2018年5月13日

「異種移植」という、科学風イリュージョン・マジック(笑)

子宮移植のガイドライン、やがて異種移植のガイドライン(笑) の続き)

その手品の種は、どこにどういう風に仕掛けてあるのか?

移植臓器異種間で作り治療に成功 世界初 東京大学
2017年1月26日 7時13分 NHKニュース

体のさまざまな組織になるマウスのiPS細胞を使って種が異なるラットの体内で臓器の「すい臓」を作り出しその一部をマウスに移植して糖尿病を治療することに東京大学のグループが世界で初めて成功しました。今後、ブタの体内で移植用のヒトの臓器をつくる研究を進めるうえで大きな成果だとしています。

この研究を行ったのは、東京大学の中内啓光教授らのグループです。グループでは、あらかじめすい臓ができないよう遺伝子を操作したラットの受精卵にマウスのiPS細胞を入れ、体内にマウスのすい臓をもつラットを作り出すことに成功しました。
そしてこのすい臓からインスリンなどを分泌する膵島と呼ばれる組織を取り出して糖尿病のマウスに移植したところ血糖値が正常に維持できるなど症状が改善したということです。

グループによりますとマウスとラットは、種としては、ウシとヒツジくらい遠い関係にあるということで、種が異なる動物の体内で移植用の臓器を作り出し、病気の治療効果が確認できたのは世界で初めてだということです。

グループでは、今後、ブタの体内でヒトの移植用の臓器をつくる研究を進めるうえで大きな成果だとしています。中内教授は「種類の異なる動物の体内で移植用の臓器を作り出すことが現実に可能だと示せた。国内でヒトの移植用の臓器を動物の体内で作る研究を進めるには国の指針の改定が必要だったり倫理的な問題を解決したりしなければならず国民の理解が必要だ」と話しています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170126/k10010853451000.html


そんなインチキ医科様案件、国民に理解できるわけがない(笑)。詐欺だろ…



「異種移植」学派(笑)。

KAKEN — 体細胞クローン技術による遺伝子改変ブタ作出技術の開発
https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-12896006/

研究概要
「体細胞クローン技術(核移植)による遺伝子改変ブタ作出技術の開発」は、(1)移植用臓器提供ブタの作製、(2)ヒトゲノムプロジェクトにおける新規遺伝子、特に脳や高次機能に係わる遺伝子の機能解析、(3)有用な生理活性物質の乳、尿などを経由しての大量生産のため必要である。またこのような技術は(4)優良ブタの増産にも必要である。そのために、1)相同組換え率の高いブタ培養細胞の樹立、2)ブタ細胞への遺伝子導入、遺伝子ノックアウト技術の開発、3)成熟未受精卵の安定供給系の開発、4)核移植技術の開発、5)核移植胚の安定培養系の開発、6)核移植胚の凍結保存技術の開発が必要である。研究代表者は、すでに1〜6について検討を進め、次のような成果をあげている。(a)体外で作出した脱出胚盤胞がフィーダー細胞に接着して増殖し、胚由来細胞のコロニーを形成することを明らかにした。作製した胚由来細胞は凍結保存している。(b)除核した成熟卵子に胚由来細胞を導入する方法を開発した。(c)融合した再構築胚を発生させることに成功した。(d)異種抗原産生酵素の遺伝子をノックアウトするベクターを開発した。
このような成果を踏まえ、国内の研究を組織化し、より一層の研究推進を図りたく思っている。また、核移植技術による遺伝子改変ブタ作出技術をより有効にするため、個々の技術はもとより、どのような周辺技術を発展させるかについて方向性を明確にする必要がある。そこで研究を推進するとともに「ブタにおける発生工学の展望-ヒト型臓器生産ブタの開発をめざして」と題する検討会を行った。また英文総説集として「Pigs for xenotransplantation,a2000perspective-」を出版した。





異種移植―21世紀の驚異の医療
山内 一也  (著)
河出書房新社 (1999/09)

内容(「BOOK」データベースより)
脳死移植が実施されても、生命倫理の問題やドナー不足の現状は根本的な解決を見ていない。そこでこの数年、近未来の医療技術として脚光を浴びているのが、体細胞クローニング豚を使った臓器移植だ。―臨床医学、免疫学、ウイルス学、育種学、動物バイオテクノロジーといった諸学の成果を総合したこの学際的な先端医療の未来を、斯界の第一人者が、可能性とリスクの両面から掘り下げる。

内容(「MARC」データベースより)
体細胞クローニング豚を使った臓器移植が、近未来の医療技術として脚光を浴びている。この最先端医療の問題全般について、可能性とリスクの両面からまとめる。
https://www.amazon.co.jp/dp/4309251196

>ドナーの絶対的不足、免疫上の不適合、倫理、感染などの問題で、人から人への臓器移植には限界がある。クローン技術をつかった異種(ブタ)からの移植が未来を開く日がくる。

山内 一也 (ヤマノウチ カズヤ)
1931年生。東大農業部卒。農学博士。北里研究所、国立予防衛生研究所などを経て、1979年より東大医科学研究所教授。現在東京大学名誉教授、日本生物科学研究所理事・主任研究員。1992年読売農学賞授賞。『エマージングウイルスの世紀』『プリオン病』『異種移植』『狂牛病・正しい知識』
http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309251196/



~生き物の体は部品の寄せ集めではない~



どうやら件のおカルト研究者たちとは認識が異なっているらしい… さて、異次元の住人はどっちかな?

これはもう、新世紀版「魔術・錬金術」にしか見えないのだが、私の認識がもう時代おくれなのかもしれぬ(笑)。


「直接的な市場価値を有さない基礎科学の場合、これはほとんどウソつき競争のようになってくる可能性が高い」
(池田清彦 『科学とオカルト』 講談社学術文庫)


そもそも…


安保徹「現在の医療はまるで機械を修理する感覚です。壊れてしまったものを一気に元に戻そうとする救急医療、臓器をとり換える臓器移植、それでもだめなら細胞を一回初期化して分裂させて戻そうというiPS細胞、それでは体は元に戻せません」
http://koibito2.blogspot.jp/2013/09/blog-post_979.html


一度壊れたカラダが元にもどると思うことが大間違いなのかもしれぬ…



(№238 2017年1月26日)(追記1/27)

173 件のコメント:

  1. だから、アメリカの牛肉は危ない!
    北米精肉産業、恐怖の実態
    ドナルド・スタル/マイケル・ブロードウェイ 著 中谷 和男 訳 山内 一也 監修

    なぜアメリカはBSEについての情報開示ができないのか、なぜ国際水準の検査ができないのか――巨大食肉処理企業の寡占状況、行政との癒着、劣悪な労働条件……15年をかけて調査した労作。
    http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309251837/

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  2. 崩壊の予兆 上・下
    迫りくる大規模感染の恐怖
    ローリー・ギャレット 著 山内 一也 監訳 野中 浩一 訳

    ペスト、エボラ、エイズ、コレラ、天然痘、そしてSARS……。戦争、貧困、天災、生物戦争等々を契機に大規模感染の恐怖が世界を襲う。人類は有効な公衆衛生基盤を持てるか?!
    http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309251721/
    http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309251738/

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  3. 狂牛病・正しい知識
    山内 一也 著

    日本で最初の狂牛病の牛が発見されて以来、業界、行政、市民の間での風評害はいちじるしい。狂牛病=BSEについての第一人者が分かりやすく解説する正しい知識の書。
    http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309251530/

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  4. 悪魔の生物学
    日米英・秘密生物兵器計画の真実
    エド・レジス 著 柴田 京子 訳 山内 一也 監修

    アメリカの情報公開開示法を通し生物兵器開発の実態を詳しく記した迫真のドキュメント。731部隊や炭素菌の問題に踏みこんだ、衝撃的な裏面誌。
    http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309251417/

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  5. カミング・プレイグ 上・下
    迫りくる病原体の恐怖
    ローリー・ギャレット 著 山内 一也 監訳 野中 浩一/大西 正夫 訳

    エイズ、エボラ、ラッサ熱――。人類の地球規模化に伴って爆発する未知の感染症に対する人間の闘いを克明に描き、迫りくる新たな感染症の脅威を問い直す科学ノンフィクションの大傑作。
    http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309251301/
    http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309251318/

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  6. エマージングウイルスの世紀
    人獣共通感染症の恐怖を超えて
    山内 一也 著

    エボラ出血熱、エイズ、ラッサ熱……。近年、動物起源のウィルス性感染症が地球規模で増大し、一部が人間をも蝕み始めている。不可解な人獣共通感染症の原因と正体、今後の対策に迫る!
    http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309250922/

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  7. マウスiPSでラットに膵臓…東大チーム 糖尿病治療の効果確認
    2017年1月26日5時0分

     マウスのiPS細胞(人工多能性幹細胞)から異種のラットの体内で膵臓すいぞうを作製し、その細胞を使って糖尿病のマウスの治療に成功したと、東京大の中内啓光教授らのチームが26日、英科学誌ネイチャーに発表する。異種で作製した臓器で治療効果を確認したのは世界で初めて。人間に移植するための臓器を、ブタの体内で作る研究などに応用できそうだ。

     チームは遺伝子操作で膵臓を作れなくしたラットの受精卵を成長させた胚に、マウスのiPS細胞やES細胞(胚性幹細胞)を注入。ラットの子宮に戻したところ、誕生したラットは血管などにマウス由来の細胞が混ざり、膵臓はマウス由来の細胞からできていた。

     この膵臓の細胞を糖尿病のマウスに移植すると、インスリンが分泌されて病状が改善し、効果が1年以上継続した。国の指針は動物の体内での人間の臓器作製を禁じているため、チームの山口智之・東大特任准教授は「次はサルを使って研究したい」と話している。

     西中村隆一・熊本大教授(発生医学)の話「画期的だ。人間への応用も可能と考えられるが、目的の臓器だけでなく、神経や生殖細胞にも人間由来の細胞が混ざる可能性があり、倫理面の問題の解決が必要だ」
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20170126-118-OYTPT50096

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    1. マウスiPSでラットに膵臓、糖尿病治療に効果
      2017年1月26日10時6分

       マウスのiPS細胞(人工多能性幹細胞)から異種のラットの体内で膵臓すいぞうを作製し、その細胞を使って糖尿病のマウスの治療に成功したと、東京大の中内啓光教授らのチームが26日、英科学誌ネイチャーに発表する。

       異種で作製した臓器で治療効果を確認したのは世界で初めて。人間に移植するための臓器を、ブタの体内で作る研究などに応用できそうだ。

       チームは遺伝子操作で膵臓を作れなくしたラットの受精卵を成長させた胚に、マウスのiPS細胞やES細胞(胚性幹細胞)を注入。ラットの子宮に戻したところ、誕生したラットは血管などにマウス由来の細胞が混ざり、膵臓はマウス由来の細胞からできていた。

       この膵臓の細胞を糖尿病のマウスに移植すると、インスリンが分泌されて病状が改善し、効果が1年以上継続した。国の指針は動物の体内での人間の臓器作製を禁じているため、チームの山口智之・東大特任准教授は「次はサルを使って研究したい」と話している。

       西中村隆一・熊本大教授(発生医学)の話「画期的だ。人間への応用も可能と考えられるが、目的の臓器だけでなく、神経や生殖細胞にも人間由来の細胞が混ざる可能性があり、倫理面の問題の解決が必要だ」
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20170126-118-OYT1T50052

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    2. フェイク・ニュース(笑)。

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  8. 岩波書店
    ‏@Iwanamishoten

    1823年1月26日,イギリスの外科医ジェンナー歿.牛痘種痘法を発明したことで知られます.当時の医学は,まだ科学と呪術が渾然一体としていた状態.ジェンナーはなぜ変えることができたのか――それにはこんな背景がありました.☞ http://iwnm.jp/029154

    https://twitter.com/Iwanamishoten/status/824527404026757120

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    1. 人獣共通感染症、ワクチン詐欺の原点…

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  9. 人間の細胞含むブタ胎児、作製成功…臓器作りへ
    2017年1月27日2時3分

     【ワシントン=三井誠】人間のiPS細胞(人工多能性幹細胞)をブタの受精卵などに入れ、人間の細胞が入ったブタの胎児を作ることに初めて成功したとする研究成果を、米カリフォルニア州のソーク研究所などのチームが発表した。

     ブタの体内で人間の臓器を作り、移植する医療の実現につながる成果だが、倫理的な問題もはらんでおり、議論を呼びそうだ。論文は26日の米科学誌「セル」に掲載される。

     研究チームは、人間のiPS細胞を注入したブタの受精卵など1466個を、41匹のブタの子宮に戻し、3~4週間成長させた。このうち186個が成長して胎児となり、67匹の胎児で人間の細胞が見つかった。ただし研究者によると、数はブタの細胞10万個あたり人間の細胞1個以下で、ごく少ないという。

     人間の細胞は、肝臓や肺の細胞になる手前の段階の細胞や、筋肉の細胞だった。脳細胞に変わり始めた細胞はなかった。胎児を成長させた期間は、脳や生殖細胞が十分に発達する前までにとどめたという。

     ブタは臓器の大きさが人間とほぼ同じで、移植用臓器の作製に適した動物とされている。研究チームは今後、ブタの体内で人間の特定の臓器が作れるよう、ブタを遺伝子操作するなどの研究を進めるという。

     米国では、米国立衛生研究所(NIH)が、動物の受精卵を操作して動物の体内で人間の臓器を作る研究を認める指針案を検討している。研究チームは今回、民間財団の資金などで実験したという。

         ◇

     花園豊・自治医大教授(再生医学)の話「人間の臓器がブタで作製できる可能性を示した意義は大きいが、人間の細胞はわずかだ。実用化するには、まだ時間がかかるだろう」
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20170127-118-OYT1T50035

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    1. ヒトの細胞含むブタ胎児作製 - 2017/1/27
      http://news.yahoo.co.jp/pickup/6228366

      ヒト細胞持つブタ胎児=受精卵にiPS注入で―再生医療応用へ・米研究所など
      時事通信 1/27(金) 2:06配信

       ヒトの人工多能性幹細胞(iPS細胞)をブタの受精卵に注入した後、雌ブタの胎内に移植し、体の一部がヒトの細胞でできたブタ胎児に成長させたと、米ソーク研究所やスペインのムルシア大などの研究チームが26日付の米科学誌セルに発表した。

       移植から3~4週間後に胎児を取り出したところ、体に占めるヒト細胞の割合は低かった。ヒトiPS細胞が脳神経細胞に変わる様子はなく、筋肉などに変わっていたという。

       この研究は将来、ヒトの膵臓(すいぞう)などの臓器をブタの体内で作り、患者に移植する再生医療の実現が目標。その場合は、ブタ受精卵に注入するヒトiPS細胞が特定の臓器に変わるよう遺伝子操作で誘導する。

       研究チームはこの実験の前に、マウス受精卵にラットiPS細胞を注入し、マウス胎内に移植する方法と遺伝子操作を組み合わせ、ラットの膵臓や心臓、目を持つマウスの子を誕生させた。ただ、ヒトとブタは種の違いが大きく、ヒト臓器を生み出すには技術の改良を積み重ねる必要があるという。 

       日本では東京大医科学研究所の研究チームがマウスの膵臓を持つラットを誕生させ、この膵臓が十分機能したと発表したばかり。ブタにヒトの膵臓を作らせるのが目標だが、国内では現在、動物の受精卵にヒトiPS細胞を注入してから動物の胎内に移植する研究は禁止されており、文部科学省が解禁の条件を検討している。
      http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170127-00000005-jij-sctch

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    2. 人間細胞含むブタ胎児 米チーム作製…iPSを受精卵に注入
      2017年1月27日5時0分

       【ワシントン=三井誠】人間のiPS細胞(人工多能性幹細胞)をブタの受精卵などに入れ、人間の細胞が入ったブタの胎児を作ることに初めて成功したとする研究成果を、米カリフォルニア州のソーク研究所などのチームが発表した。

      移植用臓器 実現へ一歩

       ブタの体内で人間の臓器を作り、移植する医療の実現につながる成果だが、倫理的な問題もはらんでおり、議論を呼びそうだ。論文は26日の米科学誌「セル」に掲載される。

       研究チームは、人間のiPS細胞を注入したブタの受精卵など1466個を、41匹のブタの子宮に戻し、3~4週間成長させた。このうち186個が成長して胎児となり、67匹の胎児で人間の細胞が見つかった。ただし研究者によると、数はブタの細胞10万個あたり人間の細胞1個以下で、ごく少ないという。

       人間の細胞は、肝臓や肺の細胞になる手前の段階の細胞や、筋肉の細胞だった。脳細胞に変わり始めた細胞はなかった。胎児を成長させた期間は、脳や生殖細胞が十分に発達する前までにとどめたという。

       ブタは臓器の大きさが人間とほぼ同じで、移植用臓器の作製に適した動物とされている。研究チームは今後、ブタの体内で人間の特定の臓器が作れるよう、ブタを遺伝子操作するなどの研究を進めるという。

       米国では、米国立衛生研究所(NIH)が、動物の受精卵を操作して動物の体内で人間の臓器を作る研究を認める指針案を検討している。研究チームは今回、民間財団の資金などで実験したという。

           ◇

       花園豊・自治医大教授(再生医学)の話「人間の臓器がブタで作製できる可能性を示した意義は大きいが、人間の細胞はわずかだ。実用化するには、まだ時間がかかるだろう」

      研究範囲のルール作りを

       iPS細胞を使って人間の移植用臓器をブタなどの動物で作る研究の手法は、元々、東京大学の中内啓光教授のチームが考案したものだ。日本では、人間の細胞が入った動物を作る研究は、国の指針で禁止されている。規制が緩やかな後発の米国チームが、研究手法の基本特許を持つ東京大に先行した形だ。

       移植用臓器は、必要とする患者に比べて少なく、ブタで人間の臓器を作る研究への期待は大きい。

       国内外での研究の加速を受け、文部科学省の専門委員会は25日、「社会的観点から、段階的に(指針を)見直すことが望ましい」との中間まとめを了承した。

       しかし研究が無制限に行われれば、膵臓(すいぞう)など移植用臓器にとどまらず、人の脳細胞を持つサルなどの動物が生まれかねない。委員の一人は「少なくとも1年程度は、慎重な議論が続く見込みだ」と話す。

       今回の研究で、実現には科学的な課題が多いこともわかった。今のうちに国内での議論を尽くし、どこまで研究を認めるかのルール作りを急ぐべきだ。(科学部 冬木晶)
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20170127-118-OYTPT50039

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    3. 人の細胞持つブタ胎児作製
      米、将来の臓器移植見据え
      2017/1/27 10:07

       【ワシントン共同】人の人工多能性幹細胞(iPS細胞)をブタの受精卵に注入し、人の細胞が交ざったブタの胎児を作ることに初めて成功したと米ソーク研究所などのチームが26日、米科学誌セルに発表した。

       将来的にブタの体内で人の臓器を作り、人に移植する再生医療につなげることを目指す技術だが、倫理的に問題だとする指摘も根強い。

       チームは人の皮膚から作ったiPS細胞を、1466個のブタの受精卵に注入し、41匹のブタの子宮に戻した。186個の受精卵が最長4週間育って胎児となり、うち67匹が人の細胞を持っていることを確認した。
      https://this.kiji.is/197518507767006708

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    4. ヒトのiPS細胞がブタの体内で臓器のもとになる細胞に
      1月27日 8時53分

      あらゆる臓器や組織に変化するヒトのiPS細胞をブタの受精卵に入れて、双方の遺伝子が入った受精卵を作ることに、アメリカなどの研究グループが初めて成功しました。ヒトのiPS細胞はその後、肝臓などのもとになる細胞に変化したということで、将来、ブタの体内で移植用の臓器を作れるようにしたいとしています。

      この研究はアメリカ・カリフォルニア州にあるソーク研究所などのグループが行い、科学雑誌「セル」に発表しました。

      このグループでは人工的に移植用の臓器を作るための研究を進めていて、今回、ブタの受精卵の中にヒトのiPS細胞を入れて、母ブタの子宮に戻しました。

      ブタの妊娠期間はヒトの3分の1ほどで、受精卵の成長のスピードが異なるため、双方の遺伝子が入った受精卵を作るのは難しいと考えられていましたが、培養の方法が異なる複数のiPS細胞を入れることで、初めて成功したということです。

      受精卵はその後成長し、4週間後にはブタの体内で、ヒトの肝臓や心臓などのもとになる細胞に変化したということです。
      一方、脳の細胞には変化しなかったということです。

      こうした研究は、ヒトと動物が混じるため、倫理的な問題があるとして、日本国内では動物の子宮に戻すことなどが禁止されています。
      カリフォルニア州では、受精卵を子宮に戻して4週間まで培養することが認められているということで、研究グループでは「倫理のガイドラインに従って研究を重ね、思うようにヒトの臓器を作れるようにしたい」としています。
      日本の研究の状況は
      動物の体内でヒトの臓器を作り出す研究をめぐっては、4年前の平成25年に国の専門委員会が条件付きで認める見解をまとめていて、現在、文部科学省の委員会が動物の受精卵にヒトの細胞を加えた「動物性集合胚」を動物の子宮に戻すことを認めるかどうか、研究指針の改定を協議しています。

      国内では、すでに東京大学の研究グループが、ヒトのiPS細胞が入ったマウスの受精卵を作ることに成功していて、より規制が緩やかなアメリカで、ブタやヒツジの体内でヒトのすい臓を作る研究を進めています。

      東京大学の正木英樹助教は「ヒトと臓器の大きさがほぼ同じブタで、ヒトの細胞が入ったブタの胎仔が出来たということは、将来、動物の体内で作った臓器を移植する研究に向けた大きな一歩だ」と話しています。
      http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170127/k10010854591000.html

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  10. なんちゃってキメラのまやかしだな…

    ブタは、どこまでいってもブタでしかなく…

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  11. 脳死の心臓移植で患者の選定ミス
    検索システムに不具合
    2017/1/27 17:13

     日本臓器移植ネットワークは27日、昨年10月から今年1月にかけて実施した脳死での心臓移植で、移植を受ける患者の選定ミスが3件あったと発表した。本来受けるはずの患者2人が移植を受けられなかった。

     移植ネットは、検索システムの不具合が原因としている。記者会見した門田守人理事長は「社会の信頼を損なう事態となり、深くおわびしたい」と謝罪した。

     移植ネットは2014~15年にも腎臓の脳死移植で患者の選定ミスが相次いだため、再発防止のために組織体制を見直し、幹部が交代していた。
    https://this.kiji.is/197625712823484417

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    1. 臓器移植再生医療業界って、一種のオカルトなギルド体制で、高度なクローズド・ネットワーク社会を形成している…

      世間から見れば、「ブラックボックス」のようなタコツボ世界…

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    2. 臓器提供システムに不具合 2人が心臓移植受けられず
      1月27日 17時47分

      日本臓器移植ネットワークは、脳死からの臓器提供があった際、どの患者に臓器を提供するかを選ぶシステムに不具合が見つかり、本来、心臓移植を受けるはずだった患者2人が手術を受けられないミスがおきていたと明らかにしました。ネットワークでは、これまでにも患者の選定を誤るミスが相次いでいて、システムは、その改善のために去年導入したものでした。

      27日、会見した日本臓器移植ネットワークによりますと、脳死からの臓器提供があった際、どの患者に臓器を提供するのかを選ぶシステムに不具合が見つかり、去年10月以降行われた21例の脳死からの臓器提供のうち3例で、移植手術を受ける患者の選定を誤っていたことがわかりました。

      その結果、本来心臓移植を受けるはずだった患者2人が、移植を受けられない事態となっているということです。

      2人の患者は、いずれも1000日以上移植を待っていて、ネットワークでは患者と家族に謝罪するため連絡を取ろうとしているということです。

      日本臓器移植ネットワークでは、これまでにも患者の選定を誤るミスが相次いでいて、厚生労働省の指示を受け責任者の処分を行うとともに再発防止に向けて取り組んでいたところで、不具合が見つかったシステムもその取り組みで導入したものでした。

      会見したネットワークは「臓器のあっせんに関わる唯一の団体として、患者やご家族に多大なるご迷惑をおかけしたこと、社会の信頼を損なう事態になったことをおわび申し上げます。原因を究明し再発防止に努めます」と話しています。
      http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170127/k10010855311000.html

