2019年1月27日

和食、米、日本酒、SAKE…

( 【「政府は」】「和食と健康」1万人調査【農林水産省】 のつづき)

欧州に酒蔵 続々…和食人気 「SAKE」広まる
2018年8月31日5時0分 読売新聞

日本からの輸出を後押し

 【ロンドン=広瀬誠】欧州各地で清酒の醸造所が相次いで誕生している。日本食人気を背景に、清酒に魅了された現地の人びとは、日本でワインが広く飲まれるのと同様に、欧州で「SAKE」を広めたいと意気込む。日本の清酒輸出への後押しにもなりそうだ。

 「肉、魚、パスタにも合うバランスの良い酒ができた」。英中部ケンブリッジシャー州の醸造所「ドウジマ・サケ・ブルワリー」の責任者トニー・ミッチェルさん(40)は、半年ほど前に完成したばかりの酒蔵で満足げな表情を浮かべた。

 ドウジマ・サケ・ブルワリーを開いたのは大阪市のコンサルティング会社「堂島麦酒醸造所」だ。実家が酒蔵の橋本良英社長(68)が、酒造りを世界に広めたいと、食文化が豊かな欧州に注目し、英国進出を決めた。

 日本の清酒輸出額は2017年、約187億円と8年連続で過去最高を更新した。ただ、酒造会社が以前から進出し、清酒へのなじみも深いアジアや北米が中心で、欧州は最高の英国でも約3億円にとどまる。

 それでも10年にノルウェーのビール会社が欧州初の清酒醸造を始め、オランダや英国の会社も続いた。スペイン北東部タラゴナで15年から清酒を造る「ケンショウ・地中海・サケ」は地元産の米の使用が売りだ。ハンバート・コンティ最高経営責任者(CEO)は「地元の食材に合う飲み物として有名にしたい」と話す。

 ワインなどの知識を教えるロンドンの「ワイン&スピリッツ教育財団」は14年、SAKEコースを開設した。昨年8月からの1年間で、19か国の提携校で約2000人が受講した。

 日本と欧州連合(EU)が来年初めまでの発効を目指す経済連携協定(EPA)で、EUへの酒類の輸出関税が撤廃される。同財団のアントニー・モス戦略計画部長(44)は「今後、醸造所の増加やEPAもあり、欧州で清酒がより身近になるだろう」と期待する。

  ◆清酒= 酒税法の定義では米、米こうじ、水を原料として発酵させ、こしたものなどで、アルコール分が22度未満の酒類を指す。一般的に日本酒とも呼ばれるが、国税庁は2015年12月、地域ブランドを保護する地理的表示制度で日本酒を指定し、日本酒と表示できるのは、国産の米を原料に、国内で製造された清酒に限られるようになった。「Japanese Sake」は規制対象だが、「Sake」は対象外となっている。
http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180831-118-OYTPT50098



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「日本酒」のニュース
https://www.2nn.jp/word/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E9%85%92


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(№348 2018年8月31日)

202 件のコメント:

  1. 和食ブームなど追い風、北京で日本酒の品評会
    2018年8月25日8時43分

     【北京=比嘉清太】日本各地の蔵元が製造した日本酒の品評会が24日、中国・北京で始まった。中国での和食ブームと改善傾向にある日中関係を追い風に、日中の業界団体などが主催した。中国で本格的な日本酒の品評会が行われるのは初めてという。

     日本国内24府県の62の蔵元で醸造された約140銘柄が出品された品評会には、インターネットで応募した中国人約1000人が参加する。日本側は約5年前から中国側の業界団体に協力を打診してきたが、日中関係の冷え込みを背景に調整が難航していた。日中平和友好条約締結40周年の今年、日本政府も実現を後押しし、品評会のPRイベントには野上浩太郎官房副長官が出席した。

     在中国日本大使館によると、中国本土向けの日本酒の輸出額は昨年、26億6000万円で、米国、香港に次いで国・地域別で3位だった。内陸部での和食店増加などで、今年はさらに伸びる勢いという。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180825-118-OYT1T50014

    https://koibito2.blogspot.com/2013/09/blog-post_23.html?showComment=1535682940439#c6784843436428218147

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  2. 山形 NEWS WEB
    雪若丸 目標生産量確保の見通し
    08月30日 18時31分

    県が開発したブランド米の「雪若丸」がこの秋、デビューを迎えます。
    JAや県によりますと、猛暑の目立った影響はなく、ことしの生産量は、目標の1万トンを確保できる見通しです。

    JA全農山形と県は30日、取り引き量の多いコメの卸売業者6社を集めて山形市内で会合を開き、県が新たに開発した「雪若丸」の販売戦略などについて意見を交わしました。
    会合は非公開で行われ、県によりますと、業者からは、「夏の猛暑で、雪若丸の生育に遅れが出ていないか」といった質問が寄せられたということです。
    これに対し、JAと県の担当者からは、「雪若丸」は暑さに強く、目標にしていた1万トンの生産量を確保できる見通しで、近く卸売価格を決める方針も示されたということです。
    会合のあと吉村知事は、「貴重な意見を頂いたのでしっかり検討して、雪若丸がつや姫に続くブランド米になるよう取り組みたい」と話していました。
    出席した東京の卸売会社の社長は、「『つや姫より安いのにおいしい』と、消費者に言ってもらえれば、販売促進につながるのではないか」と話していました。
    「雪若丸」のデビューは、来月下旬ごろになる予定で、県は、東京や大阪、名古屋でもPRのイベントを開いて、全国のブランド米との競争に臨むことにしています。
    https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamagata/20180830/6020001645.html

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    1. 雪若丸 対 新之助
      https://www.google.co.jp/search?q=%E6%96%B0%E4%B9%8B%E5%8A%A9

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  3. 稲の作柄「平年並み」か「やや良」北海道は「不良」の見通し
    2018年8月31日 21時20分

    ことしの稲の作柄や生育について農林水産省は今月15日現在の状況を発表し、このまま生育が進めば全国的に「平年並み」か「やや良」となる一方、北海道は6月以降の日照不足の影響で「不良」になるという見通しを示しました。

    農林水産省の発表によりますと、ことしの稲の作柄や生育は今月15日現在の状況で、このまま生育が進めば北海道を除いて全国的に「平年並み」か「やや良」になると見込んでいます。

    地域別では、東日本が中心で田植えや収穫の時期が早い「早場地帯」の作柄は、天候に恵まれたことから生育がよく、岩手県や宮城県など7つの県で「やや良」、新潟県や秋田県など11の県で「平年並み」となっています。

    一方、北海道は6月中旬から先月中旬にかけての日照不足などの影響で、もみの数が少なくなったとして「不良」と見込まれています。

    北海道の作柄がこの時期に「不良」となるのは15年ぶりだということです。

    また西日本が中心の「遅場地帯」の生育の状況は、福岡県や埼玉県など6つの都県で「やや良」、愛知県や兵庫県など21の府県で「平年並み」となっています。

    農林水産省は「ことしの猛暑は、収穫できる量にはあまり影響がないと見られるが、品質を低下させている可能性はあり、注意深く見ていきたい」と話しています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180831/k10011602891000.html

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  4. 秋田の酒「逆転サヨナラ満塁ホームラン」が人気
    2018年9月2日11時25分

     第100回全国高校野球選手権記念大会で準優勝を果たした金足農フィーバーが続き、秋田県内の酒蔵が野球をテーマに仕込んだ酒に思わぬ注文や問い合わせが殺到している。

     「逆転サヨナラ満塁ホームラン」(税込み2500円)「ツーアウトフルベース」(同2000円)という2種類の酒を造ったのは八峰町の山本合名会社。同社の山本友文社長(48)は、金農旋風が巻き起こる前の今年春、小学生と中学生の息子2人が野球をしていることから、保護者会などの懇親会で飲むことを想定して販売を始めた。

     「ツーアウトフルベース」は追い込まれた時の緊張感漂う感情を想定して、香りは控えめできりりとした味わいに。ボトルやラベルも青で仕上げた。逆に、「逆転サヨナラ満塁ホームラン」は、一気に会場が盛り上がった時を想像して仕込んだもので、華やかな香りと味わいにしたという。金足農の活躍後、秋田の日本酒とあって注文や問い合わせが蔵に相次いでいるという。

     山本社長は「今年初めて野球をテーマに日本酒を仕込んだが、偶然、全国的に野球が盛り上がって注目されるとは思わなかった」と驚いている。県内外の酒店などで購入できるという。問い合わせは同社(0185・77・2311)へ。
    https://www.yomiuri.co.jp/economy/20180902-OYT1T50048.html
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180902-118-OYT1T50048

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    1. 秋田の山本ですが
      @shirataki1901
      https://twitter.com/shirataki1901

      >世界遺産 白神山地の麓にあるハタハタで有名な港町で山本という銘柄の日本酒を造っています。 車とバイクに囲まれた世田谷ベース的な生活を楽しんでいます。

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    2. ゆきの美人 小林忠彦
      @yukino_bijin
      https://twitter.com/yukino_bijin

      >秋田でゆきの美人という酒を造っています。秋田県酒造組合技術委員長は最近辞めました。 どちらかといえば造るより、飲むほうが好きかも。

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    3. 一白水成 渡辺康衛
      @ippaku1688
      https://twitter.com/ippaku1688

      >一白水成の渡辺康衛です。 男の子です。

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    4. 春霞 栗林直章
      @harukasumi1874
      https://twitter.com/harukasumi1874

      >秋田でお酒を造ってます。音楽好き。

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    5. DAiSUKE NAiTO@JKG
      @fummy_education
      https://twitter.com/fummy_education

      >山形県は酒田市、『上喜元』醸造元、酒田酒造で酒を醸しています。三度の飯だったら日本酒を選びたい。冷やもよし、冷たいのもよし。 ふぅ。いやぁ、今日もいい燗あがり。

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    6. 「中田英寿 日本酒」
      https://twitter.com/search?q=%E4%B8%AD%E7%94%B0%E8%8B%B1%E5%AF%BF%20%E6%97%A5%E6%9C%AC%E9%85%92&src=typd

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    7. >日本酒の次は梅酒だ!
      https://twitter.com/japaaan_com/status/998530017654063104

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    8. 見目麗しいのは…

      「山形の梅酒」
      https://www.google.co.jp/search?q=%E5%B1%B1%E5%BD%A2%E3%81%AE%E6%A2%85%E9%85%92+%E8%8F%8A%E5%8B%87&num=50&source=lnms&tbm=isch

      すがた、あじ、ともによし。

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  5. 山形県の「雪女神」が気になる…
    https://www.google.co.jp/search?q=%E9%9B%AA%E5%A5%B3%E7%A5%9E

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    1. じつは、すでに冷蔵庫に、「初孫 純米大吟醸 雪女神」と「出羽桜 純米大吟醸 雪女神 四割八分」を仕込んであって、出番待ちの体制…

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    2. 「上喜元 純米吟醸 Snow Beauty」は、つい先日ためしてみた…

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  6. [本よみうり堂 万華鏡]地域に息づく日本酒編 石田千さん…『the SAKE BOOK』日本酒ガイドブック 松崎晴雄著 実業之日本社、1500円
    2018年9月2日5時0分

    米、水、ふるさとのいのち

     ようやく、みのりの秋がおとずれました。

     酷暑と大雨、台風。ことしのきびしい夏をしのいだ尊い稲穂が、黄金色に輝く。いちめんの田んぼをみわたすと、農家のみなさんのご苦心に、胸がいっぱいになります。

     新米が食卓にのぼるころ、日本各地の酒蔵にも、ことしの酒米が運ばれ、新酒の仕込みがはじまります。

     近年、日本酒は、海外のコンテストや品評会で高い評価を受け、世界の著名な愛飲家を魅了しています。

     その評判は書店にも届いて、日本酒の専用書棚ができるほど。銘酒名鑑、酒蔵紀行、ぶらり飲みある記と、粋な縄のれんをくぐったようなにぎわい。

     そのなかで手にしたのは、英語の対訳つき日本酒ガイドブック『the SAKE BOOK』です。

     持ち歩きできる小ぶりの一冊ですが、酒造りの歴史、製造法、神事との関わり、居酒やのメニューや作法まで、日本酒の楽しみかたが、くまなく案内されています。

     著者は、日本酒輸出協会の会長、松崎晴雄さん。全国の酒蔵も、海外のファンの好みも知りつくす松崎さんは、日本酒は古いようで、実は新しい酒と語ります。

     純米、吟醸、スパークリング。酒の味にあう料理はもちろん、酒器もさまざまです。陶器や磁器、漆の盃さかずきには日本の伝統工芸の技が冴さえ、ヨーロッパでは、サケ専用のグラスが作られています。ワインのようにたっぷり注いで、ゆったりお月見もすてき。

     燗かんあがりというのは、お燗をして味がよくなるお酒のこと。冷え加減をいうときは、涼冷え、花冷え、雪冷え。お燗なら、日なた燗からひと肌燗へ。微妙な温度の変化にも、季節や自然をかさねる。日本特有の、たおやかな視点と思います。

     酒造りは、暑さも寒さも厳しい蔵での力仕事です。

     ……地元の米で、地元の蔵人くらびとが醸す、心安らぐ酒だ。

     みじかい説明にも、著者の敬意が灯ともっていました。

     海外からの旅行者と、ほろ酔いカタコト酒談議もしばしばの昨今。この本で、日本の魅力をもっと伝えられそうです。

     先日、生まれ故郷、郡山の酒蔵を訪ねました。二歳で離れた町ですが、地酒をのむと、ただいま郡山、思わず声になりました。

     春から夏は蔵人総出で無農薬米を育て、稲を刈ると酒造り。東日本大震災を経た蔵の志は、自然を守り、安心安全なふるさとの蔵になること。

     酒蔵は、昔から地域の文化と経済の支柱的役割を担ってきました。

     日本酒には、よい米、よい水、ふるさとのいのちが宿る。

     世界の日本酒ファンは、酒蔵の誠実な仕事そのものを、日本らしさとして、愛しているのかもしれません。

      『日本酒完全ガイド』 君嶋哲至監修

     今、日本酒がおいしくなっている。新しい作り手や、米作りから手がける蔵元が増え、味わいも様々なものが登場しているためだ。本書では、日本酒の個性や味わいを知り、楽しむための基礎知識を紹介。また、監修者が厳選した94銘柄112本を、蔵元の情報やおすすめの飲み方とともに掲載する。(池田書店、1500円)

      『蔵を継ぐ』 山内聖子著

     近年若い蔵元が台頭し、日本酒の業界を盛り上げている。酒蔵はバブル景気の頃に様々な投資をした結果、バブルの崩壊とともに負債を抱えた。そんな中、彼らはなぜ家業を継ぎ、どのような酒を目指しているのか。日本酒好きの著者が、若き造り手5人の情熱に迫った。日本酒が一層味わい深く感じられそうだ。(双葉社、1400円)

      『世界最高の日本酒2018-2019』 SAKE COMPETITION実行委員会監修

     今年5~6月に東京で開かれた日本酒だけのコンペティションの受賞酒181銘柄を紹介する。8部門に分かれ、「純米酒」「純米吟醸」などのほか、初めて海外の醸造所で製造した「海外出品酒」が加わった。香りや味、推奨温度などのデータや審査員のコメントが写真とともに掲載され、好みの日本酒を見つけるのに役立つ。(ぴあ、2100円)

    いしだ・せん 1968年、福島県生まれ、東京都育ち。国学院大卒。作家、エッセイスト。2001年に『大踏切書店のこと』で第1回古本小説大賞を受賞。著書に『家へ』『きなりの雲』など。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180901-118-OYTPT50444

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  7. [顔]国産ワイン史を調べた山梨県職員 仲田道弘さん 58
    2018年9月3日5時0分

     国産ブドウを使ったワインの生産量が日本一の山梨県。県職員として30年近く、ワインによる地域振興に携わる。その経験と知識を生かし、国産ワインの黎明れいめい期を紹介する本「日本ワイン誕生考」を出した。

     30歳でワインに関わる部署に配属された。当初は県産ワインにあまり良い印象はなかったというが、いいワインを造るだけでなく、「ブドウ畑が広がる山梨の風景を守りたい」と語る醸造家に共感。欧州での試飲会や県内の産地を巡るツアーを企画、漫画「美味おいしんぼ」に県庁マンとして実名で登場したこともある。

     甲州ワインの国際的評価は年々高まり、5月に英国で開かれた世界最大規模のワインコンクールでは、甲州市の2社の3銘柄が金賞を受賞した。

     出版の準備は2年前から。休日に国会図書館や古本店に足を運び、約150冊の文献を調査した。「大日本洋酒缶詰沿革史」(1915年刊)に「明治3、4年頃、甲府市の2人が葡萄ぶどう酒醸造を開始」とあり、国内最初の醸造場所が市内の寺だったと推定。甲州種ブドウの伝来も盛り込んだ。

     今は東京五輪に向けて、「世界中の人に山梨ワインの味と歴史を知ってもらいたい」と構想を語る。(甲府支局 渡辺洋介、写真も)

             ◇

     やまなし観光推進機構の専務理事。ワインを年間100本以上飲む。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180902-118-OYTPT50187

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  8. 褒め言葉として、「ワインのような味わいの日本酒」「日本酒のような味わいのワイン」、どっちもアリだと思う。

    日本酒通の方々は、「ワインのような」と言われるとムッとくるらしいが…

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    1. 悪い意味じゃなく、良い意味でゆってんなら、素直にうけとめればよいじゃないか。

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  9. [社会のコトバ]【新米】炊きたてに魂の香り
    2018年9月7日15時0分

     ◆都市生活にまつわるキーワード。その現在形を街や本の中に探します。

         ◇

     南九州産の超早場米を東京都世田谷区内のスーパーで見つけたのは、8月の第1週。月末には、新潟産の新米も到着した。

     11月に始まる国の米穀年度より2か月以上早く、真夏に収穫する産地が増えている。主に台風や長雨を避けるためだが、「早く旬を味わえる新米のニーズは根強い。酷暑でも作柄は良く、味も生産量も例年を上回りそう」と「成城石井」仕入れ担当者は話す。

     銘柄ブランド米が並ぶ店頭は壮観だ。つや姫、つやおとめ、品種の横綱格はコシヒカリ。ふっくら粘り強い持ち味を伝える命名は、女性力士を思わせる。

     富山県から全国に広がった民衆蜂起「米騒動」から今年で100年。銀シャリと呼ばれた白米が庶民に行き渡ったのは、高度成長期を迎えた頃だった。が、おかずが豊かになるにつれ、主食たるコメの年間消費量はこの半世紀で半分以下、1人当たり50キロ台前半に減っている。

     昭和半ばまで、コメを買う際は「米穀配給通帳」が必要だったこと、米価をめぐる生産者と政府の毎年の攻防戦、自主流通米の登場、輸入自由化をめぐる大激論。コメが連日、ニュースの主役だった時代を、平成生まれの人々はもう知らない。

     コメに情熱を注いだ劇作家の井上ひさしさんなら、おいしさばかり問う最近の風潮をどう眺めるだろう。

     代表作『吉里吉里人きりきりじん』(1981年)は、岩手県の一寒村がある朝、日本からの独立を宣言してから2日間の騒動記だった。言語、医療、経済……何より当時の農政に対する風刺劇が、作中の中年作家の体験を通して描かれる。

     理想国家「吉里吉里国」には、よく手入れされた水田、国営食堂には自給自足の献立が整っていた。〈朝餉あさげの配給があっこった。握飯三個と牛乳一本で百円だっちゃ〉

     井上さんは80年代後半、ガットのウルグアイ・ラウンドで協議されたコメの部分自由化に「断固反対!」し、食料自給率の向上を訴えて「井上農業基本法」の原案を99年、相当真剣に語っていた。

     「日本人はコメを毎食茶碗に一杯半食え、食わないやつは、食わない税金を払いなさいという条項がほしい」

     「第一条でおしまい(笑)。ただし前文が長い。コメはおいしいから食え、栄養があるから食え、水田によって日本の国土が保全されているのだから、その水田でとれる日本のコメを食えということを名文で書きます」(山下惣一編『井上ひさしと考える日本の農業』家の光協会)

     アジアで広く栽培される水稲が、なぜ日本では特別な、聖なる食物になったのか。

     原田信男著『コメを選んだ日本の歴史』(文春新書)は、『古事記』『日本書紀』に遡り、皇室の新嘗祭にいなめさいの意味から明治以降の農法、農政の変遷まで、日本社会の<コメを中心とする価値観>の通史を伝える。冒頭、斎藤茂吉が大正末、ドイツ留学中に詠んだ歌が引かれている。<イタリアの米を炊かしぎてひとり食ふこのたそがれの塩のいろはや>

     コメは言葉と直結している。海外で日々の台所を預かってきた女性詩人たちは、とりわけ両者の関係に敏感だ。

     伊藤比呂美さんは80年代、戒厳令下のポーランドに住んだ頃、茂吉同様、細長いイタリア米をやむなく炊いた。90年代、アメリカ西海岸で暮らし始めると、「お天道様と米の飯はどこに行ってもついてまわる」、どんな苦境でも人間、食べてはいけるという意のことわざを、「でも、コメってなかなかついてこない」と噛かみしめた。

     ご飯も醤油しょうゆも忘れなかったが、日本的なしがらみや遠慮が徐々に自分から消えゆくのを感じていたある日。「確かにスシなんだけど、外国産のジャポニカ米にカニかま、マヨネーズの“カリフォルニアロール”はあたし自身!」。ふいにそう気づいたと笑う。

     バルカン半島に35年以上暮らす山崎佳代子さんは、近著『パンと野いちご』(勁草書房)で、難民となった人々から戦争と食べ物の記憶を丹念に聞き取っている。

     ハンガリー人の女性は〈主食はどの国の人にとっても、大きな意味がある。日本なら、お米はとても大事でしょう〉と山崎さんに問いかけている。コソボ出身の女性の詩には、逃げる時、皆で分け合う時、〈パンは魂のように香った〉とあった。

     飽食の時代と言われて久しい日本でも、多忙な日、緊急時、結局はおにぎりが究極の糧となる。せめて新米の並ぶ季節くらい、炊きたてご飯に魂の香りを嗅いでみたい。

         ◇

    どんなに世の中が開けようと、作家は枡目に一字一字、刻みつけて行くほかに方法はない。同様に、吉里吉里の百姓は機械化をしりぞけ水田に一本一本、苗を植えつけて行く。似ている、じつによく似ている。ふたつとも手仕事です。

         ◇ 

     編集委員 尾崎真理子

     文芸担当の記者歴26年。2016年度日本記者クラブ賞を受賞。近刊に『詩人なんて呼ばれて』(谷川俊太郎氏と共著)。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180907-118-OYTPT50236

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  10. 県民飲みすぎ?「美酒王国」でも健康対策…秋田
    2018年9月8日7時49分

     秋田県は、「県アルコール健康障害対策推進計画」を来年2月下旬をメドに策定することを決めた。大学教授ら外部有識者による委員会を設け、作業を進める。ただ、「美酒王国」を旗印とする秋田では、県や自治体が日本酒での乾杯を推奨する条例を制定するなど、産業活性化の面で酒類の消費を促しており、健康面での意識向上策との両立が課題となる。

     県によると、県内の1人あたりの酒類の年間消費量は全国平均を上回り、飲酒習慣に関しては、男性58・2%(全国平均33%)、女性20・8%(同8・6%)と、「美酒王国」を下支えする“左党”が多い傾向が浮かぶ。「生活習慣病のリスクを高める量の飲酒をしている」割合は、男性22・6%(同14・6%)、女性17・8%(同9・1%)。妊婦の飲酒割合3・9%は全国平均(1・3%)の3倍に及ぶなど、楽観できる状況ではない。

     県は、新たに策定する計画の中で、飲酒リスクに関する知識普及の徹底と、アルコール健康障害の治療・回復支援に至る切れ目ない支援体制の構築を重点課題とする方針。ただ、酒造りが主要産業となっている県内にあって、若年層の酒類離れが進む中で、メーカーや飲食店への配慮は欠かせない。酒類の消費を促しつつ、県民の健康意識を高めるという難しい施策展開が求められそうだ。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180907-118-OYT1T50018

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    1. 美酒美食もまた、ほどほどにしておかないとカラダに障る…

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  11. [美酒のみなもと] 酒米の実り《上》 秋田のコメ5種で醸す =秋田 連載
    2018年9月4日5時0分

     地域に根ざした酒米を使った日本酒が人気だ。県内では、県由来の酒米を活用する酒蔵が広がり、新品種を開発する動きもある。県内の酒米の取り組みの今を紹介する。



     「秋田ロイヤルストレートフラッシュ」。5枚のトランプがあしらわれたユニークなラベルの日本酒が3月、県内外の酒屋に並んだ。

     五つの酒米を組み合わせて造り、トランプのポーカーで最も強い組み合わせにたとえた。手がけたのは「山本合名」(八峰町)。「秋田に由来する五つの酒米で、秋田の酒を表現したかった」と山本友文社長(48)は語る。使用するコメは一般的に1、2種類で、5種類はまれだ。

     5種類は、1960~70年代の県内主要品種「改良信交」、78年に長野で品種改良され秋田で多く栽培される「美山錦」のほか、「吟の精」は91年、「美郷錦」は99年、「秋田酒こまち」は2001年に、それぞれ秋田で品種改良したコメだ。

     複雑で重さの感じられる個性的な味わいに仕上がり、山本社長は「シンプルな特徴のうちの蔵とは違う味になった」と手応えを感じた。4合瓶(720ミリ・リットル)で2500円と高価格にもかかわらず注文は殺到し、県外を中心に7000本がすぐに売り切れた。

     能代市の農家が改良信交を作ると聞いて、昨秋、新旧5種類の組み合わせを思いついた。酒母や麹こうじ、3度に分けて入れる仕込み用のコメにそれぞれ異なる酒米を使う。

     県内の酒蔵は兵庫県などの産地から、「山田錦」など全国的に評価の高い酒米を購入することが多かった。昨今の日本酒ブームで、消費者は地域ならではの酒を求めるようになり、酒蔵も地域ゆかりの酒米にこだわる例が広がっている。山本合名も13年の全国新酒鑑評会で県産酒米の酒が金賞を受賞して以降、県産米中心の酒造りに替えた。



     「福禄寿酒造」(五城目町)は、1950年代に選抜された改良信交を、今年初めて「一白水成」の仕込みに使った。近年ほとんど使われておらず、生産はわずか。知り合いの大潟村の農家に頼み込み、1500キロを全量仕入れた。

     渡辺康衛社長(39)は、「麹こうじ作りを見直したいと考えていた時、かつての秋田の酒米を使ったらどうなるかと思ったのがきっかけ」と話す。米が固く、味が出にくいため、味が薄くなり、雑味が出るリスクがあったが、水を多めに吸わせるなど工夫し、想像以上にいい酒ができたという。「スッキリとして、酸味とコメの味わいのバランスが良い」と渡辺社長。11月頃に火入れをして出荷する。



     今はほとんど生産されていない食用米「陸羽132号」を使うのは「秋田清酒」(大仙市)。地元にあった農事試験場陸羽支場(現在は農研機構の研究拠点)で1921年に品種改良された。寒さに強く、昭和初期から戦後まで県内で最も多く作付けされ、昭和初期の東北飢饉ききんを救ったとされる。宮沢賢治が冷害に悩む岩手県で普及させたコメとしても知られる。

     「幻のコメ」を知ってもらおうと、地元農家に栽培を依頼して使い始めた。複雑な香味とシンプルな後味で人気が高いが、扱うコメの量が決まっており、生産を増やしたくても増やせない状況だ。

     全国的に低価格の普通酒の消費量が減る一方、吟醸酒など高級酒の消費は増えている。民間調査機関「酒文化研究所」(東京)代表の狩野卓也さんは、「多様な酒の中から購入するのに、消費者は選ぶ理由が必要。地域にゆかりがある酒米などストーリーのある酒は訴えやすく、消費者に歓迎されている」と分析する。

    ◆「秋田酒こまち」全国5位(昨年生産量) 栽培は県内のみ

     農林水産省の速報値(今年3月末)によると、酒米の生産量が全国で最も多いのは「山田錦」で3万8300トン。どっしりとした味わいで、兵庫県などで生産されている。毎年行われる全国新酒鑑評会の金賞受賞酒にも多く使われている。

     次に多いのは淡麗な味わいの「五百万石」で、新潟県や富山などが主産地。全国的には山田錦、五百万石の生産量が圧倒的だが、「倒れやすい」「病気に弱い」「寒冷地に向かない」などの特徴があり、県内ではほとんど生産されていない。

     長野県で品種改良された「美山錦」は、全国で3番目で、寒さに強く、秋田県内でも生産されている。100年以上の歴史がある「雄町」は岡山県で選抜され、全国4番目。

     一方、秋田県の主要な酒米品種「秋田酒こまち」は全国5番目の生産量で、昨年は2417トン。県内だけで栽培されており、背丈が短く、倒れにくい。上品な甘みとうまみ、軽快な後味が特徴だ。県由来のコメはほかに、「改良信交」や「吟の精」「秋の精」「美郷錦」「ぎんさん」などがある。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180904-120-OYTAT50002

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    1. [美酒のみなもと] 酒米の実り《中》 同品種 土地ごと違う味 =秋田 連載
      2018年9月5日5時0分

       酒米品種だけでなく、酒米が作られる土地や作り方にもこだわる蔵が出てきた。

       同じ品種の酒米を使い、ほかの条件をそろえた上で、水田の場所ごとに別々に醸造する取り組みを2014年から行っているのは「栗林酒造店」(美郷町)だ。

       ワインの本場・フランスでは、同じブドウ品種でも、気候や土壌によって異なる味わいになる「テロワール(土地ならではの香りや味わい)」を楽しむ文化がある。ワインも好きな栗林直章社長(50)は、酒米でも、風土の味が出せるのではないかと考えた。

       きっかけは、酒蔵のある自治体と同じ名前を持つ酒米「美郷錦」との出会い。県内で1999年に品種改良され、膨らみのある豊かな味わいで吟醸酒に向くが、収量が少なく、倒れやすいため、生産者が少なかった。町などの協力で、生産農家を探したところ、町内で数戸が名乗りを上げた。

       ところが、同じ町内でも、日照時間が長く、日中の気温が高い平野部の金沢西根地区と、冷たく清らかな水が流れ、気温も低めの山裾の六郷東根地区では生育環境が全く違うことに気付いた。栗林社長は、仏ブルゴーニュを訪れた経験から、土地ごとに別々に日本酒を醸造するアイデアを思いついた。

       どれほどの違いが出るか、半信半疑だったが、平野部ではきりりと引き締まった味に、山裾の地域ではふっくらとまろやかな口当たりに仕上がった。酒販店などからの反応も良く、県外からの客も多く訪れる飲食店でも飲み比べで提供され、好評だ。



       「No.6」などで全国的に人気を誇る新政酒造は、昨年から、無農薬の酒米作りに挑戦している。秋田市河辺岩見の山あいにある農村集落「鵜養うやしない」の水田では7月下旬、元気よく背を伸ばす稲が広がっていた。秋田酒こまち、美山錦、陸羽132号などを育てている。

       2009年から全ての商品を、新政が誇る最古の酵母「6号酵母」で生産する。酵母の風味を生かすため、醸造用乳酸などの添加物を入れない酒造りに取り組んでおり、酒米も農薬を使わない酒米を使いたいと考えている。

       無農薬栽培は、病気や虫が付きやすく、雑草がはびこりやすい。昨年は穂が実りにくくなる「いもち病」が発生した。それでも5トンほど収穫できた。収穫した米を使った酒は秋以降に販売される予定だ。昨年から集落に移り住んで栽培に取り組む同社の古関弘さん(43)は「どんな酒になるか楽しみ」と期待を込める。

       県内でも酒造会社自らが米作りに取り組む例はあるが、無農薬での栽培は珍しい。古関さんはさらに今年、土壌に肥料を入れない栽培も試みた。病気の発生なども肥料が原因ではと考えたのだ。今年もいもち病が発生したが、ほとんどの水田でしっかりと穂が実っている。

       酒米の開発にも携わった県総合食品研究センター(秋田市)の高橋仁センター長は、「日本酒が多彩になるなかで、消費者は米の作り方にも興味を持ち始めた。米の栽培環境を想像しながらお酒を飲みたいと考えている人が増えているのではないか」と話す。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180905-120-OYTAT50002

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    2. [美酒のみなもと] 酒米の実り《下》 新品種 山田錦に挑む =秋田 連載
      2018年9月7日5時0分

       湯沢市材木町の湯沢グランドホテルに4日夜、1本の一升瓶が持ち込まれた。昨秋に収穫された県の新品種「秋田酒121号」が酒蔵で初めて試験的に醸造されたのだ。この日、新品種の栽培を担った「湯沢市酒米研究会」の情報交換会で試飲用として特別に提供された。

       口に含むと口当たりがよく奥行きのある味わい。同研究会の農家らから、「これは飲みやすい」「まろやかで優しい味」などと感想が寄せられ、好評だった。



       広島県で毎年開催される全国新酒鑑評会で、多くの酒蔵に使われるのが「山田錦」。膨らみがあり、ふくよかな味わいになる優良品種だ。穂が実るのが遅く、穂が垂れる前に降雪の可能性がある県内ではほとんど栽培されていない。

       全国各地で山田錦を追い越す酒米の品種開発を目指してしのぎを削る。地元で栽培でき、気候や土地にあった山田錦クラスの酒米が開発されれば、さらに良質な酒造りが可能になり、農家の所得増にもつながる。

       2001年に品種改良された県内の主力品種「秋田酒こまち」はきれいな味わいになると評判だが、山田錦ほど芳醇ほうじゅんな口当たりにならないことが長く課題とされてきた。

       今、県内の酒蔵が「山田錦を超える可能性がある」とこぞって期待を寄せているのが、秋田酒121号だ。

       県農業試験場が2010年に山田錦を母に持つ「秋系酒718」と、県内で品種改良した「美郷錦」を交配。同試験場の高橋竜一主任研究員(42)らが17粒の種から選抜を繰り返し、選抜の過程で、これまでの酒米よりもふっくらとした味わいになると高い評価を得た。今年6月には品種登録の出願にこぎつけた。近く新しい名前が付けられる。

       県は昨年にも、軽快な後味が特徴の新品種「一穂積」の品種登録を出願している。

       山田錦と生産が全国で2番目の「五百万石」を両親にもつ「越淡麗」と、秋田酒こまちをかけ合わせたもので、県総合食品研究センター醸造試験場の大野剛主任研究員は「今までの品種にはなかった味わいの酒ができる」と期待を寄せる。

