2024年4月25日

「研究の最終的な目的は、ヒト用の移植臓器を動物の中で作り出すこと」

( 「異種移植」という、科学風イリュージョン・マジック(笑) の続き)

それはもっぱら獣医学界隈の専権事項ではないのかと。いまや人医もケダモノ並みに成り下がっているのかもしれない。

2024/02/29 05:00 読売新聞オンライン
https://www.yomiuri.co.jp/science/20240228-OYT1T50196/

>ブタの臓器を人に移植する「異種移植」を巡り、国内の複数の医療機関が臨床応用に向けた準備を進めていることがわかった。今年から来年にかけ、ブタの腎臓や心臓、 膵臓すいぞう の組織などをサルに移植する実験を開始し、数年以内に人への応用を目指す。

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東大、文科省、専門家会議… 「異種移植」の見果てぬ医科様な夢想と夢幻。

2024年2月13日 0時46分 NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240213/k10014356111000.html

>アメリカで開発された、ヒトに臓器を移植することを想定した特殊なブタを、明治大学発のベンチャー企業などのグループがクローン技術を使って生産することに成功し、国内で初めて子ブタが生まれたと発表しました。

どんな「特殊なブタ」だろうと、しょせんブタはブタ。人の臓器になどなりはしない。

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2022年3月10日 8時29分 NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220310/k10013523481000.html
>世界で初めて遺伝子操作で拒絶反応が起こりにくくしたブタの心臓の移植を受けたアメリカの男性が、移植からおよそ2か月後に死亡しました。これはアメリカのメリーランド大学医学部の研究チームが9日、発表しました。


2か月も生きたというべきか、2か月で死んじゃったというべきか、そこが問題だ。(ほんとうにブタの心臓と入れ替えたかどうかも疑っておいた方がよいけれど…)

(3/10 2022)
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2022年1月11日 13時05分 NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220111/k10013424401000.html
>遺伝子を操作して、拒絶反応が起こりにくくしたブタの心臓を、人間に移植することに世界で初めて成功したと、アメリカのメリーランド大学は10日、発表しました。動物の遺伝子を操作して、人間に移植できる臓器を作り出す研究は、各国で進められていて、将来的に移植用の臓器の確保につながる技術として期待されています。

(追記1/11 2022)
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ヒトのiPS細胞動物の体内に臓器作る研究 実施へ
2019年7月24日 14時36分 NHKニュース

ヒトのiPS細胞を使って移植用の臓器を動物の体内で作り出すことを目指す研究について、国の専門家会議は23日、実施を了承しました。こうした研究が認められるのは国内では初めてで、研究を申請した東京大学のグループは年内にも始めたいとしています。

研究は、東京大学の中内啓光特任教授のグループが計画し、文部科学省の専門家会議に申請していました。

研究計画ではまず、ネズミ受精卵遺伝子を操作し、すい臓などの臓器を作れなくして、そこにヒトのiPS細胞を注入します。

この受精卵をネズミの子宮に戻して出産させると、生まれてきた子どもは、例えば、すい臓になる部分では、ネズミの細胞は増殖せず、代わりにヒトのiPS細胞によってすい臓ができると考えられています。

この研究計画について専門家会議は24日、実施を了承しました。

国内ではヒトの細胞を入れた動物の受精卵を動物の子宮に戻すことは禁止されていましたが、ことし3月に解禁されていて、実施が認められたのは今回が初めてです。
ただ、動物の体内で作られた臓器をヒトに移植することなどは禁止されています。

研究グループでは年内にもネズミでの研究を始め、将来的にはヒトの体の大きさにより近いブタでも同様の研究を行いたいとしています。
中内特任教授は「ヒトと動物の細胞が混じった生き物を作ることに不安を感じるかたがいることも分かっているので、慎重に進めるよう心がけたい」と話しています。

研究の最終的な目的は…

今回了承された研究の最終的な目的は、移植に使うヒトの臓器を動物の中で作り出すことです。

現在、臓器移植は亡くなった人などから臓器の提供を受けて行われていますが、移植が必要な人に比べて提供が少ないことが課題になっていて、動物の受精卵にヒトの細胞を混ぜた「動物性集合胚」を使って、動物の体内で臓器を作り出す研究を実現させることが期待されています。

その一方、「動物性集合胚」を子宮に戻して出産させることについて、生命倫理の専門家からは、ヒトの神経を含む脳を持った動物などが生まれる可能性があるとか、ヒトと動物の細胞が混じった生物を生み出すことで、人間とは何なのかという定義があいまいになるといった懸念が出されてきました。

中内特任教授のグループでは、懸念があることを踏まえ、ネズミの脳にヒトの細胞が30%以上含まれていた場合には出産させないなど、2年間飼育して慎重に調べながら研究を進めるとしています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190724/k10012006341000.html


「最終的な目的は、移植に使うヒトの臓器を動物の中で作り出すこと」、これがホントの「動物工場」(笑)。

昔「動物農場」、今「動物工場」、フィクションもバージョンアップして、リアルにはみ出してくる「貞子」状態になるらしい…

ヒトのどうのこうの言う前に、ネズミ、ウサギ、イヌ、ネコ、ニワトリ、アヒル、ミンク、マカク(カニクイザル)、ブタ、ウシ、なんでも試して、臓器作成の確実な技術、生体工学として確立構築してみせろよ。

できもしないものをデキルデキルいうのは詐欺と同じじゃないか。




(書きかけ)




(№416 2019年7月28日)

126 件のコメント:

  1. 人の臓器をマウスで作製、iPSで「膵・肝・腎」
    2019/07/24 19:35

     人のiPS細胞(人工多能性幹細胞)を使い、マウスやラットの体内で人の膵臓すいぞうや肝臓、腎臓を作る東京大チームの研究計画について、文部科学省の有識者会議は24日、実施を了承した。動物の体内で人の臓器を作る研究は国内初となる。

     不足する人の移植用臓器を将来、動物で作ることを狙った研究で、8月にも着手する。人への移植はしない。チームは今後、臓器の大きさが人のものと近いブタで人の臓器作製を目指している。

     動物の体内で人の臓器を作る研究は、国の指針改正で今年3月に解禁された。今回の研究は、中内啓光ひろみつ・東大特任教授らが計画。6月に東大の倫理審査委員会で承認され、この日の同省の会議でも指針に適合していることが確認された。柴山文科相が8月に、研究計画の了承を通知する。

     計画では、膵臓などの臓器がそれぞれできないように遺伝子改変したマウスの受精卵に、様々な細胞に変化できる人のiPS細胞を注入し、マウスの子宮に戻す。

     生まれたマウスは最長2年間飼育し、人の細胞由来の臓器ができているかどうかを調べる。ラットでも同様の研究を行う。生命倫理上の配慮から、胎児の段階で脳を調べ、人の脳細胞が30%以上混ざっていた場合は、出産させない。

     中内氏は会議後、「(今回の研究では)少なくとも臓器に近いものをつくりたい」と話した。
    https://www.yomiuri.co.jp/science/20190724-OYT1T50211/

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  2. 動物で臓器作製 初了承 人のiPS マウスに注入 東大チーム
    2019/07/25 05:00

     文部科学省の有識者会議(主査=石原理・埼玉医科大教授)は24日、人のiPS細胞(人工多能性幹細胞)を使い、マウスやラットの体内で人の臓器を作る東京大チームの研究計画を了承した。膵臓すいぞうや肝臓、腎臓などを作る予定で、チームは将来的に、人に移植する臓器をブタで作ることを目指している。

     人の臓器を動物で作る研究は国内では初めて。柴山文科相が8月までに、研究計画の了承をチームに通知する。中内啓光ひろみつ・東大特任教授(幹細胞生物学)らのチームは通知を受け取り次第、すぐに研究を開始する。

     中内氏は会議後、「(ブタの体内で)臓器を作ることができれば、移植技術が確立している膵臓などは、比較的早く臨床応用が可能だ」と語った。

     計画によると、膵臓など特定の臓器が作れないように遺伝子を改変したマウスやラットの受精卵に、人のiPS細胞を注入する。受精卵を親の子宮に戻して生まれたマウスやラットは、その臓器が人の細胞由来になっていると考えられるという。最長で2年間育てて臓器の細胞を調べる。人への移植はしない。

     こうした研究は、今年3月の国の指針改正で可能になった。チームは6月に東大の倫理審査委員会の承認を得て、同省へ研究計画を届け出ていた。


     倫理面には課題 研究透明性必要

     動物を使って人の臓器を作る研究を進める中内氏らの最終目標は、人への移植だ。日本臓器移植ネットワークによると、国内で臓器提供を待つ人は膵臓が約200人、肝臓が約300人、腎臓が約1万2000人に上るが、移植が行われるのは年間計250件前後だ。

     中内氏らは過去の実験で、人の代わりにチンパンジーのiPS細胞をマウスの受精卵に移植したが、チンパンジーの臓器はできなかった。今回は、人の細胞がマウスの体内で増殖しやすい環境を作るなどの工夫をするという。

     一方、人の細胞を持つ動物を作ることには倫理面の課題が残る。iPS細胞は様々な細胞に変化できるため、脳細胞にもなり得る。今回の研究では胎児の段階でマウスの脳を調べ、人の細胞が30%を超えた場合は出産させないという基準を設けた。京都大iPS細胞研究所の藤田みさお特定教授(生命倫理学)は「実験の経過を含めて情報提供するなど、透明性の高い研究が求められる」と話す。(科学部 中居広起)
    https://www.yomiuri.co.jp/national/20190725-OYT1T50071/

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  3. ヒトのどうのこうの言う前に、ネズミ、ウサギ、イヌ、ネコ、ニワトリ、アヒル、ミンク、マカク(カニクイザル)、ブタ、ウシ、なんでも試して、臓器作成の確実な技術、生体工学として確立構築してみせろよ。

    できもしないものをデキルデキルいうのは詐欺と同じじゃないか。

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    1. で、そういうやつらの常套句は「やってみなければわからない」だな。

      インチキ医科様案件を正当化する変換転換タームだ。

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    2. ほんとうは知ってるくせに、ウラオモテの使い分けと、すっとぼけと、ほっかむりがやたらうまい連中が集団でやらかすことは、いつもだいたい手口が同じ。

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  4. 「iPS 臓器」
    https://news.yahoo.co.jp/search/?ei=UTF-8&p=%EF%BD%89%EF%BC%B0%EF%BC%B3+%E8%87%93%E5%99%A8

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    1. 動物の体内で人の臓器づくりを了承
      7/24(水) 11:53配信 共同通信

       文部科学省の専門委員会は24日、東京大のチームが計画している、iPS細胞を使って動物の体内で人の膵臓をつくる研究の実施を了承した。移植医療への応用が目的で、こうした研究が認められるのは国内初。
      https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190724-00000064-kyodonews-soci

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    2. 動物体内で人の臓器づくりを了承 文科省、iPS使い国内初の研究
      7/24(水) 12:35配信 共同通信

      iPS細胞を使って動物の体内で人の膵臓をつくる研究を審査する文部科学省の専門委員会=24日午前、東京都千代田区 

       文部科学省の専門委員会は24日、東京大の中内啓光特任教授のチームが計画している、人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使って動物の体内で人の膵臓をつくる国内初の研究を了承した。チームは基礎研究として正常に臓器ができることを確認し、将来の移植医療に役立てることを目指している。

       計画では、遺伝子を改変し膵臓や腎臓、肝臓などの臓器ができないようにしたマウスやラットの受精卵に人のiPS細胞を入れた「動物性集合胚」をつくり、動物の子宮に戻す。成長した胎児はiPS細胞からできた膵臓などの臓器を持っていると期待され、臓器がうまくできる条件を明らかにする。
      https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190724-00000081-kyodonews-soci

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    3. 動物体内で人の臓器、研究了承=国内初、東大が開始へ-文科省
      7/24(水) 12:45配信 時事通信

       人の人工多能性幹細胞(iPS細胞)を動物の受精卵に注入し、動物の体内で人の臓器を作ることを目指す中内啓光・東京大特任教授らの研究計画が24日、文部科学省専門委員会で認められた。動物の体内で人の臓器を作る研究は国内初。文科相が8月に正式通知し、チームは研究を始める。

       チームは将来、移植用臓器の作製につなげたいとしている。しかし、米国で行われた同様の研究の結果、動物の体内に交ざった人の細胞はわずかで、実現までには課題が多い。

       政府は倫理面の問題などから、動物の受精卵に人の細胞を入れ、動物の体内に戻して子を誕生させる研究を禁じてきたが、3月に指針を改正し解禁。チームは東大倫理委員会の了承を得て6月、文科省に計画を届け出ていた。 

       チームはマウスとラットで研究を始める。膵臓(すいぞう)などの臓器が作れないよう遺伝子操作した動物の受精卵に、人のiPS細胞を注入。動物の子宮内に戻し、胎児に人の細胞がどの程度交じるかを確認する。誕生した動物は最長2年間飼育し、臓器の状態を調べる。

       今後、臓器の大きさが人と似ているブタでも臓器作製を目指す。

       チームはラットの体内でマウスの膵臓を作り、マウスに移植して糖尿病を改善する研究に成功している。しかし、マウスやブタは人との遺伝的な違いが大きく、臓器作製は容易でないとみられている。

       中内特任教授は「十分な議論の後、ようやく(研究が)認められた」と話した。
      https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190724-00000060-jij-sctch

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    4. iPS使い動物体内で人の臓器づくり 国内初、文科省が東大の計画了承
      7/24(水) 14:32配信 産経新聞

       東京大の中内啓光(ひろみつ)特任教授らが計画している人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使って動物の体内で人の膵臓(すいぞう)を作る国内初の基礎研究について、文部科学省の専門委員会は24日、実施を了承した。チームは正常に臓器ができることを確認して将来の移植医療に役立てることを目指し、近く研究を開始する。

       計画によると、膵臓や腎臓、肝臓などの臓器ができないように遺伝子を改変したマウスやラットの受精卵に、人のiPS細胞を入れて「動物性集合胚」を作る。これをもとの動物の子宮に戻し、iPS細胞からできた膵臓などの臓器を持つ胎児に成長させる。今回は臓器がうまくできる条件を解明することが目標という。

       カニクイザルやブタの受精卵にもiPS細胞を入れることを計画しているが、当面は子宮に戻さず培養するだけにとどめ、iPS細胞の比率などを調べる。研究が進展したら明治大と共同で、ブタの子宮に戻してiPS細胞からできた膵臓を持つ胎児を作る方針。

       チームは将来的に、ブタの体内でつくった人の膵臓を、血糖値を下げるインスリンが膵臓から分泌されなくなる1型糖尿病などの患者に移植し、治療に役立てることを目指している。

       文科省は、動物性集合胚を子宮に戻して動物を誕生させる研究を禁じてきた。だが、3月に指針の改定で解禁されたことから、中内特任教授らが6月、初の申請を行っていた。
      https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190724-00000537-san-sctch

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    5. マウス体内でヒトの臓器作製 文科省専門委、研究実施を了承
      7/24(水) 18:54配信 毎日新聞

      文部科学省=東京都千代田区で、長谷川直亮撮影

       文部科学省の専門委員会は24日、東京大の中内啓光(ひろみつ)特任教授らの研究チームが計画している、人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使ってマウスとラットの体内でヒトの臓器を作る研究の実施を了承した。正常に臓器ができる見通しが立てば、将来はブタなど大型動物で臓器を作り、移植医療に役立てることを目指す。国が動物の体内でヒトの臓器を作る研究を認めるのは初めて。

       計画では、遺伝子改変して膵臓(すいぞう)や腎臓、肝臓などの臓器ができないようにしたマウスとラットの受精卵に、ヒトのiPS細胞を注入して「動物性集合胚」を作製。それぞれ子宮に戻すと、胎児がiPS細胞からできたヒトの臓器を持つと期待される。iPS細胞の影響により高い知性を持って生まれる可能性は極めて低いが、脳の神経細胞を確認しながら研究を進めるという。

       チームは、ブタとカニクイザルでも動物性集合胚を作るが、当面は子宮に戻さず培養してiPS細胞の状態などを確認する。将来的には、チームと共同研究する明治大の研究者が、ブタの子宮に戻す研究計画を申請する予定という。

       文科省は動物の体内でヒトの臓器を作る研究を禁止していたが、3月に指針を改定して研究を解禁し、人への移植については禁止した。チームは将来的に、ブタなどの体内で作ったヒトの膵臓を、血糖値を下げるインスリンを作れなくなった1型糖尿病の患者などに移植することを目指している。【柳楽未来】
      https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190724-00000075-mai-sctch

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    6. iPS使いネズミの体内でヒトの臓器 東大の計画を了承
      7/25(木) 9:00配信 朝日新聞デジタル

      ラット体内で人間の膵臓を作るイメージ

       ヒトのiPS細胞を使ってネズミの体内で人間の臓器を作る研究について、文部科学省の専門委員会は24日、東京大グループの計画を了承した。人間と別の動物が混ざった生物が生まれるなどの懸念から、これまで国内では禁止されていた。将来、移植用臓器を動物の体内でつくる技術につながる可能性がある。

       計画は、東京大医科学研究所の中内啓光特任教授らが申請。一部の臓器ができないように遺伝子を操作したネズミの受精卵に、ヒトのiPS細胞を入れ、「動物性集合胚(はい)」という特殊な胚(はい)を作る。それを代理母のネズミに移植し、赤ちゃんの体内でヒトの膵臓(すいぞう)などを作ることを目指す。出産後、最長で2年間観察する。

       母体内である程度育った段階で、赤ちゃんの脳を調べ、ヒトの細胞の割合が30%を超えた場合は実験を中止する。肝臓や腎臓でも試みる。将来、臓器のサイズが人間に近いブタやヒツジの体内で人間の臓器を作れれば、慢性的に不足する移植用臓器として使える可能性がある。

       こうした研究について、国は2012年から専門家による議論を開始。研究の目的や、対象にする動物の種類のほか、宗教学者の意見を聞くなど、社会的、倫理的な課題も検討した上で今年3月、「人と動物との境界があいまいな生物が生まれないように必要な措置をとる」などを条件に、指針を改正して研究を認めた。
      https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190725-00000009-asahi-sci

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  5. かつて「iPS心筋」フェイクニュースってやつもあったけどな…

    「iPS 心筋」
    https://www.google.co.jp/search?q=iPS+%E5%BF%83%E7%AD%8B

    「iPS 心筋 森口」
    https://www.google.co.jp/search?q=iPS+%E5%BF%83%E7%AD%8B+%E6%A3%AE%E5%8F%A3

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  6. [サイエンス Report]移植用臓器 研究着々と…東大の計画 初の了承
    2019/08/18 05:00

    試験管内で腎臓を作る研究を進める西中村教授(右)(熊本大学で)
    試験管内で作ったネフロン。黄色とピンク色の部分が糸球体(西中村教授提供)

    人のiPS細胞から作ったミニ肝臓。緑の部分が肝臓のもとになる細胞で赤い部分は血管細胞(谷口教授提供)


     様々な細胞に変化できるiPS細胞(人工多能性幹細胞)が登場してから、人に移植できる臓器をまるごと作ることが途方もない夢から現実的な目標になってきた。移植用臓器の不足は深刻で、研究者たちは、それぞれ独自のアプローチで臓器作製の研究を進めている。(中居広起)


     ■動物の体内で

     「ここまで来るのに10年かかった。蓄積したノウハウを生かして、なるべく早く臓器を作りたい」

     先月開かれた文部科学省の有識者会議で、動物の体内で人の臓器を作る東京大の中内啓光ひろみつ特任教授(幹細胞生物学)らの研究計画が国内で初めて了承された。会議終了後、中内さんは報道陣に意気込みを語った。

     中内さんらが目指すのは、ブタの体内で、人に移植できる膵臓すいぞうや肝臓、腎臓などの臓器を作ること。特定の臓器が作れないように遺伝子を改変したブタの受精卵に、人のiPS細胞を注入する。すると、不足を補うように、人の細胞だけでできた臓器ができると考えている。

     道のりは簡単ではない。チンパンジーのiPS細胞をマウスの受精卵に入れ、マウスの体内で臓器を作る実験を試みたが、チンパンジーの細胞が思うほど増えず、臓器はできなかった。

     中内さんらは、ブタより先にマウスやラットで研究を始める。どうすれば人の細胞が動物の体内で増えるのかを探る考えだ。

     ただ、動物の体内で臓器を作る方法には、「人と動物の区別が曖昧な生物が生まれる」「動物の道具化につながる」などと懸念する声もあがっている。

     ■試験管の中で

     これに対し、熊本大の西中村隆一教授(腎臓発生学)は、試験管内で腎臓を作る研究を進めている。これまでに、人のiPS細胞で腎臓の「ネフロン」という器官の作製に成功した。

     ネフロンは、血液から老廃物をこし取って尿を作る重要な器官。内部には毛細血管が丸い毛玉のように詰まった直径約0・2ミリの「糸球体」がある。西中村さんが作ったネフロンも本物と同じ構造に仕上がった。

     ただ、これだけでは腎臓といえない。腎臓は構造が複雑だ。ネフロンが約100万個集まってできており、隙間は「間質」という組織が埋めている。

     西中村さんは「腎臓の機能が10分の1まで落ちると、人工透析が必要になる。ということは、少なくとも10分の1の大きさの腎臓を作ることができれば、臓器として機能する可能性がある」と話し、今はiPS細胞で間質を作るのが目標だ。

