2020年1月24日

【iPS細胞10年】「役立つ日が近づいている」「再生医療 これからが本番」

まるで来る来るなんとかと大して変わんないぞ(笑)。どこぞのカルト教義「終末論」に似ている希ガス…

iPS細胞発表から10年 山中教授「これからが本番」
2016年8月25日 5時18分 NHKニュース

京都大学山中伸弥教授が、iPS細胞を世界で初めてアメリカの科学雑誌に発表してから25日で、ちょうど10年となります。山中教授はNHKのインタビューに応じ、再生医療の実現に向けて、これからの10年が本番になる」と思いを語りました。

京都大学の山中伸弥教授が、マウスを使って世界で初めてiPS細胞を作り出したことを報告する論文は、ちょうど10年前の平成18年8月25日付けのアメリカの科学雑誌、「Cell」で発表されました。

iPS細胞が世に出てから10年を迎え、山中教授がNHKのインタビューに応えました。この中で、山中教授は当時を振り返って、「10年前は、まだまだ基礎研究という気持ちが強かったが、とても想像できないスピードで研究が進んでいる」と述べました。そして、おととし、神戸市の理化学研究所で目の難病患者にiPS細胞を使った最初の手術が行われたことや、現在、パーキンソン病などの治療法の開発が進んでいることを紹介し、「10年後にはiPS細胞を使った再生医療は一般的になっていると期待している。また、さまざまな難病の治療薬の開発も進んでいるはずだ」と将来の展望を述べました。

また、今後、実用化の研究の主役は、大学から病院や企業などに移っていくとしたうえで、みずから所長を務める京都大学のiPS細胞研究所について、「新しい基礎研究を作ることが私たちの役目だ。若い研究者に50代、60代の教授には考えつかないアイデアを出してもらい、iPS細胞を使った新しい医療を次から次に発信していきたい」と述べました。

一方で、自身の研究についても、iPSと同じような『ときめき』というか、新しい科学的真実を発見したいという思いは非常に強い。時間に制約はあるが、虎視たんたんと準備を進めている」と明かしました。そして、iPS細胞の今後について、趣味のマラソンに例えながら、「これまでの10年で折り返し地点に達し、ゴールは見えてきたが、マラソンでも折り返してからの後半が本当に大変になる。これからの10年が本番で、臨床応用に向けて、ここで勝負が決まる。ゴールを見据えて頑張っていきたい」と意気込みを語りました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160825/k10010653131000.html



「iPS細胞 役立つ日近い」…発表から10年 山中氏 改めて意欲
2016年8月11日5時0分 読売新聞

 iPS細胞(人工多能性幹細胞)の作製を世界で初めて、京都大学iPS細胞研究所の山中伸弥所長=写真=が発表してから、11日で10年を迎える。山中所長は読売新聞の取材に「iPS細胞が患者を治すのに役立つ日が近づいていると述べた。

 山中所長は2006年8月にマウスから、翌年に人間の細胞からiPS細胞を作製したと論文発表した。14年には理化学研究所などがiPS細胞で作った網膜の細胞を目の難病患者に移植する臨床研究を実施。京大はパーキンソン病、慶応大学は脊髄損傷、大阪大学は重症心不全の治療の臨床研究などを計画している。山中所長は「パーキンソン病などの再生医療をいち早く実現したい。人工知能(AI)や(生物の遺伝子を効率良く改変できる)ゲノム編集などとiPS細胞を組み合わせ、新技術を開発したい」と意欲を示した。
http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20160811-118-OYTPT50072




>「iPSの10年」第2部のテーマは「社会を変える」。iPS細胞が、国や産業界などにもたらした変化を検証していく。(敬称略)
http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20160407-118-OYTPT50241


>「iPSの10年」第3部のテーマは「生命科学を変える」。iPS細胞が切り開いた、新たな生命科学の未来を探る。(敬称略)
http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20161027-118-OYTPT50191



捏造、不正論文 総合スレネオ 24
http://wc2014.2ch.net/test/read.cgi/life/1404026227/775

775 :名無しゲノムのクローンさん:2015/01/12(月) 19:47:40.48
ttp://www.mbsj.jp/archive/bulletin/kaihou-88.pdf 
中山敬一 男女問題担当 
山中伸弥 実験ノート担当 
高橋考太 カメラ・イメージング担当 
水島 昇 ファゴサイトーシス担当 
上田泰己 カッシーナ予算問題担当 
加藤茂明 捏造問題担当 




(おまけ)
山中伸弥教授、ローマ法王庁科学アカデミー会員に ローマ法王が任命
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1384441844/



10年かけても20年かけても、まったくものになりそうにない。正真正銘、れっきとしたインチキ医科様な詐欺ネタに過ぎないだろ。



( 【iPS細胞10年】「早く治してあげたい」「これからが本当の正念場だ」 へ続く)


(№211 2016年8月25日)

197 件のコメント:

  1. 「ローマ法王庁科学アカデミー会員」
    https://www.google.co.jp/search?q=%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%9E%E6%B3%95%E7%8E%8B%E5%BA%81%E7%A7%91%E5%AD%A6%E3%82%A2%E3%82%AB%E3%83%87%E3%83%9F%E3%83%BC%E4%BC%9A%E5%93%A1

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    1. >バチカン科学アカデミーは、ノーベル賞受賞者など世界の先端科学者を、宗教宗派にかかわらず選出する。日本人では現在、野依良治・理化学研究所理事長(2001年ノーベル化学賞)、五條堀孝・国立遺伝学研究所教授もメンバー。
      https://www.google.co.jp/search?q=%E3%83%90%E3%83%81%E3%82%AB%E3%83%B3+%E7%A7%91%E5%AD%A6%E3%82%A2%E3%82%AB%E3%83%87%E3%83%9F%E3%83%BC+%E5%B1%B1%E4%B8%AD+%E4%BA%94%E6%A2%9D%E5%A0%80+%E9%87%8E%E4%BE%9D

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    2. 「バチカン イエズス会」
      https://www.google.co.jp/search?q=%E3%83%90%E3%83%81%E3%82%AB%E3%83%B3+%E3%82%A4%E3%82%A8%E3%82%BA%E3%82%B9%E4%BC%9A

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    3. 「イエズス会 日本」
      https://www.google.co.jp/search?q=%E3%82%A4%E3%82%A8%E3%82%BA%E3%82%B9%E4%BC%9A+%E6%97%A5%E6%9C%AC

      「イエズス会の世界戦略」
      https://www.google.co.jp/search?q=%E3%82%A4%E3%82%A8%E3%82%BA%E3%82%B9%E4%BC%9A+%E4%B8%96%E7%95%8C%E6%88%A6%E7%95%A5

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  2. 阪大、中之島に再生医療拠点…21年の設置目標=関西発
    2016年8月25日6時0分

     大阪大は24日、大阪市北区中之島の市有地約1万2000平方メートルに、再生医療や芸術分野の教育、産学連携などをする施設を設ける計画を明らかにした。2021年の設置を目指す。中之島は阪大発祥の地だが、約20年前に郊外に移り、市が跡地を購入したものの財政難で空き地のままだった。隣接地では市が新美術館を21年度に開館予定で、市都心部の利用計画がようやく動き出した。

     阪大の西尾章治郎学長が市役所で、吉村洋文・大阪市長らに計画を提案した。

     それによると、中之島4丁目の市有地に医療や健康の産学連携拠点、市新美術館と連動したアート拠点、社会人大学院など社会連携の拠点を設ける。学部や博士・修士課程で医療統計や医療通訳の教育をする医学系研究科や、芸術や博物館学などアート・サイエンスの研究科も創設する。

     この市有地は、大阪市が昨年度、大学の設置を条件に約90億円以上で売却しようとしたが、応募がなかった。今回の計画では阪大や企業、地権者などで組織を作り、市から土地を借りることなどを検討している。

     阪大は1931年、中之島で大阪帝国大として開学。医学部や歯学部、理学部などがあったが、93年までに大阪府吹田市や豊中市へ移転した。中之島には2004年に社会人教育などをするセンターを開設したが、学生らの本格的な教育拠点はなかった。

     西尾学長は「発祥の地で大阪の発展に貢献したい」と話した。吉村市長は「国にも働きかけ、中之島をiPS細胞(人工多能性幹細胞)などの再生医療の中心拠点にしたい」と計画を歓迎した。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20160825-043-OYO1T50000

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  3. 医療系ベンチャー 国が育成本腰 厚労省 部署新設へ
    2016年8月23日5時0分

     厚生労働省は2017年度、研究開発を行う医療系の新興企業を支援する部署を新設する方針を固めた。新しいがん治療薬や再生医療製品を世に送り出すための相談を一括して受け付け、知的財産や経営の専門家らが助言する仕組みを整える。大学などの優れた研究成果を早く製品化できる体制を作り、医療産業の競争力強化を図るのが狙い。

     新部署は「ベンチャー等支援戦略室(仮称)」。関連事業は17年度予算の概算要求に盛り込む。

     医療系の新興企業は、大学の研究成果や独自の技術をもとに、動物実験などを重ね、製品化を進める重要な役割を担う。米国では活動が活発で、開発の最終段階で製薬大手が買収して実用化するケースも多い。

     国内の大学や研究所ではiPS細胞(人工多能性幹細胞)など世界をリードする成果が多く生まれており、中小企業の技術力も高い。だが大手企業への橋渡し役となる新興企業は少なく、新しい治療法を患者に届けるには企業育成が不可欠と同省は判断した。

     新部署では相談に応じるほか、製品の承認や特許、経営に精通した製薬会社のOBらの情報を集め、適切な専門家を企業に紹介できるようにする。また新製品について保険適用後の公定価格の見通しを伝え、経営判断の参考にしてもらう。製薬大手や医療機関の関係者と知り合う場も設ける。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20160823-118-OYTPT50086

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  4. ベンチャー投資を国支援…政府系出資を呼び水に
    2016年8月21日11時42分

     政府は今年度、大企業がベンチャー(新興企業)に出資しやすくする新たな資金支援の仕組みを作る方針だ。

     大企業が創業間もないベンチャーに出資したり、提携して共同開発を行ったりする場合、国立研究開発法人「新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)」もそのベンチャーに出資する。

     大企業が持つ人材や資金、経営ノウハウを生かすことで、ベンチャーの安定した成長を促す。NEDOが共同出資することにより、大企業による投資の呼び水とする。2016年度第2次補正予算に数十億円を盛り込む。

     政府は成長戦略として新たな市場の創出を掲げており、健康や医療、新素材の開発といった専門性の高い分野で、起業が活発になることを期待している。これらの分野は成功すれば高い成長が見込め、日本経済の底上げにつながるからだ。

     一方で、研究開発に多額の資金が必要な上、製品の商業化にも時間がかかることから、大企業による投資を促したい考えだ。

     一般財団法人「ベンチャーエンタープライズセンター」によると、15年度のベンチャー向け投資額のうち、インターネットビジネスなどIT関連が51・9%に上り、バイオ・医療・ヘルスケアは18・7%、製品・サービスは13・7%にとどまる。

     医療などの専門性の高いベンチャーはリスクの見極めが難しいことなどから敬遠されがちだ。政府は新たな資金支援の仕組みを通じて、幅広い分野への投資を期待している。

     ベンチャー向け投資は近年、IT分野の急成長で再び注目され始めているが、かつてほどの勢いはない。

     ベンチャーエンタープライズセンターによると、国内ベンチャーキャピタルの15年度投資額は前年度比11・2%増の1302億円だった。ブームだった00年度や06年度の投資額(2800億円規模)に比べると半分以下だ。

     企業によるベンチャー投資はさらに勢いが弱い。大企業は株主への利益還元を問われる傾向が強まるなかで短期的な収益性を重視せざるを得ず、「成果が出るまでに時間のかかるベンチャー投資に資金を回しづらい」(専門家)という。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20160820-118-OYT1T50155

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  5. [iPSの10年]社会を変える<12>再生医療を軸に街づくり
    2016年8月25日15時0分

     iPS細胞(人工多能性幹細胞)を使う再生医療研究などを軸とした街づくりが全国の自治体で進められている。

     東京・羽田空港の近く、川崎市川崎区の殿町地区内には、同市などが整備する「キングスカイフロント」と呼ばれる区域があり、再生・細胞医療を産業化する施設が集積。殿町地区を含め、周辺17地区は国から、「京浜臨海部ライフイノベーション国際戦略総合特区」に指定され、進出企業には税の減免や財政支援などの優遇策が施される。

     キングスカイフロントには、国内外の約40の企業や研究機関が進出を決定。そのうちの一つ、富士フイルムの関連会社で、iPS細胞から作った細胞を販売する「CDJ」は、殿町地区内に拠点施設を置く。富士フイルム執行役員の伴寿一(55)は「企業間の連携が進み、技術革新が生まれるはずだ」という。

     現在は、同地区から空港へ行くには多摩川沿いに遠回りして車で15分かかるが、2020年頃には連絡橋がかかり、車で数分、徒歩でも15分で渡れるようになる。

     街づくりを担当する神奈川県ヘルスケア・ニューフロンティア推進統括官の山口健太郎(56)は「利便性が強みで、国際連携も進めやすい。ここで生まれた再生医療製品が海を渡る日も遠くない」と話す。

     07年に日本で初承認された再生医療製品(培養皮膚)を開発した「ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング」の本社がある愛知県蒲郡市では、市などでつくる「蒲郡再生医療産業化推進委員会」が昨年7月に発足。再生医療関連の市民講座を開催するなど、機運を盛り上げる。

     「医療産業都市」を掲げる神戸市の人工島・ポートアイランドでも、iPS細胞を使って目の難病治療を行う「神戸アイセンター」(仮称、17年度開業予定)など、再生医療への期待は大きい。東日本大震災の被災地でも同様で、文部科学省所管の科学技術振興機構は、iPS細胞などを活用し、震災復興に役立てる事業を進めている。

     細胞培養液の開発、製造をしている仙台市の「細胞科学研究所」は、高品質なiPS細胞の培養液を開発、近く販売を始める。

     従来の培養液には添加剤を入れる必要があり、異物混入などの危険があった。だが、開発した培養液は成分の工夫で、添加剤が不要となった。社長の伊藤丈洋(51)は強調する。「この培養液で再生医療や地元の医療関連産業に貢献し、震災復興に役立てたい」(敬称略)
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20160825-118-OYTPT50145

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    1. [iPSの10年]社会を変える(11)医療系ベンチャー成長促す
      2016年8月18日15時0分

       厚生労働省は7月29日、「医療系ベンチャー企業を振興し、経済成長の起爆剤とすべきだ」とする外部有識者委員会の報告書を公表した。これを受け、同省は再生医療を含む医療系ベンチャー企業に対する薬事承認の迅速化、薬価の優遇、助成拡大などの支援策の検討を進めている。同省担当者は「iPS細胞(人工多能性幹細胞)を使った再生医療や創薬の分野は日本が世界をリードしている。この分野のベンチャーの活躍に期待している」と話す。

       iPS細胞などを使った再生医療の開発を目指し、昨年5月に発足した研究者ら社員8人の「再生医療iPS Gateway Center」も、数あるベンチャー企業の一つだ。社長の西野高秀(49)は、大手証券会社出身。動物の再生医療の開発なども模索したが、「人の再生医療に将来性を感じて、この世界に入った」。

       東京都世田谷区の閑静な住宅街に事務所を構える。同社が目指すのは靱帯じんたい再生だ。現在、スポーツなどで肘や膝の靱帯を断裂した場合、ポリエステルなどで作った人工靱帯を入れるか、患者自らの腱けんや靱帯の一部を切って移植するが、それぞれ欠点がある。人工靱帯は比較的早く運動を始められるが、耐久性が低い。移植は実際の組織を使い、定着すれば耐久性は高いが、健康な組織にメスを入れる上、長期のリハビリも必要だ。

       同社は今後、靱帯再生の研究を進める慶応大と共同で、iPS細胞などから靱帯を作製。これを既存の人工靱帯と組み合わせて、耐久性と定着力に優れた、“本物”に近い靱帯を体内で再生する「合成靱帯」の開発に取り組み、2019年の臨床研究開始を目指す。

       14年5月に発足した「幹細胞&デバイス研究所」(社員11人)(京都市)は、同社の最高顧問で、京都大名誉教授の中辻憲夫(66)の研究成果を基に、新薬の毒性試験に使う成熟した心筋細胞をiPS細胞から作製。英企業とも連携して、製薬会社への供給を目指す。今年4月からは海外の大手製薬企業に試供品を提供。社長の加藤謙介(49)は「いずれ世界市場に売り出し、創薬に貢献したい」と語る。

       京都大教授の山中伸弥(53)が06年8月にマウスでiPS細胞の作製に成功した論文を発表してから今月で10年。基礎研究から大きく発展し、iPS細胞から作った細胞を扱うベンチャー企業が続々と事業や研究を進めている。(敬称略)
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20160818-118-OYTPT50228

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  6. >「iPSの10年」第2部のテーマは「社会を変える」。iPS細胞が、国や産業界などにもたらした変化を検証していく
    http://koibito2.blogspot.jp/2015/03/ips.html?showComment=1460134515024#c252916592975314798

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  7. 「本土日本人」に含まれる縄文人の遺伝情報 約12%
    9月1日 5時52分

    現代の「本土日本人」に含まれている縄文人からの遺伝情報は、およそ12%だとする研究結果を、国立遺伝学研究所などの研究グループがまとめました。細胞の核に含まれるDNAを用いた新たな解析によるもので、研究グループは「縄文人が大陸系の人類と交流して、現在本土に住む人々を形づくったことを裏付けるデータだ」としています。

    国立遺伝学研究所の斎藤成也教授らのグループは、福島県にある縄文時代の集落の遺跡、「三貫地貝塚」から出土した、およそ3000年前の縄文人の歯から、細胞の核のDNAを取り出しました。
    縄文人のDNAは、これまで細胞の中にある「ミトコンドリア」という器官に由来するものしか得られていませんでしたが、細胞の核のDNAはミトコンドリアのDNAに比べ、数千倍から数万倍の情報量があり、遺伝情報がより詳しく分析できます。
    研究グループが、人類が各地に移り住む中で枝分かれする過程を探ろうと、このDNAを基に、さまざまな人々との関係を新たに調べたところ、縄文人は現在、東アジアや東南アジアに住んでいる人々よりも早く枝分かれしたと考えられることがわかりました。
    そのうえで、現代の「本土日本人」とも遺伝情報を比較したところ、縄文人から伝わったと考えられる遺伝情報の割合は、およそ12%だったということです。
    「本土日本人」は、縄文人と大陸から稲作などを伝えた弥生系の人々が交流して形づくられたという仮説が有力で、斎藤教授は「縄文人の遺伝情報が、1割以上も伝わっていることがわかり、改めて仮説を裏付けることになった」と話しています。
    研究結果は日本人類遺伝学会の学会誌に掲載されます。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160901/k10010663581000.html

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    1. 関連リンク
      サイエンスZERO 「日本人のルーツ発見!~“核DNA解析”が解き明かす縄文人~」NHKオンデマンド 4月17日
      http://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2016069048SA000/index.html

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  8. [iPSの10年]社会を変える(13) 難病患者 創薬研究に協力=関西発 連載
    2016年8月26日5時0分

     様々な細胞に変化できるiPS細胞(人工多能性幹細胞)は、創薬という分野で期待が大きい。無限に増やすことができるため、例えば病態を再現した細胞で、どの薬が効くか何度も試すことができるからだ。特に、現代医療で治療手段のない難病患者にとっては「希望の星」で、研究への協力も広がっている。

     8歳の時、全身の筋肉が骨に変わる難病「進行性骨化性線維異形成症(FOP)」を発症した山本育海いくみ(18)(兵庫県明石市)は2008年3月、京都大がiPS細胞を使った難病研究を始めることを新聞記事で知った。「FOPも治せるかもしれない」と勇気づけられた。FOPは、200万人に1人という希少難病で、体が動かしにくくなり、激しい痛みも伴う。治療法はなく、研究もほとんどされていなかった。

     09年11月、iPS細胞を開発した京都大教授の山中伸弥(53)に母智子(43)らと共に面会。「FOPを研究してほしい」と訴え、研究への協力を申し出た。

     10年2月、京大病院で、iPS細胞を作るため、上腕部に麻酔をかけた上で、特殊な機械で皮膚を1センチ程度切り取った。

     同大学教授で、主治医の戸口田淳也(59)からは「危険は小さいが、症状が悪化する恐れもある」と説明を受けた。育海は当時、小学6年生。怖いという思いもあったが、「自分が頑張らないと研究が進まない」と覚悟を決めた。戸口田は、その後、育海のほか、患者数人から提供された皮膚で、FOPの特徴を持つiPS細胞の作製に成功し、創薬研究を進めている。

     育海は今春、高校を卒業。闘病の傍ら、講演活動も行い、iPS細胞への思いを語る。「FOPだけでなく、様々な難病が治せるようになってほしい」

     パーキンソン病の患者や家族で作る「全国パーキンソン病友の会」(東京)も13年から、iPS細胞を使った研究に協力する意思のある患者の情報を集めたデータベースづくりを始めた。

     研究者からの要請に応じて、皮膚や血液の提供、臨床試験(治験)への参加などに応じる患者を速やかに選べる体制を整え、研究を支援する狙いだ。すでに全国の30~50歳代の49人が登録した。

     iPS細胞を使ったパーキンソン病研究は京大などで進んでいる。データベースづくりにかかわった同会の元事務局長、高本久(70)は「iPS細胞の登場と期待の高まりは、患者の行動を呼び起こした」と話す。

    (敬称略)
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20160826-120-OYTAT50017

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  9. 心臓病児への幹細胞移植…岡山大が治験
    2016年9月7日15時0分

     岡山大学病院の研究グループは、先天性の重い心臓病の子どもに、本人の心臓から採取した幹細胞を大量培養して移植し、心機能の改善を図る治療を、保険適用を目指した臨床試験(治験)として、8月に始めたことを明らかにした。実用化されれば世界初だという。

     同グループによると8月24日、全身に血液を送り出す左心室が未熟な「左心低形成症候群」の生後10か月の女児に心臓手術を実施した。その際、心筋細胞などのもとになる幹細胞を女児の心臓から採取。今後、約1か月かけて培養し、カテーテル(細い管)を使って心臓に移植する。

     治験は今後、同病院など3施設で、心臓病の子ども計39人に実施する予定。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20160907-118-OYTPT50241

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  10. 免疫不全 サルで再現成功 ゲノム編集技術用い 実験動物中央研究所など
    2016年9月8日15時0分

     遺伝情報を効率的に改変できる「ゲノム編集技術」を用いて、人間の免疫不全症に似た症状のサルを生み出すことに成功したと、実験動物中央研究所(川崎市)や慶応大などの研究チームが発表した。

     これまで、免疫不全のマウスは作製されていたが、より人間に近い霊長類ではうまく症状を再現できなかった。今後、さまざまな病気の解明や治療法の開発に応用できそうだという。

     チームは、小型のサル「マーモセット」の受精卵にゲノム編集をほどこし、免疫に関係する遺伝子を改変した。この受精卵をメスの子宮に移植したところ、生まれた21頭のうち9頭で、狙った遺伝子が働かなくなっていた。人間の患者に似た免疫不全が起きていることも確認したという。同研究所の佐々木えりか部長は「免疫反応が少ないので、iPS細胞を使った再生医療の実験にも利用できそうだ」と話している。

     田中光一・東京医科歯科大教授(分子神経科学)の話「霊長類の中で、飼育や繁殖が比較的容易なマーモセットでゲノム編集が成功した意義は大きい。自閉症などの研究にも活用できるだろう」
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20160908-118-OYTPT50187

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    1. もはや詐欺師ペテン師じゃないと手がけられない分野になっちまったなあ…

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  11. 他家移植の世界初の臨床研究 条件付きで計画を承認
    9月9日 7時20分

    他人に移植しても拒絶反応が起きにくい特殊なiPS細胞を使って、重い目の病気の患者を治療する「他家移植」と呼ばれるタイプの世界初の臨床研究について、大阪大学の専門家委員会は8日、条件つきで計画内容を承認しました。今後、国の審議会が認めれば、来年前半にも世界初の臨床研究が実施されることになります。

    この臨床研究は理化学研究所や京都大学、それに大阪大学などのグループが計画しているもので、加齢黄斑変性という重い目の病気の患者に、拒絶反応が起きにくい特殊なiPS細胞から作った目の網膜の組織を移植し、視力を回復させようというものです。

    特殊なiPS細胞は、京都大学が日本人の中に一定の割合でいる特殊な免疫のタイプの人から細胞を提供してもらい、すでに作っていて、細胞培養によって多くの患者に供給できることから、治療のコストを大幅に下げ、再生医療の普及につながると期待されています。

    この臨床研究について、法律に基づいて大阪大学に設置された専門家委員会は8日、患者に対して研究内容を説明する文書により詳細なデータを盛り込む事などを条件に計画内容を承認しました。
    今後は国の審議会で審査が行われる予定で、グループでは早ければ、来年前半にも1例目の手術を実施したいとしています。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160909/k10010676841000.html

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  12. 大阪の医療法人常磐会「ときわ病院」10日に閉鎖へ…給料未払い“事実上の倒産”
    産経新聞 9月7日(水)10時17分配信

     医療法人常磐会が運営する「ときわ病院」(大阪市大正区)が看護師や事務員ら約100人の給与を支払わないとして、大阪労働局が同病院を捜索した問題で、病院が10日を最後に閉院し、従業員を全員解雇することが分かった。昨年12月に入院患者の受け入れを停止した後も継続していた外来診療を終了し、保健所に廃止を届け出る。

     労働局と大阪西労働基準監督署は7月13日、職員約100人に昨年11月の給与計約2千万円を支払わなかったとして、最低賃金法違反と労働基準法違反の疑いでときわ病院を捜索した。病院は昨年12月、スタッフ不足を理由に入院患者の受け入れを中断し、従業員の大半が離職。外来診療を続けるために必要な人員だけが残留していた。

     関係者によると、病院側は今月10日で外来も終了する方針を固め、すでに職員に解雇と病院閉鎖の方針を伝えた。

     企業倒産により退職した労働者に対しては、国が未払い賃金の8割を立て替え払いする制度がある。ときわ病院の場合、昨年12月の大量離職から6カ月以内に常磐会が倒産(破産、民事再生などの申請)していないため、大阪西労基署が閉院により「事実上の倒産」を認定することで、元職員らは救済を受けられることになる。

     ときわ病院は一般病床58床。内科や整形外科などがあり、リンパ球を培養する再生医療も実施している。
    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160907-00000510-san-soci

    http://koibito2.blogspot.jp/2016/04/kifmec.html?showComment=1473220845459#c2757155721489557879

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    1. 「臍帯血 再生医療 ときわ病院」
      https://www.google.co.jp/search?q=%E8%87%8D%E5%B8%AF%E8%A1%80+%E5%86%8D%E7%94%9F%E5%8C%BB%E7%99%82+%E3%81%A8%E3%81%8D%E3%82%8F%E7%97%85%E9%99%A2

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    2. さい帯血と先端医療 | さい帯血を知る | 株式会社ときわメディックス
      文部科学省 再生医療の実現化プロジェクト - 科学技術振興機構
      ステムセル研究所 | さい帯血情報
      高知大学医学部|臍帯血による再生医療研究会(UCBRM)
      臍帯血支援サイト - 公明党
      https://www.google.co.jp/search?q=%E8%87%8D%E5%B8%AF%E8%A1%80+%E5%86%8D%E7%94%9F%E5%8C%BB%E7%99%82

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    3. 「臍帯血バンク 幹細胞 再生医療」
      https://www.google.co.jp/search?q=%E8%87%8D%E5%B8%AF%E8%A1%80%E3%83%90%E3%83%B3%E3%82%AF+%E5%B9%B9%E7%B4%B0%E8%83%9E+%E5%86%8D%E7%94%9F%E5%8C%BB%E7%99%82

      まるごとインチキ医科様案件…

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    4. 東大医科研臍帯血・臍帯バンク | 東京大学医科学研究所附属病院 セルプロセッシング・輸血部
      http://www.ims.u-tokyo.ac.jp/dcpt/bank.html

      「臍帯血バンク 幹細胞 再生医療」
      https://www.google.co.jp/search?q=%E8%87%8D%E5%B8%AF%E8%A1%80%E3%83%90%E3%83%B3%E3%82%AF+%E5%B9%B9%E7%B4%B0%E8%83%9E+%E5%86%8D%E7%94%9F%E5%8C%BB%E7%99%82

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    5. 文部科学省 再生医療の実現化プロジェクト - 科学技術振興機構
      http://www.jst.go.jp/saisei-nw/stemcellproject/01/bank/index.html

      領域代表(サブプロジェクトリーダー)東京大学医科学研究所 ヒト疾患モデル研究センター 教授 東京大学医科学研究所 中内教授

      中内 啓光(なかうち ひろみつ)
      http://www.ims.u-tokyo.ac.jp/sct/●
      1983年に東京大学大学院医学系研究科修了後、スタンフォード大学医学部研究員、順天堂大学医学部講師、理化学研究所チームリーダー、筑波大学基礎医学系教授を経て2002年より東京大学医科学研究所教授。

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  13. iPS細胞 腫瘍のリスク減らす技術を開発
    9月11日 8時44分

    体のさまざまな組織になるiPS細胞から新たな組織をつくる際に、腫瘍ができるリスクを減らす技術を京都大学のグループが開発しました。iPS細胞の安全性を高める技術として期待されています。

    iPS細胞を体のさまざまな組織に変化させる際、元のiPS細胞の一部がわずかでも変化せずに残ると腫瘍の原因になるおそれがあり、こうした細胞を高い精度で取り除くことが再生医療の実用化に向けた課題となっています。

