2023年7月28日

「人類は過去4500年にわたってB型肝炎ウイルスに感染していた」

( 厚生労働省「肝炎総合対策推進国民運動事業」 の続き)

古代人もB型肝炎…現在は2億6千万人慢性感染
2018年05月10日 06時19分 読売新聞

 人類は過去4500年にわたってB型肝炎ウイルスに感染していたことが、骨などに残された遺伝子の解析から分かったと、欧米などの研究チームが明らかにした。

 同ウイルスの起源や進化の解明につながる成果で、10日の英科学誌ネイチャーに論文が掲載される。


 研究チームによると、約2億6000万人が現在、B型肝炎ウイルスに慢性的に感染しており、2015年には約90万人が合併症を引き起こして死亡している。ウイルスは少なくとも9タイプあるが、どう進化してきたのかは謎だった。

 研究チームは、7000~200年前にユーラシア大陸の中西部に住んでいた304人の遺伝子を分析。このうち、約4500年前以降の25人から、B型肝炎ウイルスに感染した痕跡が見つかった。また、当時の民族移動に合わせて、ウイルスが進化し、分布が変化した様子も確認できた
http://www.yomiuri.co.jp/science/20180509-OYT1T50134.html

 宮沢孝幸・京都大准教授(ウイルス進化)の話「約4500年前から高い割合でB型肝炎に感染していたのは驚きだ。過去から現在のウイルス進化の様子が分かれば、将来の予測にも利用できる
http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180509-118-OYT1T50134


「ウイルスの進化」ねぇ…


そして、ウイルスをなぜ撲滅することができないのか」という愚昧な問いと…




(書きかけ)




ウイルスとは、いうなれば、それは細胞間のコミュニケーションツール、細胞どうしの言葉のようなもの、たえまない情報のやりとりの様態そのものだと思ってみておけば理解しやすいのではないのかな、と…

それはけっして外部からやってくる「インベーダー」のようなものではないという認識が肝要ではないのかな。

それを「敵視」して(敵をつくって)敢然とそれとの戦いに挑むなんていう「地球防衛隊」ヒーロー物語なんてダサいからやめれ(笑)。

さんざん脅威をあおって、人々を恐怖や不安におとしいれて、いったいぜんたい彼らは何をしたいのかね? 結局は、公的な対策資金とか研究資金とかの我田引水と漁夫の利に与ろうっていう話だけじゃないのかなあ…

それはまったくもって、世間一般の詐欺師ペテン師の手口と寸分もたがわないという風にしか見えんわな。やれやれな話だ。

いまどきの「研究者」という手合いが集まる場所は、そういう能力を発揮する者どもの巣窟になっているのかなあ?



(おまけ)
B型肝炎ワクチンで、がん予防」(笑)

世界保健機関(World Health Organization: WHO)ではHBVに関連した肝硬変・肝がんの発生を減少させるため, 世界規模でのHBV感染のコントロールを目指し, 1991年にB型肝炎ワクチンのユニバーサルワクチネーションを全世界の国々が実施するよう勧告
https://www.niid.go.jp/niid/ja/allarticles/surveillance/2347-iasr/related-articles/related-articles-438/6679-438r06.html

WHO(フー)は、ワクチン屋エージェント衆の巣窟にでもなってんのかなあ…


(№331 2018年5月10日)

72 件のコメント:

  1. >見上彪さんを中心にしたネットワークとして開かれました
    http://spysee2.jp/%E8%A6%8B%E4%B8%8A%E5%BD%AA/3e36812b155ec38376128a3a0b1fd3b5

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    1. >宮沢孝幸さんを中心にしたネットワークとして開かれました
      http://spysee2.jp/%E5%AE%AE%E6%B2%A2%E5%AD%9D%E5%B9%B8/ff7eb784c3377da25eb0589729e45c22

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    2. 「宮沢孝幸」
      https://www.google.co.jp/search?q=%E5%AE%AE%E6%B2%A2%E5%AD%9D%E5%B9%B8

      >Tweets with replies by 宮沢孝幸 (@piquesan3) | Twitter
      https://twitter.com/piquesan3

      >このアカウントのツイートは非公開です。
      @piquesan3さんから承認された場合のみツイートやプロフィールの表示ができます。[フォローする] をクリックすると承認リクエストが送信されます。

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  2. 古代人もB型肝炎…4500年前 欧米チーム遺伝子解析
    2018年5月10日5時0分

     人類は過去4500年にわたってB型肝炎ウイルスに感染していたことが、化石に残された遺伝子の解析から分かったと、欧米などの研究チームが明らかにした。同ウイルスの起源や進化の解明につながる成果で、10日の英科学誌ネイチャーに論文が掲載される。

     研究チームによると、約2億6000万人が現在、B型肝炎ウイルスに慢性的に感染しており、2015年には約90万人が合併症を引き起こして死亡している。ウイルスは少なくとも9タイプあるが、どう進化してきたのかは謎だった。

     研究チームは、7000~200年前にユーラシア大陸の中西部に住んでいた304人の遺伝子を分析。このうち、約4500年前以降の25人から、B型肝炎ウイルスに感染した痕跡が見つかった。また、当時の民族移動に合わせて、ウイルスが進化し、分布が変化した様子も確認できた。

      宮沢孝幸・京都大准教授(ウイルス進化学)の話 「約4500年前から高い割合でB型肝炎に感染していたのは驚きだ。過去から現在のウイルス進化の様子が分かれば、将来の予測にも利用できる」
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180510-118-OYTPT50038

    http://koibito2.blogspot.jp/2017/01/blog-post.html?showComment=1525928408422#c6720873085124606461

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  3. 獣医学で肝炎ウイルス(C型肝炎ウイルス)で人獣共通感染症といえば…

    「北大獣医・インフルエンザウイルス・ミンク実験」
    https://www.google.co.jp/search?q=%E5%8C%97%E5%A4%A7+%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%95%E3%83%AB%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B6+%E3%83%9F%E3%83%B3%E3%82%AF%E5%AE%9F%E9%A8%93+%EF%BC%A3%E5%9E%8B%E8%82%9D%E7%82%8E%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%B9+%E6%9D%BE%E6%B5%A6%E5%96%84%E6%B2%BB

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  4. ウイルスか、なにもかもがみなまやかしい…
    https://www.google.co.jp/search?q=%E4%BD%95%E3%82%82%E3%81%8B%E3%82%82%E3%81%BF%E3%81%AA%E6%87%90%E3%81%8B%E3%81%97%E3%81%84

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  5. B型肝炎に根治薬候補 東大チーム発表 ウイルス除去効果
    2018年12月1日15時0分

     B型肝炎で根本治療薬の候補が見つかったと、東京大の研究チームが発表した。研究成果は米医学誌に掲載された。

     B型肝炎は、ウイルス感染によって肝臓が炎症を起こす病気。国内の持続感染者は推計で100万人以上、このうち発症者は約7万人とされる。現在使われている薬では、ウイルスの増殖を抑えることができても、ウイルスそのものを除去することは難しい。

     研究チームは、ウイルスのたんぱく質と肝臓細胞のたんぱく質が結びつくことで、ウイルスの増殖が始まることに注目。結びつきを邪魔する物質を探すため、すでに別の用途で使われている薬約800種類を調べた。その結果、米国で認可されている抗寄生虫薬「ニタゾキサニド」に、ウイルスの増殖を抑えるだけでなく、減らす効果があることを確認した。

     研究をとりまとめた東大講師の大塚基之さんは「効果を最大にする方法などを検討した上で、実用化の可能性を探っていきたい」と話している。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20181201-118-OYTPT50181

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  6. 非アルコール性脂肪性肝を判定 血液中に物質
    2018年12月15日15時0分

     聖路加国際大(東京都中央区)と島津製作所(京都市)は、「非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)」になっているかどうかを判定する血液中の物質を見つけたと発表した。この病気は、肝硬変や肝がんにつながる恐れがあり、早期発見できれば悪化を防げる可能性がある。

     NAFLDは、飲酒をあまりしない人にも起こる脂肪肝や、それに伴う肝炎などの病気で、患者は全国で1000万人以上いると推計されている。

     共同研究では、聖路加国際病院付属クリニックで2015~16年に人間ドックを受けた男女3733人に協力を依頼。NAFLDと診断された826人と健常者の血液を分析して比較したところ、70種類の物質が判定に使えることがわかった。このうちグルタミン酸など一部の物質は特に関連が強かった。

     双方の関係者は「受診者の状態を今後も追跡し、発症予測が可能な検査法の開発につなげたい」としている。島津製作所は20年を目標に実用化につなげたい考えだ。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20181215-118-OYTPT50191

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  7. C型肝炎訴訟 別の医師の証言で血液製剤投与を立証 和解成立
    2019年3月5日 18時18分

    妻がC型肝炎に感染したのは血液製剤の投与が原因だと、北海道の男性が訴えた裁判で、実際に投与した主治医とは別の医師の証言によって投与が立証され、国と製薬会社が給付金を支払うことで東京地方裁判所で和解が成立しました。

    北海道石狩市に住む本間憲雄さん(73)は、平成22年に死亡した妻の弘子さんがC型肝炎に感染したのは昭和52年に札幌市内の病院で次男を出産した際に出血し、血液製剤のフィブリノゲンを投与されたのが原因だと訴えていました。

    当時のカルテがなく、主治医も死亡していたため、本間さんと弁護団は同じ病院に主治医の前後に勤めていた医師2人を探して「同じような症状の患者には血液製剤が投与されていた」という証言が得られました。

    東京地裁はこの証言から、弘子さんにも血液製剤が投与されたと認められるという判断を示し、5日、国と製薬会社が給付金として4000万円を支払うことで和解が成立したということです。

    弁護団によりますと、カルテがないケースの裁判は全国でおよそ750件起こされ、和解の成立はこれで35人になりますが、患者への投与に立ち会っていない別の医師の証言によって投与が立証されたのは初めてだということです。

    会見で本間憲雄さんは「同じ病院に勤めた医師を探すのに8年間かかり、大変な思いをした。運よく和解できたが、医師の証言を得られず苦しんでいる人がまだまだいる」と話していました。

    また、弁護団の加藤晋介弁護士は「医療関係者による立証は限界に来ている。さらなる救済には法律の見直しが必要だ」と話していました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190305/k10011836761000.html

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  8. B型肝炎の給付金減額 患者側が逆転敗訴 福岡高裁
    2019年4月15日 18時11分

    B型肝炎の患者が発症から20年を超えると国の給付金が減額されるのは不当だとして、再発した時期を基準にすべきだと訴えた裁判で、福岡高等裁判所は「再発した肝炎が以前と異なるとはいえない」として、1審とは逆に訴えを退ける判決を言い渡しました。

    国によるB型肝炎の救済策では、慢性肝炎になった患者には1250万円の給付金が支払われますが、民法では賠償を請求する権利が20年で消滅することを踏まえ、発症から20年を超えると最大で300万円に減額されます。

    福岡県の60代の男性2人は、幼いころの予防接種で注射器を使い回されたことによりB型肝炎ウイルスに感染し、20年以上前に慢性肝炎を発症しましたが、再発したのは20年以内で、その時期を基準にすべきだと訴えました。

    1審の福岡地方裁判所は訴えを認め、国に対して1300万円余りをそれぞれに支払うよう命じ、国が控訴していました。

    15日の2審の判決で、福岡高等裁判所の山之内紀行裁判長は、「慢性肝炎は、肝機能が良くなったり悪くなったりするのを繰り返すことが多い」と指摘しました。

    そのうえで「一度、症状が治まっても、B型肝炎ウイルスへの反応であることに変わりなく、再発した慢性肝炎が、以前のものと質的に異なるとはいえない。賠償を求める権利は消滅している」として1審の判決を取り消し、訴えを退けました。

    原告側 上告の意向

    判決を受け、小宮和彦弁護団長は「極めて冷酷で不当な判決だ。全国には同様の患者もいるので、この判決に屈することなく、損害賠償の請求権が20年たつと消滅する『除斥』を適用しないよう求めていきたい」と述べ、最高裁判所に上告する意向を示しました。

    原告の1人で福岡市に住む平野裕之さん(60)は「きょうでこの裁判は終わるものだと信じて疑いませんでした。判決を聞いて、そんなバカなと思いました。裁判所に対して、かなり失望したのが本音です」と話しました。

    もう1人の原告の60代の男性は「いい判決を聞けると思ったので本当に残念です。裁判所に言いたいことは、いいかげんにしてほしいということ以外ありません。われわれの苦しみを知らないのかと思いました。最高裁判所では人間味のある判決をお願いしたいです」と話しました。

    厚労省「国の主張認められた」

    判決について、厚生労働省B型肝炎訴訟対策室は「国の主張が認められたと承知している。今後も、集団予防接種などの注射器の連続使用によるB型肝炎ウイルスの肝炎被害の対策を推進してまいりたい」とコメントしています。

    B型肝炎の経緯と訴訟

    B型肝炎は、ウイルスに感染すると慢性肝炎や肝硬変、さらに重症化すると肝臓がんになって死に至る場合もあります。

    厚生労働省によりますと、国内には、昭和23年から昭和63年までの間に行われた集団予防接種の注射器の使い回しによって、最大で40万人以上がB型肝炎ウイルスに持続感染したとされています。

    患者などが起こした裁判では、平成23年、国と原告団が和解の基本合意を結び、国の給付金は、肝臓がんや重い肝硬変などで3600万円、慢性肝炎の場合は1250万円などとなり、裁判で給付対象だと認められれば和解を行うことになっています。

    一方、基本合意では、慢性肝炎の発症から20年が経過した患者については、給付金を最大で300万円に減額するとされました。
    民法で損害賠償を請求できる権利が20年経過すると消滅するとされているからです。

    このことをめぐって、全国各地で訴えが起こされていて、今回の裁判では、再発から20年以内の場合、裁判所が損害が発生した基準を、1度目の発症と捉えるのか、再発した時点とするのか判断が注目されていました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190415/k10011884821000.html

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  9. 「B型肝炎」という名称と、「HBV」というウイルス名と…

    すべては幻惑イリュージョン案件かもしれぬ。


    ほんとうに、「肝炎」と「ウイルス」に因果関係はあるのか?

