2023年8月7日

近藤 誠 『ワクチン副作用の恐怖』

( 上に「がん対策」あれば、下に「セカンドオピニオン」あり の続き)

>必要もないのに、最悪の場合死ぬかもしれない。そんな「予防治療」がまかり通っている。専門家は戦慄すべき毒性をひた隠し、事故が起きても自己責任。本書で正しい自己決定を。



「医師として、これだけは書いておきたい。」

がん治療の常識を変えた医師が、医学界の新たなタブーを指摘する。

・乳幼児に7種同時接種で急性脳症を発症
川崎病の発症に、BCGその他のワクチンが関与している
HPVワクチンで子宮頸がんを防げた例はない
麻しんワクチンに脳症のリスク
B型肝炎ワクチンの副作用にも脳の病気「多発性硬化症」
接種直後に心肺停止でも、専門家は因果関係を認めない
新型インフルエンザワクチンの「異常に高い死亡率」
副作用に、ナルコレプシーやマクロファージ性筋膜炎も

巻末に、わが子と高齢者を守る「ワクチン別ガイド」掲載

「専門家が保身のため、ワクチンの副作用を否定してしまうのは、現に後遺症で苦しんでいる、あるいは亡くなられた人たちを、子らを冒涜する行為です。そして、将来にも同じ副作用が発生することを許す点で、人びとのために尽くすべき医師の所業とは思えません。」
(「あとがき」より)
https://www.amazon.co.jp/dp/4163907548



女性のみなさん、医者の食いものになってはいけません。健康に長生きするために、知っておくべき女性の医療の落とし穴。



もう、だまされない! 
近藤誠の「女性の医学」

医者の言いなりにならず、自分で考える医療を提案し続ける反骨の医師・近藤誠が、
医者やクスリや誤った思い込みに惑わされずに、女性が元気に長生きするヒントを提唱する。
一家に一冊。全女性必読の書。 

【構成】
はじめに
第一章 僕の〝反乱〟は乳がん治療から始まった
第二章 なぜ、女性のほうが医療の犠牲になりやすいのか?
第三章 犠牲にならないために知っておくべき医療の落とし穴
  ○不用意にワクチンを打つなかれ
  ○「とりあえずCT」で、検査被ばく世界一
  ○早期発見・早期治療で寿命はのびません
  ○マンモグラフィ検診で増えた乳房切除
  ○がん検診 やればやるほど 死人が増える
  ○定期健診は人を不健康にする
  ○コレステロールに“悪玉”なし
  ○血圧は高いほうが長生きできる
  ○骨粗鬆症の薬で骨が折れる   (一部)
第四章 元気で長生きするための10か条
第五章 僕が出会った患者さんたち
あとがき
https://www.amazon.co.jp/dp/4087815498





近藤誠の家庭の医学

◆医者に行かず、クスリも飲まず、ワクチンも検診も受けないで元気に長生きするための家庭の医学。
自分と家族の体をどう守るか、身近な症状に近藤先生がお答えします!一家に一冊の必携本。

◆元気に100歳を超える処方箋「医者にも行かず」

■はじめに

■第1章 よくある症状とのつきあいかた
1 病気の9割は、医者もクスリも治せない
2 熱や咳をクスリで抑えない。これが病気に強くなる第一歩
3 気軽に「目薬一滴」「点鼻薬シュッ」のワナ
4 胸焼けに重曹。胃もたれに炭酸水
5 便秘は朝のお湯飲み、フルーツヨーグルト、スクワットで解消
6 傷はガーゼでなくラップで治す
7 塩が足りないと病気になる
8 高コレステロールは長寿のもと
9 血圧は年齢プラス110までクスリで下げるな
10 ペットの病気と看取り

■第2章 医者から逃げきるルール
11 予防接種で、インフルエンザは防げない
12 予防医学は「患者を呼ぼう医学」
13 治療のベルトコンベアに乗せられる前に
14 すぐ余命を言う医者から逃げろ
15 危ない医師が「野放し」の日本。遺書を書いて受診を
16 早期発見で5年生存率が延びるというトリック
17 「免疫療法」のウソ
18 安らかに死ぬ心得。「無理に食べさせない」知恵

■第3章 がんを暴れさせない知恵
19 「がんもどき」はしょっちゅう消える。人を殺さない
20 本物のがんでも、すぐには死なない。切るとがんが暴れる
21 抗がん剤は猛毒。固形がんに対しては、命を縮めるだけ
22 治療しなけりゃ、大往生できる
23 がんを放置して痛みが出たら

■第4章 栄養と運動が元気のクスリ
24 野菜ジュースの糖分は砂糖水と同じ。よくお茶する人は長生き
25 玄米菜食、断食で早死にする。元気な100歳は肉食系
26 弱ったらおかゆでなく半熟卵を、眠れぬ夜はホットミルクを
27 夕方のガム噛みラジオ体操でボケ払い
28 湯上りの水シャワーで体ポカポカ

■第5章 近藤誠セカンドオピニオンQ & A 1 0 0

■あとがき
https://www.amazon.co.jp/dp/4763015249





(書きかけ)




《薬には病気を予防するための上薬と、病気をなおす下薬がある。また医師には、病気になる前に予防を心がける上医と、病人を治療する下医がある。この伝でいくと、病気を予防する学問は上学であり、治療学は下学ということになる。

 現在、薬と称されているものの大部分は下薬であり、医師のほとんどは下医である。それにしても現代医学にいたっては、上学のみならず下学も軽視され、診断学が幅をきかしているのが実情である。》 
(あとがき)
 
和漢薬―生化学が解く薬と健康 (中公新書) : 奥田 拓道
中央公論社 (1987/11)
https://www.amazon.co.jp/dp/4121008596


医学分野と医療業界というところは、「予防(という理念)と検査(の技法)」の比重がますます大きくなるばかり…


(おまけ)
[地球を読む]がん放射線治療 「医学物理士」 国家資格に…垣添忠生 日本対がん協会会長
2018年2月4日 読売新聞
http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180204-118-OYTPT50105
https://koibito2.blogspot.jp/2015/08/blog-post.html

>垣添忠生氏 1941年生まれ。東大医学部助手などを経て国立がんセンター病院勤務。手術部長、院長、総長、名誉総長を歴任。2007年3月から現職。

がん患者支援訴え全国行脚へ…3500キロ挑む
2018年2月3日 読売新聞
http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180203-118-OYT1T50056

>全国行脚の模様は、同協会が設けた患者支援サイト「がんサバイバー・クラブ」( https://www.gsclub.jp/ )で発信し、同クラブへの加入と寄付も呼びかける。


医科様な病気をネタに、人々をカモにする手法って色々あるんだなあ…



(№302 2018年1月26日)

202 件のコメント:

  1. 財津和夫さん 大腸がんで公演中止
    2017年6月2日 14時55分

    「心の旅」などのヒット曲で知られる、TULIP(チューリップ)のメンバー、財津和夫さんが大腸がんと診断されて治療に専念することになり、今月から来月にかけて予定されていたコンサートが中止されることになりました。

    これは、所属事務所がTULIPの公式ホームページなどに発表したもので、それによりますと、財津和夫さん(69)は、先月下旬、腸閉塞(へいそく)の治療のため入院した際に、精密検査を受け、大腸がんが見つかったということです。

    財津さんはしばらくの間、ステージ活動を休み、治療に専念するということです。TULIPは昭和46年に結成され、翌年、「魔法の黄色い靴」でデビューしたあと、「心の旅」や「サボテンの花」など多くのヒット作を出し、再結成後の今も活動を続けています。

    去年9月からは、45周年を記念したツアーを行っていましたが、ツアーファイナルまでの今月と来月の残り4回の公演は中止されることになりました。

    財津さんは「完走できなかった今回のツアーですが、来年にはチューリップの一員として新たなコンサートツアーを開始するつもりです」とコメントしています。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170602/k10011004461000.html

    https://koibito2.blogspot.jp/2017/02/blog-post_22.html?showComment=1496407991501#c3421835174407182639

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  2. あなたが知っている健康常識では早死にする!: 秘蔵データが示す健康寿命の延ばし方
    https://www.amazon.co.jp/dp/4198644195

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    1. 新健康常識25項目とコラム7本で構成。全項目にグラフか表形式で、「証拠」となる数字データを提示。
      ●「痩せ」は寿命を縮める。
      ●「塩分控えめ」は危険。国推奨の「1日4グラム」に減塩すると死亡率は2.2倍に。
      ●薬で血圧を下げると早死にする。
      ●「コレステロール値」は高いほど長生きできる。
      その他、「ワクチンは打つな」「人間ドックの害」など。

      医療情報はウソだらけ!医師が公表しない衝撃的な「実証」の数々を網羅。この事実を知ったら、あなたの生活は一変する―。

      目次
      医療介入―医者や病院に近づくと「46%」も死にやすくなる!
      薬と死亡率―10剤以上服用の「6割」が「5年で死亡」する!
      健康長寿へのヒント1 「人間ドック」と「生活習慣病」をつくりだした首謀者
      BMI(肥満指数)―「適正体重=BMI22」は「痩せすぎ」で「短命」!
      血圧―85歳なら「血圧180超/100超」が最も長命!
      健康長寿へのヒント2―すべての基本となる「BMI」と「断薬」のすすめ
      コレステロール―「悪玉」を下げると「最大50%」も死にやすくなる!
      中性脂肪―「最低値」の死亡率は「最高値」を「60%」も上回る!
      健康長寿へのヒント3 被検者の「5%」が異常判定される「基準値」のカラクリ
      塩分―「推奨値」まで減塩すると「2倍以上」死にやすくなる!〔ほか〕

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  3. 医者に殺されない47の心得 医療と薬を遠ざけて、元気に、長生きする方法
    https://www.amazon.co.jp/dp/4776207648

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    1. ◎高血圧、糖尿病、ガン、インフルエンザ…
      その治療と薬は本当に正しいのか?
      医療と薬を遠ざけて
      元気に長生きするための47の心得

      病院に行く前に、かならず読んでください

      【構成】
      ■第1章 どんなときに病院に行くべきか
      心得1「とりあえず病院へ」。あなたは医者の"おいしい"お客様
      心得2「老化現象ですよ」と言う医者は信用できる
      心得3 医者によく行く人ほど、早死にする
      心得4「血圧130で病気」なんてありえない
      心得5 血糖値は薬で下げても無意味で、副作用がひどい
      心得6 世界一売れるコレステロール薬の「病気を防ぐ確率」は宝くじ以下
      心得7 がんほど誤診の多い病気はない ほか

      ■第2章 患者よ、病気と闘うな
      心得12 一度に3種類以上の薬を出す医者を信用するな
      心得13 軽い風邪で抗生物質を出す医者を信用するな
      心得14「抗がん剤を使えば寿命が延びる」と言う医者を信用するな
      心得15 がんの9割は、治療するほど命を縮める。放置がいちばん
      心得16「医者から薬をもらう」を習慣にしてはいけない ほか

      ■第3章 検診・治療の真っ赤なウソ
      心得20 がん検診は、やればやるほど死者を増やす
      心得21「乳がん検診の結果は、すべて忘れなさい」
      心得22 胃を切り取る前に、知っておきたいこと
      心得23 1センチ未満の動脈瘤、年間破裂率は0・05% ほか

      ■第4章 100歳まで元気に生きる「食」の心得
      心得27 体重、コレステロールを「減らさない」健康法を選ぶ
      心得28 ピンピン100歳への体づくりは「毎日タマゴと牛乳」から
      心得29 ビールは1日にロング缶2本までなら「百薬の長」
      心得30 ビタミン・ミネラルの摂りすぎで早死にする

      ■第5章 100歳まで元気に生きる「暮らし」の心得
      心得34 22時から2時にどっぷり眠る。「超」早寝早起き健康法のすすめ
      心得35 石けん、シャンプーを使わないほど、肌も髪も丈夫になる
      心得36 大病院にとってあなたは患者ではなく被験者
      心得37 「手当て」でストレスを癒す ほか

      ■第6章 死が恐くなくなる老い方
      心得42 ポックリ逝く技術を身につける
      心得43 いきなり進行がんが見つかったらどうするか
      心得44 喜怒哀楽が強い人ほどボケない
      心得45 100歳まで働き続ける人生設計をする ほか

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    2. 医者に殺されない47の心得 【必携版】 医療と薬を遠ざけて、元気に、長生きする方法
      近藤誠
      発売日:2018年2月16日
      http://www.ascom-inc.jp/books/detail/978-4-7762-0979-9.html

      内容紹介
      シリーズ120万部突破の
      大ベストセラーが、
      読みやすい文庫版になってついに登場!


      病院に行く前に必ず読んでください!


      がん、糖尿病、高血圧、インフルエンザ…。
      その治療と薬が、あなたの命を縮める!


      医者がひた隠す医療の現状を明かした
      真実の書に、驚きの声殺到! !


      ●「高血圧の基準値を変えるだけで
      薬の売上が6倍なんて…。
      130で高血圧なんてウソ! に納得』
      もう薬はやめます」(68歳・女性)

      ●「子どもに安易にインフルエンザ・ワクチンを打ったことを反省」(33歳・女性)

      ●「コレステロールの薬をやめて以来、体調がよくなった」(46歳・女性)

      ●「抗がん剤を拒否する決心がついた。恐れるべきはがんではなく"がん治療"。これ以上の名言はない」(71歳・男性)


      がん治療のパイオニアが、医療や薬を遠ざけ、元気に長生きする心得をわかりやすく解説。

      内容(「BOOK」データベースより)
      高血圧、糖尿病、がん、インフルエンザ…その治療と薬は本当に正しいのか?医療と薬を遠ざけて、元気に長生きするための47の心得。
      https://www.amazon.co.jp/dp/4776209799

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    3. クスリに殺されない47の心得 【必携版】 体のチカラがよみがえる近藤流「断薬」のススメ
      近藤誠
      発売日:2018年2月16日
      http://www.ascom-inc.jp/books/detail/978-4-7762-0980-5.html

      内容紹介
      シリーズ120万部突破の
      大ベストセラーが、
      読みやすい文庫版になってついに登場!


      クスリを飲む前に必ず読んでください!


      がん、糖尿病、高血圧、インフルエンザ…。
      その治療と薬が、あなたの命を縮める!


      医者がひた隠す薬害の現状を明かした
      真実の書に、驚きの声殺到! !


      ●「クスリが毒だったなんて、はじめて知った」(57歳・女性)

      ●「7種類飲んでいたのを、全部やめました」(77歳・女性)

      ●「父が苦しみぬいて死んだのは、抗がん剤のせいだったんですね」(56歳・女性)


      クスリには、必ず副作用があります。
      老いも若きも、クスリには百害あって一利なし!

      クスリの9割に、病気を治す力はなく、
      症状をしばらくうやむやにするだけです。


      クスリを飲んでいる人ほど、体のあちこちが痛いといっているはずです。
      飲めば飲むほど、痛みやつらさが増してきます。


      クスリから自分を遠ざけ、元気に長生きする心得をわかりやすく紹介しています。

      いまなら、まだ間に合います!
      本書を読んで、クスリから自由になって下さい!

      内容(「BOOK」データベースより)
      がん、高血圧、高コレステロール、うつ、頭痛、はしか…そのクスリが危ない!体のチカラがよみがえる、近藤流「断薬」のススメ。
      https://www.amazon.co.jp/dp/4776209802

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    4. 「近藤誠 必携版 アスコム」
      https://www.google.co.jp/search?q=%E8%BF%91%E8%97%A4%E8%AA%A0+%E5%BF%85%E6%90%BA%E7%89%88+%E3%82%A2%E3%82%B9%E3%82%B3%E3%83%A0

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  4. 健康診断は受けてはいけない
    https://www.amazon.co.jp/dp/4166611178

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    1. 健診はこんなに危険! 欧米に職場健診も人間ドックも存在しないのはなぜか? 日本の男性は職場健診で寿命を縮めている!?
      日本人の多くは「健康」のため職場健診や人間ドックを受診していますが、欧米には存在しません。「より健康になる」とか「寿命をのばす」という効果を証明するデータがないからです。著者の近藤誠さん本人も、慶大病院で在職した40年間、執行部から強い圧力がありながらも、一度も受けませんでした。検診は有効というデータがないからです。にもかかわらず、日本では、医学的な根拠がないままに、1972年の「労働安全衛生法」で健診が義務化され、今日に至っているのです。日本の平均寿命は世界のトップクラスですが、奇妙なのは、男女間で平均寿命に6歳もの差があることです。女性よりも職場で健診機会の多い日本の男性は、まさに「健診で寿命を縮めている」可能性があるのです。
      検診は危険がいっぱいです。そもそもCTや胃エックス線撮影には放射性被ばくによる発がんリスク、子宮がん検診には流産や不妊症のリスクがあります。異常値が見つかった後に行なわれる肺や前立腺の「生検」も極めて危険です。手術後に「がんではなかった、おめでとう」と平然と述べる医者もいます。
      さらに危険なのは、「過剰な検診」が、過剰な薬の処方や手術など「過剰な治療」につながるからです。人間ドックには「早く見つけるほど、早く死にやすい」という逆説があります。実際、中村勘三郎さんや川島なお美さんは、人間ドックで「がんを早期発見され、早期に亡くなってしまった」のです。
      「検査値より自分のからだを信じる」こそ、健康の秘訣です。健康な時に、健診など受けるものではありません。
      本書は、さまざまなデータや論文に基づき、「健康診断が有害無益である」ことを徹底的に明らかにします。

      日本人の多くは「健康のため」職場の健診や人間ドックを受診しているが、こうした健診は欧米にはない。「より健康になる」「寿命をのばす」という効果を示すデータが存在しないからだ。健診は過剰な医療介入のきっかけとなり、日本人の寿命を縮めている。

      目次
      第1章 健診を受ける人と受けない人
      第2章 がん検診の効果を検証する
      第3章 健診のデメリット
      第4章 どれほど死者が増えるのか?
      第5章 がん検診に救命効果がない理由
      第6章 検査値の異常
      第7章 新たな健診
      第8章 温故知新―検査機器とクスリに頼る日本の医者
      第9章 検診を宣伝する者たち
      第10章 ではどうするか?

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  5. [わたしの医見]1月24日
    2018年1月24日15時0分

     ◇交流の情報を本に… 大阪府和泉市 フリーライター 河野富有ふゆう 41

     24歳の時にメニエール病の手術をし、ウェブサイトで同病の人と交流するようになった。つらさや不安を伝え合ったが、少し回復すると、明日からの家事や仕事が話題になる。こういう話では年長者に教わることが多かった。

     「平衡機能に障害が残る状態で、掃除や洗濯をどうするか」「通院や入院をしながら、続けられる仕事」などの情報が少ないと感じ高齢世代も意識して昨年、ネットで話し合った情報を本にした。お世話になっている医師らに喜んでもらえたのがうれしかった。

     

     ◇医師の人間性疑う… 千葉県 主婦 57

     初めて行った乳腺外科クリニック。診察室と、次の患者が待つ中待合との仕切りはカーテンだけで話が筒抜けだった。出身高校が同じという話で医師と患者が盛り上がり、次の私は上半身にタオルをかけただけで30分以上待たされた。診察室で腰掛けると、椅子が医師と近過ぎると感じて離したら、「動かすな」と怒られた。こんな診察態度では、医師としての技量や人間性を疑ってしまう。

     後日、検査結果を聞きに行き、次回の来院予定日を書いた紙を渡された。二度と行く気はないので破り捨てた。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180124-118-OYTPT50181

    http://koibito2.blogspot.jp/2017/02/blog-post_22.html?showComment=1516974896657#c5241984640142666397

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    1. [わたしの医見]1月31日
      2018年1月31日15時0分

       ◇良心的な歯科医…東京都中野区 主婦 梨山早苗 79 

       奥歯の詰め物がとれ、気になることもあったので近くの歯科医院に行った。友人知人から「治療が引き延ばされる」「費用が不明瞭」「歯1本数十万円にも」と歯科治療の“注意”を聞かされていたので、自分から「80歳近いし、脳動脈瘤りゅうもある。いつまで生きられるかわからない」と話した。歯科医師は「聞きにくかったこと。不要な治療はしませんよ」と言ってくれ、約1か月、5回の通院で治療を終えた。

       良心的な歯科医師に出会えた。今後、年2回、歯の掃除に通うのが楽しみだ。

       ◇録音またはメモ…神奈川県 無職女性 49

       病気治療の後遺症で記憶障害がある。医療機関を受診した際はボイスレコーダーでの録音の可否を医師に確認している。許可が下りない場合は、必ずメモを取る。

       以前、国の「医薬品副作用被害救済制度」の給付金請求のため、治療を受けた精神科と神経内科のカルテを取り寄せた。そのカルテを見て、医師との言葉のやり取りにニュアンスの違いがあり、医師が自分に都合よく記録した部分もあったことがわかったからだ。ネットで情報収集すると、カルテの改ざんなどは、日常茶飯事ではと思えてしまう。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180131-118-OYTPT50173

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    2. [わたしの医見]2月7日
      2018年2月7日15時0分

      ◇血圧で体調把握…千葉県浦安市 主婦 土井靖子 58

       この半年ほど、体調がすぐれなかった。4年前から母と叔母の通い介護をしており、その疲れかと思っていた。定期的に通院しているクリニックで血圧を測ると、最高血圧が160もあり、医師から、毎朝晩、自宅で血圧を測るよう言われた。血圧を記録しながらリラックスする時間を多く取るようにしたら、だんだんと落ち着いて、体調も良くなってきた。

       寒さに向かい、油断は出来ないが、血圧を記録することで体調を把握し、生活を工夫しながら過ごしていきたい。

       

      ◇在宅支援に感謝…神奈川県小田原市 主婦 菅沼昌子 53

       昨年10月、92歳の父を見送った。約20年前に心臓にペースメーカーを入れ、10年ほど前からは入退院を繰り返した。ほとんど体を動かせなくなっても、頭は驚くほどハッキリしていて、高齢の母との2人暮らしにもかかわらず、家にいたい思いが強かった。

       病院の相談窓口でケアマネジャーを始め、往診の医師、訪問看護師を紹介してもらった。ひとりひとりの対応はとても丁寧で頭が下がった。おかげで私は生活の質をほとんど変えずにすんだ。父も、幸せな最期だったと思う。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180207-118-OYTPT50219

      削除
    3. わたしの医見
      2018年2月14日15時0分

        ◇10年? 刺さった針…千葉県船橋市 主婦 72

       昨夏、歯科医院で歯茎の治療をしたが、腫れと痛みがひどくなり、紹介状をもらって総合病院で年末に抜歯した。抜いた歯は注射針が突き抜けて5ミリほど出ており、土台は大丈夫だが抜くしかなかったという。ショックだった。

       歯科医院にただすと、2009年の初診時の歯のエックス線画像をみせられ、「針の突き抜けは、ここに来る前ですね。(悪いのは)僕だと思っているみたいだけど。よくあること」と歯科医は取り合ってくれない。針は10年間、刺さったままだったというのだ。こんなことって、ありますか。

        ◇聴診器の診察 新鮮…千葉県柏市 無職 田村光男 81

       昨夏、急性心筋梗塞こうそくを患い、手術と8日間の入院を体験した。2か月ごとに術後の健康状態をみてもらっている。

       1月の受診で、不意に聴診器を胸に当てられた。2、3か所冷たい思いをしたが、80歳を超えた老人には、新鮮な感覚を呼び起こしてくれた。

       この10年余、いろいろな病気で月に1度は病院通いをしている。医師との対面での診察は、血圧測定ぐらい。聴診器による診察は、血の通ったうれしい処置に思えた。医師への信頼がさらに深まった珍事だった。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180214-118-OYTPT50186

      削除
    4. わたしの医見
      2018年2月21日15時0分

      ◇ 意識不明 異常では…福岡市 公務員 藤とう義之 56  

       80歳の母が1日に2回、意識を失った。2回目は救急車を呼び、中核病院に運んでもらった。頭部MRI(磁気共鳴画像)検査、心臓エコー(超音波)、血液検査をしたが、担当医からは「特に異常はないので、帰宅してよい」と言われた。しかし翌日、母は自宅で急性大動脈解離を起こし、世を去った。

       検査で異常がなくても高齢者が1日2回も意識を失うのは異常ではないのか? あのまま入院していたら母は死なずにすんだかもしれない。やるせない気がしてならない。

      ◇ 医師の本で活動的…横浜市 無職 柳下昌和 48  

       統合失調症で20年以上、精神科の診療所に通っている。一時期、薬の副作用で肥満になり自信をなくした。40歳頃から医師の書いた本を読み始め、食べる順番に注意することで減量に成功。担当医に、いろいろ本を読み勉強していると伝えると喜んでくれた。

       アンチエイジングで有名な医師の本の内容に共感し、「見た目に自信が持てれば活動的になれますか」と担当医に聞くと、「あり得るかもね」と答えてくれた。その笑顔に救われて、ますます行動的になれた。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180221-118-OYTPT50284

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    5. [わたしの医見]心の免疫力で克服
      2018年2月28日15時0分

       ◇東京都目黒区 塾講師女性 48

       手術をすることになった。身体にメスを入れるのは怖い。緊張して担当の外科医に心構えを尋ねると、「そうね、いやなことはしないで、楽しいことをやって免疫力を上げてきて下さいね」と言われた。えっ? それがコツですか……。その言葉に心がほぐれた。

       言う通りにして手術に臨んだ。術後の経過はよく、退院後も身体の傷の回復が早かった。きつい治療だったが、安心して乗り越えられたのは、私の「心の免疫力」まで上げてくれた外科医のおかげだと思う。

