2019年11月19日

【研究ごっこ】生物、進化、遺伝子、DNA、ゲノム、がん…


「遺伝子地図」という科学マジック(笑)。


DNA(A,G,C,T)コドンが決定するものと、機能や形態形質器質の科学的な因果関係はまだ何も証明されてはいない。教科書に書かれていないれっきとした事実。そこにつけこんでやりたい放題やってる医科様な科学研究者を装った詐欺師ペテン師が大勢跳梁跋扈する現代科学研究世界…。

並みの詐欺師じゃない、かなり頭のよい狡猾な連中の巣窟に成り下がってる、そういう世界なのさ。



「遺伝子発見」(2NN)

「遺伝子特定」(2NN)







(書きかけ)



《長い間,動物どうしの形態上の差異はゲノムの違いを反映したものだと考えられてきた。だから,ゲノムを比較すれば,違いを生み出している遺伝子を突き止められると思っていた。ところが,マウスやラット,イヌ,ヒト,チンパンジーなど哺乳類のゲノムを比較してみると,持っている遺伝子はどの動物も非常に似通っていた。それぞれの動物のゲノムに含まれる遺伝子の概数(ざっと2万個ほど)や,多くの遺伝子の位置関係は1億年以上にわたる進化の過程でかなりよく保たれてきた。
遺伝子数や位置にまったく違いがないというのではない。しかし,遺伝子のリストを一見しただけでは,そのゲノムがマウスのものなのか,それともイヌやヒトのものなのかはわからない。例えば,マウスとヒトのゲノムを比較してみると,ヒトの遺伝子の少なくとも99%について,マウスでもそれに相当する遺伝子が見つかる。》
(「生物の形を決める遺伝子スイッチ」日経サイエンス2008年9月号)
http://www.nikkei-science.com/page/magazine/0809/200809_050.html


DNA形質(極端な場合は生物や生命)の原因のすべてだと言いなすことは論理的な錯誤を犯すことになる。DNAはデオキシリボ核酸という高分子にすぎないが、形質(生物、生命)は物質とは存在のレベルが異なるからだ。この2つを結ぶ論理はいまだにヤブの中である。そういったことはもちろん教科書には書いていない。》

《多くの人は遺伝子が形質や行動や病気を、その存在だけで決定しているかのように思っているようであるが、遺伝子が決定しているのは、はっきり言えばたんぱく質の一次構造だけであり、たんぱく質の機能を決定しているのは遺伝子ではなく、そのたんぱく質を記号として使っている生体内のシステムである。2つの生物個体のシステムが全く同じで、遺伝子のみが異なる事態を想定したときに、この2つの生物個体の挙動の違いの原因を遺伝子の違いに求めるのは、近似としては間違っているとは言えないが、そのことは、生物個体の挙動の原因のすべてを遺伝子に求めることとは別のことである。本当の原因はシステムにあることは間違いない。遺伝子はシステムの部品にすぎない。》

《遺伝子によってつくられたたんぱく質は、細胞内のシステムの条件にしたがって、その枠内でのみ機能する。したがって、システムが異なったり、条件が異なったりすれば、同じ遺伝子がさまざま異なる機能を担ったり、異なる遺伝子が同じ機能を担ったりする。生命現象にとって真に重要なのは、遺伝子そのものよりこのシステムであり、遺伝子はシステムの部品にすぎないと考えたほうがよい。》

(池田清彦『新しい生物学の教科書』 第20章 遺伝子)




>高校の生物教科書に失望した著者は、もっと面白い生物の教科書を作ろうと思い立つ。そして生命の起源、生物の多様性、免疫とアレルギー、脳と心の問題、がん細胞と遺伝子の関係など、日常生活に関わるテーマも盛り込み、生物学特有の概念や用語を分かりやすく解説した。最新の研究成果も随所で紹介し、各章には便利なサマリー付き。知的刺激に富んだ、現代人のための新テキスト!
http://www.shinchosha.co.jp/book/103521/
http://www.amazon.co.jp/dp/4101035210



モルガン「唾液腺染色体地図」も、いまとなっては「捏造」というほかないではないか…。

そして「メンデル」も…。



(おまけ)

「たんぱく質 発見(2NN)
http://www.2nn.jp/search/?q=%E3%81%9F%E3%82%93%E3%81%B1%E3%81%8F%E8%B3%AA+%E7%99%BA%E8%A6%8B&e=


「人工 細胞」(2NN)
http://www.2nn.jp/search/?q=%E4%BA%BA%E5%B7%A5+%E7%B4%B0%E8%83%9E&e=


【進化】阪大、世界で初めて進化の機能を持った人工細胞の作成に成功
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1381398570/


いよいよ「人造人間キカイダー」の時代に近づいてきましたね(笑)。

「あるある」言ったもの勝ちの世界で大きく羽ばたく大法螺吹きなヒトビト、「地上の楽園」を謳歌するの図…お里が…(笑)。



(さらに、おまけ(笑))


Klotho遺伝子(ぐぐる先生)

 Klothoマウス(笑)。

[キーワード:klotho 遺伝子]
研究課題検索結果: 33件
研究者検索結果: 94件


クロトー遺伝子学派(笑)。

何か禍々しいものに手を染めちゃってますね…。



(2013年9月25日)(追記10/11)(追記10/18)

204 件のコメント:

  1. [顔]遺伝子データによる生物進化の研究で京都賞…根井正利(ねい・まさとし)さん 82
    2013年9月25日3時2分 読売新聞

     生き物がどう進化したか、現在の主流であるDNAで調べる手法を1970年代に編み出し、ライフワークとして発展させてきた。

     かつては見た目や性質から推測するしかなかったが、「進化を仮説でなく、科学にしたかった」。この業績で、科学や文明の発展に尽くした人に稲盛財団が贈る、今年の京都賞に選ばれた。

     宮崎市生まれ。戦後間もない15歳の時、金属製の容器を拾って分解したとたん爆発し、左目の視力をほとんど失った。旧日本軍の小型爆弾だったらしい。

     「このけがで、人生が変わった」。ショックを癒やすため、科学や文学などの本を古本屋で手に入れて次々に読み、成績は急上昇。農業を継がせるつもりだった親を教師が説得し、大学に進んだ。

     69年に渡米し、現在はペンシルベニア州立大教授。11月の授賞式の講演は「研究人生を振り返る内容にしたい」という。

     妻の信子さん(77)が得意な陶芸を一度まねてみたが、うまくいかなかった。「やはり研究の方が向いているようです」(ワシントン支局 中島達雄、写真も)
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20130924-118-OYTPT01242
     

    返信削除
  2. 木村資生「分子進化の中立説」
    https://www.google.co.jp/search?q=%E6%9C%A8%E6%9D%91%E8%B3%87%E7%94%9F+%E5%88%86%E5%AD%90%E9%80%B2%E5%8C%96%E3%81%AE%E4%B8%AD%E7%AB%8B%E8%AA%AC
     

    返信削除
  3. 遺伝子は原因でなく結果の姿…。
     

    返信削除
  4. 楽譜があって音楽があるのではなくて、音楽があってただそれを記譜したもの…。
     

    返信削除
  5. 主体は、あくまでもゲノムではなくて細胞システムのほう…。
     
    「設計図」みたいな緻密なものじゃなくて、雑駁なメモのようなもの…。
     

    返信削除

  6. 「人工 細胞」
    http://www.2nn.jp/search/?q=%E4%BA%BA%E5%B7%A5+%E7%B4%B0%E8%83%9E&e=

    返信削除
  7. ★科学ニュース+ 13/10/10 18:49 43res 21res/h ▽
    【進化】阪大、世界で初めて進化の機能を持った人工細胞の作成に成功 画像あり
    http://anago.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1381398570/

    ★科学ニュース+ 13/10/05 16:22 37res 0.2res/h ▽
    【生命科学】子孫を残しやすいように遺伝子が変化する人工細胞を作成/阪大 画像あり
    http://anago.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1380957760/

    ★ニュース二軍+ 13/10/04 23:08 8res 0.0res/h ▽
    【遺伝学】人工細胞を作製 子孫残しやすく進化 大阪大チームが英科学誌に発表
    ★科学ニュース+ 13/04/29 17:06 10res 0.0res/h ▽
    【植物】植物細胞に遺伝子導入する人工染色体を開発/岡山大
    ★科学ニュース+ 12/04/04 02:31 26res 0.0res/h ▽
    【細胞】、人工細胞の分裂再現に一部成功 原始細胞の解明に道 大阪大のチーム 画像あり
    ★ニュース速報+ 12/04/03 08:05 42res 0.5res/h ▽
    【科学】阪大、細胞分裂の再現に一部成功 人工細胞に道
    ★国際ニュース+ 12/02/20 23:56 60res 0.0res/h ▽
    【オランダ】肝細胞で人工の肉片を生成、年内にハンバーガーを製造~マーストリヒト大 画像あり
    ★科学ニュース+ 11/12/06 17:22 158res 0.1res/h ▽
    【技術】「人工肉」 幹細胞から人工合成による食肉を作成/オランダ 画像あり
    ★科学ニュース+ 11/09/29 22:09 30res 0.0res/h ▽
    【医学】人の肝細胞を体外培養し、主要な機能を維持することに世界で初めて成功 新薬開発や人工肝臓に道 名大
    ★科学ニュース+ 11/05/11 23:37 27res 0.0res/h ▽
    【幹細胞】iPS細胞と高分子化合物製のチューブのハイブリッド人工神経が傷治す…マウス実験成功 大阪市大・奈良県立医大
     

    返信削除
  8. 物質を組み合わせて自己増殖できる「細胞」をつくる、ってのは「生物」をつくるのに等しいことなんだけど…(笑)。
     
    よくもこんなウソがまかり通ってしまうものだな。
     

    返信削除
  9. ま、あの例の遺伝子いじって「初期化」できた細胞ってのも相当うさんくさい話なんだけどね…(笑)。

    みんなまんまとだまされてしまってんだよな。どこでそれを気づくのやら…。
     

    返信削除
  10. 【ゲノム】JAIST、超高速かつ簡便な遺伝子診断法を開発
    http://anago.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1381992193/

    「遺伝子 診断」
    http://www.2nn.jp/search/?q=%E9%81%BA%E4%BC%9D%E5%AD%90+%E8%A8%BA%E6%96%AD&e=
     

    返信削除
  11. 「遺伝子 検査」
    http://www.2nn.jp/search/?q=%E9%81%BA%E4%BC%9D%E5%AD%90+%E6%A4%9C%E6%9F%BB&e=

    ★ニュース二軍+ 13/10/06 16:49 2res 0.0res/h ▽
    【医療】医師らが遺伝子検査のデータベース作成
    ★ニュース速報+ 13/07/31 12:21 36res 0.2res/h ▽
    【食糧】アメリカ・モンサントの未認可遺伝子組み換え小麦、政府の検査でも発見されず
    ★国際ニュース+ 13/06/15 10:35 14res 0.0res/h ▽
    【米国】自然状態の遺伝子に特許認めず、米最高裁、乳がん検査などめぐり
    ★科学ニュース+ 13/02/16 18:37 20res 0.0res/h ▽
    【遺伝子】遺伝子の個人差を1時間で検出可能な全自動検査チップを開発/パナソニック 画像あり
    ★ビジネスニュース+ 12/11/03 21:23 12res 0.0res/h ▽
    【医療】遺伝子検査、ヤフーが仲介=12月からキット販売
    ★科学ニュース+ 12/10/15 23:57 5res 0.0res/h ▽
    【医療】前立腺がんのリスクを遺伝子検査で診断する手法開発 理研など
    ★科学ニュース+ 12/04/04 16:54 10res 0.0res/h ▽
    【ゲノム】遺伝子検査によるがんなどの病気予測には限界=米研究
    ★科学ニュース+ 12/03/02 23:39 11res 0.0res/h ▽
    【医療/遺伝子】学会提言、遺伝子検査の法整備を ビジネス化を懸念 日本医学会
    ★ビジネスニュース+ 12/03/01 19:46 19res 0.1res/h ▽
    【バイオ/医療】日本医学会、"遺伝子検査ビジネス"拡大に懸念--「国は監視体制の確立を」 画像あり
    ★ニュース二軍+ 11/11/15 19:22 6res 0.0res/h ▽
    【台湾】2割は「太っちょ」遺伝子の持ち主? 3000人以上の検査結果
    ★ニュース速報+ 10/06/09 23:50 1001res 141res/h ▽
    【口蹄疫/宮崎】都城市の牛に口蹄疫の疑い 9頭殺処分へ、遺伝子検査
     

    返信削除
  12. 「検査」設計思想における、「十分条件」「必要条件」…。

    「検査」で見つける(陽性反応)には、「設定」が必要。逆に言えば、あらかじめの「設定」のないものは「検査不能」ということ。

    そこにわりこませる「恣意性」によって…(笑)。
     

    返信削除
  13. 「海綿状脳症 診断 プリオン 検出」(笑)。
    https://www.google.co.jp/search?q=site:kaken.nii.ac.jp+%E6%B5%B7%E7%B6%BF%E7%8A%B6%E8%84%B3%E7%97%87+%E8%A8%BA%E6%96%AD+%E3%83%97%E3%83%AA%E3%82%AA%E3%83%B3+%E6%A4%9C%E5%87%BA

    これはもう、科学研究じゃなくて「手品」としかいいようがない(笑)。
     

    返信削除
  14. 「史上最強」生物(笑)。
    http://www.2nn.jp/search/?q=%E5%8F%B2%E4%B8%8A%E6%9C%80%E5%BC%B7+%E7%94%9F%E7%89%A9&e=

    「最強 生物」
    http://www.2nn.jp/search/?q=%E6%9C%80%E5%BC%B7+%E7%94%9F%E7%89%A9&e=

    物語を紡ぎだす才能をいかんなく発揮しすぎるのも「科学」にとっては問題があるな(笑)。
     

    返信削除
  15. 米国で子の遺伝予測に特許 「デザイナーベビー」と批判

     【ワシントン共同】両親の唾液などに含まれるわずかな遺伝子情報を解析し、生まれてくる子どもの目の色や背の高さ、がんなどの病気になるリスクを予測する手法の特許が19日までに米国で認められた。

     生命倫理の専門家は、予測を利用して提供者などから精子や卵子を選ぶと、望ましい特徴を持つ子どもを生む「デザイナーベビー」につながりかねないと批判。特許を持つカリフォルニア州の遺伝子検査会社「23アンドミー」は「遺伝子と健康に関する理解を高めるのが狙い。子どもを選別する生殖医療に応用するつもりはない」と説明する。

    2013/10/20 18:14 【共同通信】
    http://www.47news.jp/CN/201310/CN2013102001001987.html
     

    返信削除
  16. 医科様科学風手品に「特許」(笑)。

    ま、「特許」ってのは、それが事実か創作かは問わないからな。
     

    返信削除
  17. 【産経抄】10月22日

     「あなたの頭脳と私の肉体を受け継ぐ赤ちゃんができたら、どんなにすばらしいでしょう」。美貌のダンサー、イサドラ・ダンカンの求愛の言葉に、皮肉屋で知られる劇作家、バーナード・ショーは、こう切り返した。「私の貧弱な肉体とあなたの頭脳をもった子供だったら悲惨でしょう」。

     ▼ダンカンがマリリン・モンローと入れ替わる、あるいはモンローとアインシュタインの会話という説もある。ともかく有名なジョークは、どんな赤ちゃんなのか、生まれてくるまでわからないという常識が根底にあった。その常識が覆ろうとしている。

     ▼共同通信によると、両親の遺伝情報を解析して、生まれてくる子供の容姿やがんなどの病気になるリスクを予測する手法の特許が、米国で認められた。つまり、ダンカンとショーの子供が、両親のどの部分を受け継ぐのか、事前にわかってしまうというわけだ。

     ▼それどころか、この技術を利用して将来、ノーベル賞級の頭脳を持ったセクシー女優さえ現れかねない。インターネットに掲載されている「優秀」な提供者の卵子や精子を選べば、自分の望み通りの赤ちゃんを産むことが可能になるからだ。そんな「デザイナーベビー」誕生につながる、と生命倫理の専門家は批判している。

     ▼今年5月、著名なハリウッド女優が、両乳房の切除手術に踏み切ったと聞いて驚いた。がんが発症したわけではない。検査で遺伝子の変異がわかり、予防のためだったという。

     ▼国内では、おなかの赤ちゃんがダウン症などの染色体異常かどうかわかる新しい出生前診断が大きな話題となった。「命の選別」をめぐる議論が始まったばかりというのに、生命工学の驚くべき進歩は、新たな難題を突きつけている。

    2013.10.22 03:06
    http://sankei.jp.msn.com/science/news/131022/scn13102203070000-n1.htm
     

    返信削除
  18. まんまと「遺伝子」まやかしに引っかかるバカがいて…

    返信削除
  19. アレルギーが夜ひどくなるのはなぜ? 仕組み解明、発症の調整に道 山梨大
    2013.10.27 16:27

     花粉症やぜんそくなどのアレルギー症状が夜や朝にひどくなる傾向にあるのは、免疫細胞「マスト細胞」内の遺伝子が夜間から朝方に活発化するためであることを、山梨大医学部の中尾篤人教授(免疫学)の研究チームが突き止めた。

     遺伝子の働きを薬で抑制すれば症状の出る時間帯を調整でき、治療への応用が期待される。

     研究によると、この遺伝子は「時計遺伝子」と呼ばれ、マスト細胞内で振動してリズムを刻んでいる。日中に落ち着き夜間に活発になる遺伝子の活動に応じて、マスト細胞が花粉やダニの死骸などのアレルギー原因物質に反応する度合いを自ら調節していることが分かった。

     鼻づまりやくしゃみなどの症状は、原因物質が体内に入ってマスト細胞から化学物質ヒスタミンが放出され、粘膜や呼吸器に影響するため起きる。
    http://sankei.jp.msn.com/life/news/131027/bdy13102716280000-n1.htm
     

    返信削除
  20. 「マスト細胞 遺伝子」
    https://www.google.co.jp/search?q=site:kaken.nii.ac.jp+%E3%83%9E%E3%82%B9%E3%83%88%E7%B4%B0%E8%83%9E+%E9%81%BA%E4%BC%9D%E5%AD%90

    返信削除
  21. [キーワード:マスト細胞 遺伝子]
    http://kaken.nii.ac.jp/p?qb=%E3%83%9E%E3%82%B9%E3%83%88%E7%B4%B0%E8%83%9E%20%E9%81%BA%E4%BC%9D%E5%AD%90&c=50&o=1

    http://kaken.nii.ac.jp/r?qb=%E3%83%9E%E3%82%B9%E3%83%88%E7%B4%B0%E8%83%9E%20%E9%81%BA%E4%BC%9D%E5%AD%90&o=4
     

    返信削除
  22. 「マスト細胞 時計遺伝子」
    http://kaken.nii.ac.jp/p?q=%E3%83%9E%E3%82%B9%E3%83%88%E7%B4%B0%E8%83%9E%20%E6%99%82%E8%A8%88%E9%81%BA%E4%BC%9D%E5%AD%90&c=50&o=1

    http://kaken.nii.ac.jp/r?q=%E3%83%9E%E3%82%B9%E3%83%88%E7%B4%B0%E8%83%9E%20%E6%99%82%E8%A8%88%E9%81%BA%E4%BC%9D%E5%AD%90&c=50&o=4

    site:kaken.nii.ac.jp マスト細胞 時計遺伝子
    https://www.google.co.jp/search?q=site:kaken.nii.ac.jp+%E3%83%9E%E3%82%B9%E3%83%88%E7%B4%B0%E8%83%9E+%E6%99%82%E8%A8%88%E9%81%BA%E4%BC%9D%E5%AD%90
     

    返信削除
  23. KAKEN - 体内時計とアレルギー性疾患(21659244)
    http://kaken.nii.ac.jp/d/p/21659244

    研究概要(最新報告)

    本年度(平成22年度)は、マスト細胞の脱顆粒反応において概日性のリズムが認められ、そのリズムがマスト細胞のもつ体内時計によって制御されているか否かについて以下の方法によってin vivoの実験系を用いて検討した。

    1マスト細胞における"時計遺伝子"が欠如したマウスの作成

    時計遺伝子群において中心的な役割を果しているPer2遺伝子の変異マウスが既に樹立されており、概日リズムの乱れが観察されている(Nature 400,169,1999)。このマウスは研究協力者である柴田重信博士(早稲田大学)から入手した。このマウス骨髄細胞(及びコントロールとして野生型マウス骨髄細胞)をIL-3/SCFの存在下で培養しBMMCを得たあと、マスト細胞欠損マウス(W/Wvマウス)に移入しPer2欠損マスト細胞をもつマウス(マスト細胞に"時計遺伝子"機能がないマウス)ならびに正常マスト細胞をW/Wvマウスに移入したコントロールマウスを樹立した。なおマスト細胞はマウス背部皮下に導入した。

    2マスト細胞"時計遺伝子"欠如マウスへの急性皮膚過敏反応モデルの導入

    これらのマウスに、TNP-IgE抗体をマウス背部皮下に注射し、その後、対応抗原であるDNP-BSAとエバンスブルー色素を静脈注射し、急性の皮膚即時型過敏反応(PCA反応)を惹起させた。このとき、ODNP-BSAをチャレンジする時間を、日中及び夜間など時間を変えて行い、チャレンジする時間による皮膚反応の強さの変化について観察した。本実験によって、PCA反応における概日リズムの存在と、この反応におけるマスト細胞に内在する体内時計の役割が明らかになる。現在までPCA反応に概日リズムがあることは確認し、現在更なる実験中である。
     

    返信削除
  24. KAKEN - 中尾 篤人(80317445)
    https://kaken.nii.ac.jp/d/r/80317445.ja.html
    https://www.google.co.jp/search?q=site:kaken.nii.ac.jp+%E4%B8%AD%E5%B0%BE%E7%AF%A4%E4%BA%BA

    2005年度~2011年度 : 山梨大学 / 大学院・医学工学総合研究部 / 教授
    2003年度~2005年度 : 山梨大学 / 医学部 / 教授
    2001年度~2002年度 : 順天堂大学 / 医学部 / 講師
    2001年度 : 順天堂大学 / 医学部 / 助手
     

    返信削除
  25. 研究概要(最新報告)

    「体内時計」が神経-内分泌-免疫系の相互作用に関与することを明らかにするため、平成23年度は、視交叉上核("中枢時計")がIgE依存性の即時型皮膚アレルギー(脱顆粒)反応の日内変動に果たす役割について検討した。 この目的のために、視交叉上核を機械的操作によって破壊したマウス及び擬似的手術を施したコントロールマウスを作成し、IgE依存性の即時型アレルギー反応であるPCA反応の日内変動への影響について検討した。 その結果、視交叉上核を機械的に破壊したマウスでは、コントロールマウスと異なり、PCA反応の概日リズムが消失していること、血中のMCP-1濃度の変化の概日リズムも減弱していることが観察された。また、視交叉上核を機能的に失調させた"慢性時差ぼけマウス"においても同様の結果が観察された。 以上の実験事実から、視交叉上核がIgE依存性の即時型皮膚アレルギー(脱顆粒)反応の日内変動に調節的な役割をもつことが示された。本知見は、体内時計の変調によってIgE依存性のアレルギー反応が常に過敏な状態になってしまうことを示唆しており、患者さんの生活リズムを指導することでアレルギー症状を改善することについての科学的根拠を与えるものである。本研究成果は、平成23年度の日本アレルギー学会学術総会にて発表するとともに現在、英文雑誌に論文投稿中である。以上から、平成23年度の本研究課題の研究目的は当初の申請通りほぼ順調に達成された。
    https://kaken.nii.ac.jp/d/p/23659499.ja.html
     

    返信削除
  26. 「体内時計」学派(笑)。
    https://kaken.nii.ac.jp/p?qb=%E4%BD%93%E5%86%85%E6%99%82%E8%A8%88&c=100&o=1

    https://kaken.nii.ac.jp/r?qb=%E4%BD%93%E5%86%85%E6%99%82%E8%A8%88&c=100&o=4
    >永井 良三

     

    返信削除
  27. 数の論理でおしきらんと欲す医科様師たち…。

    そうであればあるほど、同類にあまねく燃料を投下し続ける必要が生じ、なおさらのこと一度握った権力と権限は絶対に手離すことができない、そのような支配構造。
     

    返信削除
  28. 遺伝子カタログ(笑)。

    【生物】シロアリ3種の大規模な遺伝子カタログ作製に成功~北海道大学など
    http://anago.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1383300006/

    「遺伝子」のニュース
    http://www.2nn.jp/word/%E9%81%BA%E4%BC%9D%E5%AD%90
     

    返信削除
  29. [サイエンス]人工細胞に進化現象=関西発
    2013年11月3日17時58分 読売新聞

    自己複製 徐々に加速

     進化の最初期に、生物は単なる物質の集まりからいかにして「いのち」を獲得したのか――。生物学の根源的な命題に対し、人工合成した細胞による実験で迫ろうとする研究が進んでいる。大阪大の研究グループは、膜の中に遺伝子を封じ込めて人工細胞を作り、自己複製して増えるだけでなく、複製能力も向上させることができたという成果を発表した。生物を、生物たらしめている最低条件を探っている。(阿部健)

    ■シンプルな細胞

     生物とは一般的に、〈1〉細胞でできている〈2〉生きるために必要な物質を取り込んで、分解したり合成したりといった化学反応を行う〈3〉自分の分身を複製し、遺伝情報を伝えていく〈4〉外界からの刺激に反応する――といった条件を備えるものと考えられている。

     約60兆個もの細胞で構成される人間のような多細胞生物もいれば、1個の細胞だけで生きている細菌などの単細胞生物もおり、形態は様々だ。一方、〈3〉以外の条件が当てはまらないウイルスは、生物と見なされないことが多い。

     これら生物の条件は、極めて複雑かつ精密な物質の組み合わせや反応によって成り立っている。そうした機能の一部を再現し、利用しやすい形にしようとするのが、人工細胞だ。

     阪大情報科学研究科の四方(よも)哲也教授と市橋伯一(のりかず)准教授らの研究グループは、自己複製反応を進める酵素を作る遺伝子1個を組み込んだリボ核酸(RNA)と、酵素に必要な栄養分など約100種類の物質を含む水溶液を、細胞膜代わりの界面活性剤の膜でくるみ、直径500分の1ミリ・メートルほどの人工細胞を合成した。油を満たした試験管に入れると、人工細胞内で酵素が作られ、その働きによって遺伝子は自己複製を繰り返し、増えていった。

     栄養分がなくなると反応が止まるため、グループは栄養分だけを入れた「水滴」も試験管内に入れ、振動刺激を与えた。すると、人工細胞と水滴はひっついたり離れたりして、栄養分が補給される一方、遺伝子も水滴へ移り、まるで細胞分裂するように増殖した。

    ■能力100倍に

     ただ増えるだけではなかった。遺伝子の複製が繰り返されるうちに、より速く増えるという能力の高い細胞が生まれてきたのだ。

     遺伝子1個当たり約180回の反応が起きると、複製能力は元の約100倍にも達した。そして、能力の高い細胞が増えるにつれ、能力が元のままの細胞は減り、やがて姿を消した。