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    1. 「プリオン」と「海綿状脳症ヤコブ病(BSE、vCJD)」のように創作捏造虚構まみれであったりとか…

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  10. 日本の科学は輝きを取り戻せるのか ネイチャー編集長に聞く
    2019年5月7日 17時24分

    日本の科学研究は、国際的な地位の低下傾向が続いています。

    輝きを取り戻すにはどうしたらいいのか。

    世界で最も影響力のあるイギリスの科学雑誌「ネイチャー」の編集長が語ったのは、若者の“科学離れ”や偏った研究予算の配分など、日本の科学が直面するさまざまな課題でした。(科学文化部記者 横川浩士)
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190507/k10011907341000.html

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    1. 150年の歴史で初の女性編集長

      創刊から150年を迎え、世界で最も影響力のある科学雑誌「ネイチャー」の編集長はどんな人物なのか。

      気むずかしい人なのではないかという私の勝手な予想に反し、私の前に現れたマグダレーナ・スキッパー編集長は、はきはきとした語り口が印象的な明るい女性でした。

      「科学に興味を持ってもらってうれしい」

      自身も生命科学の研究者であるスキッパーさんは、去年、ネイチャーの編集長に就任。長い歴史の中で、女性が編集長に就くのは初めてのことでした。
      ネイチャーが出版されたのは1869年。日本では、明治が始まった翌年です。

      それ以来、今日に至るまで、世界のさまざまな研究成果を掲載し続けてきました。

      世界の科学の動向を見続けているスキッパー編集長の目に、日本の科学の現状はどう映っているのでしょうか。

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    2. 大きな功績の一方で進む“科学離れ”

      「日本は、科学的な発見や技術開発などで世界にとって重要な役割を担ってきた」

      スキッパー編集長がまず口にしたのは、これまでの日本の功績でした。

      ▼アメリカ 5万2800
      ▼イギリス 2万4300
      ▼ドイツ  7300
      ▼日本   4500
      (ことし4月5日時点 出典元:Scopus, Elsevier社)

      これは、この150年間にネイチャーに掲載された国別の論文数。世界でみても上位に位置するといいます。

      しかし、日本の科学は、論文の引用数が中国に抜かれるなど、国際的な地位が下がり続けています。

      スキッパー編集長は、若者の“科学離れ”への危機感を口にしました。

      「研究者を目指す若者が減っていると聞いているが、それは危惧することだ。日本は、若者が科学の道を進むよう、促す必要がある」

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    3. 若者は海外で経験を

      日本と対照的に躍進を続ける中国では、多くの若い研究者が、欧米で実績を積み重ねたあと、母国に戻って科学の発展に貢献しています。

      「日本はもっと若い研究者が海外で経験を積むべきだ。海外に出ることが新しい視点を得られるチャンスであることを知る必要がある。若者が海外を目指せるよう促す仕組みが必要だ」

      スキッパー編集長の指摘は、若い研究者だけでなく、日本の科学全体にも向けられました。

      「いまの科学はより国際的になり、多様性が増し、複合的になっている。日本はもっと国際的になる必要がある。国内外で共同研究を増やし、新しい考え方や視点を取り入れていくべきだ」

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    4. 研究予算の重点配分の弊害

      ネイチャーは、2017年、掲載した特集の中で、日本の論文数がこの10年、停滞しているとしたうえで、「日本の科学研究が失速し、このままではエリートの座を追われかねない」と警告しました。

      その要因の一つとしてスキッパー編集長が指摘したのは、日本の研究予算の配分のあり方でした。

      「日本は相対的には十分な予算があるが、近年、その額は増えていない。また、日本では特定の大学や研究機関に予算が集中する傾向がある。もっと多様な研究機関に、多様な研究者に、予算が配分されるべきだろう。それが、より健全な科学の発展につながると思う」

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    5. リスクと失敗の許容を

      実際、日本では今、競争原理に基づいた研究費の割合が増えています。

      スキッパー編集長は、確実な成果が見込めるものにばかり予算が配分され、「挑戦する姿勢」が損なわれているのではないかと案じているのです。

      「科学は、なにがその先にあるかわからないものだ。最初から結果がわかっているなら、それは価値があるものではない。失敗の先に、予期せぬ発見があったり、当初は思いつかなかった新しい研究分野が広がったりするかもしれない。研究者には、挑み、ときには失敗をする余裕を与えなければならない。リスクをとることを許容しなければならない」

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    6. 多様性を重んじる社会を

      日本に対し、数々の指摘を投げかけるスキッパー編集長。最後に、聞いておきたいことがありました。
      ネイチャー初の女性編集長として、女性研究者の置かれた状況をどう捉えているか、です。

      「世界の人口の半分は女性で、女性研究者も、男性と等しく機会が与えられるべきだ。多様な視点を持つことは、研究分野に限らず、生産性や創造性が増し、よりよい成果を得られることがわかっている。決して簡単に解決するものではないが、より平等な社会を目指して、みなで取り組む必要がある」

      ネイチャーの調べでは、世界全体の研究者に占める女性の割合は30%。日本はさらにその半分の16%にとどまっています。

      女性の活躍を巡っては、多くの課題があるのが実情です。

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    7. 新しい時代に向けて

      平成から令和へと、日本が新しい時代へと変わろうとする、まさにその時に行われた今回のインタビュー。

      スキッパー編集長は、「令和」という元号に『すべての人たちが活躍できる時代に』という思いが込められていると聞いた、としたうえで、次の言葉で締めくくりました。

      「自分の情熱と好奇心に従って自分の夢を追ってほしい。日本の新しい時代に、すべての日本の研究者が研究成果という花を咲かせられるように願っています」


      科学文化部記者
      横川浩士
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190507/k10011907341000.html

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    8. 「ネイチャー」
      https://koibito2.blogspot.com/search?q=%E3%83%8D%E3%82%A4%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC

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    9. 査読システムもけっこういい加減なのな…

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  11. 名前の記入例に「青森肝炎」 青森県が肝炎患者に謝罪
    2019年6月20日 16時26分

    青森県が県内の肝炎患者に宛てて送った書類の中で、名前の欄の記入例に「青森肝炎」と書かれていたことがわかりました。抗議を受けた青森県は不適切だったとして、送付したすべての患者に謝罪の文書を送ることにしています。

    青森県は県内のB型肝炎患者のうち、治療費の助成を受けている822人に「肝炎治療受給者証」を発行していて、今月、更新手続きの書類を送りました。

    この書類では申請者の名前の記入例として「青森肝炎」、被保険者の名前の記入例として「青森肝臓」と書かれていました。

    これに対し19日、青森県庁に匿名の抗議文書が届き、肝炎患者が差別を受けることが多い中での今回の県の対応に怒りを示していたということです。

    この記入例が書かれた書類は、申請の窓口となる青森県内6つの保健所にも見本として配られていました。

    県によりますと複数の職員でチェックしたものの疑問の声はあがらなかったということです。

    青森県がん・生活習慣病対策課の蛯名勇登課長は「患者本人やその家族に不愉快な思いをさせてしまい大変申し訳なく思います。肝炎患者が偏見や誤解に苦しんでいることは承知しており、今後、対応を改めたい」と話しています。

    青森県は今後、この書類の名前の記入例を変更するとともに、書類を送付した患者に対し謝罪の文書を送ることにしています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190620/k10011961991000.html

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    1. ふつうは「青森 太郎」だよな。

      しかし、いちゃもんつけたやつも過剰反応ではないかと…

      たしかにネーミングセンスは最悪で、お馬鹿にしかみえんが。

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  12. 【独自】ウイルス集約 管理拠点 文科省…ワクチン開発支援
    2020/09/27 05:00

     文部科学省は来年、感染症の研究で重要なウイルスを集めて管理する拠点整備に乗り出すことを決めた。研究用ウイルスを同省が指定する研究機関に集約させ、新型コロナウイルスのような新興感染症のワクチン開発などの需要に素早く対応できるようにする計画。整備に必要な約3億円を2021年度予算の概算要求に盛り込む。

     ウイルスの収集から保管、提供を一体的に行う研究拠点のネットワークが整備されるのは初めて。

     同省が整備するのは「ウイルスリソース拠点」で、新型コロナやインフルエンザ、はしか、デング熱などの代表的なウイルスを保有する研究機関にウイルスを分けてもらうよう協力を呼びかけ、拠点に集めて保管。ワクチン開発などに必要なウイルス資源が散逸することを防ぐとともに、他の研究機関や大学、製薬会社などへの円滑な供給体制を整える。

     ウイルスは種類や系統ごとに保管方法が異なり、特定の研究者が独自のノウハウを培っていることが多い。研究者の退職を機にウイルスが処分されてしまい、その後の研究に支障が出るケースもあるという。

     拠点は、国内を代表する感染症研究機関である東京大医科学研究所、大阪大微生物病研究所、北海道大人獣共通感染症リサーチセンター、長崎大熱帯医学研究所の4か所を軸に検討。うち1か所を中核拠点とし、提供の求めを一括して受け付ける窓口とする。

     未知のウイルスの感染拡大による移動自粛などで、拠点が閉鎖されるケースも想定。ウイルスを保管する装置の自動化も進め、リモートで管理できるようにする。
    https://www.yomiuri.co.jp/science/20200927-OYT1T50070/

    https://koibito2.blogspot.com/2020/09/923.html?showComment=1601187997821#c6314333093589628283

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    1. >拠点は、国内を代表する感染症研究機関である東京大医科学研究所、大阪大微生物病研究所、北海道大人獣共通感染症リサーチセンター、長崎大熱帯医学研究所の4か所を軸に検討。うち1か所を中核拠点とし、提供の求めを一括して受け付ける窓口とする

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    2. 医科様超(スーパー)ウイルス学研究拠点ネットワークだな。

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  13. 敵か?味方か!体に潜む39種類の「共生ウイルス」
    2020/09/27 13:37

     新型コロナウイルスに代表されるように、ウイルスは生物に害を与える「病原体」というイメージがある。一面では正しいが、人体に特段の症状を起こさず、普段から共生している様々なウイルスがいることも分かってきた。何らかのきっかけで病気を引き起こすこともあれば、人体に有益な働きをすることもある。(木村達矢)

    エイズ感染を防ぐウイルスも

    新型コロナウイルス(国立感染症研究所提供)

     インフルエンザやエイズなど病気を起こすウイルスは、よく研究されている。だが、体に潜む共生ウイルスについてはほとんどわかっていない。

     東京大医科学研究所の佐藤佳けい准教授(ウイルス学)の研究チームは、あらゆる臓器や組織にウイルスが共生し、少なくとも39種類に上ることを明らかにした。解析したのは、事故や心不全など感染症以外で亡くなった547人の臓器などに含まれる遺伝情報を集めた米国のデータベースだ。人や動物に感染する約5600種類のウイルスの遺伝情報と照らし合わせ、脳や心臓、筋肉などに共生するウイルスをあぶり出した。

     特にチームが注目したのは、胃の中で検出したヒトヘルペスウイルス7型(HHV―7)だ。胃の検体の約37%から見つかり、消化酵素など胃の働きが活性化していた。

    人体に潜む共生ウイルスの研究を進める佐藤佳・東京大准教授(右)(東京大医科学研究所で)

     少数例だが肺や血液にいたGBウイルスCは、エイズウイルスの感染を防ぐことが知られている。ウイルスがなぜ共生しているのかなど、詳しい解明は今後の課題だが、佐藤准教授は「人体に何かいい作用を及ぼすウイルスがいるかも」と期待する。