       ◇気遣いに涙…東京都豊島区 主婦 高妻照江 84

       近くの歯科医院に通っている。最初に「背中を痛めているので治療の際、診察台で横になるのが苦痛だ」と言ったところ、いつも背中にクッションをあててくれる。

       まだ道路にたくさんの雪が残る、とても寒い日だった。診察台に腰掛けると同時に、歯科医院の人がクッションをもってきてくれたのだが、何と背中がポカポカと温かく、気持ちのいいこと。わざわざクッションを温めてくれていたのだ。その気遣いがうれしくて、胸がいっぱいになり、涙が出た。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180228-118-OYTPT50178

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    6. わたしの医見
      2018年3月7日15時0分

        ◇姉の遺体 哀れ…東京都 主婦 51

       姉が脳出血で倒れ、緊急手術後1週間で亡くなった。遺体で帰ってきた姉の頭は、手術による傷(ホチキスの針のようなもので縫合)がむき出しで、歯と口の周りは血がついたまま。頭髪も刈られていて、本当にかわいそうだった。看護師から死後の身支度用のメイクセットを渡されて待っていたのだが、ひどいと思った。入院中も、動揺する家族に看護師が声をかけてくることもない病院だった。

       姉は、葬儀社の人に心を込めてきれいにしてもらった。姉らしさを取り戻した姿で見送ることができ、ホッとした。

        ◇全く説明ないとは…川崎市 パート女性 51

       めまいと耳鳴りで耳鼻科に診てもらったが治らず、総合病院へ。病院のホームページを見て神経内科を受診した。

       症状を話し始めると、医師は、私ではなく奥にいる看護師に、「この人、この科じゃないから」と大声で言ったきり、診察しようとしない。診てもらいたい一心で話を続けると、「あ、みたところ、脳に異常ないから。ここじゃないから」と。なぜ異常なしなのかもわからず、診察室を出た。「ここじゃない」にしても、私にきちんと説明すべきではないか。今時、こんな医師がいるのかと驚いた。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180307-118-OYTPT50187

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    7. 「めまい」
      http://kanpo-life.com/symptom/heent/901/
      「耳鳴り」
      http://kanpo-life.com/symptom/906/

      「更年期障害」
      http://kanpo-life.com/disease/2570/

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    8. 漢方薬出しなれてる「婦人科」がファーストチョイスかも…

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    9. [わたしの医見]
      2018年3月14日15時0分

        ◇患者の不安考えて…岐阜県 無職男性 70

       前立腺がんの疑いで針生検と、がん確定後、手術まで5か月間のホルモン治療を泌尿器科クリニックで行った。ここの医者は、不安いっぱいの患者のことなど考えたことがないようだった。

       針生検後の体調を話すと、「医者は、そういうことを言われると嫌なんだ」。ホルモン治療の副作用を訴えても「他の人が副作用10としたら、20言いますね」と症状緩和の相談に乗ってくれない。途中で注射が変わったので理由を尋ねた。「(前と)同じだから」。納得できる説明はない。医者はそんなに偉いのか。


        ◇「お金ありますか」…千葉市 主婦 66

       75歳の夫が前立腺がんになった。高額な重粒子線治療の初診の日、医者から「お金ありますか」と冷たく質問された。治療を続けるか返事は後で伝えてくれとのことだったが、医者は最後まで、パソコン画面を見たままだった。つらい治療だから、せめて尊敬できる医者だったらと思った。

       私の健康診断の医者は触診し、時にはほめてもくれる。たわいない言葉の往来から信頼関係が生まれる。亡くなった母が「脈拍を測る時、(医者に)手を握ってもらうだけで安心した」と言っていたのを思い出している。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180314-118-OYTPT50181

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    10. [わたしの医見]冷たい言い方に涙
      2018年3月28日15時0分

       ◆愛知県 主婦 41

       次男を出産して4年、生理が再開せず、産婦人科を受診した。抑えきれないほどのイライラや不安感もあり悩んでいたので相談すると、「次(の子)は考えてないんだよね」と確認の後、「あるものがないから気持ちが悪い。そういうことね」。冷たい言い方に驚いた。「イライラするから生理が来ないんだよ。だってそんなお母さんは、赤ちゃんも嫌でしょ?」

       あまりのショックに何も言えず病院を後にした。帰路涙が止まらなかった。以来、病院にかかるたびに何か言われるのではとびくびくしている。

       ◆紹介状を拒む医師…埼玉県春日部市 会社員男性 56

       「そんな所へ行かなくていい。薬を変えるから毎日顔に塗って1週間後に来て」――近所の皮膚科の医師に、転院したいから大学病院への紹介状がほしいと伝えると怒り口調で返答された。数か月間使った薬が合わず、痛みや赤みが強くてつらいと言ったのだが、わかってもらえない。やむなく友人の助言を参考に、別の大学病院を紹介状なしで受診した。時間はかかったが症状は改善した。

       患者からの紹介状の依頼を拒む医師がいることに驚き、不信感を持った。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180328-118-OYTPT50296

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    11. 生理不順に効果のある漢方薬(7種類)
      http://www.kantankanpo.com/list/seirituu/popular_1.html

      不妊症に効果のある漢方薬(4種類)
      http://www.kantankanpo.com/list/hunin/popular_1.html

      女性に対する漢方治療
      http://www.inoue-clinic.net/guide/detail.php?c=7&id=225

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    12. 皮膚の症状は、実は皮膚科ではなく内科の領域の失調である場合も多々あって…

      「皮膚のトラブル」
      http://kanpo-life.com/category/symptom/

      皮膚掻痒症(ひふそうようしょう)・かゆみ
      https://www.kampo-view.com/nayami/hifusouyou01.html

      ニキビ(にきび)
      https://www.kampo-view.com/nayami/acne01.html

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    13. にきび・湿疹に効果のある漢方薬(9種類)
      http://www.kantankanpo.com/list/nikibi/popular_1.html

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    14. [わたしの医見]看護師の話で改善
      2018年4月7日15時0分

       ◆千葉県四街道市 無職 安藤まどか 78

       2年前、夫を亡くしてから胸が苦しく常に首を絞められている感じで食事も受け付けなくなった。心配した娘に半ば強引に循環器科病院に連れて行かれた。血圧が少し高いだけだったが、医師は「これからもいらっしゃい。問題があれば、ほかの先生に連絡しますから」と言ってくれた。

       会計を待っていると、問診を聞いていた看護師さんが同様の体験を話し、「それでも私は食べました」と最後に強く2度繰り返して励ましてくれた。不思議なことにその日以来、症状は改善した。

      丁寧な医師に安心

       ◆三重県松阪市 主婦 前田美智子 73

       3年前から花粉症でくしゃみと鼻水が出るが、約1週間で治っていた。今年は、せきが10日以上続いたので、かかりつけのクリニックへ行った。医師は懇切丁寧に耳を傾ける人で、風邪を疑い、いつもより長く、聴診器をあててくれた。「肺も異常ないですよ」と言われてホッとした。

       以前、のどをみてもらった時、「親知らずが全部残っている。よい歯ですね」と言われた。いくつになっても、ほめられるとうれしい。安心して相談できる医師に感謝している。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180407-118-OYTPT50220

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    15. わたしの医見 4月14日
      2018年4月14日15時0分

        覆った治療方針 神奈川県 無職男性 70 

       前立腺がんの可能性を調べる血液検査(PSA検査)で高い値が出た。大病院での再検査では下がったが、針生検で、医師から「軽度のがん細胞が見つかった。全摘手術か、他の治療が必要」と言われた。最後のPSA検査は1か月以上前だったので、「今の数値をみてほしい」と検査をお願いした。30分後、結果が出たが、医師は「この値なら経過観察で大丈夫」と言う。以来2年、PSA値も他の検査も異常なしだ。

       あの時、何もせずによかった。治療方針が簡単に覆ったのには医師の見識を疑った。

        対応に耳疑う 千葉県 主婦 54

       診断書が必要になり、クリニックに電話した。出来たかどうか確認した上で来院するよう受付に言われた。「出来ました」とクリニックから電話があるのが普通で、二度手間にならないかと思ったが、言われた通りにした。

       診察開始直後は迷惑かと思い、20分ほどして電話した。「おはようございます」と言ったが、相手は無言。名前を名乗り、出来ていますかと尋ねると、答えは「うん」。友だち言葉に耳を疑った。社会人としての対応ひとつできない人を受付に置くのかとあきれ、クリニックを替えた。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180414-118-OYTPT50218

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    16. [わたしの医見]がんは早期発見を…東京都葛飾区 主婦 勝俣元子 79
      2018年4月21日15時0分

       知人の男性が胃がんで亡くなった。64歳だった。異常を感じていたが検査を嫌がり、やっと病院に行った時は貧血で歩けないほど。即入院手術となり、手術後、余命3か月と言われた。だが3か月を過ぎたら見た目は元気になり、仕事も再開。喜んでいたが6か月を過ぎた頃、病状が悪化し、緩和ケア病棟が空くのも間に合わなかった。最後まで意識はハッキリしていて「ありがとう」を繰り返し笑顔を作っていたのが切なかった。

       改めて、がんの早期発見・治療を呼びかけたい。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180421-118-OYTPT50190

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    17. [わたしの医見]看護師たちの支え…相模原市 主婦 73
      2018年4月21日15時0分

       特殊な注射を打って痔核じかくを治療する「ALTA療法」を日帰りで受けた。

       医師の治療前の説明は明瞭で分かりやすかった。手術室で看護師は、注射針を一度で固定できた。血管が細くて難儀だったと思うが、私の緊張を解くように声掛けを絶やさなかった。

       治療後の回復室には、数人の看護師が交代で何度も様子を見に来てくれた。診察時の痛みに身を縮めていた私の背中を、やさしくさすってくれた。

       看護師のみなさんの、ほほ笑みと技術に支えられた。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180421-118-OYTPT50188

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    18. [わたしの医見]患者の訴えに耳を…北海道 会社員男性 55
      2018年4月28日15時0分

       屋根の雪下ろしをしていて、心臓のあたりが猛烈に苦しくなった。夜になって、胸や顎、奥歯が締め付けられるように痛くなった。インターネットで調べると、狭心症の症状に似ている。翌日、病院に行ったが、55歳と若いせいか、当初は狭心症とは思ってもらえなかった。痛みの件を訴えても取り合ってくれなかった気がする。だが精密検査の結果はやはり狭心症だった。先日、バイパス手術を受けた。

       生かじりの知識を振りかざす患者も多いだろうが、それでも医師は、患者の声に耳を傾けてほしい。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180428-118-OYTPT50205

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    19. [わたしの医見]誤診に加えて暴言…鹿児島県 主婦 77
      2018年4月28日15時0分

       夜中、めまいに襲われた。天井が回り、吐き気がして起きられない。救急車で運ばれた脳外科ではMRI(磁気共鳴画像)検査などで「脳の異常でなく耳の異常。メニエール病の疑いがある。早めに専門医へ」と言われた。症状が落ち着いて耳鼻科に行くと、「耳でなく頸椎けいついの異常。一生治りません」。目の前が真っ暗になった。気を取り直し別の耳鼻科へ。「耳の三半規管に異常がある。メニエール病です」との診断で、飲み薬などをもらい快方に向かった。

       間違った診断に加えて暴言。最初の耳鼻科にあきれた。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180428-118-OYTPT50203

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    20. [わたしの医見]5月19日
      2018年5月19日15時0分

        ◇悔しくて情けない…岡山県 主婦 76

       手の指が震えるのでパーキンソン病を疑い、神経内科を受診した。ある解熱鎮痛剤が合わないことを、最初に話し始めると、女性医師から「関係ない話はしないで」と言われた。パーキンソン病の検査は予約待ちだそうで、MRI(磁気共鳴画像)検査などをし結果を聞いた。次回予約をお願いしていると、「次の患者さんが(診察を)待っていたらどうするの」と怒られ、誰もいない待合室に出された。

       年齢を重ねると理路整然と話せなくなる。病院を選ぼうにも、小さな街では限られる。悔しくて情けない思いだ。

       

        ◇がん見つかったが…鳥取市  自営業 森本孝文 59  

       胃が弱く、時おり痛くなる。胃カメラを決断できずにいたが、同年代の親類の「私の胃、ピンクできれいだった」との体験を聞いて決心がついた。早期の胃がんが見つかった。腹腔ふくくう鏡手術をし1週間で退院できた。1年半後、鼻の奥が痛くなった。「風邪か」と、耳鼻科を受診。鼻から入れたスコープで何度も写真を撮られ、大病院を紹介された。中咽頭がんだった。放射線と抗がん剤治療で80日間入院した。

       今は、治療による副作用をやり過ごす日々。何がよくて何が悪かったのか――。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180519-118-OYTPT50193

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    21. [わたしの医見]6月2日
      2018年6月2日15時0分

      ◇ 西洋医学に冷たさ…長野県諏訪市 主婦 河西美恵子 60  

       4年前の年末、左耳が聞こえなくなった。年末年始は医療機関は休診、正月に父が倒れた。耳鼻科を受診したのは2週間後になり、「手遅れだ。なぜもっと早く来ない」と怒られた。総合病院でも「様子をみるしかない」と言われた。見放され、失望の境地だった。

       仕事や今後への不安から、知人の紹介で漢方や鍼灸しんきゅう治療をしてみた。どちらも「時間はかかるが治る。あきらめないこと」と励ましてくれた。半年で快方に向かい、今は支障がない。西洋医学に冷たさを感じた体験だった。

      ◇ サービスに感謝…東京都荒川区 パート女性 46  

       学校の健診で中学生の次女の耳の異常が見つかった。

       次女の部活との兼ね合いで、土曜の午後に診察してもらえる医院を、東京都の24時間医療機関案内テレホンサービスに問い合わせたところ、自宅から行きやすい医院の住所と診察時間、電話番号をわかりやすく教えてくれた。さっそく受診して治療を受けることができた。耳あかの詰まりが原因とわかり助かった。

       このようなサービスがあることと、休日も診療してもらえる医院の存在をとてもありがたく思った。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180602-118-OYTPT50183

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    22. [わたしの医見]話を聞く医師
      2018年6月9日15時0分

       山形県上山市

      ◇団体職員 岩瀬義隆 65

       約5年前、悪性リンパ腫と診断され、同じ医師のもとで治療を続けている。

       何回か、抗がん剤の点滴治療をしたが、約1年前、薬の副作用のため、挫折してしまい、医師と相談して服薬治療に切り替えた。これまでいろいろと相談し、要望を取り入れてもらっている。患者の意見を無視できない時代とはいえ、偉ぶった態度もなくきちんと話を聞いてくれる。

       治ったわけでないが、今、元気に生活を楽しんでいられるのも、良い先生に出会えたおかげと感謝している。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180609-118-OYTPT50247

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    23. [わたしの医見]順番飛ばされ
      2018年6月9日15時0分

      ◇広島県 主婦 63

       膀胱ぼうこう炎で、内科と小児科を兼ねたクリニックに行った。

       混んでいて72番目、1時間半~2時間待ちという。一度用事に出て戻り受付に聞くと「あと30分くらい」と言う。子供連れの親が次々呼ばれる。私はいつまでも呼んでくれない。会計を終えた男性は93番目。「前から待っていましたね」と言われあぜんとした。

       子供優先? いじわる? 疑心暗鬼になり腹が立ったが声を荒らげる勇気はなく「帰ります」と言うのが精いっぱい。すると受付は何か調べて「次です」と――。11時頃行き、終わったのは18時だった。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180609-118-OYTPT50249

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    24. [わたしの医見]「生存率」死を意識
      2018年6月16日15時0分

       広島県福山市

      ◇無職 孝田佐代子 68 

       がんの手術をして6年たった。俳優の梅宮辰夫さんと同じ、十二指腸乳頭部がんだ。

       病理検査後、担当医から説明があり、がん診断5年後の生存率を告げられた。生存する方に入るのだと思っていたが、医師に「その反対(生存していない方に入ること)もあり得るから」と言われて頭が真っ白になった。その時初めて、死と隣り合わせになっていると感じた。

       今では海外旅行にも出かけている。5年を過ぎた人生はおまけと思い、感謝して生きている。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180616-118-OYTPT50198

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    25. [わたしの医見]丁寧な説明で安心
      2018年6月16日15時0分

       新潟県 

       ◇主婦 54

       50歳を過ぎて様々な不調が出て、近くの病院を受診した。「何も悪い所はない」と言われた。冷たく感じ、症状がうまく医師に伝わらなかったのかと思った。不調が続くので紹介状をもらい別の病院へ行った。診断はやはり「悪い所はない」だったが、若い医師は私の話に耳を傾けてくれた。「加齢に伴う症状。大丈夫」と丁寧な説明があり安心した。

       医師が「何ともない」と言うだけでは素人は納得できない。訴えをよく聞き、不安を取り除いてこそ名医だと思う。帰り際の「お大事に」で、気持ちが軽くなった。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180616-118-OYTPT50210

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    26. 寺澤捷年『和漢診療学』
      https://www.amazon.co.jp/dp/4004315743/
      https://www.google.co.jp/search?q=%E5%92%8C%E6%BC%A2%E8%A8%BA%E7%99%82%E5%AD%A6

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    27. [わたしの医見]やさしい医師 感謝
      2018年6月23日15時0分

      ◇北九州市 訪問介護ヘルパー 永井とも子 69

       突発性の不安症で、暗室や狭い所が苦手だ。腰のMRI(磁気共鳴画像)検査ができなかったが、医師に励まされ紹介状を書いてもらって、ある病院で機械に入った。しかし、ふた?が閉まると怖くなった。「先生、そばにいて手を握っていて」と言うと、検査の医師はどこからか「中には入れませんが、そばにいますから」「あと○分」と声をかけてくれ、無事終了した。

       紹介状を書いてくれた医師に報告すると、「そんな先生、今時いないよ」と大笑いをされた。やさしい医師に感謝だ。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180623-118-OYTPT50233

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    28. [わたしの医見]歯に限ればリスク
      2018年6月23日15時0分

      ◇東京都渋谷区 主婦 小室澄江 69

       歯科医院で3か月に1度、歯のチェックをしている。

       今年になって奥歯の表面が減り始め、うち1本に穴があいた。歯科医師から「むし歯ではない。お酢をとっていませんか」と聞かれた。健康によいと最近は酢の物を積極的に食べていた。酢には効用が多いが、取りすぎると歯のエナメル質を溶かすという。「歯のためには毎日食べるのは良くない」と忠告された。

       健康に良いと一般には言われても、歯に限ればリスクがある。食品に関する知識は大切だと思った。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180623-118-OYTPT50235

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    29. [わたしの医見]一言に救われる
      2018年6月30日15時0分

        盛岡市 無職 武田正行 78

       胃腸炎で4月に3週間入院した。3日間点滴をし、4日目に食事が出来た時は感激し、口から食べられる喜びをかみしめた。

       薬の影響のためか、紙おむつをすることになった。ショックだった。夜、ひとりで涙をぬぐった。孫のような若い看護師さんが明るくおむつを取り換えてくれたが、申し訳ないと思った。看護師さんは「いいの、いいの、気にしなくていいですよ」と言ってくれた。その言葉に救われて心がスーッとした。ありがとう。今も感謝している。

           ◇

        病院選べない田舎 広島県 主婦 70

       交通の便の悪い田舎に住んでいる。高血圧の治療でタクシーで行ける距離の病院に通っているが、いつもガラガラで患者がいない。医者はやたらに検査をしたがり、説明不足、上から目線だ。以前、処方された風邪薬でかゆみが出たので薬剤師に相談したら「(医者である)自分にだけ言え」と、ものすごいけんまくで怒られた。

       話を聞いてくれる病院にしたいが、簡単に転院できず我慢している。交通便利で病院も多い都会の人がうらやましい。医者を選べない地域があることを知ってほしい。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180630-118-OYTPT50259

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    30. [わたしの医見]1番で通院しよう
      2018年7月14日15時0分

      ◇鳥取県米子市 理容師 服部直記 70 

       待つのが嫌いだ。病院に行くのも、貴重な休みの日に出かけるのだから、1番で並ぶ。診察の1時間前に行き玄関前に立つ。15~20分前になると、続々と患者が来る。

       歯科医院は予約制だが、これも1番だ。

       1番でも、診察まで待合室で1、2時間待つのは疲れる。診察日は早起きし、ほかの用事は済ませておく。

       待合室でぶつぶつ文句を言う人、受付に「まだか」と診察を催促する人……。不満を言うくらいなら、病院に1番で行くことである。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180714-118-OYTPT50227

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    31. [わたしの医見]27年前の言葉支え
      2018年7月14日15時0分

      ◇山口県宇部市 パート 兼森威子たけこ 75

       1991年に顔面マヒで能面のような顔になり、まっすぐ歩けなくなった。この年の1月、夫が交通事故で脳挫傷になって入院。自分の仕事と病院通いの心労、ストレスが原因と診断された。診察後、麻酔科の医師の「一緒に頑張りましょう」の言葉に、どんなに救われたことか。自分一人ではないと、身も心も楽になれた。27年もたつが、今も心に残っている。

       その後2度、がんの手術をした。あの言葉を思い出すことで頑張れた。うれしい、やさしい言葉だ。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180714-118-OYTPT50229

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    32. 7月21日 わたしの医見
      2018年7月21日15時0分

        ◇無視する医師…東京都江東区 主婦 森村由美 78

       独り暮らしの知人に頼まれ、眼科受診に付き添った。診察中、カーテン越しに知人の言葉が聞こえた。「おかげさまで100歳になりました」「……」。知人は同じ言葉を繰り返した。やはり医師は無言だった。「聞こえているのかしら」。知人がつぶやくと、そばにいた看護師は「聞こえていますよ」と答えてくれていたが……。医師はまだ50代とお見受けした。

       「おめでとう」と一言かけてくれたら、知人はどんなにかうれしく思ったろうに。帰途、寂しい気持ちになった。

        ◇情報を理解・分析…東京都 無職男性 81

       月1回、高血圧内科に通っている。採血採尿から始まり、随時、心電図などの検査がある。医師は、30項目程度の検査結果をパソコン画面で示し、説明してくれる。画面を見ながら医師と会話するので自分の健康状態がわかり、医師の指示も理解出来る。検査結果はプリントアウトしてもらい、自分のパソコンに保存する。薬局では検査結果を薬剤師に話し、医師とは別角度からのアドバイスを受ける。

       自分の体は自分で管理する。医療機関からの情報を理解・分析し、しっかり自己管理をしていきたい。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180721-118-OYTPT50217

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  6. やってはいけない健康診断 早期発見・早期治療のウソ (SB新書) 新書 – 2018/3/6
    近藤 誠 (著),‎ 和田 秀樹 (著)

    内容紹介
    欧米には職場健診や人間ドックは存在しない

    定期健診、人間ドックが、かえって寿命を縮める「罠」!
    がん放置療法の近藤誠と、老人医療の和田秀樹が暴く、
    日本の医者が絶対言わない
    「正常値神話」「薬漬け医療」で
    寿命を縮めるニッポンの健診・医療の真相!

    出版社からのコメント
    ●欧米には職場健診や人間ドックは存在しない!
    がん検診普及のため「がん経験芸能人」が利用されている!
    五大健診は健康人を「病人」にするビジネスだ!
    かえって病気をつくり、寿命を縮める日本の医療の「罠」に鋭く迫る!!

