2023年11月7日

新型インフルエンザはなぜ恐ろしいのか (生活人新書) |NHK出版

押谷 仁 (著), 虫明 英樹 (著)
日本放送出版協会 (2009/09)



内容紹介
世界中で増え続ける感染者。
人類はウイルスに対して何ができるのかーー。

「毎年のインフルエンザと同じという新型インフルエンザに対する認識は、早急に見直さなければならない」

WHO(世界保険機構)で、長年、新型インフルエンザ対策の中心を担ってきた東北大学教授の押谷仁。NHKのニュース・番組において新型インフルエンザを取材し続けてきた虫明英樹。問題の本質と今後の対策を、スペシャリストの2人が語りつくす1冊。
http://www.amazon.co.jp/dp/4140883014
https://www.nhk-book.co.jp/shop/main.jsp?trxID=0130&webCode=00883012009



NHKクローズアップ現代
2014年2月6日(木)放送
インフルエンザ 2つの“異変”






まもなく流行のピークを迎えるインフルエンザ。今シーズン、ある“異変”が報告されている。09年に新型インフルエンザとして流行した“H1N1”の患者が急増、子供たちのあいだに肺炎を発症し重症化するケースが報告されているのだ。さらにタミフルなど治療薬が効きにくい“耐性ウィルス”が発生し、専門家は感染拡大を懸念している。一方、インフルエンザ対策の要であるワクチンにも“異変”が起きている。「昨シーズンは一部のウィルスに対して効きにくくなっていた」という研究成果を国の機関が発表、ワクチンの現状に一石を投じたのだ。“見えない敵”インフルエンザから、私たちはどう身を守ればよいのか、最前線から報告する。

出演者 押谷 仁 さん (東北大学大学院 教授)
http://www.nhk.or.jp/gendai/yotei/index_yotei_3465.html



愚かにも日本のインチキ医科様獣医どもの「人獣共通感染症」新型インフルエンザの詐欺話にまんまと引っかかって、さんざん狼少年をやっちまってWHOの新型感染症(新興・再興感染症)対策プログラムを主導してしまった手前、もう、間違ってましたと素直に認めて引っ込めるわけにはいかない立場になっちまったのはよーくわかるけどさあ…(笑)。

こんなインチキな話、もういいかげんにやめにしたほうがええよ…

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もう抗生物質では治らない
~猛威をふるう薬剤耐性菌NHK出版
マイケル・シュナイアソン 著
マーク・プロトキン 著
栗木さつき 訳

抗生物質が効かない細菌=耐性菌が広がっている。これまで抗生物質で治っていた病気が死をもたらすものになってしまった。もう院内感染にとどまらず、市中で生活している人々にその恐怖が迫っている抗生物質の乱用が耐性菌を広めている現状を警告する!


こういうタチの悪い「ホラー営業」ものは、繰り返し繰り返し手を変え品を変え、継続的に興行をぶつ…

まるで、一度だましに成功した人々をめがけ、何度でもだましにかかるように…




(2014年2月6日)(追記5/2)

85 件のコメント:

  1. NHK総合を常に実況し続けるスレ 94574
    http://hayabusa2.2ch.net/test/read.cgi/livenhk/1391682607/
     

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  2. H5N1型ウイルスに作用の抗体
    2月6日 18時42分

    毒性の強い「H5N1型」の鳥インフルエンザのウイルスに作用する抗体を、愛知県内の60代の男性が持っていることが、愛知県豊明市の藤田保健衛生大学の研究グループの調査で分かりました。
    抗体には感染を防ぐ効果があるということで、グループでは「世界的な大流行に対応するため、もっと多くの人の調査を進めるべきだ」と話しています。

    免疫について研究している藤田保健衛生大学の黒澤良和学長などのグループは、愛知県内の60代の男性にインフルエンザワクチンを接種し血液の成分を分析して抗体の種類を調べました。
    その結果、毒性の強い鳥インフルエンザ「H5N1型」を含む複数の型のインフルエンザウイルスに作用する抗体が作られているのを発見したということです。
    研究グループによりますと、男性は21歳以降、インフルエンザにかかったことはなく、これまで一度もワクチン接種の経験はないということです。
    黒澤学長は、過去に複数の型のインフルエンザにかかった際、そのウイルスに合った抗体が体の中で自然に作られ、これらを細胞が記憶して新しい抗体を作り出すことができたのではないかとしています。
    抗体にはウイルスの感染を防ぐ効果があるということで、黒澤学長は、「多くの人が同じように抗体を作り出せる可能性がある。世界的な大流行に対応するため、もっと多くの人の調査を進めるべきだ」と話しています。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140206/k10015072901000.html
     

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  3. 黒澤良和・藤田保健衛生大学学長
    「多くの人が同じように抗体を作り出せる可能性がある。世界的な大流行に対応するため、もっと多くの人の調査を進めるべきだ」
     

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  4. 「毒性の強い鳥インフルエンザ「H5N1型」を含む複数の型のインフルエンザウイルスに作用する抗体が作られているのを発見」(笑)。

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  5. 「複数の型のインフルエンザウイルスに作用する抗体」保有調査事業推進(笑)。
     

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  6. インチキ医科様インフルエンザ抗体保有追跡調査事業…

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  7. KAKEN - 黒沢 良和(10109259)
    http://kaken.nii.ac.jp/d/r/10109259.ja.html
    https://www.google.co.jp/search?q=%E9%BB%92%E6%BE%A4%E8%89%AF%E5%92%8C+%E9%87%91%E6%BE%A4%E4%B8%80%E9%83%8E+%E9%81%BA%E4%BC%9D%E5%AD%90

    単一遺伝子異常による神経細胞死
    池田 穣衛
    研究期間 : 1997年度~2000年度
    http://kaken.nii.ac.jp/d/p/09280105.ja.html

    神経細胞死とその修復の分子生物学
    金澤 一郎
    研究期間 : 1992年度~1993年度
    http://kaken.nii.ac.jp/d/p/04258102.ja.html

    遺伝性神経疾患の病的遺伝子の解明
    金澤 一郎
    研究期間 : 1994年度~1996年度
    http://kaken.nii.ac.jp/d/p/06272102.ja.html

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  8. 人工抗体ライブラリーの作製とデータベース化
    黒澤 良和 → 黒沢 良和KUROSAWA, Yoshikazu
    研究期間 : 1994年度~1995年度
    研究分野:免疫学
    研究種目:試験研究(B)
    研究機関:藤田保健衛生大学
    http://kaken.nii.ac.jp/d/p/06557026.ja.html

    研究概要(最新報告)
    本研究は、それをスクリーニングするだけで様々な抗原に対してそれぞれ特異的に結合する抗体が必ず含まれる人工抗体ライブラリー作製を目標に遂行されている。抗体はFabの形でM13ファージの膜表面タンパク質cpIIIと融合された形で発現される。ファージ粒子単離後、ファージ抗体はFab部分がprotein Aと融合した形に変換できるように遺伝子が設計されている。抗体遺伝子をライブラリー化するに際しては、V領域のフレームワーク部分は一定の配列として抗原結合領域に相当する抗原相補性決定領域(CDRと略する)のみをポリメラーゼチェーン反応(PCR)を用いて多様化する。今回3x10^8の独立したクローンからなるライブラリーを作製し、その中に含まれるクローンの性質を解析した。ランダムに単離した20クローンについてその塩基配列を決定したところ予想通りCDR配列は多様化されていた。ニワトリ卵白リゾチーム(HEL)を抗原として抗HEL活性を有するファージ粒子を単離した。抗原へのファージの結合-ファージ粒子の回収-ファージの増殖、この一行程は2日間の作業だが、3回繰り返した後に回収されたファージより20個のクローンを単離した。その中で19個は抗HEL活性を示し、その結合力は10^6-10^7M^<-1>に分布した。抗HEL活性を示す抗体のCDR配列の中で約半分はユニークな残基であり、抗HEL活性を示す上で必須のアミノ酸部位と変異を許容する部位の存在が示された。今回作製したライブラリーは、元来抗HEL抗体であるD1.3を基にCDRの多様化を行っているので、このライブラリーに含まれる抗体でカバーできる抗原の種類には片寄りがあると思われる。そこで現在更に10種ぐらいの抗原について、最初CDR部分の移植(CDR-grafting)を行った後、それを多様化する作業を行っている。
     

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  9. 異次元おカルト国家では、インチキ医科様ないかがわしい物ごとでもさもさも科学的事実であるとか正しいことのように見せつけるのは日常茶飯事朝飯前である。そのため、詐欺師ペテン師のような怪しげな輩までトップにのぼりつめる…
    http://koibito2.blogspot.jp/2013/11/blog-post_9.html?showComment=1391659921092#c3562829017553593924
     

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  10. 厚生労働省/新型インフルエンザ対策総括会議
    https://www.google.co.jp/search?q=%E5%8E%9A%E7%94%9F%E5%8A%B4%E5%83%8D%E7%9C%81+%E6%96%B0%E5%9E%8B%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%95%E3%83%AB%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B6%E5%AF%BE%E7%AD%96%E7%B7%8F%E6%8B%AC%E4%BC%9A%E8%AD%B0+%E9%87%91%E6%BE%A4+%E5%B2%A9%E6%9C%AC+%E5%B2%A1%E9%83%A8+%E7%94%B0%E4%BB%A3+%E8%B0%B7%E5%8F%A3+%E6%B2%B3%E5%B2%A1

    「構成員」には思わずワラタ…まるで「パンデミック・マフィア」だな…
     

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  11. 「佐村河内守 NHK」
    https://www.google.co.jp/search?q=%E4%BD%90%E6%9D%91%E6%B2%B3%E5%86%85%E5%AE%88+%EF%BC%AE%EF%BC%A8%EF%BC%AB
     

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  12. 奇跡の「細胞シート」(笑)。
    https://www.google.co.jp/search?q=%E7%B4%B0%E8%83%9E%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%88+%EF%BC%AE%EF%BC%A8%EF%BC%AB

    「奇跡のリンゴ」(笑)。
    https://www.google.co.jp/search?q=%E5%A5%87%E8%B7%A1%E3%81%AE%E3%82%8A%E3%82%93%E3%81%94+%EF%BC%AE%EF%BC%A8%EF%BC%AB

    もぎもぎくんがお墨付きを与え…(笑)。
     

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  13. 「現代のベートーベン」(笑)
    http://blogos.com/article/79823/

    いつの時代も「偶像崇拝」大好き…あっちのほうはまだまだ「遠き落日」?(笑)
    https://www.google.co.jp/search?q=%E9%81%A0%E3%81%8D%E8%90%BD%E6%97%A5

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  14. 野口英世ナントカ賞(笑)
    https://www.google.co.jp/search?q=%E9%87%8E%E5%8F%A3%E8%8B%B1%E4%B8%96+%E5%8C%BB%E5%AD%A6+%E8%B3%9E

