( 新潟県警、窃盗の疑いで19歳男性を誤認逮捕 の続き)
そもそも、「DNA鑑定」自体が、最初から胡散臭い眉唾もの案件ではなかったか…
2025年9月8日 19時10分 NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250908/k10014916091000.html
佐賀県警察本部の科学捜査研究所に所属する40代の職員が、未実施のDNA鑑定を実施したかのように装ってうその報告をしていたなどとして警察は8日、この職員を証拠隠滅などの疑いで書類送検し、懲戒免職にしました。
懲戒免職の処分を受けたのは、佐賀県警察本部の科学捜査研究所に所属する40代の職員です。
警察によりますと、2017年6月から去年10月までのおよそ7年間にこの職員が担当したDNA鑑定について、
▽未実施の鑑定を実施したかのように装ってうその報告をしたほか
▽鑑定に必要な資料を紛失したにもかかわらず、別の資料を使って偽造した
などとしてあわせて130件の不適切な対応が確認されたということです。
この中には、殺人未遂事件や薬物事件、それにストーカー事件などの事件捜査の証拠として使われたものも含まれているということで、警察はこの職員をきょう付けで懲戒免職にしました。
このうち、13件の不適切な対応については虚偽有印公文書作成や証拠隠滅などの疑いで書類送検しました。
警察によりますと調べに対して「仕事ぶりをよく見せるためだった。仕事が遅いと思われたくなかった」などと容疑を認めているということです。
佐賀県警察本部の井上利彦首席監察官はきょうの会見で「県民のみなさまに深くおわびします」と謝罪した上で、これまでの調査を踏まえ、裁判への影響はないという認識を示しました。
専門家「組織全体で意識が低かったのではないか」
刑事訴訟法が専門の九州大学大学院法学研究院の田淵浩二教授は「DNA鑑定は捜査において重要な証拠だと認められているからこそ、正確性が求められる」としたうえで、「7年という期間にわたって不適切な対応が続いていたというのは聞いたことがない。組織全体で鑑定の信頼性を高めないといけないという意識が低かったのではないか」と指摘し、組織を挙げて再発防止に取り組む必要性を強調しました。
(書きかけ)
https://news.yahoo.co.jp/search?p=%E8%AA%A4%E8%AA%8D%20%E9%80%AE%E6%8D%95&ei=UTF-8
(№670 2025年9月9日)
警察官の懲戒処分154人 上半期、昨年から40人増
返信削除7/24(木) 10:08配信 共同通信
警察の上半期懲戒処分者数の推移
今年上半期(1~6月)に懲戒処分を受けた全国の警察官や警察職員は、昨年同期比40人増の154人だったことが24日、警察庁のまとめで分かった。150人を超えたのは、193人だった2013年以来。理由は盗撮やセクハラを含む「異性関係」の46人(9人増)が最多。「窃盗・詐欺・横領等」の36人(7人増)、「交通事故・違反」の25人(10人増)が続いた。業務上の処分は39人(16人増)だった。
鹿児島県警では、知人女性に捜査情報を漏らしたとして前捜査2課長が停職。不同意性交容疑でも書類送検され、いずれも不起訴となった。兵庫県警では勤務中にスマートフォンでゲームをして、8人が減給や戒告された。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d6154558b35dc1680a54f8b4c60234e1571ffffd
>理由は盗撮やセクハラを含む「異性関係」の46人(9人増)が最多。「窃盗・詐欺・横領等」の36人(7人増)、「交通事故・違反」の25人(10人増)が続いた。業務上の処分は39人(16人増)だった。
削除佐賀県警 DNA鑑定不正 弁護士会が第三者機関の調査求める声明
返信削除2025年9月9日 21時34分
佐賀県警察本部の科学捜査研究所の職員が、DNA鑑定でうその報告をするなどしていた不正行為を受け、県弁護士会は9日、内部調査だけでは不十分で不正行為の重大性を見誤っているなどとして、第三者機関による調査などを求める声明を発表しました。
佐賀県警察本部は、科学捜査研究所の40代の男性職員が去年までのおよそ7年間に、DNA鑑定を行ったように装いうその報告をするなど、あわせて130件の不正行為が確認されたとして、8日、懲戒免職にするとともに、証拠隠滅などの疑いで書類送検したと発表しました。
このうち16件は、事件に関連する資料などとして検察に提出されていましたが、警察や検察は、確認を進めた結果、裁判に影響はなかったなどとしています。
これについて佐賀県弁護士会の出口聡一郎会長は、9日、声明を発表し、「捜査や公判への影響の有無や程度を問わず到底許されるものではなく、今回の不正行為は科学鑑定に対する信頼を根幹から揺るがすもので、前代未聞で極めて重大な不祥事だ」と非難しました。
そのうえで「関係者への説明や謝罪はなく、内部調査のみで問題がなかったと結論づけたことは不正行為の重大性を見誤っている」として、第三者機関による調査や再鑑定の調査結果の開示などを要請しました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250909/k10014918101000.html
佐賀県警 DNA鑑定不正受け 科学捜査研究所を県議が視察
削除2025年9月26日 16時36分
佐賀県警察本部の科学捜査研究所の元職員によるDNA鑑定の不正を受けて、県議会議員が26日、研究所を視察しました。
佐賀県警察本部は、科学捜査研究所の元職員がおよそ7年にわたってDNA鑑定を行ったように装い、うその報告をするなど、合わせて130件の不正行為が確認されたとして今月8日、懲戒免職にするとともに証拠隠滅などの疑いで書類送検しました。
これを受けて、佐賀県議会の総務常任委員会の議員10人は26日、県警本部にある科学捜査研究所を視察しました。
議員は警察の担当者から再発防止策などの説明を受けたあと、鑑定を実施する場所に案内され、防犯カメラやドライブレコーダーの映像を解析したり、薬物を分析したりする装置などを見て回りました。
そして、DNA鑑定に使う機器や資料の保管の方法や期間について説明を受けていました。
この不正をめぐっては佐賀県弁護士会などが第三者委員会の設置を求めていますが、佐賀県警は捜査や裁判に影響はなかったとして、設置は必要ないという認識を示しています。
視察のあと、中村圭一県議会議員は「県民、国民目線で言うと、第三者を入れた調査をしないと県警にとってマイナスではないかと思う。きょうの視察は県議会として今後の対応を検討するよい判断材料になった」と述べました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250926/k10014933271000.html
佐賀県警 DNA鑑定不正で再発防止策 上司の鑑定立ち会いなど
削除2025年9月29日 13時52分
佐賀県警察本部の科学捜査研究所の元職員によるDNA鑑定の不正について、県警の福田英之本部長は29日の会見で「警察活動への信頼を大きく損なうものだ」として、改めて陳謝しました。
そのうえで、警察はチェック機能に要因があったとして、上司による鑑定の立ち会いの徹底や、研究員の増員など再発防止策を明らかにしました。
佐賀県警察本部は、科学捜査研究所の40代の男性の元職員がおよそ7年にわたってDNA鑑定を行ったように装い、うその報告をするなど、あわせて130件の不正行為が確認されたとして今月懲戒免職にするとともに、証拠隠滅などの疑いで書類送検しました。
県警の福田英之本部長は29日の定例会見で、「警察活動への信頼を大きく損なうものであり、責任者として深くおわび申し上げます」と改めて、陳謝しました。
また、樋口勝馬刑事部長が、長年にわたり不正が見過ごされたのは鑑定のチェック機能に要因があったなどとして、鑑定の着手から終了まで上司が各段階に立ち会うことの徹底や、研究員の増員、それに複数人でチェックする体制づくりなどの再発防止策を明らかにしました。
この問題をめぐっては、佐賀県弁護士会などが第三者委員会を設置して再検証するよう求めています。
一方、福田本部長は会見で、これまでの調査を踏まえて「捜査や公判に影響はなかった」などとして、設置の必要はないという認識を改めて示しました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250929/k10014935151000.html
ほかの県のソレも、バレていないだけで似たようなことになっているかもね。
削除佐賀県警 DNA鑑定不正で再発防止策 上司の立ち会いの徹底など
削除2025年9月29日 19時38分
佐賀県警察本部の科学捜査研究所の元職員によるDNA鑑定の不正について、県警の福田英之本部長は29日の会見で「警察活動への信頼を大きく損なうものだ」として、改めて陳謝しました。
そのうえで、警察はチェック機能に要因があったとして、上司による鑑定の立ち会いの徹底や、研究員の増員など再発防止策を明らかにしました。
佐賀県警察本部の会見