       両品種とも試験栽培が繰り返され、正式に品種登録されるまでにはあと数年かかる見通しだ。



       新品種2種類の栽培を担う湯沢市酒米研究会は1951年に発足し、県内の酒米の60%を生産するなど県内の日本酒業界を支えてきた。

       市内の稲作農家約220軒が会員で、同研究会を代表して2種類を試験的に栽培する農家の菅諭志さん(54)は今年、試験醸造用のために、一穂積を7000平方メートル、秋田酒121号を9000平方メートルに拡大した。順調に稲刈りが終われば、今年はそれぞれ県内の複数の酒蔵で試験醸造される予定だ。

       菅さんは「想像よりもおいしい。山田錦を超え、秋田が誇れる酒米に育ってくれれば」と期待を寄せる。

      (この連載は山田佳代、桜井詠巳が担当しました)
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180907-120-OYTAT50016

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  12. 大館「鶏めし」など5社駅弁、パリの駅で販売へ
    2018年9月8日19時2分

     JR東日本は6日、秋田県大館市の駅弁製造販売「花善」の「鶏めし弁当」など5社の駅弁を10月30日から1か月間、フランスのパリ・リヨン駅で共同販売すると発表した。特色ある地元食材を詰め込み、列車内で味わう駅弁文化をヨーロッパで発信する国際的な試み。

     鶏めし弁当は、JR東日本主催の「駅弁味の陣」で、評価が最も高い「駅弁大将軍」を受賞したこともある駅弁。秘伝のスープなどで味付けしたあきたこまちのご飯の上に甘辛く味付けした鶏肉をのせた一品で、JR大館駅のほか、イベントなどで欠かせない地元のソウルフードとして親しまれている。

     戦後、食糧難で配給された砂糖やしょうゆ、ゴボウ、米をまとめて炊いたのが原型で、大館市の要請で秋田杉のおひつにご飯を入れて風味を付け、鶏肉とふり卵をのせ、現在の形となった。

     JR東日本が駅弁をフランスで臨時販売するのは2016年3~5月、リヨン駅で行って以来2回目。日本では2000種以上の駅弁が販売される中、鶏めし弁当を扱う花善は、「ひっぱりだこ飯」(兵庫県)、「菜食弁当」(東京都)など5社の一つとして選ばれた。

     3年前から何度も渡仏して市場調査を進めた八木橋秀一社長(42)は「地方都市からでも世界進出ができる。超高速新幹線TGVなどの列車内で駅弁を食べる姿を日常の光景にしてゆきたい」と話した。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180907-118-OYT1T50052

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  13. [なっとく科学]日本酒造りもAIで 「獺祭」で試験導入 もろみ発酵 調整指示 
    2018年9月13日15時0分

     人工知能(AI)を酒造りの世界でも活用しようという動きが広がっている。杜氏とうじらの経験がものを言う「職人技」のイメージが強い酒造りだが、長年の手技をデータとしてAIに学ばせ、品質の高い酒を目指すという。(笹本貴子)

     日本酒の「獺祭だっさい」で知られる旭酒造(山口県)は今年4月から、獺祭の醸造工程にAIを試験的に導入している。IT大手の富士通(東京)などが開発したAIを使い、醸造条件の最適化を目指すという。

     日本酒を造るには、まず米を洗い、蒸した後、こうじ菌を混ぜて「もろみ」と呼ばれる状態にする。その後35日間ほど発酵させたもろみを搾ると、酒となる。

     AIを利用したのは、もろみの発酵工程だ。緻密ちみつな温度管理や加水調整が必要で、従来は過去の膨大な管理記録やベテラン社員の感覚を頼りに、細かな調整を行ってきた。

     AIはあらかじめ、過去に製造した獺祭300樽(約60万リットル)分の醸造条件を学習。仕込み中のもろみの温度やアルコール度数、糖の濃度などを入力すると、AIがこうじ菌の活性や今後の温度変化などを予測する。その上で、過去の醸造と比較し、温度調節や水を加える量、タイミングなどをアドバイスしてくれる。

     実証実験は、計4樽を2回に分けて実施。1回目は、AIとベテラン社員の判断がかみ合わないことも少なくなかったが、2回目は妥当な指示が多かったという。ところが、もろみから酒を搾る工程を予定していた当日、同社は西日本豪雨で被災する事態に。味の評価はかなわなかった。

     ただ、西田英隆・製造部長は「米を洗ったり蒸したりする工程でもAIを活用すれば、さらに品質の安定した酒造りに生かせそうだ」と手応えを語った。

    キリン、新作ビール開発にも活用…「レシピ考えるのは人間」

     飲料大手・キリン(東京)は昨年夏から、ビールの新商品開発にかかる期間を短縮しようと、AIの開発を始めた。

     新商品の開発では、営業側の担当者から「30歳代、女子会向け」「40歳代男性がゆっくり楽しむ高濃度系」などのアイデアが上がる。それを受けた醸造担当者が、香りや味などの条件を設定し、材料の配合や処理方法も検討。1か月ほどの試験醸造を何度も繰り返し、アイデアに沿った商品を作り上げていく。

     AIには、過去に同社が行った試験醸造の条件や結果を学習させる。試験醸造に入る前に、醸造担当者が考えたレシピを入力すれば、どんな味や香りのビールが出来るか予測できるという。

     ビールの好みが多様化し、試験醸造も増加しているが、プラント数は限られる。経験の少ない社員でも、最小限の試験醸造でイメージ通りのビールを生み出す必要性が増しているという。担当者は「レシピを考え、ビールを造るのはあくまで人間。AIの手を借り、多様なニーズに応えたい」としている。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180913-118-OYTPT50211

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  14. 豪雨で浸水・損害15億円、「獺祭」の出荷再開
    2018年9月13日21時20分

     7月の西日本豪雨で被災した山口県岩国市の旭酒造は13日、日本酒「獺祭だっさい」の出荷を再開した。

     この日出荷したのは、被災後に仕込んだ「獺祭 純米大吟醸50」(720ミリ・リットル)約1万4400本。市内の同社出荷センターでは、運送業者がケースをトラックに積み込み、各地の取扱店に向け出発していた。

     旭酒造は豪雨で酒蔵が床上浸水したほか、3日間停電して発酵タンクの温度管理ができなくなるなどし、醸造を中断。7月末に生産を再開していた。桜井一宏社長は「再開を期待する声が多く寄せられており、出荷できてホッとした」と話した。

     同社によると、損害額は約15億円に上る。現在、被災前の水準まで生産は回復したが、繁忙期の年末に出荷する量は例年より3割減る見込みという。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180913-118-OYT1T50114

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    1. 海外でも人気の日本酒「獺祭」 約2か月ぶりに出荷再開
      2018年9月13日 14時13分

      海外でも人気の日本酒「獺祭」を製造する山口県岩国市の酒造メーカーは、西日本豪雨で生産設備が被災して出荷できなくなっていましたが、新たに仕込んだ酒が出来上がり、13日、およそ2か月ぶりに出荷が再開されました。

      「獺祭」を製造する岩国市周東町の酒造メーカー、旭酒造は、7月の西日本豪雨で酒蔵などの設備が浸水する被害を受けて、一時生産ができなくなりました。

      7月下旬には設備が復旧し、酒造りを進めたところ、新たに仕込んだ酒が出来上がり、一定の生産量が確保できたとして、13日、およそ2か月ぶりに出荷を再開しました。

      出荷センターでは、13日朝、箱詰めされた合わせて1万4000本余りの「獺祭」が次々にトラックに積み込まれ、全国の取扱店に向けて出発しました。

      メーカーによりますと、13日の出荷量は被災前の半分程度にとどまっているということで、来週以降にも通常の出荷ペースに戻したいとしています。

      旭酒造の桜井一宏社長は「ようやく出荷できて、うれしく思います。全国の皆さんにまた楽しんでもらいたいです」と話していました。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180913/k10011628221000.html

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  15. >2018/08/21 9月10日より新商品「SWeeeeeT」蔵出し開始!

    極甘口の日本酒「貴醸酒 SWeeeeeT」新発売のお知らせです。貴醸酒とは、仕込水の一部を日本酒に代えて醸した日本酒の事です。本来分解されてアルコールに変わるはずの糖分が残るため、ハチミツを思わせる甘さが特徴の日本酒が出来上がります。
    SWeeeeeTの「e」は5つの「いいね!」のご提案!様々な飲み方を皆様にお試し頂けるよう、あえて「原酒」での販売です。今までの枠にとらわれない、新しい日本酒の楽しみ方を是非発見して下さい。
    5つの楽しみ方はFacebookで随時更新中ですので、是非チェックしてみて下さい!
    http://www.dewazakura.co.jp/topics/2018/08/2018-0821.html

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    1. 意欲作! カクテルみたいにして飲むのに適しているのかな? まずは一度ためしてみねば…

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    2. ひょっとすると、飲みにくい(不味い)酒をおいしくする妙薬になるかも(笑)。

      日本酒の調味料みたいにして使えるかも…

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    3. いろいろためしてみたら、後味すっきりタイプとか淡麗すぎるタイプとかのお酒に、ほんの1割くらい足してあげると、非常に味わい深いコクとうまみが出せる感じ。

      日本酒にブレンドすると、味がいまいちなお酒もよっぽど旨いお酒に変身させることができるスグレモノ。

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  16. [辛味主義]青森シャモロック 燻製くんせいささみスライス…歯応え良くうまみ濃厚
    2018年9月15日15時0分

     青森県の地鶏「青森シャモロック」は、県畜産試験場が20年余りの歳月をかけて作り上げた。平飼いで、ブロイラーの2倍もの時間をかけて育てており、元気いっぱいだ。

     鶏肉のおいしさはグルタミン酸とイノシン酸の含有量で決まると言われるが、青森シャモロックは大層高い値を示している。とりわけ濃厚なダシが出るのが特徴で、全国のラーメン店から鶏ガラの注文が相次ぐという。

     今回紹介する「グローバルフィールド」から取り寄せて、すぐに食卓に出せるのは、桜の木のチップを使った薫製の品々だ。半身の薫製もあるが、「燻製ささみスライス」をお薦めしたい。

     ささみ肉はすべて手仕事で割いてあり、急な来客時でも、野菜を添えるだけで立派な酒の肴さかなになる。質の良い地鶏で作っただけあり、1切れ食べると濃厚なうまみが広がる。程良い歯応えも楽しい。

     このほか、シャモロックを使用した製品は実に多彩。「焼き鳥セット」(4800円税抜き)は、自宅で一杯傾けながら味わうのに打ってつけだ。これからの季節、「地鶏鍋セット」(4800円同)で手軽に鍋を楽しむのもよいだろう。スライスした肉やつみれ、ニンジンなどが入っている。つくねの「軍鶏しゃも団子」(760円同、150グラム)は焼いても、鍋に加えてもおいしい。

     お酒は230年の歴史を持つ「八戸酒類」(青森県八戸市)の純米酒「如空」を。鶏肉のうまみを際立たせる。(ジャーナリスト 萬よろず眞智子)

     

      青森シャモロック 燻製くんせいささみスライス

    100g1800円税抜き

      グローバルフィールド

    (電)0178・61・1511

    〒039・1512 青森県五戸町西ノ沢6の1
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180915-118-OYTPT50246

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  17. ユーミンも愛した金沢の名店、50年の歴史に幕
    2018年9月18日7時33分

     加賀百万石伝統の懐石料理を受け継ぐ金沢市の料亭「つる幸」が11月いっぱいで50年ほどの歴史に幕を閉じる。金沢を訪れた各界の著名人にも愛された名店だが、時代の変化に対応できなくなったのが理由だ。2代目主人の河田康雄さん(52)は「今まで親しんでくれた人には感謝しかない」と感慨深げに振り返る。

     「つる幸」は1965年に、父、三朗さん(86)が近江町市場の近くに開業、83年に現在地へ移転した。河田さんは大阪の料亭・味吉兆で7年修業を積んだ後、約20年前に店を引き継いだ。

     当初は父と比較され、「味が落ちた」と言われた。4年目に「親父おやじのまねをやめよう」と自分の思うままに料理を出すと、好評を博するようになった。

     加賀野菜の「加賀太きゅうり」をくりぬいた「器」に金沢の郷土料理「治部煮」を盛りつけた料理は看板料理となった。カモのうまみが濃縮されたとろみのあるだし汁にきゅうりの爽やかな風味が加わった味わいが評判となった。

     イカスミやカニみそをシャーベット状に凍らせて温かい茶わん蒸しの上にのせたり、トリュフやフォアグラなど西洋の食材を加えたりと、斬新なアイデアは食通をうならせてきた。

     毎朝7時には近江町市場に出向き、市場で一番新鮮な魚を選ぶ。「ガスエビ」など地物を使うのもこだわりだ。市場から戻ると、昼、夜の料理の仕込みをし、翌日の献立を考え、帰宅は深夜となる。「一瞬一瞬に全力を注いできた」と語る。

     店は、慶事などに使われてきたほか、歌手の松任谷由実さんや元横綱の千代の富士ら、金沢を訪れた著名人にも愛された。河田さんは料理番組「料理の鉄人」に出演したほか、2016年には、レストランの格付け本「ミシュランガイド」で二つ星を獲得した。

     だが、日本庭園を眺めながら個室で食べる懐石料理は、時代に合わないとも感じるようになった。政治家や企業幹部らの宴席は減少。週末や夜間の勤務もいとわない厳しい仕事に2、3か月で辞める若手板前も多い。ピーク時には30人いた従業員は20人ほどに減った。

     「これを機に原点に立ち返り、楽しく料理をしたい」。そう思い立った河田さんは、老舗の暖簾のれんを下ろす決断をした。「せつ理」という名のカウンター数席の小さな店を近くに開き、懐石料理の枠を外し、お客さんを前に料理を振る舞うことにした。河田さんは「料理と真剣に向き合っている姿を見て楽しんでもらいたい」と料理人として新たに出発する。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180917-118-OYT1T50125
    https://www.yomiuri.co.jp/economy/20180917-OYT1T50125.html

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  18. [甘味主義]丸ごと包みジューシー
    2018年9月22日15時0分

     イチゴ、キウイなど果物を用いた大福は数々あるが、千葉県の和菓子店「角八本店」の「みかん大福」には驚かされた。外皮をむいたミカン丸ごと1個を包んでいる。果肉はジューシーで甘く、薄皮が気にならない。きめ細かで滑らかな餅生地と、ほどよい甘さの白あんとの相性も抜群だ。

     江戸時代の寛政年間(1789~1801年)が創業と伝えられる老舗で、店主の薦田こもだ亮さんは7代目に当たる。大粒イチゴを使った大福が人気だが、初夏になるとイチゴは入手できない。代わる果物として目をつけたのがミカンだった。2006年にみかん大福を発売。夏場はハウスミカン、秋口からは露地物を用い、通年販売している。マイナス30度で瞬間冷凍し、全国への配送も可能だ。

     外皮をむいたり、薄皮の筋を取るのは手作業だ。軟らかい実を傷つけないように慎重に行う。店側の予想外だったのは、凍ったままシャーベット状で食べるお客さんが多いこと。和菓子の新しい味わい方だと、目を開かされたという。

     薦田さんは大学卒業後、3年間の会社員生活を経て店に戻った。夜間の製菓学校で学びながら、東京都内の菓子店で働いて仕事を覚えた。お客さんにおいしいと喜んでもらえることがうれしく、会社員時代にはない充実感を得たそうだ。

     「見た目も大切ですが、食べておいしいことが一番。枠にとらわれず、新しいお菓子を作り続けていきたい」と語る。(フードライター 中島久枝)

         ◇

    御菓子司おんかしつかさ 角八かどはち本店  (電)0475・42・2068

    〒299・4301 千葉県一宮町一宮3012
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180922-118-OYTPT50209

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  19. 直径2mのアップルパイで特産りんごPR 青森 弘前
    2018年9月23日 15時35分

    りんごの産地として知られる青森県弘前市で、直径2メートルの巨大なアップルパイが作られました。

    この催しは本格的な収穫の時期を迎えた特産のりんごをPRしようと、弘前市などが毎年開いています。

    会場では400個のりんごを使って、直径2メートルの巨大なアップルパイが作られました。

    りんごのシャキシャキした食感を損なわないように、生地には水分を吸収するスポンジケーキが使われ、専用のオーブンでおよそ2時間かけて、きつね色のアップルパイを焼き上げました。

    甘い香りが広がる中、焼きたてのパイが700個に切り分けられ、早速、大勢の人が買い求めていました。

    およそ50キロ離れた秋田県大館市から訪れた51歳の男性は「生地はサクサクで、りんごにはしっかり味がしみていて、とてもおいしいです。朝7時に家を出たかいがありました」と話していました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180923/k10011641391000.html

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  20. がんを和食が遠ざける?
    2018年9月14日13時0分

     海外旅行をすると免税ショップには有名ブランドの商品ばかりが並び、世界中どこに行ってもあまり変わらないことに気が付きます。食のグローバル化は、われわれの生活を豊かにしてくれるはずですが、一方で、世界中で多くの人が同じような食生活をしていくことで、これまで少なかった病気が増えてくる可能性があります。

    「食の西洋化」で前立腺がん急増か

     前立腺がんは、欧米では男性が罹患りかんするがんでは一番多いですが、これまでは日本を含むアジアの国々では罹患頻度は比較的少なく推移してきました。しかし、昨今、日本、中国、香港、韓国、シンガポールをはじめアジアの多くの国で前立腺がんの罹患率が急増しています。

     前立腺がんの増加には検診方法や高齢化も関与していますが、実は「食の西洋化」、特に脂肪摂取量の著しい増加が関与していると言われています。昔の和食3点セット(=ごはん、塩鮭しおざけ、みそ汁)は高血圧、胃がん、脳血管障害のリスクを高めましたが、前立腺がんにはなりにくい食事です。

    加工肉の過剰摂取と膀胱がんの関係
     7月に開催された、男性医学を議論する日本Men’s Health医学会では、男性に多いがんである膀胱ぼうこうがんについての予防や治療が議論されました。膀胱がんは肺がん同様、喫煙がリスクとなるがんです。一方で、膀胱がんは欧米諸国で大変多いがんですが、アジアでは比較的少ないがんです。アジアの喫煙率は、欧米よりも高いので、一見矛盾するように感じますが、最近の研究からアジア食の代表選手である、大豆や緑茶、カレーの成分のクルクミンなどの予防効果が報告されています。喫煙については、煙草たばこの煙に含まれる発がん物質が細胞に作用してがん化を起こすと考えられています。大豆に含まれるイソフラボンあるいはクルクミンは、発がん物質が細胞に作用するのを妨げます。

     では、欧米諸国で膀胱がんが多いのはなぜでしょうか? WHO(世界保健機関)では、加工肉(サラミ、ソーセージ、ハムなど)について、過剰摂取は発がんのリスクが高まるとしています。

     私の患者さんでもイタリア人の方でお父さん、お爺じいさんが膀胱がんになられた方がおられました。お2人とも煙草を喫わなかったそうなので、どうしてでしょうね?とお聞きすると、その患者さんは「われわれは毎日毎食サラミを食べているので、それが影響しているのではないか?」と言っていました。たしかにイタリア、ベルギーは膀胱がんの頻度が高い国です。

    喫煙でY染色体消失?
     最近の研究では男性特有の染色体であるY染色体が、喫煙男性の血液細胞では、消失してしまうこともわかってきました。自分の体の中で男性でない細胞が登場してくるのはさすがに不気味ですね。



     堀江重郎(ほりえ・しげお)

    順天堂大学大学院教授。泌尿器科医。1985年、東京大学医学部卒業。日米で医師免許を取得し、国立がんセンター中央病院などを経て、2012年より現職。男性更年期障害などを対象とするメンズヘルス外来にいち早く取り組み、男性をはつらつとさせる医学を研究する。ロボット支援手術ダ・ヴィンチのトップランナーとしても知られる。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180914-118-OYTPT50185

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  21. 2キロで1274円、新品種「いちほまれ」に列
    2018年9月24日21時16分

     高価格のブランド米を目指し、福井県が開発した新品種「いちほまれ」の本格販売が23日、県内約170か所で始まった。県内では、試験販売だった昨年の4倍となる約1000トンが販売される。

     福井市渕のAコープやしろ店では、2キロ入り(税込み1274円)400袋と5キロ入り(同2786円)1300袋を発売。午前9時の開店前から客が列を作り、県産米をPRする「ライスレディ」らが、いちほまれのおにぎりを配った。

     福井市運動公園、藤田節子さん(80)は2袋を購入。「早く起きて買いに来た。早速、家族と食べたい」と楽しみにしていた。

     いちほまれは県が6年をかけて開発し、かみ応えと程よい粘りが特徴。県福井米戦略課の角内宏幸参事は「夏の暑さが心配だったが、良質の物が収穫できた」と話していた。首都圏や関西など県外では、29日から店頭に並ぶ。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180924-118-OYT1T50052
    https://www.yomiuri.co.jp/economy/20180924-OYT1T50052.html

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  22. マツタケの出荷最盛期 “ことしは豊作” 長野 上田
    2018年9月25日 13時11分

    秋の味覚、マツタケの産地として知られる長野県上田市で、マツタケの出荷が最盛期を迎え、市場では25日朝も競りが行われました。

    長野県はマツタケの出荷量が全国でもトップクラスで、中でも上田市は有数の産地として知られています。

    25日朝は、上田市にある市場に、市内のほか青木村や長和町など県内各地で採れたマツタケが並び、秋の香りに包まれました。

    25日入荷したマツタケは100キロ余りと今シーズンで最も多く、仲買人や青果店などの担当者が次々に競り落としていきました。
    高いものでは、1キロ5万円程度の値がついたということです。

    市場の担当者によりますと、夏に気温の高い日が続き影響が心配されたものの、先月末から今月にかけて、マツタケの生育に必要な雨がじゅうぶんに降ったため、ことしは豊作だということです。

    長野県連合青果の永井一嘉上田支社長は「この連休で一気に出荷量が増えました。ことしは豊作になったので多くの人に楽しんでもらいたいです」と話していました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180925/k10011643131000.html

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  23. 森永チョコフレーク生産終了へ チョコが手につきスマホ触れず
    2018年9月28日 21時13分

    大手菓子メーカー「森永製菓」は、チョコレート菓子の「チョコフレーク」の生産を来年春に終了すると発表しました。会社は、チョコが手につきスマートフォンを触りながら食べづらいなどの理由で、販売の減少が続いていたためだとしています。

    森永製菓が昭和42年に販売を始めた「チョコフレーク」は、トウモロコシを原料とするフレークにチョコレートをコーティングした菓子で、甘くて軽い食感が人気を集めました。

    しかしチョコが手につくため、スマートフォンを触りながらだと食べづらいとか、より苦みの強いチョコが好まれるようになった、などの理由で売り上げが5年前のおよそ半分にまで落ち込んでいたということです。

    こうしたことから会社は、チョコフレークを製造している千葉県野田市にある子会社の工場を来年12月に閉鎖するのに合わせて、来年春に生産を終了することにしました。

    森永製菓は「50年以上親しんでいただいた商品の販売終了は、正直さみしい気持ちがありますが、時代の変化に対応できない面もあった」と話しています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180928/k10011648791000.html

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    1. 「チョコフレーク」のニュース
      https://www.2nn.jp/word/%E3%83%81%E3%83%A7%E3%82%B3%E3%83%95%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%AF

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    2. 森永チョコフレークの生産終了へ
      2018/9/28 17:18
      ©一般社団法人共同通信社

       森永製菓は28日、同社のチョコレート菓子「チョコフレーク」の販売を終了すると発表した。千葉県野田市の子会社工場を閉鎖するためで、2019年4~6月ごろに生産を終える。
      https://this.kiji.is/418321209303942241

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    3. チョコフレーク、生産終了へ 森永製菓「スマホ浸透で」
      9/28(金) 19:36配信 朝日新聞デジタル

       森永製菓は28日、チョコレート菓子「チョコフレーク」の生産を来年夏までに終了すると発表した。1967年に発売され、50余年にわたり親しまれてきた味が消える。「スマートフォンが生活にとけ込み、近年はつまんで食べるスタイルが敬遠されていた」(同社広報)といい、この5年で売り上げが半減していた。

       子会社でチョコフレークなどをつくる森永スナック食品(千葉県野田市)の工場を2019年12月、森永甲府フーズ(甲府市)の工場を20年3月に閉鎖する。国内の生産効率化の一環で、別の拠点に機能を集約する。

       2社の正社員は計約120人で、希望者はグループの別の拠点で受け入れる。約50人の契約社員については、転職を支援するという。2工場の閉鎖で森永製菓グループの国内工場は7カ所になる。(筒井竜平)
      https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180928-00000082-asahi-soci

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    4. 販売50年以上、森永チョコフレーク生産終了へ
      2018年9月28日20時51分

       森永製菓は28日、1967年の販売開始から50年以上親しまれてきたチョコレート菓子「森永チョコフレーク」の生産を2019年6月頃までに終了すると発表した。

       森永チョコフレークは、コーンフレークをチョコでコーティングした商品で、さくさくとした食感が人気を呼んだ。だが、少子高齢化による菓子市場の縮小や、健康ブームなどを背景に、この5年で売り上げが半減したという。

       一方、森永は28日、森永チョコフレークなどを製造している千葉県野田市にある子会社の工場を19年12月に、「ハイチュウ」などをつくる子会社の甲府市の工場を20年3月に、それぞれ閉鎖すると発表した。輸送費や人件費などのコスト削減を図るためで、グループの国内生産拠点を9か所から7か所に集約する。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180928-118-OYT1T50142

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    5. 「森永」のニュース
      https://www.2nn.jp/word/%E6%A3%AE%E6%B0%B8

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  24. 「雪若丸」記念イベント
    09月29日 17時02分

    県が開発した新たなブランド米「雪若丸」が29日、本格デビューし、山形市では記念のイベントが開かれました。

    雪若丸は、しっかりとした粒感と適度な粘りが特徴のコメの新品種で、県を代表するブランド米、「つや姫」に次ぐ銘柄にしようと、開発から15年を経て、29日、ついに本格デビューしました。
    これを記念するイベントが山形市の霞城セントラルで開かれ、吉村知事が、「つや姫の弟、雪若丸が全国の皆様から愛されるコメになるよう応援をお願いします」とあいさつしました。
    そして、関係者たちが「『雪若丸』出航!」と書かれた大型のパネルを除幕して、門出を祝いました。
    このあと、雪若丸の米袋2キロが先着200人に販売され、およそ15分で完売しました。
    また、雪若丸のおにぎりが無料で配布され、受け取った家族連れなどがさっそく試食していました。
    おにぎりを食べた小学3年生の男の子は、「お米がしっかりしていて、おいしいです」と話していました。
    県農林水産部の駒林雅彦部長は、「大雨や高温障害を乗り越えて、やっと雪若丸が販売できる喜びを感じている。全国のブランド米に負けないよう、大いにPRしていきたい」と話していました。
    雪若丸はことし、およそ1万トンが生産され、県内外で本格的な販売が始まります。
    全国各地でブランド米が相次いで開発され、シェア争いが激しさを増す中、雪若丸がどのように存在感を示していくのか、注目されます。
    https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamagata/20180929/6020001974.html

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    1. 山形 NEWS WEB
      台風の前に”雪若丸”の稲刈り
      09月29日 16時54分

      台風の被害にあう前にコメの収穫を進めようと、山形市の農家は、ことし本格的に販売が始まった県の新しいブランド米「雪若丸」の稲刈りに追われています。

      このうち山形市南石関の農家、朝倉滋輝さん(37)の2.3ヘクタールの田んぼでは、ことし本格的に販売が始まった県のブランド米「雪若丸」を栽培しています。
      田んぼは今月、断続的に降った雨でぬかるんでいて、収穫に使うコンバインが止まるなどのおそれがあるため、稲刈りを遅らせていましたが、台風の被害にあうのを防ごうと、朝倉さんは29日、刈り取ることにしました。
      朝倉さんはコンバインを操縦しながら、黄金色に育った稲を次々と刈り取っていました。
      朝倉さんによりますと、「雪若丸」の生育は順調で、米の粒の大きさも十分だということです。
      朝倉さんは、「台風を間近に控え、刈り遅れの心配もあったので、きょう刈り取ることができて一安心している。とてもおいしいお米なので、たくさんの人に食べてもらいたい」と話していました。
      https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamagata/20180929/6020001975.html

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  25. 10月1日「日本酒の日」
    https://jp.sake-times.com/knowledge/word/sake_sake_day

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  26. 「ワイン ブレンド」
    https://www.google.co.jp/search?q=%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%B3+%E3%83%96%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%89

    製品をブレンドする方法と、原料をブレンドする方法と…

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  27. 「人気高く供給追いつかぬ」高知産ユズ輸出急増
    2018年10月1日16時5分

     高知県と日本貿易振興機構高知貿易情報センター(ジェトロ高知)が行った2017年の県の貿易実態調査で、食料品の輸出額が初めて10億円を突破したことがわかった。県は「ユズの果汁や青果の人気が高く、供給が追いつかないほど需要が伸びている」としている。

     調査結果によると、酒を含む食料品全体の輸出額は10億5033万円で、前年の7億2062万円から45・8%増と大幅に伸びた。内訳は、食料品が8億4963万円で前年比54・4%増、酒が2億70万円で同17・8%増だった。

     中でも、ユズの果汁・青果の輸出額は2億9393万円で同64%の大幅増。ただ、ユズは2017年は不作とされ、国内外で需要が高まる中で供給が足りなくなったうえ、輸出向けになると、残留農薬などの基準を満たすものが少ないという課題もあるという。

     食品以外の主な品目別では、船舶179億2300万円(前年比75・9%増)、金属製品131億4940万円(同10・1%増)、紙・紙製品116億2210万円(同24・4%増)などの順。

     輸入品目別では、石炭を含む金属化学窯業等原料162億9541万円(同29・9%増)が輸入総額の44・5%を占めたほか、機械機器62億4271万円(同7・8%増)、製紙原料・製紙製品54億8400万円(同27・8%増)などとなっている。

     全体の輸出額は610億7010万円と前年比22・5%増。輸入額は366億298万円の同19・2%増で、1992年以降、黒字を維持している。

     実態調査は、県内の貿易関連の企業や協同組合など416社にアンケートを送り、400社から回答があった。回収率は96・2%。(福田友紀子)
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20181001-118-OYT1T50068
    https://www.yomiuri.co.jp/economy/20181001-OYT1T50068.html

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  28. [地域力]大崎市(宮城県)…ササニシキ復権へ新品種 土や肥料工夫、食味向上
    2018年10月4日5時0分

     8月下旬、東京都江東区で開かれた農産物の展示商談会。ある米を試食したすし店やスーパーのバイヤーは「粘り、硬さのバランスがいい」「冷めても甘みがある」など高く評価した。その米は「ささ結むすび」。復活をかけるササニシキ系(ササ系)のブランド米だ。

     ササニシキはかつてそのうまさから「東の横綱」と呼ばれ、コシヒカリに次ぐ作付けを誇った。しかし、冷害に弱く米不足を招いた1993年の冷夏で弱点が露呈、多くの農家が作付けをやめ、2000年度の作付面積はピーク時の1割以下になった。

     ササニシキ誕生の地・宮城県大崎市の農家らは01年、復活をかけて「JA古川ササニシキ研究会」を設立、栽培技術向上に努めた。「慣れ親しんだ味を途絶えさせたくなかった」。40年以上ササニシキを作る同市の鈴木久義さん(65)は土作りから見直した。牛のフンから堆肥たいひを作り、田んぼに混ぜ、肥料は液肥にした。食味がより良くなり安定、近隣農家の見本となった。

     一方、同県古川農業試験場(同市)は改良に着手。冷害などに強いひとめぼれを交配した「東北194号」が07年に誕生した。「ようやく作りやすいササ系が出来た」(鈴木さん)と15年から作付けが始まった。

     「ささ結」は東北194号の愛称で大崎市が公募などで決めた。名乗れるのは〈1〉JA古川の環境保全米などに則した生産〈2〉たんぱく質含有率6・5%以下――をクリアしたものだけだ。

     同市農林振興課の安部祐輝課長(49)は「食味を一定に保つためには基準は不可欠」と語る。小売価格は5キロ・グラムで2380円(税別)で、ひとめぼれより2割以上高いが、人気は上々。東京・吉祥寺のすし店「一寿し」は昨秋、店で使う米をコシヒカリからささ結に替えた。板長の白須聡さん(38)は「酢とのからみやすさ、しゃりの口の中でのほぐれ具合がいい」と話す。同様にささ結を使う大崎市の「君鮨」の千葉君夫代表(69)も「すしはしゃりが命。地元のコメを応援したい」と話す。

     知名度アップを狙って、市は同JAなどと「大崎の米『ささ結』ブランドコンソーシアム」を結成。17年、ササニシキとささ結に特化したコンクール「みやぎ・大崎耕土『ささ王』決定戦」を初開催した。きっかけは、16年に静岡県で開かれたコンテスト。もちもちしたコシヒカリ系の特徴が評価の基準で、ササニシキは味が良くても上位に残れなかった。安部課長は「基準が異なる。ササ系で食味を競う場が必要だ」と話す。希少なササ系のトップレベルがそろうと評判になり、大手百貨店から今年上位のコメの注文を受けた。

     大規模な商談会で売り込みを図るが、本格的に販売を全国展開するなら、さらなる生産量増大が課題だ。作付けは年々増えているものの、ささ結を扱う農家は、地元でもまだ少数派。若手農家の渡辺祐紀さん(24)は「知名度を高め、作る仲間をもっと増やしたい」と意気込む。ササニシキ研究会は1月、「JA古川ブランド米研究会」となった。同会の加藤邦則会長(69)は「ササ系のうまさを広めたい」と話した。(東北総局 黒田高史)

      ◆大崎市(宮城県)

     県北部に位置し、2006年3月31日、古川市と周辺6町が合併して誕生した。18年1月1日現在の人口は13万2321人で仙台市、石巻市に次いで県内で3番目に多い。市域は東西に約80キロ・メートルあり、湯量や泉質が豊富な鳴子温泉や、伊達政宗が米沢から移り住んだ岩出山地域の城下町などがある。「政治は国民の利福にある」と説き、政治学者として民主主義思想の原型を確立した大正デモクラシーの指導者・吉野作造の出身地でもある。