     ■ミニサイズから

     研究者が臓器作りを急ぐ背景には、深刻な移植用の臓器不足がある。

     日本臓器移植ネットワークによると、国内で臓器移植を待つ人は、膵臓が約200人、肝臓が約300人、腎臓は約1万2000人。一方、この3臓器の移植が行われるのは、年間計250件前後にとどまる。

     そこで、臓器まるごとではないが、ある程度の機能を持った「ミニ臓器」を開発し、少しでも患者を救おうとの試みも始まっている。

     横浜市立大の谷口英樹教授(臓器再生医学)らが作った「ミニ肝臓」もその一つだ。重い肝臓病の赤ちゃんに移植する臨床研究を東京大と共に準備している。

     ミニ肝臓の大きさは直径約0・15ミリ。人のiPS細胞から、肝臓や血管などのもとになる3種類の細胞を作り、それらを特殊な条件下で混ぜて作製した。内部にはちゃんと網目のように血管が通っている。

     これを肝障害のマウスに移植すると、肝臓が正常に働き、発病してから30日後の生存率が30%から90%に飛躍的に向上した。

     臨床研究では、生まれつき肝臓で毒性のあるアンモニアを分解できない「尿素サイクル異常症」の赤ちゃんにミニ肝臓を移植する。この病気は肝臓を移植しなければ助からない例が多い。ミニ肝臓で、肝臓移植までの間の症状を改善するのが目標だ。

     さらにチームは、大人の肝硬変患者へのミニ肝臓移植の臨床研究も目指す。

     谷口さんは「ミニ肝臓はあくまでも中間体。臨床研究を通して、肝臓そのものの作製へステップアップしていきたい」と言う。


    中山教授らが開発したバイオ3Dプリンター(東京都文京区で)
    バイオ3Dプリンターで作製された人工血管(中山教授提供)


    「プリンター」で血管作製

     臓器を作る試みに、高さや奥行き、横幅の3次元のデータをもとに樹脂などを積み上げて精巧な立体物を作る「3Dプリンター」の技術が応用されている。

     臓器作りに特別に開発された「バイオ3Dプリンター」という装置で、積み上げるのは樹脂ではなく「細胞」だ。佐賀大の中山功一教授(臓器再生医工学)らは、この装置で人工血管を作製した。

     中山さんらが開発した3Dプリンターは、細胞が約1万個集まった塊(直径約0・5ミリ)を、剣山のように並べた細長い針に刺して立体的に積み重ねていく。隣り合う塊はお互い自然にくっつくため、針を抜くと、設計した通りの人工血管(直径約6ミリ)ができる。

     弾力性が本物に近く、強度は10倍以上。ブタに移植すると約半年間、正常に血が流れることを確かめた。

     中山さんは、人工透析の患者の血流を改善するために、人工血管を移植する臨床研究を検討中だ。「心臓のバイパス手術に使う人工血管などにも応用したい。将来はiPS細胞から作った心筋で心臓を作ることも考えている」と話す。

     【バイオ3Dプリンター】 細胞とコラーゲンなどを混ぜたゲル状の素材をノズルから押し出すタイプや、細胞が入った液体をインクのように吹き付けるタイプなどがある。世界で開発競争が進み、血管や軟骨のほか、心臓や肝臓などの臓器作製も試みられている。
    https://www.yomiuri.co.jp/science/20190817-OYT8T50031/

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  7. 「子宮移植」3人に1人が容認、否定派を上回る
    2019/11/06 15:45

     手術で摘出した第三者の子宮の提供を受ける「子宮移植」について、3人に1人が肯定的にとらえ、否定的な意見を上回っているとする調査結果を、東京大などの研究チームが米科学誌「プロスワン」(電子版)に発表した。ただ半数近くは「わからない」と答えており、子宮移植の実施には丁寧な議論が求められそうだ。

     子宮移植は、病気などで子宮がない女性が妊娠、出産するために行われ、スウェーデンなどで10人以上が出産に成功している。日本では慶応大のチームが国内初の臨床研究を計画し、日本医学会が倫理的な課題などを議論している。

     調査は2017年10月、20~59歳の男女1600人を対象にインターネットで行い、子宮移植の利点と問題点に関する説明を読んだ後で答えてもらった。

     子宮移植を「認めてよい」とする人は全体の36・5%で、30歳代では男女とも4割を超えた。不妊を経験した男女307人のうち45%前後が容認し、不妊経験のない男女より約10ポイント高かった。一方、「認めるべきでない」という人は全体の17・0%で、特に50歳代女性は21・5%と高かった。

     調査した東大病院女性診療科・産科の平田哲也医師は「子宮移植の社会的な合意を得るには、知識を広く普及させたうえで、活発な議論をする必要がある」と話している。
    https://www.yomiuri.co.jp/national/20191106-OYT1T50260/

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    1. 子宮移植「賛成」36% 「分からない」46%
      10/31(木) 5:14配信共同通信

       病気で子宮がない女性に第三者の子宮を移植することの賛否を男女1600人に聞いたところ、36.5%の人が「認めてよい」と答え、「認めるべきではない」の17%を上回ったとする調査結果を30日、東京大病院のチームが発表した。

       一方で46.5%が「分からない」と答えた。国内では慶応大などが子宮移植の臨床研究の準備を進めているが、十分に理解していない人も多いと考えられ、チームは社会の合意を得るためには議論を活発化させる必要があるとしている。

       アンケートは20~59歳の男女を対象にインターネット上で2017年に実施した。
      https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191031-00000004-kyodonews-soci

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    2. 「子宮移植」で出産、肯定意見が否定を上回る 東大研究
      10/31(木) 9:00配信朝日新聞デジタル

       子宮がない女性に他人の子宮を移植して出産につなげる「子宮移植」について、1600人を対象にした意識調査で、肯定的な意見が否定を上回っていることが、東京大の研究で分かった。30代など生殖補助医療が身近とみられる層で肯定の割合が高かった。一方、社会的に認めるべきか「わからない」が4割以上を占め、理解度の低さも浮き彫りになった。

       米学術雑誌「PLOS ONE」に発表した。子宮移植は、生まれつき子宮がない「ロキタンスキー症候群」などの女性が対象。移植によって出産できるが、妊娠中に免疫抑制剤を使うなどの課題もある。

       2014年にスウェーデンで初めて出産に成功。これまでに世界で10人以上が生まれた。国内は慶応大のチームが臨床研究を目指しており、日本医学会が倫理的な課題を審議している。
      https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191031-00000016-asahi-soci

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    3. 「子宮 移植」
      https://www.2nn.jp/search/?q=%E5%AD%90%E5%AE%AE+%E7%A7%BB%E6%A4%8D&e=

      【医療・倫理】「子宮移植」で出産、肯定意見が否定を上回る 東大研究
      https://egg.5ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1572748045/

      子供を産めない女性のためにサルの子宮移植実験を開始・・・東京女子医科大
      https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1551874128/

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  8. 他人事感覚と我利我利亡者がやがて良識を駆逐する…

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  9. ヒトのiPS細胞使いブタでヒトのすい臓 計画を国に申請
    2019年12月3日 6時22分

    ヒトのiPS細胞を使って、ブタの体内でヒト由来のすい臓を作り出すことを目指す研究の計画を明治大学などのグループが国に申請し、将来、移植用の臓器を作る技術につながる研究として注目されます。

    研究は、明治大学の長嶋比呂志教授らのグループが計画し、先週、文部科学省に申請しました。

    グループによりますと、計画ではまず、ブタの受精卵の遺伝子を操作してすい臓を作れなくしたうえで、その受精卵にヒトのiPS細胞を注入します。

    そのうえで、受精卵をブタの子宮に戻すと、胎児のすい臓になる部分ではヒトのiPS細胞が増殖し、ヒト由来のすい臓ができると考えられています。

    計画では、ブタが妊娠してからおよそ30日が経過した時点で胎児のすい臓にヒトの細胞がどれほど含まれているかを検証することにしています。

    国内では、ヒトの細胞を入れた動物の受精卵を動物の子宮に戻すことは禁止されていましたが、ことし3月に解禁され、東京大学のグループも国の了承を受けて、ヒトのiPS細胞を使ってネズミの体内で臓器を作り出すことを目指す研究を進めています。

    動物の体内で作られた臓器をヒトに移植することは禁止されていて、今回の研究はあくまで基礎的な研究ですが、将来、移植用の臓器を作る技術につながるとして注目されます。

    長嶋教授は「動物で移植用の臓器を作ることを目指すうえで、今回の方法が正しいアプローチなのかどうか確認したい。慎重に研究を進めていきたい」としています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191203/k10012199461000.html

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  10. “ブタ体内でヒト由来のすい臓作製”研究 了承 国の専門家会議
    2019年12月23日 13時12分

    ヒトのiPS細胞を使って、ヒト由来のすい臓をブタの体内で作ることを目指す研究について、国の専門家会議が実施を了承しました。iPS細胞を使ってブタの体内で、移植用の臓器の作製を目指す研究が了承されたのは初めてです。

    研究は、明治大学の長嶋比呂志教授らのグループが計画し、23日開かれた文部科学省の専門家会議で審議が行われました。

    計画では、すい臓を作れないように遺伝子を操作したブタの受精卵にヒトのiPS細胞を数個から20個ほど注入します。

    そして、受精卵をブタの子宮に戻すと、ブタの胎児の中にヒトの細胞を含むすい臓ができるとされ、およそ30日が経過した時点で、ヒトの細胞がどれほど含まれているか検証するとしています。

    専門家会議では倫理的な問題が起きないよう、研究の進み具合を報告してもらいたいといった意見が出ましたが、審議の結果、実施が了承されました。

    ヒトの細胞を入れた動物の受精卵を子宮に戻すことは禁止されていましたが、ことし3月に解禁され、東京大学のグループも国の了承を受け、iPS細胞を使ってネズミの体内ですい臓を作り出すことを目指す研究を進めています。

    動物の体内で作られた臓器をヒトに移植することは禁止されていて、今回の計画はあくまで基礎的な研究ですが、ブタは臓器の大きさがヒトに近いとされ、将来、移植用の臓器をつくる技術につながるとして注目されています。

    長嶋教授は「臓器を作るという目標に向け、初期の研究の入り口に立ったという段階だ。スピード感をもって研究を進めていきたい」と話しています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191223/k10012225361000.html

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    1. ブタ体内で人間の膵臓作製へ 明大の研究計画を了承 文科省
      12/23(月) 12:14配信時事通信

       移植医療に用いる膵臓(すいぞう)などの人間の臓器をブタの体内で作ることを目指す明治大学などのチームによる研究計画を、文部科学省の専門委員会が23日、了承した。
       
       研究は同大の長嶋比呂志教授らが実施する。膵臓が作られにくくなるように遺伝子操作したブタの受精卵に、人間の人工多能性幹細胞(iPS細胞)を注入した上で、ブタの子宮に戻して育てる。受精卵はブタに人間の細胞が混じった胎児に育つ見通しで、移植から約30日後の妊娠初期に当たる時期に取り出し、膵臓の基となる組織に人間の細胞がどの程度混じっているかを調べる。

       良好な結果が得られれば、子宮で育てる期間を長くしたり、出産させたりする研究に移る。ただ、現時点では課題が多く、実用化に至る場合でも10年以上の期間が必要だという。
      https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191223-00000046-jij-soci

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    2. ブタ体内で人のiPS膵臓 文科省、明大の研究計画を了承
      12/23(月) 12:31配信産経新聞

       人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使い、ブタの体内で人の膵臓(すいぞう)を作る明治大の長嶋比呂志教授らによる国内初の基礎研究計画について、文部科学省の専門委員会は23日、実施を了承した。今年度中の実施が目標で、将来は慢性的な臓器不足が続く移植医療への貢献を目指す。

      【表でみる】人の膵臓を持つブタの作製

       計画によると、膵臓ができないように遺伝子を改変したブタの受精卵に、人のiPS細胞を入れ「動物性集合胚」を作製。ブタの子宮に戻して胎児に成長させ、人の膵臓のもとになる器官ができるかなどを確認する。明治大の学内審査を経て先月、文科省に申請していた。

       iPS細胞を使って動物の体内で人の臓器を作る研究は、マウスやラットを使う東京大の計画が7月に国の承認を受けている。ブタはマウスなどより臓器の大きさが人に近く、移植医療に応用しやすい利点がある。

       ブタの体内で作った人の膵臓を、血糖値を下げるインスリンが膵臓から分泌されなくなる1型糖尿病などの患者に移植して、治療に役立てることを目指す。

       国は動物性集合胚を子宮に戻し動物を誕生させる研究を禁じてきたが、3月に解禁した。
      https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191223-00000520-san-sctch

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    3. ブタ体内で人の膵臓つくる研究へ 明治大などのチーム、文科省了承
      12/23(月) 15:03配信共同通信

       文部科学省の専門委員会は23日、明治大の長嶋比呂志専任教授のチームが計画している、人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使ってブタの体内で膵臓をつくる研究を了承した。年度内にも研究を始める。

       実際に機能する膵臓をつくり出すことはしないが、基礎研究として正常に臓器ができることを確認し、将来の移植医療に役立てる考えだ。

       研究は東大のチームと共同で行う。遺伝子を改変し膵臓ができないようにしたブタの受精卵に人のiPS細胞を入れた「動物性集合胚」をつくり、ブタの子宮に戻す。妊娠約30日で胎児を調べ、膵臓になる組織に人の細胞が含まれているかどうかを調べる。
      https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191223-00000085-kyodonews-soci

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    4. ブタの体内で人の膵臓作製、明大のiPS研究計画了承
      12/23(月) 22:23配信読売新聞オンライン

       人のiPS細胞(人工多能性幹細胞)を使ってブタの体内で人の膵臓(すいぞう)を作る明治大などの研究について、文部科学省の専門委員会は23日、計画を了承した。

       動物の体内で人の臓器を作る計画の了承は、国内では東京大などのネズミに続き2例目で、ブタは初めてとなる。ブタは臓器の大きさが人に近く、人に移植できる臓器を作る研究がブタで進んでいる。

       計画によると、長嶋比呂志・明治大専任教授(発生工学)らの研究チームは、膵臓が作られないよう遺伝子を改変したブタの受精卵に、様々な細胞に変化できる人のiPS細胞を注入し、ブタの子宮に入れる。受精卵が成長すると、ブタの胎児の膵臓ができる部分にiPS細胞が入り、人の細胞を含む膵臓ができると期待されている。

       研究チームは年度内に最初の実験を実施し、約1か月後、膵臓となる組織に人の細胞がどれだけ含まれるかなどを調べる。人への移植は行わない。
      https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191223-00050266-yom-hlth

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    5. ブタの体内で人間の膵臓作製 明大の研究計画、国が了承
      12/24(火) 9:41配信朝日新聞デジタル

       ヒトのiPS細胞を使ってブタの体内で人間の膵臓(すいぞう)を作る研究について、文部科学省の専門委員会は23日、明治大の計画を了承した。ブタの体内で膵臓が形作られはじめる段階までを調べ、臓器になるまでは育てない。同様の研究はネズミを使う東京大に続き2例目。

       計画は長嶋比呂志教授らのグループが申請していた。膵臓ができないように遺伝子操作したブタの受精卵に、ヒトのiPS細胞を入れてブタに移植。約1カ月後、母ブタのおなかの中から赤ちゃんブタを取り出し、形作られはじめた膵臓に、ヒトのiPS細胞から育った細胞がどれくらい含まれているかを調べる。
      https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191224-00000016-asahi-soci

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  11. 手品のタネの仕込みが満載(笑)。壮大なイリュージョンショーだな。

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    1. 幹細胞トリック、臓器移植トリック、異種内臓器作成トリック…

      手がけてる連中に詐欺の自覚がないのであれば、たぶん何かのマヤカシにかかって洗脳催眠状態でものごとをやらかしてしまってんだな。

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    2. トンデモなものを鵜呑みしちゃってんだな。そういうキャラの人たちは一定数存在するからなあ…

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  12. iPS細胞から血小板 ゲノム編集 京大など…輸血時 拒絶反応なし
    2020/01/04 15:00

     遺伝子を効率良く改変できるゲノム編集の技術を利用して、人のiPS細胞(人工多能性幹細胞)から、輸血時に拒絶反応を起こさない血小板を作ることに成功したと、京都大iPS細胞研究所の江藤浩之こうじ教授(血液学)らのチームが発表した。米科学誌ステム・セル・リポーツ(電子版)に論文が掲載された。

     血液に含まれる血小板には、血を固める働きがあり、出血しやすくなる難病「再生不良性貧血」の患者らに輸血される。しかし5%程度の患者では免疫細胞が血小板を攻撃する拒絶反応が起こり、輸血した血小板が働かない。拒絶反応を防ぐには、免疫の型が合う人を探し、血小板を提供してもらう必要がある。

     チームはこの問題を解決するため、iPS細胞にゲノム編集の操作を加え、免疫の型を決める遺伝子の一部を取り除いた。このiPS細胞から血小板を作り、拒絶反応を起こすタイプの人の血液を持つマウスに輸血すると、血小板は免疫細胞の攻撃を受けなかった。

     中尾眞二・金沢大教授(血液内科学)の話「免疫の型が合う血液が見つかりにくい患者への有効な治療法につながる成果だ。低コストで血小板を作れるかどうかが課題になる」
    https://www.yomiuri.co.jp/science/20200104-OYT1T50137/

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  13. 子宮移植したサルが出産 世界初、ヒトへの実施にも意欲
    11/18(水) 0:00配信

     慶応大や滋賀医科大などのチームは、子宮を移植したサルに子どもを生ませることに世界で初めて成功したと発表した。サルは5月に生まれ、健康だという。18日に国際医学誌に掲載された。チームによると、海外ではヒトの子宮移植による出産例が約40例あるが、国内では実施例はない。チームはサルでの成功で、ヒトへの実施にも意欲を見せている。

    【写真】子宮移植で生まれたサルの赤ちゃん=滋賀医科大提供

     チームは、あらかじめ子宮を摘出したカニクイザルのメスに、ほかのメスの子宮を移植。免疫抑制剤を使いながら、体外受精させた受精卵を子宮に戻し、妊娠させた。

     子宮移植のために子宮を摘出する手術は、移植後に再び子宮を使えるように、子宮周辺の太い血管を残すなど高度な技術が必要になる。チームはヒトでの実施をめざし、これまでサルで研究を続けてきた。17年に今回出産に成功したサルに子宮移植手術を実施し、18年には妊娠に成功したが、2度流産。19年12月に3度目の妊娠で発育が良好になり、出産に至った。
    https://news.yahoo.co.jp/articles/c0080c08675179d568b1589ceaec0785a932a03e

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    1. 母娘間の子宮移植でサル出産 慶応大など、臨床応用目指す
      11/18(水) 0:00配信 共同通信

      子宮移植後に生まれたサルの赤ちゃん(滋賀医大提供)

       母親のサルから摘出した子宮を娘のサルに移植して赤ちゃんを出産させることに成功したと慶応大や滋賀医大などのチームが18日、国際医学誌で発表した。チームは「臨床応用への大きなステップだ」として、今後病気で子宮がない女性が出産できるよう、人を対象にした国内初の子宮移植の実施を目指す。

       チームは2017年に、子宮を摘出したカニクイザルに母親から取り出した子宮を移植した。その後、受精卵を移植したところ、2度の流産を経て、20年5月に元気な子ザルを出産した。順調に育っているという。

       人の子宮移植を巡っては、スウェーデンで14年に世界で初めて移植後の出産が成功した。
      https://news.yahoo.co.jp/articles/deb77c1afbfbd0428a0d03924809778b2a82e092

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    2. 子宮移植後のサル出産成功、子も順調に成長 慶大チームなど発表
      11/18(水) 0:00配信 毎日新聞

       サルの子宮を別のサルに移植して、妊娠と出産に成功したと、慶応大などの研究チームが18日、医学誌「ジャーナル・オブ・クリニカル・メディシン」で発表した。移植した子宮内での発育は良好で、生まれた子に異常はないという。チームは「子宮移植の課題解明につながる成果。国内でヒトを対象にした臨床研究を進める上で大きなステップ」と意義を強調した。

       子宮移植は、生まれつき子宮が無かったり、がんなどで失ったりした女性が、自ら出産できるようになる技術として注目される。海外では今年10月までに米国などで82例の移植が行われ、37人が生まれた。国内には対象になり得る20~30代の患者が推計約6万人おり、慶応大のチームは臨床研究として国内初の移植を目指している。

       チームは2017年2月、カニクイザルから子宮を摘出し、あらかじめ子宮を取りだしておいた別のカニクイザルに移植した。子宮が機能し始めた後、体外受精させた受精卵を移植し、18年5月に最初の妊娠を確認した。2回流産したが、3回目の妊娠で今年5月、帝王切開で子ザル1匹が生まれた。子宮移植後の出産成功は、ヒト以外の霊長類で初めてだという。

       移植後に母体に免疫抑制剤を投与したが、今回の実験で子ザルに奇形や病気は確認されず、元気に育っているという。チームによると、カニクイザルでの実験を通じ、ヒトの子宮移植に向けて、拒絶反応の影響を調べたりできるようになるという。

