人々が判断の道具を持つことを学ばずに、希望を追うことだけを学んだとき、政治的な操作の種が撒かれたことになる。 ~スティーブン・J・グールド
思想家の岸田秀さん死去、92歳 「ものぐさ精神分析」5/28(木) 10:12配信 共同通信 「ものぐさ精神分析」などの著作で知られ、独自の「唯幻論」を唱えた思想家で和光大名誉教授の岸田秀(きしだ・しゅう)さんが25日、老衰のため死去した。92歳。香川県出身。葬儀は近親者で行う。 少年期に幻覚など神経症状に苦しんだ経験を踏まえて心理学を志し、1956年に早稲田大を卒業後、同大大学院を経てフランスに留学。ストラスブール大で精神分析を学んだ。 帰国後、フロイトの精神分析学を基に「唯幻論」を展開。「人間は本能が壊れ、幻想の世界に迷い込んだ動物である」と主張し、自我や家族、宗教、国家や歴史、性など、人間に関わるあらゆる現象の解明を試みた。 70年代から和光大で教壇に立ち、77年発表の主著「ものぐさ精神分析」が話題を呼んだ。「幻想の未来」「嫉妬の時代」「唯幻論大全」など著書多数。https://news.yahoo.co.jp/articles/8645f1af8a9f3702a42098fdf36ade5a3544b87a
岸田秀さん死去、92歳 「ものぐさ精神分析」5/28(木) 11:09配信 時事通信 「ものぐさ精神分析」などの著書で知られる心理学者で思想家の岸田秀(きしだ・しゅう)さんが25日、老衰のため東京都内の自宅で死去した。 92歳だった。香川県出身。葬儀は親族のみで行う。喪主は妻朱実(あけみ)さん。 早稲田大大学院修了。フロイト理論を独自に発展させ、「人間は本能が壊れた動物である」と主張した。1977年発表の「ものぐさ精神分析」が話題を呼んだ。自我や家族、歴史などは全て幻想の下に成り立つという「唯幻論」を唱え、文明批評を繰り広げた。その他の著書に「嫉妬の時代」「性的唯幻論序説」「心はなぜ苦しむのか」など。和光大名誉教授。 https://news.yahoo.co.jp/articles/d7278f0a9da136e9fdc4ffa41e208465a236887b
思想家の岸田秀さん死去、92歳 独自の唯幻論を展開 「ものぐさ精神分析」など5/28(木) 11:26配信 産経新聞「ものぐさ精神分析」などの著作で知られ、独自の「唯幻論」を唱えた思想家で和光大名誉教授の岸田秀(きしだ・しゅう)さんが25日、老衰のため死去した。92歳。香川県出身。葬儀は近親者で行う。少年期に幻覚など神経症状に苦しんだ経験を踏まえて心理学を志し、昭和31年に早稲田大を卒業後、同大大学院を経てフランスに留学。ストラスブール大で精神分析を学んだ。帰国後、フロイトの精神分析学を基に「唯幻論」を展開。「人間は本能が壊れ、幻想の世界に迷い込んだ動物である」と主張し、自我や家族、宗教、国家や歴史、性など、人間に関わるあらゆる現象の解明を試みた。和光大で教壇に立ち、52年発表の主著「ものぐさ精神分析」が話題を呼んだ。「幻想の未来」「嫉妬の時代」「唯幻論大全」など著書多数。https://news.yahoo.co.jp/articles/46062dbce5a8cf8e3cd77c7d8482edd7c7d16cc5
心理学者・評論家の岸田秀さん死去 「ものぐさ精神分析」5/28(木) 12:03配信 朝日新聞 「ものぐさ精神分析」の著者として知られる心理学者・評論家の岸田秀(きしだ・しゅう)さんが25日、老衰で死去した。92歳だった。葬儀は近親者で行う。 香川県出身。精神分析の視点から、組織や社会、国家などを論じたことで知られる。和光大学で教授を務めた。 雑誌「ユリイカ」の連載をもとにした1977年の評論・随筆集「ものぐさ精神分析」では、言語や性など、文化の多様な側面を考察。人間は本能の壊れた動物という前提のもと、自己や国家など、すべてが幻想である、という独自の「唯幻論」をかかげ、注目を集めた。 同書のほかに、社会をにぎわせた事件などを「嫉(ねた)み」に着目して読み解いた「嫉妬の時代」、国家や民族が直面する「精神分裂」を描いた「二十世紀を精神分析する」、「幻想の未来」などの著書がある。対談集や共著、翻訳書も多い。https://news.yahoo.co.jp/articles/9aca098557ab8b1f1d6efb67f69dbed244c99858