    水田地帯 世界農業遺産に

     ササニシキ、ささ結が誕生した大崎市と周辺4町の水田農業地帯「大崎耕土」は昨年、国連食糧農業機関(FAO)から東北地方で初めて世界農業遺産に認定された。凶作をもたらす冷たく湿った北東風「やませ」や、洪水、渇水が頻発する自然環境の中、取水堰ぜきや水路などを流域全体に設けるなど、中世以降の「巧みな水管理」で広域の水田農業を形成してきたこと、風雪から家屋を守る屋敷林「居久根」が残る農村風景などが評価された。

     農林水産省によると、大分県国東半島宇佐地域や、岐阜県長良川上中流域など計11地域が世界農業遺産に認定されている。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20181003-118-OYTPT50473

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    1. 選択肢がふえる多様化はよいこと。

      モチモチ(モッチリ)系、サラサラ(パサパサ)系、人の好みは色々…

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  29. [ふるさとの逸品]かんずり(新潟県)…唐辛子発酵 料理にコク
    2018年10月4日5時0分

     地元産の唐辛子を使った、新潟県上越地方の伝統的な発酵調味料。ペースト状のかんずりの色は唐辛子そのものだが、口に含むとまろやかな辛さが広がる。鍋物などの薬味として、料理に深みのあるコクを与え、体を芯から温めてくれる。

     製造会社「かんずり」(妙高市)によると、製法は戦国時代から伝わるという。塩漬けの唐辛子を雪にさらしてあくを抜き、こうじとユズ、食塩を加え、3年以上の熟成発酵を経てようやく食卓に上る。深く積もった雪の上に肉厚の唐辛子をまく「雪さらし」は冬の風物詩だ。

     カツオの内臓の塩辛を混ぜた「かんずり酒盗」など、近年はユニークな商品も開発。酒のつまみにもぴったりで、売れ筋になっている。

      「かんずり」社長の東條昭人さん 「辛味よりもうま味が強いので、量を入れても辛くなりすぎません。料理の味を引き立て、締める役割を存分に果たします。東日本での知名度は高まりましたが、ゆずこしょうを使うことが多い関西、九州地方にも広めていきたいですね」

      ◎お取り寄せ◎

     かんずり(70グラム、650円)、かんずり酒盗(80グラム、500円)など。いずれも税・送料別。注文は電話(0255・72・3813)やウェブサイトで。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20181003-118-OYTPT50468

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  30. [ぷらざ]食事1人分 気付いたこと
    2018年10月5日5時0分

     夫が1泊2日の旅に出かけ、その間、1人で過ごすことになった。

     前日に済ませた買い物で朝にサラダを作ろうとして困った。キュウリを1本、トマトを1個使うと多すぎるのだ。夫と2人分の食事なら、毎日悩むことなく作っていたのに、自分の分だけの食事を作るのにこれほど頭を悩ませてしまうとは、想像外だった。

     今までキュウリが大きすぎると感じたことはなかった。食が細くなっているのだ。そういえば近頃、量が多くて食べきれず、残りを次の食事に回すことが増えていた。

     夫を亡くした友人が、「1人になって初めて分かることが多いのよ」と、話していたことを思い出した。今後のことを考えると、今までとは違う料理の作り方をしなければならないということだろう。

     結局、朝に炊いたご飯は、翌日の朝まで残った。1人分しか炊いていなかったはずなのに。

     同じ年代の周りの人たちがよく外食をしているのも、こうした理由からなのかもしれない。いろいろなことに改めて気付かされた2日間だった。(千葉県流山市・藤島總江ふさえ 78)
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20181004-118-OYTPT50328

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    1. [聞く]2人でひとり暮らし…お笑いコンビ 阿佐ヶ谷姉妹
      2018年10月6日15時0分

      壁1枚 ほどよい距離感 「エリコ過多」世界広がる

       おかっぱ頭に眼鏡、ピンクのドレスがトレードマークのお笑いコンビ「阿佐ヶ谷姉妹」。江里子さん(46)が姉、美穂さん(44)は妹というのはあくまで「設定」で、血縁はない。昨年まで6年間、アパートの6畳一間で共同生活を送ってきた2人。シングルスタイルとしては非常に興味をそそられる“ふたり暮らし”について、色々と聞いてみた。(二谷小百合)

       ――アパートには元々、江里子さんがひとりで住んでいたとか。同居を始めたきっかけは何ですか。

       江里子 20代で知り合い、30代半ばからコンビを組んで活動するようになりました。2人とも東京・阿佐ヶ谷に住んでいて、私の部屋に美穂さんが週5日ほど泊まるようになった。「だったら一緒に暮らそう」と誘ったんです。

       美穂 当時、私の方が駅から遠かったので、ちょっと休憩したくて。でも、ひとりっ子なもので、だれかと暮らすというのが想像がつかず、同居の誘いは2年くらいごねていました。結局はお金の面が苦しくて、仕方なく受け入れました。

       江里子 そんな人が週5も泊まりませんって。

       ――生活上のルールはありましたか。

       江里子 シャワーの順番やゴミ出しは交代制にするなど、いくつかルールを決めましたが、見事になかったことにされて。出勤時間が同じなので、特に朝のシャワーはシビアな問題。美穂さんは朝が弱く、結局私が早起きする羽目に。

       美穂 ギリギリまで寝たいタイプ。習慣は変えられなかったわね。でも、私も少しは気を使ったんですよ。ひとりになりたい時、お姉さんはスマホを持ってトイレに籠もる癖がある。30分も籠もられると私も行きたくなるのですが、出てくるのを待つ。そしてどうしても我慢できなくなったら、「そろそろ」とLINE(ライン)を送る。

       江里子 声をかけてくれたら出るのに。

       恋人がお部屋に来た時のルールは早い段階で決めたわね。玄関のドアノブに赤い傘をかけておく、と。なのに一度も適用がないまま……。

       美穂 傘が破れて、限界が来ちゃった。

       ――家も仕事も一緒だから、衝突も起きるのでは。

       江里子 一触即発の関係の方が“化学反応”でいい仕事が生まれるという考え方もありますが、私たちは円満でないと仕事もうまくいかない。ビッグバンにならないよう、小競り合いで収めるようにしてます。

       美穂 ちょっと苦しませようと、お姉さんが嫌いなホラー映画を見たことも。

       江里子 嫌がらせね。「ひとりでスーパーに行ってきます」と美穂さんが言う時、私は気持ちを察して別のスーパーに行ってるのに。

       ――昨年末、同居を解消し、江里子さんが隣の部屋に移られました。

       美穂 おかげさまで仕事が増え、「エリコ過多」になって……。

       江里子 私といる時間が多すぎるという意味らしい。私も、美穂さんがシングルの布団をセミダブルに替え、自分の陣地が狭くなったのが不満だった。2DKの物件を探していたら、隣の部屋が空きまして。

       水回りのストレスがないのは大きい。壁1枚を隔てて互いの息づかいを感じる生活は、ほどよい距離感です。

       美穂 部屋の鍵を持ち合っているので、寝坊したら起こしに行ったり、暇な時に突撃してみたり。

       ――ひとり暮らしにない良さって何ですか。

       美穂 私は社交的ではないので、ひとりで暮らしていたら、今ほど近所付き合いはしてなかったと思う。お姉さんがおしゃべり好きで、近所でもお店でも色々とあいさつやお話をしているうち、自然と私も話すようになってきた。世界が広がりましたね。

       江里子 たまにはいいこと言うのね。プライベートで思ったことなどを、ああでもないこうでもないと話す時間が楽しいですね。

       ――将来のこと……例えば結婚や老後について、どう考えていますか。

       江里子 結婚は、ご縁があったらしたいですね。コンビとしてのデビューが遅く、まず仕事で頑張らなくてはと、結婚の優先順位を落とした部分はあったかも。

       美穂 この前、手相を見てもらったら、「30代で恋は終わった」と言われ、「ええっ!」ってなりました。いなきゃいないで気楽だけど、このまま終わるのも寂しい。とはいえ、焦って探すこともしていない。

       江里子 あきらめも達観もないわね。手相は変わるというし、毎日ペンで手に線を引いた方がいいわよ。

       2人で住んでいることで、親も、心配の度合いが減ったのか、あきらめたのか、結婚についてうるさく言わなくなった。両方の親を連れて家族旅行もして、「プチ親孝行」はできた気もする。

       美穂 仮に独り身のままでも、友だちとか親とか、みんなで同じアパートに住めたら、安心なのかな。

       江里子 私たちだけじゃなく、そういう形が広がっていったら、ステキね。

      不満伝え話し合う

       相手のちょっとしたクセや習慣が、見過ごせなくなっていく――。2人の話を聞き、「結婚生活みたい」と感じた。でも、結婚や血縁によらない共同生活は一見気楽だが、破綻させないための努力はむしろ家族以上に必要なのだろう。

       相手をおもんぱかり、自らの行いを振り返る。不満は爆発する前に伝え、話し合う。2人から教わった「良好な共同生活を続けるヒント」。家庭で、社会で実践してみよう。

      エッセー 独身女性に勇気

       7月に出版されたエッセー「阿佐ヶ谷姉妹の のほほんふたり暮らし」(幻冬舎)は時に恨み言を交え、2人の何げないやり取りをつづる。「新しい共生のスタイルに勇気を得る独身女性も多い」と担当編集者。

       独身同士の共同生活を著した本はほかにもある。女性2人組のイラストレーターによるコミックエッセー「おひとり様のふたり暮らし」(イースト・プレス)は共有スペースの使い方や生活費の分担の仕方も描かれ、実践する際に役立ちそう。山崎ナオコーラの小説「偽姉妹」(中央公論新社)は、実の姉妹を家から追い出した主人公が、新たに招き入れた他人と〈姉妹〉を形成する物語。阿佐ヶ谷姉妹や叶姉妹に着想を得たという。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20181006-118-OYTPT50209

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  31. 魚の練り製品が人気「おでん祭り」にぎわう 神奈川 小田原
    2018年10月6日 13時05分

    魚の練り製品づくりが盛んな神奈川県小田原市で、毎年恒例の「おでん祭り」が開かれ、家族連れなどでにぎわっています。

    この催しは、小田原市の練り製品の製造業者などで作る団体が毎年この時期に開いていて、ことしで16回目になります。
    会場の小田原城址公園には、おでんを提供する店や市内の老舗かまぼこ店などのテントが並び、地元ならではの魚介類をふんだんに使った、さまざまなおでんが楽しめます。

    このうち、「小田原団子小えび」は地元の相模湾で取れたイサキのすり身とエビなどを練り合わせたもので、ぷりっとした弾力と深いうまみが味わえます。

    訪れた人たちは、小田原のおでんの特徴の一つでもある特産の梅を使った「梅みそ」をつけながら、熱々のおでんをおいしそうに食べていました。

    茅ヶ崎市から家族で訪れた30代の女性は「家族でほぼ毎年来ます。家でも作りますが、やっぱり味が違います。いろいろな種類があって楽しい」と話していました。

    小田原おでん祭り実行委員会の増井洋光実行委員長は「ほかの地域とは一味違ったおでんが楽しめます。この機会にぜひ足を運んでもらい、魅力を広めたい」と話していました。

    この催しは、7日まで小田原城址公園の二の丸広場で開かれています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181006/k10011661291000.html

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    1. 小田原といえば、「かまぼこ」と「干物」と「梅干」と「梅酒」。

      「小田原 梅酒」
      https://www.google.co.jp/search?q=%E5%B0%8F%E7%94%B0%E5%8E%9F+%E6%A2%85%E9%85%92

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    2. 「小田原 蒲鉾」
      https://www.google.co.jp/search?q=%E5%B0%8F%E7%94%B0%E5%8E%9F+%E8%92%B2%E9%89%BE

      「小田原 干物」
      https://www.google.co.jp/search?q=%E5%B0%8F%E7%94%B0%E5%8E%9F+%E5%B9%B2%E7%89%A9

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    3. 「小田原 梅」
      https://www.google.co.jp/search?q=%E5%B0%8F%E7%94%B0%E5%8E%9F+%E6%A2%85

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  32. [スキャナー]産直・ネットで取扱量半減…卸売市場 豊洲に活路 築地終幕
    2018年10月7日5時0分

     日本の卸売市場の中核を担い、世界最大の水産物取扱量を誇ってきた東京・築地市場(中央区)が6日に営業を終え、豊洲市場(江東区)に移転する。食品流通の変化で市場全体の取扱量が減少する中、最新設備を備えた新市場で活路を見いだせるかどうかが注目される。(社会部 野崎達也)

    衛生向上 海外展開へ
    ◆様変わり

     「豊洲で立派な市場を作り、利用者が満足いくように全力であたりたい」。業界団体でつくる「築地市場協会」の伊藤裕康会長(83)はこの日、決意を述べた。

     1935年開場の築地市場は、老朽化や取引量の増加で手狭になり、86年に建て替えを決めたが、新市場開場まで32年を要した。

     この間、国内の食品流通は大きく様変わりした。水産物の総流通量のうち、中央卸売市場を経由する割合は1989年度の64・6%から、2015年度には39・5%まで減少。1989年に全国に88あった中央卸売市場も統廃合が進むなどして64まで減った。

     中央卸売市場の水産物取扱量の2割程度を占めている築地でも、ピークだった1987年の約80万トンから、2017年には約39万トンまで半減した。

     背景には、産地から大手スーパーなどへの直販やインターネット通販など「市場外流通」の拡大がある。大手スーパー「イオン」は08年から全国の漁協との水産物の直接取引を開始。鮮度の高さが消費者に受け、売れにくい小さな魚なども買い取ることから、漁協にとっては収入増につながるという。同社担当者は「直接取引は生産者、消費者双方にとって利点がある」と説明する。

    ◆競争激化へ

     6月に成立し、2年以内に施行される改正卸売市場法も追い打ちをかける。

     市場には、産地から卸、仲卸、市場外業者との順で流通する取引ルールがあるが、改正法はこれを緩和する。卸が仲卸を通さずに市場外業者に販売したり、仲卸が卸と取引せずに産地から仕入れたりすることが、都などの市場開設者の判断で可能になる。

     市場独特のルールが緩和されることで取引コストが低下し、消費者は安いものを購入できるが、価格競争が激化すれば、小規模な業者にとっては経営が苦しくなる可能性もある。

     築地にタチウオやキスなど江戸前の魚を出荷してきた千葉県内の水産会社は「改革のメリットはあるが、市場には小さな生産者や街の魚屋などを支えてきた歴史もある。市場開設者はそうした役割や中小業者にも目を配りながら、対応してほしい」と語る。

    ◆起爆剤に

     豊洲移転を販路拡大や海外展開の起爆剤と捉える業者も多い。世界各国で日本食ブームが続く中、17年の水産物輸出実績は2749億円。政府は、19年に農林水産物の輸出額を1兆円、うち水産物を3500億円とする目標を掲げている。

     現在、米国や欧州連合(EU)などへの生鮮品の輸出には、食品衛生管理の国際基準「HACCP(ハサップ)」の認証取得が必要だ。外気の影響を受ける「開放型」の築地では、その取得が難しかった。

     外気から遮断された「閉鎖型」の豊洲では温度管理などが徹底され、世界標準の施設となる。水産物の輸出入を手がけるオーシャン貿易(京都市)の担当者は「衛生面が格段に向上する豊洲は、海外展開に適している」、ある水産仲卸業者は「海外で当然とされている管理を徹底したい」と意気込んでいる。

     水産物の流通に詳しい浜田武士・北海学園大教授(地域経済論)は「市場の地位が低下しているのは事実だが、価格形成や食文化の発信といった機能は依然として重要だ。豊洲市場は時代の変化に対応しながらも市場本来の役割を守り、世界発信の中核になっていく必要がある」と指摘する。

    ◆卸売市場 水産物、食肉、青果物、花卉(かき)などの生鮮品の取引場。築地や豊洲などの中央卸売市場は、農相の認可を受けて都道府県などが設置し、2017年度末時点では全国に64か所ある。

    五輪後の築地 不透明

     最終営業を終えた築地市場では、豊洲市場が開場する11日から解体工事が始まる。築地跡地は2020年東京五輪・パラリンピックまでに選手村と都心を結ぶ都道・環状2号線(環2)の暫定道路が開通し、東京大会の車両基地が設けられるが、五輪後の再開発計画は具体化していない。

     環2は、豊洲市場側から都心に向かい、築地跡地で片側2車線の地下トンネルに入る計画だった。しかし、市場移転の延期で五輪に間に合わず、大会時は、地上部に片側1車線の暫定道路でしのぐ。

     移転延期の余波で、五輪の車両基地の整備も綱渡りだ。解体工事と並行して行われる車両基地の工事は20年3月に完了する予定だが、施設の使い勝手などの最終確認が終わるのは五輪開幕直前までずれ込む。

     市場移転に反対する業者の中には、「築地に居残る」と表明している業者もあり、解体工事が遅れる恐れもある。都幹部は「混乱が長引けば、環2や車両基地の整備スケジュールに影響しかねない」と心配する。

     五輪後の築地跡地については、小池百合子知事が昨年6月、「築地は守る、豊洲を活いかす」と発言し、民間へ土地を貸し出して再開発する方針を明らかにした。さらに跡地利用を議論する都の検討会議は今年5月、「近接する浜離宮恩賜庭園との連携」「交通結節点の形成」といった方向性は示したが、都は具体的な方針の策定には今年度いっぱいかかるとしており、市場なき後の築地の将来像は依然として判然としない。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20181007-118-OYTPT50098

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    1. 大方の流通品は棚もち重視、味は二の次。

      ネット通販と宅配便が充実して、産直流通の比重がました今は、かつてほど市場流通が重宝されなくなったというのもある。

      美味なものを知れば知るほど、市場流通品に求められるのは「価格」と「保存性」しかないということになる。

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    2. 各地のほんものの旬の味覚は全国に出回るほど数がない。それにつきる。

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  33. 【飲んでます!飲んでます!】フランスでブームの兆し!ワイン大国で日本酒大人気
    https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1538904509/

    「日本酒」のニュース
    https://www.2nn.jp/word/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E9%85%92

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  34. 福島の吟醸酒に最高賞
    ロンドンの世界的品評会
    2018/7/11 09:47
    ©一般社団法人共同通信社

    IWCの日本酒部門で「チャンピオン・サケ」に選ばれ、トロフィーを手にする福島県・奥の松酒造の遊佐丈治代表取締役(左から2人目)=10日、ロンドン(共同)

     【ロンドン共同】世界的なワイン品評会、インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)の授賞式が10日、ロンドンで開かれ、日本酒部門の今年の最優秀賞「チャンピオン・サケ」に福島県の蔵元、奥の松酒造の吟醸酒「奥の松 あだたら吟醸」が選ばれた。

     同社の遊佐丈治代表取締役は「福島がまだ(東日本大震災の)風評被害に遭っている中で素晴らしい賞をいただき光栄」と喜びを語った。

     日本国外で最大級の日本酒コンテストであるIWC日本酒部門は、海外での日本食人気を受けて2007年に始まり、今年で12回目。今回は456社の1639銘柄が出品され、いずれも過去最多だった。
    https://this.kiji.is/389576906771514465

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    1. 【酒】福島の吟醸酒に最高賞 ロンドンの世界的品評会 IWC日本酒部門
      https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1531274373/

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  35. [はじまり考]ブランド米 コメ余りで味が重視され
    2018年10月9日15時0分

     コメの品種改良は明治時代から活発に行われてきました。一方、味の良い「ブランド米」が普及したのは、昭和40年代のことです。

     戦後の食糧難が一服してコメが余るようになる中、自由に売買できる自主流通米制度が1969年(昭和44年)に開始。新潟県の「コシヒカリ」、宮城県の「ササニシキ」などの人気に火がつきました。

     農業・食品産業技術総合研究機構によると、品種改良は明治時代後半以降、各地の農業試験場で行われてきました。味の良い品種もできましたが、当時、改良の主な狙いは、寒さや病気対策。主食として収穫量が重視されていたそうです。

     長くブランド米の代表格だったコシヒカリの品種開発は、戦前から戦後にかけて行われました。化学肥料が多いほど病に弱いなどの欠点は、この時期の化学肥料不足が幸いしてあまり問題視されず、1956年(昭和31年)、コシヒカリと命名されました。

     近年は、山形県の「つや姫」など、各地でブランド米が誕生し、海外でも人気に。温暖化を受けて暑さに強い品種も生まれています。(宮本清史記者)
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20181009-118-OYTPT50037

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  36. 日本の食品を海外へアピール コメ菓子など大規模展示会 千葉
    2018年10月10日 16時32分

    日本の食品や農林水産物の輸出拡大を目指した大規模な展示会が千葉市で始まり、コメを原料にした菓子など日本ならではの加工食品が数多く出展されています。

    この展示会は、日本の食品や農林水産物を世界中のバイヤーに売り込もうと去年から開かれていて、参加企業は去年の2倍近いおよそ600社に上りました。

    半数は菓子などの加工食品に関連した企業で、中でも新潟市に本社がある菓子メーカーはコメを原料にした主力商品を出展し、輸出向けに長期間保存できるようにパッケージを改良した商品を売り込んでいました。

    メーカーの担当者は「コメの菓子は健康志向の人たちに人気があり、海外への輸出を増やしていきたい」と話していました。

    群馬県の食品メーカーが紹介したのは特産のこんにゃくに米粉を混ぜた特製の麺で、担当者はカロリーの低さをアピールするとともに、トマトなどのスープと合わせれば、欧米でも受け入れられると説明していました。

    香港から訪れたバイヤーは「日本の食品は高品質なので香港でも人気で、きょうもいい商談ができました」と話していました。

    農林水産省は、食品や農林水産物の輸出額を去年の8071億円から来年は1兆円に増やしたいとしており、展示会などの機会を捉えて日本の食をアピールしたいとしています。

    この展示会は12日まで千葉市の幕張メッセで開かれています。

    日本の食品輸出は年々増加

    農林水産省によりますと、食品や農林水産物の輸出額は年々伸び、去年1年間では8071億円と前の年より7.6%増加しています。

    品目別では日本酒などの「アルコール飲料」が545億円と27%増え、コメを原料とした菓子「米菓」が42億円と10%増加しています。

    和牛を含む「牛肉」や「緑茶」なども増え、日本特産の加工食品や農産物の伸びが目立っています。

    輸出先の国や地域別では「香港」が最も多く1877億円、「中国」が1007億円などと、アジアへの輸出が多くを占めています。

    政府は来年には食品や農林水産物の輸出を1兆円に増やす目標を掲げ、輸出支援策を強化しています。

    農水省局長「輸出1兆円目指し加速したい」

    海外からのバイヤーを招待するなど展示会の開催を支援した農林水産省の新井ゆたか食料産業局長は、「今回はアジアだけでなく、ヨーロッパや中東からも多くのバイヤーが参加しており、今後の輸出の広がりに期待したい。今回のような取り組みを通じ、輸出額を1兆円に増やす目標に向けて農林水産省としても動きを加速させたい」と話していました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181010/k10011665981000.html

    https://koibito2.blogspot.com/2018/03/blog-post.html?showComment=1539188743039#c3139964922691194235

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  37. [アウトドア体験隊]ハゼ釣り<下>調理編…白身ホクホク天ぷら
    2018年10月11日15時0分

     江戸川放水路でハゼ釣り名人・長谷ながたに文彦さん(56)の手ほどきを受けた後、港区芝の長谷さんのお店「おかめ鮨ずし」に移動する。ハゼのおいしい食べ方を教えてもらうのだ。

     まず、塩をふってぬめりを洗い流す。次に左手でハゼを押さえ、包丁の先でうろこをこそげ落とす。続いて胸びれを立ててその下に刃を入れ、頭を落とす。内臓を指でかき出し、水で洗う。

     難しいのはここからだ。腹側から包丁を入れて中骨を外す「腹開き」。ハゼの腹を手前にし、中骨のすぐ上に、頭から尾に向けてゆっくりと包丁を入れていく。指導役の職人さんから「ああ~、指切らないでくださいね~」と小さな悲鳴が上がる。

     なんとか尾まで刃を通したら、裏返し、中骨を外すように再び包丁を入れていく。どっちが食べる方なんだかわからないくらい、中骨側に身が残ってしまった。めげずにもう1匹。身が小さいので難しい。左手でしっかり押さえると身が崩れそう。とにかく、ゆっくりと刃を運ぶ。1匹目と大差ない無残な切り身が、まな板の上に一体増えた。力を入れすぎないのがコツで、あとは慣れだそうだが今日は時間切れで今後の宿題に。

     気を取り直すように長谷さんが「じゃあ、天ぷらやりましょうか!」と明るい声を上げた。それならできるかも! 開いたハゼの身を薄力粉と水、卵黄で溶いた衣にくぐらせ、180度に熱した油に沈める。その際、皮の面を下にすると美しく揚がる。キツネ色になったら頃合いだ。

     いよいよ試食。初めて味わうハゼのすし。――おいしい。透き通った白身で、クセやにおいはなく、マダイのような感じ。釣った当日中でないと、生食は難しいそうだ。

     天ぷらは塩でいただいた。キスに似ていて、身がホクホクだ。記者がさばいたハゼを使った柳川風鍋も上品で味わい深い。長谷さんが「カレー粉をまぶして揚げると子ども向けになる。冬になって大型になったら、湯豆腐に入れて食べてもおいしい」と教えてくれた。楽しくておいしいハゼ釣り、今度は家族で行ってみよう。(宮下悠樹)

    味は「江戸前にかぎる」

     ハゼは、江戸前の釣りモノの代表格。古くは江戸時代の万治2年(1659年)に武士が江戸湾で釣りをした記録が残り、歌麿の美人画「沙魚釣舟(はぜつりぶね)」に見られるように広く庶民も楽しんだ。釣り好きだった落語家・三代目三遊亭金馬(1964年没)は、著書で「東京ぐらいハゼ釣りの盛んな土地は日本中にない」とし、刺し身や吸い物、甘露煮などの食べ方を挙げ、味について「ハゼも江戸前にかぎりやす」。ただし現在、市場でほとんど扱われておらず、旬の秋に天ぷら店などで出される程度。

    ■おかめ鮨  港区芝4の9の4 都営三田線・三田駅から徒歩8分 03・3451・6430 12月頃まで5000円(税別)でハゼのフルコースが味わえる※要予約

         ◇

    ■柳川風鍋のレシピ(2人分)

    材料 ハゼ(5センチ程度)約30匹、ゴボウ2分の1本、卵2個、三つ葉適量、だし汁180ミリ・リットル

    作り方 鍋に塩、しょうゆ、だし汁の割り下を張る。沸騰したら、三枚おろしのハゼと、ささがきゴボウを入れてさっと火を通し溶き卵を回しかける。三つ葉を散らして完成。

         ◇

    記者  みやした・ゆうき 出産した3年前から料理を始めた。得意はマーボー豆腐。魚をおろしたのは今回が初めて。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20181011-118-OYTPT50221

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  38. 国際団体が日本酒のコンクール開催 三重 鳥羽
    2018年10月11日 21時22分

    三重県鳥羽市のホテルでは、国際的なワインコンクールを主催しているベルギーの団体による初めて日本酒のコンクールが始まりました。

    大会は、ベルギーのブリュッセルに本部を置くワインコンクールを主催する団体が、海外での日本酒人気の高まりを受けて初めて開きました。

    大会では、主催団体のトマ・コストノーブル会長が「3年の準備期間を経てついに開催できました。集中して審査に臨んでください」とあいさつしました。

    このあと、ワイングラスに注がれた日本酒が各テーブルに配られ、審査員は、色合いや香りを確かめたり、口に含んだりしながら、真剣な表情で審査していました。

    コンクールには国内の酒蔵から600点余りがエントリーし、7つの部門ごとに合計得点が最も高くなった銘柄をグランプリとして選ぶということです。

    コストノーブル会長は「500銘柄集まればいいと思っていたが、600余りの銘柄を集めることができた。今後はさらに多くの銘柄を審査していきたい」と話していました。

    審査は11日から3日間行われ、結果は今月下旬にホームページで発表されるということです。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181011/k10011668111000.html

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  39. 信州大学で“世界で最も赤いリンゴ” お披露目
    2018年10月12日 4時10分

    信州大学農学部が開発した、果肉が芯まで真っ赤に色づいた「世界で最も赤い」というリンゴがお披露目されました。

    「世界で最も赤い」というリンゴは、信州大学農学部の伴野潔教授が5年前から開発を進め、11日、お披露目されました。

    完成したのは、赤い色素の「アントシアニン」を多く含む品種をかけ合わせて作った2種類で、いずれも果肉が芯まで真っ赤に色づいています。
    果肉が赤いリンゴはすでにありますが、今回のリンゴはアントシアニンの含有量がリンゴ100グラム当たり最大26.3ミリグラムと、世界最高レベルだということです。
    2つの種類のうち、1つは小ぶりで酸味が強くジャムなどの加工用に適していて、もう1つは大ぶりで甘みが強く、そのまま食べるのに適しているということです。

    伴野教授は「色のつき具合や味などにまだ研究の余地があるので、さらに研究を重ね、皆さんがおいしいという品種を作りたい」と話していました。

    信州大学では品種登録に向けて栽培方法などの研究を進めていくということです。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181012/k10011668141000.html

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  40. AKBで身につけた対応力…酒蔵の物語「恋のしずく」で映画初主演 川栄李奈
    2018年10月12日15時0分

     元AKB48の川栄李奈=写真=主演の「恋のしずく」(瀬木直貴監督)が20日から公開される。日本酒の酒蔵を舞台にした物語。「こんなにも愛情を込めてお酒を造っているということを、皆さんに知ってほしい」と語る。

     日本酒嫌いの女子大生・詩織が、蔵元やその息子、杜氏とうじらとの出会いを通し、その魅力に目覚めていく。本作が映画初主演。「周りの方のおかげで真ん中に立てているという感じ。私も詩織も支えられているなあと思った」と、自分と役を重ねる。

     物語の舞台は、日本酒の銘醸地として知られる、広島県東広島市の西条。老舗の酒蔵を借りて撮影した。蔵元役は今年2月に急逝した大杉漣。撮影中、常に体調を気遣ってくれたといい、最後のシーンを撮り終えた後、「川栄さんとは、絶対またどこかで一緒になると思う」と声をかけられたことが印象に残る。

     「台本を読んで、自分が感じたように動くタイプ」。今回も特別な役作りはしなかった。「作り込み過ぎないお芝居が好きだし、あまり固めない方が、監督から『違う』と言われた時に直しやすいから」。現場に入って共演者の出方を見て、それに対応する。

     「AKBにいて、すごく対応能力が身につきましたね。当日(自分の)ポジションが変わることが平気であったし、ちょっとのことじゃ動じないというか」

     歌やダンスでなく、「自分の中で向上心が出てきたのがお芝居だった」といい、2015年に女優に転身。今やテレビ、映画に引っ張りだこで、来年のNHK大河ドラマ「いだてん」への出演も決まった。

     「人の心の闇に迫る作品が好きなので、そういう役もやってみたいと思いつつ、制服が着られるうちは、学園ものとかキュンキュンする映画にも……そう考えると、結局はご縁ですね」。23歳で達観していた。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20181012-118-OYTPT50248

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  41. 二日酔い運転 事故多発…「眠れば抜ける」思い込み
    2018年10月12日15時0分

      昨年 都内126件摘発

     二日酔いによる交通事故が相次いでいる。アイドルグループ「モーニング娘。」元リーダーの吉沢ひとみ(本名・川前ひとみ)被告(33)(道路交通法違反などで起訴)がひき逃げを起こしたほか、死亡事故も起きている。昨年、全国で朝の時間帯(午前5~10時)に摘発された飲酒運転4157件の多くは二日酔いとみられ、警察当局が注意を呼びかけている。

      ■朝の検問

     「朝でもお酒の事故が起きています」。目黒区の幹線道路で4日午前7時頃、警視庁碑文谷署員が、車の窓越しにドライバーにアルコールチェッカーを差し向け、数値を確認していた。

     都内では月5~6回、朝の飲酒検問が行われている。昨年は計126件を摘発し、飲酒運転の摘発(879件)のうち約14%を占めた。今年も8月までに70件が摘発されているという。

     警視庁が朝の飲酒取り締まりを強化しているのは、二日酔いによる飲酒事故が相次いでいるためだ。

     大田区では7月20日午前7時半過ぎ、自転車の男性(74)が軽ワゴン車にひかれて死亡する事故が発生。運転していた男(23)(自動車運転死傷行為処罰法違反などで公判中)の呼気からは基準値を超えるアルコール分が検出された。

     調べに対し、男は「午前2時頃まで焼酎のお茶割りを飲んだ」と供述しており、二日酔いだったとみられる。

     先月6日、中野区で通行人2人が負傷するひき逃げを起こした吉沢被告も、二日酔いの状態だった。

     捜査関係者によると、吉沢被告は調べに対し、「午前0時頃まで缶チューハイ3本と焼酎のソーダ割り2杯を飲んだ」と供述。その後、5時間ほど眠り、朝6時頃に起床したという。

     午前7時頃、仕事に向かうため車を運転し、横断歩道を自転車で渡っていた女性ら2人をはねて逃走。約15分後に現場に戻った。酒を飲んでから約7時間たっていたが、呼気検査では、基準値の約4倍のアルコール分が検知された。

      ■8時間たっても

     「少し寝たので大丈夫だと思っていた」。警視庁によると、飲酒運転で摘発された人の多くはこう話すという。しかし、アルコールが体内で分解されるには、一定の時間が必要だ。

     川崎医療福祉大(岡山県倉敷市)の金光義弘名誉教授(交通心理学)は、「飲酒後、8時間以上寝た後もアルコールが抜けない人もいる。個人差はあるが、大半の人は睡眠をとっても、アルコールは残る」と指摘する。

     眠ると「酒は抜けた」と考えがちだが、睡眠中は内臓機能が低下し、アルコールの分解が遅くなる。二日酔いであっても、基準値を超えるアルコールが検出されれば、通常の飲酒運転と同様に罰せられる。

     飲酒運転は2007年9月施行の改正道路交通法などで厳罰化され、酒酔い運転は「懲役5年以下または罰金100万円以下」、酒気帯び運転は「懲役3年以下または罰金50万円以下」。正常な運転が困難な状態で死傷事故を起こすと、上限が懲役20年の危険運転致死傷罪が適用される。

     警視庁幹部は「寝たからといってアルコールが完全に体から抜けるわけではない。運転をする前日は夜遅くまで深酒をしないようにしてほしい」と話している。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20181012-118-OYTPT50327

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    1. 朝でも多い「酒の事故」寝ても抜けずに二日酔い
      2018年10月12日17時40分