     「つまり、物質の集まりに過ぎない人工細胞でも突然変異が生じ、ダーウィンが唱えたような進化現象が起きたわけです」と、四方教授が強調する。原始的な生命が複雑な生命体へと進化していったのは、まさにこうした現象の積み重ねだったのかもしれない。この成果は科学誌ネイチャー・コミュニケーションズに掲載された。

     伏見譲・埼玉大名誉教授(進化分子工学)は「細胞分裂や進化がどう始まったのかという謎に迫ることを可能にする実験手段だ。まだまだ単純なレベルとはいえ、人工生命の誕生に向けた一里塚になるだろう」と評価する。

    ■薬効物質の製造も

     人工細胞は、生命の謎を追究するための実験材料としてだけでなく、薬効物質などを狙った通りに作らせる「装置」としても利用できる可能性を秘めている。

     四方教授らは、黄色ブドウ球菌の遺伝子やアミノ酸を油膜内に入れた人工細胞によって、細胞表面の膜にあるたんぱく質を合成させることに成功した。

     膜たんぱく質は、細胞表面で物質の出し入れに関わるなど、生命活動に欠かせない役割を担っているが、細胞膜に組み込まれない状態では不安定になり、人工的に作るのが難しかった。

     合成された膜たんぱく質は細胞膜に見立てた油膜に組み込まれ、正常に機能したほか、繰り返し合成させると、機能も向上していった。ここでも進化がみられたわけだ。

     この膜たんぱく質は、赤血球の細胞膜に穴を開ける作用がある。がんの細胞膜などに強くくっつき、死滅させるような新薬の開発に応用できる可能性があるという。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20131103-120-OYT8T00438
     

    返信削除
  30. 国際生物学賞授賞式 両陛下ご出席
    11月18日 12時5分

    生物学の分野で優れた業績を上げた研究者に贈られる国際生物学賞の授賞式が、18日、天皇皇后両陛下も出席されて東京で行われました。

    国際生物学賞は、生物学の研究に熱心だった昭和天皇の在位60年を記念して設けられたもので、ことしで29回目を迎えました。
    授賞式は、両陛下も出席されて東京・上野の日本学士院会館で行われ、受賞したアメリカのワシントン大学教授、ジョセフ・フェルゼンシュタイン博士に賞状や記念品が贈られました。
    博士は、生物が進化の過程でどのように枝分かれしてきたのかを遺伝子のデータから示す新たな手法を考案したことなどが高く評価されました。
    フェルゼンシュタイン博士は、スピーチで受賞の喜びのほか集まった研究者たちへの感謝のことばを述べ、両陛下は拍手を送られていました。
    このあと記念のパーティーが開かれ、両陛下は、博士や国内外の生物学の研究者らとにこやかにことばを交わされていました。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131118/k10013136851000.html
     

    返信削除
  31. 進化は遺伝子で決まってんじゃなくて、それは進化の結果の痕跡でしかないのに…。

    で、DNA配列(ゲノム)から「進化」なんてわかりっこないはずなのに、それにテキトーな創作物語をこさえてヒトビトを納得させてしまう、講釈術の巧みさに丸め込まれてるだけだと認識しておかなきゃいけないのだが、世の中は「科学的な事実」だと思い込まされてしまう愚…。
     

    返信削除
  32. 生物のほんまもんの歴史(生物史)なんて、ほとんど何もわかちゃいない、いまだ未開のフロンティア(笑)。
     
    まずは、物質を組み合わせ「生物」を発生させ、それを進化させる「実験」で証明しなきゃいけない。
     

    返信削除
  33. 日本人1000人の遺伝情報解読
    11月29日 17時18分

    東北大学は、日本人1000人の遺伝情報を解読したところ、個人個人で遺伝子の配列が異なる場所が、新たに1500万か所見つかったと発表しました。

    これは、日本人の遺伝情報の解読を進めている東北大学の東北メディカル・メガバンク機構が29日、発表したものです。
    機構では、東北地方に住む20代から70代の男女1000人から血液の提供を受け、生命の設計図とも言われるヒトの遺伝情報を解読しました。
    その結果、およそ30億対の塩基配列からできているヒトの遺伝情報のうち、新たに1500万か所で個人個人によって配列が異なる場所が見つかったということです。こうした配列の違いは、がんや糖尿病などの病気になりやすいかどうかや、個人個人の特徴などと関わる可能性があることが分かっていて、機構ではさらに詳しい分析を進めることにしています。
    日本人の遺伝情報がこれだけ大規模に詳細に解読されたのは、初めてで、東北メディカル・メガバンク機構の山本雅之機構長は「今後、さらに人数を増やして遺伝子を詳しく調べ、病気の原因の解明などに役立てていきたい」と話しています。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131129/k10013451771000.html
     

    返信削除
  34. 病気は「遺伝子」(が要因の機能障害)で決まっているわけじゃないのに…

    なんでそんなウソを平気でつくかなあ…
     

    返信削除
  35. 「国立成育医療研究センター」
    http://www.2nn.jp/search/?q=%E5%9B%BD%E7%AB%8B%E6%88%90%E8%82%B2%E5%8C%BB%E7%99%82&e=

    ★科学ニュース+ 13/08/23 19:57 4res 0.0res/h ▽
    【医療】第三者の生体移植で余った肝細胞を移植、世界初の治療に成功…国立成育医療研究センター

    ★科学ニュース+ 12/04/19 23:43 5res 0.0res/h ▽
    【幹細胞】ES細胞で国内初の高アンモニア血症の治療目指し臨床研究計画 国立成育医療研究センター

    ★科学ニュース+ 11/11/09 22:45 9res 0.0res/h ▽
    【幹細胞】ES細胞で国内初の治療へ 肝臓病の0歳児に3年後をめどに臨床試験 国立成育医療研 画像あり
     

    返信削除
  36. 国立成育医療研究センターで筋しかん薬紛失
    11月29日 19時7分

    東京の国立成育医療研究センター病院で、成人3人分の致死量に当たる毒薬の筋しかん薬の瓶2本がなくなっていることが分かり、病院は外部に持ち出された可能性が否定できないとして警察に通報しました。

    東京・世田谷区にある国立成育医療研究センター病院によりますと、26日、集中治療室の保管庫から、筋しかん薬25ミリグラムが入った瓶2本がなくなっているのに当直の医師が気付いたということです。
    病院は、病院内を探すとともに、職員への聞き取り調査を行いましたが、見つからなかったことから、外部に持ち出された可能性が否定できないとして、29日、警察に通報しました。
    筋しかん薬は、呼吸を確保する管を気管に入れやすくしたりするため、筋肉の緊張を解くための薬で、薬事法で毒薬に指定されていて、紛失した量は、成人3人分の致死量に当たるということです。
    病院では、通常、30本程度の瓶を鍵のかかる保管庫で管理していて、紛失した日の午前9時半ごろ職員が確認した際は、あったということです。
    記者会見した国立成育医療研究センターの五十嵐隆総長は「事態を重く受け止め、心からおわびするとともに管理体制の見直しなど、再発防止に努めたい」と話しています。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131129/k10013456751000.html
     

    返信削除
  37. >国立成育医療研究センターは高度専門医療センターとして病院と研究所が連携し成育医療(小児医療、母性・父性医療および関連・境界領域を包括する医療)を推進します。
    https://www.google.co.jp/search?hl=ja&gl=jp&tbm=nws&authuser=0&q=%E5%9B%BD%E7%AB%8B%E6%88%90%E8%82%B2%E5%8C%BB%E7%99%82%E7%A0%94%E7%A9%B6%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC
     

    返信削除
  38. 健康な日本人の遺伝子情報を公開へ 難病研究で活用
    asahi.com-2013/11/12
    京都大や東京大、国立成育医療研究センターなど5施設が、高速の装置で1208人分を解析。変異の特徴や染色体ごとの配列などの情報を広く専門家向けに無償公開した。 こうしたデータベースは欧米にはあるが、日本人だけのものはなかっ ...

    返信削除
  39. 新出生前診断:中絶夫妻、子の将来に不安 育てる自信ない
    毎日新聞-2013/11/22
    妊婦の血液から胎児の染色体異常に伴う病気を判定する新型出生前(しゅっせいぜん)診断(NIPT)の臨床研究で、 ... コンソーシアムの左合(さごう)治彦・国立成育医療研究センター周産期センター長は、同日開いた記者会見で「施設間で ...

    返信削除
  40. 病気の可能性 遺伝子分析 検査キット 米で販売中止命令…医療機器の承認なし
    2013年12月2日3時2分 読売新聞

     【ワシントン=中島達雄】米食品医薬品局(FDA)は、病気になりやすい体質を唾液で判定するという遺伝子検査キットを販売する「23アンドミー」(本社・カリフォルニア州)に対し、「医療機器の承認を得ておらず、連邦食品医薬品化粧品法に違反する」として、承認まで販売中止を命じる警告書を送ったことを明らかにした。

     誤った判定が、乳房の予防切除など不要な手術につながる恐れを指摘した。キットは日本でも輸入代行や販売を行う業者がある。

     同社のウェブサイトによると、検査キットを99ドル(約1万円)で買い、自分で唾液を採って送ると、同社が遺伝子の特徴を分析する。糖尿病や乳がんになりやすいかどうかなど、240種類以上の健康情報を調べるという。FDAによると、こうした検査キットは本来、特殊な医療機器としての承認が必要。FDAは同社に承認申請を求めていたが、誤判定の影響などの調査が、不十分だったという。同社は「FDAの懸念に対応するよう、全力で努力する」との声明を出した。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20131202-118-OYTPT00065/

    返信削除
  41. 「遺伝子発見」(笑)。
    http://www.2nn.jp/search/?q=%E9%81%BA%E4%BC%9D%E5%AD%90+%E7%99%BA%E8%A6%8B&e=

    ハケーン舌舌二枚舌詐欺は、誰もそれがウソだと証明できない、「ない」ことは証明不可能な「悪魔の証明」(笑)。
     

    返信削除
  42. 恐怖の体験 子どもに受け継がれる
    12月9日 6時5分

    身の危険を感じるなどの体験は遺伝子に変化を引き起こし、次の世代に受け継がれることがあるという研究報告をアメリカの研究チームが発表しました。

    アメリカのエモリー大学の研究チームは、オスのマウスにサクランボに似たにおいを嗅がせながら足に電気ショックを与え、このにおいを恐れるように訓練しました。
    そして、このマウスをメスのマウスと交配させ、生まれた子どものマウスに同じにおいを嗅がせたところ、子どものマウスは、電気ショックは与えていないのに、においを恐れる行動を示したということです。
    これらのマウスを調べたところ、精子の遺伝子に変化が起きていたということで、研究グループでは、特定の体験は遺伝子の変化を引き起こし、生殖細胞などを通じて次の世代に受け継がれるとしています。
    研究グループによりますと、こうした現象の研究を進めれば、さまざまな恐怖症やPTSD=心的外傷後ストレス障害などの解明につながる可能性があるということです。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131209/k10013674771000.html
     

    返信削除
  43. へえ、NHKの科学デスクが、この医科様ネタに前向きに乗っかるのか…

    頭にヘンなもんが涌いてないか?(笑)。
     

    返信削除
  44. NHK「かぶん」ブログ
    2013年12月09日 (月)
    恐怖の体験 子どもに受け継がれる
    http://www9.nhk.or.jp/kabun-blog/200/174837.html
     

    返信削除
  45. で、結局、「かぶん」は、COPには触れたけど、IPCC報告書に関しては華麗にスルーだったっけな…
     
    本当にやばいものにはすっとぼけるクセでもあるんだろうか…
     

    返信削除
  46. [行ってみました]理化学研究所筑波研究所「P4」…封鎖管理下、遺伝子組み換え
    2013年12月5日15時2分 読売新聞

    「科学遺産」として一般公開

     今から25年前、遺伝子組み換え実験が行われた理化学研究所の筑波研究所(茨城県つくば市)。外部に実験試料が漏れ出さないように厳重に管理された施設が、“科学遺産”として公開されている。(山田聡)

     この施設は「P4」と呼ばれる。日本の遺伝子組み換え生物等規制法の4段階の基準の中で、最も厳しいレベルを満たしている国内唯一の施設だ。

     この施設が使われたのは、1988年の6月30日から89年の3月31日まで。当初の研究計画が終了したため、現在は一般公開されている。

     「修学旅行で訪れる高校生などが多く、2012年度には1170人が見学に訪れました」。理研バイオリソース推進室長の今泉洋さん(55)は説明する。

     P4実験室に入るまでには、三つの小部屋を通らなければならない。実験が行われていた当時、研究者は最初の部屋で服を脱ぎ、次の部屋でシャワーを浴び、最後で実験衣に着替えた。退出はこの逆の順番で、着ていた実験衣は加熱殺菌した後、焼却処分されていた。

     どの部屋も入り口と出口の扉は同時に開かない仕組みになっており、実験室に入るまでには約10分かかったという。

     実験室は高性能フィルター付きの空調で管理され、室外よりも気圧を下げているため、空気が外に漏れにくい構造になっている。実験排水もタンクにためて加熱殺菌の後、外に運び出される仕組みだ。

     実験は手袋付きの保育器のような装置「グローブボックス」の中で行われた。試料は密封した状態で、ボックスに搬入された。実験には装置と一体化した手袋を使うため、肌が試料に触れることはない。

     グローブボックスでの作業は非常に緊張感を伴うものだった。25年前に実験を行った研究者は「1回の作業は2~3時間が限度」と回想している。

     今泉さんは「実験装置の中の方が圧力が低いので、手袋は風船のようにふくらみ、皆さん苦労したようです。本番前に6か月間の予行練習を積んだと聞きます」と、当時の様子を語る。

     四半世紀前の研究は、特殊なウイルスを遺伝子の運び屋として使う技術の検証だった。この施設で安全性が実証された技術は現在も、遺伝病の治療や医薬品開発に応用されている。

             ◇

     同施設は団体の見学を受け付けている。申し込みは理研筑波研究所のホームページ(http://rtcweb.rtc.riken.jp/kengaku/)で。

    最も厳重「BSL4」

     国内の遺伝子組み換え実験施設として最も厳重な基準である「P4」は、世界保健機関(WHO)が微生物を安全に扱うために定めた4段階の国際基準(BSL=Biosafety Level、バイオセーフティー・レベル)の「BSL4」と同等。一方、感染症法に基づく国内規制ではBSLの基準が使われ、天然痘など6種類のウイルスの実験や保存ができるのはBSL4施設だけだ。国内唯一のBSL4施設は東京都武蔵村山市の国立感染症研究所にあるが、住民の反対などで30年以上稼働していない。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20131204-118-OYTPT01145
     

    返信削除
  47. [行ってみました]巨大顕微鏡「スプリング8」「SACLA」…「放射光」で物質構造分析
    2013年11月21日15時1分 読売新聞

     ほぼ光の速さまで加速した電子が放つ「放射光」という非常に明るい光を使って、1000万分の1ミリ・メートル単位で物質の構造を調べる「巨大顕微鏡」が、理化学研究所(兵庫県佐用町)にある。「SPring―8」(スプリング8)と「SACLA」(さくら)と呼ばれる二つの研究施設で、世界トップクラスの分析能力を誇る。物理、化学、医学などの基礎研究に限らず、企業の商品開発にも幅広く活用され、科学技術立国・日本の屋台骨を支えている。(浜中伸之)

     世界文化遺産の姫路城から車で1時間。兵庫県西部の山間部の坂道を上っていくと、銀色に輝く二つの大きな建物が現れる。全周1・4キロ・メートルのドーナツ形の施設がスプリング8で、全長700メートルの細長い方がSACLAだ。スプリング8の建物内に入ると、ほぼ光速の電子が1秒間に20万回、周回するリングの外壁に沿って、緩やかな曲線を描くように、放射光を取り出す56の実験室が並ぶ。

    ◇日用品開発にも

     「スプリング8の利用機会は、理研以外にも広く公開され、1997年の完成以降、2万3000件以上の利用があった。世界最高水準の性能が評価されたのだと思う」と、理研放射光科学研究推進室の生越おごし満室長代理(47)は話す。

     高性能の秘密は、本来直進する電子の進路を電磁石で曲げる際に出る放射光の質にある。物質の構造は、当てる放射光の波長が短いほど細かく、光が明るいほどくっきり見える。スプリング8は電子に世界最高の加速エネルギーを与えるのと同時に、電磁石の配置の工夫で電子の流れをできるだけ細く絞り、二つの条件をバランス良く実現した。

     放射光を使った研究では、医療用レントゲンのように透過画像を得たり、光の散乱具合から計算したりすることで物質の構造を分析する。原子レベルの構造までつかめるメリットは大きく、ある菓子メーカーは、歯の表面がもろくなる過程を観察し、虫歯予防のガムを開発した。生活用品メーカーは、加齢で髪の毛の細胞の並び方が変化することを突き止め、頭髪のつやを保つシャンプーを作った。ほかにも低燃費タイヤ、高容量の充電池、強度の高い鉄筋など多くの成果が出ている。日本の小惑星探査機「はやぶさ」が持ち帰った微粒子の解析にも、大きな役割を果たした。

     一方、昨年3月に利用が始まったSACLAの最大の特徴は、カメラに例えると、100兆分の1秒という超高速シャッター。スプリング8の1000倍速く、化学反応が起きた瞬間の原子の動きなどをとらえられる。生越さんは「二つの施設を組み合わせれば、研究や実験の幅はさらに広がる。巨大施設の強みを生かしたい」と説明した。

    欧米と設備高度化で競争

     スプリング8は、世界最大の放射光施設だが、ほぼ同規模の施設は米国と欧州にもあり、設備改良などで高性能化を目指す競争は激しい。文部科学省の専門家検討会も6月、こうした現状を踏まえ、「諸外国に後れを取ることがないよう、取り組みを進めることが必要」と指摘した。

     国内の研究者の間でも、次期スプリング8の構想は出ている。だが、福山秀敏・東京理科大教授は「日本が先端技術を維持する上で、放射光施設はますます重要になるが、まだスプリング8を有効に使い切っているとは言えない。産学が一体となって、効果的な活用方法にもっと知恵を絞るべきだ」と話している。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20131120-118-OYTPT00969
     

    返信削除
  48. 更年期の症状は遺伝子の「けんか」?
    12月10日 16時54分

    更年期を迎えた女性にさまざまな症状が出るのは、父親と母親からそれぞれ受け継いだ遺伝子が、まるで「けんか」をするように、全く逆の働きをし始めるからだとする研究成果を総合研究大学院大学などが発表しました。

    神奈川県の総合研究大学院大学などのチームは、ヒトが父親と母親からそれぞれ遺伝子を受け継いでいることに注目し、これらの遺伝子が女性の一生のうちに、どのように働くのか理論的に解析しました。
    その結果、双方の遺伝子は、女性が若いころは互いに協力し、子どもを産めるように働きますが、一定の年齢を過ぎると、父親からの遺伝子は、閉経を促すことが分かりました。
    このとき、母親からの遺伝子は、月経を起こして子どもを産めるよう働くため、互いにまるで「けんか」をするように逆の働きをして更年期にさまざまな症状が出ると考えられるということです。
    この理由について、研究チームは百万年以上にわたるヒトの生態を考えると、父親の遺伝子としては、年を重ねた女性にさらに子どもを産んでもらうより、子育てに専念してもらうほうがより多くの子孫を残せるため、それが遺伝子の働きとして現れているのではないかとしています。
    研究チームの大槻久助教は、「謎の多い更年期のメカニズムの解明につながる成果だと思う」と話しています。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131210/k10013720931000.html
     

    返信削除
  49. KAKEN - 大槻 久(50517802)
    http://kaken.nii.ac.jp/d/r/50517802.ja.html
    https://www.google.co.jp/search?q=site:kaken.nii.ac.jp+%E5%A4%A7%E6%A7%BB%E4%B9%85

    「大槻」ねえ…

    あの鳥インフルの大槻さんと親類か何かですか?
    https://www.google.co.jp/search?q=site:kaken.nii.ac.jp+%E5%A4%A7%E6%A7%BB+%E9%B3%A5%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%95%E3%83%AB

    返信削除
  50. 鳥取ねえ…
    https://www.google.co.jp/search?q=site:kaken.nii.ac.jp+%E9%B3%A5%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%95%E3%83%AB+%E9%B3%A5%E5%8F%96%E5%A4%A7

    BSEプリオンの帯広みたいなものかもな…
    https://www.google.co.jp/search?q=site:kaken.nii.ac.jp+%E6%B5%B7%E7%B6%BF%E7%8A%B6%E8%84%B3%E7%97%87+%E5%B8%AF%E5%BA%83
     

    返信削除
  51. 【ゲノム】女性に更年期が存在する進化的な理由を解明/総合研究大学院大学
    http://anago.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1386721892/

    「ゲノム 進化」
    http://www.2nn.jp/search/?q=%E3%82%B2%E3%83%8E%E3%83%A0+%E9%80%B2%E5%8C%96&e=

    ゲノムは進化の原因ではなく結果…
     
    減数分裂で出来上がったもの(卵子と精子のゲノム)の変異変化が、たまたま淘汰圧をくぐりぬけて繁殖継代できただけ。
     

    返信削除
  52. 38 :農NAME:2010/10/09(土) 19:51:32
    ルイセンコ学派のノミ学者がノミの科学実験を行った。
    ルイセンコ学者が命令する。
    「跳べ!」
    ノミは跳んだ。学者はノミの足を一本ちぎり取る。
    「跳べ!」
    ノミは跳んだ。学者は実験を続ける。二本、三本・・・。ついにノミの足が全部ちぎり取られた。
    「跳べ!」
    ノミは命令に従わない。実験動物は跳躍行動を完全に停止する。
    研究発表。

    「多数かつ段階的な実験により、ノミの聴覚器官は脚部に存する事が証明された。」
    http://ikura.2ch.net/test/read.cgi/nougaku/1286286857/38
     

    返信削除
  53. 「ゲノム」のニュース
    http://www.2nn.jp/word/%E3%82%B2%E3%83%8E%E3%83%A0

    ★ニュース速報+ 13/12/18 07:21 33res 7.3res/h ▽
    【社会】カーネーションのゲノム(全遺伝情報)を解読
    毎日jp Posted by 胸のときめきφ

    ★科学ニュース+ 13/12/18 02:19 9res 0.9res/h ▽
    【ゲノム】カーネーションのゲノム解読 品種改良に期待
    47NEWS Posted by 伊勢うどんφ
     

    メンデルの豆の品種の時代から大して進歩してないんだな(笑)

    いくらゲノムの配列を読み解いたからといって、それが形質や形態、機能にどういう因果関係があるのかなんて、なにも具体的に解明されたわけじゃないのにね…

    どうやって随意的自由自在な品種改良に結び付けられるのさ?(笑)。法螺吹くのもいいかげんにしろよ。
     

    返信削除
  54. “恋のスイッチ”の神経細胞 メダカで発見
    1月3日 5時59分

    メスのメダカがオスに恋心を抱くスイッチとなる神経細胞を、東京大学などの研究グループが見つけました。グループは、同じような細胞を人でも探すことで、人が恋に落ちる仕組みの解明につながるのではないかと期待しています。

    東京大学などの研究グループは、メダカのメスとオスを仕切りのあるケースに入れて、数時間、「お見合い」させる実験を行いました。
    その結果、メスがオスを記憶し、見知らぬオスの場合と比べて、6分の1の10秒程度で、オスの求愛を受け入れるようになることが分かりました。
    また、オスを記憶する過程では、脳の中にある特定の神経細胞が「恋心のスイッチ」の役割を果たしていることが分かり、この細胞を人工的にコントロールすることで、メスにオスの求愛を受け入れやすくすることにも成功したということです。
    東京大学大学院の竹内秀明助教は「いつか、メダカと同じような神経機構が人でも見つかれば、人が恋に落ちる仕組みが分かるかもしれない」と話しています。この研究成果は3日発行のアメリカの科学雑誌「サイエンス」に掲載されます。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140103/k10014241271000.html
     

    返信削除
  55. メダカのメス そばにいると恋に落ちる? 東大などチーム
    2014年1月3日3時3分 読売新聞

     メダカのメスは、ずっとそばにいたオスの求愛を受け入れる傾向があるとする研究結果を、東京大などの研究チームが3日付の米科学誌サイエンスに発表する。チームは、メスの脳内で、オスを受け入れる「恋のスイッチ」の役割を果たす神経細胞も見つけ、「同じ働きの神経細胞を人間の脳で探せば、将来、人が恋に落ちる仕組みがわかるかもしれない」と話している。

     チームは、メダカのオスとメスを、お互いが見えるように透明のガラスで仕切った水槽で飼った場合と、姿が見えない別々の水槽で飼った場合を比べた。オスとメスを一緒にすると、オスの求愛行動をメスが受け入れ交尾するまでの時間は、「顔見知り」のペアで約10秒だったのに対し、「見知らぬ者同士」だと約60秒かかった。

     また、どのオスともすぐカップルになる、遺伝子が変異したメスの脳を調べると、行動を制御するホルモンを作る大型神経細胞の形に異常があった。正常なメスでも、この神経細胞の働きが、オスを受け入れる行動にかかわる「スイッチ」になっているという。

     東大の竹内秀明助教(行動分子生物学)は「力のあるメダカのオスは、縄張りに何匹かのメスを囲っているため、メスはいつも近くにいるオスを『強いオス』と感じて選ぶ性質があるのかもしれない」と話している。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20140103-118-OYTPT00106

    返信削除
  56. ★痛いニュース+ 14/01/03 17:44 11res 54res/h ▽
    【メダカ】女の子はずっとそばにいた男の子と恋に落ちる
    http://anago.2ch.net/test/read.cgi/dqnplus/1388738695/

    ★ニュース速報+ 14/01/03 09:44 40res 4.8res/h ▽
    【社会】恋人探しは見合いが有効…メダカ
    http://uni.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1388709851/

    ★科学ニュース+ 14/01/03 06:17 52res 4.4res/h ▽
    【生物】「恋のスイッチ」の神経細胞 メダカで発見 東京大学などの研究グループ
    http://anago.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1388697425/

    ★科学ニュース+ 13/12/28 08:23 33res 0.2res/h ▽
    【生物】メダカに高度な認知能力 泳ぎで見極め、群れ形成
    http://anago.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1388186605/

    「メダカ」のニュース
    http://www.2nn.jp/word/%E3%83%A1%E3%83%80%E3%82%AB

    返信削除
  57. メダカに高度な認知能力 泳ぎで見極め、群れ形成
    科学・環境 2013/12/28 06:09【共同通信】

     自然科学研究機構基礎生物学研究所(愛知県岡崎市)が、6個の点でメダカの泳ぎを模擬した画面をメダカに見せる実験をした結果、画面に引き寄せられたことから、メダカは動きで仲間を認知し、群れを形成していることが分かった。28日までに独科学誌アニマル・コグニション電子版で発表した。
     これまで魚類が色や形、大きさで仲間を認識して群れをつくることは知られていたが、実験した渡辺英治准教授(心理生物学)は「魚類の小さな脳に、高い認知能力が備わっていることが分かった」としている。
    http://www.47news.jp/smp/CN/201312/CN2013122801001263.html
     

    返信削除
  58. メダカ:事前に「見合い」 メスが求愛を積極的に受け入れ
    毎日新聞 2014年01月03日 19時35分(最終更新 01月03日 19時42分)