「ものぐさ精神分析」の岸田秀氏が死去、92歳…フロイトの理論もとにした「唯幻論」提唱5/28(木) 17:51配信 読売新聞オンライン 「ものぐさ精神分析」で知られた精神分析学者で、和光大名誉教授の岸田秀(きしだ・しゅう)氏が25日、老衰のため死去した。92歳だった。告別式は近親者で行った。 香川県出身。早稲田大で心理学を学び、同大大学院を経てフランスのストラスブール大に留学。和光大教授を務めた。人間は本能が壊れたため、神や国家、民主主義などの「幻想」にすがって生きているという、フロイトの理論をもとにした「唯幻論」を提唱し、思想界で反響を呼んだ。 1977年刊行の「ものぐさ精神分析」では、個人を対象にしたフロイト流の精神分析を、国や社会、文化に適用する方法で多くの読者をつかんだ。評論家としても、新聞などで広く発信した。「官僚病の起源」「幻想の未来」など多くの著書を残した。https://news.yahoo.co.jp/articles/a25688c2b3b245c181979c1c68893794e8f9a342
岸田秀氏を悼む…文芸評論家 三浦雅士2026/06/09 05:00「本能の壊れた動物」 人間と世界の解明 岸田秀の 訃報ふほう に接し、強い衝撃を受けた。一九七〇年代の濃密な記憶が一瞬にして消え去る感覚に襲われた。岸田秀氏は5月25日、92歳で死去(2003年、東京都内で) 私は一九六九年から八一年まで詩誌「ユリイカ」、思想誌「現代思想」の編集をしていた。パソコンはもちろん、FAXさえ普及していなかった。原稿は手書き、依頼も集稿も自宅に伺うのが普通の時代。毎月一度はご自宅に伺わねばならない著者は何人もいた。いまや半世紀を経るが、一九八七年の澁澤龍彦、二〇一二年の吉本隆明、一七年の大岡信の死去のときには、思えば、これが見納めと意識する対面は果たしていた。二四年の高階秀爾、谷川俊太郎死去のときにも覚悟する余裕はあった。亡くなる数か月前にはお目にかかっていた。 だが、岸田秀は違っていた。〇五年に聞き手をつとめた共著『靖国問題の精神分析』を刊行して以来、お目にかかっていなかった。亡くなってあらためて読み直したが、日本、中国、アメリカという三か国を精神分析してみせる見事な国際関係論である。いまこそ読み返されるべき名著だと痛感した。私はといえば、しかし、岸田理論を浮き彫りにするためとはいえ、ことさら異を 称とな える言辞を 弄ろう しているのである。そのお 詫わ びもかねて近い機会にお目にかかりたいと思いながら二十年を過ごしてしまった。訃報に 狼狽ろうばい した理由だ。千歳船橋のご自宅の記憶が生々しく 甦よみがえ り、同時にその記憶の中心が見る見るうちに消えてゆくことに 茫然ぼうぜん とした。 人づてに才能を聞いて依頼に伺ったのは一九七四年。「ユリイカ」十一月号「ホモセクシュアル」特集号に寄稿していただいた。翌年一月から「ものぐさ精神分析」を連載していただいたのは、話に魅了されたからで、まったく新しい物書きだと直感した。フロイト理論を吸収し尽くして、すべて自身の言葉で語る。 引用に頼る学者とは違っていた。「人間は本能の壊れた動物」なのであり社会も政治も文化もその穴埋めに形成されたのだという理論で、人間とその世界を縦横無尽に解明してゆく。感嘆するほかなかった。『ものぐさ精神分析』は刊行されてただちにベストセラーになった。 身についた思想を語る思想家は少ない。新しい思想家誕生を見る思いだった。 一時は流行遅れになった精神分析が、今世紀に入って神経科学と結びつき一気に 蘇よみがえ った。神経科学そのものが目を見張る勢いのAI(人工知能)産業と結びついていたのだから、勢いが違う。 本年初頭、大規模言語モデルが登場してAIが人間の知性を超えるに至ったと、ダリオ・アモデイらAI界の大物たちが口を 揃そろ えて語り、世界の話題になった。岸田秀は「人間は本能の壊れた動物」というが、AIには初めから本能がない。そもそも性別を知らないAIに精神分析はどのように対応するのか。考えればじつに奥の深い問題だ。岸田秀に 是非ぜひ 聞いておきたかったが、いまは熱烈な後継者の登場を待つばかりだ。不在が身に 沁し みる。(日本芸術院会員)https://www.yomiuri.co.jp/culture/20260608-GYT8T00132/