       二日酔いによる交通事故が相次いでいる。アイドルグループ「モーニング娘。」元リーダーの吉沢ひとみ(本名・川前ひとみ)被告(33)(道路交通法違反などで起訴)がひき逃げを起こしたほか、死亡事故も起きている。昨年、全国で朝の時間帯(午前5~10時)に摘発された飲酒運転4157件の多くは二日酔いとみられ、警察当局が注意を呼びかけている。

       ◆朝の検問

       「朝でもお酒の事故が起きています」。目黒区の幹線道路で4日午前7時頃、警視庁碑文谷署員が、車の窓越しにドライバーにアルコールチェッカーを差し向け、数値を確認していた。

       都内では月5~6回、朝の飲酒検問が行われている。昨年は計126件を摘発し、飲酒運転の摘発(879件)のうち約14%を占めた。今年も8月までに70件が摘発されているという。

       警視庁が朝の飲酒取り締まりを強化しているのは、二日酔いによる飲酒事故が相次いでいるためだ。

       大田区では7月20日午前7時半過ぎ、自転車の男性(74)が軽ワゴン車にひかれて死亡する事故が発生。運転していた男(23)(自動車運転死傷行為処罰法違反などで公判中)の呼気からは基準値を超えるアルコール分が検出された。

       調べに対し、男は「午前2時頃まで焼酎のお茶割りを飲んだ」と供述しており、二日酔いだったとみられる。

       先月6日、中野区で通行人2人が負傷するひき逃げを起こした吉沢被告も、二日酔いの状態だった。

       捜査関係者によると、吉沢被告は調べに対し、「午前0時頃まで缶チューハイ3本と焼酎のソーダ割り2杯を飲んだ」と供述。その後、5時間ほど眠り、朝6時頃に起床したという。

       午前7時頃、仕事に向かうため車を運転し、横断歩道を自転車で渡っていた女性ら2人をはねて逃走。約15分後に現場に戻った。酒を飲んでから約7時間たっていたが、呼気検査では、基準値の約4倍のアルコール分が検知された。

       ◆8時間たっても

       「少し寝たので大丈夫だと思っていた」。警視庁によると、飲酒運転で摘発された人の多くはこう話すという。しかし、アルコールが体内で分解されるには、一定の時間が必要だ。

       川崎医療福祉大(岡山県倉敷市)の金光義弘名誉教授(交通心理学)は、「飲酒後、8時間以上寝た後もアルコールが抜けない人もいる。個人差はあるが、大半の人は睡眠をとっても、アルコールは残る」と指摘する。

       眠ると「酒は抜けた」と考えがちだが、睡眠中は内臓機能が低下し、アルコールの分解が遅くなる。二日酔いであっても、基準値を超えるアルコールが検出されれば、通常の飲酒運転と同様に罰せられる。

       飲酒運転は2007年9月施行の改正道路交通法などで厳罰化され、酒酔い運転は「懲役5年以下または罰金100万円以下」、酒気帯び運転は「懲役3年以下または罰金50万円以下」。正常な運転が困難な状態で死傷事故を起こすと、上限が懲役20年の危険運転致死傷罪が適用される。

       警視庁幹部は「寝たからといってアルコールが完全に体から抜けるわけではない。運転をする前日は夜遅くまで深酒をしないようにしてほしい」と話している。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20181012-118-OYT1T50075

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  42. コメ「亀ノ尾」生みの親、阿部亀治に再び光 庄内、余目四小学区で生誕150年記念事業
    2018年10月15日 14:04 山形新聞

     はえぬきやつや姫、今秋本格デビューした雪若丸といった現代の食卓に上る多くのコメのルーツとなった品種「亀ノ尾」は、庄内町の育種家・阿部亀治(1868~1928年)が見つけた稲穂から生まれた。亀治の生誕150年を機に、出身地の余目四小学区の住民を中心に記念事業が行われるなど、古里の偉人の功績を再認識し、発信しようとの機運が高まっている。

     亀治は1868(慶応4)年3月、同学区内の小出新田地区の農家に生まれ、12歳で家業を継いだ。度重なる冷害や、庄内地域の強風に耐えうる水稲品種を探していた26歳の頃、立谷沢地区の熊谷神社近くで、倒伏せず実を結ぶ3本の稲穂を発見。このもみを原種に研究を重ね97(明治30)年に亀ノ尾を生み出した。

     食味が良く、安定した収量が見込める亀ノ尾は全国で栽培された。その後も交配親として育種家の注目を集め、ササニシキ、コシヒカリなど優良米の祖先となったほか、近年は人気漫画に登場する「幻の米」のモデルとして脚光を浴びた。酒造用としては今も各地で需要がある。亀治は1927(昭和2)年に藍綬褒章を受け、地元の八幡神社に顕彰碑が建てられた。

     小出新田地区住民でつくる阿部亀治翁顕彰会は、亀治の孫で同地区出身の谷内昭治さん(北海道在住)から、「祖父の功績を後世に残すために使ってほしい」と受けた寄付金で記念事業を展開。顕彰碑の修繕や、説明板など周辺環境整備、記念誌発行に取り組んでいる。27日に会員らで行う顕彰祭で熊谷神社を参拝し、地元での神事の後、事業について報告される。

     余目第四公民館では18日午後1時半から亀ノ尾をテーマとする記念講演が行われ、同6時半から亀ノ尾を使った日本酒やおにぎりを味わうイベント(前売り券が必要)も企画。館内には亀治をはじめ7人の水稲育種家の功績などを紹介する「亀ノ尾の里資料館」がある。同館を管理する和合の里を創る会は「亀治と亀ノ尾を、地域の誇りとして発信していきたい」としている。問い合わせは同会0234(44)2162。
    http://yamagata-np.jp/news/201810/15/kj_2018101500271.php

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    1. 阿部亀治翁 生誕150周年記念事業
      https://loco.yahoo.co.jp/event/b351b5c84d1944ed2a79e1f10d7e4f85f525a971/

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  43. 奈良 特産のねぎ使い「ねぎ焼酎」のつけ込み始まる
    2018年10月18日 17時23分

    奈良県特産のねぎを使って新たに開発された焼酎を造るため、ねぎをもろみにつけ込む作業が奈良市の酒蔵で始まりました。

    この焼酎は、奈良県特産のねぎ「結崎ネブカ」を売り出そうと、産地である川西町の商工会と奈良市の老舗の酒造会社が共同で開発しました。

    ねぎ独特の風味を楽しめるのが特徴で、ことし初めて400本を発売したところすべて売り切れました。

    18日は、来年の販売に向けて焼酎の元になるもろみにねぎをつけ込む作業が始まりました。酒蔵の従業員たちが収穫されたばかりのねぎを10センチほどの長さに切って袋に入れ、焼酎を仕込むタンクに沈めていくと、酒蔵には特有の香りが広がっていきました。

    ねぎ焼酎は、来年5月ごろに出来上がり、720ミリリットル瓶で600本が販売されるということです。

    焼酎を造っている八木酒造の八木宣樹専務は、「飲む人にインパクトを与えたくてねぎの味が強い焼酎にしました。ねぎ好きの人にはたまらない味なので、楽しみにしてください」と話していました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181018/k10011676501000.html

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  44. 日本酒のおいしさ、感じ方はつまみ次第? 刺し身だと…
    鍛治信太郎2018年10月17日16時39分

     日本酒をどれぐらいおいしいと感じるか。その判断は、直前にどんなつまみを口にしたか、で変わる――。一見、あたりまえに思えるような事実を研究で示した論文を、龍谷大の伏木亨教授(食品科学)らのチームがまとめた。日本農芸化学会の英文誌に発表した。

     20~40代の男女94人に、新潟県の有名な銘柄「久保田 千寿」を飲んでもらい、直感的に味を評価してもらった。軽快でさっぱりとした、切れのいい味が特徴の吟醸酒で、あらかじめ銘柄についても伝えた。

     「もう一口飲みたくなるか」「高品質なイメージを抱くか」など約20項目の質問に、5段階で回答してもらった。また、「どのぐらいおいしいか」を「全くない」から「非常に」までの直線にし、どのあたりに位置づけられるか印をつけてもらい、印の位置で評価を0から100点に当てはめた。

     これを「清酒のみ」、直前に「ヒラメの刺し身を食べたとき」「サワラのみそ漬け焼きを食べたとき」の3パターンで、どう変わるか調査。94人の平均で、清酒のみ(70・5)に比べ、直前が刺し身(76・7)は評価が上がった。一方、みそ漬け焼き(72・6)はそれほどでもなかった。刺し身と清酒のみの差は、統計的に意味があった。

     質問項目のなかでは、「やみつきになる味かどうか」に関わるものとの関連が深く、うまみや甘みなど「やみつき感」がある味が、この清酒をおいしいと感じるかどうかのカギになるらしいことがわかった。

     こうした調査は、どの酒にどの料理が合うのかを客観的に決める方法として活用できるという。伏木さんは「日本酒の効果は料理の味を穏やかに消してくれること。もっと濃厚な味の酒だったらみそ漬けの時の方がおいしいと感じるのではないか」と話している。(鍛治信太郎)
    https://www.asahi.com/articles/ASL9T7F01L9TPLBJ00G.html

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  45. 相次ぐ「梅だる」盗難、その背景とは 和歌山
    2018.10.19 07:08 産経新聞

     田辺市やみなべ町など梅干しブランド「南高梅」の生産地で近年、農家から梅を入れた「梅だる」が盗まれる被害が相次いでいる。今月16日には、みなべ町の農家の倉庫から大量の梅だるを盗んだなどとして男2人が窃盗罪などで起訴された。男らには梅の仲買人などの経験があり、“身内”ともいえる人物の犯行に生産者も憤りを隠さない。(岩本開智)

     ■倉庫から根こそぎ

     「朝きたら、なんもなくなっていた…」。田辺市三栖地区の梅農家の50代男性は平成28年9月、梅だるを入れていたはずの倉庫が空になっているのを見て愕(がく)然(ぜん)とした。

     盗まれたのは約200たる(約2トン、時価総額140万円相当)。倉庫に掛けていた鉄製の鍵は壊され、人を感知して光る防犯ライトもコンセントごと引き抜かれていた。「よくこんなことができたな」と今でも怒りが収まらない。

     男性によると、梅の収穫時期は毎年6月ごろ。梅干しの原材料には、熟して木から落ちた梅の実が使われる。落ちたその日のうちに漬け込まないと、すぐに腐ってしまうという。さらに1カ月ほど塩漬けした後、順次天日干しをしてたるに詰め、出荷する。出荷作業は年明けまで続く。

     「犯人は梅農家の大変さをよく分かっているはずだ」と男性。今では鍵を頑丈なものに付け替え、防犯カメラも新設している。

     ■被害後を絶たず

     県警によると、統計を取り始めた平成24年以降、梅だるの盗難被害は田辺市で6件、みなべ町で7件(うち1件は未遂)。計約2千たるが盗まれ、被害総額は約900万円に達した。

     JA紀南(田辺市)によると、南高梅の中でも最高品質にあたるA級品は、1たる(10キロ)5千~1万円の高値で取引され、盗まれれば被害は多額に上る。
    https://www.sankei.com/west/news/181019/wst1810190010-n1.html

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    1.  業者でつくる紀州田辺梅干協同組合によると、農家から出荷された梅だるは加工業者に渡り、塩抜きや味付けをされて店頭に並ぶ。ただ、仲買人が直接農家から買い取り、加工業者に売ることもある。

       みなべ町で梅だるを盗んだとして起訴された男らには、その仲買人の経験があった。町などによると、仲買人の多くが個人事業者で資格や許可は必要なく、人数などは不明。ある農家は「梅の価格が上がると、見知らぬ仲買人が増える」と明かす。

       男の倉庫からは、盗まれた農家の氏名などが記載されたラベルがたるから剥がされた状態で見つかった。県警は、生産者を偽るため別のラベルに貼り替え、仲買人として紛れ込んで売却したとみている。

       ■対策乗り出すも

       相次ぐ被害に対策の動きも出てきた。

       協同組合では28年9月以降、盗難品や生産者不明の梅干しを購入しないことを決めており、仮に不審な梅だるの取り引きを持ちかけられた場合、すぐに警察に通報するよう関係者に呼びかけている。

       JA紀南の青年部三栖支部は28年、梅だる倉庫の見回り隊を結成し、出荷の増える9月頃から翌年1月までの時期に週1回、夜に2人5組で地区内の梅農家約200軒を見回り警戒している。

       支部長で自身も梅農家の掛田雄史さん(34)は「家と倉庫が別の場所にある農家も多く、夜間は人通りも少ないため監視の目が少ない」と指摘。隊の結成以降、地区内では窃盗被害はないというが、「見回り活動だけでは被害を完全には防げない。各農家が自費で防犯カメラを付けるなど対策を進めるしかない」と苦慮している。
      https://www.sankei.com/west/news/181019/wst1810190010-n2.html

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  46. 有毒ワインか ヤフオクに…33年前 回収対象
    2018年10月20日15時0分

     有毒物質が混入した疑いがあるとして、33年前に回収対象となった可能性があるワインが、インターネット上のオークションに出品され、落札されていたことがわかった。

     ワインはキッコーマンの子会社・マンズワイン(東京)製の1981年産「氷果ひょうか葡萄ぶどう吟醸」(180ミリ・リットル)とみられるものなど少なくとも3本。今年8月、同じ出品者がオークションサイト「ヤフオク!」に出品し、すぐに落札された。

     プラスチックなどの原料で、摂取すると腎障害などを起こす恐れがある「ジエチレングリコール」の混入が疑われるとして、旧厚生省が85年、計約39万本の回収を求めた。ただ、多くが消費され、回収できたのは約4万本だった。当時から現在まで健康被害の情報はないという。

     キッコーマンでは今後、出品者や落札者に連絡できないかサイト側と協議するとともに、同様の出品がないか、ネットの確認を徹底するという。同社広報担当者は「当時、購入者宅を戸別訪問して回収しており、もうほとんど世の中には存在していないと認識していた」と話した。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20181020-118-OYTPT50291

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    1. 有毒ワインか、ヤフオクに出品…すぐに落札
      2018年10月20日15時4分

       有毒物質が混入した疑いがあるとして、33年前に回収対象となった可能性があるワインが、インターネット上のオークションに出品され、落札されていたことがわかった。

       ワインはキッコーマンの子会社・マンズワイン(東京)製の1981年産「氷果ひょうか葡萄ぶどう吟醸」(180ミリ・リットル)とみられるものなど少なくとも3本。今年8月、同じ出品者がオークションサイト「ヤフオク!」に出品し、すぐに落札された。

       プラスチックなどの原料で、摂取すると腎障害などを起こす恐れがある「ジエチレングリコール」の混入が疑われるとして、旧厚生省が85年、計約39万本の回収を求めた。ただ、多くが消費され、回収できたのは約4万本だった。当時から現在まで健康被害の情報はないという。

       キッコーマンでは今後、出品者や落札者に連絡できないかサイト側と協議するとともに、同様の出品がないか、ネットの確認を徹底するという。同社広報担当者は「当時、購入者宅を戸別訪問して回収しており、もうほとんど世の中には存在していないと認識していた」と話した。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20181020-118-OYT1T50058

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  47. ”国内最大級のコメ輸出”出発式 宮城 登米
    2018年10月25日 12時32分

    コメの産地と知られる宮城県登米市から、国内最大級となる900トン余りのコメが輸出されることになり、その第一陣がアジアやアメリカに向けて出発しました。

    これは国内のコメの消費が減少するなか販路拡大につなげようと、JAみやぎ登米が行うもので25日の出発式では、関係者がテープカットを行ったあと、第一陣として13トンの新米を積んだトラックが出発しました。
    輸出されるのはこの秋に登米市で収穫された「ひとめぼれ」合わせて938トンで、香港やオーストラリアなど5つの国と地域に輸出されます。単一の農協の輸出としては国内最大級だということです。輸出されるコメは、農薬と化学肥料を通常の半分以下に抑えたブランド米で、香港では日本の2倍近い価格で販売されることになります。

    JAみやぎ登米の榊原勇組合長は「農家の生産意欲にこたえるために、価格が高くても海外の人たちに食べてもらえるよう関係機関と取り組んでいきたい」と話していました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181025/k10011685061000.html

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  48. 岐阜のブランド柿 2個54万円 「天下富舞」初競り
    2018年10月26日 20時00分

    岐阜県が開発した高級柿「天下富舞」の出荷が始まり、名古屋市中央卸売市場で行われた初競りでは、最も高いもので2個54万円で落札され、買い物客の注目を集めています。

    岐阜県の農業技術センターが開発した「天下富舞」は、織田信長の「天下布武」に富が舞うという字をあてたブランド柿で、おととしから販売されています。

    26日朝、愛知県豊山町にある名古屋市中央卸売市場で行われた初競りで、最も高いものは2個54万円で競り落とされ、名古屋市内のデパートに並べられました。

    「天下富舞」は、ややかためで、サクッとした軽い歯触りや、平均で20度を超える強い甘みが特徴で、今回、最高値で落札されたものは糖度が25度あるということです。

    その値段に驚いて足をとめた買い物客らは、「宝くじにあたったら買いたい」「手が出ないけど、見ているだけで豊かな気持ちになります」などと話していました。

    JA全農岐阜によりますと、2個で54万円は、柿としては去年に続き史上最高値だということで、青果店の小島久明さんは「地元のデパートとして、地元を応援したいと考え購入しました。値段でびっくりしていただいて、天下富舞という柿を知っていただければ幸いです」と話していました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181026/k10011687301000.html

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  49. 会津若松のブランド米「AiZ’SーRiCE」 東京で試食会
    2018年10月26日 17時06分

    福島県会津若松市で、酒かすを使った地元の伝統農法を取り入れて栽培されたブランド米「AiZ’SーRiCE」の販売が26日から始まり、東京の日本料理店で試食会が行われました。

    「AiZ’SーRiCE」は、会津若松市でことし収穫された一等米のコシヒカリで、栄養分が豊富な酒かすを肥料として使う地元の伝統農法で栽培されました。

    26日の試食会には、新聞や雑誌などの報道関係者およそ50人が参加しました。

    試食会で、会津若松市の室井照平市長は「米どころと言われる会津で作られたコメの本当のおいしさを知っていただき、たくさんの人たちに継続的に食べてほしい」とあいさつしました。

    そして、会津の縁起物として知られる赤い牛の置物「赤べこ」をあしらったオリジナルのロゴが発表されました。

    このあと、早速、試食が行われ、参加した人たちは、炊きたてのコメの香りをかいだり、うなぎやめんたいこなどの食材と一緒に食べたりして、味を確かめていました。

    参加者の1人は「食べた瞬間に甘みが伝わってきて本当においしい。ロゴも女性が手に取りやすいデザインになっていると思います」と話していました。

    「AiZ’SーRiCE」を東京の小売店で買うことはまだできないため、生産者などでつくる推進団体はインターネットでの購入を呼びかけていました。
    うまみ成分や水分を数値化した「食味値」が80以上
    「AiZ’SーRiCE」は、会津若松市でことし収穫された一等米のコシヒカリで、地元に伝わる伝統農法で栽培され、うまみ成分などを数値化した「食味値」と呼ばれる値が高いブランド米です。

    栽培方法は、江戸時代に会津地方の農業の発展に大きく貢献した大地主、佐瀬与次右衛門が残した農法に従って、酒どころ会津で出る栄養分が豊富な酒かすが肥料として使われています。

    これによってコメのうまみ成分や水分を数値化した「食味値」が80以上となっています。ことしの平均値は85.4と、人がうまみを感じると言われる65~70を大きく超えて極めて高く、もちもちとした食感とふっくらとした味わいを楽しむことができます。

    26日から会津若松市内のスーパーマーケットや商店など13か所で販売が始まり、値段はいずれも税込みで、2キロで1500円、5キロで3500円となっています。

    いわゆる「高級米」としての魅力をアピールし、消費者から安定した支持を得ることができるか今後が注目されます。
    地元のスーパーでも販売
    「AiZ’SーRiCE」の販売は、地元、会津若松市のスーパーでも始まりました。

    会津若松市に本社があるスーパー「リオン・ドール」では、店内に特設コーナーが設けられ、5キロと2キロ、300グラムの3種類の袋が並べられました。

    5キロ入りでは税込み3500円と、一般的なコシヒカリよりも2倍ほど高い値段ですが、コメどころとして知られる会津で収穫された新米の中でも、「一等米」と呼ばれる、えりすぐりの米のみを使用し、厳しい基準をクリアしているため、このスーパーでは消費者の支持を得られると見ています。

    スーパーの仕入担当者の遠藤勉さんは「会津のコシヒカリの中でも厳選したコメで味は抜群によい。県の内外の人に味わってもらい、会津のコメの認知度を高めていきたい」と話していました。

    「AiZ’SーRiCE」は、会津若松市内のスーパーなど13か所のほか、生産者などでつくる推進団体のホームページから購入できます。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181026/k10011687061000.html

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    1. 宮城の新ブランド米「だて正夢」 首都圏でも販売開始
      2018年10月24日 18時52分

      もっちりとした食感が特徴の宮城県の新たなブランド米、「だて正夢」の本格的な販売が県内や首都圏で一斉に始まりました。

      「だて正夢」は宮城県の農業試験場が10年ほどかけて開発した新たなブランド米で、県内のほか首都圏の百貨店やスーパー、それにインターネットで24日から一斉に販売が始まりました。

      このうち、東京・銀座の百貨店では炊きたての「だて正夢」が配られ、県の職員らがもっちりしていて甘いことなどをアピールしていました。

      通常の販売単位は2キロか5キロですが、この百貨店では1キロ単位で販売していて値段は税込みで1080円。早速多くの人が買い求めていました。

      2キロを購入した埼玉県の20代の男性は、「もちもちしておいしく、お弁当のごはんとして使いたいです。早く家で食べてみたい」と話していました。

      宮城県農産環境課の千葉啓嗣技術補佐は「天候にも恵まれ品質の良いものができました。食卓の天下取りを目指し県内のみならず全国の多くの人々に食べてもらいたい」と話していました。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181024/k10011684331000.html

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    2. 1キロ1000円のコメか…

      今日届いた北魚沼産ミルキークイーン玄米は1キロ600円だったけな。

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  50. 新潟 NEWS WEB
    県産コシヒカリ品質ほぼ平年並み
    10月27日 09時26分

    県内でことし収穫されたコシヒカリについて、品質が最も高い「1等米」の比率は80.5%で、去年に比べてやや劣るものの、ほぼ平年並みとなっています。

    県農産物検査協会は、先月末までに県内で収穫された新米のうち、23万トン余りの品質検査の結果をまとめ、発表しました。
    それによりますと、主力のコシヒカリは、品質が最も高い「1等米」の比率は80.5%で、去年の同じ時期と比べると5.7ポイント下回っているものの、ほぼ平年並みとなっています。
    しかし、産地別に見ますと、新潟市や上越市などの「一般」で81.2%、「魚沼」で78.9%、「岩船」で65.3%、「佐渡」で80.7%とばらつきがあり、平年を大きく下回った地域もあります。
    これについて、県農林水産部経営普及課の石崎和彦参事は、「より詳しい分析が必要だが、台風や高温などの天候不順の影響を受けた可能性がある」と話しています。
    一方、県の新しいブランド米「新之助」の「1等米」の比率は96.7%で、農家が品質管理を徹底していることもあり、品質は非常に高いということです。
    https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20181027/1030005553.html

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  51. 「宇宙で食べたい日本食」JAXA認証の32点
    2018年10月29日20時14分

     日本や米国、ロシアの宇宙食を一堂に集めた企画展「宇宙そらの味―宇宙日本食と食品保存技術―」が、千葉県市川市鬼高の県立現代産業科学館で開かれている。ラーメンやロシアのボルシチなど多種多様な宇宙食が紹介され、保存食作りの実演といったイベントも用意されている。

     同館によると、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在する宇宙飛行士が食生活の様子をツイッターで発信して人気を集めるなど、宇宙食への関心が高まっていることから開催することにした。

     企画展は、日本の宇宙食が並ぶ「宇宙でも日本食が食べたい」や、ロシアと米国の宇宙食を紹介する「宇宙で食べるってどんなかんじ?」など四つのテーマに分類。日本食のコーナーでは、無重力空間で飛散しないようにするためスープをゼリー状に加工したしょうゆラーメンや、高栄養のようかん、赤飯、カレー、サンマのかば焼きなど、宇宙航空研究開発機構(JAXAジャクサ)の認証を受けた全32点を展示した。

     ロシアと米国のコーナーでは、チューブや缶詰、真空パックに詰めたボルシチやケーキ、乾燥アスパラ、ドライフルーツなど両国の宇宙食約50点を見ることができる。

     このほか、日本に古くから伝わる鮒ふなずしやかつお節などを通じ、宇宙食の原点ともいえる保存食の技術を解説。同館の鈴木淳一・学芸課長は「宇宙での滞在期間の長期化とともに宇宙食の重要性が高まっている。各国の宇宙食の充実ぶりを見てほしい」と話している。

     12月2日まで。午前9時~午後4時半。月曜休館。入場料は一般500円、高校・大学生250円、中学生以下と65歳以上は無料。期間中には、宇宙食にもなっているアルファ米の解説(11月3日)や缶詰作りの実演(同17日)などが予定され、内容は同館のホームページに掲載されている。問い合わせは同館(047・379・2005)。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20181029-118-OYT1T50061

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  52. 「日本ワイン」の表示ルールを変更 産地の基準明確化
    2018年10月30日 4時07分

    日本国内で作られるワインについて、ラベル表示のルールが30日から大きく変わります。世界でのブランド力を高めるため、産地などについての基準が設けられました。

    新たなルールでは、国産のぶどうだけを使い、国内で製造されたものに限って「日本ワイン」と表示できるようになります。

    また産地を表示するには、その地域で収穫したぶどうを85%以上使い、同じ地域内にある醸造施設で製造することが求められます。

    さらに、ぶどうの品種名や収穫した年の表示についても、明確な基準が定められました。

    以前は国が定めるルールがなく、輸入したぶどう果汁を使ったものでも国産ワインと呼ばれたり、別の地域で収穫されたぶどうを使っていても醸造施設のある地名をブランドとして表示するケースもありました。

    今回のルール導入には、消費者に対してよりわかりやすい表示にするとともに、欧米と同じような厳しい基準にすることで、日本のワインのブランド力を高めたい狙いがあります。

    新たなルールは30日以降に瓶詰めされるワインから適用され、すでに店頭に並んでいるものは対象外になります。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181030/k10011690851000.html

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  53. 北海道ワイン 地域ブランド登録 “GIマーク”貼り販売開始
    2018年10月30日 11時45分

    国内の優れた品質の特産品を国が地域ブランドとして登録する「GI=地理的表示」のワイン部門に「北海道」が新たに登録され、30日から特別なシールが貼られたワインの販売が始まりました。

    販売が始まったのは、アルファベットで「GI Hokkaido」と書かれたシールの貼られた北海道産の98銘柄のワインです。

    JR札幌駅構内の土産物店では30日朝、対象となる銘柄にシールを貼る作業が行われ、早速、訪れた客がシールつきのワインを買い求めていました。

    千葉から出張で訪れた男性は「北海道のワインを買った証しになるのでわかりやすいと思います」と話してました。

    このGIマークは優れた品質の特産品だけを地域ブランドとして国が保護する制度で、ワイン部門では「山梨」に続いて「北海道」が国内2例目として新たに登録されました。

    マークを付けられるのは、北海道産のぶどうのみを原料に道内で製造されたワインで、味や香りなどの品質で厳しい審査基準を満たす必要があります。

    GI表示の審査や管理を行っているNPO法人、ワインクラスター北海道の沼田枝己副代表理事は「まだまだ北海道はワイン産地としての知名度が低いのでこのシールを通じて知名度の向上につなげたい」と話していました。

    一方、この制度とは別に、国産のぶどうだけを使い国内で製造されたワインを「日本ワイン」と表示し、輸入した原料などを使ったワインと区別するルールも30日から始まり、日本のワインのブランド力を高める取り組みが進んでいます。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181030/k10011691191000.html

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  54. コシヒカリ超えた「富富富」…生産量倍増計画も
    2018年11月2日22時31分

     富山県は、今年10月に本格販売が始まったブランド米「富富富」の来年の生産者を5日から募集する。今年の新米は1等米比率が99・1%とコシヒカリなどを上回ったほか、売れ行きも順調で、県はそれらを追い風に生産者向けの説明会に力を入れる。石井知事は来年の生産量を5000トンに倍増させることを目指している。

     1日に富山市内で開かれた「『富富富』戦略推進会議」で、県は、今年は518ヘクタールで栽培され、約2600トン収穫されたと報告した。当初は1000ヘクタールでの生産を目指していたが、新品種の生産や販売に対する不安などで希望する農家が伸び悩んだ。石井知事は「来年は5000トンの生産量、1000ヘクタールの作付けを目指してほしい」と強調した。

     このほか、農林水産省が発表した2018年産米の9月末時点の調査で、富富富の1等米の比率が99・1%となり、県内で生産したコシヒカリ(89・5%)を大きく上回ったことも報告された。

     富富富を生産するにはJAに申請書を提出した上で、田植えの時期や農薬の散布方法を定めたマニュアルに沿って作業する必要があるが、生産者からの指摘も踏まえ、マニュアルを見直したことも明らかにされた。例えば「5月15日を中心」としていた田植えの時期については、地域や天候によって苗の状態が異なることから、来年のマニュアルでは、5月10~20日頃と幅を持たせた。

     県農林水産企画課によると、県内での富富富の販売は好調で、担当者は「品質の高さが示されたので、消費者の購買意欲が高まることを期待している。来年以降の生産拡大に向けて取り組んでいきたい」としている。

     県は11月中に県内4地域で生産者向けの説明会を開き、富富富を栽培するメリットなどをアピールする。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20181102-118-OYT1T50021

    https://koibito2.blogspot.com/2013/11/blog-post.html?showComment=1541168805795#c7657342758697641424

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  55. 新潟で「全国ねぎサミット」
    2018年11月4日 4時18分

    全国のねぎの生産者が協力して、ねぎの魅力を発信しようと「やわ肌ねぎ」の特産地、新潟市で「全国ねぎサミット」が始まりました。

    「全国ねぎサミット」は、ねぎの消費拡大を呼びかけようと毎年、全国のねぎの生産地で開かれているもので、9回目となる今回は「やわ肌ねぎ」の特産地、新潟市で初めて開かれました。

    3日の開会式では「やわ肌ねぎ」をPRするグループとして結成されたご当地アイドルの「Negicco」が「2日間、ねぎサミットを皆さんで盛り上げましょう」と呼びかけました。

    会場には群馬県下仁田町の「下仁田ねぎ」や埼玉県深谷市の「深谷ねぎ」など、産地ごとに自慢のねぎをPRするブースが設けられ、ねぎを使った料理もふるまわれました。

    このうち、京都市の「九条ねぎ」のブースでは、ねぎと一緒に写真をとった人に割安でねぎを販売し、特産のねぎの味や特徴を紹介していました。

    炭火焼きにしたねぎを味わった女子高校生は「ねぎを丸かじりしたのは初めてですが、何もつけなくてもおいしかったです」と話していました。

    このイベントは新潟市中央区の「万代シテイ」で4日も行われます。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181104/k10011697711000.html

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  56. [チェックCM]青森米「青天の霹靂へきれき」 「さっパリより、愛をコメて」編
    2018年11月6日5時0分

    自信作 美食の聖地から
     全国各地から新米が届く季節となり、高級ブランド米CMも真っ盛り。有名タレントを起用してのアピールが多い中、一風変わった攻め方で目を引くのが青森米「青天の霹靂」だ。

     パリのカフェでフランス人カップルが何やら話し込んでいる。テーブルの上には白いおむすびが二つ。次の場面では「さっパリ」と書いた習字を掲げた人々が街角に。バックに流れる歌は「さっパリ」とも「セ・サ・パリ(これはパリ)」とも聞こえる。オシャレの上にシャレも利いている。

     でも、おコメのCMでなぜパリなんでしょうか。

     「粘りとキレのバランスがよく、さっぱりした食感が特徴のコメなので、美食の聖地から“驚きの表現”を発信したかった」と青森県農林水産部の担当者。出演者はみなパリに住む普通の人々で、習字も本人たちに書いてもらったとか。

     霹靂とは雷のこと。「これまでで一番の味」と県の開発者も語る自信作は、過熱するブランド米戦争で「セ・ボン(おいしい)の霹靂」になれるか。(汗)
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20181105-118-OYTPT50382

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  57. 飲酒 妊婦自身にも悪影響…東北大チーム 「高血圧症候群」リスク
    2018年11月7日5時0分

     妊婦が飲酒すると妊娠高血圧症候群になるリスクが高まるとの調査結果を、東北大学病院周産母子センターなどの研究チームがまとめ、7日発表する。赤ちゃんの先天異常や発達の遅れといった危険性はすでにわかっていたが、妊婦自身への悪影響が確認された。

     妊娠高血圧症候群は、妊婦の5~10%に生じるとされる。高血圧から脳出血、肝臓や腎臓の機能障害など重い合併症につながる恐れがある。

     チームは、国が全国規模で実施する「エコチル調査」に参加した妊婦7万6940人について、妊娠初期と妊娠中後期に飲酒の状況を質問。妊娠初期に酒を飲んでいた人は7323人(9・5%)おり、妊娠中後期でも飲んでいた人は1965人(2・6%)いた。

     このうち、妊娠高血圧症候群のリスクが上がるのは、妊娠中後期に毎日、日本酒1合以上に相当する飲酒を続けていた妊婦(58人)。この場合、全く飲酒しない妊婦に比べて、3・45倍リスクが高かった。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20181106-118-OYTPT50439

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    1. 0か1か、あるいは、1合以下ならばよいのか? そのへんがあいまいだ。

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  58. 青森 NEWS WEB
    新米使った新酒の仕込み 最盛期
    11月08日 13時11分

    青森市の酒蔵では、ことし収穫された新米を使った新酒の仕込み作業が最盛期を迎えています。

    青森市油川の酒造会社では、新米が収穫されたあとのこの時期に毎年、新酒の仕込み作業を本格化させています。
    酒蔵では、連日、早朝から作業が行われていて、8日はまず、大きな釜を使って1.6トンもの酒米を蒸していきました。
    このあと、蔵人たちが蒸した酒米にこうじを付けたり大型のタンクに酒米を移したりして、酒のもととなるもろみを作る作業を行っていました。
    そして、ほのかに甘い香りが漂うなか、蔵人たちが丁寧にもろみをかき混ぜていました。
    この酒造会社では、一升瓶にして30万本分の新酒を仕込み、来年1月ごろから全国各地に出荷するということです。
    西田酒造店の西田司社長は「ことしは秋に入ってからも気温が高い日が続いているが、しっかりと管理をしておいしい酒をつくっていきたい」と話していました。
    https://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/20181108/6080002964.html