佐賀県警察本部は、科学捜査研究所の40代の男性の元職員がおよそ7年にわたってDNA鑑定を行ったように装い、うその報告をするなど、計130件の不正行為が確認されたとして今月懲戒免職にするとともに、証拠隠滅などの疑いで書類送検しました。
県警の福田英之本部長は29日の定例会見で、「警察活動への信頼を大きく損なうものであり、責任者として深くおわび申し上げます」と改めて、陳謝しました。
また、樋口勝馬刑事部長が、長年にわたり不正が見過ごされたのは鑑定のチェック機能に要因があったなどとして、鑑定の着手から終了まで上司が各段階に立ち会うことの徹底や、研究員の増員、それに複数人でチェックする体制づくりなどの再発防止策を明らかにしました。
この問題をめぐっては、佐賀県弁護士会などが第三者委員会を設置して再検証するよう求めています。
一方、福田本部長は会見で、これまでの調査を踏まえて「捜査や公判に影響はなかった」などとして、設置の必要はないという認識を改めて示しました。
不正の経緯と詳しい内訳
警察によりますと、40代の元職員は2012年から科学捜査研究所に勤務し、これまでに計632件のDNA鑑定を1人で担当したということです。
去年10月に上司が書類の内容の誤りに気付いたことをきっかけに、警察がこの元職員が担当したすべての鑑定について調査したところ、およそ7年間で、計130件の不正行為が確認されました。
その詳しい内訳です。
▽鑑定を行ったように装ってうその報告をしたものが9件
▽資料の紛失を報告せず、異なる物で鑑定し、返還したものが4件
この計13件について警察は、虚偽有印公文書作成や証拠隠滅などの疑いで書類送検しました。
このほか、
▽実際の鑑定した日とは異なる日付を記録したものが62件
▽鑑定の計測結果とは異なる数値を報告したものが7件
▽DNAの分析に関係のないデータを使っていたものが37件
▽一部の資料を返還しなかったり、報告を怠っていたりしたものなどが計11件
ありました。
調査では全体の632件のうちの508件については、一定の期間が経過していたことなどから資料が残っていないケースもありましたが、関係する電子データや書類などをもとに確認を進めたということです。
また、資料が残っていた124件について再鑑定したところ、異なる結果が8件出たということです。
そして、130件の不正のうち16件は殺人未遂事件や薬物事件、それにストーカー事件などに関連する資料として検察に提出されていたということです。
警察や検察は、いずれも裁判の証拠として使用されたものはなく、捜査や裁判に影響はなかったとしています。
警察によりますと元職員は「短期間で鑑定を終わらせて仕事ぶりをよく見せると評価が上がり、鑑定が遅いと指摘されることもなくなると思った」などと話していたということです。
警察庁 再発防止の徹底を全国に通達
この問題を受けて、警察庁は今月8日、再発防止を徹底するよう全国の警察に通達を出しました。
警察庁は「鑑定は客観的証拠を重視する捜査を支える根幹をなすものとして極めて重要な役割を果たしている。適正性について疑念を抱かれることのないよう徹底してほしい」としたうえで、作業を複数人で確認することや、担当者は業務の進捗(しんちょく)を出勤ごとに上司に報告することなどを求めています。
また、佐賀県警察本部は上司による鑑定の立ち会いの徹底や研究員の増員のほか、福岡県警の科学捜査研究所への職員の派遣など指導や教育の強化に取り組み、再発防止に努めていくとしています。
第三者による調査を求める声相次ぐ
「警察の内部調査だけでは検証は不十分だ」などとして、第三者による調査を求める声が相次いでいます。
このうち、佐賀県弁護士会は、不正行為の詳細やこれまでの調査結果をさらに公開するとともに、不正行為が捜査や公判に本当に影響はなかったのか、第三者委員会を設置して再検証すべきだとしています。
不正が明らかになった翌日の今月9日、県弁護士会の出口聡一郎会長は声明を発表し、「鑑定に対する信頼を根幹から揺るがすもので、前代未聞で極めて重大な不祥事だ」などと指摘しています。
26日には、科学捜査研究所を視察した佐賀県議会議員からも「県民、国民目線で言うと、第三者を入れた調査をしないと県警にとってマイナスではないかと思う」という意見も出ています。
また29日、日弁連=日本弁護士連合会の渕上玲子会長は声明を発表し、「不正行為は警察が実施する科学鑑定に対する信頼を根幹から揺るがすもので、強く非難する」と述べました。
その上で、「警察内部の監察や検察による指揮などでは、証拠の偽造を防止できないという構造的な欠陥が改めて明らかになった」として、警察庁や最高検察庁などに対し、中立的な第三者機関を設置して捜査や裁判に与えた影響を検証するとともに、原因を究明して再発防止策を設けるよう求めました。
一方、県警の福田英之本部長は県公安委員会に報告して指導を受けているほか、これまでの調査を踏まえて「捜査や公判に影響はなかった」などとして、第三者委員会の設置の必要はないという認識を繰り返し示しています。
専門家「警察内部だけでは検証できない」
九州大学大学院法学研究院 田淵浩二教授
刑事訴訟法が専門で、DNA鑑定に詳しい九州大学大学院法学研究院の田淵浩二教授は「到底、警察内部だけでは検証できない。なぜ7年間も見過ごされてきたのか、専門家も交えて見直す必要がある」として、第三者委員会を設置し、再検証するべきだと指摘しています。
また、DNA鑑定についてはこれまでも不正が起きないことを前提に運用されてきたとして「警察が示した再発防止策では問題の解決になっていない。不正があった場合、事後的なチェックや検証をきちんとできるような方針をさらに盛り込むべきだ」としています。
そのうえで、「今回の不正行為はどこでも繰り返される危険性もあるのではないか。佐賀県警だけの問題だとわい小化するのではなく、立ち止まって検証する時期に来ているのではないか」と指摘しています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250929/k10014935151000.html
佐賀県警 DNA鑑定不正で再発防止策 上司の立ち会いの徹底など
削除2025年9月29日 21時40分
佐賀県警察本部の科学捜査研究所の元職員によるDNA鑑定の不正について、県警の福田英之本部長は29日の会見で「警察活動への信頼を大きく損なうものだ」として、改めて陳謝しました。
そのうえで、警察はチェック機能に要因があったとして、上司による鑑定の立ち会いの徹底や、研究員の増員など再発防止策を明らかにしました。
佐賀県警察本部の会見
佐賀県警察本部は、科学捜査研究所の40代の男性の元職員がおよそ7年にわたってDNA鑑定を行ったように装い、うその報告をするなど、計130件の不正行為が確認されたとして今月懲戒免職にするとともに、証拠隠滅などの疑いで書類送検しました。
県警の福田英之本部長は29日の定例会見で、「警察活動への信頼を大きく損なうものであり、責任者として深くおわび申し上げます」と改めて、陳謝しました。
また、樋口勝馬刑事部長が、長年にわたり不正が見過ごされたのは鑑定のチェック機能に要因があったなどとして、鑑定の着手から終了まで上司が各段階に立ち会うことの徹底や、研究員の増員、それに複数人でチェックする体制づくりなどの再発防止策を明らかにしました。
この問題をめぐっては、佐賀県弁護士会などが第三者委員会を設置して再検証するよう求めています。
一方、福田本部長は会見で、これまでの調査を踏まえて「捜査や公判に影響はなかった」などとして、設置の必要はないという認識を改めて示しました。
不正の経緯と詳しい内訳
警察によりますと、40代の元職員は2012年から科学捜査研究所に勤務し、これまでに計632件のDNA鑑定を1人で担当したということです。
去年10月に上司が書類の内容の誤りに気付いたことをきっかけに、警察がこの元職員が担当したすべての鑑定について調査したところ、およそ7年間で、計130件の不正行為が確認されました。
その詳しい内訳です。
▽鑑定を行ったように装ってうその報告をしたものが9件
※▽資料の紛失を報告せず、異なる物を返還したものが4件
この計13件について警察は、虚偽有印公文書作成や証拠隠滅などの疑いで書類送検しました。
このほか、
▽実際の鑑定した日とは異なる日付を記録したものが62件
▽鑑定の計測結果とは異なる数値を報告したものが7件
▽DNAの分析に関係のないデータを使っていたものが37件
▽一部の資料を返還しなかったり、報告を怠っていたりしたものなどが計11件
ありました。
調査では全体の632件のうちの508件については、一定の期間が経過していたことなどから資料が残っていないケースもありましたが、関係する電子データや書類などをもとに確認を進めたということです。
また、資料が残っていた124件について再鑑定したところ、異なる結果が8件出たということです。
そして、130件の不正のうち16件は殺人未遂事件や薬物事件、それにストーカー事件などに関連する資料として検察に提出されていたということです。
警察や検察は、いずれも裁判の証拠として使用されたものはなく、捜査や裁判に影響はなかったとしています。
警察によりますと元職員は「短期間で鑑定を終わらせて仕事ぶりをよく見せると評価が上がり、鑑定が遅いと指摘されることもなくなると思った」などと話していたということです。