     一方、体内で何をしているのか全く分からないウイルスもいた。トルクテノウイルス(TTV)は、心臓や卵巣などで見つかったが、人体側の反応をほとんど引き起こさず、ただひっそりと体内にいるようにみえる。

     逆に、普段は潜伏感染しているものの、免疫が弱まったときなどに病気を引き起こすウイルスもいる。肝臓の中にいて肝硬変や肝がんを引き起こすC型肝炎ウイルス(HCV)や、帯状疱疹ほうしんを起こす水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)はよく知られている。

    うつ病リスク高める可能性が疑われるウイルスも

     東京慈恵会医科大の近藤一博教授(ウイルス学)らは、ほとんどの人に潜伏感染している「ヒトヘルペスウイルス6B(HHV―6B)」が作る物質が、脳の神経細胞を助ける「アストロサイト」という細胞を死に導き、うつ病になるリスクを高めている可能性があると報告した。

     HHV―6Bは乳児期に突発性発疹を起こし、その後も唾液腺や脳の一部「嗅球」に潜伏している。近藤教授は、「このウイルスは疲労によって増えるので、疲労とうつ病の発症に関連があるのかもしれない」と指摘する。

     体内にいるウイルスを完全に排除したい、と考える人もいるだろう。だが、共生ウイルスの存在によって、普段から免疫が活性化し、他のより重い感染症を防いでいる可能性もある。

     佐藤准教授は「はしかや水ぼうそうのように大人になってからかかると重症化するウイルスもある。子供のころからいろいろなウイルスに触れておくのは大事」と話す。健康な体づくりは、ウイルスとうまく付き合うところから始まると言えそうだ。

    ウイルス

     遺伝子を記録している遺伝物質(DNAやRNA)と、それを包むたんぱく質の殻で出来ている。自分だけでは増殖できず、生物の細胞に感染しないと増殖できないため、無生物とされている。大きさは直径0.1マイクロ・メートル(マイクロは100万分の1)前後で、細胞に比べ100分の1~1000分の1。特に細菌に感染するウイルスはファージと呼ばれる。

    腸内ウイルス 超 たくさん

     人の腸内には、数百~1000種類もの腸内細菌がいる。腸内細菌は、人体の細胞数の10倍以上の数に上るとも言われるが、その腸内細菌に感染するウイルスもいるので、途方もない数のウイルスが腸内にいることになる。腸内ウイルスは解析が難しくほとんど分かっていないため、宇宙の正体不明の物質にちなんで「ウイルス暗黒物質」とも呼ばれてきた。

     藤本康介・大阪市立大助教(ゲノム免疫学)は、日本人の健常者101人のふん便に含まれる細菌とウイルスの遺伝情報を解析し、400~500種類の新しい腸内ウイルスを発見した。腸内ウイルスの遺伝子を調べることで、特定の腸内細菌を殺す物質を突き止めることができたという。

     腸内細菌は、肥満や糖尿病、関節リウマチなど様々な病気に関係しているとされる。藤本助教は「これまでの抗生物質は腸内の善玉菌も殺してしまう。腸内ウイルスの研究で、狙った悪玉菌だけを殺す薬を見つけたい」と話している。
    https://www.yomiuri.co.jp/science/20200924-OYT1T50225/

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  14. 「脚気菌」研究みたいなことになってなきゃいいけどな…

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  15. 集団予防接種によるB型肝炎 給付金支給の措置 期限5年延長へ
    2021年1月11日 4時05分

    集団予防接種が原因でB型肝炎に感染した人に給付金を支給している救済措置について、政府は、必要な手続きをとっていない人が多く残されているとして、来年1月までとなっている期限を5年延長する方針です。

    B型肝炎をめぐっては、昭和63年までの40年間、注射器を替えないまま行われた集団予防接種で感染が広がったため、国は責任を認め、9年前、1人当たり最大で3600万円の給付金を支払うなどとした特別措置法が施行されました。

    給付金の請求期限は、法律の施行から10年が経過する来年1月までとなっていますが、去年10月末時点で手続きをとったのは、対象と見込まれるおよそ45万人のうち、18%にあたる8万2000人余りにとどまっています。

    このため政府は、必要な手続きをとっていない人が多く残されているとして、期限を令和9年3月末まで5年延長する方針です。

    支給を受けるには、裁判所の認定が必要となりますが、厚生労働省では、救済制度を知らなかったり、無症状で感染に気付いていなかったりするケースがあると見ています。

    政府は、来週18日に召集される通常国会に期限を延長するための法律の改正案を提出するほか、救済制度の周知を進めることにしています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210111/k10012807891000.html

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  16. 社説
    B型肝炎訴訟 患者の救済範囲広げた最高裁
    2021/04/28 05:00

     B型肝炎の被害が広がった背景には、過去の医療行政の過ちがある。最高裁は、被害者を救済するため、柔軟な解釈を示したと言える。

     乳幼児期の集団予防接種が原因でB型肝炎を発症し、いったん症状が治まった後に再発した男性2人が、国に損害賠償を求めた訴訟の上告審判決があった。

     提訴は最初の発症から20年以上たっており、2審は賠償請求権が消滅する「除斥期間」を過ぎたとして訴えを退けた。これに対し、最高裁は、除斥期間の起算点を再発時と捉え、「損害賠償請求権は消滅していない」と判断した。

     肝炎は、一定の割合で再発が免れない病気だ。弁護団によると、同様に除斥期間を巡って争っている再発患者は、全国に100人以上いるという。判決が被害救済の幅を広げた意義は大きい。

     1948年から88年に実施された集団予防接種の現場では、注射器が使い回され、多くの人がB型肝炎ウイルスに感染した。最高裁は2006年に国の責任を認め、12年には、被害者に給付金を支給する救済制度が始まった。

     給付金は最高で3600万円だが、発症から20年が経過した人は、給付額が4分の1以下に設定された。被害者が多く、賠償金が巨額になることを政府が危惧したためとされ、弁護団も早期解決を優先して受け入れた経緯がある。

     今回の判決には、「迅速かつ全体的な解決に向け、国の責務が適切に果たされることを期待する」という補足意見もついた。再発患者は、長く被害に苦しんでいる。政府は、再発患者の救済策を早急に打ち出すべきだ。

     集団予防接種が原因でB型肝炎ウイルスに感染した人は、約45万人いると推計されている。これまで約8万5000人が国に給付金の支給を求め、6万7500人の支給が決定したが、救済は道半ばと言わざるを得ない。

     B型肝炎は、乳幼児期に感染すると体内にウイルスが潜伏する。肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれ、自覚症状がないまま感染に気付いていない人も多いとみられる。

     慢性肝炎を発症すると、肝硬変や肝がんに移行する恐れもある。多くの自治体では、無料の肝炎ウイルス検査を実施している。できるだけ早い時期に検査を受け、治療に結びつけることが大切だ。

     政府や自治体は、検査の重要性を訴える普及啓発活動に力を入れる必要がある。効果的な治療法の確立や、医療提供体制の充実にも取り組んでもらいたい。
    https://www.yomiuri.co.jp/editorial/20210427-OYT1T50253/

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  17. B型肝炎訴訟 基本合意成立から10年 給付手続き2割にとどまる
    2021年6月28日 21時05分

    集団予防接種によるB型肝炎の感染をめぐる訴訟で、国と原告の間で基本合意が成立してから28日で10年です。
    給付金の支払いの手続きに進んだのは推計の2割にとどまり、弁護団などは「多くの人が感染に気づけていない」として検査を受けるよう呼びかけています。

    B型肝炎をめぐっては、昭和63年までの40年間、注射器を替えずに集団予防接種が行われたことで感染が広がり、国は責任を認め、平成23年、最大で3600万円の給付金を支払うことなどで、集団訴訟の原告団と基本合意しました。

    厚生労働省は、およそ45万人が給付の対象になると推計していますが、手続きに進んだのはことし3月末の時点で8万7900人と、およそ2割にとどまっているということです。

    基本合意から10年になる28日、原告団と弁護団が都内で会見し、「症状がないために自分が感染していることに気づけていない人が多い。放置しておくと肝硬変や肝臓がんに進行するおそれもあるので、検査を受けたことがない人はまずは受けてほしい」と呼びかけました。

    弁護団は、来月4日まで集中的に電話相談を受け付けています。

    電話番号は「0120(151)701」で、時間は午前10時から午後5時までです。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210628/k10013108651000.html

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  18. ウイルスネタで「制度(法令規則)」を作ったはよいが、その根底に横たわっているのは、インチキ医科様ウイルス学の怪しげな基盤研究ごっこ…

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  19. 予防接種原因 B型肝炎感染者への救済措置5年延長 改正法が成立
    2021年6月11日 13時59分

    集団予防接種が原因でB型肝炎に感染した人に給付金を支給している救済措置について、来年1月までとなっている請求期限を5年延長する改正法が、11日の参議院本会議で全会一致で可決・成立しました。

    B型肝炎をめぐっては、昭和63年までの40年間、注射器を替えないまま行われた集団予防接種で感染が広がったため、国は責任を認め、9年前、1人当たり最大で3600万円の給付金を支払うなどとした特別措置法が施行されました。

    給付金の請求期限は、法律の施行から10年が経過する来年1月までとなっていますが、ことし1月末現在で手続きをとったのは、対象と見込まれるおよそ45万人のうち、19%に当たるおよそ8万5300人にとどまっています。

    このため、必要な手続きをとっていない人が多く残されているとして、請求期限を令和9年3月末まで5年延長する改正法が、11日の参議院本会議で全会一致で可決・成立しました。

    支給を受けるには裁判所の認定が必要となりますが、救済制度を知らないケースもあるとして、政府は、制度の周知を進めることにしています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210611/k10013079831000.html

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  20. 献血からの血液製剤でB型肝炎感染受けガイドライン見直しへ
    2021年9月15日 4時43分

    去年、献血から作られた血液製剤を投与された男性がB型肝炎ウイルスに感染した問題で、厚生労働省はガイドラインを見直し献血をした人の感染が判明した場合、過去にさかのぼってすべての血液製剤を回収することを決めました。

    去年、国内の医療機関で60代の男性患者が肝炎を発症し日本赤十字社が調査した結果、投与された血液製剤が原因でB型肝炎ウイルスに感染していたことが確認されました。

    この血液製剤はすでに感染していた別の人が献血で提供した血液から作られていましたが、この人の感染が判明した時点で献血から84日間が経過し国が回収期間としてガイドラインで定める72日間を超えていたことから回収されませんでした。

    これを受けて厚生労働省は14日、専門家による調査会を開き今後の対応を検討しました。

    この中で献血した人の感染が確認された場合その人の血液から作った血液製剤を過去にさかのぼってすべて回収するようガイドラインを見直すことを提案し了承されました。

    厚生労働省は近くガイドラインを改定し関係する団体や都道府県などに周知することにしています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210915/k10013259561000.html

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  21. 欧米で報告の原因不明の肝炎か 国内初 16歳以下の子ども入院
    2022年4月25日 22時21分

    欧米で幼い子どもを中心に原因不明の肝炎が相次いで報告されていて、厚生労働省は国内でも16歳以下の子ども1人が同様の症状で入院していることを明らかにしました。この肝炎の可能性がある患者が国内で確認されたのは初めてです。

    WHO=世界保健機関によりますと、イギリスを中心に主に10歳以下の子どもで急性肝炎の報告が相次ぎ、今月21日の時点でアメリカやスペインなど12か国で少なくとも169人の患者が報告されています。

    このうち1人が亡くなり、肝臓移植を受ける子どもも出ているということです。

    患者からはA型からE型の一般的な肝炎ウイルスは検出されておらず、原因は分かっていないとしています。

    厚生労働省によりますと、国内でも16歳以下の子ども1人が原因不明の急性肝炎と診断され、現在、入院して治療を受けているということです。

    海外で報告されている原因不明の肝炎の可能性がある患者が国内で確認されたのは初めてです。

    厚生労働省は詳しい年齢や性別、住居地などは本人が特定されるおそれがあるとして明らかにしていません。

    海外で報告された患者の4割余りからはのどの痛みなどを引き起こすアデノウイルスが検出されていますが、今回の患者は検査で陰性だったということです。

    この患者は新型コロナウイルスのPCR検査でも陰性だったということで、厚生労働省が慎重に原因を調査しています。

    原因不明の肝炎 英などで報告

    イギリスでは4月に入り、原因が分からない子どもの急性肝炎のケースが報告され、その後、欧米各国で報告されるようになりました。

    WHO=世界保健機関によりますと、今月21日までに欧米を中心に12か国から169人で症状が出たと報告されていて、
    ▼イギリスがほとんどを占め114人、
    ▼スペイン13人、
    ▼イスラエルで12人、
    ▼アメリカで9人、
    ▼デンマークで6人などとなっています。

    子どもたちは肝臓の酵素の値が上がっていて、尿の色が濃くなったり、便の色が薄くなったりするほか、皮膚などが黄色くなるおうだんや、下痢、おう吐、腹痛、関節痛や筋肉痛といった症状が出る一方、発熱した子どもはほとんどいないということです。

