2024年2月15日

読売社説「鉄剤注射~勝利至上主義の手段を選ばない悪弊」

突然ふってわいた高校駅伝「鉄剤注射」騒動

鉄剤注射指針 選手の健康守るために決別を
2019年6月7日 読売新聞「社説」
https://www.yomiuri.co.jp/editorial/20190606-OYT1T50324/

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鉄剤注射 選手寿命を縮める有害行為だ
2018年12月19日 読売新聞「社説」

 フェアプレーの精神に反し、健康を蝕むしばむ行為は直ちにやめるべきだ。

 高校や中学の陸上選手の一部で、持久力を上げるために鉄剤注射が使われていたことが分かった。

 鉄剤注射は、鉄分不足による重度の貧血の治療に用いられる。血中で酸素を運搬するヘモグロビンを増やすため、持久力が高まる。一方で、鉄分が過剰に蓄積されると、肝臓や心臓に障害を来す。

 陸上界では、貧血の多い女子長距離選手を中心に2000年頃から広まった。肝機能障害となった選手の事例を受け、日本陸上競技連盟は16年4月に、治療以外で使わないよう警告していた。

 だが、それ以後も続いていた。強豪校の指導者が勧めるケースが多いという。全国高校駅伝に出場した女子選手は「チーム5人全員が打った」「3000メートルで20~30秒速くなった」と話した。

 一時的に記録が向上しても、結果として選手寿命を縮める。その点に思いを巡らすべきだ。

 指導者が自分の名声のために、選手を犠牲にしているのではないか。たとえ選手が望んでも、止めるのが指導者の役割である。陸連は使用制限を徹底してほしい。

 依頼を引き受ける医師にも問題がある。貧血は食事や経口薬で治療が可能で、鉄剤注射は重度の貧血に限られる、と専門家は指摘する。医療行為は治療目的でなければならない。競技力向上を目的とした注射は論外である。

 鉄分はドーピングの禁止薬物リストになく、注射をしても違反にならない。そうであっても、記録向上に鉄剤の力を借りるのは、ドーピングに極めて近い行為だ。

 自分の力で限界を乗り越えるからこそ、スポーツは感動を呼ぶ。20年東京五輪を控え、ドーピング対策は重要な課題だけに、類似行為にも厳しく対処したい。

 高校生の血液検査は、国体では行われている。石川陸協は独自に都道府県対抗駅伝で、中学生も含む女子選手に導入している。

 大学の競技会では通常、検査が行われている。陸連は、全国高校駅伝でも来年から出場選手に血液検査結果の報告を義務付ける。選手を守るためには必要だろう。

 学校教育の一環である部活動は、学習意欲の向上や責任感を育むことを目的にしている。部活動の在り方の見直しが進む中、勝利至上主義の手段を選ばない悪弊が残っているのは残念だ。

 今後、教員の働き方改革で外部指導員が増える。適切な指導方法の徹底が求められる。
http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20181218-118-OYT1T50148
https://www.yomiuri.co.jp/editorial/20181218-OYT1T50148.html



「鉄剤」(2NN)
https://www.2nn.jp/search/?q=%E9%89%84%E5%89%A4&e=

NHKニュース「鉄剤」検索

読売新聞に比べてNHKニュースは、いまいちこの問題には乗り気じゃないらしい…



(№363 2018年12月21日)

59 件のコメント:

  1. 鉄剤注射 警告後も17校…高校駅伝女子 3か年76校中 「貧血治療」名目 本紙調査
    2018年12月21日5時0分

     日本陸上競技連盟(陸連)主催で、23日に京都市で開かれる「全国高校駅伝大会」の2016~18年の女子出場校(今年は出場予定)計76校に対し、読売新聞がアンケート調査したところ、陸連が体への危険性を警告した16年4月以降、鉄剤注射を使ったことがあると回答したのは、17校で2割超に上った。使用目的では大半が「貧血治療」を挙げたが、専門家は「注射が必要なのは試合に出られないほどの状態」との見方を示す。

     調査は本紙が今月、警告後の使用状況について、女子76校を対象に電話(一部書面)で実施。監督など全校の責任者から回答を得た。

     17校の使用目的(複数回答可)で最も多かったのは、「貧血治療」で16校に上った。2校が「競技力向上・持久力強化」、1校は「栄養剤と思っていた」と答えた。

     医療関係者によると、鉄剤注射の使用は、内服での治療ができず、重度の貧血などの場合に限られる。

     貧血治療が目的と答えた16校の指導者は、注射を打つタイミングについて、「疲れが残っている時や試合の前後」「大会前」「貧血がひどく走れない時」などと答えた。「パフォーマンスが落ちて、貧血が疑われた際に使った」と語る東日本の監督もいた。

     筑波大の向井直樹准教授(スポーツ医学)は「試合に出られないほどの状態だからこそ、鉄剤注射が必要になる。治療が優先で回復してから競技に戻すべきだ。大会出場や練習を念頭に打つことはおかしい」と指摘している。

     調査結果について、陸連医事委員長の山澤文裕医師は「2割は驚くべき数字。学校として組織的に鉄剤注射を容認していると受け取れる」と語った。

      <日本陸連会見の主なポイント>

    ▽安易な貧血治療を含めた鉄剤注射を全年代の選手に原則禁止

    ▽来年の全国高校駅伝大会から、血液検査結果の報告のほか、鉄剤注射の使用の有無と理由を記した申告書の提出を義務化

    陸連、原則禁止を確認 高校駅伝は申告義務化
     陸連は20日、東京都内で関係団体と対策会議を開き、全年代の選手に対し、鉄剤注射を原則禁止することを確認したと初めて発表した。来春をめどに指針を作成し、これを盛り込む。

     会議後に開かれた記者会見で、陸連の尾県貢おがたみつぎ専務理事は「全ての方から鉄剤注射の根絶に向けて強い同意を得た。注射に頼っている指導者、選手がいることは事実。1チームでも許されることではない」と述べた。具体策として、〈1〉来年の全国高校駅伝大会から出場校の指導者に対し、チームでの鉄剤注射の使用の有無や人数、理由を明記した署名付きの申告書の提出義務化〈2〉血液検査の結果報告――などを示した。

     原則禁止とした理由について陸連は、治療と認められない鉄剤注射が行われていることを挙げた。注射の使用は、消化器官の副作用で経口薬が飲めない場合や、多量の出血で鉄分の喪失が多い場合など極めて限られたケースだと強調し、「選手や指導者の希望による鉄剤注射は禁止する」とした。

     会議には、陸連幹部のほか、日本中学校体育連盟、全国高等学校体育連盟、日本学生陸上競技連合、日本実業団陸上競技連合の責任者が出席。実業団では、駅伝での血液検査導入の検討を始める考えを示し、大学側は、女子選手への講習会を行うとした。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20181221-118-OYTPT50116

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    1. 鉄剤頼み 根深く…「大会直前タイム向上」/「注射当たり前だった」 本紙高校調査
      2018年12月21日5時0分

       日本陸上競技連盟の警告後も、鉄剤注射を続けていたという17高校のほとんどの監督が「貧血の治療目的」を使用理由に挙げた。「全国高校駅伝大会」の過去3年の女子出場校の監督らに本紙が実施したアンケート調査の結果だ。しかし、医療関係者は「注射が必要なほどの貧血とは、走ることもできないほどの症状を指す」として、「本来、不要な注射だ」と安易に注射に頼った指導を戒める。

      医療関係者「本来は不要」
      ■正当性訴え

       西日本の高校では昨年、選手1人が全国大会の1か月前に注射を打った。極度の貧血で経口薬も効かず、医師が処方したという。指導者は「経口薬では胃腸に負担がかかり、(鉄分の)吸収が悪くなることもある」と説明した。

       東日本の監督も「女子は月経もあり貧血に悩むことが多い。貧血がひどくて処方された。本当に必要な人もいる」と話すなど、注射による治療の必要性、正当性を訴える声が目立った。

      ■選手やる気に

       「競技力の向上」と答えた高校は2校。このうち西日本の高校は、今年の地方大会前、貧血の選手が経口薬を飲むと吐き気がするといい、自ら使用を望んだため、注射を打ち、出場させた。監督は「大会の直前でもあり、競技力向上のためかと言われたらそういう意味もなくはない」と答えた。

       別の高校では、「大会の2週間前までに打つと効果があった。タイムも良くなり、貧血を抱えている選手のやる気につながった」と話した監督もいた。

      ■「まず食事」

       「鉄剤注射の全てが悪ではない。だが、手っ取り早い貧血からの回復を求めるのは問題だ」。思春期スポーツ外来で中高生のスポーツ選手を多く診察する、小石マタニティクリニック(愛知県豊橋市)の宮本由記医師は指摘する。

       宮本医師によると、成長期は鉄分の必要量が増え、貧血になりやすい。治療法は、「まず食事や練習量を見直す。回復しなければ錠剤などの経口鉄剤を飲むことだ」。それでも改善しない時や体質に合わない場合は、再度、食事や運動量を見直すのが正しい治療のあり方だという。

       宮本医師は「注射が必要なほどの重症なら、歩いただけでも動悸どうきや息切れ、めまいがし、練習どころか学校へも行けないはず。安易に注射に頼ってはいけない」と指摘する。

      「公平損なう」厳しい声
       全76校のうち、注射を「使用していない」と答えた57校からは、競技力向上目的で注射を打つことに対し、「勝利至上主義」「公平性を損なう」など厳しい意見が相次いだ。ある監督は「注射に頼る学校には追いつけない。『卒業後に挽回できる』と選手を励ますしかない」と嘆いた。

       調査では、鉄剤注射を使っていない、またはやめた理由(複数回答)も尋ねた。「体に害がある」は45校だった。16年4月の陸連警告を「知っていた」は、64校だった。鉄剤注射の健康リスクは浸透してきたといえる。だが、「昔から知っていたが、指導者同士で話すことはない」「疑いのある監督の前では言いづらい」との声もあり、これまで問題を表面化させられなかった事情も浮かび上がった。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20181221-118-OYTPT50106

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    2. 基礎からわかる鉄剤注射
      2018年12月21日5時0分

       高校駅伝の一部強豪校が、貧血治療用の鉄剤注射を不適切に使っていたことが明らかになった。日本陸上競技連盟(陸連)が2016年4月、「鉄分が内臓に蓄積し体に悪影響がある」と警告した後も続いていた。陸連は、来年の全国高校駅伝大会から、出場選手に血液検査結果の報告を求める方針だ。鉄剤注射は体にどんな影響があり、不適切な使用はなぜなくならないのか。現状と課題をまとめた。

      [Q]鉄剤注射の弊害は?…過剰摂取 内臓に蓄積

       鉄剤注射は、鉄分不足を原因とする重度の「鉄欠乏性貧血」の治療で使われる。鉄分は、酸素運搬効率を高める血中のたんぱく質「ヘモグロビン」を増やし、持久力を高める。

       病気や体調不良だと、鉄分を補う錠剤が飲めない場合があり、緊急対応のために注射で鉄分を補う。血中に直接鉄分が送り込まれるため即効性があり、出産直後に使われることもある。

       ただ、緊急性がない場合、食事や錠剤による鉄分の経口摂取が原則だ。経口摂取した鉄分は10%ほどしか腸で吸収されないため、体内で過剰になりにくい。一方、鉄剤注射は1本で40ミリ・グラムが直接静脈内に入るため、過剰摂取になる危険性が高い。このため、血液検査で体内の鉄分量を示す血清フェリチン値(正常値は1ミリ・リットル当たり25~250ナノ・グラム)が低いことを事前に確認するなど、使用時の条件を製薬会社が示している。

       国立スポーツ科学センターの蒲原一之医師によると、過剰摂取した鉄分は心臓や肝臓などに沈着し、機能障害を引き起こす恐れがある。鉄分の過剰摂取を続けた結果、ヘモグロビンをつくり出す本来の機能まで衰えてしまった選手の事例もある。

       厚生労働省は1日の食事による鉄分摂取量の上限を設定している。「これ以上取ると体に悪影響を及ぼす可能性がある」という数値を、年齢や性別に応じて公開し、注意を促している。

       鉄剤注射は現状で、禁止物質・禁止方法に指定されておらず、ドーピングには該当しない。世界反ドーピング機関で指定されるには、競技力を高める科学的根拠など複数の要件を満たさなければならないが、陸連は「健康への悪影響は見過ごせない」としている。

       全国高校駅伝大会に出場した女子選手は「チーム5人全員が打った」と証言した。大会出場後、鉄剤の過剰摂取が原因とみられる内臓機能の低下の影響で、「ジョギングすらきつい時が何度もあった」という。大学に進み、鉄剤注射をやめて競技を続けているが、高校時代の自己記録を上回ることはできていない。

      [Q]なぜ広がった?…一部強豪校 成績を重視
       体重が軽いと、走るためのエネルギーが少なくて済み、陸上長距離種目では有利になる。このため、選手の体重を管理し、厳しい食事制限をする指導者もいる。その結果、食事で十分な鉄分を得られずに貧血になる選手も多い。

       問題なのは、食事で取れなかった鉄分を補うため、安易に鉄剤注射が使われることだ。一部強豪校では過度な鉄剤注射が繰り返され、血液検査で基準値を大幅に上回る血清フェリチンが検出された選手もいた。

       高校の部活動という環境も、鉄剤注射の不適切使用がなくならない土壌になっている。

       三井住友海上女子陸上部元監督の鈴木秀夫氏は「強豪校では大会の成績次第で指導者の立場が決まる。注射を打ってでも結果を出そうとする指導につながりやすい」と実情を明かす。日本の教育現場では指導者の権限が強く、選手も監督の顔色をうかがう。選手は医学的知識が乏しく、監督に「注射を打て」と言われると断れない雰囲気があるという。

       危険性を十分に認識しない医師や、「頑張っている選手のために」と、監督や選手に頼まれるまま鉄剤注射を打つ医師もいた。選手の経済的負担に配慮し、必要な検査をせずに打っていたケースもあった。

       蒲原医師は「鉄剤注射の弊害は医師の間でも正しく理解されていない」として、医療現場の協力も欠かせないと指摘している。

      [Q]現状は?…女子長距離選手 中学から使用も
       順天堂大学女性スポーツ研究センターが2015年、26大学の陸上部の女子長距離選手を対象に行った匿名アンケートでは、回答した19大学314人のうち26・8%が鉄剤注射を「打ったことがある」と回答した。

