tag:blogger.com,1999:blog-8307787643542600503.post3938607908281777733..comments2024-03-28T09:31:28.477+09:00Comments on つれづれすくらっぷ: 厚労省次官「渡り鳥が運んでくる新型インフルエンザを防ぐ」(笑)ニッポニア・ニッポンhttp://www.blogger.com/profile/00969235767842180336noreply@blogger.comBlogger200125tag:blogger.com,1999:blog-8307787643542600503.post-40987143215183272442019-12-06T16:12:26.190+09:002019-12-06T16:12:26.190+09:00速水融『日本を襲ったスペイン・インフルエンザ-人類とウイルスの第一次世界大戦-』
https://w...速水融『日本を襲ったスペイン・インフルエンザ-人類とウイルスの第一次世界大戦-』<br />https://www.google.co.jp/search?q=%E9%80%9F%E6%B0%B4%E8%9E%8D+%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%82%A4%E3%83%B3+%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%95%E3%83%AB%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B6<br />ニッポニア・ニッポンhttps://www.blogger.com/profile/00969235767842180336noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-8307787643542600503.post-56729653735681752692019-12-06T16:09:39.489+09:002019-12-06T16:09:39.489+09:00「文化勲章」までもらったええっらい学者なのに、メディアの扱いは驚くほど小さいのな…
「文化勲章」までもらったええっらい学者なのに、メディアの扱いは驚くほど小さいのな…<br />ニッポニア・ニッポンhttps://www.blogger.com/profile/00969235767842180336noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-8307787643542600503.post-89771159412597329002019-12-06T16:08:17.268+09:002019-12-06T16:08:17.268+09:00速水融さんが死去 慶応大名誉教授
2019/12/5 15:23
日本の歴史人口学研究の第一人者で...速水融さんが死去 慶応大名誉教授<br />2019/12/5 15:23<br /><br />日本の歴史人口学研究の第一人者で、慶応大名誉教授の速水融(はやみ・あきら)さんが12月4日午前8時26分、肺炎のため東京都内の病院で死去した。90歳だった。告別式は12月8日午前11時30分から東京都中野区中央2の33の3の宝仙寺。喪主は長男、有人さん。<br /><br />近代以前の人口の変遷などを研究する歴史人口学を日本で開拓した。江戸期の戸籍にあたる宗門改帳の史料価値に着目。統計処理の手法を用いて分析し、近世の庶民生活や人口の推移などを明らかにした。<br /><br />慶大教授、国際日本文化研究センター名誉教授などを歴任した。2009年に文化勲章。著書に「歴史人口学の世界」「歴史人口学で見た日本」など。<br />https://www.nikkei.com/article/DGXMZO52993310V01C19A2CZ8000/<br />ニッポニア・ニッポンhttps://www.blogger.com/profile/00969235767842180336noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-8307787643542600503.post-39593355661299852102019-12-06T16:07:13.677+09:002019-12-06T16:07:13.677+09:00速水融氏死去(慶応大名誉教授・歴史人口学)
2019年12月05日12時10分
速水 融氏(はや...速水融氏死去(慶応大名誉教授・歴史人口学)<br />2019年12月05日12時10分<br /><br /> 速水 融氏(はやみ・あきら=慶応大名誉教授・歴史人口学)4日午前8時26分、肺炎のため東京都内の病院で死去、90歳。東京都出身。葬儀は8日午前11時半から東京都中野区中央2の33の3の宝仙寺で。喪主は長男有人(ありと)氏。<br />https://www.jiji.com/jc/article?k=2019120500553&g=obt<br />ニッポニア・ニッポンhttps://www.blogger.com/profile/00969235767842180336noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-8307787643542600503.post-13692991031670551402018-01-13T21:10:15.082+09:002018-01-13T21:10:15.082+09:00鳥インフル 経路解明へ 渡り鳥にGPS 追跡 政府
2018年1月13日15時0分
政府は来年度...鳥インフル 経路解明へ 渡り鳥にGPS 追跡 政府<br />2018年1月13日15時0分<br /><br /> 政府は来年度から、高病原性鳥インフルエンザの感染経路解明のため、全地球測位システム(GPS)による渡り鳥の飛来ルート分析に乗り出す。鳥にGPS端末を取り付けて足取りを追うことで、感染拡大の防止などに役立てる考えだ。<br /><br /> 鳥インフルエンザは、大陸などから日本に飛来する渡り鳥が、ウイルスを持ち込んでいるとみられている。国内で飼育されている鶏などに感染し、被害が拡大する。昨年度は、9道県で家禽かきん160万羽以上が殺処分された。今シーズンは香川県さぬき市の養鶏場で発生している。<br /><br /> 環境省は昨年12月、試験的に国内でカルガモ5羽を捕獲し、端末を背中に取り付けて位置情報の取得を始めた。来年度から具体的な分析に着手する。成功すれば、端末を付ける鳥の数を増やし、対象もカルガモ以外に広げる方針だ。<br /><br /> 渡り鳥の飛来ルートが解明できれば、国内での鳥インフルエンザ発生時、感染が拡大する地域の推定に役立ち、防疫作業や注意喚起などの対応が可能になる。大陸などでの生息地が分かると、現地での鳥インフルエンザ発生を受け、国内での早期対策につなげられる。位置情報は関係省庁や地方自治体で共有し、インターネットでの一般公開も検討する。カルガモの渡りルートは不明な点が多く、生態の解明も目指す。<br /><br /> 位置情報は誤差が数メートルで、鳥が休憩した池や畑まで判別できるという。現在は電波発信器による追跡が主流だが、誤差が最大1キロ・メートル程度に及ぶなど、精度に難があった。<br />http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180113-118-OYTPT50267<br /><br />https://koibito2.blogspot.jp/2017/04/blog-post_38.html?showComment=1515840899301#c3760771761696324100<br />ニッポニア・ニッポンhttps://www.blogger.com/profile/00969235767842180336noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-8307787643542600503.post-60948659503649859442017-11-24T08:30:14.587+09:002017-11-24T08:30:14.587+09:00まずは、ウイルスを生物あるいは生命体とみなしたら間違いの元。
まずは、ウイルスを生物あるいは生命体とみなしたら間違いの元。<br />ニッポニア・ニッポンhttps://www.blogger.com/profile/00969235767842180336noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-8307787643542600503.post-26465979457447526752017-11-24T08:29:01.143+09:002017-11-24T08:29:01.143+09:00>「ウイルスとバクテリアの起源は同じで、ウイルスはバクテリアから分かれて進化した」
