2024年3月8日

体のさまざまな組織になるiPS細胞から作った心臓の筋肉の細胞を…

( 読売社説「人iPS細胞、開発12年。基礎研究段階は脱しつつある」 の続き)

「知りながら害をなすな」(ヒポクラテス)

2024年3月8日 9時03分 NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240308/k10014382611000.html

2/28(水) 19:05配信 神戸新聞NEXT
https://news.yahoo.co.jp/articles/6bb7749f72e918b47a43b63d74a1add2de514ea2

12/23(土) 1:08配信 時事通信
https://news.yahoo.co.jp/articles/de3c299a332a9c97332d49e32d3d5665010c2420

2023年5月3日 4時28分 NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230503/k10014056161000.html

2023年2月18日 5時25分 NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230218/k10013984071000.html

2023年2月14日 17時59分 NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230214/k10013980451000.html

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220504/k10013611081000.html

https://www.yomiuri.co.jp/local/kansai/news/20210812-OYO1T50004/

あと15年で、「iPS細胞」を応用した「再生医療」は、一般的な医療技術として普及しているだろうか?

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ヒトのiPS細胞などを使って、受精卵から胎児になる初期の段階で見られる「胚盤胞」のような細胞の塊を作ることに成功
>一方で、細胞の塊は子宮に着床すると成長する実際の胚盤胞とは異なるもの
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210321/k10012927141000.html

なんじゃそりゃ…

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たたみかけるように…

iPS細胞から作った網膜移植 大阪大学の専門委が承認
2020年1月30日 18時23分 NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200130/k10012265841000.html

iPS細胞から作った免疫細胞でがん攻撃 治験計画を提出
2020年1月30日 4時17分 NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200130/k10012264661000.html

iPS細胞から作った細胞 心臓に直接貼り付ける世界初の手術
2020年1月27日 18時55分 NHKニュース

iPS細胞から作った心臓の筋肉の細胞をシート状にし、重い心臓病の患者の心臓に直接貼り付ける、世界初の手術を実施した、と大阪大学のグループが発表しました。今後の、安全性や効果の検証が注目されます。

大阪大学大学院医学系研究科の澤芳樹教授らのグループは、体のさまざまな組織になるiPS細胞から作った心臓の筋肉の細胞をシート状にし、重い心臓病の患者の心臓に直接、貼り付けて、機能を回復させる治療法の確立を目指しています。

澤教授らのグループは27日、大阪 吹田市の大阪大学で記者会見を開き、今月、この手術を初めて行ったことを明らかにしました。手術は無事成功し、患者は27日朝、一般の病室に移ったということです。

この患者は虚血性心筋症を患い、薬を使った内科的な治療では、回復が難しい状態だったということです。

今回の手術は、新たな治療法を開発するための「治験」として行われ、1年間かけて安全性や効果の検証が行われるほか、今後3年の間に、さらに9人の手術が実施される予定だということです。

記者会見で、澤教授は「この技術によって、1人でも多くの心不全の方に助かってほしい。内科的な治療の選択肢がなくなり、人工補助心臓や心臓移植が必要になる前の、防波堤のような役割を果たす治療法にしたい」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200127/k10012260821000.html






(書きかけ)





>現在の医療はまるで機械を修理する感覚です。壊れてしまったものを一気に元に戻そうとする救急医療、臓器をとり換える臓器移植、それでもだめなら細胞を一回初期化して分裂させて戻そうというiPS細胞それでは体は元に戻せません。
(『安保徹のやさしい解体新書』 p.42~43 ◆医療が細分化、専門化して病気はおこる
https://koibito2.blogspot.com/2013/09/blog-post_979.html


「救急医療」「臓器移植」「再生医療」… 大事なことはそれぞれの分野クラスターに巣食うものどもの独占的な既得権益(利権)の保守と持続可能性の確保…




(№443 2020年1月30日)(追記8/27 2020)

163 件のコメント:

  1. iPS細胞でひざ軟骨再生 臨床研究 国の部会で了承
    2020年1月24日 20時30分

    iPS細胞から作り出した軟骨の組織をひざ関節の軟骨が損傷した患者に移植する京都大学の臨床研究が、国の部会で了承されました。iPS細胞を使って実際の患者に移植する研究計画が認められたのは、今回で7例目となります。

    24日に行われた厚生労働省の部会で了承されたのは、京都大学iPS細胞研究所の妻木範行教授らのグループが計画している臨床研究です。

    計画では、ヒトのiPS細胞から作り出した軟骨の組織をスポーツや事故などでひざの関節の軟骨が損傷した患者4人に移植し、1年かけて安全性を確認するほか、有効性についても調べるということです。

    部会では、研究を行う態勢が整っているかや、患者に手術の内容を説明する文書で移植した細胞が腫瘍化するなどのリスクについて分かりやすく記載されているかなどが審議され、いずれも問題が無いとして臨床研究の実施を了承しました。

    ひざの関節にある軟骨組織は傷ついてもほとんど再生せず、現在は別の関節から軟骨の組織を手術で取り出して移植する治療が行われていますが、患者の負担が大きいことが課題になっていて、iPS細胞を使った再生医療が実現すれば患者の負担が減ると期待されています。

    iPS細胞を使って実際の患者に移植する研究計画が認められたのは、目の病気や心臓病、パーキンソン病などに続いて今回が7例目です。

    妻木教授「いよいよスタート地点に」

    臨床研究が了承されたことを受けて、妻木教授らのグループが記者会見を開きました。

    妻木教授は「いよいよスタート地点に立つことができた。iPS細胞を使えば、欠損した軟骨の範囲が広くても治療できるようになる見込みがある。いずれはより多くの関節の症状に適用できるように形を持った軟骨を作れるようにしたい」と話していました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200124/k10012257951000.html

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    1. iPSで軟骨、膝に移植へ 京大の臨床研究を了承 厚労省
      1/24(金) 14:27配信時事通信

      iPS細胞から作った軟骨組織を膝関節に移植する臨床研究計画について、記者会見する京都大iPS細胞研究所の妻木範行教授(左)ら=24日午後、京都市左京区

       さまざまな細胞に変わる人工多能性幹細胞(iPS細胞)から軟骨組織を作り、膝関節の軟骨を損傷した患者に移植する京都大チームの臨床研究計画について、厚生労働省の専門部会は24日、実施を了承した。今年中に最初の移植を行い、計画を支援する旭化成による臨床試験(治験)を経て、2029年に実用化するのが目標という。

       京大チームの計画では、同大のiPS細胞研究所が備蓄しているiPS細胞を軟骨細胞に変え、直径2~3ミリの軟骨組織を作製。患者の膝関節の欠損部に移植する。軟骨は免疫反応を起こしにくいことから、免疫抑制剤は使わないという。

       移植を受けるのは、欠損部が1~5平方センチの膝関節軟骨損傷の患者で、京大付属病院で治療中の20~70歳の4人。移植した軟骨組織は周囲の軟骨とくっつくとみられ、チームは1年間、腫瘍ができないかどうかなど安全性を確認する。

       同チームの妻木範行教授は京大病院で記者会見し、「軟骨を傷めて不自由にしている患者はたくさんいる。今後、治療方法を提供できるよう頑張りたい」と語った。加齢などで軟骨がすり減る変形性関節症の患者への適用も目指す。 

       iPS細胞を用いた臨床研究では、理化学研究所が14年に網膜の難病患者に世界で初めて移植。その後、京大が手足が震えたりする神経難病のパーキンソン病で、大阪大が角膜の病気で実施した。
      https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200124-00000083-jij-soci

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    2. iPS細胞使い膝関節治療 京大計画、専門部会が了承
      1/24(金) 16:42配信共同通信

       厚生労働省の専門部会は24日、人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作った軟骨組織を、膝関節の軟骨を損傷した患者に移植して治療する京都大の臨床研究計画の実施を了承した。臨床研究や治験として実施が認められたiPS細胞の再生医療は国内7例目。

       対象となるのは、けがなどで軟骨が欠けた「ひざ関節軟骨損傷」の患者。今回は安全性の確認が目的で、損傷部分が小さい人を選ぶ。将来は肘や足首の軟骨のほか、高齢者に多い変形性膝関節症にも対象を広げる方針だ。

       計画では、京都大に備蓄されたiPS細胞から直径数ミリの軟骨組織の塊を作って患者4人の膝に移植する。
      https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200124-00000144-kyodonews-soci

      https://koibito2.blogspot.com/2018/08/blog-post.html?showComment=1579876926904#c4703578905470083503

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  2. iPSの心臓筋肉シート、患者に初移植 阪大チーム実施
    1/27(月) 17:00配信朝日新聞デジタル

     大阪大は27日、様々な組織になれるiPS細胞からつくった心臓の筋肉のシートを、重い心不全の患者に今月移植したと発表した。阪大の研究チームが医師主導の臨床試験(治験)で実施した。iPS細胞からつくった組織を心臓に移植するのは初めて。

    【写真】iPS細胞からつくった心筋細胞の移植について説明する大阪大学の澤芳樹教授(左)=2020年1月27日、大阪府吹田市

     移植したのは、心臓の血管が詰まり、心筋がはたらかない「虚血性心疾患」による重い心不全の患者。他人のiPS細胞から心臓の筋肉の細胞をつくり、シート状にして、機能が落ちた患者の心臓に貼り付けた。

     研究チームは今回、臨床研究より厳密な方法で安全性や有効性を調べる治験で移植を実施した。今後、計10人の患者への移植を目標にする。重い心臓病の治療には心臓移植もあるが、年齢制限やドナー不足の課題があり、新たな治療法が求められている。

     2018年に阪大のチームの臨床研究の計画が国から認められていたが、その直後に大阪北部地震が起き、細胞の培養施設が使えなくなる被害が出て、実施が遅れていた。
    https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200127-00000042-asahi-soci

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    1. iPSで心臓病治療 大阪大が初の移植 手術は成功
      1/27(月) 17:08配信産経新聞

       人工多能性幹細胞(iPS細胞)から心臓の筋肉(心筋)細胞を作り、シート状に加工して重症の心不全患者に移植する治験について大阪大の研究チームは27日、最初の移植手術を今月実施したと発表した。手術は成功したという。iPS細胞を使った心臓病の治験は世界初としており、再生医療による新たな治療法の確立に向けて大きな一歩となった。

       チームの澤芳樹教授らによると、移植手術は虚血性心筋症という心不全の患者に実施した。実施日や患者の年齢、性別は明らかにしていない。27日に一般病室に移り、容体は安定しているという。

       虚血性心筋症は心臓の血管が詰まって心筋が壊死(えし)し、血液を送る力が衰える病気で、重くなると死に至る。根本的な治療には心臓移植が必要だが、国内では臓器提供者が慢性的に不足しており、再生医療の実現が期待されている。

       チームは、拒絶反応が起きにくい免疫タイプの健常者の血液から京都大が作製し備蓄しているiPS細胞を使用。心筋細胞に分化させ、直径4~5センチ、厚さ約0・1ミリの円形のシート状に加工し、患者の心臓に3枚貼り付けて移植した。

       心筋シートは血管の形成を促進する特殊なタンパク質を分泌。これにより血流が回復し、傷んだ心筋を再生させる。シートは自然に拍動し、心臓の拍動を強める働きもあるとみている。

       1年間にわたって経過を観察し、がん化の有無などの安全性や治療効果を確かめる。保険が適用される治療として適切かどうかも評価する。

       会見した澤教授は「ようやく第一歩が始まった。きちんと経過を観察し、一人でも多くの患者が助かるような再生医療を確立したい。5年以内の実用化を目指す」と意欲を見せた。

       チームは当初、基礎研究の意味合いが強い臨床研究として実施することを計画し、国の承認を得た。だが昨年10月、保険医療としての適切性も評価され、より実用化に近づく治験の枠組みで行う方針に転換した。3年程度で計10人の患者に実施する計画だ。

       iPS細胞を使った再生医療の臨床研究では、目の病気やパーキンソン病の移植手術が既に実施されている。心臓病では慶応大が心筋細胞の塊を移植する別の手法を計画している。
      https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200127-00000552-san-sctch

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    2. iPSから心筋細胞シート、重症患者に移植…阪大初実施
      1/27(月) 17:19配信読売新聞オンライン

      iPS細胞を使った治療について記者会見する大阪大の澤芳樹教授(右)(27日午後、大阪府吹田市で)=野本裕人撮影

       大阪大は27日、人のiPS細胞(人工多能性幹細胞)から心臓の筋肉細胞のシートを作り、重い心臓病患者に移植する世界初の治療を実施したと発表した。安全性や有効性を調べる治験で、3年間で計10人の患者に行い、5年以内の実用化を目指す。

       澤芳樹教授(心臓血管外科)らのチームは、京都大が備蓄する医療用iPS細胞から心筋細胞を作り、直径4~5センチ、厚さ0・1ミリのシートに加工した。1例目は、大阪大病院で1月、血管が詰まって心臓の一部が壊死(えし)する虚血性心筋症の患者の心臓表面に3枚を貼り付けた。

       手術後の経過は順調で、患者は27日に一般病室へ移った。今後1年かけて、がん化しないかどうかや治療効果を確かめる。移植した細胞の数は計1億個。移植後3か月間は拒絶反応を抑える免疫抑制剤を使う。

       移植したシートは自ら拍動して心臓の機能を助けるとともに、心筋再生を促す成分を放出し、弱った心臓を改善させる効果が期待できるという。治療の対象となる虚血性心筋症は、国内で年間数千~数万人が発症するとみられる。

       阪大は2018年、安全性などを調べる臨床研究について国の承認を得たが、直後に大阪北部地震で研究施設が被災し実施が遅れていた。今回、臨床研究よりも基準が厳格である治験を始め、実用化への動きを加速させる。

       iPS細胞を使った移植手術は、国内では目の網膜や角膜の病気、パーキンソン病で実施され、今回で4種類目。心臓病への応用は慶応大も計画している。
      https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200127-00050210-yom-sci

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    3. iPS心筋移植を実施 重症心臓病患者に世界初 阪大
      1/27(月) 17:28配信時事通信

      iPS細胞から作った心臓の細胞を重症心筋症患者に移植し、記者会見する大阪大の澤芳樹教授(左)ら=27日午後、大阪府吹田市

       重症の心臓病患者にさまざまな細胞に変わる人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作った心臓の細胞を移植する計画を進めている大阪大のチームは27日、患者に移植して安全性や効果を検証する医師主導治験を実施したと発表した。iPS細胞を使った心筋の移植は世界初。

       阪大チームの澤芳樹教授(心臓血管外科)は会見で「助けられない命をたくさん見てきているので、(移植が)一人でも多くの人が助かる医療技術になってほしい」と話した。

       移植を受けたのは、心臓の血管が動脈硬化などで詰まり、血液が十分に届かなくなる虚血性心筋症で心不全になった患者。今月手術が行われ、無事終わり、一般病棟に移った。治験は3年間で計10人を対象に実施する。

       澤教授らは、健康な人の血液から作ったiPS細胞で直径4~5センチ、厚さ約0.1ミリの心筋細胞シートを作成し、患者の心臓に貼り付けた。シートは消失するが、細胞が出すたんぱく質によって心臓に新たな血管が生え、心機能が回復する効果が期待できるという。今後1年間かけて経過を観察する。

       一方、移植する細胞は約1億個と多く、変化し切れないiPS細胞が混ざっていると腫瘍になる恐れがあると指摘されており、安全性を慎重に評価する。阪大チームはこれまで臨床研究を計画し、2018年に厚生労働省の部会で承認も得たが、同年発生の大阪北部地震で実施が遅れ、医療保険適用に向けて治験に切り替えた。今後、5年以内の早期実用化を目指す。iPS細胞を使った治験は国内で2例目となる。 

       iPS細胞による再生医療では、理化学研究所などが14年、目の難病患者に対し世界初の臨床研究を実施した。今後、慶応大が別の心臓病患者への移植を計画しているほか、脊髄や膝関節の軟骨を損傷した患者らを対象に移植が予定されている。
      https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200127-00000062-jij-sctch

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    4. 「iPS心筋シート」を初移植 阪大が世界初 5年以内の実用化目指す
      1/27(月) 17:31配信毎日新聞

       大阪大は27日、iPS細胞(人工多能性幹細胞)から作ったシート状の心臓の筋肉細胞(心筋シート)を重症心不全患者に移植したと発表した。iPS細胞の臨床応用で、心臓への移植は世界初。手術は今月行い、経過は順調という。治療法として国の承認を得るための臨床試験(治験)の1例目に当たり、最終的に計10人に移植して安全性と有効性を確認する。5年以内の実用化を目指している。

       執刀した澤芳樹教授(心臓血管外科)らによると、移植したのは虚血性心筋症の患者。京都大が備蓄する第三者由来のiPS細胞から心筋シートを作り、開胸手術で患者の心臓表面にシート3枚(心筋細胞約1億個)を張り付けた。手術は約2時間で終わったという。

       シートから出るたんぱく質が心臓の働きを改善するとみられ、動物実験では改善が確認されているという。今回の治験では、移植後1年間、がん化や免疫拒絶反応などの症状、心臓の機能、運動能力を観察する。さらに虚血性心筋症の患者9人にも移植し、経過観察する。治験は3年間を予定している。

       虚血性心筋症は、血管が詰まって心筋に血液が届きにくくなり、心臓に障害が出る病気。重症化し、薬物療法や外科手術で効果が得られなくなると、心臓移植が必要になる。日本臓器移植ネットワークによると、心臓移植を希望する登録患者は2019年末現在で約800人に達するが、脳死患者からの心臓提供は過去最多だった19年でも年間84件にとどまった。

       移植は、厚生労働省の部会が18年5月、澤教授のチームが届け出た臨床研究計画を承認し、18年度に1例目を実施する予定だった。しかし、同年6月の大阪北部地震でiPS細胞を培養する研究施設が被災し、計画は延期。チームは、治験での実施に計画を変更し、準備を進めていた。

       iPS細胞から作製した組織の移植は網膜細胞と神経細胞、角膜細胞が既に行われ、今回の心筋細胞が4例目となった。【宮川佐知子、阿部周一】
      https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200127-00000054-mai-soci

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    5. 阪大、iPS心筋移植の治験開始 世界初、重症心不全患者に
      1/27(月) 18:30配信共同通信

      iPS細胞から作った「心筋シート」を重症心不全患者の心臓に移植する治験(右画面)について発表する大阪大の澤芳樹教授(中央)ら=27日午後、大阪府吹田市

       人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作った「心筋シート」を重症心不全患者の心臓に移植する治験を始めたと、大阪大の澤芳樹教授(心臓血管外科)らのチームが27日、発表した。iPS細胞から作った組織を心臓に移植するのは世界で初めてといい、1例目の移植は今月、実施した。約3年かけて計10例を実施予定で、移植の効果や安全性を確認する。

       現在は心臓移植や人工心臓の利用が主流で、新たな治療法の確立が期待される。記者会見した澤教授は「助けられない患者さんもいる現実に直面しながら研究してきた。5年以内の実用化を目指したい」と話した。
      https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200127-00000150-kyodonews-soci

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  3. 命を救う再生医療の試金石 iPS心臓病治療、鍵握る安全性
    1/27(月) 19:07配信産経新聞

    大阪大がiPS細胞から作製したシート状の心筋細胞(同大提供)

     iPS細胞による再生医療の研究は目の難病などで実施されてきたが、命に直結する病気ではなかった。大阪大チームが27日に発表した重い心不全患者への移植手術は、iPS細胞の利用の本命である「命を救う再生医療」を実現できるかどうかの試金石となる。

    【図で確認】iPS細胞を使った心筋シートの移植手術

     心臓病は日本人の死因のうち、がんに次いで多く、年間20万人が死亡する。中でも高齢者を中心に増えているのが心不全だ。血液を全身に送り出す心臓の筋肉(心筋)の機能が衰えて息切れやむくみが起こり、悪化すると死に至る。

     国内の患者数は100万人を超えているが、特効薬はない。心臓移植や補助人工心臓の装着が重篤時の治療法だが、臓器提供者の不足や患者の肉体的負担が大きいことなど課題が多い。

     長年にわたって心不全の治療法を研究してきた大阪大の澤芳樹教授らのチームは、患者自身の太ももから筋肉の細胞を採取してシートを作り、心臓に移植する治療法を開発している。だが心筋とは異なる種類の筋肉のため、重症患者ではうまく機能しなかった。

     そこで今回はiPS細胞から心筋そのものを作って移植し、治療する再生医療を目指す。薬が効きにくく、放置すれば補助人工心臓や心臓移植が必要になる重症患者が対象だ。

     治療が実現すれば、多くの患者の命を救える可能性がある。ただ、これまでの研究よりも重みが増すため、移植の安全性を十分に見極める必要がある。特に重要なのが、がん化のリスクだ。

     iPS細胞は、移植に使った細胞の一部ががん化する懸念があり、使う細胞が多いほどリスクが高まる。今回移植した細胞は約1億個で、平成26年に理化学研究所が世界で初めて実施した目の網膜の病気の患者に移植した数万個と比べ、桁違いに多い。

     チームは心不全のブタを使った実験で、がん化が起きず心臓機能も改善することを確認したが、人では何が起きるか分からない。再生医療の新たな時代の扉を開けるかどうかは、術後の安全性の確認にかかっている。(伊藤壽一郎)
    https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200127-00000576-san-sctch

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  4. 広がるiPS臨床研究 年内にさらに5件の移植計画
    1/27(月) 19:39配信産経新聞

     iPS細胞を使った再生医療の臨床研究は、年内にさらに5件の移植手術が計画され、対象が大きく拡大する見通しだ。慶応大の脊髄損傷と京都大の軟骨損傷の移植は既に国の承認を得ており、準備が進んでいる。

     慶大チームはiPS細胞から神経のもとになる細胞を作り、脊髄の神経が傷付き手足の運動機能を失った脊髄損傷患者に移植し、運動機能の回復を狙う。

     京大チームは膝関節の軟骨を損傷した患者に、iPS細胞から作った小さな軟骨組織を移植して痛みの緩和を目指す。いずれも京大が備蓄しているiPS細胞を利用する。

     一方、別の京大チームは患者自身の血液からiPS細胞を作り、血液を固める働きがある血小板を作製。血小板が減って出血しやすくなる再生不良性貧血の患者に輸血する。

     心不全患者への移植では、大阪大とは別に、慶大が心筋細胞を球状に加工して移植する手法について国への申請を準備している。網膜色素変性症という目の難病の患者に、網膜のもとになる細胞を移植する神戸アイセンター病院の計画も同様の段階にある。
    https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200127-00000582-san-sctch

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  5. iPS細胞から作った免疫細胞でがん攻撃 治験計画を提出
    2020年1月30日 4時17分

    iPS細胞から作り出した免疫細胞を使ってがんを攻撃する新しい治療法の開発を進めている理化学研究所と千葉大学のグループは、国の承認を目指して実際の患者に細胞を移植する治験の計画を千葉大学の審査委員会に提出しました。

    理化学研究所の古関明彦チームリーダーと千葉大学などのグループは、iPS細胞からNKT細胞と呼ばれる免疫細胞を作りだし、患者に投与してがんを攻撃する新しい治療法の開発を進めています。

    グループでは動物実験などで一定の効果が確認できたことから、30日までに国の承認を目指した治験の計画をまとめ、千葉大学の審査委員会に提出したということです。

    計画によりますと、対象となるのは舌やのどなどにできる「頭けい部がん」で、手術などほかの治療が行えなくなった患者3人に対し、iPS細胞から作製したNKT細胞、数千万個を移植し、2年間かけて安全性や効果を確かめるということです。
    NKT細胞は、もともとヒトの体内にある免疫細胞の一種ですが、数が少なく、培養にも時間がかかるということで、グループでは、あらかじめiPS細胞から大量にNKT細胞を作製しておくことで、がんの治療への応用が期待できるとしています。

    治験の実施には計画が大学の審査委員会で了承されたうえで、さらに独立行政法人「医薬品医療機器総合機構」=PMDAで内容の調査を受けることが必要で、グループでは順調に了承されれば、ことし夏ごろには患者への移植を始めたいとしています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200130/k10012264661000.html

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    1. iPS免疫細胞でがん治療 理研などが治験計画を千葉大に申請
      1/30(木) 12:30配信産経新聞

      iPS細胞から作製したNKT細胞(理化学研究所提供)

       人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作製した免疫細胞をがん患者に移植し、がん細胞を攻撃させて治療する再生医療を目指す理化学研究所と千葉大の研究チームが、治験計画の審査を千葉大の委員会に申請したことが30日、分かった。最初の移植手術は夏ごろの実施を目標にしている。

       申請は29日に行った。治験の対象は、舌やのどなどにがんができる「頭頸部(けいぶ)がん」の患者で、症状が重い9~18人。がん細胞を攻撃し死滅させる働きを持つ「NKT細胞」と呼ばれる免疫細胞を健常者から採取し、iPS細胞を作製。再び分化させてNKT細胞を大量に作り、患部に移植する。

       1人当たりに移植する細胞数は、最初の3人は5000万個で、順調にいけば4人目以降は1億個に増やす。手術後、2年間にわたり治療の安全性や有効性、保健医療として適切かどうかなどを確かめる。

       がんの治療では、患者から採取したNKT細胞を体外で培養して増やし、体内に戻す方法もあるが、この細胞は少数しか存在しないため、培養に時間がかかる。iPS細胞を使えば大量に作製しておくことができる。頭頸部がんの国内患者は数万人。

       千葉大の委員会は2月中にも審査を実施。了承後、研究チームは国内の治験計画を審査する医薬品医療機器総合機構(PMDA)に治験届を提出し、許可されれば移植を行う。
      https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200130-00000531-san-sctch

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  6. iPS細胞から作った網膜移植 大阪大学の専門委が承認
    2020年1月30日 18時23分

    重い目の病気の患者に、iPS細胞から作った網膜を移植する世界初の臨床研究を、大阪大学の専門委員会が大筋で承認しました。計画を進める神戸市の研究グループは、今後、国の審査で認められれば、来年の夏にも1例目の移植手術を実施したいとしています。

    神戸市にある「神戸アイセンター病院」と理化学研究所のグループは、重い目の病気の「網膜色素変性症」と呼ばれる難病の患者に、他人のiPS細胞から作った網膜を移植し、回復を目指す臨床研究を計画しています。

    グループは先月、この計画を大阪大学の専門委員会に申請していましたが、委員会が大筋で承認し、30日までに、その結果がグループに通知されました。

    「網膜色素変性症」は徐々に光を感じ取れなくなり、進行すると失明にいたる病気で、日本にはおよそ4万人の患者がいるとみられますが、現在は、有効な治療法がありません。

    研究グループでは、今後、国に研究の実施を申請し、認められれば来年の夏にも1例目の移植手術を実施したいとしています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200130/k10012265841000.html