警察庁 再発防止の徹底を全国に通達
この問題を受けて、警察庁は今月8日、再発防止を徹底するよう全国の警察に通達を出しました。
警察庁は「鑑定は客観的証拠を重視する捜査を支える根幹をなすものとして極めて重要な役割を果たしている。適正性について疑念を抱かれることのないよう徹底してほしい」としたうえで、作業を複数人で確認することや、担当者は業務の進捗(しんちょく)を出勤ごとに上司に報告することなどを求めています。
また、佐賀県警察本部は上司による鑑定の立ち会いの徹底や研究員の増員のほか、福岡県警の科学捜査研究所への職員の派遣など指導や教育の強化に取り組み、再発防止に努めていくとしています。
第三者による調査を求める声相次ぐ
「警察の内部調査だけでは検証は不十分だ」などとして、第三者による調査を求める声が相次いでいます。
このうち、佐賀県弁護士会は、不正行為の詳細やこれまでの調査結果をさらに公開するとともに、不正行為が捜査や公判に本当に影響はなかったのか、第三者委員会を設置して再検証すべきだとしています。
不正が明らかになった翌日の今月9日、県弁護士会の出口聡一郎会長は声明を発表し、「鑑定に対する信頼を根幹から揺るがすもので、前代未聞で極めて重大な不祥事だ」などと指摘しています。
26日には、科学捜査研究所を視察した佐賀県議会議員からも「県民、国民目線で言うと、第三者を入れた調査をしないと県警にとってマイナスではないかと思う」という意見も出ています。
また29日、日弁連=日本弁護士連合会の渕上玲子会長は声明を発表し、「不正行為は警察が実施する科学鑑定に対する信頼を根幹から揺るがすもので、強く非難する」と述べました。
その上で、「警察内部の監察や検察による指揮などでは、証拠の偽造を防止できないという構造的な欠陥が改めて明らかになった」として、警察庁や最高検察庁などに対し、中立的な第三者機関を設置して捜査や裁判に与えた影響を検証するとともに、原因を究明して再発防止策を設けるよう求めました。
一方、県警の福田英之本部長は県公安委員会に報告して指導を受けているほか、これまでの調査を踏まえて「捜査や公判に影響はなかった」などとして、第三者委員会の設置の必要はないという認識を繰り返し示しています。
専門家「警察内部だけでは検証できない」
九州大学大学院法学研究院 田淵浩二教授
刑事訴訟法が専門で、DNA鑑定に詳しい九州大学大学院法学研究院の田淵浩二教授は「到底、警察内部だけでは検証できない。なぜ7年間も見過ごされてきたのか、専門家も交えて見直す必要がある」として、第三者委員会を設置し、再検証するべきだと指摘しています。
また、DNA鑑定についてはこれまでも不正が起きないことを前提に運用されてきたとして「警察が示した再発防止策では問題の解決になっていない。不正があった場合、事後的なチェックや検証をきちんとできるような方針をさらに盛り込むべきだ」としています。
そのうえで、「今回の不正行為はどこでも繰り返される危険性もあるのではないか。佐賀県警だけの問題だとわい小化するのではなく、立ち止まって検証する時期に来ているのではないか」と指摘しています。
※この記事を当初掲載した際、「▽資料の紛失を報告せず、異なる物で鑑定し、返還したものが4件」としていましたが、異なる物での鑑定は行っておらず、正しくは「▽資料の紛失を報告せず、異なる物を返還したものが4件」でした。
失礼しました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250929/k10014935151000.html
佐賀県議会 県警のDNA鑑定不正で第三者調査求める決議案可決
削除2025年10月2日午前5時40分
(2025年10月2日午後2時07分更新)
佐賀県警察本部の科学捜査研究所の元職員によるDNA鑑定の不正を受けて、佐賀県議会は県警などに対し、独立性や専門性などを備えた第三者による調査を求める決議案を全会一致で可決しました。
佐賀県警察本部は、科学捜査研究所の40代の男性の元職員が、およそ7年間、DNA鑑定を行ったように装いうその報告をするなど、合わせて130件の不正行為が確認されたとして、9月に懲戒免職にするとともに、証拠隠滅などの疑いで書類送検しました。
佐賀県議会では、2日の本会議で再発防止を求める決議案が提出され、全会一致で可決されました。
この中では、「科学鑑定の信頼を大きく揺るがすものだ」としたうえで、県公安委員長と県警本部長に対して、説明責任を果たすため、独立性や専門性などを備えた第三者による調査を行うよう求めています。
そして、外部へ指導や助言を求め、組織改革と再発防止策の具体化、職員教育の徹底などを図り、県民への信頼回復を果たすよう指摘しています。
この問題をめぐっては、佐賀県弁護士会などが第三者機関による調査を求めています。
一方、県警は、これまでの調査を踏まえて、「捜査や公判に影響はなかった」などとして、第三者委員会の設置は必要ないという姿勢を示しています。
県警本部 福田本部長「決議の内容を確認し 適切に対応したい」
本会議のあと、佐賀県議会の宮原真一議長が県警察本部の福田英之本部長と、県公安委員会の岸川美和子委員長に対し、決議書を手渡しました。
このなかで、宮原議長は「しっかりと皆さんで認識し、受け止めてほしい」と述べました。
このあと福田本部長は記者団の取材に応じ、第三者による新たな調査機関を設置する必要はないという考えを改めて示したうえで、「決議の内容を確認し、どういったことが考えられるのか、しっかりと検討して適切に対応していきたい」と述べました。
県議会 宮原議長「県議会の総意 しっかりと認識を」
佐賀県議会の宮原真一議長は「県議会の総意なので、県警と県公安委員会はしっかりと認識してほしい。今までの姿勢では納得できないという県民に代わっての意見でもあり、考慮のうえ、結果を出してほしい」と述べました。
山口知事「警察全体としての取り組みに期待」
佐賀県の山口知事は「この問題は佐賀県警だけにとどまらず、この国の刑事司法そのものの根幹を揺るがしかねない大きな事案で、国民の信頼を取り戻せるよう、警察全体としての取り組みに期待したい」と述べました。
また、県議会で第三者による調査を求める決議案が可決されたことについては「警察は捜査機関で、さまざまな個人情報を扱っているので、それに対して軽々に『どうあるべきだ』と申し上げるべきではない」と述べました。
https://news.web.nhk/newsweb/na/na-k10014938551000
警察庁 佐賀県警のDNA鑑定不正を受け特別監察 実施へ
削除2025年10月2日午後0時48分
佐賀県警察本部の科学捜査研究所の元職員によるDNA鑑定の不正を受けて、警察庁は監察官などを佐賀県警に派遣し、経緯などを検証する特別監察を来週から実施することを明らかにしました。
佐賀県警察本部は科学捜査研究所の40代の男性の元職員が、およそ7年間、DNA鑑定を行ったように装いうその報告をするなど、あわせて130件の不正行為が確認されたとして、先月、懲戒免職にするとともに、証拠隠滅などの疑いで書類送検しました。
この問題を受けて、警察庁は首席監察官などを佐賀県警に派遣し、経緯などを検証する特別監察を来週から実施することを明らかにしました。
警察庁の楠芳伸長官は2日の定例会見で、「DNA鑑定に対する国民の信頼を損なうものであり重く受け止めている。全国の警察に対しては不正を防止する対策を早急に講じるとともに取り組み状況を点検の上、報告するよう指示を出した。これらの対策を確実に実施することで、今回のような事案を二度と発生させることのないよう取り組んでいきたい」と述べました。
その上で、特別監察の結果を踏まえて全国の警察の科学捜査研究所についても順次、監察を実施し、業務の適正化を図る方針を明らかにしました。
https://news.web.nhk/newsweb/na/na-k10014938941000
警察庁が佐賀県警の特別監察始める DNA鑑定の不正受け
削除2025年10月8日午後1時07分
(2025年10月8日午後8時33分更新)
佐賀県警察本部の科学捜査研究所の元職員によるDNA鑑定の不正を受けて、警察庁は8日から監察官などを佐賀県警に派遣し、経緯などを検証する特別監察を始めました。
佐賀県警察本部には8日午前9時半前、警察庁の監察部門のトップ、片倉秀樹首席監察官やDNA鑑定が専門の科学警察研究所の研究員などおよそ10人が入りました。
佐賀県警は、科学捜査研究所の40代の元職員がおよそ7年間、DNA鑑定を行ったように装い、うその報告をするなど合わせて130件の不正行為が確認されたとして、先月、懲戒免職にするとともに証拠隠滅などの疑いで書類送検しました。
そのうえで調査を行い、鑑定のチェック機能に原因があったなどとして
▽鑑定の着手から終了まで上司が各段階に立ち会うことの徹底や
▽複数人でチェックする体制作りなどの再発防止策を明らかにしています。
警察庁は福田英之本部長への聞き取りなどを通じて、不正が見過ごされてきた経緯や佐賀県警による調査が適切に行われたかなどを検証することにしています。