「ウイルス」...>「ウイルスとバクテリアの起源は同じで、ウイルスはバクテリアから分かれて進化した」<br /><br /><br />「ウイルス」という存在は、「細胞(生体組織)」間のコミュニケーションツールの役割を担う、あくまでも「細胞」の派生物でしかない、生き物としての自律的構造をもたないものだがのお…<br />ニッポニア・ニッポンhttps://www.blogger.com/profile/00969235767842180336noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-8307787643542600503.post-72912158785920893722017-11-24T08:27:56.088+09:002017-11-24T08:27:56.088+09:00村田和義・自然科学研究機構生理学研究所准教授(電子顕微鏡学)
「ウイルスは究極的に小さく、単純な存在...村田和義・自然科学研究機構生理学研究所准教授(電子顕微鏡学)<br />「ウイルスは究極的に小さく、単純な存在であるという従来の概念を打ち崩す結果だ。どちらが先かではなく、ウイルスとバクテリアの起源は同じで、ウイルスはバクテリアから分かれて進化した可能性が考えられる」<br />ニッポニア・ニッポンhttps://www.blogger.com/profile/00969235767842180336noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-8307787643542600503.post-82868714770969974412017-11-24T00:32:38.246+09:002017-11-24T00:32:38.246+09:00世界最大のウイルス構造解明、進化論争に影響も
2017年11月24日0時9分
自然科学研究機構生...世界最大のウイルス構造解明、進化論争に影響も<br />2017年11月24日0時9分<br /><br /> 自然科学研究機構生理学研究所(愛知県岡崎市)は、村田和義准教授(50)(電子顕微鏡学)らの研究グループが、世界最大のウイルス「ピソウイルス」がバクテリアに近い構造的特徴をいくつも持っていることを世界で初めて突き止めたと発表した。<br /><br /> ウイルスが先か、バクテリアが先かの進化論争に新たな示唆を与えると期待される。<br /><br /> ピソウイルスは2014年にシベリアの永久凍土から発見された。大腸菌とほぼ同じ大きさの世界で最も大きいウイルスで、アメーバに感染して増殖する。病原性は確認されていない。<br /><br /> 研究グループは2種類の特殊な電子顕微鏡を使い、零下170度の液体エタンで急速冷凍したピソウイルスの構造を自然に近い状態で観察。この結果、ピソウイルスの大きさは0・8~2・5マイクロ・メートル(1マイクロ・メートルは1000分の1ミリ・メートル)と多様で、内部には膜で仕切られた空間があることがわかった。また表面は粘液のようなもので覆われており、これまで知られているウイルスとは異なって、バクテリアに近い形態であることがわかったという。<br /><br /> 村田准教授は「ウイルスは究極的に小さく、単純な存在であるという従来の概念を打ち崩す結果だ。どちらが先かではなく、ウイルスとバクテリアの起源は同じで、ウイルスはバクテリアから分かれて進化した可能性が考えられる」と話している。今回の研究成果は、英オンライン科学誌サイエンティフィックリポーツに掲載された。<br />http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20171123-118-OYT1T50034<br />ニッポニア・ニッポンhttps://www.blogger.com/profile/00969235767842180336noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-8307787643542600503.post-28019471768898228692017-06-29T17:54:11.936+09:002017-06-29T17:54:11.936+09:00政府 新型インフルエンザ備蓄薬13%余削減へ
6月29日 15時27分
政府は、新型インフルエンザ...政府 新型インフルエンザ備蓄薬13%余削減へ<br />6月29日 15時27分<br /><br />政府は、新型インフルエンザ対策として備蓄している治療薬について、重症患者には通常の4倍の薬を投与することが有効だとしてきた従来の考え方に十分な科学的な根拠がないとして、備蓄量の13%余り、およそ750万人分を削減することを決めました。<br /><br />新型インフルエンザが流行した場合に備えて政府が備蓄している、タミフルなど4種類の治療薬合わせて5650万人分について、厚生労働省の研究班は、先に、重症患者には通常の4倍の量の薬を投与することが有効だとしてきた従来の考え方に十分な科学的な根拠がないと結論づけました。<br /><br />これを受けて開かれた政府の有識者会議で、専門家は「重症患者に4倍の薬を投与する計画は、WHO=世界保健機関などが、明確な根拠はないものの臨時の措置として勧めていた方針にならったものだった」などと説明しました。<br />そして政府側は、研究班の結論などを踏まえて、現在備蓄している量の13%余りに当たるおよそ750万人分を削減する方針を示し、了承されました。<br /><br />政府は、新型インフルエンザの対策の具体的な手順などを定めた行動計画をことし夏にも変更し、備蓄量を削減することにしています。<br />http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170629/k10011034311000.html<br />ニッポニア・ニッポンhttps://www.blogger.com/profile/00969235767842180336noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-8307787643542600503.post-6174102648871731792017-04-29T18:22:19.321+09:002017-04-29T18:22:19.321+09:00「瑞宝重光章 笹月健彦」
https://www.google.co.jp/search?q=%E7...「瑞宝重光章 笹月健彦」<br />https://www.google.co.jp/search?q=%E7%91%9E%E5%AE%9D%E9%87%8D%E5%85%89%E7%AB%A0+%E7%AC%B9%E6%9C%88%E5%81%A5%E5%BD%A6<br />ニッポニア・ニッポンhttps://www.blogger.com/profile/00969235767842180336noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-8307787643542600503.post-92142092913679646352017-04-29T17:07:26.349+09:002017-04-29T17:07:26.349+09:00春の叙勲 喜びの声 4080人受章
2017年4月29日5時0分
政府は29日付で、2017年春...春の叙勲 喜びの声 4080人受章<br />2017年4月29日5時0分<br /><br /> 政府は29日付で、2017年春の叙勲受章者4080人(うち女性398人)を発表した。森喜朗・元首相(79)が桐花大綬章を受章したほか、旭日大綬章には川口順子・元外相(76)ら6人、瑞宝大綬章には加藤良三・元駐米大使(75)ら3人が選ばれた。<br /><br /> 学術研究の分野では、インフルエンザウイルス研究の世界的権威として知られる北海道大名誉教授の喜田宏さん(73)らが瑞宝重光章を受章した。<br /><br /> 芸術・文化の分野では、小説家の佐藤愛子さん(93)や高樹のぶ子(本名・鶴田信子)さん(71)、歌手の大月みやこ(本名・脇田節子)さん(71)らが旭日小綬章を受章した。<br /><br /> 外国人叙勲の受章者は、45か国・地域の105人。タレントのオスマン・ユーラ・サンコンさん(68)、サッカー解説者のセルジオ越後さん(71)は旭日双光章を受章した。<br /><br /> 旭日小綬章を受章した佐藤愛子さん、瑞宝重光章を受章した喜田宏さんに喜びを聞いた。<br /><br />旭日小綬章 小説家 佐藤愛子さん 93…憎まれ口 読者に勇気<br /><br /> 「自分のために書いてきた。別に世のため、人のために力を尽くしたわけではないので、(もらって)良いのかという思いがとてもありました」。受章にも肩ひじ張ることなく“らしさ”全開だ。<br /><br /> 1969年に「戦いすんで日が暮れて」で直木賞、2000年に父で作家の佐藤紅緑、兄で詩人のサトウハチローら一族について書いた「血脈」で菊池寛賞、15年に「晩鐘」で紫式部文学賞を受賞。そして今は、90歳を超えてから書いたエッセー集「九十歳。