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    1. iPS網膜、難病の臨床研究承認 神戸アイセンター、再生医療加速
      1/30(木) 10:29配信共同通信

       人の人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作った網膜組織を、進行性の難病「網膜色素変性症」の患者に移植し、視力の改善につなげる神戸市立神戸アイセンター病院の臨床研究計画を、審査に当たる大阪大の特定認定再生医療等委員会が大筋で承認したことが30日、大阪大への取材で分かった。今後、さらに厚生労働省の専門部会での審査を受け、認められれば今年夏にも始める。

       iPS細胞を使った目の病気の臨床研究は、理化学研究所が網膜に障害が起きる滲出型加齢黄斑変性で、大阪大が角膜部分が濁る角膜上皮幹細胞疲弊症で実施しており、目の再生医療がさらに加速しそうだ。
      https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200130-00000069-kyodonews-soci

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  7. 脳性まひの新生児に「Muse細胞」使った治験開始へ 名大病院
    1/30(木) 19:21配信毎日新聞

     名古屋大医学部付属病院は30日、酸素不足などによる脳症で生まれた新生児に対し、多様な細胞に分化する能力を持つ「Muse(ミューズ)細胞」を使った臨床試験(治験)を2月下旬から始めると発表した。

     対象は、新生児が難産などで仮死状態になり、脳に酸素や血流が不足して脳性まひなどの意識障害を引き起こす「新生児低酸素性虚血性脳症(HIE)」。脳性まひは出生1000人に対して2~3人の割合で生じ、その主な原因はHIEだ。現状の治療法では頭を冷やす「低体温療法」しかなく、効果も限定的なため新治療法が望まれている。

     治験では、HIEで低体温療法を実施した新生児に対し、ミューズ細胞製品「CL2020」を点滴投与し、安全性を評価する。東海地方の病院で生まれた新生児が対象で、2023年9月までに最大12人を予定する。

     ミューズ細胞は、体中のさまざまな細胞になる可能性を持つ多能性幹細胞。血液中に投与すると傷ついた場所までたどり着き、新たな細胞に変化して機能をよみがえらせる特徴がある。

     治験責任者の佐藤義朗・同病院講師は「マウスを使った実験でも有効性と安全性が確認できており、人でも効果を見込めると期待している。今回の治験で安全性を確認後、有効性についての別の試験も行い、30年ごろには実用化を目指したい」と話した。【細川貴代】
    https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200130-00000074-mai-soci

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    1. 名大、低酸素脳症に幹細胞投与 新生児対象に治験
      1/30(木) 19:42配信共同通信

       名古屋大は30日、出生前後に脳への血流が遮断され、脳性まひの原因となる「低酸素性虚血性脳症」の新生児を対象に、体のさまざまな細胞に変化できる幹細胞の一種「ミューズ細胞」を点滴で投与する臨床試験(治験)を2月に始めると発表した。2023年9月までに最大12人に行い、安全性を確認するとしている。

       名大によると、同脳症は新生児千人に1~2人の割合で起こる。体温を下げて脳を保護する「低体温療法」での治療が一般的だが、後遺症が出るなど効果は限定的で、新たな治療法が求められている。

       23年以降に改めて有効性を検証する治験を行い、30年までの実用化を目指す。
      https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200130-00000209-kyodonews-soci

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    2. 東海 NEWS WEB
      Muse細胞で脳性まひ予防へ
      01月30日 19時38分

      体のさまざまな組織に変化する力を持っているとされる特殊な細胞を使って赤ちゃんの脳性まひを防ぐ新たな治療法の臨床試験を名古屋大学医学部附属病院が始めることになりました。

      30日は、名古屋市の名古屋大学医学部附属病院で小寺泰弘病院長らが会見を開き、「Muse細胞」と呼ばれる特殊な細胞を使った臨床試験を、東北大学大学院と協力して2月下旬から始めることを公表しました。
      「Muse細胞」は、体のさまざまな組織に変化する力を持ち骨髄などから取り出し、大量に培養して血液に投与すると傷ついた組織を修復するとされています。
      臨床試験では、出産のときのトラブルなどで酸素が行き渡らず脳にダメージが起きた赤ちゃんに、産まれて5日から2週間までの間にこの細胞の投与を始めるということです。
      こうした赤ちゃんの脳にダメージを引き起こす病気は脳性まひの大きな原因となっていますが、これまで有効な治療法は確立されていませんでした。
      この臨床試験によって、「Muse細胞」を使った新たな治療法につながることが期待されています。
      名古屋大学医学部附属病院の佐藤義朗講師は「Muse細胞は点滴で投与できるので、大規模な施設のない病院でも治療できる可能性がある。一生にわたって患者と家族の生活に影響する脳性まひを防ぐため、新たな治療方法を確立したい」と話しています。
      https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20200130/3000008784.html

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    3. よほどの馬鹿か、うさんくさい詐欺師香具師のたぐいじゃないと手をかけないと思われ…

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  8. いまさら「Muse細胞」かよ… STAP細胞と大してかわらない目糞鼻糞ものだぞ(笑)。

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  9. 新型コロナ拡大で、記念シンポ中止…京大iPS研
    2020/03/06 15:00

     新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、京都大iPS細胞研究所(山中伸弥所長)は、5月21日に学内で開催を予定していた開所10周年記念国際シンポジウムの中止を決めた。シンポでは、2012年に山中所長とノーベル生理学・医学賞を共同受賞した英国のジョン・ガードン博士(86)らが基調講演を予定していた。
    https://www.yomiuri.co.jp/local/kansai/news/20200306-OYO1T50017/

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  10. 京大、iPSの医療実用化へ拠点 がんや希少疾患も対象
    4/6(月) 20:26配信共同通信

     京都大は6日、基礎研究で生まれた医療技術を臨床応用につなげるため、動物実験を終えて初めて人に行う早期臨床試験の拠点を京大病院に設置した。人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った治療のほか、がんや希少疾患が対象。

     拠点は「次世代医療・iPS細胞治療研究センター」で、地上4階建ての施設を新設し本年度中に15床でスタート、2021年度には30床に拡張する。試験に参加する患者に入院してもらい、効果や安全性を確認する。

     京大iPS細胞研究所長の山中伸弥教授は「再生医療技術が迅速に評価され、一日でも早く患者さんに届けられることを祈念している」とのコメントを出した。
    https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200406-00000128-kyodonews-soci

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    1. 「脚気菌はありますぅ」by森林太郎
      https://www.google.co.jp/search?q=%E8%84%9A%E6%B0%97+%E8%8F%8C+%E6%A3%AE%E6%9E%97%E5%A4%AA%E9%83%8E

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    2. iPS細胞でがんや希少疾患の革新的な医療実現へ 京大病院が「治療研究センター」開設 
      4/9(木) 11:00配信京都新聞

       京都大医学部付属病院はこのほど、先進的な治療法の開発に向けた治験などを専門的に行う「次世代医療・iPS細胞治療研究センター」を開設した。iPS細胞(人工多能性幹細胞)による再生医療だけでなく、がんや希少疾患に関する革新的な医療の実現を目指す。

       大学の研究者が動物などを使った実験で病気の治療につながる知見を得ても、多くが製薬会社などの協力を得られるわけではなくヒトへの応用はさらに時間がかかる。同センターでは京大の持つ研究成果を生かしてこうした問題を克服し、治験をより早期に実施できる体制をつくる。

       病院敷地内に新設された専用のセンター棟(4階建て)は治験専用の病床を設けており、患者の経過観察や治験に関する説明をしやすくする。2020年度は15床で運用を開始。21年度から30床に増やす。

       京大iPS細胞研究所の山中伸弥所長は「研究成果が臨床で使えるようになるのかを評価するためには、臨床研究に精通した医療スタッフが必要不可欠」と開設の意義を強調している。
      https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200409-00312849-kyt-l26

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    3. つねに前向きなファイティングポーズを見せ続ける必要がある。

      そうしないと、その幻想幻惑ははかなくもついえてしまうのである。

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  11. iPS細胞から腎臓の一部を作製…京都大学が世界で初めて
    4/8(水) 19:52配信関西テレビ

    京都大学は、iPS細胞から複数の組織がつながったヒトの腎臓の一部を作ることに世界で初めて成功したと発表しました。発表したのは、京都大学iPS細胞研究所の長船健二教授らのグループです。

    腎臓には、血液をろ過し尿を作る組織が約100万個あり、尿が流れる管とつながっています。

    研究グループは、ヒトのiPS細胞から尿をつくる組織と尿が流れる管がつながった腎臓の一部となるものを作製することに世界で初めて成功したと発表しました。

    さらに、作製した腎臓の一部をマウスに移植し、血液が流れることを確認できたということです。

    今回の成果は、日本で1300万人以上の患者がいるとされる慢性腎臓病の進行を抑える治療法の開発など、再生医療に向けた研究に貢献することが期待されています。
    https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200408-19521906-kantelev-sctch

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  12. 「iPS細胞 山中伸弥」
    https://news.yahoo.co.jp/search/?ei=UTF-8&p=iPS%E7%B4%B0%E8%83%9E+%E5%B1%B1%E4%B8%AD%E4%BC%B8%E5%BC%A5

    医科様「新型コレラ」案件に首つっこんでるヒマがあるのならば…

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    1. おっとゲシュタルト崩壊していたらしい、医科様「新型コロナ」案件だったな(笑)。

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  13. 京都 NEWS WEB
    “iPS細胞を短時間低価格に”
    04月16日 12時15分

    iPS細胞を製造して供給する京都大学の財団が公益財団法人に認定され、理事長をつとめる山中伸弥教授は、「5年後を目標に、iPS細胞をいまよりはるかに短い時間と低価格で作れる技術を開発したい」と意気込みを語りました。

    「京都大学iPS細胞研究財団」は、ヒトのiPS細胞を製造してストックし、再生医療に使う病院や企業などに供給する事業を行うため、去年9月に発足しました。
    財団では、安定的な供給を続けるために税の優遇措置などを受けられる「公益財団法人」への移行を内閣府に申請していて、このほど認められました。
    今年度の予算は18億円で、iPS細胞研究基金の100億円をこの財団に移して、今月1日から事業を始めたということです。
    認定を受けて、財団の理事長を務める京都大学の山中伸弥教授は「5年後を目標に、患者一人一人のiPS細胞をいまよりはるかに短い時間と低価格で作れる技術を開発したい。大学とは独立した組織なので、企業のニーズをしっかり聞いて、できるだけ使いやすい細胞を作りたい」と意気込みを語りました。
    がん化のリスクなど安全性については検証を続け、今後、科学的なデータを公表することにしています。
    一方、この事業への国の支援が、再来年度で終わる見通しになっていることについて山中教授は、「公益性が高いので、国からの支援を続けてもらえるよう頑張りたい」と話し、支援を引き続き求めていく考えを示しました。
    https://www3.nhk.or.jp/lnews/kyoto/20200416/2010006425.html

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  14. iPS心臓治療、慶応大が厚労省に申請 年内にも移植へ
    5/19(火) 14:10配信産経新聞

     人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作った心臓の筋肉(心筋)の細胞を球状に加工し、重い心不全患者の心臓に移植する臨床研究について、慶応大の福田恵一教授らが厚生労働省に計画の実施を申請したことが19日、分かった。提出は18日付。承認されれば年内にも移植を実施する。

     心筋が薄くなって収縮力が落ち、不整脈などの心不全症状が起きる「特発性拡張型心筋症」という難病の患者が対象。幅広い年齢で発症し、国内患者数は2万人以上とみられる。

     重症患者3人に移植し、安全性と有効性を1年間確認する計画で、2月に学内の審査委員会で了承されていた。厚労省の作業部会で6月以降に審議される。福田教授は「順調に進めば年内にも手術を実施できるのでは」と話している。

     計画によると、京都大が備蓄しているiPS細胞から心筋細胞を作製。約千個をひとかたまりの球状に加工し、計約5千万個を特殊な注射針で心臓に移植する。移植後に心臓の一部として成長し、心機能の改善が見込まれるという。

     iPS細胞を使い心不全を治療する再生医療の研究は大阪大が1月、シート状の心筋細胞を心臓に移植する手術を実施しており、慶大は2つ目の手法となる。
    https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200519-00000525-san-sctch

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    1. iPS心筋といえば森口虚報事件…
      https://koibito2.blogspot.com/2014/09/912-1946.html
      https://www.google.co.jp/search?q=%EF%BD%89%EF%BC%B0%EF%BC%B3+%E5%BF%83%E7%AD%8B+%E6%A3%AE%E5%8F%A3

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  15. 世界初 ES細胞から作った肝臓の細胞を移植 赤ちゃんの治療成功
    2020年5月21日 4時16分

    体のさまざまな組織や臓器の細胞に変化できるES細胞から作った肝臓の細胞を移植して、難病の赤ちゃんを治療することに成功したと、国立成育医療研究センターが発表しました。センターによりますと、ES細胞から作った細胞の移植は国内で初めてで、肝臓への移植は世界でも初めてだとしています。

    国立成育医療研究センター臓器移植センターの福田晃也診療部長らの医療チームは去年10月、「尿素サイクル異常症」の生後6日目の赤ちゃんに、ES細胞から作った肝臓の細胞を移植したと発表しました。

    「尿素サイクル異常症」は、肝臓で特定の酵素が働かないためアンモニアを分解できず、死に至ることもある難病で、根本的な治療は肝臓移植しかありません。

    ところが赤ちゃんの場合、体重が6キロほどに成長する生後3か月から5か月ごろまでは肝臓移植が受けられないため、その間の治療が課題になっていました。

    医療チームはES細胞から作った肝臓の細胞1億9000万個をへその緒の血管を通じて、赤ちゃんの肝臓の血管に届くように移植したということで、赤ちゃんは血液中のアンモニアの濃度は平常値となり、9週間後に退院できたということです。

    赤ちゃんはその後、ことし3月に父親から肝臓移植を受け、順調に成長しているということです。

    センターによりますと、ES細胞から作られた細胞を移植するのは国内で初めて、世界でも肝臓への移植は初めてだということで、医療チームは、安全性や効果を確かめる治験として、今年度中にさらに3例ほど移植を行って、広く使える治療にしていきたいとしています。

    笠原群生臓器移植センター長は「ES細胞の研究を20年以上積み重ねたうえで手術を行った。iPS細胞と一緒に研究を進めていくことが重要だと考えている」と話しています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200521/k10012438171000.html

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    1. 肝臓病の赤ちゃんにES細胞 国内初、移植までの治療に有効
      5/21(木) 0:17配信共同通信

      冷凍保存されたES細胞由来の肝細胞(国立成育医療研究センター提供)

       国立成育医療研究センター(東京)は20日までに、有毒なアンモニアを生まれつき分解できない病気のある生後6日の赤ちゃんに、人間の胚性幹細胞(ES細胞)から作った肝臓の細胞を注入する治験を行った。赤ちゃんは生後6カ月で退院した。移植を受けるまでの一時的な治療で、チームは「赤ちゃんが成長するまでの“橋渡し治療”としての有効性を示せた。肝臓病では世界初だ」としている。

       さまざまな細胞に成長する万能細胞のうちiPS細胞による再生医療が先行する日本では、ES細胞による治療は初めて。

       家族は「救っていただいたわが子の成長を楽しみに見守りたい」とコメントした。
      https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200521-00000003-kyodonews-soci

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    2. 国内初のES細胞移植…肝疾患の新生児に
      5/21(木) 0:29配信読売新聞オンライン

       国立成育医療研究センター(東京)は21日、ES細胞(胚性幹細胞)から作った肝臓の細胞を重い肝臓疾患の新生児に移植する臨床試験を、昨年10月に実施したと発表した。成長後の肝臓移植につなげる治療で、今年3月に父親から肝臓の一部を移植して無事退院した。

       同センターによると、ES細胞から作った細胞を患者に移植したのは国内では初めてで、肝臓疾患では世界初という。センターは今後、摘出した赤ちゃんの肝臓で、移植した肝細胞の効果を検証する。

       赤ちゃんは、アンモニアを肝臓で十分に分解できない「先天性尿素サイクル異常症」という遺伝性の難病で、呼吸障害やけいれんなどが起きる。根治療法となる肝臓移植は、体重約6キロ・グラムになるまで成長しないと実施できない。今回の肝細胞移植は、肝臓移植までの「橋渡し治療」として期待されている。
      https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200521-00050025-yom-hlth

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    3. 読売新聞の5/21朝刊は、この記事が第1面トップなのな。

      おもわず森口iPS心筋虚報記事を思い出してしまった…

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    4. 世界初、重病赤ちゃんに移植 ESから作った肝細胞 成育センター
      5/21(木) 7:14配信時事通信

       体のさまざまな組織になる胚性幹細胞(ES細胞)から肝臓の細胞を作り、重い肝臓病の赤ちゃんに移植したと、国立成育医療研究センターが発表した。

       ES細胞から作った細胞の移植は国内で初めて。赤ちゃんへの移植と肝臓病での移植は、人工多能性幹細胞(iPS細胞)も含めて世界初という。

       同センターによると、対象は生まれつき肝臓で有害なアンモニアを分解できない「尿素サイクル異常症」の赤ちゃん。移植した細胞が腫瘍化しないかなどの安全性と有効性を検証し、薬事承認を目指す臨床試験(治験)として実施した。

       この病気では、血中アンモニア濃度の上昇を薬で抑えられないと肝移植が必要になるが、体重が約6キロに達する生後3~5カ月までは難しい。アンモニア濃度が高まって発作を繰り返すと脳に障害が残り、死亡する恐れもある。細胞移植の対象となる患者は年30~50人とみられている。

       赤ちゃんは生後2日目だった昨年10月に発作を起こし、同センターに搬送された。同センターは生後6日目にES細胞から作った肝細胞1億9000万個を肝臓につながる血管から注入。5カ月後に父親が提供した肝臓の一部を移植するとともに元の肝臓を摘出し、無事退院した。

       細胞移植後は薬を併用。アンモニア濃度は高くならず、脳に障害も残らなかった。細胞が肝臓に定着してアンモニアを分解し、治療効果を高めた可能性があるという。

       同センターは他に4人に移植し、2022年度中にも承認申請したい考えで、他の肝臓病への対象拡大も検討する。

       同センターの笠原群生・臓器移植センター長は「今後も厳重な観察が必要だが、安全に肝細胞を移植することができた」と話した。 
      https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200521-00000012-jij-soci

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    5. ES細胞、国内初めて治験成功 赤ちゃんに肝細胞を移植
      5/21(木) 8:00配信朝日新聞デジタル

      ヒトのES細胞由来の肝細胞を赤ちゃんに移植する様子(国立成育医療研究センター提供)

       国立成育医療研究センター(東京都)は21日、人のES細胞(胚(はい)性幹細胞)からつくった肝細胞を、重い肝臓病の赤ちゃんに移植する臨床試験(治験)をしたと発表した。移植は成功し、容体は安定しているという。人の病気にES細胞が使われるのは国内で初めて。ES細胞からつくった肝細胞の移植は世界初という。

      【写真】冷凍保存されたヒトのES細胞由来の肝細胞(国立成育医療研究センター提供)

       赤ちゃんは生まれつき肝臓の酵素が欠け、有毒なアンモニアを分解できない「尿素サイクル異常症」の一つの「シトルリン血症1型」を生後2日目の2019年10月に発症。血中のアンモニア濃度が上がると、脳に後遺症が残ったり、命を落としたりする。53万人に1人の遺伝性の難病で、国内の患者は推計で100人未満。

       治療には肝臓移植が必要となるが、安全面から体重6キロ(生後3~5カ月)以上になるまで移植は難しい。このため、肝臓移植が可能になるまでの「橋渡し」として生後6日目に、肝臓のはたらきを高めるため、ES細胞からつくった1億9千万個の肝細胞を2日間に分けて腹部に注入して移植した。

       一度退院した後、生後半年ほどで父親からの生体肝移植を受けた。免疫抑制剤を使い拒絶反応も抑えられ、翌月に退院した。同センターでは、この治療の有効性と安全性の確認のため、22年までに計5人への移植をめざしている。笠原群生(むれお)・臓器移植センター長は「再生医療が肝臓の病気を持つ患者さんにとって大きな福音になる」と話す。

       ES細胞は人の受精卵からつくられ、さまざまな組織の細胞になれる万能細胞。iPS細胞と同様に再生医療での活用が期待されている。(市野塊)
      https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200521-00000006-asahi-sctch

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  16. アルツハイマー病 iPS細胞の実験での発見薬 患者に投与し治験
    2020年6月5日 6時05分

    京都大学などのグループが、アルツハイマー病の患者の細胞から作ったiPS細胞での実験で見つけた薬を、実際に患者に投与して安全性や有効性を確かめる治験を始めると発表しました。

    これは4日、京都大学iPS細胞研究所の井上治久教授らのグループが発表しました。

    それによりますと、治験では京都大学附属病院など7つの医療機関で、遺伝的な要因で発症する「家族性アルツハイマー病」の患者を対象に、パーキンソン病などの治療に使われている「ブロモクリプチン」という薬を投与します。

    「ブロモクリプチン」はアルツハイマー病の患者から提供を受けた細胞から作製した、iPS細胞を使った実験で見いだされた薬で、実験では患者の脳にたまる異常なたんぱく質を減らす効果があり、特に「家族性アルツハイマー病」の患者の細胞で高い効果が見られたということです。

    グループでは今後、1年余りにわたって、合わせて10人を対象に薬を投与した患者と、偽の薬を投与した患者で比較するなどして安全性や有効性を確かめ、「家族性アルツハイマー病」の治療薬としての承認を目指すとしています。

    井上教授は「家族性アルツハイマー病は国内に数千人の患者がいるとされ、社会や家族の中で重要な役割を果たしている若年の方が発症する過酷な病気です。一刻も早く治療薬が届くようにしたい」と話しています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200605/k10012458561000.html

    https://koibito2.blogspot.com/2019/04/3.html?showComment=1591327089870#c7006504790559314610

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    1. 手品の仕込みどころはどこかな?(笑)。

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    2. 立派な身なりをした乞食がいるように、仕掛けは立派なナンチャッテ研究がある…
      https://www.google.co.jp/search?q=%E7%AB%8B%E6%B4%BE%E3%81%AA%E8%BA%AB%E3%81%AA%E3%82%8A%E3%81%AE%E6%84%9A%E3%81%8B%E8%80%85%E3%81%8C%E3%81%84%E3%82%8B%E3%82%88%E3%81%86%E3%81%AB%E3%80%81%E8%A6%8B%E3%81%8B%E3%81%91%E3%81%AF%E7%AB%8B%E6%B4%BE%E3%81%AA%E6%84%9A%E8%A1%8C%E3%81%8C%E3%81%82%E3%82%8B

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  17. 幹細胞デザイン詐欺なんて、ぼちぼちバレバレになっても何ら不思議はないのにな…

    また亜種がさまざまあってな(笑)。

    女神細胞とか…

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  18. 慶応大のiPS心臓病治療を了承 厚労省部会、年内にも移植
    8/27(木) 15:21配信 産経新聞

     人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作った心臓の筋肉(心筋)の細胞を球状に加工し、重い心不全患者の心臓に移植する慶応大の福田恵一教授らの臨床研究について、厚生労働省の作業部会が27日、計画の実施を了承したことが分かった。年内にも移植を実施する見通し。

     計画によると、心筋が薄くなって収縮力が落ち不整脈などの心不全症状が起きる「特発性拡張型心筋症」という難病の患者が対象。幅広い年齢で発症し、国内患者数は2万人以上とみられる。20歳以上75歳未満の重症患者3人に移植し、安全性と有効性を1年間確認する。5月に厚労省に審査を申請していた。

     iPS細胞による心臓病治療は大阪大が1月、シート状の心筋細胞を心不全患者に移植する世界初の手術を実施しており、慶大は2つ目の手法となる。日本人の死因の第2位を占める心臓病で治療法が拡大する意義は大きい。

     京都大の関連財団が備蓄しているiPS細胞から心筋細胞を作製。約千個をひとかたまりの球状に加工して、計約5千万個を特殊な注射針で心臓に移植する。

     阪大が心筋シートから血管形成を促進する物質を分泌させることなどで、心臓の機能改善を目指したのに対し、慶大は移植した心筋球を心臓の一部として成長させ、心臓そのものの直接的な機能回復を狙っている。

     また、iPS細胞に由来する細胞は、未分化のものが混ざると腫瘍やがんになる懸念が指摘されていることから、未分化の細胞を死滅させる作製法を開発。動物実験で、移植後もがん化しないことを確認した。

     iPS細胞から作製した細胞を移植する再生医療の研究は、既に目の病気や血液の病気、パーキンソン病で実施されている。心臓病では慶大、阪大のほか、京大も心筋シートを5枚重ねて移植する計画が学内の委員会で承認されている。
    https://news.yahoo.co.jp/articles/8297169e5995ddd1cd48b9c1345f7755566f8579

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    1. iPSで作った心筋細胞の移植を了承、慶応大が計画
      8/27(木) 16:24配信 読売新聞オンライン

       人のiPS細胞(人工多能性幹細胞)から心筋(心臓の筋肉)の細胞を作り、重い心臓病の患者に移植する慶応大チームの臨床研究計画が27日、厚生労働省の再生医療等評価部会で了承された。

       計画によると、移植は、心臓を拍動させる心筋の働きが弱くなる「拡張型心筋症」の患者数人が対象になる。臨床研究は、iPS細胞を心筋細胞に変化させて塊を作り、特殊な注射器で患者の心臓に注入する方法で行う。慶大チームは今回の臨床研究で、この手法の安全性と、細胞が心臓に定着し心筋として機能するかどうかなどを調べる。
      https://news.yahoo.co.jp/articles/93adfdb8449bc092b39312deb9b3f73235d61a05

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    2. iPS心筋の移植研究を了承
      8/27(木) 16:38配信 共同通信

       厚生労働省の専門部会は27日、人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作った心臓の筋肉の細胞を、重い心臓病の患者に移植する慶応大の臨床研究計画について実施を了承した。
      https://news.yahoo.co.jp/articles/93a1db8e5cbaf78790d0142e34059351aa48ce84

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    3. iPS心筋、臨床研究を了承 慶応大チーム、患者に移植へ 厚労省
      8/27(木) 17:26配信 時事通信

       厚生労働省の専門部会は27日、人工多能性幹細胞(iPS細胞)から心筋細胞を作り、心臓病患者に移植する慶応大チームによる臨床研究計画を了承した。

       臨床研究を担当するのは、福田恵一・同大教授(循環器内科)らのチーム。心臓の収縮力が低下する「拡張型心筋症」を患う20~74歳の3人を対象に実施する。

       チームは、拒絶反応を起こしにくい特殊な免疫の型を持つ人の血液から京都大が作ったiPS細胞を利用する。拍動を担う心筋細胞に変えた上で塊にし、計約5000万個の細胞を特殊な注射針で心臓に移植。腫瘍化や不整脈が起きないかや、心機能が回復するかを調べる。 

       iPS細胞を用いた再生医療の研究では、大阪大が1月、世界初となるiPS細胞を使った心筋の移植を実施した。同大は心筋細胞をシート状にしており、慶応大は別の手法を採用した。
      https://news.yahoo.co.jp/articles/7ff84f1c2027e3a1abeec6baf195a1f84bf054f4