また、特別監察の結果を踏まえ、来年度からは全国の警察の科学捜査研究所についても順次、監察を行い業務の適正化を図りたいとしています。
警察庁 片倉首席監察官「丁寧に調査し 速やかに結果公表したい」
8日の特別監察のあと、警察庁の片倉秀樹首席監察官が記者団の取材に応じました。
8日は佐賀県警の本部長や科学捜査研究所の幹部から、調査の状況や再発防止策などについて聞き取りを行ったということです。
片倉首席監察官は「DNA鑑定は緻密で適正な捜査の根幹をなすもので、不適切な取り扱いが行われたことは大変、重く受け止めている。特別監察を通じて事実関係を確認するとともに、必要があれば全国の警察に対してもしっかり指導していきたいと考えている。国民もいろいろと疑念を抱いていると思うので、丁寧に調査し、速やかに結果を公表したい」と述べました。
また、佐賀県議会などが第三者による調査を求めていることについては、「科学警察研究所の専門家も入って調査した内容を第三者性のある国家公安委員会に報告しながら客観性のある事実確認を行い、公表することが1日も早い信頼回復につながると考えている」と述べました。
https://news.web.nhk/newsweb/na/na-k10014944361000
銀行口座を譲渡目的で開設か 詐欺などの疑い 巡査部長を再逮捕
返信削除2025年9月10日 12時57分
うその名前で銀行口座を開設したなどとして、逮捕・起訴された警視庁築地警察署の40歳の巡査部長が、他人に譲り渡す目的で2つの銀行口座を開設したなどとして再逮捕されました。口座には特殊詐欺の被害金とみられる現金、およそ1400万円が振り込まれていたということで、警視庁が詳しく調べています。
再逮捕されたのは、築地警察署の巡査部長、米川和行容疑者(40)です。
警視庁によりますと、ことし4月ごろ、他人に譲り渡す目的で、インターネットバンキングで自分名義の2つの口座を開設したとして、詐欺などの疑いが持たれています。
調べに対し、「すべて事実のとおりです。報酬欲しさに銀行の口座を開設しました」などと容疑を認めているということです。
2つの口座には、およそ80回にわたり特殊詐欺の被害金とみられる現金、およそ1400万円が振り込まれ、すでに、ほぼ引き出されていたということで、警視庁は、巡査部長が口座を詐欺グループなどに売り渡していたとみています。
巡査部長は、偽造した運転免許証で、うその名前の銀行口座を開設したなどとして逮捕・起訴されていて、これまでの調べに対し「競馬やギャンブルで借金があり金に困っていた」などと供述しているということです。
警視庁は「引き続き捜査を尽くし、事実関係を明らかにしたうえで厳正に対処する」としています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250910/k10014918451000.html
青森 NEWS WEB
返信削除女子高校生に性的暴行の罪で起訴の警察官 懲戒免職 青森
09月11日 18時00分
県内の女子高校生に性的暴行をした罪に問われている警察官について、青森県警察本部は11日付けで、懲戒免職の処分にしました。
懲戒免職の処分を受けたのは、青森県警察本部警備部機動隊の佐々木淳警部補(53)です。
県警察本部などによりますと、警部補は去年11月、青森県内のレンタルルームで女子高校生に性的暴行をしたとして、ことし6月に逮捕・起訴されました。
先月7日に青森地方裁判所で開かれた初公判で、警部補の弁護側は、「同意しない意思を示すのが困難な状況だった事実はない」などとして、無罪を主張しています。
警部補を懲戒免職処分にしたことについて県警察本部は「これまでに判明している事実に基づいて厳正に調査を行って、今回の処分を決定した」としています。
また、去年1月からことし4月にかけてオンラインカジノのサイトにアクセスし、勤務時間中などに少なくとも396回にわたって賭博を行ったとして、津軽地方の警察署に勤める30代の男性巡査長を、11日付けで停職3か月の懲戒処分にしました。
巡査長は11日までに賭博の疑いで書類送検され、11日付けで辞職したということです。
青森県警察本部の中村誠警務部長は「いずれの事案も警察官としてあってはならないことで、被害者やご家族、県民の皆様に深くお詫び申し上げます。全職員に対し改めて指導・教養を徹底し信頼回復に全力を尽くします」とコメントしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/20250911/6080027053.html
女性のスカートの中を盗撮か 警視庁の巡査部長を逮捕
返信削除2025年9月12日 11時51分
警視庁の巡査部長が埼玉県内で女性のスカートの中にスマートフォンを差し入れて盗撮したとして逮捕されたことが捜査関係者への取材で分かりました。巡査部長は当時、酒を飲んでいたとみられ、警察が詳しく調べています。
逮捕されたのは、警視庁保安課の巡査部長、黒田篤士容疑者(41)です。
捜査関係者によりますと、11日午前1時ごろ、埼玉県の和光市駅前で20代の女性のスカートの中にスマートフォンを差し入れて撮影した疑いが持たれています。
不審な動きをしている巡査部長に気付いた女性が近くの交番に届け出ました。
巡査部長は一時、現場から立ち去っていましたが、その後、身柄を確保され、逮捕されました。
警察の調べに対し、容疑を認めているということです。
巡査部長は女性と面識はなく、当時、酒を飲んでいたとみられ、警察が詳しいいきさつを調べています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250912/k10014920811000.html
山形 NEWS WEB
返信削除山形 警官装う詐欺 金の地金だまし取られ2900万相当被害
09月12日 19時39分
東根市の50代の女性が、警察官を名乗る男から「あなたに逮捕状が出ている」などと言われ、資産として保有していた金の地金、およそ2900万円相当をだまし取られました。
警察によりますと、今月8日、東根市に住む50代の女性のスマートフォンに、大阪府警の警察官を名乗る男から「逮捕された女が報酬としてあなたにお金を渡したと供述した」と電話がありました。
女性は男からLINEでのやりとりを求められ「逮捕状」と書かれた紙の画像が送られてきたあと、LINE電話で「逮捕するかはあなたの協力しだいだ」などと言われ、口座残高などを聞き出されました。
9日、今度は検察官を名乗る男からLINE電話があり、資産について聞かれて金を保有していると話しました。
次の日も電話があり、「容疑が晴れるまでは金融庁に保管しなければならない」と言われ、男の指示通り、自宅の軽トラックの荷台におよそ2940万円相当の1560グラムの金の地金を紙袋に入れて置いたところ、男がそれを持ち去ったということです。
その後、女性は警察に相談して詐欺の被害が分かったということです。
警察は、▽警察官や検察官が現金や資産を預かったり、▽SNSのビデオ通話で取り調べしたりすることはないとして、警察官などをかたる詐欺に注意を呼びかけています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamagata/20250912/6020025102.html
とある界隈では、ニセモノが出回るくらいでないとホンモノではない、といった話が半分は笑い話で、半分はマジな話として、まことしやかに言いふらされていたものだったが…
削除羽田空港 検査員が手荷物検査中に乗客の現金盗んだ疑いで逮捕
返信削除2025年9月15日 12時25分
羽田空港で働く21歳の保安検査員が、手荷物検査中に乗客の現金9万円を盗んだとして、警視庁に逮捕されました。
逮捕されたのは、羽田空港で航空会社から委託を受けて保安検査を行っている警備会社の社員、松本龍容疑者(21)です。15日、検察庁に送られました。
警視庁によりますと、13日午後6時半前、羽田空港第1ターミナルの国内線の保安検査場で、30代の乗客の現金9万円を盗んだとして窃盗の疑いが持たれています。
乗客が手荷物検査の際にリュックなどと一緒に現金をトレーの上に乗せて検査を受けていたところ、案内を担当していた容疑者が現金をとって自分のワイシャツのポケットに入れ、近くのトイレの個室の補充用トイレットペーパーの芯の中に入れて隠していたということです。
検査を終えた乗客が、現金がなくなっていることに気づいて別の保安検査員に伝え、警視庁が調べたところ防犯カメラに不審な動きをする容疑者が写っていたということです。
調べに対して容疑を認め、「スリルを楽しむために盗んだ。仕事が体力的に大変で辞めようと思っていて、生活の足しとして貯金しようと思った」と話しているということです。
また、「ことしの8月ごろ以降、70回から80回ほどレーンに乗せた2つ折りの財布から現金を抜き取り、150万円ほど盗んだ」などと話しているということで、警視庁が詳しく調べています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250915/k10014923051000.html
岐阜 “100回ほど盗撮” 逮捕・起訴の40代警察官を懲戒処分