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    3. 脳死心臓移植、患者選定でミス3件…批判高まる
      2017年1月27日23時5分

       日本臓器移植ネットワーク(門田守人理事長)は27日記者会見を開き、脳死心臓移植の患者選定にミスがあり、昨年10月以降、3件で本来対象ではない優先順位が下位の患者に移植されたと公表した。

       患者の検索システムの不具合が原因という。同ネットは「社会の信頼を損なう事態で深くおわびする」と謝罪した。同ネットを巡っては、患者選定のミスやトラブルが相次いでおり、批判の声が高まっている。

       心臓移植の優先順位は、重症度や待機日数など、国の専門家委員会が定めた基準に沿って決められる。

       同ネットの会見によると、昨年10月に導入した患者検索システムの設定に不具合が発覚。重症で移植の優先度が高い患者について、病状の変化などで情報を修正した場合、待機日数が余分に加算される誤った設定になっていた。

       新システム導入後に行われた脳死臓器のあっせんは21件で、うち心臓移植は17件で実施された。このうち3件で順位の逆転が起き、約3年移植を待っている患者2人が機会を逃して現在も待機中。この2人のうち1人は2度にわたりミスで移植を受けられなかった。

       問題の発覚は、今月26日、東北大学病院に入院していた40歳代女性からの臓器提供がきっかけ。同ネットが心臓移植の待機患者リストに基づき、最上位の患者を受け持つ大阪大学病院にあっせんした際、「この患者は最上位ではない」と病院側から指摘された。

       そのため、あっせんを一時中断。実際には第2位となっていた患者が最上位で、偶然、この患者も同病院が担当だったため順位の逆転が分かった。その後、手作業で正しいリストを作り直し、このケースは本来移植すべき患者に心臓が提供された。

       厚生労働省は、同ネットの報告を受け、臓器移植法に基づき、第三者の専門家による検証チームを設置することなどを指示した。

       同ネットによると、設定は昨秋の新システム導入時点で誤っており、システム会社に原因究明を要請したという。心臓以外の臓器選定には影響ないとみられるが、引き続き調べている。

       門田理事長は「防ぐことができなかったか検証したい。関係者には今後、個別に謝罪する」と頭を下げた。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20170127-118-OYT1T50146

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    4. 心移植 患者選定ミス3件…臓器ネット 検索システム不具合
      2017年1月28日5時0分

       日本臓器移植ネットワーク(門田守人理事長)は27日記者会見を開き、脳死心臓移植の患者選定にミスがあり、昨年10月以降、3件で本来対象ではない優先順位が下位の患者に移植されたと公表した。患者の検索システムの不具合が原因という。同ネットは「社会の信頼を損なう事態で深くおわびする」と謝罪した。同ネットを巡っては、患者選定のミスやトラブルが相次いでおり、批判の声が高まっている。

      手術機会2度逃した人も

       心臓移植の優先順位は、重症度や待機日数など、国の専門家委員会が定めた基準に沿って決められる。

       同ネットの会見によると、昨年10月に導入した患者検索システムの設定に不具合が発覚。重症で移植の優先度が高い患者について、病状の変化などで情報を修正した場合、待機日数が余分に加算される誤った設定になっていた。

       新システム導入後に行われた脳死臓器のあっせんは21件で、うち心臓移植は17件で実施された。このうち3件で順位の逆転が起き、約3年移植を待っている患者2人が機会を逃して現在も待機中。この2人のうち1人は2度にわたりミスで移植を受けられなかった。

       問題の発覚は、今月26日、東北大学病院に入院していた40歳代女性からの臓器提供がきっかけ。同ネットが心臓移植の待機患者リストに基づき、最上位の患者を受け持つ大阪大学病院にあっせんした際、「この患者は最上位ではない」と病院側から指摘された。

       そのため、あっせんを一時中断。実際には第2位となっていた患者が最上位で、偶然、この患者も同病院が担当だったため順位の逆転が分かった。その後、手作業で正しいリストを作り直し、このケースは本来移植すべき患者に心臓が提供された。

       厚生労働省は、同ネットの報告を受け、臓器移植法に基づき、第三者の専門家による検証チームを設置することなどを指示した。

       同ネットによると、設定は昨秋の新システム導入時点で誤っており、システム会社に原因究明を要請したという。心臓以外の臓器選定には影響ないとみられるが、引き続き調べている。

       門田理事長は「防ぐことができなかったか検証したい。関係者には今後、個別に謝罪する」と頭を下げた。

       【日本臓器移植ネットワーク】 臓器移植法に基づき厚生労働相からの許可を受け、脳死や心停止になった人から提供された臓器を、移植希望患者にあっせんする国内唯一の機関。臓器提供者の家族への説明などを担う移植コーディネーターや医師らで構成する。

      腎臓、肝臓でも…患者ら憤り

       臓器のあっせんを巡って日本臓器移植ネットワークはミスを重ね、業務の見直しを繰り返してきた。

       2014年11月に腎臓と膵臓すいぞうの同時移植で患者の意思確認を怠り、厚生労働省から再発防止の指導を受けた。しかし、わずか4か月後の15年3月に患者を選定するコンピューターのデータ入力を誤り、理事長以下役員を刷新し出直しを迫られる事態になった。

       同年12月に国に業務改善報告を提出。それに基づき導入したシステムが今回の間違いの原因となった。

       移植を受けた人らで作るNPO法人「日本移植者協議会」の下野浩理事長は「患者選定は、提供者や家族の意思を生かすうえで最も肝心な部分。ミスを繰り返したことに憤りを感じる」と厳しく批判した。

       また江川裕人・日本移植学会理事長は「原因を徹底的に解明すべきだ。患者の不利益になることが起こらないよう真摯しんしな対応が必要」と話している。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20170128-118-OYTPT50073

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  12. みんなで束になって、こっち側の人々を騙しにかかってきているのかもしれないなあ…

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  13. 「ゲノム編集」という幻惑術…

    何事も女を前面に立てるときは要注意…

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    1. STAP細胞、パンデミック、H5N1…

      「STAP 小保方」
      https://www.google.co.jp/search?q=%EF%BC%B3%EF%BC%B4%EF%BC%A1%EF%BC%B0+%E5%B0%8F%E4%BF%9D%E6%96%B9

      「パンデミック 進藤」
      https://www.google.co.jp/search?q=%E3%83%91%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF+%E9%80%B2%E8%97%A4

      「H5N1 岡田」
      https://www.google.co.jp/search?q=%E5%BC%B7%E6%AF%92+%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%95%E3%83%AB%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B6+h5n1+%E5%B2%A1%E7%94%B0

      「風疹 多屋」
      https://www.google.co.jp/search?q=%E9%A2%A8%E7%96%B9+%E5%A4%9A%E5%B1%8B%E9%A6%A8%E5%AD%90

      「Muse細胞 出澤」
      https://www.google.co.jp/search?q=Muse%E7%B4%B0%E8%83%9E+%E5%87%BA%E6%BE%A4%E7%9C%9F%E7%90%86

      「再生医療 高橋」
      https://www.google.co.jp/search?q=%E5%86%8D%E7%94%9F%E5%8C%BB%E7%99%82+%E9%AB%98%E6%A9%8B%E6%94%BF%E4%BB%A3

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  14. 日本国際賞に「ゲノム編集」開発に貢献の米研究者ら
    2月2日 14時54分

    科学技術の分野で国際的に優れた業績を挙げた研究者に贈られる「日本国際賞」の受賞者が発表され、生命の設計図に当たる遺伝情報を自在に書き換えられる「ゲノム編集」という技術の開発に貢献をしたアメリカの研究者ら3人が選ばれました。

    「日本国際賞」は、国際科学技術財団が昭和60年から毎年、科学技術の進歩に大きく貢献した国内外の研究者に贈っているもので、去年までに受賞した88人のうち10人がノーベル賞を受賞しています。

    ことしは、「生命科学」の分野で、カリフォルニア大学のジェニファー・ダウドナ教授とドイツのマックス・プランク感染生物学研究所のエマニュエル・シャルパンティエ所長が、また「エレクトロニクス、情報、通信」の分野では、ワイツマン科学研究所のアディ・シャミア教授の合わせて3人が選ばれました。

    このうち、ダウドナ教授とシャルパンティエ所長は、生命の設計図に当たる遺伝情報を自在に書き換えられる「ゲノム編集」と呼ばれる技術の開発で5年前、「クリスパー・キャス法」という従来よりはるかに低コストで簡単に遺伝情報を書き換えられる技術を開発したことが評価されました。

    この方法の開発によって、白血病やエイズの新たな治療法の開発が進められているほか、通常の2倍の速度で成長するトラフグや、アレルギーの原因となる遺伝子を持たないニワトリの卵が作られるなど幅広い分野で研究が進んでいます。

    一方、アディ・シャミア教授はさまざまな暗号法を開発し、インターネット上の個人情報などを守るセキュリティーシステムの構築に貢献したことが評価されました。

    「日本国際賞」の授賞式は、4月19日に東京で開かれます。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170202/k10010861941000.html

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    1. 日本国際賞、ゲノム編集技術開発者ら3人に
      2017年2月2日20時24分

       国際科学技術財団は2日、独創的な研究成果で社会に貢献した科学者らをたたえる「第33回日本国際賞」を、効率的なゲノム編集技術などを開発した3人に授与すると発表した。

       受賞者は、狙った遺伝子を高精度で効率良く改変できるゲノム編集技術「クリスパー・キャス」のメカニズムを解明した独マックス・プランク感染生物学研究所のエマニュエル・シャルパンティエ所長(48)(仏国籍)と米カリフォルニア大バークレー校のジェニファー・ダウドナ教授(52)、数学的な手法で情報の暗号化技術を開発したイスラエルのワイツマン科学研究所のアディ・シャミア教授(64)。

       賞金はゲノム編集と暗号化技術それぞれに5000万円ずつで、授賞式は4月19日、東京都千代田区の国立劇場で行われる。

       ダウドナ氏は2日の記者会見で、「純粋に科学的な探求心から始めた研究が、予想もしなかった成果に結びついた。基礎研究の重要性を理解し評価してもらえたことに感謝する」と述べた。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20170202-118-OYT1T50144

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    2. ゲノム新技術「受精卵応用は高リスク」…開発者
      2017年2月4日23時57分

       狙った遺伝子を効率よく改変できる「ゲノム編集」の新技術について、開発した米仏の研究者2人が3日、東京都内で読売新聞のインタビューに応じた。

       このうち、米カリフォルニア大バークレー校のジェニファー・ダウドナ教授(52)が、人の受精卵を使った臨床応用には安全性の面から慎重な考えを示した。2人は今年の日本国際賞の受賞が決まり、来日している。

      「倫理面含め議論を」 新技術「クリスパー・キャス」は、病気の治療などへの応用が期待されている。一方で、人の受精卵の遺伝子を改変すれば、親が理想と思う「デザイナーベビー」の誕生につながるなど、倫理面の懸念が指摘されている。ダウドナ教授は「ゲノム編集は未解明な部分が多く、現時点では受精卵への応用はリスクが高すぎる。臨床に向けた研究が加速する中、倫理面も含めて議論を急ぐべきだ」と話した。

       人の受精卵の遺伝子改変を巡って、日本は政府の生命倫理専門調査会が昨年4月、基礎研究に限って容認する方針を示している。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20170204-118-OYT1T50101

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    3. うらおもてをよーく知り尽くしているヒトビトならではのウンチク…

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    4. 日本国際賞 受賞者2人に聞く…ダウドナ氏・シャルパンティエ氏
      2017年2月9日15時0分

       国際科学技術財団(東京)が独創的な成果を出した科学者に贈る今年の日本国際賞に、遺伝子を自在に切り貼りする「ゲノム編集技術」を開発した2人が生命科学分野で選ばれた。受賞者の米カリフォルニア大バークレー校のジェニファー・ダウドナ教授(52)と独マックス・プランク感染生物学研究所のエマニュエル・シャルパンティエ所長(48)に、研究の意義を聞いた。

      ◆予想超す社会的影響…ダウドナ氏

      ◆遺伝子治療の研究に…シャルパンティエ氏

       ――開発した「クリスパー・キャス」は、どんな技術か。

       ダウドナ氏「『キャス』と呼ばれるたんぱく質(酵素)をハサミのように使い、遺伝子を正確な位置で切る。それまでは切りたい遺伝子の位置に合った複雑な構造のたんぱく質を合成する必要があった。この技術は、どの位置で切る時も同じたんぱく質を使うシンプルな方法だ」

       ――共同研究の経緯は?

       シャルパンティエ氏「スウェーデンにいた微生物学者の私は、細菌のキャスや『クリスパー』と呼ばれる特殊なDNA配列が、ウイルスから身を守る細菌の免疫システムではないかと考えた。構造を調べてみたいと思い、たんぱく質の構造に詳しい彼女に話を持ちかけた」

       ダウドナ氏「初めて会ったのは2011年、プエルトリコでの学会。科学への強い情熱が印象的で、専門分野が違う2人が出会えたことに興奮した。これほど社会に影響を及ぼす研究になるとは想像しなかったが」

       ――開発に日本人研究者の貢献もあったと聞いた。

       シャルパンティエ氏「クリスパーの存在は30年前に石野良純氏(現九州大教授)らが明らかにしたが、役割は不明だった。新技術は、細菌が外敵のウイルスの遺伝子を切断(破壊)する仕組みを利用したものだ」

       ――活用を望む分野は。

       シャルパンティエ氏「うまく進んでいない遺伝子治療の研究に生かしてほしい。地球温暖化が懸念される中、干ばつに強い農作物の開発も期待している」

       ――若い科学者に助言を。

       ダウドナ氏「私にとって科学はパズルを解くような楽しいことだ。他人に『不可能だ』と言わせないくらい情熱を持って、研究に生きてほしい」

       シャルパンティエ氏「私は自分がやるべきだと思った道を信じていた。人生は思いもしない方向に開けることがある」

       ◆クリスパー・キャス 狙った遺伝子を高い精度で効率よく改変する技術。遺伝子を切る酵素と、切りたい位置に酵素を導く分子を組み合わせている。2012年発表。筋ジストロフィーなど難病の治療法、腐りにくい農作物、肉の量が多い家畜の開発などに使う研究が世界で進んでいる。

       ◆ジェニファー・ダウドナ氏 1964年、米国生まれ。米ハーバード大で博士号(生物化学・分子薬理学)取得。米エール大を経て2002年から現職。16年、ノーベル賞受賞者を多く出しているガードナー国際賞をシャルパンティエ氏らと共に受賞。

       ◆エマニュエル・シャルパンティエ氏 1968年、フランス生まれ。仏ピエール・アンド・マリー・キュリー大と仏パスツール研究所で博士号(微生物学)取得。オーストリア・ウィーン大、スウェーデン・ウメオ大などを経て2015年から現職。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20170209-118-OYTPT50152

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  15. 岡山大病院
    ベトナムで肺移植手術 チームを派遣
    毎日新聞2017年2月14日 19時13分(最終更新 2月14日 19時13分)

     岡山大病院(岡山市)は14日、ベトナムにチームを派遣し、6歳の男児に肺移植手術を施すと発表した。大藤剛宏・臓器移植医療センター教授が執刀し、成功すればベトナムで初事例という。

     大藤教授らによると、男児は肺にできた空洞にうみがたまり、呼吸不全などを引き起こす難病「嚢胞(のうほう)性線維症」を患う。移植以外に助かる方法はなく、現地の成人のドナー(臓器提供者)2人から片肺の下部の提供を受け、生体両肺移植を実施する。

     岡山大病院は国内最多となる164例(脳死80例、生体間84例)の肺移植実績がある。術後5年の生存率が8割超と高い点が評価され、ハノイの軍医大学病院から要請された。

     チームは、2011年にスリランカで海外での肺移植を日本人として初めて成功させた大藤教授をはじめ約30人で構成し、19日に関西国際空港から渡航、21日に軍医大学病院で執刀する。大藤教授は「命を助けることに国境はない。ベトナムの医療機関の発展につなげたい」と話した。【高橋祐貴】
    http://mainichi.jp/articles/20170215/k00/00m/040/047000c

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  16. ゲノム編集の特許 ヒトの細胞で編集行った研究者に
    2月16日 10時54分

    生物の遺伝情報を自在に書き換えられる「ゲノム編集」の特許について、アメリカの特許商標庁は、基本的な仕組みを開発した研究者ではなく、最初にヒトの細胞でゲノム編集を行った研究者の側に特許があるとする判断を示しました。ゲノム編集の技術は医療などの幅広い分野で応用が期待されるだけに判断が注目されていました。

    ゲノム編集は、5年前、従来よりもはるかに簡単で正確に遺伝情報を書き換えられる「CRISPRーCas9」(クリスパー・キャスナイン)という方法が開発されて以降、食物の品質改良や病気の治療などへの応用を目指した研究が急ピッチで進められています。

    この方法を動物などの細胞に応用する特許について、基本的な仕組みを最初に開発したカリフォルニア大学などの研究者と、マウスやヒトの細胞で初めて成功したマサチューセッツ州にあるブロード研究所の研究者がそれぞれ、みずからに特許があると主張し、争ってきました。

    これについて、アメリカ特許商標庁の特許公判審判部は15日、動物などの細胞への応用について、ブロード研究所の側に特許があるとする判断を示しました。

    ゲノム編集の技術は医療などの幅広い分野で応用が期待されているだけに、アメリカを代表する研究機関どうしの特許争いをめぐる判断が注目されていました。これを受けてカリフォルニア大学は、連邦控訴裁判所に訴えることを検討するとしており、ゲノム編集の特許をめぐる争いは今後も続く見通しです。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170216/k10010878521000.html

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    1. 昔々「超伝導ハイプ」、昔「ナノハイプ」、今「ゲノムハイプ」…
      https://www.google.co.jp/search?q=%E3%83%8A%E3%83%8E+%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%97+%E7%8B%82%E9%A8%92

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  17. 【実験動物】野生マウスをおとなしく ゲノム編集技術を応用、野生マウス系統の研究利用促進へ/理化学研究所
    http://potato.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1487167819/

    「ゲノム編集」のニュース
    http://www.2nn.jp/word/%E3%82%B2%E3%83%8E%E3%83%A0%E7%B7%A8%E9%9B%86

    「理研」のニュース
    http://www.2nn.jp/word/%E7%90%86%E7%A0%94

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    1. 「マウス 実験」
      http://www.2nn.jp/search/?q=%E3%83%9E%E3%82%A6%E3%82%B9+%E5%AE%9F%E9%A8%93&e=

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  18. 再生ぬいぐるみで臓器移植への理解を 横浜
    2月20日 17時46分

    子どもへの臓器移植を理解するきっかけにしてもらおうと、壊れた部分に、別のぬいぐるみの一部を”移植”して再生させたぬいぐるみの展示会が横浜市で始まりました。

    展示会が行われているのは、横浜市立大学付属病院で、受付の近くに11体のぬいぐるみが並べられています。

    その中には、ちぎれたとさかの代わりに、かえるのぬいぐるみの一部をつけて再生させた、にわとりがあります。
    また、腕の部分が壊れたクマは、ボクシングのグローブをつけていたサルのぬいぐるみの腕を移植していました。

    このぬいぐるみは、セカンドライフトイズと呼ばれていて、壊れたぬいぐるみを事務局に送ると、あらかじめ提供されたぬいぐるみの一部が移植されて持ち主に戻るもので、子どもへの臓器移植を理解してもらい、移植によって命がつながっていくことを知ってもらおうと、去年から始まりました。

    7年前に改正臓器移植法が施行され、15歳未満の子どもも臓器提供できるようになりましたが、日本臓器移植ネットワークによりますと、移植を待つ子どもは常に100人ほどいるものの、実際に移植を受けた子どもはこれまでに12人にとどまっています。

    横浜市立大学附属病院の遠藤格教授は「日本の移植医療の大きな課題はドナーの不足です。ぬいぐるみを通じて、家族が当事者になったらどうするか、話し合うきっかけにしてほしい」と話していました。展示は来月3日までです。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170220/k10010883531000.html

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    1. ぬいぐるみ再生で臓器移植理解

      子どもへの臓器移植を理解するきっかけにしてもらおうと、壊れた部分に、別のぬいぐるみの一部を“移植”して、再生させたぬいぐるみの展示会が横浜市で始まりました。

      展示会が行われているのは、横浜市立大学付属病院で、受付の近くに11体のぬいぐるみが並べられています。
      その中にはちぎれたとさかの代わりに、かえるのぬいぐるみの一部をつけて再生させたにわとりがあります。
      また腕の部分がこわれたクマは、ボクシングのグローブをつけていたサルのぬいぐるみの腕を移植していました。
      このぬいぐるみはセカンドライフトイズと呼ばれていて、壊れたぬいぐるみを事務局に送ると、あらかじめ提供されたぬいぐるみの一部が移植されて持ち主に戻るもので、子どもへの臓器移植を理解してもらい、移植によって命がつながっていくことを知ってもらおうと去年から始まりました。
      7年前に改正臓器移植法が施行され、15歳未満の子どもも臓器提供できるようになりましたが、日本臓器移植ネットワークによりますと、移植を待つ子どもは常に100人ほどいるものの、臓器を提供したのは12人にとどまっています。
      横浜市立大学附属病院の遠藤格教授は「日本の移植医療の大きな課題はドナーの不足です。ぬいぐるみを通じて、家族が当事者になったらどうするか、話し合うきっかけにして欲しい」と話していました。
      展示は3月3日までです。
      02月21日 10時42分 NHK横浜放送局
      http://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/1056051851.html

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    2. 臓器移植で人体再生が可能、というイリュージョン・マジックで人をだまし続けるのはやめたほうがよいのでは…

      人食い思想の変形バージョンだ。

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  19. 「再生」好きなヒトビトの…

    ぬいぐるみのいのちも人並みか、人のいのちも「ぬいぐるみ」並みか…

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  20. 「赤ちゃんポスト」粛々と対応

    親が育てられない子どもを匿名で受け入れる、いわゆる「赤ちゃんポスト」を神戸市に設置する動きがあることについて、神戸市の久元市長は、「医師が対応できるのかどうか、チェックしていきたい」と話す一方、設置を打ち出した団体との連携などについて、現時点では具体的に検討していないことを明らかにしました。
    「赤ちゃんポスト」は、医師や看護師で作る団体「こうのとりのゆりかごin関西」が、神戸市北区の助産院に設ける方針を、今月、明らかにしました。
    これについて、21日の記者会見で神戸市の久元市長は、「預けられた新生児に対して、医師が対応できるのか、チェックすることが必要だ。法律上の不備がないか、粛々と対応していく」と話しました。
    そのうえで、「現時点で、赤ちゃんポストの設置者と児童相談所の連携を考えることはない」と話し、児童相談所との協議や有識者会議を設置といった、赤ちゃんポストの設置に必要とされる連携について、具体的には検討していないことを明らかにしました。
    一方、神戸空港について、売却手続きに参加する事業者が、事実上、関西空港を運営している1グループだけになったことには、「想定内だ。発着制限など、神戸空港の規制緩和を実現する有力な方策が、関西空港など3空港との一体運用なので、売却に向けた手続きを粛々と進めていきたい」と話しました。
    02月21日 17時47分 NHK神戸放送局
    http://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/2024026361.html

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    1. 赤ちゃんリサイクル移植再生ミッション…

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    2. こういう運動は一所懸命オモテにみえるけれど、「避妊」バースコントロール運動はいまいち、それほど一所懸命やってるようにみえないなあ…

      たぶん片方が利権の仕込みがきくからなのだろうと…

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  21. 赤ちゃん放置 死亡 両親初公判
    02月21日 12時22分 NHK広島放送局

    去年3月、呉市で生後8か月の赤ちゃんに十分な食事を与えず放置して死亡させたとして保護責任者遺棄致死の罪に問われている両親の裁判員裁判が広島地方裁判所で始まり、両親はいずれも起訴された内容を認めました。
    去年3月、呉市の住宅で生後8か月の男の子の新井璃音ちゃんが死亡しているのが見つかり、父親の新井真央被告(42)と母親の綾香被告(22)が十分な食事を与えず放置して死亡させたとして保護責任者遺棄致死の罪に問われています。
    21日、広島地方裁判所で開かれた裁判員裁判の初公判で、2人はいずれも起訴された内容を認めました。
    続いて検察は冒頭陳述で「璃音ちゃんがやせ細っていることを認識していたにもかかわらず十分な食事を与えなかった上、適切な医療措置もとらず、平均体重の半分ほどの状態で死亡させた。2人に適切な育児を行えなかったやむをえない事情はない」などと指摘しました。
    これに対し、父親の真央被告の弁護士は「被告には精神障害などがあったほか、完全に育児放棄をしていたわけではない」と主張したほか母親の綾香被告の弁護士は「育児について夫に相談しても対応してくれずほかに相談する人もいなかった」などと主張しそれぞれ、刑を軽くするよう求めました。
    http://www3.nhk.or.jp/hiroshima-news/20170221/4075211.html