    症状が出ているのは生後1か月から16歳までの子どもで、およそ10%にあたる17人で肝臓移植が必要になり、1人が亡くなったとしています。

    肝炎の原因となる、A型からE型まで5種類の肝炎ウイルスは検出されていませんが、74人からアデノウイルスが検出されていて、18人がアデノウイルスのうち41型と呼ばれるウイルスに感染していたということです。

    また、19人についてはアデノウイルスとともに新型コロナにも感染していたということです。

    WHOは、アデノウイルスは病気の原因に関わるとみられるものの、それだけでは重症度などについて十分説明ができないとしていて、原因についてさらに詳しく調べています。

    一般にアデノウイルスは接触や飛まつを通じて感染し、主に、喉の痛みなど呼吸器の症状が出ますが、アデノウイルス41型は呼吸器の症状とともに下痢やおう吐などの症状が出るということです。

    ただ、免疫の状態が落ちている子どもたちが感染した場合に肝炎になったとする報告はあるものの、健康な子どもたちに肝炎の症状が出るという報告はないとしています。

    WHOは、
    ▼新型コロナの感染が世界的に拡大して以降、アデノウイルスの感染が減っていたため、アデノウイルスに感染しやすくなっていることや
    ▼新たなタイプのアデノウイルスの可能性などを調べる必要があるとしている一方、肝炎の症状が出た子どもの大多数は新型コロナのワクチンを接種していないため、ワクチンの副反応とは考えにくいとしています。

    また、イギリスの保健当局によりますと症状が出ている子どもは10歳以下が多いということです。

    通常、アデノウイルスに感染しても肝炎の症状は出ないとしていて、別のウイルスの感染や環境的な要因など、ほかの可能性についても調べています。

    さらに、アメリカのCDC=疾病対策センターは、21日、全米の医師などに対し、子どもに肝炎が確認された場合は報告するよう、緊急の通知を出しました。

    アメリカでは、南部アラバマ州で去年10月以降、1歳から6歳までの9人に同様の症状が出ていたと報告されていて、さらに調査を進めたところ、肝臓に障害が出た子ども5人にアデノウイルス41型の感染が確認されたということです。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220425/k10013598751000.html

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    1. 松野官房長官「欧州など原因不明の肝炎 日本で報告なし」
      2022年4月20日 18時40分

      松野官房長官は、記者会見で「ECDC=ヨーロッパ疾病予防管理センターの報告によると、ヨーロッパなどで、主に10歳以下の子どもで原因不明の肝炎が報告され、各国で調査が行われていると承知している。日本では、現在までにそのような報告を受けていないと聞いているが、引き続き、情報収集を続ける」と述べました。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220420/k10013591131000.html

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    2. 海外で急増の子どもの急性肝炎、国内でも1人報告…原因不明で患者の1割は肝移植も
      2022/04/25 21:19

       厚生労働省は25日、海外で急増している原因不明の子どもの急性肝炎について、当てはまる可能性がある入院患者が国内で初めて1人報告されたと発表した。厚労省は自治体に対し、注意喚起を行うとともに同様のケースの報告を求めている。

       厚労省によると、小児は16歳以下で、21日に医療機関から自治体を通じて連絡があった。肝炎ウイルスなどのウイルス感染は見つかっていない。詳しい症状は公表されていないが、肝移植は受けていないという。

       世界保健機関(WHO)によると、こうした子どもの急性肝炎は、21日までに英国を中心に12か国で169人(生後1か月~16歳)が報告されている。約1割にあたる17人が肝移植を必要とする重篤な状態になり、うち1人が亡くなった。

       海外の患者は、下痢や 嘔吐おうと などのほか、重度の急性肝炎による黄だんがみられた。いずれも肝炎ウイルスには感染していなかった。胃腸炎や風邪の原因となるアデノウイルスの感染例が多く、発症に関わりがある可能性も指摘されている。

       森内浩幸・長崎大教授(小児感染症学)は、「詳細は分からないが、肝炎を引き起こすようなウイルスは、手洗いや、食品衛生を保つことで防げることが多い。新型コロナと同様の対策を、家庭や保育現場で改めて徹底することが重要だ」と話している。
      https://www.yomiuri.co.jp/national/20220425-OYT1T50200/

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    3. まさか、例のワクチン接種が原因?

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    4. 「新型肺炎」ミッションの次は「新型肝炎」ミッション…
      https://twitter.com/search?q=%E6%96%B0%E5%9E%8B%20%E8%82%9D%E7%82%8E&src=typed_query&f=top

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    5. “幼い子どもの原因不明の肝炎 発生動向を注視” 後藤厚労相
      2022年4月26日 11時25分

      欧米で幼い子どもを中心に原因不明の肝炎が相次いで報告される中、国内でも初めて、この肝炎の可能性がある患者が確認されました。
      後藤厚生労働大臣は、国内での情報収集と分析を行い、発生動向を注視していく考えを示しました。

      欧米で幼い子どもを中心に原因不明の肝炎が相次いで報告される中、厚生労働省は25日夜、国内でも16歳以下の子ども1人が同様の症状で入院していることを明らかにしました。

      この肝炎の可能性がある患者が国内で確認されたのは初めてです。

      後藤厚生労働大臣は記者団に「専門家からは国内の子どもの肝炎が、現時点で増加しているという状況にはないと聞いている。また、特に統一的な症状が分かっているわけではないので、特定の症状を示して注意喚起する状況にはない」と述べました。

      そのうえで「各国政府やWHO=世界保健機関、それに専門家とも連携しつつ諸外国の感染状況を注視していくとともに、国内の子どもの肝炎についての情報収集と分析を行い、発生動向を注視していく」と述べました。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220426/k10013599231000.html

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  22. どこぞの「勢力」が、また新手の新型感染症でも流行らそうと虎視眈々と狙っているらしい…

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  23. 原因不明の肝炎か 新たに16歳以下の子ども2人が入院 計3人に
    2022年4月28日 20時17分

    欧米で幼い子どもを中心に相次いで報告されている原因不明の肝炎について、厚生労働省は国内で新たに16歳以下の子ども2人が同様の症状で入院したことを明らかにしました。
    国内で確認された原因不明の肝炎の可能性がある患者は3人になりました。

    WHO=世界保健機関によりますと、イギリスやアメリカなど12か国で主に10歳以下の子どもで急性肝炎の報告が相次ぎ、今月21日の時点で少なくとも169人の患者が報告され、このうち1人が亡くなっています。

    厚生労働省によりますと、国内で新たに16歳以下の子ども2人が原因不明の急性肝炎と診断され入院したということです。

    厚生労働省は、今月25日に原因不明の肝炎の可能性がある患者が初めて確認されたと発表していて、国内で確認された患者は3人となりました。

    この3人の関連性は明らかにしていません。

    WHOによりますと、海外で報告された患者からは一般的な肝炎ウイルスは検出されず、原因は分かっていませんが、患者の4割余りからはのどの痛みなどを引き起こすアデノウイルスが検出されています。

    厚生労働省は、全国の自治体に同様の症状がある患者がいれば報告するよう求めるとともに海外での状況について情報収集を進めています。

    専門家「今の時点では過度に心配する必要はないのでは」

    小児科の医師で子どもの肝臓病に詳しい茨城県立こども病院の須磨崎亮名誉院長は「子どもでも軽い肝炎は一般的に起こるが、肝移植が必要だったり肝不全が出たりするようなケースはまれだ。報告が相次いでいる欧米と同様のことが日本でも起きるかどうかはまだよく分からない。子どもではA型からE型の肝炎には該当せず、原因がはっきりしない急性肝炎がしばしば起きるので実際に件数が増えているのか国や専門家がよく調べる必要はあるが、今の時点では一般の保護者が過度に心配する必要はないのではないか。ただ子どもに白目の部分が黄色く見える『おうだん』の症状が出たり、おう吐や下痢で元気がなくて水分が取れない状態になったりすれば、すぐに医療機関を受診してほしい」と話しています。

    また欧米で急性肝炎になった子どもの多くでアデノウイルスが検出されていることについて「アデノウイルス自体はありふれたウイルスなので、患者から検出されたからといってすぐには原因だとは断定できないと思うが、アデノウイルスは飛まつを通じてだけでなく接触感染で広がることも多いので、手洗いはしっかりしてほしい」と話しています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220428/k10013604651000.html

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  24. 幼い子どもの原因不明の肝炎か 米で4人見つかり1人が死亡
    2022年4月30日 7時56分

    欧米で幼い子どもを中心に相次いで報告されている原因不明の肝炎について、アメリカ・ウィスコンシン州の保健当局は同様の肝炎が疑われる子どもが4人見つかり、このうち1人が死亡したと発表しました。

    WHO=世界保健機関によりますと、イギリスやアメリカなど少なくとも16か国で主に10歳以下の子どもに急性肝炎の報告が相次ぎ、これまでにおよそ170人の患者が報告され1人が亡くなっています。

    27日、アメリカ中西部ウィスコンシン州の保健当局は新たに州内の4人の子どもで原因不明の肝炎が疑われる例が見つかり、このうち1人が死亡したと発表しました。

    アメリカでは、南部アラバマ州で9人、中西部イリノイ州で2人など、少なくとも10数人の患者が報告されています。

    症状の重い子どもが肝臓の移植を受けた例も複数、報告されていますが、肝炎が原因と確定した場合、アメリカでは、初めての死者となります。

    CDC=疾病対策センターが29日に公開したアラバマ州の事例の詳細な調査では、患者にはおう吐や下痢など、それにおうだんなどの症状がみられましたが、一般的な肝炎のウイルスは検出されなかったということです。

    また、すべてのケースでのどの痛みや下痢などを起こすアデノウイルスが検出されたということですが、肝炎の原因は特定できていません。

    厚生労働省によりますと、日本国内では原因不明の肝炎の可能性がある患者はこれまでに3人、報告されています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220430/k10013606331000.html

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  25. 肝炎ウイルス研究といえば…
    https://www.google.co.jp/search?q=%E8%82%9D%E7%82%8E+%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%B9+%E6%9D%BE%E6%B5%A6

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    1. >ミンクにブタや鳥のインフルエンザを感染させる実験
      https://www.google.co.jp/search?q=%E3%83%9F%E3%83%B3%E3%82%AF+%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%95%E3%83%AB%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B6+%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%B9+%E6%9D%BE%E6%B5%A6+%E5%8C%97%E5%A4%A7

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    2. 「ミンクにブタや鳥の(インフルエンザ)ウイルスを感染させる」ことを可能にする特殊(特異)技能、まるで魔術師のような…

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    3. これなくしては「人獣共通感染症」を現出可能にするすべはない。

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  26. “原因不明”子どもの急性肝炎 症状は アデノウイルスが関係?
    2022年5月2日 20時38分

    今、“子ども”の急性肝炎の報告がイギリスなどの海外で相次いでいます。

    原因はまだはっきりしていませんが、肝臓移植が必要になる子どもも出ています。
    国内でもこの肝炎の可能性があるケースが3例報告されています。

    国内でも確認された原因不明の子どもの急性肝炎
    ▽どんな症状が出るのか?
    ▽原因の究明はどこまですすんだのか?
    ▽わたしたちに求められる対応は?

    これまでに分かってきたことをまとめました。

    “子ども”の急性肝炎 国内でも確認

    4月25日、厚生労働省は原因不明の肝炎で16歳以下の子ども1人が入院していたことを明らかにしました。

    欧米で報告されている原因不明の急性肝炎の可能性がある患者が国内で確認されたのは初めてでした。

    「原因不明」というのは、A型からE型まで5種類ある肝炎ウイルスが検出されないのに、子どもが肝炎になっているためで、厚生労働省は各地の自治体に対して、2021年10月までさかのぼって、検査で肝臓の酵素の値が高くなっていた16歳までの子どもがいないか調べて報告するよう求めています。

    その後、4月28日にも2人報告され、この肝炎の可能性がある患者は合わせて3人となっています。

    1.急性肝炎とは?