返信削除2025年9月17日 21時27分
女性のスカートの中を盗撮したなどとして逮捕・起訴された40代の警察官について、岐阜県警察本部は17日付けで、停職6か月の懲戒処分にしました。警察によりますと聞き取りに対して「100回ほど盗撮した」などと話しているということです。
懲戒処分を受けたのは岐阜県警察本部生活安全総務課の警部、野村祐一被告(44)です。
この警部はことし6月から先月にかけて岐阜県大垣市のゲームセンターや愛知県一宮市の商業施設で女性のスカートの中を盗撮したなどとして逮捕・起訴されました。
警察によりますと、聞き取りに対し「おととし9月ごろから100回ほど盗撮した」などと話しているということです。
警察は17日付けで停職6か月の懲戒処分にしました。
警部は依願退職したということです。
岐阜県警察本部の實城晋吾首席監察官は「被害者および県民の皆様におわび申し上げます。職務倫理教養を徹底し、再発防止に努めます」とコメントしています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250917/k10014925531000.html
神奈川県警 交番勤務中にオンラインカジノ 賭博疑いで書類送検
返信削除2025年9月19日 16時55分
神奈川県警の20代の警察官が、交番勤務の時間などにオンラインカジノでおよそ500回にわたり金を賭けたとして賭博の疑いで書類送検されました。
書類送検されたのは、相模原警察署の地域課に所属する20代の巡査です。
警察によりますと、ことし6月までのおよそ3か月間、スマートフォンを使ってオンラインカジノにアクセスし、サッカーの勝敗予想などにおよそ500回、合わせて250万円ほどを賭けたとして賭博の疑いが持たれています。
このうち、120回余りは交番での勤務時間中だったということです。
警察が、オンラインカジノの事件について捜査を進める中、巡査の関与が分かったということで、19日、書類送検するとともに減給10分の1、6か月の懲戒処分にしました。
これまでの調べに対し、巡査は「簡単にお金が稼げると思った」などと話し、19日、依願退職したということです。
神奈川県警察本部の向井洋監察官室長は「警察への信頼を失墜させる行為で県民の皆様に心からおわび申し上げます。職員に対する指導教養を徹底して参ります」とコメントしています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250919/k10014927491000.html
「無料で性的サービスを提供」「警察の権限をちらつかされ…」和歌山県警元幹部が受けていた違法風俗での“性的接待”《元ソープ経営者が証言》
返信削除9/17(水) 16:12配信 文春オンライン
和歌山県警の堀内康弘元警視が違法風俗の無料接待を受け続けていたことが「 週刊文春 」の取材で分かった。接待を行ってきた元ソープ経営者が証言した。
【写真】違法風俗の無料接待を受け続けて…訓戒処分を受けた和歌山県警の堀内康弘元警視
堀内氏は警察署長や警務課長を歴任してきた和歌山県警の幹部。しかし、今年夏に「規制対象業者と私的な交際をしていた」として県警本部長の訓戒を受け、依願退職していた。
8年間にわたって無料で性的サービスを
和歌山市内のソープランド「エンペラー」 ©文藝春秋
堀内氏について和歌山市内のソープランド「エンペラー」元経営者の男性A氏はこう語る。
「私は8年間にわたって、和歌山県警の幹部にタカリを受けてきました。警察の権限をちらつかされ、無料で性的サービスを提供せざるを得なかったのです」
「週刊文春」は元警視が性的サービスを求めていた証拠となる2人のLINE記録を入手。そこに記されていた驚愕の内容とは――。
◇◇◇
9月17日(水)12時配信の「 週刊文春 電子版 」および9月18日(木)発売の「週刊文春」では、無料風俗接待の詳細、和歌山県の警察官がソープ経営者と接点を持った背景、A氏に送っていた「女性の好みや要望」のLINE、A氏が捜査機関に訴え出た時の当局の対応など前代未聞の警察官の不祥事を詳しく報じている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f9823ed366f65d11076e7585d4abce70032956af
和歌山 NEWS WEB
削除業者と不適切交際で警視処分 和歌山県警本部長 “誠に遺憾”
09月22日 17時11分
和歌山県警察本部の警務課長だった警視が、規制対象の業者と不適切な交際をしたとして処分され退職したことについて、和歌山県警の野本本部長は「誠に遺憾で綱紀粛正に努めてまいります」と述べました。
和歌山県警察本部はことし6月、本部の警務課長だった警視について、規制対象の業者と不適切な交際をしていたとして「本部長訓戒」の処分とし、警視は依願退職しました。
この問題について、22日、和歌山県警の野本靖之 本部長が和歌山県議会の委員会に出席した後、報道各社の取材に応じ「幹部職員であったものが、規制対象の業者との不適切な交際を行っていたということで、誠に遺憾であります。引き続き職員の綱紀粛正と真摯(しんし)な職務遂行に努め、県民の信頼の回復に努力してまいりたいと考えています」と述べました。
この問題で警視が交際をしていた業者は和歌山市内の風俗店とみられ、この店はことし5月、SNSで募集した女性を性風俗店に紹介するグループの捜査の関連で摘発され、240日の営業停止の行政処分を受けています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/wakayama/20250922/2040020973.html
福岡県警の巡査部長が酒気帯び運転の疑い…秋の全国交通安全運動が始まったばかり、「抜けたと思った」
返信削除2025/09/23 10:26
福岡県警は22日、県警南署地域第1課の巡査部長の男(50)(福岡県柳川市)を道路交通法違反(酒気帯び運転)容疑で現行犯逮捕した。秋の全国交通安全運動が21日から始まり、県警も飲酒運転の撲滅を訴えているさなかだった。
福岡県警
発表では、巡査部長は22日午前3時50分頃、同県柳川市の市道で、酒気を帯びて軽乗用車を運転した疑い。21日は休みで、22日は午前9時から勤務予定だったといい、「(21日夜に)自宅で焼酎の炭酸割りを数杯飲んだが、酒は抜けたと思った」と容疑を否認している。
店舗駐車場から方向指示器を出さずに左折した車を、県警柳川署のパトカーが発見。信号停車した際に職務質問して呼気検査した結果、呼気1リットル中0・29ミリ・グラムのアルコール分が検出された。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20250923-OYT1T50038/
静岡 交番のトイレで女性職員を盗撮の疑い 45歳警察官を逮捕
返信削除2025年9月24日 20時21分
静岡県警の45歳の警察官が交番のトイレで女性職員を盗撮したとして逮捕されました。警察によりますと容疑を否認しているということです。
逮捕されたのは、静岡南警察署の警部、鈴木鉄三容疑者(45)です。
警察によりますと、ことし4月、掛川警察署管内の交番の女性用トイレに侵入して小型カメラを設置し、6月にかけて3人の女性職員を盗撮した疑いが持たれています。
警部は3月まで掛川警察署の地域課長を務めていて、侵入したとされる時間帯、交番は無人の状態だったということです。
警察によりますと、調べに対し警部は「やっていません」と供述し、容疑を否認しているということです。
掛川警察署では3月以降、署内や管内の交番の女性用トイレに小型カメラが設置されていたことが相次いで発覚し、警察が捜査を進めていました。
静岡県警察本部の佐藤弘道警務部長は「警察職員が盗撮事案を起こし逮捕されたことは誠に遺憾で、深くおわび申し上げます。事実関係を調査の上、厳正に対処します」とコメントしています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250924/k10014931261000.html
交番の女性トイレで盗撮容疑、静岡県警の警部逮捕…「やっていません」と否認
削除2025/09/24 20:52
交番の女性トイレに設置した小型カメラで盗撮したとして、静岡県警は24日、静岡南署の前刑事1課長で警部の鈴木鉄三容疑者(45)を性的姿態撮影処罰法違反(撮影)と建造物侵入の疑いで逮捕した。
発表によると、鈴木容疑者は4月27日、以前勤務していた掛川署管内の交番に侵入し、同30日~6月5日の複数回にわたって女性職員3人を盗撮したなどの疑い。「やっていません」と容疑を否認している。
県警監察課によると、鈴木容疑者は今春、掛川署地域課長から静岡南署に異動。8月7日付で同署付となっていた。
県警の佐藤弘道警務部長は「警察職員が盗撮事案を起こしたとして逮捕されたことは誠に遺憾。深くおわび申し上げる」とコメントした。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20250924-OYT1T50173/
松山地検、元愛媛県警警部補を不起訴…「パパ活」トラブル巡り公務員職権乱用容疑で書類送検
