2019年1月5日

【がん対策】近藤誠「セカンドオピニオン」センター長でどお?(笑)


がん検診 百害あって 一利なし 近藤 誠
(文藝春秋 2016年5月号)
http://gekkan.bunshun.jp/articles/-/1850

(追記2016/4/10)
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あざといタイトルをつけやがって、ゲスな週刊新潮…

「川島なお美」をがん放置思想の布教に利用した罪深き「近藤誠」
週刊新潮 2015年11月26日号
http://www.shinchosha.co.jp/shukanshincho/backnumber/20151118/

(追記2015/11/17)
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◎二年前、彼女は私のセカンドオピニオン外来を訪ねてきた─
川島なお美さんはもっと生きられた 近藤 誠
文藝春秋 2015年11月号
http://gekkan.bunshun.jp/articles/-/1418

北斗晶を見習い「受診宣言」続出だが…
「乳がん検診」が危ない!
「過剰診断」や偽陽性が多発し、不必要な手術を受けるケースも。
今年7月、日本乳癌学会は検診推奨グレードを格下げしていた
(週刊文春2015年10月8日号)
http://shukan.bunshun.jp/articles/-/5474

(追記10/9 2015)
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千葉県がんセンターにセカンドオピニオンセンター
2015年8月10日 17時29分 NHKニュース

腹くう鏡を使った手術で患者が相次いで死亡した千葉県がんセンターは、患者に納得して治療方法を選択してもらうため、主治医以外の医師からも意見が聞けるよう調整するセカンドオピニオンセンターを開設しました。

千葉市中央区にある千葉県がんセンターでは、7年前から去年2月までの間に腹くう鏡を使った手術を受けた患者11人が相次いで死亡し、第三者の検証委員会は、多くのケースで手術方法の選択や患者への説明などに問題があったと指摘しています。
これを受けてがんセンターは、患者に納得して治療方法を選択してもらうため、主治医以外の医師から治療に関する意見が聞けるよう調整するセカンドオピニオンセンターを開設しました。
10日の開所式で永田松夫病院長は「セカンドオピニオンは患者にとって当然の権利であり、しっかりと相談に応じてほしい」と述べました。
セカンドオピニオンセンターでは、看護師や社会福祉士が患者からの相談に応じ、別の病院の医師など主治医以外の医師を紹介するほか、ほかの病院の患者ががんセンターの医師の意見を聞きたいと希望した場合も対応するということです。
セカンドオピニオンセンターの浜野公明センター長は「セカンドオピニオンを聞きたいとなかなか言いだせない患者もいるので、センターを通じてそうした患者を支援していきたい」と話しています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150810/k10010184951000.html


自前で「セカンドオピニオン」って、おかしくね?(笑)。
それじゃ、サードオピニオンも必要になるな…


(おまけ)

[地球を読む]がん教育 幼少期からの開始が効果的 垣添忠生 日本対がん協会会長
2015年2月15日3時0分 読売新聞
http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20150215-118-OYTPT50088

[地球を読む]子宮頸がん検診 検査併用早期発見に有効 垣添忠生 日本対がん協会会長
2015年6月21日3時0分 読売新聞
http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20150621-118-OYTPT50124

[地球を読む]寄付の文化 活動収入苦戦 米の0.3%…垣添忠生 日本対がん協会会長
2015年11月29日3時0分 読売新聞
http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20151129-118-OYTPT50143

[地球を読む]死別の悲しみ がん対策 遺族のケアも…垣添忠生 日本対がん協会会長
2016年4月3日3時0分 読売新聞
http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20160403-118-OYTPT50156

[地球を読む]これからの検診 難治がん発見 進む新技術…垣添忠生 日本対がん協会会長
2017年2月5日5時0分 読売新聞
http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20170205-118-OYTPT50018

[地球を読む]がんサバイバー 患者共助 支援へ新クラブ…垣添忠生 日本対がん協会会長
2017年5月14日5時0分 読売新聞
http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20170514-118-OYTPT50077

[地球を読む]臓器移植法20年 提供低迷 生かされぬ善意…垣添忠生 日本対がん協会会長
2017年9月24日 読売新聞
http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20170924-118-OYTPT50158

[地球を読む]がん放射線治療 「医学物理士」 国家資格に…垣添忠生 日本対がん協会会長
2018年2月4日 読売新聞
http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180204-118-OYTPT50105


>垣添忠生氏 1941年生まれ。東大医学部助手などを経て国立がんセンター病院勤務。手術部長、院長、総長、名誉総長を歴任。2007年3月から現職。



( 上に「がん対策」あれば、下に「セカンドオピニオン」あり へ続く)

(2015年8月10日)(追記9/24、12/1、2016/4/3、2017/2/5、2017/5/14、2018/2/4)

207 件のコメント:

  1. 3月22日 よみうり寸評

     かつて乳がんになった女性は、手術で乳房を失うのが常だった。それに異を唱えたのが慶応大の近藤誠医師である。乳房を残す治療でも効果は同じという海外の報告を基に、いち早く温存療法を実践し、従来の手術法を糾弾する論文を書いた◆外科医たちの怒りを買い、教授から他病院への転出を求められるが、拒絶して発言を続けた。やがて乳房温存療法が普及し、切除手術はすたれる◆その後に出した著書「患者よ、がんと闘うな」は、さらに大きな論争を巻き起こした◆「がんの9割は、抗がん剤では治らない」「手術しなくて済む場合でも、大勢が手術されている」「がん検診が有効という証拠はない」◆がん治療の「常識」を疑問視した主張は医学界の反発を招く一方、医療のあり方に一石を投じた。医師の話を 鵜呑うの みにせずに、患者自ら治療法を選ぶことが大切だと◆近藤医師は今月末、大学を定年退職する。今後は東京都内に開いたセカンドオピニオン外来で相談に応えるという。反骨精神は、どう発揮されるか。

    2014年3月22日15時0分 読売新聞
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20140322-118-OYTPT50220
    http://koibito2.blogspot.jp/2013/09/blog-post_25.html?showComment=1395589642196#c6714646212868113687

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    1. 「医者に殺されない47の心得」反響から…がん治療 戸惑う家族ら
      2013年10月10日15時1分 読売新聞

       慶応大病院放射線科講師、近藤誠さん(64)の『医者に殺されない47の心得』(アスコム)が100万部を突破した。7000通を超す読者はがきからは、現代医療に戸惑う患者や家族の姿が浮かびあがる。(鈴木敦秋)

      患者の心置き去り

       <がんで入院した70歳代の父が「家にいたい」と願ったのに、「医者の言うことを聞け」と叱りつけてしまった。父は過剰な抗がん剤に苦しみ、1か月後に病院で亡くなった。悔やんでも悔やみきれない>(40歳代男性)

       <86歳の母が胃がんで亡くなった。5年間、緩和治療だけで過ごし、苦しまずに最期を迎えた。それでも、「手術すればよかったか」と悩み続けた。本を読んで「私は間違っていなかった」と涙が出た>(60歳代女性)

       読者からのはがきには、「私が」「私の父が」と、体験がびっしりと書き込まれている。多くが、治療の選択を巡る迷いや後悔だ。

       「医師は患者の人生を考えてくれているのか」「手術や腫瘍を小さくすることにしか関心がないのでは」など、患者の気持ちや意思を置き去りにした治療への疑問も多い。「場合によっては、治療をしないことで、苦しまず、寿命も延びる可能性があることを知り、勇気づけられた」と、近藤さんが示す、がん放置療法という選択肢に驚き、感謝する感想も目立つ。

       こうした患者側の心情を理解する医療関係者からのはがきも少なくない。

       陽子線治療など高額の最先端治療を受けられるようにと、がん保険に入っても、がんへの恐怖心は消えない。医師とのコミュニケーション不足が不安で、過剰になりがちな治療は「何だかおかしい」と感じる。本やネットに医療情報はあふれるが、誰を信じればよいか分からない。本心では、「死」よりも「よりよく生きる」ことだけを考えたい――。

       そんな思いを持つ患者や家族は、「医者に殺されない」というタイトルを、扇情的ではなく、身近な問題として受け止めたようだ。

       「医療に対する過信と不信が同居する時代になった。がんをたたく手段にばかり目がいき、患者の生活は二の次という治療を批判した近藤さんの20年来の主張に、ようやく社会の感覚が追いついてきた」と、社会と医療の関係に詳しい医師の粂和彦・名古屋市大薬学部教授は指摘する。

       本書は、昨年12月刊行。抗がん剤治療やがん手術の“害”の話に加え、「『老化現象ですよ』と言う医者は信用できる」「一度に3種類以上の薬を出す医者を信用するな」など、医者選びのコツや医療の受け方を具体的に解説した。

       出版社によると、刊行当初、中核になった読者は50~70歳代の女性。一人が10冊購入し、「良書だから」と知人に配る形で人気が広がった。購読者は12歳から90歳代と幅広く、9割は本書で初めて近藤さんを知ったという。

       近藤さんは4月から、東京・渋谷でがんのセカンドオピニオン外来を始め、すでに1100人から相談を受けた。「どんな医療を受けたいのか、患者がもっと主体的に考えるべきだ。この本をそのきっかけにしてほしい」と語る。

       ◆こんどう・まこと 東京都生まれ。現在では一般的になった乳がんの乳房温存療法のパイオニア。『患者よ、がんと闘うな』『抗がん剤は効かない』『がん放置療法のすすめ―患者150人の証言』など著作活動の功績とあわせ、昨年、第60回菊池寛賞を受賞。がん治療に関する見解を巡っては、医療界で論争が続いている。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20131009-118-OYTPT00923

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    2. [ベストセラー怪読]『医者に殺されない47の心得』 近藤誠著(アスコム、1100円)
      2013年4月1日15時1分 読売新聞

      ◇命の人任せ 戒める…河合香織(ノンフィクション作家)

       本書はすでに51万部を突破しているそうだ。これほど読まれているのは、多くの人が現在の標準医療に不信感を持っているからであろう。私もまた医療で手痛い目にあったことがある。有名な病院だから、経験豊富な医師に任せればいい、と安易に考えていた。

       著者の論旨は明瞭だ。「病院によく行く人ほど、薬や治療で命を縮めやすい」ということ。医者にかかれば「異常」が見つかり、薬を飲んだり手術をすることになる。だが、薬のほとんどに病気を治す力はなく、むしろ副作用が大きい。抗がん剤は効果がないことが多く、がんも放置するのが一番だと。

       著者は乳房温存療法のパイオニアとして、抗がん剤や手術の危険性を啓発してきたことを受けて、昨年菊池寛賞を受賞。この本はこれまでの著者の主張からすると目新しいことはないように思えるが、啓発書の中でもさらに読みやすく平易だ。

       本書が提唱するライフスタイルを実行しようとすれば、医者には行かず検診も受けず、CTも当然撮らず、インフルエンザの予防接種もしない。体重、コレステロールは減らさず、毎日タマゴと牛乳を取り、コンブやワカメは食べ過ぎず、ビールはロング缶2缶までは百薬の長。

       ほぼ正反対のことをしてきた自分に呆あきれかえる。著者の説が正しいかは判断がつかないが、それでもあれもやってしまった、これもやってしまったと、それだけで病気になってしまいそうな気さえする。

       細々としたことまで書かれているが、つまるところ要点は、自分の命なんだから医者任せにせずに自ら調べてよく考えて判断しろ、ということ。病院や医者よりもむしろ、自分の命を人任せにしてしまっていたことこそ問題なのだろう。

       当然のことながら、著者も医者であるから、本書もまた盲信すべきではないだろう。ただ、情報は多い方がいい。命を縮めるような選択をしないための一つの考え方を提示してくれていることは間違いない。
      ◆11刷51万部

      恐怖   ★★★★
      目新しさ ★★
      実用   ★★★★

      ■こんどう・まこと 1948年生まれ。慶応大医学部講師。専門は、がんの放射線治療。著書に『患者よ、がんと闘うな』ほか。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20130331-118-OYTPT01368

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  2. 『がんとの賢い闘い方―「近藤誠理論」徹底批判―』(大場 大・著)も、物議を醸す
    一冊かもしれません。数々のベストセラーを出し、「がんもどき理論」で知られる
    近藤誠医師を冷静かつ医学的に批判をしています。「がんは放置せよ」といった
    近藤氏の主張のどこがおかしいか。ここまできちんと検証して批判した本は
    これまでになかったと思います。批判だけではなく、最新の「正しい医学知識」も
    書かれているので、患者さんや家族の必読書です。

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    「新潮新書」メールマガジン[296号]
    2015年8月10日
    http://www.shinchosha.co.jp/mailmag/

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    1. がんとの賢い闘い方―「近藤誠理論」徹底批判―
      大場 大/著
      発売日:2015/08/12
      http://www.shinchosha.co.jp/book/610632/

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  3. [顔]がん研有明病院長に就任した…山口俊晴さん 67
    2015年8月16日3時0分

     先月から、日本最大のがん専門病院を率いる。目下の懸案は治療設備の拡充だ。手術を待つ患者は今、約1000人に上る。「がん患者にとって、待つのはつらいもの。一刻も早く治療できるようにしたい」

     胃外科医として腹腔鏡ふくくうきょう手術の普及に尽力した。この病院では今、6割以上の胃がん手術で腹腔鏡を使う。治療は「早い、安い、うまい」がモットーだったが、最近「安い」と「早い」の順序を替えた。「安全、安心こそ一番大事だから」という。

     腹腔鏡手術の死亡事故が起きた群馬大病院に対し、高度医療を担う「特定機能病院」取り消しを決めた厚生労働省の審議会では、委員として厳しい論陣を張った。医療安全と先端医療は、車の両輪と考えるからだ。特定機能病院のトップとなり、「ひとごとではない」と手綱を引き締める。

     医師に必須の能力は「国語力」と言い切る。「患者の話をよく理解し、顔を見ながら、わかりにくそうなら言い換え、不安そうなら優しい言葉で気持ちを和らげる。医師は、それができなければ」

     患者と向き合う視点が、常に考え方の根幹にある。

    (医療部 高梨ゆき子)
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20150816-118-OYTPT50039

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    1. ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)は、胃がんの原因なのかな?(笑)。

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  4. ファイザー、抗がん剤など重い副作用の報告漏れ
    2015年8月28日13時18分

     製薬大手ファイザー(東京)が、抗がん剤などの医薬品の重い副作用約200人分を期限内に国へ報告しなかったとして、厚生労働省は9月にも、医薬品医療機器法(旧薬事法)に基づき同社に業務改善命令を出す方針を固めた。

     副作用情報に関する社内体制の不備が原因で、同省は再発防止策の策定などを同社に求める。

     関係者によると、今回の副作用報告漏れは同社の社内調査で発覚した。医療情報担当者は重い副作用の情報を把握していたものの、安全管理責任者まで報告が上がっていなかったケースが、2008年頃からあったという。同法では、副作用の重大性などに応じて、15日以内または30日以内に厚労相への報告を義務付けている。

     同社広報部は「現段階でのコメントは差し控えたい」としている。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20150828-118-OYT1T50022

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    1. 副作用のない抗がん剤は存在しないだろうし、効果のある抗がん剤っていうやつもどれくらいあるのか知れたものじゃない、というのも確からしい…

      要は、自己免疫疾患、免疫状態、体調のコントロールが根本の問題…

      薬に頼っても治るっていう疾患疾病じゃないらしい。

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  5. 免疫のブレーキ解除→攻撃力回復…「がん免疫療法」逆転の発想
    2015年8月30日3時0分

     新しいがんの免疫治療法が注目されている。従来のように免疫の攻撃力を高めるのではなく、がん細胞によってブレーキがかかっていた免疫の攻撃力を回復させる逆転の発想だ。抗がん剤が効きにくかった皮膚のがん(悪性黒色腫)で、新薬が昨年9月に国内で発売された。肺がんでも効果が確認され、国内で効能の追加承認申請がされているほか、腎臓、頭頸部とうけいぶ、胃、膀胱ぼうこう、食道などのがんでも、臨床試験で有望な結果が得られ始めている。(杉森純)

     免疫は、異物を攻撃、排除する身体の仕組みだ。免疫の力を利用して、がんを治療しようという発想は19世紀からある。近年は、がん細胞の一部をワクチンとして投与して免疫細胞を刺激したり、免疫細胞を増やして攻撃力を高めてから体に戻したりする治療法も行われている。しかし、一部に効果の高い人はいるものの、ほとんどが有効性を科学的に証明できなかった。

     原因の一つは、がん細胞が免疫の攻撃力にブレーキをかけてしまうためだ。

     免疫はもろ刃の剣だ。暴走すると、自分自身の正常な細胞まで攻撃してしまう。それを防ぐため、免疫はアクセルとブレーキで精密に制御されている。がん細胞はこの仕組みを悪用してしまうのだ。

     「免疫チェックポイント阻害薬」と呼ばれる新しいタイプの治療薬は、ブレーキを解除して、がん細胞が免疫の攻撃から逃れられないようにする。

     小野薬品工業が昨年9月に発売した「オプジーボ」は、「PD―1」というブレーキの一つを抑える。国内の臨床試験で悪性黒色腫の患者の23%でがんが縮小または消滅。がんが大きくならない患者も43%いた。

     「期待の高かった免疫治療が、本当の意味で薬になった」と、国立がん研究センター中央病院の北野滋久さんは評価する。北野さんは、一部の患者では薬の投与を終えても、効果が長期間持続することに注目。「がんの治癒も夢でなくなるかもしれない」と話す。

     肺がんの中で最も患者の多い腺がんなどでも、進行患者を対象とした臨床試験で、死亡や病気が進行するリスクを標準治療に比べ27%減らし、患者の生存期間を延長する効果が確認された。がん研究会有明病院呼吸器内科部長の西尾誠人さんは「肺がんの治療が大きく変わる」と期待する。

     5社以上の大手製薬企業が免疫チェックポイント阻害薬の開発を進めている。抗がん剤、分子標的薬、免疫治療、放射線治療など既存の治療と組み合わせる試験も行われ、高い効果が得られる可能性もある。

     ただ、課題はまだ多い。従来の治療に比べて、効果が高いが、それでも顕著にがんが縮小するのは2、3割ほどの患者に過ぎない。

     オプジーボでは下痢や腸、肺、肝臓の炎症のほか、まれだが重篤な自己免疫疾患に似た副作用が出ている。関節リウマチなどの自己免疫疾患のある人は、特に注意が必要だ。

     保険が認められるが、悪性黒色腫の薬価(3週間に1回、体重60キロ)は88万円。肺がんなど患者が多いがんでも承認されると、医療費は膨大なものになる。

     北野さんは「医療費を抑えて、安全に新薬を使うために、どんなタイプの患者に効果があり、どんなタイプに重篤な副作用が出るのか予測する技術の開発が何より重要」と強調する。

    「チェックポイント阻害薬」開発加速

     がん細胞を主に攻撃するのは、「T細胞」と呼ばれる免疫細胞だ。T細胞は、複数のアクセルとブレーキで制御されている。アクセルとなるのは、細胞表面の「CD28」「4―1BB」などのたんぱく質。ブレーキは「CTLA―4」「PD―1」などのたんぱく質で、これらのたんぱく質に、がん細胞などのたんぱく質が結合すると、アクセルやブレーキが働く。

     PD―1は、京都大学の本庶佑ほんじょたすく名誉教授らが1992年に発見。2002年にPD―1の働きを抑えると免疫活性が増大することをマウスで明らかにして、免疫チェックポイント阻害薬の開発が一気に加速した。

     現在、CTLA―4とPD―1に結合して、ブレーキを解除する薬が実用化されている。どのたんぱく質を標的にするかによって、薬の効き目や副作用も異なる。

     CTLA―4とPD―1を比べた場合、PD―1を標的にした方が幅広いがんに効き、副作用も少ない傾向にある。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20150829-118-OYTPT50460

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  6. 製薬5社 重い副作用の46人を報告せず
    9月2日 1時35分

    国内の5つの製薬会社が、薬の投与で重い副作用が出ていた合わせて46人について、国に報告していなかったことが分かりました。厚生労働省は5社に対して、詳しい報告を求めるとともに再発防止策を取るよう指示しました。

    大手製薬会社ノバルティスファーマが抗がん剤などの副作用を国に報告していなかった問題を受け、厚生労働省はことし2月、国内に事業所がある272の製薬会社を対象に、副作用の報告が適切に行われているか調査を行いました。
    その結果、東京・新宿区にあるブリストル・マイヤーズなど5社が、それぞれ製造・販売した抗がん剤や抗血栓薬を投与された患者に重い副作用が出ていたにもかかわらず、営業担当の社員が安全担当の部署に伝えず、法律で定められた国への報告を行っていなかったことが分かったということです。
    副作用が報告されていなかったのは合わせて46人で、その内訳は、ブリストル・マイヤーズが30人、藤本製薬が6人、セルジーンが5人、ヤンセンファーマが4人、武田薬品工業が1人でした。
    厚生労働省は5社に対して、副作用の詳しい内容の報告を求めるとともに再発防止策を取るよう指示しました。
    最も多い30人の副作用を報告していなかったブリストル・マイヤーズは「深く反省している。改めて全社員に教育を行い再発防止を徹底したい」と話しています。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150902/k10010212991000.html

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  7. 胃がん発症確率低いタイプ調査 ピロリ菌と胃炎ない人
    2015/09/02 17:53 【共同通信】

     国立がん研究センターのチームは2日、血液検査でピロリ菌と萎縮性胃炎のいずれもないと判定された40~70歳の人が10年間で胃がんになる確率は0・04~0・63%と極めて低いとする大規模調査結果を発表した。この検査はABC検診と呼ばれ、胃がんのリスク判定や除菌の判断材料として、自治体や企業の健康診断で広がっている。

     チームは、1993年に6府県に住んでいた40~69歳の健康な人で、血液を提供した約1万9千人を2009年まで追跡。胃がんの発症と血液検査、生活習慣の関連を分析した。
    http://www.47news.jp/CN/201509/CN2015090201001416.html

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  8. 卵巣がんで新治療薬の効果確認 京大研究グループ
    9月9日 6時39分

    ヒトの体内に出来たがん細胞は、特殊な信号を出して免疫による攻撃を受けないようにしていますが、この信号を遮断する新しいタイプの治療薬を卵巣がんの患者20人に投与したところ、半数近くでがんがなくなったり、進行が止まったりする効果が確認されたと京都大学の研究グループが発表しました。

    この臨床研究は、京都大学の濱西潤三助教などのグループが「抗PD-1抗体薬」という新しいタイプの治療薬を使って行いました。
    ヒトの体内にがんができると免疫細胞が攻撃しようとしますが、がん細胞は特殊な信号を出してこの働きを抑え、増殖を続けることが最近の研究で分かってきています。新たな治療薬は、がん細胞が出すこの特殊な信号を遮断するもので、研究グループは、ほかの治療法では効果が見られない卵巣がんの患者20人に2週間に1回のペースで1年間投与しました。その結果、2人の患者でがんがなくなったほか、7人でがんが小さくなったり進行が止まったりする効果が確認できたということです。
    この治療薬は、皮膚がんの治療薬としてはすでに国内でも承認され医療現場で使われているほか、20種類以上のがんについて世界各地で臨床試験が行われているということです。
    濱西助教は、「高い効果が確認されとても驚いた。新たな治療法として期待できる」と話しています。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150909/k10010221251000.html

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    1. 薬がきいてんだか、自然治癒してんだかしれたものじゃないな…

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    2. 免疫活性化する新薬、卵巣がんでの効果確認
      2015年9月10日7時31分

       免疫を再活性化するタイプの新しいがん治療薬の投与により、卵巣がん患者の一部で腫瘍を消失させる効果を臨床試験(治験)で確認したと、京都大の浜西潤三助教(婦人科腫瘍学)らのグループが発表した。

       この治療薬は小野薬品工業が昨年9月に発売したニボルマブ(商品名オプジーボ)。免疫反応のブレーキを解除してがん細胞を攻撃するよう体内で働き、腫瘍を縮小させる。皮膚がんの一種である悪性黒色腫の治療薬として承認された。現在、肺がんで適応拡大の承認申請がされている。

       グループは、卵巣がんの手術後にがんが再発し、抗がん剤も効きにくくなった患者20人に対する治験で、この薬を2週間ごとに計4回投与。2人は腫瘍が完全に、1人は部分的に消えた。6人に腫瘍が大きくならないという抑制効果があった。一方、10人は効果が全く見られず、残りの1人は評価ができなかった。

       論文は9日、米医学誌電子版に掲載された。

       杉山治夫・大阪大特任教授(腫瘍免疫学)の話「一部とは言え、抗がん剤治療が期待できない患者に効果があったのは大きな成果。免疫の強さには個人差があり、実用化するには薬が効きやすい人を絞り込む研究も必要だ」
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20150909-118-OYT1T50059

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  9. がん薬物療法、10年で悩み倍増…新薬も影響か
    2015年9月9日10時58分

     がん患者の身体的苦痛に関する悩みのうち、抗がん剤などの薬物療法に関するものが占める割合が、最近10年間で2倍以上に増えたとするアンケート結果を8日、静岡県立静岡がんセンターが発表した。

     薬物療法の広がりや新薬の登場で副作用に悩む患者が増えたことなどが背景にあるとみられる。

     同センターは、全国のがん患者やがんの経験者に悩みを聞くアンケートを2003年に7885人、13年に4054人に行い、自由記述部分の回答を分類、集計して変化を調べた。全体の悩みのうち、がんの痛みや薬の副作用など「身体の苦痛」に関する悩みが占める割合は15%から23%に増え、そのうち薬物療法に関するものは19%から43%に大幅に増えていた。治療法や病院の選択など「診療上の悩み」の割合も13%から19%に増えた。

     一方で、不安や生き方など「心の苦悩」に関する悩みが占める割合は、53%から37%に減っていた。山口建・同センター総長は「医療の進歩で、漠然とした心の不安より、治療法選択や薬の副作用など具体的な悩みが相対的に増えている」と話している。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20150909-118-OYT1T50014

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    1. がん治療に関わっているヒトビトは、カラダの免疫力や防御機構に関して、本心ではどのように認識しているのだろう…

      トンデモない裏表がありそうでとってもコワいヒトビト…

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  10. 大腸がん検査、毎年受けて…光仁会第一病院長
    2015年9月12日1時24分

     光仁会第一病院(東京都葛飾区)の杉原健一院長が11日、BS日テレの「深層NEWS」に出演し、近年患者数が急増している大腸がんの早期発見の重要性について解説した。

     杉原院長は、食生活の欧米化や高齢化が患者の増加の背景にあることを説明し、「適切に治療をすれば、治りやすいがん」と強調した。

     また、大腸がんの初期症状として、粘液や血液が便に混じることや、残便感がある点などを指摘した上で、「自治体や企業などで実施している便の潜血検査を毎年受けてほしい」と訴えた。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20150911-118-OYT1T50179

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    1. 「検査」で「患者」を生産するシステム…

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  11. がん生存率:5年後、地域でばらつき 国立センター初公表
    毎日新聞 2015年09月14日 20時24分(最終更新 09月14日 20時48分)

     国立がん研究センターは14日、全国のがん診療の拠点病院から集めたデータを基に、がんと診断された人の命を治療によってどれくらい救えるかを示す「5年相対生存率」を都道府県別に初めて公表した。胃、肝臓、肺がんは都道府県によってばらつきが大きく、同センターは「各都道府県は生存率の背景を分析して、がん対策に役立ててほしい」と話している。

     対象は、2007年に患者の多い五つのがん(胃、肝臓、肺、大腸、乳房)と診断された人。全国293病院にデータ提供を呼び掛け、そのうち177病院の約17万症例(15〜99歳)を対象に分析した。提出したデータが基準に満たさない山梨、三重、奈良、岡山、徳島、宮崎、鹿児島の7県は除外した。

     がん全体の5年相対生存率は64.3%。胃がん(71.2%)、大腸がん(72.1%)、乳がん(92.2%)は高めだったが、肝臓がんは35.9%、肺がんは39.4%と低めだった。

     都道府県別では、胃がんは東京(78.8%)、福井(77.7%)の生存率が高かった。年齢の若い患者が多く、早期にがんが見つかる割合が高いことが背景にあるという。一方、肺がんの沖縄(20.0%)、肝臓がんの香川(22.6%)、鳥取(23.1%)などは生存率が低く、これらのがんは進行がんで見つかったり、手術ができなかったりする症例が比較的多かった。大腸がん、乳がんは都道府県による生存率のばらつきが少なかった。

     同センターがん対策情報センターは「拠点病院の一部の限られたデータだが、患者にとって一つの目安になるだろう」と説明する。

     集計結果は同センターのホームページ(http://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/brochure/hosp_c_reg_surv.html)で公表している。【下桐実雅子】
    http://mainichi.jp/select/news/20150915k0000m040062000c.html

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    1. がん「5年相対生存率」 都道府県別を発表
      9月14日 20時50分

      国立がん研究センターは、がん患者の命を治療によって、どのくらい救えたかを示す「5年相対生存率」について全国40の都道府県別のデータを初めて発表しました。各都道府県ががん医療の弱点を分析し、生存率の向上に努めてほしいとしています。

      がんの「5年相対生存率」は、がん患者を治療によって、どのくらい救えたかを示すもので、特定の年齢の日本人が、5年後も生存している確率を100%とした場合に、同じ年齢のがん患者が、治療後に何%生存しているかという形で示します。今回のデータは、国立がん研究センターが、平成19年に全国177のがん拠点病院で治療を受けた患者およそ16万8000人のデータをもとにまとめました。
      それによりますと、胃がんや肝がん、それに乳がんなどすべてのがんを合わせた「5年相対生存率」の全国平均は64.3%でした。また、都道府県別では、最も高かったのは、東京都で74.4%、次いで、長野県が70.5%、新潟県が68.9%で、最も低かったのは、沖縄県の55.2%でした。
      また、がんの部位ごとに生存率の全国平均をみますと、乳がんが最も高く92.2%、次いで大腸がんが72.1%、胃がんが71.2%、肺がんが39.4%、肝がんが35.9%でした。また、これを都道府県別にみますと、乳がんでは長野県が最も高く96.1%、青森県が最も低く81.1%、大腸がんでは香川県が最も高く79.6%、青森県が最も低く63%、胃がんでは東京都が最も高く78.8%、群馬県が最も低く60.9%、肺がんでは、長崎県が最も高く50.7%、沖縄県が最も低く20%、肝がんでは富山県が最も高く51.3%、香川県が最も低く22.6%で、いずれのがんでも、がんを早期発見できた患者の割合が高い都県で生存率が高くなる傾向が見られました。
      ただ、今回のデータは、治療から5年後の患者の状況が9割以上の割合で確認できた医療機関しか含まれておらず、例えば東京では、17あった拠点病院のうち、3つの病院のデータしか反映されていません。このため都道府県別のがんの治療レベルをそのまま表すものではありませんが、がんの早期発見ができているのかなど、がん医療の弱点を分析するのに役立つということです。
      データをまとめた西本寛がん統計研究部長は、「都道府県は結果を分析し、生存率の向上につながる対策を見つけて推進してほしい。また、今後は病院ごとの生存率を出せるようにしてがん医療の質の向上につなげたい」と話しています。
      http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150914/k10010234371000.html

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    2. なあんだ、新たな「がん対策」政策創生ミッションの撒き餌の仕込みか…

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    3. がん5年後生存率、64・3%…拠点病院集計
      2015年9月14日23時29分

       国立がん研究センターは14日、がん患者の完治の目安とされてきた5年後の生存率を公表した。

       全国にあるがん診療連携拠点病院で患者情報の登録を始めてから初の集計。全てのがんの平均は64・3%だった。

       同センターは、報告のなかった宮崎県を除く全国46都道府県の計177拠点病院で、2007年にがんと診断され治療を始めた患者延べ約17万人の情報を集計。がんと診断された人が5年後に生存している割合を日本人全体で5年後に生存している割合で割った「相対そうたい生存率」を分析した。相対生存率は、単純な生存の割合ではなく、がん以外の病気による死亡の影響が除外されており、がんの医療の質を評価する指標として国際的に使われている。

       分析によると、胃がんで71・2%、大腸がんで72・1%、肝臓がんで35・9%、肺がんで39・4%、女性の乳がんで92・2%となった。

       地域別にみると、胃がんで東京都が78・8%、北海道が61・6%になるなど、差があった。早期に診断を受けて、手術治療を受ける患者の割合が高い地域では、相対生存率が高い傾向がみられた。同センターは検診受診による早期発見、早期治療を勧めている。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20150914-118-OYT1T50070

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  12. 皮膚がん治療薬の副作用で注意喚起
    9月16日 15時07分

    皮膚がんの治療薬を投与された80代の女性患者が全身の筋力が低下して死亡していたことが分かり、厚生労働省は薬の投与との因果関係が否定できないとして、製薬会社に対して薬の添付文書を改訂し、注意を呼びかけるよう指示しました。

    この薬は、大阪市に本社がある小野薬品工業が製造・販売する「オプジーボ」で、ほくろのがんとも呼ばれる皮膚がんの「メラノーマ」の治療薬として去年7月に発売され、この1年間におよそ900人の患者に投与されています。
    厚生労働省によりますと、薬を投与された患者6人が全身の筋力が低下する「重症筋無力症」や「筋炎」を発症し、このうち80代の女性が死亡したということです。厚生労働省は、薬の投与と症状の因果関係が否定できないとして製薬会社に対し薬の添付文書を改訂し、重大な副作用として注意を呼びかけるよう指示しました。
    この薬は体の免疫機能を弱める「PDー1」というタンパク質の働きを妨げることで免疫にがん細胞を攻撃させてがん細胞の増殖を抑えるのが特徴で、去年6月、世界で初めて日本で承認されました。
    小野薬品工業は「薬が安全に投与されるよう、医療機関に情報を提供していきたい」と話しています。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150916/k10010236941000.html