    急性の肝炎とはどのような病気なのか。

    肝臓は、体に必要なたんぱく質などを作って栄養素をためたり、有害な物質を解毒したり、食べ物を消化するのに必要な胆汁を作ったり、と幅広い役割をになっています。

    急性肝炎は子どもから大人までかかる病気で、一般的に、ウイルスによって引き起こされ、肝臓の機能が低下し、
    ▽皮膚などが黄色くなる「おうだん」や
    ▽おう吐、
    ▽全身の倦怠感、
    ▽発熱などの症状を引き起こします。

    国立国際医療研究センターのウェブサイトによりますと、1%から2%ほどの患者は急激に悪化し、中には肝臓移植が必要になることもあるとしています。
    子どもがかかる場合は…
    子どもの肝臓病に詳しい、近畿大学医学部の研究員で、勇村医院の田尻仁医師によりますと、子どもでも、いわゆる「おなかのかぜ」のときに肝機能が落ちて、肝炎になることがあるということです。

    ただ、特に乳幼児ではあまり症状が出ないことが多く、原因がはっきりしない場合は、ビタミンを投与するといった対症療法で対応し、ほとんどは短期間で肝臓の機能が改善するということです。

    通常、悪化するケースは少なく、「おうだん」が悪化すると脳に障害が出ることがあるほか、肝機能が極端に低下すると出血を止めるたんぱく質を作ることができなくなり、極めてまれに肝臓の移植が必要になることもあるということです。

    今回の原因不明の急性肝炎は、子どもでも症状が比較的重く、通常の肝炎とはやや特徴が異なっています。

    2.子どもがかかった場合どんな症状が?

    原因不明の肝炎、どのような症状が出るのでしょうか。
    WHO=世界保健機関によりますと、
    ▽肝臓の酵素の値が高くなっていて、
    ▽尿の色が濃くなったり、
    ▽便の色が薄くなったりするほか、
    ▽皮膚などが黄色くなる「おうだん」や、
    ▽下痢、
    ▽おう吐、
    ▽腹痛、
    ▽関節痛や筋肉痛といった症状が出る一方、発熱した子どもはほとんどいないということです。

    イギリスやアメリカの詳細な症例報告では、患者の多くはおう吐や下痢、それにおうだんの症状が出ていて、重症になった子どもでは肝臓の移植が必要になったケースも複数報告されています。
    症状が出た子どものうち約10%が肝臓移植を受けることに
    WHOによりますと、4月29日の時点で症状が出たと報告されているのは、イギリスやアメリカなど16か国のおよそ170人にのぼります。

    症状が出ているのは、生後1か月から16歳までの子どもだとしています。

    このうちのおよそ10%にあたる16人は肝臓移植を受け、1人が亡くなったとしています。

    患者の年齢は10歳未満が大多数で、およそ半数は3歳から5歳だということです。

    3.原因は?

    原因はどこまで分かっているのか。

    WHOの専門家は、症状が出た子どもたちから、▽A型からE型まで5種類ある肝炎のウイルスや▽細菌や▽毒物、▽薬物など、通常、原因になると考えられるものは見つかっていないとしています。

    WHOによりますと、原因不明の子どもの肝炎は、多くの国で毎年数例ずつ起きているということですが、いくつかの国では明らかに増加しているのが認められるとして、症例の報告を求めるとともに各国の研究機関とともに原因の調査を進めるとしています。
    アデノウイルスが原因か?新型コロナウイルスとの関連は?
    この中で、関与が指摘されているのが、のどの痛みや下痢などを起こす「アデノウイルス」です。

    WHOによりますと、症状が出た子どものうち、少なくとも74人からアデノウイルスが検出されていて、18人がアデノウイルスのうち、41型と呼ばれるウイルスに感染していたということです。

    また、19人についてはアデノウイルスとともに新型コロナにも感染していました。

    一般にアデノウイルスは接触や飛まつを通じて感染し、主に、喉の痛みなど呼吸器の症状が出ますが、アデノウイルス41型は呼吸器の症状とともに下痢やおう吐などの症状が出るということです。

    ただ、免疫の状態が落ちている子どもたちがこのウイルスに感染した場合に肝炎になったとする報告はあるものの、健康な子どもたちに肝炎の症状が出るという報告はないとしています。

    WHOは、新型コロナの感染が世界的に拡大して以降、▽アデノウイルスの感染が減っていたため、アデノウイルスに感染しやすくなっていることや▽新たなタイプのアデノウイルスの可能性などを調べる必要があるとしています。

    一方で、症状が出た子どもの大多数は新型コロナのワクチンを接種していないため、ワクチンの副反応だとは考えにくいとしています。

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    1. 英 保健当局「最も共通する要素として『アデノウイルス』」

      また、イギリスの保健当局が4月25日に発表した報告書によりますと、イギリスでは、ことし1月以降16歳未満の患者111人が報告されていますが、さまざまなウイルスの検査を行ったところ、最も共通する要素として、「アデノウイルス」が浮かび上がったということです。

      アデノウイルスは検査を受けた53人のうち、40人から検出されたということです。

      また、61人中10人からは新型コロナウイルスも検出されています。

      一方、報告された子どもで新型コロナのワクチンを接種した人はいなかったということです。

      イギリスの保健当局は仮説として▽「アデノウイルスとの関連」が最も有力だとしたうえで、▽「アデノウイルスと新型コロナウイルスやほかの病原体との同時感染によるもの」、▽「重い肝炎を起こす新たなアデノウイルス」の可能性についても調査をしているとしています。
      さらに、アメリカのCDC=疾病対策センターが4月29日に発表した南部アラバマ州の9人の患者についての報告では、全員からアデノウイルスが検出された一方、新型コロナウイルスに感染していた人はいませんでした。

      CDCは「アデノウイルスが原因の可能性があるが、このほかの環境的な要因などについても調査をしていく」としています。

      4.日本の専門家 “アデノウイルス 今の段階では断言できない”

      肝炎への関与が指摘されるアデノウイルスについて、日本国内の専門家はどのように見ているのか。
      子どもの肝臓病に詳しい田尻仁医師が確認したところ、子どもでアデノウイルスが関与して重症の肝炎になったとする報告は、これまでに世界で12例しかなく、このうち、基礎疾患がないケースは2例だったということです。

      田尻医師によりますと、通常の診療では、子どもの肝炎が分かった場合、A型からC型の肝炎ウイルスの検査は行うものの、それ以上の検査を行うことはまれで、原因がはっきりしないケースは多いということです。

      一方で、アデノウイルスは遺伝子治療の際に、遺伝子をねらった場所に運ぶために使われることがあり、このときに血管に入ってしまうと、肝臓に集まることが知られています。

      ただ、遺伝子治療で使われるアデノウイルスと、今回検出されているアデノウイルスはタイプが異なります。

      国立感染症研究所「急速に感染者増加する状況ではない」

      国立感染症研究所は4月25日の時点で、「報告のあった各国で症例が著しく増加している兆候はなく、患者の周囲に容易に感染し、急速に感染者が増加するような状況ではない」としています。

      そのうえで「国内でも小児の重症肝炎が増加している兆候はない。また、可能性のある原因の1つとして挙げられているアデノウイルスが国内で通常想定される以上に流行している兆候もない」としていて、いまは症例があるか調べる段階だとしています。

      5.わたしたちが気をつけることは?

      日本小児肝臓研究会の運営委員長で、近畿大学奈良病院小児科の虫明聡太郎教授は子どもで重症の肝炎は年間20例程度あり、このうち、半数ほどは原因が分からないとしています。

      そのうえで「ここ数年で小児の急性肝炎が増えているような印象は持っていない。WHOが提唱している基準で報告を求めている国の調査は注意して見ていく必要があるが、幅広い症状の患者が当てはまる可能性もある。原因不明の重症の肝炎が子どもで増えているのか、研究会として詳細に調査したいと考えている」と話しています。

      また、田尻医師は「WHOが情報発信をしているので、状況を確認することは大切だ。ただ、欧米で報告されているようなケースが日本で相次ぐかどうかは分からず、それほど怖がらずに様子を見てほしい」と話しています。

      そのうえで、何か気をつけることはあるのか。

      「症状が出たらすぐに医療機関に」「手洗いをしっかり」

      子どもの肝臓病に詳しい茨城県立こども病院の須磨崎亮名誉院長は「子どもではA型からE型の肝炎には該当せず、原因がはっきりしない急性肝炎がしばしば起きるので、実際に件数が増えているのか、国や専門家がよく調べる必要はあるが、今の時点では、一般の保護者が過度に心配する必要はないのではないか」としたうえで、「子どもに『おうだん』の症状が出たり、おう吐や下痢で元気がなくて、水分が取れない状態になったりすれば、すぐに医療機関を受診してほしい。アデノウイルスはありふれたウイルスなので、すぐには原因だとは断定できないと思うが、飛まつを通じてだけでなく接触感染で広がることも多いので、手洗いはしっかりしてほしい」と話しています。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220502/k10013608971000.html

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    2. “原因不明” 子どもの急性肝炎 国内で新たに4人が同様の症状
      2022年5月6日 18時28分

      欧米で幼い子どもを中心に報告が相次いでいる原因不明の急性肝炎について、厚生労働省は、国内で新たに16歳以下の子ども4人が同様の症状で入院していたことを明らかにしました。
      国内で原因不明の急性肝炎の可能性があると確認された患者は7人になりました。

      WHO=世界保健機関によりますと、イギリスやアメリカなど、12か国で10歳以下の子どもを中心に、少なくとも169人の原因不明の急性肝炎の患者が報告され、このうち1人が亡くなっています。

      厚生労働省によりますと、国内で新たに16歳以下の子ども4人が原因不明の急性肝炎と診断され、入院していたことが自治体からの報告で分かったということです。

      厚生労働省は、先月25日に原因不明の急性肝炎の可能性がある患者が国内で初めて確認されたと発表していて、これまでに確認された患者は合わせて7人になりました。

      7人の詳しい居住地や年齢、関連性の有無などは明らかにしていません。

      WHOによりますと、海外で報告された患者からは一般的な肝炎ウイルスは検出されていませんが、患者の4割余りから、下痢やおう吐などを引き起こすアデノウイルスが検出されています。

      これまでに国内で報告された7人のうち、1人からもアデノウイルスが検出されましたが、海外で主に報告されているものとは型が異なるということです。

      厚生労働省は、肝炎との関連を調べるとともに、引き続き自治体に対して同様の症状の患者がいれば、報告するよう求めています。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220506/k10013614111000.html

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    3. をいをい、新型コロナワクチンの薬害被害ではないのか?

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    4. 原因不明の子どもの急性肝炎、国内で新たに4人報告…計7人に
      2022/05/06 19:14

       厚生労働省は6日、海外で急増している原因不明の子どもの急性肝炎について、当てはまる可能性がある入院患者が新たに4人報告されたと発表した。国内の報告は計7人となった。

       厚労省によると、新たに報告された4人は16歳以下で、4月28日~今月5日に医療機関から自治体を通じて連絡があった。これまでに報告された7人のうち1人から胃腸炎などの原因となるアデノウイルスが、1人から新型コロナウイルスが検出された。

       6日時点で、世界保健機関(WHO)に報告された原因不明の子どもの急性肝炎は、12か国で169例。うち74例でアデノウイルス感染が、20例で新型コロナウイルス感染が確認されている。

       今回、日本の子どもから検出されたアデノウイルスの遺伝子型は、英国で多く報告されている型とは異なるが、厚労省は「現状では原因が解明されていないので、今後も関連性を注視していく」としている。
      https://www.yomiuri.co.jp/medical/20220506-OYT1T50190/

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  27. ワクチン屋のエージェントたちが、先回り戦略で、ワクチン薬害副作用後遺症のケムまきミッションに勤しんではいまいか…

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    1. あくまでも「子ども」でおこることを騒いでいるみたいだが、大人が新型コロナワクチン接種でおこることもあるらしいのだが、そう思うと、ますます完全にミテミテ騒動に思えてならない。
      https://twitter.com/search?q=%E6%96%B0%E5%9E%8B%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%83%8A%20%E3%83%AF%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%B3%20%E6%8E%A5%E7%A8%AE%20%E8%82%9D%E7%82%8E&src=typed_query

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  28. 原因不明の肝炎疑い 米で109人 うち5人死亡 CDCが明らかに
    2022年5月7日 15時40分

    欧米などで幼い子どもを中心に報告が相次いでいる原因不明の急性肝炎について、アメリカCDC=疾病対策センターは6日、同様の肝炎と疑われる患者がこれまでに109人見つかり、5人が死亡したと明らかにしました。

    WHO=世界保健機関によりますと、今月1日現在で10歳以下の子どもを中心に20か国から少なくとも228人の原因不明の急性肝炎の患者が報告されています。

    これについて、アメリカCDCは6日、去年10月までさかのぼって調べた結果、同様の肝炎と疑われる患者が109人見つかったと明らかにしました。

    このうち90%以上が入院し、14%が肝臓の移植を受けたほか5人が死亡したということです。

    また、年齢の中央値は2歳で、患者の半数以上からのどの痛みや下痢などを起こすアデノウイルスが検出されたということです。

    CDCの専門家はアデノウイルスについて「一般的に、健康な子どもでの肝炎の原因としては知られていない」としながらも多くの患者から検出されていることから関連を調べるとともに新型コロナウイルスとの関連なども幅広く調べるとしています。

    一方、イギリスの保健当局も6日、新たな報告書を発表しました。

    それによりますとことし1月から今月3日までの間に163人の患者が報告され、このうち11人が肝臓移植を受けたということですが死者は報告されていません。

    また、アデノウイルスは検査をした126人中、91人から検出されたということです。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220507/k10013614741000.html

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  29. 原因不明の急性肝炎 “これまでに348人の患者” WHO
    2022年5月11日 7時20分

    欧米などで幼い子どもを中心に報告が相次いでいる原因不明の急性肝炎について、WHO=世界保健機関はこれまでに348人の患者が報告されたと明らかにしました。

    WHOは、今後1週間以内に新型コロナウイルスの感染歴などのデータが患者数の多いイギリスから得られる見通しだとしたうえで、関連などを調べています。

    WHOで肝炎対策を担当するフィリッパ・イースターブルック氏は10日、スイスのジュネーブで行った定例の記者会見で、これまでに欧米などから348人の原因不明の急性肝炎の患者が報告されたと明らかにしました。

    また検査を行った患者のうち、およそ70%からはのどの痛みや下痢などを起こすアデノウイルスが検出されたほか、およそ18%は新型コロナウイルスのPCR検査で陽性だったということです。

    イースターブルック氏は会見で、「今後の焦点は、過去に新型コロナに感染したことがあるか調べる血清検査の結果を見ることだ。うまくいけば今後1週間でイギリスからデータが得られるはずだ」と述べ、これらのデータをもとに新型コロナウイルスとの関係も含め幅広く原因を調べることにしています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220511/k10013620411000.html

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  30. “原因不明”子どもの急性肝炎 症状は?(5月13日現在)
    2022年5月13日 16時03分

    イギリスやアメリカなどで幼い子どもを中心に報告が相次いでいる急性肝炎。
    原因はまだはっきりせず、肝臓移植が必要になる子どもも出ています。
    国内でもこの肝炎の可能性がある子どもは12人報告されています。

    ▽どのような症状が出るのか?
    ▽原因の究明はどこまですすんだのか?
    ▽求められる対応は?