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    1. 「田酒」
      https://www.saketime.jp/brands/26/

      「喜久泉」
      https://www.saketime.jp/brands/41/

      「善知鳥」
      https://www.saketime.jp/brands/2103/

      「外ヶ濱」
      https://www.saketime.jp/brands/61/

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    2. 「大吟醸 百四拾 善知鳥」は、人にすすめられる良い酒。

      ただし出回る数が少なくて、人に知られずこっそり飲む酒。

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  59. [方言探偵団]じょっぱり…青森県
    2018年11月9日15時0分

     青森・津軽地方の名酒「じょっぱり」。「意地っ張り、頑固者」に当たる名づけの通り、淡麗辛口ながらも力強い味わいには杜氏とうじの己を曲げない強い信念が感じられる。「土佐のいごっそう」「肥後もっこす」と並ぶ「津軽じょっぱり」は、“日本三大頑固”としても有名な方言だ。

     由来は、平安時代から「感情、気持ち」の意味で使われた「情」、それを押し通して意地を張る「情張り」が元の形で、江戸時代から使用例が見られる。変化した形の「じょっぱり」も、当時の俳諧や滑稽本の中に登場するが、それが地方に広がって方言に残ったようだ。

     「強情っ張り」が文献に登場するのは明治以降であることから、しばしば言われる「強情っ張り」の省略形との説は考えにくいかもしれない。

     なお、南部地方では「かだこと」と言う。様々な分野で県内を二分し、ライバル関係にある津軽と南部だが、方言も使い分ける“じょっぱり”な気質は共通かもしれない。

    篠崎晃一・東京女子大学教授
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20181109-118-OYTPT50190

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    1. 「じょっぱり」って、名酒だったのか?!(笑)。

      今度ためしてみねば…

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  60. 王様大行列
    2018年11月9日15時0分

     神奈川県小田原市で、「フルーツの王様」と称されるキウイフルーツの収穫がピークを迎えている。果樹園「あきさわ園」では、今月中旬までに約8トンを出荷する。

     同園は国内でまだキウイフルーツが珍しかった約40年前に、栽培を始めた。香りや食感、甘みなどのおいしさが評判で、海外で販売されたこともあり、現在、市内の栽培農家は約160戸。代表の秋沢史隆さん(38)は、「台風の影響などが心配だったが、無事に育ってくれた。食べてくれた人の笑顔が楽しみです」と話した。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20181109-118-OYTPT50272

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  61. 地震被災地の酒米で地酒の仕込み 北海道 小樽
    2018年11月13日 16時23分

    ことし9月の地震で大きな被害を受けた北海道厚真町の酒米を使った地酒の仕込み作業が小樽市の酒蔵で13日から、始まりました。

    厚真町の酒米を使った地酒「美苫」は、フルーティーな香りとなめらかな味わいが特徴で、小樽市の酒蔵で毎年、およそ7000本が生産されています。

    酒米づくりは厚真町の農家が担っていますが、地震で農業用の機械が壊れるなどして収穫がずれ込み、例年よりもおよそ2週間遅れて地酒の仕込み作業が始まりました。

    13日は、職人たちがおよそ200キロの蒸した酒米を高さ2メートル、直径1.5メートルほどの水とこうじが入ったタンクに移し、杜氏(とうじ)が「櫂(かい)棒」と呼ばれる長い木の棒で丁寧にかき混ぜていました。ことしはおよそ5000本が生産され、来月中旬にも出荷される見込みだということです。

    杜氏の高野篤生さんは「農家が被災した中で刈り取った米なので、丁寧に酒を仕込んでいきたい」と話していました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181113/k10011708991000.html

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  62. [甘味主義]表情かわいく程よい甘さ
    2018年11月17日15時0分

     1879年(明治12年)創業の名古屋の和菓子店「青柳総本家」に「カエルまんじゅう」という人気商品がある。カエルの顔を描いた、焼きまんじゅうだ。

     大きな口と小さな目。「ムフフ」と笑っているような表情がかわいらしい。一度見たら忘れられない姿である。しっとりした皮の中に北海道小豆を炊いたこしあんがたっぷり入り、甘さも程よく、大人も子どもも親しみやすい味だ。

     青柳総本家のロゴマークが、平安時代の書家、小野道風の故事にちなむ「柳に飛びつくカエル」であることから生まれた品。1989年(平成元年)に発売された。努力して柳に飛びついたカエルのように縁起が良い、「無事帰る」を連想させるなどと喜ばれ、30年にわたるロングセラーに。同社の主軸商品、ういろうに次ぐ土産品として知名度も上がっている。

     成型して焼いたものに、職人が焼きごてで一つずつ目と口を入れている。「手作業なので、よく見ると表情が違います」と、営業企画室の木下美幸さん。季節商品は、11月末まではおいもあん、その後、チョコあん、さくらあん、抹茶あんが登場する。

     名古屋駅前の直営店のイートインコーナーでは、ミルクシェイクにカエルまんじゅうを浮かべた「カエルのミルク風呂」を販売。インスタ映えすると人気だ。

     食べておいしい、眺めて楽しい。和菓子の楽しみ方も幅広くなってきているようである。(フードライター 中島久枝)

           ◇

    青柳総本家  

    (電)0120・016・758

    〒463・8548 名古屋市守山区瀬古1の919
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20181117-118-OYTPT50272

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  63. 勝谷誠彦追悼 酒と戦わずして命奪われたコラムニスト
    最後まで寄り添った盟友が明かす「辛口コラムニスト」の生き様
    2018.11.29(木) 高橋 茂
    http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/54813

    >「辛口コラムニスト」として知られる勝谷誠彦氏が急逝した。急性肝不全。57歳の早すぎる死だった。勝谷氏はこの8月に体調不良が深刻化するまで、メールマガジン『勝谷誠彦の××な日々。』を一日も休まず発行し続けていた。そのメルマガの配信元である株式会社世論社の代表取締役・高橋茂氏が勝谷氏の最期を明かしてくれた。(JBpress)

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    1. >慶応大学病院にいれば良くなるだろうということを前提に、引き続き依存症治療の施設への入所を検討し始めた。しかし、肝臓に疾患があり、本人が絶対に自分は依存症ではないと言い張っている状況では、なかなか入所させてくれる機関は無かった
      http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/54813?page=3

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    2. 《依存症患者が、自分は依存症であるということを認めないのは理解できる。しかし勝谷にとっては、少なくとも依存症であるという自覚が必要だった。その自覚がなければ、仮に一時的に断酒に成功したとしても、必ずまた飲み始める。なんとかそれの自覚を持たせようとしたが、叶わなかった。勝谷が特異な人格を持っていたとは思わないが、テレビやラジオからも伝わってくるように、常人ではなかったと言える。

       では、いったい勝谷の何がそうさせてしまったのか。これは依存症全体に共通する悩みと苦しみでもあるのだ。》
      http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/54813?page=3

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    3. 死んでしまった今となっては、依存症まるごと含めて、それがその人の寿命だと思ってあきらめるしかない。

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  64. 国産ウイスキーが人気すぎて…キリンの主力銘柄 販売終了へ
    2018年11月28日 14時02分

    国産ウイスキーの人気が予想以上に高まり、安定的な供給が難しくなったとして、キリンは、主力の1銘柄の販売を来年3月で終えることになりました。

    発表によりますと、販売を終えるのは「キリンウイスキー富士山麓樽熟原酒50°」です。

    キリンが製造する国産ウイスキー5銘柄のうち、売り上げで3割余りを占める主力商品ですが、来年3月下旬の出荷を最後に販売を終えるということです。

    理由について会社は、ハイボールがブームになっていることで国産ウイスキーの人気が予想以上に高まり、安定的な供給が難しくなったためとしています。

    国産ウイスキーは、この10年で出荷量が2倍に増えていますが、製造に数年かかるため需要の増加に追いつけておらず、サントリーも、「白州12年」と「響17年」の販売をすでに休止しています。

    キリンは蒸留所の設備の増強などを検討したいとしています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181128/k10011726451000.html

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  65. ニューヨークで福島の日本酒を アンテナショップがオープン
    2018年12月2日 8時18分

    アメリカ・ニューヨークで、福島県産の日本酒を販売する期間限定のアンテナショップがオープンし、関係者が、東日本大震災と原発事故からの復興が進んでいることをアピールしました。

    このアンテナショップは福島県が開設し、ニューヨーク・マンハッタンにある商業施設の一角では1日、県や商業施設などの関係者が乾杯して開店を祝いました。

    アメリカでは、和食の人気とともに日本酒の需要が高まっていて、アメリカへの輸出量はこの10年で1.5倍に増えています。福島県産の日本酒は、日本国内の品評会でも高い評価を受けていて、アンテナショップには11の蔵元の50銘柄が並んでいます。

    試飲したニューヨークの男性は「日本酒は何度か飲んだことがありますが、こんなにおいしいものは初めてです。福島に行ってみたくなりました」と話していました。

    福島県の宮村安治観光交流局長は「大震災のあと、蔵元は、酒の買い手が付かないなど苦労してきました。アメリカで買っていただくことで福島の酒を世界に広めて、乗り越えていきたい」と話していました。

    アンテナショップは、来年3月まで設けられています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181202/k10011731681000.html

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    1. >福島の日本酒ランキング2018
      https://www.saketime.jp/ranking/fukushima/

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    2. 純米吟醸クラスなら、写楽と会津中将はためしたことがある。機会があったら飲んでおいて損はない、それぞれ特徴がある、とても旨い酒。

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  66. [教えて!ヨミドック]赤ワイン 飲むほど体にいい?…グラス2杯程度なら
    2018年12月8日15時0分

     Q ワインは体に良いって聞いたよ。

     ヨミドック 赤ワインには、ポリフェノールの一種「レスベラトロール」が含まれ、動脈硬化などを防ぐのに役立つと考えられています。ワインをよく飲むフランス人は、脂肪が含まれるチーズや肉などを多く食べているのに、心臓病で死亡する人の割合が他国より低いとされ、ワインに注目が集まるようになりました。

     Q 白ワインはどうなの?

     ヨ ブドウのポリフェノールは皮に多く含まれています。赤ワインは皮や種ごと発酵させるのに対し、白ワインはそれらを取り除いて造られるため、含まれるポリフェノールは少ないのです。

     Q 赤ワインは、たくさん飲んだ方がいいの?

     ヨ ワインをアルコール換算で1日22~32グラム飲む人は、全く飲まない人に比べて死亡率が低いとする研究もあります。ワイングラスでいうと、2杯程度の量です。一方で、飲み過ぎは逆に死亡率を上昇させることが明らかになっています。アルコールは1グラムにつき約7キロ・カロリーのエネルギーがあることも覚えておきましょう。

     Q 料理選びなどで気をつけることは。

     ヨ カロリーを抑えるため、なるべく脂っこくない料理を選ぶと良いでしょう。また、パンなど糖質の多いものから食べると血糖値が急激に上がるので、野菜や肉、魚などから食べるようにしてください。

     Q パーティーや宴会だとつい食べ過ぎちゃうんだよね。

     ヨ お酒は胃の働きを良くし、食欲を増進させる働きがあるからです。飲み過ぎると肝臓の働きが低下し、血糖値が下がることがあります。糖尿病で血糖値を下げる薬を使っている人は特に注意が必要です。

     Q 年末年始はお酒を飲む機会が多くなるよね。

     ヨ 宴会が続かないようにして、週2回は「休肝日」をつくりましょう。就寝の2~3時間前までには飲食を終えることも大切です。飲み過ぎや食べ過ぎに注意し、楽しい時間を過ごしてほしいですね。

     (利根川昌紀/取材協力=田中永昭・関西電力病院糖尿病・代謝・内分泌センター部長、板倉弘重・品川イーストワンメディカルクリニック院長)
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20181208-118-OYTPT50176

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  67. 清酒特区 新設へ 政府、来年度にも 少量製造が可能 観光拠点に
    2018年12月12日15時0分

     政府・与党は、清酒の少量製造を認める「清酒特区」を2019年度にも新設する方針を固めた。小規模な酒蔵をつくれるようにして地方の観光拠点とし、訪日外国人観光客の誘致や地域活性化を後押しする狙いがある。13日にもまとめる19年度与党税制改正大綱に盛り込む。

     酒税法は、酒の種類や製造所ごとに免許を取得することを義務づけており、清酒の場合は年間60キロ・リットル(一升瓶で約3万3000本)以上を製造しないと免許が下りない。特区ではこうした規制を緩和する。すでに清酒の製造免許を持つ事業者が地域活性化のために別の製造所を作る場合、製造量の基準を撤廃し、新たな免許取得も不要とする。

     政府・与党は、道の駅などに清酒の製造体験や見学ができる小規模な酒蔵ができることを想定している。特区は市町村単位を基本とする方向で、箇所数などの詳細は今後検討する。

     酒の特区を巡っては、農家や民宿でどぶろく製造を認める「どぶろく特区」が03年度に始まり、地域特産の果実を利用したリキュールなどを製造できる「果実酒特区」や「焼酎特区」も設置されてきた。18年10月までに、全国で計約270件が認定されている。

     どぶろく特区の第1号に認定された岩手県遠野市では、観光客に古民家で自家製のどぶろくを提供する旅行企画などを実施し、地域振興につなげている。

     清酒特区の新設は、海外での人気も背景にある。財務省の貿易統計によると、17年の清酒輸出額は約187億円で、8年連続で過去最高を更新した。主な輸出先は米国、香港、中国などで、10年前に比べて輸出量は2倍、輸出額も2・5倍に伸びた。訪日客が訪れるきっかけにもなると期待される。

     特区を求める声も上がっていた。新潟県佐渡市の老舗酒造会社「尾畑酒造」では、廃校になった小学校の校舎を活用し、4年前から地元の酒米を使った仕込み体験を行う酒蔵を設けた。酒税法の規定で「清酒」とは表示できず、市とともに特区の創設を希望していた。同社の平島健社長(54)は、「日本各地に魅力ある酒蔵がある。特区ができれば様々なアイデアが生まれ、地域が元気になっていくはず」と話す。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20181212-118-OYTPT50276

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    1. 日本酒を愉しむという味覚の趣味の世界に、はたしてどれだけの人がのめりこんでくれるようになるだろう…

      カラダはもちろんのこと目と舌と鼻がまずは健康健全じゃなきゃいけない。

      「美食をたしなむ」というのはじつはずいぶんと頭(とときには体も)をつかう作業ではある。

      どうでもうまきゃいい、それぞれがたのしきゃいい、好みはいろいろだよ、なんていう雑な思考回路だけじゃ、一定のマーケットを形成するようにはならんからなあ…

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  68. ブランド米 群雄割拠…今年新たに52銘柄
    2018年12月13日5時0分

     全国各地のコメどころが高く売れるブランド米の販売にしのぎを削っている。2018年産米からのコメの生産調整(減反)廃止を踏まえて、農家は消費者に選ばれるコメを作って収入を増やしたいためで、産地の自治体も宣伝に力を入れている。

     

      「もはや嗜好品」

     今年から本格販売された富山県の「富富富ふふふ」は、富山県が「農産品のPRで過去に例のない規模」という2億5000万円以上の県予算を投じ、人気女優を起用した広告宣伝を積極展開した。宮城県の「だて正夢」は、「食卓の天下を取る」ことを目指し、戦国武将の伊達政宗にあやかって名付けられた。高知県の「よさ恋美人」は、試食した人のアンケートで約6割が「コシヒカリよりおいしい」と答えたことを売りにしている。

     東京・目黒の米店「スズノブ」には、全国の約60銘柄のブランド米がずらりと並ぶ。客は日本酒やワインを選ぶように、少量ずつ購入していくという。

     「コメはもはや主食ではなく、嗜好しこう品に近くなっている」と代表の西島豊造さん(56)は話す。

     農林水産省によると、今年は過去10年で最多の52銘柄が新たなブランド米として登録された。新規登録は年々増加傾向にあり、現在の登録数は795銘柄と10年前と比べ約5割増えた。

     多様なブランド米の誕生はコメの価格を押し上げる一因にもなっている。今年10月時点で全銘柄の平均価格(60キロ)は、前年同時期より1・3%高い1万5707円と、4年連続で上昇した。

     ただ、高価格のブランド米に生産が偏っていくことで、手頃な品種の生産が減ることも懸念されている。高いコメばかりになると、消費者のコメ離れが一段と進む恐れもあり、地域によっては価格を安くしたブランド米を作る動きもある。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20181213-118-OYTPT50054

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    1. 人気女優で広告「ブランド米」県予算2億超投入
      2018年12月13日9時24分

       全国各地のコメどころが高く売れるブランド米の販売にしのぎを削っている。2018年産米からのコメの生産調整(減反)廃止を踏まえて、農家は消費者に選ばれるコメを作って収入を増やしたいためで、産地の自治体も宣伝に力を入れている。

       今年から本格販売された富山県の「富富富ふふふ」は、富山県が「農産品のPRで過去に例のない規模」という2億5000万円以上の県予算を投じ、人気女優を起用した広告宣伝を積極展開した。宮城県の「だて正夢」は、「食卓の天下を取る」ことを目指し、戦国武将の伊達政宗にあやかって名付けられた。高知県の「よさ恋美人」は、試食した人のアンケートで約6割が「コシヒカリよりおいしい」と答えたことを売りにしている。

       東京・目黒の米店「スズノブ」には、全国の約60銘柄のブランド米がずらりと並ぶ。客は日本酒やワインを選ぶように、少量ずつ購入していくという。

       「コメはもはや主食ではなく、嗜好しこう品に近くなっている」と代表の西島豊造さん(56)は話す。

       農林水産省によると、今年は過去10年で最多の52銘柄が新たなブランド米として登録された。新規登録は年々増加傾向にあり、現在の登録数は795銘柄と10年前と比べ約5割増えた。

       多様なブランド米の誕生はコメの価格を押し上げる一因にもなっている。今年10月時点で全銘柄の平均価格(60キロ)は、前年同時期より1・3%高い1万5707円と、4年連続で上昇した。

       ただ、高価格のブランド米に生産が偏っていくことで、手頃な品種の生産が減ることも懸念されている。高いコメばかりになると、消費者のコメ離れが一段と進む恐れもあり、地域によっては価格を安くしたブランド米を作る動きもある。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20181213-118-OYT1T50024

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  69. 牛久シャトー撤退「寝耳に水」…嘆願書280通
    2018年12月15日11時31分

     国内初の本格的なワイン醸造場として知られる「牛久シャトー」(茨城県牛久市)でレストランやワイン・ビール工場などを営業する運営会社が、業績不振で撤退する方針を示していることについて、市に対し14日までに商業関係者や区長らから営業継続を望む計280通の嘆願書が寄せられたことがわかった。根本洋治市長は近く運営会社に営業継続を訴える方針だ。

     運営会社のオエノンホールディングス(東京都)によると、シャトーの飲食・物販事業の2017年12月期の売上高は約5億2700万円。「業績不振に陥った時期や赤字額は明らかにできないが、ここ数年、赤字幅が大きく、回復が見込めないと判断した」としている。従業員約70人は解雇方針で、「再雇用の支援に努める」としている。

     これに対し、市環境経済部は「撤退は寝耳に水。事前に相談があれば、いろいろな対策を検討できた」と指摘。シャトーは引き続き見学はできるが、根本市長は「見学だけでは観光客の足が遠のく」と懸念する。

     飲食・物販施設の営業は28日まで。フレンチレストランは予約で満席。別のレストランもほぼ席は埋まっているという。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20181215-118-OYT1T50021

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    1. ワイン文化は、日本では名前ほどには根付いていない感じ…

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  70. [名作を訪ねて]夏子の酒(1988~91年)尾瀬あきら…酒造り 一緒に学ぶ気持ち
    2018年12月17日15時0分

     蔵の中にも雪が吹き込む冬の朝、蔵人たちが冷水で酒米を洗っていく。水を含ませ過ぎないようストップウォッチで厳密に時間を計りながら。「日本酒ってこんなに厳しく造っているんだ。これを絵にしたい」。1987年頃、尾瀬あきらさん(71)は新潟県和島村(現長岡市)の久須美くすみ酒蔵で酒造りの現場を目の当たりにし、熱い思いに駆られた。

     この時、既に漫画家歴約20年。青年誌に進出することになり、関心を持ったのが日本酒。当時のこの世界では、醸造用アルコールや糖類を加えた三倍増醸酒、形骸化した級別制度などの課題を抱えながら、こだわりを捨てない蔵元によって純米酒や吟醸酒などいい酒を造ろうとする機運が生まれていた。

     取材に歩いた中で、特にひかれたのが、幻の酒米を復活させ吟醸酒を作った同酒蔵の久須美記廸のりみち専務(現会長)の話。同酒蔵をモデルに88年、「モーニング」誌で始まったのが『夏子の酒』だ。

     東京でコピーライターをしていた蔵元の娘、夏子は、新潟の実家に戻り、亡くなった兄の遺志を継いで、幻の米を使った酒造りに挑む――。「僕も夏子と同じように酒造りは素人。一緒に勉強するような気持ちでした」

     <酒造りは米作り、米作りは土づくり、土づくりは人づくりから>。尾瀬さんが、久須美氏から聞いた言葉そのままに、夏子は、有機栽培で酒米を育てる仲間を集め、自ら土を耕して稲を育てて日本一の酒を目指す。

     「連載を始めてから、そういえば米作りも勉強しなきゃと気づき、取材を重ねた」。物語は、農薬の空中散布や減反政策の矛盾など当時の農業を巡る課題にも、目を開かせることになった。

     地道な酒造りを追いながら、天才的な利き酒の才能を持つ夏子が酒を飲む場面は、見せ場としてラブシーンのように描いた。時に農家や蔵元と対立しながらも妥協しないヒロインのひたむきさも魅力だ。「好きな作家、三島由紀夫の『夏子の冒険』の主人公が感受性の豊かな女性で、その影響かもしれない」

     本作は人気作となり、連載終了後の94年には和久井映見さんが夏子を演じテレビドラマ化。創作を通し各地の蔵元との交友も生まれた。尾瀬さんの仕事場には、日本酒の魅力や知識を世に広めたことへの関係者からの感謝状が幾つも飾られている。

     連載から既に30年。「日本酒の世界でも女性の進出は著しい。夏子も今は、立派な女蔵元になっているかもしれませんね」(佐藤憲一)

      日本酒マンガ  尾瀬さんはその後、夏子の祖母の時代を描く『奈津の蔵』、日系3世が島根の蔵元の立て直しを目指す『蔵人(クロード)』でも蔵元を舞台に。現在は西條奈加さんの時代小説を原作にした『善人長屋』を連載中。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20181217-118-OYTPT50129

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  71. 酒飲んだら、田んぼ・川に注意を…死亡例相次ぐ
    2018年12月20日9時58分

     島根県警捜査1課は18日、昨年12月に飲酒中や飲酒後に川へ転落するなどして5人が亡くなっていたことを発表した。忘年会シーズンを迎え、今年もすでに40歳代の男性が飲酒して帰宅する際に田んぼに転落して亡くなっており、同課が注意喚起を行っている。

     発表によると、昨年は20歳代から60歳代の男性5人が、飲酒後に川に転落したり、階段から落ちたりして亡くなった。飲食店で飲酒中に具合が悪くなってテラスに出て、3階から転落したケースや、泥酔した状態で沿岸の堤防の上を歩いていて海に落ちた事案もあったという。同課は、酒の飲み過ぎや飲酒後の徒歩での帰宅を避け、徒歩で帰らなければならない場合は川や用水路近くを通らないよう、呼びかけている。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20181219-118-OYT1T50030

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  72. [解説スペシャル]和食離れ 家族の変容で ユネスコ無形文化遺産5年
    2018年12月28日5時0分

    伝承へ 給食が「お膳立て」

     日本の伝統的食文化として「和食」が国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録されて今月で5年の節目を迎えた。海外での知名度は高まったものの、国内の日本料理店は後継者難などで減少、家庭の食卓でも敬遠されている。背景に暮らし方の変化もあり、時代に即した継承を模索する動きが広がる。(編集委員 伊藤剛寛、生活部 福士由佳子)

    閉店決断

     金沢市の料亭「つる幸」は11月末、半世紀に及ぶ店の歴史に幕を下ろした。1965年に開業し、独創的な懐石料理で、各界の著名人にも愛された名店。2代目主人の河田康雄さん(52)は、時代の変化を感じ、閉店を決断したという。

     「料理はもちろん、季節を感じさせる座敷などすべてのおもてなしで日本料理は成り立つ。だが、料理人を志す若者は減り、修業を始めても辞めてしまう。十分なおもてなしができない」

     来年夏をめどに、カウンター中心の小さな店を開く。「時代に合わせて変わらなければ生き残れない」と河田さんは話す。

     料亭などの業界団体「全国料理業生活衛生同業組合連合会」(事務局・東京)によると、加盟する料亭や日本料理店の数は89年度には約8000あったが、2015年度には約3000まで激減。都道府県ごとの組合のうち6県は廃業増などで解散した。多様な外国料理店が進出して選択肢が広がったことで、本格的な日本料理は値段が高いといった印象が強まった。店の後継者難も大きな理由だ。

     同連合会会長で、京都の老舗「美濃吉」10代目当主の佐竹力総りきふささんは「日本人は年中行事や儀式の際に食事を共にして絆を深めてきたが、そうした文化は核家族化や都市化で衰退した」と指摘する。

    洋食化

     和食は、ご飯と汁物に、魚や肉、野菜のおかずを合わせ、栄養バランスの良い献立を組み立ててきた。だしやしょうゆ、みそという伝統的な調味料を使うことが多い。しかし食生活はパンやパスタなど洋食化が進む。

     農林水産省が17年に行った調査によると、和食文化を家庭や地域で受け継ぎ、次世代へ伝えているという人は38%にとどまった。子育て世代に聞いた和食のイメージは「手間がかかる・面倒」などが挙がり、敬遠される傾向が強かった。

     東京の日本料理店「つきぢ田村」3代目の田村隆さんは「無形文化遺産登録は『和食は絶滅危惧種』という忠告。それは今も変わらない」と危機感を募らせる。小学校で、だしを使った普通のみそ汁と、みそをお湯で溶いただけの汁を食べ比べさせると、後者をおいしいという子が3割弱いて驚いたという。

     背景には、暮らし方や家族の変化もある。食卓の研究を続ける大正大学客員教授の岩村暢子さんは「和食は、自然を尊重し、旬の素材を生かす調理法やタイミングで提供するのが基本。今は、家族がそれぞれ、好きな物を好きな時に食べる」と指摘。1960年以降インスタント食品が増え、調理体験は減った。親や年長者に合わせることより、「個」の好みやペースを尊重するように家族関係も変わった。「和食の伝承とは、人が自然や家族とどう向き合うかという難しい問いでもある」と話す。

    子どもから

     この5年間、和食の良さを見直す活動も活発になった。

     東京都杉並区立三谷小学校は、ご飯、みそ汁、ブリ大根といった和風の給食や食育に取り組んできた。2014年度から児童が弁当を自分で作って持ってくるなど、さらに力を入れる。朝ご飯が和食の家庭は、10年前の2割から昨年は4割まで向上。栄養教諭の江口敏幸さんは「子どもが学校で和食に親しんだことで、保護者に作ってほしいと言うようになった」と話す。

     一般社団法人・和食文化国民会議(東京)は、11月24日を「いい日本食」と読ませて和食の日と定める。今年は8500超の学校などで和食の給食や授業を実施し、情報発信に力を入れる。同会議会長で龍谷大学教授の伏木亨さんは、「手間をかけた和食の素晴らしさも大切にしたいが、大人も子どもも多忙な今、そのまま引き継ごうとするのは現実的ではない。加工品なども活用し、まず気軽に親しんでほしい」と提案する。

     東京五輪を控え、さらに和食は世界から注目される。まず国内の関心をいかに高められるかが問われる。

    カレー、ラーメン…厳密な定義難しく
     海外で和食の知名度が高まるとともに、和食が指す料理が拡大している。

     農林水産省の発表によると、海外にある日本食レストランは、2017年10月現在で約11万8000店。無形文化遺産登録前の13年1月に行った調査では約5万5000店だった。約5年間で2倍以上に増えた。

     だが、この集計は「日本料理」をうたう店の数で、日本料理やすしのほか、カレーやラーメンなどの店も含んでいる。現地の人が日本料理店とうたっている場合、味付けなどが現地風に変わっていることも多い。

     日本は、海外の食材や食文化を受け入れて独自の形に発展させてきた。古代には中国から韓国を経て、16世紀半ばにはポルトガルなどの南蛮文化、明治期以降には西欧の食文化も受容し、定着させた。

     東京家政学院大学名誉教授の江原絢子さん(食文化)は、「各国の食習慣に合うよう選択的に日本料理を取り入れることは、日本が海外の食文化を受容した歴史的経緯と同様。和食とは日本で育まれて日本人の生活に定着したものと広くとらえることが大切で、今後も変化を続けるだろう」と話す。

     和食を厳密に定義することは難しい。ラーメンなどをどうとらえるかなど、意見も分かれる。時代によって変わる和食の奥深さでもある。

      ◆和食= 西洋文化が広がった明治時代、「西洋料理」「洋食」に対して、日本の料理を「日本食」「和食」などと呼ぶようになった。トンカツなど西洋料理をアレンジした「折衷料理」も和食とされる。2013年12月、社会的慣習など形のない文化を対象とする無形文化遺産に登録された。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20181227-118-OYTPT50352

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  73. [和を食す]米を知る<1>生産者の誉れ 食味「特A」
    2019年1月3日5時0分

    ◇甘み、のどごし100人が評価

     連載「和を食す」の第6部は、和食の主役、米を取り上げる。米のおいしさは何で決まり、新しい銘柄の味にはどんな変化が起きているのか。もちやおにぎりの最新事情は? 米と日本人の今とこれからを探る。

     日本一有名なコシヒカリの里に衝撃が走った。2018年2月のことだ。

     「今までと比べて出来が悪いとは思わなかった。驚きしかなかった」。新潟県南魚沼市で26ヘクタールの田んぼを耕す高村良一さん(61)は振り返る。毎年発表される「米の食味ランキング」で、17年産「魚沼コシヒカリ」が、最高評価の「特A」から転落したからだ。2番目の「A」評価になった。ランキングに特Aが設定された1989年産以降、28年連続で獲得していた。発表後、県は産地5市2町の関係者を集め、対策検討会議を開いた。

     長雨による収穫時期の遅れが品質低下を招いたと考えられた。県の担当者は「広く知られるランキングなので、結果は真摯しんしに受け止めた」と話す。

     「1年での特A復帰」を合言葉に、18年は基本に立ち返った。丁寧な土作り、生育状況の診断、適期に田植えや収穫を行うことなどに、産地を挙げて取り組んだ。

     「特Aが当たり前になり、どこか緩んでいたのかもしれない。生産者としてランキングは気になる。いい結果を期待したい」と高村さん。ランキングは2月にも発表される。

         ◇

     毎年、産地が一喜一憂する食味ランキングは、一般財団法人日本穀物検定協会(本部・東京)が手がけている。米のDNA鑑定や残留農薬検査といった理化学分析の業務がある一方、食味ランキングは完全に人間の舌で評価する。

     毎日午前11時30分、全国各地の同協会職員らが、炊きあがったご飯を食べ始める。本部と支部計5か所各20人、計100人の体制。事前に味覚試験と嗅覚試験に通ったスタッフだ。

     複数産地のコシヒカリを混ぜた「基準米」と、試食対象となる各地の米を用意する。精米に含まれる水分量を計測して水を加え、同じ炊飯器を用いるなど全てを同条件で炊き上げる。一回の試験につき産地3か所の試験米と基準米を各50グラム食べ比べる。

     「外観」「香り」「味」「粘り」「硬さ」と、「総合評価」の6項目について、基準米と比較して相対評価を行う。「外観」は、色やつや、「味」は、ほのかな甘みやのどごしといった要素がある。新米収穫後の11月から、ランキングが発表される2月頃まで連日続く。

     「米のおいしさを機械で測定した数値で表すのは至難の業。試食をし、人間の感じ方による『官能試験』で評価するしかないのです」と、同協会の舟生潔さんは説明する。

     89年産米に、特A評価が登場したのは、当時のA評価を得る米が増えたから。近年特Aを得る米は増えており、全体的に高品質になっているという。

    ◇おいしさ決める二つの成分

     米の成分は、8割近くをでんぷんが占め、米の硬さやぱさつきを左右するアミロースと、粘りや歯応えに影響するアミロペクチンで構成される。この二つのバランスでおいしさは決まる。

     約40年間にわたり、作付面積1位を誇るコシヒカリは、アミロースの含有量が比較的少なく、粘りが強いのが特徴だ。近年の日本人に好まれてきた。

     東京都内で米店「スズノブ」を営み、「五ツ星お米マイスター」の資格を持つ西島豊造さんは「生まれた時からコシヒカリを食べてきた平成世代には、その味は当たり前で個性の強い新品種においしさを感じやすい。『脱コシヒカリ』は始まっている」と指摘する。

     昨年本格デビューした米も個性派ぞろい。「いちほまれ」(福井)は米の粒の感触を味わえながらも適度に粘る、「ポストコシヒカリ」とも言える存在。「だて正夢」(宮城)はかなり軟らかく、「雪若丸」(山形)はしっかりした食感だ。

     西島さんは「今や米は嗜好しこう品になった面がある。100人いれば100通りの好みがあり、ワインのように選ぶ時代。和食は、海外ではヘルシーな食事と評価が高く、東京五輪を機に見直されれば、米を楽しむ人の裾野もさらに広がるのでは」と話す。

    ◇消費は減少傾向

     水田稲作は、縄文時代晩期に日本に伝わり、弥生時代に広がったとされる。水田を中心に集落ができ、日本の社会は稲作により発展してきた。

     室町時代、上層階級の料理文化として本膳料理が登場した。江戸時代後期には、婚礼儀式などで各地域に浸透し、昭和期まで継承された。本膳には、飯、汁、菜、香の物が盛られ、飯を主食とした伝統的な食事の形式が定着する。(「和食 日本人の伝統的な食文化」農林水産省)

