2025年6月12日

東北大学「気温が低い時期に受精して生まれた人は肥満のリスクが低い」


冬は暖房ガンガンでアイスなんか食ってるご時世だし、外の気温とほぼ関係ない暮らしをしているんだから、その「肥満リスク」とやらは生まれた季節(受精し妊娠した時期)とは何にも関係ないと思うけどなあ…

2025年4月28日 14時39分 NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250428/k10014791791000.html

気温が低い時期に受精して生まれた人は体内でエネルギーを消費する「褐色脂肪」の働きが活発で、肥満のリスクが低い傾向があるとする研究結果を東北大学などのグループが発表しました。

ヒトの肩や首の周りにある褐色脂肪という組織は寒い環境でエネルギーを消費して熱を生み出す働きがあり、働きが活発なほど肥満のリスクが低下することが知られています。

東北大学の米代武司准教授らの研究グループは、18歳から29歳の男性およそ360人を対象に、生まれた日から推定した受精の時期の気温と褐色脂肪の活性の関連を調べました。

その結果、10月下旬から4月上旬の気温が低い時期に受精したグループは4月下旬から10月上旬の気温が高い時期に受精したグループより褐色脂肪の活性が平均でおよそ1.3倍高いことがわかりました。

さらに、別の方法で20歳から78歳の男女およそ290人を対象に行った調査でも同じ傾向がみられたほか、内臓脂肪の量もおよそ18%少ないなど、肥満のリスクが低下する可能性が示されたとしています。

一方、生まれた時期と褐色脂肪の活性には関連がみられなかったということです。

マウスでは低い気温にさらされたオスの精子から生まれた子どものマウスで褐色脂肪の活性が高くなることがわかっていましたが、研究グループによりますとヒトで受精した時期の気温と褐色脂肪の活性の関連が明らかになるのは初めてだということです。

米代准教授は「今後、詳しいメカニズムを明らかにして新たな生活習慣病の予防方法の開発につなげたい」と話しています。


メタボ学界隈のヒトビトの「新たな生活習慣病(メタボ関連)の学説理論の創造につなげたい」とか…


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メタボと、褐色脂肪活性と、受精に関連したラマルク「獲得形質の遺伝」説と…




https://www.shueisha-int.co.jp/publish/%E3%80%8C%E7%8F%BE%E4%BB%A3%E5%84%AA%E7%94%9F%E5%AD%A6%E3%80%8D%E3%81%AE%E8%84%85%E5%A8%81

《優生学はかたちを変え、何度でも甦る
一度は封印されたはずの「優生学」が奇妙な新しさをまとい、いま再浮上している。優生学とは「優秀な人間の血統のみを次世代に継承し、劣った者たちの血筋は断絶させるか、もしくは有益な人間になるよう改良する」ことを目的とした科学的社会改良運動である。

かつて人類は、優生学的な思想により「障害者や高齢者、移民やユダヤ人といったマイノリティへの差別や排除、抹殺」を繰り返してきた。日本では「ハンセン病患者の隔離政策」がその典型である。

現代的な優生学の広がりに大きく寄与しているのが「科学の進歩」や「経済の低迷」、そして「新型コロナウイルスの感染拡大」だ。新型コロナウイルス感染症の本当の恐ろしさは、病気が不安を呼び、不安が差別を生み、差別が受診をためらわせることで病気の拡散につながっているところにある。
今こそ優生学の歴史を検証し、現代的な脅威を論じる。》


(№659 2025年4月28日)

14 件のコメント:

  1. 2025年 | プレスリリース・研究成果
    受精前の気象環境が脂肪燃焼機能に影響することを発見-親から子へと伝搬する褐色脂肪の活性化-
    2025年4月 8日 09:00 | プレスリリース・研究成果
    【本学研究者情報】