返信削除2025/09/24 19:21
捜査と偽り、10歳代女性の電話番号を入手したなどとして、公務員職権乱用容疑で書類送検された元愛媛県警警部補の40歳代男性について、松山地検は24日、不起訴とした。地検は不起訴の理由を明らかにしていない。
元警部補は8月29日付で停職6か月の懲戒処分となり、辞職した。捜査関係者によると「パパ活」を巡る金銭トラブルが発端という。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20250924-OYT1T50159/
首都圏 NEWS WEB
返信削除女子高校生のスカートの中にスマホか 警視庁の巡査部長を逮捕
09月25日 17時50分
警視庁綾瀬警察署の巡査部長が、さいたま市内の駅で女子高校生のスカートの中にスマートフォンを差し入れて盗撮しようとしたとして逮捕されていたことが捜査関係者への取材で分かりました。
取り押さえられる際、スマートフォンを地面に投げつけ破壊したということで警察は詳しく調べています。
逮捕されたのは警視庁綾瀬警察署の巡査部長、小嶋巧容疑者(51)です。
捜査関係者によりますと今月19日、さいたま市緑区のJR東浦和駅のエスカレーターで、女子高校生のスカートの中にスマートフォンを差し入れて盗撮しようとしたとして、県の迷惑防止条例違反の疑いが持たれています。
不審な動きをしているのに気づいた人が巡査部長をその場で取り押さえ、警察に引き渡しました。
調べに対し容疑を認めているということです。
巡査部長は取り押さえられる際、スマートフォンを地面に投げつけ破壊したということで、警察は中にあるデータを隠そうとしたとみて詳しく調べています。
埼玉県内では今月、別の警視庁の40代の警察官も女性のスカートの中を盗撮したとして逮捕され、その後処分保留で釈放され、警察は任意で捜査を進めています。
警視庁は「捜査結果を踏まえ、厳正に対処いたします」とコメントしています。
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20250925/1000122114.html
警視庁巡査部長を逮捕 高校生スカート内 盗撮しようとした疑い
削除2025年9月25日 18時14分
警視庁綾瀬警察署の巡査部長が、さいたま市内の駅で女子高校生のスカートの中にスマートフォンを差し入れて盗撮しようとしたとして逮捕されていたことが、捜査関係者への取材で分かりました。取り押さえられる際、スマートフォンを地面に投げつけ破壊したということで警察は詳しく調べています。
逮捕されたのは警視庁綾瀬警察署の巡査部長、小嶋巧容疑者(51)です。
捜査関係者によりますと、今月19日、さいたま市緑区のJR東浦和駅のエスカレーターで、女子高校生のスカートの中にスマートフォンを差し入れて盗撮しようとしたとして県の迷惑防止条例違反の疑いが持たれています。
不審な動きをしているのに気付いた人が巡査部長をその場で取り押さえ、警察に引き渡しました。
調べに対し、容疑を認めているということです。
巡査部長は取り押さえられる際、スマートフォンを地面に投げつけ破壊したということで、警察は中にあるデータを隠そうとしたとみて詳しく調べています。
埼玉県内では今月、別の警視庁の40代の警察官も、女性のスカートの中を盗撮したとして逮捕され、その後、処分保留で釈放され、警察は任意で捜査を進めています。
警視庁は「捜査結果を踏まえ、厳正に対処いたします」とコメントしています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250925/k10014932101000.html
福岡県警刑事部長、居酒屋個室で女性職員にセクハラ発言…「恥ずべき行為で弁解の余地もない」と辞職
返信削除2025/09/25 17:16
飲み会で後輩の女性職員2人にセクハラ発言をしたとして、福岡県警は25日、真崎俊行・刑事部長(警視正)を本部長注意の処分とした。真崎部長は同日付で辞職した。
県警によると、真崎部長は7月中旬、福岡市博多区の居酒屋の個室で、女性職員2人の前で、性的な発言をした。真崎部長は「恥ずべき行為で、弁解の余地もない。本当に申し訳ない」と話しているという。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20250925-OYT1T50155/
福岡県警刑事部長 酒の席で女性職員にセクハラ発言で処分
削除2025年9月25日 19時03分
福岡県警察本部の刑事部長が酒の席で女性の警察職員2人に対しセクハラにあたる発言をしたとして、25日付けで本部長注意の処分を受けました。刑事部長は辞職しました。
処分を受けたのは、福岡県警察本部の刑事部長、眞崎俊行警視正(59)です。
警察によりますと、刑事部長はことし7月、女性の警察職員2人を誘って福岡市内で酒を飲み、その際、性的な発言をしたということです。
警察は8月、職員からの相談を受けて事実関係などの調査を進めたところ、セクハラにあたると判断し、25日付けで本部長注意の処分としました。
警察によりますと刑事部長は調査に対し、「酒に酔い覚えていない部分もあるが、被害者が話していることが事実だと思う。恥ずべき行為で、弁解の余地もない。本当に申し訳ない」と話しているということで、25日に辞職しました。
福岡県警察本部監察官室は「幹部による事案で重く受け止めており、厳正に対処した。幹部に対する指導・教養を徹底し、再発防止を図っていく」とコメントしています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250925/k10014932281000.html
スマホゲームしながら運転、退職直前の教諭をはねて死なせる…元警官に猶予付き判決
返信削除2025/09/26 13:28
スマートフォンでゲームをしながら車を運転して歩行中の男性をはねて死なせたとして、自動車運転死傷行為処罰法違反(過失運転致死)に問われた高知県警の元宿毛署巡査長(47)の判決が25日、地裁中村支部であり、中山裕貴裁判官は禁錮2年6月、執行猶予4年(求刑・禁錮2年6月)の有罪判決を言い渡した。
判決などによると、元巡査長は昨年2月2日夜、黒潮町入野の国道56号で軽乗用車を運転中、ダッシュボードに固定したスマホでゲームをするなど脇見をし、前を歩いていた小学校教諭の男性(当時59歳)をはねて死亡させた。
中山裁判官は「スマホゲームをしながらの脇見運転で過失は大きい。退職2か月前に、永遠の別れとなった遺族の無念は察するに余りある」と指摘した一方、「ボランティアや福祉団体に寄付するなど、反省と後悔の態度を示しており、職を辞めるなど一定の社会的制裁を受けている。今後こういうことのないように」と諭した。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20250926-OYT1T50005/
社説
返信削除性犯罪歴の照会 幅広い活用で子供を守りたい
2025/09/26 05:00
卑劣な性犯罪から子供たちを守るためには、実効性のある制度にせねばなるまい。できるだけ多くの事業者に活用してもらうことが重要だ。
子供と接する仕事に就く人の性犯罪歴を雇用主が確認する新制度「日本版DBS」の運用案がまとまった。2026年12月の開始が予定されている。
国の統計では、性犯罪の再犯率は14%に上る。子供にわいせつ行為をした教員が学習塾などに再就職し、再犯に及ぶ懸念もある。
信頼する大人から性暴力を受けた子供の傷は深い。性犯罪歴のある人物を子供から遠ざけることで、被害を防ぐ意義は大きい。
運用案は、学校や保育所に利用を義務づける一方、学習塾やスポーツクラブなどの民間事業者にも任意の参加を求めた。子供食堂や芸能事務所も対象となる。義務と任意を合わせた参加事業者は最大23万に上る見込みだ。
最近も東京都内の個別指導塾の元教室長が、女子生徒の体を触った疑いで逮捕された。保護者の不安を 払拭 ふっしょく するためにも、民間を含めた多くの事業者の参加が欠かせない。事業者側も、制度への参加は信頼につながるはずだ。
国は現在、児童生徒へのわいせつ行為で処分された元教員らを登録したデータベースを運用し、採用時の確認を義務づけている。しかし、私立の小中高校などでは、十分に活用されていなかった。
せっかくの制度も使われなければ意味がない。性犯罪歴という秘匿性の高い情報を扱うことから、参加に二の足を踏む事業者もあり得る。国は制度の趣旨やメリットを丁寧に説明する必要がある。
情報の取り扱い方法や犯歴が判明した場合の対応などをあらかじめ明確にし、事業者が参加しやすい環境を整えることも大切だ。
制度導入後は、新規採用者だけでなく、すでに教育現場などで働いている人の性犯罪歴も確認が必要になる。対象者は現職だけで最大400万人とも言われる。
こども家庭庁は、確認業務の一部を外部に委託する方針だ。人物の取り違えや情報漏えいなどがあれば、制度の根幹が揺らぎかねない。ミスが起きないよう、細心の注意が求められる。
新制度の対象は再犯に限られるため、初犯は防げない。対策の一つとして、運用案には、学校などへの防犯カメラの設置が「有効」だと明記された。