すべては唯の幻というのであれば、それは仏教の「諸行無常」と「一切皆空」の焼き直し(言い換え)でしかない。結局何も新しいことは言っていない、時代を超えられない、その時は新しく感じたかもしれないが、やがて風化して忘れ去られる言説(論説)でしかないだろう。
英文学者の小田島雄志さん死去 95歳 シェークスピア全戯曲翻訳2026年6月15日13:24訃報シェークスピアのすべての戯曲を現代の日本語に翻訳したことなどで知られる英文学者で文化功労者の小田島雄志さんが、6月8日、老衰のため亡くなりました。95歳でした。小田島さんは旧満州の出身で、東京大学で英文学を学んだあと、母校の大学で教壇に立ちながら、多くのイギリスの戯曲を翻訳し、国内に紹介しました。中でも、シェークスピアについてはすべての戯曲を翻訳した全集を手がけたことで知られ、国内での多くの上演で取り入れられました。例えば『ハムレット』では、「生きるべきか、死ぬべきか」で知られるせりふを「このままでいいのか、いけないのか」と訳すなど、生き生きとした現代の日本語を用いるのが特徴となっています。また、東京芸術劇場の館長を務めたほか、評論家として演劇の魅力を広く伝えたり、私費を投じて小田島雄志・翻訳戯曲賞を創設したりするなど、長年にわたって演劇界に貢献してきました。1995年には紫綬褒章を受章し、2002年には文化功労者に選ばれています。関係者によりますと、小田島さんは今月8日、老衰のため亡くなったということです。95歳でした。https://news.web.nhk/newsweb/na/na-k10015150271000
歌手で俳優の美輪明宏さん死去「ヨイトマケの唄」など知られる2026年6月28日10:32(2026年6月28日14:09更新)訃報「ヨイトマケの唄」などで知られる歌手で、俳優や演出家としても長年活躍してきた美輪明宏さんが今月20日、老衰のため亡くなりました。91歳でした。美輪明宏さんは長崎市で生まれ、16歳でプロの歌手となって銀座のシャンソン喫茶「銀巴里」を拠点に活躍し、1957年に「メケ・メケ」がヒットしました。美輪さんはシンガーソングライターとしても早くから活動し、日雇い労働をする母親の姿をうたった1960年代の代表曲「ヨイトマケの唄」は2012年にNHKの紅白歌合戦でも披露され、大きな話題を呼びました。また、劇作家の寺山修司に見いだされ1967年に舞台「毛皮のマリー」などに主演して注目され、その後は、懇意にしていた三島由紀夫が戯曲化した「黒蜥蜴」や、エディット・ピアフの人生を描いた「愛の讃歌」など数多くの舞台に立ちました。舞台の多くではみずから演出を手がけ、演劇界でも長年にわたり、圧倒的な存在感を示してきました。「黒蜥蜴」は1968年に美輪さんの主演で映画化され、妖艶な演技で話題となりました。味わい深い語り口にも定評があり、2014年放送のNHKの連続テレビ小説「花子とアン」でナレーションを担当したほか、宮崎駿監督のアニメーション映画「もののけ姫」ではモロの君の声を担当し、迫力のある演技を見せました。10歳のころの長崎での被爆体験をはじめ差別や貧困などさまざまな困難に向き合ってきた美輪さんは人生相談に答える著書や番組への出演も多く、豊富な人生経験をもとに語られる厳しくも温かいアドバイスが幅広い世代からの人気を集めました。美輪さんは、2019年に脳梗塞をわずらったあとも、テレビの出演や執筆活動などを続けてきました。公式ホームページや所属事務所によりますと、美輪さんは3か月ほど前から体調を崩し、自宅で静養してきましたが、今月20日、老衰のため亡くなったということです。91歳でした。「こんな世の中を生き抜く武器は愛の言葉しかありません」公式ホームページでは、美輪さんが生前に残した直筆メッセージが公開されました。メッセージには「こんな世の中を生き抜く武器は愛の言葉しかありませんこの世のすべての問題を解く鍵は愛です愛があれば戦争なんか起こりません」と書かれていました。