何がめでたい」が83万部のベストセラーに。「勇気をもらった」という読者の声が続々と寄せられるが、「言いたい放題言っただけ。憎まれ口は私の定番なのに、何で今更という感じがしておりましてね」。<br /><br /> 長く書き続けてきたのは「ほかにできることがないから」。「書くことは自分にとって自然な、鼻歌を歌うようなもの」。この先についても「書くかもしれないし、書かないかもしれないし」とあくまで自然体だ。<br /><br />瑞宝重光章 北大名誉教授 喜田宏さん 73…感染症「頑固」に闘う<br /><br /> インフルエンザウイルス研究の世界的権威として知られる。A香港型や高病原性鳥インフルエンザの感染経路や防御の実証に、世界で初めて成功した。「真面目にやってきたことが評価されてありがたい」と控えめに受章を喜ぶ。<br /><br /> 東京都出身。獣医師に憧れ北海道大学獣医学部に進んだが、感染症で死ぬ家畜が多いことからウイルス研究に興味を持った。大学院卒業後、武田薬品工業に就職。インフルエンザ研究を担当した。<br /><br /> 1970年代、新型ウイルスの遺伝子は動物の世界にあるものと共通ではないかという論文を目にした。「獣医学を学んだ自分が打席に立つ日が来た」と、研究心に火がつき、76年、母校の講師に就いた。<br /><br /> 自称「頑固おやじ」。自らの研究や新説が、時に批判や誤解にさらされても、地道な実験を繰り返し、一貫して感染症対策を訴えた。「国際化でウイルス感染の危険が高まる今だからこそ、頑固おやじであり続け、最前線で闘う人材を育てたい」と意欲を語る。<br />http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20170429-118-OYTPT50073<br />ニッポニア・ニッポンhttps://www.blogger.com/profile/00969235767842180336noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-8307787643542600503.post-7798393754153700412017-04-29T17:04:03.336+09:002017-04-29T17:04:03.336+09:00春の叙勲4080人受章…小説家佐藤愛子さんら
2017年4月29日5時0分
政府は29日付で、2...春の叙勲4080人受章…小説家佐藤愛子さんら<br />2017年4月29日5時0分<br /><br /> 政府は29日付で、2017年春の叙勲受章者4080人(うち女性398人)を発表した。<br /><br /> 森喜朗・元首相(79)が桐花大綬章を受章したほか、旭日大綬章には川口順子・元外相(76)ら6人、瑞宝大綬章には加藤良三・元駐米大使(75)ら3人が選ばれた。<br /><br /> 学術研究の分野では、インフルエンザウイルス研究の世界的権威として知られる北海道大名誉教授の喜田宏さん(73)らが瑞宝重光章を受章した。<br /><br /> 芸術・文化の分野では、小説家の佐藤愛子さん(93)や高樹のぶ子(本名・鶴田信子)さん(71)、歌手の大月みやこ(本名・脇田節子)さん(71)らが旭日小綬章を受章した。<br /><br /> 外国人叙勲の受章者は、45か国・地域の105人。タレントのオスマン・ユーラ・サンコンさん(68)、サッカー解説者のセルジオ越後さん(71)は旭日双光章を受章した。<br />http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20170428-118-OYT1T50183<br />ニッポニア・ニッポンhttps://www.blogger.com/profile/00969235767842180336noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-8307787643542600503.post-78246222684481974352017-04-29T16:22:45.042+09:002017-04-29T16:22:45.042+09:00「瑞宝重光章」 北海道大学名誉教授の喜田宏さん
瑞宝重光章を受章する北海道大学名誉教授の喜田宏さん...「瑞宝重光章」 北海道大学名誉教授の喜田宏さん<br /><br />瑞宝重光章を受章する北海道大学名誉教授の喜田宏さんは北海道出身の73歳。獣医学とウイルス学が専門です。北海道大学の大学院を修了後、民間の製薬会社でインフルエンザワクチンの開発に携わり、その後、再び大学に戻って研究を続けてきました。<br /><br />インフルエンザが人と動物に共通する感染症だと明らかにしたほか、世界的に大流行する新型のウイルスが現れる仕組みを解明するなど、感染症の研究や対策を世界的にリードしていて、平成17年には日本学士院賞を受賞しています。現在は、北海道大学の「人獣共通感染症リサーチセンター」の統括を務めています。<br /><br />受章について喜田さんは「人の役に立ちたいと思って、地に足をつけて、インフルエンザのパンデミックや鳥インフルエンザの対策の研究をしてきたが、勲章を頂けることになり、驚いています。この研究には終わりがなく、センターのメンバーとともに研究を進めたい」と話しています。<br /><br />「旭日小綬章」 小説家の佐藤愛子さん<br /><br />旭日小綬章を受章する小説家の佐藤愛子さんは大阪出身の93歳。作家の佐藤紅緑の次女で、紅緑の死後、本格的な執筆活動を始めました。昭和44年には、会社が倒産した夫婦のやり取りを自分の体験を基にユーモラスに描いた「戦いすんで日が暮れて」で直木賞を受賞しました。<br /><br />平成12年には父の紅緑や兄で詩人のサトウハチローら一族の壮絶な歴史を描いた長編小説「血脈」を10年余りかけて完成させ、菊池寛賞を受賞しました。また、老いや死生観をテーマにした軽妙なエッセーを数多く発表し、去年出版したエッセー「九十歳。何がめでたい」は発行部数が80万部を超えるベストセラーになっています。<br /><br />受章について、佐藤さんは「途方に暮れたというのが正直なところで、別に世のため人のために力を尽くしたわけではないのにご褒美をいただくのは、じくじたるものがあります」と今の気持ちを話したうえで、今後について、「鼻歌を歌うように書いてきたので、また歌う気になれば書くかもしれないし、書かないかもしれません」とユーモラスな語り口で話していました。<br /><br />「旭日小綬章」 歌手の大月みやこさん<br /><br />旭日小綬章を受章する歌手の大月みやこさんは大阪府出身の71歳。音楽学校で歌の基礎を学び、東京オリンピックが開催された昭和39年に18歳で歌手としてデビューしました。しばらくは人気歌手とともに全国を巡り、ステージの前座を務める時代が続きましたが、デビュー20年目に発表した「女の港」のヒットで一躍、人気を高めました。<br /><br />卓越した歌唱力とのびやかで澄み切った特徴的な歌声で女性の情念を鮮やかに表現し、平成4年には「白い海峡」で日本レコード大賞を受賞したほか、NHK紅白歌合戦に10回出場するなど、長年、歌謡界の第一線で活躍を続けてきました。<br /><br />大月さんは「大きなことは望まずに、きょうよりも少しあしたがよくなればいいと考えて、ただ歌うことを続けてきた歌の道でした。思いがけない受章のお知らせをいただき、今まで前を向いてやってきたことが間違っていなかったかなと再確認できました。きょうまでに出会いをいただいた皆様に、心からお礼を申し上げます」と話しています。<br />http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170429/k10010965881000.html<br />ニッポニア・ニッポンhttps://www.blogger.com/profile/00969235767842180336noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-8307787643542600503.post-11199583983900818052017-04-29T16:22:00.926+09:002017-04-29T16:22:00.926+09:00春の叙勲 4080人が受章
4月29日 5時38分