    おっ!(笑)

    >第56回野口英世記念医学賞大阪大微生物病研究所教授・副所長 松浦善治博士が受賞
     

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  15. >現在大阪大学微生物病研究所教授としてC型肝炎ウイルス の研究に従事している松浦氏は、北大時代 インフルエンザ研究グループの一員 として、ミンクにブタや鳥のインフルエンザを感染させる実験に明け暮れていたのである…
    https://www.google.co.jp/search?q=%E6%9D%BE%E6%B5%A6%E5%96%84%E6%B2%BB+%E3%83%9F%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%81%AB%E3%83%96%E3%82%BF%E3%82%84%E9%B3%A5%E3%81%AE%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%95%E3%83%AB%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B6%E3%82%92%E6%84%9F%E6%9F%93%E3%81%95%E3%81%9B%E3%82%8B%E5%AE%9F%E9%A8%93
     
    「ミンクにブタや鳥のインフルエンザを感染させる実験」成功…

    これが人獣共通感染症/新興・再興感染症「新型インフルエンザ」物語のオリジン(起源)…
     

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  16. ミンクにおける A 型インフルエンザウイルス感染の血清学的調査
    野牛一弘, 梁川良, 松浦善治, 福士秀人, 喜田宏… - 日本獸醫學雜誌, 1982 - http://ci.nii.ac.jp
    http://scholar.google.co.jp/scholar?q=%E6%9D%BE%E6%B5%A6%E5%96%84%E6%B2%BB+%E3%83%9F%E3%83%B3%E3%82%AF+%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%95%E3%83%AB%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B6

    ミンクに「豚インフルエンザウイルス」を感染させたり、「鳥インフルエンザ(たぶんニワトリのインフルエンザウイルス)」を感染させるチカラワザ(笑) 旧石器発掘ゴッドハンド並みのカミワザテクの持ち主なのだろう(笑)
    https://www.google.co.jp/search?q=%E6%97%A7%E7%9F%B3%E5%99%A8+%E6%8D%8F%E9%80%A0+%E8%97%A4%E5%8E%9F
     

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  17. 旧石器捏造事件発覚前の「考古学学会」と、いまの「感染症学会」「ウイルス学会」は非常に類似した状況、内部事情になっているのだろう…
    いつになったら落とし前つけるつもりなのやら…
    悪質きわまりない…

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  18. 厚労省「新型インフルエンザ対策総括会議」
    座長:金澤一郎・日本学術会議会長. 副座長:岩本愛吉・日本感染症学会理事長. 尾身茂・自治医大教授・専門家委員会委員長、 岡部信彦・国立感染研 ...
    https://www.google.co.jp/search?q=%E5%B2%A9%E6%9C%AC%E6%84%9B%E5%90%89+%E6%96%B0%E5%9E%8B%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%95%E3%83%AB%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B6

    「厚生労働省 新型インフルエンザ対策総括会議」
    https://www.google.co.jp/search?q=%E5%8E%9A%E7%94%9F%E5%8A%B4%E5%83%8D%E7%9C%81+%E6%96%B0%E5%9E%8B%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%95%E3%83%AB%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B6%E5%AF%BE%E7%AD%96%E7%B7%8F%E6%8B%AC%E4%BC%9A%E8%AD%B0+%E9%87%91%E6%BE%A4+%E5%B2%A9%E6%9C%AC+%E5%B2%A1%E9%83%A8+%E7%94%B0%E4%BB%A3+%E8%B0%B7%E5%8F%A3+%E6%B2%B3%E5%B2%A1

    「構成員」(笑) 

    まるで暴力団みたいじゃないか(笑)

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  19. 政府の新型インフルエンザ対策本部専門家諮問委員会
    尾身茂、岡部信彦、河岡義裕、川名明彦、田代眞人
    https://www.google.co.jp/search?q=%E6%96%B0%E5%9E%8B%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%95%E3%83%AB%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B6+%E5%B0%82%E9%96%80%E5%AE%B6%E8%AB%AE%E5%95%8F%E5%A7%94%E5%93%A1%E4%BC%9A+%E5%B0%BE%E8%BA%AB+%E5%B2%A1%E9%83%A8+%E6%B2%B3%E5%B2%A1+%E5%B7%9D%E5%90%8D+%E7%94%B0%E4%BB%A3

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  20. 「新型インフルエンザ専門家諮問委員会 議事録」
    https://www.google.co.jp/search?q=%E6%96%B0%E5%9E%8B%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%95%E3%83%AB%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B6%E5%B0%82%E9%96%80%E5%AE%B6%E8%AB%AE%E5%95%8F%E5%A7%94%E5%93%A1%E4%BC%9A+%E8%AD%B0%E4%BA%8B%E9%8C%B2
     

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  21. とったはずの「議事録」も公開できないほどのメチャクチャな発言しておったやつでもおるんかのお?(笑)。
     

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  22. 普通、そういう会議の「議事録」がないなんてありえませんってば(笑)。

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  23. 不正流用で「NHK出版」編集長を懲戒免職
    2014年3月6日23時23分 読売新聞

     NHKの子会社「NHK出版」(東京都渋谷区)は6日、架空発注やカラ出張を繰り返し、11年間に計約1350万円を不正流用していたとして、放送・学芸図書編集部の河野逸人編集長(52)を懲戒免職にした。

     編集局長ら上司4人の監督責任を問い、減給などの懲戒処分とした。河野編集長の刑事告訴を検討している。

     発表によると、河野編集長は2003~13年、2人の親族に、大河ドラマや連続テレビ小説の関連書籍の校正など計63件(約900万円)の業務を発注したが、架空か不必要な業務だった。このほか、約40件のカラ出張と交通費の不正請求、約310件の私的飲食の請求が確認された。

     昨年12月に内部通報で不正が発覚した。同社の内部調査に対し、河野編集長は不正を認め、「別の親族の負債の返済に充てるなどした」と話したという。

     河野編集長は書籍や雑誌製作の責任者で、本来は校正業務などの発注をチェックする立場だった。自ら発注することも認められていたが、上司は親族への発注に気付かず、不正を見過ごしていた。6日に記者会見した同社の野崎隆常務は「信頼を裏切って大変申し訳ない」と謝罪した。

     NHK出版は、語学や料理のテキストといったNHKの番組関連の書籍などを出版。役員の多くはNHKの元幹部で、12年度の売り上げは約171億円。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20140306-118-OYT1T01111
     

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  24. 仕掛け人が体よく(悪く)トンズラって恰好か…
     

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  25. NHKスペシャル 気候大異変―地球シミュレータの警告
    江守 正多 (著), NHK「気候大異変」取材班 (著)
    日本放送出版協会 (2006/11)

    内容(「BOOK」データベースより)
    もう手遅れなのか。最新スーパーコンピューターが詳細に描き出す、驚異のスピードで変貌する地球の姿。

    内容(「MARC」データベースより)
    確実に進む温暖化の下で、地球の未来はどうなるのか。とまらない気温上昇、極端化する気候、しのびよる熱帯病…。最新スーパーコンピューターが驚異のスピードで変貌する地球の姿を描き出す! 衝撃の科学ビジュアルブック。

    著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
    江守/正多
    1970年神奈川県生まれ。東京大学教養学部卒業後、同大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。1997年より国立環境研究所に勤務。海洋研究開発機構地球環境フロンティア研究センター地球温暖化予測研究領域グループリーダーならびに東京大学気候システム研究センター客員助教授を兼任。2006年より国立環境研究所地球環境研究センター温暖化リスク評価研究室長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    目次
    第1部 異常気象―驚異の地球シミュレータ予測(未来を描く地球シミュレータ
    とまらない気温上昇
    極端化する気候
    巨大化する熱帯低気圧 ほか)
    第2部 環境の崩壊がとまらない(アマゾン熱帯雨林の危機
    食料減産そして飢餓
    しのびよる熱帯病
    環境難民がさまよう ほか)
    http://www.amazon.co.jp/dp/4140811579
     

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  26. WHO「耐性菌感染 世界で広がっている」
    2014年5月1日 5時24分 NHKニュース

    WHO=世界保健機関は、主要な抗生物質が効かず治療が困難な耐性菌の感染について報告書を発表し、世界のすべての地域で感染が広がっているとして、国際社会が一致して対策を取ることが必要だと強調しました。

    WHOは耐性菌の世界的な感染状況を調べるため、114の加盟国から提供されたデータを基に、黄色ブドウ球菌など7つの細菌について、従来は効果が見られた特定の抗生物質が効かなかった例を報告書としてまとめ、30日、発表しました。
    それによりますと、黄色ブドウ球菌の場合、アフリカや南北アメリカの一部の国で、抗生物質のメチシリンを投与しても80%から90%の患者に効かなかったということです。
    また、肺炎などを引き起こす肺炎かん菌でも、アフリカを中心に多くの国で50%以上の患者に抗生物質を投与しても効かなかったと報告されるなど、世界中で耐性菌の感染が広がっているとしています。
    報告書は、このままでは将来、抗生物質が役に立たなくなる可能性があると警告したうえで、感染情報の調査方法を統一して世界全体で情報を共有することや、新たな治療方法の開発に力を入れることなど、国際社会による一致した対応の必要性を提言しています。
    ジュネーブのWHO本部で記者会見したフクダ事務局長補は、「耐性菌の感染は、一部の地域や途上国の問題ではなく世界全体の問題だ」と強調しました。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140501/k10014146941000.html

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  27. NHK出版 | もう抗生物質では治らない 猛威をふるう薬剤耐性菌
    https://www.nhk-book.co.jp/shop/main.jsp?trxID=0130&webCode=00807732003

    メディア掲載レビューほか
    もう抗生物質では治らない 猛威をふるう薬剤耐性菌
     本書は、抗生物質耐性菌の発生とそれに対峙する人々を追ったドキュメンタリー。バンコマイシン耐性腸球菌(VRE)やメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)など、抗生物質耐性菌が知られるようになって久しい。だが、これら耐性菌の出現は、なにも病院での抗生物質乱用だけが原因ではない。家畜産業で「成長促進剤」として使用される抗生物質が、耐性菌出現の大きな温床であることを、本書は明確に示している。
     ごく薄い濃度の抗生物質が成長促進剤として家畜に用いられ、動物体内の細菌がそれらの抗生物質に耐性を獲得してしまう。その耐性菌は食肉に付着してすぐヒトに伝播するのである。この事実を研究者から突きつけられた米食品医薬品局は、2000年に家畜用キノロン系抗生物質の回収を決定した。当時の状況を臨場感たっぷりに再現していて読み応えがある。