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    4. iPSで心不全治療、慶応大が臨床研究へ 国内2例目
      8/27(木) 19:08配信 朝日新聞デジタル

      心臓に注入するiPS細胞由来の心筋細胞を純化したもの。心筋細胞以外は消失している(慶応大学循環器内科提供)

       iPS細胞から心臓の筋肉の細胞(心筋細胞)をつくり、重い心不全の患者の心臓に注入して移植する慶応大のグループの臨床研究について、厚生労働省の部会は27日、計画を了承した。iPS細胞を使った心臓病の治療は大阪大に続いて国内2例目。グループは今年度中の移植実施を目指している。

      【写真】iPS細胞を使う重症心不全の臨床研究のイメージ

       京都大iPS細胞研究所が健康な第三者からつくり備蓄しているiPS細胞から、「心筋球」と呼ばれる心筋細胞のかたまりを作製。心臓を収縮させる心筋細胞の働きが悪くなる「拡張型心筋症」の重症患者3人(20歳以上75歳未満)に対し、心臓に影響を与えないとされる特殊な針を使って5千万個分の細胞を心臓に注入する。その後は免疫抑制剤を使い、拒絶反応を抑える。iPS細胞の免疫の型と一部が一致している患者を選ぶ。

       心筋細胞にうまく変化できなかったiPS細胞があると、がん化しやすい。特殊な培養液を使い、こうしたことが起きないようにする。心臓に細胞を直接注入することによる不整脈が起きないかなど、1年かけて安全性や治療効果を調べる。
      https://news.yahoo.co.jp/articles/0e3429665af8a6f1e8624f16f50a0b1dc3f83ed3

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    5. 心不全の再生医療拡大へ iPS使った慶大の新手法了承
      8/27(木) 19:17配信 産経新聞

      iPS細胞で作った心筋細胞の移植手術

       人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った心不全の再生医療は、慶応大の臨床研究が厚生労働省の作業部会で了承されたことで新たな段階に入る。慶応大の新手法は、1月に移植を実施した大阪大とは治療の対象や考え方が根本的に異なっており、多様な方式の登場で治療法の拡大につながりそうだ。

       慶大の臨床研究は、心臓の筋肉組織が薄くなって弱った特発性拡張型心筋症を対象とする。iPS細胞から作った心筋細胞を球状に加工し、患者の心臓に移植。組織と一体化して成長させ、拍動などの機能を持続的に回復することを目指している。

       心臓の直接的な機能回復を目指す慶応大に対し、大阪大は間接的な手法で改善を狙う。iPS細胞から作製した心筋細胞をシート状に加工し、血管の閉塞(へいそく)で心筋が壊死(えし)した虚血性心不全の患者の心臓に貼り付けた。

       シートは約3カ月で分解し消滅するが、血管形成を促進する物質を分泌し、心筋への血流を回復。またシートは心臓と同様に拍動し、心臓が全身に血液を送る機能を補助する。

       心不全の根本的な治療法は心臓移植だが、提供臓器は不足が続いている。また生活習慣の変化や高齢化の進展で、患者数は急激に増加。国内では100万人を超えて国の医療費を大きく圧迫しており、iPS細胞による再生医療への期待が高まっている。

       心臓移植より現実的で、患者の肉体的負担が軽いiPS細胞による治療の幅が広がれば、症状に応じた最適な治療の実現につながる。心臓病は日本人の死因の第2位であるだけに、その意義は大きい。(伊藤壽一郎)
      https://news.yahoo.co.jp/articles/ceea16fb2f5d4337a9bc71c7ce10c7d9dad9e995

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    6. iPS細胞使い心臓病患者の機能回復目指す慶応大の臨床研究 了承
      2020年8月27日 19時41分

      iPS細胞から作った心臓の筋肉の細胞を重い心臓病の患者に移植して機能の回復を目指す、慶応大学の臨床研究が国の部会で了承されました。iPS細胞を使って心臓の機能の回復を目指す臨床研究は、大阪大学のグループが行っていて、これに続くものとなります。

      27日に開かれた厚生労働省の部会では、慶応大学医学部の福田恵一教授らのグループが計画している、iPS細胞から作った心臓の筋肉の細胞を「拡張型心筋症」と呼ばれる、重い心臓病の患者に移植する臨床研究が了承されました。

      「拡張型心筋症」は血液を送り出す心臓の力が低下し、重症の場合、心臓移植も行われる病気で、臨床研究では患者3人を対象に、iPS細胞から作った心臓の筋肉の細胞5000万個をそれぞれ移植し、1年かけて安全性を確認するほか、有効性についても調べます。

      部会では対象となる患者を選ぶ基準の妥当性などについて審議され、いずれも問題が無いとして臨床研究の実施が了承されました。

      iPS細胞を使って心臓の機能の回復を目指す臨床研究は、大阪大学のグループが別の病気の患者を対象に、ことし1月、心臓の筋肉の細胞をシート状に培養して、直接、貼り付ける手術を行っていて、慶応大学の臨床研究は、これに続くものになります。

      福田教授は「できるだけ早く患者に届けたいが、慎重にステップを確かめながら進め、今年度中には1例目の移植手術を行いたい」と話しています。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200827/k10012587051000.html

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  19. 「iPS心筋」といえば…

    「iPS心筋 森口」
    https://www.google.com/search?q=%EF%BD%89%EF%BC%B0%EF%BC%B3%E5%BF%83%E7%AD%8B+%E6%A3%AE%E5%8F%A3&source=lnms&tbm=isch

    https://www.google.com/search?q=%EF%BD%89%EF%BC%B0%EF%BC%B3%E5%BF%83%E7%AD%8B+%E6%A3%AE%E5%8F%A3

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  20. 安保徹「現在の医療はまるで機械を修理する感覚です。壊れてしまったものを一気に元に戻そうとする救急医療、臓器をとり換える臓器移植、それでもだめなら細胞を一回初期化して分裂させて戻そうというiPS細胞、それでは体は元に戻せません」
    (『安保徹のやさしい解体新書』 p.42~43 ◆医療が細分化、専門化して病気はおこる)
    https://koibito2.blogspot.com/search?q=%E5%AE%89%E4%BF%9D%E5%BE%B9+iPS%E7%B4%B0%E8%83%9E

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  21. マウスのES細胞から“ミニ心臓”作製に成功 東京医科歯科大
    2020年9月13日 5時23分

    さまざまな細胞に変化できるマウスの「ES細胞」から、実際に動く大きさが1ミリ程度の“ミニ心臓”を作り出すことに初めて成功したと、東京医科歯科大学のグループが発表しました。

    この研究は、東京医科歯科大学の石野史敏教授のグループが発表しました。

    受精卵から作製されるES細胞は体のさまざまな細胞に変化させることができ、同じ性質を持ったiPS細胞とともに万能細胞とも呼ばれています。

    グループでは、マウスのES細胞に、胎児の心臓ができる際に多くみられる「ラミニン」という特殊なたんぱく質を高い濃度で加えて培養しました。

    その結果、ES細胞は心筋細胞などに変化しながら、立体的に集まって、およそ2週間後には大きさが直径1ミリ程度の小さな心臓のような構造ができたということです。

    この“ミニ心臓”は心房や心室などが備わっていて、実際の心臓と同じように拍動するということで、マウスの胎児の心臓によく似た構造だということです。

    グループによりますと、立体的な構造が再現された心臓の作製に成功したのは世界でも初めてだということです。

    石野教授は「今後、ヒトのiPS細胞でも同じようにミニ心臓ができるかを研究し、心臓ができるメカニズムの解明を進めたい。心臓を人工的に作製できれば薬剤の安全性の評価などにも応用できる可能性がある」と話していました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200913/k10012615531000.html

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    1. 「部品」の発想に基づいてるうちは「手品」のたぐいのそしりを免れることができない…

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  22. 特定の遺伝子導入で“卵子に似た細胞” 効率よい作成に成功
    2020年12月17日 5時43分

    体のさまざまな組織に変化できるES細胞やiPS細胞に特定の遺伝子を導入することで「卵子に似た細胞」を効率よく作り出すことに、九州大学のグループがマウスを使った実験で成功したと発表しました。不妊の原因解明や新たな治療法の開発などに役立つと期待されています。

    これは九州大学大学院医学研究院の林克彦教授とワシントン大学の浜崎伸彦特別研究員らのグループが発表しました。

    グループでは、ヒトやマウスなどの卵子ができる際に働く8つの遺伝子を特定し、これらの遺伝子をマウスのES細胞やiPS細胞に組み込んで働かせたところ、卵子に非常によく似た細胞に変化したということです。

    さらに、グループがこの卵子によく似た細胞を使って人工授精を行ったところ、細胞分裂が始まることも確認できました。

    ただ、本物の卵子とは染色体の状態が異なっていて、細胞分裂は3回までで止まってしまったということです。

    グループによりますと、これまでマウスのES細胞から卵子を作り出すにはさまざまな条件を加えながら培養する必要があり、3週間ほどかけて数千個程度しかできませんでしたが、今回の方法では5日間で数十万個ほどの細胞ができたということです。

    浜崎伸彦特別研究員は「卵子の研究が進むことで、究極的には不妊治療への貢献や不妊の原因の解明にも応用できる可能性があると期待している」と話しています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201217/k10012768211000.html

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  23. iPS細胞で心臓病治療 3人に実施し経過順調 大阪大学
    2020年12月25日 20時59分

    iPS細胞から心臓の筋肉の細胞を作り出し、シート状にして重い心臓病の患者の心臓に移植する研究を進めている大阪大学のグループは、これまでに3人の患者に手術を実施したことを明らかにしました。患者の経過はいずれも順調だということで、今後の安全性や効果の検証が注目されます。

    これは25日、大阪大学大学院医学系研究科の澤芳樹教授らのグループが大阪・吹田市の大阪大学で記者会見を開いて明らかにしました。

    グループはiPS細胞から作り出した心臓の筋肉の細胞をシート状にした「心筋細胞シート」を開発し、重い心臓病の患者の心臓に直接貼り付けて機能を回復させる治療法の研究を進めています。

    澤教授によりますと今年1月以降、虚血性心筋症という重い心臓の病気の患者3人にこのシートを心臓に移植する手術を行ったということです。

    患者の経過はいずれも順調だということです。

    グループによりますと手術は保険が適用される一般的な治療法にすることを目指し、国の承認を得るための治験として行われたということです。

    来年6月に行われる第三者の評価委員会で治療の有効性が確認されれば、さらに7人に手術を実施する計画だということで、iPS細胞を使った心臓の再生医療の実用化に向けて、今後の安全性や効果の検証が注目されます。

    担当教授 「順調に経過し、ほっとしている」

    大阪大学大学院医学系研究科の澤芳樹教授は「ここまで順調に経過しているのでほっとしている気持ちもあるが、次のステップに向けて細かい点の修正を加えながら、最適な治験を行っていきたい。私たちの目標はiPS細胞を使って世界中の心臓病の患者を治すことなので、その目標を達成するためにいかなる努力も惜しまない」と話しています。

    iPS心筋細胞シートの移植患者の話

    iPS細胞から作った「心筋細胞シート」を移植する手術を受けた男性が初めて、NHKの取材に応じました。

    大阪府内に住む70代の男性はおよそ10年前に虚血性心筋症と診断されました。

    当時は息苦しさやのどの痛みに悩まされ、仕事や階段の上り下りなど日常生活もままならない状態だったということです。

    男性は長期にわたって治療を続けましたが、薬を使った治療では回復が難しく、症状が悪化した場合は心臓移植しか治療法がないと医師から伝えられていたということです。

    今回の治験に参加することを決めた理由について男性は「世界中の心臓病の人を救うことに役に立てるのならば名誉なことで、自分の命をかけても満足だと思って参加しました」と話していました。

    男性の手術はことし9月初旬に行われ、術後の経過は良好だということです。

    手術からおよそ4か月たった現在、体調が徐々によくなってきていると感じているといいます。

    男性は「正直に言って、術後すぐはこれまでと変わりませんでしたが、3か月たったくらいから本当に楽になってきました。大変だったのどの痛みもなくなり、歩こうが階段を上ろうが大丈夫です。以前は胸が苦しかったので、今、こうやって話せているのも大きな変化です。もっとよくなると信じて、仕事もどんどんやっていこうと思います」と話していました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201225/k10012785071000.html

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  24. ヒトのiPS細胞などから「胚盤胞」のような細胞作製と発表
    2021年3月21日 9時21分

    ヒトのiPS細胞などを使って、受精卵から胎児になる初期の段階で見られる「胚盤胞」のような細胞の塊を作ることに成功したと、アメリカなど2つの研究グループが発表しました。専門家はヒトの発生や生殖医療の研究に役立つ一方、細胞から生命を作り出すことにもつながりかねず、倫理的な課題も生じると指摘しています。

    研究はアメリカのテキサス大学のグループとオーストラリアのモナシュ大学のグループがそれぞれ行い、科学雑誌「ネイチャー」に発表しました。

    このうちテキサス大学のグループは、ヒトのiPS細胞やES細胞を刺激を与える化学物質を含む液体が入った特殊な容器の中で培養し、受精から数日でできる「胚盤胞」のような細胞の塊を作り出したとしています。

    また、モナシュ大学のグループはiPS細胞になる過程の細胞から同様の細胞の塊ができたとしています。

    こうした細胞の塊ができたのは初めてで、それぞれ形や大きさ、細胞の数などが胚盤胞とよく似ていて、ヒトの発生や生殖医療の研究に役立つとしています。

    一方で、細胞の塊は子宮に着床すると成長する実際の胚盤胞とは異なるものだとしています。

    iPS細胞から生殖細胞を作る研究を行っている京都大学の斎藤通紀教授は、「胎児になる過程の研究は、不妊治療などで余った受精卵を使い、極めて限られた範囲で行われてきたが、受精卵を使わずに可能になるので意義が大きい。ただ、精子や卵子を使わずにヒトのクローンなどにつながる可能性もあり、新たな倫理的な課題も生じる」と指摘しています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210321/k10012927141000.html

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    1. iPS細胞から受精卵に似た細胞作成…「人間作製」につながる可能性も
      2021/03/21 19:46

       人間のiPS細胞(人工多能性幹細胞)などを使い、胎児になる前の受精卵(胚盤胞はいばんほう)に似た形の細胞の塊を作ったと、豪州と米国のチームがそれぞれ発表した。現時点では胎児に育つ可能性はないが、受精卵を使わず人間を作製する研究に将来つながる可能性がある。論文がそれぞれ英科学誌ネイチャーに掲載された。

      成長した受精卵に似た細胞の塊を人工で作製し、染色した画像(豪モナッシュ大提供)

       豪州のチームは、大人の皮膚の細胞に特殊な処理を施し、若い細胞が持つ様々な細胞に成長する能力を戻した上で、受精卵が成長するのに必要な成分を加えるなどした。

       その結果、受精5日後の受精卵に似た構造を持つ細胞の塊ができたという。米国のチームは、ES細胞(胚性幹細胞)とiPS細胞を使って、同様の細胞の塊を作った。

       できた塊は、成長した受精卵と遺伝子の働きが似ていたが、成長した受精卵にはない細胞が含まれるなど大きな違いもあり、子宮に入れても胎児にはならないという。こうした細胞は、不妊や流産の研究に利用できる可能性がある。

       京都大の沢井努・特定助教(生命倫理学)の話「クローン人間の作製研究などを規制する各国の法律や倫理基準は、こうした細胞の塊が作製できることを前提としていない。今のうちに議論を進め、規制や倫理基準の整理を進めるべきだ」
      https://www.yomiuri.co.jp/science/20210321-OYT1T50205/

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    2. 人のiPS細胞から胚盤胞 不妊治療改良、難病解明に利用期待 米豪2チーム
      3/18(木) 2:20配信 時事通信

       人の皮膚細胞に遺伝子群を導入して作った人工多能性幹細胞(iPS細胞)の培養方法を工夫し、受精卵が分裂を重ねて成長した胚盤胞に似た状態にできたと、米テキサス大などとオーストラリア・モナシュ大などの二つの研究チームがそれぞれ発表した。

       論文が17日付の英科学誌ネイチャー電子版に掲載された。

       この疑似胚盤胞は英語で胚盤胞を示す「ブラストシスト」から「ブラストイド」と呼ばれる。本物とは違い、子宮に移植しても赤ちゃんには成長できないとみられる。現在、不妊治療の体外受精を改良する研究には余った受精卵が使われるが、提供される数が少ない。ブラストイドを利用すれば改良が進み、難病の原因遺伝子の解明、治療法や新薬の開発にも役立つという。

       人の胚盤胞はボール状で、内側の細胞群が胎児、外側が胎盤などに成長する。ブラストイドはiPS細胞を精子と卵子に変えて受精させるのではなく、実験容器内で立体的に培養するだけで、この構造をほぼ再現できた。ただ、モナシュ大チームによると、本物の胚盤胞に比べ、卵子から引き継がれて全体を包む透明帯ができないなどの違いがあった。

       マウスの疑似胚盤胞は近年、日本など各国で作られているが、赤ちゃんの誕生につながった報告はない。人の受精卵を使う研究は、胚盤胞に成長後、臓器ができ始める受精後14日までに培養を中止する国際ルールがあり、日本政府も倫理指針で定めている。モナシュ大チームは人のブラストイド研究にこのルールを準用した。

       iPS細胞を精子や卵子に変える研究は京都大や九州大の研究チームがマウスで実現したが、人では途中までしかできていない。人でできた場合も日本では受精を禁止している。
      https://news.yahoo.co.jp/articles/b8e0cc4827b2a3b6281e78766191248acbd1a364

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    3. 胎児発育前に似た細胞を作製 米豪、人クローンへ倫理面に課題
      3/18(木) 4:02配信 共同通信

      胎児に至るイメージ

       【ワシントン共同】人の皮膚の細胞や人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使い、胎児に発育する前の段階である「胚盤胞」に似た細胞の塊を作製したと、米国とオーストラリアの二つのチームが17日付の英科学誌ネイチャーに発表した。生殖医療に役立つ可能性がある一方、技術が進展すれば卵子と精子の受精を経ずに人のクローンを誕生させることにつながりかねず、生命倫理面で課題もありそうだ。

       胚盤胞は受精卵が成長して子宮に着床する寸前になった細胞の塊。マウスでは似た物が作られていたが、人では初めて。今回作製されたのは胚盤胞とは異なる細胞を含んでおり、子宮に着床させる計画はないとする。
      https://news.yahoo.co.jp/articles/6403d65769d83ac3750052ddd8be389e90ed6dda

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    4. ヒトのiPS細胞から胚盤胞 世界初、新たな生命つくる可能性も
      3/18(木) 10:45配信 朝日新聞デジタル

      オーストラリアのチームがiPS細胞からつくった胚盤胞(はいばんほう)。染色されている=ネイチャーに掲載された論文から

       ヒトのiPS細胞やES細胞から、受精卵が胎児になる初期段階である「胚盤胞(はいばんほう)」を世界で初めてつくったと、米国とオーストラリアのチームがそれぞれ発表した。将来的に、細胞から生命を新たにつくる技術につながる可能性があり、倫理的な課題も残る。18日付で英科学誌ネイチャーに掲載された。

      【写真】オーストラリアのチームがiPS細胞からつくった胚盤胞(はいばんほう)=ネイチャーに掲載された論文から

       iPS細胞やES細胞から胚盤胞をつくることは、これまで難しいとされてきた。だが今回、米国のチームはES細胞やiPS細胞を使って、オーストラリアのチームは皮膚のもとになる細胞からiPS細胞をつくる方法を応用し、それぞれ胚盤胞をつくることに成功した。構造や遺伝子が本物と似ていた。いずれも従来より変化が進んでいない状態にした細胞を使うことで、可能にした。

       胚盤胞ができれば、受精卵の発生を体外で調べられる。発生初期の病気や、不妊症の研究、体外受精の技術の向上に役立つ可能性がある。一方、体外受精では受精卵が胚盤胞になった段階で子宮に戻す。両チームとも、つくった胚盤胞は細胞の状態などに違いがあり、「(本物と)同等ではない」としているが、より厳密につくられれば生命になる可能性は否定できない。

       京都大の斎藤通紀教授(細胞生物学)は、論文の方法では、胚盤胞をつくる過程で遺伝子に傷が入りやすく、うまく発生していくかはまだわからないという。「新たな生命倫理の課題を生む可能性もある、驚きの研究。科学界の検証を待つ必要があるが、大変価値のある研究の第一歩になる報告だ」と話す。(市野塊)
      https://news.yahoo.co.jp/articles/34f3d2c8f64638c729bbacaa77f655a1d1ded99f

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  25. 10年たっても、15年たっても、実用化には程遠いし、おそらく20年30年たっても、今と大して変わらん、ほとんど前進することはないだろう。

    レトリックばかりは上手くなるかもしれんが。

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  26. コロナ元患者の血液からiPS細胞 重症化メカニズム解明へ提供へ
    2021年3月25日 16時42分

    新型コロナウイルスに感染し、重症化するメカニズムの解明などに役立ててもらおうと、山中伸弥さんが理事長を務める京都大学iPS細胞研究財団などは、回復した元患者の血液からiPS細胞を作製し、研究機関に無償で提供する取り組みを始めることになりました。

    これは25日、京都大学iPS細胞研究財団や京都大学医学部附属病院などでつくる、プロジェクトのグループが発表しました。

    それによりますとグループは新型コロナウイルスに感染し、回復した元患者6人の血液を去年6月から9月にかけて採取し、iPS細胞を作製したということです。

    6人は重症、中等症、それに軽症と症状が異なった人たちで、グループはできたiPS細胞について、早ければ来月から希望する研究機関や企業に無償で提供を始めるということです。

    新型コロナで重症化するリスクは、基礎疾患だけでなく遺伝による要因も考えられていて、グループは症状が異なった元患者のiPS細胞から、さまざまな体の組織を作り、ウイルスに感染させることで、発症のメカニズムや症状の違いが出る原因の解明などに役立つのではないかとしています。

    iPS細胞の開発者で、財団の理事長を務める山中伸弥さんは「多くの研究者に利用してもらうことで、新型コロナの収束に少しでも貢献したい」とコメントしています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210325/k10012935401000.html

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  27. 医科様手品、いつまでやれてるものだか…

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  28. 幹細胞 効率よく選別…京大など開発 iPSから筋肉修復
    2021/04/02 15:00

     人のiPS細胞(人工多能性幹細胞)から作った、筋肉を修復する幹細胞を効率よく選別する手法の開発に成功したと、京都大iPS細胞研究所の桜井英俊准教授(再生医学)らのチームが2日、米科学誌ステム・セル・リポーツ(電子版)で発表した。筋肉が衰える難病「デュシェンヌ型筋ジストロフィー」の治療法開発につながる成果という。6年後の治験開始を目指す。

     この病気は、遺伝子の異常で筋肉の線維が壊れ、筋力が低下する。チームによると、国内の患者数は約5000人で、主に男児に発症する。幹細胞を使った根本的な治療法の実用化が期待されている。

     チームは昨年7月、人のiPS細胞から作った幹細胞を病気のマウスに移植し、筋力を改善させたと発表した。ただ、作製の途中で様々な種類の細胞が混じってしまう。筋肉を修復する幹細胞だけを選別するためには、遺伝子を改変して目印を作る必要があり、安全性などで課題があった。

     今回、チームは、筋肉を修復する幹細胞の表面に元々あり、目印となる2種類のたんぱく質を特定。目印を手がかりにすれば、幹細胞を正確に選別する確率が95%まで上昇した。

     香月康宏・鳥取大准教授(染色体工学)の話「実際に治療へ使うことを考えた場合には、欠かせない重要な成果だ。実用化に向けて一歩進んだと言える」
    https://www.yomiuri.co.jp/medical/20210402-OYT1T50135/

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    1. iPSから作製、筋肉修復する幹細胞を効率よく選別…京大など開発
      2021/04/02 15:00

       人のiPS細胞(人工多能性幹細胞)から作った筋肉を修復する幹細胞を、効率よく選別する手法を開発したと、京都大iPS細胞研究所の桜井英俊准教授(再生医学)らのチームが2日、米科学誌ステム・セル・リポーツ(電子版)で発表した。筋肉が衰える難病「デュシェンヌ型筋ジストロフィー」の治療法開発につながる成果という。6年後の治験開始を目指す。

       この病気は、遺伝子の異常で筋肉の線維が壊れ、筋力が低下する。チームによると、国内の患者数は約5000人で、主に男児に発症する。一部患者に効く治療薬はあるが、幹細胞を使った根本的な治療法の実用化が期待されている。

       チームは昨年7月、人のiPS細胞から作った幹細胞を病気のマウスに移植し、筋力を改善させたと発表した。ただ、作製の途中で様々な種類の細胞が混じってしまう。筋肉を修復する幹細胞だけを選別するためには、遺伝子を改変して目印を作る必要があり、安全性などで課題があった。

       今回、チームは、筋肉を修復する幹細胞の表面に元々あり、目印となる2種類のたんぱく質を特定。目印を手がかりにすれば、幹細胞を正確に選別する確率が95%まで上昇した。
      https://www.yomiuri.co.jp/local/kansai/news/20210402-OYO1T50017/

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  29. iPS心筋 移植治験へ 夏にも心不全患者に…慶大発の新興企業
    2021/04/04 05:00

     iPS細胞(人工多能性幹細胞)から作製した心臓の筋肉の細胞(心筋細胞)を重い心不全の患者に移植する治験を、慶応大発の新興企業「ハートシード」(東京)が始める。2月に医薬品医療機器総合機構(PMDA)に申請し、3月下旬に認められた。今年夏頃に1人目の患者に実施する予定という。

     対象となるのは、心筋梗塞こうそくなど心臓の筋肉に血液が行き渡らなくなる「虚血性心疾患」を起こし、心機能が落ちた重度の心不全患者。心不全の患者数は国内で120万人に上り、重い場合、根本的な治療法は心臓移植しかない。

     治験では、他人のiPS細胞から変化させた心筋細胞約1000個で球状の塊を作り、心臓の血管を広げる手術と同時に、患者の心臓に必要な量の塊を注入する。弱った心筋を再生させ、心機能を改善させる効果が期待できるという。治験は20~80歳の10人に実施し、約1年間、安全性や有効性をみる計画だ。治験を進める慶応大の福田恵一教授(循環器内科)は、「心不全は近年、国内で入院患者が年1万人ずつ増え、世界でも社会問題になっている。治療法を確立させたい」と話している。

     iPS細胞を使った虚血性心疾患の治験は、シート状にした心筋細胞を心臓に移植する手術を大阪大が実施している。
    https://www.yomiuri.co.jp/medical/20210404-OYT1T50100/

