楽しんで/「吟烏帽子」清酒完成
    8/7(金) 20:01配信 Web東奥

    県産酒造好適米「吟烏帽子」を使って醸造された清酒

     青森県産業技術センター農林総合研究所(黒石市)が開発し、2018年に県認定品種に指定された県産酒造好適米の新品種「吟烏帽子(ぎんえぼし)」を使った清酒が完成し、7日、酒造会社の代表者らが県庁を訪れ三村申吾知事に報告した。既に販売が始まっている商品もあるが、一部は今後の発売を控えており、各社の代表者は「飲み比べてそれぞれの味を楽しんで」とアピールした。

     吟烏帽子を使用した清酒を造ったのは、鳩正宗(十和田市)、桃川(おいらせ町)、西田酒造店(青森市)、鳴海醸造店(黒石市)、六花酒造(弘前市)、松緑酒造(同)、八戸酒類(八戸市)、八戸酒造(同)、関乃井酒造(むつ市)の9社で、昨年から5社増えた。純米大吟醸や純米吟醸など計12商品を販売する。

     鳩正宗の稲本修明社長(県酒造組合会長)は「各社の酒を飲み比べながら、県産食材とともに楽しんでほしい」とPR。桃川の上田友司社長は「今後は全国にも販路を広げ、吟烏帽子の認知度を上げていきたい」と語った。このほか、各社の代表者が「コメのうま味が感じられる」「上品な甘さで後味がすっきりしている」などと商品の魅力を紹介した。
    https://news.yahoo.co.jp/articles/df9089cb03c52b045ad4a00c9da7ec362d4dba76

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  26. [時代の証言者]日本酒新時代 桜井博志 69<1>獺祭 NYの水に挑む
    2020/08/18 05:00

     酔うためから、味わうためへ。日本酒は変わった。何が変えたのか。答えは様々だが、その一つに「獺祭だっさい」がある。新時代を切り開く純米大吟醸酒を生んだのは、山口県岩国市にある旭酒造の桜井博志会長だ。旧来の常識を打ち破る酒造りは、失敗と、そこから立ち上がる再起の連続だった。(編集委員 小梶勝男)



    海外進出について語る桜井会長(東京・銀座の獺祭ストア銀座で)=宮崎真撮影

     突然ですが、再来年からアメリカで暮らします。いつまでかわかりません。少なくとも1年間は住むつもりです。

     ニューヨークのハイドパークで、酒造りを始めます。海外初の旭酒造の酒蔵です。社員を3人連れて行くので、私を含めて4人。現地の人も使います。

     よく雑誌に海外で日本酒ブームなんて書いてありますが、あれはウソ。以前より伸びているのは確かですが、ワインに比べると話にならない。逆に言うとそれだけ伸びしろはある。

     《2017年、帝国データバンク発表の日本酒の市場規模は4500億円。一方、世界のワイン市場は同年で30兆円とされる。また国税庁によると、清酒の販売量は1975年度の167・5万キロ・リットルから減少傾向が続き、2017年度は52・6万キロ・リットルに落ち込んでいる》

     日本酒の消費は国内では落ち続けている。海外に出るしかない。そして、日本酒が国際化するには現地生産が必要だと言い続けてきました。自分がやるとは思っていませんでしたが。

     アメリカの料理大学から近くに土地があると聞き、よし、やろうと。製造能力は7千石(1石は約180リットル)。基本的には獺祭と同じように造りますが、水も気候も違う。獺祭とは違うものになるでしょう。

     なぜ会長自らが行くかというと、何があるか、わからんから。1999年、杜氏とうじに逃げられ、社員と一緒に自分で酒造りを始めたときのような、つまらん失敗がいっぱい出てくるでしょう。うちの社員は言われたことをきちんとやるのは優秀。でも、よくわからん外国で失敗しながらやるんだったら、自分の方が経験がある。これまで何度も失敗してきましたから。

     昔は獺祭という字を読める人はほとんどいなかったでしょう。今では日本酒好きは、ほぼ読める。それは潰れかけた酒蔵でゼロから純米大吟醸を造ってきた私の誇りです。ここまでの人生は失敗の連続。だからこそ成功があるのだと思います。

     アメリカでのブランドは「ダッサイブルー」。ブルーは「青は藍より出いでて藍より青し」という故事成語「出藍しゅつらんの誉れ」の「青」です。一緒に行く社員には日本の獺祭を超えると言っています。つまり、ライバルは獺祭。問題は英語がまったく話せないこと。まあ何とかなるでしょう。今までも、何とかなったんですから。(旭酒造会長)

    (この連載は、月~木曜日と土曜日に掲載します)



     さくらい・ひろし 1950年、山口県周東町(現岩国市)生まれ。旭酒造会長。76年、旭酒造入社。一度は退社するが、84年社長就任。純米大吟醸「獺祭」を開発、先進的な酒造りを続ける。
    https://www.yomiuri.co.jp/serial/jidai/20200817-OYT8T50132/

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    1. [時代の証言者]日本酒新時代 桜井博志<2>蔵生まれのおぼっちゃん
      2020/08/19 05:00

      父親の博治さんと2歳頃の桜井会長=旭酒造提供

       私の蔵は、山口県岩国市の獺越おそごえという山間の過疎地にあります。JR徳山駅から岩徳線に乗り換えて40分。さらに車で15分ほど山道を走ります。今の本蔵は地上12階建て、高さ60メートルのビルですが、それ以前は一部が築230年という、木造2階建ての古い蔵でした。

       起源は江戸時代の1770年に遡ります。毛利藩から酒造りの鑑札をもらった記録が残っています。ただ、それはうちの家系じゃない。明治後期、祖父の桜井喜一が酒造の経営権を取得して、桜井酒場さかばを開いたのが本当の始まり。戦後、父の博治が戦地から戻った後で五つの蔵が合併した。それで1948年、名前が旭酒造に変わりました。

       私が生まれたのはその2年後です。病院じゃなく蔵で、助産師さんに取り上げられて。

       子供の頃は、まだ日本全体が貧しかった。友達の家に遊びに行くと、コップがない。代わりにジャムの瓶なんかを使っていました。私は酒蔵のおぼっちゃんですから、みんなに妬まれるところがあった。「ドラえもん」の登場人物で「のび太」っているでしょ。あんな感じの子供でした。勉強はまあまあ。でも運動は全くダメでした。

       当時は「寒造かんづくり」と言って、酒造りは冬場だけ。冬になると杜氏とうじさんたちがやって来て、蔵は活気づく。夏はがらーんとしていました。そこで遊んでいた記憶があります。ソフトボールをやっても友達に勝てないから、ひとりで小石をバットで打って。酒は「旭富士」というブランドを造っていました。当時はまだ級別制度でした。

       《43年に始まった級別制度は、清酒を「特級」「一級」「二級」などと分類し、その級ごとの税率を課する。92年廃止》

       ところが、ある出来事をきっかけに私は蔵を離れることになります。小学4年生のとき、母が突然家を出て行ったのです。

       遠くに行かなければならない。もう時々しか会えない。ある晩、母にそう言われました。父母の仲が悪いことは何となく知っていたので、本当は突然ではなかったんでしょうが、子供にとっては驚きでした。ショックでした。父は、母が出て行く理由をはっきりとは言わない。私はなぜか、自分のせいのような気がしました。子供ってそんなものでしょう。母が行かないよう父を説得できない自分が悲しく、無力感もありました。

       当時、祖父の後を継いで父が社長になっていた。その後、会社の事務の女性が父の妻となりました。子供にも察しはつきます。いつもかわいがってくれる事務のお姉さんが、何となく父の近くにいて新しいお嫁さんになっていく。母は籍だけは抜きませんでした。怨念も、子供への愛情もあったでしょう。義理の母は、法律上は父の妻ではありませんが、いつしか周囲に妻として認められていきました。

       このことで父や義理の母を憎んだことはありません。でも、父は私の反応が怖かったんでしょう。小学6年の夏休みから、広島にいる伯母の家に預けられました。それから高校を卒業するまで6年間、「大都会」の広島で暮らすことになります。(旭酒造会長)
      https://www.yomiuri.co.jp/serial/jidai/20200818-OYT8T50065/

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    2. [時代の証言者]日本酒新時代 桜井博志<3>食の楽しみ 広島で知る
      2020/08/20 05:00

      中学時代の桜井会長(左奥)=旭酒造提供

       もし生まれた蔵で中学、高校と暮らしていたら、獺祭だっさいは生まれなかったかもしれません。

       母が家を出て、父は私を小学6年の夏休みから広島の親戚に預けた。蔵から外に出たわけです。そこで初めて知りました。世の中においしいものと、おいしくないものがあることを。

       田舎ではおいしい、おいしくないなんて価値観はなかった。食べられる物を食べるだけ。広島では、カレーライス一つとっても明らかにおいしい。あの頃、広島の食文化に触れたのは、大きな体験になりました。

       カキやギョーザ、土手鍋、そしてお好み焼きなんてものも、初めて食べました。夕方になると、近くの港からその日取れた小イワシを手押し車に載せて売りに来る。住んでいたのは広島市の比治山本町ひじやまほんまちという所ですが、あのあたりは小イワシばっかり食べる。今日は小イワシの刺し身、あしたは小イワシの天ぷら、みたいに。子供だったからハンバーグが食べたくて、あまり好きではなかったけれど。

       実家では自分の畑と田んぼで採れたものを食べるだけです。当時は何で広島に行かされるんだと思っていましたが、今になってみたら、都会的なセンスに触れることができて本当に良かったと思います。

       伯母は生活態度に厳しい人で、おぼっちゃんの私はずいぶん怒られました。その分、伯父は世間を超越した人でした。何せ、詩人だったんです。それも共産党系の詩人で、「赤旗」を購読していました。ソ連に招待されたこともあったそうです。私に社会の仕組みや、徴兵検査がどんなに嫌だったかなど、いろいろ教えてくれました。

       伯父は資産家で、詩と文学の研究に没頭していました。本はたっぷりあって私も読ませてもらった。中にはヌード写真の載ったアメリカ版「プレイボーイ」なんかもあって、ドキドキしながら盗み見しました。

       高校時代、部活はやりませんでしたが、人に誘われて広島国際青少年協会に入りました。

       《広島国際青少年協会は1958年設立。海外交流事業やサマースクールなどのイベントを実施している社会教育団体》

       小学生を集めてサマースクールを開き、リーダーをやらされましたが、子供たちがとにかく言うことをきかない。リーダーシップがまるでなかった。何をやっても出来が悪くて、高校時代は「闇」でした。なんせ、公立高校を落ちて私立に行ったんですが、男子校で全員ボウズの決まり。3年間ずっと丸刈り。思春期の男子にとってはもう……ガックリでした。

       69年に広島を離れ、松山市の松山商科大学(現・松山大学)の経営学部に入りました。この頃にはもう、酒蔵を継ごうと思っていたんですが、勉強はしなかった。授業も最低限しか出席しないので、成績は全部、優良可の「可」。弓道部に入ったのも、運動ができなくても何とかなると思ったから。でも、矢が的に全く当たらない。いくら練習してもうまくならなかった。運動能力ゼロ、勉学能力もゼロ。部活以外はフラフラしていました。

       (旭酒造会長)
      https://www.yomiuri.co.jp/serial/jidai/20200819-OYT8T50057/

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    3. [時代の証言者]日本酒新時代 桜井博志<4>灘の酒蔵で営業修業
      2020/08/22 05:00

      結婚式で桜井会長と妻の礼子さん(1974年)=旭酒造提供

       父の代で旭酒造の売り上げが最も多かったのは1973年。その年、私は西宮酒造(現・日本盛)に入社しました。灘の酒。日本有数の酒造会社の一つです。

       《兵庫県の「灘地区」は、西宮市今津から神戸市灘区大石までの沿岸部約12キロの「灘五郷」を指す。大手メーカーが軒を連ね、地区での生産課税出荷量は全国の4分の1》

       大学で入社案内を見て、たまたま目に入ったのが西宮酒造。家業を継ぐため勉強しようと思ったんですが、ツテも何もなかった。入社の面接では父はサラリーマンですとウソをつきました。酒蔵の息子だと分かったら落とされるような気がして。そしたら東日本がエリアの東部支社に営業で配属されました。

       《73年10月、第4次中東戦争が起こり、第1次石油ショックの引き金となった》

       当時、石油がなくなると石油が原料の洗剤もなくなるとうわさが流れた。酒瓶が洗えなくなる。私が担当していた群馬県の問屋さんは、洗わなくてもいいようにたくさん貯蔵しておこうと考えた。で、大量の注文がきた。入社1年目でいきなり売り上げの伸び率が東部支社1位。ものすごく褒められました。

       ビギナーズラックでした。翌年から日本酒は落ち込み始め、低迷が続く。実力が問われるわけですが、売り上げは伸びず苦労しました。酒屋さんを一軒一軒回ってひたすらお願いしました。月末は問屋さんの事務所に座り込み、今月の数字がありませんといって泣きつきました。それで売れるわけじゃないけど、ほかに方法がないんです。

       そんなある晩、大学でつきあっていた同級生の礼子から電話がかかってきました。いつ結婚してくれるんだと。

       出会ったのは大学のすり鉢状の大教室でした。席に座っていると、後ろから誰かが蹴ってくる。振り向くと女子学生。私を狙ったわけじゃなく、足をぶらぶらさせていただけだったようです。それから何度か顔を合わせるうちにつきあうようになった。声をかけたのは彼女の方です。私は奥手でしたから。彼女はおとなしく見えたけど、はっきりものを言うタイプ。気の弱い「のび太」の私とはちょうど良かった。

       彼女は卒業してから実家の愛媛県今治市に帰っていました。私は彼女と結婚するのかなあと思いながら、入社1年目は忙しいし、ずるずる先延ばししていた。催促の電話で決断し、74年の5月5日に結婚。旭酒造の奥に周東川越公民館があって、披露宴をやりました。当然、会社の上司も呼んだので、酒蔵の息子というのはばれてしまった。

       その頃、お色直しというのがはやり出していて、私にはすごく抵抗がありました。絶対にしないと拒否し、最初から最後まで、羽織はかまで通しました。そしたら、途中からものすごく小便に行きたくなった。だけど主役が式を抜け出すわけにはいかない。ああ、お色直しってこのためにあるのか。よくわかりました。結婚する若い人には、お色直しだけはやった方がいいと忠告しています。(旭酒造会長)
      https://www.yomiuri.co.jp/serial/jidai/20200821-OYT8T50035/

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    4. [時代の証言者]日本酒新時代 桜井博志<5>父と対立 実家の蔵クビ
      2020/08/24 05:00

      1984年当時の旭酒造=旭酒造提供

       父が胃がんを患い、私が後を継ぐために旭酒造に入社したのは、1976年です。関東から、家内と生まれたばかりの長女と3人で、山口県岩国市の山奥に戻りました。ところが、手術が成功して父は元気になった。元気になると、私と意見が合わなくなりました。

       父は昔の酒蔵の社長です。酒造りは杜氏とうじに、販売は販売員に任せっきり。町会議員や森林組合長をやっていて、夕方になると毎晩、近所の人が飲みに来て政治談議をする。昔はそれでも良かった。でも、売り上げは年々、落ちていました。

       《国税庁によると、75年度には167・5万キロ・リットルあった清酒の販売数量は、85年度には133・5万キロ・リットル。10年間で約2割の落ち込みだった》

       私には営業をさせて、会社のことは何も教えてくれない。ただ酒を売れと言う。私は道具のように使われていると感じました。酒屋さんを回ると、今まで値引きせず売れた酒が、値引きしないと買ってもらえない。将来は危ないと訴えましたが、父はそう思わない。今のままで何とかなる。昨日と同じことを今日もやれと。父からすれば、東京で2、3年、商売を覚えた若造が何を言うかと。生意気だと思ったんでしょうね。

       今考えるとそう思うのも当然ですが、つい「東京では違うやり方だった」なんて言ってしまう。言い争いが絶えなかった。ある日、激怒した父から「明日から出社しなくていい」と言われ、私は翌日から出社をやめました。父は本当に来なくなるとは思わなかったでしょうが、私にも意地があった。後継ぎになるため戻ってきて、結果的にはクビになったということです。

       とにかく、金を稼がなければならない。蔵の近くの自宅で、石材会社を始めました。家内の親戚が愛媛県今治市で石材採掘業をやっていて、その頃、すごく景気が良かった。じゃあその販売をやろうと。最初はその親戚の石が中心で、だんだんと広げ、後には中国から仕入れるようにもなりました。

       朝の3時か4時に家を出て、今治市の大島に渡って石材を積み、広島の石屋さんに渡して家に帰る。ほとんど寝る暇がない厳しい仕事でした。途中からは家内が事務をやってくれ、夫婦2人と、あとは運転手を2人くらい雇った。運転手がなかなか定着せず苦労しましたが、売り上げは伸びていった。年商2億円ほどになりました。ずっと石材会社をやるつもりでした。

       84年の1月、父から、酒蔵の社長を譲りたいと話がありました。初めて見せてくれた決算書は、前年比85%くらいで年々売り上げが落ちていました。私はこれはだめだと思った。この酒蔵はやれない、無理だと断りました。石材会社も順調でしたし、後を継いでも父はまた口を出してくる。私を道具のように使うだろうと思ったからです。

       父は断られ、がっくりしていました。あまりに調子が悪そうなので、父の友人の医師に診てほしいと頼んだくらいです。診断結果はがんでした。胃がんの転移ではなく、新しいがんが生まれていました。(旭酒造会長)
      https://www.yomiuri.co.jp/serial/jidai/20200823-OYT8T50011/

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    5. [時代の証言者]日本酒新時代 桜井博志<6>売り上げ増へ悪戦苦闘
      2020/08/25 05:00

      1984年、社長就任当時の桜井会長(右)=旭酒造提供

       私に酒蔵を譲ると言ったとき、父は自分の命が短いことを何となくわかっていたんでしょう。私は父が亡くなるなんて、まったく思っていなかった。死ぬ前の願いを断った。罰当たりなことをしたと悔やんでいます。

       1984年の1月にがんが見つかってからは、早かった。父はすぐ寝込み、4月に世を去りました。最後までわだかまりは解けなかった。死の間際、もうろうとしているときも、意識が戻って私を見ると、父の顔が引きつっていました。

       蔵を継ぐべきか。最後まで決断できなかった。覚悟を決めたのは、お通夜の日です。父の遺体がある部屋から、酒のタンクが見えました。このまま瓶に詰めなかったら、悪くなってしまう。社員には決断できない。私は社員に、父が生きていたらすぐに詰めろと言うに違いない、瓶詰めをしようと言いました。私が社長になったのは、このときです。翌日から、蔵に通うようになりました。

       《80年代には新潟の「淡麗辛口」がブームになる。バブルを経て90年代前半には、高級志向の大吟醸ブームも起きた》

       石材会社と両方やると言うと家内は反対しなかった。ただ、社員の反発はあったと思います。帰ってきて、すぐ出て行った人間が社長ですから。お手並み拝見みたいな雰囲気でした。

       財務状況はそれほど悪くなかった。売り上げは前年比85%ほどで減り続けていましたが、10年間、給料のベースアップも、設備投資もしていない。縮小均衡です。とはいえ、最盛期の73年は一升瓶で年間20万本を売っていたのが、3分の1になっていました。このままでは潰れてしまうことは明らかでした。

       社員は販売3人、瓶詰め1人、そして義理の母が事務代わり。私を入れて6人です。売り上げを何とかできないかと社員に相談しましたが、売れない理由ばかり理路整然と説明される。それでも話すうちに、他に比べて値引きが少ないという話が出る。じゃあ値引きしよう。他の酒には皿やコップなどおまけがついている。じゃあこっちもつけよう。やってみると、翌年は売り上げが減らなかった。ところが今度は財務状況が悪くなる。値引きしたり、おまけをつけたりしているわけですから。

       思いつくことは何でもやりました。まずは紙パックと紙カップの酒。短期的には売れました。その頃はまだ珍しかったんです。そしたら社員の目が変わってきた。何をやってもダメだったのが、売れたんですから。

       紙パックは設備投資も安かったのですが、紙カップの装置は1000万円くらいして、とても買えない。ところがよく調べると、カップは樹脂がコーティングされていて、アルミのふたを載せて熱で圧着すると、樹脂が溶けてアルミとくっつく仕組み。これならアイロンで何とかなるかもしれない。やってみると、何とかなった。パートの人たちにアイロンで延々とふたをしてもらいました。1~2年は売れましたが、そのうち、安い紙カップの機械が開発され、他のメーカーがやり始めると、もうアウトでした。

       (旭酒造会長)
      https://www.yomiuri.co.jp/serial/jidai/20200824-OYT8T50073/

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    6. [時代の証言者]日本酒新時代 桜井博志<7>初の大吟醸 ひどい味
      2020/08/26 05:00

      石材会社を始めた頃の桜井会長と長男の一宏社長=旭酒造提供

       石材会社で気づいたのは、品質が良ければ売れるということ。当たり前のようですが、日本酒は違いました。品質がいいから売れるなんて考えていなかった。とにかく1本でも多く問屋さんに押し込めば何とか売れるだろう、みたいな感覚でした。

       ところが石材業をやって、実は売れないものを売っているから、苦労するんじゃないか、本当は、苦労しないで売れる酒を造らなきゃいけないんじゃないか、と思い始めた。

       それで、1984年に社長になってすぐ、大吟醸を造ってみようと思いました。吟醸酒とは低温でじっくり発酵させて、特別に吟味して造った酒です。精米歩合(玄米を削って残った割合)は60%以下。その中でも精米歩合50%以下のものが大吟醸です。うちの蔵では地元向けに日常で飲む酒しか造っていなかった。大吟醸なんて造っても、売れないと思っていたんです。ほぼすべてが普通酒でした。

       父の頃は80歳近い杜氏とうじが来ていましたが、私の代になって、杜氏も若い方がいいだろうということになった。山口県の産業技術センターが大津杜氏(山口県長門市周辺出身の杜氏)を紹介してくれましたが、大吟醸を造ったことがない。そこで九州から経験があるという杜氏を呼んで教えてもらいました。

       初めての大吟醸はひどかった。米は五百万石(新潟県を中心に栽培される酒米)、精米歩合は50%でしたが、華やかな香りもなく、飲み口もすっきりしていない。すっぱいだけ。すぐわかるほどのひどさでした。

       熟成させたら少しはましになるかと思って、酒の技術指導をする国税庁の鑑定官室に相談したら、もっと悪くなるという。仕方ないので生酒(加熱処理をしない搾りたての酒)で売りました。すると、300ミリ・リットルで4000本くらいあったのが、全部パーッと売れちゃった。まずいにもかかわらず。生酒が珍しかったんですね。

       やはり市場はあると思い、翌年も懲りずに造りました。大津杜氏に代わって紹介してもらった但馬杜氏(兵庫県北部を拠点とする杜氏)は、技量がはるかに上でした。でも、吟醸酒は造ったことがない。困っていたとき、大吟醸の造り方を細かく書いたリポートを見つけました。

       当時、静岡県の吟醸酒がブームだった。それを指導した河村伝兵衛先生が書いた大吟醸造りのノウハウ集でした。それを杜氏に持って行き、この通りに造ってみようと言いました。

       《86年、全国新酒鑑評会に静岡県内から21蔵が出品、17蔵が入賞、うち10蔵が金賞となる》

       酒蔵の社長、つまり蔵元が酒造りに口を出すことは、当時の常識ではタブーでした。酒は杜氏とその下で働く蔵人たちが造り、蔵元は黙って売る。それが普通でした。でも、その杜氏さんは受け入れてくれた。嫌だったとは思いますが、半分あきれながらもやってくれました。すると、大吟醸らしい酒ができた。教科書通りやれば出来るじゃないか、と自信を持ちました。やっとスタートラインに立てたわけです。

       (旭酒造会長)
      https://www.yomiuri.co.jp/serial/jidai/20200825-OYT8T50079/

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    7. 時代の証言者]日本酒新時代 桜井博志<8>「旭富士」から「獺祭」に
      2020/08/27 05:00

      「雪化粧」のポスター(1989年)=旭酒造提供

       純米大吟醸を造り始めた頃、各地にディスカウント店ができ始めました。それまで酒屋さんは地元の酒と大手の酒を置いていれば良かったんですが、それでは太刀打ちできなくなった。そこでディスカウント店にはない酒で対抗しようとした。うちの純米大吟醸も、「地酒VAN」を通してそういう酒屋さんに売れました。

       《「地酒VANサービス」は1989年スタート。カタログやコンピューターネットワークで、全国の地酒を各地の酒販店や消費者に販売する流通システムとして、画期的だった》

       「雪化粧」という山口県らしくない名前の酒でした。最初は無ろ過で白くかすんでいたんです。白いフロストの瓶で、赤いキャップに透明のラベル。おしゃれで華やかな見た目でした。

       銀座の百貨店や大手スーパーにも並びました。かなり売れましたが、そのうち他社が同じような商品を出し始めた。スーパーの女性バイヤーは、「すぐに売れなくなりますから、次の企画を考えてきてください」と言う。これはダメだと思いました。このマーケットでは常に新しい企画を打っていかなきゃならない。そんなことをしていたら疲弊してしまいます。

       大手と付き合うと使い捨てにされる。ブランドを大事にしてくれる地酒専門店だけに出す商品を企画しよう。そう思って造ったのが「獺祭だっさい」です。

       「獺祭」が生まれるきっかけは、87年に旭富士という力士が大関になったことです。同じ名前の旭富士という酒を造ってきたので、これは売れるだろうと思って、独りで力士の地元の青森県木造町(現つがる市)までセールスに行きました。しかし全く脈がない。もうガッカリして、次に仙台の問屋さんにあいさつに行く予定だったのに、気力が出ない。通り過ぎて東京まで行ってしまった。

       何の当てもなく大学時代の先輩に電話したら、神田の居酒屋に連れて行ってくれた。そこは全国のあまり知られていない、いい酒を発掘している店でした。店の経営者と話すうち、酒を持って来いということになる。翌年、純米大吟醸を持って行くと、店に置いてくれました。

       地酒で有名な店だから、いろんな酒販店さんがよく通っていて、うちの酒も飲んでくれた。そのうちお客さん同士の紹介で、うちの酒を売りたいという東京の店が24軒集まった。この24軒に売るためのプライベートブランドが「獺祭」でした。

       「旭富士純米大吟醸」にしなかったのは、旭富士という名前に負のイメージがあったから。地元では値引きして旭富士を売っていましたが、東京では値引きしたくなかった。それで新しく「獺祭」と名付けました。

       名前は酒蔵の地名「獺越おそごえ」が由来です。いろいろ考えたんじゃなく、パッと出てきた名前。後で調べると、正岡子規の俳号の一つが「獺祭書屋しょおく主人」でした。こんな読めない名前、今ならとてもつける度胸はない。でも、当時はあまり考えなかった。90年、東京の24店で最初の獺祭が売り出されました。

      (旭酒造会長)
      https://www.yomiuri.co.jp/serial/jidai/20200826-OYT8T50112/

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    8. [時代の証言者]日本酒新時代 桜井博志<9>理想の酒米 社員と栽培
      2020/08/29 05:00

      「獺祭」を発売した当時の桜井会長(1990年ごろ)=旭酒造提供

       「獺祭だっさい」を東京の酒販店に卸す際には、思い切った条件を付けました。まず、冷蔵庫があること。そして、1か月で一定の量を売ってくれることです。

       日本酒は冷蔵庫で保管し、なるべく早めに飲んでもらわないと味が変わってしまうことがあります。でも、昔の酒屋さんは冷蔵ケースもないところが多かった。また、商品の回転が悪いと劣化してしまいます。1軒ずつ、話して歩きました。

       1990年に売り出した最初の獺祭は、精米歩合が50%と45%の2種類。その2年後には、23%の「獺祭 磨き二割三分」を発売しました。きっかけは、米作りでした。

       《玄米を削って残った米の割合を精米歩合という。米を磨くほど、雑味のないクリアな味わいの酒になるとされる》

       うちの蔵は「地産地消」からは最も外れています。山田錦にこだわり、日本中から一番いい米を集めて造っていますから。でも、最初の頃は自分たちでも米を作っていました。

       87年に、蔵の近くの農家に山田錦を作ってもらったことがあります。ところが標高500メートルくらいの場所で、実が熟れるまでに雪が降り始めた。山田錦は晩稲おくてだからダメということになった。次は早稲わせの五百万石を試した。すると、そこだけ早く実がなるので、近くのスズメがみんな集まってきて、全部食べられてしまった。

       その後、いろんな酒米を使ってみました。日本晴にっぽんばれ、秋津穂あきつほ、五百万石、兵庫北錦、西海134号、雄町おまち、そして山田錦。いろいろ試して、最後まで残ったのは雄町と山田錦でした。比べると、雄町の方が酒の味がちょっとボテッとしている。山田錦は丸みもパワーもあって、最後にキュッと締まる。やっぱり酒米としたら最高でしょうね。

       ところが、兵庫県のような有名な山田錦の産地では、山口県の小さな蔵なんかに売ってくれない。仕方なく商社を通したり、精米業者に頼んだりしましたが、なかなか安定しては入ってこない。それじゃあ自分たちで作ろうということになった。酒造りは冬ですから、夏場は社員も暇なので、農作業ができるわけです。3300坪ほどの農地もありました。当時、高齢で農作業が続けられなくなった農家が、父から借りていた土地を返すと言ってこられたんです。

       90年、社員で山田錦を育てました。その米で特別な酒を造ろうと思った。それが「磨き二割三分」。普通、50%以上米を磨いても意味がないと言われていますが、理論と実際とは違いました。香りや甘みが出るわけじゃない。でも、そこまで磨くことで、何とも言えない、繊細さのようなものが出る。洗練された酒になる。「米がもったいない」と批判も受けましたが。

       余った米でもう一つ造った純米大吟醸が精米歩合39%の「獺祭 磨き三割九分」。なぜ39かというと、最初は40%かなと思いましたが、三割九分の方がゴロがいいというだけ。でも今になってみると、「三割九分」という数字に、何か遠大なロマンがあるように見えるんじゃないでしょうか。

       (旭酒造会長)
      https://www.yomiuri.co.jp/serial/jidai/20200828-OYT8T50120/

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    9. [時代の証言者]日本酒新時代 桜井博志<10>製造原価ケチっちゃダメ
      2020/08/31 05:00

      アメリカのイベントで「獺祭」を売り込む桜井会長(2004~05年頃)=旭酒造提供

       酒蔵を継いで最初の年は月給がゼロでした。2年目はやっと10万円。家族の生活費は、家内が切り盛りしていた石材会社の方から出ていました。石材会社をやめて酒蔵一本にして、私の給料が30万円を超すのは、獺祭だっさいを造り始めたころでした。

       それでも父の代で10年間、社員の給料を上げていなかったので、社長になってすぐ、泣きの涙でベースアップしました。それなのにその後、古参の社員から「社長、いっぺんくらいベースアップしましょうよ」と言われ、猛烈に腹が立ちましたね。俺の苦労を知らんのかと。

       経営は本当に苦しかった。その中で売り上げの1割程度を設備投資してきました。一貫して設備投資過多、人員過多、製造も原価過多。経営的には赤字です。でも、私は製造原価をかけることが売り上げにつながると思っています。それだけはケチっちゃダメ。その代わり、他は徹底的にケチりました。

       東京で獺祭を売り出すと、出張が多くなる。新幹線は金がかかるので、だいたい夜行バス。バスで寝るからホテル代もかからない。岩国駅から夜行バスで横浜まで行き、一日中仕事をして、夜は東京駅からまた夜行バスで大阪へ。大阪の梅田駅近くのサウナでワイシャツと背広に着替えて営業しました。営業は独り。若かったので肉体的には平気でした。むしろ楽しかった。獺祭の売り上げが順調で、行けば結果が出るので、帰りのバスは肩の荷が軽いんですよ。

       ただ、1992年に「獺祭 磨き二割三分」が生まれたのは、新幹線の中でした。

       《玄米を削って残った米の割合が精米歩合で、食用米の場合は90%程度。日本酒の場合、70%前後が一般的とされる》

       獺祭を売り出して3年目。話題作りのため、とにかく「日本一」のものを出そうと思いました。日本一の酒は難しいけど、日本一の精米歩合ならやれるということになった。27%が日本一と聞いたので、最初は25%にするつもりでした。精米工場で精米を始めてもらい、東京に出張したところ、問屋さんで24%まで磨いた酒があると聞いたんです。これでは「日本一」でなくなってしまう。一晩考えて決断しました。まだ携帯がないころです。帰りの新幹線から車内電話をかけて、とにかく23%まで磨け、と指示を出した。

       電話してから丸2日磨いて、トータルで144時間かかりました。今はもっと短時間で済みますが、当時は経験がなく、恐る恐る磨いたので時間がかかった。あまり磨くと米が割れてしまう危険がありましたが、こっちはもう数字ありきですから、とにかく磨き続けろと。精米工場の人はあきれて、「伝票に23と書いてあげるから、もうやめましょうよ」なんて言ってました。そんなわけで、「磨き“二割三分”」となりました。

       (旭酒造会長)
      https://www.yomiuri.co.jp/serial/jidai/20200830-OYT8T50065/

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    10. [時代の証言者]日本酒新時代 桜井博志<11>夏場対策 地ビール造り
      2020/09/01 05:00

      1998年、旭酒造が売り出した地ビール「オッターフェストビール」=旭酒造提供

       子供のころは運動ができなかったので、100メートル競走はいつもビリでした。でも、大人になってから必ず勝つ方法を思いつきました。前日に90メートル先まで行って、そこからスタートすれば勝てる。何をバカなことをと思われるでしょうが、本気でそう思っています。

       学校のテストもそうです。覚えなきゃいけないし、時間制限もある。でも、仕事は覚えなくていい。分からなければ調べればいいんです。時間制限もない。24時間あるんですから。

       1984年に社長になってからは、365日24時間仕事です。元々趣味がない。ゴルフは下手だし、カラオケはこの辺にはありません。自宅に帰ったら仕事を忘れるという人もいますが、自宅も仕事場も同じです。

       人よりバカでも、その分、コツコツと時間をかければいい。あるとき、そう思いました。大吟醸を造り始めたころだと思います。教科書通りにやればできるじゃないかと。神様みたいな杜氏とうじは別ですが、鈍才はレシピ通りにやって、ダメなら修正していけばいい。そう思ってやっていくとうまくいって、確信になっていきました。

       ただ、杜氏にとっては居心地が悪かったでしょう。手間のかかる大吟醸ばかり造れと言われて。普通酒の方がはるかに楽ですから。その分、お金は出しました。1ドルが85円くらいだったときの話ですが、あるとき計算したら、ユナイテッド航空のジャンボ機のパイロットより、うちの杜氏の方が給料が高かったくらいです。私はお金を出すことが蔵のプライドだと思っていました。でも、杜氏には伝わらなかったかもしれない。

       但馬杜氏が蔵に来ていたのは、11月から翌年の3月くらいまで。長すぎて、もっと早く帰りたいという感じでした。本当は9月くらいに来て、にごり酒を造ってほしいと思っていました。どぶろくみたいな、甘くてアルコール度数の高い酒ですが、12月になると売れる。早く来てくれと頼んだけど来てくれない。地元の杜氏に9月だけ来てもらったり、その後は私が自分で造ったりしていた。

       最初は50歳代だった杜氏さんが、60代半ばになる。もう、いつやめるかわからない。何とか若い人を育てなければと思い始めました。ただ、若い人を育てるには、夏場の給料を出してやらなきゃいけない。そこで思いついたのが、地ビールでした。

       《1994年、酒税法が改正され、ビールの製造免許に必要な年間の最低製造量が大幅に引き下げられた。これにより、各地の中小メーカーにもビールの製造が可能となり、空前の地ビールブームが巻き起こった》

       ビールは安定して量産するのは難しいけれど、小規模ならそれほどでもない。ただ、これは杜氏に頼むわけにいきません。自分でやるしかない。ところが製造免許を取ろうとしたら、地ビールの製造だけだとなかなかおりない。税務署に聞くと、地ビールレストランをやれという。1年以上かかって、レストランをやるということで、ようやく免許がおりました。これが地獄の始まりでした。(旭酒造会長)
      https://www.yomiuri.co.jp/serial/jidai/20200831-OYT8T50196/

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    11. [時代の証言者]日本酒新時代 桜井博志<12>ビアレストランの失敗
      2020/09/02 05:00

      「世界の大道芸の館」の完成図=旭酒造提供

       冬しか酒を造らない「寒造かんづくり」の蔵は、夏場の仕事があまりないので、年間を通じて給料が出せない。優秀な人材は来てくれません。それで地ビールの製造を考えましたが、レストランもやることになった。税務署から言われたとはいえ、こちらも山っ気は十分ありました。

       でも、レストランは経験がない。自信がないから、コンサルタントを雇った。これが大失敗でした。当時、そのコンサルタントは、山口県の自治体のイベントに、アメリカやイギリスの大道芸人を派遣していた。そこで、地ビールを飲みながら大道芸が見られるレストランにしようということになった。コンサルタントは企画会社ですから、大道芸の部分でもうけようと思ったんでしょうね。

       山口県岩国市の錦帯橋のすぐそばに、1999年3月5日、「世界の大道芸の館」がオープンしました。日本の大道芸ではありません。英米のジャグリングやマジックなどで、「世界トップレベルの大道芸人が毎日技を披露する日本初の常設施設」という触れ込みでした。