    分かってきたことをまとめました。(5月13日現在)

    原因不明の子どもの急性肝炎 国内でも12人報告

    4月25日、厚生労働省は原因不明の肝炎で16歳以下の子ども1人が入院していたことを明らかにしました。

    「原因不明」というのは、A型からE型まで5種類ある肝炎ウイルスが検出されないのに子どもが肝炎になっているためで、厚生労働省は各地の自治体に対して、2021年10月までさかのぼって、検査で肝臓の酵素の値が高くなっていた16歳までの子どもがいないか調べて報告するよう求めています。

    5月13日の時点で、国内では、欧米などで報告されている原因不明の急性肝炎の可能性がある患者は合わせて12人となっています。

    1.急性肝炎とは?

    急性の肝炎とはどのような病気なのか。

    肝臓は、体に必要なたんぱく質を作って栄養分をためたり、有害な物質を解毒したり、食べ物を消化するのに必要な胆汁を作ったり、と幅広い役割をになっています。

    急性肝炎は子どもから大人までかかる病気で、一般的にウイルスによって引き起こされます。

    肝臓の機能が低下し、
    ▽皮膚などが黄色くなる「おうだん」
    ▽おう吐
    ▽全身の倦怠感
    ▽発熱などの症状を引き起こします。

    国立国際医療研究センターのウェブサイトによりますと、1%から2%ほどの患者は急激に悪化し、肝臓移植が必要になることがあるとしています。

    子どもがかかる場合は…

    子どもの肝臓病に詳しい、近畿大学医学部の研究員で勇村医院の田尻仁医師によりますと、子どもでも、いわゆる「おなかのかぜ」のときに肝機能が落ちて肝炎になることがあるということです。

    ただ、特に乳幼児ではあまり症状が出ず、原因がはっきりしない場合は、ビタミンを投与するといった対症療法で対応し、ほとんどは短期間で肝臓の機能が改善するということです。

    通常、悪化するケースは少ないものの「おうだん」が悪化すると脳に障害が出ることがあるほか、肝機能が極端に低下すると出血を止めるたんぱく質を作ることができなくなり、極めてまれに肝臓の移植が必要になることもあるということです。

    今回の原因不明の急性肝炎は、子どもでも症状が比較的重く、通常の肝炎とはやや特徴が異なっています。

    2.子どもがかかった場合 どんな症状が?

    原因不明の肝炎、どのような症状が出るのでしょうか。
    WHO=世界保健機関によりますと、
    ▽肝臓の酵素の値が高くなっていて、
    ▽尿の色が濃くなったり、
    ▽便の色が薄くなったりするほか、
    ▽皮膚などが黄色くなる「おうだん」や、
    ▽下痢、
    ▽おう吐、
    ▽腹痛、
    ▽関節痛や筋肉痛といった症状が出る一方、発熱した子どもはほとんどいないということです。

    イギリスやアメリカの詳細な症例報告では、患者の多くはおう吐や下痢、それにおうだんの症状が出ていて、重症になった子どもでは肝臓の移植が必要になったケースも複数報告されています。

    海外で報告相次ぐ ほとんどが10歳未満 肝臓移植を受けた例も

    WHOによりますと、症状が出ているのは生後1か月から16歳までの子どもだとしています。

    患者の年齢は10歳未満が大多数で、およそ半数は3歳から5歳だということです。

    WHOによると、5月10日の時点で症状が出たと報告されているのは、イギリスやアメリカなどを中心に348人にのぼります。

    アメリカのCDC=疾病対策センターは、5月6日、2021年10月までさかのぼって調べた結果、同様の肝炎と疑われる患者が109人見つかったと明らかにしました。

    このうち90%以上が入院し、14%が肝臓の移植を受けたほか、5人が死亡したとしています。

    患者の半数は2歳以下だということです。

    イギリスの保健当局によりますと、イギリスではことし1月以降、5月12日までに176人が報告されていて、ほとんどが10歳未満だということです。

    亡くなった子どもはいないとしています。

    また、5月6日に発表した報告書によりますと、11人が肝臓移植を受けたということです。

    3.原因は?

    原因はどこまで分かっているのか。

    WHOの専門家は、症状が出た子どもたちから、
    ▽A型からE型まで5種類ある肝炎のウイルス
    ▽細菌
    ▽毒物
    ▽薬物など、通常、原因になると考えられるものは見つかっていないとしています。

    WHOによりますと、原因不明の子どもの肝炎は、多くの国で毎年数例ずつ起きているということですが、いくつかの国では明らかに増加しているのが認められるとして、症例の報告を求めるとともに各国の研究機関とともに原因の調査を進めるとしています。

    アデノウイルスが原因か?新型コロナウイルスとの関連は?

    この中で関与が指摘されているのが、のどの痛みや下痢などを起こす「アデノウイルス」です。

    WHOが4月23日に出した報告によりますと、この時点で症状が出たと報告された子ども169人のうち、少なくとも74人からアデノウイルスが検出されていて、18人がアデノウイルスのうち41型と呼ばれるウイルスに感染していたということです。

    また、19人についてはアデノウイルスとともに新型コロナにも感染していました。

    一般にアデノウイルスは接触や飛まつを通じて感染し、主にのどの痛みなど呼吸器の症状が出ますが、アデノウイルス41型は呼吸器の症状とともに下痢やおう吐などの症状が出るということです。

    ただ、免疫の状態が落ちている子どもたちがこのウイルスに感染した場合に肝炎になったとする報告はあるものの、健康な子どもたちに肝炎の症状が出るという報告はないとしています。

    WHOによりますと、新型コロナの感染が世界的に拡大して以降、アデノウイルスの感染者が減っています。

    このため感染していないひとが多い状態となっており、感染者が増える可能性が高いことや、新たなタイプのアデルウイルスの可能性などを調べる必要があるとしています。

    一方で、症状が出た子どもの大多数は新型コロナのワクチンを接種していないため、ワクチンの副反応だとは考えにくいとしています。

    英 保健当局「原因の最有力の仮説は『アデノウイルスの関与』」

    また、イギリスの保健当局が5月6日に発表した報告書によりますと、アデノウイルスは検査を受けた126人のうち、72%にあたる91人から検出され、血液中から検出されるケースが多かったとしています。

    また、132人のうち、18%にあたる24人からは新型コロナウイルスも検出されています。

    原因として最も有力な仮説は「アデノウイルスの関与」ではあるものの、新型コロナウイルスの関与があるかどうかや他の毒物などが関わっていないかについて調べているとしています。

    具体的な仮説としては、
    ▽「新型コロナのパンデミックの影響でアデノウイルスにさらされてこなかったために異常な反応が起きた」
    ▽「アデノウイルス感染による知られていなかった反応が起きた」
    ▽「新型コロナウイルスに感染したことで、アデノウイルス感染による異常な反応が起きた」
    ▽「アデノウイルスと新型コロナウイルスやほかの病原体との同時感染によるもの」
    ▽「重い肝炎を起こす新たなアデノウイルス」
    ▽「新型コロナウイルスの後遺症」などを挙げていて、これらの可能性について調べているとしています。
    さらに、アメリカのCDCによりますと、2021年10月以降に見つかった109人のうち、半数以上からアデノウイルスが検出されたということです。

    CDCの専門家はアデノウイルスについて「一般的に、健康な子どもでの肝炎の原因としては知られていない」としながらも、多くの患者から検出されていることから関連を調べるとともに、新型コロナウイルスとの関連なども幅広く調べるとしています。

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    1. 4.日本の専門家“アデノウイルス 今の段階では断言できない”

      肝炎への関与が指摘されるアデノウイルスについて、日本国内の専門家はどのように見ているのか。
      子どもの肝臓病に詳しい、近畿大学医学部の研究員で勇村医院の田尻仁医師が確認したところ、子どもでアデノウイルスが関与して重症の肝炎になったとする報告はこれまでに世界で12例しかなく、このうち基礎疾患がないケースは2例だったということです。

      田尻医師によりますと、通常の診療では、子どもの肝炎が分かった場合、A型からC型の肝炎ウイルスの検査は行うものの、それ以上の検査を行うことはまれで、原因がはっきりしないケースは多いということです。

      一方で、アデノウイルスは遺伝子治療の際に、遺伝子をねらった場所に運ぶために使われることがあり、このときに血管に入ってしまうと肝臓に集まることが知られています。

      ただ、遺伝子治療で使われるアデノウイルスと今回検出されているアデノウイルスはタイプが異なります。

      また、アデノウイルスに詳しい大阪大学大学院薬学研究科の中川晋作教授によりますと、自然に感染するウイルスの量は遺伝子治療で使われる量より少なく、肝臓に集まって体に悪影響を及ぼすことは考えにくいとしています。

      中川教授は「アデノウイルスは古くから研究が重ねられてきているので、仮にアデノウイルスが原因で肝炎が引き起こされるのであれば以前から同じような事例が数多く報告されていたのではないか」と話し、アデノウイルスが原因だとは今の段階では断言できないとしています。

      国立感染症研究所「急速に感染者増加する状況ではない」

      国立感染症研究所は5月9日の時点で「報告のあった各国で症例が著しく増加している兆候はなく、患者の周囲に容易に感染し、急速に感染者が増加するような状況ではない」としています。

      そのうえで「国内でも小児の重症肝炎が増加している兆候はなく、また、可能性のある原因の1つとして挙げられているアデノウイルスが国内で通常想定される以上に流行している兆候もない」としていて、今は症例があるか調べる段階だとしています。

      5.わたしたちが気をつけることは?