ただ、教育活動を 萎 い 縮 しゅく させるとの懸念も根強い。国は、導入の是非を慎重に議論してほしい。
https://www.yomiuri.co.jp/editorial/20250926-OYT1T50003/
大川原化工機えん罪事件 捜査員2人“不起訴は不当”検察審査会
返信削除2025年9月26日 22時45分
横浜市の化学機械メーカー「大川原化工機」をめぐるえん罪事件で、捜査に不利になる実験データを除いた報告書を作成した疑いで刑事告発され、不起訴になった警視庁公安部の当時の捜査員2人について、検察審査会は、不起訴は不当だと議決しました。検察が改めて起訴するかどうか判断することになります。
「大川原化工機」の社長など3人が不正輸出の疑いで逮捕・起訴されたえん罪事件で、警視庁公安部の当時の捜査員2人は、捜査に不利になる機械の温度測定の実験データを除いた報告書を作成した疑いで刑事告発されましたが、東京地方検察庁はことし1月、いずれも嫌疑不十分で不起訴にしました。
メーカー側の申し立てを受けて東京第6検察審査会は、26日までに捜査員2人の不起訴は不当だと議決しました。
その理由として「実験したものの、立件するには温度が不十分な結果だったために、経済産業省に報告する書類から除いたといわざるをえない。すべての結果を経済産業省に示して判断を仰ぐべきで『立件ありき』で捜査し、実験結果を記載しなかったのは許されない」としました。
そのうえで「検察の嫌疑不十分という判断は受け入れられない」としています。
この議決を受け、東京地検が再捜査を行い、改めて起訴するかどうか判断することになります。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250926/k10014933741000.html
「大川原化工機」社長 “えん罪事件の捜査員 検察は起訴を”
返信削除2025年9月29日 14時44分
横浜市の「大川原化工機」をめぐるえん罪事件で刑事告発され、不起訴になった警視庁公安部の当時の捜査員2人について、検察審査会が不起訴は不当だと議決したことを受けてメーカーの社長が会見を開き、「議決は妥当な判断で、検察は起訴してほしい」と訴えました。
「大川原化工機」の社長など3人が不正輸出の疑いで逮捕・起訴されたえん罪事件で、警視庁公安部の当時の捜査員2人は、捜査に不利になる機械の温度測定の実験データを除いた報告書を作成した疑いで刑事告発され、東京地方検察庁はことし1月、いずれも嫌疑不十分で不起訴にしました。
メーカー側の申し立てを受けて検察審査会は「『立件ありき』で捜査し、実験結果を記載しなかったのは許されない」として不起訴は不当だと議決し、29日公表しました。
これを受けてメーカー側が都内で会見を開き、大川原正明社長は「議決は妥当な判断だ。捜査員は詐欺に近いようなことをして事件を作ったので、検察は起訴してほしい。裁判で相応の罰を受けるのが正しいことだと思う」と話していました。
また、代理人の高田剛弁護士は「検察が再び不起訴にすれば事件にふたをすることになる。何のために事件の検証を行ったのか、今後の判断が問われている」と話していました。
議決を受けて東京地検は再捜査を行い、起訴するかどうか改めて判断することになります。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250929/k10014935471000.html
大麻所持容疑で逮捕の警察官2人 1人がもう1人に譲り渡したか
返信削除2025年10月10日午前11時39分
事件
兵庫県警の警察官2人が大麻を所持したとして、逮捕された事件で、このうちの1人が、もう1人に大麻を譲り渡していたとみられることが捜査関係者への取材で分かりました。警察官以外にも譲り渡していた疑いがあるということで、警察は金を受け取って渡していた可能性があるとみて入手ルートなどを調べています。
兵庫県警の葺合警察署の巡査部長、岩城裕貴容疑者(42)と明石警察署の巡査、加藤力登容疑者(24)は、今月、それぞれの自宅で乾燥大麻を所持したとして麻薬取締法違反の疑いで逮捕されました。
2人は容疑を認め、「自分が使うためだった」と供述しているということですが、その後の調べで巡査部長が大麻を入手し、巡査に譲り渡していたとみられることが捜査関係者への取材で分かりました。
押収したスマートフォンを解析した結果、2人が秘匿性の高い通信アプリでやり取りし、巡査部長がどれぐらいの量の大麻を渡すか伝えたうえで会う時間や場所などを決めていたということです。
警察は、神戸市のバーの経営者、紺谷研容疑者(43)も大麻を所持した疑いで逮捕していますが、この大麻についても、面識があった巡査部長が通信アプリで同じようにやり取りして渡したとみられるということです。
警察は、アプリでのやり取りの内容などから巡査部長が金を受け取って大麻を渡していた可能性があるとみて入手ルートなどを調べています。
https://news.web.nhk/newsweb/na/na-k10014946301000
茨城県内 3連休に飲酒運転相次ぐ 取手市の幹部職員逮捕も
返信削除2025年10月14日午後0時20分
この3連休、茨城県内では飲酒運転が相次いで確認され、このうち初日の11日には取手市内で飲酒運転をして別の車とぶつかり相手に軽いけがをさせたとして、取手市の幹部職員が逮捕されました。市は詳細な事実が判明ししだい、厳正な処分を行うとしています。
逮捕されたのは、取手市子ども部の次長で、千葉県柏市に住む佐藤睦子容疑者(57)です。
警察によりますと、次長は今月11日土曜日の未明、酒を飲んだ状態で乗用車を運転し、取手市の交差点内で軽乗用車とぶつかって、52歳の男性に軽いけがを負わせたとして、過失運転傷害と酒気帯び運転の疑いでその場で逮捕されました。
調べに対し「間違いありません」と容疑を認めているということです。
市は本人から聞き取りを行い、詳細な事実が判明ししだい、厳正な処分を行うとしています。
中村修市長は「被害者に心よりおわび申し上げます。誠に遺憾であり、再発防止と信頼回復に全力で取り組んでいきます」とコメントしています。
この3連休、県内では飲酒運転が相次いで確認され、このうち下妻市では12日日曜日の夜、36歳の容疑者が酒を飲んだ状態で軽乗用車を運転し、ほかの車にぶつかって11歳から40歳の3人に軽いけがを負わせたとして逮捕されました。
警察は、飲酒運転は危険な行為であり、絶対にやめるよう強く呼びかけています。
https://news.web.nhk/newsweb/na/na-k10014948891000
無罪の元保育士 290日余の長期勾留で奪われた日常
返信削除2025年10月15日午後5時39分
「あなたを逮捕します」
自宅を訪れた警察官に突如、逮捕状を示された元保育士の男性。身に覚えがないと伝えたが手錠をかけられ、290日余り勾留された。
ところが、男性にとって有利な証拠が検察から開示されていなかったことが裁判の途中で発覚。それが決め手となって無罪が確定した。
「294日も拘束されたのは、刑務所に入れられたのと同じだと思います」
こう訴える男性は生きがいだった仕事を失い、今も日常を取り戻せていない。
(社会部記者 田村真菜実)
祖母の代から園を経営 20歳で保育士に
9月上旬、弁護士事務所で対面した吉冨弘敏さん(36)は少し緊張した様子でテレビカメラの前に座った。
丁寧にことばを選びながら、生い立ちを語った。
吉冨さんの家では祖母の代から保育園を経営していた。
自身もこの園に通い、保育士の父親に憧れて、幼い頃から自然と保育士を目指したという。短期大学を卒業した2010年に20歳で働き始めた。
働いていた当時の写真
園児たちが苦手だったことができるようになる瞬間を見ることがうれしく、仕事にやりがいを感じていたという。
吉冨さん
「自分が子どもの頃に、これは苦手だなと思うことがあったので、園児たちがそういった苦手意識をなくせるよう、楽しみながらいろいろなことをできるようにお手伝いできればと思っていました。休日にはよく100円ショップに行って、これは子どもたちの制作に使えないかな?と考えていました。仕事というよりも、生活の中に溶け込んでいて、充実していました」
突然の逮捕状 “99.9%勝てない”
ところが、2023年2月にこの生活が一変する。自宅を訪ねてきた警察官から、2020年に保育園で園児の体を揺さぶってけがをさせた疑いがあるとして、逮捕状を示されたのだ。「身に覚えがない」と告げたが、その場で手錠をかけられ、警察署に移送された。
吉冨さんは取り調べの中で警察官から言われたことばを鮮明に覚えていた。
吉冨さん
「警察官から『99.9%勝てないんだよ。勝てないから、保護者の人に謝るんだったら僕が書類を書いて一緒に謝ってあげるから頑張ろう』『ご両親も心配しているから、早く言いたいことを言って終わりにしよう』などと言われました。恐怖感をあおってくる感じで、誘導されているのではないかと感じました」
取り調べに不安を感じ、黙秘するようになった吉冨さん。翌月、暴行と傷害の罪で起訴された。
保釈認められず 勾留は290日余に
起訴のあとは取り調べもなくなり、裁判の開始を待つだけとなったため、弁護士は保釈を請求した。