ことしの「春の叙勲」の受章者が発表され、各界で...春の叙勲 4080人が受章<br />4月29日 5時38分<br /><br />ことしの「春の叙勲」の受章者が発表され、各界で功労のあった、合わせて4080人が受章することになりました。<br /><br />ことしの「春の叙勲」を受章するのは、「桐花大綬章」が1人、「旭日大綬章」が6人、「瑞宝大綬章」が3人です。また、「旭日重光章」と「瑞宝重光章」が合わせて47人、「旭日中綬章」と「瑞宝中綬章」が合わせて322人、「旭日小綬章」と「瑞宝小綬章」が合わせて870人など、全体で4080人です。<br /><br />このうち、民間からの受章者は1839人と全体の45.1%を占めているほか、女性の受章者も全体の9.8%に当たる398人となっていて、いずれも今の制度になった平成15年秋以降で最も多くなっています。<br /><br />「桐花大綬章」は、元総理大臣の森喜朗さんが受章します。<br /><br />また、「旭日大綬章」は三井不動産会長の岩沙弘道さん、元野村証券社長の氏家純一さん、元参議院議員で外務大臣などを歴任した川口順子さん、元三井物産社長の熊谷直彦さん、元衆議院議員で法務大臣などを務めた杉浦正健さん、元大成建設社長の平島治さんの6人が受章します。<br /><br />「瑞宝大綬章」は、人事院総裁などを務めた江利川毅さん、元九州大学学長の梶山千里さん、駐米大使などを務めた加藤良三さんの3人が受章します。<br /><br />「瑞宝重光章」は、獣医学、ウイルス学の発展に貢献した北海道大学名誉教授の喜田宏さんらが受章します。<br /><br />「旭日小綬章」は、小説家で「血脈」などの作品で知られる佐藤愛子さんや、歌手の大月みやこさんらが受章します。<br /><br />このほか、外国人叙勲では、サッカー解説者のセルジオ越後さんや、タレントで日本とギニアの交流に携わっているオスマン・サンコンさんが「旭日双光章」を受章するなど、合わせて45の国と地域から、これまでで最も多い105人が受章することになりました。<br /><br />叙勲の親授式や伝達式などは、来月9日から行われます。<br /><br />「桐花大綬章」元首相の森喜朗さん<br /><br />「桐花大綬章」を受章する元総理大臣の森喜朗さんは79歳。森さんは石川県出身で、昭和44年の衆議院選挙で初当選してから、14回連続で当選し、文部大臣や通商産業大臣、自民党幹事長など政府・自民党の要職を歴任し、平成12年4月、当時の小渕総理大臣が病に倒れたあと、第85代の総理大臣に就任しました。現在は、東京オリンピック・パラリンピックの組織委員会の会長を務めています。<br /><br />森さんは「大変光栄なことで、私を育ててくれたふるさとの皆さんや家族の協力があったからこそ、このような評価をしていただけたということに尽きる」と話しています。<br /><br />また、森さんは、1年余りの総理大臣在任中に、ロシアのプーチン大統領とたびたび首脳会談を行ったことに触れ、「プーチン氏とは、本当に信頼しあえる人間関係を作ることができた。それを安倍総理大臣につないだことが、今の両国の良好な関係にも結びついており、自分なりの役割が果たせたと思っている」と述べました。<br /><br />一方、森さんは、2020年の東京オリンピック・パラリンピックについて、「スポーツは世の中を変えるすごい力を発揮するもので、アスリートの競演だけでは終わらない。東日本大震災など、苦しいところから、みんなが立ち上がるための力を集積するのがオリンピックの目標だ。まさに、私にとっては、最後の滅私奉公だと思っている」と述べました。<br /><br />「旭日大綬章」 川口順子さん<br /><br />旭日大綬章を受章する川口順子さんは76歳。旧通産省を退官後、飲料メーカーの役員を務め、その手腕をかわれて、平成12年に環境庁長官に起用されたあと、初代の環境大臣を、平成14年からは外務大臣を務めました。その後、参議院議員を2期務め、現在は、明治大学国際総合研究所のフェローを務めています。<br /><br />川口さんは今回の受章について、「大変に名誉でありがたいことだ。これからも公のためにきちんと奉仕をしなさいという、叱咤激励(しったげきれい)だとも受け止めている」と話しています。<br /><br />また、川口さんは外務大臣時代について、「いちばん印象が強いのは、アメリカがイラクに武力行使をしたことだ。それまでは、アメリカで同時多発テロ事件があって、国際社会がテロに対してまとまってきたが、武力行使をきっかけに少しずつ分かれていった。日本もイラク復興のために自衛隊を派遣するなど、いろいろな側面を持つという意味で印象が強い」と振り返りました。そして、川口さんは「日本が世界を引っ張っていける経済力、技術力、文化の力、それから日本人の勤勉さなど、いいところがたくさんあると思うので、それを育んでいくような政治が大事だ」と話しています。<br /><br />「旭日大綬章」 杉浦正健さん<br /><br />旭日大綬章を受章する杉浦正健さんは82歳。愛知県岡崎市出身で会社員などを経て弁護士になり、昭和61年の衆議院議員選挙で初当選し、衆議院議員を6期務めました。この間、法務大臣や官房副長官などを務め、政界引退後、再び、弁護士として活動しています。<br /><br />杉浦さんは「天下国家に対する功績はそれほどないし、正直言って、じくじたるものもある。ただ、ふるさとのことは一生懸命頑張ったので、地元の方々には喜んでもらえて感謝する気持ちが大きい」と話しています。<br /><br />また、杉浦さんは、大臣としても取り組んだ法務行政について、「時代は変わるので、司法や裁判所などの機能も変わらなければいけないという考え方で、司法制度改革に取り組んだ。裁判員制度の導入や、裁判のスピードアップなど、司法の世界もずいぶん変わり、よい方向に向かっているのではないか。時代とともに新たな課題はどんどん出てくるが、変化に対応できるようにしていかなければならない」と述べました。<br /><br />「瑞宝大綬章」 加藤良三さん<br /><br />瑞宝大綬章を受章する加藤良三さんは75歳。昭和40年に外務省に入り、外務審議官などを経て、アメリカで同時多発テロ事件が発生した直後の平成13年秋からアメリカ大使を務めました。6年半余りの在任期間中、当時の小泉総理大臣とブッシュ大統領との緊密な関係を支えるなど、日米関係の強化に取り組みました。<br /><br />加藤さんは「私は前任者からたすきを受け取り、後任に託すという駅伝ランナーのつもりで走ってきた。いちばん大事なのは日本の地位が上がることだったので、私の区間記録について勲章を頂戴するのは光栄だが、面はゆい」と話しています。<br /><br />また、加藤さんは、アメリカ大使だった当時の状況について、「未知の脅威に直面し、アメリカ国内のテンションが上がっていた。イラク戦争などもあり、激動の時代だった。アメリカが困っているときには助けるのが、同盟国のいちばんの意味だという気持ちで対応した」と振り返りました。そして、トランプ政権発足後の日米関係について、「誰が大統領でも、日本とアメリカの基盤は揺るがない。これからいろいろなことが起こるだろうが、日本自身が強くあることがいちばん大切だ」と話していました。<br />ニッポニア・ニッポンhttps://www.blogger.com/profile/00969235767842180336noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-8307787643542600503.post-28916964705752840862017-01-12T09:25:47.909+09:002017-01-12T09:25:47.909+09:00[想う2016]明治150年 江戸に学べ…歴史人口学者 エマニュエル・トッドさん 65
2017年1...[想う2016]明治150年 江戸に学べ…歴史人口学者 エマニュエル・トッドさん 65<br />2017年1月12日5時0分<br /><br />Emmanuel Todd 仏国立人口統計学研究所研究員。著書は「問題は英国ではない、EUなのだ」(文春新書)など和訳が多数ある。<br /><br /> 近年は年に1度は訪日して、すっかり知日派になったフランスの歴史人口学者エマニュエル・トッドさん。今年は明治維新から150年目に当たる年と話を向けると、「近代化150年という意識を持つことが日本にとって大事」と即答。その想いを語ってもらった。(編集委員 鶴原徹也)<br /><br />真の課題は人口減/「直系」社会 硬直化生む/柔軟、奔放さ必要<br /><br />人類未知の領域<br /><br /> 日本が人口減少に転じてほぼ10年になる。出生率は20年間にわたって非常に低い。国民の年齢中央値は約46・9歳に至り、世界で最も老いた国民と言える。日本は人類にとって未知の領域を進んでいる。<br /><br /> 人口が減っても問題はないと主張する人々がいる。「ひとり当たりの生産性が向上するから」「世界一の日本のロボットが生産を担うから」というような理由を耳にする。ロボット待望論は日本人の秘めた夢ではなかろうか。人口減少で労働力不足が甚だしくなり、移民受け入れが不可避となる前に、完璧なロボットが登場するという夢だ。確かに日本のロボット技術は素晴らしい。加えて、日本の高齢者は定年後も働き続ける意欲を持つ。<br /><br /> しかし、日本の課題はモノの生産ではない。日本は経済的豊かさを既に手にしている。真の課題は人口の再生産にある。国が繁栄し、居心地も良く、創造的であるためには、十分に若い人口を持つ必要がある。高齢者は既知の技術・知識を使う仕事はできるが、創造し、刷新する仕事は難しい。ロボットは人口を再生産できない。高齢者とロボットの働く社会はうまく機能した場合でも、停滞は免れまい。知的な刷新を可能にするには、人口構造が十分に若くなくてはならない。<br /><br /> 解決策は二つ。一つは子供を作ること。もう一つは移民を受け入れること。