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  30. iPSから胎盤の細胞、京大研究者ら作製に成功…不妊症の原因解明に
    2021/04/08 00:55

     人のiPS細胞(人工多能性幹細胞)から、胎盤を構成する主な3種類の細胞を作ることに成功したと、京都大iPS細胞研究所の高島康弘講師(再生医学)らのチームが発表した。不妊症や妊娠高血圧症候群などの原因解明につながる可能性があるといい、論文が8日、米科学誌セル・ステム・セルに掲載された。

     胎盤は、胎児が成長するのに必要な酸素や栄養を母親の血液から吸収する役割を担う。人の受精卵が子宮に着床した後、受精卵の外側にある細胞が胎盤になる。

     チームは、通常のiPS細胞をより人の受精卵に近づける処理を施すなどした上で、胎盤のもとになる細胞に変化させた。さらに、この細胞から3種類の胎盤の細胞を作ることに成功した。ただし、栄養の吸収など、胎盤の細胞本来の機能を持っているかまでは確認できていないという。

     母親や胎児が危険な状態になる恐れがある妊娠高血圧症候群や、胎児の発育不全などには胎盤の異常が関連しているとされる。高島講師は「将来的には、人の胎盤の組織を作るのが目標の一つ。不妊症などの患者からiPS細胞を作り、病気を再現すれば原因解明につながる可能性がある」と話している。

     東北大の有馬隆博教授(分子生物学)の話「人と同じようなメカニズムで胎盤の細胞に変化する過程を再現できた意義は大きい。ただ、作製した細胞が実際の胎盤と同じ機能を持つかを確認しなければ、医療応用にはつながらない」
    https://www.yomiuri.co.jp/science/20210408-OYT1T50046/

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    1. iPSから胎盤細胞 不妊症の解明に期待…京大などのチーム
      2021/04/08 06:00

       人のiPS細胞(人工多能性幹細胞)から、胎盤を構成する主な3種類の細胞の作製に成功したと、京都大iPS細胞研究所の高島康弘講師(再生医学)らのチームが発表した。不妊症や妊娠高血圧症候群などの原因解明につながる可能性がある。論文が8日、米科学誌セル・ステム・セルに掲載された。

       胎盤は、胎児が成長するのに必要な酸素や栄養を母親の血液から吸収する役割を担う。人の受精卵は子宮に着床した後、外側にある細胞は胎盤になり、内側の細胞は胎児の組織を作る。

       チームは、通常のiPS細胞をより人の受精卵に近づける処理を施すなどした上で、受精卵の外側にある胎盤のもとになる細胞に変化させた。さらに、この細胞から3種類の胎盤の細胞を作ることができたという。

       チームによると、これらの細胞を胎盤のもとになる細胞から作製したのは世界で初めてという。ただし、栄養の吸収など胎盤の細胞本来の機能を持っているかまでは確認できていない。受精卵は「生命の萌芽ほうが」だが、今回の研究は、受精卵の一部の細胞を作って変化させることの確認にとどまっており、チームは生命倫理のルールには抵触していないとしている。

       母親や胎児が危険な状態になる恐れがある妊娠高血圧症候群や、胎児の発育不全などには胎盤の異常が関連しているとされる。高島講師は「将来的に人の胎盤の組織を作るのが目標の一つ。不妊症などの患者からiPS細胞を作り、病気を再現すれば原因解明につながる可能性がある」と話す。
      https://www.yomiuri.co.jp/local/kansai/news/20210408-OYO1T50005/

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  31. iPS細胞から血小板作り投与する治療法 年内にも治験開始へ
    2021年4月26日 6時20分

    京都市のベンチャー企業が進める、iPS細胞から血小板という血液の成分を作り出し患者に投与する治療法の治験の計画について、国の機関の調査が終わったことから、会社では、医療機関での審査を経たうえで、年内にも治験を始めたいとしています。

    これは、京都市のバイオベンチャー企業「メガカリオン」が26日、発表しました。

    この会社では、iPS細胞から血液の成分の一つで止血に必要な血小板を作り出し「血小板減少症」の患者に投与する治療法について、国の承認を得るために、実際にヒトに投与する治験の計画を進めています。

    会社によりますと、治験の計画書を医薬品などの審査を行う国の機関PMDA=医薬品医療機器総合機構に提出し、調査が終わったということです。

    計画では、京都大学から提供を受けた第三者のiPS細胞から血小板を作り出し、成人の男女およそ10人に実際に投与して、1年間かけて安全性や有効性を確認するということです。

    会社によりますと、治療に使う血小板は現在は献血に頼っていますが、iPS細胞から作り出すことができれば大量生産も可能になるということで、今後、実際に投与を行う予定の京都大学医学部附属病院で改めて審査を受けたうえで、承認されれば年内にも投与を始めたいとしています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210426/k10012997531000.html

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  32. 首都圏 NEWS WEB
    角膜が濁る病気 iPS細胞で視力回復目指す 慶応大計画
    06月13日 09時33分

    目の表面にある角膜が濁る病気の患者に、iPS細胞から作った細胞を移植して、視力の回復を目指す世界で初めての臨床研究を慶応大学のグループが計画しています。
    研究グループは国に実施を申請し、今後、認められれば移植を行いたいとしています。

    臨床研究を計画しているのは、慶応大学の榛村重人准教授らのグループです。
    計画では、角膜の中にある細胞が減ることで角膜が白く濁り、視力が低下する「水ほう性角膜症」という重い目の病気の患者に、他人のiPS細胞から作った目の細胞をおよそ80万個を移植して、視力の回復を目指すとしています。
    研究グループは、臨床研究の計画が、先月、学内の委員会で承認されたのを受けて国に実施を申請しました。
    水ほう性角膜症の根本的な治療は、角膜移植しかありませんが、研究グループによりますとおよそ1万人が移植を待っているのに対し、この病気で角膜移植を受けているのは、年間およそ2000人で、提供が不足しているということです。
    研究グループは、国の審査で認められれば重い症状の患者3人に移植したいとしていて、1年間かけて安全性などを確認するとしています。
    榛村准教授は「角膜の移植を1年以上待つケースも多い。iPS細胞を生かすことで、角膜の提供に依存せずに治療できるようにしたい」と話しています。
    https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20210613/1000065689.html

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    1. 誰にでも、それが本当かどうか、確認検証できるわけでもなく…

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    2. 一種の秘密結社のようなiPSギルドの「秘儀」「秘術」のようなもの。

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  33. 角膜濁る病気にiPS細胞 視力回復目指す 慶大が研究を計画
    2021年6月13日 7時30分

    目の表面にある角膜が濁る病気の患者にiPS細胞から作った細胞を移植して、視力の回復を目指す世界で初めての臨床研究を慶応大学のグループが計画しています。研究グループは国に実施を申請し、今後、認められれば移植を行いたいとしています。

    臨床研究を計画しているのは、慶応大学の榛村重人准教授らのグループです。

    計画では、角膜の中にある細胞が減ることで角膜が白く濁り、視力が低下する「水ほう性角膜症」という重い目の病気の患者に、他人のiPS細胞から作った目の細胞をおよそ80万個を移植して、視力の回復を目指すとしています。

    研究グループは臨床研究の計画が先月、学内の委員会で承認されたのを受けて国に実施を申請しました。

    水ほう性角膜症の根本的な治療は角膜移植しかありませんが、研究グループによりますと、およそ1万人が移植を待っているのに対し、この病気で角膜移植を受けているのは年間およそ2000人で、提供が不足しているということです。

    研究グループは、国の審査で認められれば重い症状の患者3人に移植したいとしていて、1年間かけて安全性などを確認するとしています。

    榛村准教授は「角膜の移植を1年以上待つケースも多い。iPS細胞を生かすことで角膜の提供に依存せずに治療できるようにしたい」と話しています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210613/k10013082121000.html

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  34. 「iPS細胞」ってえやつは、「常温核融合」や「常温超伝導」のような一種のブーム(フィーバー)みたいなものなんだな…

    そのうち、公的研究予算の削減とともに下火になるんだろ。

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  35. iPS細胞で角膜治療の臨床 国が了承 角膜移植に代わる治療期待
    2021年6月30日 19時01分

    慶応大学のグループが計画している、目の角膜が濁って視力が低下する病気の患者に、iPS細胞から作った細胞を移植する臨床研究について、国の部会は、この研究の実施を了承しました。

    30日に開れた厚生労働省の部会で了承されたのは、慶応大学の榛村重人准教授らのグループが計画している臨床研究です。

    この臨床研究は目の角膜の中にある細胞が減ることで、角膜が白く濁り視力が低下する「水ほう性角膜症」という病気の患者に、他人のiPS細胞から作った目の細胞を移植して視力の回復を目指すもので、部会の資料によりますと、この病気が再発した患者3人に移植を行い、1年かけて安全性などを確認する計画だということです。

    30日の部会では文書の表現を一部、修正することなどが求められましたが、計画自体は了承され、グループでは今後、準備が整い次第、移植を実施するということです。

    この病気の治療法は現在、角膜移植しかないということで、グループでは、研究が進めば、将来的に移植に代わる新たな治療法となることが期待されるとしています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210630/k10013112111000.html

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  36. iPS細胞で脊髄損傷の機能回復目指す研究 希望者の受け付け開始
    2021年7月1日 5時12分

    脊髄を損傷して体を動かせなくなった患者にiPS細胞から作った神経のもととなる細胞を移植して機能の回復を目指す臨床研究について、研究を進める慶応大学などのグループは参加を希望する患者の受け付けを始めました。

    患者の受け付けを始めたのは慶応大学の岡野栄之教授と中村雅也教授らのグループが進めている臨床研究です。

    臨床研究は事故などで脊髄を損傷し、体を動かせなくなった患者に他人のiPS細胞から作った神経のもととなる細胞、およそ200万個を移植して機能の回復を目指すものです。

    対象となるのは、脊髄を損傷してから2週間から4週間の間に移植を受けることができる完全にまひした状態の18歳以上の患者で、計画では合わせて4人に移植を行い、その後、1年かけて安全性や効果を確認するということです。

    グループによりますと脊髄損傷の患者は年間5000人ほどいますが、根本的な治療法はなく、iPS細胞を使った治療法の臨床研究は世界で初めてだということです。

    研究グループの岡野教授は「今回はけがをした直後の患者が対象で、幅広い患者の治療法を確立するまでにはまだ課題はあるが、一歩前に進めることが大切だ。万全の体制で最善を尽くしたい」とコメントしています。
    また、中村教授は「やっとスタートラインに立つことができた。1日も早く、実際の患者に再生医療を届けられるよう頑張りたい」と話していました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210701/k10013112761000.html

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  37. グルマスターミスターiPS細胞大先生に、応用現実化の本音の感想を聞きたいものだな。

    大法螺の大風呂敷を、どうやって畳むつもりなのかねえ…

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  38. 不妊の原因解明に期待 「ES細胞」から卵巣組織を作製 世界初
    2021年7月16日 4時22分

    さまざまな細胞に変化させることができるマウスの「ES細胞」から正常に機能する卵巣の組織を作り出すことに世界で初めて成功したと、九州大学などのグループが発表しました。
    今後、不妊の原因の解明などに役立つと期待されています。

    これは、九州大学大学院医学研究院の林克彦教授や吉野剛史助教らのグループが発表しました。

    「ES細胞」から卵子を作製する研究では胎児から取り出した卵巣の細胞と組み合わせて培養する必要があり、マウス以外の動物で研究を進める上での課題となっていました。

    グループではマウスのES細胞に特殊なたんぱく質などを加えることで「胎児の卵巣によく似た細胞」を作り出すことに成功し、別のマウスのES細胞から作製した「卵子の元になる細胞」と組み合わせて培養しました。

    その結果、この細胞は卵巣の組織に成長し、できた卵子を人工授精させると正常なマウスが生まれたということです。

    マウスのES細胞だけで正常に機能する卵巣の組織を作製するのは世界で初めてだということです。

    グループでは今後、ほかの動物でもES細胞だけで卵巣や卵子が作製できれば、不妊の原因解明や治療法の開発、絶滅危惧種を保護する研究などに役立つとしています。
    林教授は「原因の分かっていない卵巣に関する病気もあるが、ES細胞などで卵巣の発生を再現できれば、原因の解明につながるはずだ」と話していました。

    専門家「極めて重要な成果」

    生殖細胞の発生に詳しい京都大学の斎藤通紀教授は、今回の研究について「極めて重要な成果で、卵子と合わせて卵巣自体を作製したことになる。今後、ヒトやほかの動物でも卵巣の細胞を誘導したり、基本的に同じ原理である精巣の細胞を誘導したりするなど多くの研究が進むことが期待される」とコメントしました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210716/k10013141621000.html

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  39. いまや「研究者」という人種は、手品師奇術師、あるいは、詐欺師ペテン師のような連中じゃないと立派に勤めあげるのはむずかしいらしい…

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  40. iPS細胞から作った心臓、すい臓の細胞による新たな臨床研究へ…京都大など2026年までに
    2021/08/11 15:00

     京都大などは10日、備蓄された他人のiPS細胞(人工多能性幹細胞)から作った心臓と 膵臓すいぞう の細胞による新たな臨床研究を、2026年までに実施すると発表した。京大と武田薬品工業による共同研究の一環で、今年4月に設立した創薬新興企業「オリヅルセラピューティクス」(京都市)が研究を進め、治療法としての実用化を目指す。

     発表によると、iPS細胞から心筋細胞を作り、重症心不全の患者の心臓に注入して機能が改善されるかどうかを確認する。また、膵臓内で血糖値を下げるインスリンを分泌する 膵島すいとう の細胞をiPS細胞から作ってシート状にして、インスリンが十分に分泌されない1型糖尿病患者の膵臓に移植し、治療を試みるという。
    https://www.yomiuri.co.jp/local/kansai/news/20210811-OYO1T50016/

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  41. 人を化かす手品の種は、いつか必ずバレるもの…

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  42. iPS技術「中間点過ぎた」…山中氏、論文発表15年
    2021/08/12 06:00

     iPS細胞(人工多能性幹細胞)の最初の論文発表から11日で15年を迎え、京都大iPS細胞研究所の山中伸弥所長が読売新聞の取材にコメントを出した。iPS細胞を使った臨床研究や治験が進む現状を趣味のマラソンに例え、「多くのプロジェクトが中間点を過ぎた」と表現した。

     山中所長は2006年8月にマウスの細胞で、翌年11月には人間でiPS細胞を作製したと米科学誌「セル」に発表し、12年にノーベル生理学・医学賞を受賞した。14年には理化学研究所などがiPS細胞で作った網膜の細胞を目の難病患者に移植し、安全性を調べる臨床研究を実施。今年からは神戸市立神戸アイセンター病院が別の目の難病で有効性を確かめる臨床研究を始めた。

     京都大はパーキンソン病、大阪大は心臓病の治験を進めており、山中所長は「ほぼすべてのプロジェクトが脱落せず続けてこられたのはすごいことだ」とした。

     実用化を加速させるため、昨年4月には京都大iPS細胞研究財団が設立された。山中所長は「これからが本当の勝負。最適のiPS細胞技術を一日も早く、良心的な価格で患者に届けることを使命に、産業界への橋渡しをしっかり行っていきたい」と意気込んだ。
    https://www.yomiuri.co.jp/local/kansai/news/20210812-OYO1T50004/

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  43. 「iPS細胞」医療応用、道半ば…山中氏論文発表から15年
    2021/08/18 05:00

     あらゆる細胞に変化し、ほぼ無限に増えるiPS細胞(人工多能性幹細胞)について、山中伸弥・京都大iPS細胞研究所長が論文を発表してから今月で15年になった。医療応用での成果が期待されるが、人体での安全性などの確認には慎重さが求められるため、多くの患者に恩恵をもたらすのはまだ先とみられる。(大阪科学医療部 石川千佳、村上和史)

    治験、慎重に安全性確認

    破格の研究費

     医療応用の動きが活発なのは、臓器や組織の細胞を作って患部に移植する「再生医療」の分野だ。

     2012年に山中所長がiPS細胞の研究成果でノーベル生理学・医学賞を受賞したのを機に、国が全面支援に乗り出し、22年度までの10年間で約1100億円という破格の研究費を配分している。

     予算だけではない。再生医療の実用化を進めるため、特別な審査制度も設けた。14年施行の再生医療安全性確保法で、人への初期段階の臨床研究を行う際の手続きを策定した。

     こうした後押しを受け、14年以降に理化学研究所などの国内勢が目の難病「加齢黄斑変性」などに対する臨床研究を世界で初めて実施した。臨床研究はこれを含めて少なくとも7件が実施、6件が計画中だ。

     臨床研究より進んだ実用化手前の治験は、京都大が18年にパーキンソン病で始め、今年中に患者7人への移植を終える予定だ。この治験には大日本住友製薬が協力している。

     大阪大は心臓病で治験を始め、京都大の研究者らが設立した企業メガカリオンなども血液の病気で準備を進めている。だが、治験には年単位の時間を要するため、まだ国内では、iPS細胞による明確な効果が示された治療法の報告はないのが現状だ。

    創薬

     医療応用のもう一つの柱が、病気を再現した細胞をiPS細胞から作り、膨大な種類の物質や既存薬を投与して効果を調べる「創薬」の分野だ。希少疾患などに治療効果が期待できる物質が見つかれば、既存薬の場合は安全性の試験を簡略化できる。

     さまざまな病気の細胞作りが全国の大学などで加速しており、理研の保存事業に寄託された希少疾患のiPS細胞は、423疾患にのぼる。

     京都大は、筋肉が骨に変わる「進行性骨化性線維異形成症(FOP)」に免疫抑制剤が効く可能性があるとして、17年に治験を始めた。慶応大は筋 萎縮いしゅく 性側索硬化症(ALS)にパーキンソン病の治療薬を使う治験を終え、今年5月に「病気の進行を遅らせる可能性がある」と発表した。今後、国の承認を目指すという。

     こうした創薬には、国内最大手の武田薬品工業が京都大との共同研究で約200万種類の物質からALSの新薬候補を見つけるなど、いくつかの製薬企業も取り組んでいるとみられる。だが、治験にまで進んだ企業はまだない。

     技術的な難しさから、二の足を踏む中堅企業もある。創薬に詳しい慶応大の 佐谷さや 秀行教授は「新薬の候補物質の効果を調べる試験には特殊なノウハウが必要だ。それがない企業には難しい」と背景を解説する。欧州には試験を支援する専門機関があるとして、「国は試験のノウハウを大学や企業に伝える仕組みの整備に力を入れるべきだ」と訴える。

     ノーベル賞を機に始まった国による約1100億円の研究予算の配分は、来年度末で終わるが、それ以降の予算配分は未定だ。必要な遺伝子を外部から加える「遺伝子治療」など、iPS細胞以外の先端医療技術への投資も増やすべきだ、との意見がある。

     科学技術振興機構(JST)の辻真博フェローは「現状のままでは、日本は遺伝子治療などで世界の2番手、3番手になることさえ難しい」と指摘する。これまでの予算配分の成果に対する検証も必要だ。

    大学主導、企業の参入課題

     iPS細胞を利用した再生医療は、海外では企業が主体となって進めている。再生医療の将来性に期待する投資家などから資金が集まりやすいからだ。

     豪州の企業は、iPS細胞から作った幹細胞で骨髄移植後の拒絶反応を抑える治験を英国などで実施。2018年に一定の安全性と有効性を確認したと発表した。米国の企業もiPS細胞から作った免疫細胞でがんを治療しようと、治験を進めている。他に心臓病やパーキンソン病などでも計画されている。

     一方、武田薬品工業は今年4月、京都大との共同研究を踏まえ、1型糖尿病などの治療を目指す企業を設立。慶応大発の企業ハートシードもデンマークの製薬大手と提携し、約6億ドルを得る契約を結んだが、日本では企業の参入は少なく、臨床研究や治験のほとんどを大学の研究者らが主導する。

     企業が新たな生産設備への投資を敬遠し、大学の研究成果を生かせない状況は大学と企業を隔てる「死の谷」と呼ばれ、山中所長は危機感を強めてきた。

     京都大は昨年、企業への橋渡しを目的に新たな財団を設立した。山中所長は「財団を通じて、細胞製造や品質評価の技術を良心的な価格で提供したい」と意気込む。

      ◆iPS細胞(人工多能性幹細胞) =皮膚や血液などの細胞に4~6種類の遺伝子を組み込み、受精卵に近い状態まで時間を巻き戻した細胞。2006年8月にマウスの細胞で、翌年11月に人間でiPS細胞を作製したと米科学誌「セル」に発表された。
    https://www.yomiuri.co.jp/commentary/20210817-OYT8T50144/

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  44. iPS細胞での心臓治療 慶応大発のベンチャーが海外企業と提携
    2021年6月1日 17時51分

    iPS細胞から作り出した心臓の筋肉の細胞を心不全の患者に移植する新しい治療法の開発を進めている、慶応大学発のベンチャー企業が、デンマークの大手製薬企業と提携し、治療法の実用化や事業化を進めると発表しました。

    これは、慶応大学医学部の福田恵一教授らが立ち上げたバイオベンチャー企業「ハートシード」と、デンマークの大手製薬企業「ノボ ノルディスク」が会見を開いて発表しました。

    福田教授らのベンチャーでは、iPS細胞から心臓の筋肉の細胞を作り出し、球状にして重い心不全の患者の心臓に注射で移植する治療法を研究しています。

    ことし秋以降に国内で承認を得るための治験を計画しているということで「ノボ ノルディスク」との提携により、開発の進捗(しんちょく)に応じて最大でおよそ650億円の開発費用などを受け取るということです。

    順調に進めば、3年程度での実用化を目指すということで、その後の製造や販売など事業化も協力して進めていくということです。

    会見に出席した福田教授は「基礎研究を臨床開発や実際の医療につなげるのは資金面で非常に難しく『死の谷』と呼ばれるが、今回、なんとか越えることができそうだ。心不全を治すことのできる病気にしたい」と話していました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210601/k10013062551000.html

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  45. 世間一般に「できなさそうだ」と思われるまでは、詐欺だと後ろ指をさされることもない、言いたい放題、やりたい放題が通用するらしい…

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    1. 募金詐欺でも、投資詐欺でも、何でもありだ。

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  46. 毛を作り出す器官の形成 マウスの細胞解析で解明 理化学研究所
    2021年6月10日 5時35分

    毛を作り出す「毛包」と呼ばれる器官が形づくられる仕組みについて、神戸市の理化学研究所のグループが、マウスの細胞を詳細に解析することで解明したと発表しました。再生医療への活用が期待できるとして注目されています。

    毛は、毛穴から奥に続く「毛包」と呼ばれる筒状の器官から作り出されますが、毛包が成長の過程でどのように形づくられるのか詳しくは分かっていませんでした。

    理化学研究所生命機能科学研究センターのグループは、特殊な顕微鏡を使ってマウスの毛包ができていく様子を細胞単位で撮影し解析しました。

    その結果、当初は平らな皮膚の上に4種類の細胞が同心円状に並んでいますが、それぞれの種類の細胞が段階的に皮膚の奥に成長していくことで、まるで伸縮式の望遠鏡を伸ばすように筒状の毛包ができることが分かったということです。

    さらに、この同心円の中の1種類の細胞が毛が生える際に重要な働きをする「毛包幹細胞」という特殊な細胞になることも初めて確認したということです。

    研究グループの藤原裕展チームリーダーは「今回の成果でiPS細胞などから毛包幹細胞を生み出したり、増やしたりする技術の発展につながる可能性がある。今後の再生医療の研究に活用できるのではないか」と話しています。

    この成果は国際的な科学雑誌「ネイチャー」の電子版に掲載されています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210610/k10013077151000.html

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  47. なぜそんなに「毛」にこだわるのかな? 「毛」なんて、基本的にあってもなくても、そんなに生存にかかわるものではないと思われるのだが…

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    1. ケダモノから徐々にかけはなれた存在としてヒトは進化(変化)してきたのではなかったか。

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  48. アキレスけん iPS細胞で回復 ラットで成功 京大などのグループ
    2021年8月31日 23時07分

    ヒトのiPS細胞から骨と筋肉をつなぐ「けん」の細胞を作製し、アキレスけんが傷ついたラットに移植して歩く機能を回復させることに成功したと京都大学などのグループが発表しました。

    これは京都大学iPS細胞研究所の池谷真准教授らのグループがオンラインで会見を開いて発表しました。

    骨と筋肉をつなぐ「けん」は再生能力が低く、傷ついた場合に治療が難しい組織とされ、体の別の組織を使ったこれまでの治療法も合併症のリスクがあることなどが課題となっています。

    グループは、ヒトのiPS細胞から作り出した「けん」の細胞300万個をアキレスけんが断裂したラットに移植して変化を調べました。

    その結果、移植をしていないラットは歩く際に足のかかとにあたる部分が低く下がった状態となっていましたが、移植したラットでは、2週間後にはかかとの位置が2倍ほど高くなり、健康なラットと同じ程度まで回復したということです。

    さらに、回復したアキレスけんには移植した細胞の一部がとどまって歩行機能の回復を促していることを示す反応も確認できたということです。
    池谷准教授は「将来的には患者の治療に応用できるだけでなく、病気の研究にもつながると考えており、さまざまな活用法を検討していきたい」と話していました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210831/k10013235711000.html

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  49. iPS細胞から作った免疫細胞 がん新治療法の治験開始
    2021年11月11日 18時32分

    iPS細胞から作り出した特殊な免疫細胞でがんを攻撃する治療法について、国立がん研究センターと京都大学のグループは実際の患者での治験を始めたと発表しました。

    これは国立がん研究センター東病院と京都大学iPS細胞研究所のグループが11日、オンラインの会見を開いて明らかにしました。

    治験は、ヒトのiPS細胞に一部の卵巣がんに特有のたんぱく質への反応が高まる遺伝子を入れたうえで「NK細胞」という免疫細胞を作り出し、このタイプの卵巣がんの患者に投与するものです。

    この「NK細胞」は卵巣がんのがん細胞を効率よく攻撃し、正常な細胞は攻撃しにくいことなどから副作用が出にくくなることが期待できるということです。

    治験は卵巣がんが進行して腹部に転移し、手術ができない状態の患者最大18人が対象で、免疫細胞を週に1度、最大で4回投与して安全性や効果を調べるということです。

    すでにことし9月、50代の女性患者1人に3回の投与を行い、これまでのところ異常はみられないということです。

    国内では去年、理化学研究所などのグループがiPS細胞から作り出した別の免疫細胞で、がんを治療する治験を始めています。

    国立がん研究センター東病院の先端医療科の土井俊彦科長は「まずは治験で安全性の確認を明確に行い、細胞の保存や輸送についてのルールを固めて実用化への流れを加速させたい」と話していました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211111/k10013344201000.html

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  50. ヒトiPS細胞から「NK細胞(ナチュラルキラー細胞)」を作製し卵巣がんの患者に投与…

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    1. もしそれが本当なら拒絶されそうだけどな…

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  51. 筋ジストロフィー、iPSで運動機能が改善…京大などマウス実験
    2021/11/30 17:24

     人のiPS細胞(人工多能性幹細胞)を筋肉の維持などに関わるコラーゲンを作る細胞に変化させ、希少難病「ウルリッヒ型先天性筋ジストロフィー(ウルリッヒ病)」のマウスに投与して運動機能を改善させたと、京都大などのチームが発表した。この病気には根本的な治療法がなく、治療法の確立につながる可能性があるという。論文がスイスの科学誌に掲載された。

    「ウルリッヒ病」治療法確立に光

     ウルリッヒ病は、遺伝子の異常でコラーゲンが作られない国指定難病。生まれつき筋力が弱かったり、手足の関節が硬くなったりして、若くして人工呼吸器が必要となることが多い。チームによると、国内の患者数は約200人という。

     チームは、人のiPS細胞を、コラーゲンを産生する細胞に変化させ、生後2日目と4週目の計2回、500万個ずつをウルリッヒ病のマウスの腹部に注射した。その結果、マウスの体内ではコラーゲンが増加し、生後8週目には握力や持久力が投与していないマウスの約1・5倍になった。

     京都大iPS細胞研究所の桜井英俊准教授(再生医学)は「コラーゲンを作る機能は一定期間しか維持されないため、細胞を定期的に投与する必要がありそうだ。さらに改良したい」と話した。

      香月康宏・鳥取大准教授(染色体工学)の話 「人でも同様の効果があるかなど検証すべき課題は多いが、実用化に向けた重要な一歩だ」
    https://www.yomiuri.co.jp/science/20211130-OYT1T50200/

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  52. 幹細胞から受精卵に近い細胞を作製、不妊症研究などに活用期待…着床のような現象も
    2021/12/03 01:00

     様々な細胞に変化できる人間の幹細胞を使って、胎児になる前の受精卵(胚盤胞)に近い細胞を作ることに成功したと、オーストリア科学アカデミー分子生物工学研究所の香川晴信研究員(分子生物学)らの研究チームが発表した。

     不妊症の研究などに活用が期待される一方、人工的に人間を作る研究に近づくなど倫理的な課題もある。論文が2日付の英科学誌ネイチャーに掲載された。

     チームは、iPS細胞(人工多能性幹細胞)やES細胞(胚性幹細胞)の培養方法を工夫し、どちらの細胞からも、受精から5~7日後の胚盤胞と構造がよく似た細胞の塊を作製した。遺伝子の働きなどを調べると、胎児や胎盤の元になる細胞の特徴があった。

     子宮の細胞と一緒に培養すると、着床のような現象も見られたという。作製した細胞の塊は13日以内に廃棄しており、人の子宮には入れていない。

     米豪などのチームが今年3月に同様の細胞を作ったとネイチャーで発表したが、今回はより受精卵に性質が近いとみられている。

     有馬隆博・東北大教授(分子生物学)の話「受精卵を研究に使うのは倫理的にハードルが高いため、代わりになる細胞を作製できた意義は大きい。一方、こうした細胞をどこまで育てるのが許されるかなど、倫理面を議論すべき段階にきている」
    https://www.yomiuri.co.jp/science/20211202-OYT1T50193/

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    1. 実用応用段階に進まないことをいいことにインチキやりたい放題なんだな…

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    2. 「受精卵に近い細胞」って、そりゃなんじゃ?