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  22. ばんばん交尾して、産んでもらって、育てるのは「社会」でやります、そういう社会をのぞむひとたちもいるのだろう…

    共産主義ユートピアは、じつはそんな社会だったりとか。

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  23. ベトナムの肺移植手術

    国内で最も多くの肺移植手術を行っている岡山大学病院のチームが、21日、ベトナムで現地の6歳の男の子に肺移植手術を行い終了したと発表しました。
    男の子の容体は安定しているということです。
    岡山大学病院の大藤剛宏教授らのチームはベトナム政府から、これまでベトナムで成功した事例のない肺移植の手術を現地に赴いて行うよう依頼され、21日、ハノイにある軍医大学病院で手術を行いました。
    手術を受けたのは肺に穴が空いて呼吸ができなくなる「のう胞性肺線維症」という重い病気を患うリー・チュン・ビンくん、6歳で、移植以外に治療法がないということです。
    大藤教授らのチームは父親と親族からそれぞれ摘出した肺をビンくんに移植する生体肺移植手術を行い、岡山大学病院によりますと、手術はおよそ6時間半にわたって行われ日本時間の21日午後7時前に終了しました。
    岡山大学によりますと、ビンくんの容体は安定していて順調にいけば2か月から3か月ほどで退院できる見込みだということです。
    今回の手術には現地の医師や看護師なども参加していて、大藤教授は2週間程度、現地に滞在しビン君のケアにあたるということです。
    手術を終えた大藤医師は「日本を代表しての移植手術で大きな責任を感じていたが無事に終わりほっとしている。この手術に触発されベトナムの医療技術が進歩することを期待している」と話しています。
    02月22日 18時38分 NHK岡山放送局
    http://www3.nhk.or.jp/lnews/okayama/4024040841.html

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  24. 運転免許センターで臓器提供啓発

    運転免許証の更新などをする人に臓器提供の意思表示を呼びかける啓発活動が高松市にある県運転免許センターで行われました。
    この活動は臓器提供への理解を深めてもらおうと、県や県警察本部などが運転免許センターでは四国で初めて行いました。
    高松市にある県運転免許センターでは、県の担当者が、運転免許証の更新などで訪れた人に、移植医療のシンボルのグリーンリボンやちらしなどのセットを配りながら、免許証の裏に臓器提供の意思を記載できることを説明していました。
    香川県が今年度、200人を対象に行った調査によりますと、運転免許証や専用のカードなどで臓器提供の意思表示をしている人は24.6%にとどまっていたということです。
    説明を聞いた男性は、「免許証の裏に意思表示の欄があると初めて知ったので、講習のあとに記入します。自分自身が、角膜の提供を受けたことがあるので、私も提供しようと思います」と話していました。
    県の臓器移植コーディネーターの吉岡育代さんは「いつ、どちらの立場になるか分からないことを踏まえて臓器移植について考えてもらい運転免許証の裏などに意思表示をお願いしたい」と話していました。
    02月23日 12時39分 NHK高松放送局
    http://www3.nhk.or.jp/lnews/takamatsu/8033754661.html

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    1. 啓発運動をやっている人はもちろんのこと、臓器移植を手がけてる医療関係者はみな、ちゃんと臓器全部の「提供意思」表示だよな。

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  25. 「ガッテン!」でNHKが謝罪
    行き過ぎた表現、誤解与えた
    2017/2/27 11:01

     NHKは27日までに、総合テレビで22日に放送した健康番組「ガッテン!」で、糖尿病の治療に睡眠薬を直接使えるかのような行き過ぎた表現で誤解を与えたとして、謝罪した。

     番組は「最新報告!血糖値を下げるデルタパワーの謎」と題し、睡眠障害を改善することで血糖値も改善したとのデータを紹介。「睡眠薬で糖尿病の治療や予防ができる」など不適切な表現があった。薬剤名が分かる映像も使い、この薬を推奨している印象を与えて配慮に欠けたとしている。

     放送後「睡眠薬の不適切な使用を助長しかねない」などと批判が出ていた。

     NHKは3月1日の同番組でおわびと説明を行う予定。
    https://this.kiji.is/208766377505406985

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    1. 「ガッテン!」で行き過ぎた表現、NHKが謝罪
      2017年2月27日18時47分

       NHKは、22日放送の生活情報番組「ガッテン!」の中で、行き過ぎた表現で視聴者に誤解を与えたとして、27日までに番組ホームページで謝罪した。

       NHK広報局によると、3月1日の番組でも同内容のおわびを放送する。

       問題があったのは「最新報告!血糖値を下げるデルタパワーの謎」で、睡眠薬を使って睡眠障害を改善したところ、血糖値も改善したというデータを伝えた。放送終了後、「睡眠薬の不適切な使用を助長しかねない」「副作用を軽視している」などの批判が寄せられたという。

       ホームページでは、睡眠薬が糖尿病の治療や予防に直接使えるような誤解を与えたことを認め、「副作用の心配がなくなっている」との表現についても、「悪夢や頭痛などの副作用は報告されており、大変不適切だった」と謝罪している。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20170227-118-OYT1T50090

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    2. もうそろそろ番組やめたがっているのかなあ…

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    3. NHK健康番組で厚労省が注意
      糖尿病治療、学会も異議
      2017/2/27 21:59

       NHK健康番組「ガッテン!」が、糖尿病の治療に睡眠薬を直接使えるかのような表現をした問題で、厚生労働省がNHKに口頭で注意したことが27日、分かった。日本睡眠学会と日本神経精神薬理学会も、放送内容に異議を申し立てる見解を発表した。

       厚労省医薬・生活衛生局によると「薬の不適正な使用を助長したり、医療現場に混乱をきたしたりする恐れがある」として注意したという。

       両学会の見解によると、糖尿病に対する睡眠薬の処方は認められておらず、番組が取り上げた睡眠薬は血糖降下作用が確認されていない。両学会は「患者に過大な期待を持たせ、医療現場の混乱を招いた」と批判した。
      https://this.kiji.is/208931713216036872

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    4. NHK 「ガッテン!」で謝罪…行き過ぎ表現 「睡眠薬で糖尿病治療」
      2017年2月28日5時0分

       NHKは、生活情報番組「ガッテン!」の中で、行き過ぎた表現で視聴者に誤解を与えたとして、27日までに番組ホームページで謝罪した。NHK広報局によると、3月1日の番組でも同内容のおわびを放送する。

       ホームページによると、22日放送の同番組「最新報告!血糖値を下げるデルタパワーの謎」で、睡眠薬を使って睡眠障害を改善したところ、血糖値も改善したというデータを伝え、「睡眠薬で糖尿病の治療や予防ができる」とした。放送終了後、「睡眠薬の不適切な使用を助長しかねない」「副作用を軽視している」などの批判が寄せられたという。

       NHKはこの表現が誤解を与えるものだったとして謝罪、また番組中で「副作用の心配がなくなっている」とした点についても、「悪夢や頭痛などの副作用は報告されており、大変不適切だった」と謝罪している。
       
      内容「根拠乏しい」…日本睡眠学会が見解

       NHKの生活情報番組「ガッテン!」について、日本睡眠学会は27日、「糖尿病に対して処方が認められていない薬を推奨するかのような内容がある」などと問題視する見解を発表した。学会は、番組が根拠に乏しい効能や効果をアピールしていると批判。番組中に登場した患者が不眠症の診断基準に該当するとは考えにくく、「(患者が受ける)恩恵が薬のリスクを十分に上回っているとは到底認められない」と指摘した。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20170228-118-OYTPT50094

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    5. ガッテン番組冒頭、NHK謝罪「混乱を招いた」
      2017年3月1日21時5分

       NHKが2月22日に放送した生活情報番組「ガッテン!」で不正確な表現があった問題で、同局は1日の番組内で、「説明が不十分だったり行きすぎた表現があったりしたため、混乱を招いた」と謝罪した。

       番組の冒頭3分間で、小野文恵アナウンサーが説明した。「最新報告!血糖値を下げるデルタパワーの謎」と題した特集で「あたかも睡眠薬で、糖尿病の治療ができるかのような誤解を招いた」と話した。また、ある睡眠薬に副作用があることを十分説明せず、効果を強調したことについて、「説明が不適切でした」と陳謝した。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20170301-118-OYT1T50119

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    6. NHK「ガッテン!」、小野アナが番組冒頭に異例のお詫びと訂正
      2017年3月1日23時29分

       NHK総合の健康番組「ガッテン!」(水曜・後7時半)は1日の放送で、2月22日の放送で特集した「最新報告!血糖値を下げるデルタパワーの謎」の中で、糖尿病の治療に睡眠薬が使えるとの誤解を与える表現があったとして、同局の小野文恵アナウンサー(48)が謝罪。番組冒頭で「説明が不十分だったり、行き過ぎた表現があったりしたため、混乱を招いてしまいました。大変申し訳ありませんでした」と深々と頭を下げた。

       小野アナは続けて、誤解与えた内容について図解や薬品の種類名を書いたパネルを使って説明。「番組でお伝えしたかったのは、糖尿病の患者さんの中には、睡眠障害をともなっている方が多くいて、そういう方は睡眠障害の治療をすることで血糖値を下げられる可能性があるということでした。その治療に睡眠薬を使って効果を上げているという研究をご紹介しました」とし、「しかし、あたかも睡眠薬で糖尿病の治療そのものができるかのような表現をしてしまったため『睡眠薬の不適切な利用をすすめている』といったご批判をたくさんいただきました。糖尿病の治療をするため直接、睡眠薬を使うことは認められていません。睡眠薬は医師から睡眠障害があると診断され、医師が必要と判断した方に処方されるものです。誰もが病院で睡眠薬をもらって治療できるような誤解を招いてしまいました。お詫びいたします」と再び、頭を下げて謝罪した。

       また、睡眠薬の種類によって副作用が少なく効果があるかのように紹介したことについて訂正。「慎重な取り扱いが必要な睡眠薬について、副作用がほとんどないかのような表現をしたことは不適切でした」とした。

       さらに、番組の中で行った洞窟を使って実験について「睡眠時間そのものが糖尿病の予防に関係するという研究をご紹介しました。この研究は睡眠時間の『長さ』が重要だというものだったんですが、番組では『深さ』が関係あるかのようにお伝えしてしまいました。不適切な表現でした」と内容についての訂正をし、「実験でご協力いただいた研究機関のみなさまにお詫び申し上げます」と、協力機関に対しても謝罪した。

       最後に、「今後は一段と正確な情報収集に努め、皆さんのお役に立てる番組を目指して努力をしてまいります」と話し、改めて深々と頭を下げた小野アナ。いつもの笑顔はなく表情はずっと硬いままだった。

       同番組の公式ホームページでも同様の訂正と謝罪が掲載されている。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20170301-064-OHT1T50207

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    7. NHK「ガッテン」番組で謝罪
      「表現に行き過ぎ」
      2017/3/1 21:12

       2月22日放送のNHK総合の健康番組「ガッテン!」が糖尿病の治療に睡眠薬を直接使えるかのような表現をした問題で、NHKは1日の番組で「説明が不十分だったり、行き過ぎた表現があったりしたため、混乱を招き、大変申し訳ありませんでした」と謝罪した。

       番組の冒頭で小野文恵アナウンサーが謝罪した上で「糖尿病の治療に直接、睡眠薬を使うことは認められていません」と説明。睡眠薬について「医師が必要と判断した方に処方される。誰もが病院でもらって治療できるかのような誤解を招いてしまいました」と話した。
      https://this.kiji.is/209644661273313281

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    8. おもてに立たされてる小野文恵アナがかわいそう…

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    9. 出てきてあやまんなきゃいけないのは別の人じゃないのかな?

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  26. 神経に巻き修復、布状の素材開発
    手足のしびれ治療目指す
    2017/2/27 19:26

     物質・材料研究機構(茨城県つくば市)と大阪大のチームは27日、傷ついた末梢神経に直接巻いて、手足のしびれや痛みを治す布状の新素材を開発したと発表した。神経の再生に効果があるビタミンB12を放出し、神経の修復後は自然に分解するという。

     手のひらの付け根付近の神経が圧迫され、手指にしびれを感じる手根管症候群などの治療で実用化を目指す。

     チームは、材料となるプラスチックの構造を工夫し、直径が髪の毛の約千分の1に当たる数百ナノメートル(ナノは10億分の1)の細い繊維を作製。ビタミンB12を含む、神経に巻けるほど柔らかいメッシュを作った。
    https://this.kiji.is/208893207585424889

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    1. 科学研究はとりあえず「デキルデキル」と言っていられれば(だまし続けられれば)、研究費にたんまりあずかれる分野らしい…

      なにごともウソも方便、講釈プレゼン力がものいう世界。

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  27. iPSで臓器 実現へ一歩…研究成果 発表相次ぐ
    2017年3月2日15時0分

     iPS細胞(人工多能性幹細胞)を使って、人の臓器を動物の体内で作製するための研究が加速している。今年に入って、臓器作製の実現に一歩近づく研究成果が相次いで発表され、臓器移植を待つ患者からの期待が高まっている。(冬木晶)

     心臓や腎臓などに重い病気を抱え、他人からの臓器提供を待つ国内患者は約1万3000人いるが、移植できるのは年間300人程度にとどまる。

     この状況を打破しようと、東京大の中内啓光教授(65)のチームは、あらゆる細胞に変化できるiPS細胞を使った臓器作製の新技術を考案し、2010年、ラットの膵臓すいぞうをマウスの体内で作ることに成功した。

     遺伝子が異なる細胞が混じり合う動物を「キメラ動物」と呼ぶが、マウスの受精卵を成長させた胚にラットのiPS細胞を入れ、マウスの子宮に戻して生まれた子マウスには、ラット由来の細胞が混じる。

     この研究では、遺伝子操作で膵臓を作れなくしたマウスの胚を使い、欠けるはずの膵臓がラット由来の細胞で再生したことを確かめた。この技術を応用すれば、人の臓器をブタなどの体内で作ることが可能となる。

     今年1月、米国のソーク研究所などのチームは、人のiPS細胞をブタの胚に注入し、人の細胞が混じったブタの胎児を作ったと発表した。チームは「移植用臓器の生産に向け、重要な最初の一歩を踏み出した」と強調する。日本より一歩先に踏み出した形だ。

     東大チームも同月、最初の研究とは逆に、ラットの体内でマウス由来の膵臓を作り、糖尿病のマウスに膵臓の細胞を移植して治療に成功したと発表。免疫抑制剤をほとんど投与しなくても効果は長期間続いた。

     中内教授は「我々の方法が有効かつ安全であることを示せた。5年以内に人の臓器を作製し、患者の元に届けたい」と話す。国内では、倫理的な問題から人の細胞が入った胚を動物の子宮に戻すことは禁じられており、中内教授は米国の研究拠点で、人とヒツジのキメラ動物を作る計画だ。

     根治療法のない「1型糖尿病」を1歳で発症した千葉県在住の40歳代の女性は2年前、幼稚園に通う長男も同じ病気と診断された。「一生、注射などを使ってインスリンを補充し、血糖値を管理しなければならない。息子のためにも、臓器作製の技術を早く実現してほしい」と訴える。

     ◆キメラ 同一個体の生物に、遺伝子の異なる生物に由来した細胞が共存する現象。植物の接ぎ木もキメラの一種。ギリシャ神話に出てくるライオンの頭、ヤギの胴、ヘビの尾を持つ仮想上の動物「キマイラ」が名前の由来となっている。

    成功率まだ低く

     米チームは「臓器工場」とも言える新技術を目指し、人とブタのキメラ動物を作った。しかし、研究は一筋縄ではいかなかったようだ。40人以上のスタッフが4年間かけて、1466個の胚をブタの子宮に戻す実験に取り組んだ。だが、人の細胞が混じった胎児は67匹。細胞の混ざり具合も、ブタの細胞10万個あたり人の細胞は1個以下だった。

     専門家は「成功率が低いのは、人とブタの種差が大きいからだろう」と指摘。移植可能な大きさまで臓器を成長させるには、技術の改良が必要とみられる。

     文部科学省は人と動物のキメラ作製の解禁に向けた検討を続けている段階だ。中内教授は「欧米での研究が一気に進むとみられ、このままでは重要な成果を、海外の研究者に持っていかれてしまう」と危惧する。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20170302-118-OYTPT50207

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  28. コロリとだまされる側の人間は、自分が人をだます側にまわることの自覚のない者でもある…

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  29. 違法な再生医療に注意呼び掛け
    学会「容認しない」
    2017/3/6 17:28

     老化防止などをうたい、法に基づく安全性の確認を経ずに再生医療を施す民間クリニックがあるとして、日本再生医療学会は6日「極めて遺憾で、断固容認しない」との声明を発表し、注意を呼び掛けた。

     仙台市で記者会見した学会の澤芳樹理事長は「このような安全性を無視した治療行為を非難する」と述べた。医師から治療を勧められた場合は、法に基づく手続きをしているかを確認した上で、慎重に考えた方がいいとしている。

     埼玉県所沢市の「埼玉メディカルクリニック」で、へその緒に含まれる臍帯血の幹細胞の無届け投与が発覚したことを受け、学会が声明をまとめた。
    https://this.kiji.is/211400225611335160

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    1. 「安全性」がどうこう以前に、「老化防止」医療というやつは、正真正銘の「詐欺」行為だろが…

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  30. 細胞製造業者に賠償命令
    「ヒト由来」と違い誤発表
    2017/3/6 17:52

     購入した細胞が事前の説明と異なってヒト由来ではなく、学会での誤った発表につながったとして、大阪大大学院の明石満特任教授(機能性高分子)と大阪大が、製造元のアンチキャンサージャパン(千葉県富里市)に計約560万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、大阪地裁は6日、計100万円の賠償を命じた。

     大島雅弘裁判長は判決理由で、購入品から作製した別の細胞でマウス細胞の混入による汚染が確認されており、汚染は製造段階から生じていたものだったと判断した。

     同社側は販売を仲介した業者のミスか、研究過程での汚染の可能性を主張していた。
    https://this.kiji.is/211406141329047554

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  31. 臓器移植の父、スターツル氏死去
    63年に世界初手術
    2017/3/7 14:24

     トーマス・スターツル氏(米医師)米ピッツバーグ大によると、4日、米ペンシルベニア州の自宅で死去した。90歳。

     26年、米アイオワ州生まれ。63年、世界初の肝臓移植を米コロラド大で実施し「臓器移植の父」と言われた。81年、ピッツバーグ大教授となり、92年、ヒヒの肝臓を人間に移植する手術を実施したが、患者は死亡した。藤堂省北海道大名誉教授ら日本人医師を指導したことで知られ、12年には米医学界最高の賞とされるラスカー賞を受賞した。
    https://this.kiji.is/211699195884437513

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    1. 動物の体細胞組織で、植物の体細胞組織みたいにキメラこさえようとしても、うまくいくわけないのに…

      そうとうキチガイじみてるよね。

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    2. 【訃報】臓器移植の父 トーマス・スターツル氏死去 1964年に世界初の肝臓移植手術
      http://potato.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1488899038/

      「臓器移植」のニュース
      http://www.2nn.jp/word/%E8%87%93%E5%99%A8%E7%A7%BB%E6%A4%8D

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    3. 最初にヘンなもんにのっかって「あるある」やっちまうと、なかなか撤退撤収できないからなあ…

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    4. 深みにはまって身動き取れなくなるまであがくしかない…

      底なし沼にはまったようなもの、もう逃げることができない。

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    5. 「臓器移植の父」スターツル氏が死去…90歳
      2017年3月7日10時15分

       トーマス・スターツル氏 90歳(米国の移植外科医)米ピッツバーグ大によると、ペンシルベニア州ピッツバーグの自宅で4日死去した。

       米コロラド大で1963年に世界初の肝臓移植を実施した。肝臓移植で多くの患者を救う道を開き、「臓器移植の父」とも呼ばれる。81年にピッツバーグ大教授に就き、92年にはヒヒの肝臓を使った異種移植を行ったが、患者は70日後に死亡した。藤堂省・北海道大名誉教授ら多くの日本人医師を指導した功績でも知られる。(ワシントン 三井誠)
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20170307-118-OYT1T50025

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    6. 「権威」とは、それを利用する周りのヒトビトによって、まんまと仕立て上げられるものである…

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  32. 正常なヒト受精卵で世界初のゲノム編集
    3月10日 21時38分

    生命の設計図にあたる遺伝情報を自在に書き換えられる「ゲノム編集」と呼ばれる技術を使って、ヒトの受精卵の遺伝子を操作し、血液の遺伝病を引き起こす遺伝子の変異を修復することに成功したと中国の研究グループが発表しました。実際にヒトとして誕生しうる正常な受精卵に対してゲノム編集が行われたのは世界初と見られます。

    この研究を行ったのは、中国の北京にある研究機関のグループです。研究グループは、血液の遺伝病を患う男性患者から提供された精子と不妊治療で使わなかった卵子で受精卵を作り出しました。

    そしてこの受精卵にゲノム編集を行い、血液の遺伝病を引き起こす遺伝子の異常を修復することに成功したということです。

    ヒトの受精卵へのゲノム編集をめぐっては、中国の別のグループがこれまでに2例発表していますが、いずれも一つの卵子に複数の精子が受精するなどした異常のある受精卵が使われていて、実際にヒトとして誕生しうる受精卵に対して、ゲノム編集が行われたのは世界初と見られます。

    ゲノム編集の問題に詳しい北海道大学の石井哲也教授は、「今回の研究では、これまでの2例より正確に、遺伝子の異常を修復できたとしていて、ゲノム編集による遺伝子治療が現実に可能になりつつあることを示している。この技術が乱用されないよう日本でも法整備や社会的な議論を急ぐ必要がある」と話しています。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170310/k10010906741000.html

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    1. 中国、正常な受精卵にゲノム編集
      人の遺伝子改変
      2017/3/10 11:59

       【ワシントン共同】生物の遺伝子を自由に改変できる「ゲノム編集」の技術を人の正常な受精卵に対して使い、病気の原因となる遺伝子の修復に成功したと、中国・北京放射医学研究所などのチームが9日までに国際科学誌に発表した。

       人の受精卵のゲノムを編集することは、影響が子孫へと受け継がれるため倫理的に否定的な意見が強い。2015年に中国の別のチームが、染色体数に異常があり子にならない受精卵で実施したが、正常なものでは世界初とみられ、議論を呼びそうだ。受精卵は解析に使い、子宮には戻していない。
      https://this.kiji.is/212757423335440389

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    2. フェイク・ニュース(笑)。

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    3. 正常な受精卵でゲノム編集…中国の研究チーム
      2017年3月11日14時29分

       遺伝子を効率良く改変できる「ゲノム編集技術」を利用し、人の正常な受精卵で遺伝子改変に成功したとする論文を、中国の研究チームが国際科学誌に発表した。

       人の受精卵の改変は3例目だが、正常な受精卵をこの技術で改変した研究は世界初とみられる。過去2例も中国の別チームによるものだが、正常に発達せず赤ちゃんにならない受精卵を使ったと発表していた。

       チームは、正常な受精卵6個の遺伝子を改変し、一部で病気の原因となる遺伝子が修復されたと報告している。改変した受精卵は子宮には戻さないとしているが、仮に子宮に戻せばゲノム編集された赤ちゃんが誕生する可能性がある。

       日本では、ゲノム編集による受精卵の改変に対する法的規制はないが、改変された遺伝子が次世代に受け継がれる可能性や、親が理想とするデザイナーベビーの誕生につながる懸念などから、安全性や倫理面での課題が指摘されている。

       日本学術会議の専門委員会は今月3日、「安全性が未確立で議論が深まっていない現状では、ゲノム編集を用いる生殖医療は実施すべきではない」とする報告書の骨子案を示している。