       「無回答」は15%。アンケートを担当した同大スポーツ健康科学部の鯉川なつえ先任准教授は「監督やコーチに指示されて打つことも多い。無回答も含めると、実際はもっと多くの選手が打っていたのではないか」とみている。

       読売新聞の取材でも、陸連が鉄剤注射を使わないよう警告した2016年4月以降、複数の高校が鉄剤注射を使っていたことが判明した。「中学から打っている選手がいる」という証言も複数あり、さらに若い世代で使われていることも明らかになった。

       鉄剤注射を打ち続けた選手は、血液中の血清フェリチンの数値が高い傾向があり、血液検査である程度判別できる。だが、高校生の陸上競技では国体などを除いて血液検査がなく、大会の主催団体や公的機関が、使用実態を確認することが難しかった。

       スポーツ庁の担当者は「使った学校があれば、フェアな試合にはならない可能性がある」と指摘。根本厚生労働相は今月11日の閣議後記者会見で、「健常な人に使用することは想定されていない。必要な対策については、文部科学省と協力しながら検討したい」と述べた。

       陸連は、日本中学校体育連盟、全国高等学校体育連盟、日本学生陸上競技連合、日本実業団陸上競技連合と連携し、対策を強化する方針を20日、明らかにした。

      [Q]対策は?…治療名目含め原則禁止へ

       鉄剤注射は、一定の競技力向上の効果が見込まれる一方、ドーピングにはならない「グレーゾーン」の行為だ。

       ある高校駅伝の強豪校の監督は、10年ほど前まで選手に鉄剤注射を打たせていた。「ライバル校が打つなら、自分たちも打たないとという感覚だった」と振り返る。禁止されていないなら打とうという意識は今も残り、貧血治療という名目で一部の強豪校が続けているという。

       陸連は今月、「このままでは選手が犠牲になる」として、来年の全国高校駅伝大会から、選手の血液検査結果の報告を求める方針を発表した。貧血治療名目の鉄剤注射の使用を原則禁止とする方針を固め、来年春までに指針としてまとめる。さらに、公式サイトに開設した相談窓口「メディカル質問箱」の利用を呼びかけるなど、対策を強めている。

       都道府県ごとの独自の対策も広がっている。石川県の陸上競技協会は、今年1月の都道府県駅伝を前に、県代表選手に任意で血液検査結果の提出を求めた。全国高校駅伝大会の会場となる京都府では、府医師会が同大会直前の今月18日、鉄剤注射を打たないよう府内の医師に通達を出すなどした。

       改革に期待する声も上がっている。三井住友海上元監督の鈴木氏は「指導者のライセンス制や研修を普及させ、選手の育成環境を根本から見直さなければならない」と指摘。スポーツジャーナリストの増田明美さんは「やせすぎ、貧血など陸上界が抱える問題の根は深い」とし、2020年東京五輪・パラリンピックを控え、「改革の好機とするべきだ」と訴えている。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20181220-118-OYTPT50394

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    3. 鉄剤注射、警告後も17校で使用…女子高校駅伝
      2018年12月21日6時0分

       日本陸上競技連盟(陸連)主催で、23日に京都市で開かれる「全国高校駅伝大会」の2016~18年の女子出場校(今年は出場予定)計76校に対し、読売新聞がアンケート調査したところ、陸連が体への危険性を警告した16年4月以降、鉄剤注射を使ったことがあると回答したのは、17校で2割超に上った。使用目的では大半が「貧血治療」を挙げたが、専門家は「注射が必要なのは試合に出られないほどの状態」との見方を示す。

       調査は本紙が今月、警告後の使用状況について、女子76校を対象に電話(一部書面)で実施。監督など全校の責任者から回答を得た。

       17校の使用目的(複数回答可)で最も多かったのは、「貧血治療」で16校に上った。2校が「競技力向上・持久力強化」、1校は「栄養剤と思っていた」と答えた。

       医療関係者によると、鉄剤注射の使用は、内服での治療ができず、重度の貧血などの場合に限られる。

       貧血治療が目的と答えた16校の指導者は、注射を打つタイミングについて、「疲れが残っている時や試合の前後」「大会前」「貧血がひどく走れない時」などと答えた。「パフォーマンスが落ちて、貧血が疑われた際に使った」と語る東日本の監督もいた。

       筑波大の向井直樹准教授(スポーツ医学)は「試合に出られないほどの状態だからこそ、鉄剤注射が必要になる。治療が優先で回復してから競技に戻すべきだ。大会出場や練習を念頭に打つことはおかしい」と指摘している。

       調査結果について、陸連医事委員長の山澤文裕医師は「2割は驚くべき数字。学校として組織的に鉄剤注射を容認していると受け取れる」と語った。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20181220-118-OYT1T50171

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  2. 鉄剤注射 「禁止」伝達へ…高校駅伝監督会議
    2018年12月22日15時0分

     高校駅伝の一部強豪校で貧血治療用の鉄剤注射が不適切に使われていた問題で、日本陸上競技連盟は22日午後、京都市で開かれた「全国高校駅伝大会」の監督会議で、治療と認められない鉄剤注射を全世代の選手に対して原則禁止とする方針を伝える。大会は23日、同市で行われ、47都道府県の代表など男女計105チームが出場する。

     陸連は2016年4月以降、不適切な鉄剤注射をしないよう警告してきたが、根絶されなかったとして、来年の同大会から選手の血液検査結果の報告を求める方針を決めた。監督会議では、一連の新たな対策について報告する予定だ。

     鉄剤注射は、酸素を運ぶ効率を高める血中のたんぱく質「ヘモグロビン」を増やし、持久力を高める効果があるとされる一方、鉄分が過剰になりやすい。陸連には、一部の高校で貧血治療を名目に使用され、選手に健康被害が出たという情報が寄せられていた。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20181222-118-OYTPT50250

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  3. 鉄剤注射の原則禁止方針 高校駅伝監督会議で伝達 京都
    2018年12月22日 18時24分

    全国高校駅伝が23日に行われるのを前に京都市で監督会議が行われ、健康に悪影響がある貧血対策の鉄剤注射について、来年春までに原則禁止にする方針が伝えられました。

    鉄剤注射は貧血の治療や予防として使用されるものですが、過剰な摂取によって肝臓や心臓などの臓器に蓄積し体に悪影響をもたらすことが指摘されています。

    こうした中、日本陸上競技連盟は一部の強豪校で競技力の向上を目的とした使用が続いているとして、来年春までに医師の指示がある場合を除き鉄剤注射の使用を原則、禁止にする方針を決め、22日に行われた全国高校駅伝の監督会議で伝達しました。

    この中で日本陸連の尾縣貢専務理事は「一部の学校の行為が高校駅伝の意義をおとしめている。鉄剤注射によって生徒たちの最高の舞台をふいにすることは許せない。今後、鉄剤注射の根絶を訴えたい」と話しました。

    そのうえで、今後の対策として、来年から全国高校駅伝などで血液検査の結果報告を求めることを検討する考えを示しました。

    会議に参加した監督の1人は「治療目的ではない鉄剤注射はやめなくてはいけないし、指導者のほうも動いていかないといけない」と話していました。

    一方、ことし10月に行われた全日本実業団対抗女子駅伝の予選会で、足をけがした選手が四つんばいで進んでタスキをつないだ事態を受けて、22日の監督会議では選手の健康状態などによっては競技を中止させることも確認しました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181222/k10011757241000.html

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  4. 鉄剤注射「禁止」伝える…陸連、高校駅伝監督会議で
    2018年12月23日5時0分

     高校駅伝の一部強豪校で貧血治療用の鉄剤注射が不適切に使われていた問題で、日本陸上競技連盟は22日、「全国高校駅伝大会」を前に京都市で開かれた出場チームの監督会議で、治療と認められない鉄剤注射を全世代の選手に対し、原則禁止とする方針を伝えた。

     会議は非公開だった。出席者によると、陸連の尾県おがた貢みつぎ専務理事が不適切使用をなくすための具体策として、〈1〉来年の同大会から出場選手の血液検査結果の報告を求める〈2〉原則禁止を盛り込んだ指針を来春までに作成する――などを示した。尾県専務理事は会議後、「鉄剤注射の問題が大会の価値や意義をおとしめており、根絶に向けて協力を求めた」と語った。大会は23日に同市で行われ、男女計105チームが出場する。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20181223-118-OYTPT50100

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    1. 鉄剤「禁止」監督評価 高校駅伝 「選手守るため」
      2018年12月23日5時0分

       日本陸上競技連盟が打ち出した貧血治療用の鉄剤注射を原則禁止とする方針が22日、現場の指導者たちに初めて伝えられた。伝達は「全国高校駅伝大会」を翌日に控えた監督会議の場。出席した監督たちは、おおむね前向きに受け止める一方、一部で戸惑いの声も漏れた。

      戸惑いの声も

      ■「正論」

       原則禁止の方針は、同大会出場105チームの監督が集まった非公開の会議で示された。出席者によると、陸連の尾県貢専務理事が冒頭に切り出したが、その場で質問や意見はなかったという。

       「競技力の向上を目的とする鉄剤注射は、人間の体をむしばむ行為。選手を守るために当然で、原則禁止は正論だ」。西日本の高校の男性監督は会議後の取材に対し、陸連の方針に理解を示した。

       この高校は出場常連校ということもあって勘ぐられ、不適切な使用問題の報道が相次いだ後、インターネット上で「使用している学校」と名指しで批判されたという。監督は「勝てば『注射のおかげ』と疑われる。不適切な使用がなくなれば、そんなうわさもなくなる」と語った。

       西日本の女性監督も前向きに受け止めた。指導している高校では、これまで食事や飲み薬、睡眠で貧血に対応してきた。「選手の体の負担を考えると、治療目的であっても注射を打たせないことに賛成。治療の一環でも使用するチームがあるのは信じられない」と驚いていた。別の西日本の男性監督は「注射の横行は昔から言われていた。方針は遅すぎるくらいだ」と指摘した。

      ■「基準あいまい」

       東日本の男性監督は「陸連から厳しい発言が飛び出すなんて今までなかった。鉄剤注射が使われていることへの危機感だろう」と推察した。

       注射の使用は、鉄分を補うための内服薬の副作用で経口摂取が難しい場合や、多量の出血で鉄分の喪失が多い場合など極めて限られたケースとなる。別の西日本の男性監督は「使用が全て禁止になれば、貧血の選手は競技ができない」と困惑した様子だった。

       陸連はこの日、原則禁止の具体策として、来年の全国高校駅伝から、血液検査結果の報告を求めることも伝えた。検査時期は地区大会後とし、陸連が費用負担する。別の西日本の男性監督は「時期や費用負担は示されたが、治療目的ではないと判断する基準があいまいだ。はっきりと示してほしい」と語った。

       東日本の監督は「治療なのに、疑われているようで心外。今後も医師の判断に委ねる」と話し、治療目的での使用を継続する考えを示唆した。

      ■血液検査支持

       2016~18年の全国高校駅伝女子出場校(今年は出場予定)計76校に今月行った本紙のアンケートでは、血液検査結果の報告について、67校が「賛成」と回答した。「反対」が5校、「その他」(判断できない)が4校だった。賛成理由では「選手の健康を守るため」「公平性を保つため」などの意見があった一方、「プライバシー保護にどう対応するのか」「違反した学校へ罰則が必要」など、運用面の課題も指摘された。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20181223-118-OYTPT50057

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  5. 勝てば「鉄剤注射のおかげ」…勘ぐられる常連校
    2018年12月23日9時4分

     日本陸上競技連盟が打ち出した貧血治療用の鉄剤注射を原則禁止とする方針が22日、現場の指導者たちに初めて伝えられた。伝達は「全国高校駅伝大会」を翌日に控えた監督会議の場。出席した監督たちは、おおむね前向きに受け止める一方、一部で戸惑いの声も漏れた。

     ■「正論」

     原則禁止の方針は、同大会出場105チームの監督が集まった非公開の会議で示された。出席者によると、陸連の尾県貢専務理事が冒頭に切り出したが、その場で質問や意見はなかったという。

     「競技力の向上を目的とする鉄剤注射は、人間の体をむしばむ行為。選手を守るために当然で、原則禁止は正論だ」。西日本の高校の男性監督は会議後の取材に対し、陸連の方針に理解を示した。

     この高校は出場常連校ということもあって勘ぐられ、不適切な使用問題の報道が相次いだ後、インターネット上で「使用している学校」と名指しで批判されたという。監督は「勝てば『注射のおかげ』と疑われる。不適切な使用がなくなれば、そんなうわさもなくなる」と語った。

     西日本の女性監督も前向きに受け止めた。指導している高校では、これまで食事や飲み薬、睡眠で貧血に対応してきた。「選手の体の負担を考えると、治療目的であっても注射を打たせないことに賛成。治療の一環でも使用するチームがあるのは信じられない」と驚いていた。別の西日本の男性監督は「注射の横行は昔から言われていた。方針は遅すぎるくらいだ」と指摘した。

     ■「基準あいまい」

     東日本の男性監督は「陸連から厳しい発言が飛び出すなんて今までなかった。鉄剤注射が使われていることへの危機感だろう」と推察した。

     注射の使用は、鉄分を補うための内服薬の副作用で経口摂取が難しい場合や、多量の出血で鉄分の喪失が多い場合など極めて限られたケースとなる。別の西日本の男性監督は「使用が全て禁止になれば、貧血の選手は競技ができない」と困惑した様子だった。

     陸連はこの日、原則禁止の具体策として、来年の全国高校駅伝から、血液検査結果の報告を求めることも伝えた。検査時期は地区大会後とし、陸連が費用負担する。別の西日本の男性監督は「時期や費用負担は示されたが、治療目的ではないと判断する基準があいまいだ。はっきりと示してほしい」と語った。

     東日本の監督は「治療なのに、疑われているようで心外。今後も医師の判断に委ねる」と話し、治療目的での使用を継続する考えを示唆した。

     ■血液検査支持

     2016~18年の全国高校駅伝女子出場校(今年は出場予定)計76校に今月行った本紙のアンケートでは、血液検査結果の報告について、67校が「賛成」と回答した。「反対」が5校、「その他」(判断できない)が4校だった。賛成理由では「選手の健康を守るため」「公平性を保つため」などの意見があった一方、「プライバシー保護にどう対応するのか」「違反した学校へ罰則が必要」など、運用面の課題も指摘された。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20181223-118-OYT1T50009
    https://www.yomiuri.co.jp/sports/etc/20181223-OYT1T50009.html