    ----------------- - - - - --------

    多くの人は「健康のため」と称して、
    職場の健診や人間ドックを受診する。
    だが、こうした「健診」は欧米には存在せず、
    日本でだけ「早期発見・早期治療」が推奨されるのが現実。

    そもそも健診を受けたら「寿命がのびる」「健康になる」
    というデータはないにもかかわらず、
    日本でだけ熱心に行われているのは
    世界的に見ても奇異なことである。

    過剰な健診の末、ムダな手術や投薬の結果、
    健康人が「病人」にさせられることもあり、
    検査がもたらした「検査病」になっているのが現状。

    その裏には、日本でだけまかり通る「正常値神話」、
    検査ビジネスと化している医療を取り巻く世界の実態、
    医学部や病院の医師を取り巻く不都合な真実などが隠されている。

    この本では、なかなか医者が語りたがらない
    健診をめぐる日本の医療の不可解な実態に
    医学界の裏側を知り尽くした
    メディアで注目の2人の医師が鋭く迫り、
    私たちがいかに過剰な医療介入を避け
    健康寿命を縮めないために
    どうすればいいかを語るもの。
    https://www.amazon.co.jp/dp/4797393610

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    1. 目次
      はじめに 健診で寿命が伸びるというデータのない日本――和田秀樹
      第1章 健診を受ける人ほど早死にするカラクリ――健診大国ニッポンの罠
      第2章 日本でだけまかり通る「正常値」神話――薬漬け医療の温床と実態
      第3章 世界では「がん検診は無効」が常識である――寿命を縮める「検査病」
      第4章 数々生まれる「検診」なるものの罠――なんでも「異常あり」とされる検査
      第5章 だれがだれのために健康人を病人にするのか?――医学部と製薬業界の不都合な真実
      第6章 忖度する医療が患者の寿命を縮める――医療の進歩を本当に妨げている医者ムラの真実
      おわりに これまでの健康常識を疑え!「検査値」や「診断結果」より信ずべきこととは?――近藤誠
      https://www.amazon.co.jp/dp/toc/4797393610

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  7. 断種や人種的間引きが「社会進化論」「優生学」のネガティブな側面とすれば、「ユニバーサルワクチネーション」というやつは、「魔物たちの再来」復活、帰ってきた優生学のポジティブな意味づけをもっているのではないだろうか…
    https://www.google.co.jp/search?q=%E3%83%A6%E3%83%8B%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%B5%E3%83%AB%E3%83%AF%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%8D%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3

    なんかとってもヤな雰囲気、ヤバい気配を感じてやまない。

    それはもはやファクトとしての因果関係あるいは根拠に基づいた「科学」ではなく、ある特定の思想信条、主義信仰、信念観念をバックボーン(背景)にした「宗教」や「カルト」のようなものなのではないのか…

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    1. どのみち「ファシズム全体主義」の一亜形、変形バージョンのように思えてならない。

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  8. 《今でも悪夢を見ますよ、1930年代に国家権力を盾に間違った学説を強要し続けたロシアのルイセンコ的な全体主義が、日本にもまた来よるんではないか、と。当時、ロシアでは有能な科学者がシベリアに追放されたりした。日本でも、私の知人で、ルイセンコ説に反対した若い植物学の研究者が自殺したりしました。日本人は全体主義が好きですから、心配しています。》
    (MESSAGE/脱科学者の科学論 岡田節人 京都大学名誉教授)
    http://www.riken.go.jp/r-world/info/release/news/2008/apr/index.html

    http://koibito2.blogspot.jp/search?q=%E5%85%A8%E4%BD%93%E4%B8%BB%E7%BE%A9

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  9. [地球を読む]がん放射線治療 「医学物理士」 国家資格に…垣添忠生 日本対がん協会会長
    2018年2月4日5時0分

     がんに対する放射線治療技術は2000年頃から急激に進歩した。その核心は「画像診断」と「放射線量の集中」の技術である。

     CT(コンピューター断層撮影)、MRI(磁気共鳴画像)、PET(陽電子放射断層撮影)など画像診断の進歩により、がんの位置や広がりを正確に把握できるようになった。

     一方、コンピューターを使い、強弱をつけた放射線を、がんの形に合わせて照射する「IMRT(強度変調放射線治療)」など、病巣に放射線を集中させる技術が開発された。これにより、がん細胞は死滅させるが正常組織を傷めない治療が可能になった。この二つの技術を融合した高精度放射線治療が、治療成績を著しく向上させた。

     また、わが国は急速に高齢化が進んでいる。高齢のがん患者が増えており、手術と比べると体の負担の少ない放射線治療への関心が高まっている。

     そこで重要な役割を担うのが「医学物理士」だ。放射線診療、特に放射線治療に関わる放射線物理の専門家を指す。具体的には、医師と連携し、最も効率良く、安全に治療できる計画を立て、計画に間違いがないか検証する。

     2008年度の診療報酬改定で、IMRTなどの高精度放射線治療が保険で認められた。そのため、高度かつ複雑な治療計画を立案・検証する医学物理士への期待が、より一層大きくなった。ちなみに、実際に放射線照射を行うのは「診療放射線技師」だ。

     医学物理士の認定は日本医学放射線学会が1987年から始めた。2009年から関連3学会が一般財団法人医学物理士認定機構を発足させ、これまでの30年間で1057人の医学物理士を認定した。認定者の背景は4分の3強が診療放射線技師で、残りは理工系大学院出身者らである。

     わが国ではこうした放射線治療の進歩や質の向上、量の増大に適切に対応できていない。認定された医学物理士は、単純計算すると1都道府県あたり22人ほどにすぎない。しかも、都会に集中しているとみられ、地方の病院では圧倒的に人材が足りない。

     その結果、2000年頃から数年間に、放射線治療に関わる過誤照射が続発した。公表されただけでも10件余りの事故が発生し、被害を受けた患者は700人を超えた。放射線治療体制の不備により、がん患者が不利益をこうむるとは、ゆゆしき事態である。

     これらの医療事故の背景に、放射線治療部門の人員不足、とりわけ治療精度を保証する役割を担う医学物理士の不足が根底にあることがようやく認識されるようになった。

     

    安全な治療体制 構築急務
     がん放射線診療の専門職「医学物理士」の海外事情を見てみよう。

     欧米では早くからこの分野に物理学者が関与し、放射線治療機器や技術の開発、精度管理や質の向上に寄与してきた。

     物理学者を中心に英国では1943年に病院物理士協会が、米国では58年に米国医学物理協会が設立された。放射線治療は大量の放射線を人体に照射するので、患者ごとに安全で効果的な放射線量管理を行う専門職として医学物理士が必要とされてきた。

     米国では、米国放射線学会(American Board of Radiology)が医学物理士を認定している。認定には、〈1〉理工学系の大学院修士修了〈2〉認定試験合格〈3〉指定施設での2年の臨床研修――をクリアする必要がある。米国では現在、約5000人の医学物理士がいる。認定条件は日本もほぼ変わりないが、人数は日本の約5倍もいる。

     その約80%が放射線治療の実務を担当している。多くの医学物理士は博士号を持ち、臨床のかたわら、大学や企業の研究者と協力して新技術の開発も行っている。これが、米国が放射線診療機器の開発で世界の最先進国となっている一つの理由であろう。

     ニューヨーク市にある、スローン・ケタリングがんセンターのスタッフは公開情報によると、放射線治療部門には42人の放射線治療医と、28人の医学物理士がいる。この病院の年間放射線治療患者数は、日本の国立がん研究センター中央病院と東病院を合わせた実績よりも多いという。

     一方、ドイツなど欧州の一部では、医学物理士は国家資格となっている。

     欧米の一流のがん専門病院・大学病院などでは、十分な数の医学物理士を抱えて放射線治療が進められ、医学物理士は放射線の照射計画や精度管理といった高度放射線治療の実務を専従で担当している。

     わが国でも医学物理士の重要性が認識されるようになってきた。がん対策基本法が2007年4月に施行され、それに基づいて閣議決定された第1期がん対策推進基本計画に、「放射線療法の高度化に対応するため、放射線治療計画を立てたり、物理的な精度管理を支援したりする人材の確保が望ましい」と明記された。この記述は医学物理士の必要性が国レベルで認識されたことを意味する。

     しかし、彼らの力を十分に発揮できる環境は整備されていない。

     医学物理士認定機構が11年に行った調査では、放射線治療計画の策定など本来業務に「専従」している人は18%にすぎない。患者に放射線を照射する診療放射線技師の業務を兼任する「専任」職が41%。残りの約40%のほとんどは、診療放射線技師の業務だけを行っている。

     つまり、多くの医学物理士は、診療放射線技師としての放射線照射業務などに追われており、本来の業務に時間が割けず、オーバーワークが日常化している。事故が起きれば、被害者はがん患者である。筆者は放射線治療の専門家ではないが、この事態を深く憂慮している。

     そこで3点の提言を行いたい。第一に、医学物理士は現在、民間組織によって認定されているが、国家資格に位置づけるべきだ。国家資格になれば、資格の認知度が高まり、社会的地位も確立できる。

     第二に、放射線治療を実施する医療機関では、専従の医学物理士の配置を制度的に義務化する。第三に、医療機関内での職位、ポストを医療職として明確に位置づけることを求める。

     この3点が実現されるならば、医学物理士を目指す人が増えるだろう。その結果、放射線治療の質が今よりも担保され、がん放射線治療のレベルが飛躍的に向上する。超高齢社会が急速に進む現在、体への負担が少ない放射線治療の需要が高まっており、それに対応できる人材が確保できると思われる。

     医学物理士は、日常臨床の場では患者の目に留まらない「縁の下の力持ち」だ。彼らが活躍できる環境整備が急務だ。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180204-118-OYTPT50105

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    1. >高精度放射線治療が、治療成績を著しく向上させた。また、わが国は急速に高齢化が進んでいる。高齢のがん患者が増えており、手術と比べると体の負担の少ない放射線治療への関心が高まっている

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    2. まるで、現行の「がん医療」が、カラダに相当負担のかかる、しかも治療成績もよくない、悪しき医療技法みたいじゃないか(笑)。

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  10. 医科様がん治療をめぐる責任分散雲散霧消体制の不断の構築…

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  11. 「世界がんデー」 治療受けた人たちなどが意見交換
    2月4日 21時36分

    2月4日は、がんという病気への理解を促すために定められた「世界がんデー」です。東京では、がんになっても自分らしく暮らせる社会を作っていこうと、治療を受けた人たちなどが意見を交わすイベントが開かれました。

    イベントでは、「がんになっても生き生きと暮らす秘けつ」をテーマにディスカッションが行われました。

    この中で、肺腺がんを経験したフットサル選手の久光重貴さんは「生きるか死ぬか、そればかり考えていたが、サポーターの励ましで、ピッチに戻ろうと前向きな考えに変わった。今は一日一日を大切に積み重ねていきたいと思っている」と話し、一瞬一瞬の時間もむだにせず前向きに過ごす大切さを訴えました。

    また、美容ジャーナリストで乳がんの治療を受けた山崎多賀子さんは「夫から『人間の致死率は100%』と言われたとき、やりたいことややるべきことを優先しようと思うようになった」と述べ、自分が何をやりたいのかを考え行動につなげていく必要性を強調していました。

    また、がんへの思い込みについての意見交換もあり、「がんになったとき、もう仕事は無理だと無意識に思ってしまった。そんなとき周囲の励ましで仕事を続けられた」とか、「同僚ががんになり、病気について聞くことを避けていたが、実際はきちんと話をしたほうがいいことがわかった」などといった意見が出ていました。

    このほか、がんを経験しても前向きに生きる気持ちを示そうと、プロのヘアメイクを受けて写真家に撮影してもらった自分の写真をポスターにする撮影会も行われました。

    イベントを主催した「ラベンダーリング」の御園生泰明さんは「がんイコール死というイメージが今もある。がんになっても自分らしく暮らせる社会にするためには、まずその意識を変えることが大事で、さまざまなイベントを通じて訴えていきたい」と話していました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180204/k10011315101000.html

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  12. 昔「らい(ツァラアト)」、今「がん」…
    https://www.google.co.jp/search?q=%E3%83%84%E3%82%A1%E3%83%A9%E3%82%A2%E3%83%88+%E8%81%96%E6%9B%B8

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    1. いつの時代も、神の救済を脚色演出するためのネタとしての病気を欲するヒトビトが、そういう物語を支える…

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    2. 「キリスト教 ハンセン病救済運動」
      https://www.google.co.jp/search?q=%E3%82%AD%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88%E6%95%99+%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%82%BB%E3%83%B3%E7%97%85%E6%95%91%E6%B8%88%E9%81%8B%E5%8B%95

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    3. 「らい予防法 ハンセン病」
      https://www.google.co.jp/search?q=%E3%82%89%E3%81%84%E4%BA%88%E9%98%B2%E6%B3%95+%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%82%BB%E3%83%B3%E7%97%85

      「らい予防法 隔離 断種」
      https://www.google.co.jp/search?q=%E3%82%89%E3%81%84%E4%BA%88%E9%98%B2%E6%B3%95+%E9%9A%94%E9%9B%A2+%E6%96%AD%E7%A8%AE

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    4. その政策を存続し続けることを容認していたのは、どういった連中だよ…

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    5. 「ハンセン病 国立らい研究所」
      https://www.google.co.jp/search?q=%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%82%BB%E3%83%B3%E7%97%85+%E5%9B%BD%E7%AB%8B%E3%82%89%E3%81%84%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80

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    6. 「ハンセン病 優生保護法」
      https://www.google.co.jp/search?q=%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%82%BB%E3%83%B3%E7%97%85+%E5%84%AA%E7%94%9F%E4%BF%9D%E8%AD%B7%E6%B3%95

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    7. 「優生学 民族浄化」
      https://www.google.co.jp/search?q=%E5%84%AA%E7%94%9F%E5%AD%A6+%E6%B0%91%E6%97%8F%E6%B5%84%E5%8C%96

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    8. 国民皆ワクチン接種政策(ユニバーサルワクチネーション)にかかわってる連中は、コレの残党ではないのかという疑念疑惑…

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    9. そしてまったく同じ旧さと形式をもつものが「家畜伝染病予防法」である。そのキチガイじみた対策措置、行政施策をやめにするのはいつになるのやら…

      まったくもって正気の沙汰とは思えない、この現実よ。

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    10. 「清浄化」だの「清浄国」だのという「政策」をまじで掲げてるなんてアホの窮みだ…

      「清浄化 鳥インフルエンザ」
      https://www.google.co.jp/search?q=%E6%B8%85%E6%B5%84%E5%8C%96+%E9%B3%A5%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%95%E3%83%AB%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B6

      「清浄化 口蹄疫」
      https://www.google.co.jp/search?q=%E6%B8%85%E6%B5%84%E5%8C%96+%E5%8F%A3%E8%B9%84%E7%96%AB

      「清浄化 BSE」
      https://www.google.co.jp/search?q=%E6%B8%85%E6%B5%84%E5%8C%96+%EF%BC%A2%EF%BC%B3%EF%BC%A5

      よくもまあ、こんだけウソっこ政策をやり続けてるものだ…

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  13. 皮膚がん「見た目が9割」異常感じたらすぐ診療
    2018年2月4日12時25分

     人間の全身を覆う皮膚。

     病気の発症箇所も多岐にわたり、症例も人によって異なる。中でも、自覚症状が少なく見過ごしがちなのが「皮膚がん」だ。早期に発見するための注意点について、和歌山労災病院(和歌山市木ノ本)の中村智之・皮膚科部長(45)に聞いた。

     皮膚がんの初期症状は黒ずみや突起、しこりなどの形で表れますが、シミやいぼ、ほくろなどに紛れて発見しづらいのが実情です。

     診断には、皮膚の一部を切除する必要があり、症状が顔などに出るとためらうという人も多いでしょう。最近は、専門の拡大鏡を使って、「がん」か「良性のほくろ」かを大別できる手法も広がっています。一昔前のように、「足の裏にできたほくろは、がん」と安直に診断し、すぐにメスを入れるということはないので、安心して来院してください。

     気づきにくい皮膚がんの中でも、特に注意を呼びかけたいのが「乳房外パジェット病」です。

     主に陰部が赤いシミのように変色するのが特徴で、かゆみが出ることもあります。湿疹と勘違いして、がんと気づきづらく、恥ずかしがって相談しないでいる間に、全身へと転移してしまうケースが目立ちます。診療に行くのはもちろんのこと、処方された薬が効かない場合も、すぐに医師に相談してください。

     皮膚がんは内臓のがんなどと異なり、痛みや体のだるさが表れにくいため、治療が後回しになりがちです。一方、目に見える形で症状が出るため発症に気づきやすく、早期に発見しやすいがんともいえるでしょう。「皮膚がんは、見た目が9割」を合言葉に、異常を感じたらすぐに診療してもらうよう呼びかけています。

     黒ずみやほくろが大きくなってきた。最近、うんだり、出血したりする機会が増えた――。皮膚からの“お知らせ”を見逃さず、病院へ足を運んでください。(聞き手・東直哉)
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180204-118-OYT1T50041

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  14. 「有賀さつき」のニュース
    https://www.2nn.jp/word/%E6%9C%89%E8%B3%80%E3%81%95%E3%81%A4%E3%81%8D

    死因は「がん治療(抗がん剤投与)」か?

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    1. 「有賀さつき 抗がん剤」
      https://www.google.co.jp/search?q=%E6%9C%89%E8%B3%80%E3%81%95%E3%81%A4%E3%81%8D+%E6%8A%97%E3%81%8C%E3%82%93%E5%89%A4

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    2. 有賀さつきさん死去 「アイドルアナ」の草分け
      2月5日 17時34分おくやみ

      いわゆる「アイドルアナウンサー」の草分けとして知られ、タレントとしても活躍した有賀さつきさんが、先月30日、東京都内の病院で亡くなりました。52歳でした。

      有賀さんは東京都出身で、大学卒業後の昭和63年にフジテレビにアナウンサーとして入社しました。バラエティー番組などに出演してタレント顔負けの人気を集め、いわゆる「アイドルアナウンサー」の草分けとして知られました。

      その後、平成4年にフジテレビを退社してフリーアナウンサーやタレントとして活躍し、母校の大学でアナウンサーを目指す学生たちの講師役も務めていました。

      親族によりますと、有賀さんは先月半ばごろから体調が悪化して東京都内の病院に入院し、先月30日、病院で亡くなったということです。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180205/k10011315911000.html

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    3. 2018.2.6 10:24
      【有賀さつきさん急死】
      有賀さん急死、乳がんか 父にも闘病伝えず誰も最期看取れず

       元フジテレビアナウンサーでタレントの有賀さつきさんが先月30日、病気のため東京・港区の山王病院で急死したことが5日、分かった。52歳だった。乳がんとみられる。先月中旬に入院したばかりで、父の洋(ひろし)さん(84)がこの日、横浜市内の自宅前で「そろそろ退院できると思っていたのに…」と悲痛な思いを吐露。かつてのアナ仲間を中心にショックと悲しみの輪が広がっている。(サンケイスポーツ)

       1980年代に始まった女子アナブームの火付け役。天然ボケも魅力だった有賀さんがひっそりと息を引き取った。

       洋さんによると、有賀さんは先月中旬に体調を崩して入院。その後、容体が悪化し先月30日午前8時ごろ、病院から死去の連絡が入った。母は2年前に死去。元夫でフジテレビ解説委員、和田圭氏(65)との間に生まれた中3の一人娘(15)も連絡を受けたが、誰も看取れなかったという。

       病名は本人の強い希望で家族にも伏せ、非公表だった。洋さんは「亡くなる3日前にさつきを見舞ったとき、食欲がなくて点滴を受けていたが元気だった。『早く家に帰りたい』といっていた。今も信じられない」と涙をこらえた。通夜は東京・府中市の多磨霊園で先月31日、葬儀・告別式は1日に密葬で営んだ。一人ぼっちになった有賀さんの娘とは5日まで都内の自宅で一緒に過ごした。

       死因については乳がんという情報もある。有賀さんは昨年2月にブログで「ずいぶん私も病んでました」と闘病をにおわせていた。激やせぶりとかつら着用は昨年から一部で話題となるも、有賀さんは「ダイエット中」と説明。人に気を使わせない配慮に加え、多くの人に愛された。洋さんは「彼女らしい人生だった」としのんだ。

       有賀さんは88年にフジ入社。同期アナの八木亜希子(現フリー、52)、大相撲・貴乃花親方(45)の夫人となった花田(旧姓・河野)景子さん(53)とともに「花の三人娘」と言われ、主にバラエティーで活躍。入社5年目に退社してフリーとなった。
      http://www.sankei.com/entertainments/news/180206/ent1802060007-n1.html

       95年に妻子ある元所属芸能事務所社長との不倫が発覚した際は「真剣にお付き合いしています」と交際宣言。その後、2002年に元上司だった和田氏と結婚したが、06年に離婚した。

       4日未明には、日本テレビ系通販番組「日テレポシュレ」で、昨年7月収録の映像が流れたばかり。あの華やかな明るい笑顔はもう戻らない。

       ■有賀さつき(ありが・さつき) 1965(昭和40)年9月9日、東京都生まれ。88年にフェリス女学院大を卒業後、フジテレビ入社。バラエティーを中心に活躍し、90年からレギュラー出演した「上岡龍太郎にはダマされないぞ!」で「旧中山道(きゅうなかせんどう)」を「きゅうちゅうさんどう」と読み笑いを誘った。その後は漢検や英検の準1級を獲得。洋さんによると、亡くなる直前まで漢検1級取得を目指していたという。
      http://www.sankei.com/entertainments/news/180206/ent1802060007-n2.html

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  15. 神奈川 NEWS WEB
    県が病院機構理事長を解任へ
    02月06日 08時45分

    放射線科の医師の相次ぐ退職が問題となった神奈川県立がんセンターで、運営する病院機構の理事長と、センターの幹部らが人事などをめぐって対立し混乱が生じているとして、神奈川県の黒岩知事は5日、理事長を解任する方針を明らかにしました。

    横浜市旭区にある神奈川県立がんセンターでは、放射線科の医師3人が相次いで退職し、県の調査委員会が、医師たちとがんセンターを運営する県立病院機構の間で意思疎通に課題があったとする調査結果をまとめていました。
    その後、機構の土屋了介理事長が人心を一新するとして病院長を降格する人事を発表したのに対し、副理事長や病院長らが反発し5日、黒岩知事に理事長の解任を求めました。
    土屋理事長と面会した黒岩知事は報道陣の取材に対し、「降格人事の辞令の紙が院内のさまざまな場所に貼られている状況は、県民を置き去りにした争いで異常事態だ」と述べました。
    そのうえで、今後の医師確保にむけ病院長の続投を求めたところ、理事長が「県が人事に介入するのは法令違反だ」と拒否したとして理事長を解任する方針を明らかにしました。
    黒岩知事は「理事長を任命した責任を強く感じており、深くおわびしたい」と述べました。
    一方、土屋理事長は「知事の解任の判断は法律に違反しており間違っている」とコメントしています。
    http://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/20180206/1050001749.html

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    1. 「がんセンター」のニュース
      https://www.2nn.jp/word/%E3%81%8C%E3%82%93%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC

      「神奈川県立がんセンター」のニュース
      https://www.2nn.jp/word/%E7%A5%9E%E5%A5%88%E5%B7%9D%E7%9C%8C%E7%AB%8B%E3%81%8C%E3%82%93%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC

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  16. 闘病手記 スキルス胃がんにも達観
    5年生存率10%「江本孟紀」球界への遺言

    週刊新潮 2018年2月15日梅見月増大号
    http://www.shinchosha.co.jp/shukanshincho/backnumber/20180207/

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  17. 文春オンライン
    「抗がん剤治療を受けるときは、一度腫瘍内科医の意見を聞いてみて」――腫瘍内科医・勝俣範之医師インタビュー #2 - 2018/2/6
    http://bunshun.jp/articles/-/5954

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    1. >最も致死率の高い副作用は、白血球が減少した際の感染症ですが、この副作用にはきちんと対応できていない現状があります。感染症が十分にコントロールできず、患者さんが亡くなっているケースもあります。
      http://bunshun.jp/articles/-/5954?page=2

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    2. >効果がないのにもかかわらず、患者さんは副作用に苦しみながら、亡くなる寸前まで抗がん剤投与をされてしまうケースが増えている現状があるのです。一つの抗がん剤が効かなくても、別の抗がん剤……と続けるうちに、ホスピスや在宅ケアへ移る準備もできず、急性期病院で亡くなってしまうということが多い

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    3. なんだかなあ、「抗がん剤」という毒を盛られてとどめをさされているようなものに見えなくもなく…

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  18. がん検診
    年齢上限を検討 高齢者の体への負担考慮
    毎日新聞2018年2月7日 23時16分(最終更新 2月7日 23時16分)

     市町村が実施するがん検診について、厚生労働省は対象年齢の上限を検討する方針を決め、7日の有識者検討会に示した。高齢者は検診を受けることが体の負担になる場合もあり、それぞれの利益や不利益を考慮した上で、年齢を見直すべきかどうか議論する。

     国は現在、科学的に有効性が確認されているとして五つのがん検診を推奨している。対象年齢は▽胃がんが50歳以上▽大腸がん、肺がん、乳がんが40歳以上▽子宮頸(けい)がんが20歳以上。市町村実施の検診は、公費負担による低額で受けられる。海外では年齢に上限のある国もあるが、日本にはない。

     ただ、内視鏡やエックス線を使った検査などは、体力の衰えや持病があったりする高齢者には負担になる。不利益の方が大きい場合もあり、高齢になると受診率は総じて下がる。国立がん研究センターが2014年に自治体向けに作成したマニュアルでも「高齢者はがんの進行が遅い一方で、不要な精密検査で重い負担がかかる場合がある。個人の判断で必要だと思った検査だけを受けてもらうことが適切」としており、今後、年齢の上限設定や受診の勧奨を控えることの妥当性を検討する。

     一方、高齢者へのがん治療を巡っては、政府が抗がん剤の投与による延命効果のデータ分析に基づく指針作りに乗り出している。超高額な抗がん剤の登場が医療費増大の要因にもなっており、高齢者が受けるべき医療のあり方にも絡んだ議論になりそうだ。【下桐実雅子】
    https://mainichi.jp/articles/20180208/k00/00m/040/193000c

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  19. 「サントリー」社員のがん先進的治療で費用補助へ
    2月8日 4時52分働き方改革

    大手飲料メーカーの「サントリー」は、社員が、がんの先進的な治療を受ける場合の費用を、最大で500万円補助する制度を新たに導入します。必要となる資金は、働き方改革によって削減された残業代を充てる方針で、がんの治療を受けながら働くことができる環境づくりを進めたいとしています。

    「サントリーホールディングス」は、グループの社員およそ1万人を対象に、ことし4月からがんの治療にかかる医療費を補助する制度を新たに導入します。

    具体的には、健康保険が適用されないため費用の負担が重くなっている先進的な放射線治療などを社員が受ける場合、最大で500万円を補助するということです。

    制度の導入に必要となる資金は、会社の業務の見直しによって削減された残業代を充てる方針で、働き方改革によるコスト削減効果を、がんの治療を受けながら働くことができる環境づくりに活用したいとしています。

    サントリーホールディングス人事部の千大輔部長は、「日本人の2人に1人ががんになると言われる中、高額な医療費を補助することで社員が安心して仕事ができる環境をつくっていきたい」と話しています。

    おととし成立した改正がん対策基本法で、事業主には、がん患者の雇用継続に配慮するよう求められ、大手企業では「伊藤忠商事」や「大和証券グループ本社」などががんの治療を行う社員の支援制度を設けていて、今後こうした動きがさらに広がりそうです。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180208/k10011319861000.html