     江戸時代には、都市部で料理店や食べ物屋が増えた。にぎりずしも人気に。都市部では白米が広がったが、農村では、雑穀や野菜を混ぜた「かて飯」も食べられた。

     明治期以降、農業技術の発達で、米の生産は拡大するが、農村部の消費量も増えていく。1918年には、米価高騰を背景にした民衆による暴動「米騒動」も起きた。

     昭和期、戦争による食糧難により、米は配給制となった。節米が呼び掛けられ、小麦や雑穀を使った「代用食」や「かて飯」が奨励された。

     国内全域で、日常的に白いご飯を食べるようになったのは戦後。一方で、食事の洋風化が進み、主食もパンやパスタなど多様化した。米の消費量は、1962年度をピークに減少傾向が続いている。

         ◇

     米の食味ランキング=全国の米の代表産地や品種について、「日本穀物検定協会」が毎年行う食味官能試験で決める。1971年産米から始まった。「特A」「A」「A’」「B」「B’」の5ランクで評価する。2017年産米は151品種中43品種が「特A」、76品種が「A」だった。

    ◇炊き上がりの表現

     西島さんは、米の炊き上がりについて、具体的な表現を用いて細分化している。「硬めで食べやすい」は粘りが弱く、さらさらとしたのどごし。「軟らかめで食べやすい」は、軟らかすぎない食感。「もっちり」とは「あっさり」に対して、粘り強さを表し、「もちもち」は、米の粒が感じられる状態でありながら、粘りと甘みがあるという。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20190102-118-OYTPT50009

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    1. [和を食す]米を知る<2>新顔ひしめく ブランド米
      2019年1月4日5時0分

       ◇ササニシキ→ささ結 品種改良で粒ぞろい

       ササニシキは、昭和時代にコシヒカリと並び立ち「東の横綱」とも称された人気品種だった。その姿を見かけなくなって久しい。

       「粘りの強いコシヒカリではだめ。あっさりしたササニシキでなければ、ネタの味も生きない」。ササニシキ誕生の地・宮城県大崎市内で、すし店を営む千葉君夫さん(70)は話す。すし職人や和食の料理人から復活を望む声は多い。

       ササニシキは、1993年の記録的な冷夏で甚大な被害を受けた。寒さに弱く倒れやすい弱点があったのだ。主産地である宮城県内の農家は寒さに強いコシヒカリ系の「ひとめぼれ」への切り替えを進めた。ササニシキの作付面積比率は、93年の66%から、2018年は6%(暫定値)と激減している。

       昨年10月、東京・銀座の百貨店で、平成生まれのブランド米13種を一般消費者が食べ比べるイベントが開かれた。高評価を得たのが、ササニシキの品種改良で生まれた「ささ結むすび」。大崎市産で、15年にデビューした新顔だ。

       01年、同県の古川農業試験場が改良に向け研究を開始。「ササニシキの味の特徴は受け継ぎ、弱さを改良した品種。地元の人からは懐かしい味だという声も聞かれます」と同市農林振興課。千葉さんのすし店でも使っている。作付面積はわずかだが、県内外から徐々に注文が増え、20年は作付けを増やす予定だ。

       ブランド米も栄枯盛衰の波にさらされる。1970年代は「日本晴」が主流だったが、コシヒカリが取って代わった。新潟薬科大教授の大坪研一さん(食品科学)によると、農林水産省は90年頃から米の消費拡大を目指し、様々なタイプの米作りと、消費者の好みを踏まえた品種開発を奨励してきた。新品種の開発は10~20年かかる地道な作業だ。この長年の努力が結実し、2010年頃に味の良い米が続々登場し、近年ブランド米が群雄割拠する時代が到来したという。農水省によると、18年に登録された米は795銘柄にまで増えた。

       「日本人の好みも変わってきた」と大坪さん。1980年代にはご飯のおいしさの7割は、硬さや粘りからなる「食感」で決まるとされていた。近年各地で適度な粘り、弾力があるコシヒカリに近い米が作られるようになり、差別化を図るため、表面のつやや味がより重要視されるようになったという。

       その結果、〈1〉粘りなどの食感や味のバランスがよい「コシヒカリ」型〈2〉粘りや甘みが強めの「ゆめぴりか」型〈3〉少し硬めで表面につやがある「さがびより」型の三つに大別されるようになった。

       さらに、一つの地域で違うタイプを生産するケースも現れた。宮城県からは、「ひとめぼれ」「ささ結」に続き、軟らかめの「だて正夢」が昨年本格デビューした。

       米どころの新潟県から17年に本格デビューした「新之助」は、魚沼産コシヒカリとの二枚看板を目指す。コシヒカリよりも大粒で甘いという特徴を出した。同県の担当者は「消費者の求めるものは常に変化している。絶えず新たな品種の開発を続けている」と話す。

           ◆

       ◇ブレンドで増す深み

       米のおいしさは、産地や銘柄だけによるものではない。

       ギフト用の米などの販売を手がける「八代目儀兵衛」(京都市)社長の橋本隆志さん(46)は、つや、香り、粘り、甘みなど、全てを満たすバランスのとれた単一の品種はないと考える。「それぞれの特長を生かすブレンドで相乗効果が生まれ、単一品種では味わえない深みが出ます」。銘柄や産地米にこだわると難しい安定的な供給も可能になる。

       ブレンドは、調理に応じた米を料理店に納めるため、米穀店が培ってきた技術だ。すし店には粘りが少なく、料亭にはうまみに加え、白くつやのあるもの――。しかし、1993年の凶作で、外国産米と混ぜた米の味の評価から、「ブレンド米に否定的なイメージがつきすぎた」と橋本さん。

       2009年、京都・祇園に料亭を開いた。提供するのは、濃厚な甘みが自慢のブレンドで、客にも食前に説明している。季節によって水分量も変わる米の特性に応じ、精米度合いや配合も変えるなど細心の注意を払う。「コーヒーやウイスキーはブレンドで魅力的になる。米のブレンドにも安心感を持ってもらうため、誠実においしいものを出していきたい」と話す。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20190103-118-OYTPT50225

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    2. [和を食す]米を知る<3>ご飯中心が元気を保つ
      2019年1月5日5時0分

      ◇おかずで栄養バランス

       米の消費量は、食生活の洋風化などで減少傾向が続く。逆風が吹く中、主食としてのご飯を栄養面から見直そうという動きも始まっている。

       保温ジャーからほかほかのご飯をよそう。東京大学の硬式野球部部員が暮らす「一誠寮」の食堂で、部員たちは山盛りのご飯を頬ばっていた。

       野球部監督の浜田一志さん(54)のモットーは、「勝ちたきゃ米食え!」。東京六大学野球で全く勝てなかった2014年、「基礎からやり直すしかない。基礎とは体づくりだ」と思い立った。部員たちは、炭水化物が圧倒的に足りないように見えた。

       1年後に約5年ぶりの勝利を収め、連敗は94で止めた。部員たちも体力や運動能力の向上に手応えを感じ始めている。2年生の岡俊希さん(21)は、「入学時より打球がよく飛ぶようになった」と話す。

       科学的な裏付けを得ようと、部員の体力や運動能力を定期的に測定する実証実験も昨年11月に始めた。栄養学的な研究・調査を担当する女子栄養大教授の上西一弘さんは「米の炭水化物は体を動かすエネルギー源。体をつくるたんぱく質だけを摂取しても、体を動かせなければ筋肉は増強されない」と指摘。肉などと一緒にご飯をしっかり食べることが重要という。

       厚生労働省がまとめた日本人の食事摂取基準(15年)は3大栄養素について、たんぱく質が13~20%、脂質は20~30%、炭水化物が50~65%というエネルギーバランスを推奨している。米は炭水化物が8割近いが、たんぱく質や食物繊維なども含む。脂質の割合はパンより少なく、バターなどをつけずに食べるためカロリーも高くならない。

       「運動選手だけでなく、一般の人も、たんぱく質を重視しすぎた結果、かえって体力や元気さを失う例が見られる」と上西さん。加齢により活力が低下した状態「フレイル」や、筋力が低下した「サルコペニア」の予防にも、ご飯中心の献立が望ましいという。

       米離れに追い打ちをかけたのが、糖質制限ブームだ。糖質の過剰摂取は、肥満や生活習慣病の原因ともなる。2000年代に入った頃から、糖質制限食が減量や血糖値安定に効果があるとの研究報告が海外で出され、日本でも注目を集めるようになった。

       自己判断で行う人も増え、日本糖尿病学会は16年版診療ガイドラインで「炭水化物摂取量と糖尿病の発症リスク、血糖コントロールとの関連性は確認されていない」とした。昨年5月には「糖尿病と食」と題した公開講座を開き、ご飯と汁物におかずという和食のバランスの良さを評価する声が登壇者から相次いだ。

       米は、白米にする過程で栄養価が変わる。「玄米」は、もみ殻を除去しただけで、栄養成分が多く残るが、軟らかく炊くのが難しい。玄米から胚芽やぬかをすべて除去し、食べやすくしたのが「精白米」。胚芽部分を残した「胚芽米」はビタミンや無機質が豊富で、玄米より食べやすい。

       女子栄養大副学長の五明ごみょう紀春さんは「和食は、ご飯を中心に汁物、おかずという形を整えれば、栄養バランスが整うよう設計されている。どんな米も、おかずとバランスよく食べることが前提」と話す。

      ◇消費、ピークの半分以下

       米の消費の冷え込みは深刻な状況だ。農林水産省の食料需給表によると、ピークの1962年度には日本人1人当たり1年間に精米118キロを消費していたが、2016年度には半分以下の54キロまで減った。背景には主食の多様化があり、総務省の2011年の家計調査では、1世帯(2人以上)が米を購入した金額はパンに初めて抜かれた。

       一般社団法人・日本健康食育協会代表理事で管理栄養士の柏原ゆきよさんは「そもそも主食なしで、おかずだけを食べる人も増えている」と指摘する。ご飯がないと献立全体の中で炭水化物の割合が減り、たんぱく質や脂質が増える。「様々なおかずと合い、カロリーも高くないご飯が過小評価されている」と話す。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20190104-118-OYTPT50358

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    3. [和を食す]米を知る<4>餅 時代に合わせ進化
      2019年1月9日5時0分

       ◇軟らかさ持続するもち米 愛知県が開発

       今年も、正月に餅を飾り、雑煮を食べた家庭は多いだろう。多くの地域で鏡開きは11日。昔ながらの行事と結びつく餅も、時代とともに変化している。

       「このもち米でついた餅は、これまでのものよりも軟らかさが持続します」

       昨年11月30日、愛知県などが開発したもち米「愛知糯もち126号」についてのシンポジウムが名古屋市で開かれた。通常、餅は時間がたつと硬くなるため、和菓子などに加工する際に、砂糖などを混ぜて軟らかさを保っている。混ぜ物を使わずに、餅本来の味のまま軟らかさを維持できれば商機があると、同県が2010年度に開発に着手した。

       この日は、このもち米を使った白玉の試食も行われた。「普通の白玉より軟らかく感じる」「軟らかさが持続するのはすごい」との声が上がっていた。

       米には、一般的な米飯用の「うるち米」と、「もち米」がある。福山大学教授の井ノ内直良さん(でんぷん科学)によると、餅の軟らかさは、アミロペクチンというでんぷんに関係する。ブドウ糖が枝状に並んだ状態になっていて、水分と熱が加わると、枝が開き、軟らかくなる。温度が下がると枝同士が閉じて結合し、硬くなる。愛知糯126号は、この枝が短いのが特徴。結合しにくく、餅が硬くなりにくいという=イラスト=。

       今年から本格的な作付けが始まる予定だ。同県の担当者は「和菓子やおこわなど幅広い活用が期待できる」と話す。

       公益社団法人、米穀安定供給確保支援機構(東京)によると、もち米は各地で様々な品種が作られている。作付面積が大きいものではヒメノモチやヒヨクモチなどがある。うるち米に比べ、生産量自体が少なく、新たな品種が出ると代表的な銘柄が大きく変わることもある。近年は20万トン程度が等級を決める検査を受けている。

       餅の購入量は減少傾向だ。総務省の家計調査によると、2人以上の世帯では年間の購入量が00年は2812グラムだったのに対して、17年は2423グラム。祝い事などの行事に食べる機会が減ったことも理由だとみられる。消費は正月に偏っている。

       このような現状に対して、メーカーも、様々な商品を開発している。

       越後製菓(新潟県)は昨年10月、薄い切り餅と、きな粉かあんこをセットにし、気軽に楽しめる商品を発売。また、佐藤食品工業(同)も、14年にスティック状の切り餅を発売した。ハムやチーズを巻いたり、カレーを付けたりする新しい食べ方を提案している。切り餅などは、1キロの袋で販売されることが多いが、単身者向けに内容量の少ないパックも販売されるようになってきている。

       日本料理を研究する「温石会」主宰の入江亮子さんは「餅は腹持ちもよく、温めるだけで食べることができる。スープに入れれば手軽な朝食になる。伝統的な食文化を守るという意味でも、正月に限らず餅を味わってはいかがでしょうか」と勧める。

       ◇平安時代も「正月に餅」

       日本人にとって餅とはどのような存在か。

       国学院大学教授の新谷尚紀さん(民俗伝承学)は「餅はそもそもハレの日(祭礼など特別な日)の食べ物。日本人にとってお祝い事とは切り離せない物でした」と話す。米は生命の源と考えられており、それを集めて作った餅は生命の象徴だったという。

       正月に餅を食べる文化が誕生したのは遅くとも平安時代。源氏物語に当時の正月行事の記述があり、その中に鏡餅が登場している。新年の健康や長寿を願い、鏡餅を食べていたと考えられるという。

       その後は、桃の節句や端午の節句などでも餅を食べるようになり、祝い事に餅が出ることも多くなった。「日本人にとって餅は、生命の象徴であるとともに、めったに食べられないごちそうでもあった。様々な行事が行われなくなる中で、正月だけの食べ物となっていったのではないか」と話す。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20190108-118-OYTPT50319

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    4. [和を食す]米を知る<5>おにぎり 形、具は自由
      2019年1月10日5時0分

      ◇東日本は三角形、球形 西日本は俵形

       米を使った代表的な料理の一つおにぎりは、時代や地域による特色を映しながら、進化してきた。今も新しい潮流が生まれている。

       「こんなに簡単でおいしい。もっと気軽に作ってみてください」

       西武池袋本店(東京)で昨年11月、老舗のおにぎり職人とロボットが競演するイベントが開かれた。職人は、1954年創業の専門店「おにぎり浅草宿六やどろく」3代目店主の三浦洋介さん。手早く三角に形作りながら、来場者におにぎりの魅力を語りかけた。

       相対したのは、世界におにぎりを発信しようと、パナソニックが開発を進めているロボット。箱の中におにぎり1個分のご飯を入れて操作すると、力加減を制御しながら圧力をかけ、人間が握ったように柔らかなおにぎりができる。来場者からは「やっぱり宿六はふわっとしておいしい」「ロボも意外にいける」など、思い思いの感想が聞かれた。

       宿六は、レストランを星の数で格付けする「ミシュランガイド東京2019」に、おにぎり店として初めて掲載された。手頃な価格で満足できる店を選ぶ「ビブグルマン」というジャンルで星は付かないが、「おにぎりは海外の人にも親しみやすい和食。家で作るものだったおにぎりが、外食として世界から評価された」と一般社団法人・おにぎり協会の代表理事、中村祐介さんは喜ぶ。

       おにぎりは、持ち運びに便利で、食べやすく、人気の米料理の一つ。日本各地や海外のご飯文化を調べた法政大学教授の増淵敏之さんは、「米を食べる国や地域は多いが、ご飯を冷めた状態で食べるのも、手で持って食べるのも珍しい。日本独自の食文化だ」と指摘する。

       地域性が豊かな点もおにぎりの和食らしさだ。ノリ製造販売「山本山」(東京)が昨年9月に実施したアンケートによると、普段食べているおにぎりの形は、関東圏などの東日本では「三角形」が68%で最も多かったのに対し、関西圏などの西日本では「俵形」が57%で最多。東日本で巻くのは「焼きノリ」が91%と圧倒的だったが、西日本では「味付けノリ」が62%など、違いが目立った。

       だが、増淵さんは「近年、全国チェーンのコンビニエンスストアの影響で、おにぎりといえば三角形が主流になりつつある」と話す。日本のコンビニでおにぎりの販売が始まったのは1978年のセブン―イレブンだった。「広く浸透し、現在では家で作るより購入する食べ物になった」と、増淵さんは話す。

       一方で、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)などを通して注目を集める手作りおにぎりも相次いで登場している。ノリでご飯と具を包んだだけの「おにぎらず」、ご飯と具をラップで棒状に握る「スティックおにぎり」など、手軽さと見た目がポイントだ。

       おにぎり協会の中村さんは、「おにぎりは自由。必須はご飯だけで、ノリはなくてもいいし、具も何でもいい。好みで組み合わせれば、無限に広がるおにぎりの楽しさを実感できるでしょう」と話す。

           ◇

       おにぎり=炊いた米を握ったもので、握り飯、むすびなどともいう。石川県にある弥生時代の「杉谷チャノバタケ遺跡」で見つかった炭化米の塊が、「日本最古のおにぎりの化石」とされている。武士の兵糧や旅人の携行食、農作業の合間に取れる手軽な食事などとして発展。江戸時代にノリの養殖が始まると、ご飯に巻くようになった。

      ◇定番の「ツナマヨ」/「悪魔」的おいしさ

       米全体の消費が減る中、コンビニ店などで購入するおにぎりは伸びている。総務省の家計調査では、1人当たりの年間支出は2000年の1016円から、17年は1401円と4割増えた。

       セブン―イレブンは、ツナマヨネーズが人気。オイル漬けにしたマグロやカツオの身をマヨネーズであえた「ツナマヨ」は、他店に先駆けて1983年に発売して以来、他店も含めて広く定着した。

       ファミリーマートは、ふっくらしたイメージの「おむすび」という名称にこだわりを込めている。三角形だけでなく球形や俵形もそろえ、大麦など健康志向に応えた食材も積極的に用いている。

       ローソンは、昨年発売の「悪魔のおにぎり」が大ヒット。白だしで炊いたご飯に天かすなどを加えた混ぜご飯タイプで、「悪魔的なおいしさ」から名付けた。

       各社の商品には刷新予定のものがあるほか、地域や店によって扱いがない場合もある。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20190109-118-OYTPT50351

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    5. [和を食す]米を知る<6>土鍋炊き、際立つ甘み
      2019年1月11日5時0分

      ◇理想の蓄熱、粒やわらかく

       高性能な炊飯器が開発される中、根強い人気があるのが土鍋炊飯だ。昨年、北海道地震で道内のほぼ全域が停電した際も、土鍋の底力が発揮された。

       昨年9月6日午前3時過ぎ、札幌市の大西奈津紀さん(38)は大きな揺れを感じ飛び起きた。同市内も震度6弱を観測。長男(8)と次男(6)にけがはなかったが、直後に停電となり、単身赴任の夫とも連絡が取れなくなった。

       朝起きても停電は続いていた。予約した炊飯器の米は水に浸ったまま。キッチンもオール電化。そこでカセットコンロと土鍋を取り出した。飯ごうの要領で火にかけた。沸騰後、火を止めて10分ほど蒸らす。蓋を開けるとつやつやとした真っ白なご飯が炊けていた。

       前日の残りのカレーを温め、子どもと食べた。「お米一粒一粒が立ち、こんなにおいしく炊けるのかと感動しました」と大西さん。

       萬古焼ばんこやきの産地で全国の土鍋の約8割を生産する三重県四日市市では、防災を目的に土鍋炊飯教室が開かれている。昨年12月、笹川東小学校で土鍋とカセットコンロを使う授業があった。指導するのは地元のNPO法人「みえ減災啓発支援ネット」のメンバーら。代表理事の加藤昌弘さんは「特産品が防災に役立つのだから活用しない手はない。おいしくて土鍋炊飯を家庭で始める人もいます」と話す。



       土鍋は、鍋料理だけでなく炊飯目的の購入も多い。

       米や調理雑貨を販売する「アコメヤ トウキョウ」(東京)では年々、炊飯専用土鍋の売り上げが伸びている。オリジナルの「有田焼黒釉土鍋」や長谷製陶(三重県伊賀市)の「かまどさん」など、火力調整の必要のないタイプが人気だ。銀座本店では炊飯専用を10種類前後そろえるほか、炊きたての土鍋ご飯が食べられるレストランも併設する。土鍋最大手の銀峯陶器(三重県四日市市)も2012年から「菊花ごはん土鍋」を販売。昨年9月には料理人と共同開発した炊飯専用土鍋「亶せん」を発売した。



       土鍋で炊くとご飯がおいしくなるのはなぜか。

       日本獣医生命科学大客員教授の佐藤秀美さん(調理科学)によると、理想的な炊飯過程は、〈1〉水浸漬しんせき期〈2〉温度上昇期〈3〉沸騰継続期〈4〉蒸し煮期〈5〉蒸らし期――に分けられる。

       土でできた土鍋は熱の伝導性が低い一方、熱を蓄える力が極めて大きい。そのため、〈3〉~〈4〉にかけて100度近い高温状態を安定的に保つことができ、でんぷんの結晶構造を崩す「αアルファ化」が中まで進む。軟らかくなったお米は口に含むと甘みを感じやすくなる。

       佐藤さんは「熱容量が大きい土鍋は、鍋底から上部まで均一に温度を保てる。細かい火加減の調整をしなくても理想的な炊飯の温度曲線をたどることができる」と話す。

       土鍋の良さを取り入れた炊飯器もある。タイガー魔法瓶(大阪府門真市)は萬古焼の土鍋を内鍋に使った電気炊飯器「炊きたて」を開発。シロカ(東京)は長谷製陶と共同開発し、「かまどさん電気」を昨年3月に発売した。

       五ツ星お米マイスターの渋谷梨絵さんは「土鍋のよさは、お米の硬さやお焦げまで、自分の好みで調整できるところ。忙しい朝は予約できる炊飯器、人を呼ぶときは華やかな土鍋と、使い分けてもよいですね」とアドバイスする。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20190110-118-OYTPT50309

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    6. [和を食す]米を知る<7>識者に聞く
      2019年1月12日5時0分

       米や稲作は、日本の社会や暮らしにどう関わってきたのか。2人の識者に聞いた。

       ◇消費者と農家 連携を・・・佐藤洋一郎氏(京都府立大和食文化研究センター特任教授)

      佐藤洋一郎氏。総合地球環境学研究所教授などを歴任。稲の歴史を追い続ける。66歳 ※宇那木健一撮影

       日本人と米や稲作の関係は時代によって変わってきた。大きく七つに分けられると考えている(別稿参照)。

       食糧としてはもちろん、軍需物資、貨幣などの役割を担ってきた。戦後は、洋食化が進んで、米余りの時代となった。「米は健康によくない」という宣伝も影響している。今は、日本史上初めて、米に大きな役割がなくなった時代といえる。

       歴史的にみると、和食の神髄は、米と魚にある。人間が命をつないでいくには、大きくみて炭水化物、たんぱく質、脂質が必要。田んぼと灌漑かんがい施設という一つの仕掛けで、米とコイ、フナ、ナマズといった魚が得られた。優れたシステムだったのだ。

       稲作は、日本の国土や風土も作っている。ため池や農具作りなどの周辺技術も培った。こうした技術の体系が衰退することに危機感を持っている。

       ブランド米の品種改良は進んでいるが、多くはコシヒカリの系統だ。日本にはかつては、多くの品種の米があったはず。生物多様性の面からはいかがなものかと思う。

       和食を世界へという動きもそれだけでは不十分。外国へ材料を運ぶにはエネルギーを使う。持続可能性と矛盾しないか。海外の人には日本に来て食べて、文化を理解してもらいたい。

       和食は、家庭では「作り方が面倒」などと敬遠されている。今後、料理とは何かを根源的に考えていきたい。料理には「知(知識、知恵)」「技」「美」という要素がある。料理の実践は、男女問わず、人間が生きていくために重要だろう。

       都会の消費者と地方の農家が連携することには期待している。今後は、米の品種改良なども両者が協力して行えばおもしろいと思う。地方に米作りの技術が残っている間に、もっと農村に目を向けてほしい。

           ◆

       ■米と日本人の関係(佐藤さんの話から)

      〈1〉原始的農業の時代。米を作る人=食べる人。

      〈2〉古墳時代、国造りに使われた。大規模土木工事のため、大量の米、広大な水田が必要に。

      〈3〉奈良時代から中世前半、国家主導の水田管理・経営が破綻。田の私有を認める墾田永年私財法など「民営化」が図られた。

      〈4〉戦国時代は、軍需物資に。

      〈5〉江戸時代、貨幣に。都市部での消費量が増え、地方との差が広がった。

      〈6〉明治時代以降、再び軍需物資に。多収が至上命令に。

      〈7〉1960年代以後、米余りの時代。戦後、米に大きな役割が与えられなくなった。

           ◆

       ◇稲作と行事 深い縁・・・福田アジオ氏(国立歴史民俗博物館名誉教授)


      福田アジオ氏。国立歴史民俗博物館教授、神奈川大教授などを歴任。柳田国男研究で知られる。77歳 ※岩佐譲撮影

       正月の11日や15日頃に、農家がクワを持って家の前庭に出たり、田んぼへ出かけたりして、少し耕し、松葉やワラを挿す行事がある。「庭田植え」「サツキ(五月)」などと呼ばれる。15日頃には、木の枝に餅を挿した「餅花」を、部屋に飾る。田植えや収穫など、本来の農作業よりはるかに早い時期に、望ましい結果を先取りして表現し、現実の世界に後追いさせようとする。民俗学では、予祝儀礼という。

       年中行事の多くは、稲作に関係した予祝儀礼だと言える。小正月(1月15日)前後に集中している。

       日本の国家や社会は、稲作や米を基盤に発展した。稲作は、収穫までに時間がかかり、天候に左右される。かつては、人間の力だけで豊作を手に入れることは難しく、神仏や呪術に頼るしかなかった。

       水田での作業が始まると、田植えの始めと終わりに田の神をまつる「サビラキ」「サナブリ」、イネが成長してくると、害虫をはらうための「虫送り」が行われる。

       今では稲作と直接関係がないように見える行事も、関係していたと考えられる。ひな祭りは農耕に先立つ祭り、端午の節句は田植えの儀式、七夕は水を願う行事。これらが、中国から暦と共に伝わった行事や宮廷行事と習合した。

       そして秋には、収穫を祝う祭りが行われる。一般には、神への感謝を示すとされるが、豊作を達成した自分たちを祝うという意味合いが強いと思う。日本の年中行事は、稲作の順調な進行と豊作を確保し、達成を祝うための儀礼が基礎にあると言える。

       ただ近年は、年中行事への関心が低くなってきた。都市化が進み、稲作の存在感が薄れた。祝日の意味もわからなくなった。1月15日は休みでなくなり、小正月の行事を続けることが難しくなった。

       時代によって生活が変わるのは当然だ。しかし、年中行事は、暮らしのリズムを作るうえで不可欠。のっぺらぼうの時間を人は生きていけない。行事を伝えていく努力は必要だ。

      (第6部おわり。編集委員・伊藤剛寛、遠藤富美子、福士由佳子、上原三和、米山裕之、加藤亮、二谷小百合が担当しました)
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20190111-118-OYTPT50322

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  74. 清酒発祥の寺で伝統の酒造り 奈良
    2019年1月8日 14時23分

    「清酒発祥の地」と伝えられる奈良市の寺で、室町時代と同じ手法で酒をつくる作業が8日から始まりました。

    奈良市の正暦寺は室町時代に酒のもととなる「酒母」を使って酒造りを始めた場所とされ、「清酒発祥の地」と伝えられています。

    寺や地元の酒造会社では当時と同じ手法での酒造りを20年前から行っていて、8日はおよそ20人が参加して「酒母」をつくる作業を始めました。

    はじめに寺の近くでくんだ乳酸菌を含むわき水を温めてタンクに張り、およそ400キロの米を袋に小分けにして浸しました。

    米はおよそ30度に保った水の中に4日間ほど置いたあと蒸し上げ、水とこうじを混ぜて発酵させると「酒母」ができあがります。

    県内の8つの酒造会社がそれぞれ「酒母」を持ち帰って酒を仕込み、3月下旬には新酒が完成するということです。

    正暦寺の大原弘信住職は「みんなに喜んでもらえるような芳じゅんで深い味わいのお酒ができてほしい。古いお酒造りを今後も残していきたい」と話していました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190108/k10011770941000.html

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  75. 諏訪地方の特産品、寒天が農閑期の田んぼに並ぶ
    2019年1月10日13時54分

     長野県諏訪地方で冬の特産品・角寒天かくかんてんの天日干しが最盛期を迎え、農閑期の田んぼに寒天が並んでいる。

     10日午前は、茅野市宮川の「イリイチ寒天」の社員ら十数人が、約1・7ヘクタールの干し場で白い息を吐きながら、長さ約30センチ、幅4センチの生の寒天を手際よく作業台に並べていた。

     原料のテングサを大釜で煮て作った生の寒天は、夜から早朝、北風にさらされて凍り、日中に解けて水分が抜ける。約2週間すると、白色の寒天になる。

     長野地方気象台によると、隣の諏訪市の最低気温は氷点下9・5度でこの冬一番の寒さ。小池隆夫社長(73)は「質の良い寒天には冷えこみが不可欠。氷点下7度ほどの冷えこみが続いてほしい」と話していた。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20190110-118-OYT1T50071

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    1. -9・5度 寒天のもと
      2019年1月10日15時0分

       長野県諏訪地方で冬の特産品・角寒天かくかんてんの天日干しが最盛期を迎え、農閑期の田んぼに寒天が並んでいる=写真、泉祥平撮影=。10日午前は、茅野市宮川の「イリイチ寒天」の社員ら十数人が、約1・7ヘクタールの干し場で白い息を吐きながら、長さ約30センチ、幅4センチの生の寒天を手際よく作業台に並べていた。

       原料のテングサを大釜で煮て作った生の寒天は、夜から早朝、北風にさらされて凍り、日中に解けて水分が抜ける。約2週間すると、白色の寒天になる。

       長野地方気象台によると、隣の諏訪市の最低気温は氷点下9・5度でこの冬一番の寒さ。小池隆夫社長(73)は「質の良い寒天には冷えこみが不可欠。氷点下7度ほどの冷えこみが続いてほしい」と話していた。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20190110-118-OYTPT50255

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  76. コシヒカリや和牛に日本酒 新潟県の特産品をNYでPR
    2019年1月12日 7時13分

    和食や日本酒の人気が高まっているアメリカに新潟県の特産品を売り込もうと、ニューヨークのレストランで新潟産のコシヒカリや和牛を使った料理をふるまう催しが開かれました。

    この催しは、特産品の販路を広げようと新潟県が11日、ニューヨーク マンハッタンのレストランで開きました。

    催しには地元の飲食業の関係者などが招かれ、県の特産品のコシヒカリを使ったライスコロッケや、和牛のカツサンドなど12品がふるまわれました。
    また、日本酒を試飲するコーナーには11の蔵元の23の銘柄が並び、担当者が熱心に売り込みを図っていました。

    日本食のレストランでマネージャーをしているというアメリカ人の女性は「たくさんの日本酒を試飲でき、とても楽しめました。店の料理と合う日本酒を輸入したいです。きょうの催しは新潟の人たちとの関係をつくるすばらしい機会になりました」と話していました。

    新潟県の花角知事は「催しを通じて新潟県の豊かな食文化に触れてもらい、特産品の輸出を増やしていくとともに、県の魅力を知ってもらい、観光にも結び付けていきたい」と話していました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190112/k10011775811000.html

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  77. ワインなど輸入品に値下げの動き EUとのEPA来月発効で
    2019年1月12日 17時08分

    自由貿易の恩恵が家計にも広がりそうです。日本とEU=ヨーロッパ連合のEPA=経済連携協定が来月、発効することを受けて、ヨーロッパから輸入される商品を値下げするなどの動きが出ています。

    このうち、メルシャン、サントリー、アサヒ、サッポロの4社は、来月1日に日本とEUのEPAが発効しワインの関税が即時撤廃されることを受けて、ヨーロッパ産のワインを相次いで値下げします。

    各社の最大の値下げ幅は、11%から20%になるということです。

    小売業界では、スーパーの「明治屋」が東京 渋谷区の店舗で、ワインとチーズの売り場を大幅に広げ、フランスやイタリア産を中心に品ぞろえを増やしました。

    明治屋小売事業本部の小作健さんは「お客様にヨーロッパ産の商品を積極的に薦めたい」と話していました。

    また、EPAの発効によって同じく関税が即時撤廃となる衣類でも値下げを検討する動きが出ています。

    デパートの「そごう・西武」はヨーロッパ産のコートやジャケットなどの価格の引き下げを検討するとともに、取り扱う商品の種類を増やしたいとしています。

    担当者の茂木麻佑さんは「価格がネックだった衣料品についても仕入れていきたい。お客様には買い物を楽しんでほしい」と話していました。

    先月末にはTPP=環太平洋パートナーシップ協定も発効していて、自由貿易の恩恵が家計にも広がりそうです。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190112/k10011776101000.html

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    1. 日本市場にあわせた小型の外車がさほど普及しないように、ワインも価格を下げたからといってそうそう普及する見込みはないなあ…

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  78. 沖縄米で泡盛後押し、20年出荷政府目指す =九州発
    2019年1月12日15時0分

     政府が沖縄県産米を使った特産の「泡盛」の生産を後押しする。現在、ほとんどの銘柄の原料がタイ産米だ。「国産泡盛」は2020年の出荷が目標で、将来はブランド化し海外での販売も目指す。

     蒸留酒の泡盛は、琉球王国時代の15世紀後半頃から、地元産の粒が短い「短粒種米」を使って生産が始まったとされ、明治時代頃まで続いた。だが、コクが深く芳醇ほうじゅんな香りが特徴の泡盛には、粒が長い「長粒種米」の方が適している。大正時代には長粒のタイ産米の輸入が始まり、昭和時代以降は主流となった。現在、1000種超ある泡盛の銘柄の9割以上が原料はタイ産米だ。

     政府は沖縄県の農業振興の一環として、18年度の沖縄振興予算を活用し、泡盛に適した長粒種米「夢十色ゆめといろ」について、沖縄の気候に合うかどうかの試験栽培を開始。昨年12月から県内の泡盛メーカーで試験醸造に着手した。今夏から一般農家での栽培を始めたい考えで、宮腰沖縄相が近く、同県を訪れ、農協や酒造組合、市町村に協力を求める。

