2024年10月16日

国立環境研「ヒアリ専門対策チーム」設置(2018年4月~)

読売社説「侵略的な外来種は、固有種を駆逐してしまう。生態系が崩れる」 の続き)

仕事が先か、組織が先か、それが問題だ…

国立環境研、ヒアリ侵入防止へ初組織
4月設置、対策や広域連携
2018/1/25 18:56 共同通信

 強い毒を持つ南米原産のヒアリの国内侵入を防ごうと、国立環境研究所(茨城県つくば市)が4月、国レベルでは初となる常設の専門対策チームを設置することが25日、分かった。ヒアリの活動活発化に伴い侵入が懸念される春~秋に備え、効果的な対策の立案・推進や自治体同士の連携強化が狙い。被害が深刻化した台湾やオーストラリアなど海外との情報交換も進める。

 同研究所生態リスク評価・対策研究室の五箇公一室長は「防除用農薬の開発研究や詳細な対策ガイドライン作成などを通じ、国全体での監視体制を強化したい」と話す。

 チームの拠点は同研究所内に置く。予算規模は8千万~1億円。
https://this.kiji.is/329198440011875425


インチキいかさま騒動で焼け太りの「勤勉な馬鹿」「無能な働き者」役人組織の「パーキンソンの法則」発動…


環境省「ヒアリに関する諸情報について」
http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/fireant.html

自然環境・生物多様性「外来種対策」
http://www.env.go.jp/nature/


NHK「ヒアリ」ニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/word/0000343.html

「ヒアリ」ニュース(2NN)

「国立環境研究所」ニュース(2NN)

「国立環境研」(2NN)


つくづくロクでもない国研である。騒動師衆の巣窟である。



【環境】ヒアリ対処法サイト「正しく恐れるヒアリ学」、20万閲覧 「毒で死ぬことない」 
https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1514887980/

>毒を持つ南米原産のヒアリが全国各地で見つかるなか、救急医が「正しい知識を持ってほしい」と毒の症状や治療法を紹介したサイトが20万回以上閲覧されている。




(書きかけ)



「学歴エリートの用いる戦法の肝は、自らに都合のいい手段を誰も反対できない理念(目的)とセットにすることである。」 
掛谷英紀『学者のウソ』


(№301 2018年1月25日)

186 件のコメント:

  1. アリンコ相手に何やってんだか…

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  2. ヒアリ、2月から再び調査
    中国から定期貨物ある11港
    2018/1/29 12:04
    ©一般社団法人共同通信社

     環境省は29日、昨年国内で初めて見つかった南米原産の強毒アリ「ヒアリ」について、定着している中国や台湾から定期的に貨物が到着する全国の主要11港湾で、生息の有無を2月から調べると発表した。目視確認や粘着トラップを設置して調べる。

     環境省は昨年8~11月、11港湾を含む全国の計68港湾で同様の調査を実施し、横浜、清水、名古屋、広島、北九州の計5港湾での新たなヒアリ発見につながった。11港湾は、68港湾の中でも貨物取扱量が多いことなどを考慮して選んだ。

     国内全体でのこれまでの発見例は、港湾関係者からの通報なども含め、12都府県の計26件。
    https://this.kiji.is/330545477220811873

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    1. ヒアリ清浄国を堅守するニダ…

      いつまでも終わらないミッション。

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  3. 環境省がヒアリ講習会を開催
    「早期発見、防除徹底を」
    2018/1/30 16:33
    ©一般社団法人共同通信社

     環境省は30日、昨年国内で見つかった南米原産の強毒アリ「ヒアリ」について、自治体職員らに向けた講習会を東京都内で実施し、「定着を阻止するには、早期の発見と防除の徹底が何よりも重要」と強調した。発見時の初動対応に当たることが多い自治体職員が、他のアリとの見分け方や防除方法など、知識を深める狙い。2月末までに7都道府県で実施する。

     この日の講習会では、ヒアリの標本を見て専門家の講演を聞いた。神戸市が策定中の対応マニュアルが紹介されたほか、定着を許した米国で年間1兆円規模の被害が発生しているとの報告もあった。

     これまでの確認件数は12都府県で計26件。
    https://this.kiji.is/330969351932904545

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  4. 【生態】日本はヒアリとこう戦う! 目から鱗の防除方法
    https://egg.5ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1518200491/

    「ヒアリ」のニュース
    https://www.2nn.jp/word/%E3%83%92%E3%82%A2%E3%83%AA

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    1. 日本はヒアリとこう戦う! 目から鱗の防除方法
      坂本佳子国立環境研究所生物・生態系環境研究センター研究員に聞く
      2018年2月9日(金)
      http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/interview/15/284031/020500027/

      坂本 佳子(さかもと・よしこ)
      国立環境研究所 生物・生態系環境研究センター(生態リスク評価・対策研究室)研究員。研究内容についてはこちら
      http://www.nies.go.jp/researchers/300372.html
      (坂本さん写真:大槻 純一)

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    2. >私の所属する研究室(生物・生態系環境研究センター 生態リスク評価・対策研究室、室長は五箇公一博士)で防除に着手し始めたのが2011年

      >環境研と共同研究している森林総合研究所
      http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/interview/15/284031/020500027/

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    3. >外来種は絶対に悪者、とは決めつけられない
      http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/interview/15/284031/020500027/?P=4

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    4. 《坂本:昆虫標本を蒐集したり、マニアックな知識を持たれている方と比べると、自分には足りないものがあるな……と思うところはあります(笑)。でも、ポジティブに考えると、対象にこだわらないというスタンスが取れますね。

      なるほど。一歩ちょっと引いて。

      坂本:引いて、冷静な目で見ている。これは私もそうですし、上司(五箇氏)も同じようなスタンスですね。》
      http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/interview/15/284031/020500027/?P=5

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  5. 危険な生き物 カードで学ぶ 日本環境協会、子供向けゲーム考案
    2018年2月15日15時0分

     人に危害を与える恐れのある生き物についての知識を遊びながら学んでもらおうと、日本環境協会(東京都中央区)が、子供向けのカードゲームを作成している。環境活動を行っている全国300の「こどもエコクラブ」に3月、無料配布する予定だ。

     ゲームは「WARNING!!(ウォーニング=警告)」と名付けられ、ヒアリやセアカゴケグモなどの有毒な外来種のほか、感染症を媒介するマダニ、毒を持つニホンマムシなど計30の生き物を紹介。生き物の名前や写真と共に、特徴や危険性を書いた「危険生物カード」、森林や農地など生息環境を示した「すみかカード」がある。カードはトランプの神経衰弱のように、対応するペアを見つけて遊ぶことができる。

     このほか「かむ」「さす」などの危害を与える方法を書いた「危険カード」、救急車や消毒などの「レスキューカード」、虫よけや殺虫剤などの「防護カード」もあり、それらを組み合わせて遊ぶこともできる。生き物の危険度や珍しさに応じてカードごとに点数が付けられており、合計点数を競う遊び方もある。

     同協会の職員が実際に遊びながらアイデアを出し合い、カードを作った。担当者は「年齢に応じて色々な遊び方ができるよう工夫した。楽しみながら、生き物の生態や危険を回避する方法を身に付けてほしい」と話す。同協会では、要望があれば増刷し、他のクラブや学校などへの配布や販売も検討している。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180215-118-OYTPT50204

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    1. 役所関係に営業かける「ゲーム」セールスマンみたいなヒトビトでもいるんかな?

      「カードゲーム go.jp」
      https://www.google.co.jp/search?q=%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%89%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0+go.jp

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  6. [ECO]ソメイヨシノに新害虫…クビアカツヤカミキリ 高齢化・衰退に追い打ち
    2018年2月19日5時0分

     日本の春を彩る桜を代表するソメイヨシノに、外来種の被害が拡大している。戦後、全国に植えられ、高齢化による衰退が進む身近な桜に追い打ちをかける害虫被害。対策が遅れれば、被害が全国に広がる恐れがある。(蒔田一彦)

     

      ■外来種

     「昨年だけで新たに県内の16か所で被害が出た。拡大は食い止められていない」

     埼玉県寄居町で7日、外来種の害虫クビアカツヤカミキリの対策について、県内の自治体職員向けの説明会があった。中国など東アジアを中心に分布し、幼虫がサクラやモモなどに寄生して木を弱らせたり、枯らしたりする。2012年以降、東京、大阪を含む7都府県で見つかっている。被害の多くはソメイヨシノだ。

     説明会の参加者は、この日、寄居町に隣接する深谷市の桜並木を視察した。用水路沿いの約40本あるソメイヨシノのうち10本以上で被害が確認されている。埼玉県環境科学国際センターの三輪誠・担当部長がクビアカツヤカミキリが幹に開けた穴に針金を差し込むと、20センチ近く奥まで入った。

     三輪さんは「1匹侵入しただけで、内側に相当大きな空洞ができる。水や栄養分が十分に行き渡らなくなり、枯れてしまう可能性がある」と説明した。

     被害の拡大を受けて環境省は今年1月、クビアカツヤカミキリを特定外来生物に指定。センターでは被害防止の手引を作成し、地方自治体などへの注意を呼びかけている。

     江戸時代の末期に品種として開発されたソメイヨシノは、戦後の都市開発や公園整備に伴って全国各地に広まった。多くのソメイヨシノが一斉に樹齢40~50年以上の「高齢」に達し、衰えが目立つ。三輪さんによると、高齢のサクラは樹皮に割れ目ができやすく、クビアカツヤカミキリには格好の産卵場所だ。食害が広がる背景には、老木が増えた影響もありそうだ。

     

      ■遅れる開花

     昨年、鹿児島県のソメイヨシノ開花は、観測史上最も遅い4月5日だった。東京、大阪、福岡などは3月中に開花しており、金沢(4月4日)よりも遅かった。冬の気温が高かったことが一因と考えられている。

     ソメイヨシノは、夏から秋にかけて、つぼみの成長が止まる「休眠」状態に入る。冬に一定期間、低温にさらされると休眠が終わり、春の気温上昇に伴って開花する。12~1月が暖かいと休眠の終了が遅れ、開花も遅くなる。

     伊藤久徳・九州大名誉教授(気象学)らの研究チームは、地球温暖化の対策が進まなければ、ソメイヨシノの開花は本州で早まる一方、九州南部では遅れ、21世紀末には開花しなくなる地域も出ると予測する。伊藤さんは「九州では桜前線が福岡から鹿児島に向かって南下することが常態化するだろう」と話す。

     

      ■脱ソメイヨシノ

     高齢化や温暖化への対応が迫られる中、ソメイヨシノ一辺倒を見直そうという動きも出てきた。

     桜の名所として知られる目黒川が流れる東京都目黒区は、2013年度に「サクラ基金」を設置し、寄付金を活用して高齢化した区内のサクラの再生を進めている。

     17年度までの3年間に計約2300本を調査したところ、枯れるなど「状態が悪い」木は約15%に上った。区は順次伐採し、一部をオオヤマザクラやコシノヒガンザクラなどソメイヨシノ以外の品種に植え替える計画だ。

     開花が早まる傾向にある東北地方などでは、大型連休に見ごろになるような品種改良の研究も進んでいる。

     森林総合研究所多摩森林科学園の勝木俊雄・サクラ保全担当チーム長は、「ソメイヨシノは必ずしも管理しやすい品種ではない。これからは周囲の環境や気候条件に合わせて品種を選ぶ視点が大切だ」と話している。

     

      ◆特定外来生物= 外来生物法に基づき、146種が指定されている。飼育や譲渡、輸入が原則禁止され、違反すると懲役や罰金が科せられる。同法は、もともと日本にいなかった外来種による生態系や農業への被害を食い止めるため、2005年に施行された。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180218-118-OYTPT50164

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    1. 「敵」をつくって、対策予算をせしめる戦法…

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  7. ヒアリ探知犬、学会で披露
    におい物質発見にごほうび
    2018/3/26 10:55
    ©一般社団法人共同通信社

    日本応用動物昆虫学会で披露された「ヒアリ探知犬」=26日午前、鹿児島市

     強い毒を持つ南米原産のヒアリを鋭い嗅覚で見つけ出して「お座り」の姿勢で知らせる探知犬が26日、鹿児島大(鹿児島市)で開催中の日本応用動物昆虫学会で披露された。参加者は、容器に隠されたヒアリのにおい物質を見つけ出す様子に、興味深そうに見入った。

     午前10時すぎ、台湾のヒアリ調査・駆除会社「モンスターズアグロテック」のビーグル犬「フェイフェイ」が学内の芝生に置かれた六つの容器のにおいを順に嗅ぎ、一つの前でちょこんと座った。中にはヒアリのにおい物質があり、フェイフェイは正解のごほうびに「おやつ」をもらった。
    https://this.kiji.is/350817638505235553

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    1. 台湾で活動「ヒアリ探知犬」 訓練の企業 日本での活用呼びかけ
      3月26日 16時31分

      強い毒を持つ「ヒアリ」が出すにおいを嗅ぎ分け、台湾の空港でさがし出す活動を行っている犬が、鹿児島市で開かれた学会で活動の様子を実演し、訓練した企業が日本での活用を呼びかけました。

      実演を行ったのは、台湾でヒアリを見つけ出す活動を行っている犬のうち、4歳のメスのビーグル犬、「フェイフェイ」と「カビ」の2頭です。

      強い毒を持つ南米原産のヒアリの駆除を行う台湾の企業が、ヒアリが出すわずかなにおいを嗅ぎ分けるよう特別な訓練を行い、台湾の空港でヒアリや巣をさがし出す活動を行っています。

      26日、鹿児島市の鹿児島大学で開かれた昆虫に関する学会で紹介され、並べられた6つの缶に鼻を近づけて確かめ、ヒアリのにおいがすると横に座って知らせる実演を行いました。

      環境省によりますと、ヒアリは去年5月に国内で初めて発見されてからこれまでに12の都府県で見つかっていますが、国内でヒアリの探知犬が導入された例はないということです。

      訓練を行った企業の担当者、林彦宏さんは「探知犬を使えばほかの方法よりも早く見つけることができます。暖かくなるとヒアリの活動が活発になるので、日本でも探知犬を活用してもらいたい」と呼びかけていました。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180326/k10011379171000.html

      「ヒアリ」
      https://www3.nhk.or.jp/news/word/0000343.html

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  8. ゴキブリ100万匹!? 見て考えた
    4月11日 16時05分

    暖かくなってくると目にする機会が増える「ゴキブリ」や「ハエ」。「100万匹のゴキブリ」を飼育する世界最大級の研究所があると聞き、どんな研究が行われているのか訪ねました。そこで見たもの、考えたことは。(ネットワーク報道部記者 後藤岳彦)

    1匹見たら100匹いる
    私が訪ねたのは、兵庫県赤穂市郊外にある研究所です。蚊やゴキブリの駆除に使う殺虫剤や「ごきぶりホイホイ」などで知られる「アース製薬」の研究所です。

    東京ドーム2個分の敷地の一角にある研究所で飼育されているのは、ゴキブリや蚊、ハエ、ノミ、さらにはタランチュラ!およそ100種類。

    「ゴキブリ100万匹、蚊5万匹、ハエ5万匹、ダニ1億匹を飼育しています」。
    そう話すのは、ゴキブリなどの飼育・研究に20年間、関わってきたアース製薬の生物研究課課長の有吉立さん。

    有吉さんに案内され、壁が白い幕に覆われた部屋に入ると「目を閉じてください」と言われました。嫌な予感がしつつも、有吉さんの合図で目をあけると絶句…。白い部屋が真っ黒に感じるほど。数え切れないゴキブリです。

    家でよく見る「クロゴキブリ」、暖房設備のあるビルやレストランなどに多い「ワモンゴキブリ」、世界各地に分布する「チャバネゴキブリ」など、およそ20種類を飼育しています。

    温度は、ゴキブリが生息しやすい25度ほど。1週間に20キロもの餌を与え、健康状態は万全です。

    ゴキブリのうち、オスは室内を動き回りますが、メスは筒などにこもっていることが多いそうです。
    卵を産むメスを駆除することが重要ですが、こもりがちなメスを捕まえるのは難しいそうです。
    「1匹見たら100匹いる」と思った方がいいそうです。

    また、ゴキブリは、触覚と尾毛がよく発達しています。後ろからたたこうとしてもよく逃げられてしまうのは、この尾毛が空気の動きを察知できるからなんです。

    「今でも好きになれない」と言いながら、ゴキブリを手に「よく見るとかわいいんですよ」(有吉さん)
    殺虫剤から虫ケア用品?
    研究所の虫は、殺虫剤の効果や安全性を確認する試験に使われています。

    大切に育てたゴキブリを地面に放し殺虫剤を噴射。どのぐらいの距離で死んだのか計測します。噴射の範囲で効果がどう違うのかも確かめます。

    蚊の飼育場所では、虫除けスプレーの効果を確かめる実験。私も試してみました。虫除けスプレーは、均一に伸ばさないと塗っただけではムラがあり、効果が薄れるということです。

    ダニは防虫剤を入れる場合と入れない場合を比較して、衣服をどれだけ守れるか確認します。
    会社では、安心して使ってほしいと、ホームページなどで商品の紹介を「殺虫剤」から「虫ケア用品」と変えています。これに対しネットでは「虫が元気になりそう」など疑問の声も多くありますが、会社の狙いは、人体に有害という印象を変え、「虫から守る」という意味を込めているのだそうです。
    ホイホイは世界に
    世界各地で使われている商品もここから生まれました。
    ゴキブリは、昭和30年代から40年代は、写真のようなケースに誘導して、水に沈めて駆除していました。

    ただ、どうしてもゴキブリの姿が見えてしまいます。そこで、粘着剤を箱に塗ることで、ゴキブリを見ることなく駆除できるようにできないかと考えて生まれたのが「ごきぶりホイホイ」。

    その後、研究・改良を進め、粘着力は強化され、重量15キロのドラム缶を持ち上げることができるほどになりました。今はアジアやアメリカ、ヨーロッパなど世界37か国に輸出されています。
    外来生物リスクに備え
    今、研究所が対応に追われているのは新たな外来生物です。セアカゴケグモやヒアリ、デング熱など、海外から持ち込まれた外来生物や感染症のニュースが毎年のように話題となります。

    去年夏、国内で初めて確認された強い毒を持つ南米原産の「ヒアリ」。多くのヒアリが発生している台湾に研究員が足を運び、既存の殺虫剤がヒアリに効果があるかどうか確認しました。

    その結果、アリを駆除する既存の商品で、十分効果があることを確認し、生産を増やして対応しました。

    新しい害虫が見つかったとき、駆除に既存の製品で対応できるのか、新たな製品の開発が必要なのか判断しなければなりません。

    有吉さんたち研究員は、「虫で苦しむ人を1人でも減らすためにも、この虫たちが必要です。新たな外来生物にも対応できるような製品を開発していきたい」などと話していました。
    増えるトコジラミ
    「100万匹のゴキブリ」から「外来生物」。どんなリスクがあるのか、専門家に詳しい話を聞きました。

    サングラス姿の昆虫学者、この分野の第一人者、国立環境研究所の生態リスク評価・対策研究室の室長、五箇公一さんです。

    すでに海外から持ち込まれた実例として、「トコジラミ」いわゆる「ナンキンムシ」を挙げました。体長が5ミリから8ミリほどで、血を吸われると強いかゆみがするのが特徴で、駆除を進めた結果、昭和40年ごろから国内では被害の報告はほとんどなくなっていました。

    しかし、「トコジラミ」の相談件数は、東京都によると平成28年度は278件と、10年前に比べ4倍近くに増えています。

    アメリカやヨーロッパではすでに被害が問題となり、国内の被害の中心が、最初は外国人観光客が多いホテルや旅館だったことから、スーツケースなどに潜んでいたトコジラミが広がったとみられています。

    最近は宿泊施設だけでなく、一般家庭にも被害が広がり、老人ホームや病院などでも発生しているケースもあるということです。トコジラミは一般的な殺虫剤が効かないことも多く、専門的な駆除が必要なケースが多いのが現状です。
    花見が出来なくなる?
    さらに五箇さんは、桜の木などを食い荒らす特定外来生物の「クビアカツヤカミキリ」の被害も深刻だといいます。「クビアカツヤカミキリ」は、中国やベトナムなどが原産で、幼虫が桜の木などの内部を食い荒らします。

    東京都や埼玉県、大阪府などで被害が発生していますが、今のところ、桜の木を切る以外に対策はなく、五箇さんは「今対策を取らなければ将来、花見ができなくなるおそれもある」と話しています。
    次なる脅威 感染症も
    また、次に日本を脅かすかもしれない外来生物として、カメムシの仲間「ブラジルサシガメ」を挙げました。驚いたのは、研究所の研究員が次なる脅威として口にしていたのもこの虫でした。

    ブラジルサシガメは人の血を吸う害虫で、血を吸う時にふんをしますが、その中に「トリパノソーマ」という原虫が混じっています。ふんに含まれた原虫が傷口などから入ることで、「シャーガス病」という感染症にかかることがあり、心臓肥大などの合併症、さらに突然死につながることもあります。

    国内でブラジルサシガメは確認されていませんが、五箇さんによると、5年前、中南米出身の男性に行った血液検査で「シャーガス病」の陽性反応が国内で初めて確認されました。

    男性は複数回、国内で献血し輸血された人もいたため、国などが調査しましたが、感染は確認されなかったということです。

    しかし、グローバル化が進む中、五箇さんは「コンテナの荷物や農作物などに付着し、いつ日本に入ってきてもおかしくない」と指摘しています。そのうえで、外来生物の侵入リスクに備えるためには、見つけたら水際でしっかりと根絶する、その繰り返しが大切だといいます。

    ゴキブリやダニなど1億匹の虫を飼育して進められている研究も直面する外来生物の水際対策につながっているのです。研究所を訪ね、育てられては殺される無数の虫たちを見て、こう考えました。
    「100万匹のゴキブリに感謝」
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180411/k10011398761000.html

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    1. 次々と新たな脅威となる「敵」を作り続けるヒトビト…

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  9. 猛毒ヒアリを短時間で確認 キットを自治体に配布へ
    5月8日 17時44分

    強い毒を持つヒアリを早期に発見するため、国立環境研究所は、ヒアリかどうか短時間で確認する方法を開発し、検査キットを、この夏から希望する自治体に配ることになりました。

    環境省によりますと、ヒアリは、去年5月に兵庫県で初めて見つかってから、11月までに12都府県で26件確認されています。これまでの調査では、発見されたアリを専門家に送り、顕微鏡で判別していたため、発見からヒアリだとわかるまで2日から3日ほどかかり、対策の遅れが懸念されていたということです。

    このため、国立環境研究所は、ヒアリかどうか短時間で確認する方法を開発し、8日発表しました。この方法では、水を入れた容器にアリを入れてすり潰し、DNAを抽出します。そのうえで、試薬を混ぜて一定の温度で反応させると、ヒアリがいれば、白く濁ります。検査にかかる時間は2時間余りだということです。

    国立環境研究所は、この方法で誰でも簡単に調べることができるキットを作成し、全国の研究機関でテストを行ったうえで、問題がなければことし8月ごろから希望する自治体に配り活用してもらうことにしています。

    国立環境研究所生態リスク評価・対策研究室の五箇公一室長は「ヒアリの定着を防ぐには、日本全体で面的に警戒態勢を取ることが大事で、この方法によって、侵入初期での発見の確率を上げることができる」と話しています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180508/k10011430901000.html

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    1. 「ヒアリ」
      https://www3.nhk.or.jp/news/word/0000343.html

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  10. 「ヒアリ」DNAで迅速判別…2時間で特定可能
    2018年5月9日17時48分

     国立環境研究所(茨城県つくば市)は8日、強い毒を持つ南米原産のアリ「ヒアリ」を、DNAで迅速に判別する手法を開発したと発表した。

     これまでヒアリと特定するのに2~3日かかっていたが、専門知識がなくても2時間程度で済むという。今月中に公的研究機関や自治体などに試薬を配布して試験的に利用してもらい、問題がないか確認する。

     特定外来生物に指定されているヒアリは昨年に国内で初めて確認され、発見例が12都府県で26件に上った。その際、専門家にサンプルを送って種類を鑑定してもらっており、ヒアリかどうかわかるまでに時間がかかっていた。このため、別の種類のアリを「ヒアリの疑いがある」として、不確かなまま自治体が発表して混乱したケースもあった。

     今回の手法は、鳥インフルエンザウイルスを検出するために使われている方法を応用。アリのDNAを抽出し、ヒアリに特徴的なDNAの配列だけを特殊な試薬で増幅させる。ヒアリだと試薬が白く濁る仕組みだ。コストは1回当たり1000円以下という。

     同研究所生態リスク評価・対策研究室の五箇公一室長(53)は「ヒアリは早期発見、早期防除が重要。誰でも簡単に判別できるようになれば、ヒアリを日本全体で広く監視していく体制作りに役立つ」と話した。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180509-118-OYT1T50059

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    1. ヒアリをDNAで迅速判別…環境研が開発 =茨城
      2018年5月9日5時0分

      早期防除に期待

       国立環境研究所(つくば市)は8日、強い毒を持つ南米原産のアリ「ヒアリ」を、DNAで迅速に判別する手法を開発したと発表した。これまでヒアリと特定するのに2~3日かかっていたが、専門知識がなくても2時間程度で済むという。今月中に公的研究機関や自治体などに試薬を配布して試験的に利用してもらい、問題がないか確認する。

       特定外来生物に指定されているヒアリは昨年に国内で初めて確認され、発見例が12都府県で26件に上った。その際、専門家にサンプルを送って種類を鑑定してもらっており、ヒアリかどうかわかるまでに時間がかかっていた。このため、別の種類のアリを「ヒアリの疑いがある」として、不確かなまま自治体が発表して混乱したケースもあった。

       今回の手法は、鳥インフルエンザウイルスを検出するために使われている方法を応用。アリのDNAを抽出し、ヒアリに特徴的なDNAの配列だけを特殊な試薬で増幅させる。ヒアリだと試薬が白く濁る仕組みだ。コストは1回当たり1000円以下という。

       同研究所生態リスク評価・対策研究室の五箇公一室長(53)は「ヒアリは早期発見、早期防除が重要。誰でも簡単に判別できるようになれば、ヒアリを日本全体で広く監視していく体制作りに役立つ」と話した。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180509-119-OYTNT50051

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  11. 「ヒアリ」
    https://www.google.co.jp/search?q=%E3%83%92%E3%82%A2%E3%83%AA&num=50&source=lnms&tbm=nws

    あやしげな黒メガネのお方…

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    1. 「ヒアリ」検索で「ヒアリング」も拾ってじつに紛らわしい…
      https://www.2nn.jp/word/%E3%83%92%E3%82%A2%E3%83%AA

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  12. ヒアリの死骸を確認 ことし初めて 大阪
    5月10日 21時47分

    大阪 八尾市の住宅で中国から輸入された商品を購入した人がこん包を開けたところ、強い毒を持つ南米原産のアリ、「ヒアリ」の死骸が見つかりました。ヒアリは去年、全国各地で見つかりましたが、ことしに入ってからは初めてで、環境省は疑わしいアリは触らないよう注意を呼びかけています。

    環境省近畿地方環境事務所などによりますと、9日、大阪 八尾市で家電製品を購入した人が市内の自宅でこん包を開いたところ、中から死んだアリ1匹を見つけ、輸入業者に連絡しました。

    環境省が専門家に依頼して鑑定したところ、10日、このアリが強い毒を持つヒアリの女王アリであることが確認されました。ヒアリは死んでから数日以上たっていると見られ、ほかにはアリは見つかっていないということです。

    この家電製品は、先月上旬に、中国広東省の工場でこん包され、大阪港から輸入されたということです。

    ヒアリは、去年6月に神戸港で国内で初めて確認されて以降、大阪など12の都府県で合わせて27件見つかっていますが、ことしに入ってからは初めてです。

    「ヒアリ相談ダイヤル」 0570-046-110

    強い毒を持つ南米原産の「ヒアリ」は、国内では、去年5月に中国から神戸港に陸揚げされ兵庫県尼崎市に運ばれたコンテナの中で、初めて見つかりました。

    環境省によりますと、去年は11月までに東京や大阪府、愛知県など12都府県で26例確認され、それ以降見つかっていませんでしたが、今回、ことしに入って初めて確認され、27例目になります。

    女王アリはこれまでも確認されていて、環境省は、これまでに発見された場所で繁殖していた可能性があるものの、国内には定着していないと分析しています。

    環境省は、国土交通省と連携してヒアリが生息している中国や台湾などとの定期航路がある68の港でヒアリがいないか調査を継続しているほか、港湾管理者に殺虫効果のある餌を配るなど水際での対策を進めてきました。

    一般の住民が購入した物からヒアリが見つかったのは国内では初めてだということで、環境省は、ヒアリの生息地から輸入され、販売される製品の箱などにヒアリが混入しているおそれがあるとして、疑わしいアリを見つけた場合は、手では触らず、市販のスプレー式の殺虫剤で処理し、専門の相談ダイヤルに連絡するよう呼びかけています。

    「ヒアリ相談ダイヤル」は0570-046-110です。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180510/k10011434271000.html

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    1. 大阪の民家でヒアリ死骸
      今年初、中国輸入品から
      2018/5/10 22:49
      ©一般社団法人共同通信社

       環境省は10日、大阪府八尾市の民家で9日に、中国製家電製品の段ボール箱から南米原産の強毒アリ「ヒアリ」1匹の死骸が見つかったと発表した。今年に入り、国内でヒアリが確認されたのは初めて。民家での発見はこれまでにない。

       環境省によると、ヒアリが見つかったのは中国広東省の工場で荷造りされた製品の箱で、4月にコンテナ貨物船で大阪港へ陸揚げされて大阪府内の倉庫で保管後、八尾市の小売店で販売された。購入者が箱を開けた際に死骸を見つけ、輸入業者を通じて環境省に通報したという。

       見つかったヒアリは体長7~8ミリの女王アリで、中国の工場で混入した可能性がある。
      https://this.kiji.is/367305658527630433

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    2. ヒアリ、住宅内で初確認…家電段ボール箱に死骸
      2018年5月10日21時28分

       環境省は10日、大阪府八尾市の住宅内で、南米原産で強い毒を持つヒアリの女王アリ1匹の死骸が確認されたと発表した。

       昨年6月に国内でヒアリが初確認されてから27例目となるが、住宅内で見つかったのは初めて。

       同省によると、同市の住民が、市内の小売店で購入した家電製品の段ボール箱を自宅で開けたところ、ヒアリ1匹(体長7~8ミリ)が死んだ状態で見つかった。4月上旬に中国広東省の工場で梱包こんぽうされた後、同月中旬、大阪港に陸揚げされたという。被害の報告はなく、中国でヒアリが箱の中に紛れ込んだ可能性が高いという。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180510-118-OYT1T50129

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  13. アリンコごときで大騒ぎしやがってからに…

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  14. アカカミアリ 茨城 東海村で見つかる 成田空港では緊急調査
    5月25日 18時30分

    熱帯地域などに生息し毒針を持つ外来種の「アカカミアリ」が、茨城県東海村に搬入されたコンテナから見つかり、このコンテナが通過した成田空港ではほかにも同じアリがいないか調べる緊急の調査を始めました。