       《錦帯橋は日本三名橋の一つとされる、5連の木造アーチ橋。1673年に当時の岩国藩主が建造。山口県を代表する観光地として人気がある》

       地元のテレビ局や新聞社が全社来て、私はネクタイをしてあいさつしました。岩国にとって錦帯橋は大事な場所なので、ここにお客さんを集めるお手伝いをしたい、みたいなことを言ったと思います。全然、お手伝いできなかったわけですけど。

       ビールはオッターフェストビール。ドイツ語で、オッターはカワウソ、フェストは祭り。つまり、「獺祭だっさい」です。館は地下1階、地上2階。200人収容の白壁の建物でした。

       初日、コンサルタントからすごい評判です、並んでますよと言われました。見ると確かに入り口に行列が出来ていて、すごいなあと思った。ところがレジを締めてみると、200人来館の発表だったのに実際には140人しか入っていなかった。あれ、おかしいなと思いました。何となく不安になり、その不安は現実になっていった。客が入ったのは初日だけ。その後は低空飛行が続き、たった3か月で閉館になってしまった。

       最後の方はお客さんが10人くらいの日が続きました。毎日、錦帯橋の対岸からレストランを眺めて、一体どうなるんだろうと恐怖を感じていました。

       コンサルタントの売り上げ計画はデタラメで、調べると照明の数が計画と違うなんてことがいくつもあった。素人ながらに経営に口を挟もうとすると、レストランの従業員たちから反発され、労働争議まがいのことも起きました。裏でコンサルタントが動かしていたんでしょう。

       本来の目的は地ビールを売ることでしたが、いつの間にか、大道芸を見せることに替わってしまったのが、失敗でした。地ビール自体の評判は良かったのですが、赤字はどんどんと膨らんでいきました。

      (旭酒造会長)
      https://www.yomiuri.co.jp/serial/jidai/20200901-OYT8T50156/

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    12. [時代の証言者]日本酒新時代 桜井博志<13>金策綱渡り 去った杜氏
      2020/09/03 05:00

      地ビールレストラン閉鎖について語る桜井会長(7月、旭酒造本社で)=小梶勝男撮影

       もうどうにもならない。そう思ったのは、地ビールレストランを閉館する3、4日前でした。企業として生き残れるかどうか、家内と2人で長期の資金繰り計画を練りました。10畳ほどの和室の床いっぱいに請求書を並べて。計算すると、今すぐ閉めれば、何とか生き残れそうでした。ただし、どうにもならない4000万円の借入金があった。これを何とかすることができれば、という条件つきでした。

       閉館は1999年5月末。始まりもそうでしたが、終わりも華々しかった。テレビや新聞各社に取り上げられました。当たり前ですが金融機関からの融資はすべてストップし、売掛金のあった業者からはいつ返してくれるんだと矢の催促でした。

       《95年は「地ビール元年」と呼ばれ、小規模の醸造所が各地に生まれた。レストランを併設する醸造所も多かった。酒類のキャップや瓶などを製造する「きた産業」(大阪市)によると、99年には303か所を数えた醸造所は、2013年には207か所に減少している》

       地ビールレストランの収支計算は、2億4000万円かけて、1億9000万円の損。差額の5000万円は、3か月の売り上げ3000万円と、私がコンサルタントを民事で訴えて取り戻した2000万円です。当時、年商2億円ほどでしたから、一気に追い込まれました。

       資金繰りはぎりぎり。今日の午後3時までに振り込まないと不渡りになるという事態が何度もありました。ところが、当てにしていた入金が何かの理由で遅れることもあります。毎日が綱渡りでした。最初は冷や冷やしていたけど、ある時期から、不渡りを出したら首をくくればいいやと腹を決めました。女房は何となく気づいたようで、死んでもいいことはない、なんて言われたこともあります。

       とにかく4000万円を何とかしなければいけなかった。借りに行くと、罵詈雑言ばりぞうごんを浴びせられました。情けないもので、もう言われっぱなし。

       ふと、自分の生命保険が死亡で4000万円出ることを思い出しました。道を歩いていて木があると、あれで首をつったら4000万円出るかな、と思う。いや、自殺だと出ない。自動車事故に見せかけるにはどうすればいいか……なんて考えました。最終的には国民金融公庫から借りるなどして何とかなりましたが、ああいうとき、経営者って自分の命よりも企業が生き残ることを考えるんですね。

       1年くらいは本当に金がなかった。いつもポケットにいくらあるか、計算していました。長男が東京の早稲田大学に通っていて、教科書代がほしいと言ってきましたが、送る金がなかった。長男のカードはこちらで残高がわかる。1週間くらい前からマイナスになっているのは知っていた。でも、どうしても送れない。あれは情けなかった。

       うちの杜氏とうじからは、「今年から行くのをやめる」と電話がかかってきました。無理もない。杜氏の地元でも「旭酒造は潰れたらしい」とうわさが回っていましたから。いよいよ、杜氏にも逃げられたわけです。

       (旭酒造会長)
      https://www.yomiuri.co.jp/serial/jidai/20200902-OYT8T50137/

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    13. [時代の証言者]日本酒新時代 桜井博志<14>素人社員4人と仕込み
      2020/09/05 05:00

      醪(もろみ)の発酵の様子を見る桜井会長(7月、旭酒造本社で)=小梶勝男撮影

       地ビールレストランで大失敗し、「旭酒造は潰れた」とうわさが立つと、杜氏とうじに逃げられてしまった。杜氏が来ないと当然、その下で働く蔵人たちも来ない。酒の仕込みは3か月後に迫っていました。代わりの杜氏が見つかるか、わからない。

       万策尽きました。その一方で、杜氏が造る酒に不満もあった。数日考えて、もう自分でやりたいようにやろう、と決心しました。社員は瓶詰めや配達の担当が4人いましたが、酒造りは全くのド素人。私を含めて5人で、酒造りから瓶詰めまで、みんなやろうとしたわけです。

       私は元々、教科書通りに、基本に忠実に造ろうとしていたのですが、杜氏さんには固有の癖があって、なかなか直してくれない。

       純米大吟醸を造るには、麹米こうじまいを室むろに引き込んだら、パラパラになるまでもみほぐす。ずーっとほぐして、適当な水分になったところで、種麹たねこうじを切る。ところが杜氏さんたちは面倒くさいから、すぐ種麹を切って寝かせておく。醪もろみの温度も毎日0・5度ずつ上昇させるのが本当ですが、杜氏さんは適当に上げてしまう。

       《麹は麹米(麹用の米)を温室に運び入れ(引き込むという)、カビの一種である麹菌を振りかけて(種麹を切るという)、米に繁殖させて作る。醪とは、タンクに酒母(酵母を培養したもの)や麹、蒸し米、水を入れて発酵させたもの。これを搾ってこすと清酒になる》

       1999年が社員だけで酒を造った最初です。私は基本通り、厳密にやりました。社員たちも素人だから、変な癖がない。言われた通りにやる。すると、それまで出なかった純米大吟醸の香りが出た。なぜできないんだろうと思っていたことが、できるようになった。雲の切れ目から太陽が出てくるみたいに、パッとわかった。

       もちろん、教科書通りとはいえ自分で造るとなると、なぜこうするのかという背景まで全部わかっていないと造れません。広島の醸造研究所などを訪ねていろいろ聞きました。文献をいくつか突き合わせ、本当にその造り方で正しいのかも確かめた。社員の作業計画も作りました。この人は何時から何時までこれをやる、あの人はあれ、と1日24時間のグラフにして、社員一人一人と、これでやれるか、と真剣に話し合いました。

       ありがたいことに、不良在庫がいっぱいあった。だから製造は前年の10分の1くらいにしました。前年と同じ量を造れと言われたら不可能でしたけど、ゆっくりやれたので、素人の社員でも何とかなりました。

       その代わり、工具類がダメになってしまった。タンクの飲み口を開ける道具とか、昔から使っている酒蔵独特のものがあるんですが、加減が分からないから力を入れすぎてみんな壊してしまった。でも、自信になりました。もう杜氏を呼ぼうという気にはならなかった。ここからは毎年120%くらい、ずっと売り上げが伸びていきました。

      (旭酒造会長)
      https://www.yomiuri.co.jp/serial/jidai/20200904-OYT8T50082/

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    14. [時代の証言者]日本酒新時代 桜井博志<15>分業とデータ化 徹底
      2020/09/07 05:00

      酒造りの各工程のデータを分析する「分析室」(3月、旭酒造本社で)=小梶勝男撮影

       獺祭だっさいは機械で造っていると、よく言われました。本当はほかの酒蔵よりずっと人手をかけていますが、そう見えるのは社員の力じゃなく、組織の力で造っているからでしょう。

       酒造りは冬の間休みなしで、朝の5時、6時から始まる。蔵人の吐く息が白くて、そんな光景にロマンがあると思われている。洗米(酒米を洗う作業)も製麹せいきく(蒸し米に麹こうじ菌を振りかけて繁殖させ麹を作ること)も、村の寄り合いみたいに、みんなで一斉にやる。何か人間ドラマがあるようで面白いのかもしれません。でも、私は無駄だよなあと思っていました。

       うちにはそんなロマンチックな風景がない。1999年に社員だけで酒を造るようになってからは分業を導入しました。その方が効率がいいし技術力も上がる。毎日、洗米していると、洗米がうまくなるわけです。

       普通の会社と同じように、午前8時半から午後5時半までの酒造りも目指しました。1日の必要作業量を割り振ってみると、何も朝5時や6時からやる必要はありません。

       かつて若い蔵人から、忙しいのは我慢できるけど、暇なのにずっといることを強制されるのがたまらない、と聞いたことがあります。杜氏とうじさんにしたら当たり前なんですけど、日曜日も出勤しろと言われる。ところがあまり仕事がない。蔵人たちは昼から酒を飲んでいる。それに付き合わされるのが嫌だと。そう言って辞めていった。

       私はまともな人を雇うには、年間105日の休日も確保しなければいけないと思いました。とにかく日曜日は休みにして、隔週で連休をとれるようにした。必要以上に頑張らなければできないような酒造りはおかしい。合理的に、能率的にやろうと思った。それでやってみると、うまくいくんですよ。

       《日本酒造杜氏組合連合会によると、1965年には組合員で約3700人いた杜氏は、2000年には約1200人に減少している。近年は、社員による酒造りが広がっている》

       酒造りに関するデータを徹底的にとるようにもなりました。発酵を進めるか、抑えるか、止めるかという判断を、杜氏は勘でやっていたわけです。それでうまくいかないと、今年の米が硬かったとか、気候がどうとか、言い訳をしていた。日本酒は勘で造っているから、品質が安定しない。もちろん、すべて分かっている神のような杜氏もいるかもしれませんが、我々は凡人。データ化するしかない。

       米の溶解度、グルコース濃度、そういったデータをとって、蓄積し、社員で共有する。データ化すれば、現在までの状況はわかります。それでも明日どうなるかはわからない。そこは勘かもしれませんが、データに基づいて予測する「勘」です。

       今、発酵の判断などに人工知能(AI)が使えないかと、富士通と組んで導入の実験を始めました。それが出来るのもデータを蓄積していたからです。ただ、「おいしい」というふうな曖昧な価値判断は、AIにはまだまだ無理でしょうね。

       (旭酒造会長)
      https://www.yomiuri.co.jp/serial/jidai/20200906-OYT8T50070/

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    15. [時代の証言者]日本酒新時代 桜井博志<16>際立つ香り「これだ」
      2020/09/08 05:00

      遠心分離機と桜井会長(7月、旭酒造本社で)=小梶勝男撮影

       私と社員で酒を造るようになって、一番喜んだのは家内です。酒蔵は冬場ずっと杜氏とうじと蔵人がいて、食事の世話は全部家内がやる。これが大変なんですよ。男が5~6人住み込みで、しかも他人ですから。3食作ると冬の間はどこにも行けない。それがなくなって、機嫌がものすごくよくなった。あちこちで自慢して歩いてましたよ。うちは杜氏制度じゃなくて通いの社員だから、もうご飯を作らなくていい、夕方5時半になったらみんな帰ってくれるって。

       1999年の地ビールレストランの失敗で借金はできましたが、経営的には赤字から黒字になりました。杜氏さんたちに払うお金がいらないし、少し前に問屋との取引をやめたのも大きかった。メーカーが問屋を切るというのは前代未聞でした。その逆はありますが。

       97年ごろ、順調だった獺祭だっさいの売り上げに陰りが見え始めたんです。酒屋さんに聞くと問屋さんが出してくれないと言う。獺祭は売れすぎて生産が間に合っていないと。でも、うちの蔵では余っているわけです。問屋に聞くと、今は日本酒がそんなに売れないと言う。2者の言うことが違う。これは問屋が売らずに止めているとしか思えない。

       問屋としたら獺祭だけじゃなく、他の酒も売りたかったんでしょうね。獺祭がどうしてもほしければほかの酒も買え、みたいなこともあったと思います。乱暴な話ですが、そこで問屋との取引をやめてしまったんです。そうなると自分で売るしかない。「直接取引したい。嫌ならおやめになってください」と店を回りました。取引が続いた店も、終わった店もありました。

       資金繰りが楽になると、設備投資もできるようになって、瓶詰めしてから熱殺菌する装置も拡充しました。普通はチューブみたいなものに酒をくぐらせますが、香りが変化しやすい。瓶詰めしてから殺菌すると、100点満点で20点くらいは質が上がる。最初、技術的に勝負できるのはここくらいでした。

       そんな中で2000年に思い切って買ったのが、上槽じょうそうに使うための遠心分離機。日本酒に使われるのは初めてでした。最初だから安くしてくれたと思うんですが、それでもフェラーリ1台くらいの値段でした。

       《遠心分離機は強力な遠心力で液体と固体を分離させる機器。上槽は醪もろみを搾って酒と酒かすに分ける作業をいう》

       開発したのは秋田県の醸造試験場。その機器を山口県でもテストすることになった。そのとき、これから搾る醪があったのはうちの蔵だけでした。搾ってみると、ものすごくいい。酒がきれいで、香りも違う。

       普通は圧力をかけて醪を搾るんですが、遠心分離機だと全く無圧力で分離するので、純米大吟醸本来の香りが引き立つんです。うわっ、これだと思いましたが、高価だし、秋田県で開発されたので、秋田の酒蔵が買うだろうと遠慮していた。しかし、待っていてもどこも買わない。それで翌年にうちが買ったんです。これで搾った酒を、「獺祭 磨き二割三分 遠心分離」として売り出しました。(旭酒造会長)
      https://www.yomiuri.co.jp/serial/jidai/20200907-OYT8T50083/

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    16. [時代の証言者]日本酒新時代 桜井博志<17>四季醸造 品質が安定
      2020/09/09 05:00

      できたばかりの酒を試飲する桜井会長と一宏社長(右、3月、旭酒造本社で)=小梶勝男撮影

       甑倒こしきだおしっていつですか、とお客さんに聞かれて、うちの製造部長は最初のころ、甑倒しって何ですか、と聞き返していました。うちの蔵は冬だけ酒を造る寒造りじゃなく、1年を通して製造する四季醸造で、甑倒しがありませんから。

       《甑とは、古来使われている、酒米を蒸すための大型のせいろ。甑倒しとは、その年の酒造りが終わり、甑を横に倒すことをいう》

       「ひやおろし」という概念もなくなりました。冬に仕込んで、春に火入れ(熱殺菌)し、夏を越して熟成させた酒を言います。夏が終わって涼しくなると日本酒がうまい。季節感もあって、ひやおろしは売れる。でも、うちは季節に関係なく酒を造っているので、造りたくても造れない。あるとき、秋に出す酒を「秋晴れ」と名付けて売ればいいんじゃないかと言ったら、社員から「それじゃ同じですよ」と怒られました。

       四季醸造になったのがいつごろかは、はっきりしません。ただ、杜氏とうじがいなくなって、社員で造るようになったら必然でした。土日を休むと生産量は半分くらいになる。それを年間を通して少しずつ造ることによってカバーするしかない。

       四季醸造は、東ひがし川のおかげもあります。蔵の前にあって、朝起きて川沿いを歩くと冷気を感じて寒いんです。この冷気があるから、長期間酒を造ることができた。だんだん秋の仕込みの開始が早くなり、春の終わりが遅くなる。その間に冷房を少しずつ整備していきました。そのうち、夏にタンク1本分くらい造ろうということになる。何とかやれて、じゃあ1年間、切れ目なしにやろうとなりました。2006~07年くらいには、四季醸造になっていた。大手はやっていましたが、うちみたいな小さな蔵は、当時、四季醸造は珍しかったと思います。

       大手の四季醸造は普通、部屋は常温で、温度管理はタンクでやる。その方が作業員が楽なんです。うちは部屋全体を真冬と同じ温度にして、真冬と同じ仕込みの方法でやっています。

       大手はタンクの周りに冷水を回して温度を下げる。下がると止まって、上がるとまた回す。サーモスタットの管理なので、どうしても温度が上下する。普通酒を大量に仕込むならそれでいい。でも純米大吟醸はダメです。部屋を一定温度にすると楽になりました。朝起きて、冷え込みすぎて醪もろみが危ない、ということがなくなりましたから。

       麹室こうじむろは38度と暑い。全体は真冬の温度だから冷蔵庫の中に温室があるようなもので、電気代は結構かかります。

       それでも四季醸造が圧倒的にいいのは、毎日少しずつ造っているから、失敗しても取り返しがつく。冬だけ大量に造るやり方だと修正がきかない。途中で気づいても手遅れ。その年の酒はダメということになる。

       今、タンクで3000本ほど造っていますが、仕込むのは4本ずつくらい。4本が失敗したら、次の4本でやり方を変えればいい。全体としては安定した品質にできるんです。(旭酒造会長)
      https://www.yomiuri.co.jp/serial/jidai/20200908-OYT8T50140/

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    17. [時代の証言者]日本酒新時代 桜井博志<18>山田錦求め駆け回る
      2020/09/10 05:00

      2011年、兵庫県の山田錦の農家と桜井会長(左)=旭酒造提供

       かつて、山口県の経済連(現全農)と大げんかになったことがあります。私の田んぼで、社員たちと山田錦を作り始めようとしたころです。経済連に種もみを下さいとお願いしたら、間に合わないという。遅かったのかと、翌年は早くから頼みましたが、やはりくれない。3年目も出さない。農業関係者以外に出したくなかったんでしょう。さすがに頭にきて、もう二度と山口県の経済連からは酒米を買わない、と宣言しました。今も買うことはありません。

       種もみはつてを頼って何とか手に入れましたが、その後も県外のルートから酒米を調達せざるを得なくなりました。

       《1994年の兵庫県内の山田錦の出荷量は約2000万キロだったが、2011年には約1000万キロと半分に落ち込んでいる。山田錦は「酒米の王様」と呼ばれ、主に吟醸酒に使われる。山田錦で造った酒は香り高く繊細できれいな味わいになるとされ、中でも兵庫県産が最高級といわれる》

       獺祭だっさいが売れて生産が追いつかなくなり、新たな蔵を建てると、今度は山田錦が足りなくなった。バブルの頃は吟醸酒ブームで山田錦も盛んに作られましたが、ブームが去ると吟醸酒が売れなくなり、酒蔵が買わなくなった。減反政策もあって山田錦の生産は減り続けていました。2006~07年のころです。

       まず兵庫県を回りました。農家に山田錦を作ってほしいとお願いしていると、県の上部団体から携帯に電話がかかってきて、勝手なことをするなと言われました。そこで岡山、広島、滋賀、新潟、栃木、茨城……いろんなところに行きました。

       農家は、山田錦は背が高くて倒れやすいから、作るのが難しいという。晩稲おくてなので、隣の田んぼと同じように作業できないという事情もありました。なかなか承知してくれない。

       酒蔵にハシゴを外されたという経験も聞きました。頼まれて酒米を作ったが、それで仕込んだ酒が売れないと翌年からはもう、その酒米を買ってくれなくなる。そういうことが何度もあったわけです。もう一つ言われたのは飼料用米を作れば交付金が出る。どちらがいいだろうという話。ガックリしますよね。

       必ず買いますから、とお願いし、最後は、交付金がいくらもらえるか計算してばかりの農業がいいのか、法人所得税がいくら来るか心配するくらいにもうかる農業がいいのか、どちらですかと迫りました。やる気のある人はわかってくれました。

       農家と懇親会を開いたとき、新潟の方が、酒どころ、米どころの新潟で、山田錦というそれまでほとんど作っていない米を作って、山口県に売る時代になるとは思わなかった――としみじみ言っていましたね。

       そうして回っていると、同業者からは、獺祭が山田錦を買い占めて、値段をつり上げていると言われました。農協の関係者から、あんたがつり上げた張本人か、と言われたこともあります。つり上げたからいいでしょう、皆さんは米を売る方なんだからと言い返しましたが、それでも悪人扱いでした。

       (旭酒造会長)
      https://www.yomiuri.co.jp/serial/jidai/20200909-OYT8T50051/

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    18. [時代の証言者]日本酒新時代 桜井博志<19>「減反撤回」首相に直談判
      2020/09/12 05:00

      安倍首相と桜井会長(2013年、自民党総裁室で)=旭酒造提供

       安倍晋三首相がロシアのプーチン大統領に獺祭だっさいを贈ったのは、2013年10月でした。翌14年4月には、来日したアメリカのオバマ大統領にも贈っていただいた。その後もいろんなところで、獺祭を使っていただいています。問題となった「桜を見る会」でも……。

       宣伝になったし、大事な席に出してもらうのはとてもうれしいことです。私が安倍首相に頼んだとか、後援者だという人もいますが、全くの誤解です。米露の大統領に贈られたのは、私もニュースで知っただけ。選挙区は違いますが、同じ山口県の酒蔵だということで、選んでいただいているんだと思います。以前からの知り合いではない。ただし、お会いしたことはあります。13年4月でした。

       当時、獺祭は品薄で、造りたいけれど、酒米の山田錦が足りなくて困っていた。そこで私は、酒米まで減反する政策はおかしいと、あちこちで言って回っていました。足りないのになぜ作らせないんだと。

       例えば、官僚と民間の勉強会があると、そこに出向いて、せっかく海外に日本酒を輸出しようとしているのに米が足りない、農林水産省の減反政策が邪魔だと訴えました。農水省の人からは文句を言われました。目の前で、あんなことを言われたのは初めてだと。

       そんなところから首相の耳に届いたんでしょう。説明に来てほしいと要請がありました。最初は酒造組合と一緒にということだったので、断りました。話を潰されるに決まっているからです。すると次は、せめて数社で来ないかと。また断った。話が合うかどうかわからないから。3回目に、ようやく1社でいいと。自民党本部の総裁室でお会いしました。よく1社だけで会ってくれたと思います。

       私は安倍首相に訴えました。日本政府は海外に日本酒を売ろうとしているが、いい酒じゃないと売れない。いい酒を造るにはいい米がいる。だけど山田錦が足りない。土地もあるし作りたい人もいるのに、減反政策で作らせてもらえないと。安倍首相は「それはもったいない」と納得してくれたようでした。

       その場はそこで終わってしまいましたが、すぐに指示していただいたようで、その後、酒米の減反はなくなりました。

       《農水省は14年度から、酒米を減反の対象から外す方針を示した。その結果、酒造好適米(酒造りに適した米)は、13年産が7万6000トンだったが、14年産は9万トンに増えた》

       話をちゃんと聞いてくれていたんだと思います。このあたりから、農家も本気になって山田錦を作り始めた。その一方で、うちの蔵の名前をかたって、農家から山田錦を買いあさる悪人も出てきました。獺祭に山田錦を売ってやるから肥料を買え、とか言う業者もいたようです。

       13年10月には、山田錦を栽培する農家や、山田錦を使う酒蔵に対して、私の名前で「注意文」を出しました。

       「事情をご賢察のうえ、怪しげなルートの山田錦をご購入されないことをお勧め・お願いいたします」と。

      (旭酒造会長)
      https://www.yomiuri.co.jp/serial/jidai/20200911-OYT8T50046/

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    19. [時代の証言者]日本酒新時代 桜井博志<20>広告「高く買わないで」
      2020/09/15 05:00

      2017年12月10日の読売新聞朝刊に掲載された旭酒造の広告=旭酒造提供

       「お願いです。高く買わないでください」。そう大きく書いた広告を、新聞の1ページ全面に出したことがあります。その下に、獺祭だっさいの全国の正規販売店名を並べて。広告は2017年ですが、そのかなり前から、獺祭がスーパーなどで希望小売価格の2~3倍で売られているのに気づいていました。

       どうも怪しげな業者が買って、高値で売っているらしい。しかも品質が劣化しても全く気にしないような売り方でした。公正取引委員会に聞くと、高く売るのは文句が言えないという。

       結局、需要と供給のバランスがとれていないからで、出荷量を増やすしかない。10年には1号蔵、12年には2号蔵が完成した。だいたい、1万6000石(1石は約180リットル)くらいの製造能力が見えてきた。さらに生産量を増やそうとしましたが、酒米の山田錦が足りない。

       のどから手が出るほど欲しいと思っているときに、和歌山県の業者が、山田錦が4000俵(1俵は約60キロ)あるから買わないかと言ってきた。すぐに買いました。すると精米工場の担当者から、運ばれてきた米が、伝票には山田錦と書いてあるけれど、袋には書いていないという。そんなに悪い米には見えないけど、どうしますかと。

       山田錦の等外米だと思いました。山田錦には違いないから伝票にはそう書けるけれど、袋は正規のものじゃないから書いていない。それはまずい、すぐに突き返せと指示しました。

       《農産物検査法による検査基準で、粒が小さかったり、ひび割れがあったりして、政府取り扱いにならない玄米を等外米という。一般にはくず米などと呼ばれ、酒米には向いていないとされている》

       業者は等外米の中でもいいものを選別して正価で売ろうとしていた。4000俵もあるから返すことができないと思ったでしょう。うちもこれだけの米がなくなるんだから、どうしようと悩みました。でもこういう業者と付き合ったら悪い結果にしかならない。返して良かった。

       等外米はどうしても1割くらい出てしまう。そのかなりの部分が、ブラックマーケットで売られているんじゃないかと思います。何とか表に出して、農家にもお金を払ってあげたかった。それで、正面切って「等外」と名付けた「獺祭等外」を15年に出しました。

       等外米でも山田錦だからそれほど悪くない。ただ、粒がそろっていないので、精米を10%くらい多めにやってやっと普通の米と同じになる。もうひとつ致命的な欠陥があった。普通の酒よりも劣化が早いんです。

       そこで「獺祭等外」はワタミグループの居酒屋で出そうと思いました。ワタミとはこの1、2年前から取引があった。取引にあたってブランドの考えを聞いてほしいと言ったら、グループの店長や販売担当者が全員集まってくれました。その真面目さを信頼していたのと、大手チェーンのワタミの販売力なら、劣化する前にどんどん売ってくれると思いました。賛否両論ありましたが、「等外」は「獺祭」の裾野を広げてくれました。(旭酒造会長)
      https://www.yomiuri.co.jp/serial/jidai/20200914-OYT8T50167/

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    20. [時代の証言者]日本酒新時代 桜井博志<21>浄水器相手に「利き水」
      2020/09/16 05:00

      「ほこ×たて」のリハーサルに臨む桜井会長(2011年、旭酒造本社で)=旭酒造提供

       フジテレビ制作のバラエティー番組「ほこ×たて」に出演したことがあります。2011年12月18日放送の回でした。エキスパート同士が“ガチンコ対決”する番組で、「過剰な演出」があったとして13年に打ち切られましたが、そのときは文字通りのガチンコでした。

       依頼が来たのは出張中で、詳しく聞かないまま、テレビに出たら宣伝になるだろうくらいの気持ちで引き受けました。帰ったら企画書があって、要は天然水の中に一つ交じっている濾過ろかした水を当てる利き水勝負。濾過する側と、それを見破る側の対決でした。

       私たちも「利き酒」はやりますが、これは銘柄を当てるためではなく、酒の欠点を見つけるためです。いい点を見つけるより、欠点を見つけた方が役立つ。だから常に減点法。それが「利き水」に通じるかどうか。

       収録会場は、愛知県豊橋市にある三菱レイヨン(現・三菱ケミカル)の事業所でした。そのとき初めて、相手が三菱レイヨンの浄水器「クリンスイ」だと知りました。五つのコップに入った水の中で、一つだけがクリンスイで濾過した水。それを当てろというわけです。三菱レイヨンの社員がズラーッと並んでいて、私は一人。それが良かった。うちの社員がいたら緊張したかもしれない。不思議なほど緊張しませんでした。

       幸運だったのは、正解が3番目だったこと。1番目だったら天然水はこんなもんかとだまされる。最後だったらそれまでにないことに焦ってプレッシャーがかかる。濾過水は本来の水が持つ生臭さがなくてきれいすぎた。はっきりわかりました。

       当たってホッとしましたが、すごかったのは放送されてからです。また出張中でしたが、社員から放送翌日から電話が鳴りっぱなしだと聞きました。

       同じ11年には日本酒として初めてコーシャー・ライセンスを取得しました。うちの酒にはすべてラベルにそれを示す「K」のマークが入っています。

       《コーシャー・ライセンスは、ユダヤ教の戒律に適合した食品であるという認定。取得するには、製造工程や原材料情報の開示、抜き打ち検査など、厳しい条件をクリアする必要がある》

       世界の市場に出て行くには、ユダヤの人たちを無視できない。それでコーシャーの基準を調べると、ちゃんとした原材料を使うとか、混ぜ物をしないとか、我々が普段やっていることをそのまま見せればいいだけの話でした。それでも第1号でしたから、2年かかりました。

       ラビ(ユダヤ教の指導者)が突然、蔵にやって来たのにはビックリしました。製造工程を見ながら、いろいろ質問する。抜き打ち検査でした。今も年に2回は検査に来ます。

       日本では誰もマークを気にしませんが、海外では違います。昨年、フランスのレストランから、コーシャーのマークが入っていない獺祭だっさいを出してくれと頼まれた。その店にネオナチの人が来て、お前のところはこんなものを売るのかと、しつこく脅されたそうです。私は、それは出来ない、うちの酒をおやめになったらと断りました。

       (旭酒造会長)
      https://www.yomiuri.co.jp/serial/jidai/20200915-OYT8T50138/

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    21. [時代の証言者]日本酒新時代 桜井博志<22>友人 勝谷誠彦さんの死
      2020/09/17 05:00

      勝谷誠彦さん(右)と桜井会長(2010年代前半)=旭酒造提供

       私たちは、日本酒はストレスを解消して健康を増進し、人を幸福にすると信じています。でも、その信念が揺らいだこともあります。友人の勝谷誠彦さんが、酒の飲み過ぎが原因で亡くなったときです。

       《2018年11月、勝谷誠彦さんは重症アルコール性肝不全で死去。享年57歳。雑誌のコラム執筆や、テレビ番組のコメンテーターなどで活躍し、14年には桜井会長の酒造りを取材した「獺祭だっさい」を刊行した》

       最初に会ったのは1998年でした。小太りで黒いTシャツにサングラス。米軍放出みたいなジャンパーを着て、完全にチンピラ。怖いお兄さんでした。「小説宝石」の「にっぽん蔵々紀行」という連載で「獺祭」を取材に来た。

       まだ木造の最初の蔵の頃。中を案内すると、獺祭が飲める店を紹介してほしいと言われた。私は近くでないといけないだろうと思いましたが、その頃は店も知らなかった。隣町の焼き肉屋に連れて行きました。

       ホルモンと一緒に「獺祭 磨き二割三分」を飲んだ。ホルモンはうまかったんですが、高級な酒に合わせるもんじゃない。勝谷さんには後々まで、私が純米大吟醸でホルモンを食わせた、とからかわれました。

       友情を感じたのは、地ビールレストランをやろうとしたときです。勝谷さんから電話がかかってきて、失敗するからやめろという。「村おこしのようなものに手を出すな、だまされているんだ」と。私の方はもう引き下がれる段階じゃなかった。そう話すと、「わかった」と言って、レストランで出す肉はこれがいい、などと教えてくれました。

       案の定、レストランは失敗しましたが、それで付き合いが変わるわけでもなかった。

       「獺祭」が売れ始めてからは、サンテレビで放送していた番組「カツヤマサヒコSHOW」に何度か呼ばれました。長野県の軽井沢にある勝谷さんの自宅で収録したり、東京・京橋に私が開いたバー「獺祭Bar23」で撮影したりした。勝谷さんから「居酒屋で誰と飲んだと思う? 安倍晋三さんだ」とメールが送られてきたこともありました。「何と安倍さんが獺祭の一升瓶を持ってきたぞ」と喜んでくれた。

       亡くなったと聞いて本当に驚きました。朝から飲んでいたけど、酒は強かった。繊細で真面目で、猛烈に「義の人」でした。肝臓が悪くて入院したのに、病院でも飲んでいたと聞いて、もう酒は酌み交わせないと思いましたが、死ぬとは思わなかった。

       実家のある兵庫県尼崎市でお通夜があり、小雨が降っていた。現実感はなかったけれど、行ったら本当に亡くなっていた。その夜、私も飲みましたが、尼崎周辺の立ち飲み屋はどこも喪服の人で埋まっていた。さすがに勝谷さんだと思いました。

      (旭酒造会長)
      https://www.yomiuri.co.jp/serial/jidai/20200916-OYT8T50148/

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    22. [時代の証言者]日本酒新時代 桜井博志<23>衣替え「スパークリング」
      2020/09/19 05:00

      ファッション・ウィーク東京では「獺祭 スパークリング」が提供される(2013~14年頃)=旭酒造提供

       「楽天ファッション・ウィーク東京」という国内最大級のファッションショーがあります。今年3月は新型コロナウイルスの影響で中止になりましたが、毎年3月と10月に、東京・渋谷と表参道を中心に開かれていて、うちもスポンサーになっています。会場で出しているのが「獺祭だっさい スパークリング」。実はこれ、お客さんの言葉から生まれた酒なんです。

       2002年くらいから、獺祭の「にごり酒」を販売していました。にごり酒は酒の中に酵母が残っていて、瓶内で発酵が進みます。泡が生じて勝手にキャップが飛んで酒が噴き出す。苦情が絶えませんでした。

       あるとき若い女性のお客さんから、「スパークリングはやめたんですか」と電話で問い合わせがありました。最初から造っていませんと答えましたが、よく聞くとにごり酒のこと。スパークリングみたいだからシャンパングラスで飲んでいたという話でした。なるほどシャンパンみたいに売ればいいのかと、初めて気づきました。メーカーよりも店よりもお客さんが先を行っていたということです。

       最初は普通の瓶で、「開栓注意」と書いたシールを貼るなどいろいろ注意を促しましたが、誰も読まない。名前を「スパークリング」に変え、ボトルもシャンパンみたいな形にして、見るからに噴きそうな感じにしたら、苦情がなくなりました。

       10年には4合瓶3万3000円の「獺祭 磨き その先へ」を発売しました。ワインに対抗するためです。

       そのころ、1万円くらいの日本酒はあっても、そこから先は、ほぼなかった。ところがワインにはある。海外に出て行くときに、今の日本酒の価格だとワインに負けると思いました。

       何とか「その先」に踏み込もうと思っていましたが、自信がなかった。4~5年かけて、ようやくこれなら、と思えたのが「その先へ」です。

       造り方は基本的にほかの獺祭と同じ。まず「磨き二割三分」用の特別な酒米の中から、3割くらいのいい米を選別する。それを徹底的に磨く。ぎりぎりまで磨こうとしたら、そのときの米の状態で精米歩合は19%くらいになったり、17%くらいになったりする。精米歩合を特定できないので「純米大吟醸」という表示も外してしまいました。

       《純米大吟醸など「特定名称酒」と呼ばれる酒については、精米歩合を表示する義務がある。精米歩合は玄米を削って残った米の割合で、表示しないと純米大吟醸を名乗れない》

       出来上がった酒が全部、「その先へ」になるかというと、だいたい3割くらいしか商品にはならない。特別な材料を使っているとか、そういうわけじゃなく、「獺祭」の延長線上で限界まで踏み込んだものです。

       ただ、一歩踏み出している酒なので、そのまま飲んでもわかりづらい。そこで最初は、「磨き二割三分」とセットで出しました。まず「二割三分」を1杯飲んでから、「その先へ」を飲むと違いがわかる。思ったより売れて、3万円台の商品に市場があるということも、初めてわかりました。(旭酒造会長)
      https://www.yomiuri.co.jp/serial/jidai/20200918-OYT8T50091/

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    23. [時代の証言者]日本酒新時代 桜井博志<24>ロブションさんと仏出店
      2020/09/21 05:00

      ジョエル・ロブションさん(中央)と握手する桜井会長(右)と一宏社長(2018年4月、旭酒造本社で)=旭酒造提供

       升の中にグラスを入れて、酒をつぐ店がありますよね。あれが好きじゃありません。グラスからこぼれた酒を、升の中にどれだけついでもらえるか、じーっと眺めているのが意地汚いようで。酒がこぼれないようグラスに口を持っていく姿も貧乏くさい。背中が丸まっていかにもわびしい感じがします。

       何かの折に、「日本酒業界は『せんべろ』ばかり相手にしている」と書いたら、いろんなところから怒られました。俺たちにはせんべろが大事なんだと。

       《「千円ほどでべろべろになるまで酔える」意味の「せんべろ」の店が、2000年代に入るとブームに。立ち飲みや角打ち(酒屋の店内で飲めるスペース)、大衆居酒屋などを指す》

       そんな日本酒の縮み志向をぶち破りたいと思って東京・京橋に作ったのが、「獺祭だっさいBar23」です。オープンは13年5月7日。「23」は「獺祭 磨き二割三分」のことです。