    京都大学iPS細胞研究所の齊藤博英教授のグループは、iPS細胞の中だけで働く「マイクロRNA-302」という分子に注目し、この分子がないときだけ細胞を緑色に光らせる物質を人工的に作りました。そして、この物質をiPS細胞に入れて神経細胞に変化させる実験を行ったところ、完全に神経細胞に変化した部分は緑色に光り、iPS細胞が変化せずに残された部分は光らなかったということです。
    さらに、グループでは、この違いを目印にして、変化しきれずに残ったiPS細胞を薬剤を使って高い精度で取り除く方法も開発したとしています。

    齊藤教授は「この技術を利用して、iPS細胞から安全な細胞を作り、将来の臨床応用に役立てたい」と話しています。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160911/k10010680661000.html

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  14. [iPSの10年] 社会を変える(14) 寄付で研究費 文化芽生え =関西発 連載
    2016年9月9日5時0分

     京都大学iPS細胞研究所(京都市左京区)1階のガラス張りの壁面には、多くの個人や企業の名前が掲示されている。いずれも、「iPS細胞研究基金」への寄付者だ。

     2006年にiPS細胞(人工多能性幹細胞)の開発を発表した同研究所長の山中伸弥(54)は、研究所設立前年の09年度、スタッフの給与などに充てる基金への寄付の募集を始めた。初年度に約3200万円だった寄付額は、山中がノーベル生理学・医学賞を受賞した12年度から急増し、15年度は24億円を超え、過去最高となった。

     「救えなかった患者を、iPS細胞で治してほしい」と言う医師や、将来の難病治療に期待を寄せる患者団体など、寄付者の思いは様々だ。

     患者に癒やしを与える美術作品を作る活動を続けている神奈川県立横浜平沼高(横浜市)の教諭、鵜沢三智子(58)は14年から毎年、作品展示会などを企画し、収益を同基金へ寄付している。「iPS細胞で、世界中の難病患者が病魔から救われる時代が来ることを期待したい」

     「山中さんは、研究資金を寄付で賄うことが可能だと教えてくれた」と指摘するのは、特定のテーマの研究資金を募るインターネットサイト「アカデミスト」を運営する柴藤しばとう亮介(31)。

     サイトでは、研究資金に困った大学などの研究者が研究内容を動画などでアピール。今年8月末までに約30件の利用があり、8割以上で目標金額を達成した。

     柴藤は首都大学東京で理論物理学を研究した経験から、iPS細胞など流行のテーマではない研究で国や大学から研究費を確保する難しさを痛感。13年頃、iPS細胞研究基金を参考にサイトを発案したといい、「山中さんのような知名度がなくても、面白い研究を寄付で支える文化を根付かせたい」と意気込む。

     寄付専用サイトを運営する一般財団法人「ジャパンギビング」の事務局長、宮本聡(44)は、「経済的な見返りのない寄付が日本で成立することを示してくれた」と山中らの活動を評価する。

     京大iPS細胞研究所の基金担当職員、渡辺文隆(35)は、毎年10月に開かれる大阪マラソンなどに山中ら研究者が参加し、地道に寄付を呼びかけたことで共感者が増えたとみている。「返せるのは感謝の気持ちだけ。寄付者の思いに背かないよう研究を進めたい」と力を込める。

     誕生から10年。夢の細胞と言われたiPS細胞は、医療や産業の現場で応用され、国の医療制度にも変革をもたらした。欧米に比べ活発ではなかった寄付文化の醸成にも貢献しつつある。その影響力の大きさは、社会に受け入れられたことを示している。(敬称略、「社会を変える」おわり)
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20160912-120-OYTAT50021

    関西発 連載
    iPSの10年
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/list_KANSAI%255fRENSAI%2509%25EF%25BD%2589%25EF%25BC%25B0%25EF%25BC%25B3%25E3%2581%25AE%25EF%25BC%2591%25EF%25BC%2590%25E5%25B9%25B4_0

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  15. 細胞折って体内組織に近い立体構造に 再生医療など期待
    9月16日 17時41分

    動物の細胞を「折り紙」のように折って立体的な形を作り出す研究で、異なる種類の細胞を同時に培養することで、より実際の体内組織に近い立体的な構造にすることに、北海道大学の研究者らが成功し、今後、薬品の試験や再生医療への活用が期待されています。

    北海道大学の繁富香織特任准教授らは、外部から力を加えて、立体にすることが難しい動物の細胞を培養し、サイコロやサッカーボールのような立体的な形を作り出す研究を進めています。
    研究では、折り紙の展開図のように折り目を入れたプレートの上で細胞を薄い膜状に培養し、細胞自身の縮まろうとする力を利用して折り目を曲げて立体的な形にしていきますが、この方法をさらに進めて、2種類の異なる細胞を同時に培養し、2つの層を持つ立体構造を作ることに成功したということです。
    繁富特任准教授はこの成果を16日に札幌市の北海道大学で開かれた日本分析化学会で発表し、「生物の細胞は位置や形で機能が変わることもある。実際の体内組織に近い構造を作ることで、薬品の効果や安全性の試験をより正確に行うことができる」と説明しました。
    また、折り方を変えることで管や袋のような形も作り出すことができることから、血管など中に空間がある組織や臓器の再生医療への応用も目指しているということです。
    繁富特任准教授は「折り方やプレートの素材を工夫すれば、より複雑な構造を自律的に作ることもでき、応用できる分野は広い」と話しています。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160916/k10010689191000.html

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  16. サルのiPS細胞「他家移植」 拒絶反応なく成功
    9月16日 19時44分

    拒絶反応が起きにくい特殊なiPS細胞を使って重い目の病気の患者を治療する「他家(たか)移植」という世界初の臨床研究を計画している、神戸市の理化学研究所のグループが、サルのiPS細胞から作った目の組織を、別のサルに拒絶反応なく移植することに成功し、ヒトでの安全性を裏付ける成果として注目されています。

    研究を行ったのは理化学研究所の高橋政代プロジェクトリーダーなどのグループです。
    グループでは、多くのサルと免疫の型が一致する特殊なサルを見つけ出し、そのサルのiPS細胞を使って網膜の組織を作り出しました。
    そして別のサルの目に移植し、免疫抑制剤を使わないまま経過を観察した結果、6か月たっても拒絶反応は起きず、正常な目に近い状態を保ったということです。一方で、免疫の型が一致しない組織を移植したサルは、まもなく拒絶反応が起き、網膜剥離などの症状が出たということです。

    拒絶反応が起きにくい特殊な免疫の型のiPS細胞は、ヒトでも京都大学iPS細胞研究所が保管していて、グループではこのiPS細胞を使って重い目の病気の患者を治療する「他家移植」という世界初の臨床研究を計画しています。
    「他家移植」は、患者自身のiPS細胞を使うより時間や費用がかからないため、再生医療の普及につながると期待されていて、グループでは、今回の成果はヒトでも拒絶反応がなく安全に移植が行えることを裏付けるデータだとしています。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160916/k10010689391000.html

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    1. サル網膜細胞移植、拒絶反応なし
      iPS、臨床研究に成果
      2016/9/16 18:35

       理化学研究所は16日、サルの人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作った網膜細胞を別のサルに移植した場合、免疫の型が同じであれば免疫抑制剤を使わなくても拒絶反応が出ないことを確認したと発表した。移植に当たったのは理研の高橋政代氏らのグループで、米科学雑誌オンライン版に掲載された。

       高橋氏ら理研や京都大などのグループは、他人のiPS細胞から作った網膜細胞を、重い目の病気の患者に移植する世界初の臨床研究を計画。実験した理研の杉田直・副プロジェクトリーダーは「臨床研究でもなるべく免疫抑制剤は使用せず移植したい。患者に応用できることを期待している」と成果を強調。
      http://this.kiji.is/149448764844770807

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  17. iPS細胞 「特殊な薬剤で腫瘍化防げた」と発表
    9月23日 5時10分

    iPS細胞を使って交通事故などで脊髄が損傷した患者を治療する研究を進めている慶應大学のグループが、特殊な薬剤をかけることで患者に移植する細胞が異常に増えて腫瘍になるのを防ぐことができたと発表しました。細胞の腫瘍化をどう防ぐかは、iPS細胞を実用化するうえでの課題の一つで、グループでは、人への臨床研究を始めるうえで安全性を高める対策になるとしています。

    この研究を行ったのは、慶應大学の岡野栄之教授のグループです。
    グループでは、神経細胞の元になる神経幹細胞に「Notchシグナル」と呼ばれる細胞が増えるよう指示を出す回路があるのに注目しました。そして、この回路が働くのを妨げる特殊な薬剤をiPS細胞から作り出した神経幹細胞にかけたあと、脊髄を損傷したマウスに移植しました。
    その結果、薬剤をかけないでマウスに神経幹細胞を移植すると、細胞が10倍程度にまで増えて腫瘍が出来たのに対し、薬剤をかけて移植すると、細胞が過剰に増えることはなく、腫瘍も出来なかったということです。
    グループでは、早ければ来年度にも、交通事故などで脊髄が損傷した患者に、iPS細胞から作った神経幹細胞を移植して体の機能を回復させる臨床研究を始める方針で、岡野教授は「人への移植手術を行ううえで、より安全性を高める有効な対策になる」と話しています。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160923/k10010703601000.html

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  18. 6難病研究 iPSで光…京大と慶大 薬の候補物質発見 治験へ
    2016年9月23日15時0分

     iPS細胞(人工多能性幹細胞)を使って難病の治療開発を進めている京都大と慶応大が、筋肉が骨に変わる「進行性骨化性線維異形成症(FOP)」など6疾患の薬の候補物質を見つけたことが、研究を支援する国立研究開発法人「日本医療研究開発機構」(東京)の調べでわかった。いずれも他の病気の治療に使われている医薬品で、両大学は今後、臨床試験(治験)などを行い、実用化を目指す。

     両大学は、6疾患の患者の血液などから作ったiPS細胞を、病気の特徴を再現した体細胞に変化させ、様々な薬の候補物質を加えて治療効果を調べた。

     6疾患のうち、「FOP」、低身長になる「軟骨無形成症」、低身長で呼吸不全を招く「タナトフォリック骨異形成症」の骨に関する3疾患は、京都大が候補物質を見つけた。軟骨無形成症やタナトフォリック骨異形成症の患者のiPS細胞は、軟骨に変化させると通常は異常な軟骨細胞ができるが、コレステロール降下剤「スタチン」を加えると、正常な軟骨細胞になるという効果があったという。

     他の3疾患は、子供の頃から難聴が生じる「ペンドレッド症候群」、全身の筋肉が衰える「家族性筋萎縮性側索硬化症」、心臓の筋肉が厚くなり、不整脈などを起こす「肥大型心筋症」で、慶応大が見つけた。

     同機構によると、これらの候補物質は既存の医薬品だが、難病患者に投与した場合の効果や副作用は未知数で今後、動物実験や治験で慎重に調べた上で実用化を目指す。研究者らは「自己判断での服用は絶対にやめてほしい」と呼びかけている。

    創薬へ成果 課題は資金

     iPS細胞(人工多能性幹細胞)を使った難病研究で、6疾患の薬の候補物質が見つかったのは、iPS細胞が創薬研究に役立つ可能性を具体的に示す成果として注目される。

     iPS細胞の医療応用は、失われた臓器や組織の機能を取り戻す「再生医療」と、患者の細胞で病気を再現して薬の候補を探す「創薬」研究が大きな柱だ。再生医療に比べると創薬研究は支援が少なかったが、研究者らが重要性を繰り返し訴え、国は2012年度から支援を強化してきた。

     課題は治験費をどう捻出するかだ。6疾患の候補物質は既存の医薬品とはいえ、数千万円~億単位の資金が必要となる。難病は患者が少なく、利益が見込めないなどの理由で製薬企業が治験を行うことは少ない。今回も医師主導で行うケースが多く、効果が確認できれば、既存薬の適用拡大を厚生労働省に求めていく。

     難病患者の「希望の光」でもあるiPS細胞の研究成果を生かすため、寄付の推進や治験効率化によるコスト削減など、治験費の捻出に知恵を絞りたい。

    (大阪科学医療部 竹内芳朗)
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20160923-118-OYTPT50284

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    1. 6難病、iPSで薬の候補物質発見…臨床試験へ
      2016年9月24日7時36分

       iPS細胞(人工多能性幹細胞)を使って難病の治療開発を進めている京都大と慶応大が、筋肉が骨に変わる「進行性骨化性線維異形成症(FOP)」など6疾患の薬の候補物質を見つけたことが、研究を支援する国立研究開発法人「日本医療研究開発機構」(東京)の調べでわかった。

       いずれも他の病気の治療に使われている医薬品で、両大学は今後、臨床試験(治験)などを行い、実用化を目指す。

       両大学は、6疾患の患者の血液などから作ったiPS細胞を、病気の特徴を再現した体細胞に変化させ、様々な薬の候補物質を加えて治療効果を調べた。

       6疾患のうち、「FOP」、低身長になる「軟骨無形成症」、低身長で呼吸不全を招く「タナトフォリック骨異形成症」の骨に関する3疾患は、京都大が候補物質を見つけた。軟骨無形成症やタナトフォリック骨異形成症の患者のiPS細胞は、軟骨に変化させると通常は異常な軟骨細胞ができるが、コレステロール降下剤「スタチン」を加えると、正常な軟骨細胞になるという効果があったという。

       他の3疾患は、子供の頃から難聴が生じる「ペンドレッド症候群」、全身の筋肉が衰える「家族性筋萎縮性側索硬化症」、心臓の筋肉が厚くなり、不整脈などを起こす「肥大型心筋症」で、慶応大が見つけた。

       同機構によると、これらの候補物質は既存の医薬品だが、難病患者に投与した場合の効果や副作用は未知数で今後、動物実験や治験で慎重に調べた上で実用化を目指す。研究者らは「自己判断での服用は絶対にやめてほしい」と呼びかけている。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20160923-118-OYT1T50055

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  19. 網膜の難病治療へiPS細胞で創薬…理研など
    2016年10月7日11時9分

     理化学研究所と先端医療振興財団(いずれも神戸市)、参天製薬(大阪市)は6日、iPS細胞(人工多能性幹細胞)を使って、網膜の難病の治療薬となる候補物質を探す共同研究を始めたと発表した。

     期間は先月20日から3年間。

     対象の難病は、加齢黄斑変性や網膜色素変性症など、光を感じる網膜の一部「視細胞」が傷つき、視力が低下する病気。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20161007-118-OYT1T50040

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  20. iPS細胞使いサルの心筋梗塞改善 初めて成功と発表
    10月11日 11時24分

    心筋梗塞を起こしたサルにiPS細胞から作った心臓の筋肉の細胞を移植し、症状を改善させることに世界で初めて成功したと信州大学のグループが発表しました。グループは数年以内にヒトでの臨床試験を始める計画で、ヒトに近いサルでの成功は大きな一歩になるとしています。

    この研究を行ったのは信州大学の柴祐司准教授のグループです。グループでは、拒絶反応を起こしにくい特殊な免疫のタイプを持つサルからiPS細胞を作りだし、心臓の筋肉の細胞に変化させました。そして、心筋梗塞を起こしたサル5匹に移植したところ、いずれのサルも拒絶反応を起こさず、移植前に比べて心臓の収縮力が改善し、血液を送り出す量も平均でおよそ8%増えたということです。

    その一方で、移植後、一時的に不整脈が増える現象が見られたということで、グループでは今後、こうした副作用と見られる症状を減らす研究も進めていくことにしています。

    iPS細胞から作った心筋細胞を移植して、サルで心筋梗塞の症状を改善させたのは世界で初めてで、柴准教授は「ヒトに近いサルで効果が確認できたのは大きな一歩だ。不整脈の増加なども確認されたので、臨床試験を始めるうえで、さらに研究を進めていきたい」と話しています。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161011/k10010725321000.html

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  21. 動物の再生医療研究する最新施設が開設 横浜
    10月13日 18時29分

    ペットの難病の治療などにつなげようと、動物を対象にした再生医療を研究する最先端の施設が横浜市に開設されました。

    この施設は、再生医療の分野に参入している大手フィルムメーカーと、ペットの保険会社が出資している合弁会社が横浜市中区に開設したもので、13日、関係者が集まってテープカットを行いました。

    施設には、再生医療で使う細胞の培養などを行う研究開発用の部屋のほか、手術室などペットの治療を行うスペースが備えられています。施設では、動物病院から重い糖尿病や関節炎など治療が難しいと診断されたペットの紹介を受け、細胞を投与するなど再生医療の技術を使った治療を来年度中に始めることにしています。そして、将来的には、こうした動物への再生医療を多くの獣医師が実施できるよう支援態勢を整えていきたいとしています。

    施設を運営する会社の牧野快彦社長は「動物への再生医療を普及させて家族同然となったペットのさまざまな病気を最先端の医療で治していきたい」と話していました。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161013/k10010728871000.html

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    1. 医科様な言葉だけが独り歩き…

      まさに「はじめに言葉ありき」だな。

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  22. 認知症の一端を解明…iPS細胞、ゲノム編集で
    2016年10月15日17時45分

     様々な細胞に変化できるiPS細胞(人工多能性幹細胞)と、遺伝子を自在に改変できる技術「ゲノム編集」を利用し、認知症の一種が発症する仕組みの一端を解明したと、京都大iPS細胞研究所の井上治久教授(幹細胞医学)らのチームが発表した。

     予防薬の開発につながる可能性がある。論文が、英電子版科学誌サイエンティフィック・リポーツに掲載された。

     この認知症は、「前頭側頭葉変性症」と呼ばれ、患者には「タウ」というたんぱく質の遺伝子に変異があると報告されているが、詳しいメカニズムは不明だった。

     チームは、患者2人から作製したiPS細胞を、脳の神経細胞に変化させて病態を再現。そのうち一つの細胞について、ゲノム編集でタウの遺伝子変異を修復し、病気の細胞と比べたところ、修復した細胞では異常なタウの蓄積が減った。

     異常なタウが蓄積すると、細胞内で神経活動に関わるカルシウム量を調節する機能が低下し、発症につながるとみられる。井上教授は「他の認知症でも共通の仕組みがあるかどうか調べたい」と話す。

      ◆前頭側頭葉変性症= 脳の前頭葉や側頭葉が萎縮し、同じ行動を繰り返すなどの症状が出る。国内の推定患者数は約1万2000人。65歳以下の認知症では、記憶障害が起こるアルツハイマー病の次に多いとされる。

    参考記事
    新着 iPS細胞でサルの心機能回復に成功…信州大 10/11 20:34
    朝夕刊 がん最適化医療へ新組織…がん研 高精度診断実現目指す 10/6 5:00
    新着 神経疾患など関係、研究急拡大…オートファジー 10/4 10:16
    朝夕刊 [文庫新書]10月2日 10/2 5:00
    朝夕刊 iPS網膜細胞 別のサルに移植成功 9/28 15:00

    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20161015-118-OYT1T50073

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  23. 卵巣の環境を人工的に再現 iPS細胞から卵子作り体外受精
    10月18日 0時38分

    九州大学などの研究グループが卵子が作られる卵巣の中の環境を人工的に再現し、実験室のシャーレの中でiPS細胞から卵子を大量に作り出すことに世界で初めて成功しました。この卵子からマウスの赤ちゃんを誕生させることにも成功していて、研究グループは、卵子の複雑な成長過程全体を直接、観察できるようになり、不妊の原因解明などにつながるとしています。

    この研究を行ったのは九州大学の林克彦教授などのグループです。

    グループは、マウスのiPS細胞をメスのマウスのホルモンや特定のタンパク質で出来た培養液の中に入れ、培養液の成分を徐々に変えることでマウスの卵巣の中の環境を人工的に再現しながら、細胞を培養しました。
    その結果、1か月程度の培養を行う実験1回で、iPS細胞から成熟した卵子およそ1000個を作り出すことに成功したということです。
    さらにこの卵子とオスのマウスの精子を体外受精させマウスの赤ちゃんを誕生させることにも成功しました。

    iPS細胞から卵子を作り出す場合、これまでは卵巣の中にいったん移植する必要がありましたが、卵巣内の環境を人工的に再現し、iPS細胞から卵子を大量に作り出したのは世界で初めてだということです。
    林教授は、「卵子の複雑な成長過程をすべて観察できるようになり、不妊の原因の解明にもつながる」と話しています。

    専門家「ヒト卵子ができるかはわからない」

    今回の研究について、再生医療に詳しい国立成育医療研究センターの阿久津英憲部長は、「卵巣に移植することなく、人工的な環境で卵子が作れたことは科学的には大きな成果だ。ただヒトとマウスでは、卵子になる過程で働く重要な遺伝子が異なり、ヒトの卵子がすぐにできるかどうかはわからない。国の指針では、研究のためにヒトのiPS細胞から精子や卵子を作ることは認めているが受精は認めておらず、実際にヒトでの研究を進める場合には慎重な対応が必要だ」と話しています。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161018/k10010733141000.html

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    1. iPS卵子 体外で作製 卵巣への移植経ず…九大教授らマウスで成功
      2016年10月18日5時0分

       マウスのiPS細胞(人工多能性幹細胞)から体外で卵子を作ることに、世界で初めて成功したと、林克彦・九州大教授(生殖生物学)らの研究チームが発表した。この卵子から健康なマウスが生まれることも確認したという。英科学誌ネイチャーに18日、論文が掲載される。

       林教授は2012年、京都大の斎藤通紀教授らと、マウスのiPS細胞から卵子や精子のもとになる始原生殖細胞を作製、成体のマウスの卵巣に移植し、卵子を作ることに成功している。今回は卵巣への移植を経ずに、全工程を体外で実現した。

       この手法を使えば、卵子が出来る過程を詳しく観察できるため、不妊症の原因解明や治療法の開発につながる可能性もある。一方で、生命の誕生につながる卵子を容易に作製できるようになると、生命倫理上の問題が浮上しそうだ。

       チームによると、今回は雌の成体のマウスの尾からiPS細胞を作り、6日間かけて始原生殖細胞に変化させた。この細胞に、30~50匹分のマウス胎児(受精後12日目)から取り出した卵巣のもとになる体細胞などを加え、約5週間培養したところ、卵子に成長した。

       1回の実験で、600~1200個の卵子を作製できたという。この卵子と雄の精子を体外受精させ、別の雌に移植したところ、0・3~0・9%の確率で赤ちゃんが誕生、さらにその子供も生まれた。

       ただ、人間に応用するには、培養の際に中絶胎児の体細胞を大量に使用する必要があり、ハードルは高い。林教授は「マウスと人間では培養条件が異なるため、人間の卵子を体外で作るには、あと数年はかかるだろう」と話す。

       阿久津英憲・国立成育医療研究センター研究所部長(生殖医療)の話「作製した卵子から子供ができたということは、卵子が正常に近いことを示している。不妊治療などへの応用について、社会的な議論が必要になる」

      生命倫理 議論が急務

       マウスのiPS細胞(人工多能性幹細胞)から体外で卵子を作製したとする林克彦・九州大教授らのチームの成果は、不妊治療などにつながることが期待される。ただ、人間に応用するには、さまざまな生命倫理上の課題がある。

       もし人間の皮膚や血液からiPS細胞を経て卵子を作製できるようになれば、高齢や病気などで不妊に悩む女性に朗報だ。しかし、今回の手法を使う場合、中絶胎児の細胞を大量に加えなければならず、現実的ではない。

       別の懸念もある。死者の細胞から卵子が作られてしまう可能性がある。研究チームによると、今回の手法なら、雄のマウスから卵子を作ることも不可能ではないという。社会はこうした事態を想定しておらず、混乱が生じる恐れがある。

       一方で、卵子についての基礎的な研究の進展を望む声もある。現在の文部科学省の指針は、人間のiPS細胞から卵子や精子を作ることは条件付きで認めているが、受精は禁止している。このため、今後、人間の卵子の作製に成功したとしても、その受精能力を確認することはできない。

       英国などは受精実験を許容しており、日本も指針を変える必要があるのかどうかなど、科学と倫理のバランスの取れた議論が求められる。

      (科学部 木村達矢)
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20161018-118-OYTPT50062

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    2. 体外でiPS卵子作製…マウス実験、こども誕生
      2016年10月18日0時7分

       マウスのiPS細胞(人工多能性幹細胞)から体外で卵子を作ることに、世界で初めて成功したと、林克彦・九州大教授(生殖生物学)らの研究チームが発表した。

       この卵子から健康なマウスが生まれることも確認したという。英科学誌ネイチャーに18日、論文が掲載される。

       林教授は2012年、京都大の斎藤通紀教授らと、マウスのiPS細胞から卵子や精子のもとになる始原生殖細胞を作製、成体のマウスの卵巣に移植し、卵子を作ることに成功している。今回は卵巣への移植を経ずに、全工程を体外で実現した。

       この手法を使えば、卵子が出来る過程を詳しく観察できるため、不妊症の原因解明や治療法の開発につながる可能性もある。一方で、生命の誕生につながる卵子を容易に作製できるようになると、生命倫理上の問題が浮上しそうだ。

       チームによると、今回はまず、雌の成体のマウスの尾からiPS細胞を作り、6日間かけて始原生殖細胞に変化させた。この細胞に、30~50匹分のマウス胎児(受精後12日目)から取り出した卵巣のもとになる体細胞などを加え、約5週間培養したところ、卵子に成長した。

       1回の実験で、600~1200個の卵子を作製できたという。この卵子と雄の精子を体外受精させ、別の雌に移植したところ、0・3~0・9%の確率で赤ちゃんが誕生、さらにその子供も生まれた。

       ただ、人間に応用するには、培養の際に中絶胎児の体細胞を大量に使用する必要があり、ハードルは高い。林教授は「マウスと人間では培養の条件が異なるため、人間の卵子を体外で作るには、あと数年はかかるだろう」と話す。現在、小型のサルであるマーモセットで研究を進めているという。

       阿久津英憲・国立成育医療研究センター研究所部長(生殖医療)の話「驚くべき成果だ。作製した卵子から子供ができたということは、卵子が正常に近いことを示している。人間の卵子がすぐに作れるとは考えられないが、不妊治療などへの応用について、社会的な議論が必要になる」
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20161017-118-OYT1T50163

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    3. もう完全に、魔術錬金術の時代に逆戻り、新世紀の文芸復興運動だ(笑)。
      https://www.google.co.jp/search?q=%E3%83%AB%E3%83%8D%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%82%B9+%E6%96%87%E8%8A%B8%E5%BE%A9%E8%88%88

      歴史は繰り返す…
      https://www.google.co.jp/search?q=%E6%AD%B4%E5%8F%B2%E3%81%AF%E7%B9%B0%E3%82%8A%E8%BF%94%E3%81%99+%E4%B8%80%E5%BA%A6%E7%9B%AE%E3%81%AF

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    4. 一部の自閉症の仕組み解明 九州大など遺伝子分析
      2016年10月13日15時0分

       自閉症の人の一部にみられる遺伝子の変異が神経の発達を遅らせる仕組みを、マウスの実験で解明したと、九州大などの研究チームが発表した。自閉症の新たな治療法の開発につながる可能性のある成果で、英科学誌ネイチャーに論文が掲載された。

       研究チームが着目したのは、幹細胞から神経細胞への分化を促進する「CHD8」と呼ばれる遺伝子。自閉症の人の一部(全体の1%未満)は、この遺伝子が半分欠損していることがわかっている。

       そこで、CHD8を半分欠損させたマウスを作製し、その行動を観察した。その結果、コミュニケーション障害や、一度覚えたことへの強いこだわりなど、人間の自閉症とよく似た行動を示した。

       このマウスを詳しく調べると、「REST」という別の遺伝子の働きが活発になっていた。この遺伝子はCHD8とは逆に、幹細胞から神経細胞への分化を抑制する働きがある。RESTが活発化すると、神経の発達が遅れ、自閉症になるとみられるという。

       研究チームの中山敬一・九州大主幹教授は、「CHD8を活発化したり、RESTの働きを抑えたりすることで、一部の自閉症を治療できる可能性がある」と話している。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20161013-118-OYTPT50195

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    5. 日本分子生物学会 研究倫理委員会
      若手教育問題ワーキンググループ 最終答申
      「科学的不正を防止するための
      若手教育への方策について」
      2008年4月30日

      ワーキンググループ委員:
      加藤茂明(東京大学 分子細胞生物学研究所)
      水島 昇(東京医科歯科大学大学院 医歯学総合研究科)
      山中伸弥(京都大学 再生医科学研究所)
      上田泰己(理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター)
      高橋考太(久留米大学 分子生命科学研究所)
      中山敬一(九州大学 生体防御医学研究所:座長)
      http://www.mbsj.jp/admins/ethics_and_edu/doc/wakateWGreport.pdf

      http://koibito2.blogspot.jp/2016/04/blog-post_19.html
      http://koibito2.blogspot.jp/2016/04/stap.html

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    6. 御輿にのっけられて担ぎ上げられた人に罪はない…

      罪深きヒトビトは実は、その御輿を担いで騒ぎに便乗しまくるヒトビトの方…

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    7. 捏造、不正論文 総合スレネオ 24
      http://wc2014.2ch.net/test/read.cgi/life/1404026227/775

      775 :名無しゲノムのクローンさん:2015/01/12(月) 19:47:40.48
      ttp://www.mbsj.jp/archive/bulletin/kaihou-88.pdf
      中山敬一 男女問題担当
      山中伸弥 実験ノート担当
      高橋考太 カメラ・イメージング担当
      水島 昇 ファゴサイトーシス担当
      上田泰己 カッシーナ予算問題担当
      加藤茂明 捏造問題担当

      http://koibito2.blogspot.jp/2014/12/blog-post_26.html?showComment=1421061189427#c468973165075780059