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  6. 【高校駅伝】日本陸連 鉄剤注射「原則禁止」へ…違反しても罰則なし
    https://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1545342713/

    「鉄剤」
    https://www.2nn.jp/search/?q=%E9%89%84%E5%89%A4&e=

    http://find.2ch.sc/?STR=%C5%B4%BA%DE

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  7. 新潟 NEWS WEB
    全国初 新潟県高野連が球数制限
    12月22日 19時47分

    新潟県高校野球連盟がピッチャーのけがの予防を目的に、全国の公式戦で初めて来年春の県大会から、球数制限を導入することがわかりました。

    これは、22日新潟市で開かれた野球の指導者などを集めたシンポジウムで、新潟県高野連の担当者が明らかにしました。
    投げすぎによるピッチャーのけがを防ぐことや各高校にピッチャーを複数育成してもらうことを促すのが狙いで、来年春の県大会から1人あたりの球数を100球に制限します。
    高校野球では、平成3年、夏の甲子園で初優勝を目指した沖縄水産高校のエース、大野倫さんが、ひじの痛みを抱えながら決勝まで4連投し、大会を通じて773球を投げ抜きましたが、ピッチャーとしての将来を断たれるなど、高校野球での投手の負担軽減は長年の課題となってきました。
    日本高校野球連盟は、選手の負担軽減などを目的に、延長13回からノーアウト一塁二塁から攻撃を始める「タイブレーク」をことしのセンバツ高校野球から実施していますが、公式戦でピッチャーの球数制限を導入するのは全国で初めてです。
    新潟県高野連の富樫信浩会長は「将来のある子どもたちがケガのため途中で野球を断念してしまうことがないようにしたい。できることを少しでも前に進めたい」と話していました。
    https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20181222/1030006190.html

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    1. 高校野球 初の球数制限 100球目安 新潟、来春の県大会で
      2018年12月23日5時0分

       新潟県高校野球連盟が来年春の県大会に限り、投手の球数制限を導入すると22日、発表した。同連盟によると、高校野球で球数制限を導入するのは全国初という。新潟市で同日開かれた野球指導者向けの研修会で、同連盟が明らかにした。

       球数は1人100球を目安とし、100球に達したイニングまでの登板とする。登板間隔などについては制限しない。同連盟は「制限を設けることで、投手の故障を予防し、(エース以外の)複数投手を育成したい」と狙いを説明している。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20181223-118-OYTPT50007

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  8. ザギトワ撃破 14歳Vに露衝撃
    12/23(日) 10:50 掲載
    https://news.yahoo.co.jp/pickup/6307719

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    1. ザギトワら撃破 14歳の新女王誕生に露メディアも衝撃「シェルバコワって誰だ」
      12/23(日) 9:19配信 THE ANSWER

      ロシア選手権SP5位から逆転V「センセーショナル」「予想するのは不可能」

       フィギュアスケートのロシア選手権(サランスク)は22日、女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)5位の14歳アンナ・シェルバコワが155.69点をマークし、合計229.78点で逆転V。ジュニア勢で表彰台を独占した。SP1位だった平昌五輪女王アリーナ・ザギトワらを抑えた若きロシア女王誕生に対し、母国メディアも「アンナ・シェルバコワって誰だ」と衝撃が走っている。

       ロシアに美しき新女王が誕生した。その名はシェルバコワだ。冒頭の4回転ルッツを含め、完璧な演技を披露。ザギトワ、メドベージェワら実績ある実力者がひしめき合った国内女王決定戦で栄冠を手中に。2位トルソワ、3位コストルナヤとともにジュニア勢で表彰台を独占し、“ロシア新3強”をアピールした。

       その衝撃は、ロシア全体にとっても絶大だった。スポーツ紙「スポルトエクスプレス」は「ザギトワとメドベージェワに勝ったアンナ・シェルバコワって誰だ」と見出しを打って特集。「14歳のトゥトベリーゼの教え子がセンセーショナルに女子シングルの国のチャンピオンになった」とレポートしている。

       記事では「もし、誰かがロシア選手権の女子シングルの順位を予想していたら、すべて間違えていただろう。アンナ・シェルバコワがチャンピオンになるなど予想するのは不可能だった。なぜか? なぜならシェルバコワはGPファイナルで6人中5位だったからだ」とつづり、予想外の戴冠を伝えている。

      本人もびっくり「正直言って…予想していなかった」

       4回転ルッツのほか、ノーミスの演技を披露した一方、トルソワは転倒が響いたことを伝えた上で「何よりも構成点の差がシェルバコワに有利に働いた。これは正しいのか? そうだ。なぜなら、この少女は独特のスタイルで、4回転ジャンプを跳ぶ上に、それとともに魂を込めた優美な滑りと可愛らしい微笑で人々を惹きつける」と評した。

      「アンナはまだたった14歳で全くの小さい子だが、技術的な複雑性と滑りの美しさの結合という点においては一番良いと言える」

       このようにつづり、賛辞を並べた。一方で、本人自身も「sports.ru」によると「とても自分の滑りに満足しています」と語りながら「とても嬉しい。けど、正直言って……予想していなかった」と語ったという。またしてもロシアから現れた逸材。今後、どんな成長曲線を描いていくのか。期待は膨らむばかりだ。
      https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181223-00046786-theanswer-spo

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    2. 栄枯盛衰、諸行無常、盛者必衰の理…

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  9. 全国高校駅伝 女子は神村学園が初優勝
    2018年12月23日 14時47分

    師走の京都を舞台に高校生ランナーがたすきをつなぐ「全国高校駅伝」は、午前中、女子のレースが行われ、神村学園が1時間7分25秒で女子で鹿児島県勢初めてとなる優勝を果たしました。

    ことしの大会は、女子は30回の記念大会で、各都道府県の予選を勝ち抜いた47校に11の地区代表を加えた58校が出場しました。

    マラソンの半分の距離を5人で走る女子のレースは、京都市の西京極陸上競技場をスタートに行われ、1区では、長崎商業の廣中璃梨佳選手が区間記録に迫る好タイムでトップでたすきをつなぎました。

    続く2区では、宮城の仙台育英高校がケニアからの留学生、エスタムソニ選手が6人を抜く走りでトップに立ち、その後の区間も安定した走りでトップを守りました。

    しかし、最終の5区でトップと31秒差の5位でたすきを受けた神村学園のケニア人留学生、カマウタビタ選手が区間トップの走りをみせ、仙台育英を抜き去りました。

    このままトップを守った神村学園が、1時間7分25秒の好タイムで初優勝を果たしました。女子で鹿児島県勢が優勝したのは初めてです。

    2位は長野東高校でタイムは1時間7分51秒、3位は仙台育英で1時間7分51秒でした。

    神村学園 有川監督「3年計画で優勝狙った」

    神村学園の有川哲蔵監督は「今の3年生が1年生の時に3年計画で全国優勝を狙うと決めてやってきた。ずっと優勝したいと思っていたので、とてもうれしいし、幸せな気持ち。選手たちがよく走ってくれた」と話し、涙を浮かべていました。

    レース展開については「1区で優勝争いができる6位でたすきをつなげたことが大きかった。アンカーにたすきが渡った時にトップとの差が、およそ30秒あったので逆転は厳しいと思ったが、カマウ選手が予想以上の走りを見せてくれた」と振り返りました。

    そして、「来年、再来年とまた優勝できるように新たな気持ちで頑張っていきたい」と次を見据えていました。

    主将の平田「3年間の思い 走りにつなげた」

    神村学園のキャプテンで1区を走った平田歩弓選手は「優勝を目標にやってきたのでとてもうれしい。3年間の集大成としていい結果で締めくくることができた。1区ではきつい場面もあったが、メンバーに入れなかった仲間のことを頭に浮かべながらトップに食らいついた。3年間の思いを走りにつなげることができてよかった」と笑顔で話していました。

    カマウ「走っているうちにどんどん近づいて…」

    神村学園のアンカーで区間賞の走りでチームを逆転優勝に導いたカマウ・タビタ選手は、「調子がよかったので、たすきを受けたときは、30秒から40秒の差であれば逆転できると思っていた。最初は前の選手が遠く見えたが、走っているうちにどんどん近づいてきたので力になった。3年生になって初優勝に加え、区間賞も獲得できて本当にうれしい」と話していました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181223/k10011757791000.html

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    1. 全国高校駅伝 男子は倉敷が2年ぶりに優勝
      2018年12月23日 17時15分

      師走の京都を舞台に高校生ランナーがたすきをつなぐ「全国高校駅伝」が行われ、男子は、岡山の倉敷高校が、2年ぶり2回目の優勝を果たしました。

      ことしの大会は、男子は各都道府県の予選を勝ち抜いた47校が出場し、京都市の西京極陸上競技場をスタートとフィニッシュに行われました。

      マラソンと同じ距離を7人で走る男子は、エース区間の1区で埼玉栄高校の白鳥哲汰選手がトップでたすきをつなぎました。

      2区も埼玉栄高校がトップを守りましたが、3区以降はともにケニアからの留学生を擁する去年2位の倉敷と3年ぶりの優勝を狙う広島の世羅高校の競り合いになりました。

      3区では8位でたすきを受けた倉敷のフィレモン キプラガット選手が区間トップの力走で一気にトップに立ちましたが、続く4区は世羅のジョンムワニキ選手が、区間記録に並ぶ快走で倉敷をかわしました。

      それでも、倉敷は、6区の石原翔太郎選手が区間2位の走りでトップを奪い返しました。最終7区もリードを守りきった倉敷が2時間2分9秒、歴代4位の好タイムで2年ぶり2回目の優勝を果たしました。

      2位は世羅、3位は福島の学法石川高校でした。

      倉敷 新監督「被災地によい報告できた」

      2年ぶりの優勝を果たした岡山の倉敷高校の新雅弘監督は「最後までわからない展開だったが、優勝できてほっとした。去年は、6区で逆転されたので、ことしも6区が勝負になると思っていた。逆転することができ選手たちは、本当によくやったと思う」と話していました。

      また、地元の倉敷市は、ことし7月の西日本豪雨で甚大な被害を受け、選手たちもふだん使っている競技場が使えなくなるなどの影響を受けました。

      新監督は「倉敷高校の走りで元気を送り、支援してくれた全国の方々にお礼をしたいという思いだった。優勝できて被災地によい報告ができたと思う」と話していました。

      主将の宍戸「勇気と感動与えられるよう走った」

      倉敷高校のキャプテン、宍戸来嘉選手は「夢の舞台で優勝することができてとてもうれしい。個人としては、思うような結果は出せなかったが、チームの仲間や応援してくれた方々のおかげで優勝できた。本当に感謝したい」と話していました。

      そして、ことし7月の西日本豪雨で被災した地元の倉敷への思いについて「僕たちは被災した人たちに勇気と感動を与えられるようにこの日を目指して走ってきた。優勝できて本当によかった」と話していました。

      6区の石原「勝ちたいという強い思いで走った」

      6区で区間2位の走りでトップを奪い返した岡山の倉敷高校の石原翔太郎選手は、「たすきをもらった時点で2位だったので『勝ちたい』という強い思いを持って走った。ねらいどおり、下り坂でペースを上げて相手を抜かすことができた。タイムも予想以上でいい走りができた。チーム一丸となって優勝できてとてもうれしい」と話していました。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181223/k10011757911000.html

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    2. 3区、倉敷キプラガット選手の走りには見入ってしまった…
      https://twitter.com/search?q=%E3%82%AD%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%AC%E3%83%83%E3%83%88&src=typd

      が、時計を気にしすぎて走りに集中できてないイメージ…

      時計なんか気にしないでもくもくと走り続けていたら区間新もラクラク出ていたんじゃないかと…

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    3. サムエル・ワンジル - Wikipedia
      https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%A0%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%AF%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%AB

      https://www.google.co.jp/search?q=%E3%83%AF%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%AB

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    4. 女子は神村学園が初V、5区で逆転劇…高校駅伝
      2018年12月23日12時24分

       全国高校駅伝(23日・京都市西京極陸上競技場発着=男子7区間42・195キロ、女子5区間21・0975キロ)――女子は神村学園(鹿児島)が5区で逆転し、初優勝を果たした。長野東(長野)が2大会連続で2位に入り、連覇を狙った仙台育英(宮城)は3位だった。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20181223-118-OYT1T50028

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    5. 男子は2大会ぶり倉敷V…6区で首位、逃げ切る
      2018年12月23日14時54分

       全国高校駅伝(23日・京都市西京極陸上競技場発着=男子7区間42・195キロ、女子5区間21・0975キロ)――男子は6区で首位に立った倉敷(岡山)が逃げ切り、2大会ぶり2度目の優勝を飾った。3大会ぶりの優勝を狙った世羅(広島)が2位。学法石川(福島)が3位に入った。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20181223-118-OYT1T50040

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  10. 安易な鉄剤注射 対策へ…スポーツ庁長官 厚労省と連携
    2018年12月24日5時0分

     高校駅伝の一部強豪校で貧血治療用の鉄剤注射が不適切に使われていた問題で、スポーツ庁の鈴木大地長官は読売新聞のインタビューに応じた。「鉄剤注射は医療行為。本当に治療が必要な場合を除き、安易に利用すべきではない」と述べ、対策に向け、医療を主管する厚生労働省と連携を始めたことを明らかにした。

     鈴木長官が、鉄剤問題について言及するのは初めて。

     鉄剤注射の使用は、薬の服用などの治療ができず、重度の貧血の場合などに限られている。鈴木長官は「医療のあり方にもつながる問題だ」と指摘した。

     スポーツ庁は問題発覚後、厚労省に連携を持ちかけ、担当者間で情報共有を始めた。スポーツ、医療各現場の問題点をそれぞれに洗い出し、具体的な対策につなげたいとした。

     インタビューは21日に同庁内で行った。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20181224-118-OYTPT50088

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    1. 人の「健康」よりも、客の要望欲求につけこんだ「商売」のほうが大事な医者が大勢いたということなのだろう…