     ◇「そばに居続けるオス」 メス脳内に「恋心」のスイッチ

     メダカのメスが、「見知らぬオス」よりも「そばにいたオス」からの求愛を積極的に受け入れることを、東京大などの研究チームが発見した。同じオスが長時間そばにいるとメスの脳内で特定の神経細胞が働き、「恋心」にスイッチが入ることも分かった。チームは「ヒトの脳で似た機能の神経細胞を探せば、ヒトが恋に落ちる仕組みも分かるようになるかもしれない」と話す。米科学誌サイエンスで発表した。

     竹内秀明・東京大助教らのチームが、透明なガラスで仕切った水槽内でオスとメスを一晩「見合い」させてから一緒にしたところ、見合いしていないときより、オスの求愛から性行動までの時間が短くなった。メスを見合いしたオス、していないオスの2匹と一緒に水槽に入れると、見合いしたオスを選ぶ確率が約9割に達した。

     一方、見知らぬオスの求愛をすぐ受け入れるメダカの脳を調べたところ、ある脳内ホルモンを作る神経細胞に異常があった。この神経細胞が正常なメスを調べると、オスが長時間そばにいた後、活発に働くようになっていた。

     竹内助教は「この神経細胞が、メスがオスの求愛を受け入れやすくなる『恋心スイッチ』として機能しているようだ」と話している。【須田桃子】
    http://mainichi.jp/select/news/20140104k0000m040033000c.html
     

    返信削除
  59. >透明なガラスで仕切った水槽内でオスとメスを一晩「見合い」させてから一緒にしたところ、見合いしていないときより、オスの求愛から性行動までの時間が短くなった。メスを見合いしたオス、していないオスの2匹と一緒に水槽に入れると、見合いしたオスを選ぶ確率が約9割に達した…


    何例の実験をやったかわからんけど…ストーリーにあわせた結果を出そうと思えば出せなくもないような…
     

    返信削除
  60. 遺伝子ビジネス認定制に 病気リスク、才能も判定 悪質検査に歯止め
    2014年1月8日3時3分 読売新聞

     病気にかかる危険性や生まれつきの才能を判定する「遺伝子検査ビジネス」が急増していることから、経済産業省は優良事業者の認定制度作りに乗り出す。科学的根拠が疑問視される検査があるほか、検査を中国などの海外業者に委託するケースもあり、「究極の個人情報」が大量に海外流出する恐れが出ているためだ。月内にも厚生労働省がオブザーバー参加する研究会を設立し、ルール作りを始める。

     ◆海外委託 情報流出懸念も

     遺伝子検査ビジネスには規制がなく、悪質な業者かどうか利用者が選別するのが難しい。経産省は月内にも省内に専門家らによる研究会を作り、2014年度中に、サービスの指針を決める。具体的には、判定の根拠に信頼性の高い論文を使うことを求めるほか、検査を委託する場合は相手先を開示させることが盛り込まれる見通し。厚労省から、医療や科学に関する専門的な意見を採り入れ、ルールを作る。

     経産省は新たに作る指針を守っているかどうかを基準に、15年度にも第三者機関が信頼できる業者を認定する制度の導入を目指す。利用者が判断しやすいように、優良な業者には認定マークを与えることなども検討する方向だ。悪質な業者が横行するようなら、法律による罰則付きの規制も検討する考えだ。

     経産省によると、検査ビジネスをする国内業者は、2009年の約340社から12年には約740社と倍増した。このうち、経産省が把握している限り、米中などに15以上の業者が委託しているという。

     病気のリスクだけでなく、性格や才能まで調べられるとする業者もある。日本から検査を受託しているある中国企業の場合、幼児や小学生など子どもの「頭の回転の速さ」「チャレンジ精神」「音楽センス」「色彩感覚」など41の潜在能力を「優秀」「良好」「一般」「不利」の4段階で評価する。価格は5万8000円。

     こうした検査について、専門家からは、「性格や才能など遺伝子との因果関係が学術的に確立されていないものも含まれている」との指摘が出ている。信頼性の低い業者が混在する状況を放置しておけば、様々な弊害が出ると予想される。誤った病気のリスクの判定が、不要な手術につながる恐れがあることなどだ。

     日本の個人情報保護法では、利用者の同意がないままに遺伝子情報を第三者に提供できないが、海外での検査には国内法が及ばない。「製薬会社に売られるなど、利用者が想定していない使われ方をしている例もある」(業界関係者)という。

     将来的には、遺伝子情報を利用する際のルール作りも検討課題となる。例えば、企業が個人の遺伝情報を基に就職や保険への加入を拒むケースも考えられるためだ。

                  ◇

     〈遺伝子検査ビジネス〉遺伝子の型や変異の有無を基に、がんや認知症などになるリスクを調べる。米国の人気女優アンジェリーナ・ジョリーさんが検査で乳がんのリスクが高いと判断されたことを受けて乳房を切除し、話題になった。近年はインターネットで検査キットを販売し、個人に唾液や口の中の粘膜を送り返してもらうことで検査できる手軽な「直販型」も広がる。認知症や脳梗塞などの重い病気のリスクや、子どもの「才能」などを判定する業者も現れている。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20140108-118-OYTPT00106
     

    返信削除
  61. 「究極の個人情報」 遺伝子利用法に不安 検査ビジネス 業者の質確保へ
    2014年1月8日3時4分 読売新聞

     経済産業省が遺伝子検査ビジネスのルール作りに乗り出すのは、検査の根拠があいまいな業者が横行する恐れがあるうえ、「究極の個人情報」が海外に流出し、どのように利用されるか分からないためだ。米政府から販売中止に追い込まれた業者もおり、日本で遺伝子ビジネスをどう利用すべきか官民が協力して議論を深める必要がある。(小林泰明)

     ◆「入社試験に使いたい」

     幼児や小学生など子ども向けに遺伝子を基にした「才能検査」を提供する、ある中国企業は中国、日本、シンガポール、マレーシアの4か国で事業を行っている。中国人社長は12月下旬、読売新聞の取材に、「日本の代理店は5社で、遺伝子で体質を検査する事業も、日本で良いパートナーが見つかれば始めたい」と意欲を示した。

     この会社の日本での代理店業務を行っている企業によると、「日本の大手企業など数社から入社試験で使いたいという話があった」という。

     結果的に大手企業側が、遺伝子という個人情報を扱うことが企業倫理上、難しい上、遺伝情報が流出した場合に、責任を負いきれないと判断して、実現しなかったという。

     ◆販売中止命令も

     経産省が検討している認定制度は、〈1〉科学的な根拠に基づく判定を行っている〈2〉解析の精度が高い〈3〉検査の委託先の明示など十分情報公開を行っている――などの条件を満たす検査業者を優良とみなし、「適正」のお墨付きを与えようとするものだ。

     国内で遺伝子検査ビジネスが始まったのは、2000年代半ばとされ、業界の歴史は浅い。業者が遺伝子検査で判定できるとうたう内容は、「重病のリスク」や「太りやすさなどの体質」から、子どもの「才能」や「性格」まで様々だが、科学的根拠が疑われる事例もある。

     13年11月には、米グーグルが出資する遺伝子検査会社「23アンドミー」が販売する検査キットについて、米食品医薬品局(FDA)が、「誤った判定が、乳房の予防切除など不要な手術につながる恐れがある」などとして販売中止命令を出した。

     ◆国際ルールは難しく

     経産省のルール作りは遺伝情報の海外流出を防ぐ狙いもある。国内業者は検査を通じて得た顧客の遺伝情報について、本人の同意を得ないまま第三者に提供することが原則、禁止されているが、海外では国ごとに規制が異なる。

     経産省幹部は、「日本人の遺伝情報が米国の薬の開発などに利用され、医薬品の開発などで日本が出遅れる恐れもある」と指摘する。

     遺伝子ビジネスへの参入が相次ぐ背景には、検査が短期間、低コストで行えるようになったことがある。1人の遺伝子を全て解析するには05年頃までは約10年の歳月と10億円以上の費用がかかったが、現在は約10万円、数日で解析できるようになった。

     経産省は遺伝子検査ビジネス自体については、「病気の予防や健康管理などに役に立つ」として、成長分野とみており、ルール作りによって利用者が質のいい業者を選べるように環境を整備したい考えだ。

     しかし、国内の代理店を使って利用者を募った海外の検査業者が、遺伝情報を海外に蓄積することを、規制するのは難しいとされる。この場合、国際ルールが必要になるが、「遺伝子ビジネス」に各国がしのぎを削る中、ルール作りに消極的な国もあり、容易ではない。

     ◆「事業優先」多い

     遺伝子検査の実情に詳しい北里大の高田史男教授(臨床遺伝医学)の話 「『才能』や体質には膨大な遺伝要因が関与しているだけでなく、生活環境にも大きく左右される。国内の多くの業者がしているような1、2個の遺伝子を調べただけで分かるものではない。事業を優先し、論文を極端に拡大解釈して検査結果を出している業者も多く、消費者に誤解を与える恐れがある」
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20140108-118-OYTPT00135
     

    返信削除
  62. いちばんマトモそうな顔した専門家が、その医科様な内容を実は一番よく知っているはず…(笑)。
     

    返信削除
  63. いかに世間を上手に騙すかのテダレの最先端を行くヒトビトでした、というオチ…
     

    返信削除
  64. 【遺伝子】養殖エビの感染症原因菌のゲノム解読に成功/東京海洋大
    http://anago.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1389883803/

    【ゲノム】「血管免疫芽球性T細胞リンパ腫」におけるRHOA遺伝子変異を同定、筑波大など
    http://anago.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1389586118/

    【医学】精子無力症の原因となる糖転移酵素様遺伝子を発見 精子形成に関わる重要な遺伝子/産総研
    http://anago.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1389253483/

    【医学】がん細胞が死滅する過程で重要な役割を果たすたんぱく質を発見/東京慈恵会医大など
    http://anago.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1389191482/

    「遺伝子」のニュース
    http://www.2nn.jp/word/%E9%81%BA%E4%BC%9D%E5%AD%90
     

    返信削除
  65. 「遺伝子」関連科学風手品の数々…

    返信削除

  66. 遺伝子変異で痛風の危険高まる 防衛医大など、英科学誌に発表

     体外に尿酸を排出するのに関わる遺伝子に変異があると腎臓の機能に異常が生じ、痛風の予備軍とされる「高尿酸血症」を発症する危険性が高まることを、防衛医大(埼玉県)や名古屋大などのチームが突き止め、20日付の英科学誌に発表した。

     防衛医大の松尾洋孝講師は「遺伝子変異の有無を知ることで痛風の予防や、適切な治療につながる」と話している。

     体内の尿酸は3分の2が腎臓から、残りは腸から排出される。チームは、腸からの排出に関わる遺伝子ABCG2に着目。高尿酸血症の644人と、尿酸値が正常な1623人で変異の有無などを比較した。

    2014/01/20 20:11 【共同通信】
    http://www.47news.jp/CN/201401/CN2014012001002218.html
     

    返信削除
  67. 遺伝子の変異が病気の要因になる、ってさ…

    ルイセンコ学派に近い、ご都合さ、牽強付会さ、寄せ集め理論っぽいよね(笑)。

    だれも否定できないことをいいことに、やりたい放題やってないか?

    返信削除
  68. 「遺伝子 変異」
    http://www.2nn.jp/search/?q=%E9%81%BA%E4%BC%9D%E5%AD%90+%E5%A4%89%E7%95%B0&e=
     

    返信削除
  69. 関節リウマチ、気圧低いほど症状悪化…京大調査
    2014年1月24日12時14分 読売新聞

     気圧が低いほど、関節リウマチの痛みが強まる傾向があると、京都大病院のチームが発表した。

     延べ2万人以上の患者の症状と気圧などの気象データを照合した。米科学誌プロスワンに論文が掲載された。

     関節リウマチは免疫の異常で、手足や指などの関節に炎症が起きて激しく痛む。患者数は国内で70万人以上とされ、古くから天候に影響を受ける「気象病」とも呼ばれてきた。

     京大病院の橋本求・特定助教らのチームは、2005~12年に同病院を受診した延べ約2万3000人について、腫れた関節の数や痛みの程度、血液中に現れる炎症反応を記録。京都市の気圧や気温、湿度のデータとの関係性を調べた。

     その結果、20回以上受診した延べ約1万2000人のうち6割で、気圧が下がるほど、腫れる関節や痛みを感じる関節の数が増えていた。特に、受診日の3日前の気圧が関係していた。湿度は気圧ほどではなく、気温は関係がなかった。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20140124-118-OYT1T00320
     

    返信削除
  70. そこまでが現状把握、自然観察の領域で、そっから先、なぜ気圧が疾患症状に影響を及ぼしているのか、気圧によってカラダの何のシステムが変動し失調、疾患状態を重くしているのか、その因果関係を探るってのが科学研究の領域だと思うんですがね…

    気圧で「自律神経(交感神経、副交感神経)」のシステムが白血球免疫システムに影響を及ぼしているっつうのは、例の「免疫革命」の安保先生がしょっちゅう言ってることではなかったかな…

    返信削除
  71. 「安保徹 自律神経 免疫 白血球 気圧」
    https://www.google.co.jp/search?q=%E5%AE%89%E4%BF%9D%E5%BE%B9+%E8%87%AA%E5%BE%8B%E7%A5%9E%E7%B5%8C+%E5%85%8D%E7%96%AB+%E7%99%BD%E8%A1%80%E7%90%83+%E6%B0%97%E5%9C%A7
     

    返信削除
  72. 自律神経と免疫の法則―体調と免疫のメカニズム
    http://www.amazon.co.jp/gp/product/4916037669

    安保徹の免疫学講義
    http://www.amazon.co.jp/gp/product/4862510949/

    安保徹の原著論文を読む: 膠原病、炎症性腸疾患、がんの発症メカニズムの解明
    http://www.amazon.co.jp/gp/product/4862511473/
     

    返信削除
  73. 二つの出来事 別々に記憶…神経細胞群 マウスで発見
    2014年1月28日3時2分 読売新聞

     【ワシントン=中島達雄】脳内で記憶をつかさどる「海馬かいば」へ、信号を整理して送る重要な神経細胞群を発見したと、米マサチューセッツ工科大(MIT)の利根川進教授らの研究チームが米科学誌サイエンス(電子版)に発表した。マウスで実験した成果だが、研究チームは「人間にも似た形の細胞群がある。心的外傷後ストレス障害(PTSD)やアルツハイマー病など、記憶に関連する障害に関係がありそうだ」とみている。

     チームは、細胞群が普通より活発に働くマウスと、逆にあまり働かないマウスを遺伝子操作で作製。ある音を聞かせた20秒後、足に不愉快な電気刺激を与える実験を、いずれのマウスにも3回ずつ繰り返した。翌日、今度は電気刺激なしで音だけを3回聞かせたところ、細胞群が働かないマウスの方だけがおびえた。

     研究チームはこの結果から、細胞群は「音」と「電気刺激」を区別して記憶できるように働いたと推定。半球のような形から、「アイランド・セル(島細胞)」と名付けた。

     北村貴司・MIT研究員は「PTSDでは、(事件と風景、音など)別々の物事の記憶が結びついて、障害をもたらしているといわれる。この細胞群の研究が進めば、治療につながるかもしれない」と話す。

     自然科学研究機構生理学研究所の伊佐正教授(神経生理学)の話「記憶の仕組みはナゾに包まれている。記憶の連結を調節する細胞群を見つけた意義は大きい。研究が進展しそうだ」
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20140127-118-OYTPT01554
     

    返信削除
  74. >チームは、細胞群が普通より活発に働くマウスと、逆にあまり働かないマウスを遺伝子操作で作製…

    ここが手品の仕込みどころかな…
     

    返信削除
  75. アルツハイマーの原因物質、左右する遺伝子発見
    2014年2月4日13時59分 読売新聞

     アルツハイマー病の原因となるたんぱく質が脳にたまる量を左右する遺伝子を見つけたと、大阪大の森原剛史助教(精神医学)らの研究チームが4日、米科学アカデミー紀要電子版に発表する。

     病気の診断や薬の開発につながる可能性があるという。

     チームは、アルツハイマー病になりにくいマウスの遺伝子と病気の関係を調べ、人間にもある「KLC1E」という遺伝子に注目した。人間の神経細胞を使った実験で、この遺伝子が作る物質の量を8割減らすと、アルツハイマー病の原因たんぱく質とされる「アミロイドβ」の量が4~5割減った。逆にこの遺伝子が作る物質の量を増やすと、アミロイドβの量も増えることを突き止めた。

     さらに研究チームは、アルツハイマー病患者の脳にあるKLC1Eが作る物質の量が、病気でない人より3割多いことを確認した。

     理化学研究所の西道隆臣シニア・チームリーダー(神経科学)の話「KLC1Eが脳のアミロイドβの量に関係していることについて、患者で確認されたことは重要だ。アルツハイマー病の予防法や治療法の開発に役立つ可能性がある」
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20140204-118-OYT1T00434
     

    返信削除
  76. 「遺伝子」手品師大活躍!(笑)。
     

    返信削除
  77. 「ショウジョウバエ 染色体地図」
    https://www.google.co.jp/search?q=%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%82%A6%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%82%A6%E3%83%90%E3%82%A8+%E6%9F%93%E8%89%B2%E4%BD%93%E5%9C%B0%E5%9B%B3

    その昔、まことしやかに学校の「教科書」にのっていたりしたもんだよなあ…
     

    返信削除
  78. 今じゃ、丸善「理科年表」に、「ヒト染色体の遺伝子地図」なんてのも載っていたりするけれど…

    「ヒト遺伝子座表」が5ページにもわたってのっていたり(笑)。

    さあて、いつになったらウソがバレバレになるのかな?
     

    返信削除
  79. 科学ギルドの「赤信号みんなで渡れば怖くない」…

    返信削除
  80. クワガタのはさみ発達の遺伝子 北海道大などが特定

     遺伝子の働きを阻害したクワガタムシの雌(右上)と雄(右下)。雄は大顎の発達が抑制され、雌はやや大きくなっている。左側はそれぞれ通常の雌(左上)と雄(北海道大提供)

    2014/02/06 21:58 【共同通信】
    http://www.47news.jp/news/photonews/2014/02/post_20140206215945.php
     

    返信削除
  81. 「大学」が特定したんじゃなくて、どこどこ大学の誰かが「特定」したんでしょが…

    「遺伝子」のニュース
    http://www.2nn.jp/word/%E9%81%BA%E4%BC%9D%E5%AD%90
     

    返信削除
  82. [顔]第20回ゴールド・メダル賞を受賞する東京大学教授…水島昇さん 47
    2014年3月18日3時0分 読売新聞

     たんぱく質は、古くなると細胞内で分解され、新しいたんぱく質の材料に作り替えられる。私たちの体で起きるリサイクル「オートファジー」を研究する分子生物学者で、読売テクノ・フォーラムが優れた業績を上げた研究者を表彰するゴールド・メダル賞の一人に選ばれた。

     祖父、父と3代続いて学者。東京医科歯科大の大学院を修了して同大内科で勤務していた頃、科学雑誌で酵母のオートファジーの論文が目に入り、「未知の領域だらけだ」とひかれた。「この論文を見つけたことが研究生活で最大の発見」と笑う。

     哺乳類でオートファジーの重要な遺伝子を見つけ、その遺伝子が働かないネズミを作った。このネズミは、パーキンソン病などの神経疾患やがんの治療薬の研究に役立つとして世界から引き合いが絶えず、これまで約1000の研究室に提供した。ノーベル生理学・医学賞の有力候補とも言われる。

     いま一番欲しいのは「思索にふける時間」。通勤中はバッハやベートーベンの曲を聴き、出張すると移動中に楽譜を読んで楽しむ。(科学部 山田聡)
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20140317-118-OYTPT50551
     

    返信削除
  83. 「オートファジー」学派(ギルド)…
    http://kaken.nii.ac.jp/r?qb=%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%B8%E3%83%BC&c=100&o=4
    http://kaken.nii.ac.jp/p?qb=%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%B8%E3%83%BC&c=100&o=2
    https://www.google.co.jp/search?q=site:kaken.nii.ac.jp+%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%B8%E3%83%BC

    返信削除
  84. 読売テクノ・フォーラム ゴールド・メダル賞
    2014年4月7日3時0分 読売新聞

     特に革新的な業績を上げた気鋭の新進研究者を読売テクノ・フォーラムが顕彰する第20回ゴールド・メダル賞の受賞者が決まった。贈賞式は17日、東京・丸の内の東京会館で行われる。受賞者3人の業績を紹介する。


    「被子植物の受精メカニズムの解明」… 新たな交雑種作製に道

    東山哲也さん 42 名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所教授

     美しい花を咲かせる被子植物は25万種類。地上に広く繁栄している植物だ。花粉が雌しべの先につく(受粉)と、種が生まれる。

     ところが、雌しべの中で受精が起き、種ができるまでの詳しい仕組みは、よくわかっていなかった。その仕組みを、雌しべが生きたままの状態で観察することで、解き明かした。

     花粉は、雌しべの中に管(花粉管)を伸ばす。その管の先端に、精細胞ができる。管の先端が、卵細胞を包んでいる「胚のう」という器官に届くと、精細胞と卵細胞が受精する。

     その動きを直接観察するため、胚のうが外からよく見える園芸植物トレニアを使った。薄く敷いた寒天の上に胚のうと花粉を置き、花粉管を伸ばす実験を1年以上続けた。管は最初、寒天の上を「迷走」したが、受粉した雌しべごと寒天に置くと管が胚のうに向かって直進し始め、克明に記録することに成功した。

     胚のうの中には、卵細胞のほかにも中央細胞、助細胞などの細胞が数種類ある。この細胞を、組み合わせを変えてレーザーで壊してみると、胚のうの中に二つある助細胞を全部壊した時だけ、管が胚のうに向かって伸びなかった。

     「花粉管を胚のうに引き寄せるのは助細胞だ」。助細胞の働きを解明した研究は、高校の生物の教科書でも紹介された。2009年には、管を胚のうに引き寄せる誘引物質が通説のカルシウムイオンではなく、助細胞が作る小さなたんぱく質であることも証明した。

     花粉管を胚のうに引き寄せる仕組みがわかると、次の興味がわく。植物は近縁種の間で受精し、新しい植物を作る「交雑」が起きることがある。アブラナ科のキャベツとカブをかけ合わせ、菜種油の原料になるナタネ(セイヨウアブラナ)が生まれたのは代表例だ。

     交雑を利用すると、二つの植物が持つ長所や、新たな性質を持った植物ができることがあるが、交雑しやすい種はある程度決まっている。

     だが交雑しにくい種に、花粉管を胚のうに引き寄せる誘引物質を組み込んだら、どうなるか?

     トレニアに、同じ被子植物でも遠縁の、シロイヌナズナの誘引物質を作る遺伝子を組み込んだ。すると、シロイヌナズナの花粉管がトレニアの胚のうに入った。遠縁の種の間でも受精できる、新しい可能性を示した。

     「自由に交雑種を作る農業技術ができれば、病気に強く収量や味覚に優れた農作物ができるようになるかもしれない」と夢を見る。

     学生たちには「新しく、面白い研究を」とハッパをかける。自身の「誰も見たことがない現象を目の当たりにしたい」という強い信念が、研究を支えている。(野依英治)
     

    返信削除
  85. 「オートファジーの分子機構と生理機能の解明」… たんぱく質の再生追究

    水島昇さん 47 東京大学医学部教授

     たんぱく質は、血液や筋肉の材料だ。たんぱく質は、アミノ酸という小さな部品でできている。

     人は食べ物から毎日、たんぱく質を取っている。ところが体の中では、食べる量の約3倍のたんぱく質が、合成されている。体の中で古くなったたんぱく質を、アミノ酸にばらし、組み立て直す。

     人間の細胞で、静かに営まれているリサイクル。このたんぱく質を分解する仕組みの一つを担うのが「オートファジー」だ。

     オートはギリシャ語で「自分」、ファジーは「食べる」を意味する。日本語で「自食作用」とされる現象だ。細胞の中に突然、風呂敷のような膜が出現し、細胞の中にあるたんぱく質などを包みこむ。この膜が、たんぱく質をばらす酵素を持つ小器官と合体して、中身を分解する。

     「分解の過程はダイナミックですが、どうやら古いたんぱく質だけを厳密に選んでいるわけではない。細胞にあるたんぱく質や小器官をランダムに包みこんでいる。その適当さが細胞内リサイクルの特徴です」

     オートファジー研究の第一人者である大隅良典・東京工業大学特任教授の研究室に入り、まず酵母で関係する遺伝子を見つけ、膜を作る時にこれらの遺伝子がどう働くのか、仕組みの一端も解明した。

     哺乳類でも、オートファジーに関係する遺伝子を見つけた。その遺伝子が、体の中でどう働くかを確かめることができる、特殊なマウスを作った。このマウスはさまざまな研究に重宝され、世界で約1000の研究室に提供された。研究の裾野の広さが評価され、2013年には米情報提供会社トムソン・ロイターが予想するノーベル生理学・医学賞の有力候補に選ばれた。

     「自分の一部を食べる」という、生命にとって一見危険な働きは、実は遺伝子レベルで巧みに制御され、細胞がサバイバルするための様々な場面で力を発揮する。

     例えば、細胞の中に不要なごみのたんぱく質が増えると、せっせと掃除する。細胞の中に病原体が侵入すると、ぱくりと食べて退治する。細胞の中の栄養が乏しくなると、飢えをしのげるように食べ物を作る。

     「オートファジーを上手に調節できれば、細胞の中に不要なたんぱく質がたまって発症するパーキンソン病などの神経疾患、がんの予防や治療に役立つ可能性がある」

     研究者となってから、大半の時間を、オートファジーのしくみの解明に費やした。不思議な働きを解き明かす意欲は、まだまだ熱い。

     「オートファジーにも好き嫌いがある。細胞内の小器官『ミトコンドリア』がなぜか好きで、よく食べるんですよ」。そう言って細胞の顕微鏡写真を眺める表情は、どこまでも優しい。(山田聡)

    返信削除
  86. 「電子スピン流の基本現象の発見」… 絶縁体に電気信号通す

    齊藤英治さん 42 東北大学原子分子材料科学高等研究機構教授

     ゴムやガラスなど電気を通さない物質は「絶縁体」と呼ばれている。4年前、その絶縁体の一種を通して電気信号を伝えることに成功し、常識をひっくり返した。

     「種明かしをすると、『スピン流』と呼ばれる電子の隠れた性質を使ったのです」

     電子は、電気の性質を持っている。この性質が伝わるのが「電流」だ。電気は現代人の生活に欠かせない。

     電子にはもう一つ、電子が自転することで生まれる「スピン」という磁石のような性質もある。この性質が伝わると「スピン流」という電流とは別の流れを作る。こちらはあまり知られていない。

     実は、スピン流は1000分の1ミリ・メートルという短い距離しか保てず、消えてしまう。このため利用できず、注目されていなかった。ところが近年、微細な加工技術「ナノテクノロジー」が登場すると、スピン流を利用できる可能性が出てきた。

     スピン流を利用するには、まずスピン流の強弱を測る必要がある。電流なら簡単だが、短い距離で消えるスピン流をどうすれば測れるのか。

     誰も考えなかった方法を日夜、考え続けた。ある日、ひらめいた。

     電流が流れると、まわりに磁石の性質に影響する空間「磁場」ができる。それなら、磁石の性質を持つスピン流が流れれば、電気の性質に影響する空間「電場」ができるのでは――?