     夢十色は、一般の食用米より単位面積当たりの収穫量が多い半面、単価が安いため、農家に理解が広がるかどうかがカギだ。

     沖縄県酒造組合によると、泡盛の出荷量はブームが起きた04年の2万7688キロ・リットルがピーク。その後は、若者の泡盛離れなどもあって17年にはピーク時の約6割となる1万7709キロ・リットルまで落ち込んだ。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20190112-127-OYS1T50027

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    1. 泡盛 沖縄米でブランド化 20年出荷目標…現在はタイ産米9割
      2019年1月12日15時0分

       政府が沖縄県産米を使った特産の「泡盛」の生産を後押しする。現在、ほとんどの銘柄の原料がタイ産米だ。「国産泡盛」は2020年の出荷が目標で、将来はブランド化し海外での販売も目指す。

       

       蒸留酒の泡盛は、琉球王国時代の15世紀後半頃から、地元産の粒が短い「短粒種米」を使って生産が始まったとされ、明治時代頃まで続いた。だが、コクが深く芳醇ほうじゅんな香りが特徴の泡盛には、粒が長い「長粒種米」の方が適している。大正時代には長粒のタイ産米の輸入が始まり、昭和時代以降は主流となった。現在、1000種超ある泡盛の銘柄の9割以上が原料はタイ産米だ。

       政府は沖縄県の農業振興の一環として、18年度の沖縄振興予算を活用し、泡盛に適した長粒種米「夢十色ゆめといろ」について、沖縄の気候に合うかどうかの試験栽培を開始。昨年12月から県内の泡盛メーカーで試験醸造に着手した。今夏から一般農家での栽培を始めたい考えで、宮腰沖縄相が近く、同県を訪れ、農協や酒造組合、市町村に協力を求める。

       夢十色の栽培には、水稲作付面積の減少が止まらず、水田の荒廃も進む県内の稲作の活性化という狙いもある。夢十色は、一般の食用米より単位面積当たりの収穫量が多い半面、単価が安いため、農家に理解が広がるかどうかがカギだ。

       沖縄県酒造組合によると、泡盛の出荷量はブームが起きた04年の2万7688キロ・リットルがピーク。その後は、若者の泡盛離れなどもあって17年にはピーク時の約6割となる1万7709キロ・リットルまで落ち込んだ。

       県外の長粒種米で造られた泡盛は、「力強さとまろやかさを備えている」と評価されている。担当する内閣府は「沖縄の夢十色で造った泡盛を、海外でも売れるブランド酒にしていきたい」と意気込んでいる。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20190112-118-OYTPT50311

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    2. タイ産米9割の泡盛、沖縄米使いブランド化へ
      2019年1月12日15時35分

       政府が沖縄県産米を使った特産の「泡盛」の生産を後押しする。現在、ほとんどの銘柄の原料がタイ産米だ。「国産泡盛」は2020年の出荷が目標で、将来はブランド化し海外での販売も目指す。


       蒸留酒の泡盛は、琉球王国時代の15世紀後半頃から、地元産の粒が短い「短粒種米」を使って生産が始まったとされ、明治時代頃まで続いた。だが、コクが深く芳醇ほうじゅんな香りが特徴の泡盛には、粒が長い「長粒種米」の方が適している。大正時代には長粒のタイ産米の輸入が始まり、昭和時代以降は主流となった。現在、1000種超ある泡盛の銘柄の9割以上が原料はタイ産米だ。

       政府は沖縄県の農業振興の一環として、18年度の沖縄振興予算を活用し、泡盛に適した長粒種米「夢十色ゆめといろ」について、沖縄の気候に合うかどうかの試験栽培を開始。昨年12月から県内の泡盛メーカーで試験醸造に着手した。今夏から一般農家での栽培を始めたい考えで、宮腰沖縄相が近く、同県を訪れ、農協や酒造組合、市町村に協力を求める。

       夢十色の栽培には、水稲作付面積の減少が止まらず、水田の荒廃も進む県内の稲作の活性化という狙いもある。夢十色は、一般の食用米より単位面積当たりの収穫量が多い半面、単価が安いため、農家に理解が広がるかどうかがカギだ。

       沖縄県酒造組合によると、泡盛の出荷量はブームが起きた04年の2万7688キロ・リットルがピーク。その後は、若者の泡盛離れなどもあって17年にはピーク時の約6割となる1万7709キロ・リットルまで落ち込んだ。

       県外の長粒種米で造られた泡盛は、「力強さとまろやかさを備えている」と評価されている。担当する内閣府は「沖縄の夢十色で造った泡盛を、海外でも売れるブランド酒にしていきたい」と意気込んでいる。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20190112-118-OYT1T50052

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  79. [LEADERS]ポテチに新味 元祖のプライド…湖池屋社長 佐藤章氏 59
    2019年1月15日5時0分

    さとう・あきら 1959年(昭和34年)生まれ。東京都出身。82年早稲田大学法学部卒、キリンビール入社。九州統括本部長などを経て2014年キリンビバレッジ社長。16年5月にフレンテ(現湖池屋)執行役員、16年9月から現職。キリンでは商品開発部門で多くのヒット商品を手がけ、「伝説のヒットメーカー」とも呼ばれた。


     日本で初めてポテトチップスの量産化に成功した湖池屋は、伝統を守りながら「湖池屋プライドポテト」など新たなヒット商品も生み出す。秘訣ひけつは何か。佐藤社長に聞いた。

    買うかどうか、勝負は2秒。一瞬です
     食べ物を買う時、多くの人は自分の定番を持ちながらも「何か新しいものはないか」と潜在的な期待をして店に行きます。そこでの勝負は「2秒」。一瞬で決まります。

     勝つために必要なのは、まずパッケージや広告などによる期待感です。「知覚品質」と呼び、これが高くないとだめ。だからパッケージには格別に気を使っています。

     その上で、味など実際の品質も伴わないといけません。知覚品質との差が大きいと、二度と口にしてもらえない。厳しい世界です。満足してくれれば購入が続きます。

     時代の変化に対応することも大切です。今、業界ではロングセラー商品が苦戦しています。ブランドは大事ですが、長く続ければいいというものではない。常に、お客様の興味や期待に応えなければいけません。

     <2017年2月に発売した「湖池屋プライドポテト」は、店頭価格が150円前後と従来品より30円ほど高いが、初年度の販売額は目標の2倍の40億円に達した>

     プライドポテトは「量はいらない。食べるなら質の高いものを」「孫への手みやげにしたい」という本格志向に応えました。健康志向を受け、現在は、うま味調味料や香料を無添加にしています。

     18年5月に発売した「ワンハンドシリーズ」というポテトスナックは、流通企業の社長と話していて生まれた商品です。「ポテトチップスを一気に食べたいから、袋の中のものを粉々にしてくれ」というんです。でも、潰すのはさすがにもったいない。

     そこで、細く小さいスティック状のポテトスナックを片手で持てる細長い袋に入れ、「これなら一気に食べられます」と提案しました。すると「面白い」と商品化が決まった。スマートフォンなどでゲームをする人が増え、手を汚したくないという要望にも応えた商品です。

     そのほか、九州の宗像大社(福岡県宗像市)など地方の観光資源をパッケージで紹介しながら、地元の素材を使う「ジャパンプライドポテト」という商品も受けています。地域振興にも貢献できる。全国のじゃがいもの0・3%分しか供給量がない北海道の「今金男しゃく」という品種を使った最高級ポテトチップスは、インターネット予約分がすぐに完売しました。

     新商品は私が発案するものも多いのですが、いろんな角度から付加価値を付けていくことで、湖池屋のブランド価値をさらに高めていきたいと思っています。

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    1. 「FIRE」ヒット 本物は心を動かす

       以前はキリンビールにいて、そこで商品開発のノウハウを学びました。

       キリンに入社後、最初は営業。北関東の担当でした。店頭回りでは結構、成果を上げたと思います。ところが1987年、ライバル会社の「アサヒスーパードライ」が発売されると一気に厳しくなりました。どんどんキリンのファンが奪われる。「自分の営業力ではどうにもならない」と商品開発部門への異動を希望し、配属されました。

       でも最初は鳴かず飛ばず。営業と違ってカタカナ言葉が飛び交う職場です。ノウハウもなく簡単に新商品なんて作れません。本当につらく、涙が出ることもありました。

       そんな時、上司が「一度、本場のドイツを見てこい」と言ってくれました。ドイツの片田舎に行くと、職人がビールを一から十まで1人で造っている。「ビール造りってこんなにシンプルで、素材が大事なんだ」と知りました。「これを伝える仕事ならできる」と、帰国して造ったのが「キリンブラウマイスター」というプレミアムビールです。その成功が、大きな自信になりました。

       <その後、キリンビバレッジで缶コーヒー「FIRE」や緑茶飲料「生茶」などのヒット商品を次々に生む>

       私が商品開発の世界で知られるようになったのは、99年発売の「FIRE」でしょう。当時は深刻な不況でサラリーマンの元気がない。コーヒーと一緒に応援歌を贈りたいと考え、スティービー・ワンダーにCM出演を依頼しました。あっさり断られます。

       でも、あきらめきれません。「苦しんでいる日本のサラリーマンを元気づけたい。歌だけでいいから作ってほしい」と手紙を送ると、数週間後に突然、国際電話がありました。「できたぞ」と。

       驚いて、ロサンゼルスのスタジオに飛びました。「聞いてくれ」とスティービーが生で歌ってくれました。全身に鳥肌が立ちました。とにかく感動です。

       創作活動の一環と受け止めて、出演も承諾してくれました。CMのインパクトもあり商品はヒット。「本物は人の心を動かす」と強烈に感じました。それに、何事もあきらめてはいけない。自分のためではなく、「日本のサラリーマンのため」という思いも通じたのでしょう。

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    2. 日本のじゃがいもしか使いません

       <キリンビバレッジ社長を最後に退社。湖池屋の筆頭株主、日清食品ホールディングスの誘いで16年に転じた>

       当時、キリンはグローバル化を掲げ、メーカーより商社のような姿を目指していると感じました。ものづくりが好きな私の考えとギャップが出てきたので、卒業を決めました。飲み物とは切り離せない食べ物も、いつかはやってみたかった。これまでの集大成にもなると考えました。

       湖池屋に来て最初の仕事は「ポテチショック」への対応です。台風で北海道の工場が被災し、機械が使えない。畑がやられてじゃがいもも取れなくなりました。一時、「カラムーチョ」や「ポテトチップスのり塩」などの主力商品以外すべて休売しました。

       でもこの時、強く感じたのは「みんなポテトチップスが大好きなんだ」ということです。供給の義務を再確認させてくれました。

       同時に始めたのが、湖池屋ブランドの強化です。目指すのは「ニッポンスナック」。日本のじゃがいもしか使いません。かつて、天ぷらの揚げ方を参考に日本流にアレンジして生み出した当社のポテトチップスは、創業者の「芸術」です。多くの人が親しみを持つブランドをむだにしたくない。新たなロゴを作って、すべての商品に付けています。社章も名刺も紙袋も。全社一丸です。

       今後は湖池屋に続く新たなブランドを作るため、スナックの世界から飛び出そうとも考えています。狙うのはスナックと日常食の間。何が出てくるかはお楽しみです。

       聞き手・佐々木達也 写真・山岸直子

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    3.   ■万年筆とノート  人と会ったときの話や自分で考えたアイデアやデザイン、ひらめきなどを万年筆で書き留めている。ノートは黒い表紙の同じものにこだわり、すでに9冊ほどになった。万年筆で書くのにも訳がある。「ボールペンだと書いた内容を忘れるが、万年筆だとなぜか忘れない」のだそうだ。その万年筆も「筆圧が高いので、もう10本ほど潰してしまった」と笑う。

       
      [NUMBERS]18の国・地域

       5年ほど前から台湾などアジアを中心にした海外事業の強化に乗り出し、現在、18の国・地域で販売する。売上高の海外比率は1割程度で、今後さらなる拡大を目指す。1953年創業。2018年6月期連結決算の売上高は322億円。グループ従業員数は720人(18年6月末)。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20190114-118-OYTPT50126

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  80. ビール出荷 最低更新
    2019年1月16日15時0分

     ビール大手5社が16日発表した2018年のビール類出荷量は、前年比2.5%減の3億9390万ケース(1ケース=大瓶20本換算)で、14年連続で過去最低を更新した。夏の猛暑や豪雨、台風の影響で外食が控えられ、飲食店向けが不振だった。

     ビールは5.2%減の1億9391万ケース、発泡酒も8.8%減の5015万ケースだった。一方、低価格の第3のビールは3.7%増の1億4983万ケースだった。メーカー別のシェア(市場占有率)は、アサヒビールが37.4%と9年連続で首位だった。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20190116-118-OYTPT50259

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    1. 5社の溝埋まらず…ビール・シェア公表取りやめ
      2019年1月16日20時43分

       ビール大手が激しい競争を繰り広げ、一喜一憂してきたシェア(市場占有率)の数字が2019年分から公表されなくなる。プライベートブランド(PB)商品をどのように取り扱うかを巡り、溝が埋まらなかったためだとみられる。各社の販売戦略に影響を及ぼす可能性もありそうだ。

       ビール大手5社とその業界団体は16日、18年のビール類の「課税出荷数量」を公表した。首位は37・4%のアサヒビール。キリンビールは前年から2・6ポイント増の34・4%で、アサヒとの差を7・3ポイントから3ポイントに縮め猛追した。3位がサントリービール(16・0%)、4位がサッポロビール(11・4%)だった。

       課税出荷数量は1992年から業界団体「ビール酒造組合」が公表を始め、大手5社のシェアを算出する際に用いられてきた。同団体は16日、2018年分を最後に取りやめると発表した。

       取りやめの背景には激しいシェア争いがある。関係者によると、キリンはPB商品分も含めたシェア算出を継続するよう主張した。18年から大手スーパー「イオン」やコンビニエンスストアのブランドとして取り扱われるビール類の受託生産を始め、シェアを伸ばしたためだ。

       だが、消費者はPBを必ずしもキリンのビールだとは受け止めていない。熾烈しれつな首位争いを繰り広げてきたアサヒは危機感を強め、出荷数量についてはPB分を外して算出するよう強く求めた。最終的に5社の間で溝が埋まらなかった模様だ。

       ビール類に関する統計は、大手各社がそれぞれ公表する販売実績も一つの指標となる。だが、販売実績は自社と関係の深い卸売業者への出荷分も含めて算出する。実際に酒税が課された本数を示す課税出荷数量に比べて統計としての信頼性が落ちるとされる。大手5社の幹部は「課税出荷数量が出なければ、シェア争いをする意味は薄れる」と話す。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20190116-118-OYT1T50127

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  81. 東海 NEWS WEB
    高山 「酒蔵めぐり」始まる
    01月19日 10時17分

    岐阜県高山市の造り酒屋で酒蔵の見学や搾りたての新酒を味わうことができる「酒蔵めぐり」が始まりました。

    「酒蔵めぐり」は高山市の観光協会と市内の6軒の造り酒屋が新酒の仕込みが本格化するこの時期に毎年行っていて、それぞれの造り酒屋が週替わりで酒蔵を公開しています。
    ことしで45回目をむかえる観光客にも人気のイベントで初日の18日は、高山市中心部の古い町並みの一角にある老舗の造り酒屋が公開されました。
    訪れた人たちは、ふだんは見ることができない大きなタンクが並ぶ酒蔵の中を見学してガイドの説明を聞いたり、お目当ての搾りたての新酒を味わったりしていました。
    大阪から訪れた70代の男性は、「普段飲んでいるお酒と味が全然違います。辛口で僕は好きです」と話していました。
    ガイドを務める栃本淳子さんは「飛騨高山はお酒がとても美味しいので皆さんに楽しんで欲しい」と話していました。
    高山市の「酒蔵めぐり」は3月2日まで行われ、地元の観光協会は1万8000人の観光客を見込んでいます。
    https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20190119/0002846.html

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  82. 酒と健康、がん予防講演会 来月6日、東京で
    2019年1月19日5時0分

     市民向けの公開講演会「少酒ではじめる生活習慣病・がん予防」が2月6日午後1時半から、東京都千代田区の日比谷コンベンションホールで開かれる。

     2月の全国生活習慣病予防月間に合わせたイベント。日本歯科大の小林隆太郎教授が「アルコールとお口の健康」、国立がん研究センター(東京)の井上真奈美部長が「少酒とがん予防」について講演する。また、医師らがお酒と健康について最近の研究成果などを交えて討論する。

     参加無料。申し込みは、日本生活習慣病予防協会のホームページ(http://www.seikatsusyukanbyo.com/monthly/syosyu/seminar/2019.php)から。問い合わせは、同協会事務局(03・5521・2881)へ。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20190118-118-OYTPT50400

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  83. コシヒカリ産地偽り販売の疑い 食品販売会社社長を逮捕
    2019年1月21日 18時14分

    新潟県以外の産地のコメを混ぜた商品を「新潟県産のコシヒカリ100%」と偽って販売したとして、神奈川県にある食品販売会社の53歳の社長が不正競争防止法違反の疑いで警察に逮捕されました。

    逮捕されたのは、神奈川県藤沢市にある食品販売会社「もろふし」の社長、益田和博容疑者(53)です。

    警察の調べによりますと、益田社長は去年6月ごろ、新潟県以外の産地のコメを混ぜた商品およそ7キロを「新潟県産のコシヒカリ100%」と偽って横浜市などのスーパーに卸したとして、不正競争防止法違反の疑いが持たれています。

    県産米のDNA検査を実施した新潟県からの情報を受けて警察が捜査した結果、「あきたこまち」など県外のコメが混ぜられていたことがわかったということです。

    調べに対し「原価を安くして利益を上げたかった」などと供述し、容疑を認めているということです。

    「もろふし」は去年夏までの1年間に、神奈川や東京など関東地方のおよそ70の店舗に743トンのコメを流通させていたということで、警察はほかにも商品の産地を偽っていた疑いがあるとみてさらに調べています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190121/k10011785141000.html

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  84. 泡盛原料の地元産のコメ生産を支援へ
    2019年1月27日 6時17分

    沖縄の酒、泡盛について、政府は、原料となるコメの多くをタイからの輸入に頼っていることから、地元農家を交付金などで支援し、地元産のコメでまかなうことを目指す事業を始めることになりました。

    沖縄の酒、泡盛は、原料となるコメの多くに粒が細長い「長粒米」を使っていますが、国内での生産量が少ないことから、タイからの輸入に頼っています。

    こうした中、政府は、泡盛の原料を地元産のコメでまかなうことでブランド価値を高め、農家の所得向上につなげたいとして、長粒米の生産に新たに取り組む沖縄県の農家を支援する事業をことしから始めることになりました。

    具体的には、政府と沖縄県が、農家に対し、酒造会社が求める品種や収穫量などの情報提供を行うほか、農林水産省の交付金を活用し、長粒米の生産に取り組みやすくするなどとしています。政府は、来年を目標に、原料から製造までのすべてを地元でまかなった泡盛の出荷を始めたいとしています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190127/k10011792631000.html

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    1. わざわざ税金投入してまでしてやることじゃないな。

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  85. 首都圏 NEWS WEB
    “日本酒発祥の地”PRイベント
    02月02日 06時36分

    「日本酒発祥の地」としてPRしている兵庫県宍粟市が、都心で働く人たちに地酒をふるまいながらまちの魅力を知ってもらおうというユニークなイベントを、1日夜、東京・港区で開きました。

    兵庫県宍粟市は、奈良時代に編さんされた書物に記述があることなどから、「日本酒発祥の地」として積極的にPRしています。
    1日夜は、都心で働く人たちに宍粟市について知ってもらおうと、オフィスビルがたち並ぶ東京・港区で地酒をふるまうイベントを開きました。
    市の職員が会社帰りのサラリーマンたちに声をかけると次々と集まり、地酒を飲み比べていました。
    また、会場では日本酒に詳しいライターなどを招いて、宍粟市の魅力について語るトークショーも行われ、訪れた人たちは地酒を楽しみながら耳を傾けていました。
    酒をふるまわれた女性は「とてもおいしかったです。これまで知らないまちでしたが、興味がわきました」と話していました。
    宍粟市まち・にぎわい課の西川晋也課長は「イベントをきっかけに、宍粟市に行ってみようという人が増えてくれればうれしいです」と話していました。
    https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20190202/0024917.html

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    1. 「日本酒発祥の地」といえば「奈良」だと思っていたのだが…
      https://www.google.co.jp/search?q=%E6%97%A5%E6%9C%AC%E9%85%92+%E7%99%BA%E7%A5%A5+%E5%A5%88%E8%89%AF

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    2. 「日本酒 発祥地」
      https://www.google.co.jp/search?q=%E6%97%A5%E6%9C%AC%E9%85%92+%E7%99%BA%E7%A5%A5%E5%9C%B0

      「日本酒発祥の地 出雲」ってのもあるな(笑)。

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  86. 和食の魅力、英名門大で紹介
    オックスフォード

    2019/2/3 14:412/3 14:45updated
    ©一般社団法人共同通信社

     【オックスフォード共同】国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産にも登録された「和食」や日本酒の魅力を紹介するイベントが2日、英国を代表する名門オックスフォード大で開かれ、同大の日本研究者や学生、英国のレストラン関係者らが群馬県の上州和牛のステーキなどコース料理を味わった。

     イベントは、世界最高級の知的研究の場で、国際的な発信力を持つ同大関係者らに、日本の自然や文化、歴史の中で育まれた和食への理解を深めてもらい、消費拡大を促すことが狙い。

     ロンドンにあるJA全農の直営和食レストランの林大介エグゼクティブシェフがうま味などの重要性などを解説した。
    https://this.kiji.is/464667326835868769

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  87. 東北 NEWS WEB
    酒蔵で「立春朝搾り」出荷作業
    02月04日 12時39分

    4日は立春です。大崎市の酒蔵では、搾りたての日本酒で春の訪れを祝う「立春朝搾り」の出荷作業が行われました。

    立春朝搾りは、立春の日の未明に搾ったばかりの生酒をその日のうちに出荷して春の訪れを祝う催しで、ことしは全国45の酒蔵が参加し、およそ31万本が出荷されます。
    このうち、4日だけで2万本の出荷を予定している大崎市の一ノ蔵では従業員だけでは作業が間に合わないため県内の酒屋や日本酒ファンなど125人が蔵に駆けつけました。
    そして、できたての酒を試飲して味を確かめた後、「立春朝搾り」と書かれたシールを一つ一つ瓶に貼って箱づめしていきました。
    「立春朝搾り」は、無病息災や商売繁盛などを祈願する縁起酒とされていて、日本酒のラベルの裏側には赤で「立春大吉」と書かれています。
    作業を手伝った日本酒ファンの女子大学生は「とてもおいしかったです。ふだん日本酒を飲まない人にも飲んでほしいと思います」と話していました。
    一ノ蔵の鈴木整社長は「ことしは軽やかでキレのある味に仕上がりました。一足早く春の訪れを感じてほしい」と話していました。
    https://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20190204/0004439.html

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    1. 立春 搾りたての新酒を出荷 埼玉 飯能
      2019年2月4日 12時54分

      立春の4日、できたばかりの新酒で春の訪れを感じてもらおうと、埼玉県飯能市の酒造会社で、早朝から新酒の出荷作業が行われました。

      飯能市の酒造会社では、立春の日の4日は特別に搾りたての酒をその日のうちに客に届けようと、午前0時から夜通しで新酒を瓶に詰める作業が行われました。

      日本酒の瓶には「立春朝搾り」と書かれたラベルが貼られ、酒蔵を訪れた地元の神社の宮司が1年間の無病息災や商売繁盛などを祈願しました。このあと、販売店の人たちが新酒が入った段ボールを次々と車に積み込んで店舗に持ち帰っていきました。

      搾りたての日本酒はフルーティーな香りが強く、春を感じさせるさわやかな味わいだということで、4日に出荷されたおよそ7300本は、予約をした人を中心に届けられるということです。

      「五十嵐酒造」の五十嵐正則社長は「酒蔵に来ないと飲めない、新鮮なお酒をいち早く届けたいという思いで作りました」と話していました。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190204/k10011802661000.html

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    2. みんな商売いそがなきゃいけないからなあ…

      ほんまもんの職人杜氏なら、味になっとくいかんきゃ出荷しないし、なっとくするもんしか出さんだろ。

      浮ついた商売は好かん。

      立春前に「しぼりたて生」だの「無濾過生原酒」だのを早々と出荷しなきゃいけない火の車状態の蔵も多いけど。

      いまは設備がよくなって、温度管理も自由自在、年がら年中仕込みができるっていうのもあるけどね。

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    3. そうなればなるほど、自然の「寒造り」ってやつの「価値」も増す。「きもと造り」、「木桶仕込み」、「樽貯蔵」のありがたみもわかる。

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    4. 人のチカラの限界を知り、目に見えない微生物のチカラを思い知り、自然のチカラのまえにひれ伏す…

      ただの水(と空気)が、とてつもないものに思えてくる体験…

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    5. そして、酒造りは、米作り、土作りから始まるということも思い知る。

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    6. 大地自然の恵みがまるごとエキスになっている水として感じられるか、という価値観の問題になる。

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    7. そういえば、漬物作りが上手なひとたちは、野菜作りもじつに上手だったりする。

      苗床(土)づくりと種をすえて苗を育てるのがじつにうまい。苗を上手に育てないと、そのあとがうまくいかない。

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  88. 山形 NEWS WEB
    酒米「雪女神」の新酵母開発
    02月08日 10時00分

    山形生まれの酒米「雪女神」向けの新しい酵母が開発され、質の高い日本酒造りに弾みがつくと期待されています。

    「雪女神」は、県が15年かけて開発し、2年前から本格的に使われている酒米で、粒が大きいうえに割れにくく、雑味を生み出すタンパク質が少ないのが特徴です。
    このため、すっきりとした味わいを持つ大吟醸酒などの高級酒が出来ると期待される一方、その特性をどうやって引き出していくかが課題となっています。
    こうしたなかで、山形市にある県工業技術センターは、雪女神の特徴に合わせた新たな酵母の開発に成功しました。
    酵母はコメから出た糖分をアルコールに変える際に働く微生物で、酒の香りや味を大きく左右します。
    センターでは、数百種類に上る酵母を作り、3年間かけて、その中から最適なものを選んだということです。
    この雪女神向けの酵母は県内の酒蔵で来シーズンの仕込みから本格的に使われる見通しです。
    開発を担当した、県工業技術センターの工藤晋平研究員は、「ほどよいフルーティーな香りができる酵母に仕上がったので、料理と一緒に楽しめるお酒を醸すことができると思います」と話しています。
    https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamagata/20190208/6020002958.html

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  89. 農林水産物や食品の輸出額 9000億円超え過去最高に
    2019年2月8日 9時23分

    世界的に日本食の人気が高まっていることなどから、去年1年間の農林水産物や食品の輸出額が9000億円を超え、過去最高となりました。

    農林水産省によりますと、去年1年間の農林水産物や食品の輸出額は9068億円と、前の年より997億円、率にして12%増えて、過去最高となりました。

    品目別では、和牛を中心とする「牛肉」が29%、贈答用として需要がある「りんご」が27%それぞれ前の年より増加しています。

    このほか、「日本酒」や「いちご」それに「卵」なども高い伸びを示しています。

    一方、輸出先の国や地域別では、「香港」が2115億円と最も多く、次いで「中国」が1338億円、「アメリカ」が1177億円でいずれも前の年より増加しました。

    農林水産省は、背景に世界各地に日本食のレストランが増えているほか、訪日外国人観光客の増加で日本食に触れる機会が多くなるなど、世界的に日本食の普及が進んでいることがあると見ています。

    政府は、農林水産物や食品の年間の輸出額をことし1兆円に増やす目標を掲げており、TPP=環太平洋パートナーシップ協定やEU=ヨーロッパ連合とのEPA=経済連携協定の発効も追い風に、目標の達成を目指すことにしています。

    卵の輸出49%増

    輸出額が増えた農林水産物の中には、ニワトリの「卵」もあります。

    農林水産省によりますと、去年1年間の卵の輸出額は前の年より49%増えて15億円余りに上りました。輸出先はほとんどは香港だということです。

    農林水産省では、輸出が増えた要因として、香港で親子丼やラーメンの煮卵など、半熟が多い日本食での卵の食べ方が広がったことがあるとみています。

    卵は世界的に生産されていますが、業界団体によりますと、生や半熟で卵を食べられるようにするには厳しい衛生管理が必要で、こうした管理を行っている国は日本以外にほとんどないということです。

    日本産の卵は、去年10月にアメリカや台湾向けの輸出が可能になったほか、早ければ今月中にEU=ヨーロッパ連合への輸出も解禁されることから、輸出増加への期待が高まっています。

    日本の卵 香港でなぜ人気?

    日本の卵をもっとも多く輸入している香港では、街の普通のスーパーや商店にも日本産が出回り人気が高まっています。

    多くの食品を輸入に頼る香港では世界各国の食品がスーパーに並びます。

    香港中心部の繁華街にあるスーパーを取材すると卵のコーナーには、マレーシアやタイ、それにアメリカ産とともに日本の卵が並んでいました。

    日本の卵は1パック、350円から480円程度で売られています。

    ほかの国の卵と比べるとすこし高い程度で、香港の人たちはそれほど割高とは感じていないということです。

    また住宅街近くの商店街にある日本の野菜や果物を扱う店は、5年前から、北海道産の卵を1パック450円ほどで販売しています。

    日本産は人気が高いため、来月からは新たに福岡県産の卵も仕入れて販売する予定だということです。

    いつも日本産の卵を買うという買い物客は「ゆで卵にして食べます。日本の卵は清潔な感じがするし、他の国の卵より黄身が濃い味がしておいしいです。値段もほかと比べて少し高いだけなのでいいと思います」と話していました。

    店を経営する陳錦輝さんは「最近はほかの大規模スーパーなどでも日本産の卵が売られて種類も増えています。宣伝も盛んに行われるようになっているので、ますます日本産を選ぶ客が増えています。他の国のものに比べて安全で衛生状態もよいと客の反応もよく、よく売れていますよ」と話していました。

    農相 目標の輸出額1兆円 ことし実現させる

    これについて吉川農林水産大臣は閣議のあと記者団に対し「6年連続で過去最高を更新し、特に牛肉やりんご、さばなどで輸出が大きく伸びた」と評価しました。

    そのうえで「TPPや日・EUのEPA発効で関税が下がることを生かし、生産者と輸出業者を結ぶ支援や海外向けのプロモーションの促進などに気を緩めることなく取り組んでいきたい」と述べ、目標に掲げる1兆円の輸出額をことし実現させる考えを強調しました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190208/k10011808061000.html

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  90. ギョーザ購入額 浜松が1位 宇都宮2位で“連覇”ならず
    2019年2月8日 15時38分

    「ギョーザの街」として知られる宇都宮市の去年1年間の1世帯当たりのギョーザの購入額が、静岡県浜松市に抜かれて全国2位となり、2年連続の日本一とはなりませんでした。

    総務省の家計調査によりますと、去年1年間の外食や冷凍食品を除くギョーザの1世帯当たりの購入額は宇都宮市が3241円で、全国の都道府県庁の所在地と政令指定都市のなかで2位となり2年連続の日本一とはなりませんでした。

    一方、1位は静岡県浜松市で、宇都宮市を260円上回る3501円でした。

    宇都宮市役所では、職員たちが午前8時半の総務省の発表をパソコンの前で見守り、宇都宮市が2位であることがと分かると、残念そうな表情を浮かべながらも、「順位に一喜一憂しない」などと励まし合っていました。

    この調査で宇都宮市は、平成22年まで15年連続で全国1位を維持していましたが、その後は平成25年を除いて浜松市にトップを譲り、去年、4年ぶりに1位に返り咲いたばかりでした。

    市内の女子高校生は「1位だと思っていたのでとても残念です。もっとたくさんギョーザを買って1位になれるように貢献したいです」と話していました。

    宇都宮市の佐藤栄一市長は「結果に一喜一憂せず、ギョーザを軸にしたまちづくりを進めるために、今後も宇都宮を“ギョーザの街”としてPRしていきたい」と話していました。

    浜松市「非常にうれしい」

    浜松市の観光・シティプロモーション課の原田憲治専門監は「2年ぶりの日本一は非常にうれしいです。浜松はキャベツなどの農産物の宝庫で、『浜松餃子』はそのおいしさがギュッと閉じ込められています。これからもぜひ、全国の皆さんに来ていただき、ファンになってもらいたいです」と話していました。

    浜松餃子学会「ますますPRを」

    ギョーザで町おこしをしている団体、「浜松餃子学会」の花枝一則さんは、「率直にうれしく、浜松市民の『餃子好き』を改めて感じています。これを弾みに、ますます『浜松餃子』をPRしていきたいと思います」と話していました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190208/k10011808481000.html

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    1. 納豆購入額 水戸は1位奪還ならず 盛岡が1位に
      2019年2月8日 12時53分

      「納豆のまち」としてPRしている水戸市の去年1年間の納豆の購入額は、6300円余りで全国2位となり、2年ぶりの全国1位奪還はなりませんでした。

      全国の都道府県庁の所在地と政令指定都市を対象とした、去年1年間の総務省の家計調査が8日に公表され、水戸市の1世帯当たりの納豆購入額は6352円でした。

      全国3位だったおととしより839円増えたものの、1位となった盛岡市の6631円には及ばず、2位となり、念願の全国1位奪還はなりませんでした。

      水戸市は平成28年の家計調査では、1世帯当たりの納豆購入額が全国1位でしたが、おととしは3位に順位を落としたため、水戸市や地元の商工会などが、納豆の消費拡大をPRしたり、家庭で作れる納豆料理のレシピを配ったりしてきたほか、納豆レシピのコンテストなども開催し、2年ぶりの全国1位奪還を目指してきました。

      結果について、水戸市観光課の根本龍典さんは「水戸といえば納豆と認知してもらっているので、2位という結果は悔しいです。1位奪還を目指して、市民の皆さんに納豆のいろいろな食べ方を知ってもらえるように、引き続きPRしていきたいです」と話していました。