       獺祭だけをワイングラスで出す。ビールもワインもない。とにかくかっこいい店にしたかったので、内装もこだわりました。やってみると女性のお客さんが多いのに驚きました。7割ほどが女性で、一杯飲んでスッと帰って行く。女性は「せんべろ」のような居酒屋にも、バーにも入りづらい。日本酒バーだったら入りやすいと、女性のお客さんにお聞きしました。

       単独であんな店が成立するのかという意味で、お客さんも面白かったでしょうし、あのときは意味があったと思います。19年春に閉店しました。銀座に出した「獺祭ストア銀座」と機能がかぶり始めたからです。

       「獺祭ストア銀座」は16年にオープンしました。有料試飲ができる直営店です。銀座に専門の店があるというのは、ブランドという意味でも大事です。

       18年6月にはフランス・パリにジョエル・ロブションさんと共同で「ダッサイ・ジョエル・ロブション」を出しました。世界で最も多くのミシュランの星を持つシェフ、ロブションさんの料理と獺祭を楽しめる店です。フレンチですが、獺祭を飲んでもらうための店なので、ワインの品ぞろえは少ない。

       ロブションさんは残念ながら、18年の8月に亡くなりました。4月にはうちの蔵まで来てくれて、最後に「スイスの時計工場のような精密な酒造りだ」と言ってくれました。その言葉は私たちの誇りです。

       パリの店をオープンしたときはスタッフの肩を借りないと階段を下りられないほど弱っていましたが、このときが、コックコートを着た最後の姿だったそうです。ロブションさんは獺祭が好きで、彼から声をかけられて始めた店です。もうけだけ考えたら、うちのようなところとは組まなかったと思う。だから私もある意味、損得じゃなく、彼との友情を汚さないように、店をやっていくつもりです。(旭酒造会長)
      https://www.yomiuri.co.jp/serial/jidai/20200920-OYT8T50106/

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    24. [時代の証言者]日本酒新時代 桜井博志<25>社長のバトン 長男に
      2020/09/22 05:00

      旭酒造本社の朝礼後、打ち合わせをする桜井会長(中央)と一宏社長(右)=3月、小梶勝男撮影

       旭酒造を引き継いだ頃は、将来が見えなかった。子供を真ん中に夫婦で川の字で寝ていて、長男の顔を見ながらよく思いました。せめて大学を卒業するくらいまで、この会社が持ってくれればいいなと。

       今の社長は長男の一宏です。継いでほしいと思ったのは、かなり余裕ができてからでした。息子は酒造とは関係ない東京のメーカーに勤めていましたが、2006年にとにかく旭酒造に入りたいと言ってきた。

       それまでも入ってほしいという気持ちはありましたが、自分からは言えなかった。私自身が父親と仲が悪かったので、一緒にやるのが怖かった。息子も怖かったと思います。昔と違って獺祭だっさいのブランドが確立している。獺祭を潰した男と言われたら立場がありませんから。

       入社してくれたときはうれしかった。1年くらい社内で研修をさせて、すぐにアメリカのニューヨークに行かせました。行かせたのは、親バカです。今は売れていなくても、伸びる市場だと思っていました。

       そのころ、本気でニューヨークで売ろうという酒蔵はなかった。苦労もするだろうけど、成功するのもだいたい見えていた。息子は真面目にやって、獺祭はニューヨークで一番売れる日本酒になりました。

       《10年に10億円を突破した旭酒造の年間売り上げ(9月期)は、11年には16億、12年には25億を突破する。その後も順調に伸びて、16年には100億円を突破。獺祭ブームが続く》

       13年には純米吟醸酒で売り上げが国内トップになった。達成感はありましたが、日本で1位を競っても将来はない。酒造業界とは全く違う道を走っていく覚悟でした。

       16年9月、社長を退任しました。副社長だった息子の一宏が社長となり、私は会長に就任しました。長男もこの年40歳になっていて、若くはなかった。元気なうちに譲らないと育たない。私が会長になることで、経営判断に厚みが出るんじゃないかとも思いました。

       一宏と私の間には、父と私にあった争いのようなものはまったくありません。長男は優しくて穏やかで、私に合わせすぎではと思うこともありますが、ぜいたくな悩みなんでしょうね。

       同じ年には旭酒造の製造スタッフが120人を超えます。売り上げもどんどん伸びていった。とても順調のように思えますが、私はどこか「大企業病」のようなものを感じていました。売り上げが100億を超えたころから、会社として身軽に動けなくなってきたんです。

       例えば、営業会議に出ると、資料を渡される。新型コロナウイルスの影響で外で飲めなくなったから、自宅で飲んでもらおうといろんな策が書いてある。書いてあることは全部正しいんです。でも、今ここで議論する前に早くやれよ、と言ってしまいました。間に合わない、私が社長だったら自分でもう全部やっているよと。

       口を出したいが会長だから遠慮する。すると、うまくいかないのでやっぱり口を出す。会長って、ストレスがたまるよね。

       (旭酒造会長)
      https://www.yomiuri.co.jp/serial/jidai/20200921-OYT8T50061/

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    25. [時代の証言者]日本酒新時代 桜井博志<26>規模拡大 組織にひずみ
      2020/09/23 05:00

      旭酒造本社の本蔵(2015年)=旭酒造提供

       旭酒造の「本蔵」は、地上12階のビルです。場所は元の蔵と同じ、山口県岩国市獺越おそごえです。高さ60メートルで、2015年の完成時は県で4番目に高い建物でした。なぜこうなったかというと、山奥で平らな土地が少なく、上に延ばすしかなかったからです。

       町中へ出ればいいと言われるかもしれません。その方が建設コストは安い。でも、一つには企業の成長スピードが速すぎて、土地を探す余裕がなかった。もう一つは土地への愛着、そして、過疎地の意地というか怨念みたいなものもありました。

       過疎地に住んでいると周囲の人は補助金をもらうことしか考えない。補助金をもらえばもらうほど過疎は進む。それに対して抵抗感があった。偉そうな話ですけど、過疎地でもやっていけるというのを見せたかった。

       ビルなので大量生産、機械化のイメージがあるかもしれませんが、基本的には酒造りの工程を、上から下へやっているだけです。上層階で洗った酒米を下の階で蒸して麹こうじを作る。それを下の階へ下ろしタンクで発酵させる。さらに下の階で搾って瓶詰めするというふうに。

       米は小分けにしてすべて手で洗う。麹も手作り。3000リットルと5000リットルという、地酒業界でも小さい部類のタンクで発酵させています。本当は大きなタンクで発酵させた方がコストはいいのですが、それだと品質が均一にならないからです。

       本蔵の完成で、1号蔵、2号蔵と合わせて旭酒造の製造能力は4万石(1石は約180リットル)となりました。翌16年の製造量は約2万5000石で、売り上げは100億円を超えた。その中で問題も出てきました。

       16年の夏は不良在庫が出ました。どんどん造っては出すうちに、8月の需要を見誤った。翌月すぐ修正できれば良かったんですが、パッと動けなかった。これは大企業病です。製造スタッフが120人を超えたころです。これだけの人数を手足のように使おうと思ったら、それなりのノウハウが必要。それが追いついていなかった。

       19年にはアルコール度数が表示と違う獺祭だっさいが出荷されてしまいました。うちの酒は16・8度くらいで搾って、加水して15・9~16・1度くらいにしています。そのときの担当者2人は、加水した後、かくはんしていなかった。だから度数が均一にならなかった。それが内部の品質検査でわかりました。

       《日本酒は通常、原酒に加水してアルコール度数を調整して出荷する。加水せず原酒のまま販売することもある》

       担当者2人は混ざっていると思ったと言っていましたが、面倒だからやらなかったのでしょう。外から言われたわけでなく、黙っていればわかりません。でもそれでは「ごまかさない」という、うちの社員のプライドが持たない。彼らが担当していたタンクの分、一升瓶と四合瓶で26万本を自主回収しました。

       思い知らされたのは、人間はミスもするし、ごまかしもするということ。それをどうやって避けるかが、大きな組織には要求される。人の善意に頼っていた私たちの失敗でした。

      (旭酒造会長)
      https://www.yomiuri.co.jp/serial/jidai/20200922-OYT8T50027/

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    26. [時代の証言者]日本酒新時代 桜井博志<27>島耕作と豪雨復興支援
      2020/09/24 05:00

      「獺祭 島耕作」発売を発表する桜井会長(右)と弘兼憲史さん(中央)、一宏社長(2018年)=旭酒造提供

       私が主人公のマンガが、7月に出版されました。しかも作者は「島耕作」シリーズの弘兼憲史先生。獺祭だっさいが世界に出て行くまでの物語をマンガで描いた「『獺祭』の挑戦」(サンマーク出版)で、海外でも発売されるそうです。弘兼先生には2016年に大人気マンガ「会長 島耕作」にも登場させていただきました。旭酒造が桜沼酒造、「獺祭」は「喝采」となっています。島耕作と一緒に、私がミャンマーで日本酒製造プロジェクトに取り組む物語です。

       先生も山口県岩国市出身。地元の蔵だということで以前からおつきあいさせていただいています。そんな縁と西日本豪雨がきっかけで、18年には島耕作がラベルの「獺祭 島耕作」が生まれました。

       その年の7月7日の明け方でした。本蔵からも見える山の頂が豪雨で崩れた。土砂が蔵の前の小川に流れ込み、流木と一緒になって川をせき止め、水があふれた。朝5時頃に起きたら、目の前の道がなくなって川になっていて、びっくりしました。

       《18年6月28日から7月8日にかけて、西日本を中心に全国的に広い範囲で記録的な大雨が降った。「西日本豪雨」と呼ばれ、各地で住宅の損壊や浸水などの被害が出て、300人近い死者を数えた》

       私は本蔵12階の自宅にいましたが、電気も水道も止まってしまった。仕方ないので、ペットボトルの水を飲み、インスタントラーメンなどを食べて過ごしました。ただ、電気が止まっているので酒を搾ることができない。発酵させるための温度コントロールもできない。これでは「獺祭」として出せない。

       困っていたら弘兼先生が心配して電話をかけてきた。最初は泥水をかぶった酒を買ってくれるという話でしたが、さすがに売れない。タンクに発酵中の酒が四合瓶で58万本分あると言ったら、復興に役立てようということになった。先生に島耕作のラベルを描いてもらい「獺祭 島耕作」として売りました。

       四合瓶1200円のうち、200円が義援金です。四合瓶で1500円ほどの「獺祭45」も、5000円ほどの「二割三分」も、3万円以上の「その先へ」も、搾れるものからブレンドせずに瓶に詰めて、同じラベルでどんどん出荷した。お客さんはどれが当たるかわからない。後で聞くとほとんどの人が「二割三分を飲んだ」と言うのが面白かった。そんなに量があるはずないのにね。義援金1億1600万円を、山口、岡山、広島、愛媛の4県に寄付することができました。

       酒とは別に、排水設備や「獺祭」などを売るストアの内装などもやられました。ただ、製造スタッフたちが翌日から集まって、みんなで復旧作業をやってくれた。最初は電気も使えず、車も通れないので、人海戦術です。土砂をかき出したり、小学校や民家の手伝いに行かせたり。おかげでスコップや、土砂を運ぶ一輪車の使い方がみんなうまくなった。「日本一の復興を目指そう」というのがキャッチフレーズ。私は指示を出すだけでしたけど。(旭酒造会長)
      https://www.yomiuri.co.jp/serial/jidai/20200923-OYT8T50088/

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    27. [時代の証言者]日本酒新時代 桜井博志<28 最終回>生きる道 海外にあり
      2020/09/26 05:00

      食用の山田錦について説明する桜井会長(7月、旭酒造本社で)=小梶勝男撮影

       台湾の李登輝元総統が7月末に亡くなりました。私にとっては思い出深い方です。海外で獺祭だっさいを飲んでもらった、最初のお客さんですから。1999年に自分たちで酒造りを始め、2000年の元日に純米大吟醸「磨き二割三分」の1本目を造った。持って行った先が李登輝さんの新年祝賀会でした。

       李登輝さんに近い日本の人から話が行き、3日の新年会で飲みたいということになった。この年は元日と2日が土日。普通に送ったんじゃ税関通過の関係で間に合わない。そこで、うちの娘に2本持たせて台湾まで行かせました。それが縁で02年に正式に台湾で販売を開始しました。海外進出のスタートです。

       最初は日本料理店やスナックがある林森北路(リーセンペールー)という地区に持ち込んだ。日本のビジネスマンが多く、日本酒になじんでいるだろうと思ったんですが、全く売れなかった。安い酒が好まれ、獺祭のような酒はダメでした。

       少しずつ新しいルートを開拓していって、今度は台湾の人に売ったら、売れた。これは大きな経験になりました。海外在住の日本人じゃなく、現地の人に買ってもらわないと売れないということです。

       次はアメリカのニューヨーク。やはり世界の経済と文化の中心なので、以前から進出したいと思っていました。03年に日本酒輸出協会がニューヨークでイベントをやるというので参加しました。そこで知り合った現地の日本食レストランが、お店や卸屋さんを紹介してくれた。

       ニューヨークには昔から日本酒はありましたが、獺祭みたいなタイプはなかったので、結構売れました。最初は日本食レストランで、イタリア、フランス料理店にも広がっていった。

       《獺祭の海外輸出額は年々増え続け、2019年度(9月期)で34億円。清酒の輸出総額234億円の約15%を占める》

       新型コロナウイルスの影響はすごかった。国内も海外も売り上げがどんどん落ちていった。うちの会社、潰れるんじゃないかと思いました。生き残るためには生産を減らすしかない。でも、そうすると山田錦の使用量が半分の年間4000トンくらいになり、農家が破綻する。そこで酒屋さんのルートを通じて山田錦を食用米として売ることにしました。山田錦が原料の消毒用エタノールも作っています。

       今は海外の需要が戻りつつある。国内はまだしばらくはダメでしょう。これまで以上に海外に軸足を移していくしかない。

       来年ニューヨークに開くはずだった酒蔵も1年延びてしまいましたが、現地生産を始める計画は変わりません。私どもがやってきたことは一貫しています。新しいお客さんを開拓する。そこにしか生きる道はなかった。これからもそうです。人種差別も、文化の違いもある。壁は高いでしょう。でも、ぶつかっていくしかありません。(旭酒造会長)

              ◇

       この連載は編集委員の小梶勝男が担当しました。
      https://www.yomiuri.co.jp/serial/jidai/20200925-OYT8T50076/

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    28. 西日本豪雨(2018年)、新型コロナパンデミック(2020年)…

      ダッサイドリーム(バブル)からの目覚め…

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  27. 稲の作柄 北海道 東北 新潟などで「やや良」か「平年並み」
    2020年8月28日 22時31分

    ことしの稲の作柄は先月の日照不足の影響が懸念されたものの、その後、生育が回復したため、北海道や東北、それに新潟県などの主な産地では「やや良」か「平年並み」となる見通しです。

    農林水産省は今月15日の時点で、このまま気象が平年並みで生育が進んだ場合のことしの稲の作柄を発表しました。

    それによりますと、東日本が中心で収穫の7割を占める「早場地帯」の作柄は北海道や岩手県など合わせて5つの道と県は「やや良」、新潟県など8の県では「平年並み」、千葉県など6つの県では「やや不良」と見込んでいます。

    先月の日照不足の影響が一部の地域で見込まれるものの、今月に入って天候に恵まれたことで生育が回復したとみられます。

    また、西日本を中心とした「遅場地帯」の作柄は岡山県など12府県が「平年並み」、福岡県など15府県が「やや不良」と見込まれています。

    一方、新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛の影響で中食や外食向けの販売量は去年より1割から2割ほど少ない状況が続いています。

    このため、6月末の民間在庫は200万トンを超え、4年ぶりの高い水準となっていて平年以上の生産量となれば需給が緩み、価格が下がる可能性もあります。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200828/k10012589501000.html

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  28. 日本酒 割って楽しむ…消費低迷 酒造会社 新たな提案
    2020/09/03 05:00

    銀座のバーおすすめカクテル。ピンクグレープフルーツを使った「ファームトゥグラス」(左)「サキニック」をすすめる見沢さん(SAKE HALL HIBIYA BARで)

     日本酒ベースのカクテルや炭酸割り専用の酒が売り出されるなど、日本酒を割って飲むスタイルが広がっている。日本酒離れが進む中、割って飲むことを積極的に提案する酒造会社もあり、楽しみ方が増えそうだ。(加藤亮)

     日本酒好きという東京都の会社員、白井優子さんは最近、日本酒を炭酸水で割り、冷凍フルーツを入れて飲むのがお気に入りだ。「開栓後しばらく置いて味が変わった日本酒も、割って飲めばおいしく楽しめます」

     当初は「こうした飲み方は日本酒に失礼」という思いもあった。だが、SNSに投稿すると、「私もやっている」「作り方を教えて」など、好意的な反響があったという。

     吉乃川(新潟)は、純米原酒を使った日本酒カクテル「SAKE TONIC(サケトニック)」をファミリーマートと共同開発し、全国で販売している。オレンジピールとほのかな日本酒の香りが特徴で、すっきりとした味わい。売り切れる店舗も出る人気ぶりだという。吉乃川の横本昌之さんは「若い人を中心にSNSでも共有されるなど、注目を集めている。飲みやすく、酒の味も感じられる」と、アピールする。

     真名鶴酒造(福井)は炭酸割専用純米大吟醸と銘打った「SUMMER GODDESS(サマーゴッデス)」を開発した。甘みと酸味、フルーティーな香りがあり、炭酸水で割っても水っぽくならないように仕上げたという。同酒造代表の泉恵介さんは「日本酒はこう飲まないといけないという固定観念が強いが、自由に飲んでほしい。1対1で割ればアルコール度数も半分になって飲みやすい」と話す。

            ◇

     国税庁によると、日本酒の国内消費量は1975年度には167万5000キロ・リットルあったが、2018年度には48万9000キロ・リットルに減少した。アルコール飲料の多様化や、アルコール離れなどが背景にあるとみられる。

     消費が低迷する中、裾野を広げようと、酒造会社が日本酒の新たな割り方を提案する例もある。梅乃宿酒造(奈良)はインスタグラムで、日本酒に炭酸水、ミントの葉、レモン汁、レモンスライスを加えた「モヒート風日本酒」、日本酒に牛乳、卵、砂糖を加えた「牛乳卵酒」などを紹介している。同酒造の大串真理子さんは「割った日本酒はごくごくと飲め、暑い季節にぴったり。日本酒に興味を持つきっかけになれば」と語る。

     「白鹿」ブランドを展開する辰馬本家酒造(兵庫)は、トマトジュースと日本酒などを合わせたカクテルのレシピを自社サイトで公開している。

     日本酒専門ウェブメディア「サケタイムズ」編集長の小池潤さんによると、昨年頃から酒造会社が日本酒を割って飲む提案を積極的に行うようになった。小池さんは、日本酒の裾野が広がる取り組みと評価。「割って飲むことに抵抗を感じる人もいると思うが、酒造りに取り組む蔵元や杜氏とうじの多くが、日本酒の自由な楽しみ方を受け入れている。自分好みの割り方を見つけ、自由に楽しんでほしい」と、呼びかけている。

    季節の果実やピール添え

     150種の日本酒カクテルを提供する東京・銀座のバー「SAKE HALL HIBIYA BAR」マネジャーの見沢直哉さんに、おすすめカクテルの作り方を教えてもらった。

     まずは店で人気の「SAKENIC(サキニック)」。日本酒2、炭酸水1、トニックウォーター1の割合で氷を入れたグラスに入れて混ぜ、オレンジピールを添える。炭酸で割っていても、しっかりと日本酒の香りを感じることができる。

     もう一つは、季節の果物を使った「ファームトゥグラス」。グラスに砕いた果物を入れ、日本酒を注ぎ、クラッシュアイスをのせる。果物1に対し、日本酒1の割合。ナシやモモなど、ジューシーな果物を用いるといい。同じ産地の果物と日本酒を合わせるのがおすすめだという。

     見沢さんは「日本酒の種類によって味が変わるのが楽しい。日本酒があまり得意でないという人も、気軽に楽しんでみて」と話している。
    https://www.yomiuri.co.jp/life/20200902-OYT8T50092/

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  29. 人はなぜ「酒」を飲むのか…

    「アルコール 酔い 酩酊」
    https://www.google.co.jp/search?q=%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%AB+%E9%85%94%E3%81%84+%E9%85%A9%E9%85%8A

    程度の差はあれ、飲む人はみな一種の「依存症」にかかっているようなものなのだろう。

    ま、趣味とは一種の依存傾向をもってしまった人の、やめずにいられないなんらかの執着的行動のことを指すともいえる。

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  30. 東農大、売り上げ落ち込む日本酒の蔵元支援へ ネットで資金募る
    9/8(火) 12:57配信 毎日新聞

    多くの人でにぎわった昨年の「第2回農大蔵元試飲フェア」=東京都世田谷区の東京農業大で2019年6月22日(同大提供)

     東京農業大(東京都世田谷区)は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で売り上げが落ち込んでいる28都県、計41の日本酒の蔵元を支援するため、インターネットを通じた資金調達「クラウドファンディング」への協力を始めた。参加する蔵元の多くは同大出身者で「日本の伝統文化、日本酒を継承するため、お力をお借りしたい」と呼び掛けている。

     同大には醸造科学科があり、卒業生が全国の700近い酒造会社で働いているという。同大は卒業生のいる蔵の日本酒をPRしようと、2018年から初夏に世田谷区の校内で格安で飲み比べできる「農大蔵元試飲フェア」を開いている。今年はコロナ禍で中止になったが、来期の酒米の調達にも苦労する蔵元も出ているとして、支援に乗り出した。

     クラウドファンディング「日本酒プロジェクト2020」には、4000円程度から寄付ができ、純米吟醸酒などの返礼品が受け取れる。申し込みは10月26日までで、1蔵あたり100万円の調達が目標だ。

     プロジェクトのサイトには、味の特徴に合わせて蔵を選び寄付ができるようになっている。サイトは以下の通り。https//camp-fire.jp/curations/sake2020【青島顕】
    https://news.yahoo.co.jp/articles/c728598883eec0f6248921aa67221d8f68355435

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  31. 「コメが毎月積み上がっている」日本酒の出荷激減 来年の酒米に影響も (1/2ページ)
    2020.8.24 07:00

     新型コロナウイルス感染拡大の影響で日本酒の消費が減少し、各地の酒蔵が日本酒やその原料となる酒造好適米(酒米)の在庫を抱えている。全国に先駆けて感染が広がった北海道では、4月の道産酒の出荷量が前年比で6割も減少。来年の酒米の生産に影響が出る恐れも生じている。(寺田理恵)

    北海道産米を使ってつくられた道内酒蔵の日本酒が並ぶ大丸札幌店(寺田理恵撮影)

    北海道の日本酒の月別出荷量

     道外客がいなくなった

     「ここ数年、インバウンド(訪日外国人客)需要で単価の高い日本酒が好調だったが、販売不振で原料米が余っており、契約したコメが毎月積み上がっている」

     酒米の生産が近年、拡大している北海道。道と酒造組合、農協が集まった7月21日の懇談会の席上、苦境を訴える声が酒蔵から相次いだ。

     契約栽培で生産される酒米は、酒蔵の購入計画に基づいて契約農家が栽培する。今秋収穫される酒米は、10月以降の新酒の仕込みに向けて契約済みだ。

     しかし、外出自粛で日本酒が飲食店で飲まれる機会が減った上、観光客の減少で土産物としての需要も落ち込んでいる。日本酒の製造量を縮小した酒蔵もあり、酒米が余剰在庫となりそうだという。

     「余った米を来年の仕込みに持ち越すことになれば、農家との来年の契約で(購入を減らして)迷惑をかける恐れがある」と酒米の生産計画への影響を懸念する酒蔵も。卸会社からは「道民は価格に厳しい。(高くても)おいしい酒を飲みたいという道外からの客がいなくなった」との指摘もあった。

     酒米拡大から一転

     日本酒の出荷量がほぼ半世紀にわたり減少する中、単価の高い純米酒や純米吟醸酒は増加が続いている。

     北海道では平成12~26年に道産酒米「吟風(ぎんぷう)」「彗星(すいせい)」「きたしずく」が相次いで誕生。その評価の高まりを受け、道内の酒蔵が原料米を道産へ切り替える動きも進んだ。3品種の作付面積は、25年の258ヘクタールから30年の404ヘクタールへ広がった。

     道内の酒蔵数は29年に「上川大雪酒造・緑丘蔵(りょっきゅうぐら)」が新設されるなど13を数え、年内には新たに2つの酒蔵が創設される。酒どころとして注目されはじめ、行政機関や関係団体がさらなる生産拡大に向けて取り組んでいた。

     その矢先に、全国に先駆けて北海道が2~3月に新型コロナ感染拡大の第1波に見舞われ、日本酒をめぐる状況は暗転した。4~5月の第2波では国の緊急事態宣言に伴い、外出や飲食店での夜間の酒類提供を控えるよう求められ、ほかの都府県に比べ日本酒の消費低迷が長く続いている。
    https://www.sankeibiz.jp/business/news/200823/bsm2008230700001-n1.htm

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    1. 「コメが毎月積み上がっている」日本酒の出荷激減 来年の酒米に影響も (2/2ページ)
      2020.8.24 07:00

       北海道酒造組合によると、道内の日本酒の出荷量は2月から減少。4月は前年同月比6割減の約196キロリットルにとどまった。6月も同4割減の約221キロリットルと本格的な回復に至っていない。

      北海道産米を使ってつくられた道内酒蔵の日本酒が並ぶ大丸札幌店(寺田理恵撮影)

      北海道の日本酒の月別出荷量

       昨秋収穫された酒米を今年10月以降の仕込み用に持ち越している酒蔵もあり、来年の酒米の需要が今年の半分以下となる可能性もあるという。

       コロナとどう共存

       道産日本酒の在庫解消が課題となる中、道は、道内の商業施設で開く道産食品フェアで、道産酒米で製造された日本酒を集めて販売する。札幌市中央区の大丸札幌店では、8月11日までの期間中、道産米酒28種を店頭に並べた。

       酒蔵も対策を取る。旭川市の「男山」は今年瓶詰した酒が余剰在庫となり、複数種類の酒をタンクに戻してブレンドした新商品「男山 諸事情」を手ごろな価格で発売した。

       7月15日に地元で始めた先行販売では完売。「少しでも在庫を減らし、例年通りの仕込み数量を継続したい」と、今月7日から数量限定で全国販売を始めた。

       日本酒の消費低迷は、道外各地でも問題となっている。日本酒造組合中央会によると、全国の組合員各社の4月と5月の出荷量は前年比2割超も減少した。

       道外では、余剰在庫となった酒米を食べて応援しようという動きもある。コロナと共存する社会において、日本酒と酒米の生産をどのように維持するか、模索が続いている。
      https://www.sankeibiz.jp/business/news/200823/bsm2008230700001-n2.htm

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  32. 魚沼産コシヒカリ 猛暑影響で例年より早く収穫始まる 新潟
    2020年9月9日 12時37分

    全国有数のブランド米、新潟県の魚沼産コシヒカリの収穫が、猛暑で品質の低下が心配されるとして、例年よりも早く始まっています。

    魚沼産コシヒカリは、例年よりも1週間ほど早く収穫が始まっています。

    南魚沼市の農家、高村良一さんの28ヘクタールの田んぼでは、色鮮やかに実ったコシヒカリの稲刈りが行われていました。

    新潟産のコシヒカリは去年、記録的な暑さやフェーン現象の影響で、形や、つや、色などの見た目をもとに決められる1等米の比率がおよそ25%と、大幅に下がりました。

    高村さんの田んぼのことしのコシヒカリは、稲の色づきや米の粒の形もよいということですが、先月後半から続いた猛暑の影響で品質が落ちるおそれもあるため、例年よりも早く収穫を始めたということです。

    作業は今月下旬まで続くということです。

    高村さんは「暑い日が続いたので心配だったが、粒の形はいいし、よい米ができると思います。一生懸命、ことしの夏を乗り越えたお米なので、ぜひ、味わっていただきたい」と話していました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200909/k10012608581000.html

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  33. 40年間熟成の酒使い 発泡する日本酒開発 山梨 北杜
    2020年9月9日 15時13分

    国内で消費量が減っている日本酒の新たな魅力をPRしようと、山梨県北杜市の老舗の酒造会社が、酒蔵で40年間、熟成させた酒を使いシャンパンのように発泡する新たな日本酒を開発しました。

    270年前の江戸時代に創業した山梨県北杜市の酒造会社は、日本酒の新たな魅力をPRしようと、シャンパンのように発泡する「スパークリング日本酒」の開発を、6年前から進めたということで9日、発表しました。

    酒蔵で40年間熟成させた大吟醸酒を、日本らしさを追求するため国産の桜の木で作ったたるでさらに熟成したうえで、仕込み水の一部に使っているということです。

    さらに、瓶の中で2次発酵させるシャンパンと同じ工程を経ることで、時間をおいてもきめ細かな泡が続くのが特徴だということです。

    「山梨銘醸」の北原対馬社長は「40年という時が奏でた歴史が味わいに奥深さを出している。晴れの一杯、乾杯のお酒として楽しんでいただければと思う」と話しています。

    この新たなお酒は、来月2日からインターネットや直営店などで、1000本限定で販売されるということです。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200909/k10012608751000.html

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  34. ワインやウィスキーやブランデーとちがって日本酒はビンテージものが美味しくなるとは到底おもえない… っていうかすぐれたものに出会っていないだけかもしれないが。

    日本酒SAKEの美味しさはある程度の「新しさ」「新鮮さ」が決め手かな、とも思う。

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  35. 青森 NEWS WEB
    県内蔵元の日本酒 秋の鑑評会
    09月11日 18時42分

    県内の蔵元で作られた日本酒の品質を評価する秋の鑑評会が、11日、青森市で開かれ、冬に仕込んだ日本酒が夏の間に熟成される「秋あがり」の状態を審査しました。

    日本酒の鑑評会は、青森県酒造組合が県産の日本酒の品質向上を図ろうと例年、春と秋の2回行っています。
    春は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で中止になりましたが、秋の鑑評会は、感染防止対策をとったうえで実施することになり、県内14の蔵元で、去年7月からことし6月までにつくられ、夏の間、熟成された、吟醸酒と純米酒あわせて94点が出品されました。
    蔵元の杜氏など15人の審査員は、銘柄がわからないよう、大きめのおちょこに注いだ日本酒を使い捨てのカップに取りわけ、熟成を経て、味わいにまろやかさなどが加わる「秋あがり」と呼ばれる状態の出来栄えを5段階で評価していました。
    県酒造組合によりますと、新型コロナウイルスの影響で、飲食店からの需要が減り、出荷量が半分程度に落ち込んでいる蔵元もあるということです。
    審査員を務めた県酒造組合の村中文人顧問は、「今年の夏は暑かったが、きちんと温度管理されたためかいい出来栄えのものが多かった。自宅でもゆっくり飲んで楽しんでもらえれば、ありがたい」と話していました。
    審査の結果、県知事賞には、吟醸酒では、弘前市の六花酒造の「じょっぱり」、純米酒では、青森市の西田酒造店の「田酒」が選ばれました。
    https://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/20200911/6080009733.html

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  36. 酒米実れど 農家苦境…飲み会自粛、在庫過剰の恐れ
    2020/09/16 15:00

    収穫前の山田錦を前に「日本酒の消費減は農家にとって大打撃」と話す戸田さん(11日、兵庫県加東市で)

     酒米の農家が苦境に立たされている。新型コロナウイルスの感染拡大による日本酒の消費低迷で、在庫が過剰となる可能性が高いためだ。関係者は別用途への転用や日本酒の消費拡大策を模索している。(山本貴広)

    ■減産実績は2%

     「収穫しても余ってしまうだろう。来年の生産も大きく減ると覚悟している」

     酒造好適米の国内シェア(占有率)の4割近くを占める「山田錦」の主産地・兵庫県加東市。10月中旬に予定される収穫を前に、約1ヘクタールで栽培する戸田恵造さんは黄金色に染まりつつある稲穂を見ながら不安そうに話した。

     日本酒造組合中央会によると、4~5月の清酒の出荷量は前年比2割減。居酒屋や料亭での需要が多い吟醸酒は4割減った。アルコール飲料には、「家飲み」「オンライン飲み会」など新たな個人向けの需要も生まれているが、日本酒は「居酒屋や大規模会合などでの消費が多く、売り上げが伸び悩んでいる」(酒造会社関係者)という。

     山田錦の約6割が生産される兵庫県では、全農県本部が毎年12月頃、酒造会社の要望を基に翌年の作付け計画を決める。近年の日本酒離れも踏まえ、今年は前年比34%減の約1万3300トンを予定していたが、コロナ禍で全国の酒蔵から減産要請が相次ぎ、県本部は4月、急きょ追加で3割減を農家に依頼した。

     しかし、苗作りを既に終えていた農家が多かったのに加え、山田錦は食用米の2倍近い価格がつくこともあるなど酒米の中では人気が高く、今後の需要復活を期待して栽培を続けている農家もある。減産実績は生産量の2%に当たる約260トンにとどまる見通しで、県は「在庫が過剰になると価格が下がる可能性がある」と危機感を抱く。

    ■他の生産地でも

     農林水産省は昨秋、2020年産の酒米の需要量を前年比1000トン減の8万7000~8万9000トンと推計していたが、大幅に減るのは確実とみられる。

     山田錦の生産で兵庫県に次ぐシェアがあり、独自品種「雄町」の生産者が多い岡山県の全農県本部でも4月、この2品種について、前年の作付面積からの2割減産を要請した。

     寒冷地での栽培に適している「五百万石」の生産量が全国1位の新潟県では、田植えの時期が山田錦より1か月ほど早い5月上旬で、新型コロナの流行が始まった春先には苗作りが進んでおり、減産要請が間に合わなかった。県の担当者は「今後、飲食店に客が戻るのかも不透明。個人向けの日本酒の販売を積極的に支援して、厳しい状況を早く打開したい」と話す。

    給食パン・食用へ転用も

     酒米の在庫を減らすため、農水省はせんべいや米粉など、他の用途への転用を進めている。5月、他用途に転用した食用米が対象の交付金を、酒米にも適用すると全国に通知。10アールあたり2万円を助成する内容だ。

     兵庫県は食用などに使われた昨年産の山田錦について、日本酒用に販売した場合との価格差の一部を補助する制度を6月に設けた。甘酒や防災食など、酒米を利用した新商品の開発に対する支援制度も創設した。

     学校給食での活用計画も進められている。同県朝来あさご市は今年産の山田錦を米粉パンに転用。県内の約20自治体で、小麦粉の代用品として使われる。

     名古屋市の酒造会社「萬乗ばんじょう醸造」は5月から、山田錦を食用として売り出す。通常の食用米に比べ粘り気がなくチャーハンやリゾットなどに向いているといい、久野九平治社長は「苦しんでいる生産者の助けになれば」と話す。

     兵庫県加東市の観光協会は、山田錦を使った清酒を市内の酒蔵などから通信販売で購入した際、送料を肩代わりするサービスを6~8月に実施した。約250件の利用があったといい、同協会は「地域経済を支える山田錦の生産をやめる農家が出ないようにしたい」としている。

    酒米

     日本酒の原料に適している「酒造好適米」を一般的に指す。食用米より中心部の「心白しんぱく」が大きく、でんぷんを多く含むのが特徴で、120種以上あるとされる。農林水産省によると、2019年の米の生産量は約720万トンで、そのうち酒米は約9万7000トン。
    https://www.yomiuri.co.jp/local/kansai/news/20200916-OYO1T50014/

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  37. 新型コロナ影響で「コメ余り」の可能性 外食向け需要減で
    2020年9月19日 11時03分

    コメの収穫シーズンを迎えましたが、ことしは新型コロナウイルスの影響で外食向けの需要が減り、在庫が膨らんだことなどから「コメ余り」となる可能性が出ています。価格が下落すれば消費者にメリットとなる一方、農家への影響を懸念してJAがコメの一部の販売を来年秋以降に回すことを決めました。

    農林水産省によりますと、ことし6月までの1年間のコメの需要は713万トンとなり、前の年に比べて22万トン減りました。

    新型コロナウイルスの影響で外食用の需要が大きく落ち込んだためで、在庫は4年ぶりに200万トンを超えています。

    さらに、ことしの稲の作柄は北海道や東北、新潟県などの主な産地では「やや良」か「平年並み」となる見通しで、「コメ余り」となる可能性が出ています。

    総務省の統計では去年のコメの小売価格は5キログラム当たりコシヒカリは2457円、それ以外は2234円といずれも4年連続で上昇していたため、ことし値下がりすれば消費者にはメリットとなります。

    一方、急激な値下がりは農家の経営に影響を及ぼすとしてJAグループは、ことしの秋に収穫されるコメのうち20万トンを来年の秋以降に販売することを決めました。

    農林水産省も食用のコメを飼料用などに転換する農家への補助金について申請期間を延長するなどして、需給や価格の安定化を図ろうとしています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200919/k10012626401000.html

    https://koibito2.blogspot.com/2020/09/911.html?showComment=1600484412653#c7382419991828781600

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    1. 新米価格、6年ぶり下落へ…外食減で600~1000円値下がりも
      2020/09/24 16:02

       収穫が本格化している2020年産の新米価格が、一部のブランド米を除き、6年ぶりに下落しそうだ。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で飲食店での消費量が減り、在庫が積み上がっているためだ。消費者にとっては恩恵があるが、コメ農家にとっては打撃となる。

      ■「つや姫」は維持

      米どころの新潟県南魚沼市で進む稲刈り(12日)

       東日本の主要産地である東北地方では、JA(農協)がコメ農家に仮払いする金額の目安となる「概算金」が、軒並み下落している。下落幅は銘柄によって異なるが、60キロ・グラムあたりで前年比600~1000円程度の値下がりが目立つ。

       概算金は、各地のJA全農県本部などが、コメ需要を見据えて算出している。JA全農あきた(秋田県)は主力銘柄「あきたこまち」を700円安い1万2600円、JA全農しが(滋賀県)は「コシヒカリ」を600円安い1万3600円に設定した。

       一方、味に定評のある一部のブランド米は、前年並みの価格を維持しそうだ。JA全農山形は、コロナ禍でも引き合いが強いことから、「つや姫」の概算金を19年産米と同じ1万6300円に据え置いた。

      ■在庫増加

       卸売会社などに180万トン程度の在庫があればコメを安定的に供給できるが、200万トンを上回ると価格下落につながるとされる。農林水産省によると、今年6月末時点では、すでに201万トンまで積み上がっている。

       在庫がたまっているのは、新型コロナの影響で外食需要が低迷しているためだ。政府の緊急事態宣言が発令された4~5月は、家庭での「巣ごもり需要」で家庭向けは好調だった反面、外食向けが低迷した。解除後も宴会自粛などの影響で需要は伸び悩んでいる。

       中長期的な「コメ離れ」も背景にある。農水省がまとめた19年産米の需要量(19年7月~20年6月)は713万トンで、前年から22万トン減った。近年は年10万トンのペースで減少していたが、それを大幅に上回った。

      ■転換促す

       米価は19年まで5年連続で上昇してきた。高価格帯のブランド米を生産する農家が増える一方で、家畜のエサとなる飼料用米への転換に国が手厚い補助金を出し、主食用米の生産量を抑えてきたためとみられる。

       農水省は8月下旬、20年産米の主食用の用途を飼料用などの非主食用に変更する期限を8月末から今月18日まで再延長し、転換を促した。ただ、20年産の主食用米の作付面積は6月末時点で、25都府県が前年並みとする意向だった。今年の作柄が良ければ、一段と在庫が膨らむ可能性もある。
      https://www.yomiuri.co.jp/economy/20200924-OYT1T50181/

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  38. 福島 大熊町 避難指示解除後 初の日本酒の名前は「帰忘郷」
    2020年9月24日 2時32分

    原発事故による避難指示が解除された福島県大熊町の田んぼで、解除後に初めて収穫された米で日本酒が作られることになり、ふるさとに帰ることを忘れていないという気持ちを込めて、「帰忘郷」と名付けられました。

    福島第一原子力発電所がある大熊町では今も広い範囲で避難指示が続いていますが、去年避難指示が解除された地域の田んぼでことしから酒米の栽培が行われ、9月、初めての収穫が行われました。

    町役場では記念のセレモニーが行われ、新たな酒の試作品の醸造を請け負う会津若松市の酒造会社に酒米が引き渡されました。

    また、370件余りの応募の中から選ばれた新たな酒の名前も発表され、大熊町出身の男性が考えた「帰忘郷」となりました。

    この名前には「原発事故からの避難で町民がバラバラになっても、町に帰ることを忘れてはいない」という気持ちが込められているということです。

    酒造りを請け負う高橋庄作酒造店の高橋亘社長は、「思っていた以上に高い品質のコメだと思います。責任を持っていいお酒にしたい」と話していました。

    大熊町の吉田淳町長は、「日本酒の名前はホープという意味の希望にも聞こえるし、ふるさとへの哀愁も感じさせます。いい名前に決まったと思います」と話していました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200924/k10012631261000.html

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    1. 「自然郷」のパクりか?
      https://www.saketime.jp/brands/332/

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    2. 会津娘 (あいづむすめ)
      福島 / 高橋庄作酒造店
      https://www.saketime.jp/brands/290/

      >土地の人がその土地の手法で、その土地の米と自ら作り上げる「土産土法」の酒造りをモットーとする会津若松市の酒蔵。地元会津産の五百万石や兵庫・吉川と東条の山田錦、雄町などで醸す酒は、優しい味わいが魅力。定番として親しまれる「会津娘 純米酒」は米の旨みがしっかりと広がる仕上がりで、飲み飽きない。会津の郷土料理・鰊の山椒漬けなどの濃い味の料理に合う。自社田で有機栽培で育てた米を使う「会津娘 無為信」は落ち着いた風味で、冷から燗酒まで対応。

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    3. 浜通りの酒蔵はどこも酒造りを請け負わなかったのかなあ…

      役所が全量買い上げしてくれるんじゃないのか?