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  11. [根絶 鉄剤注射]<上>やまぬ疑惑 陸連決断…原則禁止「健康を守る」
    2018年12月24日5時0分

     高校駅伝の一部強豪校で不適切に使われてきた鉄剤注射について、日本陸上競技連盟(陸連)は「全年代で治療名目でも原則禁止」との方針を打ち出した。陸上界から鉄剤注射を根絶するという意味だ。関係者の思いを聞き、今後の課題を探る。

     23日、晴天の下、京都市で開かれた陸連主催の全国高校駅伝大会。「やっと事態が動き出した」。西日本の監督は力走する女子選手を見つめ、少しだけ安堵あんどしていた。

     監督は高校時代の3年間、自身も鉄剤注射を使用していた。中学時代から貧血で、高校入学後に受診した医師の診断で打ち始めた。週1回の注射は部活動を引退する高校3年の秋まで続いた。「当時は鉄剤注射の危険性について情報がなく、普通の貧血治療だと思っていた」

     しかし、高校卒業後、疲れが抜けなくなった。健康診断では肝機能や腎機能の数値が悪く、再検査を求められることが続いた。20年かかってようやく平常値に戻ったという。

     「自分がつらい経験をしたから、教え子には絶対に同じ思いはさせない」。貧血と診断された選手には医師が処方した錠剤の服用で対応。症状が重い時は練習量を減らし、3度の食事と睡眠をしっかりとらせる。

     注射を打つ医師への憤りもある。「健康被害について、医師は一番知っていたはず。若い選手の体を真剣に考えていれば、今こうはならなかった」と指摘する。「鉄剤注射をしている選手の今後が心配。高校陸上界がこれからどうなるのか見守りたい」

            ◎

     陸連で今回の方針決定を主導したのは、専務理事の尾県貢おがたみつぎと医事委員長の山澤文裕だった。2人が鉄剤注射の問題を認識したのは2015年だった。

     翌16年4月、陸連はセミナーを開き、食事で栄養を取る大切さを指導者らに訴えた。さらに、「貧血治療は医師と共に」「安易な鉄剤注射は体調悪化の元」などとする「貧血対処7か条」をまとめ、各地の陸上競技協会を通じて選手や指導者に警告した。

     だが、その後も使用を疑う声が全国から届いた。今年9月、尾県は「陸連が選手の健康を守らなくてはいけない。来年の全国高校駅伝大会から血液検査結果の報告を義務付ける」と決意し、山澤に告げた。山澤も同じ考えだった。根絶への動きが一気に加速し始めた。

            ◎

     今大会に複雑な思いを寄せる実業団の女子選手がいた。高校時代、監督と医師の指示で注射を繰り返した。鉄分の過剰摂取で肝機能が低下し、今も記録が伸び悩んでいる。この日、インターネットの速報で各校の順位を見た。「この中にも注射を打たされていた選手がいるのかも。私のようにはなってほしくない」と願う。

     陸連の「鉄剤注射の原則禁止」の方針は、「とても良いこと」と受け止めた。だが、陸連の強い姿勢に戸惑っている監督がいることをニュースで知り、「対策が浸透するには、まだ時間がかかるのだろうな」と思っている。(敬称略)

    陸上以外にも呼び掛けへ…鈴木スポーツ庁長官
     高校駅伝の一部強豪校による鉄剤注射の不適切使用問題を巡り、スポーツ庁の鈴木大地長官が読売新聞のインタビューで、陸上以外の競技でも、不適切に使わないよう横断的に呼び掛けていく考えを示した。鈴木長官は「選手や監督らに守らせることが重要だ」と述べ、日本オリンピック委員会などを通じ、各種競技の統括団体に周知させるとした。

     鉄剤注射を原則禁止とする方針を打ち出した日本陸上競技連盟の取り組みについて、鈴木長官は評価。「選手を徹底して守ることが重要。健康を害することはやめていただきたい」と述べ、陸連の動きを後押しする考えを語った。

     鉄剤注射使用の背景に体重が軽い選手が有利という長距離競技ならではの事情があることに対して、鈴木長官は「十分な栄養摂取や健康な状態で練習するのが重要」と述べ、やせさせた状態でトレーニングさせる指導法を批判した。こうした指導は、女性アスリートに対して行われていることが目立つことも指摘した。

     中学、高校の各3年間で結果を重視する「勝利至上主義」が鉄剤注射の使用を含む不適切な指導につながっているとの考えも示し、「間違った指導や、指導者の考えを是正していかなければならない」と述べた。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20181224-118-OYTPT50062

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    1. [根絶 鉄剤注射]<中>特待生 指示逆らえず…「コーチ怖い」週2回使用
      2018年12月25日5時0分

       鉄剤注射の使用は、女子選手に限られたことではない。西日本の男子大学生は、約5年前を思い出しては、胸が苦しくなる。

       「とにかく打ってください」。診察室で困惑する医師に、コーチが迫っていた。当時は高校1年。言われるがまま、隣にいた自分も頭を下げた。「コーチが怖くて打つしかなかった」

       男性は西日本の駅伝強豪校に特待生として入学した。記録は順調に伸びたが、タイムが落ちると、監督から血液検査のデータを見せられ、鉄分の摂取を指示された。錠剤で変化がないと、注射の使用を言い渡された。当時の監督の方針だった。

       肝機能の数値が悪く、病院で許されたのは約2か月の使用だった。その後、別の病院でコーチと2人で医師に頭を下げ、週2回の使用を約1年続けた。

       徹底した食事制限も伴った。制限された体重は、男性の適正より13キロ少なかった。毎朝の体重測定で200グラム多いだけでどなられた。食事もしっかり取れず、注射を打って練習する日々。耐えられず高2の冬で部活をやめた。男性は「ほかの部員も打っていた。あのまま続けていたらと思うと、怖い」と振り返る。

                ◎

       注射使用は、肝機能の低下など健康被害を起こす恐れがある。だが、選手の親の一部からは使用を容認する声もあった。

       京都市で23日に行われた「全国高校駅伝大会」に出場した西日本の強豪校の応援で訪れた母親は、選手への注射の使用に一定の理解を示した。

       活躍すれば大学進学や就職にもつながる。長距離選手だった母親は「多少の貧血で練習を休ませたり、大会を欠場させたりするわけにはいかない」としたうえで、「大会前なら、打たせるかもしれない。娘たちは高校生活の全てをかけている」と言い切った。

       別の西日本の母親はこの日、注射を使用する学校が本当にあるのかと思いながらレースを見つめた。娘から話に聞いたことはあったが、うわさに過ぎないと思っていた。母親は「結果を出すプレッシャーはあるだろうが、指導者は、その道具や手段として、子どもたちを使ってほしくない」と語った。

                ◎

       長距離種目は体重が軽い選手が有利とされる。過度な食事制限で不足した鉄分を、一部強豪校では鉄剤注射で補っていたが、多くの学校は注射を使わず、競技力を高めようとしている。

       同大会の予選上位校で知られる東京都内の私立高校陸上部は、無理な減量をさせない。部員のベスト体重を維持管理し、貧血には、鉄分を多く含む食材での食事改善を促している。

       ひどい貧血の症状が出た部員がいた今春は、半年かかったが食事改善で対応した。男性顧問は「時間がかかっても、部員の体を考えるのが指導者の役目。鉄剤注射の使用は、許せない行為だ」と語る。

       関東地方の別の私立高校陸上部も、食事改善で対処している。重い貧血症状の場合で、経口薬の処方を検討するが、注射は使わない。

       同校顧問は長距離選手だった高校時代、医師から貧血の際に「短期間で改善する」と鉄剤注射を勧められたが断ったという。「この問題がようやく注目されるようになった。これを機に一掃してほしい」と願う。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20181225-118-OYTPT50014

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    2. [根絶 鉄剤注射]<下>医師の協力 不可欠…指導者の意識改革 課題
      2018年12月26日5時0分

       西日本の医師は、日本陸上競技連盟が今月、「治療名目も含め鉄剤注射は原則禁止」とする方針を示したことを知り、4年ほど前に診た高校陸上の女子選手を思い出した。

       選手は「大会のために頑張ってきたが貧血になってしまった。鉄剤注射を打ってほしい」と切り出した。同席した監督、保護者も頭を下げた。

       医師は「将来、肝臓などの機能障害が起こる可能性がある」と説明し、「自由診療」で注射を打った。保険を適用できる「注射が必要な重度の貧血」には当たらないと診断したからだ。

       スポーツ選手を診る機会が多く、治療後に選手が好成績をあげると一緒に喜び合った。「選手に寄り添えなかったら意味がない」と考えていた。

       だが、2016年4月、陸連が鉄剤注射を使わないよう警告してから、自由診療で注射を打つのをやめた。今回は「治療名目でも原則禁止」だ。医師は「今後も、いくら頼まれても打つことはないだろう」と話す。一方で「大事な大会前に、貧血を注射で治せないと告げた後、選手にどんな言葉をかけて励ませばいいか……」と考え始めている。

           ◎

       陸連は各地の医師会に、治療以外で選手に鉄剤注射をしないよう協力を求める。不適切な注射を根絶するには、処方する医師の理解と協力が欠かせない。

       京都府医師会は今月18日、会員医師らに対し、競技力向上を目的とした注射は打たないよう、全国初の通達を出した。同医師会理事の山下琢たくは「多くの医師は納得するはずだが、強制力はないので、完全な歯止めにはならない」と打ち明ける。通達について「医師の診療への介入になり得る」と指摘した医師もいた。山下は「医師会でも踏み込めない領域はある」と話す。

       陸連医事委員長の山澤文裕は「求めに応じて打つ医師がいるが、それは治療とは言えない」と指摘する。

           ◎

       鉄剤注射がなくならない原因に、「指導者の質とモラルの低さ」を挙げた陸上関係者は少なくない。米国などに倣い、指導者にライセンス(資格)制度を導入し、選手の健康を最優先する意識を持たせるべきだ、との声もあった。

       陸連にも「コーチ」「ジュニアコーチ」の二つの公認資格制度はあるが、取得に必要な「栄養」の講義はわずか1・5時間ほどしかない。陸連は、鉄分過剰摂取の危険性についての講義を増やすことを検討する。

       資格取得までコーチは1年、ジュニアコーチは2、3か月かかる。九州の高校の監督は「取りたいが時間が足りない。鉄剤の知識を学べる研修があったらいい」と話す。取得後に研修を受けないと失効するため、資格保持者は約5000人にとどまる。

       全国高等学校体育連盟の統計(8月現在)によると、全国の高校陸上部員は男女計約10万8000人いる。公認コーチは不足しているのが現状だ。陸連指導者育成部長の沼澤秀雄は「鉄剤注射の危険性を十分理解した指導者を数万人規模に増やしたい」と意気込む。

       「鉄剤注射の根絶が、スポーツ本来の価値や役割、部活動の意義を見直すことにつながるはずだ」。陸連専務理事の尾県貢おがたみつぎはこう話す。医師や指導者の意識改革をどこまで進められるのか。陸連の覚悟が試されている。(敬称略)

      (この連載は、向山拓、宮下洋介、松崎美保、田中耕太郎、岡本裕輔が担当しました)
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20181226-118-OYTPT50123

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  12. バスケットボールはどうか? バレーボールはどうか?

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  13. スポーツの指導でパワハラや暴力 SNSで相談 試験実施へ
    2018年12月27日 16時59分

    スポーツの指導現場でパワーハラスメントや暴力が相次いだことを受けて、JSC=日本スポーツ振興センターは、過去4年間にオリンピックやパラリンピックの代表だった選手などを対象に、SNSでの相談受け付けを来年2月に試験的に実施することになりました。

    スポーツ界の指導をめぐっては、ことし、オリンピックに出場したレスリング選手へのパワハラや体操選手への暴力が相次いで明らかになりました。

    第三者への相談窓口が設けられているJSCは、指導でのパワハラや暴力などに関して、選手からの相談を受けやすくする必要があるとして、来年度から新たにSNSでも受け付ける方針で、今回、導入に先立って来年2月から1か月程度、試験的に実施することになりました。

    今回、相談の対象となるのは、過去4年間に、オリンピックやパラリンピックの代表に選ばれた選手や、JOC=日本オリンピック委員会やJPC=日本パラリンピック委員会の強化指定選手、それにその家族や所属先の関係者です。

    来年度からは、相談を受ける対象を各競技団体の強化選手やその関係者にも広げる予定で、JSCは、競技団体と連携して選手たちにSNSでの相談を呼びかけ、結果を分析して導入に生かしたいとしています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181227/k10011761631000.html

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  14. 富士山女子駅伝 名城大が大会新記録で初優勝
    2018年12月30日 14時14分

    全日本大学女子選抜駅伝、「富士山女子駅伝」が静岡県で行われ、名城大学が大会新記録となる2時間22分50秒のタイムで初優勝を果たしました。

    富士山女子駅伝は、静岡県富士宮市をスタートし富士市までの7区間43.4キロで行われ、全国の20の大学と2つの選抜チームが出場しました。

    序盤2位につけた名城大は、4区で4年生の松浦佳南選手が区間トップの走りで先頭に立ち、続く最も距離の長い10.5キロの5区も2年生の加世田梨花選手が区間賞をマークし後続を1分以上引き離しました。

    名城大は、6区でも4年生の玉城かんな選手が区間賞をマークし、トップで最終7区のアンカー、1年生の高松智美ムセンビ選手につなぎました。

    高松選手は、区間賞こそ逃したものの、最後まで先頭を守り、名城大が2時間22分50秒の大会新記録で初優勝を果たしました。

    名城大は、10月の全日本大学女子駅伝に続く2冠達成です。

    2位は大東文化大学、6連覇を目指した立命館大学は3位でした。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181230/k10011763851000.html

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  15. 遺伝子ドーピング 防げ…日米専門家らが研究会 ゲノム編集 悪用懸念
    2019年1月8日5時0分

     効率良く遺伝子を改変できるゲノム編集技術を悪用し、スポーツ選手の運動能力を高める「遺伝子ドーピング」を防ごうと、日本の生命倫理学者らが中心になって2019年3月に国際的な研究会を設立する。20年の東京五輪・パラリンピックを前に、想定される応用例を検討し、倫理的な課題などを整理する。遺伝子ドーピングについて、日本の研究者による本格的な議論の場ができるのは初めて。