      日本小児肝臓研究会の運営委員長で、近畿大学奈良病院小児科の虫明聡太郎教授は、子どもで重症の肝炎は年間20例程度あり、このうち半数ほどは原因が分からないとしています。

      そのうえで「ここ数年で小児の急性肝炎が増えているような印象は持っていない。WHOが提唱している基準で報告を求めている国の調査は注意して見ていく必要があるが、幅広い症状の患者が当てはまる可能性もある。原因不明の重症の肝炎が子どもで増えているのか、研究会として詳細に調査したいと考えている」と話しています。

      また、田尻医師は「WHOが情報発信をしているので、状況を確認することは大切だ。ただ、欧米で報告されているようなケースが日本で相次ぐかどうかは分からず、それほど怖がらずに様子を見てほしい」と話しています。

      そのうえで、何か気をつけることはあるのか。
      「症状が出たらすぐに医療機関に」「手洗いをしっかり」
      子どもの肝臓病に詳しい茨城県立こども病院の須磨崎亮名誉院長は「子どもではA型からE型の肝炎には該当せず、原因がはっきりしない急性肝炎がしばしば起きるので、実際に件数が増えているのか、国や専門家がよく調べる必要はあるが、今の時点では一般の保護者が過度に心配する必要はないのではないか」としたうえで「子どもに『おうだん』の症状が出たり、おう吐や下痢で元気がなくて水分が取れない状態になったりすれば、すぐに医療機関を受診してほしい。アデノウイルスはありふれたウイルスなので、すぐには原因だとは断定できないと思うが、飛まつを通じてだけでなく接触感染で広がることも多いので、手洗いはしっかりしてほしい」と話しています。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220513/k10013624331000.html

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  31. 原因不明の急性肝炎の疑い 新たに子ども5人が入院 厚労省
    2022年5月13日 20時16分

    欧米で幼い子どもを中心に報告が相次いでいる原因不明の急性肝炎について、厚生労働省は国内で新たに16歳以下の子ども5人が同様の症状で入院していたと発表しました。
    国内で原因不明の急性肝炎の疑いの患者は合わせて12人になりました。

    厚生労働省によりますと、国内で新たに16歳以下の子ども5人が原因不明の急性肝炎と診断され、入院していたことが自治体からの報告で分かったということです。

    国内で原因不明の急性肝炎の疑いがあるとされた患者は先月25日以降、合わせて12人になりました。

    いずれも詳しい居住地や年齢、関連性の有無などは明らかにしていません。

    ECDC=ヨーロッパ疾病予防管理センターの報告では、今月10日時点でイギリスやアメリカなど27か国で合わせておよそ450人の原因不明の急性肝炎の患者が報告されているということです。

    WHO=世界保健機関によりますと、海外で報告された患者のおよそ70%から下痢やおう吐などを引き起こすアデノウイルスが検出されていて、国内でも今のところ1人から検出されているということです。

    また、1人からは新型コロナウイルスの陽性反応が出ているということです。

    厚生労働省は関連を調べるとともに、引き続き自治体に対して同様の症状の患者がいれば報告するよう求めています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220513/k10013625401000.html

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    1. 原因不明の子どもの急性肝炎、新たに入院5人報告…国内12人に
      2022/05/13 20:04

       厚生労働省は13日、海外で急増している原因不明の子どもの急性肝炎について、当てはまる可能性がある16歳以下の入院患者が新たに5人報告されたと発表した。国内の報告は計12人となった。

       欧州疾病予防管理センター(ECDC)の10日時点の集計によると、原因不明の急性肝炎は、27か国で約450例が報告されている。海外で、可能性のある原因の一つに挙げられているアデノウイルスについて、国立感染症研究所は「国内で通常以上に流行している兆候はない」としている。
      https://www.yomiuri.co.jp/medical/20220513-OYT1T50281/

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  32. 原因不明の子どもの急性肝炎 専門医らの団体 症状など調査へ
    2022年5月14日 11時37分

    欧米などで幼い子どもを中心に報告が相次いでいる原因不明の急性肝炎について、国内でも同様の症状が報告されていることから、子どもの肝臓病の専門医などで作る団体が詳しい症状などについて調査を行うことになりました。

    子どもの原因不明の急性肝炎は欧米を中心に報告が相次いでいて、厚生労働省によりますと国内では13日までに疑いのあるケースが12件報告されています。

    このため、子どもの肝臓病の専門医などで作る日本小児肝臓研究会は国内で報告される患者について詳しく調べるために調査チームを立ち上げるということです。

    従来から原因が分からない子どもの重症急性肝炎は年間10件程度あるということですが、調査では国立感染症研究所などと連携しながら、詳しい症状や原因、それに欧米などで問題となっている原因不明の急性肝炎との関連などについて調べるということです。

    また、研究会では子どもの肝臓病に詳しい医療機関をまとめてウェブサイトで公開していて、おう吐や下痢、発熱といった症状に加えておうだんなどがある子どもは受診するよう呼びかけています。

    研究会の代表で近畿大学奈良病院の虫明聡太郎教授は「現時点の情報では国内では従来からの状況と大きな変化はないとみているが、客観的な事実を冷静に調査することが大切だ」と話しています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220514/k10013625931000.html

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  33. 原因不明の急性肝炎 国内で16歳以下の12人が同様症状で入院
    2022年5月20日 18時48分

    欧米で幼い子どもを中心に報告が相次いでいる、原因不明の急性肝炎について、厚生労働省は国内で新たに16歳以下の子ども12人が同様の症状で入院していたことが確認されたと発表しました。

    厚生労働省によりますと、国内で16歳以下の子ども12人が原因不明の急性肝炎と診断されて入院していたことが、自治体からの報告で新たに分かったということです。国内で原因不明の急性肝炎の疑いがあるとして先月以降報告された子どもは、合わせて24人になりました。

    肝臓移植をしたケースはなかったということですが、詳しい病状や居住地、年齢などは明らかにしていません。

    ECDC=ヨーロッパ疾病予防管理センターのまとめでは、今月19日時点でイギリスやアメリカなど31か国で合わせて621人の原因不明の急性肝炎の患者が報告されているということです。

    WHO=世界保健機関が今月10日時点で明らかにしたデータによりますと、海外で検査を行った患者のおよそ70%から下痢やおう吐などを引き起こすアデノウイルスが検出されていて、国内でも今のところ2人から検出されているということです。また、2人は新型コロナウイルスに感染していたということです。

    厚生労働省は関連を調べるとともに、引き続き自治体に対して同様の症状の患者がいれば報告するよう求めています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220520/k10013635951000.html

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  34. 原因不明の小児肝炎 国内で新たに7人 同様症状で入院 厚労省
    2022年5月27日 18時35分

    欧米で幼い子どもを中心に報告が相次いでいる、原因不明の急性肝炎について、厚生労働省は国内で新たに7人が、同様の症状で入院していたことが確認されたと発表しました。

    厚生労働省によりますと、国内で16歳以下の子ども7人が原因不明の急性肝炎と診断されて入院していたことが、自治体からの報告で新たに分かったということです。

    先月以降、国内で原因不明の急性肝炎の疑いがあるとして報告された子どもは合わせて31人になりました。

    肝臓移植をしたケースはなかったということですが、詳しい病状や居住地、年齢などは明らかにしていません。

    ECDC=ヨーロッパ疾病予防管理センターのまとめでは、今月19日時点でイギリスやアメリカなど31か国で合わせて614人の原因不明の急性肝炎の患者が報告されていて、厚生労働省は引き続き自治体に対して、同様の症状の患者がいれば報告するよう求めています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220527/k10013646771000.html

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  35. 社説
    サル痘と肝炎 情報収集と水際対策を怠るな
    2022/06/02 05:00

     新型コロナウイルスの影響が続くなか、別の感染症が各国から相次いで報告されている。今のところ国内では深刻化していないとはいえ、警戒を怠ってはならない。

     天然痘に似た発疹が特徴のサル痘が欧米で広がっている。1958年に北欧の研究所でサルからウイルスが発見された。元はアフリカのリスやネズミが感染源とされ、かまれるなどして体液に触れると人も感染する。

     人から人には、感染者の体液に触れることで広がることもあるという。今回の感染拡大の理由は、はっきりしていない。

     国内では現時点で確認されていないが、外国人観光客の入国再開を控え、感染者が多い国から入国する人への検疫など、水際対策を徹底することが重要だ。

     万一、国内に流入した場合への備えにも万全を期したい。サル痘には天然痘ワクチンが有効だとされる。ただ、天然痘は80年に根絶され、日本では76年に定期接種が廃止された。若い世代には免疫がないことが懸念されている。

     各国はバイオテロ対策として天然痘ワクチンを確保してきた経緯があり、日本でも生産や備蓄を進めている。この機会に保有量などを再点検する必要があろう。

     子どもの急性肝炎も多発している。英国で発表され、世界保健機関(WHO)が報告を呼びかけたところ、日本を含む多くの国で疑い例が確認された。肝炎の人によくみられるウイルスは検出されず、原因はわかっていない。

     黄だんや下痢、 嘔吐おうと などの症状があり、他国では死亡や肝移植に至った患者もいる。風邪や胃腸炎の原因として知られるアデノウイルスとの関連が有力視されているほか、新型コロナの後遺症との説もあり、決め手はない。

     日本で死亡者はおらず、これらのウイルスが検出された例も少ない。子どもの重い急性肝炎は例年みられる。今回の肝炎に従来と違う発症要因があるかどうか、専門的な検証が不可欠だ。

     サル痘も肝炎も、グループでの飲食などで、コロナのように急速に拡大することは考えにくいとされている。過度な心配は不要だが、手洗いなどのウイルス対策を励行し、気になる症状があれば、すぐ受診を心がけたい。

     コロナ禍で誰もが感染症の怖さを実感した。サル痘や急性肝炎についても、国民に不安が広がらないよう、国や専門家、医療機関が連携して情報の収集と分析に努め、適切に発信してほしい。
    https://www.yomiuri.co.jp/editorial/20220601-OYT1T50255/

    https://koibito2.blogspot.com/2022/05/2_22.html?sc=1654173701050#c8788418939825805177

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  36. 原因不明の急性肝炎 新たに5人確認 4月以降 計36人に 厚労省
    2022年6月3日 18時23分

    欧米で幼い子どもを中心に報告が相次いでいる、原因不明の急性肝炎について、厚生労働省は国内で新たに5人が、同様の症状で入院していたことが確認されたと発表しました。

    厚生労働省によりますと、国内で16歳以下の子ども5人が原因不明の急性肝炎と診断されて入院していたことが、自治体からの報告で新たに分かったということです。

    ことし4月以降、国内で原因不明の急性肝炎の疑いがあるとして報告された子どもは合わせて36人になりました。

    肝臓移植をしたケースはなかったということです。

    このうち先月26日までに報告された31人について、国立感染症研究所が分析したところ
    ▽性別は男性が19人、女性が12人で
    ▽年齢は生後2か月から15歳の間
    ▽居住地は広い地域で確認されたということです。

    ECDC=ヨーロッパ疾病予防管理センターのまとめでは、先月19日時点でイギリスやアメリカなど31か国で、合わせて614人の原因不明の急性肝炎の患者が報告されていて、厚生労働省は引き続き自治体に対して、同様の症状の患者がいれば報告するよう求めています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220603/k10013656561000.html

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  37. 「原因不明の急性肝炎」で子ども1人死亡 国内で死者の報告は初
    2023年4月3日 16時47分

    欧米を中心に幼い子どもで報告されている原因不明の急性肝炎について、国内でも子ども1人が死亡していたことが、国立感染症研究所の発表で分かりました。国内で死者が報告されるのは初めてです。

    原因不明の子どもの急性肝炎は、欧米を中心に去年4月からこれまでに1000例以上が報告され、肝臓の移植が必要になったケースや死亡したケースも報告されています。

    国内でも、原因不明の肝炎で、子ども1人が死亡していたことが国立感染症研究所の発表でわかりました。

    国内で死者が報告されるのは初めてです。

    国立感染症研究所によりますと、ことし2月の時点で原因不明の子どもの急性肝炎は156例報告され、肝臓の移植が必要となったケースも3例あったということです。

    また、患者の年齢は1歳4か月から9歳2か月、中央値では4歳6か月だったということで、症状は発熱のほか、腹痛や下痢、おう吐といった消化器の症状が多くみられたということです。

    子どもの肝臓病の専門医などで作る日本小児肝臓研究会によりますと、原因が分からない子どもの重症急性肝炎は、これまでにも年間10例程度あったということで、今回報告されている原因不明の肝炎についての調査チームを立ち上げて、詳しい症状や原因を調べているということです。

    海外の研究では、患者の多くから下痢やおう吐などを引き起こす「アデノウイルス」に関連した別のウイルスが検出されたとして、このウイルスが原因と関わっている可能性も指摘されています。

    「アデノ随伴ウイルス」が影響か

    原因不明の急性肝炎について、イギリスなどの3つの研究グループが先月30日、科学雑誌の「ネイチャー」でそれぞれ論文を発表しました。

    いずれの論文でも、患者の多くから下痢やおう吐を引き起こす「アデノウイルス」と関連のある「アデノ随伴ウイルス」が検出されたとしていて、▽イギリスのグループは肝炎になった子ども32人のうち26人、▽アメリカのグループは14人のうち13人から検出されたということです。

    また、▽イギリスの別のグループは、28人中27人でアデノ随伴ウイルスを検出し、このウイルスが体の中で増えるのを助けるとされる別のウイルスも、検出したとしています。

    いずれの研究グループも、健康な子どもや、肝炎とは関係のない病気の子どもも同時に調べていますが、これらの子どもからはアデノ随伴ウイルスはほとんど検出されなかったということです。

    本来、アデノ随伴ウイルスは、重い病気を引き起こすことはないとされていますが、3つのグループのうち、アメリカ・カリフォルニア大学などのグループは「複数のウイルスに同時に感染することが、原因不明の肝炎に影響している可能性がある」と指摘しています。

    一方、新型コロナとの関係について、イギリス・グラスゴー大学などのグループは、調査した地域で新型コロナに感染していた急性肝炎の子どもの割合は地域全体での子どもの感染割合よりも低く、新型コロナと急性肝炎の間に直接的な関連はないとみられると述べています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230403/k10014027741000.html

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  38. 「原因不明」子どもの急性肝炎 症状は 最新の分析結果は
    2023年4月4日 19時28分