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    8. 頭のいいひとたちは、言葉遣いが慇懃無礼極まりない…(笑)。

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  24. 問題は、第三者が再現可能かどうかだな…

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  25. iPS製造技術で特許…富士フイルム
    2016年10月19日5時0分

     富士フイルムは18日、iPS細胞(人工多能性幹細胞)の製造方法に関する特許を取得したと発表した。iPS細胞の受託生産を中心にビジネスを拡大する狙いがある。

     iPS細胞は、体の様々な臓器や組織の細胞に変化できる万能細胞の一種とされ、治療が難しい病気などへの活用が期待される。特許を取得したのは富士フイルムの子会社で、iPS細胞を安全で効率的に製造できる技術を開発したという。

     富士フイルムは医療分野を事業の柱に位置付けており、iPS関連を含めた再生医療にも力を入れている。今後、iPS細胞の受託生産だけでなく、特許の使用料収入も期待できる。

     経済産業省は、iPS関連を含めた国内の再生医療の市場規模について、12年の約90億円から50年には約2・5兆円になるとの見通しを示している。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20161019-118-OYTPT50011

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  26. iPS心筋で新薬検査…心臓への副作用高精度で
    2016年10月25日16時37分

     人のiPS細胞(人工多能性幹細胞)から作ったひも状の心筋で、新薬の心臓への副作用を精度よく調べる検査法を、東京大の竹内昌治教授(微細加工学)らが開発した。

     長崎県で開催中の電気学会の関連シンポジウムで26日発表する。

     新薬の重要な副作用に、心臓への影響がある。急な動悸どうきを起こしたり、拍動を弱めたりすれば命に直結するため、事前に影響を詳しく調べる必要がある。

     竹内教授らは、人のiPS細胞からひも状の心筋(長さ約1センチ)を作り、両端を台に固定した検査装置を開発。心筋は自ら拍動して伸び縮みしており、新薬の候補物質をふりかけ、長さの変化などから心筋への影響を調べる。実際に強心剤をふりかけると縮む力が最大で約5割増え、心臓を休ませる薬では約5割弱まるなど、薬に敏感に反応することを確かめた。

     現在は、基板に貼り付けたシート状の心筋に新薬をふりかけ、拍動する際に発生する微弱な電気信号を測って、間接的に影響を調べる方法がある。だが、基板に貼り付けた状態では、拍動が不自然になるという課題もあった。竹内教授は来年にも、共同研究する企業と試作品を作製するという。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20161025-118-OYT1T50056

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    1. iPS心筋で新薬検査…東大 心臓への副作用 高精度で 
      2016年10月25日15時0分

       人のiPS細胞(人工多能性幹細胞)から作ったひも状の心筋で、新薬の心臓への副作用を精度よく調べる検査法を、東京大の竹内昌治教授(微細加工学)らが開発した。長崎県で開催中の電気学会の関連シンポジウムで26日発表する。

       新薬の重要な副作用に、心臓への影響がある。急な動悸どうきを起こしたり、拍動を弱めたりすれば命に直結するため、事前に影響を詳しく調べる必要がある。

       竹内教授らは、人のiPS細胞からひも状の心筋(長さ約1センチ)を作り、両端を台に固定した検査装置を開発。心筋は自ら拍動して伸び縮みしており、新薬の候補物質をふりかけ、長さの変化などから心筋への影響を調べる。実際に強心剤をふりかけると縮む力が最大で約5割増え、心臓を休ませる薬では約5割弱まるなど、薬に敏感に反応することを確かめた。

       現在は、基板に貼り付けたシート状の心筋に新薬をふりかけ、拍動する際に発生する微弱な電気信号を測って、間接的に影響を調べる方法がある。だが、基板に貼り付けた状態では、拍動が不自然になるという課題もあった。竹内教授は来年にも、共同研究する企業と試作品を作製するという。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20161025-118-OYTPT50246

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  27. 理研、iPSで小脳の病気再現
    治療薬開発に期待
    2016/11/2 02:06

     小脳の神経の変化や減少により運動障害などが起きる難病「脊髄小脳変性症」の患者の細胞から作製した人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使い、同変性症と同じ異常な神経細胞を作ることに理化学研究所多細胞システム形成研究センター(神戸市)などが成功した。

     京都大や広島大との共同研究で、成果は1日付の米科学誌電子版に掲載された。

     小脳の病気をiPS細胞で再現したのは初めてとしており、センターの六車恵子専門職研究員は「治療薬の候補物質を探すのに役立てたい」と話している。
    http://this.kiji.is/166231600451371010

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  28. iPS細胞活用、難聴発症の経過を再現
    2016年11月11日10時6分

     遺伝子を変異させて難聴にしたマウスのiPS細胞(人工多能性幹細胞)から内耳細胞を作製し、難聴を発症する様子を体外で再現したと、順天堂大学の神谷和作准教授らのチームが発表した。

     同じタイプの難聴の患者は日本でも3万人以上いるとされ、治療薬の開発や正常な細胞を移植する再生医療につながると期待される。論文は11日、国際幹細胞学会誌に掲載される。

     このタイプの難聴は、GJB2という遺伝子に変異があり、音の振動を神経に伝える内耳の細胞間のつながりが壊れている。遺伝性難聴の半数以上を占める。根本的な治療法はなく、補聴器や人工内耳で聴力を補うだけだった。

     研究チームは、マウスのiPS細胞から内耳細胞を作製する手法を開発。GJB2が働かないようにしたマウスのiPS細胞から作製した内耳細胞では、細胞同士をつなぐたんぱく質が次第に壊れ、難聴を発症していく様子を再現できた。

     神谷准教授は「難聴を再現した細胞を使って、細胞間のつながりを修復する薬を開発できれば、根本的な治療につながる」と話す。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20161110-118-OYT1T50194

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    1. 難聴発症の経過 再現…順大チーム成功 iPS細胞活用 治療期待
      2016年11月11日5時0分

       遺伝子を変異させて難聴にしたマウスのiPS細胞(人工多能性幹細胞)から内耳細胞を作製し、難聴を発症する様子を体外で再現したと、順天堂大学の神谷和作准教授らのチームが発表した。

       同じタイプの難聴の患者は日本でも3万人以上いるとされ、治療薬の開発や正常な細胞を移植する再生医療につながると期待される。論文は11日、国際幹細胞学会誌に掲載される。

       このタイプの難聴は、GJB2という遺伝子に変異があり、音の振動を神経に伝える内耳の細胞間のつながりが壊れている。遺伝性難聴の半数以上を占める。根本的な治療法はなく、補聴器や人工内耳で聴力を補うだけだった。

       研究チームは、マウスのiPS細胞から内耳細胞を作製する手法を開発。GJB2が働かないようにしたマウスのiPS細胞から作製した内耳細胞では、細胞同士をつなぐたんぱく質が次第に壊れ、難聴を発症していく様子を再現できた。

       神谷准教授は「難聴を再現した細胞を使って、細胞間のつながりを修復する薬を開発できれば、根本的な治療につながる」と話す。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20161111-118-OYTPT50072

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  29. [iPSの10年]生命科学を変える<1> がん化防止 応用加速
    2016年10月27日15時0分

     京都大教授の山中伸弥(54)が2006年に開発したiPS細胞(人工多能性幹細胞)は、成熟した細胞を、様々な細胞に変化する受精卵に近い状態にまで「時間を巻き戻す」技術だ。「成熟細胞は二度と元に戻せない」という従来の生命科学の常識を変えた技術は、この10年で大きく進化してきた。

     「この方法ならがん化を防げる」。08年頃、京大講師の中川誠人(41)は、新たな方法で作ったマウスのiPS細胞を顕微鏡で見て直感した。

     iPS細胞は当初、山中が特定した「Oct3/4」「Sox2」「c―Myc」「Klf4」という4遺伝子を皮膚細胞に入れて作っていた。だが、「c―Myc」は、がん関連遺伝子で、がんになりやすい異常な細胞もできてしまうという課題が残った。

     中川は、がん関連遺伝子を、構造がよく似た別の遺伝子「L―Myc」に置き換え、残りの3遺伝子と一緒にマウスの皮膚細胞に導入。すると、正常なiPS細胞ができる一方で、異常な細胞はほとんどできないことを、顕微鏡で確認した。

     同じ頃、京大講師の沖田圭介(41)は、別のがん化対策の研究を進めていた。

     当初の方法では、4遺伝子を皮膚細胞に入れる際、“運び屋”となる特殊なウイルスを使った。だが、このウイルスは遺伝子の本体であるDNAを傷つける恐れがある。DNAの傷はがんの原因になる。

     沖田は、ウイルスの代わりにDNAを傷つけずに遺伝子を運ぶ特殊な遺伝物質を使ってiPS細胞の作製を試み、成功した。

     中川と沖田はさらに研究を進めて08~10年、成果を論文にまとめ、発表。二つの方法を組み合わせることでがん化のリスクは大幅に低下、医療応用などの研究の加速につながった。

     「人のiPS細胞は今、“パワーアップ”の時代に入った」。自治医大教授の花園豊(54)は言う。

     マウスなどの小型動物のiPS細胞は、受精直後の受精卵に近い状態だ。一方、人やブタなどの大型動物では受精から数日たった状態に近く、一部の細胞には変化しにくい。

     花園が言うパワーアップとは、培養法の工夫などで、人のiPS細胞を小型動物と同程度まで受精卵に近づけることを指す。「ナイーブ化」と呼ばれ、世界各国で研究が進んでいる。

     花園はブタのiPS細胞でナイーブ化に成功。現在は人で研究を行う。「今は難しい生殖細胞の作製などが将来は可能になるかもしれない。生命の謎の解明などにつながる」と話す。

       *   *

     「iPSの10年」第3部のテーマは「生命科学を変える」。iPS細胞が切り開いた、新たな生命科学の未来を探る。(敬称略)
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20161027-118-OYTPT50191

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    1. [iPSの10年]生命科学を変える<2>細胞「直接変化」に手がかり
      2016年11月10日15時0分

       慶応大医学部(東京都新宿区)3号館北棟4階の実験室。培養液につかったマウスの心筋細胞が、リズム良く拍動する様子がパソコンの画面に映し出された。

       この細胞は元々、拍動しない「線維芽せんいが細胞」という別の細胞だったが、慶大講師の家田真樹(45)が3種類の遺伝子を加えて、心筋細胞に変化させた。

       これは、成熟した細胞をiPS細胞(人工多能性幹細胞)に変化させることなく、直接別の種類の細胞に変化させる手法で、「ダイレクト・リプログラミング」と呼ばれる。iPS細胞を作る工程が省けるため、再生医療のコスト削減などが期待される。

       ダイレクト・リプログラミングの歴史は、実はiPS細胞よりも古い。米チームが1987年、マウスの皮膚細胞に「MyoD」という遺伝子を入れ、筋肉の細胞に変化することを論文発表して注目を浴びた。それ以降、この遺伝子のように、細胞の“運命”を決めるカギとなる「マスター遺伝子」を探す研究が世界中で行われた。

       ところが、ほとんどの細胞でマスター遺伝子は見つからず、研究は徐々に下火に。心筋や肝臓の細胞では「マスター遺伝子は存在しない」とも言われた。

       この状況を覆したのが、2006年にマウスの皮膚細胞に4種類の遺伝子を入れてiPS細胞を作製した京都大教授の山中伸弥(54)だった。

       家田は「iPS細胞が登場するまで、多くの研究者はマスター遺伝子が細胞ごとに一つしかないと思い込んでいた。iPS細胞がなければ現在もダイレクト・リプログラミングは、実現できていない可能性が高い」と指摘。山中の成果を知った多くの研究者が、iPS細胞のように複数の遺伝子を加えれば、細胞の性質を変えられるという発想を抱いたからだという。

       九州大教授の鈴木淳史(42)も「iPS細胞が、ダイレクト・リプログラミングの研究を世界中で加速させた」と語る。

       鈴木はiPS細胞の作製方法をヒントに、マウスの皮膚細胞に2種類の遺伝子を入れ、肝細胞と同じ機能を持つ細胞に直接変化させることに成功。「iHep細胞」と名付け、11年に英科学誌「ネイチャー」に論文を発表した。

       「ダイレクト・リプログラミングの研究で、細胞の性質を決める遺伝子がさらに解明されれば、iPS細胞のように生命科学を変えるような発見があるかもしれない」。鈴木はそう期待を込める。(敬称略)
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20161110-118-OYTPT50157

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    2. [iPSの10年]生命科学を変える<3>臓器作製 挑戦続く
      2016年11月24日15時0分

       東京湾を望む横浜市立大福浦キャンパス(横浜市金沢区)。2013年に開設された先端医科学研究センター1階に設置された培養装置で、iPS細胞(人工多能性幹細胞)などから大きさが数ミリの“ミニ肝臓”を作る研究が進んでいる。

       「肝芽かんが」と呼ばれ、同大教授の谷口英樹(53)らが世界で初めて作製に成功し、13年7月、英科学誌ネイチャーに発表した。

       人のiPS細胞から変化させた肝細胞のもとになる「前駆細胞」と、血管を作る「血管内皮細胞」、細胞同士の接着剤の役割を果たす「間葉系細胞」の計3種類を混ぜて培養すると、2~3日で立体的な球状の肝芽に育った。「臓器ができる過程で欠かせないこの3種類の細胞を混ぜることで成功した。将来的には臓器そのものを作り出せる可能性がある」と、谷口は力を込める。

       谷口が再生医療に興味を抱いたのは、筑波大病院で研修医1年目の1989年12月だった。肝臓の再生を促すたんぱく質が見つかったとする論文を手にした当時の指導教授から「こういう仕事をしないか」と勧められ、肝臓再生研究への挑戦を始めた。

       以来、一定の研究成果を積み上げてきたが、「臓器自体を作るのは難しい」とも考えていた。そんな中、2007年に京都大教授の山中伸弥(54)らが、人のiPS細胞を開発したと発表。「臓器を作る研究のハードルがぐっと下がった」と感じた。

       今では、腎臓や膵臓すいぞうなど他の臓器でも、同様の手法で臓器の“種”を作り出せる可能性も見えてきたという。「臓器が育つには、血流で刺激を与えることが重要と考えられ、さらに研究を進めたい」と意欲を燃やす。

       一方、東京大教授の中内啓光ひろみつ(64)は、iPS細胞を使い、ブタの体内で人の臓器を作製する研究に挑んでいる。特定の臓器を作れないよう遺伝子操作したブタの受精卵に、人のiPS細胞を注入し、別のブタの子宮に戻すことで、人の臓器を持ったブタが生まれるという構想だ。

       国内ではこうした動物の作製は禁じられており、中内は14年、研究の進展を目指して米スタンフォード大にも研究拠点を構えた。「とっぴな発想かもしれないが、臓器が作り出される原理を調べられる重要な研究テーマだ」と強調する。

       iPS細胞の誕生以降、臓器を作り出す「夢の技術」は少しずつ、着実に実現に近づいている。

      (敬称略)
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20161124-118-OYTPT50160

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    3. [iPSの10年]生命科学を変える<4>精子や卵子製造 倫理問題も
      2016年12月1日15時0分

       iPS細胞(人工多能性幹細胞)から精子や卵子を作り出す研究が進展し、不妊症の治療に役立つと期待されている。一連の研究をリードしてきたのが、京都大教授の斎藤通紀(46)だ。

       斎藤はマウスのiPS細胞を、精子や卵子のもとになる「始原生殖細胞」に変え、精子が作れないマウスの精巣に移植し、5年前、成熟した精子ができることを確認。始原生殖細胞をマウスの卵巣に移植し、卵子を作ることにも成功した。昨年には、人のiPS細胞でも始原生殖細胞を効率良く作製できるとする論文を発表した。

       斎藤が生殖細胞の研究に力を入れるのは、受精卵から動物の個体が成長する過程に、未解明な部分が多いためだ。例えば、マウスと霊長類では受精卵から成熟する過程が異なる。「iPS細胞から生殖細胞を作る研究は、多様な生物の種がどのように形成されるかという重大な問いに答えることにつながる」と強調する。

       京大で斎藤と共同研究し、2014年から九州大教授を務める林克彦(44)も今年10月、マウスのiPS細胞から体外で卵子を作ることに世界で初めて成功したとする論文を、英科学誌ネイチャーに発表した。

       iPS細胞を始原生殖細胞に変化させた後、卵巣のもとになる体細胞などを加え、約5週間培養。1回の実験あたり683~1210個の卵子が作製できた。

       この卵子の全てを雄の精子と体外受精させ、別の雌に移植した結果、0・3~0・9%という低い確率ながら、赤ちゃんが誕生。誕生したマウスの健康状態に異常は見あたらなかった。林は精子も体外で作り出せる可能性があるとみている。

       一方、生命倫理の視点から、こうした研究はどこまで許されるのかという議論も起きている。

       「iPS細胞で作った精子と卵子の受精は国の指針で禁止されているが、機能を調べるには、受精させてみる必要がある。どうするべきか。新たな倫理的な課題だ」。10月22日夜。研究者や宗教者らが出席して、京都市右京区の妙心寺退蔵院の一室で開かれたシンポジウム「iPS夜話」で、出席者の一人がそう訴えた。

       不妊症治療への期待がある一方、iPS細胞は髪の毛などからも作製できるため、理論的には本人の知らないところで精子や卵子が作られる恐れもある。

       社会の想定を超える倫理的な課題と向き合いつつ、iPS細胞は、“生命の神秘”に迫る研究を加速させている。(敬称略)
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20161201-118-OYTPT50228

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    4. [iPSの10年]生命科学を変える<5>ゲノム編集 遺伝子修復
      2016年12月15日15時0分

       iPS細胞(人工多能性幹細胞)研究の進展に、遺伝子を自在に書き換える「ゲノム編集」技術が大きな役割を果たそうとしている。難病患者からiPS細胞を作り、ゲノム編集で病気の原因遺伝子を修復できるかもしれないからだ。

       京都大iPS細胞研究所講師の堀田秋津(38)は2014年、筋肉が徐々に衰える遺伝性の難病「筋ジストロフィー」のうち、発症数が最も多いデュシェンヌ型の患者からiPS細胞を作製し、ゲノム編集で細胞内の原因遺伝子の変異を修復できたとする論文を米科学誌に発表した。

       デュシェンヌ型は、ジストロフィンと呼ばれるたんぱく質を作る遺伝子の変異が原因で発症する。この変異を修復した後のiPS細胞を、筋肉の細胞に変化させたところ、ジストロフィンが正常に作られることが確認できた。

       堀田はカナダで遺伝子工学の研究を終えた10年3月、現在の研究所の前身となる京大iPS細胞研究センターの公募を経て、主任研究者に採用された。センター長だった山中伸弥(54)からは、「iPS細胞の遺伝子を効率良く変える技術をつくってほしい」と辞令を手渡された。

       将来的に、ゲノム編集で患者のiPS細胞から正常な筋肉の細胞を作り、患者に移植して治療できる可能性もある。堀田は「これまで困難だった難病治療に光が見えてきた」と手応えを語る。

       広島大准教授の嶋本顕(51)も、国内で4万人に1人が発症するとされ、急激に老化が進む早老症「ウェルナー症候群」の患者に、iPS細胞とゲノム編集を組み合わせる治療構想を練る。

       成熟した細胞から受精卵に近い状態まで戻るiPS細胞は、“若返った細胞”と言える。「このメカニズムを調べることが、iPS細胞とは逆の現象である早老症の研究につながるはずだ」と嶋本は語る。

       この病気は、皮膚が弱くなり、激しい痛みを感じる患者も多い。「患者から作製したiPS細胞の遺伝子をゲノム編集で修復し、皮膚の細胞に変えて移植する再生医療を実現したい」と意気込む。

       今年1月、東京都医学総合研究所(世田谷区)の再生医療プロジェクトリーダーに就任した宮岡佑一郎(35)は、肝臓などの病気の治療にiPS細胞とゲノム編集を応用する研究を進めている。

       宮岡は、山中が上席研究員を務める米グラッドストーン研究所で、11~15年、最先端のゲノム編集研究に携わってきた。「生命科学は、iPS細胞とゲノム編集という二つの武器を手にしたことで、研究の幅が大きく広がっている」と強調する。

       山中がiPS細胞を開発してから10年。再生医療や治療薬の開発で、難病患者を救うという道筋が見えてきた。今後も多くの研究者、国、企業が関わることで、この国産技術が大きく進展することが期待されている。(敬称略)

       (『iPSの10年』おわり。竹内芳朗、諏訪智史が担当しました)

       ◆ゲノム編集=DNAを切断する「はさみ」役の酵素などを使い、狙った遺伝子を壊したり、別の遺伝子を加えたりできる技術。2012年以降、欧米で安価で簡便な方法が開発され、世界中で普及した。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20161215-118-OYTPT50180

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  30. ES細胞の変化を「巻き戻し」…不妊治療に期待
    2016年11月18日19時0分

     様々な細胞に変化できるES細胞(胚性幹細胞)を、変化の途中で、元の状態に戻すことにマウスの実験で成功したと、関西学院大の関由行・准教授(発生生物学)らのチームが発表した。

     18日の米科学誌ステムセル・リポーツ(電子版)に論文が掲載された。時間を遡るような、この「巻き戻し」は受精卵から卵子や精子が作られる上で必要な過程とみられ、不妊治療などへの応用が期待できるという。

     マウスの受精卵では、受精後5・5日で精子や卵子のもとになる細胞が作られ始め、チームは、その際に働く遺伝子に着目した。

     実験では、受精卵内の細胞を基に作ったマウスのES細胞を同じ日数まで成長させ、この遺伝子が働くように操作すると、元のES細胞の状態に戻ったことを確認した。iPS細胞(人工多能性幹細胞)では複数の遺伝子を皮膚などに導入して、「巻き戻し」を起こしているが、関准教授は「今回の遺伝子もiPS細胞を作製する時と同じような働きをしていると考えられる」と話す。

     林克彦・九州大教授(幹細胞学)の話「『巻き戻し』は人でも起きている可能性が高い。卵子や精子が作られる過程を明らかにした重要な成果だ」
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20161118-118-OYT1T50124

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  31. 目糞鼻糞同じ穴の狢の「幹細胞」幻惑ギルド界隈のヒトビト…

    詐欺師ペテン師の巣窟…

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  32. ゲノム編集、目の遺伝病改善…理研などラットで
    2016年11月18日19時49分

     遺伝子を自在に書き換える「ゲノム編集」という技術で、ラットの網膜細胞の遺伝子を修復して、目の遺伝病を改善させることに成功したと、米ソーク研究所と理化学研究所のチームが発表した。

     ゲノム編集を使った遺伝病治療に応用が期待できるという。論文が17日、英科学誌ネイチャーに掲載された。

     ゲノム編集は、DNAの狙った場所を切断する「はさみ」役の酵素を使い、遺伝子を思い通りに改変する技術。受精卵を使った実験ではうまくできても、生体では遺伝子の改変は難しいとされていた。米ソーク研究所の鈴木啓一郎研究員(分子生物学)らは、ゲノム編集の技術が生体でも使えるように改良し、無害のウイルスを運び役にして酵素を目的の細胞に届けられるようにもした。進行すると失明する目の難病を持つラット数匹に試したところ、約1か月後に、視細胞の遺伝子の約5%が修復された。時間がたっても光に反応するようになり、病状が改善した。

     脳や心臓、肝臓、筋肉の遺伝子も3~10%変えることができたといい、鈴木研究員は「効率と安全性を高め遺伝性の難病の治療に役立てたい」と話す。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20161118-118-OYT1T50098

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  33. がんを壊す能力高い細胞 iPS細胞から作製に成功
    11月22日 2時09分

    体のさまざまな組織になるiPS細胞を使って、がん細胞を攻撃する能力の高い免疫細胞、「キラーT細胞」を作製することに京都大学のグループが成功しました。将来的に血液のがん、白血病の治療などへの応用が期待されています。

    京都大学ウイルス・再生医科学研究所の河本宏教授らのグループは、iPS細胞から作った免疫細胞でがんを治療する研究を進めています。

    グループでは、3年前にヒトのiPS細胞からがん細胞だけを攻撃する「キラーT細胞」を作ることに世界で初めて成功しましたが、がんを壊す能力が弱いことが課題となっていました。そこで、キラーT細胞を作る際に、特定の分子を持つ細胞だけを選び出して培養したところ、これまでと比べて最大で100倍程度、がん細胞を壊す能力が高いキラーT細胞を作ることに成功したということです。

    さらにグループでは、白血病などのがん細胞に特有の「WT1抗原」と呼ばれるたんぱく質を認識するキラーT細胞を作製し、実際にがん細胞を効率よく攻撃することを実験で確認したということです。

    河本教授は「将来的にはiPS細胞から作ったキラーT細胞で白血病を治療することを目指したい。今後、実用化に向けて安全性や有効性をさらに検証していきたい」と話しています。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161122/k10010777821000.html

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  34. 化けの皮で装った「がん細胞」で、がん疾患を治療するというもっともらしい講釈…

    サイエンス・トリックスターたちの幻惑劇場が、まことしやかに展開される…

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  35. ゲノム編集の研究拠点 大阪大学で開所式
    12月14日 21時28分

    生物の遺伝情報を自在に書き換える「ゲノム編集」という技術について、研究開発や応用の支援にあたる総合的な拠点が大阪大学に設けられ、開所式が行われました。

    大阪大学の「ゲノム編集センター」は、生物の遺伝情報を自在に書き換えられる技術として注目を集めている「ゲノム編集」について研究を推進しようと、大学院医学系研究科に設けられました。

    大阪・吹田市のキャンパスで行われた開所式で、河原行郎センター長が「ゲノム編集は日本が世界をリードできる分野で、国際的な拠点を目指したい」とあいさつしました。
    このセンターでは、ゲノム編集そのものの研究開発を進めるほか、民間企業などがこの技術を応用する際の支援を行うことにしています。

    また、ゲノム編集を行った細胞の性質を効率よく解析する部門や、病気の状態を再現した実験動物をつくる部門も設けられ、将来はゲノム編集を行った細胞や動物を安い費用で、早く研究者に提供できるようにするということです。

    ゲノム編集の研究開発から技術支援まで総合的に行う拠点は全国で初めてだということです。
    真下知士副センター長は「安全性も確立し、医療面で実用化できるよう研究を進めていきたい」と話しています。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161214/k10010806961000.html

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    1. 日本の「ゲノム編集」医科様ギルドの総本山(笑)。

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  36. iPS応用、マウスの寿命延びた…米研究チーム
    2016年12月16日2時50分

     iPS細胞(人工多能性幹細胞)の作製技術を応用し、実験用のマウスの寿命を延ばすことに成功したと、米ソーク研究所などのチームが16日、米科学誌「セル」に発表する。

     将来的には、人間の老化抑制につながる可能性もある。

     チームは、京都大の山中伸弥教授らがiPS細胞を作製する時に使った4種類のたんぱく質に注目。その遺伝子を働かせる物質を、老化の進行が通常より速い実験用マウスに投与した。

     その結果、物質を投与しなかったマウス18匹は平均18週間で死んだのに対し、投与したマウス15匹は平均24週間生きた。加齢によるDNAの損傷が修復され、皮膚や内臓の機能が改善したとみられるという。

     中尾光善・熊本大教授(細胞医学)の話「今回の実験で寿命が延びた仕組みは解明されておらず、結果は慎重に見るべきだろう」
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20161216-118-OYT1T50013

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  37. テーマに意見、農や笑いも…大阪万博の国検討会 =関西発
    2016年12月17日6時0分

     2025年国際博覧会(万博)の大阪誘致に向けて、16日に経済産業省で開かれた政府の有識者検討会(座長=古賀信行・経団連副会長)の初会合では、各界から選ばれた委員が「あるべき万博の姿」について意見を交わした。ただ、巨額の費用負担のあり方は検討の対象外。地元経済界からは「多くの企業が参加できるような仕組みを」との声が上がった。

     検討会では、大阪府が基本構想案で示した万博のテーマ「人類の健康・長寿への挑戦」の対案として、経産省が「心地よい暮らし」など3案を提示。各委員が意見表明した。

     25年万博には、すでにフランスが立候補を表明している。開催国は18年11月、博覧会国際事務局(BIE、パリ)加盟国による投票で決まるが、経産省は、欧州票の多くがフランスへ流れると分析。誘致レースを制するには、加盟数の多いアフリカなど発展途上国の支持を得る必要がある。

     山中伸弥・京都大iPS細胞研究所所長は「フランスという強敵に勝たないとだめ。発展途上国が日本から何を学びたいと思うのかを考えるべきだ」と強調し、テーマを災害対応や農業などにも広げるよう提案。多くの人気タレントを擁する吉本興業の大崎洋社長は「笑い」の健康への効用を訴え、「非寛容の時代になりつつあるが、笑いは許すこと。寛容の精神を世界中に発信し、レガシー(遺産)にできる」と訴えた。

     関西では21年に生涯スポーツの国際大会「関西ワールドマスターズゲームズ(WMG)」が開催される。兵庫県知事の井戸敏三・関西広域連合長は「生涯にわたるスポーツ参加は健康につながる」と述べ、WMGを「万博の前哨戦」と位置づけた。森下竜一・大阪大教授は「子どもたちが科学技術に関心を持つ教育の場であってほしい」と要望した。

     検討会は来年3月をめどに政府に報告書を提出。政府は5月22日までにBIEへ立候補を申請する。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20161217-043-OYO1T50000

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    1. 「機能性」食品 上手に活用…大阪大学教授 森下竜一氏