    〇大学院医学系研究科 分子代謝生理学分野 准教授 米代武司
    研究者ウェブサイト

    【発表のポイント】

    寒い時期に受精(妊娠)して生まれた人は、熱を産生する褐色脂肪(注1)が活性化し、エネルギー消費量が高いことを発見しました。
    受精の季節に関連して褐色脂肪が活性化すると、成人後に肥満が起こりにくいことが分かりました。
    受精時期の外気温と日内寒暖差が褐色脂肪の運命を決めていることを明らかにしました。
    親世代での生活環境の影響が子に伝わり、熱産生体質の獲得と生活習慣病の予防に働くことを示した研究成果であり、新たな生活習慣病予防法につながることが期待されます。
    【概要】

    ヒトを含めた恒温動物は、どんな環境でも約37℃の深部体温を維持しなければ生存できません。褐色脂肪は寒い環境下で熱を産生する脂肪組織です。この熱産生には多量のエネルギーが使われ体脂肪の減少につながることから、褐色脂肪の活性化による生活習慣病の予防が期待されています。しかし、安全で効果的な活性化法はまだありません。そのため、ヒト褐色脂肪の活性が決まる仕組みを詳しく解明する必要がありました。

    東北大学大学院医学系研究科の酒井寿郎教授、米代武司准教授、北海道大学の斉藤昌之名誉教授(元 大学院獣医学研究院教授)、東京医科大学の濵岡隆文主任教授、布施沙由理助教、天使大学看護栄養学部の松下真美講師、東京大学先端科学技術研究センターの中村尚教授らの研究グループは、成人の褐色脂肪の活性が親世代の生活環境によって決まることを発見しました。すなわち、受精前に親が低い外気温や大きい寒暖差に曝されると、子の褐色脂肪の活性が成人後も高い状態で維持され、エネルギー消費量が高まって肥満リスクが低下することを明らかにしました。本成果は、オンライン学術誌Nature Metabolismで4 月8日(火)午前0時(日本時間)に公開されました。


    図1.  受精前の親の寒冷曝露が世代を超えて子に伝わり、褐色脂肪と生活習慣病リスクを制御する。

    【用語解説】

    注1.褐色脂肪:体脂肪として知られる白色脂肪とは別の脂肪組織であり、脂肪酸などを活発に分解して熱をつくるエネルギー消費器官である。

    【論文情報】

    タイトル:Pre-fertilization-origin preservation of brown fat-mediated energy expenditure in humans
    著者: 米代武司#,*, 松下真美#, 布施(濵岡)沙由理#, 黒岩美幸, 黒澤裕子, 山田陽介, 荒井誠, 魏宇辰, 飯田誠, 隈健一, 亀谷俊満, 原田智也, 松村欣宏, 大澤毅, 青木好子, 中村尚, 濵岡隆文*, 酒井寿郎*, 斉藤昌之* (#筆頭著者)
    *共同責任著者:東北大学 大学院医学系研究科 分子代謝生理学分野, 教授, 酒井寿郎
    東北大学 大学院医学系研究科 分子代謝生理学分野, 准教授, 米代武司
    北海道大学, 名誉教授(元 大学院獣医学研究院教授), 斉藤昌之
    東京医科大学 健康増進スポーツ医学分野, 主任教授, 濵岡隆文

    掲載誌:Nature Metabolism
    DOI:10.1038/s42255-025-01249-2

    詳細(プレスリリース本文)PDF

    問い合わせ先
    (研究に関すること)
    東北大学 大学院医学系研究科 分子代謝生理学分野
    准教授 米代 武司
    TEL: 022-717-8117
    E-mail: takeshi.yoneshiro.a8*tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

    (報道に関すること)
    東北大学 大学院医学系研究科・医学部 広報室
    TEL: 022-717-8032
    E-mail: press.med*grp.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

    https://www.tohoku.ac.jp/japanese/2025/04/press20250408-01-humans.html

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  2. 宮城 NEWS WEB
    東北大学の研究グループ「寒い時期に受精で肥満リスク低下か」
    04月28日 16時40分