       石井哲也・北海道大教授(生命倫理)の話「受精卵を使ったゲノム編集は倫理面での課題が多く、その是非が国際的に議論されている。社会への影響を考慮せず、臨床応用に直接つながる研究を行ったことに疑問を感じる」
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20170311-118-OYT1T50042

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    4. 正常な受精卵 ゲノム編集…世界初、中国の研究チーム
      2017年3月11日15時0分

       遺伝子を効率良く改変できる「ゲノム編集技術」を利用し、人の正常な受精卵で遺伝子改変に成功したとする論文を、中国の研究チームが国際科学誌に発表した。人の受精卵の改変は3例目だが、正常な受精卵をこの技術で改変した研究は世界初とみられる。過去2例も中国の別チームによるものだが、正常に発達せず赤ちゃんにならない受精卵を使ったと発表していた。

       チームは、正常な受精卵6個の遺伝子を改変し、一部で病気の原因となる遺伝子が修復されたと報告している。改変した受精卵は子宮には戻さないとしているが、仮に子宮に戻せばゲノム編集された赤ちゃんが誕生する可能性がある。

       日本では、ゲノム編集による受精卵の改変に対する法的規制はないが、改変された遺伝子が次世代に受け継がれる可能性や、親が理想とするデザイナーベビーの誕生につながる懸念などから、安全性や倫理面での課題が指摘されている。

       日本学術会議の専門委員会は今月3日、「安全性が未確立で議論が深まっていない現状では、ゲノム編集を用いる生殖医療は実施すべきではない」とする報告書の骨子案を示している。

        石井哲也・北海道大教授(生命倫理)の話 「受精卵を使ったゲノム編集は倫理面での課題が多く、社会への影響を考慮せず、臨床応用に直接つながる研究を行ったことに疑問を感じる」
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20170311-118-OYTPT50332

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  33. 人の細胞持つヒツジ胎児を作製
    将来の臓器移植想定、米で実験
    2017/3/8 18:49

     体のあらゆる細胞になる人の人工多能性幹細胞(iPS細胞)を、ヒツジの受精卵に入れて育て、人の細胞を持つヒツジの胎児を作ったと東京大の中内啓光教授が8日、仙台市で開かれている日本再生医療学会で明らかにした。

     iPS細胞を使い、ヒツジに人の細胞を持たせたのは初めて。中内氏は「さまざまな動物で、人の臓器を作れるかを調べる研究の一つ。将来は動物の体内で人の臓器を作り、移植に利用できるようにしたい」と話している。

     日本では人の細胞が混入した動物の受精卵を着床させることは禁じられているため、中内氏が教授を兼務する米スタンフォード大で実験した。
    https://this.kiji.is/212145389834946037

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    1. 【再生医療】東京大の教授 人の細胞持つヒツジ胎児を作製 将来の臓器移植想定、米で実験
      http://potato.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1489073884/

      「再生医療」のニュース
      http://www.2nn.jp/word/%E5%86%8D%E7%94%9F%E5%8C%BB%E7%99%82

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  34. 臓器提供推進へNPO法人設立
    2017年4月19日15時0分

     国内の臓器提供が進まぬ現状を改善するため、患者やその家族、臓器提供者(ドナー)の遺族や医師らがNPO法人「グリーンリボン推進協会」を設立し、13日に東京都内で記者会見を開いた。脳死臓器提供を認めた臓器移植法が施行されて20年になる今年10月、東京・銀座でイベントを行うなど普及啓発に積極的に取り組む考えを示した。

     記者会見には、大久保通方理事長のほか、心臓移植を希望しながら渡航先の米国で亡くなった男児の父親や、国内で心臓移植を待つ成人患者2人も参加。2010年に全面施行された改正臓器移植法で認められた15歳未満からの脳死臓器提供が、現在までに12件にとどまり、募金などで億単位の費用を集め、海外に渡航する小児患者が後を絶たない厳しい現状を訴えた。

     大久保理事長は「大人も子どもも救える社会にするには大きな運動が必要。患者やドナーの遺族ら当事者の声を届け、臓器提供や移植医療の素晴らしさを伝え、理解や支援を広げたい」と話した。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20170419-118-OYTPT50175

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  35. >脳死臓器提供を認めた臓器移植法が施行されて20年

    これもまた「1997年」案件…

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  36. [医療ルネサンス]臓器移植法20年 低迷の陰で<1>息子から宿題社会変える
    2017年4月27日5時0分

     「安心して移植を受けられる社会に変えることが、息子が私に残した宿題」

     群馬県の北村真紀子さん(48)は、米国で心臓移植を受けた子どもの母として、他の移植体験者や家族と交流し、移植を希望する患者たちを支える活動をしている。2年前、長男の京佑きょうすけ君(当時11歳)を亡くした喪失感を埋めるように。

     生後間もなく難病の単心室症と診断された京佑君は、心臓が血液を送り出す力が弱く、3歳までに3度手術を受けた。「いつ心臓が止まってもおかしくない」。そう告げられたのは4歳の時。当時、国内では15歳未満の脳死臓器提供は認められず、大人の心不全患者が使う医療機器の補助人工心臓も使えない。「海外で移植を受けるしかない」。決意すると、親族や友人が募金活動をしてくれた。

     2007年12月に渡米。コロラド州の病院で待機し、2か月後に提供者が現れた。「心臓をくれる子は今、パパとママにバイバイしている。僕は静かに待つよ」。息子の言葉に「この子なら、いただいた命を大切に生きてくれる」と思った。

     手術は無事終了。「楽になったよ」と聞いた時は、苦痛から解放してくれたドナーへの感謝で胸がいっぱいになった。しかし、試練は続いた。脳出血を2度起こし、右半身にまひが残った。帰国直前にも拒絶反応が出て3か月滞在が延びた。08年9月に帰国。翌年、小学校に入学できた。

     その後は大病もなく順調に見えた。「僕の親友」と胸を指さす姿が頼もしかった。マラソン大会も完走。中学入学を心待ちにしていた。それなのに、移植から7年後の15年、検査で上京中、急に体調を崩し逝った。今も「なぜ」との思いが消えないが、脳裏に浮かぶのは、笑顔ばかり。「皆に愛された一生だった」と思うと、心が救われる。

     多くの人に助けられて命をつなぐことができた。これからは、後に続く人たちに寄り添うことがライフワークになると思っている。

         ◇

     脳死臓器移植を認めた臓器移植法が1997年に施行されて20年。脳死臓器提供は低迷し、2010年の法改正で子どもからの提供にも道が開かれたが、今も全体で年50~60件と、必要とする人の数に遠く及ばない。その陰で懸命に生きる患者や家族がいる。

    (このシリーズは全5回)
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20170426-118-OYTPT50339

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    1. [医療ルネサンス]臓器移植法20年 低迷の陰で<2>1人の肝臓 2人を救う
      2017年4月28日5時0分

       1人が提供した肝臓で、2人の重症患者が救われた。

       横浜市の小学4年生、小林天翔てんしょう君(9)は、他県に住む別の患者と移植のチャンスを分け合った。「野球大好き。幼稚園の時からDMファイターズです!」。今では少年野球チームに復帰できるほど元気だ。

       脳死の臓器提供者(ドナー)が出た時、肝臓の状態がよければ、分割して2人に移植する方法がある。一部を切っても元の大きさに再生する肝臓の力を利用したもので、健康な親族から肝臓の一部を移植する生体肝移植に近い。主に患者が子どもで、大人の肝臓では大き過ぎる場合に行われる。国内では30例の実績があり、60人が移植を受けた。

       天翔君の病気がわかったのは7歳の時。外出先でトイレに連れて行った父の将輔さん(46)が異変に気づいた。「おしっこの色がウーロン茶みたいだ」。白目も黄色く、明らかな黄疸おうだんの症状。肝機能の低下が表れていた。病院で血液検査の結果を待っていると、担当医が飛び出してきた。

       「すぐ転院してください。入院になります」

       天翔君は、肝臓に有害な銅がたまる代謝異常の一種の特発性銅毒症と診断された。助かるには移植しかない。国立成育医療研究センター(東京都世田谷区)に入院し、脳死臓器の待機患者として、提供臓器を仲介する日本臓器移植ネットワークに登録した。

       病状は深刻で急を要するため、待機患者の中で優先順位は第1位だったが、脳死ドナーは年50~60人程度。機会が来るまでもたないかもしれない。母の珠子さん(44)をドナーとする生体肝移植の準備も同時に行われた。待つこと10日余り。これ以上は危険と判断され、生体肝移植のため珠子さんも入院。明日手術という時、同ネットから電話が入った。

       ドナーは40歳代の男性。健康な肝臓だったため二つに分割し、天翔君より下の順位にいた50歳代の女性にも移植された。健康な珠子さんにメスを入れるリスクも避けられた。心臓、腎臓など他の臓器も、必要としている患者に渡った。

       天翔君には、3人の兄妹がいる。珠子さんは「ほかの子にとっても、私は母。何かあったら子どもたちはどうなるのかと不安もありました。ドナーの方のおかげで、息子も含め6人もの患者とその家族が救われたのです」と、今も感謝の気持ちでいっぱいだ。

       主治医の福田晃也さんは「分割肝移植は、技術的に難しい面もあるが、少ない提供臓器をできるだけ生かしていきたい」と話す。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20170427-118-OYTPT50358

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    2. [医療ルネサンス]臓器移植法20年 低迷の陰で<3>新しい小腸 初めて満腹感
      2017年5月1日5時0分

       「ご飯って、こんなにおいしいんだ」

       2013年、脳死の臓器提供者(ドナー)から小腸の移植を受けた関東在住の男性Aさん(24)は、移植から1年後、白米を頬ばって思わず笑みがこぼれた時のことが忘れられない。口から食べる。多くの人にとって当たり前の営みを奪われてきたからだ。

       脳死臓器提供の対象となる臓器で唯一、保険適用されていない小腸。他の臓器より傷みやすいため、ドナーが遠方で出た場合は移植までに時間がかかり、使えないこともある。また小腸は、免疫が移植臓器を攻撃する拒絶反応が出やすいなど、いくつもハードルがある。

       小腸の難病「ヒルシュスプルング病類縁疾患」を伴って生まれたAさん。消化吸収がうまくできず、食べ物が腸に詰まり、痛みでのたうち回る。2歳から鎖骨下の静脈につながる器具を通して栄養を取ってきた。

       静脈からの栄養摂取を長期間続けると、肝不全や重い感染症を起こし、命が危なくなることがある。高校生になると、感染や腸出血を繰り返し、入退院が頻繁になった。口から取れるのは1日に水分600ミリ・リットルと、あめ玉一つ。体重が20キロ台に落ち、体は限界に。後は移植しかなかった。

       脳死提供を待つため、日本臓器移植ネットワークの待機患者として登録。3年待ってようやくドナーが見つかった。入院や検査などには公的医療保険が利く先進医療で小腸移植を実施している東北大学病院(仙台市)に入院し手術を受けた。「僕は生きてる?」。目覚めて母に尋ねた時、感謝と安堵あんどの思いがこみ上げた。

       だが、拒絶反応に苦しみ、おなかの炎症などのため再手術を受けた。主治医の和田基もとしさんから「腸は順調だよ」と励まされても、「僕は、臓器をもらうのにふさわしくなかったのでは」と自分を責めた。

       治療によって症状が落ち着くにつれ「新しい腸が機能してくれている」と前向きに受け止められるようになった。プリン、おかゆ、固形物と食事の幅も広がり、術後1年半で退院できた。1日3食の習慣も、満腹感を味わうのも初めて。一般的な食べ方がわからずラーメンの汁を飲み干して胸焼けしたことも、今では笑い話だ。

       2年前からNPO法人「日本移植支援協会」(東京)でアルバイトし、高校卒業と就職を目指す。時折襲う発作的な痛みにも、何とか折り合いをつけている。

       救われた命をしっかりと生き、恩返しがしたい。「周りの人から、いてくれてよかった、と言ってもらえる人になります」
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20170430-118-OYTPT50174

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    3. [医療ルネサンス]臓器移植法20年 低迷の陰で<4>脳死肺と生体肺の混合
      2017年5月2日5時0分

       少し傷んだ肺でも、何とか有効活用できないか――。岡山市の岡山大学病院呼吸器外科が2015年4月に世界で初めて実施したハイブリッド(混合)肺移植は、そんな発想から生まれた苦肉の策だった。

       親族の健康な臓器提供者(ドナー)から肺の一部を切り取って患者に移植する生体肺移植と、脳死肺移植を同時に行う治療方法だ。提供される脳死臓器はただでさえ少ないが、肺は、肺炎などで状態が悪いことが多く、医学的理由で使えないことも珍しくない。しかし、健康なドナーの肺の一部と組み合わせることで双方の難点が補われ、どちらかだけでは救えない患者に回復の道が開けるという。

       「よい状態の脳死肺が十分あれば、こんなことをする必要はない。しかし、今は待っていたら多くの人が命を落としてしまう」。同大臓器移植医療センター教授の大藤剛宏おおとうたかひろさんは苦しい現実を語る。

       この治療法による最初の患者となった北海道の男性(61)は、肺が縮んで機能しなくなる特発性間質性肺炎を患っていた。移植以外に助かる方法はなく、2人の息子が生体肺移植のドナーを申し出た。しかし、2人から少しずつ切り取った小さな肺の一部を両肺に移植しても、大柄なこの男性の肺機能は確保できないとみられていた。

       しかも、男性は当時59歳。臓器提供者数の限られた日本では、両方の肺は55歳未満、片方は60歳未満の患者しか提供を受けられないルールがある。肺の場合、日本臓器移植ネットワークに待機患者として登録してからドナーが見つかるまでに平均2年半かかる。この男性には時間がなかった。そこで、ハイブリッド肺移植が提案された。

       「移植を受けなかったら、死ぬのを待つだけ。息子はたばこをやめてドナーになると言ってくれていました。ならばチャンスを生かしたいと思いました」。男性は意思を固めた。

       同ネットに登録して6日後、脳死ドナーが現れた。このドナーの肺は、肺炎で状態が悪く他の病院の患者は断ったが、この方法なら何とか使えそうだった。そこで、左肺の提供を受け、右肺には息子の健康な肺の一部を移植した。術後は徐々に回復し、約3か月後に退院した。

       現在、男性は地元でリハビリに励む。歩いて外出もできるようになった。少し動くと息切れし、酸素ボンベにつながれていた生活は、移植で一変した。

       「今はとても調子がよく、孫と遊ぶのが楽しみ。自由に動けるということが、本当にうれしい」

       何気なく、息を吸って吐く。それができる幸せをかみしめている。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20170501-118-OYTPT50435

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    4. [医療ルネサンス]臓器移植法20年 低迷の陰で<5>術後28年 母にもなれた
      2017年5月3日5時0分

       「息子が今年、就職したんです。頑張って産んで良かったと実感しています」

       そう言って顔をほころばせるのは、横浜市の伊藤律子さん(61)。1989年、33歳の時に母親の提供で腎臓の移植を受けた。

       脳死者からの臓器提供が認められていない1980年代、健康な親族から二つある腎臓の一つをもらう生体腎移植は、角膜移植と並び移植医療の主体だった。伊藤さんの場合は、提供者と血液型が違うという、当時としては大きな困難を伴っていた。この年、日本で初めて4例行われ、その患者の1人が伊藤さんだ。

       25歳頃高熱を発し、その後、様々な臓器に炎症が起こる難病、全身性エリテマトーデスと診断された。病状が進んで腎不全となり、30歳で血液中の老廃物を取り除く人工透析が必要になった。

       腎不全の患者は、ホルモンの異常で月経が止まる。27歳で結婚した伊藤さんの夢は、子どもを産み育てること。妊娠には腎移植が必要と聞き、透析で通院していた病院で相談すると、医師は「無理です」と一蹴。絶望感で、目が腫れるほど泣いた。

       約半年後、別の医師の勧めで受診した東邦大学大森病院(東京)で、診察した教授(当時)の長谷川昭さんの言葉が事態を一変させた。

       「移植して子どもを産むことは、夢じゃないですよ」

       ただ、提供する母はAB型で、伊藤さんはB型。血液型が異なると、血液固有の免疫が働き、移植された臓器も攻撃を受けて機能しなくなる。そのため、違う血液型に対し攻撃する血液中のたんぱく質を移植前に除去する処置が必要だ。

       同病院では、海外で行われていた血液型の違う腎移植を日本にも採り入れようと準備していた。国内では透析患者が増える一方で、脳死臓器移植は望めない。何とかして患者を救おうと、方策が模索されていた。

       伊藤さんは「日本で例のない移植を受ける怖さと、治療できる喜びで複雑でした」と振り返る。移植は成功し、38歳で3080グラムの男児を出産した。

       移植から28年。伊藤さんは、血液型の違う人から移植した腎臓が、最も長く機能している患者になった。息子には小学生の頃から移植のことを伝えている。

       現在、脳死臓器提供の低迷で、年1600件の腎移植のうち、1500件が生体移植。提供機会に恵まれないことで、かつての伊藤さんのように、絶望的になる人が今もいる。「夢をかなえられる人が、もっと増えれば」。伊藤さんは祈るような思いでいる。(高梨ゆき子、佐々木栄、鈴木希)
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20170502-118-OYTPT50337

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  37. さまざまなウソに彩られた怪しい香りガス…

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  38. がん治療前に卵子の凍結保存 初の実態調査
    5月19日 18時24分

    がんの治療前に卵子の凍結保存をしておけば、将来、子どもを作れる可能性のある未婚のがん患者の女性は、年間推計5000人余りに上るのに対し、実際に凍結保存しているケースは年に250件ほどにとどまっているとする初の報告書を国の研究班がまとめました。専門家は「地元に対応できる医療機関がないといった地域格差などによって、がん患者の女性が子どもを持てる機会を失っている可能性があり、早急な対策が必要だ」と指摘しています。

    抗がん剤や放射線治療によって不妊になるおそれのある若いがん患者の女性にとって、卵子の凍結保存は将来子どもを作る可能性を残せる重要な手段となっています。

    その一方で、実際にどの程度、凍結保存が行える態勢が整っているのか国内の実態はつかめておらず、厚生労働省の研究班が全国600の不妊治療を行う施設を対象に初の調査を行いました。

    その結果、15歳から39歳までの未婚のがん患者の女性は毎年、推計5000人余りに上る一方、女性が実際に卵子を凍結保存したケースは、おととし1年間で256件にとどまっていました。

    また、がん患者の女性が卵子の凍結保存を行う施設は、日本産科婦人科学会に登録する仕組みになっていますが、14の県ではまだ登録施設がないということです。

    研究班の代表で、聖マリアンナ医科大学の鈴木直教授は「がん治療を優先するため、凍結保存ができないという人もいると思うが、将来子どもを作りたいと願うがんの女性が、地域の医療格差などによって、その機会を失っている可能性がある。自治体の枠を越えて、がんの治療医と不妊治療を行う医師が連携を取っていくなど、早急な対策が必要だ」と話しています。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170519/k10010988021000.html

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    1. 「がんの治療医と不妊治療を行う医師」の医科様コラボレーション…

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  39. いまや、「日本の科学研究はすべてウソ、ウソでないのは医科様科学研究詐欺師だけ」…

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  40. 角膜の細胞を人工培養し移植 実用化目指し治験実施へ
    6月1日 4時31分

    目の角膜の細胞を人工的に培養し、角膜が白く濁る重い目の病気の複数の患者に移植する方法を、京都府立医科大学などのグループが開発しました。実用化を目指して、ことしの秋以降、国の承認を得るための治験が行われることになりました。

    京都府立医科大学の木下茂教授などのグループによりますと、目の角膜の中にある角膜内皮細胞は、数が減ると角膜が白く濁る水疱性角膜症という病気を起こし、失明するおそれもあります。
    患者は国内におよそ1万人いるとみられ、治療法は亡くなった人から提供を受ける角膜移植しかありませんが、提供が不足しているのが実情です。

    そこで研究グループは、提供されたこの細胞を人工的に培養し、注射器を使って複数の患者の目に注入し移植する方法を開発しました。
    より多くの患者に移植でき、体の負担も少ないということで、これまで、臨床研究として30人の患者に移植した結果、全員で症状が改善したということです。

    研究グループは実用化を目指して、国の承認を得るための治験を行う予定で、ことしの秋以降、15人の患者に細胞を移植し、安全性や効果を確認することにしています。

    木下教授は「従来の角膜移植より、治療後の見え方もよくなると期待できる。2年後の承認を目指したい」と話しています。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170601/k10011002211000.html

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  41. 左右合わせ一つの肺に=初の移植成功-岡山大病院

     岡山大病院(岡山市)は2日、脳死と判定された女性の左右の肺の使える部分を合わせて左肺を作り、別の女性に移植する世界初の手術に成功したと発表した。状態が悪く移植に適さなかった肺も、活用の道が広がる可能性があるという。
     同病院によると、移植を受けたのは岡山県に住む50代女性。2007年に肺気腫を発症し、11年に右肺の移植手術を受けたが、左肺の症状が悪化したため臓器移植ネットワークに登録し、待機していた。
     臓器提供者は脳死と判定された鹿児島県の女性で、両肺とも「下葉」と呼ばれる下半分の状態が悪く、通常の移植は不可能だった。このため、比較的機能を保っていた左右の上葉を組み合わせ、左肺を作って移植した。
     手術は1日午後1時半ごろから約9時間で終了した。女性は人工呼吸器を使いながら移植した肺で呼吸しており、3カ月ほどで退院する見通し。 
     同病院臓器移植医療センター長で、執刀した大藤剛宏教授は記者会見し、「日本のように臓器が足りない国では、一つたりとも尊い臓器を無駄にしてはいけない。少しでも使える部分を医学的努力で使えるようにすれば1人の患者が助かる」と語った。(2017/07/02-21:05)
    http://www.jiji.com/jc/article?k=2017070200404&g=soc

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  42. 【科学医療】ゲノム編集、ブタ内在性ウイルスのリスク除去 安価なヒト臓器移植に光
    http://asahi.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1502487393/

    【臓器移植研究】ブタ臓器のヒト移植に一歩近づく 遺伝子操作で内在ウイルス不活性化
    http://egg.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1502446548/

    「ゲノム編集」のニュース
    http://www.2nn.jp/word/%E3%82%B2%E3%83%8E%E3%83%A0%E7%B7%A8%E9%9B%86

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    1. たぶんそれに関わっているヒトビトは、その野蛮性無謀性にまだ気づいていないのだろう…

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    2. じゃなきゃ、そのだましがまだまだ通用しつづけるとでも思っているのだろうか?