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    1. かえってインチキ医科様な「がん治療」にのめりこませ、大事な社員を死地においやる破滅的な効果を発揮したりとか…

      っていうか、無能な高額報酬社員を間引きする新たな手口に使うのかもしれん(笑)。

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    2. >改正がん対策基本法で、事業主には、がん患者の雇用継続に配慮するよう求められ

      かつてのらい予防法「ハンセン病隔離政策」みたいな隠微なものを感じる…

      国の政策はロクデナシ政策だな。

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    3. 「腫瘍免疫学」の基本的学識を担っているヒトビトのウソで築いた壮大なストーリーの上部構造あるいは表現形が、法令規則制度の形となって、現実社会をゆがめていくリアルな構図。

      おそろしいものだな。

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  20. ■今月は腸内細菌
    https://koibito2.blogspot.jp/2013/10/blog-post_5.html?showComment=1517493563166#c8721943257877676070

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    1. 「大腸がんの早期発見」
      https://koibito2.blogspot.jp/2013/10/blog-post_5.html?showComment=1518081827828#c5191072425662425322

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  21. 2018.2.5 07:01
    古村比呂、がん再々発を涙の告白 髪の毛「1割残っているくらい」

     女優、古村比呂(52)が4日、東京都内で行われた「ネクストリボンプロジェクト2018」のイベントに出席し、がんが再々発したことを告白した。2012年と昨年3月に発症した子宮頸がんが、昨年11月末に肺とリンパ節に転移。今年1月から抗がん剤治療を受けており、ウイッグをつけて登場した古村は「私にできることは、あるがままの姿をお伝えすること」と闘病への決意をにじませた。(サンケイスポーツ)

     「がんが再々発しました…」

     がんとの共生社会を目指す「ネクストリボンプロジェクト2018」のイベントにボブのウイッグ姿で登場した古村は、涙ながらに切り出した。

     3度目のがん発症は、昨年11月末に受けた定期検診で判明。これまで患ってきた子宮頸がんが、肺とリンパ節に転移し、「検査を受けてなかったら分からなかった。自覚症状はなかった」と早期発見だったことを説明。ステージは不明も、所属事務所もサンケイスポーツの取材に「初期の段階」とした。

     古村は、今年1月から3週間に1回のペースで計6回の抗がん剤治療を開始。「治療を始めて2週間後くらいにあっというまに髪の毛が抜けた。今は1割残っているくらい」と副作用の影響を赤裸々に明かした。

     この日は顔色もよく、元気な様子で病状を語った古村だが、最初に病魔が襲ったのは6年前。12年に子宮頸がんが見つかり、同3月に子宮の全摘出手術を受けた。
    http://www.sankei.com/entertainments/news/180205/ent1802050002-n1.html

     経過は良好だったが、5年後の昨年3月に再発。抗がん剤と放射線治療を受けて回復し、女優、黒柳徹子(84)の半生を実写化したテレビ朝日系ドラマ「トットちゃん!」(昨年10~12月放送)に徹子の祖母役で出演していた。

     この日、再々発を公表し、「ほっとしている部分もある。一人では向き合いきれないことは痛感している」と切ない思いも吐露。前夫で俳優、布施博(59)との間にもうけた3人の息子ら家族に“告知”した瞬間については「びっくりしていた」といい、「『治るよ』と言ってくれている」と笑顔。「今後の仕事? 治療をしながら、できることをしていく」と前向きに話した。

     「私にできることは、あるがままの姿をお伝えすること」と古村。がんに苦しむ人の気持ちを少しでも軽くするため、経験者ならではの言葉で力強く語りかけていた。

     ◆冨名腰文人・高野ビルクリニック院長 「最初に患ったがんが、きれいに取れていなかったため、遠隔転移し再々発した可能性もある。肺、リンパ節の部位によっては、切除する外科的手術も効果的。がんは痛みが出ると手遅れの場合が多いため、定期検診で、自覚症状のない初期のがんを発見することは重要です」

     ■古村比呂(こむら・ひろ)

     1965(昭和40)年11月24日生まれ、52歳。北海道江別市出身。85年、北海道のローカル番組出演中にスカウトされ上京。86年に映画「童貞物語」で女優デビュー。87年にNHK連続テレビ小説「チョッちゃん」に主演し、全国区に。92年に布施博と結婚し、長男(25)、次男(24)、三男(20)をもうけたが、2009年に離婚。1メートル60。
    http://www.sankei.com/entertainments/news/180205/ent1802050002-n2.html

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  22. [追悼抄]昭和大学客員教授、愛育病院長 岡井 崇さん(2017年12月21日、肺がんで死去、70歳)…産科医療への信頼築く
    2018年2月10日15時0分

     おなかにいる赤ちゃんの体重の測定法を日本で初めて開発した超音波診断の第一人者。皇太子妃雅子さまら皇族の診療にも携わった。

     和歌山県出身。東大では外科志望だったが、学生結婚した妻の直子さん(71)の出産時、危険な状態の母子を救ってくれた産科医の姿を見て、志望を変えた。産婦人科に進み、超音波診断の進歩に医師人生をささげてきた。

     昭和大学教授だった2003年秋に転機は訪れた。数ある診療科の中から産婦人科を選んでもらおうと、医学部生ら向けに開いた説明会。あいさつで人員不足を訴えていると、涙がこみあげてきた。

     日本は、出産時に赤ちゃんが死亡する割合が世界的にも低い水準にある。しかし、それが皮肉にも「お産はうまくいって当たり前」という安全神話を生んだ。事故が起きた場合に家族のやり場のない怒りは医師に向かいやすく、医療訴訟が起きやすいとされる。それが学生から産科医が敬遠される理由になっていた。「産科医療はすばらしい」と学生に言えなかった。

     後任教授の関沢明彦さん(53)は「あの涙をきっかけに、産科医療補償制度の創設に力を入れるようになったと打ち明けられた」と振り返る。

     この制度は、出産事故で脳性まひになった子どもに補償金を支払う。過失の有無は問わないため、「訴訟を減らし、産科医不足を改善できる」と説いた。09年の制度開始から9年。自ら委員長を務める第三者機関が原因を分析し、再発を防ぐため、問題のあるケースも隠さず結果を公表した。医療の質は向上し、訴訟は大幅に減った。人任せにせず、約1600件の報告書全てに目を通した。

     なぜ事故は起きたのかなど、家族の抱く疑問を第三者機関に文書で質問できる仕組みを採用した。医療事故で子どもを亡くした経験を持つ、第三者機関委員の豊田とよだ郁子さん(50)は「家族の視点も大事にしてくれた」と感謝する。現代医療の抱える課題を社会に知ってもらおうと、計3冊の小説を書いた。07年に出版された「ノーフォールト」は出産事故や訴訟で疲弊する医療現場を描いた作品で、後にテレビドラマ化された。

     病に体がむしばまれる中、直子さんには、次回作の構想を打ち明けていた。テーマは「驕おごれる医者たち」。「自分の生活を潤すことしか頭にない医師が許せない人だった。『全ては患者のため』という医師のあるべき姿が失われていると嘆いていた」と語る。告別式には約900人が参列。故人の遺志で香典は心身に障害のある子どもたちに寄付するという。(医療部 加納昭彦)
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180210-118-OYTPT50288

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  23. 口腔がん判別 AIで…阪大チーム開発へ 早期発見に期待
    2018年2月12日5時0分

     舌や歯茎などにできる口腔こうくうがんを人工知能(AI)で判別するシステムの開発に、大阪大歯学部のチームが乗り出した。口腔がんは初期の病態が口内炎と似ており、気付くのが遅れるケースがあるという。チームは2年後の完成を目指しており、歯科医院に導入して早期治療につなげたい考え。

     口腔がんは舌や歯茎、頬粘膜などにでき、リンパ節や肺に転移することもある。だが、専門知識を持たない医師や歯科医師だとがんに気付かず、舌や顎の骨の切除が必要になるまで進行してしまうことが少なくなかった。チームの平岡慎一郎助教(口腔外科)らは、AIが大量の画像から自動的に特徴などを探し出す「ディープ・ラーニング(深層学習)」の技術を応用。口腔がんや類似する症状の画像5000~1万枚程度を学ばせ、自動的に口腔がんを見分けるシステムを作るという。

     開発したシステムは歯科医院などでの診断支援に使う。将来的には患者個人が画像を撮影・送信することで早期判別につながる仕組み作りも検討している。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180212-118-OYTPT50084

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  24. [医療ルネサンス]いのちの値段 「適正」を探る<1>高額な抗がん剤と暮らす
    2018年2月13日5時0分

     平根昌子さん(75)は、夫の厚さん(78)と歩く時間が好きだ。茨城県常陸太田市の丘陵地。自宅の庭で、コブシの白いつぼみが早春の風に揺れている。

     日立製作所を退職した厚さんと2人、この田園に移り住んだ。2013年、70歳で右肺に長径3・2センチの非小細胞がんが見つかった。以来、5年間、効果が切れるたびに別の抗がん剤に切りかえ、いのちをつないだ。厚さんの運転で毎月、国立がん研究センター東病院(千葉県柏市)に通う。

     最初は、がん細胞を狙い撃つ分子標的薬「イレッサ」(02年発売)。現在の七つめが同種の新薬「タグリッソ」(16年発売)。イレッサの効果がなくなった患者の半数が対象になる。16年9月に服薬を始め、がんは1・8センチに縮小した。

     うれしかったのは、激しい副作用から解放されたことだ。「体の毒が抜けたみたい」。脳や腎臓、胸椎や大腿だいたい骨にもがんは転移したが、強い自覚症状はない。

     タグリッソの薬価は1か月あたり約70万円。高額なイレッサのさらに4倍弱だ。16年度、国内の抗がん剤売上額は9746億円。前年比14・5%増。この10年で1・7倍に増えた。高額薬の開発が続き、抗がん剤は12年、薬剤の最大市場となった。

     田舎の素朴な暮らしさえ最先端の抗がん剤と共にある――それが現代だ。

     70歳過ぎの自分にとって、「適正」な抗がん剤治療の基準とは何だろうと、昌子さんは考えてきた。

     副作用に追いつめられたことがある。下痢や39度8分の高熱に苦しみ、厚さんにおぶわれてトイレに行った。爪の周りが赤くはれあがって水にふれると激痛が走る。趣味の水泳もウォーキングもできない。畑の野菜にも気が向かない。

     少しのせきやむくみが気になり、平熱や元の体重を外れると不安になる。数値にとらわれ、豊かなはずの生活を見失ってしまう。

     それでも病気なりに、食事や買い物や入浴など最小限の身の回りのことができた。高齢者にとっては、治ることを目指すより、今の暮らしからマイナス要素を減らすことの方が重要なのだ。

     だから体力を失わないよう、今も毎日のストレッチや4キロのウォーキングを欠かさない。「電話で孫の声を聞いた」「信号で止まらず車が街に着いた」など、日常に小さな喜びを見いだし、気持ちでも負けない。

     先月、告知を受けた。肺のがんが再び直径2・5センチに広がった。現時点では、この先に使える薬がない。

     2日後。裏山に登り、太平洋の海を眺めた。陽光できらめき、水平線のかなたへ続く海。昌子さんは大自然のいのちの賛歌を感じていた。  (この項続く)

    (このシリーズは全6回)
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180212-118-OYTPT50239

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    1. [医療ルネサンス]いのちの値段 「適正」を探る<2>高齢者のがん治療は多様
      2018年2月14日5時0分

       テーブルがあるテラスに出て、夫の厚さん(78)とお茶を楽しむ。茨城県常陸太田市の自宅で、平根昌子さん(75)は、肺がん治療と学びの日々を思う。

       国立がん研究センター東病院(千葉県柏市)の初診から4年後。昨年7月の誕生日に、やっと「高齢者」になった。肺がん治療では一般に、75歳以上を高齢者とみなすからだ。肝臓や腎臓が衰え、抗がん剤の副作用が強まる。糖尿病や血管障害など合併症が増え、治療のリスクも高くなる。

       「でも、個人差が大きいな」が、昌子さんの実感だ。2014年以降、抗がん剤の点滴治療で肺がん患者の病室に入院した時も、みんなの姿は多様だった。自分と同じ進行度が最も重いステージ4の80歳代でも、朝夕の食事や入浴以外は寝ている人がいれば、一緒に散歩をする人もいた。

       大半の抗がん剤の臨床試験は、70歳代前半までが対象だ。全国の現場では、家族や医師が「十分生きたから」と検査や治療を控えたり、現役世代と同じ治療を行ったりと、高齢者の治療はばらつきがあるという。

       ステージ4の非小細胞肺がんで、積極的な治療を控えている割合は、75~84歳で30・2%、85歳以上で58・0%。昨年、国立がん研究センター(東京都)のそんな調査も発表された。

       「高齢者の延命が無意味なんてことはあり得ない。でも、QOL(生活の質)を損ねた延命には意味がない」と、信頼する呼吸器内科の主治医、仁保にほ誠治さん(49)は言う。高齢者と抗がん剤治療の「適正」探しはまだこれかららしい。

       千差万別の高齢者のなかで、自立し、最先端の病院で最善の治療を受けられる私は幸せだ。厚さんもその気持ちを共有している。

       今月7日、厚さんと同センター東病院のがん相談支援センターを訪ねた。元気なうちに、地元で緩和ケアを受ける準備を進めることになった。頼みの綱の分子標的薬「タグリッソ」の効果は薄れている。

       もう、じたばたしない。移ろう時を大切にしよう。夫を一人にはしたくない、早世した弟の生きられなかった生をもう少し生きたい、5人の孫の成長を見届けたい、とも思うけれど。

       昨年1年間、窓口で支払った医療費は約54万5000円。民間保険の補填ほてんもあり、自己負担は交通費を合わせて25万円弱だった。軽い負担で済んでいるのは税金が使われているからだ。そのことで孫の世代へ支援が圧迫されないか。申し訳ないと感じる。先進医療を受けられる特約付きの医療保険を孫にかけた。

       5月、平根夫妻は金婚式を迎える。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180213-118-OYTPT50433

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    2. [医療ルネサンス]いのちの値段 「適正」を探る<3>認知症配慮の治療体制を
      2018年2月15日5時0分

       東京都内の主婦(78)は2016年7月、杏林大学病院(東京都三鷹市)で虫垂がんの手術を受けた。すでに初期のアルツハイマー型認知症を患っていた。

       独り暮らし。観劇が好きで、海外旅行にも出かける行動派だ。ただ、食事したことを覚えていない。時計やはさみを何度も買う。

       抗がん剤治療をすれば、余命を1年から2年に延ばせるかもしれない。手術後、主婦は、抗がん剤治療を望んだ。次女(51)は、繰り返し確認した。意思を尊重したいが、それが本心か確証がない。家できちんと服薬できるかも心配だ。

       飲みやすい錠剤の抗がん剤が増えたとはいえ、高齢者が自宅で服薬するのは大変だ。飲み忘れだけではない。副作用の下痢で脱水症に陥るなど、簡単に日常生活が乱れかねない。まして、認知症――。

       腫瘍内科の主治医は、担当看護師、薬剤師、もの忘れセンターの医師、主婦を担当するケアマネジャーを集めた。ケアマネはがんにも認知症にも通じたベテランだ。専門性の高いメンバーたちが意見を持ち寄り、主婦にとって「適正」な支援方法は何かを探った。

       主婦は「意思決定能力がある」と判断された。「治療の目的は?」との質問に対し、「長生きできる」など的確に答えた結果を医学的に分析した。

       一人で服薬することは無理とされ、自宅と外来での点滴による抗がん剤投与を検討した。治療指針に基づくなら、胸の皮下に100円玉大の器具を埋め込み、この器具に外から針を刺して薬剤を注入する。

       だが、主婦の生活を見てきたケアマネは「治療中なのを忘れるかも。これ何?と針を抜く恐れがある」と切り出した。もの忘れセンターの医師も同意見だ。毎週通院し、主治医が点滴を担うことになった。

       16年11月から約半年間、計24回の通院時の送迎は、次女とヘルパーで支えた。大きな副作用はなく、治療は無事に終了した。

       器具の埋め込みを選べば、通院回数は半分になるが、医療費は初期の入院費、薬剤費で計約62万円。今回、主婦の治療にかかった薬剤費は約47万円(うち自己負担額は約5万円)。主婦の満足度も高かった。

       入院先の病院が診療報酬を得られるケースは、在宅医療を前提とした関係者の会合(2万4000円)や、介護サービスの開始前にケアマネが加わった会合(4000円)など。治療方針のために会議を開いても報酬はつかず、常設化は難しい。杏林大の長島文夫教授は「認知症を抱えるがん患者が増えている。支えるシステムの充実が必要だ」と話す。

       主婦は今、東京五輪・パラリンピックを観戦することを楽しみにしている。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180214-118-OYTPT50458

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    3. [医療ルネサンス]いのちの値段 「適正」を探る<4>他科の治療知らない医師
      2018年2月16日5時0分

       前立腺がんを治療中の東京都の男性(62)は、主治医を務めた2人の泌尿器科医への不信感が消えない。

       1人目には、手術に誘導されたように感じる。2011年、前立腺がんを患い、手術実績がある病院を探した。確かに手術の説明は詳しかった。悪性度が高く、再発率は15%。後遺症は、排尿障害の確率が15%。会社勤めだから、尿もれだけは避けたい。

       がんの専門病院で放射線科医の意見も聞きたかった。タレントの間寛平さんが放射線で前立腺がんを治療し、マラソンを完走した記事を目にしたからだ。

       だが、泌尿器科医は「専門病院でも手術をして放り出されるだけ」「放射線を最初に選ぶと、再発時に受けられない」と一蹴いっしゅうした。

       3割負担の約30万円で受けた手術後は、尿吸収パッドが手放せなくなった。宴会の席などで酒を飲み、大量に尿が漏れて座布団を汚したこともある。

       放射線治療では膀胱ぼうこうや腸が傷つき出血する人もいるが、排尿障害のリスクは低い。治療成績は手術とほぼ変わらない。一般の放射線治療なら、2か月程度の通院で約30万円。自分は対象外かもしれないが、放射線を放出するカプセルを前立腺に入れる小線源療法は4日で約40万円――。そうした情報を何も知らずに、手術を受けたことが悔しい。

       16年、前立腺がんが再発した。別の病院に通い、2人目の泌尿器科医からホルモン療法を提案された。がんの増殖に関わる男性ホルモンの働きを薬剤で抑える。ほてりなどの副作用に加え、数年後に効かなくなる可能性がある。月の医療費の負担は1万~2万円程度という。

       念のために放射線科医の紹介を頼むと、泌尿器科医はやはりムッとした。

       患者会などから情報を集め、結局、計30回の放射線治療を受けた。出勤前、午前8時半からの1時間を使った。がんを示す血液検査の値は正常値に下がった。

       結果を知った泌尿器科医が、驚いた顔で言った。「えっ、こんなに効果があるのか!」。驚くのはこっちだ。放射線治療が万能ではないだろうが、他科の状況を知らず、患者の「適正」な治療が行えるものか。

       前立腺がん治療を巡る技術の進歩は目覚ましい。現場に詳しい医師は、「最新状況を全て把握するのは困難」と打ち明ける。12年に保険適用された手術支援ロボット(1台約3億円)については、「若手医師を確保するために導入する病院もある。投資額を回収しようと、過度に手術を促すこともある」と語る。

       男性は、つぶやかずにはいられない。悔いのない判断をしたいだけなのに、なぜこうも苦労する。主治医を全面的に信頼できない患者ほどつらいものはない。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180215-118-OYTPT50419

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    4. [医療ルネサンス]いのちの値段 「適正」を探る<5>行き過ぎ手術? 痛み残る
      2018年2月19日5時0分

       腕のよい整形外科医が院長になったらしい。女性(78)は地元の葛西中央病院(東京都江戸川区)を訪ねた。腰が激しく痛み、座り込んでしまう。2014年11月のことだ。

       撮影したレントゲン写真を見て、院長の土谷明男さん(44)が、驚いた顔をしたような気がした。

       その4年前、別の病院の脳外科で腰部脊柱管狭窄きょうさく症の手術を受けた。職場のコールセンターで同僚が「いい先生がいるみたい」と薦めてくれた。焦っていた。煩わしい腰痛を完璧に治し、まだ一線で働きたい。

       だが、半年後、消えていた痛みがぶり返した。しばらくすると、病院は巨額の赤字を抱えて破綻。執刀医と連絡は取っていない。

       背骨の腰部分(腰椎)は、5個の骨が縦につながっている。腰椎の中央にはトンネル状の神経の通り道「脊柱管」がある。加齢により腰椎や軟骨、靱帯じんたいなどが変形すると、脊柱管を狭め、なかの神経を圧迫する。

       手術では、腰椎5個のうち4個の背中側を縦に切ってごっそりと取り、空いた空間にセラミック製の人工骨を四つ、かませた。土谷さんにはこの手術が「やり過ぎ」と映った。

       症状を引き起こす神経の圧迫部分だけを取り除く手術法がある。それなら、腰椎を4個も手術する必要はなく、人工骨もいらない。下肢のしびれなど危険な症状がないのに、手術をする発想も疑問だ。

       大きな手術を受けたことで、体の支え方のバランスが崩れた。負担が増した筋肉の痛みが腰痛の原因ではと、土谷さんは考えた。

       女性の手術で病院が得る金額は約60万円(現在の診療報酬で算定)。腰椎を4個手術した場合の手技料は、1個の場合の2・5倍。人工骨の仕入れ額と売却額の差額も病院の利益になる。圧迫部分だけの手術なら13万円程度という。

       最も適正な治療といえる手術(手術適応)を巡り、どの選択が正解だったのか、今となっては分からない。画像と症状が必ずしも一致せず、痛みの正確な原因も特定できない。残された痛みだけが、依然、女性を苦しめる。「もう痛いのは嫌だ」と、女性は言う。

       背骨の治療は、よい手術をしたとしても痛みやしびれが完全になくならないことがある。そのあいまいさのなかで、患者のQOL(生活の質)を考えなければならない。手術の満足度の決め手が、執刀医との信頼関係によることも多い。

       「痛みは取れないかもしれない。でも、私は、一生おつきあいします」。診察室で、土谷さんは女性に語りかけた。人間的なコミュニケーションなしに痛みの治療はありえない、と感じている。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180218-118-OYTPT50224

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    5. [医療ルネサンス]いのちの値段 「適正」を探る<6>「看取り」のはずが回復
      2018年2月20日5時0分

       脳梗塞こうそくを患い、救急病院にいた渡辺てる子さん(96)は、「瀬戸みどりのまち病院」(愛知県瀬戸市)に転院した。昨年7月、娘の森本臣世たみよさん(70)と信夫さん(71)夫妻の決断だった。

       この病院には、長期入院の高齢患者が入る「療養病床」(146床)がある。

       救急病院で、夫妻は看取みとる覚悟をした。体が弱ってから、てる子さんは「もう十分生きた」が口癖だった。不自然な延命治療はさせたくない。水分と最低限の栄養を入れた点滴以外の治療はせず、「もってあと1か月」と言われていた。

       夫妻の心が乱れたのは、てる子さんが小さなゼリーを口にふくんだ時、喉仏がかすかに動いたからだ。十分な栄養ではないが、口から食べられるうちは食べてほしい。親のいのち、簡単には諦められない。

       転院時の書類の引き継ぎ事項には、「お看取りで」と書かれていた。

       ところが、信じられないことが起きた。転院後、高カロリーの輸液を一時的に入れて体力をつけ、ベッド上に座る練習や、とろみをつけたお茶をのみ込む訓練を続けると、てる子さんがみるみる回復したのだ。ペースト状の煮物や焼き魚も食べるようになった。ひ孫には、「よう来たな」と笑顔まで見せる。諦めなくてよかったと夫妻は思った。

       みどりのまち病院では、転院してくる高齢患者に変化が起きていた。かつては体に管を埋め込んで人工的な栄養で命をつなぐ患者ばかりだったが、過度な延命治療の反省からか、この1、2年、「お看取り入院」の患者が増えた。治療は点滴だけで、ほとんどは1か月ほどで亡くなっていく。

       院長の浅井健次さん(45)は、そのなかに回復の見込みがある人がいることに気づいた。食べられる人、話せる人は家族と相談して、てる子さんのような治療を試みた。昨年1年間で、がん以外の「お看取り入院」は37人。このうち、てる子さんら3人が元気になった。

       療養病床では、人工呼吸器の装着など濃厚な治療を受けるほど入院基本料は高い。最高額は1割負担で1日1810円。濃厚な治療を続けるほど、社会が負担する医療費も増えていく。

       高齢者の「適正」な入院治療とは何だろう。親のいのちに、どこで線を引くのだろう。夫妻は手探りで考えるしかなかった。過剰な延命治療も、回復する余地があるのに看取りに向かう過少な医療も、いずれも正解とは思えない。

       昨年11月、てる子さんは退院した。「ここまで来たら、100歳まで生きて」と、臣世さんが笑った。(鈴木敦秋、米山粛彦、館林牧子)
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180219-118-OYTPT50462

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  25. 「抗がん剤」と「がんワクチン」と「肝炎治療薬」…

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  26. 文春オンライン
    あなたの知らない「がんセカンドオピニオン」 賢い使い方とは? - 2018/2/15
    http://bunshun.jp/articles/-/6061

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    1. あなたの知らない「がんセカンドオピニオン」 賢い使い方とは?
      亀田総合病院 亀田俊明医師×ライフネット生命 岩瀬大輔社長