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    4. どこもシーズンに入ると自分の酒造りで忙しいからそんなもんにはかまってられないか…

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    5. 避難指示一部解除の福島 大熊町の酒米 使った新しい日本酒完成
      2021年2月10日 18時09分

      原発事故による避難指示がおととし一部解除された福島県大熊町で初めて栽培された酒米を使って造られた新しい日本酒が完成し、10日、お披露目会が開かれました。

      「帰忘郷」と名付けられたこの日本酒は、避難指示が解除された町の大川原地区で初めて栽培された酒米を使って、原発事故の後、町民の多くが避難した会津若松市の酒蔵で造られました。

      10日は新しい酒の完成を祝うお披露目会が会津若松市で開かれ、大熊町の吉田淳町長ら関係者が出席しました。

      大熊町は町全体の面積の4割ほどしか避難指示が解除されておらず、「帰忘郷」は住民のふるさとに帰ることを忘れないという気持ちを込めて名付けられました。
      大熊町の吉田町長は「今まで大熊産の日本酒はなかったので新たな特産品として多くの町民に飲んでほしい」と話していました。
      高橋庄作酒造店の高橋亘社長は「香りや味わいは穏やかですがとても懐の深い味に仕上がったと思います。大熊の人がふるさとや家族を思い出すそんな酒になってほしい」と話していました。
      今回は試作品のため一般に販売しませんが、生産体制が整えば来年から販売する予定だということです。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210210/k10012859941000.html

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  39. 収穫し脱穀終えたばかりの新米3.7t 盗まれる 茨城 神栖
    2020年9月25日 15時59分

    関東の各地で、家畜や果物が盗まれる被害が相次いでいますが、今度は茨城県神栖市のコメ農家の倉庫から、収穫して脱穀を終えたばかりの新米3.7トンが盗まれていることが分かり、警察は窃盗事件として捜査しています。

    コメが盗まれる被害に遭ったのは茨城県神栖市の70歳の農家の男性です。

    男性によりますと、今月20日の午前7時半ごろ、コメの保管用の倉庫から、収穫し脱穀を終えたばかりの新米が盗まれているのを見つけました。

    盗まれたのは倉庫に積んであった、30キロのコメが入った袋123袋で、合わせておよそ3.7トン、金額にしておよそ80万円相当だということです。

    男性が最後に倉庫を確認したのは前日19日の午後8時ごろで、ひと晩の間に盗まれたとみられています。

    倉庫はシャッターが閉められていましたが、鍵はかかっていなかったということです。

    警察は盗まれたコメの量の多さから、複数の人物が関与しているとみて窃盗事件として捜査しています。

    男性は「この年になってこんな経験は初めてです。これだけのコメがあるタイミングで盗みに入るということは、こちらの事情を把握していたのではないかと思います。農家の気持ちを考えない犯人の人間性を疑います」と話していました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200925/k10012634431000.html

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    1. >30キロのコメが入った袋123袋で、合わせておよそ3.7トン、金額にしておよそ80万円相当

      30キロ1袋あたり@6500円、1俵(60キロ)1万3千円…

      そこらへんの相場はそんなものか? 安いねぇ

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    2. ふだんから無用心なところとしてチェックされていたんだろう。

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  40. 熱かんから冷やまで「家飲み」用酒器を開発…「チーム ヒヤカン」銘酒とセット販売
    2020/09/27 12:14

    チームヒヤカンの国安さん(中央)と土屋さん(右)、由井さん(佐久市で)

     新型コロナウイルスの影響で飲食店向けの需要が減り、苦境に立つ地元の酒蔵を応援しようと、長野県佐久市出身の会社経営者らが「チーム ヒヤカン」を結成し、電源を入れると熱かんと冷酒の両方が作れる冷温機能付き酒器を開発した。チームに参加する土屋酒造店(佐久市中込)が今冬に仕込む専用の日本酒とセット販売し、佐久の地酒の知名度アップと家飲み需要の掘り起こしを目指す。

     開発を主導したのは、同市出身で、東京都杉並区で商品企画会社「ナードワード社」を経営する国安淳史さん(43)。小中学校の同級生で、土屋酒造店を営む土屋聡さん(44)から、コロナ禍で売り上げの大幅な減少が見込まれると聞き、日本酒の自宅での楽しみ方を広げるような商品を一緒に作ろうと提案した。

     酒器は、富山県高岡市の鋳物メーカー「能作」による錫すず製の器(1~1・5合)と、パソコンの冷却装置などに使われる「ペルチェ素子」という半導体を活用した冷温器を組み合わせたもので、富士山形のデザインが特徴。錫製のぐい飲みも付いている。30分かけて日本酒を常温から10度まで冷やしたり、55度まで温めたりでき、温度変化に伴う日本酒の味の移ろいをじっくりと楽しめるという。

     セット販売する日本酒は、チームの一員で、全国きき酒選手権大会で優勝経験がある佐久穂町の由井志織さん(39)が監修。土屋酒造店の主銘柄「亀の海」の特別な純米吟醸として仕込む予定で、香りを損ねることなく、様々な温度の酒を心地よく飲める通好みの酒にするという。

     販売は、ネットで資金を集める購入型クラウドファンディング(CF)を活用。CFサイト「Makuake」で900個限定で受け付けを始めており、来年3~6月に商品を発送する予定だ。亀の海とのセット価格は4万9302円(税込み)で、先着順で最大15%の割引額が適用される。目標額は500個の量産に必要な1500万円。12月30日までに達しなかった場合、売買契約は不成立となり、代金は返却される。

     国安さんは「コロナの打撃を何とかしようと始めたが、結果的に酒飲みにとって幸せな商品に仕上がった」と自信を見せ、土屋さんは「新しい挑戦だが、ちょっとでも知ってもらうきっかけになれば」と話した。
    https://www.yomiuri.co.jp/economy/20200925-OYT1T50094/

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  41. 山梨の地域ブランドワイン 販売サイト開設
    2020年9月29日 4時47分

    山梨県のワイナリーで作る酒造組合は、国が指定した地域ブランドのワインを専門に販売するサイトを29日開設し、ネット販売を通じて個人の需要の拡大を目指すことになりました。

    山梨県ワイン酒造組合が開設するのは、国から指定された地域ブランド「GI Yamanashi」のワインを専門に販売するサイトです。

    このブランドは山梨県産のぶどうのみを原料とし、県内で製造、貯蔵されるなどの基準を満たした銘柄のみが表示することができ、開設当初は県内15のワイナリーの42種類のワインを販売します。
    また、県の補助金を活用し、サイトに会員登録をしてワインを購入した先着500人を対象に、総額150万円分のクーポンを配布するということです。

    組合によりますと、新型コロナウイルスの影響でことしはレストランでのワインの需要が落ち込んだほかワイナリーを訪れる人も減って、多くのワイナリーで売り上げが大幅に減少しています。
    このためネット販売を通じて個人の需要を拡大したい考えで、山梨県ワイン酒造組合の木田茂樹副会長は「品質の高い山梨のワインが数多くそろっているので自宅などで多くの人に楽しんでほしい」と話しています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200929/k10012638851000.html

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  42. お酒の税率 10月1日から変更 消費者のお酒の選び方に影響も
    2020年9月30日 4時04分

    酒税法の改正で、お酒にかかる税率が1日から変わり、ビールは引き下げられる一方、いわゆる第3のビールは引き上げられます。税率の見直しは消費者のお酒の選び方に影響を及ぼす可能性もあります。

    酒税は、お酒の原料や製法によって税率が異なり、ビール系飲料の場合、350ミリリットルに換算すると、現在、▽ビールが77円、▽発泡酒がおよそ47円、▽第3のビールが28円となっています。

    ビール系飲料の税率について、政府は、税率に差があることがメーカーの商品開発に影響を与えているとして段階的に見直しを進め、2026年10月に一本化することにしています。

    この一環として1日から▽ビールは7円下がって70円に、反対に▽第3のビールは9.8円上がって37.8円となります。

    一方、発泡酒やチューハイなどは、今回、税率は変わりません。

    このほか、▽ワインは、750ミリリットル換算で7.5円引き上げられ、67.5円になる一方、▽日本酒などの清酒は、720ミリリットルで7.2円引き下げられ、79.2円となります。

    酒税は、工場から出荷された段階などで課税されるため、小売価格にどこまで反映されるかは不透明ですが、今回の税率の見直しが消費者のお酒の選び方や各社の経営戦略に影響を及ぼす可能性もあります。

    デパートは税率変化の需要取り込みへ

    酒税の税率見直しを控えて、都内の大手デパートでは減税となるビールの品ぞろえを強化する一方、1日から税率が上がるワインは「きょうまでは安い」とアピールしてまとめ買いを促しています。

    東京・池袋のデパートはビールの減税を前に、取り扱うビールの種類をこれまでより3割ほど多い200種類に増やしました。

    アメリカやドイツなど海外産のビールや小規模なメーカーが製造するクラフトビールが中心で、値下げで拡大が見込まれる需要を取り込む狙いです。

    売り場を訪れた50代の女性は、「減税は嬉しいです。今まで以上にいろいろなビールを試してみたいです」と話していました。

    一方、今回の税率の見直しではいずれも「醸造酒類」に分類されるワインと日本酒の税率を将来的に一本化するため、1日からワインは税率が引き上げられ、逆に日本酒は引き下げられます。

    ワインについては、このデパートでもおよそ4割の商品で税率引き上げのため価格が上がります。

    このためデパートでは、「駆け込み需要」を取り込もうと、30日までは安い値上げの対象商品をセットにして売り場の入り口に並べ、来店客にまとめ買いを促しています。

    そして1日以降は税率が引き下げられる日本酒の販売を強化するため、全国各地から集めた地酒をそろえたセットを売り出すことにしています。

    西武池袋本店の長島大紀係長は、「値段が上がるワインは家庭で飲む人に向けまとめ買いがお得であるとアピールしたい。段階的に予定されてる税率の変化をチャンスと捉え、対応をしていきたい」と話していました。

    ビアホールはビール値下げ

    ビール系飲料の税率の見直しを、新型コロナウイルスで落ち込んだ客足の回復につなげようと、ビールの値下げに踏み切る飲食店もあります。

    全国でビアホールなどおよそ150店舗を展開する「サッポロライオン」は、店内で提供するビールのほぼすべてについて、1日、10円から30円値下げします。このチェーンは、冷やしたジョッキで飲む生ビールを売りにしていますが、新型コロナウイルスの影響で4月から5月にかけて多くの店で休業が続いたほか、今月も来店客数が去年の半分程度にとどまり、全国のおよそ1割の店舗について年内の閉店を決めるなど、厳しい状況が続いています。

    影響が長引く中、このチェーンでは今回の税率見直しをきっかけにビールの値下げをアピールすることで、少しでも来店客数や売り上げの回復につなげたい考えです。

    サッポロライオンの岡本優支配人は、「まだまだ厳しい状況が続いているが、生ビールが主力なのでこれまで生ビールから離れていた人たちが、再び来店するきっかけになってほしい」と話していました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200930/k10012639271000.html

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  43. 日本ワイン 回復へ奮闘…コロナ禍 売り上げ半減
    2020/10/03 05:00

    生産者 催し・資金集め

    高井さんのワイナリーでは、9月中旬から仕込みの最盛期に入っている(カタシモワインフード提供)

     新型コロナウイルスの影響を受ける日本ワインの消費回復を目指し、生産者らがインターネット上での支援呼びかけや3密を避けた催しなど、必死の取り組みを続けている。日本の気候風土を生かしたワインの文化を守るため、消費者とのつながりを保とうと頭をひねっている。(遠藤富美子)

     大阪府のワインメーカーなど7社でつくる大阪ワイナリー協会は7~8月、ネット上で資金を募るクラウドファンディング(CF)を行い、「今年もワインを造らせてください」と訴えた。

     大阪で2019年に開かれた主要20か国・地域(G20)首脳会議で提供されたことを機に大阪ワインは注目を集めたが、コロナによるイベント中止などの影響で、協会会長の高井利洋さん(69)が経営する「カタシモワインフード」では、最も打撃を受けた3~6月上旬の売り上げが前年比で半減した。

    岩の原葡萄園の写真コンテストで最優秀賞に輝いた作品。特に主力品種「マスカット・ベーリーA」で造った赤ワインにはみそが合うという(同葡萄園提供)

     それでも、高齢化が進むブドウ農家に栽培を継続してもらうため、例年通りブドウを買い取る資金が必要になる。高井さんは「ワイナリーは地域のブドウ畑があってこその地場産業。農家が残らないと我々の将来はない」と言い切る。CFには300人以上から資金が寄せられており、「10月からワインの酒税が上がるなど厳しい状況の折、支援はうれしい」と高井さん。

     日本ワイン最大の生産地・山梨県では、バスツアー中止で打撃を受けた観光ワイナリーを抱える笛吹市が7~8月、ふるさと納税を呼びかけ、4000万円超を集めた。同市産ワインの消費増に向けた飲食店支援プロジェクトなどに充てる。

     消費者とSNSで交流し、ワインの魅力を伝える動きも目立つ。新潟県の岩の原葡萄ぶどう園は6~8月、「おうちde岩の原ワイン」と銘打ち、同社のワインに合う料理の写真コンテストを行い、約200作品が集まった。最優秀賞は「焼きみそおにぎり」「肉巻きゴボウ黒酢ソース」を赤ワインに合わせた写真。広報の今井圭介さん(49)は「家飲みを念頭に、日常生活でワインを飲んでもらう提案を広げたい」と意気込む。

     一方、国税庁はワイナリーや飲食業界を後押しするため、日本ワインの一般向けイベントを10月下旬以降に行う予定。全国12か所の飲食店を会場にし、参加人数を各20人程度に絞った専門家によるセミナーを開く。各会場をオンラインでつないで、「一体感を楽しんでもらう」(担当者)という。

     山梨県ワイン酒造協同組合も11月、県内26生産者が参加する事前予約制の「バーチャルワインテイスティングイベント」を行う。参加者は事前に対象となる県産ワインを購入し、オンラインイベントに参加しながら味わう。

     日本ワインの生産やブランド化を支援する信州大特任教授の鹿取みゆきさんは、「大勢で集まるのが難しい中、造り手の思いや直面している課題などをSNSなどで発信し、消費者と直接交流することは大切。将来に向け、日本ワインのファンを育てる時期と捉えたい」と話す。

     ◆日本ワイン=国産ブドウだけを使って、国内で製造したワインのこと。輸入原料を使って造られたワインなどと区別するため、2018年10月に表示ルールが設けられた。国内で流通するワインの4・6%(18年度国税庁推計値)と少ないが、国内外で評価が高まっている。
    https://www.yomiuri.co.jp/life/20201002-OYT8T50051/

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  44. ビールや焼酎日本酒ウイスキーなどほかの酒類に比較して、ワインの家呑みはそんなに普及しているようにはどうしても思えない…

    ビールとウイスキーを比較したって、ビールほどには家呑みが盛んだとはどうしても思えない。

    業務店用商材は相当厳しいご時勢だね。

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  45. 捨てられるぶどう~世界のワイン業界に何が?
    2020年10月1日 18時25分

    新型コロナウイルスの感染拡大で、世界各地で飲食店の閉鎖が相次ぎ、結婚式などのお祝いごとの機会も大幅に減りました。今、この影響がワイン業界を襲っています。専門の調査会社IWSRは、ことしの世界の酒類の消費量は去年より12%減少し、今後4年間は回復しないとみています。需要の急激な減少に直面する生産者たちの間では、せっかく育てたぶどうを泣く泣く廃棄する動きまで出てきました。(ヨハネスブルク支局長 別府正一郎 ヨーロッパ総局記者 古山彰子)

    収穫したてのぶどうが…

    8月下旬、フランス北東部シャンパーニュ地方でぶどうの収穫が始まりました。

    日本でも結婚式などのお祝いの場を中心になじみのあるシャンパンは、ここシャンパーニュ地方で生産された発泡ワインのみが名乗ることができます。

    ことしは雨が少なく晴れた日が多かったことで、ぶどうは豊作。しかしよく見ると、収穫したあと、一部の房は地面に捨てられていました。

    シャンパンの年間の売り上げは世界でおよそ3億本。しかし、コロナ禍で、ことし上半期の売り上げはおよそ7000万本。前年の70%にとどまっています。

    生産者の団体によると、市場の在庫が過剰になるのを避けるため、ぶどうとワイン、それぞれの生産者が議論し、収穫量を抑えているというのです。

    シャンパン用のぶどうは皮が厚く酸味が強いため食べるのには適さず、ことしは実をつけたぶどうの3分の1が廃棄を余儀なくされました。

    シャンパン生産者で作る団体 ジャンマルク・バリレール会長
    バリレール会長
    「在庫の維持には資金が必要になりますが、銀行から融資を受ければ、そのプレッシャーによって商品の値段を見直し、安く売るということになりかねません。ことしは7000万本から1億本、金額にして12億ユーロ(約1400億円)から17億ユーロ(約2000億円)相当の損失を覚悟しています」

    ぶどう生産者で作る組合 チボー・ルマイユ報道官
    ルマイユ報道官
    「コロナ危機はシャンパンの歴史において最悪の事態です。近い将来終息することを願っていますが、今後数年間は厳しい状況になると覚悟しています」

    厳しい競争 追い打ちをかけたコロナ禍

    確立されたブランドイメージで知られるシャンパンですが、実はコロナ禍の以前から厳しい競争下にありました。

    比較的安価なイタリア産の発泡ワイン「プロセッコ」などの人気が高まってきたためです。2014年には、ヨーロッパ最大のシャンパン市場であるイギリスで、シャンパンの売り上げがプロセッコに抜かれました。
    専門家は、シャンパン業界は新たな販路を見いだす必要があると指摘します。

    ブルゴーニュワインスクール ジェローム・ガロ校長
    ガロ校長
    「歴史的にシャンパンを飲む機会とされてきたお祝いごとなどは、この数か月大幅に減り、当面は回復が見込めないでしょう。だからこそ、余力のある生産者は今、シャンパンに関する情報を改めて発信し、シャンパンのステータスを維持しつつ、結婚式などに限定することなく飲む機会を広げようと試みています」

    新たな販路拡大を

    ひいおじいさんの代から139年続くワイナリーを継ぐ、エレーヌ・ブロシェさん。年間10万本ほどのシャンパンを生産していますが、外出制限が始まったことし3月には売り上げは9割落ち込みました。

    6月以降は回復傾向にありますが、去年は日本向けにもあった輸出が、ことしはゼロ。今、足元の需要を掘り起こそうと、国内や近隣の国からの観光客の呼び込みに力を入れています。
    歴史あるワイナリーを案内したあと、数種類のシャンパンを飲み比べてもらい、味わいの違いを丁寧に説明。取材した日には、ゴルフのついでに立ち寄ったベルギーからの客が24本まとめて購入していました。

    新型コロナを受け、フランス政府は売り切れないワインをアルコールジェルなどにするため、ワイン業界に大規模な資金援助を行っていますが、9月現在、シャンパン業界を対象とした支援はありません。

    ブロシェさんは不安を抱えながらも、まずは身近な場所から販路を拡大していけるよう開拓を進めています。

    ブロシェさん
    「新型ウイルスが今後どうなるか、政府が今後どう対応するかなど、将来的にも非常に不安定で、不透明なことが山積みです。でも決してあきらめません」

    “新世界”の生産国でも厳しい影響

    影響は、ヨーロッパ以外の「ニューワールド(新世界)」と呼ばれる生産国にも及んでいます。

    このうち南アフリカは、ワインの生産量が世界9位。100か国以上に輸出されています。

    “新世界”と言ってもワイン生産の歴史は古く、入植してきたオランダ人によって17世紀中旬に始まりました。

    一大産地となっているのが、アフリカ大陸のほぼ最南端、ケープタウンの近郊です。ぶどう畑が広がる田園地帯には多くのワイナリーがあり、テイスティングを目当てに国内外から観光客が訪れます。
    しかし、新型コロナウイルス対策として3月下旬から外出制限や国境封鎖といったロックダウンが始まると、外国人観光客はゼロになりました。

    また、南アフリカでは飲酒をきっかけとする暴力事件がかねてから社会問題になっていて、政府は医療機関への負担を減らす必要があるとして、一時期アルコールの販売を禁止しました。さらに、ワインの輸出についても一時禁止に。こうしたことからワイナリーの売り上げは激減しました。

    中規模ワイナリーの責任者のベルナルド・レルーさんは、ワインを売ることができず、運転資金が入ってこなくなったこともあって、一時期はワインの瓶詰めや出荷を完全に中断せざるをえませんでした。

    その頃を振り返って「いつまで販売禁止などが続くのか、先行きが見えない中、とても不安になった」と話します。

    ワイナリーの廃業も…

    感染の広がりに歯止めがかかったとして、8月中旬になってようやく輸出も販売もできるようになり、レルーさんのワイナリーでも落ち込みを取り戻したいと意気込んでいます。

    しかし、ケープタウンでもワインの得意先だった飲食店の閉店が相次いでいます。

    10月以降、国際便も再開が予定されていますが、外国人観光客の数が直ちに回復する見込みはありません。

    業界団体はロックダウンのもとでワイン産業の売り上げは30%前後落ち込んだと試算していて、およそ530あるワイナリーのうち、今後80ほどが廃業に追い込まれるおそれがあるとみています。

    業界団体広報担当 マレーナ・ケイロウさん
    ケイロウさん
    「ワインは南アフリカの国民生活に欠かせず、国を代表する輸出品の1つとして国の経済に大きく貢献している重要な産業です。しかも、深刻な影響が広がるのはむしろこれからです。南アフリカのワインを飲んで応援してほしいと思っています」

    2万人が職を失ったか

    ワイン産業の苦境はそこで働く人たちの雇用も直撃しています。ワイン産業で働くおよそ30万人のうち、すでに2万人以上が失職したとみられています。

    エスーヘレ・ムカチャネさん(26)は、ワイナリーを訪れる観光客向けの宿泊施設で事務の仕事をしていましたが、ロックダウンが始まった3月、3年勤めた職を解雇され、月に4万円余りの収入が途絶えました。

    シングルマザーとして生後11か月の娘を抱え、必死に仕事を探していますが、見つかっていません。

    ムカチャネさん
    「娘を養うため清掃員の仕事にも申し込みましたが、採用されませんでした。解雇されたあと、仕事を見つけることがこれほど大変だとは思いませんでした」

    苦境の中 続く模索

    フランスや南アフリカなど、その国の文化として国民から深く愛されるワイン。輸出品として世界中の愛飲家も魅了しています。

    しかし、新型コロナウイルスの影響は、人々の健康に加えて、そうした伝統の産業とそこで働く人たちに大きな打撃を与えています。

    業界ではオンラインでの販売を含め「今できる努力」に力を入れていますが、感染の終息も見えない中で落ち込みを回復させるのは簡単ではなく、苦境を脱するための模索が続いています。

    ヨハネスブルク支局長
    別府 正一郎
    平成6年入局。カイロ、NY、ドバイ駐在を経て、現在はアフリカを取材。

    ヨーロッパ総局記者
    古山 彰子
    平成23年入局。広島局、国際部を経て、現在はフランスを中心に取材。

    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201001/k10012642991000.html

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  46. 酒米の需要 日本酒消費の減少で10%減の見込み 大量の在庫も
    2020年10月9日 19時22分

    新型コロナウイルスの影響で日本酒の消費が減少しているため、ことしの日本酒造りに使われる酒米の需要量は去年より10%程度減る見通しで、酒米が大量に余るおそれがあることが国の調査で分かりました。

    農林水産省は来年、どれくらいの酒米を作付けしたらよいか参考にするため、全国の酒造会社を対象にことし7月に需要量の調査を行い、730社から回答を得ました。

    その結果、これから本格化することしの日本酒造りに必要な酒米の量は7万3000トンから7万4000トン程度と推計され、去年より10%程度減る見通しです。

    新型コロナウイルスの影響で居酒屋などに出荷される日本酒の量が減ったためです。

    また来年・令和3年産の需要量は7万トンから7万2000トン程度と、さらに減る見込みです。

    去年の酒米の生産量はおよそ9万7000トンだったため、ことしと来年の生産量が同じ水準だった場合、酒米が2割以上余る計算になります。

    農林水産省は「外食需要の回復にはしばらく時間がかかるとみられ、ことし収穫される酒米が在庫になるおそれがある」として、農家に対してほかの作物への切り替えなどを促すことにしています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201009/k10012656641000.html

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    1. チャーハンで日本酒を救う?酒米に忍び寄る危機
      2020年10月8日 18時44分
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201008/k10012654191000.html

      >日本酒の原料といえばお米。「山田錦」が代表的な酒米ですが、どんなお米なのか知ってますか?普通のお米とは違うのでしょうか。食べたらどんな味がするのでしょうか。いま、その酒米が新型コロナウイルスの深刻な影響を受けています。酒米を食べて、日本酒づくりを支えようという動きが出ています。(経済部記者 池川陽介)

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    2. >「年末年始の宴会需要が大きく落ち込めば、酒米余りがいよいよ深刻になる」

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  47. デパートでワイン楽しむ催し 感染対策で新スタイルに 大阪
    2020年10月22日 4時17分

    大阪のデパートでワインを楽しむ催しが始まりました。密集を避けるためレジを設けず、試飲をしたあとにオンラインでワインを購入する新しいスタイルに変更されました。

    大阪 梅田の阪神梅田本店では、国内外のワイン580種類が試飲できる催しが始まりました。

    例年は試飲をして店頭でワインを購入することができましたが、ことしは新型コロナウイルスの感染対策に人が密集しないよう会計のためのレジを設けず、試飲だけして後で専用のサイトからオンラインで購入する仕組みに変更しました。

    試飲は事前予約制で、利用客は飛まつ防止のためのシート越しに店員からコップに入ったワインを受け取ると説明を聞きながら試飲を楽しんでいました。

    また、会場に来られない人に向けてインスタグラムでライブ配信が行われ、肩ひじはらずに気楽にワインを楽しんでほしいなどと店員がアピールしていました。

    阪神梅田本店の山口健生さんは「ワインは飲んでみて初めて好みが分かるので、コロナ対策をしっかりして会場で試飲をして楽しんでもらいたい」と話していました。

    この催しは今月27日まで開催されています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201022/k10012674681000.html

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  48. 酒蔵に漂う芳醇な香り 秋の新酒造り本格化/青森・八戸
    11/3(火) 12:17配信 デーリー東北新聞社

    もろみをかき混ぜる「櫂入れ」をする蔵人=2日午前9時50分ごろ、八戸市湊町の八戸酒造

     青森県八戸市湊町の八戸酒造(駒井庄三郎社長)で、秋の新酒造りが本格化している。酒蔵では蔵人がタンク内のもろみをかき混ぜる「櫂入れ」などの作業に精を出し、日本酒の芳醇(ほうじゅん)な香りが漂っている。

     秋の酒造りは9月中旬からスタート。2日は早朝から蔵人7人が、蒸した青森県産の酒造好適米「華吹雪」と「まっしぐら」をタンクに入れる仕込み作業に当たった。

     新酒は今月6日ごろから県内外の小売店などに並ぶ予定。杜氏(とうじ)の駒井伸介さん(37)は「バランス良く仕上がっている。フレッシュでフルーティーな味を楽しんでほしい」と力を込めた。

     今期の酒造りは来年6月までで、同酒造では一升瓶換算で約20万本の原酒を仕込む予定。
    https://news.yahoo.co.jp/articles/938ad035bbf606bec159ad68d134fb88bbc32c36

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    1. 青森 NEWS WEB
      弘前で日本酒「豊盃」仕込み進む
      11月03日 12時31分

      弘前市の酒蔵で、ことしの新米を使った日本酒の仕込み作業が進んでいます。

      昭和5年から酒造りに取り組む弘前市の三浦酒造は、地元で広く親しまれている日本酒「豊盃」の仕込みを9月の中頃から進めています。
      祝日の3日も、午前7時半ごろから、杜氏など10人が集まり、ことし収穫された酒米700キロあまりを1時間半ほど蒸したものを、タンクに運び入れました。
      続いて、氷を入れて温度をこまめに調整しながら、長さ3メートルほどの「櫂(かい)」と呼ばれる棒で、こうじや水などと丁寧に混ぜ合わせ、発酵を促していました。
      タンクの中で25日ほど発酵させたあと、もろみを酒かすと酒に分ける「しぼり」の作業を行います。
      ことしの酒は、例年と比べ、香りが華やかで、すっきりした味わいに仕上がっているということです。
      三浦剛史社長は「熱かんなど、さまざまな味わい方で、楽しくお酒を飲んでいただきたい」と話していました。
      ことしの新酒の出荷はすでに始まっていて、一升瓶15万本分が全国の酒屋などで販売されるということです。
      https://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/20201103/6080010354.html

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    2. 八戸酒造で新酒の仕込み本格化
      2020年11月2日15:01更新 Web東奥

       青森県八戸市の八戸酒造で、新酒の仕込み作業が本格化している。もろみの発酵が進む酒蔵には甘くて芳醇(ほうじゅん)な香りが漂い、蔵人(くらびと)がてきぱきと作業に励んでいる。

       今季の酒造りは9月中旬からスタート。6日から順次「陸奥男山」や「陸奥八仙」銘柄の新酒を発売する。来年6月まで、一升(1.8リットル)瓶換算で約20万本の原酒を仕込む予定という。

       2日、仕込み作業の様子が報道陣に公開された。巨大な甑(こしき)で約1時間蒸された県産米「華吹雪」360キロと「まっしぐら」750キロはクレーンで放冷機へ。その後麹(こうじ)菌が振りかけられ、麹室へ運ばれた。酒蔵では、蔵人たちが容量約6700リットルの大きなタンクに蒸した米を投入し、長い棒でもろみをかき混ぜる「櫂(かい)入れ」を行った。もろみは仕込みから約1カ月で搾られ、瓶詰めされる。

       製造責任者の駒井伸介(のぶゆき)常務は新酒について「透明感があるおいしいお酒に仕上がった。リラックスして楽しいひとときを過ごすお供にしてほしい」と話した。
      https://www.toonippo.co.jp/articles/-/432314

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  49. 日本酒 酒蛙
    @sakekaeru

    かなりフルーティーな味わいで、甘旨みが主体の「豊盃 純米吟醸 月秋」(ほうはい、青森県弘前市 三浦酒造)。全体として、軽快感がありながらも、やわらかな口当たりで、けっこうボディー感があります。
    https://twitter.com/sakekaeru/status/1323595484297011203

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  50. コメの作況指数 全国平均で99「平年並み」
    2020年10月30日 18時47分

    農林水産省が発表した10月15日時点でのことしのコメの作況指数は、全国平均で「99」と1か月前から2ポイント低下し「平年並み」となっています。

    農林水産省によりますと、平年を100とした10月15日現在のコメの作況指数は、全国平均は「99」で1か月前の「101」から2ポイント低下し、作柄は前回同様、「平年並み」となりました。

    地域別に見ますと、北海道が「106」の「良」、東北は「104」北陸は「102」でいずれも「やや良」となっています。

    一方で、西日本を中心に害虫の被害や日照不足が影響し、近畿と四国は「96」、東海が「95」でいずれも「やや不良」、中国が「92」、九州は「85」でいずれも「不良」となりました。

    全国の主食用のコメの収穫量は、去年より3万2000トン少ない722万9000トンと見込まれています。

    農林水産省によりますと、ことしは新型コロナウイルスの影響で外食用の需要が落ち込み、コメの在庫が膨らんでいて9月、農協などが卸売り業者に販売した新米の平均価格は6年ぶりに下落し、店頭価格も去年より安い傾向になっているということです。

    農林水産省は「予想される収穫量は、先月の時点に比べて下がったが、需給が緩んでいる状況に変わりはない」としています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201030/k10012689091000.html

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    1. 青森 NEWS WEB
      コメの作柄は「やや良」
      11月05日 10時24分

      先月15日時点の県内のコメの作柄は、天候に恵まれ、大きな災害も無かったことから、「やや良」となりました。

      東北農政局は、先月15日時点のコメの作柄を発表し、平年を100とした作況指数は、青森県で105と「やや良」となっています。
      これは、田植えが行われた5月下旬から7月上旬にかけて、気温が平年を上回り、もみの数が多くなったほか、8月から9月下旬にかけても台風などの大きな災害がなく、天候に恵まれたためということです。
      地域別にみますと、「青森」「津軽」「南部・下北」すべてで「105」となりました。
      10アール当たりの収穫量は、628キロで、過去最高だった去年を1キロ上回り、過去最高を更新したということです。
      また、県全体の主食用の予想収穫量は24万500トンと見込まれています。
      東北農政局は「7月の日照不足が一時心配されたものの、その他の期間の気温や日照時間が良好だったため、10アール当たりの収穫量は過去最高となった」と話しています。
      https://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/20201105/6080010379.html

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  51. 日本酒「獺祭(だっさい)」香港のオークションに出品、落札想定価格は45~70万円/旭酒造
    10/28(水) 18:22配信 食品産業新聞社ニュースWEB

    旭酒造(山口県岩国市)は10月30日から始まる香港サザビーズのオンラインオークションで、「獺祭(だっさい)~最高を超える山田錦2019年優勝米~」を出品する。出品点数は全製造本数23本のうち6本で、同社は落札想定価格を45~70万円としている。オークション終了日は11月10日正午(日本時間)。