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  43. 【科学医療】ゲノム編集、ブタ内在性ウイルスのリスク除去 安価なヒト臓器移植に光
    http://asahi.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1502487393/

    【臓器移植研究】ブタ臓器のヒト移植に一歩近づく 遺伝子操作で内在ウイルス不活性化
    http://egg.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1502446548/

    「ゲノム編集」のニュース
    http://www.2nn.jp/word/%E3%82%B2%E3%83%8E%E3%83%A0%E7%B7%A8%E9%9B%86

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  44. 動物内でヒト臓器 容認…文科省専門委 来年度中に指針改正へ
    2017年8月22日5時0分

     動物の受精卵が少し育った状態である胚に人の細胞を入れ、動物の子宮に戻して妊娠させる研究について、文部科学省の専門委員会は21日、容認する方針を決めた。研究を禁止する現行指針を見直す。同省は年内にも人の細胞が混じった胎児の出産まで認めるかどうかを最終判断し、来年度中の指針改正を目指す。

     同省は、移植に使う人の臓器をブタなどの動物の体内で作製する研究の実施について、4年前から指針の見直しを議論してきた。この日の会合では、過去の研究から、人と動物の細胞が混じった個体が人のような高い認知機能を持つ可能性は極めて低いなどとして、子宮への移植を認めた。

     一方、神経細胞や生殖細胞の作製を目的とする研究や、人に近いチンパンジーなどの霊長類を使った実験の是非については引き続き議論することになった。

     新たな指針では、各研究機関から申請された研究計画を国が個別に審査し、研究の妥当性や透明性を確認する。東京大などのチームが、特定の臓器を作れなくした動物の胚に、人のiPS細胞(人工多能性幹細胞)を入れて、動物の体内で人の臓器を作る技術を開発しているが、国内では研究が禁止されていた。

     

    医療用ES細胞 2例目作製了承…成育センター計画

     また、同委員会は、様々な細胞に変えられる人のES細胞(胚性幹細胞)を、医療用に作製する国立成育医療研究センター研究所(東京)の計画を了承した。承認に必要な厚生労働省の専門委員会の了承も得られる見通しで、早ければ今年度内に作製を始める。医療用のES細胞作製が認められるのは京都大学に続き2例目。

     計画では、埼玉医科大学で不妊治療で使われなかった受精卵を、患者の同意を得て譲り受け、医療用のES細胞を作製。ES細胞を使った再生医療や創薬を行う研究機関に提供する。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20170822-118-OYTPT50121

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  45. 遺伝子改変で手先器用なマウス…神経回路を特定
    2017年8月26日12時54分

     人やチンパンジーなどの霊長類が細かく指を動かすことを可能にする神経回路を特定し、遺伝子改変技術でマウスの手先を器用にすることに成功したと、米シンシナティ小児病院医療センター(オハイオ州)の吉田富ゆたか准教授らのチームが発表した。

     運動障害を持つ人の治療法の開発に役立つ可能性があるという。論文が米科学誌サイエンスに掲載された。

     研究チームは指を1本ずつ動かすことができないマウスの神経回路を詳しく調べ、生後間もないマウスには、この動作を可能にする神経回路があることを発見、関連する遺伝子を特定した。マウスが成長し、神経細胞で関連遺伝子が働くようになると、細胞同士の結合が切断されて不器用な手の動きになることもわかった。

     この遺伝子の働きを人工的に止めたマウスを育てたところ、短いパスタを両手でつかんで素早く食べたり、チューブに入ったペレット状の餌を片手で取り出したりすることができた。通常のマウスは、成長の過程で関連遺伝子が働くようになるため、こうした動きができないが、霊長類は遺伝子が働かない状態が続き、手先が器用になるとみられる。

     伊佐正ただし・京都大教授(神経生理学)の話「人類は進化の過程で、手先が器用になる神経回路を獲得し、道具を使えるようになったと考えられる。マウスがなぜ、この神経回路を働かないようにするのかを調べるのも興味深い」
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20170826-118-OYT1T50072

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    1. マウス 器用に手づかみ 米研究チーム 神経回路の遺伝子改変
      2017年8月26日15時0分

       人やチンパンジーなどの霊長類が細かく指を動かすことを可能にする神経回路を特定し、遺伝子改変技術でマウスの手先を器用にすることに成功したと、米シンシナティ小児病院医療センター(オハイオ州)の吉田富ゆたか准教授らのチームが発表した。運動障害を持つ人の治療法の開発に役立つ可能性があるという。論文が米科学誌サイエンスに掲載された。

       研究チームは指を1本ずつ動かすことができないマウスの神経回路を調べ、生後間もないマウスには、この動作を可能にする神経回路があることを発見、関連する遺伝子を特定した。マウスが成長し、神経細胞で関連遺伝子が働くようになると、細胞同士の結合が切断されて不器用な手の動きになることもわかった。

       この遺伝子の働きを人工的に止めたマウスを育てたところ、短いパスタを両手でつかんで素早く食べたり、チューブに入った餌を片手で取り出したりすることができた。通常のマウスは、成長の過程で関連遺伝子が働くようになるため、こうした動きができないが、霊長類は遺伝子が働かない状態が続き、手先が器用になるとみられる。

       伊佐正ただし・京都大教授(神経生理学)の話「人類は進化の過程で、手先が器用になる神経回路を獲得し、道具を使えるようになったと考えられる。マウスがなぜ、この神経回路を働かないようにするのかを調べるのも興味深い」
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20170826-118-OYTPT50257

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  46. [生老病死の旅路]人間を書くこと 日常を知ること 後藤正治さん
    2017年9月2日15時0分

     ノンフィクションを書き始めたのは30歳頃でしたから、もう約40年になります。随分長くなりました。

     若い頃は自分の本当にやりたいことがなかなか見つからず、大学卒業後、会社勤めもしました。ただ、そのうち物を書きたいという気持ちに傾いていって、いろんな人の力添えもいただいて、雑誌での連載が決まりました。だから最初からフリーランスです。ただ、勤めた会社のうちの1社は、環境問題の雑誌も出していて、住民運動の取材に行ったこともありました。元々、いろんな人に会って話を聞くことが好きだったんだと思いますね。

     最初は、未知の領域のものをと思い、心臓移植を多く扱いました。でも、技術の細部よりも人間に興味があった。例えば、心肺同時移植でしか助からない女性の患者さんと知り合ったのは大きかった。だから、医学ライター、後には(ボクシングなどを多く扱い)スポーツライターと呼ばれた時期もありましたが、結局、人間を書いてきたんじゃないかと思うんです。

     今も昔も同じですが、取材の際に心がけているのは、枝葉ではなく、この人の本質は何だろうかということ。あまりプライベートをほじくるのは好きじゃないし、苦手な方。それより問題意識の根幹にあるものをつかみたいと思ってやってきました。

     結局、人は仕事や打ち込んできたものについては語りたいものだと思うんです。心臓外科医は、手術を終えて部屋に戻って来る夕方の時間帯を見計らって会いに行くと、意外と答えてくれました。ボクサーは割合無口ですが、ジムに日参して、顔見知りになって、晩飯を食べて、付き合いを重ねていく。私は、ノンフィクションを書く場合は積み重ねがほしいタイプ。だいたい、1冊書くのに3年かかる感じです。

     広島カープの老スカウト木庭教きにわさとしを取り上げた『スカウト』も最初は1シーズンだけの取材と思って始めたんです。でも、やっぱりもう少し付き合いたいと思って、結局、3年間、一緒に旅しました。やり始めて気がついたんですけど、スカウトの本質は空振りの連続なんですよ。だから、劇的な物語を書きたい気持ちも、もちろんあるんですけど、あの本の場合はかなり意識的に、淡々とした日常を書きました。

     定時制高校にボクシング部をつくった先生と部員たちの姿を描いた『リターンマッチ』でも誰かに言われましたが、先生の側から言えば、部員たちに裏切られる日々を書いている。でも、何年かたって、先生と過ごした日を懐かしい、大事なものと思っている元部員たちがいるのも確かなんです。ドラマがないと言われれば、それまでなんですが、「それ」を書きたかったと思うんです。

     本は句読点みたいな感じ。自分も年をとってきたので、ここ10年ぐらいは、常に、この本が最後の仕事になってもいいという覚悟で書いています。選考委員みたいな仕事も増えてきて、下の世代のための環境作りができたらとも思っています。出版社の人たちに言ってるのは、ネットでいい、原稿料も安くていいから、彼らの原稿を載せる場所を作ってくれということ。甘やかす必要はないと思うんです。書き手は、自然と生まれてくるもので、人工的には作れない。飯を食う算段は本人がやるしかないけれど、書く場所は出版社が用意しないといけない。そういうふうに言ってます。(聞き手・十時武士)

      ◆本質を誠実に描く

     「普遍を書きたいと思ってきたんじゃないですかね」。話を伺う中で、繰り返し出てきた単語は「本質」と「普遍」だった。

     淡々とした日常が本質であれば淡々と描く。劇的な展開を無理に作らないため、時に「堅実」「地味」と形容される後藤さんの作品だが、「公平」「誠実」と評するのが妥当ではないだろうか。作品によっては20年以上たつのに、今なお色あせない秘訣ひけつが見えた気がした。

     ◇ごとう・まさはる 1946年、京都市出身。90年に『遠いリング』で講談社ノンフィクション賞、95年に『リターンマッチ』で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。2010年から12年に神戸夙川学院大学長。現在、講談社ノンフィクション賞の選考委員や大宅壮一メモリアル日本ノンフィクション大賞の選考顧問などを務める。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20170902-118-OYTPT50223

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  47. 脳死臓器移植 法施行20年「医師不足など課題」
    9月7日 22時02分

    脳死からの臓器移植を可能にする法律が施行されてから来月で20年になるのを前に日本移植学会はシンポジウムを開き、臓器提供の件数が徐々に増える一方で移植手術ができる医師が足りなくなりつつあるなど、医療現場の態勢に課題があるとする意見が相次ぎました。

    日本移植学会は、脳死からの臓器移植を可能にする法律が施行されてから来月で20年になるのを前に北海道旭川市で記念のシンポジウムを開きました。

    はじめに厚生労働省の担当者が、臓器移植を希望する患者が長い期間待つ状況に変わりはないものの脳死からの臓器提供は徐々に増加し、去年は64例と5年前の1.4倍に増えた現状を説明しました。

    参加した医師からは「現場では移植手術を行う医師が足りないという問題が起き始めている。外科医のなり手が少なくなる中、どの病院も苦しい状況にある」とする意見や「別の診療科の医師と役割分担をして移植医療の現場の負担を軽減する取り組みを進めるべきだ」などと、移植医療の現場の態勢強化が課題だとする意見が相次ぎました。

    日本移植学会の江川裕人理事長は「法律施行から20年を契機に、ほかの学会とも連携して臓器移植を取り巻く状況の改善を図っていきたい」と話していました。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170907/k10011131071000.html

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  48. [医療ルネサンス]臓器移植法20年 贈る思い<1>本人の意思 家族の支え
    2017年9月12日5時0分

     「これから話すのは、五十嵐家の経験。考え方はそれぞれです」

     中部地方に住む会社員の五十嵐利幸さん(67)は時折、妻がドナー(臓器提供者)となった経験を講演会で話す。その時は必ず、こう切り出している。臓器提供をしたくない人もいる。決して押しつけたくはない。ただ、家族で話し合っておく大切さを伝えたい。

     妻の淳子さんは5年ほど前、58歳でくも膜下出血を発症した。運転中の車は電柱に正面衝突。意識不明で病院に運ばれたが、大きなけがはなかった。横たわる妻の頭をなでながら、ともに歩んだ日々を振り返るうち、五十嵐さんは10年以上前のことを思い出した。

     中学校の保健体育教師で、体の不自由な子や病気の子の学習支援に熱心だった淳子さん。そんな教え子を通じて移植医療を知り、家族に話したことがあった。

     「私に何かあったら、臓器を提供してね」

     五十嵐さんが近くの看護師に臓器提供の方法を尋ねると、居合わせた医師やスタッフの視線が一斉に注がれ、緊張感が走った。その病院は当時、臓器提供の経験がなかった。

     脳死になると、脳が機能しなくなり、人工呼吸器などがないと心臓が止まる。臓器提供するまでには通常、脳死状態かどうかの確認後、脳波や瞳孔の様子などを厳密に検査する脳死判定が2回行われる。

     初の経験だけに病院側が慎重になり、脳死状態の確認と判定を合わせて5回行った。その度に意思を確認された。必要な手順だと理解はしても、「本当にいいの?」と翻意を促されているように感じた。

     淳子さんの母には反対された。2人姉妹の長女で、後継ぎ娘だった淳子さんだが、やはり長男で後継ぎである五十嵐さんとの恋を貫き、嫁いだ。しかも親に先立ち、心臓が動いているのに臓器を取り出される。

     「血がつながっていないからできるんだ」

     母は受け入れられず、最初は聞く耳を持たなかった。

     五十嵐さんも、心身ともにつらかった。最愛の伴侶を失う悲しみ、今後の生活への不安、葬儀の準備――。その間にも妻は、安らかだった顔が徐々に青ざめ、むくんでいく。厳しいなかで五十嵐さんは考えていた。

     「明るく活発で、教え子や同僚から慕われた、自慢の妻の願いをかなえたい」

     臓器を摘出する前日の夜、淳子さんの母から電話があった。

     「わかったよ」

     五十嵐さんたち家族にとって、臓器提供はつらい経験だった。そんな家族を支えたのは、淳子さんが残した、意思表示の言葉だった。(このシリーズは全5回)
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20170911-118-OYTPT50234

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    1. [医療ルネサンス]臓器移植法20年 贈る思い<2>「ありがとう」の上の言葉
      2017年9月13日5時0分

       昨年10月、福岡市で行われた日本脳神経外科学会の総会。妻が脳死ドナー(臓器提供者)となった会社員の五十嵐利幸さん(67)が登壇したシンポジウムに、肺移植を受けた高校の保健体育教師、横山美紀さん(47)も並んだ。直接のつながりはないとはいえ、同じ場でドナー家族と移植を受けた人が語るのは珍しい。

       2008年に移植を受けた横山さんが、ドナー家族と直接会うのは初めてだった。硬くなって臨んだが、妻がだれかの体のなかで生きていると希望を抱く五十嵐さんの話を聞くうち、緊張がほどけていった。

       「私、ドナーと一緒に生きているんだ」

       そう実感できた。人の臓器を受け取ったことで、ずっと抱き続けた葛藤から、解放されるようだった。

       横山さんが難病を発症したのは、26歳だった1996年。筋肉系の細胞の一部が異常を起こし、肺などで腫瘍細胞が増殖する「リンパ脈管筋腫症」。息切れや呼吸不全を起こすため、安静に過ごすしかなかった。

       動くのが日に日に苦しくなり、階段を上るのもゆっくり1段ずつ。それでも発症から12年間、できる範囲で仕事を続け、闘病した。

       97年に臓器移植法が施行されると、日本でも脳死の人からの肺移植ができるようになった。横山さんも待機患者として、臓器を仲介する日本臓器移植ネットワークに登録。2年8か月待って、移植が実現した。

       移植は10時間がかりの難手術だったが、その効果は劇的だった。手術後に鏡を見ると、ピンクがかった自分の肌に驚いた。それまで顔はいつも青白く、指先は紫だった。リハビリを始めると、動くのがウソのように楽だった。

       移植を受けた患者は、同ネットを通じてドナー家族に「サンクスレター」を贈る。横山さんもペンを執ったが、ありきたりな言葉しか浮かばない。「感謝、いえ、それ以上の気持ちなのに」。本当の思いを表現しきれなかった。

       やがて、自分にできるのは経験を伝えることだと感じるようになり、毎年、授業で生徒に臓器移植について話している。

       単なる体験談ではいけない。移植で元気になった自分が語ることで、臓器提供を促すことにならないよう慎重に言葉を選ぶ。大事なのは、生徒自身が考える機会を作ることだ。

       ただ、いつも一つだけ、移植を受けた患者としての感情を込めた問いを投げかける。

       「『ありがとう』の上の言葉って何だろう」

       答えはない。ただ、命をつないでもらった人が抱くのは、それほど大きな、想像を超えるほどの感謝だと知らせたい。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20170912-118-OYTPT50413

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    2. [医療ルネサンス]臓器移植法20年 贈る思い<3>「旅立ちだ」息子を見送り
      2017年9月14日5時0分

       家族が医師から説明を受けている最中、脳の血管が2度目の破裂を起こした。もはや救命は難しい。

       「助けることができなくて、申し訳ない」

       医師は、涙を流して頭を下げた。

       北関東に住む男性(71)の長男は数年前、38歳のときに、くも膜下出血で倒れ病院に運ばれた。最期が訪れたのは、男性が妻とともに駆けつけて間もなくのことだった。

       数分間の沈黙の後、妻がひと言つぶやいた。

       「息子の一部を使っていただくことはできますか」

       隣県で寮生活をしながら会社に勤務していた長男は、ゴルフ好きだった。週末は友人たちとゴルフをしに、よく実家に戻ってきた。倒れたのも、ゴルフをして寮に戻った翌日だった。

       ずいぶん前だが、臓器提供の意思表示カードを、家族の人数分もらう機会があった。長男は、テレビの医療ドラマで臓器提供のシーンに感動したことを打ち明けた。自身が脳死となったら臓器を提供したいと話していた。長男の財布を確認すると、当時、記した意思表示カードが出てきた。

       翌日、臓器移植コーディネーターの稲葉伸之さんから説明を受けた。コーディネーターは、ドナー(臓器提供者)の家族への説明や、臓器の摘出・搬送のスケジュール管理を担う。

       最終的に提供するかしないかにかかわらず、家族への説明は尽くされる。提供する場合、2回の脳死判定が行われ、それが終わると死亡が宣告される。

       死亡宣告の後は静かに手順が進み、それを淡々と受け入れた。その日の深夜、移植を行う病院の医師たちが臓器摘出のため集まってきた。男性は稲葉さんに、医師との面会を願い出た。ぜひ伝えておきたいことがある。

       「移植を成功させてください」

       医師は力強く「分かりました」と答えた。安心した。

       いよいよ臓器を摘出するときが来て、ふいに悲しみがこみ上げた。

       「本当に、もう会えないんだな」

       小さい頃から、優しかった息子。お菓子を分け合うときは、大きい方を妹にあげた。野球に熱中し、一緒にキャッチボールもした。もりもりご飯をほおばる姿。成長して大人になり、一緒にゴルフをしたこと――。病室から手術室まで、ゆっくり進んで10分ほど。様々な思い出が頭を巡り、3倍にも感じた。

       手術室が見えた瞬間、気持ちが切り替わった。

       「旅立ちだぞ。頑張れよ」

       そう声に出して送り出した。忘れられない見送りだった。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20170913-118-OYTPT50398

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    3. [医療ルネサンス]臓器移植法20年 贈る思い<4>遺族に届く「感謝の声」
      2017年9月15日5時0分

       摘出した臓器が搬送された日は快晴で、空気は澄みきっていた。

       最初に心臓がヘリで運び出される。北関東に住む男性(71)は早朝、病院の屋上にいた。脳死ドナー(臓器提供者)となった長男(当時38歳)を見送るために、妻や病院スタッフと一緒だった。

       朝焼けが白いヘリを染め、遠くの山々は稜線りょうせんまでくっきり見えた。プロペラが送ってくる強い風を受けながら、医師らが長男の心臓が入ったクーラーボックスを持ってヘリに乗り込んでいく。まるでテレビドラマか映画のワンシーン。改めて自慢の息子だと思った。

       「お前すごいな。おやじにはできないことをしてるよ。頑張って来いよ!」

       ヘリが飛び立つ瞬間、男性はそう叫んで腕を突き上げ、親指を立てた。

       ヘリは別れを惜しむように上空を1周し、遠くの空へ飛んで行った。続いて他の臓器も摘出され、駅などで見送った。

       臓器を送り出したときには、長男を失う悲しみと寂しさに、旅立ちを応援する気持ちが加わっていた。

       病院に戻ると、長男の遺体があった。臓器移植コーディネーターの稲葉伸之さんや看護師たちと話し合い、お気に入りの白いゴルフウェアに着替えさせた。髪を洗い、亡くなっても伸び続けるヒゲをそって、霊安室で納棺した。

       安らかで、生前と顔は変わっていない。冷たい体に触れて初めて、死んでしまったことを実感した。

       通夜が行われる頃には、各臓器の移植はそれぞれの病院で終わっていた。通夜に参列するため、早めに訪れた稲葉さんからそのことを聞いた。参列者へのあいさつで、男性は、長男がドナーになったことを報告できた。

       日本救急医学会などは、脳死を終末期医療と位置づけている。臓器提供は、その過程における一つの選択肢だ。稲葉さんは「臓器提供をしたドナー家族が、身内の臓器を提供したことに悔いが残らないよう、最大限サポートするのが私たちの役目」と語る。

       しばらくすると、移植を受けた人たちから、コーディネーターを通じて匿名の「サンクスレター」が届く。「初めて透析のないお正月が迎えられました」「よく笑うようになり、食欲も旺盛です」――届くたびにうれしかった。

       男性にとっては、移植を受けた人の体で「息子がお世話になっている」という思いだ。元気でいてくれるとしたら、それはその人と息子が意思疎通でき、頑張っているからだと感じる。

       「とてもいいみとりができた。提供して、本当によかった」
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20170914-118-OYTPT50384

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    4. [医療ルネサンス]臓器移植法20年 贈る思い<5>「贈り物」失ったからこそ
      2017年9月18日5時0分

       それは、突然のことだった。5年ほど前のある日、待ち望んだ腎臓移植が決まった。ドナー(臓器提供者)が現れたのだ。

       神奈川県相模原市の会社員、永田徳彦さん(44)が、臓器を仲介する日本臓器移植ネットワークに登録してから、14年が過ぎていた。

       最初に異常がわかったのは14歳の時。腎臓で血液を濾過ろかする糸球体の数が通常の10分の1しかなく、老廃物が除ききれずに体にたまってしまう。

       高校生になって、生体腎移植が検討された。健康な家族から、二つある腎臓の片方をもらう方法だ。永田さんの場合、家族と血液型が合わず断念。18歳で人工透析を開始した。週3日通院し、1回4時間の透析を受ける生活を続けていた。

       移植後は、わずかだった尿の量が正常になり、人工透析から解放された。亡くなった人からの腎臓提供を待つ患者は1万人以上。10年以上待つことも覚悟しなくてはならない。移植にこぎ着けたのは、貴重なチャンスだった。

       「不摂生をして、せっかくもらった腎臓をダメにしないようにしなければ」

       永田さんは、塩分をとりすぎないなど、体調に細心の注意を払った。しかし、体は拒絶反応を示した。

       移植された臓器は本来、体にとって異物。体を守る免疫機能が働いて攻撃するため、移植患者は免疫抑制剤を飲み続ける。永田さんは、薬を飲んでも免疫が抑えられなかった。腎機能は悪化し、入退院を繰り返した。移植から1年半後、腎臓は働かなくなり、取り出すことになった。

       「ドナーに申し訳ない。ドナーの家族、病院の先生、たくさんの人の思いが詰まった腎臓だったはずなのに、ダメにしてしまった」

       自分を責めた。

       透析生活に戻った永田さん。いまは医療機器を借り、自宅で透析している。きめ細かな自己管理が必要だが、時間帯を自分の都合に合わせられる。

       振り返ると、それまでいかに病気のことを知らなかったか実感した。検査や薬、透析患者の医療費、そして、移植医療や臓器提供に込められた思い――。

       「いただいた腎臓は失ったけれど、せめて忘れないで、自分の経験を誰かのために生かしたい」

       永田さんは患者会に所属し、経験を語り続ける。多くの人に臓器移植の現状を知ってもらいたい。

       永田さんは移植後、コーヒーが突然好きになった。

       「コーヒーが好きな人だったのかな」

       いまも、一度はともに生きたドナーの思いを感じ続ける。(鈴木希)
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20170917-118-OYTPT50154

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  49. ほんとうに他人の臓器が「移植」されたかどうかはレシピエント本人も与り知らぬこと…

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  50. 厚生労働省‏
    @MHLWitter

    【10月15日に東京で「臓器移植推進国民大会」を開催します】
    免許証や保険証の「臓器提供意思表示」について皆さんで考える参加型イベントをイイノホール(千代田区)で開催。申込不要。入場無料。詳細→/www.jotnw.or.jp/news/2017/detail5612.html … #臓器移植 #臓器提供

    https://twitter.com/MHLWitter/status/918023684903747590

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  51. 臓器移植法施行20年 理解深める大会
    10月15日 20時18分

    脳死した人からの臓器提供を可能にする法律が施行されて16日で20年になるのを前に、臓器移植について理解を深めてもらおうという大会が都内で開かれました。

    東京・千代田区で開かれた大会には、医療関係者や学生などおよそ200人が集まりました。

    はじめに、日本臓器移植ネットワークの門田守人理事長が「脳死からの臓器提供は年々増えているものの、移植を待つ人が1万3000人余りいる中で、実際に受けているのは年間およそ300人だ」などと現状を説明しました。

    続いて、医療関係者や大学生らが壇上に上がり、臓器提供のカードなどで意思表示をしている人は10%余りと低い状態が続いているとして意見を交わし、男子大学生は「ネットにはさまざまな情報があって正確な知識が得られず、意思表示するのに困った」などと指摘する声が相次ぎました。

    また、看護師の女性からは「『臓器提供をしたい』だけではなく、『したくない』という意思のほか、『臓器をもらいたい』や『もらいたくない』という意見も家族にとっては大切だ」といった話も出ていました。

    この20年間で、脳死からの臓器提供は全国で479例行われ、移植を受けた人は2000人を超えています。

    大会に参加した大学生は「これまで考えたことがなかったので、帰ったら家族と話し合ってみたい」と話していました。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171015/k10011178761000.html

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    1. >この20年間で、脳死からの臓器提供は全国で479例行われ、移植を受けた人は2000人を超えています