      もりした・りゅういち 大阪大学医学部卒。専門は老年医学。内閣府規制改革会議委員として、食品の機能性表示制度の導入を主導した。54歳。

      [論点スペシャル]健康寿命を延ばすには
      2016年12月21日5時0分
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20161220-118-OYTPT50479

      http://koibito2.blogspot.jp/2015/02/blog-post_13.html?showComment=1482276359238#c6552531905130731658

      https://koibito2.blogspot.jp/2016/11/blog-post_12.html?showComment=1482276574898#c811796546291721753

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  38. 難病男性らがiPS研に寄付金

    iPS細胞を使った治療法の研究に役立ててもらおうと、兵庫県に住む難病の男性とその支援者たちが、京都大学のiPS細胞研究所を訪れて、募金活動などで集めた260万円余りを寄付しました。
    京都大学iPS細胞研究所を訪れたのは、筋肉の組織が次第に骨に変わっていく、FOP=進行性骨化性線維異形成症という難病を患った兵庫県明石市の山本育海さん(19歳)と、山本さんの高校の後輩で支援活動を行っている生徒など、およそ20人です。
    山本さんたちは戸口田淳也教授に対して、今月、明石市の高校など10校で募金活動を行い、そこで集まった資金など、260万円余りを研究所に寄付したことを報告しました。
    これを受けて戸口田教授は、「一刻も早くFOPの薬を開発したい」と述べ、所長を務める山中伸弥教授からの感謝状を手渡しました。
    FOPの患者は全国に70人ほどいるとされていて、山本さんは治療法の研究に役立ててもらおうと、これまでに自分の細胞も研究所に提供してきました。
    山本さんは「病気で痛みが激しい日もありますが、iPS細胞を使った難病の治療薬の研究が進むよう、募金活動を全国に広めていきたいです」と話していました。

    12月26日 17時02分 NHK京都放送局
    http://www3.nhk.or.jp/lnews/kyoto/2015201221.html

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    1. わらをもすがる病人たちを騙す、悪質極まりない極道極悪人ども…

      詐欺師ペテン師というレベルの話じゃない。

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    2. 本当に治す気持ちがあったら…

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    3. いつの時代も病人を食い物にするのは…

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  39. 2025年大阪万博、関西一円で開催へ 「健康・長寿」テーマ iPS細胞研究所などライフサイエンス分野拠点と連携
    2017.1.1 10:03 産経ニュース

     大阪府が誘致を目指す2025年国際博覧会(万博)で、府や国が、メイン会場に想定される大阪市の人工島・夢洲(ゆめしま)のほかに、関西一円でのサテライト会場設置を計画していることが分かった。京都大iPS細胞研究所(京都市)など関西に散在する最先端の研究施設や観光スポットを活用。各会場が連携してイベントを実施することで来場客を周遊させ、関西全体の活性化につなげたい考えだ。

     府は万博で、「健康・長寿」をテーマに、ロボット、食、スポーツ、笑いなど健康を支える分野の最先端技術や文化を紹介するとしている。

     関西には、京都大iPS細胞研究所や世界保健機関(WHO)神戸センター(神戸市)、国立循環器病研究センター(大阪府吹田市)などの医療・ライフサイエンス分野の研究機関や、神戸医療産業都市(神戸市)や大阪・北摂地区の彩都ライフサイエンスパークといった医療産業拠点が集積。今春の立候補に向けて万博の構想を練っている経済産業省や関係者の間では、こうした機関をサテライト会場などに活用する案が浮上している。

     各会場が連携してテーマに関連したイベントを開催。来場者や外国人観光客らに関西一円をめぐってもらう狙いもある。各会場へのアクセスはシャトルバスや公共交通機関に加え、例えば夢洲と神戸医療産業都市のあるポートアイランドを船で結ぶなどの工夫をこらし、周遊性の強化も図る予定だ。

     具体的には、iPS細胞を使った再生医療の体験ツアーのほか、高野山(和歌山県)や六甲山(神戸市)、琵琶湖(滋賀県)などの自然観光資源を生かした健康ツーリズムなどを想定。夢洲を訪れれば、イベントの参加費が割引になる案も検討する。
    http://www.sankei.com/west/news/170101/wst1701010017-n1.html

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    1.  府の構想では、半年間の会期で約3千万人の入場者を見込んでおり、サテライト会場が混雑緩和や来場者増につながるとの期待もある。

       松井一郎大阪府知事は当初、大阪単独での誘致を目指していたが、経産省や地元経済界の意向もあり関西全体での開催に方向転換。これを受けて、近畿2府4県などが参加する関西広域連合(連合長・井戸敏三兵庫県知事)も支援を表明しており、府や経産省は近く、協議を本格化させる方針だ。
      http://www.sankei.com/west/news/170101/wst1701010017-n2.html

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  40. iPS細胞実用化に向け研究加速
    2017年1月3日 20:19 日テレNEWS24

     世界で初めて行われたiPS細胞のヒトへの手術から約2年。今年は2例目の手術が行われる見通しで、iPS細胞の実用化に向け研究が加速する。

     iPS細胞は、2006年に京都大学の山中伸弥教授らのグループが初めて作った「多能性幹細胞」。皮膚や血液の細胞をもとに、体のほぼすべての部分の細胞を作り出すことができるもので、再生医療の実現のために重要な役割を果たすと期待されている。

     2014年9月には、神戸市にある先端医療センター病院で、世界で初めてiPS細胞から作られた組織を目の難病「加齢黄斑変性」の患者の網膜に移植する手術が行われた。これまでに、安全性に問題は確認されていないという。この手術では、患者本人の皮膚からiPS細胞を作製し、網膜細胞に変化させたシートを移植した。

     世界で初めての手術から約2年。今年、2例目となる移植手術が、1例目と同じ「加齢黄斑変性」の患者に対し、臨床研究として行われる見通し。患者本人から移植のためのiPS細胞を作ると費用も時間もかかるため、2例目では、あらかじめ他人の細胞から作ったiPS細胞を使い、液体状にした網膜細胞を目に移植するという。早ければ今年春にも実施される見通し。

     また、今年はiPS細胞を使ったヒトへの応用はさらに分野を拡大。大阪大学の澤芳樹教授らのチームはiPS細胞を使って重い心臓病の治療を目指す研究を進めている。この治療方法は、iPS細胞を心臓の筋肉の細胞に変化させてシート状の「心筋シート」を作製。その生きたシートを重い心臓病患者の心臓に貼り付けて、心臓と一体化させ、心臓の機能を回復させようというもの。すでにヒトの細胞をもとに作られたiPS細胞で「心筋シート」を作製していて、動物を使った実験を通して、安全性と効果の確認を繰り返し行っているという。研究グループは今年夏にも実際に患者への移植をする臨床研究の申請を行う予定。

     今年以降は、心臓の他にもパーキンソン病や脊髄損傷について、ヒトでの臨床研究が次々と申請される見込みで、iPS細胞による再生医療が期待されている。
    http://www.news24.jp/articles/2017/01/03/07350654.html

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  41. サイの絶滅、iPSで救え
    卵子作り個体増やす構想
    2017/1/7 14:05

     地球上に3頭しか生き残っていないキタシロサイを絶滅の危機から救うため、キタシロサイの人工多能性幹細胞(iPS細胞)から卵子を作り、将来の個体数増加を目指す研究を、九州大の林克彦教授(生殖生物学)とドイツの国際チームが7日までに始めた。

     卵子を作製できれば、凍結保存されている精子などと体外受精させ、近縁の動物を代理母にして妊娠、出産を試みる構想。技術的な困難も予想され、個体を誕生させるには長い取り組みが必要だという。

     今回の研究は絶滅の恐れがある動物の救済というiPS細胞の新たな応用の可能性を示しており、そうした目的の具体的な動きが明らかになるのは初めて。
    https://this.kiji.is/190329386993188868

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    1. 偽善欺瞞自然環境保護屋と、医科様万能細胞屋は、きっと同じ背景をもったヒトビトでつながっているのだろう…

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    2. サイの絶滅、iPSで救え 九大とドイツのチームが卵子作って個体増へ
      2017.1.7 14:07 産経ニュース

       地球上に3頭しか生き残っていないキタシロサイを絶滅の危機から救うため、キタシロサイの人工多能性幹細胞(iPS細胞)から卵子を作り、将来の個体数増加を目指す研究を、九州大の林克彦教授(生殖生物学)とドイツの国際チームが7日までに始めた。

       卵子を作製できれば、凍結保存されている精子などと体外受精させ、近縁の動物を代理母にして妊娠、出産を試みる構想。技術的な困難も予想され、個体を誕生させるには長い取り組みが必要だという。

       iPS細胞はあらゆる細胞になる能力があり、人間の病気を治す再生医療への活用が注目されてきた。今回の研究は絶滅の恐れがある動物の救済という新たな応用の可能性を示しており、そうした目的の具体的な動きが明らかになるのは初めて。ただ倫理的な問題や動物の保全策の在り方についても議論を呼びそうだ。

       生存するキタシロサイは雄1頭と雌2頭で、ケニアの自然保護区で飼育されている。いずれも高齢や病気のため自然繁殖はほぼ不可能で、iPS細胞の応用が国際的に検討されていた。
      http://www.sankei.com/west/news/170107/wst1701070056-n1.html

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    3.  生存する3頭や死んだ個体から採取した細胞や精子がドイツや米国などに保管されており、一部でiPS細胞ができている。

       林教授によると、ドイツのライプニッツ動物園野生生物調査研究所などの専門家で構成するチームは、iPS細胞から卵子のもとになる始原生殖細胞へ分化させる試みを始めた。林教授はマウスで卵子を作り、子を誕生させた実績があり、共同研究に加わってドイツで技術指導をしたという。

       体外受精で使う精子は、iPS細胞から作る方法もある。代理母としては、近縁のミナミシロサイが候補だという。

       キタシロサイはもともとアフリカ中央部に分布。1960年代には2300頭余りが生息していたが、中国やベトナムを中心に漢方薬として珍重される角を狙った密猟が横行し、多発する内戦の影響も受けて激減した。2006年を最後に野生の個体は確認されていない。

       林教授は、キタシロサイが誕生するまでのデータが乏しいことから「基礎研究も必要で、実現するには長い時間がかかる」と話している。

            ◇

       キタシロサイ 大型の哺乳類で、雄は成長すると体高1・8メートル、体重3・6トンになる。雌は雄より小さい。頭部に2本の角がある。寿命は40歳を超えるとみられる。アフリカ中央部のウガンダ、チャド、スーダン、中央アフリカ、コンゴ(旧ザイール)に生息していたが、野生では絶滅したと考えられている。現在生存するのは雄1頭、雌2頭の計3頭で、父、娘、その娘の直系3世代。いずれもチェコの動物園で飼育されていたが、絶滅の危機が迫る中、自然な環境で繁殖を促す目的で2009年にケニアのオル・ペジェタ自然保護区に移された。
      http://www.sankei.com/west/news/170107/wst1701070056-n2.html

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    4. 生物学の歴史を愚弄している…

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    5. これは見ものだ… どういうオトシマエをつけてくれるのだろう…

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  42. iPS視細胞で目に光
    失明マウス、理研が初確認
    2017/1/11 02:00

     人工多能性幹細胞(iPS細胞)を網膜の視細胞に変化させ、末期の「網膜色素変性症」で失明したマウスに移植すると、目に光を感じるようになったとの研究成果を、理化学研究所多細胞システム形成研究センター(神戸市)のチームが10日付の米科学誌電子版に発表した。

     光を感じる機能を、iPS細胞を使って回復できることを確認したのは初めてという。

     万代道子副プロジェクトリーダーは「現段階では少し光が分かり、視野が少し広がる程度だと思う」と説明。人のiPS細胞でも検証し、臨床研究を2年以内に申請したいとしている。
    https://this.kiji.is/191597782826369025

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    1. iPS細胞から目の網膜組織 移植で再び光感知 マウスで成功
      1月11日 2時10分

      iPS細胞から作った目の網膜の組織を「網膜色素変性症」という重い目の病気のマウスに移植し、目で光を感じ取れるようにすることに世界で初めて成功したと、神戸市の理化学研究所のグループが発表しました。

      この研究を行ったのは、理化学研究所の万代道子副プロジェクトリーダーらのグループです。グループではiPS細胞から目の網膜の組織を作り出し、「網膜色素変性症」という重い病気のため、光を感じ取れなくなったマウスの目に移植しました。

      その結果、移植を受けたマウスは、およそ4割が光を再び感じ取れるようになり、移植した網膜組織が光の刺激に反応して、脳につながる神経に信号を送っていることも確認できたということです。

      iPS細胞から作った網膜の組織を使って、光を再び感じ取れるようにする効果が確認できたのは、世界で初めてだということです。

      「網膜色素変性症」は3000人に1人がかかり、失明の原因にもなる難病で、万代副プロジェクトリーダーは「この病気で視野の真ん中しか見えなくなったような患者でも、iPS細胞の移植によって視野が開けるように研究を進めたい」と話しています。
      http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170111/k10010834841000.html

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    2. iPS活用で視機能回復…理研チーム 難病マウス、光を認識
      2017年1月11日5時0分

       iPS細胞(人工多能性幹細胞)から作った未成熟な視細胞を、目の難病「網膜色素変性症」のマウスに移植したところ光を感じる機能が回復したと、理化学研究所の高橋政代・プロジェクトリーダーらのチームが発表した。人への応用も期待され、2年以内に臨床研究を申請する方針。論文が11日、米科学誌ステム・セル・リポーツ電子版に掲載される。

       チームはこれまでの研究で、iPS細胞から網膜内で光を感じる視細胞のもととなる未成熟な細胞を作製。網膜色素変性症のマウスに移植すると、目の中で成熟することを確認していたが、実際に光を感じる機能が回復したかどうかは不明だった。

       チームは今回、二つの部屋がつながった真っ暗な箱にマウスを入れ、光を当てた5秒後に軽い電気ショックを与える実験をした。実験を繰り返すうちに、未成熟な視細胞を移植した網膜色素変性症のマウスでは、21匹中9匹が光を当てた直後に別の部屋に逃げるようになり、光を感じていると判断できた。一方、移植できなかったマウスでは9匹とも最後まで電気ショックを回避できなかった。

       今回移植した細胞はごくわずかで、より広範囲に移植すれば、さらに機能が回復する可能性があるという。

       高橋リーダーらは2014年9月、別の目の難病「加齢黄斑変性」の患者にiPS細胞から作った網膜細胞を移植する臨床研究を行っている。

       【網膜色素変性症】 視細胞が徐々に失われ、視野が狭くなったり失明したりする遺伝性の難病。国内の推計患者数は3万人以上で、現状で有効な治療法はない。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20170110-118-OYTPT50502

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    3. iPSで視機能回復…難病マウス、光を認識
      2017年1月11日10時25分

       iPS細胞(人工多能性幹細胞)から作った未成熟な視細胞を、目の難病「網膜色素変性症」のマウスに移植したところ光を感じる機能が回復したと、理化学研究所の高橋政代・プロジェクトリーダーらのチームが発表した。

       人への応用も期待され、2年以内に臨床研究を申請する方針。論文が11日、米科学誌ステム・セル・リポーツ電子版に掲載される。

       チームはこれまでの研究で、iPS細胞から網膜内で光を感じる視細胞のもととなる未成熟な細胞を作製。網膜色素変性症のマウスに移植すると、目の中で成熟することを確認していたが、実際に光を感じる機能が回復したかどうかは不明だった。

       チームは今回、二つの部屋がつながった真っ暗な箱にマウスを入れ、光を当てた5秒後に軽い電気ショックを与える実験をした。

       実験を繰り返すうちに、未成熟な視細胞を移植した網膜色素変性症のマウスでは、21匹中9匹が光を当てた直後に別の部屋に逃げるようになり、光を感じていると判断できた。一方、移植できなかったマウスでは9匹とも最後まで電気ショックを回避できなかった。

       今回移植した細胞はごくわずかで、より広範囲に移植すれば、さらに機能が回復する可能性があるという。

       高橋リーダーらは2014年9月、別の目の難病「加齢黄斑変性」の患者にiPS細胞から作った網膜細胞を移植する臨床研究を行っている。

       ◆網膜色素変性症=視細胞が徐々に失われ、視野が狭くなったり失明したりする遺伝性の難病。国内の推計患者数は3万人以上で、現状で有効な治療法はない。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20170110-118-OYT1T50135

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    4. 「難病マウス」をつくるテク…

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  43. iPS再生医療に備え「細胞バンク」 大阪大など
    1月11日 17時47分

    目の角膜が傷ついた患者の治療法として、将来iPS細胞を使った再生医療が行われる場合に備え、大阪大学などのグループは、他人に移植しても拒絶反応が起きにくい特殊なiPS細胞からあらかじめ角膜の元になる細胞を作って保存しておく「細胞バンク」の取り組みを始めることを決めました。

    大阪大学大学院医学系研究科の西田幸二教授などのグループは、けがや病気で角膜が傷ついたり濁ったりした患者に、iPS細胞から作った角膜の組織を移植する再生医療の研究を進めています。

    京都大学が保管を進めている、他人に移植しても拒絶反応が起きにくい特殊なタイプのiPS細胞を使う計画ですが、移植する組織を作るのに半年近くかかることなどが課題になっています。

    そこで研究グループは企業と協力して、あらかじめiPS細胞から角膜の元になる細胞を作り、凍結保存しておく「細胞バンク」の取り組みを始めることを決めました。

    移植に使う組織を1か月ほどで作れるようになるほか、費用も抑えられる見込みで、医療機関から要請があった場合はそれぞれの患者に適した細胞を提供するということです。

    研究グループは、角膜の組織を移植する再生医療について、数年以内に臨床研究を行いたいとしています。
    西田教授は、「臨床研究で安全性と効果を確認するとともに、広く行われるようにするための環境整備も進めていきたい」と話しています。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170111/k10010835621000.html

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  44. 世界初、生体同様に動くミニ小腸
    万能細胞から作製
    2017/1/12 23:00

     さまざまな細胞になる人の人工多能性幹細胞(iPS細胞)や胚性幹細胞(ES細胞)を使い、約1センチ大の立体的な小腸の組織をつくったと国立成育医療研究センターなどのチームが12日、米科学誌電子版に発表した。

     縮んだり緩んだりという腸に特有の動きを繰り返し、下痢止めや便秘薬にも反応する「ミニ小腸」。生体と同様の働きをする腸組織の作製は世界初という。

     これを使って病気の症状を再現できれば、潰瘍性大腸炎やクローン病など腸の難病の研究や治療薬開発に役立つと期待される。同センターの阿久津英憲部長は「将来はミニ小腸を人に移植する再生医療にもつなげたい」と話している。
    https://this.kiji.is/192277223801734644

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    1. 「国立成育医療研究センター」
      https://www.google.co.jp/search?tbm=nws&q=%E5%9B%BD%E7%AB%8B%E6%88%90%E8%82%B2%E5%8C%BB%E7%99%82%E7%A0%94%E7%A9%B6%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC

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    2. アレルギー 初の対策基本指針案 厚労省
      2017年1月10日

      拠点病院とかかりつけ医の連携、革新的治療の開発推進
       ぜんそくやアトピー性皮膚炎、花粉症などアレルギー疾患について、厚生労働省は国や自治体が取り組むべき方向性を示す初の基本指針案をまとめた。2015年12月施行のアレルギー疾患対策基本法に基づくもので、医療情報の提供、専門的な拠点病院とかかりつけ医との連携の整備、世界最先端の革新的な予防や治療方法の研究開発の推進などが柱。同省は今年度中に各都道府県に示すとともに、地域拠点病院の機能、要件など実施に向けた具体策の検討を進める。

       厚労省によると、気管支ぜんそくや花粉症などのアレルギー疾患患者数は増加傾向を示し、国民の2人に1人が何らかのアレルギー疾患にかかっているという。特に花粉症患者は年齢層を問わず増加の一途をたどっている。アレルギー疾患は1度発症すると複数のアレルギーや新たなアレルギーを併発することがあり、それぞれの特徴を考慮した診療が必要になる。

       しかし、アレルギーの専門医は少なく、症状によって診療科が分かれたり、医師によって治療法も異なることがあり、なかなか適切な医療を受けられない、といった不満も少なくなかった。近年は医療の進歩により症状のコントロールはできるようになったが、専門医がいる地域は偏っており、すべての患者がその恩恵を受けられる状態になっていないという指摘もあった。

       アレルギー疾患に対しては、国はこれまで1972年に小児ぜんそく治療研究事業を行ったのをはじめ、05年には「アレルギー疾患対策の方向性等」を策定し、かかりつけ医を中心とした医療体制の確立の推進を掲げた。11年にはこれを見直し、厚生科学審議会の部会委員会が、かかりつけ医と専門医療機関の円滑な連携、情報提供や相談窓口の設置と推進、優れた医薬品がより早く患者の元に届くよう治験環境の整備などをポイントにした報告を出した。

       一方、日本アレルギー学会、日本皮膚科学会、日本小児アレルギー学会、日本鼻科学会などアレルギー医療関係団体も予防や診療、治療管理などに関し、文部科学省や厚労省は学校、保育所でのアレルギー疾患に対するガイドラインをそれぞれ示していた。また、各自治体も医療費助成をはじめそれぞれ地域に応じたアレルギー疾患への取り組みを進めている。

       こうした中で、15年12月にはどこでも適切な医療を受けられるようにすることや適切な医療情報が入手できる体制と患者の生活向上のための支援の整備などを基本理念としたアレルギー疾患対策基本法が施行された。同法では、総合的な対策を進めるための基本指針の策定を定め、これを受けて16年2月から専門家らによるアレルギー疾患対策推進協議会(会長・斎藤博久国立成育医療研究センター副所長)が検討してきた。

       昨年暮れにまとまった基本指針案は、(1)アレルギー疾患に関する情報提供の推進(2)医師や薬剤師をはじめ医療従事者のレベルアップ(3)専門拠点病院とかかりつけ医との機能連携の整備(4)アレルギー疾患に関する調査・研究の充実による全体の質の向上(5)生活の場での支援の充実--の取組みが柱になっている。その上で国、自治体、医療関係者、学校関係者などの責務を示した。

       情報提供では、現在インターネット上でアレルギー疾患に関する情報があふれ、的確に選ぶことが難しくなっているとし、症状に応じて適切な医療を受けられるよう、ホームページを通じて専門的な知識や技術を持つ医療機関の情報を、患者や家族、医療従事者向けに提供することなどをイメージした。このため国や関係学会などと連携して科学的根拠に基づいた必要な検査、薬の使用方法、予防や症状軽減の方法など標準的で正しい情報を流していく。

       花粉症対策ではモニタリングを行い、花粉飛散状況の適切な情報提供をするとともに、花粉の飛散量が少なくなるよう森林の適正な整備をはかる。気管支ぜんそくは重症化予防のために国や自治体が連携して受動喫煙の防止を推進し、食物アレルギー対策のためには食品関連業者の従業員を対象にした教育を行うとともに、食品表示の適正化と適切な情報提供を進めるなどとした。

       医療従事者のレベルアップの項目では、最新の医療情報を得られるよう地域医師会などと協力して専門的な知識を持つ医師らによる講習を行うほか、関係学会の認定制度の取得などを通じて医師や看護師、薬剤師ら医療従事者が自己研さんに励むよう施策の検討も行う。さらに厚労省の国立高度専門医療研究センターの一つで子どもを対象にしたアレルギー疾患について最も高度で専門的な研究、治療を行っている国立成育医療研究センター(東京都世田谷区)と、リウマチ・アレルギー疾患で高度専門医療施設(準ナショナルセンター)に指定されている国立病院機構相模原病院(相模原市)などの協力のもとで、最新で専門的な知識と技術を持つ医療従事者の育成を推進する、とした。

       また、両施設や他の専門的な医療提供を行う医療機関を頂点に、臨床研究中核病院など地域の専門拠点病院、さらにかかりつけ医との連携体制を整備する。トップの医療機関が持つ専門的な研究成果や治療法の情報を、拠点病院を通じてかかりつけ医に提供するとともに、かかりつけ医からの相談やより高度な治療が必要になる患者を上位の拠点病院に紹介できるようにする。

       これによって質の高い臨床研究試験や知見を行い世界に先駆けた革新的なアレルギー疾患の予防や診断、治療方法の開発を行って、アレルギー疾患の病態解明に向けた研究を進める、とした。

       厚労省は今後、有識者による検討会を組織して、必要な機能、スタッフなどの要件や有効性を議論し、地域の拠点病院として指定する医療機関を決めるという。

       このほか、学校の教職員や保育所職員らに給食をはじめとする食物アレルギーへの対応やアレルギー疾患の正しい知識の習得、食物アレルギーなどからアナフィラキシーショックが起きた場合の対策と、家庭、学校、消防、医療機関などとの連携のほか、相談事業の充実や地域の実情に応じた対策を進める。さらには災害時でのアレルギー対策用ミルクやアレルギー対策の非常食の確保・備蓄と支援なども盛り込んだ。
      http://mainichi.jp/articles/20170105/org/00m/010/029000c

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    3. ES細胞からミニ小腸…難病解明や新薬開発期待
      2017年1月13日1時19分

       様々な細胞に変えられる人のES細胞(胚性幹細胞)やiPS細胞(人工多能性幹細胞)から、構造や動きが本物に近いミニ小腸を作製できたと、国立成育医療研究センター(東京都世田谷区)の研究グループが発表した。

       クローン病など腸の難病の原因解明や新薬開発などへの利用が期待される。成果は米臨床研究学会誌に12日掲載された。

       小腸は食べ物を消化吸収したり、大腸へ送り出したりする。構造は複雑で培養は難しい。組織の一部を平面に作った例はあるが、立体に再現したのは初めて。

       研究グループは、培養液の中に、細胞が集まりやすい特殊なプレートを敷いてES細胞を投入。3種類のたんぱく質を加えて培養した。約2か月後、1~2センチ程度の袋状の組織に成長し、自然にプレートから離れて培養液に浮かんだ。

       この組織を調べると、消化液を分泌し、栄養を吸収する組織や筋肉、神経が確認できた。食べ物を送る「ぜん動」のような動きも繰り返し、便秘薬や下痢止めの薬にも反応した。

       腸の難病患者のiPS細胞でミニ小腸を作り、病気を再現すれば、原因や治療法を探る研究に役立つ。

       また、ミニ小腸はそれ以上は大きくならないが、細胞の移植による治療に利用できる可能性もある。

       研究代表者の阿久津英憲・生殖医療研究部長は「腸の難病は、大人には治療薬があっても新生児にはないこともある。この成果を治療につなげたい」と話す。

       粂昭苑くめしょうえん・東京工業大教授(幹細胞生物学)の話「小腸の特徴的な機能がそろい、腸を再現したと言える。腸の難病やノロウイルスなどの感染症を発症する仕組みの解明が期待される」
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20170112-118-OYT1T50169

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    4. ヒトのES細胞から小型の「腸」作製に成功
      1月13日 5時16分

      体のさまざまな組織になるヒトのES細胞から、大きさが1センチほどの「腸」を作り出すことに、国立成育医療研究センターのグループが成功しました。タンパク質や水分を吸収するなどヒトの腸とほぼ同じ機能をもち、便秘薬や下痢止めにも反応するということで、グループでは腸の難病の治療法の開発などに役立つとしています。

      研究を行ったのは、国立成育医療研究センターの阿久津英憲部長らのグループです。グループによりますと、ヒトのES細胞に3種類の特殊なタンパク質を加え、1か月から2か月程度培養したところ、大きさが1センチほどの小型の腸ができたということです。

      内部には、ヒトの小腸と同じように栄養を吸収する「柔毛」と呼ばれる突起があり、収縮運動をしてタンパク質や水分を取り込む様子が確認できました。また、医療現場で使われている液体の便秘薬をかけると、ヒトの腸が便を排出する際行うのと同じ収縮運動を始め、反対に下痢止めをかけると、収縮運動をしなくなるなどの反応も確認できたということです。

      グループによりますと、ヒトの腸とほぼ同等の機能をもつ小型の「腸」ができたのは初めてだということで、「クローン病」や「潰瘍性大腸炎」など完治が難しい腸の難病の治療法の開発などに役立つとしています。

      阿久津部長は「腸の難病の発症のメカニズムの解明や薬の開発につながる成果で、今後も研究を続けていきたい」と話しています。
      http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170113/k10010837601000.html

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  45. 京大、iPS細胞提供を一部停止
    試薬取り違えの可能性
    2017/1/23 16:40

     京都大は23日、再生医療用に備蓄した人の人工多能性幹細胞(iPS細胞)を外部の研究機関に提供するストック事業で、iPS細胞作製の際に使う試薬を取り違えた可能性があるとして、提供を一部停止すると発表した。

     今後、製造管理体制を強化するとした。

     iPS細胞を利用する際、患者自身の細胞から作ったiPS細胞を組織や細胞に変化させて移植すれば拒絶反応は起きないとされるが、時間や費用がかかる。このため京大は、拒絶反応が起きにくいiPS細胞を作って備蓄し、広く迅速に提供するiPS細胞ストックを構築している。
    https://this.kiji.is/196167858709544963

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    1. 京大 一部iPS細胞の提供停止 - 2017/1/23
      http://news.yahoo.co.jp/pickup/6228035

      iPS細胞の提供、一部停止 誤った試薬使用か 京大
      朝日新聞デジタル 1/23(月) 16:55配信

       京都大iPS細胞研究所(CiRA)は23日、製薬企業や大学に提供している臨床用の再生医療用iPS細胞の一部について、提供を停止すると発表した。ヒトの赤ちゃんのへその緒の血液をもとにiPS細胞を作る過程で、誤った試薬を使った可能性があるという。山中伸弥所長は記者会見で「深くおわび申し上げます」と謝罪した。提供されたiPS細胞は、ヒトには使われていないという。
      http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170123-00000062-asahi-soci