ホームページではメッセージに込めた美輪さんの思いについて「世界各地で戦争や災害が起き、地震や洪水など大きな災害も後を絶ちません。そのたびに多くの尊い命が理不尽に奪われる悲しい世の中になってしまいました。美輪の願いは、この世からあらゆる差別、偏見をなくし、すべての人が平和で明るく楽しく生きていける共生社会の実現でした」などとつづっています。日本被団協 田中重光さん「人の命を大切にする人」美輪明宏さんは10歳のとき長崎で被爆し、自身の被爆体験や平和への思いを発信してきました。美輪さんが亡くなったことについて、長崎の被爆者で、日本被団協=日本原水爆被害者団体協議会の代表委員を務める田中重光さんは、NHKの取材に対し、「有名になる前に長崎市の労働者の集まりで歌っている姿を見たことがあり、本当に自由で庶民目線を持っている人だと感じたことを覚えています。東京に出てからも人の命を大切にする人で、平和の大切さを発信していると思っていたので残念です」と話していました。長崎市の平和公園では悼む声が聞かれました。長崎市の70代の女性は「いつも長崎のことを考えていたのではないかと思います。戦争のことや戦時中、長崎がどんな目にあったかを知っている人でないと発信できないことがあり、そういう人たちがいなくなっていくということを実感しています」と話していました。長崎市出身で、今は福岡県に住む50代の男性は「戦争や平和について直接訴えるというよりも、もっと普遍的なことを大きな表現の方法で伝えてこられた方だと思うので尊敬していました。いろいろ大切なことばを残していただき、ありがとうございましたと伝えたいです」と話していました。東京都から平和公園を訪れていた30代の男性は「以前、紅白歌合戦で被爆体験などをモチーフにした歌を歌っていたのを見たことがありました。私は美輪さんのように発信まではできないので、長崎や広島、沖縄などいろいろなところに行って祈りをささげることしかできませんが、戦争や原爆のことについて忘れずに後世に伝えていきたいです」と話していました。https://news.web.nhk/newsweb/na/na-k10015162931000
[時代の証言者]ヨイトマケの心 美輪明宏https://www.yomiuri.co.jp/feature/titlelist/%E3%83%A8%E3%82%A4%E3%83%88%E3%83%9E%E3%82%B1%E3%81%AE%E5%BF%83%E3%80%80%E7%BE%8E%E8%BC%AA%E6%98%8E%E5%AE%8F/>「神武以来の美少年」と騒がれ、1960~70年代は常に文化の先端にいた。差別と闘い、情愛を歌い、人生指南に人が群がる。性を超えて独特の美と迫力を兼ね備えた麗人は、時代をどうとらえてきたか。
「ヨイトマケの唄」美輪明宏さん死去、91歳…「オーラの泉」辛口トークで人気・「もののけ姫」声優も2026/06/28 10:40 (2026/06/28 13:15更新) シャンソン歌手で俳優の美輪明宏(みわ・あきひろ、本名・丸山明宏=まるやま・あきひろ)さんが20日、老衰のため亡くなった。91歳だった。美輪さんが残した言葉 長崎市出身。国立音大付属高校を中退してプロ歌手となり、シャンソン喫茶「銀巴里」などに出演する。1957年には「メケ・メケ」がヒット。母親への愛情を赤裸々に歌い上げた「ヨイトマケの唄」をヒットさせ、地位を確立した。美輪明宏さん(1998年10月撮影) 寺山修司や三島由紀夫らとの交流でも知られた。「毛皮のマリー」「黒蜥蜴」などで創造的な舞台を作り上げた。98年には「双頭の鷲」の演技で第5回読売演劇大賞優秀男優賞を受賞した。 テレビ番組での独自の人生観に支えられた辛口トークが若い世代に支持された。江原啓之さんとパーソナリティーを務めたテレビ朝日系のトーク番組「オーラの泉」が人気となった。 独特の存在感で映画にも活躍の場を広げ、宮崎駿監督のアニメ映画「もののけ姫」「ハウルの動く城」には、重要な役で声優として出演した。https://www.yomiuri.co.jp/national/20260628-GYT1T00074/
思想家の岸田秀さん死去、92歳 「ものぐさ精神分析」
返信削除5/28(木) 10:12配信 共同通信