    気温が低い時期に受精して生まれた人は、体内でエネルギーを消費する「褐色脂肪」の働きが活発で、肥満のリスクが低い傾向があるとする研究結果を、東北大学などのグループが発表しました。

    ヒトの肩や首の周りにある褐色脂肪という組織は、寒い環境でエネルギーを消費して熱を生み出す働きがあり、働きが活発なほど肥満のリスクが低下することが知られています。

    東北大学の米代武司准教授らの研究グループは、18歳から29歳の男性およそ360人を対象に、生まれた日から推定した受精の時期の気温と褐色脂肪の活性の関連を調べました。

    その結果、▽10月下旬から4月上旬の気温が低い時期に受精したグループは、▽4月下旬から10月上旬の気温が高い時期に受精したグループより、褐色脂肪の活性が、平均で、およそ1.3倍高いことが分かりました。

    さらに、別の方法で、20歳から78歳の男女およそ290人を対象に行った調査でも、同じ傾向がみられたほか、内臓脂肪の量も、およそ18%少ないなど、肥満のリスクが低下する可能性が示されたとしています。

    一方、生まれた時期と褐色脂肪の活性には、関連がみられなかったということです。

    マウスでは、低い気温にさらされたオスの精子から生まれた子どものマウスで、褐色脂肪の活性が高くなることが分かっていましたが、研究グループによりますと、ヒトで受精した時期の気温と褐色脂肪の活性の関連が明らかになるのは初めてだということです。

    米代准教授は「今後、詳しいメカニズムを明らかにして新たな生活習慣病の予防方法の開発につなげたい」と話しています。
    https://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20250428/6000031084.html

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  3. 子作りは寒い季節がいい?「受精した季節」が子の「将来の生活習慣病リスク」に影響。東北大学などの研究
    石田雅彦 科学ジャーナリスト
    4/9(水) 12:21

     我々の身体に含まれる褐色脂肪(Brown Adipocyte、Brown adipose tissue、BAT)は、熱を作り出すことに関係し、体温維持に作用する。東北大学などの研究グループは、寒い時期に受精(妊娠)して生まれた人は、この褐色脂肪がより活性化し、メタボリックシンドロームからの生活習慣病にかかりにくくなる可能性があることを発見した。

    メタボリックドミノとは

     欧米人と比べて日本人はインスリンの分泌能力が低いとされ、肥満の程度にかかわらず糖尿病などにかかる人が多く、正常体重でも内臓脂肪の蓄積によってお腹の周囲の長さ(へその高さの腹囲)が増えるメタボリックシンドロームの人が少なくない。減量治療が必要な肥満は肥満症という病気とされているが、軽度の肥満でも内臓脂肪の異常な蓄積があれば肥満症と診断されることもある。

     肥満症の認知度はメタボリックシンドロームに比べて低く、治療が遅れれば知らない間にドミノ倒しのように高血圧や糖の代謝異常、心血管疾患、腎不全などが引き起こされる、いわゆる「メタボリックドミノ(※1)」の連鎖が起きる危険性がある。

     肥満は原因によって、内分泌系の異常や遺伝子などに影響される症候性(二次性)肥満、そして食べ過ぎや運動不足などによる単純性(原発性)肥満に大きく二つに区別される。

    個人差のある褐色脂肪

     東北大学などの研究グループ(※2)は、褐色脂肪の活性が高い人ほど肥満になりにくいことに着目し、受精前に親が低い外気温や寒暖差の大きな環境にさらされると、生まれた子の褐色脂肪の活性が成人後も高い状態に維持され、エネルギー消費量が高まって肥満になるリスクが低下することを明らかにし、科学雑誌nature系の代謝学雑誌に発表した(※3)。

     褐色脂肪の活性の度合いには個人差があるが、その原因についてはまだあまり研究されていない。これまでの研究から、外気温が下がると褐色脂肪が活性化したり、遺伝的な影響や後天的な(エピジェネティック)遺伝子の変化などが関与していることがわかっている。また、実験動物のマウスの研究では、特に父親の精子が低温に影響され、子の脂肪燃焼機能を促進させることがわかっている(※4)。