     白金の薄い膜にスピン流を流し、電場が作る電圧が生じるかを調べた。2006年に電圧を確認し、世界で初めてスピン流の測定に成功した。

     次は、スピン流をどうやって伝えるかだ。絶縁体の一種「磁性ガーネット」の両端に金属を置き、左端の金属に電気信号を入れる。すると信号がスピン流に変わり、絶縁体を伝わって右端の金属に届いて再び電気信号に変わる。まるで電気信号が絶縁体を通ったかのように、流れることを確認した。

     温度差や音などのわずかな刺激でスピン流が生じる物理現象「スピンゼーベック効果」も発見した。これまで電気を通さない、作れないと考えられていた材料から、電気が生まれる可能性が出てきた。

     「例えば、スピン流が伝わる塗料を開発すれば、室内外や車内外の温度差があるだけで電気が作れる画期的なシステムが誕生する可能性がある」

     クラシック音楽が好きで、自らもピアノやバイオリンを演奏する。大学で物理法則や数式の美しさに魅せられて研究者の道に進んだ。

     「世界をうならせるような成果をどう出すか。いつも考えています」

     「仕事が趣味」と言い切る情熱を武器に、スピン流という鉱脈を掘り当てた。「電気をほとんど消費しないコンピューターなど、活用の幅を広げたい」(本間雅江)

    3人の講演会 5月10日

     読売テクノ・フォーラムの第20回ゴールド・メダル賞を受賞する気鋭の研究者3人が「科学の力で、世界を元気に」をテーマに記念講演を行います。300人を無料招待します。

     【日時・会場】5月10日(土)午後1時半から、東京・内幸町の日本プレスセンター【講演】「電子の自転を用いた新しいエネルギー変換」齊藤英治さん▼「花の受精解明がもたらす未来の植物育種」東山哲也さん▼「細胞内リサイクルからみた生命の不思議」水島昇さん【申し込み】はがきに住所、氏名、年齢、学年(職業)、電話番号を明記し、〒100・8055 東京都千代田区大手町1の7の1 読売新聞東京本社調査研究本部「読売テクノ・フォーラム」へ。FAX03・3245・0219、メールoubotech@yomiuri.comも可。5月2日必着。問い合わせは事務局03・3216・8914へ。

    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20140406-118-OYTPT50293
     

    返信削除
  87. 訪問時間 2014年4月8日 17:34:54
    組織 University of Tokyo
    サービスプロバイダー University of Tokyo

    u-tokyo.ac.jp @Kashiwa

    返信削除
  88. Klotho: マリンパの雑感
    http://marinn.cocolog-nifty.com/mmm/2006/07/klotho.html

    「klotho 捏造」
    https://www.google.co.jp/search?q=klotho+%E6%8D%8F%E9%80%A0

    返信削除
  89. 藻の遺伝子で失明ラット視覚回復 幅広い色を感知、岩手大

     岩手大工学部の冨田浩史教授(分子生物学)らの研究グループは13日までに、改変した緑藻の遺伝子を失明したラットに注入し、幅広い色を感知できる視覚の回復に成功したと発表した。これまでの研究では青色しか感知できなかった。12日付の海外学術誌にオンライン掲載された。

     冨田教授らは今後、ヒトに近いサルを使って副作用の有無などを実験する。光を感じる視細胞が死滅してしまう網膜色素変性症などの治療に応用したいとしている。

     冨田教授のグループは2009年、緑藻に光を感じる遺伝子があることに着目し、失明したラットの視覚を回復させることに成功した。

    2014/05/13 19:00 【共同通信】
    http://www.47news.jp/CN/201405/CN2014051301001932.html

    返信削除
  90. 「海外学術誌」って何?(笑)。

    返信削除
  91. 【視覚】改変した緑藻の遺伝子で失明ラット視覚回復 幅広い色を感知/岩手大
    http://anago.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1400044268/

    「遺伝子」
    http://www.2nn.jp/word/%E9%81%BA%E4%BC%9D%E5%AD%90

    返信削除
  92. 老化抑える物質解明 長寿遺伝子をサポート

     肺で活発に働いている二つのタンパク質が、老化を抑制するとともに、長生きにつながる長寿遺伝子の作用を保っていることを大阪大の武田吉人助教(呼吸器病学)のチームがマウスを使って明らかにした。

     これらのタンパク質がないと脂肪や筋肉が早く萎縮し寿命が短くなったほか、肺の呼吸機能が低下する慢性閉塞性肺疾患(COPD)の症状も示した。武田助教は「老化が進み、COPDになったと考えられる。二つのタンパク質を増やし、健康に長生きできる薬を開発したい」と話す。

     タンパク質はテトラスパニンCD9とCD81。テトラスパニンは、細胞間の情報のやりとりや細胞増殖を制御している。

    2014/05/12 09:02 【共同通信】
    http://www.47news.jp/CN/201405/CN2014051201001238.html

    【医療】老化抑える物質解明 長寿遺伝子をサポート 大阪大チーム
    http://anago.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1399914110/

    返信削除
  93. ルイセンコ
    http://ikura.2ch.net/test/read.cgi/nougaku/1286286857/38

    38 :農NAME:2010/10/09(土) 19:51:32
    ルイセンコ学派のノミ学者がノミの科学実験を行った。
    ルイセンコ学者が命令する。
    「跳べ!」
    ノミは跳んだ。学者はノミの足を一本ちぎり取る。
    「跳べ!」
    ノミは跳んだ。学者は実験を続ける。二本、三本・・・。ついにノミの足が全部ちぎり取られた。
    「跳べ!」
    ノミは命令に従わない。実験動物は跳躍行動を完全に停止する。
    研究発表。

    「多数かつ段階的な実験により、ノミの聴覚器官は脚部に存する事が証明された。」

    返信削除
  94. 【医療】人間の皮膚から精子が作られる―不妊治療への活用に期待
    http://peace.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1399880914/

    1 :野良ハムスター ★@転載禁止:2014/05/12(月) 16:48:34.04 ID:???0
    アメリカ・スタンフォード大学の研究チームが、男性の不妊症患者の皮膚から精子を作り出すことに成功しました。
    今後の不妊症治療への活用に期待が持たれています。

    実験では、3名の不妊症の男性から皮膚を採取し、それを遺伝子操作によって幹細胞へと作り変えました。
    作り出された幹細胞のサンプルをマウスの精巣に移植したところ、それらは初期の精細胞へと成長したということです。

    カップルの10%は不妊症に悩むと言われ、その三分の一は男性不妊が原因となっていると見られます。

    そして男性不妊に最も多いのは精細胞を成熟させるY染色体が欠失していることによる、無精子症です。
    研究チームの主任研究員、Reijo Pera氏は「我々の研究結果は、精子の成長過程に関する実験モデルを初めて
    作り出したものです。不妊症の男性の精巣に、幹細胞由来の精細胞を直接移植することも可能となるでしょう」
    と語っています。

    研究者たちは今回の実験結果が、遺伝による無精子症や、ガンなどの病気の治療により不妊となった人々に
    希望をもたらすものと見ています。

    http://news.ameba.jp/20140511-264/
    依頼860:548

    返信削除
  95. ヒト皮膚細胞から幹細胞作製~できた幹細胞をマウスの精巣に移植~マウスの精巣で初期の精細胞へと成長…

    マウスでヒト体細胞由来の幹細胞から精子作製に成功(笑)。

    すまん、笑ってしまった。研究者たちは、ほんまに本気でやっているのか?

    返信削除
  96. 免疫細胞活性化が原因か 慢性疲労症候群の痛み

     名古屋大大学院医学系研究科の木山博資教授(機能組織学)らの研究グループは23日、慢性疲労症候群(CFS)患者が感じる痛みは、脳や脊髄内の免疫機能を担う細胞「ミクログリア」の活性化が原因の一つとなって引き起こされる可能性が高いとの研究結果を、国際科学誌電子版に発表した。

     CFSは痛みや強い疲労感が半年以上続き、睡眠障害などを引き起こすが、痛みの原因は不明だった。木山教授は「ミクログリアの活動を抑制すれば、CFS患者の痛みを和らげられる可能性がある」と治療法開発に期待している。

    2014/05/23 22:06 【共同通信】

    慢性疲労症候群(2002年6月23日)
    立ち上がることもできないほどの激しい疲労やけん怠感が半年以上続いたり、繰り返したりする原因不明の疾患。微熱やのどの痛み、思考力低下、うつ状態など多様な症状が出る。1999年の4000人を対象にした国の調査では約0・3%がCFSだった。日本では90年代に厳密な診断基準が決まったが、患者は他の病気との誤診や単なる「なまけ」と誤解されて苦しむケースが少なくない。

    http://www.47news.jp/CN/201405/CN2014052301002592.html

    返信削除
  97. まずは「慢性疲労症候群(CFS)」の原因と発症機序を解明してからだろうに…

    原因を曖昧にしたまま対症療法ばかり先行させることは、思わぬ勘違い思い違いに踏み込むおそれがたかい。

    返信削除
  98. 花の寿命を調節する遺伝子を発見
    7月2日 18時21分

    茨城県つくば市の花き研究所などの研究グループは、花の寿命を調節する遺伝子を発見したと発表しました。
    研究グループでは、花を長く咲かせる技術の開発につなげたいとしています。

    花の寿命を調節する遺伝子を発見したのは、つくば市にある独立行政法人「農研機構花き研究所」と鹿児島大学の研究グループです。
    研究グループでは、朝咲いた花が夕方にはしおれてしまうほど花の寿命が短い朝顔に注目し、花が咲いてからしおれるまでに遺伝子の働きがどう変わるか調べました。
    その結果、花がしおれるときに「EPH1」と呼ばれる遺伝子の働きが活発になることが分かったということです。
    さらに、遺伝子組み換え技術を使って「EPH1」の働きを抑えたところ、花の寿命が平均13時間から24時間と2倍近く延びたことから、この遺伝子が花の老化を促していることが分かったということです。
    研究グループでは、この遺伝子が朝顔だけでなく、花全般の寿命を調節しているとみて、今後、この遺伝子の働きを抑えて花を長く咲かせる薬剤などの開発につなげたいとしています。
    花き研究所の渋谷健市主任研究員は「花の寿命を延ばすことができれば、生花を扱う業者にとってもメリットが大きいと思う」と話しています。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140702/k10015693791000.html

    返信削除
  99. 科学香具師衆のみなさん、もうそろそろ、形質形態機能関連「遺伝子」というありもしないものをネタにして「発見」「確認」「確定」したなどという物語をつくるのをやめにしてはいかがかな?(笑)。

    返信削除
  100. 原因不明の難病に挑む 遺伝子レベルの個別化医療へ
    2014.07.08 14:00:00 神奈川新聞

     「生命の設計図」と言われるヒトゲノム(全遺伝情報)解析計画「ヒトゲノムプロジェクト」の完了が宣言されて11年が経過した。遺伝学はゲノムの個人差に着眼し、病気の原因を突き止め、個人に合った治療法の開発を目指す段階に入った。今年6月、難病克服のための国内研究拠点に選ばれた横浜市立大学大学院(同市金沢区)の研究グループ(遺伝学)は高度なゲノム解析技術を駆使し、難病の原因遺伝子の特定で数々の実績を挙げている。遺伝情報に基づく個別化医療の可能性を先端の研究現場に追った。

     「数千万個のタイルを組み合わせて描かれた富士山のタイル画を想像してみてほしい」。横浜市大大学院医学研究科の松本直通教授は人の「設計図」、全遺伝情報を無数のパーツで構成されるタイル画に例えた。「難病の原因になる遺伝子異常は、タイル画を構成する数千万カ所のうち1カ所だけ欠けている状態に近い。全体に悪影響を及ぼしているその部分を突き止めることがゲノム医療実現の第一歩」

     約60兆個の細胞から成る人体。細胞の核には遺伝情報が書き込まれたDNAが折り畳まれて詰まっている。DNAは4種類の塩基がペア(対)になってつながった二重らせん構造をしており、塩基の配列によって生命活動の根源が決められている。塩基が遺伝情報を伝えるための文字だとすると、人の全塩基配列は32億文字に相当する。そのすべてを解読することが、ヒトゲノムプロジェクトの目的だった。

    ■原因遺伝子を特定

     新生児期から乳児期早期にかけて発症する難治性のてんかん性脳症。松本教授は「この種のてんかんの大半は原因が不明で、根本的な治療法がなく、難しい診療を強いられる」と話す。難治性のてんかんは薬剤によるコントロールが難しく、有効な治療法を開発するためには、患者のDNA配列を解析し病気の原因となる遺伝子の異常を特定する必要がある。

     原因遺伝子の解明へ向け松本教授らの研究グループが活用したのは、塩基配列を自動解読する次世代シークエンサー(全遺伝子解析装置)だ。

     次世代シークエンサーは2000年代半ばに登場し、改良を重ねて解読スピードや精度が飛躍的に向上。松本教授は「人の全遺伝子(2・2万個)を2週間程度で解析できる時代になった。技術革新を遺伝子レベルでの病気の原因解明と、治療法や予防法の開発に結びつけていくことが重要」と説明する。

     一方で、原因遺伝子を発見するためには、DNA配列の解読に加え、配列がどのような意味を持つのかを解釈する必要がある。大量の遺伝子データの解析を積み重ねた結果、研究グループは難治性のてんかん性脳症の複数の原因遺伝子を突き止め、専門誌に発表してきた。松本教授は「原因遺伝子の解明は治療法開発の第一歩であり、さらに患者や家族を原因不明の病気という呪縛から解き放つことにもなる」と、その意義を語る。

    ■現場から研究者へ

     松本教授は九州大医学部を卒業後、産婦人科医として医療の世界に入った。

     周産期や出産の現場で遺伝的な胎児の異常に直面した。母胎の羊水から胎児由来の細胞を取り出し、培養した染色体やDNAから遺伝子の異常を調べる出生前診断に携わるようになり、「難病の成り立ちを理解するためには遺伝的知識が不可欠。遺伝学を一から学ぶ必要に迫られた」。人の遺伝学研究を精力的に進めていた長崎大大学院の新川詔夫教授の研究室に入り、研究者として活動を始めた。31歳のときだった。

     02年以降、松本教授らは25種類の難病の原因遺伝子を発見。横浜市大は11年度から次世代シークエンサーを活用した原因究明、治療法開発の国内5拠点のうちの一つになり、今年6月には研究成果の実用化を進めるための中核拠点の一つに選定された。いずれも国のプロジェクトとしてのものだ。

     松本教授は「現在知られている人の病気は約7700種類に上る。ただし、その半分は原因が解明されていない」と前置きし、続ける。「ゲノム解読から解釈へ、塩基配列に対して医学的、生物学的な意義付けをしていく作業はまだ膨大に残っている」

     研究者として歩み始めた1990年代、ヒトゲノム解読計画が始まり、世は一大ゲノムブームに。「新たな生命科学の幕開けとして、人類初の有人月飛行計画に匹敵するほど華々しく、熱気にあふれていた」

     一方、大学院で研究を開始した当時、解析技術はまだ初期段階。400倍の顕微鏡下で人の染色体の一部を針で切り取り、切り取った染色体のDNAから遺伝子を取り出す作業を一日中続けていた。「病気の遺伝子のリスト化が目的だったが、まさに手仕事、職人技だった」。次世代シークエンサーが登場し、人の全遺伝子・全ゲノムを10日ほどで解読できる現在とは隔世の感があるという。「ゲノム研究の現場では既存の技術が新規技術の登場によりすぐに陳腐化する。その繰り返しが延々と続いている」

    ■予防医療に可能性

     相次ぐ技術革新によって解析技術が進歩を遂げる中、「人の病気、病的状態は遺伝的に非常に多様なことが分かってきた」。松本教授の研究グループの強みは、国内拠点として全国から難病を中心に多数の症例が集まっている点だ。薬が効かない重症型のてんかんについて数百例を解析したところ、個々の検体で異なる10種類以上の遺伝子での異常が見つかった。

     「一見すると症状は同じように見えても、原因遺伝子が異なるのであれば、投与する薬の効果は当然異なる。遺伝レベルの個人差を踏まえた医療は技術的には可能となっていく」。ゲノム情報は難病の治療法の開発に有用であるばかりではない。病気によっては遺伝子の異常を発見することで、あらかじめ病気の発症を防ぐ予防医療への展開も可能となりつつある。

     技術革新により早晩、人の全ゲノム情報を千ドル(約10万円)程度で解読することが可能になる見込みだ。

     松本教授は「個人のゲノム情報は不変なので、ゲノム解析を1度すれば一生役に立つデータを得ることになる。個人のゲノム情報に基づく予防医療の実現も現実味を帯びてくる。将来の国民医療費削減のためにも、パーソナルゲノム解析を医療に実装することを真剣に考えていく時代になった」と強調している。

    ◆ヒトゲノムプロジェクト

     1990年、6カ国の24機関が参加し、DNAを構成する4種類の塩基が織り成す約30億万個の文字の遺伝暗号解読に着手した。1953年のDNAの二重らせん構造の発見からちょうど50年目の2003年に完了した。
    http://www.kanaloco.jp/article/74174/cms_id/90189

    返信削除
  101. 【科学】
    アサガオの花の寿命2倍に 農研機構が調節する遺伝子発見
    2014.7.14 12:30

     アサガオの花の寿命を調節する遺伝子を、農業・食品産業技術総合研究機構花き研究所(茨城県つくば市)と鹿児島大の研究チームが発見した。この遺伝子の働きを抑えると、花の寿命が通常の約2倍に延びることを確認した。日持ちの良さが求められる切り花の品質を保持する技術開発につながると期待される。

     研究チームはアサガオの品種「紫」を使い、花が枯れるときに活発になる遺伝子に着目。この遺伝子の働きを人為的に抑制すると、花は約24時間後まで咲き続け、早朝に開花して夕方にはしおれてしまう通常のアサガオと比べて約11時間長く咲いた。

     花の老化は、植物ホルモンの一種であるエチレンの作用が一因で起きる。エチレンの働きを妨げる薬剤を使うと、カーネーションなどの切り花を長持ちさせることができるが、アサガオやユリ、チューリップなど効果がない植物も多い。このことから、花の老化にはエチレンと異なる仕組みがあると考えられていた。

     発見した遺伝子はアサガオだけでなく、エチレンの影響を受けない他の植物にも存在するとみている。

     同研究所の渋谷健市主任研究員は「遺伝子の働きを阻害する薬剤が開発できれば、切り花の日持ちを延長できるのでは」と話している。

    関連ニュース
    花びら色濃く鮮やかに…色素合成促すタンパク質発見
    科学検定にチャレンジ 火花は何が燃えたもの?
    来春の花粉は少なめ 例年の半分以下の地域も
    来春の花粉は今年より少なめ 日本気象協会が第1弾予測
    http://sankei.jp.msn.com/science/news/140714/scn14071412300003-n1.htm

    「遺伝子 発見」
    http://www.2nn.jp/search/?q=%E9%81%BA%E4%BC%9D%E5%AD%90+%E7%99%BA%E8%A6%8B&e=

    返信削除
  102. 統合失調症遺伝子108個を特定
    7月22日 21時18分

    詳しい原因が分かっていない統合失調症の発症に関連する108個の遺伝子を特定したと、日本を含む国際的な研究グループが発表し、統合失調症の新たな治療薬の開発につながるものとして注目されています。

    統合失調症は、幻覚や妄想、それに意欲が無くなるなどの症状が出て、およそ100人に1人が発症するとされますが、詳しい原因は分かっていません。
    統合失調症の発症に関連する遺伝子の特定を進めてきた日本やアメリカなどの世界30か国以上、300人以上の研究者で作るグループは、これまで関連が指摘されていた遺伝子25個と、新たな遺伝子83個の合わせて108個の遺伝子が、発症に関連すると特定されたと発表しました。
    研究グループに日本から唯一参加している、愛知県豊明市にある藤田保健衛生大学医学部の岩田仲生教授によりますと、今回の研究は、いずれも日本人500人余りを含む統合失調症の患者3万6000人と、統合失調症ではない人11万3000人の遺伝子を解析した結果を基にしたものです。
    108個の遺伝子の配列の一部が違っている人では、統合失調症を発症するリスクが1.1倍から1.2倍高かったということで、この解析結果が遺伝子の特定につながったということです。
    統合失調症の治療薬は、これまで108個の遺伝子のうち1個に働きかける薬しか実用化されておらず、今回の研究成果は新たな治療薬の開発につながるものとして注目されています。
    岩田教授は「国内だけでも20万人が入院している統合失調症について、実態の解明が進み、新たな治療薬の開発の足がかりになることが期待できる」と話しています。
    今回の研究成果は、イギリスの科学誌「Nature」の電子版に掲載されていま
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140722/k10013204741000.html

    返信削除
  103. 「B型は自己中心的」根拠なし 「血液型差別」に警鐘 九州大講師 日米1万人データ分析
    2014年7月28日15時0分 読売新聞

     血液型と性格の関連性に科学的根拠はないとする統計学的な解析結果を、九州大の縄田健悟講師(社会心理学)が発表した。日米の1万人以上を対象にした意識調査のデータを分析した。

     「A型の人は真面目」「B型は自己中心的」といった血液型による性格診断は、国内では広く信じられているが、就職や人事などで差別される「ブラッドタイプ(血液型)・ハラスメント」の問題も指摘されており、一石を投じそうだ。

     研究成果は6月25日に発行された日本心理学会の機関誌「心理学研究」に掲載された。

     縄田講師によると、血液型と性格を結びつける考え方は、海外ではほとんど認知されていない。しかし、国内では、1970年代以降、関連本やテレビ番組を通じて広がったという。

     縄田講師は、2004~05年に日米で行われた経済学分野の意識調査のデータを活用。回答者の生活上の様々な好き嫌いとともに、血液型が記載されていたことに注目し、関連性の有無を調べた。

     その結果、「楽しみは後に取っておきたい」「ギャンブルはすべきではない」など、計68項目の質問に対する回答のうち、血液型によって差があったのは「子供の将来が気にかかる」などの3項目だけで、その差もごくわずかだった。こうしたことから、血液型と性格には、関連性はないと結論づけた。

     採用面接などで血液型を尋ねられるケースは珍しくなく、特定の血液型の人格が否定的にとらえられるのではないかとの恐れも指摘されている。

     厚生労働省は「血液型は職務能力や適性とは全く関係ない」として、血液型を質問しないよう企業に求め、是正を指導した例があるという。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20140728-118-OYTPT50505

    返信削除
  104. 「血液型差別」(笑)。

    なにそれ…

    返信削除
  105. iPS細胞作製時の遺伝子の作用を解明
    8月5日 4時56分

    さまざまな種類の細胞に変化できるiPS細胞は、ヒトの細胞に遺伝子を組み込むことによって作られますが、この際、遺伝子が、細胞のどの部分に作用しているかを京都大学iPS細胞研究所のグループが突き止めました。
    iPS細胞を作る新たな方法の開発につながる可能性があると期待されています。

    研究を行ったのは、京都大学iPS細胞研究所の高橋和利講師のグループです。
    さまざまな種類の細胞に変化できるiPS細胞は、体の細胞に遺伝子を組み込むことで作られますが、遺伝子がどのように作用するかは分かっていませんでした。
    そこで研究グループは、組み込んだ遺伝子が、細胞の「ゲノム」と呼ばれる遺伝情報のうちどの部分に作用しているか、分析しました。その結果、遺伝子は「HERV-H」という特定の配列に結合し、この部分の働きが一時的に活発になることが分かりました。
    遺伝情報のこの部分は、ヒトの進化の過程でウイルスに感染したことで作られ、これまで、特に働きを持たないとみられていたということです。
    iPS細胞の作製に成功し、ノーベル賞を受賞した山中伸弥教授は「役に立たないとされていた部分に重要な働きがあったことは驚きだ。詳しい仕組みを解明することで、iPS細胞を作る新たな方法の開発につながる可能性がある」と話しています。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140805/k10013550721000.html

    返信削除
  106. 科学研究者の化けの皮をかぶった詐欺師ペテン師たち…

    返信削除
  107. 母乳成分が「脂肪燃焼遺伝子」をオンに
    10月15日 4時13分

    母乳に含まれる脂肪酸が子どもの体内で脂肪を燃やす遺伝子のスイッチを入れる働きをしていることを、東京医科歯科大学などのグループがマウスを使った実験で突き止めました。
    ヒトにも同じ仕組みがあるとみられ、グループは、乳児期に必要な量、脂肪酸を摂取することが糖尿病など生活習慣病の予防につながる可能性があるとみています。

    東京医科歯科大学の小川佳宏教授らのグループは、生後まもないマウスの赤ちゃんと母乳で半月余り育てた赤ちゃんで、脂肪の燃焼に関連する3つの遺伝子の状態を比較しました。
    その結果、母乳で育てたマウスの赤ちゃんでは、3つの遺伝子のいずれにも、遺伝子のスイッチの役割をするたんぱく質に母乳に含まれる脂肪酸が結合し、スイッチをオフからオンの状態に変えていました。
    また、その結果、遺伝子の活動量も、生後まもない赤ちゃんに比べ、2倍から4倍活発になっていました。
    グループによりますと、ヒトにも同じ仕組みがあるということで、スイッチをオンにできないと体内に脂肪がたまりやすくなり、糖尿病など生活習慣病のリスクが高まることも考えられるということです。
    小川教授は「母親の健康状態によっても脂肪酸の量は変わるので、それが子どもにも伝わり、成人後の健康状態に影響する可能性がある。脂肪酸は粉ミルクにも含まれるが、どのくらいの量が適量なのか、今後、調べていく必要がある」と話しています。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141015/k10015402311000.html

    返信削除
  108. ファンケル、遺伝子検査サービスに参入
    2014年10月22日14時19分 読売新聞

     化粧品大手ファンケルは21日、遺伝子検査サービスを11月から開始すると発表した。

     自宅やファンケルの店舗で口の中の粘膜を綿棒で採取し、提携医院で分析する。動脈硬化や糖尿病、骨粗しょう症などにかかるリスクなどを5段階で示した上で、予防の働きがある成分を含むサプリメントの購入を勧めたり、カウンセラーによる食事や運動に関する助言を行ったりする。

     遺伝子の検査サービスは、ヤフーやディー・エヌ・エー(DeNA)など、国内外の大手が参入しているが、ファンケルは検査後のサービスで差別化を図る。検査費用は1万4800円から。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20141021-118-OYT1T50104

    返信削除
  109. 「DNA鑑定」「遺伝子診断」(笑)。
    https://www.google.co.jp/search?q=%EF%BC%A4%EF%BC%AE%EF%BC%A1+%E9%91%91%E5%AE%9A+%E9%81%BA%E4%BC%9D%E5%AD%90+%E8%A8%BA%E6%96%AD

    返信削除
  110. 「メダカにも三角関係」ホルモンが影響
    2月27日 7時34分

    1匹のメスを巡って、2匹のオスが争いあういわゆる三角関係が、メダカの世界にもあるという研究結果を、東京大学のチームがまとめました。
    こうした行動には人と似たホルモンが影響しているということで、研究チームは人の感情のメカニズムの解明につなげたいとしています。