「ものぐさ精神分析」などの著作で知られ、独自の「唯幻論」を唱えた思想家で和光大名誉教授の岸田秀(きしだ・しゅう)さんが25日、老衰のため死去した。92歳。香川県出身。葬儀は近親者で行う。
少年期に幻覚など神経症状に苦しんだ経験を踏まえて心理学を志し、1956年に早稲田大を卒業後、同大大学院を経てフランスに留学。ストラスブール大で精神分析を学んだ。
帰国後、フロイトの精神分析学を基に「唯幻論」を展開。「人間は本能が壊れ、幻想の世界に迷い込んだ動物である」と主張し、自我や家族、宗教、国家や歴史、性など、人間に関わるあらゆる現象の解明を試みた。
70年代から和光大で教壇に立ち、77年発表の主著「ものぐさ精神分析」が話題を呼んだ。「幻想の未来」「嫉妬の時代」「唯幻論大全」など著書多数。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8645f1af8a9f3702a42098fdf36ade5a3544b87a
岸田秀さん死去、92歳 「ものぐさ精神分析」
削除5/28(木) 11:09配信 時事通信
「ものぐさ精神分析」などの著書で知られる心理学者で思想家の岸田秀(きしだ・しゅう)さんが25日、老衰のため東京都内の自宅で死去した。
92歳だった。香川県出身。葬儀は親族のみで行う。喪主は妻朱実(あけみ)さん。
早稲田大大学院修了。フロイト理論を独自に発展させ、「人間は本能が壊れた動物である」と主張した。1977年発表の「ものぐさ精神分析」が話題を呼んだ。自我や家族、歴史などは全て幻想の下に成り立つという「唯幻論」を唱え、文明批評を繰り広げた。その他の著書に「嫉妬の時代」「性的唯幻論序説」「心はなぜ苦しむのか」など。和光大名誉教授。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d7278f0a9da136e9fdc4ffa41e208465a236887b
思想家の岸田秀さん死去、92歳 独自の唯幻論を展開 「ものぐさ精神分析」など
削除5/28(木) 11:26配信 産経新聞
「ものぐさ精神分析」などの著作で知られ、独自の「唯幻論」を唱えた思想家で和光大名誉教授の岸田秀(きしだ・しゅう)さんが25日、老衰のため死去した。92歳。香川県出身。葬儀は近親者で行う。
少年期に幻覚など神経症状に苦しんだ経験を踏まえて心理学を志し、昭和31年に早稲田大を卒業後、同大大学院を経てフランスに留学。ストラスブール大で精神分析を学んだ。
帰国後、フロイトの精神分析学を基に「唯幻論」を展開。「人間は本能が壊れ、幻想の世界に迷い込んだ動物である」と主張し、自我や家族、宗教、国家や歴史、性など、人間に関わるあらゆる現象の解明を試みた。
和光大で教壇に立ち、52年発表の主著「ものぐさ精神分析」が話題を呼んだ。「幻想の未来」「嫉妬の時代」「唯幻論大全」など著書多数。
https://news.yahoo.co.jp/articles/46062dbce5a8cf8e3cd77c7d8482edd7c7d16cc5
心理学者・評論家の岸田秀さん死去 「ものぐさ精神分析」
削除5/28(木) 12:03配信 朝日新聞
「ものぐさ精神分析」の著者として知られる心理学者・評論家の岸田秀(きしだ・しゅう)さんが25日、老衰で死去した。92歳だった。葬儀は近親者で行う。
香川県出身。精神分析の視点から、組織や社会、国家などを論じたことで知られる。和光大学で教授を務めた。
雑誌「ユリイカ」の連載をもとにした1977年の評論・随筆集「ものぐさ精神分析」では、言語や性など、文化の多様な側面を考察。人間は本能の壊れた動物という前提のもと、自己や国家など、すべてが幻想である、という独自の「唯幻論」をかかげ、注目を集めた。
同書のほかに、社会をにぎわせた事件などを「嫉(ねた)み」に着目して読み解いた「嫉妬の時代」、国家や民族が直面する「精神分裂」を描いた「二十世紀を精神分析する」、「幻想の未来」などの著書がある。対談集や共著、翻訳書も多い。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9aca098557ab8b1f1d6efb67f69dbed244c99858