     これらから同研究グループは、受精前や妊娠中に親がさらされた気象(気温)が子の褐色脂肪の活性度に影響をおよぼすのではないかという仮説を立て、若年成人男性356人の褐色脂肪の活性を評価し、彼らの受精日と出生日の関係を調べた。その結果、受精日が暖かい時期だった群に比べ、寒い時期だった群のほうが褐色脂肪の活性が高いことがわかったが、出生した時期は褐色脂肪の活性との関係はなかった。

    世代を超えて伝わる褐色脂肪の機能

     また、別の成人男女286人の褐色脂肪の密度を調べたところ、同じように暖かい時期の受精群と比べ、寒い時期の受精群でその密度が高いことがわかった。さらに、褐色脂肪のエネルギー消費量やBMIについて調べても同様に寒い時期に受精したほうがより多くエネルギー消費をし、BMIが低いという結果だった。

     こうした結果から、褐色脂肪の活性化に関係する環境要因を特定するため、受精時の居住地と気象データベースから受精時の現地の気象を調べた。解析すると受精前の外気温が低いことに加え、日内の寒暖差が大きいことが褐色脂肪の活性化に関与していることがわかった。

    受精前の親の寒冷曝露が世代を超えて子に伝わり、褐色脂肪の活性化と生活習慣病リスクの抑制につながる。東北大学のリリースより

     同研究グループは、今回の成果はまだ仮説の段階としつつ、こうした褐色脂肪の世代を超えた伝播は、寒い環境への適応反応の一つだったと考えられるとしている。今後、この仕組みについて研究することで、生活習慣病の予防の新たな方法の開発につながるのではないかと期待している。

    ※1:Hiroshi Ito, "What is 'metabolic domino effect? --new concept in lifestyle-related diseases" Nihon rinsho. Japanese Journal of Clinical Medicine, Vol.61(10), 1837-1843, 2003

    ※2:酒井寿郎教授、米代武司准教授(東北大学大学院医学系研究科)、斉藤昌之名誉教授(北海道大学、元 大学院獣医学研究院教授)、濵岡隆文主任教授、布施沙由理助教(東京医科大学)、松下真美講師(天使大学看護栄養学部)、中村尚教授(東京大学先端科学技術研究センター)ら

    ※3:Takeshi Yoneshiro, et al., "Pre-fertilization-origin preservation of brown fat-mediated energy expenditure in humans" nature metabolism, doi.org/10.1038/s42255-025-01249-2, 7, April, 2025

    ※4:Wenfei Sun, et al., "Cold-induced epigenetic programming of the sperm enhances brown adipose tissue activity in the offspring" 24, 1372-1383, 9, July, 2018

    https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/836329b9cdf31cd25ce3d987ddcba584fd5330a0

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  4. 日本より温暖な地域で生まれて育った人たちは、日本人よりも肥満(生活習慣病)リスクが高いのかな?

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    1. 北海道生まれと沖縄九州生まれの人では、メタボ生活習慣病リスクに明らかな差があるとでも?

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    2. 夏生まれと冬生まれで、生まれた後の育った環境とか、その時期の食べ物とかの影響も少なからずあると思われ…

      実験室内のマウス実験の結果を、ヒトの現実にあてはめようとしても、不確定因子や条件があまりにも多様すぎて、一つの条件を当てはめて決めつけるのはだいぶ無理があるのではないのかな。

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  5. 「重箱の隅を楊枝でつつく」「枝葉末節」にとらわれるようなことばかりを続けていると、いつのまにか木ばかりを見て森が見えない、偏った思いつきと思いこみを常識と勘違いする、世間知らずの専門バカができあがってしまうらしい。

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  6. 女性の低体重 栄養不足での健康被害 “疾患として対策を”
    2025年6月3日 20時11分

    国の調査で、若い女性の5人に1人が痩せて低体重だとする結果がまとめられる中、日本肥満学会は、女性の低体重と栄養不足による健康障害を新たな「疾患」として位置づけるべきだと提言し、対策の必要性を訴えています。