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  53. 読売新聞は以前、「iPS心筋」ネタにまんまと引っかかっていたっけな…

    「iPS 心筋 森口 読売新聞」
    https://www.google.co.jp/search?q=iPS+%E5%BF%83%E7%AD%8B+%E6%A3%AE%E5%8F%A3+%E8%AA%AD%E5%A3%B2%E6%96%B0%E8%81%9E

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  54. iPS細胞などで受精卵から胎児になる初期細胞作り着床を再現
    2021年12月12日 6時04分

    ヒトのiPS細胞などを使って、受精卵が胎児になる初期段階でみられる細胞の塊を作り、その細胞の塊が、人工的に作った子宮に似た組織に着床する様子を再現するのに成功したと、オーストリアの研究グループが発表しました。

    この研究は、オーストリア科学アカデミー分子生物工学研究所の香川晴信研究員やニコラス・リブロンリーダーらのグループが行い、科学雑誌「ネイチャー」に発表しました。

    研究グループは、体のさまざまな組織になるヒトのiPS細胞とES細胞を、細胞の分化を促す物質などを加えて培養し、受精から5日ほどの初期段階の「胚盤胞」のような細胞の塊を作りました。

    この細胞の塊は、通常の受精卵からできる胚盤胞とほぼ同じ大きさで、この段階で発現している遺伝子もほぼ一致していて、胚盤胞の機能を持っていると考えられるということです。

    さらに、この細胞の塊は、人工的に作ったヒトの子宮の内膜に似せた組織に接着し、着床の最初の様子を再現できたとしています。

    研究グループは、国際的な生命倫理のガイドラインに従って、培養は受精から13日目までの段階で止めたということですが、不妊の原因解明や治療の研究にもつながる成果だとしています。

    香川研究員は「受精卵が成長する初期段階をヒトの細胞で分析できるのは意義がある。胚盤胞の発生や着床のメカニズムを解明し、体外受精の成功率向上など社会的な成果につなげたい」と話しています。

    今回の研究について、再生医療や研究と社会の関係に詳しい神奈川県立保健福祉大学の八代嘉美教授は、「人間が受精卵から成長する発生の過程を追うことは難しいが、受精卵を壊すことなくiPS細胞で確認できるようになると、倫理的な問題を軽減しながら発生の過程を研究することができる」としてヒトの発生についての研究を進める上で意義が大きいとしています。

    一方で、こうした研究は生命の誕生につながりかねないため、生命倫理の面での課題も指摘されますが、八代教授は「今回の研究では、胚盤胞を人の子宮の中に戻すことや、14日間以上受精卵の培養はしておらず、従来からの価値観や社会の倫理観に配慮している」と話しています。

    そのうえで「不妊で悩む人や発生の途中で起こる病気で悩む人は多くいて、研究は行われるべきだが、今後、こうした研究がさらに進むときには、社会的な合意、コンセンサスが必要で、社会と研究の対話が重要になる」と述べました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211212/k10013384951000.html

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  55. 次々とイリュージョンのネタを作り続けているだけにしか思えん。

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  56. [サイエンス Study]人工腎臓 実用化へ一歩…ES細胞から組織を作製 熊本大チーム
    2022/03/13 05:00

    マウスのES細胞から作った腎臓の組織。腎臓に必要な構造が赤、青、緑の色に分かれ、複雑に入り組み再現されている=谷川俊祐・熊本大講師提供

     腎臓は血液をせっせと 濾過ろか し、老廃物をおしっこにして捨ててくれる。腎臓の働きが落ちると命にかかわり、人工透析を受けるのは体の負担が大きい。移植できる人工腎臓ができれば理想だが、組織が複雑で、作るのは難題とされていた。

     その研究に重要な前進があった。熊本大の西中村隆一教授(腎臓発生学)らのチームが、様々な細胞に変わるマウスのES細胞(胚性幹細胞)を使い、複雑な腎臓の組織を作ることに成功したと、科学誌「ネイチャー・コミュニケーションズ」で発表した。

     腎臓は血液を濾過する組織「ネフロン」や、尿を通す枝分かれした管が複雑に入り組んでいる。研究チームはES細胞からネフロンや管に変化する細胞を作製していたが、今回、これらの組織を支える「間質」の元になる細胞の作製に成功。3種の細胞を組み合わせて培養し、1・5ミリ・メートル大の腎臓組織を作ったという。

     この組織にマウスの血管をつなぐと成長することも確認した。ただし濾過した尿をぼうこうに送る管が未完成で、さらに研究が必要という。チームは将来、iPS細胞(人工多能性幹細胞)を使った人間の腎臓の作製も目指している。

     長船健二・京都大iPS細胞研究所教授(再生医学)の話「腎臓はこれまで一部の再現にとどまっており、大部分を作れたのは画期的だ。腎臓として働く大きさを作れるかなどが課題だ」
    https://www.yomiuri.co.jp/science/20220312-OYT8T50069/

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  57. “iPS”網膜細胞をひも状にして移植 国の専門部会 計画を了承
    2022年2月18日 16時44分

    神戸市の病院などのグループが計画している、重い目の病気の患者にiPS細胞から作り出した目の網膜の細胞をひも状にして移植する臨床研究について、国の専門部会は、計画を了承しました。

    17日開かれた厚生労働省の再生医療に関する専門部会で了承されたのは、神戸市立神戸アイセンター病院の栗本康夫病院長らのグループが計画している臨床研究です。

    グループでは、網膜の細胞が少なくなり、視力が落ちたり視野が欠けたりする「網膜変性疾患」の患者の目に、iPS細胞から作り出した「網膜色素上皮細胞」という網膜の細胞をひも状に加工して移植する研究を進めています。

    グループでは、これまで液状にした細胞を使うなどして臨床研究を行ってきましたが、ひも状にしたほうがより多くの細胞が残ることが見込まれるなどとして新たな方法での研究を計画していました。

    計画では、この方法で50人の患者への移植を目指すということで、移植後は安全性や効果などについて慎重に観察を続けるということです。

    iPS細胞から作り出した網膜の細胞の移植は、2014年理化学研究所などのグループがシート状にした細胞を移植する世界で初めての臨床研究を行っています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220218/k10013490751000.html

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  58. 脊髄損傷の治療にiPS由来の細胞を移植 世界初 慶応大など発表
    2022年1月14日 19時56分

    慶応大学などのグループは、脊髄を損傷して手や足が動かせなくなった患者に、iPS細胞から作った神経のもとになる細胞を移植する臨床研究の、世界で初めての手術を実施したと発表しました。

    これは、慶応大学医学部の岡野栄之教授と中村雅也教授らのグループが14日、オンラインで会見を開いて発表しました。

    グループは、事故などで脊髄を損傷して体が動かせなくなったり感覚がなくなったりした患者に、iPS細胞を使って神経を再生する研究を進めてきました。

    今回、グループは、脊髄を損傷して4週間以内の患者に対して、iPS細胞から作った神経のもとになる細胞を200万個移植する手術を行ったということです。

    脊髄損傷の患者にiPS細胞から作った細胞を移植する手術は、世界で初めてだということです。

    グループによりますと、手術後の経過は順調で、1年間にわたって安全性に問題がないかなどを慎重に確認していくということで、今後さらに3人に手術を行って安全性や有効性を確認する計画だということです。

    脊髄損傷は国内では毎年およそ5000人が新たに患者になるとされていて、根本的な治療法はなく、治療法の開発が待ち望まれています。

    会見で慶応大学の中村教授は「大きな一歩であることは間違いないが、新たな一歩でもある。2例目、3例目と続けて、臨床に届けていきたい」と話していました。

    また、岡野教授は「ここに来るまで長い時間がかかったので、1例目の手術を実施できてうれしく思っている。今後、脊髄を損傷してから時間がたった慢性期の患者への応用も含めて研究を続けたい」と話していました。

    脊髄損傷とは

    脊髄損傷は、背骨の中にある脳と全身をつなぐ神経が傷ついて、体が動かなくなったり、感覚が失われたりする症状がでます。

    国内では10万人以上の患者がいるとされ、毎年、およそ5000人が交通事故などで新たに脊髄損傷になっているとみられています。

    神経の損傷の場所や程度により、動かなくなる場所や症状の重さが異なっていて、中には自分で呼吸することも難しく、人工呼吸器が必要な人もいるということです。

    脊髄のような中枢神経は、一度傷つくと自然には再生せず、根本的な治療法も無いため、治療はリハビリなどが中心で、神経を再生させる再生医療の実現が待ち望まれています。

    患者団体「ずっと待っていた」

    脊髄損傷の患者や家族でつくる「日本せきずい基金」の理事長で、自身もスポーツの試合で脊髄を損傷して、肩から下をほとんど動かすことができないという大濱眞さんは「1例目の手術が行われることを、私たちはずっと待っていた。まずは安全性の確認が目標だと思うが、有効性も証明されることを願っている。手が動くようになるとか、自発呼吸ができるようになるというだけで、生活環境が大きく変わるので、早くそういった段階まで進めてほしい。脊髄損傷は、交通事故などで、ある日突然起きるもので家族もパニックになる。それが少しでもよくなれば、希望を持てるようになると思っている。今回は、けがをして間もない人が対象だが、慢性期の患者も対象になるよう研究が進むことを期待している」と話していました。

    高齢化で転倒による患者の増加懸念

    脊髄損傷の原因は、転倒と交通事故が半分以上を占めているとされ、高齢化が進むにつれて、転倒による患者が増えるのではないかと懸念されています。

    日本脊髄障害医学会のグループは、2018年に脊髄損傷の救急患者を受け入れる全国の医療機関を対象に調査を行いました。

    それによりますと、脊髄損傷の原因は、
    ▽平らな場所での転倒が38.6%
    ▽転落が23.9%
    ▽交通事故が20.1%だったということです。

    1990年ごろに行われた同様の調査では、
    ▽交通事故は43.7%
    ▽転落が28.9%
    ▽平らな場所での転倒が12.9%だったということで、
    およそ30年間で、転倒の割合が大きく増えているということです。

    グループによりますと、転倒の割合が増えた背景には、高齢化により、高齢者が増えたことが影響している可能性があるということで、転倒による脊髄損傷は、今後もさらに増えるおそれがあるとしています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220114/k10013430241000.html

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    1. “iPS由来の細胞” 脊髄損傷患者への移植「安全性問題なし」
      2022年3月30日 11時53分

      慶応大学などのグループが世界で初めて行った、脊髄を損傷した患者にiPS細胞から作り出した神経のもととなる細胞を移植する臨床研究について、第三者の専門家が、移植を受けた患者の経過を評価した結果、現時点で安全性に問題はないとする見解をまとめたことが分かりました。
      これを受けてグループは、2人目の移植を進めることにしています。

      この臨床研究は、慶応大学医学部の岡野栄之教授と、中村雅也教授らのグループが進めていて、去年12月、脊髄を損傷した患者に、iPS細胞から作った神経のもととなる細胞を移植する世界で初めての手術を行いました。

      グループによりますと、移植を受けた患者の経過について、第三者の専門家で作る「独立データモニタリング委員会」にデータを提出し、評価を依頼したところ、29日に開かれた会議で、現時点で患者に重篤な副作用は起きておらず、安全性に問題はみられないとして、2人目以降の臨床研究を続けることに問題はないとする見解がまとめられたということです。

      一方、移植の効果については、1年かけて検証を続けるため今回は評価の対象とはなっていないということです。

      臨床研究では合わせて4人に移植が行われる計画となっていて、今回の見解を受けて、グループでは来月から、医療機関を通じて2人目の患者の受け付けを始めるということです。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220330/k10013558681000.html

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  59. 患者団体も、眉唾ものかもしれないものを安易安直に信じすぎだろ。命がかかってるものだからこそ、その信憑性に関してより慎重で懐疑的な姿勢で向かうことが賢明ではないのかね?

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  60. 京大iPS細胞研究所 山中所長退任 “実用化 ここからが正念場”
    2022年3月31日 18時10分

    京都大学iPS細胞研究所の山中伸弥所長が31日で所長を退任するのを前にNHKの取材に応じ、iPS細胞の実用化について「ここからが正念場だ」と語りました。

    体のさまざまな組織になるiPS細胞の生みの親で、ノーベル医学・生理学賞を受賞した山中伸弥さんは、平成22年(2010年)に京都大学iPS細胞研究所が設立されて以来、12年間にわたって所長を務めてきました。

    山中さんは、3月31日で所長を退任するのを前にNHKの単独インタビューに応じました。

    この中で山中さんは退任について「研究所ではこの12年間で、すばらしい研究者がたくさん育っていますので、私がトップを続けるよりも別の先生にバトンタッチするのがふさわしい」と述べました。

    この12年間で実現できたこととしては、高い品質のiPS細胞を研究機関などに供給する「ストック事業」をあげ「ストック事業で作った臨床用の細胞の第1号を出荷したときの安ど感は、忘れることができない瞬間です。私たちがまとめ役になり、オールジャパンの体制を構築できたことで、これまでのところ、日本の研究が順調に進んでいるのではないかと考えています」と話しました。

    iPS細胞の実用化に向けた今後の見通しについては、「マラソンに例えるならば中間点の折り返しを過ぎたところだが、ゴールが近づけば近づくほど多額の研究資金が必要になる。ここからの後半が正念場だ」と述べ、所長を退任したあとも、研究機関にiPS細胞を供給する「iPS細胞研究財団」の理事長として、企業との橋渡しや資金確保などを支援していく考えを示しました。

    また山中さんは、今後も研究者として研究所に残り、iPS細胞に関連する研究も行うということです。

    次の所長には、iPS細胞を使ったパーキンソン病の治療の研究を進めている高橋淳教授が4月1日から就任します。

    京都大学iPS細胞研究所とは

    京都大学iPS細胞研究所はiPS細胞の研究を基礎から応用まで一貫して行う世界初の研究施設として、12年前に設立されました。

    iPS細胞から作った細胞や組織を移植して、失われた機能を回復させる再生医療の研究や、患者由来のiPS細胞を使った病気のメカニズムの解明、それに新薬の開発を目指す研究など、これまでに1100を超える研究論文が発表され、実際にヒトを対象にした臨床研究も行われています。

    特に日本の研究を加速させたのが、再生医療用のiPS細胞をあらかじめ作製・保存し、ほかの研究機関などに供給するストック事業です。

    この事業では、特殊なタイプの免疫を持つ人の細胞から移植しても拒絶反応が起きにくいiPS細胞を作ることで、品質の高い細胞の安定的な供給を実現しました。

    これまでに遺伝的に日本人の40%ほどに対応できるiPS細胞を作製し、ストックしていて、目や心臓、脳、脊髄など10以上の再生医療の臨床研究などで活用されています。

    事業の運営は、3年前に設立されたiPS細胞研究財団に引き継がれ、現在の研究所は基礎研究や臨床研究により特化しているということです。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220331/k10013561381000.html

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  61. 山中教授「これからが本番」(2016年8月)
    https://koibito2.blogspot.com/2016/08/ips10-10.html

    山中教授「これからが正念場」(2017年11月)
    https://koibito2.blogspot.com/2017/11/ips10.html

    10年たっても20年たっても、ずっと「正念場」が続いているらしい…

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  62. iPS角膜移植 “安全性と有効性示す結果” 来年にも治験開始へ
    2022年4月4日 16時21分

    大阪大学などのグループは、iPS細胞から作った目の角膜の組織を重い目の病気の患者4人に移植した結果、3人は日常生活に支障がない程度にまで視力が回復したと発表しました。
    グループは、安全性と有効性を示す結果が得られたとして、来年にも治療法として国の承認を得るための治験を始めたいとしています。

    これは大阪大学の西田幸二教授らのグループが4日、会見を開いて明らかにしました。
    グループは「角膜上皮幹細胞疲弊症」という目の角膜が濁る病気のため視力が大きく低下した30代から70代の患者合わせて4人に対し、iPS細胞から作ったシート状の角膜の組織を移植する臨床研究を3年前から進めてきました。

    会見では移植から1年後の時点で評価した結果が示され、安全性については拒絶反応や感染症など重い副作用はなく、有効性についても、4人のうち3人は日常生活に支障がない程度まで視力が回復したということです。
    残る1人は、角膜の濁りはなくなったものの、視力検査の結果にばらつきがあり、評価が難しかったということです。

    iPS細胞を使った今回の手法は、ドナーから提供を受けた角膜を移植するのと比べて拒絶反応のリスクが少ないとされ、口の粘膜から作った角膜シートを使う場合と比べても、より透明性が高いということです。

    西田教授は「明確な効果を示すことができ、大きな意義のある結果だ。世界中の患者によりよい治療を届けられるよう今後、臨床試験を経て、速やかに実用化を目指したい」と話していました。
    グループは、安全性と有効性を示す結果が得られたして、来年にも治療法として国の承認を得るための治験を始めたいとしています。

    移植を受けた患者「見えていなかった遠くの文字が見えた」

    今回の臨床研究で、iPS細胞から作った角膜の組織の移植を受けた40代の女性患者が初めて取材に応じました。

    大阪府内に住む40代の女性は、6年ほど前に視界がぼやけるなどの違和感が両目に現れ、目の角膜が濁って視力が低下する「角膜上皮幹細胞疲弊症」と診断を受けました。
    しばらくは経過観察を続けていましたが、視力の悪化が進み、視界が暗くにごるようになって不安が募っていったといいます。
    女性は当時を振り返り「夜は真っ暗で前から歩いてくる人が見えなかったり、道路脇の溝にはまることもありました。不安でたまらなかったのでいくつかの病院に通いましたが症状は改善せず、見えなくなったらどうしようという気持ちでした」と語りました。

    その後、女性は今回の臨床研究に参加することになり、最初の患者として3年前、左目に世界初の移植手術を受けました。
    その結果、左目の視力は改善して、裸眼で0.04ほどだった視力が手術から半年がたった時点で調べると0.6となり、その後も、日常生活に支障がないほどに回復しているということです。
    一方で、手術を受けていない右目は、いまも角膜が濁ったままでほとんど視力がないということです。

    女性は「手術後、しばらくして眼帯を外したときに、いつもと違う明るさを感じました。退院後の帰り道、今まで通っていた道ですが、これまで見えていなかった遠くの文字が見え、とてもうれしかったです」と当時の気持ちを語りました。
    視力が回復したことで、女性はそれまで控えていた家族との外出や旅行などを楽しむことができるようになったといいます。

    女性はiPS細胞への期待について「失明するかもしれないと思っていたものが見えるようになったのはiPS細胞のおかげです。これから研究が進展して1人でも多くの患者が元気になればいいです」と話していました。

    iPS細胞 臨床研究や治験は

    iPS細胞を使った新たな治療法の実用化に向けた臨床研究や治験は、各地の大学や研究機関で始まっています。

    【目の治療】
    iPS細胞を使った臨床研究は2014年に神戸市の理化学研究所などのグループが世界で初めて行いました。
    「加齢黄斑変性」という重い目の病気の患者にiPS細胞から作った目の網膜の組織を移植しました。

    2019年には大阪大学などのグループが、重い角膜の病気の患者にiPS細胞から作ったシート状の角膜の組織を移植する臨床研究を進めています。

    【神経の治療】
    京都大学のグループは、パーキンソン病の患者の脳にiPS細胞から作った神経のもとになる細胞を移植する治験を行い、新たな治療法としての承認を目指しています。

    慶応大学のグループは、脊髄を損傷した患者にiPS細胞から作った神経のもとになる細胞を移植する臨床研究で、1人目の手術を去年実施しました。

    【心臓の治療】
    大阪大学のグループは、iPS細胞から作った心臓の筋肉の細胞をシート状にした「心筋シート」を重い心臓病の患者の心臓に貼り付ける手術を治験として行いました。

    慶応大学のグループは、iPS細胞から作った心臓の筋肉の細胞を球状に加工して患者の心臓に注入する臨床研究で手術の準備を進めているほか、大学発ベンチャーでも治験の準備を進めています。

    【血液の治療】
    京都大学のグループは、iPS細胞から作った血小板を血液の難病の患者に投与する臨床研究を行っています。

    京都市のバイオベンチャー企業も、iPS細胞から血小板を作り、血小板が少なくなった患者に投与する治験の準備を進めています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220404/k10013566591000.html

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    1. iPS角膜移植 “安全性と有効性示す結果” 来年にも治験開始へ
      2022年4月4日 19時52分

      大阪大学などのグループは、iPS細胞から作った目の角膜の組織を重い目の病気の患者4人に移植した結果、3人は日常生活に支障がない程度にまで視力が回復したと発表しました。
      グループは、安全性と有効性を示す結果が得られたとして、来年にも治療法として国の承認を得るための治験を始めたいとしています。

      これは大阪大学の西田幸二教授らのグループが4日、会見を開いて明らかにしました。
      グループは「角膜上皮幹細胞疲弊症」という目の角膜が濁る病気のため視力が大きく低下した30代から70代の患者合わせて4人に対し、iPS細胞から作ったシート状の角膜の組織を移植する臨床研究を3年前から進めてきました。

      会見では移植から1年後の時点で評価した結果が示され、安全性については拒絶反応や感染症など重い副作用はなく、有効性についても、4人のうち3人は日常生活に支障がない程度まで視力が回復したということです。
      残る1人は、角膜の濁りはなくなったものの、視力検査の結果にばらつきがあり、評価が難しかったということです。

      iPS細胞を使った今回の手法は、ドナーから提供を受けた角膜を移植するのと比べて拒絶反応のリスクが少ないとされ、口の粘膜から作った角膜シートを使う場合と比べても、より透明性が高いということです。

      西田教授は「明確な効果を示すことができ、大きな意義のある結果だ。世界中の患者によりよい治療を届けられるよう今後、臨床試験を経て、速やかに実用化を目指したい」と話していました。
      グループは、安全性と有効性を示す結果が得られたして、来年にも治療法として国の承認を得るための治験を始めたいとしています。

      移植を受けた患者「見えていなかった遠くの文字が見えた」

      今回の臨床研究でiPS細胞から作った角膜の組織の移植を受けた40代の女性患者が初めて取材に応じました。

      大阪府内に住む40代の女性は、6年ほど前に視界がぼやけるなどの違和感が両目に現れ、目の角膜が濁って視力が低下する「角膜上皮幹細胞疲弊症」と診断を受けました。
      しばらくは経過観察を続けていましたが、視力の悪化が進み、視界が暗くにごるようになって不安が募っていったといいます。
      女性は当時を振り返り「夜は真っ暗で前から歩いてくる人が見えなかったり、道路脇の溝にはまることもありました。不安でたまらなかったのでいくつかの病院に通いましたが症状は改善せず、見えなくなったらどうしようという気持ちでした」と語りました。

      その後、女性は今回の臨床研究に参加することになり、最初の患者として3年前、左目に世界初の移植手術を受けました。
      その結果、左目の視力は改善して、裸眼で0.04ほどだった視力が手術から半年がたった時点で調べると0.6となり、その後も、日常生活に支障がないほどに回復しているということです。
      一方で、手術を受けていない右目は、いまも角膜が濁ったままでほとんど視力がないということです。