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    2. iPS細胞 研究機関への一部提供停止 京大iPS細胞研
      1月23日 21時14分

      体のさまざまな組織になるiPS細胞を外部の研究機関に提供している京都大学iPS細胞研究所は、細胞の作製過程で誤った試薬を使った可能性があるとして一部のiPS細胞について研究機関への提供を停止すると発表しました。

      これは23日、京都大学iPS細胞研究所の山中伸弥所長らが記者会見して明らかにしました。

      研究所では、あらかじめ拒絶反応が起きにくい特殊なiPS細胞を作って保管し、研究機関に提供する「iPS細胞ストック」という取り組みを進めています。この中で、さい帯血から作ったiPS細胞1種類を提供していましたが、去年11月下旬になってこのiPS細胞を作る過程で本来は使用しない「GFPベクター」と呼ばれる試薬が使われていた可能性があることがわかったということです。

      このため研究所では、このiPS細胞の提供を停止しました。研究所によりますと、試薬を管理するラベルが適切にはられていなかったということです。これまでにこのiPS細胞は国内の13の研究機関に提供されていましたが、人に使われたことはないということです。ただ、一部の研究グループでは人への臨床応用にこの細胞を使う計画を立てていたということで、今後、計画に影響がでることが懸念されるということです。

      山中教授は「多くの研究費を使って作った細胞が提供できなくなり深くおわびしたい。今後、再発防止を進めていきたい」と話しています。
      http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170123/k10010850141000.html

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    3. iPS細胞、提供を一部停止…遺伝子混入の恐れ
      2017年1月23日21時6分

       京都大iPS細胞研究所(山中伸弥所長)は23日、再生医療用に備蓄し、大学や製薬企業などに提供しているiPS細胞(人工多能性幹細胞)の一部について、提供を停止したと発表した。

       新生児のさい帯血からiPS細胞を作る過程で「通常とは異なる試薬を使った可能性がある」としている。提供を止めたiPS細胞は、治療には使われていないという。

       山中所長らが記者会見し、明らかにした。さい帯血からiPS細胞を作製するには6種類の遺伝子と2種類の試薬を使う。しかし昨年11月、2種類の試薬のうち1種類の名前が書かれたラベルが、遺伝子が入った別の試薬の容器に貼られていたのを研究員が発見。「この容器が使われ、不要な遺伝子が入った恐れがある」として調査を続けてきた。

       さい帯血から作製されたiPS細胞からは、実際には不要な遺伝子は見つからなかったが、ラベルの貼り間違いの原因は、関係職員への聞き取り調査などで特定できなかった。

       山中所長は「臨床応用が遅れる事態を招き、反省している」と陳謝。今後、共同研究をしている「タカラバイオ」(本社・滋賀県草津市)と連携し、再発防止策を講じる。同研究所は、さい帯血から改めて再生医療用のiPS細胞を作り直し、8月に提供を再開したいとしている。

       同研究所では、他人に移植しても拒絶反応が起きにくい特殊なiPS細胞を作って保存し、提供するプロジェクトを、2013年度から始め、15年に血液、16年にさい帯血からiPS細胞を作製。さい帯血由来のiPS細胞は13の研究機関などに提供してきた。

       理化学研究所などが目の難病患者の臨床研究に使うことを予定しているiPS細胞は、血液から作製して備蓄しており、直接の影響はないという。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20170123-118-OYT1T50086

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    4. iPS血小板と角膜で遅れ
      臨床研究計画、京大提供停止で 
      2017/1/28 02:29

       京都大が人工多能性幹細胞(iPS細胞)のストック事業で研究機関へのiPS細胞の提供を一部停止した影響で、少なくとも京大と大阪大で計画中の二つの臨床研究が遅れることが27日、共同通信の調べで分かった。

       遅れるのは、iPS細胞から輸血用の血小板を作製する京大と、角膜を作る大阪大の研究。

       慶応大と横浜市立大もiPS細胞を利用した臨床研究を計画中だが「実害はない」としている。

       京大は今月23日、臍帯血(新生児のへその緒に含まれる血液)を使って作ったiPS細胞作製の際の試薬を取り違えた可能性があり、人への使用を目的とした臨床用のものについては提供を停止した。
      https://this.kiji.is/197765637863523831

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    5. ずっとこの調子で手を変え品を変えてじらし作戦ディレイ・ミッションを仕掛けていかないとダメみたいだなあ…(笑)。

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  46. iPS培養、低コストで簡単に=大量生産へ貢献期待-京大

     人工多能性幹細胞(iPS細胞)などを従来に比べ低コストで簡単に培養する方法を開発したと、京都大の末盛博文准教授らの研究グループが発表した。iPS細胞などを使った創薬研究や治療には細胞の大量生産が必要で、新たな方法の貢献が期待される。論文は30日、英科学誌サイエンティフィック・リポーツに掲載された。
     人のiPS細胞や胚性幹細胞(ES細胞)を増やすには、培養容器と細胞の接着性を高め、生存性を向上させる処理が必要になる。研究グループは、培養液にたんぱく質「ラミニン511」の溶液を加えるだけで、これまでと同等の効果があることを発見した。 
     研究グループは、今回発見した方法を活用すれば、将来iPS細胞から臓器を作る際に、大幅なコスト削減が可能とみている。(2017/01/30-20:07)
    http://www.jiji.com/jc/article?k=2017013000668&g=soc

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    1. iPS細胞にも応用可能、作業効率化で量産も…より簡単な細胞の培養手法開発 京大チーム
      2017.1.30 19:23 産経ニュース

       ヒト由来の人工多能性幹細胞(iPS細胞)などの培養手法について、従来の手法より簡単に培養できる改良法を開発したと京都大の研究チームが30日、英科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」電子版で発表した。

       チームによると、従来は培養容器の表面を「培養基質」と呼ばれる材料でコーティングしていたが、この下処理だけで1時間から半日程度を要していた。

       だが、培養基質の一種でタンパク質の断片「ラミニン511断片」を使用する場合、培養液に添加して混ぜるだけでiPS細胞の増殖が進むことを確認した。

       iPS細胞の作製は創薬などの研究に必要で、改良法によって下処理が必要なくなり、作業の効率化が進むメリットがある。また、培養基質の使用量が従来法より半分から4分の1で済み、コスト削減にもつながるという。改良法による培養は胚性幹細胞(ES細胞)でも適用できる。

       ただ、改良法で使えるのは、培養基質の中でも「ラミニン511断片」に限られ、ほかの培養基質ではうまくいかなかったという。 京大ウイルス・再生医科学研究所の末盛博文准教授は「改良法が広く普及することを期待している」と話している。
      http://www.sankei.com/west/news/170130/wst1701300078-n1.html

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  47. 他人のiPS移植了承 初の研究
    2/1(水) 16:47 掲載
    http://news.yahoo.co.jp/pickup/6228884

    他人のiPS移植を了承 理研など世界初の臨床研究、今年前半にも手術
    産経新聞 2/1(水) 16:04配信

     他人の細胞から作った人工多能性幹細胞(iPS細胞)で網膜の細胞を作製し、患者に移植する理化学研究所などの臨床研究について厚生労働省の再生医療等評価部会は1日、計画を了承した。今年前半にも手術が行われる。他人由来のiPS細胞を使う臨床研究は世界初。再生医療の研究は費用低減などで実用化を目指す新たな段階に入る。

     理研は平成26年、患者自身の細胞から作ったiPS細胞を使って「滲出(しんしゅつ)型加齢黄斑(おうはん)変性」という重い目の病気の患者に網膜細胞を移植する世界初の臨床研究を実施。手術は成功したが、より低費用で短期間に行うことが課題になっていた。

     今回の計画では、拒絶反応が起きにくい免疫型を持つ健常者の血液から、あらかじめ作って備蓄したiPS細胞を使用。患者自身の細胞から作る場合と比べ費用は5分の1以下、移植までの準備期間も約10分の1に抑えられる見込みだ。

     京都大iPS細胞研究所が備蓄している他人由来のiPS細胞を使って、理研が網膜細胞を作製。神戸市立医療センター中央市民病院と大阪大病院で計5人の患者に移植し、安全性と有効性を確認する。
    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170201-00000530-san-sctch

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    1. 世界初、他人のiPS移植 厚労省が了承
      2017年2月1日 21:09 日テレNEWS24

       世界で初めて他人のiPS細胞から作った目の網膜細胞を、難病の患者に移植する臨床研究が厚生労働省の評価部会で了承された。

       了承されたのは、理化学研究所などが申請していた臨床研究で、他人のiPS細胞から網膜細胞を作り出して移植し、物の大きさなどが識別できなくなる「加齢黄斑変性」という難病の治療を目指すもの。

       3年前の2014年9月に行われた世界初の手術は、患者自身の細胞から作り出したiPS細胞を使ったが、他人のiPS細胞は世界で初めてのことになる。また、前回は、細胞をシート状にして細胞を移植したが、今回は、細胞を注射のように液体で注入する方法で移植する。

       今後、厚生労働相の正式な許可を待って、研究計画では5人の患者に移植されることになる。
      http://www.news24.jp/articles/2017/02/01/07353044.html

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    2. 他人のiPS細胞使って治療する世界初の臨床研究を了承
      2月1日 17時56分

      他人に移植しても拒絶反応を起こしにくい特殊なiPS細胞を使って、重い目の病気の患者を治療する「他家移植」と呼ばれるタイプの世界初の臨床研究の実施を、厚生労働省の審査委員会が了承しました。特殊なiPS細胞は、京都大学の山中伸弥教授のグループが作ったもので、培養によって増やし、多くの患者に使えることから、成功すれば数千万円かかっていた治療コストを大幅に引き下げ、再生医療の普及につながると期待されます。

      この臨床研究は、他人に移植しても拒絶反応を起こしにくい特殊なiPS細胞を使って、「加齢黄斑変性」という重い目の病気の網膜の組織を再生しようという他家移植と呼ばれるタイプのもので、神戸市にある理化学研究所や、神戸市立医療センター中央市民病院、それに京都大学と大阪大学のチームが去年10月、厚生労働省に実施を申請していました。

      厚生労働省の審査委員会は1日、2回目の審議を行い、倫理面や技術面から、計画の内容は法律が定める再生医療の基準に適合するとして、臨床研究の実施を了承しました。

      これで国による実質的な審査は終了し、研究チームは今後、厚生労働大臣の了承を得て、臨床研究に参加する患者を選ぶ作業に入ります。そして早ければ、ことし前半にも世界初となる手術が行われる見通しです。

      iPS細胞をめぐっては、3年前に重い目の病気の患者本人からiPS細胞を作り、網膜の組織を再生させる「自家移植」と呼ばれるタイプの手術が行われましたが、患者ごとにiPS細胞を作ると、半年以上の期間と数千万円に上る費用がかかり、普及に向けた課題になっていました。

      今回の臨床研究で使われるiPS細胞は、京都大学の山中伸弥教授のグループが特殊な免疫のタイプを持つ人から細胞を提供してもらい作ったもので、細胞は自在に増やせ、多くの患者に使えるため、成功すれば、コストや手術までの期間の大幅な削減が可能で、iPS細胞を使った医療の普及につながると期待されています。

      加齢黄斑変性とは

      加齢黄斑変性は目の網膜が傷つく難病で、国内の患者は、およそ70万人と推計され、多くが進行の早いタイプだとされています。

      目の網膜組織が傷ついて、働きが低下し、視野がゆがんだり狭くなったりして、症状が進行すると視力が失われます。

      患者に対しては、これまで、薬剤を注射するなどの治療が行われてきました。しかし、症状が進むのを抑えることはできても、傷ついた部分を修復する効果はあまり期待できず、根本的な治療法にはなっていません。

      了承された臨床研究の内容は

      今回、了承されたのは他人のiPS細胞を使って、加齢黄斑変性の治療を行う世界初の臨床研究です。

      理化学研究所の高橋政代プロジェクトリーダーなどのグループは3年前、加齢黄斑変性の患者本人からiPS細胞を作り、網膜の組織に変化させて移植する臨床研究を行い、これまでのところ、安全性に問題はなく、症状の悪化も抑えられているとしています。

      しかし、患者一人一人からiPS細胞を作るには半年以上の期間と数千万円にのぼる費用がかかるうえ、計画されていた2例目の手術は作製されたiPS細胞に遺伝子の変異が複数見つかって中止となるなど、課題も残されていました。

      今回の計画では、京都大学iPS細胞研究所が健康な提供者の細胞から、あらかじめ作って保管しているiPS細胞を使って行う、世界で初めての他家移植となります。

      あらかじめ作って保管しているiPS細胞を活用することで、これまでの自家移植では移植手術まで11か月あった待機時間が、3か月から5か月程度に短縮されるほか、費用も大幅に抑えられると期待されています。

      また、他人に移植しても拒絶反応が起きにくい特殊なタイプの免疫を持った人から提供された細胞を使っているため、拒絶反応は少なく抑えることができるということです。

      計画では、細胞が含まれた液体を目に注入する方法で移植が行われ、安全性や効果を調べることにしています。

      手術は神戸市の中央市民病院と大阪大学附属病院で行われる予定で、グループでは、ことし前半の手術の実施を目指すということです。

      加齢黄斑変性の患者は

      大阪市に住む堀部和子さん(70)は30歳のころ、右目で見る景色がゆがみ、視野も狭くなりました。

      病院に行きましたが、当時は加齢黄斑変性とはわからず、十分な治療が受けられないまま、10年余り前、50代の時に左目にも症状が出て、初めて加齢黄斑変性と診断されました。

      それ以降は目に薬を注射をするなどの治療を続けてきましたが、症状の悪化は止まらず、視野が狭くなり、視力も下がり続けました。

      新聞は拡大鏡を使って、ひと文字ずつしか読むことができず、段差や案内板などがよく見えないため、慣れない土地に1人で出かけるのは難しいということです。

      堀部さんは今回の他人のiPS細胞を使った臨床研究が成功し、移植にかかる時間や費用が大幅に抑えることにつながれば、多くの人が救われると期待を寄せています。

      堀部さんは「山中先生がノーベル賞を受賞したときに加齢黄斑変性の治療の研究が進められていることを知りました。自分の病気も、いつか治るかもしれないと、まさに朗報でした。万能細胞と呼ばれるiPS細胞の移植によって将来的にどんな病気でも治せるようにしてほしいです」と話していました。

      iPS細胞 ほかの研究でも

      今回のように特殊なiPS細胞を使って、病気などで傷ついた体の機能を再生させようという臨床研究は、ほかにも、さまざまなグループが計画を進めています。

      大阪大学の西田幸二教授らのグループは、目の角膜の組織を再生し、失われた視力の回復を目指す臨床研究を、また、同じ大阪大学の澤芳樹教授らのグループは心筋梗塞などで傷ついた心臓の筋肉を再生させる臨床研究などの実施を目指しています。

      京都大学iPS細胞研究所の江藤浩之教授のグループは、iPS細胞から血液の成分の血小板を大量に作る技術を開発していて、血液の病気の患者に輸血する臨床研究や治験を行う計画を進めています。

      さらに京都大学iPS細胞研究所の高橋淳教授のグループはパーキンソン病の患者を対象に、脳の神経細胞を再生させる治療法の開発を目指した研究を計画しています。

      iPS細胞を保存するプロジェクトも

      京都大学は、他人に移植しても拒絶反応をおこしにくい特殊なiPS細胞を作り出し、必要な患者がいつでも使えるように保存しておく「iPS細胞ストック」と呼ばれるプロジェクトを4年前から始めています。

      こうしたiPS細胞は、日本人の中に、ごくわずかにいる特定のタイプの免疫を持つ人に細胞を提供してもらい作るもので、実際に人に移植されるのは、今回が初めてとなります。

      iPS細胞は、いったん作り出せば、自在に増やすことができるため、患者一人一人から、そのつど、iPS細胞を作る自家移植に比べ、今回の他家移植は移植までの待機期間や、治療コストを大幅に抑えることができると期待されています。

      現在、ストックに保存されているiPS細胞は1種類ですが、日本人のおよそ17%に移植できるということで、京都大学では今後、保存する細胞の種類を増やし、日本人の大半の人をカバーできるようにしたいとしています。

      iPS細胞ストックをめぐっては先月、保存していた2種類のiPS細胞のうち1種類で、作製の過程で誤った試薬を使った可能性があることがわかり、この細胞の研究機関への提供が停止される事態が起きました。

      このため、大阪大学などが進めている角膜を移植する臨床研究が1年程度、遅れる可能性があるほか、京都大学が進めている輸血用の血小板の臨床研究も遅れが出るおそれがあるということです。

      ただ、今回使われるのは残された、もう1種類のiPS細胞で、今後の臨床計画の実施に影響はないということです。

      専門家「再生医療発展への大きな一歩」

      日本再生医療学会の理事長で、自身も他人のiPS細胞から作った心臓の筋肉の細胞を患者に移植する研究を進めている大阪大学の澤芳樹教授は「他人のiPS細胞を使った臨床研究のスタートは今後、再生医療が発展していくための大きな一歩だ」と話しています。

      そのうえで、「今後、研究者らが議論を続け、安全性についての情報を共有し、患者にとって最もよい有効性と安全性のバランスを考えていく必要がある。より迅速に患者の元に新しい再生医療を届けられるよう、われわれも続いていきたい」と話しています。
      http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170201/k10010860921000.html

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    3. 他人のiPS細胞での臨床研究、厚労省部会了承
      2017年2月1日22時27分

       目の難病の患者に他人のiPS細胞(人工多能性幹細胞)から作製した目の網膜細胞を移植する、理化学研究所などによる世界初の臨床研究計画を1日、厚生労働省厚生科学審議会の再生医療等評価部会が了承した。

       本人のiPS細胞を使う場合に比べ、コストと時間を大幅に削減でき、iPS細胞の本格的な医療応用への一歩となる。今月中に厚労相が正式に承認し、今年前半にも実施される。

       iPS細胞はがん化のリスクの低減が大きな課題となっている。厚労省によると、同部会は、臨床研究に使う細胞の615種類のがん関連遺伝子に異常がないとする理研などのデータを確認し、計画を了承した。

       臨床研究は、理研のほか、京都大iPS細胞研究所、神戸市立医療センター中央市民病院、大阪大病院の計4機関が、目の難病「加齢黄斑変性」の患者5人を対象に計画している。京大があらかじめ健康な人から作製して備蓄したiPS細胞を、理研が目の網膜細胞に変え、両病院で患者の目に注射して移植する。

       理研などは2014年9月、女性患者本人のiPS細胞で作った網膜細胞のシートを移植する臨床研究1例を実施した。経過は良好だが、手術の同意から移植までに約1年かかり、コストも約1億円に上った。他人のiPS細胞を使えば移植までの時間は1か月程度、費用は1人当たり2000万~数百万円にできるという。

       他人の細胞を移植に使うため、京大では拒絶反応が起きにくい特殊な免疫の型を持つ人からiPS細胞を作製している。

       理研などは昨年10月、今回の計画を厚労省に提出。審査終了後、部会長の福井次矢・聖路加国際大学長は「動物実験などのデータから、移植による利益を上回るリスクはないだろうと判断した」と説明した。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20170201-118-OYT1T50102

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  48. パーキンソン病治療、他人のiPS細胞で30年度の治験目指す 京大CiRA高橋淳教授
    2017.2.3 23:37 産経ニュース

     人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使ったパーキンソン病の治療を研究している京都大iPS細胞研究所(CiRA(サイラ))の高橋淳教授は3日、他人の細胞から作ったiPS細胞による治療の実用化へ向け、平成30年度の治験開始を目指すことを明らかにした。

     他人由来のiPS細胞をめぐっては、理化学研究所などによる網膜移植の臨床研究について厚生労働省が了承。厚労相が2日付で通知を出している。

     高橋教授によると、拒絶反応が起きにくい免疫型を持つ健常者の血液からあらかじめ作製し、ストックしていたCiRAの再生医療用のiPS細胞を使用。今後の実用化段階では、iPS細胞から作製した神経前駆細胞を、パーキンソン病患者の脳内に注入して移植する方法で手術を行う。

     CiRAでは、患者自身のiPS細胞を使った臨床研究も検討したが、高橋教授は「患者自身のiPS細胞を使用する計画はコストや時間のめどがたたなかった」と説明。結果的に他人のiPS細胞を使う方が実用化への早道になると判断したという。また、ストック細胞を使うことで費用や移植までの期間が縮減できることが期待され、高橋教授は治療費を数百万円レベルに抑えることを目標とした。

     計画では、国から医薬品医療機器法(旧薬事法)に基づく承認を得られれば、大日本住友製薬(大阪市)がiPS細胞由来の神経細胞を再生医療用に製品化する方針。

    ◇パーキンソン病

     脳内で情報を伝える「ドーパミン」という物質をつくる神経細胞が少なくなるなどし、運動などに支障が出る難病。現在は薬剤による治療が一般的だが、完治できる治療法がないという。
    http://www.sankei.com/west/news/170203/wst1702030087-n1.html

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    1. 「iPS細胞」のニュース
      http://www.2nn.jp/word/iPS%E7%B4%B0%E8%83%9E

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    2. 次々ネタを創作し続けなきゃウソがばれてしまう…

      ホラ吹きまくって風呂敷広げられるうちが華…

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    3. iPS細胞で治療“治験で”
      02月04日 06時39分 NHK大阪放送局

      iPS細胞から神経の元となる細胞を作り、パーキンソン病の患者に移植する研究を進めている京都大学のグループは、平成30年度に国の承認を得るための「治験」という枠組みで実際の患者への移植を目指すことになりました。
      これは京都大学iPS細胞研究所の高橋淳教授が3日、報道関係者向けの説明会で発表しました。
      高橋教授らのグループは、手足が震えたり、体が動かなくなったりする難病のパーキンソン病の患者を対象に、iPS細胞から神経の元となる細胞を作り、脳に移植するための研究を進めています。
      これについて高橋教授は実際の患者に移植する初めての手術を平成30年度に、医薬品として国の承認を得るための「治験」という枠組みで行う方針を明らかにしました。
      「治験」で行うことで実用化に向けた手続きがより迅速に進む一方で、大学などが独自に行う「臨床研究」に比べて高い安全性の検証などが求められるということです。
      また、グループでは当初、患者本人のiPS細胞を使う計画でしたが、京都大学が保存している拒絶反応が起きにくいタイプの他人のiPS細胞を使う「他家移植」と呼ばれる方法に変更するということです。
      高橋教授は「他家移植の方が、コストを大きく抑えられる可能性が高く、将来の実用化を早めることにつながるのではないか」と話しています。
      http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20170204/3619881.html

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    4. iPS細胞治療“治験”で

      iPS細胞から神経の元となる細胞を作り、パーキンソン病の患者に移植する研究を進めている京都大学のグループは、平成30年度に国の承認を得るための「治験」という枠組みで実際の患者への移植を目指すことになりました。
      これは京都大学iPS細胞研究所の高橋淳教授が3日、報道関係者向けの説明会で発表しました。
      高橋教授らのグループは、手足が震えたり、体が動かなくなったりする難病のパーキンソン病の患者を対象に、iPS細胞から神経の元となる細胞を作り、脳に移植するための研究を進めています。
      これについて高橋教授は実際の患者に移植する初めての手術を平成30年度に、医薬品として国の承認を得るための「治験」という枠組みで行う方針を明らかにしました。
      「治験」で行うことで実用化に向けた手続きがより迅速に進む一方で、大学などが独自に行う「臨床研究」に比べて高い安全性の検証などが求められるということです。
      また、グループでは当初、患者本人のiPS細胞を使う計画でしたが、京都大学が保存している拒絶反応が起きにくいタイプの他人のiPS細胞を使う「他家移植」と呼ばれる方法に変更するということです。
      高橋教授は「他家移植の方が、コストを大きく抑えられる可能性が高く、将来の実用化を早めることにつながるのではないか」と話しています。
      02月04日 11時32分 NHK京都放送局
      http://www3.nhk.or.jp/lnews/kyoto/2013525361.html

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  49. iPS細胞作製 安く簡単に…京大チーム 新手法開発
    2017年2月4日15時0分

     iPS細胞(人工多能性幹細胞)の培養にかかる手間を減らし、費用も抑えられる新たな手法を見つけたと、京都大学のチームが発表した。材料費の一部を10分の1程度に減らせる可能性があるという。論文が英科学誌サイエンティフィック・リポーツに掲載された。

     iPS細胞の培養では、細胞を接着させる「のり」の役割を持つ材料を、事前に培養皿に付着させておく必要があり、この処理に1時間以上かかる。

     チームは、複数ある材料のうち「ラミニン511」というたんぱく質の断片を使えば、細胞に混ぜるだけで容器に細胞が接着することを確認した。量も、従来の10分の1で済んだ。

     チームの宮崎隆道・京大助教(幹細胞生物学)は「再生医療には大量の細胞を使うため、今回の手法がコスト削減につながると期待できる。心筋細胞の移植に使う場合、数百万円かかる材料費が、数十万円程度に抑えられる可能性がある」と話す。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20170204-118-OYTPT50309

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  50. 特殊なiPS細胞で重い目の病気治療 患者を募集へ
    2月6日 19時19分

    拒絶反応を起こしにくい特殊なiPS細胞を使って、重い目の病気の患者を治療する「他家移植」と呼ばれるタイプの世界初の臨床研究を進める理化学研究所などのグループが6日に会見し、今後、5人を目標に患者の募集を始めることを明らかにしました。

    6日の会見には「他家移植」の臨床研究を共同で進める理化学研究所の高橋政代プロジェクトリーダーと神戸市立医療センター中央市民病院の栗本康夫眼科部長らが出席しました。

    この研究は京都大学の山中伸弥教授のグループが作った他人に移植しても拒絶反応を起こしにくい特殊なiPS細胞を使って「加齢黄斑変性」という重い目の病気の網膜の組織を再生しようというもので、今月2日、厚生労働省が実施を了承しました。

    会見で高橋プロジェクトリーダーは「将来の治療の形がどうなるかが決まる重要な研究で、短い期間で実施するため、気持ちを引き締めていきたい」と述べ意気込みを語りました。
    また移植手術を担当する中央市民病院の栗本部長は、「今回は、実用化に向けた大きなステップなので身が引き締まる思いだ」と話しました。

    グループでは今後、5人を目標に患者の募集を始めるということで、拒絶反応を起こしにくい他人のiPS細胞を使って重い目の病気を治す世界初の手術は、早ければことし前半にも行われる見通しです。

    iPS細胞をめぐっては、3年前に患者本人から作製したiPS細胞を使った「自家移植」と呼ばれるタイプの手術が行われましたが、半年以上の期間と数千万円に上る費用が課題になっていました。
    今回の「他家移植」の手術ではコストや期間が大幅に減るとされていて、iPS細胞を使った医療の普及につながると期待されています。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170206/k10010866781000.html

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    1. 理研、他人のiPS臨床研究開始
      重い目の病気、世界初
      2017/2/6 21:04

       理化学研究所などのチームは6日、他人の人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作った網膜の細胞を、重い目の病気の患者に移植する臨床研究を始めた。5人を目標に対象患者の募集も開始。

       他人のiPS細胞から作った網膜細胞を移植する臨床研究は世界初。1日に厚生労働省の専門部会が了承した。安全性を確認するとともに将来的には視力改善を目指す。

       神戸市で記者会見した理研多細胞システム形成研究センター(神戸市)の高橋政代プロジェクトリーダーは「将来的な治療がどういう形になるか決める重要なステップ」と話した。1例目の手術は今年前半が目標。
      https://this.kiji.is/201264943805335037

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    2. 他人のiPS細胞由来 世界初の移植手術へ
      2017年2月6日 23:54

       6日午後、世界初の手術へ向けて、研究チームが会見を開いた。

       高橋政代医師「他家(他人)のiPS由来の色素上皮の移植は世界初」

       他人のiPS細胞を使って行われる世界で初めての移植手術。物の大きさなどが識別しにくくなる目の難病「加齢黄斑変性」の治療を目指す。

       患者自身のiPS細胞を使う場合、移植までの期間はおよそ10か月。費用は1億円ほどにのぼる。

       それに対し、すでにある他人のiPS細胞を使えば、期間は最短で1か月に。費用も5分の1ほどに抑えられる。

       研究チームは5人の患者を募集し、手術は今年6月末までに行いたい考え。
      http://www.news24.jp/articles/2017/02/06/07353441.html

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    3. 自家、他家…

      自家用車という言葉はあるが、他家用車っていう言葉はないなあ…

      自家受粉他家受粉というのはある。
      https://www.google.co.jp/search?q=%E8%87%AA%E5%AE%B6+%E4%BB%96%E5%AE%B6

      iPS細胞再生医学って、植物学(工学、植物バイテク)の知識を応用しているのかな?(笑)。

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    4. iPS他家移植 患者を募集へ
      02月06日 18時21分 NHK大阪放送局