    熱帯や亜熱帯の地域に生息するアカカミアリは、体長が3ミリ~8ミリほどで毒針を持ち、刺されると激しい痛みを感じるほか、アレルギー症状を起こすおそれがあります。

    環境省によりますと、今月22日に茨城県東海村にある運送会社の倉庫の敷地内で、インドネシアから成田空港を経由して運ばれた木製のコンテナからおよそ30匹のアカカミアリが見つかったということです。

    これを受けて、成田空港では25日からほかにも同じアリがいないか調べる緊急の調査が始まり、コンテナが通過した地区の倉庫や植え込みなど50か所にアリを捕獲するためのワナが設置されました。

    成田空港会社では3日後にワナを回収し、アカカミアリの可能性があるアリが見つかった場合は、環境省に調査を依頼することにしています。

    成田空港会社総合安全推進部の櫻井浩司マネージャーは「危険な外来生物が侵入しないよう、空港内の事業者とも連絡を取り合って対策を進めたい」と話していました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180525/k10011452861000.html

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    1. コンテナからアカカミアリの死骸見つかる 千葉 柏
      2018年6月11日 18時11分

      先月、千葉県柏市の倉庫に搬入されたコンテナの中から、毒を持つ外来種の「アカカミアリ」およそ100匹の死骸が見つかりました。千葉県は見慣れないアリを見つけた場合は触らずに、すぐに連絡するよう注意を呼びかけています。

      千葉県によりますと、先月30日、柏市にある物流倉庫で、コンテナの中に入っていた食品の缶の外側におよそ100匹のアリの死骸が付着しているのが見つかり、毒を持つ外来種の「アカカミアリ」と確認されました。

      このコンテナは、先月、台湾の高雄港から船で運ばれ、東京・江東区の青海ふ頭に陸揚げされたあと、柏市の物流倉庫に陸路で運ばれていました。

      千葉県が倉庫の周辺を調査したところ、これまでにほかの死骸や生きているアリは確認されていないということです。

      アカカミアリは、アメリカ南部から中米が原産地で熱帯や亜熱帯に広く定着し、毒針で刺されると激しい痛みを感じるということです。

      千葉県内で確認されたのは今回が初めてだということで、千葉県は見慣れないアリを見つけた場合は触らずに、県や環境省などにすぐに連絡するよう注意を呼びかけています。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180611/k10011472891000.html

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  15. ヒアリ活動時期近づく 関係省庁が駆除対策など確認
    2018年6月13日 4時17分

    強い毒を持つ南米原産のヒアリの活動が暑さで活発になるのを前に、環境省や国土交通省などが連絡会議を開き、ヒアリが侵入する可能性がある港の作業員のほか、広く一般に向けてヒアリの特徴などを伝え、早期の発見や駆除に力を入れることを確認しました。

    強い毒を持つヒアリは、去年5月国内で初めて見つかり、その後、先月までに12の都府県で合わせて27例確認されています。
    ヒアリは暑い時期に活動が活発になることから、本格的な夏を前に、12日、環境省や国土交通省など関係する省庁の担当者およそ30人が集まって連絡会議を開きました。

    はじめに環境省の堀上勝野生生物課長が「日本国内でヒアリは定着には至っていないが、気を引き締めて対応していきたい」と述べました。

    会議では今年度の取り組みとして、国内68の主要な港の調査を夏と秋の2回行うことや、ヒアリの特徴などを子どもでも理解できるように紹介したチラシを作り広く配布することが報告されました。
    また、輸出入に関わる業者に対し、日本でコンテナを開ける際に確認すべきポイントやヒアリを見つけた際に駆除する方法などをまとめた文書を送ったことが報告され、引き続き早期の発見と駆除に力を入れていくことを確認しました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180613/k10011475751000.html

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    1. >環境省や国土交通省など関係する省庁の担当者およそ30人が集まって連絡会議

      国を動かす30人の戦士たち(笑)。

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    2. アホアホ政策はどこもかしこもそんなもの…

      そうして世の中のインチキいかさまの歯車は動いていく。

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  16. 大阪港で「ヒアリ」と確認 近づかないよう注意を
    2018年6月15日 21時33分

    13日、中国から大阪港に到着したコンテナの中から見つかったアリが強い毒を持つ南米原産の「ヒアリ」と確認され、環境省や大阪市では周辺の調査を行うとともに疑わしいアリには近づかないよう注意を呼びかけています。

    環境省近畿地方環境事務所などによりますと、中国のアモイ港から大阪港に13日到着したコンテナの中から、生きたアリおよそ30匹が見つかりました。

    アリはすぐに駆除されましたが、環境省が専門家に依頼して、アリの死骸を詳しく調べたところ15日になって強い毒を持つ南米原産の「ヒアリ」の働きアリと確認されたということです。

    このため環境省と大阪市では周辺に粘着剤がついたトラップを設置して、ほかにもヒアリがいないか調べていますが、これまでのところ、ほかには見つかっていないということです。

    ヒアリをめぐっては、去年6月に神戸港で国内で初めて確認されて以降、各地で見つかっていて、ことしも先月、大阪・八尾市で中国から輸入された家電製品のこん包の中から死んだヒアリが見つかっています。

    環境省は、疑わしいアリを見つけた場合は、手で触らずに市販の殺虫剤で処理したあと、専用の相談ダイヤルに連絡してほしいと注意を呼びかけています。

    環境省のヒアリ相談ダイヤルは、0570-046-110です。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180615/k10011480101000.html

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  17. コンテナからヒアリ2000匹超見つかる 大阪
    2018年6月16日 21時48分

    今月、中国から大阪港に到着したコンテナの中から、強い毒を持つ南米原産のヒアリ2000匹以上が見つかり駆除されました。作業員など2人が刺されましたが、症状は軽いということです。

    環境省近畿地方環境事務所などによりますと、中国広東省から今月大阪港に到着し、岸和田市内の事業所に運ばれたコンテナから15日、多数のアリが見つかり、専門家が調べた結果、ヒアリ2000匹以上とさなぎであることが16日、確認されました。

    いずれも駆除し、女王アリは見つからなかったということです。

    コンテナの荷降ろしをした作業員と調査に当たった環境省の職員の合わせて2人が刺されましたが、2人とも症状は軽いということです。

    環境省はコンテナが留め置かれていた周辺に粘着トラップを仕掛けて、ほかにヒアリがいないか調べるとともに、疑わしいアリを見つけた場合は専用の相談ダイヤルに連絡するよう呼びかけています。

    電話番号は0570-046-110です。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180616/k10011481141000.html

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    1. コンテナからヒアリ2000匹、2人刺される
      2018年6月16日22時16分

       環境省は16日、中国から大阪南港(大阪市住之江区)に陸揚げされたコンテナから2000匹以上のヒアリが見つかり、男性2人が刺されたと発表した。いずれも軽症で医療機関も受診していないという。

       同省などによると、コンテナを積んだ船は5日に中国を出港し、12日に南港に到着。その後、大阪府岸和田市の事業所に運ばれ、15日に従業員が積み荷を搬出していた際、背中と左手を刺されたという。

       ヒアリは通報を受けた同省職員が駆除したが、作業中に職員の1人が手を刺された。

       昨年7月にも福岡県でヒアリに刺された人がいたが、軽症だった。ヒアリは毒針を持ち、刺されると激しい痛みと腫れを伴い、海外では死亡例もある。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180616-118-OYT1T50085

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    2. ヒアリ2000匹 コンテナから…大阪
      2018年6月17日5時0分

       環境省は16日、中国から大阪南港(大阪市住之江区)に陸揚げされたコンテナから2000匹以上のヒアリが見つかり、男性2人が刺されたと発表した。いずれも軽症で医療機関も受診していないという。

       同省などによると、コンテナを積んだ船は5日に中国を出港し、12日に南港に到着。その後、大阪府岸和田市の事業所に運ばれ、15日に従業員が積み荷を搬出していた際、背中と左手を刺されたという。

       ヒアリは通報を受けた同省職員が駆除したが、作業中に職員の1人が手を刺された。昨年7月にも福岡県でヒアリに刺された人がいたが、軽症だった。ヒアリは毒針を持ち、刺されると激しい痛みと腫れを伴い、海外では死亡例もある。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180617-118-OYTPT50042

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    3. 大阪南港コンテナからヒアリ2000匹  =関西発
      2018年6月17日6時0分

       環境省は16日、中国から大阪南港(大阪市住之江区)に陸揚げされたコンテナから2000匹以上のヒアリが見つかり、男性2人が刺されたと発表した。いずれも軽症で医療機関も受診していないという。

       同省などによると、コンテナを積んだ船は5日に中国を出港し、12日に南港に到着。その後、大阪府岸和田市の事業所に運ばれ、15日に従業員が積み荷を搬出していた際、背中と左手を刺されたという。

       ヒアリは通報を受けた同省職員が駆除したが、作業中に職員の1人が手を刺された。

       昨年7月にも福岡県でヒアリに刺された人がいたが、軽症だった。ヒアリは毒針を持ち、刺されると激しい痛みと腫れを伴い、海外では死亡例もある。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180617-043-OYO1T50000

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    4. 陸揚げのコンテナにヒアリ2千匹、2人刺される
      2018年6月17日9時9分

       環境省は16日、中国から大阪南港(大阪市住之江区)に陸揚げされたコンテナから2000匹以上のヒアリが見つかり、男性2人が刺されたと発表した。いずれも軽症で医療機関も受診していないという。

       同省などによると、コンテナを積んだ船は5日に中国を出港し、12日に南港に到着。その後、大阪府岸和田市の事業所に運ばれ、15日に従業員が積み荷を搬出していた際、背中と左手を刺されたという。

       ヒアリは通報を受けた同省職員が駆除したが、作業中に職員の1人が手を刺された。

       昨年7月にも福岡県でヒアリに刺された人がいたが、軽症だった。ヒアリは毒針を持ち、刺されると激しい痛みと腫れを伴い、海外では死亡例もある。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180616-118-OYT1T50085

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  18. NZ向け中古車輸出、カメムシ対策求められ困惑
    2018年8月25日17時22分

     【ジャカルタ=一言剛之】ニュージーランド(NZ)政府が、日本から輸出される中古車にカメムシが紛れ込まないよう殺虫処分などの対策強化を迫っている。外来種のカメムシがキウイフルーツなどの農産物に被害をもたらすことを警戒しているためだが、輸出コストの膨らむ日本の業者は困惑している。

     NZは今月9日、日本から輸出される自動車や建設機器などを対象に9月以降、果樹などを荒らすクサギカメムシの駆除などを義務付ける方針を示した。きっかけは2月、日本から出港した、中古車などの自動車運搬船4隻で大量のカメムシが見つかったことだ。カメムシは冬眠のため秋冬に自動車内に入り込みやすい。

     キウイフルーツやリンゴ、ワイン用ブドウなどの生産が盛んな農業大国のNZは、カメムシが持ち込まれて国内で繁殖すれば「農業に甚大な被害が生じる。生態系にも影響を及ぼしかねない」と懸念を強めている。

     財務省の貿易統計によると、NZには昨年、日本から中古車約13万5000台が輸出され、国別の輸出先でアラブ首長国連邦(約14万4000台)に次ぐ2位となっている。

     NZの方針に日本企業の間では「中古車の輸出は利幅の大きいものではなく、殺虫処分や検査の費用を上乗せさせられると、もうけが出なくなる」(大手商社)と戸惑いの声が広がる。

     中古車輸送を手がけるオプティマスグループ(東証2部)は2月、NZでの荷降ろし前に中古車のカメムシ駆除を求められた。2018年3月期連結決算で「約3000台分の中古車輸出が遅れ、営業利益が2億9200万円押し下げられた」という。

     業界団体の日本中古車輸出業協同組合は「規制強化で当面NZ向け中古車輸出は停滞する」と予想する。

     農林水産省によると、高温の影響で国内ではカメムシが平年より多く発生している。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180825-118-OYT1T50070

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    1. 中古車輸出 カメムシが障壁…農業大国NZ 駆除迫る
      2018年8月25日15時0分

      コスト増 日本の業者困惑

       【ジャカルタ=一言剛之】ニュージーランド(NZ)政府が、日本から輸出される中古車にカメムシが紛れ込まないよう殺虫処分などの対策強化を迫っている。外来種のカメムシがキウイフルーツなどの農産物に被害をもたらすことを警戒しているためだが、輸出コストの膨らむ日本の業者は困惑している。

       NZは今月9日、日本から輸出される自動車や建設機器などを対象に9月以降、果樹などを荒らすクサギカメムシの駆除などを義務付ける方針を示した。きっかけは2月、日本から出港した、中古車などの自動車運搬船4隻で大量のカメムシが見つかったことだ。カメムシは冬眠のため秋冬に自動車内に入り込みやすい。

       キウイフルーツやリンゴ、ワイン用ブドウなどの生産が盛んな農業大国のNZは、カメムシが持ち込まれて国内で繁殖すれば「農業に甚大な被害が生じる。生態系にも影響を及ぼしかねない」と懸念を強めている。

       財務省の貿易統計によると、NZには昨年、日本から中古車約13万5000台が輸出され、国別の輸出先でアラブ首長国連邦(約14万4000台)に次ぐ2位となっている。

       NZの方針に日本企業の間では「中古車の輸出は利幅の大きいものではなく、殺虫処分や検査の費用を上乗せさせられると、もうけが出なくなる」(大手商社)と戸惑いの声が広がる。

       中古車輸送を手がけるオプティマスグループ(東証2部)は2月、NZでの荷降ろし前に中古車のカメムシ駆除を求められた。2018年3月期連結決算で「約3000台分の中古車輸出が遅れ、営業利益が2億9200万円押し下げられた」という。

       業界団体の日本中古車輸出業協同組合は「規制強化で当面NZ向け中古車輸出は停滞する」と予想する。

       農林水産省によると、高温の影響で国内ではカメムシが平年より多く発生している。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180825-118-OYTPT50298

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  19. ハムや燻製、肉製品、乳製品の持込み禁止の防疫体制で輸入に制限をくわえる「非関税障壁」を盾にするのと対して変わらんだろ。

    目には目を、歯には歯をだな。

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  20. 首都圏 NEWS WEB
    外来カミキリムシの被害が拡大
    09月22日 06時29分

    サクラの木などを食い荒らす中国が原産のカミキリムシの仲間による被害が群馬県内でも広がり、館林市の観光施設では倒れて人がけがをしないよう被害を受けたすべてのサクラの木を伐採するなど対応に追われています。

    中国などが原産のカミキリムシの仲間「クビアカツヤカミキリ」は幼虫がサクラやモモなどの木の幹を食い荒らしてしまうため特定外来生物に指定されています。
    群馬県内では3年前に被害が確認されて以降、現在は太田市や館林市など県東部の7つの市や町に広がっていて、ことしは、去年の2倍以上の1510本のサクラなどが被害を受けています。
    このうち館林市の観光施設、「東武トレジャーガーデン」では、枯れて倒れてしまうのを防ぐため被害を受けた50本のサクラの木すべて伐採しました。
    野村憲之支配人は、「伐採したのは樹齢50年から60年のソメイヨシノで、毎年、春は満開の桜が楽しめただけに残念です」と話していました。
    県では成虫や被害を見つけたら、すぐに自治体に報告するよう呼びかけています。
    https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20180922/0018786.html

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    1. 人の都合のいい環境を守るには、殺虫剤殺菌剤の使用が必須だね。

      じゃなきゃ放置しておくしかない。荒れ放題も自然の生のすがただ。

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    2. そっちがいいとはけっして思わんけどね。

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    3. 特定のものをことさらに大きく見せてインベーダー(侵略者)扱いしてみせる「演出」もどうかと思うけど…

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  21. 強い毒のアカカミアリ、横浜港で1100匹発見
    2018年11月3日14時12分

     横浜市は2日、外来種で強い毒を持つ「アカカミアリ」約1100匹が大黒ふ頭(横浜市鶴見区)のコンテナ内で見つかったと発表した。横浜港でアカカミアリが見つかったのは今年初めて。

     市によると、コンテナ内で作業していた作業員2人が先月24日、アリに刺されて腫れたと市に通報した。翌日、環境省と市の職員が、コンテナ内に積まれていた食品の原料などから約1100匹を見つけ、殺虫処理した。2匹は女王アリだった。

     コンテナは7月、ガーナを出港し、ベルギー、モロッコ、中国を経由して先月19日に横浜港の南本牧ふ頭から陸揚げされた。現段階で他の場所でアリは見つかっていないが、市は港湾関係者に注意を呼びかけている。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20181103-118-OYT1T50070

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    1. 殺虫剤まけば簡単にやっつけられるアリンコごときに別に騒ぐことでもなし…

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  22. 外来種のアリ「ブラウジングアント」 九州で初確認 福岡
    2019年1月23日 10時33分

    おととし国内で初めて確認された外来種のアリが福岡市の博多港でも見つかり、専門家は、繁殖力と攻撃性が強いことから生態系に深刻な影響が出るおそれがあると指摘しています。

    博多港で確認されたのは、南ヨーロッパ原産の外来種のアリ「ブラウジングアント」です。

    福岡市などによりますと去年9月、コンテナ置き場に設置されたワナにかかっているのが見つかったということです。体長3ミリほどで黒っぽい色をしていて、ヒアリのような毒はありませんが、高い繁殖力と何にでもかみつく強い攻撃性が特徴です。

    環境省によりますと、名古屋港でおととし国内で初めて確認され、ほかにも東京や大阪で見つかっていますが、九州で確認されたのは初めてだということです。

    専門家は今後、生息域が広がるようなことになれば、生態系に深刻な影響が出るおそれがあると指摘しています。

    福岡市は「今後、どういう方針で取り組むか、環境省などと協議していきたい」と話しています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190123/k10011787651000.html

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    1. 見かけたらシラミツブシに殺虫剤まけばいいだけだろ。大した問題じゃない、大騒ぎするなよ。

      いつもの漁夫の利我田引水野郎どもの雇用安定政策か?(笑)。

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  23. 群馬 NEWS WEB
    人海戦術でカミキリムシ駆除へ
    02月24日 12時27分

    桜の木などを食い荒らす特定外来生物のカミキリムシを駆除しようと、群馬県館林市は、駆除した市民に謝礼を支払うなど、人海戦術に乗り出す方針です。

    中国などが原産の「クビアカツヤカミキリ」は、幼虫が桜や桃などの木の幹を食い荒らすため、特定外来生物に指定されています。
    群馬県内では、4年前に館林市で初めて被害が確認され、去年は市内でおよそ500本の木が食い荒らされ、中には倒木の恐れがあるとして、桜並木をすべて伐採した場所もあります。
    成虫が活動を始める6月に向けて館林市は、人海戦術を使って駆除する方針で、駆除した市民には1匹あたり、50円の謝礼を支払うことや清涼飲料水と交換することを検討していて、対策費用として新年度の当初予算案に300万円余りを盛り込んでいます。
    館林市の須藤和臣市長は、「このままだと、ことしも多くのサクラの木が被害を受ける恐れがある。市民の力を借りて駆除を徹底していきたい」と話しています。
    https://www3.nhk.or.jp/lnews/maebashi/20190224/1060004029.html

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    1. 人海戦術なんてしなくても「農薬(殺虫剤)」散布したほうが効率的だと思うけどね…

      身勝手な自然保護勢力はローテクが大好きなんだね。

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    2. 左手で「生物多様性」の教義を掲げながら、右手では「根絶・撲滅」の剣をふりまわす、そんな二重人格、阿修羅のようなヒトビトだわな。

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  24. 「保護(愛護)」と「駆除(根絶撲滅)」のあいだ…

    人の「価値観」と「ご都合」できまるもの。

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  25. 危険なイネ科外来種 確認…愛知・碧南 生態系破壊の恐れ
    2019/02/24 05:00

    スパルティナ・アングリカの穂を調べる滝崎氏(2日、愛知県碧南市で)

     国内の生態系を壊す恐れがある特定外来生物のイネ科植物「スパルティナ・アングリカ」が、国内で初めて愛知県碧南市で見つかったことがわかった。

     スパルティナ・アングリカは、英国と北米東部にそれぞれ自生していたスパルティナ属の交雑種を起源とする。今回確認されたのは、同市内を流れる堀川の河口付近で、約1キロにわたり点在している。同県の審議会「県外来種調査検討会」の滝崎吉伸委員(59)が確認した。

     国立環境研究所の「侵入生物データベース」によると、干潟を陸地に変え、多くの生き物に影響を及ぼすとしている。欧州や北米、中国などに侵入し、日本の沿岸部でも十分定着する危険性があるとされる。

     環境省外来生物対策室によると、スパルティナ属全種は2014年に特定外来生物に指定されたが、当初はスパルティナ・アングリカのみが「侵入する可能性が高く、侵入時の影響が大きい」として06年に指定された。侵入が最も懸念されていた「スパルティナ属の本命」(植物研究者)だ。

     滝崎委員によると、侵入時期は少なくとも5~6年前と推定され、侵入経路はわかっていない。

     愛知教育大の芹沢俊介名誉教授(植物分類学)は「日本の干潟には、この植物と競合する植物がないため、拡散しやすい。特定外来生物の中でも特に危険な外来種で、早急に除去する必要がある」と話している。
    https://www.yomiuri.co.jp/national/20190224-OYT1T50042/

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    1. 危険な外来植物 愛知に 碧南で国内初確認
      2019/02/24 05:00

      スパルティナ・アングリカの穂を調べる滝崎委員(2日、愛知県碧南市内で)

      ◆11年にも近縁種、生態系破壊の恐れ

       国内の生態系を壊す恐れがあるとして、法律で輸入や栽培が禁じられている特定外来生物のイネ科植物「スパルティナ・アングリカ」が、国内で初めて愛知県碧南市で確認されたことがわかった。日本への侵入が懸念されていた植物で、国や県は対策を迫られる。同県内では2011年、近縁種の特定外来生物「スパルティナ・アルテルニフロラ」も国内で初確認されている。

       スパルティナ・アングリカは、英国と北米東部にそれぞれ自生していたスパルティナ属の交雑種が起源。碧南市では堀川の河口付近で約1キロにわたって点在している。国立環境研究所の「侵入生物データベース」によると、干潟を陸地に変え、多くの生き物に影響を及ぼすとしている。欧州や北米、中国などに侵入し、日本の沿岸部でも十分定着する危険性があるとされる。

       環境省によると、スパルティナ属全種は14年に特定外来生物に指定されたが、当初はスパルティナ・アングリカのみが「侵入する可能性が高く、影響も大きい」として06年に指定された。侵入が最も懸念されていた「スパルティナ属の本命」(植物研究者)だ。

      スパルティナ・アングリカの穂を調べる滝崎委員(2日、愛知県碧南市内で)

       碧南市での定着を確認したのは、愛知県豊橋市立高豊中学校教諭で同県の審議会「県外来種調査検討会」の滝崎吉伸委員(59)。昨年12月に現地調査し、穂の表面に短い毛があることや、地下茎が10センチ弱と短いなどの特徴から、スパルティナ・アングリカと特定した。群落の大きさから、侵入時期は少なくとも5~6年前と推定されるという。

       愛知教育大の芹沢俊介名誉教授(植物分類学)は「日本の干潟には、この植物と競合する植物がないため、拡散しやすい。特定外来生物の中でも特に危険な外来種で、早急に除去する必要がある」と話す。
      https://www.yomiuri.co.jp/local/chubu/news/20190224-OYTNT50000/

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  26. 海外で嫌われる…日本発の“外来種”
    2018/10/08 07:00

     100匹超のカメムシがウジャウジャ…。日本からの輸出品に潜り込んだカメムシたちの「密航」が南半球の国を驚かせた。外来生物の侵入ばかりが伝えられるが、日本から海外に渡った迷惑な生き物も多い。海外で猛威を振るう日本の生き物たちは、どのようにして危険な「侵略者」になったのか。国立環境研究所生態リスク評価・対策研究室の 五ご箇か公こう一いち 室長に解説してもらった。

    日本も「加害者」

    クサギカメムシの幼虫(国立環境研究所提供)

     2018年2月、日本からニュージーランドへと輸出された自動車1万台以上を積載した貨物船からクサギカメムシが大量に見つかったとして、ニュージーランド政府が船の入港を拒否する事態が起こりました。

     ニュージーランド政府は、このカメムシが自国の農業を脅かす恐れがあるとして、現在も日本の輸出自動車に対してカメムシの処理を徹底するよう要求しており、自動車の輸出業者たちは頭を痛めているそうです。

     今回の騒動を起こしたカメムシは日本に広く分布する昆虫で、ミカンやリンゴなどの果汁を吸う農業害虫として知られます。また東京都内など、都市部の住宅地にも見られ、悪臭を放つことから家屋内では不快害虫・衛生害虫として問題になります。

     なぜ、今年になってこのカメムシが貨物に大量に紛れ込むようになったのかは不明ですが、たかがカメムシとはいえ、自動車の貿易にまで影響を及ぼしている以上、今後、日本としても原因究明と対策を急ぐ必要がありそうです。

     これまで外来生物といえば、日本に侵入してくる種ばかりが注目されてきましたが、今回のカメムシのように日本から海外に持ち出されて外来生物となるものも多数存在します。その中には、海外で定着を果たし、現地の生態系や人間社会に深刻な影響を与えているものもおり、日本は「立派」な外来生物輸出国でもあるのです。
    https://www.yomiuri.co.jp/fukayomi/ichiran/20181003-OYT8T50070/

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    1. ジャパンの名を冠したやっかいもの

       アメリカでは日本在来のコガネムシの一種「マメコガネ」が1900年代はじめに輸送物資に紛れて持ち込まれ、以来、農業の大害虫として問題となっています。「ジャパニーズ・ビートル」と呼ばれ、天敵のいない米国内において急速に分布を拡大し、大豆やトウモロコシなどの農作物に深刻な被害を与え続けています。

       ニホンジカは現在、日本国内でもその数が増えすぎて、林業や農業で被害が深刻になっていますが、このシカは、古くから主に狩猟目的および食用としてヨーロッパや米国、ニュージーランドにも持ち込まれています。日本同様に農林業被害をもたらすほかに、在来のシカと交雑することによって遺伝的撹かく乱らんを引き起こしていることが指摘されています。

      アメリカの大地を覆うクズ(Gentry George撮影)

       日本ではくず粉や漢方薬の原料として知られる多年生の雑草「クズ」は、1800年代後半に日本から緑化目的でアメリカに持ち込まれました。

       緑化そのものは成功しましたが、現在、米国内でその繁殖に歯止めが利かず、草原や森林の植生を塗り替えてしまい、さらには自動車や建物、電線までもあっという間に覆い尽くしてしまう「グリーンモンスター」として恐れられています。クズによる被害額については、年間100万~500万ドルという試算もあります。

      アメリカ国内のクズの分布図(米Early Detection & Distribution Mapping Systemのホームページより)

      ワカメも外国では嫌われもの?