    (日経バイオビジネス 2003/06/01 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
    -- 日経BP企画
    http://www.amazon.co.jp/dp/4140807733

    https://www.google.co.jp/search?q=%E3%82%82%E3%81%86%E6%8A%97%E7%94%9F%E7%89%A9%E8%B3%AA%E3%81%A7%E3%81%AF%E6%B2%BB%E3%82%89%E3%81%AA%E3%81%84+%E7%8C%9B%E5%A8%81%E3%82%92%E3%81%B5%E3%82%8B%E3%81%86%E8%96%AC%E5%89%A4%E8%80%90%E6%80%A7%E8%8F%8C+%EF%BC%AE%EF%BC%A8%EF%BC%AB%E5%87%BA%E7%89%88

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  28. 「耐性菌」が広がってんじゃなくて、抗菌剤が広範に用いられるようになって、従来から存在している薬の効かない細菌の存在がわかりやすくなっただけの話だよ(笑)。

    感染政策詐欺師どもは、素人の錯覚を利用して、認識の図と地を入れ替えてるだけなのさ…

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  29. >パンデミックに挑む:日経メディカル オンライン

    「日経BP パンデミック」
    https://www.google.co.jp/search?q=%E6%97%A5%E7%B5%8CBP+%E3%83%91%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF

    現実の幻惑だけを提供することだけが使命…

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  30. 多剤耐性遺伝子 国内初検出
    10月14日 18時02分

    ほとんどの抗生物質が効かなくなる「GES-5」と呼ばれるタイプの「多剤耐性遺伝子」が国内で初めて大阪府内の病院の複数の患者から検出されたことが分かりました。
    専門家は、早期発見のための検査態勢を早急に整える必要があるとしています。

    これは、大阪府立公衆衛生研究所がことし1月に明らかになった府内の病院での院内感染の患者11人を詳しく調べた結果、分かったものです。
    患者はいずれも緑のう菌と呼ばれる細菌に感染していて、菌からは、ほとんどの抗生物質が効かなくなる「GESー5」と呼ばれる多剤耐性遺伝子が国内で初めて検出されたということです。
    「GESー5」は、院内感染の原因となるさまざまな細菌に入り込み、抗生物質に強い耐性を示す「多剤耐性菌」に変化させる力がある遺伝子でここ数年、ヨーロッパや南米で頻繁に院内感染のケースが報告され、各国の専門機関が警戒を呼びかけていました。
    「GESー5」と同じようにほとんどの抗生物質が効かなくなる多剤耐性遺伝子は、国内ではこれまでに5種類が確認され、検査態勢が整えられています。
    耐性菌に詳しい名古屋大学の荒川宜親教授は「国内のほかの病院でもすでに広がっている可能性もある。早期に院内感染に気づき対策を取れるよう各地の衛生研究所などで検査態勢を早急に整えるべきだ」と指摘しています。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141014/k10015390891000.html

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  31. >大阪府立公衆衛生研究所

    「大阪府立公衆衛生研究所 カイワレ O157」
    https://www.google.co.jp/search?q=%E5%A4%A7%E9%98%AA%E5%BA%9C%E7%AB%8B%E5%85%AC%E8%A1%86%E8%A1%9B%E7%94%9F%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80+%E3%82%AB%E3%82%A4%E3%83%AF%E3%83%AC+%EF%BC%AF157

    「大阪府立公衆衛生研究所 腸管出血性大腸菌」
    https://www.google.co.jp/search?q=%E5%A4%A7%E9%98%AA%E5%BA%9C%E7%AB%8B%E5%85%AC%E8%A1%86%E8%A1%9B%E7%94%9F%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80+%E8%85%B8%E7%AE%A1%E5%87%BA%E8%A1%80%E6%80%A7%E5%A4%A7%E8%85%B8%E8%8F%8C

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  32. 国内初の耐性遺伝子確認 大阪・高槻、院内感染菌

     昨年あった大阪府高槻市の社会医療法人「信愛会」新生病院の院内感染で、原因菌が国内で初めて確認される遺伝子「GES―5」を持っていたことが14日、分かった。抗生物質への耐性ができる遺伝子で、国立感染症研究所などが明らかにした。

     調査に参加した大阪医大は院内感染対策として、この遺伝子を持つ菌の検査態勢も整える必要があるとしている。

     感染研などによると新生病院では昨年、入院患者約20人が多剤耐性緑膿菌に感染し、うち11人が死亡。直接の死因は感染とは無関係だった。

    2014/10/14 21:23 【共同通信】
    http://www.47news.jp/CN/201410/CN2014101401002074.html

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  33. >国内で初めて確認される遺伝子「GES―5」
    >抗生物質への耐性ができる遺伝子
    >国立感染症研究所など
    >調査に参加した大阪医大
    >院内感染対策として、この遺伝子を持つ菌の検査態勢
    >直接の死因は感染とは無関係

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  34. 国内初の耐性遺伝子=11人死亡、大阪の病院で―感染研
    時事通信 10月15日(水)11時15分配信

     多剤耐性緑膿菌による院内感染で昨年11人の患者が死亡した大阪府高槻市内の病院で、複数の抗生物質が効かない耐性遺伝子「GES―5」が国内で初めて検出されたことが、15日までに公表された国立感染症研究所のリポートで明らかになった。
     他の多剤耐性遺伝子は国内でも複数確認されているが、GES―5は海外でしか見つかっていなかった。
     リポートによると、GES―5は同病院の複数の患者から検出された。同病院では昨年、多剤耐性緑膿菌による院内感染が発生し、11人が死亡した。 
    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141015-00000052-jij-soci
    http://news.yahoo.co.jp/pickup/6134875

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  35. >国立感染症研究所
    http://koibito2.blogspot.jp/search/label/%E5%9B%BD%E7%AB%8B%E6%84%9F%E6%9F%93%E7%A0%94

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  36. カイコで抗生物質候補発見 マウスの10分の1の費用
    2014年12月9日3時0分 読売新聞

     東京大の関水和久教授らのグループは、抗生物質が効きにくいメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)に有効な新たな抗生物質候補を発見した、と発表した。米化学専門誌に9日、論文が掲載される。

     研究グループは、実験動物にカイコを使って、化学物質の薬効を調べる手法を開発。約1万5000株の土壌細菌が生産する化学物質の中から、既存の抗生物質が効かないMRSAに有効な物質を発見。「ライソシンE」と名付けた。カイコは、通常使うマウスに比べ、10分の1の費用で簡単に実験でき、効率的に薬効を調べることができるという。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20141209-118-OYTPT50026

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  37. 「人食いバクテリア」患者263人…最悪に
    2014年12月24日14時30分 読売新聞

     手足の壊死えしや意識障害を引き起こし、死に至る恐れもある「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」の今年の患者数が、12月中旬で263人となり、調査を始めた1999年以降最悪となった。

     国立感染症研究所は、激しい喉の痛みや手足の腫れなど、感染が疑われる症状があれば、医療機関を速やかに受診するよう呼びかけている。

     感染研によると、2010年までの患者数は多い年でも年100人前後だったが、12年以降は200人を超えている。今年は12月14日までで263人となり、最悪だった12年(242人)をすでに上回った。東京(41人)、神奈川(19人)、愛知(18人)が多い。

     子どもの咽頭炎やとびひを起こすA群溶連菌などが原因。喉などの粘膜や皮膚の傷口から感染するとされるが、どういう場合に劇症化するのかなど詳しいことはわかっていない。

     38度を超える発熱や傷口の激しい痛みや腫れなどの初期症状から急激に悪化し、数日以内にショック症状や多臓器不全などに陥ることがある。抗菌薬による早期治療が重要だが、昨年は20人が亡くなった。手足や顔などの筋膜組織が壊死することもあり、「人食いバクテリア」とも呼ばれる。

     感染研は「溶連菌に感染しないように、日頃から手洗いなどの対策を心がけ、症状があれば直ちに医療機関で適切な治療を受けてほしい」と話している。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20141224-118-OYT1T50058
    http://www.yomiuri.co.jp/national/20141224-OYT1T50058.html

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    1. >どういう場合に劇症化するのかなど詳しいことはわかっていない

      患者生体側の感染防御機能が低下している場合でしょ…

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    2. たぶん上手に対応できている現場の医療職人たちにとっては、大した問題になっていず、下手にやらかしてこじらせてしまった腕の悪いプロもどきの方々の間で問題になっているのでしょう(笑)。

      「原因不明」という「思考停止(放棄)」は安直でよいね…

      それは暗に「原因を考えるな」と言っていることに等しいのだから…

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  38. 耐性菌出にくい新抗生物質 欧米の研究チームが新手法

     薬剤耐性菌が現れにくいと期待できる新しい抗生物質を発見したと、欧米の研究チームが8日付の英科学誌ネイチャー電子版に発表した。感染症を起こすさまざまな細菌に効果があるとみられ、チームは「抗菌薬として開発できれば、耐性菌が現れるのに数十年はかかるのでは」とみている。

     抗菌薬は主にカビなどの微生物が合成する物質から作られる。ただ自然界の微生物のほとんどは人工的な培養が難しく新規開発の壁となっていた。

     チームは、土壌にすむ細菌を培養できる新手法を開発し、細菌が作った物質を調べた。その結果、細菌外側を覆う層を破壊する化合物を発見し「テイクソバクチン」と名付けた。

    2015/01/08 03:00 【共同通信】
    http://www.47news.jp/CN/201501/CN2015010701001318.html

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    1. 米研究チーム MRSAに効果の抗生物質発見
      1月8日 8時39分

      アメリカなどの研究チームは、抗生物質が効きにくいMRSA=メチシリン耐性黄色ブドウ球菌に効果があり、耐性を持つ菌が現れにくいとみられる新しい抗生物質を発見し、実用化につながるか注目されています。

      これは、アメリカのノースイースタン大学やドイツのボン大学などの研究チームが、イギリスの科学雑誌「ネイチャー」に発表したものです。
      それによりますと、研究チームは新しい抗生物質を見つけるため、土壌など自然環境でしか生息できない細菌を実験室でも培養できる新しい手法を開発しました。
      そして、この手法で培養したおよそ1万種の細菌が作り出す成分から、抗菌作用がある化合物を発見し、「テイクソバクチン」と名付けました。
      この物質を、抗生物質が効きにくく、院内感染の原因となるMRSAに感染させたマウスに一定量投与すると、マウスは死亡しなかったということです。
      抗生物質を巡っては、耐性を持つ病原菌が次々と現れて大きな課題となっていますが、研究チームは、今回発見した抗生物質は病原菌の変異が起きにくい部分に対して作用することなどから、「この物質に耐性を持つ菌が現れるには数十年はかかる」と話しています。
      また、今回開発した手法を使えば、これまで培養が困難だった細菌からほかにも抗生物質を発見できる可能性があるとしています。
      研究チームは、数年後にはヒトの臨床試験を始めたいとしていて、実用化されれば新たな感染症対策につながると注目を集めています。
      http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150108/k10014528271000.html