      女性は「手術後、しばらくして眼帯を外したときに、いつもと違う明るさを感じました。退院後の帰り道、今まで通っていた道ですが、これまで見えていなかった遠くの文字が見え、とてもうれしかったです」と当時の気持ちを語りました。
      視力が回復したことで、女性はそれまで控えていた家族との外出や旅行などを楽しむことができるようになったといいます。

      女性はiPS細胞への期待について「失明するかもしれないと思っていたものが見えるようになったのはiPS細胞のおかげです。これから研究が進展して1人でも多くの患者が元気になればいいです」と話していました。

      IPS角膜研究の経緯

      大阪大学の西田幸二教授などのグループは、6年前、iPS細胞から角膜や網膜、水晶体など目のさまざまな組織のもとになる細胞を作り出すことに成功しました。

      グループは、ここから角膜のもとになる細胞を取り出してシート状に培養した角膜の細胞組織を作製し、ウサギの目に移植して腫瘍ができないことなど、安全性の確認を進めてきました。

      グループがヒトの治療への応用を目指して研究を進めることにしたのは、角膜が濁って視力が低下する「角膜上皮幹細胞疲弊症」という重い目の病気の治療です。

      この病気は、角膜の表面にある「角膜上皮」と呼ばれる組織が病気やけがなどで傷ついて白く濁り、視力が大きく低下し、失明することもあります。

      グループは、移植手術の進め方や患者の選定などについて検討を重ねた結果、3年前、国に臨床研究の計画を申請し、承認されました。

      今回の臨床研究では、京都大学iPS細胞研究所から提供を受けた、他人に移植しても拒絶反応が起きにくい特殊なiPS細胞を使って角膜上皮のもとになる細胞を作りシート状に培養したものが手術に使われました。

      シートは直径およそ3センチ、厚さ0.05ミリで、数百万個の細胞が含まれています。

      患者の角膜の濁った部分を取り除き、代わりにシートを移植して、視力の回復を目指します。

      iPS細胞を使った治療ではドナーから提供を受けた角膜を移植するのと比べて拒絶反応のリスクが少ないとされ、口の粘膜から作った角膜シートを使う場合と比べても、より透明性が高いということです。

      そして、3年前の7月、大阪大学医学部附属病院で、iPS細胞から作った角膜シートの世界初の移植手術が行われました。

      今回の臨床研究では4人の患者に移植手術が行われ、最初の患者2人には、遺伝的に適合するiPS細胞が使われました。

      その後、目立った拒絶反応などが見られなかったため残りの2人には遺伝的に適合しないiPS細胞を使用し、1年間にわたって安全性や有効性の確認が進められていました。

      その結果、4人とも拒絶反応は起こらず、矯正視力で0.04だった患者が0.3まで改善するなど、4人のうち3人は日常生活に支障がない程度まで視力が回復したということです。

      残る1人は、角膜の濁りはなくなったものの、視力については検査結果にばらつきがあり、評価が難しかったということです。

      西田教授は「視力が上がる効果を示せたことは大きな意義がある。質のいい治療を世界中に供給できる可能性があると思っている」と話していました。

      iPS細胞 臨床研究や治験は

      iPS細胞を使った新たな治療法の実用化に向けた臨床研究や治験は、各地の大学や研究機関で始まっています。

      【目の治療】
      iPS細胞を使った臨床研究は2014年に神戸市の理化学研究所などのグループが世界で初めて行いました。
      「加齢黄斑変性」という重い目の病気の患者にiPS細胞から作った目の網膜の組織を移植しました。

      2019年には大阪大学などのグループが、重い角膜の病気の患者にiPS細胞から作ったシート状の角膜の組織を移植する臨床研究を進めています。

      【神経の治療】
      京都大学のグループは、パーキンソン病の患者の脳にiPS細胞から作った神経のもとになる細胞を移植する治験を行い、新たな治療法としての承認を目指しています。

      慶応大学のグループは、脊髄を損傷した患者にiPS細胞から作った神経のもとになる細胞を移植する臨床研究で、1人目の手術を去年実施しました。

      【心臓の治療】
      大阪大学のグループは、iPS細胞から作った心臓の筋肉の細胞をシート状にした「心筋シート」を重い心臓病の患者の心臓に貼り付ける手術を治験として行いました。

      慶応大学のグループは、iPS細胞から作った心臓の筋肉の細胞を球状に加工して患者の心臓に注入する臨床研究で手術の準備を進めているほか、大学発ベンチャーでも治験の準備を進めています。

      【血液の治療】
      京都大学のグループは、iPS細胞から作った血小板を血液の難病の患者に投与する臨床研究を行っています。

      京都市のバイオベンチャー企業も、iPS細胞から血小板を作り、血小板が少なくなった患者に投与する治験の準備を進めています。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220404/k10013566591000.html

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  63. iPS細胞でラットの椎間板再生、ヘルニアの治療法開発に期待…2~3年後に人への応用も
    2022/04/18 01:40

     人のiPS細胞(人工多能性幹細胞)から作製した軟骨細胞をラットに移植し、椎間板を再生することに成功したと、大阪大や京都大などのチームが18日発表した。椎間板ヘルニアなど様々な腰痛の原因となる「椎間板変性症」の治療法開発につながる可能性があり、2~3年後にも人への応用を目指すという。論文が国際学術誌に掲載された。

     椎間板変性症は、脊椎の骨と骨との間でクッションの役割を担う「髄核」と呼ばれる椎間板の中心部が、加齢やけがなどで傷んで起きる。国内患者数は腰痛を患う約1300万人の2~4割とされるが、根本的な治療法はない。

     妻木範行・阪大教授(生化学)らのチームは、人のiPS細胞をもとに髄核に含まれる軟骨細胞を作製。直径2~3ミリの塊に成長させて加工し、一部の髄核がないラットの椎間板に移植したところ、6か月の観察期間を通して定着した。椎間板の「クッション」性能も通常のラットと変わらなかった。

     椎間板変性症を巡っては、交通事故などで亡くなった人の椎間板から幹細胞を採取し、患者に移植する方法も開発され、国内外で治験が進んでいる。

     酒井大輔・東海大准教授(整形外科学)の話「iPS細胞なら移植細胞の提供者を探す必要がなく、ほぼ無限に増やせる。根本治療を目指す上で心強い成果だ」
    https://www.yomiuri.co.jp/medical/20220418-OYT1T50174/

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  64. 業界ぐるみで、インチキだろうと何だろうと、ポジティブなことを言ってれば、なんとなくずるずると公的研究資金にありついていられる、そういうぬるま湯な「体制」のなかで生きていく習性を身に着けたヒトビトの予定調和的な生息圏なのである。

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  65. 「再生医療等安全性確保法」見直し方向性の案を取りまとめ
    2022年4月28日 8時26分

    再生医療の安全に関する手続きなどを定めた「再生医療等安全性確保法」の見直しについて、厚生労働省の専門の部会は改正に向けた方向性の案を取りまとめ、新たに遺伝子を直接投与する遺伝子治療も規制の対象に加えるなどとしました。

    これは27日に開かれた厚生労働省の再生医療等評価部会で了承されたものです。

    再生医療等安全性確保法は、幹細胞治療などの再生医療を行う際の手続きなどを定めていて、施行から5年がすぎていることから見直しに向けた検討が行われています。

    今回、了承された見直しの方向性についての案では、法律の制定後に普及した技術として遺伝子を直接投与する遺伝子治療についても規制対象に加えることや、再生医療を行う際に必要な治療計画の審査の質を高めるため適切な措置をとれるようにすることなどが盛り込まれました。

    厚生労働省は取りまとめられた内容を踏まえて、今後、法改正に向けた作業を進める方針です。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220428/k10013602691000.html

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  66. がん細胞からiPS細胞作成 がん治療薬応用に期待 東大医科学研
    2022年5月4日 10時55分

    がん細胞は、通常の方法ではiPS細胞にならないことが知られていますが、がん細胞の働きを止める薬剤を使うことでiPS細胞を作り出せることを東京大学などのグループが突き止めたと発表しました。がんの新たな治療薬を探す技術に応用できると期待されています。

    これは東京大学医科学研究所の山田泰広教授らのグループが発表しました。

    がん細胞は通常の細胞と同じ方法を使ってもiPS細胞に変化しないことが知られていましたが、グループでは、マウスを使った実験で、がん細胞に特有の遺伝子の働きを止めると、がん細胞からでもiPS細胞が作製できることを突き止めたということです。

    グループによりますと、この方法を応用してがん細胞に治療薬の候補となる薬剤を加えたうえで、iPS細胞が作製できるかどうかを調べれば、薬の効果を判定できるということで、実際に明細胞肉腫というがんの治療薬の候補となる薬剤が見つかったということです。

    山田教授は「がん細胞からiPS細胞ができない理由を明らかにしようと研究を始め、結果的にがんの薬の候補を見つけることができた。さらに研究を発展させて、患者に成果を届けたい」と話しています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220504/k10013611081000.html

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  67. ヒトのiPS細胞から作った「ミニ腸」 オミクロン株が増殖せず
    2022年5月14日 8時25分

    ヒトのiPS細胞から立体的な腸、「ミニ腸」を作り、新型コロナウイルスに感染させたところ、デルタ株は増殖した一方、現在、主流となっているオミクロン株はほとんど増殖しないことが横浜市立大学などが行った実験で分かりました。オミクロン株では重症化しにくいことに関わっている可能性があるとしていて、ウイルスの特性を捉えるのに「ミニ腸」が生かせるとしています。

    横浜市立大学の梁明秀教授と国立成育医療研究センターの阿久津英憲部長らのグループはヒトのiPS細胞から実際の小腸に近い立体的な「ミニ腸」を作って新型コロナウイルスを感染させて観察しました。

    その結果、去年夏に広がったデルタ株は従来のウイルスに比べて腸の中で4倍から6倍広がって、感染した多くの細胞が傷つきました。一方で、オミクロン株は「BA.2」を含めてほとんど広がらなかったということです。

    研究グループは「ミニ腸」を使うことで、体内に近い環境でのウイルスの広がりを見られたとしていて、オミクロン株では重症化しにくいことに関わっている可能性があるなど、特性の違いが分かったとしています。

    梁教授は「ウイルスを広げない薬を見つけ出すことも可能になり、新たな変異ウイルスが出た場合にも特性を正確に捉えて対策に生かすといった活用が期待できる」と話しています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220514/k10013625561000.html

    https://koibito2.blogspot.com/2022/05/2.html?showComment=1652782927750#c4445000945725524195

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  68. 首都圏 NEWS WEB
    iPS細胞移植し安全性や効果調べる治験 患者の参加呼びかけ
    05月23日 06時37分

    iPS細胞から作り出した免疫細胞をがんの患者に移植して安全性や効果を調べる治験を進めている理化学研究所と千葉大学などのグループは、新型コロナの影響などで遅れがでているとして患者の参加を呼びかけています。

    これは理化学研究所と千葉大学などのグループが国の承認を目指した治験として進めているもので、iPS細胞から作り出したNKT細胞と呼ばれる免疫細胞をがんの患者に移植してがんを攻撃する治療法です。
    グループは、おととし、舌やのどなどにできる「頭けい部がん」と呼ばれるがんの患者に細胞を移植して治験を始め、3段階の治験のうち安全性を確認する第1段階は、少なくとも9人への治験をことし3月までに終える目標でしたが、現時点で4人にとどまっているということです。
    千葉大学病院によりますと、今回の治験について条件に合う患者の数が少ないうえ、新型コロナの影響でスタッフが足りなくなるなどして遅れがでているとして患者の参加を呼びかけています。
    千葉大学病院耳鼻咽喉・頭頸部外科の飯沼智久助教は「世界で初めて投与する細胞になるので安全性を求めてハードルの高い治験になっている。より周知して着実に進めていきたい」と話しています。
    https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20220523/1000080167.html

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  69. iPS細胞なんて、あくまでも「研究ごっこ」のためのネタであって、永久に実用化されることなんてないよ、みんな騙されているだけだ。

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  70. 再生医療実用化へ「今後も支援続けるべき」 国の協議会が提言
    2022年5月31日 15時13分

    再生医療や遺伝子治療などの研究開発の在り方について話し合う国の協議会は「これまでに培った強みを損なうことのないよう、支援を行うべきだ」として、今後も実用化を見据えた支援を続けていくべきだなどとする提言をまとめました。

    関係省庁や研究者などで作る政府の「再生・細胞医療・遺伝子治療開発協議会」は、再生医療や遺伝子治療などの分野での、研究開発の課題や支援の在り方などについて31日の会合で、提言を取りまとめました。

    提言ではiPS細胞やES細胞など再生医療の実用化に向け、国が進めてきた10年間で1100億円の支援が今年度で終了することについて、この間に最先端の臨床研究が複数、進むなど成果がみられたとして、次世代の医療の実用化に向け、これまでに培った強みを損なうことのないよう今後も支援を行うべきだとしました。

    また再生医療の分野では、治療法の研究が進んでも有効性の検証が難しいことが課題になっていて、対応が必要だと指摘しました。

    さらに、今後は再生医療や細胞医療に加えて、遺伝子治療も組み合わせて研究開発を進めるべきだとして、遺伝子治療の臨床研究の拠点となる医療機関の整備などを進めるべきだとしました。

    国は今後、提言で示された方向性をもとに、関係する省庁で具体的な施策の検討を進めるということです。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220531/k10013651201000.html

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  71. 生きたものが死んでいくのを、再生するみたいな夢のお話、寓話にいつまでも騙されてんじゃないよ。連中はみなグルになって世間を騙そうとしている。

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  72. 他人のiPS細胞から作った血小板投与の治験を開始 世界初
    2022年6月2日 21時34分

    血液の成分の一つ、血小板が少なくなる病気の患者に、他人のiPS細胞から作り出した血小板を投与する治療の実用化を目指して、京都市のバイオベンチャー企業が世界で初めての治験を開始したと発表しました。

    これは京都市のバイオベンチャー企業「メガカリオン」の赤松健一社長と、会社の創業者の1人で、京都大学iPS細胞研究所の江藤浩之教授などが会見して明らかにしました。

    それによりますと、治験は血液の成分の一つで、出血を止めるのに必要な血小板が少なくなる「血小板減少症」の患者に、他人のiPS細胞から作り出した血小板を投与するもので、ことし4月、患者1人に投与が行われたということです。

    治験で使われたのは拒絶反応が起きにくい特殊なiPS細胞で、これまでのところ、患者に目立った副作用はないということです。

    会社は、来年にかけて合わせて10人の患者に投与して安全性や有効性を確かめ、早ければ3年後には国に承認申請をして実用化を目指すということです。

    会社側によりますと、これまで患者本人のiPS細胞から血小板を作製して投与する研究は行われていましたが、他人のiPS細胞を使って治験を行うのは世界で初めてだということです。

    赤松社長は「実用化を目指すための非常に重要な第一歩を踏み出せたと考えている。最終的には社会に役に立つ治療法につなげていきたい」と話していました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220602/k10013655111000.html

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  73. [地球を読む]研究の「橋渡し」 科学の発展「善用」が肝心…山中伸弥 京大iPS細胞研究所長
    2022/06/19 05:00

    山中伸弥氏 1962年、大阪府生まれ。神戸大医学部卒。2012年、iPS細胞(人工多能性幹細胞)作製でノーベル生理学・医学賞を受賞。22年3月まで京大iPS細胞研究所長。公益財団法人京大iPS細胞研究財団理事長

     3年ぶりにクラシックコンサートを、満員の会場で堪能した。コロナ禍の空白を埋めるかのように生き生きと演奏する楽団員たち。心が躍った。

     アンコールで奏でられたのは、ロシアを代表する作曲家チャイコフスキーがウクライナに 想おも いを寄せて作ったとされる曲だった。美しいメロディーを聴きながら、曲が作られた19世紀と比べて21世紀に生きる私たち人間は進歩したのだろうか不安になった。折しもチャイコフスキーにゆかりのあるウクライナで、ロシア軍が多くの街や施設を攻撃し、破壊しているからだ。

     むろん、科学技術の面では急速に進歩した。チャイコフスキーは若くして母親をコレラで亡くし、自身もコレラで亡くなったという説がある。紀元前から人類の脅威だったコレラも、今は、上下水道の整備やワクチンの開発により、19世紀よりはるかにリスクが小さくなった。

     不治の病だった他の多くの疾患に対しても有効な治療薬が次々と開発され、平均寿命は延びた。コロナワクチンは、かつてない速度で開発された。

     19世紀以降、人々の暮らしは豊かになった。航空機やインターネットの発展で世界中がつながった。科学技術の発展は人類の幸福に大きく貢献している。

     一方、科学技術の発展には負の側面もある。医学の進歩による人口増加や産業の発展は水不足や資源の枯渇を招いている。森林伐採などで人間と野生動物の距離が近くなり、新規感染症の発生が懸念される。二酸化炭素排出量の増加は気候温暖化をもたらし、地球環境への脅威となっている。何よりも、人類は地球を破滅させうる大量破壊兵器を手に入れてしまった。

     科学技術は両刃の剣である。科学技術が人類、そして地球全体の幸福につながるかどうかは、人類の手にゆだねられている。科学技術の急速な進歩に見合うように、人類の側も進歩しなければならない。

     科学技術が加速度的に向上しているのは、研究者が成果を論文などの形で残して、次世代の研究者が先人の知見をさらに発展させているからである。

     数万年前、私たちはもう一つの人類であるネアンデルタール人と共存していた。脳はネアンデルタール人の方が大きかったと考えられている。なぜ私たちが残り、ネアンデルタール人は絶滅したのか。技術や教訓を継承する能力が優れていたからという説がある。

     私たちは20世紀に2度の世界大戦を経験し、戦争の愚かさを学んだはずだ。歴史から過去の教訓を学び、科学技術を善用し、美しい地球を後世に残すことができるだろうか。

    先端医療 適正な価格で

     生命科学も両刃の剣である。21世紀に入ってからの進展は研究者である私の想像さえも上回る。20世紀には何千人という科学者が、数千億円の予算と10年以上の歳月を費やし、人間の細胞の設計図であるゲノムを解読した。

     同じ作業を、今では1台の機器が一晩でこなす。ゲノム解読技術や遺伝子工学の発展により、新型コロナウイルスのワクチンは1年未満という驚異的な速さで実用化された。

     2012年に開発されたゲノム編集技術は、設計図を解読するだけでなく、自由に書き換える能力を人間に与えた。多様な遺伝性疾患の治療への応用が急速に進められている。

     人間の設計図の書き換えはどこまで許されるのだろうか。遺伝性疾患で苦しむ患者の体の中で遺伝子を書き換え、症状を軽減することには異論は少ない。しかし、受精卵の段階で病気の遺伝子を書き換え、次世代に影響を及ぼすことに関しては慎重な意見が多い。病気の改善ではない目的、例えば速く走るために筋肉量を増やす遺伝子書き換えなどに対しては、さらに否定的な意見が強い。

     遺伝子を書き換える技術を手にした人間は、歴史の教訓を生かせるだろうか。人類には優生学という「負の歴史」がある。チャールズ・ダーウィンの進化論を独自に解釈して生まれたのが、優れた形質を選び、残そうとする優生学だ。20世紀初頭に世界を席巻し、障害者への強制的な不妊手術やナチスドイツによる大量虐殺の一因となった。

     人類は歴史から学び、同じ過ちは繰り返さないと信じたい。しかし、ウクライナへの侵略を目の当たりにすると、不安がよぎる。

     医学研究ではもう一つの懸念がある。新たな治療法の高額化である。1人当たりの治療費が数千万円にのぼる治療薬が次々に登場し、1回の注射が1億5000万円を超えるケースもある。その一因は医薬品開発における「死の谷」の存在と、それを超えるための「欧米型開発」である。

     画期的な治療法の多くは大学などの基礎研究の成果を礎とする。ただし、大学の研究だけでは患者に治療法を届けられない。製薬企業が開発を進め、実用化することで何千、何万という患者を救える。大学の研究と企業の間に横たわり、治療法の開発を阻んでいるのが死の谷である。

     大学の研究は何百万、何千万円という単位の研究費だ。一方、製薬企業の本格的な開発には何百億円、場合によっては1000億を超える巨額のコストがかかる。費用だけを見てもスケールが全く違う。欧米では死の谷の橋渡し役を、潤沢な投資に立脚するベンチャー企業が担い、成功例を生み出している。コロナワクチンもその一つである。

     むろん、投資にはリターンが求められる。開発に成功した企業は薬価を可能な限り高くする。日本の医薬品貿易は毎年、兆円単位の赤字となっている。このままでは、治療の不平等化や国富の流出が加速する。

     日本でもベンチャー企業は活躍しているが、医薬品の研究開発は他の分野とは違う特性がある。開発期間が10年以上の長期に及ぶことが多い。開発が進展するにつれて経費も増大する。これを支える投資力は、欧米に比べるとケタ違いに弱いと言わざるを得ない。国内の研究開発が中断された後、海外企業が開発に成功し、高価格で逆輸入された医薬品もある。

     iPS細胞による再生医療の研究開発は、日本がリードしている。一方で海外での投資も急増している。私たちは国内の開発を後押しするため、公益財団法人「京都大学iPS細胞研究財団」を設立し、20年4月から本格稼働している。活動は国の支援や一般からの寄付に支えられている。

     最適なiPS細胞技術を良心的な価格で世の中に届けるのが使命である。日本発のiPS細胞技術を死の谷の手前で立ち止まらせてはならない。国内でしっかり橋渡しし、すべての患者に適正な価格で届けられるよう貢献したい。
    https://www.yomiuri.co.jp/serial/earth/20220618-OYT8T50082/

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  74. 世を欺くインチキ医科様を手掛けるものは、お互い様で他者のインチキ医科様をも絶賛するのがしきたりであるらしい。

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  75. iPS細胞から目の細胞 ロボットとAIが“自動で培養”の技術開発
    2022年6月28日 4時07分

    ロボットとAI=人工知能が試行錯誤しながら、iPS細胞から目の網膜の細胞を作り出す最適な条件を見つけだし、自動で培養まで行う技術を開発したと理化学研究所などのグループが発表しました。

    この研究は27日、神戸市の理化学研究所などのグループが発表しました。

    iPS細胞からさまざまな組織を作り出す際には、培養液を移し替えたり薬品を注入したりする作業を繰り返し行う必要があり、これまでは熟練の技術者が試行錯誤を重ねながら最適な方法を見つけ出すしかありませんでした。

    グループでは、AIと人の腕のようなアームを持ったロボットを組み合わせ、AIの指示に従ってロボットが薬剤の濃度や薬剤を注入する速度など、7項目の条件を少しずつ変えながら自動的に培養を行い、試行錯誤しながらAIが最適な手順を探しました。

    そして144通りの条件の組み合わせの中から、AIが適切だとした手順で、ロボットが培養を行うとiPS細胞の91%が網膜の細胞に変化したということです。

    グループによりますとこれは熟練した技術者と同じくらいの水準で、品質も、実際にヒトの目に移植する臨床研究で使われたものと遜色がなかったということです。

    理化学研究所の神田元紀上級研究員は「今回の成果を応用することで多くの実験が自動化できれば研究者は別の実験に専念できる。生命科学分野の研究を加速させることができるはずだ」と話していました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220628/k10013691461000.html

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  76. “人工の胚 作成に成功” イギリスの大学などが発表
    2022年8月28日 4時42分

    体のさまざまな組織に変化できる幹細胞を組み合わせて、胎児の前段階の「胚」を人工的に作りだすことにマウスで成功したと、イギリスの大学などのグループが発表しました。生命の初期の段階で脳や臓器が発達する仕組みの解明につながる成果だとしています。

    これはイギリスのケンブリッジ大学などのグループが、科学雑誌「ネイチャー」に発表しました。

    グループは精子と卵子を使わずにマウスの胚を作ることを目指し、体の組織になる幹細胞「ES細胞」と、胎盤になる幹細胞、それに「卵黄のう」という組織に変化するよう特殊なタンパク質を導入したES細胞の3種類を混ぜて培養しました。

    その結果、培養した細胞は胎児の前段階の胚とほぼ同じ構造になりました。

    人工の胚は、マウスの妊娠期間の半分近くとなる8日半まで成長し、脳全体が発達をはじめたほか、心臓の鼓動も確認されたということです。

    グループは哺乳類の胚が胎児となる過程で脳や臓器が発達する仕組みの解明につながる成果だとしています。

    哺乳類の妊娠や、胎児の成長の仕組みを調べるため、iPS細胞やES細胞などの幹細胞を用いて、人工的に胚を作成する研究は世界各国で進められています。

    研究を主導したケンブリッジ大学のマグダレナ・ゼルニカゲッツ教授は「人工胚の作成技術が確立すれば、不妊の原因の解明や治療方法の開発につながるだけでなく、将来的に移植用の人工臓器の開発の道も開ける」と話しています。

    専門家「哺乳類の発生学を大きく進める成果」

    今回の研究成果について、生命科学が専門の京都大学高等研究院の斎藤通紀教授は「試験管の中で3種類の幹細胞を培養して合わせるだけで、これまでの研究でできなかった頭や心臓などが正しい形態で分化し、複雑な胚の構造ができる初期発生にまで再現が進んだことに驚いている。今はまだ初歩的なレベルだが、将来的にはヒトを含めた哺乳類の発生学を大きく進める成果だ」と評価しました。
    そのうえで「さらに再現の効率がよくなっていけば、本当に試験管の中だけで、マウスの生きた胚ができる時代が来るし、今後ヒトの胚への応用にも波及していくと思われる。倫理面のルールがあるので国によってどこまで研究できるかが変わってくるが、世界的にもこの分野での研究が活発になるだろう」と指摘しています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220828/k10013790981000.html

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  77. iPS“心筋細胞シート” 大阪から東京へ初めて運搬し移植手術
    2022年9月12日 19時17分

    iPS細胞から心臓の筋肉の細胞を作ってシート状にした「心筋細胞シート」を重い心臓病の患者に移植する手術を行ったと、順天堂大学と大阪大学のグループが発表しました。今後、さらに多くの施設で手術を行って安全性や有効性を確認し、保険が適用される治療法としての承認を目指すとしています。

    これは12日、順天堂大学の田端実主任教授と大阪大学の澤芳樹特任教授らが記者会見で発表しました。

    それによりますと、順天堂大学では先月中旬、iPS細胞から心臓の筋肉の細胞を作りシート状に培養した「心筋細胞シート」を、虚血性心筋症という重い心臓病の60代の男性患者の心臓の表面に貼り付けて移植する手術を行ったということです。