       慶応大は動物実験と並行し、ヒトを対象にした臨床研究の準備を進めており、18年に実施に向けた要望書を日本産科婦人科学会に提出した。幅広い議論が必要なため、国内の医学系学会が加盟する日本医学会が19年4月に検討委員会を設置し、実施の可否や条件を議論している。

       チームの木須伊織・慶応大特任助教(婦人科)は「子宮がない場合の不妊症は解決が難しい。今回の成功で、ヒトを対象にしても技術的な課題はクリアできる」と話した。【渡辺諒】
      https://news.yahoo.co.jp/articles/ab29a9a9b529baab3791e5a84832cd29c9e16fdb

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    3. 子宮移植のサル 妊娠出産に成功 慶応大学などの研究グループ
      2020年11月18日 4時51分

      子宮のないメスのサルに別のサルから子宮を移植し、出産させることに世界で初めて成功したと慶応大学などの研究グループが発表しました。研究グループは、生まれつき子宮がない女性に対し、国内で初めてとなる子宮の移植を目指すとしています。

      これは、慶応大学の木須伊織特任助教らの研究グループがオンラインで記者会見を開いて発表しました。

      グループでは、子宮を取り除いたメスのカニクイザルに、免疫のタイプが近い別のサルの子宮を移植したあと、受精卵を子宮の中に入れました。このサルは、移植からおよそ3年余りたったことし5月、3回目の妊娠で、赤ちゃんを出産したということです。

      研究グループによりますと、人に近い霊長類のサルで、別のサルから子宮を移植して出産に至ったのは世界で初めてだということです。

      研究グループでは、生まれつき子宮がない「ロキタンスキー症候群」の女性などに対し、親族などから提供された子宮を移植する国内で初めての臨床研究の実施を目指しています。

      子宮移植では、移植後に投与される免疫の働きを抑える薬剤が長期的に胎児にどのような影響を与えるか分かっていないほか、生命の維持には関わらない理由で子宮を提供する健康な女性に、身体的、精神的な負担を与えてよいのかなど、医学的にも倫理面でも課題があり、日本医学会で議論が進められています。

      木須特任助教は「子宮がない女性には、妊娠・出産の選択肢が全くない。研究を進めて、子宮移植という選択肢を提示できるようにしたい」と話しています。

      子宮移植とは

      子宮移植の対象となるのは、生まれつき子宮がない「ロキタンスキー症候群」の患者や、がんなどで子宮を摘出した20代から30代の女性で、国内におよそ6万人いると見られています。

      子宮の移植は、国内では行われていませんが、慶応大学の研究グループによりますと、2014年に初めて、スウェーデンで子宮の移植を受けた女性が出産して以降、これまでにアメリカやチェコなどで80例余りの手術が実施され、少なくとも37人の赤ちゃんが生まれているということです。

      子宮移植では、多くの場合、親族などから子宮の提供を受け、妊娠と出産を目指します。移植が行われると、拒絶反応が起きないよう、免疫の働きを抑える薬剤の投与を受けながら経過を確認したうえで、受精卵を子宮に入れて妊娠を促します。そして、おなかの中で赤ちゃんが育つと、帝王切開で出産を行い、その後、再び手術を行って移植した子宮を取り除きます。

      一方で、海外では流産したケースや移植した子宮がうまく定着せず、再び取り出したケースも報告されています。

      また、海外では脳死になった人から子宮の提供を受けたケースも報告されています。

      医学的な課題や倫理面での課題も

      人での子宮の移植には、子宮を提供するドナーの安全などの医学的な課題や、生命の維持には関わらない理由で健康なドナーから子宮を摘出することなどに倫理面での課題があると考えられています。

      海外では、2014年にスウェーデンで、子宮の移植手術を受けた30代の女性が世界で初めて出産するなど、これまでに複数の実施例がある一方、移植を受けたあと流産したケースや移植した子宮が定着せずに再び摘出手術を受けたケースも報告されています。

      日本国内では、慶応大学の研究チームが実際に子宮移植を行う臨床研究の計画を関連する学会に提出していて、これを受けて医学関係の学会で作る日本医学会は去年4月、移植医療や生殖医療、それに、法律や生命倫理などの専門家でつくる検討委員会を設け、実施の是非などについて1年以上にわたって議論を行ってきました。

      検討委員会の中で、医学的な課題として挙げられているのは、健康なドナーから子宮を摘出する際の手術法の安全性や、子宮を移植して妊娠した場合に、免疫を抑える薬剤が患者や胎児に与える長期的な影響についてまだ分かっていない点などです。

      また、倫理面では、生命の維持には関わらない理由で子宮を提供する健康な女性に、身体的、精神的な負担を与えてよいのかということや、患者の家族や親族が子宮を提供することが考えられる中、ドナーが強制ではなく、自由な意思決定に基づいて提供の意思を示せるかどうかも課題になっています。

      さらに、検討委員会では、子宮移植を受けることが想定されている、先天的に子宮のない「ロキタンスキー症候群」の患者に対して、医師からの説明やケアなど、医療的な支援が十分に行われていないという指摘もあり、こうした点を解決すべきだといった意見なども出ているということです。

      検討委員会は移植を望む患者などにヒアリングを行っており、子宮移植の実施の是非を含めて、議論の結果について報告書をとりまとめることにしています。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201118/k10012717741000.html

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  14. それの技術的な確実さはともかく、外科屋にしてみると「臓器移植」オペってやつはずいぶんとカネになるらしいからなあ…

    なかには喉から手が出てくらいにやりたくてうずうずしてる連中がいるってことだろうな。

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    1. ヒトのことは知ったこっちゃない、動物実験で「獣医」クラスターがちょっとはおいしい思いができるってことで研究推進されてるっていう側面を見落としてはいけない。

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  15. 大腸に“小腸の機能” ねずみの実験で成功 慶応大のグループ
    2021年2月25日 4時03分

    人工的に立体的な臓器を作り出す技術を使って、栄養分を吸収する小腸の機能を大腸に持たせることに、慶応大学のグループがねずみを使った実験で成功し、将来、小腸から栄養分を吸収できない病気の治療法につながるとして注目されています。

    研究は、慶応大学の佐藤俊朗教授らのグループが行い、イギリスの科学雑誌「ネイチャー」に掲載されました。

    小腸は「じゅう毛」と呼ばれる突起から栄養分を吸収していて、炎症ができるクローン病などの治療のため、小腸を取り除くと栄養分を吸収できないため、移植などが必要になります。

    研究グループでは、小腸の細胞が腸の中を流れる液の流れを感じ取ることで「じゅう毛」を作り出すことを突き止め、ねずみを使った実験で人工的に立体的なじゅう毛を作り出すことに成功しました。

    そして、小腸の元となる細胞をねずみの大腸に移植したところ、大腸の表面にじゅう毛が生え、栄養分を吸収する血管やリンパ管ができたということです。

    ねずみは通常、小腸を取り除くと10日ほどで死にますが、移植したねずみでは、およそ30日間生存したものもいたということです。
    グループでは、もともと大腸に備わっている栄養分を運ぶ仕組みを生かすことで大腸に小腸の機能を持たせることができたとしていて、佐藤教授は「すでにある臓器を必要な別の臓器に作り替えるもので、将来的には小腸移植に変わる治療法を開発できるのではないかと期待している」と話しています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210225/k10012884231000.html

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  16. 臓器提供 本人の意思分からない中で提供決断が半数 初の調査で
    2021年4月8日 7時08分

    脳死からの臓器提供者の家族に対する初めてのアンケート調査を日本臓器移植ネットワークが行い、およそ半数の家族は脳死になった人の臓器提供の意思について知らなかったなどと答え、本人の意思が分からない中で提供を決断していたことが明らかになりました。

    脳死からの臓器移植は2010年に改正された臓器移植法が施行されて以降、小児の臓器提供や本人の意思表示がなくても家族の承諾での臓器提供が可能になりました。

    日本臓器移植ネットワークは法律の改正後、おととし3月までに臓器提供した596の家族を対象に提供時の判断やケアなどについて聞く初めてのアンケート調査を行い、結果を公表しました。

    提供者の家族およそ200人から回答があり、臓器提供の意思について、
    ▽「本人から聞いて知っていた」と答えたのは35%で、
    ▽「偶然、意思表示カードを見て知っていた」と「他の家族を介して知っていた」を合わせても意思を知っていた人は44%でしたが、
    ▽「まったく知らなかった」が42%、
    ▽「まだ意思表示できる年齢ではなかった」が7%で、
    アンケートに答えたうちのおよそ半数の家族は本人の意思が分からない中で提供を決断していました。

    一方で「臓器提供したことをよかったと思うか」という質問に対しては「思う」と「やや思う」を合わせて87%でした。

    臓器提供の判断について自由記述で思いを聞いたところ「提供させていただいた方々が生存していると思うと良かったと思う」という声があった一方、「救われた命があったのは良かったと思う。でも本人の選択ではなかったので正しかったかはわからない」といった声もありました。

    日本臓器移植ネットワークは今後、アンケート結果の詳細な分析を行い家族の支援などに生かしたいとしています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210408/k10012962081000.html

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  17. 新型コロナで肺に重い後遺症 生体肺移植 世界初 京大病院
    2021年4月8日 19時09分

    京都大学病院は、新型コロナウイルスに感染して肺炎となり、肺に重い後遺症を患う女性患者に夫と息子から提供を受けた肺の一部を移植する手術を行い、成功したと発表しました。病院によりますと、新型コロナウイルスで肺に後遺症を患った患者への生体肺移植は世界で初めてだということです。

    これは8日、京都大学医学部附属病院の呼吸器外科長で、執刀した伊達洋至教授らが会見して明らかにしたものです。

    それによりますと、肺移植を受けたのは、関西在住の女性患者です。

    女性は、去年の末、新型コロナウイルスに感染して重度の肺炎を患い、人工心肺装置=ECMOによる治療をうけてその後、陰性が確認されました。

    しかし、両方の肺が線維化してほとんど機能しなくなり、回復は見込めない状態だったということで家族から、臓器の提供の申し出があったことから、7日、女性の夫と息子から提供された左右の肺の一部を移植する手術を行ったということです。

    手術は11時間近くかけて無事に終了し女性は現在、集中治療室で手当てを受けているということですが、このまま回復すれば、3か月で社会復帰できる見込みだということです。

    夫と息子の経過も良好だということです。

    京都大学によりますと新型コロナで肺に後遺症がある患者への生体肺移植は、世界で初めてだということで、執刀した伊達教授は、「新型コロナで肺に障害の残った患者にとって、生体肺移植は希望のある治療法になるだろう」と話しています。

    新型コロナによる肺炎特有の難しさも

    執刀した伊達洋至教授によりますと、手術には、新型コロナウイルスによる肺炎特有の難しさがあったということです。

    手術では、女性の肺をすべて摘出したうえで、息子の右の肺と夫の左の肺のそれぞれ一部を女性の左右の気道の先に移植しました。

    女性は、新型コロナウイルスについては2度の検査でいずれも陰性が確認されていることから、手術は通常の感染対策のもと行われたということです。

    ただ、肺の組織がもろくなっていたため出血しやすく、止血の対応だけでも数時間はかかったということです。

    女性の肺のエックス線写真では、手術前は両方の肺が白く写り、機能していない状態でしたが、手術後は、黒く写り、正常に機能していることが確認できたということです。

    生体肺移植は、肺以外の臓器に障害のない65歳未満の患者が対象ですが、新型コロナウイルスにより重症化する患者は、もともと基礎疾患があったり、肺以外の臓器にも障害があったりすることが多く、対象となる患者は限られているということです。

    病院によりますと、新型コロナウイルスの患者に対する肺移植では、中国や欧米で、脳死からの移植が数十例、報告されていますが、伊達教授は「脳死からの肺移植は、日本では提供を受けるまでに待ち時間が平均で800日を超えるのが現状で、今回は不可能だった」と話しています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210408/k10012962531000.html

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  18. 受精卵の「核移植」 特定の病気の基礎研究に限って認める指針
    2021年4月19日 6時30分

    ヒトの受精卵から遺伝情報が含まれた「核」を取り出し、あらかじめ核を取り除いた別の受精卵に移植する研究について、国の専門調査会は病気のしくみの解明などの基礎研究に限って認める指針の改正案を了承しました。

    ヒトの受精卵から遺伝情報が含まれた「核」を取り出してあらかじめ核を取り除いた他人の受精卵に入れる「核移植」は生命倫理の問題などから国の指針で禁止されています。

    文部科学省は、細胞の核以外の部分に含まれた「ミトコンドリア」の働きが低下し、エネルギーが作り出せなくなる難病、「ミトコンドリア病」の基礎研究に限って「核移植」を認める方向で指針の改正案をまとめていました。

    この改正案について、生殖医療や生命倫理の専門家などで作る国の「生命倫理専門調査会」は今月15日に開かれた会合で、核移植を行った受精卵をヒトや動物の子宮には戻さないことやミトコンドリア病のしくみの解明を目的とした基礎研究に限ることなどを確認し、内容を了承しました。

    研究を行う際には倫理委員会の審査が必要で、使うのは不妊治療で使われなかった受精卵に限るということです。

    指針の改正案は、来月以降に開催される政府の「総合科学技術・イノベーション会議」で正式に決定される見通しです。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210419/k10012982591000.html

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  19. 科学研究風手品で公的研究費を掠め取ろうとたくらむワルどもが、次から次へとネタを繰り出すの図…

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  20. 去年の臓器提供 新型コロナ影響で前年比30%減 臓器移植ネット
    2021年6月15日 16時04分

    脳死からの臓器提供は、11年前に脳死になった人の家族の同意で可能になって以降、増加傾向が続いていましたが、去年は前の年から30%減少したことが分かりました。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、臓器提供について家族の意向を確認する面会の機会が限られたことなどが影響していると見られています。

    日本臓器移植ネットワークによりますと、脳死からの臓器提供は、改正された臓器移植法が2010年に施行され、脳死になった人の家族の同意で可能になって以降、おおむね増加傾向が続いていましたが、去年は68件で、おととしの97件からおよそ30%減少しました。

    月別に見ると、去年9月には12件あった一方で、1回目の緊急事態宣言が出された去年4月は5件、感染が急拡大した去年12月は1か月間、臓器提供がありませんでした。

    この背景について日本臓器移植ネットワークは救急医療の現場でコロナ患者の対応に追われたことや家族と面会して説明したり、提供の申し出を受けたりするのが難しかったことなどが考えられるとしています。

    日本臓器移植ネットワーク事業推進本部長の林昇甫医師は「丁寧な説明を行い、ご家族の総意として同意いただくことが欠かせないが、去年は厳しい面会制限で非常に困難だった。ことしは感染対策が明確にできるようになったことや医療従事者へのワクチン接種が進んだこともあって、例年並みに戻りつつある。移植を待つ多くの患者さんのためにも医療現場では全力で取り組んでいる」と話しています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210615/k10013085931000.html

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  21. 臓器提供 家族の葛藤 移植待つ娘はドナーになった
    2021年6月16日 14時34分

    脳死状態になったとき、臓器提供を行うには、かつては本人の意思が必要でした。それが、11年前に改正された臓器移植法が施行されて以降、家族の承諾があれば可能になっています。

    家族はどのような思いで脳死からの臓器提供を決断しているのか。日本臓器移植ネットワークが臓器提供者の家族を対象に初めて行い、ことし公表された※アンケート調査では、本人の意思が分からない中で提供を決めた家族がおよそ半数に上ります。

    重い心臓病で臓器移植を待っていた4歳の娘が脳死状態になり、臓器を提供するという決断をした家族が私たちに語ってくれました。

    ※アンケート結果は記事の最後に掲載

    突然、娘を襲った難病

    取材に応じてくれたのは、数年前、娘の臓器提供を行った白木大輔さんと希佳さん夫婦です。

    娘の優希(ゆうき)ちゃんは当時4歳。体を動かすのが大好きで、妹の面倒をよく見る優しい子だったという優希ちゃんに突然、異変が起きました。

    だるそうにしておう吐を繰り返し、かぜのような症状も。そして顔がむくんでいきました。

    大輔さん
    「むくみがひどくて、顔が本当にパンパンになった。ちょっとただごとじゃないなと感じました」

    告げられた病名は「拡張型心筋症」。血液を送り出す心臓の力が低下する難病で、すぐに入院し、心臓の負担を減らす薬の治療を始めました。

    希佳さん
    「病名を聞いても全く知らない病気だったので、ピンとこなかった。大変な病気なんだなというくらいな感じでした」

    病状が悪化、唯一の手段は心臓移植

    入院から2か月後、優希ちゃんは心臓の働きを助ける補助人工心臓なしでは命をつなげない状態に陥り、医師からは「心臓移植を受けるしか道はない」と告げられました。

    希佳さん
    「それしか生きる道はない。どうやったら助かるかを考えたときに、他人様の臓器を頂かないと命をつなげられないということになるならば、その方法しかないのかと」

    移植を待つ日々

    臓器移植の必要性を告げられた直後、大輔さんはカメラを購入し、優希ちゃんの写真を撮影、SNSに記録し始めました。

    <フェイスブック 12月9日>
    「初めてのカメラ撮影。きょうはいろいろシビアで長い1日でした。だからこそ初カメラで撮りました」

    大輔さん
    「結構当時は、本当毎日くらい泣いてたんですけれど、自分が泣いてても娘の写真を撮るしかないなと思いました。瞬間をもう切り取っていくしかないと思いました」

    <フェイスブック 12月16日>
    「補助人工心臓の挿入部の出血を止める手術、胸を開くのはこれで3回目。自分の子ながら本当に頑張っている」。

    <フェイスブック 12月17日>
    「途中、目を覚ましてくれた。『治ったら焼き肉いくよ』と声をかけると『うん』とうなづいてくれた」

    家族は懸命に生きようとしていると感じていました。

    大輔さん
    「暗闇の中、綱渡りで何か光りが差すかわからない状態を目指して、渡るような感じがありました。僕らは臓器が喉から手が出るぐらいにほしかったんですよね」

    国内で子どもの臓器移植はほとんどない現実

    国内で脳死からの臓器移植が行われるようになったのは法律が施行された1997年。

    法律が改正され、2010年からは▽本人の意思が不明であっても家族の同意があれば脳死後の臓器提供が可能となり▽15歳未満の子どもも臓器提供ができるようになりました。

    しかし、日本で子どもの心臓移植の件数は少なく、大輔さんと希佳さんは、海外で移植を受ける準備を進めることにしました。

    〈フェイスブック 12月27日〉
    「12月27日。(海外の)受け入れ先より正式に受け入れることが決まる。まずは一歩前進した。もう1か月も(優希ちゃんの)声を聞いてないから声が聞きたい」

    移植を待つ側から提供する側に…

    ところが、治療を続けて100日がたったころ、優希ちゃんの容体は急変しました。補助人工心臓の中で血栓ができ、脳の血管が詰まる脳梗塞となったのです。

    医師からは、脳の機能の4分の3ほどが失われ、これ以上治療を続けられない、「脳死の状態」だと告げられました。

    <フェイスブック 1月10日>
    「先生からは脳幹の圧迫もあり脳自体はもうほとんど機能していない。ここからは良くする治療はできないというお話だった。とめどなく涙があふれた。たくさんの思い出が、楽しかった思い出が後押しするように泣いた。こんなに泣いたことはないくらい泣いた」

    懸命に生きようとした娘を救いたいと願ってきた自分たちに何ができるのか。娘のことを考え続けてきた大輔さんと希佳さんは重い決断を下します。

    優希ちゃんの臓器を移植を待つ人たちに提供することを決めたのです。

    <フェイスブック 1月10日>
    「少し落ち着いてから先生に優希の臓器を優希のように臓器を待っている子どもたちのために使ってもらえないかとお願いした」

    希佳さん
    「臓器がほしいということばかり最初は思っていたんですが、命についてしっかりと考えた時間があったから、うちの子がそうなったときにすぐに提供しないとという考えがすっと浮かびました」

    「笑顔で送り出したい」最期の家族の時間

    臓器を提供する直前、家族は、最期の時間を一緒に病室で過ごし、優希ちゃんの生きた証を残そうと、手形や足形をとりました。

    治療中はだっこができませんでしたが、抱きしめました。

    〈フェイスブック 1月12日〉
    「家族はあたたかい。家族はこの世で一番尊いもの。人は当たり前の毎日にいつも分かったふりをして過ごしてしまう。優希は沢山のことをお父さんに教えてくれた」

    娘が気づかせてくれたこと

    優希ちゃんの肺と腎臓、肝臓は、病気で苦しむ人たちに移植されました。

    白木さんの元には、臓器提供を受けた家族から元気に過ごしているという知らせが届けられています。

    大輔さん
    「子どもの死は悲しくて乗り越えがたいものですけど、臓器提供を選択することは、その周りの家族の方にも光を灯すことだなと気づかせてくれた」

    希佳さん
    「亡くなる側も(臓器を)いただく側も、もう平等というか同じ人でお互い様なんだよってことを教えてくれたのかなと。命の大切さ、相手への思いやりの心、自分も相手も同じ命の重さだという、人として一番大切なことを教えてくれたと思います」

    (社会番組部・北條泰成、科学文化部・山下由起子、水野雄太)
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210616/k10013087151000.html