    3月 都内で会合
     ゲノム編集技術は簡単で精度が高く、農作物や魚などの品種改良の研究が急速に進んでいる。米国ではすでに、ゲノム編集を使った難病患者の治療も始まっている。

     このため、研究者の間で「ゲノム編集を悪用して、筋力を増強したり、血液で運ぶ酸素の量を増やしたりすることで、運動能力を向上させる行為が広がりかねない」との懸念が高まり、世界反ドーピング機関(WADA)は18年、ゲノム編集を使ったドーピング行為を禁止した。ただ、スポーツ関係者の間では認知度が低く、十分な対策が取られていない。

     そこで、ゲノム編集に詳しい生命倫理やスポーツ哲学の専門家が3月に会合を東京都内で開き、技術の進展状況やスポーツで想定される応用例を議論する。米国の専門家も招き、継続的に議論を続ける。日本アンチ・ドーピング機構(JADA)やスポーツ医学の専門家にも参加を呼びかける。

     18年11月には中国人研究者が人間の受精卵にゲノム編集を行い、双子を誕生させたと主張した。この技術を使って、生まれつき運動能力が高い子どもを作り出すことへの懸念も広がる。

     研究会を準備する竹村瑞穂・日本福祉大准教授(スポーツ倫理学)は「人間の能力を高めるという行為はスポーツ界にとどまらず、社会全体の問題に広がる可能性がある」と問題点を指摘している。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20190108-118-OYTPT50051

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    1. 「遺伝子ドーピング」というインチキ医科様案件にここぞとばかり群がるインチキ医科様有象無象…

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  16. [先生のコトバ]<1>「このままでいいのか?」
    2019年1月5日5時0分

     ◇容姿を受け入れ「武器」に・・・副島淳さん 34(タレント)

     いじめや挫折、進路に悩んでいたあの頃、先生のひと言に救われたという人は多い。新しい時代を迎えても大切にしたい「先生のコトバ」を、各界著名人に聞いた。

     「クルクルパーマ」「外国人」

     小学4年で転校した千葉県浦安市立の小学校で、周りとは違う肌の色や縮れ毛を指摘されるようになりました。鬼ごっこをすると、ずっと鬼でみんなを追いかけ回すだけ。上履きや教科書を隠されたこともあります。友達が怖くなって、一人でいることが多くなりました。

     父はアメリカ人ですが、会ったことはありません。小学2年の時に母が日本人男性と結婚したのですが、1年ほどで離婚。小学4年の頃、浦安の祖母が困窮する僕たちの様子を見かねて呼び寄せてくれました。でも、転校した小学校に居場所はありませんでした。

     学校に行きたくなくて、家では母に当たりました。「何で産んだんだ」「どうしてオレだけこんな肌の色なんだ」と。人と違う容姿は克服できない。どうすればいいか分かりませんでした。

         ◎

     地元の市立美浜中学校に進学してバスケットボール部に入ってから、学校に居場所ができるようになりました。入学当初は身長も1メートル57しかなく、バスケは初心者。負けるのが当たり前の弱小チームでしたが、遊びの延長で楽しかった。

     ところが中学2年の時、落合幸一郎先生が顧問になってから状況は一変しました。先生は容赦なく厳しかった。まずは体力づくり。ダッシュを繰り返し、吐くほど走りました。腕立て伏せや腹筋もどれほどやったか分かりません。反発する度胸もなく、ただ先生が怖くて言われるがまま練習をしていました。

     秋頃、練習試合で県内屈指の強豪校と対戦しました。得点は相手が100点以上に対して、僕たちは1桁。歴然とした力の差がありました。

     試合後、落合先生は部員たちに「何で負けたと思う?」と問いかけました。「スピード」「シュート力」と一人ずつ挙げていくと、何もかもが足りない。その時、冷静に言われたんです。「このままでいいのか? 今が変わるチャンスだぞ」。うまくなりたい、強くなりたい。先生についていけば変われると思いました。

     その頃、グンと身長が伸びて1メートル80ほどに。先生から「チームの柱になれ」と言い聞かされ、マンツーマンの特訓を受けました。線が細く、競り合うと力負けしてしまうので、先生が体当たりしてきたところでシュートを打つ練習を繰り返しました。中2の終わり頃には練習の成果が表れ、県代表にも選ばれました。

         ◎

     ある練習試合で、チームの動きがかみ合わずに負けそうになって、「パス、早く」「こっちだろ」と他のメンバーのせいにしたことがありました。試合後、鬼の形相の落合先生が腕組みして待っていました。

     「お前の気持ちはチーム全体に影響する。試合を投げ出すような態度を絶対に見せるな。大黒柱なんだから。下向くな。ダメならダメなりにやりきれ」

     バスケはチームワークが大事なのにテングになって、感情を抑えられなかった。自分を恥じました。

     こうしてバスケが上達するにつれ、ハンデだと思っていた自分の容姿も「武器」と思えるようになりました。容姿をいじられても笑いで返すのです。縮れ毛を指摘されたら、「理科の実験で爆発に巻き込まれちゃってね」という具合に。弱点だった外見を「いいな」と思える自分に変わっていきました。

     落合先生と出会い、僕の人生は変わりました。元々、家計を支えるために、中学卒業後は就職しようと考えていたのですが、バスケの推薦で大学まで進学できました。小学生の頃、自分の存在が受け入れられず、人と話すことすら苦手だった僕が今、芸能界でリポーターや俳優をやっています。

     今もコンプレックスはあるし、自信もありません。でも落合先生が、仲間と協力することの楽しさや、諦めずに食らいつくことの大切さを教えてくれました。

     今の目標は、芸能界の仕事をやり続けること。皆を喜ばせたり楽しませたりして、人を幸せにできる人間になりたいです。(聞き手・上田詔子)

         ◆

     【そえじま・じゅん】 タレント、俳優。1984年、東京都生まれ。東京成徳大卒業後、モデルや俳優として活動し、2017年からNHKの情報番組「あさイチ」のリポーター。身長は1メートル95で、アフロヘアを含めると2メートルを超える。

         ◆

     ◇得意なバスケで成長の機会・・・落合幸一郎さん 52(当時・浦安市立美浜中教諭)

     出会った頃は線が細く、腕立て伏せが2回しかできないほど力もありませんでした。でも、1メートル80近くあり、素直で努力家。鍛えたら面白いと直感的に思いました。

     副島は美浜中バスケ部の「顔」でした。中学2年の終わりに県代表に選抜されたことは、バスケでの高校進学にもつながり、大きな転機になったと思います。

     私が赴任する前、学校は彼を選抜に推薦していませんでした。理由を尋ねると、「授業中に私語があり、落ち着きがないので」との答え。「生活態度の改善が先」という理屈ですが、「逆じゃないか」と思いました。得意なバスケでチャンスを与えれば、人間として成長できるはずだと考えていました。

     テレビに出るようになってから、いじめにあっていたと知りました。明るい印象が強かったのですが、振り返れば、出会った頃は周囲にあわせて、「明るく振る舞っていた」のかもしれないですね。その後、バスケで自信がつき、本来の明るさになったのだと思います。

     周囲を楽しませ、なぜか応援したくなるのが彼の魅力です。テレビや映画で活躍を見ていますが、素直で誠実な雰囲気は、中学生の頃と変わりません。どんなに有名になっても「副島らしさ」を貫いてほしい。私にとっては、いつまでもかわいい生徒ですから。

         ◆

     ◇あなたの心に残ったコトバは?

     恩師の言葉を心の支えにしているのは著名人だけではない。一般社団法人「『教師の日』普及委員会」が昨年8月、心に残る「先生のコトバ」をインターネット上で募ったところ、約120点が集まった。その一部を紹介する。

     ◇「プラスな言葉をみんな幸せに」

     「マイナスな言葉を発さない、プラスな言葉を発しなさい。そうすれば、みんなが幸せになれるから」(10代女性。クラスの雰囲気が良くなかった時に)

     「自分のやりたいことができる所なら偏差値なんて関係ない、やりたいことをやればいい」(20代男性。学校を決めるのに悩んでいた時に)

     「一生懸命に頑張っている姿は決してカッコ良く見えるもんじゃないけど、カッコ悪くても、一生懸命になれる大人になりなさい」(40代男性。中学時代に体育祭の練習でダラダラしていた時に、数学の先生から)

     ◇「しんどかったらいつでも戻って」

     「しんどかったらいつでも戻ってきたらええねん」(20代女性。就職して母校に帰った時に)
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20190104-118-OYTPT50337

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    1. [先生のコトバ]<2>「自分のために踊ったら」
      2019年1月10日5時0分

       ◇気負わず演技 五輪にも・・・畠山愛理さん 24(元新体操選手)

       小学1年の頃に新体操を始めました。何か習い事をさせようと思った母が、バスケットボール、水泳など様々な体験に連れて行ってくれた中で一番印象に残ったのが新体操。初めて触れたリボンがきれいで、回すのが楽しくて、自分からやりたいと言いました。

       それからは、もう夢中。クラブチームに毎日のように通い、ほかの時間も新体操のことだけ考えていました。寝る時もボールなどの手具と一緒。めちゃめちゃ楽しくて、一度もつらいと思いませんでした。

       演技を見てもらうのが好きだったから、お客さんに囲まれる大会はうれしかった。6年の時、全日本大会で初めて6位に入賞し、五輪を目指すようになりました。卒業文集にも「絶対に出ます。夢に向かって走り続けます」と書きました。

           ◎

       ところが、中学はまったく逆でした。練習がつらかった。2年の時は腰を痛めました。大会中に激痛としびれで演技ができなくなったんです。練習場の前に行ったら苦しくて吐いてしまう時もあり、新体操がむしろ嫌いになっていました。

       3年秋のある日、授業中に突然涙が出てきました。練習が全然できていないのに、推薦で全日本大会に出場することになり、自信がなく、ほかの選手にも申し訳なかったからです。担任に抱えられて保健室に行くと、そこに養護教諭の吉沢麻紀子先生がいました。その顔を見て涙があふれ、「新体操をやめたい。もう好きじゃない」と思いをはき出しました。

       吉沢先生は、女子のきゃぴきゃぴした会話にものってくれる人で、とても話しやすかった。大会への引率役だったので、新体操が大好きだった頃の私をよく知っていました。

       先生は私の肩を抱きながら「周りの目は気にしないで、自分のために踊ったら」と言ってくれました。「やめることは止めないけれど、あんなに好きだった新体操を、嫌いな気持ちでやめてほしくない」と。その言葉が、吹っ切るきっかけになったのです。

       新体操が嫌いなまま終わったら、今までの自分に申し訳ない。楽しければいいやと思い、全日本大会に出ました。新体操は見せる競技だから、陰にこもったまま出たら、周りにもすぐ分かったでしょう。結果は、種目別のフープで2位、総合で8位。その時のベストを出せたと思います。

       大会後、家でたまたま小学校の卒業文集を見つけ、「走り続けます」という自分の文章に背中を押されました。その冬、落ちたら競技をやめるつもりで、日本代表「フェアリージャパン」のオーディションを受けてみると、気持ちが自然と積極的になっていきました。合格してからは、目まぐるしく環境が変わりました。

           ◎

       代表になっても、先生はことあるごとに励ましてくれました。最初の五輪だったロンドン大会は会場に来てくれて、次のリオデジャネイロ大会は、日本の合宿地に手紙を送ってくれました。すごく緊張していたのですが、先生の「等身大の愛理のままで、今のこの時を楽しんできて」という文章を読み、気が楽になりました。手紙は今も宝物です。

       私は特にうまい選手ではなく、できないことも多かったから、それを周りに見られたくない気持ちは強かった。でも、先生の「自分のために踊る」という言葉が胸にあったから、どんなに大勢の前でも気負わず演技ができました。先生がいなければ五輪には出ていないし、今の自分もいない。そんな人生に必要不可欠な存在だと思っています。(聞き手・横山航)

           ◆

       【はたけやま・あいり】 1994年、東京都多摩市生まれ。新体操日本代表として2012年のロンドン五輪で団体7位入賞、16年のリオデジャネイロ五輪で団体8位入賞を果たした。現在、テレビのリポーターなどを務める。

           ◆


       ◇重圧から解放してあげたくて・・・吉沢麻紀子さん(当時・多摩市立聖ヶ丘中養護教諭)

       彼女はあの頃、保健室に時々来ていました。朗らかで、誰とでもなじめる普通の子。「何か技を見せて」と言うと、クルッと前に1回転してくれる気安さもありました。でも、大会に引率した時、コーチに厳しく指導される姿を見て、シビアな世界だと感じました。

       中3の時は思うように演技ができず、思い詰めていました。私の前で泣いた時、普段の頑張りを知っていたから、私は「もういいんじゃないか」と思ったんです。焦りや重圧から解放してあげたくて、「最後だと思って楽しんだら」と言いました。

       素人だから言える言葉ですよね。でも、彼女は少し落ち着きました。そして大会後、「結果がついてきたんです」って報告してくれました。ちょっとした会話が、子供を大きく動かすこともある。今は別の中学で養護教諭をしていますが、いい経験でした。

       中3の頃に「五輪に出たら応援に行くよ」と約束していたから、ロンドン大会は現地に行きました。リオは行けなかったから、手紙で応援。引退後は一緒に食事もしました。テレビに出るようになっても、等身大で飾らないのがいいところ。見られる仕事は大変だけれど、ありのままの彼女でいてほしいです。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20190109-118-OYTPT50322

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  17. 陸連U20コーチ、セクハラか…女子生徒が訴え
    2019年1月11日14時59分

     宮崎県立高校の陸上部に所属する女子生徒が、「顧問の男性教諭からセクハラを受けた」と訴え、県教委が事実関係を調べていることが分かった。

     県教委や同校によると、昨年8月末、女子生徒から同校に相談があった。体を触られるなどの被害を訴えたという。

     顧問は昨年12月下旬から、部の指導や授業を自粛。同校は部員や保護者向けの説明会を開いた。県教委は「事実関係を慎重に調べている」としている。

     日本陸連によると、顧問は陸連のU20(20歳未満)コーチを務めている。昨年12月下旬からコーチの活動も自粛しているという。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20190111-118-OYT1T50076

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  18. 鉄剤注射 全競技「注意」…医師会、文書通知へ
    2019年1月11日15時0分