       19世紀、江戸の鎖国時代に長崎の出島に来日して博物学的研究を行ったドイツ人の医師・植物学者フィリップ・フランツ・フォン・シーボルトが、ヨーロッパへ帰国するときに土産として持ち帰った日本在来のイタドリが、今ではイギリスの政府予算をも揺るがす外来雑草となっています。イタドリは地下茎で繁殖し、アスファルトやレンガさえも突き破って伸びるため、建造物や道路、防波堤、下水道など社会インフラに深刻な被害が生じています。

       日本では食用として重宝されるワカメも、海外では大変迷惑な外来生物として問題になっています。ワカメはもともと日本、朝鮮半島の近海に生息する海藻ですが、これまでに、アメリカ、フランス、イタリア、オーストラリア、ニュージーランド、黒海、地中海など世界中の海域に移送されて繁殖していることが確認されています。日本に荷揚げしたタンカーが船体の安定を保つために、空になった船倉に「バラスト水」として日本近海の海水を取り込んだ際にワカメの胞子が紛れ込み、世界中の海域へと運ばれたと考えられています。

       ワカメが増えるなんて、日本人から見れば食べる量が増えてありがたいと思ってしまいますが、海外ではワカメを食べる習慣はほとんどありません。そのため、増え続けた侵入ワカメが養殖のカキや、ホタテ、ムール貝、イセエビなどの成長を阻害したり、漁業用の機械にからまったりするなど、水産業に重大な影響をもたらしています。

       ワカメ同様、バラスト水で運ばれたキヒトデと言われる日本産のヒトデがオーストラリアやニュージーランドの沿岸で大繁殖して、貝類などを食い荒らす被害も出ています。
      https://www.yomiuri.co.jp/fukayomi/20181003-OYT8T50070/2/

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    2. 生物を介して広がる「日本発」の病原菌

      カエルツボカビの推定分布拡大プロセス(国立環境研究所提供)。日本由来のGPL(Global Pandemic Lineage)系統が世界中に拡散しているとみられる

       1990年代から世界中で両生類の皮膚にだけ寄生するカエルツボカビと呼ばれる病原菌が流行しており、各地で希少両生類が絶滅の危機に陥っているとされます。2006年に日本国内でも、ペットとして飼育されていた南米産ベルツノガエルへの感染が確認され、カエルツボカビが日本に上陸したことで日本の両生類が絶滅するのではないかと危惧されました。

       しかし、筆者ら研究チームが調査した結果、この病原菌の起源が実は日本にあり、菌と長きにわたって互いに影響しながら進化するという「共進化」の結果、ツボカビ菌に対して日本の両生類は抵抗性を身につけていることが示されました。

       日本から食用のウシガエルやペット用のイモリ類が輸出されたことで、菌が海外に持ち出され、抵抗性のない海外の両生類の間でパンデミック(世界的大流行)が引き起こされたものと考えられています。

      受粉で活躍するはずが…花粉以外も運んだマルハナバチ

      セイヨウオオマルハナバチ(国立環境研究所提供)

      マルハナバチの体内に寄生するマルハナバチポリプダニ。矢印がダニのメスの成虫で、周囲の球体の塊はメスが産んだ卵(国立環境研究所提供)

       1980年代にヨーロッパ産のセイヨウオオマルハナバチというハナバチが、ハウス栽培トマトの花粉を媒介する農業資材として開発されて以降、オランダやベルギーの工場で大量生産された人工の巣が世界中に流通し、日本も92年から農業用に導入を開始しました。ところが、ハウスから逃げ出した個体が野生化し、北海道を中心に分布拡大を続けています。

       セイヨウオオマルハナバチは営巣場所をめぐる競争で、日本在来のマルハナバチを駆逐するとともに、体内寄生の外来ダニを持ち込んで在来マルハナバチにも水平感染させることが明らかとなり、外来生物法の規制対象種である「特定外来生物」に指定されました。

       そこで、代わりの昆虫として日本のマルハナバチを利用することが提案され、多数の日本産マルハナバチの野生女王蜂が日本用の人工コロニー生産のためにヨーロッパの生産工場へと輸出されました。すると、この日本産女王蜂に日本のダニが寄生していたため、ヨーロッパのマルハナバチ生産工場内に日本のダニが持ち込まれて蔓まん延えんするという事態が起きました。
      https://www.yomiuri.co.jp/fukayomi/20181003-OYT8T50070/3/

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    3. ヒアリも原産地では「いじめられっこ」だった

       日本国内では、外国産の外来生物が繁栄するのを見て、「やはり外国の生物の方が日本の生物よりも強いから、日本の生物が負けてしまうのだ」と思う人も少なくないと思われます。

       しかし、これまで紹介してきたように、日本国内では地味に生きている動植物あるいは微生物でも、いったん海外の新天地に持ち出されると、そこにすむ外国の生物たちを蹴散らし、「強い外来生物」として猛威を振るっているのです。同様に、日本で猛威を振るう外国産の外来生物たちも、原産地では、意外なほど弱い存在で、見つけるのが困難なほどひっそり生きていることが多いのです。

       カエルツボカビを例にとれば、日本国内ではこの菌は日本産両生類のごく一部の種に低頻度でしか寄生しておらず、カエルやイモリの体全体に感染が広がるケースはほとんどありません。これは日本の両生類はカエルツボカビ菌との共進化を経ているので、菌に対する免疫機能を発達させており、感染したとしても足先などの体のわずかな部分にしか寄生が起こらないからなのです。

       また、日本の野外環境には多様な菌類・細菌類が競合種あるいは天敵種として生息しており、カエルツボカビの「独り勝ち」を許しません。

       そんな日本の環境でひっそり生きていたカエルツボカビ菌も海外に渡った途端、競合する菌類がいない環境と免疫のない両生類という絶好の繁栄条件に巡り合うことで、パンデミックを引き起こすことになったのです。

       昨年から日本への「侵入」が発見されて話題になっているヒアリは、強い増殖力と攻撃性が特徴とされ、その侵入と分布拡大が世界中で恐れられていますが、本種もまた原産地のブラジル・アマゾンでは数多くいる競合種や天敵種によって、資源が豊富なジャングルから追い出されて、河川敷で洪水や氾濫のリスクにさらされながら、ひっそりと生息していることが知られています。

       競争相手や天敵から解放されて、新天地の市街地や公園でのびのびと生きている外来ヒアリの姿は、さながら「いじめられっこ」だらけの学校から越してきて、新しい学校でいきなり才覚をあらわし、「番長」にのし上がった転校生のように映ります。

      無関心ではいられない、外来生物の「輸出」

      日本の国際港湾に積載されたコンテナ(国立環境研究所提供)

       すべての生物には本来の生息地があり、その生息地固有の環境で様々な生物同士が共進化を経て、競合・捕食・寄生など多様な生物間相互作用によってバランスが維持された生態系を構成しています。外来生物とは、共進化の歴史からかけ離れた生物移送を人間がもたらし、生態系のバランスを崩すことで生み出される“人為的な”問題なのです。

       経済の国際化が進む中で、すべての国が外来生物の被害を受ける立場と被害をもたらす立場の両方に立っています。今後、外来種の拡大を防ぐためにも、「自国に入れない」という対策のみならず、「自国から出さない」という対策を各国で進めていくことが重要ですが、国家間の経済競争が激化する現在、いずれの国もわざわざ輸出相手国の利益を守るために、外来種の持ち出し防止にコストをかけようとは思わないことでしょう。

       例えばヒアリはコンテナなどに紛れて持ち込まれるケースがほとんどであり、輸出国サイドで出荷前にコンテナの検査・管理を徹底するだけでも、このアリの持ち出し・持ち込みリスクは大幅に低減すると思われますが、どの国もそんな手間をわざわざとってくれません。

       しかし、一方でこのまま各国からの外来生物の「輸出」を放置し続ければ、世界全体の生態系システムや社会システムに障害が生じて、結果的には各国の経済成長が妨げられることにもつながると考えられます。

       生物多様性の保全という観点からのみならず、世界経済の持続的な発展および維持のためにも、すべての国が外来生物の輸送に対して責任を負う必要があり、今後、「外来生物条約」ともいうべき国際的な規制の枠組みが実現されることが望まれます。

       
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      プロフィル
      五箇 公一(ごか・こういち)
       1965年、富山県生まれ。京都大学大学院昆虫学専攻修士課程修了後、民間の農薬メーカーを経て、京都大学で博士号(農学)を取得し、96年に国立環境研究所入所。専門は保全生態学、農薬科学。主な著書に「クワガタムシが語る生物多様性」(集英社)、「終わりなき侵略者との闘い~増え続ける外来生物~」(小学館)などがある。テレビや新聞などを通じて生物多様性・生態リスクの啓発にも努める。
      https://www.yomiuri.co.jp/fukayomi/20181003-OYT8T50070/4/

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  27. 「ジャンボタニシ」大量発生のおそれ 千葉県が注意報
    2019年5月30日 12時49分

    千葉県は稲の苗を食い荒らす外来種の巻き貝、「ジャンボタニシ」が大量発生するおそれがあるとして注意報を発表し、農家に対策を呼びかけています。

    ジャンボタニシは南米原産の巻き貝で、最大で8センチほどの大きさまで成長し、植えたばかりの若い稲の苗を食い荒らすため、農林水産省が有害動物に指定しています。

    千葉県は、田植えの時期に合わせてジャンボタニシの発生状況を調査していますが、ことしは、平年の5倍以上の個体数が確認されるなど、過去10年で最悪の結果となりました。
    このため千葉県は「ジャンボタニシ注意報」を発表し、県内の農家に対して、対策をとるよう呼びかけています。

    ジャンボタニシは3日から4日に1度のペースでピンク色の卵を産卵するなど繁殖力が強く、県は対策として水田やその周辺で個体や卵を見つけたらすぐに取り除くことや、駆除剤を散布することなどが有効だとしています。

    千葉県農林総合研究センターの栗原大二病害虫防除課長は「この冬の平均気温が比較的高かったため、通常は寒さに弱く冬を越すことができずに死んでしまうジャンボタニシが、生き残ったと考えられる」と話しています。

    「米作りにとって最大の天敵」

    千葉県山武市の小川利吉さん(65)の2.5ヘクタールの水田では、先月末に田植えが行われましたが、ジャンボタニシによって植えたばかりの苗が食い荒らされ、池のような状態になっているところもありました。
    また、水路の側面や稲の茎の部分には、たくさんのピンク色の卵が産みつけられていました。

    小川さんは、駆除剤をまいたり、水の量を少なくしてジャンボタニシが生息しにくくしたりするなど対策を取っていますが、すでに全体の1割から2割の苗が食べられてしまったということです。

    小川さんは「例年にない異常発生で、米作りにとって最大の天敵だ。ことしは対策に失敗したと思うが、この経験をいかして、来年のジャンボタニシとの戦いをどうするか考えていきたい」と話していました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190530/k10011934661000.html

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  28. 国内外来種 有毒“アズマヒキガエル“ ついに札幌で大量発見 「絶望的な状況か」在来種ピンチ 【スマホニュースUHB】
    6/16(日) 8:01配信 北海道ニュースUHB
    毒カエル ついに札幌で

    UHB 北海道文化放送

     恐れていたことが起こりました。今まで何度か取り上げてきた、本来北海道にいないはずの国内外来種の毒ガエル、アズマヒキガエルが、札幌市内でも繁殖を始めました。このままの状態が続くと、豊平川で大繁殖の恐れもあります。果たして駆除は可能なのでしょうか?

     札幌市南区北の沢地区です。周囲50メートルほどの池を覆い尽くすブヨブヨとしたヒモ状の物体。

     「アズマヒキガエルの卵ですね。今のところバケツ18杯分。陸で干して死滅させる」

     卵の主は、アズマヒキガエル。本州が原産で、本来北海道にいるはずのない国内外来種です。

     毒を持ち、口に入ると嘔吐などの症状も。約40年前、人の手によって北海道旭川市周辺の石狩川に放されたとみられています。それが、今では…。

     (北海道深川市 2018年5月)「落ち着いてやらないと、もう数が覚えられない」

    国内外来種 有毒“アズマヒキガエル“ ついに札幌で大量発見 「絶望的な状況か」在来種ピンチ 【スマホニュースUHB】
    アズマヒキガエルは、旭川市周辺での発見を発端に、石狩川流域に広く繁殖しているのが確認されている。
    石狩川周辺で“大繁殖“続ける
     林幹夫ディレクター:「うわ~、何これ?」

     すでに深川市、奈井江町、石狩市など石狩川流域で大繁殖しています。ここまで繁殖したのにはワケがあります。

     一度に産む卵の数は約8千個。在来種のカエルの約10倍にも上ります。

     また、アズマヒキガエルのオタマジャクシを在来種が口に入れた場合、100%の確率で中毒死することが、北海道大学の水槽実験で明らかになりました。

     生態系の破壊が進んでいます。

    国内外来種 有毒“アズマヒキガエル“ ついに札幌で大量発見 「絶望的な状況か」在来種ピンチ 【スマホニュースUHB】
    2018年8月、深川市で駆除では、大量のアズマヒキガエルが見つかり、みな驚いた。
     その、アズマヒキガエル。今まで札幌市内では繁殖は確認されていませんでしたが、2018年の夏ごろから札幌市内での目撃情報が、専門家に寄せられるようになったのです。

     北海道の両生類を研究 徳田龍弘さん:「人の手によって放されたのか、何かに紛れて来たのかわからないが、いずれにしろ人の手で運ばれて、(札幌市南区でも)定着し繁殖している結果だと思います」

    国内外来種 有毒“アズマヒキガエル“ ついに札幌で大量発見 「絶望的な状況か」在来種ピンチ 【スマホニュースUHB】
    「絶望的な状況か…」札幌市内で駆除にあたる徳田さん(左)をはじめとする市民グループ。
    「絶望的な状況か…」
     徳田さん:「絶望的な状況かと思い、ショックを強く受けた。ここの池でも、きょうの時点でこの状態。でも、まだ産卵に来る。これで終わりではない」

     心配なのは、池のすぐそばにある北の沢川です。豊平川まで流れ込み、その合流地点までわずか3キロしかありません。池から北の沢川にオタマジャクシが流されれば、豊平川流域の札幌中心部で、アズマヒキガエルが大発生する恐れがあるのです

     徳田さんが中心となった市民グループが手作業で駆除を行なっています。10日間で駆除したのはカエルが約400匹、卵がバケツ50杯分でした。

     しかし、作業を尻目に豊平川との合流地点で2018年4月、アズマヒキガエルが発見されたのです。

     徳田さん:「(上流に)産卵した地があり、その横の河川でも卵を産んでいる。そこから流されて、親が下流に来たと思う」

     それだけではありません。豊平川の対岸の真駒内公園でも、アズマヒキガエルが見つかったのです。何者かがこの場所に運び放したとみられています。

     アズマヒキガエルは北海道の指定外来種で、別の場所に移動させると条例で罰せられることもあります。恐るべきスピードで拡大する生息域。札幌中心部での繁殖を防ぐための時間は、多く残されていません。
    https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190616-00010000-hokkaibunv-hok

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  29. なんでそんなに一所懸命になれるのか、その情熱はどこからやってくるのか、いまいちわけがわかんところがある…

    たえず「敵」をつくり、それに立ち向かう正義の味方ごっことかが好きなのかね?

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  30. ヒアリ数十匹 作業員1人が手を刺される 東京 青海ふ頭
    2019年6月18日 20時18分

    東京 江東区の青海ふ頭で、強い毒を持つ南米原産のヒアリが数十匹見つかり、駆除されました。港の作業員1人が手を刺されましたが、症状は軽いということです。

    環境省や東京都によりますと、今月14日の午後3時ごろ、東京 江東区の東京港青海ふ頭で、港の作業員の男性がコンテナヤードの入り口付近に落ちていたわらを持ち上げたところ、中にいたアリに手を刺されました。

    アリは数十匹見つかり、港の関係者がその場でアリを駆除しました。

    連絡を受けた環境省と東京都が専門家に依頼してアリを調べた結果、18日、ヒアリと確認されました。

    環境省によりますと、ヒアリに刺された男性の症状は軽いということです。
    東京都は毎年2回、港の調査をしていますが、先月28日に調査した際にはヒアリは確認されなかったということです。

    ヒアリは、暑い時期に活動が活発になることから、環境省は疑わしいアリを見つけた場合は触らずに専門の相談ダイヤルに連絡するよう、呼びかけています。

    相談ダイヤルの番号は0570ー046ー110、または、06ー7634ー7300で、火曜日と木曜日を除く午前9時から午後5時まで受け付けています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190618/k10011957561000.html

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    1. アリコロリスプレーしゅっしゅで無問題。

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    2. アリンコごときでくだらんニュースやるな。

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  31. 病害虫のガ、日本で初めて発見と農水省
    7/3(水) 17:18配信 共同通信

     農林水産省は3日、鹿児島県南九州市の農場で、イネやトウモロコシに寄生する病害虫のガ「ツマジロクサヨトウ」の幼虫が日本で初めて見つかったと発表した。このガはアフリカやアジアで分布が急速に拡大していた。
    https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190703-00000126-kyodonews-soci

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    1. 病害虫のガの幼虫 日本初確認
      7/3(水) 18:08
      https://news.yahoo.co.jp/pickup/6328872

      農薬殺虫剤の弱毒化を推進したツケが回ってきているようなもの…

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    2. 病害虫のガ、日本に初侵入 鹿児島で発見、海外農業に猛威
      7/3(水) 17:43配信 共同通信

       農林水産省は3日、鹿児島県南九州市の農場で、イネやトウモロコシに寄生する病害虫のガ「ツマジロクサヨトウ」の幼虫が日本で初めて見つかったと発表した。このガは熱帯地域の南米が原産で、アフリカやアジアで急速にまん延。幼虫が農作物の葉や果実を食い荒らし、猛威を振るっている。侵入確認を受け、農水省は農薬による防除に取り組むとともに、他の農場に対して早期発見を呼び掛けている。

       南九州市では、飼料用トウモロコシから見つかった。県が近隣自治体でも調査すると、似た虫の報告が寄せられ、確認を急いでいる。

       農水省は「有効な農薬を適切に使えば駆除できる」と説明した。
      https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190703-00000134-kyodonews-soci

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    3. 「ツマジロクサヨトウ」
      https://news.yahoo.co.jp/search/?ei=UTF-8&p=%E3%83%84%E3%83%9E%E3%82%B8%E3%83%AD%E3%82%AF%E3%82%B5%E3%83%A8%E3%83%88%E3%82%A6

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    4. 鹿児島の農地に外来害虫「ツマジロクサヨトウ」 国内で初確認
      7/4(木) 10:46配信 毎日新聞

       鹿児島県は3日、水稲やトウモロコシなどの農作物に被害を与える害虫「ツマジロクサヨトウ」の幼虫を南九州市の農地で確認したと発表した。この虫が確認されたのは国内初。

       県経営技術課によると、ツマジロクサヨトウはガの仲間で、幼虫が葉を食べることで作物の成長が阻害される。県は国と連携し、植物防疫法に基づいた農薬散布などによる駆除を進める。

       ツマジロクサヨトウは台湾や韓国、中国などで確認されている。成虫が大陸からの気流に乗って国内に侵入したとみられる。虫が付着した作物を食べても人や家畜への害はない。【松尾雅也】
      https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190704-00000025-mai-soci

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    5. 害虫「ツマジロクサヨトウ」が発生、国内初確認
      7/4(木) 19:37配信 読売新聞オンライン

       鹿児島県は3日、南九州市の飼料用トウモロコシの農場で、ガの一種の害虫「ツマジロクサヨトウ」の発生が国内で初めて確認されたと発表した。農作物への被害を防ぐため農薬を散布して駆除するとともに、県内全域で発生状況を調査する方針。

       ツマジロクサヨトウは北米や南米、アフリカ、中国などに分布。幼虫がイネやトウモロコシなど幅広い作物に寄生して葉や果実を食い荒らし、収量が落ちる可能性がある。

       人や家畜が食べても健康を害することはない。ヨトウムシ類はこれまでも国内で発生しており、防疫の実施で被害の軽減は可能という。

       県によると、6月27日に幼虫が多数見つかり、その後の遺伝子検査で害虫だと判明した。侵入経路は分かっていない。疑わしい虫を発見した場合は連絡するよう呼びかけている。
      https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190703-00050249-yom-soci

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  32. 「対策予算」と称してカネを掠め取ろうとする寄生虫のような害虫のような一団一群がある…

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  33. イネ害虫「ツマジロクサヨトウ」 鹿児島で見つかる 緊急調査へ
    2019年7月9日 14時29分

    トウモロコシやイネの害虫として国内への侵入が懸念されていた「ツマジロクサヨトウ」という「が」の仲間が、鹿児島県の16の市と町で見つかり、農林水産省は九州全域を対象に緊急の調査を実施することになりました。

    「ツマジロクサヨトウ」は体長4センチほどのがの一種で、幼虫はトウモロコシやイネ、それにナス科の野菜などの葉や茎などを食べる害虫として知られていて、アメリカ大陸から東アジアやアフリカに生息域を広げているため、国内への侵入が懸念されていました。

    農林水産省によりますと、今月、鹿児島県南九州市でツマジロクサヨトウの幼虫がトウモロコシの畑で国内では初めて確認され、さらに調べたところ鹿児島県の枕崎市や日置市など合わせて16の市と町で、幼虫が確認されたということです。

    農林水産省は自治体と協力して、九州全域を対象に緊急調査を実施するほか、本州でも順次、調査を行うとともに、殺虫剤の費用を補助するなどして駆除に力を入れることにしています。

    ツマジロクサヨトウは、成虫になると一晩で最大数百キロ飛ぶという報告があるなど、高い飛行能力を持っているとされています。

    農林水産省植物防疫課は「海外では大きな被害が出ている地域もあると聞いていて、殺虫剤を適切に使って駆除を徹底したい」と話しています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190709/k10011987581000.html

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    1. 別段、これまでの害虫駆除と大して変わらんだろ。

      目に付くようになったのは、たぶん、昔にくらべて効かない農薬、薬効の低い農薬しかつかえないようにした登録農薬制度「規制」のせいだよ。

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    2. どこでどういう風なカラクリになってるものやら…

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  34. プレスリリース
    ツマジロクサヨトウ対策について

    令和元年7月9日
    農林水産省

    本年7月3日(水曜日)に鹿児島県において国内で初めて発生が確認されたツマジロクサヨトウについて、まん延の防止に向けた対策を緊急的に実施することとしました。
    農林水産省では、本虫の発生状況を踏まえて対策を講じていきますが、本虫の防除には、早期発見が重要であることから、疑わしい虫を見つけた場合は、都道府県病害虫防除所又は植物防疫所まで御連絡をお願いします。

    1.現在の発生状況
    本年7月3日(水曜日)に鹿児島県南九州市で確認されたツマジロクサヨトウについて、発生状況を調査したところ、同県北部から徳之島にかけての飼料用トウモロコシほ場で本虫を確認しました(7月8日時点)(別紙1)。
    この他、スイートコーンほ場で確認があるものの、水稲、かんしょ、さとうきび等のほ場においては、現在のところ確認されていません。

    2.対策の実施
    本虫のまん延の防止に向けて、以下の取組を緊急的に実施することとしました。

    (1)発生状況の把握
    鹿児島県での確認を受け、国の植物防疫所と都道府県が連携して、ツマジロクサヨトウの発生状況を把握するための調査を全国で実施。本調査でツマジロクサヨトウが確認された場合、植物防疫所が生産者の協力を得つつ初動防除(別紙1)。

    (2)ツマジロクサヨトウに効果のある農薬による防除の推進
    専門家の意見を聴取し、主要な作物ごとにツマジロクサヨトウの薬剤防除に使用できる農薬一覧を作成し、農業者に速やかに情報提供(別紙2)。

    (3)ツマジロクサヨトウの初期のまん延防止のための防除に対する支援
    ツマジロクサヨトウの防除マニュアルを策定するまでの間、植物防疫所等の指導に基づき追加的な防除を行う際に必要となる薬剤購入費等を支援(別紙3)。

    (4)ツマジロクサヨトウの防除体系の確立に向けた調査・研究の推進
    ツマジロクサヨトウの生態や防除技術に関する調査・研究を植物防疫所において緊急に実施。作物ごとの防除マニュアルを順次策定。

    本虫の防除には、早期発見が重要であることから、疑わしい虫を見つけた場合は、都道府県病害虫防除所又は植物防疫所まで御連絡をお願いします。
    都道府県病害虫防除所及び植物防疫所の連絡先は、以下のURLに掲載されています。
    植物防疫所ホームページ(ツマジロクサヨトウの発生の確認について)
    http://www.maff.go.jp/pps/j/information/tsumagiro_kakunin.pdf(PDF:282KB)


    〈添付資料〉
    別添:ツマジロクサヨトウ対策(PDF:88KB)
    http://www.maff.go.jp/j/press/syouan/syokubo/attach/pdf/190709-6.pdf
    別紙1:ツマジロクサヨトウ発生確認状況(PDF : 251KB)
    http://www.maff.go.jp/j/press/syouan/syokubo/attach/pdf/190709-13.pdf
    別紙2:使用可能な農薬一覧(PDF : 192KB)
    http://www.maff.go.jp/j/press/syouan/syokubo/attach/pdf/190709-12.pdf
    別紙3:ツマジロクサヨトウのまん延防止のための防除に係る対応(PDF:464KB)
    http://www.maff.go.jp/j/press/syouan/syokubo/attach/pdf/190709-9.pdf
    参考資料:ツマジロクサヨトウとは(PDF:136KB)
    http://www.maff.go.jp/j/press/syouan/syokubo/attach/pdf/190709-11.pdf


    お問合せ先

    消費・安全局植物防疫課

    担当者:国内防除第1班 中西、藤田
    代表:03-3502-8111(内線4564)
    ダイヤルイン:03-6744-9644
    FAX番号:03-3502-3386
    http://www.maff.go.jp/j/press/syouan/syokubo/190709.html

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    1. プレスリリース
      令和元年度イノベーション創出強化研究推進事業のうち緊急対応課題(第1回)の採択課題決定について

      令和元年9月26日
      農林水産省

      農林水産省は、研究対象を設定した「緊急対応課題」について、国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構生物系特定産業技術研究支援センター(以下、「生研支援センター」という。)が実施する「イノベーション創出強化研究推進事業」において、研究実施機関(研究グループ)の公募を行い、この度、採択課題を決定しました。

      1.概要
      農林水産省は、年度途中に不測の事態が発生し、緊急に対応を要する研究課題が生じた場合、生研支援センターが実施する「イノベーション創出強化研究推進事業」において、「緊急対応課題」を実施しております。
      この度、以下の研究対象について、採択課題を決定しました。

      2.今回募集した「緊急対応課題」の研究対象
      ツマジロクサヨトウの効率的な発生予察と防除対策の確立に向けた緊急研究

      3.公募の結果
      令和元年8月13日(火曜日)から令和元年8月26日(月曜日)まで公募を行ったところ、以下のとおり応募があり、外部評価委員等による審査の結果を踏まえ、採択課題を決定し、生研支援センターの委託事業として実施することとなりました。
      研究対象の応募数及び採択数は以下のとおりです。


      研究対象名 応募数 採択数

      ツマジロクサヨトウの効率的な発生予察と防除対策の確立に向けた緊急研究
      1
      1

      4.採択課題及び研究実施機関
      採択された課題及び研究実施機関は以下のとおりです。
      研究実施機関と生研支援センターが委託契約を締結後、研究を実施することとなります。


      研究課題名 研究実施機関
      ツマジロクサヨトウの効率的な発生予察と防除対策の確立に向けた緊急研究

      国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構(※) (※)研究グループの代表機関

      (参考)
      令和元年8月13日付けプレスリリース
      「令和元年度イノベーション創出強化研究推進事業のうち緊急対応課題の第1回公募について」
      http://www.affrc.maff.go.jp/docs/press/190813.html


      生研支援センターホームページ
      「「イノベーション創出強化研究推進事業」(緊急対応研究課題)(第1回)の公募における審査結果について」
      http://www.naro.affrc.go.jp/laboratory/brain/innovation/news/2019/132409.html


      お問合せ先

      (事業全般について)
      農林水産技術会議事務局研究推進課産学連携室
      担当者:産学連携振興班 鈴木、小池、迫
      代表:03-3502-8111(内線5898)
      ダイヤルイン:03-6744-7044
      FAX:03-3593-2209

      (公募について)
      国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
      生物系特定産業技術研究支援センターイノベーション創出課
      担当者:中谷、村山
      電話番号:044-276-8995
      FAX:044-276-9143

      (研究対象について)
      消費・安全局植物防疫課
      担当者:国内防除第1班 中西、藤田
      代表:03-3502-8111(内線4564)
      ダイヤルイン:03-6744-9644
      FAX:03-3502-3386

      農林水産技術会議事務局研究開発官(基礎・基盤、環境)室
      担当者:田端
      代表:03-3502-8111(内線5870)
      ダイヤルイン:03-6744-2216
      FAX:03-3502-4028
      http://www.affrc.maff.go.jp/docs/press/190926.html

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    2. インチキいかさま案件で延々役人仕事をつくりつづける役人組織というものがある…

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  35. サクラ食い荒らす外来カミキリ、被害一気に5倍
    06:58

    サクラの木を食い荒らすクビアカツヤカミキリ(埼玉県環境科学国際センター提供)

     サクラの木を食い荒らすとして特定外来生物に指定された昆虫「クビアカツヤカミキリ」の埼玉県内の被害が拡大しているため、県環境科学国際センター(加須市)は31日までを集中調査期間とし、県民からの情報提供を呼びかけている。昨年度は県内8市の128か所でソメイヨシノなどの被害が確認され、2017年度末までの被害に比べ、5倍に増えたという。

     クビアカツヤカミキリは、中国や東南アジアなどに分布し、体長25~40ミリ。色は光沢のある黒で、首に見える部分が赤い。メスの成虫は木の樹皮の割れ目に産卵し、1000個近く産むこともあるという。幼虫は樹木の内部を食い荒らしながら成長するため、木が枯死することがあるという。

     同センターによると、13年度、県内で初めて草加市と八潮市の計3か所で被害が報告された。昨年度、県民にも情報提供を求めて調査したところ、被害は128か所の約250本で確認された。

     被害があった木で幼虫が成虫となって広がるため、発生源とならないようにネットをかけ、薬剤を投与するなどして防除する。同センターの担当者は「新たな被害箇所が次々と見つかり、収束にはほど遠い状態で、今年度も増えている可能性が高い。県内の名所や名木にはまだ被害が確認されていないため、その前に食い止めたい」と話している。

     情報提供は、確認日、確認者、連絡先、確認場所、確認した内容を記し、写真をつけて、〒347・0115 加須市上種足914 県環境科学国際センター・クビアカツヤカミキリ発見大調査係(0480・73・8331)に郵送などで。
    https://www.yomiuri.co.jp/national/20190810-OYT1T50346/

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    1. カミキリ6648匹捕殺、でも被害拡大止まらず
      2019/09/29 07:35

       サクラやウメなどの樹木を食い荒らす外来の昆虫「クビアカツヤカミキリ」の駆除に取り組む群馬県館林市は27日、成虫の活動期(5月下旬~8月末)に市民らの人海戦術で6648匹を捕殺できたと発表した。とはいえ、県の調査では4~8月の被害は東毛7市町で3561本を数え、1510本だった前年の2倍を超えた。2017年の5倍超に増えており、被害拡大には歯止めがかかっていない。

       館林市は今年、「1匹で50円」などと報酬もつけて駆除作戦を実施。延べ250人以上がこれに参加した。森林総合研究所(茨城県)の試算では、6648匹という駆除実績は、約1400本の樹木を守ったことになるという。

       被害拡大を食い止めるには「こうした取り組みの継続が必要」(須藤和臣市長)ながら、道のりは険しい。

       県によると、館林市の被害本数は県内最多の1272本で、大泉町も658本、邑楽町も439本と、いずれも前年を大幅に上回った。被害に遭った木の多くはサクラだった。
      https://www.yomiuri.co.jp/national/20190927-OYT1T50379/

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  36. 富山 NEWS WEB
    毒性のアカカミアリ 県内で確認
    09月06日 21時13分

    5日、射水市の伏木富山港で行われた環境省の港湾調査で、仕掛けたわなから「アカカミアリ」という毒性を持つ外来種のアリが県内で初めて見つかりました。
    富山県は見つかったアリをすべて駆除するとともに引き続き、わなを設置するなどして調べることにしています。

    富山県などによりますと、5日、環境省が伏木富山港で行った港湾調査で射水市の富山新港国際物流ターミナルに仕掛けた「わな」から強い毒性を持つ「ヒアリ」に似たアリがいるのが見つかりました。
    周辺を目視で確認した結果、計16匹の同じアリが見つかり、その後の調査で外来種の「アカカミアリ」と確認されたということです。
    「アカカミアリ」は、大きさが3ミリから5ミリほどで、ヒアリほど毒は強くないものの攻撃性が強く、毒針で刺されると強い痛みを感じるほか、アレルギー症状を起こすおそれもあります。
    富山県と環境省は引き続き発見場所の周辺にわなを設置するなど、調査を行うことにしていて、疑わしいアリを見つけた場合は「素手で捕まえたり、触ったりしないよう十分注意してほしい」と呼びかけています。
    https://www3.nhk.or.jp/lnews/toyama/20190906/3060002661.html

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  37. 関西 NEWS WEB
    アフリカツメガエルの駆除始まる
    09月29日 18時17分

    和歌山県田辺市にある国立公園で、生態系に影響を及ぼしている外来種の「アフリカツメガエル」を駆除する取り組みが、きょうから始まりました。

    吉野熊野国立公園内の鳥の巣半島にあるため池では、外来種のアフリカツメガエルが10年ほど前から増え、アメンボやヤゴなどの在来種の生態系への影響が懸念されています。
    こうした在来種を守ろうと、和歌山県ではことし4月に「外来生物条例」が施行され、県はアフリカツメガエルの駆除に乗り出しました。
    きょうは県の担当者らが、以前から調査に取り組んできた地元の高校生たちと協力して、駆除作業を行いました。
    初めにため池の水を抜いて、目視で確認できるアフリカツメガエルを駆除し、次に池の底にネットを張って、泥に潜る習性があるアフリカツメガエルが、水を戻したあとに水面に上がれないようにしていました。
    この作業は2年ほどかけて、アフリカツメガエルが生息しているとされる32のため池で行う計画です。
    和歌山県自然環境室の阪口公章室長は、「日本固有の生物が減ってしまわないよう、駆除作業を1つ1つの池で地道にやっていきたい」と話していました。
    https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20190929/2000020587.html

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    1. 在来種(固有種)と外来種のあいだ…

      しょせんは人のご都合でしかない。

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    2. インベーダーごっこ好きの役人組織ネットワークでもあるんだろ。

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  38. 強毒のヒアリ、国内で初定着か 東京港青海ふ頭、拡散の恐れも
    10/17(木) 6:49配信共同通信

    東京港青海ふ頭で見つかったヒアリ(自然環境研究センター提供)

     南米原産で強い毒を持つ特定外来生物のヒアリが東京港青海ふ頭で定着した可能性が極めて高いとの分析を、国の防除に携わる国立環境研究所がまとめたことが16日、分かった。国内の他の発見例と異なり、巣の中で成長したとみられる繁殖可能な女王アリが50匹以上見つかり、既に別の場所に拡散した恐れがあるとしている。定着が確定すれば初の事例となる。