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  22. 弱き者たちを踏み台にするトンデモな連中の片棒を全力で担ぎまくるマスゴミ人士という生き物がいて…

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    1. 「臓器移植」稼業界隈では、ドナーとレシピエントは、表裏一体、一体で二度おいしい…

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  23. 「子宮移植」条件付きで容認の報告書を公表 日本医学会 検討委
    2021年7月14日 18時24分

    子宮が生まれつきない女性などに親族などから提供された子宮を移植して出産を目指す「子宮移植」について、日本医学会の検討委員会は臨床研究の実施を少数例に限って条件付きで認めるとする報告書をまとめました。

    「子宮移植」は、子宮が生まれつきない女性や、がんで摘出した女性などに親族などから提供された子宮を移植して出産を目指すもので、2014年以降、スウェーデンやアメリカなど各国で少なくとも40人が生まれたと報告されています。

    慶応大学の研究チームが臨床研究の計画を示したことを受けて、日本医学会は実施が認められるか、おととしから移植医療や倫理などの専門家で作る委員会で検討を進め、14日に開いた記者会見で「少数例に限って臨床研究として生体からの子宮移植の実施は認められる」とした報告書を公表しました。

    報告書では、臨床研究が認められる条件を示し、子宮を提供する女性や移植を受ける女性の手術などの負担が大きいうえ、生まれてくる子どもを含めて長期的な影響が十分明らかになっていないため、リスクを含めて十分な説明を行うこと、当事者が自由な意思で移植を望んでいることを確実に担保すること、長期的な健康観察を行うことなどを挙げています。

    さらに、臓器移植は脳死からの提供をもとに行うのが原則だとして、現在は認められていない脳死からの子宮の提供が行えるよう法令を改正することや、子宮のない女性に対して医師による説明やケアを徹底するよう提言しています。

    検討委員会の飯野正光委員長は「当事者が十分リスクを理解したうえで強く希望するときには、それを排除できないという考え方が多くを占めた。実際に子宮移植を行う研究グループには、子宮を持たない女性に対し、移植以前に行うべきケアがあることを認識してもらいたい」と話しています。

    医学的 倫理的な側面から多くの課題

    日本医学会の検討委員会がまとめた報告書では、子宮移植については医学的、倫理的な側面から多くの課題があると指摘しています。

    報告書では、子宮を提供する女性のリスクとして、摘出した子宮が体内で機能することを目指すため、慎重な手術で出血量が多くなり、手術時間も長時間に及んで大きな負担がかかるほか、子宮を失うことで女性としての精神面での影響が起きる可能性もありえるとしています。

    また、子宮の提供を受ける女性のリスクとして、移植した子宮が機能しない可能性があるほか、拒絶反応を防ぐため免疫抑制剤を受け続ける必要があること、強い免疫抑制剤を使った場合に胎児に影響が出る可能性が否定できないことなどを指摘しています。

    さらに、妊娠、出産に至らなかった場合、子宮を提供した女性、移植を受けた女性ともに精神的な苦痛が大きくなることが指摘されているとしたほか「何としても子どもを産むべきだ」などと子どもを産むことを女性の必須の役割と見るような家族内や社会での圧力が増す可能性があるとし、配慮や対策が必要だと強調しています。

    報告書では、子宮移植の対象となる、生まれつき子宮のない「ロキタンスキー症候群」の女性たちからヒアリングを行った結果も示していて、本人に告知が行われず、支援を受けられなかったケースや、相談できる専門医やカウンセラーが紹介されなかったケースがあったとしています。

    このため、報告書では、生まれつき子宮のない人に対して子宮移植だけが解決策だと考えるのは不十分で、患者本人や家族への精神的なサポートや相談などについて関係学会で直ちに対策を進めるよう提言しています。

    検討委員会のメンバーで医療に関する法律が専門の早稲田大学の横野恵准教授は「当事者に対する診断のあとのケアが非常に重要で、カウンセリングや相談など、さまざまなプロセスを経て移植を希望するかどうか選択が行われるべきだ」と述べました。

    慶応大学など 臨床研究の実施目指す

    「子宮移植」については、慶応大学などのグループが国内で初めてとなる臨床研究の実施を目指しています。

    14日に日本医学会の検討委員会が子宮移植の臨床研究を限定的に容認する報告書をまとめたことについて、グループのメンバーで慶応大学の木須伊織特任助教は「日本では早く子宮移植を実現してほしいという声は多くいただいていたので、国内でも実施が容認されたことはうれしい知らせだと思っている。提供者の負担やリスクを考えると脳死からの臓器提供が原則だと思うが、今の日本では子宮は提供の対象となっていない。まずは生体ドナーでの臨床研究を行い、有効性や安全性を確認したい」と話しています。

    グループでは、生まれつき子宮がない「ロキタンスキー症候群」などを対象に臨床研究の実施を検討しているということで、準備が整えば、できるだけ早く大学病院の倫理委員会に申請する方針だということです。

    木須特任助教は「子宮移植が認められれば養子制度などに加え、子どもを持つ選択肢が増えることになる。ドナーや生まれてくる子のリスクや倫理的課題にも十分配慮して準備を進めたい」と話していました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210714/k10013139531000.html

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    1. しょせんは「臓器移植外科」分野のなかのヒトビトにとっての新手のシノギ開発の一形態でしかない。偽善と欺瞞満載の。

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    2. やがて、(脳死)死体から子宮臓器を取り出すだけで、莫大な医療施術費が健康保険から掠め取ることができるようになる。

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    3. 子宮移植の臨床研究、少数限定で実施を容認…日本医学会
      2021/07/14 16:14

       日本医学会は14日、病気で子宮がない女性が妊娠、出産するため、第三者から提供を受ける子宮移植の臨床研究について、症例数を少数に限定して実施することを容認すると発表した。臨床研究を計画していた慶応大のチームは、国内初の実施に向けて、学内の倫理委員会に申請する準備を進める予定だ。
      https://www.yomiuri.co.jp/medical/20210714-OYT1T50236/

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    4. 慶大チーム、国内初の「子宮移植」臨床研究を申請へ
      2021/07/15 00:08

       病気により子宮がない女性が妊娠、出産するため、第三者から提供を受ける子宮移植の可否を検討していた日本医学会の検討委員会は14日、症例数を少数に限定した臨床研究を容認するとの報告書をまとめ、発表した。これを受け、慶応大のチームが、国内初となる臨床研究を学内の倫理委員会に申請する方針だ。

      子宮移植の臨床研究の実施について記者会見する、日本医学会の門田守人会長(左)ら(14日午後、東京都文京区で)=高橋美帆撮影

       子宮移植は、臓器移植法の対象外で、脳死を含めた死者からの移植は認められていない。このため、同大は、生まれつき子宮がない「ロキタンスキー症候群」の患者を対象に、親族からの子宮移植を計画。これを機に、日本医学会が2019年4月から倫理的、医学的課題を議論してきた。

       報告書では、生体からの子宮移植について、現状では子宮を持たない患者が、国内で法律上の実子を得る唯一の方法であると指摘。当事者の希望がある場合には排除できないとして「症例数を少数に限定して容認する」とした。

       一方、生体からの子宮移植は提供者への負担が大きく、生まれてくる子どもへの影響やリスクも十分明らかにされていない「未成熟な医療技術」と明記。臨床研究の実施にあたっては、提供者の自由意思が確保され、自発的に無償提供に同意していることなどが必須とした。新たに、日本産科婦人科学会と日本移植学会の合同委員会によるチェック体制を作ることなども求めた。

       この日の記者会見で、検討委の飯野正光委員長(東京大特命教授)は、「子宮移植だけを治療の解決策と考えることは不十分で、患者や家族の総合的なケアを進める必要がある」と強調。「実施の条件は現時点での考え方であり、必要に応じて再検討する」と述べた。
      https://www.yomiuri.co.jp/medical/20210714-OYT1T50287/

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  24. [スキャナー]子宮移植「容認」の結論まで2年、課題残る…費用やケア・技術は「未完成」
    2021/07/19 07:01

     日本医学会の検討委員会が、妊娠、出産を希望する子宮がない女性に対する子宮移植の臨床研究を容認する報告書をまとめた。国内初の実施を目指す慶応大のチームは、学内の倫理委員会に研究計画書を提出する準備を進めるが、医学的な技術や知見は十分に蓄積されておらず、倫理的な課題も残されている。(医療部 野村昌玄、米山粛彦)

    初の臨床研究

    「複雑」

    子宮移植の臨床研究について記者会見する日本医学会の門田守人会長(手前)ら(14日、東京都文京区で)=高橋美帆撮影

     「問題そのものが複雑で、何が正解なのか分からなかった。最終的には多数意見をもとに方向性を決めた」

     検討委の飯野正光委員長(東京大特命教授)は14日の記者会見で、「容認」の結論まで2019年4月から2年余りを要した理由を語った。生体移植に大きなリスクが指摘される一方、委員長を除く委員13人中、11人が「当事者がリスクを十分に理解し、実施したい意思がある場合、あえて排除することまではできない」との意見だった。

     16年から生まれつき子宮のない「ロキタンスキー症候群」の患者への実施を計画してきた慶応大産婦人科の木須伊織・特任助教は「ずっと移植を待ち望んできた患者がいる。速やかに準備を進めたい」と語る。提供者(ドナー)は60歳未満、移植を受ける患者は40歳程度までを想定している。今後、子宮筋腫などの病気で子宮を失った人も対象に加える考えだ。

    法令改正に時間

     検討委の容認には、子宮を持たない女性が出産を望む場合の選択肢が限られていることが背景にある。

     臓器移植は、脳死移植が基本で、健康なドナーの負担が大きい生体移植は最後の手段といえる。だが、臓器移植法で定められた脳死ドナーからの移植は、生命維持にかかわる心臓や肺、肝臓などに限られ、子宮は対象外だ。検討委は、臓器移植法などの法令改正を提言したが、厚生労働省は「実現性や安全性のデータがそろってから議論する」(担当者)としており、実現には時間がかかる。

     子宮のない女性に代わり、夫婦の受精卵を使って第三者に産んでもらう「代理出産」という手段もあるが、日本産科婦人科学会は実施を認めていない。代理母が出産のリスクを負うことに加え、民法上は「出産した女性」が母親となり、親子関係も複雑になる。

     このため、報告書は、子宮移植について「子宮のない女性が法律上の実子をもうけることのできる唯一の方法」と位置付けた。委員の一人は「臨床研究を容認しなければ、水面下の実施によるトラブルや、渡航移植の増加を招く恐れもある」と懸念を示した。

    胎児に影響懸念

     だが、報告書が「未完成の医療技術」とした子宮移植には、様々なリスクが想定される。

     子宮摘出手術は、子宮を傷つけないよう慎重に行うため、平均8時間半もの時間がかかる。移植を受けた人は、拒絶反応を防ぐため免疫抑制剤を使い続ける必要がある。強い薬を使った場合は生まれてくる胎児への影響も懸念される。

     世界的にも症例数は少ない。子宮移植は、00年にサウジアラビアで試みられて以来、21年3月時点でスウェーデンや米国などで85件実施された。生まれた子どもは40人にすぎず、将来の影響は分かっていない。

     慶大チームの臨床研究では、移植から出産まで1件あたり2000万円以上かかる見込みで、経済的な負担も大きい。

     患者などへのサポートも欠かせない。

     提供者は母や姉妹ら親族が想定されるが、本人が自発的に無償提供に同意していることが必須条件だ。

     検討委は、子宮移植に至る以前に、ロキタンスキー症候群の患者や家族を精神的に支えるカウンセリング体制の確立も求めた。診断時に、医師が本人に知らせず母親任せにしたり、専門医が紹介されなかったりするケースがあるためだ。

     玉井真理子・信州大准教授(生命倫理学)は「当事者に一人ひとり思いを聞き、家族の形には様々なものがあることを丁寧に伝えていくことが大切だ」と話している。

    ◆子宮移植 =第三者から提供を受けた子宮を女性に移植する技術。定着した子宮に、体外受精したカップルの受精卵を戻し、妊娠、出産を目指す。移植後は、拒絶反応を防ぐため免疫抑制剤を使う必要があり、子宮の定着の確認に1年ほどかかる。出産は帝王切開となり、子どもを産み終えたら子宮を摘出する。

    臨床研究の条件

    ▽患者は移植により妊娠・出産できる可能性が高い人とする(おおむね40歳以下)

    ▽夫婦やドナーが、移植や無償提供に自発的に同意していることを確認する

    ▽当事者の長期的なカウンセリング体制を整備

    ▽日本移植学会と日本産科婦人科学会が合同で実施体制をチェックする

    患者「待望の選択肢」

     子宮移植の臨床研究が容認され、患者からは期待の声が上がっている。

     「移植しても簡単に望みはかなわないかもしれないが、まずは挑戦したい」

     18歳の時にロキタンスキー症候群と診断された愛媛県内の女性会社員(27)は、今回の判断を喜ぶ。子どもが好きで「高校を卒業したら、すぐにでも子どもを産みたい」と思い描いていた。その夢が絶たれ、介護職やウェブデザイナーなど、あえて子どもと関わらない仕事を選んできた。だが、自分の気持ちを見つめ直し、昨年7月に学童保育の仕事に就職。今は、ドナーや医療費など条件がそろえば、移植を受けたいという。

     「子どもを産めない自分は、好きな人に捨てられるのではないか」「病気について人に言えない人がたくさんいる。もっと世間に知ってほしい」――。

     患者団体「ロキタンスキーの会」が昨年2月に検討委に提出した要望書には、病気への理解と移植の実現を求める声が多く記された。

     生まれてくる女児の4500人に1人は、ロキタンスキー症候群とされる。会は2014年6月に発足。SNSを通じて患者同士が健康上の悩みや恋愛、結婚などについて相談に応じたり情報交換をしたりする活動を続けており、現在は10~50歳代の会員90人以上が参加している。

     子宮移植については、患者の中にも様々な意見がある。そのうえで、会を運営する40歳代の女性は「待ち望んでいた選択肢を得られた意義は大きい」と話す。
    https://www.yomiuri.co.jp/medical/20210718-OYT1T50148/

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    1. >「当事者がリスクを十分に理解し、実施したい意思がある場合、あえて排除することまではできない」

      望む人と、技術を提供する側とで、ちょうどよくやってんだ、第三者や外野の人間は口をはさむな、ってのは、詐欺の騙し騙されの典型的な構図だね。

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  25. 新型コロナの後遺症で生体肺移植 女性患者が退院 京都大学病院
    2021年8月19日 21時18分

    京都大学病院は新型コロナウイルスに感染して肺に重い後遺症を患い、ことし4月に両方の肺を移植する手術を受けた女性が回復し、今週、退院したと発表しました。

    今月16日に京都大学医学部附属病院を退院したのは、ことし4月上旬、夫と息子から左右の肺の一部の提供を受けて、両方の肺を移植する手術を受けた関西在住の女性です。

    病院によりますと、女性は去年の末に新型コロナウイルスに感染して両方の肺に重度の肺炎を患い、その後も肺機能の回復が見込めない状態でしたが、移植手術から1か月後の5月上旬には集中治療室から一般病棟に移り、その後も呼吸に問題はなく、室内で歩行ができるまで回復したということです。

    女性は退院したあと、別の病院に入院してリハビリテーションを続けるということで、1、2か月ほどで自宅に戻れるのではないかということです。

    また、夫と息子もすでに通常の生活を送っているということです。

    京都大学によりますと、新型コロナで肺に後遺症がある患者への生体肺移植は世界で初めてです。

    呼吸器外科長で、執刀した伊達洋至教授は「移植前に3か月以上、寝たきりで筋力がかなり低下し、予想以上に時間がかかったが、無事に回復されて安どしている。新型コロナの患者さんにとって、他に治療選択がない場合の1つの新しい治療手段として光を当てることができたと思っている」と話しています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210819/k10013213011000.html

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  26. 遺伝子操作したブタの心臓 人に移植成功 世界初 アメリカ
    2022年1月11日 13時05分

    遺伝子を操作して、拒絶反応が起こりにくくしたブタの心臓を、人間に移植することに世界で初めて成功したと、アメリカのメリーランド大学は10日、発表しました。
    動物の遺伝子を操作して、人間に移植できる臓器を作り出す研究は、各国で進められていて、将来的に移植用の臓器の確保につながる技術として期待されています。

    アメリカのメリーランド大学医学部の研究チームは10日、遺伝子を操作したブタの心臓を、心臓疾患の男性に移植することに、世界で初めて成功したと発表しました。

    研究チームによりますと、移植を受けたのは、不整脈で入院している57歳の男性で、症状が重いため通常の心臓移植の対象にならず、ほかの治療法では回復が見込めない状態だったということです。

    手術は今月7日に行われましたが、3日後の10日現在も、男性の容体は安定しているということです。

    移植に使われたブタの心臓は、再生医療の実用化に取り組むアメリカの企業が作ったもので、10か所の遺伝子を操作して、拒絶反応が起こりにくいようにしています。

    移植にあたっては、アメリカFDA=食品医薬品局が、人命に関わる疾患で、ほかに治療の方法がない場合にかぎり、承認前の医療技術を使えるようにする、いわゆる「人道的使用」の許可を出したということです。

    遺伝子操作した動物の臓器を、ヒトに移植する技術をめぐっては、各国で研究が進んでいて、アメリカではニューヨーク大学が去年、遺伝子操作したブタの腎臓を、実験的に脳死状態の人に移植する手術を2例、行っています。

    今後、臓器の安全性が確認され、規制当局から治療法として承認されれば、将来的に移植用の臓器の確保につながる技術として期待されています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220111/k10013424401000.html

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    1. 豚の心臓、人間に移植 成功と発表 米メリーランド大
      1/11(火) 10:15配信 時事通信

      豚の心臓を移植する手術を前にしたバートリー・グリフィス医師(左)と、患者のデービッド・ベネットさん(米メリーランド大提供)(EPA時事)

       【ワシントンAFP時事】米メリーランド大学メディカル・スクールは10日、声明を出し、遺伝子操作した豚の心臓を、人間に移植することに成功したと発表した。執刀したバートリー・グリフィス医師は「移植臓器不足という危機を打開する一歩を踏み出した」と強調した。

      【写真】豚の心臓を人間の患者に移植する手術に臨む米メリーランド大の医師ら

       移植は7日に行われた。患者はメリーランド州在住で手術前は寝たきりだったデービッド・ベネットさん(57)。手術前夜「このまま死ぬか、移植を受けるか二者択一だ。私は生きたい。どうなるか分からないが、最後の望みだ」と語った。手術後は24時間監視の状態が続いている。 

       グリフィス医師は「世界初の移植手術だ。新たな選択肢を将来、患者に提供することにつながる。慎重にだが、前向きに考えている」と述べた。
      https://news.yahoo.co.jp/articles/0519949d5c357d4e2424459f81b4fc248c1a5f03

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    2. 遺伝子操作したブタの心臓を移植 世界初、米の57歳男性に
      1/11(火) 9:03配信 共同通信

      重い心臓病の患者にブタの心臓を移植する米メリーランド大の医師ら=7日、メリーランド州ボルティモア(同大提供・AP=共同)

       【ワシントン共同】米メリーランド大は10日、重い心臓病の57歳男性に、免疫拒絶が起きないよう遺伝子操作したブタの心臓を移植したと発表した。世界で初めてとしている。手術から3日後の今も患者の経過は順調で、注意深く推移を見守る。米国でも移植のために提供される心臓は不足しており、執刀医は「問題解決に一歩近づいた」としている。

      渡航臓器移植で邦人2人死亡 術後に容体が悪化 ブルガリア 21年

       手術を受けたメリーランド州在住の男性は不整脈で1カ月半入院しており、生命維持装置を使っていた。心臓移植を受けられず、人工心臓も装着できなかったため、今回の移植以外に助かる手段がない状態だった。昨年末、食品医薬品局(FDA)が手術を認めた。
      https://news.yahoo.co.jp/articles/55a292319ca145096343af7cc7d35007dcd1ba1f

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    3. ブタの心臓を57歳男性に移植「今のところ順調」 米で世界初の試み
      1/11(火) 11:00配信 朝日新聞デジタル

      手術を担当したバートレイ・グリフィス医師(左)と、移植手術を受けたデビッド・ベネットさん=メリーランド大学医学部提供

       米メリーランド大学医学部は10日、ブタの心臓を人に移植する手術を実施したと発表した。術後3日たつが、移植を受けた患者の経過は今のところ順調だという。提供された心臓は、拒絶反応を起こさないよう遺伝子改変されたブタから取り出しており、世界で初めての試みという。

      【写真】ブタの心臓の移植手術の様子=メリーランド大学医学部提供

       同医学部によると、移植を受けたのはメリーランド州に住むデビッド・ベネットさん(57)。命の危険がある不整脈があり、体外式膜型人工肺(ECMO)を使う状況だったが、臓器提供を受けられなかった。ベネットさんは手術前日、「死ぬか、この移植を受けるかだった。私は生きたい」などと話したという。

       ベネットさんは移植手術に同意する前に、この手術は実験的でリスクと利益は分かっていない点があることを十分に説明されたという。今後、数週間かけて、今回の臓器移植によって生命を維持するだけの効果があるかを検証していく。