      479人/20年、2000人/20年、2000人/479人…

      臓器抜く阿呆に入れる阿呆、同じ阿呆なら抜かなきゃ…

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  52. 移植待つ子ども支援 臓器移植法20年 小中高校と病院連携
    2017年10月14日15時0分

     臓器移植法の施行から16日で20年を迎える。心臓移植の中核施設となっている大阪大病院(大阪府吹田市)は、地元の小中高校と連携し、移植を待つため近くに転居してきた子どもたちの学習支援に取り組んでいる。

     「先生、この問題難しい」。大阪府茨木市立彩都さいと西中学校で、バッグを下げた女子生徒(14)が補習を受けていた。バッグの中には、体に埋めた補助人工心臓を動かすバッテリー。おなかから出ているケーブルで人工心臓とつながっている。

     生徒は中国地方出身。小学4年生で心筋梗塞こうそくを発症。2016年12月に阪大病院で補助人工心臓を埋め込む手術を受け、移植を待つことになった。付き添いの母親らと病院近くに転居し、今春、同中に転校。女子生徒は「クラスの子は、私にぶつからないよう気をつけてくれる」と笑顔を見せる。

     11歳未満の子の心臓移植ができる国内病院は4施設で阪大病院はその一つ。同病院心臓血管外科の平将生たいらまさき医師(41)は12年から近隣の学校に協力を依頼してきた。これまで茨木市などの7校が小中高校生約10人を受け入れ、うち5人が心臓移植に至った。彩都西中は4人を受け入れ、現在2人が通う。教師らは、平さんらから人工心臓の使い方の講習を受け、休み時間も1人にさせないよう付き添ったり、万が一のトラブルに備えて人工心臓のマニュアルを持ち歩いたりする。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20171014-118-OYTPT50285

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  53. いのちを弄ぶ(もてあそぶ)医療ごっこ、医療もどき、えせ医療…

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  54. 臓器移植法20年…ドナー受け入れ 課題
    2017年10月16日5時0分

     1997年10月16日、施行された臓器移植法。脳死臓器移植に抵抗感が根強かった日本で、長い議論を経ての法制化だった。しかし、ドナー(臓器提供者)は諸外国に比べ著しく少ない。若い世代では肯定的な人が多数派となり、意識は変わりつつあるが、病院の提供体制が整わないなど定着に結びつかない現状がある。

    (医療部 鈴木希、高梨ゆき子、大阪科学医療部 諏訪智史)

    提供意思 生かせぬ例も

      9歳の娘 脳死に

     「娘が、移植を待つ子を一人でも助けられるならと思ったのですが……」

     さいたま市の会社員桜井紀彦さん(49)、知佳子さん(50)夫妻は、臓器提供の申し出がかなわなかった2013年1月の出来事を振り返った。

     当時9歳の次女・みのりちゃんはアーモンドをのどに詰まらせ、13年1月、脳死状態と告げられた。入院中の病院には、移植しか治療の道がない子どもたちもいた。わが子はもう助からないという現実を前に、思い悩んだすえの申し出だったが提供はできなかった。

     両親が外出中の事故。一緒にいた中学生の姉が救急車を呼んだ。治療が難航して転院したため、脳死状態と言われたのは、3か所目の病院でのことだ。

     臓器移植法は当初、本人の書面による意思表示を脳死臓器提供の条件とし、15歳未満はドナーになれなかった。10年施行の改正法で、家族の承諾のみでの提供が認められ、子どもからも提供できるようになった。

     ただし、18歳未満のドナーの場合、虐待があると対象外になる。第三者の目撃がない例などでは、病院が「虐待の疑いが排除できない」と過度に慎重になることもある。桜井さんの場合も同様という。こうした例は改正法施行から15年3月までに10件あった。

     そんな実情を反映してか、15歳未満の提供はこれまで15件しかない。

     紀彦さんは「娘のことを、臓器移植の現状について考えるきっかけにしてもらえたらうれしい。『みのりが社会で活躍している』と思えますから」と語る。

     貴重な意思が生かせない背景には、体制整備の遅れがある。脳死での臓器提供ができる病院は約900施設あるが、今年3月時点の国の調査によると、実際には半数以上で体制が整っていない。病院の都合で提供を断念した例は13~16年に少なくとも12件あった。

     

      独自に体制拡充

     独自の取り組みで提供体制を拡充した地域もある。

     和歌山県は、100万人当たりの提供数が、1997年~2016年に11・33人と全都道府県で最多。同県は、病院で臓器提供の準備などを担う院内コーディネーター研修を07年度から、全国で初めて義務づけた。ドナー家族らを招き、家族への説明の仕方などを半年かけて学ぶ。同県の仲井照和・臓器移植コーディネーターは「豊富な知識を身に付けた院内コーディネーターが多い」と説明する。

     救急医との連携も強化している。臓器提供の可能性がある患者の情報をいち早く把握する救急医に、積極的に研修への参加を呼びかける。研修を受けた同県立医大の島幸宏医師は「救急医として患者の家族に提供の選択肢を示すことも大切」と話す。

     日本移植学会の江川裕人理事長は「国民の意識の変化に、社会システムが追いついていない。尊い意思を大切にできる体制作りが必要だ」と話している。

     

    若者は肯定的 国民意識変化

     脳死臓器提供は17年9月までに計475件。年々増え、16年は64件あった。だが、100万人当たりの提供数は0.7人(15年)と世界的にも目立って少ない。

     ただ、国民の意識は変化している。内閣府の13年の調査で、脳死となった場合に「提供したい」「どちらかといえば提供したい」という人は43.1%で15年前より10ポイント以上増加。20歳代は63.9%、30歳代55.9%と若い世代で半数を超えた。

    「和田移植」後に停滞

     日本の臓器移植は、1968年に札幌医科大学病院で和田寿郎教授らが行った心臓移植の後、長く停滞した。脳死判定に問題はなかったかなどの疑念を呼んだ「和田移植」は、「密室の医療」と批判され不信感を残したためだ。

     90年代に入り、脳死を人の死と認めるかどうかの論争に出口が見え、97年10月に臓器移植法が施行された。しかし、1例目の実現は99年2月。その後も提供数は伸び悩んだ。本人の書面による意思表示という厳しい条件が要因とされる。

     反対に生体移植は90年代以降、大きく進展。肝臓の一部や片方の腎臓を健康な親族が提供する方法で、全国に普及した。そうした選択肢もない患者のなかには、移植のため海外渡航する人も続々と現れた。

     2008年、臓器売買の懸念から海外渡航移植の自粛を求める国際移植学会の「イスタンブール宣言」の採択など渡航移植に厳しい目が向くと、ドナー不足への打開策が具体化。家族の承諾のみで提供できる改正法が10年に施行された。法改正前には年10件前後だった脳死臓器提供は年々増え、最近は年50件を超える。家族承諾が多く、本人が書面で意思を残していた例は4分の1となっている。

     ただ、最近、日本臓器移植ネットワーク(JOT)の患者選定ミスが相次ぎ、制度疲労も露呈した。背景には、コンピューターシステムの不具合だけでなく、ドナーと患者をつなぐ臓器移植コーディネーターの人材不足もある。関係者からは「提供数が年100件を超えたら対応できない」との声も上がり、体制立て直しが急務となっている。

     
    終末期の選択肢…植田育也氏(小児救急医)

     日本で子どもの臓器提供が進まないのは、他国と違い、臓器提供の時のみ脳死が人の死となり、わが子の死を親が決断することになるからだ。

     臓器提供は終末期医療の一つの選択肢だ。脳死の子への継続的な治療は無為な延命だということを、家族にも医療者にも理解してもらう必要がある。

     日本は死生観や文化が欧米と違うため移植医療が根付かないという議論があるが、価値観は多様化しており、今後も変化すると思う。

              ◇

      うえた・いくや  埼玉県立小児医療センター集中治療科長。米国で臓器提供に携わった。

     
    生体移植 法規制を…●島次郎氏(生命倫理学者)

     日本で脳死臓器移植が増えない最大の原因は、生体移植に過度に依存していることにあると思う。脳死移植は厳しく法規制されているが、生体移植には規制がない。このため、やりやすい生体移植が定着し、脳死移植が広がらないでいる。

     この状況は世界に類を見ないもので、他国は脳死移植が主流。生体移植は、脳死移植の不足を補う例外と位置づけられている。日本でも、生体移植を規制する臓器移植法の改正が必要だ。

              ◇

      ぬでしま・じろう  生命倫理政策研究会共同代表。臓器移植などを巡る生命倫理を研究する。(●は「木へん」に「勝」の旧字体)

     
    提供病院 負担軽減を…名取良弘氏(脳神経外科医)

     「脳死」は脳の機能不全を意味する。患者の家族に、患者が脳死の状態であることをしっかり説明するのは、医師の責務だ。

     しかし、臓器提供の情報を家族にどう伝えるかについては、難しい課題がある。日本では、主治医がその役割を担うことが多いが、治療に専念してきた主治医が、抵抗感を覚えるのは無理もない。諸外国のように主治医以外が説明する体制づくりなど、提供病院の負担軽減策が必要だ。

              ◇

      なとり・よしひろ  飯塚病院(福岡県)脳神経外科部長。厚労省の小児臓器提供作業班メンバー。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20171015-118-OYTPT50164

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    1. >日本で脳死臓器移植が増えない最大の原因

      賢明で良心的なプロならばプロほど、そのいかがわしい世界に近寄らない、遠巻きにして眺めているだろ…

      厚労省も罪作りな連中だな。

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    2. そういうもので人体再生の企てをすすめるべきではない。

      人体練成は見果てぬ夢のまた夢だ。

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    3. 覆水を盆に返すようなことをやるのは正気の沙汰ではない。

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  55. [命の絆 臓器移植法20年]<1>「僕のをあげてね」 決断
    2017年10月16日5時0分

     脳死の人からの臓器提供を認めた臓器移植法が施行されて、きょう16日で20年。必要とする患者と提供数には、いまなお大きな隔たりがある。初めて取材に応じた子どものドナー(臓器提供者)の遺族ら関係者を通じて、その課題を追った。

             ◎

     病室のベッドで眠るように安らかな表情の息子を、母(39)は必死で抱きしめた。息子は脳死となり、日本では数少ない子どものドナーになった。臓器は各地の患者のもとへ旅立った。

     「体が冷たくなってる!!」

     思わずそう叫んでなきがらを抱え、温めた。小学6年生。急にたくましくなった体は、臓器が取り出されても、やはり重かった。

     「愛情のバケツが空にならないように、ぎゅうっとするよ」

     抱き合うときの家族の合言葉を、母は心のなかでつぶやいた。横で父(47)は息子の頭をなでて、「頑張ったな」と話しかけた。

     別れは突然だった。入浴したはずが、静か過ぎるのが気になり母は声をかけた。反応がないので見に行くと、湯船に沈んでいた。駆けつけた救急隊員らの処置で心臓は鼓動を再開したが、意識は戻らない。柔道に打ち込んでいた息子は、それまで健康そのもの。原因はわからなかった。

     入院から約1週間、主治医に脳波のデータを見せられた。明らかに平らな線。

     「脳死の状態ですか」

     恐る恐る尋ねると、主治医はうなずいた。回復を願っていた両親に、つらい現実が突きつけられた。

     クラスの盛り上げ役で、いつも人を笑顔にした。友達の悩みにも、自分のことのように考え込む。母が体調を崩すと、言われなくても小さな妹の面倒を見た。柔道は強くなかったけれど、練習は皆勤だった。

     「人の役に立ちたい」というのが夢。テレビのドキュメンタリー番組が大好きで、臓器移植で元気になった子どもの映像を見て涙し、家族に話していた。

     「もし僕が脳死になって、助かる人がいたら、僕のをあげてね」

     両親は思いきって、臓器提供を申し出た。

     脳死ドナーは2017年9月までに計475人。15歳未満の子どもがドナーになれるようになったのは法改正後の10年からだが、7年でわずか15人。海外渡航して移植を受ける子どもも後を絶たない。ドナーが少ない要因の一つには、病院に臓器提供の意思を生かす体制が必ずしも整っていないことも指摘されている。

     特に子どもは、虐待がないことの確認などが求められ、慣れない病院も多い。主治医はマニュアルを見ながら手続きを進めた。脳死判定の後、家族と親友2人に見送られて手術室に運ばれ、臓器が摘出された。

     母はいまも、わが子の死を受け入れられない。けれどせめて、本人の希望をかなえたかった。

     「いまもまだ、何をしていても悲しい。ただ、移植した人が元気に暮らしていることが、私たちの希望」
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20171016-118-OYTPT50092

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    1. >「人の役に立ちたい」というのが夢。テレビのドキュメンタリー番組が大好きで、臓器移植で元気になった子どもの映像を見て涙し、家族に話していた

      テレビという洗脳マシンは罪作りなことをする…

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    2. [命の絆 臓器移植法20年]<2>「意思」生かす医療 願う
      2017年10月17日5時0分

       <私は尊い「生命のリレー」をいただいて、まるで生き返ったような生活を送っています>

       橋本徹さん(67)の自宅には、繰り返し読み返した何通かの手紙がある。17年前に亡くなった長男の晃一こういちさん(当時20歳)は、手紙の送り主に腎臓を提供した。

       「日本には臓器移植に否定的な意見もあるでしょう。でも私たちは、提供できてよかった」。日本臓器移植ネットワークを通じて受け取る匿名の手紙。それは息子の生きた証しでもある。

       きっかけは2000年5月、片づけそびれたこたつでくつろいでいたとき。テレビが小渕恵三氏の逝去を伝えた。首相在任中に倒れ、国民の前から突然、姿を消した政治家の死は、命のはかなさを思わせた。

       「お父さんは、自分にもしものことがあったら臓器提供をしたいと思うんだ」

       隣にいた晃一さんに話した。この4年前、脳腫瘍が見つかった晃一さん。横浜市内の自宅に近い横浜総合病院へ入退院を繰り返した。闘病中、家族は愚痴や泣き言を聞いたことがない。いつも機嫌がよく、天真爛漫らんまん。友達に囲まれ、入院生活さえエンジョイしていた。

       以前、橋本さんは仕事で渡米し、運転免許を取っていた。1997年に日本で臓器移植法ができる前から、米国では免許取得時に臓器提供の意思表示ができ、迷わず「Yes」を選んだ。

       「それっていいね。俺もそうしたいな」

       晃一さんらしい気さくな返答が耳に残った。

       晃一さんは、担当だった脳神経外科部長(現病院長)の平元周ひらもとまこと医師には、ぽつりと漏らしたこともあったという。

       「俺、もう死ぬのかな」

       「そんなことはない。一緒に乗りきろう」。励ましたが、晃一さんは悟っていたのかもしれない。

       その後、何度目かの発作で倒れ、父子の会話から間もない2000年夏、「脳死状態」と告げられた。覚悟していた橋本夫妻は、静かに受け止めたはずだ。ただ、なぜかその瞬間は記憶から抜け落ちている。

       「臓器提供は、できるんですか」

       切り出したのは妻(66)だった。それはこんな思いからだ。「本人が望んでいたことでもあるから、そうしたかった。でも本当は、だれかの中でコウが生き続けるということ、それだけがほしかった」

       臓器移植法では当時、本人の書面による意思表示がないと、脳死での臓器提供はできなかった。入院先は、脳死提供できる条件に当てはまらない病院でもあった。そのため、心停止後に提供できる腎臓と角膜を、必要とする患者に贈った。

       「臓器提供したから、いまもコウがどこかにいる気がします。アメリカのように、臓器移植が普通の医療になればいいのに」

       日本では、亡くなった人の体を傷つけることへの抵抗感や、他人の臓器をもらうことへの偏見も残る。そのためか、ドナーの遺族や移植を受けた患者、待つ患者が、表舞台で語りにくいともいわれる。

       それでも橋本さんは、名前や顔を明かして語りかけることにした。晃一さんならきっと、「いいよ!!」と明るく言うだろうから。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20171017-118-OYTPT50029

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    3. [命の絆 臓器移植法20年]<3>巡ってきた順番…決心
      2017年10月18日5時0分

       体を揺すられて目覚めたのは、夜明け前だった。

       「ドナー(臓器提供者)が出た。でも摘出から長い時間がたった肝臓で、リスクがある」

       5年前の秋、早朝5時前。東京都世田谷区の自宅にいた井上昭太さん(22)は電話ごしに、医師の張りつめた声を聞いた。

       代謝異常の難病を抱えて生まれた。この病気は、肝臓でアンモニアが解毒できず、血液中にたまると嘔吐おうとやけいれん、意識障害を起こし、命にかかわることも。たんぱく質を控えた厳しい食事制限でしのいできたが、高校生になって度々発作を起こした。肝臓移植は、唯一の治す道だった。

       とはいえ急激に悪化する病気ではない。ドナーが少ない日本。「移植の順番なんて、まず回って来ない」。そんな気もしていた。

       電話の主は、自宅近くの国立成育医療研究センターで移植を担当する笠原群生むれお医師。そのとき、岩手県盛岡市にいた。

       前夜、東海地方のドナーから岩手医科大学病院の患者に肝臓が移植されることになった。応援を頼まれた笠原医師は、ドナーのいる病院に出向き肝臓を摘出。肝臓とともに空路、岩手に移動したが患者の容体が急変。移植できなくなった。

       日本臓器移植ネットワークはドナーが出ると、臓器ごとの待機者のうち、重症度などに応じた優先順位に沿って意思確認していく。いったん決まった移植が見送られ、夜半過ぎに患者選定は振りだしに戻った。

       「昭ちゃんにチャンスが来るかもしれない」。笠原医師の頭に井上さんが浮かんだ。ドナーの肝臓は健康できれいだ。血液型も一致している。ただし、井上さんより上位の患者は多いはず。脳死肝移植は、摘出から12時間以内に行うのが許容範囲とされるが、すでに4時間ほどが経過。手術までに肝臓はもつだろうか。

       残り時間が限られているだけに30人余は断り、37番目に井上さんに回ってきた。笠原医師の電話をいったん切り、両親と話した。移植しても、20~30%の確率で肝臓が働かないリスクがあるという。心配する母(48)に、父(47)は言った。

       「もう子どもじゃない。本人の意思を尊重しよう」

       井上さんは電話をかけ直した。笠原医師の緊迫した声が飛び込んできた。

       「昭ちゃん、始発の新幹線に乗らないと間に合わない」。電話口で救急車のサイレンが聞こえた。

       「わかった。受けるよ」

       笠原医師らは救急車に飛び乗り、駅に向かった。新幹線は満席で、立ち通し。肝臓を入れたクーラーボックスは、20キロはある。ストラップが肩に食い込んだ。

       午前9時半過ぎに同センターに到着。手術室では、麻酔で眠る井上さんを囲み、主治医の福田晃也医師らが待ちうけていた。移植は無事終了。井上さんは術後の合併症を乗り越え、約2か月後に退院できた。経過は順調で、いまでは大学に通い、スキーにも打ち込む。うれしいのは、何でも食べられること。「僕の世界は変わった」。それが実感だ。

       「日本では移植のチャンスが極端に少ない。だから患者に厳しい決断を迫らざるをえない」。福田医師はつらい現実を語る。あの機会を逃していたら、次は巡ってこなかったろう。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20171018-118-OYTPT50042

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    4. [命の絆 臓器移植法20年]<4>すがる「海外」 実態は闇
      2017年10月19日5時0分

       1年以内に人工透析が必要になる――。

       静岡県の男性(67)は2014年、かかりつけ医に告げられた。腎臓の難病による慢性腎不全だった。

       1回4時間あまりかかる透析に週3回通う生活への不安。根本的な治療は移植しかないが、ドナー(臓器提供者)の少ない日本で、待機期間は平均15年近い。何とかならないか。思わずネット検索した。

       すると、海外で臓器移植を受ける手助けをするというNPOのサイトを見つけた。後日、事務所を訪ねると、担当者に言われた。

       「中国へ行きましょう」

       手術費や滞在費などすべて込みで約1700万円。男性は同年12月、担当者に伴われて中国に渡った。ドナーが現れるまでホテルで40日待ち、移植で実績があるという天津の大病院で15年1月に移植を受けた。

       帰国後、経過を診てもらおうと浜松医科大学病院を訪れると、診療してもらえなかった。「臓器売買の絡むような腎移植をした患者の診療は行わない」という院内の申し合わせが理由だった。

       臓器移植法は、臓器売買を禁じている。渡航移植に厳しい目が向けられる世界情勢もある。患者数に比べたドナー不足は、各国共通。先進国の国民が途上国などでお金を払って臓器提供を受ける移植ツーリズムへの批判が高まり、国際移植学会が08年、自国の患者は自国で救うよう求める「イスタンブール宣言」を採択。世界保健機関(WHO)は10年、同様の方針を盛り込んだ新指針を出した。

       以後、渡航移植は難しくなった。米国で子どもの心臓移植など正規の受け入れが一部あるのみという。

       男性は、診療に応じている東京都内の病院に通い、経過は良好という。しかし、「診療拒否は納得できない」として15年7月、浜松医大を提訴。「NPOに必要な費用を払っただけで、臓器売買した覚えはない」と話す。大学側は「コメントできない」とするのみだ。

       NPOは「必要とする患者がいて移植の道があるなら、これからもできることをやっていく」と語る。

       NPOは、どのようなルートで中国の病院や医師と連携を持ち、ドナーを確保しているのか。詳細については、取材に対し、「後日、返信する」とし、18日までに回答はなかった。

       他にも、似た状況の患者が訪れたという病院はある。関西の国立大学病院は5年前、そうした患者に、「臓器移植法に抵触する可能性がある」と話して警察に出頭を勧め、初回のみ診療した。この大学病院の内部文書などによると、病院はその後、最寄りの警察署にこの事実を通報した。

       東京都内にある私立大学病院の泌尿器科医も「実態不明の団体の仲介で、中国で腎移植を受けたという患者が来院したことがある」と打ち明けた。

       日本臓器移植ネットワークに登録して腎臓の移植を待つ患者は1万2000人を超える。ドナーは脳死、心停止合わせて16年では年間96人に過ぎない。

       国内の医療機関を介さず、独自に海外移植を仲介する団体は、以前より減ったとされてはいるものの、いまもネット上に複数ある。ドナー不足のなか、扉をたたく患者がいる。どれくらいの患者が渡航しているのか、厚生労働省や学会も実態は把握していない。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20171019-118-OYTPT50059

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    5. [命の絆 臓器移植法20年]<5>「普通の医療」へ 一歩ずつ
      2017年10月20日5時0分

       「急なお話ですが、息子さんの臓器提供を考えていただけませんか」

       そう告げる医師を前に、両親は言葉を失い、ぼう然と涙を流す。

       フランスのベストセラー小説を映画化した「あさがくるまえに」の1シーン。

       サーフィンの帰りに交通事故にあった少年(17)が脳死の状態となり、両親は悩んだ末に提供を決める。そして心臓病の女性に移植の機会が訪れるが、彼女もまた葛藤していた。

       「人間には寿命がある。人の心臓を使ってまで……」

       東京・渋谷で公開された初日の9月16日、移植を待つ人や移植経験者らのグループが映画館に集った。呼びかけたのは東京都東大和市の石井智さとるさん(35)。拡張型心筋症を患い、補助人工心臓を胸に埋め込んだ体で移植の機会を待つ一人だ。

       この作品の舞台であるフランスは、100万人あたりの臓器提供数は2015年で27・5。対する日本は0・7。欧米と違って著しく少ない原因は、制度の違いだけでなく、独特の精神文化にあるという見方も長年されてきた。

       ただ、映画で描かれていたのは、日本人と共通する人々の心情だった。深い悲しみのなか、わが子の臓器提供を巡り心乱す親。助かりたい思いと、他人の臓器をもらって生きながらえることへの後ろめたさに揺れる患者――。

       石井さんは「国や文化、制度が違っても、人の気持ちは同じなんですね。日本でもいつか、臓器移植が普通の医療になる日が来ればいいなと思いました」と感想を語る。

       集った仲間は、まさに焦りと葛藤のなかにある。日本で心臓移植を必要とする人は、16年末時点で556人。補助人工心臓の進歩で長く移植を待てるようになり、毎年100人規模で急増している。年60件前後という脳死の臓器提供数との差は大きい。