     同研究所生態リスク評価・対策研究室の五箇公一室長は、ヒアリは人間が刺されれば最悪の場合は死に至り、農作物などにも被害を及ぼすと指摘。「既に拡散している最悪のケースを想定し、範囲を広げて早急に徹底調査すべきだ」と話した。
    https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191017-00000016-kyodonews-soci

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    1. 女王ヒアリ、東京の青海ふ頭に多数 コロニーの形成確認
      10/17(木) 10:11配信朝日新聞デジタル

      東京都江東区の青海ふ頭で確認されたヒアリ=9日、自然環境研究センター撮影、環境省提供

       東京都江東区の青海ふ頭で今月上旬、ヒアリの多数の女王アリと働きアリからなるコロニー(集団)の存在が確認された。殺虫剤などを散布した後、台風19号が襲来しており、環境省や国立環境研究所は17日に現地周辺の状況を調査。継続的な監視を続ける。

      【写真】東京都江東区の青海ふ頭で確認された女王ヒアリ=9日、環境省関東地方環境事務所撮影、環境省提供

       環境省によると、今月7~9日にヒアリの羽のある女王アリ20匹、働きアリ300匹以上、幼虫約10匹を確認した。コンテナヤードの舗装の隙間から地中に出入りしていた。対策として、殺虫剤を散布したり、殺虫餌を付近に置いたりしている。
      https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191017-00000019-asahi-soci

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  39. アリンコあいてのどうでもいい役人仕事をこさえてるだけだろ(笑)。

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  40. 東京のふ頭でヒアリの女王アリ50匹以上確認 政府が緊急対応策
    2019年10月21日 12時29分

    強い毒を持つ南米原産のヒアリの女王アリが東京の青海ふ頭で多数確認されたことを受けて、政府の関係閣僚会議が開かれ、菅官房長官は、全国の港湾や空港の状況を緊急に再点検するなどヒアリの定着防止に向け、全力で対応するよう指示しました。

    先月から今月にかけて、東京 江東区の青海ふ頭で、強い毒を持つ南米原産のヒアリの女王アリが合わせて50匹以上確認されました。

    これを受け、政府は、21日午前、総理大臣官邸で、菅官房長官や小泉環境大臣らが出席して対策を検討するための関係閣僚会議を開きました。

    会議では、青海ふ頭全域に殺虫剤入りの餌を置くことや、調査の対象地域をふ頭周辺の民有地にも拡大すること、それに水際対策の強化に向けて、港湾関係者や事業者もヒアリの監視にあたるなどとした緊急の対応策を取りまとめました。

    菅官房長官は「これまでとは次元の異なる事態だ。全国の港湾や空港の状況を緊急に再点検し、防除を徹底するとともに、医療機関や消防機関などへの情報提供を改めて実施してもらいたい」と述べ、ヒアリの定着防止に向け、全力で対応するよう関係閣僚に指示しました。

    そのうえで、「国民の皆さんはふだん見かけないアリを見つけたら、決して触らず、関係機関や相談ダイヤルなどを通じ、情報提供に協力をお願いしたい」と呼びかけました。

    相次いで見つかるヒアリ 国内に定着するおそれも

    強い毒を持つ南米原産の「ヒアリ」は、おととし5月、神戸港に陸揚げされたコンテナから国内で初めて見つかり、これまでに14の都道府県で確認されています。

    先月には、東京・江東区の青海ふ頭のコンテナヤードで羽の付いた女王アリが1匹が見つかり駆除されましたが、さらに今月7日から11日にかけて、およそ100メートル離れた別の巣の中から、女王アリが50匹以上見つかったということです。

    環境省によりますと、ヒアリの活動が活発になるのは暑い時期ですが、羽のある女王アリは1キロほどまでの範囲を飛んで新たに巣を作るため、広範囲に分散すると国内に定着するおそれがあるということです。

    環境省では、来月末までに青海ふ頭の近くの公園や商業施設の周辺などで、さらに調査を行うとともに駆除を進めることにしています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191021/k10012141891000.html

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    1. 政府が緊急のヒアリ対策 菅官房長官「定着阻止に政府一丸」
      10/21(月) 11:28配信産経新聞

       政府は21日、南米原産で強い毒を持つ特定外来生物ヒアリが見つかった東京港青海埠頭(ふとう)の追跡調査の結果、巣から女王アリが50匹以上確認されたことを受けて、首相官邸で関係閣僚会議を開き、緊急の対応策をまとめた。

       対応策では環境省を中心に関係省庁が連携し、青海埠頭内全域への殺虫餌の設置やヒアリの調査エリアの拡大、港湾管理者らによる水際での監視の強化に早急に取り組むとした。

       会議で、菅義偉官房長官は「わが国へのヒアリの定着を阻止するため、政府一丸となって取り組む」と述べた。

       環境省によると、今月7日に青海埠頭のコンテナヤードで、舗装の接ぎ目にある土の部分に数十匹のヒアリを発見。その後、巣が確認され、女王アリのほか、300匹以上の働きアリや幼虫を見つけて駆除した。

       ヒアリは国内で平成29年6月に初めて確認され、これまでに14都道府県の港などで見つかっている。
      https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191021-00000520-san-pol

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    2. ヒアリ「次元異なる事態」=定着阻止へ対応強化-政府
      10/21(月) 11:53配信時事通信

      ヒアリ対策関係閣僚会議で発言する菅義偉官房長官(左端)=21日午前、首相官邸

       毒性の強い特定外来生物「ヒアリ」が東京港青海埠頭(ふとう)から拡散した恐れがあることを受け、政府は21日、首相官邸で関係閣僚会議を開いた。

       菅義偉官房長官は「これまでの事例とは次元の異なる事態の発生が確認された。わが国への定着を阻止するため、政府一丸となって取り組む」と述べた。

       会議では、周辺に飛び立った女王アリが巣を作って定着するのを防ぐため、埠頭内全域に殺虫餌を設置するほか、周囲2キロ圏外の公園なども含め、ヒアリの有無を調べる方針を確認。全国の65港湾で調査状況を点検し、追加対応が必要な場合は11月までに講じることも決めた。 
      https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191021-00000035-jij-pol

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    3. ヒアリ「定着阻止に全力」 水際対策強化、閣僚会議
      10/21(月) 12:02配信共同通信

      ヒアリ対策の関係閣僚会議に臨む(右から)小泉環境相、菅官房長官=21日午前、首相官邸

       強毒を持つ特定外来生物ヒアリの女王アリ50匹以上が東京港で見つかったことを受け、政府は21日、首相官邸で関係閣僚会議を開いた。菅義偉官房長官は「これまでとは次元の異なる事態。政府一丸となって定着阻止に取り組む」と述べた。

       環境省によると、7日にヒアリの集団が見つかった東京港青海ふ頭周辺の公園や緑地に、ヒアリが好む餌を設置して生息の有無を確認。ヒアリが定着している国と定期航路がある全国65港湾でも水際対策を強化する。

       これまでの調査で、青海ふ頭からは、働きアリ約750匹や女王アリ50匹以上が見つかっている。繁殖のため一部の女王アリが飛び立った可能性が高い。
      https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191021-00000044-kyodonews-soci

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  41. 首都圏 NEWS WEB
    環境相 ヒアリに注意を呼びかけ
    10月24日 16時58分

    東京・江東区で、強い毒を持つ南米原産のヒアリの女王アリが多数確認されたことを受けて、小泉環境大臣が現場近くで子どもたちに注意を呼びかけました。

    東京・江東区の青海ふ頭では、先月から今月にかけて、ヒアリの巣や羽の付いた女王アリ50匹以上が見つかっています。
    ヒアリに刺されると激しい痛みがあり環境省が駆除などの対策を進めていますが、24日は小泉環境大臣が発見場所近くの児童館を訪れて小学生に直接注意を呼びかけました。
    小泉大臣は、ヒアリの写真や標本を見せて道路のアスファルトの割れ目などに生息している場合があると説明し「いつもと違うアリには触らないように。もしヒアリを見つけたら環境省にすぐに連絡して欲しい」と呼びかけていました。
    環境省などは引き続き、ふ頭の周辺でヒアリの調査を続けるとともに、近くの学校や幼稚園などにも注意を呼びかけることにしています。
    近くに住む30代の女性は「マンションの敷地にヒアリに注意するよう張り紙が張られていて、近くで発見されたことを知った。生後6か月の息子がいるので、散歩中に子どもが刺されないかとても不安です」と話していました。
    https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20191024/1000039186.html

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    1. 環境相「ヒアリに触っちゃだめ」 児童に呼び掛け
      10/24(木) 17:27配信共同通信

      児童にヒアリへの注意を呼び掛ける小泉環境相=24日午後、東京都港区(代表撮影)

       小泉進次郎環境相は24日、東京港青海ふ頭で強毒を持つヒアリの集団が見つかったことを受け、ふ頭近くにある港区立台場児童館を訪問した。集まった児童ら約100人に「もしヒアリを見つけたら、絶対に触っちゃだめだよ。先生や家族に話して、環境省に電話して」と呼び掛けた。

       青海ふ頭ではこれまでに、約750匹の働きアリと50匹以上の女王アリが見つかっている。繁殖のため一部の女王アリが既に巣から飛び立った可能性が高い。

       小泉氏は、拡大したヒアリの写真を示しながら「とても小さいけど、刺されたらすごく痛いよ」と強調。児童からは「どんな場所にいるの」などの質問が相次いだ。
      https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191024-00000123-kyodonews-soci

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    2. 「ヒアリ見たら教えて」=児童館で注意喚起-小泉環境相
      10/24(木) 17:49配信時事通信

      ヒアリについて児童に注意喚起する小泉進次郎環境相=24日午後、東京都港区(代表撮影)

       小泉進次郎環境相は24日、台場児童館(東京都港区)を視察した。

       付近の東京港青海埠頭(ふとう)で強い毒性を持つ特定外来生物「ヒアリ」が発見されたことを受け、児童に「見たら触らずに教えてほしい」と呼び掛けた。

       小泉氏は約70人の児童を前に、ヒアリが赤みを帯び、刺されると激しい痛みを起こすことなどを説明。「近くの公園にもいる可能性がある」と注意喚起し、発見時には環境省ヒアリ相談ダイヤル0570(046)110に電話するよう求めた。

       小泉氏は視察後、報道陣に「駆除や対策を民間の敷地も含めてやっていく。ヒアリの拡大を起こさないよう最大限の努力をしたい」と語った。 
      https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191024-00000085-jij-pol

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    3. 小泉環境相 強い毒持つヒアリの注意呼びかけ 東京 江東区
      2019年10月24日 19時28分

      東京・江東区で、強い毒を持つ南米原産のヒアリの女王アリが多数確認されたことを受けて、小泉環境大臣が現場近くで子どもたちに注意を呼びかけました。

      東京・江東区の青海ふ頭では先月から今月にかけて、ヒアリの巣や羽の付いた女王アリ50匹以上が見つかっています。

      ヒアリに刺されると激しい痛みがあり、環境省が駆除などの対策を進めていますが、24日は小泉環境大臣が発見場所近くの児童館を訪れて、小学生に直接注意を呼びかけました。

      小泉大臣はヒアリの写真や標本を見せて、道路のアスファルトの割れ目などに生息している場合があると説明し「いつもと違うアリには触らないように。もしヒアリを見つけたら環境省にすぐに連絡してほしい」と呼びかけていました。

      環境省などは引き続き、ふ頭の周辺でヒアリの調査を続けるとともに、近くの学校や幼稚園などにも注意を呼びかけることにしています。

      近くに住む30代の女性は「マンションの敷地にヒアリに注意するよう貼り紙が張られていて、近くで発見されたことを知った。生後6か月の息子がいるので、散歩中に子どもが刺されないかとても不安です」と話していました。

      小泉環境相「できることはすべてやるつもりで」
      ヒアリについて注意を呼びかけたあと小泉環境大臣は「子どもたちは非常に積極的に質問してくれてこのヒアリの存在について周知できたと思う。民間の敷地を含めてこれからは部分的駆除から面的な展開に変えていき、できることはすべてやるというつもりで、ヒアリの拡大を起こさないよう努力していきたい」と述べました。

      「最近の台風などで広がった可能性も」

      ヒアリに詳しい国立環境研究所生態リスク評価・対策研究室の五箇公一室長は「ヒアリが日本に定着したかは、世代の更新を確認する必要があるので未確定だが、ヒアリは風に乗ったり水に流されたりして分布域を広げるので、最近の台風などによって広がった可能性もある。今後、見つかった巣の周辺を徹底的に駆除するとともに、ほかのエリアにも広がっていることを想定し、かなりの規模で調査を継続していく必要がある」と話しています。

      そのうえで「ヒアリは気温が低い秋や冬は巣の中にいてほとんど活動しないので、それほど気にする必要はないが、子どもたちが春や夏に、砂場で遊んだりすると刺されるリスクが高まる。アレルギー体質の場合は、刺されるとショック死に至るケースもあり、何かあればすぐに病院に行くようにしてほしい。そしてヒアリの問題はまだ終わってないことをよく認識してほしい」と話しています。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191024/k10012147081000.html

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    4. コワイコワイヒ~アリ詐欺師めが…

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  42. ふ頭でヒアリ多数見つかる 対策会議「注意喚起を徹底」 東京
    2019年10月25日 18時45分

    東京・江東区の青海ふ頭で強い毒を持つ南米原産の「ヒアリ」の女王アリが多数、見つかったことを受けて東京都は25日、対策会議を開き、区などと連携して住民への注意喚起を徹底することを申し合わせました。

    東京・江東区の青海ふ頭では先月から今月にかけて、強い毒を持つ「ヒアリ」の巣や羽の付いた50匹以上の女王アリが見つかっていて、拡散が懸念されています。

    これを受けて都は環境省や近くの区の担当者などと対策会議を開きました。

    この中で環境省の担当者は「見つかった巣は1年以上前に作られた可能性もある。調査と防除に努めるとともに、住民への情報提供と注意の呼びかけに取り組みたい」と述べ、協力を求めました。

    ヒアリは刺されるとやけどをしたような痛みを感じ、海外ではアレルギー反応を起こして死亡した例も報告されています。

    会議ではヒアリが繁殖するおそれがあることを住民にチラシなどで知らせること、それに、ヒアリと疑われるアリを発見した場合には、手でさわらずに環境省の専用ダイヤルか、都や区の環境部局に連絡するように呼びかけていくことを申し合わせました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191025/k10012149711000.html

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  43. 青海ふ頭周辺でヒアリの緊急調査 東京 江東区
    2019年11月1日 19時16分

    東京 江東区の青海ふ頭で南米原産のヒアリの女王アリが多数見つかったことを受けて、環境省は周辺の公園などで緊急の調査を進めています。

    東京 江東区の青海ふ頭では、ことし9月から先月にかけて、強い毒を持つヒアリの羽が付いた女王アリが50匹以上見つかりました。

    これを受けて環境省は、今月いっぱい、青海ふ頭の近くの公園や商業施設の周辺などで緊急の調査を行っています。

    1日は、お台場海浜公園で調査が行われ、職員がアスファルトの割れ目を確認したり、餌をまいて集まってくるアリの中にヒアリがいないかを調べたりしていました。

    ヒアリの活動が活発になるのは暑い時期ですが、環境省は定着を防ぐために引き続き調査し、駆除を進めることにしています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191101/k10012161031000.html

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  44. 社説
    ヒアリの脅威 水際対策の徹底で定着阻止を
    2019/11/12 05:00

     有害な外来生物が日本に定着する恐れが高まっている。監視と駆除を徹底し、繁殖を防ぐことが重要である。

     南米原産で毒を持つヒアリの女王アリが、東京港青海ふ頭で50匹以上見つかった。女王アリは、一般的な働きアリと異なり、羽で遠くまで飛び新たな巣を作る能力がある。

     ヒアリは、一つの巣に多数の女王アリが生息するケースがある。2017年に国内で初めて確認され、これまで14都道府県で見つかっているが、大量の女王アリがいたのは初めてだ。

     環境省は、何世代にもわたって繁殖を続けることを「定着」と定義する。女王アリが多数いただけで定着したことにはならないが、その危険は増している。

     現場のコンテナヤードは、ホテルや商業施設が集まる東京・お台場に近い。周囲には公園や緑地も広がる。女王アリが離れた場所に巣を作った可能性があるため、政府は周辺での調査や駆除を強化することを決めた。

     ヒアリに刺されると焼けるような痛みを感じる。まれに強いアレルギー反応を起こして死ぬこともある。港湾の近くなどで赤茶色の疑わしいアリを見かけた場合は、環境省が設けた専用ダイヤルに通報してもらいたい。

     ヒアリは人のほか、家畜やペットも襲う。電気機器の内部に巣を作り故障させる。

     定着を許した米国では、住宅の不動産価格が下がったり、耕作地やゴルフ場が使えなくなったりするなど、大きな損失が出ている。被害や対策にかかる費用は年間1兆円を超えるという。

     ヒアリは航空機や船の貨物に紛れ込んで世界各地に拡散し、中国南部や台湾などの広範な地域に定着している。港湾に置いてあるコンテナに巣を作り、日本にも繰り返し上陸するようになった。

     国や自治体は、日常的にコンテナを取り扱う貨物業者と連携し、早期発見に努めてほしい。ヒアリを拡散させている中国には、コンテナの点検強化などを働きかけるべきだろう。

     調査と駆除だけでは、いずれ突破される懸念がある。コンテナヤードの割れ目を補修し、アリが入り込める場所をなくすなど、長期的な対策も必要ではないか。

     ヒアリの定着を阻止することは、日本の在来アリや生態系を守ることにもつながる。人とモノがグローバルに移動する時代では、次々にやってくる外来生物に対する備えが欠かせない。
    https://www.yomiuri.co.jp/editorial/20191112-OYT1T50017/

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  45. セアカゴケグモか、中学生が指に痛み 福岡
    11/5(火) 10:38配信西日本新聞

     福岡市は1日、市立箱崎中学校(同市東区)の校庭で、1年の男子生徒(13)が毒グモのセアカゴケグモにかまれた可能性があると発表した。

     市によると、10月31日午後4時半ごろ、部活動を終え片付けをしていた男子生徒が手洗い場近くでバケツを持った際、左手小指に痛みを感じた。教員らが周辺でセアカゴケグモ3匹を発見、駆除した。生徒は軽症で1日も登校したという。

     市の同日の調査では、学校敷地内で成虫25匹と卵のう100個を発見した。セアカゴケグモが巣を作りやすい公園の遊具の下や側溝などに注意が必要という。(久知邦)
    https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191105-00010004-nishinpc-soci

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    1. 宇部でセアカゴケグモを初確認
      11/8(金) 14:29配信宇部日報

      宇部港、雌に毒 注意呼びかけ

       県は8日、宇部港芝中西埠頭(ふとう)で特定外来種のセアカゴケグモが見つかったと発表した。県内では17件目で、市内では初めて。
       
       県によると、同港を利用する事業者が疑わしい1匹を駆除して通報。県や宇部市、湾岸管理者の緊急調査でも別の1匹が見つかり、いずれも雌のセアカゴケグモと分かった。
       
       セアカゴケグモはオーストラリア原産で、腹部に赤色の模様がある。雌には毒があり、成熟した個体は体調1センチほど。県内では2013年2月に岩国市で初めて見つかった。
       
       触れるとかまれることがあるため、県は、素手で捕まえたりしないように呼び掛けている。引き続き調査を続けるほか、同港の利用者にも注意を呼び掛ける。
      https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191108-00010000-ubenippo-l35

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    2. 岐阜市の小学校にセアカゴケグモ
      11/20(水) 8:33配信岐阜新聞Web

       岐阜市教育委員会は19日、同市木之本町の徹明さくら小学校で毒グモのセアカゴケグモの雌1匹が見つかったと発表した。けが人はいなかった。職員が敷地内にクモがいないことを確認した。

       市教委によると、同日午後1時40分ごろ、同校4年の女子児童が、敷地内の屋外にあるトイレを掃除中に床にいたのを見つけた。報告を受けた教頭が駆除し、児童に発見場所に近寄らないよう指示した。同校は今週末まで安全確認を行う。
      https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191120-00192058-gifuweb-l21

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    3. 小4女児、トイレでセアカゴケグモ発見…教頭が踏みつける
      11/20(水) 12:38配信読売新聞オンライン

       岐阜市教育委員会は19日、市立徹明さくら小学校敷地内にある公民館の屋外トイレで、特定外来生物の毒グモ「セアカゴケグモ」1匹が見つかったと発表した。発表によると、同日午後1時40分頃、掃除中の4年生女児が見つけ、報告を受けた教頭が踏みつけて駆除。その後、市に持ち込まれ、セアカゴケグモと判明した。市では8月にも、市立白山小学校で1匹が見つかっている。
      https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191120-00050120-yom-soci

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  46. 【独自】ヒアリ 中国発7割 国内1万2000匹…水際対策連携へ
    2019/11/22 05:00

     南米原産で強い毒を持つヒアリについて、国内でこれまで確認された総数の7割は、中国を出港地とする船のコンテナから見つかっていたことが分かった。環境省の資料では、国内の総数は約1万2000匹に上り、そのうち中国発が約8000匹を占めていた。政府は、23日に始まる日中韓3か国環境大臣会合などで、水際対策といった連携を中国側に要請する見通しだ。
     
    コンテナ老朽化 原因か

    ヒアリの女王アリ(一般財団法人「自然環境研究センター」提供)
     先月、繁殖能力のある女王アリ50匹以上が東京港で確認され、駆除された。ただ、一部は別の場所に飛び立った可能性もあり、環境省は、国内に定着しかねないと危機感を強めている。

     環境省によると、ヒアリは、2017年5月に兵庫県の港で初めて見つかって以降、東京や大阪、福岡、愛知など14都道府県で45件が確認され、幼虫やさなぎを含む総数は少なくとも1万2000匹を数える。発見場所は、外国船のコンテナが陸揚げされるふ頭に集中しているが、17年10月には、大阪港で陸揚げされた荷物が京都府の企業に輸送され、敷地内で2000匹見つかっている。

     計8000匹が見つかった中国発のコンテナなどの大半は、「アモイ港」(福建省)や「蛇口港」(広東省)など南部を出港地とする。残り計4000匹のほとんどは、ふ頭の地面などコンテナ外で見つかり、出港地が特定できていない。

     中国発のコンテナが大半を占める背景には、輸出入の拡大に伴うコンテナ不足と老朽化があるとされる。

     財務省によると、日本の中国からの輸入額は04年に10兆円を超え、18年は19兆円に達した。兵庫県立大の橋本佳明准教授(アリ学)は「中国では、ヒアリが巣を作りやすい廃棄寸前のコンテナを使うことも少なくない」とみる。

     日本側は18年の日中環境相会談で、輸出時にコンテナに殺虫エサを入れるなどの対策を中国側に要請した。だが、中国側は「化学物質をコンテナに入れることは国内の規制などで難しい」と実施していない。日本側は23~24日に北九州市で開かれる環境相会合などで、ヒアリ対策の徹底や情報共有の強化を求める方針だ。

     ある環境省幹部は「中国の対策に加え、国内の港の見回りも強化し、駆除を徹底することが重要だ。港湾関係者や輸入業者にも一層の協力を求め、ヒアリの定着を阻止したい」と話す。

     

     ◆ヒアリ=体長2・5~6ミリ程度の赤茶色のアリ。砂地などに高さ30~40センチのおわん状のアリ塚を作り、女王アリを中心に数千~数十万匹が暮らす。腹部の毒針に刺されると焼けるように痛み、アレルギー反応を起こして死亡することもある。ヒアリは南米から北米に渡り、2000年代に世界に広がった。南米を除き、米国、中国、台湾、豪州で定着が確認されている。
    https://www.yomiuri.co.jp/national/20191122-OYT1T50055/

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    1. 【独自】ヒアリ定着の危機感、小泉環境相「フェーズ(段階)変わった」
      2019/11/22 07:37

      NZ 封じ込め成功

      北九州港近くのグラウンドにヒアリの粘着シートを仕掛ける北九州市の職員(20日、北九州市で)=中嶋基樹撮影

       刺されると火のつくような痛みに襲われることからその名が付いた「ヒアリ」が、日本に定着するかどうかの瀬戸際にある。ヒアリは人やペットを攻撃し、電気機器も内部に巣を作って壊す。定着を許した米国と同じ轍てつを踏むか、それとも、ニュージーランドのように封じ込めに成功するのか――。
       

       ■産卵1日1000個

       「被害を水際で食い止めないと……」。20日朝、北九州市の港近くの公園。ヒアリを捕らえる10センチ四方の粘着シートを木の根元に仕掛け、江藤優子・市環境保全担当課長は話した。数日後に回収し、ヒアリがいないか調べるという。

       北九州市は2017年9月にヒアリ7匹が見つかった後、北九州港のコンテナターミナルや2キロ以内の公園に毎月、捕獲用のワナを設置している。18年以降は新たに見つかっていないが、江藤課長は「住民の不安を払拭ふっしょくしたい」と言う。

       「ヒアリが日本に定着するかもしれない」。環境省内に衝撃が走ったのは先月、東京港の青海ふ頭で女王アリが50匹以上も見つかった時のこと。環境省によると、「定着」とは、何世代にもわたってヒアリが繁殖を続けることを指す。

       女王アリは、風に乗ると最大15キロ飛んで空中で交尾し、羽を落として巣に産卵する。1匹が産む卵は1日に1000個以上、一生に200万~300万個という。青海ふ頭の女王アリの一部は既に他の場所に飛び立った可能性もあり、小泉環境相は今月8日、「フェーズ(段階)が変わった」と危機感をあらわにした。

       国は現在、全国65港湾で調査を行っている。「ふじのくに地球環境史ミュージアム」(静岡市)の岸本年郎教授(昆虫分類学)は「ヒアリが飛んだ可能性のある地域全体を中長期的に調べるべきだ。ヒアリを識別できる技術者の育成や、輸入・物流業者への意識付けも不可欠だ」と話す。

       
       ■「ハチより痛い」

       では、もし日本に定着してしまったらどうなるか。外国のケースが参考になる。

       「ヒアリがあまりに身近で驚いた」。米東南部サウスカロライナ州に住む会社員男性(41)は語る。先月、家族でカーレースを見に行くと、芝生の石に座る長男(8)が「痛い」と叫んだ。ヒアリが腕を這はい、石にも群がっていた。

       2~3日で痛みは引いたが、長男は「ミツバチに刺された時より痛い」と話したという。近所でアリ塚をよく見かけ、現地校ではグラウンドを使う前に殺虫剤がまかれる。男性は「日々、注意して生活するしかない」と嘆息する。

       ヒアリは1939年頃に米国に侵入し、定着した。芝生や花壇に巣を作り、人や動物を刺すほか、農作物を食い荒らして停電まで起こす。米国では年間8万人が刺されて治療を受け、6000億~7000億円の損害が出る。

       一方、ニュージーランドは2001年に初めて空港でヒアリが見つかると、市民ボランティア数百人が敷地に殺虫エサを設置。ヒアリのいるコンテナを相手国に送り返すなど対策を徹底し、定着を免れた。

       九州大の村上貴弘准教授(保全生態学)によると、米国は初動対応が遅く、殺虫剤を局所的に散布しなかったため生息域が拡大していった。村上准教授は「港から内陸への移動を許すと根絶は難しい。まずは発見場所の周囲をくまなく調査して生息域を特定し、駆除を徹底するしかない」と話している。

       
      刺されたら…死亡することも

       「最初は人さし指がちくっとして、つねられた感じだった」。村上准教授は、海外で70回もヒアリに刺されたという。十数回目の時は、30分後に頭痛と吐き気、手の震えに襲われ、目の焦点が合わなくなった。アレルギー反応(アナフィラキシーショック)で、2時間ほど休むと症状は引いた。

       環境省などによると、ヒアリはハチと同じ成分の毒を含み、ハチに刺されたことがある人はアナフィラキシーショックに見舞われる可能性がある。全身にじんましんが現れたり、息苦しさや激しい動悸どうきに襲われたりして意識を失い、まれに死亡することもある。刺されたら、まず30分程度はタオルなどで冷やして安静にすることが重要という。
      https://www.yomiuri.co.jp/national/20191122-OYT1T50065/

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  47. 国内のヒアリ、半数が中国経由 流出防止策を再度要請
    11/22(金) 10:44配信朝日新聞デジタル

    今月、東京・青海ふ頭で確認されたヒアリの女王アリ(環境省提供)

     強い毒性がある「ヒアリ」が、国内各地で発見されている問題で、判明しているヒアリの国内流入経路の多くが中国経由だと、環境省のまとめでわかった。23日から北九州市で開かれる第21回日中韓三カ国環境相会合(TEMM21)で、政府は中国に流出防止対策などを改めて求める。

     環境省によると、これまでに国内で確認されたヒアリは49件、計1万匹以上に及ぶ。流入経路が判明しているのは29件で、このうち26件が中国を経由した貨物からと判明している。
    https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191122-00000020-asahi-soci

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  48. 日中韓環境相会合 プラスチックごみやヒアリ対策など意見交換
    2019年11月23日 21時19分

    日本と中国、韓国の環境大臣会合が23日から北九州市で始まり、プラスチックごみの問題やヒアリの対策などについて意見を交わしました。

    この会合は日中韓3か国の環境問題での連携を強化するため、20年前から毎年開かれています。

    北九州市の会場に到着した小泉環境大臣は失効が迫っていた日韓の軍事情報包括保護協定=GSOMIAの維持を韓国政府が決めたことについて、「いかなる政治状況であっても、一度も絶えることなく続けてきたのがこの会合だ。GSOMIAの件がこの会合にマイナスになることはない」と述べました。

    そして韓国のチョ・ミョンレ(趙明來)環境相と会談し、レジ袋の有料化について互いの取り組み状況を説明したほか、韓国側からは福島第一原子力発電所にたまっているトリチウムなどを含む水について、今後も科学的な根拠に基づいた情報提供を行うよう要請があったということです。

    また中国の李幹傑生態環境相との会談では海洋プラスチックごみ対策で協力していくことを確認したほか、強い毒を持つヒアリが中国からのコンテナで多数見つかっていることについて、防除などの対策を徹底するよう申し入れたということです。

    24日に開かれる本会合では来年からの5年間で優先的に取り組む分野を議論し、共同声明をまとめる予定です。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191123/k10012188791000.html

    https://koibito2.blogspot.com/2017/04/sdgs.html?showComment=1574512340677#c128449849347960007

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  49. 三重 NEWS WEB
    県内初 四日市港でヒアリ確認
    11月25日 19時06分

    四日市港で強い毒を持つ南米原産のヒアリ約20匹が見つかり、駆除されました。
    県内でヒアリが確認されたのは初めてで、三重県などでは注意を呼びかけています。

    県などによりますと11月21日に四日市港の霞ヶ浦北ふ頭コンテナターミナル内の地面の舗装の継ぎ目付近でヒアリと疑われるアリ約20匹が見つかり、その場でアリを駆除しました。
    そして環境省が専門家に依頼して調べた結果、25日、ヒアリと確認されました。
    県内でヒアリが見つかるのは初めてです。
    県や四日市港管理組合などでは、ヒアリが見つかった場所の周辺に殺虫剤の入ったエサを置いたり、粘着剤がついたトラップを設置したりして、ほかにもヒアリがいないか調べています。
    またヒアリは攻撃性や毒性が強いため、疑わしいアリを見つけた場合は、触らないよう注意を呼びかけるとともに、県の担当部署に連絡するよう呼びかけています。
    連絡先は県農林水産部みどり共生推進課で電話番号は、059−224−2578です。
    https://www3.nhk.or.jp/lnews/tsu/20191125/3070002517.html