前者の方がより大事だが、二つを組み合わせて実施することが効果的だ。だが、日本に出生率回復の決め手はなく、移民受け入れは文化的に容易でない。人口問題は人々がその深刻さを理解する頃には、危機の度合いは加速度的に進んでいるものだ。私の見るところ、日本は決定的に重大な瞬間に近づいている。<br /><br />「同質」の起源<br /><br /> 日本が今、なすべきことは人口問題の大議論だ。同様に重要なことは、明治維新からの近代化の歩みを再検討することだ。<br /><br /> 私見では、日本が人口減少に至ったのは、この150年の近代化のあり方に原因がある。日本は申し分のない社会を築いたと大抵の日本人は感じているため、新たに子供を加えること、移民を受け入れることは申し分のない社会に余分な混乱を与える、と案じているのではなかろうか。<br /><br /> 「日本人は同質・均質で、調和を重んじる」という日本の自己イメージは、近代化を通じて作られた。<br /><br /> 「家督を相続するのは長男ひとり」という「直系家族」は明治時代に天皇家を対象に法制化され、その後に制定された民法によって社会全体の規範になる。<br /><br /> 〈トッドさんによると、日本で直系家族は鎌倉時代後半に武士層に現れ、16世紀前後に農民層にも現れ始めた。地域による違い、例外が多く、明治以前は社会に広がっていなかった〉<br /><br /> 明治の日本は科学技術・経済・憲法で大いなる近代化を遂げた。直系家族は上下関係に価値を置き、上意下達の社会をうむ。伝達は極めて効率的で、科学技術と経済の発展に寄与した。これは欧州の後発国ドイツにも当てはまる。日独ともに西洋の列強に追いつく。<br /><br /> しかし、上下関係に基づく秩序は次第に絶対視されるようになり、父権が強化され、社会の制約が増して、社会が硬直化していく。<br /><br /> 今日の日本で直系家族は消滅し、女性の半数近くは大学に進んでいる。にもかかわらず、上下関係重視や女性差別は解消されていない。価値観が硬直しているように見える。<br /><br /> 江戸時代は、秩序は行き渡らず、雑然としていて、柔軟で奔放な側面もあった。庶民の過酷な貧困について承知しているが、女性は今日よりも社会的に自由だったのではなかろうか。こうしたことを速水融あきら先生とその門下の研究から読み取った。<br /><br /> 〈速水融氏(87)は日本の歴史人口学の祖。慶応大名誉教授。江戸時代の戸籍にあたる宗門改帳の分析を通じ、近世庶民の暮らしを活写。著作に「歴史人口学と家族史」など〉<br /><br /> 西洋の意識に日本が立ち現れるのは、明治時代の1905年、ロシアに勝利した時だ。西洋は驚がくしたが、日本は西洋の国際政治の独占を破ったことで歴史に貢献したと私は考える。日本はその後、植民地主義を採るが、私の解釈では、西洋列強の模倣に努めた結果だ。列強が植民地を強奪するのなら、日本も持つべきだ、と。<br /><br /> 日本の歴史を大局的に見れば、日本は拡張主義に走る懸念の少ない、平和国家だ。江戸時代は鎖国しながらも、知的・科学技術的情報は国外から取り入れ、国内商業を発達させて、長期の安定を築いた。ほとんど独りでも発展が可能なことを日本は世界に示した。<br /><br /> 日本に今、必要なことは江戸時代の精神を見いだし、江戸時代の柔軟さや奔放さを少しは取り戻すことではなかろうか。<br /><br />安保日米露で<br /><br /> 人口減少と並ぶ、日本の喫緊の課題は安全保障だ。隣の大国・中国の台頭に対して、日本の解決策は日米同盟の強化だろうが、並行してロシアと良い関係を築くべきだろう。<br /><br /> ロシアは米欧日の制裁と原油価格の下落で、中国に接近し、依存するようになった。ロシアが持つ高度な軍事技術を中国に渡せば、日本にとって危険だ。<br /><br /> 中国の軍事拡張への対抗策は、米露日3か国による安保体制の構築だろう。<br /><br /> 日米同盟の強化を巡り、日本が用心すべきことがある。ドナルド・トランプ氏の大統領就任で、米国の外交が不安定さを増す懸念があることだ。トランプ氏は中国を敵と見なしているが、対中警戒は米国の政治学者サミュエル・ハンチントンの「文明の衝突」(1996年刊)の真の主題だった。日本は結局のところ中国の覇権を受け入れて中国にくみする、とハンチントンは指摘している。米国の日本観として留意すべきだろう。<br /><br /> 人々は今日、世界のどこかで紛争が発生するとの予感を抱いている。だが、紛争発生時、どの国がどの国と組むことになるのか、誰も確信できない。そんな不確かな時代に私たちは入っている。<br /><br /> ◇<br /><br />あくまで謙虚<br /><br /> フランスでは容赦のない論客として知られ、敵が多い。日本ではフランスの知性として受け入れられる。だから居心地が良い。「日本と接する自分が本来の自分」とまで言う。<br /><br /> パリで年末、会食した。青春時代に谷崎潤一郎の「鍵」を読んだのが日本との出会い。「初老になったので『瘋癲ふうてん老人日記』を再読したい」。日本観察にも年季が入っているが、「私の日本理解は偏っている」とあくまで謙虚だ。(鶴)<br /><br />(右から)トッドさんの尊敬する速水融・慶大名誉教授、江戸東京博物館所蔵の江戸時代後期の浮世絵師・歌川国貞による「隅田川東岸花見図」(Image:東京都歴史文化財団イメージアーカイブ)、明治時代には三池炭鉱の石炭も輸送した福岡県大牟田市の旧式電気機関車、静岡県伊豆の国市に残る韮山反射炉、取材に応じるトッドさん<br />http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20170111-118-OYTPT50427<br />ニッポニア・ニッポンhttps://www.blogger.com/profile/00969235767842180336noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-8307787643542600503.post-52649726199335732482017-01-08T01:54:15.503+09:002017-01-08T01:54:15.503+09:00新型インフルエンザの脅威に備える
鳥インフルエンザの性質を見極め、有効な対策を考える
今年、世界...新型インフルエンザの脅威に備える<br /><br />鳥インフルエンザの性質を見極め、有効な対策を考える<br /><br />今年、世界中を騒がせた新型インフルエンザはアメリカとメキシコで猛威を振るい、日本にも上陸して流行の兆しを見せています。また、パンデミック(pandemic:世界的大流行)を引き起こすことが想定されてきた高病原性鳥インフルエンザの発生源は中国でした。<br />今や人類の生存を脅かす感染症は世界中から襲って来ます。<br />グローバル社会に生きる私たちにとって、もはや宿命的な脅威なのです。<br />新型インフルエンザの流行に備えるために、敵の正体を見極め、いかに被害を小さく抑えるのかを研究されている大槻公一先生に、新型インフルエンザや鳥インフルエンザについてお聞きしました。<br /><br />動物生命医科学科<br />大槻 公一教授<br /><br />獣医学博士。北海道大学獣医学部卒業後、鳥取大学附属鳥由来人獣共通感染症疫学研究センター長などを経て、06年に京都産業大学鳥インフルエンザ研究センター長。鳥取大学時代に山陰地方に飛来する渡り鳥などを長年隈なく調査して回ったことが、今日、鳥インフルエンザ研究の基盤となっている。研究センター長として「本学は学部間の垣根が低く、生物系はもちろん、社会科学系、数学系など多彩な人材が研究センターに集まってくるのが強み」と胸を張る。静岡県立静岡高校OB。<br /><br />渡り鳥が運ぶ鳥インフルエンザ<br /><br />私が鳥インフルエンザの研究に着手した契機の一つは、1976年にWHO(世界保健機構)が出した声明でした。それは「ヒトの新型インフルエンザ出現に鳥インフルエンザウイルスが深く関与している」というもので、加盟国に鳥インフルエンザの調査・研究を勧告したのです。<br />当時、ヒトのインフルエンザウイルスと鳥インフルエンザウイルスの関連性は分かっていませんでした。渡り鳥の多数のフンを調べたところ、高率にインフルエンザウイルスが見つかったのです。これらのウイルスはヒヨコに感染することを実験的に確かめました。しかし当時、日本でニワトリにインフルエンザは流行していませんでした。また鳥インフルエンザが発生したという記録もなかったのです。<br />20世紀末から、国境も海峡も関係なく移動する渡り鳥が持ち運んでいる強毒のH5N1※1鳥インフルエンザウイルスが、日本に現れないのはおかしい。鳥インフルエンザはいずれ日本でも現れるだろうと予測していました。<br /><br />13年間ヒトのウイルスへ変異しなかったH5N1ウイルス<br /><br />1996年、中国の南部に最初に出現した強毒のH5N1鳥インフルエンザウイルスは、2004年、山口県の養鶏場で国内最初の感染を起こしました。実に79年ぶりの鳥インフルエンザ国内発生でした。