    東京大学大学院の横井佐織さんらの研究チームは、水槽にメダカのメス1匹と、オス2匹を入れた場合、オスがどのような行動を取るのか繰り返し実験を行いました。その結果、オスはライバルのオスとメスの間に割り込んでけん制し、この争いに勝ったオスが、より多くの子孫を残すことが分かったということです。
    さらに、こうした行動のメカニズムを調べるため、メダカにさまざまな薬を投与したところ、バソトシンというホルモンが大きく関わっていることが分かったとしています。
    このバソトシンを合成できないようにしたオスは、メスに対する求愛行動の回数が、正常なオスに比べて少なくなるということで、三角関係を勝ち抜くことができるかは、このホルモンにかかっていると説明しています。
    横井さんは、「メスとオス2匹がいる位置から、三角関係ではないかとひらめいた。同じ機能を持つホルモンを人などの哺乳類も持っているので、メダカの神経回路をさらに調べ、男女が恋愛で抱く嫉妬心や独占欲といった感情のメカニズムの解明につなげたい」と話しています。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150227/k10015784821000.html

    返信削除
    返信
    1. なんで「自然科学」に人間の「価値観」を持ち込むかね…

      削除
  111. 脳腫瘍の生存率 遺伝子の傷で差…京大・名大チーム 治療法開発に期待
    2015年4月14日15時0分

     脳腫瘍の半数以上は、遺伝子の傷つき方に3種類の特徴があり、その三つの組み合わせで生存率が大きく変わることが分かったと、京都大と名古屋大の研究チームが発表した。治療法の開発につながる成果だという。論文は14日の科学誌ネイチャー・ジェネティックス電子版に掲載された。

     成人の脳腫瘍の8割以上を占める「神経膠腫こうしゅ」のうち、約3分の2は比較的悪性度の低いタイプだといわれる。研究チームは、このタイプの患者757人分の遺伝子データを日米で集め、分析した。

     その結果、〈1〉糖の分解に関わる遺伝子の変異〈2〉第1、第19染色体の一部が同時に欠ける〈3〉傷ついた遺伝子を修復する遺伝子の変異――という3種類の異常が、多くの患者に共通していた。そして、診断から5年後の生存率は、〈1〉と〈2〉を併せ持つ型は90%、〈1〉と〈3〉を併せ持つ型は70%、〈1〉~〈3〉以外の傷が多数ある型は20%と、大きな差があったという。

     がんの多くは、遺伝子が少しずつ傷ついて発症する。脳腫瘍は根治が難しく、国内では年間約5000人が死亡している。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20150414-118-OYTPT50299

    返信削除
  112. 植物細胞が融合 名大グループ発見=中部発
    2015年4月24日5時0分

     名古屋大学の丸山大輔特任助教(植物生理学)らの研究グループは、植物の細胞が融合する現象を新たに発見したと発表した。植物の細胞は硬い細胞壁に覆われているため、卵細胞の受精といったケースを除き、細胞同士が融合することはないと考えられており、「生物学の教科書を書き換える発見」という。研究成果は23日付の米科学誌「セル」電子版に掲載される。

     植物は雌しべに受粉すると、花粉から管を伸ばし、種子のもとになる組織「胚珠」へ精細胞を届ける。この際、卵細胞の隣にある「助細胞」が、花粉管を正確に胚珠へ導くための誘引物質を分泌する。研究グループは、受精後、助細胞が分泌をやめる仕組みを解明するため、シロイヌナズナをレーザー顕微鏡で観察した。発表によると、受精後、胚へ栄養を供給する細胞「胚乳」が作られると、胚乳は隣り合う助細胞と融合。この融合により、助細胞が分泌機能を失うことを確認した。

     研究成果について、基礎生物学研究所(愛知県岡崎市)の長谷部光泰教授(植物発生学)は「地道な観察によって得られた結果。これまで予想されておらず、植物細胞が融合する現象が、ほかにもある可能性を示唆している」と話した。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20150424-119-OYTNT50022

    返信削除
    返信
    1. 植物細胞が融合「教科書書き換える発見」…名大
      2015年4月24日8時20分

       名古屋大学の丸山大輔特任助教(植物生理学)らの研究グループは、植物の細胞が融合する現象を新たに発見したと発表した。

       植物の細胞は硬い細胞壁に覆われているため、卵細胞の受精といったケースを除き、細胞同士が融合することはないと考えられており、「生物学の教科書を書き換える発見」という。研究成果は23日付の米科学誌「セル」電子版に掲載される。

       植物は雌しべに受粉すると、花粉から管を伸ばし、種子のもとになる組織「胚珠」へ精細胞を届ける。この際、卵細胞の隣にある「助細胞」が、花粉管を正確に胚珠へ導くための誘引物質を分泌する。研究グループは、受精後、助細胞が分泌をやめる仕組みを解明するため、シロイヌナズナをレーザー顕微鏡で観察した。発表によると、受精後、胚へ栄養を供給する細胞「胚乳」が作られると、胚乳は隣り合う助細胞と融合。この融合により、助細胞が分泌機能を失うことを確認した。

       研究成果について、基礎生物学研究所(愛知県岡崎市)の長谷部光泰教授(植物発生学)は「地道な観察によって得られた結果。これまで予想されておらず、植物細胞が融合する現象が、ほかにもある可能性を示唆している」と話した。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20150424-118-OYT1T50030

      削除
  113. 水を調べれば生き物が分かる 環境DNA
    5月9日 18時27分

    川や海などの水を調べれば、そこに、どのような生き物がいるかが分かる「環境DNA」と呼ばれる新しい技術が今、大きな注目を集めています。日本で独自の進化を遂げた技術で、絶滅が危惧される生物の保護や漁業などへの応用に期待が高まっています。

    この技術は神戸大学の源利文特命助教らの研究グループなどが開発しました。
    川や海などの水をくんで、フィルターによって生き物の粘液やふんをこし取り、それを分析してDNAの情報を明らかにすることで、その場所にどのような生き物が住んでいるかを見破ります。
    この技術の実証実験には国内の多くのグループが取り組んでいますが、このうち、源特命助教らのグループは、国の特別天然記念物に指定されているオオサンショウウオの生息調査を行っています。オオサンショウウオは夜行性で岩の陰に隠れて生息するため、調査はこれまで夜間に川に入り、くまなく探す必要がありましたが、この技術で京都府や兵庫県の川を調べたところ、水をくんで分析しただけで、実際にオオサンショウウオが生息していることを確認できたということです。
    一方、北里大学のグループは、この技術を使い、絶滅が危惧されるニホンウナギの稚魚を、外国産の別の種のウナギの稚魚と見分ける手法を開発し、ことし3月、日本水産学会で発表しました。この手法を使えば、魚を殺すことなく、一度に大量の稚魚の種類を判別することが可能になり、水産庁は今後、ウナギの稚魚の販売業者や養殖業者に活用してもらうことを検討しています。
    また、この技術は生き物がそこにいるかだけでなく、どれほどいるか、量を推測することにも利用できることが分かってきました。京都大学のグループは京都府の舞鶴湾で潜水調査によって明らかになったマアジやカタクチイワシの量と、海水のDNAの量の関係を調べました。その結果、実際に海の中で確認できた魚の量と、DNAの量は同じ傾向を示すことが分かったということです。
    この「環境DNA」と呼ばれる調査技術は日本で独自の進化を遂げましたが、最近では欧米でも技術開発が進んでいて、各国間の競争は激しさを増しています。技術を開発した源特命助教は「今後は、より高い精度で、住んでいる生き物の種類を判別できるようにしたい」と話しています。

    微量のDNAを増幅させて判別

    水をくんで調べるだけで、なぜ、住んでいる生き物が分かるのか。
    今回、研究グループが着目したのは川や海などに住む魚や両生類から放出された微量のDNAでした。DNAを分析するには水をまず、ガラス繊維で出来た目の細かいフィルターでこします。一見、透明に見える水でもフィルターには茶色い不純物が残され、この中に魚や両生類の体の粘液やふんが含まれています。
    ここから薬剤や遠心分離器によってDNAを抽出したあと、専用の機械にかけて、その特徴を増幅させて分析することにより、合わせて4時間ほどで、どの生物のDNAかを判別できるということです。
    神戸大学の源・特命助教がこの手法を思い付いたのは今から7年前で当時、問題となっていたコイヘルペスウイルスの研究を行っている時でした。コイを飼育している水槽の水から、ウイルスのDNAを調べようとしたところ、コイ自体のDNAが多く検出され、魚のDNAが水に溶け出していることに気付いたということです。そして、こうした現象が川や海などでも起きている可能性があると考え、調査したところ、さまざまな生き物のDNAの検出に成功したということです。

    DNAの分析で、その持ち主を特定する手法は警察が犯人を探し出す手法の1つとしてすでに確立されています。しかし、川や海に溶け出したDNAの濃度は極めて薄いため、生き物の判別に使うのは難しいと考えられていましたが、微量のDNAを増幅して高い精度で分析する機械が登場したことなどで、新技術の開発につながったということです。
    この「環境DNA」の技術は現在、欧米でも開発が急速に進んでいますが、日本では水産分野への応用などで独自の進化を遂げるとともに、技術面でも世界をリードしています。

    源特命助教は「これまで考えられなかったような、生態学の新しい研究分野が生まれる可能性を秘めている」と話しています。

    DNA分析と実際の調査 結果はほぼ一致

    「環境DNA」の技術を開発した神戸大学の源特命助教らのグループは、絶滅のおそれがあり、国の特別天然記念物にも指定されているオオサンショウウオの生息調査にこの技術を用いています。
    オオサンショウウオは大きいもので、体長が1メートルを超える世界最大の両生類ですが、水の流れが急な川の上流で岩場に隠れて生息しているうえ、夜行性でもあるため、その姿を捕らえることは困難でした。
    源・特命助教らは兵庫県西部の佐用川の43か所で水をくんで分析したところ、9か所からオオサンショウウオのDNAが検出されました。その結果を基に先月、オオサンショウウオが実際に生息しているかの調査を保護活動に取り組んでいる市民グループの協力を得て行いました。夜間に10人余りで、川の中を懐中電灯で照らして探したところ、実際に体長60センチから80センチほどのオオサンショウウオが合わせて7匹見つかったということです。
    源特命助教によりますと水の流れが激しい川の上流でも、DNAが検出された場所と生息が確認された場所は、ほとんど一致したということで今後、川の中でDNAがどのように拡散しているのか研究を進めたいとしています。
    15年間にわたって保護活動を続けている「佐用川のオオサンショウウオを守る会」の山川修さんは「大がかりな調査をしなくてもいるか、いないかが分かるので非常に助かる」と話していました。
    一方、オオサンショウウオを巡っては近年、一部の地域で日本固有の種の生息が中国産の外来種によって脅かされています。「環境DNA」の技術は、こうした在来種と外来種の区別もできるということで、源特命助教は「外来種の侵入を早い段階で発見することができるので、より早く、駆除などの対策を取ることができる」と話しています。

    生息数の把握にも応用の可能性

    「環境DNA」の技術は、特定の生き物が住んでいるかだけでなく、どれくらいいるのか、量を推定することもできることが分かってきました。
    京都大学舞鶴水産実験所の益田玲爾准教授は実験所に面した舞鶴湾で月に2回、同じコースを潜水して観察できた魚などの種類や数を記録しています。
    3年前からは潜った場所の水を採取して、DNAを分析する調査も併せて行っていますが、その結果、マアジやカタクチイワシ、それにアカクラゲなど複数の種で観測できた数とDNAの量の変化が同じ傾向を示すことが分かったということです。
    また、最新の分析機を用いれば、1杯の水からサワラやブリ、コノシロなど湾内で確認されている、さまざまな魚のDNAが、その量とともに一度に検出され、複数の魚の量が同時に把握できる可能性も示されました。
    益田准教授は「魚を一切、傷つけることなく、膨大なデータを取得でき、水産資源の量を把握したり、海水浴シーズンにクラゲの大量発生を予測したりするのにも活用できる。海の資源を管理していくうえで非常に有用なツールになる」と話しています。
    益田准教授は魚がどのようにDNAを海水に放出するのか細かく調べ、広い海で水産資源を正確に把握できる手法の開発を進めたいとしています。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150509/k10010074321000.html

    返信削除
    返信
    1. バケツ1杯で知る海の生態 環境DNA 魚の種類や数を推定
      2016年3月17日15時0分

       海や川の中には、生物のDNAの切れ端がたくさん漂っている。「環境DNA」と呼ばれるこれらのDNAを採取して分析すると、そこに生息する生物の種類やその量を推定できるようになってきた。苦労して観察や捕獲をしなくても、バケツ1杯の水で生態系を把握できる可能性があるため、生物の調査方法を一変させる技術として注目が集まっている。(森井雄一)

       通常、水中の生物の種類や量を調べるには、潜って観察したり、網で捕獲したりする必要がある。国内に生息している魚類だけでも4000種以上あり、調査には時間や労力だけでなく、高度な知識や経験も要求される。

       こうした従来の調査方法を革命的に変えうる研究成果を、千葉県立中央博物館や東京大などのチームが昨年、英科学誌に発表した。バケツ1杯程度の数リットルの海水に含まれるDNAを分析することで、そこに生息する魚を特定できるという。

       水中のDNAは、魚のふんや両生類の粘液などに由来すると考えられている。魚類のDNAには、すべての魚に共通した部分と、種類ごとに異なる部分がある。この違いを見分けられれば、持ち主だった魚の種類を特定できることになる。

       同博物館主席研究員の宮正樹さん(56)らが活用したのは、既に公開されている魚類のゲノム(全遺伝情報)のデータ。半年近くかけて、種類ごとの違いを抽出して整理することで、環境DNAの分析から魚の種類を特定できるようにした。

       「沖縄美ちゅら海うみ水族館」(沖縄県)の大型水槽の水を採取し、環境DNAを調べてみたところ、水槽で飼われている180種の魚のうち、9割以上の168種を特定できた。宮さんは「実際には見えていない生物をDNAで探る、新しい科学の始まりだ」と話す。

       神戸大研究員の山本哲史さん(35)らのチームは、環境DNAから魚の生息数を推定する手法を開発し、今月発表した。

       チームは、京都府の舞鶴湾で、魚群探知機を使ってマアジの数を把握するとともに、同じ場所の海水に含まれるマアジ由来のDNAの量を測定した。

       その結果、調査場所から半径150メートルの範囲にいるマアジの数が多いほど、水中に含まれるマアジ由来のDNAの量も多いことがわかった。水中のDNAの分析から、そこに生息する魚の種類だけでなく、その生息数まで推定できることになる。

       山本さんは、「これまでの方法では数日間はかかる調査が、環境DNAを使えば半日で済む。行動が把握しづらい生き物の生態の解明にも役立ちそうだ」と話している。

       ◆ 環境DNA =水や空気、土壌などの環境中に存在するDNA(デオキシリボ核酸)のこと。フランスのチームが2008年、湖沼に漂うウシガエルのDNAを見つけたのをきっかけに、研究が盛んになった。DNAは二重らせん構造の物質で、遺伝情報が記録されており、「生命の設計図」と呼ばれる。一つの生き物がもつすべての遺伝情報がゲノム。

       

      希少種や外来種 調査にも有効
       環境DNAは、希少種や外来種の調査にも役立ち始めている。神戸大特命助教の源利文としふみさん(42)は環境DNAを使って、国の特別天然記念物オオサンショウウオの生息調査を行っている。

       京都市などを流れる桂川水系の37か所で水を採り、環境DNAを調べたところ、25か所から在来種のオオサンショウウオのDNAが見つかった。一方で、在来種を脅かす外来種「チュウゴクオオサンショウウオ」のDNAも、9か所から見つかった。

       源さんは、「オオサンショウウオは夜行性で、昼間はほとんど姿を見せないため、環境DNAの分析が役に立つ。外来種を早い段階で見つけることで、駆除などの対策も取りやすくなる」と話す。

       島根大助教の高原輝彦さん(39)は、国内の多くの湖沼に生息する外来種のブラックバスとブルーギルの存在を、環境DNAから突き止める研究を進めている。

       兵庫県内のため池で、捕獲調査と環境DNAでの調査を比較すると、ブラックバスやブルーギルが捕獲された池の70~80%でそれぞれのDNAが検出できたという。高原さんは「採水や分析の方法を見直し、より正確に調べられるよう改良を続けたい」と話している。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20160317-118-OYTPT50224

      削除
  114. [この1冊]6月7日
    2015年6月7日3時0分

     病原体や異物から体を守る「免疫」が今、注目を集めている。

     がん治療では、免疫の力を回復させてがん細胞をたたく「がん免疫療法」が本格化してきた。大阪大の坂口志文教授が発見した免疫細胞「制御性T細胞」は、関節リウマチや腸炎などの自己免疫疾患や、アレルギーの治療に結びつくかもしれない。

     そこで「免疫のことを知りたい」という人に、入門書として河本宏・京都大教授の「マンガでわかる免疫学」(オーム社)をお薦めしたい。

     これまでの免疫の入門書は、難しすぎたり単純化されすぎて奥深さがなかったりした。この本は分かりやすいだけでなく、第一線の研究者である河本教授が「免疫とは何か」をしっかり押さえた上で、様々な免疫細胞がどのように働いているかを教えてくれる。

     河本教授本人が「登場人物のキャラクター設定も、シナリオ書きもした」と言うだけあって、最新の研究が反映され、内容にも安心感がある。

     ちまたに流れる免疫の情報には、ウソや大げさな内容も多い。正しい知識でニセ情報への「免疫力」をつけておこう。

    (木村達矢)
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20150606-118-OYTPT50548

    返信削除
    返信
    1. 「制御性T細胞」

      と、

      「抑制性T細胞(サプレッサーT細胞)」…

      ずるい連中は、巧妙にすりかえて、自説の補強に用いる…

      削除
    2. 「サプレッサーT」
      https://www.google.co.jp/search?q=%E3%82%B5%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%83%E3%82%B5%E3%83%BC%EF%BC%B4

      免疫学関係者のみなさん、ちゃんと総括汁!

      削除
    3. 免疫学界隈の「STAP細胞」(笑)。

      削除
    4. タンパク分野界隈の「STAP細胞」、痴呆症病原体「プリオン」(笑)。

      削除
    5. >「マンガでわかる免疫学」(オーム社)をお薦めしたい

      こちらもよろしく(笑)。

      「絵でわかる免疫」
      https://www.google.co.jp/search?q=%E7%B5%B5%E3%81%A7%E3%82%8F%E3%81%8B%E3%82%8B%E5%85%8D%E7%96%AB

      「マンガで教えて安保教授!病気にならない免疫学」
      http://www.amazon.co.jp/dp/4837671381/
      https://www.google.co.jp/search?q=%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%82%AC+%E5%85%8D%E7%96%AB%E5%AD%A6

      削除
  115. [キーワード:老化抑制遺伝子 klotho]
    https://kaken.nii.ac.jp/p?qb=%E8%80%81%E5%8C%96%E6%8A%91%E5%88%B6%E9%81%BA%E4%BC%9D%E5%AD%90%20klotho
    https://kaken.nii.ac.jp/r?qb=%E8%80%81%E5%8C%96%E6%8A%91%E5%88%B6%E9%81%BA%E4%BC%9D%E5%AD%90%20klotho

    返信削除
    返信
    1. [キーワード:老化抑制 遺伝子]
      https://kaken.nii.ac.jp/p?qb=%E8%80%81%E5%8C%96%E6%8A%91%E5%88%B6%20%E9%81%BA%E4%BC%9D%E5%AD%90

      https://kaken.nii.ac.jp/r?qb=%E8%80%81%E5%8C%96%E6%8A%91%E5%88%B6%20%E9%81%BA%E4%BC%9D%E5%AD%90&o=4

      削除
    2. klotho(黒党)学派(笑)。
      https://kaken.nii.ac.jp/p?qb=klotho&c=200
      https://kaken.nii.ac.jp/r?qb=klotho&c=200&o=4

      削除
  116. 遺伝子切る「ゲノム編集」光で制御する技術開発
    2015年06月21日 13時36分

     細胞の中にある遺伝子を切るタイミングを、光で制御する技術を開発したと、東京大の佐藤守俊准教授(光遺伝学)らが科学誌「ネイチャー・バイオテクノロジー」で発表した。

     遺伝子を切り貼りして改変する技術は「ゲノム編集」と呼ばれる。難病の治療法の開発や、生命科学の研究にも役立つ成果という。

     ゲノム編集は、遺伝子を狙った場所で切る「はさみ」役の酵素を細胞に入れ、遺伝子を切り貼りする。佐藤准教授らは、酵素の「はさみ」を二つに分けた状態にして、青い光に反応すると二つが結合するたんぱく質をつけた。この酵素を細胞に入れても遺伝子は切れないが、細胞に青い光を当てると「はさみ」が復活して遺伝子を切り、光を当てるのを止めると遺伝子を切る反応も止まる。

     光で「はさみ」を使ったり止めたりできるこの技術を応用すれば、遺伝子を切り貼りしたい細胞だけに光を当てて遺伝子を改変することなどが可能になるという。山本卓・広島大教授(ゲノム生物学)は「ゲノム編集技術を発展させる重要な成果だ」と話している。
    http://www.yomiuri.co.jp/science/20150621-OYT1T50020.html

    返信削除
  117. 「ゲノム編集」で1.5倍の大きさの魚に
    7月29日 18時54分

    これまでの遺伝子組み換え技術よりもはるかに正確に遺伝子を操作できる「ゲノム編集」と呼ばれる技術を使い、高級魚として知られる「マダイ」を通常の1.5倍程度の重さにまで大きくすることに京都大学などの研究グループが成功しました。今後、魚の品種改良が本格的に始まる可能性があると注目されています。

    研究を行ったのは京都大学の木下政人助教と近畿大学などのグループです。
    「ゲノム編集」は、これまでの遺伝子組み換え技術よりもはるかに正確に遺伝子を操作できる技術で、ここ数年、急速に研究が進んでいます。
    研究グループは、この技術を使い、高級魚として知られるマダイで筋肉の量を調節している「ミオスタチン」という遺伝子を操作しました。
    その結果、ふ化して1年の時点で、大きいもので通常の1.2倍から1.5倍の重さにまで育つマダイを作り出すことに成功したということです。
    食品としての安全性は、今後、検討されるということですが、この技術を使って魚の品種改良が本格的に始まる可能性があると注目されています。
    木下助教は「ゲノム編集により水産物の品種改良が大きく進めば、食糧問題にも貢献できると考えられる」と話しています。
    ゲノム編集を巡っては、すでに筋肉の量が従来の2倍ある牛などが作られる一方で、中国の研究グループがヒトの受精卵で遺伝子を改変したとする論文を発表し、倫理的な問題も指摘されています。

    遺伝子をねらいどおり操作可能

    「ゲノム編集」は、生物の遺伝子をねらいどおりに操作できる技術で、いわば生命の設計図を自在に書き換えることができるものです。これまでにも「遺伝子組み換え」と呼ばれる技術はありましたが、大きな違いは、「偶然」ではなく「ねらいどおり」に操作できる点です。
    「遺伝子組み換え」の場合、遺伝子の中の特定の場所に別の遺伝子を入れることで生物の持つ特性を変え、「農薬に強い大豆」や「害虫がつきにくいトウモロコシ」などが作られてきました。しかし、この特定の場所に別の遺伝子を入れる作業は何千回、何万回試して初めて入れることができるという「偶然」に頼っていて、簡単ではありませんでした。
    これに対し、ねらいどおりにできるようにしようと開発されてきたのが「ゲノム編集」の技術です。鍵となったのは、遺伝子を切り貼りするはさみの役割をしている物質をねらった場所に届ける技術の開発です。1990年代からいくつかの方法が開発されてきましたが、おととし発表された「クリスパー・キャス法」という新たな方法が画期的で、一気に研究が進むことになりました。「クリスパー・キャス法」では、遺伝子の特定の場所を探しだし、そこに、はさみの役割をする物質を誘導することができます。狙った遺伝子を働かなくさせたり、その場所に別の遺伝子を入れたりすることが簡単かつ正確に行えるようになり、研究が急速に進展するようになったのです。

    ゲノム編集によるさまざまな研究

    ゲノム編集の技術を使った研究は、さまざまな分野で進んでいます。
    中央大学理工学部の原山重明教授のグループは、藻の遺伝子をゲノム編集で操作し、新たなエネルギー源にしようと研究を行っています。藻は油とデンプンを蓄えていますが、グループでは、デンプンを作る機能をなくせば油の量が増えるのではと考えました。そして、ゲノム編集でデンプンを作る遺伝子を働かなくしたところ、油の量が1.5倍に増えたということです。
    また、アメリカではゲノム編集で牛の遺伝子を操作し、肉の量が従来の2倍ある牛も開発されていいます。食料難のアフリカなどに売り込む計画だということです。
    さらに、愛知県岡崎市にある基礎生物学研究所の田中実准教授などのグループは、メダカの受精卵に含まれる特定の遺伝子を働かなくなるように操作しました。すると通常は卵子が作られる卵巣で、精子が作られるようになったということです。
    一方、「ゲノム編集」の技術がヒトの受精卵に応用され、倫理的な問題が指摘される事態も起きています。ことし4月、中国の広州市にある大学の研究チームが、ゲノム編集の技術を使って、ヒトの受精卵で血液の病気に関する遺伝子の改変を行ったと論文で発表しました。専門家は、この技術がヒトに応用された世界で初のケースではないかとしたうえで、ゲノム編集の技術をヒトでどのように応用していくのか議論が必要だとしていて、技術を利用するうえでの基準やルール作りの必要性が指摘されています。

    専門家「問題引き起こす可能性も」

    ゲノム編集の技術について、生命倫理に詳しい北海道大学の石井哲也教授は「ゲノム編集の技術を使えば、いろんな作物でも動物でも、ひいては人間でも、遺伝子を改変して短期間に狙ったものを作れるので、遺伝子工学を格段に進歩させた社会に大きなインパクトをもたらす技術だと言える。ただ、世界に対して恩恵をもたらすだけでなく問題を引き起こす可能性もある。ゲノム編集で作られた食料を一般の人たちが受け入れるのかどうかのコミュニケーションや、ヒトを対象にした応用がどのような研究なら認められるのかなどの議論やルール作りが必要な時期に来ている」と指摘しています。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150729/k10010171241000.html

    返信削除
    返信
    1. 創作ストーリー先行型研究ごっこで世間だましのネットワーク…

      削除
  118. タコの全遺伝情報を解読 生態の謎解明へ
    8月13日 5時33分

    とても賢い動物として知られるタコのすべての遺伝情報の解読に、日本やアメリカの研究チームが成功し、謎の多いタコの生態の解明につながるものと注目されています。

    沖縄県にある沖縄科学技術大学院大学や、アメリカのシカゴ大学などで作る研究チームは、無脊椎動物の中でも特に高い知能を持つとされるタコのすべての遺伝情報を、3年かけて解読しました。
    その結果、生命の設計図とも言われる、一組ずつ対になった塩基と呼ばれる遺伝情報が、27億対と、31億対あるヒトとほぼ同じであることが分かりました。
    また、体の元になるたんぱく質を作る3万余りの遺伝子のうち、1割がタコにしか見られないもので、これらの遺伝子は、皮膚や手足など神経が集まる部分から多く見つかったということです。
    タコは体の色を自在に変えられるほか、餌を見つけると瞬時に手足を伸ばして捕まえることができるなど、神経が関わる組織が発達していますが、その生態や進化の過程は謎に包まれています。
    研究を行った沖縄科学技術大学院大学のオレグ・シマコフ研究員は、「無脊椎動物の中でも並外れた知能や能力を持つタコの謎にゲノム研究で迫っていきたい」と話しています。
    今回の成果は、日本時間の13日に発行されるイギリスの科学雑誌「ネイチャー」の表紙も飾り、世界から注目されそうです。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150813/k10010188161000.html