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  13. [キーワード:がん ペプチドワクチン]
    https://kaken.nii.ac.jp/p?qb=%E3%81%8C%E3%82%93%20%E3%83%9A%E3%83%97%E3%83%81%E3%83%89%E3%83%AF%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%B3&c=50&o=1
    https://kaken.nii.ac.jp/r?qb=%E3%81%8C%E3%82%93%20%E3%83%9A%E3%83%97%E3%83%81%E3%83%89%E3%83%AF%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%B3&c=200&o=4

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    1. がんペプチドワクチン療法 - 東京大学医科学研究所
      https://www.google.co.jp/search?q=%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E5%8C%BB%E7%A7%91%E5%AD%A6%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80+%E3%81%8C%E3%82%93+%E3%83%9A%E3%83%97%E3%83%81%E3%83%89+%E3%83%AF%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%B3

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    2. 研究課題の研究分野
      代表 人類遺伝学
      その他 精神神経科学 消化器外科学 分子生物学 国際法学

      研究課題のキーワード
      代表 癌抑制遺伝子 APC遺伝子 家族性大腸腺腫症 分子標的治療 染色体欠失 乳癌 分子標的 オーダーメイド医療 がんの個性診断 遺伝子診断 大腸癌 若手支援 リンパ節転移 染色体転座 遺伝子増幅 抗がん剤感受性 民族疫学 ATL発がん機序 発症前診断 MCC遺伝子 免疫治療 胃癌 アカデミア創薬 化学予防 腎癌 GML遺伝子 遺伝性乳癌遺伝子 抗がん剤 p53遺伝子 発現情報解析 ゲノム NF1遺伝子 ATL発症リスク 薬剤耐性 p53 放射線治療 プロヒビチン遺伝子 RFLP がん分子標的薬剤 放射線療法 抗癌剤 アポトーシス 分子疫学コーホート研究 第8染色体 CSR遺伝子 プロテオミクス 化学療法 病理形態学 BAI1遺伝子 遺伝子治療 遺伝子改変マウス SNP 染色体地図 国際交流 がん化学予防 マイクロアレー 免疫療法
      https://kaken.nii.ac.jp/d/r/70217909.ja.html

      ほんとうのところは、いったいぜんたい何屋さんなのだろう…

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    3. 発がんと発がん防御の基礎的研究
      笹月 健彦SASAZUKI, Takehiko
      研究期間 : 1999年度~2004年度
      https://kaken.nii.ac.jp/d/p/11178101.ja.html

      >研究分担者

      中村 祐輔
      研究者番号:70217909
      東京大学・医科学研究所・教授

      鎌滝 哲也
      KAMATAKI, Tetsuya
      研究者番号:00009177
      北海道大学・大学院薬学研究科・教授

      野田 哲生
      NODA, Tetsuo
      研究者番号:10183550
      東北大学・大学院医学系研究科・教授

      石川 冬木
      ISHIKAWA, Fuyuki
      研究者番号:30184493
      京都大学・大学院生命科学研究科・教授

      伊東 恭悟
      ITOH, Kyogo
      研究者番号:50125499
      久留米大学・医学部・教授

      丹羽 太貫
      NIWA, Otsura
      研究者番号:80093293
      京都大学・放射線生物研究センター・教授

      研究概要(最新報告)

      本領域は、発がんの分子機構の解明を第一の目標とし、第二に細胞のがん化防御およびがん化した細胞の排除機構の解明を目指し、併せてがん研究の最終目標であるがん克服のための道を拓くことを目的とした。発がんの分子機能の解明のために、研究対象を分子・細胞レベル、臓器・個体レベル、家系・集団レベルにそれぞれ設定し、遺伝子および染色体の構造の安定性と機能発現のダイナミクスに関する恒常性維持機構、内的外的発がん要因によるこれらのゲノム維持機構の破綻と細胞のがん化の関連、新しい発がん関連遺伝子の同定および既知遺伝子も含めたこれら遺伝子群の変異に引き続く多段階発がんの分子細胞生物学的機構、を解明することを目指した。一方、発がん防御の分子機構の解明に当たっては、生体が備え持つ数々の恒常性維持機構によるがん化の防御、免疫系によるがん細胞の排除機構を分子レベルで解明することを目指した。

      DNA二本鎖切断によるチェックポイントの活性化、二本鎖切断の相同組換え機構と、それらの破綻と発がんの関係が明らかにされた。ヘリコバクター・ピロリ菌と胃がんとの関係が確立され、そのがん化機構の鍵となる分子が発見された。動物個体を用いてのがん関連遺伝子の機能解析により、Wntシグナル、Shhシグナル、PI3-Akt経路といったシグナル伝達系が生体内において果たしている役割と発がんにおけるこれらの活性化の重要性も明らかとなった。胃がん発症に関与する遺伝子の候補領域が同定され、21番染色体候補領域から胃がん感受性遺伝子が同定された。多数の癌関連抗原を同定すると同時に、NK細胞活性制御に関与する分子同定の分野やTヘルパー細胞の癌排除における役割、NK細胞やマクロファージなどの自然免疫系の特異免疫誘導における役割の分子レベルの解明も行われ、これら基礎研究成果の臨床応用のための探索的臨床研究の進展もみられた。

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    4. がん研究の総合的推進に関する研究
      鶴尾 隆TSURUO, Tahashi
      研究期間 : 1999年度~2005年度
      https://kaken.nii.ac.jp/d/p/11177101.ja.html

      研究分担者

      中村 祐輔
      NAKAMURA, Yusuke
      研究者番号:70217909
      東京大学・医科学研究所・教授

      高井 義美
      TAKAI, Yoshimi
      研究者番号:60093514
      大阪大学・大学院医学系研究科・教授

      笹月 健彦
      SASAZUKI, Takehiko
      研究者番号:50014121
      国立国際医療センター・総長(研究職)

      谷口 維紹
      TANIGUCHI, Tadatsugu
      研究者番号:50133616
      東京大学・大学院医学系研究科・教授

      田島 和雄
      TAJIMA, Kazuo
      研究者番号:30150212
      愛知県がんセンター・研究所・部長(研究職)

      研究概要(最新報告)

      総括班:研究期間内の毎年2回のがん特定領域6領域合同での研究代表者会議、夏、冬のシンポジウムを行った。また、がん、ゲノム、脳のミレニアム3領域合同でのシンポジウム、トランスレーショナルリサーチワークショップ、がん特定国際シンポジウムを開催した。総括班会議を開催し各領域の研究調整及び推進を行った。平成17年度には、「特定領域研究がん」の主要な成果を、次代を担う学生、若い研究者などを対象とした「がん研究のいま」シリーズとして、「発がんの分子機構と防御」「がん細胞の生物学」「がんの診断と治療」「がんの疫学」の4冊にまとめた本を刊行した。

      研究資材委員会:総分与数9300に達する腫瘍細胞株の供給を行ってきた。DNAバンクを設立し発足させる準備が進んでいる。

      スクリーニング委員会:9種の異なるスクリーニング系からなる抗がん活性評価系によって、これまでに約1500個の化合物を評価した結果、様々な特徴を持つ新規抗がん剤候補物質を見出した。

      研究交流委員会:290件の派遣を行い、日独、日仏、日韓、日中のワークショップを開催した。

      若手支援委員会:若手研究者ワークショップを開催し、延べ542名の参加者を得、18件の共同研究を採択した。

      がんゲノム委員会:臨床がん検体988症例、ヌードマウス移植腫瘍85検体(9臓器由来)、がん細胞株39株について遺伝子の発現情報解析を終了し、データベース化を行っている。腫瘍バンクについては、合計8000症例近い腫瘍組織とDNAが収集されて、平成14年度より研究者に配付している。

      動物委員会:末分化リンパ球NKT細胞の核を用いてのクローンマウスの作製に成功した。また、新しい遺伝子トラップベクターを開発した。

      分子標的治療委員会:耐性克服の研究を進めるとともに、イマチニブ、ゲフィチニブについては、その臨床効果と遺伝子発現パターンについての研究が進展し、臨床効果予測に有効な遺伝子群の同定に成功した。

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  14. 北斗晶さん、乳がんを手術へ
    2015年9月24日0時24分

     元プロレスラーでタレントの北斗晶さん(48)は23日、乳がんを手術することを公表した。

     所属事務所によると、既に入院しており、24日にがんの摘出手術を受けるという。

     北斗さんは公式ブログで「5年先、10年先を生きる為ために長い闘いに入ります!」とつづっている。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20150923-118-OYT1T50071

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    1. 岡本夏生、北斗晶の“異変”気付けず「あまりにも情けない」
      2015年9月24日0時17分

       タレントの岡本夏生(50)が23日、TOKYO MX「5時に夢中!」(月~金曜・後5時)で共にレギュラー出演する元女子プロレスラーでタレントの北斗晶(48)の乳がん告白を受けて「友の異変に気付くことができなかった」と自身のブログを更新した。

       岡本は「皆さん、ご存知の通り、5時に夢中!の大先輩でもあり、人生最高のパートナーでもある北斗晶さんが、今日から入院されました」と報告。「私たちに、最後まで気を使わせないようにと、ゴジムメンバーには、誰にも真実を打ち明けることなく、いつも通りにスタジオを去って行った北斗晶さん」と22日の生放送終わりには、異変をまったく感じさせなかった事を明かした。

       また「乳がんが、発覚した、その日から今日まで、一体、どれだけの恐怖と戦っていたのかと、思うと、横に毎週座っていながら、何一つとして、北斗さんの、異変に気づくことができなかった自分が、相棒として、あまりにも情けない」と気づくことができなかった自分自身に悔しさをにじませていた。

       「気づかせないように、いつも通りに過ごしていた、北斗さんの、強い、強い、精神力に驚かずにはいられません」と北斗の周囲への心遣いに驚くばかり。「それは、北斗さんの、最大の優しさであり、最大の配慮のなか、しんみりした空気にならないように、いつも通り、バカ笑いして、終わるように北斗さんが、病気と闘いながら、気を使ってくれたのです」とつづると、さらに「今、振り返ってみると、昨日の放送が、あまりにも、切なく あまりにも、申し訳ない気持ちでいっぱいです」と、苦しい胸の内も明かした。

       本番5分前の2ショット写真も複数公開するなど、仲の良さを感じさせるが「昨日の放送が、2人で、組む最後のゴジムにならないよう お互い体に気をつけて また、いつの日か皆さんの前にバカ笑いした2人の息の合った掛け合いを見て頂けると信じて、きっと、その日が来ることを信じて北斗さんの居ない間留守番頑張ります」と決意を語った。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20150924-064-OHT1T50000

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    2. 乳がん経験者のアグネス、北斗晶にエール「心を強くして頑張って」
      2015年9月23日23時8分

       ツイッターに脅迫文を書き込まれたことに対し、23日夜に米国から帰国した羽田空港で取材に応じた歌手のアグネス・チャン(60)が、この日乳がんを患っていることをブログで明かし、24日に右乳房の全摘手術を受ける元女子プロレスラーでタレントの北斗晶(48)にメッセージを送った。

       アグネスは2007年9月に右胸にしこりがあるのを発見。初期の乳がんと診断され、切除手術(乳房温存)を受けた経験がある。その後は、乳がんの早期発見、早期治療の大切さを訴える「ピンクリボン運動」にも参加してきた。

       同じ男児の母でもあるアグネスは「手術の始まりが長い闘病生活の始まり」と、今後は本人にとっても家族にとっても大変な時間が待ち構えているとしながらも「勇気を出して向かってほしい。『がんに負けない』と、心を強くして頑張ってほしい」と励ましていた。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20150923-064-OHT1T50263

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    3. 北斗晶、乳がんを告白 右乳房全摘出「本格的な闘病生活に入ります」
      2015年9月23日16時7分

       元女子プロレスラーでタレントの北斗晶(48)が23日、自身のブログで乳がんを告白した。

       北斗は現在病院に入院しており、ベッドの上から22日夕方の生放送を最後に、本格的な闘病生活に入った事をファンに報告した。

       病名については「乳癌」だとし、「右の乳房を全摘出しなければならなくなりました。明日(24日)の朝、右乳房全摘出手術を受けます」と症状を明かした。

       北斗は7月7日に告知を受け、「私としても青天の霹靂で、この数ヶ月乳房を全摘出しなければならないという結果に心が付いて行けず…」と一緒に病院に来ていた夫の佐々木健介(49)に打ち明けたという。その後、「ありとあらゆる方法を調べ、毎日を過ごしてきました」と告知を受けてから主治医との苦悩のやりとりをつづった。

       今後は闘病生活に入るが「私は愛する子供達の白髪の生えた顔が見たい。パパと2人で、年を取ってもいつまでも手をつないで歩きたい」と自身のため、そしてかけがえなのない家族のために病に打ち勝つことを誓っていた。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20150923-064-OHT1T50108

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    4. 北斗さんの手術が無事終了 がんで右乳房を全摘出
      2015/09/25 00:07 【共同通信】

       元女子プロレスラーでタレントの北斗晶さん(48)が24日、乳がんのため右乳房の全摘出手術を受け、無事終了したと所属事務所が発表した。
       夫でプロレスラーの佐々木健介さん(49)が発表したコメントによると、北斗さんの手術は午前中に始まり、昼すぎに終了したという。
       佐々木さんは「現在は術後の痛みと、胸を全摘出したことで心の痛みが強く、少しでも痛みを忘れられるよう、家族4人で力を合わせて、がんに負けないように頑張っていきます」などとしている。
      http://www.47news.jp/CN/201509/CN2015092401002019.html

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  15. [論点]がん教育で死亡率減らせ…中川恵一氏
    2015年9月24日3時0分

     日本人の2人に1人は生涯にがんになり、3人に1人はがんで亡くなる。日本は先進国では数少ない、がん死亡が増え続けている国でもある。この「がん大国」の背景には急速な高齢化があり、高い喫煙率、がん検診受診率の低さなど課題は多い。

     2007年にがん対策基本法が施行され、「10年でがん死亡率を2割削減する」との目標は立てられたが、もはや達成困難な状況だ。

     日本でがん死亡が減らない原因の一つに、国民が「がんをよく知らない」ことがあるのではないか。がんの予防や早期発見の成否は、発症要因や検診の有効性などに関する知識にも左右されるし、適切な治療法選びは情報戦と言える。

     私は患者を病院で待つだけでは不幸は減らないと考え、啓発活動にも力を入れている。子どもにもがんについて知ってもらおうと、7年前から全国60か所以上の学校で授業を行い、国にも重要性を訴えてきた。

     文部科学省も昨年度、「がん教育の在り方に関する検討会」を立ち上げ、モデル授業を行うなど、がん教育の実施へ舵かじを切った。17年度からは全国の小中高校で、保健体育を中心に道徳や総合学習などの時間も使い、がん教育が始まる。

     教えるべき内容は、がんの原因、予防法、早期発見、治療法、緩和ケアなど多岐にわたる。医師や患者など現場を知る人間が学校に出向き、正しい知識や経験を語ることが欠かせない。

     家族をがんで亡くしていたり、自身が小児がんを経験したりしている子どももいるだろうから、十分な配慮が必要だろう。しかし、私の経験では、子どもたちは十分にがん教育を受け止める力を持っている。

     学校でのがん教育が広まり、早くから正しい知識を持てば、日本もがん死亡を減らせると確信する。また、がん教育は命の大切さを学ぶことでもあり、いじめや子どもの自殺の防止にもつながるかもしれない。

     大人へのがん教育も、もちろん大切だ。学ぼうと思えば、自治体や病院などが各地で開くセミナーに参加するなど、いくらでも方法はあるが、そのような場に自主的に足を運ぶのは、患者やその家族など強い関心を持つ人に限られる。

     大人にも一定の強制力を持った効率的ながん教育が可能なのは、子どもの学校に相当する職場だろう。がんは細胞の老化と言える病気であるから、今後、定年延長で現役世代のがん患者はますます増えていく。女性も当たり前のように働く時代になっている。

     中高年になれば、がん検診を積極的に受けるべきだが、日本の受診率は30~40%程度で、欧米の70~80%に比べてあまりに低い。国は09年から、国民のがん検診受診率50%超を目標に、職場での啓発活動を応援する「がん対策推進企業アクション」に取り組んでいる。こうした枠組みの中で、がん検診受診率の向上などに成功した企業のノウハウを、広く共有化していくことが大事だろう。

     学校と職場を中心に、「がんを知る国民運動」を展開していきたい。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20150923-118-OYTPT50328

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    1. > 東大医学部卒。東大病院放射線科准教授。がんの診療や研究にあたるほか、市民への啓発活動や福島支援にも力を入れる。55歳。

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    2. 社説
      がん対策 死亡率減の目標達成が危うい
      2015年7月4日1時13分

       国民の2人に1人が、がんを発症している。死亡者を減らし、患者の不安や苦痛を和らげるための対策を強化したい。

       厚生労働省の協議会が2016年度までの「がん対策推進基本計画」の進捗しんちょく状況に関する報告書を公表した。

       政府は「15年までの10年間で、75歳未満のがんによる死亡率を20%減らす」との目標を掲げている。しかし、報告書は17%の減少にとどまるとの推計を示した。

       原因として、喫煙率やがん検診の受診率が想定通り改善されていない点を挙げている。

       目標の達成には、喫煙率を12%にまで引き下げる必要があるが、13年時点で19・3%と、大きな開きが生じている。胃がんなど「5大がん」の検診の受診率も、30~40%台で伸び悩み、想定の50%に達していない。

       発症から5年後の生存率は上昇しているものの、がんは、依然として死因のトップだ。

       予防と早期発見が最も効率的ながん対策である。政府は、禁煙や検診の受診についての啓発を徹底しなければならない。自治体や職場の取り組みに加え、学校でのがん教育にも力を入れるべきだ。

       報告書では、標準的な治療法の普及が十分でない医療現場の状況も明らかになった。

       厚労省は、がん診療の拠点病院の整備により、治療水準の向上と地域格差の解消を図ってきた。

       だが、拠点病院においても、大腸がんの手術後に抗がん剤を使うべき症例で、未使用のケースが半数に上った。抗がん剤治療で吐き気止めを併用すべき症例でも、4割が処方されていなかった。

       がん対策の中核である国立がん研究センターや関係学会は、より効果的な治療法を開発するとともに、医師への研修などを通じた普及に力を入れてもらいたい。

       心身の苦痛を取り除く「緩和ケア」の充実は、基本計画の重点課題の一つだ。報告書では、苦痛が十分に軽減されていない患者が3~4割に上ると指摘した。

       治療の初期段階から、心理面も含め、患者と家族を支える体制作りが必要だ。緩和ケアの専門知識を持つ医師や看護師を育成し、拠点病院への配置を促進することが大切である。

       高齢の患者が増えたことへの対応も欠かせない。複数の持病を抱え、体力が低下した高齢者は、一般的な治療法では負担が過重になりがちだ。入院治療で認知症が悪化する恐れもある。高齢者に適した治療法の確立が求められる。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20150704-118-OYT1T50000

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    3. >「がんを知る国民運動」を展開していきたい

      「がん」って、そんなにわかる(わかっている)病気なのだろうか…

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    4. 発症発病の「因果関係」がはっきりしているならば、「がん予防」も方法がきっちり確立されているだろうにね…

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  16. 女優の川島なお美さん、54歳で死去…ミスDJ
    2015年9月24日23時36分

     女優の川島かわしまなお美さんが24日午後7時55分、胆管がんのため亡くなった。

     54歳だった。愛知県出身。青山学院大学在学中の1979年に歌手デビュー。文化放送の深夜番組「ミスDJリクエストパレード」で人気を博した。バラエティー番組「お笑いマンガ道場」にレギュラー出演。女優としては、97年の日本テレビ系ドラマ「失楽園」での体当たりの演技が話題となった。ワイン愛好家としても知られた。夫は、パティシエの鎧塚俊彦さん。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20150924-118-OYT1T50131

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    1. 女優の川島なお美さん 胆管がんで死去
      9月24日 23時17分

      去年がんを公表し、治療を続けていた女優の川島なお美さんが、24日、胆管がんのため東京都内の病院で亡くなりました。54歳でした。

      川島なお美さんは愛知県名古屋市出身で、大学在学中の昭和54年に「ハネムーン」で歌手としてデビューし、女子大生タレントの元祖として活躍しました。
      昭和56年にはドラマ「ただいま放課後」で女優としてデビューすると、数々のドラマや映画に出演し、中でも平成9年に出演した作家の渡辺淳一さん原作のドラマ「失楽園」では妖艶なヒロインを演じ、話題となりました。
      また、民放のバラエティー番組にも数多く出演し、明るく愛らしい人柄で人気を博したほか、ワイン好きとしても知られ、日本ソムリエ協会認定のワインエキスパートとしても活躍していました。
      平成26年1月には肝内胆管がんの手術を受けたことを明かし、同じ年の7月に、医師から「5年生存率が50%」と言われたことをブログにつづっていました。
      その後も舞台やテレビ番組への出演を続けていましたが、先週、体調不良を理由に出演中のミュージカルを降板していました。
      所属する事務所によりますと、川島さんは24日午後8時前に、胆管がんのため東京都内の病院で亡くなりました。
      http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150924/k10010246851000.html

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  17. 生きたがん細胞で治療研究 大阪府がバンク構想
    2015/09/25 21:23 【共同通信】

     大阪府は25日、がん細胞本来の性質を保ったまま培養した細胞を、新たな治療薬の効果検証などに使える「がん細胞バンク」の創設構想を発表した。
     がん細胞を「生きたまま」の状態で培養できるこの技術は大阪府立成人病センター研究所が持っており、バンク化することで、国内外の企業や研究者が、がんの予防や治療の研究、創薬を進めるのに役立つとしている。
     同センターは現在の大阪市東成区から中央区へ2017年3月までに移転、開院が予定されており、松井一郎知事は記者会見で「これに間に合うように関係部署に努力してもらう」と述べた。創設の時期や事業の詳細は今後決めていくという。
    http://www.47news.jp/CN/201509/CN2015092501001870.html

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  18. 乳がんで抗がん剤治療 脱毛長びくことも
    9月26日 15時13分

    乳がんのため抗がん剤治療を受けた女性の9割以上が、治療中に髪の毛の大半が抜ける副作用を体験し、6人に1人は3年以上が経過しても抜けた髪の毛の半分も回復していないことが、がんの専門医などで作るグループの調査で分かりました。グループでは治療を受ける女性への適切な説明や、長期的な支援が必要だとしています。

    これは、がんの専門医などで作るグループが、乳がんのため抗がん剤治療を5年以内に受けた女性患者1448人を対象にアンケート調査したものです。
    それによりますと、抗がん剤による治療を受けた女性患者の93.6%が髪の毛の8割以上が抜ける副作用を経験していました。
    さらに、治療が終了してから3年が経過した段階でも、抜けた髪の毛の8割以上が回復したと答えた人は61.7%にとどまり、半分も回復していないという人は15.5%と、およそ6人に1人に上っていました。
    抗がん剤治療を受けた乳がんの女性に、髪の毛が抜ける副作用が現れることはよく知られていますが、グループによりますと、治療後数年が経過しても髪の毛が回復しない実態は、これまでほとんど分かっていなかったということです。
    調査を行った埼玉医科大学総合医療センターの矢形寛教授は「現状では患者に対し脱毛は一時的で元に戻ると説明しているのが一般的で、人知れず悩む女性もいる。患者への正しい説明や、治療が終わってからも悩みに応えられる仕組み作りが必要だ」と話しています。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150926/k10010248821000.html

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  19. 「医療事故調査制度」 相談窓口を設置へ
    9月28日 20時26分

    来月から始まる新たな医療事故調査制度ですべての医療機関に事故調査が義務づけられることになり、こうした医療機関からの相談に24時間応じる窓口が設置されることになりました。

    これは、28日に開かれた医療関係者の会議で明らかにされたものです。
    来月から始まる新たな医療事故調査制度では、患者が死亡する医療事故が起きた場合、すべての医療機関に事故の原因調査と、新たに設置された第三者機関「医療事故調査・支援センター」への報告が義務づけられます。
    センターは、調査結果に納得できない遺族などからの依頼があれば調査を行うことになります。
    会議ではセンターの担当者から、事故の調査経験のない医療機関を支援するため、24時間電話で相談に応じる窓口が設置されることが明らかにされました。相談には医療安全が専門の医師や看護師が応じるということです。
    このほか、医療機関の調査に納得できない遺族からセンターに依頼があれば、一律2万円で事故の調査を行うことも説明されました。
    センターを運営する日本医療安全調査機構の木村壯介常任理事は「医療事故の再発を防ぐため、基本的には医療機関が原因を究明できるよう支援していきたい」と話しています。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150928/k10010250981000.html

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    1. 医療事故調査制度について |厚生労働省
      http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000061201.html

      1 制度の概要

      ○ 医療事故調査制度は、平成26年6月18日に成立した、医療法の改正に盛り込まれた制度です。制度施行は平成27年10月1日です。
      ○ 医療事故が発生した医療機関において院内調査を行い、その調査報告を民間の第三者機関(医療事故調査・支援センター)が収集・分析することで再発防止につなげるための医療事故に係る調査の仕組み等を、医療法に位置づけ、医療の安全を確保するものです。

      「医療事故調査・支援センター」
      https://www.google.co.jp/search?q=%E5%8C%BB%E7%99%82%E4%BA%8B%E6%95%85%E8%AA%BF%E6%9F%BB%E3%83%BB%E6%94%AF%E6%8F%B4%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC

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  20. 前立腺がん 凍らせ治療…慈恵医大が臨床研究
    2015年10月5日15時0分

     慈恵医大病院(東京都港区)は、前立腺がんを凍らせて壊死えしさせる臨床研究を始めたことを明らかにした。同病院によると国内初の臨床研究で、今後1年以内に5人程度の患者に行い、安全性や有効性を確かめ、国の先進医療に申請したい考えだ。

     前立腺は精液の一部を作る臓器で、骨盤内にある。凍結療法は、患者の肛門付近から細長い特殊な針をがん細胞の近くに数本刺し、凍結用のガスを注入して行う。がん細胞をマイナス40度に冷却して壊死させる。

     今月1日に1例目を実施した臨床研究は、最初に放射線治療を行った後、前立腺内にがんが再発した患者が対象になる。こうした患者には現在、前立腺がんの発症に関わる男性ホルモンの分泌や働きを薬で抑えるホルモン療法が行われている。だが、薬を使用し続けると骨粗しょう症や糖尿病、脳梗塞、心筋梗塞といった重い副作用が出る恐れがある。

     凍結療法を行う慈恵医大泌尿器科の三木健太講師は「安全性と有効性が確認できれば、ホルモン療法を行わなくて済む患者が増える可能性があり、治療の選択肢が広がる」と説明する。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20151005-118-OYTPT50329

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  21. 週刊文春編集長、3カ月休養に - 2015/10/8
    http://news.yahoo.co.jp/pickup/6176852

    週刊文春編集長が3か月休養…「春画掲載めぐり配慮欠いた」
    産経新聞 10月8日(木)16時29分配信

     文藝春秋は8日、「春画」に関するグラビア記事掲載をめぐり、週刊文春の新谷学編集長を3カ月間、休養させる対応を取ったことを明らかにした。

     週刊文春10月8日号(1日発売)では、男女の性風俗を描いた江戸時代の浮世絵「春画」についての画像付き記事を掲載していた。

     同社広報部は「春画に関するグラビア記事について編集上の配慮を欠いた点があり、読者の信頼を裏切ることになったと判断した。週刊文春編集長には3カ月の間休養し、読者の視線に立って週刊文春を見直し、今後の編集に活かしてもらうこととした」とコメントした。
    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151008-00000541-san-soci

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    1. 「春画」に関するグラビア記事を掲載
      週刊文春2015年10月8日号
      http://shukan.bunshun.jp/articles/-/5474

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    2. 北斗晶を見習い「受診宣言」続出だが…
      「乳がん検診」が危ない!
      「過剰診断」や偽陽性が多発し、不必要な手術を受けるケースも。
      今年7月、日本乳癌学会は検診推奨グレードを格下げしていた
      http://shukan.bunshun.jp/articles/-/5474

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    3. 「春画」掲載巡り、週刊文春編集長を3か月休養
      2015年10月08日 21時32分

       文芸春秋は8日、「春画」に関するグラビア記事掲載に絡み、週刊文春の編集長を同日付で3か月間、休養させたことを明らかにした。

       同社広報部は「編集上の配慮を欠いた点があり、読者の信頼を裏切ることになったと判断した。読者の視線に立って週刊文春を見直し、今後の編集に生かしてもらうこととした」とコメントしている。

       記事は、週刊文春10月8日号(1日発売)に掲載された。東京都文京区の「永青文庫」で開催中の「春画展」を紹介する内容で、喜多川歌麿、歌川国貞、葛飾北斎の3作品をカラーで掲載していた。
      http://www.yomiuri.co.jp/culture/20151008-OYT1T50119.html

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    4. 誰も何も気にしてなかったのに、わざわざミテミテ騒動を起こしているかのような…

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  22. ◎二年前、彼女は私のセカンドオピニオン外来を訪ねてきた──
    川島なお美さんはもっと生きられた   近藤 誠

    文藝春秋 2015年11月号
    http://gekkan.bunshun.jp/articles/-/1418

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  23. がんの患者団体がシンポジウム 「情報少なく不安」
    2015/10/13 11:43 【共同通信】

     がんになっても不安を抱えず生きられる社会を患者の視点で考えるシンポジウムが11日、東京都内で開かれた。胸腺腫など患者が少ないがんを中心に、治療の選択肢や他の患者の対処法などの情報が少なく不安だとの声が出た。
     スキルス胃がん患者会の轟哲也理事長は「患者は情報だけでなく、つながりも欲しがっている」と患者会の意義を強調。病院などでがんの種類を問わずに集まって話せる「がんサロン」の取り組みも紹介された。全国がん患者団体連合会の天野慎介理事長は「がん告知の時に『患者を支えるこんな仕組みがある』と知らせてほしい」と医師らに求めた。
     主催した患者支援団体「わたしのがんnet」の山本ゆき代表は「国のがん対策推進協議会の患者代表委員は、議論の中身をもっと情報発信し、患者の声を集めてほしい」と指摘。超党派の議連が検討しているがん対策基本法の改正では「就労支援などにつながる『患者の尊厳』を法律の理念として盛るべきだ」と話した。
    http://www.47news.jp/CN/201510/CN2015101101001552.html

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  24. トイレットペーパーにマンガ印刷、がん検診PR
    2015年10月16日 19時36分

     高知県は15日、がん検診を呼びかけるマンガを印刷したトイレットペーパーを作り、県立図書館や量販店のトイレに設置した。

     県は昨年度、10月を「がんと向き合う月間」と定めて啓発活動を実施。その一環で、「じっくり見てもらう機会が多い」として、トイレットペーパーを利用することにした。

     トイレットペーパーには、がん検診をよびかける県のキャラクター「健康維新の志士 けん しん太郎くん」が登場。「気になってからじゃあ遅いがで!」「がん検診受けてよ!」などと呼びかけている。

     7000ロール用意し、これまでにも健康関連イベントなどで配布。各市町村役場のトイレなど、今月中に約100か所に置かれる予定。

     県健康対策課によると、県内では2014年、死因の25・6%(全国28・9%)をがんが占めたという。

     担当者は「早期発見できれば9割以上のがんは治るといわれており、早めの検診を」と呼びかけている。
    http://www.yomiuri.co.jp/national/20151015-OYT1T50142.html

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    1. 検診(検査)をやればやるほど、要治療のがん患者が増えるばかり…

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  25. 「腫瘍ウイルス 癌遺伝子 逆転写酵素」
    https://www.google.co.jp/search?q=%E8%85%AB%E7%98%8D%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%B9+%E7%99%8C%E9%81%BA%E4%BC%9D%E5%AD%90+%E9%80%86%E8%BB%A2%E5%86%99%E9%85%B5%E7%B4%A0

    医科様は細部に宿る…

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  26. マンモグラフィー推奨45歳に引き上げ…米指針
    2015年10月22日12時30分

     【ワシントン=三井誠】米非営利団体「米国がん協会」は20日、乳房エックス線撮影(マンモグラフィー)による女性の乳がん検診についての指針を改定し、毎年の受診を推奨する年齢を従来の40歳から45歳に引き上げた。

     同協会によると、マンモグラフィーで乳がんの約85%を発見できるが、がんではないのにがんの疑いを指摘され、追加検査が必要になるケースも多いという。発症の危険性が比較的低い40歳代前半では、過剰な検査による負担が大きい。

     このため新指針では、45歳から毎年受診し、55歳以降は2年に1回受診することを推奨した。家族にがん患者がいる場合などは、医師に相談した上で、早めの受診を勧めている。

     医師や自分自身が乳房のしこりを調べる触診は、マンモグラフィーの精度が高まっていることなどから推奨していない。

         ◇

     日本の厚生労働省の指針は、40歳以上に対して2年に1回、問診やマンモグラフィーなどを行うよう定めている。同省の担当者は「国によって検診に対する考え方は異なり、新たな知見が出ても、ただちに適用するわけではない。必要があれば指針に反映させたい」と話している。

     2013年の厚労省の国民生活基礎調査によると、40~69歳の乳がん検診の受診率(過去2年間)は、全国平均で43・4%だった。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20151022-118-OYT1T50051

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    1. 乳がん検診「積極的に」=愛知
      2015年10月11日5時0分

       乳がん検診をPRする「乳がん月間」(10月)に合わせ、県などが受診を呼び掛けている。受診率アップに向けたキャンペーンも行われ、県健康対策課では「早期発見で完治する場合も多い。積極的に受診してほしい」としている。

       「早期発見、早期治療のために、ぜひ受診を」。名古屋市中心部の繁華街で今月初旬、県の担当者が通行人にチラシなどを配りながら、乳がんをはじめとするがん検診の周知に努めた。

       県によると、ライフスタイルの変化や食生活の欧米化などでがん患者は増加。県民の死因では1980年以降、がんが最も多く、このうち、女性では乳がんの割合が9・7%(2013年)と最も高い。5年後の生存率も他のがんより高いとされ、早期の発見と治療が重要になっている。

       乳がん検診では、しこりの有無などを調べる視触診と、X線撮影のマンモグラフィー検査が行われ、マンモグラフィー検査は、触るだけでは分からない早期のがんが発見できるとされる。