    欧米を中心に報告が相次いできた、原因不明の幼い子どもの急性肝炎。国内でも子ども1人が死亡していたことがわかりました。

    どのような症状が出るのか。最新の分析結果は。

    これまでにわかってきたことをまとめました。(4月4日現在)

    国内でも子ども1人が死亡

    原因不明の子どもの急性肝炎は、欧米を中心に去年4月から報告が相次ぎました。
    WHO=世界保健機関の去年7月の報告によりますと、症状が出たと報告されているのはイギリスやアメリカを中心に1010人に上り、5%にあたる46人が肝臓の移植を必要とし、2%にあたる22人が死亡しました。

    そして、国内でも子ども1人が死亡していたことが、国立感染症研究所の発表でわかりました。

    国立感染症研究所によりますと、ことし2月16日までに、原因不明の子どもの急性肝炎は156件報告され、肝臓の移植が必要となったケースは3件、ICU=集中治療室に入室するなど高度な治療が必要となったケースは18件でした。
    どんな症状がでるのか
    症状は、37度5分以上の発熱のほか、腹痛や下痢、おう吐といった消化器の症状が多くみられたということです。

    ほかにも、皮膚などが黄色くなる「おうだん」、せき、便が白色になる、意識障害の症状もあったということです。

    患者の年齢は1歳4か月から9歳2か月、中央値では4歳6か月でした。

    男児が54%、女児が46%で性別による違いは見られません。基礎疾患があった人は25%でした。

    急性肝炎とは

    急性の肝炎とはどのような病気なのでしょうか。

    肝臓は、体に必要なたんぱく質を作って栄養分をためたり、有害な物質を解毒したり、食べ物を消化するのに必要な胆汁を作ったり、と幅広い役割をになっています。

    急性肝炎は子どもから大人までかかる病気で、肝臓の機能が低下し、
    ▽「おうだん」や、
    ▽おう吐、
    ▽全身のけん怠感、
    ▽発熱
    などの症状を引き起こします。

    国立国際医療研究センターのウェブサイトによりますと、肝炎のタイプによっては、1%から2%ほどの患者で急激に悪化し、死亡することもあるということです。

    子ども「おなかのかぜ」から肝炎になることも

    子どもの肝臓病に詳しい、勇村医院の田尻仁医師によりますと、子どもでも、いわゆる「おなかのかぜ」のときに肝機能が落ちて、肝炎になることがあるといいます。

    ただ、特に乳幼児ではあまり症状が出ないことがあるということです。

    肝炎の原因がはっきりしない場合、ビタミンを投与するといった対症療法で対応し、ほとんどは短期間で改善し、通常、悪化するケースは少ないということですが、「おうだん」が悪化すると脳に障害が出ることがあるほか、肝機能が極端に低下すると出血を止めるたんぱく質を作ることができなくなり、極めてまれに肝臓の移植が必要になることもあるといいます。

    なぜ「原因不明」

    一般的に、急性肝炎はA型からE型まで5種類ある肝炎ウイルスが原因で発症します。また、アルコール性肝炎や、薬物の摂取で起きる肝炎もあります。

    しかし、WHOの専門家は、症状が出た子どもたちから、肝炎のウイルスや細菌や毒物、薬物など、通常、原因になると考えられるものは見つかっていないとしています。

    このため、「原因不明の急性肝炎」としてWHOは各国の保健当局に注意をうながしました。

    これを受けて厚生労働省は各地の自治体に対して、2021年10月までさかのぼって、検査で肝臓の酵素の値が高くなっていた16歳までの子どもがいないか調べて報告するよう求めています。

    また、子どもの肝臓病に詳しい専門医などで作る「日本小児肝臓研究会」も調査チームを立ち上げて詳しい症状や原因を調べているということです。

    原因に「アデノ随伴ウイルス」関連か

    原因不明の肝炎が報告されて1年がたちますが、いまだにはっきりした原因はわかっていません。

    これまで関与が指摘されてきたのが、のどの痛みや下痢などを起こす「アデノウイルス」です。
    WHOによりますと、ヨーロッパの患者では、52%にあたる368人のうち193人でアデノウイルスが検出されたということです。

    ただ、その後も原因をはっきりさせる決定的な証拠は見つからず、調査が続いていました。

    国内でも、アデノウイルスが検出されたのは、情報が得られた151人のうち延べ16例にとどまっています。

    新たな分析結果を発表

    そうした中、注目される研究成果が出てきています。

    3月30日、イギリスなど3つの研究グループが、別々に新たな分析結果をイギリスの科学雑誌「ネイチャー」に発表しました。

    いずれの研究でも、患者の多くから「アデノウイルス」と関連のある「アデノ随伴ウイルス」が検出されたとしています。
    ▽イギリス・グラスゴー大学などのグループは、肝炎になった子ども32人のうち26人、▽アメリカ・カリフォルニア大学などのグループは14人のうち13人、▽イギリスのユニバーシティー・カレッジ・ロンドンなどのグループは28人のうち27人で、アデノ随伴ウイルスを検出したということです。

    さらに、ユニバーシティー・カレッジ・ロンドンなどのグループは、このウイルスが体の中で増えるのを助けるとされる別のウイルスも検出したとしています。

    いずれの研究グループも、健康な子どもや、肝炎とは関係のない病気の子どもも同時に調べていますが、これらの子どもからはアデノ随伴ウイルスはほとんど検出されなかったということです。
    本来、アデノ随伴ウイルスは、重い病気を引き起こすことはないとされていますが、カリフォルニア大学などのグループは「複数のウイルスに同時に感染することが、原因不明の肝炎に影響している可能性がある」と指摘しています。

    一方、新型コロナとの関係について、グラスゴー大学などのグループは、調査した地域で新型コロナに感染していた急性肝炎の子どもの割合は、地域全体での子どもの感染割合よりも低く、新型コロナと急性肝炎の間に直接的な関連はないとみられるとしています。

    国内では、患者のうち新型コロナウイルスに感染したことがあるのは15%、新型コロナのワクチンを接種していたのは17%でした。(国立感染症研究所のまとめ)

    日本の専門家「この情報だけで心配する必要はない」

    日本小児肝臓研究会の運営委員長で、近畿大学奈良病院小児科の虫明聡太郎教授は、死亡例が報告されたことについて「従来から、急性肝炎で肝移植が必要になる子どもは年間10人から15人ほどいて、亡くなるケースもある。まだわかっていることは少ないが、今回のことだけで何か新しい病気が出現したとか、怖い事態になっているということではない。保護者の方も、この情報だけで心配する必要はない」と話しています。

    そのうえで、アデノ随伴ウイルスの関係が指摘されていることについて「このウイルス自体は強い病原性を持っているわけではなく、これが直接の原因という単純な話ではないのではないかと思うが、さらに研究が待たれる状態だ。国内でもアデノ随伴ウイルスに注目した研究や分析を進めているところで、研究の成果を待ちたいと思う」と話しました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230404/k10014028461000.html

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  39. 新手の新型ワクチン接種ネタに事を運ぼうとしているのかな?

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  40. 世界肝炎デー アルコール影響や運動不足が原因の肝硬変が増加
    2023年7月28日 7時29分

    7月28日はWHOによる「世界肝炎デー」で肝炎の予防や治療のための啓発が行われています。日本肝臓学会の調査では、2021年までの4年間の肝硬変の原因を見ると、ウイルス性による割合が減少する一方で、アルコールの影響や、肥満や運動不足などによる非アルコール性脂肪肝炎の割合が増えていることがわかりました。

    肝臓の専門医でつくる日本肝臓学会は、2018年から2021年までの4年間の全国の病院の肝硬変の患者あわせて2万3847人について、その原因を調査しました。

    その結果、アルコールによる影響が最も多く28.8%、C型肝炎ウイルスが27.1%、そして肥満や運動不足などが原因とされる非アルコール性脂肪肝炎が12.7%などとなりました。

    2017年までの4年間の調査と比較すると、40%余りを占めていたC型肝炎ウイルスの割合は減少し、アルコールや非アルコール性脂肪肝炎が増加しています。

    こうした背景について肝臓の病気に詳しい日本消化器病学会の持田智理事長は、新型コロナのステイホームで飲酒量が増えたり運動不足になったりしたことでさらに増加する懸念があると指摘した上で、「健康診断の血液検査の項目うち、肝臓の機能を示すALTが30を超えたらかかりつけ医に相談してほしい」と呼びかけています。

    都内クリニック 肥満や運動不足による脂肪肝の患者が1割程度増

    東京都内で肝臓の病気を中心に治療を行っているクリニックでは、新型コロナの感染拡大前と比べて、肥満や運動不足による非アルコール性の脂肪肝の患者が1割程度増え、若い世代の受診も増えていると言います。

    新宿しまだ内科クリニックの島田昌彦院長は、「非アルコール性脂肪肝はこれまで男性は40代50代が多くて女性は40代後半からが多いと一般的に言われていましたが、最近の傾向として20代30代の若い世代の男性や女性が増えている傾向にあります。新型コロナの影響でリモートワークになり、運動不足になったことも一つの要因になっているのではないかと思います」と話していました。

    このクリニックを受診する都内に住む38歳の男性は、会社の健康診断で去年、肝臓の機能を示す数値のひとつ「ALT」が高い数値となり肝機能の異常があると指摘されました。

    男性は、ほとんど酒を飲まず、体重は標準で、脂肪肝と診断されたことは予想外でした。

    現在、男性は医師からのアドバイスを受けて、有酸素運動だけでなく、筋力トレーニングをして、食事では、炭水化物や甘いもの、油っぽいものなどを控え、たんぱく質や野菜を多くとるようにした結果、数値が改善していると言います。

    男性は、「新型コロナの感染拡大後は家から出なくなり、少し体が重いとか運動不足を感じる機会が増えていた。食生活の改善で数値が改善されてきたので、食事のコントロールや定期的な運動を続けて気をつけていきたい」と話していました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230728/k10014144471000.html

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  41. B型肝炎訴訟弁護団代表が和解金を横領か、1・4億円不明…9000万円私的流用は認める
    2024/01/13 08:14

     熊本県弁護士会は12日、全国B型肝炎訴訟熊本弁護団の代表だった内川寛弁護士(62)が、訴訟の和解金を管理する銀行口座から少なくとも約1億4150万円を引き出し、使途不明金になったと発表した。内川氏は約9000万円を私的に流用したことを認めており、弁護団は業務上横領容疑で刑事告訴を検討している。

     弁護団によると、内川氏は2016年頃から23年6月にかけて、患者らが国に損害賠償を求めている「全国B型肝炎訴訟」の和解金を管理する口座から複数回にわたって出金した。使途不明金になったのは弁護団の報酬や活動費など。和解金のうち、原告に返還する分は入金のつど支払っていたという。

     内川氏は11年の弁護団結成時から代表を務め、口座を事実上1人で管理していた。同訴訟の九州弁護団から昨年3月、「(熊本弁護団が負担する)送金額が少ない」と指摘があり、熊本弁護団が調査し発覚した。

     内川氏は同弁護団に対し、「事務所経費や熊本地震による自宅の復旧費などに使った」と話しているという。昨年11月で代表を辞任した。
    https://www.yomiuri.co.jp/national/20240113-OYT1T50024/

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  42. “肝臓の炎症防ぐ特殊な免疫細胞を発見”と発表 大阪大学など
    2024年4月25日 0時02分

    腸内細菌などが原因で起きる肝臓の炎症を防ぐ特殊な免疫細胞を発見したと大阪大学などのグループが発表しました。生活習慣の乱れなどによる肝臓の慢性の炎症の新たな予防法や治療薬の開発につながる成果だとしています。

    大阪大学の石井優教授らのグループは、独自に開発した炎症を画像化する技術でマウスの肝臓を観察したところ、腸から血液が流れ込む血管「門脈」の付近では、炎症が比較的軽く抑えられていることを確認しました。

    この部分を詳しく調べたところ、細菌などを捕まえて分解したり、炎症を抑える物質を産み出したりする免疫細胞「マクロファージ」の1種を新たに発見しました。

    この特殊な「マクロファージ」の機能が働かなくなるようにしたマウスの肝臓では、通常のマウスと比べて炎症が広がりやすいことが確認され、この「マクロファージ」が血管を通じた細菌などの侵入から肝臓を守っていることが分かったということです。

    また、腸内細菌が胆汁から作る酸にこの免疫細胞を増やす作用があることを突きとめたほか、生活習慣の乱れなどで起きる「MASH」と呼ばれる病気など肝臓の慢性の炎症がある人では、このマクロファージが減っていることが確認できたということで、こうした病気の予防法や治療薬の開発の手がかりになるとしています。

    石井教授は「『MASH』などにはまだ有効な治療法が見つかっていないが、新たに発見した免疫細胞の機能を調節する方法を探し病気を治せるようにしたい」と話しています。

    この研究成果は日本時間の25日、国際的な科学雑誌「ネイチャー」のオンライン版に掲載されました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240425/k10014432281000.html

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