    返信削除
    返信
    1. DNA塩基配列で生態解明(笑)。

      いくらなんでも飛躍しすぎだろうに…

      削除
    2. オレグ・シマコフ・沖縄科学技術大学院大学研究員「無脊椎動物の中でも並外れた知能や能力を持つタコの謎にゲノム研究で迫っていきたい」

      ずいぶんなクワセモノをかかえてんだな…科学研究者風インチキいかさま詐欺師ペテン師だろ…

      削除
    3. 「ゲノム研究」って、総じてその程度のものなのか?(笑)。

      削除
    4. 2015年8月11日(火)
      サンゴ礁 再生へ DNA解析で挑む

      望月
      「急速に失われているサンゴ礁。
      最新の科学研究で、再生の道筋が見えてきそうです。」

      豊かな生き物を育むサンゴ礁。
      世界の海に占める面積は僅か1%ですが、地球上の海洋生物の25%が暮らしているとされ、「海の熱帯林」と呼ばれています。
      しかし、世界のサンゴ礁は大きな危機にさらされています。
      サンゴが白くなり死滅する「白化現象」が20年ほど前から世界規模で発生し、沖縄本島では15年間でサンゴ礁の面積がおよそ7割も減りました。
      アメリカの研究では、2050年には世界のサンゴ礁のほとんどが生息の危機にさらされるという非常に厳しい予測もあります。

      望月
      「科学文化部の黒瀬記者とお伝えしていきます。
      サンゴの大規模な減少、海の生き物の25%が暮らす、その住みかもなくなるかもしれない深刻な状況だということなんですが、食い止めることはできないんでしょうか?」

      黒瀬記者
      「非常に難しい問題になっています。
      サンゴはイソギンチャクの仲間の動物なんですが、その生態はよく分かっておらず、なぜ死滅するのか、原因は突き止められていないからです。
      海水温の上昇や水質の汚染などが考えられていますが、本当の原因は特定できていません。

      こうした中、沖縄で進められている、ある研究が今、注目されています。
      最先端のDNA解析技術でサンゴの生態を解明しようというもので、死滅したサンゴの再生にもつながる可能性があると期待されているんです。」

      サンゴ礁 再生へ DNA解析で挑む

      サンゴ礁の研究を進めている、沖縄科学技術大学院大学です。
      研究員の新里宙也(しんざと・ちゅうや)さんです。
      4年前、世界で初めて、サンゴの「からだの設計図」とも言える「ゲノム」と呼ばれる遺伝情報をすべて解読することに成功しました。

      沖縄科学技術大学院大学 新里宙也研究員
      「組織を溶かす液を入れます。」

      ゲノムを解読するには、採取したサンゴのかけらを特殊な液体につけて、中のDNAを溶かし出します。
      そして、DNAが溶け込んだ液体を最新鋭の解析器にかけて、情報を読み取ります。
      3年かけて解読した情報の数は、全部で4億2,000万個に上ります。
      新里さんは、この膨大な遺伝情報をもとに、スーパーコンピューターを使ってサンゴの体の仕組みを詳しく調べました。

      その結果、最も代表的なサンゴは、生きるのに欠かせないアミノ酸の一種をみずから作ることができないことが分かりました。
      その重要なアミノ酸を代わりに供給していたのが、サンゴの体内で暮らしている「褐虫藻(かっちゅうそう)」です。
      植物プランクトンの一種で、大きさは100分の1ミリほどです。

      褐虫藻がサンゴの体内にいることで、サンゴは特有の褐色をしています。
      サンゴが死滅する際に白くなる白化現象は、この褐虫藻がいなくなることによって起きることは分かっていました。
      今回の研究で、褐虫藻がいなくなることによって重要なアミノ酸の供給が途絶え、サンゴの死滅につながっている可能性が初めて分かってきました。

      サンゴ礁 再生へ DNA解析で挑む

      和久田
      「サンゴの生死のカギを、褐虫藻が握っていたということですね。
      つまり、この褐虫藻を守っていけば、サンゴは守れるんでしょうか?」

      黒瀬記者
      「研究者も、そこに注目しています。
      褐虫藻が生育しやすい環境とはどんな環境なのか、褐虫藻のDNA解析を進めることで明らかにしようとしています。
      研究は始まったばかりですが、サンゴを守る道筋も見えてくる可能性があります。」

      望月
      「その褐虫藻の研究が進めば、今あるサンゴ礁の保護につながるかもしれないということなんですね。
      その一方で、一度死滅してしまったサンゴ礁は再生できるものなんでしょうか?」

      黒瀬記者
      「今回の研究では、その点についても新しい発見がありました。
      これまでもサンゴ礁を再生する取り組みとして、サンゴの『移植』というものが行われています。
      この移植を効果的に進めるためのヒントが分かったんです。

      今回の調査では、沖縄の各地の海域であわせて144個のサンゴを採取し、全てについて遺伝情報を解読しました。
      その結果、海域によってタイプが異なる4つのグループに分かれていることがわかりました。

      これまで、豊かなサンゴが残る慶良間諸島から、多くが死滅している沖縄本島の周辺への移植などが行われてきましたが、必ずしもサンゴにとって適した環境ではない可能性があるのです。」

      沖縄科学技術大学院大学 新里宙也研究員
      「今までだと豊かなサンゴがある所を守れば再生できると思われていたが、意外とそうではなかったという結果なので、地域ごとのサンゴの保護が今後求められる。」

      和久田
      「サンゴを守っていくためには、地域ごとにサンゴを守って育てていくことが大切だとわかったんですね。」

      黒瀬記者
      「そうなんです。
      そうした、地域ごとにサンゴを再生させる取り組みで柱の1つになるのが『養殖』です。

      恩納村の沖合にある、サンゴを人工的に育てる養殖場です。
      この養殖場では、地域ごとの遺伝子にも配慮した緻密な管理を行ってサンゴを育てるという、世界でも初めての試みが去年(2014年)から始まっています。
      沖縄県ではサンゴを再生させる取り組みが20年以上前から行われていますが、これまでは、なぜ死滅するのか原因が分からない中で養殖や移植が進められ、効果もよくわかりませんでした。
      今後は、DNAの解析を通じて、サンゴの生態や地域ごとの事情を正確に把握しながら、サンゴの再生に向けた取り組みが進むことが期待されています。」
      http://www.nhk.or.jp/ohayou/marugoto/2015/08/0811.html

      削除
    5. 【科学】タコの全遺伝情報を解読 生態の謎解明へ [NHK]
      http://daily.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1439411786/

      【遺伝学】タコのゲノム解読に成功‐トランスポゾンが半分占める/沖縄科学技術大学院大など
      http://anago.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1439417399/

      「ゲノム」に関連するニュース
      http://www.2nn.jp/word/%E3%82%B2%E3%83%8E%E3%83%A0

      削除
    6. 「解剖学者や細菌学者を招いて病気の診断を乞う」…
      https://www.google.co.jp/search?q=%E8%A7%A3%E5%89%96%E5%AD%A6%E8%80%85%E3%82%84%E7%B4%B0%E8%8F%8C%E5%AD%A6%E8%80%85%E3%82%92%E6%8B%9B%E3%81%84%E3%81%A6%E7%97%85%E6%B0%97%E3%81%AE%E8%A8%BA%E6%96%AD%E3%82%92%E4%B9%9E%E3%81%86+%E6%99%82%E6%9E%9D%E8%AA%A0%E8%A8%98

      削除
    7. 一種の「ラマルキズム」復興再生運動なのかもね…
      https://www.google.co.jp/search?q=%E3%83%A9%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%82%AD%E3%82%BA%E3%83%A0

      「遺伝学」ってのは、どうしても何がしかのバイアスを帯びがち…

      どこかしら「優生学」とも密接につながっている風もある。

      削除
    8. そういえば「遺伝学」の大先生といえば…
      https://www.google.co.jp/search?q=%E4%BA%94%E6%A2%9D%E5%A0%80%E5%AD%9D

      KAKEN - 五條堀 孝(50162136)
      https://kaken.nii.ac.jp/d/r/50162136.ja.html

      桁違いの「研究費」…

      生命システムの解明に向けた統合的ゲノム研究
      Genome science towards the understanding of life
      2000年度~2005年度
      https://kaken.nii.ac.jp/d/p/12201001.ja.html
      >配分額 総額:2982100千円

      ヒト疾患における遺伝要因のゲノム的解析と分子病態の解明
      Genomic analysis on genetic factors of human diseases and elucidation of their molecular mechanisms
      2000年度~2005年度
      https://kaken.nii.ac.jp/d/p/12201001.ja.html
      >配分額 総額:3248700千円

      削除
  119. 脳の構造 5億年以上前に形成か
    2月16日 1時30分

    進化の過程で、およそ5億年前に人類などの祖先と分かれたと考えられている原始的な特徴を持つ生物の「胚」に、大脳や小脳のもととなる部分があることを理化学研究所などのグループが突き止めました。研究グループは、人類などの脳の基本的な構造が5億年以上前に形づくられていたことを示す成果だとしています。

    神戸市にある理化学研究所の倉谷滋主任研究員と兵庫医科大学などのグループは、進化の過程で脳がどのように発達したかを探るため、深海に住む原始的な特徴を持つ脊椎動物のヌタウナギとヤツメウナギについて、それぞれの受精卵が成長した「胚」を詳しく分析しました。
    その結果、大脳や小脳のもととなる部分があることを突き止めました。これらの生物の祖先は、およそ5億年前、人類などの祖先と分かれたと考えられていて、研究グループは、人類などの脳の基本的な構造が5億年以上前に形づくられていたことを示す成果だとしています。
    倉谷主任研究員は、「私たちの脳の基本構造が進化の極めて早い段階でできていたことが分かった。進化の過程を解明するうえで貴重な成果だ」と話しています。この研究成果は、イギリスの科学雑誌「ネイチャー」に掲載されます。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160216/k10010410611000.html

    返信削除
    返信
    1. >原始的な特徴を持つ脊椎動物のヌタウナギとヤツメウナギ

      それは、どこまでいっても、現時点の結果の姿でしかない…

      それから「進化」を導き出すことはできない。

      削除
  120. 「働かないアリ、集団の絶滅防ぐ」…北大発表
    2016年2月16日20時17分

     アリの集団が長期間存続するためには、働かないアリが一定の割合で存在する必要があるとの研究成果を、北海道大の長谷川英祐准教授らのチームが16日、英科学誌サイエンティフィック・リポーツに発表した。

     長谷川准教授は、「普段働かないアリがいざという時に働いて、集団の絶滅を防いでいる」と話す。

     これまでの研究で、アリの集団には常に2~3割、ほとんど働かないアリが存在することがわかっている。働くアリだけを集めると一部が働かなくなり、働かないアリだけを集めると一部が働き始めるが、その理由はナゾだった。

     チームは、様々な働き方のアリの集団をコンピューターで模擬的に作成、どの集団が長く存続するかを調べた。その結果、働き方が均一な集団よりもバラバラの集団の方が、働くアリが疲れて動けなった時に、普段は働かないアリが代わりに働き始めるため、長く存続した。

     実際に8集団1200匹のアリを観察すると、働くアリが休んだ時、それまで働いていなかったアリが活動し始めることが確認できたという。

     浅見崇比呂たかひろ・信州大教授(進化生物学)の話「休んでいるアリの重要性を示した価値ある成果だ。人間も休むことが大切だと、改めて気付かせてくれる」
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20160216-118-OYT1T50149

    返信削除
    返信
    1. 2月17日 よみうり寸評
      2016年2月17日15時0分

       深夜に何げなく見ていた昭和の映画だった。「おかげさまで、月月火水木金金の忙しさです」。商売のこんなあいさつを聞いた◆土日が永遠にこない1週間の言い方である。戦中は厳しい訓練の日々が軍歌にうたわれた。映画は後の高度成長時代を映す。モーレツに働くことがたたえられ、その価値観はつい最近までしぶとく残っていたかに思う◆その虫は葉陰から人間社会をどう観察したろう。アリである。北海道大学の研究で、「休み」の効率よい取得により集団の絶滅を防いでいることがわかったという◆アリの集団には常に2~3割、働かないものがいる。しかしサボっているわけではなく、働くアリが疲れてくると、代わりに動き始めることが確認された◆教訓とすべきである。休まないと、群れも個体も衰弱する。何も休みは職場だけの必需品ではないだろう。世情を眺めれば、子育て、介護と個体で先に危機が深まっているように思える◆月火水木土日日――既に週休3日制を始めた企業もある。広がっていくか。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20160217-118-OYTPT50359

      削除
    2. アリとキリギリス、イソップ物語(寓話)…(笑)。

      削除
  121. 日本シバの遺伝情報すべて解読 宮崎大など
    3月15日 4時30分

    ゴルフ場などのスポーツ施設や日本庭園などで広く使われている「日本シバ」の遺伝情報をすべて解読することに世界で初めて成功したと、宮崎大学などの研究グループが発表しました。冬でも枯れない寒さに強い日本シバの開発に役立つとしています。

    「日本シバ」は国内で45品種が登録され、ゴルフ場などのスポーツ施設のほか日本庭園や学校の運動場などでも広く使われています。暑さに強く夏には青々としているのが特徴ですが、寒さに弱いため冬場には枯れてしまいます。
    「日本シバ」について、宮崎大学と千葉県にあるかずさDNA研究所などの研究グループは、去年3月からゲノムと呼ばれる遺伝情報の解読を進め、3億3400万対に上る塩基配列をすべて解読したと発表しました。グループによりますと、日本シバのゲノムには遺伝子がおよそ6万個あり、植物としての特徴を決めているとみられるということです。
    グループでは、今後遺伝子一つ一つの働きを明らかにし、寒さに強いシバの開発のほか、シバと同じイネ科のコムギやイネでも暑さや寒さに強い品種の開発につなげたいとしています。宮崎大学農学部の明石良教授は「現在新しい品種を作るには品種改良を繰り返し、最低5年はかかっているが、研究成果を活用すれば少なくとも3年は短縮できる。低温や高温に強いなど付加価値の高い植物を市場に提供できるようにしたい」と話しています。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160315/k10010443351000.html

    返信削除
  122. ソバの全遺伝情報 解読…京大助教らチーム=京都
    2016年4月1日5時0分

     ◇低アレルギー品種開発も

     ソバのゲノム(全遺伝情報)解読に、京都大の安井康夫助教らの研究チームが世界で初めて成功した。アレルギーの発症に関係する遺伝子が特定の位置に集中していることを突き止め、「アレルギーが起きにくいソバの開発につながる」としている。近く英国の科学誌「DNAリサーチ」電子版に掲載される。

     研究チームは、京大で育ててきた実験用のソバを使って解読。3万5816個の遺伝子の機能を予測できた。このうち、急性アレルギー症状を引き起こすたんぱく質を作る遺伝子や、類似の遺伝子計4個を近接した箇所で確認。放射線の一種・イオンビームで除去することなどにより、アレルギー性の低い品種が生まれる可能性があるという。

     ソバを原材料とする食品は、アレルギーの発症率こそ低いが、時に重篤な症状や死を招くことがある。安井助教は「そばは日本の重要な食文化。ゲノム科学で安全性が高まれば、もっと海外に売り込むことができる」と話している。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20160331-119-OYTNT50362

    返信削除
  123. 独バイエル 遺伝子組み換え種子の米企業に買収提案
    5月23日 21時05分

    ドイツの大手医薬品メーカー、バイエルは、遺伝子組み換え種子の製造・販売で世界最大手のアメリカのメーカーに対し、日本円にしておよそ6兆8000億円で買収するという提案を行ったと発表しました。

    ドイツの大手医薬品メーカー、バイエルが23日に発表したところによりますと、バイエルは、遺伝子組み換え種子の製造・販売で世界最大手、アメリカのモンサントに対し、すべての株式をおよそ620億ドル(およそ6兆8000億円)で買収するという提案を行ったということです。
    バイエルは、今回の買収によって、モンサントが持つ遺伝子組み換えなどの最先端の技術を取り込むねらいがあり、買収の3年後には1600億円を超える利益の押し上げが期待できるとしています。
    買収が実現すれば、農薬や種子の分野で、世界最大のメーカーが誕生する見通しで、この提案に対し、モンサントがどう対応するかが焦点となります。
    世界の農薬・種子メーカーは、穀物価格の低迷の長期化を背景に経営環境が厳しさを増していて、去年12月にアメリカの大手、ダウ・ケミカルとデュポンが合併することで合意したほか、ことし2月には、中国国有の化学メーカーがスイスの大手農薬メーカーを買収することで合意するなど、大がかりな再編が相次いでいます。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160523/k10010532311000.html

    返信削除
  124. 受粉せずに赤いトマト ゲノム編集で成功
    9月5日 17時06分

    野菜のトマトは花粉が雌しべに付く「受粉」と呼ばれる過程を経て赤い実が出来ますが、遺伝子の情報を自在に書き換えられる「ゲノム編集」と呼ばれる技術を使って、受粉しないでも赤い実ができるトマトを作り出すことに徳島大学の研究グループが成功しました。受粉はトマト栽培の中でも手間のかかる作業で、実用化されれば高齢化が進む農家にとって、農作業を大幅に軽減できる可能性があると注目を集めています。

    この研究を行ったのは、徳島大学生物資源産業学部の刑部敬史教授のグループです。グループは生命の設計図にあたる遺伝情報を自在に書き換えられる「ゲノム編集」と呼ばれる技術を使って、トマトの葉の組織に含まれる遺伝子を操作しました。
    操作したのはトマトの実ができるのを抑える働きをしている遺伝子で、この遺伝子の一部を書き換えて働きを止めたところ、受粉の過程を経ないでも赤い実がなるトマトを作り出すことに成功したということです。
    トマトは野菜の中でも生産量が最も多いもののひとつで、通常、受粉しないと実がならないため、手作業などで受粉させていますが、農家にとっては負担の重い農作業です。
    ゲノム編集の技術で受粉せずに実がなるトマトを開発したのは世界で初めてで、研究グループは農家の高齢化が進む中、農作業を最大で20%程度削減することが期待できるとしています。
    研究を行った刑部教授は「実際に市場に出すためには、今後、安全性の確認などまだまだ課題は残されているが、農作業の軽減やコストの削減ができるなど、高齢化する農業を支える技術になると思う」と話しています。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160905/k10010670841000.html

    返信削除
    返信
    1. 別に「受粉」しなくたって「結実」可能だぜ…

      「トマトトーン」
      https://www.google.co.jp/search?q=%E3%83%88%E3%83%9E%E3%83%88%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%B3

      削除
    2. 「ゲノム編集」便乗研究詐欺まがい商法…

      削除
  125. 2倍速で育つトラフグ ゲノム編集で
    9月5日 19時39分

    「てっちり」や「てっさ」などのふぐ料理に使われる高級魚、「トラフグ」は、最近では外国人観光客からも人気ですが、「ゲノム編集」と呼ばれる生命の遺伝情報を自在に書き換えられる技術を使って、通常の2倍のスピードで成長する「トラフグ」を作り出すことに京都大学などのグループが成功しました。養殖だと2年かかるところを1年ほどで出荷できる状態になるということで、グループでは、「高級魚のトラフグを、短期間に育てられるようになれば、価格も下がり、もっと多くの人に手軽に食べてもらえるようになる」と話しています。

    京都大学の木下政人助教と、水産研究・教育機構のグループは、生命の設計図にあたる遺伝情報を自在に書き換えられる「ゲノム編集」と呼ばれる技術を使って、トラフグの受精卵に含まれる遺伝子を操作しました。

    まず、筋肉の成長を抑えている「ミオスタチン」という遺伝子を操作し、働かなくしたところ、ふぐの身の部分が、通常の1.4倍ほどある肉付きのよいトラフグを作り出すことができたということです。
    続いて、ふぐの食欲を抑えている遺伝子を操作し、働かなくしたところ、エサを食べる量が増え、骨の成長や体重が増えるスピードがあがって通常の2倍のスピードで成長するようになったということです。

    その結果、通常だと養殖して市場に出荷するまで2年ほど必要ですが、1年ほどで出荷できるまでに成長したということです。こうした技術を使えば、生産コストの大幅な削減が可能で、グループでは、今後、さらに多くのトラフグで実験を重ね、技術を確立したいとしています。
    そのうえで、ゲノム編集をしたトラフグの食品としての安全性も確認し、数年後には、実用化に向けて量産できる体制を整えたいとしています。

    木下助教は、「トラフグは高級魚だが、ゲノム編集の技術を使って肉づきのいいトラフグや、成長スピードの速いトラフグを量産できるようになれば、価格が下がり、多くの人にもっと手軽に食べてもらえるようになる」と話しています。

    養殖業者「安全性確認されれば活用したい」

    トラフグなどの海水魚を養殖する生産者でつくる全国海水養魚協会の中平博史専務理事は、「今後、ゲノム編集をしたトラフグの安全性が確認され、消費者の皆さんが受け入れてくれるならば、活用したい技術だ。天然のトラフグは、年々漁獲量が減少していて、流通しているトラフグのほとんどは養殖だ。しかし、養殖産業はなかなか利益が上がらず、高齢化していて、後継者不足が課題となっている。ゲノム編集の技術が実用化されて生産コストを抑えられ、利益を生み出せる体制ができれば、そうした問題を解消し、輸出の拡大など、養殖産業の発展にもつながるのではないか」と話しています。

    注目の技術「ゲノム編集」とは

    「ゲノム編集」は、生命の設計図にあたる遺伝情報を自在に書き換えられる画期的な技術で将来、ノーベル賞を受賞する可能性もあると注目されています。
    魚や野菜の品種改良では、目的の遺伝子の変化が偶然起きるまで何千回、何万回と試験を繰り返すことが必要で、長い時間と手間がかかります。
    しかし、ゲノム編集では、遺伝子の特定の場所の配列を狙いどおりに取り除いたり、新たな配列を組み入れたりして遺伝情報を書き換えることができるようになりました。
    特に、4年前に開発された「クリスパー・キャス法」と呼ばれる方法は、低コストでより簡単に狙った遺伝子を操作することが可能となり、この方法を使って、アレルギーの原因となる遺伝子を持たないニワトリの卵や、発芽せず、毒のないジャガイモなどの研究が進められています。
    また、医療の分野では、ゲノム編集の技術を使って、ヒトの病気のメカニズムや治療法を解明するための実験動物が作られているほか、アメリカでは、エイズの治療にも応用できないか研究が進められています。

    着目したのは肥満の人の遺伝子

    通常の2倍のスピードで成長するトラフグを作り出す研究で、京都大学などのグループが注目したのは、肥満の人の遺伝子でした。
    日本肥満学会の常務理事で、自治医科大学の矢田俊彦教授によりますと、肥満の人のおよそ1%は生まれつき食欲を抑える遺伝子に異常があると言われていて、通常よりも多く食事を取ったり、体の成長を促すインスリンが成長期に多く分泌されたりするために、体重が急激に増え、身長の伸びるスピードも速いということです。
    京都大学などのグループは、トラフグでもこの食欲を抑える遺伝子をゲノム編集の技術で働かなくさせれば、同じような現象が起きるのではないかとして研究を始めました。

    出荷に審査不要か 農水省「他省庁と協議したい」

    農林水産省によりますと、従来の遺伝子組換え技術で作った「遺伝子組換え生物」は、食品としての安全性を確かめる「食品衛生法」と、野生生物や自然環境への影響を確かめる「カルタヘナ法」で、国の定める基準や審査を満たした場合、市場への出荷が認められています。
    しかし、外部から遺伝子の一部を生物に導入する遺伝子組換え技術とは異なり、今回のゲノム編集によるトラフグは、体内にある遺伝子を働かなくさせただけなので、これらの法律の規制対象になるかどうかはまだ決まっていないということです。
    ゲノム編集を使った研究は、急速な進展を見せていて、農林水産省は、法律を所管する厚生労働省や環境省と、今後、対応を協議したいとしています。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160905/k10010671111000.html

    返信削除
  126. 難聴、内耳の毛の異常原因
    遺伝子特定、マウスに症状
    2016/10/5 20:14

     遺伝性の難聴は、特定の遺伝子の異常により、音を捉える内耳の「毛」の形が崩れることが一因になって起きることを、神戸大や京都大のチームが解明し、5日付の欧州分子生物学機構の科学誌電子版に発表した。

     この遺伝子を操作して人間と同じ難聴の症状を示すマウスの作製に成功しており、毛の形を正常にする治療薬の研究、開発に役立つという。

     神戸大バイオシグナル総合研究センターの上山健彦准教授(脳科学)は「生まれたときからの難聴だけでなく、高齢になって発症した場合の治療にも応用できるようになれば」と話している。

     遺伝性難聴は、新生児の約千人に1~2人が発症する。
    http://this.kiji.is/156359044637672953

    返信削除
    返信
    1. 感音難聴の遺伝子変異を特定 神戸大などのグループ
      2016/10/5 19:00

       内耳や神経の病気で症状が現れる遺伝性の感音難聴について、神戸大などの研究グループは5日、原因となる遺伝子変異を特定したと発表した。病気の状態を再現したマウスの作製にも成功。感音難聴の治療薬開発が期待できるという。研究成果は、欧州分子生物学機構の専門誌(電子版)に掲載された。

       感音難聴は、音の内容がはっきりせず、全く聞こえなくなることもある。遺伝性感音難聴の患者は千人に1~2人と高い確率で出生する。だが、後天性(老人性)も含めて有効な治療法は確立されていない。

       研究グループは、最新の解読装置で難聴患者1120例の遺伝子を調べ、2家系で遺伝子「DIA1」の変異を特定した。

       聴覚は、鼓膜の奥にあり、アクチンというタンパク質でできている器官「聴毛」が、一定の長さに保たれ振動することで生じる。実験では、DIA1の変異が、アクチンからなる聴毛を過剰に伸長させることが分かった。

       さらに、このDIA1に変異があるマウスを作製すると難聴になったため、原因遺伝子と断定した。グループの一人、神戸大バイオシグナル総合研究センターの上山健彦准教授は「アクチンは遺伝性感音難聴の3分の1に関わり、後天性でも関係している可能性はある。マウスを使えば治療薬開発が期待できる」と話す。(森 信弘)
      http://this.kiji.is/156343464669677048

      削除
    2. 遺伝性難聴の原因遺伝子を特定 神戸大
      10月6日 21時05分

      年齢が高くなるにつれて、聴覚に障害が出る「遺伝性難聴」の原因と見られる遺伝子を特定したと、神戸大学などのグループが発表しました。治療法の開発につながるのではないかと期待されています。

      神戸大学の上山健彦准教授などのグループが、原因が分からない難聴の患者1120人の遺伝子を詳しく分析したところ、一部の人たちで「DIA1」(ディア・ワン)と呼ばれる遺伝子にわずかな変異があることを突き止めました。

      耳の中では、毛が生えた特定の細胞が音を感知する働きをしていますが、この遺伝子に変異があると、毛の部分を作る「アクチン」というたんぱく質が変化し、毛が正しく作られないことがわかったということです。
      さらに、研究グループが「DIA1」に異常があるマウスを作ったところ、年齢が高くなるにつれて、聴覚に障害が出るヒトの遺伝性難聴とよく似た症状が確認されたということです。