    厚生労働省がおととし行った「国民健康・栄養調査」では、BMIが18.5未満の「やせ」の状態にある20代から30代の女性は20.2%で、5人に1人が低体重であることがわかりました。

    こうした中、日本肥満学会はことし4月に都内で会見を開き、低体重や低栄養が招く健康障害について、「女性の低体重/低栄養症候群」という新たな「疾患」として位置づけるべきだとして、日本産科婦人科学会などとワーキンググループを立ち上げて治療や予防法の確立に乗り出すことを発表しました。

    そのうえで、低体重と低栄養が招く症状として、貧血や月経周期の異常、筋力や骨密度の低下などを挙げています。

    学会によりますと、日本の低体重の若い女性の割合は先進国の中でも特に高いということで、背景にはSNSなどを通じてやせていることが美しいという価値観が浸透し、過度な「痩せ願望」があると指摘しています。

    近年には、糖尿病の治療薬をダイエット目的で使用し、体調不良を訴える事例が相次いでいて、学会では不適切な使用をやめるよう注意を呼びかけています。

    日本肥満学会の横手幸太郎理事長は「『やせ』のカテゴリーに入る若い女性が増えてさまざまな健康の問題が見られている。医学的に痩せるべき人にやせましょうと啓発している私たちのメッセージが誤って伝わると健康障害をもたらし、社会に大きな問題をもたらしかねない」と話していました。

    ダイエット目的で糖尿病治療薬利用 体調不良訴える人も
    糖尿病の治療薬をダイエット目的で利用し、体調不良を訴える人が相次いでいることについて、糖尿病の専門医は、「重篤な副作用などを引き起こす場合もある」として本来の目的以外で使用しないよう呼びかけています。

    「GLP-1受容体作動薬」などの糖尿病の治療薬は、主な副作用として吐き気や頭痛、めまい、消化器の不調などの症状が挙げられています。

    東京 中野区にある糖尿病などが専門のクリニックでは、この薬を保険適用外では処方していませんが、最近は自由診療のクリニックでオンライン診療などで処方されたこの薬をダイエット目的で使用し、体調不良を訴えて受診する患者が増えているといいます。

    クリニックによりますと、受診するのは20代から30代の若い女性が多く、中には低体重の状態にもかかわらず、使用している人もいたということです。

    5月に吐き気を訴えて受診した20代の女性は、ダイエット目的でオンライン診療を受け、通常は2.5ミリグラムの投与から始める薬を7.5ミリグラム処方され、使用していたということで、やめるよう伝えたということです。

    「中野駅前内科クリニック糖尿病・内分泌内科」の大庭健史院長は「薬の副作用は痩せ型で体重の少ない人のほうが出やすいと考えられる。すい炎など重篤な症状を引き起こす場合もあるので、保険適用外の使用はやめていただきたい」と話しています。

    薬で体調不良になった女性「命の危険すら感じた」
    糖尿病の治療薬をダイエット目的で使い、体調不良になったという京都府在住の20代の女性がNHKの取材に応じました。

    女性はBMIが17程度ですが、ダイエット目的でオンライン診療を受けて糖尿病の治療薬を処方され、1か月前から使い始めたということです。

    女性は「SNSでインフルエンサーが使用しているのを見て、使い始めました。私は低体重ですが、もっと脂肪を落としたい、細く写真に写りたいという気持ちがあり、薬を使わないと目指している体型になれないと思ったので、使うことにしました」と話しました。

    ところが、薬を初めて使用したときにおう吐したり、全身に筋肉痛が出たりして、その後も使用するたびに体調不良になったということです。

    女性は「医師から副作用に関する説明はほとんどありませんでしたが、救急車を呼びたくなるような気持ち悪さで、命の危険すら感じたので簡単に始めるべきではなかったと反省しました。友達や家族には絶対に勧められません。化粧品のような感覚で使ってしまいましたが、もう使うのはやめたいと思っています」と話していました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250603/k10014824761000.html