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  50. 外来種「ツマアカスズメバチ」の巣 本州で初発見 山口
    2019年11月26日 14時55分

    特定外来生物に指定されている外来種の「ツマアカスズメバチ」の巣が本州で初めて山口県防府市で見つかり、環境省は生息状況を確認するため緊急の調査に乗り出しました。

    環境省中国四国地方環境事務所によりますと、今月18日、防府市新田の街路樹に特定外来生物に指定されているツマアカスズメバチの巣が確認されました。

    巣からは繁殖期に見られるオスの蜂も見つかったことから、環境省は生息状況を確認するため26日から防府市で緊急の調査を始めました。

    本州で巣や個体が確認されるのは初めてです。

    担当の職員は、ほかにも巣などがないか広がりを確認するため、スズメバチが樹液に寄ってくる習性を利用して、乳酸飲料や水を混ぜて作った樹液に似せた液体をペットボトルに入れて木の幹にひもでくくりつけていました。

    ツマアカスズメバチは中国や東南アジアが原産で、人が刺された際の被害は在来のスズメバチと大きく変わらないうえ、繁殖力が高く、蜜蜂を捕食することなどから生態系や養蜂などへの影響が懸念されるということです。

    近くに住む、男の子を連れた母親は「子どもが遊んでいる時に蜂が飛んできたらと思うと心配です」と話していました。

    環境省は、今月29日までに発見場所から半径8キロの範囲の270か所に樹液に似せた液体を設置して、調査を進めることにしています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191126/k10012191721000.html

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  51. 騒ぎすぎだろ。大したことないよ。

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  52. 中国からの荷物にヒアリの死骸 船便で届いた工業製品
    2019年12月5日 18時17分

    先月、東京 府中市で住宅に届いた荷物の中からヒアリの死骸が見つかりました。荷物は中国から輸入されたもので、環境省は輸入業者にヒアリの混入を防ぐ対策をとるよう求めました。

    環境省によりますと、先月20日、東京 府中市の住宅に届いた荷物の中からヒアリ2匹の死骸が見つかりました。女王アリは、いませんでした。

    荷物は中国の広東省深センで製造された工業製品で、中国でこん包されて日本の輸入業者が仕入れ、船便で届いたものだということです。

    環境省はこん包の状況などから、周辺に逃げ出したアリはいないとみています。

    ヒアリはこれまでに15の都道府県で確認されていますが、住宅に届いた荷物から見つかるのは去年5月、大阪・八尾市の住宅で見つかったケースに続き2例目だということです。

    環境省は輸入業者にヒアリの混入を防ぐ対策をとるよう求めました。

    先月東京では500匹

    先月、東京 江東区の青海ふ頭では新たに500匹余りのヒアリが見つかっています。

    環境省によりますと、ヒアリが見つかったのは青海ふ頭のコンテナヤードで、先月28日、ヒアリの緊急調査を行っていた事業者が地面の舗装の割れ目に500匹余りを確認したということです。

    この日は女王アリはいなかったということですが、300mほど離れた青海ふ頭の別の場所ではことし9月から先月にかけて、羽があり繁殖が可能な女王アリも50匹以上見つかっています。

    環境省は、今回見つかったヒアリの大きさにばらつきがあったことから、女王アリから生まれたものではなく、海外のコンテナで新たに持ち込まれたとみています。

    環境省は、来年3月末まで月に2回、毒が入った餌をまいて駆除を進めることにしています。

    ヒアリとは

    ヒアリは南米原産のアリで、全体が赤茶色で、腹部は黒っぽい赤色をしています。

    大きさは、2ミリから6ミリ程度。在来のアリに比べて少し赤っぽいのが特徴ですが、専門家でも見た目だけではヒアリかどうかの判断は、なかなか難しいということです。

    そのうえでヒアリの可能性が高いと判断するポイントが2つあるといいます。

    1つ目は、土や砂でドーム状の巣、「あり塚」を作ることです。

    国内には、公園の砂場や住宅街の空き地など人が住む近くにあり塚をつくるアリはいないため、ヒアリかどうかの判断のポイントになるということです。

    2つ目の判断のポイントは、動きが素早いことです。ヒアリの研究者は、在来のアリよりも動きが速く、活発に動き回ると指摘します。こうした特徴を持つアリを見つけたら近づかないようにしたほうがよいということです。

    ヒアリを見つけたら

    専門家によりますと、市販の殺虫剤はヒアリにも効果があるということです。

    ただヒアリは攻撃性が強く、特に巣を刺激された場合には多数のアリが一斉に襲ってくるおそれもあります。

    このためヒアリが、自宅の中に侵入してきたなどやむを得ぬ場合を除いては、近づかないほうがよいということです。

    またそうした場合でも、素手では触らないようにしてほしいということです。

    ヒアリに刺されたら

    ヒアリに刺された後の症状には個人差があります。

    軽い場合には、チクっとした痛みとかゆみ程度で済みます。

    しかし、息苦しさを感じたり、声がかれたり、激しいどうきやめまいを起こしたりするなど「アナフィラキシーショック」と呼ばれる全身症状が出た場合には、命に関わるおそれがあり、一刻も早く医療機関を受診することが必要です。

    専門家によりますと、ハチに刺されてアレルギー反応をおこした経験のある人などハチ毒アレルギーを持つ人は、特に注意が必要だということです。

    神戸市は、ヒアリに刺された場合には、直後の20分から30分程度は安静にして体調に変化がないか注意すること。容体が急変した時には、救急車を要請するなどしてすぐに医療機関を受診することを呼びかけています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191205/k10012203441000.html

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    1. 東京 青海ふ頭で新たにヒアリ500匹余り見つかる
      2019年11月29日 13時29分

      東京 江東区の青海ふ頭で28日、新たに500匹余りのヒアリが見つかりました。青海ふ頭ではこれまでに、羽のある女王アリも見つかっていることから、環境省は引き続き調査を行うとともに駆除を進めることにしています。

      環境省によりますと、ヒアリが見つかったのは青海ふ頭のコンテナヤードで、28日、ヒアリの緊急調査を行っていた事業者が地面の舗装の割れ目に500匹余りを確認したということです。

      28日は女王アリはいなかったということですが、300mほど離れた青海ふ頭の別の場所ではことし9月から先月にかけて、羽があり繁殖が可能な女王アリも50匹以上見つかっています。

      環境省は、今回見つかったヒアリの大きさにばらつきがあったことから、女王アリから生まれたものではなく、海外のコンテナで新たに持ち込まれたとみています。

      記者会見で小泉環境大臣は「現時点ではヒアリが定着したとは専門家も判断していない。今後、定着阻止のために有効だと考えられる対策に最大限取り組んでいきたい」と述べました。

      環境省は引き続き調査を行うとともに、来年3月末まで月に2回、毒が入った餌をまいて駆除を進めることにしています。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191129/k10012195801000.html

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  53. 強毒ヒアリ定着の恐れ 水際対策「今が正念場」
    12/9(月) 21:35配信産経新聞

     南米原産の強い毒を持つ「ヒアリ」が日本で定着する恐れが高まっている。東京都江東区の青海(あおみ)ふ頭で多くの女王アリを含む巣が発見されているためだ。女王アリが巣立つなどしていれば、拡散を食い止めるのは非常に難しくなるといい、専門家は早期の対策強化を訴えている。青海ふ頭は、東京五輪・パラリンピック会場からも近く、環境省などは埠頭周辺での調査を進めるとともに、来年3月まで殺虫剤の散布を続ける。(橋本昌宗)

     青海ふ頭では今年10月、コンテナヤードで舗装の継ぎ目の土の中から巣が見つかり、50匹以上の女王アリや800匹以上の働きアリや卵までが確認された。11月29日にも同じ埠頭内のコンテナヤードで、女王アリこそいなかったものの新たに500匹以上が見つかった。

     ヒアリの発見例は、国内では平成29年に兵庫県尼崎市で初めて確認され以来、15都道府県で48件あるが、多数の女王アリを含むケースはなかった。

     女王アリは寿命が尽きる6~7年の間に25万個もの卵を産むなど非常に繁殖力が強い。育った女王アリが巣立ち、別の場所で新しい巣を作り、世代交代のサイクルが繰り返されると数が爆発的に増える。

     ヒアリは、他の巣で育った別系統の雄アリがいなければ交配・繁殖はできないが、10月に見つかった巣からは女王アリがすでに巣立って交配・繁殖した危険性も否定できず、九州大の村上貴弘准教授(保全生態学)は「定着の危険性のフェーズが1段階上がった」とする。「これまでとは次元の異なる事態」。菅義偉官房長官も関係閣僚会議でこう訴え対策を指示した。

     ただ、環境省は、繁殖が繰り返され、数世代経過して初めて「定着」と定義しており、現在のところ、その痕跡はないとみている。

     定着した場合、大きな被害が予想される。ヒアリにヒトが刺されると焼けるような痛みなどが表れ、最悪のケースでは呼吸困難や意識障害になる恐れもある。また、攻撃性は家畜などにも向かい「生態系のバランスを破壊する」とも言われている。さらに、農作物をかじるなどし、米国では年間数千億円にも及ぶ経済的損失があるとされている。

     ヒアリは現在、米国や中国、韓国、オーストラリアなど環太平洋諸国に急速に生息域を拡大。その中で定着を阻止したのはニュージーランドだけだ。村上准教授は「ニュージーランドは今回の青海ふ頭のように、1系統の巣しかない段階で見つけたため、駆除し、定着を阻止できた。日本は今の段階の間に、どれだけ駆除できるかにかかっている」と話した。

     ■ヒアリ 南米原産の強い毒を持つアリ。赤茶色でつやがあり腹は少し暗い色をしている特徴。最も攻撃性の強い個体は、体長2・5~6・0ミリ程度の働きアリで、尻にある毒針で人や動物を刺す。国際自然保護連合が選ぶ「世界の侵略的外来種ワースト100」や環境省の特定外来生物に指定されている。
    https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191209-00000606-san-soci

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    1. 「水際対策」ねぇ…

      「新型インフル 水際対策 隔離 停留」
      https://www.google.co.jp/search?q=%E6%96%B0%E5%9E%8B%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%95%E3%83%AB+%E6%B0%B4%E9%9A%9B%E5%AF%BE%E7%AD%96+%E9%9A%94%E9%9B%A2+%E5%81%9C%E7%95%99

      基本、同じ人種の、同じ思想信条、主義信仰の連中が妄想や不安に駆られてのめりこみ突っ走ってしまってんだな。

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    2. 見つけたら殺虫剤で駆除すればいいだけやん。大して大騒ぎすることもない問題だろ。

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    3. けっきょくのところ、これみよがしの大騒ぎで「お仕事」をつくることが「目的」になってんだろな。

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  54. ゴキブリ繁殖し生態系に影響懸念 小笠原諸島 西之島
    2020年1月11日 5時21分

    噴火活動で面積が拡大した小笠原諸島の西之島で、ゴキブリが繁殖しているのが確認され、環境省は対応を検討することにしています。

    小笠原諸島の父島の西、およそ130キロにある無人島、西之島では、平成25年に活発な噴火活動が始まり、海上保安庁などによりますと、島の面積はおよそ10倍に広がっています。
    環境省が去年9月、生態系の変化を調べるため3年ぶりに上陸調査を行ったところ、「ワモンゴキブリ」が大量に確認されました。

    ゴキブリは活発な噴火活動が始まる前から島にいて、漁業者の船などから入り込んだとみられていましたが、噴火後も生き残っていたうえ数百匹に増えている可能性があるということです。
    成虫は体長およそ4センチと、島で見つかったほかの昆虫と比べて大きいことなどから、生態系への影響が懸念されるということです。
    ゴキブリが繁殖した理由はまだよく分かっていないということで、環境省は専門家と協力して分析を進めるとともに、駆除を検討することにしていますが、繁殖力の強いゴキブリを駆除する過程でほかの生物も死んでしまったり、生態系のバランスが崩れてしまったりするおそれもあることから、「状況を観察しながら対応を考えていきたい」としています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200111/k10012242071000.html

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    1. 餌の豊富さと捕食者の数がちょうどいいところで均衡状態になる。しばらく様子みとけば無問題。それが生態系のバランス。

      環境省の小役人どもが仕事無理やりつくりこんでんじゃないよ。

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  55. 社説
    里山の生物減少 身近な自然に忍び寄る危機
    2020/01/13 05:00

     人と自然が共生してきた環境に、異変が生じているのだろうか。

     環境省が実施する全国の自然環境調査で、林や田畑が広がる里地・里山では、チョウやホタル、ノウサギなどの生き物が減っていることがわかった。10年間、200か所のデータを分析した。

     顕著だったのは、チョウ類の急減だ。北海道から九州まで分布する「ミヤマカラスアゲハ」は1年あたり平均で31%、国蝶こくちょうの「オオムラサキ」も16%減った。

     調査対象となった87種のチョウのうち4割は、将来的に絶滅が危惧されるレベルの減り方だった。気がかりな結果である。

     昨年には、世界の科学者の団体が、「100万種類の生物が絶滅の危機に直面している」との警告を発した。今回の調査結果は、世界規模で進む環境の劣化が、身近なところでも起きていることの表れではないか。

     例えばチョウは、他の動物の餌となっているほか、花の雄しべの花粉を雌しべに運んで受粉を助けている。こうした食物連鎖や繁殖のサイクルが崩れれば、生態系全体に影響が及びかねない。

     近年、市街地にクマやイノシシが出没するケースが増えている。人間と動物の中間地帯である里山の環境変化により、食べるものが減ったことが、人間の居住空間に下りてくる一因だろう。

     里山の変化は、人口減で林や田畑の手入れが行き届かなくなったことが影響しているとの指摘がある。地域の衰退が、自然環境に打撃を与えていると言える。

     里山の適切な管理を続けていく努力が求められる。

     三重県志摩市の森では、ボランティアらが水辺の草刈りや水路整備、外来植物の駆除などを行った。その結果、カエルの産卵数の回復に成功したという。

     岩手県一関市では、非営利組織が地域の住民や学校と連携する。夏になると、子どもたちが川沿いでホタルの生態を観察し、住民が手助けしている。このような取り組みを広げたい。

     農地を維持する事業を国や自治体が支援する制度では、水田や畑の生き物を保全する活動も対象に含まれる。制度を周知し、利用を増やすことが大切だ。

     今回の環境省の調査には、各地の市民2500人以上が調査員として協力している。全国の里山の環境変化を裏付けるデータが蓄積されている意義は大きい。

     環境保全には、多くの人が関心を持つことが欠かせない。
    https://www.yomiuri.co.jp/editorial/20200113-OYT1T50001/

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  56. 横浜港でヒアリ300匹発見
    6/11(木) 20:12配信 共同通信

     横浜市は11日、横浜港に陸揚げされたコンテナ内やその周辺で、強毒を持つヒアリが300匹以上見つかったと発表した。人的被害は確認されていない。地中に巣などがないか調査を進める。
    https://news.yahoo.co.jp/articles/459d32508304c5f90a6af65388eb48af8b5c01be

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    1. 横浜港でヒアリ300匹以上 中国・黄埔港からのコンテナ
      6/11(木) 20:28配信 共同通信

       横浜市は11日、横浜港に陸揚げされたコンテナ内やその周辺で、強毒を持つ南米原産の特定外来生物ヒアリが300匹以上見つかったと発表した。人的被害は確認されていない。市と環境省は、地中に巣などがないか調査を進める。

       市によると、コンテナは5月31日に中国・黄埔港から横浜港・本牧ふ頭に到着した。6月4日に神奈川県小田原市でコンテナを受け取った業者が、内部にアリがいることに気付き横浜市に通報。ヒアリと分かった。

       見つかったのは働きアリが約300匹、女王アリが約20匹。コンテナが置かれていた本牧ふ頭では働きアリが地中から出入りしており、市職員が付近を殺虫処理した。
      https://news.yahoo.co.jp/articles/200623ea9162d259ffc978ec3bdaa6f0ad702512

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    2. 横浜港に強毒「ヒアリ」300匹 行列、土中の出入り確認
      6/11(木) 20:30配信 カナロコ by 神奈川新聞

      横浜港で発見されたヒアリ(2019年9月、横浜市提供)

       横浜市は11日、南米原産の強毒アリ「ヒアリ」が、横浜港の本牧ふ頭と南本牧ふ頭(同市中区)で計約300匹見つかった、と発表した。本牧ふ頭では行列や土中への出入りも確認されており、市は注意を呼び掛けている。

       小田原市内の事業所が4日、本牧ふ頭から運ばれてきたコンテナ内にアリがいると横浜市に通報。環境省がヒアリと断定し、市が南本牧ふ頭で殺虫処分した。

       市が4日から8日にかけ、コンテナが陸揚げされた本牧ふ頭に粘着わなを仕掛けてヒアリを捕獲。10日には複数匹が列をなしているのも同ふ頭で見つかったという。

       コンテナは5月31日、中国から横浜に入港した船に積まれていた。
      https://news.yahoo.co.jp/articles/2ca4c96ddde8dd4b5935babe9b401e6fbbd6792d

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    3. 別に大騒ぎする問題じゃないと思うんだけどねえ…

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    4. 首都圏 NEWS WEB
      横浜港でヒアリ 女王アリも確認
      06月11日 20時43分

      横浜港に入港した中国の貨物船のコンテナなどから女王アリを含むヒアリ300匹余りが見つかりました。
      横浜港で女王アリが確認されるのは初めてで、横浜市では環境省とともに駆除や調査を進めています。

      横浜市によりますと、先月末に中国から横浜港に入港した貨物船から降ろされたコンテナが小田原市の事業者に運ばれたあと、中からヒアリとみられる複数のアリが見つかったということです。
      連絡を受けた横浜市などが、コンテナの中や荷が下ろされた横浜港の本牧ふ頭の周辺などを詳しく調べたところ、300匹余りのヒアリが確認されました。
      羽があり繁殖力のある女王アリもおよそ20匹いるのが確認され、横浜市によりますと、横浜港で女王アリが確認されるのは初めてだということです。
      また、本牧ふ頭の地面に出入りしているアリも確認されていて、横浜市と環境省は、わなをしかけるなどして駆除するとともに周辺に広がっていないか調査を進めています。
      ヒアリは、攻撃性や毒性が強く、市ではふ頭で働く事業者に対して、疑わしいアリを見つけた場合は踏みつけたり、巣を壊したりしないよう注意を呼びかけています。
      https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20200611/1000050108.html

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    5. 横浜港 中国の貨物船コンテナからヒアリ 女王アリも初の確認
      2020年6月11日 21時31分

      横浜港に入港した中国の貨物船のコンテナなどから、女王アリを含むヒアリ300匹余りが見つかりました。横浜港で女王アリが確認されるのは初めてで、横浜市では環境省とともに駆除や調査を進めています。

      横浜市によりますと、先月末に中国から横浜港に入港した貨物船から降ろされたコンテナが小田原市の事業者に運ばれたあと、中からヒアリとみられる複数のアリが見つかったということです。

      連絡を受けた横浜市などが、コンテナの中や荷が下ろされた横浜港の本牧ふ頭の周辺などを詳しく調べたところ、300匹余りのヒアリが確認されました。

      羽があり、繁殖力のある女王アリも、およそ20匹いるのが確認され、横浜市によりますと、横浜港で女王アリが確認されるのは初めてだということです。

      また、本牧ふ頭の地面に出入りしているアリも確認されていて、横浜市と環境省は、わなをしかけるなどして駆除するとともに、周辺に広がっていないか調査を進めています。

      ヒアリは攻撃性や毒性が強く、市では、ふ頭で働く事業者に対して、疑わしいアリを見つけた場合は踏みつけたり、巣を壊したりしないよう注意を呼びかけています。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200611/k10012467451000.html

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  57. 千葉港の貨物船からヒアリ約1000匹 駆除進める
    2020年6月23日 20時27分

    千葉港に入港した中国からの貨物船の船内で女王アリを含む、およそ1000匹のヒアリが見つかり、県や千葉市が駆除を進めています。

    千葉県などによりますと、ヒアリが見つかったのは、今月19日に千葉市美浜区の千葉港に入港した中国からの貨物船です。

    積み荷の陸揚げ中に、船内にいた作業員の男性がアリに腕を刺され、専門家が分析した結果、ヒアリと確認されました。男性は刺された箇所が腫れましたが、症状は軽いということです。

    連絡を受けた県や市が船内を調べたところ、荷物を積むスペースで、およそ1000匹のヒアリが見つかったほか、繁殖能力のある女王アリ1匹と、卵やさなぎも見つかったということです。千葉港でヒアリが確認されたのは初めてです。

    陸揚げされた荷物やその周辺ではヒアリは見つかっていませんが、県と市は荷物の周りに殺虫剤入りの餌などを置いて駆除を進めるとともに、周辺に広がっていないか調査を進めています。

    ヒアリは攻撃性や毒性が強く、暑い時期に活動が活発になることから、県などは疑わしいアリを見つけた場合は触らずに、専門の相談ダイヤルなどに連絡するよう呼びかけています。

    ヒアリ相談ダイヤル:0570-046-110(9時から17時まで)。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200623/k10012481331000.html

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  58. 横浜港陸揚げのコンテナからヒアリ 女王アリ含め500匹余 川崎
    2020年6月24日 19時11分

    横浜港で陸揚げされ、川崎市に運ばれたコンテナから、女王アリを含むヒアリ数百匹が見つかりました。川崎市内でヒアリが確認されたのは初めてで、市は環境省と連携して駆除や調査を進めています。

    川崎市によりますと、ヒアリが見つかったのは、今月11日に中国から横浜港に入港した貨物船から陸揚げされたコンテナで、その後、川崎市川崎区の物流倉庫に運び込まれたということです。

    今月19日に事業者がコンテナから荷降ろしをしていた際に、ヒアリと見られるアリを発見し、その後、環境省が繁殖能力がある女王アリを含む500匹余りのヒアリを確認したということです。

    川崎市によりますと、市内でヒアリが確認されたのは初めてです。

    発見されたヒアリは、すでに駆除されたということで、川崎市などが確認したところ、コンテナ以外で新たなヒアリは見つかっていないということですが、市は環境省と連携して周辺に広がらないよう駆除や追跡調査を行うことにしています。

    川崎市は、ヒアリは毒性や攻撃性が強いことから、疑わしいアリを見つけた場合は、手で触れたり踏みつけたりせず、市に連絡してほしいと注意を呼びかけています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200624/k10012482681000.html

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  59. 毒持つ毛虫「チャドクガ」大量発生 皮膚炎の患者相次ぐ 千葉
    2020年6月25日 11時58分

    外出する機会が増える中、千葉県などでは「チャドクガ」というガの、毒を持つカ゛の毛虫が大量に発生し、風で飛び散った毛に触れることで起きる皮膚炎の報告が相次いでいるとして、医師などが注意を呼びかけています。

    チョウやガの幼虫、いわゆる「毛虫」のうち、チャドクガの毛虫はつばきやさざんかの葉を好み、体を覆う長い毛とは別に、黒く見える模様の部分に「毒針毛」と呼ばれる、毒を持つ毛が30万~50万本生えています。

    これは長さわずか0.1ミリほどと肉眼では見えず、軽いため、直接触らなくても風で飛び散り、気付かないうちに肌に触れると皮膚炎を引き起こします。

    千葉市若葉区の皮膚科の診療所には、4月ごろからかゆみの症状を訴える患者が相次いで訪れています。

    赤く細かい発疹が広がり、1週間から10日ほど強いかゆみが続くのが特徴で、一般には飲み薬と塗り薬で治療します。

    この診療所では、この間、チャドクガによる皮膚炎と診断された患者は32人と、去年の同じ時期に比べて4倍に増えました。

    住宅設備業の28歳の男性は庭での作業後に症状が出て、作業着を着ていたにもかかわらず体全体に発疹が広がり、「最初はあせもかなと思ったが、次第に広がってきた。ずっとかゆくてしんどいです」と話していました。

    小学5年生の女の子は校庭で掃除中に症状が出たとみられ、「かゆくて夜中に起きてしまい、冷やしても全然治らなかった。怖いし、不気味です」と話していました。

    県内の各自治体によりますと、先月以降、県内の北西部を中心に公園や道路沿いのつばきやさざんかにチャドクガが大量に発生し、駆除を行ったということです。

    このうち習志野市では宮本泰介市長が公式の動画サイトで「密集、密接した状態で身を寄せ合っている。数年に一回の大量発生です」と注意を呼びかけています。

    千葉県皮膚科医会の千見寺ひろみ会長は「移動自粛は緩和され外出する機会は増えているが、特に風の強い日にはつばきやさざんかなどに近づかないでほしい」としたうえで「肌に触れると炎症が強く、市販薬は効きにくい。かきすぎると『とびひ』になるなどさらに悪化するので、早めに診察を受けてほしい」と話していました。

    8月下旬以降に「第2波」も

    虫による皮膚炎に詳しい兵庫医科大学の夏秋優准教授によりますと、毛虫だけでなく、ガの成虫、脱皮したあとの殻、死骸にも毒が残っていることがあるので注意が必要で、

    毒のある毛に触れた服は2~3回は洗ったほうがよいということです。

    チャドクガの毛虫は、毛虫を餌とする蜂や野鳥の活動が停滞する、雨が多い年に増えるとも言われていますが、詳しい理由はわかっていないということです。

    また一般的に、5月から6月だけでなく8月下旬から9月にかけても再び発生するため注意が必要で、いわゆる「第2波」が来る前の8月中旬ごろ、薬をまいたり木を短くせんていしたりするのが有効だということです。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200625/k10012483431000.html

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  60. かまれると呼吸困難 死亡も… 夏に注意する虫は
    2020年7月2日 6時17分

    「ムカデ」や「ブユ」、本格的な夏が近づき出かける機会が出てくる中、身近な虫の中には、かまれると呼吸困難に陥ることもあるなど注意が必要な虫もいます。どんな場所に潜み、どんな危険があるのか製薬会社の研究者に聞きました。

    話を聞いたのは、アース製薬の生物研究課の有吉立さんと学術教育課の浅井一秀さんです。

    ムカデにも毒が

    身近なムカデも注意が必要で、この時期に交尾をするため活動が活発になります。

    石の下などにいて、ふだん人を襲うことはありませんが、人が近づいた時などは身を守ろうとかみつき、毒が体内に入ると腫れて痛みが続くほか、何度もかまれるとじんましんが出たり、呼吸困難に陥ったりすることもあります。

    渓流で注意 ブユ

    ブユは、ブヨともブトとも呼ばれていて、2ミリから5ミリほどの体長の虫です。きれいな水を好むため、渓流に出かけた時などに注意が必要です。

    ブユは、のこぎり状の歯を皮膚に刺して毛細血管を破壊し、にじみ出てきた血を吸うのが特徴で痛みや、強いかゆみが続きます。

    砂場に入り込む ネコノミ

    ネコノミと呼ばれるノミは、この時期は公園の砂場に入り込み、さなぎから成虫になります。

    成虫は20センチから30センチほどジャンプすることができ、ヒトの足になどに付いて血を吸い取ります。強いかゆさが1週間ほど続くこともあるということです。

    マダニ 死亡することも

    マダニは草むらに生息し、人が近くに来ると熱に反応してくっつき、かまれて血を吸われるとSFTS=「重症熱性血小板減少症候群」と呼ばれる感染症になることもあり、発熱や腹痛、それにおう吐などを引き起こしたり、死に至ったりすることもあります。

    腫れや痛み 病院に相談を

    対策について有吉さんは「虫よけのスプレーなどで予防することも大切ですし、外で遊んだ後はシャワーを浴びるなど、体についたものを洗い流すことも有効です。刺されたり、かまれたりして腫れや痛みがある場合は、病院などに相談してください。どこで刺されたのか場所がわかると、虫を特定できる場合があるので伝えてください」と話していました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200702/k10012491991000.html

    https://koibito2.blogspot.com/2017/04/blog-post.html?showComment=1593658647579#c3106101379131938384

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  61. イネの害虫「トビイロウンカ」が大量発生…早めの収穫呼びかけ
    2020/10/11 17:53

    「坪枯れ」状態になった水田(倉敷市で)

     岡山県南部の田んぼで、水稲を枯死させる害虫「トビイロウンカ」が大量に発生している。全体が枯れている田んぼもあり、県病害虫防除所は薬剤散布や、早めの収穫を呼びかけている。

     中国大陸から飛来するトビイロウンカ(体長約5ミリ)は、イネの株元に寄生し茎の養分を吸い取り、やがて枯らす。そうして枯れたイネで、田んぼに茶色い穴が開いたような状態を「坪枯れ」と呼ぶ。対策を取らなければ、収穫量が減少する。

     同防除所が9月下旬に県南部で行った調査では、88.6%の田んぼでウンカが発生するなど、平年(17.4%)よりかなり多かった。田んぼのイネがすべて枯れる「反枯れ」状態の場所も見つかったという。

     同防除所は可能な限り稲刈りを早めるほか、薬剤を使う際は株元に生息するウンカに届くよう、丁寧に散布するなどの対策を求めている。

     晩稲おくて品種の稲刈りの季節を迎えており、同防除所の長森茂之室長は「作柄への影響が心配される。対策を急いでほしい」と話している。
    https://www.yomiuri.co.jp/national/20201011-OYT1T50108/

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    1. 稲の害虫・トビイロウンカが大量発生 西日本中心24府県に警報・注意報
      2020/10/14 15:00

      広範囲で枯れてしまった水田。稲が茶色くなって倒れている(6日、奈良県葛城市で)

      トビイロウンカの成虫(京都府病害虫防除所提供)

       米の収穫が本格化する中、稲を枯らす害虫「トビイロウンカ」が西日本で大発生し、大きな被害をもたらしている。過去10年で最多となる24府県が警報・注意報を発令し、農家に早めの刈り取りや農薬散布を呼びかけているが、対応が間に合わず、全滅した水田も出ている。新型コロナウイルスの影響で米の需要は縮小傾向にあり、多くの農家が<二重苦>に悲鳴を上げている。(虎走亮介)

      「坪枯れ」

       「長いことやっているが、こんな田んぼを見るのは初めて」。奈良県葛城市で、約80年前の親の代から稲作を営む男性(90)は、稲が無残に倒れた水田を見てため息をつく。

       男性は今年、100アールを作付けしたが、9月下旬から稲の枯れが目立つようになった。まだ十分に育っていなかったため刈り取りができず、農薬を散布したが、全体の半分近くが被害を受けているという。

       周辺の水田でも、局所的に稲が枯れる「坪枯れ」があちこちで発生。全滅したところもあった。

       男性は「今年は販売するどころか、自分たちで食べる分も確保できないかもしれない」と肩を落とす。

      高温少雨で繁殖

       稲を枯らした犯人がトビイロウンカだ。体長約5ミリで、東南アジアや中国から梅雨の時期の気流に乗って飛来し、高温少雨の環境で繁殖する。稲の茎から水分や栄養分を吸って坪枯れを招き、1万2000人の餓死者が出たとされる「享保の大飢饉ききん」(1732年)の原因ともされている。