       世界では渡航移植の自粛が求められているが、移植を待つ時間がなく、海外に渡る人も後を絶たない。

       国内を見渡せば、病院の体制が整わず、家族が希望しても提供がかなわないケースもある。臓器をあっせんする日本臓器移植ネットワークでは移植を受ける患者の選定ミスが相次ぎ、家族に説明するコーディネーターも人材不足といわれる。

       それでも最近、わずかに光が見え始めた。1997年に臓器移植法が施行されてから10年余、年ひとけた程度だった脳死ドナーの数はここ数年、確実に増え続けている。2010年の法改正で、家族の承諾のみでも提供できるようになったことが転換点になった。

       国のアンケートによると、国民の半数近くが提供に前向きで、若い世代ほど肯定的な傾向があり、意識の変化も見られる。

       施行から20年を迎えた臓器移植法は、第2条にこんな基本理念を掲げている。

       死亡した者が生存中に有していた自己の臓器の移植術に使用されるための提供に関する意思は、尊重されなければならない

       ドナーや家族の思いを、移植でしか助かる道のない人へできる限りつなげていくこと。課題は今後に引き継がれた。(おわり)

       (この連載は、医療部 高梨ゆき子、鈴木希が担当しました)
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20171020-118-OYTPT50006

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  56. “リボン”で臓器移植の理解促進
    10月16日 19時13分 NHK首都圏 NEWS WEB

    脳死した人からの臓器提供を可能にする法律が施行されて16日で20年になるのに合わせて、臓器移植推進のシンボル「グリーンリボン」をかたどった巨大な作品を作る催しが茨城県庁で開かれました。

    この催しは、茨城県内の移植医療の関係者などが企画し、市民などが参加しました。
    会場の体育館には、縦25メートル、横15メートルの大きな紙に臓器移植推進のシンボルマーク「グリーンリボン」のかたちを描いたものが用意され、その中に市民から寄せられた2000枚を超える手形のメッセージカードを貼り付けていきました。
    カードには「私の体の一部が誰かの命を救う」「みんなで話し合おう、臓器移植について」などと書かれていて、参加者たちは一枚一枚丁寧に貼っていきました。
    参加した女性は「臓器移植を多くの人に理解してもらえるお手伝いができたらと思い、参加しました」と話していました。
    日本臓器移植ネットワークなどによりますと、茨城県内で腎臓移植を必要としている人の数はおよそ300人とされていますが、実際に脳死した人などから移植が行われるのは、年間数件にとどまっているということです。
    国立病院機構水戸医療センターの県臓器移植コーディネーター、小川直子さんは「臓器移植についてはまだ理解が進んでいないことが多いので、こうした作品づくりを通して発信していきたい」と話していました。
    http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20171016/0001888.html

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  57. 騙されていることに気づかない自覚なき善意の人々が、さらなる大きな騙しの手口に手を染める構図…

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  58. 小児心臓病 岡山大が再生医療の臨床研究 8歳女児に手術
    10月17日 12時18分

    脳死からの臓器提供を認める臓器移植法が施行されてから、16日で20年となりましたが、この間、脳死になった子どもからの臓器提供は15例にとどまっています。こうした中、岡山大学では、移植に代わる治療法を目指して、再生医療の臨床研究が進められ、重い心臓病の子どもから取り出して培養した特殊な細胞を体に戻す初めての手術が行われました。

    岡山大学病院の王英正教授などの医療チームが研究を進めるこの再生医療は、全身に血液を送り出す心臓の機能が弱まる「拡張型心筋症」という重い心臓病の子どもが対象です。

    患者本人の心臓の組織から、心臓の筋肉の元になる「幹細胞」を取り出して培養し、体に戻して治療しようというもので、ことし患者を対象にした臨床研究が始まりました。

    17日は、熊本県の8歳の女の子から、ことし7月に取り出した細胞を培養したうえで、心臓の周りの血管に流し込んで戻す初めての手術が行われ、医療チームは今後、安全性と効果を確認することにしています。

    「拡張型心筋症」は、症状が進むと心臓移植しか助かる方法がありませんが、臓器移植法が施行されてからの20年間で脳死になった15歳未満の子どもからの臓器提供は15例にとどまっていて、多くの患者が移植を受けられない状況が続いています。

    王教授は「国内では臓器の提供が非常に少なく、移植を必要とする子どもにとって深刻な状況だ。再生医療の研究を進め、臓器移植に代わる治療法として確立させたい」と話しています。

    術後の女の子「元気になったら遊園地に行きたい」

    17日、岡山大学病院で手術を受けた熊本県に住む小学2年生の8歳の女の子は、以前は、ほかの子どもと同じように生活し、5歳ごろまではダンスを楽しむなど体を動かすことが大好きだったということです。

    しかし、医療チームによりますと「拡張型心筋症」という重い心臓病を患い、最近は心臓の機能が少しずつ弱まって運動を制限せざるをえなくなったということです。

    移植しか助かる方法がない状態にまで症状が進むおそれがあるということです。手術を前に女の子は、「手術が終わって元気になったら、家族と遊園地に行きたい」と話していました。

    母親は「この病気について調べると、治療法として最初に出てくるのは心臓移植ですが、国内で臓器提供を受けることは奇跡に近いと思います。海外での移植も考えましたが、とても負担できる費用ではなかったので、今回の治療法に期待しています。症状が改善すれば、これまで我慢させていた水泳やダンスをさせてあげたい」と話していました。

    臓器移植と再生医療の現状は

    日本臓器移植ネットワークによりますと、この間、脳死からの臓器提供は479例行われました。

    平成22年には、改正臓器移植法が全面施行され、15歳未満の子どもも脳死からの臓器提供ができるようになりましたが、脳死になった15歳未満の子どもからの臓器提供は15例にとどまっています。

    一方で、心臓移植を必要とする重い心臓病の子どもは、現在、移植ネットワークに登録している人だけで38人います。

    移植を受けられない子どもが、高額な費用を募金で集めるなどして海外での移植を目指すケースも相次いでいて、移植を受けるまでの間、症状の進行を抑える治療法や、移植に代わる新たな治療法の開発が求められています。

    岡山大学が研究を進める再生医療は、「拡張型心筋症」という心臓病の18歳未満の患者が対象です。心臓がふくれ、全身に血液を送り出す機能が弱まる難病で、国内で心臓移植を必要とする子どもの多くはこの病気と見られています。

    研究を進める再生医療は、患者本人の心臓の組織から心臓の筋肉の元になる幹細胞を取り出して培養し、心臓の周りの冠動脈に流し込んで戻すというもので、他人の臓器を移植するのと違い拒絶反応のおそれがないということです。

    また、組織を取り出したり細胞を戻したりするときはカテーテルという細い管を使い、胸を開く必要がないため、体への負担が少ないということです。

    岡山大学の王英正教授は「今のところ、治療法としては心臓移植が最も効果が高いとされているが、国内では臓器提供が非常に少ないのが現状だ。新たな方法は、患者の体の負担が少ないことも特徴で、移植医療に代わる治療法となるよう研究を進めていきたい。心臓病の患者は生活や運動の面で制限があったり、学校に行けなくなったりするので、元気な子どもと同じような生活が送れるよう期待している」と話しています。
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171017/k10011180271000.html

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    1. 拡張型心筋症に幹細胞移植…子供で臨床研究 =関西発
      2017年10月17日15時0分

       重い心臓病「拡張型心筋症」の子どもに、本人から採取した心臓の幹細胞を培養して移植し、心臓の機能を改善する治療の臨床研究を岡山大病院のチームが17日から本格的に始めた。根本的な治療には心臓移植が必要だが、子どもの臓器提供者(ドナー)は少なく、移植を待つ間に亡くなる子どももいる。今回の治療で、移植までの待機時間を長くできる可能性があるという。

       拡張型心筋症は心臓がうまく収縮せず、血液を送り出すポンプ機能が低下する難病。2015年度末現在で国から医療費の助成を受けている患者数は約2万8000人。

       臨床研究は、王英正おうひでまさ教授(循環器内科学)らのチームが、18歳未満の7人に行う。細い管(カテーテル)で患者本人から心臓の組織の一部を採取。心臓の筋肉のもとになる幹細胞を取り出し、約1か月かけて培養して増やした後、再びカテーテルで心臓の表面の冠動脈の中に戻す。心臓の壁の筋肉が増えれば、ポンプ機能の改善が期待できる。胸を開く手術が不要で、体への負担も軽いという。

       チームはこれまで心臓の心室が一つしか機能しない「単心室症」などを対象にした臨床研究で、6歳未満の41人に同様の治療を実施。心臓が一度に血液を送り出す量が平均で5%程度増えるなどの効果を確認した。

       17日は熊本県の女児(8)に治療を実施。女児は生後1か月で心臓に異常が見つかり薬で治療してきたが、小学校入学後、突然意識を失うことがあった。女児は治療前、「退院したら家族みんなとディズニーランドに行き、学校の友達と鬼ごっこをしたい」と話した。

       チームは安全性などを確認できれば、臨床試験(治験)を行い、3年後の保険適用を目指す。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20171017-043-OYO1T50018

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    2. 「幹細胞」
      https://koibito2.blogspot.jp/search/label/%E5%B9%B9%E7%B4%B0%E8%83%9E

      と、「臓器移植」は、同じ一本道でつながっているのだな。

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  59. 文科省、動物で人の臓器作製容認
    基礎研究に限定
    2017/10/24 19:37

     動物の体内で人の臓器を作る研究について、文部科学省の専門委員会は24日、適切なルールや厳格な管理体制の下であれば「基礎研究に限り容認し得る」とする見解をまとめた。主に病気の人に移植する臓器の作製を目指す研究だが、現時点では安全性に懸念があり、作った臓器を人に移植することは「考えられない」と否定した。

     今後、動物の体内で人の脳神経、精子、卵子を作ることや、霊長類を使うことを認めるかを議論し、本年度中に報告書をまとめる。文科省は、2018年度に指針を改正する方針で、研究が解禁される見通し。
    https://this.kiji.is/295506703896593505

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    1. 役所ぐるみで、予算つくる側と使う側で、詐欺師衆の巣みたいになっている分野があるらしい…

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    2. 【医学】文科省、動物で人の臓器作製容認 基礎研究に限定
      https://egg.5ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1508857185/

      「文科省」のニュース
      https://www.2nn.jp/word/%E6%96%87%E7%A7%91%E7%9C%81
      「文部科学省」のニュース
      https://www.2nn.jp/word/%E6%96%87%E9%83%A8%E7%A7%91%E5%AD%A6%E7%9C%81

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  60. 急性白血病
    根治へ一歩 マウスで8割、ヒトに応用へ
    毎日新聞2017年10月26日 03時00分(最終更新 10月26日 03時00分)

     急性骨髄性白血病(AML)の根治につながる治療法を開発したと、理化学研究所の石川文彦グループディレクターらの研究グループが25日付の米科学誌に発表した。患者の細胞を組み込んだマウス実験で約8割が根治したという。今後、ヒトへの応用のための研究を進める。

     AMLは、複数の遺伝子異常で起こる血液のがん。研究グループはAMLを再現したマウスの遺伝子を解析。「FLT3」という遺伝子の異常が白血病細胞をつくることを突き止め、2013年には、この遺伝子異常の働きを抑える化合物を開発した。

     一方で、大半のマウスはこの化合物だけでは白血病細胞の数は減るものの、根治できないこともわかった。研究グループは、「BCL2」というたんぱく質が、白血病細胞を生かす働きをしていることも突き止め、BCL2阻害剤とこの化合物を併用する治療法を開発。実験では、17人の患者のうち14人の細胞を組み込んだマウスの白血病細胞を死滅させることに成功したという。

     AMLは、抗がん剤が効きにくく再発率が高い。研究グループによると、国内で毎年約3000人が死亡し、5年生存率は3割弱にとどまるという。研究グループは、理研が出資するベンチャー企業を米国に設立しており、19年にも患者への臨床試験を始める予定。石川グループディレクターは「AMLを根治する治療法として期待できる。一日も早く患者に提供できるように努力したい」と話している。【酒造唯】
    https://mainichi.jp/articles/20171026/k00/00m/040/152000c

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    1. 「白血病に仕立てられる患者たち」
      https://www.google.co.jp/search?q=%E7%99%BD%E8%A1%80%E7%97%85%E3%81%AB%E4%BB%95%E7%AB%8B%E3%81%A6%E3%82%89%E3%82%8C%E3%82%8B%E6%82%A3%E8%80%85%E3%81%9F%E3%81%A1+%E8%A5%BF%E5%8E%9F%E5%85%8B%E6%88%90

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  61. 臓器提供したいが…ドナー意思「記入」12%
    2017年11月12日10時0分

     臓器提供の意思を運転免許証などに記入している人は12・7%にとどまっていることが、内閣府が実施した移植医療に関する世論調査でわかった。

     脳死や心停止となった場合に、臓器を提供したいと答えたのは41・9%で、臓器移植法施行から20年の今も、前向きな意識が実際の意思表示に結びついていない実態が浮き彫りになった。

     調査は8~9月、18歳以上の3000人を対象に行われた。回収率は63・7%。

     臓器提供の意思を記入しない理由は、「意思が決まらない、後で記入しようと思っていた」が25・4%で最も多かった。次いで「臓器提供や移植への抵抗感」(19・9%)、「関心がない」(17%)、「よく知らない、記入方法がわからない」(12・1%)と続いた。

     家族の書面での提供意思を尊重したい人は87・4%に上った。法律上は、書面の意思表示がなくても残された家族が承諾すれば提供できるが、本人の意思が明確だと、家族も決断しやすいといわれる。

     一方、本人の提供意思を世代別に見ると、18~29歳と40歳代で「提供したい」との回答が、2013年の前回調査より増えて半数を超えた。30歳代は前回より下がったが、ほぼ半数が肯定的だった。50歳以上では、肯定派は3~4割と、世代間で意識に差があった。

     厚生労働省移植医療対策推進室の井内努室長は、「家庭でも普段から話し合って、お互いの考えを知っておくことが必要ではないか」と話している。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20171111-118-OYT1T50128

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  62. 「臓器移植」… アイデアとしてはかなり古くからある、魔術錬金術に近いアナクロなものに近いという感じがするのだがねえ…

    人人はもちろんのこと、豚の臓器、あるいは豚の体内で人の臓器を作って移植するなんてアイデアまであるらしいが…

    まじめに考えてるやつの気がしれん。

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  63. 動物体内で人の細胞作製容認…生殖細胞や脳神経細胞
    2017年12月7日15時0分

     動物の体内で移植用の人の臓器を作るための基礎研究で、文部科学省の専門委員会は生殖細胞や脳神経細胞の作製を目的とした研究について、国などによる個別審査を行うことを前提に、認める方針を決めた。

     このほか、研究で生まれた動物から、人の細胞に由来する精子や卵子ができた場合、それらを受精させることを当面禁じる方針も確認した。

     動物の受精胚に人の細胞を入れて2週間以上育てたり、動物の子宮に戻したりする研究は、現在の国の指針で禁止されている。

     委員会は2013年から、現行指針の改正について議論しており、これまでに人の細胞が入る受精胚で、出産させるまでの研究は認める方針を決めていた。その上で、生殖細胞や脳神経細胞を目的とした研究も可能かどうかを検討していた。

     委員会は年内に報告書をまとめる。指針は来年度中に改正となる見通しだ。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20171207-118-OYTPT50199

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    1. どんな委員の顔ぶれになってんだか…

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  64. 脳死判定、20年で500例
    臓器移植法施行から
    2017/12/29 18:46
    ©一般社団法人共同通信社

     日本臓器移植ネットワークは29日、臓器移植法に基づく500例目の脳死判定が行われたと発表した。1997年の法施行後、脳死からの臓器提供者数は伸び悩んでいたが、法改正によって家族の承諾があれば提供ができるようになった2010年以降、大幅に増加。20年で500例に到達した。

     ただ欧米や韓国と比べると提供者数は少なく、待機患者の解消にはほど遠い。心停止後に行われる腎臓の移植は、逆に法施行前に比べて減少傾向で全体の提供件数は伸び悩んでいる。
    https://this.kiji.is/319411317649769569

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  65. 業界まるごと詐欺師のギルドみたいなものだろ、世界的に。

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  66. [平成時代 継承]<6>移植待つ患者支える…心のケア プロが不安和らげ
    2018年1月10日5時0分

     「よく眠れましたか」

     臨床心理士の相良さがら美保子(26)は毎朝、病室を回り、患者一人一人に話しかける。病院の食事のこと。好きな芸能人のこと。何げない会話の中で、不安や緊張を読み取り、ほぐす。

     大阪府吹田市の国立循環器病研究センター(国循)では年間10~20件の心臓移植が行われる。移植を待つ患者は、自宅で過ごす人を含め約100人に上る。

     2016年3月から勤務する相良は、国循でただ一人の移植医療専門の臨床心理士だ。採用を決めたのは、国内初の脳死移植手術に関わった移植医療部長の福嶌ふくしま教偉のりひで(61)だった。

             ◇

     脳死後の臓器提供を可能とする臓器移植法は1997年(平成9年)に施行された。だが「脳死を人の死」とみることへの抵抗感などから、ドナー(臓器提供者)はなかなか出なかった。提供の意思をドナーカードに記していた40歳代の女性が高知赤十字病院で脳死と判定されたのは、施行から1年4か月後の99年2月。日本中が固唾かたずをのみ、移植手術を見守った。

     福嶌は、鼓動する女性の心臓を止めた。脳死移植の実現を待ち続けてきたのに、ただ悲しかった。「この命を大切にしなければ」。心臓を、当時勤めていた大阪大病院にヘリで持ち帰った。連日のように記者会見を開き、回復していく患者の様子を説明した。

     その後も、ドナーが出るたび各地へ飛んだ。2010年、家族の承諾だけで臓器提供が可能になる改正法が全面施行されると、移植件数は飛躍的に増えた。福嶌は15年春に国循に移籍。さらに多忙を極めていった。

     「心の医療」。100人以上の患者に関わり、福嶌は移植をこう呼ぶようになった。ドナーや家族の「心」がなければ成り立たない上、移植以外に助かる道がない待機患者も、ほかの病にはない葛藤に直面する。「誰かの臓器をもらってまで、自分は生きるに値するのだろうか」と。

     そんな患者の心のケアにあたるためには同じ目線で接する存在が必要と、専従の臨床心理士を雇用することを決めた。面接にやってきたのが、地元出身の相良だった。

     「明日、死ぬかもしれない患者さんにどう接しますか」。福嶌の質問に、相良はうまく答えられなかったのを覚えている。大学で心理学を学んだが、移植医療との接点はない。まだ幼かった頃の「第1号」のニュースも、うっすら覚えていただけだった。

     面接には、経験豊富な臨床心理士も来ていた。しかし福嶌は、「おっとりして、素直」な若い相良に、真摯しんしに「心の医療」に向き合う資質を感じた。

             ◇

     何を話しかけても目を合わせず、黙り込む患者がいる。見舞いに来てくれた友人たちと楽しく語らった後、「自分だけ遅れている」とふさぎこむ10歳代の患者がいる。

     「大変なところへ来てしまった」と相良は思う。けれど、ぽつりぽつりと会話を重ねることができた患者が「頑張れそう」と言ってくれたこともある。やりがいを感じ始めている。

     面接で受けた問いの答えは今も探しあぐねているが、「患者は一人一人違う」という福嶌の言葉を忘れないようにしている。導くのではなく尊重する。つらいことを和らげる。「何も話さなくてもいい。そばにいるだけで安心してもらえる存在になりたい」。迷い、もがく瞳に、強い意志が光る。(敬称略、杉山弥生子)

    心臓移植 待機650人

     国内で心臓移植を行える施設は国立循環器病研究センター、東京大、大阪大両病院など10か所。近年は年40~50件が実施され、臓器移植法施行後の累計は2017年末までに373件に上る。ただ、待機患者も約650人おり、提供数は十分と言えない状況だ。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180110-118-OYTPT50083

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  67. 臓器移植を手がける外科医は、じつはとんでもない詐欺師ペテン師かもしれんぞ…

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  68. 動物でヒトの臓器製造 国内での研究解禁へ
    1月29日 17時27分

    ヒトに移植するための臓器を将来的に動物の体内で作り出す研究などを進めるため、文部科学省の委員会は、ヒトの細胞を混ぜた動物の受精卵を動物の子宮に戻すことを認める報告書の案を大筋で了承しました。アメリカなどでは、移植手術に使われる臓器をブタの体内で作り出す研究が進んでいて、文部科学省は今後、国内での研究を解禁することにしています。

    動物の受精卵にヒトの細胞を混ぜた「動物性集合胚」の研究は、移植手術に使われるすい臓や腎臓などの臓器が不足していることから、ブタなどの動物の体内で作り出すことを目指して、アメリカなどで積極的に行われていますが、国内ではこれまで、動物の子宮に戻すことは国の指針で禁止されてきました。

    文部科学省で29日開かれた専門家の委員会で、「動物性集合胚」の研究をどこまで認めるか検討を行い、報告書の案を大筋で了承しました。

    この中では、これまでの方針を転換して、「動物性集合胚」を動物の子宮に戻し、ヒトの細胞を持った動物の誕生を認めることを盛り込んでいます。一方で、動物の体内でヒトの脳を作る研究については、ヒトなのか動物なのか区別できない生物が生まれる危険性がないか、海外での研究の事例を確認して行うべきだとしています。

    また、生まれてきた動物の生殖細胞については、ヒトの精子や卵子が混ざっている可能性があることから、当面、受精させることを禁じています。文部科学省は今後、広く一般の意見を求めたうえで指針を改定し、国内での研究を解禁することにしています。

    委員会の主査で、国立精神・神経医療研究センターの高坂新一名誉所長は「意義のある研究なので、解禁する方向で認められた。ヒトと動物の区別がつかない動物ができないよう、国の委員会としても指針に基づいてチェックを行っていきたい」と話しています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180129/k10011307011000.html

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    1. まずは、胡散臭いものと思っておけば間違いがない…

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    2. 臓器工場(笑)。
      https://www.2nn.jp/search/?q=%E8%87%93%E5%99%A8+%E7%A0%94%E7%A9%B6&e=

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    3. 「異種移植」のブードゥサイエンス…
      https://www.2nn.jp/search/?q=%E7%95%B0%E7%A8%AE+%E7%A7%BB%E6%A4%8D&e=

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    4. ブタの組織として成育したものは、どこまでいっても、どんな細胞をまぜこんでも、ブタの組織でしかなく…

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    5. 人の臓器持つ動物作製を容認
      文科省、指針改定へ
      2018/1/29 21:19
      ©一般社団法人共同通信社

       文部科学省の専門委員会は29日、人の臓器を持つ動物を作製する研究について、厳格な管理体制を確保した上で「容認することが適当」とする報告書案をまとめた。文科省は今後、意見公募などを経て指針を改定し、研究を解禁する。

       想定されるのは、ブタなどの動物の受精卵(胚)に、人の人工多能性幹細胞(iPS細胞)などを組み込み、子を誕生させる研究。病気の人に移植する臓器を作ったり、治療法開発などのため人の病気を発症した動物を得たりする目的が考えられる。

       報告書案では、科学的な合理性や必要性がある場合にこうした研究を容認できるとした。
      https://this.kiji.is/330684094201545825

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  69. コンタクト外さず脳死判定
    不適切検査か、厚労省が注意喚起
    2018/3/2 12:31
    ©一般社団法人共同通信社

     厚生労働省は2日、臓器提供の意思のある患者の脳死判定で、コンタクトレンズを外さずに不適切な検査をしたとみられる事例があったと発表した。同省のマニュアルでは脳死判定時に「角膜を露出させる」としている。同省はマニュアル順守を徹底するよう全国の提供病院に通知した。

     厚労省によると、専門家が検証し、脳死の判定自体は妥当だったと結論付けた。問題とされるのは、昨年8月に兵庫県の県立病院が40代女性に実施した脳死判定。判定後に眼球を運んだ兵庫県のアイバンクが「ソフトコンタクトが角膜についたままだ」と指摘した。ただ病院側はコンタクト装着を否定したという。
    https://this.kiji.is/342147631222916193

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    1. コンタクト外さず脳死判定か…アイバンクで発見
      2018年3月3日16時45分

       昨年8月に兵庫県の県立病院で脳死判定を受け、臓器提供を行った40歳代の女性について、判定時に本来はコンタクトレンズを外して行う目の検査が、つけたままだった可能性があることが明らかになった。