韓国南部で大きな発生を引き起こしたウイルスが、野鳥によって対馬海峡を越え、国内の鶏舎に侵入したと推測されています。ちょうど季節は冬で北西の強い季節風が吹く時期ですから、上空700メートル程度まで上昇できる鳥であれば、留鳥でも対馬海峡を越えてしまうことは可能です。<br />H5N1ウイルスが世界で初めて出現してから13年が経ちました。変異しやすいインフルエンザウイルスにとって13年というのは大きく変異するのに十分な時間だと考えられます。しかし、いまだに鳥インフルエンザウイルスのままです。ヒトのウイルスにはなっていません。ヒトの新型インフルエンザウイルスにはなりにくい性質のウイルスかもしれません。別の型の鳥インフルエンザウイルスも新型インフルエンザウイルスの候補として考えておかねばならないでしょう。<br /><br />今回の新型インフルエンザウイルスはブタ由来<br /><br />今、世界中を騒がせている新型インフルエンザウイルスは90年前に世界中で大流行したスペインかぜウイルスと同じH1N1型です。今回のウイルスはブタ由来です。しかも、スペインかぜの出現初期にブタに感染して定着したウイルスの抗原を持っています。1919年より前に生まれた人が抗体を持っていることとも符丁が合います。もともと、ヒトと豚との間ではインフルエンザウイルスの相互感染が起きやすいのです。<br />ただ、従来の豚インフルエンザウイルスと大きく異なるのは、従来のものではヒトに感染してもヒトに明らかな症状が出ないのに対して、今回は典型的なインフルエンザ症状が現れたという点です。A香港型(H3N2)や鳥インフルエンザウイルスの遺伝子を一部持っている点も従来知られている豚インフルエンザウイルスとは明らかに異なります。<br /><br />「弱毒性」への疑問<br /><br />厚生労働省は「今回の新型インフルエンザは弱毒性」と述べていますが、これは疑問です。通常の季節性インフルエンザウイルスはゴールデンウィークを過ぎると検出できなくなります。真夏でも感染者を出している今回の新型インフルエンザウイルスは、明らかに季節性のものより強い感染力を持っています。ほとんどの感染者の症状は軽いようですが、暖かく呼吸器病に抵抗力の強い、人体のコンディションが良い時期に感染して、症状が軽いのは当たり前かもしれません。むしろ、暖かい時期でさえウイルス感染者に臨床症状を出すというのは、それだけヒトへの病原性が強いということです。今回のウイルスをあなどらず、手洗い、うがいの習慣をつけること、マスクの準備※2は怠らないようにしてください。<br /><br /><br />※1 ウイルス表面を覆う糖タンパク質の型を表す。Hは「HA:赤血球凝集素」、Nは「NA:ノイラミニダーゼ」のこと(図(1))。HAは16種類、NAは9種類が見つかっている。ヒトなどの動物は、感染したウイルスの型に応じた抗体を産出し、以後同じ型のウイルスに対して免疫を持つようになる。<br /><br />※2 抗ウイルス加工のマスクがベストだが、ガーゼのマスクでも一定の効果はある。インフルエンザウイルスはくしゃみや咳の飛沫に付着して空気中を移動するため、ウイルスを通してしまうガーゼでも飛沫から身を守ることはできる。また感染者が着用することで飛沫の拡散を防ぐこともできる。大槻先生は大手繊維メーカと共同研究でウイルスを無力化させるマスクの開発にも取り組んでいる。<br />https://www.kyoto-su.ac.jp/faculty/nls/influ.html<br />ニッポニア・ニッポンhttps://www.blogger.com/profile/00969235767842180336noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-8307787643542600503.post-6413615993812749152017-01-08T01:50:27.501+09:002017-01-08T01:50:27.501+09:00「ヒトの新型インフルエンザ出現に鳥インフルエンザウイルスが深く関与している」
https://www...「ヒトの新型インフルエンザ出現に鳥インフルエンザウイルスが深く関与している」<br />https://www.google.co.jp/search?q=%E3%83%92%E3%83%88%E3%81%AE%E6%96%B0%E5%9E%8B%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%95%E3%83%AB%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B6%E5%87%BA%E7%8F%BE%E3%81%AB%E9%B3%A5%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%95%E3%83%AB%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B6%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%81%8C%E6%B7%B1%E3%81%8F%E9%96%A2%E4%B8%8E%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B<br /><br />新型インフルエンザの脅威に備える | 総合生命科学部 | 京都産業大学<br />https://www.kyoto-su.ac.jp/faculty/nls/influ.html<br />ニッポニア・ニッポンhttps://www.blogger.com/profile/00969235767842180336noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-8307787643542600503.post-71514711816742717112016-11-29T21:54:21.380+09:002016-11-29T21:54:21.380+09:00沖縄 石垣島 40年ぶりにオオハクチョウの飛来確認
11月29日 19時04分
沖縄県の石垣島に、...沖縄 石垣島 40年ぶりにオオハクチョウの飛来確認<br />11月29日 19時04分<br /><br />沖縄県の石垣島に、渡り鳥のオオハクチョウ3羽が飛来しているのが40年ぶりに確認されました。オオハクチョウの生態に詳しい専門家によりますと、国内での渡りの南限は千葉県で、およそ2000キロ離れた石垣島で確認されるのは珍しいということです。<br /><br />27日の朝、沖縄県の石垣島の水田地帯にふだん見かけない3羽の鳥がいるのを農家の男性が見つけました。<br /><br />日本野鳥の会石垣島支部の佐野清貴副支部長や野鳥に詳しい地元の教師によりますと、3羽は渡り鳥のオオハクチョウで、石垣島で確認されたのは昭和51年以来、40年ぶりだということです。1羽は白い羽根を持つ大人の鳥で、ほかの2羽は灰色の羽根をしているため若鳥とみられていて、草地をつついて餌を探したり、羽づくろいをしたりしていました。<br /><br />オオハクチョウの生態に詳しい宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団の嶋田哲郎上席主任研究員によりますと、オオハクチョウは通常、北海道や東北地方で越冬し、国内での渡りの南限は千葉県とされていて、およそ2000キロ離れた石垣島で確認されるのは珍しいということです。嶋田上席主任研究員は「低気圧や風向きの影響で本来の行き先とは違うところへ行くことがあり、先週の寒波が影響している可能性や、モンゴルから渡って朝鮮半島で越冬するオオハクチョウがたどりついた可能性がある」と話しています。<br />http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161129/k10010788711000.html<br />ニッポニア・ニッポンhttps://www.blogger.com/profile/00969235767842180336noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-8307787643542600503.post-83742188746608508832016-11-29T20:20:11.143+09:002016-11-29T20:20:11.143+09:00宮城 死んだマガンから鳥インフルエンザウイルス
11月29日 20時08分