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  39. 「耐性菌」という新型新種あるある便乗幻惑…

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    1. 最初から薬が効いていない細菌が存在しているだけで、あとから薬が効かない細菌の存在に気づいただけ(笑)。

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  40. NICUで新生児が耐性菌感染 長崎大病院
    2月25日 20時51分

    長崎市にある長崎大学病院で抗生物質がほとんど効かない多剤耐性菌に新生児15人が感染したことが分かり、病院は感染のおそれがないと確認されるまで、新生児の集中治療室などでの受け入れを停止する措置を取りました。

    長崎大学病院によりますと、去年11月から25日までに、NICU=新生児集中治療室と、NICUを出た新生児が入る回復治療室に入院していた新生児15人から、「カルバペネム耐性腸内細菌」が検出されたということです。
    この細菌は感染症の治療の切り札とされるカルバペネム系の抗生物質がほとんど効かず、アメリカで感染した入院患者が相次いで死亡したことから、厚生労働省は去年9月からすべての患者の報告を義務づけ、今月上旬までに全国で高齢者を中心に106例が報告されています。
    厚生労働省によりますと、免疫の働きが弱っている人が感染すると症状が重くなるおそれがありますが、病院によりますと感染した15人のうち、発熱などの症状が出た新生児2人はいずれも快方に向かっているということです。
    病院は滅菌などの処理を行い、感染のおそれがないと確認されるまでNICUなどでの新生児の受け入れを停止する措置を取りました。長崎大学病院の宮崎泰司副病院長は「感染を押さえ込む方策を見つけできるだけ早く受け入れを再開したい」と話しています。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150225/k10015745771000.html

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    1. 宮崎泰司・長崎大学病院副病院長
      「感染を押さえ込む方策を見つけできるだけ早く受け入れを再開したい」

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    2. >「カルバペネム耐性腸内細菌」

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    3. 「薬剤(多剤)耐性菌」幻惑マター・・・

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    4. 長崎大病院で乳児ら院内感染…2人発症も快方へ
      2015年2月25日21時59分 読売新聞

       長崎大病院(長崎市)は25日、昨年11月から今年2月までに新生児集中治療室(NICU、6床)や新生児回復治療室(GCU、9床)に入院した新生児や乳児15人から、抗菌薬の切り札とされる「カルバペネム」が効かない耐性菌「カルバペネム耐性腸内細菌科細菌(CRE)」が検出されたと発表した。

       集団院内感染とみられ、同病院はNICUやGCUでの新生児の受け入れを中止している。

       同病院によると、15人のうち、感染による発熱などの症状が出たのは2人。1人は別の抗菌薬で治り、もう1人も快方に向かっているという。他の13人は発症していないという。

       昨年11月1日、NICUの患者1人の気管チューブからCREが検出された。このため、他の患者を調べたところ別の6人からも検出された。うち1人が12月下旬、CREによるとみられる発熱の症状を出し、感染症法に基づき市保健所に届け出たが、その後も感染者が確認された。

       長崎大病院の宮崎泰司副病院長は「多大なご迷惑をおかけしおわび申し上げる。感染対策が不十分だった」と陳謝した。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20150225-118-OYT1T50121

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    5. どこでどういう風に連携連動してんだか…

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  41. 多剤耐性菌識別の検査キット 名大など開発
    8月5日 6時14分

    抗生物質がほとんど効かない細菌「多剤耐性アシネトバクター」のなかで、院内感染を引き起こしやすいタイプの菌を簡単に識別できる検査キットを名古屋大学などの研究グループが開発しました。

    抗生物質がほとんど効かない「多剤耐性アシネトバクター」は20年ほど前から欧米などの医療現場で感染が広がり、免疫が低下した入院患者が死亡するなど大きな問題となっていて、日本でも、海外で治療を受けた患者を通して医療現場に持ち込まれるケースが相次いでいます。
    なかでも、「国際流行クローン」と呼ばれるタイプは特に広がりやすく、院内感染の危険が高いものですが、ほとんどの医療機関では簡単に識別する方法がありませんでした。名古屋大学と愛知県衛生研究所の研究グループは、医療機関にある検査機器を使ってこの「国際流行クローン」を4時間ほどで識別できる検査キットを開発し、院内感染の拡大を防ぐうえで役立つと期待されています。
    名古屋大学大学院の荒川宜親教授は「アシネトバクターが広がると治療が非常に難しく患者の死亡率も高くなる。国際流行クローンかどうか早く識別できれば対策を強化することができ、ほかの患者への感染拡大を抑えられる」と話しています。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150805/k10010178621000.html

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    1. 「名古屋大学 永井美之」
      https://www.google.co.jp/search?q=%E5%90%8D%E5%8F%A4%E5%B1%8B%E5%A4%A7%E5%AD%A6+%E6%B0%B8%E4%BA%95%E7%BE%8E%E4%B9%8B

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    2. 「永井美之 新興・再興感染症」
      https://www.google.co.jp/search?q=%E6%B0%B8%E4%BA%95%E7%BE%8E%E4%B9%8B+%E6%96%B0%E8%88%88%E3%83%BB%E5%86%8D%E8%88%88%E6%84%9F%E6%9F%93%E7%97%87

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  42. 欧米で急増の耐性菌 国内も1400人近く感染
    9月16日 7時46分

    抗生物質のほとんどが効かないとして欧米の医療機関などで問題となっている「カルバペネム耐性腸内細菌科細菌」に感染した患者が去年9月以降、国内で1400人近く報告されていたことが国立感染症研究所のまとめで分かりました。

    「カルバペネム耐性腸内細菌科細菌」は抗生物質がほとんど効かないため免疫が低下した入院患者などが感染すると治療が難しくなり死亡することもある細菌です。
    日本でも海外の医療機関を受診した患者を通じて持ち込まれるケースが増えていて、国は去年9月、法律で患者全員を報告するよう義務付け、国立感染症研究所によりますと、今月6日までに報告された患者数は1364人に上っているということです。
    患者は65歳以上の高齢者が中心で、国内の医療機関で感染したと見られるケースも多かったということです。
    国立感染症研究所の柴山恵吾部長は「この多剤耐性菌は、欧米ではこの10年で急速に増えたとされるが、国内でも一定の規模で広がっている実態が初めて分かった。免疫力の低い高齢者は重症化するリスクも高いので、病院内での感染を早期に発見し対策を取れるようにする必要がある」と話しています。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150916/k10010236051000.html

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    1. 医科様感染症幻惑ネタを畳み掛けるように繰り出す某国研のみなさま…

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  43. 多剤耐性菌 感染拡大防ぐ行動計画策定へ
    12月15日 5時11分

    「多剤耐性菌」の感染の拡大が懸念される中、厚生労働省など関係する省庁が対策チームを立ち上げ、抗生物質の使いすぎを防ぐことなどを盛り込んだ初めての行動計画を策定する方針を決めました。

    抗生物質がほとんど効かない細菌、多剤耐性菌は、アメリカやヨーロッパの医療機関で感染が広がり、免疫が低下した入院患者が死亡するなど大きな問題となっていることからWHO=世界保健機関は抗生物質を使いすぎると耐性菌が増えることにもつながるとして各国に対策をとるよう求めています。
    日本でも海外の医療機関で治療を受けた患者を通じて感染が確認されるケースが相次いでいることから厚生労働省や農林水産省、環境省など関係する省庁が近く対策チームを立ち上げ感染を防ぐための初めての行動計画を策定する方針を決めました。抗生物質は医療機関だけでなく、牛や豚などの成長を促す目的で畜産の現場でも使われていることから、対策チームでは人や家畜への抗生物質の使用量を段階的に削減するための方法や感染が確認された際の調査・監視方法などについて検討を進め、来年の3月末までに行動計画を策定することにしています。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151215/k10010341251000.html

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  44. 抗生物質使用量把握システム 全国に登録呼びかけ
    2月29日 7時18分

    抗生物質の使い過ぎなどが原因で薬の効かない耐性菌のまん延が世界的に問題になるなか、三重大学の研究グループは抗生物質の使用量を把握するシステムを作り、全国の医療機関に登録を呼びかけています。

    システムを作ったのは、三重大学医学部附属病院薬剤部の村木優一さんなどの研究グループです。
    抗生物質は使用量が多いほど薬の効かない耐性菌が現れやすいと言われていますが、これまで国内では使用量を把握するシステムがありませんでした。
    このため研究グループは、医療機関が入院患者に対して使った抗生物質の量を種類ごとに月別に入力し、登録するシステムを作りました。登録すれば、病院での使用状況が確認できるほか、今後はほかの医療機関と比較できるデータも提供されるということです。
    研究グループは全国の医療機関に登録を呼びかけていて、これまでにおよそ500の医療機関が参加したということです。
    村木さんは「抗生物質を使い過ぎていないか検証し、感染対策に役立ててもらいたい。耐性菌がまん延しない態勢作りの材料の1つになると思う」と話しています。
    耐性菌の対策は、ことし5月に開かれる伊勢志摩サミットでも議論される見込みで、むだな使用をいかに減らすかが課題となっています。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160229/k10010425211000.html

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    1. 新型耐性菌が出現するのではなくて、最初から存在していても気づかれなかったものが、たまたま薬剤によってふるいにかけられて見えやすくなっただけのこと。

      薬が万能に効くという勘違いや錯覚や思い込みの幻想をみているだけ。

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  45. 厚生労働省
    ‏@MHLWitter

    医療従事者の皆さまへ
    「新型インフルエンザの診療と対策に関する研修」を11月6日に開催!
    研修では、医療従事者向けに新型インフルエンザの対策や制度などについて、4人の専門家が解説します。
    席に限りがありますので、早めの申込みを!http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/kouen-kensyuukai.html …

    https://twitter.com/MHLWitter/status/793724752544182272

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  46. 新型インフルエンザに備え 政府対策本部の訓練
    12月13日 10時42分

    政府は、新型インフルエンザの感染者が国内で相次いで確認されたという想定の訓練を行い、安倍総理大臣は、政府対策本部の会合で緊急事態宣言を行ったうえで、関係閣僚に対し感染拡大の防止に全力を挙げるよう指示しました。

    この訓練は、新型インフルエンザが発生した場合の対応を定めた特別措置法に基づいて政府や全国の自治体が毎年実施していて、13日は、新型インフルエンザの感染者や感染が疑われる患者が国内の複数の県で相次いで確認されたという想定で行われました。
    総理大臣官邸では、13日朝、すべての閣僚をメンバーとする政府対策本部の会合が開かれ、安倍総理大臣が、国民の生命のほか、国民生活や経済に大きな影響が出るおそれがあるとして、緊急事態宣言を行いました。
    そのうえで、安倍総理大臣は「各大臣はそれぞれの持ち場で強いリーダーシップを発揮し、万全の対応を取ってほしい」と述べ、関係閣僚に対し、感染拡大の防止に全力を挙げるよう指示しました。
    ことしの訓練には、比較的小規模な病院や鉄道会社など全国の指定地方公共機関が初めて参加し、内閣官房は「新型インフルエンザが大流行した場合、国民の25%がり患するとの推計もあり、民間も含めた対応能力の向上が欠かせない」としています。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161213/k10010804831000.html