       1日に開かれた厚生労働省の有識者らによる検証会議などで、判定は妥当で提供に問題はないとされたが、厚労省はマニュアルに基づく判定を徹底するよう同日付で注意喚起の通知を行った。

       女性はほかの臓器とともに眼球も提供の意思を表示。同省移植医療対策推進室によると、脳死判定後、眼球は同県のアイバンクに送られた。そこで、ソフトコンタクトレンズが見つかったという。

       臓器移植法に基づく脳死判定では、脳の機能をみる検査の一つとして、角膜を押すなどして刺激し、まばたきの有無を確認する。マニュアルでは「角膜を露出させる」とされ、コンタクトレンズの有無を確認し、つけている場合は外さなければいけない。

       この事態を受け、眼科医などが参加して医学的な検証が行われ、コンタクトレンズによって刺激がどう変化するか、他の検査がどのように行われたかなどを議論。結果を受けたその後の検証会議で「法的に脳死と判定したことは妥当」と判断された。同病院は「コンタクトレンズはなかった」と話しているという。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180303-118-OYT1T50061

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  70. 人への臓器移植用ブタ作製、来年初めにも供給
    2018年3月5日7時51分

     明治大や京都府立大などのチームは、人への移植用のブタを作製したとして、10日に大阪府吹田市で開かれる日本異種移植研究会で発表する。

     動物の臓器や細胞を人に移植する「異種移植」に関する国の指針に基づき、移植用動物を作ったのは初めてといい、来年初めには民間企業と共同でブタの供給を始める方針。

     異種移植は臓器不足を解消する手段として、ニュージーランドやロシアなどで臓器の機能が人に近いブタから人への移植が200例以上行われている。国内での実施例はない。

     厚生労働省は2016年、移植用動物の作製法などを定めた指針を改定。ブタは隔離した清潔な環境で育て、約40種類のウイルスの検査を行い、人への感染を防ぐなど安全性を確保するよう求めている。

     チームは、通常より体の小さいミニブタを無菌状態で飼育。妊娠したメス3匹の子宮を出産直前に摘出して消毒し、子宮から取り出した子ブタ17匹に滅菌した人工乳を与えた。3週間成長させて約1・8キロ・グラムの移植用ブタを作製した。

     これまでの検査では、ブタには無害だが、人に未知の病気をもたらす可能性が指摘される「レトロウイルス」のみが検出された。レトロウイルスについては、海外での移植例でブタから人への感染は報告されておらず、指針では移植後の長期監視を求めている。

     国立国際医療研究センター(東京都)などは、拒絶反応が起きないようにブタの膵臓すいぞう細胞を特殊なカプセルに封入する方法で糖尿病患者に移植する臨床研究を3~5年以内に始める予定で、チームは供給先の第1号として検討している。

     チームの長嶋比呂志・明大教授は「異種移植は人同士の移植より拒絶反応が強い。今後は遺伝子操作で拒絶反応の起きにくいブタを作製したい」としている。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180305-118-OYT1T50023

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    1. 臓器移植用 ブタを作製…明大などチーム 来年初め 供給開始予定
      2018年3月5日5時0分

       明治大や京都府立大などのチームは、人への移植用のブタを作製したとして、10日に大阪府吹田市で開かれる日本異種移植研究会で発表する。動物の臓器や細胞を人に移植する「異種移植」に関する国の指針に基づき、移植用動物を作ったのは初めてといい、来年初めには民間企業と共同でブタの供給を始める方針。

       異種移植は臓器不足を解消する手段として、ニュージーランドやロシアなどで臓器の機能が人に近いブタから人への移植が200例以上行われている。国内での実施例はない。

       厚生労働省は2016年、移植用動物の作製法などを定めた指針を改定。ブタは隔離した清潔な環境で育て、約40種類のウイルスの検査を行い、人への感染を防ぐなど安全性を確保するよう求めている。

       チームは、通常より体の小さいミニブタを無菌状態で飼育。妊娠したメス3匹の子宮を出産直前に摘出して消毒し、子宮から取り出した子ブタ17匹に滅菌した人工乳を与えた。3週間成長させて約1・8キロ・グラムの移植用ブタを作製した。

       これまでの検査では、ブタには無害だが、人に未知の病気をもたらす可能性が指摘される「レトロウイルス」のみが検出された。レトロウイルスについては、海外での移植例でブタから人への感染は報告されておらず、指針では移植後の長期監視を求めている。

       国立国際医療研究センター(東京都)などは、拒絶反応が起きないようにブタの膵臓すいぞう細胞を特殊なカプセルに封入する方法で糖尿病患者に移植する臨床研究を3~5年以内に始める予定で、チームは供給先の第1号として検討している。

       チームの長嶋比呂志・明大教授は「今後は遺伝子操作で拒絶反応の起きにくいブタを作製したい」としている。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180305-118-OYTPT50110

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  71. 獣医屋たちの医科様案件がチャクチャクと進行してんだな…

    最後の「実用化」なんてのはメじゃないのね。プロセスが大事なんだ(笑)。

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  72. 遺伝子改変ブタでヒトの臓器を提供
    Making Pig Organ Safe

    2018年3月28日(水)17時20分
    ジェシカ・ファーガー

    臓器の大きさも機能も人間に近いブタはドナーの最有力候補 KADMY/iStockphoto

    <ゲノム編集で危険な遺伝子を除去――動物の内蔵が人体に移植される日は近い>

    アメリカでは毎年約3万人が臓器の移植手術を受けるが、ドナーの数はまだまだ足りない。臓器移植をコーディネートする米臓器分配ネットワーク(UNOS)によれば、移植の待機リストに載る患者が10分に1人のペースで増える一方で、リストに載った患者の20人が毎日亡くなっている。

    数十年前から研究者は臓器不足を画期的な方法で打開しようとしてきた。人体に合うように哺乳類の内臓を改変するのだ。動物からヒトへの臓器移植(異種移植)が実現すれば、臓器の安定供給が可能になる。

    異種移植ドナーの最有力候補は、臓器の大きさも生理的機能も人間に近いブタだ。ただし、そのまま移植するわけにはいかない。人間の免疫システムは、ほぼ確実にブタの臓器に拒絶反応を示す。さらに厄介なのは、ブタ固有のウイルスに感染するリスクだ。

    ブタ内在性レトロウイルス(PERV)が人間に感染するかどうか、致死性があるかどうかはまだ分からない。だが移植手術を受ける患者は免疫抑制剤を投与されて抵抗力が低下するため、感染リスクは大きい。

    この問題に、ハーバード大学医学大学院系列の研究チームが突破口を開いたようだ。チームが用いたのはゲノム編集技術「クリスパー・キャスナイン(CRISPR-Cas9)」だ。

    バイオ企業eジェネシスの創業者で生物学者のルーハン・ヤンらの研究チームは、ゲノム編集で細胞株内のPERVを不活性化した。17年8月にサイエンス誌に発表された論文によれば、彼らはPERV遺伝子を不活性化した胚を代理母ブタに移植。胎児はウイルスに胎内感染することなく、史上初のPERVを持たない子ブタが生まれた。

    「末期の臓器不全に苦しむ患者は大勢いる」と、eジェネシスの最高技術責任者を務めるヤンは言う。「異種移植で臓器を安定供給できるようになれば、彼らの命を救えるかもしれない」

    糖尿病治療に期待が高まる
    クリスパーは特定の酵素を使ってDNAの断片を選択的に改変する技術で、例えば突然変異を引き起こす遺伝子の「エラー」を修正できる。12年に開発されて以来、研究者はこの技術を使って遺伝情報を改変してきた。

    13年、ヤンの研究チームはクリスパーを使えば免疫システムを正確かつ効果的に改変できると論文で発表。15年にはブタの癌細胞株から62個のPERVを除去した。さらにPERVのゲノム編集を進め、ブタの臓器が人間の免疫系に適合可能であることを証明するのが次の目標だと、ヤンは語る。

    異種移植の研究は小さなバイオ企業にとっても巨大製薬会社にとっても非常に危険な賭けであり、コスト的なリスクも大きいようだ。00年代初めに製薬大手ノバルティスは研究から撤退した。公衆衛生上の大事故を懸念した米食品医薬品局(FDA)が研究施設に規制をかけると、研究はさらに困難になった。だがクリスパーの登場で再び活性化していると、ヤンは言う。
    https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/03/post-9838.php

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    1. PERVのない「遺伝子組み換えブタ」は膵臓や肝臓などの固形臓器に加え、ランゲルハンス島の供給源になるかもしれない。ランゲルハンス島は膵臓内に散在する細胞群で、インスリンを分泌する。糖尿病治療法としてのブタのランゲルハンス島移植に焦点を当てた予備的研究の成功例も既にいくつかある。

      数年後には異種移植の臨床試験が始まると、米移植外科学会の次期会長でもあるウィスコンシン大学付属病院のディクソン・カウフマン医師は言う。「PERVの感染リスクを排除するなど、安全性が高まれば実現に近づく」

      最初に移植される可能性が高いブタの固形臓器は腎臓と膵臓だと、カウフマンはみている。どちらも移植がうまくいかなくても患者が死ぬ危険は必ずしも大きくない。

      生きているうちに移植が間に合いそうにないと患者に告げなければならない外科医にとって、テクノロジーの進化は朗報だ。患者の大半は異種移植を受け入れるはずだと、カウフマンは予想する。ブタの内臓を拒めば、確実に死が待っているのだから。

      <本誌2018年3月6日号「特集:禁断の医療」から転載>
      https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/03/post-9838_2.php

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  73. 動物でヒト臓器 今秋にも解禁 研究指針見直し
    2018年3月31日5時0分

     ブタなどの動物の体内で人の臓器を作る研究について、文部科学省の専門委員会は30日、人の細胞が混じった動物の胚(受精卵)を動物の子宮に戻し、出産まで認める報告書をまとめた。今後、指針を改正し、今秋にも研究が解禁される見通し。

     動物の体内で人の臓器を作る場合、特定の臓器だけできないように遺伝子改変した動物の胚に、人のiPS細胞(人工多能性幹細胞)を入れ、子宮に戻して出産させる手法が考えられている。日本の現行指針では、こうした胚を子宮に戻すことを禁じている。

     報告書では、この研究が移植用臓器の確保や病気のメカニズムの解明、新たな治療法の開発につながる可能性があると指摘。研究が容認されている米英などの状況を踏まえ、人の細胞を入れた動物の胚を子宮に戻し、出産まで認めるのが適当とした。

     ただし、人と動物の境界があいまいな動物を作る恐れがある研究や、生まれた動物の交配、人由来の生殖細胞による受精などは行わないこととした。研究の実施にあたっては、国や各大学・研究機関の倫理委員会があらかじめ審査することも求めている。

     研究が解禁されれば、中内啓光・東京大特任教授のチームが、ブタで人の膵臓すいぞうを作る研究を行う考えを示している。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180331-118-OYTPT50146

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    1. ブタ体内で人間の臓器作る研究、今秋にも解禁
      2018年3月31日13時7分

       ブタなどの動物の体内で人の臓器を作る研究について、文部科学省の専門委員会は30日、人の細胞が混じった動物の胚(受精卵)を動物の子宮に戻し、出産まで認める報告書をまとめた。

       今後、指針を改正し、今秋にも研究が解禁される見通し。

       動物の体内で人の臓器を作る場合、特定の臓器だけできないように遺伝子改変した動物の胚に、人のiPS細胞(人工多能性幹細胞)を入れ、子宮に戻して出産させる手法が考えられている。日本の現行指針では、こうした胚を子宮に戻すことを禁じている。

       報告書では、この研究が移植用臓器の確保や病気のメカニズムの解明、新たな治療法の開発につながる可能性があると指摘。研究が容認されている米英などの状況を踏まえ、人の細胞を入れた動物の胚を子宮に戻し、出産まで認めるのが適当とした。

       ただし、人と動物の境界があいまいな動物を作る恐れがある研究や、生まれた動物の交配、人由来の生殖細胞による受精などは行わないこととした。研究の実施にあたっては、国や各大学・研究機関の倫理委員会があらかじめ審査することも求めている。

       研究が解禁されれば、中内啓光・東京大特任教授のチームが、ブタで人の膵臓すいぞうを作る研究を行う考えを示している。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180330-118-OYT1T50116

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  74. マウス脳に移植、機能確認=ヒト脳組織、万能細胞で作製-米研究所

     ヒトの万能細胞を脳の前段階の組織に変え、マウスの脳に移植して成長させることに初めて成功したと、米ソーク研究所のチームが16日付の米科学誌ネイチャー・バイオテクノロジー電子版に発表した。移植した組織はマウスの血管や脳神経とつながり、基本的な機能をほぼ確認できた。
     実験は認知症や統合失調症などの仕組みを解明し、新薬を開発するのに役立つという。将来は脳卒中や交通事故などで脳の一部が損傷した患者に対し、ヒト万能細胞から作った脳組織を移植する再生医療の実現につながると期待される。
     これまでは、不妊治療で余った受精卵から作る胚性幹細胞(ES細胞)や皮膚細胞に遺伝子群を導入して作る人工多能性幹細胞(iPS細胞)を脳の前段階の組織に変え、実験容器で立体的に培養して脳の成長過程を調べる研究が行われてきた。しかし、ある程度大きくなると内部の細胞に酸素や栄養が届かず、死滅する問題があった。
     ソーク研チームはヒトES細胞を脳の前段階の組織に変えた後、免疫不全の成体マウスの脳に移植。約1週間後からマウスの血管が入り込んで成長を始め、ヒトの神経細胞が成熟したほか、神経細胞を支援する「グリア細胞」ができた。ヒトの脳組織は蛍光たんぱく質で見分けるようにし、神経細胞が活動して電気が流れる様子などを観察した。移植した組織は最長で8カ月弱、生きた状態を維持した。(2018/04/17-00:23)
    https://www.jiji.com/jc/article?k=2018041700015&g=int

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  75. [解説スペシャル]動物で人臓器 そろり一歩 供給不足 解消に光 技術、倫理 高い壁 移植目指し 今秋にも解禁
    2018年4月27日5時0分

     ブタなどの動物の体内で人の臓器を作る研究を認める国の報告書がまとまり、今秋にも国内で研究が解禁される見通しとなった。不足する移植用臓器の供給源になる可能性があるが、技術的な課題や倫理的な懸念も少なくない。(科学部 伊藤崇、大阪本社科学医療部 冬木晶)

    議論に5年

     「機能する臓器が動物の体内で作れれば、(移植医療の)多くの問題が解決できる」。東京都内で先月に開かれたシンポジウムで、中内啓光・米スタンフォード大教授(東京大特任教授)(66)は、そう訴えた。

     中内教授は、ブタや羊の体内で、人の臓器を作ることに挑んでいる。たとえば、膵臓すいぞうができないように遺伝子操作した動物の受精卵(胚)に、いろいろな細胞に変わることができる人のiPS細胞(人工多能性幹細胞)を注入。それを動物の子宮に戻すと、iPS細胞が膵臓の細胞に変わり、「人の膵臓」を持つ動物が生まれる――という手法だ。

     2010年には、この方法で、マウスの体内で異種であるラットの膵臓を作製。その後、ラットの体内でマウスの膵臓を作り、この一部を移植して糖尿病マウスを治療することにも成功した。

     日本では、人の細胞が入った動物の胚(キメラ胚)を子宮に戻すことを指針で禁じているが、政府の総合科学技術会議(当時)は13年、研究の進展を考慮し、子宮への移植・出産を認める見解を発表。これを受け、文部科学省は5年かけて指針を見直すための議論を重ね、先月末、人と動物の境界が曖昧な生物を作らないことなどを条件に、出産まで認める報告書をまとめた。

     研究が解禁され、人の臓器を持つ動物ができれば、病気のしくみや薬の効果を詳しく調べたり、不足する移植用臓器に利用したりできる可能性がある。患者のiPS細胞を使えば、移植後の免疫拒絶反応がない臓器ができるかもしれない。

     日本臓器移植ネットワークによると、臓器提供を待つ患者は日本だけで約1万4000人。うち実際に移植を受けられるのは年間300~400人ほどだ。米国でも毎日平均20人が移植を待ちながら亡くなっている。

     中内教授は現在、米国で羊を使った研究に取り組んでいるが、国内でもブタで人の膵臓を作る研究を始める考えで「5年後には人の臓器を作るところまでたどり着きたい」と話す。

    「道具化」懸念も

     ただし、技術面などでの課題は残っている。ブタや羊の臓器は人と似ているが、遺伝的にかなり違うため、ラットとマウスのようにうまく臓器が作れるかは未知数だ。実際にこれまでの研究では、ブタや羊の胚に人のiPS細胞などを入れても、あまり増えず、胚全体に占める割合は多くても0・01%程度にとどまる。人の臓器を作るには少なくとも1%以上は必要とみられ、手法の改良が必要だ。

     人のiPS細胞が生殖細胞や脳神経細胞に変わる恐れもある。このため、今秋にも見直される指針では、生まれた動物の交配や、動物の体内でできた人の生殖細胞による受精を禁じる。人のような高度な脳機能を持つ動物が生まれる可能性は極めて低いが、人と動物との区別が曖昧な生物が生まれないよう、研究の実施には国と各大学・研究機関が厳しく審査することを求める。

     加えて「動物を道具化する傾向が高まる」などといった懸念の声もある。倫理面での意識調査を行っている京都大の沢井努・特定助教(32)は「研究の目的や方法を分かりやすく示し、社会の理解を高める努力が必要だ」と話す。

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    1. ブタ臓器を人へ 日本でも 3年後にも臨床研究

       動物の体内で人の臓器を作るのではなく、動物の臓器や細胞そのものを人への移植に用いる「異種移植」が、国内で実現する可能性も高まっている。想定されているのは、臓器の大きさや機能が人に近いブタの利用だ。

       スウェーデンや中国などでは1990年頃、糖尿病の患者に、血糖値を下げるインスリンを分泌するブタの膵臓すいぞうの細胞を移植する研究が始まった。

       異種移植は人から人への移植よりも激しい拒絶反応が起きるとされる。またブタの細胞には、除去が極めて難しい「レトロウイルス」と呼ばれるウイルスが存在する。移植で人に感染すれば、未知の病気を引き起こすとの指摘もある。

       これまでに海外で試験的に行われた計約200例のブタから人への移植では、レトロウイルスが人に感染したとの報告はない。それでも残る安全性への懸念から、一般医療としては認められていないが、約10年前からは、ニュージーランドやアルゼンチンなどで、拒絶反応を防ぐよう工夫した異種移植が糖尿病患者に対して行われ、一定の治療効果がみられている。

       厚生労働省は2016年、これまで異種移植を事実上禁じてきた指針を改定。移植後の患者の追跡調査などを条件に実施を認めた。

       明治大や京都府立大などのチームは先月、病原体などがなく、人への移植に適したブタを作製したと発表。来年初めには民間企業と共同で移植用ブタの供給を始める。

       国立国際医療研究センター(東京都)などは、糖尿病の患者にブタの細胞を移植する臨床研究を3~5年後に始める計画だ。霜田雅之・プロジェクト長(44)は「研究体制が整いつつある」と話す。

       異種移植の是非を巡る議論は進んでいない一方で、患者団体の期待は大きい。子どもの頃に発症することが多い1型糖尿病の患者・家族でつくる「日本IDDMネットワーク」(佐賀市)は、明治大や同センターなどに総額1億5000万円の研究費を支援した。ネットワークの井上龍夫理事長(65)は「患者にとって、異種移植は治療に向けた重要な選択肢の一つだ」と強調する。
      http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180426-118-OYTPT50380

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  76. 科学風手品師の跳梁跋扈する医科様な世界…

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  77. 移植しやすい「すい臓組織」作成に成功 糖尿病の新治療に可能性
    5月10日 4時13分

    糖尿病の治療につながる、移植しやすい「すい臓」の組織を作り出すことに横浜市立大学の研究グループが成功し、新たな治療法に応用できる可能性があるとしています。

    すい臓にある「すいとう」という組織は血糖値の調整をするインスリンを分泌する組織で、糖尿病の治療のために「すいとう」の細胞の塊を移植する治療が行われていますが、血管とつながっていないため十分に定着しないことが課題となっています。

    横浜市立大学の谷口英樹教授らの研究グループは、すい臓から取り出した「すいとう」の組織を血管の元となる細胞などと特殊な条件で培養すると血管ができ、血管を伴った「すいとう」の組織に変化させることに成功したということです。

    グループは糖尿病のマウスにこの「すいとう」の組織を移植すると、5日後のマウスの生存率が血管がない場合の2倍以上に当たる90%以上になったということです。

    谷口教授は「『すいとう』の細胞はiPS細胞から作る研究が進んでいて、今回の技術と組み合わせることで、糖尿病の新たな治療法に応用できる可能性がある」と話しています。
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180510/k10011432991000.html

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    1. たぶん、この人らのホンネは、「実用化」なんて眼中にない、自分たちはそこまで目指そうとは思っていない、だろな。

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    2. しょせんは実験のための、研究のための、なんちゃって成果でしかない。

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  78. 世界初クローン牛「のと」死ぬ…19歳10か月
    2018年5月14日20時38分

     石川県は14日、成牛の体細胞から複製した世界初のクローン牛として1998年に誕生し、世界的に注目された「のと」が19歳10か月で死んだと発表した。

     牛の寿命は20歳程度。死因は高齢によるものとみられる。

     発表によると、のとは今月4日、牛舎でぐったりしていたため栄養剤などを与えたが、14日、呼吸が荒くなり、同日午後3時58分に死んだ。

     のとは、近畿大と県の共同研究で、雌牛の卵管から体細胞を採取し、培養した体細胞の核を未受精卵に移植して、誕生した。

     成牛から誕生したクローン牛は、親と遺伝的に同じ形質をほぼ受け継ぐため、肉質の良い牛や乳量の多い牛の大量生産が期待される一方で、クローン牛に対する安全性への不安から農林水産省が出荷自粛を求めていた。国内ではクローン牛は流通していない。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180514-118-OYT1T50077

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    1. クローンといえば「世界のワカヤマ」先生だろ(笑)。
      https://koibito2.blogspot.jp/search/label/%E8%8B%A5%E5%B1%B1%E7%85%A7%E5%BD%A6

      「クローン 若山」
      https://www.google.co.jp/search?q=%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%B3+%E8%8B%A5%E5%B1%B1

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    2. 石川県で飼育のクローン牛が死ぬ
      5月14日 20時41分

      20年前、世界初の成牛の体細胞に由来したクローン牛として生まれ石川県の畜産試験場で飼育されていた「のと」が14日午後、死にました。通常の牛の寿命とほぼ同じだったということで、試験場は詳しい死因を調べることにしています。

      「のと」は、平成10年7月に当時の石川県畜産総合センター、今の県農林総合研究センターと近畿大学の共同研究によって世界初の成牛の体細胞に由来したクローン牛として生まれました。

      双子のうちの1頭で、センターによりますと、宝達志水町にある県畜産試験場で飼育されていましたが、今月4日ごろから元気がなくなり、14日午後4時ごろ死んだということです。年齢は19歳10か月で、通常の牛の寿命とほぼ同じだということで、試験場は、今後詳しい死因を調査することにしています。

      石川県の畜産試験場では双子のもう1頭の「かが」を含め、4頭のクローン牛が飼育されています。
      https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180514/k10011438241000.html

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  79. 6歳未満の男児「脳死」、臓器提供へ…8例目
    2018年6月30日21時43分

     日本臓器移植ネットワークは6月30日、東京都内の病院に入院していた6歳未満の男児が、改正臓器移植法に基づく脳死と判定されたと発表した。家族が28日に臓器提供に同意し、30日にかけて脳死判定が行われた。7月1日に臓器の摘出が行われる予定。臓器ネットが公表している6歳未満の子どもからの提供は8例目。

     この日、男児の家族は同ネットを通じ、「いつも無邪気な笑顔で周りの皆を幸せにし、本当に愛されておりました。私たちの切なる願いは、この決断が移植待機中のご家族の苦しみを和らげ、希望となることです。そのご家族を笑顔にしうる息子を心から誇りに思います」との談話を発表した。
    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180630-118-OYT1T50096

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    1. 【医療】6歳未満の男児「脳死」、臓器提供へ…8例目
      https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1530363943/

      「脳死」のニュース
      https://www.2nn.jp/word/%E8%84%B3%E6%AD%BB

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