      市民は落胆「1位を逃したのは残念」

      納豆購入額の日本一奪還がかなわなかったことについて、水戸市民からは落胆の声が聞かれました。

      23歳の男性は「水戸から納豆をとったら何も残らないので、1位を逃したのは残念です。もっと納豆を食べたいと思います」と悔しがっていました。

      また、18歳の女性は「週に2回、納豆を一度に2パック食べていますが、週3回に増やしたいと思います」と闘志を燃やしていました。

      77歳の男性は「毎日納豆は食べています。去年より順位は上がったとしても2位というのは悔しいと思います」と残念そうに話していました。

      組合「納豆レシピの普及に力」

      茨城県納豆商工業協同組合の高野正巳理事長は「ことしこそ1位奪還を目指していたのでとても残念で悔しいです。1位になった盛岡市など東北地方では、料理に納豆を使う習慣があるため、納豆だけで食べる水戸市とは購入量の差が出たのだと思います。引き続き納豆を使ったレシピの普及などに力を入れて1位に返り咲けるように頑張りたいと思います」と話していました。

      ねば~る君「『ネバー』ギブアップで」

      納豆の妖精をイメージした茨城県の非公認キャラクターのねば~る君は、「順位も購入額も伸びたのでうれしいネバ。納豆に対する愛は水戸が日本一だと思ので1位を目指して『ネバー』ギブアップで納豆を食べていくネバよ」と意気込んでいました。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190208/k10011808391000.html

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  91. 大阪天満宮、梅酒でギネス認定
    最多の295種類

    2019/2/9 11:49
    ©一般社団法人共同通信社

    ギネス世界記録認定が発表された「天満天神梅酒大会」=9日午前、大阪市の大阪天満宮

     梅を詠んだ和歌で知られる学問の神様、菅原道真を祭る大阪天満宮(大阪市北区)で9日、「天満天神梅酒大会」が始まった。全国から集められた295種類の梅酒が並べられ、「異なる種類の梅酒の最多展示数」のギネス世界記録に認定された。

     梅の花がほころび始めた境内で、ギネス公式認定員がカウント。世界記録認定が発表されると、来場者から大きな拍手が上がった。長期熟成させたものや別の果物を使ったカクテルのような味がするものなど、個性ある梅酒が並んだ。

     梅酒大会は、かつては梅酒日本一を決めるコンテストが毎年実施されていたが、近年は梅酒を楽しむイベントとして定着している。
    https://this.kiji.is/466796352729990241

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    1. 最近体験したなかで感心したもの…

      「雪中梅 梅酒」
      https://www.google.com/search?q=%E9%9B%AA%E4%B8%AD%E6%A2%85+%E6%A2%85%E9%85%92

      ほんわかとした甘酸っぱい香りが抜群によい香り。

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  92. チョコレートにあう梅酒開発 欧州に輸出へ 和歌山
    2019年2月11日 18時44分

    全国一の梅の産地、和歌山県の食品会社が、チョコレートにあう梅酒を開発し、今後、ヨーロッパに輸出する計画です。

    この梅酒は、和歌山県田辺市の「中田食品」が、イタリアのチョコレートメーカーの創業者でカカオの研究者でもあるジャンルーカ・フランゾーニ氏とおよそ2年かけて開発しました。

    フランゾーニ氏が、田辺市などで栽培されている古城梅を使った梅酒のアーモンドに似た香りや独特の渋みに注目したということです。
    甘さをおさえた深い味わいで、チョコレートとの相性も上々です。

    中田吉昭社長は「チョコレートだけでなく、食事にもあう梅酒なので、幅広く楽しんでもらいたい」と話しています。この梅酒は、およそ2000本製造され、半数がイタリアに輸出されて、ヨーロッパで販売されるということです。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190211/k10011811341000.html

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  93. 升酒味わいながらほろ酔い気分で電車の旅 岐阜 養老鉄道
    2019年2月16日 15時42分

    滝の水が酒になったという言い伝えがある岐阜県の観光名所、養老の滝の周辺を通る養老鉄道で、升に注いだ地酒を味わいながらほろ酔い気分で電車の旅を楽しむイベントが行われました。

    これは、ことし養老鉄道が全線開通から100周年を迎えたことを記念して行われ、事前に応募があったおよそ30人が岐阜県の大垣駅を出発する上り列車に乗り込みました。

    参加した人たちは貸し切りの車両に腰を落ちつけ、早速、木製の升に注がれた地酒を堪能しました。

    手にした升は養老の滝に近い岐阜県の大垣市でつくられたもので、地元の食品メーカーが用意した弁当も味わって、列車に揺られながら1時間余りのほろ酔い気分の旅を楽しみました。

    参加した男性は「列車の揺れで酔いがよく回ります。でも列車の中で飲むお酒はとてもおいしいです」などと話していました。

    養老鉄道総務企画課の井口良介さんは「皆さんが楽しんでくれてとてもよかった。地域が一体となった取り組みをこれからも続けていきたい」と話していました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190216/k10011817441000.html

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  94. 「日本ワイン」増産へ 6年後に販売数量3倍に アサヒビール
    2019年2月19日 16時52分

    ビール大手の「アサヒビール」が、国産のぶどうだけを使った「日本ワイン」の増産に乗り出すことになりました。北海道のぶどう畑を拡張し、6年後には販売数量を今のおよそ3倍まで増やす計画です。

    発表によりますと、アサヒビールは日本ワインを増産するため北海道余市町にあるぶどう畑を2ヘクタール拡張し、合わせて6ヘクタールにします。

    東京ドーム1.3個分にあたる広さで、会社では日本ワインの販売数量を6年後の2025年に今のおよそ3倍の17万リットル余りまで増やす計画です。

    背景には市場が縮小しているビールとは対照的に、消費者の間で日本ワインの人気が高まっていることがあります。

    また、国も国産のぶどうだけを使い、国内で製造されたものに限って「日本ワイン」と表示できるとするルールを定めるなど、ブランド力の向上を後押ししています。

    アサヒビールの松山一雄専務は記者会見で「日本とEUのEPA=経済連携協定の発効によって、ヨーロッパで日本ワインへの関心がさらに高まることが期待される。将来は輸出にも挑戦したい」と述べました。

    日本ワインをめぐっては「メルシャン」が長野県内に醸造所を新設したほか、「サントリー」や「サッポロ」も生産態勢の増強を進めていて、今後、各社の競争が一段と激しくなりそうです。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190219/k10011820181000.html

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    1. 17万リットル、170立方メートル、17m×10m×1mのプール1杯分のワイン…

      200ℓドラム缶で850本、180ℓで950本弱。

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    2. コメのお酒(日本酒)も、従業員を年間雇用するとなると、コメ作りもやらなきゃいけないなあ…

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  95. ロンドン大で日本酒シンポジウム
    酒造りは「日本の文化」

    2019/2/21 10:46
    ©一般社団法人共同通信社

    シンポジウム後、参加者と話す宮城県の醸造元「佐浦」の佐浦弘一社長(右)=20日、ロンドン(共同)

     【ロンドン共同】日本酒の伝統や世界での消費拡大の展望について多角的に議論するシンポジウムが20日、ロンドン大の東洋アフリカ学院(SOAS)で開かれた。パネリストとして参加した宮城県の「浦霞」の醸造元「佐浦」の佐浦弘一社長は「酒造りのビジネスを維持することは日本の文化を維持すること」と話した。

     シンポはSOAS日本研究センターと国際交流基金が主催。在英日本大使館の清水雄策公使(財務担当)が日本国外での消費拡大に向けた国税庁の取り組みなどを紹介した。
    https://this.kiji.is/471128186699580513

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  96. NYで日本酒セミナー
    醸造や流通の講義、味も堪能

    2019/2/23 15:38
    ©一般社団法人共同通信社

     【ニューヨーク共同】米ニューヨーク・マンハッタン中心部で22日、日本酒に関するセミナーイベントが開かれ、地元の日本酒ファンら数十人がSAKEの醸造や流通に関する学問的な解説に耳を傾けた。講義の後は日本酒「獺祭」を堪能した。2015年に開設された東京大ニューヨークオフィスが主催した。

     セミナーで同大大学院の丸山潤一特任准教授(醸造微生物学)は、米から日本酒ができるまでの流れを化学式やこうじ菌の顕微鏡写真などを交えて英語で説明。国花の桜、国鳥のキジと並べ「こうじ菌は国菌です」と紹介して笑いを誘った。
    https://this.kiji.is/471929547644257377

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  97. 「雪見列車」雪景色つまみに地元ワインで乾杯! 秋田
    2019年2月23日 17時13分

    秋田県の山あいを走る秋田内陸線で、車窓の雪景色をつまみに地元のワインを楽しむ「雪見利き酒列車」が運行されました。

    この特別列車は、秋田県の北秋田市と仙北市を結ぶ秋田内陸線が全線開業からことしで30周年を迎えることを記念し、企画されたものです。

    車内には、県内のメーカーが作った赤ワインとプラムワインの2種類が用意されました。

    列車の車窓には雪に覆われた田園地帯や渓谷の景色が広がり、およそ30人の乗客はワインのボトルを開けると早速乾杯して、およそ2時間の旅を楽しんでいました。

    秋田市から来た25歳の女性は「ワインは甘く、ぶどうの味がしっかりしていておいしかったです。きれいな雪景色も見ることができて最高の旅でした」と話していました。

    来月2日には車内で地元のどぶろくやおでんを楽しめる特別列車が運行される予定です。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190223/k10011825631000.html

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  98. 雪の中で新酒まろやかに
    小千谷・高の井酒造で仕込み作業

     新酒を入れたタンクを雪に埋め込む、「雪中貯蔵酒」の仕込み作業が7日、新潟県小千谷市の高の井酒造で行われた。酒は約100日間、巨大な雪山に覆われたタンク内で熟成され、4月下旬から出荷される。

     雪中貯蔵酒は、雪の下で野菜を保存させると、うまみが増すとされることをヒントに、同社が1987年に始めた。

     ことし仕込んだ雪中貯蔵酒は、純米吟醸約1万リットル、純米大吟醸約5千リットル。この日の作業では、社員5人が除雪機やスコップを使い、敷地内の雪を積み上げ、タンクを埋めていった。雪山は高さ約5メートル、総重量は500トンほどになるという。数日間かけて行われた作業は同日、完了した。

     雪の中は平均温度0度、湿度100%に保たれており、熟成期間を置くことで新酒の硬さが取れ、まろやかな味に仕上がるという。

     同社の大久保剛総務部長(48)は「ことしは非常に雪が少なく心配したが、何とかいい雪山を作ることができた。とろみのある独特の味わいを楽しんでほしい」と話した。

     高の井酒造では、雪中貯蔵酒の完成を祝う「雪中祭」を5月18日に同社庭園で開く予定だ。

    【地域】 2019/02/12 14:57 新潟日報
    http://www.niigata-nippo.co.jp/news/local/20190212450501.html

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  99. 糖質ゼロ(月桂冠)
    2019/2/27 15:00

    リニューアルした「糖質ゼロ」を前に笑顔を見せる小高敦史さん(左)と山中寛之さん(京都市伏見区で)=宇那木健一撮影

    カロリーオフ今夜も乾杯 

     糖質をほぼカットした「糖質ゼロ」 の日本酒を、初めて商品化したのが月桂冠だ。新ジャンルの日本酒で健康志向の中高年層の心をつかみ、需要低迷に悩む業界に新たな風を吹き込んだ。糖質ゼロや糖質オフといった「機能性日本酒」の市場で5割のシェア(市場占有率)を握り、業界をリードしている。

    (升田祥太朗) 

     
    刷新を決断 

     白米やパン、麺類の主要栄養素・炭水化物のうち、でんぷん類などが糖質と呼ばれる。「糖質制限」をうたったダイエットの流行など、健康への意識の高まりを受け、ビール各社が糖質ゼロの発泡酒や缶チューハイを発売。月桂冠も2008年9月に糖質ゼロの日本酒を売り出した。

     日本酒は米の糖質を酵母で発酵させ、アルコールと二酸化炭素に分解して生産する。途中で分解能力が弱まることから、発酵が長続きする酵母の採用などで、糖質を極限まで抑える。順調に売り上げを伸ばし、15年度の販売数量は一升瓶(1・8リットル)換算で、09年度の2・7倍の197万本に達した。だが、競合他社の参入もあり、16年度に入って成長がぴたりと止まった。

     「このままだと売れ行きが落ちる。何か手を打たないと」。社内で焦りが募るようになる。17年になると、翌年度の発売10周年に向けたリニューアルを求める意見が出始めた。売り上げの大きいヒット商品だけに、失敗した場合の痛手は計り知れないが、思い切って挑戦を決めた。営業推進部の山中寛之(37)は「しんどい仕事になる」と腹をくくった。 


    最適な酵母 

     日本酒のうまみの一つが糖質のため、糖質ゼロは超辛口・超淡麗のすっきりした味わいになる。その裏返しで甘味の弱さから、「酸味が強い」「物足りない」といった不満の声が寄せられていた。

     どうすれば糖質を増やすことなく、うまみを感じてもらえるのか。山中は「酸味を抑えることで、味のバランスを取れないか」と考え、商品開発の担当者と議論を重ねた。

     総合研究所副主任研究員の小高敦史(41)の頭には、ある酵母の存在が浮かんだ。日本酒の味や香りを左右するだけに、研究所では常時1000種類を超える酵母を育てている。消費者の好みの変化や時期に合わせ、その中から最適な酵母を選んで新商品の開発に活用している。

     小高が目を付けた酵母は、「酒造りの引き出しを増やしておこう」と7年ほど前から育てていたものだった。発酵が長時間続くうえ、酸味が抑えめで、味や香りの調和した日本酒に仕上げられる。発酵をきめ細かく調節するなどして、味わい深さを引き出した。長年にわたる技術力の蓄積が物を言った。 

     
    包装に工夫 

     同時進行でパッケージの刷新にも取り組んだ。小売店で買い物客の目の動きを計測して、消費者の心に響くデザインを検討した。緑の配色や「0」の数字を残しつつ、辛口好みの層を取り込もうと、「超辛口」の表記を増やした。

     18年8月に発売した直後のモニター調査では「これなら飲んでみたい」などと、高評価が目立った。売り上げも前年を上回る水準で推移しているという。山中と小高は「糖質ゼロでも多くの人に『おいしい』と思ってもらえるよう、まだまだ改善していきたい」と口をそろえ、さらなる進化を誓った。(敬称略) 
     

    糖質ゼロ 

     食品表示基準に基づき、100ミリ・リットルあたりの糖質が0・5グラム未満の日本酒。自社の一般的な日本酒と比べ、カロリーも25%抑えられている。純米酒と比べ、飲んでも息が酒臭くなりにくいという。

     5~10度の温度に冷やして飲むのがお勧めで、ソーダ割りにすると爽快な味わいが楽しめる。アルコール度数は13度以上14度未満。210ミリ・リットル~2・7リットルの容量別に計5種類あり、希望小売価格(税抜き)は160~1995円。
     

    大倉治彦(おおくら・はるひこ)社長 60 

     吟醸酒のように高級な銘柄が海外で好調なため、「日本酒ブーム」と言われているが、国内の日本酒市場はかなり厳しい。業界全体の出荷量はピーク時の3分の1ほどで、当社の実績も減り続けている。生活や食べ物の洋風化が進み、ワインやリキュールなど多様なアルコール飲料が飲まれるようになった。

     バブル経済崩壊後のいわゆる「失われた20年」は、安くないと売れない時代だった。だが、これからは少子高齢化への対応で、付加価値の高い商品を生産し、販売の数量が減っても金額を確保できるようにしないといけない。我々の強みは、日本一と自負する技術力だ。明治時代に研究所を設け、杜氏とうじの力だけに頼らない酒造りを研究してきた。

     業界で初めて「糖質ゼロ」を発売できたのも、技術の蓄積があったからだ。開発に時間はかかったが、健康やカロリーに気を使う人が多かった。ヒットを確信していた商品ではないが、予想以上に売れた。

     最近は若者が日本酒を見直し、吟醸酒などの高級酒をワイン感覚で飲んでいる。リピーターになってもらうのは簡単ではないが、そうした層を何とかして取り込みたい。海外では日本酒のおいしさが注目されており、しばらくは輸出が伸び続けるだろう。 


    こんな会社 

     1637年創業。出身地の京都府南部の笠置にちなみ、屋号は「笠置屋」だった。たる詰めが主流だった明治期に、初めて防腐剤なしの瓶詰め日本酒を発売した。現社長の大倉治彦氏は14代目。現在の会社名は、月桂樹(げっけいじゅ)の葉でつくった冠「月桂冠」が、勝利や栄光を象徴することにちなむ。本社は京都市伏見区。2017年度の売上高(単体)は272億円、従業員数(18年4月現在)は395人。
    https://www.yomiuri.co.jp/local/kansai/feature/CO036730/20190227-OYTAT50006/

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  100. いま人気の銘柄の地酒の味を、半値で売り出すことができる製品にしたらば、そりゃあ大ヒット間違いなしだと思うよ。

    「味」はごまかしが聞かない、言葉じゃなくて、ちゃんとみんなわかっている。

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  101. 魚沼産コシヒカリ「特A」に返り咲き
    2019年2月27日 17時12分

    去年、全国で生産されたコメの味や香りを審査する「食味ランキング」の結果が公表されました。去年、最上位の「特A」から評価を落とした新潟県魚沼産の「コシヒカリ」が再び「特A」に返り咲くなど、全体の3分の1の55銘柄が「特A」の評価を受けました。

    農産物などの品質や安全性を評価している「日本穀物検定協会」は、毎年全国のコメの味や香りを評価して5段階で格付けしています。

    27日は去年生産された全国154の銘柄のコメの格付けが発表され、最上位の「特A」の評価を受けた銘柄は去年より12多い55と、過去最も多くなりました。

    このうち、去年、今の形で格付けが始まった平成元年以降、はじめて「特A」から1つ下の「A」に評価を落とした新潟県魚沼産の「コシヒカリ」は、今回、再び「特A」に返り咲きました。

    このほか「特A」の評価を受けたのは、北海道の「ななつぼし」や佐賀県の「さがびより」といった常連のほか、秋田県県南産の「ゆめおばこ」や徳島県北部産の「あきさかり」など9つの銘柄が初めて「特A」となりました。

    「日本穀物検定協会」の井出道雄会長は「コメの需要が縮小する中、都道府県が積極的にブランド米の開発を手がけるなど競争が激しくなっていて、特Aの品種は確実に増えている」と話しています。

    新潟 南魚沼市長「ほっとしている」

    1年前のランキングで、全国で唯一、28年連続で保ってきた最上位の「特A」から転落した新潟県の魚沼産コシヒカリの産地ではこの1年、土作りや出荷するコメの選別方法などを見直して、品質の向上に取り組んできました。

    今回のランキングで、2年ぶりに「特A」に返り咲いたことについて、新潟県南魚沼市の林茂男市長は記者会見で、「ほっとしているというのが本音です。特Aから落ちてから、われわれの地域ではプライドをかけた戦いのような1年だった。コシヒカリを育ててきた多くの先人の魂もうれしく思っていると思う」と述べました。

    そのうえで「特A復帰の結果に安住することなく、品質改良に努めたい」と述べました。

    新潟県知事「気を引き締めないと」

    コメの「食味ランキング」で、魚沼産コシヒカリが最上位の「特A」に返り咲いたことについて、新潟県の花角知事は「率直に言えば、ほっとしている。関係者や生産者が一体となって、最適な栽培に取り組んできた成果が実を結んだと思っている」と喜びを語りました。

    一方で、全国で「特A」のコメが12銘柄も増えたことについては「各生産地がしのぎを削っていて、ライバルがたくさん出てきているので、気を引き締めないといけない」と述べました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190227/k10011830031000.html

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    1. 「つや姫」9年連続最高評価…はえぬきは「A」
      2019/03/03 19:21

       日本穀物検定協会(東京都)の2018年産米の食味ランキングで、山形県のブランド米「つや姫」が9年連続で最高の「特A」評価を獲得した。同年産米から本格デビューした「雪若丸」も「特A」を獲得。一方、はえぬきは3年連続で「A」だった。

       全国から154銘柄がエントリーし、見た目、かおり、味などで5段階に評価。「特A」は55銘柄だった。

       本県産米で「特A」は、つや姫(村山と最上産)と雪若丸(同)。県県産米ブランド推進課は「つや姫は19年産でデビュー10年目になるので弾みになる。雪若丸も生産・販売拡大につながる結果だ」としている。

       一方、16年産米で22年続いていた「特A」評価が途絶えたはえぬき(最上と庄内産)は今回も「A」評価だった。

       県やJAは3年ぶりの「特A」奪還に向け、モデルほ場を造ったり、品種本来の特性が出るよう、はえぬきがデビューした1992年当初の栽培方法に立ち返ったりして食味向上に努めてきた。

       今回も「特A」とはならなかったが、同課によると、18年産米のはえぬきの1等米比率は96・0%で、前年より2・2ポイント向上。「米穀店から『品質が安定している』との評価をもらっている」という。

       吉村知事ははえぬきについて「残念ながら期待した結果にならなかった。結果を真摯しんしに受け止め、高品質で食味の良い米の生産に取り組んでいく」とコメントした。
      https://www.yomiuri.co.jp/economy/20190228-OYT1T50146/

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    2. 魚沼コシ「特A」返り咲き 食味ランキング 栽培管理を徹底 農家、JA
      2019/02/28 05:00

      魚沼産コシヒカリの「特A」復帰に喜びを語る林市長(南魚沼市役所で)

       日本穀物検定協会(東京都)が27日に発表した2018年産米の食味ランキングで、魚沼産コシヒカリが最高評価の「特A」に返り咲いた。17年産米で1段階評価を落としたが、「1年で特A奪還」をスローガンに団結した魚沼地域の農家やJA、自治体関係者から喜びの声が上がった。

       魚沼産コシは「特A」が設けられた1989年から28年連続で最高評価を維持してきた唯一の銘柄だったが、昨年初めて1段階下の「A」に陥落した。

       JAや自治体関係者、生産者は昨年3月に対策検討会議を設置。同協会は17年産の特A陥落の理由を明らかにしていないが、対策検討会議は要因を独自に検証した。

       土壌診断で養分が少なかった地域で土作りを進め、生育診断に基づく施肥の徹底などで一致。魚沼産コシの魅力を伝えるパンフレットを作成するなど消費者への情報発信にも努めた。

       南魚沼市の林茂男市長は記者会見で「祝魚沼産コシヒカリ特A復活!」の横断幕を前に、「ブランド産地としてプライドをかけた戦いだった」と振り返った。昨年は猛暑や渇水、台風といった異常気象の中、市が消雪パイプの水を農業用水に活用し、JAと農家が栽培管理を徹底したことに触れ、林市長は「魚沼に追いつけ追い越せと思われる存在であり続けたい」と力を込めた。

       JA魚沼みなみ(南魚沼市)は18年産米1万点ほどの食味を計測したが、例年と変わらず良好で、徳永昌彦普及指導課長は「自信はあったがほっとした。またここから10年、20年と続けたい」と話した。

       小千谷市でコメを生産販売する「Mt.ファームわかとち」社長の細金剛さん(66)は「2年連続Aだと他の地域に追い越されると心配していた」と一安心。収量は半分ほどに落ちたが品質は良好で、「県やJAが一体となって栽培基準を明確にしてくれたことが良かった。全般的にコメの食味が向上し、少しのことで評価は下がりうる。管理を徹底したい」と気を引き締めた。
      https://www.yomiuri.co.jp/local/niigata/news/20190227-OYTNT50074/

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  102. 高級スタバ オープン 1杯1200円 東京 中目黒
    2019年2月28日 12時40分

    大手コーヒーチェーンの「スターバックス」が、28日都内に新たな店舗をオープンさせました。店の中央に豆の巨大な貯蔵庫を置くなどこれまでとは異なるつくりで、主力商品の価格は1杯1200円という高級店となっています。

    「スターバックスコーヒージャパン」が東京・中目黒にオープンさせた店舗は4階建てで、設計は世界的に活躍する建築家の隈研吾さんが手がけました。巨大な吹き抜けスペースが設けられ、高さ17メートルものコーヒー豆の貯蔵庫やばい煎機が客席から見えるように置かれています。
    客が好みの豆や抽出方法を選び、バリスタが目の前でいれる様子なども楽しめる体験型の店舗だとしていて、ウイスキーのたるで熟成させた豆を使った主力のコーヒーの価格は1杯1200円となっています。

    26歳の会社員の男性客は「少し高いですが、コーヒーのテーマパークのような感じで楽しめました」と話していました。

    スターバックスは全国で1400店以上を展開し専門店としては国内首位ですが、大手コンビニも本格的なコーヒーをより低価格で販売するようになり競争が激しくなっていて、新たな店舗でブランドイメージを高めたいねらいがあります。
    この店で働く豊島杏理さんは「味や香りだけでなく、五感をフルに使った新しいコーヒーの体験を提供していきたい」と話しています。※価格は税抜き※
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190228/k10011830991000.html

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  103. 養殖魚ほろ酔いでブランド化 酒かす餌に山口県が開発目指す
    3/3(日) 19:06配信 毎日新聞

     山口県は、栄養豊富な酒かすを混ぜた餌で育てる養殖魚「やまぐちほろ酔いシリーズ」の開発に取り組む。人気が高い県産日本酒の出荷量増加に伴う副産物を活用する狙いがあり、県は「全国的に有名な地酒のブランド力も生かし、養殖業の振興を図りたい」として、新年度予算案に事業費300万円を計上した。【松田栄二郎】

     県水産振興課によると、養殖は経費に占める餌代の割合が高く、通常約7割に上る。一方、県酒造組合が集計した2017酒造年度(17年7月~昨年6月)の出荷量は8116キロリットル(前年度比11%増)と11年連続で増加しており、大量に出る酒かすの処理費用が課題となっている。

     酒かすはたんぱく質やビタミン、食物繊維などが豊富で、同課は県内の酒造会社から酒かすを安く購入して餌に使えば、酒かすの有効利用と養殖コスト削減の一石二鳥につながると期待を寄せる。

     既に福井県小浜市が酒かすを餌に混ぜた養殖サバを「よっぱらいサバ」として出荷し、好評を得ている先行事例があり、県の担当者は「生臭みを抑え、脂の乗りも良くなるのではないか」と話す。

     開発事業では、県沿岸の定置網や巻き網で多く取れるサバの幼魚を使う。そのままでは市場価値が低いが、酒かすで育てればブランド養殖魚として売り出せ、漁業者の収入増が見込めるからだ。

     初年度は長門市の県水産研究センターで幼魚を陸上養殖し、魚粉と酒かすを混ぜたペレット状の餌を与える。実際に食べるかや、成長具合を分析して最適な配合割合を調べ、次年度から海上養殖で実証する。ウマヅラハギやアユの養殖での活用も検討している。
    https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190303-00000030-mai-soci

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  104. 日本酒専門メディアSAKETIMES
    ‏@SAKETIMES

    本日22:25〜放送のNHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』に「雪の茅舎」の高橋杜氏が出演!番組をさらに楽しむために、SAKETIMESの記事を読んで予習しておきましょう!
    https://twitter.com/SAKETIMES/status/1102540468108161024

    “櫂入れをしない”自然に任せた酒造りを極める。「雪の茅舎」を醸す秋田県・齋彌酒造店を訪ねて
    2018.03.13
    酒蔵案内
    橋村 望橋村 望
    https://jp.sake-times.com/knowledge/sakagura/sake_g_saiyashuzoten

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    1. 秋田魁新報社
      ‏@sakigake

      今夜のNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」でも話題となりそうな齋彌酒造店(由利本荘市石脇)に関する記事をまとめました。
      https://twitter.com/sakigake/status/1102522240690618370
      https://search.yahoo.co.jp/realtime/search?ei=UTF-8&p=%E9%9B%AA%E3%81%AE%E8%8C%85%E8%88%8E

      まとめ:「雪の茅舎」の齋彌酒造店とは
      2019年3月4日 19時23分 掲載 2019年3月4日 19時47分 更新
      https://www.sakigake.jp/news/article/20190304AK0009/

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  105. 首都圏 NEWS WEB
    特Aの魚沼コシヒカリ品質向上へ
    03月09日 06時28分

    先月発表されたコメの食味ランキングで最高評価の特Aに復帰した新潟県の魚沼産コシヒカリの品質向上に向けた会議が南魚沼市で開かれました。

    魚沼産コシヒカリは去年、コメの味や香りを審査する食味ランキングで最高評価の特Aから、ひとつ下のAに落ちましたが、先月発表された最新のランキングで特Aに復帰しました。
    一方で、全国的にコメの産地間競争が激しくなるなか、南魚沼市では8日、さらなる品質向上を目指そうと県やJA、農家などが参加して会議が開かれました。
    この中では、来年度以降、強化すべき取り組みとして、コメ作りに最適な土づくりの徹底や、メールなどによる農家への適切な収穫時期の周知など、12の項目が掲げられ、共有されました。
    また、地元のJAの担当者が「米価が下がる中、土づくりの費用が賄えないケースも出ている。肥料をまく機材の貸し出しなど支援に力を入れたい」と述べ、JAなどが農家への支援や技術的な指導を続ける方針も確認されました。
    新潟県南魚沼地域振興局の小幡武志局長は「特Aに復帰したがまだ改善の余地はある。信頼を維持し続けることが一番大事だ」と話していました。
    https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20190309/0026624.html

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  106. 「にいがた酒の陣」開幕 83の蔵元が集合
    3/9(土) 19:41配信 UX新潟テレビ21

    国内最大級の日本酒の祭典「にいがた酒の陣」が始まりました。9日午前9時半頃、「にいがた酒の陣」が行われる新潟市の朱鷺メッセでは、開場を待つ人たちで長い行列ができました。今年で15回目となる「にいがた酒の陣」。83の蔵元が出店し、500種類の地酒を試飲できるほか、購入することもできます。チケットを買えば好きなだけお酒を楽しめるとあって、県内外の日本酒ファンで賑わいました。去年は2日間で、14万人が来場するなど全国的にも注目されるイベントとなっています。「にいがた酒の陣」は10日まで開催されます。
    https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190309-00010001-niigatatvv-l15

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  107. 新潟の「大洋盛」最優秀賞 北関東信越の酒類鑑評会
    2018.11.7 18:09 産経新聞

    関東信越国税局の酒類鑑評会で最優秀賞を受賞した(左から)宮坂醸造の「真澄」、大洋酒造の「大洋盛」、外池酒造店の「望bo:」を手にする各蔵元の杜氏=7日、さいたま市

     日本酒の出来栄えを評価する「酒類鑑評会」の表彰式が7日、関東信越国税局(さいたま市)で開かれ、純米吟醸酒部門の最優秀賞に大洋酒造(新潟県村上市)の「大洋盛」が選ばれた。松丸克己鑑定官室長は、管内の新酒の出来について「仕込みの時期に例年にない厳しい寒さが続いたが、製造者の技術や管理で今年もすばらしい酒ができた」とたたえた。

     吟醸酒部門では宮坂醸造(長野県諏訪市)の「真澄」が、純米酒部門では外池酒造店(栃木県益子町)の「望bo:」が、最優秀賞を受賞した。

     関東信越国税局による鑑評会は今年6月末までの1年間に茨城、栃木、群馬、埼玉、新潟、長野の6県で造られた日本酒が審査対象。203の蔵元が計435点を出品した。
    https://www.sankei.com/life/news/181107/lif1811070029-n1.html

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    1. 「大洋盛」
      https://twitter.com/search?q=%E5%A4%A7%E6%B4%8B%E7%9B%9B&src=typd

      https://search.yahoo.co.jp/realtime/search?p=%E5%A4%A7%E6%B4%8B%E7%9B%9B&ei=UTF-8

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    2. 実は昨夜、前々から棚にならんで(売れ残って)いた「大洋盛 純米吟醸 720ml」があまりにもかわいそうになって、1本こうてきた。

      店頭で箱から出して確認したのだが、瓶詰めの日付は2018年8月だった。

      1本目の味をみて、よかったら、まだ3本だか4本だかあったので、少しずつ消費してやろう。

      どっかの問屋で捌ききれずに回したものなんだろうか?

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  108. 「にいがた酒の陣」日本酒ファン今年も殺到
    3/10(日) 16:57配信 産経新聞

    「にいがた酒の陣」の会場で試飲の日本酒を注ぐ酒蔵関係者=10日、新潟市中央区(池田証志撮影)

     新潟県内の500銘柄を超える日本酒を試飲できる「にいがた酒の陣」が9、10の両日、新潟市中央区の朱鷺(とき)メッセで開かれた。15回目の今年は83の酒蔵が自慢の地酒を披露し、県内だけでなく全国から殺到した日本酒ファンをもてなした。

     当日2500円の「1日券」などのチケットを購入すれば、時間内で好きなだけ飲み比べできる仕組み。来場者は酔いを和らげるペットボトルの水を片手に、ストラップに取り付けたおちょこに好みの地酒を注いでもらい、次から次へと口に運んでいた。

     新潟市秋葉区の会社員、尾形しのぶさん(38)は「酒蔵の方に『いかに好きか』と伝えられる少ない機会」、同市中央区の会社員、田中晶子さん(38)は「どうやって造っているのか詳しい話が聞ける」と楽しみ方を話した。

     酒の陣は平成16年にスタートし、東日本大震災が起きた23年を除いて毎年3月に開催。昨年は過去最高の約14万人が来場した。来年からは、回数券制を導入するなどシステムを変更する予定で、実行委員会は「落ち着いて安全に、ゆっくりとお酒を味わっていただきたい」としている。
    https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190310-00000523-san-life

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  109. にいがた酒の陣9、10日 朱鷺メッセ
    2019/03/06 05:00

    酒の陣への参加を呼びかける斎藤実行委員長(左)と田中洋介・副実行委員長(5日、読売新聞新潟支局で)

     県内の酒蔵が一堂に会する「新潟淡麗 にいがた酒の陣」が9、10日、新潟市中央区の朱鷺メッセで開催される。実行委員会の斎藤俊太郎・実行委員長(51)(麒麟山酒造社長)らが5日、読売新聞新潟支局を訪れてイベントをPRした。

     今年の酒の陣には、県内83の蔵元から地酒約500種が集まり、試飲を楽しめる。気に入った商品はその場で購入することも可能で、昨年は過去最多の計約14万人が訪れた。会場では、新潟大学で昨年始まった「日本酒学」に関する講座が開かれるほか、清酒と合う食事を提供する飲食ブースも設けられる。斎藤実行委員長は「心地よい時間を過ごしてほしい」と来場を呼びかけている。

     両日とも午前10時~午後6時。試飲には当日券2500円(前売り券2000円。コンビニなどで販売中)が必要。午後3時以降の当日券は1500円。問い合わせは実行委(025・229・1218)へ。
    https://www.yomiuri.co.jp/local/niigata/news/20190305-OYTNT50073/

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