    手術後の経過は順調で、患者は近く、退院する予定だとしています。

    心筋細胞シートは大阪大学のグループが開発し、これまでに新たな治療法を開発するための治験として3人に手術を行っていますが、ほかの施設での実施は初めてです。

    シートは大阪にある施設で作って運んだということで、こうした細胞を培養して加工する特殊な施設がない医療機関でもこの治療法を実施できることが確認できたとしています。

    大阪大学では今後、さらに多くの施設で手術を行って安全性や有効性を確認できれば保険が適用される一般の治療法としての承認を国に申請したいとしています。

    順天堂大学の田端主任教授は「ある程度、技術のある外科医であればできるシンプルで再現性のある手術だと感じた。今後、普及の余地がある」と述べました。

    また、大阪大学の澤特任教授は「大きな一歩でうれしく思うし、展開を期待している」と述べました。

    「心筋細胞シート」とは

    「心筋細胞シート」は、iPS細胞から心臓の筋肉「心筋」の細胞を作製し、厚さ0.1ミリのシート状に培養したものです。

    シートは直径数センチの大きさで、1回の移植に使う3枚には心筋細胞がおよそ1億個含まれています。

    シートの状態でも心臓と同じように拍動していて、手術ではこのシートを3枚、全身に血液を送り出す役割を担う「左心室」のあたりに直接貼り付けて移植します。

    大阪大学の澤芳樹特任教授らのグループは、このシートを重い心臓病の患者の心臓に直接貼り付けることで心臓の収縮する力を回復させる研究を進めていて、治験を行って安全性や有効性を調べています。

    研究グループでは、これまで心臓移植しか治療法がなかった患者にも効果が期待できるのではないかとしています。

    移植手術を受けた患者は

    今回、「心筋細胞シート」の移植手術を受けた60代の男性は7年前に急性心筋梗塞を発症し、入退院を繰り返してきました。

    手術を行った順天堂大学によりますと、男性は投薬治療などを受けてきましたが、息切れなどの症状が続き、心臓の収縮機能がなかなか改善せず、心筋細胞シートの移植を受ける条件を満たしたため、先月、移植手術を受けたということです。

    大学によりますと、手術では左胸を7センチほど開き、心臓の左心室の部分に3枚のシートを貼り付け、1時間ほどで終了したということです。

    手術後の経過は良好で、現在は一般病棟に移ってリハビリなどを行っていて、まもなく退院予定だということです。

    男性は、大学を通して「不安もあったが、今後の自分の体と心臓医療の未来のために決断しました。術後はほとんど違和感もなく、息切れの症状も落ち着いています。この治療法が一日でも早く承認され、ほかの多くの患者の救いになればと思います」とするコメントを出しました。

    「心筋シート」 安全に届けるための対策も

    「心筋シート」の実用化に向けて、研究グループでは作製したシートを各地の患者に安全に届けるための対策を取ってきました。

    その1つが、長距離の運搬に向けたシートの温度管理です。

    「心筋シート」は、人の体温に近い温度に保つことが必要で、高すぎたり低すぎたりすると細胞が壊れるなどして手術に使えなくなってしまうおそれがあります。

    これまでの手術は大阪大学医学部附属病院で行われましたが、今回はシートを作成した大阪 箕面市の施設から初めて、患者が待つ東京の病院まで運ばれました。

    長距離の運搬でも温度を保つために、特殊なケースや発泡スチロールなどで3重にこん包し、新幹線などを使っておよそ3時間半かけて運んだということです。

    シートを運んだ大阪大学の笹井雅夫特任講師は「運搬に使ったケースは少なくとも72時間は温度が一定に保てるように設計されています。事前に練習を行ったうえで当日に臨みましたが、シートを届け、手術が無事終わってほっとしています」と話していました。

    また、災害が起きても重い心臓病の患者にシートを安定的に供給するための対策も行っています。

    4年前、大阪府北部で震度6弱の揺れを観測した地震では、シートを作製していた大学の研究施設の一部が壊れるなどの被害が出て、細胞の培養からやり直さざるを得なくなり、計画が大幅に遅れました。

    シートを作製する施設では地震などで作業が中断したり、作製したシートが使えなくなったりしないよう細胞を保存したり作製の作業をしたりする設備を備えたブースを4つ設けていて、災害時にバックアップできるようにしています。

    大阪大学の澤芳樹特任教授は「シートを必要とする患者は治療を待つ余裕がない人が多く、何かのトラブルでシートが届けられないと不幸な結果につながりかねない。地震などさまざまなトラブルに対応しながら、全国各地、そして海外にもこの治療が届けられるようさらに準備を進めていきたい」と話していました。

    iPS細胞から作った組織の移植 臨床の現状は

    iPS細胞を体のさまざまな臓器や組織の細胞に変化させて、移植する治療法の実用化を目指す臨床研究や治験が各地の大学や研究機関などで行われています。

    【目の治療】
    iPS細胞から作った組織を移植する臨床研究は、2014年に神戸市の理化学研究所などのグループが世界で初めて行いました。

    「加齢黄斑変性」という重い目の病気の患者にiPS細胞から作った目の網膜の組織を移植し、その後、神戸市立神戸アイセンター病院でほかの目の病気の患者に対する臨床研究も行われています。

    また、2019年には、大阪大学などのグループが、重い角膜の病気の患者にiPS細胞から作った角膜の組織をシート上に培養し、移植する臨床研究を行いました。

    【神経の治療】
    京都大学のグループは2018年、パーキンソン病の患者の脳にiPS細胞から作った神経のもとになる細胞を移植する治験を行い、新たな治療法としての承認を目指しています。

    また、慶応大学のグループは、脊髄を損傷した患者にiPS細胞から作った神経のもとになる細胞を移植する臨床研究を進めていて去年、初めて患者に移植する手術を行いました。

    【心臓の治療】
    大阪大学のグループは、重い心臓病の患者の心臓にiPS細胞から作った心臓の筋肉の細胞をシート状に培養した「心筋細胞シート」を移植する手術をおととし初めて行いました。

    この手術は将来、一般的な治療になることを目指し、安全性や有効性を確認する治験として行われ、今回、大阪大学以外で初めて、順天堂大学で行われ、今後、さらに多くの施設で実施するとしています。

    また、慶応大学のグループは、重い心臓病の患者の細胞にiPS細胞から作った心臓の筋肉の細胞を球状に加工して注入する臨床研究の準備を進めていて、大学発のベンチャー企業でも治験の準備を進めています。

    【血液の治療】
    京都大学のグループは、おととし、血液の難病の患者にiPS細胞から作った血小板を投与する臨床研究を行いました。

    また、京都市のバイオベンチャー企業もことし、血小板が少なくなった患者にiPS細胞から作った血小板を投与する治験を始めています。

    【免疫細胞の治験】
    理化学研究所などのグループはおととし、頭頸部がんの患者にiPS細胞から作ったナチュラルキラーT細胞という免疫細胞の一種を移植し、安全性や有効性を確かめる治験を行っています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220912/k10013814951000.html

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  78. しょせんは、公的研究資金を漁るための巧妙に仕込んでつくられた研究ごっこのネタでしかない。いつまでやれるもんだかね…

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  79. 患者本人のiPS細胞から作製の血小板を投与 安全性を確認 京大
    2022年10月1日 4時07分

    血液の成分である血小板が少なくなる難病の患者に、患者本人のiPS細胞から作製した血小板を投与する臨床研究を行った結果、拒絶反応や大きな副作用はなく、安全性が確認されたと京都大学の研究グループが発表しました。

    これは、京都大学iPS細胞研究所の江藤浩之教授などでつくる研究グループがオンラインで記者会見をして発表しました。

    グループは血小板などが少なくなる難病「再生不良性貧血」の患者1人に、iPS細胞から作製した血小板を投与する臨床研究を4年前から進めてきました。

    患者は、血小板の型が日本人では極めてまれなタイプで他人から輸血を受けられないということで、拒絶反応を避けるために患者本人のiPS細胞から血小板を作製する方法がとられました。

    20ミリリットルから180ミリリットルの量を3回にわたって投与し、1年間、経過を観察したところ、拒絶反応や大きな副作用はなく、安全性が確認されたということです。

    研究グループは今後、有効性についても確認を進め、iPS細胞を使った献血に頼らない輸血の実用化につなげていきたいとしています。

    江藤教授は、「世界で初めての臨床研究で安全性が確認できたことは大きな成果だ。今後、低いコストでの血小板の提供などに向け、研究を進めたい」と話していました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221001/k10013844301000.html

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  80. iPS詐欺稼業の香具師どもが、手を変え品を変えて…

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  81. 世界で2頭「キタシロサイ」 卵子などのもとになる細胞作製成功
    2022年12月10日 4時36分

    世界で2頭しかいないサイのiPS細胞から、卵子や精子のもとになる細胞を作り出すことに世界で初めて成功したと大阪大学などの研究グループが発表しました。
    グループは新たな子どもを生み出す技術を開発し、種の保存につなげたいとしています。

    アフリカに生息する「キタシロサイ」は野生では絶滅し、飼育された状態のみで生存していて、現在はケニアの自然保護区にいるメスの親子2頭を残すだけです。

    大阪大学などのグループは、マウスのiPS細胞などから卵子や精子の細胞を作る技術をサイに応用するため、培養に適した条件などを検討しました。

    手に入りやすい別の種類のサイの細胞を使って、培養する際に入れる物質の種類や時間などを変えて実験を繰り返したところ、培養の時間を短くすると卵子や精子のもとになる細胞ができることを発見しました。

    グループでは、この方法を使って世界で初めてキタシロサイのiPS細胞から卵子などのもとになる細胞を作り出すことに成功したということです。

    ケニアの自然保護区にはキタシロサイの精子が凍結保存されているということで、グループでは今後、今回作り出した細胞から卵子そのものを作製し、精子と体外受精させたいとしています。

    大阪大学大学院医学系研究科の林将文特任研究員は「新たな子どもを生み出す技術の開発につなげ、ほかの動物への応用も目指したい」と話しています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221210/k10013918671000.html

    https://koibito2.blogspot.com/2022/04/3.html?showComment=1670644391671#c588356422626486786

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  82. 科学者バイオ研究者の衣をまとった手品師たちが…

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  83. iPS細胞からがん免疫療法に使う細胞を作る実験に成功 京大など
    2022年12月13日 9時08分

    がんの免疫療法に使われるがんを攻撃する力を人工的に高めた免疫細胞をiPS細胞から作り出す実験に成功したと、京都大学などの研究グループが発表しました。iPS細胞から効率的に作ることで、低いコストで多くの患者に提供できるようになるとしています。

    これは京都大学iPS細胞研究所の金子新教授などの研究グループがオンラインで記者会見を開いて発表しました。

    血液のがんの患者を対象にした免疫療法の1つ「CAR-T細胞療法」では患者の免疫細胞をいったん体の外に出してがんを攻撃する力を高める遺伝子を組み込んだあと、体内に戻してがんを攻撃させます。

    グループでは、患者の細胞の代わりにiPS細胞から免疫細胞を作り出し、人工的に強化したうえで、がんを移植したマウスに投与しました。その結果、投与したマウスではがんが大きくなるのを抑える効果などが確認されたということです。

    この免疫療法では患者本人の細胞からその患者に限定した免疫細胞しか作れないため、コストの高さが課題となっていましたが、iPS細胞から効率的に作ることで低いコストで多くの患者に提供できるようになるとしています。

    金子教授は「抗がん剤など従来のがんの治療法と組み合わせることで、新たな免疫療法として活用できる可能性がある」と話していて、今後、実用化に向けた研究を進めるとしています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221213/k10013920961000.html

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  84. 治療法開発などの研究用iPS細胞 最短1週間で提供 京大の財団
    2023年2月8日 4時22分

    iPS細胞を再生医療だけでなく、病気の治療法や薬の開発など幅広い研究にも使ってもらえるようにしようと、京都大学の財団が研究用のiPS細胞を依頼から最短1週間程度で安価に提供する新たな事業を始めました。

    京都大学iPS細胞研究財団は、移植しても拒絶反応が起きにくく多くの患者に使えるiPS細胞を作製して保管し、全国の研究機関や企業に提供していますが、事前の審査などに1か月以上かかることや費用が課題となっていました。

    財団では、iPS細胞から作った臓器や組織の細胞を移植する再生医療だけでなく、病気の治療法や薬の開発など幅広い研究に使ってもらえるよう海外で研究用に販売されている日本人の血液からiPS細胞を作り、提供する新たな事業を始めました。

    販売されている血液から作ることで事前の審査などが簡略化でき、依頼を受けてから最短1週間程度で提供できるということです。

    また、製造のコストも下がり、大学などの非営利の研究機関などには無償で提供するほか、企業などへはこれまでの費用の半額に当たる、細胞およそ20万個当たり5万円で提供するということです。

    財団では「今回の取り組みがさまざまな研究開発の促進につながり、その成果が患者に届くことを期待しています」とコメントしています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230208/k10013973861000.html

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    1. 結局のところ、「研究ネタ」から発展することはなく、重箱の隅をほじくって、タコツボ研究を脱することはないということなんだな。いつまでもインチキな「希望」を語って、世間を騙し続けるのはやめたほうがよい。

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    2. 治療法開発などの研究用iPS細胞 最短1週間で提供 京大の財団
      2023年2月8日 14時02分

      iPS細胞を再生医療だけでなく、病気の治療法や薬の開発など幅広い研究にも使ってもらえるようにしようと、京都大学の財団が研究用のiPS細胞を依頼から最短1週間程度で安価に提供する新たな事業を始めました。

      京都大学iPS細胞研究財団は、移植しても拒絶反応が起きにくく、多くの患者に使えるiPS細胞を作製して保管し、全国の研究機関や企業に提供していますが、事前の審査などに1か月以上かかることや費用が課題となっていました。

      財団では、iPS細胞から作った臓器や組織の細胞を移植する再生医療だけでなく、病気の治療法や薬の開発など幅広い研究に使ってもらえるよう海外で研究用に販売されている日本人の血液からiPS細胞を作り、提供する新たな事業を始めました。

      販売されている血液から作ることで事前の審査などが簡略化でき、依頼を受けてから、最短1週間程度で提供できるということです。

      また、これまで主に再生医療用に提供してきたiPS細胞と単純には比較はできないということですが、製造のコストも下がり、大学などの非営利の研究機関などには無償で提供するほか、企業などへはこれまでの費用の半額にあたる細胞およそ20万個当たり5万円で提供するということです。

      財団では「今回の取り組みがさまざまな研究開発の促進につながり、その成果が患者に届くことを期待しています」とコメントしています。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230208/k10013973861000.html

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  85. iPS細胞から作製した心筋細胞を患者の心臓内に移植、世界初の治験…慶大発のベンチャー
    2023/02/10 15:03

     慶応大発の新興企業「ハートシード」(東京)は10日、重い心不全の治療のため、人のiPS細胞(人工多能性幹細胞)から作製した心臓の筋肉の細胞(心筋細胞)を、患者の心臓内に注射して移植する世界初の治験を行ったと発表した。移植した細胞が成長して衰えた心筋が再生すれば、心臓移植に代わる根本的な治療法につながる可能性がある。
    https://www.yomiuri.co.jp/science/20230210-OYT1T50165/

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  86. iPS細胞から作った心筋細胞を加工し移植手術 国の承認目指す
    2023年2月10日 18時30分

    iPS細胞から作った心臓の筋肉の細胞を球状に加工し、重い心臓病の患者に移植する手術を行ったと、慶応大学の研究者らが作ったベンチャー企業が発表しました。治験として行ったということで、国の承認を目指すとしています。

    これは、慶応大学医学部の福田恵一教授らが立ち上げた医療ベンチャー企業と、手術を行った東京女子医科大学病院の医師が会見を開いて発表しました。

    この企業では、iPS細胞から心臓の筋肉の細胞、心筋細胞を作り、球状に加工して、重い心不全の患者の心臓に注射で移植する、新たな治療法の開発を進めています。

    発表によりますと、第1例目となる患者の手術を、去年12月、東京女子医科大学病院で、国の承認を得るための治験として行ったということです。

    患者は、心筋梗塞を起こして重い心不全の状態となっている60代の男性で、別の手術を受けるのに合わせて、iPS細胞から作った球状の心筋細胞の塊およそ5万個を、心臓の15か所に注射して移植したということです。

    福田教授によりますと、移植によって心臓の機能の回復が期待できるとしていて、これまでのところ患者の状態に問題はなく、今後、半年から1年かけて安全性や効果を確認するということです。

    福田教授は「研究を最終的に臨床に反映することが、何より大事だと思ってきた。非常に大きな一歩だ」と話していて、今後、2人目の手術も行いたいとしています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230210/k10013977611000.html

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  87. iPS細胞「心筋細胞シート」九州大でも移植手術 大阪大など開発
    2023年2月14日 17時59分

    iPS細胞から心臓の筋肉の細胞を作ってシート状にした「心筋細胞シート」を心臓病の患者に移植する手術を行ったと、九州大学と大阪大学のグループが発表しました。
    シートを開発した大阪大学以外で手術が行われるのは2か所目で、安全性と有効性を確認し、保険が適用される治療法としての承認を目指すとしています。

    これは14日、九州大学と大阪大学が記者会見で発表しました。

    それによりますと、九州大学では先月中旬、iPS細胞から心臓の筋肉の細胞を作りシート状に培養した「心筋細胞シート」を、虚血性心筋症という重い心臓病の50代の男性の心臓の表面に貼り付けて移植する手術を行ったということです。

    心筋細胞シートは大阪大学などのグループが開発したもので、大阪にある施設で作り、九州大学に運んだということです。

    患者の手術後の経過は順調で、14日退院したということです。

    大阪大学などは、シートの移植についてこれまでに大阪大学以外にも東京の順天堂大学でも治験として実施していて、合わせて8人の患者の手術を予定しています。

    今後、患者の経過をみて安全性や有効性を確認できれば、保険が適用される一般の治療法としての承認を国に申請したいとしています。

    九州大学の塩瀬明教授は「地域の心臓病治療の拠点となっている九州大学でも手術が安全に実施できることが確認できてよかった」と話していました。

    また、大阪大学の澤芳樹特任教授は「安全性や有効性の確認を進め、多くの患者に届けられるように努めたい」と話していました。

    「心筋細胞シート」とは

    「心筋細胞シート」は、iPS細胞から心臓の筋肉「心筋」の細胞を作製し、厚さ0.1ミリのシート状に培養したものです。

    シートは直径数センチの大きさで、1回の移植に使う3枚には心筋細胞がおよそ1億個含まれています。

    シートの状態でも心臓と同じように拍動していて、手術ではこのシートを3枚、全身に血液を送り出す役割を担う「左心室」のあたりに直接、貼り付けて移植します。

    大阪大学の澤芳樹特任教授らのグループは、このシートを重い心臓病の患者の心臓に直接、貼り付けることで、心臓の収縮する力を回復させる研究を進めていて、治験を行って安全性や有効性を調べています。

    「心筋細胞シート」移植手術受けた患者は

    今回、九州大学でiPS細胞から作った「心筋細胞シート」の移植手術を受けたのは、山口県内に住む50代の男性です。

    男性は17年前、心筋梗塞になり、その後、心臓の血管の血流が悪くなって全身に血液をうまく送り出せなくなる虚血性心筋症と診断されました。

    これまで手術や薬による治療を受けてきましたが、症状は改善しなかったということです。

    そうした中、今回の治験があることを知り、参加を決めたということです。

    男性は「手術の前は不安がなかったわけではありませんが、治験に参加することで同じ病気で悩む患者の未来にもつながっていくのではないかと考えています。手術を終え、今は参加してよかったと思っています」と話していました。

    iPS細胞から作った臓器や組織の細胞移植 現状は

    iPS細胞から作ったさまざまな臓器や組織の細胞を患者に移植する臨床研究や治験は、各地の大学や研究機関などで行われています。

    【心臓の治療】
    このうち心臓の細胞について、大阪大学のグループは、重い心臓病の患者の心臓に、iPS細胞から作った心臓の筋肉の細胞をシート状に培養した「心筋細胞シート」を移植する手術を3年前初めて行いました。
    手術は将来、一般的な治療になることを目指し安全性や有効性を確認する治験として行われ、今回のように大阪大学以外の施設でも手術が行われています。

    また、慶応大学の研究者らが設立した医療ベンチャー企業は去年12月、重い心臓病の患者の心臓にiPS細胞から作った心臓の筋肉の細胞を球状に加工して注射で移植する手術を行いました。
    こちらも治験として行われ、今後、安全性や有効性を確認するとしているほか、慶応大学でも臨床研究の準備を進めているということです。

    【目の治療】
    世界で初めてiPS細胞から作った組織を移植する臨床研究を行ったのは、神戸市の理化学研究所などのグループで、2014年に「加齢黄斑変性」という重い目の病気の患者にiPS細胞から作った目の網膜の組織を移植しました。

    その後、神戸市立アイセンター病院で、ほかの目の病気の患者に対する臨床研究も行われています。

    また、2019年には大阪大学などのグループが、重い角膜の病気の患者にiPS細胞から作った角膜の組織をシート状に培養し移植する臨床研究を行い、去年、安全性と有効性が確認されたと発表しました。

    【神経の治療】
    神経の再生を目指す治療法の研究も行われています。

    京都大学のグループは2018年からパーキンソン病の患者の脳にiPS細胞から作った神経のもとになる細胞を移植する治験を実施し、新たな治療法としての承認を目指しています。

    また、慶応大学のグループは、脊髄を損傷した患者にiPS細胞から作った神経のもとになる細胞を移植する臨床研究を進めていて、おととし患者に移植する初めての手術を行い、去年には2例目となる移植も実施しています。

    【血液の治療】
    京都大学のグループは2019年、血小板などが少なくなる難病の「再生不良性貧血」の患者にiPS細胞から作った血小板を投与する臨床研究を行い、去年、安全性が確認されたと発表しました。

    また、同じ研究者が創業した京都市のバイオベンチャー企業も出血を止めるのに必要な血小板が少なくなる「血小板減少症」の患者にiPS細胞から作った血小板を投与する治験を去年から進めています。

    【NKT細胞】
    理化学研究所と千葉大学のグループは3年前、頭頸部がんの患者にiPS細胞から作ったナチュラルキラーT細胞という免疫細胞の一種を移植し、iPS細胞を使ったがんの治療としては初めての治験を行っています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230214/k10013980451000.html

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  88. 脊髄損傷のラット iPS神経細胞移植 運動機能の一部回復 慶応大
    2023年2月18日 5時25分

    iPS細胞から作った神経の細胞を移植することで、脊髄損傷となってから時間がたった状態のラットの神経を再生させ、運動機能の一部を回復させることに成功したと、慶応大学のグループが発表しました。研究グループは将来、患者への移植を目指したいとしています。

    この研究は、慶応大学の岡野栄之教授と中村雅也教授のグループが行い、国際的な科学雑誌に発表しました。

    それによりますと、グループでは脊髄が切断されてから6週間たったラットに細胞の増殖などを促す特殊なたんぱく質を投与し、さらに1週間後にiPS細胞から作った神経細胞のもとになる細胞を投与しました。

    その結果、新たに神経の組織が現れて損傷した箇所を超えて広がり、新たな神経回路がつながったということです。

    また、後ろ足を数センチの幅で動かせるようになるなど、運動機能の一部が回復したとしています。

    事故などで脊髄を損傷して体が動かせなくなったあと、時間が経過すると機能の回復は特に難しくなるとされていて、損傷から時間がたったラットで機能の一部を回復させることができたのはこれまでに例がないとしています。

    グループはiPS細胞から作った神経の細胞を脊髄損傷の患者に移植する臨床研究を進めていて、岡野教授は今回の研究について「動物実験で安全性に確信を持つことができれば患者に対する臨床研究や治験で実用化を目指したい」と話しています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230218/k10013984071000.html

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  89. iPS細胞を使った「頭頸部がん」新治療法の臨床研究実施へ…千葉大・理研チーム
    2023/03/17 17:36

     千葉大と理化学研究所のチームは、顔や首にできる「 頭頸部とうけいぶ がん」患者の治療のため、人のiPS細胞(人工多能性幹細胞)から作った免疫細胞「ナチュラルキラーT(NKT)細胞」と、この細胞の活性化を促す別の免疫細胞を投与する臨床研究を年内にも始める。治療効果を高める狙いがあり、厚生労働省の専門部会が16日、了承した。

     頭頸部がんは鼻や口、喉、あごなどにできるがんの総称で、毎年約1万5000人が発症するとされる。

     計画ではまず、他人のiPS細胞を変化させ、がんを攻撃するNKT細胞を作製する。さらに患者本人の血液から、NKT細胞を活性化させる別の免疫細胞「樹状細胞」を取り出して培養し、前もって患者の鼻から注入。5日後、NKT細胞をがんがある患部に動脈を通じて投与する。

     チームは2020年から、NKT細胞のみを投与する治験を進めている。今回の臨床研究では、さらに免疫を活性化させる方法として、患者2~6人を対象に安全性や有効性を検証する。チームの本橋新一郎・千葉大教授(腫瘍免疫学)は「相乗効果を確認し、治療としての提供を目指す」と話す。

     田野崎隆二・慶応大教授(血液内科学)の話「他人の細胞を入れることによる拒絶反応の影響を慎重に確認するべきだ」
    https://www.yomiuri.co.jp/science/20230317-OYT1T50187/

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    1. >腫瘍免疫学
      >血液内科学

      >幹細胞
      >再生医科学

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  90. オスのマウスのiPS細胞で卵子 子ども誕生 大阪大学など 世界初
    2023年5月3日 4時28分

    オスのマウスのiPS細胞から卵子を作り、別のマウスの精子と受精させて子どもを誕生させることに大阪大学などの研究グループが成功しました。オスのマウスから卵子を作ったのは世界で初めてで、グループでは、絶滅が心配される動物の保全などに役立てたいとしています。

    ヒトやマウスなどの哺乳類は細胞の中にある「X」と「Y」という性染色体によって生物学的な性別が決まっていて、オスはXとYを1本ずつ、メスはXを2本持っています。

    生殖遺伝学が専門の大阪大学の林克彦教授などのグループは、細胞が分裂を繰り返すうちにY染色体が消失することがある性質を利用し、オスの細胞からメスの細胞を作ろうと実験を行いました。

    グループでは、オスの細胞から作ったiPS細胞を長期間培養し、Y染色体が消えてXだけになったものを選び出しました。

    そして特殊な薬剤などを加え、さらに培養したところ、メスと同じようにX染色体が2本ある細胞を作ることに成功したということです。

    さらにこの細胞から卵子を作り、別のマウスの精子と受精させたところ、7匹のマウスが生まれたということです。

    オスのマウスから卵子を作り、子どもが生まれたのは世界で初めてだということで、林教授は「絶滅が心配される動物の保全や染色体の異常で起こる不妊症の治療法の開発につながる可能性がある。ただ、ヒトはマウスとは卵子を作る過程が違うので応用は技術的に難しく、倫理的な問題もあって実現には10年以上かかりそうだ」と話しています。