       今年は大陸での発生が多く、梅雨の時期に日本に向けて強い風が吹き、その後、気温が高い日が続いたこともあり、大繁殖したとみられている。

       京都府では9月、33年ぶりに警報を発令した。府南部の山城地域では平年の75倍以上にあたる稲25株あたり27匹(平年0・35匹)が確認された。例年、近畿以東ではほとんど確認されないが、愛知県も22年ぶりに警報を発令。農林水産省によると、警報・注意報の発令は24府県に上り、過去10年では最多という。

       農水省は8月に各都道府県に対し農家に警戒を呼びかけるよう通知していたが、飛来が早く、刈り取りや農薬散布などの対策が間に合わず、各地で被害が拡大。山口県では、被害面積が昨年の約6・7倍の約2578ヘクタールに上り、3分の1の水田が被害に遭った市もあった。

       トビイロウンカの被害は近年では2013年が大きく、被害額は約105億円と試算されたが、今年は13年を上回る恐れがある。

      新米価格下落も

       農家の悩みの種はトビイロウンカだけではない。新型コロナの影響で、外食や学校給食の需要が減少し、今年6月時点の全国の米の在庫は計201万トンに上る。200万トンが供給過剰の目安とされ、今年の新米価格は6年ぶりに下落する見通しだ。トビイロウンカによる被害を避けるため収穫を早めた農家も多いが、十分に育っていない米は品質が低く、取引価格がさらに下落する恐れがある。

       農業・食品産業技術総合研究機構九州沖縄農業研究センターの真田幸代・虫害グループ長は「大陸でトビイロウンカの発生は増加傾向にあり、気流次第で来年以降も日本で大発生する恐れがある。近年は薬剤に耐性があるものも確認され、早期に薬剤を散布したり、田植えの時期をずらしたりするなどの対策が求められる」と話している。
      https://www.yomiuri.co.jp/local/kansai/news/20201014-OYO1T50018/

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  62. 20年後、お花見ピンチ!?…猛威振るう外来カミキリ「何度駆除しても次々現れる」
    2020/11/02 15:24

    サクラ・モモ 各地で被害

     サクラやモモ、ウメなどの木を内側から食べて枯らす外来種クビアカツヤカミキリの被害が拡大している。2012年に愛知県で初めて確認されて以降、被害は11都府県に広がり、公園や学校などのサクラ、果樹園のモモが続々と枯れている。専門家は「最悪の場合、20~30年で花見ができなくなる」と警告している。(安田信介、原新)

    クビアカツヤカミキリによって幹に無数の穴が開いた館林高校のソメイヨシノ(10月13日、群馬県館林市で)

    対策追いつかず

     「何度駆除しても次々と現れ、対策が追いつかなかった」。群馬県館林市の県立館林高校の本田弘二事務長(57)は、穴だらけになったソメイヨシノの幹の前でこう嘆いた。

     校門前には元々、樹齢約40年のソメイヨシノ29本があり、生徒や住民に親しまれてきた。だが、15年7月以降、クビアカツヤカミキリによる被害で枯れる木が続出。学校側は薬剤を注入し、幹にネットを巻いて虫の出入りを防ぐなどの対策を取った。しかし、今夏も大量発生し、8月に教職員が駆除した成虫は約340匹に上った。

     すでに7本は伐採し、6本は立ち枯れ、残る16本も花のつきが悪い。大きな枝が突然落下することもあるため、同校はサクラの保全を諦め、来年中にも全て伐採することを決めた。

    強い繁殖力

     環境省によると、クビアカの被害は12年に愛知県西部で初めて確認された。17年には8都府県に広がり、19年には新たに茨城、三重、奈良県でも確認された。

     専門家によると、海外の生息地から輸出入用の木製の梱包こんぽう材などに紛れて日本に上陸した可能性がある。木を衰弱させるのは幼虫だ。サクラやモモなどバラ科の樹木の内部に1~3年潜み、木を食い荒らす。成虫は6~8月の1か月ほどしか生きられず、樹皮に卵を産み付ける。

     やっかいなのは、繁殖力と移動力の高さだ。日本在来のカミキリの産卵数は多くて100個程度だが、クビアカは多いと500個を超える。成虫は風に乗ると2キロ以上移動することもある。日本には好物のモモやサクラが多く、天敵が少ないことも繁殖の一因とみられる。

    市民協力に報酬

     被害が出た自治体などは、農薬の散布や木の幹にネットを張るなどの対策を進めるが、特効薬はないのが現状だ。

     館林市は、住民に1匹50円の報酬を支払って捕殺を呼びかけ、20年度は延べ91人が6249匹を退治した。だが、被害にあった木の本数は前年度の1272本から1323本に増えた。

     栃木県足利市では、市民を対象に「クビアカみっけ隊」を募り、成虫を見つけたら市に報告し、駆除してもらっている。しかし、発見は延べ73か所、駆除は110匹にとどまる。

     クビアカの防除法開発研究プロジェクトの統括責任者を務める森林総合研究所の加賀谷悦子・森林昆虫研究領域チーム長は「果物の産地に広がってしまうと、地域の産業が大打撃を受ける恐れがある。国や自治体は被害の正確な把握に努め、地元住民も自発的に見回りや駆除に参加することが必要だ」と指摘する。

     日本大の岩田隆太郎特任教授(森林・木質昆虫学)は「対策に本腰を入れないと、早ければ20~30年で花見ができなくなる可能性もある。国は省庁や自治体の垣根を越えて、被害が出た木を強制的に伐採、焼却、粉砕できる制度を整備すべきだ」と警鐘を鳴らす。

     ◆クビアカツヤカミキリ=中国、モンゴルなどに生息するカミキリムシで、体長2・5~4センチ。成虫はサクラやモモなどの樹木に卵を産み、幼虫は木の内部で育つ。被害に遭った木の根元には、木くずとフンが混じった赤茶色の「フラス」がたまる。2018年に国の特定外来生物に指定され、飼育や販売、輸入が原則禁止されている。
    https://www.yomiuri.co.jp/national/20201102-OYT1T50171/

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    1. >森林総合研究所の加賀谷悦子・森林昆虫研究領域チーム長
      >日本大の岩田隆太郎特任教授(森林・木質昆虫学)

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    2. ウイルス屋、ムシ屋の連中は、自分の対象とするもののほうばかりをみて、針小棒大(心象膨大)、全体像を見失って、トンデモな暴挙にのめりこみたがるものらしい…

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    3. 騒動の火付けの手法が、ウメ輪紋ウイルス(PPV)ネタにどこか似ているねえ…
      https://koibito2.blogspot.com/search/label/PPV

      とか、「ヒアリ」とか。
      https://koibito2.blogspot.com/search/label/%E3%83%92%E3%82%A2%E3%83%AA

      アコギなミッションだね。

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  63. 南米ゴキブリを野外で確認、千葉 繁殖容易、害虫となる恐れ
    2/1(月) 15:28配信 共同通信

    千葉県船橋市内で見つかったアルゼンチンモリゴキブリ。日中、コンクリートブロックの穴に潜んでいた=2018年4月(加藤俊英さん撮影・提供)

     南米原産のゴキブリ「アルゼンチンモリゴキブリ」が1日までに千葉県の野外で確認された。このゴキブリは、ペットとして飼われている爬虫類や魚の生き餌として大量に輸入されており、一部が野外に放されたとみられる。現時点で生態系への影響は不明だが、繁殖が容易なため在来種を駆逐したり、人間にとって新たな害虫となったりする恐れもある。

     千葉県在住の会社員、加藤俊英さんと農研機構農業環境変動研究センター(茨城県つくば市)の山迫淳介研究員の調査で判明。山迫さんは「外来種としてどのような影響をもたらすか分からないので、決して野外に出さないでほしい」と呼び掛けている。
    https://news.yahoo.co.jp/articles/13270de4b7a530b6f2e513f9378a8c4818766786

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  64. 国内最大級しのぐ外来バッタ、高校生が発見…専門家「監視続ける必要」
    2021/02/08 11:15

     神戸市立六甲アイランド高校(東灘区)の生徒らが、同市内で国内未確認だった外来種のバッタを発見し、昆虫専門誌「月刊むし」1月号に論文が掲載された。東南アジアを中心に生息する農業害虫で、環境省や神戸市は念のため、監視の目を光らせるという。(諏訪智史)

    六甲アイランドで発見されたバッタ=岩本さん提供

     発見されたのは、バッタ科ツチイナゴ亜科に属する外来種(学名・Chondracris rosea)。中国やパキスタンなどに広く分布するが、国内では未確認だった。

     全長は雄が50~65ミリ、雌が65~90ミリ程度。国内最大級のショウリョウバッタよりやや大きい。海外では、イネやサトウキビなどに被害を与える虫として知られる。

     同高校の自然科学研究部の顧問教諭2人と生徒3人が昨年8月28日夕、学校近くの池の水質調査をした帰り道、歩道脇の草むらに体長約80ミリの大きなバッタがいるのを見つけた。持っていた網で捕らえ、スマートフォンで撮影した後、逃げてしまったという。

     顧問の岩本哲人教諭(65)が、同校で特別講義を担当する生態学が専門の横川忠司博士(44)(尼崎市)に撮影画像を見せて調査を依頼。横川さんは国内外の文献にあたったり、複数の専門家に意見を聞いたりした上で、国内未確認の外来種と確認したという。

     発見場所は神戸港のコンテナヤードから約300メートルしか離れておらず、横川さんは「海外から船のコンテナに紛れて運ばれてきた可能性が高い」と分析する。

     1年生部員の女子生徒(16)は「今まで見たどのバッタより大きく、目の形も独特で、直感的に外来種と感じた。日本にいない種を見つけられてうれしい」と喜んでいる。

     一方、学校から報告を受けた神戸市環境局は「今回のケース以外に発見されたとの報告はないが、環境省と連携し、情報収集を進めたい」とする。

     環境省によると、生態系に被害を及ぼす恐れのある「特定外来生物」に指定されている昆虫は25種類。2017年に神戸港で荷揚げされたコンテナ内で初めて見つかった南米原産の「ヒアリ」などが含まれるが、バッタ科の指定はない。

     女子生徒らは「標本にできなかったのが悔やまれる」と話しており、現場周辺の調査を続けている。

     大阪市立自然史博物館の松本吏樹郎りきお・主任学芸員(昆虫学)の話「中国や台湾では普通に見られるが、国内で見つかった記録はなく、外来種の侵入を知らせる貴重な成果だ。国内で繁殖する可能性がないとは言えず、念のため監視は続ける必要がある」
    https://www.yomiuri.co.jp/science/20210208-OYT1T50078/

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  65. 五箇公一 人間は他の生物との相関関係なしには生きられない
    2/18(木) 18:10配信 中央公論

    国立環境研究所の五箇公一さん

    環境破壊や地球温暖化のような気候危機は生物多様性を脅かしている。そもそも生物多様性が重要なワケは何か。新型コロナや再生可能エネルギーも視野に入れつつ、国立環境研究所の五箇公一さんが考察する。
    〔『中央公論』2021年3月号より抜粋〕

    人間は生き物が好きではない

    「生物多様性」は、一九八〇年代にアメリカの生物学者ローゼンによって作られた概念である。生物多様性は聞いたことがあっても、内容を正確に把握している人はいまだにそう多くない。それは、そもそも人間はさほど生き物が好きではないし、それが生物としての本能だからである。

     あらゆる生き物は、基本的に別種の生き物と敵対関係にある。個体レベルで見れば自分以外のすべての生き物と敵対関係にあると言っても過言ではない。食料を含めた資源を取り合い、より多くの子孫を残すための競争相手であるという意味では、本来、わかりあえるはずがないのだ。

     人間が生き物を好きと言えるのは、生活環境が整い、身体的な、あるいは社会的な安全が保障されている状態だからであり、本来の野生の世界に生きていたら、そんなことが言えるはずがない。だから、「多様な生き物がいることが大事だ」と言われても、すぐに納得するのは難しい。

     ここ数年、クマなどの野生生物が山から街に下り、襲撃の被害が増えているが、これも野生生物は隙あらば人間の棲家や食料を奪おうとしているからだ。かつての里山にはいつも人間がいて、襲われることもあったが、人間の側も彼らを殺して食べていた。そこに自ずと境界線が生まれた。それがかつての「自然共生」の姿だった。しかし、人口の減少などによってその境界線が揺らぎ、野生生物は単に農作物などの被害にとどまらず、人間の命を奪う天敵になりつつあるとも言えるだろう。

     もう一つ、生物多様性が注目されにくい理由は、気候危機問題(地球温暖化)のように、気候の変化によって大災害が起きたり、経済的に大打撃を与えるというような、人間社会にはっきり目に見える形で被害を起こすことが少ないからであろう。

     さらに言えば、生物多様性の重要性を訴える生物・生態学者は生き物好きが多いため、それを前提にして語っていることも一般人には響き難くしていると思われる。

     生物多様性が重要なのは、人間もまた生物だから、他の生き物と相関関係を持たなければ生きられないからである。食料や資源として、きれいな空気や水を生み出す機能としても他の生物はなくてはならない。だからこそ、生物多様性を維持し、管理し、共生していかざるを得ないのだ。つまり、生物多様性は人類が生き続けるための必須要因なのである。

     二〇一九年、世界的な政府間組織であるIPBES(生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学─政策プラットフォーム)は、一〇〇万種程度の動植物が絶滅の危機に瀕していること、絶滅速度は過去一〇〇〇万年間における絶滅の平均速度を一〇~一〇〇倍も上回ると発表して警鐘を鳴らした。

     生物進化の四〇億年の間には、地殻変動や隕石の落下、巨大火山の噴火などで、地球上の生命の七〇%以上が死滅する事態が少なくとも五回起きたとされている。そして、生物絶滅は二〇〇万年以上かかって徐々に進行したと考えられているが、現代の私達が引き起こす環境破壊による生物の絶滅速度は、過去の大絶滅よりも圧倒的な速さとされる。

     ただし、実は地球上にどのくらいの種がいるのかはよくわかっていない。そのため、少々の種が滅んでも大きな問題はないという説があるのは事実だ。その一方で、生態系というネットーワークは非常に複雑に繋がっているため、重要なパーツを成している系が抜けてしまうだけでも、取り返しのつかない瓦解が起こるとも考えられる。飛行機のリベット(締め釘)が多少抜けてもすぐには墜落しないだろうが、重要なリベット、取り替えのきかないリベットもあるはずだ。人類は、生態系のネットーワークにおける決定的なリベットが何であるのか、そのメカニズムも含めて把握できていない。そのことが一番大きなリスクになっている。だから、現状を維持することがリスク管理として妥当だ、というのが生物多様性保全の原理である。

     生態系自体がレジリエンス(復元力)を失うと、多くの生き物が生きていけなくなる。人間は一個の生物としては極めて脆弱で、一対一で対峙した場合には小動物にさえ勝てない。そこで、社会を作ってきた人間は、社会の基盤が崩壊したらたちまち死滅してしまうだろう。だから、環境を維持しなければならないし、その環境を作り出している生態系、その生態系を支えている生物多様性を守ることが重要な課題となるのだ。
    https://news.yahoo.co.jp/articles/06aaee7f8b3c8300b162c602480f384867578d1a

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    1. 新型コロナという予兆

       生態系のメカニズムの狂いによって、どんな異変が起こるかは予測困難だが、新型コロナのような新しい感染症の出現間隔が短くなっているのはその一つの兆候だと考えられる。

       WHO(世界保健機関)は、新型コロナの発現以前から、新型インフルエンザ出現のリスクを警告していた。多くの人命を奪い続けている従来のインフルエンザは、もともとは鳥のインフルエンザであり、現在、鶏舎で流行している強毒性鳥インフルエンザもいずれ人型へと進化することが懸念されている。

       現在の鳥インフルエンザ流行と生物多様性とは一見、無関係に思われるが、中国や東南アジアの国々で、集約的かつ大量に飼育されている鶏やアヒルなどの鶏舎の中にウイルスが入り込み、抗生物質等により免疫系が異変を起こしていた多様性のない集団の中で急速に進化した可能性が指摘されている。その意味では根底に生物多様性の問題があり、このウイルスが人型に変われば、これまでのワクチンも効力を失い、重大なパンデミックに繋がる恐れがある。

       事実、中国や東南アジアでは集団的な鳥の飼育、世話をする人の中に、インフルエンザに感染し死亡する人がすでに出ている。鳥から人に感染しているだけで、人から人への感染にはなっていないが、人から人に移るようになるのは時間の問題だ。

       今回のコロナは多くの人には弱毒性で致死率は低い。にもかかわらず、世界の経済に大ダメージを与えている。これ以上の強いウイルスが発現したらどれだけ被害が拡大するか、今から考え、備えなければならない。

      温暖化対策と生物多様性を融合した指標

       複雑系として機能する生物多様性の数値化は難しいが、総体のシステムとして生態系機能を捉え、それが吸収し得るカーボン量と吐き出し得る酸素量を計算し、その収支が取れるまで緑を回復させるとか、森林を保護するといった計算は可能だろう。そうした形で、まずは機能としての水質浄化や気温の上昇、炭素の収支などの部分で、生態系が果たすべき役割が正常に循環する範囲にまで温暖化ガスの排出量を減らすとともに、グリーンをいかにリカバーするかという試算はできるだろう。それを一つの基準値にすれば、多くの方にも具体的な目標が見えるし、何をやるべきか、どう働きかければいいのか、イメージが見えてくるはずだ。

       例えば、これまでに行われてきたグリーンリカバリー(経済回復と温暖化解決の両立を目指す政策)の問題は、伐採した森林の代わりにユーカリの樹を植えていることだ。生物多様性から見ると、同じ樹種ばかりを植えると多様性の減少になってしまう。また、ユーカリは劣悪な環境でも育つが、水分や養分を独占してしまうので他の植物が生えにくくなる。さらに、油脂分を溜め込むので山火事が起きると手に負えなくなるといった問題がある。単純に緑の面積を確保することだけでなく、多様度という指標も組み込む必要がある。

       あるいは、日本では戦後、伐採した森にスギやヒノキばかり植えたために、本来の固有種がなくなっている。その後、林野事業が衰退し、山の木が使われない「森の砂漠」と化して、ただ花粉を飛ばす状況になってしまった。しかも、成長しきったスギは炭素の吸収量が減るし、老木になって土壌の安定能力も失われているため豪雨が降ると土砂災害に繋がりやすいなど負の要素が増える。

       しかし、スギを燃料として利用すればエネルギー利用効率は移送コストもかかる石油など化石燃料にも引けを取らず、エネルギー源として有用となる。スギの木や広葉樹の老木を伐採して直接燃やすことで得られる熱量は、LNG(液化天然ガス)や石炭に比べて高くはないが、炭化させたり、チップに加工することにより高熱量燃料となり得る。燃やせば炭素が出るが、新しい苗を植えれば成長期に光合成によって吸収した二酸化炭素を固定するので、正味の収支をゼロにすることができる。これを継続的に繰り返せばカーボンニュートラルな産業として林業が十分に機能するだろう。スギやヒノキに置換される以前にあった広葉樹を植えることで、多様性を回復させることもできる。こうした形で、多様度とカーボンの収支の両輪で計算していけば、一つの基準を作ることが可能になってくると期待される。 

      〔『中央公論』2021年3月号より抜粋〕
      https://news.yahoo.co.jp/articles/06aaee7f8b3c8300b162c602480f384867578d1a?page=2

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  66. かまれると激痛や発汗・発熱、役場の外壁に特定外来生物…職員が雌と卵のう駆除
    2021/05/25 19:07

     宮崎県は21日、かまれると激痛や発汗、発熱などが出る恐れがある特定外来生物のハイイロゴケグモが高鍋町役場の庁舎外壁で見つかったと発表した。県内では宮崎、日向、日南各市で確認されており、高鍋町では初めて。

     県によると、18日に町職員が雌1匹と複数の卵のうを見つけ、駆除した。ハイイロゴケグモは全体的に茶褐色をしており、体長は雄が0・4~0・5センチ、雌が0・7~1センチ。背中に3対の黒い斑点があり、腹部に砂時計状の赤い模様がある。県は手で触れないよう呼びかけている。
    https://www.yomiuri.co.jp/national/20210525-OYT1T50009/

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  67. 学校プール近くに毒グモ「セアカゴケグモ」数十匹 千葉 袖ケ浦
    2021年6月25日 17時58分

    千葉県袖ケ浦市の小学校のプールの近くで、特定外来生物に指定されている毒グモ「セアカゴケグモ」が数十匹見つかり、25日、駆除作業が行われました。

    袖ケ浦市教育委員会によりますと23日、市内の「奈良輪小学校」のプールの近くにある側溝で教員が数十匹のセアカゴケグモを見つけました。

    教育委員会は小学校のプールを立ち入り禁止にして、25日、駆除作業を行いました。

    小学校ではプールの授業が始まっていますが、これまでに児童や教員がかまれるなど被害の報告はないということです。

    特定外来生物に指定されているセアカゴケグモは背中に赤い縦じまがある毒グモで、かまれると激しい痛みや発熱などを引き起こすことがあります。

    セアカゴケグモが見つかった奈良輪小学校は、臨海部の工場が建ち並ぶ地域の近くにあります。

    袖ケ浦市教育委員会学校教育課の瀧澤真課長は「被害が出ず早く駆除できてよかったです。セアカゴケグモを見つけても絶対に近寄らず触らないでください」と話していました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210625/k10013103931000.html

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  68. 東京 青海ふ頭で約200匹のヒアリ見つかる 環境省が駆除進める
    2021年8月18日 16時04分

    東京 江東区の青海ふ頭で今月、強い毒を持つヒアリがおよそ200匹見つかりました。青海ふ頭ではことし5月にもヒアリが確認されていて、環境省が駆除を進めています。

    青海ふ頭ではおととし、ヒアリの女王アリが見つかり、定着を防ぐため、環境省がふ頭や周辺の住宅地でヒアリがいないか調査を続けています。

    環境省によりますと先月、青海ふ頭のコンテナヤードでヒアリの女王アリ1匹が見つかったことからさらに詳しく調べたところ、今月13日、同じコンテナヤードの舗装の継ぎ目に、約200匹のアリがいるのが見つかり、ヒアリと確認されたということです。

    今月見つかったヒアリの中には女王アリはいなかったということで、環境省は定着はしていないとみています。

    青海ふ頭では、ことし5月にも今回見つかった場所と同じコンテナヤードで、約150匹のヒアリが見つかっています。

    環境省は殺虫剤入りの餌を置くなどして駆除を進めるとともに、ふ頭を利用する事業者に対し、ヒアリと疑われるアリを見つけた時は関係機関に速やかに連絡するよう呼びかけています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210818/k10013210061000.html

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  69. 大井ふ頭で強い毒持つヒアリ 女王アリ1匹含め約500匹見つかる
    2021年8月30日 16時23分

    東京港の大井ふ頭で今月25日、強い毒を持つヒアリが女王アリ1匹を含めおよそ500匹見つかり、環境省が駆除を進めています。

    環境省によりますと、大井ふ頭のコンテナヤードでは今月3日にヒアリが見つかり、その後行われた調査で、今月25日、20メートルほど離れた場所でおよそ500匹が見つかったということです。

    専門家の分析によってヒアリと確認され、30日、環境省が発表しました。

    500匹が見つかったのは、コンテナを載せるコンクリート製の板の付近で、板に開いていた直径10センチほどの穴の中で女王アリ1匹と幼虫とさなぎ合わせて150匹も見つかりました。

    環境省は周辺に殺虫剤入りの餌を置くなどして駆除を進めています。

    今回見つかった場所では、今月上旬の調査でヒアリは確認されていなかったということで、環境省は継続的に子孫を残す「定着」には至っていないとしています。

    国内では、これまでヒアリの定着が確認された例はなく、環境省はふ頭を利用する事業者に対し、ヒアリと疑われるアリを見つけた時は関係機関に速やかに連絡するよう呼びかけています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210830/k10013232551000.html

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  70. 樹木食い荒らす外来種のカミキリムシ 国内で初確認 福島 郡山
    2021年11月2日 7時04分

    街路樹や庭木として全国に植えられている樹木を好んで食い荒らす外来種のカミキリムシ「サビイロクワカミキリ」が、国内では初めて福島県郡山市で見つかりました。
    市内では、すでに街路樹が枯れて倒れるなどの被害が相次いでいて、専門家は車や歩行者に倒れかかるおそれもあるとして、早急に生息状況を調べ駆除する必要があるとしています。

    国内で初めて見つかったのは、中国などが原産の大型のカミキリムシ「サビイロクワカミキリ」です。

    郡山市の樹木医、安齋由香理さんが虫に食い荒らされた街路樹の幹を持ち帰り調べていたところ、ことし7月、茶色の羽に白のまだら模様のある見たことのないカミキリムシが現れ、森林総合研究所に依頼して調査した結果、国内初確認の外来種と分かりました。

    「サビイロクワカミキリ」は、街路樹や庭木として全国で広く植えられているイヌエンジュなどの木を主な住みかとしていて、安齋さんの調査によりますと、郡山市内ではこの木が植えられている8つの通りのうち、7つで街路樹が食い荒らされる被害が確認されているということです。

    このうち、郡山駅から西に7キロほど離れた通りでは、54本あるイヌエンジュのうち52本に被害が確認され、1本は枯れて倒れたほか、倒れるおそれが高い3本が伐採されたということです。

    カミキリムシの生態に詳しい森林総合研究所の加賀谷悦子穿孔性昆虫担当チーム長は「今回見つかったカミキリムシは中国では『エンジュキラー』として知られていて、街路樹が倒れて車や人にぶつかるおそれがある。全国的に拡大しないよう、まずは被害エリアを特定し、状況を詳しく調べるとともに駆除方法を早急に決めて封じ込める必要がある」と話しています。

    郡山市は「新しい外来種で情報があまりないため、専門家や住民などさまざまなところから情報収集したうえで、消毒などを行って木を守る対応をしたい」としています。

    外来種のカミキリムシ 生息域や被害 年々拡大

    外来種のカミキリムシの日本国内への侵入はこれまでも相次いでいて、その生息域や被害は年々、拡大しています。

    このうち、2012年に愛知県で初めて確認された、中国原産の「クビアカツヤカミキリ」は、桜や桃などの木を食い荒らす大型のカミキリムシで、国が特定外来生物に指定しています。

    繁殖力が強く、生息域は本州や四国の12都府県に広がっていて、多くの果樹や桜並木が伐採される事態になっています。

    また、2002年に横浜市で初めて被害が確認された「ツヤハダゴマダラカミキリ」は原産地の中国のほか、欧米でも公園の木や街路樹を枯らすなど、大きな影響を及ぼしていることから、国際自然保護連合により「世界の侵略的外来種ワースト100」に選定されています。

    ことしに入って愛知、茨城、福島、宮城の各県で次々に見つかっていて、福島県では街路樹のトチノキやカツラの木が食い荒らされる被害が出ています。

    こうした外来種は、輸入物資に使われる木質のこん包材などに紛れて国内に侵入した可能性があるとされ、各地で被害樹木の伐採のほか、殺虫剤や農薬の使い方の検討などが進められていますが、拡大を食い止めることはできていません。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211102/k10013331151000.html

    https://koibito2.blogspot.com/2020/01/2.html?showComment=1635828392698#c5400038983116470757

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    1. 「新型」の敵(ターゲット)を次から次へとみつけるのも、国研研究開発の大事なお仕事…

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  71. 35年前に根絶宣言、害虫ミカンコミバエが九州上陸
    2021/12/05 21:53

     果物や野菜の害虫として恐れられる「ミカンコミバエ」が、長崎や福岡県などこれまで飛来していなかった地域で確認されている。35年前に日本国内で根絶が宣言されたが、沖縄県などの一部にその後も飛来しており、温暖化が一因とされる。鹿児島県・奄美大島では2015年に大量発生し、果実が出荷禁止となるなど深刻な事態を招いたこともあり、国や自治体が防除作業に追われている。(林尭志)

     長崎県諫早市の山あいの地域で11月中旬、作業着姿の国の職員らが板を木の枝にくくり付ける作業を繰り返していた。薬剤を染み込ませた「誘殺板」の取りつけでハエを防除するものだ。

     今年6月以降続く作業で、この日は農林水産省門司植物防疫所福岡支所長崎出張所(長崎市)や県、農協の職員ら約20人で実施した。同出張所管内ではミカンコミバエが確認された地域を中心に、これまでに21万枚を設置した。立ち入りが難しい山中では、ヘリコプターでの投下も行っている。

     薬剤は1か月ほどで効き目が弱まるため、同じ場所に再び出向く根気のいる作業だ。秀島和幸出張所長は「ミカンコミバエの雌は、一生に1000個以上の卵を産むと聞く。時間との闘いで何としても繁殖を防がなくてはならない」と語る。
    https://www.yomiuri.co.jp/national/20211205-OYT1T50035/

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    1.  ミカンコミバエは、東南アジアなどの温暖な地域に生息する。近年は九州で初確認が相次いでおり、農水省によると、17年度に熊本県、18年度には福岡県で、昨年度は長崎、宮崎県で新たに確認された。今年度は佐賀県でも見つかり、長崎、熊本県では大幅に増加している。九州以外では、東京都や愛知県などでも見つかっている。

       長崎県内では昨年8月、国の仕掛けた捕獲器に成虫がかかっているのが長崎市で初めて見つかった。同県で確認されたのは昨年度、その1匹だったが、今年度は11月29日現在で6市3町の計127匹に上っている。捕獲器以外でも、庭先に落ちていたカキの実に寄生していたなどの報告もある。

       鹿児島県・奄美大島では15年、急増した。温暖化で東南アジアなどで増殖し、南風に乗って、同県に飛来したとされる。奄美大島でこの時、捕獲器にかかったのは約900匹だった。国は植物防疫法に基づき、約7か月間、特産のポンカンなどの島外出荷を制限した。国が要した対策費は、果物の買い取りや防除費で約12億円に上った。
      https://www.yomiuri.co.jp/national/20211205-OYT1T50035/2/

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    2.  早期の対応で現時点で、被害の報告はない。

       長崎県西海市でミカン栽培を行う男性(73)は収穫ピークを迎えるこの時期、実をもぎながら、ミカンコミバエが飛来していないかを見回っている。

       西海市では今年度、18匹が確認されている。男性は落ちた実を土中に埋めるなどの対策を取っており、「増えた理由が分からないのが不気味だ。丹精込めたミカンを届けられない事態だけは避けたい」と話す。

       ミカンコミバエの活動は、気温低下で弱まるとされるが、農業ハウスなどで冬を越す恐れもある。

       岡山大農学部の宮竹貴久教授(昆虫生態学)は「温暖化のほか、コロナ禍で自治体が調査や防除に人を割けない状況が影響している可能性もある。個体の増加で農業への影響が多大になるため、国は防除物品の確保や個体の不妊研究などを積極的に行う必要がある」と指摘している。

       ◆ ミカンコミバエ =体長は7ミリ前後で、果物や野菜に卵を産み付け、幼虫が実などを食べて腐らせる。収穫ができなくなるなど重大な損害を与える「有害動物」に指定され、国と都道府県が連携して防除に取り組むことが植物防疫法で定められている。1919年、日本では初めて沖縄本島で確認された。南西諸島と小笠原諸島に分布し、国は計50億円をかけて防除し、86年に根絶を宣言した。
      https://www.yomiuri.co.jp/national/20211205-OYT1T50035/3/

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  72. 昔に比べて、「食の安心・安全」政策がいきすぎて、けっか、殺虫剤が弱くなってんのかもね。まあ、まめに防除(殺虫剤散布)をやるしかないな。

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  73. 強い毒持つ外来生物「ヒアリ」 法改正で対策強化へ 山口環境相
    2022年3月23日 16時58分

    強い毒を持つヒアリが、たびたび確認されている東京港のふ頭を山口環境大臣が視察し、法改正によってヒアリ対策の強化を目指す考えを示しました。

    ヒアリは、体長2.5ミリから6ミリほどの強い毒を持つ南米原産のアリですが、環境省によりますと、去年は国内の港などで5000匹以上が見つかっていて、定着が懸念されています。

    23日、山口環境大臣が国立環境研究所の専門家とともに、これまでたびたびヒアリが確認されている江東区の青海ふ頭を訪れました。

    山口大臣は、ヒアリが発見されやすいコンテナの集積所を訪れ、殺虫剤を使った駆除方法の説明を受けたほか、実際にヒアリが発見された場所を確認していました。

    政府はヒアリを念頭に、緊急に対処が必要な外来生物が輸入品に付着しているおそれがある場合、通関後でも立ち入りや検査などを可能にする、外来生物法の改正案の成立を目指しています。
    視察後、山口大臣は「ヒアリは国内に定着する一歩手前ということで、打てる策はすべて打ち、早急に対応したい」と述べました。

    また、同行した国立環境研究所生態リスク評価・対策研究室の五箇公一室長は「ヒアリに刺されたことがあるが、とても痛く、なかなか腫れが引かなかった。子どもたちが安心して外で遊べるためにも、ヒアリの定着を防ぐ対策が求められている」と話していました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220323/k10013547451000.html

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  74. どこぞの「信者」衆のための利権職域拡大施策なのかね?