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  47. 新型インフルエンザ 対応学ぶ研修会
    1月12日 21時09分

    全国の養鶏場などで鳥インフルエンザの感染が広がる中、ウイルスが新型インフルエンザに変異した場合に備える研修会が開かれ、医療機関や自治体の担当者が大規模な流行を防ぐための対応を学びました。

    新型インフルエンザは、鳥や豚に感染したウイルスが変異して、ヒトの間で感染するようになったもので、流行が拡大すると大勢の人が重症化して命を落とすおそれがあります。

    厚生労働省が開いた研修会には、全国18の地域から医療機関や自治体の担当者36人が参加し、新型インフルエンザが発生した場合に、法律に基づいて感染者を隔離したり、学校や介護施設などの利用を制限したりといった措置の手順を確認しました。また、東南アジアで流行が広がった場合に流行地から帰国した人が感染していないか確かめるため、医療機関と自治体がどのように連携すべきかも議論されました。

    京都府の医療機関で感染症対策を担当する看護師の男性は、「想定外のことにも余裕を持って対応できるよう、備えを万全にしておきたい」と話していました。

    講師を務めた国立保健医療科学院の齋藤智也上席主任研究官は、「いつ発生するかわからない新型インフルエンザの被害を最小限に抑えるには、日頃から医療機関と自治体が連携しておくことが重要だ」と話していました。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170112/k10010837331000.html

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  48. 訓練で新型インフル対応確認

    全国の養鶏場などで鳥インフルエンザの感染が広がるなか、県内で、新型インフルエンザの患者が報告されたという想定で、県の対応を確認する訓練が県庁で行われました。

    この訓練は、鳥インフルエンザのウイルスが変異して、ヒトからヒトに持続的に感染する新型インフルエンザが発生した場合、急速に広がり、深刻な影響があることから県が行いました。
    訓練では、県の対策本部の会議が開かれ、まず、担当者が、県内の自治体で、25日、新型インフルエンザの患者1人と、新型インフルエンザに似た症状を訴える患者4人が確認されたという想定を説明しました。
    これを受けて、対策本部の本部長である後藤知事が緊急事態宣言を出し、26日から14日間、県内全域で不要不急の外出を自粛するよう呼びかけたほか、患者が発生した自治体にある学校や保育所、それに社会福祉施設に対して、休校や休園、休業とするよう要請しました。
    一方、県の幹部たちは、児童や生徒が感染しないために各学校で生活面を指導するよう指示することや、医療機関で院内感染が起きないよう、対策の徹底を指示することなどそれぞれの対応を報告していました。
    01月26日 12時22分 NHK甲府放送局
    http://www3.nhk.or.jp/lnews/kofu/1043325391.html

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  49. 政府 新型インフルエンザ備蓄薬13%余削減へ
    6月29日 15時27分

    政府は、新型インフルエンザ対策として備蓄している治療薬について、重症患者には通常の4倍の薬を投与することが有効だとしてきた従来の考え方に十分な科学的な根拠がないとして、備蓄量の13%余り、およそ750万人分を削減することを決めました。

    新型インフルエンザが流行した場合に備えて政府が備蓄している、タミフルなど4種類の治療薬合わせて5650万人分について、厚生労働省の研究班は、先に、重症患者には通常の4倍の量の薬を投与することが有効だとしてきた従来の考え方に十分な科学的な根拠がないと結論づけました。

    これを受けて開かれた政府の有識者会議で、専門家は「重症患者に4倍の薬を投与する計画は、WHO=世界保健機関などが、明確な根拠はないものの臨時の措置として勧めていた方針にならったものだった」などと説明しました。
    そして政府側は、研究班の結論などを踏まえて、現在備蓄している量の13%余りに当たるおよそ750万人分を削減する方針を示し、了承されました。

    政府は、新型インフルエンザの対策の具体的な手順などを定めた行動計画をことし夏にも変更し、備蓄量を削減することにしています。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170629/k10011034311000.html

    https://koibito2.blogspot.jp/2015/01/blog-post.html?showComment=1498726451936#c2801947176889822869

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  50. WHO、タミフルを格下げ 必須医薬品リスト
    2017.7.10 07:48 産経ニュース

     抗インフルエンザ薬のタミフルが、6月に公表された世界保健機関(WHO)の新しい「必須医薬品」リストで「保健システムに最低限必要な薬」から「補足的な薬」に格下げされたと英医学誌BMJが9日までに報じた。

     同誌によると、タミフルは2009年にリスト入りした。その後、大人で症状のある期間を約1日短縮するだけで、入院や合併症を減らす効果はないとの研究が発表されるなど、以前考えられていたよりも効果は限定的との報告が出たため格下げになったという。

     リストを検討したWHOの専門家委員会は「タミフルの使用は、入院患者が重症となっている場合に限るべきだ」と指摘。効果を示す新たな情報が出てこなければ、リストから外す可能性も示唆した。

     日本でタミフルは治療に広く使われているほか、新型インフルエンザの流行(パンデミック)に備えて国が備蓄している。
    http://www.sankei.com/life/news/170710/lif1707100015-n1.html

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    1. 「ウイルスに効く」だとか「新型インフルエンザに効果あり」だとかは、すべてインチキ医科様ものだと思っておけば騙されなくて済むのだが…

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    2. パンデミック詐欺は、地球温暖化詐欺と同等の、ミレニアム級科学政策詐欺である。

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    3. 国連や国際機関主導で何やってんだか…

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  51. [医療ルネサンス]平成時代 闘う<6>新型インフルの脅威増す
    2018年9月6日5時0分

     「とうとう来たか」

     2009年5月8日、成田空港(千葉県成田市)の検疫所の簡易検査で、帰国した乗客から、インフルエンザの感染を示す陽性反応が出たとの知らせに、成田赤十字病院の感染症科部長だった野口博史さん(69)は身構えた。


    成田赤十字病院の記者会見で入院中の高校生らの状況を説明する野口さん(2009年5月14日)
     前月から、メキシコや米国で豚のインフルエンザが人にうつり、感染が拡大しているとの報告が相次いでいた。メキシコからは、大勢亡くなっているとの情報もあった。

     新しいタイプのインフルエンザが生まれると、人は免疫を持たないため、大流行を招く。実際、1918~19年には、後に「スペイン風邪」と呼ばれるインフルエンザが世界を席巻し、4000万人が死亡したとされる。

     当時と比べ、現代は航空機をはじめとする大量輸送機関が発達し、感染の拡大が速くなった。世界は大きな脅威の出現におびえ、国内でも、流入を何とか水際で食い止めようと、主な空港や港の検疫所で厳戒態勢を取った。

     検疫所は、入国する人に発熱がないかをチェックし、インフルエンザの疑いがあれば簡易検査を行った。成田空港で見つかった感染者の場合、近くの成田赤十字病院に搬送し、専用の病室に隔離して治療することになっていた。

     検疫所からの情報では、感染者はカナダから戻った高校生と教師の計3人。午後8時過ぎ、3人が救急車で病院に到着した。

     野口さんは2002~03年、中国から世界に新型肺炎(SARS)が広がった際、患者を診察した台湾の病院を視察していた。新型インフルエンザも、対応は共通する点が多い。

     野口さんらは、ウイルスが漏れない搬送機器「アイソレーター」を使って、3人を専用の病室に運んだ。ウイルスに直接触れることがないよう、専用マスク、ゴーグル、ガウン、手袋を身に着け、向き合った。

     3人は発熱や咳せきなどの症状はあったものの、「思ったより元気で、ほっとした」と、今は検査部長を務める野口さんは振り返る。治療薬タミフルを投与したほかは、普通の風邪と同じように対症療法にとどめ、経過を見守った。高校生らは1週間ほどでウイルスが体内から消え、退院した。

     機内で近くに座っていたことなどから、念のため、空港近くのホテルで待機を強いられていた約50人も、ほぼ同時期に行動の制限を解かれた。

     この新型インフルエンザは、懸念されたほど症状は重くないという情報が海外から入り始めた。ただ、警戒を緩めるわけにはいかない。検疫強化は維持されていた。そんな中、海外渡航歴がない患者が見つかり、パニック寸前の混乱が始まる。(この項続く)
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180905-118-OYTPT50346

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    1. あの騒動を肯定してるようじゃダメダメだな…

      マスゴミメディアの情報リテラシーと検証能力が問われているというのに…

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    2. [医療ルネサンス]平成時代 闘う<7>新型インフル 対応混乱
      2018年9月7日5時0分

       「僕もまさかと思いましたよ」

       神戸市灘区の辻本内科院長、辻本英明さん(61)はそう振り返る。

       海外で新型インフルエンザが発生し、国内流入を食い止めようと検疫態勢が強化されていた2009年5月12日。37・4度の発熱で受診した高校生が、簡易検査でインフルエンザと分かった。渡航歴はなく、症状も普通の季節性インフルエンザと変わらなかった。

       だが、例年なら流行時期は過ぎているのに、「学校では他にも生徒が休んでいる」という。市に詳しい検査を依頼した。15日に新型インフルエンザと判明し、国内での感染が確認された最初の事例となった。

       当時、市予防衛生課長で、今は大阪府枚方市保健所長の白井千香さん(56)は対応に追われた。高校生の体調はほぼ回復していたが、国の計画に沿って、職員が自宅まで迎えに行き、入院させた。

       診断を確定させるため、国立感染症研究所(東京都)に検体を送る手順も決まっていなかった。警察の協力を得て、職員がパトカーを乗り継いで東京に運んだ。

       市内で多くの学校が休校になり、約100万人が訪れる祭りも中止された。市が設置した相談センターでは、100人以上の職員が殺到する電話に応じた。

       厚生労働省などから、高校生の体調や対応について、何度も同じ説明を求められた。報告した情報がうまく共有されなかった。「誰が何をやるかという役割分担が整理されていないようだった」と白井さんは話す。

       学校には「生徒はバスに乗るな」といった中傷が届いた。しかし、辻本さんは「うちに来た高校生は、大勢いた感染者の中で、たまたま最初に判明した事例にすぎない」と指摘する。既に感染は広がっており、1年あまりで推定2000万人が感染した。結局、水際阻止の厳戒網をすり抜けて日本に入り、広がった経緯は分からなかった。

       政府の対応はワクチンを巡っても混乱した。接種の対象者や回数などについて、国の議論は二転三転した。国内生産で2700万人分、輸入で4950万人分の確保を決めたが、流行阻止に準備が間に合わず、ワクチンは大量に余った。