       県は、今年度中に乳がん検診の受診率を50%とする目標を掲げている。ただ、13年度は31・6%で全国平均(25・3%)を上回ったものの、県の目標を大きく下回っているのが現状だ。

       受診率向上を目指す「名古屋ピンクリボンフェスタ実行委員会」も乳がん月間中、様々な啓発イベントを開催。名古屋市中心部の5キロのコースを歩くチャリティーウォーキング(12日)、同市熱田区でのトークショーや出張検診(18日)などが予定され、実行委が参加を呼び掛けている。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20151010-119-OYTNT50115

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    2. 乳がん啓発 ブランド限定品 「ピンクリボン」にちなみ
      2015年10月17日3時0分

       10月の乳がん月間に合わせて、若者に人気のファッションブランドや化粧品ブランドが限定商品を販売している。幅広い年代の女性に乳がんについて関心を持ち、検診の必要性を知ってもらうのが狙い。売り上げの一部は、乳がん患者の支援などを行う団体に寄付される。

       乳がんの早期発見、診断、治療の必要性を啓発する活動は「ピンクリボン」と呼ばれ、世界中に浸透している。いずれの商品もピンクリボンにちなんでピンク色を取り入れた。

       ファッションブランドのステラ・マッカートニーは、鮮やかなピンク色の下着を発売。ブラジャー(1万5000円、税抜き)もショーツ(8000円、同)も上質なレースを使い、着け心地も重視したデザインに仕上げた。パリコレクションなどで人気のトップモデルが登場する広告を作成し、若い女性にアピール。売り上げの一部は、乳がん患者らの支援などを行う海外の3団体に寄付される。

       セレクトショップなどを経営するユナイテッドアローズ(東京)は31日まで「ピンクリボンキャンペーン」を実施。13商品の売り上げの5%を、乳がん検診の啓発活動などを行う認定NPO法人「乳房健康研究会」(東京)に寄付する。リボンが刺しゅうされたモロッコ風の革のスリッパ(5400円、税込み)やサルのストラップ(1728円、同)など服や小物、バッグがある。

       化粧品ブランド「エスティローダー」は、ポーチと口紅のセット(4800円、税抜き)を限定販売。ポーチは存在感のあるショッキングピンクで、口紅は日本未発売の色も含め濃淡のピンク3種類をそろえた。

       厚生労働省の人口動態統計(2014年)によると、日本の女性の乳がんによる死亡数は1万3240人。年々増加している。

       乳房健康研究会事務局長の高木富美子さんは「商品購入を通じて、乳がん検診の重要性を広く知ってもらえれば」と話している。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20151016-118-OYTPT50493

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    3. 「乳がん」マーケットで生きるヒトビト…

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  27. NHKクローズアップ現代
    No.3723 2015年10月27日(火)放送
    がん治療が変わる ~注目される新・免疫療法~

    出演者玉田 耕治 さん
    (山口大学 教授)

    日本人の2人に1人がかかり、3人に1人が命を落とすと言われる「がん」。このがん治療が、大きな転換点を迎えている。画期的な治療薬、「免疫チェックポイント阻害剤」が登場したのだ。いわゆる免疫療法の一種だが、従来のものとは逆の発想から生まれた。これまでの免疫療法は免疫細胞の攻撃力を高める、いわばアクセルをかける働きが中心だったが、この阻害剤では免疫細胞にかけられた「ブレーキを外す」。他に治療法のなかった患者にも治療効果をあげることに成功した。地道な研究を新薬開発に結びつけたのは1人の日本人研究者だ。効果の持続が長く、幅広い種類のがんに適用できるということで、今や異例のスピードで薬事承認され、世界中で様々ながんへの臨床試験が始まっている。日本で生まれた新薬開発の道のりを紹介しつつ、今後の期待や残された課題に迫る。

    http://www.nhk.or.jp/gendai/yotei/

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  28. 末梢血幹細胞移植増へ 白血病治療 非血縁者間の条件緩和
    2015年10月24日15時0分

     白血病治療の末梢まっしょう血幹細胞移植について、厚生労働省の専門家委員会は23日、非血縁者間の実施時に求めた条件を緩和し、提供者と患者の白血球型が完全に一致しなくても認めることなどを了承した。12月から適用する予定で、移植件数の増加が期待される。

     末梢血幹細胞移植は、血液のもとになる造血幹細胞を提供者から取り出し、白血病患者に移植する治療。一般の献血と同様の方法で血液を採取するため、全身麻酔などが必要な骨髄移植に比べ負担が少なく、海外では主流になっている、

     国内では、非血縁者間でも2010年10月に実施が認められたが、安全性確保の観点から、〈1〉白血球型が完全に一致する〈2〉提供者が血液を採取した医療機関に1時間以内で通院できる――などの条件が設けられた。この結果、実施件数は14年度で62件、全体の2%強にとどまっている。

     同日の委員会では、厚労省研究班などの調査結果から、白血球型が一部不一致でも安全性や移植成績で骨髄移植と大きな差がないこと、緊急対応を必要とするようなトラブルがなかったことなどが報告され、条件緩和に踏み切った。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20151024-118-OYTPT50313

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    1. 医原病を医科様創作捏造医療技術で治療するの図…

      最初からなんでもあり。

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    2. 医療が病いをつくる――免疫からの警鐘
      http://koibito2.blogspot.jp/2013/09/blog-post_979.html

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  29. 中性子線、半数以上でがん消す…「頭頸部」末期
    2015年10月28日18時49分

     がん細胞だけを狙い撃ちする放射線治療「ホウ素中性子捕捉療法(BNCT※)」を、顔や首にできる「頭頸とうけい部がん」の末期患者37人に行ったところ、半数以上でがんを消すことに成功したとの臨床研究結果を、大阪大や京都大などのチームがまとめた。

     29日から京都市で始まる日本癌がん治療学会で発表する。

     BNCTは、がん細胞に取り込まれやすいホウ素化合物を点滴し、弱い中性子線を1時間ほど照射する。中性子を吸収したホウ素は核分裂して別の放射線を出し、がん細胞を内側から破壊する。ホウ素から出る放射線は細胞1個分ほどの範囲しか届かないため、正常な細胞を傷つけず、副作用は小さいとされる。

     チームは2001年から、京大原子炉実験所(大阪府熊取町)の研究炉で生み出される中性子線を活用。弱い中性子線は体表に近い部分しか届かないため、舌や顎、耳の下などにできる頭頸部がんを再発し、有効な治療法がない患者にBNCTを実施した。

     13年2月までの約12年間に治療を受けた37人中、20人(54%)で腫瘍が消え、13人(35%)で腫瘍が縮小した。3人は効果が確認できず、1人は治療後、診察に来ず評価できなかった。

     末期の頭頸部がん患者に対しては、抗がん剤を投与し続けた場合の5年後の生存率は5%以下とする米国チームの報告がある。今回は30%(11人)だった。

     チームの加藤逸郎・大阪大助教(口腔こうくう外科)は「生存率は従来の治療法より大幅に向上した。今後は治療が難しい、ほかのがんに使うことも検討できる」と話す。

     桜井英幸・筑波大教授(放射線腫瘍学)の話「他に治療法がない患者を多く救った画期的な成績と評価できる。中性子線による合併症の恐れはあり、安全性の検証も欠かせない」

     ※BNCT=Boron Neutron Capture Therapy
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20151028-118-OYT1T50101

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    1. 中性子線 がん狙い撃ち 「頭頸部」末期患者 半数以上で腫瘍消える…阪大・京大など臨床研究
      2015年10月28日15時0分

       がん細胞だけを狙い撃ちする放射線治療「ホウ素中性子捕捉療法(BNCT◎)」を、顔や首にできる「頭頸とうけい部がん」の末期患者37人に行ったところ、半数以上でがんを消すことに成功したとの臨床研究結果を、大阪大や京都大などのチームがまとめた。29日から京都市で始まる日本癌がん治療学会で発表する。

       BNCTは、がん細胞に取り込まれやすいホウ素化合物を点滴し、弱い中性子線を1時間ほど照射する。中性子を吸収したホウ素は核分裂して別の放射線を出し、がん細胞を内側から破壊する。ホウ素から出る放射線は細胞1個分ほどの範囲しか届かないため、正常な細胞を傷つけず、副作用は小さいとされる。

       チームは2001年から、京大原子炉実験所(大阪府熊取町)の研究炉で生み出される中性子線を活用。弱い中性子線は体表に近い部分しか届かないため、舌や顎、耳の下などにできる頭頸部がんを再発し、有効な治療法がない患者にBNCTを実施した。

       13年2月までの約12年間に治療を受けた37人中、20人(54%)で腫瘍が消え、13人(35%)で腫瘍が縮小した。3人は効果が確認できず、1人は治療後、診察に来ず評価できなかった。

       末期の頭頸部がん患者に対しては、抗がん剤を投与し続けた場合の5年後の生存率は5%以下とする米国チームの報告がある。今回は30%(11人)だった。

       チームの加藤逸郎・大阪大助教(口腔こうくう外科)は「生存率は従来の治療法より大幅に向上した。今後は治療が難しい、ほかのがんに使うことも検討できる」と話す。

       桜井英幸・筑波大教授(放射線腫瘍学)の話「他に治療法がない患者を多く救った画期的な成績と評価できる。中性子線による合併症の恐れはあり、安全性の検証も欠かせない」

       ◎BNCT=Boron Neutron Capture Therapy
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20151028-118-OYTPT50316

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  30. がん診療の誤解を解く 腫瘍内科医Dr.勝俣の視点

    2015年11月2日
    抗がん剤、うまく使ってがんと共存できる時代に

     がん診療にはさまざまな誤解があります。

     このブログでは、がん診療に関する、さまざまな誤解や嘘うそ、疑問などについて、一般の方にわかりやすく解説をしていきたいと思っています。日頃の疑問点などありましたら、質問などをお寄せいただければと思います。

    専門医は使わない、WHOは禁止……根拠のないデマも

     さて、がん診療の誤解のなかで、最たるものが、抗がん剤に対する誤解です。

     「抗がん剤は効かない」
     「抗がん剤をやったら体がボロボロになる」

     抗がん剤は実際には、誰にでも効果があるというわけではなく、効果がある場合もあれば、効果がない場合もあります。また、使い方によっては、副作用で苦しむこともあります。

     これくらいでしたら、まだ許容できるのですが、

     最近では、だんだんエスカレートしていって、

     「抗がん剤で殺される」
     「自分ががんになっても、抗がん剤は使わないと、がん専門医の80%が言っている」
     「WHO(世界保健機構)は抗がん剤を全面的に禁止している」

     などのような、全く根拠のないデマが飛び交うようになり、それが一般的にもかなり信じられ、抗がん剤を拒否する方が続出するようになってきていることは困ったことと思っています。

    殺細胞薬、分子標的薬、ホルモン療法薬、種類も様々

     ひとえに「抗がん剤」といっても、色々な種類があり、殺細胞薬のような副作用が比較的強いものから、最近の分子標的薬といって、副作用が比較的少ないものや、ほとんど副作用が軽く効果も高いホルモン療法薬までさまざまです。現在の抗がん剤は、実に120種類以上もありますので、これらを一緒にしてもらっては困るというものです。

     また、がんの種類によっても使う抗がん剤は異なります。同じがんでも、ステージや、全身状態、合併症などによっても、選択が異なってきますし、それぞれ効果も副作用も異なるものです。

     また、同じ抗がん剤をやっていても、効果・副作用には個人差がある、というのも抗がん剤の特徴的な点です。

     「昔、自分の父親が肺がんで抗がん剤をやった際に相当苦しんだので、今度は自分が乳がんになったが、あの副作用は味わいたくないので、抗がん剤だけはやめようと思っている」などとよく言われます。

     この誤解は何かというと、昔と今では、副作用を抑える治療が発達しているということと、がんの種類が違うので、効果も副作用も全く違う、ということです。

     また、最近で言いますと、女優の川島なお美さんも、『女優としての人生を全うするために抗がん剤治療を拒否した』とメディアで報道されました。

     これも、「抗がん剤をすると仕事もできなくなる」、という誤解があります。確かに一昔前までは、抗がん剤は絶対入院しなければならない、抗がん剤をやる際には、仕事を休まなければならない時代でした。

     しかし、現代は、抗がん剤をうまく使うことで、がんと上手に共存できる時代、抗がん剤をやりながら、仕事も可能、生活の質も保つことができる時代になってきているのです。

     抗がん剤は、日常的に使われる薬ではありません。

     がんという病気が「怖い」というイメージがありますので、それでなおさら、抗がん剤も「怖い」と思われるのも当然と思います。

     抗がん剤に対する誤解の具体的な点について、次から解説していきたいと思います。

    勝俣範之(かつまた・のりゆき)
    日本医科大学武蔵小杉病院腫瘍内科教授
    1963年、山梨県生まれ。88年、富山医科薬科大卒。92年国立がんセンター中央病院内科レジデント。その後、同センター専門修練医、第一領域外来部乳腺科医員を経て、2003年同薬物療法部薬物療法室医長。04年ハーバード大学公衆衛生院留学。10年、独立行政法人国立がん研究センター中央病院 乳腺科・腫瘍内科外来医長。2011年より現職。近著に『医療否定本の?』(扶桑社)がある。専門は腫瘍内科学、婦人科がん化学療法、がん支持療法、がんサバイバーケア。がん薬物療法専門医。
    http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=125699

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  31. 18歳未満の子の親、年5万6千人がんに
    2015年11月7日20時58分

     がんと診断された時、18歳未満の子どもがいる患者は、年間5万6143人に上るとの推計値を、国立がん研究センター(東京都中央区)が初めて算出した。

     親ががんと診断される子どもは、年間8万7017人に上ると推計している。

     同センター中央病院の5年間の入院患者データから発生割合を計算し、主な自治体が行った2010年の地域がん登録や、主要な病院が行った11年の院内がん登録のデータに当てはめて、推計値を導き出した。

     親が患うがんの種類では、父親は胃がん(15・6%)と肺がん(13・2%)、母親は乳がん(40・1%)と子宮がん(10・4%)が多かった。診断時の平均年齢は、父親が46・6歳、母親は43・7歳。

     同センターがん政策科学研究部の井上泉研究員は「がんの宣告は子どもにも大きな影響を与える。同様の境遇の子どもたちをつなぐ病院内の仕組み作りや、経済的な支援策などが必要になる」としている。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20151107-118-OYT1T50033

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  32. すい臓がん発見の検査キット開発
    11月9日 20時30分

    がんの中でも早期発見が難しいすい臓がんを、血液を調べるだけで高い確率で見つけ出せる検査キットを国立がん研究センターのチームが開発し、3年後をめどに実用化を目指すことにしています。

    すい臓がんを早期発見するための検査キットを開発したのは、国立がん研究センターの本田一文ユニット長のチームです。
    チームでは、すい臓がんの患者の血液の中で「apoA2アイソフォーム」というたんぱく質の濃度が低下していることを発見し、このたんぱく質を測定する検査キットを開発しました。そして、検査キットと従来からある血液マーカーを組み合わせ、がん患者と健康な人の血液合わせて653人分を調べたところ、早期のすい臓がんの患者を97%から100%の高い確率で見つけ出すことができたということです。
    すい臓がんは、がんの中でも早期発見が難しいがんで、進行してしまうと5年後の相対生存率が10%未満になってしまうのが実態です。チームでは今後、神戸大学などと協力し、さらに5000人分の血液で検査の有効性を確認し、3年後をめどに医療現場で広く使えるよう実用化を目指すことにしています。
    本田ユニット長は「今回開発した検査方法はキット化されていて、どこでも使うことができる。より精密な検査が必要な人を見つけ出し、がんの早期発見につなげたい」と話しています。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151109/k10010299721000.html

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  33. がん治療の中村紘子さん、演奏休止を4か月延長
    2015年11月10日18時17分

     大腸がん治療のため演奏活動を休止しているピアニストの中村紘子さん(71)が、休止期間を2016年3月末まで4か月間延長すると、所属事務所が10日発表した。

     当初は12月5日の公演から復帰する予定だった。事務所は「体調回復のため今は治療に集中することにした」と話している。12月以降に予定していた8公演中、2公演は中止してチケット代を払い戻し、残りの6公演は代役を立てて行う。

     中村さんは14年2月に初期のがんが見つかった。今年2月から約1か月間、演奏活動を休んで治療した後、活動を再開したが、8月下旬から再び療養に入った。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20151110-118-OYT1T50119

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    1. 中村さん、最後まで演奏復帰に執念…夫に夢語る
      2016年7月29日9時48分

       26日に亡くなったピアニストの中村紘子さんは晩年はがんとの闘病が続いたが、最後まで演奏活動への復帰に執念を見せた。

       最後は夫の作家・庄司薫さん(79)に見送られた。

       「何より本人があまりにも早い死にびっくりしているでしょう。紘子は最期まで美しく賢いピアニストでした」

       28日に密葬を終えた庄司さんは、グランドピアノのある東京都内の自宅に戻った妻の遺骨を前に悲しみをこらえていた。

       「病院はつまらない」との中村さんの希望で、2人は25日の中村さんの誕生日から、愛犬のミニチュアダックスフントが待つ自宅で一緒の時を過ごした。中村さんは夫からイヤリングを贈られ、「モーツァルトからラフマニノフまで、音色に新しい輝きを与える奏法を試したい」と語っていたが、翌日、夫らにみとられて旅立った。28日の出棺に際し、庄司さんは何度も妻の顔を見つめ、棺ひつぎに2人の著作や写真を納め、最後のお別れをした。

       闘病中も第一線での活動にこだわり続けた中村さん。その音楽的転機は1963年。18歳で米ジュリアード音楽院に留学した際、日本で習得した演奏法を全否定されたことだった。日本では指を高く持ち上げてたたきおろす打鍵法を指導され、その癖を直すのに苦労した。中村さんは「この苦労を若い人には絶対、味わわせたくない」と思ったといい、後進育成に力を注いだ。国際的ピアニストの上原彩子さんらを見いだした。

       今年5月に兵庫県・淡路島で、ショパンの名作、幻想ポロネーズなどを弾いたのが最後の演奏となった。地元の人と交流するなど元気な姿を見せていたが、その後、体調が悪化し入院。「ピアニストは弾かなくなったら死んじゃうから」と復帰を信じ、闘病にも耐えた。

       最近は体力が落ちていたが、1か月ほど前には「2020年の東京五輪に向けて、新しいピアノコンクールをつくろう」と意欲を見せていた。

       夫との出会いは、庄司さんが1969年の芥川賞受賞作「赤頭巾ちゃん気をつけて」で、中村さんのことを〈若くて素敵な女の先生〉と書いたのがきっかけ。40年以上、おしどり夫婦として知られた。

       庄司さんは「とてもさみしい。まさかこんなに早く逝ってしまうとは思わなかった」と肩を落としていた。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20160729-118-OYT1T50019

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    2. >中村紘子 CM ハウス ザ・カリー 1994 ハウス食品
      https://www.google.co.jp/search?q=%E4%B8%AD%E6%9D%91%E7%B4%98%E5%AD%90+%E3%83%8F%E3%82%A6%E3%82%B9+%E3%82%AB%E3%83%AC%E3%83%BC

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    3. >ネスカフェゴールドブレンド 赤ラベル
      https://www.google.co.jp/search?q=%E4%B8%AD%E6%9D%91%E7%B4%98%E5%AD%90+%E3%83%8D%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%83%95%E3%82%A7%E3%82%B4%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%96%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%89+%E8%B5%A4%E3%83%A9%E3%83%99%E3%83%AB

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  34. ノバルティスファーマ 副作用報告せず処分へ
    11月11日 4時32分

    大手製薬会社ノバルティスファーマが、販売する薬の副作用、およそ5500人分について、定められた期限内に国に報告していなかったことが分かり、厚生労働省は業務改善命令を出す方針を固めました。副作用の報告を巡って、ノバルティスファーマに行政処分が出されるのは、これで3回目になります。

    厚生労働省によりますと、大手製薬会社ノバルティスファーマは、ことしに入って把握した、抗がん剤など販売する複数の薬の副作用について、医薬品医療機器法で定められた最大で30日の期限内に国に報告していなかったということです。
    報告を行っていなかった患者の数はおよそ5500人に上り、会社側は、社内のシステムに不具合が起き、報告が間に合わなかったと説明しているということです。
    厚生労働省は、悪質なケースではないものの、副作用の報告を行わなかった患者の数が多いことから、近く業務改善命令を出す方針を固めました。
    副作用の報告を巡ってノバルティスファーマに出される行政処分は、ことし3月の15日間の業務停止などに続き、これで3回目になります。
    ノバルティスファーマは「今の時点ではコメントは差し控えたい」としています。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151111/k10010301301000.html

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  35. 【ワイド】ふとどき者ほどよく眠る
    (7)「川島なお美」をがん放置思想の布教に利用した罪深き「近藤誠」
    (週刊新潮 2015年11月26日号)
    http://www.shinchosha.co.jp/shukanshincho/backnumber/20151118/

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  36. がん受診率向上へ 国が「対策加速化プラン」
    11月20日 19時20分

    日本人の2人に1人がかかると推計されているがんについて、厚生労働省は働く世代の検診の受診率を向上させ死亡率を減らそうと「がん対策加速化プラン」をまとめました。

    これは20日に開かれた厚生労働省のがん対策推進協議会でまとまりました。
    がんは日本人の死因で最も多く、2人に1人がかかると推計されていますが、検診の受診率は目標としている50%に届かず、ほかの先進国に比べても低い水準で、早期発見や治療につながっていないと指摘されています。
    20日まとめられたがん対策加速化プランでは、毎年、26万人がかかると推計されている働く世代への対策が重点的に示され、このうち、これまで自主的な取り組みに任されてきた職場の検診については、実態を調査したうえで検査項目などを示したガイドラインを策定するとしています。市区町村が実施している検診についても、自治体ごとの受診率を公表し、働く世代などへの対策を促すとしています。
    さらに、抗がん剤などによる副作用や後遺症の治療ガイドラインの整備や患者への就労支援を行い、治療と仕事の両立を進めることや、患者個人の遺伝子情報に基づいた効果的な診断や治療法の開発に力を入れること、喫煙率を下げるため禁煙治療への保険適用の拡大などが盛り込まれています。
    厚生労働省は、こうしたプランを確実に進め、がんによる死亡率を平成17年の人口10万人当たりの92.4人から20%減らしたいとしています。

    目標達成できず 対策強化へ

    厚生労働省は、平成19年に施行されたがん対策基本法に基づき策定された「がん対策推進基本計画」で、ことし末までの10年間にがんで死亡する75歳未満の人を20%減少させるという目標を掲げていました(人口10万人当たり2005年、92.4人→2015年、73.9人)。
    しかし、ことし5月、現状のままでは目標が達成できず、がんで死亡する人は10年前に比べて17%の減少にとどまることが国立がん研究センターの推計で明らかになりました(2015年予測値76.7人)。
    背景には検診の受診率の低迷やたばこ対策の遅れがあると指摘され、厚生労働省は専門家などから意見を聞き、働く世代の検診の強化などを盛り込んだ「がん対策加速化プラン」の策定を進めていました。

    働く世代に検診を 企業・自治体は

    仕事で忙しい働く世代の人たちにがん検診を受けてもらおうと取り組みを始めた企業や自治体があります。
    神奈川県小田原市にあるガスの販売会社では、がん検診を重要な業務の一環と位置づけ勤務時間中に検診を受けることを認めています。一人一人の社員が受ける検診の日程を職場に張り出し、その時間帯は別の社員が仕事を肩代わりします。検診にかかる自己負担分の費用は全額、会社が負担し、今年度はフルタイムで働くおよそ70人の社員のうち、97%以上は受診を終えたということです。いわば強制的に検診を受けてもらうことで、去年は50代の男性社員の大腸がんが早期に見つかり、手術を受けたあと1か月ほどで職場に復帰したということです。検診を受けた男性社員は「時間をやりくりするのは大変ですが仕事だと思って検診を受けています」と話していました。
    ガス販売会社の古川剛士社長は、「労働力不足のなか、社員ががんになって長期間、職場を離脱してしまうと、代わりを見つけるのは難しい。がん検診は中小企業にとって経営戦略の一環です」と話していました。

    医療機関と連携して働く世代の人ががん検診を受けやすい環境を整えている自治体もあります。
    山口県では、毎年、9月から11月までの3か月間、県内およそ70の医療機関に協力を呼びかけて乳がんと子宮頸がん、それに大腸がんの検診を休日や夜間に受けられるようにしています。医師や放射線技師の人件費や検診にかかる経費を県が負担し、年間およそ500人の受診につながっているということです。日曜日に山口県内のクリニックを訪れた女性は「毎年、乳がんと子宮頸がんの検診を受けています。平日は仕事を休めないので、とても助かります」と話していました。
    山口県の國光文乃医療政策課長は「がん検診を受けない理由について『忙しくて時間が取れない』という人が多い。がんは早期発見が重要なので、働く世代を中心に、なるべく多くの人に気軽に検診を受けてもらいたい」と話しています。

    患者団体「多くの命救って」

    がん対策加速化プランについて、「全国がん患者団体連合会」の天野慎介理事長は「職場でどのようながん検診が行われているのかすら把握されていないのが現状です。これまで不十分だった対策を進め、1人でも多くの命を救うことにつなげてほしい」と話していました。

    関連リンク
     乳がん 早期発見への秘策 おはよう日本 特集まるごと (11月13日)
     くらし☆解説 「変わる がん検診~気になる乳がん・胃がん~」 解説委員室ブログ (10月21日)

    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151120/k10010314141000.html

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    1. 検診でみつけたからって、どうこうできる症状でもないのに…

      医科様な「がん医療」「アウシュビッツ」ベルトコンベアーの上にのせられるだけ…

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  37. 「がん」こじらせて50、60そこそこで亡くなってしまう人たちって、休養のしかた、養生のしかたがまずい、どうしても「やすむ」っていうことができない、命の終わりまでジタバタ動き回る人たちが多いような気がしてならない…

    スパッと仕事を切って、勝手気ままに休んでおもうままのんびり穏やかに生活すればいいのにと思うけど、そこまでしてカラダをやすませようなんて気持ちにはさらさらならないのでしょうねえ…

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  38. 大腸がん アスピリンで予防…全国20施設 7000人臨床試験
    2015年11月30日3時0分

     解熱鎮痛薬として知られる「 アスピリン 」の大腸がん予防効果を確かめる7000人規模の臨床試験を、国立がん研究センター(東京都)や大阪府立成人病センターなどのチームが始めた。数百人規模の研究ではすでに確認されている効果をさらに詳しく調べて予防法の確立を目指す。研究チームによると、別の病気の治療に使う薬でがんを予防する試みは初めて。

     臨床試験は、日本医療研究開発機構の支援で、10月に始まった。研究チームの代表を石川秀樹・京都府立医大特任教授が務め、全国約20施設が参加している。

     計画によると、大腸がんになる危険性が高い大腸のポリープ(腺腫)を切除した40~69歳の7000人が対象。ポリープの大きさが1センチ以上なら、25%ががんになるとされる。

     対象者はアスピリンの一種・バイアスピリン(バイエル薬品)を4年間、毎日1錠(100ミリ・グラム)服用する。その後3年間かけて、同様にポリープを切除し、薬を飲まない3000人を対象とした別の臨床試験と、がん発症やポリープ再発を抑える効果の有無を比較する。

     バイアスピリンは医師の処方が必要で市販されていない。血を流れやすくする作用があり、脳梗塞や心筋梗塞の治療に使う。重い副作用は少ないとされるが、脳出血や胃潰瘍を起こすこともあるため安全性も慎重に確かめる。

     欧米では1980~90年代、「アスピリンを長期間服用している人に大腸がんが少ない」という研究報告が相次いだ。日本でもポリープを切除した約300人の臨床試験で、バイアスピリンを毎日服用すると、服用しない人よりポリープ再発率が4割抑えられたとする研究が昨年発表された。

     詳しい理由は不明だが、アスピリンには臓器の炎症を抑える作用もあり、これが大腸がん予防につながった可能性がある。ただ、チームは「副作用の恐れもあり、自己判断での服用は絶対に避けるべきだ」と話す。

     大腸がんは、食生活の欧米化に伴い急増。今年の新規患者は約13万6000人と推計され、がんの中で最も多く、予防できれば朗報となる。大腸がんで入院して手術を受ければ約100万円かかるが、バイアスピリンは1錠5・6円と安く、医療費削減も期待できそうだ。

     石川代表は「ポリープが多発する遺伝病『家族性大腸腺腫症』など難病への応用も目指したい」と話す。

      大腸癌研究会の杉原健一会長(東京医科歯科大特任教授)の話 「安全性の検証は必要だが、大腸がん患者は増えており、将来的にはアスピリンによる予防効果は期待できる。一方で、従来の検診や治療も大切だ」

     ◆ アスピリン  独バイエル薬品が1899年、鎮痛剤として発売を始めた。その後、解熱剤や抗炎症剤、血を流れやすくする薬としても用途が広がった。世界で年間1000億錠が使われているとされる。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20151130-118-OYTPT50171

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    1. 大腸がん、アスピリンで予防…検証へ臨床試験
      2015年11月30日6時22分

       解熱鎮痛薬として知られる「アスピリン」の大腸がん予防効果を確かめる7000人規模の臨床試験を、国立がん研究センター(東京都)や大阪府立成人病センターなどのチームが始めた。

       数百人規模の研究ではすでに確認されている効果をさらに詳しく調べて予防法の確立を目指す。研究チームによると、別の病気の治療に使う薬でがんを予防する試みは初めて。

       臨床試験は、日本医療研究開発機構の支援で、10月に始まった。研究チームの代表を石川秀樹・京都府立医大特任教授が務め、全国約20施設が参加している。

       計画によると、大腸がんになる危険性が高い大腸のポリープ(腺腫)を切除した40~69歳の7000人が対象。ポリープの大きさが1センチ以上なら、25%ががんになるとされる。

       対象者はアスピリンの一種・バイアスピリン(バイエル薬品)を4年間、毎日1錠(100ミリ・グラム)服用する。その後3年間かけて、同様にポリープを切除し、薬を飲まない3000人を対象とした別の臨床試験と、がん発症やポリープ再発を抑える効果の有無を比較する。

       バイアスピリンは医師の処方が必要で市販されていない。血を流れやすくする作用があり、脳梗塞や心筋梗塞の治療に使う。重い副作用は少ないとされるが、脳出血や胃潰瘍を起こすこともあるため安全性も慎重に確かめる。

       欧米では1980~90年代、「アスピリンを長期間服用している人に大腸がんが少ない」という研究報告が相次いだ。日本でもポリープを切除した約300人の臨床試験で、バイアスピリンを毎日服用すると、服用しない人よりポリープ再発率が4割抑えられたとする研究が昨年発表された。

       詳しい理由は不明だが、アスピリンには臓器の炎症を抑える作用もあり、これが大腸がん予防につながった可能性がある。ただ、チームは「副作用の恐れもあり、自己判断での服用は絶対に避けるべきだ」と話す。

       大腸がんは、食生活の欧米化に伴い急増。今年の新規患者は約13万6000人と推計され、がんの中で最も多く、予防できれば朗報となる。大腸がんで入院して手術を受ければ約100万円かかるが、バイアスピリンは1錠5・6円と安く、医療費削減も期待できそうだ。

       石川代表は「ポリープが多発する遺伝病『家族性大腸腺腫症』など難病への応用も目指したい」と話す。

       大腸癌研究会の杉原健一会長(東京医科歯科大特任教授)の話「安全性の検証は必要だが、大腸がん患者は増えており、将来的にはアスピリンによる予防効果は期待できる。一方で、従来の検診や治療も大切だ」

       ◆アスピリン=独バイエル薬品が1899年、鎮痛剤として発売を始めた。その後、解熱剤や抗炎症剤、血を流れやすくする薬としても用途が広がった。世界で年間1000億錠が使われているとされる。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20151129-118-OYT1T50116

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    2. 医科様な薬屋の次世代戦略…

      消炎鎮痛剤と交感神経刺激作用…
      https://www.google.co.jp/search?q=%E6%B6%88%E7%82%8E%E9%8E%AE%E7%97%9B%E5%89%A4+%E4%BA%A4%E6%84%9F%E7%A5%9E%E7%B5%8C%E5%88%BA%E6%BF%80%E4%BD%9C%E7%94%A8

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  39. [地球を読む]寄付の文化 活動収入苦戦 米の0.3%…垣添忠生 日本対がん協会会長
    2015年11月29日3時0分

     私がボランティアで会長を務める公益財団法人日本対がん協会(JCS)の活動資金は、幅広い個人や企業の皆さんからの寄付に依拠している。もっと寄付をいただけたら、広汎で強力ながん患者支援活動ができるが、現実には苦闘を続けている。支援活動を通して寄付文化を考えてみたい。

     世界最大のがん患者支援団体に、米国の対がん協会(ACS)がある。活動を支える寄付収入総額は2014年で約1000億円。JCSの3億4000万円とは大きな隔たりがある。

     ACSの寄付収入のうち約400億円は、リレーフォーライフ(RFL)活動によるものだ。RFLは、「がんは24時間眠らない」、「がん患者は24時間闘っている」という思いを共有する参加者が、交代でたすきをつなぎながら24時間グラウンドを歩き続け、がん患者支援・がん征圧のための寄付を募る活動である。

     米国で1985年に始まり、今では年間5000か所以上で開催されており、1か所平均の寄付額が800万円という計算になる。年間を通して募金箱を置いたり、ガレージセールを開いたりした草の根運動の積み重ねが400億円となるわけだ。

     日本でも、2006年の筑波大学を手始めにして全国に広がり、14年には43か所で開催されるようになった。それでも、寄付総額は1億3800万円にとどまり、米国との差は比較にならないほど大きい。

     イベント当日中心の寄付活動になりがちで、企業の寄付なども加えた寄付総額から必要経費を差し引くと、本部が預かるのは総額7800万円ほどだ。米国のように、RFLを年間を通した寄付集めの活動ととらえる考え方の変化が寄付額アップの糸口といえよう。