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  75. アルゼンチンアリ 大阪空港で大量繁殖 電子機器に異常おそれも
    2022年4月5日 12時17分

    繁殖力が極めて高く特定外来生物に指定されている南米原産の「アルゼンチンアリ」が、大阪空港で、大量に繁殖していることが空港の運営会社などの調査で分かりました。環境省などによりますと、特定外来生物のアリの大量繁殖が国内の空港で確認されたのは初めてで、専門家は「電子機器やケーブルなどに入り込み異常を起こすおそれがある」として、早急に対策を取るよう指摘しています。

    大阪空港の運営会社や伊丹市などによりますと、大阪空港の敷地内で見つかったのは、特定外来生物に指定されている体長が2.5ミリほどの南米原産の「アルゼンチンアリ」です。

    先月29日に空港の西側の10ヘクタール余りの敷地で調査を行ったところ、ほぼ全域で見つかり、倉庫などの施設の中でも多数の個体が確認されました。

    多い場合、数万を超える個体がいるとされる巣が多数確認され、すでに数年にわたって繁殖していると見られるということです。

    環境省などによりますと、国内の空港で特定外来生物のアリが大量に繁殖しているのが確認されたのは初めてだということです。

    国立環境研究所生態リスク評価・対策研究室の五箇公一室長は「電子機器やケーブルに集まって入り込むという習性があるため、航空管制などの機器をショートさせたり、異常を起こさせたりするおそれもある。航空機などを通じてすでに他の空港にも侵入し、定着している可能性もあり早急な調査が必要だ」と話しています。

    空港の運営会社では、今後、本格的な調査と防除を行うことにしています。

    アルゼンチンアリ 極めて高い繁殖力 日本在来アリ駆逐も

    「アルゼンチンアリ」は、南米が原産の体長2.5ミリほどの褐色の小型のアリです。

    環境省などによりますと、国内では1993年に広島県廿日市市で初めて侵入が確認され、現在までに1都2府9県で定着が確認されているということです。

    アルゼンチンアリは一つの巣に多数の女王アリがいて、繁殖力が極めて高く、在来アリを駆逐するなど生態系への影響が大きいとして、2005年6月に特定外来生物に指定されました。

    同じ特定外来生物のヒアリと比べると毒針はなく、人に対して刺したりすることはありませんが、外来生物に詳しい国立環境研究所の五箇公一室長は「空港という、人と物との移動の重要な拠点で、安全性が最優先されるべきエリアに外来アリが入り込んで増えている事態は重く見る必要がある」と話しています。

    さらに「航空機をはじめ、多くの車や荷物が出入りする空港というエリアに侵入したことで他の空港や地域への拡散も想定する必要がある」と述べ、生態系へのリスクに懸念を示したうえで、早急な調査と防除の必要性を訴えていました。

    去年12月には兵庫 伊丹市の昆虫館でも発見

    兵庫県伊丹市によりますと、去年12月上旬、市内にある昆虫館の職員がちょうちょを展示している温室内で「アルゼンチンアリ」を発見したということです。

    さらにその2週間後には、3キロ余り離れた大阪空港のすぐそばにあるほ場でちょうちょの餌になる植物を育てているプラスチックの鉢の中に「アルゼンチンアリ」が巣を作っているのが確認されたということです。

    市は、ほ場のアルゼンチンアリが鉢ごと昆虫館に運ばれたとみられるとしていますが、ほ場に入り込んだ経緯は分からないとしています。

    市によりますと「アルゼンチンアリ」は大阪空港の西側の、伊丹スカイパークや西桑津公園などでも生息が確認されているということで、今後、駆除を進めるとともに空港の運営会社や県などと連携して、本格的な調査を行ったうえで年度内に防除計画を立てることにしています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220405/k10013567301000.html

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  76. アリンコなんてどこにでもおるがな…

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  77. 福岡で「ツマアカスズメバチ」確認 特定外来生物 緊急調査へ
    2022年5月9日 19時42分

    生態系などに影響を及ぼすおそれがあるとして特定外来生物に指定されている「ツマアカスズメバチ」が福岡市で確認されました。県などは緊急の調査を行い、巣などが発見された場合は速やかに駆除することにしています。

    確認されたのは環境省から特定外来生物に指定されている「ツマアカスズメバチ」の女王蜂1匹です。体長は2センチ余りで、全体的に黒っぽく腹部の先端がオレンジ色なのが特徴です。

    県などによりますと、先月28日、福岡市東区の私有地でミツバチの養蜂を行っている住民が見つけ専門家が調べた結果、ツマアカスズメバチの女王蜂であることが分かったということです。

    ツマアカスズメバチはもともと中国や東南アジアなどに生息し、平成24年に国内では初めて長崎県の対馬で見つかりました。

    攻撃性や毒性は従来のスズメバチと変わらないものの、ミツバチなどを攻撃するため生態系や養蜂業などに影響を及ぼすおそれがあるとして飼育や運搬が原則禁止される「特定外来生物」に指定されました。

    その後、福岡県では平成27年に北九州市で発見されましたが、福岡市では初めてです。

    県などは確認地点周辺で緊急の調査を行い、巣や個体が発見された場合は速やかに駆除することにしていて、住民には発見しても近寄らず県などに連絡するよう呼びかけています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220509/k10013618011000.html

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  78. 東京 江東区 青海ふ頭でヒアリ約500匹確認 国内ではことし初
    2022年5月30日 17時04分

    東京 江東区の青海ふ頭で今月25日、強い毒を持つヒアリがおよそ500匹見つかりました。国内でヒアリが確認されるのはことし初めてで、環境省が駆除を進めています。

    環境省によりますと、青海ふ頭で行っている調査で今月25日、コンテナヤードのコンテナと地面の間でアリが見つかり、その後の分析でヒアリと確認されたということです。

    見つかったヒアリはおよそ500匹ですが、女王アリは含まれていないということで、環境省は定着はしていないとみています。

    ヒアリは、暑い時期に活動が活発になりますが、国内で確認されたのはことし初めてです。

    環境省は、殺虫剤入りの餌を置くなどして駆除を進めるとともに、ふ頭を利用する事業者に対し、ヒアリと疑われるアリを見つけた時は、関係機関にすみやかに連絡するよう呼びかけています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220530/k10013649901000.html

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  79. 殺虫剤で簡単に駆除できるもんを、なぜにこうも仰々しく取り上げるのか。たかがアリンコでさもさもな仕事をつくりこんでんじゃないよ。

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  80. “進撃の小さな巨人” 史上最強の侵略生物!? アルゼンチンアリ
    2022年6月6日 15時24分

    いま “史上最強の侵略生物” と恐れられる、ある小さな生き物が、日本でひそかに繁殖し、生息範囲を拡大させている。

    その名は “アルゼンチンアリ”

    南米原産の小さなアリだが、爆発的な繁殖力で私たちの生活圏に侵入している実態が明らかになってきた。
    海外では農業や生態系、人の暮らしにも深刻な被害が報告されている。

    研究者たちが “対策待ったなし” と最大級の警告を発する、侵略者。
    その生態の脅威と対策に迫る。
    (科学文化部 記者 島田尚朗/クローズアップ現代 取材班)

    ひとりでに鳴るインターホン

    兵庫県伊丹市に住む加藤裕一さん夫妻は、ある奇妙な現象に悩まされていた。

    加藤さん夫妻

    加藤裕一さん
    「しょっちゅうピンポンが鳴るんです。ハイって出てきたら誰もいない」
    最初は「近所の子どものいたずら」だと思っていた。
    付け替えたばかりだったインターホン。
    昼夜問わず、あまりに頻繁に鳴るので「故障かな」と思い開けてみた。

    中には、無数のアリと卵がびっしりとこびりついている。
    モゾモゾとうごめく様子に仰天した。

    加藤裕一さん
    「もうびっくりしました。本当に気持ち悪い。どうもアリがインターホンの機器類に接触して音が鳴る、そういう現象が起こっていたようです。今は買い替え、それ以降、音は鳴らなくなりました」

    加藤さんの家では、ほかにもアリによるとみられる被害が起きていた。

    風呂の操作パネル(交換後)

    加藤裕一さん
    「お風呂の操作パネルとか、配管から入り込んで壊れました。電気温水器を替えなくてはならず、全部で80万円ぐらいかかりました。飼っている犬のドッグフードには、すぐに真っ黒になるぐらいアリが来て、自宅がアリだらけになります」

    また同じ地区に住む、別の女性は睡眠に支障が出て悩まされていると話した。

    女性
    「布団の中へ入ってきてかむんですよね。いてって感じで。去年、おととし、本当に眠れなかったです。ストレスがたまりますね。夜、もぞもぞとして、たまにカチンとかまれると、むかっときちゃって」

    史上最強の侵略生物?アルゼンチンアリとは

    どんな小さな隙間からでも侵入、あらゆる場所に巣を作って数を爆発的に増やしていく。

    伊丹市の住民を悩ましているこのアリの名は、アルゼンチンアリ。

    外来アリに詳しい兵庫県立大学の橋本佳明特任教授は次のように警告する。

    左:兵庫県立大学 橋本佳明特任教授

    兵庫県立大学 橋本佳明 特任教授
    「このアリのすごい能力は、どんなところでも巣を作ることができる。逆にいうとどこでも広がっていける。また足も速くてすぐにみんなで別の場所に引っ越す。さらに一日30個から40個の卵を産んでどんどん増える。“ネズミ算”といいますが、まさに “アルゼンチンアリ算” で増えていく」

    アルゼンチンアリ

    アルゼンチンアリは、もともと南米が原産の外来アリだ。
    褐色で、体長は2.5ミリほど。

    12都府県で確認(※静岡県は2019年に根絶宣言)

    どのように日本に入ってきたか定かではないが、海外から貨物船によって運ばれてきた積み荷に紛れ込んできたという考え方が有力だ。

    1993年に、広島県の廿日市市で初めて国内への侵入が確認され、西日本、中部地方、関東へと生息範囲を広げてきた。

    2005年には特定外来生物に指定され、環境省などによると2022年6月現在、12都府県で確認されている。

    アルゼンチンアリの脅威1 繁殖力

    同じ特定外来生物のヒアリと比べると、毒針はなく、体も小さく、かむ力も弱いアルゼンチンアリ。

    専門家たちは、なぜそれほど危機感を持っているのか。
    理由の1つが「驚異の繁殖力」だ。

    アルゼンチンアリの「女王アリ」

    その繁殖力の源が「女王アリ」。
    一般的なアリは、巣の中に女王アリは1匹だが、アルゼンチンアリの場合は1つの巣に多数の女王アリがいる。

    気温が上がる春から夏にかけて活発に繁殖。
    専門家によれば、それぞれの女王アリは一日に40個から60個、卵を産み、そのうちの1つは新たな女王アリの卵だという。

    つまり単純に考えると、女王アリは、一日に1匹、みずからと同じ産卵能力を持つ新たな女王アリを産む。

    新たな女王は、条件がよければおよそ2か月で成虫となり産卵できるようになる。

    このため、個体数は爆発的に増加、圧倒的な数を武器に、他の在来種などを駆逐していくのだ。

    爆発的に増加する

    殺虫剤を開発しているメーカーの担当者
    「繁殖のスピードが速すぎて、例えば巣の一部を取り除くなどしても、関係なく復活してしまう。女王をしっかりと殺さないと駆除できない」

    アルゼンチンアリの脅威2 スーパーコロニー

    世界に広がる「スーパーコロニー」

    生息域を急速に拡大させることができるもう一つの理由は「スーパーコロニー」と呼ばれる、巨大な血縁の集団を形成することだ。

    「コロニー」と呼ばれる同じ血縁の集団が、さらに広大な範囲まで延伸したものを「スーパーコロニー」と呼ぶ。
    地中海地方では、イタリアからポルトガルまで国境を超えて6000キロにおよぶスーパーコロニーが形成されていた事例も知られている。

    一般的に、別の巣のアリは同じ種であっても争うことがあるが、外来アリとして海外に進出しているアルゼンチンアリは、同じ遺伝子型を持つ血縁どうしでまるで1つの巨大な家族のように互いの巣を行き来したり、餌を取ったりと、協力関係を構築することで、さらに勢力を拡大することができるという。

    森林研究・整備機構 砂村栄力 主任研究員

    森林研究・整備機構 砂村栄力 主任研究員
    「いったん地球規模でのスーパーコロニーが広がってしまうと歯止めがきかなくなってしまう。協力し合って、徒党を組んで襲ってくるということが、本当にすさまじいところがある」

    世界ではここまで被害が!

    すでに巨大なスーパーコロニーが作られ、大きな被害が出ている国のひとつがニュージーランドだ。

    毎年春から夏にかけて、ひっきりなしに住民から相談があり、駆除作業に追われると話す防除業者の代表は、衝撃的な事例を打ち明けてくれた。

    ニュージーランドの防除業者 ビブ・バン・ダイク社長
    「私が見た中でいちばん深刻だったのは、認知症の人のための施設での被害です。夜になるとベッドで寝ている患者の上にアリがやってきて、耳や鼻、目や口の中に入っていたり、顔に付着したよだれをなめたりしていました。ひどい状況で、看護スタッフは夜を徹して、患者からアリを払い落としていました」

    アルゼンチンアリは、患者の血液や膿(うみ)などの体液にも好んで集まることが報告されている。

    また、体の表面に病原菌を付着させたアリが病院内で感染を広げる危険性も指摘されている。

    深刻な被害は、産業にも及んでいる。

    ニュージーランド、北部のオークランド近郊で養蜂業を営むピート・ジョンストンさんは、アルゼンチンアリの大量発生によって、それまで営んでいた場所での養蜂ができなくなった。

    養蜂家 ピート・ジョンストンさん

    養蜂家 ピート・ジョンストンさん
    「心底がっかりしました。アリがハチの巣箱の中に侵入して、台なしにしたんです。蜂蜜は食べ尽くされ、ハチたちが殺されていたんです。やつらを止めるのは不可能です」

    アリ探知犬

    オークランドでは、防除の作業を効率的に進めるために、人の目につきにくいアルゼンチンアリを臭いで探し当てる探知犬を育成している。

    オークランド市 バイオセキュリティ・アドバイザー ブライアン・シールズさん
    「何もしなければニュージーランド全土にアルゼンチンアリが広がってしまうでしょう」

    農業への影響は、アメリカや南米、南アフリカで、オレンジなどのかんきつ類やブドウ畑などで大きな被害が報告されている。

    アルゼンチンアリはアブラムシやカイガラムシなどの植物に害を与える昆虫を天敵から保護する性質があり、植物は二次的に被害を受けるのだ。

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    1. 日本でのアリの被害の実態も初めて明らかに

      大阪空港

      ことし4月、冒頭で紹介した加藤さんたちが暮らす兵庫県伊丹市にある大阪空港の敷地の一部でアルゼンチンアリの大量繁殖が明らかになった。

      専門家は、アルゼンチンアリは電子機器類やケーブルに集まって入り込む習性があり、空港の機器類をショートさせたり、異常を起こさせたりするおそれもあると指摘している。

      同時に、空港の周辺の住宅地にも生息域を広げていることも懸念され、兵庫県は対策会議を発足させた。

      住民へのアンケート

      会議の座長として陣頭指揮をとる橋本さんとともに、空港周辺の住宅街で取材を進めたところ、被害は少なくとも3年ほど前から続いていることが分かってきた。

      橋本さんらは、5月上旬、周辺の住民にアンケートを実施。
      その結果、アリによる深刻な被害の実態が明らかになってきた。

      アルゼンチンアリ被害アンケート(133世帯)

      回答が得られたのは、133世帯。
      このうちおよそ8割(78.19%)が「大量に生息していて被害やストレスがある」と回答。

      そして侵入被害がある住宅のうち、およそ20%で、アリが布団に入り込んで足をかんだり、腕をはったりすることなどによる「睡眠障害」があると回答した。

      「アリが多いと感じるようになった年」は、2018年が9世帯だったのが、2019年に22世帯と急増。
      その後、2020年、2021年には28世帯となっていた。

      被害内容については(複数回答あり)
      「家の中に侵入(89世帯)」
      「食べ物・機器に群がる(71世帯)」
      「屋外の物置・鉢植えへの侵入(68世帯)」が上位3位を占めた。

      このほか、
      「機器破損やアリの死がいやふんなどの汚れによる機能不全(6世帯)」も見られた。

      屋外の侵入例では「インターホン」「防犯カメラ」「エアコン室外機」といった回答が寄せられた。

      初めて明らかになった被害を訴える住民の声。
      橋本さんは、早急な対策が必要だと、最大級の警告を発している。

      兵庫県立大学 橋本佳明 特任教授
      「私たちはアリに勝つか負けるかの瀬戸際の段階にいる。今すぐに対策を始めないと、すさまじい地獄が待っている」

      進撃の小さな巨人から「防衛ライン」を守れ

      「トラップ」を確認する橋本さん

      この日、橋本さんは事前に国道沿いに仕掛けた「トラップ」と呼ばれる粘着シートの回収に向かった。

      トラップで捕らえたアルゼンチンアリの数を調べ、正確な分布域を調べることで、効果的な防除の計画を立てることができるという。

      トラップに入っていたアリを顕微鏡を使って1匹ずつ観察していく。
      気の遠くなるような、地道な作業だ。

      対策チームはこれまで200以上の地点の調査結果をマッピング。
      おおよその分布域を特定することができた。

      空港の西側25万平方メートルの範囲での生息が確認されたが、南側に幹線道路を越えた密集した市街地までは広がっていなかった。
      このため、幹線道路の国道を、防衛ラインに設定して守ることにした。

      兵庫県立大学 橋本佳明 特任教授
      「いったん住宅地にアルゼンチンアリが定着して繁殖すると。例えて言うとアリの巣の中で僕らは暮らしているようになってしまう。今はギリギリ、ある区域の“小さな進撃の巨人”を食い止めている。この壁を突破させないことが大事」

      アリ根絶に“私有地”の壁
      効果的に防除を実施して、生息範囲の拡大を抑えるためには、何が大事なのか。

      愛知県豊橋市は、最初の発見から10年以上がたつ今も、アルゼンチンアリとの攻防を続けている。

      駆除の様子

      豊橋市で、最初にアルゼンチンアリが見つかったのは11年前。
      明海町の港に近い工場団地の一画だった。

      すぐに駆除作業に取り組んだが、大きな壁が立ちはだかった。
      工場など民間の私有地は、調査に立ち入ることも、防除するよう強制することもできなかったという。

      市の防除や調査は、道路沿いなど限られた範囲にとどまり、分布域の把握に時間がかかった。

      豊橋市 環境保全課 山崎健さん
      「会社の土地の中にわれわれが入れないという問題がありました。もし会社の中の土地で繁殖してしまうと、駆除が非常に困難で、知らない間に増えて、どんどん移動することもあり、その分を特定できない」

      そして、最初の発見から6年後。
      北東におよそ10キロ離れた市の中心部の住宅街でも発生が確認された。

      市は対策にかける経費を4倍近くに増やしたが、増加のペースに追いつけず、今も一進一退の状況が続いている。

      豊橋市 環境保全課 山崎健さん

      豊橋市 環境保全課 山崎健さん
      「非常に痛いところだが、生息域は広がりつつあるのが実情です。頑張ってはいるのですが、拡大のレベルのほうが速すぎて、追いついていない部分もある」

      こうした中、少しでも効果をあげようと、新たな工夫も始めている。

      市販の駆除用の餌に「ジャム」で甘さを足すなどして、より食いつきやすくなるようにしているのだ。

      ジャムで駆除用の餌に甘みをつける

      当時 新しい駆除用の餌の開発を担当していた 首藤慧さん
      「ジャムを市販の毒餌に対して3分の1ぐらい入れている。何とかアルゼンチンアリに食べてもらおうと、今月はリンゴ味、来月はブルーベリー味、再来月はイチゴ味にしようと、アリが飽きないよう、味にバリエーションを持たせています」

      実際に現場で使ってみると、ジャムを囲むようにアリが群がってきた。
      確かに食いつきはいいように見える。

      餌の開発からまもなく2年。
      今も根絶に向けた模索が続く。

      首藤慧さん
      当時 新しい駆除用の餌の開発を担当していた 首藤慧さん
      「アリとの戦いに勝ちたいが、難しい。数も多く、これ以上に増やさないように何とか食い止めている。今はそのような状況です」

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    2. 迅速に理解を得て根絶成功も

      一方、いったん広まったアルゼンチンアリの根絶に成功した地域もある。
      静岡市だ。

      ふじのくに地球環境史ミュージアム 岸本年郎さん

      市のアドバイザーとして携わってきた、ふじのくに地球環境史ミュージアムの岸本年郎さん。
      成功の決め手は「地域の協力」だったという。

      はじめにアリが見つかってからおよそ1年の間に東京ドーム3つ分ほどの区画で生息が確認された。

      この範囲には、住宅だけでなく工場や商業施設なども含まれていたが、ほぼすべての敷地の所有者が協力してくれたことで、実態を把握することができたという。

      ふじのくに地球環境史ミュージアム 岸本年郎さん
      「このエリアには企業や民家など、さまざまな土地所有者がいたが、行政側も丁寧に説明をしてくれたので、地域の方々の協力を得ることができた。これはとても大きいことだった」

      静岡市は、住民向けの説明会をくり返し実施、対策への必要性を丁寧に訴えた。
      駆除用の餌を付録にした「回覧板」も200部以上配布した。

      静岡市の当時の担当者 伊熊良至さん

      静岡市の当時の担当者 伊熊良至さん
      「その時点では住民に直接の被害がなかったので、なぜやるのか、ほかにやることがあるだろうのような声もあったが、今やらないといけないと説明した。迅速に動かないといけないという危機感は、みんなと共有できたと思う」

      調査で判明した生息エリアでくまなく防除を行ったことで、3年目にはアルゼンチンアリはほとんど見られなくなり、2019年には根絶を宣言することができた。

      現在も、再侵入や発生の兆しがないか、専門家たちと監視を続けている。

      そして、最近では、アルゼンチンアリが消えたことで、いったん見られなくなったという懐かしい生き物も姿を現している。

      在来のアリ

      ふじのくに地球環境史ミュージアム 岸本年郎さん
      「在来のアリで、ウメマツオオアリという種類です。アルゼンチンアリがこのあたりにいたときは、在来アリがほぼ見られない状況だったので、在来アリが何種類も歩いているのは感慨深いです」

      調査や防除の壁になっていた私有地の立ち入りについては、外来生物法が改正され、来年春から都道府県や市町村が生息調査の目的で立ち入ることができるようになる。

      身近な“異変”に気付くことが第一歩

      私たちの身近にも生息しているかもしれないアルゼンチンアリ。
      怪しいアリを見かけた場合、どうすればいいのか。
      アルゼンチンアリはいくつか特徴はあるものの、素人が見分けることは難しいとされる。

      帯状に行列をつくっていたり、動くスピードが他のアリと比べると速かったりしたら注意が必要だ。

      防除は、市販の毒餌(ベイト剤)や殺虫スプレーで可能だが、住宅の中などに大量に侵入してくる場合もある。

      環境省は、見つけた場合は不用意につかまえず、その場所の管理者や行政機関に相談することを勧めている。

      国立環境研究所は、ホームページで侵入生物の特徴や分布域などを記したデータベースを公開していて、参考にしてほしいとしている。

      国立環境研究所の五箇公一室長は「異変に気付くことが重要だ」と指摘する。

      国立環境研究所 五箇公一室長

      国立環境研究所 五箇公一室長
      「自分たちが暮らす身近な生活の周辺には、ふだんどんな生き物がいるのか。知っておくことで、“異変”に気付くことができる。まずは周囲の自然を知ること、それが私たちにできる外来種対策の第一歩です」

      外来生物が問いかけること

      アルゼンチンアリは、原産地では天敵のほか、より強いアリなどの競合相手もいるため、ここまで勢力を拡大することもなく、他の生き物の食べ残しなどを餌にしてほそぼそと暮らしているという。

      だが、いったん海外に出た彼らは、一気に「史上最強」とも呼ばれる侵略生物となった。

      海に囲まれた日本は、外来種にとっては天敵も競合相手もおらず、空き家など隠れがとなる場所や豊富な餌にも恵まれた、まさに天国のような環境だ。

      彼らがここまで勢力を拡大しているのは、その独特の生態だけではなく、実は、私たち人間の側にも、その一因があることを忘れてはならないと思う。

      科学文化部 記者
      島田尚朗
      2010年入局 福岡県出身
      広島ー静岡ー福岡局を経て現所属
      現在はIT・文化班にてサイバーセキュリティーと消費者問題を担当
      新たな得意分野にしようと、最近プログラミングも始めた
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220606/k10013657381000.html

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  81. 毒グモ「セアカゴケグモ」1匹、道路脇のブロック塀で発見…近くの駐車場でも
    2022/06/22 15:36

     福岡県小郡市は20日、特定外来生物の毒グモ「セアカゴケグモ」1匹が同市大保で見つかったと発表した。発表では、19日に草取り作業をしていた市民が道路脇のブロック塀の水抜き穴にいたセアカゴケグモを見つけ、捕獲した。近くでは10日にも商業施設の駐車場でセアカゴケグモ2匹が見つかっており、市はホームページなどで注意を呼びかけている。
    https://www.yomiuri.co.jp/national/20220621-OYT1T50098/

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  82. 黒い体に赤い首…バラ科の樹木を食い荒らす特定外来生物、県内で初確認
    2022/06/30 19:43

     兵庫県は29日、桜や梅など主にバラ科の樹木を食い荒らす被害を発生させる特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」が、県内で初めて見つかったと発表した。

    明石市の公園で見つかったクビアカツヤカミキリ(県提供)

     クビアカツヤカミキリの体長は2・5~4センチで、黒い体に赤い首部分が特徴。人に危害を加えることはないが、樹皮に卵を産み、生まれた幼虫が内部を食い荒らすことから、農業被害や倒木を発生させる恐れがあるという。

     発表によると、27日午前、明石市大久保町の「石ケ谷公園」の桜の木から、オス3匹を近隣住民が発見し、県職員などが捕殺した。公園内に他の個体は確認されず、食い荒らされるなど被害は見つかっていない。

     このカミキリを見つけた場合、県は自然・鳥獣共生課(078・362・3389)や地元市町への連絡を求めている。
    https://www.yomiuri.co.jp/science/20220630-OYT1T50113/

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  83. 東京 青海ふ頭でヒアリ見つかる 女王アリ1匹含む約300匹
    2022年7月14日 16時44分

    東京 江東区の青海ふ頭で、強い毒を持つヒアリが女王アリ1匹を含めておよそ300匹見つかり、環境省が駆除を進めています。

    環境省によりますと、全国の港で行っている調査で、12日に青海ふ頭にあるコンテナヤードの敷地内の2か所で、ヒアリと疑われるアリがいずれも舗装の継ぎ目から見つかり、その後の分析でヒアリと確認されたということです。

    13日に改めて調べたところ、1か所では女王アリ1匹を含むおよそ100匹のヒアリが、100メートル余り離れたもう1か所ではおよそ200匹のヒアリが確認されたということです。

    環境省は、定着はしていないとみています。

    環境省は殺虫剤入りの餌を置くなどして駆除を進めるとともに、ふ頭を利用する事業者に対し、ヒアリと疑われるアリを見つけた時は、関係機関にすみやかに連絡するよう呼びかけています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220714/k10013717571000.html

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  84. 特定外来生物 ツマアカスズメバチ 50匹以上確認 九州大学
    2022年8月19日 18時51分

    九州大学は、生態系などに影響を及ぼすおそれがあるとして特定外来生物に指定されている「ツマアカスズメバチ」が福岡県久山町などで延べ50匹以上確認されたと発表しました。巣があるとみて特定と駆除を急ぐことにしています。

    外来種のツマアカスズメバチは、ことし4月下旬から5月上旬にかけて福岡市東区と久山町で女王蜂それぞれ1匹が見つかり、久山町では、その後オス1匹も確認されていました。

    九州大学によりますと、今月上旬から中旬にかけて行われた調査で、久山町ではツマアカスズメバチの働きバチのメスが新たに10匹余り捕獲されたということです。

    また、目視では、久山町と、隣接する篠栗町の合わせて6か所で延べ40匹以上確認されたということです。

    ツマアカスズメバチは、在来のスズメバチより小型で全体的に黒っぽいのが特徴です。

    国内ではすでに長崎県対馬市で定着が確認されています。

    攻撃性や毒性は在来のスズメバチと変わりませんが、ミツバチなどを攻撃し、生態系や養蜂業などに影響を及ぼすおそれがあるとして飼育や運搬が原則禁止される「特定外来生物」に指定されています。

    九州大学は近くに巣が2個か3個あるとみていて、「このままでは九州本土への定着が確実なものになる」として巣の特定と駆除を急ぐことにしています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220819/k10013779191000.html

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  85. 博物館などで古文書食べる害虫「シミ」相次いで発見 外来種か
    2022年9月23日 18時21分

    博物館などで紙の資料を食べることから害虫とされる「シミ」について、国内ではこれまで報告が無かった種類が全国で相次いで見つかっていることが分かりました。従来の「シミ」より繁殖力が高いとみられ、専門家は、文化財などに被害が出るおそれがあるとして、対策が必要だとしています。