しかし、裁判所は「証拠を隠滅すると疑うに足りる理由がある」として認めなかった。
弁護士は「証拠隠滅のおそれに具体性はない」と主張したが、2回目と3回目の保釈請求も退けられた。
立川拘置所
狭い部屋の中に1人閉ざされ、日中は横になることも許されないなど、行動を制約される日々。吉冨さんは精神的に追い詰められていったという。
初公判が開かれた後、4回目の請求でようやく保釈が認められたが、身柄を拘束された期間は約10か月、計294日に及んだ。
吉冨さん
「本当に長かったです。何もやましいことはしていませんが、狭い空間に1人でいると『自分が何かやってしまったのかな』とか『取り調べでうそを言えば出してくれるのかな』と、変なことを考えてしまいました。マイナスな気持ちが連鎖して、『頭を打って血が出れば楽になれるのかな』と思うほど追い込まれていました」
“存在しない”はずの証拠が…
逮捕の根拠とされたのは、暴行を目撃したという同僚2人の証言だった。
裁判で吉冨さんは「園児を落ち着かせるために抱きかかえることはあったが、暴行をしたことはない」と無罪を主張。目撃証言の信用性が争われた。
弁護士は裁判の前の公判前整理手続きで、同僚らのLINEのデータを開示するよう繰り返し求めたが、担当の検察官は「存在しない」と回答し、警察にも確認したと説明した。
ところが、裁判の途中で状況が一転する。
目撃証言をした同僚の1人が、証人尋問の中で、警察にスマートフォンのデータをコピーされたことを明らかにしたのだ。
さらに、証人として出廷した警察官も、スマホからデータを抽出して保管していることを認めた。
これを受けて急きょ、裁判所との3者協議が開かれた。弁護士によると、検察官は「プライバシーに関わる証拠で開示の必要性はない」としてデータの開示を拒んだが、最終的に裁判所から促されて開示したという。
弁護士は検察官に「警察にデータを保有しているか確認していたのか」と問いただした。検察官は「データの解析を担当した警察官は本庁の所属で、所轄の警察署の担当者にデータの所在を引き継がなかったため、署の担当者は把握していなかった」と説明したという。
判決「証言がすりあわされた疑い」
開示されたデータには、2023年1月に警察から聴き取りを受ける前日に、同僚Aと同僚Bが交わしたメッセージが含まれていた。
園児が顔にけがをした経緯のメモについて、証言をすりあわせるようなやりとりをしていた。
LINEのやりとり
同僚A 「これは4月1日じゃないよな?」
同僚B 「これは春だと思う、いや秋か」
同僚A 「このメモ、4月1日の件にしよう」
同僚B 「ねえ、夜電話してもいい?」「ちょっとまとめたい」
ことし4月。東京地方裁判所立川支部は、この開示されたデータを決め手として、目撃証言は信用できないと判断。吉冨さんに無罪を言い渡した。
東京地裁立川支部 中島経太裁判長
「吉冨さんが暴行に及んだことを警察に認めてもらうため、同僚2人は都合の良い話をつくり出して共有したと強く疑われる。証言がすり合わされている疑いがあり、信用性は大きく損なわれている」
判決では、園児の軽いけがについても、当時の子どもの状況を理由に「原因はさまざま想定できる」と指摘し、「吉冨さんが暴行に及んだとは認められない」と結論づけた。
検察は控訴せず、無罪が確定した。
無罪確定も 取り戻せない日常
無罪の確定から5か月。吉冨さんは誇りをもっていた保育士の仕事を失った。事件の影響で人と会うことも怖くなり、仕事にも復帰できない状況で、以前の生活を取り戻せていない。
吉冨さんは、警察や検察から無罪の決め手となった証拠の存在を明かされないまま、長期間勾留されたのは不当だとして、10月2日、国と東京都に対して8600万円余りの賠償を求める訴えを起こした。
吉冨さん
「判決も決まっていないのに、長い期間狭い場所にとどめられ、294日も拘束されたのは、刑務所に入れられたのと同じだと思います。1人の人生がかかっている裁判で、証拠を隠していたことは腹が立ちますし、警察や検察に対して悲しい気持ちです。もう事件の前には戻らないので、僕みたいにつらい思いをする人がいない社会になってほしい」
警視庁と東京地方検察庁は提訴時の取材に対し、「訴状を受け取っておらず、お答えを差し控えたい」としている。
元裁判官 「勾留290日余は異常な長さ」
今回の事件や裁判の経緯をどうみるか、東京高等裁判所の元裁判長で、日本大学法科大学院の藤井敏明教授に聞いた。
藤井教授はまず、無罪の決め手となる重要な証拠を開示しなかった検察の対応を厳しく指摘した。
藤井敏明教授
「この証拠がなければ、裁判所が有罪の判断をした可能性はある。被告に有利な、無罪につながる証拠を開示しないことは絶対に許されない。供述の信用性を判断するための証拠は、弁護側から請求があれば開示しなければならないと法律で定められている。検察の対応は証拠を開示する義務に違反し、違法だと考える」
また、勾留が290日余りに及んだことについては、「結果的に異常な長さだ。暴行と傷害という事案で、けがの程度も軽く、仮に有罪だとしても執行猶予がほぼ確実な事案であるにもかかわらず、収監されたのと同じ状態で長期間拘束されるのは、常識的に考えて不合理だ」と述べた。
その上で今回のケースは、否認や黙秘をしているかぎり長期間身柄の拘束が続く、いわゆる「人質司法」の問題をはらんでいるとし、早い段階で保釈を認めるべきだったという。
藤井敏明教授
「検察としては、捜査が終わって十分な証拠収集が終わったということで起訴するわけで、今回の事案では、証拠隠滅のおそれが高いとは考えにくい。裁判所は、起訴された後の早い段階で、裁量で保釈を認める必要があった。『証拠隠滅のおそれがある』という抽象的な理由で認めないのではなく、具体的にどのようなおそれがあるかを考えて、保釈の可否を判断すべきだ。無実だった場合に、長期間の拘束がいかに不条理で酷なことか、もっと考えるべきだろう」
保釈の運用のあり方 最高裁で議論へ
長期間の勾留は、大川原化工機の社長など3人が逮捕・起訴されたえん罪事件でも問題となった。元顧問の相嶋静夫さんは、勾留中にがんが見つかったものの、保釈が認められずに亡くなり、遺族は「人質司法」だと声をあげている。社長と元取締役の2人も、保釈が認められるまで約11か月勾留された。
最高裁判所はこの事件を受け、来年1月に全国の裁判官を集めて司法研修所の研究会を開き、保釈の運用のあり方について議論することを決めた。
吉冨さんのケースでまた一つ浮かび上がった「人質司法」の問題。「無罪推定の原則」に反する事態を招かないよう、今の制度や運用を点検し、改善につながるような議論を望みたい。
(10月2日 ニュースウオッチ9で放送)
https://news.web.nhk/newsweb/na/na-k10014944641000
福岡県警 “セクハラにあたる言動” 50代男性警視を懲戒処分
返信削除2025年10月16日午前8時07分
福岡県警察本部の50代の男性警視が、後輩職員などと飲食した際にセクハラにあたる言動をしたとして、戒告の懲戒処分を受けました。
処分を受けたのは、福岡県警察本部でストーカー対策などを担当する人身安全対策課長を務めていた50代の男性警視です。
捜査関係者によりますと、ことし5月と7月、福岡市内の居酒屋で後輩の職員などと飲食した際に、セクハラにあたる言動をしたということです。
県警が職員から相談を受けて調査を行い、9月、戒告の懲戒処分としたということです。
警視は9月、生活安全部付に異動しています。
県警は「戒告処分は公表の対象ではない」としていて、この処分について発表していませんでした。
福岡県警察本部監察官室は「幹部職員による事案で重く受け止めています。厳正に対処しました」とコメントしています。
福岡県警では、ほかにも59歳の刑事部長が女性職員にセクハラにあたる発言をしたとして9月、本部長注意の処分を受け、辞職しています。
https://news.web.nhk/newsweb/na/na-k10014950531000
火災現場から現金盗んだ警視庁元警部 執行猶予付き判決
返信削除2025年10月16日午前11時32分
警視庁捜査1課の元警部が、火災現場から繰り返し現金を盗んだ罪に問われた裁判で、東京地方裁判所は「警察に対する信頼を失墜させる悪質な犯行だ」として、元警部に執行猶予の付いた懲役3年の判決を言い渡しました。
警視庁捜査1課の元警部、政野亮二被告(51)は、2022年10月からことし1月にかけて、東京 渋谷区などでいずれも1人暮らしの高齢者が亡くなった3件の火災現場から合わせて640万円余りを盗んだ罪に問われました。
元警部は起訴された内容を認め、検察が懲役3年を求刑したのに対し、弁護側は執行猶予を求めていました。
16日の判決で東京地方裁判所の鈴木悠裁判官は、「捜査で遺留品に触れられる立場を悪用したもので、国民の警察に対する信頼を失墜させる悪質な犯行だ。住宅ローンの返済で資産が減り、学費の支払いが続くことへの不安があったという動機は、酌むべきとは言えない」と指摘しました。
一方で、「被害の全額に相当する示談金を支払い、反省の態度を示している」として、懲役3年、執行猶予5年を言い渡しました。
https://news.web.nhk/newsweb/na/na-k10014950741000