      《「がんと共に生きる」には、それまで考えていなかったような「困りごと」がつきもの。経済的負担もさることながら、家事や買い物、通院といった、“当たり前”の日常生活を送ることに困っているがんサバイバーも多いという。そんな中、がんと診断された後も自分らしく日々の生活を過ごすために、さまざまなサポートが生まれている。

       がん経験者にとって、本当に必要な支援とは何か。2017年8月にライフネット生命で初の「がん保険」を発売し、契約した人ががんになった後、様々なサポートを受けられる「がん生活サポートサービス」の新ラインナップとして「がんセカンドオピニオン外来」を取り入れた岩瀬大輔社長と、同社の働きかけにより、2018年1月からオンラインで医師のセカンドオピニオンを受けられるサービス「がんセカンドオピニオン外来」を開始した医療法人鉄蕉会 亀田総合病院の亀田俊明医師に、これから求められる医療・保険のあり方について聞いた。》

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    2. 「がんセカンドオピニオン外来」(医療法人鉄蕉会 亀田総合病院)

      他院でがんと診断された患者さまのためのセカンドオピニオン外来。初診からオンラインOKで、病院に行くための移動時間や待ち時間を気にすることなく、スマホやPCで診察を受けられるサービスです。
      http://bunshun.jp/articles/-/6061?page=5

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    3. 「小松秀樹 亀田総合病院」
      https://www.google.co.jp/search?q=%E5%B0%8F%E6%9D%BE%E7%A7%80%E6%A8%B9+%E4%BA%80%E7%94%B0%E7%B7%8F%E5%90%88%E7%97%85%E9%99%A2

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    4. 「小松秀樹 厚生労働省」
      https://www.google.co.jp/search?q=%E5%B0%8F%E6%9D%BE%E7%A7%80%E6%A8%B9+%E5%8E%9A%E7%94%9F%E5%8A%B4%E5%83%8D%E7%9C%81

      「小松秀樹 医療崩壊 医療の限界」
      https://www.google.co.jp/search?q=%E5%B0%8F%E6%9D%BE%E7%A7%80%E6%A8%B9+%E5%8C%BB%E7%99%82%E5%B4%A9%E5%A3%8A+%E5%8C%BB%E7%99%82%E3%81%AE%E9%99%90%E7%95%8C

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    5. 役所の人間ってやつは、案外批判批評に弱く、自分たちに不都合な言論は「封じ込め」統制してしまいたがるらしい…

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  27. 富山 NEWS WEB
    県が国立研究開発法人と連携協定
    02月15日 08時35分

    県は、医薬品開発の分野で最先端の研究を行う国立研究開発法人「医薬基盤・健康・栄養研究所」と協定を結び、医薬品開発や人材育成で協力していくことになりました。
    14日、県庁で行われた締結式には石井知事や「医薬基盤・健康・栄養研究所」の米田悦啓理事長などが出席しました。
    この中で石井知事は「富山県の医薬品生産額は平成27年に7300億円余りと全国トップで、今回の協定で医薬品産業のさらなる飛躍を図りたい」と述べました。
    また米田理事長は「ワクチン関連の開発など富山県が取り組もうとしていることを研究所でも行っていて、少しでも役に立てればと思っている」と述べました。
    協定では、▽県が設立を目指す医薬品分野の産官学コンソーシアムに研究所が参画して、医薬品の開発に携わる人材の育成などに協力して取り組むほか、▽県の薬事研究所が開発を進めているワクチンの効力を増強する物質の実用化に向けた研究などでも協力していくということです。
    締結式のあと石井知事は「設備も人材も豊富な研究所に協力してもらうことで、医薬品の研究開発や人材養成を進める大きな足がかりになることを期待したい」と述べました。
    http://www3.nhk.or.jp/lnews/toyama/3065179781.html

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  28. 「がんと生きる」

    「がん対策基本法」が成立して今年で10年。今最も課題になっているのが世代別のがん対策です。これからは、2人に1人ががんになると言われています。そのとき、あなたはどのように向き合いますか。
    http://www.nhk.or.jp/d-navi/link/gan-iryo/index.html

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  29. 【特別読物】
    生き証人は40代から90代までの有名女性4人
    私はこうして「がん」から生還した
    漫画家 里中満智子 料理研究家 城戸崎 愛 子宮頸がん/芸人 だいたひかる 乳がん/女優 沢田雅美 胃がん
    ノンフィクション・ライター 西所正道

    週刊新潮 2018年3月1日号
    http://www.shinchosha.co.jp/shukanshincho/backnumber/20180222/

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  30. 長年の基礎研究で免疫解明…米豪の博士に日本国際賞
    2018年2月22日15時0分

     脊椎動物が病原体や異物から身を守る免疫の基本的な仕組みの解明に貢献したマックス・クーパー(84)、ジャック・ミラー(86)の両博士が、科学技術で独創的な成果を上げた世界の研究者を表彰する国際科学技術財団の「第34回日本国際賞」で、医学・薬学分野の受賞者に選ばれた。1月末に都内で開かれた記者会見で、2人は将来期待される治療法や、基礎研究に投資することの大切さについて語った。(石川千佳)

     ミラー博士は1961年、マウスを使った実験で、胸腺と呼ばれる臓器で病原体やがん細胞を攻撃するリンパ球「T細胞」が作られていることを発見した。ミラー博士は「胸腺は当時、役に立たない臓器と考えられていた。私も驚いたが、当初は誰も信じてくれなかった」と振り返った。

     クーパー博士は65年、ニワトリでの実験で、別のリンパ球「B細胞」が作られている器官を発見した。B細胞は、抗体と呼ばれるたんぱく質を作り、病原体を無力化する。クーパー博士は当時の興奮について「一生分のアドレナリンを燃やしたよ」と表現した。

     2人が発見したT細胞とB細胞の2種類の免疫細胞が役割を分担しながら体を守る仕組みは、免疫学の基礎的な概念となった。アレルギー、がん、様々な難病と免疫の関係も明らかになった。

     現在、これらの病気の治療に応用する「免疫療法」の研究が盛んになっている。ミラー博士は「自分のT細胞やB細胞を体の外で活性化させ、再び体の中に戻すがんの治療が可能になるだろう」との見通しを語った。

     2人の発見から、すでに半世紀が過ぎた。免疫療法は期待が大きい反面、まだアレルギーやがんを根治させるまでには至っていない。クーパー博士も、がんの免疫療法が将来重要になるとの見方を示した上で、「積み上げていかなければならない研究が、まだまだたくさんある」と話し、免疫研究の難しさと奥深さを認めた。

     その上で口をそろえたのが、こうした基礎研究に投資し、支援することの大切さだ。

     「基礎研究に若手が来ないのは世界共通の問題だ」(クーパー博士)、「研究を応用につなげるには、長年にわたる忍耐と辛抱、努力が必要」(ミラー博士)。2人は時に強い口調で、基礎研究への投資や人材育成に、長期的な視点が欠かせないことを強調した。

     免疫学は、日本人の業績が目立つ分野の一つでもある。クーパー博士は「日本は免疫学で世界のリーダーの一つ。大きな貢献をしてきた」と話した。ミラー博士は「T細胞はたくさんの種類が見つかった。(大阪大学特任教授の)坂口志文さんが発見されたのも、その一つ(制御性T細胞)だ。素晴らしい業績だ」とたたえた。

    ジャック・ミラー博士(右) 1931年4月生まれ。オーストラリア国籍。同国のウォルター・アンド・イライザ・ホール医学研究所名誉教授 マックス・クーパー博士(左) 1933年8月生まれ。米国籍。米エモリー大医学部教授。独ロベルト・コッホ賞など受賞
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180222-118-OYTPT50207

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    1. >ミラー博士は「自分のT細胞やB細胞を体の外で活性化させ、再び体の中に戻すがんの治療が可能になるだろう」との見通し

      重箱の隅をほじくるような部分重視の研究をやりすぎると、病気現象全体の構図構造を見失いがちでもある…

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    2. もっと悪いのは、病気の現象に対して、ありもしない病原体や原因となる物質物体を捏造してみたり、何かになすりつけたりして、意図的な不正を働く輩がいたりすることである。

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    3. 「脚気菌」は勘違いや思い違いで済ますことができるのかもしれないが、某ウイルスや某たんぱく質、某受容体、某T細胞など、数知れないほどの捏造物捏造案件にあふれているのもまた、現代の科学研究サイエンスの世界である。

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  31. がん10年生存率が55%に上昇
    昨年調査より1.3ポイント
    2018/2/28 23:13
    ©一般社団法人共同通信社

     国立がん研究センターは28日、2001~04年にがんと診断された人の10年生存率は全体で55.5%だったと発表した。昨年の調査より1.3ポイント上昇した。今後も新たな抗がん剤の開発など、医療の進歩で少しずつ改善していくとみられる。ただ喫煙対策や、早期発見のための検診受診率の向上が依然、課題となっている。

     全国20施設で診断、治療を受けた約5万7千人のデータを集計した。

     部位別では、前立腺がん(92.4%)、甲状腺がん(86%)、乳がん(82.8%)などで比較的高かった。
    https://this.kiji.is/341567561890497633

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    1. 「がんと診断された人」…

      「診断」がいつも正しいとは限らない。

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    2. 「がん 10年生存率」
      https://www.google.co.jp/search?q=%E3%81%8C%E3%82%93+10%E5%B9%B4%E7%94%9F%E5%AD%98%E7%8E%87

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    3. がん10年生存率 55%…国立がんセンター 前回より1.3ポイント改善
      2018年3月1日5時0分

       国立がん研究センターは28日、がん患者の部位別10年生存率を公表した(表)。2001年~04年の4年間にがんと診断された約5万7000人の10年後の生存率は55・5%で、前回よりも1・3ポイント上昇した。がんが初期に見つかった人ほど生存率は高く、早期発見の大切さが改めて浮き彫りになった。

       専門的ながん治療を行う20病院で診療した5万7147人のデータを基に、診断から10年後のがん生存率を出した。がん以外の死亡の影響は補正した。算出は3回目で、今回から精度が高い集計方法に変更。その方法だと、00年からの4年間の患者を対象にした前回調査は54・2%だった。その後の治療の進歩で、今のがん患者はさらに生存率が上がっている可能性が高いという。

       生存率が最も高いのは前立腺がんの92・4%で、最も低いのは膵臓すいぞうがんの5%だった。進行度別の生存率は、胃がん、大腸がん、子宮体がんは1期は約9割だが、4期だと1割を下回った。

       集計結果は、全国がんセンター協議会のホームページ(http://www.zengankyo.ncc.go.jp/etc/)で見られる。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180301-118-OYTPT50056

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  32. 近藤誠「現代医療の大部分は、医者たちと科学技術が築き上げた、壮大な虚構です」
    (『健康診断は受けてはいけない』 p.212)
    https://www.amazon.co.jp/dp/4166611178
    https://www.google.co.jp/search?q=%E5%81%A5%E5%BA%B7%E8%A8%BA%E6%96%AD%E3%81%AF%E5%8F%97%E3%81%91%E3%81%A6%E3%81%AF%E3%81%84%E3%81%91%E3%81%AA%E3%81%84+%E8%BF%91%E8%97%A4%E8%AA%A0

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  33. サントリー がん治療に補助…HD新浪社長 社員に最大500万円
    2018年3月4日5時0分

     サントリーホールディングス(HD)の新浪剛史社長(59)は読売新聞のインタビューに応じ=写真=、「社員や配偶者の健康を支えて生産性を高める」と述べ、働き方改革として健康増進に力を入れる考えを示した。

     具体的には、がんで闘病生活を送る社員向けに健康保険が適用されない先進的な治療を受けた場合、最大500万円を補助する制度を作る。配偶者の検診にも取り組む。

     新浪社長は「家族が安心できないと生産性は上がらない」と理由を述べた。

     サントリーHDと飲料の事業会社のサントリー食品インターナショナルは昨年、業務の効率化などで社員の時間外労働を前年比で7・4%削減した。これに伴って社員に支払う残業代が減っており、浮いた費用を社員などの健康維持に活用する。

     また、「病気の予防も強化する」と述べ、外部組織と連携した予防対策を検討する考えを示した。

     事業戦略については、中間所得層が増加して需要が増えている中国やインド、中南米で市場を開拓していく方針を示した。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180303-118-OYTPT50536

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    1. がん先進治療、社員に5百万円補助…サントリー
      2018年3月4日9時11分

       サントリーホールディングス(HD)の新浪剛史社長(59)は読売新聞のインタビューに応じ、「社員や配偶者の健康を支えて生産性を高める」と述べ、働き方改革として健康増進に力を入れる考えを示した。

       具体的には、がんで闘病生活を送る社員向けに健康保険が適用されない先進的な治療を受けた場合、最大500万円を補助する制度を作る。配偶者の検診にも取り組む。

       新浪社長は「家族が安心できないと生産性は上がらない」と理由を述べた。

       サントリーHDと飲料の事業会社のサントリー食品インターナショナルは昨年、業務の効率化などで社員の時間外労働を前年比で7・4%削減した。これに伴って社員に支払う残業代が減っており、浮いた費用を社員などの健康維持に活用する。

       また、「病気の予防も強化する」と述べ、外部組織と連携した予防対策を検討する考えを示した。

       事業戦略については、中間所得層が増加して需要が増えている中国やインド、中南米で市場を開拓していく方針を示した。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180304-118-OYT1T50015

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  34. 高額な抗がん剤オプジーボ 価格引き下げへ
    3月5日 13時42分

    高い治療効果が確認された一方、高額な費用がかかる、がんの治療薬「オプジーボ」について、厚生労働省は2年に1度行われる薬の価格改定に伴い、来月から20%余り、価格を引き下げることを決めました。

    公的医療保険が適用されるがんの治療薬「オプジーボ」は、手術ができないほど進行した皮膚がんを縮小させるなど高い治療効果が確認された一方、1人当たり年間およそ3500万円も費用がかかり、保険財政を圧迫するため、厚生労働省は、去年2月、定期的な薬の価格改定を待たずに緊急的な措置として、50%価格を引き下げました。

    そして、2年に1度行われる薬の価格改定に伴い、厚生労働省がオプジーボの価格を改めて検討した結果、患者数の多い肺がんの治療にも使えるようになったことや、海外での販売価格との差などを考慮して、来月からさらに20%余り、価格を引き下げることを決めました。

    これにより、来月以降「オプジーボ」の価格は現在の100ミリグラム当たり36万4925円から、27万8029円に引き下げられます。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180305/k10011352131000.html

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    1. >夢の抗がん剤「オプジーボ」
      https://www.google.co.jp/search?q=%E6%8A%97%E3%81%8C%E3%82%93%E5%89%A4+%E3%82%AA%E3%83%97%E3%82%B8%E3%83%BC%E3%83%9C

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    2. >オプジーボとは、京都大学名誉教授の本庶佑(ほんじょ・たすく)氏が開発を牽引し、日本メーカーの小野薬品工業が世界に先駆けて発売した、がん免疫療法の治療薬だ。
      http://toyokeizai.net/articles/-/145463

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    3. >オプジーボを端的に言えば、「免疫チェックポイント阻害薬」という種類の薬だ。人間が持つ免疫細胞にはもともと、がん細胞を攻撃する力が備わっている。本庶氏らはPD-1という分子を発見し、これが免疫細胞の動きを抑えてしまう免疫チェックポイント分子と捉えた。オプジーボの働きは、PD-1を阻むことで免疫細胞を再活性化させ、がんを攻撃するように仕向ける薬(抗PD-1抗体)、と言ってよい。
      http://toyokeizai.net/articles/-/145463?page=2

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    4. >現状、効き目がある人の割合(奏効率)は、2~3割にとどまる。

      >臨床現場では「誰に効くか分からない」「(効く人も効かない人も)いつまで使い続ければいいか分からない」という声も聞かれる。また早期から使えず、既に状態の悪くなった患者に用いることも、奏効率を下げる要因につながっている。
      http://toyokeizai.net/articles/-/145463?page=3

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    5. >英NICEは最近、高額の抗がん薬を中心に評価し、約半数を「費用対効果の点から非推奨」としている。オプジーボも肺がんについては、原案段階では費用対効果が悪いため「非推奨」となっており、今後、大幅な価格引き下げがない限り、非推奨となる可能性が高い。

      >がん免疫療法は1950年代末に着想されて以来、様々な努力が試みられてきたが、めぼしい成果は得られなかったところに、オプジーボがその扉を開いたことは間違いない。

      >がん治療における抗PD-1抗体の発見は、感染症におけるペニシリンにもたとえられる。
      http://toyokeizai.net/articles/-/145463?page=4

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    6. だかなあ…

      そもそも「がん疾患」ってやつは、自己免疫疾患の一種で、「がん細胞」が一元的に悪性なのではなくて、あくまでも「腫瘍」を排除できない生体(防御)の側に主たる問題があるのであって、対「がん」という捉え方では、真の治癒治療には迫れない。

      そもそものアプローチの仕方が間違っているという考え方もできる。基本的に「対症療法」でしかないともいえる。

      果たしてその方法に嘘偽りがないといえるのか?

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    7. オプジーボ、24%値下げ
      4月から27万8千円に
      2018/3/5 20:21
      ©一般社団法人共同通信社

       厚生労働省は5日、高額な新型がん治療薬「オプジーボ」の薬価を4月から約27万8千円(100ミリグラム1瓶)に引き下げると発表した。現行の約36万5千円から24%減。薬価見直しのルールが同月から変更されることが影響した。

       オプジーボは一部の皮膚がんを対象に2014年9月に保険適用され、その後、肺がんへの効能追加で対象患者が大幅に拡大。医療保険財政を圧迫するとの指摘を受け、厚労省は昨年2月、通常の改定時期を待たずに当初の薬価約73万円を半額に引き下げた。今回の薬価改定により、保険適用時と比べ60%超の値下げとなる。
      https://this.kiji.is/343353092136092769

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  35. [医療ルネサンス]がん免疫治療薬<1>効果見極めへ複数回投与
    2018年3月7日5時0分

     札幌市の元公務員男性Aさん(63)は、毎朝約20分、腕立て伏せなどの筋トレを欠かさない。週1回は10キロ・メートルほど歩く。「こんなに元気になるなんて、1年半前は想像もできなかった」と話す。

     Aさんを襲ったのは、肺がんの多くを占める非小細胞がん。2016年6月頃に感じた右胸の痛みがきっかけで、検査を受けたところ、肺がんと、腹部の血管が膨らむ動脈瘤りゅうが見つかった。同市内の病院で肺がんの手術を先に受け、動脈瘤が破裂しないよう人工血管を入れた。

     だが、手術後に脳と副腎へのがんの転移が見つかった。通常、がんは離れた臓器に転移があると、完治は難しい。「ショックで倒れそうになった」

     抗がん剤治療を受けたが、強烈な吐き気で食事が取れない。体重は10キロ・グラム以上落ちた。副作用が強過ぎて抗がん剤は使えない。ほかに効きそうな薬はなく、最後の希望が、高額な薬価で注目を浴びたがん免疫治療薬のオプジーボだった。

     同年10月、この薬の点滴を受けた。ところが2週間後に画像で見るとがんは逆に大きくなっていた。医師は1回の投与で治療をあきらめ、がんの苦痛を和らげる緩和ケアを行う病棟がある東札幌病院(札幌市白石区)を紹介した。病状の進行などで全身の衰弱がひどかった。「俺はもう死ぬのか」。覚悟を決めた。

     同病院はがんの積極的な治療も行う。主治医となった内科医長の町野孝幸さん(44)はAさんを診察し、「オプジーボが効く可能性があるのではないか」と考えた。オプジーボが効く人は約2割にとどまるが、薬の作用で、一時的にがんが大きくなって見える場合があるためだ。

     Aさんの希望もあり、12月から再びオプジーボを使い始めた。すると食欲が出始め、徐々に元気になっていった。副作用はまったくない。2週間ごとに使ううち、がんはどんどん小さくなり、17年3月に退院。同年8月時点で画像上、がんは消えた。今も2週間ごとに通院し、オプジーボを続ける。

     東札幌病院血液腫瘍科部長の平山泰生やすおさん(55)は「オプジーボは一度使っただけでは効果が分からないことがある。副作用がない限り、使って数回は経過を見るべきで、医師の経験も重要になる」と話す。

    (このシリーズは全5回)

         ◇

     がん免疫治療薬=がん細胞が持つ免疫へのブレーキの仕組みを解除し、元々の免疫の力でがんを攻撃させる働きを持つ。保険診療で使えるのはオプジーボ、ヤーボイ、キイトルーダ、バベンチオ(商品名)の4種類。商品によって異なるが、皮膚、肺、胃、腎臓などの進行がんで使える。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180306-118-OYTPT50365

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    1. [医療ルネサンス]がん免疫治療薬<2>投与1回で進行抑制も
      2018年3月8日5時0分

       群馬県の自営業男性Bさん(76)に進行した肺がんが見つかって1年以上。手術を受けずがん治療薬も使わず、今は仕事や農作業ができる。がん免疫治療薬のオプジーボを1回だけ使った後、がんの進行が抑えられているからだ。

       「自分じゃ効いているのか分からない。でも仕事に戻れたんだから、オプジーボのおかげなんだろう」とBさんは話す。

       がんは右の肺に2センチの大きさだった。その時点で周囲の胸膜にがんが散らばり、胸に水がたまる進行がん特有の症状が出ていた。手術ができる段階ではなく、抗がん剤は効果がなかった。

       昨年4月、国立病院機構・高崎総合医療センター(群馬県高崎市)で、使える最後の薬としてオプジーボの点滴を受けた。

       2日後、心臓の働きが悪くなって全身に血液を送れなくなる「うっ血性心不全」を起こし、食事ができなくなった。オプジーボの副作用の一つである心筋炎が起きたとみられる。当時の主治医で元呼吸器内科部長の清水雄至ゆうじさん(55)に「この薬はもう使いたくない」とたまらず訴えた。1回だけで治療は休止された。

       通常の化学療法なら、薬が使えなかったり効かなくなったりしたらがんは進行していく。だがBさんは違った。胸の水がなくなり、がんの勢いを示す腫瘍マーカーの値も下がった。画像上のがんの大きさは変わらず、悪化もしていない。心不全の症状が治まると、「あと5年生きたい」と思うようになった。

       清水さんは「免疫に作用する薬なので色々な効き方があるとは思っていたが、たった1回でも効果が続くとは」と驚く。

       免疫治療薬は2014年に皮膚がんの一種で保険適用が始まってから、肺、胃、腎臓など様々ながんに使えるようになっている。今後も使えるがんの種類が広がる可能性が高い。

       肺がんでは、オプジーボとキイトルーダが保険で使える免疫治療薬だ。キイトルーダは、がん細胞の表面にあるたんぱく質「PD―L1」を測り、多い患者にのみ使う。PD―L1が多いと効果が見込める。

       オプジーボには、事前に効果を調べる検査が確立されておらず、製薬会社は2週間間隔で使い続けることを推奨する。免疫治療薬は、Bさんのように1度で効果が出る場合もあり、使い方が難しい。

       国立がん研究センター中央病院呼吸器内科医師の後藤悌やすしさん(40)は「免疫治療薬がどんな人によく効き、休止が可能か、などについては十分に分かっていない。さらなる科学的な検証が必要だ」と話す。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180307-118-OYTPT50355

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    2. [医療ルネサンス]がん免疫治療薬<3>劇的効果の陰で副作用
      2018年3月9日5時0分

      元気に店に立つ森さん。張りのある声も戻った(群馬県高崎市で)

       「いらっしゃいませ!」

       群馬県高崎市の「寺田精肉店」に森雅人さん(50)の大きな声が響く。名物は注文を受けてから、揚げるコロッケやメンチカツ。週3、4日、店に立つ森さんは、進行肺がんで免疫治療薬オプジーボを使い続ける。

       「この薬が効かなかったら今、自分はここにいない」としみじみ話す。

       2014年夏頃から、せき込むと、たんに血が混じるようになった。血の量が徐々に増え、15年1月末、紹介された国立病院機構・高崎総合医療センターで肺がんと診断された。毎日20本のたばこを約20年吸い続けていた。「根拠もなく、がんにはならないと思っていた」と自身を恥じた。

       放射線と抗がん剤治療を受け、がんはほぼ消えた。安心したのもつかの間、副腎に7センチの転移が見つかった。手術はできない。別の種類の抗がん剤は、ことごとく効かなかった。

       残るはオプジーボしかないが、保険適用前だった。森さんは徐々に衰弱し、立ち上がることもできなくなった。当時の主治医で元呼吸器内科部長の清水雄至ゆうじさん(55)はじりじりした思いで待ち、保険適用になった直後の16年1月、2週間ごとの点滴を始めた。

       ところが4回目の点滴の後で、森さんは激しい下血を起こし、1日30回もトイレに駆け込むことになった。重い大腸炎だった。62キロ・グラムだった体重は45キロ・グラムまで落ちた。皮膚の湿疹に、右肺に穴が開く気胸まで起きた。いずれもオプジーボの副作用とみられる。点滴を休止し、ステロイド剤で大腸炎を抑えるため、1か月の入院を強いられた。

       オプジーボ市販後3か月での肺がん患者1005人への全例調査では、重い副作用の発生率は10%で、従来の抗がん剤などに比べて少なかった。だが、肺が線維化して酸素が取り込みにくくなる間質性肺炎を始め、甲状腺機能障害、大腸炎、1型糖尿病、重症筋無力症など、従来の薬にはない様々な免疫疾患が副作用で起きることが報告されている。免疫疾患は体の色々な所に関係するため、対策は診療科の連携が欠かせない。