     寄付を元に、ACSは、がんの電話相談を24時間、365日、100人の相談員を配置して無料で受け、がん研究者に対して約170億円もの研究助成金を支給している。ホープロッジとよばれる無料宿泊施設を全米で31か所持ち、通院を要するがん患者とその家族を全世界から受け入れており、その年間維持費用にも約15億円を費やしている。

     巨額の寄付を集めるために、年間200億円近い費用を投じてテレビコマーシャルやネット上の呼びかけをしている。多くの寄付集めのプロ(ファンドレーザー)が働き、全米の大学生の就職先人気ランキングで11位に入るほど、米国人に認知されている。

     わが国でも、ユニセフ協会や国境なき医師団のような成功例もあることを考えると、JCSの、永年にわたる寄付に向けた戦略や人材不足は大きな反省材料である。

    善意引き出す社会作り

     米国には、社会で成功した富豪らが巨額の寄付をして、大学や病院、研究所を作る例がたくさんある。ハーバード大学、スタンフォード大学、スローン・ケタリングがんセンター、ジョン・ウェインがん研究所など、寄付者の名前をつけた施設が知られている。

     寄付を集めて学校、病院、図書館といった公共施設を建てること自体が珍しくない。歴史的、社会的、宗教的な背景の違いだろうが、自分たちの施設のために進んで寄付をし、身の回りのことは自分たちで決めるという風潮が昔からあった。

     ヨーロッパでは、中世末期からルネサンス期にかけて、金融業者や商人には、慈善事業や芸術活動への支援が「魂の癒やし」になるという考え方が生まれていた。企業のメセナ活動や芸術庇護ひご活動は、経済と芸術を結びつける環わであるとする考え方もあった。

     一方、日本では江戸時代から明治時代を通じて、人びとは幕府や政府など「お上」の命に従ってきた。東京大学の安田講堂など例外はあるが、一般人が自ら進んで公共施設に寄付をする文化風土はあまりなかった。それが、何でも税金や国家に頼ろうとする風潮となり、巨額の財政赤字につながってしまったと言えないだろうか。

     とはいえ、最近は、わが国にも様々な新しい兆しが見え始めている。少し前には、日本対がん協会に個人で1億円を寄付してくださった方がいて、その方の名前を冠した基金を多方面に活用させていただいた。

     がん患者や家族の癒やしの場である英国発祥の「マギーズセンター」を日本に作ろうという募金活動もある。病院でも自宅でもない快適な環境の家で、医学知識のあるボランティアに、友人のように気兼ねなく相談できる場だ。「マギーズ東京プロジェクト」と名付けて土地を確保し、ネットで2か月間に数千万円を集めた。活動の中心は女性で、他に仕事を持ちながらそれぞれの専門を生かしている。私も関わっているが、彼女たちの活力と前向きな姿勢には驚くばかりだ。

     東大の伊藤国際学術研究センター、京大の稲盛ホールなど、企業の創業者の大口寄付による施設開設が相次ぎ、企業文化の変化も注目される。

     参加者がたすきをつないで歩いて寄付を募るRFL自体も変わりつつある。静岡で参加したRFLでは、実行委員50人以上が年間を通して活動し、数か月間の募金活動を展開。周辺の大学から多数の学生ボランティアを動員し、さらにラグビー部員の協力を得てテントの設営や撤収の多くを自らで実践していた。2日間のイベントを、参加者が本当に楽し気に活動している様は誠に心地よかった。

     わが国の公益法人制度も変化している。1896年(明治29年)の民法制定とともにスタートしてから1世紀以上たった2004年、「公益法人制度改革に関する有識者会議」の提言によって、公益活動を担う民間の活力を高め、最適な対応ができるよう、制度が改められた。具体的には、法人設立を主務官庁が許可する方式をやめ、民間有識者からなる第三者機関が公益性を認定する形にした。

     これを受けて、例えば公益財団法人ヤマト福祉財団は、宅配便1個あたり10円の東日本大震災の被災地支援を決め、その他の寄付も含めて1年間に142億円以上の寄付金を集め、支援を行ったという。従来だったらできなかった活動といえる。

     公益財団法人の申請手続きは煩雑である。予算は翌年に繰り越せず、中長期的活動に取り組むのが難しいといった問題点もある。これらを改めることで、民間の善意と活力を最大限に引き出し、国民一人ひとりが「公」を担う自覚を持つ社会変革の実現が望まれる。社会貢献や寄付文化を義務教育で学んでよい時代だ。

     我が国は、家族、地域、職域を中心とした支え合いの社会が長年続いてきたが、この伝統的な社会が急速に変貌しつつある。個人や企業が新しい形で社会参画する相互扶助の共生社会をつくっていかないと、我が国の未来は明るくない。

      垣添忠生氏  1941年生まれ。東大医学部助手などを経て国立がんセンター病院勤務。手術部長、院長、総長、名誉総長を歴任。2007年3月から現職。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20151129-118-OYTPT50143

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  40. がん死亡率減へ、政府が「対策加速化プラン」
    2015年12月22日23時19分

     政府は22日、がんの死亡率を減少させる具体策を明記した「がん対策加速化プラン」をまとめた。

     焦点のたばこ税の引き上げについては、「厚生労働省として、税率引き上げを継続して要望する」と明記した。たばこ増税は、2017年4月の消費増税と同時に導入される軽減税率の財源として注目されている。

     塩崎厚労相は22日の記者会見で「がんを予防する観点から非常に重要な施策だ」と述べ、たばこ税の増税に意欲を示した。

     プランではこのほか、〈1〉2020年の東京五輪・パラリンピックまでに受動喫煙防止対策を強化する〈2〉市町村のがん検診受診率を公表し、受診を促す〈3〉子供が正しい知識を得るためにがん教育を行う――ことなどが盛り込まれた。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20151222-118-OYT1T50096

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    1. たばこ増税 表現弱める…厚労省 がん対策加速化最終案 
      2015年12月16日15時0分

       厚生労働省が年内にまとめる「がん対策加速化プラン」の最終案が16日、明らかになった。がんの早期発見で死亡者数を減らすため、市町村のがん検診受診率を公表し、受診を促すことなどが柱だ。

       プランには、子供が正しい知識を得るためにがんについての教育を行うことや、2019年のラグビーワールドカップと20年の東京五輪・パラリンピックまでに、受動喫煙防止対策を強化することも盛り込まれた。

       一方、たばこ増税については、「たばこ税の税率引き上げを継続して要望する」との表現にとどまった。厚労省がん対策推進協議会がプランの原案として今月上旬にまとめた提言では「たばこ税率を引き上げる」と明記されていたが、増税に対する慎重意見に配慮した。このほか、提言に盛り込まれていた「たばこの容器包装の注意文言を見直す」「たばこの広告の指針を見直す」との表現も、プランの最終案では削られた。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20151216-118-OYTPT50291

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    2. 「たばこ増税」明記せず…がん対策加速化最終案
      2015年12月16日12時31分

       厚生労働省が年内にまとめる「がん対策加速化プラン」の最終案が16日、明らかになった。

       がんの早期発見で死亡者数を減らすため、市町村のがん検診受診率を公表し、受診を促すことなどが柱だ。

       プランには、子供が正しい知識を得るためにがんについての教育を行うことや、2019年のラグビーワールドカップと20年の東京五輪・パラリンピックまでに、受動喫煙防止対策を強化することも盛り込まれた。

       一方、たばこ増税については、「たばこ税の税率引き上げを継続して要望する」との表現にとどまった。厚労省がん対策推進協議会がプランの原案として今月上旬にまとめた提言では「たばこ税率を引き上げる」と明記されていたが、増税に対する慎重意見に配慮した。

       このほか、提言に盛り込まれていた「たばこの容器包装の注意文言を見直す」「たばこの広告の指針を見直す」との表現も、プランの最終案では削られた。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20151216-118-OYT1T50034

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  41. 必要ない手術で乳房を切除のミス 千葉
    12月25日 17時56分

    腹くう鏡を使った手術を受けた患者が相次いで死亡した千葉県がんセンターで、今月上旬、30代の乳がん患者が別の患者の検査結果に基づいて手術を受け、直ちに切除する必要がなかった右の乳房をすべて切除してしまうミスがあったことが分かりました。

    千葉市中央区にある千葉県がんセンターによりますと、今月上旬、乳がんと診断された千葉県内の30代の女性が別の女性患者の検査結果に基づいて手術を受け、右の乳房をすべて切除してしまうミスがあったということです。
    女性患者は実際には初期のがんで、直ちに乳房をすべて切除する必要はなかったということです。
    手術で取り出した検体を調べたところ、がんの組織が検査結果と異なっていて、同じ日に検査を受けた別の患者と検査結果を取り違えていたことが分かったということです。取り違えた原因は今の時点では特定できていないということで、病院は外部の専門家を交えた事故調査委員会を設置して詳しく調べることにしています。
    千葉県がんセンターでは、7年前から去年2月までの間に腹くう鏡を使った手術を受けた患者11人が相次いで死亡し、第三者による検証委員会が多くのケースで手術方法の選択などに問題があったと指摘しています。
    記者会見した永田松夫病院長は「病院が改革に取り組むなか、このような事故を起こし深くおわび申し上げます。二度と起こすことがないよう努めてまいります」と謝罪しました。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151225/k10010353291000.html

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    1. 検体取り違え、手術必要ない患者の右乳房摘出
      2015年12月25日20時51分

       千葉県がんセンター(千葉市中央区)は25日、病理検査を行った乳がん患者2人の検体を取り違え、直ちに手術の必要がない早期がんの30歳代女性の右乳房を全摘出したと発表した。

       発表によると、同センターは10月中旬の同じ日、いずれも千葉県内の30歳代女性と50歳代女性に、針を刺して細胞組織を採取する「針生検」を実施。この際、検体を取り違えたために、30歳代女性を「進行がん」と診断し、本人と家族の同意を得て12月上旬、右乳房の全摘手術を行った。

       しかし、12月15日に摘出した部位を検査したところ、10月の針生検で見つかったがんとは異なり、早期がんと判明。17日、30歳代女性と50歳代女性の検体の遺伝子を調べたところ、2人の針生検の検体を取り違えていたことがわかった。同センターは「30歳代女性は、針生検の時点では全摘出する必要はなかった」としている。

       50歳代の女性は10月中旬の針生検で乳がんは確認できなかったが、外見から乳がんとわかる状態だったため同下旬、再び針生検を実施し、乳がんと確定した。

       同センターによると、針生検は、医師が検体を採取後、看護師が検体に患者名のラベルを貼り、看護補助者が病理検査科に検体を運び、臨床検査技師が細胞組織を染色して観察できる形にして病理医に渡す流れ。

       同センターはこの過程のいずれかで取り違えがあったとみて、18日、外部専門家を含む「院内事故調査委員会」を設置。今後、同調査委で原因究明を進め、30歳代女性への補償も検討するという。

       同センターでは昨年、2008年から14年に腹腔ふくくう鏡手術を受けた患者11人が相次いで死亡していたことが発覚し、再発防止に向けて改革に取り組んでいた。永田松夫病院長は25日、千葉県庁で記者会見し、「改革中に起きた事故で重く受け止めている。再発しないよう対策したい」と述べた。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20151225-118-OYT1T50115

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    2. 検査取り違え、乳房全摘出
      千葉県がんセンター

      2015年12月25日 20時21分 共同通信

       千葉県がんセンター(千葉市)は25日、早期の乳がんの30代女性患者(千葉県在住)と、別の患者の検査結果を取り違え、誤って30代女性患者の右乳房を手術で全摘出したと発表した。センターは「直ちに全摘出する必要性は低かった」として手術を受けた患者に謝罪した。

       センターは、外部の専門家を交えた院内事故調査委員会を設置し、原因を究明する方針。

       センターによると、10月中旬、30代女性患者の乳房に針を刺して組織を採取、がん細胞を調べる検査を実施した。だが、同じ日に検査を受けた別の50代女性患者の検査結果とセンター内で取り違え、12月に右側乳房の全摘出手術を行った。
      http://this.kiji.is/53080070896141814

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    3. 検体取り違え、手術必要ない患者の乳房を全摘出
      2015年12月25日21時34分

       千葉県がんセンター(千葉市中央区)は25日、病理検査を行った乳がん患者2人の検体を取り違え、直ちに手術の必要がない早期がんの30歳代女性の右乳房を全摘出したと発表した。

       発表によると、同センターは10月中旬の同じ日、いずれも千葉県内の30歳代女性と50歳代女性に、針を刺して細胞組織を採取する「針生検」を実施。この際、検体を取り違えたために、30歳代女性を「進行がん」と診断し、本人と家族の同意を得て12月上旬、右乳房の全摘手術を行った。

       しかし、12月15日に摘出した部位を検査したところ、10月の針生検で見つかったがんとは異なり、早期がんと判明。17日、30歳代女性と50歳代女性の検体の遺伝子を調べたところ、2人の針生検の検体を取り違えていたことがわかった。同センターは「30歳代女性は、最初の針生検の時点では全摘出する必要はなかった」としている。

       50歳代の女性は10月中旬の針生検では、30歳代女性の検体と取り違えられており、がん細胞は確認できなかったが、外見から乳がんが強く疑われる状態だったため同月下旬、再び針生検を実施し、乳がんと確定した。

       同センターによると、針生検は、医師が検体を採取後、看護師が検体容器に患者名のラベルを貼り、看護補助者が病理検査科に検体を運び、臨床検査技師が細胞組織を染色して観察できる形にして病理医に渡す流れ。

       同センターはこの過程のいずれかで取り違えがあったとみて、18日、外部専門家を含む「院内事故調査委員会」を設置。今後、同調査委で原因究明を進め、同センターは30歳代女性への補償も検討するという。

       同センターでは昨年、2008年から14年に腹腔ふくくう鏡手術を受けた患者11人が相次いで死亡していたことが発覚し、再発防止に向けて改革に取り組んでいた。永田松夫病院長は25日、千葉県庁で記者会見し、「改革中に起きた事故で重く受け止めている。再発しないよう対策したい」と述べた。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20151225-118-OYT1T50115

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  42. 子育て中のがん患者 推計5万6000人
    12月25日 15時39分

    子育て中にがんと診断される人は、年間、推計5万6000人に上り、その子どもたちは9万人近くになるとする調査結果を、国立がん研究センターのグループがまとめました。出産の高齢化が進むなか、子育て中のがん患者の実態が分かったのは初めてで、研究グループは、心理面で子どもを支える態勢作りなどが必要だとしています。

    国立がん研究センターのグループは、おととしまでの5年間にがん研究センターの中央病院に入院した患者のデータを基に、18歳未満の子どもを持つ全国のがん患者の数を推計しました。その結果、18歳未満の子どもを持つ人でがんと診断される人は、年間、5万6000人に上り、その子どもの数はおよそ8万7000人になったということです。また、中央病院のデータでは、患者の平均年齢は男性が46.6歳、女性が43.7歳で、子どもの平均年齢は11.2歳でした。
    子育て中にがんと診断されると、子どもに病気をどう伝えるのかや心理面で子どもをどう支えるのかなどさまざまな課題に直面することが予想されます。出産の高齢化が進むなか、こうしたケースは今後も増えるとみられていて、国立がん研究センターの井上泉特任研究員は「がん患者の子どもの存在は、社会の目がほとんど届かないところにあると思う。社会的なレベルで支援態勢作りを急ぐ必要があると思う」と話しています。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151225/k10010353051000.html

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  43. 乳房の誤切除 原因特定できず
    2015年12月26日(土) 15時54分掲載
    http://news.yahoo.co.jp/pickup/6185487

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    1. 乳房全摘出「喪失感計り知れず」患者ら怒りの声
      2015年12月26日17時40分

       千葉県がんセンターが患者の検体を取り違え、直ちに手術の必要がない早期がんの30歳代女性の右乳房を今月上旬に全摘出した問題の発覚を受け、乳がん患者や支援団体などから怒りや不安の声が上がっている。

       「乳房は女性として大切なもの。喪失感は計り知れない」「気の毒で言葉にならない」など衝撃は大きく、真相究明と再発防止の徹底を訴えている。

       全国のがん患者らでつくる「NPO法人ねむの樹」の金井弘子理事長(71)は、自身も53歳のときに乳がんで右乳房を全摘出した。治療当時を振り返り、「自分は手術前、胸に固執することはないと思っていたが、手術の後は喪失感があり、取り戻したいという気持ちになった。急に他人の胸が気になるようにもなった」と語る。

       それだけに今回の問題について、「正しい検査結果に基づいて自分で決断したのではなく、取り違えで摘出したというのは、気の毒で言葉にならない」と話す。

       同センターでは2008年~14年に、腹腔ふくくう鏡手術を受けた患者11人が相次いで死亡していたことが昨年発覚しており、金井理事長はそれらを指摘しながら「チェック体制を整えるべきだ」と求めた。

       がん患者の支援活動を行っている千葉県のNPO法人「支えあう会『α』」の五十嵐昭子理事長(65)は「乳房の切除は女性にとって大切なものを失うということ。さらに取り違えたとなると、患者のショックは計り知れない」と話した。

       埼玉県を拠点に活動するがん患者会「シャローム」代表の植村めぐみさんは「取り違えは絶対あってはならない。まだ30歳代であればなおさら人生に大きなダメージを負う」と話した。

       同センターに入院する知人の見舞いに来た千葉県市原市の女性(73)は「自分の家族にこういうことがあったら許せない」と憤った。

       同センターは、弁護士や病理医ら9人でつくる「院内事故調査委員会」の初会合を年明けに開き、原因究明に取り組むとともに、再発防止策を講じるとしている。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20151226-118-OYT1T50072

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    2. 患者団体 怒りや不安 「ショック計り知れず」…乳房全摘出
      2015年12月26日15時0分

       千葉県がんセンターが患者の検体を取り違え、直ちに手術の必要がない早期がんの30歳代女性の右乳房を今月上旬に全摘出した問題の発覚を受け、乳がん患者や支援団体などから怒りや不安の声が上がっている。「乳房は女性として大切なもの。喪失感は計り知れない」「気の毒で言葉にならない」など衝撃は大きく、真相究明と再発防止の徹底を訴えている。

       全国のがん患者らでつくる「NPO法人ねむの樹」の金井弘子理事長(71)は、自身も53歳のときに乳がんで右乳房を全摘出した。治療当時を振り返り、「自分は手術前、胸に固執することはないと思っていたが、手術後は喪失感があり、取り戻したいという気持ちになった。急に他人の胸が気になるようにもなった」と語る。

       それだけに今回の問題について、「正しい検査結果に基づいて自分で決断したのではなく、取り違えで摘出したというのは、気の毒で言葉にならない」と話す。

       同センターでは2008年~14年に、腹腔ふくくう鏡手術を受けた患者11人が相次いで死亡していたことが昨年発覚しており、金井理事長はそれらを指摘しながら「チェック体制を整えるべきだ」と求めた。

       がん患者の支援活動を行っている千葉県のNPO法人「支えあう会『α』」の五十嵐昭子理事長(65)は「乳房の切除は女性にとって大切なものを失うということ。さらに取り違えたとなると、患者のショックは計り知れない」と話した。

       埼玉県を拠点に活動するがん患者会「シャローム」代表の植村めぐみさんは「取り違えは絶対あってはならない。まだ30歳代であればなおさら人生に大きなダメージを負う」と話した。

       同センターに入院する知人の見舞いに来た千葉県市原市の女性(73)は「自分の家族にこういうことがあったら許せない」と憤った。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20151226-118-OYTPT50300

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    3. 乳房全摘出、病院長「原因特定できていない」
      2015年12月26日10時41分

       あってはならない医療事故がまた起きた。

       千葉県がんセンター(千葉市中央区)で患者の検体を取り違え、30歳代の女性が直ちに必要のない手術で右乳房を全摘出された事態を受け、記者会見した同センターの永田松夫病院長らは「患者さま、ご家族に深くおわび申し上げる」と深々と頭を下げた。ただ、原因については「現時点では特定できていない」と述べるにとどめ、専門家らによる調査委員会で究明するとした。

       早期がんの30歳代女性と進行がんの50歳代女性の検体は同じ日に採取されていた。永田病院長らによると、取り違えが起きた「針生検」と呼ばれる病理検査は、マニュアル通りに行われていれば、病理医が診断を終えるまでに乳腺外科の主治医と看護師、看護補助者、病理検査科の臨床検査技師、複数の検査補助者、病理医の9人前後が関与する。各段階で取り違えを防ぐため、患者名などを書いたラベルを貼った検体容器や伝票を照合する決まりだ。

       このうち、乳腺外科と病理検査科のどの段階でミスが起きたかについてセンター側は「今のところわからない」と繰り返した。また、必要のない手術で乳房を全摘出した責任を問われると、永田病院長は「そこの部分は戻らない。大変重く受け止めている」と硬い表情で答えた。

       同センターは、透明性を確保するため、弁護士や病理医ら外部委員4人を含む計9人の「院内事故調査委員会」を設置。これに先立ち病院側が行った医師や看護師ら関係者5人への聞き取り調査では、「マニュアル通り行っていた」と答えたといい、調査委で徹底的な原因究明を行い、再発防止策を講じるとしている。

       病理検査は、針などを使い患者から採取した組織を顕微鏡などで詳しく調べる検査。がんの広がりや種類などの診断に活用し、切除範囲の決定など治療方針に大きな影響を与える。

       組織を採取し、臨床検査技師が標本を作り、病理医が診断する。一連の過程には、医師以外に複数の医療スタッフも関わる。

       多くの患者を診療する病院はどこも、検査前に患者本人に名前を名乗ってもらい、検体に貼ったラベルの氏名と照合するなどの手順はマニュアル化している。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20151226-118-OYT1T50032

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    4. 乳房全摘出 検体混同 進行がんと誤認 院長「原因特定できず」
      2015年12月26日3時0分

       あってはならない医療事故がまた起きた。千葉県がんセンター(千葉市中央区)で患者の検体を取り違え、30歳代の女性が直ちに必要のない手術で右乳房を全摘出された事態を受け、記者会見した同センターの永田松夫病院長らは「患者さま、ご家族に深くおわび申し上げる」と深々と頭を下げた。ただ、原因については「現時点では特定できていない」と述べるにとどめ、専門家らによる調査委員会で究明するとした。

       早期がんの30歳代女性と進行がんの50歳代女性の検体は同じ日に採取されていた。永田病院長らによると、取り違えが起きた「針生検」と呼ばれる病理検査は、マニュアル通りに行われていれば、病理医が診断を終えるまでに乳腺外科の主治医と看護師、看護補助者、病理検査科の臨床検査技師、複数の検査補助者、病理医の9人前後が関与する。各段階で取り違えを防ぐため、患者名などを書いたラベルを貼った検体容器や伝票を照合する決まりだ。

       このうち、乳腺外科と病理検査科のどの段階でミスが起きたかについてセンター側は「今のところわからない」と繰り返した。また、必要のない手術で乳房を全摘出した責任を問われると、永田病院長は「そこの部分は戻らない。大変重く受け止めている」と硬い表情で答えた。

       同センターは、透明性を確保するため、弁護士や病理医ら外部委員4人を含む計9人の「院内事故調査委員会」を設置。これに先立ち病院側が行った医師や看護師ら関係者5人への聞き取り調査では、「マニュアル通り行っていた」と答えたといい、調査委で徹底的な原因究明を行い、再発防止策を講じるとしている。

       病理検査は、針などを使い患者から採取した組織を顕微鏡などで詳しく調べる検査。がんの広がりや種類などの診断に活用し、切除範囲の決定など治療方針に大きな影響を与える。

       組織を採取し、臨床検査技師が標本を作り、病理医が診断する。一連の過程には、医師以外に複数の医療スタッフも関わる。

       多くの患者を診療する病院はどこも、検査前に患者本人に名前を名乗ってもらい、検体に貼ったラベルの氏名と照合するなどの手順はマニュアル化している。

      患者取り違え 後絶たず

       患者や検体の取り違えによる医療事故は後を絶たない。

       横浜市立大病院(横浜市)では1999年1月、それぞれ心臓と肺の手術を受ける予定だった男性患者2人を取り違える事故が起きた。病棟の看護師が1人で2人の患者を搬送し、手術室の看護師に受け渡す際に間違いが生じた。同病院は事故後、名前を記入したリストバンドを患者に着けるなどの対策を講じた。

       乳がんを巡っては昨年、兵庫県高砂市の高砂市民病院で、病理検査を受けた女性2人の検体を取り違え、誤った検査結果を伝えるミスが起きた。良性だった女性は、別の病院で乳腺の一部と周囲を切除する手術を受けた。摘出した組織からがん細胞が見つからず、誤りが判明した。

       国立成育医療研究センター(東京都世田谷区)では2013年12月、小児がんの一種の「神経芽腫」の男児に移植する予定だった本人の幹細胞を、同じ病気で入院していた別の女児に誤って移植した。主治医の思い違いなどが原因だった。

       また、熊本大病院(熊本市)や大阪市立総合医療センターなどでは、肺がん患者の検体を取り違え、別の患者の肺の一部を摘出した。東北大病院(仙台市)では07年12月、前立腺肥大症の患者を前立腺がんの患者と取り違え、誤って前立腺を摘出する事故が起きている。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20151226-118-OYTPT50143

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    5. 患者取り違え乳房全摘出…千葉県がんセンター 早期がん30代女性
      2015年12月26日3時0分

       千葉県がんセンター(千葉市中央区)は25日、病理検査を行った乳がん患者2人の検体を取り違え、直ちに手術の必要がない早期がんの30歳代女性の右乳房を全摘出したと発表した。

      50代女性と検体同日採取

       発表によると、同センターは10月中旬の同じ日、いずれも千葉県内の30歳代女性と50歳代女性に、針を刺して細胞組織を採取する「針生検」を実施。この際、検体を取り違えたために、30歳代女性を「進行がん」と診断し、本人と家族の同意を得て12月上旬、右乳房の全摘手術を行った。

       しかし、12月15日に摘出した部位を検査したところ、進行がんではなく早期がんと判明。17日、30歳代女性と50歳代女性の検体の遺伝子を調べたところ、2人の針生検の検体を取り違えていたことがわかった。同センターは「30歳代女性は、最初の針生検の時点では全摘出する必要はなかった」としている。

       50歳代の女性は10月中旬の針生検では、30歳代女性の検体と取り違えられており、がん細胞は確認できなかったが、外見から乳がんが強く疑われる状態だったため同月下旬、再び針生検を実施し、乳がんと確定。既に治療を始めている。

       同センターによると、針生検は、医師が検体を採取後、看護師が検体容器に患者名のラベルを貼り、看護補助者が病理検査科に検体を運び、臨床検査技師が細胞組織を染色して観察できる形にして病理医に渡す流れ。

       同センターはこの過程のいずれかで取り違えがあったとみて、18日、外部専門家を含む「院内事故調査委員会」を設置。今後、同調査委で原因究明を進め、同センターは30歳代女性への補償も検討するという。

       同センターでは昨年、2008年から14年に腹腔ふくくう鏡手術を受けた患者11人が相次いで死亡していたことが発覚し、再発防止に向けて改革に取り組んでいた。永田松夫病院長は25日、千葉県庁で記者会見し、「改革中に起きた事故で重く受け止めている。再発しないよう対策したい」と述べた。

      徹底的に究明必要

        医療安全が専門の長尾能雅・名古屋大教授の話 「検体管理は過程が複雑で、事故発生のリスクが高い。対策もとられていたはずだが、徹底されていなかったのかもしれない。どこで、なぜ間違いが起きたのかを徹底的に究明する必要がある。千葉県がんセンターは、腹腔鏡手術の問題で検証が行われたばかりだが、情報の公表は、説明責任を果たすうえで重要だ。他の病院への注意喚起にもなる」

       ◆千葉県がんセンター◆ 千葉県内のがん診療の拠点病院として1972年に県が開設した。病床数は341で県病院局が管理・運営している。腹腔鏡を使った膵臓(すいぞう)や肝臓などの切除手術を受けた患者11人が死亡していたことが、昨年発覚。第三者委員会は今年3月、臓器をうまく縫合できなかったり、術後の検査が不十分だったりする問題があったと指摘した。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20151226-118-OYTPT50132

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  44. 乳房全摘出、検体取り違え疑わず…検査結果矛盾
    2015年12月27日9時22分

     千葉県がんセンター(千葉市中央区)が乳がんの女性患者2人から採取した病理検査の検体を取り違え、誤って1人の右乳房を全摘出した医療事故で、当初の診察とは矛盾する検査結果が出たにもかかわらず、同センターがこれを重視せず、検体の取り違えを疑っていなかったことがわかった。

     2人は同じ日に病理検査を受けており、同センターは「検査結果は、(取り違えに気付く)一つのポイントだった」と認めている。

     2人は10月中旬、針を刺して細胞組織を採取する「針生検」を受けた。1人は30歳代の早期がん患者。もう1人は50歳代で、医師の視診などで当初から「進行がん」が疑われていた。

     生検の結果、30歳代の検体からはがん組織が検出されず、50歳代の検体から進行がんの組織が検出された。しかし、検体が取り違えられていたため、「50歳代の女性からがん組織が見つからない」という事態になったが、同センターは「針生検(の精度)には限界があり、がん組織が採取できないことはしばしばある」として、この結果を「偽陰性」と判断。検体の取り違えを疑わず、再検査を行って進行がんと診断し、必要な治療を行っている。

     一方、生検の結果から30歳代の女性は誤って進行がんと診断され、12月上旬、直ちに必要がないにもかかわらず、右乳房の全摘出手術を受けた。その時に採取された組織と10月の生検で採取された組織ではがんの型が異なっていたため、検体の取り違えが判明した。

     同センターは今月18日、外部専門家を含む「院内事故調査委員会」を設置した。委員会では、どうして検体の取り違えが起きたかだけでなく、検査結果の評価が妥当だったかについても検証の焦点になりそうだ。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20151227-118-OYT1T50010

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  45. 「重粒子線」がん治療 小型化した新装置開発
    1月8日 18時29分

    放射線の一種の「重粒子線」を使ったがん治療を行っている千葉市の放射線医学総合研究所は、超電導磁石を使うことで従来より小型化した新たな治療装置を日本で初めて開発し、8日、報道陣に公開しました。

    公開されたのは放射線医学総合研究所と電機メーカーの東芝が共同で開発した重粒子線を使った回転型の治療装置です。
    研究所では、従来の放射線よりがん細胞を壊す力が強い「重粒子線」を使ったがん治療を進めてきましたが、非常に大きな治療装置となるのが課題でした。
    開発された新たな治療装置は、重粒子線を調節する磁石として日本で初めて超電導磁石を使い、装置全体を長さ13メートル重さ300トンと、従来の半分程度に小型化できたということです。
    また、これまでは重粒子線をがん細胞に集中して照射するためには患者が横たわる台を傾ける必要がありましたが、重粒子線の照射口を回転させて360度、どの角度からも正確に当てることができ、患者の負担軽減や副作用をおさえることにもつながると期待されています。研究所では新年度・平成28年度内にこの装置を使った治療を始める予定です。
    重粒子線治療は、現在、国内5か所の医療機関で行われていますが、研究所では装置の小型・軽量化により今後、重粒子線治療の普及を目指したいとしています。
    放射線医学総合研究所重粒子医科学センターの辻比呂志治療課長は「これまで放射線治療が難しかった部分のがん治療にも利用できると考えられる。患者の負担を減らし患者にやさしい治療を進めていきたい」と話しています。

    重粒子線がん治療とは

    重粒子線を使ったがん治療は、炭素イオンの粒子を光に近い速さまで加速させた「重粒子線」をがん細胞に当てる先進医療です。
    従来の放射線と比べ、狙った患部に集中して当ててがん細胞をピンポイントで壊すことができるうえ、正常な細胞へのダメージが少なく、患者の体への負担も少なくできるのが特徴です。
    先進医療として位置づけられているため、保険診療ではなく治療費は高額になります。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160108/k10010365521000.html

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  46. 時天空、悪性リンパ腫で闘病…時津風親方が公表
    2016年1月8日17時49分

     初場所の休場が決まった元小結で十両の時天空(36)(モンゴル出身)について、師匠の時津風親方(元幕内時津海)は8日、悪性リンパ腫で闘病中であることを公表した。

     師匠によると、昨年秋場所後に右脇腹に痛みを訴え、検査で判明。抗がん剤治療を受け、都内の病院に入院している。師匠は「発見が早かったので、(治療の)経過は良好。本人は一生懸命(病気を)克服したいと言っている」と話した。当面は治療に専念し、現役を続けるかどうかは今後、話し合って決めるという。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20160108-118-OYT1T50072

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  47. がん、息で手軽に診断…高精度センサー実用化へ
    2016年1月9日14時50分

     人の息だけでがんや糖尿病などにかかっている疑いを診断できる高精度センサーが産官学合同で開発され、2022年にも実用化される見通しとなった。

     将来的には、センサーをスマートフォンなどに組み込み、個人でも手軽にチェックできるようになる可能性もある。早期発見で、膨らむ医療費の抑制にもつながると期待される。

     国立研究開発法人の物質・材料研究機構(NIMS、茨城県つくば市)が中心となって、呼気のにおいを分析し、含有物質を高精度で判別できる小型センサーを開発した。京セラ、NEC、住友精化、大阪大、スイスの精密機器メーカーと合同で実用化を進めている。

     数ミリ四方の小さいチップであるセンサーに搭載された「膜」が呼気の特徴を検知し、がん患者の呼気に含まれる特有の物質の有無などをチェックしてがんの疑いがあるか判定する仕組みだ。センサーを搭載したり接続したりしたスマホやパソコンなどにグラフや数値で結果が示される。

     NIMSによると、センサーの精度を高め、においに関するデータを蓄積していけば、がんの種類も見極められるようになる可能性が高いという。

     糖尿病や腎臓病、肝臓病、ぜんそく、ピロリ菌なども呼気に特徴が出るといい、センサーで様々な病気の判別ができるようになりそうだ。医療機関の診断のほか、個人が健康や病気をセルフチェックする機器として用いることが検討されている。