今月下旬に宮城県登米市...宮城 死んだマガンから鳥インフルエンザウイルス<br />11月29日 20時08分<br /><br />今月下旬に宮城県登米市で死んでいるのが見つかったマガン1羽から、「H5N6型」の鳥インフルエンザウイルスが検出されました。現場近くには水鳥の飛来地として知られる沼があり、県は、県内の養鶏農家に消毒を徹底するよう指導していくことにしています。<br /><br />今月21日、宮城県登米市南方の住宅の敷地でマガン1羽が死んでいるのが見つかりました。<br /><br />近くには水鳥の飛来地として知られる「蕪栗沼」があり、環境省が北海道大学に検体を送って詳しく調べたところ、「H5N6型」の鳥インフルエンザウイルスが検出されたということです。<br /><br />宮城県内で鳥インフルエンザに感染した野鳥が見つかったのは今シーズン初めてで、県によりますと、このほかにも、28日、登米市内で死んでいるマガン1羽が新たに見つかり、詳しい検査を進めているということです。<br /><br />県は29日夕方、対策会議を開き、鳥インフルエンザに感染したマガンが見つかった場所から半径10キロの範囲で死んでいる野鳥がいないか監視を続けるとともに、県内の養鶏農家に消毒を徹底するよう指導していくことなどを確認しました。<br /><br />宮城県農林水産部の横山亮一次長は「野鳥が鳥インフルエンザに感染すると、至る所に感染が広がるおそれがある。死んだ野鳥を見つけたら、決して触れず、県や自治体に連絡してほしい」と話しています。<br />http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161129/k10010788781000.html<br />ニッポニア・ニッポンhttps://www.blogger.com/profile/00969235767842180336noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-8307787643542600503.post-53128003065056633442016-11-29T18:26:02.367+09:002016-11-29T18:26:02.367+09:00鳥インフルエンザ 青森と新潟の農場で処分進む
11月29日 18時19分
青森県と新潟県の農場で、...鳥インフルエンザ 青森と新潟の農場で処分進む<br />11月29日 18時19分<br /><br />青森県と新潟県の農場で、28日、アヒルやニワトリが相次いで死んでいるのが見つかり、鳥インフルエンザウイルスが検出されました。それぞれの農場では感染の拡大を防ぐため処分が進められています。<br /><br />青森では29日中に処分終える見通し<br /><br />青森市の農場のアヒルからH5型の鳥インフルエンザウイルスが検出されたことを受けて、青森県は、この農場のすべてのアヒルおよそ1万6500羽の処分を29日夜中に終える見通しです。<br /><br />青森市の農場ではアヒル10羽が相次いで死に、28日、青森県が詳しい検査を行った結果、H5型の鳥インフルエンザウイルスが検出されました。これを受けて、県は、29日午前0時半ごろから、この農場のアヒルおよそ1万6500羽すべてを処分する作業を続けています。作業は職員230人余りの態勢で進められ、県によりますと、午後3時までに全体の87.9%にあたるおよそ1万4500羽を処分し、当初の予定通り、すべての処分を29日夜中に終える見通しだということです。<br /><br />農場から400メートルほど離れた青森市の市有地では、処分したアヒルを埋める穴を掘る作業も行われ、青森県は12月1日までに地中に埋める作業をすべて終えたいとしています。一方、青森県は、感染が拡大していないか確認するため、周辺の5か所で飼育されているニワトリなどを検査していて、30日にも結果が判明するということです。<br /><br />新潟では24時間態勢で処分<br /><br />新潟県関川村の養鶏場では、28日、ニワトリが相次いで死んでいるのが見つかり、県が詳しく検査を行った結果、H5型の鳥インフルエンザウイルスが検出されました。<br /><br />県では、この養鶏場で飼育されているニワトリ、およそ31万羽の処分を始め、自衛隊などとともに24時間態勢で作業を続けています。また、29日午後に開かれた対策本部会議では、鳥インフルエンザウイルスが検出された養鶏場から半径3キロ以内にある農場でニワトリに異常がないか調査を始めたことなどが報告されました。このほか、県内各地の野鳥が集まる場所で異常がないかの調査を進めていくことなどが確認されたということです。<br /><br />県では養鶏場から半径10キロ以内にある59の養鶏場などを対象にニワトリや卵の移動や出荷を禁止するとともに、養鶏場につながる周辺の国道4か所に車両の消毒ポイントを設け感染拡大の防止を徹底しています。<br /><br />鳥インフルエンザとは<br /><br />鳥インフルエンザは、もともとはカモなどの水鳥にいたウイルスがふんなどを通じてニワトリをはじめほかの鳥に感染し、せきなど呼吸器の症状を引き起こす病気です。国内では平成16年に、山口県や京都府などの養鶏場で79年ぶりに発生が確認されました。<br /><br />平成22年から翌年にかけては、鹿児島や宮崎、それに千葉など全国9つの県で、養鶏場のニワトリの感染が確認され、大陸からの渡り鳥が各地にウイルスを持ち込んだ可能性が高いと考えられています。感染はそれ以降も、たびたび確認されていて、おととしには熊本の養鶏場などで、去年1月にも岡山県と佐賀県の養鶏場で確認されています。<br /><br />H5型とは<br /><br />今回、青森と新潟で検出されたのは、いずれもH5型の鳥インフルエンザウイルスです。ウイルスは表面のたんぱく質の組み合わせによってさまざまな型に分けられます。<br />H5型のウイルスのうち、最もよく知られているのは、「H5N1型」で、これまでに世界50か国以上でニワトリや野鳥への感染が確認されています。平成16年以降、国内の養鶏場でもたびたび感染が起き、特に平成22年から23年にかけて全国で感染が相次ぎました。<br />一方、今シーズンは「H5N6型」のウイルスが国内の野鳥から検出されています。平成26年にラオスや中国、それにベトナムなどアジアの広い範囲で確認され、今月に入ってからは韓国で相次いで感染が報告されています。<br /><br />まだ発生のない地域でも対策を<br /><br />京都産業大学鳥インフルエンザ研究センターの大槻公一センター長は、「今回のケースは中国や韓国で流行している鳥インフルエンザが原因と見られる」としたうえで、「渡り鳥が日本にウイルスを持ち込むルートとして、シベリアから北海道などを経由するルートと、朝鮮半島から来るルート、それに直接日本海を越える3つがあると考えられる」と指摘しています。<br /><br />今回の青森と新潟のケースは樺太や北海道を通ってきた可能性があり、この秋、西日本の野鳥から見つかっているウイルスは朝鮮半島から来たと見られるということです。大槻センター長は、「来月初旬までは渡り鳥が越冬地に向かって移動している最中で、まだ発生のない関東や関西地方などにもすでにウイルスが侵入していると考えて対策をとる必要がある。養鶏場や鳥を飼育している施設では、野鳥が入らない対策をしたり、車両の消毒など厳重な防疫態勢を取ってほしいし、身の回りで死んでいる鳥を見かけても決して手に触れず、保健所などに早く通報するようにしてほしい」と注意を呼びかけています。<br />http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161129/k10010788591000.html<br />ニッポニア・ニッポンhttps://www.blogger.com/profile/00969235767842180336noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-8307787643542600503.post-68301820610862064442016-11-29T15:33:19.210+09:002016-11-29T15:33:19.210+09:00どこまでいってもトンデモ茶番劇…
どこまでいってもトンデモ茶番劇…<br />ニッポニア・ニッポンhttps://www.blogger.com/profile/00969235767842180336noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-8307787643542600503.post-30611679538676099622016-11-29T15:32:57.973+09:002016-11-29T15:32:57.973+09:00新潟県 鳥インフルエンザ感染拡大防止の対策を徹底へ
11月29日 15時11分