「ものぐさ精神分析」の岸田秀氏が死去、92歳…フロイトの理論もとにした「唯幻論」提唱
削除5/28(木) 17:51配信 読売新聞オンライン
「ものぐさ精神分析」で知られた精神分析学者で、和光大名誉教授の岸田秀(きしだ・しゅう)氏が25日、老衰のため死去した。92歳だった。告別式は近親者で行った。
香川県出身。早稲田大で心理学を学び、同大大学院を経てフランスのストラスブール大に留学。和光大教授を務めた。人間は本能が壊れたため、神や国家、民主主義などの「幻想」にすがって生きているという、フロイトの理論をもとにした「唯幻論」を提唱し、思想界で反響を呼んだ。
1977年刊行の「ものぐさ精神分析」では、個人を対象にしたフロイト流の精神分析を、国や社会、文化に適用する方法で多くの読者をつかんだ。評論家としても、新聞などで広く発信した。「官僚病の起源」「幻想の未来」など多くの著書を残した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a25688c2b3b245c181979c1c68893794e8f9a342
岸田秀氏を悼む…文芸評論家 三浦雅士
削除2026/06/09 05:00
「本能の壊れた動物」 人間と世界の解明
岸田秀の 訃報ふほう に接し、強い衝撃を受けた。一九七〇年代の濃密な記憶が一瞬にして消え去る感覚に襲われた。
岸田秀氏は5月25日、92歳で死去(2003年、東京都内で)
私は一九六九年から八一年まで詩誌「ユリイカ」、思想誌「現代思想」の編集をしていた。パソコンはもちろん、FAXさえ普及していなかった。原稿は手書き、依頼も集稿も自宅に伺うのが普通の時代。毎月一度はご自宅に伺わねばならない著者は何人もいた。いまや半世紀を経るが、一九八七年の澁澤龍彦、二〇一二年の吉本隆明、一七年の大岡信の死去のときには、思えば、これが見納めと意識する対面は果たしていた。二四年の高階秀爾、谷川俊太郎死去のときにも覚悟する余裕はあった。亡くなる数か月前にはお目にかかっていた。
だが、岸田秀は違っていた。〇五年に聞き手をつとめた共著『靖国問題の精神分析』を刊行して以来、お目にかかっていなかった。亡くなってあらためて読み直したが、日本、中国、アメリカという三か国を精神分析してみせる見事な国際関係論である。いまこそ読み返されるべき名著だと痛感した。私はといえば、しかし、岸田理論を浮き彫りにするためとはいえ、ことさら異を 称とな える言辞を 弄ろう しているのである。そのお 詫わ びもかねて近い機会にお目にかかりたいと思いながら二十年を過ごしてしまった。訃報に 狼狽ろうばい した理由だ。千歳船橋のご自宅の記憶が生々しく 甦よみがえ り、同時にその記憶の中心が見る見るうちに消えてゆくことに 茫然ぼうぜん とした。
人づてに才能を聞いて依頼に伺ったのは一九七四年。「ユリイカ」十一月号「ホモセクシュアル」特集号に寄稿していただいた。翌年一月から「ものぐさ精神分析」を連載していただいたのは、話に魅了されたからで、まったく新しい物書きだと直感した。フロイト理論を吸収し尽くして、すべて自身の言葉で語る。
引用に頼る学者とは違っていた。「人間は本能の壊れた動物」なのであり社会も政治も文化もその穴埋めに形成されたのだという理論で、人間とその世界を縦横無尽に解明してゆく。感嘆するほかなかった。『ものぐさ精神分析』は刊行されてただちにベストセラーになった。
身についた思想を語る思想家は少ない。新しい思想家誕生を見る思いだった。
一時は流行遅れになった精神分析が、今世紀に入って神経科学と結びつき一気に 蘇よみがえ った。神経科学そのものが目を見張る勢いのAI(人工知能)産業と結びついていたのだから、勢いが違う。
本年初頭、大規模言語モデルが登場してAIが人間の知性を超えるに至ったと、ダリオ・アモデイらAI界の大物たちが口を 揃そろ えて語り、世界の話題になった。岸田秀は「人間は本能の壊れた動物」というが、AIには初めから本能がない。そもそも性別を知らないAIに精神分析はどのように対応するのか。考えればじつに奥の深い問題だ。岸田秀に 是非ぜひ 聞いておきたかったが、いまは熱烈な後継者の登場を待つばかりだ。不在が身に 沁し みる。(日本芸術院会員)