    紙を食べる昆虫、「シミ」は、博物館などに保管されている古文書などを損傷させる害虫として知られています。

    東京文化財研究所などのグループによりますとこの数年、国内の博物館などからこれまで知られていた種類とは異なる「シミ」が相次いで報告されたことから、DNA解析などを行ったところヨーロッパや中米などに生息する外来種とみられることが分かったということです。

    この「シミ」は体長が1センチほどで色が白っぽいということで、グループでは、和名として「ニュウハクシミ」と名付けました。

    グループによりますと少なくとも国内の7か所で確認され、1か所で100匹以上捕獲されたケースもあったということで、メスしか見つかっていないことなどからメスだけで繁殖できる可能性があるということです。

    グループでは繁殖力が非常に高いため、従来の対策では十分ではない可能性があるとして全国の博物館などに注意を呼びかけています。

    東京文化財研究所保存科学研究センターの佐藤嘉則室長は「北海道から九州まで全国的に見つかっていてどんどん被害が出てくる可能性がある。紙の資料の保管法について改めて検討が必要だ」と話していました。

    見つかった「シミ」とは

    今回見つかった「ニュウハクシミ」は、大きさ1センチほどで、体全体が白っぽい色の「うろこ」で覆われていて、長い触角があるのが特徴です。

    これまで国内では報告が無く、和名が無かったため、今回、東京文化財研究所などのグループが和名として新たに「ニュウハクシミ」と名付けました。

    この数年、国内の博物館などから害虫を捕まえるトラップで捕獲されたという報告が相次いでいるということで、これまでに北海道から九州までの少なくとも7か所から捕獲の報告が寄せられているということです。

    従来のシミは、捕獲されても、1か所で1匹、2匹程度だったのに対して「ニュウハクシミ」は100匹以上捕獲されたケースがあったということです。

    また、これまで見つかった「ニュウハクシミ」は体の特徴からすべてメスで、研究のためにメス1匹だけを飼育しても次々と増えたことなどからメスだけで繁殖できる可能性があるということです。

    「ニュウハクシミ」は、100年以上前の1910年にスリランカで初めて報告され、2017年にヨーロッパでも初めて確認されたということで、これまでにおよそ20か国で見つかっているということです。

    グループによりますと、ヨーロッパなどでは新型コロナウイルスの影響で博物館などが閉館していた間に繁殖した可能性が指摘されているということです。

    国内での詳しい実態は分かっていませんが資料の貸し借りなどを通じて「ニュウハクシミ」が広がったとみられるということです。

    古文書への影響は

    「シミ」は、主に紙を食べる昆虫で、古文書や古本などの資料に被害を及ぼす“文化財害虫”として知られています。

    紙の表面をなめ取るように食べることから古文書の文字などが失われてしまうため一度、被害にあうと復元が難しいとされています。

    ただ、これまで国内で知られていた「シミ」は短期間で急速に増えることはなく、温度や湿度の管理や清掃などを適切に行うことで、文化財への被害を防ぐことができていたということです。

    東京文化財研究所などのグループでは新たに確認された「ニュウハクシミ」は詳しい生態が分かっておらず、従来の対策だけでは文化財に被害が出るおそれがあるとして、全国の博物館などに注意を呼びかけるほか、殺虫剤など駆除の方法について研究を急いでいるということです。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220923/k10013833001000.html

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  86. 広島 NEWS WEB
    福山港で陸揚げのコンテナから「ヒアリ」1万匹見つかる
    11月02日 19時35分

    福山港で陸揚げされたコンテナから強い毒を持つ「ヒアリ」が1万匹以上見つかりました。1度に見つかったヒアリの数としては全国で最も多いということです。

    広島県などによりますと、福山港で陸揚げされ、先月25日に岡山県井原市へ運び込まれたコンテナから複数のアリが見つかりました。
    コンテナはその後、福山港近くに戻され、環境省の職員の立ち会いのもと、コンテナを調べたところ、中から女王アリ4匹以上を含む1万匹以上のアリが確認され、その場で処分したということです。
    専門家が調査した結果、強い毒を持つ「ヒアリ」であることが確認されたということです。
    環境省によりますと、1度に見つかったヒアリの数としては全国で最も多いということです。
    広島県内では、先月19日、福山港の国際コンテナターミナルでも数百匹のヒアリが見つかっていましたが、今回、ヒアリが確認されたコンテナから外に出たヒアリの可能性が高いということで、環境省は福山港の国際コンテナターミナルから半径2キロメートルの範囲でヒアリがいないか詳しく調査することにしています。
    ヒアリは腹部にある針で刺されると激しい痛みを伴うほか、アレルギー反応を起こして死亡することもあるということです。
    県や環境省はヒアリと似たアリを見つけた場合は触らずにすぐ通報するよう呼びかけています。
    https://www3.nhk.or.jp/hiroshima-news/20221102/4000020141.html

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    1. 広島でヒアリ1万匹以上 国内過去最多
      11/2(水) 18:10配信 共同通信

       環境省は2日、広島県福山市の福山港で、コンテナから強毒を持つ南米原産のヒアリ1万匹以上が見つかったと発表した。1カ所から見つかった例としては国内過去最多という。
      https://news.yahoo.co.jp/articles/3f9ca2518320b1a026489f6480cd873898d61cac

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    2. 国内最多、ヒアリ1万匹以上 岡山で確認 環境省
      11/2(水) 18:22配信 時事通信

      岡山県井原市に搬入されたコンテナで見つかったヒアリ=1日(環境省提供)

       環境省は2日、岡山県井原市の民間事業者の敷地内に運び込まれたコンテナから、強い毒性を持つ特定外来生物「ヒアリ」1万匹以上を発見したと発表した。

       繁殖可能な女王アリは少なくとも4匹見つかった。これまで確認、発表されたヒアリの数としては国内最多。殺虫処理を行っており、同省は「定着はしていない」としている。

       コンテナはベトナムのホーチミン港から香港港、広島県の福山港(福山市)を経由し10月25日に岡山県井原市に搬入。作業員が同日コンテナを開けたところ大量のアリを見つけたため直ちに閉鎖し、福山港に返送した。同28日にコンテナ内を殺虫処理したところ1万匹以上のアリがおり、同31日にヒアリと確認された。
      https://news.yahoo.co.jp/articles/6a8042c3d7c78cb508a018835fd3dd7d76f43fba

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    3. ヒアリ1万匹・女王アリ4匹も、福山港で見つかる…荷揚げされたコンテナから
      11/2(水) 18:42配信 読売新聞オンライン

       広島県は2日、福山港(福山市)で荷揚げされたコンテナから、強い毒を持つ特定外来生物のヒアリが1万匹以上見つかったと発表した。

       ヒアリがいたのは福山港で10月12日に荷揚げされ、岡山県に運ばれたコンテナ。女王アリ4匹も含まれていたという。福山港では、同16日にも国際コンテナターミナルでヒアリが見つかっている。
      https://news.yahoo.co.jp/articles/82e2282731d4fb8d6cbf41d8c0cb04a64a2061e4

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  87. 強毒のヒアリ「要緊急対処特定外来生物」に指定し対策強化へ
    2022年11月27日 9時45分

    強い毒を持ち、国内への定着が懸念されるヒアリについて、政府は緊急の対処が必要な外来生物に指定し、対策を強化することを決めました。

    外来生物のヒアリは5年前に国内で初めて確認され、先月には広島県の福山港で陸揚げされたコンテナから1万匹以上が見つかるなど、これまでに全国で90例余りが確認されています。

    確認されるケースが増加傾向にあることから、政府は「国内に定着しそうなぎりぎりの段階」として、改正外来生物法に基づき、ヒアリを見つけた場合には緊急に対処する必要がある「要緊急対処特定外来生物」に指定することを決めました。

    指定により、来年4月から輸入品や陸揚げした港などからヒアリが発見された場合、国は通関後の検査や物品の移動禁止や廃棄、施設の消毒の命令などが可能になります。

    このほか輸入品を扱う事業者にはヒアリの可能性がある生き物が確認された場合、国に通報する担当者を置くよう求めるなど対策を強化する方針です。

    環境省によりますと、ヒアリに刺されると焼けるような激しい痛みを感じるほか、海外ではアレルギー反応による死亡事例もあるということで、万が一、ヒアリとみられる生き物を見つけた場合、絶対に刺激せずに、自治体などに相談するよう呼びかけています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221127/k10013904671000.html

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  88. 皮膚に取り付き血を吸うヤマビル、都市部近くに生息…シカ分布に伴い群馬では6年で1・4倍
    2023/02/25 12:47

     人や野生動物の血を吸う「ヤマビル」の生息域が、群馬県内でこの6年間に1・4倍に拡大したことが、県林業試験場の調査でわかった。24日、同試験場が研究報告としてホームページで公表した。シカの生息域拡大に伴う形で分布を広げ、都市部の近くでも確認されるようになっており、同試験場は山間部で作業する人や山歩きをする人に注意を呼びかけていく。

    草木の間に潜むヤマビル

     ヤマビルの活動時期は4~11月。林地内を通る道の落ち葉などにひそみ、野生動物や人が近くを通ると、皮膚に取り付いて血を吸う。痛みはないものの、出血がしばらく止まらなくなる。

    2016年のヤマビル分布域。四角形は5キロ・メートル四方で、濃い部分が広範囲で、薄い部分が狭い範囲で分布していることを示す(県林業試験場提供)

    22年の分布域。桐生市の西側や県南西部で濃い部分が増え、生息域が拡大したことがわかる(県林業試験場提供)

     県内の生息域は、元々は妙義山など一部の山地に限られていたが、近年、拡大している。同試験場が県内を5キロ・メートル四方の格子(メッシュ)に区切って調べたところ、2022年は70地点で見つかり、16年の前回調査時より20地点増えた。

     特に南牧村などの県南西部や桐生市の西側などで急速に分布が広がった。南牧村は16年に確認されなかったが、22年は村内全域で確認された。沼田市は16年に初めて広範囲で分布が確認され、22年は公園や水田地帯まで進出していた。

     はって進むヤマビルは長距離を移動できず、取り付いた大型の野生動物によって運ばれる。ヤマビルが吸った血を同試験場が調べると、4割がニホンジカ由来で、22年の調査でも、ニホンジカの分布範囲にヤマビルの生息域が収まっていた。同試験場の坂庭浩之・上席研究員は「急速なシカの分布拡大に伴い、ヤマビルも都市部近くの生活圏にまで生息域を広げた」と説明する。

     公園やキャンプ場でのヤマビル対策として、坂庭さんは、薬剤などをまくことや、柵などを設置して野生動物を近づけないようにすることを挙げる。坂庭さんはまた、ヤマビルがいそうな場所に立ち入る際の注意点として、「肌を露出しないように気をつけ、(虫よけ材の)『ディート』が30%配合されたスプレーを使って予防してほしい」と話している。

     ◆ ヤマビル =円筒形をしており、体長1~5センチ。野生動物や人に取り付いて血を吸う。血液の凝固を妨ぐ物質を出すため、人は吸血されても気づかず、出血がすぐに止まらないが、吸血中に虫よけスプレーをかけると簡単に取ることができる。
    https://www.yomiuri.co.jp/national/20230225-OYT1T50143/

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  89. ヒアリなど外来種、G7が協力し対策…経済的損害は世界全体で年21兆円にも
    2023/04/14 15:00

     先進7か国(G7)は、15~16日に開く気候・エネルギー・環境相会合で、外来種対策の国際協力を強化する方向で調整していることがわかった。外来種は生物多様性の損失を加速させ、世界規模の経済被害を生じさせるため、議長国の日本が各国と危機意識を共有し、閣僚声明に盛り込むことを目指す。

    世界の各国に侵入しているヒアリ=環境省提供

     グローバル化や国際貿易量の増加で、外来種が運ばれて侵入するリスクは高まっているが、一国による対策では対処が難しいことが背景にある。例えば南米原産で強い毒を持つヒアリは米国などに広がり、飛行機や船に紛れ込むなどして中国をはじめアジアでも繁殖している。人や家畜を刺したり電気設備を故障させたりするなどの被害が出ており、日本でもコンテナの検査、消毒など水際対策を強化している。

    ヒアリを捕らえるわなを仕掛ける名古屋港管理組合の職員ら(2020年、愛知県飛島村で)

     逆に日本から海外へ「輸出」されるケースもある。農作物の害虫クサギカメムシは、輸出品の車に紛れてニュージーランドに運ばれ問題になった。

     外来種に侵入された際の被害や防除の費用によって、膨大な経済的損害が生じ、それは増加傾向にある。2021年に仏などの研究チームが発表した推計では、外来種による経済被害は世界全体で年間最大約1600億ドル(約21兆円)に達した。

     外来種の侵入によって生じる生物多様性の損失は、気候変動に並ぶ世界の危機とみなされている。国立環境研究所生態リスク評価・対策研究室の五箇公一室長は「世界で足並みをそろえた対策が求められるが、各国は農作物の防疫など一部を除いて国内法のみで対処している。G7で認識を共有することを第一歩にして、国際的枠組みづくりへの発展を期待したい」と話す。

      ◆外来種= 人によって本来の生息地でない場所に運ばれ、生息する動植物。生態系や農林水産業などへの被害を引き起こす。外来生物法に基づき、重大な問題を引き起こす国外由来の外来種は「特定外来生物」に指定、野外放出や輸出入などが原則禁止される。
    https://www.yomiuri.co.jp/science/20230414-OYT1T50170/

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  90. 桜など食い荒らすクビアカツヤカミキリ、埼玉で分布拡大か…被害件数も大幅に増加
    2023/04/22 14:13

     特定外来生物の昆虫「クビアカツヤカミキリ」に桜などが食い荒らされる被害が埼玉県内で広がっている。県環境科学国際センターによると、昨年度の被害件数は前年度比154件増の598件で、公表を始めた2018年度以降で最悪だった。

    クビアカツヤカミキリの成虫=埼玉県提供

     被害が確認されたのは、県北部と南東部の22市町村(前年度は18市町)。滑川町や小川町で新たに被害が生じており、分布拡大が起きている可能性が高い。食害に遭った樹木は、放置すると最悪の場合枯死してしまうが、早期に農薬などで対処すれば被害を抑えられる。

     クビアカツヤカミキリの幼虫は、木の内部を食い荒らし、木くずとふんの混ざった「フラス」を樹木の根元などに発生させる。同センターは、成虫になって他の樹木に移り始める6月より前の対策が重要だとして、フラスを見つけた際の情報提供を呼びかけている。連絡先は0480・73・8370。
    https://www.yomiuri.co.jp/national/20230421-OYT1T50277/

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  91. 外来種、人の移動とともに世界に広がる…国立環境研究所 五箇公一氏
    2023/04/22 09:00

     最近よく耳にする外来種という言葉。外来種はどんな問題を引き起こし、どんな対策が取られているのでしょうか。「ダニ博士」の異名を持つ異色の生態学者に外来種にまつわる素朴な疑問をぶつけました。(聞き手・山波愛)
    https://www.yomiuri.co.jp/science/20230421-OYT8T50036/

    https://koibito2.blogspot.com/2020/01/2.html?showComment=1682137871626#c2607727540179847948

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  92. ヒアリ約250匹見つかる 東京 大井ふ頭コンテナヤード ことし初
    2023年6月15日 16時39分

    東京港の大井ふ頭で、13日から14日にかけて強い毒を持つヒアリがおよそ250匹見つかりました。国内でヒアリが確認されるのはことし初めてで、環境省が駆除を進めています。

    環境省によりますと、13日、大井ふ頭にあるコンテナヤードでヒアリがおよそ100匹見つかり、さらに14日、1キロほど離れた同じ敷地内でおよそ150匹のヒアリが見つかりました。

    ヒアリが国内で確認されたのはことし初めてで、環境省は女王アリが見つかっていないことなどから、国内で定着したものではないとみているということです。

    4月には「要緊急対処特定外来生物」に指定

    ヒアリは、ことし4月、緊急に対処する必要がある「要緊急対処特定外来生物」に指定されていて、環境省は殺虫剤入りのエサを置くなどして駆除を進めるとともに、ふ頭を利用する事業者に対し、ヒアリと疑われるアリを見つけた際には、関係機関にすみやかに連絡するよう呼びかけています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230615/k10014100251000.html

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  93. 特定外来生物「コカミアリ」岡山県の水島港で国内侵入初確認
    2023年7月12日 11時48分

    生態系に影響を及ぼすおそれがある「特定外来生物」に指定されている中南米原産の小型のアリ、「コカミアリ」が今月3日、岡山県倉敷市の港で確認され、環境省は監視を強化しています。環境省によりますと「コカミアリ」の国内への侵入が確認されたのは今回が初めてです。

    「コカミアリ」は中南米原産の体長2ミリ程度の小型のアリで、毒針に刺されるとアレルギー反応を引き起こすおそれがあるほか、生態系にも影響を及ぼすとして「特定外来生物」に指定されています。

    環境省によりますと、今月3日、岡山県倉敷市の水島港の国際コンテナターミナルで、フィリピンから神戸港を経由した貨物コンテナの脚部やその周辺からおよそ30匹が見つかったということです。

    国内では9年前、成田空港で輸入された植物に混入しているのを検疫で確認して水際で侵入を阻止したことから、国内に侵入した事例は今回が初めてだということです。

    女王アリは見つかっておらず、港のほかの場所からは見つかっていないことから、環境省は国内で定着したものではないとしています。

    環境省は監視を強化するとともに、事業者に対し、ふだん見かけない小さなアリがいた場合は、自治体や環境省に連絡するよう呼びかけています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230712/k10014126371000.html

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  94. 外来種の被害、年62兆円…政府間組織が試算 
    2023/09/05 05:30

     世界の科学者らによる生物多様性に関する政府間組織(IPBES)は4日、侵略的外来種の現状や影響をまとめた評価報告書の要約版を公表した。農作物や健康などへの被害を見積もった経済的損失は、2019年に4230億ドル(約62兆円)超に上ると試算した。要約版は、ドイツで開かれた総会で承認された。

     侵略的外来種は、自然や経済、食料安全保障、人の健康など幅広い分野で脅威になっている。農作物を食い荒らすほか、その地域にはなかった病気の発症の危険性も高める。動植物の絶滅の6割で主要な原因で、生物多様性の損失にもつながっている。

     貿易や旅行など人や物の行き来が増え、外来種が世界各地に持ち込まれ、影響が拡大。1970年以降、経済的な損失額は10年ごとに4倍ずつ増加した。要約版では定着や被害を防ぐため、予防や早期対応が効果的と強調した。

     日本の港湾でも相次いで確認されている強毒の「ヒアリ」=写真、環境省提供=は、自然や生活に重大な影響を与える外来種の一例に挙げられた。環境省は今年4月、ヒアリを要緊急対処特定外来生物に指定し、水際対策をさらに強化している。

     報告書に関わった北海道大の池田透教授(保全生態学)は「地球規模で脅威になっており、危機感を持って対応を考えなければいけない段階だ」と話す。
    https://www.yomiuri.co.jp/science/20230905-OYT1T50032/

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  95. 毒グモのセアカゴケグモ 約100匹小学校で発見 運動会延期 大分
    2023年10月21日 15時21分

    大分市の小学校で、毒グモの「セアカゴケグモ」およそ100匹が見つかり、小学校は、21日の運動会を延期しました。市では学校周辺も含め調査し、駆除にあたることにしています。

    大分市によりますと、20日午後、大分市立三佐小学校から「セアカゴケグモを見つけた」と連絡があり、調べたところ、学校の敷地内の排水溝からセアカゴケグモおよそ100匹と複数の卵のかたまりが見つかりました。

    特定外来生物に指定されているセアカゴケグモは、背中から腹部にかけて赤い模様があるのが特徴で、かまれると激しい痛みや発熱などを引き起こすことがあります。

    市は20日駆除を行い、今のところ健康被害の報告はないということですが小学校では21日予定していた運動会を延期しました。

    また、21日は市が現地で再調査を行ったところ排水溝を覆う金属製のふたの裏から複数のクモや卵のかたまりが見つかり、職員が殺虫剤を散布して駆除していました。

    市によりますと、大分県内でセアカゴケグモが確認されたのはこれまでに13例ありますが100匹単位で見つかったのは今回が初めてで最も多いということです。

    市では生息の範囲が広がっているおそれがあるとして、周辺も含めて調査するとともに見つかり次第、駆除を行うことにしています。

    大分市環境対策課の繁義隆参事補は「状況を見るとセアカゴケグモが定着していると考えられる。見つけても素手では触らず、靴で踏みつぶすなどして駆除してほしい」と話しています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231021/k10014232921000.html

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  96. “ヒアリの水際対策に” 探知犬の実証試験を公開 環境省
    2023年10月22日 15時03分

    強い毒を持ち国内でも定着が懸念されるヒアリの水際対策に役立てようと環境省が行っている、ヒアリのにおいを嗅ぎ分ける探知犬を使った実証試験の様子が22日、茨城県つくば市で公開されました。

    強い毒を持つ外来生物のヒアリは6年前に国内で初めて確認され、国はことし4月、ヒアリを緊急に対処する必要がある「要緊急対処特定外来生物」に指定しました。

    環境省は水際対策の1つとして探知犬を使うことを検討していて、22日は今月8日から行っている実証試験の様子がつくば市の国立環境研究所で公開されました。

    台湾で活躍している「カビ」と「フェイフェイ」という2匹の探知犬が招かれていて、10個の缶からヒアリの死骸が入った2個の缶のにおいを素早く嗅ぎ当てていました。

    また、草むらの中のにおいを嗅ぎながら土の中に埋められたヒアリの死骸が入った容器を見つける様子も披露されました。

    試験は24日まで行われ、気温や湿度など気候が違う中でも適切に嗅ぎ分けられるかや、台湾よりヒアリの確認数が少ない日本でも探知犬の意欲が保たれるかなどを確認し、導入を判断するということです。

    環境省の松本英昭外来生物対策室長は「嗅ぎ分けの精度などは確認できているが結果を分析して導入が可能か検討したい」と話していました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231022/k10014233411000.html

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    1. 外来種ヒアリ嗅ぎつけたら、ビーグルが「お座り」…駆除へ台湾から来た探知犬2匹で実証実験
      2023/10/22 19:33

       外来種のヒアリがいたらお座りで報告――。環境省は22日、強い毒を持つヒアリを探知犬が見つける実験を、茨城県つくば市の国立環境研究所で報道陣に公開した。同省は今後、探知犬導入の検討を進める方針だ。

      ヒアリの死骸のにおいを嗅ぎつけ、お座りで知らせる探知犬(22日、茨城県つくば市の国立環境研究所で)

       この日はビーグル種の探知犬2匹が、ヒアリの死骸のにおいを嗅ぎつけられるかを実験した。探知犬は死骸入りのチューブの前を通ると、お座りしてアピールし、周囲に知らせることに成功した。同省は探知犬導入の可能性を探るため、今月上旬に台湾から探知犬と関係者を招き、国内で実証実験を重ねてきた。

      ヒアリの死骸のにおいを嗅ぎつけ、お座りで知らせる探知犬(22日、茨城県つくば市の国立環境研究所で)

       ヒアリは国内の港湾の側溝などで相次いで確認され、定着の恐れが高まっている。探知犬はヒアリの集団を効率的に発見することが期待でき、台湾ではすでに導入済みだ。同研究所の坂本洋典主任研究員は「地中からも見つけ出す嗅覚を持っている」と話す。

       南米原産のヒアリは2017年6月に国内で初めて確認されて以降、これまでの発見事例は18都道府県で110件。同省は今年4月、ヒアリを「要緊急対処特定外来生物」に指定し、水際対策をさらに強化している。
      https://www.yomiuri.co.jp/science/20231022-OYT1T50125/

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  97. 住宅地に特定外来生物「アルゼンチンアリ」数百匹…巨大な巣作ったり住宅侵入したりする恐れも
    2023/10/26 06:39

     鹿児島県は25日、志布志市の住宅地で特定外来生物のアルゼンチンアリ数百匹が見つかったと発表した。九州内では港湾施設以外での発見は初めてという。毒はないが繁殖力が強く、巨大な巣を作ったり、家の中に侵入したりすることがあるといい、県は殺虫剤を散布するなどして防除する。

     県によると、今年7月中旬に環境省が志布志港でアルゼンチンアリを確認。10月に入って同港周辺の住宅地でも数百匹が見つかり、駆除した。県内では以前も志布志港で確認されているという。

     アルゼンチンアリは南米原産で、体長約2・5ミリの淡黒褐色。在来のアリより細長く、長い触角を持つ。県は、見つかった住宅地で殺虫剤を散布したり、殺虫剤入りの餌を置いたりして防除する。
    https://www.yomiuri.co.jp/national/20231025-OYT1T50245/

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  98. サクラなど食い荒らす「クビアカツヤカミキリ」関西で被害拡大
    2024年5月22日 15時56分

    サクラやウメなどを食い荒らし、特定外来生物に指定されている外来種のカミキリムシ「クビアカツヤカミキリ」が京都府に隣接する大阪府や奈良県などで次々に確認されていて、京都府が注意を呼びかけています。

    体長2.5センチから4センチほどの「クビアカツヤカミキリ」は中国などが原産で、幼虫はサクラやウメなどの樹木を食い荒らし枯らすため環境省が特定外来生物に指定しています。

    国内では10年余り前に初めて確認され、京都府に隣接する大阪府や奈良県など関西でも被害が拡大しています。

    このため京都府では府内に侵入しないか警戒を強め、ポスターなどを制作し注意を呼びかけています。

    「クビアカツヤカミキリ」の幼虫は4月から10月ごろにかけて幹を食い荒らし、幼虫がいる木の根元には「フラス」と呼ばれる幼虫のふんや木くずが落ちているということです。成虫は5月から8月にかけて出てきて、名前のとおり首の部分が赤いのが特徴です。

    府ではフラスや成虫を見つけたら情報提供してほしいと求めています。

    京都府自然環境保全課技師の河村勇輝さんは「一度侵入してしまうと根絶が難しいため、危機感を持っています。この時期は幼虫も成虫も活発になるので、気付いたら写真を撮って連絡してほしい」と話しています。

    情報の提供先は京都府自然環境保全課で、電話番号は075・414・4706です。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240522/k10014457381000.html

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  99. 女王アリも含めヒアリ1千匹以上、横浜港本牧ふ頭のコンテナ内で見つかる…国内で今年初確認
    2024/05/22 18:15

     環境省は22日、横浜港本牧ふ頭(横浜市)のコンテナ内から、強い毒を持つ「要緊急対処特定外来生物」のヒアリが、女王アリを含めて1000匹以上見つかったと発表した。国内でのヒアリの確認は今年初めて。

     発表では、中国でコンテナを積載した船舶が今月2日に東京港大井ふ頭に入港。東京都内で荷物を降ろした後、本牧ふ頭に搬入されたコンテナ内から16、17日にヒアリの働きアリ1000匹以上、女王アリ20匹以上が確認された。

     ヒアリは2017年6月に国内で初確認された。それ以降、今回を含めて18都道府県で112件確認されている。
    https://www.yomiuri.co.jp/national/20240522-OYT1T50138/

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  100. 東京23区の公園 特定の虫で樹木が枯れる「ナラ枯れ」相次ぐ
    2024年7月18日 20時32分

    東京23区の公園で、カシノナガキクイムシという虫によって、樹木が次々と枯れてしまう「ナラ枯れ」が、相次いで発生しています。被害の広がりは、少なくとも、この2年間で14の区に及んでいて、各区は対策に追われています。

    「ナラ枯れ」は、コナラやクヌギなどの樹木が体長5ミリほどのカシノナガキクイムシが媒介する菌によって枯れてしまう現象です。

    都内23区に取材したところ、区内の公園でこのナラ枯れが発生したところは、この2年間で少なくとも、14の区にのぼることが分かりました。

    このうち、中野区の公園では、20本ほどの樹木が虫の被害をうけていて、公園では、倒木のおそれがあるとして、周囲の立ち入りを禁止する対応をとっています。

    区では、この5年間で、公園でナラ枯れした木を30本以上伐採したということです。

    ほかの区では、虫が開けた穴からの樹液で、スズメバチが多く集まり、苦情が寄せられたというところもありました。

    各区では、予算をつけて、カシノナガキクイムシの駆除に追われていますが、都内の公園で、発生が相次いでいることについて駆除を担当する業者は、「自然環境が変わって、もともとは都内に少なかったカシノナガキクイムシが増えている。さらに、この暑さに耐えられない木が弱り始めて虫がつきやすくなっている」と話しています。

    樹木に発生した「カシノナガキクイムシ」とは

    都内の公園の樹木に発生しているのは、カブトムシの仲間のカシノナガキクイムシです。

    体長は5ミリほどで、5月から7月にかけて、コナラやクヌギに穴を開けて卵を産みますが、その際に、「ナラ菌」という菌を媒介することで、「ナラ枯れ」を引き起こします。

    多摩動物公園の昆虫園で係長を務める石島明美さんは、「もともと日本にいる虫ではありますが、最近はあまりにも大量に増えてしまっています。木が枯れると、倒木の可能性が増えるので、危険な存在になってしまっています」と話していました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240718/k10014515571000.html

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    1. 東京23区の公園 特定の虫で樹木が枯れる「ナラ枯れ」相次ぐ
      2024年7月19日 9時54分

      東京23区の公園で、カシノナガキクイムシという虫によって、樹木が次々と枯れてしまう「ナラ枯れ」が、相次いで発生しています。被害の広がりは、少なくとも、この5年間で14の区に及んでいて、各区は対策に追われています。

      「ナラ枯れ」は、コナラやクヌギなどの樹木が体長5ミリほどのカシノナガキクイムシが媒介する菌によって枯れてしまう現象です。

      都内23区に取材したところ、区内の公園でこのナラ枯れが発生したところは、この5年間で少なくとも、14の区にのぼることが分かりました。

      このうち、中野区の公園では、20本ほどの樹木が虫の被害をうけていて、公園では、倒木のおそれがあるとして、周囲の立ち入りを禁止する対応をとっています。

      区では、この5年間で、公園でナラ枯れした木を30本以上伐採したということです。

      ほかの区では、虫が開けた穴からの樹液で、スズメバチが多く集まり、苦情が寄せられたというところもありました。

      各区では、予算をつけて、カシノナガキクイムシの駆除に追われていますが、都内の公園で、発生が相次いでいることについて駆除を担当する業者は、「自然環境が変わって、もともとは都内に少なかったカシノナガキクイムシが増えている。さらに、この暑さに耐えられない木が弱り始めて虫がつきやすくなっている」と話しています。

      樹木に発生した「カシノナガキクイムシ」とは
      都内の公園の樹木に発生しているのは、カブトムシの仲間のカシノナガキクイムシです。

      体長は5ミリほどで、5月から7月にかけて、コナラやクヌギに穴を開けて卵を産みますが、その際に「ナラ菌」という菌を媒介することで、「ナラ枯れ」を引き起こします。

      多摩動物公園の昆虫園で係長を務める石島明美さんは「もともと日本にいる虫ではありますが、最近はあまりにも大量に増えてしまっています。木が枯れると、倒木の可能性が増えるので、危険な存在になってしまっています」と話していました。

      ※被害の期間に誤りがあり、訂正しました。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240718/k10014515571000.html

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