      拒絶反応を起こしにくい特殊な免疫を持った他人のiPS細胞を使って、重い目の病気の患者を治療する「他家移植」と呼ばれるタイプの世界で初めての臨床研究を進める神戸市の病院などのグループが、6日、会見を開き、国の了承を得たことを受けて、5人を目標に患者の募集を始めることを明らかにしました。
      6日、神戸市中央区で開かれた会見には、「他家移植」の臨床研究を共同で進める、神戸市立医療センター中央市民病院の栗本康夫・眼科部長と、神戸市の理化学研究所の高橋政代プロジェクトリーダー、それに大阪大学の西田幸二教授が出席しました。
      この研究は、京都大学の山中伸弥教授のグループが作った他人に移植しても拒絶反応をおこしにくい特殊なiPS細胞を使って、「加齢黄斑変性」という重い目の病気の網膜の組織を再生しようというもので、今月2日、厚生労働省に了承されました。
      会見では、高橋プロジェクトリーダーが「将来の治療の形がどうなるかが決まる重要な研究で、短い期間で実施するため、気持ちを引き締めていきたい」と述べ意気込みを語りました。
      また、中央市民病院の栗本部長は「今回は、実用化に向けた大きなステップなので身が引き締まる思いだ」と話しました。
      グループでは今後、5人を目標にiPS細胞と免疫のタイプが一致する患者の募集を始めるということで、細胞が含まれた液体を目に注入する方法で移植を行い、安全性や効果を調べるということです。
      拒絶反応を起こしにくい他人のiPS細胞を使って重い目の病気を治す世界初の手術は、早ければことし前半にも行われる見通しです。
      iPS細胞をめぐっては、3年前に患者本人から作製したiPS細胞を使った「自家移植」と呼ばれるタイプの手術が行われましたが、半年以上の期間と数千万円にのぼる費用が課題になっていました。
      「他家移植」では、あらかじめ保存した細胞を使うため、コストや期間が大幅に減るとされていて、iPS細胞を使った医療の普及につながると期待されています。
      http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20170206/3616191.html

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    5. iPS「他家移植」患者募集へ

      拒絶反応を起こしにくい特殊な免疫を持った他人のiPS細胞を使って、重い目の病気の患者を治療する「他家移植」と呼ばれるタイプの世界で初めての臨床研究が国に認められたことを受けて、研究を進める神戸の病院や大阪大学のグループが会見を開き、患者を募集して、5人を目標に、移植を行う方針を明らかにしました。
      神戸市中央区で開かれた会見には、「他家移植」の臨床研究を共同で進めている、神戸市立医療センター中央市民病院の栗本康夫眼科部長と、神戸市の理化学研究所の高橋政代プロジェクトリーダー、それに大阪大学の西田幸二教授が出席しました。
      この研究は、京都大学の山中伸弥教授のグループが作った、他人に移植しても拒絶反応をおこしにくい特殊なiPS細胞を使って、「加齢黄斑変性」という重い目の病気の網膜の組織を再生しようというもので、今月2日に厚生労働省に認められました。
      これを受けて研究チームは、患者を募集して、5人を目標に、細胞が含まれた液体を目に注入する方法で移植を行い、手術の安全性や効果を調べる方針を明らかにしました。
      今後、患者を選ぶ作業に入る予定で、世界初となる手術は、早ければことし前半にも行われる見通しです。
      これについて高橋プロジェクトリーダーは、「将来の治療の形がどうなるか、決まる研究で、しかも、短い期間で実施するため、気持ちを引き締めていきたい」と話しました。
      また、中央市民病院の栗本部長は、「今回は、実用化に向けた大きなステップなので身が引き締まる思いだ」と話しました。
      iPS細胞をめぐっては、3年前に患者本人からiPS細胞をつくり、網膜の組織を再生させる「自家移植」と呼ばれるタイプの手術が行われましたが、半年以上の期間と数千万円にのぼる費用が課題になっていました。
      「他家移植」であれば、細胞は、自在に増やせ、多くの患者に使えるため、成功すればコストや手術までの期間の大幅な削減が可能で、iPS細胞を使った医療の普及につながると期待されています。
      02月06日 17時59分 NHK神戸放送局
      http://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/2023614871.html

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  51. 医者崩れの手がける、本職の医者がお手上げの隙間の領域目掛けてやる医学風手品、その実態は科学詐欺…

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  52. iPS培養用の布開発、京大
    ナノファイバー使い
    2017/2/8 23:55

     京都大の亀井謙一郎特定准教授(幹細胞工学)らは8日、人工多能性幹細胞(iPS細胞)を大量培養するための“足場”となる布を、ナノファイバーなどを使って開発したと発表した。肌着大手グンゼとの共同開発で、コスト軽減につながるという。

     亀井特定准教授によると、布はゼラチンや合成繊維でできており、厚さは1ミリ弱。細胞を表面に付着させてから、培養のための液を入れた袋の中に複数枚、折り畳んで入れるなどする。

     人のiPS細胞で心臓や肝臓などの組織を臨床応用に向けて作った場合、培養皿を使った方法では患者1人につき皿が千枚以上必要。開発した布だと実施スペースが小さくて済む。
    https://this.kiji.is/202014632047478269

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  53. ほとんどまったく実用化には近づいてないなあ…

    「研究」のための「研究」に堕していくばかりだ…

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  54. 高いといわれる再生医療、いくらかかる?
    2017年2月8日18時6分

     iPS細胞(人工多能性幹細胞)などを用いる再生医療の治療コストについて、京都大iPS細胞研究所を中心としたチームが初の実態調査を始めた。

     治療に取り組む大学や企業の約10グループに聞き取り、3年かけて報告書をまとめる。再生医療は実用化が進む一方、治療に多額の費用がかかる点が懸念されており、実態を明らかにし、今後の研究開発に役立てる。

     再生医療は2000年代に入り、導入が本格化している。ただ、細胞の培養や加工などで従来の治療法より費用や手間がかかり、理化学研究所などが14年に行ったiPS細胞による目の難病治療では、患者1人に約1億円かかった。

     全体のコストの詳細なデータはなく、将来、国の保険財政を圧迫しかねないとの指摘もあり、実態把握を求める声が高まっていた。

     調査は今年1月に開始。チームのメンバーが、対象となる大学や企業の担当者らに、治療に使う細胞の培養費や品質検査費、移植手術費など、どんな治療にどれだけの費用がかかっているのか項目ごとに細かく聞き取る。

     対象には、脊髄損傷の治療準備を進めている慶応大、食道や歯周の再生を手がける東京女子医科大、がんなどの免疫細胞による治療に取り組む京都大などが含まれている。

     調査ではまた、日本再生医療学会の会員計約5600人へのアンケートも行う。どんな治療にいくらかかっているのか明らかにする。実態を把握した上で、既存の治療法とコストを比較。今後、どの病気に再生医療の研究開発予算を配分することが適切なのか、検討材料を示す。

     再生医療に使われている製品では、現在4種類が保険適用の対象となっている。ただ、シート状の細胞を心臓に貼って治す「ハートシート」は1476万円、骨髄移植の副作用の治療に培養した幹細胞を使う「テムセル」は1390万円などいずれも高額だ。

     チームの八代嘉美・iPS細胞研究所特定准教授(幹細胞学)は「コストを明確にすることによって、再生医療が社会に受け入れられるよう調査を進めたい」と話している。

     ◆再生医療=事故や病気で失われた臓器や器官を修復し、機能を再生させる医療。修復には、iPS細胞などから様々な組織や細胞を人工的に作って移植するなど、多くの方法がある。日本の経済成長戦略の柱としても期待されており、国内の市場規模は2030年、1兆円が見込まれている。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20170208-118-OYT1T50096

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    1. 再生医療 コスト調査…京大など 10グループ聞き取りへ
      2017年2月10日15時0分

       iPS細胞(人工多能性幹細胞)などを用いる再生医療の治療コストについて、京都大学iPS細胞研究所の八代嘉美・特定准教授を中心としたチームが初の実態調査を始めた。治療に取り組む10程度の大学や企業に聞き取り、3年かけて報告書をまとめる。再生医療は多額の費用がかかる点が懸念されており、実態を明らかにし、今後の研究開発に役立てる。

       再生医療は、細胞の培養や加工などで従来の治療より費用や手間がかかる。理化学研究所などが2014年に行ったiPS細胞による目の難病治療では、患者1人に約1億円かかった。

       コストの詳細なデータはなく、将来、国の保険財政を圧迫しかねないとの指摘もあり、実態把握を求める声が高まっていた。

       調査は今年1月に開始。対象となる大学や企業の担当者らに、治療に使う細胞の培養費や品質検査費、移植手術費など、どんな治療にどれだけの費用がかかるのかを細かく聞き取る。対象は、脊髄損傷の治療準備を進めている慶応大学、食道や歯肉の再生を手がける東京女子医科大学、がんなどの免疫細胞による治療に取り組む京都大学などが含まれている。

       日本再生医療学会の会員計約5600人へのアンケートも行う。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20170210-118-OYTPT50285

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  55. iPSで脊髄損傷の機能回復目指す臨床研究を申請
    2月10日 11時30分

    交通事故などで脊髄を損傷し、体を動かせなくなった患者に、iPS細胞から作った神経の基になる細胞を移植し、体の機能の回復を目指す世界初の臨床研究について、慶応大学の研究グループが、10日、学内の倫理委員会に実施の申請を行ったことを明らかにしました。これまで有効な治療法がなかった脊髄損傷で再生医療が大きく動き始めました。

    この臨床研究は、慶応大学の岡野栄之教授と中村雅也教授らのグループが計画しているもので、10日、学内の倫理委員会に実施の申請を行いました。

    臨床研究では、脊髄を損傷した18歳以上の患者7人に、iPS細胞から作った神経の基になる細胞を移植し、動かなくなった手や足など体の機能の回復を目指します。グループでは、世界初となる手術を来年前半にも行うことを目指していて、倫理委員会に続いて、国などの委員会の了承を求めることにしています。

    グループによりますと、国内では毎年およそ5000人が交通事故などで脊髄損傷になっていますが、有効な治療法は確立されていません。慶応大学の岡野栄之教授は「これまで20年近く、脊髄を再生させる研究を行ってきた。今回の臨床研究は、これに最新のiPS細胞の技術を組み合わせた世界初のもので、成功させたい」と話しています。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170210/k10010871291000.html

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    1. iPSで脊髄損傷臨床研究申請
      02月10日 11時40分

      交通事故などで脊髄を損傷し体を動かせなくなった患者に、iPS細胞から作った神経の元になる細胞を移植し、体の機能の回復を目指す世界初の臨床研究について慶応大学の研究グループが、10日、学内の倫理委員会に実施の申請を行ったことを明らかにしました。

      これまで有効な治療法がなかった脊髄損傷で、再生医療が大きく動き始めました。

      この臨床研究は、慶応大学の岡野栄之教授と、中村雅也教授らのグループが計画しているもので、10日、学内の倫理委員会に実施の申請を行いました。
      臨床研究では、脊髄を損傷した18歳以上の患者7人に、iPS細胞から作った神経の元になる細胞を移植し、動かなくなった手や足など体の機能の回復を目指します。
      グループでは、世界初となる手術を来年前半にも行うことを目指していて、倫理委員会に続いて国などの委員会の了承を求めることにしています。
      グループによりますと、国内では毎年およそ5000人が、交通事故などで脊髄損傷になっていますが、有効な治療法は確立されていません。
      慶應大学の岡野栄之教授は「これまで20年近く、脊髄を再生させる研究をおこなってきた。今回の臨床研究は、これに最新のiPS細胞の技術を組み合わせた世界初のもので、成功させたい」と話しています。
      脊髄損傷の患者からは、今回の臨床研究に期待する声が上がっています。
      小形希さん(24歳)は、おととしの夏、交通事故で、脊髄を損傷しました。
      大学を卒業し、希望していた会社に就職してわずか3か月。
      生活は一変しました。
      毎日リハビリを続けていますが、胸より下はまったく動きません。
      小形さんは「歩けないし立てないので、トイレに行くのも大変だし、着替えるのも大変だし、お風呂に入るのも大変。あの事故に遭った瞬間に人生を変えたというか、歩けていたころを忘れるというか」と話しています。
      小形さんは、iPS細胞を使って脊髄の神経を再生させる今回の臨床研究に期待しているといいます。
      「希望ですね、やっぱり。歩けたり、立てたりしてふつうの健常者として生活できることにこしたことはないので、はやく実用化してくれれば一日もはやく受けたい」。
      http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20170210/3761061.html

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    2. かかわっているヒトビト、ほんとうに心底実用化できると思っているのかね?

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    3. デキルデキルとまやかしにかける「手品」が通用するうち、目いっぱい手がけて、科学研究費をどっさりしゃぶるアコギな魂胆なんだろう…

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    4. 世の中じゃ、それを税金泥棒とか詐欺とかの研究不正といわないで、りっぱな「科学研究」というらしい。

      あとでふりかえってみれば、やってることは詐欺そのもの…

      ひどいものだな。

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    5. iPSで脊髄治療、神経の回復図る…来年にも
      2017年2月10日22時38分

       iPS細胞(人工多能性幹細胞)を使って脊髄損傷の患者を治療する臨床研究を、慶応大学のチームが10日、学内の倫理委員会に申請した。

       早ければ来年前半にも開始する。

       臨床研究は、同大の岡野栄之教授(生理学)と中村雅也教授(整形外科)らが実施する。対象は、交通事故などで脊髄を損傷して手足が動かせなくなった18歳以上の7人。京都大学で備蓄している他人のiPS細胞の提供を受け、神経のもとになる細胞を作製して患部に移植し、途切れた神経の回復を図る。

       学内の手続き後、安全性などを評価する国の専門家委員会の了承を得たうえで、来年から2年かけて患者の登録と移植を行い、経過を1年間観察する。チームは、脊髄を損傷したサルやマウスへの移植実験で治療効果を確認した。

       岡野教授によると、国内では毎年約5000人が交通事故などで脊髄を損傷しているが、これまで有効な治療法はなかった。今回の臨床研究の対象は、脊髄を損傷して2~4週間の効果が出やすい患者だが、将来は損傷して長い時間が経過した慢性期の患者の治療にもつなげたい考え。

       NPO法人日本せきずい基金の大浜真理事長は「臨床研究で良い結果が出て、患者の大半を占める慢性期の治療へとつながることを願っている」と話した。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20170210-118-OYT1T50123/

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    6. iPSで脊髄治療 来年にも…慶大、学内倫理委に申請
      2017年2月11日5時0分

       iPS細胞(人工多能性幹細胞)を使って脊髄損傷の患者を治療する臨床研究を、慶応大学のチームが10日、学内の倫理委員会に申請した。早ければ来年前半にも開始する。

       臨床研究は、同大の岡野栄之教授(生理学)と中村雅也教授(整形外科)らが実施する。対象は、交通事故などで脊髄を損傷して手足が動かせなくなった18歳以上の7人。京都大学で備蓄している他人のiPS細胞の提供を受け、神経のもとになる細胞を作製して患部に移植し、途切れた神経の回復を図る。

       学内の手続き後、安全性などを評価する国の専門家委員会の了承を得たうえで、来年から2年かけて患者の登録と移植を行い、経過を1年間観察する。チームは、脊髄を損傷したサルやマウスへの移植実験で治療効果を確認した。

       岡野教授によると、国内では毎年約5000人が交通事故などで脊髄を損傷しているが、これまで有効な治療法はなかった。今回の臨床研究の対象は、脊髄を損傷して2~4週間の効果が出やすい患者だが、将来は損傷して長い時間が経過した慢性期の患者の治療にもつなげたい考え。

       NPO法人日本せきずい基金の大浜真理事長は「臨床研究で良い結果が出て、患者の大半を占める慢性期の治療へとつながることを願っている」と話した。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20170211-118-OYTPT50093

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    7. 脊髄損傷「高齢でも細胞移植に可能性」
      2017年3月1日15時0分

       脊髄を損傷した老齢のマウスに、神経のもとになる細胞を移植すると、若いマウスの場合と同程度に運動機能が回復したとする論文を、慶応大学のチームが科学誌に発表した。

       同大では、iPS細胞(人工多能性幹細胞)を使った脊髄損傷治療の臨床研究を計画しており、症状が重くなりやすい高齢者にも治療が有効である可能性を示す成果だとしている。

       同大の岡野栄之教授(生理学)と中村雅也教授(整形外科)らは、人の20歳前後相当の生後2か月~3か月のマウスと、70歳前後相当の生後1年3か月~1年半のマウスの脊髄を傷つけた。老齢のマウスは足の機能障害が重く表れたが、マウスの胎児から採取した神経幹細胞を患部に移植すると、どちらも足が同程度まで動くようになった。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20170301-118-OYTPT50215

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    8. 医学研究を装った手品でしかなく…

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  56. 再生医療技術の全国的な底上げを 学会が支援事業へ
    2月17日 15時13分

    iPS細胞などを使った再生医療技術の全国的な底上げを図ろうと、日本再生医療学会は最先端の技術を持つ京都大学などと連携し、iPS細胞の作製方法やヒトへの応用を進めるために必要なノウハウを、各地の大学などに伝える支援事業を始めることになりました。

    これは日本再生医療学会が17日会見し、明らかにしたものです。

    それによりますと、学会では京都大学や理化学研究所など最先端の技術を持つ9つの研究機関と連携し、希望する大学などにiPS細胞に関するさまざまなノウハウを伝え、再生医療技術の全国的な底上げを図ります。
    具体的には、専門スタッフを派遣し、iPS細胞の扱い方やヒトへの応用を進めるのに必要な臨床研究の計画書をどう作ればよいのかなどのノウハウを伝えます。
    また、細胞の臨床培養士と呼ばれる専門のスタッフが全国的に不足していることから、インターネットを使って培養士に必要な知識を学べるシステムも作るなど人材育成も行います。

    学会の理事長の澤芳樹大阪大学教授は、「日本は再生医療技術が高いと言われているが、そのノウハウは限られた研究機関にしかないのが現状だ。再生医療を産業化していくためにも、全国でノウハウを共有して、日本全体として再生医療を活発化させたい」と話していました。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170217/k10010880371000.html

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    1. 一般汎用技術になるとなりすまし…(笑)。

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    2. その実態は、ますます秘儀秘教のギルドの結束が要求され…

      まるで「秘密結社」の復興復活運動だ(笑)。

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    3. 仲間(一般会員)をふやすとみせかけて、その実態は医科様ネットワーク拠点の構築…

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    4. 再生医療の臨床研究支援…新組織設立へ
      2017年2月22日15時0分

       日本再生医療学会(理事長=澤芳樹・大阪大学教授)は、再生医療に関心を持つ研究者の臨床研究を支援する新組織を今年春に設立すると発表した。

       新組織は「再生医療ナショナルコンソーシアム」。京都大学や慶応大学など研究実績が豊富な9機関が連携。研究者に、iPS細胞(人工多能性幹細胞)の培養や狙った細胞に変える方法、効果の測り方、国への届け出などについてノウハウを伝える。2018年度までに10件以上の臨床研究の支援を目標としている。

       また新組織は、全国で行われている臨床研究の成果を集めたデータベースの運用も行う。治療法の概要や検査のデータを集積し、複数の研究をまとめて、効果や副作用の分析ができるようにする。

       再生医療では、iPS細胞を目や神経の細胞に変え、網膜の病気や脊髄損傷などの治療に使う臨床研究の計画が進んでいる。しかし近年、臨床研究を行おうとする人が固定化し広がっていない、などの課題が指摘されている。学会は、新組織の活動で、研究の裾野を広げ、実用化を加速させたい考えだ。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20170222-118-OYTPT50220

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  57. iPS培養 布で10倍増…京大、グンゼのチーム発表
    2017年2月18日15時0分

     特殊な繊維で開発した布を使って、iPS細胞(人工多能性幹細胞)を大量に培養することに成功したと、京都大と肌着メーカー「グンゼ」(大阪市)のチームが発表した。従来の培養法と比べ、細胞の数を約10倍に増やせたといい、再生医療のコスト削減につながるという。論文が、国際科学誌バイオマテリアルズ電子版に掲載された。

     iPS細胞を臓器の再生医療に利用する場合、大量の細胞が必要になる。現在は、容器に入った液体に細胞を浮かせて大量培養する方法があるが、一部の細胞が傷つくなどして増えにくいといった課題があった。

     チームは、細胞を接着させる働きを持つゼラチンから、髪の毛の約3000分の1の細さの「ナノファイバー」(ナノは10億分の1)と呼ばれる繊維を作り、これより少し太い繊維を組み合わせて厚さ1ミリ以下の布を開発した。iPS細胞を接着させた布(約2センチ四方)60枚で培養した結果、1週間で従来の培養法より約10倍に増えたという。

     京大の亀井謙一郎・特定准教授(幹細胞工学)は「布は安価に製造でき、培養コストも5分の1以下にできる可能性がある」と話している。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20170218-118-OYTPT50274

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  58. 京都マラソン、山中所長も完走
    古都の名所駆け抜ける
    2017/2/19 15:21

     市民ランナーが古都の名所を駆け抜ける「京都マラソン2017」が19日、京都市内であり、全国や海外から約1万7千人が参加した。東日本大震災からの復興支援をテーマの一つとして始まり、今年で6回目。世界遺産・仁和寺では「ひろげよう!復興の輪と心の和」と書かれた横断幕を手にした僧侶らも声援を送った。

     京都大iPS細胞研究所の山中伸弥所長(54)は両手を上げながらフィニッシュ。出張先の海外でも坂を探し走っていた成果が出て、3時間27分45秒と自己ベストを更新したが、「iPS細胞はどんどん進化していくけど、僕のマラソンはそろそろ限界かな」とはにかんだ。
    https://this.kiji.is/205932450802712579

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  59. 筋ジストロフィーのマウス、ゲノム編集で回復
    2017年2月20日14時28分

     筋力が徐々に衰える遺伝性の難病、筋ジストロフィーになったマウスで、遺伝子を自在に改変できるゲノム編集技術を使って遺伝子を修復し、筋力を回復させる治療に成功したと、米ワシントン大の研究チームが発表した。

     論文が英科学誌「ネイチャー・コミュニケーションズ」に掲載された。

     筋ジストロフィーのうち、患者数が最も多い「デュシェンヌ型」と呼ばれるタイプは、遺伝子の異常によって筋肉の構造を支えるたんぱく質「ジストロフィン」が作れず筋肉が衰える。国内に推定約4000人の患者がいるとされるが、根本的な治療法は見つかっていない。

     チームは、このタイプの筋ジストロフィーを発症したマウス12匹を使用。病気の原因となる遺伝子のみを狙って修復する酵素をマウスの体内に注入したところ、筋肉細胞の最大約7割でジストロフィンが作られ、約4か月間にわたって筋肉の機能が改善した。

     筋ジストロフィーのマウスの遺伝子を修復する研究はこれまでも行われていたが、筋力の回復はわずかだった。今回、筋肉細胞だけに作用する酵素を使ったことで効果が向上したという。

     堀田秋津・京都大iPS細胞研究所特定拠点講師(幹細胞遺伝子工学)の話「体内に酵素を直接注入する手法は、人では安全性が確認されていないが、その課題がクリアできれば、筋ジストロフィー以外の難病にも応用できる可能性がある」
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20170220-118-OYT1T50055

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    1. 治せる「筋ジストロフィーになったマウス」(笑)。

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  60. 「遺伝子」研究ギルド界隈ネットワークは、もはや医科様師衆に牛耳られてしまったらしい…

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  61. iPS神経細胞を迅速審査
    京大のパーキンソン病治療
    2017/2/28 19:52

     厚生労働省は28日、優れた効果が見込まれ、医療製品としての審査を迅速に進める「先駆け審査」の対象に、パーキンソン病の治療を目指して人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作った神経細胞など7品目を指定したと発表した。

     神経細胞は、京都大の高橋淳教授らが大日本住友製薬と共同で作製。患者の脳に移植し、神経伝達物質を分泌させることで、パーキンソン病の改善を狙う。病気のサルで有効性が確認され、高橋教授らは2018年度中に医師主導治験での実施を目指している。

     国立がん研究センターなどが開発した遺伝子検査システムも指定された。
    https://this.kiji.is/209262139578073096

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    1. まともな見識を持った医師なら近寄らないな…

      一流の詐欺師と二流の医師のコラボじゃないと手がけられないはず。

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  62. 京大、iPS血小板計画に遅れ
    19年ごろ治験申請
    2017/2/28 19:53

     京都大の江藤浩之教授は28日、人工多能性幹細胞(iPS細胞)から、輸血用の血小板を作る計画について、人での安全性や効果を確かめる「治験」の申請が2年ほど遅れると明らかにした。

     臍帯血(新生児のへその緒に含まれる血液)を使ったiPS細胞作製の際に試薬を取り違えた可能性があるとして、京大が今年1月、人への使用を目的とした臨床用のものの提供を一部停止したため。

     当初は、治験実施の申請を今年中に京大病院の審査委員会に行う予定だったが、2019年ごろを目指すという。
    https://this.kiji.is/209257104714285060

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    1. 再生医療の治験1年半遅れに iPS細胞提供停止で
      2月28日 22時10分

      体のさまざまな組織になるiPS細胞を使って、血液の成分、血小板の再生医療を研究している京都大学のグループは、同じ京都大学のiPS細胞が、作製過程のミスで先月から提供が停止された影響で、人に移植する治験の計画が1年半ほど遅れる見通しになったことを明らかにしました。

      これは、京都大学iPS細胞研究所の江藤浩之教授が28日に明らかにしたものです。江藤教授らのグループは、iPS細胞から血液の成分の血小板を大量に作る技術を開発し、血液の病気の患者に輸血する研究を進めていて、ことしの秋にも安全性や効果を調べるため、実際に人に移植する治験の具体的な計画を国に届け出る予定となっていました。

      しかし、使う予定だった京都大学の別のグループが作製したiPS細胞に先月、作製過程のミスが見つかり、提供が停止されたことから、計画の見直しを迫られたということです。

      グループによりますと、別のiPS細胞を使って、一から作り直す必要があるということで、治験を届け出る計画は1年半ほど遅れる見通しだということです。

      江藤教授は「非常に残念だが、治験を行うための技術はすでに確立しており、待っている患者さんのために今後も研究に取り組んでいきたい」と話しています。

      iPS細胞の提供停止をめぐっては大阪大学などが進めている角膜を移植する臨床研究も1年程度、遅れる見通しとなっています。
      http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170228/k10010893771000.html

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  63. iPS細胞で血糖値低下…東大などサル実験 5年後臨床目指す
    2017年3月6日15時0分

     糖尿病治療のため、iPS細胞(人工多能性幹細胞)から作った膵島すいとうをサルに移植し、血糖値を下げることに成功したとする研究成果を東京大学などがまとめた。5年後に患者に移植する臨床研究を始めることを目指しており、7日から仙台市で始まる日本再生医療学会で発表する。

     膵島は、膵臓にある細胞の集まりで、血糖値を下げるインスリンを分泌する。宮島篤・東大教授(分子細胞生物学)らは、人のiPS細胞で作った膵島数万個を極細のチューブに封入し、糖尿病の小型サル「マーモセット」3匹の腹部に移植。数日後に血糖値が正常値に下がり、20日後まで持続したことを確認した。

     糖尿病治療では、脳死した人からの膵島移植が行われているが、提供者が不足している。iPS細胞を使えば、人工の膵島を大量に作れる可能性がある。

     京都大学iPS細胞研究所の長船健二教授は「人間に近い霊長類で治療効果が見られたのは意義がある。実用化に向け、長期間の効果の検証や製造コストの低減が必要だ」としている。

     また、大阪大の水口裕之教授(分子生物学)らのチームは、人のiPS細胞から作製した肝細胞を移植し、肝障害を起こしたマウスの症状を改善することに成功したとする研究成果をまとめ、同学会で発表する。肝硬変などの肝臓病の再生医療への応用が期待できる。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20170306-118-OYTPT50286

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  64. iPS、難病8割カバー…京大、231種作製 =関西発
    2017年3月9日15時0分

     京都大iPS細胞研究所は、国が指定する難病(306種類)の約8割にあたる231種類の難病について、iPS細胞(人工多能性幹細胞)を作製したことを明らかにした。それぞれの難病の遺伝情報を持つ患者の血液などを用いて作った。研究機関に提供し、難病の原因解明や薬の開発に役立ててもらう。

     作製したのは、パーキンソン病やALS(筋萎縮性側索硬化症)、腸に潰瘍や炎症が起きるクローン病などのiPS細胞。2012年度から約5年かけて作った。

     患者が少ない難病は、薬の利益が見込めず、製薬企業が新薬開発を行いにくい。患者のiPS細胞を使えば、試験管内で病気を再現でき、薬の候補物質を試す研究が進むと期待される。

     難病のiPS細胞は、理化学研究所バイオリソースセンター(茨城県)の細胞バンクに保存し、大学や製薬企業に順次提供する。欧米でも同様の取り組みはあるが、保存する難病の細胞の種類としては最多という。

     京大iPS細胞研究所の大沢光次郎・特定助教(幹細胞生物学)は「多くの難病のiPS細胞を作製できたが、活用されなければ意味がない。原因解明などの研究に積極的に使ってほしい」と話している。

     仙台市で開催中の日本再生医療学会で8日発表した。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20170309-043-OYO1T50006

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    1. 231種類の難病iPS作製…京大 パーキンソン病、ALSなど
      2017年3月10日5時0分

       京都大学iPS細胞研究所は、国が指定する難病(306種類)の約8割にあたる231種類について、iPS細胞(人工多能性幹細胞)を作製したことを明らかにした。それぞれの難病の遺伝情報を持つ患者の血液などを用いて作った。研究機関に提供し、難病の原因解明や薬の開発に役立ててもらう。

       作製したのは、パーキンソン病やALS(筋萎縮性側索硬化症)、腸に潰瘍や炎症が起きるクローン病などのiPS細胞。約5年かけて作った。患者が少ない難病は、薬の利益が見込めず、製薬企業が新薬開発を行いにくい。患者のiPS細胞を使えば、試験管内で病気を再現でき、薬の候補物質を試す研究が進むと期待される。

       難病のiPS細胞は、理化学研究所バイオリソースセンター(茨城県)の細胞バンクに保存し、大学や製薬企業に提供する。欧米でも同様の取り組みはあるが、保存する難病の細胞の種類としては最多という。

       仙台市で開かれた日本再生医療学会で発表した。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20170310-118-OYTPT50024

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    2. 指定難病半数でiPS細胞作製
      03月17日 16時32分 NHK京都 NEWS WEB