https://www.yomiuri.co.jp/culture/20260608-GYT8T00132/
すべては唯の幻というのであれば、それは仏教の「諸行無常」と「一切皆空」の焼き直し(言い換え)でしかない。結局何も新しいことは言っていない、時代を超えられない、その時は新しく感じたかもしれないが、やがて風化して忘れ去られる言説(論説)でしかないだろう。
返信削除英文学者の小田島雄志さん死去 95歳 シェークスピア全戯曲翻訳
返信削除2026年6月15日13:24
訃報
シェークスピアのすべての戯曲を現代の日本語に翻訳したことなどで知られる英文学者で文化功労者の小田島雄志さんが、6月8日、老衰のため亡くなりました。95歳でした。
小田島さんは旧満州の出身で、東京大学で英文学を学んだあと、母校の大学で教壇に立ちながら、多くのイギリスの戯曲を翻訳し、国内に紹介しました。
中でも、シェークスピアについてはすべての戯曲を翻訳した全集を手がけたことで知られ、国内での多くの上演で取り入れられました。
例えば『ハムレット』では、「生きるべきか、死ぬべきか」で知られるせりふを「このままでいいのか、いけないのか」と訳すなど、生き生きとした現代の日本語を用いるのが特徴となっています。
また、東京芸術劇場の館長を務めたほか、評論家として演劇の魅力を広く伝えたり、私費を投じて小田島雄志・翻訳戯曲賞を創設したりするなど、長年にわたって演劇界に貢献してきました。
1995年には紫綬褒章を受章し、2002年には文化功労者に選ばれています。
関係者によりますと、小田島さんは今月8日、老衰のため亡くなったということです。95歳でした。
https://news.web.nhk/newsweb/na/na-k10015150271000
歌手で俳優の美輪明宏さん死去「ヨイトマケの唄」など知られる
返信削除2026年6月28日10:32
(2026年6月28日14:09更新)
訃報
「ヨイトマケの唄」などで知られる歌手で、俳優や演出家としても長年活躍してきた美輪明宏さんが今月20日、老衰のため亡くなりました。91歳でした。
美輪明宏さんは長崎市で生まれ、16歳でプロの歌手となって銀座のシャンソン喫茶「銀巴里」を拠点に活躍し、1957年に「メケ・メケ」がヒットしました。
美輪さんはシンガーソングライターとしても早くから活動し、日雇い労働をする母親の姿をうたった1960年代の代表曲「ヨイトマケの唄」は2012年にNHKの紅白歌合戦でも披露され、大きな話題を呼びました。
また、劇作家の寺山修司に見いだされ1967年に舞台「毛皮のマリー」などに主演して注目され、その後は、懇意にしていた三島由紀夫が戯曲化した「黒蜥蜴」や、エディット・ピアフの人生を描いた「愛の讃歌」など数多くの舞台に立ちました。
舞台の多くではみずから演出を手がけ、演劇界でも長年にわたり、圧倒的な存在感を示してきました。
「黒蜥蜴」は1968年に美輪さんの主演で映画化され、妖艶な演技で話題となりました。
味わい深い語り口にも定評があり、2014年放送のNHKの連続テレビ小説「花子とアン」でナレーションを担当したほか、宮崎駿監督のアニメーション映画「もののけ姫」ではモロの君の声を担当し、迫力のある演技を見せました。
10歳のころの長崎での被爆体験をはじめ差別や貧困などさまざまな困難に向き合ってきた美輪さんは人生相談に答える著書や番組への出演も多く、豊富な人生経験をもとに語られる厳しくも温かいアドバイスが幅広い世代からの人気を集めました。
美輪さんは、2019年に脳梗塞をわずらったあとも、テレビの出演や執筆活動などを続けてきました。
公式ホームページや所属事務所によりますと、美輪さんは3か月ほど前から体調を崩し、自宅で静養してきましたが、今月20日、老衰のため亡くなったということです。
91歳でした。
「こんな世の中を生き抜く武器は愛の言葉しかありません」
公式ホームページでは、美輪さんが生前に残した直筆メッセージが公開されました。
メッセージには
「こんな世の中を生き抜く武器は愛の言葉しかありません
この世のすべての問題を解く鍵は愛です
愛があれば戦争なんか起こりません」
と書かれていました。