新潟県関川村の養鶏...新潟県 鳥インフルエンザ感染拡大防止の対策を徹底へ<br />11月29日 15時11分<br /><br />新潟県関川村の養鶏場でニワトリからH5型の鳥インフルエンザウイルスが検出され、新潟県はこの養鶏場で飼育されているニワトリおよそ31万羽すべての処分を進めるとともに、2回目の対策会議を開き、感染の拡大を防ぐための対策を徹底することを確認しました。<br /><br />新潟県関川村の養鶏場では28日、ニワトリが相次いで死んでいるのが見つかり、県が詳しく検査を行った結果、H5型の鳥インフルエンザウイルスが検出されました。<br /><br />県では、29日朝早くからこの養鶏場で飼育されているニワトリ、およそ31万羽すべての処分を始め、自衛隊などとともに330人の態勢で作業を続けています。また午後1時からは県庁で2回目の対策本部会議が開かれ、米山知事が「これまでのところ大きなトラブルの報告はない。徹底的な封じ込めを成功させたい」と述べ、対策を徹底することを確認しました。<br /><br />会議では鳥インフルエンザウイルスが検出された養鶏場から半径3キロ以内にある農場でニワトリに異常がないか調査を始めたことなどが報告されました。県では養鶏場から半径10キロ以内にある59の養鶏場などを対象にニワトリや卵の移動や出荷を禁止する措置をとっていて、養鶏場につながる周辺の国道4か所を通行する車両の消毒ポイントを設け、感染拡大の防止にあたっています。<br />http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161129/k10010788311000.html<br />ニッポニア・ニッポンhttps://www.blogger.com/profile/00969235767842180336noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-8307787643542600503.post-62213840354973680622016-11-29T15:32:15.692+09:002016-11-29T15:32:15.692+09:00鳥インフルエンザ 新潟と青森の農場で処分進む
11月29日 12時08分
新潟県と青森県の農場で飼...鳥インフルエンザ 新潟と青森の農場で処分進む<br />11月29日 12時08分<br /><br />新潟県と青森県の農場で飼育されているニワトリやアヒルから鳥インフルエンザウイルスが検出され、それぞれの農場では処分が進められています。<br /><br />新潟県関川村 ニワトリ31万羽処分<br /><br />新潟県関川村の養鶏場では28日、ニワトリが相次いで死んでいるのが見つかり、県が詳しく検査を行った結果、H5型の鳥インフルエンザウイルスが検出されました。<br />県はこの養鶏場で飼育されているニワトリ、およそ31万羽すべてを処分することを決め、29日朝早くから作業にあたっています。養鶏場の敷地内では消毒のための薬剤が広範囲に散布され、白い防護服を着た担当者が鶏舎の中から処分したニワトリを運び出していました。<br /><br />新潟県によりますと、ニワトリが死んでいたのは24ある鶏舎のうち1つだけでしたが、感染の拡大を防ぐためにすべての処分を決めたということです。作業にあたっている県の担当者は「午前10時ごろまでに3400羽ほどの処分が終わった。不慣れな作業でもあり終了まで4日以上かかると見込まれる」と話していました。<br /><br />このほか県は養鶏場から半径10キロ以内にある59の養鶏場などを対象にニワトリや卵の移動や出荷を禁止する措置をとっていて、養鶏場につながる周辺の国道4か所に消毒ポイントを設け、付近を通った車などの消毒を行って感染拡大の防止にあたっています。<br /><br />青森市 アヒル1万6500羽処分<br /><br />青森市の農場では、アヒル10羽が相次いで死に、28日、青森県が詳しい検査を行った結果、H5型の鳥インフルエンザウイルスが検出されました。これを受けて青森県は、この農場のおよそ1万6500羽のアヒルすべてを処分することを決め、29日午前0時半ごろから職員230人余りの態勢で作業を進めています。県によりますと7時半までに、37%に当たるおよそ6150羽の処分を終えたということです。<br /><br />県は29日中にすべて処分し、12月1日までに地中に埋める作業を完了させたいとしています。また29日、国の専門家とともに疫学調査チームをつくり、農場の構造などを詳しく調べてウイルスの感染ルートを分析することにしています。青森県農林水産部の高谷清孝次長は「鳥インフルエンザは感染力が強いので発生した農場には近づかないでほしい。ただ、鶏肉や卵などを食べて人が鳥インフルエンザに感染したという報告はないので、風評被害が出ないようにしていきたい」と話していました。<br /><br />官房長官「万全の対応策取っている」<br /><br />菅官房長官は閣議のあとの記者会見で、「すでに、当該農場で飼われている家きんの殺処分や埋却、移動制限、搬出制限の設定といった防疫措置に着手している。青森県では1万6500羽のフランス鴨を殺処分、さらに新潟県で32万羽弱の鳥を殺処分している。さらに発生状況の確認、検査、発生農場周辺の消毒を強化するとともに、主要道路に消毒ポイントを設置した」と述べました。<br /><br />そのうえで、菅官房長官は「矢倉農林水産政務官を青森県に、細田農林水産政務官を新潟県にそれぞれ派遣するとともに、農林水産省の専門家を現地に派遣するなどの対応を講じている。引き続き地元自治体と十分連携し、関係省庁が連携しながら万全の対応策を取っているところだ」と述べました。<br /><br />農相「スピード感を持って対応する」<br /><br />山本農林水産大臣は閣議のあとの会見で、「スピード感を持って対応する」と述べ、県などと緊密に連携して感染拡大の防止に全力を挙げる考えを示しました。<br /><br />この中で山本農林水産大臣は、青森県と新潟県の農場で死んでいるアヒルとニワトリからH5型の鳥インフルエンザウイルスが検出されたことについて、「現場で消毒や感染の予防措置を徹底し、ほかに広がることのないようひたすら努力したい」と述べました。そのうえで山本大臣は、青森県に矢倉政務官を、新潟県に細田政務官をそれぞれ派遣したことを明らかにし、「今後、ほかの都道府県で異常が発見されるようなことがあれば速やかに通報してもらい、スピード感をもって対応したい」と述べ、各自治体など関係機関と緊密に連携して感染拡大の防止に全力を挙げる考えを示しました。<br /><br />松本消費者担当大臣は閣議後の会見で、「鳥インフルエンザに感染した鳥の肉や卵を食べることにより、人に感染する可能性はないと考えております。国民の皆様に安心していただけるよう、状況を注視しつつ、正確、迅速な情報提供に万全を期していきたい」と述べ、冷静な対応を呼びかけました。<br /><br />農林水産省によりますと、国内ではこれまで鳥の肉や卵を食べた人が鳥インフルエンザウイルスに感染した例は報告されていないということです。また、仮に食品の中にウイルスがあっても、十分に加熱して食べれば感染の心配はないとしています。<br />http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161129/k10010788061000.html<br />ニッポニア・ニッポンhttps://www.blogger.com/profile/00969235767842180336noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-8307787643542600503.post-6866303529605893582016-11-29T14:13:41.105+09:002016-11-29T14:13:41.105+09:00鳥インフル 農水省が緊急会議 消毒強化や通報求める意見
11月29日 13時38分
青森県と新潟県...鳥インフル 農水省が緊急会議 消毒強化や通報求める意見<br />11月29日 13時38分<br /><br />青森県と新潟県の農場のアヒルとニワトリから鳥インフルエンザウイルスが検出されたことを受けて、農林水産省が専門家を交えた緊急会議を開き、消毒の強化や速やかな通報などを求める意見が出されました。農林水産省は都道府県に対して、改めて対策の徹底を周知することにしています。<br /><br />会議には大学の研究者などが出席し、まず、農林水産省の今城健晴消費安全局長が「何よりも初動が大切なので、それぞれの分野から専門的な議論をお願いしたい」とあいさつしました。<br /><br />会議は非公開で行われ、専門家からは、今回の農場について、周辺の消毒を強化することや感染経路の究明を進めることの重要性が示されたほか、ほかの農場に対しても、鳥の健康観察を毎日行い、異常があればすぐに通報することを徹底させるよう求める意見などが出されたということです。<br /><br />会議に出席した鳥取大学の伊藤壽啓教授は「今回の特徴としては、すでに野鳥での鳥インフルエンザが発生し、感染リスクが高まっていたということが言えます。消毒などの衛生管理を徹底することができれば発生を防ぐことができるので、しっかりと対策を講じることが大切です」と話していました。<br /><br />農林水産省は会議で出された意見を踏まえ、都道府県に対して改めて対策の徹底を周知することにしています。<br />http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161129/k10010788201000.html<br />ニッポニア・ニッポンhttps://www.blogger.com/profile/00969235767842180336noreply@blogger.com