      遺伝性難聴は500人から1000人に1人の割合で起きると言われ、研究グループはこの遺伝子が原因の1つと見られるとしています。
      上山准教授は「今後、遺伝子が関わる働きを正常にする薬を開発できれば、新たな治療法につながるのではないか」と話しています。
      http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161006/k10010720251000.html

      削除
  127. 類人猿も他者の立場で行動を推測か 京都大など研究
    10月7日 7時40分

    チンパンジーなどの類人猿に特定の映像を見せ、どこに注目しているか、特殊な装置で分析したところ、映像に登場する人の立場に立って行動を推測していると見られることがわかったと、京都大学などのグループが発表しました。こうした能力はこれまでヒトにしか備わっていないと考えられてきたということです。

    京都大学野生動物研究センターの平田聡教授やドイツの研究機関などでつくるグループは、チンパンジーやボノボなど40頭の類人猿に、心理テストを参考に作られた映像を見せ、画面のどこに注目しているか、特殊な装置で分析しました。
    はじめに、左右2つの干し草の山のうち片方に動物が逃げ込み、それを見た人が動物が隠れた干し草を棒でたたくという内容の映像を見せました。続いて、動物がいったん隠れたあと、人が見ていない隙にこっそり逃げ出したという映像を見せると、その後、40頭のうち半数の20頭が、動物がいったん隠れたほうの干し草に注目し、別の干し草に目を向けたのは10頭だったということです。
    研究グループは、動物が逃げたことを知らない人の立場に立って行動を推測していると見られると分析しています。
    平田教授は「こうした能力はこれまでヒトにしか備わっていないと考えられてきたが、類人猿も持つと考えられる。心の進化の過程を解き明かすきっかけになる」と話しています。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161007/k10010720891000.html

    返信削除
    返信
    1. 「映像を見せ」ても、人が受け取るのとは同じではないだろうに…

      削除
  128. オートファジー促進する遺伝子の働き 新たに解明
    10月21日 4時15分

    東京工業大学栄誉教授の大隅良典さんが、その仕組みを解明し、ことしのノーベル医学・生理学賞を受賞することになった、細胞内部のリサイクルのメカニズム「オートファジー」について、東京大学のグループが、リサイクルを効率的に行う7つの遺伝子の働きを新たに解明したと発表しました。

    オートファジーは細胞内の不要になった、たんぱく質などを二重の膜で取り囲んで分解し、必要なものに作り替える、いわばリサイクルのメカニズムで東京工業大学栄誉教授の大隅良典さんが、世界に先駆けてその仕組みを解明し、ことしのノーベル医学・生理学賞の受賞者に選ばれました。

    今回新たな研究成果を発表したのは、大隅さんの下で長年研究を行ってきた東京大学の水島昇教授などのグループで、オートファジーに関わる7つの遺伝子をマウスを使った実験で分析し、これらの遺伝子がないと通常、数分で始まるたんぱく質の分解が、1時間以上かかる事を突き止めたということです。

    オートファジーが働くうえで必要不可欠な遺伝子は、大隅さんが、すでに発見していますが、オートファジーと、がんなどの病気や老化などの関連を解明するためには、今回のように関連する遺伝子の働きを明らかにしていく事が重要になります。

    水島教授は「今後は機能のわからない遺伝子の役割を解明し、オートファジーの全過程を細かく知ることが重要になる。今回の成果を基にさらに基礎研究を進め、全容を解明していきたい」と話しています。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161021/k10010737451000.html

    返信削除
  129. DNA情報に基づくがんの個別化治療が可能に!
    2016年10月21日12時0分

     私が医学部を卒業した30年前ごろは、前立腺がんは日本人には大変少ないがんでしたが、今では男性がかかるがんで最も多くなってしまいました。よくがん家系というように、がんのなりやすさは遺伝も関係するといわれています。特に前立腺がんは父親や、兄弟がなっていると高率に発症するといわれており、このような「家族歴」がある方には40歳からのPSA検査が勧められています。がんが前立腺内にとどまっていれば手術や放射線治療で根治できる可能性が高いのですが、がんが転移している場合には薬物治療を行います。

     これまでのがんの薬物治療は、大勢の患者を平等にいくつかのグループに分けて治療の効果を調べる「臨床試験」により効果が判定され、保険が適用される「標準治療」となってきました。しかし、どのような薬でも効果が出る人とそうでない人がいます。高血圧や糖尿病といった生活習慣病ではある薬を服用して、どうも効果がはかばかしくなかったら、別の薬に変えることができますが、元気で生活できる時間が限られているがん患者さんでは、効果のある薬剤に早く巡り合うことが、大変重要になってきます。これまでは医師の経験や情報により、どの薬が効果的か、また副作用はどの程度かを医師と患者・ご家族が話し合って決めていました。

    編集機能の遺伝子が不足がちなDNAの人に効果

     しかし、より直接的な方法として、ごく最近になって、自分のDNAにある特徴があれば、薬剤が効かなくなった前立腺がんでも効果があることがわかってきました。からだの細胞は、絶えず細胞分裂を行い、DNAをコピーしていますが、しばしばコピーにも間違いが生じます。細胞にはこの間違いを訂正するDNA編集機能が備わっています。がん細胞は、正常の細胞よりも、増殖のスピードが速く、このコピーでの間違いが起こりやすい特徴があります。

     新しい薬剤は、このDNA編集機能をストップすることで、がん細胞を殺してしまう画期的なものです。この薬剤(オラパリブといいます)は、そもそもDNA編集機能の遺伝子が不足がちなかたに効果的であることがわかりました。

     このDNA編集機能の遺伝子には遺伝性の乳がんや卵巣がんにみられるBrca遺伝子などがあり、前立腺がんでもこれらの遺伝子が不足している人は20%程度いると思われています。したがって薬を投与する前にDNAを調べて条件に該当すれば、この薬剤の効果が期待できるというわけです。

    いずれはDNAから健康情報が

     米国ではこのようにDNA情報に基づいた個別化治療をprecision medicine(高精度医療)と呼び、オバマ大統領がこの治療を国として推進していくというメッセージを出しています。すでにDNA検査により、自分の人種ルーツやかかりやすい病気などを知るサービスは米国で普及し、日本でも始まりつつあります。今後は実際に病気の治療でも利用されることになるでしょう。スマホで検索したり、購入した内容に応じて、ストリーミング広告が入ってくるようになりましたが、いずれはDNAから健康情報が得られるようになるかもしれません。

     また、血液中を循環しているがん細胞の特徴を調べることもできるようになってきました。私の病院でも、まだ研究段階ではありますが、この情報を利用してより効果的な薬剤を患者さんに提供しています。

     前立腺がんといっても、人により遺伝子の特徴は千差万別です。従来のがん治療は、「臨床試験」の結果に基づいて、Aという薬をまず試して、だめならB、その次はCというような治療が一般的でしたが、誰もが同じサイズの服で我慢するような画一的な治療から、DNA情報に応じて、効果が高く副作用が少ないがん治療が可能になりつつあります。



     堀江重郎(ほりえ・しげお)順天堂大学大学院教授。泌尿器科医。1985年、東京大学医学部卒業。日米で医師免許を取得し、国立がんセンター中央病院などを経て、2012年より現職。男性更年期障害などを対象とするメンズヘルス外来にいち早く取り組み、男性をはつらつとさせる医学を研究する。ロボット支援手術ダ・ヴィンチのトップランナーとしても知られる。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20161021-118-OYTPT50306

    返信削除
  130. 甘草のゲノム解読=理研など

     漢方薬の原料にされるマメ科植物「カンゾウ(甘草)」の全遺伝情報(ゲノム)を解読したと、理化学研究所と千葉大、高知大、大阪大の研究チームが24日、国際的な植物学誌プラント・ジャーナル電子版に発表した。品種改良や生産効率の向上に役立つという。
     解読の結果、たんぱく質をつくる遺伝子が約3万4500個あることが分かった。肝機能を改善し、抗炎症作用がある薬効成分「グリチルリチン」などの合成に関連する遺伝子群も特定された。甘草は現在、中国からの輸入が多いが、将来は薬効成分の人工合成が期待される。(2016/10/24-20:37)
    http://www.jiji.com/jc/article?k=2016102400776&g=soc

    返信削除
  131. DNA配列からは、器質や機能を導き出すことは不可能なのに…

    なぜできるふりしちゃうのだろう…

    返信削除
  132. 「不育症」などの治療につながるか マウスで実験成功
    10月27日 14時18分

    遺伝子に異常があるため通常、子どもの誕生に至る前に流産などをしてしまう受精卵に特殊な物質を注射して子どもを誕生させることに国立成育医療研究センターのグループがマウスを使った実験で成功しました。問題の遺伝子は、ヒトの場合、流産を繰り返す「不育症」など推計患者数が13万人に上る不妊の原因のひとつと考えられていてグループは、新たな不妊治療の開発につながるとしています。

    この研究を行ったのは、国立成育医療研究センターの阿久津英憲部長らのグループです。
    哺乳類の精子と卵子にあるX染色体は、受精すると精子のX染色体だけが働かなくなり、受精卵が正常に成長しますが「Xist」(イグジスト)と呼ばれる遺伝子に異常があると、精子のX染色体が働き続け流産や死産になってしてしまうことが知られています。

    グループでは、この「Xist」に異常のあるマウスの受精卵235個に特殊な物質を注射し、内部で化学反応を起こすことによって通常生まれることのないマウスの赤ちゃん8匹を誕生させ、そのうちの2匹は、正常な大人のマウスにまで成長させることに成功しました。

    遺伝子「Xist」の異常は、ヒトでは、国内の推計患者数が3万人に上る「不育症」や、10万人に上る「早発卵巣不全」など流産を繰り返したり、不妊になってしまう病気の原因の一つと考えられていて、阿久津部長は、「不妊のメカニズムの解明や、治療法の開発につながる成果で今後さらに研究を進めていきたい」と話しています。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161027/k10010746241000.html

    https://koibito2.blogspot.jp/2015/12/blog-post_28.html?showComment=1477573856521#c540199392204753782

    返信削除
  133. 毎日20本1年喫煙、肺の遺伝子変異150個
    2016年11月4日18時28分

     毎日20本のたばこを1年間吸うと、がん発症の原因となる遺伝子の突然変異が、肺では150個蓄積されるなどとする研究成果を、国立がん研究センターなど日英米韓の研究グループがまとめた。

     米科学誌「サイエンス」に4日掲載された。数千個の変異が蓄積されると、がんの発症につながるとみられている。

     日本を含む17か国が参加する、がんの国際研究組織のプロジェクトの一環。喫煙と関連が深いとされる17種類のがん5243例について、ゲノム(全遺伝情報)データを解析し、喫煙者と非喫煙者で比較した。

     その結果、肺がんの半数を占める肺腺がんと、喉頭、口腔こうくう、膀胱ぼうこう、肝臓などの各がんで、喫煙と強く関連する遺伝子変異が喫煙者で増えていた。

     たばこ20本を毎日吸うと、1年間の変異の蓄積は肺が最も多く150個で、喉頭97個、咽頭39個、口腔23個などと推計された。膵臓すいぞうがんと子宮頸けいがんは、喫煙と関連が深いとされているが、今回、喫煙特有の遺伝子変異の増加はみられなかった。

     同センターの柴田龍弘・がんゲノミクス研究分野長は「がんの発症要因は遺伝子変異以外にもあるが、特に肺がんの一部は喫煙による遺伝子変異の影響がかなり大きい印象だ」と話す。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20161104-118-OYT1T50045

    返信削除
  134. 「細胞の新たな死に方」見つける
    がん細胞死滅の薬剤開発に期待
    2016/11/4 21:33

     老化やけがなどによるものとは違う、細胞の新たな死に方を見つけたと、大阪府立成人病センター研究所の辻本賀英所長のチームが英科学誌電子版に4日発表した。

     この新たな細胞死を制御する遺伝子も特定しており、死に導く仕組みを利用することで、がん細胞を死滅させる薬剤の開発が期待されるという。

     チームによると、細胞死の一つネクローシスは、壊死で、偶発的に起きるため、生体の制御システムが関わらないとされてきた。

     チームは生体内のネクローシスを可視化する方法を開発しマウスの胎児を観察。特定遺伝子により制御できるネクローシスを見つけたとして、新タイプの細胞死と判断した。
    http://this.kiji.is/167241502697604596

    返信削除
  135. 自食作用、簡単な測定方法を開発
    東大チーム、薬の発見に利用も
    2016/11/5 01:0011/5 01:01updated

     ことしのノーベル医学生理学賞の授賞対象となった「オートファジー(自食作用)」が、細胞内でどの程度起きているかを簡単に測定する方法を開発したと、東京大の水島昇教授らの研究チームが4日付の国際専門誌の電子版に発表した。

     オートファジーは、細胞が自分自身の不要な物質を分解して再利用する機能。近年、さまざまな病気に関わっていることが分かり、注目されている。今回の成果により、自食作用を進めたり、妨げたりする薬を見つけやすくなるという。

     この方法は、チームが開発した赤と緑に光る2種類の物質が融合したタンパク質を利用する。
    http://this.kiji.is/167302657710867965

    https://koibito2.blogspot.jp/2014/12/blog-post_26.html?showComment=1478276409654#c2305445199739103549

    返信削除
  136. 睡眠を制御する遺伝子を発見 筑波大
    11月5日 11時37分

    睡眠を制御する重要な役割を果たす遺伝子を、筑波大学の研究チームが世界で初めて発見したと発表し、今後、睡眠障害などの治療への応用が期待されます。

    この遺伝子を発見したのは、茨城県つくば市にある筑波大学・国際統合睡眠医科学研究機構の柳沢正史機構長と船戸弘正教授などの研究チームです。

    研究チームは6年前からマウスを使って、睡眠の時間が極端に長かったり、短かったりするグループを作り、原因となる遺伝子の解明を進めてきました。

    その結果、「過眠症」のグループには細胞内で、さまざまな情報を伝達している「Sik3」と呼ばれる遺伝子が変異していたことを突きとめました。
    また、「Nalcn」と呼ばれる遺伝子が変異すると、眠りが浅い「レム睡眠」の時間が大幅に減少し、目覚めやすくなっていたということです。

    研究チームによりますと、これまで睡眠と直接関わる遺伝子は見つかっていなかったということで、今後、睡眠障害などの治療への応用が期待されます。

    筑波大学・国際統合睡眠医科学研究機構の柳沢機構長は「睡眠や覚醒に関与する遺伝子をさらに発見していきたい」と話しています。

    この研究成果はイギリスの科学雑誌、ネイチャーの電子版に掲載されています。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161105/k10010756771000.html

    返信削除
    返信
    1. 眠り制御2遺伝子発見…睡眠の仕組み解明に迫る
      2016年11月6日9時38分

       睡眠の長さや質をコントロールする二つの遺伝子を発見したと、筑波大や理化学研究所、米テキサス大などの国際研究グループが発表した。

       睡眠の仕組みの解明に迫る成果といい、論文が英科学誌ネイチャー電子版に掲載された。

       睡眠や覚醒には、筑波大の柳沢正史教授が発見したオレキシンという物質が深く関わる。ただ、眠気が生じたり、一日の睡眠時間を決めたりする仕組みはほとんど分かっていない。柳沢教授らは、化学物質によって人工的に変異を起こしたマウス8000匹を作製。眠気が強まり睡眠時間が長くなるタイプのマウスと、人が夢を見る状態の「レム睡眠」が少なく睡眠の質が悪いタイプを選び出した。

       選び出したマウスの子孫の遺伝子を詳しく調べたところ、それぞれのタイプで、特定の遺伝子に変異があることを見つけた。睡眠が正常であるマウスの遺伝子を変異した遺伝子に置き換えたところ、睡眠のパターンが異常なマウスと同じタイプに変化した。柳沢教授は「発見した遺伝子変異を手がかりに、睡眠の全容解明が進む可能性がある。将来は睡眠障害の治療などに役立つと考えている」と話す。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20161106-118-OYT1T50036

      削除
  137. 不規則睡眠で肝臓がんに 米グループのマウス実験で
    11月24日 5時34分

    睡眠が不規則になり、体の1日のリズムをつかさどる体内時計が乱れると、肝臓がんになりやすいとするマウスの実験の結果を、アメリカの大学のグループが発表し、人でも不規則な睡眠によって、肝臓がんになるおそれがあるとして注意を促しています。

    肝臓がんは、ウイルス感染によって引き起こされるほか、肥満などで肝臓に脂肪がたまる脂肪肝になると、起きやすくなるとされています。

    アメリカのベイラー医科大学などのグループは、不規則な睡眠が健康に及ぼす影響を調べようと、明かりを消す時間をずらすことで、8時間の時差がある場所を行き来するのと同様の環境を作って、マウスを飼育しました。

    2つの時間帯を3日から4日ごとに行き来させ、体内時計が乱れた生活を続けさせたところ、健康的な食事を与えてもマウスは太り、実験開始から1年9か月後までにほぼすべてが脂肪肝になって、9%のマウスが肝臓がんになったということです。

    一方で、規則正しい睡眠をしていたマウスは肝臓がんにならず、研究グループは、睡眠が不規則なマウスでは通常は消化を助ける酸が増えすぎ肝臓がんにつながっていたとしています。

    研究は、アメリカの科学雑誌「キャンサー・セル」に発表され、研究グループは、人でも時差ぼけや夜更かしで睡眠が不規則になると、肝臓がんのリスクが高まるおそれがあるとして、注意を促す一方、「体内時計の役割を理解して、生活を改善することで、がんのリスクを下げられる」としています。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161124/k10010782051000.html

    返信削除
    返信
    1. 研究グループ「人でも時差ぼけや夜更かしで睡眠が不規則になると、肝臓がんのリスクが高まるおそれがある。体内時計の役割を理解して、生活を改善することで、がんのリスクを下げられる」

      削除
    2. 睡眠、体内時計、肝臓がん、マウス実験…

      >人でも不規則な睡眠によって、肝臓がんになるおそれがある

      ルイセンコ学派のマウス研究者(笑)。

      削除
    3. 「ルイセンコ学派 ノミ学者 ノミ実験」
      https://www.google.co.jp/search?q=%E3%83%AB%E3%82%A4%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%B3%E5%AD%A6%E6%B4%BE+%E3%83%8E%E3%83%9F%E5%AD%A6%E8%80%85+%E3%83%8E%E3%83%9F%E5%AE%9F%E9%A8%93

      削除
  138. [Cafeタイム]「苦味」の進化論…編集委員 増満浩志
    2016年12月4日5時0分

     大恐慌さなかの米国である。昨今と同様、「役に立つ」研究が求められていたのではなかろうか。しかし、化学会社の研究室での思わぬ発見は、科学者らの好奇心をかき立て、後世へと続く基礎研究の起点になった。1932年1月の米科学アカデミー紀要に論文が載っている。

     「先日、フェニルチオ尿素(PTC)の粉末が、室内に舞い上がってしまった。同僚のノラー博士が『苦い』と訴えた。ところが、著者には何の味もしなかった」

     論文の著者のアーサー・フォックス博士は不思議に思い、周囲の人々に「苦い? 苦くない?」と、PTCを味見させてみたらしい。大学などにも研究が広がり、PTCの苦さを感じるか否かは遺伝で決まる性質だと分かる。こうして、PTCは味覚研究の分野で最もよく知られる物質の一つとなっていった。

     21世紀に入り、味覚の仕組みは分子レベルでの解明が進んだ。苦味を検知するセンサー役のたんぱく質(受容体)は、ヒトでは約25種類あり、計1000種類以上もの苦味物質を検知できるという。その信号が舌から脳に伝わって「この物質は苦い」と認識される。

     フォックスさんが抱いた謎も解明された。25種類のうち「T2R38」という受容体は、主に2タイプの遺伝子がある。一つはPTCを「苦い」と感じ、もう一方は感じないのだ。

     T2R38は、ヒト以外の霊長類にもある。京都大霊長類研究所(愛知県犬山市)の今井啓雄ひろお准教授らが全国のニホンザルを調べた結果、20タイプの遺伝子が見つかった。このうち、退化して働かなくなったタイプのT2R38が、なぜか紀伊半島の集団だけに広がっていた。

     今井さんらは「紀伊は小型みかん『タチバナ』の原産地です」と想像を巡らせる。大根やキャベツなどアブラナ科の野菜、そしてかんきつ類には、PTCと同じようにT2R38で検知される苦味物質が含まれるのだ。「それを苦く感じないサルの方が、ここでは栄養を得やすく、有利だった可能性があります」

     苦味の感覚は、有害な物質を検知し、食べずに吐き出させる作用が重要だと考えられている。人類がアフリカから新天地へと拡大していく時も、未知の植物に出会っては「毒味」に挑んだのだろう。植物に含まれる様々な毒物を「苦い」と感じられることは、生き延びるのに大事な能力だったに違いない。

     「絶対避けねばならない物質に対しては、苦味の感度が上がる方向に進化します。T2R38の場合、苦さを感じない人もいるのは、食べてもあまり害のない物質を検知している受容体だからなのでしょう」と、農研機構食品研究部門(茨城県つくば市)の日下部くさかべ裕子・感覚機能解析ユニット長は推測する。

     人間の味覚は複雑だ。苦味は単なる毒物の目印でなく、様々な嗜好しこう品や料理のおいしさをも作っている。日下部さんは「最初は『この味がわかると大人だね』などと言われて食べ、それで特に体調が悪くならなければ『安全だ』とわかる。香りやその場の雰囲気も含め、食べるたびに体全体で感じたことが積み重なり、その苦味が心地よくなるのだと思います」と語る。

     驚くことに、苦味受容体は近年、腸や呼吸器などの細胞からも見つかっている。鼻の中では、細菌から分泌される物質などを苦味受容体が検知し、免疫の働きを促しているとの説もある。長い進化の道のりを経た人体の仕組みは、なんと巧妙なことか。探究が進むとまた謎が増えるところに、科学の面白さがある。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20161203-118-OYTPT50364

    返信削除
    返信
    1. 「遺伝子」という仮説がいつのまにか一人歩きして、科学芸風の詐欺師ペテン師たちの講釈ネタに組みこまれ…

      削除
  139. ノーベル生理学・医学賞 オートファジー 働きの強さ調べる新手法 水島昇・東大教授研究チーム
    2016年12月8日15時0分

     東京工業大の大隅良典栄誉教授(71)が1992、93年に論文を発表し、今年のノーベル生理学・医学賞(10日授賞式)の受賞テーマとなったオートファジーについて、東京大などのチームが11月、新しい研究成果を発表した。オートファジーに影響する薬の効き具合などを、従来に比べ簡単に調べることができる。

     発表したのは大隅栄誉教授の門下生である水島昇・東大教授(50)らの研究チームで、細胞内で起きるオートファジーの働きの強さ(活性)に応じて光り方が変わる物質を開発し、活性が低いほど青く、高いほど赤く見えるように工夫した。この物質を人の培養細胞に組み込み、国内外で使われている約1000種類の薬で活性を調べた結果、16種類の薬が活性を高め、28種類が活性を低くしていることを突き止めたという。

     このほか魚の受精卵が稚魚になる前の成長段階の「胚」を使って活性の違いを調べたところ、目の網膜より水晶体で活性が高いなど、組織によるオートファジーの働きの差もわかったという。水島教授は「オートファジーは今でも謎が多い現象。未解明の生命現象や病気の解明、薬の効果の評価などに使いたい」と話している。

     論文は米科学誌モレキュラー・セルに掲載された。

      オートファジー(細胞の自食作用)

     細胞が不要になったたんぱく質を自ら分解して新たなたんぱく質を生み出すなど、細胞内で生体物質をリサイクル(再資源化)する現象。異常と様々な病気の関係が明らかになりつつある。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20161208-118-OYTPT50209

    返信削除
    返信
    1. 「水島昇 水島広子 水島徹 水島裕」
      https://www.google.co.jp/search?q=%E6%B0%B4%E5%B3%B6%E6%98%87+%E6%B0%B4%E5%B3%B6%E5%BA%83%E5%AD%90+%E6%B0%B4%E5%B3%B6%E5%BE%B9+%E6%B0%B4%E5%B3%B6%E8%A3%95

      削除
  140. ノーベル賞
    弟子2人も晴れ舞台待つ 大隅さんに随行
    毎日新聞2016年12月10日 東京朝刊

     【ストックホルム渡辺諒】今年のノーベル医学生理学賞を受ける大隅良典・東京工業大栄誉教授(71)に、愛弟子2人が付き添っている。受賞理由となった細胞のオートファジー(自食作用)を一大研究分野に成長させ、大隅さんの受賞を後押しした吉森保・大阪大特別教授(58)と水島昇・東京大教授(50)だ。10日の授賞式にも列席し、恩師の晴れ舞台を見守る。

     東京大助教授だった大隅さんは1988年、酵母でオートファジーを発見した。96年に基礎生物学研究所(愛知県岡崎市)教授に就く際、細胞生物学が専門でドイツ留学から帰った吉森さんを誘った。酵母だけでは研究が十分に進まないと考え、吉森さんに、動物細胞を使った解明を託そうと考えたからだ。

     同研究所助教授に就任した吉森さんは期待に応え、動物細胞でオートファジーに関連する遺伝子を特定し、オートファジーで病原体が分解されることも発見。大隅さんの先見性に「脱帽する」と言い、「成果を喜んでくれた姿が忘れられない」と振り返る。

     一方、内科医だった水島さんは97年に大隅研究室の門をたたいた。マウスを使い、オートファジーが出生直後の生命維持に欠かせないことを2004年に突き止めた。今月7日にあった大隅さんの受賞記念講演を聴き「(発見があるたび起こる)研究室の興奮を思い出した」と話した。
    http://mainichi.jp/articles/20161210/ddm/012/040/032000c

    返信削除
  141. サルは麦芽糖にも甘み感じ取る
    木の葉好きと関係か、京大
    2016/12/16 19:54

     ニホンザルは、人間が感じにくい麦芽糖の甘みも感じ取ることができるとの研究結果を、京都大霊長類研究所(愛知県)のチームが16日付の英科学誌電子版に発表した。

     麦芽糖は、でんぷんが消化酵素で分解されてできる。チームの今井啓雄准教授は「サルがでんぷんを多く含む木の葉を好んで食べることと関係があるかもしれない」と話した。

     チームによると、人が通常、甘いと思う糖類は果糖やショ糖で、麦芽糖は感じにくい。

     研究では試験管内で、甘みを感知する受容体を持った細胞に、ショ糖、麦芽糖をそれぞれ加えた。その結果、サルの場合はショ糖、麦芽糖とも同じように敏感に反応した。
    http://this.kiji.is/182445941318714873

    返信削除
  142. 進化の原動力 解明進む 異種交配後「全ゲノム重複」発生
    2017年1月5日15時0分

     生命の設計図であるゲノム(全遺伝情報)について、様々な生物で解読が進んでいる。最近の研究から、ゲノムが倍増する「全ゲノム重複」と呼ばれる現象がカエルの一種で起こって進化の原動力となったことや、アサガオで多彩な品種ができる理由がわかってきた。(大山博之)

     ■様々な環境に適応

     平良真規・東京大准教授(63)らの研究チームは昨年10月、南アフリカ原産のアフリカツメガエルのゲノムの解読を終えた。アフリカツメガエルは染色体が近縁のカエルの2倍ある「4倍体」だ。体長10センチ程度と比較的大型で、アフリカ大陸に広く生息する。解読の結果、遺伝子は人間の約1・7倍の4万5000個だった。アフリカツメガエルの祖先では推定1800万年前に近縁の異なる種が交配した後、全ゲノム重複が起きたことがわかった。

     ウマとロバを交配した「ラバ」のように、通常、異なる生物種の雑種は子孫を残せない。親から受け継いだ染色体がペアを作れず、精子や卵子の元になる細胞が分裂する際、染色体がうまく分かれないためだ。だが、全ゲノム重複が起きれば、ペアとなる同じ染色体が作られ、子孫を残せる。

     さらに、アフリカツメガエルはゲノムが2倍になった結果、低温に強いなど環境適応能力が高まったとみられる。平良准教授は「進化のスピードが速くなり、様々な環境で生き延びることができた」と推測する。

     脊椎動物の祖先では約5億年前に2回、全ゲノム重複が起き、急激に多様な生物が進化した「カンブリア爆発」の一因となったとされる。アフリカツメガエルのゲノムは、こうした進化の仕組みを解き明かす手がかりとなるという。

     ■多彩なアサガオ生む

     植物ではゲノムの重複が起きやすいとされる。江戸時代から観賞用として親しまれてきたアサガオでも、約75万年前にトマトの祖先と種が分かれた後、全ゲノム重複が起きたことを、自然科学研究機構基礎生物学研究所や慶応大などの研究チームが突き止めた。

     また、「渦」という葉などが小さくなる突然変異は、染色体上を動く遺伝子「トランスポゾン」が原因であることもわかった。

     同研究所の星野敦・助教(45)は「全ゲノム重複や動く遺伝子がアサガオの多彩さの源になり、私たちの目を楽しませている」と語る。

    数日で40人分解読 装置の性能向上

     国立遺伝学研究所の豊田敦・特任教授(54)によると、これまでに国際機関のデータベースにゲノム情報が登録された生物は6000~7000種に上る。近年、遺伝子の配列を読み取る装置「シーケンサー」の性能が向上し、急激に数が増えているという。

     2003年に完了した人間のゲノム解読には十数年かかったが、新型のシーケンサーを使えば40人分のゲノム情報を2~3日で解読できる計算になるという。

     豊田特任教授は「医療分野では、個人の遺伝的な違いに応じて最適な治療法を選んだり、希少な生物のゲノムを解読して保護に役立てたりするなど、様々な分野で活用が期待されている」と話している。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20170105-118-OYTPT50193

    返信削除
  143. アリ研究で新成果
    03月10日 08時27分 NHK福岡放送局

    九州大学などの研究グループは、昆虫のハネカクシのうち軍隊アリに姿が似た58種のDNAを詳しく調べたところ、およそ6500万年をかけて10回以上、個別に進化を繰り返して、さまざまな種類にわかれ、軍隊アリそっくりの今の姿にたどりついたことを解明したと発表しました。
    九州大学総合研究博物館の丸山宗利 助教とアメリカ・コロンビア大学のジョセフ・パーカー研究員は、 昆虫のハネカクシのうち軍隊アリに姿がそっくりで、その巣に居候しながら生息する58種を採集し、DNAを詳しく調べました。
    その結果、このタイプは、もともと軍隊アリに似ていませんでしたが、およそ6500万年前の新生代以降、12回から15回、個別に進化を繰り返して、さまざまな種類にわかれ、軍隊アリそっくりの今の姿にたどりついたことがわかったということです。
    研究グループは、昆虫の進化の1つのパターンを解明したことになり、生物の進化の過程を知るうえで貴重な発見だとしています。

    今回の研究で、丸山助教らは、12年かけて東南アジアや南米のおよそ15か国を訪れたということで、丸山助教は「軍隊アリに襲われるなど苦労したが、主要なタイプをひととおり採集することができた。ほかの昆虫についても世界中を回って進化の道筋を調べたい」と話しています。
    http://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20170310/4454011.html

    返信削除
    返信
    1. お話つくるのは勝手だが、科学者ならば、それを「実験」で証明すべきではないのかね?