       米食品医薬品局(FDA)は昨年末、この手術について、緊急許可を出した。実験的な医療製品に対して出る許可で、今回の場合は遺伝子改変されたブタの心臓が対象。深刻な命の危機に直面していて、その医療製品が利用可能な唯一の方法である場合にのみ適用される。
      https://news.yahoo.co.jp/articles/641a6114069a04ae05a2dd8af79448b7d7eef93e

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    4. ブタの心臓を世界初移植、男性患者「私は生きたい」「最後の選択肢だった」
      1/11(火) 12:31配信 読売新聞オンライン

       【ワシントン=船越翔】米メリーランド大は10日、遺伝子改変によって拒絶反応が起きないようにしたブタの心臓を、重い心臓病の男性患者(57)に移植したと発表した。ブタの心臓の人への移植は世界初で、現在のところ、男性の健康状態に問題はないという。同大の医療チームは移植用臓器の不足の解消につながる成果だと説明している。

      【写真】ブタの心臓の移植手術の様子

      ブタの心臓を移植された男性(右)と、手術を担当した医師(米メリーランド大のホームページより)

       発表によると、米食品医薬品局(FDA)が12月末に移植を緊急許可し、今月7日に手術を行った。男性は約1か月半前に不整脈で入院し、人工心肺装置が使われていた。移植に使ったブタは、人の体内で起きる免疫による拒絶反応を抑えるため、関連する複数の遺伝子を操作していた。

       移植を受けた患者は、同大を通じ、「死ぬか移植をするのかのどちらかしかなかったが、私は生きたい。(ブタの心臓移植は)最後の選択肢だった」とコメントした。

       医療チームは、今後も男性の健康状態を慎重に観察していくと説明した上で、「これは画期的な手術であり、臓器不足の危機の解決に一歩近づいた」と強調している。

       米政府によると、米国内では臓器移植を待っている患者は約11万人に上り、毎年6000人以上が移植手術を受けられずに亡くなっているという。
      https://news.yahoo.co.jp/articles/090a2d47f1ae59912e0411eebeab608eef8419ab

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    5. 世の中を惑わす「異種移植イリュージョン・マジック」チームが世界向けの興行を開始したらしい…

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    6. >遺伝子改変によって拒絶反応が起きないようにしたブタの心臓
      >拒絶反応を起こさないよう遺伝子改変されたブタから取り出し
      >免疫拒絶が起きないよう遺伝子操作したブタの心臓
      >遺伝子を操作して、拒絶反応が起こりにくくしたブタの心臓
      >10か所の遺伝子を操作して、拒絶反応が起こりにくい

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    7. どうせ手の施しようもなく死ぬ運命にある患者たちなのだからと、食い物にしたがる連中の考えそうなこった…

      人体版3Rプロジェクトなんだな、これは。

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    8. これはれっきとした人助け(救済)を装った「銭ゲバ」の所業のなにものでもない。

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  27. もはやこれは人医の仕事ではなくて、専ら獣医が仕切る仕事なのかもしれないなあ…

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  28. 糖尿病治療に関わるすい臓の細胞 増殖に成功 マウスで症状改善
    2022年2月11日 4時42分

    血糖値をコントロールする、すい臓の細胞を人工的に増やして糖尿病のマウスに移植することで症状を改善することに成功したと、東京大学などのグループが発表しました。

    この研究は東京大学医科学研究所の山田泰広教授らのグループが行いました。

    血糖値のコントロールに必要なインスリンはすい臓にあるすい島細胞で作られますが、この細胞はほとんど増殖しないため一度失われると回復が難しいことなどが糖尿病治療の課題となっています。

    グループはマウスから取り出したすい島細胞で「MYCL」という遺伝子を強く働かせることで、この細胞を増殖させることに成功しました。

    そして増殖させた細胞を糖尿病のマウスに移植したところ、血糖値が正常に近い水準まで下がったということです。

    さらにヒトのすい島細胞も同じ方法で増殖することが確認できたということで、グループでは将来的にはすい島細胞を増やして重い糖尿病の患者に移植するなど新たな治療法の開発につながるとしています。

    山田教授は「マウスの実験の段階だが糖尿病の治療を置き換える可能性がある知見だと思う。一日も早く患者の役に立てるよう研究を進めたい」と話しています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220211/k10013478851000.html

    https://koibito2.blogspot.com/2019/02/2.html?showComment=1644556354560#c1625536604337202428

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  29. 世界初のブタ心臓移植の男性死亡 米メリーランド大発表
    3/10(木) 1:25配信 共同通信

     【ワシントン共同】米メリーランド大は9日、免疫拒絶が起きないよう遺伝子操作したブタの心臓の移植を受けた米国の57歳の男性が8日に死亡したと発表した。世界初となる1月7日の手術から約2カ月生存したが、数日前から容体が悪くなり、緩和ケアを受けていた。亡くなる前まで家族とは意思疎通ができていたという。

     男性は昨年10月にメリーランド大病院にかかり、生命維持装置「エクモ」を使っていた。今回の異種移植以外に救命の手段がない状態で、食品医薬品局(FDA)が昨年末、手術に対する緊急許可を出した。
    https://news.yahoo.co.jp/articles/611dd525c9863c4233bb39b9417586c7114f7807

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    1. 世界初のブタ心臓移植患者、術後2か月で死亡
      3/10(木) 2:04配信 AFP=時事

      米メリーランド大学医学部でブタの心臓を移植する手術を受けた患者のデービッド・ベネットさん(右)と手術を担当した医師のバートリー・グリフィス氏。同大学提供(2022年1月10日提供)。【翻訳編集】 AFPBB News

      【AFP=時事】遺伝子操作されたブタの心臓を人体に移植する世界初の手術を受けた男性が、術後2か月で死亡した。施術した米医療チームが9日、発表した。

      【写真】移植手術の様子

       米メリーランド大学医学部(University of Maryland Medical School)のチームによると、1月7日に手術を受けたデービッド・ベネット(David Bennett)さん(57)は、今月8日に亡くなった。術後数週間は拒絶反応もなく経過は良好だったが、数日前に健康状態が悪化。回復の見込みがなくなったことから緩和ケアを受け、死の直前まで家族と意思疎通ができたという。

       この手術を通じ、種を超えた臓器提供、いわゆる「異種移植」技術の進歩によって慢性的な移植用臓器不足が解消されるという期待が高まった。同大の異種移植プログラムを率いるムハンマド・モヒウディン(Muhammad Mohiuddin)氏は、「遺伝子操作されたブタの心臓が、免疫系が十分に抑制された人体内で十分に機能することを知り、貴重な知見を得ることができた」として楽観的な見方を示し、今後も臨床試験を続けていくと述べた。【翻訳編集】 AFPBB News
      https://news.yahoo.co.jp/articles/b3d242dc9e776531fc088500f14a9e18050d28af

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    2. ブタの心臓移植受けた男性、手術から約2か月後に死亡
      3/10(木) 11:09配信 読売新聞オンライン

      ブタの心臓を移植された男性(右)と、手術を担当した医師。ブタの心臓の人への移植は世界初という=米メリーランド大提供

       【ワシントン=冨山優介】米メリーランド大は9日、遺伝子改変したブタの心臓の移植手術を受けた男性(57)が、手術から約2か月後の8日に死亡したと発表した。死因は公表されていない。

       男性は重い不整脈だった。通常の心臓移植手術は不適格と判断され、今年1月7日、遺伝子改変によって拒絶反応が起きにくくしたブタの心臓を移植する手術を受けた。手術後の数週間、移植された心臓は拒絶反応の兆候もなく順調に機能していたが、死亡する数日前から容体が悪化し、緩和ケアを受けていたという。メリーランド大は今後も研究を続ける意向を示している。
      https://news.yahoo.co.jp/articles/0c589789adb58cf5c40a144fc07a2d4678d9e70e

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    3. ブタの心臓を移植したアメリカの男性 約2か月後に死亡
      2022年3月10日 8時29分

      世界で初めて遺伝子操作で拒絶反応が起こりにくくしたブタの心臓の移植を受けたアメリカの男性が、移植からおよそ2か月後に死亡しました。

      これはアメリカのメリーランド大学医学部の研究チームが9日、発表しました。

      大学によりますと、男性は不整脈で入院していましたが、症状が重く、通常の心臓移植の対象にならず、ほかの治療法でも回復が見込めない状態だったため、ことし1月に世界で初めて遺伝子操作で拒絶反応が起こりにくくしたブタの心臓の移植を受けました。

      移植された心臓は、その後数週間、順調に機能し、拒絶反応の兆候も見られませんでしたが、男性は最近になって体調が悪化し、8日、亡くなったということです。

      男性は57歳でした。

      移植を行った研究チームは今後、男性が死亡した原因を詳しく調べることにしています。

      遺伝子操作した動物の臓器をヒトに移植する技術は、将来、移植用の臓器の確保につながるとして期待され、各国で研究が進んでいます。

      研究チームは「人体の中でブタの心臓が免疫を抑制された状態で機能することについて貴重な知見を得ることができた。男性の貢献に感謝する」としています。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220310/k10013523481000.html

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  30. これは一種の拷問虐待だろうか?

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  31. “移植難しい”異なる血液型での世界初の生体肺移植 京大発表
    2022年4月12日 22時10分

    重い肺の病気の患者に、移植が難しいとされてきた異なる血液型の人の肺を移植する世界初の生体肺移植を行ったと京都大学医学部附属病院が発表しました。病院は「家族と血液型が一致せずこれまで多くの患者が亡くなっていたが今回の成功は患者を救える新しい光になるだろう」としています。

    これは京都大学医学部附属病院と日本移植学会が12日にオンラインで会見を開いて発表しました。

    移植を受けたのは関東地方に住む血液型がO型の10代の女性患者で、ことし2月、B型の父親とO型の母親からそれぞれ提供を受けた肺の一部が移植されました。

    女性はおよそ3年前に肺の難病を患い、去年9月ごろには人工呼吸器が必要なほどに容体が悪化していましたが、手術後は自力で歩けるほどまで順調に回復し、11日に退院したということです。

    血液型が異なる生体肺移植では、拒絶反応や外気を肺に入れることによる感染症が起きやすいため、一部の血液型の組み合わせを除いては難しいとされてきました。

    今回、病院はあらかじめ患者に免疫抑制剤を投与したうえでB型に反応する抗体を取り除く処置などをして世界初となる移植を行ったということです。

    呼吸器外科の伊達洋至教授は「家族と血液型が一致せず、これまで多くの患者が亡くなっていた。今回の移植の成功は、脳死移植を待てず生体肺移植もできない患者を救う新しい光になるだろう」と話していました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220412/k10013579601000.html

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  32. 動物臓器の人への移植に安全指針策定へ…ウイルス感染のリスク・拒絶反応など評価
    2022/08/22 15:00

     厚生労働省は来年度、動物の臓器や組織を難病患者らに移植する「異種移植」に関する新たな指針の策定に乗り出す。遺伝子を改変する新技術で免疫拒絶反応が少ない移植用臓器を作る研究が進み、海外では試験的に異種移植手術が行われている中、国内での実施に向けて臓器の品質や安全性を確保するのが狙いだ。

     ブタなどの臓器や組織を人に移植する異種移植は、慢性的な臓器不足を解消する手段として期待されている。ただ、異種移植は、免疫拒絶反応が大きな課題となっているほか、細胞内に未知のウイルスが紛れ込んでいる可能性が指摘されている。

     厚労省は、日本医療研究開発機構(AMED)に研究班を設置し、ブタなどの臓器の品質やウイルスの感染リスクなどについて検討する。最新の技術の動向や、遺伝子改変した臓器や組織を移植した場合、人の体内で異常が起こる恐れがないかも検討する。約3年をかけ、ウイルスの検査法や拒絶反応リスクの評価法、移植用動物の飼育要件など、移植に向けた留意点をとりまとめる。

     厚労省は、来年度予算の概算要求に関連経費数千万円を盛り込む方針だ。
    https://www.yomiuri.co.jp/science/20220822-OYT1T50101/

     近年、狙った遺伝子を正確に改変できる「ゲノム編集技術」など最先端の手法を活用し、拒絶反応を抑える臓器の開発が進んでいる。米国では今年1月、遺伝子10か所を改変し、拒絶反応が起きにくくしたブタの心臓を、重い心臓病の男性患者に移植する手術が世界で初めて実施された(男性は約2か月後に死亡)。

     日本では、2016年に策定された厚労省の指針で、動物の 膵臓すいぞう の細胞などの人への移植が、健康状態の追跡調査を徹底することなどを条件に容認された。だが、同指針は臓器や組織の異種移植を想定したものではなく、これまで異種移植の国内実施例はない。
    https://www.yomiuri.co.jp/science/20220822-OYT1T50101/2/

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    1. 実用化なんて口先だけ、だれもそれを本当に実現しようとはさらさら思っていないというのが実態だろ。

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  33. 社説
    海外渡航移植 臓器売買疑惑の実態洗い出せ
    2022/08/29 05:00

     民間団体を介した海外での臓器移植をめぐり、臓器売買の疑いが浮上している。国は仲介の実態や経緯を調べ、問題を洗い出さねばならない。

     東京都内のNPO法人が、腎臓移植を希望する患者に中央アジアでの生体腎移植を仲介し、2000万円近くを受け取っていた。ドナー(臓器提供者)は経済的に困窮したウクライナ人で、約200万円が渡っていたという。

     NPOにドナーを紹介したのはトルコ人で、別の臓器売買容疑でウクライナ当局に逮捕され、公判中の人物だった。NPOは臓器売買への関与を否定しているが、生体移植は親族間で行うのが原則で、疑念は拭えない。

     臓器移植法は、臓器売買やその要求、約束などを禁じており、国外犯規定もある。貧しい人につけ込む非人道的な行為だとして、世界的にも禁止されている。

     このNPOは過去にも約170例の海外移植を仲介したとされるが、帰国後の患者が診療を受けにくくなるという問題も起きている。病院側が臓器売買を疑って受診を断ったり、警察に通報したりするケースがあるためだ。

     海外での移植手術が成功しても、日本で診察を受けられるかどうかが不確かでは、患者にとっても健康上のリスクは大きい。

     患者が海外移植にすがる背景には、日本は諸外国に比べてドナーが少ない点がある。1968年、札幌医大の心臓移植で不透明な脳死判定が問題になったのをきっかけに、移植医療に不信感が広がった影響もある。

     97年に臓器移植法が施行されてからも、ドナーが著しく少ない状態が続いた。2010年の法改正で脳死による臓器提供の条件が緩和され、最近では脳死での臓器提供も年100件近くあるが、それでも世界的には低い水準だ。

     腎臓や肝臓、肺の場合は、生きているドナーから提供を受ける生体移植も可能だが、ドナーとなる親族がいなければ難しい。

     海外移植には、国際社会から厳しい目が向けられている。各国ともドナーが充足しているわけではなく、自国の患者が移植を受ける機会を奪われることになるからだ。世界保健機関(WHO)も、海外移植の自粛を求めている。

     国内でドナーを増やす対策が必要だ。脳死の場合、提供者側の意思表示があっても、脳死判定ができる医師がいないなど、病院の体制が不十分なために実現しない場合がある。ドナーの多い他国も参考に、改善策を探ってほしい。
    https://www.yomiuri.co.jp/editorial/20220828-OYT1T50245/

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  34. 外科屋は基本的に短絡思考で、とっかえひっかえつなぎ合わせれば、そこで仕事は完了ということなのだろう。そのあとの治る治らないは、基本、患者任せ、患者次第ということらしい。

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    1. そもそも、人体とか動物の体組織は、植物みたいに接ぎ木や組織培養やクローンなんかでどうこうできるわけはないのに、あたかもそれができるみたいに平然と嘯くことができる連中は頭の中がどうなっているんだろうと素朴なギモンしかない。

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  35. 国内初「子宮移植」臨床研究を申請 慶応大学のグループ
    2022年11月24日 20時22分

    子宮が生まれつきない女性などに親族から提供された子宮を移植して出産を目指す「子宮移植」について、慶応大学のグループが国内で初めてとなる臨床研究の実施を大学の審査委員会に申請しました。研究グループは来年度中に移植を行いたいとしています。

    「子宮移植」を計画しているのは慶応大学の木須伊織助教らの研究グループで24日、大学の審査委員会に対し「特定臨床研究」としての実施を申請しました。

    臨床研究では、子宮が生まれつきない女性や、がんで摘出した女性など20代から30代の女性3人に親族から提供された子宮を移植する計画です。

    そして、女性の卵巣から採取した卵子とパートナーの精子を体外受精させて凍結保存しておいた受精卵を子宮に戻し、妊娠、出産を目指すとしていて、実施されれば国内で初めてとなります。

    臨床研究の審査は来年1月以降、学内の委員会で行われる見通しで、研究グループは来年度中に1例目の移植手術を実施したいとしています。

    子宮移植によって2014年以降、スウェーデンやアメリカなどで少なくとも40人の子どもが生まれたと報告されていて、国内では日本医学会の検討委員会が去年7月、少数に限って、リスクを含めて十分な説明を行うことなどの条件付きで認めるとする報告書をまとめていました。

    木須助教は「患者にとって大きな福音になるよう慎重に計画を進めていきたい」と話しています。

    子宮移植とは
    子宮移植は、親族などから子宮の提供を受けて妊娠と出産を目指すもので、海外では脳死になった人から子宮の提供を受けたケースも報告されています。

    対象となるのは、生まれつき子宮がない「ロキタンスキー症候群」の患者や、がんなどで子宮を摘出した20代から30代の女性で、国内におよそ6万人いるとみられています。

    慶応大学の研究グループによりますと、2014年に初めて、スウェーデンで子宮の移植を受けた女性が出産して以降、去年3月の時点でアメリカやチェコなどで80例余りの手術が実施され、少なくとも40人の赤ちゃんが生まれているということです。

    一方で、流産したケースや移植した子宮がうまく定着せず、再び取り出したケースも報告されています。

    今回の慶応大学の計画では、移植が行われたあとは拒絶反応が起きないよう、免疫の働きを抑える薬剤を投与しながら経過を確認したうえで、あらかじめ女性の卵巣から採取した卵子とパートナーの精子を体外受精させ凍結保存しておいた受精卵を子宮に戻します。

    そして、妊娠しておなかの中で赤ちゃんが育つと帝王切開で出産を行い、移植した子宮は再び手術を行って取り除くとしています。

    国内で子宮移植が行われたことはありませんが、おととし、慶応大学の研究グループが、子宮のないメスのサルに別のサルから子宮を移植して出産させることに世界で初めて成功したと発表しています。
    日本医学会は条件付き容認 課題も
    子宮移植については去年7月、日本医学会の検討委員会が報告書をまとめ、医学的、倫理的な側面からは多くの課題があると指摘した一方で、臨床研究の実施を少数例に限って条件付きで認めるとする報告書をまとめています。

    報告書では、子宮移植はリスクを伴うとしていて、具体的には子宮を提供する女性には
    ▽慎重な手術で出血量が多くなり、手術時間も長時間に及んで大きな負担がかかるほか、
    ▽子宮を失うことで女性としての精神面での影響が起きる可能性もあるとしています。

    また、子宮の提供を受ける女性には、
    ▽移植した子宮が機能しない可能性があるほか、
    ▽拒絶反応を防ぐため免疫抑制剤を受け続ける必要があること、
    ▽強い免疫抑制剤を使った場合に胎児に影響が出る可能性が否定できないことなどがリスクだと指摘しています。

    さらに、
    ▽妊娠、出産に至らなかった場合、子宮を提供した女性、移植を受けた女性ともに精神的な苦痛が大きくなることや、
    ▽「なんとしても子どもを産むべきだ」などと子どもを産むことを女性の必須の役割と見るような家族内や社会での圧力が増す可能性があるとし、配慮や対策が必要だとしています。

    こうしたリスクを示したうえで、報告書では臨床研究の実施を少数例に限って条件付きで認めるとしていて、実施するときの基本的な考え方や条件を示しました。

    具体的には臨床研究が認められる条件として、
    ▽子宮を提供する女性や移植を受ける女性、生まれてくる子どもを含めて長期的な影響が十分明らかになっていないため、リスクを含めて十分な説明を行うこと、
    ▽当事者が自由な意思で移植を望んでいることを確実に担保すること、
    ▽長期的な健康観察を行うことなどを挙げています。

    また、報告書では臨床研究が適正に行われるよう、日本移植学会と日本産科婦人科学会が合同で検討委員会を設置し、定期的に臨床研究の進行状況について報告を受けたうえで、必要に応じて助言を行い、研究を継続するかどうか審査できるようにするよう求めています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221124/k10013902581000.html

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  36. 海外での臓器移植 実態調査へ あっせん事件受け 厚労省研究班
    2023年3月6日 21時58分

    国の許可を受けずに、海外での臓器移植を希望する患者に臓器の提供のあっせんをしたとして、NPOの理事が臓器移植法違反の疑いで逮捕された事件を受けて、来月、厚生労働省の研究班が、海外で臓器移植を受けた患者の数や状況についての実態調査を始めることになりました。

    これは6日に開かれた厚生労働省の臓器移植委員会で明らかにされました。

    それによりますと、厚生労働省は来月から始まる新年度に、臓器移植に詳しい医師などからなる研究班を立ち上げ、海外で臓器移植を受ける患者の実態を把握する実態調査を始めるとしています。