ホームページではメッセージに込めた美輪さんの思いについて「世界各地で戦争や災害が起き、地震や洪水など大きな災害も後を絶ちません。そのたびに多くの尊い命が理不尽に奪われる悲しい世の中になってしまいました。美輪の願いは、この世からあらゆる差別、偏見をなくし、すべての人が平和で明るく楽しく生きていける共生社会の実現でした」などとつづっています。
日本被団協 田中重光さん「人の命を大切にする人」
美輪明宏さんは10歳のとき長崎で被爆し、自身の被爆体験や平和への思いを発信してきました。
美輪さんが亡くなったことについて、長崎の被爆者で、日本被団協=日本原水爆被害者団体協議会の代表委員を務める田中重光さんは、NHKの取材に対し、「有名になる前に長崎市の労働者の集まりで歌っている姿を見たことがあり、本当に自由で庶民目線を持っている人だと感じたことを覚えています。東京に出てからも人の命を大切にする人で、平和の大切さを発信していると思っていたので残念です」と話していました。
長崎市の平和公園では悼む声が聞かれました。
長崎市の70代の女性は「いつも長崎のことを考えていたのではないかと思います。戦争のことや戦時中、長崎がどんな目にあったかを知っている人でないと発信できないことがあり、そういう人たちがいなくなっていくということを実感しています」と話していました。
長崎市出身で、今は福岡県に住む50代の男性は「戦争や平和について直接訴えるというよりも、もっと普遍的なことを大きな表現の方法で伝えてこられた方だと思うので尊敬していました。いろいろ大切なことばを残していただき、ありがとうございましたと伝えたいです」と話していました。
東京都から平和公園を訪れていた30代の男性は「以前、紅白歌合戦で被爆体験などをモチーフにした歌を歌っていたのを見たことがありました。私は美輪さんのように発信まではできないので、長崎や広島、沖縄などいろいろなところに行って祈りをささげることしかできませんが、戦争や原爆のことについて忘れずに後世に伝えていきたいです」と話していました。
https://news.web.nhk/newsweb/na/na-k10015162931000
[時代の証言者]ヨイトマケの心 美輪明宏
削除https://www.yomiuri.co.jp/feature/titlelist/%E3%83%A8%E3%82%A4%E3%83%88%E3%83%9E%E3%82%B1%E3%81%AE%E5%BF%83%E3%80%80%E7%BE%8E%E8%BC%AA%E6%98%8E%E5%AE%8F/
>「神武以来の美少年」と騒がれ、1960~70年代は常に文化の先端にいた。差別と闘い、情愛を歌い、人生指南に人が群がる。性を超えて独特の美と迫力を兼ね備えた麗人は、時代をどうとらえてきたか。
「ヨイトマケの唄」美輪明宏さん死去、91歳…「オーラの泉」辛口トークで人気・「もののけ姫」声優も
削除2026/06/28 10:40 (2026/06/28 13:15更新)
シャンソン歌手で俳優の美輪明宏(みわ・あきひろ、本名・丸山明宏=まるやま・あきひろ)さんが20日、老衰のため亡くなった。91歳だった。
美輪さんが残した言葉
長崎市出身。国立音大付属高校を中退してプロ歌手となり、シャンソン喫茶「銀巴里」などに出演する。1957年には「メケ・メケ」がヒット。母親への愛情を赤裸々に歌い上げた「ヨイトマケの唄」をヒットさせ、地位を確立した。
美輪明宏さん(1998年10月撮影)
寺山修司や三島由紀夫らとの交流でも知られた。「毛皮のマリー」「黒蜥蜴」などで創造的な舞台を作り上げた。98年には「双頭の鷲」の演技で第5回読売演劇大賞優秀男優賞を受賞した。
テレビ番組での独自の人生観に支えられた辛口トークが若い世代に支持された。江原啓之さんとパーソナリティーを務めたテレビ朝日系のトーク番組「オーラの泉」が人気となった。
独特の存在感で映画にも活躍の場を広げ、宮崎駿監督のアニメ映画「もののけ姫」「ハウルの動く城」には、重要な役で声優として出演した。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20260628-GYT1T00074/