      削除
    2. 「遺伝子」と「進化」の話をする輩は胡散臭いやつが多い…

      削除
  144. トマト 受粉いらず ゲノム編集で開発…筑波、神戸大など
    2017年3月29日15時0分

     遺伝子を効率良く改変する「ゲノム編集技術」を応用し、受粉しなくても実が成長するトマト=写真、筑波大提供=の開発に成功したと、筑波大や神戸大などの研究チームが発表した。論文が28日、英科学誌「ネイチャー・バイオテクノロジー」電子版に掲載された。トマトの温室栽培では、花粉を雌しべにつける授粉作業などの負担が大きく、新技術によってコスト削減が期待できるという。

     トマトの実は、もともと受粉なしでも成長する力を秘めているが、同チームは、それを抑えている遺伝子があるのを発見。ゲノム編集技術を改良した新手法で、この遺伝子の働きを弱めた品種を作ったところ、受粉しなくても種のない実をつけた。

     また、同じ手法でイネを品種改良し、除草剤への耐性を強めることにも成功。チームの有泉ありいずみ亨・筑波大准教授は「今後は、ナスやジャガイモなど様々な野菜への応用を目指したい」と話す。

     植物のゲノム編集に詳しい村中俊哉・大阪大教授の話「新たなゲノム編集技術で作られた農作物の安全性は慎重に確認する必要があるが、品種改良のスピードアップや、よりおいしく健康に良い品種の開発などが期待できる」
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20170329-118-OYTPT50289

    返信削除
  145. 科学研究における、企業秘密、技術情報秘匿、ブラックボックスは、インチキいかさまの手品の種の仕込みどころ…

    返信削除
  146. 水からDNA探る…源・神戸大特命助教が講演
    2017年4月14日19時3分

     読売テクノ・フォーラムの研究交流会が14日、日本プレスセンター(東京都千代田区)で開かれ、神戸大学の源利文みなもととしふみ・特命助教が、「水を調べれば生物がわかる 驚異の〈環境DNA〉」をテーマに講演した。

     川や湖、海の水には、生物の粘液やふんなどに由来するDNAが含まれている。源さんは、バケツ1杯の水を採取してDNAを分析することで、そこに生息する魚や両生類などを特定できるようになってきたことを紹介。生物や生態系に負荷を与えずに、希少種や外来種などの生息調査が可能になりつつあると述べた。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20170414-118-OYT1T50136

    返信削除
  147. 魚の寄生体、ルーツは深海
    ウオノエ、世界に400種
    2017/4/19 19:48

     淡水や海水、汽水のさまざまな魚に寄生して生き、世界に約400種類いるとされる「ウオノエ」という生物が、深海に生息していた共通の祖先から進化した可能性が高いことが分かったと、愛媛大や総合地球環境学研究所(京都市)などのチームが19日、明らかにした。

     ウオノエは等脚類に属し、体長数センチ。幅広い生息域の魚に寄生し、血液や体液を吸って栄養を得る。

     約400種類の中にはシマアジノエやニザダイノギンカなどがあるが、これまで進化の道筋はほとんど解明されていない。愛媛大の畑啓生准教授は「進化の多様性を究明するヒントになる発見」と話している。
    https://this.kiji.is/227372094829903879

    返信削除
    返信
    1. 生命は宇宙からやってきた、ウイルスは外部から侵入した、とかの変形バージョンだな(笑)。

      寄生虫寄生生物は、別段「深海」からやってきたとしなくても、ふつうになんぼでも宿主とともに進化してきただろうに…

      わけのわからんもんが外側からやってきたみたいな「インベーダー」学説って胡散臭くってしょうがないな。

      削除
  148. 高校「生物」脱暗記へ 学ぶ用語4分の1に絞り込む指針
    9月29日 17時15分

    日本の科学者でつくる国の特別機関「日本学術会議」は、高校で学習する「生物」について、学ぶ用語が多く、いわゆる「暗記科目」になっているとして、学ぶべき重要な用語を4分の1ほどに絞り込むよう求める指針をまとめ、発表しました。

    高校の3年間で学習する「生物」は、学習する重要な用語が延べ2000を超え、テストでは用語の知識を問ういわゆる「暗記科目」になっていると指摘されています。

    日本の科学者でつくる国の特別機関の「日本学術会議」は29日、都内で会見を開き、高校の「生物」で学習する重要な用語について、現在の4分の1ほどにあたる512に絞り込むよう求める初めての指針をまとめ発表しました。

    指針では、科学者の名前のほか、動物の分類や体の組織の名称などの用語を減らし、テストでは用語の知識を問う穴埋め問題などで評価することを避けることを提案しています。

    学術会議では今後、国や教科書の出版社に指針の内容を反映するよう求めていくことにしています。

    指針をまとめた東京大学の中野明彦教授は「指針に載っていない言葉は教えてはいけないという意味ではないが、『生物』は暗記科目ではなく、考える力が身につき、学ぶ意欲をかきたてるというメッセージを伝えたい」と話していました。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170929/k10011161851000.html

    返信削除
    返信
    1. 高校「生物」 暗記から考える科目へ 日本学術会議
      9月27日 16時39分

      日本の科学者でつくる国の特別機関「日本学術会議」は、高校で学習する「生物」について、学ぶ用語が多く、いわゆる「暗記科目」になっているとして、学ぶべき重要な用語を4分の1ほどに絞り込むよう求める指針を初めてまとめました。専門家は「暗記ではなく、考える力を養うような科目にしてもらいたい」としています。

      高校の3年間で学習する「生物」は、生命科学などの進歩に伴って学習する重要な用語が延べ2000を超え、ほかの理科の科目と比べて多く、テストでは用語の知識を問ういわゆる「暗記科目」になっていると指摘されています。

      日本の科学者で作る国の特別機関の「日本学術会議」は、高校の「生物」で学ぶべき重要な用語として、現在の4分の1ほどにあたる512に絞り込むよう求める初めての指針をまとめました。

      例えば、動物の分類では、10余りの用語でグループ分けをしていますが、哺乳類などが含まれる「脊椎動物」や昆虫などの「節足動物」は引き続き残す一方、ミミズなどの「環形動物」やヒトデなどの「棘皮動物」は残さず、重要な用語は6つに減らす提案をしています。

      また、科学者の名前や遺伝子の名称などを用語から大幅に減らし、テストでは、用語の知識を問う穴埋め問題で評価することを避けることなども提案しています。

      学術会議では近くこの指針を公表して、国や教科書の出版社に指針の内容を反映するよう求めていくことにしています。

      指針をまとめた東京大学の中野明彦教授は「指針に載っていない言葉は教えてはいけないという意味ではないが、生物学は地球が直面するさまざまな問題と密接に関係していて、暗記ではなく、考える力を養うような科目にしてもらいたい」と話しています。

      用語を減らし考える力を用語を減らし考える力を

      指針では、高校の3年間で学ぶ「生物」の用語が多くなった背景として、生命科学の急速な進歩などがあるとしています。

      指針をまとめた東京大学の中野明彦教授によりますと、高校の「生物」で学習する重要な用語はのべ2000を超え、理科のほかの科目に比べて特に多くなっているということです。

      そのため「生物」のテストでは、用語の知識を問う質問が多くなるなど、いわゆる「暗記科目」になっていると指摘されています。

      また原理を学んで応用することで問題を解く物理や化学よりもテストの点数が取りにくいとして生物は大学の受験科目に選ばれず、授業で選択しないケースが増えているとされています。

      ことし行われた大学入試センター試験では、受験科目として化学を選んだ人は延べ20万9540人、物理は延べ15万6842人だったのに対し、生物は半分以下の延べ7万4714人でした。

      そこで今回の指針では、学ぶべき重要な用語を4分の1ほどの512に絞り込んで、「暗記科目」から抜け出すことを目指しています。

      動物の分類では、10余りの用語でグループ分けをしていますが、哺乳類などが含まれる「脊椎動物」や昆虫などの「節足動物」は引き続き残す一方、ミミズなどの「環形動物」やヒトデなどの「棘皮(きょくひ)動物」などは残さず、重要な用語は6つに減らす提案をしています。

      中野教授は、分類のための用語を覚えるのではなく、なぜ生物は海の中からより重力の負荷がかかる陸上に上がり、どのように体の仕組みを変化させながらさまざまなグループに分かれたのか、仮説を立てて考え、課題を解き明かしていくような学習のしかたが重要だとしています。

      また1つの受精卵から動物が誕生するまでの過程を学ぶ「発生」では、教科書によっては、多いものでは80の用語で説明していますが、指針では半分以下となる34にまで絞っています。

      その代わりとして、生物が1つの細胞からどのように誕生するのか、その仕組みを理解することで生命の奥深さを知り、関心を持ってほしいということです。

      中野教授によりますと「『生物』は正解が必ずしも1つになるものばかりではなく、さまざまな視点で物事を捉えて考える力を養うことは、生物学ではもちろんだが、社会に出て問題解決を図るうえでも必要な力になる」としています。

      独自の取り組みをする高校は

      東京・杉並区にある都立西高校では、1年生のときに週に3時間生物基礎を履修し、3年生のときに希望者が生物の授業を選択しますが、いわゆる「暗記科目」にせず、「考える力」を身に付けもらおうと取り組んでいます。

      この日行われた1年生の生物基礎の授業では、血液から老廃物を取り除く腎臓について学びました。授業では、教科書に書いてある用語をただ覚えさせるのではなく、スライドや図を使って仕組みや現象を理解できるよう伝えます。用語が多くても、暗記だけにならずに理解を促すことが狙いです。

      また、生徒どうしや先生と生徒が議論する時間を多く取り、生徒みずから考え、その考えを説明する力を身に付けさせようとしています。

      この日は、健康診断で行う尿検査の項目を基に腎臓の仕組みや働きが悪くなるとどのような病気につながるのか意見を交わしていました。

      この学校では、通常求められている授業時間よりも週に1時間多く授業を行いこうした取り組みを進めています。担当する教員は、こうした授業によって、休み時間に生徒が質問にくることが増えるなど「生物」への関心が高まっていると感じています。

      生徒の1人は、「中学生のときは、生物は暗記科目という意識が強かったですが、高校の授業を受けていると生命現象の背景などを深く学んで、自分たちで考えながら授業が進むので、とても楽しいです」と話していました。

      この授業を担当している教員の渡邊正治さんは、「授業では、考える基になる知識は覚える必要があるが、授業の中では考えることに力を入れていて、効果は出ていると思う。しかし大学入試でも「生物」は、用語の暗記が占める割合が大きく、用語を減らして考えることに費やす時間が増えるような科目にしてほしい」と話していました。
      http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170927/k10011158381000.html

      削除
  149. 改めなきゃいけないのは、教える内容じゃなくて、あくまでも「試験」の出し方のほうじゃないのかね?

    返信削除
    返信
    1. それにしても、医歯薬保健系の入試科目に「生物」が必須になっていないほうがおかしいわけで…

      暗記科目というなら「物理・化学」のほうが何歩も上をいってる。

      削除
  150. DNA切断の撮影に成功 「ゲノム編集」技術で
    11月18日 4時49分

    生命の設計図である遺伝情報を自在に書き換える「ゲノム編集」と呼ばれる技術で、DNAが切断される様子を特殊な顕微鏡を使って撮影することに東京大学などの研究グループが世界で初めて成功しました。ゲノム編集は幅広い分野で応用が進められていて、技術の改良につながる成果として注目されています。

    「ゲノム編集」は、生命の設計図にあたる遺伝情報を書き換える技術で、「クリスパー・キャス法」という、従来よりはるかに簡単に狙った遺伝情報を書き換えられる手法によって、白血病やエイズなどの新たな治療法の開発や、農産物などの品種改良などへの応用が進められています。

    東京大学の濡木理教授らの研究グループは、「高速AFM」と呼ばれる分子の動きを観察できる特殊な顕微鏡を使って、「クリスパー・キャス9」と呼ばれる酵素が、DNAを切断する様子を動画で撮影することに世界で初めて成功しました。

    撮影された映像では酵素がひも状のDNAにくっつき、酵素が動きながらDNAを切断する様子を捉えています。東京大学の濡木教授は「DNAがどのように切断されるのかはよくわかっていなかった。ゲノム編集の技術の改良につながる成果だ」と話しています。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171118/k10011227531000.html

    返信削除
  151. ミジンコの性別決めるのは「ブリル」遺伝子…?! 阪大チームが発見 ワニやカメに応用も
    2017.11.23 19:21 産経新聞

     生息場所の個体密度や温度などの環境要因で性別が変わる微小生物「ミジンコ」の性別を決める鍵となる遺伝子を発見したと、大阪大の加藤泰彦助教(分子生物学)のチームが海外の科学誌電子版に23日までに発表した。性別は、ヒトは性染色体で決まるが、ワニやカメなどは周辺の環境要因で変わる。チームは「さまざまな生物の性決定メカニズムやその進化の解明につながる可能性がある」としている。

     チームはこれまで、環境要因に刺激されて働くようになる、雄になるための遺伝子を発見。生物の遺伝子を改変できる「ゲノム編集」技術を使い、この遺伝子の働きを、生きたミジンコの体内で調べられるようにした。

     研究の結果、雄になるための遺伝子を活発に働くようにしているのは「ブリル」という遺伝子と判明。ミジンコの卵が生まれて約6時間後にブリル遺伝子が一時的に働くと、雄になるための遺伝子も活発に働くようになり、雄に特徴的な触角や生殖器の形成につながっていた。
    http://www.sankei.com/west/news/171123/wst1711230042-n1.html

    返信削除
    返信
    1.  雌が生まれる卵の中でも、強制的にブリル遺伝子を働かせると、生まれた後の幼体に雄の特徴が現れた。

       ブリル遺伝子は、体内時計をコントロールする時計遺伝子の一つとして知られていた。

       加藤助教は「環境による性決定の仕組みはよく分かっておらず、少なくとも2つの遺伝子が連動していることが判明したのは大きな成果」と話している。
      http://www.sankei.com/west/news/171123/wst1711230042-n2.html

      削除
  152. [サイエンスView]生命 一からデザイン
    2017年11月26日5時0分

     生物の全遺伝情報「ゲノム」を「読む」時代から「書く」時代へ――。ゲノムを構成するDNAを合成し、細胞に組み込んで新たな機能を持つ人工細胞や細菌を作る研究が進んでいる。バイオ産業などへの活用が期待される一方、倫理的な懸念も浮上している。(伊藤崇)

      人工DNA持つ生物 次々

     人工細胞の作製を目指す国際プロジェクトが昨年6月、発表された。その名は「ゲノム計画―ライト(GP―w=The Genome Project‐write)」。米国の研究者らが主導する計画で、ゲノムを人工的に書く(設計・合成する)ことで、思い通りの機能を持つ細胞をつくる技術を確立するのが狙いだ。米ニューヨークで今年5月開かれた会合には、研究者や企業関係者ら約250人が集結した。

     人のゲノムのDNA配列が2003年、国際プロジェクト「ヒトゲノム計画」によって完全に解読されるなど、これまで様々な生物のゲノムが解読されてきた。しかし、今はゲノムを一から作る研究が加速している。米国のクレイグ・ベンター博士らのチームは10年、元のDNAを人工DNAで置き換えた細菌を作製したと発表。人工DNAで置き換えた酵母菌や大腸菌などの単細胞生物が次々と作られている。

     人工細胞はどう作るのか。まずは、作りたい人工DNAをコンピューターで設計する。続いて、その設計図に基づき、DNAの材料である4種類の塩基、アデニン、グアニン、シトシン、チミンを使って人工DNAを合成。これを細胞に入れて、例えば細胞分裂を利用するなどして、元のDNAが人工DNAに完全に置き換わった細胞を作る。

     できた人工細胞は、医薬品、バイオ産業などへの応用が期待される。例えば、薬の成分やバイオ燃料を効率的に生産できるように設計・合成したDNAを持つ細菌や藻類の開発などだ。

     GP―wでは今後5年間で、ウイルス感染やがん化しにくく医療、創薬に利用できる安全な細胞や、従来は作れなかった必要な栄養素を作れるヒト細胞などの作製に取り組む。計画に参加する相澤康則・東京工業大准教授(ゲノム科学)は「ゲノムを合成することで、様々な生命現象の理解にもつながる」と期待する。

      人への応用 倫理面も研究

     人工細胞研究は、日本でも加速しつつある。野地博行・東京大教授(応用化学)らは、国の革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)の一環で、効率良く増える人工細胞の作製などに取り組んでいる。立教大が開発した、試験管内でDNAを増やす技術を活用する。野地教授は「ゲノム解読の産業応用では欧米に後れをとったが、ゲノムを『つくる』研究では日本の存在感を示したい」と話す。

     ただ、狙った機能を持つ人工細胞の実現には、まだ技術的に高い壁がある。例えば、長いDNAを人工的に作るのは難しく、コストもかかる。人のDNAを人工的に合成する場合、数百億円かかるとされる。GP―wでは、10年後にはコストを1000分の1以下に下げる目標を掲げる。

     人工細菌の生態系への漏えいやバイオテロへの悪用、人への応用など倫理的な懸念もある。GP―wは専門委員会を設けて、倫理的課題にも取り組んでいる。

     ゲノム合成研究の成果は善用も悪用もできる可能性がある。相澤准教授は「研究者は、善悪の両面があることを踏まえ、正しい情報を社会に発信することが求められる」と指摘する。

      社会で議論必要

     ゲノムを部分的に書き換える「ゲノム編集」の技術は、海外では、遺伝性疾患の治療を目的に、人の受精卵を使った基礎研究が始まっている。研究が急激に進歩する一方、親が好む特徴を持つ「デザイナーベビー」の誕生につながるなどの危惧もある。ゲノムを一から作るゲノム合成の分野も今後、発展が予想される。社会を巻き込んだ議論が必要だ。

      ◆ヒトゲノム計画 =人のゲノムに含まれるすべてのDNA配列の解読を目指した国際プロジェクト。日米欧による国際組織によって、1990年に始動した。27億ドルの巨費が投じられ、2003年に約32億の塩基対が並んでいるDNAの詳細な解読が完了した。その結果、人間の遺伝子は約2万個あることなどが判明。遺伝子解析の技術進展に伴い、遺伝子診断などビジネスの急成長につながった。

      ◆ゲノム =ある生物が持つ全DNAの情報。DNAは、アデニン、グアニン、シトシン、チミンという4分子(塩基)が数珠状に並び、二重らせん構造をしている。この分子の並び順(配列)が遺伝情報となる。DNAにはたんぱく質を作る基となる「遺伝子」部分のほか、機能が不明な部分も含まれる。DNAが折り畳まれたものは染色体と呼ばれる。1920年、遺伝子(gene)と染色体(chromosome)を組み合わせて、ゲノム(genome)という言葉が作られたとされる。

    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20171125-118-OYTPT50304

    返信削除
  153. 収量増の稲開発へ ゲノム編集の稲試験栽培
    5月8日 12時36分

    遺伝子を書き換える「ゲノム編集」と呼ばれる技術を使って、より収量の多い稲の研究を進めている茨城県つくば市の研究機関で、屋外で試験栽培を行うため田植えが行われました。

    つくば市の研究機関「農研機構=農業・食品産業技術総合研究機構」は、特定の遺伝子を書き換える「ゲノム編集」の技術を使って、より収量の多い稲の開発を進めています。

    屋外での試験栽培は去年から始まり、施設内の特別に管理されたおよそ10アールの田んぼで、研究者や職員およそ10人が遺伝子を書き換えた合わせて60パターンの稲を植えていきました。

    農研機構は、通常の稲よりも「もみ」の数が多いものや「もみ」が大きいものを選んで、収量が2割ほど多い稲を作り出したいとしていて、5年かけて試験栽培を行い、効果を実証する予定です。

    農研機構の遺伝子利用基盤研究領域の田部井豊領域長は「ゲノム編集を使った研究は日本が先行しているので、生産性などを検討しながらよりよい稲を作っていきたい」と話していました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180508/k10011430441000.html

    https://koibito2.blogspot.jp/2013/11/blog-post.html?showComment=1525756841712#c5842168158676797390

    返信削除
  154. [本よみうり堂]合成生物学の衝撃 須田桃子著
    2018年5月20日5時0分

      驚くべき現実を追究

      評・塚谷裕一 植物学者・東京大教授

     合成生物学ということばをご存じの方は、まだ日本ではごくわずかだろう。生物学者であっても馴染なじみのある人は未いまだ多くない。

     しかし日常生活とは縁の遠い学問の話、と悠長に構えている暇は、実はない。

     すでにこの世界では、ヒトを、そのDNA配列から、それも一から「合成」し、組み立てようというプロジェクトが始まっているのだ。その当初のもくろみ通り、十年程度で実現するかどうかは、まだ分からない。

     しかし微生物レベルであれば、すでに人類は、そのDNA配列の設計から始めて一から合成することに成功している。この二十年ほどの間に、パソコンや携帯電話の技術が、どれだけ急速に進歩したかを考えれば、現在既に微生物を合成できているなら、より合理的なDNAゲノムを持つ新たなヒトの合成も遠くはないと思われる。しかしその是非についての議論は始まっていない。

     この驚くべき現実を、本書は欧米流の本格的なサイエンスライティングで追究する。

     著者の名前に見覚えのある方もあろう。かの小保方事件を、自身の専門的理解を駆使し独自の推理を交えつつ緻密ちみつに検証・報道した『捏造ねつぞうの科学者 STAP細胞事件』で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した記者だ。米国での一年間の留学を好機として、この話題を読み解くのに最も適した第一線の研究者たちに直接取材した上で、独自にその取材内容をまとめ上げている。論文だけ、あるいは一般向け解説書だけを読んで仕上げたような、安手の「サイエンスライティング」とは全くの別物だ。

     惜しむらくは一年間という短期決戦式のせいか、本文二一九ページという分量はやや物足りないが、本テーマを周知するには過不足ない中身となっている。「合成生物学」、「遺伝子ドライブ」、「人工ゲノム」…このうち一つでもその中身を知らない方は、是非すぐに読んでいただきたい。その先に、議論が待っている。

     ◇すだ・ももこ=毎日新聞科学環境部記者。『捏造の科学者』の著者として、科学ジャーナリスト大賞も受賞。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180519-118-OYTPT50441

    返信削除
  155. オートファジーで寿命延長、阪大
    老化抑制も、動物実験で

    2019/2/19 19:12
    ©一般社団法人共同通信社

     体内で不要なタンパク質や病原体を分解する「オートファジー」(自食作用)の働きを活発化させることで、老化を抑制し寿命を延ばせたとの動物実験の研究結果を、大阪大の吉森保教授(細胞生物学)らのチームが19日付の英科学誌電子版に発表した。健康寿命を延ばす取り組みへの応用が期待できるとしている。

     チームによると、オートファジーは加齢に伴って低下することが知られる。ショウジョウバエで、加齢とともに増加する「ルビコン」というタンパク質の働きを抑えると、オートファジーが活発化して寿命が平均で約20%延び、運動機能が改善、神経変性疾患の原因となるタンパク質の蓄積も減った。
    https://this.kiji.is/470533602730771553

    返信削除
    返信
    1. >「オートファジー」(自食作用)の働きを活発化させることで、老化を抑制し寿命を延ばせた動物実験

      「動物」って「ハエ」のことか…

      ショボイ手品だなあ。

      削除