    調査は日本移植学会などを通じて、臓器移植後の患者の診療を行うおよそ200の医療機関を対象に、海外で臓器移植を受けた患者の数や渡航先、移植後の病状を聞き取るほか、生体からの移植か亡くなった人からの移植かなどについてアンケートを取る形で調べる計画です。

    臓器移植を受けた患者は、免疫を抑える薬の服用や経過観察のために専門の医師がいる医療機関に通う必要があり、こうした医療機関への調査を通じて実態を把握したいとしています。

    調査は来月上旬からことし6月中旬まで行い、結果はことし中にも公表する予定で、厚生労働省は、「海外で臓器移植を受けた人がどのくらいいるのかなどの情報が全くわからないので、調査をしたうえで今後の対応を検討していきたい」としています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230306/k10014000221000.html

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    1. どうせみな術後にほどなく死亡している。

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  37. 生き物の体の成り立ちは、けっして部品(臓器パーツ)の寄せ集めなんかじゃないんだ。とっかえひっかえできるものじゃないということを、なぜ納得できないのかなあ。

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  38. 心臓病の1歳女児 移植手術のため渡米へ 5億円超える募金集まる
    2023年3月24日 17時00分

    東京都内に住む重い心臓病の1歳の女の子が心臓の移植手術を受けるため、今月30日にアメリカへ渡航することになりました。移植にかかる費用は円安の影響などで5億円を超える高額となっていましたが、募金活動で目標の金額が集まり、今後、ニューヨークの病院で移植を待つということです。

    東京 豊島区の佐藤葵ちゃん(1)は、生後まもなく心臓の壁に穴があいているのが見つかり、2回の手術のあと、重い心不全の状態になったことから海外での心臓移植を目指していました。

    移植にかかる費用は円安の影響などで高騰していましたが、およそ5億3000万円を目標に両親や支援団体が募金活動を行った結果、去年12月、目標の金額が集まりました。

    葵ちゃんの両親は24日、オンラインで会見を開き、今月30日にアメリカへ出発することを明らかにしました。

    葵ちゃんは羽田空港から医療用のチャーター機で移動し、ニューヨークのコロンビア大学病院に入院して移植を待つということです。

    両親によりますと、葵ちゃんは最近は状態が安定していて、ことばを話すなど成長がみられるということです。

    父親の佐藤昭一郎さん(41)は「皆様のご支援をいただかなければ助かっていたかどうかわからないので、ご支援に感謝しています。海外での生活は不安なところもありますが、日々できることをやっていきたいです」と話していました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230324/k10014018711000.html

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  39. 命乞食はあっという間にダークサイドに堕ちる。

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  40. 海外で臓器移植受けた患者 少なくとも543人 厚労省研究班調査
    2023年6月8日 18時57分

    国の許可を受けずに海外での臓器移植を希望する患者に臓器の提供のあっせんをしたとして、NPOの理事が逮捕された事件を受け、厚生労働省の研究班が実態調査を行ったところ、海外で臓器移植を受けた患者は、ことし3月末時点で少なくとも543人いることがわかりました。厚生労働省は国内での臓器提供や移植の体制強化を進めたいとしています。

    厚生労働省の研究班は海外で臓器移植を受けた患者について、ことし4月から5月にかけて、関係する学会を通じて調査し、全国203の医療機関から回答を得ました。

    それによりますと、ことし3月末時点で海外で臓器移植を受けたあと、経過観察などのため、国内の医療機関に通院している患者は全国で543人いたということです。

    このうち
    ▽生体からの移植を受けた人は42人
    ▽脳死を含め亡くなった人からの移植を受けた人は416人
    ▽不明が85人となっていて

    臓器別では
    ▽腎臓の移植を受けた人が250人と最も多く
    ▽心臓が148人
    ▽肝臓が143人
    ▽肺が2人でした。

    国別では
    ▽アメリカが227人
    ▽中国が175人
    ▽オーストラリアが41人
    ▽フィリピンが27人
    ▽ドイツが13人
    ▽コロンビアが11人などとなっていて
    仲介する団体が関わっていたのは、少なくとも25人だったということです。

    過去5年間で海外での移植のあと、国内の医療機関に通院中に亡くなった人は38人、
    移植した臓器が機能不全になった人が25人いたということです。

    国際移植学会は、臓器の取り引きを禁止し、移植医療を自国内で行うことなどを求める宣言を出していますが、厚生労働省は、海外での移植が一定数行われている実態が明らかになったとして「国内での臓器提供、移植がより一層推進されるよう国民への啓発や移植医療の体制強化を進めたい」としています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230608/k10014094011000.html

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  41. 臓器移植 信じる者は 巣食われる

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  42. ブタの腎臓を人間に移植“1か月以上 正常に機能”米研究チーム
    2023年8月17日 10時48分

    アメリカの研究チームは、脳死状態の男性に対し、遺伝子操作を行ったブタの腎臓の移植を家族の同意を得て行ったところ、1か月以上、正常に機能し続けていると発表しました。

    これは、アメリカのニューヨーク大学の医師らでつくる研究チームが16日明らかにしました。

    研究チームは7月、脳死状態の57歳の男性に対し、拒絶反応が起こりにくいよう遺伝子操作を行ったブタの腎臓を家族の同意を得たうえで移植しました。

    すると、移植したブタの腎臓は男性の体の中で働きはじめ、1か月余りたった今も腎臓としての機能を果たしていることが確認できたということです。

    研究チームによりますと、遺伝子操作を行ったブタの腎臓を人間に移植するのは今回が3度目で、正常に機能している期間としては最長です。

    研究チームは移植した腎臓が正常に今後も働き続けるか、確認するとしています。

    遺伝子操作を行った動物の臓器を人間に移植する技術をめぐっては、アメリカで去年、心臓疾患の男性に対し、ブタの心臓が世界で初めて移植され、およそ2か月間生存しました。

    こうした技術については、将来、移植用の臓器の確保につながるとして、各国で研究が進められています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230817/k10014165331000.html

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    1. 信念(思いこみ)と観念(思いつき)が織りなす、一種の思想信条を超えた宗教信仰のようなものにしか見えぬ。

      そこに厳然としてある自然現象としての「拒絶反応」を超えることが「できる」と思いこむことで、何らかのチカラ(術)を得られると夢想する、現代版「錬金術」のようなものであろう。

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    2. まったく正気の沙汰には思えない。

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  43. 動物臓器の移植指針案を作成へ 25年度、国内実施見据え研究班
    8/17(木) 21:03配信 共同通信

    ブタの臓器を移植する流れ

     動物の臓器を人に移植する「異種移植」の国内実施を見据え、国の医療研究を支援する日本医療研究開発機構(AMED)の研究班が、遺伝子改変した動物の臓器を移植する際の安全性を確保するため、指針案作成に乗り出したことが17日、分かった。海外でブタの腎臓や心臓を移植する手術が試みられる中、国内で適切な体制整備につなげるのが狙い。2025年度の取りまとめを目指し、国の指針につなげる。

     異種移植は、免疫拒絶反応を抑えるために遺伝子改変した動物の臓器を使う。脳死や心停止による臓器提供不足を解消すると期待される一方、未知の感染症拡大のリスクが課題となっている。国内では1型糖尿病患者にブタの膵島細胞を移植する研究が進んでいる。厚生労働省研究班は16年、膵島細胞移植を想定し、実施に伴うリスクなどをまとめた指針を改定。だが、動物の臓器丸ごとの移植を想定した指針はなかった。

     今回研究班では指定病原体のないブタの生産・飼育、臓器の摘出、医療現場への搬送、移植手術までの管理体制の標準化を目指す。
    https://news.yahoo.co.jp/articles/6391af18260c3418ae70c526b548a9b5ddd543d3

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  44. 実際に手掛ける連中は、心底では、実現するつもりはさらさらないし、実現できるなんて思ってもいない、ただただ目先のカネ(研究費)を我田引水するためのネタとしか思っていないはずなのにね…

    ま、結局、騙される連中がいるのと、どこまでも他人事感覚の連中が、隣の人は何する人ぞ、それがお互い様、ということで、ウィンウィンの関係を築いた中で好き勝手出来るようにして公金チューチューパラダイスを謳歌しているということなのさ。

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  45. 「異種移植」ウイルス感染のリスク 厚労省研究班が報告書
    2023/08/27 05:00

     ブタなどの臓器や組織を難病患者らに移植する「異種移植」について、現状ではウイルス感染などのリスクがあるとの報告書を厚生労働省の研究班がまとめた。研究班代表を務めた山口照英・金沢工業大特任教授(遺伝子治療・再生医療)は「懸念点を踏まえて、国民の同意を得ながら実現していくことが重要だ」と話す。

     人の臓器と大きさや構造が近いブタからの異種移植は、慢性的な臓器不足を解消する手段として期待されている。米メリーランド大は昨年、免疫による強い拒絶反応を抑えるため10か所の遺伝子を改変したブタの心臓を、重い心臓病の50歳代男性に移植する世界初の手術を行った。男性は2か月後に死亡した。

     研究班は、現状では拒絶反応を起きにくくしても、種を超えたウイルス感染のリスクを避けるのは困難だと指摘。移植患者に限らず、親族や医療従事者らに対しても感染の有無を観察する必要があるとした。移植による差別を避けるために、個人情報の秘匿を検討することも求めた。

     異種移植は、国内で実施の報告はない。厚労省の別の研究班が、実施に向けた指針策定のための研究に2025年度まで取り組んでいる。
    https://www.yomiuri.co.jp/science/20230826-OYT8T50008/

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  46. しょせんは、「獣医」(獣医学分野)の職域拡大(職業安定・雇用拡大)スキームでしかなく…

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  47. アメリカで心臓移植手術を受けた女の子 両親と無事帰国
    2023年12月19日 16時26分

    重い心臓病の治療のため、募金活動で集めた資金でアメリカに渡り、移植手術を受けた2歳の女の子が19日、両親とともに無事に日本に帰国しました。

    東京 豊島区の佐藤葵ちゃん(2)は、生後まもなく心臓の壁に穴が空いているのが見つかり、2回の手術のあと、重い心不全になりました。

    両親が東北大学出身ということもあり、宮城のほか、東京や名古屋などで募金活動が行われ、目標としていた5億3000万円に達したことから、ことし8月にアメリカで移植手術を受けていました。

    葵ちゃんは19日朝早く、およそ9か月ぶりに両親とともに無事に日本に帰国し、出迎えた支援団体の人たちなどに笑顔で、元気いっぱいに歩き回る姿を見せていました。

    両親によりますと、臓器を提供するドナーが早く見つかり、手術の後も順調に回復したことから、想定より2か月ほど早く帰国できたということです。

    葵ちゃんは今後、検査入院を経て自宅に戻り、通院しながら服薬を続けるということです。

    父親の昭一郎さんは「こんなにも早く帰国できて本当にうれしいです。今までできなかった家族一緒の食事など、当たり前の生活を送ることがいかに貴重であるかを日々感じています」と話していました。

    また、母親の清香さんは「応援していただき感謝の気持ちでいっぱいです。行きたいところに自分の足で行けるようになって、うれしいです」と話していました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231219/k10014292611000.html

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    1. 心臓移植受けた女の子の父親“支えられた命を大切に育てたい”
      2023年12月25日 16時52分

      重い心臓病の治療のため、募金活動で集めた資金によりアメリカで移植手術を受けた2歳の女の子が帰国し、会見を開いた女の子の父親は「たくさんの人に支えられた命を大切に育てたい」と感謝のことばを述べました。

      東京 豊島区の佐藤葵ちゃん(2)は、生後まもなく心臓の壁に穴が空いているのが見つかり、手術のあと重い心不全になったことからアメリカでの移植手術を目指すことになりました。

      急激に進んだ円安で手術費や渡航費が高騰する中、両親が大学時代を過ごした宮城県のほか、東京都や名古屋市などで募金活動が行われた結果、目標の5億3000万円に達し、ことし8月に移植手術が行われました。

      このたび無事に帰国したことを受けて、両親が葵ちゃんと一緒に都内で会見を開きました。

      会見では、葵ちゃんは母親の清香さんのひざの上に乗るなど元気な様子を見せ、父親の昭一郎さんが「本当にたくさんの人たちから励まされて支えられた命を大切に育てていきたいです」と感謝のことばを述べました。

      また、母親の清香さんは、日本では臓器を提供してくれるドナーが見つかるのがいつになるか分からないまま待つしかなく、アメリカでの移植を決断したと語り「ドナー本人やその親に感謝しない日はありません。ドナーを待つ日本の子どもたちが報われる日が来てほしいです」と話しました。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231225/k10014299181000.html

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  48. 臓器移植案件はまるごと詐欺案件じゃないのかなあ…

    はいってる交換臓器がほんとうに交換されたものであるかは誰にもわからない。開いて確かめるわけにもいかない。「難病」をでっち上げてしまえば、あとはレールの上に乗っかって、世の中を欺く「臓器移植」ストーリーの役者を演じるだけでよい。

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  49. ブタの肝臓を脳死状態の患者につなぎ血液循環 72時間状態安定
    2024年1月19日 14時01分

    アメリカのペンシルベニア大学などは、遺伝子を操作したブタの肝臓を脳死状態の患者の体につなぎ血液を循環させたところ、72時間にわたって、患者の状態は安定したという研究結果を発表しました。

    アメリカではここ数年、ブタの臓器を移植できないか研究が進められていて、人間の臓器の代わりとなるのか、注目されています。

    この研究はアメリカのペンシルベニア大学と、アメリカのバイオ企業「イージェネシス」などが18日、発表しました。

    研究では拒絶反応が起こりにくいよう、遺伝子を操作したブタの肝臓を専用の装置に入れ、脳死状態になった患者の体の外からチューブでつなぎ、血液を循環させました。

    その結果、患者の状態は72時間にわたって安定し、ブタの肝臓が炎症を起こすなどの兆候は見られなかったということです。

    アメリカでは、ここ数年、遺伝子を操作したブタの臓器を人間に移植できないか、研究が進められていて
    ▽2021年にはブタの腎臓を脳死状態の患者に移植する試みが行われたほか
    ▽おととしには、ほかの治療法で回復が見込めない患者がブタの心臓の移植を受け、およそ2か月間、生存しています。

    アメリカでは現在、10万人以上が何らかの臓器移植を待っている状態で、ブタの臓器が人間の臓器の代わりとなるのか、注目されています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240119/k10014326971000.html

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  50. 心臓移植に関わる医師や医療関係者ら「日本心臓移植学会」設立
    2024年1月25日 17時30分

    心臓移植に関わる医師や医療関係者らが新たに「日本心臓移植学会」を設立し、代表の大阪大学の澤芳樹名誉教授は、心臓移植が必要な人の待機期間を短くするために、速やかに移植を受けられる仕組み作りを国などに働きかけていく考えを示しました。

    新たに設立されたのは「日本心臓移植学会」で、心臓移植に関わる医師や臓器移植のコーディネーターらおよそ560人などが参加しています。

    25日、学会の代表を務める大阪大学の澤芳樹名誉教授らが都内で会見を開き、設立の趣旨を説明しました。

    澤教授は去年の国内で行われた心臓移植の件数は115回と、これまでで最も多かったほか、移植後10年間の生存率も2014年までのデータで89.3%と高い水準となっている一方、臓器移植を行うことができる医療機関のうち、実際に必要な人員や機材を整備できているのは半分程度で、速やかに移植ができる態勢が十分に整っていないとしています。

    また、心停止や脳死と判定された人で臓器を提供した人の数は、日本の場合人口100万人当たり年間で0.62人と、アメリカの41.6人や韓国の8.56人と比べると大幅に少ない水準にとどまっているということで、心臓移植が必要な人の中には、提供の意思がある人が出るまで長期にわたり待機しなくてはいけないケースもあるということです。

    このため学会では臓器を提供する意思のある人が脳死と判定された場合に、希望を確実にくみ取って移植を待つ人に速やかにつなげる仕組み作りを国などに働きかけていきたいとしています。

    澤代表理事は「心臓移植についての国民の理解が深まったとはいえない。移植医療について理解してもらいながら発展を目指したい」と述べました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240125/k10014334561000.html

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  51. ブタの腎臓を胎児に移植、透析までの「橋渡し」に…国内初「異種移植」を慈恵医大など計画
    2024/02/06 05:00

     重い腎臓病の胎児に、ブタの腎臓を一時的に移植する臨床研究を、東京慈恵医科大や国立成育医療研究センターなどの研究チームが計画していることがわかった。実現すれば動物の臓器を人間に移植する「異種移植」の国内初の事例となる。チームは市民を対象にした議論の場を設けたうえ、年内にも、国が認定する委員会への研究計画の申請を目指している。

     ブタの臓器を使った異種移植は、臓器ドナー(提供者)不足を解消する切り札として期待されている。米国では、遺伝子を改変したブタの心臓を患者に移植した例がある。

     計画では、腎臓に問題がある「ポッター症候群」の胎児に、受精後30日のブタ胎児から取り出した約2ミリ・メートルの腎臓を移植する。移植手術は出産予定日の約4週間前に行い、胎児の背中の皮下に特殊な注射針でブタの腎臓を注入する。

     移植した腎臓は周囲の血管と自然に結合し、1日数十ミリ・リットル程度の尿を作ることが期待できるという。出産後、赤ちゃんの背中にチューブを挿入し、たまった尿を排出する。治療は、赤ちゃんが透析を安全に受けられるようになるまでの数週間、病気の腎臓の代役となる「橋渡し」との位置づけで、その後、ブタの腎臓は取り除くという。

     今回の治療には、医療目的での動物利用など、倫理面での課題がある。チームは、市民の理解を得るための議論の場が必要だとして、今夏以降に公開講座などを開く予定だ。施設内の倫理審査を経たうえで、国の認定委員会に申請する。チームの横尾隆・慈恵医大教授(腎臓高血圧内科)は「亡くなるのを見守るしかなかった赤ちゃんの命を救える可能性がある」と話す。

     日本小児腎臓病学会の中西浩一理事長(琉球大教授)の話「移植した腎臓が十分に機能すれば、生後の状態が改善される可能性があり、期待している。倫理面や安全性など、様々な意見を丁寧に聞く必要がある」

     ◆ ポッター症候群 =生まれつき腎臓が正常に作られず、体内の水分や老廃物を十分に排出できない病気。5000~1万人に1人の頻度で発症するとの報告もある。妊娠中に羊水の量が少なくなることで見つかり、肺などに障害が出る。生後、透析が受けられないと、間もなく死亡するケースが多い。

    技術・倫理両面で慎重な議論必要

     東京慈恵医大などのチームによる異種移植の計画は、成功すればこれまで助からなかった赤ちゃんの命をつなぐ画期的な治療法になる。

     ブタは臓器の機能や大きさが人間と近く、移植用の臓器供給源として期待されてきた。研究自体は1960年代頃から始まったが、ブタの臓器をそのまま移植すれば激しい拒絶反応が起こることが大きな壁だった。チームは、ブタ胎児の未熟な臓器を使えば拒絶反応が起こりにくく、強い免疫抑制剤を投与する必要がない利点に着目した。

     近年、世界では、免疫抑制剤の改良や、遺伝子改変技術による拒絶反応を起こしにくいブタの開発で、異種移植の実現可能性が高まっている。米メリーランド大のチームは2022年、10か所の遺伝子を改変したブタの心臓を、重い心臓病の50歳代男性に移植した(男性は2か月後に死亡)。

     一方、日本で異種移植に関するルール整備は遅れている。今回の治療で使うブタは移植用として清潔な環境で飼育されているが、感染症のリスクは残る。倫理面での議論も不十分だ。厚生労働省の研究班は現在、最新技術を踏まえた指針の策定に向け、調査を行っている。技術、倫理の両面から幅広い観点で、慎重な議論が不可欠となる。(科学部 鬼頭朋子)
    https://www.yomiuri.co.jp/science/20240206-OYT1T50012/

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    1. 胎児にブタの腎臓移植 国内初の臨床研究計画 年内の申請目指す
      2024年2月6日 17時15分

      重い腎臓病の胎児が生後、別の治療を受けられるようになるまで、一時的にブタの腎臓を移植する国内で初めての臨床研究を東京慈恵会医科大学などのグループが計画していることが分かりました。グループでは、年内にも国が認定する委員会への申請を目指すということです。

      臨床研究を計画しているのは、東京慈恵会医科大学の横尾隆 主任教授などのグループです。

      グループによりますと研究の計画は、生まれる前から腎臓が働かず、尿が作れない「ポッター症候群」の胎児にブタの胎児の腎臓を移植するもので、生後、人工透析による治療ができるようになるまでの、一時的な治療を目指しているということです。

      動物の臓器をヒトに移植する「異種移植」は拒絶反応が大きな課題ですが、グループによりますと、ブタの胎児の腎臓は拒絶反応が起こりにくく、人工透析ができるようになれば移植したブタの腎臓は取り除くということです。

      一方、異種移植には倫理的な課題も指摘されることからグループでは市民の理解が得られるかを踏まえながら慎重に準備を進めるということで今後、研究施設の倫理委員会で審査を受けたうえで年内にも国が認定する委員会への申請を目指すことにしています。

      異種移植が実際に行われれば国内では初めてだということです。

      横尾主任教授は「治療法がない子どもに生きる希望を与えられる治療法だと思う。社会に許容されるのか安全性、有効性、そして倫理面の3つをしっかり検証しながら進めたい」と話しています。