     高校駅伝の一部強豪校で貧血治療用の鉄剤注射が不適切に使われていた問題で、日本医師会は全国の医師に向け、陸上選手に限らず各競技、全年代の選手に対し安易に使用しないよう文書で注意喚起する方針を決めた。近く日本医師会長名で、各都道府県医師会などに所属する約21万人の医師に伝達する。日本陸上競技連盟が昨年12月に表明した鉄剤注射の「治療名目でも原則禁止」の方針に医師会が協力することになる。

     陸連は昨年12月27日、鉄剤注射の不適切使用の根絶には医療現場との連携が不可欠と判断し、日本医師会に協力を要請していた。

     陸連や医師会の複数関係者によると、文書では、鉄剤注射が高校生の一部選手に使われていた実態があり、陸連から根絶に向けて協力依頼を受けた経緯などを説明。「鉄分の過剰摂取につながることがあり、慢性の副作用を引き起こす恐れがある」などと指摘し、選手や指導者から依頼されても安易に使わないよう注意を促している。

     医療現場の理解をより深めてもらうため、文書には陸連の注意事項も添付する。陸連は、重度の貧血治療でも「最初は経口鉄剤」とし、注射による治療を行う場合は血液検査をするよう求め、鉄剤注射の「過剰使用による副作用は重篤」などと注意喚起している。

     鉄剤注射は、重度の貧血治療に使われる一方、持久力を高める効果があるとして、女子の長距離選手を中心に2000年頃から全国的に広まったとされる。

     陸連は16年4月、肝機能障害などを引き起こす恐れがあるため、鉄分の取りすぎに注意するよう選手や指導者に警告。駅伝強豪校での不適切使用の実態が明らかになった昨年12月、鉄剤注射を原則禁止とする方針を表明、根絶に乗り出した。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20190111-118-OYTPT50242

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  19. 胃腸薬に禁止物質混入、ドーピング処分取り消し
    2019/03/04

     日本アンチ・ドーピング機構(JADA)は4日、ドーピング検査で禁止薬物に陽性反応を示したため、暫定的資格停止処分になっていたレスリング男子の阪部創選手(25)(自衛隊)について、処分を取り消すと発表した。選手が飲んでいた胃腸薬から、本来含まれていないはずの禁止物質が検出されたため、選手に過失はないと認定した。

     発表によると、阪部選手は昨年6月の検査で、利尿作用のある禁止薬物のアセタゾラミドが検出された。身に覚えがなかったため、所属チームの医師から処方された薬などの成分分析を検査機関に依頼したところ、沢井製薬(本社・大阪市)の胃腸薬「エカベトNa顆粒サワイ」からアセタゾラミドが検出されたという。

     これを受けて同社は3月4日、この薬の使用中止を呼びかけるとともに、自主回収を行うと発表した。原料メーカーの製造段階で混入した可能性があるとして調査を進めている。この薬は月約100万包が出荷されているという。アセタゾラミドは緑内障などの治療薬として使われている。

     阪部選手は2016年の世界選手権代表の実力者で、禁止薬物が検出された昨年の全日本選抜選手権では準優勝した。処分取り消しを受け、「資格停止がなくなり、チームでの練習も再開しました。(20年の)東京五輪の代表選考を目指して努力します」などとコメントした。
    https://www.yomiuri.co.jp/sports/etc/20190304-OYT1T50184/

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  20. 胃腸薬に禁止薬物 JADAが注意呼びかけ
    2019年4月19日 22時48分

    レスリングの選手が服用した胃腸薬に禁止物質が含まれていて、資格停止の処分となった問題をめぐって、この禁止物質が含まれる薬が現在も流通しているおそれがあることが分かり、JADA=日本アンチドーピング機構は、選手に対し注意を呼びかけています。

    去年、レスリングの国内大会で準優勝した男子選手が、ドーピング検査で禁止物質が検出されたとして、暫定的な資格停止の処分を受けましたが、その後、医師から処方された胃腸薬に禁止物質が含まれていたことが分かり、処分が解除されました。

    この胃腸薬に添付されている成分表には記載がありませんでしたが、製薬会社などの調査で、薬の製造過程で微量の禁止物質が混入した疑いがあることが分かったということです。

    しかし、一部の製薬会社は健康に影響を及ぼすものではないとして、生産機器の管理を厳格に行うなどの改善策をとることで、出荷を続ける方針です。

    このためJADAは、禁止物質が含まれている薬が流通しているおそれがあるため、選手に対してエカベトナトリウムという成分が含まれる一部の胃腸薬について、服用を控えるよう注意を呼びかけています。

    そのうえで、選手に対し服用した医薬品の履歴をつけることや医薬品が残っている場合は、手元に保管しておくことなどを勧めています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190419/k10011890151000.html

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    1. 禁止薬物だからって、本来の病気治療を行えなくなるなんてね…

      本末転倒、倒錯錯誤の行き過ぎた措置だね。

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    2. ま、一流アスリートと医学薬学の関係をみてると、いまの薬物治療が結果的にいかにインチキいかさまで莫大な利益をあげる構造になっているかが見て取れるっていうことにもなっているがね。

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  21. 高校駅伝 血液データ毎年蓄積…鉄剤注射抑止 選手育成にも活用
    2019/05/22 05:00

     高校駅伝の一部強豪校で鉄剤注射が不適切に使われていた問題で、日本陸上競技連盟は、今年12月の全国高校駅伝大会から登録選手に提出を義務付ける血液検査結果を毎年蓄積し、データベース化する方針を決めた。安易な鉄剤注射の抑止に加え、過度な練習状況や食事制限の実態などを把握し、選手の健康管理に生かしていく。

     陸連は今月、鉄剤注射の防止に関する指針(ガイドライン)を公表する。行きすぎた勝利至上主義に警鐘を鳴らし、中長期的な視点での選手育成の重要性を再認識させる内容。データベース化は指針の実効性を支える手段として期待される。

     一度の大会で集まるデータは男女計約800人分。白血球数から炎症の有無、赤血球数やヘモグロビンから貧血の程度、その原因などが把握できる。鉄剤注射の使用が疑われる場合、陸連側が高校の指導者からヒアリングし、状況を確認する。栄養不足や過度な練習などの要因も見つけやすくなり、練習時間の抑制や有効なサプリメントの提案などにも役立てられる。

     陸連はデータを成績順や体形、学年ごとに分析。データベース化によって、それぞれの傾向や共通点を探る。例えば、「やせている選手は貧血の割合が高くなりやすい」ということが裏付けられれば、各校に周知し、食事の改善や理想の体形などを助言する。記録が伸び悩んでいる選手に「赤血球の状態が悪い」という傾向が出た場合は足裏に受けた強い衝撃が要因とも考えられるため、薄底ではなくクッション性が高いシューズの使用を提案するという。

     こうした内容は、各地で開くコーチ研修などで指導者らに伝える。尾県貢専務理事は「データが集積されると、鉄剤注射の実態把握ができる。指針の実効性も高められる」としている。

     ◆鉄剤注射=鉄分を含む薬剤を注射や点滴で静脈に投与する医療行為で、重度の貧血や経口摂取が難しい場合に使われる。過剰な鉄分が内臓に蓄積すると、肝機能障害などを起こすが、持久力を高める効果があるとして一部の高校で使われていた。陸連は昨年末、原則禁止とした。
    https://www.yomiuri.co.jp/sports/etc/20190522-OYT1T50084/

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    1. 血液DB化…高校選手の健康管理 本腰
      2019/05/22 05:00

       日本陸上競技連盟が、年間約800人の高校長距離選手の血液検査結果をデータベース化するのは、若い選手の健康を守り、将来にわたって活躍させたいという狙いがあるからだ。陸連は、2002年から国立スポーツ科学センターが収集する高校生の血液データを共有してきたが、その数は日本代表候補など年間約40人分と限定的だった。

       高校時代に好成績を残しても、伸び悩む選手は多い。陸連は、高校での鉄剤注射や厳しすぎる食事制限、過度な練習の影響があるとみている。特に全国大会出場に向けた過剰な競争が、こうした指導につながっていると分析する。

       陸連幹部は、鉄剤注射が主に使われるのは「トップの一つ下の層」と推測。今後、蓄積されるデータは、その層に当たる高校長距離選手の健康状態を把握するための貴重な資料となる。個人情報でもある血液データは同意を得て提出を受け、匿名化して活用される。

       血液データなどから、鉄分量などの栄養状態、骨粗しょう症や無月経の始まりとなるエネルギー不足の傾向をつかむことで、指導者に食生活の改善や練習の抑制を求めるなどして障害予防にもつなげられる。手間も費用もかかるが、陸連は、鉄剤注射の根絶だけでなく、選手の健康管理や指導者育成に本腰を入れる。(向山拓)
      https://www.yomiuri.co.jp/sports/etc/20190522-OYT1T50038/

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  22. 高校駅伝強豪校で鉄剤注射 血液検査の結果提出義務づけへ
    2019年5月22日 11時26分

    高校駅伝の一部の強豪校で鉄剤の注射が、本来の治療目的ではなく競技力の向上を目的に使われていた問題で、日本陸上競技連盟は、ことし12月の全国高校駅伝から血液検査の結果の提出を義務づける方針を固めました。

    鉄剤注射は貧血の治療などを目的に行われますが、日本陸連によりますと、高校駅伝の一部の強豪校では最近まで競技力の向上を目的に使われていたことが分かっています。

    過剰な鉄剤の摂取は肝臓や心臓などに悪影響があることから、日本陸連は、近くまとめる指針の中で、医師の明確な指示がある場合を除き、使用を原則禁止にすることにしています。

    そのうえで、使用の実態を把握するため、ことし12月の全国高校駅伝からは選手の血液検査の結果の提出を義務づける方針を固めました。

    データは男女合わせておよそ800人分に上るということで、データを蓄積していくことで鉄剤注射の防止や血液の成分の分析に役立てるということです。

    日本陸連の尾縣貢専務理事は「鉄剤注射がどの程度、まん延しているのか把握したい」と話し、ことし7月の大会の実行委員会で高体連=全国高等学校体育連盟などと議論する考えを示しました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190522/k10011924561000.html

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  23. 鉄剤注射 問題あれば高校駅伝出場停止も 日本陸連が指針
    2019年5月30日 19時13分

    高校駅伝の一部の強豪校で鉄剤の注射が本来の治療ではなく競技力の向上を目的に使われていた問題で、日本陸上競技連盟は、ことし12月の全国高校駅伝から血液検査の結果の報告を義務づけ、問題がある場合は出場停止や順位を剥奪する可能性があるとする指針をまとめました。

    鉄剤注射は貧血の治療などを目的に行われますが、日本陸連によりますと、高校駅伝の一部の強豪校では最近まで競技力の向上を目的に使われていたことがわかっています。

    過剰な鉄剤の摂取は肝臓や心臓などに悪影響があることから、日本陸連は、不適切な鉄剤注射の使用を防ぐため指針をまとめ、公表しました。

    この中では、鉄剤注射が必要とされるのは、副作用が強く口から鉄剤を飲めない場合や、出血などに伴う場合など、限定的だとして、「不適切な鉄剤注射の根絶を目指す」と記し、原則禁止にするとしています。

    そのうえで、ことし12月の全国高校駅伝からは、男女すべてのチームのエントリー選手に対して、身体計測のデータや血液検査の結果の報告、そして、鉄剤注射をしている場合は理由が書かれた申告書の提出を義務づけるとしています。

    そして、うその申告や血液検査の結果に異常があれば聞き取りをしたうえで、問題があると判断された場合は出場停止や順位を剥奪する可能性があるとしています。

    日本陸連は、この指針を、来月中旬以降、全国の中学や高校、そして関係団体などに配り、周知を徹底することにしています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190530/k10011935281000.html

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  24. 女子マラソン元代表 摂食障害語る「症状あれば早めに治療を」
    2019年6月3日 6時28分

    女性アスリートの摂食障害の問題について考えるシンポジウムが東京で開かれ、女子マラソンの元日本代表で選手時代に摂食障害を発症した原裕美子さんが「摂食障害の影響は引退後も続き、大切な人を傷つけてしまった。選手は症状があれば早めに治療を受けてほしい」と訴えました。

    シンポジウムでは陸上の世界選手権に女子マラソンの日本代表として出場した原裕美子さんが選手時代の摂食障害の経験を語りました。

    原さんはスクリーンにユニフォーム姿の自分の写真を映し、筋肉のついた足と対照的に痩せ細った腕を示して、当時は厳しい体重管理をしていたため、163センチの身長で体重が41キロしかなく、食べて吐くことを繰り返す摂食障害を発症していたと明かしました。

    そして、「早く走るためには“体重の管理”が仕事で、体重が増えるのは意志が弱いために、自分をコントロールできていないのだと思ってひたすら自分を責めていた」と当時を振り返りました。

    病気という自覚がなかったために治療は遅れ、摂食障害と診断されたのは発症から10年後の28歳の時だったということです。摂食障害の影響もあり、引退したあとになっても万引きを繰り返し、「大切な人たちを傷つけてしまった」と話しました。

    そして「引退したあとも人生は続く。それを見据えて競技に取り組んでほしい。もし食べては吐く症状が出たら、1人で悩まずに早めに信頼できる人に相談し、治療を受けてほしい」と訴えていました。

    また摂食障害に詳しい精神科医の西園マーハ文さんも講演し「タイムや体重だけにこだわる指導は摂食障害につながりやすい。摂食障害の初期は体調不良でも休もうとしなかったり、体重を落とすために自己流の食事を続けたりすることがあり、指導者はこうした兆候も見逃さないでほしい」と話し、指導者も選手の状態に注意を払ってほしいと呼びかけていました。

    原さん「中高生は特に自分の体を大切に」

    シンポジウムのあと原さんは「10代や20代の若い頃は体重が軽くなると速く走れるなど、競技成績が伸びることがありますが、一時的なものにすぎません。そのあとに必ず反動があって、摂食障害を発症したりけがが増えたりして、選手寿命が短くなるおそれがあります」と話していました。

    また「体を作る大切な時期にいる中学生や高校生は、特に自分の体を大切にしてほしい。指導者や家族も正しい知識をもって選手を支えてほしい」などと話し、周囲に人たちも摂食障害についての知識を持って選手に接してほしいと訴えていました。