       新型インフルエンザは、当初懸念されたほど病原性が強くなく、今は季節性インフルエンザの一つだ。しかし、川崎市健康安全研究所長の岡部信彦さん(72)は「致死率の高いウイルスだったらと考えると、多くの教訓が残った」と振り返る。

       国は今年度、ようやくワクチン生産にかかる期間を短縮する体制を整える。次の「新型」への備えは十分か。改めて問われる。

      (田村良彦、鈴木希)
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180906-118-OYTPT50310

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  52. インフル防御機能、乾燥で低下…ウイルス排出鈍り
    2019/05/15 13:18

     【ワシントン=船越翔】冬にインフルエンザに感染しやすくなるのは、空気の乾燥によって体の防御機能が低下することが一因だとする研究成果を米エール大などがまとめた。論文が13日、米科学アカデミー紀要に掲載された。研究チームは「加湿の重要性を改めて示した成果だ」としている。

     工藤恵理子・エール大研究員らは湿度10%と50%の環境で別々に飼育したマウスについて、呼吸時に空気の通り道となる気道の粘膜を調べた。湿度10%で育てたマウスは、異物を運び出す繊毛と呼ばれる粘膜上の器官の動きが鈍り、ウイルスを外に排出する能力が低くなっていた。

     また、湿度10%のマウスがインフルエンザに感染すると、湿度50%のマウスよりもウイルスに破壊された粘膜細胞の回復が遅くなることが判明。異物をからめ取る粘液の分泌が減るなど、ウイルスへの防御機能が弱まることも分かった。

     空気が乾燥する冬は、くしゃみなどのしぶきに含まれるウイルスが死滅しにくく、インフルエンザが流行することが知られていた。工藤さんは「湿度が低いと、水分不足が起こり、様々なストレスが体内で生じることが原因ではないか」と話している。

         ◇

     ウイルスに詳しい押谷仁・東北大教授は「空気の乾燥が、ウイルス自体ではなく感染する動物に与える影響に着目した新しい視点の研究と言える」と話す。
    https://www.yomiuri.co.jp/science/20190515-OYT1T50204/

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  53. 不安なのに知識不十分… 新型インフルの世論調査で実態顕著に
    2019年9月30日 6時04分

    内閣府の世論調査で、新型インフルエンザについて知っていることを複数の項目を挙げて尋ねたところ、いずれも半数を下回りました。

    内閣府は、毒性や感染力の非常に強い新型インフルエンザが、国内で初めて流行してからことしで10年になるのに合わせて、この夏全国の18歳以上の男女3000人を対象に世論調査を行い、54.9%にあたる1647人から回答を得ました。

    新型インフルエンザの流行について、不安を感じるかどうか尋ねたところ、「不安を感じる」が79.5%、「不安を感じない」が18%でした。

    また、新型インフルエンザについて知っていることがあるか、複数の項目を挙げて尋ねたところ、「感染した場合、重症化する可能性がある」が最も多く45.1%、次いで「感染者が多数発生する可能性がある」が43.8%、「世界的な大流行を起こす可能性がある」が40.9%などと、いずれも半数を下回りました。

    内閣府の担当者は「新型インフルエンザの危険性は、一定程度理解されているものの、十分とは言えないので、より積極的に周知していきたい」と話しています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190930/k10012104451000.html

    https://koibito2.blogspot.com/2018/03/blog-post_3.html?showComment=1570276257022#c4335224615482300142

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  54. 「インフルエンザ」恐怖の感染力、大流行で注目される銘柄とは
    11/20(水) 6:01配信ダイヤモンド・オンライン

    ● 数百万人が感染するインフルエンザ 今年はすでに流行が始まる

     晩秋の11月になると急に寒さが増してきます。気温が20度を下回ると、インフルエンザ・ウイルスの活動が活発になります。今年もインフルエンザの季節がやってきました。受験生のお子様を持つ親御さんには、気の休まらない日々が続きます。

     インフルエンザ・ウイルスに感染すると、1~2日後に猛烈な高熱と筋肉痛、関節痛などの症状が現れます。そこにせきや鼻づまりなどの呼吸器に関わる症状が加わり、食欲もなくなるなど、とにかく苦しいものです。

     成人であれば1週間程度で回復しますが、その間は仕事にも学校にも行くことはできず、高齢者や心臓、呼吸器、腎臓などに疾患を持っている人、妊婦さん、乳幼児は肺炎を合併して重症に陥りやすい病状でもあります。

     インフルエンザは毎年、北半球と南半球の冬を中心に2ヵ月間くらい流行しますが、熱帯地方では1年中季節を問わず存在するそうです。日本では、例年11月下旬ごろから流行し始め、翌年の1月から2月にかけて患者数がピークを迎えます。ところが今年は、かなり早い時点から流行が始まり、小学校では10月下旬~11月中旬に学級閉鎖も見られるようです。

     日本では毎年、数百万人の規模で患者を出しています。死亡者数は、インフルエンザの流行による間接的な原因も含めると、1シーズンで1万人を超えると推計されています。毎年のようにこれほどの数の犠牲者を出す病気はインフルエンザを除いて他にありません。

    ● インフルエンザの感染メカニズム 1個のウイルスが1日で100万個以上に増殖

     インフルエンザの種類にはA型、B型、C型があり、このうち毎年のように流行するのはA型とB型です。中でもA型インフルエンザは、まったく新しい型のウイルスが発現しやすいとされています。

     A型インフルエンザは、遺伝子情報として8本のRNAの分節を持っており、これらの分節の表面には、HA(赤血球凝集素)、NA(ノイラミニダーゼタンパク質)という2つのタンパクが並んでいます。HAは16種類、NAは9種類の区別があって、異なったHAとNAの組み合わせにより、インフルエンザの種類が様々に分かれます。たとえば「H5N1型」と表記されるインフルエンザは、HAが5、NAが1という組み合わせを示しています。

     インフルエンザ・ウイルスはRNAしか持っておらず、DNAは持っていません。このためインフルエンザ・ウイルスは、自分自身でエネルギーの生産や蛋白の合成ができず、遺伝子情報を読み取って、子孫となるウイルスを残すことができません。そこでウイルスは、何らかの生物に潜り込んで寄生し、寄生した生物の細胞の機能を借用してタンパク質やエネルギーを作り出し、子孫を複製していきます。これがウイルスによる「感染」と言われるもの正体です。

     インフルエンザにかかると、喉の痛みがひどくなり、激しくせきこんで高熱を発しますが、これはインフルエンザのウイルスに感染した喉の細胞が死滅することで引き起こされる生体反応です。

     患者の咳やクシャミによって飛び散ったインフルエンザ・ウイルスは、空気中を漂い、別の人間に吸い込まれるのを待ちます。そしてウイルスは、別の人の気道や呼吸系統の粘膜に達すると、そこで増殖し、感染が成立します。インフルエンザ・ウイルスは極めて伝播力が強く、増殖する速度も速いとされています。1個のウイルスがわずか1日で100万個以上に増殖します。
    https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191120-00221012-diamond-bus_all

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    1. ● インフルエンザの大変異 元凶は鳥インフルエンザ

       ウイルスが進化を続けるインフルエンザの「変異」には、大きく分けて2つの区分があります。1つは、元のウイルスから毎年少しずつ変わってゆく小変異と呼ばれるものです。小変異はウイルスの変化が小さいため、感染しても過去のインフルエンザに感染したときの免疫の記憶がある程度は効きます。

       これに対し、大変異というまったく別の、異なったウイルスに変身してしまう大きな変異もあります。大変異したウイルスは、それまでとは全く異なる、新しいウイルスに変わってしまいます。このように大きく変化したウイルスは、新型インフルエンザと呼ばれます。

       20世紀では、平均26年ごとにウイルスの大変異が起きました。新型インフルエンザが出現すると、これまで流行していたウイルスは消えてしまい、新しい型のウイルスに全て取って変わられます。

       地球上のほとんど全ての人間が、新しいウイルスに対して免疫を持たないため、新型ウイルスに無防備に感染しやすく、世界中でパンデミック(大流行)が発生することになります。過去の免疫の記憶は働かず、症状も重くなりがちです。

       このような恐るべき新型インフルエンザが出現する元凶は、鳥インフルエンザとされています。鳥インフルエンザが変化することで、ヒトに対する新型インフルエンザが出現する、という痕跡がようやく突き止められました。

       A型インフルエンザの恐ろしいところは、このウイルスが潜り込む生物の範囲が非常に広いという点です。カモ、ハクチョウなどの水鳥、ニワトリ、七面鳥などの家禽類、豚、アザラシ、クジラ、そしてヒトなど広範囲な動物がターゲットになっています。インフルエンザは、地球上で最大の人獣共通の感染症です。

       鳥インフルエンザは、カモを始めとする水鳥を中心に自然界に広く存在しています。鳥インフルエンザに感染したカモは、周囲の水鳥に感染し、そこから鳥以外の動物にも感染が広がってゆくとされています。

       鳥インフルエンザの流行は、ヒトに対する新型インフルエンザが発生する前触れでもあります。鳥インフルエンザが鳥たちの間で流行し、鳥から鳥へと感染が広がり、次第に鳥から豚へ、鳥からヒトへと感染を繰り返している間に、鳥インフルエンザのウイルスが遺伝子の交錯、変異を繰り返して、次第にヒトに慣れ親しんできます。そうなるといつか突然、新型インフルエンザとして「大変異」を引き起こし、人間社会に襲来して大流行をもたらすと考えられています。

       鳥インフルエンザを起点とした感染メカニズムに対する人々の認識は、まだ十分ではありません。鳥インフルエンザは「鳥の病気」という安易な理解にとどまっており、鳥に直接触れるような職業でもない限り、自分たちに危険はない、という認識にとどまっているのではないでしょうか。
      https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191120-00221012-diamond-bus_all&p=2

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    2. ● 数ヵ月で発生するパンデミック 注目すべき銘柄とは

       スペインかぜが全世界で猛威を振るった20世紀前半は、世界の人口は20憶人でした。当時の主な移動手段は船舶と鉄道で、ウイルスが世界に広がるには、7ヵ月から11ヵ月の時間を要しました。

       一方、現在の世界人口は、スペイン風邪流行時の3倍以上にのぼる70憶人に迫ろうとしており、大都市の集合住宅などで人口密度が高まっています。また現在の主な移動手段は、航空機と高速鉄道に移行しており、交通機関のラッシュも加わって、ウイルスがひとたび侵入すれば、拡散の度合いはさらに速まると見られます。

       地球のある場所で発生した新型インフルエンザは、1週間とかからないうちに世界中に伝播すると推測されます。その後、およそ1ヵ月で世界同時に流行が始まり、そこから2~4ヵ月かけてパンデミックが引き起こされると考えられています。医療機関に勤務する医師や看護士の間で真っ先に感染が広がると予想されるほか、交通や電力・ガスなど社会インフラの従事者が危険に晒されます。