      難病患者の血液からiPS細胞を作り出すプロジェクトを進めている京都大学iPS細胞研究所は、これまでに国が指定する難病の半数にあたる155種類で、iPS細胞を作製することに成功し、今後、治療薬の研究・開発などのため提供していくことにしています。
      京都大学iPS細胞研究所の大澤光次郎特定助教らのグループでは、4年前から各地の医療機関と連携して、▼パーキンソン病や、▼ALS=筋萎縮性側索硬化症といった難病の患者から血液を採取し、iPS細胞を作製するプロジェクトを進めてきました。
      その結果、これまでに国が指定する306種類の難病のうち、約半数にあたる155種類で、iPS細胞を作製することに成功したということです。
      これらのiPS細胞は患者と同じ遺伝子を持っていることから、体のさまざまな組織に変化させれば、難病が発症する過程を再現できる可能性があるということで、詳しいメカニズムの解明や治療薬の開発に役立つということです。
      グループでは、作製したiPS細胞を専用の施設で凍結保存していて、今後、大学や製薬会社などに提供していくことにしています。
      大澤特定助教は、「国内外の多くの研究者に利用してもらい、難病の原因の解明と治療薬の開発に役立ててほしい」と話しています。
      http://www3.nhk.or.jp/lnews/kyoto/2014724571.html

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  65. 他人のiPS細胞で臨床試験へ…豪州ベンチャー 世界初の治療の可能性
    2017年3月15日15時0分

     富士フイルムが出資する豪州の再生医療ベンチャーは、移植片対宿主病いしょくへんたいしゅくしゅびょうの患者に対し、他人の細胞から作ったiPS細胞(人工多能性幹細胞)を使って治療する臨床試験を英国で始めると発表した。今月1日から患者募集を始めた。

     移植片対宿主病は、白血病の治療などで患者に移植した骨髄に含まれる免疫細胞が、患者の皮膚や臓器を攻撃する病気。

     臨床試験を始めるのは、豪州の「サイナータ・セラピューティクス社」。富士フイルムの子会社から提供されるiPS細胞を、免疫の過剰な働きを抑えるとされる「間葉系かんようけい幹細胞」に変え、患者に点滴で投与する。

     英国に加え、豪州でも臨床試験の承認を得ており、両国で計16人の患者を治療し、100日後に安全性を評価する計画。治療の開始時期は未定だが、他人のiPS細胞を使う世界初の治療となる可能性がある。

     他人のiPS細胞を使えば費用削減や時間短縮が期待できる。理化学研究所(神戸市)なども、目の難病患者を対象に臨床研究を今年前半に始める予定。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20170315-118-OYTPT50236

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    1. 第二の東芝みたいにならなきゃいいがのお…

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  66. iPSで筋ジス改善…5年以内に人での臨床研究
    2017年4月4日17時47分

     筋肉が徐々に衰える難病「筋ジストロフィー」を発症させたマウスに、人のiPS細胞(人工多能性幹細胞)から作った筋肉のもとになる筋肉幹細胞を移植し、筋力の改善に成功したとの研究成果を、京都大などのチームがまとめた。

     今後、犬などの大型動物でも実験し、5年以内に人での臨床研究を始める方針だ。

     同チームによると、筋ジストロフィーについてiPS細胞を使った治療法で効果が確認されたのは世界初。国内の患者は2万人以上いるとされるが、根本的な治療法がなかった。

     チームは、健康な人の皮膚から作製したiPS細胞に特殊な化合物を加えて培養し、乳児の体内にあるような再生能力の高い筋肉幹細胞に変化させることに成功。病気を発症させて筋肉が衰えたマウスの足に、この細胞を最大300万個移植したところ、1か月半後に筋力が改善した。人由来の細胞が筋肉細胞に成長し、マウスの筋肉に入り込んでいた。

     桜井英俊・京大iPS細胞研究所准教授(再生医学)は「全身が動けなくなった患者でも、例えば親指に細胞移植を行うことで、指を動かせることが期待できる。将来は全身の筋肉を回復できる技術を開発したい」と話した。

     国立精神・神経医療研究センターの武田伸一・神経研究所長の話「臨床応用するには、移植する細胞が安全かどうかの検証が必要だが、全身の治療が可能になれば、多くの患者を救える可能性がある」
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20170404-118-OYT1T50075

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    1. iPSで筋ジス改善 マウス実験 5年以内臨床目指す
      2017年4月4日15時0分

       筋肉が徐々に衰える難病「筋ジストロフィー」を発症させたマウスに、人のiPS細胞(人工多能性幹細胞)から作った筋肉のもとになる筋肉幹細胞を移植し、筋力の改善に成功したとの研究成果を、京都大などのチームがまとめた。今後、犬などの大型動物でも実験し、5年以内に人での臨床研究を始める方針だ。

       同チームによると、筋ジストロフィーについてiPS細胞を使った治療法で効果が確認されたのは世界初。国内の患者は2万人以上いるとされるが、根本的な治療法がなかった。

       チームは、健康な人の皮膚から作製したiPS細胞に特殊な化合物を加えて培養し、乳児の体内にあるような再生能力の高い筋肉幹細胞に変化させることに成功。病気を発症させて筋肉が衰えたマウスの足に、この細胞を最大300万個移植したところ、1か月半後に筋力が改善した。人由来の細胞が筋肉細胞に成長し、マウスの筋肉に入り込んでいた。

       桜井英俊・京大iPS細胞研究所准教授(再生医学)は「全身が動けなくなった患者でも、例えば親指に細胞移植を行うことで、指を動かせることが期待できる。将来は全身の筋肉を回復できる技術を開発したい」と話した。

       国立精神・神経医療研究センターの武田伸一・神経研究所長の話

       「臨床応用するには、移植する細胞が安全かどうかの検証が必要だが、全身の治療が可能になれば、多くの患者を救える可能性がある」
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20170404-118-OYTPT50317

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  67. iPS活用で拡張型心筋症治療へ…京大グループ =関西発
    2017年5月6日15時0分

     他人のiPS細胞(人工多能性幹細胞)から作った心臓組織を貼り付けて「拡張型心筋症」を治療する研究を、京都大iPS細胞研究所の山下潤教授(再生医学)らのグループが進めている。来夏にも、患者に対して効果と安全性を確かめる臨床研究の実施を国に申請する。

     拡張型心筋症は、心臓の収縮力が弱くなり、膨らんだ状態になる原因不明の国指定の難病。不整脈などで、突然死するケースもある。薬などで治療できない場合は心臓移植が必要となる。厚生労働省によると、2014年に国から医療費の助成を受けた患者は約2万8000人。

     山下教授らは、iPS細胞を心筋や血管など3種類の細胞に変え、薄いシートに加工。シートを最大で15枚重ねて厚さ1ミリ弱の心臓組織を作製した。シートの間にゼラチンの微粒子で酸素が通る隙間を作り、中間層の細胞が死なないように工夫した。

     拡張型心筋症のハムスターを使った実験では心臓の細胞死や変質が減り、病気の進行が抑えられた。臨床研究が認められれば京大病院で移植が必要な成人の患者数人を治療するという。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20170506-043-OYO1T50015

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    1. iPSで拡張心筋症治療…心臓組織作製 京大、臨床研究申請へ
      2017年5月6日15時0分

       他人のiPS細胞(人工多能性幹細胞)から作った心臓組織を貼り付けて「拡張型心筋症」を治療する研究を、京都大学iPS細胞研究所の山下潤教授(再生医学)らのグループが進めている。来夏にも、患者に対して効果と安全性を確かめる臨床研究の実施を国に申請する。

       山下教授らは、iPS細胞を心筋や血管など3種類の細胞に変え、薄いシートに加工。シートを最大で15枚重ねて厚さ1ミリ弱の心臓組織を作製した。シートの間にゼラチンの微粒子で酸素が通る隙間を作り、中間層の細胞が死なないように工夫した。

       拡張型心筋症のハムスターを使った実験では心臓の細胞死や変質が減り、病気の進行が抑えられた。臨床研究が認められれば、京大病院で移植が必要な成人の患者数人を治療するという。

       iPS細胞を利用する心臓病治療では、心筋の細胞だけで作った厚さ0・1ミリ程度のシートを心臓に貼り付ける研究も進んでいる。

       山下教授は「今回作製した組織には、血管になる細胞も含まれているため心臓に定着しやすく、心臓移植が受けられない人にも有効な治療になると期待している。将来的には、手術がより困難な小児への応用も検討したい」と話している。

       柴祐司・信州大教授(再生医科学)の話「移植した組織が心臓と同じリズムで拍動するかなどを慎重に確認する必要があるが、多くの細胞を必要とする心臓の再生で、厚い組織を使うのは理にかなっている」

       【拡張型心筋症】 心臓の収縮力が弱くなり、膨らんだ状態になる原因不明の国指定の難病。主な症状は、呼吸困難や全身の倦怠(けんたい)感、不整脈などで、突然死するケースもある。薬などで治療できない場合は心臓移植が必要となる。厚生労働省によると、2014年に国から医療費の助成を受けた患者は約2万8000人。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20170506-118-OYTPT50280

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    2. iPSで拡張心筋症治療…京大、臨床研究申請へ
      2017年5月8日5時47分

       他人のiPS細胞(人工多能性幹細胞)から作った心臓組織を貼り付けて「拡張型心筋症」を治療する研究を、京都大学iPS細胞研究所の山下潤教授(再生医学)らのグループが進めている。

       来夏にも、患者に対して効果と安全性を確かめる臨床研究の実施を国に申請する。

       山下教授らは、iPS細胞を心筋や血管など3種類の細胞に変え、薄いシートに加工。シートを最大で15枚重ねて厚さ1ミリ弱の心臓組織を作製した。シートの間にゼラチンの微粒子で酸素が通る隙間を作り、中間層の細胞が死なないように工夫した。

       拡張型心筋症のハムスターを使った実験では心臓の細胞死や変質が減り、病気の進行が抑えられた。臨床研究が認められれば、京大病院で移植が必要な成人の患者数人を治療するという。

       iPS細胞を利用する心臓病治療では、心筋の細胞だけで作った厚さ0・1ミリ程度のシートを心臓に貼り付ける研究も進んでいる。

       山下教授は「今回作製した組織には、血管になる細胞も含まれているため心臓に定着しやすく、心臓移植が受けられない人にも有効な治療になると期待している。将来的には、手術がより困難な小児への応用も検討したい」と話している。

       柴祐司・信州大教授(再生医科学)の話「移植した組織が心臓と同じリズムで拍動するかなどを慎重に確認する必要があるが、多くの細胞を必要とする心臓の再生で、厚い組織を使うのは理にかなっている」

       ◆拡張型心筋症=心臓の収縮力が弱くなり、膨らんだ状態になる原因不明の国指定の難病。主な症状は、呼吸困難や全身の倦怠(けんたい)感、不整脈などで、突然死するケースもある。薬などで治療できない場合は心臓移植が必要となる。厚生労働省によると、2014年に国から医療費の助成を受けた患者は約2万8000人。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20170506-118-OYT1T50068

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  68. 医療用ES細胞 了承 文科省委…京大 年内にも提供
    2017年5月22日15時0分

     文部科学省の専門委員会は22日、様々な細胞に変化できる人間のES細胞(胚性幹細胞)を再生医療用に作製する京都大の計画を審査し了承した。作製には厚生労働省の了承も必要だが、同省の専門委員会も近く認める見通し。これまで倫理面から認められなかった医療用のES細胞が、国内で初めて作製される。京都大は年内にも、研究機関などにES細胞の提供を始める方針だ。

     同じ万能細胞では、iPS細胞(人工多能性幹細胞)を目の難病患者に移植する臨床研究が行われており、再生医療の選択肢が広がることが期待される。今回の申請は、京都大ウイルス・再生医科学研究所の末盛博文准教授(幹細胞生物学)らが今年3月に行った。京都大の計画では、京都市内の医療機関から、不妊治療で使われなかった受精卵を患者の同意を得て譲り受け、再生医療に使う目的でES細胞を作製する。ES細胞は、受精卵の提供から約2か月で作製できるという。

     ES細胞はiPS細胞と同様、様々な細胞に変化できるが、「生命の萌芽ほうが」である受精卵を壊して作るため、生命倫理上の観点から国内では基礎研究用の作製に限られていた。ただ、海外でES細胞を使った糖尿病や脊髄損傷などの治療の臨床試験(治験)が進んできたことなどを背景に、両省は2014年、臨床研究など医療用の目的での作製を認める新たな指針を策定した。

     末盛准教授は「ES細胞はiPS細胞と比べ、品質にばらつきが少ないという利点があり、計画を前進させたい」と話す。

    海外で本格化 実用化へ前進
     国内初となる医療用のES細胞の作製を文部科学省の専門委員会が了承し、実用化に向けて前進した。

     ES細胞は、iPS細胞と比べ遺伝子の変異が少なく、細胞の品質が安定していると考える研究者もいる。海外では2010年以降、目の難病や糖尿病、脊髄損傷などでES細胞を使った治験が本格化している。

     中辻憲夫・京都大名誉教授(幹細胞生物学)は「世界的には、研究の蓄積があって使い慣れたES細胞が主流だ」と指摘する。

     一方、受精卵を使うことには、少なからず倫理的な問題も残る。受精卵の提供者に作製目的などを丁寧に説明し、慎重に同意を得る姿勢が京都大を始めとする研究機関に求められる。

     国内では、倫理面の課題が少ないiPS細胞を利用する再生医療の研究が先行する。ES細胞を使った治療のメリットをどれだけ示せるかが普及の課題となる。(大阪科学医療部 諏訪智史)
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20170522-118-OYTPT50305

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  69. 医科様「幹細胞」「再生医療」案件…

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  70. ゲノム編集技術 適正な活用にルール備えたい
    2017年5月22日6時3分

     遺伝子を効率良く改変するゲノム編集技術を、どこまで活用すべきか。政府によるルール作りと環境整備が大切だ。

     ゲノム編集技術で人の受精卵の遺伝子を操作する研究について、内閣府の生命倫理専門調査会が、ルールの在り方に関する検討を始めた。

     日本は、海外に比べて取り組みの遅れが指摘されている。

     技術の進展に即したルールの不備が大きな要因だ。研究者の多くが、人の受精卵を用いた研究を自粛している。政府として早急に対策を講じることが求められる。

     生命の根幹を操作できるゲノム編集技術は、各種の細胞に応用できる。中でも、調査会が検討対象とした受精卵の遺伝子操作は、最も注目される分野である。

     遺伝子変異による疾患は、成長した細胞の遺伝子を改変しても、根治につながりにくい。受精卵の段階で原因となる遺伝子を改変・除去できれば、発症しない。

     不妊治療でも、受精卵の遺伝子を操作して、着床しやすくする手法などが模索されている。実現すれば、不妊に悩むカップルにとって朗報となるだろう。

     世界的には、臨床への応用が現実味を帯びている。

     英国や中国などでは、基礎研究が国の指針などで認められ、受精卵での研究が実施されている。米国の専門家会議は2月に、ゲノム編集技術で受精卵の遺伝子を操作する治療を、条件付きで容認する報告書をまとめた。

     忘れてはならないのが、負の側面だ。遺伝子操作で子供の能力向上を目指す「デザイナーベビー」につながらないか。遺伝子改変が健康に悪影響をもたらし、次世代に拡大するリスクはないか。

     不妊治療施設などが危険な応用を試みる恐れがある、と警鐘を鳴らす生命倫理の専門家もいる。

     適正な研究は認めつつ、懸念に応えるルールとすべきだ。

     受精卵の扱いを巡っては、専門調査会が2004年に「ヒト胚の取扱いに関する基本的考え方」をまとめ、慎重な対応を求めた。これに基づき、厚生労働省や文部科学省が関連指針を設けて、個別の研究の是非を審査している。

     生殖技術は、さらに先を行き、この指針は実態にそぐわなくなった。海外では、受精卵や卵子そのものを改変する「核移植」で、子供が誕生したとされる。

     技術の進展に対応できるよう、受精卵だけでなく、卵子・精子など生殖細胞の扱いについても、抜本的に見直す必要がある。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20170521-118-OYT1T50141

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  71. 白血病治療薬
    ALS進行抑制 京大研、患者iPSで実証
    毎日新聞2017年5月25日 03時00分(最終更新 5月25日 03時00分)

     全身の筋力が低下する難病「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」について、京都大iPS細胞研究所の井上治久教授らは、患者から作製したiPS細胞(人工多能性幹細胞)を使い、白血病の治療薬に病気の進行を抑制する効果があることを突き止めたと発表した。マウスによる実験で有効性も確かめた。論文が25日、米科学誌の電子版に掲載された。

     ALSは脊髄(せきずい)にある運動神経に細胞死が起きる病気で、進行すると呼吸も難しくなる。国内に約9000人の患者がいるとされるが、原因不明で根本的な治療薬が見つかっていない。

     これまで治療法を探るためマウスを使った研究が進められてきたが、何千種の薬を試すには限界があった。そこで井上教授らはALS患者由来のiPS細胞から運動神経細胞を作り、大規模に薬を探索する研究を開始。既存薬を含む約1400個の化合物を運動神経細胞に振り掛け、このうち慢性骨髄性白血病の治療薬「ボスチニブ」が細胞死を強く抑制することを確認した。マウスで効果を試したところ、発症を平均10日遅らせ、生存期間を平均8日伸ばした。

     井上教授は「投与する濃度や副作用、安全性など基礎的な研究に数年が必要。すぐに治療に使用できるわけではないが、治療薬研究の進展に貢献する成果だ」と話している。【野口由紀】
    https://mainichi.jp/articles/20170525/k00/00m/040/183000c

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  72. 万能細胞詭弁講釈師の総本山メッカみたいなものにすでになっている…

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  73. 山中伸弥教授 iPS細胞10年語る
    6月15日 7時30分

    京都大学の山中伸弥教授がヒトのiPS細胞の開発を発表してからことしで10年になるのを記念したシンポジウムがアメリカで開かれ、講演した山中教授は「iPS細胞の技術が患者に届くよう引き続き取り組んでいきたい」と意欲を示しました。

    アメリカ東部のボストンでは、14日、国際幹細胞学会が開会し、この中で、ヒトiPS細胞の開発10年を記念したシンポジウムが開かれました。

    講演した山中教授は、iPS細胞から作った目の網膜の組織を「加齢黄斑変性」という重い目の病気の患者に移植する治療の現状について説明し、多くの患者に使えるよう、拒絶反応を起こしにくい細胞を使った移植に取り組んでいることを紹介しました。

    また、患者の細胞から作ったiPS細胞を使って、筋肉が骨に変わる難病が起きる仕組みの解明を進める研究では、治療に効果がある可能性のある物質が見つかったと報告し、「iPS細胞の技術が患者に届くよう引き続き取り組んでいきたい」と意欲を示していました。

    講演を聴いたチリ人の研究者は「山中教授は、iPS細胞を開発しただけでなく、研究成果を患者の治療に生かすべきだと訴え続け、研究者たちの考え方も変えている」と話し、その研究姿勢に敬意を表していました。

    山中教授は「患者に届けるために、着実に一歩一歩進んでいるので、このまま進めていきたい」と話していました。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170615/k10011018371000.html

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  74. iPS細胞から作ったミニ肝臓 実際の肝臓遺伝子と酷似
    6月19日 4時02分

    横浜市立大学の研究グループは、肝臓病の治療に向け、ヒトのiPS細胞から作った小さな肝臓が、遺伝子レベルでも実際のヒトの肝臓と非常に近いことを明らかにし、グループでは、移植に向けて前進する成果だとしています。

    横浜市立大学の谷口英樹教授のグループは、ヒトのiPS細胞を使って、大きさが1ミリ以下の「ミニ肝臓」を作り出し、重い肝臓病の患者に移植する計画を進めています。

    グループはこれまで、このミニ肝臓について、アンモニアを分解する能力などを基に評価してきましたが、細胞1個からもすべての遺伝子を読み取ることができる最新の技術を応用して、1万以上の遺伝子の解析を行いました。その結果、ミニ肝臓の細胞は、実際のヒトの肝臓で働いている遺伝子のパターンが非常に近いことがわかったということです。また、肝臓の主な機能である糖や脂肪をエネルギーに替えることに関わる遺伝子なども、実際の肝臓と同じように働いていたということです。

    谷口教授は「遺伝子でも安全性や機能性を確認でき、移植に向けて大きな前進だ」と話しています。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170619/k10011022231000.html

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    1. 「ミニ肝臓」 安全チェック…iPS由来 横浜市大など技術開発
      2017年6月19日15時0分

       横浜市立大などの研究チームは、人のiPS細胞(人工多能性幹細胞)などから作った「ミニ肝臓」について、安全性をチェックできる技術を開発したと発表した。論文が、英科学誌ネイチャー(電子版)に掲載された。チームは、重い肝臓病の赤ちゃんにミニ肝臓を移植する臨床研究を計画しており、2019年度の申請を目指している。

       同大の谷口英樹教授らが作製したミニ肝臓は、大きさ5ミリ程度の立体的な組織で、「肝芽かんが」と呼ばれる。マウスに移植すると正常な肝臓と同じ働きをすることが、既に確かめられている。ただ、iPS細胞から肝細胞のもとになる細胞を作る際、うまく変化しない細胞があると、がんなどの腫瘍ができるリスクがある。

       そこでチームは、同じ条件で作製した複数の肝芽のうち、1個を取り出してサンプル調査する手法を考案した。肝芽を構成する約50万個の細胞のうち約2000個について、それぞれ約1万種類の遺伝子がどのように働いているのかを解析。リスクのある細胞の有無を、高い精度で見分けられることが分かった。さらに精度を高め、将来は移植する臓器の品質管理などに応用したいという。

       紙谷聡英あきひで・東海大准教授(幹細胞生物学)の話「細胞の状態が詳細にわかるため、解析する細胞数を増やすなどして精度が高まれば、移植する臓器の品質を評価できると考えられる」
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20170619-118-OYTPT50269

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  75. 阪大 iPS細胞使い初の心臓病治療へ
    7月18日 18時33分

    重い心臓病の患者に、iPS細胞から作製した心臓の筋肉の細胞をシート状にして貼り付けて治療を行う世界初の臨床研究を、大阪大学の研究グループが学内の倫理委員会に今週中にも申請する方針を固めたことがわかりました。

    早ければ来年3月までに1例目の患者の手術を実施したいとしています。
    大阪大学の澤芳樹教授らのグループは、他人に移植しても拒絶反応が起きにくい特殊なiPS細胞を使って心臓の筋肉の細胞を作製し、シート状にして重い心臓病の患者の心臓に直接貼り付け、機能を回復させる治療法の開発を行っています。

    グループは今週中にも学内の倫理委員会に対してこの臨床研究を申請することになりました。
    計画では18歳以上の3人に実施し、安全性や効果について検証するということで、今後、国などの委員会の了承も得て、早ければ来年3月までに1例目の患者の手術を実施したいとしています。

    グループによりますと、iPS細胞を使った治療は、国内では目の網膜の治療が神戸で2例行われているほか、脊髄損傷に対する臨床研究が慶応大学の倫理委員会に申請されていますが、心臓の病気を治療する臨床研究は世界で初めてです。
    澤教授は「iPS細胞を使うことでこれまでは移植しかなかった患者でも回復が期待できる。安全性に注意し慎重に進めたい」と話しています。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170718/k10011064071000.html

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  76. iPSから血小板量産…京大発ベンチャー =関西発
    2017年8月7日15時0分

     京都大の研究者らが設立したベンチャー企業「メガカリオン」(京都市)は7日、iPS細胞(人工多能性幹細胞)から止血作用のある血小板製剤を大量に作る技術を、他の医療関連企業などと共同開発したと発表した。来年から臨床試験(治験)を始め、再生医療製品として2020年の承認を目指す。

     同社はすでに、京都大から提供されたiPS細胞を血小板に変え、輸血用バッグに詰めて製剤にする技術を持っている。ただ、治療として普及させるのに必要な大量製造の技術がなかった。

     そこで、同社はシスメックス(神戸市)、京都製作所(京都市)など15社と提携。血小板のもとになる細胞を一度に大量培養する容器や、培養した血小板から不純物を取り除くフィルターを作るなどして、1週間に2000~3000のバッグを製造する技術を開発できたという。承認後は、15社以外の別の企業に委託し、血小板製剤の製造工場を建設する。

     国内の血小板の輸血は年間80万人が受けているとされる。一方で人口減などで献血者は年々減っている。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20170807-043-OYO1T50021

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    1. iPSで血小板量産 京大発ベンチャー 20年製品化目指す
      2017年8月7日15時0分

       京都大の研究者らが設立したベンチャー企業「メガカリオン」(京都市)は7日、iPS細胞(人工多能性幹細胞)から止血作用のある血小板製剤を大量に作る技術を、他の医療関連企業などと共同開発したと発表した。来年から臨床試験(治験)を始め、再生医療製品として2020年の承認を目指す。

       同社はすでに、京都大から提供されたiPS細胞を血小板に変え、輸血用バッグに詰めて製剤にする技術を持っている。ただ、治療として普及させるのに必要な大量製造の技術がなかった。

       そこで、同社はシスメックス(神戸市)、京都製作所(京都市)など15社と提携。血小板のもとになる細胞を一度に大量培養する容器や、培養した血小板から不純物を取り除くフィルターを作るなどして、1週間に2000~3000のバッグを製造する技術を開発できたという。承認後は、15社以外の別の企業に委託し、血小板製剤の製造工場を建設する。

       国内の血小板の輸血は年間80万人が受けているとされる。一方で人口減などで献血者は年々減っている。メガカリオンの三輪玄二郎社長は「献血不足を補う新たな技術として普及させたい」と話している。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20170807-118-OYTPT50279

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    2. iPS細胞使った血液製剤の製法確立 京都
      8月7日 23時33分

      体のさまざまな組織になるiPS細胞を使って、血液の成分から作る血液製剤という薬の製法の確立に成功したと京都市のベンチャー企業が公表し、将来的に不足することが懸念されている血液製剤の新たな供給方法になる可能性があるとして注目されています。

      外科手術で出血を止めるためなどに使われる血液製剤は、献血で得られた血液に含まれている血小板から製造しているため、将来的に献血が少なくなると血液製剤の供給が不足すると懸念されています。

      京都市下京区のベンチャー企業「メガカリオン」は、京都大学から提供されたiPS細胞から、血小板のもとになる細胞を増やす技術を開発していましたが、大手製薬メーカーなどと協力してこの細胞をほぼ無限に増やして血小板を効率よく作り出し、不純物を取り除いて血液製剤として安定して作る製法を確立したということです。「メガカリオン」などは来年にも製造した血液製剤の臨床試験を始め、3年後には国の承認を得たいとしていて、血液製剤の新たな供給方法になる可能性があるとして注目されています。

      「メガカリオン」の赤松健一取締役最高執行責任者は「人口減少などで、献血から作る血液製剤は不足するとされているが、新しい製法で補えるようにしたい」と話しています。
      http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170807/k10011092061000.html

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  77. 「万能細胞」とは、よくいったものだな…

    これもまた新手のまやかしタームのひとつでしかない。

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  78. iPS細胞で正常精子…マウス誕生 不妊解明へ成果
    2017年8月18日5時0分

     生殖機能に関わる性染色体の病気で精子ができないマウスからiPS細胞(人工多能性幹細胞)を作り、精子に変化させて健康な子どもを誕生させることに成功したと、京都大などの研究チームが発表した。性染色体異常による不妊の原因解明に役立つ成果で、論文が18日、米科学誌サイエンス電子版に掲載される。

     性染色体にはXとYの2種類があり、両親から1本ずつ受け継ぐ。Xが2本なら雌(XX型)、XとYが1本ずつなら雄(XY型)になるが、XXY型など1本多い異常もある。その場合は、無精子症など不妊になることが多い。

     チームは、Xが1本多い雄の不妊マウス(XXY型)のしっぽからiPS細胞を作製。培養の過程で、細胞の約1割でXが減り、正常な染色体数のiPS細胞ができることを発見した。同様に、Yが1本多いXYY型からも正常なiPS細胞ができることを確認。これらのiPS細胞をもとに、正常な精子を作ることにも成功。卵子に授精させると健康な赤ちゃんが誕生した。

     男性不妊症の約3%を占めるとされるXXY型の「クラインフェルター症候群」の患者の細胞からも、正常なiPS細胞を作ることができた。

     チームの斎藤通紀・京大教授は「性染色体異常による不妊の治療法の手がかりが今後得られる可能性がある」と話す。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20170818-118-OYTPT50099

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    1. 不妊症のオスのマウス iPS細胞で正常な精子作れるように
      8月18日 5時57分

      染色体の異常により精子ができない病気のオスのマウスの細胞からiPS細胞を作ると、一定の割合で染色体の異常がなくなり、正常な精子を作れるようになることを京都大学などの国際研究グループが突き止めました。今後、不妊症の原因究明や治療法の開発につなげたいとしています。

      研究を行ったのは、京都大学大学院医学研究科の斎藤通紀教授らと、イギリスの研究機関の共同研究グループです。

      染色体の異常により精子ができない不妊症の症状があるオスのマウスから細胞を取り出し、体のさまざまな組織になるiPS細胞を作ると、およそ10%の割合で染色体に異常がない正常なiPS細胞ができることを突き止めました。そして、このiPS細胞を精子の元になる細胞に変化させ、不妊症のオスのマウスの体に入れると精子を作ることができ、卵子に受精させると繁殖に成功したということです。

      さらに、同じく染色体の異常で起きるヒトの「クラインフェルター症候群」という不妊症の患者からiPS細胞を作ったところ、数%の割合で染色体の異常がないiPS細胞ができることを確認したということです。