    グループでは、世界で2頭しかいないキタシロサイのiPS細胞から卵子や精子のもとになる細胞を作る研究も進めていて、今回の成果を活用したいとしています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230503/k10014056161000.html

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    1. 米 タイム誌「世界で最も影響力のある100人」に宮崎駿氏ら
      2024年4月18日 9時09分

      アメリカの雑誌「タイム」はことしの「世界で最も影響力がある100人」を発表し、日本からはアニメーション映画監督の宮崎駿氏や社会学者の上野千鶴子氏などが選ばれました。

      タイム誌は毎年、政治や芸術、科学など各分野で活躍する人たちの中から「世界で最も影響力がある100人」を独自に選定しています。

      17日発表したことしの100人には日本からも選ばれ、このうち、アニメーション映画監督の宮崎駿氏は、「戦争や欲深さ、人間の怒りに対する現実主義者で、アニメーションの歴史で最も影響力のある監督だ」と評されています。

      また、社会学者の上野千鶴子氏は、フェミニズムや女性差別を題材にした著作が中国でベストセラーとなり、少子化の中で高まる結婚や出産への圧力に抵抗する女性たちの支えになっていると紹介されています。

      大阪大学教授で生殖遺伝学が専門の林克彦氏は、オスのマウスのiPS細胞から卵子を作って子どもを誕生させた研究で知られ不妊に悩む人たちや同性のカップルに希望を与えると評価されています。

      さらに新型コロナウイルスの後遺症のメカニズムを研究するアメリカ・イエール大学教授の岩崎明子氏は、免疫学の分野をけん引する存在だとしています。

      そのほかことし2月に亡くなったロシアの反体制派の指導者、ナワリヌイ氏の妻でプーチン政権への反対運動を続けるユリアさんも選ばれました。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240418/k10014425501000.html

      https://koibito2.blogspot.com/2024/03/2024-6-2.html?showComment=1713409695945#c5540037821965214673

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  91. 令和版スプーン曲げ超能力だな。なんでもできる夢想にひたって、ちょっとしたトリックを忍ばせてしまう手品もいとわない連中がいまや科学研究ごっこまで手掛けてしまうらしい。

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  92. パーキンソン病の治療薬でALSの症状抑制 慶応大の研究グループ
    2023年6月2日 5時18分

    全身の筋肉が次第に動かなくなる難病、ALS=筋萎縮性側索硬化症の患者にパーキンソン病の治療薬を投与することで、症状の進行をおよそ7か月間遅らせることができたとする研究結果を、慶応大学のグループが発表しました。患者のiPS細胞を使って薬の効果の予測もできるということで、薬の実用化を目指し最終段階の治験に進みたいとしています。

    これは、慶応大学の岡野栄之教授らのグループが国際的な科学雑誌「セル・ステムセル」で発表しました。

    ALSは全身の筋肉が次第に動かなくなる神経の難病で、根本的な治療薬はありません。

    グループは患者のiPS細胞を使った研究から、パーキンソン病の治療薬、「ロピニロール」という薬がALSの進行を遅らせる可能性があることを突き止め、患者に投与する治験を行いました。

    そして、ALS患者の症状についての欧米の医療データベースと比較したところ、薬を1年間飲むことで、症状の進行を飲まない場合に比べて7か月程度遅らせることが確認できたということです。

    さらに、患者由来のiPS細胞から作った神経細胞の実験では、薬を投与すると情報をやりとりするための神経細胞の突起の長さが平均で1.2倍、薬の効果が特に高かった患者では1.6倍になっていて、突起の長さを調べると薬の効果を予測できる可能性もあるとしています。

    岡野教授は「この薬は神経細胞の中でのコレステロールの合成を抑制することで、ALSに対する効果を発揮している可能性が示された。最終段階の治験に臨み、承認を目指したい」と話しています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230602/k10014085771000.html

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  93. iPS細胞から軟骨組織 大きな欠損の治療に期待
    6/10(土) 16:42配信 共同通信

    iPS細胞を使って製作された軟骨組織(京都大提供)

     京都大や佐賀大のチームは、人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使って軟骨組織をつくることに成功したと10日までに発表した。軟骨の細胞塊を接着させると数日で融合するため、大きく欠損した軟骨の治療に将来つながる可能性があるという。軟骨は損傷すると関節痛などの原因となるが、修復が難しい。

     チームは骨や軟骨に分化する能力がある幹細胞の一種「間葉系幹細胞」をiPS細胞から作製。間葉系幹細胞に特殊な化合物を添加することなどで、段階的に軟骨組織に分化させた。

     マウスに移植して経過を8週間観察。石灰化して骨のようになることもなく、軟骨としての性質を維持していた。
    https://news.yahoo.co.jp/articles/1ceb300d00a6242c6612507d65297404597e398a

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    1. iPS細胞から高品質の軟骨細胞作製 京都大学などのグループ成功
      6/13(火) 17:54配信 京都新聞

       ヒトのiPS細胞(人工多能性幹細胞)から高品質の軟骨細胞を作製することに成功した、と京都大学iPS細胞研究所などの研究グループが発表した。大きな軟骨組織を作ることが可能で、膝の関節軟骨の損傷などの治療につながる可能性があるとしている。

       軟骨は一度損傷すると修復が難しい組織で、iPS細胞を使った再生医療研究が進んでいる。研究グループは、iPS細胞を神経や骨などの元になる「間葉系幹細胞」を経て軟骨細胞に分化させた。直径0・5ミリ程度の軟骨細胞の塊を隣り合わせたところ、1日後にくっつきはじめ、7日後には完全に融合することを確認した。

       京大の別グループが別の手法でiPS細胞から軟骨細胞を作り、膝関節の軟骨を損傷した患者へ移植する臨床研究計画が2020年に厚生労働省に承認されているが、この手法よりも今回は細胞同士の結合力が高かったという。

       同研究所の池谷真准教授は「細胞の結合力の高さから安定して大量に製造でき、バイオ3Dプリンターの利用に適している。今後は関節全体を覆うような大きな軟骨組織を作る研究を進めたい」と話している。5月、国際学術誌にオンライン掲載された。
      https://news.yahoo.co.jp/articles/88ad796d01068d9c7f3aceb590f3730f3286b822

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  94. 受精卵が胎児になるまでの「胚モデル」、人のiPS細胞などからの作製に成功…京大などのチーム
    2023/12/05 19:00

     精子や卵子を使わずに、受精卵が胎児になるまでの初期段階の「胚」に近い状態を人の細胞で作り出すことに成功したと、京都大などのチームが発表した。受精卵が子宮に着床する前の段階から着床後までの9日間の変化を連続的に再現できたという。生命誕生の仕組みの解明につながる成果で、論文が5日、科学誌ネイチャーに掲載された。

    2層構造が再現された胚のモデル(京都大の高島准教授提供)

     精子と卵子が融合してできる受精卵は受精後5~7日頃の「 胚盤胞はいばんほう 」という段階で子宮に着床し、胎児になる。精子と卵子を受精させず、通常の細胞だけで、このような生命の初期段階を再現したとする報告が近年、欧米などで相次いでいたが、着床前か着床後の一方の再現にとどまっていた。

    京都大iPS細胞研究所

     京都大iPS細胞研究所の高島康弘准教授(幹細胞学)らは、特定の遺伝子を操作して強く働かせた人のiPS細胞(人工多能性幹細胞)やES細胞(胚性幹細胞)を、操作していない細胞と混ぜて培養した。すると球状の集合体になり、4日目には着床直前の胚盤胞に現れる、胎児の体になる部位と同じ2層構造ができた。

     さらに細胞が分泌する物質だけを通す人工膜で培養液を仕切り、一方にこの集合体を、もう一方に胎盤になる細胞を入れて培養すると、9日目には集合体の内部に、着床後の胚と同じような多彩な細胞が出現。それぞれ体の様々な臓器や、精子・卵子のもとになる細胞と類似していたという。

     集合体には胎盤になる細胞がないため着床できず、クローン人間のような新たな生命が誕生する懸念はないという。高島准教授は「胚の成長を研究するモデルとして生命の不思議に迫れる可能性がある」と語る。

      東北大の有馬隆博教授(分子生物学)の話 「人の体が形成される初期の発生の仕組みは不明な点が多く、人に近い形で再現できた意義は大きい。不妊などの研究につなげるには、さらなるモデルの改良と解析技術の進歩が必要だ」
    https://www.yomiuri.co.jp/science/20231205-OYT1T50174/

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    1. 受精卵が胎児になるまでの「胚モデル」、人のiPS細胞などからの作製に成功…京大などのチーム
      2023/12/06 14:26

       精子や卵子を使わずに、受精卵が胎児になるまでの初期段階の「胚」に近い状態を人の細胞で作り出すことに成功したと、京都大などのチームが発表した。受精卵が子宮に着床する前の段階から着床後までの9日間の変化を連続的に再現できたという。不妊や流産、先天性疾患などの仕組みの解明に役立つと期待される。論文が5日、科学誌ネイチャーに掲載された。

       精子と卵子が融合してできる受精卵は、受精後5~7日頃の「 胚盤胞はいばんほう 」の段階で子宮に着床し、胎児へと成長する。生命倫理の観点から、精子と卵子を受精させることなく、このような生命の初期段階のモデルを作ったとする報告が近年、欧米などで相次いでいたが、着床前か着床後の一方の再現にとどまっていた。

      2層構造が再現された胚のモデル(京都大の高島准教授提供)

       京都大iPS細胞研究所の高島康弘准教授(幹細胞学)らは、特定の遺伝子を操作して強く働かせた人のiPS細胞(人工多能性幹細胞)やES細胞(胚性幹細胞)を、操作していない細胞と混ぜて培養した。すると球状の集合体になり、4日目には着床直前の胚と似た構造ができた。

       さらに培養の方法を工夫すると、9日目には集合体の内部に、着床後の胚と同じような多彩な細胞が出現した。それぞれ体の様々な臓器や、精子・卵子のもとになる細胞と類似していた。

       集合体には受精卵からできる胎盤になる細胞がないため、母胎に戻しても着床できず、クローン人間のような新たな生命が誕生する懸念はないという。高島准教授は「胚の成長を研究するモデルとして生命の不思議に迫れる可能性がある」と語る。

        東北大の有馬隆博教授(分子生物学)の話 「人の体が形成される初期の仕組みは不明な点が多く、人に近い形で再現できた意義は大きい。不妊などの研究につなげるには、さらなるモデルの改良と解析技術の進歩が必要だ」
      https://www.yomiuri.co.jp/science/20231205-OYT1T50174/

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  95. 科学雑誌ネイチャーの「ことしの10人」に大阪大学の研究者など
    2023年12月14日 1時30分

    科学の分野で重要な役割を果たした研究者などを選ぶ、科学雑誌「ネイチャー」の「ことしの10人」が発表され、オスのマウスのiPS細胞から卵子を作り、子どもを誕生させることに世界で初めて成功した、大阪大学の研究者などが選ばれました。

    イギリスの科学雑誌「ネイチャー」は毎年、科学の分野でその年を象徴する重要な役割を果たした研究者などを選んでいて13日、「ことしの10人」を発表しました。

    このうち日本から生殖遺伝学が専門の、大阪大学の林克彦教授が選ばれました。

    林教授の研究グループはオスのマウスのiPS細胞から卵子を作り、別のマウスの精子と受精させて子どもを誕生させることに世界で初めて成功したことが高く評価されています。

    また、核融合の実験で投入したエネルギーよりも多くのエネルギーを発生させることに成功し、核融合が次世代のエネルギー源になる可能性を実証した、アメリカの研究者も選ばれています。

    このほか、月の南極付近に無人探査機「チャンドラヤーン3号」を着陸させることに成功したインドの科学者や、アマゾンの森林伐採を減らすことに貢献した、ブラジルの環境相も選ばれました。

    ことしは10人のほかに生成AIのChatGPTを取り上げていて、ネイチャーは「初めて『人間以外』をリストに加えた。生成AIは科学の発展と進歩を大きく変えている」としています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231214/k10014287521000.html

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    1. 英ネイチャー、「今年の10人」に阪大・林克彦教授を選出…iPS細胞用いた研究で注目集める
      2023/12/14 01:00

       英科学誌ネイチャーは、科学分野の「今年の10人」に、iPS細胞(人工多能性幹細胞)を用いた研究成果で国際的な注目を集めた大阪大の林克彦教授(生殖遺伝学)らを選んだ。

      英科学誌ネイチャーの「今年の10人」に選ばれた林克彦・大阪大教授(本人提供)

       林教授らの研究チームは今年3月、雄のマウスのiPS細胞から作った卵子を、別の雄の精子と受精させ、子どものマウスを誕生させたと同誌に発表した。人間への応用にはハードルが高いものの、性別の概念を変える可能性のある研究として評価された。

       林教授は、読売新聞の取材に「大変光栄に感じている。基礎研究の作業は本当に地道で、まだまだやるべきことがたくさんあるが、選出を励みに頑張りたい」とコメントした。

       また同誌は10人に加えて、科学の進歩に重要な影響を与えた存在として、対話型生成AI(人工知能)の「チャットGPT」を特別に選出した。
      https://www.yomiuri.co.jp/science/20231213-OYT1T50426/

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    2. 世界のワカヤマを彷彿とさせますな。

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    3. 英ネイチャー誌「今年の10人」阪大・林教授…雄同士で子マウス
      2023/12/14 15:00

       英科学誌ネイチャーは、科学分野の「今年の10人」に、雄のマウス同士で子マウスを誕生させた研究成果で注目を集めた大阪大の林克彦教授(生殖遺伝学)らを選んだ。

      英科学誌ネイチャーの「今年の10人」に選ばれた林克彦・大阪大教授(本人提供)

       林教授らの研究チームは3月、雄のマウスのiPS細胞(人工多能性幹細胞)から作った卵子を、別の雄の精子と受精させ、子どもが生まれたと同誌に発表した。人間への応用にはハードルが高いものの、性別の概念を変える可能性があることを示した研究として評価された。

       同誌はほかに、インドの無人探査機「チャンドラヤーン3号」の月面着陸成功に関わった女性研究者や、世界最大の熱帯雨林アマゾンの保護活動に尽力したブラジルの環境・気候変動相らを選んだ。

       また10人に加えて、科学の進歩に重要な影響を与えた存在として、対話型生成AI(人工知能)の「チャットGPT」を特別に選出した。
      https://www.yomiuri.co.jp/science/20231214-OYT1T50153/

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  96. ほんとうに「iPS細胞」卵子が受精して細胞分裂して生体になったと誰が確認検証したのかな?

    子宮というブラックボックスを経由させてしまえば、ホントかウソかはだれにもわからないのじゃなくって?

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    1. いまやライフサイエンスというコミュニティは、手品師が大挙寄り集まって腕自慢を競うところらしい。

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  97. コロナ持続感染、心不全リスク iPS実験で解明 理研など
    12/23(土) 1:08配信 時事通信

    新型コロナウイルスワクチンの追加接種を受ける男性=5月

     理化学研究所と京都大は、新型コロナウイルスへの持続的な感染により心不全のリスクが高まる恐れがあることが分かったと発表した。

     人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作った心臓組織を使った実験で明らかにした。論文は23日、米科学誌アイサイエンス電子版に掲載された。

     従来の研究でも、新型コロナに感染すると心不全などの発症リスクが高まる可能性は指摘されていた。そのため、感染者の爆発的な増加に伴う心不全の急増が懸念されているが、臨床的な証拠はなかった。そこで理研などは、iPS細胞から作製したシート状の人工心臓組織を使い検証した。

     実験では、新型コロナ拡大初期の流行株を使用。ウイルス量を変えて心臓組織に感染させると、いずれのグループでも心機能は低下したが、量が多い場合は低下が続いたのに対し、少ない場合は4週間後に回復傾向を示した。

     理研などはさらに、少量のウイルスを持続的に感染させた心臓組織を低酸素状態に置いた。すると感染していない場合と異なり、心機能は時間がたっても回復せず、血管網の損傷も確認できた。理研の升本英利上級研究員は「感染で心不全を発症するメカニズムの解明や治療法開発につながることが期待できる」と話している。 
    https://news.yahoo.co.jp/articles/de3c299a332a9c97332d49e32d3d5665010c2420

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    1. なんだか鼻がムズムズするなあ… 眉に唾もつけたくなる。

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    2. 心臓にコロナ長期残存か 疾患リスク高まる恐れ
      12/23(土) 1:00配信 共同通信

      iPS細胞から作ったミニ心臓組織の血管の顕微鏡写真(理化学研究所提供)

       理化学研究所の升本英利上級研究員らのチームは22日、人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作った心臓のミニ組織に新型コロナウイルスを感染させた実験で、ウイルスが心臓に長期間にわたって残存する可能性があり、心不全リスクが高まる恐れがあることが分かったと米科学誌に発表した。

       低酸素ストレスが加わったことで心臓組織の抵抗力が低下し、ウイルスが再活性化して心機能低下や血管組織の損傷を引き起こした可能性があるとみている。
      https://news.yahoo.co.jp/articles/ad06a65bbef683603d76823031cf782b5908ae11

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    3. コロナ感染後に心不全リスク iPSの心臓組織で検証、ウイルスがとどまり機能低下 理研など発表、世界初
      12/23(土) 1:10配信 神戸新聞NEXT

      ヒトiPS細胞から作った心臓マイクロ組織(理化学研究所提供)

       理化学研究所生命機能科学研究センター(神戸市)などの共同研究チームは22日、新型コロナウイルスが感染から回復後も心臓内に長期間とどまり、心機能の低下や心不全を引き起こす可能性があることを世界で初めて突き止めたと発表した。心臓に持続的に感染する患者の割合はごくわずかとみられるが、「コロナの患者数の多さからすると、心疾患のある患者を中心にリスクを抱える人はかなり存在するはず」と警鐘を鳴らす。

       さまざまなウイルスが心臓に持続的に感染すると、心機能低下につながることが指摘されており、チームはコロナウイルスも同様の働きをする可能性が高いと想定。ヒト人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作った心臓マイクロ組織を使って検証した。

       心臓マイクロ組織にコロナウイルスを感染させ、経過を観察。低いウイルス濃度でも持続的に感染した組織では、4週間後も感染直後と同等の増殖能力があり、回復後も心臓内にとどまることが判明した。

       また、ウイルスが持続的に感染した組織と、感染のない組織のそれぞれに心筋梗塞や狭心症に相当する低酸素状態のストレスを与えると、感染した組織は心機能が回復せず、心不全状態に陥った。ウイルスが再活性化して血管網を損傷し、機能を低下させた可能性があるという。

       同センターの升本英利研究員は「今のところ対策はないが、持続的な感染状況を調べる有効な検査法や、製薬にもつながるよう研究を進めたい」としている。

      (勝浦美香)
      https://news.yahoo.co.jp/articles/003164f5bf64fb26b180a2ecc2d69dd706e5b434

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  98. それができるのなら、コロナウイルスワクチンの心不全リスクも解明できるに違いない。

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  99. イヌの尿からiPS細胞作製、病気の治療や創薬に期待…大阪公立大など研究チーム
    2023/12/28 13:52

     イヌのiPS細胞(人工多能性幹細胞)を効率良く作製する方法を開発したと、大阪公立大などの研究チームが発表した。採取しやすい尿の中に含まれる細胞を活用した。イヌの病気の治療や創薬への応用が期待される。論文が科学誌ステム・セル・リポーツに掲載された。

     人やマウスのiPS細胞は、主に皮膚や血液の細胞から作る。イヌの場合も、皮膚の細胞に4種類の遺伝子を導入する方法などが試みられていたが、iPS細胞になる効率は細胞1万個あたり2個程度と低かった。

     チームは、尿の中の細胞に着目。尿から集めた細胞に6種類の遺伝子を導入する方法でiPS細胞を作製した。ビーグル犬で試したところ、最大でこれまでの約120倍という高い効率で作製できた。

     同大の鳩谷晋吾教授(獣医学)は「イヌの病気でも、iPS細胞による再生医療が実現できる可能性がある。iPS細胞の作製が難しい他の動物にも応用していきたい」としている。

     麻布大の久末正晴教授(獣医内科学)の話「動物を傷つけず、これまでより簡単な方法で効率良くiPS細胞を作ることができたのは大きな成果だ。治療につなげるには、目的の細胞にどう変化させるかの研究を進める必要がある」
    https://www.yomiuri.co.jp/science/20231228-OYT1T50096/

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  100. 獣医学とiPS細胞研究は、非常に相性が良いらしい。

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  101. iPS・ES細胞から作製、精子・卵子の受精容認へ…不妊症原因など究明
    2024/01/11 07:31

     政府の生命倫理専門調査会は10日、人のiPS細胞(人工多能性幹細胞)やES細胞(胚性幹細胞)から作製した精子や卵子を受精させる基礎研究を容認する方針を決めた。委員らにアンケートを行ったところ、9割以上が認めるとの見解を示した。作製した受精卵を、子宮に移植することは政府の指針で禁止されている。年内に報告書をまとめる。

     現在の国の研究指針は、iPS細胞やES細胞など、様々な細胞のもとになる幹細胞から作った精子や卵子を使って受精卵を作製する研究を認めていない。不妊症や遺伝性疾患の原因究明には、生殖細胞や受精卵の成長過程を解明することが重要として、研究者からは指針の見直しを求める声が上がっていた。

     同調査会は一昨年4月からiPS細胞などから作った精子や卵子を受精させる研究に関する議論を開始した。委員ら17人にアンケートを行ったところ、回答した16人中15人が「認める」と表明した。容認する理由として、「研究から得られる科学的知見が大きい」「医療に貢献する」などが挙がった。

     「容認しない」とした委員は、「技術が進めば、同一人物から精子と卵子を作製してクローンを作れる」との懸念を示したが、十分な規制があれば容認できるとした。

     同調査会は今後、受精実験が認められる研究目的などについて議論したうえで、年内に報告書を取りまとめる。
    https://www.yomiuri.co.jp/science/20240110-OYT1T50160/

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  102. 脳の周辺組織を培養装置で再現 理研が世界初、抗がん剤の効果確認に成功 iPS細胞など使用
    2/28(水) 19:05配信 神戸新聞NEXT

    立方体構造の培養装置のイメージ図。一辺5ミリメートルで、実験の際に扱いやすいという(理化学研究所提供)

     理化学研究所生命機能科学研究センター(神戸市中央区)の研究チームは28日、独自に開発した立方体構造の培養装置で人間の脳周辺組織の一部を再現し、抗がん剤の効果を確認することに世界で初めて成功したと発表した。実用化されれば、創薬への活用が期待できるという。

    【写真】実際の立方体構造の培養装置

    ■「血液脳関門」

     新薬開発の初期段階では動物実験が用いられる。ただ、人間とは組織が異なるため、人にとっての効果や安全性を確認できないケースがあり、創薬に膨大な時間とコストがかかる要因の一つになっている。人工臓器を使う実験法などの研究も進むが、課題は多い。

     研究チームは、立方体構造をした一辺5ミリメートルの臓器の培養装置を開発。今回、マウスと人間で機能が異なる脳周辺の「血液脳関門」という血管を、人工多能性幹細胞(iPS細胞)などを使って装置内で再現した。血液脳関門は血中の異物が脳に届くのを防ぐ役割を果たす。

     この装置と脳腫瘍を再現した別の装置をつなぎ、抗がん剤を投与したところ、再現した血液脳関門は腫瘍への攻撃を阻んだ。そして別の薬剤を入れると、脳組織への抗がん剤の移行量が増え、腫瘍細胞をより多く死滅させられたという。

     萩原将也研究チームリーダーは「立方体構造は扱いやすく、今回開発した血液脳関門のモデルを応用すれば、さまざまな疾患で薬剤などの作用を確認できる。他の臓器機能の再現も目指したい」と話している。(勝浦美香)
    https://news.yahoo.co.jp/articles/6bb7749f72e918b47a43b63d74a1add2de514ea2

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  103. iPS細胞の心筋球移植 “心臓に一定の改善”最新経過まとめる
    2024年3月8日 9時03分

    iPS細胞から作った心筋の細胞の小さなかたまりを心臓病の患者に移植する治験を進めている慶応大学の研究者が立ち上げたベンチャーなどのグループは、移植を受けた患者の心臓の動きに一定の改善がみられたなどとする最新の経過をまとめました。

    これは、慶応大学の福田恵一名誉教授らが立ち上げた医療ベンチャー「ハートシード」などのグループがまとめました。

    この治験は重い心不全の患者が心臓のバイパス手術を受ける際に、iPS細胞から作った心臓の筋肉の細胞を小さな球状にした「心筋球」を心臓に注射で移植するもので、これまでに4人が移植を受けています。

    グループによりますと、移植から半年以上たった3人について、心臓の動きをMRIの画像から詳しく解析したところ、いずれの患者も移植前に比べて細胞を移植した場所を中心に心臓が収縮する動きが大きくなっていたということです。

    また、このうち1人の患者では、通常、バイパス手術の効果が表れるとされる手術後1か月以内を過ぎてからも、心機能が悪化すると上昇するホルモンの値が改善し、およそ8か月後には3分の1程度に低下していたということです。

    拒絶反応や大きな副作用はみられていないということです。

    ベンチャーの社長で慶応大学の福田名誉教授は「科学的に解析して、この治療法を発展させることが重要だ。最初の1歩は順調に滑り出した」と話していました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240308/k10014382611000.html

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  104. iPS細胞で新たな治験へ 重い心臓病の患者に細胞シート移植
    2024年3月13日 22時48分

    iPS細胞から作製した心臓の筋肉の細胞をシート状にして「拡張型心筋症」という重い心臓病の患者に移植し、心機能の回復を目指す治験を大阪大学のグループが新たに行うことになりました。

    治験を実施するのは大阪大学の宮川繁教授らのグループです。

    計画では、iPS細胞から心臓の筋肉の細胞を作り、シート状に培養した「心筋細胞シート」を「拡張型心筋症」という重い心臓病の患者4人に移植する手術を行う予定です。

    「拡張型心筋症」は心臓の筋肉が弱くなって心室が拡張する病気で、国内でおよそ2万人の患者がいると推定され、根本的な治療には心臓移植が必要とされています。

    グループでは心筋細胞シートの移植によって心臓の筋肉の収縮力を改善させて心臓移植が必要な状態にならないようにする治療法の確立を目指すということです。

    大阪大学では、2020年から「虚血性心筋症」という別の心臓病の患者8人に心筋細胞シートを移植する同様の治験を実施していて、国の承認を目指しています。

    宮川教授は「心臓の移植を待つ患者のうちのほとんどを拡張型心筋症と虚血性心筋症が占めている。『心筋細胞シート』での治療が可能になれば心臓移植以外の選択肢を示すことができると考えている」と話していました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240313/k10014389671000.html

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