    今回出品する「獺祭」は、旭酒造が主催する山田錦生産農家を対象としたコンテスト「最高を超える山田錦プロジェクト2019」で優勝した米で造ったもの。なお、優勝者の山田錦は同社が市場価格の約25倍となる2,500万円で50俵を買い取っている。

    今回の挑戦について旭酒造は「海外のオークションで日本酒が扱われることはほとんどない。それは、日本酒の知名度がまだ低いという事もあるが、ワインの様に熟成を前提とした商品が少なく、投機的な価値での扱いが無いという事も理由。ただ、最高に美味しい日本酒は、そういった壁を乗り越えられるとの想いから、このオークションに挑戦する事を決断した」としている。
    https://news.yahoo.co.jp/articles/f721a488e2eab65422816c3a37d5fbf0d205b8af

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    1. 日本酒「獺祭」最高84万円で落札、香港の「サザビーズ香港」オークション出品で/旭酒造
      11/10(火) 16:51配信 食品産業新聞社ニュースWEB

      香港のオークション「サザビーズ香港」に出品されていた、旭酒造(山口県岩国市)の「獺祭」が11月10日、最高6万2500香港ドル(約84万)で落札された。

      今回のオークションには、旭酒造が主催する山田錦生産農家を対象としたコンテスト「最高を超える山田錦プロジェクト2019」で優勝した米で造った23本のうち、6本(シリアルナンバー1、2、3、6、7、8)が出品されていた。

      落札額は「1」「2」「8」が6万香港ドル(約81万円)、「3」が5万6250香港ドル(約76万円)、「6」「7」が最高額の6万2500香港ドル。

      旭酒造の桜井一宏社長は「今回のオークションでは世界中から入札があったが、当初我々が想定した以上の金額で落札された。初めての挑戦でこのように高く評価されたことは大変嬉しく思っている」と落札後にコメントした。

      桜井社長は同じく11月10日に開催された記者会見で、今回の取り組みについて「一言で説明するのなら、日本の良いものを世界に理解してもらう挑戦」と話した。

      加えて、「日本は生産性が低いという話をよく聞く。作業効率を上げて利益率の改善を図るというのも1つの道だが、しっかりと商品の付加価値を価格に反映させていくことも大事。日本の旅館やホテルでは1泊100万円を超える価格の部屋は少ない、というのが良い例で、富裕層に目を向けた超高級ブランドが日本ではなかなか育ちづらいと聞いていた。ワインやウイスキーに比べ、日本酒が安価であるという話にも結びついている。我々としてはその壁に挑むべく、今回のオークション出品に挑戦した」と説明した。

      また、「こうした取り組みで高級商品のマーケットにきちんとした形で入り、世界にその存在意義を認めてもらいたい。日本酒のみならず、日本の産業全体にとっても大事な考え方になっていくのではないかと考えている」と話した。

      また、出品した「獺祭」については「我々が考えられる最高の原料と技術を注ぎ込んだ。精米歩合は非公表だが、原料米の品質を信じて磨けるところまで磨いた。瓶詰めしたのは23本。これは我々のフラッグシップ商品である“獺祭二割三分”に由来している。残りは17本あるが、この“獺祭”の原料を造ってくださった山田錦の農家や我々にとって恩がある方にお贈りし、残りは社内でストックしておく」としている。
      https://news.yahoo.co.jp/articles/41f9a2bb7876db768a3df4cd97183a74f7bdb6d0

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    2. 獺祭、84万円で落札 「最高を超える」酒米で醸造
      11/10(火) 21:17配信 朝日新聞デジタル

      最高で1本6万2500香港ドルの落札額が付いた画面を前に笑顔を見せる旭酒造の桜井一宏社長(右)と桜井博志会長=2020年11月10日午後2時38分、山口県岩国市周東町、伊藤宏樹撮影

       日本酒「獺祭(だっさい)」の最高級品が10日、香港のオークションに出品され、4合瓶1本が6万2500香港ドル(約84万3750円)で落札された。醸造する旭酒造(山口県岩国市)が、コンテストで選んだ高品質の酒米を使ってつくり、世界でどう評価されるか知りたいと考えて出品した。

      【写真】香港のオークションに出品された純米大吟醸酒「獺祭 最高を超える山田錦2019年優勝米」の瓶=2020年11月10日午後1時27分、山口県岩国市周東町、伊藤宏樹撮影

       落札されたのは純米大吟醸酒「獺祭 最高を超える山田錦2019年優勝米」。この日は、4合瓶6本が競売大手「サザビーズ」の香港のオークションに出品され、10日午後の締め切りまでに、会場やインターネット経由で、それぞれ6万2500~5万6250香港ドル(84万3750~75万9375円)で落札された。旭酒造本社では、社員らがオークションの行方をネット中継で見守った。

       原料の山田錦は、栃木県大田原市の坂内(さかうち)義信さん(56)が生産した。旭酒造が昨年初めて企画したコンテスト「最高を超える山田錦プロジェクト」で、各地から集まった45点の中から粒の整い具合や色つや、「心白(しんぱく)」と呼ばれる中心部分の割合などの評価で、グランプリに選ばれた。1俵(60キロ)につき市価の約25倍にあたる50万円で、50俵(3トン)が買い取られた。
      https://news.yahoo.co.jp/articles/576826a4347c142fc263cf4d4eac21a9ab6492aa

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    3. 獺祭1本最高84万円で落札 サザビーズ競売 コンテスト優勝の山田錦使った純米大吟醸
      11/10(火) 21:18配信 毎日新聞

      サザビーズの競売で落札された獺祭=旭酒造提供

       旭酒造(山口県岩国市)の日本酒「獺祭(だっさい)」6本が10日、香港であった競売大手サザビーズの競売に初出品され、4合瓶(720ミリリットル)1本が6万2500~5万6250香港ドル(約84万3750~約75万9375円)で、日本、中国、香港などの参加者に競り落とされた。旭酒造によると、サザビーズで日本酒が競売されるのは初めてという。同社の桜井一宏社長(44)は「値が付くかどうか心配だったが、予想以上の高値になった。日本酒の新しい歴史を作ることができた」と手応えを語った。

       出品されたのは、同社が2019年に契約農家に呼び掛けて開催したコンテストで優勝した酒米「山田錦」を使って醸した純米大吟醸だ。通常の山田錦は60キロで2万5000円程度のところ、20倍の同約50万円の値段で、計3000キロ2500万円分(4合瓶1000本分相当)を購入。精米歩合は非公表だが、同社の最高級品以上の仕様で醸造したという。そこから厳選して23本だけ瓶詰めし、更によりすぐりの6本を競売にかけた。

       午後2時前から、香港の会場と結ばれた同社本社で、桜井社長と父の博志会長(69)らが競売の様子を見守った。予想価格5万~3万2000香港ドルを上回る価格で次々と落札されると、獺祭の生みの親である博志会長は「ワインのように高額で取引される日本酒を生み出す挑戦を続けてきた。採算は度外視した」と満面の笑みを浮かべた。

       瓶詰めした残りの17本は米農家に味わってもらうほか、社内の特別な行事で使い、販売予定はないという。ただ瓶詰めしなかった分は、流通品の一部にブレンドして顧客に還元している。【大山典男】
      https://news.yahoo.co.jp/articles/78ccfd470dcd94e9df4c709021c4e630e6d46fb7

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    4. 「獺祭」1本84万円…サザビーズで落札、「日本酒の出品は初」
      11/11(水) 6:53配信 読売新聞オンライン

       山口県岩国市の旭酒造が造った日本酒「獺祭(だっさい) 最高を超える山田錦2019年優勝米」(720ミリ・リットル)=写真、旭酒造提供=が競売会社サザビーズのオークションにかけられ、10日、最高で1本約84万円で落札された。同社によると、日本酒の出品は初めて。

       旭酒造によると、原材料には、全国コンテストで選んだ高品質の酒米「山田錦」を使用し、10%台まで削って醸造した。瓶詰めした23本のうち、6本を出品。1本75万9375円~84万3750円で6本すべて落札された。落札者は明らかにされていない。

       旭酒造の桜井博志会長(69)は「日本酒が、国際的なマーケットでも高価格で評価される第一歩になるだろう」と話した。
      https://news.yahoo.co.jp/articles/ac9ae5962b9442aff10b1331f1ad6e28c9c64676

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    5. 栃木・大田原産山田錦で醸造 1本84万円 「獺祭」国際オークションで高値落札
      11/11(水) 9:51配信 下野新聞SOON

       大田原市産の酒米で醸造した旭酒造(山口県岩国市)の日本酒「獺祭(だっさい)~最高を超える山田錦2019年優勝米~」が10日、香港で開かれた国際競売会社サザビーズのオークションで容量720ミリリットルの6本が約76万~84万円で落札された。旭酒造の担当者は「日本酒がワインと同等の価値を認められ、自信になった。さらに世界に広めたい」と喜んだ。

       同社は「最高を超える獺祭」を目指した「山田錦プロジェクト」を進めている。酒米・山田錦を生産する全国の農家に今までの山田錦を超えるものに挑戦してもらい、評価の最も高い優勝米を市場価格の約25倍、1俵(60キログラム)50万円で買い取るコンテストを始めた。

       19年の第1回には全国から160件の農家が参加し、山田錦栽培研究所(下野市)に所属する大田原市乙連沢(おとれざわ)、坂内義信(さかうちよしのぶ)さん(56)が育てた山田錦が優勝米に選ばれた。旭酒造はこの優勝米で獺祭を造り、オークションに出品していた。

       同社によると、海外のオークションでは日本酒の知名度がまだ低く、ワインのように熟成を前提とした商品が少なく、投機的な価値で扱いがないこともあり、日本酒の出品はほとんどなかったという。
      https://news.yahoo.co.jp/articles/e8d3ecba35f908717931fc99ff03cb11ba918d95

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    6. 1俵50万円で買い取った山田錦、1本84万円の獺祭に
      11/11(水) 10:36配信 朝日新聞デジタル

      2500万円で山田錦50俵を買い取る目録を贈られる坂内義信さん(右)。特別審査員を務めた漫画家の弘兼憲史さんが手渡した=2020年1月23日、東京都千代田区、伊藤宏樹撮影

       1本84万円――。旭酒造(山口県岩国市周東町)が最高品質の酒米で醸造した日本酒「獺祭(だっさい)」に、香港のオークションで高値が付いた。関係者からは驚きや喜びの声が上がった。

      【写真】オークションの行方を見守る桜井一宏社長(左)と桜井博志会長=2020年11月10日午後1時56分、山口県岩国市周東町、伊藤宏樹撮影

       出品された日本酒は「獺祭 最高を超える山田錦2019年優勝米」。6本が6万2500~5万6250香港ドル(84万3750円~75万9375円)で落札された。

       「日本のいいものを、きちんと世界に理解してもらうための挑戦だった」と話すのは旭酒造の桜井一宏社長(44)。「私たちが最高と信じるものが世界でどういう評価を受けるか見たいと考えた。日本酒がワインとは違う新しい価値を作ることができて、非常にうれしい」と手応えを語った。

       原料の酒米「山田錦」は、栃木県大田原市の坂内(さかうち)義信さん(56)が昨年生産した。旭酒造が初めて企画した山田錦の品質コンテストで優勝し、50俵を2500万円で買い取った。
      https://news.yahoo.co.jp/articles/e6b9771cd35353ff1ea95162114871857065b31f

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  52. 熟成したからといって美味しくなるわけじゃないのにな…

    古くなればなるほど不味くなり価値は下がる、っていうか廃棄しなきゃいけなくなる。一種の生ものに近い。保存も冷凍に近い冷蔵(氷温)で扱いづらい。せめて常温保存で熟成し美味しくなるものならわかる。

    梅干とかなら価値が増すかもしれんが…

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  53. 夢を超えて、幻想や幻惑で商売するのは好かん。

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  54. 福島 NEWS WEB
    東北清酒鑑評会で優等賞36点
    11月12日 14時59分

    東北6県で造られた日本酒の出来栄えを審査する「東北清酒鑑評会」で、福島県内の19の蔵元の36点が優等賞に選ばれました。

    「東北清酒鑑評会」は、地域の日本酒の品質と酒造りの技術を高めようと、仙台国税局が毎年行っていて、東北6県の147の蔵元から吟醸酒の部と純米酒の部に出品された、あわせて379点の審査結果が12日、発表されました。
    それによりますと、ことしの最優秀賞は、吟醸酒では、秋田市の「秋田酒類製造御所野蔵」が、純米酒では、岩手県釜石市の「浜千鳥」が受賞しました。
    県内からは35の蔵元のあわせて92点が出品され、次点にあたる評価員特別賞の受賞もなかったものの、吟醸酒の部では6県で最多の21点が、純米酒の部では15点が、優等賞に選ばれました。
    あわせて36点の受賞は、秋田県の37点に次いで2番目の多さです。
    「奥の松」で知られる二本松市の「東日本酒造協業組合」は、県内の蔵元で唯一、8年連続で、両部門での優等賞受賞となりました。
    https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20201112/6050012314.html

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    1. 青森県は2製造場5点優等賞 東北清酒鑑評会
      2020年11月12日 東奥日報

       仙台国税局は12日、2020年東北清酒鑑評会の結果を公表した。最優秀賞は吟醸酒の部が秋田酒類製造御所野蔵(代表銘柄高清水・秋田)、純米酒の部が浜千鳥(浜千鳥・岩手)がそれぞれ受賞した。青森県からは吟醸酒、純米酒の両部門に14製造場が36点を出品し、優等賞に西田酒造店(青森市)、六花酒造(弘前市)の2製造場5点が選ばれた。青森県の優等賞が2製造場にとどまったのは、07年以来。

      観光・イベント 食
       最優秀賞に次ぐ評価員特別賞は吟醸酒が内ケ崎酒造店(鳳陽・宮城)と齋彌酒造店(花朝月夕・秋田)、純米酒はわしの尾(わしの尾・岩手)と大納川(大納川・秋田)だった。

       今秋の鑑評会には東北6県の製造場147場が379点を出品。各県の酒造関係者や外国人の品質評価員が香りや味を評価し、東北全体で61場116点が優等賞を受賞した。優等賞に選ばれた各部門の上位3製造場を最優秀賞と評価員特別賞とした。

       同国税局は「吟醸酒は果実を思わせる華やかな香りと、なめらかで膨らみのある味わいが調和したものがそろっていた。純米酒は多様な原料米が使用され、個性豊かで味わいのあるものがそろっていた」と評価した。

       優等賞を受賞した青森県2製造場の代表銘柄は次の通り。

       ▽吟醸酒 西田酒造店「金冠喜久泉」、六花酒造「じょっぱり」(2点)
       ▽純米酒 西田酒造店「田酒」、六花酒造「じょっぱり」
      https://www.toonippo.co.jp/articles/-/436892

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    2. 三浦酒造が試飲可能な売店を12日オープン
      2020/11/12 木曜日 陸奥新報

       弘前市石渡5丁目の三浦酒造(三浦剛史代表取締役社長)は敷地内に事務所兼売店を新設し、12日に売店をオープンする。広々とした店内で、おなじみの「豊盃」などを試飲できる。
       新設された事務所兼売店は2階建てで、倉庫を含めた敷地面積は1678平方メートルと、従来の建物と比べ約10倍の広さ。
       売店では豊盃をはじめとした同社醸造の日本酒11種のほか、おちょこやグラスなどを販売。新たに有料の試飲コーナーも設け、味を確かめることができる。
       オープン記念として、3000円以上の購入で豊盃各種やおちょこなどが当たる抽選に挑戦できる。三浦社長は「お客さまに喜ばれる商品づくりを続けていきたい。売り場も広くなったのでぜひ来てほしい」と話した。
       営業時間は平日の午前8時半から午後5時まで。
      http://www.mutusinpou.co.jp/news/2020/11/62284.html

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    3. 豊盃 (ほうはい)
      青森 / 三浦酒造店
      https://www.saketime.jp/brands/54/

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  55. 農林水産物や食品の輸出拡大へ 政府 27品目を「重点品目」に
    2020年11月30日 21時50分

    農林水産物や食品の輸出の拡大に向けて政府は、牛肉や日本酒、ぶりなど27品目を「重点品目」として、生産者や産地を支援していくなどとする輸出戦略を正式に決定しました。

    政府は、農林水産物や食品の輸出額を2025年までに2兆円、2030年に5兆円に拡大するための具体的な戦略について、30日、総理大臣官邸で開かれた関係閣僚会議で正式に決定しました。

    戦略では、海外で評価が高い牛肉、コメ、りんごのほか、日本酒やぶりなど合わせて27品目を、輸出の拡大を強化する「重点品目」に決めました。

    そのうえで、それぞれの品目ごとに2025年の輸出目標額と、輸出のターゲットとする国や地域を明確にしています。

    このうち、「牛肉」は去年、297億円だった輸出額を2025年に1600億円にまで高めるとし、香港や台湾、アメリカなどを中心に現地の需要に合った商品作りやプロモーションなどを進めるとしています。

    また、「日本酒」は去年、234億円だった輸出額を600億円に増やすため、アメリカや中国、ヨーロッパへの輸出を強化するほか、「ぶり」は229億円から542億円にすることを目指して、アメリカや中国向けに加工品の開発などを進めます。

    さらに、品目ごとに輸出に取り組む産地をリスト化して、施設の整備などを重点的に支援するとともに、生産者などが金融機関から資金を調達しやすくするための法改正も行うなどして、産地や生産者の輸出拡大の取り組みを後押ししていくとしています。

    菅首相「とりまとめた戦略 スピーディーに実行を」
    菅総理大臣は、関係閣僚会議で、「国内の余剰を輸出するという発想を転換し、生産、加工、流通、販売に関わるすべての事業者がマーケットの求めるものをつくるという発想に立つべく、改革を行っていく。とりまとめた戦略を、野上農林水産大臣を中心に関係閣僚が一体となってスピーディーに実行してほしい」と述べました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201130/k10012739031000.html

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  56. 青森 NEWS WEB
    酒蔵が競合相手のコメで酒造り
    12月02日 08時17分

    「田酒」、「豊盃」、「陸奥八仙」という、青森県ではライバル関係にある日本酒の3つの酒蔵は、競合相手の酒米を初めて使って酒造りを行うプロジェクトを始めることになりました。

    新たな酒造りプロジェクトを発表したのは、「田酒」、「豊盃」、「陸奥八仙」という日本酒をそれぞれ醸造している3つの酒蔵です。
    それぞれ「古城錦」、「豊盃」、「レイメイ」という別々の種類の酒米を契約農家に作ってもらい、酒造りを行ってきました。
    知名度や品質面で互いにライバル関係にあるため、酒米を融通しあうことは、これまでありませんでしたが、杜氏の間から別の酒蔵の酒米を使ってみたいという声が上がり、今回、初めて競合相手の酒蔵の酒米で酒造りを行うことになりました。
    仕込みの作業は、主に来年2月ごろ始まり、飲み比べできるように、それぞれの酒蔵が3種類の酒米ごとに醸造し、4月から合わせて9種類の日本酒が順次販売されるということです。
    「田酒」を醸造する西田酒造店の杜氏、安達香さんは、「貴重なコメを分けてもらえるので、今までの酒造りを技術をすべてを注ぎ込みたい。それぞれの酒蔵の試行錯誤の末の味をぜひ、味わってもらいたい」と話しています。
    https://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/20201202/6080010662.html

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    1. 県内3酒造が酒米交換し醸造 来春発売へ
      2020/12/2 水曜日 陸奥新報

       三浦酒造(弘前市)、西田酒造店(青森市)、八戸酒造(八戸市)の県内酒造メーカー3社は、通常は流通しない各社独自の酒米を交換して酒を造る「三ッ友恵~あおもり酒米プロジェクト」を始動した。三浦酒造の「豊盃」、西田酒造の「古城錦」、八戸酒造の「レイメイ」を使い、各社が仕込んだ純米吟醸の飲み比べセットを来年4月から順次発売する。
       コロナ禍の中で、日本酒業界や日本酒ファンを元気づけようと、普段はライバル同士の3社が結束して、酒造りの命とも言える自社独自の酒米を他社に提供し、各社がいずれも得意とする純米吟醸に仕上げる。
       3社の代表は1日、青森市で会見を開き、プロジェクトの内容と酒造りに向けた抱負をそれぞれ語った。西田社長は「この3社が手を組むことは今まで考えられなかった」とし、杜氏の安達香製造部長も「酒造りの命である酒米はなかなか外部には出せない。初めての酒米を扱うことは酒造技術の向上につながる」と意気込んだ。
       来年の4月にレイメイ、5月に古城錦、6月に豊盃の各セットを販売する予定。各セットとも1本720ミリリットル3本入りで、予定価格は6000円(税込み)。
       県内外合わせて5000セットを販売し、県内では24店舗で3000セットを取り扱う。購入には各店舗への予約が必要となる。
      【写真説明】互いの酒米を使った飲み比べセットの販売に向け意気込む3社の代表者たち
      http://www.mutusinpou.co.jp/news/2020/12/62578.html

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    2. 青森県内酒造3社が酒米融通 セット販売へ
      2020年12月1日 東奥日報

      新プロジェクト「三ツ友恵」を発表する三つの酒蔵の杜氏ら=1日、青森市

       西田酒造店(青森市)、三浦酒造(弘前市)、八戸酒造(八戸市)が、それぞれほぼ独占的に使っている酒米を融通し合い、3社が日本酒を醸造、酒米ごとにセット販売して米や蔵の個性を飲み比べることができる新プロジェクト「三ツ友恵(みつどもえ)」を発足した。1日、青森市内で記者会見した3社の杜氏(とうじ)らは「普段はライバルだが、どんな酒に仕上がるのか楽しみ」などと語った。来年4~6月に市販する。

       現在の青森県産の酒造好適米は「華吹雪」「華想い」が主流。過去に県内で使われていた酒米に「古城錦」「レイメイ」「豊盃」があり、現在はそれぞれ西田酒造店、八戸酒造、三浦酒造が農家との契約栽培で独自に作り続けている。

       「古城錦」と「レイメイ」を交配してできたのが「豊盃」という縁もあり、コロナ禍で酒造業界が厳しい中、普段は他の蔵に渡ることがない酒米を相互に使って切磋琢磨(せっさたくま)できないか-と3社の思いが一致した。

       会見では各社の杜氏が思いを語り、八戸酒造の駒井伸介さんは「よその米を使っていろんな酒を醸したかった」ときっかけを紹介。三浦酒造の三浦文仁さんは「(豊盃の)『両親』と一緒に酒を仕込むことは今まではあり得なかった」と興奮気味に話し、西田酒造店の安達香さんは「酒造技術の向上になる。おいしい酒を造る糧にしたい」と意欲を述べた。

       3社が醸造する飲み比べセットは「レイメイ」が来年4月、「古城錦」が5月、「豊盃」が6月、県内外の酒販店(県内は24店舗)で限定販売する。いずれも精米歩合55%の純米吟醸。価格は720ミリリットル3本入り6千円(税込み)の予定。
      https://www.toonippo.co.jp/articles/-/445076

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    3. 青森 NEWS WEB
      ライバル酒蔵の酒米仕込み本格化
      02月12日 16時15分

      新型コロナの影響で出荷量が減っている日本酒。その魅力をさらに高めようと、県内でライバル関係にある3つの酒蔵が、競合相手の酒米を使った初めての仕込みを行っています。

      八戸市で日本酒「陸奥八仙」を醸造する酒蔵では、ライバル関係にある「田酒」と「豊盃」を醸造する2つの酒蔵がそれぞれ使ってきた酒米での酒造りが本格化しています。
      12日は、「豊盃」という名前の酒米を蒸し上げたあと、杜氏がこうじ菌を振りかけ、蔵人たちがこうじを作るための部屋、「麹室」に手際よく運び入れていました。
      また、「田酒」の酒蔵が使ってきた酒米「古城錦」で作られた酒のもととなる「酒母」が完成し、仕込み用のタンクに移す作業も行われていました。
      12日は、プロジェクトに参加する「田酒」と「豊盃」の杜氏も訪れて、仕込みの方法などを意見交換していました。
      このプロジェクトは、新型コロナの影響で厳しい状況が続く中、日本酒の魅力をさらに高めようと企画されたもので、それぞれの酒蔵で造られた日本酒は、ことし4月から販売される予定です。
      「八戸酒造」の杜氏、駒井伸介さんは、「変に手を加えずに、自然に仕込んでいきたい。いままであり得なかったような組み合わせなので、皆さんの興味をもってもらい、飲んでもらえれば」と話しています。
      https://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/20210212/6080011457.html

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  57. 台湾のファミレス 期間限定で青森県産の “りんごメニュー”
    2020年12月3日 20時18分

    台湾のファミリーレストランでは、青森県産のりんごを使ったアップルパイなどの提供が期間限定で始まり、訪れた人たちが早速、注文して味わいました。

    台湾に13の店舗があるファミリーレストランで、3日から提供が始まったのは、青森県産のりんごを使ったアップルパイとアップルソーダです。

    このうち、アップルソーダは砂糖漬けのりんごを入れた紅茶を煮立てたあと、さいの目に切った生のりんごを加え、シナモンで香りづけをしています。

    台北市内の店舗では、昼どきに訪れた人たちが、これらのメニューを早速、注文して味わいました。

    50代の女性は「青森りんごはナンバーワンです。今はコロナのせいで日本に行けないので、日本のものを食べて恋しがっています」と話していました。

    この催しは、青森県などが、県産のりんごの輸出拡大策の1つとして、来年2月までの期間限定で行っているもので、1月からは、りんごパフェも登場するということです。

    青森県の担当者は「青森は、気候が涼しいので害虫が少なく、農薬の使用量も少なくてすむ。安全・安心をアピールして、春節の贈答用なども含めて、台湾の人たちにたくさん食べてもらいたい」と話しています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201203/k10012744771000.html

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  58. 「日本酒マルシェ」 震災被災者とコロナ影響の酒蔵を支援 仙台
    2020年12月4日 13時22分

    東日本大震災の被災者と新型コロナウイルスの影響で売り上げが落ち込む酒蔵を支援しようと東北6県の日本酒を集めた販売会「日本酒マルシェ」が仙台市で始まりました。

    この「日本酒マルシェ」は、地域活性化に取り組む山形県の一般社団法人が開催したもので、売り上げの5%がNPO法人を通して東日本大震災の被災者に寄付されます。

    仙台市の会場には、東北6県の17の酒蔵の吟醸酒や純米酒が並べられました。

    このうち、福島県会津若松市の酒蔵「末廣」の「山廃純米吟醸」は、上品な味わいが特徴で、去年のG20大阪サミットで各国の首脳にふるまわれました。
    また、宮城県大崎市の一ノ蔵の「特別純米原酒」は、売り上げの全額が被災した子どもたちに寄付されるということです。

    主催者は、新型コロナウイルスの影響で日本酒の売り上げが大幅に落ち込んでいるため、今回の販売会を通して酒蔵の支援につなげたいとしています。

    主催した井上康平さんは「居酒屋に卸す日本酒の量が大幅に減って、新しい販路を見つけたいという声が酒蔵から上がっている。味を楽しんでもらい、支援につなげてほしい」と話していました。

    この販売会は、今月25日まで仙台市青葉区一番町の商業施設「仙台フォーラス」で行われます。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201204/k10012745731000.html

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  59. 竹浪酒造店、つがる市で再起 新会社が継承
    2020年12月6日 Web東奥

     3月に破産した青森県板柳町の竹浪酒造店について、千葉県の不動産会社が3千万円を出資し新たに酒造会社「竹浪酒造店」をつがる市稲垣町に設立したことが6日、分かった。17代目の竹浪令晃(よしあき)さん(48)が杜氏(とうじ)として入社し、事業を引き継ぐ。

    文化 経済・産業・雇用 食
     出資した不動産会社の小森谷秀明氏が新会社の代表取締役を務め、社員は竹浪さんを含めて3人。破産により一度失った酒造免許を1日付で竹浪さんが改めて取得し、営業を開始した。

     新会社は、竹浪さんが一昨年、板柳町からつがる市に竹浪酒造店を移転させた地に設立。設備をそのまま使用する。12月中旬ごろからは破産前までに製造した熟成酒を販売する予定。来年1月以降、試験醸造として9千~1万リットルの仕込みを始めるという。

     旧竹浪酒造は江戸時代の創業で破産前は現存する酒蔵で県内最古だった。「岩木正宗」や「七郎兵衛」の銘柄で知られ、平成初期には1億円近い売上高だったが、消費者嗜好(しこう)の変化などで売り上げが低迷し経営破綻に追い込まれた。

     社名を残しての再起に、竹浪さんは「支えていただいた人たちに感謝し、また酒造りを始める。応援していただければありがたい」と話している。
    https://www.toonippo.co.jp/articles/-/447280

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  60. 獺祭甘酒使ったシェイクを発売 モス、酒米農家を応援
    12/8(火) 15:52配信 共同通信

    モスフードサービスの新商品「まぜるシェイク 獺祭―DASSAI―」

     モスバーガーを展開するモスフードサービスは8日、日本酒「獺祭」を造る旭酒造(山口県岩国市)と協力し、ノンアルコールの甘酒を使った「まぜるシェイク 獺祭―DASSAI―」を数量限定で26日に発売すると発表した。

     新型コロナウイルスの流行で日本酒の消費が減り、原料となる酒米の生産にも影響が出ている。新商品で酒米農家を応援する狙いもあるという。

     新商品は、モスシェイクのバニラに「獺祭甘酒」を基にした独自のソースを合わせた。酒米に山田錦を使う獺祭の香り高さや、米こうじの甘みが感じられるように仕上げた。販売価格はMサイズで399円(税別)。
    https://news.yahoo.co.jp/articles/a357d8c0dd98318bac6ab2e3f1891de2672b5acf

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  61. 青森 NEWS WEB
    下北ワインが英国で金賞受賞
    12月11日 10時10分

    むつ市で生産されたぶどうを使ったご当地ワイン「下北ワイン」が、ことし、イギリスで行われたワインコンクールで金賞に選ばれ、ワイナリーの関係者がむつ市に受賞を報告しました。

    金賞を受賞したのは、むつ市に醸造工場のある「サンマモルワイナリー」の「下北ワイン Kanon Rose」です。
    このワインは、8年前からイギリスで毎年、開催されている、主に日本酒を対象とした品評会「ロンドン酒チャレンジ」のワイン部門で、ことし10月、上位からの2番目の金賞を受賞しました。
    審査では、華やかな香りとフルーティーな味わいのほか、むつ市出身のイラストレーターが手がけたラベルのイラストも評価されたということです。
    報告を受けた宮下市長は「下北のワインが世界に認められたことは、町の誇りです。ワインはすごくフル−ティで、女性が好みそうな味です」と話していました。
    「サンマモルワイナリー」の北村良久社長は、「ヨーロッパの方にも評価されるワインが作れて、自信になる。今後も海外のさまざまなコンクールに出品していきたい」と話していました。
    金賞を受賞したワインは、県内のスーパーや百貨店で購入できるほか、ワイナリーのインターネットサイトでも注文できるということです。
    https://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/20201211/6080010775.html

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    1. 青森 NEWS WEB
      ぶどう生産の農業法人が国際認証
      12月11日 12時27分

      むつ市特産の「下北ワイン」の原料となるぶどうを生産する農業生産法人が、販路拡大に向けて農産物の国際的な認証基準を取得しました。

      農産物の安全性などを証明する国際的な認証基準「グローバルGAP」を取得したのは、むつ市で「下北ワイン」の原料となるぶどうを生産する、農業生産法人エムケイヴィンヤードです。
      この法人は、ワインのさらなる販路拡大につなげようと、高校として全国で初めて「グローバルGAP」を取得した五所川原農林高校の協力を得て、認証基準の取得に向けて取り組んでいて、11日は、法人の関係者や高校の生徒およそ10人が、むつ市役所を訪れました。
      法人の関係者が認証基準の取得を報告すると、宮下市長は「コロナ禍でも明るいニュースを聞けてうれしい。今後も下北ワインの販売拡大を応援していきたい」と話していました。
      市長への報告のあと、エムケイヴィンヤードの北村良久社長は「高校生の熱心な指導に、私たちも背中を押されました。今後は、下北ワインを世界に通用するワインとして、アピールしていきたい」と話していました。
      https://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/20201211/6080010778.html

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  62. 新潟 NEWS WEB
    流雪溝の水あふれ新酒製造できず
    01月11日 16時21分

    糸魚川市では流雪溝に大量の雪が捨てられて水があふれた結果、近くの酒蔵に水が入り込んで設備の一部が浸水し、新酒の製造ができなくなっています。

    糸魚川市の新町にある明治23年創業の酒造会社、「猪又酒造」では10日、流雪溝とつながっている敷地内の用水路から水があふれだし、作業場が一時、20センチほどの高さまで浸水しました。
    従業員が総出で排水や消毒を行い、12日からは無事だった酒の販売を再開する予定ですが、酒米を蒸すための炉やバーナーが水につかったため新酒の製造ができなくなっていて再開のめどはたっていません。
    猪又酒造の猪又知良専務は「一気に水が押し寄せてきてぼう然としていた。大雪の影響で、まさか浸水するとは思っていなかったのでショックが大きい」と話していました。
    https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20210111/1030015304.html

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  63. いい米と水とモーツァルト…こだわりが生む福島の美酒
    2021/01/14 12:00

    福島支局長 広中 正則

     東北は、酒蔵があちこちに点在する酒どころだ。寒冷な気候に加え、いい米に、いい水と、酒造りの条件がそろっているという。赴任地の福島で好みの酒を求め、酒蔵めぐりを始めた。

    飯豊山の伏流水で純米酒…喜多方の蔵元

    伝統的な街並みの中に立つ小原酒造。約50品目の純米酒を造っている

     昨年の暮れ、電車を乗り継いで訪ねたのは、福島県の北西部、喜多方市にある「小原酒造」。江戸時代中期、1717年(享保2年)創業の老舗だ。周辺には蔵が立ち並び、古くからの街並みが残る。

     コロナ禍だが、消毒や「密」の防止など感染対策をとって一般の見学を受け入れていた。

     「うちの蔵は純米の酒しか造っていません」。10代目の小原公助社長(65)が説明してくれた。醸造用アルコールを使わず、米と米麹こうじ、それに雪をたたえた飯豊山いいでさんからの伏流水で、約50品目の酒を手掛けているそうだ。

     さっそく江戸時代から続く醸造場をのぞかせてもらった。冬場に仕込む「寒造り」で、米を洗い、蒸し、麹を造るといった工程を、昔ながらに1か所で行っているという。

     気温は5度前後。屋根の木組みが見える合掌造りの建物に、新酒のフルーティーな香りがほのかに漂い、酒飲みの心が躍る。

    モーツァルトで酵母に刺激

    しめ縄がかかった入り口の奥に仕込みタンクが並ぶ。各タンクの上にはモーツァルトの曲を流すスピーカーが取り付けられている

     酒造りでは、蒸米や麹、酵母を仕込んで1か月ほどかけてアルコール発酵させ、醪もろみを造っていく。見学したのは、ちょうど発酵を終えた醪を機械で搾って酒と酒粕に分ける日だった。特別に、搾りたての新酒を試飲させてもらった。酸味が利き、さわやかですっきりした味わいだ。「これはいける」。あまりに飲みやすく、一合の利き猪口ちょこで2杯もいただいた。

     銘柄は「蔵粋(くらしっく)」。仕込みタンクの上に取り付けられたスピーカーから、モーツァルトの交響曲や管弦楽曲を流すことで、「酵母が刺激を受けて活発に動き、いい酒ができる」というから面白い。小原社長はかつて国税庁醸造試験所で1年間の講習を受けた時、この研究を行い、「演歌やポップスよりもクラシック、それも音域が比較的高いモーツァルトの曲が効果的なことがわかった」という。こんな裏話を蔵人から聞けるのも酒蔵めぐりの魅力に違いない。

    会津で日本酒の奥深さ知る

    末廣酒造の嘉永蔵は3階建てで、登録有形文化財になっている。カフェが設けられ、酒を使ったケーキなども味わえる

     続いて足を運んだのは、お隣の会津若松市にある「末廣酒造 嘉永蔵」。江戸時代末期の1850年(嘉永3年)に創業し、戊辰ぼしん戦争や明治時代の大火を経て再建された蔵で、今も酒造りを続ける。建物は国の登録有形文化財だ。

     「密」を避けるため、1回10人までの酒蔵見学に参加させてもらった。雑菌を持ち込まないように、手指を消毒し、サンダルに履き替える。

    山田錦や五百万石といった酒米について説明する女性スタッフ

     「日本酒は、米、麹、お水を発酵させて濾こしたものです…」。案内役の女性スタッフが日本酒の定義から、酒造りの工程、山田錦や五百万石といった酒米の種類まで、わかりやすく説明してくれた。仕込み桶おけや、醪を搾る木製の搾り器「酒ぶね」など昔の酒造りの道具が展示されている。末廣酒造の3代目に野口英世の恩師、小林栄の姉が嫁いだ縁もあって、英世の写真や書も残る。

     貯蔵庫には、40年以上保管されている大吟醸酒も並び、「お酒には基本的に賞味期限や消費期限がありません。保存状態がよければいつまでも熟成させて楽しめます」と聞いて驚いた。こんなうんちくを聞けるのも楽しい。

     見学後、新城希子・専務取締役に、日本酒と料理の取り合わせや、酒器や酒の温度による香りや味わいの相違も教えてもらった。日本酒の奥深さを垣間見た思いだった。

     福島県酒造組合に聞くと、福島では約60、日本全国では1500以上の蔵元があるという。さて、次はどこを訪ねようか。

    プロフィル
    広中 正則(ひろなか・まさのり)
     1970年9月、山口県岩国市生まれ。93年、読売新聞東京本社に入社し、宇都宮支局に。以降、地方部内信課、社会部、教育部などを経て、2020年9月から福島支局長。単身赴任の気楽な立場を生かし、福島県内の59市町村すべてに足を運ぼうと、休日のたび観光ガイドを繰っている。
    https://www.yomiuri.co.jp/local/michinoku/20210106-OYT8T50028/