     小型センサー1個の製造コストは数百円ほどで量産できる。実用化には、がんのにおい物質に関するデータの収集や精度を高めるための開発、国による医療機器の認証などにより、6年ほどかかる見通しだ。

     がんは日本人の死因のトップで、年間40万人近くが死亡している。内閣府による14年の調査では、がん検診の受診率は約40%で、欧米の先進国の半分程度という。受診しない理由は「時間がない」「費用がかかる」「痛みに不安がある」などが多く、手軽な呼気診断は受診率向上につながりそうだ。ただし、病気の確定には医療機関で詳しい検査を受けることが必要だ。

     がんに詳しい日本医科大の宮下正夫教授(消化器外科)は「がん治療には早期発見が有効だ。呼気による簡単な検査が普及すれば画期的だ」としている。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20160109-118-OYT1T50089

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  48. 乳房全摘出 病理診断前、入れ替わる がん患者検体…院内事故調 初会合
    2016年1月9日3時0分

     千葉県がんセンター(千葉市)が乳がん患者の検体を取り違えた医療事故で、取り違えられた患者2人の検体は、医師による採取から病理診断前の保存作業までの間に入れ替わっていたことが8日、病院関係者への取材で分かった。検体の保存作業を行った臨床検査技師が病理医に渡した段階で既に取り違えが起きていたことになる。病院側は同日夜、外部の医師や弁護士らが加わった「院内事故調査委員会」の初会合でこうした経緯を説明した。

     今回の医療事故では、30歳代の早期がん患者と、50歳代の進行がん患者の検体を取り違え、早急な手術の必要がない30歳代患者の右乳房を全摘出していた。

     病院関係者によると、乳腺外科の担当医師は2015年10月中旬の同じ日に、2人の患者に針を刺して細胞組織を採取する「針生検」を行った。約1時間を空けて別々に採取し、それぞれ検体容器に入れた。看護師が患者の名前などを記したラベルを二つの容器に貼った。

     その後、検体容器は同科から病理検査科に一緒に運ばれ、臨床検査技師が翌日、検体を固めたパラフィンブロックを作製する作業を終えた。薄く切り取った診断用の切片はプレパラートに載せて病理医に提出し、病理医は病理診断の結果をカルテに記入した。

     この診断を基に同年12月上旬、誤って30歳代患者に対する右乳房の全摘出手術が行われたが、病院が保存していたパラフィンブロックと、2人の患者から改めて採取した検体の遺伝子検査を行ったところ、ブロックが入れ替わっていたことが明らかになった。

    パラフィンブロック 患者から採取した検体組織などをロウ状の化合物「パラフィン」に浸透させ、固めた生体試料。柔らかい組織を固定することで切りやすくなり、長期保存できる。病理医はプレパラート上の薄く切り取った切片を顕微鏡で調べ、がん細胞の状態などを確認する。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20160109-118-OYTPT50105

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    1. 乳房誤摘出 過程を検証=千葉
      2016年1月9日5時0分

       ◆調査委員長「早期に報告」

       県がんセンターの乳がん患者取り違え事故で、外部専門家を含む「院内事故調査委員会」が8日に始動し、本格的な調査が始まった。検体処理の過程で「丁寧な確認作業が行われていれば防げた事故」(県幹部)で、調査委は臨床病理部の処理の実態を詳しく調べている。(服部有希子)

       調査委は、佐々木毅・東大医学部准教授、武井寛幸・日本医科大教授、長谷川剛・上尾中央総合病院院長補佐、山下洋一郎弁護士の4人の外部委員と、がんセンター幹部ら5人で構成。長谷川氏を委員長に選出し、病理検査科での検体処理を集中的に検証した。

       今回の医療事故では特に、どこで2患者の検体が入れ替わったのかや、正しい手順で検体処理が行われていたかが原因究明の主なテーマだ。

       病理検査科では、臨床検査技師が〈1〉検体容器からピンセットで検体を別の容器(カセット)に移す〈2〉翌日、カセットから検体を取り出し、ロウ状に固めた「パラフィンブロック」を作る〈3〉一部を病理医に提出し、一部を保存する――などの処理を行う。

       過程は複雑で「間違えるリスクが高い」(病院関係者)とされ、調査委は初会合で病理検査科から検証を始めた。どの患者の検体かを確認しながら一つ一つ処理するのが基本で、1人の技師が複数の検体を同時に処理していなかったかなども焦点となる。

       検体取り違えの再発防止策をまとめるため、病理検査科の処理実態の解明に軸足を置いた調査が進むとみられている。

       一方、調査委は次回の会合を18日に開き、乳腺外科での過程を検証する。医師や看護師が患者の名前を確認したかや、看護師がすぐにラベルを貼り付けたかなどが検証される見通しだ。

       長谷川委員長は「できるだけ早急に調査を進め、的確な報告を早期に行う」とのコメントを出した。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20160108-119-OYTNT50281

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    2. 乳房全摘事故、病理診断前に検体入れ替わる
      2016年1月9日10時53分

       千葉県がんセンター(千葉市)が乳がん患者の検体を取り違えた医療事故で、取り違えられた患者2人の検体は、医師による採取から病理診断前の保存作業までの間に入れ替わっていたことが8日、病院関係者への取材で分かった。

       検体の保存作業を行った臨床検査技師が病理医に渡した段階で既に取り違えが起きていたことになる。病院側は同日夜、外部の医師や弁護士らが加わった「院内事故調査委員会」の初会合でこうした経緯を説明した。

       今回の医療事故では、30歳代の早期がん患者と、50歳代の進行がん患者の検体を取り違え、早急な手術の必要がない30歳代患者の右乳房を全摘出していた。

       病院関係者によると、乳腺外科の担当医師は2015年10月中旬の同じ日に、2人の患者に針を刺して細胞組織を採取する「針生検」を行った。約1時間を空けて別々に採取し、それぞれ検体容器に入れた。看護師が患者の名前などを記したラベルを二つの容器に貼った。

       その後、検体容器は同科から病理検査科に一緒に運ばれ、臨床検査技師が翌日、検体を固めたパラフィンブロックを作製する作業を終えた。薄く切り取った診断用の切片はプレパラートに載せて病理医に提出し、病理医は病理診断の結果をカルテに記入した。

       この診断を基に同年12月上旬、誤って30歳代患者に対する右乳房の全摘出手術が行われたが、病院が保存していたパラフィンブロックと、2人の患者から改めて採取した検体の遺伝子検査を行ったところ、ブロックが入れ替わっていたことが明らかになった。

       同センターなどによると、針生検は、マニュアル通りに行われていれば、病理医が診断を終えるまでに乳腺外科の主治医と看護師、看護補助者、病理検査科の臨床検査技師、複数の検査補助者、病理医の9人前後が関与する。各段階で取り違えを防ぐため、患者名などを書いたラベルを貼った検体容器や伝票を照合する決まりになっているという。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20160108-118-OYT1T50136

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  49. TV番組でがん公表、竹田圭吾さんが死去
    2016年01月10日 22時22分

     竹田圭吾氏 51歳(たけだ・けいご=ジャーナリスト)10日、膵臓すいぞうがんで死去。

     葬儀の日程は未定。

     ニューズウィーク日本版編集長を務めた後、フリーのジャーナリストとなった。フジテレビ系「とくダネ!」や「Mr.サンデー」などのコメンテーターとして活躍し、昨秋の同番組内で、がんであることを公表していた。
    http://www.yomiuri.co.jp/culture/20160110-OYT1T50116.html

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    1. 移植待機の少年 脳死で臓器提供へ 事前に家族間で協議
      2016年1月10日3時0分

       日本臓器移植ネットワークは9日、三重県伊勢市の伊勢赤十字病院に入院中の15歳以上18歳未満の少年が、改正臓器移植法に基づき脳死と判定されたと発表した。少年は特発性拡張型心筋症を患い心臓移植を待っていた。脳死と判断された場合には臓器を提供しようと家族間で話し合いが行われていたという。

       発表によると、少年はくも膜下出血を起こし、8日に脳死と判定された。肺、肝臓、すい臓、腎臓が提供される。

       少年の家族は移植ネットを通じて、「息子の想おもいはかなわず、提供する側へと変わった。息子の命を誰かにつなげることで誰かが助かると思う」などとのコメントを出した。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20160110-118-OYTPT50099

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    2. 想いかなわず、臓器提供する側へ…少年脳死判定
      2016年1月9日20時46分

       日本臓器移植ネットワークは9日、三重県伊勢市の伊勢赤十字病院に入院中の15歳以上18歳未満の少年が、改正臓器移植法に基づき脳死と判定されたと発表した。

       少年は特発性拡張型心筋症を患い心臓移植を待っていた。脳死と判断された場合には臓器を提供しようと家族間で話し合いが行われていたという。

       発表によると、少年はくも膜下出血を起こし、8日に脳死と判定された。肺、肝臓、すい臓、腎臓が提供される。

       少年の家族は移植ネットを通じて、「息子の想おもいはかなわず、提供する側へと変わった。息子の命を誰かにつなげることで誰かが助かると思う」などとのコメントを出した。

                ◇

       家族のコメント全文は以下の通り。

       私たちの息子は、特発性拡張型心筋症で移植を待つ待機側の人間でしたが、その想おもいはかなわず、提供する側へとかわることになりました。

       もし、待機期間が短く、心臓を移植できていたら、息子は命をつなげられていたと思います。万が一、逆の立場になったときは、提供する側へまわろうと以前より話し合っていたため、今回の提供となりました。

       息子の命を誰かにつなげることで誰かが助かり、また、この機会に臓器提供への理解が得られれば、助けられる命がたくさんあると思います。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20160109-118-OYT1T50124

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  50. エネルギー政策へ提言 澤昭裕さん死去
    1月17日 15時05分

    エネルギー問題に詳しい論客として、原子力政策や地球温暖化対策などへの提言を続けてきた、「21世紀政策研究所」の澤昭裕さんが、16日、すい臓がんのため亡くなりました。58歳でした。

    澤さんは大阪府出身で、一橋大学を卒業後、昭和56年に当時の通商産業省に入り、経済産業省や資源エネルギー庁で環境や資源の問題を担当する課長などを歴任しました。
    その後、東京大学の教授を経て、平成19年からは経団連のシンクタンク「21世紀政策研究所」の研究主幹を務め、エネルギーの安定供給を重視した地球温暖化対策の必要性を論じ、原発事故が起きて以降は、安全性を確保したうえでの原発再稼働の必要性を指摘するなど、エネルギー政策への提言を続けてきました。
    澤さんはインターネットでも提言を発信していて、今月4日には「私の提言-総集編-」と題し、これまでの活動や提言をまとめる形で自身のブログを更新していました。
    澤さんは去年秋ごろから体調不良を訴え、その後、療養を続けていたということで、16日未明、すい臓がんのため、東京都内の病院で亡くなりました。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160117/k10010375111000.html

    http://koibito2.blogspot.jp/2015/12/blog-post_17.html?showComment=1453023872789#c753077133746087867

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  51. がんの部位別10年生存率、初集計…国立がん研
    2016年1月20日7時17分

     国立がん研究センターの研究班は、がんの部位別10年生存率を初めて集計し、全国がん(成人病)センター協議会のホームページ( http://www.zengankyo.ncc.go.jp/etc/ )で20日公開する。

     5年生存率は以前からあったが、10年生存率の大規模な集計は初の取り組みで、肝臓、乳がんなど部位により5年生存率と大きな差があることが新たに判明した。

     10年生存率の集計は、がん診療を専門的に手がける県立がんセンターなど16病院を対象に、1999年から2002年に診療した約3万5000人のデータを部位別に分析した。

     それによると、最も高かったのは甲状腺で90・9%。患者の多いがんでは、大腸が69・8%、胃が69%、肺は33・2%だった。食道、肝臓、膵すい臓は30%未満にとどまった。

     生存率を5年と10年で比較すると、胃や大腸では大きな差はなかったが、肝臓がん(5年32・2%→10年15・3%)、乳がん(同88・7%→同80・4%)では大きな差が見られた。

     国立がん研究センターの若尾文彦・がん対策情報センター長は「これまで5年生存率が治療効果を図る目安とされてきたが、今回の集計で、部位によっては10年生存率との差が大きいことがわかり、長期にわたるフォローの重要性が明確になった」と話している。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20160120-118-OYT1T50005

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    1. がん10年生存率初集計 肝臓 5年から大きく低下…国立がん研
      2016年1月20日3時0分

       国立がん研究センターの研究班は、がんの部位別10年生存率を初めて集計し、全国がん(成人病)センター協議会のホームページ( http://www.zengankyo.ncc.go.jp/etc/ )で20日公開する。5年生存率は以前からあったが、10年生存率の大規模な集計は初の取り組みで、肝臓、乳がんなど部位により5年生存率と大きな差があることが新たに判明した。

       10年生存率の集計は、がん診療を専門的に手がける県立がんセンターなど16病院を対象に、1999年から2002年に診療した約3万5000人のデータを部位別に分析した。

       それによると、最も高かったのは甲状腺で90・9%。患者の多いがんでは、大腸が69・8%、胃が69%、肺は33・2%だった。食道、肝臓、膵すい臓は30%未満にとどまった。

       生存率を5年と10年で比較すると、胃や大腸では大きな差はなかったが、肝臓がん(5年32・2%→10年15・3%)、乳がん(同88・7%→同80・4%)では大きな差が見られた。

       国立がん研究センターの若尾文彦・がん対策情報センター長は「これまで5年生存率が治療効果を図る目安とされてきたが、今回の集計で、部位によっては10年生存率との差が大きいことがわかり、長期にわたるフォローの重要性が明確になった」と話している。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20160119-118-OYTPT50474

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    2. がん患者 10年後の相対生存率を初公表
      1月20日 5時32分

      国立がん研究センターの研究班は、全国3万5000人の患者のデータを基に、がん患者全体の10年生存率は、58.2%だったとする調査結果を公表しました。

      国立がん研究センターの研究班は、平成14年までの4年間にがんと診断された全国の患者3万5000人のデータを基に、28種類のがんについて、診断から10年後の相対生存率をまとめました。
      その結果、がん患者全体の10年後の相対生存率は58.2%でした。
      また、部位別に見ますと、胃がんでは69%、大腸がんでは69.8%で、それぞれ5年後の相対生存率と比べ、胃がんは1.9ポイント低下、大腸がんは2.3ポイント低下していました。
      一方、肝臓がんの10年後の相対生存率は15.3%、乳がんは80.4%、肺がんは33.2%で、それぞれ5年後の相対生存率と比べ、肝臓がんは16.9ポイント低下、乳がんは8.3ポイント低下、肺がんは6.3ポイント低下していました。
      がんの相対生存率は、これまで診断から5年後のものが発表されていますが、国内で大規模な患者のデータを基に10年後の相対生存率が公表されたのは初めてだということです。
      集計を行った群馬県衛生環境研究所の猿木信裕所長は、「がんの種類によっては、治療後のフォローが5年でよいものと、ずっと見ていかなければいけないものがあることが、データとして見えるようになったのは大きいと思う」と話しています。

      データを見ることができる、全国がん(成人病)センター協議会のアドレスは、次のとおりです。
      http://www.zengankyo.ncc.go.jp/

      http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160120/k10010378381000.html

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    3. それぞれ生活の条件がみな違って、同じものはないと思っておかなきゃいけないのに…

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    4. [スキャナー]がん10年生存 部位で差 肝臓・乳 5年以降も検査重要
      2016年1月21日3時0分

       全国32のがん専門病院で作る「全国がん(成人病)センター協議会」が20日、がん患者の10年生存率のデータをホームページで公表した。従来、5年生存が治癒したかどうかの一つの目安とされてきたが、肝臓がんや乳がんなど、がんの種類によっては、5年以降も生存率が下がることが初めて数字で裏付けられた。こうしたがんについては、定期的に検査を受けるなど、長期間の経過観察が重要だ。(医療部 高橋圭史、原隆也)

        58%

       「これまで5年生存率の集計はあったが、その後、がんが、どんな経過をたどるのかを見る明確なデータはなかった。今回のデータは、がんの部位別に、どこまで患者をフォローする必要があるのかを考えるうえで重要な情報になる」

       10年生存率が初集計された意義について、国立がん研究センターの堀田知光・理事長は、こう強調する。

       がん全体の10年生存率は58・2%だが、部位別にみると、差が大きい。

       甲状腺は90%を超える一方、病気の進行が比較的早い食道は29・7%。早期に発見しにくく、手術で取り除くことが難しい膵臓すいぞうは5%にも満たない。

        5年完治?

       主ながんについて、5年生存率と10年生存率を比較すると、胃や大腸は2ポイント程度しか変わらず、生存率のグラフは5年を超えるとほぼ横ばいになる。これらのがんは早期発見でがんを取り切れる治療法が確立しており、5年で完治したとおおむね言えることを示している。

       一方、乳がんは、5年88・7%→10年80・4%と、グラフが直線的に下がっている。生存率は比較的高いが、がんの進行が遅く、時間がたってから再発することもある。

       肝臓がんも、5年32・2%→10年15・3%へと半減する。主な原因である肝炎ウイルスを完全に駆除できず、再発を繰り返すケースがあることなどが要因だ。

        進歩する治療

       10年生存率の公表について、全国がん患者団体連合会の事務局長で、乳がん患者の三好綾さん(40)は「乳がんは長く様子を見なくてはいけないと主治医に言われていたが、それがデータで再認識できた。世間には、がんは全て『5年がひと区切り』と思っている人も多い。がんの種類によって長期フォローが必要であることが社会全体に理解され、支援につながれば」と前向きにとらえている。

       一方で、ショックを受ける患者が出ることも懸念され、「データは参考情報になるが、個人個人、経過が異なることも伝えたい」と話す。

       ただし、今回の集計結果は、10年以上前の治療に基づくもの。その後、がんの増殖をピンポイントで抑える薬や、肝臓がんにならないための肝炎ウイルス駆除薬、がんだけを狙って治療する放射線装置の開発などの技術革新があり、治療の選択肢が増えた。

       がんを早期に発見するための画像診断などの検査技術も進歩している。

       がんは、年間死亡者数が約37万人とされ、日本人の死因のトップだ。研究班メンバーの猿木信裕・群馬県立がんセンター前院長は、「現在の治療に基づく生存率は、もっと改善しているだろう」と説明している。

       

      登録推進法施行 正確なデータ期待

       全国のがんの実態把握を巡っては、「がん登録推進法」が今月、施行された。

       同法では、全国の約8500病院と一部の診療所に、がんと診断された全ての患者の情報を、都道府県を通じ、国に届け出るよう義務づけた。

       地域ごとにがんの種類別の新規患者数や早期発見率、生存率などを集計し、その地域の特徴を分析して、がん対策に生かすのが狙いだ。

       これを受け、全国のがん患者情報をデータベースで一元管理する「がん登録センター」が、国立がん研究センターに開設された。

       日本対がん協会の垣添忠生会長は「米国では1970年代から、国を挙げてがん登録が進められ、生存率など様々な統計が発表されている。30年遅れで態勢が整った」と話す。

       ただし、全国のがん登録に基づく今年の新規患者数のデータが公表されるのは、2年後の2018年末がメド。5年生存率については、さらにその5年後の23年中が目標だ。

       同センターの若尾文彦・がん対策情報センター長は「正確な統計データが出れば、地域ごとのがん対策の課題をより的確に把握できる。仮に、がん発症率が高ければ、生活習慣の検証などが必要かもしれない。早期発見率が低ければ、検診の強化などの対策が考えられる」と話している。

        集計HPで公表

        10年生存率の調査手法  全がん協加盟の32病院のうち、10年後までの患者追跡率90%以上などの条件を満たした16病院が対象で、1999年から2002年に診療した約3万5000症例のデータを集計した。交通事故などがん以外の死因の影響を除くように補正した「相対生存率」で示した。調査対象は、白血病などを除く28種類のがんで、部位別、病期(ステージ)別に集計されており、全がん協ホームページ( http://www.zengankyo.ncc.go.jp/etc/ )で閲覧できる。

      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20160121-118-OYTPT50029

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  52. がんの粒子線治療の一部に保険適用へ
    1月20日 12時55分

    中医協=中央社会保険医療協議会は、がんの治療に用いられる粒子線治療のうち、小児がんなど一部の治療について有効性が確認されたなどとして、保険を適用することを承認しました。

    粒子線治療は、放射線の一種の陽子線や重粒子線を使ってがんの治療を行うもので、検査や入院費用などの基礎的な部分以外は保険が適用されないため、治療費が高額になり、患者の負担が重くなると指摘されています。
    こうしたなか、中医協は20日の総会で、粒子線治療のうち、小児がんの陽子線治療と、手術で取り除くことが難しい骨のがんの重粒子線治療について、既存の治療に比べ有効性が確認されたなどとして、保険を適用することを承認しました。粒子線治療の保険適用は、これが初めてとなります。
    このほか、中医協は、交通事故などの衝撃で、脳と脊髄の周りを満たしている髄液が漏れ出して激しい頭痛やめまいを引き起こす、脳脊髄液減少症に有効とされる「ブラッドパッチ」という治療についても保険を適用することを承認しました。
    20日承認された治療は、ことし4月から保険が適用されることになります。

    「経済的な負担軽減は大きい」

    脳脊髄液減少症の患者や支援者で作る団体の中井宏代表は、厚生労働省で開いた記者会見で、「脳脊髄液減少症の治療に100万円以上かかるという患者が多いが、保険が適用されることで、経済的な負担の軽減は大きい。交通事故などの外傷によって髄液が漏れ出すということはなかなか医学的に認められず、周囲の無理解に苦しむ患者がたくさんいたが、これを機に、治療にあたる医師が増え、理解が進んでいくと期待している」と述べました。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160120/k10010379001000.html

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    1. ひょっとして、例の入札がかかってる東芝医療機器子会社の製品もからんでるのかな?

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  53. 皮膚がん治療薬で糖尿病 厚労省が注意呼びかけ
    1月29日 16時33分

    皮膚がんなどの治療薬を投与された患者が重い糖尿病を発症していたことが分かり、厚生労働省は薬の投与との因果関係が否定できないとして、医療機関などに対し注意を呼びかけています。

    注意を呼びかけている薬は、大阪市に本社がある小野薬品工業が製造・販売する「オプジーボ」で、皮膚がんや肺がんの治療薬として使われています。
    厚生労働省によりますと、ことし1月までの1年半の間にこの薬を投与された患者7人が重い糖尿病を発症し、このうち50代から70代の患者4人については薬の投与との因果関係が否定できないということです。
    厚生労働省は医療機関や関係する学会に対して、患者に発熱や体重の減少などの症状が現れ重い糖尿病が疑われる場合は、薬の投与を中止するなど注意を呼びかけています。
    小野薬品工業は「薬が安全に投与されるよう医療機関に情報を提供していきたい」と話しています。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160129/k10010390631000.html

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  54. 【特別読物】
    がんになればすがりたくなる「先端医療・先進医療・民間療法」のワナ
    東京オンコロジークリニック代表 大場 大

    週刊新潮 2016年2月11日号
    http://www.shinchosha.co.jp/shukanshincho/backnumber/20160204/

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  55. 朝食抜くと脳出血リスク上昇 13年間の追跡調査
    2月15日 15時09分

    朝食を食べるのが週に2回以下の人は、毎日食べる人に比べて脳出血になるリスクが36%高まるという研究成果を、国立がん研究センターなどのグループが発表しました。

    国立がん研究センターと大阪大学などのグループは、岩手県や長野県など全国8つの県に住む45歳から74歳までの8万3000人を13年間にわたって追跡し健康状態を調べました。
    その結果、朝食を食べるのが週に2回以下の人は、毎日食べる人に比べて脳出血を発症するリスクが36%高かったということです。脳出血は高血圧の人がなりやすいことが分かっていますが、朝食を食べないと、空腹によるストレスなどから血圧が上がることが報告されています。このためグループでは、朝食を抜いたために、朝血圧が上がり脳出血のリスクが高まった可能性があるとしています。
    この研究を行った大阪大学の磯博康教授は「中年以降になっても、朝食を抜くことが脳出血のリスクを高めるなど健康に悪い影響を及ぼす可能性がある。できるだけ朝何か口に入れるよう心がけてほしい」と話しています。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160215/k10010409721000.html

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  56. ”がんの疑い”で精密検査勧める企業は半数未満
    2月24日 20時24分

    健康診断などでがんの疑いがあるとされた従業員に精密検査を受けるよう勧めている企業は半数未満にとどまっていることが厚生労働省の調査で分かりました。

    この調査は、厚生労働省の委託事業として去年行われたもので、24日、東京・文京区で開かれた企業の人事担当者を集めた、がん対策のセミナーで結果が公表されました。
    それによりますと、調査に回答した591の企業のうち、「がんと診断された従業員がいる」と答えた企業は176社、およそ30%に上り、多くの企業でがんになった従業員の支援が取り組むべき課題となっていることが分かりました。
    一方、健康診断などで従業員ががんの疑いがあるとされた際、精密検査を受けるよう勧めていると回答した企業は、全体の43%と、半数未満にとどまっていました。
    セミナーでは、このほかがん対策に積極的な企業の取り組みが紹介されました。このうち大手下着メーカーでは、従業員の8割以上が女性のため乳がん検診を行う専用のバスを導入したということで、担当者は、検診を受けやすい環境を整えるなどきめ細かい対応が大切だと訴えていました。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160224/k10010420621000.html

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  57. 米国で論文発表
    大腸がん、乳がんでも検診を受けても総死亡率は下がらない。
    「がん検診は意味がない」の衝撃

    週刊文春 2016年3月3日号
    http://shukan.bunshun.jp/articles/-/5902

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  58. ついでに…コンビニがん検診、受診率向上目指し
    2016年02月26日 21時06分

     がん検診をコンビニで――。

     京都府は来年度から、コンビニエンスストア大手のローソンと提携し、店舗駐車場などでがん検診が受けられる体制づくりに乗り出す。府内のがん検診の受診率は、全国平均を下回っているとの統計もあり、買い物ついでに利用してもらうことで、受診率の底上げにつなげたい考えだ。

     各市町村が実施するがん検診は、子宮頸けいがんなど一部を除き、おおむね40歳以上が対象。指定された医療機関か保健センター、公民館などで受診するのが一般的だ。

     市町村では年1回の検診を呼び掛けているが、府内の受診率は低調。2013年に国立がん研究センターがまとめた調査では、胃がんや大腸がんなど「5大がん」全てで全国平均を下回った。

     打開策を探る府は1月、府内に300以上の店舗を持つローソンからの提案もあり、がん検診や、生活習慣病予防を目的とする特定健診(メタボ健診)の受診促進に向けた協定を締結した。

     ローソンは同様の協定を兵庫県尼崎市など全国4自治体と結んでおり、店内や駐車場で健診や啓発を行っている。尼崎市では、定期的に市の健診車が駐車場に出向いて特定健診を実施。希望者は予約なしで血液検査や血圧測定、医師の診察などを受けられる。出張料金は不要で、14年度は16店舗で234人が利用した。

     市の担当者は「公民館など他の会場に比べ、これまで一度も検査を受けたことがなかった人や若年層が目立った」と手応えを示す。

     府は来年度、モデルケースとして数店舗を選んで検診を始め、利用状況に応じて実施店舗の拡大を検討する。府健康対策課の担当者は「日常的に訪れるコンビニの特徴を生かし、検診を身近に感じてもらいたい」と話している。(升田祥太朗)
    http://www.yomiuri.co.jp/national/20160226-OYT1T50033.html

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  59. 松方弘樹さん 脳リンパ腫と診断
    3月2日 20時28分

    先月、病気のため長期療養することを発表した俳優の松方弘樹さんが、検査の結果、「脳リンパ腫」と診断されたことを所属する事務所が明らかにしました。

    松方弘樹さんはことしに入ってから体調を崩し、医師の診察を受けたところ、脳腫瘍の可能性があることが分かったとして長期療養することを発表していました。
    2日、松方さんの所属事務所は検査の結果を発表し、「脳リンパ腫」と診断されたことを明らかにしました。関係者によりますと、松方さんは、現在、東京都内の病院に入院中で今後、復帰を目指して治療に専念するということで、すでに今月から始まるコンサートの降板や6月の舞台の中止を発表しています。
    事務所によりますと、松方さん本人はファンからの激励を受け、「一日も早く病を乗り越え元気な姿をご報告できるように」と闘病生活に向けた意気込みを語っているということです。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160302/k10010429041000.html

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  60. 国立がんセンターに中性子線使ったがん治療装置
    3月3日 4時00分

    がん細胞を破壊する力が通常の放射線治療の10倍以上あり、副作用も少ないとされる中性子線を使ったがん治療の装置を、国立がん研究センター中央病院が新たに設置しました。皮膚がんの一種の「メラノーマ」などこれまでの方法では治療が難しかったがんで効果を調べることにしています。

    新たな装置を設置したのは、国立がん研究センター中央病院です。病院によりますと中性子線を使った治療は、通常、放射線治療に使われるX線の10倍以上、がんを破壊する力があるということです。またがん細胞の中に特殊な溶液を事前に入れておき、その溶液と中性子線を反応させることで、がん細胞を破壊するため、周囲にある体の細胞にダメージを与えることが少なく、副作用が起きにくいということです。
    これまでの方法では治療が難しかった皮膚がんの一種「メラノーマ」などで治療効果が期待されるということで、来年以降、保険適用を目指す治験を行っていくことにしています。伊丹純放射線治療科長は「がん細胞にだけ選択的に中性子線が当てられるので、副作用が非常に少ないのがいちばんの利点だ。効果を科学的に証明し、広く一般にも使えるよう位置付けるための治験を進めていきたい」と話しています。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160303/k10010429371000.html

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    1. 病気を解明するとか治癒させるとかとは別の、研究のための研究開発事業が進行しているようなもの…

      じつは病気の解明は何もすすんでないのに、治療技術の開発だけが暴走している状態…

      それこそがまさに「がん細胞」のように…

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  61. 糖尿病治療薬、大腸がん発症予防か…横浜市立大
    2016年3月3日21時43分

     糖尿病の治療薬に大腸ポリープの再発を防ぐ効果があるとの研究結果を、横浜市立大の中島淳教授(消化器病学)らがまとめた。

     大腸がんの発症予防につながる成果で、論文が英医学誌ランセットオンコロジー電子版に掲載された。

     研究チームは、広く服用されている糖尿病治療薬の一つ「メトホルミン」を使う糖尿病患者が、使わない患者と比べ、大腸がんの発症が少ないことに注目。大腸がんになる前段階のポリープを切除した患者151人を対象に、メトホルミンの服用により、別の部位でのポリープの再発が抑制できるかを調べた。

     その結果、メトホルミンを毎日服用したグループでは、切除後1年間のポリープの再発率が32%と、服用しなかったグループの52%を下回った。重い副作用は起きなかった。

     研究チームの日暮ひぐらし琢磨助教は「研究をさらに継続して、大腸がんそのものの発症を抑制できるかを検証したい」としている。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20160303-118-OYT1T50135

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  62. 瀬戸内寂聴さん「がん、全然怖くはない」
    2016年03月04日 19時00分

     桃の節句の3日、京都市東山区の三十三間堂で「春桃会」があり、華道家による献華けんげ式や天台宗僧侶で作家の瀬戸内寂聴さんによる青空説法などが行われた。

     三十三間堂が3月3日と同じ数字を含むことにちなみ、毎年この日に境内を無料開放している。

     1000体の千手観音立像が並ぶ本堂では、本坊・妙法院の菅原信海門主らによる読経が響く中、華道家元池坊の竹内稔晴教授が桃の花を竹の花器にいけ、国宝・千手観音坐ざ像に供えた。

     この後、本堂前庭で寂聴さんが、作家・三島由紀夫との親交を中心に話した。自身の胆のうがんの闘病体験について、「がんなんて年をとってからできるニキビみたいなもの。全然怖くはない」などと話し、集まった聴衆を沸かせた。
    http://www.yomiuri.co.jp/national/20160304-OYT1T50014.html

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  63. 積極的に計画・実行する人“がん死亡リスク低い”
    3月5日 6時39分

    日常的な出来事に対して積極的に解決するための計画を立て、実行する人は、そうでない人に比べて、がんで死亡するリスクが15%低くなるとする研究成果を、国立がん研究センターなどのグループが発表しました。

    国立がん研究センターなどのグループは、岩手県や長野県など8つの県の6万人近くについて、8年以上、追跡調査を行い、がんや脳卒中などにかかった割合と日常の出来事に対する行動との関係を分析しました。
    その結果、日常的な出来事に対して、積極的に解決するための計画を立て、実行する「対処型」の行動を取る人は、そうではない人と比べて、がんにかかるリスクは変わりませんでしたが、がんで死亡するリスクが15%低かったということです。
    また、「対処型」の人は、がんが進行していない状態で見つかる人が13%、検診によってがんが見つかる人も35%、それぞれ、そうでない人に比べ多かったということです。
    さらに、脳卒中にかかるリスクは15%、脳卒中や心筋梗塞などで死亡するリスクは26%低くなっていました。
    グループでは、「対処型」の行動を取る人は、積極的にがん検診や健康診断を受診するため病気の早期発見につながり、がんや脳卒中などでの死亡のリスクを低下させた可能性があるとしています。
    研究を行った東京大学の井上真奈美特任教授は「対処型の行動を日常的に培うことが重要だと思う」と話しています。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160305/k10010432141000.html

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    1. >国立がん研究センターなどのグループ
      >8年以上、追跡調査を行い、がんや脳卒中などにかかった割合と日常の出来事に対する行動との関係を分析

      お話つくるような、追跡調査ごっこ… 悪質だねえ…

      因果関係よりも相関関係が大事で、それをもとにしてストーリーつくりこむタイプのヒトビトが多いんだろうね…

      講釈師タイプの人が研究を牛耳るとこんなことばっかになる。

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    2. 問題解決 積極的な人 がん死リスク15%低く 脳卒中も…がんセンター調査
      2016年3月7日15時0分