       森さんはオプジーボの副作用に悩まされたが、効果も劇的でがんはほぼ消えた。使用開始から1年2か月後の昨年3月からは清水さんが副作用と効果のバランスを考慮し、4か月に1回の間隔で点滴を行う。胸の辺りに鈍い痛みはあるが、鎮痛剤を飲めば日常生活や仕事に支障はない。

       「病気になる前は自分のことだけ考えていたが、これからはがん患者が生きやすい社会を作る手伝いをしていきたい」と森さん。肺がん患者会に参加し、自身の経験を伝えている。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180308-118-OYTPT50309

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    3. [医療ルネサンス]がん免疫治療薬<4>進行膀胱がんにも展望
      2018年3月12日5時0分

       千葉県のC子さん(77)は2016年7月、筑波大学病院(茨城県つくば市)で、がんができた膀胱ぼうこうを摘出する手術を受けた。ところが骨盤のリンパ節に転移が見つかった。

       がんの進行程度を示すステージ(病期)は最も進んだ4。この場合、2種類の抗がん剤を組み合わせる「GC療法」が最適な治療と考えられる標準治療だ。だが、5年生存率は15%前後にとどまる。

       主治医の腎泌尿器外科講師、木村友和さん(37)は、17年1月から始まった臨床試験(治験)への参加をC子さんに提案した。当時未承認薬だったがん免疫治療薬のキイトルーダをGC療法に追加し、GC療法単独などと効果を比較する試験だ。「標準治療より効果が高い可能性があると考えた」と木村さんは言う。

       C子さんはキイトルーダとGC療法の同時投与に割り当てられた。3週間に1回ずつ、計6回の治療は、抜け毛や吐き気もほとんどなく続けられた。4か月後、がんは大幅に小さくなった。C子さんは「レベルの高い治療を受けられて幸運だった」と話す。

       進行した膀胱がんへのGC療法は日本では08年に導入された。だが、効果の高い薬はその後、登場せず、治療成績も向上しなかった。膀胱がんは診断時の年齢が他のがんに比べ高く、副作用の大きい抗がん剤は使いづらかった。

       抗がん剤治療後に進行した膀胱がんに免疫治療薬で唯一、キイトルーダが保険で使えるようになったのは17年12月。臨床試験では、別の抗がん剤を続けた人の1年後の生存率は31%だったが、キイトルーダは44%と効果が高かった。

       同科教授の西山博之さん(53)は「進行した膀胱がんにはしばらく良い武器がなかったが、免疫治療薬の登場で大きな展望が開けた」と話す。免疫治療薬の副作用には特有の自己免疫疾患などがあるが、頻度は少ないため、高齢でも使いやすいという。

       C子さんが受けたキイトルーダとGC療法の両方を同時に行う治療は、まだ治験の結果が明らかになっておらず、現在はキイトルーダ単独でないと保険が利かない。西山さんは「免疫治療薬の効果を高める研究を急ぎ、より良い治療を早く届けられるようにすべきだ」と話す。

       免疫治療薬は進行がんに使うが、日本で14年に登場して以来、使えるがんの種類は増え続けている。免疫治療薬の効果をより高めるため、使う時期を変えたり、既存の抗がん剤などと組み合わせたりする臨床試験が世界中で行われている。新たな免疫治療薬の開発も相次いでいる。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180311-118-OYTPT50181

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    4. [医療ルネサンス]がん免疫治療薬<5>根拠ない自由診療に注意
      2018年3月13日5時0分

      ◇Q&A

       「がん免疫療法ガイドライン(指針)」の作成責任者を務めた和歌山県立医科大学教授の山本信之さん(55)に、免疫治療薬について聞きました。

       ――この薬の特徴は。

       「従来の抗がん剤は、がん細胞を直接攻撃する薬です。免疫治療薬は、がん細胞が免疫から逃れる仕組みを解除し、免疫を活性化します。がん細胞を間接的に攻撃します」

       ――どんながんにでも使えるのでしょうか。

       「保険が適用されているのはオプジーボ、キイトルーダ(商品名)などです。商品によって異なりますが、対象は皮膚がんの一種の悪性黒色腫、肺がんの一部、胃、腎臓などのがんで、それらが進行し手術ができない場合のみに使います」

       ――どの程度効果があるのでしょうか。

       「がんの縮小効果がある患者は2割程度です。ただ、いったん効いた人は長期間効く傾向があります。どんな人に効くのか、いつまで効くのかなどは、正確に予測できないのが現状です」

       ――副作用の特徴は。

       「自分の免疫で臓器を攻撃する自己免疫疾患が出やすくなります。甲状腺機能障害、大腸炎、1型糖尿病などです。肺が線維化して働かなくなる間質性肺炎は最も注意すべき副作用です。様々な副作用が出るため、診療科を横断したチーム医療が重要になります」

       ――保険が利かない高価な治療を行う医療機関があります。

       「保険が利かない、自由診療だということは、科学的に効果が証明された治療ではないということです。国立がん研究センターの『がん情報サービス』(https://ganjoho.jp/)などを参考に、適切な治療を受けていただきたいです」

       ――薬剤費が高額だと話題になりました。

       「肺がんの場合、標準的な体重の人にオプジーボを2週間間隔で1年使い続けると、薬剤費は1500万円以上です。高額療養費制度が使えるため、長期に使うと自己負担は平均年収の世帯で月4万4400円です。効果は限定的で、副作用もあることを十分理解した上で、希望する人が使えるようにすべきです」

       ――今後の課題は。

       「様々ながんに対し免疫治療薬をどの段階で使うべきか、研究が進んでおり、使い方が明確になってくると思います。治療効果を高めるため、抗がん剤や別の種類の免疫治療薬などと組み合わせて使う試験も進んでいます。この薬が効く患者を予測するのに役立つ指標を開発し、患者を絞って適切に使っていくことも重要です」(石塚人生)

      (次は「増える腸の難病」です)

      ◇和歌山県立医科大学教授 山本信之さん

       1989年和歌山県立医科大学卒。専門は呼吸器内科。近畿大講師、静岡県立静岡がんセンター副院長などを経て現職。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180312-118-OYTPT50370

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  36. 直接がん細胞に作用するわけでもなく、直接カラダの免疫機構に作用するわけでもなく、がん細胞がカラダに悪さする機能を断ち切るハサミみたいな役割をする薬…

    がん細胞の存在に依存する、がん細胞があるからこそ何らかの作用を期待できるだけの「こしらえ物」としての「薬」…

    なんだかねえ…

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    1. マヤカシにでもかけられてるようなイヤ~な気分をもよおすのは私だけであろうか。

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    2. その薬の作用に関係なく、カラダのほうの免疫力が活性化しさえすれば、がん細胞に対する防御力が向上して何とかなりそうにも思うのだが…

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  37. 新薬をつくるために患者をつくる…

    患者をつくるために新薬をつくる…

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  38. 製薬各社 抗がん剤開発強化へ提携や買収の動き
    3月10日 10時57分

    世界的にがん患者が増加すると予想される中、新たな治療法につながる抗がん剤の開発を強化しようと、製薬業界では国際的な提携や買収の動きが相次いでいます。

    このうち、製薬大手の「エーザイ」は、アメリカの大手製薬会社「メルク」と提携し、抗がん剤の開発や販売を進めていくことで合意しました。

    エーザイが開発した「レンビマ」という抗がん剤と、メルクの開発した抗がん剤を組み合わせることで、子宮内膜がんやぼうこうがんなどに効果がある治療法を共同で開発するとしています。

    国内最大手の「武田薬品工業」は、抗がん剤の開発を加速するため、去年、白血病や肺がんの治療薬の開発を進めるアメリカの会社をおよそ6200億円で買収しました。

    このほか、アメリカの「ファイザー」が有望ながん治療薬を持つ会社をおよそ1兆5000億円で買収するなど、国際的な提携や大型の買収が相次いでいます。

    WHO=世界保健機関の推計によりますと、新たにがんになる人の数は2012年の時点から2034年までに1.5倍の年間2200万人に増えると予想され、がんの治療薬をめぐる製薬会社の再編の動きがさらに広がりそうです。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180310/k10011359291000.html

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    1. 生半可な知識でかかわってると、ボッタクリ商法の餌食になるな…

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    2. 基本、詐欺案件がデフォだろ。

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  39. [教えて!ヨミドック]ステロイドって怖い薬?…使い分けて最小限に
    2018年3月14日15時0分

     Q 息子がアトピー性皮膚炎でステロイドの塗り薬を処方されたんだけど、うわさで怖い薬って聞いたんだ。どんな薬なの?

     ヨミドック 腎臓のそばにある「副腎」が分泌する「副腎皮質ホルモン」をまねて合成した薬です。1930年代に兵士の能力を上げる目的で開発が進められ、40年代末に関節リウマチ治療薬として実用化されました。

     Q なんでアトピーに効くの。

     ヨ ステロイドは「免疫を抑える」と「炎症を鎮める」の二つの効果があります。アトピーは免疫が過剰に反応し、炎症が起こる病気です。

     Q たっぷり塗ろうっと。

     ヨ 待ってください。効果の一方で副作用もあります。皮膚が薄くなり、毛がたくさん生え、ニキビができやすくなることがあります。塗り薬はステロイドの強さで「最強」から「弱い」まで5段階に分かれています。適切な使い分けで副作用を最低限に抑えることができます。

     Q ステロイドの副作用で顔がむくんで丸顔になるって聞いたことがあるけど、塗り薬では起こらないの。

     ヨ ムーンフェースですね。塗り薬で起きる可能性は低いです。薬の多くの成分が血中に入ることはないからです。気管支ぜんそくの吸入薬などの場合も同じです。しかし、飲み薬や注射薬の場合は、ムーンフェースのほかに糖尿病や高血圧、骨がもろくなる骨粗しょう症、普段は悪さをしない細菌などが引き起こす「日和見感染」――などに注意する必要があります。

     Q 飲み薬や注射薬はどんな病気に使うの?

     ヨ 体中の皮膚や内臓が炎症を起こす難病「全身性エリテマトーデス」などの膠原こうげん病、尿にたんぱく質が漏れる「ネフローゼ症候群」など対象は多いです。これらの病気で使う際は、骨を強くする薬を飲んだり、感染対策が取られた病棟に入院したり、といったことが行われています。

     Q 医師の指示に従うことが大切なのね。

     ヨ そうです。別の薬が使えるなら切り替え、ステロイドでなければならない部分は必要最小限の量を使うようにしています。

    (竹井陽平/取材協力=宮坂信之・東京医科歯科大学名誉教授/川合真一・東邦大学名誉教授)
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180314-118-OYTPT50198

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    1. ステロイドと消炎鎮痛薬(非ステロイド性抗炎症薬・NSAIDs)は、対症療法好きな医科様医者の思考停止の安直薬。

      そんなんじゃ病気は治せない。

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    2. ずるずるやってこじらせ長引かせるだけ。

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  40. 増加の一途!
    「星野仙一」「千代の富士」「坂東三津五郎」の命を奪った「がんの王様」
    10年生存率5%「すい臓がん」を生き抜く術
    ▼発見した時は「手遅れ状態」自覚症状なしの「沈黙のがん」
    ▼切除不能の常識を覆す「新型抗がん剤+手術」の最新報告
    ▼「がんセンター」が10億円で導入した「三次元放射線ビーム」
    ▼生存率を80%にする「ステージ0」発見法

    週刊新潮 2018年3月日22日号
    http://www.shinchosha.co.jp/shukanshincho/backnumber/20180315/

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  41. がんと闘う家族
    2018年3月18日5時0分

     大腸がんで他界した妻の闘病を通し、家族として、がんの専門医としての心情をつづった「医者が妻を看取みとる 夫婦でがんと闘った3年10ヵ月の記録」(中央公論新社)が出版された。

     著者は、聖路加国際大学教育センター長でもある小野寺久医師。妻のがん発覚から亡くなるまで、小野寺医師がつけていた詳細な日記が基になっている。体調が悪い中、仕事や家事を続け、家族や孫との外出を楽しんだ妻への思いとともに、治療方針の選択理由や訪問看護師らとのやり取りなどにもふれている。1400円(税別)。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180317-118-OYTPT50303

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  42. 「人生はクローズアップで見れば悲劇だが、ロングショットで見れば喜劇だ」
    ~喜劇王チャールズ・チャップリン
    https://www.google.co.jp/search?q=%E4%BA%BA%E7%94%9F%E3%81%AF%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%82%A2%E3%83%83%E3%83%97%E3%81%A7%E8%A6%8B%E3%82%8C%E3%81%B0%E6%82%B2%E5%8A%87%E3%81%A0%E3%81%8C

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  43. 「がんと闘う」を選択するのか、「がんと闘わない」を選択するのか、ま、それも「趣味」「趣向」の問題のようなものなのかもしれない。

    「選択の自由」に枠をはめたがるのは、えてしてエスタブリッシュメント(体制側)の都合だったりするのだが…

    それを巧妙に印象誘導や印象操作をするのも「メディア」の役目役割、あるいは「責務」「使命」と思うまでのヒトビトもいるらしい。

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  44. [著者来店]「10万個の子宮」 村中璃子さん…ワクチンの安全訴える
    2018年3月18日5時0分

     困難の中でも科学的理解を広めようとした姿勢が認められ、昨年、英科学誌ネイチャーなどが主催するジョン・マドックス賞を日本人で初めて受賞した。「日本だけで毎年3000人が子宮頸けいがんで亡くなり、1万個の子宮が摘出されている。10年状況が変わらなければ、10万個の子宮が失われてしまう」。医師そしてジャーナリストとして取材し、子宮頸がんワクチンの安全性を訴えてきた。

     若い女性の患者が増えている子宮頸がん。原因となるヒトパピローマウイルスは性交渉で感染する。感染を防ぐワクチンは、国内では性交経験前の10歳代の少女を対象に、2013年から国が接種を勧める定期接種となったが、その直後、厚生労働省は接種を積極的に勧めるのを中止した。接種後、体の痛みや歩行障害などの訴えが相次いだからだ。少女らが激しいけいれんを起こし、車いすに乗る映像は、社会に衝撃を与えた。

     こうした症状は、思春期には身体に異常がなくても、心的要因から表れることがあるという。だが、接種とは関係ないと診断する医師は「気のせいと言われた」などと攻撃され、取材を始めた14年には「すでにみな口を閉ざしている状態だった」と振り返る。

     取材執筆を進める中で、薬害を訴える市民団体の関係者などから直接、間接的に非難された。実験を不備だと指摘した記事をめぐり訴訟も抱える。それでも、接種と副反応の因果関係には「科学的エビデンス(根拠)がない」。

     社会学を学んだ後、公衆衛生に興味があったため医学部へ。「医学的な判断を自分で下せるからこそ書けた」と語る。現在は医師として働きながら、京大で研究者の卵に科学を一般の人にどう伝えるかを講義している。これからも「医療が絡む社会問題をテーマに書いていきたい」。(平凡社、1600円)金巻有美
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180317-118-OYTPT50498

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  45. 「長い物には巻かれろ」的な生き方の選択もありなのかな…
    https://www.google.co.jp/search?q=%E9%95%B7%E3%81%84%E7%89%A9%E3%81%AB%E3%81%AF%E5%B7%BB%E3%81%8B%E3%82%8C%E3%82%8D

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  46. 1年前の検査結果で「問題ない」 患者は死亡 群馬大病院
    3月30日 18時58分

    群馬大学医学部附属病院で患者のCT検査で肝臓にがんの疑いがあったにもかかわらず、医師が誤って1年前の検査結果を見て問題ないとしたため、治療の開始が遅れたことがわかりました。その後、男性は胆管がんで死亡し、病院は発見の遅れを認めて、遺族に謝罪しました。

    これは群馬大学医学部附属病院が30日会見して明らかにしました。
    会見によりますとおととし7月、呼吸器外科に通院していた70代の男性患者がCT検査を受けた際、肝臓にがんの疑いがあることがわかりました。

    しかし、担当の医師はがんの疑いを指摘する検査報告書が患者の電子カルテに反映される前にカルテを確認したため、誤って1年前の検査結果を見て問題がないと判断したということです。

    男性はその8か月後の去年3月、「胃が痛い」と訴え、病院が詳しく調べた結果、胆管がんと診断されました。病院は治療を始めましたが、がんが進行していて、男性は去年10月に死亡したということです。

    会見の中で田村遵一院長は「おととしの検査結果を見てすぐに詳しく調べていればがんの治療を早く行うことができた」としたうえで、「発見が遅れてしまい患者とご遺族に心からおわび申し上げます。確認漏れの防止対策などを確実に実行したい」と述べ、謝罪しました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180330/k10011385911000.html

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    1. 診察に1年前の画像…群大病院 死亡のがん患者
      2018年3月31日5時0分

       群馬大学病院は30日、コンピューター断層撮影(CT)検査でがんが疑われた70歳代の男性患者に対し、誤って1年前の画像診断報告書を基に診察し、がんの治療が遅れたと発表した。男性は、問題の診察から10か月後の2017年5月に胆管がんと診断され、同10月に死亡した。病院は、正しい報告書で診断していれば治療を早く開始できたとし、遺族に謝罪した。

      「もっと早く治療できた」謝罪
       発表によると、男性は10年以上前に同病院の呼吸器外科で胸部の悪性腫瘍の手術を受け、その後は年1回、CT検査を受けていた。

       男性が16年7月にCT検査を受けた際、呼吸器外科の担当医は、誤って1年前の検査の画像診断報告書を見て診察し、悪性腫瘍の再発などはないと診断した。報告書は放射線科医が作成し、診察時にはまだ、新しい報告書はできていなかったという。

       男性は17年3月、別の病気の治療で同病院の腎臓・リウマチ内科を受診した際、「胃が痛い」と訴え、消化器・肝臓内科での検査を経て胆管がんと診断された。胆管がんは進行しており、抗がん剤治療を受けたが、同10月に死亡した。

       男性の16年の画像診断報告書には「肝臓の一部にがんの可能性がある病変があり除去が必要」という内容の記載があり、同病院は「16年の報告書が生かされ、ただちに精査が行われていたら、がんの診断、治療をもっと早く開始できた」としている。

       腎臓・リウマチ内科の医師が過去の受診記録を見返し、呼吸器外科で誤って1年前のCT画像で診察した可能性に気付いたという。

       同病院は、10年以降、画像診断報告書の確認不足でがんの発見が遅れるなどしたケースが、ほかに3人分あったことも明らかにした。2人は病状の見通しは変わらず、1人は手術をし、経過をみている。

       再発防止策として、担当医が画像診断報告書を確認したことが通知されるようシステムを改修した。記者会見した田村遵一病院長は「ご遺族に心よりおわび申し上げる。(院内の)改革を進めている中で、このようなことが起こり、非常に残念だ」と謝罪した。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180331-118-OYTPT50170

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    2. いろいろと不明なことが多すぎる…

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    3. 死亡の患者、1年前画像で診察…がん治療遅れる
      2018年3月31日8時44分

       群馬大学病院は30日、コンピューター断層撮影(CT)検査でがんが疑われた70歳代の男性患者に対し、誤って1年前の画像診断報告書を基に診察し、がんの治療が遅れたと発表した。

       男性は、問題の診察から10か月後の2017年5月に胆管がんと診断され、同10月に死亡した。病院は、正しい報告書で診断していれば治療を早く開始できたとし、遺族に謝罪した。

       発表によると、男性は10年以上前に同病院の呼吸器外科で胸部の悪性腫瘍の手術を受け、その後は年1回、CT検査を受けていた。

       男性が16年7月にCT検査を受けた際、呼吸器外科の担当医は、誤って1年前の検査の画像診断報告書を見て診察し、悪性腫瘍の再発などはないと診断した。報告書は放射線科医が作成し、診察時にはまだ、新しい報告書はできていなかったという。

       男性は17年3月、別の病気の治療で同病院の腎臓・リウマチ内科を受診した際、「胃が痛い」と訴え、消化器・肝臓内科での検査を経て胆管がんと診断された。胆管がんは進行しており、抗がん剤治療を受けたが、同10月に死亡した。

       男性の16年の画像診断報告書には「肝臓の一部にがんの可能性がある病変があり除去が必要」という内容の記載があり、同病院は「16年の報告書が生かされ、ただちに精査が行われていたら、がんの診断、治療をもっと早く開始できた」としている。

       腎臓・リウマチ内科の医師が過去の受診記録を見返し、呼吸器外科で誤って1年前のCT画像で診察した可能性に気付いたという。

       同病院は、10年以降、画像診断報告書の確認不足でがんの発見が遅れるなどしたケースが、ほかに3人分あったことも明らかにした。2人は病状の見通しは変わらず、1人は手術をし、経過をみている。

       再発防止策として、担当医が画像診断報告書を確認したことが通知されるようシステムを改修した。記者会見した田村遵一病院長は「ご遺族に心よりおわび申し上げる。(院内の)改革を進めている中で、このようなことが起こり、非常に残念だ」と謝罪した。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180330-118-OYT1T50106

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  47. 群大病院、診療報酬の不正請求計13億…返還へ
    2018年3月23日21時3分

     手術死が続発した問題に絡み、診療報酬の不正請求が判明した群馬大学病院は23日、計13億4500万円の不正・不当請求を確認し、返還すると発表した。

     同病院が昨年、厚生労働省関東信越厚生局から戒告の行政措置を受け、再点検したところ、すでに判明していた分の約17倍に当たる返還額となった。

     このうち、「不正」と確認されたのは1億2800万円で、その約9割が保険適用外の腹腔ふくくう鏡手術について保険請求したものだった。算定要件や施設基準を満たさないなど「不当」と判断された請求は、計12億1700万円だった。

     同厚生局は昨年3月、監査の結果、計342件約8000万円の不正・不当請求を指摘。同病院は、監査前にさかのぼり、2010年4月~15年3月の診療報酬の記録を調べ、同様の不正がないか精査していた。

     病院側は「組織としての対応に問題があった」と認めたが、関係者の処分については、「現状ではお答えできない」と述べるにとどまった。

     同病院を巡っては、保険適用外の腹腔鏡手術を受けた患者8人の死亡が14年11月に発覚。後に開腹手術でも死亡が相次いでいたことがわかった。同病院は15年6月、高度な医療を担う特定機能病院の承認を取り消されている。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180323-118-OYT1T50128

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  48. がん検診 亡き娘世代に…山形の男性 20~30代向け 事業費を寄付
    2018年4月2日5時0分

     山形県は、娘をがんで亡くした同県最上町の男性からの寄付を活用し、自己負担500円で受けられる若者向けのがん検診事業を行っている。昨年度は1000人超が受診し、今年度も男性が寄付を申し出ていることから事業を継続する。厚生労働省によると、個人寄付によるがん検診実施は全国的に珍しいという。

     寄付したのは、建設会社や社会福祉法人を経営する大場利秋さん(69)。2016年1月、長女・久美子さん(当時35歳)を大腸がんで亡くした。

     いつも愛くるしい笑顔を見せてくれる自慢の娘だった。「人のお世話をする仕事がしたい」と仙台市の福祉関係の大学に進学。卒業後、大場さんの下でデイサービスセンターなどの統括役を務めていたが、34歳のとき、不調を感じて検査を受け、末期がんと判明した。

     「がん検診をちゃんと受けていれば助かったのかな。若い人でも、もっと受診しやすい仕組みがあればいいのにね」。入院中に、久美子さんがこぼした言葉が、大場さんの耳に今も残る。

     がん検診は健康増進法に基づき、自治体が費用の一部を負担している。国は胃がん、子宮頸けいがん、肺がん、乳がん、大腸がんの5種類を奨励。公費助成は受診効果を考慮して、子宮頸がんで20歳以上、その他の4種類のがんでは40歳以上が対象だ。このため、受診を希望する若者にとっては自己負担が大きくなる。

     大場さんは昨年7月、県に200万円を寄付。県は同12月、20~30歳代を対象に子宮頸がんを除く4種類のがん検診を始めた。「ワンコイン」の500円で受診できることが評判を呼び、定員の1000人はすぐに埋まった。大場さんは今年度も200万円を県に贈る。

     <がん検診、たくさんの人が受けてくれているよ>。大場さんは毎朝欠かさず、久美子さんがかつて利用していた携帯電話に短いメッセージを送っている。「若い人たちに検診を受けてもらえるようにするのは娘との約束」と、これからも寄付を続けていくつもりだ。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180402-118-OYTPT50106

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  49. 15年後には医師不足解消か 厚労省
    4月15日 5時13分

    高齢化で患者が増えたことなどによる医師不足について、厚生労働省は医学部の定員を拡大したことから、15年後には必要な数の医師を確保できるという見通しをまとめました。

    地方を中心に深刻な医師不足が続く中、厚生労働省は10年前から医学部の定員を拡大していて、これによって何年後に医師不足が解消されるのかを分析しました。

    解消するために必要な医師の数は、患者の人数だけでなく1人の医師がどれくらいの時間まで働けるかで変わりますが、労働時間の上限が週55時間程度だった場合は、15年後の2033年ごろに、医師不足の解消に必要なおよそ36万人を確保できる見通しだということです。

    一方、労働時間の上限が週60時間程度だった場合は10年後の2028年ごろに必要となるおよそ35万人の医師を確保でき、それ以降は逆に医師の数が余り出すということです。

    しかし、医師が都市部に集中したり産科などの診療科で担い手が増えなければ、医師不足の問題を解決したとは言えず、医師の偏在を防ぐための対策が求められています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180415/k10011404171000.html

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    1. 足りないくらいがちょうどいい…

      足りるように計らってきたから医療費も増大したんだろ。それと客単価を限りなく上昇させるように仕向けてきたことも。

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  50. 「タバコの葉」でつくるインフルワクチン、2020年発売目指す
    https://forbesjapan.com/articles/detail/20478/1/1/1