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  64. 福井 NEWS WEB
    360度カメラで奥越酒蔵めぐる
    01月20日 12時36分

    新型コロナウイルスの感染拡大で打撃を受ける観光業界を支援しようと、奥越の観光連盟が、酒蔵を巡るバスツアーをテーマに360度カメラで撮影したPR動画を制作しました。

    この動画は、奥越前観光連盟が民間の制作会社と協力して制作したもので、20日、ドーム型のシアターがある福井市のセーレンプラネットで関係者などを招いた上映会が開かれました。
    動画は、360度カメラで撮影された30分ほどの作品で、奥越の酒蔵をめぐるバスツアーがテーマになっています。
    実際にバスツアーに参加しているような臨場感のある映像で、地酒の仕込みの様子を見たり、酒蔵の担当者の説明を聞いたりできます。
    奥越前観光連盟の嶋田敏文事務局次長は「動画で興味を持ってもらい、新型コロナウイルスが収束した後には、多くの人に奥越に体験に来ていただきたい」と話していました。
    奥越前観光連盟では、12月から、360度カメラで撮影した動画限定のユーチューブチャンネルを開設していて、今回の動画も20日から公開することにしています。
    https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/20210120/3050006987.html

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  65. 「にいがた酒の陣2021」について

    「にいがた酒の陣2021」の開催につきまして、当組合内で協議を重ねて参りましたが、現在の新型コロナウィルス感染症の状況を鑑みた時、また今後の予測も立てづらい中、今までと同じ時期に、同様な形式で開催する事は、極めて難しいという結論に至り、2021年3月時点での「にいがた酒の陣」は中止とさせていただく事に決定いたしました。
     多くの方が楽しみにされている中、誠に残念ではございますが、皆様にはご理解を賜りたく何卒宜しくお願い申し上げます。
     なお、現在、酒の陣実行委員会では、2021年の夏以降に別な形での開催を検討しております。決定いたしましたら、改めてお知らせいたします。

    にいがた酒の陣実行委員会
    http://www.niigata-sake.or.jp/sakenojin/

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    1. 【開催中止】新潟淡麗 にいがた酒の陣2021

      ※新型コロナウイルス感染症の拡大により、2021年3月開催は中止となりました。
       
       
      新潟の酒蔵が大集合する新潟の一大イベント「にいがた酒の陣」につきまして現在の新型コロナウィルス感染症の状況を鑑み、同様な形式で開催する事は極めて難しいという結論に至り、2021年3月時点での「にいがた酒の陣」は中止とさせていただく事に決定いたしました。
      https://www.nvcb.or.jp/eventcalendar/000725.html

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    2. >来年3月に開催予定だった『にいがた酒の陣2021』
      >10月13日に3月開催の中止の発表がありました
      https://note.com/sakanagakuru/n/n294a06f902f4

      「にいがた酒の陣2021」
      https://www.google.com/search?q=%E3%81%AB%E3%81%84%E3%81%8C%E3%81%9F%E9%85%92%E3%81%AE%E9%99%A32021

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  66. 酒米生産量 過去最少に 全国一の産地 兵庫県 コロナの影響で
    2021年1月29日 18時24分

    全国一の酒米の産地兵庫県のJAは、代表銘柄「山田錦」のことしの生産量を、去年より25%減らし、過去、最も少ないおよそ1万トンにとどめることになりました。
    新型コロナウイルスの感染拡大で、日本酒の消費が低迷し、農業にも影響が及んでいます。

    兵庫県は、日本酒の原料、酒米の生産量が全国トップで、中でも、代表銘柄「山田錦」の生産量は全国の6割を占めています。

    JA全農兵庫は、毎年、酒造組合への聞き取りなどから「山田錦」の需要を予測し、生産計画を立てていますが、このほどまとまったことしの計画では、1年間の生産量を、記録が残る平成12年以降、もっとも少ない、およそ1万200トンとしたことがわかりました。

    去年よりおよそ25%少なく、日本酒ブームで生産量が伸びた平成28年と比べると、およそ40%少なくなっています。

    日本酒造組合中央会によりますと、日本酒の消費量は新型コロナの影響による外食の自粛で減っていて、去年1月から11月までの出荷量は、前の年よりも1割ほど落ち込んでいます。

    JA全農兵庫は「コロナの影響で酒造会社が生産量を減らし、農業にも影響が及んでいる。田んぼを維持し、生産を続けられるよう、農家を支援していきたい」と話しています。

    酒米農家「影響がこんなところまで」

    兵庫県三木市で酒米「山田錦」を生産している農家の藤田悦治さん(65)は「日本酒が売れないとどうしようもないが、コロナの影響がこんなところまで来るのだなというのが率直な実感だ。コメの生産を休むと、翌年に植えにくくなり、荒れてしまうので、作付けはしていくが、個人の努力ではどうしようもない。量ではなく質のよいコメを作るのが私たち農家に与えられている使命かなと思う」と話していました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210129/k10012839961000.html

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  67. 宴会自粛で「酒米」需要も減少、活路はリゾットやチャーハン
    2021/01/30 15:00

     新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、日本酒をつくる酒米の需要が減少している。宴会や外食の自粛などから、2020年産は前年より1割程度減る見通しだ。酒米農家を支援しようと、リゾットやチャーハン向けに食用として販売する動きも出ている。

    農家苦境

    酒米のリゾットのイメージ(オイシックス・ラ・大地提供)

     酒米の生産量で全国トップを誇る兵庫県。「酒米の王様」と称される「山田錦」を生産する岸本富生とみおさん(72)は昨年、例年なら全体の7~8割とする山田錦の栽培を半分にとどめた。代わりに主食用米の「ヒノヒカリ」の作付けを増やした。酒造会社からの発注減などでJAから酒米の減産を要請されたためだ。

     ただ、山田錦は例年60キロあたり2万5000円ほどで売れるが、ヒノヒカリは1万2000円ほど。20年産は高温で品質が落ちたことも影響し、米の売り上げは合計で前年よりおよそ半減したという。

     日本酒造組合中央会によると、外食需要の低迷などで、日本酒の出荷量は昨年4、5月に前年に比べて2割以上減少した。その後も低調な状況が続く。このため、20年産の酒米の需要量は、19年産に比べ約1割減の7・3万トン程度と農林水産省は見込む。21年産はさらに数%の減少が想定されている。国内の酒米の生産量は米全体に比べると1%程度だが、岸本さんは「酒米農家で離農や耕作放棄が増えるのではないか」と懸念する。

    料理向き

     こうした状況を受け、酒米を食用米として販売する動きが出ている。

     酒米は、日本酒にする際に雑味となりやすいたんぱく質や脂質をあまり含まず、炊くと主食用の米に比べて甘みや粘り気が少ないため、通常あまり食べることはない。反面、アルコール発酵させるために麹こうじがしみこみやすいよう中心部に隙間が多い構造から、リゾットやチャーハン、カレーといった料理には向いているという。

    食べて応援

     食品宅配のオイシックス・ラ・大地(東京都)は先月、酒米と調味料を合わせたリゾットセットを販売した。余った兵庫県産の酒米が少しでも消費につながればと商品化した。今回は約30軒の農家の支援につながり、利用者からも「ベタベタにならず、芯が程よく残せておいしい」などと好評だったことから、追加販売を始めた。

     人気の日本酒「獺祭だっさい」で知られる旭酒造(山口県)も、全国の契約農家から取り寄せた山田錦を食用に販売する取り組みを昨年から始めた。価格は1パック3合分(450グラム)で税込み375円で、全国の獺祭取扱店やウェブストアで販売している。

     旭酒造は「生産者を応援してもらいたい」と呼びかけている。
    https://www.yomiuri.co.jp/economy/20210130-OYT1T50142/

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    1. 安いコメで十分にまにあう「業務用」調理用米に、高級「酒米」を向けるというのは、極端な話、トウモロコシ(食用作物)でバイオ燃料をつくるようなものだなあ…

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  68. 米国で急に売れ出した日本酒「美田」、英語表記は…
    2021/02/01 11:52

     福岡県大刀洗町栄田の酒蔵「みいの寿」の純米酒「豊醸 美田びでん」が、米国で人気を呼んでいる。英語表記の「HOJO BIDEN」が、1月に就任したバイデン大統領の名前「Joe Biden」のつづりに似ているのが一因のようだ。(芦原夕奈)

    米国で人気の「豊醸 美田」

     美田シリーズの一つの「豊醸 美田」は、酸味があり、豊かな味わいなのが特徴。国内需要は東京などの飲食店が中心で、昨年4月は新型コロナウイルスの緊急事態宣言の影響を受け、売り上げが前年同月比75%減となった。

     一方、みいの寿は約10年前から米国向けに日本酒を輸出。このうち「豊醸 美田」の2019年の出荷量は360本だったが、大統領選を控えた昨年夏、東京の輸出会社から「急に売れ出した」と注文があり、同8月に360本、12月に480本を追加で出荷した。

     バイデン大統領の就任後も人気は続いており、2月にはさらに約500本を輸出する予定という。現地の消費者へのアピールを狙って、「BIDEN」と印字したラベルの作成も検討している。

     国内の需要は秋頃から冬にかけて戻りつつあったが、1月に緊急事態宣言が再発令され、再び厳しい状況が続いているという。井上宰継ただつぐ専務は「(米国も)コロナ禍で大変な中、輸出量が伸びてありがたい。肉料理とも相性が良く、米国でも好まれるのではないか。国内外問わず、たくさんの人に味わってほしい」と話す。

     720ミリ・リットル入り1400円、1800ミリ・リットル2800円(いずれも税別)。問い合わせは、みいの寿(0942・77・0019)へ。
    https://www.yomiuri.co.jp/national/20210201-OYT1T50007/

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  69. 立春 しぼりたての日本酒を出荷 コロナ影響で予約減 茨城 常総
    2021年2月3日 12時07分

    暦の上では春となる「立春」の3日、春の訪れを祝おうと、茨城県常総市の酒造会社では3日朝早く、しぼったばかりの日本酒が出荷されました。

    春の訪れをしぼりたての日本酒で祝ってもらおうと、全国の蔵元などでつくる団体「日本名門酒会」が毎年、立春の日にあわせて行う「立春朝搾り」にことしは全国44の蔵元が参加しました。

    このうち茨城県常総市の酒造会社では、年明けから仕込んでけさ、しぼり終えたばかりの新酒3200本が瓶詰されました。新酒は3日のうちに販売されます。

    酒造会社には、午前7時ごろから販売店の人たちが訪れ、新酒の瓶が入った箱を次々と車に積み込んでいました。

    酒造会社によりますと、ことしは新型コロナウイルスの影響で飲食店が営業時間を短縮していたり会食を控えるよう呼びかけられたりしていることなどから、販売店からの予約は例年に比べて2割ほど少ないということです。

    酒造会社「山中酒造店」の斉藤崇広域エリアマネージャーは「辛口のすっきりとしたおいしいお酒が出来上がりほっとしています。しぼったばかりの特別なお酒を楽しんでいただきたい」と話していました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210203/k10012846821000.html

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  70. [東日本大震災10年]大漁の祝い酒復活へ…「元気な古里見せたい」
    2021/02/01 15:00

    浪江町で日本酒の生産を始めた鈴木酒造店社長の鈴木大介さん(1日午前、福島県浪江町で)=伊藤紘二撮影

     東京電力福島第一原発事故で一時、全町避難を強いられた福島県浪江町で1日、10年ぶりに酒造りが再開された。避難先の山形県長井市で醸造を続ける「鈴木酒造店」が、浪江の米と水を地元で仕込んだ「オール浪江」の酒の復活を目指す。「みんなを元気づけ、古里に恩返ししたい」。社長兼杜氏とうじの鈴木大介さん(47)は、精米しながら語った。

     鈴木酒造店は、港町の浪江町請戸うけど地区で江戸後期に創業。代表銘柄の「磐城壽いわきことぶき」は大漁の祝い酒として親しまれている。

     2011年3月11日、東日本大震災の津波で請戸地区は壊滅。鈴木さんは約170年続いた酒蔵も、自宅も失った。さらに7キロ南の福島第一原発の事故で地区には避難指示が出された。

     山形へ避難する途中の福島県川俣町の体育館。底冷えするなか、肩を寄せ合った町民から言葉を掛けられた。「いつかまた、お前の酒を造ってくれ」。蔵も、味の決め手となる酵母もなかったが、「できない」とは言えなかった。

     途方に暮れていると、翌月、福島県内の研究施設に、検査用に預けていた酵母が残っていると連絡があった。「一刻も早く酒造りを再開し、帰還の足がかりにしたい」。浪江から110キロ離れた長井市で、廃業予定だった酒蔵を買い取り、震災8か月後に醸造を再開した。

     雪が多く、水質も風土も異なる長井で、かつての味の再現に挑戦してきた。技術を高めようと、山形の若手蔵元と交流、雪室貯蔵を取り入れるなどした。17年、請戸地区を含む一部地域で避難指示が解除されると、浪江の米と水を長井へ持ち込み、新銘柄「ランドマーク」を仕込んだ。

     さらに昨年、町が建設を進めていた「道の駅なみえ」に併設される酒蔵の運営会社の公募に手を挙げた。長井で酒造りを続けながら、古里でも再起を図ることにした。

     3月20日に全面開業する道の駅には、江戸時代から続く町の伝統工芸「大堀おおぼり相馬焼」の体験施設も整備される。請戸漁港で揚がった魚をつまみに、大堀相馬焼のおちょこで、磐城壽を飲んでもらう――。鈴木さんの夢は膨らむ。

     故郷での再開を決めたのは、もう一つ理由がある。県内外に避難した町民が訪れたとき、元気な浪江を見せたいからだ。避難が長期化し、浪江に戻らないと決めた人も多い。「再興した浪江を見れば、故郷を離れて暮らす人々も少しは報われるはずだ」
    https://www.yomiuri.co.jp/shinsai311/news/20210201-OYT1T50105/

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    1. dancyu2021年3月号
      https://presidentstore.jp/item/022103.html

      四つの蔵の、希望の物語

      震災から十年、人と人とを結ぶ復興の酒
      磐城壽 … 山形県長井市「鈴木酒造店」

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  71. ギョーザ購入額 浜松市が2年ぶりに日本一の座を奪還
    2021年2月5日 14時37分

    ご当地グルメ「浜松餃子」が有名な浜松市は、去年1年間の1世帯当たりのギョーザの購入額が3766円となり、ライバルの宇都宮市を73円上回って2年ぶりに日本一の座を奪還しました。

    これは、総務省が5日発表した都道府県庁の所在地と政令指定都市で行った家計調査の結果で明らかになりました。

    それによりますと、去年1年間の外食や冷凍食品を除くギョーザの1世帯当たりの購入額は、浜松市が3766円で、ライバルの宇都宮市(3693円)を73円の僅差で上回り、日本一となりました。

    浜松市は去年、宇都宮市に850円余りの差で敗れて2位となっていて、2年ぶりに日本一の座を奪還しました。

    市役所では5日朝、職員が集計結果を確認し、首位への返り咲きがわかると、歓声と拍手で沸いていました。

    今回は、上半期の集計で宮崎市が首位に立ち、新たなライバルが出現する中、浜松市は下半期で徐々に追い上げ、11月分で首位を奪ってその座を守り抜きました。

    浜松市の観光・シティプロモーション課の北嶋秀明課長は「上半期を見て『これはまずい』と思っていましたが、市民の皆さんが頑張ってくれました。コロナ禍で市内の飲食業は大変なので、明るい話題が提供できてよかったです」と話していました。

    そして、ライバルの宇都宮市と宮崎市に「今後も競いあいながら一緒にギョーザ文化を盛り上げていきましょう」とエールを送っていました。

    日本一奪還の浜松市 ドラッグストアでも販売

    ギョーザのまち、浜松市ではドラッグストアや自動車部品メーカー、産廃処理業者などさまざまな業種の企業がギョーザの販売に参入しています。

    このうち浜松市内に本社があるドラッグストアチェーン、「杏林堂薬局」は市内の店舗で、薬などを販売するスペースの奥にギョーザ売り場を設けています。
    ギョーザを焼く調理台を売り場近くに設置し、あえてギョーザを焼くにおいを店内に漂わせ、客を引き寄せようという作戦です。

    特に去年11月以降コロナ禍で需要が伸びている日用品や医薬品を買いに来た客の数が増え、ギョーザの去年11月以降の売り上げも前の年の同じ時期の1.8倍になっているということで、この店では増加した客の「ついで買い」が売り上げ増加につながっていると分析しています。

    杏林堂薬局姫街道店の伊藤祐店長代行は「男性客がおつまみとしてビールと一緒に買っています。コロナ禍で家での食事の機会が多くなり、非常に人気が高まっているという印象を受けます」と話しています。

    「ギョーザのまち」宇都宮市 連続日本一ならず

    「ギョーザのまち」として知られる宇都宮市の去年1年間の1世帯当たりのギョーザの購入額が浜松市に次いで2位となり、2年連続の日本一はなりませんでした。

    総務省の家計調査によりますと、去年1年間の外食や冷凍食品を除く1世帯当たりのギョーザの購入額は、浜松市が3766円でトップ、前の年にトップだった宇都宮市は73円差の3693円で2位となり、宇都宮市の2年連続の日本一はなりませんでした。

    宇都宮市役所では、職員たちが午前8時半からの総務省の発表を見守りましたが、日本一を逃したことが分かると「順位に一喜一憂しない」などと冷静に受け止めていました。

    宇都宮市は、平成22年まで15年連続で日本一の座を守っていましたが、ここ数年はご当地グルメとしてギョーザをPRしている浜松市とのトップ争いが続いているほか、去年の購入額では、3位の宮崎市に23円差に迫られる結果となりました。

    宇都宮市観光交流課の柿沼仁係長は「コロナの影響で観光は大きな打撃を受けたが、ギョーザを観光の柱にして宇都宮市を盛り上げていきたい」と話していました。

    また、市内のギョーザ店でつくる宇都宮餃子会の鈴木章弘事務局長は「栄養価が高く免疫力がつくギョーザを多くの人に食べてもらうため、他の地域と一緒に日本全体で盛り上げていきたい」と話していました。

    宇都宮市民「残念」

    2年連続の日本一を逃したことについて宇都宮市の中心部で聞きました。

    10代の女性は「宇都宮といえばギョーザなので1位から落ちたのは残念ですが、抜かれたことで上を目指せるようになったと前向きに考えたいと思います」と話していました。

    月に2、3回はギョーザを食べるという主婦は「静岡に住んでいる息子からギョーザで活気づいていると聞いていました。こちらでもこの前、家でギョーザを包んだばかりなので残念です。これからも食べて応援していきたいです」と話していました。

    また、週に1度はギョーザを食べるという70代の男性は「順位を気にすることはないと思いますが、やっぱり残念です。統計には外食で食べる餃子が含まれていませんが、外食を含めば宇都宮がトップだと思います。今は大変な時期ですが、ギョーザ店が早く活気づいてほしいです」と話していました。

    宮崎市は惜しくも3位

    去年上半期のギョーザの購入額が初めて1位になった宮崎市。

    5日発表された年間ランキングでは3位となりました。

    宮崎市は、総務省が毎年実施する都道府県の県庁所在地や政令指定都市を対象にした家計調査で、去年上半期のギョーザの購入額が宇都宮市や浜松市を抑えて初めて1位になり、年間王者獲得を目指してPRを行ってきました。

    注目の年間ランキングは「焼き餃子協会」の小野寺力代表理事が東京からリモートで発表し、宮崎市では市役所に関係者が集まり結果発表を待ちました。

    年間ランキングの結果は、1位は浜松市、2位が宇都宮市で「ギョーザ2強」がその実力を発揮し、宮崎市は惜しくも3位でした。

    ただ、購入額は、浜松市が3766円、宮崎市は3670円でその差はわずか96円でした。

    また、購入回数では宮崎市が全国1位を獲得したということです。

    小野寺代表理事は「全国的な知名度が上がれば宮崎市のギョーザはもっと盛り上がると思うのでこれからもがんばってください」とエールを送っていました。

    年間王者を目指してPR活動を続けてきた宮崎市ぎょうざ協議会の渡辺愛香会長は「3位という結果は少し残念ですが、浜松市、宇都宮市に迫れたことはうれしいです。ことしこそは年間1位を獲得できるようにこれからもPRに力をいれていきたいです」と話していました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210205/k10012851181000.html

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  72. 震災 福島 浪江町の酒造会社 10年ぶり ふるさとで新酒の仕込み
    2021年3月2日 18時07分

    東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所の事故で被災した福島県浪江町の酒造会社が2日、10年ぶりにふるさとに戻って新酒の仕込みを始めました。

    浪江町請戸地区で江戸時代から続く鈴木酒造は、津波で酒蔵が流されたうえ、原発事故によって避難することになったため、その後は、避難先の山形県長井市で、酒造りを続けてきました。

    浪江町での酒造り再開を目指してきた中、町内に去年8月にオープンした道の駅に新たにつくられた酒蔵を利用できることになり、2日、10年ぶりにふるさとに戻って新酒の仕込みを始めました。

    酒蔵では、杜氏(とうじ)らが、去年の秋に町内で収穫された酒米と井戸水を使って作業を進めていました。

    この酒造会社では、気候が異なる山形でも、奇跡的に津波の被害を免れた酵母をもとに酒の味を守り続けてきたということです。

    鈴木酒造の社長で杜氏の、鈴木大介さんは「ようやく浪江でコメをふかすことができてドキドキしています。作業をひとつひとつ積み重ねて、最高のお酒を造っていきたいです」と話していました。

    ことし5月には、最初の酒が完成する見込みだということです。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210302/k10012893791000.html

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  73. 「復興米」で酒造り奮闘…両親失った女性「大槌思うきっかけにして」
    2021/03/03 15:41 震災10年

     東日本大震災で岩手県大槌町で暮らしていた両親を失った新里佳子さん(52)が、震災を生き延びた稲から育った「大槌復興米」を使って、故郷への思いを込めた日本酒造りに取り組んでいる。「手に取った人たちが、震災のことや大槌のことを思うきっかけになってほしい」と願っている。

    「大槌復興米を使った酒で、被災地に思いをはせてもらえれば」と話す(岩手県遠野市で)

     大槌町出身の新里さんは震災時、隣接する遠野市で医師の夫と暮らしていた。両親は大槌町で地酒を豊富に取り扱う酒屋を営んでいたが、店は津波で全壊した。父・宏而こうじさん(当時74歳)は4か月後にDNA鑑定で身元が判明したものの、母・佳代子さん(同70歳)は今も行方不明のままだ。

     転機は2014年12月。夫の姉から突然、遠野市で200年以上続く酒蔵「上閉伊かみへい酒造」の経営を任されることになった。その2か月後には咽頭がんを患っていた夫が60歳で亡くなった。

     悲しみに暮れる間もなく、慣れない会社経営に右往左往していた頃、復興支援に取り組むNPO法人「遠野まごころネット」のスタッフから「大槌復興米でお酒を造りませんか」と持ちかけられた。大変な時期ではあったが、もともと「大槌のために何かしたい」という強い思いがあり、引き受けることにした。

     大槌復興米は、大槌町の菊池妙たえさん(80)が、自宅跡地で自生していた稲の株を見つけたことに由来する。それを遠野まごころネットが栽培し、今では市内の農家が毎年2トン以上を収穫するまでになった。

     新里さんは16年冬に日本酒の仕込みをはじめた。17年にできた酒は、すっきりとした飲み口に仕上がった。菊池さんの名前にちなみ、「たえの酒」と名付けた。

     菊池さんが新里さんの母・佳代子さんと中学の同級生だったことも分かり、菊池さんは「お酒には、佳代子さんの思いも詰まっているような気がする。ススキのように弱々しかった稲穂が、こんな形で広まっていくなんて」と感慨深そうに話す。

     その後も毎年、酒造りは続いたが、今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で酒の需要が激減し、仕込みは中断している。新里さんは「コロナが収束したら、また仕込みを始めたい。今はつらいけど、両親も夫も、私の背中を押してくれている」と前を向いている。
    https://www.yomiuri.co.jp/shinsai311/news/20210303-OYT1T50159/

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  74. コメ「食味ランキング」公表 全国53銘柄が最高の「特A」評価
    2021年3月4日 17時05分

    去年、生産されたコメの味などを審査する「食味ランキング」の結果が公表され、全国の53銘柄が最高の「特A」の評価を受けました。

    コメの食味ランキングは、農産物などの品質や安全性を評価している日本穀物検定協会が毎年、生産されたコメの味や香りなどを審査して5段階で評価しています。

    去年、生産された全国154銘柄のコメの評価が4日に公表され、全体のおよそ3分の1にあたる53銘柄が最高の「特A」と評価されました。

    前の年に比べて1銘柄減りましたが、3年連続で50以上の銘柄が「特A」となりました。

    このうち、北海道のゆめぴりかは10年連続、新潟県魚沼産のコシヒカリは3年連続の「特A」です。

    また、愛知県の三河中山間産の「ミネアサヒ」が愛知県として初めて特Aに選ばれるなど、前回一つ下の「A」や、その下の評価だった14銘柄が「特A」に昇格しました。

    一方、8年連続で「特A」だった秋田県県南産の「あきたこまち」のほか、宮城県の「ひとめぼれ」など15銘柄が「特A」から「A」になりました。

    日本穀物検定協会の井出道雄会長は「各県の努力で特Aが数年前に比べて飛躍的に増え、その傾向は続いている。個々の銘柄について見ると、特AとAの出入りが激しくなっていて、最近の気候変動の影響も考えられる」と話していました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210304/k10012897381000.html

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    1. 「あきたこまち」、9年ぶり最高評価の「特A」逃す…高温影響か
      2021/03/06 21:04

       一般財団法人・日本穀物検定協会が公表した2020年産米の食味ランキング(5段階評価)で、秋田県産の「あきたこまち」が11年産以来、9年ぶりに最高評価にあたる「特A」を逃した。

       県産米では「ひとめぼれ」(中央)が特Aを獲得した一方、あきたこまち(県北・中央・県南)と「ゆめおばこ」(県南)が2番目にあたるAだった。

       あきたこまち(県南)は19年産まで8年連続で特Aだった。前回、こまちが特Aを逃した際には県議会でも話題に上り、ブランド米「サキホコレ」開発の契機となった。

       県水田総合利用課は「8月下旬からの例年にない高温などが実の成熟に影響したのではないか。原因を解析し、必要な対策を考えたい」としている。

       同協会は毎年、全国各地のコメ銘柄を外観、香り、味などの6項目で評価し、ランク付けをしている。昨年産は産地銘柄別の154種類のうち53種類が特Aの評価を受けた。
      https://www.yomiuri.co.jp/economy/20210306-OYT1T50112/

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  75. 地酒を試飲、飛騨高山で飲み歩く…女子大学生も「甘くて飲みやすい」
    3/8(月) 12:39配信 読売新聞オンライン

     地酒を試飲しながら町歩きを楽しめる「飛騨高山・7蔵のん兵衛まつり」が、28日まで岐阜県高山市の「古い町並」などで開かれている。

    のん兵衛まつりで日本酒を試飲する観光客(高山市で)

     飛騨・高山観光コンベンション協会が昨年から始めたイベントで、今年は1月に予定されていたが、緊急事態宣言の発令で開催を先送りしていた。開催にあたり、消毒・検温や安全な試飲方法、音声ガイドマップ作成など、観光庁の「あたらしいツーリズム」に合わせて新型コロナ感染対策を徹底した。

     5日にオープニングセレモニーが同市上二之町の二木酒造前で行われ、同協会の堀泰則会長が「飛騨高山観光を持続可能な形で盛り上げたい」と述べて開会を宣言した。

     税込み3000円で「御酒飲帳」を購入すると、7蔵で各2種類の酒を試飲できる。エコバッグと記念杯が付いていて、7蔵すべてのスタンプを集めると、抽選で宿泊券や飛騨牛が当たる仕組み。

     蔵で試飲をした岐阜市の女子大学生(21)は、「お酒は甘くてすっきりしていて、女性にも飲みやすい。7蔵巡るのが楽しみ」と笑顔で話していた。
    https://news.yahoo.co.jp/articles/cb997a252314a439ac82c557dc9c26330d1b09c0

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  76. 1月の消費支出26万7760円、前年同月比6・1%減…外食の飲酒代は9割マイナス
    2021/03/09 12:37 新型コロナ

     総務省が9日発表した1月の家計調査によると、1世帯(2人以上)あたりの消費支出は26万7760円で、物価変動の影響を除いた実質で前年同月から6・1%減った。政府が2度目の緊急事態宣言を発令したことを受け、外食や旅行などで大きく落ち込み、減少幅は昨年12月(0・6%減)から拡大した。

     飲食店での時間短縮営業が広がり、外食の飲酒代は90・8%減と大幅なマイナスとなった。食事代は36・3%減った。

     パック旅行費も90・5%減となった。政府の観光支援策「Go To トラベル」事業が昨年末に全国一斉停止となったことが影響したとみられ、宿泊料は半分以下になった。

     年末年始の帰省が控えられ、お年玉をあげる機会が少なくなり、贈与金が28・4%減少した。

     一方、自宅で過ごす時間が増えたことで手軽に調理できる食品の需要が高まり、冷凍調理食品は27・8%増、パスタは27・4%増だった。
    https://www.yomiuri.co.jp/economy/20210309-OYT1T50103/

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  77. 「寒仕込み」11製造場が金賞 青森県産新酒鑑評会
    2021年3月11日 

    出品された新酒の味や香りを確かめる審査員

     青森県酒造組合は11日、県産清酒の2021年新酒鑑評会を青森市のアップルパレス青森で開いた。冬に仕込んだ「寒仕込み」の日本酒を審査し、吟醸酒の部で6製造場、純米酒の部で5製造場を金賞に選んだ。

     吟醸酒の部に14製造場が37点、純米酒の部に11製造場が22点出品した。仙台国税局の鑑定官や県産業技術センター弘前工業研究所の職員ら10人が、味や香りを審査した。

     審査員の村中文人・県酒造組合顧問は吟醸酒について「今年は冬が寒く、米から味を引き出すのに時間がかかっただろうが、その分上品な甘さと香りが出ていた」と評価した。

     金賞を受賞した製造場は次の通り。

     ▽吟醸酒の部 西田酒造店(青森市)桃川(おいらせ町)鳴海醸造店(黒石市)六花酒造(弘前市)三浦酒造(同)八戸酒類五戸工場(五戸町)
     ▽純米酒の部 西田酒造店、桃川、鳴海醸造店、三浦酒造、八戸酒類五戸工場
    https://www.toonippo.co.jp/articles/-/486183

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  78. ビールなどのアルコール量 グラム単位でも表示へ
    2021年3月15日 4時35分

    アルコールが健康に及ぼす影響に関心が高まる中、大手ビール各社は、缶ビールやチューハイなどにアルコールがどれぐらい含まれているかについて、これまでの「アルコール度数」に加えて、グラム単位で表示する取り組みを始めることになりました。アルコールの摂取量を明確にすることで、適正な飲酒を促すねらいがあります。

    このうちアサヒビールは、ビールやチューハイなどに含まれるアルコールの量を今月から順次、グラム単位でホームページ上に公開します。

    厚生労働省は、「節度ある適切な飲酒」としてアルコールの量を、1日平均で20グラム程度としています。

    これはアルコール度数が5%のビールやチューハイの500ミリリットル缶1本に相当しますが、割合による表示では摂取量が分かりにくいと指摘されていて、アルコールの量を明確にすることで消費者の適正な飲酒を促したいとしています。

    アサヒビールの松山一雄専務は「今後は、節度を持って自律的に酒と向き合う時代になる。酒を売る企業として、社会に貢献していきたい」と話しています。

    ビールメーカーでは、サントリーとサッポロも年内に同じような取り組みを始めるほか、キリンは2024年までに缶にアルコール量を表示する計画で、適正な飲酒を促すための表示の見直しが広がっています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210315/k10012915171000.html

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  79. 外食離れで過去最大の減産、コメ産地困惑…「離農進む」「ブランド米出るのに」
    2021/03/15 15:22

     新型コロナウイルスの影響で外食需要が減ったことから、農林水産省が示した2021年産米の適正生産量の減産幅が過去最大となった。21年は6・7万ヘクタールの作付け転換が必要となり、生産現場からは「離農が進む」「ブランド米のデビューが近いのに」といった困惑の声も聞かれる。農水省は輸出、加工用米などの生産拡大を推進する方針だ。

     21年産米の適正生産量は前年比約36万トン減の693万トン。野上農相は昨年末の談話で、21年度を環境整備に向けた正念場と位置づけた。

     新たなブランド米「サキホコレ」が22年秋にデビューする秋田県では、県農業再生協議会が21年産米の生産量の目安を前年比1万5000トン減の39万トンと決めた。生産調整が廃止され、協議会が目安を設けるようになった18年産以降で最少となった。JA秋田中央会の梅川東志郎営農農政担当部長は「米価の下落を防ぐため減産は仕方ない」とする一方、「小規模農家がやめるきっかけになる恐れもある」と懸念する。

     同協議会は米価下落に対応するため、JAなどと卸売業者との「事前契約」を推進し、加工用や飼料用への転換を働きかける方針だ。湯沢市の農業法人「相川ファーム」は巣ごもり需要のある米粉など加工用米に力を入れるといい、菅忠一郎社長は「需要に柔軟に対応していくしかない」と話す。

     新潟県は21年産の主食用米の生産目標を52万トンと決定。減産幅は12・7%と過去最大規模となった。20年の生産量に比べて7万5400トン減らす必要があり、県は「非常に厳しい数字だが、農家の所得を維持するために必要だ」とする。

     JA新潟中央会などは米粉用米への転換を推進し、県は昨年10月から、非主食用米に転換した農家に10アール当たり5000円を補助する支援策を始めた。県農産園芸課の神部淳課長は「米菓会社とも連携し、非主食用米の生産拡大を進めたい」と話した。

     富山県は21年産の主食用米の生産目標を前年比2・2%減の17万7632トンとした。減産分の多くは飼料用や加工用などの非主食米に転換する方針だが、ためらう農家もある。

     県農業法人協会の橋本喜洋会長は「行政には転作を促す支援策を期待したい。耕作放棄地を作らないことが大切だ」と強調する。

     農水省農産企画課の担当者は「非主食用米への転換のための交付金を充実させるほか、地方でキャラバンを行うなどして転作を呼びかけたい」としている。
    https://www.yomiuri.co.jp/economy/20210315-OYT1T50059/

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  80. 新潟 NEWS WEB
    県内40酒蔵が期間限定の日本酒 飲み比べイベント気分で
    03月23日 17時57分

    新型コロナウイルスの影響で、日本酒の飲み比べができる恒例のイベント、「にいがた酒の陣」が2年連続で中止となったことを受け、自宅などでイベントの気分を味わってもらおうと、酒蔵が期間限定で造った酒が販売されています。

    「にいがた酒の陣」は、県内およそ80の酒蔵が参加してさまざまな日本酒を飲み比べできるイベントで、例年3月に開催されていますがことしは新型コロナウイルスの影響で2年連続で中止となりました。
    こうした中、イベントの気分を少しでも味わってもらおうと、先月から県内のおよそ40の酒蔵が期間限定で造った酒を県内の販売店などで売り出しています。
    このうち、JR新潟駅にある日本酒の飲み比べができる販売店「ぽんしゅ館」では、ラベルに「酒の陣」とか「お次はみんなで乾杯しましょ」などと書かれた13種類の限定の酒が並べられているほか、毎年、「酒の陣」の会場で配布される「おちょこ」も販売されていて、訪れた人が買い求めていました。
    この店では、県外への贈答用や、外出自粛の影響で自宅で楽しむための高価格の酒が人気を集めているということです。
    粟島浦村から訪れた35歳の男性は「ふだん見ないお酒でデザインもきれいです。酒の陣が中止になって残念がってる地元の人たちに買って帰ります」と話していました。
    「ぽんしゅ館」の小林裕二さんは、「手に取りやすいお酒が多く並んでいて、週末には多く売れている。ご自宅で飲み比べを楽しんでほしい」と話していました。
    期間限定の酒は今月末まで販売しているということです。
    https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20210323/1030016247.html

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  81. 首都圏 NEWS WEB
    恒例イベント「酒の陣」中止 オンラインで地酒楽しむ催しに
    04月10日 18時01分

    新型コロナウイルスの影響で新潟県内の様々な日本酒を楽しむことができるイベントが中止になったことを受け、オンラインで日本酒を楽しもうというイベントが行われました。

    県内およそ80の蔵元の日本酒を飲み比べできる毎年恒例のイベント、「にいがた酒の陣」は、新型コロナウイルスの感染防止のため、2年連続で中止となりました。
    これを受けて、日本酒の愛好家などで作るグループが、自宅で新潟の地酒の魅力に触れてもらおうと「オンライン新潟SAKE祭り」を開催し、はじめに協力した26の蔵元が日本酒で乾杯しました。
    イベントではオンラインの酒蔵見学が行われ、蔵元が日本酒の造り方やこだわりを説明したり、おすすめの飲み方やおつまみなどを紹介したりしていました。
    また、オンラインでの利き酒体験も行われ、クラウドファンディングで開催に協力した人たちが、蔵元の解説を聞きながら、事前に贈られた5種類の日本酒を飲み比べて、「最高です」とか「味の濃いおつまみと合いますね」などといったコメントを寄せていました。
    この催しは11日も午前11時半から午後6時半までオンラインで開かれます。
    https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20210410/1000062856.html