       問題解決に向けて積極的、計画的な行動をとる人は、消極的な人に比べ、がんや脳卒中、心臓病で亡くなるリスクが低くなるとの調査結果を国立がん研究センターなどの研究チームがまとめた。

       調査は、50~79歳の約5万7000人を7~11年間追跡。日常生活での問題対処法についてのアンケート調査で、「計画を立て実行する」「誰かに相談する」「状況のプラス面を見つける努力をする」などの積極的な行動をとる頻度が高い群と低い群に分け、がんや脳卒中などの発症やそれに伴う死亡のリスクに違いがあるか調べた。

       その結果、積極的な行動をとる頻度が高い人は低い人に比べ、がんの発症には差がなかったが、がんの死亡リスクは15%低かった。脳卒中の発症リスクも15%低く、脳卒中と心臓病を合わせた循環器疾患で亡くなるリスクは26%低かった。

       調査した井上真奈美・東京大特任教授は「問題解決に積極的な行動をとる人は、検診を受けてがんを早期発見したり、生活習慣の改善に取り組んだりする可能性が高いため、がん死亡などのリスクが低いと考えられる」と分析している。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20160307-118-OYTPT50327

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    3. たまたま結果がそういう風になっただけで、それと病気はなんら因果関係がないとおもうけどなあ…

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  64. がん細胞だけ狙い撃ち 新医療機器
    2016年3月10日15時0分

     がん細胞だけを狙い撃ちする放射線治療「ホウ素中性子捕捉療法」(BNCT)を行う新開発の医療機器=写真=が国立がん研究センター中央病院(東京)内に完成し、報道陣に公開された。実用化に向け、来年度末から悪性黒色腫(メラノーマ)などの臨床試験(治験)を始める方針。

     BNCTは、がんに集まるホウ素の薬剤を患者に点滴した後、中性子線を照射。腫瘍の中のホウ素との間で核反応が起きた際に出る放射線で、がんをたたく。従来の放射線や重粒子線よりもピンポイントでがん細胞に照射でき、副作用も少ないとされる。治療は原則1回、30分~1時間照射する。

     従来は研究用の原子炉を使っていたが、中性子線を発生させる病院設置型の機器が開発され、医療として普及させる見通しが立った。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20160310-118-OYTPT50294

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  65. 高倍率のカラー顕微鏡開発
    がん診断に期待、九産大
    2016/3/18 19:32

     九州産業大(福岡市)は18日、7千倍の高倍率で観察できる世界初のカラー電子顕微鏡を開発したと発表した。これまで高倍率はモノクロで、開発した顕微鏡では細胞の状態をより詳しく調べることができ、がんの診断や治療などでの活用が期待されている。倍率を2万倍以上に改良し2018年度の製品化を目指す。

     九産大によると、一般的な電子顕微鏡の倍率は10万倍に上るが、色を識別できない。開発に当たった礒部信一郎教授のチームは、3千~4千倍のカラー顕微鏡と、10万倍の顕微鏡の画像を組み合わせるやり方で高倍率のカラー化に成功した。
    http://this.kiji.is/83508320042008580

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  66. アルファ線でがん細胞を狙い撃ち…治療薬開発へ
    2016年3月30日14時47分

     放射線医学などの水準向上を目指して4月に発足する国立研究開発法人「量子科学技術研究開発機構」(本部・千葉市)が、放射線の一種「アルファ線」でがん細胞を「狙い撃ち」にする転移がんの治療薬開発を始める。

     アルファ線を使った薬剤開発は国内に例がなく、2022年度までの臨床研究開始を目指す。

     新薬は、アルファ線を放出する物質に、がん細胞だけに集まる性質を持たせたもの。基本的には静脈から注射し、血流に乗って全身に運ばれる。

     放射線の照射を受けると、がん細胞だけでなく、正常な細胞も傷ついてしまうが、アルファ線は体内での放出距離が約10マイクロ・メートル(細胞約1個分)と短く、体内に取り込んでも正常な細胞を傷つけにくい特徴がある。

     さらに新薬には特殊な化合物などの働きでがん細胞だけに集まる性質を持たせ、がん細胞に集まらなかった薬剤は尿と一緒に排出される仕組みとする。アルファ線を放出する物質は、半減期が数時間程度と短いものを使い、体への影響を極力小さくする計画だ。

     量子機構は、放射線医学総合研究所(放医研)に、日本原子力研究開発機構の一部を移管して発足する。両機関の技術を結集し、放射線の医学的利用に関する研究開発などを行う。放医研では、照射範囲を限定できる重粒子線を体外からあてる放射線治療の実績があるが、がん細胞が広範囲にわたって転移すると対応しきれないため、新薬への期待は高い。

     国立がん研究センター中央病院(東京都中央区)の伊丹純・放射線治療科長は「アルファ線の活用は画期的だ。がん治療が大きく変わる可能性がある」と話している。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20160330-118-OYT1T50112

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    1. 放射線の技術を医療や産業へ 新研究機関発足
      4月3日 18時46分

      手術を必要としない放射線を使った次世代のがん治療薬の開発など、放射線の技術を医療や産業に応用するための国の新たな研究機関が発足し、記念の式典が千葉市で開かれました。

      新たに発足したのは「量子科学技術研究開発機構」で、機構の本部となる千葉市の施設で記念の式典が開かれ、馳文部科学大臣は「世界をリードする研究を期待している」と述べました。
      この機構は、放射線を使った最先端のがん治療研究をリードしてきた「放射線医学総合研究所」と、加速器などさまざまな実験装置を使って放射線やレーザーの産業への応用を進めてきた「日本原子力研究開発機構」の一部門が統合してできました。国内で進められている放射線やレーザーに関する最先端研究の頭脳と実験施設とを1つの機構に集約することで、放射線の医療への応用やレーザー技術の産業への応用をこれまで以上に推し進めていくのがねらいです。
      このうち医療の分野では、「手術を必要としない放射線を使った次世代のがん治療薬の開発」に臨みます。体の中に投与するとがん細胞に集まる性質を持つ薬剤に、放射線の1つ「アルファ線」を出す物質を組み合わせて新しい薬剤を作り、「アルファ線」でがん細胞を死滅させることを目指します。
      現在のがんの放射線治療では、がん細胞の周辺にある正常な細胞まで痛めてしまうことや転移した場合には治療が難しくなることが課題になっていますが、新たな薬剤が開発できれば正常な細胞への影響を最小限にできるうえ、転移した場合でも治療できる可能性があるということです。機構では、7年以内の実用化を目指しています。
      また、機構では「脳の内部を画像で表示することで、認知症を診断できるようにする技術の開発」にも臨みます。認知症の診断は、今は、医師による問診が中心ですが、認知症の発症原因となるたんぱく質が脳の中にたまっているか、画像で確認できるようにすることで、いち早く認知症を診断できる技術の開発を目指すということです。機構では、今後3年以内に新たな診断法を確立したいとしています。
      さらに、産業への応用では「トンネルのコンクリートに異常がないか、レーザーによって短時間で検査できる技術の開発」に取り組みます。現在、トンネルの検査は、係員がハンマーでたたいて音を聞いて判断する「打音検査」が中心になっていますが、レーザーを当たるだけでコンクリート内部の変化を迅速に捉えられる技術の開発を目指すということです。機構では、今後2年以内に実際のトンネルで実証実験を行いたいとしています。
      http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160403/k10010466531000.html

      http://koibito2.blogspot.jp/2013/09/blog-post_20.html?showComment=1459691990079#c1770246593826429409

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  67. 江戸家猫八さんが死去
    動物の物まね芸の名手
    2016/3/31 17:22

     動物の物まね芸の名手として知られた演芸家の江戸家猫八(えどや・ねこはち、本名岡田八郎=おかだ・はちろう)さんが21日午後6時22分、進行胃がんのため川崎市の病院で死去した。66歳。東京都出身。葬儀・告別式は近親者で行った。後日、お別れの会を開く予定。喪主は妻シゲ子(しげこ)さん。

     野鳥のさえずりなどの巧みな声帯模写と気品ある芸風で愛された。1968年に父の故三代目猫八さんに入門し、初代江戸家小猫として寄席やテレビ番組で活躍。09年に四代目猫八を襲名した。長男は演芸家の二代目小猫さん。
    http://this.kiji.is/88184649345695753

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    1. 動物の声帯模写、四代目江戸家猫八さん死去
      2016年03月31日 18時14分

       動物鳴き声のものまね芸で知られる四代目江戸家猫八(えどや・ねこはち、本名・岡田八郎=おかだ・はちろう)さんが3月21日、胃がんのため死去した。

       66歳だった。告別式は近親者で済ませた。後日、お別れ会を開く予定。喪主は妻、岡田シゲ子さん。

       祖父は初代、父は三代目の猫八。1968年に父に入門し、江戸家小猫を名乗って寄席やテレビの演芸番組で活躍、ウグイスやカエルなど数百種類の動物の鳴き声をレパートリーにした。

       2001年の三代目の死後、09年に四代目猫八を襲名。2年後、長男に二代目小猫を襲名させ、親子で高座に上がる機会も多かった。妹の江戸家まねき猫さんも、動物ものまね芸人。

       今年1月20日まで寄席に出演し、2月には小猫さんと一緒にテレビ朝日系「徹子の部屋」(3月8日放送)の収録に参加したが、3月に入って容体が急変したという。
      http://www.yomiuri.co.jp/culture/20160331-OYT1T50094.html

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  68. [地球を読む]死別の悲しみ がん対策 遺族のケアも…垣添忠生 日本対がん協会会長
    2016年4月3日3時0分

     がん対策が、がん患者を中心に展開されるのは当然だが、家族に対する配慮も忘れるわけにはいかない。患者が亡くなった後の遺族の悲しみや苦しみ、いわゆるグリーフからの脱却を他者が支援するグリーフケアの大切さを論じたい。

     グリーフの程度は、亡くなった人とどれほど親しかったかによって違う。通常は1年ほどで、見かけ上、普通の生活に戻る。これをノーマルグリーフと呼ぶ。一方、2年も3年も苦しみ続け、ときに自死したりする人が出るような場合を、複雑なグリーフと呼ぶ。この状態は明らかに何らかの他者の介入が必要である。

     問題は当人がどれほど苦しんでいるのか、外からは見えにくいことだ。特に男性はしばしば、「妻が亡くなったくらいで落ち込むことはない」と強がったり、肩ひじを張って自分が置かれた状況を正しく見なかったりする場合がある。

     わが国の医療現場は極めて多忙である。がん患者が亡くなるまでは、医師も看護師も全力を尽くす。しかし、その人が亡くなって退院すると、すぐに次の患者が入ってきて、その対処に全力をあげる必要がある。そのため、「あの人の遺族はどうしているか」と気にはなっても、遺族をケアする余裕はない。

     唯一、緩和ケア病棟やホスピスで働く医師や看護師が、ボランティアとして遺族会を開いたり、グリーフカードを遺族に送ったりしている。しかし、自死を願うような人など、ボランティアでは対処し切れない重い問題も多い。

     また、遺族が2か月も3か月も涙にくれて苦しんでいると、周囲の人から、「あなた、いつまで泣いているの」「元気を出して頑張りなさい」といった声をかけられる。それは善意の声かけかもしれないが、一層傷つく場合が多い。

     全国にはNPO法人の遺族会がいくつもある。そこには、配偶者をがんで亡くした人、自死した人の遺族、子どもに先立たれた人、犯罪や事故で家族を失った人など、様々な人がいる。

     ほぼ共通した体験を経ているから、どれほど苦しみを訴え、泣いても受け入れてもらえる。約1年もメンバーとして参加していると、徐々に立ち直って毎年数十人が卒業していき、新たに数十人の人たちが加わってくる。したがって、200人ほどの人たちで定常状態が保たれている、とある遺族会で聞いた。

     国のがん対策推進基本計画には、重点施策の一つとして、遺族を含めた「がんと診断されたときからの緩和ケア」の必要性が書きこまれた。だが不幸にして、こうした遺族会などにもたどりつけなかった人は、一人で苦しみ抜いている。

    専門職育て 公的体制を

     緩和ケア、遺族ケアの必要性は、むろん、がんだけの問題ではない。

     わが国では1950年代初めには、8割の人が自宅で亡くなっていた。国民皆保険制度の導入とともに、徐々に病院で亡くなる人が増えていき、現在は8割の人が病院で亡くなる。人の死ぬ場所がこの半世紀余りで完全に逆転している。

     かつて、臨終の場には、家族、孫やひ孫までも含めた家族が周りに集まり、人が亡くなる姿、死を目撃していた。しかし、現代においては、人の死を間近に目にする機会は激減した。家族は臨終の場から遠ざけられ、心電図のモニターの波形に全員の注意が向けられる。いわば「死の密室化」が起きている。

     それだけに、遺族は葬儀などが終わって日常に戻ると、より深い悲しみの中に突然、置き去りにされる。

     実は私自身にも実体験がある。私の妻は小細胞肺がんという難治がんにかかり、わずか4ミリで発見したのに治すことができず、1年半の闘病後に亡くなった。

     死期を悟っていた妻が、「家で死にたい」と強く期望したので、年末の4日間だったが、私が全神経を集中して自宅で看護した。

     私は妻が亡くなることは覚悟していたが、実際に亡くなって体が冷たくなり、やがて灰になり、二度と対話ができない苦しみは尋常ではなかった。亡くなって最初の3か月、私は強いアルコールと涙にくれた。それから、自らグリーフワーク(悲嘆から立ち直ろうと自ら種々の努力をすること)を実践し、1年がかりで何とか見かけ上、普通の生活に戻ることができた。

     この間の経験を『妻を看取る日』と題して書籍として刊行したら、同じような立場の見知らぬ読者から、驚くほどの数の手紙やはがき、メールをいただいた。多くの人が配偶者を失って苦しみ続けてきたが、「がんの専門家でも奥さんを亡くしてこんなに悲しむのなら、自分ももう少し頑張ってみようと思う」といった前向きの便りが多かった。

     現在、1年間にがんで亡くなる人は約36万人。うち20万人は配偶者を亡くしている、という。全国にこれだけ多く苦しみ続けている人がいるなら、ボランティア活動ではなく、何らかの公的な仕組みが必要ではないか。

     わが国は世界に誇りうる国民皆保険制度をもっているが、これは患者のための制度である。遺族のケアに何かできないか、と厚生労働省の知己に相談すると、「セカンドオピニオン外来などと同じように、例えばがん拠点病院で『当院ではスピリチュアルケア及びグリーフケアも提供しています』といった掲示をすることから始めてはどうか」と助言をいただいた。

     ただ、現状では実施できる拠点病院は限られているし、何よりもケアを担当する人材の育成を急ぐ必要がある。

     欧米では、グリーフケアが定着している。患者の体の問題は医師や看護師が、心や精神の問題はチャプレンと呼ばれる訓練を受けた専門職が、スピリチュアルケアの一環として、グリーフケアを担当しているという。チャプレンは、患者、家族の文化、死生観、価値観、信念を大切にしたケアを提供する専門職といえる。

     わが国では、担当する専門職が十分ではないが、とりあえず精神科医、緩和医療医、臨床心理士などが担当し、同時に新たな人材育成を進める必要があろう。

     加えて、欧米では、子どものうちから1年に1日、生と死の問題を考える日を設定したり、死の準備教育を進めたりするなど、親を失った子どもの再生を促す特別プログラムや各種の取り組みが進められている。わが国でも、「がん教育は子どもから」として、多くの取り組みが始められつつあるが、ぜひこのプログラムの中に人の生命の有限性を含めたグリーフケアも含めると良いと思う。

     がん診療のレベルを全国的に高める努力と並行して、家族や遺族のケア、特にグリーフケアを求める人たちに、ケアを提供する体制をぜひとも実現したい。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20160403-118-OYTPT50156

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  69. がん検診 百害あって 一利なし   近藤 誠

    文藝春秋 2016年5月号
    http://gekkan.bunshun.jp/articles/-/1850

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  70. がんペプチドワクチン、増えるアジアからの受診
    2016年4月10日17時51分

     久留米大がんワクチンセンター(福岡県久留米市国分町)で、がんの進行を防ぐがんペプチドワクチンを使った治療を受ける外国人が増えている。

     自由診療のため高額だが、延命効果を期待する人たちが関心を寄せている。

     「いい結果が出ている。ワクチンが効いてますよ」。同センターの伊東恭悟センター長(67)が通訳を介して伝えると、中国人の男性患者(64)はほっとした表情を見せた。

     男性は2013年、中国で咽頭がんの手術を受けたが、昨年再発した。インターネットで新たな治療法を調べていたところ、センターを受診した台湾人患者のブログでワクチンを知り、昨年4月からセンターに通い始めた。今年3月までに10回ほど来日し、診療を受けたという。

     男性は診察後、「しばらくは死なずにいられそう。センターに受け入れてもらって感謝している」と語った。

     センターが開設された13年7月から1年間で海外の新規患者数は3人だったが、翌年は16人に増加。15年7月から16年3月の9か月間で48人に達した。いずれも中国、台湾、タイからで、現地のテレビ報道や患者のブログを通じてセンターを知ったという。

     がんペプチドワクチンは、手術や抗がん剤治療を尽くした患者にとって、残された数少ない治療法だ。保険が適用されないため、国内の患者でも1クール(約8週間)で100万円前後かかるが、台湾から訪れた患者によると、台湾では抗がん剤治療も高額で、ワクチンの診療と大差ないという。

     センターによると、臨床試験では一定の延命効果が確認されており、現在、前立腺がんなどについて保険適用に向けた薬事承認を得るための治験が行われている。

     伊東センター長は「薬事承認されると、ワクチンの信頼度が高まり、国内だけでなく海外にも診療を広げるきっかけになる」と期待している。(谷口愛佳)

     

     ◆ がんペプチドワクチン =がん細胞に特有のたんぱく質(ペプチド)を患者に注射することで、患者の免疫細胞に攻撃対象として認識させ、免疫力を高めることを目的に開発された。手術、抗がん剤、放射線に次ぐ新たな治療法として注目されている。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20160408-118-OYT1T50284

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  71. がん患者が相談できる窓口 ホームページに掲載
    4月19日 16時45分

    国立がん研究センターは、今回の地震の被災地では、一部の病院でがん患者への治療を十分に継続できない状況になっているとして、がん患者の相談に対応できる窓口を持つ熊本県内などの病院のリストをホームページに掲載し、対応を始めています。

    国立がん研究センターによりますと、今回の地震によって、熊本県内では、一部の病院でがん患者への治療を十分に続けることができていないということです。このため患者によっては、抗がん剤や痛みを抑える医療用の麻薬が手に入らないおそれがあるとして、熊本県や大分県のがん診療連携拠点病院の相談支援センターの電話番号を、ホームページに掲載するなど対応を始めました。
    ホームページでは、熊本県で7つ、大分県で6つの病院が紹介されていて、対応が難しい場合には、国立がん研究センターのがん情報サービスサポートセンターでも相談を受け付けるとしています。
    国立がん研究センターがん対策情報センターの若尾文彦センター長は「ふだん手に入るものが手に入らないなど、不安を抱えている患者さんがいるかと思うが、相談支援センターでは情報を持っているので、問い合わせてほしい」と話しています。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160419/k10010488841000.html

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    1. 被災したがん患者へ生活の注意呼びかけ
      4月19日 16時00分

      国立がん研究センターは、今回の地震で被災したがん患者に向け、抗がん剤などによる治療を受けている場合はがれきの撤去作業などを行わないことや、健康な人以上に血が固まりやすいため水分補給を心がけることなど、ホームページを通じて注意を呼びかけています。

      熊本県内では、年間新たに1万人以上ががんと診断されていて、国立がん研究センターは、被災したがん患者が体調を崩さないための生活上の注意点などをまとめた文書をホームページで公表しました。
      抗がん剤などの治療を受けている患者は、体内の白血球が減っていて感染症になりやすいことから、がれきやヘドロの除去、それに家屋の清掃などは控えたほうがよいとしています。また、がん細胞には血液を固まりやすくする作用があり、血の塊、血栓ができやすいため、健康な人以上に水分補給に気をつけたり、軽い運動をしたりすることなどを呼びかけています。
      注意点をまとめた聖隷三方原病院の森田達也副院長は「避難所での生活は、ふだんと違う点が多い。なるべく保健師などにがん患者であることを告げて衛生面での配慮を受けるなど支援を求めるようにしてほしい」と話しています。
      http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160419/k10010488751000.html

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  72. 働く世代のがん検診 部位によって受診率に差
    5月12日 16時39分

    働く世代のがん検診の受診率は、最も高い肺がんでおよそ70%に上った一方で、子宮頸がんや乳がんは30%余りにとどまることが分かり、厚生労働省は検診を受けやすい環境を整備し受診率の向上を目指すことになりました。

    12日は、厚生労働省の検討会が開かれ、全国およそ1200の企業の健康保険組合から回答を得たがん検診に関する調査結果が公表されました。
    それによりますと、法律で市町村に実施するよう定められている5つのがんの検診については、80%以上の組合が職場の検診で導入していました。このうち、受診率が最も高かったのは肺がんで72%、次いで、大腸がんが61%、胃がんが57%と半数を超えていたのに対し、子宮頸がんでは32%、乳がんは35%と女性のがんの検診率が低くなっていました。
    また、検診でがんの疑いがあるとして精密検査を受けるよう指摘された人のうち、実際に受けたのは胃がんや肺がん、大腸がんでは40%余りにとどまっていました。
    がんは、日本人の死因で最も多く働く世代では毎年26万人がかかると推計されていますが、職場の検診については自主的な取り組みに任されているのが現状です。厚生労働省は、企業に勤務時間の配慮を求めるなど、検診を受けやすい環境を整備し受診率の向上を目指すとしています。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160512/k10010518221000.html

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  73. がん死亡率に格差…344の2次医療圏ごとに
    2016年5月23日23時17分

     国際医療福祉大の埴岡(はにおか)健一教授と医師の井岡亜希子さんが23日、BS日テレの「深層NEWS」に出演し、全国に344ある2次医療圏ごとに、がん死亡率に格差が出ている現状について議論した。

     埴岡教授は「地域ごとに死亡率の高いがんの種類は異なる。問題に合わせた対策が必要だ」と指摘。井岡さんは、大阪府内では、がん全体の死亡率と、がんの種類別の死亡率の双方が高い傾向にあることを解説し、「検診受診率の低さ、喫煙率の高さが影響している」と述べた。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20160523-118-OYT1T50172

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  74. がん標準治療 9つのうち3つで低い割合に
    5月26日 5時37分

    全国のがん患者31万人を対象に、科学的に効果があるとされる9つの標準治療についてどのくらい実施されているか調べたところ、再発のおそれが高い特定の乳がん患者への放射線治療など3つの治療については、実施されたり実施が適切に考慮されたりしたのは患者の6割から8割にとどまるとする報告を国立がん研究センターがまとめました。

    国立がん研究センターは、全国232の病院でがん治療を受けた患者31万2000人を対象に、科学的に効果があるとして推奨されている9つの標準治療が実際にどの程度行われているのか調べました。
    その結果、胃がんの手術後、再発防止のために行う抗がん剤治療や、肝臓がんの手術でどこまで肝臓を切ってよいかを調べる検査など、6つの治療法や検査については、9割以上の患者で実施されたり実施が適切に考慮されたりしていました。
    その一方で、再発の危険性の高い特定の乳がん患者に対して術後行う放射線治療や、抗がん剤が原因の吐き気を予防する薬の十分な使用、そして外来で医療用の麻薬を使う際の副作用対策の3つについては、治療が実施されたり適切に考慮されたりする割合が6割から8割までの低い値にとどまっていました。
    国立がん研究センターは、標準治療がなぜ行われなかったのか自治体などが検証を進め、実施の割合を高めていく必要があるとしています。
    国立がん研究センターがん臨床情報部の東尚弘部長は「標準治療を普及していくことが、患者の生存率や生活の質を上げることにつながる。行わなかった理由が妥当なのかについて、今後細かく考えていく必要がある」と話しています。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160526/k10010535291000.html

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    1. がん治療のウソ八百に、がん予防ワクチンという大ウソの大風呂敷…

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  75. 若年がん 本音を配信…患者40人の声 就職、結婚 悩み共有
    2016年6月4日15時0分

     25歳でがんを経験したNPO代表の岸田徹さん(28)(東京都)が、同世代のがん患者にインタビューする番組「がんノート」を制作し、インターネットで配信している。若さゆえの悩みを共有しようと始め、2年間で40人以上を紹介した。病気だけではなく、就職や結婚でも壁に直面する若年患者たちの精神的な支えになっている。

     「24歳で乳がんになり、10年たった今も治療中。乳房を切除したが、再発し、治療で妊娠もできなくなった。一番結婚を考えるときだったので、本当につらかった」。神戸市内で5月にあった収録で、大阪市内に住むYumiさん(34)(仮名)は、岸田さんの質問にそう語った。

     インタビューは1時間半にわたり、動画サイトで生中継された。「わかるよ~」「がんばって」。サイトは、視聴した患者らからの激励の言葉であふれた。

     IT企業の社員だった岸田さんは2012年春、体のだるさと首のしこりが気になって病院に行き、同年11月、精子の元になる細胞のがん「胚細胞腫瘍」と診断された。10万人に1人程度と少ないため発見が遅れ、すでに全身に転移していた。「5年生存率は5割」と宣告され、入院した。

     8か月にわたり、抗がん剤の投与を受け、首や腹部の腫瘍を手術で摘出した。治療は成功し、社会復帰に向けて自宅療養中、手術の後遺症による生殖機能の障害が判明した。

     治療法や患者の体験をネットで何度も調べた。デリケートな症状だけに情報は少なく、1週間して、夫が同じ障害だという女性のブログを見つけた。メールをやり取りして勇気づけられたが、障害が残りにくい手術法があったことも知り、悔しさが募った。

     その思いからブログで積極的に情報発信をし、患者団体に入った。14年6月に闘病体験をネット中継する番組「がんノート」を始め、仕事を辞めた後、今年1月にNPOを設立。フェイスブックも開設している。

     番組名は、手を取り合うという思いを込めた「がんの手」(GANNOTE)。非常勤職員として働く国立がん研究センターの中央病院(東京都中央区)などで月2回、公開収録をし、これまでに知り合いの患者44人の声を伝えた。

     インタビューで、脳腫瘍の20歳代男性は「ほぼ内定していた会社から約束をほごにされた」と語り、別の男性は「新薬で大学に戻れた」と情報提供した。

     岸田さんは今後、患者の社会復帰をバックアップするよう企業に働きかけていくつもりだ。昨年も腫瘍を摘出し、再発の不安は消えないが、「一日一日を大切に生きるようになり、新たな人生の道も見つけた。患者が前を向いて歩める力になりたい」と話している。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20160604-118-OYTPT50288

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  76. がん細胞に直接放射線を照射 新薬開発 世界初
    6月13日 17時12分

    がん細胞に直接届いて、そこだけに放射線を照射する新たな薬を、日本の研究グループが世界で初めて開発し、マウスで実験した結果、がん細胞を大幅に縮小させることに成功しました。手術を必要とせず副作用もない次世代のがんの治療法につながる成果として注目されています。

    新たな薬を開発したのは、放射線の技術を医療などに応用するために、ことし4月に発足した国の研究機関「量子科学技術研究開発機構」のグループです。グループでは、加速器と呼ばれる大型の装置で、ビスマスという金属にヘリウムを衝突させ、放射線が及ぶ距離が0.1ミリと短い「アルファ線」を出す、「アスタチン」という物質を作りました。
    そして、「アスタチン」に、がん細胞に集まる性質がある物質を組み合わせることで、がん細胞に直接届いて、半径0.1ミリの範囲だけに放射線を照射する新たな薬を世界で初めて開発しました。
    グループでは、新たな薬の効果をマウスで実験したところ、2週間後、薬を投与しなかったマウスではがん細胞が3倍に拡大したのに対して、薬を投与したマウスでは、がん細胞が半分にまで縮小したということです。
    がんの放射線治療では、がん細胞の周辺にある正常な細胞まで痛めて副作用を起こすことが課題になっていますが、この薬では、それを解決できると期待され、グループでは、7年以内の人への応用を目指しています。
    量子科学技術研究開発機構のグループの東達也部長は「手術を必要とせず、患者への負担が少ない次世代のがんの治療法の確立に向けて、大きな一歩だ」と話しています。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160613/k10010554911000.html

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  77. 過大な診療報酬19億円…県がんセンター返還へ
    2016年6月15日13時13分

     千葉県がんセンター(千葉市)が診療報酬を不正に請求していた問題で、同センターは14日、2009年10月からの5年間で約19億円(約22万4000件)の過大請求があり、全額を健康保険組合などの保険者に返還すると発表した。

     対象の患者は約3万3000人。医師らの知識不足などが要因で、故意の水増しはなかったとしている。

     発表によると、保険適用外の腹腔ふくくう鏡手術を保険適用としたケースが約9500万円(計95件)に上るなど、不正請求の総額は約1億8000万円だった。

     また、不正とは言えないものの、厚生労働省の定めとは異なる様式で入院診療計画書を作成して診療報酬を請求するなど、不当と判断した請求は計約17億2000万円に上った。主に同センターの収益で返還する。

     腹腔鏡手術を受けた患者11人が相次いで死亡した問題を受け、厚労省が14年度に行った監査で不正が見つかり、同センターが5年分の診療報酬請求(約422億円、約42万9000件)を調査していた。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20160615-118-OYT1T50034

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  78. 【テレ朝メルマガ 報道ブーメラン第826号】19歳、脊髄腫瘍との闘い~世界2例目の大手術を乗り越え~
    2016.6.15.
    http://www.tv-asahi.co.jp/mailmagazine/

    ■01■記者コラム
    「19歳、脊髄腫瘍との闘い~世界2例目の大手術を乗り越え~」
    社会部/清永 圭一

      縁あって、去年12月から取材させて頂いている女の子がいます。彼
      女は、脊髄に悪性腫瘍が見つかり、今は体の胸から下がまったく動き
      ません。寝返りも打てず、起き上がることもできず、1日のほとんどを
      ベッドの上で過ごしています。

      井上美沙さん、19歳。世界でわずか2例目の大手術を乗り越え、きょ
      うも群馬県内の病院で闘病生活を送っています。

      美沙さんの病気が発覚したのは、約1年半前、高校3年生の冬でした。
      中高6年間をバドミントン部で過ごすなど運動好きで、まさに健康その
      ものだった美沙さん。優しい性格で、「患者さんの笑顔を引き出せる
      ような看護師になりたい」という夢を持ち、懸命に勉強していました。
      その結果、憧れだった都内の看護大学に見事合格。春からの新生
      活に胸を躍らせていました。

      そんなある日、美沙さんは体に異変を感じます。「右足に違和感があ
      る。シャワーの水圧を感じない」 病院での検査結果は、美沙さんも家
      族も予期しないものでした。脊髄の中に悪性腫瘍が見つかったのです。
      医師は言いました。「腫瘍が脳まで転移するのを防ぐため、胸の辺り
      で脊髄を切り離す手術が必要です」

      脊髄は、脳と身体を結ぶ非常に重要な中枢神経です。それを切り離
      すことは、胸から下がもう二度と動かなくなり、感覚すらもすべて失わ
      れてしまうことを意味します。つまり手術をすれば、歩くことはもちろん、
      自分の足で立ち上がることもできないのです。一方で手術が遅れれ
      ば、腫瘍が脳まで届く恐れがあり、命に関わります。

      両親はその時の状況を「すぐには受け入れられなかった」と話します。
      「何かの間違いではないか」「どうしてこの子が」「変われるものなら
      変わってあげたい」。そんな自問自答を、何度も何度も繰り返しました。

      しかし、誰よりも怖いはずの美沙さんは、医師の説明に取り乱すこと
      なく、頭を下げてこう話したそうです。「手術をお願いします。お父さん
      とお母さんより早く死ぬわけにはいきません。まだ親孝行もできてい
      ないんです。友達にも会いたい。やりたいことだってたくさんあります」

      まだ子どもだと思っていた娘の力強い言葉。両親は驚いて言葉が出
      なかったと同時に、娘の「生きる力」を感じたといいます。美沙さんは
      下半身を失う恐怖に怯えたり、病気を嘆くよりも、手術を迷わず受け
      入れ、生きることを選んだのです。

      脊髄を切り離す手術に加え、世界でもわずか2例目という腫瘍を摘出
      する手術も乗り越えました。下半身は動かなくなりましたが、厳しい
      リハビリをこなし、手術から2か月もしないうちに、車椅子でバドミントン
      ができるまでに回復したのです。

      そして、つらい経験をしたからこそ「人の役に立ちたい」という思いが
      強くなり、“車椅子の看護師”になるという、新たな夢も芽生え始めま
      した。「生きたくても生きられない人が大勢いる。私は下半身を失った
      けど、それでも生きたいって思った。生きていれば、望みはいくらでも
      あるんだから」

      しかし、現実は残酷でした。リハビリが順調に進んでいるように見えた
      去年秋、脳と脊髄の周りを流れる「髄液」に、腫瘍の細胞が潜んでい
      ることが判明したのです。もはや外科的手術での治療は難しく、激し
      い副作用を伴う抗がん剤や放射線、そして化学療法と、つらく長い闘
      病生活を送らなくてはいけません。

      ご両親からは定期的にメールを頂きます。病気との闘いは、いまも一
      進一退。美沙さんは、不安で眠れない日や、ほとんど言葉を発せられ
      ない日、食欲がある日もあります。先日は外泊許可が出たため、1年
      3か月ぶりに家族4人、一つ屋根の下で過ごせたそうです。

      美沙さんは「生きたい。恩返しがしたい」と願いながら、今日も1日の
      ほとんどをベッドの上で過ごし、懸命に生き抜いています。そして、ベ
      ッド脇にはいつも家族が寄り添って、必死に彼女を支えています。