      斎藤教授は「iPS細胞を作る過程でなぜ染色体の異常がなくなるかはわかっていないが、今後、不妊症の原因究明や治療法の開発につなげていきたい」と話しています。
      http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170818/k10011102821000.html

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  79. iPS細胞を自動培養…京大とパナ、装置開発 =関西発
    2017年8月24日15時0分

     iPS細胞(人工多能性幹細胞)を大量に増やせる自動培養装置を、京都大とパナソニックが共同開発し、受注販売を始めた。高品質のiPS細胞を安定的に大量増殖でき、研究者の負担軽減につながるという。

     iPS細胞は通常、研究者が手作業で培養して増やすが、習熟には数年の経験が必要。人によって品質に差が出ることもある。培養液をほぼ毎日交換する必要もあり、研究者の負担になっている。

     装置は、高さ約2・4メートル、幅約2・7メートル、奥行き約1・1メートルの箱形。中のロボットが、熟練研究者と同等の技術で培養液を交換したり、別の培養皿にiPS細胞を移し替えたりする。

     1台4000万~5000万円。iPS細胞を創薬研究に使う製薬企業や研究機関を対象に、年5台程度の販売を見込んでおり、23日に販売を始めた。

     これまでに開発された同様の装置に比べて小型で、価格も抑えたといい、開発に関わった岩田博夫・京大名誉教授は「研究室に設置しやすいようコンパクト化するなど、設計を工夫した。研究の発展につなげてもらいたい」と話す。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20170824-043-OYO1T50012

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    1. iPS細胞自動培養…京大とパナ、装置受注開始
      2017年8月24日17時38分

       iPS細胞(人工多能性幹細胞)を大量に増やせる自動培養装置を、京都大とパナソニックが共同開発し、受注販売を始めた。

       高品質のiPS細胞を安定的に大量増殖でき、研究者の負担軽減につながるという。

       iPS細胞は通常、研究者が手作業で培養して増やすが、習熟には数年の経験が必要。人によって品質に差が出ることもある。培養液をほぼ毎日交換する必要もあり、研究者の負担になっている。

       装置は、高さ約2・4メートル、幅約2・7メートル、奥行き約1・1メートルの箱形。中のロボットが、熟練研究者と同等の技術で培養液を交換したり、別の培養皿にiPS細胞を移し替えたりする。

       1台4000万~5000万円。iPS細胞を創薬研究に使う製薬企業や研究機関を対象に、年5台程度の販売を見込んでおり、23日に販売を始めた。

       これまでに開発された同様の装置に比べて小型で、価格も抑えたといい、開発に関わった岩田博夫・京大名誉教授は「研究室に設置しやすいようコンパクト化するなど、設計を工夫した。研究の発展につなげてもらいたい」と話す。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20170824-118-OYT1T50111

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  80. iPS細胞を応用 パーキンソン病改善をサルで確認
    8月31日 5時24分

    ヒトのiPS細胞を応用して、神経の難病とされるパーキンソン病のモデルとなるサルの症状を、大きく改善させることに京都大学などの研究グループが成功し、来年度、治療法として国の承認を得るための臨床試験を実施したいとしています。

    京都大学iPS細胞研究所の高橋淳教授などのグループは、神経の細胞が失われることで手足が震えたり、体が動かなくなったりする、難病のパーキンソン病のモデルとなるサル11頭を使って、脳の中にヒトのiPS細胞から作った神経の元となる細胞を移植して症状が改善するか観察する実験を行いました。

    その結果、表情の変化や体の震えなどを点数化してパーキンソン病の症状の強さを表す指標は、当初のおよそ10ポイントが1年後に5ポイント程度になり、症状が大幅に改善したということです。

    また、行動の様子を撮影して分析すると、移植したサルでは歩く時間がおよそ3倍に増えるなど運動能力も改善し、脳を調べると、移植した細胞のうちおよそ13万個が神経細胞になって働いていることがわかったということです。

    iPS細胞を応用したパーキンソン病の治療をサルで行ったケースは、欧米で複数ありますがいずれも小規模な実験で、11頭のサルを使うことで有効性を科学的に示したものは初めてだとしています。

    高橋教授は「治療法として国の承認を得るための臨床試験を来年度に実施したい」と話しています。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170831/k10011119851000.html

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    1. パーキンソン病 iPSで改善 脳に移植後 動く時間3倍
      2017年8月31日5時0分

       神経のもとになる細胞を人のiPS細胞(人工多能性幹細胞)から作り、パーキンソン病のサルに移植したところ、症状が改善したと、京都大iPS細胞研究所の高橋淳教授らのグループが発表した。移植後2年間、異常もなく、「人への応用を目指す上で大きな成果」という。論文が31日、英科学誌・ネイチャー電子版に掲載される。

      京大のグループサルで実証実験 パーキンソン病は、脳内で情報を伝達する「ドーパミン」を出す神経細胞が減少することで発症する。徐々に体が動かなくなる難病で、根本的な治療法はない。患者は国内に推定16万人。

       グループは、人のiPS細胞を変化させて、神経細胞のもととなる細胞を約480万個作製。パーキンソン病を発症したカニクイザルの脳に移植した。

       その結果、1年後に症状が軽減し、動き回る時間も移植前の3倍に延びた。iPS細胞から作った細胞は、移植するとがん化する恐れもあるが、2年後までで腫瘍はできなかったという。iPS細胞によるパーキンソン病治療で、霊長類で長期の安全性が確認されたのは初。高橋教授は「来年秋にも患者を対象に臨床試験(治験)を申請したい」としている。

       赤松和土わど・順天堂大特任教授(再生医学)の話「2年という長期にわたる安全性が確認できた重要な成果だ。ただ、リスクをゼロにはできない。人の治験では、腫瘍ができた時の対策も考えておく必要がある」
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20170830-118-OYTPT50558

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    2. iPS移植でパーキンソン病改善、腫瘍もできず
      2017年8月31日9時4分

       神経のもとになる細胞を人のiPS細胞(人工多能性幹細胞)から作り、パーキンソン病のサルに移植したところ、症状が改善したと、京都大iPS細胞研究所の高橋淳教授らのグループが発表した。

       移植後2年間、異常もなく、「人への応用を目指す上で大きな成果」という。論文が31日、英科学誌・ネイチャー電子版に掲載される。

       パーキンソン病は、脳内で情報を伝達する「ドーパミン」を出す神経細胞が減少することで発症する。徐々に体が動かなくなる難病で、根本的な治療法はない。患者は国内に推定16万人。

       グループは、人のiPS細胞を変化させて、神経細胞のもととなる細胞を約480万個作製。パーキンソン病を発症したカニクイザルの脳に移植した。

       その結果、1年後に症状が軽減し、動き回る時間も移植前の3倍に延びた。iPS細胞から作った細胞は、移植するとがん化する恐れもあるが、2年後までで腫瘍はできなかったという。iPS細胞によるパーキンソン病治療で、霊長類で長期の安全性が確認されたのは初。高橋教授は「来年秋にも患者を対象に臨床試験(治験)を申請したい」としている。

       赤松和土わど・順天堂大特任教授(再生医学)の話「2年という長期にわたる安全性が確認できた重要な成果だ。ただ、リスクをゼロにはできない。人の治験では、腫瘍ができた時の対策も考えておく必要がある」
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20170831-118-OYT1T50009

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  81. ダウン症マウス 脳の発達が改善
    09月05日 09時23分 NHK京都 NEWS WEB

    ダウン症の子どもを妊娠しているマウスに、特殊な化学物質を投与することで子どものマウスの脳の発達が改善したとする研究成果を京都大学のグループが発表し、今後、ダウン症の治療法の研究に役立つと期待されています。
    これは京都大学大学院医学研究科の萩原正敏教授らのグループが発表しました。
    ダウン症は、染色体に「トリソミー」と呼ばれる異常があることで起こる病気で知的障害や心疾患などの症状を伴います。
    グループでは、トリソミーのマウスでは、遺伝子の影響で神経細胞の元となる「神経幹細胞」の働きが妨げられていることに注目し、700種類余りの化学物質の中から神経幹細胞を活性化する物質を探す実験を繰り返しました。
    その結果、グループが「アルジャーノン」と名付けた化学物質に異常な遺伝子の働きを抑え、神経細胞を増やす効果があることが分かったということです。
    この物質をダウン症の胎児を妊娠している母親のマウス12匹に6日間投与し、胎児の脳を調べたところ、投与しない場合と比べて大脳の神経細胞の厚みが増し、脳の発達が改善したということで、産まれてきた子どものマウスでも認知機能が改善していたということです。
    萩原教授は「マウスでの実験なので、ヒトでも同じ効果が見られるかは慎重に検討が必要だ。将来的には妊婦が出生前検査を受けて、子どものダウン症が分かった際に治療できるようにしたい」と話しています。
    http://www3.nhk.or.jp/lnews/kyoto/2016213451.html

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    1. 「京都大学」のニュース
      http://www.2nn.jp/word/%E4%BA%AC%E9%83%BD%E5%A4%A7%E5%AD%A6

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  82. 世界初、iPS創薬治験7日開始
    京大が骨の難病で
    2017/9/6 23:29

     患者の人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使って京都大の研究チームが見つけた、骨の難病の治療薬候補について、京大病院が7日から臨床試験(治験)を始めることが6日、分かった。京大によると、iPS細胞を使って発見した薬の治験は世界初。

     京大病院は現場の医師が主体となって進める「医師主導治験」で取り組み、7日から患者登録が可能になる。「再生医療」と並ぶiPS活用のもう一つの柱「創薬」が本格的に動きだした。

     この難病は「進行性骨化性線維異形成症(FOP)」で、チームによると、国内の推定患者数は約80人という。
    https://this.kiji.is/278139993853575170

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    1. 「iPS細胞」のニュース
      http://www.2nn.jp/word/iPS%E7%B4%B0%E8%83%9E

      「再生医療」のニュース
      http://www.2nn.jp/word/%E5%86%8D%E7%94%9F%E5%8C%BB%E7%99%82

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  83. NHKドキュメンタリー - プロフェッショナル 仕事の流儀「研究者・山中伸弥」
    https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/284/1669455/index.html

    https://www.google.co.jp/search?q=%EF%BC%AE%EF%BC%A8%EF%BC%AB+%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%8A%E3%83%AB%E4%BB%95%E4%BA%8B%E3%81%AE%E6%B5%81%E5%84%80+%E5%B1%B1%E4%B8%AD%E4%BC%B8%E5%BC%A5

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    1. >10年前、夢の万能細胞を作り出したノーベル賞学者・山中伸弥(55)。「iPS細胞」は、皮膚などの細胞から、人の体を作り上げているどんな細胞にも変化させることができ、再生医療や新薬の可能性を大きく切り開いている。そして今、生命科学の根幹に関わる新たな研究に踏み出した。挑むのは、謎多き遺伝子。襲い来る予想外の実験結果に立ち向かい、「不治の病を治す」ために走り続ける、世界最前線の現場にカメラが初潜入!

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    2. 第335回 2017年9月11日(月) 放送予定
      55歳 覚悟の挑戦、ノーベル賞の先へ
      研究者・山中伸弥

      夢の万能細胞・iPS細胞を作り出し、世界を驚がくさせた研究者・山中伸弥(55)。
      その「iPS細胞」は、皮膚などの体細胞から人の体を作り上げているあらゆる細胞に分化することができ、再生医療や新薬開発の可能性を大きく切り開いた。いま山中はiPS細胞を使って、現在の医療では治せない病気やけがの治療法開発を進めている。

      そしてこの春、山中はひとりの研究者として新たな研究に本格的に着手。その極秘の研究現場に、初めてカメラの密着が許された。iPS細胞に匹敵する大発見につながるかもしれないと取り組むのは、謎の遺伝子「NAT1(ナットワン)」。次々と襲い来る予想外の実験結果。その正体に迫る研究は、混迷を極める・・・。
      研究者魂をかきたてる事態に、山中はどう立ち向かうのか。

      番組では、難病に苦しむ人々を救いたいという強い思いを胸に、世界の“頂点”を極めてもなお、ひとりの研究者として生命の真実に挑み続ける、ノーベル賞学者・山中伸弥の信念に迫る。
      http://www.nhk.or.jp/professional/schedule/index.html#20170911

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    3. よりによって「9.11」のあのときのあの時間にやるのか…

      黙示録的だねえ…

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  84. NHKスペシャル
    シリーズ 人体
    プロローグ
    神秘の巨大ネットワーク (仮)
    https://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20170930

    建築家・安藤忠雄氏、大阪市に児童向け図書館の寄付提案 中之島公園に 平成31年度完成予定
    http://www.sankei.com/west/news/170919/wst1709190032-n1.html

    「安藤忠雄 パソナ仁風林」
    https://www.google.co.jp/search?q=%E5%AE%89%E8%97%A4%E5%BF%A0%E9%9B%84+%E3%83%91%E3%82%BD%E3%83%8A%E4%BB%81%E9%A2%A8%E6%9E%97&oq=%E5%AE%89%E8%97%A4%E5%BF%A0%E9%9B%84+%E3%83%91%E3%82%BD%E3%83%8A%E4%BB%81%E9%A2%A8%E6%9E%97&aqs=chrome..69i57.1693j0j7&sourceid=chrome&ie=UTF-8

    ; (笑)

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  85. iPS細胞応用の薬 世界初の臨床試験 京大
    10月5日 18時26分

    京都大学のグループが、iPS細胞を使って見つけ出した薬の候補となる物質を難病の患者に実際に投与する臨床試験を始めました。大学によりますと、iPS細胞を応用した薬の臨床試験は世界で初めてで、半年間、効果を検証したうえで薬として国に申請したいとしています。

    京都大学iPS細胞研究所の戸口田淳也教授のグループは、筋肉の組織が次第に骨に変化するFOP=進行性骨化性線維異形成症という難病の患者から作製したiPS細胞を使って、病気の進行を抑える効果のある物質を見つけ出すことに成功しました。

    グループは、薬として国の承認を受けるための臨床試験を始め、5日に診察の様子が公開されました。京都大学医学部附属病院では、iPS細胞のもととなる細胞を提供した患者の1人で、兵庫県明石市の山本育海さん(19)が診察を受け、薬を受け取りました。

    今回投与されるのは、免疫抑制剤として使われているラパマイシンという物質で、筋肉の組織が骨になるのを抑える効果があることが動物実験などでわかっています。臨床試験は京都大学と東京大学、それに名古屋大学と九州大学で、合わせて20人の患者を対象に半年間行われることになっています。

    京都大学によりますと、iPS細胞を使った薬の開発で臨床試験が行われるのは世界で初めてだということで、グループでは効果などを慎重に検証したうえで、国の承認を得たいとしています。

    戸口田教授「進行食い止める予防薬で期待」

    主治医で臨床試験の責任者の戸口田淳也教授は「研究を始めて8年という短い期間で臨床試験を開始できたのは、まさにiPS細胞の力だと思う。この病気は非常にまれで、iPS細胞を使って繰り返し同じ実験ができたことで初めて病気が進むプロセスを確認できるようになった。今回の薬は病気を治す治療薬ではなく進行を食い止める予防薬としての効果が期待されている。試験の前と後で患者の症状が進行していないかどうかを慎重に確認していきたい」と話していました。

    「頑張ってくれた研究者に感謝」

    臨床試験が始まった山本育海さん(19)は(やまもと・いくみ)「まだまだ先のことだと思っていたので、ここまで早く受けることができるとは思いませんでした。頑張ってくれた研究者に感謝しています」と話しました。

    iPS細胞と治療薬開発

    iPS細胞は「再生医療」という新しい医療と「治療薬の開発」という2つの面で医療への応用が期待されています。

    「再生医療」は病気やけがで失われた組織や臓器をiPS細胞などを使って再生するもので、将来的な実用化が期待されていますが、複雑なヒトの臓器などを完全に再生し、医療として確立するにはさらに研究が必要だとされています。

    一方、「治療薬の開発」はより早く実用化が見込める分野として、大きな期待を集めてきました。患者から作製したiPS細胞は患者と同じ遺伝子を持っていることから、遺伝子に関わる病気の場合、細胞レベルで病気の状態を再現することができます。病気を再現した細胞を使えば病気が起こるメカニズムを詳しく研究できるだけでなく、さまざまな物質を投与して治療につながる効果が見られるかどうかを直接、実験で確かめることができます。

    京都大学iPS細胞研究所では、パーキンソン病やALS=筋萎縮性側索硬化症といった国が指定する300種類以上の難病のうち、およそ半数の病気でiPS細胞を作製することに成功しています。また、こうしたiPS細胞を使って、世界中で治療薬の候補となる物質が報告されています。

    ただ、実際の治療薬として実用化できるかどうかについては安全性や効果などを慎重に調べる必要があり、これまでは実際の患者への投与は行われていませんでした。今回、京都大学のグループが国の承認を得るための臨床試験を始めた薬は、すでに別の病気の治療薬として使われていたものです。

    初めての臨床試験が始まることで、iPS細胞の医療への応用にさらに弾みがつくと期待されています。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171005/k10011168961000.html

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  86. iPS細胞をわざわざかませる必要ないのでは…

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  87. iPSで肺胞の細胞効率的に作製…京大など =関西発
    2017年10月5日15時0分

     人のiPS細胞(人工多能性幹細胞)を使って、肺の中にある「肺胞」の細胞を効率よく作ることに成功したと、京都大などのチームが発表した。肺に対する薬の有効性や副作用を体外で試すのに役立つという。論文が科学誌ネイチャー・メソッズ電子版に掲載された。

     肺胞は、肺にある小さな袋状の組織。数億個がブドウの房のようになっていて、酸素を取り込むなど呼吸に欠かせない役割を持つ。チームはこれまでもiPS細胞から肺胞の細胞を作っていたが、成功する確率は1割前後と低く、安定的に増やすことも難しかった。

     今回、iPS細胞から肺胞の細胞になる一歩手前の細胞の段階で、特殊なたんぱく質や化合物を加えて約1週間培養するなど工夫した結果、半分が肺胞の細胞に変化した。

     肺炎を起こす副作用がある薬をこの細胞に与えたところ、実際に細胞に異常が起きることを確認できたという。

     チームの後藤慎平・京大特定准教授(呼吸器内科)は「肺胞の細胞が減ることで起きる肺気腫などの病気の治療に応用できる可能性もある」と話している。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20171005-043-OYO1T50017

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  88. 卵子など形成、必須の4遺伝子…京大教授ら特定 =関西発
    2017年10月14日6時0分

     人の精子や卵子のもとになる細胞ができるために不可欠な4種類の遺伝子を、京都大の斎藤通紀みちのり教授(細胞生物学)らのチームが突き止め、米科学誌セル・ステム・セルに発表した。iPS細胞(人工多能性幹細胞)と、遺伝子を自在に改変できる「ゲノム編集」という二つの技術を組み合わせた成果で、精子や卵子が作られない不妊の原因解明などに役立つという。

     哺乳類は、生命誕生のごく初期の段階で、既に次の世代を作る精子や卵子のもとになる「始原生殖細胞」が作られる。人では受精から約10日後にできると考えられている。マウスでは、この細胞の形成に欠かせない四つの遺伝子がわかっていたが、人では不明だった。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20171014-043-OYO1T50008

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    1. デキタデキタニュースは目白押しで発表するようだが、いっこうに実際の医学医療に応用が進んでいないみたいなのね…

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    2. ほんとうにできてんのかな?という疑念疑惑がふくらむばかりだ(笑)。

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  89. ヒトiPS細胞10年 山中伸弥・京都大教授に聞く 患者の思い胸に「これからが正念場」
    11/5(日) 10:15配信 産経新聞

     京都大の山中伸弥教授(55)がヒトの人工多能性幹細胞(iPS細胞)を作製したと発表してから今月で10年。病気の治療に生かす研究は大きく進展したが、山中氏は「これからが本当の正念場だ」と語った。

    ■再生医療研究が加速

     --ヒトiPS細胞の作製から10年を迎える

     「長いようだが、あっという間で早かった。そんなに時間がたったとは思えないぐらいだ。年を取って時間がたつのが早く感じられるようになったからかもしれないが、まだまだこれからだ」

     --再生医療で臨床研究が始まり、創薬も治験の段階に入った

     「10年以上前から始まっていた胚性幹細胞(ES細胞)を使った研究が、iPS細胞で加速した。私一人ではなく、多くの人たちの力でここまで来られた。感謝を忘れてはいけないと思っている。その中で、最も印象的だったのは理化学研究所の高橋政代さんが加齢黄斑(おうはん)変性の臨床研究を始めたこと。実験動物を使う前臨床試験の段階を脱し、非常に短い時間で研究上の大きな節目を乗り越えたのは素晴らしい成果だった」

    ■大変だったのは備蓄

     --大変だったことは

     「再生医療や創薬に使えるiPS細胞を、いつでも提供できるように準備しておく『iPS細胞ストック(備蓄)』の推進だ。大量生産する専門企業に提供し、そこから医療機関や製薬会社に供給するものだが、苦労した。大学の研究者は、人とは違う新しいことをやりたい人の集まりだ。一方、細胞の生産は品質維持のため決められたことをきちんと愚直にやり続けることが求められる。まるで正反対で、思っていた以上に大変だった」

     --当初は細胞ががん化する可能性が指摘された

     「初期のiPS細胞は確かに懸念があり、臨床研究に使えなかった。だが現在は作製方法が進化して全く変わった。リスクはゼロではないが相当下がり、臨床に使えるようになった」

    ■ノーベル賞が追い風に

     --2012年にはノーベル医学・生理学賞を受賞した

     「非常に栄誉なことだった。iPS細胞ができた瞬間から、どうやってこれを臨床研究まで持っていき、軌道に乗せるかという責任をずっと背負ってきたが、受賞で一般の方や産業界の認識が高まったことは、いろいろな意味で追い風になり、後押しされた。京大iPS細胞研究所を支えるための寄付をお願いする活動でも助けられており、ありがたいと思っている」

     --現在のiPS細胞研究は、マラソンに例えるとどれぐらいの地点か

     「スタートラインと言ったら言い過ぎかもしれないが、まだせいぜい10キロ地点だ。そこから先が本番で、これからの臨床研究や治験が本当の意味で正念場だ。患者の安全性を最優先に、誰もやったことがないことを実現しなければならないのは実に挑戦的な取り組みで、今までとは全く比べものにならないぐらい大変になると思っている」

     --研究のゴールは

     「再生医療と創薬は30年ごろ、いくつかの治療法が承認され保険が使える状況になると思う。だが、まだ時間がかかるものもたくさんあり、新たな課題も生じるだろう。ゴールは思い描けるものではない。積み重ねを続けることが大事だ」

    ■コストと時間を克服へ

     --当面の課題は

     「再生医療では、患者の細胞からiPS細胞をオーダーメードで作製すると費用や時間がかかりすぎる。日本人の多くが拒絶反応を起こさない免疫型を持つ数十人の方からiPS細胞を作り、いわば既製品としてそろえるストックの充実が大きな課題だ」

     --どの程度の人をカバーできるのか

     「今は3系統の免疫型のiPS細胞を提供しており、日本人の30%で拒絶反応が起きない。50%への到達も近いだろう。ただ、さらに向上させるため系統を増やすとコストが上がり、医療に使われなくなる懸念がある。細胞を量産する企業の生産設備が増え、安全性を確認する費用や時間もかかるからだ。それならカバー率の高い1系統だけ使用し、拒絶反応が出る患者には免疫抑制剤を使う方が合理的という考え方も出てくる」

     --今後の計画は

     「莫大(ばくだい)な国費を投じて細胞の系統を増やし、使われなかったら無駄遣いになってしまう。これまで22年度にカバー率80%の達成を目指してきたが、どこまでやるべきか検討している。私たちだけではどうにもならない問題だ。安全性を確保しながらコストを上げずに済む制度の導入を国に考えていただきたい」

    ■「早く治してあげなくては」

     --臨床研究や治験で患者の役に立ち始めた

     「まだ入り口の段階だ。今後10年、20年は患者に貢献するより、リスクを背負って貢献してもらうことになる。本当の意味での貢献を早く実現しなくてはならない。全国の難病患者から『iPS細胞で病気を治して』という手紙を多数受け取っている。その気持ちを受け止めて一生懸命、頑張っている」

     --難病の薬では先月、進行性骨化性線維異形成症を患う兵庫県明石市の山本育海(いくみ)さん(19)を対象に最初の治験が始まった

     「小学6年生のとき私に会いに来て、自分の細胞でiPS細胞を作り研究してほしいと言ってくれた。こういった出会いが研究の後押しになっている。iPS細胞は、ある意味で患者そのもの。実験をしていると元の細胞を提供してくれた患者のことが頭に浮かび、早く治してあげなくてはという気持ちが強まる」

     --筋萎縮性側索硬化症(ALS)で闘病していた篠沢秀夫・学習院大名誉教授は先月、亡くなった

     「先生からは『治療法を開発してほしい』と手紙をいただいていた。研究室に飾り、その思いを感じながら仕事を進めている。ALSは一番やっつけたい病気の一つ。早くなんとかしたいが、残念ながらまだそこまで至っていない」

    ■必ず患者に貢献する

     --医療に携わる研究者に求められる姿勢とは

     「研究者である以上、いい研究をして論文を書くことは絶対にやっていかないといけない。それをやりながら、どんなに時間がかかっても必ず患者に貢献するんだという気持ちを持つことだ。研究は大変だが、それがあればやっていける」

     --趣味のマラソンは続けているか

     「平日の昼休みは研究所近くの鴨川や南禅寺あたりを30分走っている。休日は自宅近くの大阪城、東京出張時は皇居の周り。仕事で疲れた脳内を、iPS細胞の作製のように初期化して真っ白にできるので、間違いなくプラスに働いている。今年2月の京都マラソンで自己ベストの3時間27分42秒を出せた。11月には大阪マラソンに出場する。来年2月に出場する別府大分毎日マラソンは一応、2020年東京五輪の代表選考につながるレースだそうで、可能性はゼロではない(笑)。ひょっとしたら何かの間違いが起こるかもしれない」

         ◇

    【プロフィル】やまなか・しんや 1962年、大阪市生まれ。神戸大医学部卒、大阪市立大大学院博士課程修了。2004年、京都大教授。10年、同大iPS細胞研究所所長。12年、ノーベル医学・生理学賞。家族は皮膚科医の妻、いずれも医大を卒業し研修医となった娘2人。

         ◇

    ■広がる臨床研究 細胞作成の迅速化が課題

     iPS細胞の研究で最も注目が集まっているのは、病気やけがで損傷した患部に新たな細胞や組織を移植する再生医療だ。理化学研究所などが2014年、世界初の移植手術を実施して道を開いた。

     加齢黄斑変性という重い目の病気の患者からiPS細胞を作製し、網膜細胞を作って移植。今年3月には備蓄したiPS細胞を使って他人由来の網膜細胞を移植する手術にも成功し、既に計5人に実施した。

     臨床研究は18年に慶応大が脊髄損傷、大阪大が心不全を計画。横浜市立大も19年度以降に肝不全を目指しており、日本が世界をリードしている。ただ、その多くは細胞の移植で、複雑な構造を持つ立体的な臓器の移植はまだ先だ。

     iPS細胞は病態解明や創薬の研究にも活用されている。難病患者からiPS細胞を作り、体外で病気を再現して調べれば病気のメカニズムの解明につながるからだ。最近は運動機能に障害が出るパーキンソン病やALSなどの仕組みが少しずつ分かってきた。

     患者の細胞を量産して効果を試すことで、効率的に新薬を開発できる。全身の筋肉が骨に変わる進行性骨化性線維異形成症の治療薬候補がこの手法で見つかったほか、ALSやアルツハイマー病でも研究されている。しかし、再生医療より実用化が早いとみられていた当初の期待ほどには進展していない。

     課題は細胞作製の迅速化だ。iPS細胞や患部の細胞を作製するにはそれぞれ数カ月かかるため、人工知能(AI)の導入による効率化や作製法の改良研究などが活発化している。(科学部 伊藤壽一郎)
    https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171105-00000506-san-sctch

    https://koibito2.blogspot.jp/2017/10/blog-post_16.html?showComment=1509963648493#c7455753593403871179

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  90. 関西 NEWS WEB
    山中所長が万博開催の意義訴える
    01月18日 17時31分

    2025年の万博の大阪への誘致に向けた機運を盛り上げようというシンポジウムが開かれ、京都大学iPS細胞研究所所長の山中伸弥教授が大阪で万博を開催する意義を訴えました。
    大阪市で開かれたシンポジウムは、政府の誘致委員会などが開いたもので、冒頭、大阪府の松井知事は、「大阪経済の成長の大きなインパクトになるのが万博の誘致だ。しれつな誘致競争を勝ち抜くために機運の高まりを広げたい」とあいさつしました。
    続いて、iPS細胞の研究でノーベル医学・生理学賞を受賞し万博の誘致特使を務める京都大学の山中伸弥教授が講演し「8歳の時、1970年の大阪万博に行き、子ども心にワクワクする未来を感じた。この時の経験がこんにち医者となり、研究をする原動力の一つになった」と述べました。
    そのうえで、山中教授は、「日本、関西は高齢化が進む中、平均寿命と健康寿命が開いていくという難題に世界で初めて直面している。
    命・健康をテーマにした大阪での万博開催は、課題を克服した私たちの姿を世界に見せる絶好の機会になる」と述べ、大阪で万博を開催する意義を訴えました。
    このあと行われたパネルディスカッションにはタレントの西川きよしさんも参加し、2年前に前立腺がんの手術を受けたことに触れながら、「命・健康をテーマにした万博が誘致できるように、小さな事からこつこつと頑張っていきたい」と意気込みを語りました。
    そして、最後に、参加者全員が壇上に上がって、万博誘致に向けて「エイエイオー」と気勢を上げました。
    https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20180118/3738631.html

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