    西園さん「行動の変化あることも」

    日本摂食障害協会の理事で精神科医の西園マーハ文さんは「海外の研究では、スポーツ選手は一般の人に比べて摂食障害を発症する割合が高いという結果が出ている」と話しました。

    そのうえで、「摂食障害の兆候は行き過ぎた体重管理による無月経や骨粗しょう症のほか、選手が勝手に過剰な練習メニューをこなしたり、食事を隠れてひとりでとりたがったりするなど、行動に変化があることも多い。兆候があれば指導者や学校の教員家族など周囲が協力して医療機関への受診につなげてほしい」と話していました。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190603/k10011938761000.html

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  25. 社説
    鉄剤注射指針 選手の健康守るために決別を
    2019/06/07 05:00

     日本陸上競技連盟が、不適切な鉄剤注射を防止する指針を公表した。これを機に、ドーピングまがいの行為から、決別しなければならない。

     貧血治療用の鉄剤注射が、中高生の中・長距離走選手の一部で、持久力を高める目的で使われていた。過度の鉄分蓄積は、肝臓や心臓に障害を来す。短期的には好記録を出せても、選手生命を縮める結果を招きかねない。

     鉄剤注射について、「若い競技者の生涯にわたる身体的・精神的な健康を阻害する」と指針が警告したのはもっともである。

     指針では、鉄剤を注射してよいのは、ほかに治療の選択肢がない場合に限定した。「大事な試合の前だ」「うまく走れない」などの理由は認めないと明記した。

     鉄剤注射が広まったのは、鉄分不足を招く食事制限や、過度なトレーニングが競技の現場で行われていたことが背景にある。指針が、鉄分を多く含む食事を取るよう推奨したのは理解できる。

     日本陸連は今年から、全国高校駅伝大会の出場選手に血液データを提出させる。異常値があれば、指導者の聞き取りを行い、不適切な鉄剤使用が確認された場合、出場停止処分などを科す。鉄剤注射をなくす決意の表れと言える。

     個人情報である血液データは、選手の同意を得た上で匿名化して活用する。練習状況や体形、年齢、記録の伸びと照らし合わせ、効果的な練習法を探る。プライバシー保護に十分注意して、競技力向上に生かしてほしい。

     スポーツ庁は1月、教育委員会や競技団体に、鉄剤注射の不適切使用を防止する通知を発した。厚生労働省と日本医師会も医療機関に同様の通知を出している。関係機関の連携が肝要である。

     スポーツは鍛錬を重ねて、自身の限界を伸ばしていく営みだ。ただ、勝利を目指すあまり、体に負荷をかけ過ぎた結果、健康を損なってしまう選手も少なくない。

     特に女子の選手は、エネルギー不足や無月経、骨粗そ鬆しょう症に陥りやすい。新体操やフィギュアスケートなど、「体重管理の重要性が高い競技」のトップ選手は17%が無月経を経験していた。疲労骨折は4分の1に上っている。

     近年、女子選手の専門外来が東京大や順天堂大の付属病院に開設された。血液や骨密度を測定し、栄養指導も行う。こうした支援を充実させる必要がある。

     スポーツで重視されるべきは、選手の健康を守ることだろう。その点を改めて確認したい。
    https://www.yomiuri.co.jp/editorial/20190606-OYT1T50324/

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  26. 陸上100m 山縣亮太が肺の病気で日本選手権欠場
    2019年6月20日 15時08分

    来週開幕する陸上の日本選手権、男子100メートルで連覇を目指していた山縣亮太選手が、肺の病気のため欠場することになりました。

    これは20日、日本陸上競技連盟が明らかにしました。

    山縣選手は、男子100メートルで日本歴代3位となる10秒00の自己ベストを持つ日本を代表するスプリンターの1人で、今月27日に福岡市で開幕する日本選手権では連覇を目指していました。

    関係者によりますと、山縣選手は数日前に胸の周辺に痛みを感じたため、病院で検査を受けたところ、肺の病気の一つ、気胸と診断されたということです。

    気胸は、肺から空気が漏れ出し、肺を包む膜の中に空気がたまる病気で、息を吸っても肺が広がりにくく、症状によっては呼吸がうまくできない場合などがあります。

    山縣選手は、入院や手術の予定はないということで、世界選手権の出場を目指しことし8月以降のレースで復帰したいとしています。

    ことしの日本選手権は、100メートルで連覇を目指す山縣選手とともに、今月、9秒97の日本新記録をマークしたサニブラウンアブデル・ハキーム選手や、前の日本記録保持者で9秒98の自己ベストを持つ桐生祥秀選手などによる、例年を上回るハイレベルな争いが予想され、大会史上初の9秒台の決着となるのかなど、大きな注目が集まっていました。

    山縣選手は、日本選手権に8年連続で出場していて、欠場は今回が初めてです。

    山縣亮太選手とは

    山縣亮太選手は、広島県出身の27歳。リオデジャネイロオリンピック男子400メートルリレーで銀メダルを獲得したメンバーの1人です。

    勢いのあるスタートから、スピードを維持してフィニッシュにつなげる走りが持ち味で、去年のアジア大会では当時の日本歴代2位で自己ベストに並ぶ10秒00の好タイムをマークして銅メダルを獲得しました。

    桐生祥秀選手、サニブラウンアブデル・ハキーム選手と、日本選手が相次いで10秒の壁を破るなか、山縣選手はおととし、去年と立て続けに10秒00をマークしていて日本選手3人目の9秒台に最も近い存在です。

    気胸はほかの選手にも…

    気胸とは肺に穴が空くなどして空気が漏れ出し、肺を包む膜の中に空気がたまる病気です。

    息を吸っても、肺が広がりにくいことから胸の痛みや呼吸困難などの症状があります。原因としては、やせ形の男性を中心に自然に発生するケースが最も多いということです。

    スポーツ界では、サッカー日本代表の長友佑都選手が、去年10月の試合中に相手のクロスボールが胸に当たって呼吸困難に陥り、気胸と診断されて手術を受けました。

    長友選手は、この約1か月後には試合にフル出場するなど復帰を果たしています。

    また、陸上では、男子3000メートル障害で日本記録を持つ岩水嘉孝さんが大学4年の箱根駅伝の直前に気胸と診断されて入院したほか、男子50キロ競歩では谷井孝行さんがロンドンオリンピックの競技中に気胸の影響で途中棄権した例があります。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190620/k10011961861000.html

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  27. 高校駅伝の鉄剤注射対策、大会後5日以内に血液検査
    2019/07/19 22:03

     高校駅伝の一部強豪校で鉄剤注射が不適切に使われていた問題で、日本陸上競技連盟は19日、全国高校駅伝大会(12月、京都市)での血液検査の義務化を正式に決め、実施要項を発表した。全出場選手に大会後5日以内の検査を義務づけ、血液データの利用や公表に対する同意も求める。

     実施要項によると、対象者は出場選手全員(男子7人、女子5人)で、検査項目は血中で酸素を運ぶ「ヘモグロビン」や体内の鉄分貯蔵量の指標となる「血清フェリチン」の値など5項目。身長と体重の計測も義務づける。

     各選手が医療機関で検査し、結果を陸連に送付。陸連は集積した血液データを基に、鉄剤注射の実態把握や抑止を目指す。大会の登録時には、注射使用の有無などを記した申告書に加え、検査への同意書の提出も求める。

     陸連は5月、不適切な鉄剤注射の防止に関する指針を公表。血液検査で異常値や虚偽申告があった場合、出場停止や順位の剥奪はくだつの可能性もあるとした。
    https://www.yomiuri.co.jp/sports/etc/20190719-OYT1T50228/

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  28. トミー・ジョン手術 4割が高校生以下 野球指導者の意識改革を
    2019年7月31日 5時38分

    ひじを傷めたプロ野球選手が行うことで知られる「トミー・ジョン手術」、じん帯を切除して行う大手術ですが、この手術を行う病院を取材したところ、手術を受けたおよそ4割が高校生以下の子どもで、中には小学生もいることが分かりました。医師は「予防すれば必要のない手術であり、野球の指導者の意識を変える必要がある」と話しています。

    群馬県館林市にある慶友整形外科病院は「トミー・ジョン手術」を行う国内でも有数の病院で、これまでプロ野球選手を含めおよそ1200件の手術を行っています。

    このうち、10年以上にわたって600件以上の手術を行ってきた古島弘三医師が、担当した患者を分析したところ、高校生以下の子どもがおよそ4割を占め、中には小学生もいたことが分かりました。

    トミー・ジョン手術はひじのじん帯を切除し、ほかの部分のけんを移植するもので、手術を受けた子どもの多くは投球できない状態になっていて、手術以外に回復する方法がなかったケースが多いということです。

    古島医師は「骨ができあがっていない子どもの時期に休まずに投げすぎることで、ひじを傷めるリスクがどんどん高くなる。予防をすれば必要のない手術であり、指導者が絶対にけがをさせないというように意識を変える必要がある」と話しています。

    手術を受ける高校生「ほぼ1人で投げていた」

    強豪校に通う16歳の高校1年生の投手は、近く、トミー・ジョン手術を受けることになりました。

    ひじに痛みを感じるようになったのは小学生の時で、中学校に入ると1試合で100球ほど1か月では合わせて試合で800球ほど投げることがあり、強い痛みを感じることも出てきました。

    高校に入ると痛みはさらにひどくなり、病院の検査でひじの内側のじん帯についている骨がはがれていることが分かり手術が決まりました。

    この投手は「中学では代わりのピッチャーがいないため、大会も練習試合もほぼ1人で投げていたことが原因だと思う」と話していました。

    手術を行う古島医師によると、野球関連の新規患者が年間におよそ800人訪れますが、そのおよそ4分の3が高校生以下の子どもで、「小中学生は骨が弱いので球数を投げていなくてもひじを傷める。また痛くないと言っても、検査をするとひじの骨が変形していることがたくさんある。将来を考えると痛みがなくても1回は検査を受けてほしい」と話しています。

    検査した小学生の28% “ひじを傷める”

    古島医師がことし1月、野球チームに所属している小学生289人のひじの状態を検査した結果、過去にひじを傷めたり、現在ひじを傷めたりしている選手は89人で28%に上りました。

    また、病院がある高校の野球選手60人を調べたところ、39人が小中学校でひじを傷めた経験がありこのうち半数近くが高校でもひじを傷めていました。

    一方、小中学校でひじを傷めた経験のないのは21人で、このうち高校でひじを傷めたのは2人にとどまりました。

    古島医師は小中学校の間、ひじを傷めない環境づくりが長くプレーをしていくうえで必要だとしていて、「多いのは上手な選手が試合に出続けて、けがをするパターン。子どもの時に勝ちにこだわった指導をしているかぎりひじを傷める選手は減らない」と話しています。

    球数制限の議論活発に

    子どもたちの肩やひじのけがを防ぐための球数制限をめぐっては全国で議論が活発になっています。

    全日本軟式野球連盟は、ことしの全国大会から試合でのピッチャーの1日の投球数を70球までに制限することを決めました。

    全日本軟式野球連盟によりますと、ここ5年間の全国大会での各チームの投球数は、1試合平均100球程度で、1人の投手が最後まで投げ抜いた試合が全体の53%に上っていて、連盟は、球数制限の導入によって投げすぎを未然に防ぐ効果があるとしています。

    一方、競技者数の減少などで複数のピッチャーの育成が難しいチームもあるという意見もあったということです。

    また、高野連=日本高校野球連盟も投手の負担軽減策について検討する有識者会議を設置しています。

    6月に開かれた会議では、球数制限が必要だということで意見は一致したということす。

    しかし、1試合ごとに球数制限をかけることについて「チームへの制約が大きい」という反対意見が出たことから、日数など一定の期間を設けて球数を制限する案を提言する方針を決めました。

    有識者会議ではことし11月下旬までに議論をまとめ、提言を行うことにしています。

    けが防止 米では「ピッチ・スマート」公表

    アメリカでは、大リーグ機構などが2014年に18歳以下のアマチュア投手のけが防止のためのガイドライン「ピッチ・スマート」を公表しています。

    年齢ごとに1日の試合の最大投球数を定め、7歳から8歳は50球、11歳から12歳は85球、日本の高校生にあたる17歳から18歳は105球までなどとしています。

    さらに、1日に投げる投球数ごとに次の登板までの休息期間も示していて、17歳から18歳では31球から45球で休息期間を1日間、76球以上投げると4日間の休息期間が必要などどしています。

    また15歳から18歳では、1年間に100イニングを超えて投げてはいけないことも決めています。

    古島医師は「外国では、子どもにけがをさせると指導者としてはやっていけなくなる国もある。投球数の基準をつくることで、指導者や保護者が子どもをけがから守ろうという意識が生まれてくると思う」と話しています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190731/k10012014821000.html

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  29. 胸が女性のように膨らみ…筋肉増強剤で肌に亀裂・幻覚も
    07:48

     筋トレ(筋力トレーニング)愛好家に健康被害が広まっている恐れがあるとして、厚生労働省が筋肉増強剤「アナボリックステロイド」の利用状況や流通経路などの調査に乗り出した。同剤は肝機能障害や生殖機能低下などの副作用があり、実際に被害も報告されている。インターネットで容易に海外から購入できるため、同省は危険性が高いと判断した場合、輸入規制も行う考えだ。

         ◇

     「薬に頼った結果、障害を抱えてしまった」。岡山県の男性(27)は、アナボリックステロイドを使って筋トレを続けた3年間を悔やむ。

     体を鍛えようとジムに通うようになった17歳の時、雑誌で知って使い始めた。同剤の服用と連日の筋トレで体重は1か月で10キロ増加。100キロが限界だったベンチプレスは150キロまで挙げられるようになった。筋肉が大きくなるのがうれしく、より強力とされるものに手を伸ばした。

     異変が生じたのは使用から半年後。イライラすることが増え、胸部が女性のように膨らんだ。急激な筋肉量の増加で肌には亀裂が。幻覚も現れるようになり、統合失調症と強迫性障害と診断された。

     その後、使用をやめたが、障害の影響で仕事が続けられず、皮膚には今も亀裂の痕が残る。SNSで同剤が好意的に紹介されている最近の状況に危機感を抱き、ブログで体験談をつづって安易に使用しないよう訴えている。
    https://www.yomiuri.co.jp/national/20190905-OYT1T50146/