      実は、最初にご両親と取材の相談をしてから半年が経ちますが、まだ
      美沙さんのことをテレビで放送できずにいます。言うまでもなく、治療
      が最優先。放送に向けた撮影を実現するためには、治療との兼ね合
      いや、病院の事情、本人の体調など、様々な条件が必要です。

      「生きていれば、望みはいくらでもある」。そんな美沙さんの強い思い
      を、いつかテレビを通して伝えられる日が来ることを願っています。
      そして何より、闘病を続ける美沙さんの体調が少しずつ回復すること
      を、心から祈っています。(了)

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    1. 「生きたい」という欲につけこむ医科様な外科香具師どもの口車にまんまとのせられて…

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  79. 舌がんの放射線治療 不要な放射線当たるの防ぐ装置
    6月16日 20時31分

    舌にできるがん、舌がんの患者が放射線治療を受ける際、周りに不要な放射線が当たって歯ぐきがただれるなどの副作用を防ぐ装置を、大阪大学のグループが開発しました。

    開発したのは、大阪大学大学院歯学研究科の村上秀明准教授などのグループです。

    舌がんは、国内で毎年およそ1万人がかかるとされ、早期に見つかった場合は放射線で、がんを死滅させる放射線治療が有効ですが、必要のない部分に放射線が当たり、歯ぐきがただれたり、あごの骨が崩れたりする副作用のおそれがあり、舌を切除する手術が多く行われています。

    そこで、研究グループは周りに不要な放射線が当たらないようにする特殊な装置を開発しました。マウスピースのような形で、患者に適した厚さの鉛を中に入れ、治療の際、口に装着して使います。

    研究グループは、20人の患者を対象に安全性と効果を確かめる臨床研究を行い、長い人で治療からおよそ3年がたちましたが、全員、放射線による副作用は確認されていないということです。

    3年前に治療を受けた大阪・堺市の古川仁男さん(73)は「2つの病院で舌を切らなければならないと言われ、つらかったが、切らずに済む治療法があると知って喜んで受けました。副作用もなく食事も味わえて、感謝しています」と話しています。

    村上准教授は「副作用を心配せず、舌を残して治療できるので、多くの医療機関で活用してもらいたい」と話しています。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160616/k10010558901000.html

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  80. >川島なお美が選んだ「がん治療」は間違っていなかった!
    http://ironna.jp/theme/410

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  81. 1年間のがん患者 初の100万人超の予測
    7月15日 4時01分

    ことし、国内で新たにがんと診断される患者は101万人に上り、初めて100万人を超えるとする予測を、国立がん研究センターが発表しました。

    がんの患者数の予測は、毎年、国立がん研究センターが国や自治体のがん対策に役立ててもらおうと行っているものです。
    それによりますと、ことし1年間に新たにがんと診断される患者は男性が57万6100人、女性が43万4100人の合わせて101万200人で、去年の予測よりも2万8000人増え、初めて100万人を超えるということです。
    がんの種類別に見ますと、男性では、前立腺がんが最も多く9万2600人、次いで胃がんが9万1300人、肺がんが9万600人、大腸がんが8万4700人、肝臓がんが2万9000人などとなっています。
    また、女性では、乳がんが最も多く9万人、次いで大腸がんが6万2500人、肺がんが4万3200人、胃がんが4万2600人、子宮がんが3万200人などとなっています。
    一方、ことしのがんの死亡者数は、男性が22万300人、女性が15万3700人の合わせて37万4000人と予測され、去年の予測に比べおよそ3000人増加するということです。この結果は、インターネット上の「がん情報サービス」で公開されています。
    国立がん研究センターがん登録センターの片野田耕太室長は、「高齢化の影響で、がんの、り患数は今後もしばらくは増え続ける見込みだ。国や都道府県などはこれらのデータをがん対策の立案や評価に役立ててほしい」と話しています。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160715/k10010596231000.html

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    1. がん新患者 年100万人…国立研究センター16年予測  男性 前立腺 女性 乳房が最多
      2016年7月15日5時0分

       2016年に新たにがんと診断される患者数は101万200人に上るとする予測を15日、国立がん研究センターが発表した。年間の新規患者数の予測が100万人を超えるのは初めて。新たな患者数は統計を取り始めた1975年から増え続けており、約40年で5倍になった。

       同センターによると、新たな患者数は、男性57万6100人、女性43万4100人。15年の予測より男女合計で2万8100人増えた。高齢者人口の増加や、診断精度が向上して小さながんが見つかるようになったことが原因という。

       部位別では、大腸、胃、肺のがん患者数が13万~14万人で上位。男女別では、男性が〈1〉前立腺〈2〉胃〈3〉肺〈4〉大腸〈5〉肝臓――の順で、女性が〈1〉乳房〈2〉大腸〈3〉肺〈4〉胃〈5〉子宮――の順で多かった。大腸がんや前立腺がんなどは高齢化に伴って増え続けているが、胃がんや肝臓がんは、原因となるピロリ菌や肝炎ウイルスの感染者が減っていることで減少傾向にあるという。

       また、がんによる死亡者数は、15年より3100人多い37万4000人(男性22万300人、女性15万3700人)と予測した。部位別では、男性は〈1〉肺〈2〉胃〈3〉大腸〈4〉肝臓〈5〉膵臓すいぞう――、女性は〈1〉大腸〈2〉肺〈3〉胃〈4〉膵臓〈5〉乳房――の順。同センターは、都道府県で集計しているがん登録や人口動態統計の死亡者数、将来推計人口などを基に、14年から年内の新たな発症者数と死亡者数を予測している。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20160715-118-OYTPT50040

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    2. 今年のがん新患者、初の100万人超えを予測
      2016年7月15日7時17分

       2016年に新たにがんと診断される患者数は101万200人に上るとする予測を15日、国立がん研究センターが発表した。

       年間の新規患者数の予測が100万人を超えるのは初めて。新たな患者数は統計を取り始めた1975年から増え続けており、約40年で5倍になった。

       同センターによると、新たな患者数は、男性57万6100人、女性43万4100人。15年の予測より男女合計で2万8100人増えた。高齢者人口の増加や、診断精度が向上して小さながんが見つかるようになったことが原因という。

       部位別では、大腸、胃、肺のがん患者数が13万~14万人で上位。男女別では、男性が〈1〉前立腺〈2〉胃〈3〉肺〈4〉大腸〈5〉肝臓――の順で、女性が〈1〉乳房〈2〉大腸〈3〉肺〈4〉胃〈5〉子宮――の順で多かった。

       大腸がんや前立腺がんなどは高齢化に伴って増え続けているが、胃がんや肝臓がんは、原因となるピロリ菌や肝炎ウイルスの感染者が減っていることで減少傾向にあるという。

       また、がんによる死亡者数は、15年より3100人多い37万4000人(男性22万300人、女性15万3700人)と予測した。部位別では、男性は〈1〉肺〈2〉胃〈3〉大腸〈4〉肝臓〈5〉膵臓すいぞう――、女性は〈1〉大腸〈2〉肺〈3〉胃〈4〉膵臓〈5〉乳房――の順だった。

       同センターは、都道府県で集計しているがん登録や人口動態統計の死亡者数、将来推計人口などを基に、14年から年内の新たな発症者数と死亡者数を予測し、公表している。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20160714-118-OYT1T50118

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  82. がん患者の5年生存率62・1%…64万人調査
    2016年7月22日7時15分

     国立がん研究センターは、がん患者の5年後の生存率の最新推計を発表した。

     全ての部位のがんを合わせた生存率は62・1%。男女別では男性が59・1%、女性が66・0%だった。

     2006~08年にがんと診断された患者が対象。都道府県単位で登録したデータを基に、精度の高い21府県の約64万人の情報を集計した。

     がんの部位別で生存率が高かったのは、甲状腺93・7%、皮膚92・4%、男性の前立腺97・5%、女性の乳房91・1%など。一方、膵臓すいぞう7・7%、胆のう・胆管22・5%、肺31・9%、肝臓32・6%は低かった。

     03~05年に診断された患者を対象とした前回(13年発表)は、全体で58・6%で、今回は3・5ポイント上昇した。ただ、同センターは「前立腺や乳房など経過の良いがんが増えた影響が大きく、治療法の改善とは言えない」としている。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20160721-118-OYT1T50154

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  83. [地球を読む]75歳以上のがん 「生活の質」維持考え治療…垣添忠生 日本対がん協会会長
    2016年8月15日5時0分

     高齢者のがんには、他の世代のがんとは違った独特の問題がある。超高齢社会を迎えたわが国では、その年代のどなたにも起こり得る課題といえよう。

     2011年の統計では、わが国でがんと診断される患者の年齢は、65歳以上が69%、そのうち75歳以上が59%を占める(がん研究振興財団 がんの統計)。また、国立がん研究センターによる「がん罹患りかん数の将来推計」によると、10年から29年までのがん罹患の状況は、男女ともに75歳以上でがん罹患数増加が著しい。男性は胃・前立腺・肺・大腸がんが、女性では肺と大腸がんの増加が顕著だ。つまり、わが国では後期高齢者の増加に伴うがん急増が明瞭に読みとれよう。

     「高齢者のがん」を75歳以上の高齢者がんと定義すると、がん種別の大まかな傾向がわかる。

     それに加えて、高齢がん患者には糖尿病、高血圧、心臓病、腎臓病などの合併症が多く、年齢が増すにつれて認知症を伴う患者が急増することの2点が、がん以外の重大な問題となる。団塊の世代が75歳以上となる25年には、5人に1人が認知症を伴うと予測されている。

     治療では、実年齢よりも一人ひとりの患者の健康状態、治療が体に与える負担、治療により得られる利益などを勘案し、担当医が総合的に判断する。治療を契機に認知症を発症したりしたら、治療の意味は大きく損なわれる。QOL(生活の質)の高い生活を続けられることが目標である。

     まず、早期がんから論じよう。合併症のない早期がん高齢者の場合には、他の世代のがんと同様の治療が可能である。手術や放射線治療が中心となる。医療の進歩により、高齢者であってもこうした治療は問題なく実施できるだろう。

     合併症を伴う、伴わないにかかわらず、全ての世代でなるべく身体的負担の少ない治療が選ばれるのは当然である。例えば、合併症を伴う早期の消化器がんに対する内視鏡治療は一般的だ。また、早期肺がんに対する重粒子線1回照射といった身体の負担が少ない新しい治療も、先進医療であるが導入されつつある。

     実際に国立がん研究センター中央病院の呼吸器外科における15年までの10年間の肺がん切除実績を見ると、75歳以上の切除例が約20%から25%と増加し、15年は80歳以上が13%を占める。小さく胸を開け、内視鏡を併用して行う手術が標準で、術後入院期間は4~5日である。高齢者でも合併症が少なければ、肺がん手術が実施できる。

     高齢者であっても希望をもって立ち向かうことの大切さを伝える力強いメッセージといえよう。

    高額薬・検診 あり方議論

     進行がんの治療は、抗がん剤が中心となるが、がんの増殖をピンポイントで抑える分子標的薬の開発など著しい進歩があり、高齢者でも十分に使える時代になった。合併症を伴う高齢進行がん患者の場合、個人ごとに体調に大きな違いがあるので、副作用に耐えられるか、臓器機能を詳細に把握した上で、抗がん剤の減量も考慮されるだろう。

     薬の進歩で副作用は軽くなってきたが、それでも患者の状態や希望によっては、抗がん剤治療はあきらめて、痛みやつらさを和らげる緩和医療に移行する選択肢もある。

     昨年12月、新しいがん免疫治療薬「オプジーボ」が、皮膚がんの一つ、悪性黒色腫に次いで、「切除不能な進行した肺がんの一部」にも保険診療で使えるようになった。オプジーボは従来の薬より優れた延命効果を示すものの治癒を得ることは難しい。ということは、この薬を長く使用する可能性があり、薬価が1コース約130万円、1年使うと約3500万円と極めて高くなる。

     ただし、高額療養費制度により患者の負担額は月に数万~数十万円にとどまり、残りは税金や保険料で支払われる。筋力が低下する重症筋無力症や1型糖尿病など特異な副作用があり、有効症例が約20%と限定されるなどの問題もある。薬価が極端に高い薬剤の開発は今後も続くため、日本の医療財政に深刻な影響は免れない。

     世界に冠たるわが国の国民皆保険制度を維持しながら高齢肺がん患者にこの治療を進めるにはどうしたらよいだろうか。まずこの薬が効く患者を選別する診断薬の開発が必須だ。

     高額な新薬について厚生労働省は、適した患者を選んで使う仕組みを新設する方針を固めた。私はこの方針を支持する。

     さらに、使用者に通常の保険医療費とは別に自己負担を求める議論は避け難いと思う。とりわけ保険料や自己負担割合が少ない高齢がん患者の多くが、このような高額な薬剤の治療を希望すると、問題は複雑化するだろう。75歳の肺がん患者に年間3500万円をかけて76歳に延命することをどう考えるか、だ。

     がん検診の問題にも触れざるを得ない。世界的には、がん検診は乳がん、子宮頸けいがん、大腸がんを対象として、70歳をほぼ上限として実施されている。

     わが国ではこれら三つのがんに加えて胃がんと肺がんも日本の科学的根拠に基づき国の検診対象となっている。わが国ではがん検診の年齢上限はなく、100歳の人でも検診を希望することがある。がん検診には、放置していても死を招かないがんも見つけてしまう過剰診断の問題がある。

     だが、高齢者のがんが増加し、不幸にして進行がんで見つかると治療に難渋し、医療費が膨大となる。それを避けるには、死の危険性が高い高齢がん患者を絞り込む検診技術を開発する必要がある。

     日本対がん協会は、全国42支部で年間に約1100万人のがん検診を実施し、約1万3000人のがんを発見している。このデータを詳細に解析するがん検診研究部を本部に設け、特に高齢者のがん検診はいかにあるべきか、などに関して今年度から本格的な解析に取り組み始めた。

     次に認知症を伴う高齢がん患者の話に移ろう。

     認知症は発症する10~15年前から兆候が始まることがわかってきた。認知症の進行を予防し、発症を仮に10年先送りできれば、本人や家族はもとより、医療・介護財政にとっても意義は大きい。認知症対策で最も注力すべきは予防策の開発と実践にあると思われる。

     病院で治療を終えた高齢がん患者が一人暮らしや老夫婦だけの厳しい生活に戻った際、在宅における治療のフォローアップや心のケアは重要である。

     住み慣れた地域で、自分らしく最期まで生きられるようにする「地域包括ケア」の構築を政府は推進している。このケアに高齢がん患者の対策も含めることが、血の通った対がん活動につながる。ぜひ、深く配慮してほしい。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20160815-118-OYTPT50116

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  84. 受動喫煙で肺がんリスク上昇 日本人のデータで初確認
    8月31日 4時48分

    他人のたばこの煙を吸い込む「受動喫煙」は、肺がんになるリスクをおよそ1.3倍高めるとする研究成果を、国立がん研究センターのグループが発表しました。日本人のデータで受動喫煙による肺がんのリスクの上昇が確認されたのは初めてで、グループは、公共の場での屋内全面禁煙の法制化などを進めるべきだとしています。

    国立がん研究センターの片野田耕太室長のグループは、たばこを吸わない日本人を対象に行った、受動喫煙と肺がんに関する9つの研究について、複数の研究結果を統合的に解析する「メタアナリシス」という手法を用いて解析しました。その結果、受動喫煙によって肺がんのリスクがおよそ1.3倍高まることが、日本人のデータとしては初めて確認されたということです。
    受動喫煙が肺がんのリスクを高めることは、10年以上前の平成16年にIARC=国際がん研究機関が認めていて、WHO=世界保健機関によりますと、世界49か国ではすでに飲食店などをすべて屋内全面禁煙とする法律があります。
    一方、日本では、公共の場所での受動喫煙の防止は努力義務にとどまっていて、国立がん研究センターの片野田室長は「社会の仕組みとして、法律で規制すべきだ。日本でも公共の場所と職場での屋内喫煙を全面的に禁止する法律が必要だと思う」と話しています。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160831/k10010661011000.html

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    1. 市民運動のネタのひとつなんだろうな…

      運動とオルグができさえすれば、ネタはなんだっていい連中だろ。

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  85. 22の病気、たばこ原因…がん・脳卒中・糖尿病
    2016年8月31日7時22分

     厚生労働省の有識者検討会(座長=祖父江友孝・大阪大学教授)は、がんなど22種類の病気の発症や病気による死亡の要因として喫煙が「確実」との判定結果をまとめた。

     他人のたばこの煙を吸う受動喫煙でも7種類の病気で因果関係があるのは確実とした。国の検討会が日本人への影響を総合的に判定したのは初。31日に最新情報と対策を盛り込んだ報告書(たばこ白書)案を公表する。

     厚労省は報告書案を踏まえ、2020年の東京五輪・パラリンピックに向けたたばこ対策を推進したい考え。

     報告書案では、国内外の喫煙と健康に関する論文約1600件を分析。喫煙との関係の度合いを病気ごとに4段階で判定した。肺や膵臓すいぞうなど10種のがんのほか、脳卒中、心筋梗塞、糖尿病などと喫煙の関係について、最高の「推定する証拠が十分(確実)」と評価した。

     認知症や関節リウマチとの関係は「確実」に次ぐ「可能性がある」とした。

     受動喫煙について、子供のぜんそくや乳幼児突然死症候群との関係は確実と評価した。肺がんへの影響は、国立がん研究センターが行った研究結果を採用。家庭での受動喫煙がある人は、ない人に比べ肺がんになるリスクが1・3倍高まり、因果関係は確実とした。

     今後の喫煙対策について報告書案は、受動喫煙を防ぐため「喫煙室を設置せず屋内の100%禁煙化」を目指すように訴えた。このほか、たばこ税の引き上げ、たばこの広告の禁止など総合的な対策を求めた。

     検討会委員の笹月静・同センター予防研究部長は「受動喫煙の影響がはっきりしたのは大きい。煙を避けられない子供を守るため煙のない環境作りを国全体で進めるべきだ」と話す。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20160830-118-OYT1T50141

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  86. 77歳のムッシュかまやつさん、肝臓がんで入院
    2016年09月06日 18時02分

     ミュージシャンのムッシュかまやつさん(77)が肝臓がんで入院していることが6日、わかった。

     所属事務所が発表した。

     かまやつさんは5月に検査で肝臓がんが見つかり、通院治療をしていたが、8月23日に脱水症状のため救急搬送され、そのまま検査入院したという。かまやつさんは、「絶対復活するから心配しないでください! それまでいろいろご迷惑おかけします!」とのコメントを出した。
    http://www.yomiuri.co.jp/culture/20160906-OYT1T50066.html

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  87. 進化から考える生命や病気 「なぜがんに…」全身で理解
    2016年9月7日15時0分

     がんとは何か。自分の体内で何が起きているのか。なぜ、がんになったのか――。これらがしっかりと腑ふに落ちれば、患者は「自己決定」の力を育める。そんな看護を実践する、東京都の訪問看護ステーションを訪ねた。(鈴木敦秋)

    「自分の体信じてみる」

     あすか山訪問看護ステーション(北区)の統括所長、平原優美さん(52)は、在宅療養に切り替えた肝臓がん末期の男性を担当した。50歳代半ばの会社経営者。妻と二人暮らしだ。

     男性は、医師に「打つ手がない。余命1か月」と言われ、絶望と裏切られたという怒りにのみ込まれた。

     平原さんは「紙芝居」と名付けた多くの図表を使い、人類とがんとの関わりからひもといていった。

     「がんは一番古い病気の一つ。恐竜も骨肉腫になりました」。「700万年前、チンパンジーから枝分かれした過程で、ヒトは精子を増殖させる特別な仕組みを手に入れました。がんも似た仕組みを使います」。ベッドで力なく聞いていた男性が、体を起こした。

     ヒトの脳を2倍にする進化を導いたFAS(脂肪酸合成酵素)は、がんの分裂も助ける。文明が進み、昼夜逆転のハードな仕事も当然になると、がんの抑制効果があるホルモン「メラトニン」も減少した。ストレスや喫煙は、体内で発がん物質を増やしていった……。

     初めて聞く話だが、不思議と過去の暮らしを連想させる。妻も耳を傾けた。子どもができなかった夫婦の人生も、何か大きな物語の中のことのように思えた。

     男性が食後の吐き気について相談すると、平原さんは、脳や胃や筋肉の連動をかみ砕いて説明し、「食べるってすごい労働。頑張っているんですよ」と励ました。多くの患者が抑うつ状態に陥ることも伝えた。

     「むちゃを重ねたもんなぁ。何もかも、がんになるような暮らしをしていたんだね」と、男性が言った。検査結果や数値だけを示された入院生活。悪化の恐怖におびえ、「手も足も体は全部だめ」と思い込んでいた。「なぜ、オレが。何のせいで」と自分を責めた。

     けれど、生命や病気、体内で起きていることのつながりを長い時間軸を踏まえてイメージできると、「もう一度、自分の体を信じてみようか」という感情が芽生えた。

     男性は、病院では閉めきっていたカーテンを自ら開けた。たばこもやめ、野菜ジュースをとる。風呂では片足立ちの運動もできた。体には、驚くほどの可能性が残っていた。半年後、希望通り自宅で亡くなったが、自分で体を制御しているという実感は失わなかった。妻は「いつも笑っている夫のままでした」と語る。

     平原さんが、対話のベースにしたのは、進化医学という学問だ。元日本医大教授の長谷川敏彦・未来医療研究機構代表理事は、「患者が病気の主人公になり、自己決定を支えるための理論になる。病気を頭ではなく、体全体で理解するのに役立つ」と解説する。

     同ステーションは1年前から、糖尿病や脳卒中の患者らにも同様の手法で対応し、患者の生きる意欲を引き出している。平原さんは年内にもそのノウハウや成果を論文にまとめ、普及用のテキストを作成する。

     ◆進化医学◆ 「進化論」のダーウィンが唱えた進化生物学に基づく医学。病気の原因や体が本来持つ能力を進化過程にまで広げて考える。「病気は治る過程である」とした、ナイチンゲールの看護理念にも影響を与え、平原さんもその理念を20年来実践している。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20160907-118-OYTPT50256

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    1. あちゃちゃ…

      ふと、その昔、学校の門前で、聖書の話をしながら紙芝居みせて布教していた、いかがわしい連中を思い出してしまった。

      大して変わらんだろ。

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  88. [医療ルネサンス]患者学 群大手術死の教訓<2>「第二の意見」病院が推奨
    2016年9月8日5時0分

     病状や治療方針について、主治医以外の医師から「第二の意見」を得るセカンドオピニオン。これを「治療について迷った時に他の医師の意見を聞くのは常識」といえるくらいまで普及させるのを目標に、1年前から積極的に取り組み始めた病院がある。千葉市中央区の千葉県がんセンター。肝胆膵すい(肝臓、胆道、膵臓)の腹腔鏡ふくくうきょう手術で、当時、保険適用外の高難度手術が倫理審査もなく行われ、患者死亡が相次いだ病院だ。

     群馬大学病院とよく似たこの問題は、群馬大より半年早い2014年春に発覚し、第三者の検証委員会が15年春、検証結果と改善への提言を発表した。それを受け、患者が安心して医療を受けられる体制づくりの一環として「セカンドオピニオンセンター」を開設。治療の選択肢やリスクの説明が不十分なまま高難度手術が行われた反省を生かそうと動いている。

     「他の治療法はないか、主治医に示された治療は妥当なのか、別の医師の意見も踏まえて自己決定できるようサポートしています」。担当する診療部長の浜野公明さんは説明する。

     他の病院で診療を受ける患者が意見を求めに来る「セカンドオピニオン外来」を設ける病院は多いが、同センターでは、院内の患者が他の病院の医師にセカンドオピニオンを求める支援をするのが特徴だ。看護師や社会福祉士ら計5人の相談員が患者の支援を担う。

     実は以前にも、患者から求められて他の病院を紹介することはあった。しかし、「セカンドオピニオンセンター」の看板を掲げたことで注目度が高まり、「利用しやすくなったようだ」(浜野さん)という。

     昨年8月の開設以来、セカンドオピニオンのために他の病院を紹介した患者は毎月20人前後。平均月12人程度だった14年度に比べ増えており、着実に前進していると言えそうだ。

     群馬大病院で手術を受け死亡した患者の遺族で、取材に応じた人たちの中に、セカンドオピニオンを得たという人はいなかった。検討したが、「群大の先生に失礼」と親戚に反対されたという遺族もいた。

     同センター相談員の一人は、乳がん経験者で患者団体の活動もする野田真由美さん(58)。膵臓がんになった家族の看病も経験。患者、家族いずれの気持ちもわかる立場から「理屈ではなく、患者や家族は医師に遠慮するもの」という実感を踏まえ、相談に臨んでいる。

     野田さんは「セカンドオピニオンは世間的にはまだ十分に理解されていない。この取り組みが、日本での普及や定着に役立てばうれしい」と話す。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20160907-118-OYTPT50438

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  89. 初期の前立腺がん 治療の有無で生存率にほぼ差なし
    9月16日 6時33分

    初期の前立腺がんと診断され、その後、手術などを受けた人たちの10年後の生存率は、積極的な治療を控えた人たちとほぼ差がなかったことが、イギリスの研究グループの長期にわたる追跡調査でわかり、グループは、治療に伴う副作用や転移のリスクなどを考慮したうえで、治療するかしないか考えるべきだとしています。

    前立腺がんは男性特有のがんで、日本では毎年7万人余りが診断され、男性では胃がんや大腸がんなどに次いで4番目に多くなっています。
    イギリスのオックスフォード大学などの研究グループは、1999年から10年間に初期の前立腺がんと診断された50代から60代の男性1600人余りを3つのグループに分け、手術を受けた場合と放射線治療を受けた場合、それに、積極的な治療を控えた場合とで経過の違いを追跡調査しました。
    その結果、3つのグループの10年後の生存率はいずれも99%前後とほぼ差がありませんでした。
    研究グループは、初期の前立腺がんで手術や治療を受けると、がんの転移や病気の進行は抑えられる一方、一定の割合で排尿や性的機能などの障害が出るため、初期の段階では副作用などを考慮して治療するかしないか考えるべきだとしています。
    前立腺がんをめぐっては、早期発見のための検査が必要のない治療につながっているという批判もあり、今回の結果を受けて検査や治療の在り方について議論となるものと見られます。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160916/k10010688321000.html

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  90. 40代女性に乳がん誤手術…山形で検体取り違え
    2016年9月16日11時53分

     山形県は16日、県立中央病院(山形市)で、女性患者2人の検体を取り違えて診断し、40歳代の女性に誤って乳がんの手術を施行し、80歳代の女性には本来すべき乳がんの手術をしていなかったことを明らかにした。

     県によると、6月下旬の同じ日、40歳代と80歳代の女性に対し、針を刺して細胞組織を採取する「針生検」を実施。この2人の検体を取り違えて、40歳代の女性は転移の恐れが少ない「葉状腫瘍」だったのに、乳がんと診断した。その結果、乳房温存手術を実施し、本来は必要のないリンパ節摘出を施した。80歳代女性は、乳がんだったのに葉状腫瘍と診断し、乳腺部分切除手術を行った。

     8月になって手術で摘出した標本の病理診断を行った結果、検体を取り違えた可能性が浮上し、その後の遺伝子検査で取り違えがあったと判明した。

     新沢陽英・県病院事業管理者は「患者の容体は安定しており、転移も確認されていない」としている。今後、外部委員を含めた院内事故調査委員会を設置して原因を調べるという。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20160916-118-OYT1T50062

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  91. 妊娠中のがん治療 診療マニュアル作成へ
    9月25日 6時00分

    妊娠中にがんが見つかった患者に対し、治療をしながら出産できる体制を広く築いていこうと、医師たちで作る研究班が全国の医療者に向けた診療マニュアルを作ることになりました。

    マニュアルの制作は、国立がん研究センターや聖路加国際病院、それに国立成育医療研究センターのがんの専門医や産婦人科の医師などで作る研究班が、今月から進めています。

    研究班の医師によりますと、妊娠中にがんが見つかっても妊娠の時期によっては使用できる薬があったり、手術が可能な場合があったりしますが、医師がこうした情報を知らなかったり、対応できる病院が少なかったりして、患者が出産を諦めるケースがあるということです。

    研究班では、妊娠のどの時期に薬を使った治療や手術が検討できるかや、薬を使った治療を行う際に必要な医学的な対応などをマニュアルに盛り込む予定で、来年中の完成を目指しています。

    国立がん研究センター中央病院の北野敦子医師は「マニュアルが全国に広がり、どの地域でも妊娠期にがん治療が受けられるようになることを期待しています」と話しています。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160925/k10010705761000.html

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    1. マニュアルとは、それに基づく「意思決定」「判断」に対して、誰もが無責任になれる「魔法のインデックス」…

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  92. 膵臓がん4割、治療前に「末期」…がん拠点病院
    2016年9月26日0時11分

     国立がん研究センターは26日、国が指定する「がん診療連携拠点病院」の2014年の診療実績を公表した。

     公表した12のがんを、進行度を示す「病期(ステージ)」別にみると、膵臓すいぞうがん患者の4割が治療前の時点で最も重い「4期」に達していることが分かった。

     今回、従来公表している5大がん(大腸、胃、肺、乳、肝臓)に、膵臓がんや前立腺がんなど七つのがんを加えた。

     がんの病期は0~4期に分かれ、数字が大きいほど進行している。新たに加えたがんを治療前の病期でみると、膵臓がん(1万4482例)は4期(43%)と3期(13%)、2期(27%)で計8割を超し、診断時点で進行している患者が多かった。

     膵臓以外に新たに集計したがんでは、前立腺がん(3万1818例)と食道がん(1万4518例)は1期が最多で、それぞれ51%と34%。子宮頸けいがん(1万7894例)と膀胱ぼうこうがん(1万4803例)は0期が多く、それぞれ61%、38%と早期治療が目立った。

     診療実績の集計総数は67万205例で、14年にがんと診断されたか、他の医療機関で診断されてから受診した事例をまとめた。5大がんは拠点病院421施設を、新たに加えた七つのがんは、患者情報の登録資格を持った医療関係者がいる323施設を、それぞれ集計対象とした。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20160925-118-OYT1T50086

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  93. がん死亡率最悪の青森県 検診の精度を独自に調査
    9月26日 18時06分

    がんによる死亡率が11年連続で全国最悪となっている青森県は、がんの早期発見と治療の基本となるがん検診が適切に行われていない可能性があるとして県内の市町村を対象に検診の精度に問題ないかを調べる独自の調査を始めました。

    この調査は、青森県が弘前大学などと共同で始めたものです。がんは検診による早期発見が死亡率を下げる重要な鍵で、胃がんや乳がんなど5つのがんについて各市町村が対象となる住民のリストを作成し検診を促すなどしています。

    しかし県によりますと、中には対象者のリストを作るのに本来使うべき住民基本台帳ではなく別のデータを使い、検診の対象となるべき住民がリストから漏れている可能性があることがわかったということで、県では各市町村から実態を細かく聞き取り、がん検診の精度を改善したいとしています。

    国立がん研究センターは検診でがんをきちんと見つけ出すために住民の中から検診が必要な人を正確に抽出できているかなど200項目に上る手順を定めていますが、青森県は手順の達成率が70%以下となっています。

    国立がん研究センターの斎藤博部長は「がんの早期発見に欠かせない手順は100%満たして欲しいが、全国平均でも80%程度で、全国でも同じような課題を抱えている。ほかの都道府県でも青森県のような取り組みを行い質の管理を徹底して欲しい」と話しています。
    がん検診の質の管理は全国共通の課題
    国が定めたがん対策基本法では、がんの早期発見につなげるため、国と自治体ががん検診の受診率や質の向上に取り組むよう求められています。

    しかし、受診率が低いままになっている問題に加えて検診の対象者をリストアップしたり、精密検査が必要な人をフォローアップしたりする仕組みが不十分なため、がんの早期発見や死亡率の改善に結びついていないと指摘されています。
    このため、厚生労働省では6年前から自治体向けに検診の質を管理するためのチェックリストなどを作るなどして対策を進めています。

    チェックリストには胃がんや乳がんなどがんごとに検診を受ける人を住民の中から適切に抽出できているかや精密検査が必要な人でまだ受けていない人に受診を促しているかなど、200近い項目が設けられていますが、チェックリストの項目について適切に実施されている割合を国立がん研究センターが調べたところ、全国平均は80%ほどで、青森県はそれより10%以上低い、70%未満に留まっていました。

    がん検診の課題を検討する国の委員会のメンバーを務める、国立がん研究センター検診研究部の斎藤博部長は、「がん検診が早期発見に結びつくかどうかは検診が必要な人に適切に行われているかをチェックする質の管理にかかっている。チェックリストに挙げた項目はいずれも必要不可欠なものだが実施率をみると検診の質の管理は全国共通の課題だと言える。検診が適切に行われているか調べるという青森県の取り組みを他の都道府県でも行うなどして質の管理を徹底して欲しい」と話しています。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160926/k10010707411000.html

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  94. すい臓がん患者の4割 発見時にはすでにステージ4
    9月27日 4時40分

    すい臓がんの患者の4割はがんが見つかったとき、すでにほかの臓器にがんが転移するなど進行したステージ4の状態だったとする報告書を国立がん研究センターがまとめました。専門家は「背中の奥に持続する痛みがあり、体重が減少するなどの症状があるときは医療機関を早めに受診してほしい」と話しています。

    この報告書は平成26年に全国のがんの拠点病院などを受診したがん患者、のべ87万8000人余りのデータを国立がん研究センターがまとめたものです。

    このうち、すい臓がんの患者は1万8000人余りに上り、がんと診断された際に患者の43%が、ほかの臓器にがんが転移するなど、最も重いステージ4の状態だったということです。また、このうちがんを摘出する手術が受けられたのは13%の患者だけでした。

    すい臓がんは早期発見が難しいがんで、5年後の生存率は10%未満と、がんの中でも最も低くなっています。

    分析にあたった国立がん研究センターの西本寛がん登録センター長は「すい臓がんを早期に発見できる検診技術を開発する必要がある。背中の奥に持続する痛みがあり、体重が減少するなどの症状があるときは受診し、血液検査や超音波検査などを受けてほしい」と話しています。