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    1. 新潟 NEWS WEB
      「酒の陣」中止 オンラインで地酒楽しむ催し 新型コロナ影響
      04月10日 17時32分

      新型コロナウイルスの影響で新潟県内のさまざまな日本酒を楽しむことができる恒例のイベント「にいがた酒の陣」が中止になったことを受け、オンラインで日本酒を楽しもうというイベントが行われました。

      「にいがた酒の陣」は県内およそ80の蔵元の日本酒を飲み比べできる毎年恒例のイベントですが、新型コロナウイルスの感染防止のため、2年連続で中止となりました。
      これを受けて、日本酒の愛好家などで作るグループが新潟の地酒の魅力に自宅で触れてもらおうと「オンライン新潟SAKE祭り」を開催し、はじめに協力した26の蔵元が日本酒で乾杯しました。
      イベントではオンラインの酒蔵見学が行われ、蔵元が日本酒の造り方やこだわりを説明したり、おすすめの飲み方やおつまみなどを紹介したりしていました。
      また、オンラインでの利き酒体験も行われ、クラウドファンディングで開催に協力した人たちが、蔵元の解説を聞きながら事前に送られた5種類の日本酒を飲み比べ、「最高です」とか「味の濃いおつまみと合いますね」などとコメントを寄せていました。
      この催しは11日も午前11時半から午後6時半までオンラインで行われます。
      https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20210410/1030016450.html

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  82. 青森 NEWS WEB
    田酒・豊盃・陸奥八仙 ライバル3酒蔵が米交換した日本酒完成
    04月19日 14時32分

    新型コロナウイルスの影響を受ける中でも日本酒を楽しんでもらい地域を盛り上げようと、ライバル関係にある県内3つの酒蔵がそれぞれで使用している酒米を交換して酒造りを行い、19日、完成した酒が披露されました。

    青森市で「田酒」、弘前市で「豊盃」、八戸市で「陸奥八仙」を醸す3つの酒蔵は、この冬、それぞれの蔵が使用してきた3種類の酒米を交換して、初めての酒造りに取り組んできました。

    19日は、20日からの販売を前に、完成した酒を披露する発表会が、青森市で開かれ、それぞれの蔵の杜氏が苦労した点などを説明しました。

    このうち、「豊盃」を手がける三浦文仁さんは、「一発勝負なのでプレッシャーもあったが、わくわく感と緊張感を持って酒造りができた。普段飲まない酒との出会いも楽しんでほしい」と話していました。

    また、「陸奥八仙」を手がける駒井伸介さんは「新しい米を使うのは新鮮で刺激になり、楽しくやらせてもらった。酒に表現された米や蔵の違いを楽しんでほしい」と話していました。

    「田酒」を手がける安達香さんは「持てる力を出し尽くして米本来の味を比べられるおいしい酒になったと思う。青森の酒はおいしいんだということを全国の人にも県内の人にも知ってほしい」と話していました。

    「三ッ友恵」と名付けられたこの日本酒は、1つの酒米ごとに3本セットで税込み6600円で、20日から全国の店舗で販売が始まります。
    https://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/20210419/6080012188.html

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    1. 3本セット(6600円)を3回もやるのか…

      どこかの蔵のファン(熱烈信者客)は合計9本も買わせられるハメになるのか。

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    2. それぞれの蔵と付き合いある酒屋さんが抱き合わせ販売をやらせられるような格好になるんだな。

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    3. なかには1本づつバラして売るようなところも出てくるのかな?(笑)。

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    4. 酒米を融通、日本酒飲み比べセット完成
      2021年4月20日8:49更新 Web東奥

      新プロジェクト「三ッ友恵」で完成した日本酒をお披露目する三つの酒蔵の杜氏ら=19日、青森市

       西田酒造店(青森市)、三浦酒造(弘前市)、八戸酒造(八戸市)が、それぞれでほぼ独占的に使っている酒米を融通し合い、醸造した日本酒の飲み比べセットが完成し19日、青森市でお披露目された。3社が取り組む「三ッ友恵(みつどもえ)」プロジェクトで、20日から全国一斉発売される。

       3社は、現在は通常流通していない酒造好適米「レイメイ」「古城錦」「豊盃」をそれぞれ契約栽培で独自に作り続けている。他の蔵に渡ることがなかったものだが、「よその米を使ってみたい」という好奇心から3社による融通が実現。同じ酒米を使って、3社それぞれが醸造するプロジェクトを昨年スタートさせた。

       飲み比べセットは3種類。「レイメイ」セットが今月20日、「古城錦」セットは5月20日、「豊盃」セットは6月20日に県内外の酒販店(県内は24店舗)でそれぞれ約5千セット限定販売される。いずれも精米歩合55%の純米吟醸。価格は720ミリリットル3本入り6600円(税込み)。

       お披露目会では、三浦酒造杜氏(とうじ)の三浦文仁さんが「よその米を使った、失敗できない一発勝負だった。緊張感を持って酒造りができた」とPR。西田酒造店杜氏の安達香さんは「青森の酒はおいしいということを、県内の人はもちろん、全国の人にも知ってもらいたい」と語った。
      https://www.toonippo.co.jp/articles/-/505461

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  83. 京都 酒店 緊急事態宣言で飲食店から注文キャンセル相次ぐ
    2021年4月26日 19時24分

    緊急事態宣言を受け、京都市の酒店では飲食店からの注文のキャンセルが相次いでいて、支援の拡充を求める声があがっています。

    緊急事態宣言に伴う措置として、京都府は全域で、酒類を提供する飲食店に休業を要請しているほか、ホテルや結婚式場などにも酒類の提供を自粛するよう求めています。

    これを受け、京都市山科区にある酒店では、先週半ば以降、飲食店から注文のキャンセルが相次いでいるということです。

    この店では、新型コロナの影響の長期化で、昨年度の売り上げも前の年と比べて25%ほど落ち込んでいて、倉庫には酒の在庫が積み上がっていました。

    一方、国は飲食店の取引先の個人事業主には、最大で月10万円の支援金を支給するとしていますが、売り上げが去年かおととしと比較して、50%以上減少するなどの条件があり、この店では申請は厳しいとしています。
    油屋森本酒本店の森本博彦さんは「われわれのような小売店は、売値に対する利益は低く、売り上げが50%落ちれば店を閉めなければいけない状況です。この先が非常に不安で、行政には、一時金ではなく、飲食店のような継続的な支援をお願いしたい」と話しています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210426/k10012999171000.html

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  84. 福島 NEWS WEB
    全国新酒鑑評会 福島の酒が金賞受賞8回連続日本一
    05月21日 12時44分

    日本酒のできを競う「全国新酒鑑評会」の結果が21日発表され、特に優れた「金賞」に福島県から17点が選ばれ、長野県と並んで都道府県別の受賞数で日本一となりました。

    都道府県別の金賞受賞数が日本一となるのは、新型コロナウイルスの影響で金賞を決める審査が中止となった去年をはさみ8回連続です。

    「全国新酒鑑評会」は、広島県東広島市にある独立行政法人の酒類総合研究所が日本酒の製造技術と品質の向上のため明治時代から開いている唯一の全国規模の日本酒の鑑評会で、109回目の今年は821点が出品されました。

    先月から今月にかけて行われた審査の結果が21日午前10時に発表され、「入賞」には413点が、特に優れた「金賞」には207点が選ばれました。

    金賞のうち、福島県の酒はおととしより5点少ない17点で、都道府県別の受賞数で長野県と並んで最も多くなりました。

    福島県が金賞受賞数で日本一となるのは、新型コロナウイルスの影響で金賞を決める審査が中止となった去年をはさみ8回連続で、連続日本一の記録を更新しました。

    3位は、秋田県と新潟県の13点、5位は山形県の12点でした。

    東京電力福島第一原発の事故による風評払拭のけん引役となってきた日本酒の消費量が新型コロナウイルスの影響で大きく落ち込む中、史上初の8回連続日本一に福島県や業界の関係者の間では喜びの声が上がっています。

    県内の蔵元でつくる福島県酒造組合の福島市にある事務所では、午前10時の発表とともに職員たちがホームページに掲載された審査結果を確認し、都道府県別の金賞受賞数を集計しました。

    福島県が17点で、長野県と並んで全国で最も多くなり、史上初の8回連続日本一を達成したことがわかると、自然と拍手がわき起こりました。

    8連覇を伝えるテレビのニュース速報が流れると、事務所に関係者からのお祝いの電話が相次いでかかってきて、職員らは対応に追われながらも喜びをかみしめていました。

    県酒造組合の有賀義裕会長は「震災10年の年にうれしいお知らせができてほっとしている。日本酒王国・福島をますます全国にアピールしていきたい」と話していました。

    新型コロナウイルスの影響で、県内の酒蔵の多くで例年と比べて2割から3割ほど出荷量が減っているということで、福島県酒造組合は、今回の8連覇を追い風にオンラインでの販売促進などに力を入れていくことにしています。
    https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20210521/6050014568.html

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    1. 新酒鑑評会8連覇 17銘柄金賞 蔵元・ファン歓喜に酔う
      2021/05/22 05:00

      8連覇を記念するパネルの除幕式で、快挙を喜ぶ内堀知事(右)と県酒造組合の有賀会長(21日、県庁で)

       新酒の出来栄えを競う今年の「全国新酒鑑評会」の結果が21日発表され、県内の蔵元が出品した17銘柄が金賞を獲得、都道府県別の金賞数で日本一8連覇を達成した。新型コロナウイルスの感染拡大で打撃を受ける本県の日本酒業界にとっては明るい話題で、関係者や日本酒ファンらは喜びに酔いしれた。

       昨年の鑑評会はコロナ禍で金賞の選定が中止となったが、今年は例年通り開催。全国から821点が出品された。特に優れた「金賞」は207点あり、福島、長野両県がトップを分け合った。8連覇は連続日本一記録の更新で、県庁では同日午後、快挙を祝うパネルの除幕式が行われた。

       原発事故の風評払拭ふっしょくを先導してきた本県の日本酒が今年も高い評価を受け、県酒造組合の有賀義裕会長(67)は「日本酒王国福島を全国に発信できる良い機会になった」と喜んだ。内堀知事も「復興のトップランナーで、力と勇気を与えてくれた」とたたえた。

       例年は金賞を受賞した各蔵元が県庁に集まるが、今年はコロナ対策のため、除幕式会場とオンラインでつなぎ、喜びを分かち合った。

       名倉山酒造(会津若松市)は審査が中止となった昨年を除き、12回連続の金賞受賞で貫禄を見せた。松本和也専務(31)は「久々に明るい話題で良かった。飲食店の休業や時短営業で影響が出ているが、今回の受賞が自宅での消費につながってくれれば」と話した。

       千駒酒造(白河市)の「千駒大吟醸」は、菊地忠治さん(63)が杜氏とうじになってから4回目の挑戦で初の金賞。「受賞を起爆剤に、手に取ってくれる人が増えてほしい」と声を弾ませた。

       30年近く技術指導を行う県ハイテクプラザ会津若松技術支援センターの鈴木賢二副所長(59)は、今年度で定年を迎える。「有終の美を飾れてホッとした。(良い酒は人の和が生み出す)『和醸良酒』で、県全体の酒造技術が高く確立されてきた結果だ」と喜んだ。

       JR福島駅近くの県観光物産館では金賞受賞酒の販売が始まり、2本購入した福島市の佐藤丈夫さん(68)は「酒好きにとってはうれしい。大吟醸は普段飲まないけど、今日は家で楽しみたい」と話していた。

      今年金賞を受賞した17銘柄

      ▽金水晶・金水晶酒造店(福島市)

      ▽千駒大吟醸・千駒酒造(白河市)

      ▽寿々乃井・寿々乃井酒造店(天栄村)

      ▽廣戸川・松崎酒造(同)

      ▽あぶくま・玄葉本店(田村市)

      ▽東豊国・豊国酒造(古殿町)

      ▽奥の松・東日本酒造協業組合(二本松市)

      ▽花春・花春酒造(会津若松市)

      ▽名倉山・名倉山酒造(同)

      ▽玄宰・末廣酒造博士蔵(同)

      ▽会津吉の川・吉の川酒造店(喜多方市)

      ▽笹正宗・笹正宗酒造(同)

      ▽開当男山・渡部謙一(南会津町)

      ▽田島・会津酒造(同)

      ▽榮四郎・榮川酒造磐梯工場(磐梯町)

      ▽萬代芳・白井酒造店(会津美里町)

      ▽一生青春・曙酒造(会津坂下町)

      ※銘柄のほかは製造場と所在地 
      https://www.yomiuri.co.jp/local/fukushima/news/20210522-OYTNT50011/

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    2. 山形 NEWS WEB
      「全国新酒鑑評会」 山形県から12点の「金賞」 全国5位に
      05月21日 18時48分

      ことしの日本酒の出来栄えを競う「全国新酒鑑評会」の結果が21日発表され、特に優れた「金賞」に山形県から12点が選ばれ、都道府県別の受賞数で全国5位になりました。

      「全国新酒鑑評会」は、広島県東広島市にある独立行政法人の「酒類総合研究所」が日本酒の製造技術と品質の向上のため明治時代から開いている唯一の全国規模の日本酒の鑑評会で、109回目の今年は821点が出品されました。

      先月から今月にかけて行われた審査の結果が21日発表され、「入賞」には413点が、特に優れた「金賞」には207点が選ばれました。

      金賞のうち山形県の酒は、金賞を決める審査が行われたおととしより1点少ない12点でしたが、都道府県別の受賞数では、順位を1つ上げて全国5位になりました。

      山形県の酒が全国5位以内に入るのは平成29年に金賞15点で4位になって以来、4年ぶりです。

      1位は福島県と長野県の17点、3位は秋田県と新潟県の13点でした。

      山形県酒造組合の仲野益美会長は「今回は、最も新しい県産の酒米『雪女神』を使った酒が6つ金賞に選ばれたこともうれしく思う。今後も5位以内をキープしながらさらに上位を目指し、県全体の技術力を高めていきたい」と話しています。
      https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamagata/20210521/6020010338.html

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    3. 秋田 NEWS WEB
      「全国新酒鑑評会」 秋田県の13点が「金賞」 全国3位に
      05月21日 18時25分

      日本酒のできを競う「全国新酒鑑評会」の結果が21日発表されました。
      特に優れた「金賞」にことし秋田県からは13点が選ばれ、新潟県と並んで全国で3番目に多くなりました。

      「全国新酒鑑評会」は、広島県東広島市にある独立行政法人の酒類総合研究所が日本酒の製造技術と品質の向上のために毎年開催していますが、去年は、新型コロナウイルスの影響で金賞の選考が見送られました。

      ことしは、全国から821点が出品され、審査の結果が、21日発表されました。

      特に優れた「金賞」は全国で207点が受賞し、秋田県からは入賞した18点のうち13点が金賞に選ばれました。

      秋田県の金賞の受賞数は、都道府県別で見ると、17点の福島県と長野県に次いで、新潟県と並んで全国で3番目となりました。

      秋田市にある秋田酒類製造は、「本社蔵」と「御所野蔵」のいずれも市内にある2つの蔵で造った銘柄が金賞を受賞しました。

      会社によりますと、このうち「御所野蔵」の金賞受賞は新型コロナウイルスの影響で金賞の選考が行われなかった去年を除くと17回連続で、金賞受賞の連続記録としては全国で最も長いということです。

      秋田酒類製造の古木吉孝専務兼生産本部長は「去年は金賞の選考がなかったこともあり、新型コロナウイルスの感染が拡大しているこの時代に、1年の間をおいていつもの光景が戻ったことやまた金賞をとれたことに喜びをひしひしと感じる」と話していました。

      さらに「コロナ禍の厳しい状況や毎年、コメや気象条件が変化するなか、思いをつなげながら心折れずに酒造りと向き合ってきたことが大きい。今後も、毎日やってきたことを愚直に続け、お客さまの期待を裏切らない酒造りを続けていきたい」と話しました。

      秋田酒類製造の金賞を受賞した日本酒は、ことし10月に販売される予定です。
      https://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/20210521/6010010527.html

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    4. 東北 NEWS WEB
      全国新酒鑑評会 宮城は8酒が金賞
      05月21日 18時49分

      ことしの日本酒のできばえを競う全国新酒鑑評会の審査結果が、21日に発表され、宮城県では8点が金賞を受賞しました。

      全国新酒鑑評会は、独立行政法人の酒類総合研究所が酒造りの技術と品質の向上のため毎年行っていて、特に優秀な酒には「金賞」が贈られます。
      ことしの審査結果は21日に発表され、仙台市青葉区にある宮城県酒造組合の事務所では、技術指導を務める担当者がインターネット上で結果を確認していました。
      ことしの新酒鑑評会には、宮城県からは24点が出品され、このうち14点が入賞し、8点が金賞を受賞しました。
      このうち加美町にある「中勇酒造店」の「天上夢幻」は、新型コロナウイルスの影響で金賞の選考が見送られた去年を除くと13年連続、石巻市の「平孝酒造」の「日高見」は同じく6年連続の受賞となりました。
      一方、金賞の数は、新型コロナウイルスの影響で金賞の選考が見送られた去年を除くと、平成21年以来の少なさとなりました。
      これについて宮城県酒造組合は、感染防止対策で審査用の酒器に陶器ではなく小さなプラスチックのカップが使われるようになったため、酒のかおりが飛びやすく、コメの味がしっかり残る酒が評価される傾向にあることも影響したのではないかとしています。
      宮城県酒造組合の技術担当、伊藤謙治さんは「軽くすっきりした味が特徴の宮城の酒は、小さい器だとすぐに気が抜けたようになってしまう。自分たちらしさを失わず、コロナ禍での審査に対応できるあり方を見つけ、皆さんにおいしい酒を届けたい」と話していました。

      【金賞受賞した寒梅酒造は】
      今回、出品した酒が金賞を受賞した大崎市にある「寒梅酒造」からは、自社の水田で育てたコメを使った芳じゅんさや切れ味が評価されたのではないかと喜びの声が聞かれました。
      大崎市にある「寒梅酒造」の「宮寒梅」は、金賞の選考がなかった去年を除くと4年連続の金賞受賞となりました。
      「寒梅酒造」は東日本大震災で酒蔵が全壊し、新しい蔵で酒造りを再開して以降、県内の農家が作ったコメを使った「顔が見える酒造り」にこだわってきました。
      県内では低い気温の影響で固いコメが多くなることから、すっきりした味わいに仕上がりやすく、今回、受賞した酒は自社の水田で育てたコメだけを使っています。
      新型コロナウイルスの影響で酒の売り上げは全国的に落ち込んでいますが、「寒梅酒造」では経営への影響を抑えようと香港向けの輸出に力を入れているということです。
      「寒梅酒造」の製造責任者の岩崎健弥さんは、「コメの芳じゅんさや切れ味が評価されたのではないかと思います。酒造りの環境は常に変わっていきますが、ブレることなく、単体で飲んでも、宮城県の豊かな食と一緒でもおいしい酒をつくっていきたいと思います」と話していました。
      https://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20210521/6000014849.html

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  85. 【速報】令和2酒造年度(2020)全国新酒鑑評会の審査結果が発表されました!
    2021.05.21 SAKETIMES編集部
    https://jp.sake-times.com/special/news/sake_kanpyokai-r2by

    >2021年5月21日(金)に、「令和2酒造年度全国新酒鑑評会」の審査結果が発表されましたのでお伝えします。今回は821点の出品があり、その内413点が入賞。さらにその中で207点が金賞を受賞しました。(☆印が金賞酒です)

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  86. 山形 NEWS WEB
    「WAKAZE」米国にも進出へ 現地で酒の醸造目指す
    06月23日 07時46分

    フランスに設置した酒蔵で清酒を製造し、販売を行っている鶴岡市に本社を置く酒造会社が、年内にもアメリカに進出し、現地での酒の醸造を目指すことになりました。

    鶴岡市に本社を置く酒造会社「WAKAZE」は、おととし、フランス・パリの郊外に酒蔵を設置し、現地でとれたコメやワイン用の酵母を用いた清酒を醸造し販売しています。

    世界的な新型コロナウイルス感染拡大に伴い、フランス国内では外出禁止に伴う飲食店の営業禁止の措置などで、一時は売り上げがほぼゼロにまで落ち込みましたが、その後は、ネット販売に力を入れ、オンラインでの月の売り上げは、立ち上げ当初の60倍にまで伸びていました。

    こうした環境の中、さらなる販路の拡大につなげようと、アメリカでの現地生産と販売やイギリスやドイツ向けの販売強化を目的に、投資ファンドなど4社から3億3000万円の資金調達を行いました。

    WAKAZEでは今後、ことし中にもアメリカで現地法人を立ち上げ、来年から現地で醸造を始めることを目指すとしています。

    稲川琢磨社長は「今回の資金調達を通じて更に事業を拡大し、『日本酒がグローバルでワイン・ビールと並ぶカテゴリー』になるような世界を創っていきたい」と話しています。
    https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamagata/20210623/6020010668.html

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  87. 夢が羽ばたき過ぎて、ちょいキケンなかおりがしないでもなく…

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  88. 北海道で酒蔵 “新設ラッシュ” 背景に何が?
    2021年6月23日 16時32分

    いま、北海道で次々と日本酒の酒蔵が新設されています。その数は建設中も含めると年内に16か所となる予定で、過去5年でおよそ1.5倍に増加する見込みです。なかには、本州から移転してきたり、地域で数十年ぶりに設けられたりした酒蔵もあります。なぜ次々と増えているのでしょうか。
    (旭川局記者 山田裕規、函館局記者 西田理人)

    北海道へ蔵ごと引っ越し

    新設された酒蔵の1つは、北海道のほぼ中央に位置する東川町にあります。

    町がおよそ3億5000万円をかけて去年11月に建設しました。東川町は、大雪山系の雪どけ水を源流とする豊かな地下水を利用した稲作が盛んで、自慢のコメを生かした日本酒を特産品にできないかと考えたのです。地酒を生み出し、農業や商業、観光業などの活性化につなげようというねらいもありました。

    しかし、町に酒造会社はなく、酒造りのノウハウがありません。そこで、酒蔵の運営を担う民間事業者を公募。

    そこに手を挙げたのが、およそ1000キロ離れた岐阜県中津川市にある明治10年創業の酒造会社、三千櫻酒造でした。

    移転の背景に温暖化

    代々引き継いできた酒蔵をたたんで、職人ともども北海道に移り住むことに決めたのが、6代目社長の山田耕司さん(61)です。

    山田さんが移転を決断した理由の1つが「温暖化」です。酒造りは冬の寒さを利用して行いますが、近年、温暖化の影響もあって気温が高く、思うような酒造りができなくなってきていると感じていました。

    例えば、蒸した酒米にこうじや水を加えて発酵させる仕込み作業。これまで、蒸し上がった酒米は、早朝の冷たい空気で冷ましていましたが、最近は冷めにくくなっているといいます。

    酒米を十分に冷まさないまま酒造りを進めると、品質にも影響が出かねません。冷えるまで待つこともできますが、それでは手間がかかり、効率が落ちてしまいます。

    私たちが去年2月、中津川市の酒蔵を訪れた際、山田さんは「暖かいと非常に酒造りの作業が面倒になる。いい環境でお酒を造りたいというのが非常に大きかった」と北海道への移転を決断した理由を説明していました。

    酒米の質も…

    さらに、山田さんが心配していたのは、日本酒の原料となる酒米の品質の劣化です。

    本州では近年、高温によってコメが白く濁り、崩れやすくなったり粘りが強くなったりする現象が起きています。こうした酒米は「乳白米」と呼ばれ、酒造りには適しません。暑さによる酒米への影響は、20年ほど前から酒米の一大産地として知られる兵庫県などで見られるようになったということです。

    また、見た目は問題なくても高温障害にあった米は、仕込みの際、成分が分解されにくく、できあがる酒の量が通常より減ってしまうということです。

    日本酒に詳しい酒類総合研究所の奥田将生さんは、「酒造会社から、『コメが消化(分解)されにくい。どうしたらいいのか』という声が寄せられている。酒としてできあがる量が減り、コスト面で不利になっていくので悩むのだろう」と話していました。

    地元の農家も協力

    今回、新たな酒蔵が設けられた東川町は年間の平均気温は6.5℃。岐阜県中津川市よりも7℃低く、厳しい冬の気候は酒造りに最適です。

    また、北海道といえば「ゆめぴりか」など食用のブランド米が知られるようになっていますが、酒米についても地元の冷涼な気候にあう「彗星」や「きたしずく」といった新品種の開発を進めてきました。

    東川町内ではできたばかりの酒蔵の酒造りを後押ししようと、5軒の農家が新たに酒米の栽培を始め、去年は合わせて20トン余りを提供しました。

    ことしは作付け面積を拡大し、生産量も増える見込みです。

    酒造りに試行錯誤も

    東川町に酒蔵ごと移転してきた酒造会社の山田さんですが、新天地での酒造りには試行錯誤もありました。

    その1つが、仕込みに使う東川町の地下水の特性です。

    東川町の水は、中津川市の水より硬度が高く、発酵のスピードをはやめるミネラルを多く含んでいるため、思うような味に仕上がらない懸念があったのです。

    そこで、酒の元になる「もろみ」が入った醸造タンクの周りに冷水ジャケットと呼ばれる特別な冷却装置を巻くなどして、発酵がゆっくり進むよう低い温度での管理を徹底しました。

    コロナ禍でも売れ行き伸ばす

    こうして完成した東川町の地酒は、岐阜時代から続く伝統の銘柄はそのままに、北海道の素材を生かした酒となりました。現在は連日、出荷作業に追われています。

    ことし、すでに一升瓶にして1万本以上が出荷され、コロナ禍でも売れ行きを伸ばしています。

    山田さんは、「北海道と岐阜県では、土地の水や、土地の条件が違うので、良い酒を目指して切り替えないといけない。来シーズンはもっといいものができると思います」と意気込んでいました。

    本州の酒蔵を引き継ぐ

    一方、本州にあった酒造会社を引き継ぐ形で、新たに日本酒造りを始めた人もいます。

    新たに誕生した酒蔵の代表の冨原節子さん(70)です。

    冨原さんは北海道南部の七飯町で100年ほど続く酒店を営んでいますが、各地で醸される地酒に魅せられ、利き酒師として地酒の販売にも力を入れてきました。

    過去には酒蔵で酒造りを学んだ経験もあり、いずれは、北海道南部の地元にこだわった地酒をつくりたいと願ってきたといいます。

    冨原節子さん
    「その土地の料理と地酒が出てきて、そうすればやっぱり味わいの楽しみ方が違いますよね。郷土の宝になります。できたらここで地域の魅力になる日本酒の醸造をなんとかできないだろうかと思っていました」

    しかし、酒の好みの多様化やアルコール離れによって、日本酒の消費量は全国的に減少が続き、平成30年度にはピーク時に比べて3分の1以下に落ち込みました。

    需要の低迷などから新たな酒造免許の発行も原則、認められず、新規参入は難しいとされてきました。

    そうした中、目をつけたのが日本酒の酒造免許を持つ酒蔵を引き継ぐことでした。

    冨原さんは知り合いの酒蔵のつてをたどり、後継者不足などを理由に休眠していた岡山県の酒造会社と交渉。酒蔵を移転する形で引き継ぎ、新たな銘柄を立ち上げました。

    引き継ぎには数年かかりましたが、ことし2月、実に道南では35年ぶりの日本酒の醸造にこぎ着けました。

    新たな酒蔵に招いたのは、北海道内で指折りの杜氏・東谷浩樹さんです。

    全国レベルの鑑評会で「金賞」を3回受賞した実績があります。日本酒の味わいの鍵となる米や水を地元産にこだわった原料に、東谷さんもこれまで培ってきた技術を注ぎ込みます。

    杜氏 東谷浩樹さん
    「ワイン用語でもあるテロワールというその土地の気候や風土を酒造りに生かす、環境を含めてお酒を醸す、それを味と香りで表現する地酒をつくるというのをずっとやりたかったので、非常に楽しみです。熱い思いを込めて、うま味のある、味のあるお酒を造って多くの地域の方々に届けたいです」

    そして迎えたことし4月の初しぼり。

    念願の地酒の味わいに冨原さんも少し緊張した面持ちでした。

    しぼった酒を口にした冨原節子さんは、「もう感動でことばになりません。口に含んだらビリっと。“蔵元しっかりせえよ”と言われたような気がしましてね」と涙をぬぐっていました。

    コクがある中でもすっきりとした味わいで、北海道が誇る海鮮などの食材を引き立てるような地酒ができあがりました。

    醸された日本酒の名は「郷宝(ごっほう)」。
    ふるさとの宝になるようにと名付けられました。

    待望の地酒に期待の地元

    こうしてできあがった地酒に地元の期待も高まっています。初回の仕込みタンク醸造の限定分でクラウドファンディングを募ったところ、目標額を超える2300万円余りが集まりました。

    また、一般の販売開始から1か月ほどで売り切れる商品もありました。地元の飲食店も熱い視線を送っています。

    仕入れた飲食店の経営会社 高野信子代表
    「『これが地元のお酒です』と自信を持っておすすめできるものができたので、道南の食材とともにセットで味わえるよう提供できるのは強みです。まずは地元の人に飲んでいただいて、その良さが広がっていけばいいです」

    可能性秘める北海道の日本酒

    北海道の酒造会社が造る商品の中には、道外や海外の観光客から人気のあった高品質の日本酒もあり、新型コロナの影響で苦しい状況が続いています。北海道酒造組合によりますと、北海道では、消費される日本酒のうち、道内で製造されたものはわずか2割にとどまっています。

    裏を返せば、北海道ブランドの日本酒の需要はまだまだ伸びる可能性を秘めているといえ、道外や海外に打って出るチャンスがあります。

    酒蔵の“新設ラッシュ”を迎えている北海道の日本酒。

    今後一層、熱気を帯びそうです。

    旭川放送局記者
    山田裕規
    平成18年入局
    経済部を経て2回目の旭川局で行政や地域経済など幅広く取材

    函館局記者
    西田 理人
    平成29年入局
    長崎局を経て現職
    行政や農林水産分野など担当
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210623/k10013098431000.html

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  89. 山北地区名産 天然の岩ガキ漁が最盛期 濃厚な味わい 新潟 村上
    2021年6月24日 21時28分

    新潟県村上市の山北地区名産の天然の岩ガキ漁が最盛期を迎えていて、漁協が運営する店では、訪れた客がとれたての岩ガキをおいしそうに味わっていました。

    村上市の山北地区で水揚げされる天然の岩ガキは、山形県境の朝日連峰から流れるミネラルを含んだ水で育ち、濃厚な味わいが特徴です。

    その岩ガキ漁が最盛期を迎えていて24日は、朝から地元の漁師たちが深いところで13メートルほどある岩場で、カキをとっては水面に浮かべたかごに入れていました。

    漁師たちは港に戻ると、カキに付いているフジツボや海草などを取り除き、出荷に向けて大きさごとに選別していました。

    また、漁協が運営する店では、とれたてのカキが生で食べられるように販売されていて、訪れた客がおいしそうに味わっていました。

    新潟漁業協同組合山北支所の渡辺英也さんは「ことしのカキは実入りもよく、これからもっとおいしくなります。ぜひ、食べに来てください」と話していました。

    山北地区の岩ガキ漁は8月いっぱいまで続くということです。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210624/k10013102671000.html

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  90. 山形の赤ワイン国内初金賞 英国の酒類コンテスト
    7/2(金) 6:21配信 共同通信

    IWSCで金賞を受賞した高畠ワイナリー「2017高畠アルケイディアセレクトハーベスト」

     山形県高畠町の「高畠ワイナリー」が生産した赤ワインがこのほど、英国の世界的な酒類コンテストの一つ「インターナショナル・ワイン・アンド・スピリッツ・コンペティション(IWSC)」ワイン部門で、赤ワインとして国内初の金賞を受賞した。関係者は「世界基準で高評価を得られた」と喜んでいる。

     「2017高畠アルケイディアセレクトハーベスト」は、国内最高得点の96点を獲得した。世界中から出品された4千以上の銘柄中、金賞は148銘柄で、うち日本産は3銘柄のみの「狭き門」。他の二つは国産ブドウを使用した白ワインだった。

     750ミリリットルで5500円。3日から発売する。

    https://news.yahoo.co.jp/articles/0c0444212809dc419344f0f026441fbd33ee4c31

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  91. 秋田 NEWS WEB
    日本酒の消費拡大を 県内蔵元が統一ラベルで日本酒を販売
    07月01日 18時14分

    新型コロナウイルスの影響で落ち込んでいる日本酒の消費拡大を図ろうと、秋田県内31の蔵元が統一のラベルで日本酒を販売する取り組みがことしも行われることになり、ラベルのデザインなどが発表されました。

    この取り組みは、新型コロナウイルスの影響で飲食店が休業するなどして、秋田県内の日本酒の蔵元が多くの在庫を抱えるなか、消費の拡大につなげようと県酒造協同組合が去年に続いて企画しました。

    31の蔵元が参加していて、統一されたデザインのラベルで日本酒を販売します。

    きょうは県庁で記者会見が開かれ、会場には同じデザインのラベルが貼られた四合瓶が並べられました。

    瓶には、上の方に「美酒王国秋田」の文字が、下にはそれぞれの蔵元の名前が書かれたスタイリッシュなデザインのラベルが貼られていて、少しずつ色が異なっていることから、瓶を並べるときれいなグラデーションとなります。

    去年は予約の開始直後から申し込みが殺到し、半日でインターネットでの予約の上限に達したということです。

    ことしは3本、6本、12本と全31本の4種類のセットが用意され、3日から県内の53の酒店で先行予約を、インターネットでは来月1日から予約を受け付けます。

    秋田県酒造協同組合の齋藤雅人理事長は「新型コロナウイルスの影響が長引いていて、蔵元は苦しい状態が続いている。企画が消費回復のきっかけになればと思っている」と話していました。
    https://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/20210701/6010010946.html

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  92. 空き瓶18本で日本酒と交換…酒造会社、再利用促進へ独自の取り組み
    2021/07/18 19:22

    新メンバー制度のカードと、空き瓶と交換出来る「特別純米 北の稲穂」(旭川市で)

     北海道内の酒蔵の空き瓶18本と、日本酒4号瓶1本を交換します――。旭川市の酒造会社「男山」は再利用できる「リターナブル瓶(リユース瓶)」の活用を促進しようと、独自の取り組みを始めた。循環型社会への貢献や企業イメージ向上へ日本酒ファンに協力を呼びかける試みで、旭川市も注目している。

     男山が始めたのは「みんなのマイボトル メンバー制度」。リユースできるのは、一升瓶なら下部の「丸正マーク」、4号瓶(720ミリ・リットル)は上部の「Rマーク」が目印。他社の酒瓶もOKだが、割れや欠けがあるなど再利用に向かない場合は対象外。

     同社敷地にある「男山酒造り資料舘」に直接持ち込むと、最初にメンバーズカードが渡され、以降、ポイントが付与される。道内の酒蔵の瓶はサイズにかかわらず1本2ポイント、道外は1ポイントで、36ポイントたまると男山の「御免酒」「特別純米 北の稲穂」など4号瓶3種のうちの1本と交換出来る。6日の制度開始から約100本持ち込まれ、3人が4号瓶を手にした。

     同社が一升瓶で販売する年約26万本の9割は、市内の業者から仕入れた回収瓶を使っている。再利用前に自社で洗浄するため、最終的なコストは新品の瓶と大差ないという。メンバー制度で新たに回収する瓶も、洗浄などの手間は同じだ。

     同社の山崎 五良ごろう 取締役(36)は、「本来、リユース出来るのに消費者が捨てていたものを、気軽に持ち込める受け皿を作りたかった」と話している。

            ◇

     旭川市は毎週水曜日に、各家庭から出る空き瓶・缶ごみを回収しており、毎回80~90トンに達するが、再利用される瓶類は2020年度で約52トン。廃品回収などを入れても計約116トンにとどまるという。同社の取り組みに市環境部廃棄物政策課は、「民間の力で少しでも再利用が広がればありがたい」と歓迎している。
    https://www.yomiuri.co.jp/economy/20210716-OYT1T50150/

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  93. 高知 梅雨明けの晴天の中 「早場米」収穫始まる
    2021年7月20日 4時32分

    高知県南国市で夏に収穫される「早場米」の収穫が始まり、19日は梅雨明けの晴天の中、黄金色の稲穂が刈り取られました。

    南国市は、温暖な気候を生かして夏場に収穫期を迎える早場米の栽培が盛んで、高知県内有数の産地です。

    毎年、この時期に多くの農家が収穫を行っていて、武市竜人さんの30ヘクタールほどの田んぼでは、3月中旬に植えた早場米の収穫が始まりました。

    19日は、収穫時期が特に早い極早生品種の「南国そだち」の収穫が行われ、梅雨明けの強い日ざしが照りつける中、武市さんは、コンバインに乗って次々に稲穂を刈り取っていました。

    武市さんによりますと、ことしは梅雨入りが早く、日照不足で生育が遅れたため、収穫量は例年と比べて少ないということですが、新米特有の香りが楽しめる仕上がりになっているということです。

    武市さんは「ことしは曇りがちな天気が多かったので心配していましたが、無事に収穫を始めることができうれしく思います。高知で育った早場米を全国の人たちに食べてもらいたいです」と話していました。

    武市さんの田んぼでは、ことし9月ごろまで収穫が行われ、高知県内をはじめ、全国に出荷されるということです。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210720/k10013148451000.html