      ポッター症候群とは

      ポッター症候群とは、胎児の時に腎臓が正常に作られず体内の水分や老廃物が尿として十分に排出できない病気です。

      胎児の尿が十分に出ないと母親の妊娠中に羊水が少なくなり、胎児が圧迫されるということで、手足が変形したり、肺が十分に成長しなかったりといった障害が出ます。

      生後まもなく人工透析を受ける必要がありますが、治療が受けられない場合は死亡するケースが多いとされています。

      今回の臨床研究は

      東京慈恵会医科大学などのグループによりますと、今回の臨床研究の計画では、出産予定日のおよそ4週間前に母親のおなかの中にいるポッター症候群の胎児の背中にブタの胎児から取り出したごく小さな腎臓を注射を使って移植するということです。

      グループによりますと移植されたブタの腎臓は血管が自然につながり、4週間ほどで尿を作り出せるようになるということです。

      移植は一時的なもので、赤ちゃんが生まれて人工透析が受けられる体重になると移植されたブタの腎臓は取り除かれる予定だということです。

      専門家「広い分野からの意見 丁寧に聞き 慎重に作業を」

      今回の臨床研究の計画について、琉球大学の教授で、日本小児腎臓病学会の中西浩一理事長は「研究がうまくいけば人工透析に入るまでの時間を稼ぐことが期待でき、違う動物の臓器を使った治療法の扉を開くという意味で大きなイノベーションになる可能性がある。一方で、対象が限られているのでほかの臓器への応用や大人の臓器の移植には、まだまだ距離が大きいと感じる」と話しました。

      そのうえで、動物の臓器を移植することの課題として「さまざまな意見があると思うので多くの人の納得を得ながら、研究を進めることが求められる。技術的な面だけなく、倫理的な問題についても一定のスピード感は保ちつつも広い分野からの意見を丁寧に聞きながら、慎重に作業を進めていくことが必要だ」と話していました。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240206/k10014349131000.html

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    2. 誰一人として、本当には、実用化可能な医療技術になるだなんてこれっぽちも思っていないような気がするんだけどなあ…

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  52. アコギな外科屋のシノギネタというほかない。おぞましいね。

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    1. ブードゥーサイエンスと地続きになっているんだな。

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  53. 人への臓器移植用に遺伝子改変したブタ誕生…来秋にも腎不全患者ら対象に臨床研究
    2024/02/13 00:01

     明治大発の新興企業などの研究チームは13日、人に臓器移植するために遺伝子改変したブタを誕生させることに成功したと発表した。ブタの臓器を人に移植する「異種移植」を行った際、強い拒絶反応が起きないように、免疫に関わる遺伝子を改変したという。チームは国内の医療機関と連携し、異種移植の臨床研究を来年秋にも実施する計画だ。

    明治大発の新興企業「ポル・メド・テック」などが国内で誕生させることに成功した異種移植用のブタ(11日、同社提供)

     異種移植は、移植用の臓器が不足する中、注目が高まっている。同大発の新興企業「ポル・メド・テック」は昨年9月、米バイオ企業イージェネシスが開発した異種移植用ブタの細胞を輸入した。この細胞は拒絶反応を起こしにくくするため10か所の遺伝子を改変してある。

     この細胞の核を、通常のブタの卵子に注入した約100個をメス1頭の子宮に移植。今月11日、赤ちゃんブタ3頭を帝王切開で取り出した。赤ちゃんブタはいずれも元気な様子だという。

     今後、ブタの数を増やし、実験用のサルにブタの臓器を移植する研究を進めるほか、来年秋頃には、重い腎不全や肝不全の患者らを対象にした臨床研究の実施を目指すという。ポル・メド・テック創業者の長嶋比呂志・同大教授(発生工学)は「一日も早く、新たな治療法を患者に届けたい。ブタの衛生管理のルールなど、議論の本格化にも期待している」と話している。

     イージェネシスは昨年、遺伝子改変したブタの腎臓をサルに移植したところ、最長2年以上生存したとする論文を発表。先月にはブタの肝臓を人の脳死患者の体につなぎ、3日間血液を循環させたことを明らかにした。現在、米国での臨床試験の実施に向けた準備を進めている。

     愛知医科大の小林孝彰教授(移植外科)の話「異種移植の臨床応用に向けた大きな一歩だ。安全な実施に向けて、国の規制のあり方や審査体制の整備など、議論を加速させる必要がある」
    https://www.yomiuri.co.jp/science/20240212-OYT1T50051/

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    1. ヒトへの臓器移植を想定した特殊なブタ 国内で初めて誕生
      2024年2月13日 0時46分

      アメリカで開発された、ヒトに臓器を移植することを想定した特殊なブタを、明治大学発のベンチャー企業などのグループがクローン技術を使って生産することに成功し、国内で初めて子ブタが生まれたと発表しました。

      これは、ブタのクローン技術などを研究する明治大学発のベンチャー企業「ポル・メド・テック」などのグループが発表しました。

      このブタはアメリカのバイオ企業がヒトに臓器を移植することを想定して拒絶反応が起こりにくくなるよう遺伝子操作をした特殊なミニブタで、グループでは輸入されたこのブタの細胞からクローンを作製し、11日に3頭の子ブタが生まれたということです。

      グループによりますと、ヒトへの移植を想定したこのブタが国内で生まれるのは初めてだということです。

      ブタの臓器をヒトに移植する研究は、移植用の臓器の確保につながるとしてこの数年、各国で注目を集めています。

      グループでは今後、研究機関などにブタを供給する予定だということで、ことし中にも臓器をサルに移植する研究を始めたいとしています。

      ベンチャー企業の代表取締役で明治大学の長嶋比呂志教授は「無事に生まれてほっとしたが、これからがスタートだ。これで国内でも臨床応用に向けた議論が進むのではないか。安全性を大切に研究を進め、倫理的な課題の議論も深めたい」と話していました。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240213/k10014356111000.html

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  54. 「異種移植」計画、国内外で ブタから臓器 研究加速 規制や社会の理解課題
    2024/02/29 05:00

     ブタの臓器を重い病気の患者に移植する「異種移植」の研究が、国内外で加速している。米国ではブタの心臓を患者に移植したケースが2例あるほか、日本でも移植用のブタの生産や臨床研究計画が進む。深刻な臓器不足を解消する手段として期待されている一方、安全性や有効性、ブタを医療に使うことの是非など課題も多い。

    3頭誕生

     明治大発の新興企業「ポル・メド・テック」(川崎市)は今月11日、米バイオ企業イージェネシスから入手したブタ細胞を使い、異種移植用のブタを3頭誕生させた。ポル・メド・テック創業者の長嶋比呂志・同大教授(発生工学)は「臓器ドナー(提供者)のブタの開発にメドが立った」と話す。今後、ブタの生産数を増やし、国内の医療機関が臨床応用を目指す。

     ブタは臓器の大きさが人に近く、移植用として注目されている。だが通常、ブタから人に臓器を移植すると、免疫による強い拒絶反応が起き、機能させることはできない。イージェネシスが開発したブタは、拒絶反応を回避するため、遺伝子10か所が改変されている。

     一方、東京慈恵会医科大などのチームは、腎臓が正常に作られない「ポッター症候群」という病気の胎児に、拒絶反応が起きにくいブタの胎児の腎臓を移植する臨床研究を計画している。腎臓は誕生数週間後に取り除く。成長して安全に透析を受けられるまでの「橋渡し」として活用する。

     チームは、施設内の倫理審査で承認が得られれば、年内にも国が認定する委員会に研究計画を申請する。横尾隆・同大教授(腎臓高血圧内科)は「生まれても透析がうまく出来ず亡くなってしまう赤ちゃんがいる。移植した腎臓が機能すれば、命をつなぐことができる」と語る。

    ドナー不足背景

     異種移植への期待が高まる背景には、各国での臓器不足がある。日本の移植希望登録者は約1万6000人いるが、年間で約3%しか移植を受けることができず、先進国の中でも深刻だ。

     今月17日、鹿児島県で開催された日本異種移植研究会には、約90人の研究者が集まった。主催した鹿児島大の佐原寿史准教授(異種移植外科学)によると、昨年から参加者が急増した。

     盛り上がりの最大の理由は、拒絶反応の起こりにくいブタの心臓を使い、2022年に米メリーランド大で行われた世界初の異種移植だ。患者は2か月後に死亡したが、23年にも別の患者にブタの心臓が移植された。佐原准教授は「国内でも異種移植の機運が一気に高まった」と語る。

     同研究会では、中国人研究者が「遺伝子改変ブタを使った中国初の異種移植」として、昨年6月、重度のやけどを負った患者に、遺伝子改変を施したブタの皮膚を移植し、順調に回復したと報告した。腎臓や心臓などの臨床応用に向けた実験も進んでいるという。

    規制不透明

     実用化が迫る中、異種移植を実施するための規制は十分整っていない。

     武見厚生労働相は今月9日の記者会見で、異種移植を臨床研究として実施する場合、「再生医療等安全性確保法」の対象になるとの認識を示した。ただ、現在の指針では遺伝子改変したブタの臓器を想定していないため、国は指針の改定を念頭に、研究班による検討を続けている。

     また、異種移植が医療として定着するには、治験に基づいた承認申請が必要になる。日本医療研究開発機構の研究班は25年度までの予定で、ブタの臓器へのウイルス混入防止や拒絶反応リスクの評価、ブタの飼育管理方法などを評価するガイドライン作成に向け、研究を進めている。

     国立医薬品食品衛生研究所の佐藤陽治・薬品部長は「最も重要な課題は感染抑止。国際ガイドラインなどを参考に、科学的な評価方法を検討する必要がある」と指摘する。

     ブタを臓器の供給源として利用することについて、社会の理解が得られるかどうかも課題だ。慈恵医大などのチームは今夏にも、市民を対象とした議論の場を設ける。移植医療の倫理問題に詳しい岐阜大の塚田 敬義ゆきよし 教授は、「治療のメリットとデメリットを研究者らが丁寧に説明する必要がある。犠牲になる動物の数を最小限にする努力も必要だ」と指摘している。

    「クローン羊」進展の転機 

     異種移植の考え方自体は古く、1900年頃から様々な試みが行われてきたが、ことごとく失敗した。60年代になって免疫抑制剤が開発されると、米国でヒヒやチンパンジーの腎臓や心臓を人に移植する試みが相次いだ。しかし、薬の副作用などで多くは長期間の生存には至らなかった。

     転機になったのは96年。クローン羊「ドリー」が誕生し、遺伝子改変した動物をクローン技術で増やすことが期待できるようになった。2000年には農林水産省畜産試験場の大西彰博士らがブタのクローンを作ることに成功した。

     さらに12年には、米カリフォルニア大の研究者らが、狙った遺伝子を効率良く改変する新たなゲノム編集技術を開発。拒絶反応を回避するための遺伝子改変や、ブタの遺伝情報に潜んでいるウイルス配列を除去することが可能となった。

     技術的な課題の多くが解決したことで、数年前から米国を中心に実用化に向けた取り組みが一気に進んでいる。異種移植に詳しい山内一也・東京大名誉教授(ウイルス学)は、「今後必要なのは実際に移植を行って技術を改良することと、社会に受け入れられるための研究者たちの努力だ」と話している。
    https://www.yomiuri.co.jp/shimen/20240228-OYT9T50159/

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    1. 「異種移植」計画、国内外で ブタから臓器 研究加速 規制や社会の理解課題
      2024/02/29 05:00

       ブタの臓器を重い病気の患者に移植する「異種移植」の研究が、国内外で加速している。米国ではブタの心臓を患者に移植したケースが2例あるほか、日本でも移植用のブタの生産や臨床研究計画が進む。深刻な臓器不足を解消する手段として期待されている一方、安全性や有効性、ブタを医療に使うことの是非など課題も多い。(科学部 鬼頭朋子)

      3頭誕生

       明治大発の新興企業「ポル・メド・テック」(川崎市)は今月11日、米バイオ企業イージェネシスから入手したブタ細胞を使い、異種移植用のブタを3頭誕生させた。ポル・メド・テック創業者の長嶋比呂志・同大教授(発生工学)は「臓器ドナー(提供者)のブタの開発にメドが立った」と話す。今後、ブタの生産数を増やし、国内の医療機関が臨床応用を目指す。

       ブタは臓器の大きさが人に近く、移植用として注目されている。だが通常、ブタから人に臓器を移植すると、免疫による強い拒絶反応が起き、機能させることはできない。イージェネシスが開発したブタは、拒絶反応を回避するため、遺伝子10か所が改変されている。

       一方、東京慈恵会医科大などのチームは、腎臓が正常に作られない「ポッター症候群」という病気の胎児に、拒絶反応が起きにくいブタの胎児の腎臓を移植する臨床研究を計画している。腎臓は誕生数週間後に取り除く。成長して安全に透析を受けられるまでの「橋渡し」として活用する。

       チームは、施設内の倫理審査で承認が得られれば、年内にも国が認定する委員会に研究計画を申請する。横尾隆・同大教授(腎臓高血圧内科)は「生まれても透析がうまく出来ず亡くなってしまう赤ちゃんがいる。移植した腎臓が機能すれば、命をつなぐことができる」と語る。

      ドナー不足背景

       異種移植への期待が高まる背景には、各国での臓器不足がある。日本の移植希望登録者は約1万6000人いるが、年間で約3%しか移植を受けることができず、先進国の中でも深刻だ。

       今月17日、鹿児島県で開催された日本異種移植研究会には、約90人の研究者が集まった。主催した鹿児島大の佐原寿史准教授(異種移植外科学)によると、昨年から参加者が急増した。

       盛り上がりの最大の理由は、拒絶反応の起こりにくいブタの心臓を使い、2022年に米メリーランド大で行われた世界初の異種移植だ。患者は2か月後に死亡したが、23年にも別の患者にブタの心臓が移植された。佐原准教授は「国内でも異種移植の機運が一気に高まった」と語る。

       同研究会では、中国人研究者が「遺伝子改変ブタを使った中国初の異種移植」として、昨年6月、重度のやけどを負った患者に、遺伝子改変を施したブタの皮膚を移植し、順調に回復したと報告した。腎臓や心臓などの臨床応用に向けた実験も進んでいるという。

      規制不透明

       実用化が迫る中、異種移植を実施するための規制は十分整っていない。

       武見厚生労働相は今月9日の記者会見で、異種移植を臨床研究として実施する場合、「再生医療等安全性確保法」の対象になるとの認識を示した。ただ、現在の指針では遺伝子改変したブタの臓器を想定していないため、国は指針の改定を念頭に、研究班による検討を続けている。

       また、異種移植が医療として定着するには、治験に基づいた承認申請が必要になる。日本医療研究開発機構の研究班は25年度までの予定で、ブタの臓器へのウイルス混入防止や拒絶反応リスクの評価、ブタの飼育管理方法などを評価するガイドライン作成に向け、研究を進めている。

       国立医薬品食品衛生研究所の佐藤陽治・薬品部長は「最も重要な課題は感染抑止。国際ガイドラインなどを参考に、科学的な評価方法を検討する必要がある」と指摘する。

       ブタを臓器の供給源として利用することについて、社会の理解が得られるかどうかも課題だ。慈恵医大などのチームは今夏にも、市民を対象とした議論の場を設ける。移植医療の倫理問題に詳しい岐阜大の塚田 敬義ゆきよし 教授は、「治療のメリットとデメリットを研究者らが丁寧に説明する必要がある。犠牲になる動物の数を最小限にする努力も必要だ」と指摘している。

      「クローン羊」進展の転機

       異種移植の考え方自体は古く、1900年頃から様々な試みが行われてきたが、ことごとく失敗した。60年代になって免疫抑制剤が開発されると、米国でヒヒやチンパンジーの腎臓や心臓を人に移植する試みが相次いだ。しかし、薬の副作用などで多くは長期間の生存には至らなかった。

       転機になったのは96年。クローン羊「ドリー」が誕生し、遺伝子改変した動物をクローン技術で増やすことが期待できるようになった。2000年には農林水産省畜産試験場の大西彰博士らがブタのクローンを作ることに成功した。

       さらに12年には、米カリフォルニア大の研究者らが、狙った遺伝子を効率良く改変する新たなゲノム編集技術を開発。拒絶反応を回避するための遺伝子改変や、ブタの遺伝情報に潜んでいるウイルス配列を除去することが可能となった。

       技術的な課題の多くが解決したことで、数年前から米国を中心に実用化に向けた取り組みが一気に進んでいる。異種移植に詳しい山内一也・東京大名誉教授(ウイルス学)は、「今後必要なのは実際に移植を行って技術を改良することと、社会に受け入れられるための研究者たちの努力だ」と話している。
      https://www.yomiuri.co.jp/commentary/20240228-OYT8T50083/

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    2. ブタ臓器移植 複数計画 国内 サル実験年内にも
      2024/02/29 05:00

       ブタの臓器を人に移植する「異種移植」を巡り、国内の複数の医療機関が臨床応用に向けた準備を進めていることがわかった。今年から来年にかけ、ブタの腎臓や心臓、 膵臓すいぞう の組織などをサルに移植する実験を開始し、数年以内に人への応用を目指す。

       移植には、人に移植した際に起こる強い拒絶反応を回避するため、遺伝子改変したブタを用いる。明治大発の新興企業「ポル・メド・テック」が今月、米バイオ企業が開発した細胞を使った遺伝子改変ブタを3頭誕生させた。今後さらに生産数を増やし、異種移植を研究する国内医療機関に提供する予定だ。

       そのうち京都府立医科大や鹿児島大のチームは今夏にも、ブタの腎臓をサルに移植し、数年以内の臨床研究の実施を目指す。治療対象は、免疫の状態が原因で通常の腎臓移植を受けると拒絶反応が起きてしまう患者を検討している。遺伝子改変したブタの臓器なら、移植できる可能性があるという。京都府立医大の奥見 雅由まさよし 准教授(泌尿器科)は「腎臓移植を辞退せざるを得なかった患者に、新たな選択肢が生まれる」と期待する。

       福岡大の小玉正太教授(再生移植医学)らも今夏頃、ブタの膵臓に含まれ、血糖値を下げるホルモンを分泌する「 膵島すいとう 」という組織を、サルに移植する試験を行う。2年後には、1型糖尿病患者を対象とした臨床研究につなげる計画だ。

       ブタ心臓の移植を目指すのは大阪大の斎藤俊輔特任准教授(心臓血管外科)らだ。早くて来年、サルにブタ心臓を移植する。国内では、心臓移植までの平均待機期間は約5年にのぼる。その間に亡くなる患者も多く、斎藤特任准教授は「異種移植は補助人工心臓では救命できない患者を救うために必要な手段だ」と話す。〈関連記事11面〉
      https://www.yomiuri.co.jp/shimen/20240229-OYT9T50024/

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    3. ブタ臓器「異種移植」、国内の複数医療機関が計画…サル移植実験を年内にも
      2024/02/29 05:00

       ブタの臓器を人に移植する「異種移植」を巡り、国内の複数の医療機関が臨床応用に向けた準備を進めていることがわかった。今年から来年にかけ、ブタの腎臓や心臓、 膵臓すいぞう の組織などをサルに移植する実験を開始し、数年以内に人への応用を目指す。

      京都府立医科大(2017年、京都市上京区で)

       移植には、人に移植した際に起こる強い拒絶反応を回避するため、遺伝子改変したブタを用いる。明治大発の新興企業「ポル・メド・テック」が今月、米バイオ企業が開発した細胞を使った遺伝子改変ブタを3頭誕生させた。今後さらに生産数を増やし、異種移植を研究する国内医療機関に提供する予定だ。

       そのうち京都府立医科大や鹿児島大のチームは今夏にも、ブタの腎臓をサルに移植し、数年以内の臨床研究の実施を目指す。治療対象は、免疫の状態が原因で通常の腎臓移植を受けると拒絶反応が起きてしまう患者を検討している。遺伝子改変したブタの臓器なら、移植できる可能性があるという。京都府立医大の奥見 雅由まさよし 准教授(泌尿器科)は「腎臓移植を辞退せざるを得なかった患者に、新たな選択肢が生まれる」と期待する。

       福岡大の小玉正太教授(再生移植医学)らも今夏頃、ブタの膵臓に含まれ、血糖値を下げるホルモンを分泌する「 膵島すいとう 」という組織を、サルに移植する試験を行う。2年後には、1型糖尿病患者を対象とした臨床研究につなげる計画だ。

       ブタ心臓の移植を目指すのは大阪大の斎藤俊輔特任准教授(心臓血管外科)らだ。早くて来年、サルにブタ心臓を移植する。国内では、心臓移植までの平均待機期間は約5年にのぼる。その間に亡くなる患者も多く、斎藤特任准教授は「異種移植は補助人工心臓では救命できない患者を救うために必要な手段だ」と話す。
      https://www.yomiuri.co.jp/science/20240228-OYT1T50196/

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    4. コレに直接関わっている人間は、誰一人として近い将来、コレが実現、実際にヒトに応用できるだなんて思っちゃいないはず。真に受けて信じ込んでしまった奴はバカを見るだけなのさ。

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  55. インチキ医科様研究屋衆の一大フロンティア、医科様人医と獣医屋のシノギ分野の開拓ミッションらしい。マトモな人々にとっては、いかがわしい連中のやることを遠巻きに眺めるしかスベがないのであろう。