    >ワクチンを卵のでつくるときには不活性化されたウィルスが用いられるが、メディカゴはその代わりに「VLP」(virus-like particles:ウィルス様粒子)を使う。これはインフルエンザウィルスの構造をもちながら完全な遺伝子情報をもっていない粒子であり、彼らはこの粒子によってウィルスがどんなサブタイプに変異をしても、それに感染した細胞を排除できるような特殊な免疫細胞をつくることができると考えている。

    しかし彼らは同時に、パンデミックを引き起こすような変異体がインフルエンザシーズンの最中に現れたときに備えて、即座にワクチンの構成要素を変えることのできるような余白も残したいと考えている。

    数年間の研究を経て、彼らはベンサミアナタバコにたどり着いた。タンパク質を高速で生成する能力をもつタバコ属の植物である。メディカゴは卵を使った従来の手法では6カ月かかるワクチンの製作期間を、6週間にまで短縮した。 ワクチンはインフルエンザウィルスの遺伝物質を植物に導入することでつくられる。その後4〜10日かけてウィルスは増殖。植物は「ミニ・バイオリアクター」のように機能し、葉にVLPをつくるのである。

    メディカゴの株の40%はフィリップ・モリスがもっている。タバコ市場の新しい可能性を探していたタバコ界の巨人は、10年前に初めて同社に投資を行い、そのバイオ技術に1500万ドル以上を注いでいるという。2013年、田辺三菱製薬が残りの60%の株を購入している。
    (部分抜粋)
    -------------

    カイコ、ダチョウの卵、タバコの葉...(笑)。

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  51. “尿を調べてがん発見” 世界初の実証実験へ
    4月16日 18時27分

    尿を調べてがんを見つけるという、世界で初めての実証実験が始まることになりました。現在、研究が進められている、血液による検査に比べて、体への負担をかけずにがんの早期発見につながることが期待されています。

    尿を調べてがんを見つける検査方法は、日立製作所が3年前に研究を始め、今月から名古屋大学医学部附属病院と共同で実証実験を行います。

    これまでの研究で、尿に含まれるおよそ2000種類の老廃物のうち、がん患者に特有の傾向を示す数種類の物質が見つかっているということで、これを基にがんの疑いがあるかどうかを判定します。

    この検査方法は、多くの人が手軽に検査できるように、自宅で尿を採取して検査機関に送るやり方を想定しています。

    このため実証実験では、尿を検査機関に運ぶまでの時間や温度が検査結果に影響を及ぼさないかを検証します。
    さらに、尿を採取した日時や場所をスマートフォンのカメラで簡単に記録できるシステムの開発も進めます。

    日立によりますと、尿からがんを発見する検査の実証実験は世界で初めてだということで、現在、研究が進められている、血液による検査に比べて、体への負担が少なく手軽に検査できる方法として、2020年代前半の実用化を目指しています。

    日立の山田真治基礎研究センタ長は「赤ちゃんに行う小児がんの検査の負担を軽くできるなど、がん検査を身近なものにできる」と話しています。

    尿の中の数個の物質の変化をがん判定に

    尿からがんを調べる検査方法は、日立製作所が3年前に研究開発を始めました。

    この検査方法は、人の体の状態を測定する指標となる「バイオマーカー」と呼ばれる物質を見ることで、がんの疑いがあるかどうかを見分けようというものです。

    日立によりますと、尿の中には数千種類に上る老廃物の物質が含まれています。
    日立は、このうち、およそ2000種類の老廃物に着目し、健康な人とがん患者の尿を比較する作業を繰り返しました。
    その結果、バイオマーカーとして期待できる数個の物質を絞り込みました。
    その数個の物質の増え方や減り方などの傾向から、がん患者に特有の状態を見つけ出し、がんの疑いがあるかどうかの判定に生かそうというわけです。

    名古屋大学医学部附属病院と共同で行う実証実験では、「小児がん」と「大腸がん」、それに「胆道がん」を中心に、検査の精度を高めたりコストを下げたりするための検証を行います。
    また、日立は、「乳がん」の検査についても研究を進めていく方針です。

    日立製作所・基礎研究センタの坂入実チーフサイエンティストは「尿に着目したのは、社会システムを変える新しいがん検査に持ち込みたいと考えているからで、自宅で尿を採取して検査機関に送るという新しいシステムになる」と話しています。

    研究者「医療費削減にもつながり社会的意義大きい」

    日立と共同で研究している名古屋大学大学院医学系研究科小児外科の内田広夫教授は「特に子どもの場合、血液検査を嫌がる子も多いうえ、麻酔薬をかけて画像診断をするため負担が大きかった」と指摘したうえで、「尿の提供だけで済むのは有効な方法だ」と評価しています。

    大人のがんについても「早期に発見でき、経過も細かくわかるので、がんに関わる医療費の削減にもつながり、社会的な意義も大きい」と話しています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180416/k10011405771000.html

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    1. 小児がんを尿検査で判別、日立
      20年実用化目指す
      2018/4/16 17:04
      ©一般社団法人共同通信社

       日立製作所は16日、尿検査でがんにかかっているかを判別する実証実験を4月から始めると発表した。小児がんと胆道がん、大腸がんが対象で、早ければ2020年の実用化を目指す。自宅で採取した尿を検査機関に送り、結果をスマートフォンのアプリで受け取れるようにする。がんの早期発見に役立ちそうだ。

       実証実験は名古屋大などの協力を得て今年9月まで行う。250人分の検体を使用し、がんによって増えたり減ったりする特定の代謝物を解析。実用化に向け研究を加速する。

       日立は16年に、今回実証実験を始める技術を開発したと発表した。
      https://this.kiji.is/358523662716634209

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  52. ギラン・バレー症候群 免疫抑制の薬で重症患者の70%余が回復
    4月23日 11時25分

    急に手足の筋力が低下して後遺症が出るおそれがある病気「ギラン・バレー症候群」の治療で、従来の方法に加えて免疫の働きを抑えるとされている薬を投与すると重症患者の70%余りが回復したという研究結果を千葉大学などがまとめました。

    ギラン・バレー症候群は、かぜや下痢など感染症の症状が出たあと、急に手足の筋力が低下する病気で、細菌やウイルスに感染したことをきっかけに、体内で作られた抗体が誤って自分の神経を攻撃することが原因と見られています。

    血液製剤などを投与するこれまでの治療法では、患者の20%ほどにまひなどの後遺症が出ることが課題となっていました。

    千葉大学医学部附属病院など全国13の医療機関で作る研究グループは、発症から2週間以内の重症患者34人を対象に、従来の治療法に加えて「エクリズマブ」という薬を投与した際の効果を調べる臨床試験を行いました。

    エクリズマブには免疫機能の一部を抑制する効果があるとされ、半年後には、投与した患者の74%が走れるようになり、ほぼ後遺症がなかったということです。

    千葉大学医学部附属病院の桑原聡教授は「新たな治療法の可能性を確認できた。さらに研究を進めて、実際に医療の現場で利用できるようにしたい」と話しています。

    国内で年間1400人が発症
    ギラン・バレー症候群は、手や足などの神経に障害が起きる病気で、急にしびれや脱力などの症状が出て、重症の場合、呼吸不全を起こすケースもあります。

    細菌やウイルスに感染したことをきっかけに、体内で作られた抗体が誤って自分の神経を攻撃することが原因と見られ、国の研究班の調査では国内で年間1400人ほどが発症しているということです。

    症状が治まれば再発は少ないということですが、血液製剤などを使った従来の治療法では患者のうち20%近くに後遺症があり、発症直後に神経へのダメージをいかに抑えるかが課題となっていました。

    千葉県内に住む69歳の女性は、26年前に40度近くの高熱が出たあと手足に力が入らなくなり、1週間ほどで首から下が動かなくなりました。

    リハビリを続けた結果、手すりなどにつかまって歩けるようになりましたが、今でも移動の際には車いすなどが必要で、早期の診断と適切な治療の重要性を訴えています。

    女性は「自分が発症したときにはリハビリしかありませんでした。若い人でも発症することがあると聞いているので、新しい治療法ができれば、すばらしい」と話しています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180423/k10011413961000.html

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    1. 「サイトカインストーム」にも「免疫抑制剤」…

      「サイトカインストーム ステロイド」
      https://www.google.co.jp/search?q=%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%88%E3%82%AB%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%A0+%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AD%E3%82%A4%E3%83%89

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    2. 短絡的な「対症療法」バカの所作…

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  53. 文春オンライン
    自分が患者になったことで実感した、医療の驚くべき進化 医者が体験した「治る治療」 - 2018/5/3
    http://bunshun.jp/articles/-/6000

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    1. >レントゲンだけに頼った肺がん検診には、あらためて疑問を持ちました
      http://bunshun.jp/articles/-/6000?page=4

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    2. >最初に手術をし、退院した日から今日まで3年半、大学を休んだ日は一日もありません。もし私の病ががんではなく、脳梗塞だったらこうはいかなかったでしょう
      http://bunshun.jp/articles/-/6000?page=5

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    3. もう立派なエスタブリッシュメント「がん治療」布教者となりて…

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  54. 痛くない!乳がん検査…微弱電波で立体画像 来年度中に治験目指す
    2018年5月12日15時0分

     微弱な電波を出す発信器で乳房を数回なでるだけで、乳がんを高い精度で発見できる新たな画像検査法を、神戸大などが開発した。乳がん検診で使われるマンモグラフィー(乳房エックス線撮影)のような痛みはなく、鮮明な立体画像が得られるという。来年度中に臨床試験(治験)を始め、検診での普及を目指す。

     電波は体内の組織に当たると反射するが、脂肪は通り抜ける。神戸大の木村建次郎教授(計測学)らは、乳房の大半が脂肪であることに着目。電波を当てて内部のがん組織ではね返った波形を解析し、瞬時に立体画像化できるようにした。

     マンモグラフィーは乳房を板で挟んで撮影するため痛みを感じるほか、乳腺の密度が高い「高濃度乳房」の人では全体が白く写り、同様に白く写る異常を見つけにくかった。新検査法は痛みがなく、がんを明確に区別できる。当てる電波は携帯電話の1000分の1以下で、被曝ひばくの心配もないのが利点だ。

     木村教授らは高濃度乳房のがん患者ら約200人を対象に精度を検証。マンモグラフィーやエコー検査、組織の一部を採取する検査などの診断結果と90%以上一致し、これまで難しかった早期のがんも検出できた。

     木村教授は「2021年頃には大手メーカーなどの協力を得て、医療機器として事業化したい」と話す。

     戸崎光宏・相良病院付属ブレストセンター(鹿児島市)放射線科部長の話「高濃度乳房は女性の8割近くを占め、マンモグラフィーに代わる検査法は不可欠だ。薬物治療の効果判定などへの活用も期待できる」
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180512-118-OYTPT50279

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    1. 痛くない乳がん検査、なでるだけで鮮明立体画像
      2018年5月12日15時2分

       微弱な電波を出す発信器で乳房を数回なでるだけで、乳がんを高い精度で発見できる新たな画像検査法を、神戸大などが開発した。

       乳がん検診で使われるマンモグラフィー(乳房エックス線撮影)のような痛みはなく、鮮明な立体画像が得られるという。来年度中に臨床試験(治験)を始め、検診での普及を目指す。

       電波は体内の組織に当たると反射するが、脂肪は通り抜ける。神戸大の木村建次郎教授(計測学)らは、乳房の大半が脂肪であることに着目。電波を当てて内部のがん組織ではね返った波形を解析し、瞬時に立体画像化できるようにした。

       マンモグラフィーは乳房を板で挟んで撮影するため痛みを感じるほか、乳腺の密度が高い「高濃度乳房」の人では全体が白く写り、同様に白く写る異常を見つけにくかった。新検査法は痛みがなく、がんを明確に区別できる。当てる電波は携帯電話の1000分の1以下で、被曝ひばくの心配もないのが利点だ。

       木村教授らは高濃度乳房のがん患者ら約200人を対象に精度を検証。マンモグラフィーやエコー検査、組織の一部を採取する検査などの診断結果と90%以上一致し、これまで難しかった早期のがんも検出できた。

       木村教授は「2021年頃には大手メーカーなどの協力を得て、医療機器として事業化したい」と話す。

       戸崎光宏・相良病院付属ブレストセンター(鹿児島市)放射線科部長の話「高濃度乳房は女性の8割近くを占め、マンモグラフィーに代わる検査法は不可欠だ。薬物治療の効果判定などへの活用も期待できる」
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180512-118-OYT1T50077

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  55. 医科様がん治療の犠牲者を拾い上げる「ロシアンルーレット」…

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  56. なかのとおる
    ‏@handainakano

    文藝春秋のようなまっとうな出版社が『ワクチン副作用の恐怖』(近藤誠)などという本を出すのはいかがなものか。売れればいいというものではないだろう。この本を読んで反省していただきたい。

    https://twitter.com/handainakano/status/995440835838730240

    https://koibito2.blogspot.jp/2018/01/blog-post_20.html?showComment=1526166685842#c6393261377464805015

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  57. アルツハイマー型認知症ワクチン(笑)。
    https://www.google.co.jp/search?q=%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%84%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%9E%E3%83%BC+%E8%AA%8D%E7%9F%A5%E7%97%87+%E3%83%AF%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%B3

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    1. 「アルツハイマー ワクチン」
      https://www.2nn.jp/search/?q=%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%84%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%9E%E3%83%BC+%E3%83%AF%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%B3&e=

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    2. 真に受けたアホ役人どもが組織ぐるみで研究開発予算事業を立ち上げて、公的資金をドブに流しまくる…

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  58. 社説
    高齢者と薬 多剤服用の悪影響を減らそう
    2018年5月17日6時0分

     服用する薬が多過ぎ、逆に体調を悪化させる高齢者が少なくない。多剤服用によるトラブルを防ぐ体制作りが大切だ。

     厚生労働省が、高齢者への医薬品使用に関する初めての指針を策定し、近く医療機関などに通知する。医師や薬剤師向けに、高齢者に多用される薬と主な副作用を示し、より慎重な処方と減薬などの工夫を求めている。

     高齢者は、薬を分解する機能の低下に伴い、副作用が出やすくなる。複数の持病を抱えて薬の数が増えがちで、薬同士の相互作用による健康被害も起きやすい。薬で生じた症状に、新たな薬で対処する悪循環に陥る場合もある。

     服用する薬が6種類以上になると、体調不良が顕著に増えるとされる。ふらつき、記憶障害、食欲低下、抑うつなどが代表的な症状だが、加齢による不調と見過ごされることも多い。

     75歳以上の4割が1か月に5種類以上を1か所の薬局で受け取っている。7種類以上という人も25%に上る。多剤投与の悪影響について、医療現場での認識が十分ではないのではないか。

     患者の状態が変化した場合には、薬剤が原因かもしれない、と疑ってみる。その姿勢を定着させることが重要である。

     指針は、医師や薬剤師などの医療関係者が連携し、患者一人一人について薬の処方全体の状況を把握する必要性を強調する。

     複数の医療機関や薬局を利用して、同じ薬や飲み合わせの良くない薬を受け取る例も目立つ。かかりつけ医が他の医療機関による処方も含めて把握し、かかりつけ薬局が服薬情報を一元管理する。健康被害を防ぐ第一歩だろう。

     医師らが処方薬の有効性や必要性を判定し、より安全な代替薬や薬以外の手段を検討することも、指針は推奨する。慎重に経過観察しつつ、減薬を進めたい。

     課題は、かかりつけ医・薬剤師の質と量の確保である。患者の服薬に関わる介護職なども、多剤服用への問題意識を高め、医療関係者との協力を図るべきだ。

     多剤処方で生じる薬の重複や飲み残しは、医療費を押し上げる。残薬が年間数百億円に上るとの推計もある。医療費の膨張抑制の観点からも対策が急がれる。

     薬の適正使用を進めるには、患者や家族の理解が不可欠だ。薬の服用にはリスクが伴う。政府は、高齢者特有の副作用について、啓発に努めねばならない。

     患者側も「お薬手帳」の活用などで被害防止を心がけたい。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180516-118-OYT1T50125

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    1. 何が目的で、何が手段なのか…

      「学歴エリートの用いる戦法の肝は、自らに都合のいい手段を誰も反対できない理念(目的)とセットにすることである」(掛谷英紀『学者のウソ』)
      https://www.google.co.jp/search?q=%E5%AD%A6%E8%80%85%E3%81%AE%E3%82%A6%E3%82%BD+%E5%AD%A6%E6%AD%B4%E3%82%A8%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%88%E3%81%AE%E7%94%A8%E3%81%84%E3%82%8B%E6%88%A6%E6%B3%95%E3%81%AE%E8%82%9D+%E9%83%BD%E5%90%88%E3%81%AE%E3%81%84%E3%81%84%E6%89%8B%E6%AE%B5+%E5%8F%8D%E5%AF%BE%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%81%AA%E3%81%84%E7%90%86%E5%BF%B5%EF%BC%88%E7%9B%AE%E7%9A%84%EF%BC%89

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  59. 遺伝性乳がん、乳房予防切除を学会「強く推奨」
    2018年5月16日11時49分

     遺伝性の乳がんについて、日本乳癌がん学会は16日、がんになっていない乳房をがん予防のために切除することを「強く推奨する」と、学会の診療指針を改訂すると発表した。

     現在の指針では、遺伝性乳がんの場合、がんを発症していない側の乳房の予防切除は、「検討してもよい」にとどまっている。

     3年ぶりに改訂される指針では、遺伝性の乳がんと確認された場合、患者本人が希望し、カウンセリングの体制が整っていることなどを条件に、乳房予防切除を「強く推奨する」に引き上げる。がんになっていない側の乳房を予防的に切除すると、がんの発症リスクが下がったり、生存率が上がったりすることが分かってきたためだ。

     乳がんは女性で最も多いがんで、2013年の推計発症患者は約7万7000人。このうち1割程度は「BRCA」という遺伝子に変異があり、遺伝子変異がない人に比べ、高い確率で乳がんを発症しやすい。

     現在はがんになっていない乳房の予防切除は保険で認められていないため、全額自己負担となる。

     改訂を担当した福山市民病院(広島県)乳腺甲状腺外科の池田雅彦統括科長は「乳房予防切除による乳がんの予防効果は高く、予防切除を希望する患者は多い。費用負担のあり方などを検討すべきだ」としている。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180516-118-OYT1T50062

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    1. 乳がん予防切除「強く推奨」…「遺伝性」で学会指針
      2018年5月16日15時0分

       遺伝性の乳がんについて、日本乳癌がん学会は16日、がんになっていない乳房をがん予防のために切除することを「強く推奨する」と、学会の診療指針を改訂すると発表した。

       現在の指針では、遺伝性乳がんの場合、がんを発症していない側の乳房の予防切除は、「検討してもよい」にとどまっている。

       3年ぶりに改訂される指針では、遺伝性の乳がんと確認された場合、患者本人が希望し、カウンセリングの体制が整っていることなどを条件に、乳房予防切除を「強く推奨する」に引き上げる。がんになっていない側の乳房を予防的に切除すると、がんの発症リスクが下がったり、生存率が上がったりすることが分かってきたためだ。

       乳がんは女性で最も多いがんで、2013年の推計発症患者は約7万7000人。このうち1割程度は「BRCA」という遺伝子に変異があり、遺伝子変異がない人に比べ、高い確率で乳がんを発症しやすい。

       現在はがんになっていない乳房の予防切除は保険で認められていないため、全額自己負担となる。

       改訂を担当した福山市民病院(広島県)乳腺甲状腺外科の池田雅彦統括科長は「乳房予防切除による乳がんの予防効果は高く、予防切除を希望する患者は多い。費用負担のあり方などを検討すべきだ」としている。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180516-118-OYTPT50268

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    2. 遺伝性 乳がん予防切除を 学会「強く推奨」
      2018年5月17日5時0分

      アンジーのケースは「弱く推奨」

       遺伝性の乳がん患者について、日本乳癌がん学会は16日、がんになっていない側の乳房の予防切除を「強く推奨する」と診療指針を改訂すると発表した。米国の人気女優、アンジェリーナ・ジョリーさん=写真、ロイター=のように未発症での両乳房の切除については、本人の意思に基づき「弱く推奨する」にとどまった。

       改訂は3年ぶり。現在の指針では、遺伝性乳がんの患者について、がんになっていない側の乳房を予防のために切除することは「検討してもよい」としていたが、推奨度を引き上げた。患者が希望し、カウンセリングの体制が整っていることなどが条件だ。

       乳房の予防切除は、母を卵巣がん、叔母を乳がんで亡くしたジョリーさんが、未発症の時点で両側の乳房と卵管・卵巣を切除したと公表し、日本でも関心が高まった。ただ、未発症の予防切除は、発症リスクを低減する効果は明らかになっているが、生存率への効果は明確になっていない。そのため、今回は強い推奨には至らなかった。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180517-118-OYTPT50086

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  60. 文春オンライン
    1000人以上にがんを告知した医師が語る「がんで不幸にならない方法」 - 2018/5/24
    http://bunshun.jp/articles/-/7390

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    1. >がんと診断されただけで絶望したり落ち込んだりする人がいる一方、がんを受け入れ、がん患者としての日々を幸せに過ごすことができる人もいます。人気テレビ番組や雑誌など、メディアへの登場も多く、旧国立がんセンターで、がん予防・検診研究センター長として1000人以上の患者にがん告知をしてきた森山紀之先生に、がんで不幸にならないためのアドバイスをお聞きしました(全3回の1回目/#2、#3へ続く)。

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    2. がん幻惑案件…

      ほんとうに「がん」は現実の病気なのか?

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    3. 《──情報が正しいかどうかは、どうやって判断したらよいのでしょうか。

      森山 まずは、情報の根拠が示されているかどうかを確認してください。がんに限らず治療は科学的根拠があることが大前提です。根拠が明示されていない情報は、信じてはいけません。それから、「絶対」「100%」「奇跡の」など、あまりにも強い表現が使われている情報も、疑ってかかるべきです。私が長年勤務してきた国立がん研究センターの「がん情報サービス」は、信頼性が高いサイトですから、ぜひとも活用していただきたいと思います。》
      http://bunshun.jp/articles/-/7390?page=3

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    4. いちばんヤバい情報元かもしれんなあ(笑)。

      「がん道」まっしぐらだ。

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  61. NEWSポストセブン
    ‏@news_postseven

    「誤診がん」と診断されればその後は悲惨な人生、裁判沙汰も
    https://www.news-postseven.com/archives/20180525_678053.html …
    2015年には北海道の総合病院で胃がんと診断された患者が胃の5分の4を切除した。その後患者の切除部分を病理医が検査したところ、がんが発見されなかった。
    #誤診がん #誤診 #がん
    https://twitter.com/news_postseven/status/1000738403070169090

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    1. 「誤診がん」と診断されればその後は悲惨な人生、裁判沙汰も
      2018.05.25 07:00

       がんと診断され、闘病生活を続けた数年後、突然病院から「本当はがんではありませんでした」と告げられたら何を思うか。

       がんの不安が消えたことでその瞬間は安堵するかもしれない。だがその後に残るのは、無駄な手術や投薬による副作用や後遺症だけ──そんな悲惨な“誤診”の被害者が、実は少なくないという。

       がんの罹患率が全国平均より高い青森県が県内10町村で2011年度にがん検診者を対象に実施した調査によると、胃がん、大腸がん、肺がん、乳がん、子宮頸がんの検診を受診した計2万1316人のうち、1720人ががんでないのに「要精密検査」と判定されていた。受診者の12人に1人(約8%)が偽陽性の判定を受けていたことになる。

       がん検診から精密検査へと幾重にも続く検査の網を経ても“誤診がん”と診断されてしまうと、その後は悲惨である。

       2007年に新潟大学医歯学総合病院は、60代の男性を前立腺がんと誤診し、2年間にわたって不要な放射線治療やホルモン療法を行なっていたことを明らかにした。研修医ががんと診断し、その後、専門医が悪性腫瘍ではないと診断してカルテを訂正したが、主治医は訂正に気づかなかったという。

       石川県の公立能登総合病院と金沢大学附属病院でも、似たような事件が起きている。80代の男性が尿路上皮がんと診断され、2009年8月に膀胱の摘出手術を受けたが、術後の病理診断でがん細胞は見つからなかった。
      https://www.news-postseven.com/archives/20180525_678053.html

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    2.  男性は必要のない手術で排便障害になったとして、病院を提訴している。一方の病院側は、「誤診ではなく、過失はない」「手術前に化学療法をしたので、がんが消えていても不思議はない」と反論している。

       2015年には北海道の総合病院で胃がんと診断された患者が胃の5分の4を切除した。その後患者の切除部分を病理医が検査したところ、がんが発見されなかった。

       そうした事態を少しでも遠ざけるために、患者側は何ができるのだろうか。自治医科大学附属病院の病理診断部長・福嶋敬宜氏はこういう。

      「がん告知を受けたものの、疑問を感じた場合は、まず診断根拠についての説明を聞くことです。『病理診断書』を見せてもらいましょう。それでも納得できない場合は、その病理診断書のコピーをもらって、別の病院にセカンドオピニオンを求めるのも選択肢の一つです」

       近畿大学医学部附属病院・臨床研究センター講師で病理専門医の榎木英介氏は、誤診の1つの要因になるのが病理医に患者の情報が伝わっていないケースだという。

      「その患者の既往歴や臨床記録などを病理医が把握できていれば、良性か悪性かの正しい判断を下すうえで大きな助けとなります。しかし、現実には検体だけが送られてきて、他の情報は一切ないというケースが少なくない。