       まさに世界中が同時に危機的状況に陥りかねないことになります。悲観的な見方を食い止める万能策は見つかっていませんが、ワクチンの存在と、日常的な予防策を徹底することが重要となります。外から帰ったら手洗いとうがいの励行、マスクの着用を徹底することに越したことはありません。

       この冬を健康で過ごすためにも、ワクチンの中外製薬(4519)、検査薬のミズホメディー(4595)、使い捨てマスクのユニ・チャーム(8113)、洗浄剤のニイタカ(4465)、空間除菌薬「クレベリン」の大幸薬品(4574)に注目しています。

       (株式アナリスト 鈴木一之)
      https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191120-00221012-diamond-bus_all&p=3

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    3. 罪作りな自覚なき幻想幻惑インフルエンサー…

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  55. 薬の効かない「新型インフル」はどれだけ危険か
    2019/12/29(日) 9:00配信プレジデントオンライン

    冬季に流行する季節性インフルエンザは薬が効く。しかし新型インフルエンザは薬が効かない。しかもアジアを中心にこの20年で860人の患者と454人の死亡者が出ている。平均死亡率は50%強だ。川崎医科大学の尾内一信教授らは「ヒト同士で感染する新型インフルが流行することは避けられないだろう」という――。(後編/全2回)

     ※本稿は、三瀬 勝利ら編著『ワクチンと予防接種のすべて 第3版』(金原出版)の一部を再編集したものです。

    ■致死率50%強といわれるH5N1インフルエンザをご存じか

     2019年2月現在、わが国で承認されているインフルエンザワクチンは2種類のものに分かれます。

     このうちの1種類は、冬期に流行を繰り返している「季節性(通年型)インフルエンザ」に対するワクチンです。そして、もう1種類は2007年に初めて承認された新型インフルエンザ(高病原性インフルエンザ;H5N1型)ワクチンで、将来発生するかも知れないH5N1型高病原性インフルエンザの流行に備えるためのワクチンです。

     わが国では幸い、H5N1型インフルエンザウイルスの犠牲者が出ていませんが、1997年以降、香港を含む中国、ベトナム、タイ、インドネシア、トルコ、イラク、エジプトなどで散発的に患者や死亡者が報告されています(図表参照)。2017年9月までに860人の患者と454人の死亡者が出ています。平均死亡率は50%強という高さです。

     特に、インドネシアで拡散しているH5N1ウイルスは、際立って病原性の強いタイプであると推定されます。2005年から10年近くの間は、患者の発生に強い歯止めがかかりませんでしたが、その後は幸い、患者の発生数が減少しています。こうした事態が続くことを願っています。

    ■新型H5N1インフルウイルスはエボラ出血熱ウイルス並の脅威

     この恐ろしいH5N1ウイルスは、季節性インフルエンザウイルスと比べても、形態や構造の違いはほとんどありません。しかし、ヒトへの病原性の強さでは、完全に違っています。

     国立感染症研究所のインフルエンザ研究センター長を務めていた田代真人は、H5N1は病原性の観点からは、完全に別種のウイルスと考えるべきだと述べています。

     季節性インフルエンザウイルスでは、ウイルスが感染しただけでは肺炎を起こすことは少ないのです。季節性インフルエンザでは、多くのケースでウイルス感染後に肺炎球菌などの細菌が重感染し、肺炎を発症しています。

     これに対して、新型H5N1の方は、ウイルスが感染しただけで激烈な肺炎や全身の炎症を起こし、50%強ものの患者が死亡しています。この場合、病原細菌の出番はありません。エボラ出血熱ウイルス並みのすさまじいウイルスなのです。

     新型インフルエンザに感染した人の多くは、発症後1週間以内で死亡しています。重症患者に対症療法を施しても、生存期間を2~3日延長できる程度といわれています。全身の臓器にウイルスが感染することが多く、一命を取り留めても、神経症状などの深刻な後遺症が残る患者が出ています。

    ■抗ウイルス薬は予防効果は「期待」されるが発症すると全く効果がない

     季節性インフルエンザでは、タミフルやリレンザといった抗ウイルス薬が、ある程度は治療効果がありますが、新型の方は発症してしまうと、抗ウイルス薬は全く効果がありません。ただし、抗ウイルス薬の事前内服による予防効果は「期待」されています。

     H5N1インフルエンザによる患者も死者も、10歳から39歳という活動期にある人たちに多く出ています。H5N1インフルエンザでは何ゆえか、年齢が高い人では死亡率が低くなっています。理由はよくわかりません。

     一つの仮説として、このウイルス感染によって全身の炎症が起こるために、抵抗力の強い若者ほど発熱などの生体防御反応が過剰に起こり、それがマイナスに作用して死亡するのではないかとも推測されています。発熱は、生体防御反応の発現でもあるのです。病原微生物の多くは発熱によって増殖が阻害されます。年をとると免疫力が低下するなど、おしなべて良いことが起こりませんが、H5N1感染の場合は逆に、結果として相対的に強くなるようです。

     一方、季節性インフルエンザによる死亡者の大半は65歳以上の高齢者です。このように、H5N1ウイルスは季節性のものに比べて、ヒトに対する病原性の点で大きな違いがあるのです。
    https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191229-00031863-president-life

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    1. ■トリが保有していたウィルスがヒトに感染した

       ヒトに犠牲者を出したH5N1インフルエンザウイルスは、元来はトリが保有していたものがヒトに感染したもので、それゆえに「高病原性トリインフルエンザウイルス」とも呼ばれています。従来の考えでは、トリが持っているウイルスには「種の壁」があって、トリから直接ヒトには感染しないと考えられていました。

       しかし、世界各地で発症している例から判断すると、「種の壁」は絶対ではなく、H5N1インフルエンザウイルスに感染しているトリと濃厚な接触によって、例外的に感染・発症することがあるようです。

       これまで報告されているH5N1インフルエンザの犠牲者の多くは、感染したニワトリやカモの世話をしたり、解体したり、生肉や生焼け肉を食べたりした人たちです。要するに、ウイルスを含むトリの体液や排泄物と濃厚に接触したり、ウイルスを含む飛沫を肺に吸い込んだり、口から取り入れたりして発症したものと思われます。

       逆からいえば、H5N1インフルエンザウイルスを持つトリと濃厚に接触しない限り、現状では感染するリスクは低いとも言えます。このためには、H5N1インフルエンザ患者が出ている国に渡航した場合は、可能な限り生きたトリとは接触しないように注意すべきです。

       自分が飼っている愛鳥なども、可愛いと言ってキッスをする人もいますが、ヒトを含む動物とむやみにキッスをすると、とんでもない災難が降りかかることがあります。トリにはインフルエンザウイルスだけでなく、オウム病クラミジアなどを保菌しているものもいます。愛鳥にキッスをして突かれ、オウム病に罹った不運な人もいます。要注意です。

      ■ヒトへの感染力の強い、突然変異を起こす可能性がある

       インフルエンザウイルスの名がつくウイルスは、おしなべて変異しやすいウイルスです。

       病原性には大きな違いはあっても、新型のH5N1ウイルスは、やはりインフルエンザウイルスの仲間です。季節性ウイルスと同様、変異を起こしやすいことが明らかになっています。

       現状ではH5N1ウイルスが、トリからごく少量ヒトに降りかかったぐらいでは発病しませんが、いつ何時、ヒトへの感染力の強い、突然変異を起こしたウイルスが出現しないとは限りません。実験室段階ですが、フェレットやマウスなどの哺乳類に高率に感染するH5N1ウイルスのミュータントも出現することが報告されています。

       季節性インフルエンザウイルスのように、高率にヒトからヒトに感染するタイプが出現すれば極めて由々しい事態が出現し、多数の患者と死者が出ます。
      https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191229-00031863-president-life&p=2

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    2. ■新型インフルエンザワクチンが次々と開発されている

       こうしたインフルエンザウイルスに対抗する最も有効な手段はワクチン接種でしょう。その他の手段として流行地の学校閉鎖が、交通制限よりも流行を遅らせるために有効と考えられますが、効果はワクチンほどではないようです(義澤宣明、私信)。

       念のために書きますが、季節性インフルエンザワクチンは、新型H5N1インフルエンザには予防効果ゼロのはずです。

       H5N1インフルエンザの悲劇を避けるために、わが国を含む世界各国で、新しい手法を駆使したワクチン開発も進められています。多くのものが臨床試験の段階ですが、予防効果が期待できそうな新型インフルエンザワクチンが次々と開発されつつあります。

       特に、予防効果を格段に上げる新しいアジュバントが開発されてきたことは朗報です。また、わが国では、インフルエンザワクチンは孵化鶏卵を使って製造していますが、培養細胞を使って増やす方法や、HA蛋白などを組み込んだバキュロウイルスを昆虫細胞に感染・増殖させる方法も開発されています。

       こうした手段を使うと、短時間のうちに大量のワクチン原料が得られるために、パンデミック時には有用なワクチン製造法になるのではないかと期待されます。新手法を駆使したH5N1ワクチンの中でも、欧米ですでに承認が取られたものもあり、H5N1インフルエンザが流行しそうな緊急事態が生ずれば、即座に使用されるでしょう。

       ワクチンの予防効果を間接的に測定する方法には、いろいろなものがあります。また、ワクチンの種類によって、試験法や判定基準が異なります。その中でよく使われる方法の一つに、ワクチン接種によって、どれだけのヒトが特異抗体を持つようになったかを調べる方法があります。

       インフルエンザワクチンの場合は、ワクチン接種を受けた7割以上のヒトがインフルエンザウイルスに対する抗体を保有していれば、効果が期待できるとされています。新型高病原性H5N1インフルエンザのような恐ろしい病気では、ワクチン接種者にH5N1ウイルスを感染させて直接ワクチンの予防効果を調べるような人体実験はできません。

      ■H5N1インフルエンザは恐ろしいが、むやみに恐れる必要はない

       ただし、動物実験を含むいろいろな実験から、ワクチン接種による抗体保有率の上昇と感染予防効果との間には、H5N1ワクチンの場合でも強い関連性があると考えられています。わが国で開発されたH5N1ワクチンは、ワクチン接種者の抗体保有率の上昇や、実験動物を使った感染予防実験などから、予防効果が期待できる成績が得られています。

       H5N1インフルエンザは恐ろしい病気ですが、むやみに恐れる必要はありません。若者の一部には、抗菌グッズの使用に期待を寄せる向きがありますが、健康な若者が抗菌グッズに、このような期待を寄せることは、全く有害無益です。
      https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191229-00031863-president-life&p=3

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    3. ■ヒト‐ヒト感染を起こすH5N1ウイルスはいずれ出現し流行する