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  7. 肥満もヤセもすべて病気扱いで取り囲んで荘園政策推進。

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  8. 母親マウスの鉄分が欠乏、本来オスの胎児の遺伝子が変異し「メス化」…大阪大などの研究チーム
    2025/06/05 00:00

     母親マウスの鉄分が欠乏し、胎児に特定の遺伝子変異があると、本来オスになる胎児の体内で卵巣が作られる「メス化」が確認されたと、大阪大などの研究チームが発表した。母親の栄養状態が子の性別に影響を与えたとみられるが、人での影響はわかっていない。論文が5日、科学誌ネイチャーに掲載された。

    胎児マウスの「メス化」のイメージ

     人やマウスなどの哺乳類は、XとYの性染色体の組み合わせで性別が決まり、XYならオス、XXならメスになる。これはY染色体にある「Sry」という遺伝子が精巣を作るよう促すからだ。

     阪大の立花誠教授(分子生物学)らのチームは、鉄分量が少ないエサを1か月間与えた母親マウスの体内にY染色体を持つ受精卵を入れ、Sry遺伝子の働きや発達の様子を解析した。

     その結果、Sry遺伝子の働きが落ちていたほか、遺伝子変異がある胎児の一部で精巣ではなく卵巣が作られることを確認した。

     また、別の実験で、精巣や卵巣のもとになる細胞内に鉄分が蓄積されていないと、「KDM3A」と呼ばれるたんぱく質がうまく働ずにSry遺伝子の活性化が抑えられることが判明した。

     立花教授は「人でも同じかは現時点ではわからないが、妊娠期に十分な栄養を摂取することは重要なのではないか」と話している。

      田中実・名古屋大教授(生殖生物学)の話 「哺乳類がオスになるには的確なタイミングでSry遺伝子が働く必要があり、働かないとメスとして発達する。今回は哺乳類の性が母体の影響も受ける可能性を指摘しており、性の決まり方の多様性を考えさせられる研究だ」
    https://www.yomiuri.co.jp/science/20250604-OYT1T50179/

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  9. “肥満になると尿酸値が高くなる”仕組みを解明 帝京大など
    2025年6月12日 7時26分

    痛風を引き起こす「尿酸値」の上昇は、「インスリン」が尿酸を排せつする腎臓の働きを弱めることで起きるとする研究を、帝京大学などのグループが発表しました。肥満の人はインスリンを多く分泌するため、研究グループは「肥満になると尿酸値が高くなる仕組みが解明された」としています。

    激しい関節痛を引き起こす痛風は、血中の尿酸値の上昇が原因とされています。

    肥満の人は尿酸値が高くなりやすいことが知られていたものの、その詳しい仕組みは分かっていませんでした。

    帝京大学と東京科学大学の研究グループは、腎臓で尿酸を再吸収する「URAT1」というたんぱく質が活性化される仕組みを実験で調べました。

    その結果、血糖値を下げるホルモン「インスリン」がこのたんぱく質の働きを活性化して尿酸の再吸収が進み、尿に排せつされにくくなることで血中の尿酸値が上昇することが分かったということです。

    インスリンは肥満の人で多く分泌されるため、研究グループは「肥満になると尿酸値が高くなる仕組みが解明された」としています。

    また、研究グループがおよそ500人分の遺伝情報を調べたところ、特定の遺伝子の変異がある人は「URAT1」の量が最大で1.2倍ほど多くなることが分かり、肥満と遺伝の2つの要因が痛風の発症リスクに関わっているとしています。

    帝京大学医学部の柴田茂教授は「患者の体質にあった治療や予防のための生活指導につなげることができる成果だ」と話しています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250612/k10014832001000.html

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    1. 「痛風」って、肥満でなくても罹ってるイメージがあるけどなあ…

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  10. 肥満医学のメタボリックシンドロームが、じわじわと進行しているらしい。

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