       病理医レベルで誤診が起きる一番の理由は、担当医とのコミュニケーション不足だと思います。病理検査が必要だと知らされた時は、それらの情報を病理医にも伝えてもらうよう患者さんから担当医に頼むのも誤診を防ぐ方法だと言えるでしょう」

       医療技術が進歩した今でもがんは死に直結する病気だ。「あなたはがんではありません」と告げられれば安心し、「がんが見つかりました」と言われれば不安になる。しかし、どちらの宣告も「100%ではない」という前提を持つ必要がありそうだ。

      ※週刊ポスト2018年6月1日号
      https://www.news-postseven.com/archives/20180525_678053.html?PAGE=2

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  62. CT画像見落とし がんで2人死亡か 千葉大附属病院
    2018年6月8日 12時57分

    千葉大学医学部附属病院で9人の患者のCT画像の見落としがあり、このうち2人が適切な治療を受けられず、胃がんと肺がんで死亡した疑いがあることが関係者への取材でわかりました。
    千葉大学医学部附属病院は午後1時から会見を開いて詳しい事情を説明することにしています。

    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180608/k10011468981000.html

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    1. CT画像 がんの疑い見落とし患者2人死亡 千葉大附属病院
      2018年6月8日 17時16分

      千葉大学医学部附属病院は、9人の患者についてがんなどの疑いがあったにもかかわらず、主治医がCT検査の結果を見落とすなどしていたことを明らかにしました。その結果、診断が遅れ、4人の治療に影響が出て、このうち2人はがんで死亡したということで、病院は遺族などに謝罪しました。

      千葉大学医学部附属病院によりますと、平成25年以降、30代から80代の男女9人の患者について、主治医がCT検査に関する結果報告を見落とすなどしていたことがわかり、最も長い人では4年余り診断が遅れたということです。

      その結果、4人については治療を進めるうえで影響が出て、このうち60代の女性と70代の男性の2人が去年、腎臓や肺のがんで死亡したということです。

      これについて大学が設置した外部の調査委員会は、CT検査などの画像診断の結果を受けた医師が自分の専門領域だけに注目してしまうと、それ以外の病気について見落としが生じやすく、そのことを警告する仕組みもなかった、と指摘しています。

      このため病院は、画像診断の専門医を増やすことや、主治医との情報共有を図ること、主治医が検査結果を患者や家族と一緒に確認すること、などを盛り込んだ再発防止策をまとめました。

      千葉大学医学部附属病院の山本修一病院長は記者会見し「患者や遺族の方々に多大な迷惑をかけたうえ、地域の皆さんの信頼を損なう結果にもなり、誠に申し訳ありません」と述べて謝罪しました。

      画像診断どう行われたか

      千葉大学医学部附属病院では、患者の画像診断や検査結果の報告は次のような流れで行われていました。

      まず、診療科の医師が放射線診断の専門医と検査の担当者に、それぞれ画像診断を依頼します。

      依頼を受けて検査の担当者は、撮影した画像データを診療科の医師と放射線診断の専門医の両方に送ります。

      診療科の医師はみずからの目で画像データを確認するとともに、放射線診断の専門医が作成した診断結果の報告書も参考にして今後の治療方針を決めていました。

      この流れの中で、ミスが起きた原因として外部調査委員会は4点を指摘しています。

      まず、そもそも診療科の医師が画像診断を依頼しなかったケース。

      次に、診療科の医師が放射線診断の専門医から提出された報告書について自分の専門領域だけに注目し、それ以外の所見を見落としたケース。

      放射線診断の専門医による報告書の作成が遅れ、結果的に診療科の医師が確認しなかったケース、

      そして、放射線診断の専門医が報告書を作成しなかったケースです。

      こうしたミスの再発を防ぐため、病院側は業務の流れを見直し、画像診断の体制を強化するとしています。

      具体的には、来月1日付けで「画像診断センター」という組織を設け、放射線診断の専門医の人数を増やしていきます。

      また、放射線診断の専門医が作成した報告書の内容を、患者も一緒に確認する仕組みを作るとしています。

      さらに来年1月にシステムを更新して、診療科の医師による報告書の確認状況の記録や管理を徹底するとしています。

      4人の見落としの状況は

      千葉大学医学部附属病院は、CT検査の結果を見落とすなどして診断が遅れ、治療に影響が出た4人についての経緯を説明しました。

      ▽50代男性は、平成28年6月に頭けい部の腫瘍を確認するためCT撮影したが、画像診断報告書の確認が不足し、平成29年7月に、ほかの病院からの肺がん精査依頼のCT画像で肺がんを認識した。

      ▽60代の女性は、平成25年6月に炎症性腸疾患の経過観察のためCT撮影したが、画像診断報告書の確認が不足し、平成29年10月にアレルギー・こう原病内科によるCT撮影で腎臓のがんを認識した。

      ▽60代の男性は、平成29年5月に心臓手術の手術前の検査のためCT撮影したが、画像診断報告書の確認が不足し、平成29年10月に消化器内科によるCT撮影ですい臓のがんを認識した。

      ▽70代の男性は、平成28年1月に皮膚の悪性腫瘍のPETーCT報告書について肺の異常を十分に確認せず、平成29年4月に皮膚科によるCT撮影で肺がんを認識した、などとしています。

      病院によりますと、このうち60代の女性と70代の男性は腎臓や肺のがんで死亡したということです。

      画像診断見落としミス 各地で相次ぐ

      医療事故の分析などを行っている「日本医療機能評価機構」によりますと、画像診断についての報告書を主治医などが十分確認せず、病気を見逃して治療が遅れたケースは平成24年から去年末までに64件が報告されています。

      評価機構は平成24年、放射線科の専門医から提出されたがんなどの疑いについての画像診断の報告書を、担当の医師が見落としたケースがあったとして医療安全情報を発表し、確認の徹底を呼びかけました。

      しかし、東京慈恵会医科大学附属病院で70代の男性が肺がんの疑いがあると診断されたにもかかわらず、1年以上治療が行われずに死亡したことが去年明らかになるなど、その後も同じような問題が相次ぎました。

      このため評価機構は先月、改めて医療安全情報を発表し、それぞれの医療機関で画像診断の結果をしっかり確認したうえで、患者や家族にも説明を行えるような手順を整えておくことを呼びかけていました。

      厚生労働省も去年11月、医療機関に対し検査結果の確認の徹底を呼びかけていました。

      医療事故の遺族「教訓生かされていない」

      医療事故の被害者遺族で、国の医療事故調査制度の委員も務めた永井裕之さんは去年、東京慈恵会医科大学附属病院で同様の事案が起きていることを指摘し、「一つの医療機関で起きた事故が教訓としてほかの医療機関に生かされていないと感じている。医師や看護師の個人の責任にするのではなく、どうして起きたのか根本的な原因を探って、ミスが起きてもすぐに見つかる仕組みを構築することが必要だ」と話しました。

      そのうえで「医師の間での情報共有を密に行うのはもちろんだが、カルテなどの診断情報を患者と共有することで、ともに見落としや誤りがないか確認し、不審な点があればほかの医師の意見を求められるようにすることが大事だ」と指摘しました。

      専門家「電子カルテも背景に」

      医療の安全が専門の医師で、名古屋大学附属病院の長尾能雅副病院長は「電子カルテが普及したが、電子カルテに反映させた画像などの情報の中には医師が気がつきにくくなるケースもあり、医療機関として、もれなく情報を共有し、見過ごしや見落としに気づくような仕組みを構築する必要がある。ハードとソフトの面で両方で防がないと不幸な事例が続くのではと懸念している」と指摘しました。

      また、「最近は、放射線診断の技術があがる一方で、大量の画像を撮影するため業務量が増えていて、担当医師とのコミュニケーションが薄れていることも背景にあるのではないか。こうした見落としや見過ごしによる診断のミスは全国的にまだまだ埋もれている可能性がある」と指摘しています。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180608/k10011469061000.html

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    2. 千葉大病院、がん疑い見落とし…患者2人死亡
      2018年6月8日13時44分

       千葉大医学部付属病院(千葉市中央区)は8日、コンピューター断層撮影装置(CT)検査の画像診断報告書の見落としがあり、適切な治療が行われず、がん患者2人が死亡したと発表した。

       発表によると、2017年7月、50歳代の男性が肺がんの疑いで呼吸器内科を受診したが、16年6月に頭とうけい部のCT検査を受けた際の画像診断報告書を改めて確認したところ、その時点で肺がんの疑いがあると指摘されていたことが分かった。男性は現在、治療中。

       この問題を受けて院内で調査したところ、ほかにも画像診断報告書の確認不足などが計8人で報告された。腎がんと肺がんをそれぞれ患っていた2人が死亡したという。

       山本修一病院長は記者会見で「患者や家族に多大な負担と心痛をかけ、誠に申し訳ない」と謝罪した。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180608-118-OYT1T50088

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    3. がん疑い見落とし死亡 千葉大付属病院 患者2人
      2018年6月8日15時0分

       千葉大医学部付属病院(千葉市中央区)は8日、コンピューター断層撮影装置(CT)検査の画像診断報告書の見落としがあり、適切な治療が行われず、がん患者2人が死亡したと発表した。

       発表によると、2017年7月、50歳代の男性が肺がんの疑いで呼吸器内科を受診したが、16年6月に頭とうけい部のCT検査を受けた際の画像診断報告書を改めて確認したところ、その時点で肺がんの疑いがあると指摘されていたことが分かった。男性は現在、治療中。

       この問題を受けて院内で調査したところ、ほかにも画像診断報告書の確認不足などが計8人で報告された。腎がんと肺がんをそれぞれ患っていた2人が死亡したという。

       山本修一病院長は記者会見で「患者や家族に多大な負担と心痛をかけ、誠に申し訳ない」と謝罪した。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180608-118-OYTPT50258

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    4. 千葉大病院 担当医 「専門外」目届かず CT報告書には「がん」
      2018年6月9日5時0分

       がんの疑いの指摘が4年余りも見過ごされ、命が失われた。8日、千葉大医学部付属病院(千葉市中央区)が公表した画像診断の見落とし問題。コンピューター断層撮影法(CT)検査の結果、治療対象でなかったがんの疑いが浮上しても、担当医が専門外の領域に目が行き届かないという盲点が次々と判明した。「同様のケースは各地の病院に埋もれている」との指摘も出ている。

       千葉市中央区で8日午後に行われた記者会見で、山本修一病院長は「患者と家族の皆様に多大な負担と心痛をおかけしたことをおわびする」と述べ、深々と頭を下げた。患者や遺族には既に謝罪しており、金銭的な補償も検討するとした。

       一連の問題が判明したきっかけは、50歳代の男性が昨年7月、肺がんの疑いで呼吸器内科を受診したことだった。男性は2016年6月に頭頸とうけい部の腫瘍を確認するため、同病院でCT検査を受けており、当時の画像診断報告書を確認したところ、その時点で肺がんの疑いがあると指摘されていたことがわかった。

       担当医が専門領域の頭頸部にだけ注目し、肺がんに関する記載を十分に確認していなかった。男性は現在も治療中だ。これを受け、病院が全診療科で調査した結果、今年2月末までにCT検査結果を巡って計9人の患者について確認不足などがあった。

       このうち死亡した男女2人は画像診断報告書の見落としの後、病状が判明した際、手術もできない状態に悪化。4年余り治療が遅れ、腎がんで死亡した60歳代の女性について、市川智彦副病院長は会見で「その時点で治療したのであれば、経過に大きな違いがあったと考える。(報告書の見落としと死亡に)因果関係があったと言われれば、そのとおりだと思う」と述べた。肺がんで死亡した70歳代男性については「死亡が早くなったという意味で因果関係はあった」とした。

       CT画像は担当医が確認するとともに、放射線診断専門医に画像診断報告書の作成を依頼する。報告書には、治療対象の患部以外に関する所見も記載されるが、同病院は「担当医は専門領域については画像を見て診断するが、放射線診断専門医の報告書も合わせて確認するという認識が不十分だった」と説明する。

       同病院は外部の有識者による調査委員会の提言を受け、再発防止策に乗り出す。7月1日に画像診断センターを新設し、放射線診断専門医の常勤を5人増の10人体制にして担当医との連携を強化。患者に対しては画像診断報告書を確認してもらうなど説明を手厚くするほか、担当医による報告書の確認状況の管理を電子カルテのシステムで徹底する。

      医師間確認「仕組み作りを」
       「他の病院でも起きていると考えるほうが自然」――。専門家の間には、今回のような画像診断報告書の見落としなどは、「氷山の一角」との見方がある。関西の大学の放射線科教授は「自分の専門領域以外は熱心に見ない、ということは日常的に起こりがち」と打ち明ける。

       表面化しただけでも千葉大の例にとどまらない。慈恵医大病院(東京都港区)は昨年2月、肺がんの疑いの記述を見落とされた患者が死亡したと発表。同10月には名古屋大や横浜市大でも、同様の例が発表された。

       これを受け、厚生労働省は同11月、全国の医療機関に防止を呼びかける文書を出した。医療事故のデータを集めている日本医療機能評価機構も今年5月、文書で注意喚起している。

       放射線診断が専門の江原茂・岩手医大教授は「画像診断報告書には多くの記載があり、専門外の分野まで主治医がすべて入念にチェックするのは現実的に難しい面もある。意思疎通の行き違いを防ぐシステム作りが必要だ」と指摘する。

       慈恵医大病院は再発防止のため、報告書を主治医が確認し、必要な対応をしたか事務員が2度に分けて、医師に念押しする仕組みを導入。報告書の内容を患者に配布している。

       厚労省は「あってはならないことだが、現実に起きている。再発防止を徹底したい」としている。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180609-118-OYTPT50163

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    5. 千葉大病院 がん見落とし 2人死亡 CT検査で
      2018年6月9日5時0分

       千葉大医学部付属病院(千葉市中央区)は8日、コンピューター断層撮影法(CT)検査結果の見落としがあり、適切な治療が行われず、昨年、がん患者の男女2人が死亡したと発表した。いずれも担当医が専門外の領域の画像診断結果を十分に確認しなかったのが要因で、このうち1人は4年余り治療が遅れた。

       同病院の調査では、2013年以降、30~80歳代の患者計9人について、CT検査結果の確認不足などがあり、死亡した2人を含め4人の治療結果に影響したという。

       全国で同様の事例が相次いでいることから、厚生労働省は昨年11月、医療機関に確認を徹底するよう呼び掛けていた。

       発表によると、60歳代の女性は13年6月、炎症性腸疾患の経過観察のため、CT検査を行い、放射線診断専門医による画像診断報告書で腎がんの疑いが指摘された。しかし、担当医が見落とし、17年10月に別のCT検査で腎がんが判明、同12月に死亡した。

       また、皮膚がんの疑いで診察を受けた70歳代の男性は16年1月、CT検査結果の報告書に肺の異常がみられると記載されたが、十分に確認されず、17年4月になって肺がんと分かり、同6月に死亡した。

       8日に記者会見を開いた山本修一病院長は謝罪し、「信頼回復に向けて職員が一丸となって再発防止に努めたい」と述べた。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180609-118-OYTPT50208

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    6. 責任逃れ責任転嫁の分業体制構築ミッション…

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  63. 社説
    がん見落とし 患者には到底納得できない
    2018年6月20日6時0分

     患部の画像の細部に目を奪われ、重要な病巣を見逃した。患者の全身を診る、という原則が疎おろそかになっていないか。

     千葉大医学部付属病院で、がんの診断ミスが相次いでいたことが判明した。

     病院の調査によると、2013年以降、コンピューター断層撮影法(CT)検査などの画像に映った患者9人のがんを見落としていた。うち4人については、その後の治療内容に影響が及んだ。

     担当医が、検査画像の中で、患者の主症状に関連する部分にしか注意を払っていなかったことが原因だという。放射線診断専門医と連携して、周りの臓器までよく見ていれば、もっと早い段階でがんを発見できたかもしれない。

     典型的なのは、昨年12月に死亡した60歳代の女性の例だ。炎症性腸疾患の経過観察のため、13年6月にCT検査を受けた。画像を診た専門医は、腎がんが疑われると画像診断報告書に記したが、担当医は見落とした。

     昨年10月に別のCT検査で腎がんが判明したが、既に手術はできない状態だった。

     進歩した診断技術が有効活用されていない。患者側にとっては見過ごせない事態である。

     千葉大病院は、厚生労働省が認めた特定機能病院だ。高度な医療を提供する能力を有するはずだが、担当医の意識や診療体制に問題が多いと言わざるを得ない。

     外部調査委員会は今月、診療科と放射線診断専門医の連携が不十分だった、と指摘した。専門医からの画像診断報告書を診療科が確認するルールが存在しない点を批判したのも、もっともである。

     千葉大病院は7月から、再発防止策を強化する。画像診断センターを新設し、専門医を増員する。担当医が患者とともに画像診断報告書を確認する制度も始める。着実に実行してもらいたい。

     他の医療機関でも同様の見落としが相次ぐ。千葉大病院のケースは氷山の一角である。厚労省は昨年11月、安全対策を徹底するよう全国に通知している。

     日本には、世界有数と言われるほど多数のCT検査機器が導入され、撮影数もトップクラスだ。

     CT検査をすれば、何枚もの画像が得られる。小さな影も映し出される。それが病巣かどうか、評価できる専門医は足りない。

     画像検査と診断を専門とする医療機関も増えている。多数の患者を抱える大学病院などは、画像診断の外部委託を取り入れるなど、業務の効率化を検討すべきだ。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180619-118-OYT1T50094

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  64. 区のがん検診で複数回見落とし、40代女性死亡
    2018年7月17日14時7分

     東京都杉並区の肺がん検診でがんを見落とされた40歳代の女性が、その後、肺がんと診断され、今年6月に死亡していたことが分かった。同区が17日午後、記者会見を開き、事実関係を説明する。

     同区によると、見落としがあったのは、区内にある河北健診クリニック。女性は2014年と15年に同クリニックで実施した職場の成人健診で、胸部レントゲン画像に影があったにもかかわらず、異常なしと判定されていた。

     さらに今年に入ってからも、同クリニックで区の肺がん検診を受けたものの、異常なしとされ、4月に呼吸困難などで救急搬送された際、胸部レントゲン画像などで異常が見つかり、その際、過去の見落としが判明したという。

     区は見落としの発覚を受け、同クリニックで実施した区の肺がん検診の胸部レントゲン画像を調べたところ、2014年9月以降の9424件のうち44件が要精密検査となった。区では肺がん検診を杉並区医師会に業務委託し、同クリニックは検診実施医療機関だった。田中良区長は「あってはならない事故が発生し、大変無念で言葉もない。ご遺族や区民の皆様に深くおわびする」とのコメントを発表した。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180717-118-OYT1T50079

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    1. 「がん検診」が、実際のところ、どこまで責任を負えるのか?

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    2. 実は病気でも何でもないものを、しっかりとそのインチキ医科様な治療体系の枠組みの中に囲い込んでしまう役割も果たしていることもまぎれもない事実であるし、その「治療」によって、本来であれば何でもない人々を死に追いやっていることに手を下していることも事実である。

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    3. がん見落とし 40代死亡…杉並のクリニック 複数回
      2018年7月17日15時0分

       東京都杉並区の肺がん検診でがんを見落とされた40歳代の女性が、その後、肺がんと診断され、今年6月に死亡していたことが分かった。同区が17日午後、記者会見を開き、事実関係を説明する。

       同区によると、見落としがあったのは、区内にある河北健診クリニック。女性は2014年と15年に同クリニックで実施した職場の成人健診で、胸部レントゲン画像に影があったにもかかわらず、異常なしと判定されていた。

       さらに今年に入ってからも、同クリニックで区の肺がん検診を受けたものの、異常なしとされ、4月に呼吸困難などで救急搬送された際、胸部レントゲン画像などで異常が見つかり、その際、過去の見落としが判明したという。

       区は見落としの発覚を受け、同クリニックで実施した区の肺がん検診の胸部レントゲン画像を調べたところ、2014年9月以降の9424件のうち44件が要精密検査となった。区では肺がん検診を杉並区医師会に業務委託し、同クリニックは検診実施医療機関だった。田中良区長は「あってはならない事故が発生し、大変無念で言葉もない。ご遺族や区民の皆様に深くおわびする」とのコメントを発表した。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180717-118-OYTPT50350

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    4. 肺がん検査で見落とし 40代女性が死亡 ほかの44人も要検査 東京
      2018年7月17日 15時10分

      東京・杉並区にある医療機関が、40代女性について、過去複数回の検査で肺がんの疑いを見落とし、この女性は、ことしになって肺がんと診断され、先月死亡したことがわかりました。医療機関側は、見落としの事実を認めて謝罪するとともに、他にも過去に肺がん検診を受けた44人について、精密検査が必要だとして、受診を呼びかけています。

      これは、医療機関を運営する「河北医療財団」などが17日、記者会見を開いて明らかにしました。

      それによりますと、杉並区高円寺南にある「河北健診クリニック」では、平成26年と27年に区内に住む40代女性が、会社の健康診断で胸のエックス線検査を受けた際、肺がんの疑いを示すかげがあったにもかかわらず「異常なし」と判定したということです。

      さらに、ことしに入ってから、肺がん検診で行った胸のエックス線検査でも再び「異常なし」と判定していました。

      ことし4月、女性が呼吸困難で別の医療機関に救急搬送された際に検査でしこりがみつかったため、過去の画像を確認したところ見落としがわかったということです。

      女性はその後、肺がんと診断されて治療を続けていましたが先月、死亡しました。医療法人側は検査画像の見落としを認め、遺族に謝罪しています。

      17日の記者会見で、「河北医療財団」の河北博文理事長は「肺がんを早期に発見する機会があったにもかかわらず、発見に至らなかったうえ、検査結果の見落としも判明した。発見の機会を奪ってしまい申し訳なく心よりおわび申し上げる」と述べて、遺族や関係者に謝罪しました。

      また、この医療機関では、平成26年以降に、肺がん検診を受けた人たちの検査結果を調べたところ、亡くなった女性のほかにも44人について改めて精密検査が必要だとして、受診を呼びかけています。

      杉並区長「心よりおわび」

      女性が肺がんで死亡したことについて、杉並区の田中良区長は「区民の健康を守るべき区の肺がん検診においてあってはならない事故が発生し無念で言葉もありません。ご遺族の皆様に心よりおわび申し上げます。今後、区民が安心して受診できる健診体制を築いて参ります」とコメントを出しました。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180717/k10011536311000.html

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    5. 肺がん検査で見落とし 40代女性が死亡 ほかの44人も要検査 東京
      2018年7月17日 15時10分

      東京・杉並区にある医療機関が、40代の女性について複数回にわたる検査で肺がんの疑いを見落とし、この女性は、ことしになって肺がんと診断され先月死亡したことがわかりました。この医療機関が、過去に肺がん検診を受けた人たちの検査画像を改めて確認したところ、44人について改めて精密検査の必要があることがわかり、受診を呼びかけています。

      杉並区にある「河北健診クリニック」では、平成26年からことし1月にかけて、区内の40代の女性が受けた合わせて3回の健康診断や肺がん検診で、エックス線検査の結果、肺がんの疑いを示すかげがあったにもかかわらず、いずれも「異常なし」と判定したということです。

      女性は、ことし4月、呼吸困難で救急搬送され、その後、肺がんと診断され、先月下旬に死亡しました。

      医療機関を運営する河北医療財団は、17日午後、会見を開いて見落としの事実を認め、がんの発見が遅れたことで治療の機会を奪ったとして謝罪しました。

      エックス線検査の画像は2人の医師がチェックする体制になっていて、平成26年の検査では1人目の内科の医師が女性の右の肺にかげのようなものを認め、精密検査が必要だと判定しましたが、2人目の放射線科の医師が異常なしと判定していました。

      平成27年とことし1月の検査でも、検査の画像に変化がないなどとして、いずれも異常なしと判定していたということです。

      また、この医療機関が平成26年以降に肺がん検診を受けた人たちの検査の画像を改めて調べたところ、亡くなった女性のほかにも44人について改めて精密検査の必要があるとして受診を呼びかけています。

      問い合わせ
      「河北健診クリニック」03-5377-2811
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180717/k10011536311000.html

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    6. 区委託がん検診で3回連続見落とし、40代死亡
      2018年7月17日21時53分

       社会医療法人「河北医療財団」(東京都杉並区)は17日、財団が運営する河北健診クリニック(同区)で行った胸部レントゲン検査で、3回にわたって肺がんを見落とし、40歳代の女性が死亡したと発表した。

       同財団によると、女性は2014年と15年、同クリニックで実施された職場の健診を受けた。いずれもレントゲン画像にがんの影が見つかったが、医師は影を乳頭だと判断し、「異常なし」とした。がんが悪化した今年1月にも、同クリニックで区の肺がん検診を受けたが、問題はないと判断されたという。

       4月に呼吸困難のため他院に救急搬送され、肺がんだと判明。女性は抗がん剤治療を受けたが、6月に死亡した。

       同財団は17日の記者会見で、「影の位置は乳頭としては高く、がんを疑うべきだった。適切な治療ができていれば、良い結果になっていた可能性もある」と説明。河北博文理事長は「3回連続で見落とし、申し訳ない」と謝罪した。

       杉並区は見落としの発覚を受け、14年9月以降に同クリニックで区の肺がん検診を受診した9424人のレントゲン画像を見直したところ、44人が要精密検査となった。今後、詳しい検査を行うという。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180717-118-OYT1T50079

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  65. 「がん検診」見落とし誤診という「藁人形論法」の可能性…

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