       『感染力が強い、ヒト‐ヒト感染を起すH5N1インフルエンザウイルスが出現し、人間社会で流行するようになるか否か、もし流行するとすれば、それは何時か、その場合の死亡数はどの程度になるか』について、ウイルス学の専門家は、いろいろなところで予測を聞かれています。

       これら3つの質問のうちで第一の質問については、多くのウイルス学者たちの回答は一致しています。すなわち、「ヒト‐ヒト感染を起すH5N1ウイルスが出現し、人間社会で流行を起こすことは避けられない」というのが、多くのウイルス学者たちの見解ですし、日本のウイルス学を長く牽引してきた大谷明(国立感染症研究所の前身である国立予防衛生研究所の所長)も、生前そのように明言していました。

       すでに東南アジアだけでなく、ヨーロッパやアフリカなどのトリの中に、ヒト‐ヒト感染は起こさないものの、多種類のH5N1ウイルスが定着し、制御がきかない状態に陥っています。インフルエンザウイルスは変異しやすいウイルスですから、いずれヒト‐ヒト感染を起こすウイルスの出現は避けられないでしょう。

       第二の質問、それが何時起きるかについては、専門家の意見は違っています。確実に言えることは、ヒト‐ヒト感染を起すH5N1ウイルスの出現が遅れれば遅れるほど、犠牲者の数は少なくなるということです。その間にワクチンの備蓄やウイルス感染防御対策も進むでしょう。これは第三の質問に対する回答にも関係しています。

      ■1918年のスペイン風邪では世界で約5000万人もの死者が出た

       1918年のスペイン風邪の流行では、全世界で約5000万人もの死者が出ました。H5N1ウイルスは、スペイン風邪ウイルス以上に病原性が強そうですが、現在は当時とは比較にならぬほど医学が進歩しています。

       わが国に限って言えば、購入可能な食品も豊富になっており、国民全体の体力もついています。ワクチンも開発され、備蓄量も増加しています。ハード、ソフト両面での公衆衛生も、1918年当時とは比べものにならぬほど発達・完備しています。

       確かにH5N1は、すさまじいウイルスですが、極端に恐れることはないはずです。もちろん、これとは別に、政治や行政に当たる人たちは最悪の事態を予想し、十全の対策を立てねばならないことは言を待つまでもありません。

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      <編著>
      尾内一信 川崎医科大学小児科学講座主任教授
      高橋元秀 国立感染症研究所免疫部客員研究員
      田中慶司 一社 日本医療安全調査機構専務理事
      三瀬勝利 国立医薬品食品衛生研究所名誉所員
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      https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191229-00031863-president-life&p=4

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  56. 「忍び寄るバイオテロ」(笑)。
    https://koibito2.blogspot.com/2014/07/nhk-2003227.html

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  57. コロナの時代を読む<4>規制より自覚 希望託す…今月の読書委員 篠田英朗さん
    2020/12/06 05:00

    瀬名秀明、押谷仁、五箇公一、岡部信彦、河岡義裕、大曲貴夫、NHK取材班「ウイルスVS人類」文春新書、800円

     篠田英朗さんは1968年生まれ。東京外国語大で国際政治・国際関係論を教え、国際社会の理論・政策について研究しています。世界各国の新型コロナ対策を比較した時、篠田さんは、日本のこれまでの対応は成功していると評価する一方、人命と経済の両方に目配りした政策を続けることが重要だと指摘します。


    深刻さ増すNY

     3月半ば、ロックダウン直前のニューヨークに出張していました。街の雰囲気が日に日に深刻さを増す中で感じたのは、感染防止に気をつけている人と、そうでない人の落差の大きさです。慎重に行動している人もいれば、マスクを着けずに通りで大声を出す人もいる。それに比べると、日本は国民一人ひとりの対策の平均値が高い。この違いは大きいと思います。

     国際政治の専門家は、いまや新型コロナウイルスを抜きには何も語れません。ウイルスは国家の安全保障の根幹を揺るがし、感染拡大に苦しむアメリカは世界における威信を失墜した。

     一方、世界的な公衆衛生上の緊急事態に直面した各国が、それぞれのやり方で対策を実行している、その政策形成のダイナミズムに注目しています。コロナ対策にはその国の法制度や国民の意識が反映され、それによって成否が大きく分かれる。政治学者にとって見逃せないポイントです。

    クラスターに重点

     『ウイルスVS人類』は、これまでの日本のコロナ対策で、誰が実質的な司令塔の役目を果たしたのかを知り、その成果を理解するうえで最適の1冊です。特に共著者の1人で政府の分科会委員を務める押谷仁・東北大教授が果たした役割は大きかった。

     押谷さんたちは、目立って表に出ることなく控えめに、しかし、じわっと影響力を持ち、専門知を生かした政策形成に寄与しました。それを一言でいえば「感染拡大を抑制的に管理する」というバランスの取れたアプローチです。

     ウイルスの完全封じ込めは難しいと早い段階で判断し、クラスター(感染集団)予防と重症者対応に重点を置いた。それが奏功したからこそ、日本の被害は今のところ欧米諸国に比べて大幅に少なくて済んでいる。この点はもっと高く評価されるべきです。

     未知のウイルスを前にどのような対策を取るべきか、感染者が急増するたびに世論は大きく揺れ動きます。「もっと人の行動に規制をかけるべきだ」「いや、経済に配慮して最小限にすべきだ」。この二つの極論の間でバランスの取れた判断をしなければなりません。「命か、経済か」の二者択一ではないのです。

     一般の人々に無用な不安を与えることなく、わかりやすい形で個々人の感染防止策を示すことが重要です。政府の分科会や厚生労働省の専門家会議は、きちんと情報を発信しています。しかし、国民だけでなく政治家も、その辺の理解が十分とは言いがたい。「Go To キャンペーン」の実施を巡る迷走は、そのことを象徴しています。

    分断の危険はらむ

     さらに危険なのは、こうした対立が政治的な分断と結びつくこと。現在のアメリカは、コロナ対策を巡る考え方の違いがイデオロギー対立の様相を帯び、収拾不能な混乱に陥っているように見えます。

     今回のパンデミックを通してわかったことは、感染拡大を封じ込めるには、強権的な政治体制の方が迅速に成果を上げられるということです。対話を重ねてコンセンサス(意見の一致)を見いだしていくやり方は時間がかかる。しかし、いったんコンセンサスが生まれれば、それは自発的に国民一人ひとりに浸透していく。それが自由で民主的な社会の強みです。

     国家による強い規制と市民一人ひとりの自覚、どちらが長い目で見てウイルスに効くのか。私は後者に希望を託したいと思います。(聞き手 松本良一)
    https://www.yomiuri.co.jp/culture/book/feature/20201205-OYT8T50151/

    https://koibito2.blogspot.com/2020/12/2906110122.html?showComment=1607229524961#c7371247898147400230

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  58. ウオッチ9コロナ関連動画 視聴者誤認させ不適切 4人を懲戒処分
    2023年7月21日 19時23分

    ことし5月、NHKのニュース番組「ニュースウオッチ9」で放送した新型コロナに関連する1分間の動画について、NHKは、視聴者を誤認させる不適切な伝え方で取材・制作の基本的なルールが守られていなかったとして、担当者や上司など4人を出勤停止や減給などの懲戒処分にすることを決めました。

    ことし5月15日に「ニュースウオッチ9」のエンディングで放送したおよそ1分間の動画では、ワクチンを接種後に亡くなった人の遺族3人のインタビューを紹介しましたが、コロナに感染して亡くなった人の遺族だと視聴者を誤認させる不適切な伝え方をしました。

    これについて、NHKは翌日、番組内でおわびするとともに、原因などを調べるため関係者へのヒアリングなどを進めてきました。

    その結果、取材・制作にあたった職員は、新型コロナなどの社会問題に対する認識が不十分でワクチン接種後に亡くなった人の遺族でも、広い意味でコロナ禍で家族を亡くした遺族と伝えても問題ないという誤った認識のもとで、取材・制作を進めていたことがわかりました。

    また、上司の管理職も取材の経過について報告を求めず、職員に任せきりにしていたほか、番組の編集責任者も提案票にワクチンに関する記載があったにもかかわらず、提案段階で、それ以上確認せず見過ごしていました。

    さらに、試写では、参加者が家族を亡くした経緯を聞くなど重要な点を確認しておらず、議論を掘り下げる姿勢に欠けていて、提案・取材・制作の各段階のチェックがいずれも不足していました。

    NHKは、「放送ガイドライン」で定める取材・制作の基本的なルールが守られていなかったとして、いずれも当時の肩書きで、▽報道局映像センターの職員と上司の2人を出勤停止14日、▽編集責任者を減給、▽編集長を譴責の懲戒処分にすることを決めました。

    また、▽当時の映像センター長を訓告、▽試写に参加した管理職3人を厳重注意としました。

    今回の問題を受け、NHKは再発防止策として、遺族取材など慎重な判断が必要な内容の場合、放送時間の長さに関わらず、取材・制作に関わっていない職員が確認する「複眼的試写」の対象とするなどチェック機能を高めるとともに、放送ガイドラインの原点に立ち返るジャーナリスト教育を強化することにしています。

    NHKは「取材させていただいたご遺族、そして視聴者のみなさまにあらためておわびいたします。再発防止に向けて、全局的な取り組みを進め、信頼回復に努めてまいります」とコメントしています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230721/k10014138321000.html

    https://koibito2.blogspot.com/2023/05/531.html?showComment=1689951349087#c2465453338026001765

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    1. 「ニュースウオッチ9」コロナ禍報道、番組編集長ら懲戒処分
      2023/07/21 15:26

       コロナ禍を巡る「ニュースウオッチ9」の不適切放送について、NHKは21日、取材を担当した報道局映像センターの職員と上司をいずれも出勤停止14日、同番組の編集責任者を減給、編集長をけん責とする懲戒処分を発表した。

      「隅田川に花火が戻ってくる」花火師・屋形船女将が心待ちにした夏の大輪、4年ぶり開催へ
      NHK「ニュースウオッチ9」で流された問題の場面
       NHKは5月15日の同番組で、新型コロナウイルスのワクチン接種後に家族が亡くなったと訴えている人たちの発言について、感染者の遺族であるかのような印象を与える放送を行っていた。

       発表によると、担当した職員は、誤った認識に基づいて取材・制作を進め、取材意図をインタビュー相手に明確に伝えず、相手の発言の趣旨を踏まえずに編集して放送。「NHK放送ガイドライン」で定めた取材・制作のルールに反していた。上司は取材・制作の指導やリスク管理を怠っていた。また、編集責任者は番組の試写などでのリスクチェックができていなかった。編集長は指導・監督が十分でなかったという。
      https://www.yomiuri.co.jp/culture/tv/20230721-OYT1T50220/

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