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    1. 筋肉増強剤、肝機能障害の恐れ…ネット輸入容易
      08:13

       筋トレ(筋力トレーニング)愛好家に健康被害が広まっている恐れがあるとして、厚生労働省が筋肉増強剤「アナボリックステロイド」の利用状況や流通経路などの調査に乗り出した。同剤は肝機能障害や生殖機能低下などの副作用があり、実際に被害も報告されている。インターネットで容易に海外から購入できるため、同省は危険性が高いと判断した場合、輸入規制も行う考えだ。
       
      ネット輸入容易 規制も検討

       同剤は骨粗しょう症や手術後の体力回復などに使われる治療薬だが、スポーツ界では、筋肉の肥大化につながることなどからドーピング禁止薬物として扱われている。同剤を筋肉増強目的で服用した場合、副作用で肝機能障害のほか、精子の減少や脱毛症などを起こすことがある。海外製でも同様の副作用があり、米国の国立薬物乱用研究所によると、精神不安になるケースもあるという。

       同剤の使用が広まる中、厚労省には昨年、医療機関から健康被害の連絡が入った。筋肉増強目的で同剤を使った成人男性が重篤な肝機能障害を起こしたという。消費者庁の事故情報データバンクによると、「筋肉増強」をうたう同剤やサプリメントなどによる被害相談は2016年には4件だったが、17年には82件に急増。18年も19件に上った。

       背景には同剤の流通量増加がある。治療で用いるには医師の処方箋が必要だが、自己使用目的での個人輸入には不要。ネットで簡単に購入できることから、特に海外製が多く流通しているという。

       厚労省が委託する米国のネット監視会社によると、日本語を使った医薬品輸入代行サイトは約1500。東京都内のある代行業者には昨年、同剤の注文が前年比1・8倍の979件あった。この業者は「近年の筋トレブームとともに宣伝され、使う人が増えた」とみている。

       こうした状況を受け、厚労省は7月、アナボリックステロイドの利用状況などの調査を始めた。ネットで購入できる複数の医薬品の成分も分析し、専門家への聞き取りを行うなどして健康被害の具体例も調べる。同省は「薬と副作用の関連性を確認した上で注意を呼びかけていきたい」としている。

       アナボリックステロイドの健康被害に詳しい十文字学園女子大の高橋正人教授(スポーツ医学)は「体だけでなく、幻覚など心にも悪影響を招くという報告もある。副作用を抑えようと複数の薬を併用し、無精子症など症状が重篤化するケースも増えており、規制が必要だ」と指摘している。


       アナボリックステロイド たんぱく質の合成を促す作用がある医薬品で、経口薬や注射薬などがある。筋肉増強目的の場合、治療の10~100倍の量が使われているとされ、米国では1980年代にスポーツ選手以外にも広まった。アトピー性皮膚炎など皮膚治療用のステロイド剤とは異なる。
      https://www.yomiuri.co.jp/national/20190905-OYT1T50091/

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  30. 鉄剤注射問題 全国高校駅伝当日に血液検査へ スポーツ内科学会
    2019年11月12日 5時01分

    高校駅伝の一部の強豪校で鉄剤の注射が、本来の治療ではなく競技力向上のために使われていた問題で、全国大会にエントリーする選手の血液検査の報告がことしから義務づけられたのを受けて、日本スポーツ内科学会は大会当日、会場近くで独自に血液検査を行うことになりました。

    この問題で日本陸上競技連盟はことしの全国高校駅伝から、エントリーするすべての選手に対し、大会終了後5日以内に血液検査を受けて、その結果を報告するよう義務づけました。

    これを受けて大阪 枚方市に事務局を置く「日本スポーツ内科学会」は、来月22日の大会当日、京都市の会場近くの施設で独自に血液検査を実施することになりました。

    大会終了後、その場で検査を受ける環境を整えることで選手たちの負担の軽減につなげるのが目的で、参加校に事前に文書を送って申し込みを受け付けることにしています。

    鉄剤注射は本来、貧血の治療などを目的に行われますが、高校駅伝の一部の強豪校では最近まで、競技力の向上を目的に使われたことが分かっていて、鉄分の過剰な摂取による肝臓や心臓への悪影響が懸念されていました。

    日本スポーツ内科学会の田中祐貴代表理事は「大会当日に検査を受けたいという要望があったため、会場近くでの実施を決めました。学会としても鉄剤注射を根絶する取り組みに積極的に協力していきたい」と話しています。

    「虚偽申告」「検査結果に異常」で順位剥奪も

    日本陸上競技連盟は、鉄剤注射が本来の治療ではなく競技力の向上を目的に使われていたことを受けて、ことし5月に不適切な使用を防ぐ指針をまとめました。

    この中で、鉄分の過剰な摂取は健康を害するおそれがあるため、鉄剤注射は治療行為であったとしても実際に出血している場合などを除いて原則的に禁止するとしています。

    そのうえで、来月行われる全国高校駅伝からは出場するすべてのチームに対し、大会終了後5日以内に選手の血液検査の結果の報告を求めるとともに、鉄剤注射をしている場合は理由が書かれた申告書の提出を義務づけています。

    そして、うその申告をしたことが発覚したり血液検査の結果に異常がみつかったりすれば、順位を剥奪する可能性があるとしています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191112/k10012173581000.html

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  31. 胃腸薬に禁止物質、資格停止のレスリング選手が製薬会社に損害賠償請求
    2019/11/15 18:41

     服用した胃腸薬に本来含まれていない禁止物質が混入し、ドーピング検査で暫定的資格停止処分を受けたレスリングの阪部創選手(26)(自衛隊)が、製造元の沢井製薬(大阪市)と陽進堂(富山市)に計約6000万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が15日、東京地裁であった。沢井製薬側は答弁書で「原告はアスリート特有の事情を強調しているが、圧倒的多数の国民にとっては欠陥のない医薬品」などと反論。両社とも請求棄却を求め、争う姿勢を示した。
    https://www.yomiuri.co.jp/national/20191115-OYT1T50200/

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  32. 駅伝での鉄剤注射根絶 日本スポーツ内科学会 専門医紹介へ
    2019年12月5日 19時29分

    高校駅伝の一部の強豪校で本来の治療ではなく競技力向上のために鉄剤が使われていた問題を受けて、今月の全国大会から、大会翌日から5日以内の血液検査が選手に義務づけられ、日本スポーツ内科学会は検査にあたるこの問題に精通した専門医の紹介を行うことになりました。

    鉄剤注射は本来、貧血の治療などを目的に行われますが、高校駅伝の一部の強豪校では最近まで競技力の向上を目的に使われていたことが分かっていて、鉄分の過剰な摂取による肝臓や心臓への悪影響が懸念されています。

    日本陸上競技連盟ではこうした不適切な注射の根絶に向けて、今月22日に京都で行われる全国大会から選手に対し、大会後に血液検査を受け、身長・体重のデータとともに報告するよう義務づけています。

    これに関連して、スポーツ貧血の予防などに取り組む「日本スポーツ内科学会」は大会当日、会場近くで選手の検査を受け付けることにしていましたが、日本陸上競技連盟の定めた実施要項では血液検査の実施は、大会の翌日からの5日間と定めていることがわかったとして、当日の検査は取りやめることにしました。

    その一方で、この問題に精通した専門医を紹介し、大会翌日以降、医療機関や学校などで検査や専門知識に基づくアドバイスが受けられるよう、相談を受け付けることになりました。
    日本スポーツ内科学会の田中祐貴代表理事は「専門医が検査を行うことで鉄剤注射の危険性について啓発を行うことができる。鉄剤注射の根絶につなげたい」と話しています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191205/k10012203591000.html

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  33. 箱根駅伝:読売新聞オンライン
    https://www.yomiuri.co.jp/hakone-ekiden/news/

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    1. [箱根駅伝]本当の勝者はナイキ厚底靴?85%が着用・区間賞9人・7区間で新記録
      2020/01/03 23:04

      箱根駅伝では、ナイキの厚底シューズが多数見られた(2日、東京都千代田区で)

       3日まで行われた第96回箱根駅伝では7区間で新記録が生まれ、多くの選手がナイキ社の厚底シューズを履いていたことが注目を集めた。着用率は出場210選手の約85%で、9区間の区間賞獲得者が使用。各大学の指導者からは「記録に影響しているのは間違いない」という声も相次いだ。

       話題になったのは、ナイキが2017年に販売を開始した「ヴェイパーフライ(VF)」シリーズ。超軽量ソールに炭素繊維のプレートを埋め込んだ厚底シューズで、クッション性や反発力を高めるとされる。18年にはVFを履いた設楽悠太選手(ホンダ)と大迫傑すぐる選手(ナイキ)が、男子マラソンで日本記録を更新した。

       特に昨年7月発売のタイプは、選手から「今までより反発を受けやすい」と好評で、世界のトップランナーから国内の実業団選手、市民ランナーにも一気に広まった。昨年末の全国高校駅伝でも多くの選手が使用した。青学大の原晋すすむ監督は「これまでのシューズはケガを防ぐ観点で進化してきたが、これは武器になっている」と指摘。同大の選手は昨季まで主に他メーカーの靴を履いていたが、今季は大多数がVFに切り替え、箱根駅伝2年ぶりの総合優勝を果たした。

       一方、VFは1足約3万円と高額。学生には経済面の負担が大きく、経済格差が成績に直結する恐れもある。海外では「シューズの性能が不公平な利益を生んでいるのではないか」と疑問の声が上がり、世界陸連が調査に乗り出すと報じられており、今後の「厚底」ブームの行方が注目される。
      https://www.yomiuri.co.jp/hakone-ekiden/news/20200103-OYT1T50143/

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    2. 「駅伝 厚底」
      https://news.yahoo.co.jp/search/?ei=UTF-8&p=%E9%A7%85%E4%BC%9D+%E5%8E%9A%E5%BA%95

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  34. 安全な活動できる大学や競技団体を認証する制度 新設へ
    2021年5月10日 4時58分

    大学スポーツの現場で課題となっているハラスメントや活動中の事故などを防ごうと、UNIVAS=大学スポーツ協会は、安全な活動ができると認めた大学や競技団体を認証する新たな制度を始めることになりました。

    大学スポーツの現場では、3年前、日本大学アメリカンフットボール部の反則行為などをきっかけに、指導者のハラスメントや暴力、それに活動中の事故などをどうなくしていくかが課題となっています。

    そこで220の大学と35の競技団体が加盟する一般社団法人のUNIVASは、安全にスポーツができる環境にある大学や競技団体を認証するという新たな制度を始めることになりました。

    具体的にはUNIVASが策定した事故防止のガイドラインに基づき、救急担当などの責任者を配置しているかや、指導者や学生に事故防止などの研修を定期的に行っているか、それに相談窓口の設置といったハラスメント防止の体制作りができているかなど、13の項目を基準に現地調査などを行ったうえで認証します。

    認証を受けた大学などで事故や不祥事が起きた際には、原因調査や再発防止の取り組みでUNIVASなどが支援するほか、選手がけがをした場合は連携する保険会社から補償が受けられるということです。

    UNIVASは、早ければ来月にも最初の認証を行う方針で、大学スポーツ界のガバナンス強化につなげたい考えです。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210510/k10013020841000.html

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  35. 出雲駅伝出場選手がドーピング違反 所属チームは失格に
    1/19(金) 5:00配信 スポーツ報知

     昨年10月9日に行われた学生3大駅伝開幕戦の出雲駅伝(島根・出雲市=6区間45・1キロ)に出場した選手がドーピング違反で、所属チームが失格処分を受けることが18日、分かった。当該校より下位だったチームは順位がひとつずつ繰り上がる。今月中にも正式発表される見込みだ。

     大学駅伝界初の残念な事件が発生した。関係者の話を総合すると、出雲駅伝の終了後、ひとりの出場選手のドーピング疑惑が浮上。その後、時間をかけて入念に調査を行い、違反が確定したという。その所属チームは失格となり、ドーピング違反選手以外の区間記録も参考記録扱いになる見込みだ。当該選手は、出雲駅伝後に行われた全日本大学駅伝(昨年11月5日)や箱根駅伝(2、3日)などには出場していないため、出雲駅伝以外の大会の成績には影響が及ばない。

     箱根駅伝では、世界陸連アンチ・ドーピング規則および規定、もしくは日本アンチ・ドーピング規程に基づいてドーピング検査行われているが、これまで、違反選手はいない。

     ドーピングは故意ではなくても、うっかりミスでも許さない。各チームには、アンチ・ドーピングの知識や指導が強く求められる。
    https://news.yahoo.co.jp/articles/2683d619c5000217183ce4b6ef56f0a53e2d8afb

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    1. 出雲全日本大学選抜駅伝に出場 創価大選手から禁止物質が検出
      2024年2月15日 20時28分

      去年10月に行われた出雲全日本大学選抜駅伝に出場した創価大のケニア人選手から禁止物質が検出されたとJADA=日本アンチドーピング機構が発表しました。これを受けて出雲全日本大学選抜駅伝で2位に入った創価大の記録は失効し、ほかのチームの順位が繰り上がることになりました。

      JADAや創価大によりますと禁止物質が検出されたのは、ケニア人留学生のリーキー・カミナ選手で、去年9月の大会で行われた検査での検体から禁止物質のナンドロロンが検出されたということです。

      このためJADAはカミナ選手を3年間の資格停止処分としました。

      大学が確認したところ、カミナ選手は去年7月から9月にかけて練習のためケニアに帰国した際に、友人に倦怠感を改善するための薬の購入を依頼し、薬品名や成分を確認しないまま市販の薬を服用していたということです。

      そのあと、カミナ選手は、大学三大駅伝のひとつで去年10月に行われた出雲全日本大学選抜駅伝で3区を走り区間2位となっていてチームも総合順位で2位に入りした。

      日本学生陸上競技連合によりますと、カミナ選手の記録と、創価大、それにチームメートの記録はいずれも失効となり、総合順位はほかのチームが繰り上がるということです。

      これについて、創価大は「アンチ・ドーピング規則に違反する事態を生じさせたことは、あってはならないことと深く反省しています。関係者や応援していただいた皆様に心よりおわび申し上げます」とコメントしています。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240215/k10014359901000.html

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