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  94. 秋に収穫されるコメの作付面積 去年より大幅に減少の見通し
    2021年7月29日 13時46分

    新型コロナの影響による外食需要の落ち込みなどもあってコメ余りが深刻になっていますが、農林水産省はことし秋に収穫されるコメの作付面積が前年実績より大幅に減って、最大で6万5000ヘクタール減少する見通しであると発表しました。生産量が減ることでコメの価格の大きな値下がりにはならない見通しです。

    農林水産省は29日、コメの需給見通しなどに関する審議会を開きました。

    この中で、都道府県からの報告をもとにまとめた、ことし秋に収穫される主食用のコメの作付面積の見通しを発表しました。

    それによりますと全国の作付面積は前年実績より最大で6万5000ヘクタール、率にして5%近くと大幅に減って130万ヘクタール程度になる見通しだということです。

    これによって生産量は減り、694万トンとなる見込みです。

    比較可能な平成16年以降で初めて700万トンを下回ることになり、価格の大きな値下がりにはならない見通しです。

    都道府県別に見ると、新潟県や北海道、秋田県、茨城県など生産量が多い地域を中心に、12の道と県では作付面積が5%以上減る見通しとなっています。

    主食用のコメをめぐっては、去年から新型コロナの感染拡大の影響で外食需要が落ち込んでいることなどからコメ余りが深刻になっています。

    農林水産省は対応策として主食用のコメを家畜の餌などに転換する農家への支援を強化してきました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210729/k10013167401000.html

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  95. 青森 NEWS WEB
    夏に貯蔵の日本酒“秋あがり”の鑑評会 青森
    09月08日 13時51分

    青森県内の酒蔵で仕込まれた日本酒の出来栄えを評価する鑑評会が青森市で開かれ、夏場の貯蔵を経てまろやかな味わいとなった「秋あがり」と呼ばれるお酒の審査が行われました。

    青森県の日本酒の鑑評会は、毎年、春と秋の2回、県酒造組合が実施していて、今回は新型コロナウイルスの感染対策として審査の時間を短縮して青森市内のホテルで行われました。

    出品されたのは、県内の12の酒蔵でことし2月までに仕込まれ、夏の間、貯蔵して熟成された「秋あがり」と呼ばれるお酒あわせて67点です。

    酒蔵の杜氏など10人の審査員は、カップに取り分けた日本酒を口に含むなどして、熟成によってまろやかな味わいとなったお酒の出来栄えを確かめていました。

    審査員を務めた県酒造組合元顧問の村中文人さんは「品質がとてもよい状態になっている。日本酒に合う食事も参考に、自分の好みを見つけて味を楽しんでほしい」と話していました。

    審査の結果は、8日午後、発表されます。
    https://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/20210908/6080013660.html

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    1. 知事賞に西田酒造/青森県酒造組合が清酒鑑評会
      2021年9月8日18:42更新 東奥日報

       青森県酒造組合(稲本修明会長)は8日、青森市のアップルパレス青森で県産清酒鑑評会を開いた。吟醸酒、純米酒の部合わせて12製造場が67点を出品。審査の結果、吟醸酒の部、純米酒の部ともに西田酒造店(青森市)が最高賞の県知事賞を受賞した。

       仙台国税局や県産業技術センター職員ら10人が審査し、味と香りの調和を重視して評価した。村中文人(やすひと)審査員は「審査は減点法になるが、なかなか欠点が見つからず苦労した。特に吟醸酒は、熟させながらもフレッシュさを保つという非常に難しい部分をうまくまとめているところに高い点数を付けさせてもらった」と話した。

       西田酒造店は、県産米だけで醸造した日本酒のうち最も評価が高い「県産業技術センター理事長賞」にも選ばれた。

       同組合は春に新酒、秋は清酒の鑑評会を開催している。今回出品された酒は、昨年11~2月ごろに「寒仕込み」され、1~3月ごろに搾り、熱処理して、夏場の貯蔵期間を経たもの。

       新型コロナウイルス感染対策のため、鑑評会は例年より出品数を減らし、審査の時間短縮を図るなどして行われた。
      https://www.toonippo.co.jp/articles/-/662976

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    2. 青森 NEWS WEB
      夏に貯蔵の日本酒“秋あがり”の鑑評会 青森
      09月08日 17時55分

      青森県内の酒蔵で仕込まれた日本酒の出来栄えを評価する鑑評会が青森市で開かれ、夏場の貯蔵を経てまろやかな味わいとなった「秋あがり」と呼ばれるお酒の審査が行われました。

      青森県の日本酒の鑑評会は、毎年、春と秋の2回県酒造組合が実施していて、今回は新型コロナウイルスの感染対策として審査の時間を短縮して青森市内のホテルで行われました。

      出品されたのは県内の12の酒蔵でことし2月までに仕込まれ、夏の間、貯蔵して熟成された「秋あがり」と呼ばれるお酒あわせて67点です。

      酒蔵の杜氏など10人の審査員は、カップに取り分けた日本酒を口に含むなどして、熟成によってまろやかな味わいとなったお酒の出来栄えを確かめていました。

      審査員を務めた県酒造組合の元顧問の村中文人さんは「品質がとてもよい状態になっている。日本酒に合う食事も参考に、自分の好みを見つけて味を楽しんでほしい」と話していました。

      審査の結果、最優秀にあたる県知事賞には、いずれも青森市の西田酒造店が手がけた吟醸酒の「金冠喜久泉」と純米酒の「田酒」が選ばれました。
      https://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/20210908/6080013660.html

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  96. 有数のブランド米 魚沼産コシヒカリの収穫始まる 新潟
    2021年9月7日 16時43分

    全国有数のブランド米、魚沼産コシヒカリの収穫が、米どころの新潟県魚沼市で始まりました。

    魚沼産コシヒカリの収穫は今月に入って始まっていて、魚沼市の関隆さんの田んぼでもつややかに実ったコシヒカリの稲刈りが、7日朝からコンバインで行われました。

    関さんによりますと、ここ数年は7月から8月に気温があがり、コメの粒が小さくなるなどしましたが、ことしはコメの品質はいいということです。

    JAはコシヒカリを出荷する県内の農家に前金として「仮渡し金」を支払っていますが、需要が高い魚沼産コシヒカリについては去年と同額となりました。

    一方、一般のコシヒカリや岩船産のコシヒカリについては豊作でコメが余ったことなどで、60キロ当たりの「仮渡し金」が1800円減額されるなど影響が出ています。

    関さんは「春の田植えから準備して収穫を迎えることができてうれしいです。魚沼産コシヒカリの仮渡し金は据え置きで安心しましたが、ほかの産地の金額が下がった影響で来年減額されないか心配です」と話していました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210907/k10013248411000.html

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  97. 仏のソムリエなど審査の日本酒コンクール 東京の酒が最優秀賞
    2021年9月21日 9時04分

    フランスで活躍するシェフやソムリエが審査する日本酒コンクールがパリで開かれ、最優秀賞に東京の酒造会社の純米大吟醸が選ばれました。

    このコンクールは、フランスで広く親しまれるようになった日本食に合わせて、日本酒の魅力も知ってもらおうと、毎年開かれているものです。

    5回目となったことしは、これまでで最も多い312の酒蔵から960銘柄が出品され、フランスのホテルやレストランで活躍するシェフやソムリエたち72人が審査を行い、その結果が20日、発表されました。

    最優秀賞に選ばれたのは東京の小澤酒造の純米大吟醸で、オンラインで参加した小澤幹夫社長が「東京は都会のイメージが強いと思うが、自然が豊かな場所もある。お酒を飲んで東京の新たな一面を感じてほしい」と喜びの声を伝えていました。

    本格焼酎・泡盛部門 鹿児島の芋焼酎が最優秀賞
    また、ことし初めて設けられた本格焼酎・泡盛の部門では、164銘柄の中から、鹿児島の知覧醸造の芋焼酎が最優秀賞に選ばれました。

    日本からフランスへの日本酒の輸出額は年々増え、新型コロナウイルスの感染が拡大した去年は減ったものの、おととしの輸出額は5年前のおよそ2倍となりました。

    コンクールの審査委員長でソムリエのグザビエ・チュイザ氏は「日本からの出品は年々増え、その品質はすばらしいものばかりだ。あと5年すれば、レストランだけでなくフランスの一般家庭でも日本酒が飲まれるようになるだろう」と話していました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210921/k10013269111000.html

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  98. 大学生が造った日本酒が完成 北海道 帯広畜産大
    2021年9月21日 13時04分

    全国で唯一、大学に酒蔵がある北海道の帯広畜産大学で、学生が酒蔵の杜氏(とうじ)から指導を受けながら造った日本酒が完成し、21日、お披露目されました。

    帯広畜産大学では、上川町の酒造会社が去年、酒蔵「碧雲蔵」を開設し、日本酒造りを行っています。

    大学内に酒蔵があるのは全国でも唯一で、大学ではことしから、学生たちが酒造りについて学ぶため、杜氏の指導を受けながら日本酒造りに取り組んでいます。

    完成した日本酒は「碧雲」と名付けられ、21日は、学生が瓶にラベルを貼る作業を行ったあと、関係者にお披露目されました。

    完成した日本酒はすっきりとした味わいが特徴で、日本酒が苦手な人も飲みやすいということです。

    酒造りを行った4年生の高山美月さんは「大学生が造ったお酒なので、若い世代が日本酒に興味を持つきっかけになってほしいです」と話していました。

    総杜氏の川端慎治さんは「これからも教育と酒造りを連携させていきたいです」と話していました。

    学生が造った日本酒は、来月上旬から大学の生活協同組合で販売される予定です。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210921/k10013269701000.html

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    1. 大学生協で「日本酒」売るの流行ってんのかな?

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  99. コメが大学農場で生産されて、蔵元に仕込んでもらったものならば…

    「日本酒 弘前大学」
    https://www.google.co.jp/search?q=%E6%97%A5%E6%9C%AC%E9%85%92+%E5%BC%98%E5%89%8D%E5%A4%A7%E5%AD%A6

    たしか、「豊盃」ブランドで有名な三浦酒造製とか。

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  100. 初の登録無形文化財に「書道」と「伝統的酒造り」
    2021年10月15日 18時15分

    担い手不足や感染拡大の影響が懸念される無形の文化財を保護していこうと新たに設けられた「登録無形文化財」に、「書道」と「伝統的酒造り」の2件が初めて登録されることになりました。

    「登録無形文化財」は、生活文化や芸能、工芸技術などを幅広く保護していくため、文化財保護法の改正によりことし新設された制度で、重要無形文化財に指定されていない文化財のうち、特に保存や活用が必要なものが対象となります。

    15日は文化庁の文化審議会が、初めての登録無形文化財として「書道」と「伝統的酒造り」の2件を末松文部科学大臣に答申しました。

    このうち「書道」については、高度に美的な表現を創出してきたとしたうえで、江戸時代には伝統的な書法が広く受け入れられたとして、生活文化における歴史的な意義とともに芸術的な価値が高いと評価しています。
    日本書道文化協会の副会長で書家の高木聖雨さんは「これを機に日本の書道が盛んになってくれたらこれ以上の喜びはない。ユネスコの無形文化遺産登録が最終目標なので、今後も継承や発展を続けていきたい」と話していました。
    「伝統的酒造り」については、造り手の経験の蓄積によって築き上げられた手作業のわざを指すとしていて、明治以降に機械化や大規模化が進んだあとも現在まで受け継がれ、味や香りなどに関する多様な表現を行っており、歴史上の意義があるとしています。

    無形の文化財をめぐっては、担い手不足に加え新型コロナウイルスによる活動の減少などの影響が懸念されていて、新たな制度に登録されると国から保存や公開に必要な経費が補助されます。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211015/k10013308951000.html

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  101. 関東信越 187の酒蔵が出品 ことし仕込まれた日本酒の鑑評会
    2021年11月4日 19時14分

    関東信越の6つの県の酒蔵で、ことし仕込まれた日本酒の出来栄えを評価する鑑評会の表彰式が4日、さいたま市の関東信越国税局で行われました。

    この鑑評会は酒造りの技術の向上を図ろうと、茨城、栃木、群馬、埼玉、新潟、それに長野の6つの県を管轄する関東信越国税局が毎年行っているものです。
    ことしは6つの県の187の酒蔵から合わせて389点が出品されました。

    審査の結果、前橋市の「清※りょう」、長野県松本市の「アルプス正宗」、群馬県高崎市の「大盃」の3つの銘柄が最優秀賞に選ばれました。

    その後、関係者が参加して出品した酒の利き酒がおこなわれ、出来栄えなどについて意見を交わしていました。

    関東信越国税局によりますと、ことしは新型コロナウイルスの影響で消費量が少なくなり、生産計画も変わって例年より出品数は少なくなったものの優れた品質のものが多かったということです。

    最優秀賞を受賞した松本市の酒造会社の村瀬大一郎社長は「コロナの影響を受け社員も意気消沈していましたが、この受賞が社員に勇気を与え、前を向けるのではないかと思います」と話していました。

    ※りょうは左が口で右が「瞭」の右側
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211104/k10013334901000.html

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  102. 気候変動で霜害・大雨、欧州産ワインが不作…「この50年で最も厳しい年」
    2021/11/07 21:58

     【パリ=山田真也】フランスやスペインなど欧州の主要なワイン生産国の今年の生産量が、霜害や大雨など気候の変調がブドウの生育に影響したため、大幅に減少する見通しとなった。国際ブドウ・ワイン機構(OIV=本部・パリ)は、ワイン生産が世界的な気候変動の問題に直面しているとの認識を示している。

     OIVが4日に発表した今年の生産量見通しによると、ワインの主要生産国28か国の生産量は約250億リットルにとどまり、2000年以降では、ブドウが記録的な不作だった17年に次ぐ低水準となるとみられている。

     世界のワイン生産量の45%、欧州連合(EU)で約8割を占めるフランス、スペイン、イタリアの生産の落ち込みが著しい。特にフランスは、ブルゴーニュ、シャンパーニュなどの主要産地が、春の季節外れの寒さによる霜害や夏の大雨、ひょう、病害などの被害を受けた。フランス全体の生産量は20年比27%減の34億2000万リットルと推定され、イタリアに次ぐ2位だった世界ランキングでスペインに抜かれる可能性が高い。

     シャンパンの産地シャンパーニュの生産団体で事務局長を務めるダビッド・シャティヨン氏は、深刻な不作の今年について「この50年で最も厳しい年だろう」と語った。出荷量については「収穫量が多かった年の分を備蓄しているので問題はない」との見通しを示した。

     一方、南半球の南アフリカ、オーストラリアなどは天候に恵まれたため、生産は好調だ。OIVのパウ・ロカ事務局長はオンラインの記者会見で、フランスなどでの生産量減少が世界的なワイン供給に影響するかどうかは「まだ評価できない」との考えを示した。その上で、世界的な気候変動にワイン生産も「適応していかなければならない」と強調した。
    https://www.yomiuri.co.jp/economy/20211107-OYT1T50142/

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    1. たまたまの「天候不順」が、なななんと、「気候変動(地球温暖化)」の所為にされてしまうのか…

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  103. 福島 NEWS WEB
    「東北清酒鑑評会」 吟醸酒と純米酒で県内蔵元の酒が最優秀賞
    11月11日 14時25分

    東北6県でつくられた日本酒の出来栄えを審査する「東北清酒鑑評会」で、吟醸酒・純米酒それぞれの部で、福島県内の蔵元で作られた酒が最優秀賞に選ばれました。

    「東北清酒鑑評会」は、仙台国税局が毎年行っていて、ことしは東北6県の144の蔵元から、272点が出品されました。

    香りや味などを基準に審査された結果、吟醸酒の部で、二本松市の檜物屋酒造店の酒が、純米酒の部で南会津町の国権酒造の酒が、それぞれ最優秀賞に選ばれました。

    県内の蔵元の酒が最優秀賞に選ばれたのは、吟醸酒の部が7年ぶり、純米酒の部が3年ぶりで、同時受賞も7年ぶりです。

    さらに、最優秀賞などを含む優等賞の数も県内からは吟醸酒で15点、純米酒が12点といずれも東北6県で最も多くなりました。

    福島税務署の担当者は「ことしは吟醸酒では華やかな香りとなめらかでふくらみのある味わいが調和した酒が、純米酒では個性豊かで味わいのある酒がそろった」と話しています。
    https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20211111/6050016329.html

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    1. 山形 NEWS WEB
      「東北清酒鑑評会」河北町の酒蔵が吟醸酒で評価員特別賞受賞
      11月11日 14時18分

      東北で作られた日本酒の出来栄えを競うことしの鑑評会で、河北町の酒蔵が、吟醸酒の部で、最優秀賞に次ぐ評価員特別賞を受賞しました。

      「東北清酒鑑評会」は東北地方の日本酒の製造技術や品質の向上を目的に仙台国税局が毎年開いていてことしは、東北6県から吟醸酒の部に145点、純米酒の部に127点が出品されました。

      審査の結果、吟醸酒の部で、河北町の和田酒造がつくった「あら玉月山丸」が、最優秀賞に次ぐ評価員特別賞を受賞しました。

      11日は酒蔵で表彰式が行われ、和田茂樹専務が仙台国税局の担当者から表彰状を受け取りました。

      この酒蔵によりますと、今回受賞したお酒はフルーティな香りと上品な甘みが特徴で、ことしのものは香りと味のバランスが例年よりも特に優れているということです。

      和田酒造では9日、長年酒蔵を引っ張ってきた和田多聞社長が亡くなったばかりで、茂樹専務は「社長は生前、東北の鑑評会は特にレベルが高いとしきりに話していて、受賞の連絡を受けてとても喜んでいた。これからも、社員一丸となっていいお酒を作っていくので、見守っていてくださいと伝えたいです」と話していました。

      受賞した酒は、今月下旬をメドに、河北町内や山形市内の酒販店で、限定販売される予定だということです。
      https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamagata/20211111/6020011953.html

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  104. 大吟醸「黄金の穂」販売 三浦酒造 酒米生産者へ思いこめ
    2021/11/13 05:00

    12日から販売が始まった純米大吟醸「豊盃 黄金の穂」

     「豊盃」の銘柄で知られる弘前市の三浦酒造が12日、新商品の純米大吟醸「黄金の穂」の販売を始めた。酒米の生産者との長い交流から生まれた特別な一本で、今月の東北清酒鑑評会では吟醸の部と純米の部で優等賞(金賞)をダブルで受賞した。

     原料は良質の酒米「山田錦」で、山田錦づくりの名人と呼ばれた兵庫県西脇市の岸本修三さんが栽培した原料米だけを使った。岸本さんは、2002年から三浦酒造の蔵人らと交流を重ねてきたという。

     しかし、岸本さんは昨年秋の稲刈りを終えた後、86歳で急死した。最後に収穫した山田錦を精米歩合39%まで磨きこみ、蔵人たちが思いを込めて醸造した結果、すっきりしていて、まろやかで味わい豊かな酒に仕上がったという。三浦酒造は、岸本さんの命日である11月12日に合わせて発売準備を進めてきた。

     箱の内側には、黄金色に輝く稲穂と、岸本さんが生前話していた「語録」を印刷した。三浦剛史社長は「私たちの蔵にとって忘れられない酒になった。今後も飲む人に喜んでもらえるおいしい酒を造り続けていきたい」と話している。

     「黄金の穂」は、2000本限定で、720ミリ・リットル入り、税込み1万1000円。同社の直売所と全国の豊盃特約店で取り扱う。
    https://www.yomiuri.co.jp/local/aomori/news/20211112-OYTNT50142/

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  105. 秋田名産「いぶりがっこ」ピンチ、農家4割「続けられない」…作業場改修に100万円
    2022/01/15 23:05

     大根漬けをいぶした秋田名産「いぶりがっこ」が、ピンチに陥っている。きっかけは昨年6月に施行された、漬物販売に保健所の許可が必要になる改正食品衛生法。秋田では農作業小屋や台所で製造する農家が多く、許可を得るには作業場などを改修しなければならないためだ。「漬物作りをやめる人が増えるのでは」と生産農家らに動揺が広がっている。

    いぶりがっこの漬かり具合を確認する女性。改修しないと、この小屋で製造作業ができなくなる(秋田県横手市で)

     「いよいよ引退の潮時か」――。約20年前から農作業小屋でいぶりがっこを製造してきた横手市山内土渕の農業の女性(73)は、ため息をついた。

     改正法では、漬物製造者は水道設備を手洗い用と製造用に分けたり、住居と作業場を切り離したりするなどして、保健所の営業許可を得なければならない。

     女性の農作業小屋の改修見積もりは約100万円。「大金を掛けてまで続けられない」と嘆く。
    https://www.yomiuri.co.jp/economy/20220115-OYT1T50144/

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    1.  いぶりがっこの一大産地の横手市では、漬物生産者の平均年齢が70歳を超え、そのほとんどに後継者がいない。市いぶりがっこ活性化協議会の佐藤健一会長(65)は「この機に引退を考える農家は多い。担い手不足が一気に加速する」と危機感をあらわにする。県が昨年7~9月、県内の漬物生産者約300人に実施した意向調査では「漬物作りを継続できない」との声が約4割に上った。

       野沢菜漬けの長野県や奈良漬の奈良県など、漬物産地がある自治体の多くは条例による届け出制などをとっていて、法改正による大きな混乱は伝えられていない。一方、秋田県は「漬物の食中毒は把握していない」などとして、条例による規制などはなかった。

       生産現場は対応に追われている。大館市の農産物直売所は共同作業場の新設を検討する。県は改修費や助成金の交付を目指す。横手市も独自の助成金を支給し、農家の相談窓口を設ける。同市食農推進課の担当者は「秋田の漬物文化を何としても守っていきたい」と力を込める。
      https://www.yomiuri.co.jp/economy/20220115-OYT1T50144/2/

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  106. 「まん防」で苦境拍車も懸命に前へ/弘前の蔵元
    2022/2/3 木曜日 陸奥新報

     長引くコロナ禍で全国的に酒類の消費量が減少し、各地の酒造メーカーが苦境に立つ。そこに追い打ちを掛けるように、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」が猛威を振るい感染が急拡大し、本県では弘前市を対象区域に「まん延防止等重点措置」が適用された。繁華街は休業する飲食店が目立ち、酒の消費低迷に拍車が掛かる。影響を受けている地元の日本酒醸造元は「明るい材料はない」と先行きを不安視しながらも、懸命に前を向く。

     「じょっぱり」の銘柄で知られる六花酒造(弘前市向外瀬)の北村裕志代表取締役社長は、収束の見通しの立たないコロナ禍に「会社の改革も同時に考えていかなければならない」と危機感を募らせる。

     コロナ感染の「第1波」で全国に緊急事態宣言が発令された2020年4月、弘前さくらまつりが中止された。まつり時期は同社にとって酒類の需要が最も高い12月に匹敵する書き入れ時だが、中止の影響で出荷量は例年の7割も減少。以降、コロナ禍に振り回され、出荷量は伸び悩む。

     コロナ下でなくとも、日本酒の消費量は減少傾向にある。「当社は300年の歴史を持つ。ここを踏ん張り、のれんを継承したい」と必死に前を向く。国内消費がしぼむ中、海外での日本食ブームを背景に、コロナ前まで日本酒の輸出量が伸びていた。同社も輸出に取り組んでおり、「世界には市場がある。未来がすべて暗いわけではない。会社さえ持続すれば良い時代が来る」と自らに言い聞かせた。
    http://www.mutusinpou.co.jp/news/2022/02/68954.html

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  107. 立春 早朝しぼりたての日本酒を出荷 新潟 柏崎
    2022年2月4日 11時57分

    立春の4日、新潟県柏崎市の酒造会社では、春の訪れをしぼりたての新酒を飲んで祝ってもらおうと、早朝にしぼった日本酒を瓶に詰めて出荷する作業が行われました。

    これは、立春の日の朝に絞った新酒をその日のうちに味わってもらおうと、全国の酒造会社や地酒の販売店などで作る団体が毎年行っているもので、ことしは全国43の蔵元が参加しました。

    このうち、平成19年の新潟県中越沖地震で被災した柏崎市の「原酒造」はその翌年から参加していて、4日は、未明から作業を始め、瓶詰された日本酒に専用の機械を使って次々と「立春朝搾り」と書かれたラベルを貼っていました。
    しぼりたての酒は、爽やかな香りときりっとした後味が特徴だということで、地元の神社の神職が飲む人の無病息災などを願い、おはらいをしました。

    4日1日で1升瓶と720ミリリットルの瓶合わせて4500本ほどが出荷され、完全予約制で、4日中に届けられるということです。

    原吉隆社長は「中越沖地震の翌年から参加し続けことしで15回目となり感慨深く、支えてくださった方に感謝しています。新型コロナウイルスの影響が続いているが、日本酒を飲んで元気になってほしい」と話していました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220204/k10013466331000.html

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  108. にいがた酒の陣、3年連続で中止へ
    県酒造組合 感染「第6波」を懸念
    2021/11/1 21:30(最終更新: 2022/1/30 12:41) 新潟日報

    2日間で14万人が来場した2019年の「にいがた酒の陣」=新潟市中央区

     新潟県酒造組合は1日、新潟市で例年3月に開催していた国内最大級の日本酒飲み比べイベント「にいがた酒の陣」の開催を来春も見送ると発表した。新型コロナウイルスの国内感染状況は落ちついてきたが、「第6波」への不安が拭い切れないとして3年連続の中止を決めた。

     酒の陣は、県内80以上の酒造会社が参加する試飲イベント。近年は2日間で14万人以上が来場し、海外を含む県外客が半数近くを占める全国イベントに成長していたが、新型ウイルスの影響で2020、21年と中止に追い込まれた。

     県酒造組合などでつくる「にいがた酒の陣実行委員会」は、国内の感染は収まりつつあるが、大勢の入り込みが予想されるほか、海外で感染が再拡大するなど不透明な部分もあることから、5カ月後の開催は困難と判断した。

     実行委の齋藤俊太郎委員長(麒麟山酒造社長)は「各酒蔵によるPRの場にもなっているだけに非常に残念。大勢でお酒を飲むのが難しい中、業界を挙げてイベントの新たな在り方を検討したい」と述べた。
    https://www.niigata-nippo.co.jp/articles/-/12497

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  109. 新潟市 ラーメンにかけた外食費用で初の日本一に
    2022年2月14日 18時48分

    去年1年間、ラーメンにかけた外食費用で新潟市が9年連続の日本一を目指した山形市を抑えて初めて日本一となりました。

    総務省は全国の県庁所在地と政令指定都市を対象に行った、去年1年間の家計調査の結果を今月8日、発表しました。

    この中のラーメンなど「中華そば」にかけた外食費用で、おととしまで3年連続2位だった新潟市は1世帯当たり1万3734円となり、9年連続の日本一を目指した山形市を300円上回って初の日本一となりました。

    初の日本一について新潟市東区のラーメン店を訪れた男性は「小さいころからラーメンを食べていました。新潟にはたくさんのおいしいラーメン店があるので、日本一になったと思います」と話していました。

    ラーメン店を経営する藤野尚志さんは「山形市が8年連続で守ってきた1位の座を奪えてうれしいです。新潟市はいろんな種類のラーメンがあることと、子どもやおじいさんおばあさんが一緒にラーメンを食べる姿も多く見るので、ラーメンが日常的に根づいているのかなと思います」と話していました。

    山形市 9年連続 日本一逃す

    山形市はこれまで8年連続日本一でしたが、去年は1万3434円と新潟市を300円下回って2位となり、9年連続の日本一を逃しました。

    山形市は出前も含めて1世帯当たり1万3434円で、おととしより777円増えましたが、ライバルの新潟市は、おととしより2356円増えて1万3734円と、山形市を300円上回って初の日本一となり、山形市は9年連続の日本一を逃しました。

    山形市内のラーメン店の荒井藤子マネージャーは「山形は夏には冷たいラーメンがあり年間を通してラーメンを消費する県ですし、人口当たりの店舗数も多いのですごく期待していました。来年、1位を奪還するため皆さんにさらに店に足を運んでいただけるよう頑張っていきたい」と話していました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220214/k10013483811000.html

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    1. 新潟 NEWS WEB
      「ラーメン日本一」に初めて新潟市 V9かかった山形市を破る
      02月14日 18時15分

      北京オリンピックでは連日、熱い戦いが繰り広げられていますが、新潟市と山形市との間ではもうひとつ、静かな戦いが行われていました。
      それは、「ラーメン日本一」の座をめぐる戦いです。
      去年1年間、ラーメンにかけた外食費用、どちらの街のほうが多かったのか、今回、新潟市が、V9のかかった山形市をやぶり、初めて日本一となりました。

      今月8日に総務省が発表した、去年1年間の家計調査によりますと、ラーメンなど「中華そば」にかけた外食費用は新潟市が1世帯あたり1万3734円と、初めて日本一となりました。
      新潟市は2018年からおととしまで3年連続で2位。
      8年連続で日本一だった王者・山形市を今回、300円上回ったのです。
      これについて新潟駅前で話を聞くと、70代の男性は、「1位はちょっと驚きで、びっくりという感じです」と話していました。
      また、20代の男性は、「多い時には週に5回ぐらいラーメンを食べに行きます。とりあえず、おなかがすいたら、選択肢にまずラーメンみたいな感じです」と話していました。
      一方、山形市では、首位奪還を期待する声が聞かれました。
      山形市内の大学に通う女子学生は、「山形がずっと1位だったので、新潟のイメージはなく、びっくりしました」と話していました。
      山形市白山にあるラーメン店の荒井藤子マネージャーは、「山形は夏には冷たいラーメンがあり、年間を通してラーメンを消費する県ですし、人口あたりの店舗数も多いのですごく期待していました。来年、1位を奪還するため皆さんにさらに店に足を運んでいただけるよう頑張っていきたい」と話していました。
      そして、14日、新潟市東区にあるラーメン店では、正午ごろから昼休みの会社員や家族連れなどが次々と訪れ、ラーメンを味わう姿が見られました。
      65歳の男性は「小さいころからラーメンを食べていました。新潟にはたくさんのおいしいラーメン店があるので日本一になったと思います」と話していました。
      このラーメン店を経営する藤野尚志さんは「山形市が8年連続で守ってきた1位の座を奪えてうれしいです。新潟市にはいろんな種類のラーメンがあることと、子どもやおじいさん、おばあさんが一緒にラーメンを食べる姿も多く見るので、ラーメンを食べるのが日常に根づいているのかなと思います」と話していました。
      https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20220214/1030020133.html

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    2. 山形 NEWS WEB
      山形市 ラーメンの外食費用 9年連続の日本一を逃す
      02月14日 12時56分

      ラーメンにかける外食費用でこれまで8年連続日本一の山形市。
      去年1年間では新潟市に次ぐ2位となり、9年連続の日本一を逃しました。

      総務省は、全国の県庁所在地と政令指定都市を対象に行った去年1年間の家計調査の結果を今月8日発表しました。

      それによりますと、ラーメンなどの「中華そば」で、去年1年間にかけた外食費用は、山形市は出前も含めて1世帯あたり1万3434円で、おととしより777円増えました。

      これに対しライバルの新潟市はおととしより2356円増えて1万3734円。

      山形市を300円上回り、初の日本一となり山形市は9年連続の日本一を逃しました。
      https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamagata/20220214/6020012984.html

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    3. 山形県内のイメージで行くと、庄内地方(酒田市鶴岡市など)のほうが、山形市を含む内陸地方よりも数段ラーメン食いの感じがする…

      おそらく県単位だと山形県がラーメン食い日本一じゃないかなあと思う。

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  110. 山形 NEWS WEB
    摩耶山の湧き水で栽培した米使った限定新酒が完成 鶴岡市
    02月18日 17時24分

    鶴岡市にある「摩耶山」の湧き水で栽培した酒米を使って造られた限定の新酒が、ことしも完成しました。

    この新酒は、鶴岡市温海地区にある「摩耶山」の湧き水で栽培されたお米「はえぬき」を酒米として使って醸造された、限定の日本酒です。

    地元の酒販店などが新たな特産品として16年前から毎年販売していて、18日は新酒を醸造した蔵元から酒販店へのお披露目会が開かれました。

    会場では蔵元の担当者がリモートであいさつし、「ことしは正月明けから氷点下の気温が続いたため、きれいな空気の中で仕込みができた。雑味がない、シュワっとした味わいに仕上がっている」と報告しました。

    そして、参加者たちは静かに試飲をしながら、ことしの新酒の出来を確かめていました。

    参加した酒販店の男性は「しぼりたて特有の風味で、のどごしがよく、とてもおいしい。ぜひ家飲みを楽しんでほしい」と話していました。

    この新酒は20日から鶴岡市温海地区の16の酒販店で販売され、ネットや電話での注文も受けつけているということです。
    https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamagata/20220218/6020013034.html

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    1. 「摩耶山 東北銘醸」
      https://search.yahoo.co.jp/search?p=%E6%91%A9%E8%80%B6%E5%B1%B1%20%E6%9D%B1%E5%8C%97%E9%8A%98%E9%86%B8&ei=UTF-8

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  111. 「飲酒の習慣消える」蔵元苦境 日本酒、コロナ禍で冷え込む需要 青森県内
    2/24(木) 8:49配信 Web東奥

    日本酒の仕込み作業。新酒が出回る時期だが、長引くコロナ禍で酒蔵も厳しい状況が続く=鯵ケ沢町、2020年12月

     長引く新型コロナウイルス禍の影響で日本酒の売り上げが全国的に落ち込み、青森県内の蔵元も苦境にあえいでいる。飲食店から客足が遠ざかり、出荷量は減少。家庭で酒を楽しむ「家飲み」需要の取り込みを模索する一方、このままでは左党はおろか「飲み会」の習慣すら消えてしまうのでは-と頭を悩ませている。

     「弘前市だけでなく、周辺地域にも飲食の自粛ムードが広がった。新酒が出回る時期の直撃だけに痛い」。「安東水軍」を主力銘柄とする尾崎酒造(鯵ケ沢町)の尾崎大社長は、弘前市で1月に「まん延防止等重点措置」が適用された後、出荷が3、4割ほど減ったとあって、やりきれなさをにじませた。

     尾崎社長は「コロナ禍で飲み会の機会も減り、新社会人など若者から飲酒の習慣が遠ざかっていかないだろうか」と懸念する。「今年一年はコロナ禍や物価高の影響もあり、経済が回らず、見通しは厳しいのでは」と推測。ラベルのデザインを工夫した新商品開発などを視野に「ヤリイカなど西海岸の旬の食材とともに、出来たての新酒を味わって」と呼び掛ける。

     その重点措置が適用されている弘前市。「豊盃」の銘柄で全国的に知られる三浦酒造も、新型コロナ前と比べて売り上げが2~3割減った。三浦文仁(ふみのり)専務は「飲食店が相次いで休業したことで一升瓶の需要が落ちた。今の主力は720ミリリットル(四合瓶)」と説明。また「家飲みだと、家族の目が厳しくて多く飲めないというのもある」と語る。

     尾崎社長と同様、三浦専務も、コロナ前から若者が会社の飲み会などに参加しない傾向が強まっていたのが気掛かり。「飲み会が死語になってしまうのかと心配。お酒を囲んだ、明るく楽しい時間がよみがえるのを期待しています」

     県内向けの出荷が全体の8割を占める、「菊駒」でおなじみの菊駒酒造(五戸町)では、全体の出荷量はコロナ禍前と比べて7割ほど。他社と同様、飲食店や宴会場向けの消費の落ち込みが大きいといい、三浦弘文社長は「家飲みの商品を強化しないといけない。コロナ禍が収束したら、お客さまにはぜひ飲食店に足を運んでもらいたい」と話す。

     「陸奥八仙」で知られる八戸酒造(八戸市)も売り上げが約1~2割の減。出荷全体の4割は県内向けだが、県内外いずれも落ち込んでいる。「飲食店で扱う定番の一升瓶が月でいくと半分以下に減った。四合瓶の新商品などでカバーしている」と駒井秀介(ひでゆき)専務。

     一方で家飲みでは、缶酎ハイが中心に飲まれているとし、コロナ初期に比べても日本酒を飲むという意識は薄れてきたと感じる。

     重点措置が弘前市以外に適用されないことに「飲食業界に対する支援もなく、飲食店は耐えなければならない状況」と懸念。3回目のワクチン接種に触れ、「3月いっぱいでコロナが落ち着いて、生活が少しずつ戻っていくと見込んでいる。花見の時期に向けて、策を考えている」と、春の需要に望みをつないでいる。
    https://news.yahoo.co.jp/articles/4ec24ae67bf34e65331284afad5991340ef82fa3

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  112. 「伝統的な酒造り」 ユネスコの無形文化遺産に提案へ 文化庁
    2022年2月26日 6時12分

    文化庁は日本酒や焼酎、泡盛といった日本の「伝統的な酒造り」をユネスコの無形文化遺産に提案することを決めました。

    文化庁の文化審議会の部会は25日、造り手の経験の蓄積によって築き上げられた手作業のわざを指す、「伝統的酒造り」をユネスコの無形文化遺産に提案することを決めました。

    この中では、500年以上前に原型が確立した「伝統的酒造り」は、日本各地の風土に応じて発展し自然や気候に関する知識や経験と深く結び付きながら、現在まで伝承されているとしています。

    政府の正式な決定を経て、来月中にも提案書を提出する方針ですが、日本は登録件数が多いことなどからユネスコの審査は2年に一度のペースになっていて、実際に審議されるのは再来年の11月ごろになる見通しです。

    ユネスコの無形文化遺産には日本からは22件が登録されており、去年は盆踊りなどお囃子に合わせて踊る「風流踊」が再提案されています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220226/k10013502101000.html

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