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  56. 世界初の生体肺肝同時移植手術に成功…京都大病院で10歳未満の男児に親族3人から
    2024/03/04 16:21

     京都大病院は4日、遺伝性疾患「先天性 角化かくか 不全症」の10歳未満の男児に、親族3人の肺と肝臓の一部を移植する世界初の生体肺肝同時移植手術に成功したと発表した。手術は昨年11月に行われ、男児は順調に回復し、今月1日に無事退院したという。

    世界初の「生体肺肝同時移植」手術に成功し、記者会見する京都大病院の伊達洋至教授(右)ら(4日午後3時10分、京都市左京区で)=飯島啓太撮影

     先天性角化不全症は、生まれつき皮膚や臓器などに異常が生じる希少疾患。根治療法はなく、国内の重症患者数は約200人とされる。

     発表によると、男児は関東在住で、40歳代の両親と60歳代の祖父の計3人から臓器の提供を受けた。昨年11月15日に行われた手術では、父親の右肺、母親の左肺、祖父の肝臓の一部が移植され、手術時間は18時間以上に及んだ。

     日本移植学会や日本臓器移植ネットワークによると、脳死ドナー(提供者)からの肺肝同時移植は、海外での実施例はあるが、国内の現行基準には盛り込まれておらず、これまで行われていない。

     男児の両親は病院を通じ、「当初はもう打つ手はないものと絶望的な気持ちで、(移植手術は)唯一の希望でした。今回の移植を機に、諦めるしかなかった患者さんや親族の方の一筋の光になればうれしい」とコメントした。
    https://www.yomiuri.co.jp/medical/20240304-OYT1T50100/

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  57. ブタの腎臓をサルに移植へ 今夏、京都府立医大と鹿児島大
    3/6(水) 16:46配信 共同通信

     ブタの臓器を人間に移植する「異種移植」を巡り、京都府立医大と鹿児島大のチームが今年夏にもブタの腎臓をサルに移植する研究を実施すると6日、発表した。移植した腎臓が正常に機能するかなど、安全性や効果を一定期間確認し、数年以内の人への移植を目指す。

     明治大発のベンチャー企業「ポル・メド・テック」が米国から細胞を輸入して作製した、人に移植しても拒絶反応が起きないよう遺伝子改変したブタを使用。研究では今後生まれるブタの腎臓を移植する。

     計画によると、カニクイザルに対し、生後約4カ月のブタの腎臓を移植。ウイルス感染や激しい免疫反応の有無、免疫抑制剤の投与方法などを評価する。
    https://news.yahoo.co.jp/articles/a01c333c794c2046c3aede5003c82dd974d84579

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    1. ブタの腎臓をサルに移植 遺伝子改変し今夏にも 京都府立医大など
      3/6(水) 17:23配信 時事通信

       京都府立医科大は6日、人への移植時に拒絶反応が起こらないように遺伝子改変したブタの腎臓をサルに移植する実験を、今夏にも鹿児島大と開始すると発表した。

       数年後に人での臨床研究の実現を目指す。

       移植するのは、明治大発のベンチャー「ポル・メド・テック」が誕生させた遺伝子改変ブタの腎臓。複数のカニクイザルを対象に鹿児島大の施設で移植し、拒絶反応の有無や腎臓が機能しているかを調べる。

       同時に、京都府立医大病院で保管する献腎移植登録患者の血清と遺伝子改変ブタのリンパ球を混ぜる実験も実施。拒絶反応の起こりやすさを検証し、人への臨床研究で、対象となる候補者の選定に生かす。

       同大の奥見雅由准教授(泌尿器外科学)は「拒絶反応との関係で人からの腎臓移植が難しい患者にとって、新たな治療の選択肢になることを期待する」と話している。
      https://news.yahoo.co.jp/articles/35085a1a545d6f4e67f35453dd1a8e5c5a36550f

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  58. 人医の袈裟をまとった獣医のお仕事ですな。

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  59. ブタの腎臓を移植した患者 “順調に回復” 米研究チーム
    2024年3月22日 10時34分

    アメリカの研究チームは腎臓病の患者に遺伝子操作を行ったブタの腎臓を移植し、そのあと、患者が順調に回復していると発表しました。これまで脳死状態の患者へのブタの腎臓移植は行われたことがありましたが、患者の回復を目指した移植は世界で初めてだということです。

    これは、アメリカ・ボストンにあるマサチューセッツ総合病院の研究チームが21日、発表しました。

    研究チームは、今月16日、62歳の腎臓病の男性患者に、拒絶反応が起きないよう遺伝子操作したブタの腎臓を移植しました。

    男性はそのあと、順調に回復しているということで、まもなく退院できる見込みだということです。

    研究チームの1人で移植を担当した河合達郎医師は「患者に移植した腎臓が機能し始めたのを見て、手術室にいた全員が拍手した」と話していました。

    アメリカでは2021年に脳死状態の患者にブタの腎臓を移植する試みが行われましたが、研究チームによりますと患者の回復を目指してブタの腎臓が移植されたのは世界で初めてだということです。

    研究チームは、今回の移植は、より多くの患者が移植を受けられる方法を探る上で、画期的なものになるとしています。

    アメリカでは遺伝子操作したブタの臓器を人間に移植できないか、研究が進められていて、おととしには、ほかの治療法で回復が見込めない患者がブタの心臓の移植を受けましたが、およそ2か月後に死亡していました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240322/k10014398911000.html

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    1. ブタ腎臓、生存患者に初移植 執刀医「将来は透析なくなる」 米
      3/22(金) 1:06配信 時事通信

      米東部ボストンのマサチューセッツ総合病院で行われたブタ腎臓の人への移植手術=16日(同病院提供)(AFP時事)

       【ニューヨーク時事】米東部ボストンのマサチューセッツ総合病院は21日、遺伝子を改変したブタの腎臓を末期腎不全の男性患者に移植することに成功したと発表した。

      【ひと目でわかるグラフ】脳死での臓器提供者数

       これまで脳死者に移植した例はあるが、生きた患者は世界で初めてだという。

       執刀した同病院の河合達郎医師は時事通信の取材に「臓器移植が容易になり、将来的に人工透析(という治療法)の必要がなくなる可能性がある」と意義を語った。

       移植されたブタの腎臓は、米バイオ企業イージェネシスが提供。拒絶反応を起こす遺伝子が取り除かれ、感染症を引き起こす恐れのある特定のウイルスを不活性化させるなど、移植に際したリスクを抑制している。

       患者はリチャード・スレイマンさん(62)で、手術は16日に4時間にわたって行われた。経過は良好で、近日中に退院予定だという。スレイマンさんは声明で「移植を必要とする多くの人の希望になる」と考え、手術に合意したと明かした。
      https://news.yahoo.co.jp/articles/bd9c3ff0791d1bb513024fc81638b1458fe8bfd1

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    2. 遺伝子改変したブタの腎臓、62歳患者に移植 米病院「順調に回復」
      3/22(金) 6:00配信 朝日新聞デジタル

      3月16日、移植手術のため、遺伝子改変したブタの腎臓を準備する医療関係者=マサチューセッツ総合病院提供

       米マサチューセッツ総合病院は21日、遺伝子改変したブタの腎臓を62歳の男性患者に移植する手術を実施したと発表した。患者は順調に回復していて、まもなく退院できる見込みだという。同様の移植手術が成功したのは、世界で初めて。

      【画像】遺伝子改変したブタから取り出した心臓

       同病院や遺伝子改変したブタを提供した米バイオ企業「eGenesis(イージェネシス)」によると、患者はリチャード・スレイマンさん。長年、2型糖尿病と高血圧を患っていて、2018年12月には人間の腎臓を移植する手術を受けた。

       しかし、5年後には移植した腎臓がうまく機能しなくなり、23年5月から人工透析を再開していた。その後、透析に関係する合併症を再発し、2週間ごとの通院が必要となり、末期腎不全の状態になっていた。

       遺伝子改変したブタの腎臓を移植する手術は3月16日、4時間かけて実施された。スレイマンさんは事前に、医師の提案に同意。生命を脅かすような病気の患者がほかの治療法がない場合、実験的な治療を受けることを認める米食品医薬品局(FDA)の制度に基づいて承認を受け、手術が行われた。
      https://news.yahoo.co.jp/articles/c5edd82a342890589b73643a26e295ed7c03ccf5

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    3. 世界初、ブタの腎臓を患者に移植 米病院、臓器不足緩和へ
      3/22(金) 9:10配信 共同通信

      移植手術のため、ブタの腎臓を箱から取り出す看護師=16日(マサチューセッツ総合病院提供、共同)

       【ヒューストン共同】米マサチューセッツ総合病院は21日、重い腎臓病を患ったマサチューセッツ州の62歳男性にブタの腎臓を移植したと発表した。生きている患者への移植は世界初。ブタは人体側の拒絶反応を避けるため、69カ所の遺伝子操作を施してあった。男性は順調に回復し、近く退院できる見込み。移植用臓器の不足を緩和するための重要な一歩だと評価した。

       同病院移植外科の河合達郎医師は「この手法が、世界で腎不全に苦しむ何百万人もの人々にとって頼みの綱になることを望む」とコメントした。

       使用した腎臓は米企業eGenesis(イージェネシス)が供給した。遺伝子を高効率で改変するゲノム編集技術を使ってブタの一部遺伝子を削除、人間の遺伝子を挿入することで人体への適合性を高めた。ブタのウイルスの機能を失わせる感染対策もした。サルへの移植で有効性を検討し、人間の患者への実施に踏み切った。

       男性は長く2型糖尿病や高血圧に悩まされ、7年間の透析治療の後、18年に死亡した人から腎臓の提供を受けたが昨年、機能不全に陥った。
      https://news.yahoo.co.jp/articles/470a134a6b8be0c7f64bb72118cde74bd86e5464

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    4. ブタの腎臓をヒトに移植、脳死除き世界初 米病院
      3/22(金) 12:35配信 ロイター

       米マサチューセッツ総合病院の医師らは21日、重い腎臓病を患う62歳男性に、遺伝子操作したブタの腎臓を移植したと発表した。写真は同病院の入り口。2022年5月撮影(2024年 ロイター/Brian Snyder)

      Nancy Lapid

      [21日 ロイター] - 米マサチューセッツ総合病院の医師らは21日、重い腎臓病を患う62歳男性に、遺伝子操作したブタの腎臓を移植したと発表した。脳死状態のヒトへの移植を除けば世界初の事例。病院は「より入手しやすい臓器を患者に提供するための探求が、大きな節目を迎えた」との声明を出した。

      16日に4時間の手術を受けた患者のリチャード・スレイマンさんは順調に回復しており、近く退院する見通し。

      スレイマンさんは7年にわたる透析治療の後、2018年に同じ病院でヒトの腎臓の移植を受けた。しかし5年後にこの腎臓は機能しなくなり、透析を再開していた。

      ブタの腎臓は米eGenesis(イージェネシス)社が供給。人体に害をもたらす遺伝子を除去し、ヒトの特定の遺伝子を加える遺伝子操作をブタに施していた。人体を傷付ける可能性のあるブタのウイルスを不活性化する処置も行った。

      ヒトの免疫システムによる拒絶反応を抑えるため、実験的な抗体も使用した。

      同社は先に、同様の操作を加えたブタの腎臓を複数のサルに移植することに成功。昨年10月に研究者らが科学雑誌で報告したところでは、サルはその後平均176日生存し、2年以上生存した例もあった。

      ニューヨーク大学ランゴーン移植研究所のディレクター、ロバート・モンゴメリー氏は電子メールで、今回の手術によって「異種移植」が進展したと指摘。「腎不全に苦しむ何十万人もの人々にとって、(異種移植は)代替的な臓器供給源へと近づいた」と評価した。

      メリーランド大学は22年1月に、重い心臓病を患う57歳男性に遺伝子操作したブタの心臓を移植したが、男性は2カ月後に死亡した。
      https://news.yahoo.co.jp/articles/4c1b26bb935f372a4fac3976c6cab44bf970bb7e

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    5. 遺伝子改変のブタの腎臓、世界で初めて患者に移植…専門家「機能し続けるか」
      3/22(金) 13:41配信 読売新聞オンライン

       米マサチューセッツ総合病院は21日、遺伝子改変したブタの腎臓を末期腎不全の患者に移植する世界初の手術に成功したと発表した。患者は順調に回復しており、近く退院する予定だ。(ワシントン支局 冨山優介)

       動物の臓器を移植する治療法は「異種移植」と呼ばれ、臓器提供者不足の解決につながると期待されている。2022年には米メリーランド大でブタの心臓を使った世界初の異種移植が行われたが、患者は2か月後に死亡した。

      遺伝子改変したブタの腎臓を患者に移植する米マサチューセッツ総合病院の医師ら(米国時間3月16日)=同病院提供

       同病院によると、患者は62歳の男性。糖尿病と高血圧を長年患い、18年に人の腎臓の移植手術を受けたが、約5年後に腎不全の症状を示すようになり、人工透析を再開していた。

       同病院は、他の治療法がない場合などに認められる試験的な治療として、米食品医薬品局(FDA)から承認を受け、男性の同意を得て手術を実施した。手術は今月16日に実施され、約4時間に及んだ。

       移植したブタの腎臓は米バイオ企業イージェネシスが提供した。患者の体内で拒絶反応やウイルス感染が起きにくいように計69か所の遺伝子を改変している。

       男性は病院を通じ、「自分だけでなく、生きるために移植を必要とする多くの人々に希望を与えるものだ」との声明を出した。執刀チームの河合達郎・同病院臨床移植寛容センター長は取材に「長年、透析を受けている患者らの福音となることを願っている」とコメントした。

       日本でもイージェネシス社から細胞の提供を受けた遺伝子改変ブタが誕生しており、数年内にブタの腎臓や心臓の異種移植を目指す計画が進んでいる。

       愛知医科大の小林孝彰教授(移植外科)の話「移植した腎臓が3か月後、6か月後も機能し続けているかどうかが重要で、引き続き状況を注視したい」
      https://news.yahoo.co.jp/articles/71442e3d8a4d3ec17275960d6ff2048aebffef09

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  60. 臓器移植推進6団体 臓器提供医療機関の体制整備など求め要望書
    2024年3月27日 21時37分

    臓器移植を希望しても待機期間が長く、亡くなる患者も多いことから、移植の推進を目指す6つの団体が、臓器提供ができる医療機関の体制整備などを求める要望書を厚生労働省に提出しました。

    要望書を提出したのは臓器移植の推進を目指す患者や市民などの6つの団体で、27日厚生労働省で担当者に手渡しました。

    要望書では脳死などからの臓器提供は2023年1年間で合わせて150件と臓器移植法が施行されてから最も多くなったものの、移植が受けられた人は待機患者のおよそ4%に満たず、移植を受けられずに亡くなる患者も多いと指摘しました。

    そのうえで、具体的な要望として、脳死の患者が出た場合に日本臓器移植ネットワークなどへの通報を義務化することや、提供の意思を尊重するためにも臓器提供ができる医療機関の体制整備などが必要だとしました。

    また、臓器を提供したドナーやその家族が尊重される社会の実現や、地方で移植を待つ患者でも移植を受けられるようジェット機などを使った患者の搬送体制の構築なども求めています。

    要望書を提出した団体の1つ「グリーンリボン推進協会」の大久保通方理事長は「現状の移植を行う体制は不十分で、このままでは件数が増える前に現場が破綻してしまう。早急に整備を進めてほしい」と話していました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240327/k10014404571000.html

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  61. 機械の壊れた部品を交換して直るみたいには、生き物のカラダは治せない。なぜそういった短絡的な発想に安直にのっかってしまうのだろう。頭がおかしいのではないのかな?

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  62. 糖尿病患者にブタの膵臓組織を移植、国際医療研など臨床研究…特殊カプセルに包み拒絶反応を防止
    2024/04/10 05:00

      膵臓すいぞう の細胞が正常に働かない1型糖尿病患者に、ブタの膵臓組織「 膵島すいとう 」を移植する臨床研究を、国立国際医療研究センターなどのチームが来年にも実施する計画であることがわかった。移植した組織から血糖値を下げるホルモンがつくられ、注射治療が継続的に必要な患者の負担軽減につながる可能性がある。実用化すれば、移植用の臓器不足の改善が期待できる。

     人とサイズが近いブタの臓器や組織を人に移植する治療法は「異種移植」と呼ばれ、次世代の医療として注目されている。国内で腎臓や心臓などの病気に対して複数の移植計画があるが、実施例はない。

     同チームの計画では、生後2~3週間のブタの膵臓から、血糖値を下げるインスリンホルモンを分泌する細胞の塊「膵島」を取り出す。人に移植したときに起こる拒絶反応を防ぐため、直径0・5~1ミリ・メートルの特殊なカプセルで1~3個程度の膵島を包む。

     そのうえで、数十万個の膵島を1型糖尿病患者の体内に移植して壊れた細胞の機能を代替させる。カプセルには微小な穴があり、血糖値の上昇に合わせてインスリンが放出されると期待できるという。移植手術は、国の認定を受けた委員会などの審査を経て来年にも実施する。

     死亡した人から提供された膵島を患者に移植する治療は2004年以降、国内でも行われているが、提供者(ドナー)不足が課題だ。ブタの膵島を使った異種移植も1990年代からニュージーランドなどで行われ、一定の有効性が確認されているが、細胞の加工設備などに課題があった。

     同センターは2019年、移植する膵島を免疫細胞の攻撃から守るカプセルで包む製造施設を整備した。霜田雅之・膵島移植企業連携プロジェクト長は「免疫抑制剤を使わないで済む可能性が高く、体への負担も軽い。インスリン注射なしで生活できる治療を目指したい」と語る。

     他にも、神戸大や福岡大などもブタの膵島移植の実用化に向け研究を進めている。04年に人の膵島移植を国内で初めて行った松本慎一・神戸大客員教授は、「ブタのインスリンは、薬として広く使われてきた歴史があり、十分な効果が見込まれる」とみている。

     日本膵・膵島移植学会理事長の剣持敬・藤田医科大教授(臓器移植科)の話「ドナーが少ない中、うまくいけば患者へのメリットが大きい。長期的に拒絶反応が起こらないかや、効果が十分得られるかなど、慎重に検証する必要がある」

     ◆ 1型糖尿病 =インスリンを分泌する膵臓の細胞が壊れ、自分でインスリンを十分作れなくなる病気。若い人が発症することが多く、国内患者は10万~14万人いる。インスリン注射などの治療法があるが、重症例では血糖値をうまく調整できず、失神や腎臓の合併症などを引き起こすことがある。生活習慣が発症に影響し、中高年に多い2型糖尿病とは異なる。

    点滴や注射で患者負担小さく、「異種移植」への抵抗感にも配慮を
     ブタの膵島を移植に使えるようになれば、1型糖尿病治療の大きな転換点となる。

     膵島移植は点滴や注射で実施でき、大がかりな手術が必要な膵臓移植よりも患者への負担が小さい。だが、提供者不足や移植体制が十分でないことから、国内の移植は数十人にとどまる。

     このため、患者にとって膵島の異種移植への期待は高い。今回の研究資金は、患者団体「日本IDDMネットワーク」(佐賀市)も協力している。ふるさと納税などの寄付で国立国際医療研究センターを含む約10か所の研究機関に、計約4億円の研究費助成を行ってきた。岩永幸三理事長(61)は「患者は子供の頃からインスリン注射を毎日打たなくてはならず、本人も家族も負担が大きい。いつか治る病気にしてもらいたい」と語る。

     ブタを使った異種移植は米国が先行し、すでに心臓や腎臓の移植が行われた。日本も、動物の臓器や組織を医療に使うことに対する国民の心理的な抵抗感に配慮しながら、実用化に向けた体制整備を進める必要がある。(科学部 鬼頭朋子)
    https://www.yomiuri.co.jp/medical/20240410-OYT1T50000/

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  63. まだまだ今の段階では、詐欺的な医療研究にしか思えない。

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  64. 米で患者にブタの腎臓移植 2例目、遺伝子改変少なく
    4/25(木) 9:09配信 共同通信

    患者の腹部に移植したブタの腎臓を持ち上げ、機能を確かめる医師ら=12日、ニューヨーク(ニューヨーク大提供・共同)

     【ワシントン共同】米ニューヨーク大の医療センターは24日、心不全と末期腎不全を患い透析治療を受けていた54歳の女性患者に、遺伝子操作したブタの腎臓を移植したと発表した。患者の治療を目指した移植としては、3月に米マサチューセッツ総合病院が実施したのに続き2例目。

     ブタは1カ所の遺伝子を操作し、拒絶反応の原因となる糖を作れなくしてあった。患者の免疫機能の一部を抑える薬も使った。69カ所も遺伝子操作した1例目とは対照的で、担当医は「迅速に多くの命を救うなら、遺伝子改変は最小限にして薬を併用するのが正解だろう」と述べた。異種移植はまだ実験的な医療で、最適な方法の探究が続く。
    https://news.yahoo.co.jp/articles/e68e3ab092236b131ffd2604af6cb02f98867ec8

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    1. >異種移植はまだ実験的な医療

      永久に「実験」は続いて、実現は不可能であろう。いつになったらそれを素直に認め観念するか、だな。

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