    今回の報告書では、胃がんや肺がん、前立腺がんや子宮頸がんなど、合わせて12のがんの治療の状況についてもまとめられていて、国立がん研究センターのホームページで見ることができます。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160927/k10010707781000.html

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    1. がん早期発見 部位で大差…症例67万件を分析 膵臓12%/子宮頸部76%
      2016年9月27日5時0分

       がんの早期発見の割合は、12部位のがんで最大6倍の差があることが、国立がん研究センターのまとめでわかった。進行度を示す「病期(ステージ)」で比較的早期のがんを示す0~1期の割合は、検診法が確立している子宮頸けい部が76%だったのに対し、膵臓すいぞうが12%と低く、早期発見につながる研究開発の必要性が浮き彫りになった。

       国が指定する「がん診療連携拠点病院」など421施設が2014年にがんと診断した症例約67万件を分析した。従来公表している5大がん(大腸、胃、肺、乳、肝臓)に、323施設が診断した膵臓、前立腺など七つのがんを今回初めて加えた。

       がんの病期は0~4期に分かれ、数字が大きいほど進行している。診断時にわかった膵臓の病期は、がんが周りの臓器に広がっている状態に当たる4期が43%を占め、逆に0~1期は12%にとどまった。

       一方、胃、子宮頸部、膀胱ぼうこうなどは、0~1期の割合が6~7割と高かった。乳房、前立腺、食道なども5割前後が0~1期で見つかっていた。

       膵臓がんは進行しないと腹痛や体重減少など目立った症状がなく、決まった検診法もない。

       現在、早期発見を目指し、血液に含まれる特異なたんぱく質を目印にする検査キットなどの開発が進められている。

       部位ごとの治療法などの情報は、国立がん研究センター「がん情報サービス」で閲覧できる。

      http://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/brochure/hosp_c_registry.html

      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20160927-118-OYTPT50051

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  95. がん診療連携拠点病院 7割近くで緩和ケアの体制不十分
    9月27日 6時25分

    全国で地域ごとに指定されている「がん診療連携拠点病院」について、総務省が抽出調査を行ったところ、7割近い病院でがんによる体や心の苦痛を和らげる専門医が常駐していないなど、「緩和ケア」の体制が十分ではないことがわかりました。

    がんの緩和ケアは、患者が仕事など日常生活をよりよく過ごしながら治療を受けることができるよう、体の痛みや心の苦しみを和らげるもので、厚生労働省は全国のおよそ400の医療機関をがん診療連携拠点病院に指定し、専門の医師や看護師を配置するなど、ケア体制の充実を図っています。

    こうした緩和ケアの実情について総務省行政評価局がことし1月、全国の17都道府県の51の拠点病院を抽出して調べたところ、適切に薬を投与するなどして患者の体の痛みを和らげる専門医を常駐させていないなど、7割近い拠点病院で緩和ケアの体制が十分ではないことがわかりました。中には、カウンセリングなどの心のケアを行う医師として、専門の資格を持っていない耳鼻咽喉科の医師を配置していた病院もあったということです。

    また、7つの病院では、緩和ケアチーム専従の看護師を配置できていないなど、拠点病院に求められる要件を満たしていない施設もあったということです。

    緩和ケアに詳しい国立がん研究センターの若尾文彦医師は「特に人口減少が進む地方都市ではがんや緩和ケアを専門とする医師や看護師を確保することが難しい現状がある。緩和ケアを待ち望む患者のためにも、自治体や病院などが連携して、地域の限られた医療者を有効活用できるよう体制を見直す必要がある」と指摘しています。

    総務省は今週中にも厚生労働省に対し、自治体や拠点病院と連携して緩和ケアの体制を整備するよう勧告する方針です。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160927/k10010707771000.html

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  96. 1台で位置特定し放射線…がんセンターが導入へ
    2016年9月29日22時44分

     国立がん研究センターが、がんなど悪性腫瘍の治療の精度を高めるため、新たな医療機器を来年2月に導入することが分かった。

     腫瘍の位置の特定と放射線治療を一つの機器で行えるのが特徴という。

     この機器は「MRIdian(メリディアン)」と呼ばれ、磁気共鳴画像(MRI)の撮影装置と放射線治療機器が一体化している。MRIを撮影後、高性能のコンピューターが放射線を照射すべき位置を即時に特定し、すぐに治療に移れる点が画期的とされる。

     日本では、MRIの撮影と放射線の照射を別の機器で行うのが一般的という。このため、治療を始めるまでに1日程度時間がかかる場合もあるとされる。新たな機器では腫瘍の大きさなどが変化しないうちに放射線の照射を始めることで、治療の効果が一層高まるとしている。

     メリディアンは米国の医療機器メーカー・ビューレイ社が開発し、すでに米国やオランダなど世界5か国で1000例以上の使用例がある。日本での販売総代理店・伊藤忠商事が国内で初めて国立がん研究センターに納入する。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20160928-118-OYT1T50115

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  97. 癌治療学会
    抗議受け2医師不参加…学術集会併設イベント

    毎日新聞2016年10月7日 20時20分(最終更新 10月7日 20時20分)

     日本癌治療学会の学術集会に併設される市民向けイベントを巡って、根拠が不十分な治療を実施している医師が参加すると学会員や患者会が抗議していた問題で、指摘された医師2人が出席を取りやめたことが7日分かった。

     イベントは22日に横浜市で開かれる「がん撲滅サミット2016」。当初は「公開セカンドオピニオン チームトップ・ガンに訊(き)け」と題して5人の医師が参加者の相談に答える予定だったが、タイトルが「がん撲滅トークセッションQ&A」と変わった。事務局を代行する会社によると、本部から医師2人の不参加とタイトル変更の指示があったという。会場から相談を受ける形式は変えない。

     2人の医師は有効性や安全性の科学的根拠が確立していない治療を自由診療で提供している。抗議を受け、学会理事長の北川雄光・慶応大教授は、7日までに持ち回りの理事会で対応を決めるとしていた。【高野聡】
    http://mainichi.jp/articles/20161008/k00/00m/040/080000c

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    1. 「癌治療学会」
      https://twitter.com/search?q=%E7%99%8C%E6%B2%BB%E7%99%82%E5%AD%A6%E4%BC%9A&src=typd

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  98. 平尾誠二さん、死因は胆管細胞がん
    2016年10月25日20時45分

     20日に53歳で亡くなった元ラグビー日本代表監督の平尾誠二さんの遺族が25日、日本ラグビー協会を通じて、死因は胆管細胞がんだったことを明らかにした。

     親族一同という形でコメントを発表。平尾さんは昨秋から胆管細胞がんを患い、家族に見守られながら息を引き取ったという。23日に家族による密葬を済ませ、「(2019年)ワールドカップ日本大会の成功と日本代表の勝利は平尾の夢でした。本人はさぞや無念であったことと存じます。長きにわたり、応援していただいたことに改めて感謝申し上げます」と心情をつづった。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20161025-118-OYT1T50080

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    1. ラグビー 平尾誠二さん がんで昨秋から闘病
      10月25日 22時07分

      日本を代表するラグビー選手として活躍し、今月20日に亡くなった平尾誠二さんの親族がコメントを発表し、平尾さんが去年の秋からがんによる闘病生活を送っていたことを明らかにしました。

      平尾誠二さんは、同志社大で大学選手権を3連覇、神戸製鋼で日本選手権を7連覇するなど日本を代表するラグビー選手として活躍し、日本代表の監督も務めましたが、今月20日に53歳の若さで亡くなりました。

      これまで親族の意向で詳しい病名は公表されていませんでしたが、25日に親族が日本ラグビー協会を通じて発表したコメントによりますと、平尾さんは去年の秋に「胆管細胞がん」を患い、闘病生活を送っていたということです。

      コメントは「平尾誠二を応援してくださった皆さまへ」という題で、3年後の「ワールドカップ日本大会の成功と日本代表の勝利は、平尾の夢でした。見届けることができず、本人はさぞや無念であったことと存じます。平尾誠二は皆さまに支えられて最期まで幸せな人生を送ることができました」とつづられています。

      日本ラグビー協会によりますと、来月5日に東京の秩父宮ラグビー場で行われるアルゼンチン代表とのテストマッチで、会場に献花台を設置し、試合前に黙とうを行って平尾さんを追悼するということです。
      http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161025/k10010744181000.html

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  99. 小児がん拠点病院 9割近く「医師や看護師など不足」
    11月11日 4時17分

    子どもが亡くなる病気で最も多い小児がんの治療を専門的に行う全国15か所の小児がん拠点病院を対象にNHKがアンケート調査を行ったところ、9割近くの病院が「医師や看護師などが不足している」と回答し、専門的な人材の確保が課題になっていることがわかりました。

    小児がんは年間2500人前後が発症し、患者数は少ないものの、各地の数多くの医療機関で治療され、適切な医療を受けられない実態があると指摘されてきました。

    このため、厚生労働省は平成25年2月に全国15の医療機関を小児がん拠点病院に指定し、患者を集めて専門的な治療を行う態勢を整備しました。

    NHKは、先月から今月にかけて、すべての小児がん拠点病院を対象に医療態勢の現状や課題についてアンケート調査を行いました。

    この中で、医師や看護師など小児がんに対応する人員の態勢について聞いたところ、「不足している」、もしくは「どちらかと言えば不足している」と回答したのは合わせて13の病院で、全体の87%に上りました。

    不足している職種で最も多かったのは医師で、次いで、看護師、療養中の子どもを支援する「チャイルド・ライフ・スペシャリスト」などとなり、専門的な人材の確保が課題になっています。

    国立がん研究センターがん対策情報センターの若尾文彦センター長は「小児医療そのものの人材確保が難しいなかで、拠点病院の場合は、さらに専門的な知識、技術を持っている医師を集めなければいけない。小児がん拠点病院に行けばしっかりとした治療が受けられる態勢を作っていくことが大事で、小児がん拠点病院に人材を集める対応が必要になってくる」と指摘しています。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161111/k10010764531000.html

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    1. 「小児がん」のなかには、フクシマ・フォールアウトの放射線障害も含まれるのかな?

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    2. 「福島原発事故 放射線 障害 子供 がん」
      https://www.google.co.jp/search?q=%E7%A6%8F%E5%B3%B6%E5%8E%9F%E7%99%BA%E4%BA%8B%E6%95%85+%E6%94%BE%E5%B0%84%E7%B7%9A+%E9%9A%9C%E5%AE%B3+%E5%AD%90%E4%BE%9B+%E3%81%8C%E3%82%93

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  100. 小児がん拠点病院 4割で長期的ケアの態勢整わず
    11月12日 9時26分

    子どもが亡くなる病気で最も多い小児がんの治療を専門的におこなうため、3年前に指定された全国15か所の小児がん拠点病院のうち、4割の病院では子どもたちを長期的にケアする態勢の整備が終わっていないことが、NHKのアンケート調査でわかりました。

    小児がんは年間2500人前後が発症し、治療を受けた子どもたちは抗がん剤や放射線などの影響で、成長・発達の異常といった合併症がでることがあるとされています。
    厚生労働省は小児がんの専門的な治療態勢を整備するため、平成25年2月に全国15か所の医療機関を「小児がん拠点病院」に指定し、治療後の合併症などを長期的にケアする態勢を整備するよう求めています。
    NHKが先月から今月にかけて、すべての小児がん拠点病院を対象にアンケート調査をおこなったところ、長期的にケアする態勢を「整備中」だと回答したのは6つの病院で、全体の4割に上ることがわかりました。その理由について、「人材の確保が難しい」とか「小児科だけではケアしきれないが、大人のがんの診療科との連携が整っていない」などと説明しています。
    国立がん研究センターがん対策情報センターの若尾文彦センター長は「治療のデータを蓄積して、患者が大人になって影響が出た時にはアクセスできるようにすることが必要であり、担当者を明確にして、どうケアしていくかを検討していくべきだ」と指摘しています。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161112/k10010765981000.html

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  101. スペシャルコンテンツ「がんと生きる」
    http://www.nhk.or.jp/d-navi/link/gan-iryo/index.html

    「がん対策基本法」が成立して今年で10年。
    今最も課題になっているのが世代別のがん対策です。
    これからは、2人に1人ががんになると言われています。
    そのとき、あなたはどのように向き合いますか。

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  102. がん検診で商品券がもらえる

    那覇市は、県内でも低いがん検診の受診率を向上させようと、12月から検診を受けた人にポイントを付与し、一定のポイントを集めると商品券などがもらえる取り組みをスタートさせました。
    那覇市は、胃がんの検診の受診率が、対象者の6.1%と、国や県のおよそ10%を下回るなどがん検診の受診率が低い傾向が続いています。
    こうした状況を打開しようと、那覇市は、12月15日から受診のたびにポイントを付与する新たな取り組みをスタートさせました。
    今年度検診を受けていない受診対象者が、胃がん、大腸がん、肺がん、子宮がん、乳がんなどの検診を受けた場合、それぞれ25ポイントが付与されます。
    また、健康づくりに関するイベントに参加した場合などには、15ポイントが付与されます。
    50ポイント以上たまると、那覇市保健所で、先着150人が、スーパーマーケットやコンビニエンスストアが発行した500円から1000円分の商品券などと引き換えることができます。
    ポイントが付与されるのは来年2月末までの検診で、商品券などへの引き換えは2月1日から受け付けるということです。

    12月30日 14時35分 NHK沖縄放送局
    http://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/5095699041.html

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    1. 沖縄は公的資金が潤沢で、こういうバラマキもありなのか…

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  103. がん死亡率最悪の青森 検診の質に問題も
    1月25日 4時53分

    がんによる死亡率が12年連続で全国最悪となっている青森県が、県内の市町村のがん検診を調べたところ、一部の自治体で検査方法が不適切など、検診の質に問題があることがわかりました。専門家は、「検診の質をどう保つのかは全国共通の課題でほかの都道府県でも調査を進め質の管理を徹底してほしい」と話しています。

    がんによる死亡率が12年連続で全国最悪となっている青森県は、法律に基づいて市町村が実施している「がん検診」について、去年9月から独自調査を進めていて、中間報告をまとめました。

    それによりますと、一部の自治体では大腸がんの一次検診で、便に血が混じっていた人には、本来、内視鏡による精密検査をしなければならないのに、もう一度同じ検査をして、血が混じっていなければ内視鏡による検査をしないなど方法が不適切な医療機関があったほか、医療機関ごとに検査キットがバラバラなのに、市町村が実態を把握していないなど、検診の質や管理の問題が確認されたということです。

    青森県では、がんの見落としにつながるおそれもあるとして、さらに詳しく調査することにしています。

    がん検診に詳しい国立がん研究センターの斎藤博部長は、「がん検診には多くの医療機関がかかわるため検査方法などにばらつきが生じやすく、青森県が抱える課題は全国に共通する。ほかの都道府県でも青森県のような調査を進め、質の管理を徹底してほしい」と話しています。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170125/k10010851821000.html

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    1. 肝心なことは、がんになるかならないかであって、めっけたからといってどうこうできるわけでもあるまいに…

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  104. がん治療と仕事の両立 「環境整わず」60%超
    1月28日 17時09分

    内閣府が行った「がん対策に関する世論調査」によりますと、治療や検査を受けながら仕事を続けられる環境が整っていると感じている人が、30%足らずだったのに対し、その倍の60%余りの人が整っていないと感じていると答えました。

    内閣府は、去年11月、全国の18歳以上の3000人を対象に「がん対策に関する世論調査」を行い、60.5%に当たる1815人が回答しました。

    それによりますと、「現在の日本の社会では、がんの治療や検査のために2週間に一度程度、病院に通う必要がある場合、働き続けられる環境だと思うか」という質問に対し、「そう思う」、「どちらかといえばそう思う」と答えた人は合わせて27.9%、「そう思わない」、「どちらかといえばそう思わない」と答えた人は合わせて64.5%でした。

    また、働く意欲のあるがん患者が働き続けられるために必要な取り組みを複数回答で尋ねたところ、「病気の治療や通院のために短時間勤務が活用できること」が52.6%、「1時間単位の休暇や長期の休暇が取れるなど柔軟な休暇制度」が46%、「在宅勤務を取り入れること」が38.6%、などとなっています。

    厚生労働省の担当者は「仕事と治療を両立するためには、企業文化の抜本的な改革が必要だ。政府の働き方改革の中で検討するとともに、労働局と連携しながら患者の支援を行っていきたい」と話しています。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170128/k10010856281000.html

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    1. 「がん治療」お客様の声みたいなパンフレット商法にどこか似ている…

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    2. 仕事と両立、6割超「困難」=がん治療めぐる内閣府調査

       内閣府は28日、「がん対策に関する世論調査」の結果を発表した。仕事と治療の両立が可能か聞いたところ、「そう思う」が27.9%だったのに対し、「そう思わない」が64.5%と大きく上回った。
       調査は2016年11月17~27日に、全国の18歳以上の男女3000人を対象に個別面談方式で実施した。有効回収率は60.5%。14年11月の前回調査で「そう思わない」は65.7%で、就労環境の改善が進んでいないことが浮き彫りとなった。
       両立が難しい理由としては、1位が「代わりに仕事をする人がいない」の21.7%で、「職場が休むことを許してくれるか分からない」(21.3%)が僅差の2位。以下、「体力的に困難」(19.9%)、「収入が減ってしまう」(15.9%)の順となった。
       今回初めて、両立のために必要な取り組みについて複数回答で尋ねたところ、「短時間勤務の活用」が52.6%でトップ、「柔軟な休暇制度」が46%で続いた。 
       厚生労働省の統計では、約86万5000人のがん患者のうち、約32万5000人が治療や検査のため通院しながら仕事を続けている。政府は「働き方改革」の一環として、企業と医療機関の連携を強化する方針だ。
       がん健診の受診状況では、「2年以内に受診した」が52.6%、「今まで受けたことがない」が33.4%だった。未受診者を男女別に見ると、男性43.1%、女性24.7%だった。(2017/01/28-17:11)
      http://www.jiji.com/jc/article?k=2017012800214&g=soc

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    3. がん治療、仕事継続には時短必要
      両立への取り組み、内閣府調査
      2017/1/28 17:36

       内閣府が28日発表したがん対策に関する世論調査によると、現在の日本で、治療や検査で2週間に1回程度、通院しながら仕事を両立できる環境か聞いたところ「そう思わない」が29.3%、「どちらかといえばそう思わない」は35.2%で計64.5%に上った。2014年の前回調査に比べ1.2ポイント減。両立のため必要な取り組みとして、複数回答で「短時間勤務の活用」を選んだ人が52.6%と最多だった。

       がん患者の治療と仕事の両立を巡っては、昨年12月成立の改正がん対策基本法で、事業主に患者の雇用継続に配慮するよう求めた。
      https://this.kiji.is/197993889858373112

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  105. [解説スペシャル]「がん治療と仕事」 両立に道…対策基本計画10年
    2017年1月4日5時0分

     がんによる死亡率減少を目指すがん対策推進基本計画の見直しが進んでいる。医師、患者らで作る国の協議会は今後、次期計画のとりまとめに向けた本格的な議論に入る。初回計画策定から間もなく10年。がん対策はどこまで進んだのか。(医療部 山田聡、石塚人生)

    副作用少ない薬/拠点病院拡大

      「スムーズに復職」

     「がんになっても、スムーズに復職できたのは、周りの人々の配慮のおかげ」

     カード大手・クレディセゾン(東京)のファイナンスビジネス部担当部長の田中竜太さん(50)は、そう力を込める。

     田中さんは、2013年に咽頭がんと大腸がんと診断された。二つのがんは共にリンパ節への転移がある進行した状態だったが、手術や抗がん剤、放射線の治療を受け、復職を目指した。

     通勤に耐えうるまで体力を回復させ、2か月後に職場復帰。会社側も人員を増やし、田中さんの仕事の負担を軽くしてくれたことで、無理なく過ごせている。

     がん患者の生活は、この10年で大きく変化した。

     従来より副作用の少ない新しいタイプの治療薬や、体への負担の少ない放射線治療が登場。再発がんや進行がんの患者でも、日常生活を送りながら治療を続けられるようになった。

     14年には免疫の働きを利用し、がんを縮小させる新タイプの薬「オプジーボ」が発売された。がんとの共存に向け、患者の選択肢は広がっている。こうした進歩を受け、現行の2期計画では、国などによる就労支援が盛り込まれた。ハローワークの一部にがん患者らに職業を紹介する専門相談員が配置されるなどの対策が進んでいる。

      雇用側は「困難」

     しかし雇う側の理解は十分に行き渡っていない。患者支援団体のCSRプロジェクト(東京)による中小企業200社への調査結果では、がん治療と仕事の両立は「無理」「難しい」との回答が約6割を占めた。

     先月に成立した改正がん対策基本法には、患者の雇用継続に努めることが事業者の責務として明記された。同プロジェクトの桜井なおみ代表理事は「患者の雇用に積極的な企業に対し、税の減免や表彰を行うなど、具体的な施策を行ってほしい」と要望する。

     一方、全国どこでも良質な診療が受けられる「均てん化」も進んだ。専門医がそろった国指定の「がん診療連携拠点病院」は現在全国約400か所に広がった。

     岩手県宮古市の古里悦子さん(60)は9年前に乳がんと診断された。大学病院などがある盛岡市での治療も考えたが、雪道では片道3時間近くかかり、家に高齢の義母もいた。「通いきれない」と、地元の拠点病院・県立宮古病院を選んだ。今は「地元でちゃんとした治療が受けられるのは安心だし、助かる」と話す。

     課題は医師確保だ。村上晶彦院長は「地域住民のために、がん診療をやめるわけにはいかないが、拡充は難しい」と話す。次期計画では、新しい医療技術に重点的に取り組む病院と一般の拠点病院との色分けが検討されている。

      死亡率16%減

     この10年、高齢化の影響を考慮し年ごとに比較できるようにした「がん年齢調整死亡率」(75歳未満)は16%減少した。肝臓がんの原因となる肝炎患者が減り、乳がんなどで効果的な新治療法が普及したことなどが要因とみられる。

     しかし、計画で全体目標に掲げた「20%減少」のラインには到達できなかった。死亡率減少の柱としたがん検診の受診率が伸びなかった。また、がん予防に重要な「喫煙率の低下」もここ数年下げ止まっている。

     国立がん研究センターの若尾文彦・がん対策情報センター長は「がん検診では、要精密検査と判定された人を確実に検査につなげることなど、質の向上が次の課題」と話している。

      ◆がん対策推進基本計画= がん対策基本法に基づき、がんによる死亡率減少などの目標や重点課題を示した国の計画で、各都道府県が定める計画の基本となる。2007年に第1期計画が策定された。現在は国のがん対策推進協議会で、17年度から6年間の第3期計画策定に向けた議論が進んでいる。

    緩和ケア・難治性対策に遅れ

     がん対策の計画で、心身の痛みを取り除く緩和ケアは普及の遅れが目立つ。

     厚生労働省は、患者約7000人への2014年度調査から、患者の3~4割が苦痛への対応を十分受けていないとみている。拠点病院間でも緩和ケアを受けられる患者数に差がある。

     痛みを訴えられない患者がいるため、厚労省は、心身の苦痛を確かめる検査の実施を拠点病院に14年から課している。

     検査は、結果の記入や確認など膨大な作業を伴う。現場からは「病棟の気になる患者を訪ねる時間が減った」との声も上がっている。

     拠点病院の一つ、新潟市民病院の野本優二・緩和ケア内科部長は「多くの患者や遺族に調査を行い、現行の対策の効果を検証すべきだ」と話す。

     患者数が少ない希少がんや、治療法が確立していない膵臓すいぞうや胆道などの難治性がんは研究が進まず、専門医も限られる。

     改正がん対策基本法では、こうしたがんの研究促進が盛り込まれた。先月、国が打ち出したゲノム医療推進の動きも後押しになりそうだ。ゲノム医療では、患者個々のがん細胞の遺伝子の特徴に合わせ、効果が高く、副作用の少ない治療を選ぶ。米国や英国では実用化を目指す国家的事業が始まっている。

     膵臓がん患者団体パンキャンジャパンの真島喜幸理事長は「使える薬が少ない希少がんや難治性がん患者にとって、ゲノム医療は希望の光。解析や診断の体制を整え、対策につなげてほしい」と話している。(医療部 中島久美子)
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20170103-118-OYTPT50313

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    1. >ゲノム医療は希望の光。解析や診断の体制を整え、対策につなげてほしい

      神様もときには嘘も方便をつかう…

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  106. がん患者 院内オフィス…厚労省整備へ 「治療で離職」歯止め
    2017年1月29日5時0分

     入院中のがん患者らがスムーズに職場復帰できるよう、厚生労働省は病院内に無線LANやファクスなどを完備した「サテライトオフィス」を新設する方針を固めた。政府が掲げる「働き方改革」の一環で、治療と仕事を両立させて離職を防ぐのが狙い。来年度、希望する全国5か所程度の病院に設置し、効果を検証する。

     がんなどで治療が長期にわたる場合、3割以上の人が離職しているといい、その理由としては「休みを取るのが難しい」「会社や同僚に迷惑がかかる」などが挙げられている。

     そのため、同省では来年度、総合病院に委託して会議室や空き部屋に無線LANのほか、ファクスやプリンターなどの複合機を設置し、無料で利用できるオフィスを整備する。利用者には、症状が安定しているがん患者のほか、骨折などで入院中の比較的体力がある患者を想定。主治医が体調を見極めた上で、利用の可否を判断する。オフィス内には看護師も常駐させる考えだ。

     同省は病院への委託費として、来年度予算案に約1億円を計上。4月には医療関係者らで構成する有識者検討会を発足させて、需要がどの程度あるかを調べる。無理して働いて体調を崩したケースがないかなどの検証を行い、2018年度以降も取り組みを続ける予定だ。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20170129-118-OYTPT50076

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    1. 働くがん患者 後押し…院内オフィス 労務管理に注意必要
      2017年1月29日5時0分

       がん患者の3割が離職――。がんの治療などで長期間職場を離れ、退職を余儀なくされるケースが依然多いことから、厚生労働省は、病院内に「サテライトオフィス」を整備し、仕事が継続できるよう後押しすることを決めた。がん患者の社会復帰を支援する団体からは「社会参加できれば、治療にも前向きになれる」と歓迎の声が上がるが、労働時間の管理など課題は少なくない。

        ■焦りや疎外感

       「がん患者は安定期に入って体調が良くなると、仕事への焦りや疎外感が、病気の不安と重なって押し寄せる。働く環境があれば、社会復帰への自信につながるはず」

       がん患者の就労を支援する一般社団法人「CSRプロジェクト」代表理事の桜井なおみさん(49)はそう話し、病院内にオフィスを設置する取り組みを評価する。

       桜井さんは設計事務所で働いていた13年前、乳がんの手術で約3週間入院。手術の痛みが治まると、職場とのメールのやり取りや、簡単な書類を作成する必要が生じたが、同室の入院患者への気兼ねから断念した経験があるという。「退院後、スムーズに職場復帰する段取りができなかった。院内にオフィスがあれば利用したと思う」と振り返る。

        ■離職3割超

       厚労省によると、働きながら通院するがん患者は約32万5000人と推計されるが、就労の継続は容易ではない。

       静岡がんセンター(静岡県長泉町)が2013年に行ったがん体験者に対する実態調査では、会社などで働いていた人のうち、「依願退職した」「解雇された」のは計34・6%。03年に同センターと厚労省が合同で調査した際の34・7%とほぼ同じで、状況は改善されていなかった。

       このほか、辞めるように促されたり、辞めざるを得ないような配置転換をさせられたという意見もあり、がんになると仕事を続けられない背景としては、治療に対する周囲の理解不足が指摘される。

        ■無理する恐れ

       一方、がんや難病患者の社会復帰に取り組むNPO法人「みんなでサポートちば」の理事長で、社会保険労務士の岩崎真弓さん(66)は、今回の取り組みに一定の評価はするが、「労働時間の管理など、留意すべき点も多い」と訴える。

       がんなどの治療で職場を離脱している人は、会社との接点が減ることで、労務管理の目が行き届かない恐れがあると指摘。パソコンの使用履歴や院内オフィスへの入退室時間を把握し、長時間労働にならない仕組み作りなどが必要だという。

       岩崎さんは「患者は遅れを取り戻そうと、無理して働きすぎてしまうことがある。利用の際には、健康回復が最優先であると会社側が患者に意識付けることが大切」と話している。

       厚労省側も、会社以外で働く「テレワーク」を行う際の注意点などが記載された資料を、委託先の病院に提供、運営者としての注意点などについて周知し、働き過ぎ対策を行う方針だ。

      ◆サテライトオフィス=所属する事業所以外で働けるよう、整備された共用オフィス。取引先や自宅に近い施設を使うことで、通勤時間の短縮にもつながる。複合機などが整備された施設も多く、在宅勤務よりも労働環境が整うメリットがあるが、普及が課題になっている。

      「治療と仕事 両立困難」64%…内閣府世論調査

       内閣府は28日、がん対策に関する世論調査の結果を発表した。がん治療と仕事の両立は可能と思うか聞いたところ、「そう思わない」が64・5%で、「そう思う」の27・9%を大きく上回った。前回2014年の調査で「そう思わない」は65・7%。治療や検査のために通院しながら働き続けることは困難と考える人が依然、多いことがわかった。

       両立が可能と思わないと答えた人に、両立が難しい理由を尋ねた設問では、「代わりに仕事をする人がいない」が21・7%で最も多く、「職場が休むことを許してくれるか分からない」が21・3%で続いた。両立に必要な取り組みを聞いた設問(複数回答)では、「短時間勤務の活用」の52・6%、「柔軟な休暇制度」の46・0%が、1、2位だった。

       厚生労働省は調査結果を参考に、企業と医療機関の連携強化などを図る方針だ。調査は昨年11月、全国の18歳以上の男女3000人を対象に行い、1815人から回答を得た。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20170129-118-OYTPT50124

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  107. [医療ルネサンス]患者学 読者の反響
    2016年12月23日5時0分

     ◇支援の仕組み 更に情報を

     今年は「患者学」のタイトルで11回のシリーズを掲載した。生活などに役立つ情報が載った記事に多くの反響が寄せられた。

     「運動する」で取り上げた、がん体験者の女性のための登山クラブ「FRCC」には、山行へ参加したいという問い合わせが増え、新たに22人が入会した。参加者らは「登山はあっという間で、心地よい時間だった」「生きていてよかったと思える第一歩にしたい」と、感想を話していたという。

     事務局の大森郁子さん(63)は「最近入った会員は治療中でも病に縛られず、積極的に登山を楽しんでいる。以前は治療から登山まで数年かかった。意識の変化を実感できた」と話す。

     「病気と年金」では、病気で思うように働けなくなった人に給付される障害年金を詳しく説明した。

     障害年金は、精神疾患やがん、心臓病などの一般的な病気から、患者が少ない難病まで病気の種類に関係なく受給できるが、制度が複雑で請求が難しい。全国の社会保険労務士で作る「障害年金支援ネットワーク」が相談を受け付けている。

     線維筋痛症の58歳女性は、相談に行った行政の窓口で「障害者手帳のない方には適用できる制度は一切ありません」との誤った情報を伝えられたという。あきらめずに障害年金に詳しい社会保険労務士に請求代行を依頼し、障害年金を受給できたが、「もっと早く知っていれば。くやしいです」との声を寄せた。

     働くことについては「がんと仕事」「難病と仕事」で、支援を受けて職場に戻る人の姿を描いた。ただ、患者などの就労に対し社会の理解は十分ではない。膠原こうげん病で仕事を辞めた50歳代の女性は病状が安定した後、ハローワークで再就職先を探したが、「若くて元気な人の方が使いやすい」と不採用が続いたという。「難病でも元気な人と同じ土俵で戦うしかなく、前に進めない状態」と、もどかしい思いをメールにつづった。

     難病患者や障害者を支援するNPO法人「みんなでサポートちば」の理事長で、社労士の岩崎真弓さんは「雇用する側の配慮があれば、働ける患者は多い」と話す。難病患者を雇う事業所への助成制度もある。同NPOでは雇用や障害年金について、患者や事業者からの相談に応じている。

     シリーズを通して、支援の仕組みが知られておらず、所々に不備があることを実感した。医療ルネサンスで、今後も患者の助けになる情報を取り上げていきたい。(患者学取材班)

         ◆

     【メモ】各団体の連絡先

     ・登山クラブ「FRCC」(メール info@frcc.jp)

     ・障害年金支援ネットワーク((電)0120・956・119。日曜・祝日は休み)

     ・みんなでサポートちば((電)043・301・2311)
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20161222-118-OYTPT50333

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    1. 医療ルネサンス

      「患者学 装う」
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/list_IRYORENAISSANCE%2509%25E6%2582%25A3%25E8%2580%2585%25E5%25AD%25A6%25E3%2580%2580%25E8%25A3%2585%25E3%2581%2586/list_IRYORENAISSANCE

      「患者学 創る」
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/list_IRYORENAISSANCE%2509%25E6%2582%25A3%25E8%2580%2585%25E5%25AD%25A6%25E3%2580%2580%25E5%2589%25B5%25E3%2582%258B_0/list_IRYORENAISSANCE_1

      「患者学 難病と仕事」
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/list_IRYORENAISSANCE%2509%25E6%2582%25A3%25E8%2580%2585%25E5%25AD%25A6%25E3%2580%2580%25E9%259B%25A3%25E7%2597%2585%25E3%2581%25A8%25E4%25BB%2595%25E4%25BA%258B/list_IRYORENAISSANCE_2

      「患者学 群大手術死の教訓」
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/list_IRYORENAISSANCE%2509%25E6%2582%25A3%25E8%2580%2585%25E5%25AD%25A6%25E3%2580%2580%25E7%25BE%25A4%25E5%25A4%25A7%25E6%2589%258B%25E8%25A1%2593%25E6%25AD%25BB%25E3%2581%25AE%25E6%2595%2599%25E8%25A8%2593/list_IRYORENAISSANCE_2

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